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縮小機の使い方 |
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#1 |
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罪悪感と好奇心の狭間で |
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高校2年の夏、サイズフェチの人間にとって夢のような製品が発売された。 |
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「縮小機」と呼ばれるそれは、風呂用マットくらいの大きさのシートの形をしていた。シートの上に立ち、スマホとシートをbluetoothで繋いで電源を入れれば、1/100サイズまで小さくなれた。 |
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この縮小機は本来は業務用に発売されたもので、細かい機械を直す業者が使うものとして売られている。ただ、ある界隈では業務用ではなく、個人の性的な嗜好を満たすために使用され始めた。 |
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俺は縮小機の存在を知ったその日からバイトを始め、お金を貯めに貯めた。高校生が手を出すにはかなり高い代物だったが、俺は他の娯楽にお金を全く使わず、ひたすら1年間バイト代を貯め続けた。 |
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そして高校3年の夏になったとき。俺はついに縮小機をネット通販で手に入れた。 |
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「………」 |
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縮小機を手に入れた日の夜。俺はこの機械の使い方を考えていた。 |
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サイズフェチにとって夢のような機械。自分が本当に小さくなれる日が来るなんて、考えもしなかった。出来ればこの機械を使って、大きな女の子を見たい。触れ合いたい。そんな欲望が渦巻いていた。 |
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しかしこの機械、なかなか使い方が難しかった。一度1/100まで小さくなったら、元に戻るには巨大になったスマホをなんとか操作しつつ、シートの上に待機して大きさを戻していく必要がある。元々業務用の機械のため、補助する人がいる前提の作りになっているのだ。 |
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ただ、俺はこんな機械を買っていることは人にバレたくない。しかも縮小機は常にコンセントにつないでおく必要があるので、自分の部屋で小さくなって自分の部屋で大きくなるしかなかった。 |
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(学校の女子を見て見たいんだけど…) |
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さすがに、1/100の状態で家から学校に行くのは無謀すぎる。サイズフェチ界隈の小説では普通に外の道を小さな身体で歩いていたりするが、現実的に考えてあまりにも危険すぎる。人間だけでなく、その辺にいる虫だけでも相当怖い。命を落とす確率はかなり高いだろう。 |
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…考えに考えた俺は、自分の妹を何とか見られないだろうかと考えた。 |
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かなり抵抗はあったが、現実的に小さくなって女子を見るチャンスは妹くらいしかいなかった。今年で中学3年になった妹のことは当然女としては見ていないし、正直そこまで仲が良いというわけではない。険悪ではないが、たまに会話するくらいの関係だった。…まあ、思春期の妹の兄に対する態度としては珍しくない。 |
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そんな妹の巨大な姿を何とか見ようとしている自分に罪悪感や気持ち悪さも感じつつ、俺はサイズフェチとしての夢を叶えるためならそんなことは厭わなかった。 |
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「………」 |
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リビングのソファに座ってテレビを見ながらそんなことを考えていた俺は、隣で同じく座って無言でスマホを弄っている妹を横目で見た。 |
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「………」 |
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(こいつが、100倍の大きさになったら…) |
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妹に性的な興味など全くないのに、巨大になった妹を下から見上げることができるかもしれないと思った瞬間、股間が元気になってくる。くつろいでいる妹の手や素足、太ももは年相応に小ぶりだが、これを小人の視点から見たときの景色を想像してしまうと…おかしな気持ちにならざるを得なかった。 |
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(…気づかれないように見れる場所はどこだろう?) |
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多分、妹の部屋に侵入することは簡単に出来そうだ。小さい状態でドアの下の隙間から入り、ベッドの下などに隠れていれば見つからないだろう。 |
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(あとはトイレ…風呂の脱衣所とか…) |
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覗きの定番の場所ばかり思いついている自分に気づき、気持ち悪くなる。 |
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…あくまで大きい女の子が見たいのだ。妹は単に近くにいただけに過ぎない。長年の夢として、巨大な女の子を見上げることを実現するには、妹を対象にするのが一番効率が良いのだ。 |
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俺はいきり立った股間を隠しながら、未だソファでスマホを弄っている妹を尻目に自分の部屋に戻った。 |
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決行の日。 |
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俺は学校から帰りるなり、「部屋で受験勉強するから」と言ってカギをかけて籠った。 |
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「スマホと縮小機を繋いで…」 |
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シートの上に立ち、接続されたスマホの画面からボタンを押す。 |
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くらっ…… |
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「っ……!!」 |
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少し眩暈がしたかと思うと、みるみるうちに視線が下に下がっていく。その降下はすぐには収まらず、1分ほど経ったところで縮小は止まった。 |
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(結構きついな、これ…) |
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縮小機が届いてから何回か自分の部屋で試したことはあるので、小人としての景色にはもう驚かないが…。 |
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これから生きた女の子を見に行くという事実に、俺は異常なほど興奮していた。 |
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(今は17時か…) |
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妹は毎日部活があるので、あと1時間くらいで帰ってくるだろう。それまでに、妹の部屋に侵入しておく必要があった。 |
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俺は自分の部屋の扉の下からこっそり廊下に出た。…あまりの廊下の広さに愕然とする。1/100の状態で自分の部屋から出るのは初めてだったが、想像以上だ。俺の部屋の隣にある妹の部屋の扉が、遥か彼方に見える。 |
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(早くいかないと見つかるかもしれない) |
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俺は妹の部屋の扉を目指し、廊下の隅っこを走り出した。いつもは数歩歩けばたどり着く距離なのに、数十秒走ってようやくたどり着いた。 |
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(よし……) |
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目の前にそびえ立つ、妹の部屋の扉。この扉を開けることができる巨大な妹の姿を想像してしまう。…途方もない大きさだ。俺は軽くかがみながら、扉の下の隙間から中に入った。 |
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その先には…超巨大な部屋が圧倒的に広がっていた。 |
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(すっご…) |
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普段見ているはずの部屋なのに、そうは全く思えない。部屋に置いてあるもののスケール感がことごとく桁外れで、ひたすらその巨大さに感嘆してしまう。 |
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正面に、妹がいつも座っているはずの椅子と勉強机が見える。椅子の支柱だけで高い建造物のような存在感があり、椅子の座面は高すぎてその裏面しか見えていない。あんな巨大な物体に、妹は座って勉強しているのだ。あの巨大で高い椅子にお尻を着地させ、二本の脚を伸ばしながら軽々と座ってしまえるのだ。 |
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(……っ!) |
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思わず勃起している自分に気づき、慌てて気持ちを治めようとする。妹に興奮するなんて本当にシャレにならない。これは、巨大な人間を見れるというワクワク感なんだ。決して妹に欲情しているわけではない。 |
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俺は、部屋の片側に置いてある巨大なベッドに目を付けた。このベッドの下なら、簡単に見つかることはないだろう。…俺はベッドの脚の裏に身を隠した。 |
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ドンッッ……!!ドンッッ……!! |
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(っ…!帰ってきた……!!) |
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妹の部屋に隠れてから1時間半ほど経ったとき。ものすごい地響きと共に、誰かが2階まで上がってくる音が聞こえてくる。妹が帰ってきたのだ。 |
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ギシィィッ……!ギシィィッ……! |
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遠くで巨人が足を踏み出すと共に、俺がいる場所の床も激しい音を立てて軋む。この距離でも激しい衝撃を与えてくる強靭な脚の存在に興奮する。…この揺れの持ち主が、今からこの部屋に現れるのだ。夢にまで見た、100倍の女の子が。 |
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ガタンッッッ!!!ギイィィィ……!!! |
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ズンッ…!!! |
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耳をつんざくような激しい音と共に、巨大なドアがいとも簡単に開いていく。俺が隠れている場所からは50mほど離れているはずなのに、とてつもない風圧がベッドの下まで届き、俺はギリギリでベッドの脚に身を隠してやり過ごした。 |
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恐る恐る、ベッドの脚の影から顔を出し、ドアの方を見上げる。 |
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(で、でかすぎる……すご……) |
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視界に飛び込んでたのは、2本の紺色の巨大なタワーだった。威圧感のある巨大な建造物が、ハイソックスを履いた妹の脚だと気づくのに数秒ほど要した。脚だけで、とてつもなく大きい。くるぶしから下の足の部分だけでも、俺を簡単に踏みつぶせてしまう質量と大きさだ。パツパツに張り出したハイソックスの布地が、その中に隠れている健康的な素足、ふくらはぎ、太もものたくましさと強さを語っている。あのぶっとい凶悪な2本の脚が、今年中3になったあの小さい妹の脚なのだ。 |
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夢のような光景に、しばし見とれてしまう。 |
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ハイソックスからさらに上を見上げると、制服の紺色のミニスカートが目に入る。このアングルからだと、白いパンツが見えたり隠れたりしている。中3になった妹はスカートをある程度折り曲げて履くようになり、自分の太ももを見せるくらいのスカートの短さでいつも学校に行っている。そんな妹の巨大でむちむちな太ももだけでなく、その先のパンツまで見えてしまっている。…あのパンツは、今の俺よりも何十倍も巨大なのだ。 |
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スカートよりも上の部分については、ここからではあまり見えなかった。妹の足元からの景色はふわふわと鎮座しているスカートの裾に遮られていた。たまにセーラー服を着た妹の上半身が見えたり、その先にある妹の顔がはるか遠くに見えたりするが、基本的には巨大な脚とスカート、パンツしかまともに見えない。…これが、小人の景色なのだ。巨人をまともに視認することすら難しく、顔を伺うことも容易ではない。こちらを見下ろす巨大な下半身の威圧感がすごく、どこか神々しさまで感じてしまう。 |
