AkiraChisaka
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1 Text Need Update/[夏目なつめ] いい子わるい子 [满月侧] CN.txt
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「终于结束了……」
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放学后,我独自一人在空教室里放下了笔。
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评分工作已经结束。回家后还有其他工作要做。在这短暂的休息时间里,我感到了一丝解脱。
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我环顾四周,走向教室后面。选择了一个从窗户看不见的死角,靠近一张桌子。
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39 |
然后在桌子旁,我发现了一个挂着的体操服袋子。
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不知是忘记带走,还是没想带走,总之幸运的是她的体操服就在那里。
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而且,就是她刚才还穿在身上的那件。
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我颤抖着伸手去拿那个东西。脑海中浮现出她发育中的身影。
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冷酷的声音直击心脏,我不禁说漏了嘴。
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「我、我是想用它来自慰的!我一直都对荻野有着性欲。没错,实在是忍不住了……」
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那一瞬间,她脸红震颤的样子在某种意义上可谓一观。
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但同时,我也瞥见了她好奇的眼神。作为优等生的她,对性的事情怎么可能没有好奇心。但她的超我可能不允许她接触那些不该知道的知识。荻野就是这样的女孩。(润注:超我是弗洛伊德的理论中意识三部分之一,大概意思是理想的自己。其余两部分为本我和自我。)
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111 |
「……用来做什么,具体是怎样的?」
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她小心翼翼地问道。这毕竟是审问,但即使她努力告诉自己要严厉,还是难以完全隐藏的好奇心却若隐若现。
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困扰的是,即便如此我还是一名教师。对于学生的热心提问不禁感到高兴,不小心就滔滔不绝地泄露了所有的性知识。
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然而,话说回来。
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这同时也等同于让我吐露了我对荻野的全部想法。
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「太差劲了……」
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最后她说的就是这句话。这是我从未想象过的她会说的话,但到了这个地步,这似乎也是必然的。
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「……我还没有问完所有的事情呢」
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「你知道应该做什么吧?」
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这位优等生语气残酷,却露出了灿烂的笑容。就像班长对愿意承担麻烦职责的同学投以的无邪笑容一样。
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「什么……」
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荻野一边轻笑一边说道。她的长发随风摇曳,闪烁着光芒。在制服的胸口处,磨得闪亮的纽扣上映出了一个小人的身影。
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「看,这不就是你想要的吗?」
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她边笑边扔来了一个白色的巨大物体,这个巨物轻盈地在空中展开,不难看出,这是一件至少20米长的体操服。那天还能放在手心里的小块布料,现在以能覆盖游泳池的规模坠落下来。
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荻野抬起腿看着我的样子。突然上方的压力消失,我摇摇晃晃地站了起来。
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在我眼前的是身高达6米的幼女身影。面前是张开的裙口,深处隐约可见淡粉色的条纹在阴影中潜伏。微小的胸部在头顶俯视着我。在高高的天花板般的位置,少女的笑容洒落下来,那是在兴奋和紧张中渗出甜蜜汗水的绯红面颊。清纯的笑容中透露出优越感,她品味着将成人囚禁在双腿间的异常感。
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「都是老师你不好哦?」
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「停下……!」
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「怎么了老师?不喜欢的话自己出来不就好了。我只是叠着腿而已。难道你就这么喜欢小学生的大腿吗?呵呵,……你这个萝莉控♪」
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轻快的声音激起我更加挣扎。但我的手只能无力地推压肌肤,然后被柔软的被长筒袜包裹着的腿弹开。每次挣扎都像床单一样松弛,然后轻易就恢复原状。布料完全贴合荻野的腿,紧绷拉伸,根本不理会小人的挣扎。结果,我被上下紧贴的黑色布料挟压,动弹不得。
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「终于结束了……」
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放学后,我独自一人在空教室里放下了笔。
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评分工作已经结束。回家后还有其他工作要做。在这短暂的休息时间里,我感到了一丝解脱。
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接着,我喃喃自语。
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如果要做的话,现在就是时候。
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我环顾四周,走向教室后面。选择了一个从窗户看不见的死角,靠近一张桌子。
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然后在桌子旁,我发现了一个挂着的体操服袋子。
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「6-3 荻野」
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不知是忘记带走,还是没想带走,总之幸运的是她的体操服就在那里。
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而且,就是她刚才还穿在身上的那件。
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43 |
我颤抖着伸手去拿那个东西。脑海中浮现出她发育中的身影。
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冷酷的声音直击心脏,我不禁说漏了嘴。
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108 |
「我、我是想用它来自慰的!我一直都对荻野有着性欲。没错,实在是忍不住了……」
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那一瞬间,她脸红震颤的样子在某种意义上可谓一观。
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111 |
但同时,我也瞥见了她好奇的眼神。作为优等生的她,对性的事情怎么可能没有好奇心。但她的超我可能不允许她接触那些不该知道的知识。荻野就是这样的女孩。(润注:超我是弗洛伊德的理论中意识三部分之一,大概意思是理想的自己。其余两部分为本我和自我。)
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112 |
「……用来做什么,具体是怎样的?」
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113 |
她小心翼翼地问道。这毕竟是审问,但即使她努力告诉自己要严厉,还是难以完全隐藏的好奇心却若隐若现。
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130 |
困扰的是,即便如此我还是一名教师。对于学生的热心提问不禁感到高兴,不小心就滔滔不绝地泄露了所有的性知识。
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131 |
然而,话说回来。
