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voreサークル体験会
俺の通う大学には、ある変わったサークルが存在した。それは「voreサークル」というサークルである。voreというのは「呑む」という意味であり、噂によると女子大生がメンバーの男子を小さくして丸呑みをして楽しんでいるのだという…。
「voreサークル 男子メンバー募集中! 女の子に飲み込まれたい人はどうぞ230教室へ、体験会を実施します!」
サイズフェチだった俺は、入学当初このサークルのビラを見てとてつもなく興味がわいた。のだが、それまで彼女が出来たことすらなかった俺は、そんなサークルに入る勇気はなかった。それ以降ずっとこのサークルの存在を気にしながら大学生活を送り、二年の時が経ってしまった。おれは大学3年生になったが、新歓期に入った大学で再びvoreサークルのビラを見かけてしまい、今年こそ体験会に行こう、と一大決心をしたのだった。
ビラに書かれていた教室のドアを開けると、そこには誰もいなかった。女の子がたくさん待ち受けているんじゃないかと妄想していた俺は、肩透かしをくらった気分になった。
「体験希望の方ですか?」
と、ふいに背中から声を掛けられた。驚いて振り返ると、そこにはフードで目を隠した怪しげな人物が立っていた。体にはローブのようなものをまとっている。体格は小柄だ。声からして女の子だろうか?その怪しさにうろたえつつも、はい、そうです、と返答すると、
「そうですか、ありがとうございます。ではそこの椅子に腰掛けていただけますか?早速小さくなっていただきますね」
言われるがままに腰掛けると、その女の子は黒色の懐中電灯のようなものを取り出した。あれは縮小光線、いわゆるスモールライトだ。数年前から世に出回り始めたハイテク機械で、ずっと気になってはいた。ただとても高価だったので手が出なかったのだ。本当に今から小さくなれるのか…。そう思うとすごくどきどきしてきた。
「では、光を当てますね?リラックスしてて下さい」
人生初の体験だ。俺は目を閉じ、光に身を委ねた…。
ふいに体に振動が加えられ、俺は目を覚ました。何が起こったんだ…?と思ったが、すぐに正気に戻った。どうやら縮小光線を当てられて眠ってしまっていたらしい。あたりを見回すと、足元に肌色の床が広がっていた。床はとても広く、やわらかい。10畳ほどはあるだろうか?その床は不規則に振動していて、その大きな振動のせいで立つことが出来ない。一体ここはどこなのだろうか…。しばらく振動に耐えるために床に這いつくばっていたが、ふとその振動が止まった。
「あ、起きたみたいですね」
突然背後から浴びせられた爆音に、思わず腰が抜けてしまった。振り返ると、そこにはとてつもなく大きな…人の顔だろうか?口元以外をフードで隠した大きな人の顔がそこにはあった。まさか、さっきの女の子なのか?
「ごめんなさい、びっくりさせちゃいましたね。今から男子メンバーのお持ち帰り用の箱に入っていただくので、私の手から降りてもらっていいですか?」
どうやらここは先ほどの女の子の手のひらの上だったらしい。大きな振動は、この子が俺を手のひらに乗せて歩いていたのだ。しかし、お持ち帰り用の箱とはどういうことだろう?
