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「……この仕事で一番問題とあるのは『人間の体内から生還すること』と言っても過言ではないわ。 |
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科学の発展に伴って開発された『物体の縮小、拡大』を元にして、従来の手術では不可能な医療を施すためとはいえ、自分が死んだら意味がないもの。 |
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そのことを深く学習して、卒業後はプロとして活躍してほしいのが先生の願いなんだけど……」 |
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教師である鈴原和泉は溜め息をついて、研いだ刃物を思わせる鋭い目をさらに細めた。 |
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その視線の先には、二人の女生徒が座っている。申し訳なさそうに俯いている黒い長髪の子と、不機嫌そうにそっぽを向いている金髪のツインテールの子だ。 |
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鈴原和泉が、その二人を自室に呼び出したのは罰を与えるためだった。 |
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「その真面目な授業中に居眠りなんて……ジュリさんはともかく、めぐみさんは珍しいわね」 |
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「ちょっと、それだとあたしがいつも不真面目みたいじゃない!」 |
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「あら、違ったの?」 |
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「これでも無遅刻無欠席、成績も悪くないわよ!」 |
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自慢の金髪を逆立てそうな勢いで怒るジュリと、それを見て怯えながらも止めようとしている様子のめぐみ。 |
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対照的な性格の二人は、パートナーとして学園生活を過ごしている。 |
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『人体への進入』という危険な学業を学ぶ為に、その過程を実体験する訓練もあるが、一人では危険が多い。 |
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よって、二人一組でチームを組むことは義務付けられていた。 |
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「まあそれは認めてあげる。けどね……やっぱり二人揃って居眠りはどうかと思うの。片方が起きていれば、後で相方に教えてもらうとか言い訳もできるけどね」 |
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「あ、あの……そこは、二人とも起きているように言うべきではない、かと……」 |
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「まずはあなた達が居眠りしなかったらいいのよ、この問題児その1ちゃん?」 |
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めぐみの発言はぴしゃりと切り捨てられた。 |
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「二人でチームを組むのはね、安全性も当然だけど、協力して能力を伸ばしていくのが目的なの。 |
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それなのにこの様子では……二人とも罰を受けてもらわないと♪」 |
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和泉は、それが本題だとばかりに笑った。 |
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「あ、あの……なんでそんな、笑っているんでしょう?」 |
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「これから楽しいことをするからよ」 |
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不安そうなめぐみに、和泉はにっこりと笑いかけながら、部屋の鍵をリモコンで閉めた。 |
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「な、なんで鍵を閉めてんのよ!?」 |
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「邪魔が来ないようにするためよ」 |
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危険な気配を読み取ったのか、ジュリとめぐみはとにかく逃げ出そうとする。 |
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……しかし、二人は急に動きを止めた。身体が痺れて動けないようだ。 |
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「さっき飲んだお茶に、即効性の痺れ薬を入れたのよ……大丈夫。即効性なだけに、効果は長続きしないから」 |
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その時、和泉の瞳は、獲物を見つめる捕食者のそれに似ていた。舌なめずりしながら、ポケットから小型の銃のようなものを取り出す。 |
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捕食者の手に握られているのは……二人の獲物もよく見たことがある装置だ。 |
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物体を縮小、拡大する照射装置。 |
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「な、なんで……それ、を、わたしたちに、向け」 |
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痺れ薬の効果で、口が上手く動かないのか、めぐみは途切れ途切れに質問した。 |
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怯えきっためぐみと、恐怖を隠せないながらも自分を睨んでくるジュリに、和泉は熱を帯びた瞳で、 |
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「あなた達を、食べちゃうためよ♪」 |
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恍惚とした笑みを隠しもせず。装置の引き金を引いた。 |
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○ |
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遠くなっていた意識が戻ってくる。 |
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周辺が暗いため、教師の言葉を思い出して胃の内部を連想したが……違うということはすぐに分かった。 |
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胃はもっと、熱気と独特の臭いが満ちているものだ。あの感触に比べたら、自分が今いる場所は快適なものだ。 |
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ジュリは、自分の相方を探そうと声を出しかけたが、頭上から眩しい光が差し込んで、それを阻まれた。 |
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「ふふ……お目覚めのようね」 |
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聞こえてくる教師の声は、とても嬉しそうな響きだった。 |
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見上げれば、そこには巨人のような——実際は自分達が縮んでいるのだが——和泉が、二人を見下ろして喜んでいた。 |
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「ちょ、ちょっと! こんなの許されると思ってんの!?」 |
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「学園には許可をもらってるわよ。これでも先生、この教育方針で優秀な生徒を何人も育んできたんだから」 |
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ジュリの抗議すら、和泉には心地よい刺激になるらしい。頬を緩ませて、挑発的な笑みを浮かべている。 |
