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          "ja_text": "葵の世界",
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          "ja_text": "ずしん、ずしん。轟く足音に、沈み込むアスファルト。大通りの両脇に並び立つビルから、振動に耐えかねた窓ガラスが滝のように流れ落ちる。そんな惨状をもってして、葵は自分が\"いつもの大きさ\"に\"戻った\"ことを感じ、高揚する。",
          "zh_text": "咚！咚！轰鸣的脚步声彻整条柏油马路，承受不住剧烈震动而碎裂的玻璃窗从路边林立的大楼如瀑布一样倾泻而下。这样的惨状，却令葵感到自己又\"变回了平常的大小\"而兴奋不已。"
        },
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          "ja_text": "ここは\"グリムグリッター\"の世界。葵から見て５０分の１の町が広がる、物語の中の現実。とはいえ、葵は別に現実と物語世界の現実を区別しない。ここにいる人々には現実の人々と同様意思があり、現実と同じように五感がある。その気になればこの巨大な体を持ったまま現実世界を侵略することだってできる。この世界の現実が、葵の生きる現実と地続きであることをよく知っているから。",
          "zh_text": "这里是\"GrimmGlitter\"中的世界。在葵看来只有50分之1大小的城市，这便是此处的现实。话虽如此，葵在这里并没有刻意区分虚拟和现实。这里的人们和现实中的人一样拥有思想，拥有和真人一样的五官。只要愿意，她便随时可以这幅巨大的身躯入侵这里的现实。因为她很清楚，这个世界的现实与自己所生活的现实有着千丝万缕的联系。"
        },
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          "ja_text": "だから最近、葵は\"自分の体の本当の大きさ\"を忘れつつあった。向こうの世界で家に帰り、眠り、学校に行く。その間、自分は小さくなっているのだと、錯覚するほどに。信号を待たねばならないことに不満を感じるし、鉄道やビルなどの障害物をまたぎ越せないことに不便する。校則を守らない悪い子がいても踏み潰せない。一度大きな体の自由を知ってしまうと、小人に戻って生きるのはあまりにも窮屈なのだ。",
          "zh_text": "所以最近，葵渐渐忘记了\"自己身体的真实大小\"。在另一个世界回家、睡觉、上学。这段时间甚至让她产生了自己变小的错觉。既要面对必须等待红绿灯的不满，又因无法跨越铁路、大楼等障碍物而感到不便。即便有不遵守校规的坏孩子，也无法践踏他们。一旦体验过了巨大体型所带来的的自由，回到那小小的身体便会感到过于局限。"
        },
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          "ja_text": "だから、学校に行っている半日も窮屈な体に閉じ込められていた葵は、今とても心地いい開放感を感じていた。",
          "zh_text": "所以，待在学校大半天被束缚的正常身体里的葵，现在有一种豁然开朗般的舒适感。"
        },
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          "ja_text": "\"みんなー。今日も遊びに来たよ！\"",
          "zh_text": "\"各位，我今天也是来玩的哦!\""
        },
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          "ja_text": "大股を開いて、大通りに仁王立ちで呼びかける葵。すると、ビルの中から人々がひょこひょこと現れ、葵の足元に集った。彼らは巨大な彼女を恐れない。この世界において、人間は踏み潰されても厚みがなくなるだけで、死んだりしない。壊れた建物も、しばらく待てば再生する。巨大な葵がもたらす被害は看過できる程度のものでしかなく、むしろ街の人々を愛してくれる可愛らしい少女としての一面が大きいのだ。",
          "zh_text": "葵张开双腿站在大街上喊道。接着，大楼里的人们不约而同地出现并聚集在葵的脚边。他们并不害怕巨大的葵。在这个世界上，人类即使被践踏也只会变得扁平，并不会因此死去。即使被摧毁的建筑，只需要等待一段时间，也会重新修复。巨大的葵所带来的破坏只是可以忽略的程度，倒不如说她作为一个受人们疼爱的可爱少女的一面更多。"
        },
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          "ja_text": "慌てて駆けつけたパトカー数台ですら、巨大少女に対する建前上の対応でしかなく、実質的に葵と遊ぶ時間を確保するために現れたようなものだった。",
          "zh_text": "就连慌忙赶来的几辆警车，也只是表面上应付一下这位巨大少女，实际上是为了确保能和葵一起玩耍才出现的。"
        },
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          "ja_text": "\"よしよし。みんな元気だね。ほら、おいで？\"",
          "zh_text": "\"好好好，大家都有份哦，来吧?\""
        },
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          "ja_text": "葵は早速、大通りを押しつぶして座り込んだ。以前の葵であればまだスカートを気にして女の子座りだったかもしれないけれど、今となっては足を前に投げ出して堂々と下着を見せつける。お尻が地面に触れるこの座り方の方が、彼らと触れ合いやすいから、という理由もあるのだけれど。",
          "zh_text": "葵立刻瘫坐在了马路上。如果是以前的葵，可能还会像一般女孩子那样在意自己裙子。但现在她会把腿张开，堂堂正正地露出内裤。这种屁股接触地面的坐姿更容易和他们互动，也是原因之一。"
        },
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          "ja_text": "小人たちの間では葵のむっちりとしたお尻は特に人気で、早速人だかりだった。",
          "zh_text": "葵丰满的屁股似乎特别受小人们的欢迎，很快便人山人海。"
        },
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          "ja_text": "\"あっ……そんなに近づくと危ないよ……？\"",
          "zh_text": "\"啊……这么靠近很危险啊……\""
        },
        {
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          "ja_text": "くすぐったい感触に葵が身悶えすると、そのうち何人かが尻肉の下敷きになってぺったんこに押しつぶされる。けれど、この程度で怯む彼らではなく、待ちきれないとばかりに葵の下着によってたかる。強引にこじ開けて中に入ろうとするものすらいたが、彼らの力などでは葵のパンツに隙間を開くことすら不可能だった。",
          "zh_text": "葵的身体因瘙痒的触感而扭动起来，有几个小人被压扁了黏在葵的屁股上。不过，这种程度并未能令他们胆怯，反而迫不及待地贴近在葵的内裤上。甚至有小人想要强行撕开葵的内裤，但凭他们的力量，想要在在葵的内裤上制造缝隙是根本不可能的。"
        },
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          "ja_text": "\"もー、慌てないの！\"",
          "zh_text": "\"好了，不要着急！\""
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          "ja_text": "そんな非力な彼らを愛おしむように、葵が甘い声でなだめる。",
          "zh_text": "葵用甜美的声音安慰着这些无力的小人，像是在疼爱他们。"
        },
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          "ja_text": "\"こういうのは、ぜんぎ？　が大事なんだってガリヴァーが言ってたでしょ？\"",
          "zh_text": "\"格列佛不是说过，这种事情，顺其自然是最重要的吗?\""
        },
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          "ja_text": "葵はローファーを脱ぎ、紺のハイソックスに指をかけた。彼らの期待に満ちた眼差しの先で、白く、けれど健康的でハリに満ちたふくらはぎが、そして先ほどまでローファーを履いていたためしっとりと汗に濡れた足が露わになった。",
          "zh_text": "葵脱下了便鞋，手指搭在深蓝色长筒袜上。在他们充满期待的目光下，露出了白皙而又结实、充满弹性的小腿，还有因刚才还穿着便鞋而被汗水浸湿的双脚。"
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          "ja_text": "\"ね？\"",
          "zh_text": "\"嗯?\""
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          "ja_text": "葵は小さな彼らの前に足を差し出す。小さな家程度なら踏み潰してしまえるほどのそれは、けれど間違いなく可愛らしい女の子の足。汗と石鹸の入り混じる香りにあてられて、人々はふらふらとその指へと吸い寄せられていく。",
          "zh_text": "葵把脚伸到他们的面前。像这样小小的房子轻易踩坏也没有问题，即便这仅仅是可爱女孩子的脚。沐浴在汗水与肥皂混合的香气中，小人们摇摇晃晃地向葵的双脚靠近。"
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          "ja_text": "\"ひぁっ！\"",
          "zh_text": "\"呜啊!\""
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          "ja_text": "葵から見て体長３センチ程度の小さな人間たちが、葵の足指に登り、指の股に入り込み、そして思い思いの奉仕をする。その細やかな感触に葵は思わずあえぎ声をもらした。いい大人が、こんな少女の、それも足裏に全力で奉仕している。その倒錯感が、葵を興奮させる。",
          "zh_text": "在葵看来身高只有3厘米左右的小人爬上了葵的脚趾，钻进她的脚趾缝间，然后开始为所欲为。那细腻的触感让葵不由得发出喘息。一个活生生的人类，在对像她这样的少女的足部进行全力服侍，这种反差感令葵兴奋不已。"
        },
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          "ja_text": "\"んっ……あ……\"",
          "zh_text": "\"嗯……啊……\""
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          "ja_text": "こんなの普通じゃない。そうわかっていながらも、葵は下着の上から自身の秘部に指を這わせる。巨大化して、小人さんを踏み潰したり、奉仕させたりして気持ちよくなるなんてどうかしている。けれど……。",
          "zh_text": "这样的事是反常的。但明知如此，葵的手指还是从内衣上滑到自了己的私密部位。巨大化，践踏小人，让他们为服侍自己，这种愉悦的感觉，究竟是……。"
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          "ja_text": "（私……もう普通じゃ満足できない……っ！）",
          "zh_text": "（我……已经不能满足于普通的程度了……啊!）"
        },
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          "ja_text": "葵はすっかり、巨大な身体の魅力に取り憑かれてしまっていた。もう、巨大な身体じゃないと興奮できない。小人さんをたくさん消費しながらじゃないと絶頂できない。人間として、致命的な不具合を抱えてしまった。小人には戻れない、戻りたくない。一生、巨人のままで生きていきたい。",
          "zh_text": "葵完全沉迷于自己的这幅巨大身躯。如果不是这巨大的身体，就完全兴奋不了。如果不是用许多小人自慰，就无法达到高潮。作为一个正常人，我这种想法肯定问题非常大。不想再做回原来小小的自己，我想要一辈子都做个巨人。"
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          "ja_text": "そんなことを考えながら、葵は興奮にのぼせていく。その興奮に連動して、葵の体は先ほどの数倍にまで巨大化していた。",
          "zh_text": "葵一边想着这些，一边又兴奋了起来。伴随着这种兴奋，葵的身体又变得比刚才大了好几倍。"
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          "ja_text": "\"あ……\"",
          "zh_text": "\"啊……\""
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          "ja_text": "気がつけば、お尻の近くにいた人々は巨大化に巻き込まれてだいぶ数を減らしていた。さっきまでは大通りに収まっていたお尻も、足も、通りの両脇の低層ビルを押しつぶして置き換えてしまっている。これが全て、自分が気持ちよくなっただけで引き起こされた惨状だと思うと、それもまた葵の興奮を大きく高める材料になってしまう。",
          "zh_text": "回过神来，屁股附近的小人们被卷入巨大化的混乱之中，数量大大减少。刚才还留在大街上的屁股和双腿，此时都将马路两旁的低层建筑压扁了。一想到这一切仅仅是因为自己心情好所造成的惨状，葵的兴奋感又大大提高了。"
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          "ja_text": "\"もう、だめ……！\"",
          "zh_text": "\"要不行了……!\""
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          "ja_text": "先程は小人をなだめておきながら、自分が我慢できなくなってしまったようだ。葵は乱暴に下着を下ろすと、恥部を露出させた。右足だけはどうにか引き抜いたけれど、左足にくしゃくしゃになったパンツがまだ通っている。そんなだらしない状態で、彼女は早々に自身の秘所をくちゅりと撫でた。",
          "zh_text": "刚才还在安慰小人的葵，此时却再也忍受不住了。葵粗暴地脱下内裤，露出了自己的私处。葵抽出了自己的右腿，皱巴巴的内裤耷拉在左边大腿上。在这种随意的姿态下，她快速地搓揉着自己的私处。"
        },
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          "ja_text": "\"みんな、来て……！\"",
          "zh_text": "\"大家，快来……!\""
        },
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          "ja_text": "ヒクヒクと蠢くワレメを見せつけて、葵がうっとりと呟く。まるで恋人にそうするかのように。けれど、２００倍程度まで巨大化した葵にとって、人々は１センチにも満たない小さな存在。やることはほとんど葵の自慰だ。",
          "zh_text": "看着蠢蠢欲动的小人们，葵出神地喃喃自语，仿佛在对恋人说话一般。但是，对于已经巨大化到200倍左右的葵来说，小人们都是不到1厘米的渺小的存在，能做的几乎只能是帮助葵自慰。"
        },
        {
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          "ja_text": "自身の秘所に指をあてがい、とろーりとした粘液を指に纏わせると、その指で彼らを優しく撫でる。愛液に絡め取られた彼らのついた指を、膣内に飲み込んでジュプジュプとかき回す。",
          "zh_text": "手指放在自己的私密处，让手指沾上一层厚厚的爱液，然后用手指轻轻抚摸小人们，再把用爱液黏住小人的手指塞进阴道里不断搅动。"
        },
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          "ja_text": "\"あは……いいよ、みんな……もっと、私の中で暴れて……っ\"",
          "zh_text": "\"哈啊哈啊……好啊，大家……再对我更加胡闹一点……\""
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          "ja_text": "次から次へと、まるでお菓子でもつまむかのようにひょいひょいと、葵の指は小人を捕まえては淫らな口の中に運び込む。その中で彼らはもみくちゃにされ、膣壁に咀嚼されてぺたんこになって果てる。あまりにも異常な愛の形。でも、確かにそこには愛があった。",
          "zh_text": "葵的手指一个接一个地抓住小人，就像捏住糖果一样，轻易地便把小人送进那张淫荡的嘴里。在葵的下体中，小人们伴随着高潮被挤压，仿佛再被阴道壁咀嚼一般。这是一种不寻常的示爱形式，但这确实是葵表达喜爱的方式。"
        },
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          "ja_text": "\"みんなっ、大好き……だよ……\"",
          "zh_text": "\"我最喜欢大家了……\""
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        {
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          "ja_text": "近くにいた小人を大方膣内に仕舞い込んだ葵は、自分の秘所を愛おしそうに撫でる。何人かはまだ葵の体の外で、少しでも葵を気持ちよくしようと奉仕してくれていた。体の中と外、両方からの奉仕を受けて、幸せそうにとろける葵。興奮で赤く染まったクリトリスに触れると、いつも以上に鋭敏な刺激が電気のように彼女の体を駆け巡る。",
          "zh_text": "葵把身边的小人都通通塞进阴道里，爱抚着自己的私处。有几个小人还在葵的身体边，正为让葵感到舒服而服侍着。同时接受着小人在身体内外两边的服务，葵幸福到要融化一般。轻轻一触因兴奋而变得通红的阴蒂，这份比平时更甚的刺激便像电流一样在她的身体里穿梭。"
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          "ja_text": "\"あっ！！　んっ……！\"",
          "zh_text": "\"啊! !嗯……!\""
        },
        {
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          "ja_text": "葵の身体は、しばしの間忘れていた巨大化を思い出したようだ。左右に並び立つビル群をなぎ倒し、あっという間に視点は摩天楼を見下ろす。こうなるともう止まらない。",
          "zh_text": "葵的身体像是想起了忘记的事又开始了巨大化，一下子便将左右两侧林立的建筑群推倒，瞬间便可以俯视摩天大楼，一发不可收拾。"
        },
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          "ja_text": "\"んっ、あ、あっ、あ、あぁっ！！\"",
          "zh_text": "\"嗯，啊，啊，啊! !\""
        },
        {
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          "ja_text": "街全体を震わせる喘ぎ声を轟かせ、体をくねらせて葵が悶える。さっきまで自分がいたビル街が、完全に股の間に収まってしまっているのを見て、感嘆と快楽の混じった声にならない声を上げる葵。巨大化が快感を産み、快感が巨大化を産む無限ループ。このままではいずれこの世界が持たなくなってしまう。そうなる前に。",
          "zh_text": "她的喘息声震撼着整个城市，葵扭动着身体抽搐着。葵看到自己刚才在的那片城市，此时已经完全被自己的两腿包围，发出了混合着感叹和愉悦的声音。巨大化产生快感，快感令她进一步巨大化的无限循环。如果什么都不做，这个世界迟早会毁灭。"
        },
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          "ja_text": "\"っ、いく、イクううぅっ！\"",
          "zh_text": "\"啊，要去了!\""
        },
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          "ja_text": "葵の秘所は、溜まりに溜まった興奮を全て吐き出した。だらしなく開かれた股の間、先ほどまで葵のいた都市が粘液に押しつぶされて消える様を見て、葵の頭は真っ白な快感に溺れていく。",
          "zh_text": "葵的私处把积攒下来的兴奋全都喷吐了出来。看着自己双腿之间，刚才还在的城市被爱液压垮破坏的样子，葵的大脑沉浸在一片空白的快感中。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"…………ぁ\"",
          "zh_text": "\"……啊……\""
        },
        {
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          "ja_text": "掠れた声を上げて硬直し、そして脱力して倒れこむ葵。投げ出した体がいくつもの山脈と平野を押し潰したが、そんなことすら気にしていられないほどに、力を使い果たしたようだった。",
          "zh_text": "葵发出嘶哑的声音，全身僵硬，浑身无力地倒在地上。葵伸展的躯体碾碎了好几座山脉和平原，但她的力气似乎已经耗尽，根本顾不上这些。"
        },
        {
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          "ja_text": "（自分のアレで街が潰されるところ見て興奮するなんて……）",
          "zh_text": "（看到自己的那里毁灭了城市，竟然会兴奋……）"
        },
        {
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          "ja_text": "山脈ほどもある胸を大きく上下させて荒く息をつく中、ほんの少し冷静になった葵は自分を省みてその異常性を改めて認識する。",
          "zh_text": "葵如山脉般丰满的胸部剧烈地上下起伏着，喘着粗气。稍微冷静下来后，她开始自我反省，重新意识到了自己的异常。"
        },
        {
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          "ja_text": "（でも……最高に気持ちいい……）",
          "zh_text": "（但是……感觉太棒了……）"
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          "ja_text": "普通とはあまりにもかけ離れてしまった感性。それでも、世界を押しつぶして身を横たえる彼女は幸せそうだった。きっと、これが彼女の見つけた彼女なりの愛のあり方。巨大な身体を持ってして、万人を平等に愛する巨大少女にだけ許された愛し方なのだ。",
          "zh_text": "这与普通人的感性相去甚远。尽管如此，把世界破坏殆尽躺下的她还是一脸幸福的样子。这是她找到的她独有的表达爱的方式。这是只允许拥有巨大身体、平等地爱着所有人的巨大少女的方式。"
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          "ja_text": "\"私、疲れちゃった。ちょっと休むね……\"",
          "zh_text": "\"我累了，休息一下……\""
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          "ja_text": "甘く囁き、まだ無事な都市にそっと手を添えると、彼女はスヤスヤと寝息を立て始めた。",
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          "ja_text": "キーンコーンカーンコーン・・・",
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          "ja_text": "授業終わりのチャイムが鳴る。教室の窓側に座っていた少女は筆入れや教科書をスクールバッグに投げ込み、すぐに教室を出ようとする。",
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        {
          "id_line": 3,
          "ja_text": "「エミルー、今日このあと暇ー？暇なら買い物付き合ってくれない？」",
          "zh_text": "「艾米丽，今天有空吗？有空的话陪我去买东西好吗？」"
        },
        {
          "id_line": 4,
          "ja_text": "「ごめんシィ、今日は用事があるんだ・・・また今度ね！」",
          "zh_text": "「对不起，今天有事……下次吧！」"
        },
        {
          "id_line": 5,
          "ja_text": "友人のシィに声をかけられ、バツの悪そうな顔をして断るエミルはそそくさと教室から出て行く。そして誰にも話しかけられないように、いかにも急いでいる様子で玄関へと向かう。",
          "zh_text": "被朋友希搭话，一脸尴尬地拒绝的艾米丽匆匆忙忙地走出了教室。为了不再被任何人搭话，她急急忙忙地走向玄关。"
        },
        {
          "id_line": 6,
          "ja_text": "学校の靴箱の前で今日一日履いた上履きを脱ぎ始める。",
          "zh_text": "在学校的鞋柜前脱下今天穿了一天的室内鞋。"
        },
        {
          "id_line": 7,
          "ja_text": "「今日のために1週間履き続けたんだもんね♪」",
          "zh_text": "「为了今天，已经穿了一周了。」"
        },
        {
          "id_line": 8,
          "ja_text": "そう言うエミルのニーソックスは見ただけで臭いが漂ってきそうな黄色に染まっていた。彼女自身は自分の臭いにあまり執着しない様子で、上機嫌で靴箱からローファーを取り出し、そこへしなやかな足を運ぶ。",
          "zh_text": "这么说着的艾米丽的过膝袜被染成了一看就能闻到臭味的黄色。她似乎不太在意自己身上的气味，兴高采烈地从鞋柜里拿出鞋子，迈着轻快的步子走了出去。"
        },
        {
          "id_line": 9,
          "ja_text": "ローファーに履き替えるとエミルはかばんを手に持ち校門へ向かう。校門と言っても門の外には道路はなく、だだっ広い空き地があるだけである。彼女は校門の前で膝を曲げて思い切り地面を蹴りジャンプをした。すると体が重力から解き放たれ、ぐんぐんと地上から離れていく。青空が見えるのも最初のうちだけで周りは徐々に黒い空間へと姿を変える。",
          "zh_text": "换上鞋后，艾米尔拿起书包走向校门。虽说是校门，但门外并没有道路，只有广阔的空地。她在校门口屈膝使劲蹬地跳了起来。身体从重力中解放出来，逐渐离开地面，周围渐渐变成了黑色的空间。"
        },
        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "この黒くて何もない空間はおなじみ「宇宙」である。彼女たちは宇宙を自由に移動して各施設へと赴く。各施設はほぼ星と一体化されている。例えば、今までいた学校は星1つがまるごと学校施設になっていて、学校の敷地だけで構成されている。星1つにつき学校は6つあって、学校同士は大体5分くらい歩けば辿り着ける。つまり、15分も歩けば簡単に星を1周できてしまう。彼女たちに比べて星がとても小さいので、ジャンプしただけで宇宙へと簡単に出ることができるのだ。星にはいろいろな種類があり、他には住宅が集まる星、繁華街が存在する星、企業ビルが立ち並ぶ星などがある。",
          "zh_text": "这个黑色的空无一物的空间就是我们熟悉的「宇宙」。她们在宇宙中自由移动，前往各个设施。各个设施几乎和星球融为一体。例如，艾米丽的学校所在的星球就是学校设施，只有学校。星球上有6个学校，学校之间大约步行5分钟就能到达。也就是说，只要走15分钟就能轻松绕星球一周。与她们相比，星球非常小，所以只要一跳，就能轻松地飞向宇宙。星球有很多种类，除此之外还有住宅星球、商业星球、企业星球等。"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "エミルは宇宙に飛び出した後、自分の家のある星とは違う方向へ移動する。それどころか、どの星にも目をくれることなくある方向に向けて突き進む。しばらく進むと青、白、緑、黄など数色に彩られた星が見えてきた。",
          "zh_text": "艾米丽飞向宇宙后，向与自己家所在星球不同的方向移动。不仅如此，她甚至不去关注周围的星球，而是朝着某个方向前进。走了一会儿，看到了蓝、白、绿、黄等数色的星星。"
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "「すごい・・・宝石みたい・・・」",
          "zh_text": "「好厉害……像宝石一样……」"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "つい感嘆を漏らす。大きさは彼女の顔と同じくらいだろうか。",
          "zh_text": "她不由得发出感叹。大小和她的脸差不多吧。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "「私の足すら収まらないなんて、なんてかわいい星・・・」",
          "zh_text": "「连我的脚都放不下，多么可爱的星星……」"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "宇宙に存在する星には様々な生物が住んでいる。自然体系の保護目的もあり、いわゆる強い生命体が弱い生命体を絶滅させないために、他種族のいる星の周りには結界が張ってある。しかし、その結界も強い生命体なら容易にすり抜けられてしまう。そういうわけでエミルはただ突き進むだけで結界を軽々と越えてきたのであった。",
          "zh_text": "存在于宇宙的星球上居住着各种各样的生物。出于保护自然体系的目的，所谓强大的生命体为了不让弱小的生命体灭绝，在其他种族所在的星球周围设置了结界。但是，如果是强大的生命体，结界也很容易被突破。因此，艾米丽只要一直前进，就能轻而易举地越过结界。"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "エミルは顔を近づけて星を観察する。星は大きく陸と海に分かれており、目立った生物は陸地に生息しているようだ。彼女は陸に自分たちが住んでいる建物と同じ構造の建築物が無数に広がっていることに感動し、さらに顔を近づける。",
          "zh_text": "艾米丽把脸凑近观察星球。星球大致分为陆地和海洋，显眼的生物似乎都生活在陆地上。她看到陆地上有无数与自己居住的建筑物构造相同的建筑物，十分感动，于是更加靠近。"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "「私たちが住んでる街とほとんど一緒・・・家とかビルとかも同じなのかな？」",
          "zh_text": "「和我们住的城市几乎一样……房子和大楼都一样吗？」"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "しばらく観察していると、建物から小さなヒト型の生物が複数出てきてこちらを見上げた。この建築物を利用している生物は自分たちと同じ人型であり、相対的な大きさのみが異なるという事実にエミルはなんともいえない感情が湧き出てくる。彼女は焦る気持ちを抑え、人々に声をかける。",
          "zh_text": "观察了一会儿，从建筑物里出来几个小小的人型生物，抬头看着她。利用这个建筑物的生物和自己一样都是人形，只是相对大小不同，这一事实让艾米丽涌起一种难以言喻的感情。她压抑着焦急的心情，向人们打招呼。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "「こんにちは、小人の皆さん。私の名前はエミル。ふふっ、今日はこの星で遊ぼうと思って来たのよ♪まずは、私のご挨拶ね♡」",
          "zh_text": "「你好，小人们。我的名字是艾米丽。呵呵，今天我是来这个星球玩耍的。首先，来问候一下吧♡。」"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "すうううううううううううぅぅぅぅぅっぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・",
          "zh_text": "呼呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜・・・・・・・・・・・・・・・・"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "おもいっきり吸ったその息は、星に存在する空気だけではなく、地上に存在する建物、乗り物、動物、生物、もちろん小人まであらゆるものを一緒に彼女の口に引きつける。",
          "zh_text": "她尽情吸入的，不仅是存在于星球上的空气，还将存在于地面上的建筑物、交通工具、动物、生物，当然也包括小人在内的所有东西都吸到了的口中。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "人々は彼女のことを見上げながら急激に重力から解き放たれ、しまいには彼女の呼吸の凄まじい風圧によって空中で体が爆散してしまう。血肉と化したあとも呼吸に抗えるはずもなく、エミルのふくよかなピンク色の唇のルージュとして彩られるか、口内で唾液と一体化してしまうかの二択であった。",
          "zh_text": "人们一边仰望着她，一边从重力中迅速解放出来，最后由于她呼吸的巨大风压，身体在空中炸开了。化为血肉后也无法抵抗呼吸，要么成为艾米丽丰满的粉红色嘴唇上的点缀，要么在口内与唾液融为一体。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "建物は最初こそ強烈な突風に耐えていたが、鉛直上向きの力に耐性がほとんどないビルや家は5秒と持たずに人々と同じ運命を辿った。空中で割れた窓から家具や書類、人々が全て投げ出され、風圧でズタズタにされてしまう。強力な耐震性を誇っているビルもたった一人の少女の呼吸によって、いともたやすく彼女へと引き寄せられ、肌や口内に衝突して崩れ落ちた。",
          "zh_text": "建筑物最初能够抵挡住强烈的暴风，但对垂直向上的力几乎没有抗性的大楼和房屋在不到5秒的时间里就迎来了和小人们一样的命运。在空中破碎的窗户，家具、文件、人们全部被抛出去，被风压压得支离破碎。以强大的耐震性而自豪的大楼就这样因为一个少女的呼吸与她的皮肤和口腔碰撞然后崩塌。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "深呼吸で吸った息は彼女の口内へと取り込まれる。しかし、すぐさま彼女は口を開き、次なる行動に出る。",
          "zh_text": "深呼吸吸进嘴里后，她马上张开嘴，开始了下一步行动。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "ふううううううううううううううぅぅぅっぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・",
          "zh_text": "呼呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "すぼめた口から放たれた吐息が地上にたどり着くと、地面を穿ち一瞬にして深さ1000mものクレーターを生成する。その吐息は四方八方に広がり、規則正しく並んだ民家やビルをなぎ払いながら、人々を風に乗せて体を切り裂き、進んでいく。自然現象である竜巻や台風を遥かに超えた風力をもつそれは殺戮劇を引き起こした後、やがて収まる。",
          "zh_text": "从嘴中呼出的气流到在一瞬间穿过地面，形成深度达1000米的火山口。那吐息向四面八方扩散，拂过排列整齐的民居和大楼，划破小人们的身体继续前进。风力远远超过作为自然现象的龙卷风和台风，在引发杀戮之后才慢慢平息。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "「ふふっ、私は呼吸をしただけなのに・・・♪国家が少女の息で滅びるなんて恥ずかしくないのかしら。まぁ、これはまだ挨拶代わりなんだけど♡」",
          "zh_text": "「呵呵，我只是呼吸了一下而已……国家因为少女的呼吸而毁灭，难道不觉得羞耻吗？哎，这还只是代替问候而已♡。」"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "彼女はスクールバッグを放り投げ、人々がいる星を左右から両手でがっしりと掴む。星の3分の1を覆い隠した巨大な手は表面に存在するあらゆるものを押しつぶした。左手に潰されてしまった地方は高度な文明を持つ国家であり、地上だけでなく地下市街も発展していたが、一瞬にして地下2000mにまで到達した巨大な壁に何もかも押しつぶされ、その歴史は幕を閉じた。",
          "zh_text": "她把书包扔了出去，双手从左右两边紧紧地抓住人们所在的星球。遮盖了星球三分之一的巨大的手压扁了星球表面存在的所有东西。左手边压住的地方是具有高度文明的国家，不仅是地上，地下街道也很发达，但瞬间被到达地下2000米的巨大墙壁全部推倒，历史就此落幕。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "星を固定したエミルは、次の「遊び場」がないか探す。彼女が目をつけたのはこの星でもっとも大きな湖だった。大きいと言ってもエミルの指の爪ほどの大きさである。有名な観光地になっているらしく、湖の付近にはホテルや企業ビルが立ち並び、少し離れたところに中核都市が見える。彼女はにやっと笑うと湖に自らの口を近づける。",
          "zh_text": "固定了星球的艾米丽，开始寻找下一个「游乐场」。她盯上的是这个星球上最大的湖。说是大，也只有艾米丽的指甲那么大。好像是有名的观光地，湖附近酒店和企业大楼鳞次栉比，稍远一点就是核心城市。她微微一笑，把嘴凑近湖面。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「小人の皆さん、洪水警報よ♪これからこの湖が私の唾液で決壊しちゃうから溺れたくなかったら今すぐ逃げなさい♪」",
          "zh_text": "「小人们，洪水警报！这个湖即将被我的唾液摧毁，如果不想淹死，现在就赶快逃吧！」"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "彼女は官能的な表情をしながら口から唾液をゆっくりと垂らす。唾液は湖のかさを急激に上げ、数秒もせずに流れだし、秒速100kmというありえない速度で放射状に広がっていく。液体でありながら触れただけで建築物や生物、山岳地帯をたやすく崩壊させる暴力性。それが一介の少女の唾液という事実に人々が気づく前に、彼らは赤の塊と化していた。",
          "zh_text": "她一边做出性感的表情，一边从嘴里慢慢滴下唾液。唾液迅速扬起浪潮，不到几秒钟就流了出来，以每秒100公里的不可思议的速度呈放射状扩散。虽然是液体，但有着只要触碰就能轻易摧毁建筑物、生物、山岳地带的力量。在人们意识到那只是少女的唾液之前，他们已经变成了红色的肉块。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "湖から程よい距離に栄えていた中核都市も、暴力的な速さで流れてくる唾液になすすべもなく削られていく。都市内で最も高い観光ビルも唾液の高さには到底叶わず、触れただけで根本から折れ、そのまま流されていく。郊外にある飛行場から飛び立とうとしていた旅客機も滑走中に後ろからとてつもない速度で襲ってくる唾液に飲み込まれ、機内にいた数100人は酸素を取り入れることができずに窒息死してしまう。数秒もしないうちに、国内有数の一都市が粘り気のある液体の海に変わってしまった。",
          "zh_text": "离湖适当距离的繁华的核心都市，也被以暴力的速度流来的唾液无能为力地削去。即使是城市内最高的观光建筑，也无法达到唾液的高度，只触碰一下，就从地基上折断被冲走。从郊外机场起飞的客机也在滑行过程中被从后面以惊人的速度袭来的唾液吞噬，机内的数百人因无法吸入氧气窒息而死。在不到几秒钟的时间里，国内屈指可数的繁华城市变成了黏稠的液体海洋。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「くすくす♪唾液だけでこの地域は更地ね。せっかく私が忠告してあげたのに、すぐに逃げない小人さんたちが悪いのよ・・・♪」",
          "zh_text": "「呵呵♪光靠唾液就能让这个地区消失殆尽。明明给了你忠告，都怪那些不马上逃跑的小人。」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "数十万人を殺害したエミルは残虐的な笑みをこぼした。",
          "zh_text": "杀害数十万人的艾米丽露出了残忍的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "星をくるくると回しながら面白そうな地域を探す。次はどこで小人さんたちと遊ぼうかな。そう考えるエミルはなるべく人々が多くいそうな場所を模索する。しばらく探した後に見つけ出したのは広大な軍事基地であった。その特性上、周辺に街は見当たらないが、戦車や戦闘機、砲台やミサイル台等、人類の叡智の結晶が詰まった兵器が目に入る。",
          "zh_text": "一边转动星球一边寻找有趣的地区。下次去哪里和小人玩呢？这样想着的艾米丽尽量搜寻着人多的地方。经过一番寻找，找到了一个广阔的军事基地。由于其特性，周围看不到街道，但坦克、战斗机、炮台、导弹发射井等充满人类智慧结晶的武器却映入眼帘。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「面白そうな遊び道具じゃない♪」",
          "zh_text": "「这不是很有趣的游戏道具嘛。」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "地上にいた兵隊は、突然空が暗くなって正体不明の肌色の壁が表れたことに驚きを示し、即座に攻撃の準備をする。訓練された兵隊は、非常に素早い動きで配置につく。",
          "zh_text": "地面上的士兵对天空突然变暗出现了真面目不明的肉色墙壁表示惊讶，立即做好了攻击的准备。训练有素的士兵，以非常快的速度就位。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「小人にしては高度な技術を使った兵器ね。でも・・・それで私の攻撃に耐えられる？」",
          "zh_text": "「对小人来说是使用了高度技术的兵器。但是……能承受我的攻击吗？」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "エミルのその言葉を合図に人々は謎の壁に向かって攻撃を行う。空一面に広がる強大な固体に不安を覚えながら砲弾やミサイルを一斉に解き放つ。この星に住むあらゆる生物なら数秒も持つはずのない攻撃。激しい煙に包まれた少女の顔。しかし、煙が晴れるとそこにあったのは傷どころか汚れすらついていない少女のきれいな肌だった。",
          "zh_text": "以艾米丽的这句话为信号，人们向谜之墙进行攻击。面对填满天空的强大存在，他们一边感到不安，一边同时释放炮弹和导弹。生活在这个星球上的任何生物，都不可能承受这样的攻击。少女的脸被激烈的烟雾包围。但是，烟雾散去后，看到的是不仅伤痕，连污迹都没有的少女漂亮的肌肤。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "エミルにとって見れば、小人が必死に攻撃している姿は確認できるが、弾やミサイルが肌に当たった感触は全く感じられず、本当に全力を出しているのかと疑っていた。",
          "zh_text": "对艾米丽来说，她能看到小人拼命攻击的样子，但完全感觉不到子弹和导弹打到她的皮肤，甚至怀疑小人们是不是真的使出了全力。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「あまりに私が地表から遠いから、攻撃が弱まってるのかな」",
          "zh_text": "「难道是因为我离地面太远，所以攻击减弱了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "彼女は自分から攻撃を当たりにいくように地上に顔をぐいっと近づけた。ただでさえ暗かった空が、少女の顔だけで完全に埋まってしまう。",
          "zh_text": "她把脸凑近地面，像是要主动出击。本来就昏暗的天空，被少女的脸完全盖住了。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "「チャンスをあげる。こんな目の前にか弱い女の子の顔があるんだから、さすがの小人さんも傷くらいはつけられるわよね？」",
          "zh_text": "「给你们一个机会。对如此柔弱的少女的脸，就算是小人也能造成伤害吧？」"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "近い。約1000m上空にその壊すべき壁は存在した。兵士たちは先ほどと同じように全力を尽くして砲弾やミサイルを撃ち放つ。少女の顔が近いので、なるべく急所となるべく目を狙っていく。兵士たちは自分たちがこの怪物を倒すと信じ、目の前の敵に向かって弾を撃ち込む。",
          "zh_text": "在约1000米的上空有一个要破坏的目标。士兵们和刚才一样竭尽全力发射炮弹和导弹。因为少女的脸离得很近，所以尽量瞄准要害。士兵们相信自己能打败这个怪物，向眼前的敌人射击。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「ふふ、全然ダメね♡」",
          "zh_text": "「呵呵，完全不行啊♡。」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "人間の弱点である目は、目の前に存在するとてつもなく巨大な少女にとっては全く通用していなかった。すべての攻撃は角膜に弾き飛ばされ、致命の一撃に至ることは一切なかった。",
          "zh_text": "人类的弱点——眼睛，对于眼前这个巨大无比的少女来说完全行不通。所有的攻击都被角膜弹飞，完全没有伤害。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「さて、と・・・」",
          "zh_text": "「那么……」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "くちゅくちゅ・・・",
          "zh_text": "咕湫咕湫……"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "エミルは口の中をもぐもぐと動かし始め、唾液を溜める。",
          "zh_text": "艾米丽的嘴开始蠕动，积攒起唾液。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "「じゃあ、次は私の攻撃ね♪上手に防げると良いわね」",
          "zh_text": "「那么，接下来是我的攻击了♪如果能很好地防御就好了。」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "彼女は少し地上から顔を遠ざけると、口をすぼめて",
          "zh_text": "她把脸离地面远一点，抿着嘴"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "ペッ",
          "zh_text": "呸"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "軍事基地に向けてツバを吐き出した。少女が吐いたツバは径500kmの弾として地上へ襲いかかる。発射されてから2,3秒も経たないうちに地上にたどり着いた少女の唾液は基地を中心に深さ3000ｍほどのクレーターを作った。人々と兵器は地面と少女の唾液に強力な力で押しつぶされ、それぞれミンチとスクラップと化し、そのまま地下まで押し込まれた。つい5分前まで軍事基地だった場所は一瞬で少女の成分だけの湖になってしまった。",
          "zh_text": "向军事基地吐了一口唾沫。少女吐出来的口水作为直径500公里的炮弹弹向地面袭来。发射后不到2、3秒就到达地面的少女的唾液以基地为中心形成了3000米深的火山口。人们和武器被少女的唾液用强大的力量碾碎，分别化为肉末和废料，然后被压进地下。5分钟前还是军事基地的地方瞬间变成了充满少女成分的湖泊。"
        },
        {
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          "ja_text": "「女の子のツバで全滅だなんて、悔しくないの？・・・ってもう全員死んじゃったか♪」",
          "zh_text": "「因为女孩的唾沫就全军覆没，不反省一下吗？……已经全员牺牲了吗♪」"
        },
        {
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          "ja_text": "エミルは笑いながらそう言うと、その周辺の目立つ都市にペッペッと追加の3発のツバを撃ち込み、次々と滅ぼして行った。巨大な少女と目があった人々は、にやりとした不気味な笑顔を見て咄嗟にその視界から離れようとしたが、直後に放たれた透明な巨大砲弾に圧縮され、骨まで粉々になってしまった。",
          "zh_text": "艾米丽笑着，然后对周边显眼的城市呸呸地追加了3发攻击，一个接一个地毁灭了它们。与巨大少女目光相遇的人们，看到她那令人毛骨悚然的笑容，立刻想要离开她的视野，但随即被射出的巨大透明炮弹击中，连骨头都粉碎了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「さて、これから小人の皆さんにはエミルの特製サウナへご招待♡」",
          "zh_text": "「好了，现在请各位小人享受艾米丽特制的桑拿浴吧♡。」"
        },
        {
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          "ja_text": "エミルは顔を星から離してそう言うと、右足の先に手を伸ばし自分のローファーを脱いだ。彼女の黄色のニーソックスが姿を現し、まるでニーソックスの先から黄色の毒ガスが噴出しているかのように耐え難い汚臭が放たれていた。彼女はためらいもなく自分の靴下の口をぐわっと開き、その星を飲み込むように近づけた。",
          "zh_text": "艾米丽的脸离开星星，把手伸向右脚，脱下了自己的浅口鞋。她的黄色过膝袜露了出来，散发出令人难以忍受的恶臭，就像从过膝袜尖喷出黄色毒气一样。她毫不犹豫地张开袜口，靠近那颗星星。"
        },
        {
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          "ja_text": "「女の子が1週間履いたニーソックスに住んでる星ごと包み込まれるなんて、幸せな小人さんね...♡」",
          "zh_text": "「用女孩子穿了一周的过膝袜，把整个星球都包裹住，真是幸福的小人啊……♡」"
        },
        {
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          "ja_text": "しゅるしゅるとソックスに容易に入って行くその星は、表面がソックスの内側に触れるたびに地面が削れ、全生物の生息地が少しずつ着実に奪われて行く。一番臭いの濃いニーソックスの最奥地に星が到達した頃にはすでに人々の総人口は実に20%にまで減っていた。",
          "zh_text": "轻而易举地进入袜子的那颗星球，表面每次碰到袜子内侧，地面就会被削去，所有生物的栖息地一点一点地被剥夺。当星星到达气味最浓的过膝袜的最深处时，小人的总人口实际上已经减少到20%。"
        },
        {
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          "ja_text": "エミルが1週間履き続けたソックスはエミルが思っていたより強烈な香りを漂わせていた。少女が毎日分泌する汗をメインに、ローファー内のホコリやゴミの混ざった悪臭が漂う。むわむわと蒸れた空気を生み出す少女の靴下は星全体の湿度と温度を上昇させる。たった一人の少女の靴下の中で、多くの人々はあまりの悪臭に肺や脳が麻痺し、気絶や絶命する者が後をたたなかった。しかし、かろうじて形を保っている建物や密閉された地下にいた者はほとんど影響を受けないでいた。建築物の壁や床、天井が臭いを遮断してくれていたからだ。",
          "zh_text": "艾米丽连续穿了一周的袜子散发出比她想象中更强烈的味道。以少女每天分泌的汗水为中心，散发出混杂着灰尘和垃圾的恶臭。少女的袜子中闷热的空气，使整个星球的湿度和温度上升。在只是一个少女的袜子里，许多人因过于恶臭而心肺麻痹，不断有人昏厥或毙命。不过，勉强保持原貌的建筑物和在密闭地下的人几乎没有受到影响。因为建筑物的墙壁、地板、天花板阻隔了臭味。"
        },
        {
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          "ja_text": "「くすくす...私の香りはどう？とってもいい臭いでしょ？これからもっともーっと良い香りを嗅がせてあげるからね...♡」",
          "zh_text": "「呵呵……我的味道怎么样？很好闻吧？接下来我会让你闻出更好闻的味道味……♡」"
        },
        {
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          "ja_text": "そういうとエミルは自分が履いているパンツに両手をかけ、下に降ろし秘部をあらわにする。宇宙のど真ん中でパンツを下ろすなんて露出狂のようでドキドキしてくる。彼女は頰を紅潮させながら、ソックスの入り口を自分のお尻の穴にみっちりとくっつける。",
          "zh_text": "说着，艾米丽双手搭在自己穿的内裤上，脱下来露出秘部。在宇宙的正中央脱下内裤，就像个暴露狂，让人心跳加速。她的脸颊涨得通红，把袜子的开口紧贴在自己的屁股上。"
        },
        {
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          "ja_text": "「女の子のフェロモンたっぷりの香り、堪能して♡」",
          "zh_text": "「女孩子充满费洛蒙的香味，好好享受吧♡。」"
        },
        {
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          "ja_text": "しゅうううううううううううううぅぅぅぅうぅぅっぅっぅっぅぅっっっぅっぅっっっぅう...........................",
          "zh_text": "咻呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜……"
        },
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          "ja_text": "エミルのお尻から放たれたのは、非常に濃い毒ガスであった。その大量に放たれた毒ガスは、星独自の空気を追い出してその星を完全に支配してしまう。その香りはニーソックスに染み付いていた香りの何千倍も濃く、直接嗅いだ人々を即死させただけならず、地上に存在する植物も呼吸による酸素取り込みの代わりに彼女の毒ガスを取り込み、一瞬で枯らしてしまう。",
          "zh_text": "从艾米丽的臀部射出的是非常浓的毒气。放出的大量毒气驱散了星球的空气，完全支配了那颗星球。它的味道比过膝袜的味道浓郁几千倍，不仅会让直接闻到的人当场死亡，就连地上的植物也会瞬间枯萎。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "あまりに濃いその毒ガスは建物の外側から床や壁に侵食し、どろっどろに溶かす。人々を悪臭から守っていた建物も、少女の1発の特濃すかしっぺによりすべて溶解し、中にいる人々を悪臭で包み込む。都市地帯に存在する道路のコンクリートも容易に溶かし、人々が生成した建築物は地球上から消失した。少女のあまりに強い毒性のガスで即死した人々も、そのガスの溶解作用で自然に還る者までいた。",
          "zh_text": "过浓的毒气从建筑物的外侧侵蚀到地板和墙壁，融化成泥浆。保护人们免于恶臭的建筑物，也因为少女的1发特浓毒气弹全部溶解，在里面的人被恶臭包围。城市地带的道路的混凝土也轻易融化，人们建造的建筑物从地球上消失了。除了吸入少女毒性过强的气体当场死亡的人，也有人因为气体的溶解作用而回归大地。"
        },
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          "ja_text": "「ふぅ...♡おもいっきりすかすの気持ちよかったぁ...♡もうみんな私のおならで死んじゃったかなぁ♪」",
          "zh_text": "「呼…♡好舒服啊…♡大家都被我的屁杀死了吧♪」"
        },
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          "ja_text": "自分がスッキリするためだけに生命の豊かな一つの星を滅ぼしたという背徳的な事実に興奮してしまう。",
          "zh_text": "只是为了自己的快乐而毁灭了生命丰富的一颗星球，对这种背德性的事实感到兴奋。"
        },
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          "ja_text": "「じゃ、最後にお掃除しないとね」",
          "zh_text": "「那最后要进行打扫了。」"
        },
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          "ja_text": "エミルは生命が完全に滅んだ星をソックスに入れたまま、右足を靴下に差し込む。足指が星に着地した後、ソックスを手前にぎゅっと引っ張ると靴下の底と足から強烈な圧力がかかり、一瞬で粉々に砕けてしまう。その後、再度右足を引き抜き、靴下を裏返すと粉状になった星がどっかへ吹き飛んでいってしまった。",
          "zh_text": "艾米丽把生命完全毁灭的星球放进袜子里，右脚穿进去。脚趾着地后，把袜子拉紧，星球受到袜子底部和脚之间强烈的压力，瞬间就会粉碎。之后，艾米丽再次拔出右脚，把袜子翻过来，粉末状的星球不知飞到哪里去了。"
        },
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          "ja_text": "「遊べて楽しかったよ♪ありがとね」",
          "zh_text": "「玩得很开心哦♪谢谢。」"
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          "ja_text": "そういうと汚れてしまった右靴下をその場に置いて、エミルは帰路につくのだった。",
          "zh_text": "说完，艾米丽把弄脏的袜子放在原地，踏上了归途。"
        }
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          "ja_text": "その少女は夢を見ることができなかった。だから、彼女にとっては「夢を見ること」そのものが夢となり得た。自分以外の人は普段から夢を見ているのに、自分にはできないというその事実が彼女の大きなコンプレックスにもなっており、そんな自分に憤慨し、失望していた。学校の友だちやテレビで、夢は「自分」が「現実ではあり得ない」事象が起こる「不思議な世界の中」で「好きなこと」ができるという情報を得た少女はその世界観に魅了されてしまっていた。",
          "zh_text": "那个少女没法做梦。因此，对她来说，「梦」本身就是梦想。平时除了自己以外，别人都能做梦，而自己却做不到，这个事实成为了她的一大自卑感来源，她对这样的自己既愤慨又失望。从学校的朋友和电视上，她知道了了梦是「自己」在「现实中不可能」出现的「不可思议的世界中」能做「喜欢的事」的概念。少女被这种世界迷住了。"
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          "ja_text": "その日の夜、彼女は桃色生地で白の水玉模様のかわいらしいパジャマに着替えると、その夢が叶うことを願って寝床についた。",
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          "ja_text": "気がつくと朝になっていた。でも私は立ったまま寝たわけではないし、外で寝たわけでもない。自分の部屋のふかふかなベッドで横になって寝たはずだ。起きた瞬間に外で起立してました、なんて今までなかったんだけど。",
          "zh_text": "回过神来已经是早上了。但我不是站着睡的，也不是在外面睡的。应该是躺在自己房间软绵绵的床上睡觉的。以前从来没有过起床的瞬间是在外面站起来的。"
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          "ja_text": "しかも、周りをよくみてみると私が住んでるところにあるような家がいっぱい地面に敷き詰められてるし、遠くのほうには自分より少し背丈の低い高層ビルが乱立している。",
          "zh_text": "而且，仔细看看周围，和我住的地方一样的房子铺满了地面，远处还有比自己稍矮的高楼。"
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          "ja_text": "どういうわけか分からないけど、この街は私たち人間が住むには小さすぎる。小さな生き物の街に来ちゃったみたいな気がするけど、私が住んでる場所の光景にとってもよく似てる。どんな生き物が住んでるんだろ。妖精さんとかかな？",
          "zh_text": "不知道为什么，这个城市对于我们人类来说太小了。虽然感觉像是来到了一个小生物之城，但和我住的地方也很相似。住着什么样的生物呢？是妖精吗？"
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          "ja_text": "妖精さん見てみたいから、足元の家の屋根を摘んで引き剥がしてみようかな。よいしょ...",
          "zh_text": "想看看妖精，把脚边房子的屋顶摘下来吧。嘿咻…"
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          "ja_text": "バキィ！！",
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          "ja_text": "あれ、ただ剥がそうとしただけなのに摘んだだけで2階部分が粉々になっちゃった。クズになった屋根を払うために人差し指と親指を擦り合わせたら、中でトマトが潰れたような感触がして赤い液体が指についちゃった。ふふ、妖精さんが魔法でぎっしり身が詰まった大きなトマトでも育てていたのかな？",
          "zh_text": "啊，本来只是想剥开的，结果一捏，2楼的部分就碎了。为了拂去碎裂的屋顶，我用食指和拇指互相摩擦，就像西红柿被压扁了一样，红色的液体沾到了手指上。呵呵，难道是妖精用魔法种了很多的大西红柿？"
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          "ja_text": "にやにやしながらそんなこと考えていたら家の1階部分から妖精さんが出て来た。どうも私たち人間に姿が似ている。なんだか私をじーっとみてるみたい。くすっ、私も妖精さんの姿を近くで見たいな〜。今度はすぐ潰さないように注意しないと。",
          "zh_text": "我笑嘻嘻地想着，这时妖精从家里的1楼出来了。外形和我们人类很像。好像一直盯着我看。呵呵，正好我也想近距离看妖精的身姿~。这次要注意不要弄碎。"
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          "ja_text": "潰さずにに妖精さんをつまんで左手の掌の上に乗せることに成功した私は、顔の近くまで左手を持ってくる。念願の妖精さんとご対面！",
          "zh_text": "我成功地捏住妖精放在左手手掌上，并把它拿到脸附近，与梦寐以求的妖精见面！"
        },
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          "ja_text": "遠くからだとよく見えなかったけど、近くで見ると妖精さんは「ヒトのような形」をしていた。でもヒトではないよね。だってヒトだったら私と同じ身長のはずだし、こんな虫みたいな大きさじゃないはずだもん。でもこれヒト・・・だよね？どうみてもヒト・・・。",
          "zh_text": "从远处看不太清楚，近看妖精是「和人一样的形状」。但不是人。如果是人的话，应该和我一样高，不会像虫子那么大。不过这是人吧？怎么看都是人…。"
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          "ja_text": "もしかして、これが「現実ではあり得ない」事象が起こる「不思議な世界の中」？ということはこれが\"夢の世界\"ってことだよね。やった、私ようやく夢の世界に入れた！ふふ、だったら...",
          "zh_text": "难道，这就是发生「现实中不可能发生」事情的「不可思议的世界」？也就是说，这就是「梦的世界」。太好了，我终于进入了梦的世界！呵呵，那就……"
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          "ja_text": "「夢なら何してもいいんだよね？」",
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          "ja_text": "私は掌の上で震えている女の子に独り言のようにそう言い放つと、右手の人差し指を彼女の真上に突き立てる。何か柔らかいものを潰したような少し気持ち悪い感触。",
          "zh_text": "我对着手掌上颤抖的女孩自言自语地说道，然后将右手食指按向她的正上方。像是把什么柔软的东西捣碎了一样，有点恶心的感觉。"
        },
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          "ja_text": "ふーん、\"夢\"って感触もあるんだ。これならこの不思議な世界を思う存分堪能できそう！",
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          "ja_text": "左手に突き刺した指をそっと離すと、赤い液体が不気味に輝きながら糸を引いた。それを見ると生き物を殺したのにも関わらず、胸のドキドキが止まらなくなった。",
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          "ja_text": "私は自分の足元にある小さな建物をじっと見つめたあと、顔を上げて周りを見渡した。自分が立っている周辺には足の甲の高さにも満たない矮小な箱が並んでいるだけだったけど、ある方向だけはそこそこ大きな建物が佇んでいる。私は今からあの場所を私の身体でめちゃくちゃにしてしまうんだと思うと思わず顔がにやけてきてしまった。まあいいや。とりあえずあの場所まで進んじゃおう。",
          "zh_text": "我目不转睛地盯着脚下的小楼，然后抬起头环顾四周。我所站的周围只有一排还没到脚背高度的矮小箱子，只有一个方向伫立着一栋还算高大的建筑物。一想到我要用身体把那个地方弄得乱七八糟，就不由得笑了起来。算了。总之先去那个地方吧。"
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          "ja_text": "一歩前へ素足を進めると足裏に小人さんの家が20個くらいくっつく。建物を壊してるとか人を殺してるとかそういう感覚は全く無いけど、私みたいなか弱い女の子の足に潰されちゃうってどんな感じなんだろう？やっぱり惨めだよね。",
          "zh_text": "光着脚往前走一步，脚底碰到了20多个小人的房子。虽然完全没有破坏建筑物或杀人的感觉，但是被我这样柔弱的女孩子的脚压碎会是什么感觉呢？果然很惨啊。"
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          "ja_text": "まだ朝も早いし小人さんも家の中にいるのかなって思ったけど、予想よりも道に小人さんが歩いててびっくり。えへへ、ちょっと遊んであげよ。",
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          "ja_text": "声をかけると怯えたような顔をして逃げ始める小人。ふふっ、かわいいなあ。逃げられるはずないのに。",
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          "ja_text": "「くすくす、女の子の襲撃だよ～」",
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          "ja_text": "余裕たっぷりな声を発しながら、逃げる小人をじわじわと足で追い詰める。歩くとすぐに踏み潰してしまうので素足でずりずりと地面を削るように進む。そうするとまるで足指のブルドーザーのように土、アスファルト、樹木、建物、人間すべて一緒くたにして飲み込んでいく。小人が全力で走っても所詮その程度の速さであることを死をもって教えてあげる。足裏は小人を潰した～とか建物を壊した～とかそんな区別できるほど敏感ではないけれど、自分はただ目的地に向かっているだけなのに自分の身体の一部でぷちぷちと潰れていく感覚が気持ちよくてたまらなかった。",
          "zh_text": "一边发出从容的声音，一边用脚一步一步地追赶逃跑的小人。走的话很快就会踩扁，只好光着脚蹭着地面前进。这样一来，就像用脚趾做的推土机一样，将泥土、柏油路、树木、建筑物、小人全部吞噬。用死亡告诉小人们，就算全力奔跑，也不过是那样的速度。虽然脚底还没有敏感到能分辨出是把小人踩碎了还是把建筑物弄坏了，但自己只是奔向目的地，身体的一部分却一点点踩扁小人，这种感觉很舒服。"
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          "ja_text": "ずっとずりずりと前進していけばいずれ見えている小人全員は私の足裏のシミになる運命だけど、私から離れている小人は逃げられると思っているかもしれないし。彼らにはちょっと絶望を与えてあげようと思います♪膝を曲げて足先に力を込めると",
          "zh_text": "如果一直蹭着前进的话，看到的小人都会成为脚底的斑点，不过，离我远的小人也许会认为可以逃走。我想给他们一点绝望♪所以屈膝用力，"
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          "ja_text": "「えいっ♪」",
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          "ja_text": "ぴょんとジャンプして前方の道路のど真ん中に着地する。ドンッと強烈な鈍い音が響くと私の周りの建物が音を立てながら順番に崩壊していく。まるで私の足がトリガーとなって放射状にドミノが倒れていくようで楽しい。右足をあげて見ると地面にはひび割れたアスファルトと赤いシミだけが視認できた。ふふ、私から離れてたからって逃げられると思ったら大間違いだよ。",
          "zh_text": "猛地一跳，在前方道路的正中央落地。随着咚的一声强烈的闷响响起，周围的建筑物依次倒塌。就像我的脚成为触发要素，使多米诺骨牌呈放射状倒下一样，非常有趣。抬起右脚一看，只见开裂的柏油路上有好几个红色的斑点。呵呵，如果以为离我远就能逃掉，那就大错特错了。"
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        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "私が飛び越えてぺちゃんこを免れた後ろの小人も着地の衝撃波でどこかに飛んで行ったりずたずたに引き裂かれちゃったりしてる。触れてもいないのに即死しちゃうなんて小人さんって弱いんだね。",
          "zh_text": "在我跳过去时躲过一劫的小人也因为落地的冲击波不知飞到哪里去了，或者被撕得粉碎。连碰都没碰就当场死亡，小人真是脆弱啊。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「全員皆殺しだよ～！えへへ」",
          "zh_text": "「全歼了啊~ ！嘿嘿！」"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "ドシン！！",
          "zh_text": "咚 ！"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "吹き飛ばされただけで生き残ってるかもしれない小人さんたちを生かして帰さないためにそのまま体を後ろに傾ける。私の影に気づいた時にはもうおっきなおしりがごあいさつ。私の身体にプレスされた道路、家々、小人さんたちは一瞬にしてゴミと化してしまう。これで私の周りのモノは全部なくなったかな？",
          "zh_text": "为了不让那些只被吹跑了可能还活着的小人活着回去，把身体向后倾。注意到我的影子的时候屁股已经落地了。被我压到的道路、房屋、小人瞬间化为垃圾。这样我周围的东西全部消失了。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「よいしょっと」",
          "zh_text": "「接下来」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "粉々になった家をさらに蹂躙するように手を地面につけ、体を支えて再び立ち上がり、辺りを見回す。ただビル街の方に向かうだけではつまらないので、私は今にも壊れそうな、かろうじて形を保っている建造物に足を踏み出して歩き出す。運良く潰されずに生き残った小人さんも素足の下でぺっちゃんこ。道路を散るように逃げていく虫さんを一掃するように一歩、また一歩と足を進めていく。",
          "zh_text": "像是要进一步蹂躏已经粉碎的房子一样，把手放在地面上，支撑着身体再次站起来，环顾四周。只是朝着大楼的方向走未免太无聊了，于是我朝着摇摇欲毁、勉强保持着形状的建筑物迈步而去。幸运的是，没有被压倒的小人也被光脚踩扁。我一步又一步地向前走，仿佛要把从马路上四散而逃的虫子一扫而光。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "*********",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "しばらく歩いていると川が現れた。私が向かおうとしているビル街に向かって何本かの橋が架かっている。その中の一本の橋の上にビル街の方に向かっている黄色の電車を見つけた。こんなにのろのろ動いてるのに、高速輸送システムだなんて笑っちゃう。",
          "zh_text": "走了一会儿，前方出现了一条河。有好几座桥架在我要去的大楼街前面。在其中的一座桥上，有着开往大楼区的黄色电车。明明动得这么慢，居然说是高速运输系统，真让人发笑。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "しゃがんで電車の最後尾の車両を人差し指と親指で摘むと急ブレーキをかけたように止まり、それ以上動かなくなる。",
          "zh_text": "蹲下来用食指和拇指捏住电车最后一节车厢，电车就像急刹车一样停了下来，再也不动了。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「女の子の指2本で摘んでるだけだよ？振り切って進まないと潰しちゃうよー」",
          "zh_text": "「只是女孩子的两根手指啊？如果不挣脱开的话，就会被压扁的哦——」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "優しい声で、優しく脅しをかけると親指と人差し指に力がかかるのを感じた。どうやら必死に逃げようとしているようだが、私の指はぴくりとも動かない。軽くおさえているだけなのにも関わらず。",
          "zh_text": "用温柔的声音，温柔地威胁，大拇指和食指微微用力。电车拼命想要逃跑，但手指一动也不动。尽管只是轻轻按住。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「せっかく忠告してあげたのにダメダメな虫さんだなあ。そんなに死にたいなら潰してあげるよ」",
          "zh_text": "「明明给了你们忠告，真是没用的虫子啊。如果那么想死的话，我就满足你们。」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "先ほどとはうってかわって冷たい言葉を吐くと電車を摘まんでいる手をさっと上空に持ち上げる。架線が完全に切れて私の指でしか支えられていない電車は90°回転した状態でふらふらと揺れている。顔を近づけて覗いてみると結構多くの虫さんが乗っていたようで、車両の底の方でうずくまって固まっている。そのまま摘まんでいる指に少し力を加えるとくしゃりと簡単に潰れる。指を上下にくにくにと動かしてじわじわと潰す位置を下にずらしていくと、だんだんと車両内から聞こえる音が大きくなっていくのを感じた。半分程度までぺしゃんこにしたあと、もう一度車両の中を覗いてみると、それはもう悲惨な状況だった。自分だけ生き残ろうと周りの人間を傷つけたり、あまりの恐怖に漏らしてしまったり、見ていられない。汚らわしい。",
          "zh_text": "和刚才完全不同，冷冷地说了句话，然后把捏着电车的手一下子举到了空中。电车的架线完全断了，只能靠我的手指支撑，在90°旋转的状态下摇摇晃晃，凑近一看，里面好像坐了不少虫子，蜷缩在车厢底部。手指稍微用力，轻轻松松就捏碎了。随着手指的上下移动，慢慢地将捏碎的位置向下移动，感觉到车厢内传来的声音越来越大。压扁了一半之后，再往车厢里一看，情况已经很惨了。为了让自己活下去而伤害周围的人，因为过度的恐惧而暴露出来，我实在看不下去。很肮脏。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "「大丈夫だよ！みんな平等に殺してあげるから！あははっ」",
          "zh_text": "「没关系的！我会平等地杀死所有人的！哈哈！」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "死刑宣告を済ませるとまたくにくにと指を動かして残りの半分を処理しようとする。指に不思議な感覚がしたかと思うと、潰した車両の中からドロっと赤い液体がこぼれ落ちてきた。それはふらふらと揺れている下の車両へ流れ落ち、まだ生き残っている人々へさらなる恐怖と絶望を与える。",
          "zh_text": "死刑宣告结束后，我又移动手指，准备处理剩下的一半。手指传来一种不可思议的感觉，从压扁的车厢里流出了红色的液体。它飘向摇摇晃晃的下面车厢，给还活着的人们带来了更大的恐惧和绝望。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「1両目おしまい～♪」",
          "zh_text": "「第一节车厢结束~♪」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "完全に潰れてスクラップとなってしまった車両を連結部分から引き剥がすと、ぽいっと後ろへ投げる。私の後ろはもう更地になってるからゴミ箱みたいなものだよね。",
          "zh_text": "把完全压扁变成废铁的车厢从连接处扯下来，往后扔。身后已经是空地了，就像垃圾场一样。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「2両目どうしよっかな」",
          "zh_text": "「第二节车厢怎么办呢？」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "次の車両を手にかけると潰さずにブチッと引きちぎる。1両だけになってしまった離れの車両を左手で再び横向きに直して中を覗いてみる。突然また元の角度に戻って安堵している虫と何が起こるか分からず呆然としている虫がいる。次に何が起こるか教えてあげようかな。左手を電車の進行方向へ少し動かすと、中にいる虫さんは見えない力に押されるように動かした方向と逆側へ動く。虫さんが完全に動き終わる前に左手を逆側へ。その繰り返し。次第に電車内が赤く染まっていく。",
          "zh_text": "拿起下一节车厢，注意不要压扁，而是咔嚓一声撕下来。用左手把车厢重新调整过来，看了看里面。突然又回到原来的角度，只留下了里面安心的虫子和不知道会发生什么而茫然的虫子。我会告诉你接下来会发生：左手朝电车前进的方向稍微移动，里面的虫先生就像被看不见的力量推着一样，朝相反的方向移动。在虫先生的活动完全结束之前，左手突然转向相反的方向。如此周而复始。电车里渐渐被染成了红色。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「人間シェイク、どう？いいアトラクションでしょ？」",
          "zh_text": "「摇一摇，怎么样？不错的游乐设施吧？」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "もはや誰も聞いていない電車内に言葉を残すと、その黄色と赤のグラデーションになってしまった車両を前方へポイ捨て。突然空から血塗れの電車が降ってきたらどんな気持ちなんだろう。指の些細な動きだけで何十人も何百人も犠牲になるなんて、哀れで仕方ない。",
          "zh_text": "在已经没有人的电车里留下一句话，然后把变成黄色和红色的车厢往前方一扔。看见一辆满是鲜血的电车突然从天上掉下来，会是怎样的心情呢？手指的细微动作就会造成几十人、几百人的牺牲，真是可怜。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "2両を完膚なきまでに潰した私は3両目に手をかけるふりをして、逆側の2両をちぎって目の前に持ってくる。くすっとあざ笑うような笑みをこぼすと、",
          "zh_text": "把第2节车厢完全摧毁的我假装把手放在第3节车厢上，把另一侧的第2节车厢撕下来拿到眼前，冷笑着说:"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「あなたたち一番前の2両に乗ってた幸運な虫さんたちには、巨大な女の子の花園を体験してもらおうかな♪」",
          "zh_text": "「让你们这些坐在最前面两节车厢的幸运虫们体验一下巨大女孩子的花园吧♪」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "2両を掴んだ左手をパジャマの中に潜り込ませ、さらにパンツにも潜り込ませてお尻の蕾に押し当てる。良かったね。最後に見れたのがかわいい女の子のお尻で。",
          "zh_text": "将抓住两节车厢的左手伸到睡衣里，再伸到内裤里按在屁股的花蕾上。真好呢。最后看到的是可爱女孩子的屁股。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「んっ・・・♡」",
          "zh_text": "「嗯……♡」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "ぶばごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！！！！！",
          "zh_text": "噗呜呜呜呜 ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "わっ、自分で言うのもなんだけどすごい音出ちゃった・・・。手にもすごい熱い風当たったしこれは2両ともおならでぺしゃんこになっちゃったかな？せっかく出した毒ガスなのでぐりぐりと電車に擦りつけてから目の前に持ってくる。",
          "zh_text": "哇，虽然自己说有点羞耻，但是发出了很厉害的声音・・・，手也被热风吹到了，2节车厢都被屁吹扁了吧？因为是好不容易排出的毒气，所以用电车使劲蹭了蹭，才拿到眼前。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「うわあ、くっさ～い・・・」",
          "zh_text": "「哇，好臭……」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "私でさえ臭いと感じる香り、数百倍の大きさの違いがある虫さんだとショック死しちゃうかも♪今回は「私から出た強風」で虫さんが電車のありとあらゆる場所にぶつかっちゃったみたいで赤く彩られちゃった。でも自分より大きな女の子のお尻に囲まれて死ねたんだから本望だよね。",
          "zh_text": "连我都觉得难闻的味道，如果是大小相差数百倍的虫先生的话可能会休克死亡♪这次因为「从我身上刮出来的强风」，虫子们好像被撞到了电车的所有地方，整个车厢都被染成了红色。不过能被比自己还大的女孩的屁股包围着而死，真是太好了。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「電車で遊ぶのも飽きちゃったなあ・・・」",
          "zh_text": "「电车也玩腻了……」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "これだけ遊んでまだ4両しか遊べてない。残り6両。ただせっかく手に入れた電車を逃がすのももったいない。私はおろしてあった髪を後ろで一つにまとめると、電車をまとめた髪に括りつけて固定する。これで電車ヘアバンドポニーテール完成♪",
          "zh_text": "玩了这么多还只用了四节车厢。剩下6节。只是好不容易弄到的电车，放它跑了也太可惜了。我把放下的头发在脑后扎成一束，绑在电车上固定。这样电车马尾就完成了♪"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「生き残った虫さんは私が蹂躙する街々をそこから眺めててね」",
          "zh_text": "「活下来的虫先生就从那里眺望着我蹂躏城市吧。」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "*********",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "ビル街に向かって歩いていると大きな建物が増えてくる。大きな建物と言ってもほとんどの建物が足首の高さ以下なのでただ歩くだけで壊れていく様が気持ちいい。人通りの多い大通りの道路や、たくさん虫さんが住んでそうなタワーマンションを狙って歩く。虫さんたちにとっては私の一歩一歩が強烈な万力となって上から襲いかかってくるんだろうなあ。自分が踏んだ場所から放射状に血しぶきがあがっているのを見ながらそんなことを思うと興奮してくる。",
          "zh_text": "朝大楼区走去，大型建筑越来越多。虽说是大型建筑，但大部分的高度都在脚踝以下，所以只是走着就感觉很舒服。我瞄准了人来人往的大马路，或者可能住着很多虫子的高级公寓。对虫子们来说，我的每一步都带着强大的力量从上面袭来。看着从自己踩过的地方呈放射状溅起的血沫就兴奋起来。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "しばらくすると、高速道路を見つけた。といっても、これも私のくるぶしくらいの高さなんだけどね。そーっと近くに寄ってしゃがんでみると、色とりどりの車が走っていた。ビル街に向かう方面の車線はもっとたくさんの車がいるみたいでかなり詰まっている。車はそこそこのスピードで走ってるつもりでも、私にはアリくらいのスピードにしか見えない。突然超巨大な女の子に見つめられてびっくりしたのか急ブレーキをかける車もいたけど、私が嗜虐的な笑みをこぼすと次に何が起こるか察したようでさっきよりもスピードを上げて高速道路を進み始めた。",
          "zh_text": "过了一会儿，我发现了一条高速公路。不过，这也只有我的脚踝那么高。走近蹲下一看，上面有各色各样的车开着。往大楼区方向的车道好像有更多的车，相当拥挤。即使车的速度还算不错，在我看来也不过是蚂蚁的速度。突然被一个巨大的女孩子盯着，有些车吓了一跳，急刹车，但我露出嗜虐的笑容后，他们似乎察觉到接下来会发生什么，开始比刚才加快速度在高速公路上行驶。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「そっちは通行止めだよ～　私がぐっちゃぐちゃに破壊し尽くした街を見られるわけにはいかないからね♪」",
          "zh_text": "「那边禁止通行哦~因为不能看到被我破坏得乱七八糟的城市♪」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "えい、と左手の人差し指を車の進行方向の道路のど真ん中に突き刺すと、女の子の指一本に車が阻まれて止まる。運転手は車から降りるやいなや何かを喚きながら私の指のお腹を蹴ったり殴ったりしている。",
          "zh_text": "嗯……我用左手的食指在车子前进方向的道路中间一插，用女孩子的一根手指挡住了车子。司机一下车就嚷着什么，对着我的手指又踢又打。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「え～なになに？なんて言ってんの？」",
          "zh_text": "「诶~什么什么？你在说什么？」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "めちゃくちゃに罵声をあげてるみたいなので、耳を近づけるふりをして顔をそっと近づける。ある程度近づいてからくるっと正面を向いて、唾液たっぷりの舌を出す。とろっとこぼれ落ちた一滴の唾液で運転手は絡め取られて一切動けなくなり、さらに舌を運転手にくっつけると一瞬で私に攫われた。",
          "zh_text": "她好像在乱骂，我假装把耳朵靠近他，把脸凑近他。接近到一定程度后突然转向正面，伸出了充满唾液的舌头。滴落的一滴唾液缠住了司机，使他动弹不得，舌头黏住司机，一瞬间就被我掳走了。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「～～～～♪」",
          "zh_text": "「～～～～♪」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "ぺろっと舌を出したまましばらく様子を見てみる。粘着質の唾液からも逃れられそうな暴れっぷりだけど、口内から止めどなく分泌される追加の唾液によって全身を包み込まれてしまった。ねばねばの唾液で穴という穴を塞がれてしまった運転手はどこからも酸素を供給されることもなく、次第に動かなくなった。必要のなくなった遺体は証拠が残らないように前歯で切断し、奥歯ですり潰してぐしゃぐしゃにしてからごっくんする。とはいえ、胃液で消化されてしまえば証拠なんてなくなるんだろうけどね♪",
          "zh_text": "吐着舌头观察了一会儿。司机虽然表现得很狂暴，好像可以从黏糊糊的唾液中逃脱，但全身被口内不停分泌的唾液包围了，被黏糊糊的唾液堵住了每一个洞，没有任何地方给他提供氧气，他渐渐不动了。为了不留下证据，把没有存在必要的遗体用门牙切断，用槽牙磨碎，完全毁灭。话虽如此，如果被胃液消化了的话证据也就没有了吧♪"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "そうこうしているうちにどんどん人差し指に向かって車がやって来る。自分から唾液の海に飛び込んでいくなんて、えっちなアリさんめ。",
          "zh_text": "就在这时，不少车不断地朝着食指驶来。自己跳进唾液的海洋，真是可恶的蚂蚁。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「そんなに女の子の唾液が好きなんだったらいくらでも味わわせてあげるよ♪」",
          "zh_text": "「如果你那么喜欢女孩子的唾液，我可以让你尽情品尝。」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "指で車をせき止めているせいでもう数百台の車が目の前に止まっている。右手の人差し指を道路の端に突き刺すと、道路の上をいつも通り走っていた車は前も後ろも巨大な指に遮られ、行き場を失ってしまう。右手を徐々に左手の方にゆっくり近づけていくと、車と車の間の間隔が狭くなり、命の危機を感じた虫さんが車から次々と出てきて道路の上を逃げまわる。",
          "zh_text": "因为用手指挡住道路，已经有数百辆车停在眼前，无处可去。右手慢慢地靠近左手，车与车之间的间隔变窄了，感到生命有危机的虫先生们一个接一个地从车里出来，在道路上四处逃窜。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「くすっ、逃がさないから」",
          "zh_text": "「呵呵，我不会让你跑的。」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "ふたたび口を少しだけ開けて唾液を分泌、投下する。私が顔や舌を動かすだけで、逃げている虫さんに降り注ぎ、質量で押し潰されたり動けなくなる。",
          "zh_text": "再次张开嘴投下唾液。我只要动一下脸和舌头，唾液炮弹就会落到正在逃跑的虫身上，被它的质量压扁，动弹不得。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「指プレス処刑開始～♪」",
          "zh_text": "「指压处决开始~♪」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "唾液で逃げられなくなった虫さんたちを見ながら、じわじわじわじわと指を移動させる。きっと虫さんたちは唾液と車と指にゆっくり挟まれて身体全体が複雑に絡み合って苦しみながら潰されて死ぬんだろうなあと思うと、邪悪な笑みが顔に生まれてくる。まあ、私のこの笑みを見た虫さんは全員もうすぐこの世から消えるんだけど♪",
          "zh_text": "我看着被唾液压住无法逃跑的虫子们，手指一点一点地移动。虫先生们一定会被唾液、汽车和手指慢慢夹住，整个身体复杂地纠缠在一起，痛苦而死吧，一想到这里，邪恶的笑容就浮现在脸上。唉，看到我这个笑容的所有虫子马上就要从这个世界消失了♪"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "完全に指を閉じて鉄の塊を作った私はこねこねとこねくりまわし指の大きさくらいの鉄球にする。それを地面において、その後ろに親指と人差し指を構える。",
          "zh_text": "我把手指完全合上，把车辆捏成一个铁块，然后把它揉成手指大小的铁球。放在地面上，拇指和食指放在后面。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「殺戮鉄球、えいっ♪」",
          "zh_text": "「杀戮铁球，看招♪」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "と思いっきりデコピンを放つと進行方向にあるあらゆる建物をすべて破壊しながらどこかへ消えていった。きっと触れた瞬間に何もかも弾け飛んだに違いない。何が起きたか分からないまま死んじゃうんだから、苦しまないだけマシだよね。",
          "zh_text": "痛快地弹出手指，破坏了前进方向上所有的建筑物，消失了。一定是在触碰的瞬间，一切都弹飞了。因为不知道发生了什么就死了，不痛苦真是太好了。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "ビル街に向かう反対側の道は、私がこれだけ遊んでいても詰まったままで一切動く気配がない。せっかくなのでこの渋滞をたどってあのビル街まで行くことにした。人差し指と中指を渋滞のど真ん中に突き刺して爪の下敷きにする。そして人差し指を前へ、中指を前へと、まるで人の足のように進んでいく。指が道路に触れる度に車を数台潰すので、さくさくスクラップになってしまう感触がたまらない。指と車が大体同じくらいの大きさだからか、実際に足で踏み潰すのより感度が数倍違う。潰したときの興奮が比べ物にならない。",
          "zh_text": "通往高楼区的路，我玩了这么久还是堵着，一点也没有动。难得有这样的机会，我决定顺着堵车的路去大楼区。把食指和中指插在堵塞处的正中间，压在指甲下面。然后食指向前，再中指向前，就像人的脚一样前进。手指每次碰到道路，就会压扁好几辆车，那种咔嗒咔嗒变成废铁的感觉真是让人受不了。也许是因为手指和车的大小差不多，用脚踩碎的灵敏度差好几倍。被压扁掉时的兴奋是无法比拟的。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「んっ・・・♪もうがまんできないかも・・・♡」",
          "zh_text": "「嗯……♪我可能忍不住了……♡」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "そうゴミ虫たちにとっては不穏な独り言を発すと、私は高速道路の車を指ですべて潰して皆殺しにしながら道路沿いにビル街の方へ歩いて行った。",
          "zh_text": "说完这句对垃圾虫们来说无法理解的自言自语后，我一边用手指压扁高速公路上的所有车辆，一边沿着公路向高楼区走去。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "*********",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "しばらく車を潰してたどり着いたのは胸辺りまである高層ビルと多くの電車を走らせている線路だった。",
          "zh_text": "压扁了好多汽车，终于到达的了齐胸的高楼区 和行驶着众多电车的轨道。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「ゴミ虫でもこんな高いビル建てられるんだ・・・偉いじゃん」",
          "zh_text": "「明明是垃圾虫却能盖这么高的楼……真了不起啊。」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "そう告げるとパジャマのズボンを膝下まで下ろしてパンツ一枚になる。家の外でパンツ一枚になるの初めてだけど、どうせ私のパンツを見た人に明日はないんだから♪",
          "zh_text": "说完，把睡衣的裤子拉到膝下，只剩下一条内裤。这是我第一次在家外面只穿内裤，反正看到我内裤的人是看不到明天的。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「んっ・・・」",
          "zh_text": "「嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "比較的股間の高さに近いビルを選別すると、角を股間の狭間に押し当てちゃう。少し力を加えただけでビルはガクンと沈み込み一階の出入り口を沈めてしまった。ゴミ虫が何年もかけて作ったビルもこうして女の子1人のオナニーの道具にしかなり得ないという事実が興奮にスパイスをかけてくる。湿った股間から放出される液体は、私の自慰によって破壊された窓ガラスを伝ってビルの内部に進入する。私の愛液に絡まれて溺れて惨めに死んじゃったかな・・・それとも、あまりの良い女の子の香りに肺が潰されて窒息死しちゃったかな・・・♡",
          "zh_text": "挑出比较接近股间高度的大楼，把楼角抵在股间，稍微用力，大楼就砰的一声下沉，连一楼的出入口都沉了下去。垃圾虫花了几年时间建造的大楼也只能成为一个女孩子自慰的工具，这一事实给我的兴奋充当了调味品。从潮湿的股间流出的液体，沿着因我的自慰而被破坏的玻璃窗进入大楼内部。是被我的爱液缠住溺水而悲惨地死去了呢・・・还是被过于香甜的女孩子的味道堵住了肺窒息而死呢・・・♡"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "ふとビルの脇を見ると、出入り口を沈めたのにも関わらず生の渇望にかられて逃げ出しているゴミ虫が散っていく様がよく見て取れる。あはっ♪どこへ逃げても無駄なのにね。",
          "zh_text": "无意中往大楼旁边一看，可以清楚地看到，尽管出入口已经关闭，但因对生的渴望而逃出来的垃圾虫正在四散逃窜。啊哈♪逃到哪里都没用。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「逃げてるゴミ虫さんたちは私のえっちなお汁、受け取ってくれてないよね？えへへ、そんな遠慮しなくてもいいのに♪」",
          "zh_text": "「逃跑的垃圾虫们没有接受我的爱液吗？呵呵，不用这么客气的♪」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "走っているゴミ虫さんたちをぷちぷちと潰しながら、股間の真下に彼らが来るように場所を調整する。シミが付いたパンツは降ろさずに、人差し指と中指でそのまま横へずらして恥部を露出させる。興奮が収まらずに股間から垂れ落ちる白濁液は吸い込まれるように逃げ惑うゴミ虫さんへ直撃♡粘性と質量がある液体に襲いかかられて耐えられるわけないよね♪",
          "zh_text": "我一边扑通扑通地压扁奔跑的垃圾虫们，一边调整位置，让它们来到股间的正下方。把沾上污渍的内裤下沿用食指和中指向旁边移动，露出下体。由于兴奋从股间垂下的白浊液体像被吸下去一样直接冲击着四处逃窜的垃圾虫♡被有这种粘性和质量的液体袭击是虫子们无法承受的吧♪"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「くすっ、えっちなお汁にすら耐えられないなんて、何人集まって束になっても私のナカで耐えられそうになんてないね♪」",
          "zh_text": "「哈，连爱液都无法承受，不管有多少人聚在一起，在我的体内都无法承受呢。」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "そう言ってパンツをずらしたまま空いた右手の人差し指と中指の2本を膣内に入れて軽くかき混ぜる。ゴミ虫さんたちはバラバラに逃げていったのでどの方向にも一定数いるはず。ふふっ。これから地上に起きることを考えると頬が紅潮する。",
          "zh_text": "说着把内裤挪开，用空出的右手食指和中指插入阴道内轻轻搅拌。垃圾虫们四散逃走了，所以每个方向都有一定数量的垃圾虫。呵呵。一想到马上要做的事情，脸颊就泛起红潮。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「・・・逃さないから」",
          "zh_text": "「……我不会放你们逃走的。」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "右手をゆっくり引き抜くとねちょり・・・と粘っこく淫らな音が聞こえる。2本の指にはたっぷり粘液がついており、ピースの形に指を開くととろっと糸を引く。前方を走って進むゴミ虫さんたちをたった一歩で追い越すとくるりと振り向き、そのまましゃがみこむ。彼らは巨大な私を見て顔を真っ青に変えると体を180度回転させてさらに散っていく。",
          "zh_text": "慢慢地抽出右手，听到了黏黏的淫荡的声音。两只手指上沾满了爱液，只要把手指微微张开，就能拉出爱液线。只用一步就超过了奔跑在前方的垃圾虫们，然后转身蹲下。他们看到巨大的我，脸色铁青，180度旋转身体，然后四散而去。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「逃さないって言ったでしょ？」",
          "zh_text": "「我不是说过不会放你们逃走吗？」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "指から引いている愛液の糸を見せつけたあと、糸を横に動かしゴミ虫さんたちに絡めつける。右手の人差し指と中指の間を通った全員が私の女の子の液体にくっついて暴れている。体液にも抗えない人を見てると優越感がこみ上げてくる。",
          "zh_text": "拿出从手指上拉出来的爱液线给他们看，然后将线横向移动，缠在虫子身上。从右手食指和中指之间穿过的所有人都粘在女孩子的液体上挣扎。看到连爱液都无法抵抗的小人，一种优越感油然而生。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「ふふっ惨め・・・♡」",
          "zh_text": "「呵呵好惨啊……♡」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "右手を顔の前に持ってきて抵抗している虫さんをじっくり眺める。顔に液体が絡まってしまった女の子は呼吸できるはずもなく目を見開き助けを求めていたけど、最終的に力が抜けてだらりとしてしまい生気も抜けてしまった。下半身を絡め取られた若い男性は罵声とも悲鳴とも取れない声をあげながら必死に抵抗している。くふふふっ、顔を真っ赤にして逃げ出したいのはよく分かるけど、仮に逃げられたとしてもそこら辺の高層ビルくらいの高さから落ちることになるのに・・・♪",
          "zh_text": "我将右手伸到面前仔细端详着抵抗的虫子们。脸上缠着液体的女性不能呼吸，只能睁大眼睛求救，但最终无力地软了下去，失去了生气。下半身被缠住的年轻男性一边发出不知是叫骂声还是悲鸣的声音，一边拼命抵抗。呵呵呵，我知道你红着脸想挣脱，但就算挣脱了，也会从大楼那么高的地方掉下来。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「捕まえた害虫は駆除しないとね！」",
          "zh_text": "「抓到的害虫必须消灭！」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "ねばねばに捕まったゴミ虫さんたちを下半身に持ってくる。左手でパンツを伸ばすと内側の生地に指を擦りつけて、小人を全員収容してからぱちんとゴムを自然体に戻す。女の子のパンツ牢獄の出来上がり♪",
          "zh_text": "把黏糊糊被抓住的垃圾虫们带到下体。用左手把裤子拉开，用手指在内侧的布料上摩擦，把所有小人都收容起来之后，啪的一声把皮筋放回去。形成了女孩子的内裤监狱"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「私の気が済んでまだ生き残ってたら帰してあげる・・・かもね♪」",
          "zh_text": "「如果我心情好还活着的话就放你们回去……也许吧♪」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "興奮で熱を帯びてしまった私の体はまだまだ蹂躙と破壊を求めている。",
          "zh_text": "因兴奋而发热的我的身体还在寻求蹂躏和破坏。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "*********",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "室外で初めてオナニーした場所が大都市の交通の要所である巨大な駅の近くだなんて思うと興奮が湧き上がってくる。周りには全面ガラス張りのエレベーターやオフィスビル、どこまでも続く道路。駅ですら20本以上ある線路などが揃っていた。そう、私が蹂躙するべきものがすべて・・・。",
          "zh_text": "想到第一次在室外自慰的地方是在大城市的交通枢纽——巨大的车站附近，兴奋之情就涌上心头。周围是全玻璃的电梯和办公大楼，还有一望无际的道路。就连车站也有20多条轨道。对，我应该蹂躏这一切…。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "目の前にあるオフィスビルはほぼすべての壁がガラスでできていて、内部が外側から見ることができるみたい。しかも、エレベーターもガラス張りで動きを見ることができ、私が暴れまわっているにも関わらずエレベーターで脱出しようとしている小人が多く、惨めすぎて逆に微笑ましい。",
          "zh_text": "眼前的办公大楼几乎所有的墙壁都是玻璃做的，从外面可以看到内部。而且，电梯也是透明的玻璃做的，可以看到我的动作，很多小人还想乘电梯逃脱，太惨了反而让人觉得很欣慰。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "満員で下っていくエレベーターを目で捉えて追いかけて、右の人差し指を挿入♪エレベーターが下る速度と同じスピードで指も下げていく。指とエレベーターのスピードが同じなので小人さんたちは全員無事。だけど、これから起こり得ることを想像して腰が抜けている人や指を殴ったり噛み付いたりするゴミ虫さんたちが多いみたいなのでニコニコと微笑みかけて緊張を解いてあげる。",
          "zh_text": "用眼睛捕捉满员向下的电梯，然后插入右食指♪用和电梯向下的速度相同的速度向下。手指和电梯的速度一样，所以小人都平安无事。但是，因为想象着接下来可能发生的事情而瘫软的人和打我的手指咬我的手指的垃圾虫好像也有很多，所以我对他们微笑着缓解紧张。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「あはは、くすぐったいよ～」",
          "zh_text": "「啊哈哈，好痒哦~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "エレベーターが最下層に近づいてくるとエレベーターの速度が徐々に遅くなり、人差し指がゴミ虫さんの頭に触れ、肩に触れ、そして床に触れた。そのあと時計回りに指を一周させるとガラス一面血塗りの赤い部屋の出来上がり♪",
          "zh_text": "电梯接近最下层时，电梯的速度慢慢变慢，于是食指触碰到了垃圾虫们的头，触碰到了他们的肩膀，然后触碰到了地板。然后顺时针转动手指一圈，一个玻璃被涂红的房间就做好了"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "隣のエレベーターが下階から上がってきたようなので、箱の上のロープを持ち上げてそのまま上空まで運んであげる。ぷらぷらと揺れる箱は振り子のよう。振り子の中から見えるのはきっと私の笑顔。",
          "zh_text": "旁边的电梯好像是从底层上来的，我把电梯上面的绳子拉上去，把它带到高空。摇摇晃晃的箱子像钟摆一样。从钟摆中看到的一定是我的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「お待たせいたしました。女の子の手のひらの上です♪」",
          "zh_text": "「让您久等了。现在你们在女孩子的手掌上。」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "ぴんぽーんという機械音はしないけれど、エレベーターの箱を右の手のひらの上にちょこんと乗せる。箱の中から出てきた少数のゴミ虫さんは手のひらの上を動き回ってなんとか逃げ出せないか右往左往してる。私に手のひらで踊らされちゃって。くすっ。",
          "zh_text": "虽然没有叮咚的机械声，但还是把电梯箱放在了右手掌心上。从电梯里出来的少数垃圾虫在手掌上来回走动，左冲右撞，唯恐逃不掉。被我玩弄于手心，呵呵。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「大丈夫大丈夫、ちゃんと地上に降ろしてあげるから」",
          "zh_text": "「没事没事，我会把你放到地上的。」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "箱は左手で持ちながら、右手をくるりと180度回転させる。米粒みたいな大きさのモノが地上へ落ちていく。地上へのストレートダイブ、楽しんでね♪",
          "zh_text": "用左手拿着箱子，右手旋转180度，米粒般大小的东西就掉到了地上，你要享受直坠地面的乐趣哦♪"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「ね？ちゃんと地上に降ろしてあげたでしょ？」",
          "zh_text": "「呐，好好把你放在地上了吧？」"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "その言葉はいまだにエレベーターの箱に残っていた2人以外には聞こえない。残ったエレベーターの箱は胸の谷間にそっと落とす。ふくよかなおっぱいに吸い込まれ、見えなくなってしまった。一生女の子のおっぱいに住めるなんて幸せだね♪",
          "zh_text": "这句话除了留在电梯箱里的两个人，没有人听到。把电梯轻轻扔进乳沟里。电梯被丰满的乳房吸了进去，看不见了。能一辈子住在女孩的乳沟里真是太幸福了！"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "ガラス張りのオフィスビルのエレベーター部分だけ見事に壊れちゃってるけど、これじゃあビル部分がかわいそうだよね。ちゃんと全部跡形もなくなるように壊してあげなくちゃ。",
          "zh_text": "只有玻璃办公大楼的电梯部分坏得很厉害，大楼的其他部分就很可怜了。一定要把所有的痕迹都破坏掉。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「えいっ、おっぱい攻撃～」",
          "zh_text": "「嗯，欧派攻击~」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "屋上にぽよんと胸を置いて下側に少しだけぎゅっと胸に力を込める。するとおっぱいの圧力に耐えられなくなったのかガラスにヒビが入りそのままパリンと割れてしまった。",
          "zh_text": "把胸放在屋顶上，稍微用力往下推。于是，也许是承受不住乳房的压力，玻璃出现了裂缝，啪的一声碎了。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "「もうちょっとおっぱいの攻撃力あげちゃうね♪」",
          "zh_text": "「再稍微提高一下攻击力吧♪」"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "足を浮かせて全体重をおっぱいに集中させる。今度はガラスではなく各階層をつなぐ柱にヒビが入ってそのまま砕けちゃった。屋上から順番に崩れ落ちてミルフィーユみたいになってる。あーあ、まだ逃げてない虫さんもいただろうに、かわいそう♪潰されたまま動けなくなり死にきれないのはかわいそうだったので崩れた瓦礫を念入りにぐしゃぐしゃと10回くらい踏み踏みしておいた。",
          "zh_text": "抬起脚，把全部体重集中到胸部。这次不是玻璃，而是连接各层的柱子出现裂痕，然后直接碎裂了。从屋顶开始依次崩塌，像千层酥一样。啊，应该还有没逃掉的虫子吧，太可怜了♪被压得动弹不得死不瞑目太可怜了，所以把倒塌的瓦砾仔细地踩了10次左右。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "しばらく他のオフィスビルを持ち上げたり、蹴り飛ばしたりで遊んでいるといつのまにかサイレンが鳴っていて大量のパトカーに囲まれていた。遠くには消防車や救急車も来ていて、高いオフィスビルからの救出や、怪我を負った虫の治療をしているようだった。なんか大きなパトカーのスピーカーがなんか言ってる・・・。",
          "zh_text": "又拿起其他的办公楼，踢着玩了一会儿，警笛声不知何时响起，回过神来已经被大量的警车包围了。远处消防车和救护车也来了，好像是在从高大的办公楼里救出胸人，或是治疗受伤的虫子。大警车的喇叭好像在说什么・・・。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「そこから動かないでおとなしくしなさい！！」",
          "zh_text": "「在那里不要动，老实点！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "・・・。あんなに小さい拘束具で私を捕らえられるわけないし・・・あんなに小さい武器で私を傷つけられるわけないし・・・あんなに遅い機械で私から逃げられるわけないし・・・あんなに脆い身体で私の攻撃に耐えられるわけないよね♪",
          "zh_text": "…。那么小的束缚器怎么可能抓住我・・・那么小的武器怎么可能伤到我・・・那么慢的机器怎么可能从我身边逃走・・・那么脆弱的身体怎么可能承受得住我的攻击♪"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "「あはは、これが私の答えだよ！」",
          "zh_text": "「哈哈哈，这就是我的答案！」"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "素早く後ろを振り向くようにジャンプすると、そのまましゃがんでお尻をパトカーに向ける。",
          "zh_text": "我迅速转身跳了起来，然后蹲下来，屁股对着警车。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "ぶりっぶっばおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん！！！！！！！！！！！！！！！",
          "zh_text": "噗呜呜呜呜！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "わあまたすごい音出ちゃった。ふふ、１発目よりくっさーいのが出ちゃったけど虫さんは平気なのかな。私のおならだけで身体とパトカーが吹き飛んでいっちゃってるけど。もし生き残ったとしてもおならの良い香りがとどめを刺しちゃうよね♪",
          "zh_text": "哇，又发出了很大的声音。呵呵，放出了比之前一发还臭的屁，虫先生还好吗？我的屁就把他的身体和警车都吹走了。即使活了下来，味道也会给你致命一击。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "吹き飛ばされなかった反対側のパトカーは無事なようだからお持ち帰りしちゃおうかな～。むんずと手のひらいっぱいにパトカーを掴みこんでパンツの中に入れる。あれ？他にも何かパンツに入れてたような・・・まあいっか。結局全員殺しちゃうつもりだったし♪",
          "zh_text": "没有被撞飞的另一侧的警车似乎平安无事，把它带走吧~。用手掌把警车塞进内裤里。咦？好像还有别的什么装在裤子里的・・・算了，反正要杀了所有人♪"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "後方に控えていた消防車と救急車の２種類の緊急車両がものすごいスピードで逃げていく。ダメだよ♪一人の女の子から逃げるために法律破ったら・・・ね？余裕のある動きで１歩２歩と車両に近づいて追い詰めていく。結局ガレキで塞がれた道路に立ち往生しちゃってる消防車と救急車を捕まえてパンツの中に放り込む。これでパンツの中は緊急車両でいっぱい♪正義のはたらくくるまを女の子の恥部に拘束するなんて・・・",
          "zh_text": "后方的消防车和救护车两种紧急车辆迅速逃离。不行的♪为了逃离一个女孩子而违反法律什么的……是吧？我从容地一步步靠近车厢，穷追不舍。结果，我抓住在被瓦砾堵塞的道路上停下来的消防车和救护车，扔进内裤里。这样内裤里就满是紧急车辆了♪正义的车辆竟然被困在女孩子的私处…"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「んっ・・・また興奮してきちゃった・・・」",
          "zh_text": "「嗯……我又兴奋起来了……」"
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          "ja_text": "興奮が抑えられなくなった私は近くにある巨大なターミナル駅へと向かう。あれだけ大きな駅なら私の興奮を発散してくれる玩具くらいいっぱいあるよね。歩くたびにパンツの中の車が擦れていい感じに刺激を与えてくれる。口から熱い吐息を吐きながら線路を見下した。",
          "zh_text": "抑制不住兴奋的我走向附近巨大的终点站。那么大的车站，能让我纾解兴奋的玩具多得是。每走一步，内裤里的车就会摩擦产生一种美妙的刺激感。我一边吐着热气，一边俯视着铁轨。"
        },
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          "ja_text": "普通の電車はさっき遊んだからなあ・・・。きょろきょろと周りを見渡す。プラットホームには電車が来る気配がないけど、停まっている車両と危機感のない虫さんが少しいる。線路は太いんだけど、あんまり面白そうなものはないなあと思いながらホームを足でぐしゃぐしゃと踏み潰す。踏んだ場所から赤の液体が噴いてくるのももう慣れちゃった。私の殺戮の証だね♪",
          "zh_text": "普通的电车刚才玩过了…。四处张望。月台上没有电车要来的迹象，但有停着的车厢和一点危机感都没有的虫子。铁轨很粗，但没什么好玩的，我一边这么想着，一边用脚踩扁站台。已经习惯了踩过的地方会喷出红色的液体，这是杀戮的证据。"
        },
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          "zh_text": "我身后有什么在动。那是外形与普通电车明显不同的新干线。以惊人的加速度离车站越来越远。"
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          "ja_text": "「私の見てないところで逃げようなんてずる賢い虫さんだなあ・・・」",
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        },
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          "ja_text": "あと少しで駅から出るところでしゃがんでひょいと最後尾をつまみ上げる。これくらいの太さなら頑張ってくれそうだよね。パンツを履いたまま横にずらし、人差し指と中指で恥部を広げて虫さんに大きなお口を見せてあげる。そして反対側の手でつかんだ新幹線をその口とくっつける。",
          "zh_text": "在离车站不远的地方蹲下，轻轻地抓起最后一节。这么粗的话应该会努力的吧。穿着内裤向旁边移动，用食指和中指撑开下体，让虫子们看到自己的里面。然后用另一只手抓住新干线，把它紧贴在上面。"
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          "ja_text": "「んっ・・・♡この電車の行き先はぁ・・・私のえっちなお口ですぅ・・・」",
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          "ja_text": "自分でもびっくりするほど淫らな声を発しながら、新幹線を上下に動かす。前だけでなく、パンツで必死にもがいている車がお尻に食い込んでえっちなお仕事をしてくれていて気持ちいい。あなたたちが逃げようとエンジンを掛けてタイヤを回したり、排気口からガスを出したり、前進して車をぶつけてくる行動すべてが、私を気持ちよくしてくれてるんだよね。",
          "zh_text": "发出连自己都吓一跳的淫荡声音，上下晃动着新干线。不光是前面，在内裤里拼命挣扎的汽车也会陷进我的屁股里，为我做着H的事情，心情很舒服。小人们为了逃跑发动引擎转动轮胎，从排气口排出气体，前进撞击的所有行为都让我很舒服。"
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          "ja_text": "「あっ・・・くっ、あっ・・・ひぁっ・・・」",
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          "ja_text": "気持ちよくなれて、しかも虫さんをいっぱい蹂躙できるなんて、とってもお得。気づかないうちに私の右手は速く動くようになって白い液体の分泌も早くなる。",
          "zh_text": "心情变好了，而且还能尽情蹂躏虫子们，真是太划算了。不知不觉间，我的右手动得很快，白色液体的分泌也加快了。"
        },
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          "ja_text": "「ひぁっ・・・んんっ・・・」",
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          "ja_text": "分泌して垂れていく私のえっちな液体は駅のホームの屋根を貫通し、地面を穿つ。ぽたぽたととめどなく溢れるそれはもうただの液体じゃなくて、私という身体から生まれる爆弾のよう。ただオナニーするだけで地上を一掃する生体兵器。",
          "zh_text": "我的爱液不断分泌，穿过车站站台的屋顶，穿过地面。啪嗒啪嗒不停地溢出来的那个已经不是单纯的液体，而是从我的身体里产生的炸弹。只要自慰就能将地面一扫而光的生物武器。"
        },
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          "ja_text": "「ん、・・・ああぁぁぁっ・・・・・・・・・！」",
          "zh_text": "「嗯……啊啊……」"
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          "ja_text": "下半身のあまりの気持ちよさに一瞬でエクスタシーに達しちゃった・・・♡達した反動で新幹線車両をくしゃりと潰してしまったので、そのまま他の車両も脚の間に挟んでぺしゃんこに潰しちゃう。ふぅ・・・そのまま後ろに倒れて駅の上に横たわる。左右にごろごろと１，２回転すると駅は更地に変わってしまった。そしてまぶたが重くなってきたので、私は抗わずにそのまま目を閉じた。",
          "zh_text": "因为下体太舒服了，一瞬间就高潮了・・・・・・・・因为产生的反作用力，新干线车厢咔嗒一声被压扁了，其他车厢也那样夹在两腿之间被压扁了。就这样向后倒下，躺在车站上。左右转了一两圈，车站就变成空地了，眼皮也变得沉重起来，我没有反抗，就那样闭上了眼睛。"
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          "ja_text": "少女は目覚まし時計の音で目が覚めた。ふと時計を見ると１２：００の文字が目に入る。この目覚まし時計の音はアラームの音ではなく、時報チャイムの音だったのだ。",
          "zh_text": "少女被闹钟的声音吵醒了。一看表，12:00的文字映入眼帘。这个声音不是闹铃的声音，而是报时的铃声。"
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          "ja_text": "「えっ、もうこんな時間！？寝すぎちゃった！」",
          "zh_text": "「啊？已经这么晚了？ ！我睡过头了！」"
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          "ja_text": "ささっとパジャマを脱ぎ、パンツを脱ぎ、制服に着替えて学校へ走る。",
          "zh_text": "我迅速脱下睡衣、内裤，换上校服，往学校跑。"
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          "ja_text": "（はぁ・・・今日はいつもより寝すぎちゃったなあ・・・もうお昼休み始まっちゃってるよ～）",
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          "ja_text": "いつもはどんなに遅くとも遅刻ギリギリの時間には起きてたのだが、今日はなぜか何度も鳴る設定にしている目覚まし時計の音が一切鳴った気配がないのである。彼女は全速力で校門をくぐると、自分の教室へ駆け足で向かっていった。",
          "zh_text": "平时不管睡得多晚，只要快迟到的时候就会自动醒来，但不知为何，设定了好几次的闹钟，今天却完全没有响起的记忆。我全速穿过校门，奔向自己的教室。"
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          "ja_text": "「はぁはぁ・・・おはよ・・・」",
          "zh_text": "「哈哈哈……早上好……」"
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          "ja_text": "いつも絡んでいる２人の少女が弁当を食べているところへ彼女がやってくる。２人の少女はニヤニヤしながら寝坊してきた彼女へ言う。",
          "zh_text": "经常聚在一起的两个少女正在吃便当的时候，她来了。两个少女笑着对睡懒觉的她说。"
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          "ja_text": "「あ、そうそう、そういえば夢を見たんだよ！」",
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          "ja_text": "そういうと夢の中での出来事を話し始める少女。最初はあまりに過激な夢に話すことをためらったが、夢の中では色々と不可思議なことが起きるということだったので、それほどおかしなことではないと勇気を出して話していた。",
          "zh_text": "说着，少女开始讲述梦中发生的事情。一开始，我犹豫着要不要对过于过激的梦说出来，但因为梦里会发生各种不可思议的事情，所以我鼓起勇气说，并不是那么奇怪的事情。"
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          "ja_text": "うんうん、と頷くお友達の少女２人。彼女は遅刻してきたことも忘れ、自分のことを嬉々として話していた。一通り夢の中の話が終わったところで、少女の１人がこう話しかけてきた。",
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          "ja_text": "その町は周りを草原で囲まれたのどかな場所に位置していた。国と国を繋ぐ街道のちょうど真ん中に位置しており、旅人の休息を担う場所として知られる自治体であった。今日も国をまたいで旅をしている者や馬車等が立ち寄り、かなりの賑わいを見せていた。",
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          "ja_text": "そこに現れた巨大な影。見たことのあるモンスターとは比較にならない大きさの影に人々は慌てふためく。また新たな魔物が現れたのか、と。しかし、そこにいたのはものすごく巨大なことを除けば普通の人間の女の子であった。人々はその影が自分たちと同じ種族であることを認識すると緊張がだんだんとほぐれていった。",
          "zh_text": "而现在这里出现了巨大的影子。影子的大小与以往见过的怪物不可同日而语，让人们惊慌失措。难道又有新的魔物出现了？ 但是，出现的除了尺寸巨大之外，其他方面都像是普通的女孩子。当人们认识到那个影子和自己是同一种族时，紧张感渐渐放松了。"
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          "ja_text": "彼女はその大きすぎる身体でゆっくりとその町の外周を歩き始めた。その町はモンスターからの隔離のため、少し高めの塀で覆われており、町と外界を繋ぐ道は東西南北4つの門からしか出入りできないようになっていた。高めの塀と言っても、彼女が履いている靴の甲の高さと同じくらいであり、彼女にとっては普通に歩くだけで簡単に入れる程度であった。彼女はぐるりと回りながら町を観光・見学し、ちょうど一周したところで再び立ち止まった。",
          "zh_text": "她用她那庞大的身体慢慢地在小镇的外围走起来。那个城镇为了与怪物隔离，被稍高的围墙所覆盖，连接城镇和外界的道路只能从东西南北4个门出入。说是高墙，其实和她穿的鞋差不多高，对她来说只是迈步就能轻易进去的程度。她绕了一圈在镇上参观，正好绕了一圈又停下了脚步。"
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          "ja_text": "「あ、あの、よかったら私と同じ目線でこの辺一体の景色を見てみませんか？てのひらだったら100人くらいは乗れると思いますよ」",