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132 |
这同时也等同于让我吐露了我对荻野的全部想法。
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随着她的好奇心得到满足,越是攀登成人的阶梯,她对我的蔑视就越深。「不可思议」。这话她不知说了多少次。她以前听我的话,尊敬我,并试图通过实践来赢得我的赞许。但当她被这一切都背叛时,失望足以使一切规则都失去意义。
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「太差劲了……」
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最后她说的就是这句话。这是我从未想象过的她会说的话,但到了这个地步,这似乎也是必然的。
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「……我还没有问完所有的事情呢」
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「你知道应该做什么吧?」
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这位优等生语气残酷,却露出了灿烂的笑容。就像班长对愿意承担麻烦职责的同学投以的无邪笑容一样。
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「什么……」
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我感到很困惑,我正站在桌子上,在笔盒的旁边。在「桌」平线的上方,荻野胸口以上的部分填满了我的视野,那张童颜在大约10米的高空中,强烈的威压感激起了我本能的恐惧。连橡皮擦对我来说都像跳马一样大。面对这样规模的幼女,是个人都会被她的威压所震慑,即使她的表情是灿烂的微笑。
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「请自己想想。你打算用我的衣服做什么?你昨天说的话,我没太听明白呢。你有教导我的责任,对吧?呐,「老师」?」
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158 |
荻野一边轻笑一边说道。她的长发随风摇曳,闪烁着光芒。在制服的胸口处,磨得闪亮的纽扣上映出了一个小人的身影。
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159 |
「看,这不就是你想要的吗?」
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160 |
她边笑边扔来了一个白色的巨大物体,这个巨物轻盈地在空中展开,不难看出,这是一件至少20米长的体操服。那天还能放在手心里的小块布料,现在以能覆盖游泳池的规模坠落下来。
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291 |
荻野抬起腿看着我的样子。突然上方的压力消失,我摇摇晃晃地站了起来。
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292 |
在我眼前的是身高达6米的幼女身影。面前是张开的裙口,深处隐约可见淡粉色的条纹在阴影中潜伏。微小的胸部在头顶俯视着我。在高高的天花板般的位置,少女的笑容洒落下来,那是在兴奋和紧张中渗出甜蜜汗水的绯红面颊。清纯的笑容中透露出优越感,她品味着将成人囚禁在双腿间的异常感。
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293 |
「都是老师你不好哦?」
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她轻笑一声,大腿便横扫过来攻击我。虽然是柔软的撞击,但就像被车撞飞一样,我毫无招架之力,被摔在长筒袜上。然后「哫咚!」巨大的大腿压了上来。大腿夹击。幼女柔软的肉质猛烈地勒紧我,毫不留情的大腿上下挤压。
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295 |
「停下……!」
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「怎么了老师?不喜欢的话自己出来不就好了。我只是叠着腿而已。难道你就这么喜欢小学生的大腿吗?呵呵,……你这个萝莉控♪」
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297 |
轻快的声音激起我更加挣扎。但我的手只能无力地推压肌肤,然后被柔软的被长筒袜包裹着的腿弹开。每次挣扎都像床单一样松弛,然后轻易就恢复原状。布料完全贴合荻野的腿,紧绷拉伸,根本不理会小人的挣扎。结果,我被上下紧贴的黑色布料挟压,动弹不得。
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1 Text Need Update/[夏目なつめ] いい子わるい子 [满月侧] JP.txt
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やるなら今だ。
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38 |
周囲を伺い教室の奥へ足を進める。窓から死角の場所を選び、一つの机に歩みを進めた。
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39 |
そしてその脇に、釣り下がった体操着の袋を見つける。
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41 |
忘れたのか、持ちきれなかったのか、とにかく僥倖にも彼女の体育着がそこにあるのだ。
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42 |
しかも、先ほどまで身に包んでいたそれが。
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43 |
私は震える手でそれに手を伸ばす。脳裏に、発育途上の彼女の姿が浮かんだ。
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129 |
困ったことに、これでも私は教師だった。熱心に訊かれるのには思わず喜びを覚え、口を滑らせてはありったけの性知識を引きずり出された。
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しかし、だ。
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131 |
それは同時に、荻野へどれほどのことを考えていたか、吐露させるに等しかった。
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「最っ低……」
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最後に言ったのは、その一言だ。今までの彼女からは想像できなかった言葉も、こうなれば必然だった。
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「……まだ聞いてないことありますから」
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153 |
ニッコリと、優等生が笑った。学級委員が面倒な係に立候補した子に投げかける、そんな邪気のない笑顔で残酷に言ったのだ。
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154 |
「何って……」
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155 |
机の上、筆箱の横に立たされて私は当惑した。今や水平線から伸びるのは胸元から先、その童顔は上空10メートルほどで、威圧感が本能的な恐怖を掻き立てる。消しゴムさえ跳び箱大なのだ。そんなスケールの幼女に威圧的な微笑みを与えられて、震えない方が無理だった。
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156 |
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「自分で考えてください。私の服で何をしようとしたんですか? あなたが昨日言ったこと、よくわからなかったんです。教えるのがあなたの役目でしょう?
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157 |
クスリと笑いながら荻野が言った。ロングの髪が揺れてきらめく。制服の胸元で、綺麗に磨かれたボタンに矮小な小人が映り込んでいた。
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158 |
「ほら、これがご目当てだったんですよね?」
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159 |
クスクスと笑いながらとんでもなく白い塊を放り投げる。バッと上空で広がったのは20メートルはくだらない体操服。あの日手の中に収まったささやかな布が、プールさえ覆い尽くすスケールで落下してきたのだ。
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290 |
脚をあげて私の様子を見る荻野。突然上からの重しがなくなりふらふらと俺は立ち上がる。
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291 |
そこに広がるのは、体躯6メートルにも及ぶ幼女の姿だった。目前にはぽっかりと開いたスカートの口。その奥では、淡いピンクの縞模様が影の中に潜んでいる。図上ではささやかな起伏さえ私を見下ろし、緊張に天井まで届くような高みから少女の笑みが降ってきた。それは、高揚と緊張に甘い汗を垂らした紅潮の頰だ。清楚な笑みには優越感が滲み出て、股間の間に大人を囚える異常さを噛みしめていた。
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292 |
「先生が悪いんですよ?」
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293 |