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「わたしだって、自分の趣味だけでこんなことはできないわよ。教師とはいえ、きちんとした理由がないと装置は貸し出してもらえないし」 |
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「だ、だからって……それに、居眠りしちゃった理由は話したでしょ!? あたしが、」 |
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「ジュリさんが無くしたペンダントを探して、夜中まで中庭を歩き回っていたのよね。 |
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それをめぐみさんが自分から手伝って、それで一緒に寝不足……ちゃんと覚えてるわよ?」 |
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「じゃあ、あたしはともかく、めぐみは許してくれたっていいじゃないのよ!」 |
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会話についていくことができなかっためぐみが、ジュリが自分を庇ってくれていることに嬉しそうに「ジュリちゃん……」と呟いていた。 |
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「それもそうねぇ。どうしよっかなー♪」 |
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思案するようなことを言いつつも、和泉の答えは決まっていた。 |
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「……罰を免除することはできないわ」 |
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「なんでよ!? めぐみは、あたしのために……」 |
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それまでおどけた調子の和泉が、急に真面目な雰囲気に変わった。 |
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「あなた達、自分が、自らの命を疎かにしたって気付いてるの? |
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ここでの授業はね、あなた達がこの仕事を生業にするなら迎えるであろう数々の危険に、きちんと対応できるようにするためなの」 |
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その雰囲気も演技なのか、とジュリは思っていたが、それは最初の内だけだった。 |
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今、鈴原和泉は、一人の教師として自分達に語りかけているのだと確かに感じた。 |
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「教科書に書かれている注意事項や対応策はね、あなた達や、わたし達の先輩方の経験と犠牲の上に編み出されたの。 |
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……わたしの教え子の中にも、本人の実力不足や、病院や患者側の配慮が足りず死んだ子がたくさんいるのよ。 |
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けどそれは、わたしがもっとその子達を鍛えてあげていたら、その場で対応して防げていたのかもしれない。だから……あなた達がしたことを、許すわけにはいかないの。 |
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あなた達は、学園にお遊びや仲良しな友達を作りに来てるんじゃないのよ。それも大事なことだけど……」 |
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和泉は、一息の間を空けて、静かに告げた。 |
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「死なないために学びに来ているの。それが嫌なら今すぐこの学園を去りなさい」 |
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それは、突き放すような一言だった。 |
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二人の生徒は、教師に顔向けできずに俯いてしまう。めぐみはしきりに「ごめんなさい、ごめんなさい……っ」と呟いていたが、今の彼女の声はジュリにしか聞こえないだろう。 |
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「分かればいいし、今は分からなくても、いつか理解してくれるならそれでいいの。 |
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とにかく、こちらとしても理由があるから、めぐみさんへの罰を免除できない……ジュリさん、これで納得してくれるかしら」 |
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ジュリは、何も言えなかった。 |
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むかつくが、それは自分の失態が招いたことだから、と自分を納得させることしかできなかった。 |
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だから……とりあえず、首だけは縦に振って、肯定の意を示した。 |
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「まあ、本人の希望もあるから、めぐみさんへの罰は別の方法にしてあげる。ジュリさんよりは幾分軽いわよ……たぶん」 |
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そう囁く和泉の顔は、もう先程までの楽しそうな表情に戻っていた。 |
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「ふふ……じゃあ、罰の説明をするわね」 |
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ジュリとめぐみは、和泉が用意していた体内進入用の装備一式に着替えていた。 |
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外見としてはボディスーツに似ている。が、実際には様々なメカニズムにより、分泌物からの保護、酸素の補給、全身をスーツと透明の膜に守られているのに、触感を鮮明に伝える等の機能が充実している。 |
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「罰の内容は二つ。さっき言ったように、めぐみさんは最初の一つを免除してあげる。 |
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一つは、先生のここに入ってもらいます」 |
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そう言って和泉が示したのは、自分の股間だった。 |
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「……ちょ、ちょっと! それマジで言ってんの!?」 |
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「ええ。ここに入るのはジュリさんだけね。大事なところなんだから、傷なんてつけないでよ?」 |
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「そ、それもう、罰とかじゃなくてあんたの趣味でしょ? 職権乱用ってのじゃないの!?」 |
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「ジュ、ジュリちゃん……特殊なケースだけど、その、せ、性器の中を、治療することもあるらしいから、そんなに間違いではないと思う」 |
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「知らなかったようだから、ジュリさんには補習も兼ねて張り切ってもらいましょう。 |
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それで、めぐみさんはこっち。ジュリさんには一つ目が終わり次第こっちもやってもらうからね」 |
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自分の股間から、滑らせるように指で身体に上へとなぞっていく和泉。 |
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その指が行き着いた先は、唇だった。 |
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「え、えっと……つまり、食べられちゃうんです、か?」 |
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「そういうこと。結局、この仕事で一番多いのは口からの体内進入だからね。こっちが罰の本命なの。 |