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          "ja_text": "そういうとにっこり微笑みながらしゃがんで門の前に左手を差し伸べた。魔法を使うか、飛竜使いに頼むかくらいしか空をとぶ方法がないこの世界で、タダで空中散歩ができる機会はほとんどない。人々は我先にと門へ群がりはじめた。指の太さは直径20mほどであるため、近くのガケから飛び降りててのひらへ到着する。彼女のてのひらはやわらかく、少し湿っていて、ほんのりと暖かかった。目算で100人ほど乗ったことを確認すると彼女は\"これ以上は・・・\"と締め切り、立ち上がった。",
          "zh_text": "说完，她微笑着蹲下身，左手伸到门前。在这个只有使用魔法或飞龙才能飞上天的世界里，几乎没有免费在空中散步的机会。人们争先恐后地向大门聚集。手指直径约为20米，从附近的悬崖上跳下来可以到达手掌。她的手掌很柔软，有点湿，有点暖。确认目测乘坐了100人左右后，她站了起来。"
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          "ja_text": "広がる景色は広大だった。人々は彼女が常に見ている景色が自分たちのそれと異なることを認識させられた。彼女がゆっくりと町の周りを歩き始めると、彼らは自分たちが住んでいた町がどれだけ密集していて、どれだけ栄えていて、どれだけの人が生活していて・・・そしてどれだけちいさな存在なのかを実感した。",
          "zh_text": "广阔的景象。人们认识到她看到的景色和他们的不一样。当她开始慢慢绕着小镇走的时候，他们真切地感受到自己居住的小镇是多么密集、多么繁荣、生活着多少人……以及是多么渺小的存在。"
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          "ja_text": "ぐしゃぁ...と突然不快な音が響いたかと思うと彼女の左手から赤く輝く液体が滲んでくる。その左手からその液体はぽたぽたと町の中へ滴りおち、建物や路地を赤く染める。上空を見上げた人々が見たものは、真っ赤に染まった巨大な左手と屈託のない笑顔を浮かべている巨大な少女の顔だった。",
          "zh_text": "噗嗤…突然，一阵令人不快的声音响起，她的左手渗出了红色的液体。液体从左手边滴答滴答地滴到街道上，染红了建筑物和小巷。仰望天空的人们看到的是被染成红色的巨大左手和露出笑容的巨大少女的脸。"
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          "ja_text": "悲鳴をあげながら逃げ惑う人々に彼女は右手を差し伸べ、声をかける。",
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          "ja_text": "「そっかぁ〜。私から逃げる気ですね。私の右手のてのひらに乗ってくれたら悪いようにはしなかったんだけどなぁ～・・・仕方ないですね。言うことを聞いてくれない愚かな人たちには痛い目にあってもらわないと♡」",
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          "ja_text": "そう言うと彼女は塀を軽々と超えて、町の中に侵入し始める。建物には触れないように、大通りをゆっくりと歩いて行く。足元に投げ捨てられた樽やビンは彼女の重みで一瞬にして粉砕され、レンガでできた道も泥のように沈んでいく。",
          "zh_text": "说完，她便轻手轻脚地越过围墙，开始侵入城里，在大街上慢慢走着，生怕碰到建筑物。扔在脚边的木桶和瓶子在她的重量下瞬间粉碎，砖砌的道路也像泥一样下沉。"
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          "ja_text": "「そういえば、さっき小人を握りつぶしちゃったから左手汚れてるんだった！なにかないかな・・・」",
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          "ja_text": "目をつけたのは町のいたるところにある監視塔。敵襲の際に防御、避難誘導目的で作られた建物だが、彼女にとってはおもちゃの一つでしかなかった。塔の中から視察していた兵士たちはこちらに向かってくる少女に向かって大砲を向ける。彼女は自らに向けられた砲口に向かって、楽しげな笑みを浮かべた。",
          "zh_text": "她盯上了镇上随处可见的瞭望塔。原本是为了在敌人袭击时防御、引导避难而建造的建筑物，对她来说不过是一个玩具。在塔中视察的士兵们用大炮对着朝这边走来的少女。她对着炮口，露出了开心的笑容。"
        },
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          "ja_text": "「兵士さんたち、さっきの私を見ていなかったんですかぁ？あんなに大勢の人たちをぎゅー♡って握ってあげただけで殺しちゃったんですよ♡　そんな私に攻撃しちゃうんですかぁ？」",
          "zh_text": "「士兵们没有看到吗？我只是把人捏在手里就杀死了。你要攻击那样的我吗？」"
        },
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          "ja_text": "煽られてカッとなってしまった兵士たちはそのまま大砲を連続して撃つ。なるべく彼女の心臓、頭部、足など、戦闘に有利になる場所を狙う。これだけ大きな標的のためか、卓越した腕の兵士たちがその箇所に全弾命中させる。激しい爆発音と広がる黒煙は、その砲弾の攻撃力を如実に表していた。しかし、煙が晴れて彼らが目にしたのは、傷一つない少女の姿だった。",
          "zh_text": "被煽动得发怒的士兵们就那样连续射击。尽量瞄准她的心脏、头部、脚等对战斗有利的地方。可能是因为目标太大的缘故吧，训练有素的士兵们的攻击全部命中。猛烈的爆炸声和蔓延的黑烟如实地反映了炮弹的攻击力。但是，烟雾散去后，他们看到的是一个没有任何伤痕的少女。"
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          "id_line": 24,
          "ja_text": "彼女は必死に抵抗している兵士たちを見て少し興奮しているようで、頬を少し赤らめながら監視塔に近づいていく。これ以上近づくなと言わんばかりに砲弾を放ち続ける彼らだが、彼女は向かってくる物体に目もくれず自らの身体で受ける。",
          "zh_text": "她看着拼命抵抗的士兵们，似乎有些兴奋，脸颊微微发红，走近瞭望塔。他们不停地发射炮弹，似乎在劝她不要再靠近，但她对朝自己袭来的物体连看都不看，用自己的身体全部接下。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "「もう終わりですか？抵抗しないとこの町もあなた方もどうなるか・・・分かりますよね？」",
          "zh_text": "「已经结束了吗？如果不抵抗的话，这个城市会变成什么样你们知道吧？」"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "砲弾が効かないと判断した彼らは、地上に逃げるために大砲を向けたまま階段をおりはじめた。少女は兵士が監視塔から消えたことに気づくと、彼女はにやりと笑った。その瞬間彼女の姿が消え、監視塔のすぐ脇に現れた。そして右手で監視塔を握ると垂直上側に力をかけ、地面から引き抜いた。引きぬかれた監視塔という絶対的な監獄の中に兵士たちを入れたまま。困惑する兵士たちをよそに彼女は笑う。",
          "zh_text": "他们发现炮弹无效后，开始跑下楼梯。当少女发现士兵从瞭望塔上消失时，微微一笑。一瞬间，她的身影消失了，出现在瞭望塔旁边。然后用右手握住瞭望塔，把它从地面上拔了出来。把士兵们关在被挖出来的瞭望塔这个绝对的监狱里。她不理会不知所措的士兵们，笑了。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "「くすくす・・・　あの距離だったら逃げられると思いました？ざーんねん。階段を降りるんだったら飛び降りたほうがマシでしたね」",
          "zh_text": "「呵呵……你觉得那样的距离能逃掉吗？真是的，如果要走楼梯，还不如跳下去呢。」"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "塔をぷらぷらと揺らしながら少女は続ける。",
          "zh_text": "少女一边摇着高塔，一边继续说。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "「私はただ左手をキレイにしたいだけなんで、あなたたちが血にまみれた私の左手をお掃除してくれるなら生かしてあげますよ。」",
          "zh_text": "「我只是想把左手打扫干净而已，如果你们能把我沾满血的左手打扫干净的话，我就让你们活下去的。」"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「ほら、お掃除してくれるなら左手に乗ってください」",
          "zh_text": "「来吧，打扫的话请到左手上来。」"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "紅く染まった左手を差し伸べるも、兵士たちが出てくる気配はない。",
          "zh_text": "她伸出了被血染红的左手，但士兵们并没有出来的意思。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "「私、気が短い方なので、あと5秒したら握りつぶしちゃいますね♡　ごーぉ・・・よーん・・・さーん・・・」",
          "zh_text": "「我是个没有耐心的人，再过5秒不出来就把它捏碎吧。」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "ここで諦めたような表情をした兵士たちが現れ、次々に彼女の左手に飛び乗る。左手にあるものは今まで人だったもの。肉片、血、骨・・・戦闘に慣れた熟練の兵士たちさえも躊躇するような地獄絵図であった。視覚的な気持ち悪さより、嗅覚的なものの方がひどく、あまりの死臭に全員身体が動かなくなってしまっているようだった。彼女は動かなくなってしまった兵士たちを見て、",
          "zh_text": "这时、一脸放弃的士兵一个接一个跳上了她的左手。左手边的东西是曾经是人的东西。肉片、血、骨头……这是一幅连饱经战斗的士兵们都感到踌躇的地狱绘图。比起视觉上的恶心，嗅觉上的刺激更严重，过于浓烈的死亡味道让所有人的身体都动弹不得。她看着那些一动不动的士兵说:"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「ほんと、愚かな人間ですね♡」",
          "zh_text": "「真是愚蠢的人类啊♡。」"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "と言うと彼女は右手に持った監視塔で左のてのひらを擦りつけ、汚れた左手を拭き取る。気絶した兵士たちをもお構いなしに拭き取り、拭きとった血で監視塔が真っ赤に染まる。結局のところ、一つの建物で汚れをきれいにすることはできないのであった。",
          "zh_text": "说着，她用右手拿着的瞭望塔擦了擦左手，毫不在意昏厥的士兵，鲜血将瞭望塔染得通红。说到底，一栋建筑是无法彻底清除污垢的。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「さっきよりも汚れちゃった気がするけど、まあいっか。」",
          "zh_text": "「感觉比刚才更脏了，算了。」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "満足気な顔をすると町の中心部へと向かっていった。",
          "zh_text": "少女一脸满足地向镇中心走去。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "少女が町の中心部へ到着した頃には既にほとんどの人が避難しており、閑散としていた。物が煩雑に置かれており、人々が焦燥感にかられていたことは明白だった。中心部の広場に立つと独り言のようにつぶやいた。",
          "zh_text": "少女到达镇中心的时候，几乎所有的人都已经去避难了，街上很冷清。物品摆放得很繁杂，显示出人们的焦躁不安。站在市中心的广场上，她自言自语地说。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "「もうみんな逃げちゃったんですか？」",
          "zh_text": "「大家都跑了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "あたりを見渡すと彼女から最も離れた西門を超えたところに町民が集まっているのが見えた。巨大な彼女はくすくすと笑いながらその場にしゃがんで地面に手をかざすと、突然彼女の足元に人々が\"現れた\"。何がなんだか分からず混乱している人々にその少女は優しく笑いかける。",
          "zh_text": "环顾四周，发现在离她最远的西门外，聚集了很多居民。巨大的她一边哧哧地笑着一边蹲在原地把手伸向地面，突然在她的脚边出现了一群人。面对不明就里的混乱的人们，少女温柔地笑了。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「なにがなんだかわからないって顔してますね。でも、それでいいんですよ。これから始まるのはただのゲームなんですから。そんなに怖がらなくて良いんですよ。」",
          "zh_text": "「一副什么都不知道的表情。不过，这样也没关系。接下来就是游戏了。不用那么害怕。」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "先程まで門の外側まで逃げていたはずが、気づくと災厄の足元に自分がいる。かつてない非常識の連続に、人々の脳は追いついていないようで、恐怖ですくんで動けなくなってしまっている者もいれば、喚き散らしながら少女から走って逃げる者もいた。広場から逃げれば彼女の視界からは外れる。死角に入れば一時的にとはいえ恐怖の対象から逃れることができる。そう信じてやまない人々の真上にあるのは黒い何か。それが彼女が履いている靴の裏であることに気づいた時には、もう人としての形ではなくなっていた。靴の端で潰したことで、広場の方向に鮮血が飛び散り、まわりの雰囲気が一変する。",
          "zh_text": "明明刚才已经逃到了门的外侧，回过神来却发现自己就在灾难脚下。人们的大脑似乎没能跟上前所未有的超常识发展，有人被吓得动弹不得，也有人哭喊着从少女身边跑开。如果能逃离广场，就可以脱离她的视野，或者进入死角可以暂时逃离这恐怖的对象。如此坚信的人们的正上方出现了黑色的东西，当人们发现那是她的鞋底时，已经不成人形了。因为是用鞋边压扁的，鲜血向广场的方向飞溅，周围的气氛也为之一变。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "「私が小人の皆さんにおしゃべりしてあげてるのに、聞かずに逃げるなんて失礼じゃないですか？せっかくゲームの説明しようとしてるんですから、ちゃんと聞いてくださいよ～」",
          "zh_text": "「我在给小人们说话，你们不听就跑，这不是很失礼吗？好不容易要说明游戏规则了，请好好听我说~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "なんでもない少女の言葉。命令されているわけではないのに、従う以外の選択肢がないほどに圧倒的な力を有する目の前の少女。一瞬で赤い肉の塊にされてしまった仲間を見て、その場から離れるような人々は1人もいなかった。",
          "zh_text": "这是普通的话。明明不是命令，却拥有除了服从以外没有其他选择的压倒性力量。看到瞬间变成红色肉块的同伴，没有一个人离开那里。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「これから1分間だけ時間をあげます。その間は私は目をつむってこの場にしゃがんで一歩も動かないと約束します。時間になったら私が小人の皆さんを探しに歩きまわります。要するにかくれんぼです♡　私に見つからないように注意してくださいね？見つかったら・・・」",
          "zh_text": "「现在我给你们一分钟时间。在这期间我保证闭着眼睛蹲在这里一步也不动。时间到了我就到处去找你们人。总之就是捉迷藏。请注意不要被我发现哦？ 如果发现的话・・・」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "少女はウインクしながら赤く染まった足元を指差す。",
          "zh_text": "少女眨着眼睛，指着被染红的脚。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「どうなっても知りませんよ♡」",
          "zh_text": "「会怎么样我也不知道哦♡。」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "彼女が目をつむり始めてから人々は一目散に逃げ出す。目をつむってから、彼女はどのようにこの町を弄ぶか頭のなかで想像をふくらませていた。どうやって見つけ出して、追い詰めて・・・殺すか。自分の気分で人の生死を操れるなんて・・・そう思っていると、股間がだんだんと湿って来る。ぽたぽたと滴る少女の液体は、全てを絡めとる悪魔の液体となって地面に降り注ぐ。もしも真下に小人がいたらあまりの粘性の高さに圧死していたことだろう。",
          "zh_text": "她闭上眼睛后人们就都逃跑了。闭上眼睛后，她在脑海中展开怎样玩弄这座城市的想象。如何找到他们，如何穷追不舍地杀死他们。竟然可以根据自己的心情操纵人的生死……这么一想，股间就渐渐潮湿起来。滴答滴答滴下的少女的液体，成为将一切缠绕在一起的恶魔的液体，倾泻到地面上。如果正下方有小人的话，一定会被这粘性太高的液体压死吧。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "そろそろ1分が経った頃だろうか、彼女は目も開けることなくぽつりと呟く。",
          "zh_text": "差不多过了1分钟，她连眼睛都没睁开，自言自语道。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "「あらあら、逃げなくて良いんですか？私の目を狙おうとしてるんでしょうけど、バレバレですよ？」",
          "zh_text": "「哦呀，你不逃吗？你是想攻击我的眼睛吧，不过暴露了哦？」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "少女の目の前にいた青年の顔がサッと青ざめ、急いで逃げようとする。青年は全身に鎧を纏っているのにもかかわらず、かなりのスピードで移動をこなすあたり、相当な実力者であることが伺える。しかし、その速度をも上回る少女の白い腕が彼を一瞬で捉える。胴体を抑えられたため、手に持った矢で必死に彼女の指を刺すが、肌の弾力のせいか、傷一つつけることもできない。",
          "zh_text": "少女眼前的青年脸色铁青，急忙想要逃跑。尽管青年全身披着铠甲，却能以相当快的速度完成移动，可见他是个相当有实力的人。但是，少女白皙的手臂在一瞬间抓住了他。由于身体被按住，他用手中的箭拼命刺向她的手指，但可能是因为皮肤的弹力，连一个伤口都没有。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「あれだけ忠告してあげたのに...。あなたのような戦士さんは牢屋行きですね...♡」",
          "zh_text": "「明明给了你那么多忠告……像你这样的战士是要坐牢的哦……♡」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "とろんとした目のままそう言った彼女は、捕まえたその戦士を湿っている股間に持って行き、自らの秘部を見せつける。彼も女性経験がないわけではないが、自分の身体をすっぽりと覆ってしまうような女性器が目の前に迫ってきたことにより、興奮より先に恐怖を感じ、彼女の指から逃れようと再び暴れ始める。",
          "zh_text": "她眼睛迷离地说着，把抓住的战士带到湿漉漉的股间，让他看自己的私处。他也不是没有性经验，但当自己的身体完全被性器包围的时候，比起兴奋，他更感到恐惧，为了从她的手指中逃脱，他再次开始挣扎。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「そんなに暴れても、私からは逃げられませんよ♡おとなしく閉じ込められててくださいな♡」",
          "zh_text": "「你再怎么胡闹，也逃不开啊，你就乖乖地被关起来吧。」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "指につままれた彼の頭が巨大な膣口に触れると、さらに彼女の愛液が溢れ出し、彼の顔は簡単に液体に埋もれてしまう。そして時間が経つにつれてゆっくりだが確実に女性器に身体が飲み込まれていく。少女は彼の全身が膣内に飲み込まれるのを確認したあと、んっ♡と小さく喘いだ。その瞬間、中の圧力が急激に増し、彼の全身鎧が粉々に砕け散る。鎧の欠片は女性器の外へとバラバラと落ちていき、戦士はそのまま奥へ奥へと押し込まれてしまった。",
          "zh_text": "她用手指抓着他的头，碰到巨大的阴道口，她的爱液溢出来，很容易就把他的脸淹没。随着时间的流逝，身体慢慢地被性器吞噬。少女在确认他的全身都被吞进阴道后，小声喘息了一下。在那一瞬间，里面的压力急剧增加，他全身的盔甲都粉碎散落。铠甲的碎片七零八落地掉落到性器的外面，战士就这样被推进了深处。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「そこで私に対する行為を反省していてくださいね。女の子の目を狙うなんて、いけないことだぞ☆」",
          "zh_text": "「在那里请反省对我的行为。攻击女孩子的眼睛是不可以的~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "お茶目なポーズをした彼女を見たものは誰一人いなかった。",
          "zh_text": "没有一个人看到摆着奇怪姿势的她。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "戦士の青年を弄んだ彼女は他の人間たちを探しに街を歩く。小人たちには「探す」と説明をしておいたが、彼女にとっては小人を直接視認する必要はない。自らの足で崩した建物の中に潰れた小人がいる・・・自らの手で落とした瓦礫の下敷きになった小人がいる・・・自分がこの街を完全に支配している。それが彼女の興奮の素であり、彼女の楽しみでもあるからだ。",
          "zh_text": "玩弄了青年战士的她走在街上寻找其他人。虽然对小人说明了「寻找」，但对她来说没有直接辨识小人的必要。用自己的脚推倒的建筑物中压扁小人・・・从自己的手掉下的瓦砾压扁小人・・・自己完全支配着这个城市。这是她兴奋的根源，也是她的乐趣所在。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "今度は建物がある部分を中心に歩く。街の中心地には出店や背の高い建物が目立つ。その建物を10積み重ねても少女の脚の長さになるかどうか。彼女は普段通りに歩き、建造物を呼吸をするように破壊していく。建物のプレスと同時に、地面も深く沈んでおり、彼女の歩いたあとに残る足跡の深さはこの街の外壁と同じくらいの高さになっていた。",
          "zh_text": "这次以有建筑物的部分为中心走。街道中心地带有很多店铺和高大的建筑物。把那栋建筑摞起来，是不是也能到少女的腿呢？她照常行走，像呼吸一样自如地破坏建筑物。建筑物压下去的同时，地面也沉得很深，她走过的脚印的深度和这座城市的外墙差不多高。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "彼女がゆっくりと街を歩いていると、逃げている人間がすぐ足元にいるのが見えた。彼らが1分間に全速力で走った距離は少女がたった5歩歩いた距離と等しかった。",
          "zh_text": "她慢悠悠地走在街上，看见逃跑的人就在脚边。他们在1分钟内全速奔跑的距离相当于少女只走了5步。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「みぃつけた♡」",
          "zh_text": "「找到了♡。」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "大きな影が十数人の人々を覆ったかと思うと彼らが逃げている方向に巨大な柱が落ちてきた。そのどこまでも空に続くような柱を見上げると、意地の悪そうな少女の笑顔がそこにあった。人々は少女の右足が地面についた時の衝撃で吹き飛ばされ、体のところどころが痛んでいたが、なんとか立ち上がって少女とは逆の方角に走り出す。",
          "zh_text": "巨大的影子覆盖了十几个人，接着一根巨大的柱子朝着他们逃跑的方向落了下来。人们抬头望向那根伸向天空的柱子，只见少女坏坏的笑容就在那里。少女的右脚触地时的冲击把人们都炸飞了，身体各处都很痛，但人们还是勉强站起来，朝少女相反的方向跑去。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「ふふ、逃げられると思っているんですか？」",
          "zh_text": "「呵呵，你觉得逃得掉吗？」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "どすん...と今度は左足が人々を挟んで広場側へそびえたつ。少女の股下でまたもや吹き飛ばされる人々。前後は少女の足が、左右は建物に阻まれ、完全に少女の牢獄に捕らえられてしまう。",
          "zh_text": "咚…接着左脚夹着人群站在广场一侧。少女的胯下被吹飞的人们。前后被少女的脚挡住，左右被建筑物挡住，完全被少女的牢房关住了。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「あなたたちの無価値な生命はここで終わっちゃうんです♡」",
          "zh_text": "「你们毫无价值的生命就到此结束了吧♡。」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "突如下がってくる天井。彼女の大きすぎるお尻は建物の間を抵抗なく落ちていき、レンガで敷かれた路地をすべて身体で埋めた。一息ついた後に立ち上がってみると2,3箇所の赤黒いしみしかなかった。彼女はあまりに少なすぎるしみの量と、建物の割れた窓を見てくすくすと笑うと、その建物に近づく。",
          "zh_text": "天空突然下降。她那庞大的臀部在建筑物之间毫无抵抗地压了下去，填满了用砖头铺成的小巷。喘了口气站起来一看，只有两三个黑红的斑点。她看着为数甚少的污渍和建筑物破碎的窗户哧哧地笑着，走近了建筑物。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「さっきのヒップドロップから逃げられたのはびっくりしましたけど・・・おうちの中に逃げ込むなんて、自分から捕まりに行ってるのと同じですよ？」",
          "zh_text": "「你能从刚才的情况脱逃，我都吓了一跳……逃进建筑里，跟被我抓住没什么区别吧？」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "彼女はその家の屋根に手をつくと地面に向かって少しだけ力を加える。すると建物の一室に隠れ潜んでいた残りの人々は、上下の圧力によりすべてのドアが開かなくなり、閉じ込められてしまった。人々の絶望の悲鳴が聞こえるが、それは彼女の興奮の材料にしかならない・・・。今度は煙突をまたがり、肛門の位置を煙の噴出口に合わせる。むっちりとしたお尻は煙突に合わせて形を変え、煙突と肛門以外に空気が拡散することを妨げていた。少女はお尻の穴から噴出するもので人々を臭殺する想像をするだけで頬が紅潮していく。",
          "zh_text": "她把手放在那栋房子的屋顶上，对着地面稍微施力。于是，躲在建筑物房间里的剩下的人，因为上下的压力，所有的门都打不开，被关了起来。虽然听到人们绝望的悲鸣，但那只能成为她兴奋的因素・・・。这次跨过烟囱，把肛门的位置对准出口。肉乎乎的屁股随着烟囱改变了形状，阻止了空气向烟囱和肛门以外的地方扩散。少女一想到要用从屁眼里喷出的东西把人臭死，脸颊就变得通红。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「んっ・・・じゃあ私の中身を存分に味わってくださいね♡」",
          "zh_text": "「嗯……那就尽情地品味我的内在吧♡。」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "肛門が大きく開く。",
          "zh_text": "肛门张开。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "ぶっぼおおおおおおおおおおおおおぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお！！！！！！！！！！！！！！！！",
          "zh_text": "噗呜！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "すさまじい轟音が響いたかと思うとあまりの風圧で室内のドアが壊れ始める。バコンバコン・・・と獣のように扉を開けていく彼女のおならはついに残りの人々が潜んでいた部屋まで到達する。その部屋では扉が開いた瞬間に風圧で人々が互いにぶつかり、壁、床、天井にぶつかり、部屋から投げ出されたりまた戻されたりと、悲惨な状態となった。ガスの噴射が終わった後は、嵐の後の静けさといわんばかりに全身の痛みで動けない人々が建物内に横たわっていた。",
          "zh_text": "一声巨大的轰鸣声响起，由于风压过大，室内的门马上坏掉。像野兽一样打开门的她的屁终于到达了剩下的人潜藏的房间。在那个房间的门打开的瞬间，人们在风压下互相撞击，撞到墙壁、地板、天花板，从房间里被抛起来又被落下来，情况非常悲惨。气体喷射结束后，建筑物内躺满了因全身疼痛而动弹不得的人，仿佛暴风雨过后的寂静。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "また、あまりの風圧で建物内のいわゆる\"普通\"の空気はすべて室外へ押し出され、室内は少女のおならが充満した、ガス拷問室と化していた。まだ息がある人々は生命維持に必要な呼吸という行為で、自分の意志に関係なく少女の毒ガスで肺を満たしていく。",
          "zh_text": "另外，由于太大的风压，建筑物内原来\"普通\"的空气全部被推到室外，室内充满了少女的屁，变成了毒气室。还有气息的人们为了维持生命而采取呼吸的行为，不顾自己的意志，让少女的毒气充满肺部。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「はぁ・・・♡もう一発でそう・・・・・・♡」",
          "zh_text": "「哈・・・♡再来一发就好了・・・・・・♡」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "ふすかぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・",
          "zh_text": "噗嘶・・・・・・・・・"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "少女の一言で追い討ちをかけるように噴出されたガスは音もなく、ねっとりとした空気をさらに充満させる。先ほどの爆音っ屁よりさらに強烈な悪臭を持つガスに身体をすべて乗っ取られた人々は、一呼吸すると体が動かなくなっていた。彼女は放屁後の快感を感じながら自らの秘部を手で刺激する。たった今おならガスで人間数十人を殺したという事実でオーガズムに達し、煙突から建物内にゆっくりと、しかし大量の愛液が注がれていく。",
          "zh_text": "随着少女的一句话，喷出的气体无声无息地使黏稠的毒气更加浓郁。被比刚才的爆炸声更强烈的恶臭气体占据了所有人的身体，呼吸一下身体就不能动了。她一边感受放屁后的快感，一边用手刺激自己的私处。在刚刚用放屁气体杀死数十人的事实下达到高潮，从烟囱向建筑物内缓缓注入大量的爱液。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「ふぅ...♡」",
          "zh_text": "「呼…♡」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "彼女は膣内に幽閉した戦士のことは完全に忘れ、膣圧で身体ごと粉砕してしまっていた。",
          "zh_text": "她完全忘记了幽闭在阴道内的战士，阴道的压力把他整个身体都压得粉碎。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "小人殺戮に時間をかけすぎた彼女は、次の小人を探しに街を練り歩く。といっても、彼女の場合は小人を残さず殺すために道無き道──建物の上だが──を歩いていた。ときどき飽きたように建造物を蹴り飛ばしたり、しゃがんで手を伸ばして指で握りすりつぶすこともあった。普通の大きさの少女なら何も問題が起きなかったことも、200倍ともなれば、少女の行動一つ一つ全てが殺戮行為となり得るのだった。",
          "zh_text": "在杀戮小人上花费了太多时间的她，为了寻找下一个小人而在街上游荡。话虽如此，她为了不留下小人而没有走在路上——而是走在建筑物上。有时会厌烦地把建筑物踢飞，或者蹲下来伸手用手指捏碎。如果是一般大小的少女，不会有任何问题，但如果是200倍的话，少女的每一个行动都有会成为杀戮行为。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "ふと顔をあげると町から離れる方向に飛行物体がいくつか飛んでいるのが見えた。よく見るとそれは飛竜に乗った飛竜使いと魔女であった。偶然この町で休憩していた彼らは、巨大な少女が見ていない隙に空から逃げ出したのだった。",
          "zh_text": "突然抬起头，看见几个飞行物在飞离城镇。仔细一看，原来是骑着飞龙的飞龙使和魔女。偶然在这个城市休息的他们，趁巨大的少女没看见的间隙从空中逃走了。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「そんな高いところを飛んでいたら、すぐに見つかってしまいますよ♡」",
          "zh_text": "「飞那么高，很快就会被发现的」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "そう言うと彼女は右手の人差し指を垂直上方にピンと立てる。指の先に魔力を溜めると指の先にエネルギー球が出現した。すでに少女の指ほどの大きさになっているので、半径10mはあるだろうか。",
          "zh_text": "说着，她将右手食指垂直向上竖起来。在指尖积累魔力，然后指尖出现了能量球。一瞬间已经有少女手指那么大了，半径应该有10m吧。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "飛竜使いと魔女たちは彼女が気づいたことを察して、すぐに低空飛行に切り替え、さらに進行方向を何度も切り替えて少女を翻弄しようとする。",
          "zh_text": "飞龙使和魔女们察觉到她注意到了，马上切换成低空飞行，并多次切换前进方向试图迷惑少女。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「くすくす...無駄なのに...♡」",
          "zh_text": "「哧……明明没用的……♡」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "彼女が逃げている彼らに指を向けると、エネルギー球が崩壊し、直径100m超の光線となって彼らに一直線で向かう。彼らが気づいた時にはすでに高エネルギーのビームが彼らを焼き尽くした後だった。低空飛行していたため、その周辺の草原も一瞬にして焼け野原に変わる。残っているのは真っ黒になってしまった竜と人間だけだった。",
          "zh_text": "当她指向逃跑的他们时，能量球崩溃并变成直径超过100米的光线直线射向他们。当他们注意到的时候，高能量的光束已经把他们贯穿了。而且由于低空飞行，周围的草原也瞬间变成了废墟。只流下烧黑的龙和人类。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "町を蹂躙しながら北門に到着した彼女は、北門から逃げようとして足踏みしている人々を見つけてくすくすと笑う。",
          "zh_text": "蹂躏着城市到达北门的她，看到想从北门逃走的人们，哧哧地笑了。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「西門からも北門からも出られなくて残念でしたね、ふふっ」",
          "zh_text": "「西门和北门都出不去，真是太遗憾了，呵呵。」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "門の外部自体は出られるのだが、そのすぐ外側に深さ20mほどの巨大な溝が町全体を囲っており、出られないようになっていた。まだ生きのびる希望を捨てていない青年が大声を出す。",
          "zh_text": "门的外部本身是可以出去的，但是外面有一条深约20m的巨大沟壑包围了整个城市，让人无法出去。还没有放弃生存希望的青年大声喊道。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「これもお前の仕業かっ！！」",
          "zh_text": "「这也是你干的吧！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「そんなに怒らないでくださいよ〜。そうだ、もう一度私の手の上に登りたい方いませんか？」",
          "zh_text": "「不要那么生气哦~对了，有没有人想再爬到我手上？」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「いるわけないだろ！」",
          "zh_text": "「怎么可能！」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「そうですかぁ...残念ですねぇ...じゃあ今度は私が誰を乗せるか決めちゃいまーす♡」",
          "zh_text": "「是吗……真遗憾啊……那这次我决定谁来当乘客吧」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "ぐわぁっと少女がしゃがむと同時に両手を人々の間に置く。そのまま小人たちをすくうように持ち上げる。手の手の間に挟まれて肉塊ミンチにされてしまった者もいたが、彼女の興味はすくわれた人々の方にあった。",
          "zh_text": "少女蹲下来，同时将双手放在人群中。就那样像要拯救小人一样举起来。虽然也有人被夹在两手之间成了肉末，但她更感兴趣的是那些获救的人。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「しゃがんだままでもだいぶ高いですよね？ここから落ちても弱い人間さんたちは即死ですよ♪」",
          "zh_text": "「即使蹲着也很高，对吧？即使从这里掉下来，脆弱的小人们也会当场死亡的。」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "そのままゆっくりと立ち上がる少女。水をすくうように手に乗せられた人々は立っていることもままならず、人間ドミノ倒しが起こり、地獄絵図と化す。",
          "zh_text": "少女就那样慢慢地站了起来。像舀水一样被放在手上的人们连站都站不稳，像多米诺骨牌一样倒下，变成了地狱绘图。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「あ、両手ですくっちゃった。さっきみたいに片手に乗せたいんで、右手に乗ってる人は...残念でした♡」",
          "zh_text": "「啊，两只手都满了。我想像刚才那样用一只手，右手上的人……真遗憾啊♡。」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "ぱっと突然上下反転する少女の右手。右手半分に乗っていた人々は重力に逆らうことなく地面に吸い込まれて行く。少女にすくわれずに済んだ人々は突然空から降ってくる生きた人間の雨に、逃げるべきか助けるべきか悩む間も無く、降ってくる人に潰されて息を引き取っていく。",
          "zh_text": "少女的右手突然翻转。乘在右手半边的人们受重力的影响坠向地面。没有被少女救出来的人们，面对突然从天而降的活人，还没来得及烦恼该逃还是该救，就被从天而降的人压住了。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「仲間割れですかぁ？自分たちの仲間が空から落とされてるのに助けもしないで逃げ出したり、仲間を下敷きにして殺しちゃったり… ほんと甲斐性なし♡」",
          "zh_text": "「是内讧吗？自己的同伴被从天上掉下来，却不帮忙就逃走，还被同伴压在身下杀死…真是没出息啊♡。」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "200m超から落とされて生身の人間が無事であるはずもなく、すごい角度で身体がねじ曲がって動かなくなった。生き残った人間が悲鳴を上げながら逃げ始めるが、口端を歪めながら一歩、また一歩と小人を踏み潰し、あっさりと滅ぼしてしまった。",
          "zh_text": "从200多米的地方摔下来，小人不可能平安无事，身体以非常大的角度扭曲，动弹不得。活下来的人一边尖叫着一边开始逃跑，她歪着嘴角一步又一步地踩扁了小人，轻而易举地毁灭了他们。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "左手に乗せられた数百人に向けて少女は声をかける。",
          "zh_text": "少女对着左手上的数百人说道。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「そういえば、先程の質問ですが・・・このふっか～い溝は私がやりました♡最初にこの町を訪れた時に外周2周もしましたからね♪怪しまれずに外堀を掘ることができましたぁ♡」",
          "zh_text": "「这么说来，刚才的问题嘛……这条深沟是我做的♡因为我第一次来这个城市的时候绕了两圈呢♪在你们没有怀疑的情况下就挖好了沟♡」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "周囲がざわめく。彼女は初めからこの町を壊滅させる目的でやってきた。まず逃げ道を塞ぐのは当然のこと・・・",
          "zh_text": "周围一片喧哗。她从一开始就是为了毁灭这个城市而来的。首先堵住退路也是理所当然的……"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「あなたたちは私がここに来てからずーっと私の手のひらで転がされていた、ということです♡今も実際、私の手のひらで転がされていましたけどね♪」",
          "zh_text": "「我的意思是，自从我来到这里，你们就一直在我的掌控之中。现在你们也确实就在我手掌上」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "少女が余裕たっぷりに、お茶目に冗談を言っても、誰も笑おうとしない。それほど絶望的な今の状況。",
          "zh_text": "即使少女从容地开了个玩笑，也没有人笑。因为现状如此令人绝望。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「生き残ったあなたたちにはご褒美に、私の身体のナカに入れて差し上げまーす♡嬉しいですよね？特に男性の皆さん♪」",
          "zh_text": "「作为对幸存下来的你们的奖励，我允许你们进入我的身体里面，很高兴吧？尤其是男性们♪」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "少女の手のひらの上では、女性は恐怖ですくみあがっている者がほとんどで、巨大な少女に向かって降ろせだのどっか行けだの怒鳴っている者が少数。男性は半分が好戦的で今の状況を打破しようとしており、もう半分はあまりにも支配的で暴力的に巨大な少女に見とれてしまっていた。",
          "zh_text": "在少女的手掌上，几乎所有的女性都因恐惧而缩成一团，只有少数人对着巨大的少女大喊\"快放下来\"。男性中则一半是想要战斗的、想要打破现在的状况，另一半则是被过于支配性、暴力性的巨大少女迷住了。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "巨大な少女は手のひらを自分の顔より上空にあげ、大きく口を開ける。人々が何をされるか悟った瞬間にはすでに手のひらの角度は少女の口へと向かう地獄のすべり台と化していた。口内に入ってからもなんとかして外部に出ようと必死に抵抗するが、唾液の分泌によりほとんどの場所に掴みどころがなく、そのまま滑り落ちていく・・・",
          "zh_text": "巨大的少女把手掌举到比自己脸还高的地方，张开了嘴。当人们意识到要发生什么的瞬间，手掌的角度已经变成了通往少女口中的地狱滑梯。进入口腔的小人想办法拼命抵抗要爬出去，但是由于唾液的分泌，几乎所有的地方都抓不住，就那样滑落下去。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "・・・ごくん",
          "zh_text": "……咕咚"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「ナカって言っても胃の中ですけどね♡」",
          "zh_text": "「说是里面，其实是胃里吧♡。」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "数百人を嚥下した彼女の頬は、再び紅く染まっていた。",
          "zh_text": "吞下数百人的她的脸颊再次泛红。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "南門へと向かおうとした少女が振り返ると、今までにはいなかった人々が姿を表した。宙に浮いている者が10人ほど、少し離れた建物の上に30人ほど、さらに離れた地面の上に50人ほど、計90人程度の人々がこちらを向いている。よく見ると彼らは隣国の王国魔道士団のようであり、少女が町の外側へ出るのを待っていたようだった。",
          "zh_text": "正要向南门走去的少女回头一看，出现了一群从未见过的人。漂浮在空中的有10人左右，稍远一点的建筑物上有30人左右，再远一点的地面上有50人左右，总共有90人左右面向着这边。仔细一看，他们像是邻国的魔道士团，在等着少女走出城外。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「王国の精鋭魔道士さんたちが私を討伐しに来てくれたんですか？ふふっ、嬉しいです。楽しませてくださいね♪」",
          "zh_text": "「王国的精锐魔道士们来讨伐我了吗？呵呵，我很高兴。请让我开心哦♪」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "その言葉を宣戦布告と見たのか、魔道士たちは一斉に魔法を放ってきた。地面からは火の玉、屋根からは稲妻、空中からは竜巻やかまいたちが容赦なく飛んでくる。彼女は全身でその魔法攻撃を受ける。彼女の全身で爆発が起き、かなりの威力で魔法が放たれたと思われる。",
          "zh_text": "也许是把这句话当成了宣战布告，魔道士们一齐放出了魔法。地面上的火球，屋顶上的闪电，空中的龙卷风和火鸟毫不留情地飞来。她全身都受到了魔法攻击，发生了爆炸，可以看到是相当大的威力的魔法。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「きゃっ・・・ちょっと、やめ・・・！」",
          "zh_text": "「啊……等等，不要……！」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "少女の苦しそうな声が聞こえ、魔道士たちはほくそ笑む。いくら図体が大きいとはいえ、物理耐性はともかく、魔法耐性はないんだ・・・と。彼らはこのまま魔力の出力を上昇させ、一気に畳み掛けようとする。",
          "zh_text": "听到少女痛苦的声音，魔道士们都在窃笑。虽说块头再大，物理耐性姑且不论，魔法耐性还是没有的……。他们想就这样让魔力的输出上升，一口气叠加上去。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「・・・なーんて♡」",
          "zh_text": "「……骗你的」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "少女の周りの爆発の間を縫って地面に向かう光線が放たれる。ビームは地面をえぐり、建物を崩壊させながら地面から火球を放っていた魔道士たちを包み込み、一瞬にして50人を皆殺しにしてしまった。",
          "zh_text": "一道光线穿过少女周围的爆炸射向地面，穿透了地面，一边使建筑物倒塌一边把地面上放出火球的魔道士们击中了，一瞬间50人全部被杀死。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「くすくす・・・それで本気ですか？」",
          "zh_text": "「呵呵……这就是全部了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "全くダメージを受けていない彼女は不敵な笑みを浮かべて魔道士たちを煽る。思わぬ攻撃により半分もの魔道士が減ってしまった討伐隊は誇りにかけて、最大魔力を出すことに決める。どんなモンスターも確実に葬り去れる魔力の塊、魔導結晶を出歩くときには必ず持ち運んでいる王国魔道士たち。残り全員で魔導結晶の力をすべて使って倒す・・・それが彼らの誇りと意地。彼らは結晶から魔力を引き出すと、自分の前方に魔力を集め始める。淡く水色に輝くエネルギー球。巨大な少女の顔にも匹敵するであろう大きさにまで大きくなり、さすがの少女も驚いた様子を見せる。",
          "zh_text": "完全没有受到伤害的她露出无畏的笑容刺激了魔道士们。由于意外的攻击减少了一半的魔道士的讨伐队，决定用出最大魔力。王国的魔道士们在出发的时候带着任何怪物都能解决的魔力块魔导结晶。剩下的全员全部使用魔导结晶的力量打倒敌人・・・那是他们的骄傲和傲气。他们从结晶引出魔力后，开始在自己的前方汇集魔力。闪耀着淡蓝色光芒的能量球。大到可以和巨大少女的脸相匹敌，就连少女也显出惊讶的样子。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "最大まで結晶の力を引き出すと同時に彼女に向かって解き放つ。彼女の身体にぶつかった瞬間、そのエネルギー級は爆散し、あたりは眩しい光と衝撃波に襲われる。あまりの衝撃に北門周辺の建物は崩壊していたが、少女を倒せればこの町は平和に戻るという理由で、やむを得ないと判断された。包まれた光が失われて最初に彼らが見たのは、笑顔のままの少女と、傷一つついていない服と少女の肌だった。",
          "zh_text": "引出的魔力到最大的同时向她释放。撞到她身体的瞬间，那个能量球爆炸了，周围被眩目的光和冲击波袭击。由于冲击太大，北门周边的建筑物都倒塌了，但只要打倒少女，这个城市就能恢复和平，所以这是不得已的。当周围的光芒消失后，他们最先看到的是笑容依旧的少女没有一丝伤痕的衣服和皮肤。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "「ふふ、あなたたちの最高の攻撃でも、ぜんっぜんダメですね♡ちょっと感触感じるかな？くらいでした♪」",
          "zh_text": "「呵呵，即使是你们最强的攻击，也完全不行啊♡稍微有点感觉嘛♪」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "そう言うと彼女はゆっくりと魔道士たちに近づく。空中でふよふよと浮いている魔道士はまだ魔力が残っているようだが、建物の上にいる魔道士たちは魔力が尽きて身体もろくに動かせない。そんな彼らに追い打ちをかけるように、彼女はしゃがんで建物に開いた手を近づけると、そのまま屋上へ手をぺったりとつける。",
          "zh_text": "说着，她慢慢地接近魔道士们。在空中摇摇晃晃漂浮着的魔道士似乎还残留着魔力，而在建筑物上的魔道士们魔力已经用尽，连身体都无法动弹。她蹲下身子，张开手靠近建筑物，就这样把手贴在屋顶上。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "ぐちゃっ・・・",
          "zh_text": "咔嚓……"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "建物と手のひらで完全にプレスされた30人は少女の手のひらで原型もわからないほどぐちゃぐちゃにされてしまった。少女はその場で立ち上がり、ぱんぱんと服についたゴミを払う仕草をすると、今度は残った浮遊している魔道士たちへ目を向ける。",
          "zh_text": "被建筑物和手掌夹住的30人被少女的手掌压得不成人形。少女站起来，做出掸掉衣服上的垃圾的动作，把目光转向剩下的漂浮着的魔道士们。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "「私のデコピン・・・避けられるかな？」",
          "zh_text": "「我的攻击……能避开吗？」"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "彼女が空中でデコピンを放つと空気が大きく揺れ、ソニックブームが出現して魔道士たちへ向かっていく。あまりの速度に飛行以外の魔力が尽きている魔道士たちは次々とデコピンの風圧に射止められ、地面へと転落していく。残ったたった一人の魔道士は他の魔道士と違って回避能力も高く、ソニックブームもすべて避けてみせた。彼女は感心してその魔道士へと近づき、ひょいっと指でつまむ。よく見るとその魔道士は女性で、つまんだ指から魔力の流れを感じた。",
          "zh_text": "她在空中弹了一下手指，空气大幅度摇晃，音爆出现，向魔道士们飞去。由于速度过快，除了飞行以外的魔力已经用尽的魔道士们一个个被风压射中，跌落到地面。剩下的唯一一个魔道士和其他的魔道士不同，闪避能力也很高，音爆也全部避开了。她佩服地走向那位魔道士，用手指轻轻捏住。仔细一看，那个魔道士是女性，从捏住的手指中能感觉到魔力的流动。"
        },
        {
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          "ja_text": "「魔導結晶をもう一つ持ってる・・・？ああ、だから私のデコピン、避けれたんですね」",
          "zh_text": "「还有一个魔导结晶？……啊，所以才避开了我的攻击。」"
        },
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          "ja_text": "じーっと魔道士を見つめる少女。",
          "zh_text": "少女凝视着魔道士。"
        },
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          "ja_text": "「じゃあ、結晶ごとあなたを食べたら私の地の魔力も上がるかな？」",
          "zh_text": "「那么，把你连同结晶一起吃掉的话，我的魔力也会提升吗？」"
        },
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          "ja_text": "そう言うやいなや、指を唇の近くまで持っていくと、魔道士の頭にキスをする。そして一旦唇から離したかと思うと、再びキス。それを10回程度繰り返す。女魔道士の顔は少女の唾液まみれになり、呼吸をしようにも彼女の唾液が体内に入るだけで空気が入ってこないようになってしまった。キスだけで体力が失われてしまった彼女を見て、唇で彼女の頭を挟む。そのまま指を放して口内へちゅるん、と吸引した。",
          "zh_text": "说完，她把手放到嘴唇附近，吻了吻魔道士的头。每当女魔道士以为要离开嘴唇时，就又吻上去。重复10次左右。女魔道士的脸上沾满了少女的唾液，即使想呼吸也只能让她的唾液而不是空气进入体内。看着光是接吻就失去体力的她，少女用嘴唇夹住她的头。就那样松开手指，往嘴里一吸。"
        },
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          "ja_text": "ごきゅん・・・",
          "zh_text": "噗噜……"
        },
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          "ja_text": "女魔道士は食道を通り胃袋へ到達する前にせめてもの抵抗をと、最後の魔導結晶を使って喉へ向かって高エネルギーの光線を放つ。先程の威力の約1/30だったが、少し体内が揺れた気がした。",
          "zh_text": "女魔道士为了在通过食道到达胃袋之前进行抵抗，使用最后的魔导结晶向喉咙放出了高能量的光线。虽然大约是刚才威力的1/30，但感觉少女的体内有点摇晃。"
        },
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          "ja_text": "少女は自分ののどちんこに攻撃され、\"うぇ・・・\"と少しえずいた。巨大な少女といえど高威力の攻撃で喉を攻撃され耐えられることはできず、胃の中のものが逆流する気配がした。しかし、そんな気分に反して彼女は口端を歪めると、町全体が少女の口に収まるレベルにまで急速に成長した。その直後、",
          "zh_text": "少女因为喉咙被攻击了，有一点难受。即使是巨大少女，喉咙受到了高威力的攻击，也无法忍受，胃里的东西有逆流的迹象。但是，与这样的心情相反，她一撇嘴角，迅速成长到整个小镇都能放进少女嘴里的程度。紧接着，"
        },
        {
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          "ja_text": "うおえええぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・",
          "zh_text": "唔呕…………………………"
        },
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          "ja_text": "と口から胃の中の内容物を吐き出した。吐き出した先はもちろん・・・町。彼女の吐瀉物は町の中心に着地したかと思うと、円心上に広がっていき、最終的に門外まで満たされていった。吐瀉物の中には先程溶かした数百人の人々の骨も含まれていた。建物も外壁も人間も植物もすべて彼女の吐き出された胃酸ですべてどろどろに溶け、たった一回のゲロで一つの自治体が完全に滅んでしまった。最後に生き延びた女魔道士も体外には出られたが、あまりに濃いゲロ臭でまともに魔法も使えず、浮遊できないままだんだんと落下していき吐瀉物の一部となってしまった。",
          "zh_text": "从口中吐出胃里的东西。吐出来的地方当然是・・・城市。她的呕吐物刚从镇中心落地，就蔓延四周，最终到达了门外。呕吐物中包括刚才融化的数百人的骨头。建筑物、外墙、人类、植物全都被她吐出的胃酸溶解成黏稠状，仅仅一次呕吐，一个自治区就完全毁灭了。最后活下来的女魔道士虽然也被排出了体外，但因为浓重的异味，无法正常使用魔法，无法漂浮，渐渐沉没，成为呕吐物的一部分。"
        },
        {
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          "ja_text": "「・・・。あの魔道士の最後の抵抗が、この町にとどめを刺すことになろうとは思わなかったでしょうね。くすくす、こんなに下品に町を破壊し尽くせるなんて思いませんでした。感謝しますね、魔道士さん♡」",
          "zh_text": "「……没有想到那个魔道士最后的抵抗会给这个城市致命一击吧。呵呵，我没想到竟然能如此下流地破坏城市。谢谢你，魔道士小姐♡。」"
        },
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          "ja_text": "そう言うと彼女は王国方面へ足を進めたのであった。",
          "zh_text": "说完，她便向王国方向走去。"
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          "ja_text": "ある日、あたしはとある街のとある店でくつろいでいると、急にイケメン風の青年に絡まれちゃった。",
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          "ja_text": "でも、みんな悪く思わないでね。これはただの「せーとーぼーえー」なんだから。",
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          "ja_text": "ねえ、貴方。あたしのことちっちゃくてか弱い女の子だと思ってるでしょ。",
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          "ja_text": "まあそうだよね。「今」は背もあんまり高くないし、華奢だし。",
          "zh_text": "嗯，是啊。「现在」个子也不太高，而且还是相当纤细。"
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          "ja_text": "ふふ、でもね、これからとーっても面白いものを見せてあげる。",
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          "ja_text": "え、どうするつもりかって？　そんなの簡単なことだよ。",
          "zh_text": "嗯，打算怎么办呢？就是那么简单的事。"
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          "ja_text": "ほら、こうやってぐっと屈んでから勢いよくジャンプすれば…ん～えいっ！",
          "zh_text": "你看，就这样一下子弯着腰，开始充满干劲一跳的话…啊~呀！"
        },
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          "ja_text": "どう、びっくりした？　腰を抜かせちゃってごめんねー。",
          "zh_text": "怎么了，吓了一跳，连腰要直不起来，对不起啊。"
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          "ja_text": "「ちょっと」大きくなっただけなんだけど。さっきまでの10倍といったところかな。",
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          "ja_text": "でも、これであたしの方が貴方よりずっと大きくなっちゃったね。",
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          "ja_text": "立場が逆転しちゃったわけだけど、ねえどんな気持ち？",
          "zh_text": "立场逆转了，不知道有什么心情呢？"
        },
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          "ja_text": "ちっちゃくてか弱い貴方なんか片足だけで踏み潰しちゃえそう。",
          "zh_text": "这么小，这么柔弱的你用一只脚就可以踩死吧。"
        },
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          "ja_text": "こうして足を真上にかかげてから一気に下ろせば…なんて冗談だよ。",
          "zh_text": "这样把脚从上方举起，一口气踩下来的话…开玩笑哟。"
        },
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          "ja_text": "そんな簡単に終わらせちゃったらつまらないもの。",
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          "ja_text": "貴方にはもうちょっと付き合ってもらわないとね。",
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          "ja_text": "でもまだまだ。このサイズだとそこら辺の建物の方が背が高いものね。",
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        },
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          "ja_text": "ほら、この五階建てのマンションなんか、あたしと同じぐらいの背丈だし。",
          "zh_text": "你看，这幢五层公寓什么的，就和我一样的身高。"
        },
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          "ja_text": "そこの赤い車だってあたしの足よりも長くて大きいし。",
          "zh_text": "那台红色车都比我的脚大。"
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          "ja_text": "ずしん、ずしん。うーん悔しいなぁ。もっとおっきくなりたいなぁ。",
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          "ja_text": "そうやってちっぽけな「小人さん」の周りをにやにやしながら歩き回って、",
          "zh_text": "一边默默地笑一边在渺小的「小人先生」的四周来回走动，"
        },
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          "ja_text": "思わせ振りなことを言いながらますます怖がらせてあげたところで、",
          "zh_text": "一边说一些装模作样的话一边让你越来越害怕，"
        },
        {
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          "ja_text": "あたしは元の位置に立つと、またぐっと飛び跳ねる。",
          "zh_text": "我站在原来的位置，又蹦达一下。"
        },
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          "ja_text": "どすううん",
          "zh_text": "どすううん"
        },
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          "ja_text": "あはっ、ただ着地しただけなのに小人さんが跳ね飛んじゃった。",
          "zh_text": "哈，只是落地就把小人先生吹飞。"
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          "ja_text": "まあ不幸にも両足の間にいたからしょうがないよね。",
          "zh_text": "嘛，不幸在我两腿之间也没办法啊。"
        },
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          "ja_text": "近くの建物だってどれも衝撃で窓ガラスが割れたり傾いちゃったりしてるし、",
          "zh_text": "附近的建筑物因为哪个冲击，玻璃窗碎裂，倾斜。"
        },
        {
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          "ja_text": "地面は大きくめり込んじゃって亀裂もたくさん走ってるし。",
          "zh_text": "陷进地面，大地也跑出很多裂缝。"
        },
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          "ja_text": "赤い車もいつの間にか引っくり返って腹を見せちゃってる。",
          "zh_text": "红色的车也不知何时反转了。"
        },
        {
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          "ja_text": "でも、あたし、そんなに重くないんだけどなぁ。ちょっと失礼しちゃう。",
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        },
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          "ja_text": "それにしても小人さん、大丈夫かなぁ。もうちょっと大きくなるのを見届けてほしいんだけど。",
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        },
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          "ja_text": "と思ったら、まだぴくぴく動いていた。よかったよかった。",
          "zh_text": "发现了，还是和刚刚一样在我脚边蠕动。太好了，太好了。"
        },
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          "ja_text": "ところで、さっきまで店の前の歩道でジャンプしてたんだけど、",
          "zh_text": "对了，刚才在店前的人行道上跳跃，不过，"
        },
        {
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          "ja_text": "100倍サイズともなると足が道路にはみ出して何車線か塞いじゃってる。",
          "zh_text": "100倍大小的脚踩在道路还是会堵塞车道吧？"
        },
        {
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          "ja_text": "そのせいで、通りを走っていた大型バスが一台、急ブレーキしたものの止まりきれずにぶつかっちゃった。",
          "zh_text": "由于这个原因，在道路上行驶的一辆大巴急刹，无法及时停下撞上我。"
        },
        {
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          "ja_text": "もう、女の子を轢いちゃうなんてひどいなぁ。全然痛くなかったけど。",
          "zh_text": "居然要辗过女孩子，这是何等残酷啊。可是完全不痛啊。"
        },
        {
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          "ja_text": "それどころかバスの方が大きく拉げちゃってる。ふふ、脆すぎぃ。",
          "zh_text": "不仅仅如此，巴士还被撞烂了吗。呵呵，也太脆弱了。"
        },
        {
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          "ja_text": "でも、この程度じゃ許してあげないんだからね。",
          "zh_text": "但是，只有这种程度的话，我不会原谅你啊。"
        },
        {
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          "ja_text": "とりあえず、そんないけないバスの上に片足を乗っけてゆっくりと圧し潰し、",
          "zh_text": "总之，要先踩在那辆巴士上，再慢慢加上重量压溃，"
        },
        {
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          "ja_text": "プレス機にかけたみたいにぺちゃんこにして地面にへばりつかせたところで、",
          "zh_text": "我就像冲压机一样把巴士压塌，再扁平地黏在地面上，"
        },
        {
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          "ja_text": "ついでに反対の足でも停車していた何台かの車をまとめて踏み潰しちゃう。",
          "zh_text": "顺便也把另一只脚边停下的几辆车踩碎吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "巻き添えにしちゃってごめんねー。でも、くしゃっとした感触、ちょっと気持ちよかったよ。",
          "zh_text": "牵连了你们，对不起啊。但是，那种若有若无的触觉太舒服了。"
        },
        {
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          "ja_text": "あ、そこで呆然と立ち尽くしてるのは持ち主さんかな。",
          "zh_text": "啊，呆站在那里的是车主先生吗。"
        },
        {
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          "ja_text": "愛車が潰れちゃったのがそんなにショックなのか、手を振ったり足をかざしたりしても全然反応がない。",
          "zh_text": "爱车被压碎了而遭受打击呢，不论如何摇动我的手和举起我的脚举也完全没反应。"
        },
        {
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          "ja_text": "だったら逃げずにずっと乗ってればよかったのにと思いつつ、ちょっとちょっかい出してみようと、",
          "zh_text": "如果不逃走，一直坐在这里的话，我只好多管闲事吧，"
        },
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          "ja_text": "しゃがんで人差し指をぴんと伸ばし、小人さんの目と鼻の先にずんっと突き立ててみる。",
          "zh_text": "我蹲下来伸直食指，在小人先生的眼前试着刺下去。"
        },
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          "ja_text": "すると、衝撃でぺたりと地面にへたりこんじゃった。",
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          "ja_text": "でね、さらにつんつん突いてみたらさすがに身の危険を感じたのか、",
          "zh_text": "啊，并且夸张地动了一下，是感到自身有危险吧，"
        },
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          "ja_text": "勢いよく飛び上がって脇目も振らず一目散に逃げていった。",
          "zh_text": "跳了起来，连看不看就一溜烟地逃跑。"
        },
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          "ja_text": "ふふ、ちょっと虐めすぎちゃったかな。でも、こんなのまだほんの序の口なんだけどね。",
          "zh_text": "呵呵，有点欺负过头了吗。但是，这还只是刚刚开始。"
        },
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          "ja_text": "まあ、一人の小人さんをいつまでも構っているのもあれなので、",
          "zh_text": "嘛，花在一个小人先生身上花得太多时间了，所以，"
        },
        {
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          "ja_text": "ゆっくり立ち上がるとその場で何度か足踏みをして、大きく街全体を揺さぶり、",
          "zh_text": "我慢慢地站起来，在同一个位置多跺几次脚，整个城市都布摇，"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "あたしの存在、力をみんなに見せつけたところで、ぐぅっと屈んで空高く飛んでみる。",
          "zh_text": "我的存在，我的力量要展示给大家看，我再弯起腰往天空一跳。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "ずがああああああん",
          "zh_text": "ずがああああああん"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "あっと、着地の際にビルを幾つか踏み潰しちゃった。",
          "zh_text": "嘛，着陆时把脚下几幢大楼踩碎了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ついでにその衝撃で周囲の建物も結構倒壊しちゃってるみたい。",
          "zh_text": "因为冲击周围的建筑物也倒塌很多。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "これでも、道路の上に足を置こうとか、なるべく建物は壊さないようにとか、色々気をつけてたんだけど。",
          "zh_text": "只好在道路上落脚，尽量为了不破坏建筑物而多加注意。"
        },
        {
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          "ja_text": "でもしょうがないよね。今のあたしはこんなにもおっきいもの。",
          "zh_text": "但是没办法啊。现在的我这么巨大。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "ちっぽけなこの街じゃ、満足に足を置ける場所もないし、みんな弱っちいし。",
          "zh_text": "这个渺小的城市，连放下我的脚的地方都没有，大家都弱爆了。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "大きさにして最初の1000倍といったところ。えへへ、すごくでっかいでしょ。",
          "zh_text": "现在的大小是最初的1000倍。嘿嘿，非常大吧。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "さっきまではまだあたしより背丈のある建物もちらほらあったけど、",
          "zh_text": "到刚才为止在这里和那里都有比我的个子高的建筑物，现在也变成星星点点，"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "これでもうこの街で一番背が高いことは間違いなしだよ。",
          "zh_text": "这我已经是在这个城市里最高的，没错吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "それどころか、あたしの腰はおろか膝の高さに届く建物も皆無。",
          "zh_text": "不仅如此，连我的腰，不，是连到达我膝盖高度的建筑物也没有。"
        },
        {
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          "ja_text": "せいぜい高層ビルが踝くらいの低さに細長く伸びている程度しかない。",
          "zh_text": "多数高层大楼的高度再怎样高也只有脚踝左右的程度。"
        },
        {
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          "ja_text": "もちろん、この街に住む小人さんなんかゴミ粒みたいなもの。",
          "zh_text": "当然，在这个城市居住的小人先生就好像垃圾沙粒一样。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "認識するのも難しいくらいで、最初の小人さんがどこにいるのかも分からなくなっちゃった。",
          "zh_text": "而辨认识到他们也很困难左右，最初的那个小人先生不知道在哪里不见了。"
        },
        {
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          "ja_text": "100倍サイズのちっちゃな足跡が幾つかあるから、たぶんこの辺かな。",
          "zh_text": "100倍大小时的小小的脚印应该还是有几个可以看得见，大概就是在这一带。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "んー、建物が崩れちゃったりしていて見つからないよ。",
          "zh_text": "嗯，被倒塌建筑物埋起来，找不到了啊。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "もういいや、まとめて踏み潰しちゃおっと。ずしんっとね。",
          "zh_text": "算了，要全部被踩碎在我的脚下。咕咚。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "高層ビルの立ち並ぶ街の一角を足の下敷きにして、それから足を上げてみれば、",
          "zh_text": "在高楼大厦林立的街道踩在脚底下，然后抬起脚看，"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "くっきり刻まれた足跡には、小人さんも通りも建物だって何も残っていなかった。",
          "zh_text": "有一只鲜明深刻的脚印，小人先生、大街、建筑物什么也没剩。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "それから、あたしの力を街の…この地方の人々にもっと見せつけてあげるために",
          "zh_text": "为了向在这条街上…在这个地方的人们展示我巨大的力量，"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "高層ビル群をぐしゃぐしゃ踏み潰しつつ足踏みすれば、たった数度で街は壊滅状態。",
          "zh_text": "我一边原地踏步一边踩碎脚下的高层摩天建筑，街道处于完全毁灭的状态。"
        },
        {
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          "ja_text": "多くの建物がぺちゃんこに潰れ、倒壊し、残ったものも傾いたり半壊したり。",
          "zh_text": "很多建筑物都倒塌了，剩下的也半倾斜半坏掉了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ふふ、いい気分。やっぱり巨大化の醍醐味は破壊だよねー。",
          "zh_text": "呵呵，心情很舒畅。果然巨大化的乐趣就是破坏啊。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "高層タワーも爪先を押しつけ歪な形に拉げさせて最後は突き潰し、",
          "zh_text": "高层大楼也被脚尖强行扭曲变形，再被弄成碎粒，最后再压毁，"
        },
        {
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          "ja_text": "近くで脱線していた電車もちょっと長い編成だったけど、一踏みで楽々踏み潰しちゃう。",
          "zh_text": "附近出轨了电车组成一长串，只要我轻轻一踩就通通踩碎了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ついでにその先にあった駅も反対の足で何本かの電車ごとすり潰しちゃったり。",
          "zh_text": "顺便把前方的车站和电车用另一只脚磨碎吧。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "そうやってこの大きさのまま街を全部壊しちゃってもよかったけど、",
          "zh_text": "这个大小就可以把城市全部弄坏，太好了，"
        },
        {
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          "ja_text": "何やら音がしてふと顔を上げれば、上空にはおっきくてちっちゃな旅客機が。",
          "zh_text": "有什么声音，我忽然仰脸望向上空，有一台小小的客机。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "高みの見物でもしてるつもり？　ちょっと生意気ぃ。",
          "zh_text": "打算作壁上观？太自大了吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "もちろん実際はたまたま街の上を飛んでいただけなんだろうけど、",
          "zh_text": "当然实际上只是偶然飞过这个城市。不过，"
        },
        {
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          "ja_text": "あたしはそんな事情などお構いなしに、目に物見せてあげようとまた…一気にジャンプ！",
          "zh_text": "这种事情我根本不在乎，我眼睛看着客机…一口气再跳一下！"
        },
        {
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          "ja_text": "ずどおおおおおおおおおんん",
          "zh_text": "ずどおおおおおおおおおんん"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "てへっ、飛行機を飛び越そうと思っただけなのに、今度は勢い余りすぎて隣街まで飛んじゃった。",
          "zh_text": "我只是想要跳过飞机，可是跳过头就跳到隔壁的城市。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "それぞれ10000倍サイズの両足の下敷きになった街はほとんどが足の下に消え、",
          "zh_text": "被10000倍大小的双脚压倒的城市几乎都消失在脚下，"
        },
        {
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          "ja_text": "残りも着地の衝撃で建物が全部粉砕しちゃったり倒壊しちゃったりと酷い有様。",
          "zh_text": "残余的也因为落地时的冲击，建筑物全部都粉碎倒塌和损毁严重的样子。"
        },
        {
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          "ja_text": "ごめんねー。ただ両足を着いただけなんだけどねー。",
          "zh_text": "对不起啊。我只是两只脚着地而已。"
        },
        {
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          "ja_text": "でも、こんなにちっちゃくて脆すぎるのがいけないんだよ。",
          "zh_text": "但是，这么渺小，脆弱是不行的啊。"
        },
        {
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          "ja_text": "これに懲りたら次はもっと大きく丈夫な建物を造らないと。",
          "zh_text": "吸取这教训，下次要造更大更结实的建筑物。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "あは、そんなの目に見えないくらいちっちゃな小人さんに出来るわけないっか。",
          "zh_text": "啊，眼睛应该看不到小小的小人先生了吧。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "とりあえず中途半端に残すのもあれなので、軽く足踏みして隣街を残らず踏みしめたところで、",
          "zh_text": "这个地方连半残的废墟也没有，轻轻原地踏步也会把隔壁城市踩烂，"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "半歩先にある最初の街のみんなに見せつけるかのように近くの高山も片足で踏み潰し、",
          "zh_text": "好像向最初的城市的大家展现我的巨大，我只好用用一只脚把附近的高山踩碎，"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "続いて街自体もゆっくりと溜めてから、まだその上をゆっくり飛んでいた飛行機ごと反対の足で一気に踏み潰しちゃう。",
          "zh_text": "还持续在城市上空慢慢慢慢地飞行的飞机我只好用另一只巨大的脚一下子踩碎。"
        },
        {
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          "ja_text": "オフィス街も、住宅街も、河川も田園地帯も何もかもまとめて。",
          "zh_text": "商业区，住宅区，河流，田野，这一切都没有了。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "ついでにぎゅっぎゅっと足をすり動かせば、街は跡形もなくなっちゃった。",
          "zh_text": "顺便紧紧地用力把脚压在地下磨一下的话，连城市的痕迹也失去踪影。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "うーん、達成感というか征服感がたまらないよ。ぞくぞくしちゃう。",
          "zh_text": "嗯，很不得了的成就感和征服感啊。继续吧。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "そしていよいよ最後。ここまで来たならとことんやらないとね。",
          "zh_text": "终于到了最后。都已经到这种地步，还是做到最后吧。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "またぐぅっと屈んでから勢い付けて地面を蹴ると、遥か成層圏をも突き抜けてから遠くの海へと着水する。",
          "zh_text": "弯着腰从地面很有气势地跳起，穿过遥远的上空的平流层，降落在遥远的海洋上。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "どどどどどどおおおおおおおおおおおおおおんんん",
          "zh_text": "どどどどどどおおおおおおおおおおおおおおんんん"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "あはっ、さっきの大きさだって一踏み二踏みで街を簡単に滅ぼせちゃったのに、",
          "zh_text": "哈哈，连刚才一样大小的城市也简单地踩一下两下就整个踩在脚下消灭了，也太小了吧，"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "100000倍ともなるともう街なんかちっぽけな苔か何かにしか見えないよ。",
          "zh_text": "100000倍的话，已经变成的苔藓一样的城市以外，其他更渺小的东西通通看不见啊。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "でも、この苔一つ一つに何千何万と建物があって、何万何十万と小人さんが住んでいるなんて。",
          "zh_text": "但是，这片苔藓有成千上万的建筑物，也有好几万几十万小人先生居住吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "少し前まであたしもこんなちっぽけな街の一つの中に、もっとちっぽけな大きさでいたのだと思うと、ちょっと不思議な気分。",
          "zh_text": "前不久我也在这样渺小的都市之中，就更是渺小的大小吧。我内心觉得有点不可思议。"
        },
        {
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          "ja_text": "だからといってどうってことはないけど。さあて、まずはどの街から踏み潰しちゃおうかなぁ、どうしようかなぁ。",
          "zh_text": "虽然都是不是这么重要，不过，首先要踩碎哪个脚下的都市呢，该怎么办呢。"
        },
        {
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          "ja_text": "あたしはそうやって遥か低層の雲を掻き分けながら足を幾つもの街の上でぶらぶら動かして、",
          "zh_text": "我一边拨开低层的云层一边把脚移到几个城市的上空定着，"
        },
        {
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          "ja_text": "小人さんたちの恐怖心や絶望感をたっぷりと煽ってから、その一つに狙いを定めると爪先だけで丸々押し潰し、",
          "zh_text": "充分挑起了小人们的恐怖心理和绝望感，其中一个就用脚尖瞄准压烂吧，"
        },
        {
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          "ja_text": "もう片足でも二つの街の手前に踵をつけてから、ゆっくりと足を倒して土踏まずと足指の付け根辺りでそれぞれ街を粉砕しちゃう。",
          "zh_text": "另一只脚踩下来时，分别有两个都市在前脚掌和脚跟下磨溃，再慢慢地用脚弓和脚趾的根部把各个城市粉碎。"
        },
        {
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          "ja_text": "また、しゃがみ込んで他にも幾つかの街を指先だけで突き潰したり、ぐりぐりすり潰したりすれば、",
          "zh_text": "另外，蹲下来时又有其他几个城市毁掉，再用指尖刺下去，打圈圈捣碎"
        },
        {
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          "ja_text": "辺りを見回した時、そこにはもう街の一つも残っていなかった。",
          "zh_text": "环视四周，那里已经一个城市也没剩下来。"
        },
        {
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          "ja_text": "もちろん、数歩進んだ海の先にはまだたくさんの街があるけど、今日はこれぐらいにしておこっか。",
          "zh_text": "当然只要走几步，在海的对面还有很多很多的大都市，不过今天就到此为止吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "街を虐めるのも、巨大化も。あんまりやりすぎると遊び相手もこの星自体もなくなっちゃうものね。",
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        },
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          "ja_text": "ふふ、それじゃばいばいっ。なかなか楽しかったよ。",
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          "ja_text": "そして少女が消えた時、幾つもの街があり数百万人が住んでいた地方には超巨大な足跡だけが残されていた…",
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          "ja_text": "部長「どうやらもう二両とも何も出来ないようですね？そろそろ待つのも飽きましたし、私も動いてあげましょう。そのちっぽけなおもちゃの耐久テストをしてあげます。」",
          "zh_text": "部长「看来你们已经无能为力了？刚好我也等得厌烦了，我来帮你们动一下吧。我会给你们的小玩具进行耐久测试。」"
        },
        {
          "id_line": 8,
          "ja_text": "ズアッ！！",
          "zh_text": "咚！！"
        },
        {
          "id_line": 9,
          "ja_text": "部長が大きく脚を上げて、その巨大なローファーを戦車のうち1両にそのまま踏み下ろした！",
          "zh_text": "部长高高地抬起腿，巨大的高跟鞋直接踩在其中一辆坦克上！"
        },
        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "ズゥゥゥゥゥゥゥゥン！！！",
          "zh_text": "轰隆隆！！"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "着地と同時に爆撃のごとく大きく揺れる地面。そこにある鉄の塊などまるで無かったかのように靴底が道路にめり込んだ！",
          "zh_text": "落地的同时地面像轰炸一样剧烈地震动。之前还在那里的钢铁块就像从未存在过一样，鞋底深深地陷入了道路中！"
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "部長が脚を再び上げると、そこにはまるでプレス加工されたような薄っぺらいスクラップが足跡の中にあった。",
          "zh_text": "当部长再次举起她的脚时，那里只有像铁片一样薄的废铁留在足迹中。"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "地仁田「なっ…！」",
          "zh_text": "地仁田「怎么会...！」"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "部長「全く踏みごたえがありませんね…体重なんてかけていないのにこの有様とは…では地仁田、次はお前の番ですね。あっけなく踏み潰されなさい。」",
          "zh_text": "部长「完全没有踩到东西的感觉啊...明明没有施加体重，就变成这样了...那么，接下来轮到你了，地仁田。让你也被轻易地踩扁吧。」"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "部長の足がつくる影で地仁田の戦車が覆われ、その影が地仁田と戦車を一枚の板にするためどんどん巨大になっていく！",
          "zh_text": "在部长的高跟鞋下形成的阴影里，地仁田的坦克被覆盖，而影子不断地变得巨大，向着地仁田和坦克压去！"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "地仁田「う、うわああああああああああああああ！」",
          "zh_text": "地仁田「哇啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "ズシィン！！",
          "zh_text": "咔嚓！！"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "…………",
          "zh_text": "................"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "地仁田「…あ、あれ？生きているのか…？」",
          "zh_text": "地仁田「...嗯，还活着吗...？」"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "しかしその足は戦車を踏み抜かず、装甲を修復不能なまでに歪めるに留まっていた。",
          "zh_text": "然而，那双脚没有踩扁坦克，只是将装甲扭曲到无法修复的程度。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "部長「うふふふ…先程は一踏みでぺしゃんこにしてしまいましたが、地仁田、お前の戦車はまだ原型が分かる程度にしておきました。感謝しなさい。",
          "zh_text": "部长「哼哼……本来刚才一脚下去就能把你压扁了，但是地仁田，你的战车我还是保留了一些原型。要感谢我哦。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "さて…まだ生きていますね？さあ、出てきなさい。」",
          "zh_text": "接下来就……你还活着吗？出来吧。」"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "地仁田「な、なんだ！？」",
          "zh_text": "地仁田「什、什么！？」"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "バキバキバキバキ！！",
          "zh_text": "咔啦咔啦！！"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "地仁田の乗った戦車を片手でいとも簡単につまみあげた部長。",
          "zh_text": "部长轻松地用一只手抓起地仁田的战车。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "そのまま戦車を逆さに持ち、まるでドロップ缶から飴を出すように上下に振り始めた！",
          "zh_text": "然后她把战车倒过来，就像从糖果罐子里拿出糖果一样，上下摇晃！"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "ガゴンガゴンガゴンガゴンガゴンガゴン！！！！",
          "zh_text": "嘭嘭嘭嘭嘭嘭嘭嘭！！！！"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "地仁田「うわわわわわわわ！」",
          "zh_text": "地仁田「哇啊啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "凄まじい揺れが中の地仁田を襲う！",
          "zh_text": "强烈的震动袭击着地仁田！"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "地仁田（まるで天変地異だ！このまま中にいても装甲に叩きつけられて死ぬ！）",
          "zh_text": "地仁田（就像天变地异一样！如果继续待在里面，我会被装甲击打而死！）"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "部長「どうしたのです地仁田？このまま中でジュースになるのが望みならもっと勢いよく振りましょうか？これでも貴方が潰れないよう手加減して振っているんですよ。」",
          "zh_text": "部长「怎么了，地仁田？如果你希望成为果汁，我可以更用力地摇晃。我现在已经尽量减轻力度了。」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "地仁田「くっ！」",
          "zh_text": "地仁田「咕！」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "バカンッ！",
          "zh_text": "嘭！"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "地仁田は必死にハッチを開け、戦車の外へ脱出した！",
          "zh_text": "地仁田拼命打开盖子，从战车里逃了出来！"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "着地した場所は妙に柔らかく、また地上より明らかに高い場所にあることを地仁田は目の前の風景から理解した。",
          "zh_text": "他落地的地方很柔软，而且比地面高得多，从周围的风景可以看出这一点。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "周囲を確認するために振り返ってみると、紺色の壁がそこにはあり、自分の立っている場所はその壁から生えていた。",
          "zh_text": "他转身查看周围，发现有一堵深蓝色的墙，他站在一个从那堵墙上生长出来的地方。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "地仁田「…まさか、ここは！」",
          "zh_text": "地仁田「难道这里是……！」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "部長「ふふふ、ようやく出てきましたね地仁田。ようこそ私の掌の上へ、私の指一本にも敵わない大きさの小さくて哀れな小人さん？」",
          "zh_text": "部长「呵呵呵，终于出现了地仁田。欢迎来到我的手心，这么小而可怜的小人？你的一根手指也无法对抗我。」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "地仁田「部長の掌の上だったのか！」",
          "zh_text": "地仁田「原来在部长的手心里啊！」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "部長「さて、地仁田も出てきたことですし、もうこのおもちゃはいりませんね。処分してしまいましょう。」",
          "zh_text": "部长「好了，既然地仁田已经出现了，这个玩具就不需要了。让我们处理掉它吧。」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "グシャァ！！",
          "zh_text": "啪嚓！"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "部長が手に力を込めると、地仁田のいた戦車はあっけなく地仁田の横で握りつぶされ、無残なスクラップへと変貌した。",
          "zh_text": "部长用力握住，地仁田所在的坦克毫不费力地被压扁，变成了一堆无用的废铁。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "そのままスクラップは投げ飛ばされ、数件の家屋を巻き込みながら転がっていった。",
          "zh_text": "然后，废铁被扔出去，扫平了几栋房屋，滚动了几圈才停下来。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "地仁田「片手でいとも容易く戦車を握りつぶすなんて…うわあああ！」",
          "zh_text": "地仁田「用一只手轻松地压扁坦克……啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "ゴオオオオオオオオオオオオオオ！！",
          "zh_text": "轰隆隆！"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "部長が掌を自分の顔の高さまで上げていく。地仁田は発生するGで動くことも出来ず、惨めに部長の掌に這いつくばるしかなかった。",
          "zh_text": "部长举起手掌，高度达到自己脸部的位置。地仁田因受到G力的影响而无法移动，只能悲惨地匍匐在部长的手掌上。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "掌の巨大エレバーターが止まった時、地仁田の目の前は巨大な部長の唇があった。",
          "zh_text": "当巨大的手掌电梯停下时，地仁田面前是巨大的部长嘴唇。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "部長「ごきげんよう地仁田。こうして見てみると本当に小虫のようで…なんて矮小で滑稽なんでしょう。」",
          "zh_text": "部长「你好，地仁田。这样看来，你真的像一只小虫子...多么矮小和滑稽啊。」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "部長の声が音波兵器になって地仁田に襲いかかる。耳をふさいで蹲っても地仁田の体全体に振動として伝わり、どうあがいても部長の声にすら抵抗できないことを地仁田に思い知らせていた。",
          "zh_text": "部长的声音变成了声波武器，袭击着地仁田。即使捂住耳朵蹲下，地仁田全身仍然感受到震动，无论如何都无法抵抗部长的声音。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "部長「あらあら、私が声を出すだけでそんなに縮こまってしまうなんて…なかなか可愛いところもありますね。食べてしまいたいくらいです。」",
          "zh_text": "部长「啊啦啊啦，只是我发声，你就缩成这样...真是有趣。你也有相当可爱的地方呢，真想把你吃掉。」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "部長の口がぐぱぁと半開きになる。半開きでも地仁田を口腔内に入れるには十分すぎる穴だ。",
          "zh_text": "部长的嘴巴半开着，即使只是半开，也足以让地仁田进入口腔。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "地仁田「ま、まさか俺を食べる気か！？」",
          "zh_text": "地仁田「难、难道你要吃掉我！？」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "部長「このまま一思いにそうしてほしいのですか？惨めな縮小人間を経験しただけあって、小人にふさわしい思考に調教されているようですね。」",
          "zh_text": "部长「你希望我现在就这样做吗？经历过缩小的痛苦，你已经被训练成适合小人的思考方式了。」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "部長がクスクスと笑う。そのたびに吐き出される吐息も地仁田にとっては耐えるのがギリギリの強風だ。",
          "zh_text": "部长咯咯地笑着。每次她笑出来时，吐出的气息对地仁田来说都像是快要承受不住的强风。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "地仁田「い、いやそういうわけじゃ…」",
          "zh_text": "地仁田「不，不是那样的意思……」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "部長「ですが貴方にはもっとふさわしい罰を用意していますからお預けです、楽しみにしていなさい。さて、あと一人の生贄も連れてきましょうか。」",
          "zh_text": "部长「但是我已经为你准备了更适合你的惩罚，所以你就先等着吧。那么，我们要带来另外一个牺牲品了。」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "地仁田「ふさわしい罰…？それにあと一人…ってうわっ！」",
          "zh_text": "地仁田「更适合的惩罚……？还有另外一个人……啊！」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "ズゥゥゥン！",
          "zh_text": "轰隆隆隆隆！"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "ズゥゥゥン！",
          "zh_text": "轰隆隆隆隆！"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "部長が周囲に地震を起こしながら歩く。数歩でたどり着いた場所、そこは矢倍是学園のグラウンド。",
          "zh_text": "部长在四周引起地震的同时走路。她走了几步就到了目的地，那里是矢倍是学园的操场。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "部長がしゃがみ込み、何かを摘み上げて地仁田の横に置いた。",
          "zh_text": "部长蹲下身子，捡起了什么东西，然后放在了地仁田的旁边。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "その何かとは",
          "zh_text": "那是什么呢"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "地仁田「成恵さん！」",
          "zh_text": "地仁田「成恵小姐！」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "地仁田の相棒である大紀久成恵であった。",
          "zh_text": "地仁田的搭档大纪久成恵出现了。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "成恵「地仁田君…私、こんなときに何も出来なくてごめんね…」",
          "zh_text": "成恵「地仁田君……对不起，我现在什么也做不了……」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "地仁田「そんな！成恵さんは何も悪くないよ！部長！俺たちをどうするつもりなんだ！」",
          "zh_text": "地仁田「没关系！成恵小姐没有做错什么！部长！你打算怎么处理我们？」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "部長「貴方たちには私達の計画をとことんまで邪魔されました。そのお返しとして貴方たちには最大級の侮辱を味合わせなければ釣り合いが取れません。」",
          "zh_text": "部长「你们已经完全干扰了我们的计划。为了报复，我们必须让你们尝到最大的侮辱。」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "地仁田「最大級の侮辱…？」",
          "zh_text": "地仁田「最大的侮辱……？」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "部長「そう…貴方たちはこれから私の慰み物になってもらいます！私の膣の中で質量差に絶望しながら潰れて死ぬか。溢れ出る愛液で溺れて死ぬか、もしくは膣内の濃厚な匂いに脳が耐えきれなくなるか…。これが私の計画を邪魔した愚かな小虫に与える天罰です！」",
          "zh_text": "部长「是的……你们现在要成为我的安慰物！要在我的阴道里感受到绝望的质量差，或者在爱液中窒息而死，或者因为阴道内浓郁的气味而无法忍受而死……这就是我对那些干扰我的愚蠢小虫的天谴！」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "成恵「そ、そんな！」",
          "zh_text": "成惠「怎、怎么这样！」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "地仁田「なんてことを！」",
          "zh_text": "地仁田「这是怎么回事！」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "部長「フフフ…前戯なんて悠長なことはしないですよ？実は先程より自分の圧倒的な力に興奮してしまって…。ほら。」",
          "zh_text": "部长「呵呵呵……前戏这种浪费时间的事情可不会做哦？其实刚才起因于自己的绝对力量而兴奋了起来……看吧。」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "部長がしゃがみの姿勢から膝を開いて蹲踞の姿勢になり、スカートを上に開く同時に、もう片方の地仁田と成恵が乗る手が部長のクロッチの前まで移動していく。",
          "zh_text": "部长从蹲下的姿势转变为蹲踞的姿势，同时掀起裙子，另一边的地仁田和成惠的手也移动到了部长的下体前。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "ムッワァァァ………",
          "zh_text": "嗡嗡嗡……"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "地仁田・成恵「うっ！！」",
          "zh_text": "地仁田・成惠「呃！！」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "開放された部長のクロッチ部分はすでにバケツを引っくり返したようにグチャグチャになっていた。",
          "zh_text": "部长的下体已经像倒了一桶水一样湿漉漉的了。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "空間は粘着質な湿気に支配されていた。蹲踞になってから急速にフェロモンが矢倍是学園全体に広がっていき、生徒たちを次々と部長のフェロモンしか吸うことが出来ない状態にしていく。",
          "zh_text": "空气中充满了黏稠的湿气。从蹲踞的姿势开始，部长的费洛蒙迅速地在矢倍是学园中传播开来，让学生们陆续被部长的费洛蒙所吸引，无法吸收其他人的费洛蒙。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "生徒たちは初めて嗅ぐ圧倒的な濃度のフェロモンに、グラウンドにいた生徒からなすすべなく倒れていく。",
          "zh_text": "学生们第一次嗅到这种压倒性浓度的费洛蒙，就无法抵挡地倒在操场上。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "匂いも目の前が黄色く見え、濃厚という言葉では表せないほど刺激が強く、一度でも嗅いでしまえば嗅覚は不可逆的な影響を受けた。",
          "zh_text": "气味让他们眼前一片黄色，刺激强烈到无法用言语形容，只要嗅过一次，嗅觉就会受到不可逆转的影响。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "とても人間が生存できる環境ではない部長の股間の最前線にいる地仁田と成恵は、すでにゲリラ豪雨にあったように全身がビチャビチャになり、体力がとてつもない勢いで消費されていく中、互いに持っている超能力の回復術でなんとか意識を保っていた。",
          "zh_text": "身处部长下体最前线的地仁田和成恵，处于人类无法生存的环境中，已经像遭遇了突然豪雨一样全身湿透，体力消耗得惊人，只能靠彼此持有的超能力恢复技能勉强保持意识。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "部長「どうですか？二人だけの特等席は。…フフッ、楽しんでいるようですね？１００００００倍も質量に差があると、直接攻撃などしなくても匂いだけで小人には勝ててしまうようですね。",
          "zh_text": "部长「怎么样？只有你们两个的特等席……呵呵，看起来很开心呢？如果质量相差100000倍，即使不直接攻击，只靠气味就能轻易战胜小人。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "まあ、学園の生徒のように気絶しないのは流石と褒めてさしあげましょう。」",
          "zh_text": "不过，像学园的学生一样不会昏倒，真是太厉害了。」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "地仁田「うぷ…く、くそ…」",
          "zh_text": "地仁田「噗……可、可恶……」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "成恵「はあ…はあ…んっ」",
          "zh_text": "成恵「哈啊……哈啊……嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "部長「ですが…そこはまだ本番ですらありません。前戯はしないと約束しましたので、さっそく頂いてしまいましょうか…。",
          "zh_text": "部长「不过……现在还没到正式的时间。我承诺不会有前戏，现在就开始享受吧……"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "ああ、これからの二人を想像するだけで溢れてきてしまいます…！」",
          "zh_text": "啊，一想到接下来要对两个人做的事情就兴奋不已……！」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "地仁田「うわっ！」",
          "zh_text": "地仁田「哇！」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "成恵「きゃあ！」",
          "zh_text": "成恵「啊！」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "部長がスカートを抑えていた手で、逆側の掌にいた二人を人差し指と中指でつまみ直し、空いた手を股間に持っていきクロッチを横にずらす。",
          "zh_text": "部长用抑制裙子的手指直接捏住地仁田和成恵的手指，用空闲的手握住自己的下体，把裤裆向一边推开。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "そこには愛液でキラキラに濡れそぼった、部長の一番秘すべき生きた洞窟の入口があった。陰唇がヒクヒクと動いており、今か今かと獲物を待ち望んでいた。",
          "zh_text": "在那里，是部长最隐秘的生命洞穴，闪闪发光地湿润着爱液。阴唇在抽搐，迫不及待地等待着猎物的到来。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "部長「んっ…」",
          "zh_text": "部长「嗯…」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "人差し指と中指で陰唇を一気に開く部長。そこから地仁田と成恵に先程までとは比べ物にならないフェロモンの暴風が襲いかかる。",
          "zh_text": "部长用食指和中指一起迅速地打开阴唇。从那里，部长释放出比之前更加强烈的魅力。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン！！",
          "zh_text": "嗡嗡嗡嗡嗡嗡嗡嗡！！"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "部長が学園周りの住宅街を押しつぶしながら、股間を開いたまま仰向けに寝そべった。",
          "zh_text": "部长躺在地上，股间张开，周围的住宅区都被压垮了。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "部長「では二人共、人生最期のダンジョン探検を楽しみなさい？いつも使っていた縮小人間どものようにあっさり使い潰されず、私を満足させてくれることを期待していますよ？」",
          "zh_text": "部长「那么，你们两个，好好享受人生最后的地下城探险吧？希望你们不要像那些缩小人类一样轻易被击败，让我满意。」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "地仁田「うわあああああああああああああああああ！」",
          "zh_text": "地仁田「哇啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "成恵「きゃああああああああああああああああ！」",
          "zh_text": "成恵「啊啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "ブジュジュッ！！",
          "zh_text": "噗嗤！"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "二人は摘んでいた部長の指ごと膣内にあっさりと入れられてしまった！そのまま奥へ奥へと指によって連れられていく！",
          "zh_text": "两人被部长摘下的手指轻易地插进了阴道里！然后指头带着他们一路往里面深入！"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "ベチャ！！",
          "zh_text": "噗嗤！"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "二人が指から投げ飛ばされて開放された場所、そこは膣口よりもむしろ子宮口側に近い場所であった。",
          "zh_text": "当指头退出阴道时，两人被甩了出去，来到了一个比阴道口更接近子宫口的地方。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "そのまま指は膣口から外に出てしまう。二人は暗くて熱くて、グチョグチョに濡れていて、とてつもない匂いが充満する、生きた洞窟に閉じ込められた。",
          "zh_text": "手指就这样从阴道口伸出去了。他们被困在一个会动的洞穴里，这个洞穴又黑又热，浑身湿漉漉的，充满难闻的气味。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "成恵「地、地仁田くん…」",
          "zh_text": "成恵「地、地仁田君……」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "地仁田「うん…こんな場所じゃ…あまり長くは持たない…！」",
          "zh_text": "地仁田「嗯...这样的地方...不会持久的...！」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "先程よりも環境が天地の差ほど悪くなった場所に置かれた二人は、さらに急速に体力を失っていく。",
          "zh_text": "两人被放置在比之前环境恶劣得多的地方，身体迅速失去体力。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "部長が両手で陰唇とクリトリスをいじりながら、腰を上下に動かし始める。",
          "zh_text": "就在这时，部长更加猛烈地进行自慰，両手摩擦阴唇和阴蒂，开始上下摆动。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "グラウンドで部長の濃厚なフェロモンにより気絶していた生徒たちが、部長のオナニーで次々発生する台風のような風で吹き飛ばされていく。",
          "zh_text": "在操场上因部长浓郁的费洛蒙而昏迷的学生们，被部长的自慰所引发的风暴一样的风吹走了。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "中の二人はさらに勢いよく滲み出る愛液に絡め取られ、さらに上下の膣壁に叩きつけられた！",
          "zh_text": "两人被更加浓稠的爱液包围，上下膣壁更加猛烈地碰撞！"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "地仁田「このままじゃどうにもならない…！一か八か…！成恵さん！一緒に攻撃するしか…！」",
          "zh_text": "地仁田「这样下去不行啊！得搏一次了！成惠！一起攻击！」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "成恵「そうだね…わかった…！」",
          "zh_text": "成惠「我知道了，来吧！」"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "状況をなんとか打開しようと、地仁田と成恵が膣壁に叩きつけられながらもなけなしの力を込める！",
          "zh_text": "为了突破困境，地仁田和成惠尽力攻击，即使被壁垒反弹也不放弃！"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "地仁田「くらえ！デスボー…！」",
          "zh_text": "地仁田「接受吧！死亡拳……！」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "成恵「天ら…！」",
          "zh_text": "成惠「来吧……！」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "部長「無駄です」",
          "zh_text": "部长「白费力气呢。」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "ギュムッ！",
          "zh_text": "咚！"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "地仁田「ぐえっ！」",
          "zh_text": "地仁田「咳咳！」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "成恵「うぎゅ！」",
          "zh_text": "成惠「咕！」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "急に膣壁に締め付けられた二人は、押しつぶされたカエルのような声を出し動けなくなってしまった！",
          "zh_text": "突然被阴道壁紧紧夹住的两人，发出了被压扁的青蛙般的声音，动弹不得！"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "部長「んんっ…まさか…オナニーの途中に攻撃をしようと…思っていたのですか？そこは…私の一番敏感なところであるのを…忘れて…いたのですか？はあっ…小人の行動など…手にとるように…わかりますよ。まあ…攻撃出来たとしても…効くこともなかったでしょうけど。ふう。」",
          "zh_text": "部长「嗯嗯…难道…你们想在我自慰的时候进攻吗？你们忘记了…那是我最敏感的地方吗？哈啊…小人的行为…我一眼就看穿了。嘛…就算你们进攻了，也不会有任何效果吧。呼。」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "オナニーを中断された部長が息を切らせながら小人をなじる。",
          "zh_text": "被中断自慰的部长喘着气责骂着小人。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "地仁田「っ…！！」",
          "zh_text": "地仁田「啊…！！」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "なんとか動こうとするも、恐ろしい力で締め付ける膣と溢れてくる愛液に言葉を発することも出来ない。",
          "zh_text": "虽然想要挣扎，但是被可怕的力量紧紧夹住的阴道和不断溢出的爱液，让他无法发出任何声音。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "部長「しかしまだ絶対者に逆らう意思があるのは見逃せませんね…二度とそういう気を起こさないようにこうしてあげましょう。」",
          "zh_text": "部长「但是我不能忽略那些仍然有反抗绝对者意志的人...让我们这样做，以防止他们再次产生这种想法。」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…",
          "zh_text": "哒哒哒哒哒哒..."