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294 |
「やめっ……!」
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295 |
「どうしたんですか先生? 嫌なら自分で出ればいいじゃないですか。私はただ足を重ねてるだけです。それとも、小学生の太ももがそんなに好きなんですか? ふふっ、……このロリコン♪」
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296 |
弾む声はもがく私を煽り立てた。しかし手はふにふにと肌を押すだけ、脚は跳ね返されるだけ。肌触り良いニーソに包み込まれ、もがくたびにシーツのようにたわんではたやすく元に戻ってしまう。生地は荻野の脚に従順だった。ぴっちり引き伸ばされては、小人のあがきなどに構う余裕などない。結果、私は上下から密着する黒の光沢に挟み潰され、動けなくされてしまうのだ。
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37 |
やるなら今だ。
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38 |
周囲を伺い教室の奥へ足を進める。窓から死角の場所を選び、一つの机に歩みを進めた。
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39 |
そしてその脇に、釣り下がった体操着の袋を見つける。
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40 |
+
「6ー3 おぎの」
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41 |
忘れたのか、持ちきれなかったのか、とにかく僥倖にも彼女の体育着がそこにあるのだ。
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42 |
しかも、先ほどまで身に包んでいたそれが。
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43 |
私は震える手でそれに手を伸ばす。脳裏に、発育途上の彼女の姿が浮かんだ。
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129 |
困ったことに、これでも私は教師だった。熱心に訊かれるのには思わず喜びを覚え、口を滑らせてはありったけの性知識を引きずり出された。
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130 |
しかし、だ。
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131 |
それは同時に、荻野へどれほどのことを考えていたか、吐露させるに等しかった。
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132 |
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好奇心が満たされれば満たされるほど、オトナの階段を登れば登るほど、彼女は軽蔑の度合いを深める。「信じられない」。何度言われたことだろう。私の唱える規律に従い、尊敬し、実践することで私の感心を買おうとした彼女だ。それがことごとく裏切られていたと知った時、失望は、規律も何も根拠を失うに十分だった。
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133 |
「最っ低……」
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134 |
最後に言ったのは、その一言だ。今までの彼女からは想像できなかった言葉も、こうなれば必然だった。
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135 |
「……まだ聞いてないことありますから」
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ニッコリと、優等生が笑った。学級委員が面倒な係に立候補した子に投げかける、そんな邪気のない笑顔で残酷に言ったのだ。
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「何って……」
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155 |
机の上、筆箱の横に立たされて私は当惑した。今や水平線から伸びるのは胸元から先、その童顔は上空10メートルほどで、威圧感が本能的な恐怖を掻き立てる。消しゴムさえ跳び箱大なのだ。そんなスケールの幼女に威圧的な微笑みを与えられて、震えない方が無理だった。
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「自分で考えてください。私の服で何をしようとしたんですか? あなたが昨日言ったこと、よくわからなかったんです。教えるのがあなたの役目でしょう? ね、「先生」?」
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クスリと笑いながら荻野が言った。ロングの髪が揺れてきらめく。制服の胸元で、綺麗に磨かれたボタンに矮小な小人が映り込んでいた。
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158 |
「ほら、これがご目当てだったんですよね?」
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クスクスと笑いながらとんでもなく白い塊を放り投げる。バッと上空で広がったのは20メートルはくだらない体操服。あの日手の中に収まったささやかな布が、プールさえ覆い尽くすスケールで落下してきたのだ。
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脚をあげて私の様子を見る荻野。突然上からの重しがなくなりふらふらと俺は立ち上がる。
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291 |
そこに広がるのは、体躯6メートルにも及ぶ幼女の姿だった。目前にはぽっかりと開いたスカートの口。その奥では、淡いピンクの縞模様が影の中に潜んでいる。図上ではささやかな起伏さえ私を見下ろし、緊張に天井まで届くような高みから少女の笑みが降ってきた。それは、高揚と緊張に甘い汗を垂らした紅潮の頰だ。清楚な笑みには優越感が滲み出て、股間の間に大人を囚える異常さを噛みしめていた。
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「先生が悪いんですよ?」
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クスリと笑うと、太ももが私を横殴りに襲いかかる。柔らかな衝突は車に跳ねられたが如く、踏ん張りようもなく私はニーソックスの上に叩きつけられた。そして」ズンっ!」と太ももの巨木がのしかかる。太ももに��る蟹挟み。幼女の柔い肉質が強烈に私を締め上げれば、上下から私をプレスする太ももに容赦はなかった。
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「やめっ……!」
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「どうしたんですか先生? 嫌なら自分で出ればいいじゃないですか。私はただ足を重ねてるだけです。それとも、小学生の太ももがそんなに好きなんですか? ふふっ、……このロリコン♪」
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296 |
弾む声はもがく私を煽り立てた。しかし手はふにふにと肌を押すだけ、脚は跳ね返されるだけ。肌触り良いニーソに包み込まれ、もがくたびにシーツのようにたわんではたやすく元に戻ってしまう。生地は荻野の脚に従順だった。ぴっちり引き伸ばされては、小人のあがきなどに構う余裕などない。結果、私は上下から密着する黒の光沢に挟み潰され、動けなくされてしまうのだ。
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1 Text Need Update/[牧浦] 魔女とくちづけ [b5463788] CN.txt
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3 |
「放学后,来学校二楼的空教室」
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4 |
不明白为什么她要发这样一封邮件,也不明白为什么麻耶知道自己的邮箱地址,明明平时没有接触过……带着各种疑问,阳介决定遵循邮件所说,到约定的地点去。
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5 |
之后才知道,这些谜团是完全没有探索的价值的。因为那个女孩子,是魔女啊。
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6 |
-
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7 |
阳介带着黑色的书包,向空教室走去。原本作为二年G组的教室,由于独生子政策,招收人数不足,几年前就荒废弃用了。平时应该是锁着的门已经被拉开了一条缝,阳介走上前去,拉开了滑动门。
|
8 |
废弃的桌子基本上都堆在黑板下方,其中一半是被倒置的。麻耶就坐在其中一个木质椅子上等着阳介的到来。看着她干爽的黑色长发,娇小精致的身躯,简直就像一个洋娃娃。而麻耶的书包被夹在她的腋下,倚在另一张桌子上。
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9 |
「来了呐~」
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@@ -29,7 +29,7 @@
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|
29 |
这么说着,她左手的划动突然停止。这时候,整个教室突然被染成了红色。从电灯开始显现出奇怪的回路,红色的光柱在天花板上滑行,然后集中到一点,到了阳介的脚下!