「えっとですね、このサークルのルールとして、丸呑みはそれぞれの女の子の家で行ってもらうんです。ですが、メンバーの女の子の中には男と一緒に自分の家に入るのを見られたくない子もいるんです。彼氏持ちの子もいますしね♪なので、男子にはそこの小さな箱に縮小された状態で入ってもらって、その箱から女子が選んで持って帰る、という仕組みになってるんですよ。」
そういうことか…。なんだかペット扱いだな…。
この女子の話では、まず丸呑みされたいメンバーの男子が授業が終わる前に小さくなって箱に入り、授業後この教室に入って来た女子が一つ箱を選んで持ち帰るらしいのだ。
郷に入っては郷に従えだ。俺はこの女子の言う通りに、箱の中に入った。内側にはわたが貼り付けられていて、男子がケガしないようになっている。
「今日は体験希望の方はあなただけなんですよね~。うーん…。…ルール的には初めての方には、小さくなって女の子の家に行く、という体験だけで終わってもらうことになってるんですけど、今日は一人だけですからね~。いきなり丸呑みを体験してもらってもいいかもしれないですね♪」
俺の入った箱を上から覗きながら女子は言う。
「あなたの入った箱を、正規メンバーの男子が入った箱と一緒に紛れさせておきますね~。女子は男子メンバーなんて覚えてないですからね。あなたのことを体験希望者だと知らないでしょうから、いきなりいろいろされちゃうかもしれないですね♪」
女子はそう言うと俺が入った箱を閉じた。その瞬間、箱の内部は闇に包まれた。
その後、先程の女子は恐らく教室から出ていき、静寂が訪れた。箱の中は何の光もないため、何となく不安な気持ちになる。しばらくすると、賑やかな声が聞こえてきた。恐らく教室に他のメンバーの女子が入って来たのだろう、女子の声が複数聞こえる。だが、箱が密閉されているので何を話しているのか聞き取りづらい。
突然、俺の箱が持ち上げられた。俺は体勢を崩しつつも、何とか踏ん張る。誰かにこの箱が選ばれたのか?箱の中にいる俺を、定期的な振動が襲う。恐らくサークルの女の子の一人がこの箱を持って歩いているのだろう。本当に今からお持ち帰りされるのか…。箱の中の俺は、ひどくわくわくしていた。
30分くらい経った時だろうか。ずっと続いていた振動が突然止んだ。どうやら女の子の家についたみたいだ。よく耳を澄ませば、布の擦れる音が微かに聞こえてくる。すぐそこで女子大生が着替えているのかもしれない…。そんなことを思いながら悶々としていると、突如箱が開いて光が差し込んできた。ずっと暗闇の中にいたので、目が眩みそうになる。
「着きましたよ、お疲れ様です」
と、頭上の光から巨大な手が箱の中に伸びてきて、俺をつかみ取った。そのまま持ち上げられる。そして気づくと、肌色の大きな床の上に乗せられていた。教室での出来事を思い出し、すぐにそこが手のひらの上だと分かった。
「あれ、もしかして初対面ですか?まだ会ったことない人がサークル内にいたんですね~。はじめまして、わたし麻美っていいます♪」
その声に反応して見上げると、目の前に大きな女の子の顔が広がっていた。顔だけで俺の身長の四倍ほどはあるだろうか。ものすごい迫力だ。そして、一目見ただけでとても可愛らしい子だと分かった。綺麗な茶色のショートカットに、桜色の唇。そして、優しそうな大きい瞳が俺を見つめている。どぎまぎしながらも、自己紹介をする。
「3年生の方なんですか!じゃあ私より1年先輩ですね~。もう何回もお持ち帰りされて慣れてるんじゃないですか?」
実は今日が初めてなんだ、と言いかけたが、初めてだと知られたら丸呑みしてもらえないかもしれない。そう思い、俺は1年の時からサークルに入ってるから慣れてるんだ、と嘘をついてしまった。その後、しばらく麻美ちゃんの手の上で世間話が続いた。どこの学部だとか、どんなバイトしてるだとか、他愛もない話をしてるうちに、麻美ちゃんがとても明るくていい子だと分かった。俺の話にすごく興味を持ってくれるし、よく笑ってくれる。そして麻美ちゃんは俺にかなり顔を近づけて話してくれるので、麻美ちゃんが何か話したり笑ったりするたびに吐息が俺の体にかかるのだ。麻美ちゃんの吐息は暖かくてなんだか甘い匂いがして、それだけで俺のモノは勃ってしまった。
「そういえば、先輩って見た感じかなりいい体してますよね~。ちょっとだけでいいので見せてもらってもいいですか?」
世間話の途中で、ふと麻美ちゃんがこんなことを言った。それは、服を脱げってことか?かなり大胆なことを言うなあと思いつつも、充実してる大学生はこのくらいのスキンシップは普通なのかとも思った。俺はそういう振りにも慣れているフリをして、少し緊張しながら上の服を脱いだ。
「わあ、すごく筋肉ついてますね~!筋トレとかされてるんですか?」
麻美ちゃんはそういって人差し指で俺の上半身を触ってきた。柔らかい人差し指が俺の体を優しく撫でる。それがくすぐったく、また恥ずかしくて、身をよじらせてしまった。
「あはは、くすぐったかったですか?なんだかかわいい反応しますね、先輩♪…先輩、かなりいい体してるから、下半身の筋肉も見たくなっちゃいました。下も脱いでもらってもいいですか?」
え、何を言ってるんだ?下の服も脱げって…。女の子の前で?