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "地仁田「な、なんだ！？急に脱力感が…！」",
          "zh_text": "地仁田「什么！？突然感到力量被剥夺了...！」"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "成恵「う…ううう…」",
          "zh_text": "成惠「呜...呜呜呜...」"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…",
          "zh_text": "哒..."
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "部長「ふう…どうですか？超能力から何から私に能力のすべてを奪われ尽くした感想は？RPGで言えば、もう貴方達のレベルは《１》といったところでしょうか…ふふふ、哀れですね。」",
          "zh_text": "部长「呼...怎么样？对于失去超能力和其他能力的感想是什么？如果用RPG来说，你们的级别已经是《1》了...呵呵呵，可怜啊。」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "地仁田「あ…そんな…」",
          "zh_text": "地仁田「啊...怎么会这样...」"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "成恵「あ…ああ…嫌…そんなの嫌…」",
          "zh_text": "成惠「啊...啊啊...不要啊...讨厌...」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "部長「さて、早速吸収した超能力を…先程オナニーに水を指した小人二人に使ってみましょうか。」",
          "zh_text": "部长「好了，现在就来试试吸收的超能力吧……让我用在刚才那两个在自慰时被水喷到的小人身上。」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "ズボッ！！急に膣口から光が指したかと思うと、部長の人差し指と中指が急激に迫ってきた！だが今二人がいる位置は、入れられた時指から放り出された影響で、指では届かない位置にいる、いるはずだった。グンッ",
          "zh_text": "嗖——突然从阴道口射出一道光芒，接着部长的食指和中指急速靠近！然而，现在两个小人的位置因为被插入时被指头弹出的影响，已经超出了指头的触及范围，不可能被指头碰到。啪嗒——"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "地仁田「えっ！？」",
          "zh_text": "地仁田「咦！？」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "成恵「きゃあっ！！」",
          "zh_text": "成恵「啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "とてつもない力で指に引き寄せられた二人は、それぞれ人差し指と中指の腹にくっついてしまった！",
          "zh_text": "惊人的力量出现了，两个小人被指头吸引，各自黏在了食指和中指的指腹！"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "部長「あら？ちょっぴりお試しでサイコキネシスを使っただけで、もう抵抗もできずに指にへばりつくなんて…ふふっ、なんて矮小な…。」",
          "zh_text": "部长「哎呀？只是稍微试用了一下超能力，你们就已经无法抵抗，贴在指头那里了…呵呵，多么微不足道啊…。」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "地仁田「動けない…！」",
          "zh_text": "地仁田「动不了…！」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "成恵「嫌…助けて…！」",
          "zh_text": "成恵「不要…救救我…！」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "部長「ではオナニーを再開しましょう…今度は二人にも積極的に協力してもらいますよ？」",
          "zh_text": "部长「那么，继续自慰吧…这次让你们也积极地协助一下？」"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "地仁田「うわあああああああああああああああ！！」",
          "zh_text": "地仁田「哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "二人は膣壁のザラザラした部分、Gスポットに指ごと押さえつけられた。そのまま二人の意思など関係なく、遠慮なく、慈悲もなく擦られていく。",
          "zh_text": "两人被指头按在了阴道壁，按压在G点上。他们毫不留情地擦动着，不管两人的意愿如何。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "部長「ああああああああっ！！いい…！気持ち…いいです…！縮小人間を使っていた時なんて…比較に…ならない…！あっあっあっあっあっ…！！」",
          "zh_text": "部长「啊啊啊啊啊啊！！好舒服…！感觉…好棒…！跟使用普通小人的时候…根本…不一样…！呼啊…呼啊…呼啊…呼啊…！！」"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "部長は先程オナニーを中断された怒り、己の圧倒的な力、オナニーだけで天変地異を起こせる力による高揚感、自分たちを妨害し続けた忌々しい探偵二人に勝利した達成感、",
          "zh_text": "刚刚部长自慰被中断的怒气，自己压倒性的力量，能够用自慰引起天灾地变的力量带来的畅快感，战胜了一直妨碍自己的两名令人讨厌的侦探的成就感、"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "そしてその二人の能力まで奪い性の道具にしている優越感が渦巻き、今までの生涯で最高の性的興奮に身を預けていた。",
          "zh_text": "然后，那种将两个人的能力夺走并变成性工具的优越感不断叠加，她沈浸在有生以来最强烈的性兴奋中。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "部長「んっ！んっ！！んっ！！！んんっ！！！！」",
          "zh_text": "部长「嗯！嗯！！嗯！！！嗯嗯！！！！」"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "部長の周りはオナニーが引き起こす地震、声による音波、発散される汗やフェロモンで先程よりも阿鼻叫喚な状態になっていた。",
          "zh_text": "部长周围因手淫而引发地震、冲击波、散发出的汗水和费洛蒙而变得比刚才更加混乱。"
        },
        {
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          "ja_text": "家は崩れ、道路はひび割れ、脳が焼けるほど濃厚な香りは勢力を広げていく。",
          "zh_text": "房屋倒塌，道路裂开，浓郁的气味不断扩大。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかし部長は恥も外聞も気にする必要がない完全者であるという自覚のもと、膣内の哀れな小人二人を擦る指の動きをさらに早めて、ぐんぐんと興奮を高めていく。",
          "zh_text": "然而，部长意识到自己是一个不需要担心羞耻和外表的完美者，加快了擦拭两个可怜的小人的指头动作，变得更加兴奋。"
        },
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          "ja_text": "部長「あっ…！こんな…！こんなの圧倒的すぎて…！抵抗も許されない人間があまりにも哀れで…！はっ…！はっ…！イク、イク、イっちゃう！あああああああああああああ！！！！！！！！」",
          "zh_text": "部长「啊...！这种感觉...！这样压倒性的感觉...！连抵抗都不被允许，实在太可怜了...！哈...！哈啊...！来了，来了，来了！！！！！！！！」"
        },
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          "ja_text": "ぶしゃあああああ！！",
          "zh_text": "噗嗤嗤嗤嗤！！"
        },
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          "ja_text": "興奮の高まりのまま絶頂に至った部長は、いつものの丁寧な口調も忘れて絶叫し、愛液を大量に拡散し道路を冠水させた。",
          "zh_text": "在兴奋达到高峰的同时，部长忘记了平时的礼貌语气，尖叫着达到了高潮，大量的爱液散发出来，淹没了道路。"
        },
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          "ja_text": "その愛液は学園のグラウンドまで用意に到達し、グラウンドを愛液のプールへと変貌させていく。",
          "zh_text": "那爱液已经到达学校操场，将操场变成了爱液池。"
        },
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          "ja_text": "上気だった体は休むことなく汗を排出し、さらに部長の濃厚な体臭を加速度的に拡散していった。",
          "zh_text": "她上气不接下气地排出汗水，加速散发出部长浓郁的体味。"
        },
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          "ja_text": "部長「はあっ…はあっ…凄く良かったですよ…膣内にいる二人の小人さん…。御礼に私の膣から産み直してあげましょう。まあ、生きているかはわかりませんが。ふふふ…んんっ…。」",
          "zh_text": "部长「哈啊...哈啊...真是太好了...在我的阴道里有两个小人...作为谢礼，从我的阴道重新生下来吧。呼呼...」"
        },
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          "ja_text": "グオオオオオオ…",
          "zh_text": "咕噜噜噜..."
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          "ja_text": "上体を起こした部長の膣から指が引き出され、指にこびりついた小虫を取るかのように愛液まみれのグラウンドにデコピンで地仁田と成恵を弾き落とした。",
          "zh_text": "部长坐起身来，从她的阴道里拔出手指，像处理黏在手指上的小虫子一样，用手指弹飞了地仁田和成恵，让他们掉进爱液泥中。"
        },
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          "ja_text": "部長「どれ、生きてるか確認しましょうか。」",
          "zh_text": "部长「好了，现在来确认一下他们还活着吗。」"
        },
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          "ja_text": "部長が愛液の泥に中に落ちた二人を覗き込む。",
          "zh_text": "部长俯身看着掉进爱液泥中的两人。"
        },
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          "ja_text": "地仁田「あ…ぐ…」",
          "zh_text": "地仁田「啊...咕...」"
        },
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          "ja_text": "成恵「う…」",
          "zh_text": "成惠「嗯…」"
        },
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          "ja_text": "部長「ふむ…まさかオナニーに耐え生きているとは…レベル１になってもそこは超高校級の二人、しぶとさは一級品ということですか。",
          "zh_text": "部长「嗯…竟然能忍受自慰而活下来…即使变成了级别1，这两人的顽强程度也是一流的啊。"
        },
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          "ja_text": "しかし生きているなら、産み直したこの母の顔を見てくれてもいいのですが…親不孝なお二人ですこと、ふふふ。」",
          "zh_text": "但既然还活着，就应该看看重新把你们生下来的母亲的脸吧…真是不孝顺呢，啊哈哈。」"
        },
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          "ja_text": "二人はあの地獄に最後の力を振り絞って耐え抜き、デコピンで弾き飛ばされた後も愛液の泥がクッションとなり、致命傷を免れていた。",
          "zh_text": "两人在那个地狱中拼尽最后一丝力气坚持下来，好在被击飞有被爱液当作缓冲，避免了致命伤。"
        },
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          "ja_text": "部長「ですが、もはや私に抵抗する力は残っていないようですね。この後試すことがあったのですが…それでまたこの二人を陵辱できそうでs…ん？」",
          "zh_text": "部长「但是，你们已经没有任何抵抗力了呢。我本来还有些试验的计划…但现在看来，我好像又可以对这两人进行侵犯了呢…嗯？」"
        },
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          "ja_text": "副部長「部長！聞こえますか部長！」",
          "zh_text": "副部长「部长！您听到我说话了吗，部长！」"
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          "ja_text": "学園の残った建物の屋上で部長を呼びかける声、それは生きていた副部長の声であった。部長への尊敬が為せる技か、部長のフェロモンが充満するこの空間でも正気を保っていた。",
          "zh_text": "在学校剩下的建筑物屋顶上，副部长的声音呼唤着部长。即使在部长的费洛蒙充斥的空间中，他仍然保持着理智。"
        },
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          "ja_text": "部長「おや、どうしましたか副部長、なにか重要な懸念でも？」",
          "zh_text": "部长「哦，怎么了副部长，有什么重要的担忧吗？」"
        },
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          "ja_text": "副部長「残った施設からCクラス部員が情報をキャッチしました！どうやら街に甚大な被害が出たことで軍および警察の特殊部隊が出動し、ここに近づいているようです！」",
          "zh_text": "副部长「从剩下的设施中，C级成员得到了情报！看来城市遭受了巨大的损失，军队和警察的特种部队正在出动，并且靠近这里！」"
        },
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          "ja_text": "部長「なるほど…これは面白いことになりそうですね。副部長、次は貴方も一緒に楽しみましょう。」",
          "zh_text": "部长「原来如此…这将会变得非常有趣。副部长，接下来你也可以一起享受。」"
        },
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          "ja_text": "副部長「は、はい！お供させていただきます！」",
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          "ja_text": "部長はほくそ笑み、副部長は部長とともに行動できる喜びを爆発させながら、ここに向かってくるモルモット達を待つことにした…。",
          "zh_text": "部长得意地笑着，副部长则充满了能够和部长一起行动的喜悦，等待着那些前来的实验鼠们……"
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          "ja_text": "さらに楽しい宴を開くために…。",
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          "ja_text": "voreサークル体験会",
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          "ja_text": "俺の通う大学には、ある変わったサークルが存在した。それは「voreサークル」というサークルである。voreというのは「呑む」という意味であり、噂によると女子大生がメンバーの男子を小さくして丸呑みをして楽しんでいるのだという…。",
          "zh_text": "我所在的大学里有一个非常特别的社团，叫做「vore社」。所谓的vore，意味着「被吃掉」，据传闻，女大学生们会将男性成员缩小后享受吞食他们的乐趣…。"
        },
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          "ja_text": "「voreサークル　男子メンバー募集中！　女の子に飲み込まれたい人はどうぞ２３０教室へ、体験会を実施します！」",
          "zh_text": "「vore社　正在招募男性成员！ 想被女孩子吞下去的人，请来230教室体验一下吧，我们将举行体验会！」"
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          "ja_text": "サイズフェチだった俺は、入学当初このサークルのビラを見てとてつもなく興味がわいた。のだが、それまで彼女が出来たことすらなかった俺は、そんなサークルに入る勇気はなかった。それ以降ずっとこのサークルの存在を気にしながら大学生活を送り、二年の時が経ってしまった。おれは大学３年生になったが、新歓期に入った大学で再びvoreサークルのビラを見かけてしまい、今年こそ体験会に行こう、と一大決心をしたのだった。",
          "zh_text": "迷恋着巨大娘的我，在刚入学时看到这个社团的传单就非常感兴趣。但是，当时我跟女孩子连正常交流都很少，实在是没有勇气加入这样的社团。不过自那时起，我就一直对这个社团念念不忘。如今，大学生活过去两年，我也已经是大三的学生了。在新生欢迎期间再次看到了vore社的传单，我决定今年一定要去体验一下。"
        },
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          "ja_text": "ビラに書かれていた教室のドアを開けると、そこには誰もいなかった。女の子がたくさん待ち受けているんじゃないかと妄想していた俺は、肩透かしをくらった気分になった。",
          "zh_text": "来到了传单上写的教室，我本来幻想着会有很多女孩子在等待，没想到打开门后，里面却空无一人。正当我感到失望的时候，突然从背后传来声音吓了我一跳。"
        },
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          "ja_text": "「体験希望の方ですか？」",
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          "ja_text": "と、ふいに背中から声を掛けられた。驚いて振り返ると、そこにはフードで目を隠した怪しげな人物が立っていた。体にはローブのようなものをまとっている。体格は小柄だ。声からして女の子だろうか？その怪しさにうろたえつつも、はい、そうです、と返答すると、",
          "zh_text": "回头看，站在那里的是一个用帽子遮住眼睛的可疑人物。身上披着类似长袍的东西，身材娇小。听声音应该是个女孩子吧？尽管对她的可疑感到不安，我还是回答说，是的，我是来体验的。"
        },
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          "ja_text": "「そうですか、ありがとうございます。ではそこの椅子に腰掛けていただけますか？早速小さくなっていただきますね」",
          "zh_text": "「是吗，谢谢您。那么请坐在那边的椅子上好吗？我们马上就会让您变小」"
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          "ja_text": "言われるがままに腰掛けると、その女の子は黒色の懐中電灯のようなものを取り出した。あれは縮小光線、いわゆるスモールライトだ。数年前から世に出回り始めたハイテク機械で、ずっと気になってはいた。ただとても高価だったので手が出なかったのだ。本当に今から小さくなれるのか…。そう思うとすごくどきどきしてきた。",
          "zh_text": "我如她所说坐下后，那个女孩子拿出了一个像黑色手电筒的东西。那是缩小光线，这种高科技设备从几年前开始就流行，我一直很感兴趣。只是因为价格昂贵，所以一直没能入手。真的要变小了吗…？想到这里，我感到非常紧张。"
        },
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          "ja_text": "「では、光を当てますね？リラックスしてて下さい」",
          "zh_text": "「那么，我要照光了哦？请放松」"
        },
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          "ja_text": "人生初の体験だ。俺は目を閉じ、光に身を委ねた…。",
          "zh_text": "这是我人生中的第一次体验。我闭上眼睛，任由光线照射在身上…。"
        },
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          "ja_text": "ふいに体に振動が加えられ、俺は目を覚ました。何が起こったんだ…？と思ったが、すぐに正気に戻った。どうやら縮小光線を当てられて眠ってしまっていたらしい。あたりを見回すと、足元に肌色の床が広がっていた。床はとても広く、やわらかい。１０畳ほどはあるだろうか？その床は不規則に振動していて、その大きな振動のせいで立つことが出来ない。一体ここはどこなのだろうか…。しばらく振動に耐えるために床に這いつくばっていたが、ふとその振動が止まった。",
          "zh_text": "突然，我感觉到身体被震动唤醒。我在想发生了什么事…？但很快我就意识到，我应该是被缩小光线照射后睡着了。我环顾四周，脚下是一片肌肤色的地面，地面非常宽广，柔软，大概有10平米吧？这片地面不规律地震动使我无法站立。这到底是哪里呢…？我只能在地面上爬行以抵御震动。这时，震动突然停止了。"
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          "ja_text": "「あ、起きたみたいですね」",
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          "ja_text": "突然背後から浴びせられた爆音に、思わず腰が抜けてしまった。振り返ると、そこにはとてつもなく大きな…人の顔だろうか？口元以外をフードで隠した大きな人の顔がそこにはあった。まさか、さっきの女の子なのか？",
          "zh_text": "突然从背后传来的巨响吓得我腰都软了。回头一看，那里有一个巨大的…人脸？除了嘴巴以外都被帽子遮住了。难道是刚才的那个女孩子吗？"
        },
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          "ja_text": "「ごめんなさい、びっくりさせちゃいましたね。今から男子メンバーのお持ち帰り用の箱に入っていただくので、私の手から降りてもらっていいですか？」",
          "zh_text": "「对不起，吓到您了。现在我们要把男性成员放进带回家的盒子里，您可以从我的手上下来吗？」"
        },
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          "ja_text": "どうやらここは先ほどの女の子の手のひらの上だったらしい。大きな振動は、この子が俺を手のひらに乗せて歩いていたのだ。しかし、お持ち帰り用の箱とはどういうことだろう？",
          "zh_text": "看来我现在所在的地方，就是刚才那个女孩子的手掌上。那些巨大的震动，只是这个女孩子走路时手掌上的震动。但是，带回家的盒子是什么意思呢？"
        },
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          "ja_text": "「えっとですね、このサークルのルールとして、丸呑みはそれぞれの女の子の家で行ってもらうんです。ですが、メンバーの女の子の中には男と一緒に自分の家に入るのを見られたくない子もいるんです。彼氏持ちの子もいますしね♪なので、男子にはそこの小さな箱に縮小された状態で入ってもらって、その箱から女子が選んで持って帰る、という仕組みになってるんですよ。」",
          "zh_text": "「嗯，这个社团的规则是，整个吞下的行为需要在各位女孩子的家中进行。但是，有些女孩子不想被看到自己带男孩子回家，而且也有些女孩子已经有男朋友了♪。所以，我们会让男生们缩小后进入这个小盒子里，然后女孩子们从盒子里挑选带回家，这就是我们的制度。」"
        },
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          "ja_text": "そういうことか…。なんだかペット扱いだな…。",
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        },
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          "ja_text": "この女子の話では、まず丸呑みされたいメンバーの男子が授業が終わる前に小さくなって箱に入り、授業後この教室に入って来た女子が一つ箱を選んで持ち帰るらしいのだ。",
          "zh_text": "根据这位女孩子的说法，想要体验被吞下的男生要先在放学前变小进入盒子，然后放学后女孩子们会进入教室选择一个盒子带回家。"
        },
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          "ja_text": "郷に入っては郷に従えだ。俺はこの女子の言う通りに、箱の中に入った。内側にはわたが貼り付けられていて、男子がケガしないようになっている。",
          "zh_text": "那就入乡随俗吧，我按照这位女孩子的说法，进入了盒子。盒子内侧贴有棉絮，以防男生受伤。"
        },
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          "ja_text": "「今日は体験希望の方はあなただけなんですよね～。うーん…。…ルール的には初めての方には、小さくなって女の子の家に行く、という体験だけで終わってもらうことになってるんですけど、今日は一人だけですからね～。いきなり丸呑みを体験してもらってもいいかもしれないですね♪」",
          "zh_text": "「今天只有您一个人想要体验呢～。嗯…按照规则来说，初次体验的人只能体验变小后去女孩子家里，然后就此结束。但今天因为只有您一个人，也许可以直接体验被整个吞下哦♪」"
        },
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          "ja_text": "俺の入った箱を上から覗きながら女子は言う。",
          "zh_text": "女孩子一边往我进入的盒子上方窥视，一边说道。"
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          "ja_text": "「あなたの入った箱を、正規メンバーの男子が入った箱と一緒に紛れさせておきますね～。女子は男子メンバーなんて覚えてないですからね。あなたのことを体験希望者だと知らないでしょうから、いきなりいろいろされちゃうかもしれないですね♪」",
          "zh_text": "「我会把您进入的盒子和正式成员男生的盒子混在一起。女孩子们可不会记得男生成员的。她们不知道您是体验者，可能会突然对您做各种事情呢♪」"
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          "ja_text": "女子はそう言うと俺が入った箱を閉じた。その瞬間、箱の内部は闇に包まれた。",
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          "ja_text": "その後、先程の女子は恐らく教室から出ていき、静寂が訪れた。箱の中は何の光もないため、何となく不安な気持ちになる。しばらくすると、賑やかな声が聞こえてきた。恐らく教室に他のメンバーの女子が入って来たのだろう、女子の声が複数聞こえる。だが、箱が密閉されているので何を話しているのか聞き取りづらい。",
          "zh_text": "之后，刚才的女孩子可能已经离开了教室。四周一片寂静，盒子里也没有任何光线，不由得感到些许不安。过了一会儿，开始听到热闹的声音。可能是其他女生成员进入了教室，可以听到多个女生的声音。但因为盒子密封，很难听清她们在说什么。"
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          "ja_text": "突然、俺の箱が持ち上げられた。俺は体勢を崩しつつも、何とか踏ん張る。誰かにこの箱が選ばれたのか？箱の中にいる俺を、定期的な振動が襲う。恐らくサークルの女の子の一人がこの箱を持って歩いているのだろう。本当に今からお持ち帰りされるのか…。箱の中の俺は、ひどくわくわくしていた。",
          "zh_text": "突然，我的盒子被提起了。我虽然失去了平衡，但还是设法稳住了自己。有人选中了这个盒子吗？盒子里的我感受到了规律的震动。可能是社团的某位女孩子正在拿着这个盒子走路。真的要被带回家了吗…。盒子里的我，非常激动。"
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          "ja_text": "３０分くらい経った時だろうか。ずっと続いていた振動が突然止んだ。どうやら女の子の家についたみたいだ。よく耳を澄ませば、布の擦れる音が微かに聞こえてくる。すぐそこで女子大生が着替えているのかもしれない…。そんなことを思いながら悶々としていると、突如箱が開いて光が差し込んできた。ずっと暗闇の中にいたので、目が眩みそうになる。",
          "zh_text": "大概过了三十分钟，一直持续的震动突然停止了。看来到了女孩子的家。仔细倾听，可以隐约听到布料摩擦的声音。也许就在附近的女大学生正在换衣服…。在焦躁不安中思考着这些的时候，盒子突然被打开，光线射了进来。因为之前一直处于黑暗中，我的眼睛几乎被刺痛。"
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          "ja_text": "「着きましたよ、お疲れ様です」",
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          "ja_text": "と、頭上の光から巨大な手が箱の中に伸びてきて、俺をつかみ取った。そのまま持ち上げられる。そして気づくと、肌色の大きな床の上に乗せられていた。教室での出来事を思い出し、すぐにそこが手のひらの上だと分かった。",
          "zh_text": "头顶的光线中，一只巨大的手伸进了盒子，抓住了我。随即被提了起来。然后我发现自己被放在了一个巨大的肤色地面上。回想起在教室的事情，我立刻明白那里是手掌心。"
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        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「あれ、もしかして初対面ですか？まだ会ったことない人がサークル内にいたんですね～。はじめまして、わたし麻美っていいます♪」",
          "zh_text": "「啊，我们是第一次见面吗？社团里还有我没见过的人呢～。初次见面，我叫麻美♪」"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "その声に反応して見上げると、目の前に大きな女の子の顔が広がっていた。顔だけで俺の身長の四倍ほどはあるだろうか。ものすごい迫力だ。そして、一目見ただけでとても可愛らしい子だと分かった。綺麗な茶色のショートカットに、桜色の唇。そして、優しそうな大きい瞳が俺を見つめている。どぎまぎしながらも、自己紹介をする。",
          "zh_text": "听到那个声音，我抬头看去，发现一张巨大的女孩子的脸庞展现在眼前。仅仅是脸就有我身高的四倍大小，气势惊人。而且，一眼就能看出她是个非常可爱的女孩子。漂亮的棕色短发，樱桃色的嘴唇，还有那双看上去温柔的大眼睛正注视着我。我有些局促不安，但还是做了自我介绍。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "「３年生の方なんですか！じゃあ私より１年先輩ですね～。もう何回もお持ち帰りされて慣れてるんじゃないですか？」",
          "zh_text": "「您是三年级的吗！那您比我高一届呢～。应该已经被带回家好几次，很习惯了吧？」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "実は今日が初めてなんだ、と言いかけたが、初めてだと知られたら丸呑みしてもらえないかもしれない。そう思い、俺は１年の時からサークルに入ってるから慣れてるんだ、と嘘をついてしまった。その後、しばらく麻美ちゃんの手の上で世間話が続いた。どこの学部だとか、どんなバイトしてるだとか、他愛もない話をしてるうちに、麻美ちゃんがとても明るくていい子だと分かった。俺の話にすごく興味を持ってくれるし、よく笑ってくれる。そして麻美ちゃんは俺にかなり顔を近づけて話してくれるので、麻美ちゃんが何か話したり笑ったりするたびに吐息が俺の体にかかるのだ。麻美ちゃんの吐息は暖かくてなんだか甘い匂いがして、それだけで俺のモノは勃ってしまった。",
          "zh_text": "其实今天是我第一次体验，本想这么说，但如果她知道是第一次体验，可能就不会把我整个吞下去了。这样想着，我撒了个谎说自己从大一开始就加入了社团，所以已经很习惯了。之后，我们在麻美的手上闲聊了一会儿。聊到了学部的事情，做过什么兼职，还有一些无关紧要的话题。在聊天中，我发现麻美是个非常开朗而且很好的女孩子。她对我的话题非常感兴趣，也总是笑得很开心。而且麻美会把脸凑得很近跟我说话，每当她说话或笑的时候，她的呼吸就会落在我的身上。麻美的呼吸温暖而且带着一点甜甜的香味，那种感觉让我的东西不由自主地勃起了。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「そういえば、先輩って見た感じかなりいい体してますよね～。ちょっとだけでいいので見せてもらってもいいですか？」",
          "zh_text": "「顺便问一下，前辈看起来身材真的很好啊～可以让我看一看吗？」"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "世間話の途中で、ふと麻美ちゃんがこんなことを言った。それは、服を脱げってことか？かなり大胆なことを言うなあと思いつつも、充実してる大学生はこのくらいのスキンシップは普通なのかとも思った。俺はそういう振りにも慣れているフリをして、少し緊張しながら上の服を脱いだ。",
          "zh_text": "在闲聊中，麻美突然说出了这样的话。这是在让我脱衣服吗？虽然她说得很大胆，但我也想到，活跃的大学生可能会觉得这种肌肤之亲很正常。我装作很习惯这样的举动，虽然有点紧张，但还是脱掉了上衣。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「わあ、すごく筋肉ついてますね～！筋トレとかされてるんですか？」",
          "zh_text": "「哇，肌肉练得真不错呢～！您平时会做健身运动吗？」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "麻美ちゃんはそういって人差し指で俺の上半身を触ってきた。柔らかい人差し指が俺の体を優しく撫でる。それがくすぐったく、また恥ずかしくて、身をよじらせてしまった。",
          "zh_text": "麻美这么说着，用食指轻触我的上半身。她柔软的食指轻轻地抚摸着我的身体。那种感觉既痒又让人害羞，我不由得扭动了一下身体。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「あはは、くすぐったかったですか？なんだかかわいい反応しますね、先輩♪…先輩、かなりいい体してるから、下半身の筋肉も見たくなっちゃいました。下も脱いでもらってもいいですか？」",
          "zh_text": "「啊哈哈，是痒了吗？前辈的反应真可爱♪…前辈身材这么好，我也想看看下半身的肌肉。可以脱掉下面的衣服吗？」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "え、何を言ってるんだ？下の服も脱げって…。女の子の前で？",
          "zh_text": "诶，她在说什么？让我脱掉下面的衣服…在女孩子面前？"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "童貞である俺は女の子の前でパンツ一丁になることに抵抗を感じつつも、少しのワクワク感も感じながら、ズボンのベルトに手をかけて脱いだ。",
          "zh_text": "作为一个处男，我虽然对在女孩子面前只穿内裤感到抵触，但同时也感到了一丝兴奋。我伸手解开裤带，脱下了裤子。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「あ、できたらパンツも脱いでほしいです♪私、お尻の筋肉とか見るの好きなんですよ～。」",
          "zh_text": "「啊，如果可以的话，也请脱掉内裤吧♪我喜欢看看臀部的肌肉～。」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "嘘だろ？この女子大生、積極的すぎないか？…というか、今俺のモノはさっきの麻美ちゃんの吐息で勃ってしまっているのだ。これが見られたら、俺が経験のない男だってばれてしまうかもしれない…。そんなことを思いながらパンツ一丁の状態でまごついていると、突然大きな指がパンツに向かって伸びてきて、一瞬のうちにパンツを下ろしてしまった。",
          "zh_text": "开玩笑吧？这个女大学生也太主动了吧？…而且，我的东西因为刚才麻美的呼吸而勃起了。如果她看到了，可能就会暴露我没有经验的事实…。就这样，我一边感到困惑，一边只穿着内裤站在那里，突然一只大手伸向我的内裤，一瞬间就将内裤脱了下来。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "「えいっ♪ごめんなさい、先輩が脱ぐの遅いから手伝ってあげました♪そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないですか～。立派な体してると思いますよ？」",
          "zh_text": "「嘿♪不好意思，前辈脱得太慢了，我帮您一下♪不用那么害羞嘛～。您的身体很棒哦？」"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "そういって麻美ちゃんは、俺の体をじっくりと見つめる。恥ずかしくて体を隠そうとしたが、ここは麻美ちゃんの手のひらの上だ。麻美ちゃんの視線から逃れられるはずもなく、体の隅々まで観察されてしまった。もちろん大きくなったイチモツも。麻美ちゃんの視線が一時、それに注がれる。やばい、馬鹿にされるんじゃないか…。そう思ったが、麻美ちゃんはそれについては何も言わなかった。",
          "zh_text": "麻美这么说着，仔细地打量着我的身体。我因为害羞想要遮挡身体，但这里是麻美的手心上。我无法逃避麻美的目光，被她从头到脚仔细观察。当然，包括已经勃起的那个部分。麻美的视线一度停留在那里。糟糕，我会不会被嘲笑…。我这样想着，但麻美并没有对此说什么。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "そして、再び俺の体を大きな指で触り始める。人差し指と親指を使って、全身を優しく、優しく撫でていく。お腹と背中を指で挟んで撫でたり、足を下から上へ撫で上げたり。その動きがなんだかいやらしくて、興奮が抑えられない。麻美ちゃんの顔を見上げると、俺を見つめて微笑んでいる。",
          "zh_text": "然后，麻美再次用巨大的手指开始触摸我的身体。她用食指和拇指轻轻地、温柔地抚摸着我的全身。她用手指夹着我的腹部和背部抚摸，从下往上轻抚我的腿。她的动作有些挑逗，让我无法抑制自己的兴奋。我抬头看向麻美，她正微笑着注视着我。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "ふと、撫でていた指の動きが止まる。次に指が動き出した先は…股間だった。人差し指と親指で、俺の股間を優しく挟み込む。そして、上下にゆっくりと撫でだしたのだ。俺は動揺して、また麻美ちゃんの表情を見る。でも麻美ちゃんは俺を見つめて微笑むだけだった。俺は麻美ちゃんに誘惑されているのか？その指の動きは優しくて、とてつもなく気持ちいい。そして責められている俺を、麻美ちゃんにじっくり見られている。その状況に性的興奮を覚え、すぐに果ててしまった。",
          "zh_text": "突然，抚摸的手指停了下来。接下来手指移动的地方是…股间。她用食指和拇指轻轻地夹住我的股间，然后开始慢慢地上下抚摸。我感到很慌乱，又看向麻美的表情。但麻美只是微笑着看着我。我是被麻美诱惑了吗？她的手指动作很温柔，感觉非常舒服。而且我被麻美仔细地看着，感到性的兴奋，很快就到了高潮。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「ふふっ…♪気持ちよさそうでしたね♪…ねえ、先輩、ほんとはこういうの初めてですよね？反応が初々しすぎますもん。…それじゃ私が、かわいい先輩をリードしてあげますね…♪」",
          "zh_text": "「呵呵…♪看起来很享受呢♪…嘿，前辈，其实这是您第一次对吧？反应太纯真了。…那我就来引导可爱的前辈吧…♪」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "そう言って麻美ちゃんは俺に顔を近づけていく。かなり距離が縮まったと思っても、まだ近づいてくる。それはかなりの迫力だった。そして寸前まで顔が近づけられたとき、その迫力に尻もちをついてしまった。",
          "zh_text": "麻美这么说着，脸越靠越近。即使我以为距离已经很近了，她还是继续靠近。那是相当的压迫感。当她的脸几乎要贴上来的时候，我因为那股压力而不小心坐倒在地上。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「ふふっ」",
          "zh_text": "「呵呵」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "そんな俺を見て笑ったかと思うと、",
          "zh_text": "麻美看着这样的我笑了一下，"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「ふぅーーーーーーっ♪」",
          "zh_text": "「呼ーーーーーー♪」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "突然目の前から吐息を吹きかけられた。さっきの吐息の暖かさ、そして指の柔らかな感触までも思い出してしまい、俺の股間はイったばかりなのに勃ってしまった。話をしていた時に吐息に興奮してたことを知られていたのだろうか…。そう思う間もなく、麻美ちゃんの柔らかい唇が押し付けられた。麻美ちゃんの唇は綺麗な桜色をしていて、暖かく柔らかかった。俺の身長ぐらいあるんじゃないかという大きな唇に包まれ、俺は恍惚の表情を浮かべた。ぎゅっと押し付けられては、唇が離れる。かと思えば、今度は体の違う場所に押し当てられる。麻美ちゃんの大きな唇によるキスの攻撃に、ただ身を委ねることしか出来なかった。",
          "zh_text": "突然，她对着我吹了口气。那温暖的呼吸，还有之前手指柔软的触感，让我虽然刚刚才高潮过，但下体又不由自主地勃起了。她是否已经知道我之前在交谈时就因为她的呼吸而兴奋了呢…。还没来得及多想，麻美的柔软双唇就压了上来。她那樱花色的嘴唇，温暖而柔软。被她那几乎有我身高大小的巨大双唇包裹着，我露出了恍惚的表情。她的唇紧紧地压着我，然后又分开。接着，她的唇又压向我身体的其他地方。而我只能任由麻美用她的巨大双唇亲吻，无法反抗。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「んっ…♪…先輩、立ち上がって股を開いてもらってもいいですか？」",
          "zh_text": "「嗯…♪…前辈，可以站起来张开双腿吗？」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "もう後輩の言われるがままだった。麻美ちゃんの唇の感触にまだ興奮しながら、手のひらの上で立ち上がって股を開いた。すぐさま、麻美ちゃんの唇が股間を挟み込んできた。そして…その唇の中から舌が出てきて、俺のモノを一舐めした。",
          "zh_text": "我已经完全听从后辈的指示了。麻美嘴唇的触感仍然令我兴奋，我站在她的掌心上张开了双腿。麻美的双唇立刻夹住了我的下体。然后…她的唇中伸出舌头，轻舔了我的那个东西。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "その瞬間、体に電撃が走ったのではないかというくらいの快感が襲い、その一舐めだけで二度目の絶頂を迎えてしまった。",
          "zh_text": "那一瞬间，我感觉到如同电击般的快感袭来，仅仅一舔就迎来了第二次高潮。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「もうイっちゃったんですか？先輩かわいい♪もっと気持ちよくしてあげますからね…♪」",
          "zh_text": "「已经高潮了吗？前辈真可爱♪我会让您感觉更好的…♪」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "まだイったばかりで敏感になっている俺の股間を、麻美ちゃんの大きな舌が襲う。体全体を包み込めるくらい大きな舌はピンク色をしていて、麻美ちゃん自身の唾液でしっとり濡れている。そんな舌がゆっくり近づいてきて、股間を舐め上げる。その感触があまりにも気持ち良すぎて、麻美ちゃんに一度舐められるだけで身をよじらせてしまう。",
          "zh_text": "我的下体刚刚高潮过还很敏感，麻美的巨大舌头就开始再次攻击。那足以包裹整个身体的巨大粉色舌头，被麻美自己的唾液润湿。舌头慢慢靠近，舔过我的下体。那感觉太过舒服，每次被麻美舔过，我都忍不住扭动身体。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「ちゅっ…んっ……♪…はむっ…ちゅぱっ…ちゅぅぅ……んん…♪」",
          "zh_text": "「啾…嗯……♪…咬…啾啄…吸……嗯…♪」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "麻美ちゃんの大きな舌が、足元から股間、そして顔まで一息に舐め上げてくる。かと思えば股間に吸いついて、モノをぺろぺろと激しく舐める。もう俺の体は麻美ちゃんの唾液でべとべとだった。もう麻美ちゃんの吐息と唾液の匂いしかしない。そんな女の子のいやらしい匂いに包まれて、三度勃ってしまう。",
          "zh_text": "麻美的巨大舌头从脚底开始一路舔到我的下体，然后到脸部。接着她又吸住我的下体，激烈地舔弄。我的身体已经被麻美的唾液弄得湿哒哒的。周围只剩下麻美的呼吸和唾液的味道。被这样的女孩子淫荡的气味包围着，我不由自主地再次勃起。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「んー♪……ちゅぅぅぅぅぅ………♪」",
          "zh_text": "「嗯～♪……啾………♪」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "突如、股間を挟み込んだ麻美ちゃんの唇が激しく吸引をはじめた。き、気持ちよすぎる…！容赦のない吸引によって、とてつもない快感を強引に与えられる。あまりの気持ち良さに、麻美ちゃんの顔にしがみつこうとしてしまう。眼前に広がる大きな顔が、そんな俺を見て楽しそうに微笑む。だが吸引は全く緩められることはなかった。",
          "zh_text": "突然，夹着我的下体的麻美的双唇开始激烈地吸吮。太、太舒服了…！无情的吸吮带来了强烈的快感，我几乎想要抓住麻美的脸。在我眼前的巨大面孔正看着我，似乎很享受地微笑着。但是吸吮却一点也没有放松。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「ちゅぅぅ……んんっ……ちゅぅぅぅぅ………♪」",
          "zh_text": "「啾……嗯……啾………♪」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "気持ちよすぎる…後輩の手のひらで、大きな唇にまたイかされてしまう…！",
          "zh_text": "太舒服了…在后辈的手掌上，被巨大的双唇再次高潮…！"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「んんー♪………ちゅぱっ」",
          "zh_text": "「嗯嗯～♪………啾啄」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "突然麻美ちゃんが吸引をやめ、唇を離してしまった。寸止めをされた俺は思わず、あっ…と声を出してしまった。",
          "zh_text": "突然麻美停止了吮吸，嘴唇离开了。被她这么一搞，被迫寸止的我忍不住发出了声音：“啊……”。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「ふふっ♪そんな切なそうな顔しないでくださいよ～。ちゅうちゅうされるのそんなに気持ちよかったんですか？先輩って結構苛められるの好きなタイプですよね♪…そんなにイきたいんですか？じゃあ………私の唇使っていいよ♪はい、どーぞ♪」",
          "zh_text": "「嘻嘻♪请不要露出那么绝望的表情嘛～。被吸感觉真的那么好吗？前辈是不是挺喜欢被虐待的类型啊♪…这么想要高潮吗？那么………可以用我的嘴唇哦♪来吧，尽情享受吧♪」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "そう言って麻美ちゃんは俺の目の前に自分の唇を差し出した。後輩に寸止めされ、弄ばれている。だが我を失った俺は麻美ちゃんがすでにタメ口になっていることにも気づかず、麻美ちゃんの唇に自分の股間を押し当てた。そして、上下に動かす。それだけでもかなり気持ちよく、俺は一心不乱に唇に擦りつけた。ああ…すぐにイってしまいそうだ…！",
          "zh_text": "说着，麻美将自己的嘴唇伸到我的面前。作为后辈的她让我在高潮前寸止来戏弄着我。但失去理智的我甚至都没注意到麻美已经不在用敬语跟我说话了，我把自己的下体按在了麻美的嘴唇上，并上下摩擦。仅此而已就让我感觉非常舒服，我一心只想摩擦她的嘴唇。啊啊…感觉马上就要到了…！"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "しかし、イきそうになった瞬間、またしても魅惑的な唇は遠ざかって行った。",
          "zh_text": "然而，就在我快要达到高潮的瞬间，那迷人的嘴唇又一次离我远去了。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「もう、一人で勝手にイっちゃだめだよ～？そんなに私の唇好きなの？…最後は私がぺろぺろしてイかせてあげるね♪」",
          "zh_text": "「别这样，自己一个人偷偷高潮可不行哦～？这么喜欢我的嘴唇吗？…最后让我用舌头帮你达到高潮吧♪」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "再び、麻美ちゃんの唇が股間に吸いついてくる。その衝撃で、手のひらの上に仰向けに倒れてしまう。だがそんな俺の状態も気にせず、麻美ちゃんの舌が全身を舐めまわす。股間の周りをぺろぺろと舐められ、お腹に唇が押し当てられる。顔に舌が押し付けられ、麻美ちゃんの唾液で窒息しそうになる。両足を咥えられ、足の裏から太ももまでじっくりと舐められる。",
          "zh_text": "再次，麻美的嘴唇吸附在我的下体上。那冲击力让我倒在了手掌上仰面躺着。但即使如此，麻美也不在意我的状态，她的舌头在我的全身上舔来舔去。下体周围被舔得团团转，肚子上压着她的嘴唇。脸上感受到她的舌头，几乎要被麻美的唾液淹没。两脚被含进嘴里，从脚底到大腿被细细品尝舔过。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「ふう……♪……んんっ…♪」",
          "zh_text": "「呼……♪……嗯嗯……♪」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "一度顔が離れたかと思うと、麻美ちゃんは唇をすぼめて唾液を俺の体に垂らした。いやらしい匂いがする。そしてその唾液を麻美ちゃんの唇と舌で全身に塗りたくられる。全身に麻美ちゃんの唾液がしみ込んでいくような感覚がした。…全身を麻美ちゃんに、麻美ちゃんの柔らかな唇と舌に支配されている…。後輩になすがままにされているという屈辱的な状況も、快感を増長させる原因にしかならなかった。",
          "zh_text": "刚感觉到她的脸离开，麻美就又凑上来，将唾液滴在我的身上。那是一种淫靡的气味。然后用她的嘴唇和舌头将那唾液涂抹在我的全身。感觉麻美的唾液渗透进我的全身…整个身体都被麻美，被她柔软的嘴唇和舌头所占据…。被后辈任意摆布的屈辱感，反而成了增强快感的原因。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "最後に、麻美ちゃんは俺をつまみ上げ、下半身ごと咥えこんだ。そして、先程よりも容赦のない吸引をはじめた。",
          "zh_text": "最后，麻美将我提起，整个下半身都含进了嘴里。然后开始了比之前更无情的吸引。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「ちゅぅぅ……んんっ……ちゅぅぅぅぅ………♪」",
          "zh_text": "「吸吸……嗯嗯……吸吸吸吸……♪」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "そのあまりの気持ちよさに、視界がぼやける。そして、ついに麻美ちゃんの口の中で果ててしまった。…だが、麻美ちゃんは吸引をやめようとはしなかった。俺がイったことになんて気づいていないのだろうか、変わらず吸引を続けている。強引に気持ちよくさせられる。そして、すぐに四回目の射精を強要される。それでも吸引は止まらない。俺は麻美ちゃんの唇に全てを搾り取られようとしていた…。",
          "zh_text": "那难以形容的舒适感让我的视线变得模糊。最终，在麻美的口中我达到了极限。…但麻美并没有停止吸引。她是否没有注意到我已经高潮了呢，依旧继续吸引。被强制地感到快乐。然后很快就被迫迎来了第四次射精。即便如此，吸引也没有停止。我仿佛要被麻美的嘴唇榨干一切…。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "気づいたら、麻美ちゃんの顔の前で摘み上げられていた。何回イってしまったか分からない。身も心もへとへとになっていた。",
          "zh_text": "当我回过神来时，我已经被麻美举到了她的面前。不知道高潮了多少次。身心俱疲。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「大丈夫ですか、先輩？ちょっとやりすぎちゃいましたか～？あんまり先輩がかわいいので苛めたくなっちゃったんですよ♪」",
          "zh_text": "「前辈还好吗？是不是有点太过分了～？可是前辈太可爱了，我就忍不住想要欺负你♪」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "そう言う麻美ちゃんの顔は優しい表情をしていたが、同時になんだか下に見られているような雰囲気がして、俺は惨めな気持ちになった。後輩の手のひらの上でめちゃくちゃにイかされたのだ。先輩としてなんの威厳もなかった。",
          "zh_text": "麻美这么说着，脸上带着温柔的表情，但同时我感觉到了一种被轻视的气氛，让我感到很凄凉。在后辈的手掌上被搞得一塌糊涂。作为前辈，我没有任何的威严。"
        },
        {
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          "ja_text": "「そろそろ先輩を呑み込んじゃいましょうか♪もともとそういうサークルでしたからね～。先輩の反応が見たいので、下半身からゆっくり呑み込んであげますね♪…あーん……」",
          "zh_text": "「该不该把前辈整个吞下去呢♪毕竟我们本来就是这样的社团嘛～。我很想看看前辈的反应，所以我会慢慢地从下半身开始吞下去♪…啊ー……」"
        },
        {
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          "ja_text": "ちょっと待ってくれ、と俺は叫ぶ。まだ箱の中にあった防護用のスーツを着ていない。あれがなければ胃液で溶かされてしまうのだ。スーツを着たいから一旦下ろしてくれ、と麻美ちゃんに言う。",
          "zh_text": "等一下，请等等，我大叫。我还没有穿在箱子里的防护服。没有那个的话，我会被胃酸溶解掉。我请求麻美先放我下来，让我穿上防护服。"
        },
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          "ja_text": "「…んー……だめです♪」",
          "zh_text": "「……嗯ー……不可以哦♪」"
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          "ja_text": "え？",
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          "ja_text": "「……ねえ先輩、このサークルの男子メンバーって、よく行方不明になるんですよ。なんでか分かりますか？………それは、気に入った男子を本当に呑み込んで溶かしちゃう子がいるからなんですよ♪」",
          "zh_text": "「……那个，前辈，这个社团的男性成员，经常会失踪呢。知道为什么吗？……那是因为有个女孩子，会真的把她喜欢的男生吞掉，然后溶解掉哦♪」"
        },
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          "ja_text": "何を言っているんだ、この子は？本当に呑み込んで、溶かす？",
          "zh_text": "这孩子在说什么啊？真的吞掉，然后溶解？"
        },
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          "ja_text": "「私、先輩のこと気に入っちゃいました。先輩を生身で飲み込んじゃったら、どんな声をあげてくれるんでしょう…♪」",
          "zh_text": "「我，对前辈很感兴趣哦。如果我把前辈活生生地吞下去，不知道你会发出怎样的声音呢…♪」"
        },
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          "ja_text": "う、嘘だろ？やめろ、やめてくれ！",
          "zh_text": "呃，不会吧？停下，求你了！"
        },
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          "ja_text": "俺は必死になって俺を掴む麻美ちゃんの手から出ようとする。でも麻美ちゃんはそれを許さない。",
          "zh_text": "我拼命地试图挣脱抓住我的麻美的手。但麻美并不允许我这么做。"
        },
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          "ja_text": "「そんなに必死になっちゃって…。無理ですよ、先輩。そんなちっちゃい体で私に勝てるわけないじゃないですか♪」",
          "zh_text": "「这么拼命地挣扎……没用的，前辈。这么小的身体怎么可能赢得过我呢♪」"
        },
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          "ja_text": "俺は叫びながら麻美ちゃんの手を叩く。だが、どれだけ全力で叩いても麻美ちゃんには効いていない。",
          "zh_text": "我一边尖叫一边拍打麻美的手。但无论我多么用力地拍打，对麻美来说都没有任何影响。"
        },
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          "ja_text": "「あっ、暴力はだめですよ、先輩？そんなことする先輩にはお仕置きです…♪」",
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        },
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          "ja_text": "そう言うと麻美ちゃんは俺を掴んでいる手に力を込める。俺は全身を締め上げられ、体を動かせないどころか声を上げることすらできなくなる。苦しい……！",
          "zh_text": "麻美这么说着，就在握着我的手上用力。我感到全身被紧紧束缚，不仅动弹不得，甚至连声音都发不出来。好痛苦……！"
        },
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          "ja_text": "意識が遠のきそうになった瞬間、手の力が緩んだ。",
          "zh_text": "就在我意识即将模糊的瞬间，手上的力道松开了。"
        },
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          "ja_text": "「もう懲りましたか？……じゃあ、今から先輩を食べちゃいますね……♪…ふふっ…♪あーん……」",
          "zh_text": "「已经懂了吗？……那么，现在就要吃掉前辈了哦……♪呵呵……啊——」"
        },
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          "ja_text": "麻美ちゃんに握りつぶされそうになった俺は反抗する気力など残っておらず、麻美ちゃんの唇に下半身を再び挟み込まれてしまった。そして…麻美ちゃんは少しづつ少しづつ、俺の体を吸い込みだした。さっきの吸引の仕方とは違い、俺の体を口の中に吸い込もうとするような吸い方だった。どんどん俺の体が唇に埋もれていく。お腹あたりまで吸い込まれた所で我に返り、吸引に逆らおうとした。だがそんな努力は大きな唇の前では無力だった。吸引は止まらない。首のあたりまで吸い込まれ、頭と伸ばした腕だけが唇から出ている格好となる。必死で麻美ちゃんの唇を殴る。だが唇は柔らかくその弾力で全ての衝撃が吸収されてしまう。だめだ、吸い込まれてしまう……！",
          "zh_text": "被麻美几乎捏碎的我已经没有反抗的意志，下半身再次被麻美的唇夹住。然后……然后，麻美开始一点一点地吸吮着我的身体，但这次吸的方式与之前不同，是想要把我的身体彻底吸入口中的吸吮。我感到自己的身体越来越深地埋入唇中。当吸到腹部时，我回过神来，赶紧试图抵抗这种吸吮。但在巨大的唇前，这样的努力是无力的。吸吮不会停止，被吸到颈部，只有头和伸出的手臂露在唇外。我拼命地打着麻美的唇，但柔软的唇部把所有的冲击都吸收了。不行，我被吸进去了……！"
        },
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          "ja_text": "「んーー……ちゅるんっ」",
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          "ja_text": "ついに麻美ちゃんに完全に吸い込まれ、口内に投げ出される。麻美ちゃんの口内は蒸し暑く、唾液の匂いが充満していた。足元には大きな舌が広がっており、唾液でぬるぬるしている。突然舌が持ち上がり、上あごに押し付けられる。ぎゅーーっ……大きな舌が俺を押しつぶそうとしてくる。あまりの舌の圧力に恐怖を覚え、そこから逃れようとする。だが逃げてもそこは麻美ちゃんの口の中だ。どこへ逃げても大きな舌に追い回され、押し付けられ、舐めまわされる。口内で延々と弄ばれる。そのうちに、口内に液体がどんどん溜まってきた。麻美ちゃんの唾液だ。ずっと俺を口の中に入れていたので、どんどん唾液が出てきているのだ。唾液の海から逃れようとした俺を、舌が追いかけ、突き落とす。唾液の海に沈められる。海の底に押し付けられる。息が出来ない…！殺される……！そう思えば、舌の力が緩められる。必死で唾液の海から顔を出し、空気を吸う。だがその空気さえも、麻美ちゃんの口内の空気なのだ。俺の生死は全てこの子に委ねられているのだ。",
          "zh_text": "最终我被麻美完全吸入，投入到口腔中。麻美的口腔里闷热，充满了唾液的气味。脚下是一片巨大的舌头，滑溜溜的都是唾液。突然舌头抬起，将我压向上颚。咕——巨大的舌头试图将我压扁。面对舌头的巨大压力，我感到恐惧，试图逃脱。但逃到哪里也是麻美的口腔内。无论逃到哪里，都会被巨大的舌头追逐，压迫，舔弄。在口腔内被无休止地玩弄。随着时间的流逝，口腔里的液体越积越多。那是麻美的唾液。因为一直将我留在口中，唾液不断地产生。我试图逃离唾液的海洋，但舌头追逐我，将我推倒。我被沉没在唾液的海洋中。被压到海底。我无法呼吸……！我将被杀死……！就在这时，舌头的力量松开了。我拼命地从唾液的海洋中探出头，吸气。但即使是那空气，也是麻美口腔内的空气。我的生死完全掌握在这个女孩手中。"
        },
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          "ja_text": "…意識が遠くなってくる。全身を舐めまわされ、まるで自分が麻美ちゃんの唾液になってしまったかのような気になってくる。体に力が入らなくなってきた。息が出来ない。もう自分がどこにいるのか分からない…。",
          "zh_text": "…意识开始变得模糊。全身被舔遍，就像自己已经变成了麻美的唾液一样。身体渐渐失去力气。呼吸不畅。已经分不清自己到底在哪里了…。"
        },
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          "ja_text": "………意識が刈り取られる瞬間、麻美ちゃんが俺を飲み込む音が聞こえたような気がした。",
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          "ja_text": "紗季のお仕置きゲーム",
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          "ja_text": "高校２年の夏休みのことである。俺は、幼馴染である紗季の部屋に来ていた。",
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          "ja_text": "「…あ、私お茶持ってくるね～」",
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          "ja_text": "一息ついたところで、紗季がお茶を注ぎに行った。部屋に取り残される。",
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          "ja_text": "いつも来ている部屋だから気に留めていなかったが、改めてみるとかわいらしい、女の子の部屋だ。紗季とは付き合いが長すぎてもはや異性として見れないが、こう見ると紗季も女の子なんだな、と気づく。実際、紗季は学校の一部の男子に人気があるらしい。…俺からしたら考えられないが。",
          "zh_text": "因为经常来这个房间，所以一直没有特别注意，但仔细一看，这个可爱的闺房让我意识到，纱季其实也是女孩子啊。事实上，纱季在学校里似乎还挺受男孩子欢迎的……虽然我完全无法想象就是了。"
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          "ja_text": "「おお、さんきゅ」",
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          "ja_text": "渡されたお茶を手に取り、何気なく口にする。少し変な味がする。",
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          "ja_text": "「うわ、変な味…葵、毒でも盛ったんじゃないのか？」",
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          "ja_text": "紗季が微妙な反応を返す。変な間だ。本当に何も入れてないだろうな？",
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          "ja_text": "その時、違和感が起きた。形容しがたい違和感が。少しめまいがして、何か、世界が歪んでいるような…。",
          "zh_text": "就在那时，我感到了一种说不出的不适。有点头晕，感觉世界都在扭曲……"
        },
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          "ja_text": "紗季が心配そうな声をかけてくる。ああ、大丈夫だ、そう言おうとして紗季の方を見ると、…あれ？こいつってこんなにデカかったっけ？",
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          "ja_text": "ふと我に返ると……何か、景色がおかしい。紗季と一緒に床に座って、机に向かって勉強してたはずだ。今、座っている俺の目線は、机の端に届いていない。…座った紗季の……胸ぐらいの高さしかない。",
          "zh_text": "我突然反应过来……发现周围变得很奇怪。我应该和纱季一起坐在地板上面向桌子学习的。现在，我坐着的视线甚至没有达到桌子的边缘……大概只到坐着的纱季的……胸部的高度。"
        },
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          "ja_text": "「う、…うわあっ！」",
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          "ja_text": "思わず声を上げてしまう。",
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          "ja_text": "「す、すごい……本当に縮んじゃった…」",
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          "ja_text": "紗季がそう小さくつぶやいたのが聞こえる。やっぱり、こいつが何かしてたのか…。",
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          "ja_text": "「えへへ、ごめんね？実は人に効く縮小薬っていうのを買ってみたんだよね。それで、ちょっと試してみようと思って」",
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        },
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          "ja_text": "紗季は嬉しそうに言う。何故か、すごく楽しそうだ。こっちは薬の実験台にされてそんな気分ではない。",
          "zh_text": "纱季高兴地说道。不知为何，她看起来很兴奋。而我被当作药物实验体，心情可没有那么愉快。"
        },
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          "ja_text": "と、そんなことを言っているうちにどんどん視線が下がる。机と同じ高さだった俺の目線は、座った紗季の腰あたりの高さになり、それでもまだ下がる。どんどん、どんどん小さくなって…。",
          "zh_text": "就在这样说着的时候，我的视线继续下降。原本与桌面同高的视线已经下降到了坐着的纱季腰部的位置，而且还在继续下降。越来越小，越来越小……"
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          "ja_text": "どん！",
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          "ja_text": "「うわあっ！」",
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          "ja_text": "突然目の前に巨大な物体が落ちてきた。俺の身長の倍くらいはあるのではないかという巨大な物体。",
          "zh_text": "突然一个有我两倍身高的巨大的物体落在我面前。"
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          "ja_text": "「わあ、私の足よりも小さくなっちゃった…。すごーい♪」",
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          "ja_text": "そして、鳴り響く爆音。驚いて音のしたほうを見上げると…。はるか頭上に、大きな大きな紗季の顔があるのが見えた。先ほど落ちてきた巨大な物体は、なんと紗季の右足だったのだ。紗季は床に座った状態で、こちらに足を差し出す形になっていた。",
          "zh_text": "接着，我听到一声巨响。我吃惊地抬头望去……在遥远的头顶上，可以看到巨大的纱季的脸。刚才掉下来的巨大物体，竟然是纱季的右脚。纱季坐在地板上，向我伸出了她的脚。"
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          "ja_text": "「ひぃ…っ！」",
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          "ja_text": "紗季は戯れでやっているのかもしれないが、こちらからしたら自分の何倍もの体積を持った巨大な足に踏みつぶされるような錯覚を起こしてしまう。こわい…はやくやめてくれ…！",
          "zh_text": "紗季可能只是在开玩笑，但从我的角度看，她那比我体积大好几倍的巨大脚丫踩在空中，让我产生了被压扁的错觉。好可怕…快点停下来吧…！"
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          "ja_text": "と、巨大な足が頭上から離れ、俺の横に優しく着地した。",
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          "ja_text": "「あはは、ごめんごめん、おもしろかったからからかっちゃった。それにしても、本当に縮んじゃうなんてすごいなあ～」",
          "zh_text": "「啊哈哈，对不起对不起，因为太有趣了就捉弄了一下。不过话说回来，真的能缩小也太厉害了呢～」"
        },
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          "ja_text": "どうやら紗季は、ネット通販で買ったうさんくさい薬を俺で試したみたいだ。まさか縮小薬なんて存在しまい、と遊び半分で試したところ、本当に俺の体は縮んでしまったようである。",
          "zh_text": "显然纱季是想用一种在网上买的可疑药品来对我进行实验。没想到缩小药真的会存在，半开玩笑地试了试，结果我真的变小了。"
        },
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          "ja_text": "「危険なことをしやがって…。おい紗季、早く俺の体を元に戻してくれよ」",
          "zh_text": "「做这么危险的事……。喂纱季，快点让我恢复原来的身体」"
        },
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          "ja_text": "巨大な紗季の足に少しだけ恐怖していたことは隠し、平静を装って紗季に呼びかける。",
          "zh_text": "我试图隐藏对纱季的巨大的脚的恐惧，尽量保持平静地向纱季呼唤。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「え、何言ってるか聞こえないよ」",
          "zh_text": "「啊，你说什么听不见啊」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "そういって紗季はこちらに手を伸ばしてきた。紗季の大きな手はどんどん俺に近づいてきて…ぶつかる！と思ったところで手の動きは止まった。手のひらを上にして、俺の横に手を下ろす。どうやら乗れ、ということらしい。",
          "zh_text": "这么说着，纱季伸出了巨大的手来逐渐接近我……我甚至以为她会把我拍倒！正当我这么想时，手停了下来。手掌向上，放在了我的旁边，看起来是让我上去的意思。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "仕方なく紗季の手のひらの上に上る。なんてでかい手のひらだ…。それはワンルームほどの広さに見えた。",
          "zh_text": "没办法，我只好爬上纱季的手掌。这手掌得有多大啊…。它对我来说像个单间公寓那么宽敞。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "突然、強いGがかかる。紗季が手を持ち上げたのだ。そのまま紗季は俺を乗せた手を顔の前に持ってきた。",
          "zh_text": "突然间，我感到一股强大的G力。纱季抬起了手。然后，纱季把载着我的手举到面前。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「ちっちゃくてかわい～♪…えと、さっきなんて言ってたの？」",
          "zh_text": "「小小的，真是可爱～♪…呃，你刚才说了什么？」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "大きすぎる紗季の声に鼓膜が破れそうになる。が、俺も負けじと声を張る。",
          "zh_text": "纱季声音太大，我的耳膜几乎要破了。但我也不甘示弱，提高了声音。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「はやくもとの大きさに戻してくれ！」",
          "zh_text": "「快点把我恢复原来的大小！」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「うーん、そうだなあ…。私にゲームで勝ったら戻してあげるよ！」",
          "zh_text": "「嗯，让我想想…。这样吧，如果你能在接下来的游戏中赢我，我就让你恢复原来的大小！」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "紗季が心底楽しそうな表情で言う。完全にこの状況を面白がってるようだ。紗季がこのモードに入ったら仕方がない。俺はしぶしぶその提案を受け入れた。少しぐらい付き合ってやるか。",
          "zh_text": "纱季一脸兴奋地说。她显然非常享受这种局面。既然纱季已经进入这种模式，我也没办法了，只能勉强接受了她的提议。稍微陪她玩一会儿吧。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "「やった～。じゃあ、最初は私の体を登るゲームね？私の顔までたどり着けたら勝ちってことで♪」",
          "zh_text": "「耶～。那我们先来个攀登我的身体的游戏吧？能爬到我的脸那里就算你赢。」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "そういうと紗季は俺を床にゆっくりと降ろす。そして目の前で紗季は立ち上がった。",
          "zh_text": "这么说着，纱季慢慢地把我放到地板上。然后站在我面前的纱季站了起来。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "立ち上がった紗季を見上げる。な、なんて大きさなんだ…。ゴールとなる紗季の顔ははるか高くにあるように見える。さっきまで同じ目線で喋ってたのに。",
          "zh_text": "我抬头看着站起来的纱季。她，她有多高啊…。作为终点的纱季的脸看起来高得不可及。明明刚才还和我平视着说话。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "そして、紗季は制服を着ていたので、ここからだと水色の下着が丸見えだった。幼馴染だから気にしないということか…。",
          "zh_text": "而且，纱季穿着校服，从这里看去能清楚地看到她水蓝色的内裤。是因为我们是青梅竹马所以不在意吗…。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "俺は意を決して、紗季の左足に手を掛けた。紗季の履いている紺色の靴下は少しだけ熱気を帯びている。足の甲を通過し、いよいよ足首に上り始める。",
          "zh_text": "我下定决心，抓住了纱季的左脚。纱季穿着的深蓝色袜子略带热气。我越过脚背，开始往上攀登她的脚踝。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「ひゃん、ちょっとくすぐったい…。」",
          "zh_text": "「吖，有点痒痒的…。」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "紗季が足をもぞもぞさせる。その動きで振り落とされそうになるが、なんとか足にしがみついて踏ん張る。そしてまた登り始めると、靴下はとても登りやすいことに気が付いた。摩擦があるので、手や足がかけやすいのだ。",
          "zh_text": "纱季把脚动来动去。这动作差点把我甩下去，但我怎么样也要紧紧抓住脚不放。再次开始攀登时，我注意到袜子非常好爬。因为有摩擦力，手和脚容易找到支撑点。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「ふふふ、私の靴下をがんばって登ってる…♪。」",
          "zh_text": "「嘿嘿，你正在努力地攀爬我的袜子呢…♪。」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "すぐに靴下ゾーンの終わりまで到達した。ここからが本番だ。靴下から伸びている紗季のふくらはぎ。素肌だから滑りやすいだろう。そう思いながら大きなふくらはぎを掴む。",
          "zh_text": "很快，我就到达了袜子区域的尽头。真正的挑战才刚刚开始。从袜子延伸出来的纱季的小腿。因为是赤脚，可能会打滑。我一边想着，一边抓住了她硕大的小腿。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "…やはり滑りやすい。かなり強くしがみついていないと落ちてしまいそうだ。紗季のふくらはぎにしがみつく形で登る。そのまましばらく、一心不乱に登り続けた。",
          "zh_text": "…果然很滑。如果不用力抓紧，似乎就会掉下去。我抓着纱季的小腿，一边攀登。接着专心致志地继续往上爬。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「はあ、はあ」",
          "zh_text": "「哈…哈…」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "どのくらい経っただろうか、俺は紗季の足を登り続けていた。ふと下を見ると、相当な高さまで登ってきたことに気が付いた。ビルの階数で言うと6，7階くらいだろうか…。なるべく下を見ないようにして、また登り始める。",
          "zh_text": "不知道过了多久，我一直在攀爬纱季的腿。突然低头一看，我意识到自己已经爬了相当的高度。如果用楼层来比喻，大概是6、7楼的高度吧…。我尽量不往下看，又开始攀登。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "と、自分の掴んでいる壁がとても柔らかくなっていることに気が付いた。手でつかもうとすると、むにゅん、と壁が沈み込む。…そうか、ここは紗季の太ももだ。もうそんなところまで登ってきていたのだ。俺は紗季の太ももに全身でしがみついている状態だった。意識すると、紗季の香りに包まれていることが分かる。柔らかい太ももに手足を包み込まれ、少し変な気分になりそうになる。俺は急いで柔らかな素肌を登っていく。",
          "zh_text": "这时，我注意到自己正在攀登的墙壁变得非常柔软。我试图用手抓住墙壁时，墙壁‘噗噗’的陷了进去。…没错，这里是纱季的大腿。我已经攀登到了那里。我现在全身都抓着纱季的大腿。意识到这一点之后，我感到自己被纱季的香味包围着。手脚被软软的大腿包裹住，我差点产生了一些奇怪的感觉。我急忙继续向上攀爬那柔软的肌肤。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「えへへ、なんか変な感じ…♪落ちないように頑張ってね～」",
          "zh_text": "「诶嘿嘿，有种奇怪的感觉…♪ 要努力不被我弄掉哦～」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "そして、ついにスカートの中までたどり着いた。眼前に、紗季の水色の下着が広がっている。ものすごい迫力だ…。だが、ここを登ってもいいものだろうか…。",
          "zh_text": "然后，终于到达了裙子里面。眼前展开着纱季水蓝色的内衣。真是压倒性的存在感……但是，我真的可以爬上去吗……。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "まごついていると、上の方から声が聞こえてくる。",
          "zh_text": "犹豫间，从上方传来了声音。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「私のスカートの中でなにやってるの～？はやく出てこないとおしおきしちゃうよ？」",
          "zh_text": "「你在我裙子里干什么呢～？不快点出来的话要受惩罚了哦？」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "俺をおちょくるような声で言う。はやく脱出しなければ…。大急ぎでパンツのほうに登り始める。しかし、紗季の足の付け根あたりの肌は太ももよりもすべすべで、とても掴みづらい。早く登ろうと焦るほど、手が滑って登ることが出来ない。",
          "zh_text": "她用戏弄的语气说着。我必须赶紧逃出去……急忙开始往内裤那边爬去。但是，纱季大腿根部的皮肤比大腿更加光滑，非常难以抓握。越是急着想要爬上去，手就越是滑脱，无法前进。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「はい、時間切れ～。遅かった子にはおしおきしちゃうね♪」",
          "zh_text": "「好啦，时间到～。动作慢的孩子要受惩罚哦♪」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "突然、掴んでいた壁が動き出す。紗季の左足の内太ももにいた俺は…向こう側から近づいてくる紗季の右足の内太ももを黙って見ているしかなかった…。",
          "zh_text": "突然，我所抓住的“墙壁”开始移动。我正位于纱季左腿的内侧大腿上……只能默默地看着从对面靠近过来的纱季右腿的内侧大腿……"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "ぎゅぅぅ…。",
          "zh_text": "紧紧地……。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "紗季の両太ももに強く挟まれる。紗季は手加減しているつもりなのだろうが…俺にとっては拷問のような力の強さで挟まれる。一瞬で肺から空気が逃げ出す。全身が太ももに強く包み込まれ、紗季の太ももの匂いだけを強制的に嗅がされる。すぐに、俺を挟む壁が規則的に動き始めた。",
          "zh_text": "被纱季两侧的大腿紧紧夹住。纱季似乎已经在控制力道了……但对我来说，这依然像酷刑一样强烈。一瞬间，肺部的空气被挤压出去。全身被大腿紧密包裹，被迫强烈地闻着纱季大腿的味道。不久，夹着我的“墙壁”开始有规律地动起来。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「ほうら、こうやってすりすりしてあげるよぉ…♪」",
          "zh_text": "「看，这样蹭蹭你……♪」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "紗季の太ももに全身を強く擦られる。素肌が直接擦りつけられ、めちゃくちゃにもみしだかれる。少しだけ痛みを感じる。だがそれ以上に…股間が大きな太ももの壁に強く押し付けられ、とてつもない刺激を与えられる。まずい、と思っても、大きな太ももの力は圧倒的で、逃げようとする俺を強引に挟み込んでくる。だんだん紗季の太ももは熱気を帯びてきて、その匂いも濃くなってくる。だめだ、おかしくなりそうだ…！",
          "zh_text": "整个身体被纱季的大腿强烈摩擦。皮肤直接被磨擦，被狠狠揉捏。感受到了一些疼痛。但更甚的是……股间被巨大的大腿墙壁强烈压迫，接受着难以言喻的刺激。虽然我知道不妙，但巨大的大腿力量是如此的压倒性，强制地将试图逃跑的我夹紧。渐渐地，纱季的大腿开始散发热气，那气味也变得更浓烈。不行了，我快要失控了……！"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "すると突然、太ももの動きはぴたっと止まった。",
          "zh_text": "就在这时，大腿的移动突然停止了。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「はい、おしおきタイム終了～。じゃあ、また頑張って登ってきてね」",
          "zh_text": "「好了，惩罚时间结束～。那么，再继续努力爬上来吧」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "寸前で止められた俺は、しばらく呆然としながらも、またお仕置きされるかもしれないと、急いで紗季の体を登り始めた…。",
          "zh_text": "在高潮前就被停止的我，一时愣住了，但心中想着可能会再次受到惩罚，急忙开始再次攀登纱季的身体……"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "30分後。俺はようやく紗季の肩までたどり着いた。",
          "zh_text": "30分钟后。我终于爬到了纱季的肩膀上。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "…俺はもう、おかしくなりそうだった。紗季に太ももでお仕置きされた後、紗季のパンツをよじ登る時も、カッターシャツの上から胸にしがみついて登った時も、俺の股間はギンギンになってしまっていた。さっきの太ももの感触、匂いが頭を離れない。この巨大な紗季の存在感に興奮してしまっている。",
          "zh_text": "……我几乎要控制不住了。在被纱季的大腿惩罚之后，当我攀登纱季的内裤，以及从衬衫上面抓住胸部攀登的时候，我的股间已经完全勃起。那大腿的触感和气味一直萦绕在我的脑海中，我被这庞大的纱季的存在感激发了兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「すごいね～。まさか本当に登れるなんて思ってなかったよ」",
          "zh_text": "「真厉害呢～。没想到你真的能爬上来」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "紗季が、肩に座った俺の方を見て喋る。紗季の顔が目の前に広がる。小さくなるまでは何とも思ってなかったのに、今は紗季が艶めかしく見えてしまう。紗季のあの大きな唇でめちゃくちゃにされたい。また太ももに挟まれたい。",
          "zh_text": "纱季望向坐在她肩膀上的我说话。纱季的脸庞在我眼前铺开。虽然在变小之前没感觉什么，现在却觉得纱季显得光彩照人。我想要被纱季那双大的嘴唇彻底支配。想要再次被她的大腿夹住。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「じゃあ、次のゲームやろっか」",
          "zh_text": "「那我们来玩下一个游戏吧」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "制服から部屋着に着替えた紗季は、俺を自分のベッドの上に乗せる。そして、自身もベッドの中央あたりに座る。俺は紗季が開いた足の中に閉じ込められるような形になる。…ショートパンツから伸びている白い太ももに目を奪われる。",
          "zh_text": "换成居家服的纱季把我放在自己的床上。然后，她自己也坐在床的中央附近。我仿佛被纱季张开的腿困住了一样。……被短裤伸展出的白色大腿吸引所有目光。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「次のゲームは～…ベッドの上で私から逃げるゲーム！掴まっちゃったらそこでお仕置きだよ？」",
          "zh_text": "「下一个游戏是～…在床上躲避我！如果被抓到就得受惩罚哦？」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "いやいや、こんなに大きな紗季から逃げれるわけがないじゃないか…だが紗季の顔を見ると、無邪気な笑みを浮かべてこちらを見ている。子供っぽいと思いつつも、そんな笑みに多少の恐怖を感じ、俺は紗季の体と逆方向に走り出した。",
          "zh_text": "不行啊，怎么可能从这么大的纱季手里逃脱……但看向纱季的脸，她露出天真的笑容看着我。虽然觉得有点孩子气，但那笑容还是让我感到一丝恐惧，我开始朝着与纱季身体相反的方向跑去。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "ずどん！",
          "zh_text": "哫咚！"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「うわあぁっ！！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "目の前に紗季の素足が勢いよく振り下ろされた。その反動で3，4メートルほど空中に飛ばされる。それを見て紗季がけらけら笑っている。笑い事じゃない…ちょっと足の位置がずれてたら踏みつぶされていた。",
          "zh_text": "纱季的素足猛地向下挥落在我眼前。由于冲击被抛到空中3，4米高。纱季看到此景发出开怀大笑。但这可不是开玩笑的……如果脚部位置稍有偏差，我就会被踩扁了。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "恐怖で足がすくんでいると、…気づいたら紗季の両足の裏で挟み込まれる寸前だった。ちょっ、待ってくれ…！",
          "zh_text": "恐惧使我的脚步僵硬，…回过神来，我已经在纱季双足底部即将被夹住。等等，等一下……！"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「えいっ」",
          "zh_text": "「嘿！」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "そこから逃げようとした瞬間、紗季は俺を素足で挟み込んだ。素足の匂いを否応なく嗅がされる。",
          "zh_text": "就在我试图逃离的瞬间，纱季用她的素足将我夹了起来。不由自主地闻到了素足的气味。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「じゃあ掴まっちゃったからお仕置きね？足で捕まえたから～…足でぐりぐりしちゃお♪」",
          "zh_text": "「既然被抓到就要受惩罚了。既然是脚抓到你的～…就用脚蹭蹭你♪」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "と、巨大な足がぱっと離れる。ほっとしたのも束の間、俺は頭上から降ってくる巨大な足に気付かなかった。",
          "zh_text": "随着巨大的脚突然分开，我刚刚松了一口气，却没有注意到头顶上方正降落的巨大足掌。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "次の瞬間、俺はあおむけの状態で、紗季の素足に踏みつぶされていた。いや、つぶされてはいない。ただ、紗季はほとんど力を入れてないつもりかもしれないが、俺にとってはつぶされたかと思うくらいの力だった。そのまま素足でぐりぐりと、ベッドに押し付けられる。全身がとてつもなく痛い…！そして、さっき太ももに挟まれた時と違って、全く息が出来ない！このままでは窒息してしまう、紗季の足に踏まれて死んでしまう…！",
          "zh_text": "下一瞬间，我仰面躺着，被纱季的素足踩在下面。不，没有被踩扁。只是，纱季可能以为她没有用多少力，但对我来说，那力度已经足够我以为自己被压扁。就这样被素足磨擦着，紧贴床面。全身疼痛无比…！而且，与刚才被大腿夹住的情况不同，我完全无法呼吸！如果这样下去我就会窒息，在纱季的脚下死去……！"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "意識が飛びかけたとき、巨大な素足が離れていった。",
          "zh_text": "就在我即将失去意识的时候，巨大的素足离开了。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「はい、おしまい♪よーし、ゲームの続き行くよー？」",
          "zh_text": "「好了，结束了♪好，我们继续游戏吧？」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "その言葉を聞いて戦慄する。ま、まだ終わらないのか…？",
          "zh_text": "听到那个话语让我颤栗了。还、还没有结束吗…？"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「30分経つまでは逃げ続けてもらうからね♪」",
          "zh_text": "「30分钟之内你得一直逃，哦♪」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "そういって紗季は俺に向かって手を伸ばしてくる。俺はそれを必死に回避する。しばらくは紗季が俺を掴みにかかり、それを俺がぎりぎりで避けるという繰り返しだった。紗季が本気を出したらすぐに捕まえられるはずだ。恐らく手加減して楽しんでいるのだろう。",
          "zh_text": "纱季这么说着，向我伸出了她的手。我拼命地避开。接下来的一段时间内，纱季一直试图抓住我，而我总是勉强躲过。如果纱季认真抓的话，肯定能很快抓到我。她是在故意手下留情，享受这个过程。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "と、ついに紗季の巨大な手に掴まれてしまった。紗季の柔らかな指先を感じる。",
          "zh_text": "然后，终于被纱季巨大的手抓住了。我能感受到纱季柔软的指尖。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「残念、掴まっちゃったね～。今度は手で捕まえたから…。こしょこしょの刑！」",
          "zh_text": "「可惜，被抓到了呢～。这次是用手抓的……来接受挠痒痒的刑罚吧！」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "そういうと紗季は、指先で俺をこしょぐりだした。",
          "zh_text": "纱季这样说着，开始用她的指尖挠我。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「そ～れ、こしょこしょこしょ…♪」",
          "zh_text": "「就这样，挠挠挠……♪」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "紗季の巨大な指先が体中を這い回る。人差し指でお腹を擦られ、指で足を挟んですりすりしたり、背中を小指でつーっ、と撫で上げたり。それらの指の動きに、俺はこしょばゆさではなく、快感を感じてしまっていた。全身を柔らかい指で撫でられてるだけでも気持ちいいのに、たまに偶然俺の股間を紗季の指が撫で上げる。その瞬間とてつもない刺激を与えられ、俺は体をくねらせてしまう。",
          "zh_text": "纱季巨大的指尖在我的全身游走。食指在我的肚子上摩挲，指缝中蹭着我的脚，小指轻轻地在我的背上滑过。我感受到的并非痒，而是快感。仅仅是被柔软的指尖抚摸全身就已经很舒服了，但偶尔纱季的指尖擦过我的股间时，那一瞬间给我带来了极大的刺激，让我身体扭曲。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "そんな俺の動きに、紗季は俺がくすぐりに弱い部分が股間なのだと勘違いをしたみたいだった。いや、間違いではないが。",
          "zh_text": "纱季看到我的反应，似乎误以为我股间特别怕痒。嗯，虽然也没错。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「ここが弱点なんだ～。えい、えいっ」",
          "zh_text": "「这里是弱点呢～。嘿，嘿！」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "紗季はそんな無邪気な声を上げながら、俺の股間を集中攻撃する。紗季の指全てが、俺の股間を強引に撫で上げ、さすり回す。紗季の細かな指の動きは、俺にとっては強引な愛撫に変わっていた。気持ちよすぎる…！めちゃくちゃに愛撫されている様子を紗季にすべて見られているという状況も、興奮する要因になってしまっていた。",
          "zh_text": "纱季一边发出天真的声音，一边集中攻击我的股间。纱季的所有指尖都在强行抚摸我的股间，来回摩擦。纱季温柔的指尖动作对我来说也变成了强有力的爱抚。太舒服了…！被纱季疯狂爱抚的场面全被她看在眼里，意识到这一点也使我更加兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "だが、またしてもイク寸前で紗季は指の動きを止めてしまった。",
          "zh_text": "但是，在我即将到达高潮的时刻，纱季又一次停止了手指的动作。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": ";",
          "zh_text": "（润注：konan大大好喜欢寸止啊）"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「結構効いたみたいだねっ。じゃあ、鬼ごっこ再開！」",
          "zh_text": "「看来惩罚挺有效果的嘛。那么，再来玩捉迷藏吧！」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "俺は鬼ごっこ再開どころではなかった。紗季に偶然にも二度寸止めされて、頭がくらくらしていた。",
          "zh_text": "我已经无心再来一轮捉迷藏了。纱季两次差一点就让我到达高潮，让我感到头晕目眩。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "ふと顔を上げると、正面に紗季の大きな太ももが見えた。先程まで紗季は、足、指と、俺を捕まえた部位で俺にお仕置きを行っていた。じゃあ、あそこに行けば…。",
          "zh_text": "我抬起头，正面可以见到纱季的巨大大腿。之前纱季用脚、用手指捉弄我。那么，如果我跑到那里去的话…。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "ほとんど理性を失いかけていた俺は、紗季の太ももの間を目指してふらふらと走っていった。",
          "zh_text": "几乎失去了理智的我，朝着纱季的大腿间摇摇晃晃地跑了过去。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「あ、そんなところに逃げても無駄だよ～？えいっ」",
          "zh_text": "「啊，就算你逃到那里也没用哦～？嘿！」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "やはり、紗季は太ももの間に逃げ込んだ俺をその太ももで挟み込んできた。再び感じる紗季の太ももの柔らかさ、匂い、熱に、とてつもなく興奮する。俺が紗季の体に興奮しているなんて、紗季は思いもしていないだろう。紗季はただ、無邪気に小さな俺を太ももで挟み込んで遊んでいるのだ。太ももでぐりぐりと、体を痛めつけられる。その痛みすら、今は快感に変わってしまっていた。俺は紗季の太ももに身を委ね、快楽の闇に堕ちようとしていた…。",
          "zh_text": "果然，纱季用她的大腿夹住了钻进去的我。再次感受到纱季大腿的柔软、香味、温度，我无比兴奋。我会对纱季的身体这样子发情，她自己都未必会想到。纱季只是天真地用大腿夹着我玩耍。大腿狠狠地摩擦我的身体，这种痛感现在甚至变成了快乐。我任由自己身子沉浸在纱季的大腿中，陷入快感的深渊……"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "気が付くと、太ももの監獄から解放されていた。俺はいま、紗季のベッドの枕側のところにいるみたいだ。眼前には紗季の顔がいっぱいに広がっている。紗季はうつぶせになって小さな俺をじーっと見ている。どうやら俺はまた追い詰められているみたいだ。",
          "zh_text": "当我醒过来时，已经从大腿的监狱中被释放了。现在我似乎在纱季的床头枕边。眼前充满了纱季的脸庞。纱季趴在那里，静静地盯着小小的我。看来我又被逼到了绝路。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「うふふ、もう逃げないの？降参する？」",
          "zh_text": "「呵呵，不逃了吗？投降么？」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "この状況では逃げれるはずもないだろう。降参するしかない。",
          "zh_text": "在这种情况下，逃跑是不可能的。只好投降。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「そっか、じゃあまたお仕置きしなくちゃね♪」",
          "zh_text": "「是吗，那我得再惩罚一下你咯♪」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "その言葉に俺の股間が膨れ上がる。いつの間にか、紗季のお仕置きを体が欲しがっている。",
          "zh_text": "听到那句话，我的股间不由自主地膨胀了起来。不知何时起，我的身体开始渴望纱季的惩罚。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "今度は何をされるんだろう…。体のどこで捕まえたことになるんだ…？",
          "zh_text": "接下来会被做些什么呢…。这次会被哪个部位捉住呢…？"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "「うーん……顔の近くで降参したからー…」",
          "zh_text": "「嗯……既然是在脸附近投降的——」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "そこまで言うと、紗季は、無言で俺の服をはぎ取った。突然のことに動揺する。紗季の目の前で、急に裸にされた。",
          "zh_text": "话说到一半，纱季默不作声地撕掉了我的衣物。这突如其来的行为让我混乱。在纱季面前，我突然变得全身赤裸。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "そして、紗季の顔が、どんどん、どんどん近づいてくる。…うっすらと、笑みを浮かべながら。その笑みは、今までのゲームの中で紗季が見せた笑みとは違い、何か…こちらを見透かしたような不敵な笑みだった。",
          "zh_text": "然后，纱季的脸越来越近，带着淡淡的微笑。那微笑与游戏中纱季所展现的笑容不同，像是洞察一切的狡黠微笑。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "「はむっ」",
          "zh_text": "「哈姆。」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "突然、紗季の唇が俺の股間をくわえた。そのまま、大きな大きな舌で、股間を舐め上げる。体に電撃が走ったようだった。ピンク色の大きな舌が俺の体をれろれろ、と舐めてくる。舌はとても分厚くて、紗季の唾液でしっとりと濡れている。舌でねっとりと舐められるたびに、紗季の唾液を塗りつけられているように感じる。",
          "zh_text": "突然，纱季的唇含住了我的股间。然后，用她那巨大的舌头来回舔着。我感觉身体仿佛被电流过一般。粉红色的巨大舌头在我的身上来回舔弄，舌头非常厚重，沾满了纱季的唾液。每次被舌头湿漉漉地舔过，都感觉像是在身上被涂满了纱季的唾液。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「ちゅぱっ、れろれろれろ……はむっ……ちゅぅぅ…」",
          "zh_text": "「吸啦、舔舔舔……含住……吸嘬……」"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "舌だけでなく、紗季の柔らかな唇も、俺を快感の渦に落とし込む。俺の身長ほどもある紗季の唇は、俺の股間に吸いついてくるたびにその柔らかさを主張してくる。唇の表面はやはりしっとりしていて、温かい。紗季が唇を押し当ててくるたびに、その柔らかさに興奮してしまう。",
          "zh_text": "不仅是舌头，纱季柔软的唇也将我带入了快感的漩涡。纱季唇部与我的身高差不多，每次吸住我的股间都强调着它的柔软。唇面同样湿润温暖，每当纱季用唇压上，那柔软感都让我无比兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "「ちゅぅぅっ♪…れろ…ちゅっ……ちゅぱっ……ちゅぅぅぅぅぅ♪」",
          "zh_text": "「吸嘬♪…舔……吸……吸啦……吸嘬嘬嘬嘬嘬♪」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "紗季は笑みを浮かべながら俺の全身を舐め上げる。舐めるのをやめたかと思えば、股間に強引に吸い付き、吸引する。気持ちよすぎる…！精液を強引に吸われているような感覚。",
          "zh_text": "纱季带着微笑舔遍了我的全身。停止舔舐的瞬间，她强行吸住我的股间，进行抽吸。太舒服了…！感觉就像是被强行吸取精液一样。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "紗季は俺の両手を指でつかみ、空中に持ち上げる。宙ぶらりんの状態にさせられる。そこに紗季は顔を近づけ、また、ちゅぱちゅぱと俺の体を舌で苛める。今度は足を唇で挟み込む。柔らかな唇の感触。それを感じていると、…何か固いものの感触に気付く。",
          "zh_text": "纱季用手指紧紧抓住我的双手，将我提到空中。我被悬挂起来。这时，纱季将脸靠近，又开始用舌头啧啧地折磨我的身体。接下来，她用嘴唇夹住我的脚。柔软的唇部触感。正当我感受着这种触感时，…我注意到了某种硬物的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「ひ、ひいっ…！」",
          "zh_text": "「咿、咿呀…！」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "紗季が、俺の足を歯で軽く挟み込んでいるのだ。相当手加減しているからだろうか、まだそこまで痛みはない。だが、あまりにも怖い。紗季はいつでも俺の足を噛み千切ることが出来るんだ…。",
          "zh_text": "纱季轻轻地用牙齿咬住我的脚。可能是因为她在极力控制力道，所以目前还不算太痛。但这实在太可怕了。纱季随时都能咬断我的脚…。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "そんな俺の様子を見て紗季は、",
          "zh_text": "看着这样的我，纱季笑了。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「ふふっ」",
          "zh_text": "「嘻嘻」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "そう笑ったかと思ったその時、足に激痛が走った。",
          "zh_text": "就在她这么笑的时候，我的脚突然剧痛。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "「あああああああああ！！！！」",
          "zh_text": "「啊啊啊啊啊啊啊！！！！」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "あまりの痛さに絶叫する。紗季が俺の足を甘噛みしたのだ。まるで刃物を押し付けられたかのような痛み。紗季が俺の足から口をはなすと、噛まれた所が大きなアザになっていた。",
          "zh_text": "痛得我尖叫起来。纱季咬了我的脚，就像被刀片压住一样的疼痛。当纱季从我的脚上松开口时，被咬的地方已经变成了一个大青肿。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "俺は全力で逃げようとする。でもここは空中だ。両手を掴まれて宙ぶらりんになっている俺がここから逃げる術はない。",
          "zh_text": "我拼尽全力想要逃跑。但现在我正悬挂在空中。双手被抓着，我没有办法从这里逃走。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "先程の俺の絶叫を聞いて、紗季はニヤッと笑う。そして…俺のもう片方の足を唇で咥える。",
          "zh_text": "纱季听到我的尖叫声后，露出了诡异的笑容。然后…她又用嘴唇含住了我的另一只脚。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「あ…あああ……！」",
          "zh_text": "「啊…啊啊……！」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "また、紗季に甘噛みされる…！いやだ、やめてくれ……怖い…！",
          "zh_text": "又被纱季轻咬…！不要，求你停下……好可怕…！"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "「んふふ………あっ」",
          "zh_text": "「嗯嘻嘻………啊」"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "俺はあまりの恐怖に失禁してしまった。ぽたぽたとベッドの上に少量の液体が落ちる。",
          "zh_text": "我因为极度恐惧而失禁了。小滴滴的液体落在床上。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "「うわっ、おもらししちゃった…。…そんなに怖かったのかな？」",
          "zh_text": "「哇，尿出来了…。…那么害怕吗？」"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "紗季が心底楽しそうに言う。",
          "zh_text": "纱季似乎非常开心地说。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「じゃあ、怖がらせちゃったお詫びに、いっぱいちゅうちゅうしてあげよっかな…♪」",
          "zh_text": "「那么，作为吓到你的道歉，我是不是应该好好地吮吸一番呢…♪」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "紗季はそう言うと俺を手のひらの上に転がし、再び唇を押し付けてきた。",
          "zh_text": "纱季这么说着，把我滚到手掌上，再次把她的嘴唇压下来。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "「はむっ、ちゅぅぅぅ……ちゅぱっ……ちゅう………んー♪……ちゅぱっ」",
          "zh_text": "「哈姆，吮嘬……吸……嗯～♪……吸」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "柔らかな唇で吸引され、大きな舌で強く舐め上げられ、もう俺は抵抗のしようがなかった。気持ちよすぎる…あんなひどいことをされたのに、体は紗季の唇を欲しがっている。",
          "zh_text": "被柔软的嘴唇吸吮着，被巨大的舌头强烈地舔过，我再也无力抵抗。太舒服了…尽管刚才发生了那么糟糕的事，我的身体却渴望着纱季的嘴唇。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "「じゃあいくよー♪……はむっ」",
          "zh_text": "「那我要开始了哦～♪……哈姆」"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "紗季は最後に俺の股間を咥え、",
          "zh_text": "纱季最后含住了我的股间，"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "「ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……………♪」",
          "zh_text": "「吮嘬嘬嘬嘬嘬嘬嘬嘬嘬嘬……………♪」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "すさまじい力での吸引により、今まで感じたことのないくらいの快感が強制的に与えられる。なす術なく、俺は幼馴染の巨大な口の中に射精する。",
          "zh_text": "由于强烈的吸引力，我感受到了前所未有的快感，被强制地射精，无能为力地在幼驯染的巨大口中射精。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "だが…紗季の吸引は終わらない。俺が射精しようとお構いなしに、吸引を続けてくる。",
          "zh_text": "但…纱季的吸引并未结束。不管我是否射精，她继续不停地吸吮着。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "「ちゅぅぅぅぅぅぅぅ………♪」",
          "zh_text": "「吮嘬嘬嘬嘬嘬嘬………♪」"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "逃げ出そうにも、紗季の唇で押さえつけられていて、身動きが取れない。そんな俺を、紗季は容赦なく吸引する。すぐに二回目の絶頂を迎える。意識が飛びそうになる…",
          "zh_text": "我想要逃跑，但被纱季的嘴唇紧紧抑制住，动弹不得。纱季毫不留情地继续吸吮着，我很快迎来了第二次高潮。意识几乎要飞走了…"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "「んー……ちゅぱっ」",
          "zh_text": "「嗯……吸」"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "視界が真っ白になりながらも、紗季の声がうっすらと聞こえる。",
          "zh_text": "虽然视线变得一片白茫茫，但依稀能听见纱季的声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "「お仕置きするの、楽しかったよ♪」",
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          "ja_text": "で、その代表として私がこうして記すことにしたのです。",
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          "ja_text": "私の一族、この辺りでは結構有名な一族だったりするんですよ。",
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          "ja_text": "数々の依頼が舞い込んできて、それこそ皆さんが見ているようなドラマのような除霊なんかもしてますし、陰陽師みたいなことも……失礼、話を戻しますね。",
          "zh_text": "传来各种的委托后，以大家的唯一看点的演剧在除灵甚么的也在做，像阴阳师的事情也……抱歉，回正题吧。"
        },
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          "ja_text": "巫女が何をするかいいますと……まぁ一番代表的なのは悪霊退治です。",
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          "ja_text": "成仏できない悪い幽霊や、迷い込んだ妖怪とかですね。",
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        },
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          "ja_text": "でも、最近になって出てきたのは「餓鬼」というやつですかね。",
          "zh_text": "但是，最近冒出来了一些叫「饿鬼」的家伙呢。"
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          "ja_text": "餓鬼は皆さんが知っているようなものとは少し違います。",
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          "ja_text": "知識を持ち、同じ種族同士共存しあっているという珍しい個体です。",
          "zh_text": "他们拥有知识，能和同族自己人共存，是很稀有的个体。"
        },
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          "ja_text": "それ故に様々な武器まで作れるといいますから驚きですよね。",
          "zh_text": "因此而能制作各种各样的武器，很让人惊讶吧。"
        },
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          "ja_text": "その影響か数もだいぶ多く、集落まで作っています。",
          "zh_text": "也许因为这样，他们数量也非常多，甚至创建了集落。"
        },
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          "ja_text": "本当、素晴らしいと思います。",
          "zh_text": "感觉真是好厉害呢。"
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          "ja_text": "が、悪である事は変わりないので退治するのが巫女の役目です。",
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          "ja_text": "ーーの前に餓鬼の倒し方を言っていませんでしたね。",
          "zh_text": "——在此之前，打倒饿鬼的方法还没说过呢。"
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        },
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          "ja_text": "だからと言って式神に頼むにしても、数が多いため手間がかかりますし、その間に霊力をごっそりと持っていかれるんですよね。",
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        },
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          "ja_text": "この方が街も効率的に壊せますし、餓鬼の抵抗も少ないですしね。",
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          "ja_text": "ちなみに巨大化の倍率は巫女それぞれが保有する霊力に比例します。",
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          "ja_text": "私の場合だと1000倍ですかね。",
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          "ja_text": "これぐらいは当然ですね。",
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          "ja_text": "……まぁ、それ以上もそれ以下も出来ないのですが。",
          "zh_text": "……嘛，虽说这大小以上以下的都无力呢。"
        },
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          "ja_text": "今回書いていこうと思っている内容は、つい先日退治した時のお話です。",
          "zh_text": "这次想着要写的内容，是前几天执行退治时的内容。"
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          "ja_text": "空中で巨大化しましたから、着地の際に物凄い津波が発生しましたねぇ。",
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          "zh_text": "那可是连饿鬼所做的堤防也轻松超过了呢。"
        },
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          "ja_text": "……そんなに重くないもん。",
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          "ja_text": "まぁ、それだけで退治できたかと思いますが、念には念を入れて上陸。",
          "zh_text": "嘛，只是那就足以退治了吧，不过以防万一，还是登陆。"
        },
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          "ja_text": "あの時はついでに近隣の集落も滅ぼそうとしていましたしね。",