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30 |
「变小吧」
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31 |
光条到达阳介的身上,他的视野一下子变得空白,什么也看不见了。
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32 |
-
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33 |
呼……呼,是风在呼啸着吗。
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34 |
是瞬间移动,或者失去意识后被送到什么人迹罕至的地方了吗。当然,阳介并没有遭遇这些事。
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35 |
黑暗,是自己昏迷前最后的画面。而现在,面前似乎有灰尘在飘扬。结束之前的对话,自己就看不到麻耶的身影了。而他被麻耶诱惑而迷住的脸逐渐清醒了过来。视线也渐渐明朗了。
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@@ -67,7 +67,7 @@
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67 |
阳介听话地站定。透明的塑料直尺上,有着黑色的刻度线和数字。这让他想起了身高测量的仪器,而单位不同。阳介看到了「5」的数字,但这只是直尺罢了。
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68 |
「那个,现在阳介君的身高,只有5厘米喔~」
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69 |
阳介无法接受突如其来的事实。但是阳介和麻耶,实际上根本没有走出之前的旧教室,堆积着的桌椅,黑板和灯都在原地,只不过离阳介太远了而已。
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70 |
-
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71 |
大概是一直蹲着有些累了,麻耶坐在了地板上,双腿并拢,手部抱在膝盖前,一副标准的体育坐。然后巨大的运动鞋就出现在阳介的面前。
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72 |
刚才因为压迫感没有感觉到什么,而现在阳介感觉到有点臭味。鞋子特有的气味,还有少女酸酸的汗味刺激着阳介。虽然说这可以称得上恶臭了,但阳介闻到这味道,内心却感觉很兴奋,心情很好的样子。
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73 |
这么看来,阳介好像有这方面的嗜好啊。
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@@ -138,7 +138,7 @@
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138 |
——他被遗弃了。
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139 |
被放在谁也不会来的废弃教室里,放在女孩子的鞋子里。
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140 |
寂静的空间中,阳介脸上的血色一点点被抽走。
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141 |
-
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142 |
被关起来一小时后。
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143 |
人类世界中,太阳应该要落山了,夜晚即将来临。
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144 |
但是,与鞋中的世界没有关系的。这里一直是黑暗的,时间也没有变化。阳介取出口袋中的手机,借着微弱的灯光,他才能稍微看清鞋内的情况。而手机信号鞋子里传不出去,求救也只能作罢。
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@@ -148,7 +148,7 @@
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148 |
他也探索过其他地方,但只有小小的排气孔,能让自己身体通过的地方是完全没有的。本来期待着的阳介,在探索完整只鞋之后,变得绝望了。他来到了麻耶脚尖的部分,臭味最浓的地方,慢慢躺下蜷缩了起来。即使被刺激得想吐,但什么也没有吐出来。
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149 |
疲惫的阳介,在麻耶的脚尖部分睡着了,伴随着甜美而残酷的气息进入了梦乡。
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150 |
而阳介的身上,衣服上,早已沾满了麻耶的脚汗和脚垢。
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151 |
-
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152 |
从手机上看到时间,已经是早上了。
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153 |
之前因为疲倦,阳介直接躺在地上睡着了,生硬的鞋底让他浑身酸痛。另外,从昨天开始什么也没有吃,这对阳介来说也是个问题。
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154 |
他的喉咙也很干了。
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@@ -156,13 +156,13 @@
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156 |
水分……只要有都可以啊,水分……翻遍了口袋,并没有什么东西。
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157 |
啊啊,是这样。想起来了。这双鞋里,有水啊……
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158 |
但是,那是……。
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159 |
-
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160 |
上午。阳介为了保持体能,尽量处在鞋跟部分减少活动。脚后跟部分,发黑的橡胶那里,水分已经干了。
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161 |
阳介也曾期待着谁能来就自己。因为麻耶抛弃自己的时候,并没有拉上门。这样教室就一直打开着,说不定会有学生进来。但不知道会不会注意到这只鞋。教室在走廊深处,平时几乎没人会来。等到教员或者勤务工定期清扫的时候,自己早就撑不住了吧……
|
162 |
总之,虽然教室被打开了,但被发现的概率很低。还有,自己也没有什么朋友,家里人也不关心,所以等他们主动寻找失踪的自己也不太可能。……这样考虑的话,基本上没人能帮自己了。只能……乞求麻耶能可怜自己吧……
|
163 |
毫无希望的结论。无论麻耶关不关门,也不会有人来救自己。现在,知道自己存在的,只有阳介和麻耶二人。
|
164 |
从远处传来的学生的欢呼,仿佛与自己不在一个世界。
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165 |
-
|
166 |
下午。
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167 |
被关在鞋子里已经一天了,学生也陆陆续续离开了学校。
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168 |
阳介也到了极限,手脚无力,出现了脱水的症状。为了生存,阳介挣扎着向脚尖部分爬去。
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@@ -172,7 +172,7 @@
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|
172 |
橡胶的味道,融入了麻耶的脚汗,舌头被这苦涩刺激着。但是实际上,现在麻耶的脚汗比什么都……。
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173 |
「好吃……?」
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174 |
这个时候,世界开始晃动。
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175 |
-
|
176 |
鞋子在晃动,有什么人把鞋子举了起来。鞋底倾斜,阳介被迫滚到了脚后跟处,头撞在了鞋子内壁上。
|
177 |
「果然喜欢我的脚呢」
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178 |
仰望头顶,阳介的心脏都要跳出来了。他激动得说不出话,因为天花板上的袜子消失了,取而代之的是麻耶巨大的脸庞。
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@@ -202,7 +202,7 @@
|
|
202 |
阳介一口一口地喝着麻耶吐出来的温暖黏腻的唾液。小小的身体连一点点唾液都不浪费。麻耶的唾液融入他的身体,飞快地补充着丢失的水分。多次下咽之后,阳介的嗓子里都是麻耶唾液的感觉。好像自己的身体都属于麻耶了。
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203 |
「乖孩子……」
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204 |
麻耶的嘴角微微上翘。这是阳介熟悉的温暖笑容。
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205 |
-
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206 |
麻耶坐在椅子上,捞起充满诱惑力的制服下的短裙,把阳介放在了自己并拢的双腿之上。双腿细腻光滑,地面上有少女的体温,还有少女特有的体香,阳介一下子就被完全魅惑住了。但是,现在不能让他满足,因为麻耶下达了『继续接吻』的命令。阳介这次的目标,是大腿根部,点缀着蕾丝的三角地带。
|
207 |
越接近麻耶的内裤,诱惑的气息越强。那是女性的味道。气味源的附近,上方是像屋顶一般巨大的裙子,远处是如同白瓷一般的小腹,下方则是像头一样大的肚脐。
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208 |
阳介靠近了内裤的蕾丝花边。在往那里走的时候,脚下传来蠕动和潮湿的触感。应该是麻耶流出的汗水濡湿的吧。
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|
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3 |
「放学后,来学校二楼的空教室」
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4 |
不明白为什么她要发这样一封邮件,也不明白为什么麻耶知道自己的邮箱地址,明明平时没有接触过……带着各种疑问,阳介决定遵循邮件所说,到约定的地点去。
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5 |
之后才知道,这些谜团是完全没有探索的价值的。因为那个女孩子,是魔女啊。
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6 |
+
*
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7 |
阳介带着黑色的书包,向空教室走去。原本作为二年G组的教室,由于独生子政策,招收人数不足,几年前就荒废弃用了。平时应该是锁着的门已经被拉开了一条缝,阳介走上前去,拉开了滑动门。
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8 |
废弃的桌子基本上都堆在黑板下方,其中一半是被倒置的。麻耶就坐在其中一个木质椅子上等着阳介的到来。看着她干爽的黑色长发,娇小精致的身躯,简直就像一个洋娃娃。而麻耶的书包被夹在她的腋下,倚在另一张桌子上。
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9 |
「来了呐~」
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29 |
这么说着,她左手的划动突然停止。这时候,整个教室突然被染成了红色。从电灯开始显现出奇怪的回路,红色的光柱在天花板上滑行,然后集中到一点,到了阳介的脚下!