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ドサァァッッ…!!! |
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ドンッッ…!!ドンッッ…!! |
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「ひぃっ……くうぅっ……」 |
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妹が持っていたバッグを乱雑に地面に置くと、その衝撃で俺の身体は1m程宙に浮いて転ばされてしまう。そして地面に突っ伏した俺を追撃するかのように、歩き出した妹の足が容赦ない振動を床に加え、俺は腰を抜かした体勢のまま地面に何度も打ち付けられる。 |
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正直、恐怖を感じるレベルの振動だった。妹が普通に歩いているだけで、本能が恐怖を訴えてくる。生物としての強さの違いを脳に刻み込まれたような感覚に、俺は同時に興奮も感じてしまっていた。 |
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(しかし…匂いもすごいな……) |
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否が応でも嗅ぐわってくる、思春期女子の汗臭い匂い。夏の部活終わりでほかほかに汗をかいた妹の巨体から、むわっとした熱気と匂いが強烈に放たれている。ベッドの下で隠れている俺の周りにもそれはすぐに充満し、体感温度がどんどん上がっていく。 |
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妹の汗の匂いなど、正直家で何度も嗅ぎなれている。だが、こんなに濃い匂いだっただろうか。数m先から漂ってくる酸っぱい匂いを嗅いだことはあったが、妹の匂いに四方の空気を包み込まれるような感覚は初めてだった。こんなに距離が空いているのに、妹のテリトリー内に入ってしまっていることを実感する。 |
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ドンッッ……!!ゴソゴソッ… |
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カチャッ……スルッ…… |
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部屋の奥の方に移動した妹は、大きな布擦れの音やベルトを解く金属音を響かせ始める。ベッドの下にいた俺は妹の太ももから下しか見えていなかったが、パサッ…と上から落ちてきたスカートが妹の足元に落ちるのを見て、巨人の着替えが始まったことに気づく。 |
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(なんて服の大きさなんだろう…) |
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あんな巨大な人間が纏っていた巨大な制服は、広げれば体育館ほどの広さがあるだろう。汗で妹の肌に張り付いていた制服はきっとべとべとのほかほかで、上に乗ったら妹の生々しい匂いに襲われるはずだ。 |
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そんな想像をしながら、着替え始めた妹の下半身をぼーっと眺める。巨大な脚が持ち上がったと思ったら、しっとりと汗で濡れたハイソックスがぴとーっ…と肌から剥がされていく。そしてハイソックスの締め付けから解放された瑞々しい素足が、 |
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ドンッッ!!! |
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と激しく床に振り下ろされるのだ。 |
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と、そこでようやく自分のしていることに気づく。妹の着替えを覗いている変態兄。部活帰りの汗だくな妹の着替えを物陰からこっそり見ている気持ち悪い人間。 |
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(いや、俺は妹の着替えを見たいわけじゃない…!) |
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俺は急いでベッドの脚の裏に隠れ、巨人のダイナミックな着替えを見ないようにする。俺はあくまで巨大な女の子を見て見たかっただけ。妹が着替えている姿など見たくないのだ。 |
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ズンッッ…!!ズンッ…!! |
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ジー……パサッ…… |
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その間も響く巨足の振動、チャックが外される音、布が床に落ちる柔らかな音。いくらこちらが見ないようにしていても、巨大な妹の着替えの音が爆音で鳴り響き、嫌でもその姿を想像してしまう。 |
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ズンッ!!ズンッ!! |
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ちら、とベッドの脚の影から妹の方を見る。あまりにも大きな素足がベッドの下からでも見え隠れしている。…あの大きな素足に触れたら、どんな感触がするのだろうか。近くで見たら、怖いと感じるだろうか。もし踏みつけられでもしたら、どれだけ苦しいのだろうか。足の裏は柔らかいと感じるだろうか、固いと感じるだろうか。 |
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「はぁっ…はぁっ…」 |
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妹の顔が見えていない分、"巨大な素足"という光景からどんどん想像を膨らませてしまい、興奮が高まっていく。気づけば、俺は自分のズボンをずらして自慰行為を始めていた。 |
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(あんなにおっきい女の子の足が、そこに…!) |
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神々しい巨大な素足は、見れば見るほど美しく見えてくる。女性らしく丸みを帯びつつも、所々骨の形が強調されていてその強靭さを物語っている。あんな素足に、優しく踏まれてみたい。足の指に軽々と挟まれて、弄ばれたい。指の間の匂いを強制的に嗅がされたい。 |
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ズンッッ…!!ズンッッ……!! |
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ダァンッッ!!!! |
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「ひゃあぁぁっっ!?!??」 |
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必死でモノをしごいていた俺は、近づいてくる巨人に一瞬気が付かなかった。着替え終わったのか、巨人の脚はずんずんと移動を始めていて、今では俺が隠れているベッドのすぐそばにその大質量のおみ足を鎮座させている。 |
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そして、 |
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ギィィィッッ……!! |
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「あ……すご………」 |
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フローリングを激しく軋ませながら、巨人がベッドの方を向きながらしゃがみ込んだ。ベッドの下からの景色は、しゃがみ込んだ妹の股間部で埋め尽くされる。部屋着のスカートに履き替えていた妹のピンク色のパンツ。しゃがんだことで巨大なパンツが引き伸ばされ、その奥に存在するものの形を少しだけ浮き彫りにさせている。 |
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妹のパンツなど、興味あるはずがない。そのはずなのに。大パノラマで見せつけられたパンツはあまりにも威圧的で、見れてラッキーなどという感情よりもまず先に畏怖の念が湧き上がってくる。しゃがみ込んだことでふくらはぎや太ももの肉がみちっ…♡と圧縮され、余計に巨大な妹の下半身のスケール感を主張してくる。…妹のパンツを覗いているというより、圧倒的に見せつけられている。そんな状況に、俺はさらなる興奮を与えられてしまっていた。 |
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「ぐっ…うっ……」 |
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そのままの勢いで、俺は射精してしまった。あろうことか、妹の巨大なパンツを目の前にしながら。 |
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ギィィィッッ…… |
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ズンッ!!ズンッ!! |
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何かベッドの上にあったものを取り終わったのか、妹は再び立ち上がって移動し始める。 |
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「はっ……はっ……」 |
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俺は息を切らしながら、異常な罪悪感と気持ち悪さに苛まれる。妹のパンツで射精してしまった。最悪だ。でも…あんな急に巨大なパンツを見せられたら…! |
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と、俺はそこで我に返った。いつもならあと30分くらいで夜ご飯の時間だ。そうなれば、親が俺の部屋に呼びに来るだろう。それまでに帰らないとまずい。…ベッドの外を覗くと、巨大な妹は机に向かって勉強し始めている。こちらに背を向けている格好だ。 |
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(今しかない…!) |
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俺はダッシュでドアに向かう。ここで妹が何気なくこちらの床を見たら、それで人生終了だ。俺は小さくなって妹の部屋に忍び込んで着替えを覗いた変態として、一生家族に記憶されることとなる。 |
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10秒ほどかけてドアのすぐそばまで来た時、 |
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ギィィィッッ…… |
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「「ちょっとトイレ…」」 |
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おもむろに。巨大な妹が立ち上がった。 |
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「え……」 |
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ズンッッ!!!ズンッッ!!! |
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ドスゥゥン!!! |
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「ぎゃぁぁっ!!??」 |
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歩き始めた巨人の素足が、一瞬のうちに俺の数m先に振り下ろされる。ダンプカーのような素足が起こした衝撃に、俺は3mほど後ろまで吹っ飛ばされる。…仰向けに倒れた俺は、頭上に広がる景色を見て絶句した。 |
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「ひぃっ……」 |
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妹の右足と左足の間で這いつくばっている俺の視点からは、巨大すぎる2本の肌色の支柱が天高くそびえたっているのが見えた。その一番高い所では、ピンク色の可愛らしいパンツが存在している。…真下から見上げる女の子の太ももが、こんなにも迫力があって太くみえるだなんて。妹の太ももは年相応な大きさで、どちらかといえば細く見えていたのに。今は、このむちむちな巨大な太ももを見上げているだけで、怖い。 |
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ギィィィッッ!!! |
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巨大なドアが目の前で勢いよく開く。仰向けで倒れていた俺の頭上を、ドアがぎりぎりで通り越していく。 |
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ズンッ…!!ズンッ…!!ズンッ…!! |
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巨人の脚と股が、俺の頭上を無意識に跨ぎ越していく。衝撃的な景色に俺は言葉も出ず、身体も全く動かせなかった。 |
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…バタンッッ!!! |
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ズンッ…ズンッ…ズンッ…… |
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そのまま巨人は、トイレの方へずんずんと向かっていった。 |
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それから、俺は気が動転したまま必死で廊下の隅を走り、自分の部屋へ帰った。 |
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「はあっ、はあっ、……」 |
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小さいまま自分の部屋のドアをくぐり、俺は広い床に突っ伏する。…先ほどの光景が、目に焼き付いている。あと少しで妹に踏み殺されるところだったのに、俺の股間はまた元気になってしまっていた。巨人に跨がれるという、夢のような体験をしてしまったから。 |
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(妹でなければ、もっと良かったけど…) |
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サイズフェチとしての嗜好を満たす行為を、妹にしかぶつけられないのが歯がゆかった。どうしても、妹だということを意識してしまうと罪悪感と共に気分が悪くなり、気が別の方に散ってしまう。 |
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(もう、妹にはこんなことは止めよう…) |