童貞である俺は女の子の前でパンツ一丁になることに抵抗を感じつつも、少しのワクワク感も感じながら、ズボンのベルトに手をかけて脱いだ。
「あ、できたらパンツも脱いでほしいです♪私、お尻の筋肉とか見るの好きなんですよ~。」
嘘だろ?この女子大生、積極的すぎないか?…というか、今俺のモノはさっきの麻美ちゃんの吐息で勃ってしまっているのだ。これが見られたら、俺が経験のない男だってばれてしまうかもしれない…。そんなことを思いながらパンツ一丁の状態でまごついていると、突然大きな指がパンツに向かって伸びてきて、一瞬のうちにパンツを下ろしてしまった。
「えいっ♪ごめんなさい、先輩が脱ぐの遅いから手伝ってあげました♪そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないですか~。立派な体してると思いますよ?」
そういって麻美ちゃんは、俺の体をじっくりと見つめる。恥ずかしくて体を隠そうとしたが、ここは麻美ちゃんの手のひらの上だ。麻美ちゃんの視線から逃れられるはずもなく、体の隅々まで観察されてしまった。もちろん大きくなったイチモツも。麻美ちゃんの視線が一時、それに注がれる。やばい、馬鹿にされるんじゃないか…。そう思ったが、麻美ちゃんはそれについては何も言わなかった。
そして、再び俺の体を大きな指で触り始める。人差し指と親指を使って、全身を優しく、優しく撫でていく。お腹と背中を指で挟んで撫でたり、足を下から上へ撫で上げたり。その動きがなんだかいやらしくて、興奮が抑えられない。麻美ちゃんの顔を見上げると、俺を見つめて微笑んでいる。
ふと、撫でていた指の動きが止まる。次に指が動き出した先は…股間だった。人差し指と親指で、俺の股間を優しく挟み込む。そして、上下にゆっくりと撫でだしたのだ。俺は動揺して、また麻美ちゃんの表情を見る。でも麻美ちゃんは俺を見つめて微笑むだけだった。俺は麻美ちゃんに誘惑されているのか?その指の動きは優しくて、とてつもなく気持ちいい。そして責められている俺を、麻美ちゃんにじっくり見られている。その状況に性的興奮を覚え、すぐに果ててしまった。
「ふふっ…♪気持ちよさそうでしたね♪…ねえ、先輩、ほんとはこういうの初めてですよね?反応が初々しすぎますもん。…それじゃ私が、かわいい先輩をリードしてあげますね…♪」
そう言って麻美ちゃんは俺に顔を近づけていく。かなり距離が縮まったと思っても、まだ近づいてくる。それはかなりの迫力だった。そして寸前まで顔が近づけられたとき、その迫力に尻もちをついてしまった。
「ふふっ」
そんな俺を見て笑ったかと思うと、
「ふぅーーーーーーっ♪」
突然目の前から吐息を吹きかけられた。さっきの吐息の暖かさ、そして指の柔らかな感触までも思い出してしまい、俺の股間はイったばかりなのに勃ってしまった。話をしていた時に吐息に興奮してたことを知られていたのだろうか…。そう思う間もなく、麻美ちゃんの柔らかい唇が押し付けられた。麻美ちゃんの唇は綺麗な桜色をしていて、暖かく柔らかかった。俺の身長ぐらいあるんじゃないかという大きな唇に包まれ、俺は恍惚の表情を浮かべた。ぎゅっと押し付けられては、唇が離れる。かと思えば、今度は体の違う場所に押し当てられる。麻美ちゃんの大きな唇によるキスの攻撃に、ただ身を委ねることしか出来なかった。
「んっ…♪…先輩、立ち上がって股を開いてもらってもいいですか?」
もう後輩の言われるがままだった。麻美ちゃんの唇の感触にまだ興奮しながら、手のひらの上で立ち上がって股を開いた。すぐさま、麻美ちゃんの唇が股間を挟み込んできた。そして…その唇の中から舌が出てきて、俺のモノを一舐めした。
その瞬間、体に電撃が走ったのではないかというくらいの快感が襲い、その一舐めだけで二度目の絶頂を迎えてしまった。
「もうイっちゃったんですか?先輩かわいい♪もっと気持ちよくしてあげますからね…♪」
まだイったばかりで敏感になっている俺の股間を、麻美ちゃんの大きな舌が襲う。体全体を包み込めるくらい大きな舌はピンク色をしていて、麻美ちゃん自身の唾液でしっとり濡れている。そんな舌がゆっくり近づいてきて、股間を舐め上げる。その感触があまりにも気持ち良すぎて、麻美ちゃんに一度舐められるだけで身をよじらせてしまう。
「ちゅっ…んっ……♪…はむっ…ちゅぱっ…ちゅぅぅ……んん…♪」
麻美ちゃんの大きな舌が、足元から股間、そして顔まで一息に舐め上げてくる。かと思えば股間に吸いついて、モノをぺろぺろと激しく舐める。もう俺の体は麻美ちゃんの唾液でべとべとだった。もう麻美ちゃんの吐息と唾液の匂いしかしない。そんな女の子のいやらしい匂いに包まれて、三度勃ってしまう。
「んー♪……ちゅぅぅぅぅぅ………♪」
突如、股間を挟み込んだ麻美ちゃんの唇が激しく吸引をはじめた。き、気持ちよすぎる…!容赦のない吸引によって、とてつもない快感を強引に与えられる。あまりの気持ち良さに、麻美ちゃんの顔にしがみつこうとしてしまう。眼前に広がる大きな顔が、そんな俺を見て楽しそうに微笑む。だが吸引は全く緩められることはなかった。
「ちゅぅぅ……んんっ……ちゅぅぅぅぅ………♪」
気持ちよすぎる…後輩の手のひらで、大きな唇にまたイかされてしまう…!