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……まあ、仕事の時と同じ条件よ。わたしは既に消化液の働きを弱める薬を飲んでるから、消化されちゃうことはないわ。 |
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その後は、わたしのお尻からブリブリーとひねり出されて、罰は終了よ」 |
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「も、もっと他の言い方はないの!?」 |
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「汚らしい排泄物と同じところから、排泄されて罰は終了よ」 |
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「よ、余計にひどくなってます……」 |
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複雑そうな顔をする二人を見つめながら、和泉は笑って、 |
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「ゲームスタート♪」 |
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罰の執行を言い渡した。 |
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二人は何か言う暇もなく、和泉の左右それぞれの手につまみあげられる。 |
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和泉が宣告したように、ジュリは女性の秘部に、めぐみは口へと導かれた。 |
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いつの間にか和泉の下着は脱いであって、ジュリが挿入されるまでにあまり時間は掛からなかった。 |
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既に興奮していたらしく、和泉の秘部は充分に濡れており、ジュリの小さな身体をいやらしい水音と鮮やかな色の肉壁で迎え入れる。 |
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「ん、んん……あむっ」 |
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ジュリの感触を味わいながら、和泉は舌で舐め回していためぐみを口にくわえる。 |
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こっそりと取り付けていたイヤホンからは、二人の悲鳴や罵声が聞こえてくるが、構わず行為を続けた。 |
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ジュリはバイブに見立てて、優しく前後させて。めぐみは口内で飴玉のように味わい尽くす。 |
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やがて、二人の声に甘い響きが混じり始めるのを、和泉は逃さなかった。 |
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「——興奮しちゃった?」 |
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マイクを通して、こちらの声が聞こえたらしい。 |
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自分達の嬌声を聞かれたのだと理解した二人は、驚いて身体をビクンとさせた。 |
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その刺激がまた、和泉に快楽を促す。 |
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「ふふっ……じゃあ、そろそろ」 |
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めぐみを喉の方へと運び、ジュリを秘部から引き抜き、入り口にあてがう。 |
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そして、 |
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「いただきます♪」 |
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一気に、飲み込んだ。 |
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和泉の喉を、めぐみが悲鳴をあげながら滑り落ちていく。 |
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和泉の中に、ジュリの全身が一息で突き入れられる。 |
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二人の少女の感触を存分に味わいながら、和泉はさらなる快感を求めていた。 |
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○ |
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食道を滑り落ちた先は、当然の如く胃袋だ。 |
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めぐみは、和泉の胃の動きに翻弄され続けていた。 |
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薬で消化力が弱まっているとはいえ、活発に動く胃壁には食物が対抗することなんて不可能。 |
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めぐみはそれを自身で体験させられることになった。 |
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「ひゃぐっ……な、なんでこんなに活発なの……?」 |
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機械による体験実習なんて、実際の体験に比べれば全然楽だった。 |
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そんな楽な訓練さえ、なんとかぎりぎりでついていくしかできない自分に、現状の打破なんてできるはずがない。 |
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——そう諦めてしまうのは簡単だったが、それでは意味がない。 |
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「とにかく……早く小腸の方へ行かないと」 |
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そのためには胃の出口である幽門を捜さないといけない。 |
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最も、胃が食物を消化して小腸に送るまでには数時間かかるため、すぐに脱出できるわけではない。 |
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とはいえ、自然に運ばれるのを待つよりは出口付近にいた方が早く脱出できるのは当然だろう。 |
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「……あれ?」 |
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胃袋を這うようにして幽門に辿り着いためぐみは、まだまだ開かれるはずのない幽門が、まるで自分を招くように開いているのを見て驚いた。 |
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「え、えっと……とりあえず、先に進もう」 |
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迷っている間に幽門が閉じるかもしれない。 |
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そう考えためぐみは、疑問を感じながらも幽門に自分の身体を捻じ込んだ。 |
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○ |
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保護膜に包まれているのに、少女の全身が濡れていく。 |
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実際には自身の汗なのだが、ジュリにはそれが、際限なく溢れてくる和泉の愛液のようにも感じられた。 |
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和泉の秘部に挿入された少女の身体は、どんどん奥に送り込まれていく。 |
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「ふぁ、やっ……!」 |