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俺はそう思いながら、2時間ぶりに自分の身体のサイズを戻したのだった。 |
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しかし。あの日から、俺は妹を見る目が変わってしまった。 |
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一緒にリビングでテレビを見ていても、座っている妹の素足を見ては、あの巨大な素足の光景や匂い、音や衝撃を思い出してしまう。妹のどのパーツを見ても、あの時の巨大なサイズの妹の身体を思い出してしまい、急に動悸が早まり出すのだ。 |
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あの柔らかそうな太ももは、100倍サイズになっても柔らかい感触なのだろうか。今座っている妹の股の間に閉じ込められたら、どんな光景が見えるのだろうか。内ももから女の子の匂いが嗅ぐわってくるのだろうか。 |
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あの小さな手に掴まれたら、苦しいのだろうか。手のひらの肉はぷにぷにして気持ちいいのだろうか。手の熱で蒸されてしまうのだろうか。 |
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あの唇に1/100サイズで触れたら、どんな感触がするのだろう。唇の細かいシワまではっきりと見えるのだろうか。よく見たら、綺麗で整った形をしている。巨大な唇を優しく押し付けられたら、どんな気分になるのだろうか。 |
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あの目が100倍のサイズになって俺を覗き込んできたら、怖いと思うだろうか。どこに逃げてもおっきな目で見つめられて、視線に包み込まれる感覚に興奮するだろうか。 |
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思わず横目で妹のパーツを見ながら、そんな想像がどんどん頭の中に湧き上がってくる日々。そしてその後に妹の顔を視認し、必ずとんでもない罪悪感に陥るのだ。 |
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俺は、巨大な妹に精神的に支配されかかっていた。 |
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とある平日の夜、俺はまた過ちを犯していた。 |
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今日は親が家に帰ってくるのが遅く、さらに妹は部活から帰ってきてすぐ、友達の家に遊びに行ってしまった。俺は妹を見送ってから自分の部屋に戻る際、何となく妹の部屋をちらと覗き込んだ。…そこには、ついさっき脱ぎ捨てられた妹の制服があった。 |
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気づいたら俺はその制服を自分の部屋に持ち込んでいた。まだ妹の体温でホカホカと温かい制服を床に置き、俺は縮小機でまた1/100サイズまで小さくなった。 |
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(すごい…大きい…) |
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床に置かれたスカート、ハイソックス、そしてセーラー服はあまりにも大きかった。スカートやセーラー服の面積は軽く体育館くらいの大きさがあり、全力で走ってもすぐには対岸にたどり着けない程に見える。こんな大きなものを見に纏っている巨人の姿を想像し、股間が熱くなる。 |
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(スカートの生地が…温かい…) |
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スカートの生地に足を踏み入れる。手を生地に着くと、肌触りの良い感触が伝わってくる。それと共に、しっとりと温かい妹の体温の残滓。巨人がこのスカートを直前まで着ていたことは明らかだった。 |
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俺はスカートの中に潜り込む。障害物競走で網をくぐるゾーンのように、スカートの重い生地をかき分けながら内部を進んでいく。…普通に学校で暮らしていたら、スカートの裏地をこんなに見ることはない。見てはいけない領域に入り込んでいることに気持ちが昂る。 |
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(このあたり…すごく匂いがきつい…) |
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スカートの腰部分の少し手前に来たあたりで、甘く酸っぱい匂いと熱が最高潮に強くなった。明らかに、ここは妹の股間部とお尻の中央当たりに位置する。いつも嗅ぎなれて何とも思わない妹の匂いのはずなのに、この状況ではそれを嗅ぐごとに理性が崩壊していくのを感じる。スカートの生地に挟まれながら、巨大な妹の股間部とお尻に挟まれているような錯覚に陥り出す。俺はすべすべ肌触りの良いスカートの生地に鼻を近づけ、必死で匂いを嗅ぎながら自慰を始めた。 |
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「はあっ…くっ……うぅっ……」 |
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巨大な女の子のスカートに埋もれている。さっきまで女の子が履いていたホカホカのスカートに包まれ、その匂いに囲まれている。脳が状況を整理するたび、どんどん気分が高まっていく。 |
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射精までは、一瞬だった。 |
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(また…やってしまった…) |
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射精した直後の気分の落ち込みは、半端ではなかった。妹が履いていたスカートに鼻を擦り付けながら、匂いを嗅いで自慰をしてしまったのだ。スカートに少し精液が飛んでしまい焦って拭き取ったが、こんな小さなシミが巨大な妹から見えるはずがないと思い直し、自分の矮小さが惨めになった。 |
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この一件から、俺は何回も過ちを犯すようになった。 |
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数日後、俺は妹がゴミ箱に捨てたマスクを拾ってきて、また自分の身体を小さくした。巨大な妹が直前まではめていたマスク。俺は1/100サイズになり、妹の口が接着していた方の面に足を踏み入れ、その匂いを嗅いだ。 |
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(少しだけ、よだれ臭い) |
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妹の巨大な唇の間から漏れた吐息は全てこの生地に吹きかけられていたのだ。その吐息は生地の上で水滴となり、マスクの表面をじっとりと未だに濡らしていた。それは紛れもなく妹の唾液の成分で。俺は足元から湧き上がる妹の唾液の匂いに包まれて、頭がおかしくなりそうだった。 |
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そして周囲を見渡すと、広いマスクの中央部分だけ段々に凹んでいるのが見て取れる。ここに、巨大な唇が押し当てられていたのだ。上唇と下唇の形が、そのままマスクの形として残っている。今俺は、妹の唇が当たっていた箇所の上に立っているのだ。 |
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(こんなに唇が大きいのか…) |
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妹の部屋に侵入したときは、妹の顔ははるか上空にあったためほとんど視認することができなかった。そのため、妹の唇の巨大さは想像上のものでしかなかった。しかしこうして目の当たりにすると、その巨大さに驚愕する。今の小さい俺など、妹の下唇で圧迫されただけで潰れてしまいそうだ。ふくよかで綺麗な唇で一度挟まれたら、いくら抵抗してもぷにぷにの唇から脱出することはできないだろう。 |
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俺はスカートの時と同様、マスクの上でも自慰行為を繰り返した。途中からは、俺が乗っているマスクを妹が気づかずにはめてしまい、口元に閉じ込められてしまう妄想でさらにオナニーが激しくなっていった。 |
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スカートとマスクだけでは飽き足らず、それから俺は妹が履いて汗でぐっしょりになったハイソックスに入り込んでみたり、妹が座っていた座椅子の上で巨大なお尻の熱を感じて見たり、妹が使ったばかりのリップクリームに陰部を擦り付けたりした。 |
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日に日に行為をエスカレートさせつつも、俺は妹のブラジャーやパンツなどの下着には手を出さなかった。…それに手を出してしまったら、本当に終わりだと思ったから。既にかなりの過ちを犯していたが、これだけが自分なりの必死の線引きだった。 |
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しかし俺の異常な欲望はどんどん増していき、巨大な妹を遠くから眺めたり巨大な私物で自慰を行ったりするだけでは物足りなくなっていった。そして、俺は一つの新たな欲望に支配されるようになった。 |
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巨大な妹と、コンタクトを取りたい。 |
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これも、サイズフェチとしての夢だ。遠くからただ眺めるだけでなく、巨人に認知され、手に乗せられたり、大きな顔で見つめられたり。想像しただけで、ドキドキしてしまう。 |
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…でもそんなことが簡単にできるわけがない。その時点で妹に縮小機を使っていることがバレるのだから。俺が何を言っても、気持ち悪がられるか覗きに来た変態兄と思われ家族に通報されるか、そのどちらかに思えた。 |
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それでも俺は、巨大な妹に触れられ、見つめられるための方法を考え続けたのだった。 |
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#2 |
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妹に履かれ、囚われる |
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俺は相変わらず、妹の服や私物に埋もれて過ちを犯し続けていた。 |
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妹が学校から帰ってすぐに出かけたときなどは、決まって脱ぎたての制服を部屋に散らかしていく。そんなとき必ず俺は小さくなり、妹の匂いが染み付いたホカホカの制服に全身をうずめてオナニーするのだった。 |
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…とある休日の昼下がり。 |
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特に予定のなかった俺は、家のリビングのソファに座ってダラダラとテレビを眺めていた。その隣で、同じく暇そうな妹がソファにもたれかかり、いつものようにスマホをひたすら弄っている。白いTシャツとグレーの短パンというラフな格好。短パンからは白い太ももが伸びており、かなり股に近い部分まで露わになっていた。完全に油断した部屋着スタイルの妹の脚を、俺は何度かちらちらと盗み見てしまっていた。 |
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プルルルル…… |
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「ん、もしもーし……どしたの?」 |
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おもむろに妹がスマホで電話し始める。どうやら中学校の友達から電話がかかってきたようだ。妹はスマホを耳に当てて話しながら、自分の部屋へと戻っていった。 |
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「………」 |
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そのままテレビを見続けていると、妹が再びリビングに戻ってきた。…さっきまで部屋着だったが、外に行くためのちゃんとした服に着替えている。 |
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「ちょっと今日遊んでくるから」 |
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妹はそっけない口調で兄に言う。 |
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「ん、ああ…」 |
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俺もいつも通り気だるげな返事をして、またテレビへと向き直った。妹はリビングを出て、そのまま玄関から外へと出かけて行った。 |
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「………」 |
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俺は平然を装ってテレビを見つめていたが、自分が置かれた状況をしっかりと理解していた。今日はもともと夜まで親がいない。そして、妹はたった今友達と遊びに行った。おそらく夕方まで、少なくとも数時間は帰ってこないだろう。…久々のチャンスだ。 |
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俺は早速自分の部屋に戻り、すぐさま縮小機を使って1/100サイズまで小さくなった。そしてがらんとしただだっ広い廊下を抜け、妹の部屋に侵入した。 |
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広い妹の部屋の中央付近には、グレーの柔らかい素材の短パンが無造作に脱ぎ捨ててあった。…やっぱり、脱いだままにしてあった。これを目当てに小さくなったのだ。 |
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俺は大きな短パンの山にたどり着き、すべすべふっくらとした生地に全身ダイブした。ああ、感触が気持ちいい。単純に生地の肌触りが良いというのもあるし、これが妹の巨大な太ももやお尻を覆っていたという事実に余計感情が揺さぶられる。短パンはまだ妹の下半身の体温を保持しており、甘くむんむんとした妹の匂いが優しく周りの空気を支配していく。…すごく幸せな気分だ。このまま、妹の太ももに埋もれる妄想をしながら昼寝してしまいたい。 |
