sizefetish-jp2cn-translated-text / Text Need Update /[ICECAT] 段々巨大化 [that123] JP.txt
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ある日、あたしはとある街のとある店でくつろいでいると、急にイケメン風の青年に絡まれちゃった。
最初は軽くあしらおうとしたけど、しつこくって嫌になっちゃう。
挙句には店を出たところで無理やりどこかに連れ回そうとする始末。
もう、しょうがないなぁ。この街のこと、結構気に入ってたんだけど。
でも、みんな悪く思わないでね。これはただの「せーとーぼーえー」なんだから。
ねえ、貴方。あたしのことちっちゃくてか弱い女の子だと思ってるでしょ。
まあそうだよね。「今」は背もあんまり高くないし、華奢だし。
ふふ、でもね、これからとーっても面白いものを見せてあげる。
え、どうするつもりかって? そんなの簡単なことだよ。
ほら、こうやってぐっと屈んでから勢いよくジャンプすれば…ん~えいっ!
ずうん
どう、びっくりした? 腰を抜かせちゃってごめんねー。
「ちょっと」大きくなっただけなんだけど。さっきまでの10倍といったところかな。
でも、これであたしの方が貴方よりずっと大きくなっちゃったね。
立場が逆転しちゃったわけだけど、ねえどんな気持ち?
ちっちゃくてか弱い貴方なんか片足だけで踏み潰しちゃえそう。
こうして足を真上にかかげてから一気に下ろせば…なんて冗談だよ。
そんな簡単に終わらせちゃったらつまらないもの。
貴方にはもうちょっと付き合ってもらわないとね。
えへへ、あたしのこと怖い? 後悔しちゃってる?
でもまだまだ。このサイズだとそこら辺の建物の方が背が高いものね。
ほら、この五階建てのマンションなんか、あたしと同じぐらいの背丈だし。
そこの赤い車だってあたしの足よりも長くて大きいし。
ずしん、ずしん。うーん悔しいなぁ。もっとおっきくなりたいなぁ。
そうやってちっぽけな「小人さん」の周りをにやにやしながら歩き回って、
思わせ振りなことを言いながらますます怖がらせてあげたところで、
あたしは元の位置に立つと、またぐっと飛び跳ねる。
どすううん
あはっ、ただ着地しただけなのに小人さんが跳ね飛んじゃった。
まあ不幸にも両足の間にいたからしょうがないよね。
近くの建物だってどれも衝撃で窓ガラスが割れたり傾いちゃったりしてるし、
地面は大きくめり込んじゃって亀裂もたくさん走ってるし。
赤い車もいつの間にか引っくり返って腹を見せちゃってる。
でも、あたし、そんなに重くないんだけどなぁ。ちょっと失礼しちゃう。
それにしても小人さん、大丈夫かなぁ。もうちょっと大きくなるのを見届けてほしいんだけど。
と思ったら、まだぴくぴく動いていた。よかったよかった。
ところで、さっきまで店の前の歩道でジャンプしてたんだけど、
100倍サイズともなると足が道路にはみ出して何車線か塞いじゃってる。
そのせいで、通りを走っていた大型バスが一台、急ブレーキしたものの止まりきれずにぶつかっちゃった。
もう、女の子を轢いちゃうなんてひどいなぁ。全然痛くなかったけど。
それどころかバスの方が大きく拉げちゃってる。ふふ、脆すぎぃ。
でも、この程度じゃ許してあげないんだからね。
とりあえず、そんないけないバスの上に片足を乗っけてゆっくりと圧し潰し、
プレス機にかけたみたいにぺちゃんこにして地面にへばりつかせたところで、
ついでに反対の足でも停車していた何台かの車をまとめて踏み潰しちゃう。
巻き添えにしちゃってごめんねー。でも、くしゃっとした感触、ちょっと気持ちよかったよ。
あ、そこで呆然と立ち尽くしてるのは持ち主さんかな。
愛車が潰れちゃったのがそんなにショックなのか、手を振ったり足をかざしたりしても全然反応がない。
だったら逃げずにずっと乗ってればよかったのにと思いつつ、ちょっとちょっかい出してみようと、
しゃがんで人差し指をぴんと伸ばし、小人さんの目と鼻の先にずんっと突き立ててみる。
すると、衝撃でぺたりと地面にへたりこんじゃった。
でね、さらにつんつん突いてみたらさすがに身の危険を感じたのか、
勢いよく飛び上がって脇目も振らず一目散に逃げていった。
ふふ、ちょっと虐めすぎちゃったかな。でも、こんなのまだほんの序の口なんだけどね。
まあ、一人の小人さんをいつまでも構っているのもあれなので、
ゆっくり立ち上がるとその場で何度か足踏みをして、大きく街全体を揺さぶり、
あたしの存在、力をみんなに見せつけたところで、ぐぅっと屈んで空高く飛んでみる。
ずがああああああん
あっと、着地の際にビルを幾つか踏み潰しちゃった。
ついでにその衝撃で周囲の建物も結構倒壊しちゃってるみたい。
これでも、道路の上に足を置こうとか、なるべく建物は壊さないようにとか、色々気をつけてたんだけど。