          "zh_text": "那时候便忍不住想把邻近的集落也一同消灭了呢。"
        },
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          "ja_text": "港らしき場所に止まっていた船を踏み潰しながら上陸しましたね。",
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        },
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          "ja_text": "あの時の船の感触、気持ちよかったなぁ〜……というのは余談ですね。",
          "zh_text": "那时候的船的感触，感觉真好啊～……说了点废话。"
        },
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          "ja_text": "そこから陸へと上がって行きました。",
          "zh_text": "然后便从那里走上陆地了。"
        },
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          "ja_text": "陸は陸ですごかったですね。",
          "zh_text": "陆地果然是陆地，真棒呢。"
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          "ja_text": "もう完全に自分たちの土地だと思ったのか、色々な建物を作ってましたし。",
          "zh_text": "也许他们已经彻底认为这里是自己的土地了，在上面建造了不少建筑物。"
        },
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          "ja_text": "ここはあなたたちの物じゃないのに。",
          "zh_text": "明明这不是你们所拥有的东西。"
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          "ja_text": "まぁその建物でさえ、大きい物でも私の膝には届きませんでしたが。",
          "zh_text": "嘛，虽说就连那些建筑里比较大的，也不及我的膝盖。"
        },
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          "ja_text": "私が上陸した場所が田舎だったのかもしれませんね。",
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        },
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          "ja_text": "取り敢えずはじめの一歩を彼らが集まっている場所を狙って下ろします。",
          "zh_text": "总之，最初的第一步，就瞄准他们所集中的地方落下。"
        },
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          "ja_text": "流石にここまで大きさに差があれば抵抗するのは余程の馬鹿です。",
          "zh_text": "始终如果有这么大的大小差的话，抵抗也是无谓的愚蠢举动。"
        },
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          "ja_text": "大抵の餓鬼は私から逃げようと必死でしたね。",
          "zh_text": "绝大部份的饿鬼，都在拼了命要逃离我呢。"
        },
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          "ja_text": "まぁ、無駄ですけど。",
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          "ja_text": "約200mある私の足の裏から逃げられる餓鬼はいないでしょう。",
          "zh_text": "在我约200米大的足底下能逃得掉的饿鬼，肯定是不存在的吧。"
        },
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          "ja_text": "微かに感じる抵抗と共に餓鬼が潰されていく感触は、気持ちがいい物です。",
          "zh_text": "那只能微微感觉到的抵抗加上饿鬼被踩扁的感触，真是让人感到愉快的东西。"
        },
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          "ja_text": "素足で潰すとより快適、というのも前に姉さんから聞いたことがあります。",
          "zh_text": "用赤脚踩扁的话会更快适，这种话也曾在以前从姐姐处听过。"
        },
        {
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          "ja_text": "でも、足が餓鬼の体液で汚れるのは嫌だなぁ……。",
          "zh_text": "不过，讨厌脚被饿鬼的体液弄脏啊……。"
        },
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          "ja_text": "あ、補足ですけど、餓鬼が作った建物も勿論壊しますよ。",
          "zh_text": "啊，补足一下，饿鬼所造的建筑当然也会破坏掉哦。"
        },
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          "ja_text": "中からどんな有害物質を出しているかわかりませんから。",
          "zh_text": "因为不知道里面正排出甚么有害物质呢。"
        },
        {
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          "ja_text": "むしろ壊さないといけない、ですね。",
          "zh_text": "倒不如说不毁坏掉可不行，呢。"
        },
        {
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          "ja_text": "さて、確か集落の半分ほど潰した時でしたかね。",
          "zh_text": "好了，然后是差不多毁灭了集落的一半的时候吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "私の目の前に何かが横切ったのです。",
          "zh_text": "在我眼前有甚么横过。"
        },
        {
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          "ja_text": "今だから言えるのですが、あれ実は餓鬼が私たちから逃げるために使った、空飛ぶ乗り物らしいですね。",
          "zh_text": "虽然现在我才知道，但那个其实似乎是饿鬼们为了逃离我，而使用的飞空乘具呢。"
        },
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          "ja_text": "小さくて見にくなったので、てっきり小蝿かと思ってました。",
          "zh_text": "因为太小了难以看清，我还深信是小蝇了呢。"
        },
        {
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          "ja_text": "餓鬼と小蝿……私はどちらも苦手ですね。",
          "zh_text": "饿鬼和小蝇……我两样都不喜欢呢。"
        },
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          "ja_text": "両方とも鬱陶しいだけですし。",
          "zh_text": "两样都十分烦厌。"
        },
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          "ja_text": "あ、でもまだ潰せる分、餓鬼の方がマシかも。",
          "zh_text": "啊，不过在弄死方面，还是饿鬼比较好呢。"
        },
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          "ja_text": "小蝿潰すのは、少し抵抗が……って、すみません。",
          "zh_text": "弄死小蝇的话，会有点抵抗…啊，不好意思。"
        },
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          "ja_text": "また話がずれてしまいましたね。",
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          "ja_text": "どこまで書きましたっけ……あぁそうだ、飛行機を見つけたところでしたね。いやぁ、あれもあれでびっくりはしましたね。なんせ私の目の前を通るのですもの。それだけ高く飛んでたというのも凄いのですが、何よりも目の前を通るという勇気が凄いですね。",
          "zh_text": "不过无论怎样……还是在我眼前通过的东西。能飞的那么高就已经好厉害了，但还是不及直接在眼前通过的勇气厉害呢。"
        },
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          "ja_text": "勿論指で摘んでやりましたよ。",
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          "ja_text": "よく見れば、ちょこちょこと餓鬼が動いているのがよく見えます。",
          "zh_text": "仔细看的话，能好好看见饿鬼在跃动呢。"
        },
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          "ja_text": "こうしてみると可愛いのですがね……まぁそれも、私が身長1500mぐらいの巨人だから言えるのでしょうか。",
          "zh_text": "这样看起来真是可爱呢……嘛，这也是因为我是身高1500米左右的巨人才能说的吧。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "このままぐちゃりと潰してしまうのもよかったのですが、折角ですので遊んでみましょうか。",
          "zh_text": "就这样噗吱地压扁也不错，不过这么难得，就玩一下吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "題して、耐久ゲ〜ム！",
          "zh_text": "名字就叫，耐久游戏！"
        },
        {
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          "ja_text": "……えぇ、言いましたよ餓鬼の前で。",
          "zh_text": "……嗯，真的在饿鬼面前喊出来了啊。"
        },
        {
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          "ja_text": "書くとなるとこうも恥ずかしくなるのですね……次回からは言わないようにします。",
          "zh_text": "写出来的话会像这样变得害羞了呢……下次开始会不说的了。"
        },
        {
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          "ja_text": "あの時はテンションが高かったというのもありますので……。",
          "zh_text": "那时候也有点精神亢奋了……。"
        },
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          "ja_text": "ルールも簡単でしたよ。",
          "zh_text": "规则也很简单。"
        },
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          "ja_text": "もし私が指に力を入れても耐えることが出来たら私の負け。",
          "zh_text": "如果我的手指用上力也能撑住，就是我输了。"
        },
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          "ja_text": "ここからすぐに撤退してあげると。",
          "zh_text": "那么我会马上由这里撤退。"
        },
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          "ja_text": "あの時の餓鬼の希望に満ちた顔といえば……フフッ、滑稽ですよね。",
          "zh_text": "一想到那时候饿鬼们充满希望的样子……呼呼，很滑稽吧。"
        },
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          "ja_text": "敵うはずがないのに。えぇ、勿論10秒も持ちませんでしたよ。",
          "zh_text": "明明根本不可能抗衡。"
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          "ja_text": "そりゃそうでしょう。",
          "zh_text": "那是当然的咯。"
        },
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          "ja_text": "わたしから見れば5cmぐらいの小さなものなんですから。",
          "zh_text": "毕竟由我来看这只是5cm左右的小东西呢。"
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          "ja_text": "これぐらいだとお箸の持てないお嬢様だって余裕ですよ。",
          "zh_text": "这种程度对没拿过筷子的大小姐也绰绰有余呢。"
        },
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          "ja_text": "いや〜最高でしたね〜、餓鬼の顔が苦痛と絶望に歪んでいくのも見るのは。",
          "zh_text": "啊～真是最棒了呢～，看着饿鬼们的神情奔往痛苦与绝望。"
        },
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          "ja_text": "今でも、思い出すだけで笑いで指が震えますね。",
          "zh_text": "即使是现在，只是想像着都笑得手指都在抖了。"
        },
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          "ja_text": "さて、そろそろお待ちかねのシーンを書きましょうか。",
          "zh_text": "那么，是时候开始写众所期待的一幕吧？"
        },
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          "ja_text": "そう、餓鬼との戦いです。",
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        },
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          "ja_text": "一部の餓鬼は私とも力の差がわからずに愚かにも抵抗してくるのです。",
          "zh_text": "有一部份饿鬼并不明白和我的力量差，还在愚昩向我进行抵抗。"
        },
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          "ja_text": "まぁと言っても普段の私ならともかく、餓鬼の1000倍はあるあの時じゃあねぇ……。",
          "zh_text": "嘛，尽管这么说，比起普通大小的我，在饿鬼的1000倍大小下当然会那么想……。"
        },
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          "ja_text": "勿論、まともな戦闘になんかなりませんよ。",
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          "ja_text": "私の靴にめがけて攻撃してくる餓鬼は、その傍にある箱と一緒に踏み潰してしまいましたね。",
          "zh_text": "那些朝着我鞋子攻击过来的饿鬼，我把他们连在旁边的箱子一起踩个扁了呢。"
        },
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          "ja_text": "ちなみに、私の靴は無事ですよ？",
          "zh_text": "顺便，我的鞋子并没事哦？"
        },
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          "ja_text": "傷一つありませんでしたね。",
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          "ja_text": "まぁ所詮その程度なのですよ、餓鬼の攻撃なんて。",
          "zh_text": "嘛，也才这个程度哦，饿鬼的攻击甚么的。"
        },
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          "ja_text": "鉄塔に銃弾を数発打ち込んだだけじゃ、ビクともしないのと同じなんですよ……あれっ、違う？",
          "zh_text": "这和只是往铁塔打上几颗子弹的话，连动都不会动的道理一样哦……啊咧，不一样啊？"
        },
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          "ja_text": "まぁ、あの時の私には全く効かないというのは事実ですね。",
          "zh_text": "嘛，对当时的我一点用也没有，依然是事实呢。"
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          "ja_text": "……ところであの箱って、なんだったのですかね？",
          "zh_text": "……话说那个箱子，到底是甚么呢？"
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          "ja_text": "武器なのは間違いないとは思うのですが……なんかポスポスと音がなってたんですよねぇ……。",
          "zh_text": "我想是武器不会有错了……总感觉发出了扑哧扑哧的声音……。"
        },
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          "ja_text": "餓鬼が作った兵器だったのかな？",
          "zh_text": "是饿鬼所做的兵器吗？"
        },
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          "ja_text": "……まぁいいや。",
          "zh_text": "……嘛，算了罢。"
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          "ja_text": "あ、あとまた飛行機が出てきたんですよ。",
          "zh_text": "啊，还有，又有飞机冒出来了。"
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          "ja_text": "でも、さっきのとは違って私の方に向かってきたんですね……。",
          "zh_text": "不过，和刚才的不一样，是往我飞来的呢……。"
        },
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          "ja_text": "まぁ相変わらず手で払っただけで潰れたのですがね。",
          "zh_text": "嘛，还是一样，用手拍下就没了呢。"
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          "ja_text": "本当、弱すぎですよ……あ、私が強いだけか。",
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          "ja_text": "でも、弱者ほど数に任せて襲ってくるんですよね。",
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          "ja_text": "あれから次々と現れましたよ、鬱陶しいぐらいに。",
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          "ja_text": "いや、無視しても良かったんですよ？",
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          "ja_text": "私にダメージは一切無いんですし。",
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          "ja_text": "でもね、視界に入ったり抜けたりされるとイライラするんですよ。",
          "zh_text": "不过呢，在视线里又出又入的，真是让人火大呢。"
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          "ja_text": "そこには、「中野萌（なかのもえ）」という名前と写真、身体のデータが記載されていた。",
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        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "様々な想像が健一を掻き立てるが、ひとまず中野萌の指示に従うこととした。",
          "zh_text": "各式各样的想像煽动健一，然而首先要先依循中野萌的指示。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "萌「では、受付で渡された機械をいただきます。いいですか？」",
          "zh_text": "萌 「那么，在柜台给的机械先交给我好吗？」"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "先程受付で渡された機械を使用するらしく、健一は素直にその機械を差し出した。",
          "zh_text": "看来要使用刚才接待给的机械，健一直接地交出那台机械。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "萌「お客様･･･、何倍の設定をお望みですか？　ご希望に合わせますよ？」",
          "zh_text": "萌 「客人．．．是希望几倍的设置呢？　还是按照我希望就好喔？」"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "唐突な萌の質問に健一は言葉が詰まる。",
          "zh_text": "萌突然提出的问题使健一语塞。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "これは、何を聞かれているのだろうか。",
          "zh_text": "这个，她在问什么呀 ?"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "こういう場合は、下手に知ったかぶりして答えてもロクなことがないことを経験的に知っている。",
          "zh_text": "这样的情况下，在没有经验的情势下还是要假装知道地笨回答。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "健一「はぁ･･･、えーっと、お任せしますよ。」",
          "zh_text": "健一 「是．．．唉－，还是交给您喔 ! 」"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "その健一の言葉に萌は一瞬、健一の方向を振り返る。",
          "zh_text": "健一回话，萌瞬间回头看健一。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "萌「ああ、お客様･･･、ご利用は初めてですか？」",
          "zh_text": "萌 「啊，客人．．．是第一次吗？」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "健一「そうです･･･。すみません。」",
          "zh_text": "健一 「对．．．。对不起。」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "萌「いえいえ。そうですか･･･。じゃあ、100倍にしますからね。よろしいですね。」",
          "zh_text": "萌 「不不。是吗．．．那么先100倍吧 ! 好了 ! 」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "健一は、微かに口元が笑っている萌の表情に気が付いていた。",
          "zh_text": "健一注意到萌嘴角微笑的表情。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "しかし、萌の言動や行動が何をもたらすことになるのか全く想像もつかないため、ただただ健一は成り行きにその身を任せていた。",
          "zh_text": "但是，由于萌的言语间和行动会造成什么完全想像不到，所以健一只好顺势把自己的身体委托给她。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "すると、程なく健一の体が熱を持ち始め、視界が揺らぎ始める。",
          "zh_text": "不久，健一的身体开始带热，视野开始摇摆。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "健一「え･･･。こ、これは･･･。」",
          "zh_text": "健一 「唉．．．这个是．．．」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "ここで、健一の意識が遠のいた。",
          "zh_text": "这时，健一的意识模糊了。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "萌「･･････。」",
          "zh_text": "萌 「･･････。」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "健一の耳に何かが聞こえてくる。",
          "zh_text": "健一的耳朵听到了什么。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "健一「う、う～ん･･･。」",
          "zh_text": "健一 「嗯，嗯，･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "徐々に健一の意識がはっきりしてくる。",
          "zh_text": "健一的意识渐渐清晰起来。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "萌「お客様、気が付きましたか。」",
          "zh_text": "萌 「客人，注意到了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "健一「いや、こちらこそすみません。急に意識が飛んでしまって･･･。」",
          "zh_text": "健一 「这里是哪里，对不起。突然失去意识･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "健一が周囲を見渡してみるも、萌の姿が見えない。",
          "zh_text": "健一遥望四周，萌不见了。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "萌「お客様、上です。上を見てください。」",
          "zh_text": "萌 「客人，往上。往上看。」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "健一「上･･･？」",
          "zh_text": "健一 「往上･･･？」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "健一が上空を確認すると、なんとそこには山のように巨大な萌が屈みながら健一の様子を窺っていたのだ。",
          "zh_text": "健一确认上空有什么，那里居然是山一样巨大的萌弯下腰看着健一的样子。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "健一「う、うわあああ！！」",
          "zh_text": "健一 「哇啊啊啊啊啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "萌「あ、お客様。驚かないでください。この機械でお客様が縮んだんですよ。」",
          "zh_text": "萌 「啊，客人。请不要惊讶。是这个机器把客人缩小了哦。」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "健一「えっ･･･。」",
          "zh_text": "健一 「哎･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "健一が落ち着いて部屋の様子を見れば、確かに入室してきた際の部屋の内装がそのまま大きくなっているようだった。",
          "zh_text": "健一安定下来察看房间的情况，确实进入的时的房间和内部横装就这样变大了。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "萌「お客様、どうですか？　すごいでしょう？」",
          "zh_text": "萌 「客人，怎么样？很厉害吧？」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "健一「え、ええっ･･･。」",
          "zh_text": "健一  「嗯，嗯･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "萌の問いかけに対しても、現実を理解するのに時間がかかっていた健一は生返事で答えを返した。",
          "zh_text": "面对萌的提问，对在努力理解这个现实的健一用含糊的答覆推搪回去。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "それを見越したかのように萌は発言を続ける。",
          "zh_text": "似乎预料到会这个状况的萌继续说话。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "萌「これが100分の1の世界ですよ･･･。ぜひ、堪能してくださいね。」",
          "zh_text": "萌 「这个就是百分之一的世界哟···。无论如何，请好好欣赏啊。」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "健一「うわ･･･」",
          "zh_text": "健一 「嗯･･･」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "萌の説明を聞き、健一は改めて自分自身の体を見つめる。",
          "zh_text": "听完萌的说明，健一重新凝视自己的身体。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "とても100分の1に縮んだようには見えないが、目の前にいる萌の姿を見ると、強制的にこの現実を受け入れざるを得ないようだった。",
          "zh_text": "完全看不出自己缩小成100分之1，但看到眼前的萌，不得不被她的巨大强制地接受这个现实。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "萌「さて、では･･･。」",
          "zh_text": "萌 「那么，･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "自分自身に起こった状況を概ね飲み込んだ健一の背後で、突然萌が立ち上がる。",
          "zh_text": "把自己发生的大概情况咽下去的健一背后，萌突然站起来。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "圧倒的な大きさに健一は思わず息を呑む。",
          "zh_text": "压倒性的大小让健一不由得气促。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "と同時に、健一は言いようのない不安に包まれる。",
          "zh_text": "同时，难以言喻的不安感包围着健一。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "健一「えっ！？　何、何･･･？」",
          "zh_text": "健一 「咦！？什么，什么･･･？」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "健一は背後にいる巨大な萌に大きく手を振り、自らをアピールする。",
          "zh_text": "健一向背后巨大的萌挥手，表明自己的存在。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "健一「も、萌ちゃーん！　どういうこと？」",
          "zh_text": "健一 「萌-萌酱啊！怎么了？」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "健一は萌に手を振りながら接近を試みた。",
          "zh_text": "健一一边向萌挥手一边尝试接近。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "そんな焦りの表情を浮かべた健一に構うことなく、萌は左の素足を持ち上げる。",
          "zh_text": "对于浮出焦躁表情的健一毫不在意的萌把左边的赤足举起。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "萌の左の足の裏の様相が健一に見せつけられる。",
          "zh_text": "萌把左边的脚底全部展示给健一看。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "萌の体重が圧し掛かっていたこともあり、床との接着面だったところは白っぽく変色していたが、徐々に赤みを取り戻す。",
          "zh_text": "因为萌体重的压力，和地板黏着的地方有点白色，在举起后渐渐恢复血色。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "萌「さあ、私のこの大きな足を使って･･･。」",
          "zh_text": "萌 「那么，就用我这只巨大的脚･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "そう、萌が言葉を発した後、その巨大な足は猛然と健一に迫ってきた。",
          "zh_text": "萌说完，就用她巨大的脚猛然健一迫近了。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "大型のダンプカーともブルドーザーともいえる巨大な肌色の物体が猛スピードで健一のいる空間へと振り下ろされようとしているのだ。",
          "zh_text": "如大型翻斗车一般，也可以说成是推土机一样的巨大肤色物体急速地向健一所存在的空间挥落。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "健一のいる空間は、萌の巨大な素足が作り出す影が支配し始める。",
          "zh_text": "健一的时空，开始被萌巨大赤足创造出的影子支配。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "健一「うわあああ！！」",
          "zh_text": "健一 「哇啊啊啊啊啊啊啊啊！」”"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "健一はたまらず、全速力で萌の右足の方向へと走り出す。",
          "zh_text": "健一忍不下去了，全速向萌的右脚的方向奔跑。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "轰隆隆隆隆隆!"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "時間にして、数秒経っただろうか。",
          "zh_text": "时间过去了数秒。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "健一の背後に物凄い重低音が響き渡り、健一はその衝撃で前のめりで転んでしまった。",
          "zh_text": "健一背后巨大的重低音响遍四周，健一因为那个冲击而前倾摔倒。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "健一「う、ううっ･･･。」",
          "zh_text": "健一 「嗯･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "全長24ｍにもわたる萌の巨大な素足が健一の背後に鎮座していた。",
          "zh_text": "萌全长24米的巨大素足就在健一的背后镇坐。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "健一の視線の先にはややオレンジ色に染まった肌の色とは対照的な萌の白っぽい土踏まずが見えていた。",
          "zh_text": "健一视线的前方看到萌脚底稍稍被染成橙红色的肌肤颜色和雪白的脚弓形成鲜明的对比鲜明。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "萌「おしいっ！　あと少しで踏みつぶせたのに･･･」",
          "zh_text": "萌 「诶！差一点就踩到了･･･」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "萌の巨大な素足に釘付けになっていた健一の耳に信じられない言葉が聞こえてくる。",
          "zh_text": "盯住萌巨大的赤足的健一无法相信自己耳朵听到的话。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "堰を切ったかのように、健一の怒りは爆発した。",
          "zh_text": "健一的愤怒就像决堤似的爆炸了。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "健一は、言葉こそ敬語を使うようにしたものの、生命の危険にさらされた恐怖感を乱暴に言葉で並べ立てた。",
          "zh_text": "健一刚刚还是用敬语的，但生命遇到危险的恐惧感使他骂起粗暴难听的话。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "そんな健一の必死の形相を萌は気づいたらしく、しばらく健一の様子を見つめていた。",
          "zh_text": "萌注意到健一拼命的样子，暂时凝视健一的情况。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "しかし、小さく息を吐き出すと、萌は何やら機械を操作し始めた。",
          "zh_text": "但是，她小小地吐了一口气，萌不知为何开始操作手中的机器。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "萌「はぁ･･･。うるさい奴･･･。200分の1にするわよ？」",
          "zh_text": "萌 「啊···讨厌的家伙···要变成200分之一哦？」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "健一「はぁっ･･･？」",
          "zh_text": "健一 「哈啊･･･？」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "怒りに身を任せていた健一は、萌の発言をしっかりと聞き取れずにいた。",
          "zh_text": "被愤怒冲昏了脑袋的健一没有好好听懂萌的发言，。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "程なくして、健一の意識が再び遠くなる。",
          "zh_text": "不久，健一的意识再次变得遥远。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "健一「う、ううっ･･･。」",
          "zh_text": "健一 「啊呀･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "しかし、今回はもともと縮尺が小さかったこともあったのか、健一は意識を失うまでには至らなかった。",
          "zh_text": "这次也是比例缩小了，健一在失去意识之前没有注意到。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "そして、健一は頭を横に何度も振ることで、意識を正確に保とうとしていた。",
          "zh_text": "然后，健一的头多次左右摇动，确保自己的意识清醒。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "健一の真横には、萌の巨大な左の素足がそのサイズをさらに巨大化させ、その異彩な存在感を放っていた。",
          "zh_text": "健一的侧面，萌巨大的左脚的尺寸变得更加巨大了，放出了重重的存在感。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "健一「え･･･。うそだろ･･･。本当にさらに縮めたのか･･･。」",
          "zh_text": "健一 「哎···。开玩笑的吧···。真的吗，进一步被缩小了･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "自身の小ささを実感することを優先していた健一は、このとき、周囲が闇に覆われつつあることに気が付くべきであった。",
          "zh_text": "优先体会到自己是多么渺小的健一这个时候发现四周围都被黑暗所覆盖。"
        },
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          "ja_text": "健一は、言いようのない殺気を背後に感じ始める。",
          "zh_text": "健一开始感到背后无法言语的杀气。"
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          "ja_text": "健一「な、何だろう･･･」",
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          "ja_text": "背後を振り向こうとする健一は、何かが急速に接近していることに気付く。",
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          "ja_text": "ズドオオオン！！",
          "zh_text": "轰隆隆隆隆隆!"
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          "ja_text": "健一「うおおっ！」",
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          "ja_text": "物凄い衝撃で反射的に目を瞑った健一がおそるおそる目を開けると、そこには圧倒的に巨大なヒトの足の裏が出現していたのだ。",
          "zh_text": "受到可怕的冲击，健一反射性地闭上的眼睛小心翼翼地睁开，看到的是压倒性巨大的人类脚掌。"
        },
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          "ja_text": "一つの山ほどもある巨大な足の裏は、足の指の付け根付近が突き出ていて、５本の足の指が後方へと反り返っていた。",
          "zh_text": "山一样巨大的脚掌扎出了脚趾根，5根脚趾微微弯曲。"
        },
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          "ja_text": "さながら、ロッククライミングの格好の練習場にも見えてしまう。",
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        },
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          "ja_text": "一方、床に着地している踵付近は、水分が少ないのか多少のひび割れが確認できた。",
          "zh_text": "另一边，地板上着陆的脚跟附近看到因为缺少水分出现的细微裂缝。"
        },
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          "ja_text": "しかし、目の前にある巨大な萌の素足は何と肉厚なものなのだろうか。",
          "zh_text": "但是眼前巨大的萌的光脚是如些的肉厚。"
        },
        {
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          "ja_text": "むちっとした爪先部分からは、どっしりとした質量感があり、所々、光に妖しく照らされた肌からは瑞々しさをも感じることができる。",
          "zh_text": "从脚尖的部分开始，就有稳重的质量感，从肌肤反射出神秘的光线中感受到脚掌的水灵和娇嫩。"
        },
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          "ja_text": "萌の巨大な足の裏をまざまざと見せつけられていた健一は、すっかり素足の虜になっていた。",
          "zh_text": "萌巨大的脚底展示给健一看，他完全被她的光脚俘虏了。"
        },
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          "ja_text": "健一「ん？」",
          "zh_text": "健一 「嗯？」"
        },
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          "ja_text": "このとき、萌が小刻みに巨大な素足を動かしていたことに健一は気づく。",
          "zh_text": "这个时候，健一察觉到萌微微动了动巨大的赤足。"
        },
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          "ja_text": "踵をずらしたり、足の角度を変えたりと、何らかの目的をもって萌が素足を動かしているようなのだ",
          "zh_text": "挪动脚后跟，改变脚的角度，萌为了某种目的而移动裸足。"
        },
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          "ja_text": "この異様な行動に健一は徐々に不安を覚え、少しずつ少しずつ後ずさりを始めた。",
          "zh_text": "这异样的行为让健一渐渐感到不安，一点一点地后退。"
        },
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          "ja_text": "萌「これでいいわね。」",
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        },
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          "ja_text": "ここで、健一はようやく萌の意図に気が付いた。",
          "zh_text": "这时，健一终于注意到了萌的意图。"
        },
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          "ja_text": "萌は、矮小な存在になっている健一を、踏み潰すべく素足の位置を調節していたのだ。",
          "zh_text": "萌，为了用裸足踩死渺小的存在的健一，而调整位置。"
        },
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          "ja_text": "確かに健一の位置は、萌の素足が振り下ろされた際の中央部分にあった。",
          "zh_text": "确实，健一现在的位置就是萌的光脚挥下时的中央部分。"
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          "ja_text": "健一「し、しまった！！！」",
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          "ja_text": "萌「あっはは･･･。もう逃げても無駄よ？」",
          "zh_text": "萌 「啊···已经逃也没用了啊？」"
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          "ja_text": "その瞬間、一気に萌の素足が床へと落下してきた。",
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          "ja_text": "健一の上空のほとんどすべてを萌の足の裏が覆い尽くす。",
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          "ja_text": "前方に見えるわずかな光の差す空間を目指すも、萌の巨大な素足が作り出す影がその闇を濃くしていくため、絶望的であった。",
          "zh_text": "以前方可以看到一点点光芒的方向为目标向前跑，却因为萌巨大的赤脚创造出的影子变得更黑暗而绝望了。"
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          "ja_text": "健一「ぐはっ！」",
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          "ja_text": "間髪を入れず、萌の巨大な足の裏が健一を押さえつける。",
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          "ja_text": "ズッシイイイン！！",
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          "ja_text": "萌「よーしっ！！」",
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          "ja_text": "確かな感触を足の裏に感じた萌が右の素足を持ち上げると、哀れにもペチャンコにされた健一の死体が足の裏と床にこびりついていた。",
          "zh_text": "萌确实感受到脚底的触感，把右脚拿起，健一的尸体悲哀地被黏在脚底和地板上。"
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          "ja_text": "萌「さて、元に戻してあげるか。復元スイッチ作動！！」",
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          "ja_text": "萌は大きく深呼吸すると、機械を操作し、復元スイッチを作動させる。",
          "zh_text": "萌大深呼吸，操作机器，复原开关激活。"
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          "zh_text": "于是脚底和地板上黏着的肉片渐渐开始聚集，健一的肉体同时开始再生。"
        },
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          "zh_text": "侍应生起身离开时，贵明收到了巨大冲击。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "座敷の入り口には、惨めにもペチャンコにされた小さな黒い物体があったからだ。もはや原形をとどめてなく、アリだったのかどうかもわからない。",
          "zh_text": "他看到榻榻米间的入口处，有一小块凄惨地被压扁成薄片的微小黑色物体。原形已经消失殆尽，已经看不出这个物体曾经是蚂蚁了。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "注文を取りにきたウェイトレスに気付かれることなく踏み潰されてしまったのだ。",
          "zh_text": "在前来点菜的女侍应生自己都未察觉的时候，就被她彻底踩扁。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "貴明は、綺麗な容姿の女性の全く正反対な野蛮な行動に興奮を覚えていた。",
          "zh_text": "与美丽的女性容貌完全相背驰的野蛮行为，让贵明感到十分兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "そんな貴明は興奮を抑えることができずに、その潰されたアリを間近で見たい衝動に駆られた。",
          "zh_text": "无法压抑自己的亢奋的贵明，被自己想从近处观察那只被压碎的蚂蚁的冲动所驱使。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "そして、貴明は自分のポケットから「物体サイズ変換器」を取り出す。",
          "zh_text": "贵明从自己的口袋中掏出了「物体尺寸变换器」。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "変換器を座布団の上に置き、サイズを1ｃｍに設定して、貴明は一気に自らのサイズを縮小させた。",
          "zh_text": "贵明将变换器放在了坐垫上，将尺寸设定为1cm一口气将自己缩小了。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "ズゥン、ズゥン、ズゥン･･･",
          "zh_text": "ズゥン、ズゥン、ズゥン･･･"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "そんな小さな貴明がいる座敷に、大きな足音が近づいてくる。",
          "zh_text": "向着缩小了的贵明所在的房间，巨大的脚步声又接近了。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "穂波だ。",
          "zh_text": "是穂波。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "穂波は、貴明が小さくなっていることも知らず、座敷の入り口付近に無造作に足を下ろす。",
          "zh_text": "穂波全然不知贵明缩小了的事情，在房间入口附近随意地踩下了步伐。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "ズシンッ！",
          "zh_text": "ズシンッ"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "貴明「うわわっ！！」",
          "zh_text": "贵明「呜哇哇っ！！」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "穂波の黒いソックスが近距離に落とされたものの、貴明はその衝撃に何とか耐えることができた。",
          "zh_text": "贵明全力撑住了穂波的黑色短袜在近距离落下而产生的冲击。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "そのまま穂波は気づくことなく、自分の座席に戻ってしまった。",
          "zh_text": "穂波就这样毫不知情地回到了自己的座位。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "貴明「ふう、危なかったな･･･。踏んづけられたら洒落にならないからな･･･。」",
          "zh_text": "贵明「呼呜，真危险呐･･･真被踩到的话可不是开玩笑的啊･･･。」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "小走りで先程の踏んづけられたアリのもとを目指すと、貴明は再び大きな足音を耳にした。",
          "zh_text": "以一小步距离外的被踩扁的蚂蚁为目标的贵明，耳中再次传来了巨大的脚步声。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "ズゥン、ズゥン、ズゥン･･･",
          "zh_text": "ズゥン、ズゥン、ズゥン･･･"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "おそらくは、先程のウェイトレスが注文の品物を持ってきたのであろう。",
          "zh_text": "恐怕，是刚才的女侍应生将点的餐品送来了吧。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "身の危険を察知した貴明は、踵を返してサイズ変換器のもとを目指した。",
          "zh_text": "感觉到自身危险的贵明，转身重新向着尺寸变换器前进。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "しかし、程なくして巨大なウェイトレスが座敷に登場する。",
          "zh_text": "但不过多久，巨大的女侍应生就在房间登场了。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "ズシンッ！",
          "zh_text": "ズシンッ"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "貴明の後方にウェイトレスの巨大な右の素足が着地する。",
          "zh_text": "在贵明的后方，女侍应生的巨大右脚裸足踏上了地面。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "息を切らせながらも、貴明は大急ぎで自分が座っていた座布団を目指す。",
          "zh_text": "贵明一边喘着粗气，一边心急火燎地向着自己座位的坐垫冲刺。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "ズシンッ！",
          "zh_text": "ズシンッ"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "再び強い衝撃が後方から響く。",
          "zh_text": "强大的冲击再次在后方轰响。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "これは、ウェイトレスのもう一つの巨大な素足が着地したのだろう。",
          "zh_text": "这当然是女侍应生另一只裸足踩地的声音吧。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "やがて、上空から声が響く。",
          "zh_text": "很快，上空响起了声音。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "ウェイトレス「注文の品物をお持ちしました。」",
          "zh_text": "女侍应生「您点的餐品我拿来了」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "穂波「あ、こちらにお願いします。」",
          "zh_text": "穂波「啊，辛苦了请放到这边来」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "ウェイトレス「はい。」",
          "zh_text": "女侍应生「好的」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "ズズゥゥン！！",
          "zh_text": "ズズゥゥン！！"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "貴明「うわわっ！！！」",
          "zh_text": "贵明「呜哇哇っ！！！」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "ウェイトレスの両膝が床に着地する。",
          "zh_text": "女侍应生跪坐下来两膝着地。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "ゴトッ･･･、ズザザッ･･･",
          "zh_text": "ゴトッ･･･、ズザザッ･･･"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "貴明の上空では、正体不明の轟音が響いている。",
          "zh_text": "贵明的上方，响起了正体不明的轰鸣声。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "これは、ラーメンをテーブルに置いている音ではなかろうか。",
          "zh_text": "那是拉面被放上桌子的声音吧。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "様々な不安に駆られていた貴明の周囲は程なくして明るさを増した。",
          "zh_text": "被数不清的不安感驱使的贵明感到周围瞬间变光明了些。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "貴明が安堵の表情を浮かべ後方を振り返ると、ウェイトレスは立ち上がっており座敷を出る寸前であった。",
          "zh_text": "贵明带着安定的表情回头看自己后方，女侍应生正要站起身离开房间。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "九死に一生を得たと安心した貴明はホッと胸を撫で下ろし、その場に座り込んだ。",
          "zh_text": "感到九死一生的安心感，贵明安抚着自己跳动的心脏，原地坐了下来。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "ウェイトレス「あ、伝票を置いていきますね。」",
          "zh_text": "女侍应生「啊，收款单我就放在这里了」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "ズシンッ！",
          "zh_text": "ズシンッ"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "ズシンッ！",
          "zh_text": "ズシンッ"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "まさに一瞬であった。",
          "zh_text": "真是一瞬间的事情。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "踵を返したウェイトレスは、一気に小さくなっている貴明へ接近する。",
          "zh_text": "转回身的女侍应生，一下接近了缩小中的贵明。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "油断していた貴明の周囲は一気に暗くなり、貴明の上空はウェイトレスの足の裏で覆われてしまった。",
          "zh_text": "放松警惕的贵明感到周围骤然变暗，自己的上空已经被女侍应生的脚底所遮盖。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "貴明「う、うわあああ！！」",
          "zh_text": "贵明「唔、唔哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "物凄いスピードで貴明の周囲は闇が濃くなっていた。",
          "zh_text": "黑暗以极快的速度笼罩了贵明的周围。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "必死に助けを乞う貴明の声は、ウェイトレスの足の裏に吸収され聞こえるはずもない。",
          "zh_text": "竭力乞求饶命的贵明的求救声，只被女侍应生的足底吸收而完全无法传达给她。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "さらには、猛烈にくさいにおいが辺りを支配し、貴明は強制的にウェイトレスの想像を絶する足のにおいを嗅がされた。",
          "zh_text": "不仅如此，强烈的臭味支配了周围的空间，脚的气味强制性地涌入了贵明的鼻腔，将他对女侍应生的想象给幻灭。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "貴明「た、助けてー！！ウェイトレスさ･･･」",
          "zh_text": "贵明「救、救命啊ー！！女侍桑っ･･･」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "ズンッ！",
          "zh_text": "ズンッ！"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "ウェイトレス「！！」",
          "zh_text": "女侍应生「！！」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "何かを踏み潰した感触を得たウェイトレスは、一瞬顔をしかめたものの、そのまま軽く足を払い業務に戻った。",
          "zh_text": "感觉到了什么东西在脚下被自己踩碎的触感，女侍应生眉头皱了一瞬，轻轻拂了拂脚底便回到了工作中。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "穂波「もうっ！貴明くんはどこに行ったのかしら･･･。」",
          "zh_text": "穂波「真是的っ！贵明君到底跑到哪里去了啊･･･」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "もう二度と戻ることのない貴明を穂波はしばらく待ち続けたのであった。",
          "zh_text": "穂波继续坐等着贵明，但他却已经不可能再回来了。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "2",
          "zh_text": "2"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "俺の名は佐々木聡志という。",
          "zh_text": "我的名字叫佐佐木聪智。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "念願のサイズ変換器を手に入れ、約1.7ｃｍ程度に縮んでいる。",
          "zh_text": "为达成心愿而入手了尺寸变换器，现在缩小到了1.7cm左右的大小。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "何が念願かというと、小さくなることで付き合っている彼女との圧倒的な差のもと、いろいろな遊びをしてみたかったのだ。",
          "zh_text": "要说是什么心愿的话，那就是变小之后，和交往中的女朋友以压倒性的尺寸差尝试各种各样的玩法。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "ちょうど俺には村田優輝という顔のかわいい彼女がいる。",
          "zh_text": "刚好我有村田优辉这个脸相当可爱的女朋友嘛。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "ぜひとも彼女の足の裏で俺は弄ばれてみたいのだ。",
          "zh_text": "无论如何都想试试在她脚下被用脚底玩弄呀。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "ピンポーン",
          "zh_text": "ピンポーン"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "興奮に包まれている俺をさらに高ぶらせるチャイムの音が響いた。",
          "zh_text": "响起的门铃声让本就精神亢奋的我更加激动了。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "テーブルに隠れて様子を窺っていると、無造作に開かれたドアの辺りにヒトの素足が出現した。",
          "zh_text": "我躲在桌下窥视情况，大门被轻松推开，一只裸足出现了。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "ついに遊びに来た優輝が部屋の中へと入ってきたのだ。",
          "zh_text": "来玩的优辉走进了屋子。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "優輝「あれ･･･？ 鍵は開いてるのに誰もいない･･･。」",
          "zh_text": "优辉「咦･･･？明明门没锁但是却没人在･･･」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "上空から愛おしい優輝の声が響いている。",
          "zh_text": "从上空响起了优辉可爱动人的声音。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "それに合わせてベタッ、ベタッと優輝の素足が床を踏み鳴らす音も周囲に響いている。",
          "zh_text": "同时周围响起了优辉的裸足在地板上踩出的啪嗒啪嗒的脚步声。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "おそらくは俺のがどこにいるか部屋の周辺を探しているのだろう。",
          "zh_text": "大概是开始在房间里找我人在哪儿了吧。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "そんな優輝を見ているうちに、とうとう興奮を抑えることができず、俺はテーブルから飛び出した。",
          "zh_text": "以这样的姿态观察优辉，让我终究是压抑不住自己的兴奋感，从桌下飞奔而出。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "すると、そこには俺の100倍はあろうかという巨大な優輝の姿があったのだ。",
          "zh_text": "接着，有我100倍大的优辉巨大的身姿展现在了我眼前。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "案の定、はるか上空にある優輝の眼は、本来いるであろう俺を探していた。",
          "zh_text": "果不其然，在遥远的上空，优辉的双眼正在试图寻找普通状态的我。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "聡志「ゆーうーきー！」",
          "zh_text": "聪志「优——辉——！」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "俺は、足元から優輝に向かって呼びかけてみた。",
          "zh_text": "我从优辉的脚下向她打招呼引起她的注意。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "優輝「えぇっ･･･！？　何･･･、コイツは？」",
          "zh_text": "优辉「诶诶っ･･･！？什么呀･･･这是？」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "上空にある優輝の顔が一瞬にして曇る。",
          "zh_text": "上方优辉的脸一瞬间现出了不悦的表情。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "聡志「おーい！」",
          "zh_text": "聪志「喂——诶！」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "優輝「キャッ！近づいてきたわ！！」",
          "zh_text": "优辉「嘎呀ッ！还靠近了！！」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "そのまま優輝は別の部屋へと逃げようとしていた。",
          "zh_text": "优辉一边尖叫一边逃去了其他房间。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "俺は、小走りで優輝に追いつこうと試みるも、みるみるうちに優輝との差が広がっていく。",
          "zh_text": "我小步疾走着追赶优辉，但却眼看着自己和优辉的距离越来越远。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "聡志「お、おおーい！待ってよー！！」",
          "zh_text": "聪志「喂、噢喂——诶！等等啊——！！」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "とんだ誤算である。",
          "zh_text": "意料之外的误算。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "あっという間に優輝は別の部屋へと移動してしまった。",
          "zh_text": "优辉一瞬间就移动到了其他房间。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "聡志は、逃げ出すなどとは微塵にも思ってなく、トボトボと優輝の後を歩き続けた。",
          "zh_text": "但聪志丝毫没有什么要逃走的想法，步履蹒跚地在跟随着优辉继续走。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "そのときであった。",
          "zh_text": "这时候。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "あまり周囲を気にしていなかったので、聡志は周囲が薄暗くなっていることに気付いていなかった。",
          "zh_text": "对周围情况漫不经心的聪志，没有注意到周围渐渐变暗了。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "ハッと気付いて前を見上げると、俺の数ｍ前に巨大なヒトの素足が踏み下ろされようとしていたのだ。",
          "zh_text": "蓦地回过神抬起头时，巨大的裸足在我数米外的前方踩下。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "俺は、素足の着地の衝撃に後ろ方向に2～3回ほど転がってしまった。",
          "zh_text": "我被裸足落地时的冲击波吹飞向后方滚出了两三圈。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "巨大な素足の持ち主は優輝。",
          "zh_text": "巨大裸足的主人当然是优辉。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "優輝の24ｍはあろうかという素足が眼前に鎮座している。",
          "zh_text": "优辉那看起来大概有24米的裸足现在坐镇在我眼前。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "小さな俺に気が付いて戻ってきてくれたのであろうか。",
          "zh_text": "是在意刚才看到的缩小状态的我，所以回来了吧。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "余りにも早い帰還であった。",
          "zh_text": "回来得还真快。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "優輝「さっきの奴はどこにいったのかしら･･･？」",
          "zh_text": "优辉「刚才的小东西跑到哪里去了･･･？」"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "なんと、優輝の手には俺が縮小するときに使ったサイズ変換器があった。",
          "zh_text": "不知为啥，优辉手中拿着我用来缩小自己的尺寸变换器。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "しかも、優輝はカチャカチャと音を立てながらサイズ変換器を操作していたのだ。",
          "zh_text": "而且，优辉开始咔哒咔哒地操作尺寸变换器了。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "聡志「あっ、勝手にいじっちゃあダメだよー！」",
          "zh_text": "聪志「啊っ，那个东西不能随便乱动呀！」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "ここで、俺は異変に気がついた。",
          "zh_text": "说着，我的身体就开始发生异变了。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "身体が軽くなる感覚に襲われたのだ。",
          "zh_text": "有种身体变得轻飘飘的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "今までと異なり、自分がその場に立っていないような感覚なのだ。",
          "zh_text": "和一直以来不同，有种自己不着地一样的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "いったいどうしたことかと周囲を見回すと衝撃の事実が判明した。",
          "zh_text": "到底是怎么一回事？在我环视周围之后，我理解了这冲击性的事实。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "なんと、先ほどの優輝の素足がさらに巨大感を増して俺の視界を遮っていたのだ。",
          "zh_text": "优辉的裸足比起刚才巨大感进一步增加，几乎遮盖了了我的整个视野。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "目の前の土踏まずなどは、闇が深く奥まで見ることができなかった。",
          "zh_text": "眼前，脚心不着地的部分一片黑暗让人无法看清。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "慌てて巨大な優輝が手にしている変換機を目にする。",
          "zh_text": "我慌张的看向巨大的优辉手中的变换器。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "おそらく優輝がサイズ変換器をいじったがためにサイズがさらに小さくなったのだろう。",
          "zh_text": "恐怕是因为优辉摆弄了尺寸变换器，让我的尺寸变得比刚才更小了。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "俺は改めて十数ｍもの前方にある優輝の超巨大な素足に目を移す。",
          "zh_text": "我又把视线转向十几米外的前方优辉那巨大的裸足。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "このままでは、優輝の素足に踏み潰されて俺は殺されるかもしれない。",
          "zh_text": "这样下去的话，我说不定要被优辉的裸足踩碎丧命了。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "俺は、急いでテーブルの下を目指して、全力疾走した。",
          "zh_text": "我赶紧朝向桌子下方方向，开始全力疾走。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "全速力で走ることはいつ以来だろうか。",
          "zh_text": "上一次像这样拼命地用全速率狂奔不知道是什么时候的事情了。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "とにかくテーブル目指して走り続けた。",
          "zh_text": "其他事情都先放一边，总之我继续向着桌子奔去。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "優輝「あぁ、いたいた。」",
          "zh_text": "优辉「啊啊，有了有了。」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "そんな哀れなる俺に、優輝は慈悲を与えてはくれない。",
          "zh_text": "对变成这样悲惨处境的我，优辉没有给予任何慈悲心。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "俺が充分に走ったところで優輝の巨大な素足が持ち上がる。",
          "zh_text": "在我全力逃离的同时，优辉巨大的裸足抬起了。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "優輝「この大きさなら踏んづけられるわね。」",
          "zh_text": "优辉「这个大小的话就可以踩了吧。」"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "その言葉と共に俺の後方に優輝の巨大な素足が落下する。",
          "zh_text": "一边说着这样的话，优辉的巨大裸足在我后方踩下。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "ズシィィン！",
          "zh_text": "ズシィィン！"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "聡志「うわあっ！！」",
          "zh_text": "聪志「呜哇啊っ！！」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "俺が全力疾走した距離の大半を優輝はたった1歩で追いついてしまった。",
          "zh_text": "我全力奔跑而拉开的距离，优辉只用一步就追上了大半。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "このままでは、優輝の2歩目によって俺は踏み潰されてしまう。",
          "zh_text": "这样下去，优辉只要迈出第二步我就肯定会被踩死的。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "優輝「じゃあ、いくわよー。」",
          "zh_text": "优辉「那，要上了哟」"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "そう思って上空を仰いだところ、優輝のあまりにも大きな足の裏が上空を占拠している光景を目の当たりにした。",
          "zh_text": "一边那样想着一边仰视上空，在我眼前，是整个上空都被优辉无比巨大的脚底完全占据了的震撼光景。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "聡志「ゆ、優輝ーーー！」",
          "zh_text": "聪志「优、优辉————！」"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "まさに後悔先に立たず。",
          "zh_text": "事到如今后悔也没有用了。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "優輝は、足元に小さく縮んだ聡志がいることなど知る由もない。",
          "zh_text": "优辉自然是没有理由知道脚边的是缩小后的聪志。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "容赦なく、愛する聡志に素足を踏み出そうとしていた。",
          "zh_text": "她毫不留情地向她爱着的聪志迈出了裸足。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "聡志の周囲は、完全に優輝の足の裏に覆われ光が遮られつつあった。",
          "zh_text": "优辉的脚底笼罩了聪志的四周，将光线都遮住了。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "ズッシイイイン！！！",
          "zh_text": "ズッシイイイン！！！"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "優輝「よーしっ･･･！やっつけてやったわ！！」",
          "zh_text": "优辉「漂——亮っ･･･！干掉了！！」"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "優輝が24ｃｍの素足を持ち上げると、床にはペチャンコになった聡志が跡形もなく潰されていた。",
          "zh_text": "优辉抬起自己24cm的裸足，地板上的聪志已经被碾碎成了薄片。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "ちょうど、優輝の足の裏のど真ん中に位置していた。",
          "zh_text": "正正好，踩在优辉脚掌的正中央。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "優輝「それにしてもこいつは何の虫だったのかしら？」",
          "zh_text": "优辉「说起来这到底是什么虫啊？」"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "優輝は、そのままペチャンコになった聡志を雑巾でふき取って処分した。",
          "zh_text": "优辉，就这样拿起抹布，将聪志的尸体轻轻抹去处理掉了。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "3",
          "zh_text": "3"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "僕の名前は貴志、高校１年生だ。",
          "zh_text": "我的名字叫贵志，高中一年级。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "今日も友人の翔と共にサイズ変換器で遊ぶ約束をしている。",
          "zh_text": "今天也约好了和友人翔一起用尺寸变换器玩。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "最近はこの変換器を使っての遊びがめっきり多くなってきた。",
          "zh_text": "最近玩这个变换器的人数在急剧上升的样子。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "いつも10分の1サイズに縮み、15～16ｃｍ程の身長に縮んでいる。",
          "zh_text": "和往常一样缩小到了10分之1的尺寸，身高变成了大约15~16cm"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "今日も、僕の家で翔とともに玄関付近を探索して遊ぶことにした。",
          "zh_text": "今天也要和翔一起在我家的玄关附近探索着玩儿。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "翔「玄関が一番冒険って感じするよなあ。」",
          "zh_text": "翔「果然还是玄关最有冒险的感觉了呐」"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "貴志「うん、埃っぽいところが冒険の雰囲気を高めてるんじゃない？」",
          "zh_text": "贵志「嗯，满是灰尘的环境能把冒险的气氛加强不少对吧？」"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "そんな会話をしているときだった。",
          "zh_text": "这么对话着的同时。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "ズン、ズン、ズーン",
          "zh_text": "ズン、ズン、ズーン"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "玄関に向かって大きな地響きが聞こえてきたのだ。",
          "zh_text": "沿着玄关方向的地面传来了巨大的响声。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "眼前に現れたのは、貴志の姉で大学３年生の萌だ。",
          "zh_text": "出现在眼前的，是贵志的姐姐，大学三年级的萌。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "翔「おおっ、貴志の姉ちゃんじゃないか。」",
          "zh_text": "翔「哦哦っ，这不是贵志的姐姐嘛。」"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "貴志「本当だ･･･、何しに来たんだろう･･･。」",
          "zh_text": "贵志「真的耶……为什么现在就回来了呢……」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "翔「なあ、貴志の姉ちゃんのパンプスの中を見てみたいなあ。」",
          "zh_text": "翔「呐，去看看贵志的姐姐的高跟鞋内部吧」"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "貴志「えーっ？お姉ちゃんのパンプスの中？ダメだよ、絶対臭うだろうし。」",
          "zh_text": "贵志「诶——っ？姐姐的高跟鞋里面？不要啦，肯定很臭」"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "翔「いや、大丈夫だろ･･･」",
          "zh_text": "翔「呀、没关系的啦……」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "ズーン！",
          "zh_text": "ズーン！"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "徐々に足音を響かせながら萌は2人に接近する。",
          "zh_text": "渐渐响起了脚步声，是萌在向两人接近吧。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "貴志「と、とりあえず隠れようぜ。」",
          "zh_text": "贵志「总、总而言之先躲起来吧」"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "翔「あ、ああ。」",
          "zh_text": "翔「啊、好」"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "僕たちの10倍近いサイズの巨大な女性の登場に2人とも慌てて物陰に隠れることにした。",
          "zh_text": "因为将近有我们10倍大小的巨大女性的登场，我们两人慌忙藏在了背阴处。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "やがて、翔の間近に、萌の大きな素足が着地する。",
          "zh_text": "不久，萌赤裸的巨足就落在了翔的跟前。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "ズシーン！",
          "zh_text": "ズシーン！"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "翔は息を殺しながら状況を見守る。",
          "zh_text": "翔屏住呼吸观察情况。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "貴志「お、おーい！翔、大丈夫だったか？」",
          "zh_text": "贵志「噢、喂——！翔，没事儿吧？」"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "翔「あ、ああ。物凄い迫力だったけどな･･･。」",
          "zh_text": "翔「啊、嗯。虽然压迫感相当可怕呐……」"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "2人の間近に萌は立ち尽くし、辺りをきょろきょろと見回す。",
          "zh_text": "萌停在了两人跟前，向四周东张西望。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "萌「あれー。誰かいると思ったんだけどな。」",
          "zh_text": "萌「啊咧——还以为有谁在这里」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "そう言い終えた萌は、パンプスを履き、玄関で何やら動作をしはじめる。",
          "zh_text": "说完这话，萌穿上了轻便式高跟鞋，站在玄关做什么事情。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "しばらくすると、玄関付近に白煙が立ち込めてきた。",
          "zh_text": "过了片刻，玄关附近开始弥漫白烟。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "萌「よしっ、これで設置完了ね。」",
          "zh_text": "萌「搞定っ，这样就设置好了」"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "どうやら萌は蚊取り線香を玄関に置きにきたようだ。",
          "zh_text": "好像是萌在玄关点上了驱蚊线香。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "翔「うっ、ゴホッ、ゴホッ。煙たい･･･。」",
          "zh_text": "翔「唔っ，咳、咳。这烟味太呛人了……」"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "貴志「何で、こんなときに蚊取り線香なんかを･･･。」",
          "zh_text": "贵志「为什么要在这种时候点什么蚊香啊……」"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "そのときであった。",
          "zh_text": "就在这时。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "咳き込む2人の体がさらなる縮小を始めたのだ。",
          "zh_text": "不停地咳嗽着的两人，身体又开始进一步缩小了。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "2人の体はどんどん小さくなる。",
          "zh_text": "两人眼看着身体不断地越变越小。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "翔「え、ええっ？どういうこと！？」",
          "zh_text": "翔「诶、诶诶っ？怎么回事儿！？」"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "貴志「体が縮んでいく！！」",
          "zh_text": "贵志「身体又缩小了！！」"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "その答えは簡単であった。",
          "zh_text": "缩小的理由很简单。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "カチャカチャと上空で音がしている。",
          "zh_text": "上空正传来咔哒咔哒的声音。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "萌「この器械は何なのかしら･･･。」",
          "zh_text": "萌「这个机器是干什么用的呀……」"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "翔は縮みゆく体に危機感を持って、物陰から飛び出す。",
          "zh_text": "身体再这样缩小下去的话就糟糕了，翔感到了危机感，从藏身的背阴处飞奔而出。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "翔「ちょ、ちょっと、それは操作しちゃダメだー！！」",
          "zh_text": "翔「等、等一下，不能那个东西——！！」"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "そのとき、翔は大きく動揺した。",
          "zh_text": "这时，翔感到了动摇。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "目の前にいるのは、今まで見たこともないほどの巨大な萌の姿だったのだ。",
          "zh_text": "在眼前的是至今为止从未见过的萌的巨大姿态。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "眼前の萌の体から放たれる重量感、威圧感に翔はゆっくりと息を呑みこんだ。",
          "zh_text": "从眼前的萌身上发散的重量感和威压感，让他几乎不敢呼吸。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "萌「さて、部屋に戻ろうっと。」",
          "zh_text": "萌「那么，回房间去吧」"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "ズゥゥゥン！！",
          "zh_text": "ズゥゥゥン！！"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "翔の前方に巨大なパンプスが着地する。",
          "zh_text": "在翔的前方，巨大高跟鞋落地了。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "翔「うわっ！！」",
          "zh_text": "翔「呜哇っ！！」"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "そして、ギュウギュウと音を立てながら、大きなパンプスの中から萌の素足が登場する。",
          "zh_text": "接着，伴着吱吱的摩擦声，萌的裸足从巨大的高跟鞋中登场。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "その大きな素足は、何の慈悲もなく翔目がけて振り下ろされる。",
          "zh_text": "那只巨大的裸足，不带任何怜悯，直直地朝着翔所在的地方落下了。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "翔「え、うわ、ちょ、待ってええ！！」",
          "zh_text": "翔「诶、呜哇、慢、等一下啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！！"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "小さな翔はその全身に巨大な萌の素足を受け止める格好となってしまった。",
          "zh_text": "小小的翔用自己小小的身体接住了萌踩下的巨大的裸足。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "貴志「翔･･･、ウソだろ･･･。」",
          "zh_text": "贵志「翔……骗人的吧……」"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "巨大な素足に飲み込まれた翔の姿を目の当たりにして、貴志はパニックに陥った。",
          "zh_text": "亲眼目睹了翔被巨大裸足吞没的场景，贵志陷入了恐慌。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "そして、慌てて物陰から飛び出て萌にアピールする。",
          "zh_text": "我慌张地跑出阴影处，试图吸引萌的注意。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "貴志「おおーい！お姉ちゃーん！」",
          "zh_text": "贵志「喂喂——！姐姐！」"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "しかし、はるか上空にいる萌は全くの無反応で、パンプスを脱ぎながらもう一つの素足を着地させていた。",
          "zh_text": "不过在遥远的上空的萌毫无反应，脱下另一只高跟鞋后将另一只裸足也踩在了地面上。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！！"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "萌「ん？」",
          "zh_text": "萌「嗯？」"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "貴志「うわ･･･、姉ちゃんの目がこっちを向いてる･･･。」",
          "zh_text": "贵志「呜哇……姐姐的视线转向这边了……」"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "貴志は手を振るのを止め、萌の反応を待った。",
          "zh_text": "贵志停止挥动双手，等待着萌的反应。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "萌「ん？」",
          "zh_text": "萌「嗯？」"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "萌は、自分の足元に何か小さい物体があるのを見つけていた。",
          "zh_text": "萌发现自己的脚边好像有什么小小的物体存在。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "萌（あれっ、何だろう。）",
          "zh_text": "萌（啊咧っ、是什么东西啊）"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "萌の左足のすぐ脇に1ｃｍあるかないかの黒い点があるのだ。",
          "zh_text": "就在贴近萌的左脚的地方，有个好像不足1cm大小的小黑点。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "萌「ゴミクズ･･･？ いや、虫みたいなもの･･･があるわね。」",
          "zh_text": "萌「垃圾碎屑……吗？不是，好像是有个像虫子一样的东西诶」"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "その小さな黒い点は少しずつではあるが動いていた。",
          "zh_text": "那个小小的黑点刚才好像还有在微微晃动的样子。"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "そして、その小さな物体が人間とも思わない萌は、何のためらいもなく自分の素足を持ち上げた。",
          "zh_text": "于是，完全没有想过那个小东西会是人类的萌，完全没有犹豫就抬起了自己的裸足。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "萌「早速、蚊取り線香が効いたのかしら。」",
          "zh_text": "萌「灭蚊线香这么快就生效了嘛」"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "蚊取り線香の効果に満足した萌は、自分の素足を小さな物体の真上へとセッティングする。",
          "zh_text": "萌对蚊香的效果感到很满意，将自己的裸足悬在了那个小东西的正上方。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "萌「たぶん蚊ね。」",
          "zh_text": "萌「大概是蚊子吧」"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "小さな弟がいるとも思わない萌は、持ち上げた足を床に降ろそうとする。",
          "zh_text": "完全没想过自己的弟弟在自己的脚下，萌将抬起的脚踩向了地面。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "ズッシイイン！",
          "zh_text": "ズッシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "懸命に逃げ出したものの、貴志は間髪入れず天空から降ってきた萌の巨大な素足に踏みつけられてしまった。",
          "zh_text": "作为拼命冒死逃出来的结果，贵志被从天空果断落下的萌的巨大裸足踩住了。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "あまりにも貴志は巨大な萌に近づきすぎてしまっていたのだ。",
          "zh_text": "贵志与巨大的萌亲密接触。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "萌「あれっ･･･、全然手ごたえがないわね。」",
          "zh_text": "萌「啊咧っ……完全没有踩中的脚感嘛」"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "萌が自身の素足をひっくり返すと、足の裏には小さな赤いシミがついていた。",
          "zh_text": "萌抬起腿把脚底翻过来查看，在脚掌上粘着一块小小的红色污点。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "萌「ああ、いたいた。随分、血を吸ったのね。」",
          "zh_text": "萌「啊啊、有了有了。看起来已经是吸过不少血了吧」"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "萌は再び自身の素足を勢いよく着地させ、その赤いシミを床にこすりつけていた。",
          "zh_text": "萌再次用力踩下自己的裸足，把脚底那块红色污点在地上来回蹭干净。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "萌「さーて、テレビでも見ようっと。」",
          "zh_text": "萌「那么，去看电视吧」"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "弟もろとも2人の生命を奪ったことなど萌は知る由もない。",
          "zh_text": "萌完全不知道，自己的弟弟和另外一人的生命被自己夺走了。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "4",
          "zh_text": "4"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "宏「これがサイズ変換機かあ。」",
          "zh_text": "宏「这就是尺寸变换器吗。」"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "24歳のフリーターである高木宏は、念願のサイズ変換機を手に入れて喜びに満ち溢れていた。",
          "zh_text": "24岁的自由职业者高木宏入手了期盼已久的尺寸变换器，心中喜悦满溢。"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "この機械を手に入れるために、この２～３年はずっと貯金をしていたのだ。",
          "zh_text": "为了入手这个机器，这两三年来一直在存钱。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "宏「ようし、さっそく試してみるか。」",
          "zh_text": "宏「好嘞，马上就来试试看吧。」"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "アパートの前に出た宏は、愛車である原チャリに向かって変換機を照射した。",
          "zh_text": "宏走出公寓来到公寓前，用变换器朝着自己心爱的电力机车照射。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "宏の原チャリはみるみるうちに縮小を始め、あっという間に100分の1サイズほどになった。",
          "zh_text": "宏的电机车眼看着开始变得比原来越来越小了，一瞬间就变成了100分之1左右的大小。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "宏「うおー、すげえな、この機械は。本物だ･･･。」",
          "zh_text": "宏「唔哦——碉堡了，这个机器，的确是真货啊……」"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "興奮に包まれた宏は小さくなった原チャリをポケットに収め、バイト先のコンビニへと赴いた。",
          "zh_text": "被兴奋感包裹的宏将变小的机车收进口袋，赶往自己在打工的便利店。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "由香理「いらっしゃいませー。･･･って、宏じゃない。」",
          "zh_text": "由香理「欢迎光临——……っ诶，是宏啊」"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "コンビニのレジにいたのは、20歳のバイト仲間である笹木由香理であった。",
          "zh_text": "站在便利店收银台前的，是一起在打工的同事，20岁的笹木由香理。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "由香理は、休みの日にもかかわらずバイト先に来た宏に疑問の目を向けていた。",
          "zh_text": "由香理看到宏在轮到他休息的日子还来打工的地方，投以了疑惑的目光。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "宏「あ、ああ･･･。ただ寄っただけだよ。」",
          "zh_text": "宏「啊、啊啊･･･就、顺路过来一下而已的说」"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "由香理「何しにきたの？ 相変わらず暇なのね。」",
          "zh_text": "由香理「来干什么啊？这里和平常一样闲得很也没什么事做呀」"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "幾分か不機嫌そうな表情で由香理は宏に言葉を返した。",
          "zh_text": "由香理表情有点不爽地回答宏。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "その間に宏はコンビニ内をざっと見渡す。",
          "zh_text": "说话的同时，宏朝着店里扫了几眼。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "店内には、飲み物のコーナーに若い女性が1人、雑誌のコーナーに女子高生が2人いるようだ。",
          "zh_text": "便利店里，看起来在饮品区有一位年轻女性，在杂志区有两个女高中生的样子。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "宏「コーヒー買ってから帰るよ。」",
          "zh_text": "宏「我买个咖啡就回去了」"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "由香理「はい、120円になります。」",
          "zh_text": "由香理「好的、总共给120日元」"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "即座に営業スマイルを見せる由佳理に、宏はやれやれといった表情を浮かべる。",
          "zh_text": "由香理瞬间就转换出了营业专用笑容，宏看到这表情转换一脸无奈。"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "宏「じゃあ、また。」",
          "zh_text": "宏「那、再会了」"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "由香理「はーい。また明日ね。」",
          "zh_text": "由香理「好——明天见」"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "コンビニの様子を充分に窺った宏は、そそくさとコンビニの裏手から控室に入る。",
          "zh_text": "充分观察过了便利店里的情况之后，宏匆匆忙忙地从便利店的后门进入了休息室。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "そして、縮小した原チャリを地面に置くと、自らに変換機を照射した。",
          "zh_text": "然后将缩小过了的电力机车摆在地上，将变换器朝着自己照射。"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "宏「おー、縮まるー。」",
          "zh_text": "宏「哦哦、在缩小了——」"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "こうして、100分の1サイズに縮まった宏は、愛車である原チャリに跨り店内へと向かった。",
          "zh_text": "宏就这样持续缩小到了100分之1的尺寸，骑上自己心爱的电力机车，朝着休息室外向店内出发。"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "由香理「ありがとうございましたー。」",
          "zh_text": "由香理「谢谢惠顾——」"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "若い女性「どうもー。」",
          "zh_text": "年轻女性「同谢——」"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "ふいに上空から大きな声が響く。",
          "zh_text": "巨大的声音突然在上空响起。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "どうやら先程飲み物のコーナーにいた若い女性が会計を済ませたようだ。",
          "zh_text": "大概是刚才在饮品区的年轻女性来结账了。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "宏は再び原チャリに跨り、若い女性のもとへと向かう。",
          "zh_text": "宏再次跨上电动机车，向着年轻女性的周围进发。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "若い女性のヒールの高いサンダルが目前に見える。",
          "zh_text": "年轻女性的高跟凉鞋出现在了眼前。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "宏は絶妙な運転さばきで、素早く若い女性の前へと出る。",
          "zh_text": "宏以自己绝妙的车技，迅速地从年轻女性面前躲开。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "買い物を済ませた若い女性は、小さな宏に気付くことなく出口へと向かう。",
          "zh_text": "把所购商品结完账了的年轻女性，并没有注意到小小的宏，径直向出口走去。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "その様子を床から見ていた宏は、若い女性のスカートの内部に見える白色の下着に高揚していた。",
          "zh_text": "宏从地板上仰视，从她的短裙内部窥见了白色的内裤，情绪高涨。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "ズゥゥン！",
          "zh_text": "ズゥゥン！"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "宏「うおっ！！」",
          "zh_text": "宏「唔哦っ！！」"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "そんな宏を諌めるかのように若い女性はその大きな素足を包んだサンダルを振り下ろす。",
          "zh_text": "像是想给这样的宏一点警告，年轻女性那包裹着巨大裸足的凉鞋重重踩下。"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "そして、そのまま若い女性はコンビニを後にした。",
          "zh_text": "年轻女性就这样从便利店离开了。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "宏「いやー、眼福、眼福。」",
          "zh_text": "宏「呀——眼福、眼福。」"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "しっかりと目の保養ができた宏は、再び原チャリに跨り女子高生の元へと向かうことにした。",
          "zh_text": "双眼安定地获得了保养的宏，再次跨上电力机车，向着女子高中生的周围进发。"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "しかし、しばらく原チャリを走らせていたとき、宏の眼前に突如として、巨大なサンダルが振り下ろされた。",
          "zh_text": "然而宏刚把机车发动，眼前就突如其来地踩下了一只巨大的凉鞋。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "ズシイイン！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "宏「うわわっ！！」",
          "zh_text": "宏「呜哇哇っ！！」"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "急ブレーキをかけることで何とか衝突を回避した宏は、急いで周囲を確認した。",
          "zh_text": "宏拉紧急刹车，勉强算是避免了直接撞击，慌忙确认周围情况。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "若い女性の後を追っていた宏は、コンビニの出入り口付近に到達していた。",
          "zh_text": "刚才一直尾随着那名年轻女性身后，所以宏现在身处于便利店的入口附近。"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "その出入り口から5～6人の若い女性の集団が来客していたのだ。",
          "zh_text": "现在5~6人的年轻女性团体从入口走来了。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "由香理「いらっしゃいませー。」",
          "zh_text": "由香理「欢迎光临——」"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "由香理のその言葉を合図に、小さな宏に向かって強烈な攻撃が開始された。",
          "zh_text": "以由香理的这句话为信号，猛烈的攻击向着小小的宏袭来了。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！！"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！！"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！！"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "宏「うわあああ！！」",
          "zh_text": "宏「呜哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "宏目がけて巨大なサンダルやら運動靴やらパンプスやらが一斉に落下してくる。",
          "zh_text": "朝着宏所在的方向，巨大的凉鞋、运动鞋、女式浅口鞋等一齐落下。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "小さな宏は、巨大な若い女性たちの足元で右往左往していた。",
          "zh_text": "渺小的宏在巨大年轻女性们的脚边抱头乱窜。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "何とか12個の巨大な足から逃げ出せた宏は、後方を振り返り安全を確認しようとした。",
          "zh_text": "总算是想方设法全力从12只巨足下成功逃出生天，宏向后方看去确保已经安全了。"
        },
        {
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          "ja_text": "そんな宏の周囲はひときわ暗くなる。",
          "zh_text": "刚回头，宏的周围就猝然变暗。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！！"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "宏「ええぇっ！？」",
          "zh_text": "宏「诶诶诶っ！？」"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "なんと目の前に巨大なローファーが振り下ろされたのだ。",
          "zh_text": "不知为啥面前突然落下了巨大的学生皮鞋。"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "完全に不意を突かれた宏は、そのローファーに激しく衝突する。",
          "zh_text": "危机从天而降让宏措手不及，和皮鞋发生了激烈碰撞。"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "スガーン！！",
          "zh_text": "スガーン！！"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "宏「うわあああ！！」",
          "zh_text": "宏「呜哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "ポチョ！",
          "zh_text": "ポチョ！"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "ただ、投げ出された宏が女子高生の黒いソックスに着地できたことは幸運であった。",
          "zh_text": "宏被甩飞了出去，不过幸运地着陆在了女子高中生的黑色短袜上。"
        },
        {
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          "ja_text": "女子高生Ａ「あれー。何かぶつかったわ。」",
          "zh_text": "女子高生Ａ「啊咧，撞到了什么东西」"
        },