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俺は短パンの生地の心地よさにまどろみながら、しばらくうつ伏せの状態で突っ伏していた。 |
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ズンッ……!ズンッ……! |
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「………?」 |
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全身に襲い掛かる強い地響きに、目が覚めた。あれ、俺はなにをしていたっけ…。目を擦りながら、自分がグレーの柔らかい生地にうつ伏せになっていることを理解する。 |
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(…っ!やばい、寝てしまった…!) |
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状況を把握し、全身に寒気が走る。 |
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ズンッ……!ズンッ……! |
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今響き渡っているこの地響き。誰かが家に帰ってきている。少しづつその地響きが大きくなってきていることから、その人物が2階に上がってきているのも分かる。2階には俺と妹の部屋しかない。間違いなく、妹が遊びから帰ってきてしまったのだ。 |
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ズンッ…!!ズンッ…!! |
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(まずい、まずい…!隠れなきゃ…!) |
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あと数秒で、巨大な妹がこの部屋に帰ってくる。小さくなって妹の短パンに埋もれているところを見られたら、一巻の終わりだ。急いで隠れる場所を探すも、ここは部屋の中央付近。ベッドや棚の下まで移動するにしても数十秒はかかってしまう。 |
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(ここに隠れるしか…!) |
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俺は巨大な短パンのポケットがこちらを向いて開いているのを発見し、急いでその中に飛び込んだ。 |
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ぼふっ…!! |
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柔らかな素材が、飛び込んだ俺の身体を優しく受け止める。ポケットの裏生地が少しふわふわしていたおかげで、怪我をせずに済んだ。ポケットの中は真っ暗な世界で、どちらから入ってきたかにわかに分からなくなる。 |
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ガチャッ…!! |
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ドンッッ!!ドンッッ!! |
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「ひぃっ…!!」 |
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巨人が部屋のドアを開け、強烈な振動を響かせながら中に入ってくる。外の様子が分からない俺は、巨人の脚がどこに振り下ろされているかも分からず、もしかしたら短パンごと潰されるのではないかと恐怖していた。 |
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ドンッッッ!!! |
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「いやあっっ!!??」 |
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ひときわ激しい振動と爆音が至近距離から響き、思わず叫び声を上げてしまう。ハッとして口を塞ぐが、俺の声など妹の足音で簡単にかき消えているだろう。 |
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そして次の瞬間、身体が浮き上がった。 |
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「うわっ…!!まってっ……ぐっ…」 |
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エレベーターが上昇する時のGとは比べ物にならないほど、強烈な重力変化を与えられる。短パンが、妹の手によって持ち上げられたのだ。たかが妹の手で持ち上げられる高さのはずなのに、ジェットコースターでしか体験したことのないような激しいGを全身に叩き込まれる。 |
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持ち上げられた瞬間、ポケットの中からうっすらと周囲の様子が見えているのに気づいた。このポケットが面しているのは、右脚を入れる穴。向こうの方に、左脚を入れる側の穴があるのが分かる。 |
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ズズズッッ……!! |
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(な……脚が……!!!) |
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巨大な肌色の脚が天から現れたかと思うと、そのまま短パンの左脚側の穴に差し込まれていくのが見える。巨大建造物のような大きさの脚が、ものすごい勢いで天から地に向かって振り下ろされていく。間近で見る妹の素足やふくらはぎ、太ももは迫力がありすぎて、近くでそれが動いているだけで畏怖のような感情が芽生えてしまう。 |
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そして上を見上げると、もう一本の巨大建造物が落下してくるのが見えた。 |
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「やめてっ…!履かないで…っ!!」 |
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反射的に潰されると思った俺は、身体を震わせて縮こまる。そんな俺にはおかまいなしに、むちむちの巨大右脚が至近距離で上から下へ差し込まれていく。巨大な素足、ふくらはぎ。そしてごつごつした巨大な膝が目の前にきたと思った瞬間、 |
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ザザザッッ……!! |
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「うぐっ…!?」 |
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さらに一気にGがかかり、短パンごと上空へ上げられていく。 |
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ぎゅうっ…ズズズズッ……!! |
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「……っっはあっ……はあっ…」 |
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急激な重力変化に吐きそうになるも、すぐに上昇は止んだ。外の様子を見ている暇はなかったが、何となく分かる。妹が短パンを履いてしまったのだ。…とんでもないことになってしまった。小さくなってポケットに入ったまま、気づかれずに巨大な下半身に履かれてしまった。 |
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ぎゅうっ……♡ |
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(あっ……) |
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ポケットの中で立った状態になっていた俺は、薄い生地越しに妹の太ももの外側の肉が密着してきていることに気づいた。巨大な壁のように目の前に立ちはだかるそれが、あの妹の太ももでしかないとはにわかに信じがたい。太ももの匂いがポケットの中に充満する。太ももの壁は熱を持っており、密着している状態だと全身が蒸されて暑くなってくる。 |
|
立っている状態の妹の太ももには少し力が入っており、太ももの柔らかさと共に硬直した筋肉の固さも感じられた。その固さ、力強さが、兄であるはずの俺を十分に怖がらせていた。こんなたくましい太ももで蹴られなどしたら、一瞬でぐちゃぐちゃになってしまうだろう。 |
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(少しでも動いたら、バレる……) |
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ポケットの生地越しに太ももの外側に密着している俺は、指先一本すら動かさないように必死に静止していた。この状態で動いたら、さすがにこのサイズといえど妹が気づいてしまうだろう。太ももに痒みを感じて、ポケット部分を触られたり手を突っ込まれたりしたら終わりだ。何としてでも、妹がこの短パンを脱ぐまでは動いてはいけない。 |
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グンッッ……!!ぐわんっ…!ぐわんっ…!! |
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「あああっっっ!!??!??」 |
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突然ポケットの中の世界がめちゃくちゃに振られはじめる。ポケットの空間はハンモックのようなもので、元々ギリギリのバランスで立っていた俺はたちまちポケットの中を転げまわり、天地が次々に入れ替わっていく。 |
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ズンッ!!ぐわんっ…! |
|
ズンッ!!ぐわんっ…! |
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妹がその巨大な脚を一歩踏み出すと、重い地響きと共にポケットのハンモックが大きく揺れる。妹が何気なく歩くだけで、ポケットの中の世界は天変地異のような激しい振動にさらされることになる。 |
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バンッ!!バンッ!! |
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「あぐっ…!ごふぅっ…!!」 |
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振り子のように揺れ始めたポケットは、妹が右脚を前に踏み出すタイミングで太ももの壁に激しくぶち当たる。交通事故かと思うくらい強い衝撃が何度も全身に浴びせられ、頭、クビ、腰が次々に打ち付けられて満身創痍となっていく。次に妹が脚を踏み出した時には死ぬんじゃないかと、毎歩恐怖のどん底に落とされる。 |
|
(お願いだからっ…歩かないで……!!) |
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気づかれたら終わりのはずなのに、この瞬間だけは妹に気づいてほしい、助けてほしいと思った。しかし振られ続けるポケットの中では体の制御が全く聞かず、妹の太ももに刺激を加えて気づいてもらうなど不可能だった。俺は妹のポケットの中で、妹の持ち物のように収納され、巨大な歩行に蹂躙され続けた。 |
|
(ごめんなさい…ごめんなさい…!!) |
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途中からは、ひたすら巨大な妹に謝り続けた。このままじゃ死んでしまう。巨大な人間の身体に近づくことがこんなにも危険だなんて想像できていなかった。もう二度とこんなことはしないから。神に祈るような心持ちで、巨大な神々しい妹の太ももに向かって俺は謝り続けた。 |
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ぐわんっ、……… |
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と、突然ポケットの揺れがおさまった。気づけば、巨人が歩行を止めている。 |
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ふわっ…… |
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「うわあぁぁぁっっ!!!」 |
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息つく間もないまま、突然ポケットの中の世界が無重力状態になる。落ちる、死ぬ…! |
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ばふんっっ……!!! |
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「がはぁっっ!!」 |
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俺はそのまま、少し柔らかめの物体に全身を打ち付けた。身体が2回ほどバウンドした後、何とか意識を保ったままで着地に成功した。生きている。死んでない。 |
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「はあっ、はあっ…」 |
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(…妹が、座ったのか……?) |
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俺が着地した地面は柔らかくむにむにとしていて、すぐに妹の太ももの上であることが分かった。妹はポケットに俺を入れたままリビングまで歩行し、そのままソファに座ったのだ。座る瞬間、ポケットの中の俺は無重力状態となり、先にソファにお尻を着地させた妹の太ももに、俺が遅れる形で落ちたのだった。 |
|
…ゆったりとしたサイズの短パンだったため、俺を入れた右脚側のポケットが、座った妹の内もも側に垂れた状態となっていた。俺はうつ伏せに倒れた状態で、妹の右脚の内ももあたりの肉に顔をうずめる格好となった。 |
|
むにゅっ……♡ |
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先程の固い太ももの壁の感触とは全く違う。力の入っていない妹の内ももはびっくりするくらい柔らかく、何もしていなくてもむにゅぅぅ…♡と全身がむにむにとした肉に埋もれていくのを感じる。太ももって、こんなにも柔らかいものなのか。同じサイズの時は細くて白い頼りない太ももに見えたのに、今触れている太ももは柔らかくて暖かくておっきくて、歓喜の感触で俺を優しく包んでくれている。 |
|
(ううっ……) |
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すべすべむっちりとした妹の太ももはあまりにもえっちで、先ほど妹の歩行で死にかけたことも忘れて股間が元気になってしまう。…駄目だ、気持ちを抑えないと…この股間の動きでバレてしまうかもしれないのに。一切身体を動かしてはいけない状況が、逆に被支配欲を掻き立ててしまう。みっちりと太ももに密着したまま、俺は逃げられないのだ。 |
|
ズズッ…ズズズズッッ!!! |
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(あっ…ああああっっ…!!) |
|
