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風呂から上がって、脱衣所で着替えを済ませる。体を清めた少女が自室にやってきて、オナホールを取り出した。
しゃがみこみ、片目でオナホールを覗き込むと、とても矮小な建造物が乱立した世界が広がっている。何もかもが彼女の手に取るに足らない小ささだった。少女が玩具として使用するため、わざとオナホールの中で培養した小人たちと、その英知の結晶である。
ついこの間まで古風な出で立ちだった都市群は、今夜までの間に人型ロボットや宙に浮く自動車などが行き交うSFチックな世界になっていた。重力発生装置によって内壁に微弱な引力が働いているため、さながら一つのコロニーのようにいるかのように彼らは内側に立っている。
サイズは極小の極小。彼女には何分の一程度のサイズかまではよくわからないが、そんなことはどうでもいい。ただ寝る前のおかずとして、性的欲求を満たしてくれれば十分である。
たまたまそこでは戦争が行われている真っ最中だった。飛行戦艦が弾幕を張っている中で、光の粒子で生成された剣で人型ロボが切り合い、すぐそばを小型船が飛び交う。戦車が走り回る地上の街は少し破壊されていたが、まだ獲物は残っていた。
——この前培養したファンタジー世界でドラゴンにかまってもらったりしたときも気持ちよかったけど……空中戦艦や巨大ロボにかまってもらうのも気持ちよさそう!
一旦顔を上げる。目を輝かせた彼女は、興奮で真っ赤になったほっぺたに両手を当ててくらくらしていた。パジャマのズボンにテントができる。
今から自分のちんこが小人たちの世界のすべてを蹂躙する。これから小人たちの身に起きることを想像するだけでちんこがビンビンになった。
ズボンとパンツをするすると下ろしていく。早くその刺激にありつきたくて、とりあえず膝辺りまで下ろしただけの状態で膝立ちになった。この中途半端な状態で行為に及ぶというだけでもそそられてしまう。
挨拶代わりに血走った陰茎を撫で回し、それから皮を剥く。かり首には大量の恥垢がこびりついていたが、少女はその臭いに気が付かない。
「死にたくなかったら逃げてね…っ」
逃げる場所なんてない。そうわかっていながら彼女はそんなことを言ったあと、ゆっくりとオナホールに向かってモノを挿入していった。
中は阿鼻叫喚だった。突然光がさえぎられたかと思うと、異臭を放つ巨大な物体が押し込まれてきたのだ。彼女の亀頭に触れただけで頑強な建物はすり潰され、中で暮らしていた人々は骨さえ残らない。
瓦礫が亀頭にこすれる微細な感覚は、まるで繊細な砂粒にこすりつけているような感触。カウパー液がにじみ出て、異臭がさらに強まる。しかし空気孔のないオナホールの中では、その異臭は外に逃げていかない。中の人間たちは呼吸で無理やりその臭いをかがされ続けていた。
「はぅ……」
真っ暗闇の世界では、戦時中以上の大混乱が起きていた。突如現れた異臭を放つバケモノ。まるでつやつやの壁のようだったが、確かな熱と脈を感じることから、彼らはそれが生き物であるということは理解していた。
戦争をおこなっていた敵味方が領土の取り合いをそっちのけにした戦闘を開始。気が狂ったようにバケモノに向けて極太レーザやミサイルを放ったり、人型ロボで切りつけたりしていた。しかし脈動がさらに激しくなるだけで、そのバケモノ——ちんちんにはご褒美にしかならない。
街を吹き飛ばすような爆発が自分の亀頭で起きているとも知らず、少女は少しずつモノを押し込んでいく。オナホールをぐりぐりとひねりながら、建物が崩れ去っていく感触を味わっていた。
——まさか自分たちがオナホールの中で暮らしてたなんて気づいてなかったと思うし……何が起きてるのか中の人間たちはわからないまま死んじゃうんだろうなあ。
快楽でとろけてしまいそうな脳みそで、少女は考える。一人の少女のひとりえっちのために使われて、命が消える。自分がそんなみじめな目に合うなんていうのは御免だ。小人でなくてよかったと心底思う。
特殊合金でできた飛行戦艦や人型ロボが、為す術もなく捻り潰された。摩擦熱でドロドロになった元戦艦や元ロボットの液状合金は、人肌の粘液に混ざり合ってしまう。
一瞬ですべてが終わってしまわないように注意して、オナホールの入り口付近のみを亀頭だけで出たり入ったりする。ぐちゅぐちゅといやらしい音が響いていた。その繰り返しで興奮を高めていく。
「もうそろそろ……ダメ……ッ」
竿がどんどん固くなる。同時に皮も今まで以上に剥けていって、中で暮らす人々は耐え難い異臭に襲われた。
少女がとろんとした表情をさらに赤く染め、嬌声を上げて一気にオナホールを引き下げる。思わず今まで以上に奥まで押し込んでしまった。
今まで入り口でとどまっていたバケモノが奥まで突入してきて、奥で小さな安心を享受していた人々は、不安、そして恐怖に駆られる。瞬間、肉棒の動きに巻き込まれてあの世に逝ってしまった。
数千万人単位の人々が暮らす街を、筒状に張り巡らせて、性的快楽を得るためだけに皆殺し。気持ちよくなるためだけにその存在が消費される彼らのことを思うと、興奮が最高潮に達した。
「あああああ!! んあぁ……!!」
もはや瓦礫だけになった筒状の世界を、自分の肉棒でかき回す。何度もオナホールから肉棒の出し入れを繰り返し、今の今まで小人たちが住んでいた世界に白濁色の生命の源を注ぎ込んだ。びゅるびゅると肉棒は何度か脈動と液体の放出を繰り返し、やがておとなしくなる。おとなしくなった竿はオナホールから抜き取られ、だんだん熱も失われていった。
少女が片手にオナホを手にしたまま床に倒れ込み、焦点の合わない視界で天井を仰ぎ見る。
「気持ちよかったよぅ……ありがとぉ……」
ろれつのうまく回らない口で小人たちに感謝を述べる。心地よい脱力感に襲われて、彼女はそのまま眠りに落ちていった。