        {
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          "ja_text": "女子高生Ｂ「ん？ミニカーみたいよ。」",
          "zh_text": "女子高生Ｂ「嗯？好像是辆小车的样子。」"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "女子高生Ａ「何だ、そうなの？」",
          "zh_text": "女子高生Ａ「什么呀，是玩具车嘛？」"
        },
        {
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          "ja_text": "その瞬間、宏の目の前にはもう一つの巨大なローファーが出現し、愛車である原チャリに覆いかぶさろうとしていた。",
          "zh_text": "转瞬间，宏的眼前又出现了一只巨大学生鞋，落在了自己的爱车上。"
        },
        {
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          "ja_text": "宏「え？ええ？ちょ、ちょっと！！」",
          "zh_text": "宏「诶？诶诶？慢、慢着！！」"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "ガキャ！メキャ！",
          "zh_text": "ガキャ！メキャ！"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "実に無機質な音を立てながら、巨大な女子高生のローファーは原チャリを破壊してしまった。",
          "zh_text": "伴着从脚下发出的无机质的声音，电力机车在巨大女子高中生的学生皮鞋下被破坏殆尽。"
        },
        {
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          "ja_text": "宏「くっ！！」",
          "zh_text": "宏「咕っ！！」"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "思わず、痛恨の声を上げる宏。",
          "zh_text": "宏不禁发出了痛心懊悔的声音。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "その原チャリとて、何か月もバイトして購入した代物だったからだ。",
          "zh_text": "那台电力机车可是他花了好几个月的打工费才买到手的东西。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "女子高生Ａ「さあ、帰りましょう。」",
          "zh_text": "女子高生Ａ「那、回家吧。」"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "女子高生Ｂ「ええ。」",
          "zh_text": "女子高生Ｂ「嗯。」"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "宏「うわあ！」",
          "zh_text": "宏「呜哇啊！」"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "巨大な女子高生は宏が張り付いていない方の足から一歩を踏み出した。",
          "zh_text": "巨大女子高中生先迈出了宏不在的那只脚踏出了一步。"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "その瞬間、宏は前方へと転がっていき、ローファーの中へと侵入する形となった。",
          "zh_text": "动作发生的同时，宏被向前方摔落，滚进了学生皮鞋内部。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "小さな宏を受け止めたのは、巨大な女子高生の黒いソックスに包まれた爪先であった。",
          "zh_text": "小小的宏停在了巨大女子高中生黑色短袜包裹着的脚尖上。"
        },
        {
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          "ja_text": "その爪先からは、猛烈な異臭と湿気が放たれていた。",
          "zh_text": "猛烈的异臭和湿气从脚尖处散发出来。"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "宏「うおええっ！ こんなヒドイにおいがするなんて･･･」",
          "zh_text": "宏「唔呕诶诶っ！ 这气味真是太过分･･･」"
        },
        {
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          "ja_text": "さらに爪先部分は女子高生の素足から放たれる汗で湿っていた。",
          "zh_text": "而且脚尖部分还被女子高中生的素足流的汗水打湿了。"
        },
        {
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          "ja_text": "劣悪な環境を憂いている宏に女子高生からの強烈な一歩が放たれる。",
          "zh_text": "宏正被恶劣的环境所煎熬，女子高中生又迈出了猛烈的一步。"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！！"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "宏「うわっ！！」",
          "zh_text": "宏「呜哇っ！！」"
        },
        {
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          "ja_text": "宏が転がり込んだ方のローファーが大地を踏みしめる。",
          "zh_text": "宏滚入的那一边的学生皮鞋，用力地踩在了地面。"
        },
        {
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          "ja_text": "その衝撃で、宏は爪先からローファーの中敷きへと転落する。",
          "zh_text": "收到冲击力的英雄，宏又从脚尖上继续向前滚，然后落在了学生皮鞋的鞋垫前端。"
        },
        {
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          "ja_text": "やがて、再びローファーが上昇する。女子高生は、歩行のために小さな宏がいるローファーを持ち上げる。",
          "zh_text": "很快，为了行走，女子高中生又抬起了宏所在的那只鞋。"
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "当然、巨大な爪先が持ち上がるため、小さな宏は強制的に足の指の付け根へと転がされる。",
          "zh_text": "理所当然的，巨大的脚尖抬起时，小小的宏又被强制性地朝着脚趾根部滚去"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "巨大なソックスに張り付く形となった宏は、懸命に巨大な女子高生の足の裏を叩く。",
          "zh_text": "宏被粘在了巨大短袜底，竭尽全力地敲打着巨大女高中生的脚底。"
        },
        {
          "id_line": 348,
          "ja_text": "このままでは、確実に女子高生に踏み潰されてしまう。",
          "zh_text": "这样下去的话，铁定是要被女子高中生给踩烂了。"
        },
        {
          "id_line": 349,
          "ja_text": "宏「ま、待って！！！僕はここにいるんだって！！」",
          "zh_text": "宏「等、等一下！！！我还在这里面啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 350,
          "ja_text": "小さな宏は、懸命にソックスを叩くも、ソックスの布地に阻まれ女子高生は気が付かない。",
          "zh_text": "即便微小的宏已经用尽了力气，全力的敲打也突破不了短袜布料的阻挡，女子高中生完全没有注意到他。"
        },
        {
          "id_line": 351,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！！"
        },
        {
          "id_line": 352,
          "ja_text": "小さな叫びも空しく、女子高生の全体重をまともに受け止めた宏は踏み潰されてしまった。",
          "zh_text": "轻微的叫喊声也完全起不到任何作用，宏在正面迎来的女子高中生的全部体重下被彻底踏平。"
        },
        {
          "id_line": 353,
          "ja_text": "女子高生Ａ「･･･？」",
          "zh_text": "女子高生Ａ「･･･？」"
        },
        {
          "id_line": 354,
          "ja_text": "その女子高生は何かを潰した感触を得たもののさして気にも留めずコンビニを後にした。",
          "zh_text": "那位女子高中生虽然好像感觉到脚下有点踩到什么的触感，不过没怎么太在意，就离开了便利店。"
        },
        {
          "id_line": 355,
          "ja_text": "由香理「ありがとうございましたー。」",
          "zh_text": "由香理「谢谢惠顾——」"
        },
        {
          "id_line": 356,
          "ja_text": "店内には、さわやかな由佳理の声が響き渡っていた。",
          "zh_text": "便利店里，只剩下由香理清爽的嗓音久久回荡。"
        },
        {
          "id_line": 357,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 358,
          "ja_text": "5",
          "zh_text": "5"
        },
        {
          "id_line": 359,
          "ja_text": "里穂「あっ、松田先輩ー！！」",
          "zh_text": "里穂「啊っ、松田学长——！ ！ 」"
        },
        {
          "id_line": 360,
          "ja_text": "克晶「おっ、里穂ちゃん。今日も元気そうだね。」",
          "zh_text": "克晶「哦っ、里穂酱啊。 今天也很精神呀。」"
        },
        {
          "id_line": 361,
          "ja_text": "里穂「先輩にお会いできて嬉しいです。」",
          "zh_text": "里穂「能在这里碰到学长真高兴。」"
        },
        {
          "id_line": 362,
          "ja_text": "某私立大学に通っている20歳の野中里穂は、1つ年上の先輩である松田克晶をとても慕っていた。",
          "zh_text": "就读于某私立大学的20岁的野中里穂，非常仰慕比自己大一级的松田克晶学长。"
        },
        {
          "id_line": 363,
          "ja_text": "克晶は、スポーツ万能で勉強も得意であり、まさに非の打ちどころがない頼れる先輩だったのだ。",
          "zh_text": "克晶不仅体育万能，而且学习也十分拿手，确实是一位无可挑剔值得信赖的前辈。"
        },
        {
          "id_line": 364,
          "ja_text": "一方、その里穂も163cmでセミロングヘアーがよく似合っており、才色兼備の持ち主であった。",
          "zh_text": "另一方面，里惠则是一位身高163，留着一头与自己非常相称的半长发，才色兼备的女生。"
        },
        {
          "id_line": 365,
          "ja_text": "互いに惹かれつつも、それを意識してか二人とも言葉には出すことはなかった。",
          "zh_text": "虽然两人都意识到了对方对自己的吸引力，但两人却始终没有向对方告白。"
        },
        {
          "id_line": 366,
          "ja_text": "そんな克晶は、実は里穂に隠れてよからぬ行動を起こしていた。",
          "zh_text": "而这样的克晶，其实背地里偷偷对里穂进行着不好的行为。"
        },
        {
          "id_line": 367,
          "ja_text": "1か月ほど前にサイズ変換器を購入した克晶は、自らを50分の1サイズに縮小させ里穂の自宅に無断で侵入していたのだ。",
          "zh_text": "大约一个月之前购入了尺寸变换器的克晶，用它把自己缩小成50分之1的大小擅自潜入了里穂的家。"
        },
        {
          "id_line": 368,
          "ja_text": "そして、里穂の着替えや普段の私生活などを大っぴらに覗いていた。",
          "zh_text": "于是从里穂换衣服的过程到平日的私生活，都被他彻底地窥看了个遍。"
        },
        {
          "id_line": 369,
          "ja_text": "里穂の体は程よい肉付きで、潤い豊かな肌にはハリもあって、まさに美しさを感じることができた。",
          "zh_text": "里穂的胴体肉感恰到好处，水润丰满的肌肤富有弹性，让人实在不禁赞叹美丽。"
        },
        {
          "id_line": 370,
          "ja_text": "ほとばしる欲情を抑えることなどできず、今宵も克晶はサイズ変換器のお世話になろうとしていた。",
          "zh_text": "无法抑制自己内心迸发的情欲的克晶，今晚又想使用尺寸变换器了。"
        },
        {
          "id_line": 371,
          "ja_text": "いつも通り、克晶は里穂の自宅の前に立ち、ドアにある郵便受けに手を挟めながら100分の1サイズに縮小する。",
          "zh_text": "就和平时一样，克晶来到里穂的家宅门前，把手插进门上的快递口，同时把自己缩小到了100分之1的大小。"
        },
        {
          "id_line": 372,
          "ja_text": "やがて、その郵便受け内で大きさを調整して、玄関に降り立つ。",
          "zh_text": "不久，在快递口内调整了一下大小之后，他跳落到了玄关处。"
        },
        {
          "id_line": 373,
          "ja_text": "玄関には、里穂の大小様々な履物が鎮座している。",
          "zh_text": "在玄关处摆放着里穂大大小小的各种鞋物。"
        },
        {
          "id_line": 374,
          "ja_text": "克晶は、その大きな履物を横目に、小走りで素早くリビングの方向へと移動する。",
          "zh_text": "克晶麻利地小跑着穿过这些鞋物迅速向起居室的方向移动。"
        },
        {
          "id_line": 375,
          "ja_text": "里穂「ふんふ～ん♪」",
          "zh_text": "里穂「哼～哼哼♪」"
        },
        {
          "id_line": 376,
          "ja_text": "しばらく移動していると、里穂の鼻歌が聞こえ始める。",
          "zh_text": "刚开始移动不久，他听见里穂在哼歌。"
        },
        {
          "id_line": 377,
          "ja_text": "程なくしてキッチンで作業をしている里穂を発見する。",
          "zh_text": "很快他就发现了在不远处的厨房干活的里穂。"
        },
        {
          "id_line": 378,
          "ja_text": "Ｔシャツに短パンで生足を披露している里穂に、克晶はすっかり釘付けになっていた。",
          "zh_text": "身着T恤和短裤的里穂展露着一双美腿，克晶楞在原地完全看出神了。"
        },
        {
          "id_line": 379,
          "ja_text": "短パンは豊満な太ももによってピッチリと膨れており、その下にはすらっとした長い脚が伸びている。",
          "zh_text": "丰满的大腿撑起短裤产生微妙的勒痕，在这之下延伸出两条修长的腿。"
        },
        {
          "id_line": 380,
          "ja_text": "その最下層には、近くのスーパーの駐車場くらいはありそうな素足が２つ存在している。",
          "zh_text": "在最下层是则像附近超市的停车场一般大小的两只裸足。"
        },
        {
          "id_line": 381,
          "ja_text": "何から何まで興奮を抑えることのできないシチュエーションに克晶は、思わず手を叩いて喜んだ。",
          "zh_text": "这幅场景里的一切都令人兴奋得难以自已，克晶开心得忍不住拍手鼓掌。"
        },
        {
          "id_line": 382,
          "ja_text": "里穂「！？」",
          "zh_text": "里穂「！ ？」"
        },
        {
          "id_line": 383,
          "ja_text": "その瞬間、里穂の大きな素足が上空に舞い、克晶の前方に振り下ろされる。",
          "zh_text": "瞬间，里穂的巨大裸足抬到了空中，落在了克晶的前方。"
        },
        {
          "id_line": 384,
          "ja_text": "ドシーン！",
          "zh_text": "ドシーン！"
        },
        {
          "id_line": 385,
          "ja_text": "克晶は、すぐさま近くにあるラックケースに身を潜める。",
          "zh_text": "克晶赶紧藏身于近处的储物架。"
        },
        {
          "id_line": 386,
          "ja_text": "克晶「やばい、やばい。思わず手を叩いちゃったよ。」",
          "zh_text": "克晶「糟糕糟糕。 一不小心没忍住就拍手了。」"
        },
        {
          "id_line": 387,
          "ja_text": "克晶は、冷静に大きな里穂の行動に目を光らせた。",
          "zh_text": "克晶冷静地警戒着巨大里穂的行动。"
        },
        {
          "id_line": 388,
          "ja_text": "里穂「気のせいかしら･･･。」",
          "zh_text": "里穂「是错觉么……」"
        },
        {
          "id_line": 389,
          "ja_text": "用心深い克晶は、身の危険を感じ、退散する決意を固めた。",
          "zh_text": "小心谨慎的克晶感觉到了自身的危险，决心先逃离这里。"
        },
        {
          "id_line": 390,
          "ja_text": "言いようのない疑念に駆られている里穂に構うことなく、迅速に克晶は部屋を出て行った。",
          "zh_text": "从被无法言喻的疑念驱使的里穂身边躲开后，克晶迅速地从房子里离开了。"
        },
        {
          "id_line": 391,
          "ja_text": "次の日の夜、懲りもせず克晶は再び里穂の部屋を訪れる。",
          "zh_text": "第二天晚上，没尝到教训的克晶再次来访里穂的家。"
        },
        {
          "id_line": 392,
          "ja_text": "克晶「昨日は、全然満喫できなかったからなー。」",
          "zh_text": "克晶「昨天完全没玩够啊所以—— 」"
        },
        {
          "id_line": 393,
          "ja_text": "ブツブツと独り言を言いつつも、いつも通りにリビングへと克晶は向かった。",
          "zh_text": "嘴里愤愤地发着牢骚，克晶还是和往常一样来到了起居室的入口。"
        },
        {
          "id_line": 394,
          "ja_text": "しかし、その日は、リビングの入り口にシートが敷かれていた。",
          "zh_text": "不过，这天起居室的入口没有盖着小地毯。"
        },
        {
          "id_line": 395,
          "ja_text": "さして気にも留めずに、克晶が一歩を踏み出す。",
          "zh_text": "但克晶也没怎么在意，向里跨了一步。"
        },
        {
          "id_line": 396,
          "ja_text": "ピーピーピー",
          "zh_text": "哔——哔——哔——"
        },
        {
          "id_line": 397,
          "ja_text": "その瞬間、けたたましい音がリビング内に響き渡る。",
          "zh_text": "瞬间尖锐嘈杂的声音在起居室内响起。"
        },
        {
          "id_line": 398,
          "ja_text": "里穂「やっぱり、何かいるのね？」",
          "zh_text": "里穂「果然，有什么东西在吧？ 」"
        },
        {
          "id_line": 399,
          "ja_text": "リビングで待機していた里穂が、待っていたかとばかりにズシンズシンと足音を響かせながら接近してくる。",
          "zh_text": "在起居室待机的里穂，似乎等待已久，踏着咚咚的沉重脚步声接近了。"
        },
        {
          "id_line": 400,
          "ja_text": "克晶「や、やばい！！」",
          "zh_text": "克晶「完、完蛋了！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 401,
          "ja_text": "全速力で冷蔵庫の裏側に隠れようとする小さな克晶を里穂は発見する。",
          "zh_text": "克晶以最快速度试图躲到冰箱背面但还是被里穂发现了。"
        },
        {
          "id_line": 402,
          "ja_text": "里穂「あぁー、小人が覗きに来てるのね。」",
          "zh_text": "里穂「啊啊——，是有小人来偷窥了啊。」"
        },
        {
          "id_line": 403,
          "ja_text": "小人とはっきり認識されてしまったことに克晶は、驚きを隠せないでいた。",
          "zh_text": "被清楚地看清是小人这件事让克晶的惊恐难以遮掩。"
        },
        {
          "id_line": 404,
          "ja_text": "しかし、どうにか克晶は冷蔵庫の裏側に隠れることができた。",
          "zh_text": "不过，不管怎样还是勉强成功躲到冰箱背面了。"
        },
        {
          "id_line": 405,
          "ja_text": "後は、頃合いを見ながら里穂の自宅を脱出すればいい。",
          "zh_text": "之后只要找准时机从里穂家里逃离就可以了。"
        },
        {
          "id_line": 406,
          "ja_text": "かなりのピンチに見舞われたものの、まだ克晶の頭は冷静さを保っていた。",
          "zh_text": "虽说眼前遭遇了空前的危机，但克晶还是让头脑保持了冷静。"
        },
        {
          "id_line": 407,
          "ja_text": "里穂「そんなところに隠れても無駄だからねー。」",
          "zh_text": "里穂「藏在那种地方也没用的哦—— 」"
        },
        {
          "id_line": 408,
          "ja_text": "そんな克晶に里穂の不敵な言葉が浴びせかけられる。",
          "zh_text": "里穂对克晶底气十足地大喊。"
        },
        {
          "id_line": 409,
          "ja_text": "里穂の言っている意味がよく伝わらない。",
          "zh_text": "克晶没有很理解里穂话里的意思。"
        },
        {
          "id_line": 410,
          "ja_text": "この状態で、里穂はどういう行動を起こそうとしているのか。",
          "zh_text": "这个状态下里穂是想做什么呢。"
        },
        {
          "id_line": 411,
          "ja_text": "克晶は、上方向、横方向に目を光らせつつ、近くの綿ゴミに隠れながら考えを巡らせていた。",
          "zh_text": "克晶目光警惕着上方和左右，躲进附近的棉质垃圾里同时思考着。"
        },
        {
          "id_line": 412,
          "ja_text": "里穂「よし、これでいいわね。」",
          "zh_text": "里穂「好了，这样就可以了。 」"
        },
        {
          "id_line": 413,
          "ja_text": "その瞬間、克晶を庇護していた冷蔵庫は忽然と姿を消してしまった。",
          "zh_text": "突然克晶借以藏身的冰箱一眨眼就消失不见了。"
        },
        {
          "id_line": 414,
          "ja_text": "里穂「こいつかー。」",
          "zh_text": "里穂「就是你这家伙嘛——」"
        },
        {
          "id_line": 415,
          "ja_text": "慌てて上空を見上げると、里穂もサイズ変換器を持っており、小さくした冷蔵庫をその巨大な指先に摘まんでいた。",
          "zh_text": "慌张地仰头看上方，看见里穂手拿尺寸转换器，缩小了的冰箱被捏在那巨大的手指间。"
        },
        {
          "id_line": 416,
          "ja_text": "小さな冷蔵庫を摘み上げた里穂は、両方の素足で小さな克晶を取り込むように立ち尽くした。",
          "zh_text": "手捏迷你冰箱的里穂，两只裸足稳稳踩地，围住了迷你克晶。"
        },
        {
          "id_line": 417,
          "ja_text": "里穂は、ついに足元にいる克晶の逃げ場を封じこめることに成功したのだ。",
          "zh_text": "里穂终于成功封锁了脚边的克晶的去路。"
        },
        {
          "id_line": 418,
          "ja_text": "里穂「あんたが覗いてたのね？」",
          "zh_text": "里穂「就是你来偷窥的对吧？」"
        },
        {
          "id_line": 419,
          "ja_text": "克晶「あ、あわわ･･･。」",
          "zh_text": "克晶「啊、啊哇哇……」"
        },
        {
          "id_line": 420,
          "ja_text": "そこには克晶に見せていた普段の優しさなど微塵にも感じられない冷徹な表情の里穂がいた。",
          "zh_text": "站在克晶眼前的是丝毫感觉不到平时的温柔，表情冷酷严肃的里穂。"
        },
        {
          "id_line": 421,
          "ja_text": "怖さに震える克晶は、自らの体を10分の1サイズに戻すと、里穂の両方の素足の間を駆け出す。",
          "zh_text": "恐惧到浑身颤抖的克晶，把自己的身体恢复到10分之1的大小，从里穂的两只裸足之间奔逃而出。"
        },
        {
          "id_line": 422,
          "ja_text": "里穂「あっ、うそ！？　大きくなるなんて！」",
          "zh_text": "里穂「啊っ、骗人！ ？竟然变大了！」"
        },
        {
          "id_line": 423,
          "ja_text": "すかさず、里穂は自分のサイズ変換器で、床を駆け出す克晶を縮小させようとする。",
          "zh_text": "里穂见状赶紧拿出自己的尺寸变换机，想把在地面上奔逃着的克晶缩小。"
        },
        {
          "id_line": 424,
          "ja_text": "克晶「うわあああ！！」",
          "zh_text": "克晶「呜哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 425,
          "ja_text": "里穂「待ちなさいっ！」",
          "zh_text": "里穂「不要跑っ！ 」"
        },
        {
          "id_line": 426,
          "ja_text": "それでも間一髪、克晶はリビングの外へと脱出することに成功する。",
          "zh_text": "生死存亡之际，克晶还是成功逃脱到了起居室外。"
        },
        {
          "id_line": 427,
          "ja_text": "やがて、克晶は完全に元のサイズに戻ってしまう。",
          "zh_text": "克晶迅速把自己恢复到原来的尺寸。"
        },
        {
          "id_line": 428,
          "ja_text": "そこにリビングを出てきた里穂がドアを開ける。",
          "zh_text": "与此同时，从起居室追出的里穂打开了门。"
        },
        {
          "id_line": 429,
          "ja_text": "里穂「あっ！！　えいっ！！」",
          "zh_text": "里穂「啊っ！ ！唉咿っ！！」"
        },
        {
          "id_line": 430,
          "ja_text": "そして、里穂は、逃げ出す謎の小人へ自らのサイズ変換器を照射する。",
          "zh_text": "里穂就这么用自己的尺寸变换器照射了刚刚逃出来的迷之小人。"
        },
        {
          "id_line": 431,
          "ja_text": "克晶「うわあああ！！」",
          "zh_text": "克晶「呜哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 432,
          "ja_text": "元の大きさに戻った克晶は再びグングンと小さくなっていく。",
          "zh_text": "刚恢复到原本大小的克晶又再次猛地缩回了迷你尺寸。"
        },
        {
          "id_line": 433,
          "ja_text": "相対的に後方に立っている里穂がドンドンと大きくなっていく。",
          "zh_text": "而他眼中站在身后的里穂则相对的不断变大。"
        },
        {
          "id_line": 434,
          "ja_text": "小さくなっていく克晶を嘲笑うように里穂が一歩一歩近づいてくる。",
          "zh_text": "就像在嘲笑变得渺小的克晶一般，里穂一步步逼近。"
        },
        {
          "id_line": 435,
          "ja_text": "克晶「り、里穂ちゃん！！」",
          "zh_text": "克晶「里、里穂酱！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 436,
          "ja_text": "里穂「あらっ･･･、サイズが1000分の1になってたわ。」",
          "zh_text": "里穂「啊啦っ……尺寸变成1000分之1了啊。 」"
        },
        {
          "id_line": 437,
          "ja_text": "克晶「うそっ！！　待ってよ！！」",
          "zh_text": "克晶「骗人的吧っ！ ！等等！！」"
        },
        {
          "id_line": 438,
          "ja_text": "里穂「踏んづけてあげるわね。」",
          "zh_text": "里穂「把你踩死吧。 」"
        },
        {
          "id_line": 439,
          "ja_text": "克晶「はあぁっ！？」",
          "zh_text": "克晶「蛤啊啊っ！ ？」"
        },
        {
          "id_line": 440,
          "ja_text": "克晶はいつの間にか土下座をしていた。",
          "zh_text": "克晶不知何时已经摆出了土下座姿态下跪道歉。"
        },
        {
          "id_line": 441,
          "ja_text": "必死に許しを請うしか方法が思いつかなかったのだ。",
          "zh_text": "已经想不出除了拼死乞求原谅以外的办法了。"
        },
        {
          "id_line": 442,
          "ja_text": "克晶「ごめんなさい、ごめんなさい･･･」",
          "zh_text": "克晶「对不起、对不起……」"
        },
        {
          "id_line": 443,
          "ja_text": "しかし、縮小が終わった克晶を待っていたのは、里穂の巨大な素足であった。",
          "zh_text": "然而等待着缩小完毕的克晶的只有里穂的巨大裸足。"
        },
        {
          "id_line": 444,
          "ja_text": "小さな克晶の上空を全長240ｍはあろうかという里穂の素足が覆う。",
          "zh_text": "小小的克晶上空被全长将近240米的里穂的裸足覆盖了。"
        },
        {
          "id_line": 445,
          "ja_text": "やがて、その大きな素足はゆっくりと下降を始める。",
          "zh_text": "很快，那只巨大裸足开始慢慢下降。"
        },
        {
          "id_line": 446,
          "ja_text": "恐ろしくも実に雄大に里穂の素足は降りてくる。",
          "zh_text": "里穂那恐怖而又壮观的裸足向自己落下了。"
        },
        {
          "id_line": 447,
          "ja_text": "徐々に克晶の周囲は里穂の素足に覆われていく。",
          "zh_text": "克晶的周围渐渐被里穂的裸足所笼罩。"
        },
        {
          "id_line": 448,
          "ja_text": "それでも、克晶は全速力で巨大な肌色の平面から逃げ出していた。",
          "zh_text": "即便如此，克晶还是以最大速度狂奔试图从这巨大的肤色平面逃离。"
        },
        {
          "id_line": 449,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 450,
          "ja_text": "里穂が素足を床に着地させたものの、ゆっくりと足を下ろしていった為、克晶は逃げ出すことに成功していた。",
          "zh_text": "里穂的裸足落地了，但因为落脚的速度缓慢，克晶成功逃过了一死。"
        },
        {
          "id_line": 451,
          "ja_text": "克晶「はぁ、はぁ、はぁ･･･。里穂ちゃん･･･。」",
          "zh_text": "克晶「哈啊、哈啊、哈啊……里穂酱……」"
        },
        {
          "id_line": 452,
          "ja_text": "克晶は、里穂の巨大な素足の真横で大きく呼吸を整えていた。",
          "zh_text": "克晶在里穂巨大的素足侧旁大口喘气调整呼吸。"
        },
        {
          "id_line": 453,
          "ja_text": "しかし、次の瞬間、真横にあった巨大な素足は上空へと姿を消す。",
          "zh_text": "然而下一个瞬间，身边的巨大裸足又迅速冲向了上空从视野里消失了。"
        },
        {
          "id_line": 454,
          "ja_text": "ズッシイイイン！！",
          "zh_text": "ズッシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 455,
          "ja_text": "ベッタアアアン！！",
          "zh_text": "ベッタアアアン！"
        },
        {
          "id_line": 456,
          "ja_text": "ドシイイン！！",
          "zh_text": "ドシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 457,
          "ja_text": "ズダアアン！！",
          "zh_text": "ズダアアン！"
        },
        {
          "id_line": 458,
          "ja_text": "克晶のいる周辺は猛烈な勢いで里穂の素足が振り下ろされた。",
          "zh_text": "里穂的裸足向着附近克晶所在的区域以猛烈的气势践踏。"
        },
        {
          "id_line": 459,
          "ja_text": "しかも、里穂は素足を床にこすりつけ、確実に小人の命を奪い去ろうと躍起になっていた。",
          "zh_text": "不仅如此，里穂还用裸足在地板上极力搓碾，以保证能确实地夺去小人的性命。"
        },
        {
          "id_line": 460,
          "ja_text": "当然、その巨大な素足を避けきれるはずもなく、克晶はその短い一生を里穂の足下で終えてしまった。",
          "zh_text": "从这样的巨大裸足下逃离当然是完全不可能的事情，克晶短暂的一生就在里穂的脚下终结了。"
        },
        {
          "id_line": 461,
          "ja_text": "里穂「はあ、さっぱりした。」",
          "zh_text": "里穂「呼，终于爽快啦。」"
        },
        {
          "id_line": 462,
          "ja_text": "謎の小人をやっつけた感のある里穂は、悩ましい疑念からついに解放されることになったのだ。",
          "zh_text": "充分感受到自己干掉了迷之小人的里穂，终于从之前烦人的猜忌疑虑中被解放了。"
        },
        {
          "id_line": 463,
          "ja_text": "しかし、克晶が行方不明になったことを里穂は、翌日に知ることになる。",
          "zh_text": "次日，里穂才得知克晶失踪的事情。"
        },
        {
          "id_line": 464,
          "ja_text": "必死に克晶の無事を祈る里穂ではあったが、行方不明の真相を知っているものは、実は誰一人としていなかったのだ。",
          "zh_text": "里穂拼命祈祷着克晶能平安无事，而失踪事件的真相则再也没有任何人知道了。"
        },
        {
          "id_line": 465,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 466,
          "ja_text": "6",
          "zh_text": "6"
        },
        {
          "id_line": 467,
          "ja_text": "英康「ふう、はあ、苦しいけど気持ちいい･･･」",
          "zh_text": "英康「呼唔，哈啊，好痛苦但是又好舒服……」"
        },
        {
          "id_line": 468,
          "ja_text": "穂波「ねえ、もういいでしょ？」",
          "zh_text": "穂波「哎，已经可以了吧？ 」"
        },
        {
          "id_line": 469,
          "ja_text": "英康「もう少しだけ･･･」",
          "zh_text": "英康「再一小会儿就好……」"
        },
        {
          "id_line": 470,
          "ja_text": "穂波（何、コイツ･･･。）",
          "zh_text": "穂波（什么呀、这家伙…… ）"
        },
        {
          "id_line": 471,
          "ja_text": "中規模の商社で経理を担当している24歳の坂下穂波は、憂鬱を感じていた。",
          "zh_text": "在中规模的贸易公司担当经理职务的２４岁的坂下穂波，最近感到很忧郁。"
        },
        {
          "id_line": 472,
          "ja_text": "里穂の恋人である藤堂英康は1つ上のサラリーマンである。",
          "zh_text": "里穂的恋人是比她大一年的职员藤堂英康。"
        },
        {
          "id_line": 473,
          "ja_text": "実は、英康はサイズ変換器を使って、10分の1サイズに縮んでいるのだ。",
          "zh_text": "事情是这样，英康使用了尺寸变换器，缩小到了１０分之１的大小。"
        },
        {
          "id_line": 474,
          "ja_text": "そして、穂波の25cmはあろう素足に今まさに踏みつけられているのだ。",
          "zh_text": "然后，现在正被穂波用她２５厘米长的裸足踩着。"
        },
        {
          "id_line": 475,
          "ja_text": "穂波は163cmで、セミロングヘアーが似合う童顔の持ち主だ。",
          "zh_text": "穂波身高１６３，有着与她的半长发相称的童颜。"
        },
        {
          "id_line": 476,
          "ja_text": "しかも、穂波の素足は指が長く、全体の形も整っていて、なおかつ足の裏が黄色っぽいのだ。",
          "zh_text": "不但如此，穂波的裸足脚趾修长，整体脚型也精致匀称，而且脚底略带黄色。"
        },
        {
          "id_line": 477,
          "ja_text": "その穂波の魅力あふれる素足で体全体を撫でられたり、踏みつけたり、臭いを感じたりすることは、英康にとって至高のひと時なのだ",
          "zh_text": "被穂波充满魅力的素足抚弄、踩踏全身，感受品味着臭味，对英康来说这是最令人享受的瞬间。"
        },
        {
          "id_line": 478,
          "ja_text": "英康は、1週間前にサイズ変換器を購入してから毎日、縮小して穂波の足の裏を楽しんでいた。",
          "zh_text": "英康从一周前购入了尺寸变换器开始，每天都会缩小自己到穂波的脚底下享乐。"
        },
        {
          "id_line": 479,
          "ja_text": "しかし、穂波にしてみれば、小さな恋人に奉仕しているだけで、自身にはフラストレーションがたまりにたまっていた。",
          "zh_text": "然而对穂波来说，一直这样单方面为小小的恋人服务，只能忍受欲求和不满在内心累积。"
        },
        {
          "id_line": 480,
          "ja_text": "英康「はぁ、はぁ、はぁ･･･。もうOKだよ。」",
          "zh_text": "英康「哈啊、蛤啊、哈啊…… 已经OK了哟。」"
        },
        {
          "id_line": 481,
          "ja_text": "英康は、穂波の足の裏から這い出てくると、肩で息をしながらそうつぶやいた。",
          "zh_text": "英康喘着气调整着困难的呼吸，一边叨咕着一边从穂波的脚底下爬出。"
        },
        {
          "id_line": 482,
          "ja_text": "穂波「ねえ、英康ー。早く元に戻ってよー。」",
          "zh_text": "穂波「喂，英康—— 快点变回来啦——」"
        },
        {
          "id_line": 483,
          "ja_text": "英康「少し休ませてくれ。」",
          "zh_text": "英康「稍微让我休息一会儿。」"
        },
        {
          "id_line": 484,
          "ja_text": "そのまま、英康は横になったまま眠りについてしまった。",
          "zh_text": "说完，英康躺在地上，然后就这么睡着了。"
        },
        {
          "id_line": 485,
          "ja_text": "穂波「もう！また、眠っちゃうんだから！知らないっ！！！」",
          "zh_text": "穂波「真是的！ 又是就这样睡着了！不认识你！！！」"
        },
        {
          "id_line": 486,
          "ja_text": "こうして、ドスドスと足音を響かせながら、穂波は帰っていった。",
          "zh_text": "说着，穂波用力踏响着脚步声回家了。"
        },
        {
          "id_line": 487,
          "ja_text": "そんな毎日が続いていたある日、穂波はとうとう英康に怒りをぶつける。",
          "zh_text": "不断重复着相同的每一天，穂波终于是对英康发怒了。"
        },
        {
          "id_line": 488,
          "ja_text": "穂波「いっつもいっつも、私ばかり奉仕してるじゃないの！！」",
          "zh_text": "穂波「一直都一直都，完全都是我单方面地在服务你不是嘛！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 489,
          "ja_text": "英康「い、いやいや。そう言うなよ･･･。」",
          "zh_text": "英康「呃、不不是， 别这样说嘛。。。」"
        },
        {
          "id_line": 490,
          "ja_text": "穂波「あなたを踏み潰さないように気を配るの結構疲れるのよ！」",
          "zh_text": "穂波「要一直小心注意着保持不会踩死你的重量真的超累的唉！ 」"
        },
        {
          "id_line": 491,
          "ja_text": "英康「まあ、確かに重いのは事実だよなぁ･･･。」",
          "zh_text": "英康「嘛啊，挺重的这倒的确是事实呢…… 」"
        },
        {
          "id_line": 492,
          "ja_text": "穂波「はあぁっ！？　何言ってんのよ！！！」",
          "zh_text": "穂波「蛤啊っ！ ？说什么呢你！！！」"
        },
        {
          "id_line": 493,
          "ja_text": "英康「ごめん、ごめん。じゃあ、明日からはこの器械使わないよ。」",
          "zh_text": "英康「抱歉抱歉。那，明天开始我就不用这个机器啦」"
        },
        {
          "id_line": 494,
          "ja_text": "穂波「･････」",
          "zh_text": "穂波「……」"
        },
        {
          "id_line": 495,
          "ja_text": "英康「その代わり、今日までは宜しく頼むよ～。」",
          "zh_text": "英康「但是呢，今天的份还是拜托你啦～。 」"
        },
        {
          "id_line": 496,
          "ja_text": "そう言うと、英康はサイズ変換器を操作して、毎度の通り10分の1サイズに縮小した。",
          "zh_text": "这么边说着，英康边操作着尺寸变换器，和往常一样把自己缩小到了１０分之１的尺寸。"
        },
        {
          "id_line": 497,
          "ja_text": "英康の行動にはさすがに穂波も呆れ返ってしまった。",
          "zh_text": "看着英康的行动穂波也只能一脸懵逼。"
        },
        {
          "id_line": 498,
          "ja_text": "穂波「･･････で、何をすればいいの？」",
          "zh_text": "穂波「･･････那，我现在要做什么？ 」"
        },
        {
          "id_line": 499,
          "ja_text": "英康「今日は穂波の素足を持ち上げてみたい。」",
          "zh_text": "英康「今天想把穂波的裸足给抬起来试试。」"
        },
        {
          "id_line": 500,
          "ja_text": "穂波「そんなの無理に決まってる。私、重いもん。」",
          "zh_text": "穂波「那种事情肯定不可能。 我，很重的是吧。」"
        },
        {
          "id_line": 501,
          "ja_text": "英康「いや、まあ、その物凄い重さを体感したいし･･･。」",
          "zh_text": "英康「不是，嘛啊，就是，想用身体体验看看那吓人的重量感･･････ 」"
        },
        {
          "id_line": 502,
          "ja_text": "その瞬間、穂波の素足が勢いよく床に着地する。",
          "zh_text": "瞬间，穂波的素足猛地砸到地板上。"
        },
        {
          "id_line": 503,
          "ja_text": "ベッターン！！",
          "zh_text": "ベッターン！"
        },
        {
          "id_line": 504,
          "ja_text": "不意の攻撃に英康は思わず転倒する。",
          "zh_text": "出其不意的攻击让英康不由摔倒在地。"
        },
        {
          "id_line": 505,
          "ja_text": "穂波「即効で踏みつぶしてあげようか。」",
          "zh_text": "穂波「信不信我现在立马就踩死你。 」"
        },
        {
          "id_line": 506,
          "ja_text": "英康「冗談だって！冗談に決まってるじゃないか。」",
          "zh_text": "英康「玩笑啦！ 明显只是开个玩笑的啦。 」"
        },
        {
          "id_line": 507,
          "ja_text": "穂波「本当に殺意が芽生えそうだったんだけど。」",
          "zh_text": "穂波「然而我萌生的杀意是真的耶。 」"
        },
        {
          "id_line": 508,
          "ja_text": "明らかに不機嫌そうな穂波に気にすることなく、英康はリビングに置かれている1辺が40cmの正方形の枠へと穂波を誘う。",
          "zh_text": "无视了穂波露出的明显的不爽感，英康把穂波带到了客厅放着的一个边长４０ｃｍ左右的方形框子这里。"
        },
        {
          "id_line": 509,
          "ja_text": "高さが10cm程のその物体は、外枠が木枠で囲まれており、枠の中身には粘土が敷き詰められていた。",
          "zh_text": "这个高度１０ｃｍ左右的物体，外面一圈用木框架围住，框子内部用粘土铺满。"
        },
        {
          "id_line": 510,
          "ja_text": "おそらく英康がショッピングセンターなどで調達して、自分で作った代物であろう。",
          "zh_text": "估计是英康去购物中心采购材料之后，自己手工做的东西吧。"
        },
        {
          "id_line": 511,
          "ja_text": "穂波「これは？」",
          "zh_text": "穂波「这个是？ 」"
        },
        {
          "id_line": 512,
          "ja_text": "英康「この粘土に穂波の足型をつけてほしいんだけど、めいっぱい力強く。」",
          "zh_text": "英康「想用这个粘土印下穂波的脚模型，请你倾注全力」"
        },
        {
          "id_line": 513,
          "ja_text": "穂波「それだけでいいの？あなたは何をしてるの？」",
          "zh_text": "穂波「只要这样就可以了？ 那你自己去干什么？ 」"
        },
        {
          "id_line": 514,
          "ja_text": "英康「僕は、その足が降りてくる様子を間近で見学する。」",
          "zh_text": "英康「我呢，就在脚丫落下的时候，在临近处观摩学习吧。 」"
        },
        {
          "id_line": 515,
          "ja_text": "相も変わらず、馬鹿な発想を思いつくもんだと穂波は呆れていた。",
          "zh_text": "还是和平时一样，傻瓜一样的想法让穂波惊呆了。"
        },
        {
          "id_line": 516,
          "ja_text": "英康「うーんと、僕がメールで合図を出すから、そうしたらまず右足を下ろして。」",
          "zh_text": "英康「唔ー嗯，我发出作为信号的邮件之后，你就先落下右脚吧。 」"
        },
        {
          "id_line": 517,
          "ja_text": "穂波「メール？」",
          "zh_text": "穂波「邮件？ 」"
        },
        {
          "id_line": 518,
          "ja_text": "英康「うん。その後で左足を下ろしてほしいんだ。」",
          "zh_text": "英康「嗯。 希望在这之后再落下左脚。」"
        },
        {
          "id_line": 519,
          "ja_text": "穂波「わかったわ。じゃあ、いくわよ。」",
          "zh_text": "穂波「知道了。 那么，要来了哦。」"
        },
        {
          "id_line": 520,
          "ja_text": "英康「ああ、ちょっと待ってよ！　メールで合図するからさ！」",
          "zh_text": "英康「啊啊，等一下的说！ 记住用邮件作为信号！」"
        },
        {
          "id_line": 521,
          "ja_text": "穂波「はいはい･･･。」",
          "zh_text": "穂波「好好好…… 」"
        },
        {
          "id_line": 522,
          "ja_text": "穂波は、英康の準備が整うまで別室へ移動した。",
          "zh_text": "在英康完成准备之前，穂波闲逛到别的房间去了。"
        },
        {
          "id_line": 523,
          "ja_text": "その時を待ち望んでいたように、英康は再びサイズ変換器を操作する。",
          "zh_text": "好像是一直期待着这个机会一样，英康立刻再次操作了尺寸变换器。"
        },
        {
          "id_line": 524,
          "ja_text": "さらに10分の1サイズに縮小したのだ。",
          "zh_text": "再往下缩小了１０分之１。"
        },
        {
          "id_line": 525,
          "ja_text": "これで、英康は、トータルして100分の1サイズまでに縮んだことになる。",
          "zh_text": "这样，现在英康就总共缩小到１００分之１的大小了。"
        },
        {
          "id_line": 526,
          "ja_text": "そして、そそくさと木枠に作ってあった小さな梯子を上り、枠の上へと降り立ったのだ。",
          "zh_text": "然后，匆匆爬上事先在木框边上留下的小型梯子，爬到了木框上。"
        },
        {
          "id_line": 527,
          "ja_text": "穂波「ねえー、まだー？」",
          "zh_text": "穂波「喂——还没好？」"
        },
        {
          "id_line": 528,
          "ja_text": "ここまでで約10分弱は経過しただろうか。",
          "zh_text": "到现在也就过了不到十分钟吧。"
        },
        {
          "id_line": 529,
          "ja_text": "待ちくたびれた穂波から、催促の返事が聞こえてきた。",
          "zh_text": "等得不耐烦的穂波，开始催促了。"
        },
        {
          "id_line": 530,
          "ja_text": "英康は、枠に腰かけて急いで穂波へメールを打つ。",
          "zh_text": "英康，在木框上坐下，赶紧码邮件发给穂波。"
        },
        {
          "id_line": 531,
          "ja_text": "『準備OKです。早速、足型をつけてください。",
          "zh_text": "『准备OK了。 快一点，摹印上脚的形状吧。"
        },
        {
          "id_line": 532,
          "ja_text": "ゆっくりと、確実にね＾＾』",
          "zh_text": "缓慢而又准确地＾＾』"
        },
        {
          "id_line": 533,
          "ja_text": "ズゥゥン！",
          "zh_text": "ズゥゥン！"
        },
        {
          "id_line": 534,
          "ja_text": "ズゥゥン！",
          "zh_text": "ズゥゥン！"
        },
        {
          "id_line": 535,
          "ja_text": "程なくして、下から突き上げるような地響きが聞こえてくる。",
          "zh_text": "不久，感到巨大的地鸣声从身体下面顶起。"
        },
        {
          "id_line": 536,
          "ja_text": "その地響きは着実に大きく激しくなっていった。",
          "zh_text": "巨大的地响声踏实又激烈。"
        },
        {
          "id_line": 537,
          "ja_text": "ズシィィン！",
          "zh_text": "ズシィィン！"
        },
        {
          "id_line": 538,
          "ja_text": "ズシィィン！",
          "zh_text": "ズシィィン！"
        },
        {
          "id_line": 539,
          "ja_text": "穂波の歩行によって繰り出される衝撃は、英康を興奮のるつぼに巻き込んでいた。",
          "zh_text": "随着穂波的步行而交替袭来的冲击，让英康内心陷入了兴奋的狂潮。"
        },
        {
          "id_line": 540,
          "ja_text": "ズシイイン！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 541,
          "ja_text": "英康「うおおっ･･･、穂波、でっけーなあ。」",
          "zh_text": "英康「唔哦哦っ……穂波、超大的啊。 」"
        },
        {
          "id_line": 542,
          "ja_text": "そして、とうとう英康のもとに100倍サイズの巨大な穂波が出現する。",
          "zh_text": "然后英康眼中百倍大的巨大穂波出现了。"
        },
        {
          "id_line": 543,
          "ja_text": "穂波「あれ？　英康がいないけど･･･」",
          "zh_text": "穂波「啊咧？ 英康人去哪儿了･･･」"
        },
        {
          "id_line": 544,
          "ja_text": "♪～",
          "zh_text": "♪～"
        },
        {
          "id_line": 545,
          "ja_text": "英康からメールが届く。",
          "zh_text": "从英康那儿传来了邮件。"
        },
        {
          "id_line": 546,
          "ja_text": "『僕のことは気にせず、そのままその大きな足で踏んづけて～』",
          "zh_text": "『请不要在意我的事情，就这样把你的巨足踩下来吧～』"
        },
        {
          "id_line": 547,
          "ja_text": "穂波「はぁ･･･、めんどくさいな･･･。」",
          "zh_text": "穂波「哈啊……好麻烦呐……」"
        },
        {
          "id_line": 548,
          "ja_text": "そのまま穂波は、リビングに置かれた木枠を目指した。",
          "zh_text": "穂波就这么朝着客厅摆放着的木框走去。"
        },
        {
          "id_line": 549,
          "ja_text": "ドンッ！",
          "zh_text": "ドンッ！"
        },
        {
          "id_line": 550,
          "ja_text": "しかし、あまり乗り気ではない穂波は、無造作に歩いた結果、木枠にぶつかってしまった。",
          "zh_text": "然而作为没干劲的穂波那漫不经心的步伐的结果，木框被踢撞到了一下。"
        },
        {
          "id_line": 551,
          "ja_text": "穂波「あれっ、ぶつかっちゃったけど、まぁ、いっか。」",
          "zh_text": "穂波「啊呀，踢到了一下，嘛啊没关系的吧。 」"
        },
        {
          "id_line": 552,
          "ja_text": "こうして穂波は、左の素足を持ち上げた。",
          "zh_text": "穂波就这样抬起了左裸足。"
        },
        {
          "id_line": 553,
          "ja_text": "その刹那、英康はパニックに陥っていた。",
          "zh_text": "刹那间，英康陷入了恐慌。"
        },
        {
          "id_line": 554,
          "ja_text": "英康にとって誤算が２つあった。",
          "zh_text": "对英康来说有两个误算。"
        },
        {
          "id_line": 555,
          "ja_text": "１つは、穂波が木枠にぶつかるということ。",
          "zh_text": "其一是没想到穂波会踢到木框。"
        },
        {
          "id_line": 556,
          "ja_text": "そのせいで、枠に腰かけていた英康は、敷き詰められている粘土の上に投げ出されてしまったのだ。",
          "zh_text": "这一踢，让坐在木框上的英康，被弹飞到了铺满木框内侧的粘土上。"
        },
        {
          "id_line": 557,
          "ja_text": "もう１つは、穂波が右足ではなく左足を持ち上げたということ。",
          "zh_text": "还有一个没想到，是没想到穂波没有先抬起右脚而是抬起了左脚。"
        },
        {
          "id_line": 558,
          "ja_text": "英康は、右の素足の着地を間近で見たいがために、穂波の右足が着地する側とは反対の方向の木枠に座っていたのだ。",
          "zh_text": "英康，因为想好好观赏右边的裸足触地的整个过程，坐在了穂波右脚触地的那侧的另一边。"
        },
        {
          "id_line": 559,
          "ja_text": "この２つの誤算の結果、英康に何が起こったのか。",
          "zh_text": "这两个误算的结果让英康现在处于一个什么样的处境呢。"
        },
        {
          "id_line": 560,
          "ja_text": "そう、英康の上空は穂波の25cmはある巨大な素足で覆われてしまったのだ。",
          "zh_text": "没错，英康的上空被穂波的２５ｃｍ长的巨大素足所覆盖了。"
        },
        {
          "id_line": 561,
          "ja_text": "穂波の黄色い足の裏は薄暗さの中、確実にゆっくりと英康に近づいてきていた。",
          "zh_text": "穂波的略泛黄的脚底在淡淡的黑暗中，缓慢而确实地向英康靠近。"
        },
        {
          "id_line": 562,
          "ja_text": "英康「ほ、穂波ー！！　待って！！　踏み潰される！！」",
          "zh_text": "英康「穂、穂波ー！ ！等一下！！会被踩死的！！」"
        },
        {
          "id_line": 563,
          "ja_text": "たかだか100分の1サイズの人間の叫びなど、穂波の耳に届くはずもない。",
          "zh_text": "充其量只有１００之１大小的人类的喊叫声，没可能传达得到穂波的耳朵里。"
        },
        {
          "id_line": 564,
          "ja_text": "穂波は、愛する英康目がけて、自身の大きくて均整のとれた素足を差し出す。",
          "zh_text": "穂波向着心爱的英康，伸出了自己巨大而匀称的裸足。"
        },
        {
          "id_line": 565,
          "ja_text": "英康にとって、なおも不幸なのは、地面が粘土だということだ。",
          "zh_text": "对英康来说更不幸的是，现在的地面是粘土。"
        },
        {
          "id_line": 566,
          "ja_text": "足下がグニャッとして逃げ出しにくい環境になっている。",
          "zh_text": "脚下黏不拉几的，成了非常不利于逃走的环境。"
        },
        {
          "id_line": 567,
          "ja_text": "そんな中、必死に英康は穂波にメールを送る。",
          "zh_text": "陷在这之中的英康拼死向穂波发出了邮件。"
        },
        {
          "id_line": 568,
          "ja_text": "♪～",
          "zh_text": "♪～"
        },
        {
          "id_line": 569,
          "ja_text": "『待って！覆わないで！！』",
          "zh_text": "『等等！ 别盖过来！！』"
        },
        {
          "id_line": 570,
          "ja_text": "穂波「え、これって、どういうこと？」",
          "zh_text": "穂波「诶，现在是，怎么回事儿？ 」"
        },
        {
          "id_line": 571,
          "ja_text": "なおも、穂波の巨大な素足の落下は止まらない。",
          "zh_text": "即使如此，穂波的巨大裸足也没有停止落下。"
        },
        {
          "id_line": 572,
          "ja_text": "小さな英康の上空10mには穂波の足の裏が接近している。",
          "zh_text": "穂波的脚底接近到了渺小的英康的上空１０米处。"
        },
        {
          "id_line": 573,
          "ja_text": "さらに、英康は穂波に電話を試みるも、電波がない状態でつながらない。",
          "zh_text": "而且英康就算想打电话给穂波，也发现连不上电波信号。"
        },
        {
          "id_line": 574,
          "ja_text": "もう一度、英康はメールを送信する。",
          "zh_text": "英康再次发送了一封邮件。"
        },
        {
          "id_line": 575,
          "ja_text": "♪～",
          "zh_text": "♪～"
        },
        {
          "id_line": 576,
          "ja_text": "『やって！！このままだと、つばされちゃう。』",
          "zh_text": "『快！ ！ 这样下去，要北拜四了。 』"
        },
        {
          "id_line": 577,
          "ja_text": "穂波「？？？　つばされるってどういうこと？」",
          "zh_text": "穂波「？ ？？北拜四是什么东西？」"
        },
        {
          "id_line": 578,
          "ja_text": "ここにきて、慌てふためく英康は、メールを打ち間違えてしまう。",
          "zh_text": "刚才一直在慌张地大喊大叫的英康，把邮件打错字了。"
        },
        {
          "id_line": 579,
          "ja_text": "英康「あああああ、もうだめだ！！」",
          "zh_text": "英康「呃啊啊啊啊，已经没救了！！」"
        },
        {
          "id_line": 580,
          "ja_text": "穂波の足の裏の固い皮膚が英康の頭を押さえつける。",
          "zh_text": "穂波足底结实的皮肤已经碰触到了英康的头部。"
        },
        {
          "id_line": 581,
          "ja_text": "英康は、這いつくばりながらも必死で逃げる。",
          "zh_text": "英康在脚下全力匍匐爬动拼命地想要逃走。"
        },
        {
          "id_line": 582,
          "ja_text": "しかし、這いつくばる英康の背中も足の裏に押さえつけられる。",
          "zh_text": "然而，脚底终于压上了拼命蠕动着的英康的背脊。"
        },
        {
          "id_line": 583,
          "ja_text": "とうとう、英康は穂波の足の裏に押さえつけられてしまう。",
          "zh_text": "英康终于被穂波的脚底完全踩住了。"
        },
        {
          "id_line": 584,
          "ja_text": "しかも、足の裏からは汗の湿り気と腐敗臭漂う臭いが放たれており、英康の命は風前のともしびであった。",
          "zh_text": "脚底散发出汗水的水分和带着恶臭的气味，英康的生命已然是风中残烛。"
        },
        {
          "id_line": 585,
          "ja_text": "英康「くっ！！　仕方ない！！」",
          "zh_text": "英康「咕っ！ ！没办法了！！」"
        },
        {
          "id_line": 586,
          "ja_text": "穂波「ん？　足の裏に何かあるわ･･･。」",
          "zh_text": "穂波「嗯？ 感觉脚底好像有什么东西……」"
        },
        {
          "id_line": 587,
          "ja_text": "違和感を覚えた穂波より先に、英康は圧迫から解放されるべくサイズ変換器でさらに10分の1サイズに縮小した。",
          "zh_text": "在穂波感觉到违和感之前，英康就为了能从巨大压迫中解放，再次用尺寸变换器把自己缩小了１０分之１。"
        },
        {
          "id_line": 588,
          "ja_text": "そして、次の瞬間、英康を覆い尽くしていた足の裏が上空へと運ばれる。",
          "zh_text": "然后，下一个瞬间，覆盖着英康全身的足底向上空抬去。"
        },
        {
          "id_line": 589,
          "ja_text": "英康「ああ、助かっ･･･」",
          "zh_text": "英康「啊啊，得救･･･」"
        },
        {
          "id_line": 590,
          "ja_text": "しかし、そのとき、穂波の足の裏から出た一滴の汗が1000分の1という小さな英康を濡らす。",
          "zh_text": "然而，１０００分之１大小的小小英康，被穂波的脚底产生的仅一滴量的脚汗给浸透了全身。"
        },
        {
          "id_line": 591,
          "ja_text": "すると、その汗に吸い込まれるように英康は穂波の巨大な足の裏にはりついたまま上空へと運ばれてしまう。",
          "zh_text": "就这样英康被包裹着自己的脚汗的张力困住，被汗水强行贴在了穂波的脚底带到了空中。"
        },
        {
          "id_line": 592,
          "ja_text": "やがて、その巨大な素足は何の躊躇もなく固いフローリングの床へ降ろされようとしていた。",
          "zh_text": "没留给他多少时间，巨大的裸足就又毫不留情地朝着底下坚实的木地板落下了。"
        },
        {
          "id_line": 593,
          "ja_text": "英康「うわああああっ！！」",
          "zh_text": "英康「呜哇啊啊啊啊っ！！」"
        },
        {
          "id_line": 594,
          "ja_text": "ズッシイイイン！！！",
          "zh_text": "ズッシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 595,
          "ja_text": "ピチッ！",
          "zh_text": "噗嗤ッ！"
        },
        {
          "id_line": 596,
          "ja_text": "穂波は1000分の1サイズしかない英康に自身の重量をまともにくらわしてしまった。",
          "zh_text": "穂波让１０００分之１大小的英康正面品尝到了她全身的重量。"
        },
        {
          "id_line": 597,
          "ja_text": "当然、何の抵抗もできずに英康は潰されてしまったのだが、さらに悲しいことに穂波は、英康を潰したことにすら気が付かなかった。",
          "zh_text": "当然，英康完全做不出任何反抗就粉碎在了她的脚底，更悲惨的是，穂波本人连把英康碾碎了这件事情都完全没有注意到。"
        },
        {
          "id_line": 598,
          "ja_text": "こうして、主のいなくなった部屋で穂波は、足型をきっちりとつけ、その後の指示をしばらく待っていたのだった。",
          "zh_text": "在失去了主人的房间内，穂波整齐地摹印好了脚型，等待着后续的指示。"
        },
        {
          "id_line": 599,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 600,
          "ja_text": "7",
          "zh_text": "7"
        },
        {
          "id_line": 601,
          "ja_text": "瀬川「うーん、成功したかしら･･･。」",
          "zh_text": "瀬川「唔ー嗯，成功了吗･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 602,
          "ja_text": "眼鏡をかけた女研究員は必死にサイズ変換器の記録をたどりながら、スーパーコンピューターの操作に明け暮れていた。",
          "zh_text": "带着眼镜的女研究员一边不停查阅缩小变换器的记录，一边埋头操作着超级电脑。"
        },
        {
          "id_line": 603,
          "ja_text": "７つのガラス管には、何かしらの物体が蠢くものの変化は見られなかった。",
          "zh_text": "在七个玻璃管里，有什么物体在蠕动变化着。"
        },
        {
          "id_line": 604,
          "ja_text": "受付「瀬川さん、例の6人の女性が集まりましたよ。」",
          "zh_text": "受付「瀬川小姐，那六名女性已经来齐了哦。 」"
        },
        {
          "id_line": 605,
          "ja_text": "瀬川「あ、わかりました。今行きます。」",
          "zh_text": "瀬川「啊，我知道了。 现在就过去。」"
        },
        {
          "id_line": 606,
          "ja_text": "そして、瀬川は研究室を後にして、6人の女性が集まる部屋へと赴いた。",
          "zh_text": "瀬川离开研究室，赴往六名女性所聚集的房间。"
        },
        {
          "id_line": 607,
          "ja_text": "しかし、その刹那、ガラス管にある物体は少しずつ形を整え、７個の生命体を生んでいた。",
          "zh_text": "然而在离开的瞬间，玻璃管里的物体开始慢慢成形，诞生了７个生命体。"
        },
        {
          "id_line": 608,
          "ja_text": "研究所のロビーには6人の女性が集っていた。",
          "zh_text": "研究所的休息室里集合了六名女性。"
        },
        {
          "id_line": 609,
          "ja_text": "瀬川「あ、皆さん、お待たせいたしました。」",
          "zh_text": "瀬川「啊，各位好，让你们就等了。 」"
        },
        {
          "id_line": 610,
          "ja_text": "そのロビーに白衣を着た女性研究員、瀬川ゆかりが現れる。",
          "zh_text": "身穿白大褂的女性研究员瀬川由佳理来到了休息室。"
        },
        {
          "id_line": 611,
          "ja_text": "瀬川「私は、サイズコントロール研究所の瀬川ゆかりと申します。」",
          "zh_text": "瀬川「我是尺寸控制研究所的瀬川由佳理。 」"
        },
        {
          "id_line": 612,
          "ja_text": "瀬川「えーと、皆さんは左から順番に･･･、」",
          "zh_text": "瀬川「那么，各位从左边开始是･･･」"
        },
        {
          "id_line": 613,
          "ja_text": "瀬川「ウェイトレスの安藤郁子さん、27歳。」",
          "zh_text": "瀬川「女侍者安藤郁子小姐，27岁。 」"
        },
        {
          "id_line": 614,
          "ja_text": "安藤「はい。」",
          "zh_text": "安藤「是的。 」"
        },
        {
          "id_line": 615,
          "ja_text": "瀬川「フリーターの村田優輝さん、20歳。」",
          "zh_text": "瀬川「自由职业者村田优辉小姐，20岁。 」"
        },
        {
          "id_line": 616,
          "ja_text": "村田「そうですけど･･･」",
          "zh_text": "村田「是这样没错･･･」"
        },
        {
          "id_line": 617,
          "ja_text": "瀬川「大学生の中村萌さん、21歳。」",
          "zh_text": "瀬川「大学生中村萌小姐，21岁。 」"
        },
        {
          "id_line": 618,
          "ja_text": "中村「･･････」",
          "zh_text": "中村「……」"
        },
        {
          "id_line": 619,
          "ja_text": "瀬川「高校生の池田理絵さん、17歳。」",
          "zh_text": "瀬川「高中生池田理絵小姐，17岁。 」"
        },
        {
          "id_line": 620,
          "ja_text": "池田「はーい。」",
          "zh_text": "池田「嗨——伊。」"
        },
        {
          "id_line": 621,
          "ja_text": "瀬川「大学生の野中里穂さん、20歳。」",
          "zh_text": "瀬川「大学生野中里穂小姐，20岁。 」"
        },
        {
          "id_line": 622,
          "ja_text": "野中「はぁ･･･。」",
          "zh_text": "野中「哈啊･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 623,
          "ja_text": "瀬川「ＯＬの坂下穂波さん、24歳。」",
          "zh_text": "瀬川「ＯＬ坂下穂波小姐，24岁。」"
        },
        {
          "id_line": 624,
          "ja_text": "坂下「あの･･･、何のために私たちは呼ばれたんでしょうか･･･。」",
          "zh_text": "坂下「那个･･･为什么要把我们几个人叫来这里呢･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 625,
          "ja_text": "最後に呼ばれた坂下がおそるおそる質問をする。",
          "zh_text": "最后一个被点名的坂下小心翼翼地发问。"
        },
        {
          "id_line": 626,
          "ja_text": "瀬川は６人全員を見渡した後、くるりと後ろを向く。",
          "zh_text": "瀬川扫视六人后，咻地转过身。"
        },
        {
          "id_line": 627,
          "ja_text": "瀬川「今回はお集まりいただき、ありがとうございます。」",
          "zh_text": "瀬川「非常感谢各位今天的赴约。」"
        },
        {
          "id_line": 628,
          "ja_text": "瀬川「実は、皆さんは縮小された小人を圧死させた疑いが持たれています。」",
          "zh_text": "瀬川「实际上，在座的各位被怀疑压死过缩小的小人。」"
        },
        {
          "id_line": 629,
          "ja_text": "中村「ええっ！？」",
          "zh_text": "中村「诶诶っ！ ？」"
        },
        {
          "id_line": 630,
          "ja_text": "野中「あっ･･･。」",
          "zh_text": "野中「啊っ･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 631,
          "ja_text": "瀬川「まずは、皆さんからお話を伺いたかったので、私の研究室へおいでいただけますか？」",
          "zh_text": "瀬川「那么，因为有想向各位请教的事情，能劳烦各位来我的研究室坐一会吗？ 」"
        },
        {
          "id_line": 632,
          "ja_text": "6人の女性は一様に驚きを隠せないでいた。",
          "zh_text": "六位女性一齐表现出了难以掩饰的惊讶。"
        },
        {
          "id_line": 633,
          "ja_text": "そして、とまどいながらも6人の女性は、瀬川の研究室へと向かうのであった。",
          "zh_text": "虽然六位女性似乎都有些困惑，但她们还是走向了瀬川的研究室。"
        },
        {
          "id_line": 634,
          "ja_text": "その頃、研究室では、7人の小さな人間が奇跡的に復元されていた。",
          "zh_text": "这时，在研究室里，７名缩小人奇迹般的复活了。"
        },
        {
          "id_line": 635,
          "ja_text": "その7人とは、ウェイトレスの安藤に踏み潰された貴明、恋人の村田に踏み潰された聡志、姉の中村に踏み潰された貴志とその友達の翔、女子高生の池田に踏み潰された宏、女子大生の野中に踏み潰された克晶、そして、ＯＬの坂下に踏み潰された英康であった。",
          "zh_text": "这七个人分别是，被女侍应安藤踩死的贵明，被恋人村田踩死的聡志，被姐姐中村踩死的贵志和他的友人翔，被女子高中生池田踩死的宏，被女子大学生野中踩死的克晶，以及被OL坂下踩死的英康。"
        },
        {
          "id_line": 636,
          "ja_text": "7人の小人はめいめいガラス管から抜け出し、研究室の床を彷徨っていた。",
          "zh_text": "七个小人分别从装着他们的玻璃管掉落出来，待在研究室的地板上七脸迷茫。"
        },
        {
          "id_line": 637,
          "ja_text": "克晶「こ、ここはどこの部屋なんだ･･･」",
          "zh_text": "克晶「这，这个房间是什么地方啊･･･」"
        },
        {
          "id_line": 638,
          "ja_text": "貴志「翔ー、怖いよ･･･」",
          "zh_text": "贵志「翔——我好害怕･･･」"
        },
        {
          "id_line": 639,
          "ja_text": "英康「ん？　みんな、ちょっと静かにしてくれー！」",
          "zh_text": "英康「嗯？ 大家，稍微安静一下——！ 」"
        },
        {
          "id_line": 640,
          "ja_text": "ズゥン、ズゥン、ズゥン･･･。",
          "zh_text": "ズゥン、ズゥン、ズゥン･･･。"
        },
        {
          "id_line": 641,
          "ja_text": "貴明「だ、誰かが近づいてきているのか･･･？」",
          "zh_text": "贵明「有，有什么人在靠近吗･･･？ 」"
        },
        {
          "id_line": 642,
          "ja_text": "聡志「とにかく、この場は危ないから壁側に寄ろう！」",
          "zh_text": "聡志「总之，再呆在这里好像很危险，先躲到墙壁旁边去吧！ 」"
        },
        {
          "id_line": 643,
          "ja_text": "7人の小人は一斉に部屋の端を目指して走り出す。",
          "zh_text": "7名小人一起向房间的边角跑去。"
        },
        {
          "id_line": 644,
          "ja_text": "ガチャッ。",
          "zh_text": "咔恰。"
        },
        {
          "id_line": 645,
          "ja_text": "瀬川「私は、資料を持ってきますので、皆さんは靴を脱いでおあがりください。」",
          "zh_text": "瀬川「我要去取一下资料，劳烦各位先脱了鞋子进房间稍等片刻。」"
        },
        {
          "id_line": 646,
          "ja_text": "安藤「はい。わかりました。」",
          "zh_text": "安藤「好的，我明白了。」"
        },
        {
          "id_line": 647,
          "ja_text": "坂下「失礼します。」",
          "zh_text": "坂下「打扰了。 」"
        },
        {
          "id_line": 648,
          "ja_text": "聞きなれた声に、数人の小人が振り返る。",
          "zh_text": "听见了熟悉的声音，几个小人转过身。"
        },
        {
          "id_line": 649,
          "ja_text": "そこには、恋人だったり、実の姉だったり、後輩だったりと小人たちには見覚えのある姿があったのだ。",
          "zh_text": "在身后的是作为恋人，亲姐，后辈等而被小人们所熟悉的身影。"
        },
        {
          "id_line": 650,
          "ja_text": "聡志、貴志、翔、克晶、英康の5人は一斉にその巨大な彼女たちに向かって大きく手を振る。",
          "zh_text": "聡志、贵志、翔、克晶、英康5人一起向巨大的女性们用力挥手。"
        },
        {
          "id_line": 651,
          "ja_text": "貴志や翔は、萌の声を聞くやいなや、大急ぎで駆け出した。",
          "zh_text": "贵志和翔，一听见萌的声音就赶紧开始向她跑去。"
        },
        {
          "id_line": 652,
          "ja_text": "貴志「ねえちゃあああん！！」",
          "zh_text": "贵志「姐姐————！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 653,
          "ja_text": "そんな必死になっている貴志と翔がいるもとへ最初に入室した第1話のウェイトレス安藤の巨大な素足が牙をむく。",
          "zh_text": "此时第一话出场的女侍者安藤的巨大裸足，已经瞄向了正在拼命奔跑的贵志和翔的所在处。"
        },
        {
          "id_line": 654,
          "ja_text": "安藤「さ、入りましょう、皆さん。」",
          "zh_text": "安藤「来，请进吧各位。」"
        },
        {
          "id_line": 655,
          "ja_text": "貴志と翔の真上は、瞬時に安藤の素足に覆われ、周囲に足のにおいを振りまく。",
          "zh_text": "贵志和翔的正上方，瞬间被安藤以裸足覆盖，他们的周围被脚的气味填满。"
        },
        {
          "id_line": 656,
          "ja_text": "貴志「く、くっせー！！」",
          "zh_text": "贵志「好，好臭——！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 657,
          "ja_text": "翔「うわあああ！！」",
          "zh_text": "翔「呜哇啊啊啊！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 658,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 659,
          "ja_text": "貴志と翔は萌の姿を見ることもなく見ず知らずの女性の臭くて巨大な素足にせっかく復元された生命を",
          "zh_text": "贵志和翔还没能见到萌的身影，自己好不容易复活得到的第二条生命，就被没见过面的陌生女性的臭臭的巨大裸足"
        },
        {
          "id_line": 660,
          "ja_text": "奪われてしまう。",
          "zh_text": "再次夺去了。"
        },
        {
          "id_line": 661,
          "ja_text": "そして、その安藤の入室を皮切りに、６人の巨大な女性が一斉に部屋へと入る。",
          "zh_text": "在安藤先进入了房间之后，其他的巨大女性也陆续走进了房间。"
        },
        {
          "id_line": 662,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 663,
          "ja_text": "ドスウウン！！",
          "zh_text": "ドスウウン！"
        },
        {
          "id_line": 664,
          "ja_text": "ズダアアン！！",
          "zh_text": "ズダアアン！"
        },
        {
          "id_line": 665,
          "ja_text": "研究室の床にいた残りの5人の小人は逃げ回るのに精一杯であった。",
          "zh_text": "研究室的地板上，剩余的五个小人还在竭尽全力地四处逃窜。"
        },
        {
          "id_line": 666,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 667,
          "ja_text": "貴明のすぐ近くに第6話のＯＬ穂波の素足が着地する。",
          "zh_text": "第六话的OL穂波用光脚踩在了贵明的身旁。"
        },
        {
          "id_line": 668,
          "ja_text": "その拍子に貴明は、前のめりに転がる。",
          "zh_text": "受到落脚的冲击，贵明向前扑出仰面倒地。"
        },
        {
          "id_line": 669,
          "ja_text": "貴明「うわあっ！」",
          "zh_text": "贵明「呜哇啊っ！ 」"
        },
        {
          "id_line": 670,
          "ja_text": "転んだ貴明に、第4話に登場した女子高生池田の黒ソックスに包まれた足の裏が容赦なく迫る。",
          "zh_text": "紧接着第四话登场的女子高中生池田的穿着黑色短袜的袜底，不留情地向着摔倒在地的贵明迅速逼近。"
        },
        {
          "id_line": 671,
          "ja_text": "貴明「た、助けてく･･･」",
          "zh_text": "贵明「谁、谁来救救我･･･」"
        },
        {
          "id_line": 672,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 673,
          "ja_text": "里穂「あー、めんどくさいなー。」",
          "zh_text": "里穂「啊——，麻烦死了。 」"
        },
        {
          "id_line": 674,
          "ja_text": "克晶のもとには、第5話で登場した後輩野中の巨大な素足が迫る。",
          "zh_text": "向克晶正面袭来的，是第五话登场的后辈野中的巨大素足。"
        },
        {
          "id_line": 675,
          "ja_text": "克晶「うわ、うわあ、里穂ー！！！」",
          "zh_text": "克晶「呜哇，呜哇啊，里穂——！ ！ ！ 」"
        },
        {
          "id_line": 676,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 677,
          "ja_text": "克晶は、後輩の里穂に気づかれることもなく再び踏み潰される。",
          "zh_text": "克晶又再一次被他的后辈里穂无意之间踩成粉碎。"
        },
        {
          "id_line": 678,
          "ja_text": "優輝「あれ･･･？　足元にいるのは？」",
          "zh_text": "优辉「啊咧･･･？ 脚边的那个是？ 」"
        },
        {
          "id_line": 679,
          "ja_text": "第2話で登場した優輝は、足元で蠢く小さな物体に気付く。",
          "zh_text": "在第二话登场的优辉，注意到了在脚边蠕动的小小物体。"
        },
        {
          "id_line": 680,
          "ja_text": "聡志「あ、気づいてくれた？　おーい、ゆーうーきー！！」",
          "zh_text": "聡志「啊，终于注意到我了吗？ 喂——优辉——！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 681,
          "ja_text": "聡志は、この幸運をモノにすべくと懸命にアピールをする。",
          "zh_text": "聡志抓住这次幸运机会拼命全力呼喊。"
        },
        {
          "id_line": 682,
          "ja_text": "優輝「もう、こんなところにもアリがいるのね。」",
          "zh_text": "优辉「真是的，连这种地方都会有蚂蚁跑进来。」"
        },
        {
          "id_line": 683,
          "ja_text": "聡志「へっ･･･。うわあああ！！」",
          "zh_text": "聡志「咦っ･･･。 呜哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 684,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 685,
          "ja_text": "聡志もまた、恋人の優輝に踏み潰されてしまう。",
          "zh_text": "聡志也是，再次被踩死在了自己的恋人优辉的脚下。"
        },
        {
          "id_line": 686,
          "ja_text": "宏「ふう、何とか逃げれたぞ･･･」",
          "zh_text": "宏「呼唔，姑且算逃过一劫･･･」"
        },
        {
          "id_line": 687,
          "ja_text": "萌「キャッ！！」",
          "zh_text": "萌「呀ッ！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 688,
          "ja_text": "しかし、そんな宏目がけて、靴を脱いだ際につまずいた第3話の萌の巨体が迫る。",
          "zh_text": "正这么说着，第三话的萌不小心在脱鞋时没稳住重心，巨大的身体向着刚刚松了口气的宏的方向绊倒。"
        },
        {
          "id_line": 689,
          "ja_text": "宏の周囲は萌の上半身に覆われる。",
          "zh_text": "宏正处萌上半身落下的范围中。"
        },
        {
          "id_line": 690,
          "ja_text": "宏「うわあああ！！」",
          "zh_text": "宏「呜哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 691,
          "ja_text": "ドッスウウウウン！！！",
          "zh_text": "ドッスウウウウン！"
        },
        {
          "id_line": 692,
          "ja_text": "萌のふくよかな乳房は、床下の宏を圧死させるのに十分すぎた。",
          "zh_text": "萌丰满的乳房重量完全足以直接压死地上的宏。"
        },
        {
          "id_line": 693,
          "ja_text": "床はまさに阿鼻叫喚の図であった。",
          "zh_text": "现在地板上的情况完全是阿鼻地狱充满着惨叫。"
        },
        {
          "id_line": 694,
          "ja_text": "そんな最中、何とか英康だけは逃げ隠れることができていた。",
          "zh_text": "在这之中，姑且只有英康目前成功逃生躲到了安全处。"
        },
        {
          "id_line": 695,
          "ja_text": "英康「よし、６人ともテーブル方向に行ったな･･･。これで大丈夫･･･。」",
          "zh_text": "英康「OK，六个人都过去桌子那边了･･･ 现在这里应该是安全了･･･ 」"
        },
        {
          "id_line": 696,
          "ja_text": "ガチャッ！",
          "zh_text": "嘎嚓ッ！"
        },
        {
          "id_line": 697,
          "ja_text": "瀬川「お待たせしました。」",
          "zh_text": "瀬川「让你们久等了。 」"
        },
        {
          "id_line": 698,
          "ja_text": "英康「うわ、誰だ、この女性は？」",
          "zh_text": "英康「呜哇，这女的又是谁？ 」"
        },
        {
          "id_line": 699,
          "ja_text": "坂下「あれっ、瀬川さんの足下に虫が･･･。」",
          "zh_text": "坂下「啊，瀬川桑脚边有虫子･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 700,
          "ja_text": "瀬川「え、本当ですか？」",
          "zh_text": "瀬川「诶，真的吗？ 」"
        },
        {
          "id_line": 701,
          "ja_text": "英康「うわあああ！！」",
          "zh_text": "英康「呜哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 702,
          "ja_text": "英康目がけて、パンストを履いた巨大な女性の足の裏が迫る。",
          "zh_text": "英康眼看着包裹着连裤袜的巨大女性的脚底与自己的距离逐渐缩小。"
        },
        {
          "id_line": 703,
          "ja_text": "ズッシイイン！！",
          "zh_text": "ズッシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 704,
          "ja_text": "瀬川「さて、では聞き取りを始めます。」",
          "zh_text": "瀬川「那么，来开始做笔录吧。 」"
        },
        {
          "id_line": 705,
          "ja_text": "かくして、7人の小さな命は、巨大な女性たちに再び奪われてしまったのだった。",
          "zh_text": "就这样，巨大的女性们又再次夺去了七条小生命。"
        },
        {
          "id_line": 706,
          "ja_text": "当然、瀬川も7人の小さな生命が復元されたことなど知る由もなかった。",
          "zh_text": "当然，瀬川也没机会知道七个小生命复活的事情了。"
        },
        {
          "id_line": 707,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 708,
          "ja_text": "8-1",
          "zh_text": "8-1"
        },
        {
          "id_line": 709,
          "ja_text": "僕は村本賢哉、高校２年生だ。",
          "zh_text": "我是村本贤哉，高中二年级学生。"
        },
        {
          "id_line": 710,
          "ja_text": "公園のごみ箱に捨てられていたサイズ変換器なるものを拾ってから日常が一変した。",
          "zh_text": "在公园的垃圾箱里捡到这个叫做尺寸转换器的东西之后，我的日常生活彻底改变了。"
        },
        {
          "id_line": 711,
          "ja_text": "このサイズ変換器を使って、隣に住んでいる女子大生の木下佳澄さんと週に1回は遊んでいる。",
          "zh_text": "我每周都有一天会去找住在隔壁的女子大学生木下佳澄，用这个尺寸转换器一起玩。"
        },
        {
          "id_line": 712,
          "ja_text": "身長も150cm台半ばの佳澄さんは、切れ長の目にショートヘアーで、いわゆる美人タイプの女性だ。",
          "zh_text": "佳澄桑，身高一米五左右，清秀细长的眼睛配着可爱的短发，所谓的美人就是指她这样的女性吧。"
        },
        {
          "id_line": 713,
          "ja_text": "佳澄さんもこの縮小プレイに理解を示してくれて、小さくなった僕と戯れることに何の抵抗もないようだ。",
          "zh_text": "佳澄桑也对这样的缩小play表示了理解，并不抵触和变小的我玩。"
        },
        {
          "id_line": 714,
          "ja_text": "ただし、サイズ変換器を使う場合は、必ず10分の1サイズで遊ぶこと、必ず僕の家で遊ぶことと決めていた。",
          "zh_text": "不过每次用尺寸变换器的时候我都坚持两点，一是玩的时候只变到10分之1的尺寸，二是必须要到我家里玩。"
        },
        {
          "id_line": 715,
          "ja_text": "そうしないと、いくら華奢な佳澄さんとはいえ、僕はたちまち圧死させられる危険性があるからだ。",
          "zh_text": "就算佳澄桑的身体再苗条再轻盈，要是压到我也足以给我瞬间宣判死刑了，要充分规避危险性。"
        },
        {
          "id_line": 716,
          "ja_text": "今日も、佳澄さんは僕の部屋に来て、その大きな裸足を見せてくれている。",
          "zh_text": "今天佳澄桑也来到了我的房间，给我展示她巨大的裸足。"
        },
        {
          "id_line": 717,
          "ja_text": "佳澄「じゃあ、よく見ててね。えいっ。」",
          "zh_text": "佳澄「那么请好好欣赏吧。 诶咿っ。 」"
        },
        {
          "id_line": 718,
          "ja_text": "佳澄の合図と共に、佳澄の大きな足の指がパカッと開き、指の間が露わになる。",
          "zh_text": "以这句话为信号，佳澄伸展双脚，十个大脚趾分开，露出了脚趾之间的嫩肉。"
        },
        {
          "id_line": 719,
          "ja_text": "指の間には、皮膚のカスと言えばよいのか、若干水分を含んだようなぬるっとしたものが見える。",
          "zh_text": "脚趾之间可以看到一些，不知是脏东西还是什么的带着水分湿漉漉的东西。"
        },
        {
          "id_line": 720,
          "ja_text": "賢哉「こ、これは･･･。」",
          "zh_text": "贤哉「这、这是……」"
        },
        {
          "id_line": 721,
          "ja_text": "佳澄「あ、汚くないかしら？」",
          "zh_text": "佳澄「啊，不脏吗？ 」"
        },
        {
          "id_line": 722,
          "ja_text": "賢哉が手に取ってみると、その物体からはものすごい腐敗臭が漂う。",
          "zh_text": "贤哉试着用手拿了下来，那东西散发出浓烈的臭味。"
        },
        {
          "id_line": 723,
          "ja_text": "確実に、佳澄の足指から剥がれたアカに違いなかった。",
          "zh_text": "没错，这肯定是佳澄的脚趾上掉下来的死皮。"
        },
        {
          "id_line": 724,
          "ja_text": "それが指の間で醸成され、汗やらにおいやらが纏わりついたのであろう。",
          "zh_text": "在脚趾间的空间里，被汗味脚臭味浸透发酵了吧。"
        },
        {
          "id_line": 725,
          "ja_text": "賢哉「うぅっ…、臭い！」",
          "zh_text": "贤哉「唔唔っ…、好臭！ 」"
        },
        {
          "id_line": 726,
          "ja_text": "佳澄「えぇーっ、ヒドーい！」",
          "zh_text": "佳澄「诶诶——っ、好过分——！ 」"
        },
        {
          "id_line": 727,
          "ja_text": "その瞬間、佳澄の大きな足の裏が賢哉に倒れかかる。",
          "zh_text": "说着佳澄大大的脚底就往贤哉身上踩了过去。"
        },
        {
          "id_line": 728,
          "ja_text": "すかさず、賢哉が両腕で支えるも、その重量に敵うはずもなく、賢哉は後方に倒れこむ。",
          "zh_text": "贤哉立刻反射性地用两只手臂挡，但这样的重量根本不可能招架得住，贤哉向后倒下。"
        },
        {
          "id_line": 729,
          "ja_text": "そこに佳澄の大きな素足が現れ、賢哉を押さえつける。",
          "zh_text": "贤哉的身体被佳澄踩住看不见，巨大的裸足摁住覆盖了贤哉的身体。"
        },
        {
          "id_line": 730,
          "ja_text": "佳澄も上手に力加減を調整し、賢哉が苦しくならないように適度な圧迫感を提供する。",
          "zh_text": "佳澄熟练地调整自己的力度，提供压迫感的同时把力道控制在了不让贤哉痛苦的程度。"
        },
        {
          "id_line": 731,
          "ja_text": "佳澄「賢哉君、大丈夫？　苦しくない？」",
          "zh_text": "佳澄「贤哉君、没事吗？ 难受吗？」"
        },
        {
          "id_line": 732,
          "ja_text": "賢哉「だ、大丈夫！　だけど…。」",
          "zh_text": "贤哉「没、没事！ 只是……」"
        },
        {
          "id_line": 733,
          "ja_text": "佳澄「だけど、どうしたの？」",
          "zh_text": "佳澄「只是什么？ 」"
        },
        {
          "id_line": 734,
          "ja_text": "佳澄は、足の指の間から小さな賢哉を覗きこむ。",
          "zh_text": "佳澄盯着脚趾缝之间露出的贤哉的小脑袋。"
        },
        {
          "id_line": 735,
          "ja_text": "賢哉「いや、佳澄さんの足、臭いです。」",
          "zh_text": "贤哉「不是，就是。。。佳澄桑的脚，好臭诶。」"
        },
        {
          "id_line": 736,
          "ja_text": "佳澄「ま、失礼しちゃう！」",
          "zh_text": "佳澄「啊啊！没礼貌！ 」"
        },
        {
          "id_line": 737,
          "ja_text": "佳澄は再び賢哉を大きな足で踏みつける。",
          "zh_text": "佳澄把巨足重新抬起，不停踩脚下的贤哉。"
        },
        {
          "id_line": 738,
          "ja_text": "賢哉「あー、面白かった。佳澄さん、ありがとう。」",
          "zh_text": "贤哉「啊——，真好玩。 佳澄桑，谢谢你。 」"
        },
        {
          "id_line": 739,
          "ja_text": "佳澄「いえいえ、この程度でよければいつでも声をかけてね。」",
          "zh_text": "佳澄「不用谢，这种程度的小事随时找我都可以。 」"
        },
        {
          "id_line": 740,
          "ja_text": "賢哉「うん、またお願いします。」",
          "zh_text": "贤哉「嗯，那下次也请多指教了。 」"
        },
        {
          "id_line": 741,
          "ja_text": "佳澄「じゃあ、元に戻すわね。」",
          "zh_text": "佳澄「那，恢复原样吧。」"
        },
        {
          "id_line": 742,
          "ja_text": "そう言うと、佳澄はサイズ変換器を操作して、賢哉のサイズを元に戻した。",
          "zh_text": "说着，佳澄操作尺寸变换器，把贤哉变回了原来的大小。"
        },
        {
          "id_line": 743,
          "ja_text": "元に戻った賢哉の姿を確認すると、佳澄は自分の部屋に戻るべく玄関へと向かった。",
          "zh_text": "确认贤哉已变回原样之后，佳澄走向玄关准备回自己家。"
        },
        {
          "id_line": 744,
          "ja_text": "賢哉（うーん、でも物足りないんだよなぁ･･･）",
          "zh_text": "贤哉（唔ー嗯，但是感觉还是不太满足呐･･･）"
        },
        {
          "id_line": 745,
          "ja_text": "佳澄の素足を堪能したかに思えた賢哉ではあったが、だんだんと欲望を抑えられずにいた。",
          "zh_text": "贤哉总觉得自己似乎还没满足，还没享受够佳澄的素足，纠结着纠结着渐渐压抑不住自己的欲望。"
        },
        {
          "id_line": 746,
          "ja_text": "何とか佳澄との縮小プレイを継続したい賢哉は、目の前にあったサイズ変換器に手を伸ばす。",
          "zh_text": "要想法子继续和佳澄玩缩小play，贤哉这样想着，手伸向了面前的尺寸转换器。"
        },
        {
          "id_line": 747,
          "ja_text": "サイズ変換器を抱えた賢哉は、急いで玄関を出る。",
          "zh_text": "揣着尺寸变换器贤哉快速跑出了家门。"
        },
        {
          "id_line": 748,
          "ja_text": "そこには、今まさに自分の部屋へ戻ろうとする佳澄の後ろ姿があった。",
          "zh_text": "他看见了正要回自己家的佳澄的背影。"
        },
        {
          "id_line": 749,
          "ja_text": "その姿を確認すると、賢哉は急いでサイズ変換器を使って100分の1サイズまでに縮小する。",
          "zh_text": "找到她之后，贤哉就立马用尺寸转换器把自己缩小到了100分之1."