突然、下にあった太ももが動き、縦になっていく。妹が座りながら、右脚を何気なく立てようとしているのだ。妹の太ももの上に位置していたポケットは、重力により内もも側にさらにずり落ちていく。 |
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すりすりすりっ……♡ |
|
「あっ、ああっ……」 |
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俺の身体は妹の内ももに撫でられながら、ずり落ちていく。全身をむにむにの柔らかな肉で愛撫され、さらに固くなっていた股間にも直接刺激が与えられ。気持ちはどんどん高まっていくが、それでも決して動いてはいけない。一種の拷問だった。 |
|
「「~~~♪」」 |
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上空の方から、妹の鼻歌が聞こえてくる。ふと見上げると、短パンの生地越しにうっすらと妹の上半身や顔が見えていた。太ももの上から見上げる妹の顔は、アングルがきつすぎて表情がほとんど分からない。それでも、妹が自分の脚になんの気も配っていないことは感じ取れた。何気なく右脚を立て、そのままふりふりと脚を動かしながら、鼻歌を歌ってテレビを見ているのだ。…何だか妹の所有物になってしまったような気になり、自分でもよく分からない感情が芽生えてくる。 |
|
ぐぐっ… |
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(うっ、また…) |
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再び、巨大な太ももが上空へと持ち上がる。持ち上げるために少し筋肉に力が入り、俺が張り付いている内ももにも固さが入り混じる。下の方を見ると、短パンの薄い生地を通してうっすらと妹の左太ももが見えている。ソファに投げ出された太ももの肉が横にだらしなく伸びている。その左太ももの景色が…どんどん近づいてくる。 |
|
「え…ちょっと……」 |
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妹の右脚が、左脚に向かって落ち始めた。当然、ポケットの中に捕らわれている俺も一緒に落ちていく。真正面に右太もも、真下に左太もも。 |
|
むぎゅぅぅぅ…♡ぎゅぅっ…♡ |
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(ああっ…ああああっっ!!) |
|
心の準備が全く出来ていない状態で、俺は巨大な妹の太ももの間に思い切り挟まれたのだった。 |
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(柔らかいっ…熱いっ…苦しいっ……) |
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妹が何気なく脚を組んだことで、右脚の内側に垂れていたポケットが両脚に挟まれる形となって。ポケットの中にいた俺は、むちむちと圧倒的な存在感を放つ両太ももの中で思い切りプレスされることになる。 |
|
むぎゅうぅ…ぎゅっ…♡ |
|
体の両面から、えっちな中学生太ももに死ぬほど圧迫される。骨が軋むほどの強烈な圧力。挟まれる瞬間はその柔らかな感触に嬉しさを感じたが、すぐに許容できないレベルの圧力へと変わってしまった。全身、指先や足先まで全く動かすことができない。全身をくまなく埋め尽くすように太ももの肉が入り込み、みっちりとその強靭な肉の感触を教え込まれる。 |
|
地獄のような状況。それでいて、妹のあの華奢なはずの身体に異常な力で圧迫されている事実が、何故か興奮度を高めていってしまう。ふくよかな脚のお肉にむっちりと挟まれ、触ってもいないのに股間が爆発寸前になる。 |
|
ずずずっ…すりすりっ…♡ |
|
(…っっ♡♡!!??!?) |
|
何気なく、妹が組んだ脚同士をすりすりと動かす。妹からすれば日常的な無意識の行為。だが妹の脚が世界の全てとなっている俺にとっては、叫びたくなるほどの苦しい圧力と気持ち良い感触が強引にねじ込まれる。 |
|
すりすりっ…ぎゅうぅっ…♡ |
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ばふっ…♡ぼふっ…♡ |
|
何度も擦り合わされ、時には太もも同士が軽く打ち合わされる。強烈な打撃により苦しんで呻く俺を、次の瞬間には容赦なく閉じ込められてまたすりすりと摩擦されるのだ。 |
|
限界寸前となっていた俺の股間も、妹の美脚に撫で回されて。 |
|
「ああっ!!!!くぅ……」 |
|
ドクンッ…ドクッ…… |
|
あっけなく、妹の脚の間で人知れず射精してしまう。射精の瞬間、妹の圧倒的な大きさの脚に包まれている幸福感が一気に押し寄せてきて、思わずその太ももの表面に頬ずりしてしまう。こんな行為でさえ、巨大な妹からすれば刺激にもならない。依然として妹は脚を組みながら、矮小になった兄の存在に全く気付かずにテレビを見続けているのだった。 |
|
その後も、何度も何度も擦り合わされ、ぱふぱふとりずみかるに太ももにのしかかられ。俺は精力が尽きるまで、妹がテレビを見ている1時間強の間延々と射精を余儀なくされた。抵抗することも、逃げることもできない。ひたすら妹に気づかれないように、太ももの間で微動だにせず甘美と苦痛の両方の気持ちを味わわされ続けた。 |
|
永遠に天国と地獄が繰り返されるのではないかと思い始めたころ。おもむろに、巨大な脚がずんっ…と立ち上がり、ポケットの中で息を切らして果てていた俺も上空に連れ去られる。 |
|
ズンッ…ズンッ… |
|
バンッ!!バンッ!! |
|
(もうっ…やめてっ…!!) |
|
またしても、太ももの固い壁に衝突させられる地獄が始まる。既に精魂尽き果てていた俺は声も出せず、低く呻きながら地獄が過ぎるのを待つしかなかった。 |
|
耐えられない苦痛に意識も飛びかけたとき。気づけば、俺は短パンごと妹の巨大脚から引き抜かれ、洗濯カゴの中に無造作に入れられていた。妹が風呂に入ったのだ。脱衣所で短パンを脱いだ妹は、そのままダンッ!!ダンッ!!と地響きを鳴らしながら下着を脱いで裸になると、そのまま風呂場の中に入っていった。 |
|
(死ぬかと…思った…) |
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涙目になりながら、妹の凶悪な脚から生還したことを実感する。ただ余韻に浸っている暇もない。このままポケットの中でぼーっとしていたら、洗濯機の中に一緒に入れられて終わりだ。俺は急いでポケットの中から脱出し、洗濯物で混沌としているカゴのなかからも無事脱出することに成功した。 |
|
しかし。 |
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(嘘だろ…出れないじゃないか……) |
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半開きになった脱衣所の扉に近づき、絶望する。扉の向こうには廊下が広がっているのだが…そこまでの段差が異常な高さだった。そういえば、脱衣所と廊下の間にはそこそこの高さの段差があったのを思い出した。1/100サイズになってみると、その高さはやすやすと飛び降りれるものには到底見えなかった。結構な確率で、怪我をしてしまうだろう。 |
|
(どうすれば…) |
|
脱衣所を見渡して、気づいてしまう。ここから脱出するには、また妹に"着てもらう"しかない。妹の寝間着と一緒に、脱出するほかないように思われた。そうしないと…ぐずぐずしてたら脱衣所でうろついている小人に誰かが気づいてしまうだろう。それが最悪のケースだ。 |
|
(………) |
|
脱衣所の床に畳んで置かれている、妹の寝間着を眺める。薄いピンク色の可愛らしいパジャマと、真っ白な巨大パンツ。これからお風呂上がりの妹が、この巨大な衣服たちを軽々と見に纏っていくのだ。…この視界いっぱいに広がるパンツを履いてしまえる妹の下腹部の大きさを想像し、性懲りもなく興奮してしまう。 |
|
俺はパジャマのポケット部を探したが、しばらくしてさらなる絶望的な事実に気づいた。このパジャマ、ポケットらしき部分が見当たらない。こっそり入れるような空間がそもそも無いのだ。どうしようか。まずい、そろそろ妹が風呂から出てきてしまう。 |
|
(なんか、パンツの股の部分が…) |
|
俺は、巨大なパンツのクロッチ部分が少しほつれているのを発見し、近くまで見にいく。クロッチの布に少しだけ穴が開いており、その中に空洞が出来ているのが分かる。…いや、さすがにこんな所に入るわけには…。ギリギリこのサイズで入れるくらいだが、パンツになんか入ってしまったらもう妹と顔を合わせる自信が無い。一生、妹のパンツに入った変態兄として自分を蔑みながら生きていくことになる気がする。それに…こんな所に入ったら次いつ脱出できるか分からない。いや、でも…それじゃどうやって脱衣所から脱出すれば…。 |
|
ガチャッッ!!! |
|
「「ふぅー♪」」 |
|
(やっばっ…!!) |
|
パンツに向き合って考えすぎて、妹の動向を全く気にしていなかった。突然風呂場の扉が空き、全裸でびしょびしょに濡れた妹の巨大な裸体が姿を現す。その足元に置いてあったパジャマとパンツの山の一番上にいた俺は、足元のアングルから見上げる妹の裸体に一瞬見とれてしまう。が、すぐに緊急事態であることに気づく。 |
|
パサッ…ゴシッ…ゴシッ… |
|
タオルで大きな身体を拭いている妹が少し視線を下にずらせば、俺の存在に気づいてしまう。数秒で俺の人生が終わりかねない。早く、見つからない所に隠れないと…! |
|
迷っている暇などなかった。俺は巨大パンツのクロッチ部分の穴に身体をねじ込ませ、クロッチ内部に自分の全身を収納する。内部の空間は異常に狭く、直立した状態で入ってぎりぎり隠れられるくらいだった。狭すぎて身体が動かせない。これ、自分で外に出れるのか…? |
|
ドンッ!!ドンッ!! |
|
(あ……ああ……) |
|
上空で身体の水分を拭き終わった妹が、床に置かれたパジャマ類に向き直る。ああ。もう、後には戻れない。俺はこのまま、妹の巨大な股間部に密着するパンツの一部となって、履かれるのだ。もう逃げられない。絶対に気づかれないように、パンツの一部のように、息をひそめて妹の股に貼りつくしかない。そうやって、この脱衣所から脱出するほかないのだ。 |
|
ぐわんっ… |
|
するするっ…… |
|
(怖いっ…いやだっ……) |
|
パンツが軽々と持ち上げられ、巨大な生脚が上空から降ってくる。右脚、左脚が俺のすぐそばを通ってパンツの穴に差し込まれていく。 |
|
そして。 |
|
「「よいしょっ」」 |
|
(いやだ…そんな……) |
|
上空にそびえる、妹の股間部。生えそろってきた陰毛が、巨大な女性器の周りを埋め尽くしている。女性の性器を、こんなに間近で、しかも妹のものを見ることなんて普通はない。視界いっぱいに広がる巨大妹の性器はグロテスクで、興奮よりも先に畏怖の念を感じざるを得ない。凶悪な巨大性器に睨まれ、もう逃げられないことを悟る。身体が震える。俺は、この巨大な生物に履かれて無事でいられるだろうか。 |
|
するするっ……ぱちんっ… |
|
ぎゅううぅぅ…♡ |
|
(!!?!??) |
|
そのまま容赦なく、妹の下半身に完全に密着する形でパンツが履かれる。ゴムが腰に密着する軽快な音と共に、惨めな小人が妹の股から逃げられなくなったことが確定する。 |
|
(考えるな…考えるな…) |
|
妹の巨大な股間に密着するという異様な体験。もわあっ…と風呂上りの妹の股間部から熱気が噴出していて、クロッチの中は瞬間的にサウナのような湿度と温度、むせかえる股間の濃い匂いに包まれる。人間としての尊厳などあったものではない。もう兄とかそういう以前に、俺は妹の股間部に人知れず張り付く虫のようだ。まだ成熟しきっていない妹の性器に密着させられ、決して良い匂いとは言えない性器の生々しい匂いを強制的に嗅がされ続ける。この状況からしばらく逃げられないと思うと、絶望的な気持ちになってくる。 |
|
ドンッ…!!ドンッ…!! |
|
激しい振動と共に、妹が歩き出す。巨大な脚と腰の動きに合わせて、パンツのクロッチ部分が右に左にねじられる。 |
|
「ぐえぇっっ!!げえぇっっ!!!」 |
|
タオルを絞るように、ありえないくらいの力で全身が何度も捻じ曲げられる。想像を絶する苦痛に絶叫し、それでも視界を埋め尽くす巨大性器、両太もも、お尻の肉がむにゅっ…♡ぐにゅっ…♡とダイナミックに動いているのを見ると、絶対にこの女神からは逃げられないのだと実感する。矮小な小人が、巨大な女の子様のパンツから自力で脱出できるわけが無いのだ。 |
|
涙を流しながら、妹の歩行に合わせて絶叫し続ける。だが、 |
|
「がふっ!!ぐぇっ「「「ぐちゅっ♡みちゅっ♡」」」 |
|
歩行の度に少しだけねじれた性器が音を立て、俺の叫び声を簡単にかき消していく。俺の魂の絶叫は、妹の股間の水分が弾ける音で軽々と抑え込まれていく。 |
|
「「「ふぅー…今日はもう寝ようかなー」」」 |
|
俺を股間部で支配する女神となった妹が、今日の活動の終わりを告げる。次に俺がここから脱出できるのは、いつになるだろうか。 |
|
俺は呆然とし、巨大な妹の生活リズムに振り回されながら地獄を味わう未来を想像するしかなかった。 |
|
#3 |
|
パンツの世界と、暴力的な自慰 |
|
ドンッ…!!ドンッ…!! |
|
ぐちゅっ…♡みちゅっ…♡ |
|
「がふっ……ぐぇっ……」 |
|
異常な状況は続いていた。妹のパンツのクロッチの中に入ったまま巨大な下半身に履かれてしまった俺は、巨人の激しい歩行の衝撃と性器の水分が弾ける音に晒されていた。もう、叫ぶ気力はほとんど残っていなかった。 |
|
ドンッ…!!ドンッ…!! |
|
妹は風呂に入った後、家の近くのコンビニまで出かけていた。 |
|
巨体が歩を進めるたび、パンツのクロッチ部分は左右にひん曲がり、その中にいる俺の身体を容赦なく捻じ曲げる。 |
|
「うぅっ……ぐぅっ…」 |
|
俺は低くうめき声を上げながら、あの妹の性器の下で、ただ歩いているだけの妹の下半身に振り回されているという事実を客観視してしまう。…それはあまりにも屈辱的で、でも全く抵抗できず、俺はこの巨大な女性を自分の妹とは思えなくなっていた。 |
|
ぐじゅっ…♡みちゃっ…♡ |
|
(ごめんなさい…ごめんなさい…) |
|
ひたすら心の中で妹に謝り続ける。お腹が痛いときに神様に謝るような、全く無意味でうわ言のような謝罪を、俺はひたすら続けていた。もはや俺の命は、妹の下半身の動きにかかっているといっても過言ではなかった。 |
|
------ |
|
「「ふー、疲れた~」」 |
|
ズンッ!!ズンッ!! |
|
妹が自分の部屋に戻った時には、俺は精魂尽き果てて無言でクロッチの中で横たわっていた。外を早歩きで歩く妹の動きに蹂躙され続け、脳はくらくらと回り胃の中はぐちゃぐちゃにかき回されていた。 |
|
…ただ、自分が地獄だと思っていた世界は、まだ序章に過ぎなかった。 |
|
「「よいしょっと」」 |
|
ズンッ… |
|
妹の動きが止まる。クロッチの中から下の方を見ると、遥か下方に勉強机の前の椅子が見えている。まさか。妹は俺をパンツの中に収めたまま、椅子に座ろうとしているのか。 |
|
グググッ…… |
|
「ひぃっ…い、いやだっ……」 |
|
妹の股間が下ろされ始める。眼下に見える大きな座面が近づいてきて、俺は絶望した。俺は数秒後、妹のむっちり巨大なお尻と股間にプレスされて死んでいるかもしれない。 |
|
「やめ「「ぎゅううぅぅっっ……♡」」 |
|
(!!??!??) |
|
蒸し蒸しで温かな妹の股間が、柔らかい椅子の座面に押し込まれるように着地した。頭が妹の正面側、足が背中側にくる形でクロッチに閉じ込められていた俺は、腰から下が巨大なおまんこに圧し潰される形となった。 |
|
みしみしみしっっ…♡ |
|
(死ぬ死ぬ死ぬっっ……!!!) |
|
下半身の骨が音を立てて軋み、血が完全に止まっているのが分かる。血圧測定の圧力が下半身全体にかかっているような感覚。冷や汗が噴き出て吐き気がこみ上げてくる。日常的に感じる圧力、痛みを超えている。まずい、本当にまずい。 |
|
「「んんー……」」 |
|
ぎゅっ…♡むぎゅっ…♡ |
|
「ぐえぇぇっっ!!!」 |
|
妹が何気なく身をよじることで、足が千切れるかと思うくらいの圧力がかかる。妹の巨大な性器の形や感触が、直接叩き込まれる。生々しいひだの感触が擦り付けられ、嫌でも妹のおまんこの形を想像させられる。 |
|
そして、思春期の中学生女子の強烈な性器の匂い。この至近距離で嗅ぐ匂いは強烈すぎて、目に染みて涙が自然と出てくるほど。こんな場所で動けなくなっている自分のあまりの情けなさに、目の前の性器の持ち主が自分の妹だということを何とか考えないようにする。 |
|
「くそっ…抜けろっ……」 |
|
ぺちんっ…むにゅんっ…♡ |