でもしょうがないよね。今のあたしはこんなにもおっきいもの。
ちっぽけなこの街じゃ、満足に足を置ける場所もないし、みんな弱っちいし。
大きさにして最初の1000倍といったところ。えへへ、すごくでっかいでしょ。
さっきまではまだあたしより背丈のある建物もちらほらあったけど、
これでもうこの街で一番背が高いことは間違いなしだよ。
それどころか、あたしの腰はおろか膝の高さに届く建物も皆無。
せいぜい高層ビルが踝くらいの低さに細長く伸びている程度しかない。
もちろん、この街に住む小人さんなんかゴミ粒みたいなもの。
認識するのも難しいくらいで、最初の小人さんがどこにいるのかも分からなくなっちゃった。
100倍サイズのちっちゃな足跡が幾つかあるから、たぶんこの辺かな。
んー、建物が崩れちゃったりしていて見つからないよ。
もういいや、まとめて踏み潰しちゃおっと。ずしんっとね。
高層ビルの立ち並ぶ街の一角を足の下敷きにして、それから足を上げてみれば、
くっきり刻まれた足跡には、小人さんも通りも建物だって何も残っていなかった。
それから、あたしの力を街の…この地方の人々にもっと見せつけてあげるために
高層ビル群をぐしゃぐしゃ踏み潰しつつ足踏みすれば、たった数度で街は壊滅状態。
多くの建物がぺちゃんこに潰れ、倒壊し、残ったものも傾いたり半壊したり。
ふふ、いい気分。やっぱり巨大化の醍醐味は破壊だよねー。
高層タワーも爪先を押しつけ歪な形に拉げさせて最後は突き潰し、
近くで脱線していた電車もちょっと長い編成だったけど、一踏みで楽々踏み潰しちゃう。
ついでにその先にあった駅も反対の足で何本かの電車ごとすり潰しちゃったり。
そうやってこの大きさのまま街を全部壊しちゃってもよかったけど、
何やら音がしてふと顔を上げれば、上空にはおっきくてちっちゃな旅客機が。
高みの見物でもしてるつもり? ちょっと生意気ぃ。
もちろん実際はたまたま街の上を飛んでいただけなんだろうけど、
あたしはそんな事情などお構いなしに、目に物見せてあげようとまた…一気にジャンプ!
ずどおおおおおおおおおんん
てへっ、飛行機を飛び越そうと思っただけなのに、今度は勢い余りすぎて隣街まで飛んじゃった。
それぞれ10000倍サイズの両足の下敷きになった街はほとんどが足の下に消え、
残りも着地の衝撃で建物が全部粉砕しちゃったり倒壊しちゃったりと酷い有様。
ごめんねー。ただ両足を着いただけなんだけどねー。
でも、こんなにちっちゃくて脆すぎるのがいけないんだよ。
これに懲りたら次はもっと大きく丈夫な建物を造らないと。
あは、そんなの目に見えないくらいちっちゃな小人さんに出来るわけないっか。
とりあえず中途半端に残すのもあれなので、軽く足踏みして隣街を残らず踏みしめたところで、
半歩先にある最初の街のみんなに見せつけるかのように近くの高山も片足で踏み潰し、
続いて街自体もゆっくりと溜めてから、まだその上をゆっくり飛んでいた飛行機ごと反対の足で一気に踏み潰しちゃう。
オフィス街も、住宅街も、河川も田園地帯も何もかもまとめて。
ついでにぎゅっぎゅっと足をすり動かせば、街は跡形もなくなっちゃった。
うーん、達成感というか征服感がたまらないよ。ぞくぞくしちゃう。
そしていよいよ最後。ここまで来たならとことんやらないとね。
またぐぅっと屈んでから勢い付けて地面を蹴ると、遥か成層圏をも突き抜けてから遠くの海へと着水する。
どどどどどどおおおおおおおおおおおおおおんんん
あはっ、さっきの大きさだって一踏み二踏みで街を簡単に滅ぼせちゃったのに、
100000倍ともなるともう街なんかちっぽけな苔か何かにしか見えないよ。
でも、この苔一つ一つに何千何万と建物があって、何万何十万と小人さんが住んでいるなんて。
少し前まであたしもこんなちっぽけな街の一つの中に、もっとちっぽけな大きさでいたのだと思うと、ちょっと不思議な気分。
だからといってどうってことはないけど。さあて、まずはどの街から踏み潰しちゃおうかなぁ、どうしようかなぁ。
あたしはそうやって遥か低層の雲を掻き分けながら足を幾つもの街の上でぶらぶら動かして、
小人さんたちの恐怖心や絶望感をたっぷりと煽ってから、その一つに狙いを定めると爪先だけで丸々押し潰し、
もう片足でも二つの街の手前に踵をつけてから、ゆっくりと足を倒して土踏まずと足指の付け根辺りでそれぞれ街を粉砕しちゃう。
また、しゃがみ込んで他にも幾つかの街を指先だけで突き潰したり、ぐりぐりすり潰したりすれば、
辺りを見回した時、そこにはもう街の一つも残っていなかった。
もちろん、数歩進んだ海の先にはまだたくさんの街があるけど、今日はこれぐらいにしておこっか。
街を虐めるのも、巨大化も。あんまりやりすぎると遊び相手もこの星自体もなくなっちゃうものね。
ふふ、それじゃばいばいっ。なかなか楽しかったよ。
そして少女が消えた時、幾つもの街があり数百万人が住んでいた地方には超巨大な足跡だけが残されていた…