        },
        {
          "id_line": 750,
          "ja_text": "賢哉「っと･･･、変換機も一緒に小さくなるのか。」",
          "zh_text": "贤哉「っ哦･･･转换器也和我一起变小了吗。 」"
        },
        {
          "id_line": 751,
          "ja_text": "サイズ変換器も一緒に小さくなったことに安堵しつつ、賢哉は猛ダッシュで巨大な佳澄の後を追った。",
          "zh_text": "看到转换器也和自己一起缩小了贤哉松了一口气，一个猛冲追着巨大佳澄的背影跑去。"
        },
        {
          "id_line": 752,
          "ja_text": "ズゥゥゥン",
          "zh_text": "ズゥゥゥン"
        },
        {
          "id_line": 753,
          "ja_text": "ズゥゥゥン",
          "zh_text": "ズゥゥゥン"
        },
        {
          "id_line": 754,
          "ja_text": "佳澄の巨大な1歩は、賢哉のサイズにして40～50mはある。",
          "zh_text": "佳澄迈出的巨大一步，对贤哉来说有40-50米左右。"
        },
        {
          "id_line": 755,
          "ja_text": "小さな賢哉にとって、佳澄に追いつくという作業だけでも大変であった。",
          "zh_text": "对小小的贤哉的来说，仅仅只是想跟上佳澄就非常吃力了。"
        },
        {
          "id_line": 756,
          "ja_text": "やがて、佳澄は自分の部屋のドアを開けるために立ち止まる。",
          "zh_text": "不久，佳澄在自己家门前停住，站在那里打算开门。"
        },
        {
          "id_line": 757,
          "ja_text": "賢哉「いまだ！」",
          "zh_text": "贤哉「就是现在！ 」"
        },
        {
          "id_line": 758,
          "ja_text": "その瞬間を狙い澄ましたかのように賢哉は佳澄の運動靴の後ろに飛びつく。",
          "zh_text": "抓准这个机会贤哉扑向了佳澄的运动鞋的后侧。"
        },
        {
          "id_line": 759,
          "ja_text": "しかし、佳澄は何も気づかないまま部屋へと入室する。",
          "zh_text": "而佳澄完全没有注意到他，径直走进了自己家。"
        },
        {
          "id_line": 760,
          "ja_text": "やがて、佳澄は巨大な足音を響かせながら自宅に戻り、どこかの部屋の中へと入っていった。",
          "zh_text": "不久，随着巨大的脚步声"
        },
        {
          "id_line": 761,
          "ja_text": "賢哉「ふうう。まずは侵入に成功できたぞ！　早速、佳澄さんを追いかけるか。」",
          "zh_text": "贤哉「呼唔。 姑且侵入成功了！赶紧去追佳澄桑吧」"
        },
        {
          "id_line": 762,
          "ja_text": "こうして賢哉は、巨大な佳澄を探すべく、興奮する気持ちを抑えながら慎重に歩を進めた。",
          "zh_text": "就这样贤哉压抑着自己内心的兴奋，以寻找巨大佳澄为目标，慎重小心地迈步前进。"
        },
        {
          "id_line": 763,
          "ja_text": "謎の女性「あら？　足元に何かいるわ。」",
          "zh_text": "迷之女性「啊啦？ 脚边好像有什么东西。」"
        },
        {
          "id_line": 764,
          "ja_text": "突如として、賢哉の頭上から若い女性の声が響く。",
          "zh_text": "冷不丁地从贤哉的正上方传来了年轻女性的声音。"
        },
        {
          "id_line": 765,
          "ja_text": "慎重に歩いていたつもりが上空からは丸見えだったらしく、賢哉のすぐ近くには電話で話をしている若い女性の姿があった。",
          "zh_text": "虽然贤哉是想慎重小心地前进，但他的行动从上空还是看得清清楚楚，正在通电话的一名年轻女性近近地出现在了他身边。"
        },
        {
          "id_line": 766,
          "ja_text": "賢哉「うおっ！！　だ、誰だ、この人は･･･」",
          "zh_text": "贤哉「唔哦っ！ ！谁、谁啊这人是･･･」"
        },
        {
          "id_line": 767,
          "ja_text": "謎の女性「動いてる･･･？」",
          "zh_text": "迷之女性「在动吗･･･？ 」"
        },
        {
          "id_line": 768,
          "ja_text": "賢哉「おぉーい！！　佳澄さんのところに連れていって･･･」",
          "zh_text": "贤哉「喂——！ ！请把我带去佳澄桑那里･･･」"
        },
        {
          "id_line": 769,
          "ja_text": "謎の女性「虫ね。」",
          "zh_text": "迷之女性「是虫吧。 」"
        },
        {
          "id_line": 770,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 771,
          "ja_text": "謎の女性が言葉を発した瞬間、賢哉のすぐ近くに巨大な素足が振り下ろされ、一気に賢哉の方向へと向かってきた。",
          "zh_text": "谜之女性话出口的同时，抬起了她踩在贤哉身旁的巨大裸足，朝准了贤哉的方向一口气落下。"
        },
        {
          "id_line": 772,
          "ja_text": "賢哉「へ？　うわあああ！！」",
          "zh_text": "贤哉「诶？ 呜哇啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 773,
          "ja_text": "ブウウウン！！",
          "zh_text": "ブウウウン！"
        },
        {
          "id_line": 774,
          "ja_text": "バチーン！",
          "zh_text": "バチーン！"
        },
        {
          "id_line": 775,
          "ja_text": "謎の女性の一撃により、小さな賢哉は再び玄関へと強制的に戻されてしまう。",
          "zh_text": "受到谜之女性的一击，小小的贤哉被她强制送回了玄关。"
        },
        {
          "id_line": 776,
          "ja_text": "賢哉の落下場所は佳澄の運動靴の中。",
          "zh_text": "他看了看四周，自己应该是落在了佳澄的运动鞋里。"
        },
        {
          "id_line": 777,
          "ja_text": "衝撃は少なかったもの、モワッとした熱気が賢哉を包み込む。",
          "zh_text": "冲击力不大，周遭蒸腾的热汽包住了贤哉，有些呛鼻。"
        },
        {
          "id_line": 778,
          "ja_text": "賢哉「あいたたた･･･。しかも、くさっ。」",
          "zh_text": "贤哉「哎呀疼疼疼･･･。 而且好臭。」"
        },
        {
          "id_line": 779,
          "ja_text": "謎の女性「佳澄ー。また、虫がいたわ。」",
          "zh_text": "谜之女性「佳澄—— 又有虫子跑出来了。」"
        },
        {
          "id_line": 780,
          "ja_text": "佳澄「明澄お姉ちゃん、本当？　梅雨時だから仕方ないかもね。」",
          "zh_text": "佳澄「真的吗明澄姐？现在梅雨季嘛，没办法呀。」"
        },
        {
          "id_line": 781,
          "ja_text": "謎の女性は、佳澄の姉の木下明澄というらしい。",
          "zh_text": "谜之女性似乎是佳澄的姐姐木下明澄。"
        },
        {
          "id_line": 782,
          "ja_text": "賢哉は、佳澄の家に入ってそうそう強烈な洗礼を受けてしまったと多少の後悔をしたものの、佳澄に会えるまでの時間に期待が膨らんでいた。",
          "zh_text": "为了溜进佳澄的家，贤哉遭遇了重重考验吃了不少苦头，多多少少有些后悔，但他对与佳澄相会的期待又进一步膨胀了。"
        },
        {
          "id_line": 783,
          "ja_text": "しばらくすると、周囲が静寂に包まれたため、賢哉は佳澄の運動靴からひょっこりと顔を出す。",
          "zh_text": "过不久，周围恢复了平静，贤哉从佳澄的运动鞋里悄悄探出了脑袋。"
        },
        {
          "id_line": 784,
          "ja_text": "今度は前後左右だけではなく上空も見上げる。",
          "zh_text": "这次不止前后左右，上空的情况也得注意。"
        },
        {
          "id_line": 785,
          "ja_text": "確かに、周囲には誰もいないようだ。",
          "zh_text": "现在四周确实是没有人在的样子。"
        },
        {
          "id_line": 786,
          "ja_text": "自身の安全を確認できた賢哉は、再び佳澄の部屋を目指すべく、大きくて長い廊下を直走った。",
          "zh_text": "贤哉确认了自身的安全后，再次以佳澄的房间为目标进发，沿着宽广的走廊一路直行。"
        },
        {
          "id_line": 787,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 788,
          "ja_text": "8-2",
          "zh_text": "8-2"
        },
        {
          "id_line": 789,
          "ja_text": "賢哉は周囲に気を配りながら、注意深く進んでいく。",
          "zh_text": "贤哉警惕着周围情况，集中注意力小心前进。"
        },
        {
          "id_line": 790,
          "ja_text": "しばらく進むと、賢哉はキッチンで椅子に腰かけようとしている佳澄を発見する。",
          "zh_text": "行进不久，贤哉在厨房发现了佳澄，她正打算坐到椅子上。"
        },
        {
          "id_line": 791,
          "ja_text": "賢哉「あっ、佳澄さんだ！」",
          "zh_text": "贤哉「啊っ，是佳澄！ 」"
        },
        {
          "id_line": 792,
          "ja_text": "満面の笑みの賢哉は巨大な佳澄のもとへと走り、食卓の下へと潜り込む。",
          "zh_text": "笑容满面的贤哉向着巨大佳澄的脚边跑去，钻进了餐桌底下。"
        },
        {
          "id_line": 793,
          "ja_text": "そこには、スラリと上へと延びた左脚の上に大きな右脚が組まれ、その先端の右の素足がぶらりぶらりと揺れている圧巻の構図があった。",
          "zh_text": "在桌底下，修长的左腿一直延伸到天空，另一条巨大的右腿搭在左腿上，视线沿着右腿向下，右腿的尽头耷拉着一摇一摇的裸足是这幅构图最精华的部分。"
        },
        {
          "id_line": 794,
          "ja_text": "賢哉「うおお･･･、す、すごい迫力だ･･･。」",
          "zh_text": "贤哉「唔哦哦･･･魄力惊人呐･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 795,
          "ja_text": "充分に鑑賞に浸った賢哉は、早速、スリッパに包まれている佳澄の左足へと向かおうとする。",
          "zh_text": "充分享受了美景鉴赏的贤哉，想抓紧跑去佳澄包着拖鞋的左脚那里。"
        },
        {
          "id_line": 796,
          "ja_text": "しかし、そのとき、佳澄の組まれていた右脚は解かれ、一気に床へと降り立ったのであった。",
          "zh_text": "然而这时候，佳澄搭着的双腿分开了，一下子落在了地上。"
        },
        {
          "id_line": 797,
          "ja_text": "床一面に巨大な素足が作り出す影が出現する。",
          "zh_text": "一侧的地板上出现了巨大裸足形成的投影。"
        },
        {
          "id_line": 798,
          "ja_text": "そして、その床に作られた黒い領域に、勢いよく佳澄の素足が着地する。",
          "zh_text": "然后在地板上形成的那块暗色区域很快猛烈地坠下了佳澄的一只裸足。"
        },
        {
          "id_line": 799,
          "ja_text": "ズシイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイン！"
        },
        {
          "id_line": 800,
          "ja_text": "賢哉「うおおおっ！！」",
          "zh_text": "贤哉「唔哦哦哦っ！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 801,
          "ja_text": "壮絶な地響きに賢哉は、慌てて後方へと走り出す。",
          "zh_text": "壮烈的地响声让贤哉慌张向后方撤退。"
        },
        {
          "id_line": 802,
          "ja_text": "着地した佳澄の右の素足は、程なくして持ち上がりスリッパ上空へと移動する。",
          "zh_text": "佳澄的右脚着地后，不过顷刻便抬起移动到了拖鞋的上方。"
        },
        {
          "id_line": 803,
          "ja_text": "ズン！",
          "zh_text": "ズン！"
        },
        {
          "id_line": 804,
          "ja_text": "佳澄の足がスリッパに乗っかると、スリッパの先端付近が反り返って裏面を賢哉に見せつける。",
          "zh_text": "佳澄的脚踩上拖鞋鞋面，鞋尖处从地面翘起，正面鞋底刚好对着贤哉的方向。"
        },
        {
          "id_line": 805,
          "ja_text": "やがて、グイグイと佳澄の素足はスリッパの中へと入っていき、自身の10本の足の指に力を加え、その巨体を立ち上げた。",
          "zh_text": "然后佳澄的裸足一扭一动地挪进了拖鞋，十根脚趾一用力，撑起巨体，站起了身。"
        },
        {
          "id_line": 806,
          "ja_text": "こうして、ズシズシと足音を響かせながら、キッチンを後にしたのであった。",
          "zh_text": "然后踏着响彻云霄的巨大脚步声，离开了厨房。"
        },
        {
          "id_line": 807,
          "ja_text": "賢哉「大迫力だ･･･。このサイズはすごいな。」",
          "zh_text": "贤哉「迫力超强･･･ 这个尺寸简直是赞。」"
        },
        {
          "id_line": 808,
          "ja_text": "佳澄の何気ない動作を100分の1サイズで見ることによって壮大なスケールを体感でき、賢哉は興奮のるつぼに飲まれていた。",
          "zh_text": "佳澄不经意的动作在100分之1大的视角看起来规模真的非常巨大体验非常震撼，贤哉沉溺在了兴奋的泥潭中不可自拔。"
        },
        {
          "id_line": 809,
          "ja_text": "賢哉「いやあ、すごかったなあ･･･、佳澄さんの巨大な足･･･。」",
          "zh_text": "贤哉「啊，真是太棒了･･････佳澄桑的巨足･･････。 」"
        },
        {
          "id_line": 810,
          "ja_text": "自宅に戻った賢哉は、ベッドに横たわったまま先程の光景を思い出していた。",
          "zh_text": "回到自己家后贤哉躺在自己床上回味刚才的光景和体验。"
        },
        {
          "id_line": 811,
          "ja_text": "佳澄の巨大な素足が繰り出すミクロの世界にすっかり虜になってしまった賢哉は、サイズ変換器に手が伸びる。",
          "zh_text": "贤哉的心彻底被佳澄的巨大裸足所侵占的小小世界俘虏，手再次伸向了尺寸变换器。"
        },
        {
          "id_line": 812,
          "ja_text": "佳澄の足で妄想していた賢哉は布団に顔をうずめて感情を抑えながら変換器を操作する。",
          "zh_text": "一边妄想着佳澄的脚，贤哉把脸埋进被子里，按耐不住自己的情绪开始操作变换器。"
        },
        {
          "id_line": 813,
          "ja_text": "サイズは、先程が100分の1であったので、今回は200分の1の設定で考えてみる。",
          "zh_text": "尺寸先前是调到了100分之1，这一次就试着设定成200分之1吧。"
        },
        {
          "id_line": 814,
          "ja_text": "グングンと小さくなる賢哉は、先程の巨大な佳澄の姿を想像して薄ら笑いを浮かべていた。",
          "zh_text": "渐渐缩小的贤哉想象着之前佳澄巨大的身姿嘴角不禁微微上扬。"
        },
        {
          "id_line": 815,
          "ja_text": "ピンポーン♪",
          "zh_text": "叮——咚♪"
        },
        {
          "id_line": 816,
          "ja_text": "賢哉「！？」",
          "zh_text": "贤哉「！ ？」"
        },
        {
          "id_line": 817,
          "ja_text": "賢哉が大急ぎで廊下に出ると、なんと、玄関には巨大な佳澄の姿があったのだ。",
          "zh_text": "听到铃声贤哉急忙跑到走廊，不知为何，巨大的佳澄竟然站在玄关处。"
        },
        {
          "id_line": 818,
          "ja_text": "賢哉からすればはるか遠方に佳澄がいるため、佳澄の全身は霞んで見えていた。",
          "zh_text": "对贤哉来说现在是在遥远的远方眺望佳澄，所以佳澄的身影就像远处的山一样有些朦胧不清。"
        },
        {
          "id_line": 819,
          "ja_text": "そんな最中、佳澄は微笑みを浮かべながら、サンダルを脱ぎ廊下に歩を進めようとする。",
          "zh_text": "贤哉还在呆看着，佳澄面露微笑，脱下凉拖走进了走廊。"
        },
        {
          "id_line": 820,
          "ja_text": "自らが妄想していたときによもや巨大な佳澄が現れるなど思いもしなかった賢哉は興奮で冷めやらない状態になっていた。",
          "zh_text": "本来只是自己一个人在妄想，巨大佳澄本人出现完全出乎贤哉的意料，太突然了他没法突然刹住自己兴奋的情绪。"
        },
        {
          "id_line": 821,
          "ja_text": "佳澄「ごめーん。時計忘れちゃって･･･。」",
          "zh_text": "佳澄「不好意思， 忘拿手表啦･･･」"
        },
        {
          "id_line": 822,
          "ja_text": "佳澄がそう言い放った次の瞬間、佳澄の巨大な右の素足が廊下に着地する。",
          "zh_text": "佳澄话音刚落，下一瞬间巨大的右裸足就踩落在了走廊上。"
        },
        {
          "id_line": 823,
          "ja_text": "ズシイイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 824,
          "ja_text": "賢哉「おわわわっ！」",
          "zh_text": "贤哉「噢哇哇哇っ！ 」"
        },
        {
          "id_line": 825,
          "ja_text": "遠方からダイレクトに重低音が響き、その振動が小さな賢哉に伝わる。",
          "zh_text": "重低音从远方直击而来贤哉小小的身体感觉到了剧烈震动。"
        },
        {
          "id_line": 826,
          "ja_text": "そんな賢哉に構うことなく、続いて佳澄の巨大な左の素足が廊下に降り立とうとする。",
          "zh_text": "佳澄自然没有在意贤哉的存在，左脚继续踏上了走廊。"
        },
        {
          "id_line": 827,
          "ja_text": "ズシイイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 828,
          "ja_text": "佳澄「取りに来たんだけど･･･。」",
          "zh_text": "佳澄「我来拿一下东西的说･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 829,
          "ja_text": "賢哉「うおおっ！」",
          "zh_text": "贤哉「唔哦哦っ！ 」"
        },
        {
          "id_line": 830,
          "ja_text": "たまらず賢哉は体勢を崩し、その場に転倒してしまう。",
          "zh_text": "贤哉稳不住自己的重心，倒在原地。"
        },
        {
          "id_line": 831,
          "ja_text": "やがて、小さな賢哉の方向にある部屋を目指し、佳澄の蹂躙が始まったのだった。",
          "zh_text": "接着佳澄的蹂躏践踏开始转向迷你贤哉所在方向的房间。"
        },
        {
          "id_line": 832,
          "ja_text": "ズシイイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 833,
          "ja_text": "佳澄「誰もいないのかしら･･･」",
          "zh_text": "佳澄「没人在么･･･」"
        },
        {
          "id_line": 834,
          "ja_text": "賢哉「ま、待って、佳澄さ･･･」",
          "zh_text": "贤哉「等、等一下，佳澄･･･」"
        },
        {
          "id_line": 835,
          "ja_text": "ズシイイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 836,
          "ja_text": "佳澄「ま、いっか。部屋に取りに行こっと♪」",
          "zh_text": "佳澄「嘛，算了。 我自己进房间拿咯♪」"
        },
        {
          "id_line": 837,
          "ja_text": "賢哉「僕が床下にいる･･･」",
          "zh_text": "贤哉「我人在地板上･･･」"
        },
        {
          "id_line": 838,
          "ja_text": "ズシイイイン！！",
          "zh_text": "ズシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 839,
          "ja_text": "巨大な佳澄は猛烈な勢いで接近してくる。",
          "zh_text": "巨大的佳澄以猛烈的气势接近。"
        },
        {
          "id_line": 840,
          "ja_text": "先程、佳澄の家のキッチンで見ていた佳澄の素足には、まだおとなしさがあった。",
          "zh_text": "先前在佳澄家厨房看见的佳澄的裸足，还算是温柔平静。"
        },
        {
          "id_line": 841,
          "ja_text": "しかし、目の前のそれは、慈悲の欠片も見当たらない野蛮さを有していた。",
          "zh_text": "而现在眼前只有毫无慈爱毫无宽仁的野蛮感。"
        },
        {
          "id_line": 842,
          "ja_text": "爪先に力を込めて歩くため、指先が一時的に白く圧迫される。",
          "zh_text": "为了迈出下一步，重心力量转移到脚尖，脚趾头一时间被体重压迫而发白。"
        },
        {
          "id_line": 843,
          "ja_text": "歩行に伴って床から離れる巨大な足の裏は、その皮膚の部分が実によく床に吸い付いている。",
          "zh_text": "巨大脚底随着步行从地板离开，抬起的瞬间皮肤的部分竟能吸附住地板。"
        },
        {
          "id_line": 844,
          "ja_text": "さらに体温が高いのか、爪先は赤々と怪しく色づいているため、土踏まずの白さがやけに目立つ。",
          "zh_text": "不知是不是因为体温高的缘故，脚尖发红颜色怪怪的，显得雪白的脚心格外显眼。"
        },
        {
          "id_line": 845,
          "ja_text": "ズッシイイイン！！！",
          "zh_text": "ズッシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 846,
          "ja_text": "賢哉「ぐわっ！！」",
          "zh_text": "贤哉「咕哇っ！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 847,
          "ja_text": "まじまじと観察している賢哉を諌めるように佳澄の巨大な素足はいよいよ眼前に迫る。",
          "zh_text": "佳澄巨大的裸足像是要给正专心观赏的贤哉一个警告，渐渐靠近了他的眼前。"
        },
        {
          "id_line": 848,
          "ja_text": "賢哉は、巨大な佳澄とコンタクトを取ることをあきらめ、大急ぎで逃げ出したのであった。",
          "zh_text": "贤哉放弃了和巨大佳澄沟通的尝试，尽全力逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 849,
          "ja_text": "佳澄「勝手に部屋に入ってもいいかな･･･。」",
          "zh_text": "佳澄「擅自进别人房间真的好嘛･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 850,
          "ja_text": "佳澄はおそるおそる賢哉の部屋を覗きこむも、人の気配は感じられない。",
          "zh_text": "佳澄小心翼翼地窥探贤哉房间内部，完全没感觉到有人的气息。"
        },
        {
          "id_line": 851,
          "ja_text": "そのまま部屋のフローリングに遠慮なく自身の汗まみれの素足で踏みつけていく。",
          "zh_text": "于是她便不客气地把自己汗淋淋的赤足踩上了房间的木地板。"
        },
        {
          "id_line": 852,
          "ja_text": "ベタッ、ベタッ、ベタッ･･･",
          "zh_text": "吧嗒ッ、吧嗒ッ、吧嗒ッ･･･"
        },
        {
          "id_line": 853,
          "ja_text": "佳澄の歩いたあとには、素足から放たれる湿気で形成される足型が浮かび上がる。",
          "zh_text": "佳澄每走过一步，裸足放过的位置就会因湿气浮现一个脚丫形状的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 854,
          "ja_text": "その足型には、もわっとした強烈な足のにおいも残されていた。",
          "zh_text": "那个脚印还散发着强烈的脚的气味。"
        },
        {
          "id_line": 855,
          "ja_text": "小さな賢哉にとって部屋は、温度や湿気と共にいつ佳澄に踏み潰されるかもしれぬという危険も合せ、まさに地獄のような環境と化していた。",
          "zh_text": "对小小的贤哉来说，房间里湿度高温度也高，还有不知什么时候就被佳澄踩死的危险，简直就是地狱般的环境。"
        },
        {
          "id_line": 856,
          "ja_text": "賢哉「うぅ･･･、くさい、あつい、こわい･･･。」",
          "zh_text": "贤哉「呜呜･･･好臭，好热，好恐怖･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 857,
          "ja_text": "先程まで佳澄に抱いていた淡い妄想など消え去り、賢哉は恐怖に苛まれながら泣いていた。",
          "zh_text": "到刚才为止对佳澄的些许妄想现在已经烟消云散，贤哉的内心被恐怖填满哭了出来。"
        },
        {
          "id_line": 858,
          "ja_text": "佳澄「あれー、ないなあ･･･。」",
          "zh_text": "佳澄「啊咧——找不到啊･･･。 」"
        },
        {
          "id_line": 859,
          "ja_text": "ズッシイイイン！！",
          "zh_text": "ズッシイイイン！"
        },
        {
          "id_line": 860,
          "ja_text": "賢哉「うわっ！！」",
          "zh_text": "贤哉「呜哇っ！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 861,
          "ja_text": "ふいに佳澄の右の素足から激しい一歩が繰り出され、賢哉は上空へと舞い上げられてしまう。",
          "zh_text": "佳澄的右边裸足猛烈地踏出一步，贤哉被高高地弹飞悬在了半空中。"
        },
        {
          "id_line": 862,
          "ja_text": "賢哉の眼前に、しゃがみ込む巨大な佳澄の全景が現れる。",
          "zh_text": "从这个视角贤哉可以看到蹲着身的巨大佳澄的全景。"
        },
        {
          "id_line": 863,
          "ja_text": "右膝を立て、左脚は膝を床につき、黄色のキャミソールからは小ぶりの乳房を覗かせた佳澄の姿に賢哉は思わず興奮する。",
          "zh_text": "右腿撑地，左膝盖支在地板上，透过黄色的吊带衫可以窥见佳澄娇小的乳房，看着佳澄的身姿贤哉又忍不住兴奋了起来。"
        },
        {
          "id_line": 864,
          "ja_text": "その最中、賢哉は体勢を整えようと必死に宙をかく。",
          "zh_text": "同时贤哉努力试图调整体态在半空中拼命挥舞四肢。"
        },
        {
          "id_line": 865,
          "ja_text": "佳澄「床に落ちてるのかな･･･」",
          "zh_text": "佳澄「是不是掉到地上了･･･」"
        },
        {
          "id_line": 866,
          "ja_text": "そう佳澄が言葉を発すると、佳澄の巨大な顔が小さな賢哉目がけて接近してきた。",
          "zh_text": "这么说着的同时佳澄巨大的脸开始接近贤哉所在的方向。"
        },
        {
          "id_line": 867,
          "ja_text": "賢哉の前方は巨大な佳澄の顔で覆い尽くされ始める。",
          "zh_text": "巨大佳澄的脸遮住了贤哉的视野。"
        },
        {
          "id_line": 868,
          "ja_text": "佳澄「ん？」",
          "zh_text": "佳澄「嗯？ 」"
        },
        {
          "id_line": 869,
          "ja_text": "佳澄の巨大な２つの瞳が小さな賢哉をギョロリと覗き込む。",
          "zh_text": "佳澄巨大的双瞳盯见了贤哉。"
        },
        {
          "id_line": 870,
          "ja_text": "佳澄「フゥッ！！」",
          "zh_text": "佳澄「呼呜ッ！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 871,
          "ja_text": "賢哉「うわあ！！」",
          "zh_text": "贤哉「呜哇啊！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 872,
          "ja_text": "佳澄は小さな賢哉に息を吹きかけて吹き飛ばす。",
          "zh_text": "佳澄吹一口气把小小的贤哉吹飞了。"
        },
        {
          "id_line": 873,
          "ja_text": "賢哉はなす術もなく吹き飛ばされ、佳澄の太ももへと落下する。",
          "zh_text": "贤哉无力抵抗，落到了佳澄的大腿上。"
        },
        {
          "id_line": 874,
          "ja_text": "ポチョッ！",
          "zh_text": "ポチョッ！"
        },
        {
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          "ja_text": "賢哉「ううっ･･･。」",
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          "ja_text": "落下の衝撃が残る賢哉の周囲が突如として暗くなる。",
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          "ja_text": "賢哉が上方向に視線を向けると、そこには広大な佳澄の手のひらが存在していた。",
          "zh_text": "他视线转向上方，眼前是佳澄宽广的手掌。"
        },
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          "ja_text": "そして、何の躊躇もなく小さな賢哉目がけてその手のひらは落下を始める。",
          "zh_text": "他还没反应过来，那只手掌就向着小小的贤哉开始落下。"
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          "ja_text": "賢哉「へっ･･･？　うわあああっ！！」",
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          "ja_text": "５本の長い指を携えたその広大な手のひらは、グングンと賢哉に迫ってくる。",
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        },
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          "ja_text": "バチイイイン！！",
          "zh_text": "バチイイイン！"
        },
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          "ja_text": "賢哉の周囲を巨大な肌色の物体が覆ったかと思うと、賢哉は再び上空へと舞い上げられてしまう。",
          "zh_text": "贤哉的周围被巨大的肤色物体覆盖，贤哉又再次悬空了。"
        },
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          "ja_text": "運よく、賢哉は佳澄の指と指の間に位置していたため、叩きつけられた勢いで上へと浮かび上がったのだ。",
          "zh_text": "运气不错，贤哉的位置在佳澄的手指与手指之间，被拍击的力量弹飞在半空中飞舞。"
        },
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          "ja_text": "再び、賢哉の前方を巨大な佳澄の顔が覆う。",
          "zh_text": "贤哉的视线又被佳澄巨大的脸覆盖了。"
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          "ja_text": "「あぁ～、今日も疲れた～」",
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          "ja_text": "可愛らしい少女は自分の部屋に入ってランドセルをベットに放り投げるや否や、机の上に置いてあったスマホをとりだした。",
          "zh_text": "可爱的少女走进自己的房间，把书包往床上一扔，立刻拿起放在桌上的手机。"
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          "ja_text": "そして、検索サイトを開き、「高校」と検索した。",
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          "ja_text": "色々な高校の案内や入試情報が載るなか、少女はとある男子校をタップし、授業時間が載せられているページを開きまじまじと見つめた。",
          "zh_text": "在各种各样的高中介绍和入学考试信息中，少女点击了某所男校，打开有上课时间的页面，目不转睛地盯着。"
        },
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          "ja_text": "「うん！今日はここにしよう！」",
          "zh_text": "「嗯！今天就在这里吧！」"
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          "ja_text": "少女は笑顔になり男子校のページを開いたままスマホに手をかざした。",
          "zh_text": "少女面带笑容，拿起手机，打开男校的网页。"
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          "ja_text": "すると、手のひらから光が放たれ、部屋の真ん中にはさっきまでスマホに表示されていた男子校が現れた。",
          "zh_text": "这时，一束光从她的手掌射出，刚才手机上显示的那所男校出现在房间正中央。"
        },
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          "ja_text": "５階まであるその男子校は１４５ｃｍの少女の半分ほどしかないほどに縮小されていた。",
          "zh_text": "共有5层的该男子学校的身高只有145cm少女的一半。"
        },
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          "ja_text": "しかもおまけに体育館やプールなど、学校の敷地全てが縮小されていた。",
          "zh_text": "而且体育馆和游泳池等学校用地都被缩小了。"
        },
        {
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          "ja_text": "校舎は五階建てで、一般的に「学校」といわれたら想像するような真ん中の部分だけ屋上に繋がる階段のある、単純なものだった。",
          "zh_text": "校舍是一幢五层楼高的建筑，一普通的「学校」，只有中间部分有连接屋顶的楼梯，非常简单。"
        },
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          "ja_text": "少女は男子校を出現させると履いていた靴下を放り投げ、裸足のまま校庭に足を踏み入れ、容赦なく校舎の真ん中を右足で踏み抜いた。",
          "zh_text": "少女一看到男校就扔掉袜子，光着脚走进校园，毫不留情地用右脚踩过校舍的正中央。"
        },
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          "ja_text": "右足は校舎のコンクリートを砕き、そこにあった教室や生徒もろとも踏み抜き、校舎を右と左に分けた。",
          "zh_text": "右脚踩碎了校舍的水泥，教室和里面的学生，将校舍分成了左右两部分。"
        },
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          "ja_text": "少女は顔が赤くなり、",
          "zh_text": "女孩的脸变得通红。"
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          "ja_text": "「みんなー、私はこの校舎を全部踏み潰すから体育館に避難してね～。私やさしいから宿題終わるまで待っててあげるよ。ん～、２０分くらいかな」",
          "zh_text": "「同学们，我现在要把整栋教学楼都踩坏，请去体育馆避难吧。我会很温柔地等到做完作业的。嗯，20分钟左右吧。」"
        },
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          "ja_text": "そう一方的に校舎破壊予告をすると少女は足を校庭から出し、ベットに行きランドセルをあさると、筆箱とプリントを持って机に向かっていった。",
          "zh_text": "少女这样单方面地发出破坏校舍的预告，从校园里抬起脚，走到床上，打开书包，拿着铅笔盒和打印件走向书桌。"
        },
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          "ja_text": "全ての教室に少女の声が届き、騒然とした。",
          "zh_text": "少女的声音传到了所有的教室里，一片哗然。"
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          "ja_text": "「どうする？」「従うしかないんじゃないか？」「でも絶対に殺されるぞ！？」「従わなくても校舎もろとも踏み潰されるだけだ！」",
          "zh_text": "「怎么办？」「只能服从了吧？」「但是绝对会被杀的！ ？」「不服从的话，整个校舍都会被踩扁的！」"
        },
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          "ja_text": "校舎の真ん中の部分に職員室や放送室があったので全校生徒に支持をすることができず、生徒たちが全て独断で判断するしかないのだ。",
          "zh_text": "因为教职员室和广播室都在校舍中间，现在只能由学生自己判断。"
        },
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          "ja_text": "「どうしてこうなったの・・・？」「なんで俺たちなんだ・・・？」",
          "zh_text": "「为什么会变成这样？」「为什么是我们？」"
        },
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          "ja_text": "生徒の中にはまだこの状況を受け入れていない者もいた。",
          "zh_text": "有些学生还没有接受这种情况。"
        },
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          "ja_text": "一部のクラスではクラス委員がこれからの支持を出すところもあった。",
          "zh_text": "部分班级还出现了班长带头的情况。"
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          "ja_text": "「俺たちは体育館に行かない！」",
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          "ja_text": "「そ、それってどういう・・・」「このまま大人しく殺されろってのか！？」「どうすんだよ！？」",
          "zh_text": "「这、这是怎么回事……」「只能就这样乖乖地被杀了吗？ ！」「怎么办？ ！」"
        },
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          "ja_text": "「まぁ、聞け。これはあくまで推測だが、というかほぼ確実なんだが・・・あの校舎を破壊した怪物が俺たちを一か所に集めて生かすと思えないんだ！」",
          "zh_text": "「嗯，你听着。这只是推测，或者说是基本可以确定的……我不认为破坏校舍的怪物会把我们集中在一起让我们活下去！」"
        },
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          "ja_text": "「まぁ、そうだろうな・・・」「絶対殺されるだろう・・・」「俺は瓦礫と一緒に死ぬなんていやだ！」",
          "zh_text": "「嗯，应该是吧……」「绝对会被杀吧……」「我不想和瓦砾一起死！」"
        },
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          "ja_text": "「そうだろ？だから、この怪物の部屋から脱出するんだよ！」",
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          "ja_text": "少女の校舎破壊予告から５分ほど経過した。",
          "zh_text": "距离少女破坏校舍的预告5分钟后。"
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          "ja_text": "「おい、あれ見てみろよ」「ん？何だあれ？」「あいつらなにやってんだ？」",
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          "ja_text": "これまでなにもしていなかったクラスが窓の外を見る。",
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          "ja_text": "その多くの視線の先には３０人ほどがまとまって部屋の扉へ進んでいる図があった。",
          "zh_text": "在他们的视线的尽头，是一幕三十人左右聚集在一起朝房门走去的景象。"
        },
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          "ja_text": "奇跡的にも扉は生徒たちが通れるくらいの半開きになっていた。そこを通ろうという作戦なのだ。",
          "zh_text": "门奇迹般半开着，只够学生们通过。是想通过那里的作战计划。"
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          "ja_text": "少女はいまだに机に向かい、こちらを見る気配すらみせない。",
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          "ja_text": "「このままバレずにいけそうだな・・・」",
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        },
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          "ja_text": "そんな姿を見て逃走している生徒からは安堵の声が漏れる。",
          "zh_text": "看到这样的情景，逃跑的学生松了一口气。"
        },
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          "ja_text": "息が切れても全力で逃走組は走り続けた。",
          "zh_text": "即使上气不接下气，逃跑组也继续全力奔跑。"
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          "ja_text": "それぞれのクラスで答えが出、行動を始めたとき、逃走組はようやく扉付近まで近付いた。",
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          "ja_text": "「おい、あいつらマジで逃げられるんじゃね？」「マジか・・・俺もあのクラスについて行ったいった方がよかったかな・・・」",
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        },
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          "ja_text": "他の生徒からはそんな声が出てくる。",
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          "ja_text": "しかし、そんな思いもすぐに打ち消されることになった。",
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        },
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          "ja_text": "「よし、出口だ！みんな！あと少しの辛抱だ！」",
          "zh_text": "「好，出口到了！大家再忍耐一下！」"
        },
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          "ja_text": "逃走組のクラス委員が全員に言い放つ。",
          "zh_text": "逃跑组的班长对大家说。"
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          "ja_text": "「おお！」「あと・・・すこし・・・」「いくぞ！」",
          "zh_text": "「噢！」「还有……一点点……」「冲刺！」"
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          "ja_text": "彼はクラスメイトよりも少しリードをし、いち早く少女の部屋からの脱出に成功した。",
          "zh_text": "他比同班同学稍微领先一点，很快就成功逃出了少女的房间。"
        },
        {
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          "ja_text": "「や・・・った・・・みんな！やったぞ！」",
          "zh_text": "「做……到了……大家！成功了！」"
        },
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          "ja_text": "彼は反射的に後ろを見てクラスメイトの安否を確認しようとした。",
          "zh_text": "他反射性地往后看，想确认同学的安危。"
        },
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          "ja_text": "「・・・・え？」",
          "zh_text": "「呃？」"
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          "ja_text": "彼の目に映ったのはたった今抜けた扉であった。",
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          "ja_text": "少女に扉を閉められたのだ。そして、そこから自分たちのこともバレたということに繋がる。",
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          "ja_text": "「私から逃げるんだから覚悟はできてるよね？」",
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          "ja_text": "「ぎゃあああああぁぁぁぁ！」「いやだあああぁぁぁぁぁ！」",
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        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「おい！俺らも早く脱出するぞ！」「あいつ、早すぎんだよ・・」",
          "zh_text": "「喂！我们也要赶快逃出去！」「那家伙跑得太快了……」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "クラス委員はクラスの誰よりも体力があり、一番足が速かったのだ。",
          "zh_text": "班长的体力比班里的任何人都强，跑得最快。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "走りながらこんな会話をしていると生徒たちの天井が一気に暗くなった。",
          "zh_text": "学生们一边跑一边说着，上方一下子暗了下来。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "そして、ゆっくりと扉は隙間をなくし閉められた。",
          "zh_text": "然后，门慢慢地关上了，没有一丝缝隙。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「へ？」",
          "zh_text": "「啊？」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "生徒たちが上を見ると、そこには可愛らしい少女の顔があった。",
          "zh_text": "学生们向上一看，那里有一张可爱的少女的脸。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「うわあああぁぁぁぁ！」「み、見つかったあああぁぁぁぁ」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊！」「被发现了，啊啊啊啊啊啊。」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "少女の姿を確認すると同時に生徒たちは声を上げ、一斉に散らばり始めた。",
          "zh_text": "一看到少女的身影，学生们就大声叫了起来，开始分散开来。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「もう・・・」",
          "zh_text": "「真是的……」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "少女はため息をつく。",
          "zh_text": "少女叹了口气。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「私から逃げるんだから覚悟はできてるよね？」",
          "zh_text": "「既然你要逃，就已经有心理准备了吧？」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "そして、ゆっくりと右足を上げた。",
          "zh_text": "然后，慢慢地抬起右脚。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「ぎゃあああああぁぁぁぁ！」「いやだあああぁぁぁぁぁ！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊啊啊啊！」「不要啊啊啊啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "そんな生徒たちの願いもむなしく、５人でまとまっていた生徒たちに向けて踏み下ろした。",
          "zh_text": "学生们的愿望落空了，少女朝着5个人集合在一起的学生们落下了脚。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "そこに残ったのはただの赤いしみ５個であった。",
          "zh_text": "只剩下5个红色的斑点。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「ふ、踏み潰した・・・」「ま、マジかよ・・・」",
          "zh_text": "「踩扁了……」「啊，真的吗……」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "目の前で友人が潰されるところを目撃した生徒たちは尻もちをつき、動けない状況下にあった。",
          "zh_text": "目睹朋友在自己面前死去的学生们跌坐在地上，无法动弹。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「まだまだいるね～」",
          "zh_text": "「还有很多呢~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "少女はしゃがみ姿勢をとると行き場がなくなってただ逃げ回っているだけの生徒たちに手を伸ばした。",
          "zh_text": "少女蹲下身，向无处可去、四处逃窜的学生们伸出了手。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「ひいいぃいぃいぃぃぃ！」",
          "zh_text": "「咿咿！」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "親指と人差し指で生徒を摘まんで左手に乗せていく。",
          "zh_text": "用拇指和食指掐住所有学生放在左手上。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そうして、逃げていた全ての生徒を手に乗せると、左手の上は生徒たちでいっぱいになっていて今すぐにでも誰かが落ちそうなな状況だった。",
          "zh_text": "左手上全是学生，好像马上就会有人掉下去。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「俺らこれからどうなるんだ？」「わかんねぇ・・・」「殺されるんだろ！くそ！あの野郎！一人で逃げやがったぞ！」",
          "zh_text": "「我们今后会怎么样？」「会被杀的吧！可恶！那个混蛋！一个人跑了！」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "少女は生徒たちを落とさないようにそっと立ちあがった。",
          "zh_text": "少女为了不让学生们掉下去，悄悄地站了起来。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "しかし、手の上の振動は激しいもので生徒たちの圧迫に堪えられなくなり、一人手から落ちてしまった。",
          "zh_text": "但是，手上的震动太大，学生们无法承受，一个人从手上掉了下来。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「痛っ！・・・・ヒッ・・・」",
          "zh_text": "「好疼！啊！」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "まだそれほど高くなかったので大きな怪我を負うことはなかった。",
          "zh_text": "还没那么高，所以没有受重伤。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "だが、落ちた場所は少女の足元であった。",
          "zh_text": "但是，坠落的地方是少女的脚边。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「・・・・」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "少女はその生徒に視線だけを向け、無言のまま生徒の方へ足ずりを始めた。",
          "zh_text": "少女的视线落在那个学生身上，默默地朝学生走去。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「うわあああぁぁぁ」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊。」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "少女の足は生徒を巻き込みながら床を引きずり、あとには少し赤い液体が引きずられたものだけであった。",
          "zh_text": "少女的脚摩擦着地板，把学生卷了进去，只剩下一点红色的液体。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "少女はこれまでにないほど笑顔になった。",
          "zh_text": "少女露出了前所未有的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「あぁ、俺らも殺されるのか・・・」「今まで楽しかったなぁ・・」",
          "zh_text": "「啊，我们也会被杀吧……」「到现在为止都乐在其中啊……」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "手の上の生徒たちは悲鳴を上げるのも忘れ、ただただじっとするしかなかった。",
          "zh_text": "手上的学生们忘记了尖叫，只能一动不动。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "少女はこれ以上生徒が落ちないように慎重に顔の近くまで手を持ってくる。",
          "zh_text": "少女小心翼翼地把手伸到脸附近，以防学生再掉下去。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「さて・・・と・・・じゃあ、私から君たちには今からある選択をしてもらいま～す」",
          "zh_text": "「接下来……那么，我让你们现在做个选择。」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "少女は手の上の生徒たちに向かって笑顔で言い放った。",
          "zh_text": "少女笑着对着手中的学生们说道。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「せ、選択・・・？」",
          "zh_text": "「做、选择……？」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「えっとね、私は今からあなたたちを食べていきたいと思いま～す」",
          "zh_text": "「嗯，我现在开始想把你们吃掉。」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「た、食べる！？」「どういうことだよ・・・」",
          "zh_text": "「吃、吃！ ？」「这是怎么回事啊……」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "手の上が騒然となる。",
          "zh_text": "手上一阵骚动。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「助かりたいのなら飛び降りるしかないよ～」",
          "zh_text": "「想活下去的话就只能跳下去了~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「そんな・・・」「助かるわけないじゃないか・・」",
          "zh_text": "「怎么会……」「怎么可能活下去……」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "生徒たちにとってその高さは校舎の２倍に近い高さであった。",
          "zh_text": "对学生们来说，那个高度几乎是校舍的两倍。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「十秒くらい待っててあげる」",
          "zh_text": "「给你们十秒钟。」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "いーち、にーい、さーん・・・と、可愛らしい声で少女によるカウントが始まる中、生徒たちの何人かが飛び降り始める。",
          "zh_text": "一，二，三... 少女用可爱的声音开始了计数，学生中有几个人开始跳下去。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "しかし、飛び降りた全員が床に着地した時の衝撃に耐えることができなかった。",
          "zh_text": "但是，跳下去的所有人都无法承受着陆时的冲击。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「あぁ・・・みんな死んでいく・・・」",
          "zh_text": "「啊……大家都要死了……」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "他の生徒は何もできずに棒立ちするだけであった。",
          "zh_text": "其他学生什么也做不了，只是呆呆地站着。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「きゅーう、じゅう！それじゃあ、いただきま～す！」",
          "zh_text": "「九，十，好了！那我就开动了！」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "その掛け声とともに少女の顔は一気に生徒たちに近づき、口をゆっくりと開け、一番近くにいた生徒をくわえた。",
          "zh_text": "伴随着这一句话，少女的脸一下子接近了学生们，慢慢地张开嘴，叼住了离她最近的学生。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「うわああああぁぁぁぁ！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "くわえられた生徒は唇と唇の間で意味もなく抵抗するだけであった。",
          "zh_text": "被叼住的学生只是上下唇之间毫无意义地挣扎。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "そして、すぅっと少女の息を吸う音と同時に生徒は喉の奥へと消えていった。",
          "zh_text": "接着，随着少女的吸气声，学生消失在喉咙深处。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「う～ん！やっぱり小人はなんどき食べてもおいし～い」",
          "zh_text": "「嗯！果然小人无论什么时候吃都好吃。」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「・・・・」「あ・・・・」",
          "zh_text": "「……」「啊……」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "生徒たちは悲鳴をあげることもなくただその一部始終を見ていた。",
          "zh_text": "学生们没有发出悲鸣，只是自始至终注视着这一切。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "その後も同じように手の上にいた全ての生徒が少女に丸呑みされていった。",
          "zh_text": "之后手上的所有学生也同样被少女吞掉了。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「やっぱりこの味、癖になるなぁ～」",
          "zh_text": "「还是这个味道，让人上瘾啊~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "少女はほっぺを押さえた。その顔は充実に満ちているものであった。",
          "zh_text": "少女捂着脸颊。脸上写满了充实。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "「最後は・・・・っと」",
          "zh_text": "「最后……」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "少女は床を見ながらゆっくりと扉を開けた。",
          "zh_text": "少女看着地板，慢慢地打开门。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "クラス委員は逃げることも忘れ、扉の前で耳を塞いで部屋の中の様子を想像しないようにしていた。",
          "zh_text": "班长忘记了逃跑，站在门前堵住耳朵，不让自己想象房间里的情形。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "「あぁ、俺のせいで皆が・・・素直に体育館に行っていればよかったんだ・・・」",
          "zh_text": "「啊，都怪我……要是大家都老老实实去体育馆就好了……」"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "彼はどんどん自己嫌悪になっていき、ひたすら床を見ていた。",
          "zh_text": "他变得越来越自我厌恶，只是一味地看着地板。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "すると、ゆっくりと扉がゆっくりと開いた。",
          "zh_text": "然后，门慢慢地打开了。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「あ・・・開いた・・・」",
          "zh_text": "「啊……打开了……」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「最後はきみだよ～」",
          "zh_text": "「最后是你啦~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "彼が声のする方を見ると扉の隙間には可愛らしいあの少女の顔があった。",
          "zh_text": "他朝声音传来的方向看去，门缝里是那张可爱的少女的脸。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「うわあああぁぁぁぁぁぁ！これは夢だ！これは夢なんだ！このまま寝れば覚めるんだ！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊！这是梦！这是梦！继续这样睡下去就会醒的！」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「残念ながら夢じゃないよ～」",
          "zh_text": "「很遗憾，这不是梦~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "生徒の声が聞こえたのか少女は扉を全開にし、彼の方を向いてしゃがみながらそう言った。",
          "zh_text": "可能是听到了学生的声音，少女打开门，面向他蹲下说道。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "少女は右手の中指を内側に丸め親指で押さえ、中指に力を精一杯込めた状態、つまりデコピンの状態にし、その状態で彼の目の前に持ってきた。",
          "zh_text": "少女用拇指将右手中指向内弯曲，拿到他面前。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「な・・・なにを・・・」",
          "zh_text": "「什……什么……」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「ばいば～い」",
          "zh_text": "「拜拜。」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "彼が少女の顔の方を見ると、笑顔で手を振っていた。",
          "zh_text": "他看向少女的脸，只见她正笑着挥着手。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "右手の中指は一瞬で親指元から放たれ、彼の体に当たった。",
          "zh_text": "右手的中指一瞬间从拇指弹出，击中了他的身体。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "彼の体はあとかたもなく消し飛び、そしてそこには何もなくなっていた。",
          "zh_text": "他的身体消失得无影无踪，然后什么也没有了。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "少女は満足そうな笑みを浮かべ、そのまま校舎へ向かった。",
          "zh_text": "少女露出满足的笑容，径直走向校舍。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "「みんな～、私あと少しで宿題終わるから急いでね～」",
          "zh_text": "「大家，我还有一点就能做完作业，快点哦~」"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "少女はまるで今までのことが無かったかのように宿題の進行状況だけ伝え、机にもどった。",
          "zh_text": "少女就像从来没有发生过一样，只交代了作业的进展情况，又回到了书桌前。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "「まじであいつ全員を殺しやがったぞ・・・」「もうどうすることもできないんだな・・・」",
          "zh_text": "「他真的把所有人都杀了……」「已经无能为力了……」"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "少女の校舎破壊予告から１１分、まだ教室に残っていた生徒からそんな声が聞こえる。",
          "zh_text": "少女的校舍破坏预告后的第11分钟，还留在教室里的学生发出了这样的声音。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "「みんな、大人しく体育館に行くぞ・・・」",
          "zh_text": "「大家都乖乖地去体育馆吧……」"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "今まで迷っていたクラスもいまの一部始終をみて体育館へ移動を始めた。",
          "zh_text": "一直犹豫不决的班级也看到了刚才的一切，开始向体育馆移动。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "そうして、全てのクラスが体育館に到着して２分後、",
          "zh_text": "在所有班级到达体育馆2分钟后，"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "「んー、終わったー！じゃあみんな始めるね！」",
          "zh_text": "「嗯，结束了！那么大家开始吧！」"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "少女は机から離れ、校舎の方へ進み始めた。",
          "zh_text": "少女离开桌子，开始向校舍的方向走去。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "「よいしょっと！」",
          "zh_text": "「嘿咻！」"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "少女の足は無慈悲にも生徒の思い出とともに校舎を次々と踏み抜いていった。",
          "zh_text": "少女的脚无情地踏过一座又一座带着学生们回忆的校舍。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "「あぁ・・・・」",
          "zh_text": "「啊……」"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "校舎が壊されているところこそ見てはいなかったが、校舎が少女によって破壊される音を聞き、体育館内の生徒達は意気消沈としていた。",
          "zh_text": "虽然没看到校舍被破坏的样子，但听到校舍被少女破坏的声音，体育馆内的学生们都意志消沉。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "先ほどまで立派な形を保っていた校舎はすでに少女によって瓦礫の山と化していた。",
          "zh_text": "刚才还保持着漂亮形状的校舍已经被少女变成了一堆瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "ふぅ、と可愛らしい吐息を少女は吐くと、腰に手を当て、",
          "zh_text": "少女呼了一声，双手叉腰。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "「うん！これでよし！」",
          "zh_text": "「嗯！就这样吧！」"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "満足そうな笑顔でそう言った。",
          "zh_text": "她露出满足的笑容说道。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "「それじゃあ・・・」",
          "zh_text": "「那么……」"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "少女は体の向きを体育館に変え、近づいて行った。",
          "zh_text": "少女把身子转向体育馆，走了过去。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "この男子校の体育館は校舎と離れており、校舎の一階から伸びる廊下を通って行かなくてはたどり着けない構造になっていた。",
          "zh_text": "这所男校的体育馆离教学楼较远，必须通过从教学楼一楼延伸出来的走廊才能到达。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "少女は全員を体育館にいくように促したため、校舎にいた人間全員が体育館に避難し、ビクビクと怯えていた。",
          "zh_text": "因为少女催促所有人都去体育馆，所以校舍里的人都躲进了体育馆，吓得心惊胆战。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "「ふん、ふん、ふ～ん♪」",
          "zh_text": "「哼、哼、哼~♪」"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "少女は鼻歌を口ずさみながら体育館の屋根を両手で押さえると損壊させないようにそっと持ち上げる。",
          "zh_text": "少女一边哼着小曲，一边用双手按住体育馆的屋顶，为了不让它损坏，她轻轻地拿了起来。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "予想よりもきれいに外れた屋根は倒壊させた校舎にかぶせる様に乗せる。",
          "zh_text": "脱落的屋顶比预想的还要漂亮，盖在倒塌的校舍上。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "少女が上から体育館内を覗くと、中央付近にほとんどの生徒が集中していた。",
          "zh_text": "少女从上面往体育馆内看，几乎所有的学生都集中在中央附近。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "「おぉ！いっぱいいるなぁ～」",
          "zh_text": "「哦哦！好多人啊~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "「うわあああぁぁぁぁぁ！」「に、逃げろおおおおぉぉぉぉぉ！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊啊啊！」「快、快逃啊！」"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "少女が体育館を見下ろすと中にいた小人たちは散らばり始める。",
          "zh_text": "少女低头看了看体育馆，里面的小人开始四散奔逃。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "ある者は体育館から出るために出入り口に走り、ある者は自分の姿を隠すために体育館内にある体育倉庫に逃げ込み、またある者は何もできずに頭上にある少女の満足そうな笑顔を見ることしかできなかった。",
          "zh_text": "有的人为了离开体育馆跑到出入口，有的人为了隐藏自己躲进了体育馆内的仓库，还有的人什么也做不了，只能看着头顶上少女满足的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "少女は体育館を前にし、しゃがみ姿勢をとり、右手を中央に伸ばしていく。",
          "zh_text": "少女面对着体育馆，蹲下身，右手伸向中央。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "「あ・・・指が・・・」",
          "zh_text": "「啊……手指……」"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "少女の人差し指は的確に生徒の頭に向かって落ちていき、そのまま生徒の体を押し潰した。",
          "zh_text": "少女的食指精准地落在学生头上，压扁了学生的身体。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "指がその場から離れると、そこにはもはや人間の形など無いに等しいただの赤い肉片だった。",
          "zh_text": "当手指离开那里时，那里已经是几乎没有人形的红色肉片。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "「うわあああぁぁぁぁぁぁ！」「人を潰した・・・」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊啊啊！」「杀人了……」"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "その近くにいた生徒達は尻もちをついてその肉片を見つめていった。",
          "zh_text": "旁边的学生们都一屁股坐在地上，盯着那块肉片。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "「・・・あ！逃げちゃだめだよ！」",
          "zh_text": "「……啊！不能跑哦！」"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "少女は体育館の出入り口付近に立って生徒と遊び始めたので、脱出しようとする生徒たちを発見した。",
          "zh_text": "少女站在体育馆出入口附近开始和学生们玩时，发现了想要逃出的学生们。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "生徒たちとの距離を一歩で縮めると、その勢いで逃げた生徒たちを踏み潰した。",
          "zh_text": "她一步就拉近了和学生们的距离，然后踩扁了逃跑的学生们。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "足裏には赤いしみができるだけで、そこには先ほどの生徒と同じように肉片があり、それですら潰されてペシャンコになっていた。",
          "zh_text": "脚底只是出现了红色的斑点，那里和刚才的学生一样变成了肉片，然后连肉片也被压碎了，变成了碎屑。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "「逃げるからこうなるんだよ～」",
          "zh_text": "「逃跑的人就会变成这样~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "ふー、と、足元にあった肉片に向かって息を吹きかけると、ふわふわと肉片は空を飛び、校庭の砂とともに白くなっていった。",
          "zh_text": "少女对着脚边的肉片吹了一下，肉片轻飘飘地飞上天空，变成了和校园里的沙子一样的白色。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "「あいつら・・・」「もう逃げられないってことかよ・・・」",
          "zh_text": "「这家伙……」「已经逃不掉了吗……」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "もう逃げ道がないことを察し、少女を見ているしかなかった。",
          "zh_text": "他们意识到自己已无路可逃，只能看着少女。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "「は～い、みなさんご注目～」",
          "zh_text": "「好，请大家看过来。」"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "少女は再び体育館を上から見下ろす姿勢に戻り、中にいる生徒達に話しかけた。",
          "zh_text": "少女再次回到俯视体育馆的姿势，对里面的学生们说。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "先ほど１人の生徒を潰した人差し指を前に出し、生徒達に見せつける。",
          "zh_text": "向前伸出刚才捏坏一个学生的食指，让学生们看。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "「みんなには、私の右手と戦ってもらいたいと思いま～す」",
          "zh_text": "「我想让大家和我的右手战斗。」"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "「み、右手と戦うって・・・」「そんな無茶な・・・」「勝てるわけないじゃないか・・・」",
          "zh_text": "「和右手战斗……」「怎么可能赢啊……」"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "生徒たちはあまりにも勝ち目のない勝負内容を伝えられ、絶望するしかなかった。",
          "zh_text": "学生们被告知没有胜算的对决，只能绝望。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "「あ、そこ気を付けた方がいいよ～」",
          "zh_text": "「啊，最好注意一下那边。」"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "「え・・？」",
          "zh_text": "「什么？」"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "少女は突然に下を向き、そこにいる生徒達に笑顔で忠告した。",
          "zh_text": "少女突然低下头，笑着向在场的学生们忠告。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "そんな中突然に聞こえた少女の忠告する声。それは２度と復唱されることはなく、指との勝負に気を取られていた生徒には少女の忠告は右から左に流れていくように些細なものだった。",
          "zh_text": "这时突然听到了少女的忠告。这句话没有重复两次，对于只顾着考虑和手指较量的学生们来说，少女的忠告就像耳旁风一样微不足道。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "「おい！とにかくやばい！逃げるぞ！」",
          "zh_text": "「喂！总之太危险了！快跑！」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "しっかりと少女の忠告を聞いていた生徒はとにかく危険だということだけを察知し、近くにいた生徒達に一緒に逃げるように促す。",
          "zh_text": "认真听了少女的忠告的学生只察觉到了危险，催促附近的学生一起逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "しかし、それも少女の忠告と同じように他の生徒達の耳には届かなかった。",
          "zh_text": "但是，这也和少女的忠告一样，没有传到其他学生的耳朵里。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ",
          "zh_text": "轰轰轰"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "少女は自分の体をしゃがみ姿勢のまま前に倒し、体育館の壁を破壊しはじめた。",
          "zh_text": "少女蹲下身子往前倒，开始破坏体育馆的墙壁。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "「え！？ちょっ・・・うわあぁぁぁぁぁ！」「壁が！助けてえぇぇぇぇ！」",
          "zh_text": "「啊？ ！等……哇啊啊啊！」「墙倒了！救命！」"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "その場に止まっていた生徒たちは壁が破壊される大きな音とともに今起きている事態を把握した。しかし、時すでに遅し。気がつき、振り向いた頃には体育館の壁が目の前に迫ってきており巻き込まれていった。",
          "zh_text": "在那里停留的学生们随着墙壁被破坏的巨大声音，才知道正在发生的事情。但为时已晚。等回过神来，再回头时，体育馆的墙壁已经逼近眼前，他被卷入其中。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "壁が壊された原因は少女の両膝によるものであった。",
          "zh_text": "墙壁被破坏的原因是少女的双膝。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "しゃがみ姿勢のまま両膝を体育館に倒していったので壁が破壊されることになったのだ。",
          "zh_text": "因为一直蹲着，双膝倒在体育馆里，墙壁被破坏了。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "少女は正座になり、体育館の端にとどまった。",
          "zh_text": "少女跪坐在体育馆边上。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "結果、いち早く行動した数人だけが生き残った。",
          "zh_text": "结果，只有早早行动的几个人活了下来。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "これにより体育館が１／３削られ、散らばっていた生徒はほとんど同じ場所に集まることとなった。",
          "zh_text": "这样一来，体育馆被削减了1/3，分散的学生几乎都集中到了同一个地方。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "この体育館にはトイレが無く、校舎にあるもので用を足すしかない。体育倉庫などの別のスペースもあったが、少女の膝によりただの瓦礫と化したのだ。",
          "zh_text": "这个体育馆没有厕所，只能用校舍里的便池。虽然还有体育仓库等其他空间，但因为少女的膝盖而化为瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "「それじゃあ、始めるよ～」",
          "zh_text": "「那么，开始吧~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "少女は改めて生徒達を見ると、バトルを始めるつもりなのか右手をあげた。",
          "zh_text": "少女再次看了看学生们，举起了右手，似乎要开始战斗了。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "「私が痛い！って思ったら君達の勝ちでいいよ～。・・・じゃあ、スタート！」",
          "zh_text": "「如果让我觉得痛的话，就算你们赢好了……那么，开始！」"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "「え・・・？」",
          "zh_text": "「什么？」"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "直前にルールを一方的に伝え、バトルスタートの合図を出すと、少女は左手を床につくと、一番生徒達が集まっていた集団に右手で叩きつけた。",
          "zh_text": "在前面单方面传达了规则，发出战斗开始的信号后，少女左手着地，右手狠狠地砸向聚集了最多学生的那群人。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "「うわああああぁぁぁぁぁ！」「ひいいいいぃぃぃぃ！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊！」「咿咿咿咿！」"
        },
        {
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          "ja_text": "いち早く避けた生徒だけが潰されることはなかったが、数人が犠牲となった。",
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          "ja_text": "「ほら、ほら！逃げてないで反撃してきなよ！」",
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          "ja_text": "当然生徒達は反撃することなどできず、逃げ回ることしかできなかった。",
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          "ja_text": "少女は見境なしに右手を使って殺戮を始めた。",
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          "ja_text": "ある者は人差し指と親指に挟まれてそのまま力を入れられ、すり潰された。",
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        },
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          "ja_text": "ある者は指パッチンの形になった右手の中指で体ごと消し飛ばされた。",
          "zh_text": "有的人则被右手中指弹中，连身体一起消失。"
        },
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          "ja_text": "５人ほどが右手に鷲掴みにされ、そのまま力を入れられ、潰された。",
          "zh_text": "大约有5个人被右手握抓住，就这样被用力压扁了。"
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          "ja_text": "生徒達にとってはバトルなどではなく、ただの殺戮なのだ。",
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          "ja_text": "そんな中でも逃げ出そうとする生徒は現れる。",
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          "ja_text": "「逃げるしかないぞ！」「で、でもよ！あれ見てみろよ！」",
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          "ja_text": "体育館の出入り口は先ほどの少女の正座により壁とともに瓦礫となり、逃げ道が無くなっていた。その瓦礫を避けていったら確実に 少女に見つかって潰されることになるであろう。",
          "zh_text": "体育馆的出入口因为刚才那个跪坐，和墙壁一起变成了瓦砾，没有退路。如果绕过瓦砾，肯定会被少女发现而被压扁。"
        },
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          "ja_text": "「それでもいくしかないだろ！」「ちょ、待てよ！おい！」",
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        },
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          "ja_text": "生徒は必死に瓦礫を避けて脱出を試みる。忠告した生徒も共についていく。",
          "zh_text": "学生拼命绕过瓦砾试图逃生。提出忠告的学生也跟了过去。"
        },
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          "zh_text": "偶尔回头确认情况的两名学生抱着逃跑的希望，成功地从瓦砾中脱离出来。"
        },
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          "ja_text": "「ふぅ～、これで全部かな？みんな弱すぎだよ～」",
          "zh_text": "「哦，这就是全部了吗？大家都太弱了。」"
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          "ja_text": "一方的な殺戮を終えた少女の右手は真っ赤になっていた。そして、とても満足そうに満面の笑みを浮かべ立ちつくしていた。",
          "zh_text": "结束了单方面的杀戮的少女的右手变得通红。然后，非常满足地满面笑容地站着。"
        },
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          "ja_text": "「気づいて・・・ない？」「おい！いくぞ！」",
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          "ja_text": "それを利用して生徒２人は必死に走った。行き先はわからなかったがとにかく少女から距離をあけたかったのだ。",
          "zh_text": "利用这一点，两名学生拼命奔跑。虽然不知道要去哪里，但还是想和少女保持距离。"
        },
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          "ja_text": "そして、奇跡的にベッドの下へ逃げることに成功した。",
          "zh_text": "然后，奇迹般地成功逃到了床下。"
        },
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          "ja_text": "少女は体育館を破壊し始めた。",
          "zh_text": "少女开始破坏体育馆。"
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          "ja_text": "「あぁ、俺達の校舎と体育館が・・・」「バカッ！出るな！」",
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          "ja_text": "「うん、こんなもんかな！」",
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          "ja_text": "少女は瓦礫の上に手をかざすと、手のひらから光が放たれ、その光は瓦礫を包み、一瞬で消し去った。",
          "zh_text": "少女把手伸到瓦砾上，手掌发出光芒，光芒包裹着瓦砾，瞬间消失。"
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          "ja_text": "「ふぅ～、今日も楽しかった～！」",
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          "ja_text": "右手を見て部屋を出ていった。",
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          "ja_text": "奇跡的にも少女は扉を完全に閉めることを忘れ、少し隙間ができた。",
          "zh_text": "奇迹般的是，少女忘记把门完全关上，门里出现了一点缝隙。"
        },
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          "ja_text": "「あれ、脱出できるんじゃないか？」「え？・・・・あ、開いてる・・・」",
          "zh_text": "「那个，应该能逃出去吧？」「啊？……啊，开着……」"
        },
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          "ja_text": "「行くか！」「で、でもしっかりと安全を確保してから・・・あ！」",
          "zh_text": "「走吧！」「但，但是要确保安全之后……啊！」"
        },
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          "ja_text": "１人の生徒が注意するのも聞かず、もう１人が先に扉へ走る。それに流され、注意した生徒もついていく。",
          "zh_text": "另一个学生不听提醒，先跑到门口，提醒他的学生也跟着过去。"
        },
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          "ja_text": "そして、見事部屋からの脱出に成功した。",
          "zh_text": "然后，成功地从房间里逃了出来。"
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          "ja_text": "「やっ・・・・た・・・」「やったぞ・・・」",
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          "ja_text": "「よっしゃああぁぁぁぁぁ！あのクラスみたいにはならんぞ！」",
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          "ja_text": "「な、なにを・・・？」「まさか・・・・」",
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          "ja_text": "僕はホームレス仲間のレンさんを思い出す。本当の名前は知らないけれど、みなからそう呼ばれていた中年の男性だ。彼は歳にも似合わず若い女の子ばかりナンパしていた。それがまた大人びた感じの女の子ばかり探し当ててくるもんだから、ちょっとした有名人だったのだ。",
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        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "音を立ててつばを飲み込んだ。生活レベルが地に落ちた僕にとって、1万円という金額は非常に大きい。これだけで何週間かは自販機の下を漁ったり、アルミ缶を集めたりせずに凌ぐことができる。",
          "zh_text": "我咕嘟咽了一口口水。对于生活水平垫底的我来说，1万日元是非常多的。靠这些，我可以连续几个星期不用去自动售货机下面捡硬币，也不去收集铝罐。"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "ちらり。僕は少女の柔らかそうな手が示すトンネルのような穴に視線を送った。",
          "zh_text": "转过头。我将视线投向少女柔软的手所指向的隧道般的洞穴。"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "その穴は僕が漁っていた自販機のの真後ろ、古めかしいテナントビルの壁に開けられていた。",
          "zh_text": "那个洞开在我捡钱的自动贩卖机正后方，一栋陈旧的出租大楼的墙上。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "テナントビルとはいっても今はどのスペースにも何も入っておらず、住宅でいえば空き家も同然の状態だ。とくに店を構えても客入りが良くなく、店のオーナーとかには嫌われている物件らしい。何らかの曰くつきなのかもしれなかった。",
          "zh_text": "虽说是租来的大楼，但现在那个空间里什么都没有，用住宅来比喻，就等于空着的房子。特别是即使开了店，客人也不怎么来，好像是被店主讨厌的房子。也许有某种说法。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "トンネルの高さは1.5メートルほど。横幅は僕の肩幅よりやや広いくらいで少し狭そうだ。だけどくぐるだけなら困らなそうである。",
          "zh_text": "隧道高1.5米左右。宽度比我的肩膀略窄。不过，如果只是钻进去的话，倒也没什么问题。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "僕はわりと小柄だし、最近はまともに食事もとれずやせ細ってきている。この大きさなら万が一奥で詰まっても後退することで抜け出せるだろう。",
          "zh_text": "我个子不高，最近连饭都没吃，越来越瘦了。这个大小万一堵在里面，也可以后退出来。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "にしても、こんなところにこんなにも大きな穴が空いていただろうか。さすがにこれほど大きな穴が空いていたら目に止まりそうだけど、まったく僕の記憶にない。",
          "zh_text": "不过，这种地方会有这么大的洞吗？这么大的洞，应该很容易看到，但我完全没有印象。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "「少し進めば広い場所に出ると思うから、そこで待っててください。10分くらいで準備が整うと思います」",
          "zh_text": "「我想再往前走一点就会来到一个宽敞的地方，所以请在那里等我，我想10分钟左右就能准备好。」"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "「準備ってなんだ……？　まぁ……いいよ。暇だし」",
          "zh_text": "「准备什么？啊……算了，反正我有空。」"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "「ふふ、やったぁ」",
          "zh_text": "「呵呵，太棒了。」"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "疑いの目を向けつつも、僕はお願いに乗ってしまっていた。いまいち腑に落ちないが、いたずらにしても稀に本当に金をくれる変わり者がいるものだから、ついついその気になってしまうのだ。",
          "zh_text": "尽管我带着怀疑的目光，还是答应了她的请求。虽然我还是无法接受，但即使是恶作剧，也很少会有真的给钱的怪人，所以不知不觉就有了那种想法。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "セーラー服の女の子はセミロングの髪に指を絡ませながらとてもうれしそうに微笑んでくれて、それだけでも承諾した甲斐があるとか思った。",
          "zh_text": "穿水手服的女孩用手指缠绕着长发，非常开心地对我微笑，光是这样就觉得答应是值得的。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "念のため、ドッキリのカメラを探すみたいにスマホを構えた他の女学生がいないかとと周りを見回してみるが、まぁそう簡単に見つかるわけないよな。",
          "zh_text": "为了保险起见，我环视了一下周围，看看有没有拿着手机偷拍的女学生，不过也没那么容易就能找到。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "まぁ受けてしまったものはしょうがない。くぐってみよう。",
          "zh_text": "反正接受了也没办法。就钻过去看看吧。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「このカメラを頭にくくりつけてください」",
          "zh_text": "「请把这个照相机绑在头上。」"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「あいよ」",
          "zh_text": "「好的。」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "それは超小型の軽量カメラだった。目線カメラというやつだ。完全にドッキリじゃねえか。でもまあいいよ、うん。",
          "zh_text": "那是一台超小型轻量照相机。叫视线摄像机。完全是胡闹嘛。不过没关系，嗯。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "ホームレスになってから、しばらくカメラなんてもの触ったことがなかったから知らなかったが、まるで100円玉みたいに軽かった。これなら頭にくくりつけていても気にならないだろう。それどころかくくりつけていることを忘れてしまうかもしれない。",
          "zh_text": "成为流浪汉后，我有一段时间没碰过相机，所以不知道，它可以像100日元的硬币一样轻。这样的话，绑在头上也不会在意吧。不仅如此，还可能会忘记绑了这个东西。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "僕がカメラをくくりつけ終え、少女に促されていびつにくり抜かれたかのような壁の前に立つ。離れているとあまり気にならなかったが、壁は結構ボロくて、手を触れると簡単にポロポロ外壁が崩れてしまいそうなほどにヒビが走っている。",
          "zh_text": "我绑好相机，在少女的催促下，站在仿佛被扭曲了的墙壁前。离得远没太注意，但墙壁相当破旧，到处都是裂缝，用手一碰，外墙很容易就会坍塌。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "膝を折り、頭を狭いトンネルの中へ突っ込んだ。履きくたびれて繊維の弱っているズボンを破かないように気をつけながら、膝たちの状態で進んでいく。夕焼けが少しずつ差し込まなくなって薄暗くなっていった。",
          "zh_text": "我弯下膝盖，一头扎进狭窄的隧道里。小心翼翼地不把穿旧了的裤子弄破，用膝盖前进。晚霞渐渐照不进来，天色渐渐暗了下来。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "背後から踏切の警告音が鳴り始めた。鍋を叩くようなカンカンした音のあと、列車が通過する音がそれをかき消す。",
          "zh_text": "背后传来道口的警报声。一阵敲锅般的咔嗒咔嗒的声音之后，列车通过的声音淹没了一切。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "トンネルは少しずつ広くなっていっているらしく、いつの間にかまっすぐ立ち上がれるようになっていた。入り口で1.5メートルほどだった天井には、もはや手が届かない。",
          "zh_text": "隧道似乎在一点点变宽，不知不觉间已经能笔直站起来了。入口1.5米左右的天花板已经够不着了。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "やがてすべての音をかき消すように滝の音が聞こえてくる。ていうかなんで滝？　ここって屋内じゃないのか？",
          "zh_text": "不久，瀑布的声音淹没了所有的声音。怎么说呢，瀑布？这里不是室内吗？"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "不自然な環境音にいぶかしみながらも進んでいくと、今度は目指す方向から光が差し込んできていた。逆に、背後を振り返ってみると、もう夕焼け色の日光は見えてこない。",
          "zh_text": "我一边对不自然的环境音感到诧异，一边继续前进，这次有光线从前方照了进来。相反，回头一看，已经看不到晚霞色的阳光了。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "出口のほうは入り口とは比べ物にならないくらいめちゃくちゃでかいな。トンネルなんてレベルじゃないぞ。テナントビルの最上階まで突き抜けてるんじゃないか？",
          "zh_text": "出口远比入口大得多。这可不是什么隧道，这不直通到大楼顶层了吗？"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「なんだここ、なんでビルの中に街が……？」",
          "zh_text": "「这里是怎么回事？为什么大楼里会有街道？」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "トンネルを抜けるとそこは市街地だった。",
          "zh_text": "穿过隧道就是市区。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "将棋盤のように綺麗に区画された街からはどこか人工的な香りがする。いや、ビル街なんてものはもとから人工的なものではあるんだけども、街の作りから歴史を感じないというか。とにかく違和感がある。",
          "zh_text": "棋盘般整齐划一的街道散发出一股人工香气。不，高楼大厦这种东西本来就是人工建造的，但从街道的建造中感受不到历史感。总之有种违和感。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "振り返りつつ上を見上げれば巨大な滝があり、高さ数十メートルの位置から轟音を立てて多量の水を滝つぼへと落としていた。水は不気味なほどに透き通っていた。",