|
下半身を引き抜こうと、壁のような巨大性器に向かって手を伸ばす。巨大なおまんこの表面は柔らかく沈み込むが、とてつもない重量感で動きそうにないことが一瞬で分かってしまう。クロッチの布に手を当てて必死で下半身を引き抜こうとしても、むにゅむにゅ…ぴちゃ…♡といやらしい水音が響くだけ。…そしてさらに屈辱的なのは、これだけパンツの中で動いているのにも関わらず、幸か不幸か妹は全く気付く気配がない。俺は、妹の性器にすら何の刺激も与えられないのか。 |
|
「「よっと…」」 |
|
妹の声と共に、むちむち巨大ヒップが少しだけ上空へと浮かぶ。妹が一瞬お尻を浮かせ、体勢を整えようとしているのだ。 |
|
(え……) |
|
明らかに、巨大な股間の位置が調整されようとしている。それも、最悪の方向へ。 |
|
ドスンッッ!! |
|
ぎゅうぅぅぅっ…♡ |
|
「ごがぁっっ!!??!?」 |
|
巨人のお股は少しだけ前の方にずらされ、俺の首から下、全てが巨大なおまんこに敷き潰された。 |
|
(息が、息が、…死んじゃうっ…!!) |
|
柔らかいのか固いのか分からない強靭な巨大性器に、俺の肺や胃は明らかに凹むほど容赦なく潰される。空気はいともかんたんに肺から逃げていき、次の空気を満足に吸うことができない。 |
|
「うげぇっ…うぐっ…」 |
|
胃を敷き潰された俺は、思わず胃液を妹のパンツの中に吐き出してしまう。 |
|
(逃げないと…逃げないと…) |
|
しかし手足が全く動かせず、俺は妹の性器の下から顔だけを出した、およそ兄とは思えない体勢となっていた。わずかに開けられた気管から、虫の息で呼吸を続ける。しかし酸素が足りず、少しづつ視界の周囲が狭まっていく。本当の意味で死を感じ始め、恐怖で何も考えられなくなる。 |
|
(ごめんなさい…お願いだから…潰さないで…) |
|
「「んー…この問題分かんない…」」 |
|
勉強中の妹が唸ったかと思うと、次の瞬間、 |
|
ズズズズズッ……!! |
|
むにゅっ…めりめりめりっっ…♡♡ |
|
(!!??!??) |
|
俺の首元までを埋め尽くしていた巨大性器が動き、そのまま俺の頭を擦り潰していく。 |
|
むにゅぅ…♡みちちっ…♡ |
|
勉強机に向かった妹が、問題を考えながら無意識に身体を前に倒したのだ。おまんこの巨大なひだの部分がむにゅぅ…♡と俺の頭を擦り潰し、押さえつけられた後頭部がごりっ、ごりっ…と危険な音を発する。 |
|
(ごめんなさいっ…ごめんなさいっ…) |
|
ぎゅむぅぅ…♡ |
|
目も鼻も口も、妹の巨大まんこに潰されてひん曲がる。後少しでも体重をかけられたら壊れてしまうと、直感的に感じた。 |
|
「「~~♪」」 |
|
鼻歌を歌う妹の股下で、俺は自分が死ぬことを受け入れていた。妹に対して縮小機を使い、こっそりと性的な対象として見ていた罰が当たったのだ。これは報いだと、無理やり納得しようとする。 |
|
(視界が……) |
|
見えている世界がブラックアウトする寸前。 |
|
ズズズッ……ドスンッッ!!! |
|
「っっ……!!げほぉっ!!げほぉっ!!」 |
|
気まぐれで体勢を元に戻した妹により、俺の全身をプレスしていた凶悪な性器が再び俺の下半身部分に着地した。 |
|
「こひゅー…こひゅー…」 |
|
…俺は瀕死の状態で、風が漏れるような音で必死の呼吸を行う。依然下半身を性器に圧し潰されたまま、死の恐怖から解放された安堵感と無力感。 |
|
「「~~♪」」 |
|
「うぅっ…ぐすんっ……えぐっ……」 |
|
呑気に鼻歌を歌いながら勉強を続ける巨大な妹のパンツの中で、俺はしくしく静かに泣くのだった。 |
|
------ |
|
俺はそのまま妹の性器にパンツの生地越しに貼りつきながら、巨人の日常的な行動に振り回され続けた。 |
|
妹が立って移動する度、ぐにゃり…♡ぐにゃり…♡と蠢く性器の迫力を目の当たりにしながら、ぷるんっ…ぷるんっ…と激しく揺れる巨大太ももに左右から睨まれながら、振動の吐き気に耐えつつも妹の歩行が終わるのを祈り続ける。 |
|
そして妹がトイレに入ると、俺はパンツごと膝上付近まで下ろされた。 |
|
「「ふ~~♪」」 |
|
ギシギシギシッッ……!! |
|
大重量の下半身がむにゅ…と便器に着地することで、おぞましく軋む音が響く。パンツの中にいる俺は、ちょうど座った妹の股間部が正面に見える形となる。 |
|
そして、 |
|
チョロッ…… |
|
「「ん……♡」」 |
|
じょぼじょぼじょぼっっ!!!! |
|
座った妹の性器から大量のおしっこが流れ出ていくのを見て、唖然とする。…縮小機を使い始めた頃の俺なら、巨大な妹がおしっこする姿を見ていたいと思っていたかもしれない。 |
|
だが今は、パンツの中に捕らわれて見させられているという屈辱感が圧倒的に勝っていた。妹のおしっこの、鼻を突く濃い匂い。それを嫌でも至近距離で嗅がなければいけないのだ。 |
|
じょぼじょぼじょぼっっ…!!…ちょろっ…ぽた…ぽた… |
|
そして、気づいてしまった。あの大量おしっこを放った性器が、今からこのクロッチに押し付けられるのだ。 |
|
「「ふー……」」 |
|
ガラガラガラ……ペリッ |
|
ぐにゅっ…ぐにっ…♡ |
|
妹がトイレットペーパーを手に取り、巨大なまんこに擦り付けてぐにっ、ぐにっと黄色の液体を拭き取っていく。あんな巨大なおまんこが、いとも簡単に形を変えて拭かれている。 |
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「「よしっと」」 |
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ガタンッ……ジャーーーッッ…!! |
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おしっこを拭き終わった妹はそのまま立ち、トイレを流す。そして、 |
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スルスルッッ… |
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俺が入っているパンツを、股間に向かってあげていった。 |
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パツンッ…… |
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俺が妹の股間に着地した瞬間、恐れていたことが起きた。拭き取り切れず性器についていたおしっこの水滴が、じわぁっ…♡とクロッチに染み出したのだ。 |
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(いやだいやだいやだっっ…!!) |
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クロッチの生地の裏までじゅわぁ…♡と染み込んだ尿は、俺の上半身を覆えるほどの巨大な染みとなる。妹がパンツをぴっちりと腰まで引き上げることで、尿でびしょびしょになったクロッチの生地が、俺の顔から腰までの全体に押し当てられた。 |
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(熱いっ…臭いっ…最悪だ…!!) |
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まだ余熱を持っている温かな尿により、俺の上半身はすぐにびしょびしょになってしまう。俺はアンモニアの刺激臭で目も開けられず、呼吸を止めて必死で匂いを嗅がないようにする。 |
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だが、どれだけ息を止めて顔を背けても、そこは妹のパンツの中。おまんこやおしっこの匂いから逃げられるわけもなく、俺はやむなく呼吸をしては濃すぎる空気を吸いこまされ、何度もむせるのだった。 |
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ドスンッ…!!ドスンッ…!! |
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ぐじゅっ…みちょっ…♡ |
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妹が歩行する度、クロッチに染み込んだおしっこがぴちゃぴちゃと音を立てる。髪の毛まで妹の尿でびしょ濡れになっていた俺は、この液体が何なのかという現実から目をそらそうとしていた。しかし空気を吸うたびにむわっと匂うこのおしっこ臭が、現実を突き付けてくる。 |
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今俺をパンツごと履いている女性は、妹じゃない。俺が知らない女性。勝てることのない巨大な女性のおしっこに犯されているだけ。考えるな、考えるな… |
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ギシッ…!! |
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ズンッ…ズンッ… |
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部屋に戻った妹が、寝るためにベッドの上に上がったのを感じる。股下の兄を振り回しつつ、妹は壁を背にし、M字に脚を開いて座る。 |
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ギシィィッ…… |
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巨大なヒップが、ベッドを大きな音で軋ませる。恐ろしい音に、耳を塞ぎたくなる。 |
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「「あーねむ……」」 |
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妹は座った体勢のまま、無言で何かをしているようだった。何か音が遠くから聞こえる。恐らく、スマホで動画でも見ているのだろう。…パンツに捕らわれ、その上からパジャマを履かれた状態では、外の様子が全く見えない。俺から見える世界は、目の前に鎮座する巨大な性器だけ。 |
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(いつになったら出られるんだろう……) |
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散々パンツの中で身体をねじられ、おしっこでびしょびしょにされ、俺はとっくの昔に限界を迎えていた。まさか、明日のお風呂で妹がパンツを脱ぐまで出られないのだろうか。そんなの、耐えられるはずがない。このまま学校に行って運動でもされたら、今度こそ死んでしまうだろう。巨人の異常な熱で脳はやられ、激しい振動で骨くらい簡単に砕けてしまう。…俺はどんどん、絶望的な気持ちになってきていた。 |
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と、そのとき。 |
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ガサガサッ…… |
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スルッ…… |
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(え……明るい…?) |
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パジャマで光が遮られて暗かったパンツ内の空間に、突如光が差し込んでくる。妹が、パジャマを脱いだのだろうか。…また着替えるのか?いや、もう寝る時間のはずだけど…… |
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グッ…… |
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スルスルッ…… |
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「うわあぁっ!?」 |
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突然、パンツが動き始める。パンツのゴムを摘まむ巨大な手が、生地越しにうっすらと見えている。妹がパンツを脱いでいるのだ。膝を立てた体勢で座っている妹がパンツを膝のあたりまで脱いだことで、パンツ自体の高度は上がっていく。生地越しに見える景色もどんどん上がっていき、M字に開脚して座っている妹の股間が露わになっているところまで見えた。 |
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パツンッ…… |
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妹はちょうど膝のあたりまでパンツをずらし、ゴムから手を放す。俺は妹の膝の間で、ちょうど立っているような体勢となる。 |
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「「ん……」」 |
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まさか。そう思った瞬間、 |
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くちゅっ……♡ |
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「「ふぅー……♡」」 |
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巨人の手が股間に伸び、あの大きな性器に這うように指が動かされ始める。 |
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くちゅっ…ぐちゅっ…♡ |
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中3の女子だ。一般的に、全然驚くことではないはず。だが…自分の妹が自慰行為をしている姿に少なからず衝撃を受ける。あの妹が、家の中でえっちな気分になって、自分の性器を弄っているというのが信じられなかった。 |
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「「くふぅ…♡んんぅー……♡」」 |
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ぐちゅっ…にちゅっ…みちゅっ…♡ |
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息を可愛らしく吐きながら、くちゅくちゅと指を動かして自慰を続ける妹。さきほど俺の全身を軽く敷き潰した凶悪なおまんこが、妹の指二本だけであんなにも形を変え、いやらしく蠢いている。…妹の自慰行為と、矮小な俺の力との格の違いを感じてしまう。 |
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(っ……なんで……) |
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そんな妹の姿を見て股間を固くしてしまっている自分に、気持ち悪さを感じる。 |
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"妹の自慰"として見てはいけないものを見ている兄の感覚と、巨大な女性が巨大な性器を弄りながら圧倒的に自慰を行っているえっちな光景に興奮する感覚。それらの感情が入り混じり、異常な罪悪感と共に無性にドキドキしてしまう。 |
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「「あぁっ……んふっ……♡」」 |
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ズンッ…ズンッ… |
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妹が気持ち良さに脚をよじり、膝を左右にとんとん打ち付ける。 |
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(うぐっ!!??) |