「んんー♪………ちゅぱっ」
突然麻美ちゃんが吸引をやめ、唇を離してしまった。寸止めをされた俺は思わず、あっ…と声を出してしまった。
「ふふっ♪そんな切なそうな顔しないでくださいよ~。ちゅうちゅうされるのそんなに気持ちよかったんですか?先輩って結構苛められるの好きなタイプですよね♪…そんなにイきたいんですか?じゃあ………私の唇使っていいよ♪はい、どーぞ♪」
そう言って麻美ちゃんは俺の目の前に自分の唇を差し出した。後輩に寸止めされ、弄ばれている。だが我を失った俺は麻美ちゃんがすでにタメ口になっていることにも気づかず、麻美ちゃんの唇に自分の股間を押し当てた。そして、上下に動かす。それだけでもかなり気持ちよく、俺は一心不乱に唇に擦りつけた。ああ…すぐにイってしまいそうだ…!
しかし、イきそうになった瞬間、またしても魅惑的な唇は遠ざかって行った。
「もう、一人で勝手にイっちゃだめだよ~?そんなに私の唇好きなの?…最後は私がぺろぺろしてイかせてあげるね♪」
再び、麻美ちゃんの唇が股間に吸いついてくる。その衝撃で、手のひらの上に仰向けに倒れてしまう。だがそんな俺の状態も気にせず、麻美ちゃんの舌が全身を舐めまわす。股間の周りをぺろぺろと舐められ、お腹に唇が押し当てられる。顔に舌が押し付けられ、麻美ちゃんの唾液で窒息しそうになる。両足を咥えられ、足の裏から太ももまでじっくりと舐められる。
「ふう……♪……んんっ…♪」
一度顔が離れたかと思うと、麻美ちゃんは唇をすぼめて唾液を俺の体に垂らした。いやらしい匂いがする。そしてその唾液を麻美ちゃんの唇と舌で全身に塗りたくられる。全身に麻美ちゃんの唾液がしみ込んでいくような感覚がした。…全身を麻美ちゃんに、麻美ちゃんの柔らかな唇と舌に支配されている…。後輩になすがままにされているという屈辱的な状況も、快感を増長させる原因にしかならなかった。
最後に、麻美ちゃんは俺をつまみ上げ、下半身ごと咥えこんだ。そして、先程よりも容赦のない吸引をはじめた。
「ちゅぅぅ……んんっ……ちゅぅぅぅぅ………♪」
そのあまりの気持ちよさに、視界がぼやける。そして、ついに麻美ちゃんの口の中で果ててしまった。…だが、麻美ちゃんは吸引をやめようとはしなかった。俺がイったことになんて気づいていないのだろうか、変わらず吸引を続けている。強引に気持ちよくさせられる。そして、すぐに四回目の射精を強要される。それでも吸引は止まらない。俺は麻美ちゃんの唇に全てを搾り取られようとしていた…。
気づいたら、麻美ちゃんの顔の前で摘み上げられていた。何回イってしまったか分からない。身も心もへとへとになっていた。
「大丈夫ですか、先輩?ちょっとやりすぎちゃいましたか~?あんまり先輩がかわいいので苛めたくなっちゃったんですよ♪」
そう言う麻美ちゃんの顔は優しい表情をしていたが、同時になんだか下に見られているような雰囲気がして、俺は惨めな気持ちになった。後輩の手のひらの上でめちゃくちゃにイかされたのだ。先輩としてなんの威厳もなかった。
「そろそろ先輩を呑み込んじゃいましょうか♪もともとそういうサークルでしたからね~。先輩の反応が見たいので、下半身からゆっくり呑み込んであげますね♪…あーん……」
ちょっと待ってくれ、と俺は叫ぶ。まだ箱の中にあった防護用のスーツを着ていない。あれがなければ胃液で溶かされてしまうのだ。スーツを着たいから一旦下ろしてくれ、と麻美ちゃんに言う。
「…んー……だめです♪」
え?