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30 |
「变小吧」
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31 |
光条到达阳介的身上,他的视野一下子变得空白,什么也看不见了。
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32 |
+
*
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33 |
呼……呼,是风在呼啸着吗。
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34 |
是瞬间移动,或者失去意识后被送到什么人迹罕至的地方了吗。当然,阳介并没有遭遇这些事。
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35 |
黑暗,是自己昏迷前最后的画面。而现在,面前似乎有灰尘在飘扬。结束之前的对话,自己就看不到麻耶的身影了。而他被麻耶诱惑而迷住的脸逐渐清醒了过来。视线也渐渐明朗了。
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|
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67 |
阳介听话地站定。透明的塑料直尺上,有着黑色的刻度线和数字。这让他想起了身高测量的仪器,而单位不同。阳介看到了「5」的数字,但这只是直尺罢了。
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68 |
「那个,现在阳介君的身高,只有5厘米喔~」
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69 |
阳介无法接受突如其来的事实。但是阳介和麻耶,实际上根本没有走出之前的旧教室,堆积着的桌椅,黑板和灯都在原地,只不过离阳介太远了而已。
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70 |
+
*
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71 |
大概是一直蹲着有些累了,麻耶坐在了地板上,双腿并拢,手部抱在膝盖前,一副标准的体育坐。然后巨大的运动鞋就出现在阳介的面前。
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72 |
刚才因为压迫感没有感觉到什么,而现在阳介感觉到有点臭味。鞋子特有的气味,还有少女酸酸的汗味刺激着阳介。虽然说这可以称得上恶臭了,但阳介闻到这味道,内心却感觉很兴奋,心情很好的样子。
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73 |
这么看来,阳介好像有这方面的嗜好啊。
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138 |
——他被遗弃了。
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139 |
被放在谁也不会来的废弃教室里,放在女孩子的鞋子里。
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140 |
寂静的空间中,阳介脸上的血色一点点被抽走。
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141 |
+
*
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142 |
被关起来一小时后。
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143 |
人类世界中,太阳应该要落山了,夜晚即将来临。
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144 |
但是,与鞋中的世界没有关系的。这里一直是黑暗的,时间也没有变化。阳介取出口袋中的手机,借着微弱的灯光,他才能稍微看清鞋内的情况。而手机信号鞋子里传不出去,求救也只能作罢。
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|
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148 |
他也探索过其他地方,但只有小小的排气孔,能让自己身体通过的地方是完全没有的。本来期待着的阳介,在探索完整只鞋之后,变得绝望了。他来到了麻耶脚尖的部分,臭味最浓的地方,慢慢躺下蜷缩了起来。即使被刺激得想吐,但什么也没有吐出来。
|
149 |
疲惫的阳介,在麻耶的脚尖部分睡着了,伴随着甜美而残酷的气息进入了梦乡。
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150 |
而阳介的身上,衣服上,早已沾满了麻耶的脚汗和脚垢。
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151 |
+
*
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152 |
从手机上看到时间,已经是早上了。
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153 |
之前因为疲倦,阳介直接躺在地上睡着了,生硬的鞋底让他浑身酸痛。另外,从昨天开始什么也没有吃,这对阳介来说也是个问题。
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154 |
他的喉咙也很干了。
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156 |
水分……只要有都可以啊,水分……翻遍了口袋,并没有什么东西。
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157 |
啊啊,是这样。想起来了。这双鞋里,有水啊……
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158 |
但是,那是……。
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159 |
+
*
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160 |
上午。阳介为了保持体能,尽量处在鞋跟部分减少活动。脚后跟部分,发黑的橡胶那里,水分已经干了。
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161 |
阳介也曾期待着谁能来就自己。因为麻耶抛弃自己的时候,并没有拉上门。这样教室就一直打开着,说不定会有学生进来。但不知道会不会注意到这只鞋。教室在走廊深处,平时几乎没人会来。等到教员或者勤务工定期清扫的时候,自己早就撑不住了吧……
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162 |
总之,虽然教室被打开了,但被发现的概率很低。还有,自己也没有什么朋友,家里人也不关心,所以等他们主动寻找失踪的自己也不太可能。……这样考虑的话,基本上没人能帮自己了。只能……乞求麻耶能可怜自己吧……
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163 |
毫无希望的结论。无论麻耶关不关门,也不会有人来救自己。现在,知道自己存在的,只有阳介和麻耶二人。
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164 |
从远处传来的学生的欢呼,仿佛与自己不在一个世界。
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165 |
+
*
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166 |
下午。
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167 |
被关在鞋子里已经一天了,学生也陆陆续续离开了学校。
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168 |
阳介也到了极限,手脚无力,出现了脱水的症状。为了生存,阳介挣扎着向脚尖部分爬去。