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その無意識な膝の動きにクロッチ内の俺も振り回される。気づけばクロッチの中で身体が逆さまになり、頭に血が登り始める。 |
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そして…自分の身体がクロッチから半分出ていることに気づいた。 |
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(ちょっ…落ちるっ…まって……) |
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妹の自慰の振動で、クロッチの穴部分から体が落ちそうになっていた。下を見れば、十数mも下の方にベッドのシーツが見えている。思わず股間がヒュンとなる景色。こんな高さから落下したら、怪我だけで済むだろうか。 |
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そして。このままベッドの上に落ちてしまったら、妹に見つかるかもしれない。それだけではなく、パンツの外の世界に出るのは危険すぎる。妹の巨体、それも俺の存在を知らない巨人と同じ空間にいることはそれだけで命がけなのだ。俺は何時間に及ぶクロッチ内生活の末、このクロッチ内でいることの安全さに気づいてしまっていた。 |
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「「あうぅっ……♡♡」」 |
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ズズズッッ…!! |
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妹がひときわ大きい喘ぎ声と共に、脚を思い切り左右に動かした。 |
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(え……?) |
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次の瞬間、俺は空中に放り出されていた。 |
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ゆったりと景色が動く。股間を露わにした巨大な妹の姿、遥か下方に見えるベッドのシーツ。さっきまで捕らわれていた巨大パンツ。俺は、妹のパンツから落ちて死ぬのか…? |
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ぼとっ…… |
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「がふっ!!!!」 |
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俺は十数メートル下のベッドの表面まで落下した。…死ぬと思ったが、マットの柔らかさのおかげで、何度かバウンドしただけで済んだ。ベッドの上で倒れ込みながら、命が助かったことに安堵する。 |
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ぐちゅ…♡ぐちゅっ…♡ |
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「ひぃっ…!!」 |
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いやらしい爆音が鳴り響き、すぐに我に返らされる。身体を起こして周囲を見渡すと、そこは妹の脚空間の中。膝を立てた状態の脚に左右を囲まれており、遥か上空には妹の膝裏と、そこにかかるパンツがこちらを見下ろしていた。 |
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そして焦って妹の方を見るも…足元には目もくれず、相変わらず巨体を揺らしながら股間を擦り続けている。 |
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「「んんぅー……きもち……♡」」 |
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にちゅっ、みちっ…♡ |
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早く、妹の近くから逃げないといけない。見つかるのが先か、自慰に乱れる妹の巨体に潰されるのが先か。いずれにせよ、最悪の未来がそこまで来ていた。 |
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(とにかく遠い所まで走ろう…!!) |
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いち早くベッドの端まで移動しようと、立ち上がって走り出す。運動場のように広いベッドの端はかなり遠く見えたが、巨大な妹の自慰から逃げるにはかなり走らないといけない。 |
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(あの辺まで行けばあんぜ「「ズドォォンッッ!!!!」」 |
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走り出した俺の正面に、激しい音を立てながら妹の右太ももと膝が着地した。 |
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「ひっ…ああ……」 |
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目の前に落下してきたむちむちの巨大太ももに絶句する。膝を浮かせていた状態から、脚をぴったりとベッドに着地させたのだ。あと一瞬俺が行くのが早ければ、妹の巨大な太ももか膝裏に、あっけなく潰されていた。…脚の下のマットが数mほど沈み込んでいるのを見て、その重量感と威力に怯える。 |
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(逃げっ…逃げなきゃっ……) |
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恐怖で足をもつれさせながら、必死で右脚から離れる。本当に潰されるところだったという現実感が、妹のこの巨大な脚の近くにいてはいけないという本能的な警告となって、脳に鳴り響く。 |
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ズドォォンッッ!!! |
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「ぎゃあっ!!!」 |
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再び激しい音と共に、今度は巨大な左脚がベッドまで落下した。まだ右脚の膝付近にいたのに、かなりの衝撃が俺を襲ってくる。 |
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ぐちゅっ、くちゅっ、ぐちゅっ…♡♡ |
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「「んんっ…ふっ…ふっ…♡」」 |
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液体が弾ける淫靡な音の激しさと、初々しいのか大人っぽいのか分からない巨大喘ぎ声が、いっそうエスカレートしているのが分かる。快感に悶えながら、無意識に両脚を伸ばした体勢となった妹。左右を脚に塞がれてしまい、もう俺の逃げ道は妹の足元しかなくなった。 |
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(早く、あっちの方へ…!) |
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唯一の出口に向かおうとするも、 |
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「「んんん~~……♡」」 |
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ズズズズッ……!! |
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悩ましい嬌声と共に、妹の左脚の膝から下の部分が動き始め、こちらに向かって折れ曲がってくる。 |
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「ま、待ってっ…待ってっ…!!」 |
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妹は喘ぎながら、左の素足を右脚の膝裏あたりに無意識に引き寄せていく。俺の視点からは、巨大な素足やむっちりとしたふくらはぎがブルドーザーのようにこちらに向かってくるのだ。あまりにも恐ろしい光景に、足をもつれさせながら逃げる。 |
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ズズズズズッ……!! |
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ズンッ…… |
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巨脚の移動は、必死で逃げる俺の数m後ろでやっと止まった。左脚が起こした暴風が俺を襲い、少しだけ汗をかいた妹の素足の匂いと共にベッドに叩きつけられる。 |
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「「んふぅー…♡あんっ…♡」」 |
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必死で息を切らしながら逃げる兄と、リラックスした体勢でいやらしく喘ぐ妹。無意識に動かされた脚に気づかれず潰されでもしたら、最悪の死に方だ。妹の自慰に巻き込まれて死ぬなんて、絶対に嫌だ。 |
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ただ、俺は逃げ道を失ってしまった。左右と後ろは肌色の巨大脚、正面にはダイナミックに性器をいじってオナニーをする妹の姿。逃げたければ、俺の身体よりも太い脚をよじ登るしかない。…しかしそんなことをすれば、脚をうごめく虫の感触に妹が気づいてしまうだろう。 |
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絶対絶命。どうすればいい。恍惚の顔で空中を見つめている妹が、もし目線を自分の脚の間にずらしたら、今すぐにでも気づかれてしまう。 |
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ズズズッ…… |
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しかし息つく間もなく、妹の右脚がまたずりずりと動き始めている。 |
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ぐちゅっ!!みちゅっ!!ぐちゅっ!! |
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「「んっ、んっ、んっ、ああんっ…♡!!」」 |
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さらに指を激しく性器に這わせながら、妹が右脚を空中に持ち上げる。 |
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そして、 |
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ドンッッッ!!!!! |
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「ぎゃぁぁっっ!!!」 |
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宙に浮いた巨大な素足が、思い切り振り下ろされる。素足の周囲のスプリングが反動で浮き上がり、俺は5,6m程吹き飛ばされた。 |
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「げほっ…ごほっ!!」 |
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みちゃっ!!ぐちゃっ!!ぐちゅっ!! |
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「「んんんぅぅ~……♡んっ、んっ、…」」 |
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快感に身をよじる妹の動きの激しさは、容赦なく増していく。全身を駆け巡る快楽によって無意識に脚を持ち上げては、 |
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ドンッッッ!!! |
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(死ぬっ…潰されるっ…!!) |
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とてつもない衝撃と共に、ベッドに自由落下してくるのだ。 |
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ドンッッ!!ドスンッッ!! |
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「「あんっ、んんっ、んっ…♡」」 |
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ドンッ!!ドンッ!! |
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(いやだっ!!殺されるっ!!踏みつぶされるっ!!) |
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2つの素足を、ベッドにぺたんっ、ぺたんっ、と可愛らしく叩きつけながら快感に身をよじらせていく妹。しかし、その下にいる小人からしたら、爆撃のような素足の着地が何度も襲ってくるのだ。 |
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「「んん~……♡」」 |
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ドスンッッッ!!!! |
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どこに落ちてくるか分からない巨大な素足。ランダムに打ち下ろされる巨大兵器から、逃げる術などあるわけがない。そもそも、恐怖で全く身体が動かせない。…俺は身をくるませて頭を抱え、女神様の素足がちょうど落ちてこないことを祈り続けるだけだった。 |
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くちゅっ♡みちちっ…♡ぐちゅっ、ぐちゅっ…♡ |
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「「ああんっ!!くうぅ……♡んーー…♡」」 |
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ドスンッ!!ドスッ!!! |
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女の子の股間から出ているとは思えないほど大きな自慰の音に、耳をつんざくくらいうるさい妹の喘ぎ声。そしてベッドに何度も振り下ろされる巨大素足の衝撃音、風圧、威圧感。いつも嗅いでいる妹の身体の匂いに加え、年頃の中学生のフェロモンがたっぷりと入り混じった濃厚な空気。五感全てが妹の巨大自慰に支配され、頭がおかしくなりそうだった。 |
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「「はあっ…はあっ…♡」」 |