          "zh_text": "回头向上一看，有个巨大的瀑布，从几十米高的地方发出轰鸣声，大量的水正往瀑布的水潭里倾泻。水清澈得令人毛骨悚然。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "この滝も自然にできたものではないことは、滝つぼの水面から見える底のタイルが物語っている。まるで、音をかき消すために用意されたそれのような……。",
          "zh_text": "瀑布也不是自然形成的，从瀑布潭的水面可以看到底部的瓷砖。简直就像是为了掩盖声音而准备的……。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「って、アレ？　嘘だろ？」",
          "zh_text": "「什么、这是？骗人的吧？」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "滝を眺めていた視線をふと横に向ければ、僕が通ってきたはずの巨大トンネルがそこにはない。ただ切り立った崖がそびえているだけだった。崖を殴る蹴るしてもまったくの無反応である。てか殴ってたら普通にいてえ。",
          "zh_text": "望着瀑布的视线突然转向旁边，我刚才走过的巨大隧道不见了。只有陡峭的悬崖耸立着。对着悬崖拳打脚踢也毫无反应。反倒是手脚普通地疼。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "大きなため息を吐き出しつつも、すぐに頭を切り替えて今後の方針を考える。とりあえずこの街を生活拠点にしたほうが早いか？",
          "zh_text": "我叹了口气，马上转换思路思考今后的方针。还是先把这个城市作为生活据点比较快？"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "幸いといってはなんだが、僕に帰る家はない。ここ最近はどこかに定住したということもなかったし、あの街に未練があるわけでもないのだ。",
          "zh_text": "该说幸运还是不幸，反正我无家可归。最近并没有在什么地方定居过，也对那个城市没有什么留恋。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "10分ほど街を散策してわかったことが2つある。",
          "zh_text": "我在街上逛了10分钟左右，发现了两件事。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "この街には天井があった。こんなにも広いのにだ。",
          "zh_text": "这个城市有天花板。而且这么大。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "見上げても青空（あるいは夕焼け空）はなく、ここが建物の中であることがよくわかる。もっといえば立方体の箱のような物体に包まれているらしい。",
          "zh_text": "抬头一看也没有蓝天（或晚霞天空），很清楚这里是建筑物。进一步说，好像是被一个立方体盒子一样的物体包裹着。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "直方体ではなく立方体だ。ビルは縦に長く直方体だったので、ビル全体を使ってこの街を作り出しているのならば立方体になるはずがないと思うのだが……うーん、よくわからん。",
          "zh_text": "不是长方体，而是立方体。大楼是纵向的长方体，如果是用整栋大楼来打造这个城市的话，应该不会是立方体……嗯，不太清楚。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "天井にはとてつもなく巨大な穴が空いているが、真下にでも行かないと外の様子は見えそうになかった。入り口が消滅してしまった以上、出口となり得るとしたらあの穴だが、考えてもみてくれ。天に開かれた穴に向かって登るとかどんなファンタジーRPGだよ。あいにくそんな力は僕に備わっていないんだよな。",
          "zh_text": "天花板上有一个巨大的洞，但不走到正下方，似乎看不见外面的情况。既然入口已经消失了，那么可以作为出口的就是那个洞了，想想看，向着向天敞开的洞攀登是怎样的幻想RPG啊。不巧我不具备那种能力。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "もう一つは、この街にはワケありの男ばかりが暮らしているみたいだった。数は50人程度で、みな同じように謎の女学生にいざなわれた者たちだった。一番多いのは僕のようなホームレス。他にもいろいろなワケあり男性がいるのだが、紹介するには人数が多すぎるので割愛させてもらう。",
          "zh_text": "另一个是，这条街上好像都住着不少男人。人数大约50人，都是同样被神秘女学生戏弄过的人。最多的是像我这样的流浪汉。虽然还有其他各种各样的男性，但要介绍的人数太多了，所以就省略了。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "そして僕は少々浮かれていた。その中で見知った顔を見つけたのだ。先ほど話にも出たレンさんである。レンさんと僕は特別親しいわけでもなかったが、未知の世界で知り合いと顔を合わせることができて安心した。",
          "zh_text": "然后我有些兴奋。因为我在其中发现了一张熟悉的脸。就是刚才提到过的连先生。连和我并不是特别亲近，但能在未知的世界里和熟人见面，让我感到安心。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "彼は2週間ほど前にセーラー服の少女に口説き落とそうとしたところ、「この穴をくぐってくれたら考えてあげます」なんて言われて話に乗ったらこんなところに来ていた、などという。行動とか口説き文句とかは格好いいんだけれども、どこか間抜けているんだよな、この人は。",
          "zh_text": "他说，大约2周前，他试图搭讪一名水手服少女时，对方说:「如果你能钻过这个洞，我可以考虑一下。」于是他就答应了，没想到竟然来到了这种地方。这个人的行为举止和劝诱语言都很帅气，但总觉得有些愚蠢。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "2週間も閉じ込められているというのに、レンさんはこの街のことを絶賛していた。",
          "zh_text": "虽然已经被关了两个星期，连却对这个城市赞不绝口。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "どこもかしこも空き家だらけ。ガスや電気は通っていないが、風がしのげるから毎日暖かい日々が送れている。いい物件を紹介してやるからついてこい、なんて不動産屋の社長みたいなことを言って、街の案内がてら僕を連れ回した。",
          "zh_text": "到处都是空房子。虽然没有通煤气和电，但却可以挡风，所以每天都过着温暖的日子。说着我给你介绍好房子，跟我来吧，之类的房产中介老板的话，顺便带我到处走走。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「え……この穴におしっこするだけで？」",
          "zh_text": "「诶……只是朝这个洞里尿尿？」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「そう。そうしたら1万円あげる」",
          "zh_text": "「对，这样做我就给你1万日元。」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "ちょっとえっちな大人みたいな笑みを浮かべるユウコに連れられてやってきたのは、とある繁華街の一角にたたずむビルだった。",
          "zh_text": "裕子的脸上浮现出大人般H的笑容，带着我来到了位于繁华街一角的一栋大楼。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "足元には小さな穴が開けられた白い箱が置かれている。大きさはだいたい縦横高さが10cm。ユウコはこんな小さな箱に空いた穴におしっこを注ぎ込めというのだ。",
          "zh_text": "脚边放着一个开了个小洞的白色箱子。大小大致长宽高10cm。裕子要我尿到这个小箱子里的洞里。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "小遣いが少ない上にバイト禁止の校則に縛られる私にとって、1万円という金額は非常に大きい。これだけで少し前から目をつけている可愛いワンピースとそれに似合いそうな髪飾りが買える。",
          "zh_text": "对于零花钱很少，又被禁止打工的校规所束缚的我来说，1万日元的金额是非常多的。仅凭这些就能买到之前就开始关注的可爱的连衣裙和与之相配的发饰。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "1ヶ月1000円なんていう安いお小遣いを10ヶ月もかけてコツコツ貯める必要もなくなるし、来週の土曜にみんなと予定している買い物にも可愛く決めていけるわけだけど……。",
          "zh_text": "一个月1000日元的零用钱不用花上10个月攒起来，下星期六和大家预定的购物也可以很可爱地决定……。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「こ、こんなところでおしっこするなんて恥ずかしいよぉ……」",
          "zh_text": "「在、在这种地方尿尿，太丢人了……」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「なら別にいいよ」",
          "zh_text": "「那就算了。」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「でもお金ほしい……」",
          "zh_text": "「可是我想要钱……」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "おしっこをするだけ……とはいったものの、ここはトイレじゃない。このあたりにはわりと多く建っているテナントビルの一角である。そして大事なことなのでもう一度いうけど一角といってもトイレじゃない。",
          "zh_text": "只是尿尿……话虽如此，这里不是厕所，是这一带建得比较多的出租大厦的角落。而且因为很重要，我再说一遍，虽说是角落，但不是厕所。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "テナントビルはもぬけの殻。人はいないけれど粗雑な立体駐車場みたいに外壁がむき出しになっていて、風が吹き抜けていく音がする。これでは野外でおしっこをするのと大差ないじゃん。",
          "zh_text": "出租大楼都是空壳。虽然没有人，但外墙裸露得像个粗糙的立体停车场，有风吹过的声音。这和在野外尿尿没有太大区别。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「でもなぁ……トイレでやるんだと思ってたんだもん。だから引き受けたの」",
          "zh_text": "「可是……我还以为是在厕所呢，所以就答应了。」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「やるのー？　やらないのー？」",
          "zh_text": "「做？还是不做？」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「むー……」",
          "zh_text": "「嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "ユウコが言いつつ、足元の小さな立方体に開いた穴に漏斗を差し込む様子を、私はうんうんうなりながら眺めていた。ちなみに漏斗は液体を狭い穴に流し込むための口が広くなっている筒のようなアレだ。もともとフラスコとかに刺して液状の物体を流し込んで、薬を混ぜる道具だったっけ。",
          "zh_text": "裕子一边说着，一边把漏斗插入脚边的小立方体上的洞里，我一边哼哼着一边看着她。顺便说一下，漏斗是为了让液体流入狭窄的洞里，开口变宽的筒一样的东西。原本是用来把液状的物体到进烧瓶里，然后搅拌的工具。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "ユウコが立ち上がる。完全に何かを注ぎ込むための箱と化したそれをまじまじと見つめ、しばらく黙った。ほてる頬に風が気持ちいい。",
          "zh_text": "裕子站了起来。我目不转睛地盯着那个完全变成了用来倒入东西的箱子，沉默了一会儿。风吹拂着脸颊，感觉很舒服。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "ここにまたがっておしっこをしてほしいというのが今回の撮影内容かぁ……。",
          "zh_text": "这次的拍摄内容是在这里尿尿吗……。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「……で、カメラはどこなの」",
          "zh_text": "「……那么，相机在哪里？」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「やる気になったの？」",
          "zh_text": "「你决定要做了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「なったの！　で、カメラは？　私の顔が映らないように配慮してくれるっていうのは本当？」",
          "zh_text": "「是啊！那么，相机呢？不会拍到我的脸，是真的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "吹き抜けとなったビル内部を見回してみるが、どこにもカメラと思しきものは見当たらない。これじゃあ本当に私の顔が映らないかどうかがこちら側で判断できないじゃん。",
          "zh_text": "我环视了一下空空如也的大楼内部，没有发现任何疑似摄像机的东西。这样的话，我真的无法判断自己的脸是否拍不到。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「カメラはここ。この箱の中にあるから、絶対に映らないよ」",
          "zh_text": "「相机在这里，在这个箱子里，绝对拍不到。」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「こんなに小さい箱の中に？」",
          "zh_text": "「在这么小的箱子里？」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "依頼主たるユウコが漏斗の差し込まれた小箱を指し示す。この箱の中って……どんだけ小さいカメラなの？",
          "zh_text": "委托人裕子指着插着漏斗的小箱子。这个箱子里……多小的照相机啊？"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "でもまぁなるほど理解した。確か以前も便器の中からの撮影に応じたことがあるし、この子ならあり得るだろう。",
          "zh_text": "不过总算理解了。以前也在马桶里进行过摄影，这样子应该有可能。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "でもそのときとは違い、純粋に尿という液体しか映らない。",
          "zh_text": "但和那时不同，只能拍到纯粹的尿液。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「そんな映像に価値なんてあるのかなぁ」",
          "zh_text": "「这样的影像有价值吗？」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「あるから頼んでるの。それに、顔は映らなくても声はちゃんと入るから、伸びるんだなぁ、これが」",
          "zh_text": "「因为有，所以才拜托你的。而且，就算不露脸，声音也能录进去，所以能卖出去。」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「ふーん」",
          "zh_text": "「嗯。」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "どうも釈然としない。だけど今の私はそれどころではなかった。",
          "zh_text": "怎么也无法释怀。但是现在不是想那个的时候。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "おしっこをする様子を撮影したいと言われたらたっぷりおしっこが出るように準備しておくのが私なりの礼儀。お昼の時間に水を2リットル近く飲み、それから2時間も我慢をしている私の膀胱はさきほどから限界を訴え続けていた。",
          "zh_text": "如果有人想拍尿尿的视频，我的礼仪是事先做好充分的准备。午饭时间我喝了将近2升的水，之后又忍耐了2个小时，从刚才开始，我的膀胱一直在濒临极限。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "制服の上から自分のお腹に手を当てる。ああ、もう張り具合が半端じゃない。近くの公園に公衆トイレがあるけれど、今からそちらに向かうのは正直無理だ。",
          "zh_text": "把手隔着制服上放在自己的肚子上。啊，紧张得不得了。虽然附近的公园里有公共厕所，但现在去那里实在不行。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "ぶっちゃけるとやる気になったとかそういうんじゃなくて、もはや我慢の限界となったおしっこの開放先を仕方なくこの箱の中にすることにした。そういうことである。",
          "zh_text": "说实在的，我并不是决定要做，而是没办法，只好把憋到极限的尿尿进这个箱子里。就是这么回事。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "履いているものを順々に脱ぐと、冷たい空気が私の股間を撫でていく。たぷたぷと内容物が下腹部で揺れるのを感じながら、漏斗の差し込まれた箱にまたがる。",
          "zh_text": "我依次脱下鞋子，冰冷的空气划过我的腹股沟。我感到里面的液体在下腹晃动，跨上插着漏斗的箱子。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「出すよ？　箱とか床とか汚れちゃうかも」",
          "zh_text": "「要尿了哦，箱子和地板可能会弄脏。」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「いいよ」",
          "zh_text": "「来吧。」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "今からおしっこをしようというのに、股下にあるのはただの白い箱。なんだかいけないことをしているみたいで不思議な気分だ。胸が奥底でなにかがうごめくようにゾクゾクする。",
          "zh_text": "现在要尿尿了，可股间只有一个白箱子。我觉得自己好像做了什么不对的事，很不可思议。胸口深处好像有什么东西在蠕动，一阵悸动。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "いや、よく考えたらえっちな動画を撮らせてお金をもらおうだなんて考えがそもそもいけないことか。",
          "zh_text": "不，仔细想想，拍这种莫名其妙的视频来赚钱，这种想法不是本来就不对吗？"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「ん……っ……はぁ……」",
          "zh_text": "「嗯……啊……」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "私の股間の裂け目から、生暖かな液体が黄色い筋となって漏斗の口に注ぎ込まれる。股間に走る開放感と快感に、いやらしい考えが一気に吹き飛んで、震えるような快楽に頬を緩ませる。",
          "zh_text": "温暖的液体在我胯间的裂缝形成黄色的条纹，注入漏斗的口中。股间的开放感和快感，让恶心的想法一下子烟消云散，颤抖般的快乐让脸颊放松。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "ふったゴマみたいに飛散した一部は、宣言どおり箱や床を少しだけ汚した。清潔感のあった白い箱に点々と淡い黄色の汚点が散りばめられるのは、なんだか申し訳なかった。",
          "zh_text": "像撒了的芝麻一样飞散了一部分，正如说的那样，稍微弄脏了箱子和地板。原本干净整洁的白色盒子上散落着淡黄色的污点，总觉得有些过意不去。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "とても長い放尿だった気がした。にもかかわらず、小さな箱は漏斗を通じて私のおしっこをがぶ飲みするように吸い込んでいく。依頼主たるユウコはこちらに目も向けないで、スマートフォンをいじっていた。ただ口元に笑みを浮かべながら、その音を静かに聞いているだけ。",
          "zh_text": "感觉尿了很长时间。尽管如此，小盒子还是像大口吞咽一样通过漏斗把我的尿装了进去。委托人裕子看也不看我，摆弄着手机。只是嘴角浮现笑容，静静地听着那个声音。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "突如として響き渡る地鳴り。断続的に響く大砲のような音は、巨人の歩行を思わせるようなものだった。",
          "zh_text": "突如其来的震耳欲聋。断断续续的大炮声，让人联想到巨人的行走。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「な、なんだ……？」",
          "zh_text": "「怎、怎么了？」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "慌ててレンさんとともに空き家から飛び出す。",
          "zh_text": "我慌忙和连一起从空房子里跑了出去。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "空気が割れんばかりの激音は街を包む立方体の外から聞こえてきているらしい。その証拠に、激しく世界を包み込む壁が激しく揺れていた。",
          "zh_text": "似乎是从包围着城市的立方体外面传来的震耳欲聋的声音。证据就是，包裹着世界的墙壁剧烈地摇晃着。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "揺れがおさまったことを確認して、僕はレンさんに問いかける。",
          "zh_text": "确认摇晃已经平息后，我问连。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「なぁ、これっていつものことなのか？」",
          "zh_text": "「喂，这是平常的事吗？」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "が、その返答を待たずに天に開かれた穴に信じられないものが降りてきた。",
          "zh_text": "但不等他回答，天上开了一个洞，一个令人难以置信的东西降临了。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "次から次へと訪れる謎の現象に、僕はぶつけようのない怒りが湧き上がってくる。しかし災害は人間たちの事情など知りもしないのだ。",
          "zh_text": "面对接连不断的神秘现象，我涌起无法发泄的愤怒。但是，灾难根本不在意人类的情况。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "人々の視線が空に開いた穴に集まる。押し込まれてきたのはとてつもなく巨大な筒だった。ガラス製か、あるいはプラスチック製と思われる筒が、百十数メートルに渡って天から地上に向かって伸びてきている。",
          "zh_text": "人们的视线都集中在天上的洞上。塞进来的是一个巨大无比的炮筒。一个玻璃或塑料制的筒，长一百多米，从天上伸到地上。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "が、まるで何かに引っかかったかのようにその降下は止まり、天からもたらされたその筒が地上に降り立つことはなかった。裏を返せば、百十数メートルの長さをもってしても、天に開かれた穴には届かないということになる。",
          "zh_text": "但是，就像被什么东西卡住了一样，它停止了下降，从天上带来的筒也没有降落到地上。反过来说，即使有一百多米的长度，也够不到天花板敞开的洞口。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「え……この穴におしっこするだけで？」",
          "zh_text": "「诶……只是朝这个洞里尿尿？」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「そう。そうしたら1万円あげる」",
          "zh_text": "「对，这样做我就给你1万日元。」"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「こ、こんなところでおしっこするなんて恥ずかしいよぉ……」",
          "zh_text": "「在、在这种地方尿尿，太丢人了……」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "鼓膜を破きそうなほどの爆音が、声の形をもって街に響き渡る。",
          "zh_text": "震耳欲聋的轰鸣声以声音的形式响彻大街小巷。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "おしっこなんて下品な単語を恥ずかしがるように繰り返し発するのは、女の子の声だった。そしてその対価として1万円を支払うと申し出ているもう一つの声は聞き覚えがある。つい10分前に、僕に1万円の支払いを申し出た女の子の声質とまったく同じなのだ。音量はケタ違いだったけれど、ついさっき聞いたばかりの声を忘れるほど僕はにぶくない。",
          "zh_text": "害羞地反复说尿尿这种下流的单词的，是个女孩的声音。而另一个提出支付1万日元作为代价的声音我还记得。和10分钟前向我提出支付1万日元的女孩的声音一模一样。虽然音量相差几位数，但我还不至于迟钝到忘记刚刚听到的声音。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "相変わらず少女たちは品のない会話を続けていた。どうやら小便の様子をカメラで撮って、何らかのビデオにしたいらしい。",
          "zh_text": "少女们还是一如既往地继续着下流的对话。看来是想把尿尿的样子用相机拍下来，做成录像。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "心臓の鼓動が強く、早くなる。声は聞こえど姿は見えぬ。しかし嫌でも耳の中に響いてくる彼女たちの会話に、僕は理由のない強い恐怖を覚えていた。",
          "zh_text": "心脏的跳动越来越强烈，越来越快。听到声音却看不到身影。然而，她们的对话尽管讨厌，却仍在耳边回响，这让我感到一种莫名的强烈恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "なんの根拠もない。しかしこのままでは死ぬ。殺される。誰に？　この可愛らしい声の主にだ。",
          "zh_text": "没有任何根据。但这样下去会死。被杀。被谁？是这个可爱声音的主人。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「出すよ？　箱とか床とか汚れちゃうかも」",
          "zh_text": "「要尿了哦，箱子和地板可能会弄脏。」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「いいよ」",
          "zh_text": "「来吧。」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "その直後だった。箱に閉じ込められた街に濃い影が覆う。少しの間衣ズレのような音があって、やがて激しい水の音が天の穴から聞こえてきた。筒状の物体から高温の液体が大放出されたのは、そのわずか数秒のことである。",
          "zh_text": "就在那之后。被关在箱子里的城市笼罩着浓重的阴影，就在这短短的几秒内，只听一阵水声，不久便听见激烈的水声从天花板传来。从筒状物体中喷出高温液体。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "たかが筒と思うかもしれないが、ビルが数本入るような太さだ。放出された熱湯もチンケな量じゃない。ダムの放流か、あるいはそれ以上の量が垂直に降り注ぐさまはまさしく世界の終わりだった。",
          "zh_text": "也许你以为只是个筒，但它的粗细足以容纳几栋大楼。流出来的热流也不是普通的量。好似水库放水，或者是比那更大的量垂直倾泻而下，这简直就是世界末日。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "多量の淡黄色の液体が大地に叩きつけられ、立っていられないような地震に思わず這いつくばってしまう。",
          "zh_text": "大量的淡黄色液体砸向大地，让人不由自主地匍匐在无法站立的地震中。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "一体筒を通した向こう側でなにが見えていたのか、真下でぽかんと筒を見上げていた数人は、とてつもない質量を受けて肉塊となって吹き飛んだ。彼らの周りに生えていた建造物群も同じように、木っ端微塵の瓦礫となって散り散りになって、四方八方へと弾け飛ぶ。",
          "zh_text": "通过筒的另一边不知看到了什么，在正下方呆呆地仰望着筒的几个人，受到了巨大的质量冲击，变成肉块飞了出去。在他们周围的建筑群也一样，化为木屑瓦砾四散，飞向四面八方。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "黄色の液体が弾けた飛沫は僕のほうにも飛んできて、はじめは小さな点にしか見えなかったけれど、その数秒後には直径数メートルの雨粒となって周囲を爆撃した。あまりの音圧に耳が痛くなった。あたりの舗装道路がえぐられ、コンクリート片が視界いっぱいに飛んでいく。",
          "zh_text": "黄色液体溅起的飞沫也飞向我这边，开始看起来只是个小点，几秒钟后变成直径数米的雨点轰炸着周围。太大的声压，耳朵都痛了。周围的柏油路被炸开，水泥片飞向视野。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "地獄のような様相を呈する事態にいてもたってもいられなくなり、僕はすばやく起き上がると、レンさんを置き去りにして、足をもつらせながら超巨大な筒に背を向けて、コンクリートの地面を蹴り上げた。ビルやアパートやマンションなどが流れる景色となって視界をすっ飛んでいく。",
          "zh_text": "地狱般的事态让我惊慌失措，我迅速起身，抛下连先生，双脚僵硬地背对着巨大的筒，踢向水泥地面。大楼、公寓、公寓等变成流动的景色从视野中飞掠而去。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "未だ激しい水音の中で男たちの悲鳴が重なり合う。爆撃のような雨降りはまだ繰り返し続いているのだ。声の塊の中にはレンさんの叫びや自分自身の叫びも含まれていた。",
          "zh_text": "在激烈的水声中，男人们的悲鸣重叠在一起。轰炸般的大雨还在持续。声音中包含了连的呐喊和自己的呐喊。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "乱れた呼吸でたくさんの空気を吸い込むと、そこに混じっていたのは一抹の刺激だった。小便をしたあとに排泄物から立ち上るアレの臭いが、何百倍にも、何千倍にもなって、僕の嗅覚を破壊しようと襲いかかる。",
          "zh_text": "我呼吸急促，吸入了很多空气，其中夹杂着一丝刺激。小便后从排泄物中冒出来的那股臭味，成百上千倍地袭击我，企图破坏我的嗅觉。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "間違いない。あれはおしっこだ。何がなんだかわからないという状況は変わらず、先ほど響いてきた会話くらいしか根拠なんてものはないけれど、僕たちは巨人の女の子が放つおしっこに殺されそうになっている。嫌でもそれがわかってしまった。",
          "zh_text": "没错。那是尿。不明所以的状况没有改变，只有刚才响起的对话作为根据，但我们几乎要被巨大女孩尿出的尿杀死。虽然讨厌，但我还是明白了。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "あどけない少女のたかが1万円の小遣いのために、僕たちは排尿に翻弄され、街ごと消費されて死んでいく。そんな運命しか残されていない。ひどく理不尽だと思った。",
          "zh_text": "只是为了天真无邪的少女1万日元的零用钱，我们被玩弄于尿液之中，在城市里被消耗殆尽。只剩下这样的命运了。真是太不讲道理了。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "ちょろちょろ、という音が始まると同時、私のスマートフォンの画面には大パニックが映し出された。2ヶ月ほどかけてちまちまとかき集め、あの箱の中にカメラ付きで送り込んだ男たちの視界の様子だ。",
          "zh_text": "哗啦啦的声音开始的同时，我的手机屏幕上出现了巨大的恐慌。这是我花了2个月左右一点点收集起来，带着相机装进那个箱子里的男人们的视野。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "爆撃のように降り注ぐ雨に撃たれ、あちこちで建物が砕け散り、粉塵を撒き散らしている。",
          "zh_text": "在像轰炸一样倾盆而下的雨中，到处都是破碎的建筑物，到处都是粉尘。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "横目で友人のほうを見る。スカートの裾をめくりあげ、パンツをずりおろして、とてもはしたない格好を晒している。",
          "zh_text": "我斜眼看着朋友。她掀起裙摆，脱下脱下，露出一副很丢脸的表情。"
        },
        {
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          "ja_text": "ああ、なんて下品で、なんて可愛らしい子なんだ。",
          "zh_text": "啊，多么下流，多么可爱的孩子啊。"
        },
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          "ja_text": "そんな子が街一つおしっこに沈めてしまおうとしているなんて、胸がゾクゾクしてくる……。",
          "zh_text": "这样的孩子竟然要把整条街都泡在尿里，真是让人心跳加速……。"
        },
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          "ja_text": "箱の内容量はそう多くない。片足で踏み潰せるほどに小さなものだ。",
          "zh_text": "箱子里的容量并不多。小得一只脚就能踩扁。"
        },
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          "ja_text": "唇を噛む彼女の様子を見るに長いこと我慢してくれていたようだから、箱いっぱいにおしっこが貯まるのは時間の問題。漏斗を逆流してもおかしくなかった。",
          "zh_text": "看她咬着嘴唇的样子，看来她已经忍了很久了，装满一箱尿只是时间问题。从漏斗溢出来也不奇怪。"
        },
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          "ja_text": "ふと、カメラに視線を戻す。映し出された映像はもう真っ黄色だった。カメラを切り替えてみてもだいたい同じ。せいぜい2,3人が水面で立ち泳ぎし、排泄物という大海に沈むビル群を見下ろしているだけだった。",
          "zh_text": "突然，视线又回到了镜头上。放映出来的画面已经是一片黄色。试着切换镜头也大致相同。最多只有2、3个人在水面上游泳，俯视着沉入排泄物大海中的楼群。"
        },
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          "ja_text": "50人のうち、ほとんどが1ヶ月以上あの街に暮らしていたと思う。愛着だって芽生え始めていたはずだ。新しい故郷となりかけていた街が壊れてなくなっていく様子を見て、彼らは今、どんな思いをいだいてあの子のおしっこに溺れようとしてるんだろ。そんなことばかりが気になった。",
          "zh_text": "我想50个人当中大部分都在那个城市生活了一个月以上。应该也开始有了依恋的萌芽。看着即将成为新故乡的城市变得破败、消失的样子，他们现在是抱着怎样的想法溺死在那个孩子的尿液里呢？我只在意这些。"
        },
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          "ja_text": "あとどんな悲鳴をあげているのかも気になる。ウチに帰ったら、イヤホンをつないで確認したいなぁ。",
          "zh_text": "之后会发出怎样的悲鸣，我也很在意。回到家后，想接上耳机确认一下。"
        },
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          "ja_text": "「うわ、あふれた！　もう、なにこれ……」",
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        },
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          "ja_text": "「あら、ほんと。おしっこだしすぎでしょう」",
          "zh_text": "「哎呀，真的。尿太多了吧？」"
        },
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          "ja_text": "映像が液体に完全に埋もれたその瞬間、漏斗からおしっこが逆流してきた。",
          "zh_text": "视频完全被液体淹没的瞬间，尿从漏斗里溢而来。"
        },
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          "ja_text": "「ちょ、何！　見ないでよ！」",
          "zh_text": "「等、什么！不要看！」"
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          "ja_text": "恥ずかしがる彼女の静止を退けて、あふれるおしっこに顔を近づける。じょぼぼぼ、という水に水が叩きつけられる音が小気味よく響いていた。",
          "zh_text": "我推开害羞得不动的她，把脸凑近溢出来的小便。哗啦哗啦的水声听起来很舒服。"
        },
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          "ja_text": "逆流したソレの中にはビルの残骸らしきものががかろうじて見え、私は笑みにさらに深い笑みを刻む。",
          "zh_text": "溢出的尿液中勉强可以看到像是大楼残骸的东西，我的嘴角更加上扬。"
        },
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          "ja_text": "みーんなみんな、全部この子のおしっこに粉々に潰されて、中身も形も何もかもなくして浮き上がってきたんだ。小人たちの姿は見えないけれど、あれはもう小さな点以下の存在だ。肉眼で確認できないだけで、あふれるおしっこに顕微鏡でも向けたら生暖かな水面で弱る彼らを確認できるかもしれなかった。",
          "zh_text": "大家全都被这孩子的尿弄得粉碎，失去了形状，失去了内容，全都流了出来。虽然看不到小人们的身影，但那已经是小点以下的存在了。虽然肉眼无法确认，但如果用显微镜观察满溢的小便，或许就能确认在温暖的水面上虚弱的它们。"
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          "ja_text": "「ふぅ……」",
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          "zh_text": "「给，纸巾，还有报酬。」"
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          "ja_text": "「ん、ありがと」",
          "zh_text": "「嗯，谢谢。」"
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          "ja_text": "紙で拭われた股間が、可愛いクマがプリントされたパンツの中に消えた。この子のおしっこが何人もの小人たちを虐殺したことなんてウソみたいだった。やがて清潔感のあるスカートに包まれて、汚れは彼女の足元に残るのみとなる。",
          "zh_text": "被纸擦过的股间，消失在印着可爱小熊的内裤里。这孩子的尿尿屠杀了好几十个小人，这简直是谎言。不久被干净的裙子包裹，只留下她脚边的污渍。"
        },
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          "ja_text": "「お疲れ様。またいい案件があったら呼ぶから」",
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          "ja_text": "「うん。あ……あの」",
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          "ja_text": "「手伝おうか？　お掃除」",
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          "ja_text": "自分の排泄した尿を私が片付けようとしているのを見て、彼女は頬を赤らめながらこちらを見ていた。しかし、あふれるのを理解していながらこのサイズの縮小都市を用意したのは私だ。手伝わせるのはなんだか申し訳なかった。",
          "zh_text": "看到我在清理她尿出的尿，她红着脸看着我。但是，是我瞒着她准备了这个尺寸的缩小城市。让她帮忙总觉得有些过意不去。"
        },
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          "ja_text": "それに、中に残された細かな瓦礫に形をとどめているものがある。万が一見つかったら面倒くさい。",
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        },
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          "ja_text": "「いいよ。別に」",
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          "ja_text": "「でも……」",
          "zh_text": "「可是……」"
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          "ja_text": "ここはさっさと帰ってもらいたかったし、あと溺れた男たちの中にまだ生きている奴らがいたら集めておきたい。また次の撮影で使い回してあげるために。",
          "zh_text": "我想赶快回去，如果溺水的男人中还有活着的人，我想把他们集中起来。为了下次拍摄时再重复使用。"
        },
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          "ja_text": "何度かページめくりに相当する操作をおこない、地図のようなものを表示すると、地図を数回スライドして人が多そうなところを探す。無難に東京がいいだろう。",
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          "ja_text": "少女が東京23区の適当な場所をタップするとテレポート確認のメッセージが表示された。イエスとノーの選択肢も付属している。彼女がためらいなくイエスをタップすると、彼女の姿は自室から一瞬で消え去った。",
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          "ja_text": "この仮想現実の中に暮らす人間たちも現実世界に暮らす人間たちと同じように意識を持ち、たとえば人の波の中で肩がぶつかれば謝罪したりあるいは激怒したりして、喜怒哀楽に表情を変化させる。",
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          "ja_text": "見た目だけで、わかる人にはわかる。落ち着きのない少女の様子をチラチラとうかがう視線がぐんと増えていた。とくに多いのが男性の視線だ。私服のスカートを風になびかせる少女が、これから手に持ったモノで何をしようとしているのか、彼らは気になって目が離せないらしい。",
          "zh_text": "光看东西的外形，懂的人就懂了。越来越多的视线打量着这个躁动不安的少女。尤其是男性。少女穿着便服，裙子随风飘动，她接下来要用手里的东西做什么呢？他们似乎很在意，目不转睛地盯着她。"
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          "ja_text": "キュンキュン、と無意識な締め付けを感じながら、太ももをなまめかしく動かす。たくさんの視線に彼女は少しの恥じらいを感じていた。",
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          "ja_text": "迷いを振り払った彼女はゆっくりとスカートを降ろしていく。華奢でありつつも肉感ある脚部が惜しげもなく晒されると、まるでシステム的に決まった動きを繰り返しているかのようだった雑踏から、何人かが外れて集まってきた。スマホのシャッター音が鳴り響く。",
          "zh_text": "她摆脱了犹豫，慢慢褪下裙子。纤细而有肉感的腿被毫不吝惜地露出来，就像系统地重复着固定动作一样，人群中有几个人跑了出来，围了过来，手机的快门声响起。"
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          "ja_text": "顔を赤らめる少女の胸のうちで、性的な興奮が高まっていく。だが、これは前菜に過ぎない。さっさと済ませてしまおう。",
          "zh_text": "红着脸的少女心中，性兴奋越来越强烈。但是，这只是前菜。赶快开始吧。"
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          "ja_text": "続いて薄い布切れが降ろされると、淡いピンク色の卑猥な割れ目が姿を現す。純粋さを醸し出す白いパンツとは裏腹に、可憐な少女の行為は下品だった。いわゆる露出狂である。",
          "zh_text": "接着，薄布被脱下来，露出浅粉色的下流裂缝。与营造纯真的白色内裤相反，清纯的少女的行为是下流的，也就是所谓的暴露狂。"
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          "ja_text": "オモチャの充電は満タンだ。操作パネルを閉じる。この間に警察を呼ばれてしまうと面倒なので、ためらいを飲み干してバイブの電源を入れ、振動の強さをMAXに、そのまま乾いた股間にあてがった。",
          "zh_text": "玩具的电充满了，她关上操作面板。如果在这段时间里有人叫警察来就麻烦了，她不再犹豫，打开振动棒的电源，让振动强度MAX，直接对准干燥的股间。"
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          "ja_text": "「ああ……んっ……あああ！」",
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          "ja_text": "強さをMAXにしたところで、いきなり絶頂を迎えるのは難しいと思ったもののそうでもない。男たちの下心満載の視線、そして女たちの汚いものを見るような侮蔑の視線。これらが少女の興奮を引き立てて、快楽となって下半身に渦巻く。",
          "zh_text": "本来以为即使强度MAX，也很难马上迎来高潮，但事实并非如此。男人们充满企图的视线，还有女人们好像看垃圾一般轻蔑的视线。这些都增添了少女的兴奋，成为快乐在下半身回旋。"
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          "ja_text": "「んっ……っああ！　ダメっ！　見られて……んんっ……くぅ……はぁはぁ……っ」",
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        },
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          "ja_text": "接続器のヘルメットを被った時点で、体の内部まで丁寧に再現されているらしく、二時間前に飲んだレモネードと思しきものが愛液と一緒に排泄された。激しく振動するバイブで四散し、熱せられたアスファルトに降り注いだおしっこは、蒸発して少女自身や他の人々が吸い込む空気の中に溶け込む。",
          "zh_text": "戴上连接头盔的那一刻，身体内部似乎都被完美地复制了，两小时前喝的柠檬水和爱液一起被排泄了出来。小便在剧烈的振动下四散，洒在被晒热的柏油路上，蒸发后融入少女和其他人呼吸的空气中。"
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          "ja_text": "（このおしっこは、メインディッシュに使ったほうが面白かったかもなぁ……まぁ仕方ないか）",
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          "ja_text": "がくん、と倒れ込みそうになる。そこに二十歳すぎくらいの青年が駆け寄ってきて、少女の身体を支えた。",
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        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "NPCとはいえ、彼らは実在する人間の記憶データに基づいて構築されている。街なかで露出オナニーをしても、こんなふうに駆け寄ってきて支えてくれる男がいることを思うと、世の中捨てたもんじゃないな、なんて笑みがこぼれた。",
          "zh_text": "虽说是NPC，但他们是根据实际存在的人的记忆数据构筑的。一想到即使在大街上露出自慰，也会有像这样跑过来支持自己的男人，她就笑了起来，心想这世界真是什么人都有啊。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "事実、唯一アスファルトに触れてしまった手のひらはめちゃくちゃ熱くて、露出した太ももやふくらはぎなんかが接触していたら火傷もあり得たかもしれない。感謝だけはしておこうと思った。",
          "zh_text": "事实上，唯一接触到柏油路的手掌都感觉非常热，如果露出的大腿和小腿接触到的话，可能会烫伤。少女想着至少要感谢他。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「まぁ殺しちゃうけどね」",
          "zh_text": "「算了，反正要杀掉的。」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "ポロッとこぼした物騒な独り言。",
          "zh_text": "她自言自语道。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "首を傾げる青年を気にすることなく、少女はふらりと立ち上がった。おしっこに濡れた太ももが光を反射して輝く。",
          "zh_text": "少女毫不在意歪着头的青年，摇摇晃晃地站了起来。被尿湿的大腿反射着光芒。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "雨に濡れたような脱ぎっぱなしの衣類、そして自分の脚に視線が集まることも気にせずに、彼女は再度操作パネルを開いた。片手にバイブを持ったままいつも開くページまでめくる。",
          "zh_text": "她毫不在意集中在被淋湿的衣服和自己的腿上的视线，再次打开了操作面板。一只手拿着振动棒，一直翻到平时的那一页。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "自分のアイコンをタップ。",
          "zh_text": "点击自己的图标。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "その後、「Height：144.00cm」と記載された部分をタップし、数値を変更可能の状態にする。中空に出現した入力エリアに、30000.00と入力して30000.00cmにした。300メートルだ。",
          "zh_text": "然后，点击写有「Height: 144.00cm」的那一栏，使数值变为可变更的状态。在出现的输入框中输入30,000.00，使其变成30,000.00 cm，也就是300米。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "しばらくもしないうちに少女は巨大化する。",
          "zh_text": "不一会儿少女就开始巨大化。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "現時点で身につけていないスカートやパンツも自分自身の一部と認識していたためか、同時に巨大化した。せいぜい数センチの女性器が、時を重ねるごとに数十センチ、数メートルと面積を増し、女の子のえっちな臭いが街中に広がっていく。",
          "zh_text": "或许是因为系统认为到刚才脱下来的裙子和裤子也是她的一部分，所以也一起巨大化了。充其量不过几厘米的性器，随着时间的推移，逐渐扩大到几十厘米、几米，少女H的味道在街上蔓延开来。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "数百は下らない数の人間で作られた人の波、そして今の今まで少女を支えてくれていた青年は、重量25トンとなったパンツに飲み込まれてしまった。",
          "zh_text": "由不超过百人组成的人群，包括直到现在一直扶着少女的青年，都被重达25吨的内裤吞噬了。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "若い娘のきめ細かな肌が通りの両端に生える街灯や雑居ビルを押しのける頃、ようやくその膨張は止まる。",
          "zh_text": "少女细腻的肌肤推开马路两端的路灯和商用楼时，巨大化才终于停止。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "（みんなが見上げてる……私のえっちなところ……）",
          "zh_text": "（大家都在仰望……我H的地方……）"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "シャツに見え隠れする臀部を振りながら、巨人となった少女があたりを見下ろす。",
          "zh_text": "变成巨人的少女晃动着若隐若现的臀部，俯视着四周。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "スカートとパンツが一緒に約200倍の大きさになったとはいえ、彼女はそれらを身につけていない。三種の体液に濡れた下半身はより多くのNPCの前に——いや、上に晒され、何本もの道路や建物に扇情的な影を落としていた。",
          "zh_text": "虽说裙子和内裤一起变大了约200倍，但她并没有穿着那些。被三种体液浸湿的下半身暴露在更多的NPC面前——不，是上面，在好几条道路和建筑物上投下色情的阴影。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「女の子のおまたに覆い尽くされた気分はどう？　しかもコレでさっきオナニーしたばっかり……私の単なる体の一部がみなさんには怪物みたいに見えたりして……」",
          "zh_text": "「被女孩子的大腿包围的感觉怎么样？而且刚才我还在这里自慰……我身体的一部分在大家看来就像怪物一样……」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "バイブを目線で示して見下すように言う。そこにあるのは恐怖と絶望、そして少しだけの下心。表情は読み取れないが伝わってくる。変態的な格好と発言に、小さなNPCたちが恐れおののくギャップがたまらない。",
          "zh_text": "眼睛看着振动棒，少女用蔑视的语气说着。虽然看不清他们的表情，却能感受到在那里的是恐惧和绝望，还有一点点其他想法。用变态的打扮和发言，让小小的NPC们恐惧的反差实在让人受不了。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "無意識に太ももの間に片手が伸びている。割れ目に触れた指先は、しっとりと濡れて粘ついた糸を引いていた。切れた糸が舐めるように道路に落ち、先ほどの比ではない量の愛液が蒸発して空気に混じった。一瞬で変貌した空気の味に、小さな人間らが咳き込む。",
          "zh_text": "一只手无意识地伸到大腿之间。触及裂缝的指尖，拉出了湿漉漉的黏黏的线。断了的线如舔舐般落在马路上，与刚才相比量更大的爱液被蒸发，混在空气中，瞬间改变了空气的味道，让渺小的人们咳嗽起来。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "少女は自分を下から見た様子を想像してみる。挟むように伸びる肉の柱。それが交わる中間地点で、色素沈着したピンクの大口がよだれを垂らして極太の指をしゃぶっている。",
          "zh_text": "少女试着想象从下面看自己的样子。一根被夹着的肉柱。在它们交汇的中间位置，色素沉积的粉红色巨口流着口水，吮吸着她那粗壮的手指。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "この世の終わりのような様相を呈するそれはまさしく怪物の襲来——。",
          "zh_text": "呈现出世界末日般的景象的毫无疑问是怪物的来袭——。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「ってさすがにそれはないか！」",
          "zh_text": "「怎么可能是这样的啊！」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "いくらなんでもそんなにおぞましく見えるはずがない。だって女の子の可愛らしい身体の一部に過ぎないのだから。少女はそう結論づけて、さらりと流した。",
          "zh_text": "不管怎么说，看起来都不应该那么可怕。毕竟只是女孩子可爱身体的一部分。少女得出了这样的结论，然后若无其事地说。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「今日はですね、このベッタベタのバイブで遊ぼうと思うんだよね。面白そうなことを思いついちゃったので、この街にはその実験台になってもらいたいのです」",
          "zh_text": "「今天，我想玩这个黏糊糊的振动棒，因为想到了一个有趣的点子，所以想让这个城市成为我的实验台。」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "無機質なそれを左右にフラフラと傾けるたび、生物的な臭いが繁華街に振りまかれる。本来ならこんなにも広範囲に広がるはずのない、長時間嗅ぎ続けるはずのない悪臭が、まるで目の前で放たれているかのように彼らの嗅覚を刺激している。",
          "zh_text": "每当把它左右摇晃时，生物的气味就会飘向繁华的街道。本来不可能扩散这么广、不可能长时间持续的恶臭，仿佛就在眼前散发出来一般刺激着他们的嗅觉。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "耐え難い状況下に置かれた人間たちは、蜘蛛の子を散らすように立ちそびえる少女から離れようとしていた。",
          "zh_text": "处于难以忍受的状况下的人们，像小蜘蛛一样想要逃离耸立的少女。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "そんな様子にいたずらっぽい笑みを刻む少女。足元に放られたままのスカートとパンツを無造作に足でどかす。先ほどまで埋め尽くしていた人の波は、とっくにどこかへ行っていたか、あるいは下着に包まれて一緒に彼女の足に薙ぎ払われたか。いずれにしても彼女の眼中にない。",
          "zh_text": "少女对那样的人群露出狡黠的笑容，随意地用脚把扔在脚边的裙子和裤子拨开。刚才还熙熙攘攘的人潮，已经不知去了哪里，或许随着内裤一起被她的脚压住了。无论如何都不在她的视线里。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "振動の強さをMAXにしたまま無言でバイブのスイッチを入れる。付着していたまだ新鮮な愛液が吹き飛び、何滴かNPCの上に着弾した。響くモーター音に空気が大きく振動し、近くのビルの窓ガラスにヒビが入った。",
          "zh_text": "保持振动强度为MAX，默默地按下开关。沾着的新鲜爱液被震开来，几滴打在了NPC身上。传来的马达声使空气剧烈震动，附近大楼的玻璃窗出现裂痕。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「これ、地面に当てたら面白そうじゃない？」",
          "zh_text": "「把这个放在地上会不会很好玩？」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "刻まれた笑みをさらに深くした少女が、邪魔くさいビルをシャツで隠れたお尻で押しのけながらかがみ込む。面白いようにドミノ倒しになる雑居ビル群が崩れる音を聞きながら、高速運動するバイブを地面に当てた。",
          "zh_text": "少女的笑容更加妖艳，一边用被衬衫遮住的屁股推开碍事的大楼，一边蹲下身子。听着多米诺骨牌式的商用楼群倒塌的声音，把高速振动的振动棒放在地面上。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "自分が地震に襲われているわけではない。なので実際にやってみるとあまり面白くないと思ったのだが、注意深く周囲を観察してみれば、小気味よい音を立てるバイブが触れている部分ではまるでドリルで穴が開けられているかのように道路が削られている。強く押し込んでみると、現在進行形でバイブの先端が内部へと突き進んでいることがわかった。",
          "zh_text": "自己并没有遭受地震的袭击。所以实际操作时觉得没什么意思，但仔细观察周围，发出悦耳声响的振动棒所触及的地方，道路被挖得就像被钻头钻了洞一样。用力按压后，发现振动棒的前端正在向地底推进。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「あっは！　みんな動けなくなってて笑えるんですけど！」",
          "zh_text": "「啊哈！大家都不能动了呢，好好笑！」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "かがんでいるため、先ほどよりも近い位置で街の住民たちにあどけない女性器が見上げられている。しかしそんなことなんて気にもせず、無邪気にバイブを大地に押し付けて人々の反応を楽しんでいた。",
          "zh_text": "因为她蹲着，所以街上的居民们都在仰望着比刚才更近的她那天真无邪的性器。但她根本不在意这些，孩子气地把振动棒按在大地上，享受着人们的反应。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "細かすぎるかつ強すぎる振動に大地はまたたく間に液状化現象を引き起こし、アスファルトが至るところで隆起、陥没する。液状化した大地はまるでアリジゴクのようにビルを根本から飲み込もうとする。",
          "zh_text": "过于细微且强烈的震动会引起大地瞬间液化的现象，沥青到处隆起、塌陷。液化的大地就像蚁穴一样，要从地基开始吞噬大楼。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "彼女の横目ではキラキラとしたものが降り注ぎ、いくらかシャツの袖に付着した。ビルの窓ガラスが粉々になって落ちてきているのだ。",
          "zh_text": "在她的余光下，一些闪闪发光的东西落了下来，附着在衬衫袖子上。大楼的玻璃窗都碎了。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "触るのはさすがに危ないと思い、ふっ、と息を吹きかける。飛んでいったガラスの粉末は思いの外大きかったようで、ガラス片を含んだ突風となって街灯や街路樹をなぎ倒した。",
          "zh_text": "觉得触摸碎玻璃太危险了，于是吹了一口气。飞走的玻璃粉末似乎出乎意料地大，化成含有玻璃碎片的旋风，刮倒了路灯和行道树。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "やがて二分ほどが経過した。小さな街の住人たちは、未だに大揺れに動けないでいる。自然発生した地震であれば、数秒か長くても一、二分で揺れがおさまるため、揺れが収まってから安全な場所へ避難するものだ。",
          "zh_text": "过了两分钟左右。小街上的居民们还在剧烈的摇晃中动弹不得。如果是自然发生的地震，少则几秒，多则一两分钟，摇晃就会停止，因此，应在摇晃停止后，到安全的地方避难。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "しかしこの地震は違う。あくまでVRとは言いつつも、地球という自然が引き起こすものではなく、少女の使用済みバイブという電化製品で引き起こされている。残存容量90%を示すバイブの充電がなくなるか、少女が飽きるまでこの大地震は収まらないのだ。",
          "zh_text": "但这次地震不同。虽说是VR，但并不是由地球大自然引起的，而是由少女使用过的振动棒这一电子产品引起的。在表示剩余电量90%的振动棒电量耗尽，或者少女厌倦之前，这场大地震是不会平息的。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "それを理解している一部のNPCたちは、深く絶望していた。",
          "zh_text": "理解这一点的一部分NPC们，深深地绝望了。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「ずっとこうかがみ込んでるのも飽きたな」",
          "zh_text": "「一直这么蹲着也累了。」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "そんな中で放たれたこの一言は、小さな人間たちにとってはある意味救いの言葉だった。",
          "zh_text": "在这样的情况下说出的这句话，对小人来说是某种意义上的救赎。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "地面を揺らすことに飽きた少女が、今まで無機質に騒いでいたバイブの電源をオフにして立ち上がる。揺れが一瞬で収まった。未発達な体のラインを映す影がどんどん伸び上がり、街を、世界を覆っていく。",
          "zh_text": "厌倦了在地面上摇晃的少女，关掉了一直在毫无生气地嗡鸣的振动器的电源，站了起来。摇晃在一瞬间停止了。反映出未发达身体曲线的影子不断伸展，覆盖了城市和整个世界。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "NPCたちは今まで感じていた細かい振動に違和感が残っているが、身体が動かないというわけでもない。小人たちはここぞとばかりに走った。",
          "zh_text": "NPC们对至今为止的细微震动的感觉仍有残留，但也不是说完全不能动。于是小人们四处逃窜。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "が、彼らの上にさらに濃い影が覆った次の瞬間、降ろされた足の下敷きになって、幾人もの人生はそこで終わった。少女二倍の人生を生きた者でさえ、何気ない歩行に巻き込まれて命の灯火を消されたのだった。",
          "zh_text": "然而，在他们身上覆盖着更浓的阴影的下一个瞬间，被放下的脚压住了，好几个人的人生就此结束。就连活了两倍于少女的人生的人，也因为不经意的行走而被熄灭了生命之灯。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「じゃあ、今度はこれに当ててみよっか」",
          "zh_text": "「那么，接下来就用这个吧。」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "十数の歩を進め、自分の足のシミになった存在にすら気がつくことなく、次の遊び場を見つけた少女はあっけらかんとしている。少女が獲物に認めたのは、他のビルとは比べ物にならないほどに大きな高層ビル。しかし、それでも自分のお腹ほどの高さまでしかない。",
          "zh_text": "少女走了十几步，连自己脚下的斑点都没注意到，找到了下一个游乐场，一副满不在乎的样子。少女认定的猎物，是其他大楼无法比拟的摩天大楼。但是，即使这样也只到自己肚子那么高。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "いきなり振動MAXでやってしまうと面白みにかけるので、今度は最低まで下げてからスイッチを入れる。ぶぶぶ、と再度モーターが声をあげ始めたのを見て、子供っぽい笑みを見せる少女。そしてそれに恐怖するNPCたち。",
          "zh_text": "虽然突然用振动MAX来做的话会很有趣，但是这次要降到最低再按开关。马达再次发出嗡嗡的声音，少女露出孩子气的笑容。还有对它感到恐惧的NPC们。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「あっはは！　女の子がオナニーするためのオモチャのスイッチを入れただけなのに、何？　その慌てようは。笑っちゃう」",
          "zh_text": "「啊哈哈！我只是打开了女孩子自慰用的玩具开关而已，怎么了？你们这慌慌张张的样子，笑死我了。」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "女性が自らの性器をもてあそぶための玩具に、命をもてあそばれる小さな人間たち。少女はそんな彼らを挑発するようになじり、興奮をより強いものとしていく。",
          "zh_text": "为了让女性玩弄自己的性器而制作的玩具可以玩弄小人的生命。少女挑衅般地责问着他们，兴奋之情愈发强烈。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "さらりと髪をかき分けながら膝を折って膝たちになる。膝小僧をつけた一点ではアスファルトが砕け散り、もう一点では運悪く自動車が押しつぶされていた。",
          "zh_text": "她一边轻轻拨开头发，一边屈膝跪下。在膝盖落下的地方，柏油路面碎裂，在另一个膝盖落下的地方，运气不好的汽车被压扁了。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "ガラス貼りのビル壁に顔を近づけると、ガラスには興奮に火照った長髪の女の子が一面に映し出された。",
          "zh_text": "她把脸凑近贴着玻璃的大楼墙壁，玻璃上映出了亢奋的长发女孩。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "蔦のように外壁にめぐらされた非常階段にはすでに何人かの姿が見える。しかし、自分の顔が映し出されるその向こう側にも、たくさんの人間たちがひしめいているのがうかがえた。",
          "zh_text": "像藤蔓一样环绕外墙的消防楼梯上已经出现了几个人。但是，在映出自己的脸的另一边，也有很多人挤在一起。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "内部の人間からは黒目がちの可愛い瞳が、怪物の目玉のように映っている。キョロキョロと動くさまや、すばやくおこなわれる瞬きに、余計に恐怖を与えるのだ。",
          "zh_text": "在内部的人看来，她那可爱的黑眼珠就像怪物的眼珠一样。她那东张西望的动作和飞快的眨眼，更让人感到恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「それでは！　当てていきたいと思いまーす」",
          "zh_text": "「那么，我想试一试。」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "のぞき込んでいた目玉が去ったと思えば、今度は大気を震わせ尿と愛液の飛沫を上げる巨大な電動バイブが迫り、窓の外を覆い尽くした。無慈悲なビルの耐震テストが始まる。",
          "zh_text": "原本盯着看的眼珠已经消失，现在又传来震动大气、喷出尿液和爱液飞沫的巨大振动音，覆盖了窗外，无情的大楼抗震测试开始了。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "ワークデスクやプリンター、タンスなどの重いものは動かずにいるものの、書類や本棚の中身などは一気に散乱した。外壁に張り巡らされたガラスもそこら中にヒビが走り、日光が蜘蛛の巣状の影を作って室内に注がれた。彼女は内部でパニックを起こしたNPCたちをあちらこちらへと走り回っている様子を可愛らしく思った。",
          "zh_text": "办公桌、打印机、衣柜等沉重的东西没有动，但文件和书架上的东西一下子散落一地。外墙的玻璃也布满裂痕，阳光洒进室内，形成蜘蛛网状的影子。她觉得在内部恐慌的NPC们到处乱跑的样子很可爱。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "うんうんと満足げに首を縦に動かす少女が、少しずつ振動の強さを変更するボタンを押していく。ピピ、ピピ、ピピ、という電子音が繰り返される。あふれるはずの悲鳴はすべて、えっちなオモチャの振動音によってかき消えていた。",
          "zh_text": "少女满足地嗯嗯了一声，点了点头，一点一点地按下了改变振动强度的按钮。嘀嘀、嘀嘀、嘀嘀的电子音反复响起。原本应该满溢的悲鸣，全都被玩具震动声淹没了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「うわー、やばいやばい。こんなんじゃ仕事にならないね。のぞき込んでみても小刻みに震えまくっててなにがなんだか」",
          "zh_text": "「哇！糟了糟了！这样根本没法工作啊！凑近一看还在微微颤抖，怎么办呢？」"
        },
        {
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          "ja_text": "まだビルは整った形を保っているが、それも時間の問題だ。さきほどまで無事だったパソコンもプリンターも床に落下、タンスは中身を吐き出して、その周囲はめちゃくちゃになっている。",
          "zh_text": "虽然大楼还保持着完整的形状，但那只是时间问题。刚才还平安无事的电脑和打印机都掉到了地上，衣柜里的东西都倒了出来，周围一片狼藉。"
        },
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          "ja_text": "「でもビル自体は結構耐えるなぁ、一気にMAXまでいっちゃおっか」",
          "zh_text": "「不过大楼本身还挺结实的，那就一口气开到MAX了。」"
        },
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          "ja_text": "ピピピピピピ——。少女の指が数秒間ボタンに押し付けられ、振動の高速化を示す電子音が無数に鳴り響いた。ビルにヒビが入り始める頃には、振動が地面にまで伝わって、下にいたNPCたちもその揺れに膝を折る。",
          "zh_text": "哔哔哔哔——。少女的手指在按钮上按了几秒钟，发出无数表示振动速度加快的电子声音。当大楼开始出现裂痕的时候，震动传到了地面，下面的NPC们也被这晃动弄得屈膝而坐。"
        },
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          "ja_text": "バイブがあげる雄叫びはさらに激しいものとなり、最終的に少女を絶頂へと導いた振動速度に達した。ビルはまだ崩壊しない。",
          "zh_text": "振动棒发出的呐喊更加激烈，最终达到了使少女走向高潮的振动速度。大楼还没有倒塌。"
        },
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          "ja_text": "だが耐えたのも数秒のこと。頑強に作られたはずのビルは想定をはるかに超える長期的な大揺れに屈し、バイブの触れた先から砕けるように崩壊していく。",
          "zh_text": "但是也就几秒钟。原本努力建造的大楼，在远远超出预想的长期大振动下屈服，从振动棒触碰到的地方开始，像碎裂般倒塌。"
        },
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          "ja_text": "粘ついたバイブの先端には、こぼれ落ちた鉄筋コンクリートの残骸とともに、まだ息がある人間たちがいつの間にやらへばりついて脳を揺さぶられていた。",
          "zh_text": "黏糊糊的振动棒前端，不知不觉间和洒落的钢筋水泥残骸，和还有呼吸的人们黏在一起，任由大脑摇晃。"
        },
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          "ja_text": "「女の子のオモチャにめちゃくちゃにされるビルを見てたら……もう一度したくなってきちゃった」",
          "zh_text": "「看着被女孩子的玩具弄得乱七八糟的大楼……我就想再来一次。」"
        },
        {
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          "ja_text": "バイブの振動部に絡め取られた瓦礫を見るや、少女はまた面白いことを思いついたというように一旦バイブのスイッチをオフに。膝たちの姿勢を楽にして、何が下敷きになろうと構わず、その女性的な曲線を魅せる尻を大地に押し付けた。自動車やバス、街灯や街路樹がその肉塊の中に食い込んでいき、やがてその形を失う。",
          "zh_text": "看到缠绕在振动棒上的瓦砾，少女好像又想到了一件有趣的事，暂时关闭了振动开关。为了改变膝盖的姿势使自己舒服些，不管下面有什么，将那有着魅惑女性曲线的臀部压在大地上。汽车、公交车、路灯和行道树陷进肉块中，一下子失去了形状。"
        },
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          "ja_text": "少女はビルの谷間や立体駐車場の内部に手を突っ込み、逃げそびれている小人たちを拾い上げ、ふりかけのようにバイブに落とす。まだ乾ききらない愛液に、数十、数百を超えるNPCがこびりつく。",
          "zh_text": "少女把手伸进大楼的缝隙和立体停车场的内部，捡起那些来不及逃跑的小人，像撒盐一样把他们撒到振动棒上。还没干透的爱液上，粘着数十、数百个NPC。"
        },
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          "ja_text": "「やっぱ、最後はコレだよね」",
          "zh_text": "「最后就玩这个吧。」"
        },
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          "ja_text": "5mm程度の粒がえっちなオモチャから逃れられなくなっている。助けを求める声が不協和音の合唱を奏でている。彼女はうっとりとした表情で片手を自身の頬に当て耳を澄ませていた。それらを興奮の糧へと変換しているのである。",
          "zh_text": "5mm左右的颗粒无法摆脱H的玩具。求救的声音奏响了不和谐的合唱。她一脸陶醉地用一只手贴着自己的脸颊侧耳倾听。将这些转化为兴奋的食粮。"
        },
        {
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          "ja_text": "胸を高鳴らせ、無数のゴミが付着したそれをゆっくりと自らの股間へと近づけていく。",
          "zh_text": "她激动地把粘着无数垃圾的振动棒慢慢地靠近自己的股间。"
        },
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          "ja_text": "迫る化物の口により一層悲鳴が強くなったのもつかの間、振動速度がMAXになったままのバイブレーターのスイッチがオンになった。ぶぶぶ、という激しすぎる振動音に、バイブに囚われた人間たちの声は、叫びを上げる当人たちの耳にすら届かない。",
          "zh_text": "看到怪物迫近，小人的叫声更强烈了。就在这时，震动速度为MAX的开关打开了。在嗡嗡的剧烈震动声中，被振动束缚的人们的声音，连发声的本人都听不到。"
        },
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          "ja_text": "「あっ……んん……っ！　あへぇ……っ」",
          "zh_text": "「啊……嗯……啊！啊……」"
        },
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          "ja_text": "震える先端が女性器に押し当てられた。膣口はあっという間にそれを飲み込んで、吐き出してを繰り返す。",
          "zh_text": "颤抖的前端抵住了性器。阴道口转眼间就把它吞了下去，又吐了出来，如此反复。"
        },
        {
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          "ja_text": "一度目の往復をした際には、もう半数以上の人々が膣の肉壁に捻り潰されて肉塊と化しているか、あるいは少女の胎内というとうてい人間が生命活動をおこなえない場所へと放り捨てられていた。",
          "zh_text": "第一次反复的时候，已经有一半以上的人被阴道的肉壁碾成肉块，或者被扔到少女的胎内这个人类无法进行生命活动的地方。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかし運良くバイブの先端に貼り付いて生き延びられた者たちも、快楽を求めるためだけに縦横無尽に動く少女の性的玩具から逃れることなどできるわけもなく、肉に擦り付けられる終焉が待ち受けていることには変わりない。",
          "zh_text": "幸运的是那些贴在振动前端的人，但少女的性玩具只是为了追求快乐而移动，小人不可能逃脱它，也无法改变被肉壁碾碎的结局。"
        },
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          "ja_text": "「んん、あああ！　やめ……っ！　いっぱい、たくさんの人が……っ！　私のナカにはいってくりゅ……ぁっ」",
          "zh_text": "「嗯、啊啊！不好……很多、很多人……在我的身体里……」"
        },
        {
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          "ja_text": "少女の周りにあった建築物は、ほとんどがはだけた肌にすり潰されていた。たくさんの主婦が買い物を楽しんでいたはずのショッピングモールも、たくさんのサラリーマンが汗水垂らして働いていたはずのオフィスビルも、何もかもが身をよじって喘ぎまわる彼女の下敷きとなってしまったのだ。",
          "zh_text": "少女周围的建筑物，几乎都被裸露的肌肤磨碎了。曾经让众多主妇尽情购物的购物中心，曾经让无数上班族汗流浃背地工作的办公大楼，全都被不断娇喘的她压倒了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ごめん、みんな、ごめんなさい！　私のえっちでめちゃくちゃにつぶしてごめんなさいいぃ！　あっあっ……あああ！」",
          "zh_text": "「对不起，大家，对不起！在我H的地方被碾碎了！啊……啊啊啊！」"
        },
        {
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          "ja_text": "意味のない言葉を繰り返すのも飽きたので、悦楽にゆがむ笑みを浮かべたまま、謝罪の言葉を口にした。",
          "zh_text": "重复这些毫无意义的话已经让她厌烦了，于是带着愉悦的扭曲笑容，说出了道歉的话。"
        },
        {
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          "ja_text": "無論、誠意など微塵も含まれない謝罪である。",
          "zh_text": "当然，这是丝毫没有诚意的道歉。"
        },
        {
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          "ja_text": "下半身で何かが膨らんだような感覚に足の筋をピンと張る。津波のように押し寄せる快感。それがそのまま形となって、ナカに閉じ込めた小人たちとともに吹き出した。",
          "zh_text": "下半身好像有什么东西膨胀了似的，双脚绷得紧紧的。像海啸一样涌来的快感。就这样和关在里面已经不成人形的小人一起被喷了出来。"
        },
        {
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          "ja_text": "——目を覚ました世界は現実だった。",
          "zh_text": "——醒来的世界是现实世界。"
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          "ja_text": "何気なしにスマートフォンでニュースアプリを開いてみる。しかし、特別目立つニュースは掲載されていなかった。",
          "zh_text": "少女不经意地打开手机上的新闻软件。但是，并没有刊登特别醒目的新闻。"
        },
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          "ja_text": "誰も自分がオナニーをしていたことを知らない世界。",
          "zh_text": "谁也不知道自己曾经自慰过的世界。"
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          "ja_text": "これだからVRでひとりえっちするのはやめられないのだ。",
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          "ja_text": "私は適当に返信して、宮下くんとのやりとりを終えた。",
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          "ja_text": "そのイラストには、背景が描かれていなかった。しかし、よく目を凝らすと切り抜きをした跡がある。画質があまりよくなく、見た感じ拾い画みたいだ。",
          "zh_text": "那张插图上没有背景。但是仔细一看，上面有裁剪过的痕迹。画质不太好，看了感觉像是剪过的图片。"
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          "ja_text": "——まあいいか。女の子に見せられないようなものでも映っていたんだろう。",
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          "ja_text": "画像検索をしたらわかるかもしれない。そんなことを思ったりもした。別に私はアダルティなものを見てしまってもなんとも思わないから。しかし、わざわざ調べに行ってまで見たいとは思わないので、やめた。",
          "zh_text": "搜索一下图片也许就知道了，我有时也会这么想，即使看了不该看的东西也不会觉得有什么。但我不想特意去调查，所以作罢。"
        },
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          "ja_text": "電源ボタンを短く押して端末をスリープ状態にした。部屋の電灯を消し、布団に入る。明日のデートに備えて早めに寝よう。",
          "zh_text": "短按电源键，让手机进入睡眠状态。关掉房间的灯，钻进被窝。为了明天的约会早点睡吧。"
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          "ja_text": "日曜日の朝。目を覚ました私はすぐにパジャマを脱いで、私服に着替える。",
          "zh_text": "星期天早上。醒来后，我马上脱下睡衣，换上便服。"
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          "ja_text": "別に服はなんでもよかった。パジャマを着ていっても問題はなかったけれど、さすがに変身するまでの間パジャマで待ち合わせるのは恥ずかしすぎる。",
          "zh_text": "衣服什么的都随便。虽然穿睡衣去也没问题，但在变身之前穿睡衣见面实在太难为情了。"
        },
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          "ja_text": "待ち合わせ場所に到着すると、そこにはもう宮下くんが来ていた。",
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          "ja_text": "「ごめん、待った？」",
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          "ja_text": "「おう、チカとのデート、楽しみで楽しみで待ちきれなかったわ」",
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          "ja_text": "他愛のない会話をして本題に入る。",
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          "ja_text": "私は宮下くんから料金を受け取った。お札の枚数を確認する。そこには確かに私が持ってくるように頼んだ金額があった。",
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          "ja_text": "宮下くんを連れて、人通りのない細い路地に入る。スマートフォンを取り出して、宮下くんから送られてきた画像を開いた。目を閉じて集中する。",
          "zh_text": "我带着宫下走进一条没有行人的小巷。我拿出手机，打开宫下君发来的照片。闭上眼睛集中精神。"
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          "ja_text": "「どうしたの？」",
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          "ja_text": "正直言えば、直前で対象を変えられると若干メンドイ。",
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          "ja_text": "しかし、私には根拠のない確信があった。宮下くんは間違いなく、昨日送ってきたイラストの切り抜き前を提示するはずだ。",
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          "ja_text": "自分で言うのもなんだけれど、私はこのデートをする相手からは結構な金額をむしり取っている。欲望を存分に満たそうとしないのはもったいない。",
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          "ja_text": "「じゃあ、その、これを……」",
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          "ja_text": "宮下くんが見せてきた画像には、予想通り昨日私に送られてきた女の子と全く同じ子が描かれていた。これが切り抜き前だということはすぐわかる。でも、私の想像とは違ってアダルティなものは一切ない。",
          "zh_text": "宫下君给我看的图片，不出我所料，和昨天给我发来的女孩一模一样。一看就知道这是剪切之前的图片。但是，和我的想象不同，完全没有色情的东西。"
        },
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          "ja_text": "イラストの女の子が見下す表情で見つめていたその先。切り抜きされていたのは、中心に描かれている女の子の膝にも満たない大きさのビル群と、逃げ惑う人間だった。",
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        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「で、でか！　大きいなんてレベルじゃないよ！　何センチ、いや何メートルこれ？　ウルトラマンよりでかくない？」",
          "zh_text": "「好大！大到什么程度！几厘米，不，是几米？比奥特曼还大吧？」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「んー、まあ500メートルくらい？」",
          "zh_text": "「嗯，大概500米吧？」"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "ウルトラマンが何メートルかは知らないけど、東京タワーよりでかいのは理解する。",
          "zh_text": "虽然不知道奥特曼有多少米，但知道了她比东京塔还要大。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "イラストの中では、女の子が怪獣さながらに街を破壊し、蹂躙している。これが私に求める宮下くんの希望なのだろうか。",
          "zh_text": "图片中，小女孩就像怪兽一样破坏、蹂躏着城市。这就是宫下的愿望吗？"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「無理そう？」",
          "zh_text": "「不行吗？」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「うーん、やったことないからわからないなあ。とりあえずやってみるよ」",
          "zh_text": "「嗯，我没做过，不知道。总之先试试吧。」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "大きな人間に変身したら、大きくなれるのだろうか。やってみたことがないのでわからなかった。",
          "zh_text": "如果变身成巨大的人，就能巨大化吗？因为没有试过所以不知道。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "しかし宮下くんに好かれたい。金を取りつつもそんな心持ちで意識を集中する。",
          "zh_text": "但是我想让宫下满意。一边拿着钱一边集中意识。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "ほんのりと熱を帯びた体の細胞が組み変わっていくのを感じた。これは私の能力「変身」だ。",
          "zh_text": "感觉微微发热的身体细胞正在发生变化。这是我的能力「变身」。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "写真やイラストの中にいる物すべてに変身することができる。目で見ることさえできれば変身できるので、普段から男にちやほやされるために力を使っていた。",
          "zh_text": "可以变成照片和图片中的所有东西。因为只要能用眼睛看就能变身，所以平时为了得到男人的青睐，可谓用尽了力气。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "左右からメキメキという音、そして押し付けられる感覚がして——何かが砕け散った。そういえばここビルとビルの合間だった。巨大化していく過程でビルを押しつぶしちゃったのかもしれない。",
          "zh_text": "左右传来刺耳的声音，然后有一种把什么东西压住的感觉——有什么东西碎了。说起来，这里是大楼与大楼之间的空隙。可能是在不断巨大化的过程中把大楼压垮了。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "でもまあいいか。どうせ変身で顔も変わっちゃうんだ。知らないっと。",
          "zh_text": "不过也罢了。反正变身之后脸也会变的。没人知道是我。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "変身を終えた私の視界には、いくつかの白がふわふわと漂う、一面青の世界が広がっていた。ポニーテールが風に揺れる。",
          "zh_text": "完成变身后，我的视野中出现了一片蓝色的世界，几片白色悠悠地飘浮着。马尾辫随风摇曳。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "視線を下に向ける。さっきまで私を見下ろしていた高層ビルたちが、自分の足元に密集しているのが見えた。まるで航空写真みたいだった。",
          "zh_text": "视线向下。刚才还俯视着我的高楼大厦，现在已经聚集在我的脚下。简直就像航拍一样。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "それでも背格好は、きっとランドセルが似合う姿形になっているんだろう。",
          "zh_text": "除此之外，她的身材肯定很适合双肩包吧。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "肩や腕にゴミのようなものがくっついているのに気づいて、無意識に払い落とす。街が悲鳴に包まれて、パニックが起きた。",
          "zh_text": "突然发现肩膀和胳膊上粘着垃圾一样的东西，下意识地掸掉。街道被悲鸣所包围，一片恐慌。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "そして気づく。今払い落としたゴミは、さっき私が自分の体で押しつぶしちゃったビルのコンクリート片だ。コンクリートの欠片が雨のように降り注ぐ様子を想像する。その惨事の恐ろしさに身の毛がよだった。しかし、その惨事を私という存在が引き起こしていると思うと、なんだか気分が爽快になった。",
          "zh_text": "然后才意识到。刚才掸掉的垃圾，是刚才用自己的身体压扁的大楼的水泥碎片。想象着水泥碎片像雨一样倾盆而下的样子。那惨案的恐怖程度令人毛骨悚然。但是，一想到是我一个人就造成了这样的惨剧，心情就莫名地爽快起来。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "——そうだ。宮下くんどこだろ。",
          "zh_text": "——对了，宫下君在哪里？"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "これは宮下くんのための変身だ。宮下くんの希望に沿ったデートをする必要がある。",
          "zh_text": "这是为了宫下君的变身。必须要按照宫下的要求进行约会。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "しゃがみこんで人ごみに目を凝らす。スカートの中が丸見えになっているけれど、どうせ私のパンツじゃないので恥ずかしくはなかった。",
          "zh_text": "蹲下来凝视着人群。虽然裙子里面全露了出来，但反正不是我的内裤，所以并不觉得羞耻。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "宮下くんを見つけ出して回収する。潰さないようにつまみ上げた彼は、表情を肉眼で認識するのが難しかった。合わせて何かを叫んでいるのは聞こえてきたけれど、何を言っているのかまではわからない。",
          "zh_text": "找到宫下君，把他收回来，为了不压扁，小心把他捏了起来，肉眼很难识别他的表情。我听见他们在一起叫着什么，却听不见他们在说什么。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "足を動かす。あっ……と思ったときにはすでに遅く、小さなビルを壊してしまった。中にまだ人がいたのかもしれなかったけれど、現実味がまったくなかった。",
          "zh_text": "我动了动脚。啊……等我这么想的时候已经晚了，我已经把小小的高楼破坏了。也许里面还有人，但完全没有真实感。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "一体何人の人間を殺してしまったんだろう……そんなことを考えながらも、興奮にぞくぞくとしている自分がいる。",
          "zh_text": "到底杀了多少人啊……我一边想着这些，一边兴奋不已。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "建物が崩壊し、人々が蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う。唾を呑み込んだ。すごすぎる。",
          "zh_text": "建筑物倒塌了，人们像小蜘蛛一样四处逃窜。我咽了一口唾沫，太厉害了。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "矮小を極めた人間という存在と、それに対して優位な立ち位置の私。文明の利器によって地球上でもっとも繁栄しているといっても過言ではない人類よりも力ある存在になった自分に、私は酔いしれる。",
          "zh_text": "极度渺小的人类，和与之相对处于优势地位的我。借助文明的利器，我成为比说是地球上最繁荣也不为过的人类更有力量的存在，使我为之陶醉。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "宮下くんが送付したイラストを思い返す。女の子が怪獣みたいに街を壊すイラスト。",
          "zh_text": "我回想起宫下君发给我的图片。女孩像怪兽一样破坏街道的图片。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "相変わらず彼の声は耳に届かなかったけれど、あのイラストっぽく街を壊せば希望に沿うことができるんじゃないかと思った私は、宮下くんを優しく包み込んで胸ポケットに入れて、行動を起こそうとする。",
          "zh_text": "虽然我还是听不到他的声音，但我想，只要像那张插图那样破坏城市，就能实现他的愿望，于是我温柔地把宫下君包起来，放进胸前的口袋，开始行动。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "大きな一歩を踏み出すべく、足を持ち上げる。スカートが持ち上がり、足がスースーした。数えるのも億劫になるほどに視界に入る虫けらみたいな人間たちにスカートの中を見られているのを感じて、興奮がやまない。",
          "zh_text": "为了迈出步伐，我抬起了脚。裙子被掀起，双腿感觉有点凉，感觉自己的裙子被数不清的虫子一样的人盯着，内心十分兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "思い切り足を踏み下ろす。今まで自分たちがいたはずの大通りの一角が、一瞬で私の足の下に消えた。足の触れたビルがドミノみたいに倒れる。",
          "zh_text": "我用力踩了下去，刚才还在的马路一角，瞬间消失在我的脚下。脚碰到的大楼就像多米诺骨牌一样倒下。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "最高に気分がいい。学校でたまったストレスを解消するにはもってこいだ。",
          "zh_text": "心情非常好，这是缓解在学校积累的压力的最佳选择。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "力の面白い使い方のきっかけを与えてくれた宮下くんには感謝しないといけない。",
          "zh_text": "我必须感谢宫下君，他给了我一个有趣的使用力量的机会。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "ぴこん、ぴこん、ぴこん。スカートのポケットに入れていたスマートフォンから立て続けに音が鳴った。トークの通知音だ。",
          "zh_text": "叮咚、叮咚、叮咚。放在裙子口袋里的手机不断发出声音。是消息通知音。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "スマートフォンに目をやると、宮下くんからメッセージが届いていた。そうか。声が聞こえなくてもこうやってやりとりすればいいんだ。",
          "zh_text": "我看了一眼手机，宫下君发来了信息。是啊，虽然听不到声音，这样交流就好了。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「おっぱい押し付けられてやばい。死にそう」",
          "zh_text": "「你的胸压在我身上了，我要死了。」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「乳首勃起してない？」",
          "zh_text": "「乳头勃起了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「つか、ポケットの中じゃ何してるのかまったくわかんないよ」",
          "zh_text": "「说起来，我在口袋里完全不知道你干了了什么。」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「えっち」",
          "zh_text": "「H」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "送られてきていた三つのメッセージを眺めながら、ぼそっとつぶやいた。私の口から出た声は、予想以上に幼い声だった。",
          "zh_text": "我看着他发来的三条信息，小声嘀咕道。我脱口而出的声音比想象中要稚嫩。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "しかしそんなことを言いつつ、胸ポケットをつんつんする私がいる。自分の乳首にかっこいい男の子を押し付けて独占しているという事実にささやかなよろこびを覚えていた。ブラはついていない。シャツを合わせた二枚の布だけで隔てた先で、彼は乳首に触れてしまっている。",
          "zh_text": "但是，我一边这么说，一边在胸前的口袋里蹭来蹭去，对自己的乳头被一个帅气的男孩独占这一事实感到小小的喜悦。没有胸罩。只隔着两件合在一起的布，他碰到了乳头。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "てか言われてみれば確かにポケットの中じゃ私が何をしているのか彼にはわからない。もっと安全で、見晴らしのいい場所に案内してあげないと。",
          "zh_text": "说起来，他在口袋里确实不知道我在做什么。我得带他去更安全、视野更好的地方。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "私はスマートフォンを地面に置く。スマホの面積だけでいくつもの車や街路樹が下敷きになったが、もはや気にしていなかった。",
          "zh_text": "我把手机放在地上。光是手机的面积就压住了好几辆车和行道树，但我已经不在乎了。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "私はポケットから宮下くんを丁寧につまみ出すと、適当にビルの屋上に下ろしてあげる。",
          "zh_text": "我小心翼翼地从口袋里掏出宫下君，好好把他放到楼顶上。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「どう？　特等席でしょ」",
          "zh_text": "「怎么样？是特等席吧？」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "微笑みかける。するとバイブレーションとともに、スマートフォンからまたメッセージの受信を伝える通知音が2回ほど響いた。",
          "zh_text": "我露出微笑。这时，随着震动，智能手机又发出了两次短信通知。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "直に街に置かれていたスマホがバイブレーションによって振動したことにより、近くのビルのガラスが飛び散る。",
          "zh_text": "放在街上的手机震动了一下，附近大楼的玻璃都碎了。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「すごいな。これチカがやったの？　めちゃくちゃじゃん」",
          "zh_text": "「好厉害啊。这是千花干的吗？一片乱七八糟的。」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「てか、スマホのバイブやばいな。地震みたいだ」",
          "zh_text": "「手机的振动真厉害，好像地震一样。」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「マジで？　ちょっと通話かけてみてよ。出ないけど」",
          "zh_text": "「真的吗？你给我打个电话，我不接。」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "私はわざとスマートフォンを移動させる。比較的まだ壊れていない街の一角に置いて、通話がかかってくるのを待った。",
          "zh_text": "我故意移动手机，把它放在相对还完整的街道一角，等待电话打来。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "やがて、スマートフォンが振動する。音と振動のコンビネーションでどんどん高層ビルのガラスが割れ、コンクリートの壁に日々が刻まれる。あちこちで黒いつぶつぶが動かなくなった。あまりの振動に、人間たちが立っていられなくなったのかもしれない。",
          "zh_text": "不久，手机震动了。在声音和震动的共同作用下，高楼大厦的玻璃不断碎裂，每一下都在水泥墙上刻下印记。到处都有的黑色的小点不动了。可能是因为震动太大，人们都站不稳了。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "スマホが振動するだけで窓が壊れてしまうなんて、なんてもろいんだろうと思った。私は嗜虐心がくすぐられていく。",
          "zh_text": "只是手机震动一下，窗户就会碎掉，多么脆弱啊。我的嗜虐心被激发了。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "着信を示していた画面が消灯した。しかしまたすぐに点灯する。そこには「画像が送信されました」のメッセージ。",
          "zh_text": "显示来电的画面关闭了。但是马上又点亮了。上面写着「图像已经发送」。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "しゃがみこんで地面に置いたスマホを持ち上げる。一緒に少し土を削り取ってしまった。",
          "zh_text": "蹲下来拿起放在地上的手机。连带着把土刨掉了一些。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "トークを開くと、新たな画像が添付されてきていた。その画像は全裸の巨大な女子高生が、ビルにまたがってよがっているイラストだった。",
          "zh_text": "打开对话，又添加了一张新的图片。那是一张全裸的巨大女高中生横跨在大楼上的图片。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "宮下くんを乗せたビルの屋上に顔を向けて叫ぶ。",
          "zh_text": "我朝着宫下君乘坐的楼顶喊道。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「ちょっ、へんたい！　えっち、すけべ！」",
          "zh_text": "「大、变态！H、色狼！」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "なんとも思わないつもりだったけど、思わず声を出して取り乱してしまう。",
          "zh_text": "我本以为不会有什么特别的想法，却不由得发出了声音，乱了阵脚。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「今、近くを飛んでたヘリがポニテに当たった」",
          "zh_text": "「刚刚，有架直升机飞过附近，撞上了马尾辫。」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "私が言うのとほぼ同時に、何事もなかったかのようにメッセージを送りつけてくる宮下くん。先ほど彼がいる方向に振り返ったとき、ポニーテールが大きく揺らいだのでそれに激突してしまったのかもしれない。まあ、私にはまったく感じなかったけど……。",
          "zh_text": "我话音刚落，宫下君就像什么事都没发生过一样给我发了信息。也许是刚才回头朝他所在的方向看的时候，马尾辫剧烈地摇晃了一下，结果撞上了。嗯，我倒是完全没感觉……。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「やってみてよ。ビル跨いでさ」",
          "zh_text": "「试试看嘛，跨上大楼。」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「えー、でも昨日言ったでしょ。何度も変身するの疲れるんだよ」",
          "zh_text": "「诶，不过昨天我不是说过了吗？多次变身很累的。」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "えっちなことをやらされること自体は構わない。だってそれを含めてのデートで、その上で出してもらっている金額だから。",
          "zh_text": "被强迫做些H的事本身也没关系。因为得到的金额是包括这个的。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「じゃあそのままでいいから脱いでやってみようぜ」",
          "zh_text": "「那就这样脱下来试试吧。」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "スマホのトーク画面を眺めつつため息を吐く。宮下くんの押しに負けた私は唇をとがらせながら、しょうがないなぁ、なんて漏らしながら両手を反対側の腰に回して、上着とシャツを一緒に脱ぎ捨てる。街に放り出された服は、ビルを押しつぶしていった。",
          "zh_text": "看着手机的聊天画面叹了口气。我被宫下君打败了，噘起嘴唇，一边感叹着，真拿你没办法，一边双手搂住两边的腰，把上衣和衬衫一起脱了下来。扔在街上的衣服，压扁了大楼。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "ブラはついていないので乳首がそのままあらわになる。ちょっと寒い。",
          "zh_text": "因为没有胸罩，乳头直接露出来。有点冷。"
        },
        {
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          "ja_text": "続いてスカートから足を抜き取って、そしてパンツを脱いだ。冷えた空気がおまんこをくすぐっていく。",
          "zh_text": "接着把腿从裙子里抽出来，脱下内裤。冰冷的空气弄得下体痒痒的。"
        },
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          "ja_text": "「じゃあ、いくからね。ちゃんと見ててよ」",
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          "ja_text": "私はまたスマホを地面に置いた。",
          "zh_text": "我又把手机放在地上。"
        },
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          "ja_text": "私はちょうどまたぎやすい大きさのビルを見つけ出すと、大きく片足を上げて跨いだ。着地した片足が、当たり前のように人間たちを踏み潰す。私はもはや何も思わなくなっていた。",
          "zh_text": "我找到一座正好适合跨上的大楼，抬起一只脚跨了上去。着地的一只脚理所当然地踩碎了人们。我已经不考虑那些了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ゆっくりと腰を下ろしていき、最期には膝立ちになってしまった。ビルの屋上の備え付けの貯水タンクや落下防止の柵が私の股間の下でひしゃげた。",
          "zh_text": "慢慢地坐了下来，最后跪在地上。大楼屋顶的储水罐和防坠栏杆都被我的下体压瘪了。"
        },
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          "ja_text": "「んっ……」",
          "zh_text": "「嗯……」"
        },
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          "ja_text": "鉄筋コンクリートが上げる悲鳴を聞く。体重をかけて座ってしまうと潰れてしまうので、私は少し浮かせた股間で何度も屋上を行ったり来たりした。",
          "zh_text": "听着钢筋水泥发出的惨叫声，因为直接坐下去会倒塌，所以我用微微悬空的胯部在屋顶上来回摩擦了好几次。"
        },
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          "ja_text": "頑丈なはずの建物が、ごりごりと私の股間で削り取られていくのがわかる。ふと、ビルにはまだ人が残っていたかもしれないなんて思った。けれどもう理性が吹っ飛びかけていて、自分の意志で股の動きを止めることができなくなっていた。",
          "zh_text": "本应坚固的建筑物，正被我的下体磨得精光。突然想到大楼里可能还有人。但理性已经烟消云散，无法靠自己的意志来阻止下体的摩擦。"
        },
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          "ja_text": "はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながら、ビルに乗っかった股間を前後させる。少しずつビルの背丈が低くなっているのを感じた。私がすり潰してしまっている。",
          "zh_text": "一边重复着哈啊哈啊的粗重呼吸，一边前后移动着坐在大楼上的股间。我感觉大楼的高度在一点点变矮。都被我磨没了。"
        },
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          "ja_text": "「あ、ああぁ！！　気持ちいい……気持ちいいよぉ……」",
          "zh_text": "「啊，啊！！好舒服……好舒服啊……」"
        },
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          "ja_text": "スマホが何度か通知音を響かせ、そしてバイブレーションで地震を起こしていた。宮下くんも興奮してくれているのかもしれない。",
          "zh_text": "手机发出几次提示音，震动引起了地震。宫下可能也很兴奋吧。"
        },
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          "ja_text": "私が気持ちよくなって、それを宮下くんに楽しんでもらう。それだけのためにビルが使われて、街が使われて、壊れて廃墟になる。なんだかおかしかった。",