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172 |
橡胶的味道,融入了麻耶的脚汗,舌头被这苦涩刺激着。但是实际上,现在麻耶的脚汗比什么都……。
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173 |
「好吃……?」
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174 |
这个时候,世界开始晃动。
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175 |
+
*
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176 |
鞋子在晃动,有什么人把鞋子举了起来。鞋底倾斜,阳介被迫滚到了脚后跟处,头撞在了鞋子内壁上。
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177 |
「果然喜欢我的脚呢」
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178 |
仰望头顶,阳介的心脏都要跳出来了。他激动得说不出话,因为天花板上的袜子消失了,取而代之的是麻耶巨大的脸庞。
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|
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202 |
阳介一口一口地喝着麻耶吐出来的温暖黏腻的唾液。小小的身体连一点点唾液都不浪费。麻耶的唾液融入他的身体,飞快地补充着丢失的水分。多次下咽之后,阳介的嗓子里都是麻耶唾液的感觉。好像自己的身体都属于麻耶了。
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203 |
「乖孩子……」
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204 |
麻耶的嘴角微微上翘。这是阳介熟悉的温暖笑容。
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205 |
+
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206 |
麻耶坐在椅子上,捞起充满诱惑力的制服下的短裙,把阳介放在了自己并拢的双腿之上。双腿细腻光滑,地面上有少女的体温,还有少女特有的体香,阳介一下子就被完全魅惑住了。但是,现在不能让他满足,因为麻耶下达了『继续接吻』的命令。阳介这次的目标,是大腿根部,点缀着蕾丝的三角地带。
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207 |
越接近麻耶的内裤,诱惑的气息越强。那是女性的味道。气味源的附近,上方是像屋顶一般巨大的裙子,远处是如同白瓷一般的小腹,下方则是像头一样大的肚脐。
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208 |
阳介靠近了内裤的蕾丝花边。在往那里走的时候,脚下传来蠕动和潮湿的触感。应该是麻耶流出的汗水濡湿的吧。
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1 Text Need Update/[牧浦] 魔女とくちづけ [b5463788] JP.txt
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3 |
「放課後、校舎二階の空き教室に来て」
|
4 |
メールにはたったそれだけが書かれていた。なぜ麻耶が自分のメールアドレスを知っているのか疑問だったし、まったく接点のなかったはずなのになぜ、といろいろ疑問はあったが、陽介は従わずにはいられなかった。
|
5 |
後から考えれば、それらの謎はまったく考える価値のないことだった。だって彼女は、魔女だったのだから。
|
6 |
-
|
7 |
黒の通学鞄を片手に下げたまま、空き教室へと向かう。もともとは二年G組の教室として使われていたが、少子化の影響で生徒が足りなくなり、数年前から使われることがなくなったらしい。普段は鍵がかかっているはずのその部屋の引き戸は、そんな事実などなかったかのように滑らかに動き、陽介を迎え入れた。
|
8 |
使われることのない机が黒板側に寄せられ、半分が逆さになってその上に積み上げられている。そのうちの机のひとつと、どこからか拝借してきた木の椅子で教室の後ろ側に用意した座席に、麻耶が座って陽介を待っていた。さらさらの黒いロングヘアに、こじんまりとしたその体型は、まるでお人形のように見えた。机には、彼女のものであろう通学鞄が腋に吊り下げられていた。
|
9 |
「来てくれたのね」
|
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|
|
29 |
そう言うと、左手の動きがぴたりと止まった。その時、教室全体が幾筋もの赤い光で電子回路のようにイルミネーションされるのを陽介は見た。天井を壁を床を走る真紅の光条は、ある一点を目指していた——陽介の足元へと!
|
30 |
「小さくなってもらおうかな」
|
31 |
光条が陽介へと収束した瞬間、陽介の視界は真っ白になり、何も見えなくなる。
|
32 |
-
|
33 |
ごおお、ごおお、と風が荒れ狂う音が、どこかでしていた。
|
34 |
瞬間移動、もしくは意識を失っている間にどこかへ運ばれ、放置された経験のある人間は稀だろう。もちろん陽介にもなかった。
|
35 |
暗い。彼が最初に思ったのはそれだった。それに埃っぽい。先ほどまで会話をしていた麻耶の姿はどこにも見えない。狐につままれたような顔で、目をぱちくりさせているとぼやけていた視界がだんだん明瞭になってくる。
|
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|
|
67 |
陽介は言われたとおりにする。透明なアクリル板には、黒く目盛りと数字が刻まれていた。身長測定で使われていた測定器具を思い出したが、単位が明らかに違う。陽介の目線より少し上に「5」という数字があった。——これは、アクリル定規だ。
|
68 |
「それが、今の陽介くんの身長——五センチ、だよ」
|
69 |
陽介は、にわかにその事実を受け入れることが出来なかった。だが、陽介と麻耶は実際今まで空き教室から一歩も外には出ていなかった。積まれた机や黒板、壁や消灯された蛍光灯は陽介にとってあまりにも遠すぎて、認識することができなかっただけで。
|
70 |
-
|
71 |
ずっとしゃがんだ姿勢でいるのがつらくなったのか、麻耶は栄一に正面を向けて教室の床に座り込み、体育座りの姿勢を取った。陽介の前に、例によって巨大な上靴が整列している。
|
72 |
先ほど麻耶の足元にいたときは感じている余裕がなかったが、少し臭いがきつい。靴特有の埃臭さと、少女の汗の酸っぱい香りが陽介の鼻孔を刺激していた。だが、悪臭であるはずのそれは、なぜか陽介にはここちいいものに感じられた。
|
73 |
それはそれとして、陽介には要求しなければならないことがある。
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@@ -138,7 +138,7 @@
|
|
138 |
——置き去りにされた。
|
139 |
誰も来ない忘れられた空き教室の、女の子の上靴の中に。
|
140 |
静まり返った空間で、陽介の顔からこれ以上なく血の気が引いていく。
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141 |
-
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142 |
閉じ込められて一時間。
|
143 |
人間の世界では日が沈み、夜となっていた。
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144 |
だが、靴の中の世界には関係ないことだった。暗闇は一様で、時間による変化はない。ポケットに入れていた携帯電話を取り出し、ディスプレイの発光で明かりをとる。陽介と一緒に縮小されていた携帯電話は電波こそ通じなかったが、動作自体は問題なかった。
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@@ -148,7 +148,7 @@
|
|
148 |