「……ねえ先輩、このサークルの男子メンバーって、よく行方不明になるんですよ。なんでか分かりますか?………それは、気に入った男子を本当に呑み込んで溶かしちゃう子がいるからなんですよ♪」
何を言っているんだ、この子は?本当に呑み込んで、溶かす?
「私、先輩のこと気に入っちゃいました。先輩を生身で飲み込んじゃったら、どんな声をあげてくれるんでしょう…♪」
う、嘘だろ?やめろ、やめてくれ!
俺は必死になって俺を掴む麻美ちゃんの手から出ようとする。でも麻美ちゃんはそれを許さない。
「そんなに必死になっちゃって…。無理ですよ、先輩。そんなちっちゃい体で私に勝てるわけないじゃないですか♪」
俺は叫びながら麻美ちゃんの手を叩く。だが、どれだけ全力で叩いても麻美ちゃんには効いていない。
「あっ、暴力はだめですよ、先輩?そんなことする先輩にはお仕置きです…♪」
そう言うと麻美ちゃんは俺を掴んでいる手に力を込める。俺は全身を締め上げられ、体を動かせないどころか声を上げることすらできなくなる。苦しい……!
意識が遠のきそうになった瞬間、手の力が緩んだ。
「もう懲りましたか?……じゃあ、今から先輩を食べちゃいますね……♪…ふふっ…♪あーん……」
麻美ちゃんに握りつぶされそうになった俺は反抗する気力など残っておらず、麻美ちゃんの唇に下半身を再び挟み込まれてしまった。そして…麻美ちゃんは少しづつ少しづつ、俺の体を吸い込みだした。さっきの吸引の仕方とは違い、俺の体を口の中に吸い込もうとするような吸い方だった。どんどん俺の体が唇に埋もれていく。お腹あたりまで吸い込まれた所で我に返り、吸引に逆らおうとした。だがそんな努力は大きな唇の前では無力だった。吸引は止まらない。首のあたりまで吸い込まれ、頭と伸ばした腕だけが唇から出ている格好となる。必死で麻美ちゃんの唇を殴る。だが唇は柔らかくその弾力で全ての衝撃が吸収されてしまう。だめだ、吸い込まれてしまう……!
「んーー……ちゅるんっ」
ついに麻美ちゃんに完全に吸い込まれ、口内に投げ出される。麻美ちゃんの口内は蒸し暑く、唾液の匂いが充満していた。足元には大きな舌が広がっており、唾液でぬるぬるしている。突然舌が持ち上がり、上あごに押し付けられる。ぎゅーーっ……大きな舌が俺を押しつぶそうとしてくる。あまりの舌の圧力に恐怖を覚え、そこから逃れようとする。だが逃げてもそこは麻美ちゃんの口の中だ。どこへ逃げても大きな舌に追い回され、押し付けられ、舐めまわされる。口内で延々と弄ばれる。そのうちに、口内に液体がどんどん溜まってきた。麻美ちゃんの唾液だ。ずっと俺を口の中に入れていたので、どんどん唾液が出てきているのだ。唾液の海から逃れようとした俺を、舌が追いかけ、突き落とす。唾液の海に沈められる。海の底に押し付けられる。息が出来ない…!殺される……!そう思えば、舌の力が緩められる。必死で唾液の海から顔を出し、空気を吸う。だがその空気さえも、麻美ちゃんの口内の空気なのだ。俺の生死は全てこの子に委ねられているのだ。
…意識が遠くなってくる。全身を舐めまわされ、まるで自分が麻美ちゃんの唾液になってしまったかのような気になってくる。体に力が入らなくなってきた。息が出来ない。もう自分がどこにいるのか分からない…。
………意識が刈り取られる瞬間、麻美ちゃんが俺を飲み込む音が聞こえたような気がした。