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自分でも聞いたことがないような嬌声が、勝手に喉から発せられる。 |
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まるで、肉壁が個別の意思を持っていて自分を味わい尽くしているような……そんな錯覚に襲われる。 |
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反抗の意思も、全身を駆けていく欲望に次々と削がれてしまった。 |
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「ふふっ……ジュリさんはすごくエッチね」 |
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イヤホンを通じて、肉檻の主の声が聞こえる。 |
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「う、うるさいっ! さっさとここから出しなさ……ひゃあっ!?」 |
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残った意地で叫ぶが、胸を一際大きく撫でられて、最後まで言えなかった。 |
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「あら、立ったらお望み通り出してあげるわね、エッチな小人さん♪」 |
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「……えっ」 |
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そんな、あっさりと終わらせてくれるのかと驚いたが、期待は一瞬で裏切られた。 |
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「ここからは、すっごく激しいわよぉ……」 |
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教師の声にも、何か熱を感じたと思った途端、 |
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周囲の肉壁を動きが今までと比べようもないぐらい活発になったのを、骨の髄まで感じることになった。 |
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「——————」 |
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和泉が何か言ったようだが、ジュリのはもう届いていない。 |
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快感と愛液の波に、少女は抵抗もできずに、溺れていった。 |
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和泉は、自分の秘部をひたすら激しく弄っていた。 |
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そうすることで、自分の中に閉じ込めた二人の生徒をさらに翻弄するために。 |
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身悶えるような快感を感じながら、ジュリが入っている秘部に意識を集中すると、そこで動いている小さな存在を、確かに感じられた。 |
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もう反論することもできないのか、イヤホンからは甘美な響きだけが溢れてくる。 |
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「ああ、もうっ……可愛いんだからぁ」 |
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剥き出しになったクリストスを摘み、胸を揉みしだく。 |
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頭がぼんやりとしてきて、身体の内部がさらに激しく活動しているのが、鋭敏に感じ取れた。 |
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「あ、あああっ、イク、イクよぉ! 先生ったら、二人の小人さんで感じて、もう我慢できないのぉ!!」 |
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半分演技で叫ぶ。こうした方が、中にいる生徒達にも効果があるのは経験済みだ。 |
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……残りの半分は、本心からのものだったが。 |
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「んくっ、ふぁ……あああっ!!」 |
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ビクン、と全身が波打つ。 |
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大量の愛液が、爆発するように噴き出して、カーペットに飛び散った。 |
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その濡れた床に、金髪の小人の姿を見つけて、和泉は火照った頬を隠しもせず、嗜虐的に笑みを浮かべた。 |
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「ふふっ……第一の罰は、これで終了。次は上の口でいただくわね」 |
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手を伸ばすが、ジュリはもう逃げる余力も残っていないのか、大人しく捕まった。 |
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ジュリは息を荒く乱しており、瞳も溶けそうなほどに潤んでいた。その様子を見て、和泉はさらに楽しそうに笑う。 |
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「あらあら、ジュリさんって実はMだったんだ♪ 先生はSだから、相性が良いわね」 |
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ふぅ、と吐息を吹きかける。性感が鋭くなっているのだろう。ジュリはそれだけで、甘い声を出して身を捩じらせた。 |
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「じゃあ、そんなエッチな小人さんの味見からやってみるわね」 |
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和泉が舌を出す。ゆっくり焦らすようにジュリに近づけていき、まずは顔から舐めてみる。 |
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嬌声をあげるジュリに満足して、和泉の舌が、小人の胸を、首筋を、腹を、腰を、尻を、そして股間を、と全身を味わうように舐め尽くしていった。 |
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「良い味ね……めぐみさんといい、今日は御馳走にありつけたわね」 |
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実際には自分の愛液と保護膜の味しかしないのだが、そんなのはまったく問題ない。 |
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和泉にとって、小人達の可愛らしい姿と声こそが、最高の味なのだ。 |
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「じゃあそろそろ……いただきまーす♪」 |
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大きく開けた口に、手の平を当てる。 |
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一息に飲み込もうとはせずに、手の平を徐々に舐めながら、ジュリの位置を舌で探る。 |
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ここにきて少しは平静を取り戻したのか、ジュリは逃げようしたが、その行動は和泉の性欲を掻き立てるスパイスにしかならなかった。 |
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ペロン、と。手の平から口内へとジュリを導く。後はもう一方的だった。ジュリはその全身を飴玉のように舐められて、口内をころころ転がされる。 |
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そして、先刻のめぐみと同じように、和泉に嚥下されていった。 |
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○ |
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ごろん、と。和泉はベットに転がる。 |