他に脱出口がないか探してもみた。自分のようなサイズの人間が通り抜けられるような穴が都合よく開いているかもしれない。そう期待して陽介は、舐め回すがごとく靴全体を調べてみたが徒労に終わった。爪先方面へ身を屈めて潜り込んでみたが、そこは特に強烈に臭いの篭っている場所だ。吐きそうになりながら探してみたが、もちろん何もない。
|
149 |
疲れ果てた陽介は、ひとまず脱出を諦め眠ることにした。甘やかで過酷な香りに包まれて。
|
150 |
陽介の着ていた制服のシャツは、すっかり薄汚れボロボロになっていた。
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151 |
-
|
152 |
早朝。そう携帯電話の時計が示していた。
|
153 |
こんな場所でも疲れていれば寝られてしまうのだなあと感心する。硬い靴底の生地の上で寝たため、全身が痛い。また、昨日から何も食べていないため、腹は鳴りっぱなしだった。だがそれよりも重大な問題がある。
|
154 |
陽介の喉はからからに乾いていた。
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|
|
156 |
水分……なんでもいいから、水分を。ポケットを探る。だが、出てくるのは糸くずばかり。
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157 |
ああ、そうだ。思い当たる。この靴にも、水はある。
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158 |
だけど、それは……。
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159 |
-
|
160 |
昼。陽介は衰弱状態で、できるだけ体力を減らさないようかかとの部分でうずくまっていた。かかと部分のラバーの靴底は、黒ずんでじゃいたが口に近い分、ちゃんと乾いている。
|
161 |
助けが来る可能性を、陽介は期待していた。麻耶が自分を置き去りにしたあの時、引き戸を閉める音はしなかった。つまり、この教室は開放されっぱなし。生徒がたまたま入り込み、不自然に放置されたこの靴を発見する可能性はある。廊下の奥で普段誰も来ない教室とは言え、誰かが来ない確率はゼロではない。そうでなくても、教員や用務員が点検に訪れるかもしれない。
|
162 |
何しろ普段鍵がかかっている教室の戸が開けっ放しになっているのだ。目につかない可能性のほうが、低いのではないか。第一、学校から帰らない自分のことを友人や家族が心配して探しているはずだ。……こうして考えると、助けが来ない確率のほうが低い気さえしてくる。自分の思いつきに胸をときめかせながら、陽介はそれを待っていた。
|
163 |
結論を言うと、助けはなかった。麻耶は戸を閉めなかったが、その代わりに、人が来ないように強力なまじないを教室全体にかけていたのだ。今、この教室の存在を認識できるものは、陽介と麻耶しかいなかった。
|
164 |
どこか遠くから聞こえる生徒たちの歓声が、遠い世界のものとなっていた。
|
165 |
-
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166 |
夕。
|
167 |
閉じ込められてから二十四時間が経過しようとしていた。学校から生徒が消えて行く時間帯でもある。
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168 |
陽介は限界だった。手足が、言うことを聞かなくなっていた。脱水症状である。もう最後の手段をとるしか無い。ためらいは一瞬だけだった。朝、やろうとしてやめた行動へ移る。陽介は緩慢な動きで爪先へと這って進む。
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|
|
172 |
ラバーに染み込んだそれはしょっぱかった。むせかえるように苦かった。だが、何よりも……。
|
173 |
「おいしい……?」
|
174 |
その時、世界が大鳴動した。
|
175 |
-
|
176 |
靴全体が動いている。誰かが、自分のいる上靴を持ち上げているのだ。靴底の地面が傾き、陽介はかかとへと転がり落ち、頭を打つ。
|
177 |
「やっぱり、私の足が好きなのね」
|
178 |
頭上を見上げて、陽介は心臓が口から飛び出しそうになる。何か言おうとしたが、うまく発声することができない。天井としてふるまっていた靴下が取り払われ、かわりに麻耶の巨大な顔が全天にそびえていた。
|
@@ -202,7 +202,7 @@
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|
202 |
陽介は、麻耶から垂らされた、生暖かくねばねばした塊を飲み込もうとする。小さくなった身体には、唾液程度の粘性と量でも飲み込むにはつらい。何度も喉を鳴らし、やっとの思いですべて嚥下した。麻耶の唾液が、全身に水分として染み渡っていくのが分かる。飲み下してなお、陽介は喉に麻耶の唾液が残っているような感じがした。
|
203 |
「いい子」
|
204 |
麻耶が唇の端をくいっとわずかに上げた。笑ったのだと、陽介には認識できた。
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205 |
-
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206 |
麻耶は椅子に座り、はしたなく制服のスカートをたくしあげる。閉じたふとももの上に、陽介は置かれていた。ほおずりしたくなるほどなめらかな丸い肌色の地面からは体熱と少女特有の芳香が放射され、陽介はすっかり魅了されていた。だが、これだけで満足する訳にはいかない。なにしろ麻耶に『キスの続き』を許可されたのだから。陽介が目指すのは、太ももの大地の向こうにあるレースに彩られた三角地帯だ。
|
207 |
麻耶のショーツ地帯へと近づくたび、むんむんとした匂いが強くなる。女の匂いだった。発生源が近くなっている��え、持ちあげられたスカートの生地が屋根になって空気を閉じ込めているからだろう。ショーツの向こうには、白磁のようなおなかがそびえている。頭程の大きさのおへそがぽっかりと空いていた。
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208 |
陽介は、レース部分に足を取られそうになりながらショーツを縦断する。ショーツに乗った時、足の裏でじゅくと湿った感触がした。汗で濡れているのだろう。
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3 |
「放課後、校舎二階の空き教室に来て」
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メールにはたったそれだけが書かれていた。なぜ麻耶が自分のメールアドレスを知っているのか疑問だったし、まったく接点のなかったはずなのになぜ、といろいろ疑問はあったが、陽介は従わずにはいられなかった。
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後から考えれば、それらの謎はまったく考える価値のないことだった。だって彼女は、魔女だったのだから。
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黒の通学鞄を片手に下げたまま、空き教室へと向かう。もともとは二年G組の教室として使われていたが、少子化の影響で生徒が足りなくなり、数年前から使われることがなくなったらしい。普段は鍵がかかっているはずのその部屋の引き戸は、そんな事実などなかったかのように滑らかに動き、陽介を迎え入れた。
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使われることのない机が黒板側に寄せられ、半分が逆さになってその上に積み上げられている。そのうちの机のひとつと、どこからか拝借してきた木の椅子で教室の後ろ側に用意した座席に、麻耶が座って陽介を待っていた。さらさらの黒いロングヘアに、こじんまりとしたその体型は、まるでお人形のように見えた。机には、彼女のものであろう通学鞄が腋に吊り下げられていた。
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「来てくれたのね」
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そう言うと、左手の動きがぴたりと止まった。その時、教室全体が幾筋もの赤い光で電子回路のようにイルミネーションされるのを陽介は見た。天井を壁を床を走る真紅の光条は、ある一点を目指していた——陽介の足元へと!