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素足のランダム爆撃が止むと、今度は妹が座った状態から体を起こしていく。目の前の巨人が体勢を動かすだけで、その下の小人にとっては天変地異のような光景。 |
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ゴソゴソッ!!!ズンッ…ズンッ…!! |
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(ごめんなさいっ、ごめんなさいっ…!!) |
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再び心の中で惨めに謝り出す俺に気づかず、妹はベッドの上で四つん這いの体勢となる。妹の手は、俺がうずくまっていた位置のさらに向こう側に着地した。…すなわち、俺は四つん這いになった妹の腹の下あたりに囚われる形となっていた。 |
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(大き…すぎる……) |
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四つん這いの妹に天空を覆われ、その途方もない大きさに声も出ない。ドームのような巨大な上半身に包み込まれているのだ。これが、同じ人間の身体の大きさとはとても思えない。建物に見下ろされているような、もはや建物の中にいるような感覚。ましてや、この巨体の持ち主が妹とは到底思えなかった。 |
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俺の視界からは、パジャマに包まれた巨大な上半身、露わになったえっちな股間部、そこから伸びるビルのような太もも。そして…唇を噛みしめながら快感に身をゆだねている、妹の見たこともない表情。 |
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ぐちゅっ…!!ぐちゅっ…!!にゅるっ…♡ |
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「「はあっ…♡はあっ…♡きもちぃ…♡んんっ…」」 |
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四つん這いになった妹は、さらに激しく卑猥な音を響かせながら性器を弄り続ける。鳴り響く超特大の喘ぎ声、そして上空を埋め尽くす妹の上半身が、ぐわんぐわんと動く悪夢のような光景。妹の自慰に圧し潰されるのではないかという恐怖で一歩も動けない。 |
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(怖いっ…怖いっ…!!) |
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四つん這いの下の空間は、汗の匂いでむんむんと熱気を帯びてくる。そして激しく揺れて軋むベッドの衝撃に、俺は右へ左へ身体を振られてのたうち回る。生まれたての小鹿のようにベッドの表面でのたうつ俺の上で、妹は巨体を激しく揺らしながら、壮絶なスケール感のオナニーを続ける。 |
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「「んふぅっ♡んん…やば…♡」」 |
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ドスンッ!!ズンッ!! |
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右脚をベッドにどんどんと叩きつけたり、こみ上げた快感を耐えるために腰をベッドのすぐ近くまで下ろしたり、ベッドのシーツを掴んでぎゅぅぅ…とシワを作ったり。女神様の行動が少しでもズレていたら、俺は巨大な素足に叩き潰されているか、大きなお腹とマットの間でプレスされているか、巨大な手のひらでシーツと一緒に握りつぶされていたかもしれない。 |
|
…この巨大な生き物が、自慰と共に無意識に自由に身体を動かすのが、あまりにも怖い。 |
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(お願いしますっ…もうっ…やめてっ…) |
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俺はひたすらのたうち回り、歯を食いしばる。もはや生殺与奪は妹の自慰行為に完全に委ねられている。快感に悶える妹の一挙手一投足が、たまたま俺に危害を加えるか加えないか、そのどちらか。妹の足指にも満たないサイズの兄ができることと言えば、妹を神様に見立てて命乞いを続けるくらいだった。 |
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「「はあっ…はあっ…♡もうっ……むり…♡」」 |
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ズズズッ…!!! |
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瞬間、妹がさらに体勢を崩し、巨体がベッドに向かって落ちてくる。巨体を支えていた右手までもが股間を慰める道具として使われ出す。支えを失った妹の上半身が、ベッドに向かって落下する。 |
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ズドォォォンッッ……!!!! |
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「あああっ……ああっ……」 |
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巨大なものが頭上から落下し、潰されたと思いかける。腰を抜かした俺の目の前には…ピンク色の柔らかそうな物体が鎮座していた。 |
|
紛れもなくそれは、妹の巨大な唇だった。 |
|
両手を股間に伸ばし、自分の上半身をおでこで支えるような体勢となった妹。その妹の口元で、俺は腰を抜かしていたのだった。…異常な距離感で妹の唇を目の当たりにする。なんて大きさなのだろうか。こんな唇にもしキスされたら、その重量で潰れてしまうかもしれない。 |
|
…妹の使用済みマスクの中でオナニーをした時のことを思いだす。あのとき想像していたおっきな唇が、今実際に目の前にある。その事実に、恐怖と興奮が入り混じった感情で脳が支配される。 |
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そして、 |
|
「「「あんっ♡!!!んんっ♡!!!」」」 |
|
ビリビリビリッッ!!! |
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(耳がちぎれるっ!!!!) |
|
むわっ…♡と開かれた唇から、ゼロ距離で爆音の喘ぎ声が浴びせられる。想像したこともないくらい、巨大な音。いわば、ライブ会場の巨大なスピーカーの出力を至近距離で聞かされているようなものだ。もはや妹がどんな音を発しているかも理解できず、ひたすら耳と脳を襲う衝撃に死の危険を感じる。 |
|
「「「むはぁ…♡ふー…♡ふー…♡」」」 |
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巨大な唇の奥から吐き出される生暖かい吐息は、ほとんど突風となって俺を襲う。妹の声と息に殺されるのではないかとおもうくらい、恐ろしすぎる迫力。妹の口元から溢れ出る自慰の快感を全身に浴びる。 |
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(助けてっ…!!助けてっ!!) |
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ぐちゅっ!!ずちゅっ!!みちゅっ!! |
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「「「いやっ♡!!んんぅ…♡!!あんっ…♡!!」」」 |
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はぁー…♡むわぁ…♡ |
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鼓膜は破れ、容赦なく吹き付けられる熱風で転げまわり、湿度の高すぎる吐息をかけられ続けたことで全身が妹の唾液でびしょびしょに濡れる。 |
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(あ……あ…) |
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気づけば、恐怖で失禁していた。 |
|
止めようとしても、極限状態で弛緩した身体は元に戻らない。がくがく身体を震わせながら、妹の唇の真下で子供のように失禁を続ける兄。妹の自慰行為に巻き込まれる恐怖で、身体が危険なシグナルを発していた。 |
|
みちちちっ…♡ぐちょっ!!ぐちゅっ!!ずちゅっ!! |
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「「「あんっ♡あっ、あっ、もう…だめっ…♡」」」 |
|
さらに激しく指を動かし、絶頂しようとする妹。さらに激しく喘ぎ、むわっとした吐息を無意識のうちに兄に浴びせ続ける。失禁した俺は涙を流し、耳を抑えて声から逃げようとする。 |
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「「「ああっ…んんんうぅぅぅーー……♡♡♡」」」 |
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ズズズッ……!!! |
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妹はひと際大きい声を上げると、巨体をびくんびくんと動かして絶頂する。 |
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ドスンッ!!!ドスンッ!!!ズズズッ…… |
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快楽で制御が効かなくなった巨体が、縦横無尽にベッドの上を暴れ回る。素足をマットに叩き込み、シーツをわしづかみにし、太ももをベッドの表面ですりすりと何度も擦る。大きく開け放たれた唇からは、 |
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「「「むはぁー…♡むふぅー…♡はぁー…♡」」」 |
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熱くいやらしい吐息が暴風となって、小人の身体をいとも簡単に転げ回す。 |
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(!?!???!?…………) |
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俺は妹の最後の喘ぎ声に鼓膜が破れ、女神の全身が暴れ回る衝撃と恐怖で、失神しかけていた。 |
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「「「はぁーー……♡」」」 |
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意識が途切れる直前、少しだけ顔を上げた妹の表情が見える。それは見たこともないような、快感と恍惚でだらしなくいやらしい表情だった。死への恐怖で失禁し身体を震わせていた兄とは、なんと残酷な対比なんだろうか。妹は、ただだらしなく自分の性器を弄り、自慰をしていただけなのだから。 |
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俺は妹の巨大な顔に畏怖の念を覚えつつ、そのまま失神した。 |
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…数分後。失神から覚めた俺は、ぼーっとする頭で周囲を見渡す。 |
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(っ……!!) |
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十数mほど離れた場所で、下半身を露わにしたまま、自慰の余韻でベッドに横たわっている妹を見る。…なんて巨体だろうか。横たわっている妹の足先から顔のあたりまで走ったら、何十秒もかかりそうだ。 |
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「「~~~♪」」 |
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鼻歌を歌うこの巨体に何度も潰されそうになったことを思いだし、横たわっている妹の傍にいるだけで、みるみる怖さが倍増していく。 |
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(怖い…近くにいたくない……) |
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俺は正常な思考能力を奪われ、とにかく安全な場所を目指してふらふらと移動し始めた。 |
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(どこか…どこか安全な場所は……) |
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くらくらする頭で俺が移動した先は…脱ぎ捨てられた妹の巨大パンツだった。 |
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…ここしか安全な場所はない。ここなら、妹の脚や上半身、唇に潰されて殺されることはない。ここなら、妹の自慰行為に巻き込まれることはない。また巨大なおまんこに密着し、少し潰されるかもしれないけど、外の世界で妹の巨体に巻き込まれるよりは安全なはずだ。 |
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ゴソゴソッ…… |
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俺はまた巨大パンツのクロッチ部分に身を入り込ませ、その中で横になった。妹の性器が密着する場所という異常な空間にも関わらず、俺はその中に入り込むことに抵抗を感じなくなっていた。何より、先ほどパンツの外の世界で殺されかけたことが、このパンツの中への帰属意識を最大限高めていた。 |
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(もう…出たくない…怖い……) |
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俺は依然として身体を震わせながら、クロッチの中にまた閉じこもるのだった。 |
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『次のニュースです。○○市の男子高校生18歳が、14歳の妹の下着の中で縮小した状態で死亡しているのが発見されました。死亡した高校生の部屋には業務用の縮小機が置かれているのが発見されており、警察は関連を調べています』 |
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『最近、業務用縮小機が原因の事故死が多発していますね。その中でも、10代から20代くらいの男性が身内の妹や姉の衣服の中で潰されているケースが多いですね』 |
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『こうした事件を踏まえ、縮小機メーカーは一時販売を中止しています』 |
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『縮小機は1/100サイズまで身体を縮ませる機械です。その状態で普通の大きさの人間と触れ合うことは大変危険であり、過失的に踏み潰されてしまう可能性が高いため、既に購入された方は十分に気を付けてください』 |
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『それでは、次のニュースです…』 |