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その一挙一動さえ、今夜のお菓子となった二人には驚異だと思うと、くすくすと幸せそうな笑い声が零れた。 |
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「明日、学園はお休みだから、安心して眠りなさいな……朝には、ちゃんと出してあげるから」 |
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今頃は、薬で蠕動が激しくなっている腸内で揉みしだかれ、排泄物にまみれているだろうか。 |
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それとも、既に肛門付近で、固形物となった排泄物の一部として、身動きできなくなっているのだろうか。 |
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その様を想像するだけで楽しかったが、もう寝ることにした。 |
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健康的な生活こそが、この楽しい時間を続けていくために不可欠なものなのだから。 |
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○ |
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「んぁ、ふっ……ぁあ!」 |
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めぐみは、終わることのない刺激に翻弄されていた。 |
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腸の蠕動は、人形のようなサイズに縮小された身体にはあまりにも激しく、抵抗することもできない。 |
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しかも、めぐみの身体は、固体に変化した排泄物に埋まっており、いくらあがいても脱出は不可能だった。 |
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「だ、だめっ……わた、わたし、こんななのに……」 |
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背中から排泄物に圧迫され、腸壁には排泄物から露出した胸や顔など、身体の前面を撫でられていく。 |
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これでも小腸の時よりはマシだった。小腸には柔毛という無数の小突起で覆われており、それによる刺激は今とは比べ物にならない。 |
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しかし、その時に高められてしまった性感が、めぐみを悩ませていた。 |
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「おかしくなっちゃうよぉ……っ」 |
|
愛撫でが続く。 |
|
結局、その刺激の波は排泄されるまで終わらなかった。 |
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○ |
|
朝食を済ませた和泉は、バスルームで洗面器に跨って、二人の小人に話しかけた。 |
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マイクとイヤホンは外しているので会話は成り立たないが、せっかくの楽しみなのだから気持ちよく終わらせたかった。 |
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「ふふ……二人とも、とってもおいしかったわよ。あまりに気持ちよくて、先生ったら朝一でオナニーまでしちゃった♪」 |
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肛門の辺りで、二人が動いているのが何となく感じられる。 |
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今の声に反応したのかは分からないが、その刺激がまた楽しい。 |
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まあ、おそらくは意識を失っていて、寝返りや条件反射の類だとは思うのだが。 |
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「さて、もう朝だし……一気にひねりだしてあげるわね。ブッリブリーと♪」 |
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一呼吸して、肛門に意識を集中する。二人がひねり出されてくる感覚を、しっかりと味わうために。 |
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力を入れてふんばる。 |
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やがて、菊の花が開くように肛門が広がっていき…… |
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「……んっ!」 |
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二人の小人が埋まっている排泄物が、洗面器の中に産み落とされた。 |
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まるで、料理を皿に盛り付けるかのように。 |
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○ |
|
温かい雨が降っている。 |
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ジュリとめぐみは、その気持ちいい雨に包まれて目を覚ました。 |
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「おはよう、二人とも意識がなかったから、勝手に洗っちゃったわよ?」 |
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雨は、シャワーだった。 |
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和泉の言葉に二人が身体を確認すると、綺麗に洗われて |
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「って裸!? スーツ脱がしてんじゃないのよ!?」 |
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「ひ、ひうっ……」 |
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怒りの咆哮をあげるジュリと、恥ずかしそうに身体を隠そうとするめぐみ。 |
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その様子を見て、思わず和泉は舌なめずりをしてしまう。 |
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「ああ、すっごく可愛い……食べちゃいたい」 |
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「あんた、実際に食べといて今更何を……!」 |
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「いえ、主に性的な意味でだけど?」 |
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「さ、さらっと変なこと言わないでくださいっ」 |
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和泉の手が二人を掬いあげる。 |
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まさか、また食べられるのか……と身構えた二人に、和泉は本心からの笑顔を浮かべた。 |
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「この経験を元に、しっかりと学び、しっかりと育ち、しっかりと生きていきなさい。 |
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患者さんも大事だけど、貴方たちだって大事な命なんだから」 |
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ふざけることもなく。 |
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和泉は二人を解放して、罰ゲームは終了した。 |
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その後、ジュリとめぐみは優秀なコンビとして卒業し、社会で立派にプロとして働く事になるのだが……。 |
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さらには卒業までに何度も罰ゲームとか苦難とか罰ゲームとかを乗り越えることになるのだが……。 |
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それはまた別の話。 |