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「小さくなってもらおうかな」
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光条が陽介へと収束した瞬間、陽介の視界は真っ白になり、何も見えなくなる。
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ごおお、ごおお、と風が荒れ狂う音が、どこかでしていた。
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瞬間移動、もしくは意識を失っている間にどこかへ運ばれ、放置された経験のある人間は稀だろう。もちろん陽介にもなかった。
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暗い。彼が最初に思ったのはそれだった。それに埃っぽい。先ほどまで会話をしていた麻耶の姿はどこにも見えない。狐につままれたような顔で、目をぱちくりさせているとぼやけていた視界がだんだん明瞭になってくる。
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陽介は言われたとおりにする。透明なアクリル板には、黒く目盛りと数字が刻まれていた。身長測定で使われていた測定器具を思い出したが、単位が明らかに違う。陽介の目線より少し上に「5」という数字があった。——これは、アクリル定規だ。
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「それが、今の陽介くんの身長——五センチ、だよ」
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陽介は、にわかにその事実を受け入れることが出来なかった。だが、陽介と麻耶は実際今まで空き教室から一歩も外には出ていなかった。積まれた机や黒板、壁や消灯された蛍光灯は陽介にとってあまりにも遠すぎて、認識することができなかっただけで。
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ずっとしゃがんだ姿勢でいるのがつらくなったのか、麻耶は栄一に正面を向けて教室の床に座り込み、体育座りの姿勢を取った。陽介の前に、例によって巨大な上靴が整列している。
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72 |
先ほど麻耶の足元にいたときは感じている余裕がなかったが、少し臭いがきつい。靴特有の埃臭さと、少女の汗の酸っぱい香りが陽介の鼻孔を刺激していた。だが、悪臭であるはずのそれは、なぜか陽介にはここちいいものに感じられた。
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それはそれとして、陽介には要求しなければならないことがある。
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——置き去りにされた。
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誰も来ない忘れられた空き教室の、女の子の上靴の中に。
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静まり返った空間で、陽介の顔からこれ以上なく血の気が引いていく。
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閉じ込められて一時間。
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人間の世界では日が沈み、夜となっていた。
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だが、靴の中の世界には関係ないことだった。暗闇は一様で、時間による変化はない。ポケットに入れていた携帯電話を取り出し、ディスプレイの発光で明かりをとる。陽介と一緒に縮小されていた携帯電話は電波こそ通じなかったが、動作自体は問題なかった。
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他に脱出口がないか探してもみた。自分のようなサイズの人間が通り抜けられるような穴が都合よく開いているかもしれない。そう期待して陽介は、舐め回すがごとく靴全体を調べてみたが徒労に終わった。爪先方面へ身を屈めて潜り込んでみたが、そこは特に強烈に臭いの篭っている場所だ。吐きそうになりながら探してみたが、もちろん何もない。
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疲れ果てた陽介は、ひとまず脱出を諦め眠ることにした。甘やかで過酷な香りに包まれて。
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陽介の着ていた制服のシャツは、すっかり薄汚れボロボロになっていた。
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早朝。そう携帯電話の時計が示していた。
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こんな場所でも疲れていれば寝られてしまうのだなあと感心する。硬い靴底の生地の上で寝たため、全身が痛い。また、昨日から何も食べていないため、腹は鳴りっぱなしだった。だがそれよりも重大な問題がある。
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陽介の喉はからからに乾いていた。
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水分……なんでもいいから、水分を。ポケットを探る。だが、出てくるのは糸くずばかり。
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ああ、そうだ。思い当たる。この靴にも、水はある。
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だけど、それは……。
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昼。陽介は衰弱状態で、できるだけ体力を減らさないようかかとの部分でうずくまっていた。かかと部分のラバーの靴底は、黒ずんでじゃいたが口に近い分、ちゃんと乾いている。
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助けが来る可能性を、陽介は期待していた。麻耶が自分を置き去りにしたあの時、引き戸を閉める音はしなかった。つまり、この教室は開放されっぱなし。生徒がたまたま入り込み、不自然に放置されたこの靴を発見する可能性はある。廊下の奥で普段誰も来ない教室とは言え、誰かが来ない確率はゼロではない。そうでなくても、教員や用務員が点検に訪れるかもしれない。
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何しろ普段鍵がかかっている教室の戸が開けっ放しになっているのだ。目につかない可能性のほうが、低いのではないか。第一、学校から帰らない自分のことを友人や家族が心配して探しているはずだ。……こうして考えると、助けが来ない確率のほうが低い気さえしてくる。自分の思いつきに胸をときめかせながら、陽介はそれを待っていた。
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結論を言うと、助けはなかった。麻耶は戸を閉めなかったが、その代わりに、人が来ないように強力なまじないを教室全体にかけていたのだ。今、この教室の存在を認識できるものは、陽介と麻耶しかいなかった。
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どこか遠くから聞こえる生徒たちの歓声が、遠い世界のものとなっていた。
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閉じ込められてから二十四時間が経過しようとしていた。学校から生徒が消えて行く時間帯でもある。
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陽介は限界だった。手足が、言うことを聞かなくなっていた。脱水症状である。もう最後の手段をとるしか無い。ためらいは一瞬だけだった。朝、やろうとしてやめた行動へ移る。陽介は緩慢な動きで爪先へと這って進む。
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ラバーに染み込んだそれはしょっぱかった。むせかえるように苦かった。だが、何よりも……。
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「おいしい……?」
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その時、世界が大鳴動した。
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靴全体が動いている。誰かが、自分のいる上靴を持ち上げているのだ。靴底の地面が傾き、陽介はかかとへと転がり落ち、頭を打つ。
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「やっぱり、私の足が好きなのね」
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頭上を見上げて、陽介は心臓が口から飛び出しそうになる。何か言おうとしたが、うまく発声することができない。天井としてふるまっていた靴下が取り払われ、かわりに麻耶の巨大な顔が全天にそびえていた。
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陽介は、麻耶から垂らされた、生暖かくねばねばした塊を飲み込もうとする。小さくなった身体には、唾液程度の粘性と量でも飲み込むにはつらい。何度も喉を鳴らし、やっとの思いですべて嚥下した。麻耶の唾液が、全身に水分として染み渡っていくのが分かる。飲み下してなお、陽介は喉に麻耶の唾液が残っているような感じがした。
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「いい子」
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麻耶が唇の端をくいっとわずかに上げた。笑ったのだと、陽介には認識できた。
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麻耶は椅子に座り、はしたなく制服のスカートをたくしあげる。閉じたふとももの上に、陽介は置かれていた。ほおずりしたくなるほどなめらかな丸い肌色の地面からは体熱と少女特有の芳香が放射され、陽介はすっかり魅了されていた。だが、これだけで満足する訳にはいかない。なにしろ麻耶に『キスの続き』を許可されたのだから。陽介が目指すのは、太ももの大地の向こうにあるレースに彩られた三角地帯だ。
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麻耶のショーツ地帯へと近づくたび、むんむんとした匂いが強くなる。女の匂いだった。発生源が近くなっている��え、持ちあげられたスカートの生地が屋根になって空気を閉じ込めているからだろう。ショーツの向こうには、白磁のようなおなかがそびえている。頭程の大きさのおへそがぽっかりと空いていた。
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陽介は、レース部分に足を取られそうになりながらショーツを縦断する。ショーツに乗った時、足の裏でじゅくと湿った感触がした。汗で濡れているのだろう。
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