          "zh_text": "让我舒服，让宫下也乐在其中。为了这些，大楼被使用，街道被使用，被毁坏成为废墟，总觉得怪怪的。"
        },
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          "ja_text": "やがて脳天に突き抜けるような電撃が走る。気が付いたときには私の股間にはぐしゃぐしゃに潰れたビルの残骸がこびりついていた。その下にはねばついた粘液溜まりがあって、ビルの残骸をひとまとめにしている。",
          "zh_text": "不久，一股闪电直冲脑门。等我回过神来，我的大腿间已经粘满了破裂的大楼残骸。下面有黏稠的黏液，将大楼的残骸集中在一起。"
        },
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          "ja_text": "私はちゃんとスマホを回収してから元の姿に戻る。少し通話で宮下くんと話をした。少し離れすぎてしまったので今日はこれでお開き。宮下くんとは現地解散だ。",
          "zh_text": "我好好地把手机收起来，然后恢复原来的样子和宫下通了一会儿电话。因为离得有点远，所以今天就到此结束。和宫下君就地解散。"
        },
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          "ja_text": "通話を切る。あたりにはえっちな臭いが充満していて、自分でもちょっと嫌な気分になった。しかし、このえっちな臭いを何人もの人たちが嗅いでいるのだと思うと再び興奮が高まってきて、いつの間にかその嫌な気分も相殺されていた。",
          "zh_text": "挂了电话。周围弥漫着一股H的气味，连我自己都觉得有点不舒服。但是，一想到好多人都在闻这种H的气味，我的兴奋再次高涨起来，不知不觉间，那种讨厌的心情也被抵消了。"
        },
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          "ja_text": "ふと、心が冷める。冷静になって壊れた世界を見た。",
          "zh_text": "突然，心凉了下来。冷静下来看到了破碎的世界。"
        },
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          "ja_text": "廃墟と化した街と、そこにいる私。ビルはほとんどなぎ倒され、あるいは粉々にされ、あたりは都会とは思えない殺風景になっていた。変身前は山なんて見えなかったのに、今はどちらを向いても山が見える。",
          "zh_text": "变成废墟的街道，和在那里的我。大楼几乎都被推倒，或者被砸得粉碎，周围一片混乱，不像大城市。变身前根本看不见山，现在无论朝哪个方向都能看见山。"
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          "ja_text": "警察や消防のサイレンが鳴り響く非日常がここにはある。この非日常を作り出したのが私なんだ。そう思うと、まるで耳元に新しい心臓ができたみたいにバクバクしてくる。",
          "zh_text": "这里是警察和消防的警笛声响彻的非日常的地方。而创造出这种非日常的就是我。想到这里，耳边仿佛长出了一颗新的心脏，怦怦直跳。"
        },
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          "ja_text": "やりすぎた。私はとんでもない罪を犯してしまったのかもしれない。息が荒くなる。",
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          "ja_text": "だけど同時に、大きな征服感が芽生えてきた。",
          "zh_text": "但与此同时，一种巨大的征服感开始萌芽。"
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          "ja_text": "「はぁはぁ……」",
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          "ja_text": "「こういうおっきな女の子の画像って、どういうサイトで拾えるの？」",
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          "ja_text": "私はほとんど無意識で、宮下くんにメッセージを飛ばしていた。",
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          "ja_text": "窓からさす月明かりのみが頼りの暗闇で、ドアの開く音がして無機質な光が差し込んだ。キイ、とドアが閉じられる。静まり返った闇の中、物の灰色の輪郭がかろうじて見える一室に、二人の女の子が無遠慮に足を踏み入れた。",
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          "ja_text": "少女たちの歳の頃は10代半ばといったところだった。どちらも顔立ちは特別幼くもないが、かたっぽの女の子は髪型をツーサイドアップにしていて、その年齢をひと回りほど下に見せている。",
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          "ja_text": "暗闇でロングヘアの影を揺らす少女・リンが問いかけると、もう一人の少女がプラ製の洗面器の裏を叩き、軽快な音を奏でて返答する。",
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          "ja_text": "物にぶつからないようにリンが窓際まで歩みを進める。月光に白く照らされた彼女の顔には、ツーサイドアップの女の子の返答に満足した様子で小さな笑みが浮かび上がっていた。",
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          "zh_text": "凛拉上窗帘，房间陷入完全黑暗。以窗帘滑动的声音为信号，另一个少女从高级感十足的盒子中拿出了另一个更亮的盒子。"
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          "ja_text": "それは中身が丸見えのガラスボックスに見える。",
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          "ja_text": "「ふーん、スズは物知りだなぁ」",
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          "ja_text": "「えへへ」",
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          "ja_text": "大好きなリンに褒められて、スズは頬を朱に染めながらほのかに笑った。",
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          "ja_text": "「なんか、何人かがこっちを見てる気がする……小さすぎて表情はわからないけど」",
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          "ja_text": "リンは近未来的行灯のようなボックスに照らされた顔。そこに困ったような笑みを刻み、同じく照らしあげられたスズのあどけなさげな顔を見やる。",
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          "ja_text": "ガラスボックスに見えるこの箱は、実のところ六面がマジックミラーでできていた。真っ暗闇に堂々と潜む女の子たちから街の様子は見えるが、人工太陽で真昼のごとく明るく照らされた街から外の様子は見えないようにできているというわけである。",
          "zh_text": "这个看起来像玻璃盒子的盒子，实际上是由六面魔镜组成的。潜藏在黑暗中的少女们可以看到城市里的情况，但从被人造太阳照得如白昼般明亮的城市看不见外面的情况。"
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          "ja_text": "中に暮らす人間たちは「都市を使った実験として、六面が鏡になっている箱に入れられている」と聞かされている。",
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        },
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          "ja_text": "エレベーターなどでよくある「鏡によって空間が広く感じる効果」を都市で試すとか、そんな取ってつけたような説明を受けているらしい。",
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        },
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          "ja_text": "しかしリンとスズの二人には関係のないことだ。あとですべて処分する予定だし、とくに興味はない。",
          "zh_text": "但这与凛和铃两人无关。之后打算全部处理掉，也没什么兴趣。"
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          "ja_text": "スズが顔の目の前にボックスを持ってきて街の様子をうかがうと、数週間に渡る実験に慣れてきたとても小さな住民たちが当たり前のように生活している。",
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        },
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          "ja_text": "これだけ長いこと暮らしていれば、そろそろこの小さな世界に愛着がわき、自分の新しい住処だと錯覚し始めるのかもしれなかった。それを今からめちゃくちゃにしてやると思うと胸のドキドキが激しくなる。",
          "zh_text": "在这里生活了这么长时间，大概也该对这个小小的世界产生了感情，开始产生错觉，以为这是自己的新家园了。一想到从现在开始要把它破坏得一团糟，铃心里就砰砰直跳。"
        },
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          "ja_text": "目をギリギリまで近づけても表情は読み取れないけれど、なんとなく彼らの喜怒哀楽は伝わってきていた。スズが頭を動かすたび、頭頂部から伸びたツーサイドアップがぴょこぴょこ動く。その髪束の動きは、踊るようなスズの胸の高鳴りを表しているようだった。",
          "zh_text": "虽然凑近眼睛也看不清他们的表情，但总觉得能感受到他们的喜怒哀乐。每当铃转动头部时，上翘的鬓角就会一跳一跳的。那束头发的动作，似乎表达了铃的激动之情。"
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          "ja_text": "せわしなく眼球を動かし、舐めるように視線を走らせる。被験体にとって、本来ならドアップで女の子の顔がガラスの向こうに広がっているように見えるだろうが、これはマジックミラー。間近でまばたきを繰り返しても住民たちは驚かない。",
          "zh_text": "她不停地转动眼球，移动着视线。对于实验城市来说，本来应该看见女孩的脸和头发在玻璃的另一侧出现，但这是魔镜。即使她在近处不停地眨眼，居民们也不会感到惊讶。"
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          "ja_text": "ぽん、と軽快な音が暗闇に鳴り響く。ほんのりと女の子の香りが溶け込んだ、新鮮な空気が数時間ぶりにボックスの中に流れ込んだ。",
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          "ja_text": "マジックミラーボックスの天井には小さなフタがあり、湯船の栓のように取り外せるようになっているのだ。六面がマジックミラーのこのボックスで、唯一ゴム製の部分だった。",
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          "ja_text": "開かれた穴の直径はわからないがそこそこ大きい。華奢な女の子の足であれば途中まで入りそうだった。",
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          "ja_text": "普段このフタが開くことでできる穴は餌を入れたり、人工雨を降らせたりするのに使用しているため、フタを開いたことに気づいた被験者たちは、建物の軒下に隠れ、それらが訪れるのを待った。",
          "zh_text": "平时，这个盖子打开后形成的洞用于投食、人工增雨等，发现盖子打开后，实验者们躲在建筑物的屋檐下，等待它们的到来。"
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          "ja_text": "しかし、今この穴に入れられようとしているものは、彼らのエサでも水分でもない。",
          "zh_text": "但是，现在要被放进这个洞里的东西，既不是它们的食物，也不是水分。"
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          "ja_text": "ニーハイソックスに包まれた足先がスズの目の前で持ち上がる。ほんのり香る臭気が彼女の鼻腔をくすぐった。",
          "zh_text": "被过膝袜包裹着的脚尖在铃面前抬起。微香的气味流进她的鼻腔。"
        },
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          "ja_text": "リンの足は、夏の日差しに靴の中で数時間蒸し上げられていた。彼女が片足立ちをして、汗の滲む足にへばりついたニーハイソックスを引き剥がす。バランスを崩さないように慎重に。",
          "zh_text": "凛的脚在夏天的阳光下在鞋里蒸了好几个小时。她单脚站立，扯下粘在汗津津的脚上的过膝袜。小心不要失去平衡。"
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          "id_line": 38,
          "ja_text": "現れたのはふっくらと丸み帯びた付け根",
          "zh_text": "首先出现的是浑圆的根部"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "、そしてすんなりと細い指先だった。指と指の間には、黒い毛玉がベタベタに丸まって張り付いている。",
          "zh_text": "然后是纤细的足尖。脚趾与脚趾间粘着一团乌黑的毛球。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "黒のニーハイソックスとは対照的な白い肌を晒したリンの脚部が、暗闇の中で街に照らされて怪しく光る。足の位置を調整するリンが真下を向く間、彼女の長髪が自身の頬を撫でて揺れていた。艶のある黒髪に、ミニチュア街からの灯りが反射してハイライトを作る。",
          "zh_text": "凛的脚部露出与黑色过膝袜形成鲜明对比的白皙肌肤，在黑暗中城市的照射下发出怪异的光芒。凛调整着脚的位置，转向正下方的时候，她的长发划过脸颊，摇晃着。迷你城市的灯光反射在她乌黑的头发上，形成了高光。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「では、入れちゃいます」",
          "zh_text": "「那我就放进去了。」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "リンがマジックミラーボックスの天井に足を乗せる。がたん、とボックスが揺れた。もう一度持ち上がったときには、蒸気できれいな足型が浮かび上がった。",
          "zh_text": "凛把脚放在了魔镜箱的天花板上。咣当一声，盒子摇晃了一下。再次抬起时，蒸汽形成的漂亮的脚型印记浮现在玻璃上。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "顔にかかっていた前髪をどかした彼女は、躊躇なくボックスの穴に足を差し込むと、彼らにとっての空が肌色になった。なまめかしく伸ばされた足首。くるぶし数センチ上までがまず入る。思ったよりその穴は大きかった。",
          "zh_text": "她拨开脸前的刘海，毫不犹豫地把脚伸进盒子的洞里，让他们的天空变成了肉色。脚踝开始用力，首先要把脚踝以上几厘米的部分都伸进去。那个洞比想象的要大。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "家々やビル群を押しつぶし、破断した瓦礫を押しのけながら親指と人差し指が接地したことをその足先で感じたあと、ゆっくりとかかとを降ろして、もう片っぽに任せっきりだった体重を足裏に返していった。",
          "zh_text": "凛的脚推倒房屋和楼群，一边推开断裂的瓦砾，一边用脚尖感觉到大拇指和食指触到了地面，然后慢慢放下脚后跟，把原本完全交给一边的体重传到脚底。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "官能的な曲線美を魅せる足の形が、巨人の足跡となって大地に刻まれた。",
          "zh_text": "充满功能曲线美的脚型，成为巨人的脚印刻在大地上。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "こうなれば中で生を謳歌していた人間たちは大パニックである。建物よりも数十倍と大きな足が天より降臨し、閉鎖された空間で破壊を開始したのだ。逃げる場所もなければ隠れる場所さえない。",
          "zh_text": "这样一来，在里面正常生活的人们陷入了巨大的恐慌。比建筑物大数十倍的大脚从天而降，开始破坏封闭的空间。没有逃跑的地方，也没有可以躲藏的地方。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "リンにとって、足裏の下に縮小された人間がいようが建物が建ち並んでいようが関係ない。無慈悲に隙間なく地面に降りた足は、自然物も人工物もすべてを平等にすり潰し、土の中に埋めてしまう。",
          "zh_text": "对凛来说，脚底下缩小的人也好，鳞次栉比的建筑物也好，都没有差别。毫无缝隙地踩住地面的脚，将自然物和人造物平等地碾碎，埋进土里。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "もう一度足が持ち上がったときには、足の形の穴の中で、自動車やバスが鉄板と化し、ビルやマンションが挽かれたコーヒー豆のようにすり潰されている様子がお披露目された。汗っかきのリンの足裏にはそれらがべったりと張り付いて、皮膚表面を茶色に染め上げている。",
          "zh_text": "当她再次抬起脚时，脚下的印记里，汽车和巴士变成了铁板，大楼和公寓也像被研磨的咖啡豆一样被碾碎。凛出汗的脚底黏满了这些东西，把皮肤表面染成了茶色。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "大好きなリンの足に蹂躙されていく街の様子をミラー越しに間近で見ているスズの心臓は、飛び出していきそうなくらい鼓動が早くなる。ホコリみたいに小さい人間たちが、ありんこみたいに群れて蒸れた足から離れようとする様子はなんだか気持ち悪く見えた。",
          "zh_text": "透过镜子近距离地看着被心爱的凛的脚蹂躏的街道，铃的心脏加速了，仿佛要跳出来一般。像灰尘一样小的人们成群结队地想要离开闷热的脚。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "もともと普通の人間だったはずの縮小人間たち。罪のない人々が、女の子の足で人生をめちゃくちゃにされて、最後には汗に汚れた足裏や足指のあいだに挟まれて、その人生の幕を強制的に降ろされる。",
          "zh_text": "原本应该是普通人的缩小人，无辜的人们被少女的脚玩弄破坏，最后夹在沾满汗水的脚底和脚趾之间，被强行拉下人生的帷幕。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "そして自分はそれを見殺しにしているのだ。背徳感で胸が一杯になって、興奮へと変化していった。",
          "zh_text": "而自己却见死不救。背德感填满了铃的内心，然后变成了兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「ふくらはぎまですっぽりハマった……スズ、今どんな感じ？」",
          "zh_text": "「到小腿肚为止都伸进去了……铃，里面是什么情况？」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「もうめちゃくちゃだよ……何人も、何人も何人もリンの足で死んじゃったかもしれない」",
          "zh_text": "「已经乱成一团了……好多人，好多人都死在凛的脚底。」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「生きてる人は？」",
          "zh_text": "「活着的人呢？」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「小さくてよく見えないけど、とりあえず足から離れようとしてるよ。結構こっちまで逃げてきた人の中には、ガラスの壁を叩いてる人がいる。あと奥の方には悶ながら目一杯耐えてる人がいる。こういう実験なんだと割り切ってるのかも……」",
          "zh_text": "「太小了看不清楚,不过,暂时远离脚边了。有很多逃到这边来的人，也有敲打玻璃墙壁的人。还有在深处的闷热中忍耐着的人。可能已经认为是特殊的实验了……」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "つま先に携えられた巨大な五本の竜頭が、うねって人々と彼らが潜んでいた建物をもて遊ぶたび、砂煙という名の土砂が巻き上がる。ぺったんこにひしゃげた自動車が、肉塊と化した運転手ごと素足にへばりついていた。",
          "zh_text": "脚尖的五根巨大的脚趾，每次翻腾着穿过人们和他们潜藏的建筑物嬉戏时，都会卷起沙土。被压扁的汽车，连同变成肉块的司机被光着脚压在地上。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "発育途上の女の子は新陳代謝が活発だ。真夏の気温に汗をせわしなくかく少女の足に蒸し上げられて、ボックス内は着々と高温多湿の地獄と変貌している。",
          "zh_text": "发育中的少女新陈代谢旺盛。盛夏的气温让少女的脚上流汗，盒子内逐渐变成了高温多湿的地狱。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "ふくらはぎの肉が隙間を埋めるように穴の縁に張り付いて、もはや新鮮な空気が入り込む余地などなかった。これから被験体たちの肺へと取り込まれる空気は、すべてが彼女の臭いに汚染されたものとなるのだ。",
          "zh_text": "小腿的肉紧紧地贴在洞的边缘，几乎阻隔了新鲜空气进入。从现在起，被实验者们吸入肺部的空气，全都被她的气味污染了。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「女の子の足のニオイ嗅がされる実験？　あはは、ナニソレ！」",
          "zh_text": "「闻女孩子脚上的气味的实验？啊哈哈，什么啊那是！」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "スズは思ったままを伝えていた。しかし面白い表現をしていると感じたリンは、声をあげて笑ってしまう。無意識にうねらせた足指とそのあいだからは無数の垢がこぼれ落ち、すり潰した住宅街の瓦礫の一部になった。",
          "zh_text": "铃把自己的想法表达了出来。但凛觉得这句话很有趣，便放声大笑起来。无数污垢从无意识地蠕动着的脚趾之间滚落下来，成为被碾碎的住宅区瓦砾的一部分。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「よっと」",
          "zh_text": "「嘿！」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "一通り満足したリンが、マジックミラーボックスから足を引き抜いた。引き抜かれた足から、被験体にしてみれば土砂のような砂埃が再び舞い落ちていく。",
          "zh_text": "凛满足地从魔镜盒里抽出脚来。从被抽出来的脚上，再次飘落了对实验体来说就像岩崩一样的尘土。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "同時に撒き散らされた巨大少女のフェロモンに、圧倒された男たちは酔い潰れ、骨抜きにされる。",
          "zh_text": "同时被撒下的巨大少女的费洛蒙使男人们醉倒，被砸得尸骨无存。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「街の人たちには、何が起きてるのかよくわからないんだろうね……」",
          "zh_text": "「城市里的人大概不知道发生了什么吧……」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「そうだね。だってマジックミラーだし。この状況をちゃんと把握してるのは、私たちだけ」",
          "zh_text": "「是啊，因为魔镜，只有我们清楚地掌握状况。」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「なんだかぞくぞくしちゃうよね」",
          "zh_text": "「总觉得很激动呢。」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "汗がにじむような体温という熱気に、かいた汗が全く蒸発しないほどの湿気。砂埃の中ほのかに漂う女の子のにおい。",
          "zh_text": "热气逼人的体温，加上出汗完全无法蒸发的湿气。沙尘中飘浮着淡淡的少女的味道。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "全面鏡張りの街の中で、何が起きているのか全く理解できない小人たちがパニックを起こして狼狽していた。",
          "zh_text": "在满是镜子的城市里，完全无法理解发生了什么事的小人们陷入恐慌，狼狈不堪。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "縮小された彼らにとってみれば、足指が数センチ動くだけで大災害なのだ。そんな様子が可愛くて、二人はついいじめてしまいたくなる。",
          "zh_text": "对于缩小了的他们来说，脚趾稍微动几厘米就是大灾难。他们的样子很可爱，两人都忍不住想欺负。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「これ、入れちゃおうよ」",
          "zh_text": "「把这个放进去吧。」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「ふふ、いいね」",
          "zh_text": "「呵呵，好啊。」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "先ほどリンが自分の足から引き剥がしたニーハイソックスをボックスの上に掲げる。床に伏せてボックスを覗き込んでいたスズの鼻に、ツンと刺さるような刺激があった。",
          "zh_text": "凛把刚才从自己腿上扯下来的过膝袜举到箱子上。趴在地板上看着盒子的铃的鼻子感到一种刺痛般的刺激。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "足を直接入れているときには感じなかった別のニオイだ。汗を存分に吸って湿ったソックスのほうが強い刺激臭を放っていることを如実に表していた。",
          "zh_text": "是直接把脚放进去的时候没有感觉到的另一种气味。充分吸汗的袜子散发出强烈的刺激性气味。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「投入！」",
          "zh_text": "「投入！」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "足すら入る広い穴だが思いの外うまく行かない。グイグイと押し込んでいく。浄化され始めていた空気が、再度異臭によって汚染され始めた。",
          "zh_text": "虽然是个连小腿都能伸进去的大洞，却出乎意料地不顺利。于是她们使劲地往里塞。已经开始净化的空气，再次被异臭污染。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "暗闇から明るいボックスの中に舞い降りたソックスは、足で踏みにじられた住宅街の跡地に接地後、その自重でまだ被害を受けていない区画にまで倒れ込んでいって、多くの人間たちを押し潰し、その命を奪った。",
          "zh_text": "袜子从黑暗中进入明亮的盒子里，在被脚踩过的住宅区旧址上触地后，因其自重倒向尚未受损的区域，压扁了许多人，夺去了他们的生命。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "汗の染み込んだソックスのほうが、生きた人間たちよりも、もっといえば建物よりも質量があると示したのだ。",
          "zh_text": "渗着汗的袜子比活着的人，甚至比建筑物更有质量。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "何十年の月日を重ねてきた彼らの人生。それを十年と少しの人生の折り返し地点さえ通過していない彼女らの、一年も履いていないようなソックスが踏みにじるさまはあっけないものだった。",
          "zh_text": "他们经历了几十年的岁月的人生，却被十几岁的她们的那双一年都没穿到的袜子践踏了，真是太荒唐了。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「ねえねえ、パンツ脱いで？」",
          "zh_text": "「呐呐，把内裤脱了？」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「は？　なんで！？」",
          "zh_text": "「啊？为什么！ ？」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「パンツも入れてみたいから」",
          "zh_text": "「我想把内裤也放进去。」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「スズが自分で脱いで入れればいいじゃん！」",
          "zh_text": "「铃自己脱下来放进去不就好了！」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "自分のスカートを押さえつけて、頬を朱に染めるリンが声を荒らげる。",
          "zh_text": "按着自己的裙子，脸颊泛红的凛厉声说道。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「だって、私さっきお風呂入ったばっかりだもん。汚いほうがやりがいがあるでしょ」",
          "zh_text": "「因为我刚刚才洗过澡，脏一点的效果更好。」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "嘘だった。スズもまだお風呂には入っていない。",
          "zh_text": "骗人的。铃也还没洗澡。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "本当はただリンのパンツを見てみたいだけ。そんなスズの自分勝手な感情と思いつきに、街はさらなる被害を被ることになる。",
          "zh_text": "只是想看看凛的内裤，铃这种随心所欲的感情和想法，给城市带来了更大的损失。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「……ったくもう、しょうがないなぁ」",
          "zh_text": "「……真是拿你没办法啊。」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「あ、汚いのは認めるんだ？」",
          "zh_text": "「啊，你承认很脏了？」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「うっさい！」",
          "zh_text": "「好烦！」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "和気あいあいと軽口を叩きながらスカートを引きずり下ろす。",
          "zh_text": "她一边说着，一边拉下裙子。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "やがて輝くボックスに照らしあげられたのは、白い陶器のような脚の柱二本と、少しだけ黄ばんだ白のパンツだった。",
          "zh_text": "之后，在闪亮的灯箱的照射下，出现了两根像白色陶器一样的腿柱，以及一条略微泛黄的白色内裤。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "ソックスと同じようにパンツが穴からねじ込まれる。",
          "zh_text": "内裤和袜子一样从洞里塞了进去。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "汗と少しのおしっこをにじませた、見せてはいけないものを隠すための布切れが、大質量を伴って世界にのしかかる。人工太陽が遮られ、夜を勘違いした街灯が自動点灯した。",
          "zh_text": "吸收了渗出的汗水和一点小便，用来隐藏不能让人看到的东西的这块布，伴随着巨大的质量压在了这个世界上。人造太阳被遮挡，误以为是夜晚的路灯自动亮了。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "湿度がさらに高くなって、悪臭が強烈にななっていく。押し付けられた空気圧に耳閉感を感じたときには、彼らの身体は竜巻にさらわれたみたいに巻き上がり、何もかもがボックスの中でかき混ぜられていた。単なる女の子のパンツ一枚でさえ、小人たちにはひとたまりもなく、生死を左右するのである。みじめでみじめでしかたがない。",
          "zh_text": "湿度越来越高，恶臭也越来越强烈。就连单纯的少女的一条内裤，也会对小人造成极大的影响，左右他们的生死。凄惨得不得了。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「なんかもう災害みたい」",
          "zh_text": "「好像已经是灾难了。」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「ほんと？　それはやばいね」",
          "zh_text": "「真的？那可不妙啊。」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「んふふ、でもこれからもっとひどい災害で、この子たちをいじめてあげるんでしょ？」",
          "zh_text": "「嗯嗯，不过，以后会有更严重的灾难来欺负这些孩子吧？」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「まーね」",
          "zh_text": "「嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "言いつつ、リンはマジックミラーボックスを手にとった。中から靴下とパンツをほじくり出しながら洗面器を探す。",
          "zh_text": "说着，凛拿起了魔镜盒。一边从里面拿出袜子和内裤，一边寻找脸盆。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "そろそろ目は暗闇に慣れてきている頃かと思ったけれど、想像よりあたりの様子がわからない。きっと行灯みたいなボックスをずっと見ているからだろう。",
          "zh_text": "还以为眼睛差不多要适应黑暗了，可周围的情形比她想象的还要模糊。一定是因为一直在看行灯似的盒子吧。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「ここだよ、ここ」",
          "zh_text": "「在这里，这里。」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "次の瞬間、部屋がぱっと明るくなった。",
          "zh_text": "下一瞬间，房间里一片明亮。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "リンの焦る様子を見たスズが、いつの間にか壁際で立っていたようで、電灯のスイッチを入れてくれたのだ。",
          "zh_text": "铃看到凛焦急的样子，不知何时站在墙边，帮她打开了电灯开关。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "まだ暗闇に目が慣れていなかったという予想は当たっていた。突然部屋が明かりに満ちても、ちっとも光に目がかすまない。",
          "zh_text": "眼睛还没有适应黑暗，这一预想是正确的。即使房间里突然充满了灯光，眼睛也不会被光线晃晕。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "部屋の中は可愛いぬいぐるみが2,3体。一つはリンが手作りして、スズへプレゼントしたものだ。",
          "zh_text": "屋子里有两三个可爱的布偶。一件是凛亲手做的，送给铃的礼物。"
        },
        {
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          "ja_text": "いちご柄のシーツが敷かれたベッドには、もう一つ別の箱が置いてあるのが見えた。これも同じく小人を閉じ込めたマジックミラーボックスだ。今後の楽しみのために、今は暗闇に包み込んである。",
          "zh_text": "铺着草莓图案床单的床上，还放着另一个箱子。这也是一个关着小人的魔镜盒。为了今后的快乐，现在笼罩在黑暗中。"
        },
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          "id_line": 107,
          "ja_text": "果たして明るい部屋の中、リンが抱えるボックスの中身は悲鳴の嵐である。もとよりひどい悪臭被害に見舞われて阿鼻叫喚は阿鼻叫喚だったのだが、今度はボックスの鏡張りが入れ替わった。部屋がマジックミラーボックスの中身の明るさを上回ったことで、相対的に箱の中身のほうが暗いことになる。",
          "zh_text": "然后，在明亮的房间里，凛抱着的盒子里充满了悲鸣。本来就遭遇了严重的恶臭，叫苦连天，但这次盒子的镜子变了。因为房间的亮度超过了魔镜盒子里的城市，所以相对来说盒子里比较暗。"
        },
        {
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          "ja_text": "リンとスズにはただの鏡張りの箱にしか見えなくなったけれど、中からは外の様子が見えるようになったのだ。",
          "zh_text": "虽然凛和铃看到的只是一个贴着镜子的盒子，但从里面可以看到外面的情况。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "リンがそんなボックスを洗面器の中に移し、スカートをはしたなくずりおろした。すでに下着が取り払われている女性器からは、粘液がにじみだして彼女の興奮を示している。",
          "zh_text": "凛把那个盒子放到脸盆里，把裙子褪下来。从已经脱掉内裤的性器渗出黏液，显示出她的兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "だが、今回使う穴はこちらではない。彼女の生殖器官よりも背中側にある穴が、高まる排泄欲に生き物の口みたいにうごめいていた。",
          "zh_text": "但是，这次使用的洞不是这里。是比她的性器更靠近后面的洞，在高涨的排泄欲下像生物的嘴一样蠕动着。"
        },
        {
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          "ja_text": "下腹部に溜まったものを吐き出す準備は万端だ。",
          "zh_text": "把下腹部积存的东西吐出来的准备已经做好了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「んしょっと」",
          "zh_text": "「好了」"
        },
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          "ja_text": "「明るくしちゃったけど、ちょうどいいね。さすがの私もリンのほかほかうんちを見せつけられるのはゴメンだもん」",
          "zh_text": "「把房间弄亮刚刚好啊。不能让别人看见我的便便。」"
        },
        {
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          "ja_text": "リンがミニチュア街の入ったボックスに手を付き、跳び箱を跳びそこねたみたいにまたがる。自分の排泄口とボックスの穴の位置を合わせると、ガラス張りの世界の壁には絹のように柔いもも肉が広がって張り付いていた。",
          "zh_text": "凛手扶着装有迷你城市的盒子，像没能跳过跳箱一样跨了上去。把自己的菊门和箱孔的位置对准，玻璃世界的墙壁上，像丝绸一样柔软的臀肉伸展开来，粘在上面。"
        },
        {
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          "ja_text": "中で暮らす被検体たちが真上を見上げれば、ガラスにへばりつく尻肉が影を落とし、普段食べ物や水分の補給がある穴に、ピンクの中身をチラ見せする怪物の口がセッティングされている。",
          "zh_text": "生活在里面的实验者们抬头仰望正上方，可以看到贴在玻璃上的屁股上的肉投下的影子，在平时用来补充食物和水分的洞里，出现了可以隐约看到粉红色里面的怪物的嘴。"
        },
        {
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          "ja_text": "巨大な少女の肛門が、当たり前のようにボックスにフタをしているのだ。",
          "zh_text": "巨大的少女肛门，就这样盖在盒子上。"
        },
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          "ja_text": "ほんのりと香るレモンティーのような女の子の優しい匂いが、街一体を包み込んだ。だがそれも一分もたず、入れ替わるように徐々に汚れた腸内の悪臭へと変貌していく。",
          "zh_text": "少女的温柔气息，像柠檬茶般微微散发，包裹了整座城市。但维持不了一分钟，就慢慢地变成了肠内的恶臭。"
        },
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          "ja_text": "「じゃ、出しまーす」",
          "zh_text": "「那我就开始了。」"
        },
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          "ja_text": "「汚さないように気をつけてね」",
          "zh_text": "「小心别弄脏了。」"
        },
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          "ja_text": "「大丈夫。慣れてるから」",
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        },
        {
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          "ja_text": "今までも様々な災害に翻弄されてきた縮小人間たちが、まるでパニック映画の中に放り込まれたかのように、空を見上げて発狂する。",
          "zh_text": "至今为止被各种各样的灾难所愚弄的缩小人类，就像被扔进了恐慌电影里一样，抬头仰望天空开始发狂。"
        },
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          "ja_text": "天で雷雲がうなるようにお腹が鳴った。やがてお尻の穴は腸内に溜まったガスを爆発音を轟かせながら発散する。",
          "zh_text": "肚子像天上的雷云一样叫着。不一会儿，屁股上的洞就发出了轰鸣的爆炸声，将积存在肠内的气体散发出来。"
        },
        {
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          "ja_text": "勢いよく吹き出されたおならは、靴下や下着が街の中に落とされたとき以上の乱気流と衝撃波を発生させた。",
          "zh_text": "被吹出的屁产生了比袜子和内衣掉到街上更大的乱流和冲击波。"
        },
        {
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          "ja_text": "空気の圧力を無遠慮に叩きつけされたアスファルトが砕け散って地下が丸わかりになって、深く植わっているはずの電柱やビルなどが巻き上げられた。",
          "zh_text": "在空气压力的冲击下，柏油路面碎裂四散，地下一片狼藉，原本埋得很深的电线杆和大楼等也被卷起。"
        },
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          "ja_text": "「んっっ……あっ！！」",
          "zh_text": "「嗯……啊！ ！」"
        },
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          "ja_text": "しぼられた糞便が締まる肛門の形に変形して押し出される。大便という名の竜が壊滅した地を目指して下る様子は、まるで世界の終わりだった。",
          "zh_text": "被挤压的粪便变以肛门的形状被挤出。名叫大便的龙以毁灭为目标往下降的样子，简直就是世界末日。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "マジックミラーボックスの中で反響する悲鳴。しかしその声が二人の少女たちに届くことはなく、箱をじっと見つめているドアップの女の子の顔は、ニコニコとして頬を赤らめている。",
          "zh_text": "魔镜盒里回响着悲鸣声。但是，这声音并没有传到两个少女的耳朵里，反而一直盯着箱子的铃，笑眯眯地红着脸。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ふふ、今この中でリンのうんちが街を押しつぶしてると思うと……興奮しちゃうなぁ」",
          "zh_text": "「呵呵，一想到凛的便便正在压扁整座城市……我就兴奋了。」"
        },
        {
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          "ja_text": "六面体の鏡面には、中の様子を想像してにやけているスズの顔が映っていた。",
          "zh_text": "在六面体的镜面内，铃想象着里面的样子，露出了微笑。"
        },
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          "ja_text": "リンのトイレの音を独り占め。本当なら誰にも聞かせないような下品な音を自分だけが聞かせてもらっているという状況下に、スズはゆがんだ優越感を覚える。",
          "zh_text": "凛上厕所里的声音被独占了。明明是谁也听不到的低俗声音，却只有自己听到，在这种情况下，铃产生了一种扭曲的优越感。"
        },
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          "ja_text": "彼女が腰を落とすリンの顔をみると、強く歯を食いしばってまぶたをぎゅっと閉じ、眉尻を儚げに下げている。",
          "zh_text": "她看了看坐着的凛的脸，她咬紧了牙关，紧紧地闭着眼睛，眉毛垂着。"
        },
        {
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          "ja_text": "少しの羞恥をにじませていているその様子が「かわいいな」と思った。",
          "zh_text": "她那略带羞耻感的样子让铃觉得「好可爱啊」。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "ブリブリ、と下品な音が響き渡る。ボックスの中を反響しているその音は、品のない楽器を奏でるみたいに高い音になってリンの肛門がふさぐ出口からあふれてきた。",
          "zh_text": "噗里噗里，下流的声音回响在盒子里，就像演奏没有品位的乐器一样，高音从凛的肛门被堵住的出口涌了出来。"
        },
        {
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          "ja_text": "スズは思わず笑ってしまう。",
          "zh_text": "铃不禁笑了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あっはは！　すごい音。中にいる人たちにはどんなふうに聞こえるんだろ。耳の鼓膜が破れたりしちゃうのかな？」",
          "zh_text": "「啊哈哈！好大的声音。在里面的人听到会怎样呢？耳朵的鼓膜会破裂吗？」"
        },
        {
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          "ja_text": "と、ドン、とやけに鈍い音が箱の中から聞こえた。リンの可愛らしい肛門から伸びていた便がちぎれ、街に落下した音だ。",
          "zh_text": "盒子里传来咚的一声闷响。那是从凛那可爱的肛门伸出来的粪便被夹断掉到城市里的声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "ただの便の塊であっても縮小人間にとってしてみればひとたまりもない。すでに壊滅済みの都市に追い打ちをかける形でのしかかった茶色の塊が、数千トン以上の大質量と40度近い熱気をもって倒れ込み、その内部に建物を埋めた。",
          "zh_text": "即使是普通的大便，对于小人来说，也根本无法忍受。以追击的形式压在已经毁灭的城市上的茶色物体，带着数千吨以上的质量和近40度的热气倒下，掩埋了内部的建筑物。"
        },
        {
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          "ja_text": "下敷きにされた住宅やビル、マンションなどの中には、まだ幾人もの生きた被検体たちが災害が過ぎ去ることを祈って隠れ潜んでいたが、あっけなく圧縮されていく。",
          "zh_text": "在被压在下面的住宅、大楼、公寓中，还有几个活着的实验体们为了祈祷灾难过去而跪伏着，却被无情地压扁了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「はぁ……快感快感。やめられない」",
          "zh_text": "「啊……快感快感。要上瘾了。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「おしっこ出る？」",
          "zh_text": "「尿出来了吗？」"
        },
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          "ja_text": "「んにゃ。おしっこはさっきあらかじめしてきたから大丈夫そう」",
          "zh_text": "「嗯，我刚才已经尿好了，应该没问题。」"
        },
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          "ja_text": "「わかった。じゃあはい、トイレットペーパー」",
          "zh_text": "「知道了。那给，卫生纸。」"
        },
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          "ja_text": "「ありがと」",
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        },
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          "ja_text": "その後、丸めた紙を今しがた排泄に使ったミラーボックスに押し込んだ。",
          "zh_text": "然后，把揉成一团的纸塞进刚才排泄时用过的魔镜盒里。"
        },
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          "ja_text": "「じゃ、縮めて捨てちゃうよ」",
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          "ja_text": "パンツとスカートを履き直すリンの声に返事を返しながら、スズが持ち込んでいた怪しげな装置のボタンを押す。その正体はこのミラーボックスとペアリング済の縮小装置だ。",
          "zh_text": "一边回答凛重新穿裤子和裙子的声音，一边按下了铃带来的奇怪装置的按钮。那个的真面目是和这个镜箱配对的缩小装置。"
        },
        {
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          "ja_text": "最終的に縦横と奥行きが5mmの箱になったミラーボックスをひょいとつまみ上げるスズ。鼻に近づけてみても臭いも少ししかしなくなった。角砂糖よりも小さくなったそれは、パクっと口の中に簡単に入れてしまえる。汚いから食べないけど。",
          "zh_text": "将最终成为长宽和高都为5mm的盒子的魔镜盒轻轻抓起的铃。凑近鼻子也只能闻到一点臭味。比方糖还小，轻轻松松就能放进嘴里。但是因为很脏所以不能吃。"
        },
        {
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          "ja_text": "ほのかに異臭の漂うボックスをまじまじと見た。今となってはこんな小さな箱の中に、数千人を閉じ込めていたとは思えない。いったい彼らの大きさはどのくらいだろうと考えたけれど、やめだやめ。これだけ小さな箱の中に詰まる人間たちの身長なんて、計算するのもめんどくさい。",
          "zh_text": "目不转睛地看了看散发着淡淡的异臭的箱子。事到如今，很难想象数千人曾被关在这么小的盒子里。他们现在到底有多大呢？想了想，还是算了。塞在这么小的盒子里的人的身高，计算起来也很麻烦。"
        },
        {
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          "ja_text": "鏡張りの中は今頃どうなっているだろうか。中で便から逃れて生き残ることができた人たちは、ガラスの向こう側でぐいぐいと巨大化した少女たちの顔を見て何を思っただろうか。",
          "zh_text": "盒子里现在是什么样子呢？在里面逃出粪便得以生存下来的人们，看到玻璃另一边少女们变得越来越大的脸，会作何感想呢？"
        },
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          "ja_text": "様子が全くわからないぶん想像は捗るというもので、リンとスズはそれぞれにみじめに死んでいく街とその住民たちを思い描きながら、部屋から角砂糖のような箱を持ち去った。",
          "zh_text": "凛和铃一边想象着悲惨死去的城市和居民，一边从房间里拿走了像方糖一样的箱子。"
        }
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    },
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          "ja_text": "少女は寒さをしのぐために、家と家の隙間に潜り、その場でしゃがみ込みます。それでも血色の悪くなった肌はそう簡単には回復しません。むしろ冷え込んだレンガ造りの道に座り込んだことで、お尻がどんどん冷えていきます。",
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          "ja_text": "座り込んだときに一部をその下に敷いて押しつぶしてしまっていました。彼女は今、寒さに痛覚さえもが麻痺しているのです。だから気づかなかったのでしょう。",
          "zh_text": "坐下来的时候，有一部分被压扁了。她现在因为寒冷连痛觉都麻木了。所以才没注意到吧。"
        },
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          "ja_text": "しかし大したことではありません。小人たちはそのサイズのわりにとても広々とした街を作り上げます。まだ街は広く残っていました。",
          "zh_text": "但这并不是什么大不了的事。小人建造了与其尺寸相比非常广阔的城市，还剩下很大一部分。"
        },
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          "ja_text": "指でつまんでしまえそうなサイズの小人たちが、突然現れて街を破壊した少女に恐怖し、ぶるぶると震えています。",
          "zh_text": "一群用手指就能捏住的小人，对突然出现破坏城市的小女孩感到恐惧，浑身颤抖。"
        },
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          "ja_text": "「かわいそうに。あなたたちも寒くて仕方がないのね」",
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          "ja_text": "ですが小人たちはあまりに小さな存在です。表情を読み取ることさえ困難なのです。",
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          "ja_text": "彼らが自分に恐怖して震えているだなんて、彼女は微塵も考えません。",
          "zh_text": "她根本不会想到他们是因为害怕自己而颤抖。"
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          "ja_text": "震える手でその先端をレンガ造りの壁にこすると、小さな火が灯ります。マッチの火はとても暖かでした。",
          "zh_text": "用颤抖的手将火柴在砖墙上摩擦，火柴发出微弱的火光，很暖和。"
        },
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          "ja_text": "しかし、マッチの炎はすぐに夜の闇に吸い込まれるにして消えてしまいました。",
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          "ja_text": "あたりがぱーっと明るくなります。",
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          "ja_text": "少女はまるで勢いよく燃えるストーブの前に座っているような気がしました。",
          "zh_text": "感觉就像坐在燃烧得很旺盛的火炉前。"
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          "ja_text": "それもそのはずです。",
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          "ja_text": "少女のすぐそばで、さきほど投げ捨てたマッチに残っていた小さな炎が、小人たちの木造住宅に引火してしまったからです。",
          "zh_text": "因为就在小女孩身边，刚才扔出去的火柴里残留的小火苗，点燃了小人的木造住宅。"
        },
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          "ja_text": "周辺の小人たちは少女が座り込んで住宅街をそのお尻に敷き潰したとき以上の恐怖を味わうことになります。街に襲いかかる炎に、彼らは大パニックになりました。",
          "zh_text": "周围的小人尝到了比小女孩坐下来把住宅区压在屁股下还要恐怖的滋味。扑向街道的火焰让他们陷入了巨大的恐慌。"
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          "ja_text": "少女にしてみれば些細な火種に過ぎませんが、小人たちにとっては民家を次々と焼き払う業火なのです。",
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          "ja_text": "「あら、小人さんたちが元気に走り回ってる」",
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          "ja_text": "ようやく少女が惨事に気が付いたときには、マッチの落ちた周囲の民家はほとんどが焼け落ち、人の住めない状態となっていました。",
          "zh_text": "当她终于意识到惨案发生时，掉了的火柴的周围的民宅几乎都被烧毁了，已经无法住人了。"
        },
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          "ja_text": "「この街を焼けばもっと暖まれるわ。小人さんたちも一緒に暖まりましょう」",
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        },
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          "ja_text": "少女が再度マッチをすり、その先に炎を灯します。",
          "zh_text": "小女孩又擦了一根火柴，点燃了火苗。"
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          "ja_text": "今度は火が弱まる前に火の付いたマッチを小人の住宅の上に放り投げます。住宅に熱が伝わって間もなく、彼らの住処は焚き木と同等の扱いを受けることになるのです。",
          "zh_text": "这次，在火势减弱之前，把点燃的火柴扔到小人的住宅上。热量传到住宅后不久，他们的住所就受到了与火柴同等的待遇。"
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          "ja_text": "少女はしばらくぱちぱちと音を立てる小人の街で、暖をとっていました。",
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          "ja_text": "少女は小人の街に視線を下ろしました。さきほど彼女が火を灯した一角です。このとき、少女は火の勢いが弱まっていることを知ります。",
          "zh_text": "她的视线落在了小人的街道上。就是刚才她点着火的那个角落。这时，小女孩发现火势已经变弱了。"
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          "ja_text": "「小人さんたちまで私を凍えさせようっていうのね、許せないわ」",
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          "ja_text": "少女は一旦立ち上がり、そしてお尻をくもり空に突き出すように伏せました。もちろんその下に広がっていた小人の家々は、少女の冷えた胸と手のひらの下敷きです。",
          "zh_text": "小女孩先站了起来，然后把屁股向天空压了下去。当然，在那下面蔓延的小人的房屋，变成了小女孩冰冷的胸和手掌的垫子。"
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          "ja_text": "彼女がその視線の先に認めたのは消火活動をおこなう小人の一団です。決死の消火活動をする中、彼らは背後に突如として現れた二つの巨大な瞳に悲鳴をあげます。",
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          "ja_text": "なので兄のスマートフォンには、あらかじめタップ一つでミニチュア街の外へテレポートできるアプリをインストールしておいた。",
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          "ja_text": "ローンの残っていた住宅や工事中の舗装道路が、住人や作業員、そして重機もろともふくよかな桃尻の二点に集中した全体重を受けて潰れてしまった。",
          "zh_text": "还没还清贷款的住宅和正在施工的柏油路，和住户、工人以及重型机械一起被集中在丰满的桃臀上的全部体重压扁了。"
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          "ja_text": "少女がＭ字に開脚する。高速で開かれた白い陶器のような脚部が天を引き裂き、大気を振動させていた。",
          "zh_text": "少女的腿打开成M形状。高速打开的像白色陶器一样的腿撕裂天空，震动大气。"
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          "ja_text": "肌を晒した左右のかかとが接地するたびに地震が起きる。兄を含む生き残った小人たちの視界では、純白の巨大パンツが晒された状態になった。",
          "zh_text": "裸露出皮肤的左右脚后跟每次触地就会发生地震。在包括哥哥在内的幸存的小人的视野中，纯白的巨大内裤暴露在眼前。"
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          "ja_text": "鼻に突き刺さるような年頃の女の子の汗の臭いが、街を包むように漂い始める。",
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          "ja_text": "たった一人の女の子がただお漏らしをしただけで崩壊してしまう文明なのだと、散ってしまう命なのだと、認めてしまっているということになるのだから。",
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          "ja_text": "「大変だと思いますが、頑張って逃げてくださいね……」",
          "zh_text": "「虽然很辛苦，但还是要努力逃跑啊……」"
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          "ja_text": "言い終えると、純白の巨大パンツは一瞬で淡黄色に染まり上がり、ナイロン越しの尿を小人の街へと注ぎ込み始める。あどけない少女の笑みに少しの羞恥と快感の表情が刻まれていく。",
          "zh_text": "话音刚落，纯白的巨型内裤瞬间染上了淡黄色，开始将穿过尼龙的尿液注入小人的城市。天真的少女的笑容中刻着些许羞耻感和快感。"
        },
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          "ja_text": "より一層悲鳴が大きなものとなったが、それも一瞬だけ。矮小な彼らの悲鳴の音量など、彼女のお漏らしが響かせる轟音には遠く及ばない。",
          "zh_text": "悲鸣声更大了，但也只是一瞬间。渺小的他们发出的悲鸣的音量，远不及她的漏尿发出的轰鸣声。"
        },
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          "ja_text": "生ぬるい尿がコンクリート道路をまるで用水路のように流れ、勢いに任せてめくり上げていく。小人たちが造り上げた建造物を侵食していく。",
          "zh_text": "温暖的尿像在水渠一样的水泥路上流淌，顺着气势往上冲击。侵蚀着小人建造的建筑物。"
        },
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          "ja_text": "小人の街の逃げ場となる高台が、高く波打つ黄金色の海の中へと一つずつ着実に消えていった。",
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          "ja_text": "しかし、彼女が心配をしているのは自分のことを大切に思ってくれる兄だけだ。",
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          "ja_text": "この小さな小さな街で文明を築き上げ繁殖を繰り返してきた小人が死のうが生きようが、まるで興味がなかった。よって当然、小人たちのスマートフォンには兄のようなテレポートアプリはインストールされていない。",
          "zh_text": "对于在这个小小的城市里创造文明、繁殖至今的小人是死是活，她完全没有兴趣。因此，小人的手机上当然没有像哥哥那样安装软件。"
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          "ja_text": "「ふぇえ……コビトさんたちの車とかお家が私のおしっこで流されてるよぉ……」",
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          "ja_text": "生暖かい津波に飲み込まれ、押し流されていく人や街路樹。そして家、車、バス、ビルといった文明の利器と英知の結晶。ただの尿の排泄という生理現象だけで、あらゆるものが壊れ、死んでいった。",
          "zh_text": "被温暖的海啸吞噬，被冲走有人和行道树，还有房子、车子、公交车、大楼这些文明的利器和智慧的结晶。仅仅是排尿这一生理现象，就破坏了一切，导致了死亡。"
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          "ja_text": "彼女のお漏らしが止まったときには、街は水浸しどころではなく湖に近い状態になっていた。彼らが営みの中で育んできた半世紀という時間が、無に帰した数秒の出来事だった。",
          "zh_text": "当她的漏尿停止的时候，城市不是浸水的状态，而是接近湖泊的状态。在他们的生活中孕育了半个世纪的文明，在短短几秒钟内化为乌有。"
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          "ja_text": "「いやぁ、エロかった」",
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          "ja_text": "声が背後で聞こえた。少女がびしょぬれにした街に膝立ちしたまま首だけで振り返る。",
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          "ja_text": "脱出をすませていた彼女の兄が、動画再生アプリを起動して立っていた。",
          "zh_text": "她的哥哥已经逃出，打开视频播放软件站在那里。"
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          "ja_text": "動画には今しがた撮影した巨大な少女が街に向かってお漏らしをする様子が映されている。小人の街視点の動画からは、彼女には一切認識できなかった小人の悲鳴やパニックの様子が生々しく記録されており、それがまた彼女の興奮を引き立てる。",
          "zh_text": "视频中出现了刚刚拍摄到的巨大少女向城市尿尿的样子。小人视角的视频，真实地记录下了她完全无法识别的小人的惨叫声和惊恐的样子，这又让她兴奋起来。"
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          "ja_text": "「えへへ……撮れ高、いい感じ」",
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          "ja_text": "「これアップしたら再生数稼げるかも」",
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          "ja_text": "授業中、やけに時計の針を気にしている女生徒がいた。",
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          "ja_text": "難解な数学の公式を聞き流す彼女の頭のなかには、チョークと時計の針が立てる音だけが鳴り響き、焦燥を煽っている。",
          "zh_text": "对艰深的数学公式置若罔闻的她，脑子里只回荡着粉笔和时钟发出的声响，积累着焦躁。"
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          "ja_text": "彼女の表情には焦りがありつつも、同時に隠しきれていない安堵が垣間見える。",
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          "ja_text": "女生徒は自分のパンツの中のにおさまった股間に意識を集中させた。すると、彼女の尿道口を丁寧に覆う形で、空間の歪みが出現したのだ。俗に言うワームホールである。",
          "zh_text": "女生的意识集中在自己的内裤里。于是，空间的扭曲出现了，小心翼翼地覆盖住了她的尿道口。也就是俗称的虫洞。"
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          "ja_text": "授業中、みなが一生懸命に授業内容に耳を傾けてノートを取っている。その中で一人、誰にも気づかれることなく極限まで我慢していたおしっこを解き放つ快感を、染み入るように味わう。",
          "zh_text": "上课时，大家都在认真地听讲课内容并做笔记。其中有一个人，在没有被人发现的情况下，把憋到极限的尿液释放出来，享受快感。"
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          "ja_text": "そこには人類と大差ない文明が繁栄していた。",
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          "ja_text": "繁華街では何百という人間たちが自動車や電車などの乗り物を使って行き来し、大きなにぎわいを見せている。",
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          "ja_text": "初めに気が付いた副操縦士が首をかしげる。機長に状況の確認を依頼すると、彼は管制塔へ連絡を入れ始めた。会話からして、天候の乱れがないかなどの確認を取っている様子だった。",
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          "ja_text": "「突然レーダーが乱れはじめて……はい、全く使い物に——なっ……！」",
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          "ja_text": "次の瞬間、飛行機の進行方向にとんでもない物体が現れた。彼らはまるで宙に浮かぶ洞窟のような、巨大な空間を目にしたのである。",
          "zh_text": "下一瞬间，飞机的前方出现了一个不可思议的物体。他们看到了一个宛如浮在空中的洞穴般的巨大空间。"
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          "ja_text": "機長と副操縦士が言葉を失う。管制塔からの応答を願う音声のみが、ヘッドセットから漏れていた。",
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          "ja_text": "その洞窟のような空間は、中が非常に柔らかそうだった。ピンク色の壁が波打つようにひだになっている。",
          "zh_text": "那个洞穴一样的空间，里面看起来非常柔软。粉红色的墙壁呈现出波浪状皱褶。"
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          "ja_text": "「大変だ！　目の前に巨大な洞窟のような物体が……いや、なんというか浮遊していて——」",
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        },
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          "ja_text": "詳細説明を許すこと間もなく、洞窟のような物体は大きなうなり声を上げ始める。瞬間、飛行機の視界は真っ黄色一色に染まり上がった。",
          "zh_text": "还没来得及详细说明，洞穴一样的物体就开始发出巨大的轰鸣。下一瞬间，飞机的视野被染成了一片金黄。"
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          "ja_text": "巨大な空間から液体が放たれたのである。しかもそれは滝はおろか、ダムの放水さえもまったく比較対象にならない膨大な量で、とてつもない勢いと水圧を持っていた。巨大なジャンボ機を一瞬で飲み込むそれは、人肌に温められていた。",
          "zh_text": "液体从巨大的空间中喷射而出。别说瀑布了，就连水库泄洪都无法与之比较的庞大水量，有着惊人的气势和水压。带着人体的温暖，瞬间吞下巨大的喷气式飞机。"
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          "ja_text": "ほとんどの場合、飛行機は水面着陸を試みただけでも粉微塵に粉砕する。それが強烈な勢いのある膨大な量の放水と正面衝突事故を引き起こしたのだ。当然ながら、空を悠々と飛行していた鉄の塊は水圧によって轢き潰され、乗員乗客は全員が死亡した。",
          "zh_text": "大多数情况下，飞机只要尝试在水面迫降，就会粉碎成齑粉。而这个与来势汹汹的巨量泄洪引发了正面冲击的事故，理所当然地使在空中飞行的铁块被水压压扁，机组人员和乘客全部死亡。"
        },
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          "ja_text": "しかし、これは序章に過ぎない。本当の災害が始まるのはこれからである。",
          "zh_text": "但这只是开始。真正的灾难才刚刚开始。"
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          "ja_text": "飛行機が飛んでいた下の街では大変なことが起きている。人肌の膨大な質量を持った黄金水が、高度一万メートルから降り注いできたのだ。",
          "zh_text": "飞机下面的城市发生了严重的事情。具有巨大质量的黄金水龙，从一万米高空倾泻而下。"
        },
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          "ja_text": "飲み込んだ飛行機の頑強なパーツさえすりつぶしてしまう大洪水が太い柱のように落ちてきて、ビルや住宅が木っ端微塵になった。パニックが起こる間もなく一瞬で街が壊滅してしまう。",
          "zh_text": "洪水像粗大的柱子一样倾泻而下，连被吞没的飞机的坚固零件都被洪水碾得粉碎，大楼和住宅化为齑粉。在恐慌开始的一瞬间，整个城市就毁灭了。"
        },
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          "ja_text": "運よく直撃を逃れた街の一角でも、人々は異変に気がついて悲鳴を上げた途端に絶命。この間にも黄金水の柱は街を直撃し続け、命を何百何千と奪い去っていく。",
          "zh_text": "即使在幸运地逃过直接袭击的城市角落，人们在察觉到异常的时候发出惨叫，然后也立刻毙命。这期间黄金水龙的柱子持续冲击着街道，夺走了成百上千的生命。"
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          "ja_text": "天空から注ぎ込まれる黄金水は、しばらくの間止むことがなかった。",
          "zh_text": "从天空灌入的黄金水龙，久久不停。"
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          "ja_text": "勢いが収まり、やがて空から降り注ぐものが何もなくなったときには、そこには廃墟どころか文明の痕跡すら残らない。",
          "zh_text": "当气势平息，最终没有任何东西从天而降时，别说是废墟，连文明的痕迹都没有留下。"
        },
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          "ja_text": "あるのはただ一つ。アンモニア臭を放つ巨大な湖だけ。それはまるで温泉のように湯気をもくもくとのぼらせている。",
          "zh_text": "有的只有一个散发着氨水味的巨大湖泊，像温泉一样冒着热气。"
        },
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          "ja_text": "天から注ぎ込まれた謎の液体が、一瞬で人々が築き上げた文明を蹂躙し尽し、歴史から消失させてしまった。",
          "zh_text": "从天上注入的谜之液体，瞬间将人们建立起来的文明蹂躏殆尽，使之从历史中消失。"
        },
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          "ja_text": "放尿を終えた女生徒は、再度意識を集中させてワームホールを閉じる。",
          "zh_text": "尿尿结束后，女生再次集中意识，关闭虫洞。"
        },
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          "ja_text": "さしずめ彼女のおしっこを出す穴が、彼女たちと似たような文明を持つコビトの惑星に一時期出現し、破壊の限りを尽くしていた。それだけのことである。",
          "zh_text": "在与她们明相似的小人行星上，曾有一段时间出现过供她尿尿的孔，并将其破坏殆尽。仅此而已。"
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        {
          "id_line": 4,
          "ja_text": "ユヅキがその能力に目覚めたのは物心ついた頃の話である。なにか心に願うだけで、物理法則を無視したすべての事象を引き起こすことができた。",
          "zh_text": "柚木发现这种能力是在刚懂事的时候。只要在心中想象，就能引发无视物理定律的一切现象。"
        },
        {
          "id_line": 5,
          "ja_text": "しかし、おとなしい子どもだった彼女はそれの使いみちをほとんど見出すことなく、反抗期、思春期を終えて今に至る。",
          "zh_text": "但是，作为一个老实的孩子，她几乎找不到使用的方法，直到叛逆期和青春期结束的现在。"
        },
        {
          "id_line": 6,
          "ja_text": "女子高というものに慣れ始めた今日この頃。校舎の外ではヒグラシが鳴いていた。",
          "zh_text": "今天开始习惯女子高中。校舍外的雏鸟在鸣叫。"
        },
        {
          "id_line": 7,
          "ja_text": "夏の夕焼けを背に下校し、帰宅したユヅキが鍵を開けてドアノブをひねる。父とは別居、母は残業でいつも夜までは一人だった。これは中学のときから変わらないことで、だからこれからすることを知っているのは自分だけだ。",
          "zh_text": "背对着夏日的晚霞放学，回家的柚木打开门锁，拧了拧门把手。和父亲分居，母亲又加班，柚木总是一个人直到晚上，从初中开始就没变过，所以知道接下来要做什么的只有自己。"
        },
        {
          "id_line": 8,
          "ja_text": "リビングのテレビの電源を入れてチャンネルを回す。",
          "zh_text": "打开客厅的电视机，切换频道。"
        },
        {
          "id_line": 9,
          "ja_text": "画面には上空から撮影されたと思しき廃墟と化した街が映し出され、作業員が重機を用いて何やら白い粘液のまとわりついたコンクリートブロックの瓦礫を撤去する作業をおこなっている。",
          "zh_text": "画面上出现了好像是从上空拍摄的变成废墟的城市，工作人员正在用重型机械清理粘着白色黏液的混凝土块瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "いつもと変わらぬニュース内容にほくそ笑んだ。",
          "zh_text": "看到和往常一样的新闻内容，她暗自窃喜。"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "映像が切り替わり、マイクを持った女性キャスターが、鼻をつまむ仕草を見せている。嫌そうな表情が隠せていなかった。",
          "zh_text": "画面切换，女主播拿着麦克风，做出捏鼻子的动作。掩饰不住厌恶的表情。"
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "「依然としてあたりは異臭に包まれています。私が立っている場所は事件の発生した街から約50km離れた別の町ですが、先日消失した○○市跡地から漂ってくる異臭による悪臭被害に多くの住民が悩まされていおり、一週間たったいまでも復旧の目処はたっておりません」",
          "zh_text": "「周围依然弥漫着异臭。我所站的地方是另一个离事件发生地点大约50公里的地方，从前些天消失的〇〇市旧址飘来的恶臭让很多居民感到困扰。一个星期过去了，现在还没有恢复的迹象。」"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "ココ最近、世界各国の都市の一部が消失する怪奇事件が多発している。",
          "zh_text": "最近，世界各国的城市的一部分消失的怪异事件频繁发生。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "「私のえっちな臭い……みんなに嗅がれてるんだ……」",
          "zh_text": "「我H的味道……被大家闻到了……」"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "実はこの怪事件を引き起こしている人物こそ、ユヅキなのであった。",
          "zh_text": "实际上，引发这些怪事的人正是柚木。"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "ちょうど一週間前に、彼女は能力を使ってある都市群を住んでいる住民ごと自室に縮小テレポートさせ、その上でオナニーをした。",
          "zh_text": "就在一周前，她利用自己的能力将居住在某个城市群的居民缩小传送到自己的房间，在上面进行自慰。"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "液体とは思えない膨大な質量をもって街を覆い尽くすあの白濁色の粘液は、ユヅキの愛液なのだ。街の住人たちが自分の愛液の放つ悪臭に頭を悩ませていると思うと、興奮が収まらなかった。",
          "zh_text": "以不被认为是液体的巨大质量覆盖全城的白浊色黏液，是柚木的爱液。一想到城市的居民都在为自己的爱液散发出的恶臭而烦恼，她的兴奋就无法平息。"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "早々にテレビを消し、自室へと向かう。",
          "zh_text": "早早关掉电视，朝自己的房间走去。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "初めはこのシャイな性格を治すため、そうとしか考えていなかった。",
          "zh_text": "一开始，她只是想改变这种害羞的性格。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "自分と対等な人間の前に出ることを彼女はいつも恐れている。何か怖いことをされるのではないか、そんなふうにいつもビクビクして暮らしていた。",
          "zh_text": "她总是害怕出现在和自己平等的人面前。担心对方会做什么可怕的事，就像这样一直过着提心吊胆的生活。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "しかしそれでは社会で生きていけない。そこでユヅキは自分と対等でない人間という存在を用意する考えに至った。その上でえっちな行為を他の人に見せつけることを繰り返せば、少しは羞恥心が薄くなると思ったのだ。1/1000のサイズまで縮小された人間ならば彼女もさすがに恐怖を抱かないので一石二鳥である。",
          "zh_text": "但这样是无法在社会上生存的。于是，柚木萌生了准备一个与自己不平等的人的想法。在此基础上，反复让别人看到自己H的行为，羞耻心就会变淡。如果是缩小到1/1000的人，她也不会感到恐惧，真是一石二鸟。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "それが都市の縮小テレポートが繰り返されるようになった発端だ。",
          "zh_text": "这就是城市不断被缩小传送的起因。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "「今日もいっぱいひどいことしちゃお……」",
          "zh_text": "「今天也要做好多过分的事哦……」"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "しかしシャイな性格を治すために始まったその行為は、いつの間にか彼女の性癖を捻じ曲げる要因になった。現にユヅキは当初の目的を忘れ、縮小された人間たちとその文明を、恥辱を尽くすことで肉体的にも精神的にも蹂躙することを目的としている。",
          "zh_text": "但是，这种为了治疗害羞性格而开始的行为，不知不觉中成了扭曲她性癖的要因。现在，柚木已经忘记了当初的目的，现在她的目的是让被缩小的人类及其文明蒙受耻辱，然后在肉体和精神上惨遭蹂躏。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "引っ込み思案で人と関わることが苦手な自分が、ニュースに取り上げられるような出来事を引き起こせるという征服感に溺れている。都市という人類の住居の集合体をオナニーのためだけに消費して性的快楽に変換しているという残酷で淫ら、そして非現実的な現実に、彼女は酔っていた。",
          "zh_text": "自己总是畏缩不前，不擅长与人打交道，却引起了被新闻报道的大事件，沉溺于这种征服感中。为了自慰，她将城市这个人类居住的集合体消耗殆尽并转化为性快感，这种残酷、淫荡而又不现实的现实，让她陶醉。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "「今日はいつもより小さくなって来てもらおうかな……」",
          "zh_text": "「今天要不要比平时小一点呢……」"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "念じると、部屋の一点に光が集合する。その小さな光は徐々に大きくなっていって、やがて自室の床の一部を覆った。",
          "zh_text": "随着默念，光线开始聚集在房间的一点上。那微弱的光渐渐变大，最终覆盖了房间的一部分地板。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "光が消える。今まで謎の光に覆われていた床の上に現れたのは、今現在人間が暮らしている街が縮小されたものだった。",
          "zh_text": "光芒熄灭。之前被谜一样的光覆盖的地板上出现的，是现在人类生活的城市。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "その範囲は約4畳と若干広め。いつもと違うサイズで縮小転送したためか、力の加減を間違えてしまったのかもしれない。中にはちょっとした天然湖があった。",
          "zh_text": "其范围大约有4张榻榻米大小。也许是因为用了和平时不同的尺寸缩小传送，所以弄错了力度。里面有一个小小的天然湖。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「うわぁ……これ1/10000だよね？　ゼロ一個付け足すだけでこんなにちっちゃくなっちゃうんだ……」",
          "zh_text": "「哇……这个是1/10000吧？加上一个零就这么小了……」"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "いつもより小さなその世界に感嘆の声を漏らす。いつもより小さくしたのに、いつもより広い。不思議な感覚だった。",
          "zh_text": "柚木对那个比平时更小的世界发出感叹。明明尺寸比平时小了，范围却比平时大。真是不可思议的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "家具などが置かれていない部分をほとんど覆い尽くすように転送された縮小都市によって、ユヅキは足の踏み場がなくなっている。彼女がただそこにいるだけで、足元は壊滅状態にあった。",
          "zh_text": "缩小的城市几乎完全覆盖了没有放置家具的地板，使柚木没有了落脚的地方。只要她站在那里，脚下就会被毁灭。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "ユヅキはなまめかしく足指をくねらせ、汗の染み付いた靴下に覆われた足でその街の一部を無意識に踏みにじる。繁華街と住宅街が壊れた。ほんの一瞬のことである。",
          "zh_text": "柚木妖艳地扭动着脚趾，用被汗水浸湿的袜子包裹的脚无意识地践踏着城市的一部分。繁华街和住宅区被破坏只是一瞬间的事。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "女子高生一人が足の指を動かしたというだけでビルが倒壊するさまを見せつけられている人間たちのことを、ユヅキはまだ知らなかった。",
          "zh_text": "仅仅因为一个女高中生的脚趾动了一下，大楼就会倒塌。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "「あっ」",
          "zh_text": "「啊！」"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "局所的に消失した箇所を見て、少し小さくしすぎたかなと後悔する。住宅街はもはやコケのようで、高層ビルさえ使い終わりかけの鉛筆より小さな存在。",
          "zh_text": "看到局部消失的地方，后悔是不是变得太小了。住宅区就像苔藓，高楼大厦也比用完的铅笔还小。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "ここに本当に人間が暮らしているのだろうかとさえ疑ってしまう。しかしそれはミニカー以下の自動車が走り回っていることによってすぐに否定される。",
          "zh_text": "甚至怀疑这里是否真的有人类生活。但这被比模型还要小的跑来跑去的汽车立刻否定了。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "——こんな小さなもので気持ちよくなれるかな……？",
          "zh_text": "——这么小的东西能让人舒服吗……？"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "そんなミニカー以下の自動車は、渋滞を起こして彼女の靴下に包まれた足から逃れようとしていた。それは突如出現した女の子の足という怪物への恐怖からか、あるいはただ単純に臭くてたまらないのかもしれなかった。",
          "zh_text": "这些比模型还要小的汽车，在堵车的情况下想要逃离她那被袜子包裹的脚。也许是对突然出现的女孩的脚这一怪物感到恐惧，也许只是因为太臭了。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「えっと……見えてますか？　今あなたたちは虫みたいな……じゃなくてホコリみたいに小さくなって私のお部屋にいます」",
          "zh_text": "「嗯……看见了吗？现在你们像虫子一样……不，像灰尘一样变小了，在我的房间里。」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "ユヅキは服を脱ぎ捨てながら、状況を説明してあげる。",
          "zh_text": "柚木一边脱下衣服，一边说明情况。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "これは彼女なりの気配りだ。到底人間が迎えるとは思えない「女の子のオナニーに巻き込まれて死ぬ」という人生の終わり。",
          "zh_text": "这是她的善意。无论如何也无法想象人类会迎来「被卷入少女的自慰而死」这样的人生结局。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "せめてそれを知った上で使わせてもらうというのは、ユヅキとって食事の際に「いただきます」と敬意と感謝を込めて言う感覚とよく似ている。",
          "zh_text": "至少要在让他们了解这一点的基础上使用，这和在吃饭时满怀敬意和感谢地说「我开动了」的感觉非常相似。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「街ごと転移してるんですよ……信じられないですよね……えへへ、ごめんなさい。私はただえっちなところをみなさんに見てもらいたいだけなので、今のうちに離れてくださいね……っ！」",
          "zh_text": "「整个城市都转移过来了……真是难以置信啊……嘿嘿，对不起。我只是想让大家看看我H的样子，所以请趁现在离开我吧……啊！」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "その歪んだ敬意と感謝の表現は、その縮小された街に暮らす人々にとってはかえって不安を煽る要因になっていた。",
          "zh_text": "这种扭曲的敬意和感谢的表达方式，对生活在这个缩小的城市里的人们来说，反而成了煽动不安的因素。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "しかし、ユヅキによって選ばれてしまった彼らはもはやアリよりも小さな存在であり、彼女ですら表情を読み解くことは不可能。自分の厚意が余計な混乱を招いているとは微塵も思っていない。",
          "zh_text": "但是，被柚木选上的他们已经是比蚂蚁还小的存在，就连她也不可能看清表情。她丝毫不认为自己的盛情招来了不必要的混乱。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "下着姿になった彼女の足元には、脱ぎ捨てられた服にビル群や渋滞している車両が押しつぶされていた。",
          "zh_text": "只穿着内衣的她脚边，被脱下来的衣服压住了楼群和拥堵的车辆。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "さて。どうしようか。",
          "zh_text": "那么。怎么办呢？"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "いつもなら高層ビルを引っこ抜いて股間に押し付け、その快楽に浸るのだが、思った以上に小さすぎる。一番高いビルでも彼女の小指にさえ届いていない。",
          "zh_text": "如果是平时，她会把高楼拔出来按在大腿间，沉浸在那种快乐中，但这次比想象的还要小。最高的大楼连她的小指都不如。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "ブラジャーを取り外し、パンツから足を引き抜きながら考える。そうしている間にも街は着々と壊滅し、人々はわけもわからないまま命を落とす。彼らにとってこの少女の足は数百万トンはくだらない質量を持っているのだから当然だ。",
          "zh_text": "她一边取下胸罩，把腿从内裤里抽出来一边思考。在此期间，城市逐渐毁灭，人们莫名其妙地丧命。对他们来说，这个少女的脚有数百万吨的质量，这是理所当然的。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「床オナがいいかな……」",
          "zh_text": "「要用床上式自慰吗……」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "全裸になったユヅキは誰に言うわけでもなくつぶやいて、その場にうつ伏せになる。",
          "zh_text": "一丝不挂的柚木喃喃自语着，趴在了地上。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "ユヅキがうつ伏せになった街では災害が起きる。至るところで電柱が折れ、停電が発生した。大地がひび割れていく。",
          "zh_text": "被柚木压到的城市上发生了灾害。所有电线杆都被折断，发生了停电。大地逐渐开裂。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "天然湖のほうはまだ被害が少なく、水面が波打つ程度だった。ボート乗り場のスタッフが戻るよう呼びかけているが、不安げにしつつも未だボートを楽しんでいるカップルたちが何組か残っている。",
          "zh_text": "天然湖受到的破坏还比较小，只是水面有些起伏。乘船处的工作人员招呼他们回去，但还有几对情侣虽然有些不安，但还在享受着乘船的乐趣。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "実際問題、この縮尺ではユヅキのいる場所があまりにも遠くに、霞んでいてほとんど見えていない。地震になれてしまっている日本人にとって、危険を感じるほうが難しいのだった。",
          "zh_text": "实际的情况是，按照这个比例，柚木所在的地方离得太远，几乎看不见。对于习惯了地震的日本人来说，感受危险是很难的。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "そして、天然湖のほうを気にしていないのはユヅキも同じ。彼女も湖でボートを楽しむカップルの存在なんて知る由もなく、ビルや住宅の密集した大地に股間をこすりつけようとする。",
          "zh_text": "而且，柚木也不太在意天然湖。她也不可能知道有情侣在湖上划船，只是想用股间摩擦大楼和住宅密集的大地。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「これじゃ床オナというより街オナですね……あぁん……うんっ」",
          "zh_text": "「这样的话，与其说是床上自慰，不如说是街头自慰……嗯……嗯。」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "夏の暑さに艷やかな肢体には汗が滲んでいた。お腹や肘、膝、太ももといったあらゆる箇所の皮膚が縮小都市に接地するたび、汗ばんだそれにこびりついていく。ビルも住宅も車も人間も、等しくゴミのように、あるいは微生物のように彼女の肌に貼り付いてしまう。",
          "zh_text": "夏日炎炎，娇艳的身体上渗出了汗水。肚子、臂肘、膝盖、大腿等所有部位的皮肤与缩小的城市接触时，就会粘在上面。无论是大楼、住宅、汽车还是人类，都会像垃圾一样，或者像微生物一样粘在她的皮肤上。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「すごい……1/1000のときはこんなことなかったから……興奮しちゃう……っ！　みんなが私の身体にくっついて……私の汗の臭いを直接嗅いでる……っ！　嗅がせちゃってるっ！」",
          "zh_text": "「太厉害了……1/1000的时候从来没有发生过这样的事……太兴奋了……大家都贴在我身上……直接闻我的汗臭味……啊！都闻到了！」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "自分の同じ尊厳ある人間という知的生命とそれらが作り出した文明と英知の結晶が、身体にへばりついている。そう思うと興奮が高まった。さらけ出した股間をずりっ、ずりっ、とこすりつける速度が無意識に加速していく。",
          "zh_text": "和自己一样有尊严的人这一智慧生命，以及他们所创造的文明和智慧的结晶，都附着在她的身上。想到这里就开始兴奋起来，下意识地加快了摩擦股间的速度。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "すぐに股間が湿り始め、その湿り気によって同じく何もかもがユヅキの股間にへばりつき、へばりついたそれらと一緒に前後する股間と床との間で住宅や車がすり潰されていく。",
          "zh_text": "下体马上开始潮湿，在潮湿的空气中，无论什么东西都平等地黏在柚木的股间，住宅和汽车和黏在上面的其他东西一起，在股间和地板的前后摩擦之间被碾碎。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「あぁ……いい！！　もう……気持ちよすぎて、ダメなのぉ！！　砂粒みたいな街の残骸が……っ！！　あああぁあ！！」",
          "zh_text": "「啊……不错！ ！真是……太舒服了，不行了！ ！像沙粒一样的城市残骸……啊！ ！啊啊啊啊！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "街が性器にほどよい刺激を継続的にもたらし、彼女は絶頂に達した。普段の物静かなユヅキからは想像もできない嬌声が口からあふれるようだった。",
          "zh_text": "城市持续不断地给性器带来适当的刺激，使她达到了高潮。平时文静的柚木嘴里仿佛流出了难以想象的娇喘。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「あっ……はぁ……気持ちよかった……ありがとうございます……この御恩は三日は忘れません」",
          "zh_text": "「啊……啊……太舒服了……谢谢你……这份恩情我三天都不会忘记。」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "オナニーを始める前と同じように、潰されて死んでくれた人間たちに敬意と感謝を表現した。",
          "zh_text": "就像开始自慰之前一样，她向那些被摩擦致死的人们表达敬意和感谢。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "下の口からあふれる愛液が、女性器ですりつぶした街の残りカスを飲み込みながらあたりに広がっていく。これがまたニュースで報じられると思うと、イッたばかりだというのに股間のうずきが止まらなくなって知らず知らずのうちに股間を前後させていた。",
          "zh_text": "从下体溢出的爱液，一边淹没被性器磨碎的城市残渣，一边向四周扩散。一想到这又要上新闻报道了，虽然才刚刚才高潮，但股间却止不住地在不知不觉间前后晃动着。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「えへへ……どうしようかな。まだ残ってる」",
          "zh_text": "「嘿嘿……怎么办呢？还有剩下的呢。」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "うつ伏せになったままのユヅキがぼやく。",
          "zh_text": "趴在地上的柚木嘟囔道。"
        },
        {
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          "ja_text": "今日は1/10000という縮小率で部屋いっぱいに転送したために、破壊されたのは縮小転送した範囲のごく一部でしかなかった。",
          "zh_text": "今天因为1/10000的缩小传送铺满了房间，被破坏的只是的极小的一部分。"
        },
        {
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          "ja_text": "ユヅキがおもむろに立ち上がる。その巨体からはボロボロとコンクリート片や屋根瓦といった街の残骸がこぼれ落ち、新たな被害を引き起こす。",
          "zh_text": "柚木慢慢站了起来。混凝土片和屋顶瓦片等城市残骸从她巨大的身体上掉落，引发了新的灾害。"
        },
        {
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          "ja_text": "このミニチュア世界の中には、まだまだ生きた人間がたくさん残っている。",
          "zh_text": "在这个缩小世界中，还有很多活着的人。"
        },
        {
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          "ja_text": "「水たまりを見てたらおしっこしたくなっちゃった……」",
          "zh_text": "「看到水洼就想尿尿了……」"
        },
        {
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          "ja_text": "うつろな視線の先にあるのは件の天然湖だった。ユヅキが一歩、また一歩と足を踏み出し、その下に数十棟という住居、数千という命がその素足の下に消えていく。",
          "zh_text": "目光的前方是那个天然湖泊。柚木一步又一步地踏出，下面数十栋住宅、数千条生命就消失在她的裸足之下。"
        },
        {
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          "ja_text": "縮小された彼らにとってそれは到底人間が歩いて移動できる距離ではなかったが、ユヅキにとっては自分の部屋の中を少し移動するだけだ。ものの数秒で水たまりのような湖をまたぐようにユヅキは君臨していた。",
          "zh_text": "对于被缩小了的他们来说，这终究不是人类步行可以移动的距离，但对柚木来说，这只是在自己的房间里稍微移动一下而已。短短几秒，柚木就跨过了像水洼一样的湖泊。"
        },
        {
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          "ja_text": "「なんかゴミが漂ってますね……まぁ、今から私が出すものもゴミみたいな汚いものですから、混ぜちゃっても大丈夫でしょう……」",
          "zh_text": "「好像飘着垃圾……算了，现在我要放出来的东西也是脏东西，混在一起也没关系吧……」"
        },
        {
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          "ja_text": "ユヅキにとっては自動車さえミニカーにも劣る大きさなのだ。湖を漂うボートがゴミにしか見えないのは必然だった。",
          "zh_text": "对柚木来说，连汽车都不如模型。在湖上漂浮的小船看起来像垃圾也是必然的。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかし、彼女はそれが人が乗って懸命に漕いでいるボートなのだと知っている。",
          "zh_text": "但是，她知道那是有人正在拼命划动的小船。"
        },
        {
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          "ja_text": "先ほどのこすりつけオナニーのようにあらかじめ避難をうながした人々を生かしたまま、自分の行為を見ていてもらうのも心地よい。だが人がいるとわかった上で行為に巻き込み、その存在価値を貶めるのは、また別の言い表せない快感があった。",
          "zh_text": "就像刚才的床上自慰一样，让预先避难的人们活着看着自己的行为，也是一种快感。但是，明知道有人存在，却把他卷入自慰行为，贬低他的存在价值，这是另一种无法形容的快感。"
        },
        {
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          "ja_text": "「では我慢できないので出しますね……ん……っ」",
          "zh_text": "「那么实在忍不住了，就尿出来吧……嗯……」"
        },
        {
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          "ja_text": "湖の上に影を落としている少女の尿道口。それがピクピクと震えて、小さな穴から深部体温に熱せられた暖かな黄金水が排泄された。",
          "zh_text": "在湖面上投下影子的少女的尿道口微微颤抖着，从小洞里排泄出被深层体温加热的温暖的黄金潮水。"
        },
        {
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          "ja_text": "ビル数本分かそれ以上にも相当する太さのおしっこの直撃を受けたボートは漕いでいたカップルごと粉微塵にはじけ飛び、中空に吹き飛んだ。",
          "zh_text": "尿流的大小相当于几栋大楼或更粗，小船连同其中的情侣一起炸得粉碎，飞向空中。"
        },
        {
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          "ja_text": "湖が一気にかさを増す。湖に薄められたおしっこ、あるいはおしっこ色に染まった湖があふれ、近隣の森や山を越えて近くの村を水没させた。",
          "zh_text": "湖水一下子涨了起来。被稀释的尿，或者说被染成尿色的湖水溢出，越过附近的森林和山脉，淹没了附近的村庄。"
        },
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          "ja_text": "用を足し終え、しばらくの間極上の快楽に浸る。立ち昇るアンモニア臭がほのかに彼女の鼻をつついていた。やがてそれを満喫したユヅキが、もう一度念じ始めた。",
          "zh_text": "尿完之后，暂时沉浸在极致的快乐中。升起的氨水味微微地刺激着她的鼻子。不久，享受了这一切的柚木再次开始默念。"
        },
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          "ja_text": "ふと、足元に広がっていた世界が消える。蹂躙しつくされた彼らが、元のサイズで、元の場所に、転送されたのだ。",
          "zh_text": "突然，脚下广阔的世界消失了。被蹂躏殆尽的他们，以原来的尺寸，被传送回原来的地方。"
        },
        {
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          "ja_text": "そのときだった。",
          "zh_text": "就在这时。"
        },
        {
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          "ja_text": "「臭っ！！　なにこのニオイ！？」",
          "zh_text": "「好臭！ ！这是什么味道？ ！」"
        },
        {
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          "ja_text": "突如窓から侵入してきた悪臭に、素っ裸のまま立ち上がって部屋を締め切る。そういえば今回はいつもより広く、それでいて小さい世界でオナニーした。あることが脳裏によぎる。",
          "zh_text": "突然从窗户侵入的恶臭，让柚木光着身子站起来关紧房间。这么说来，这次是在一个比平时更广阔却又更小的世界里自慰。一件事闪过脑海。"
        },
        {
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          "ja_text": "上着を適当に羽織り、リビングに降りてテレビをつける。画面の中では緊急速報と題したニュースがやっていた。いつも以上に破壊しつくされた街に、巨大すぎるユヅキのオナニー痕が災害レベルで残っている。",
          "zh_text": "随便披上外套，来到客厅打开电视。画面中正在播放题为《紧急速报》的新闻。被破坏得比平时还要严重的城市里，残留着巨大的柚木自慰的痕迹，简直是灾难级的。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "驚くべきはニュースで報じられている街からユヅキの自宅までの距離だ。ゆうに100キロは離れている。それはつまり、半径100キロ圏内にユヅキの淫乱な臭いが撒き散らされているということだった。",
          "zh_text": "让人惊讶的是新闻里报道的城市到柚木家的距离。足足有一百公里的距离。也就是说，方圆100公里范围内到处都是柚木的淫乱气味。"
        },
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          "ja_text": "横に数えて東京から山梨まで、縦に数えて地表から宇宙空間までが約100キロメートル。",
          "zh_text": "横向从东京到山梨，纵向从地表到宇宙空间约100公里。"
        },
        {
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          "ja_text": "この街が放つユヅキの臭いから逃れるには、それほどにまで離れなければならない。",
          "zh_text": "要想逃离这座城市散发出的柚木的淫臭，必须离得那么远。"
        },
        {
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          "ja_text": "「やばいです……とんでもない範囲の人たちに私の臭い嗅がれちゃって……うぅん……っ！」",
          "zh_text": "「糟了……我的臭味都被那么大范围的人闻到了……嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "まどろみの中、自分の臭いに包まれながら無意識にオナニーを再開していた。",
          "zh_text": "迷迷糊糊中，柚木被自己的臭味包围，无意识地又开始了自慰。"
        },
        {
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          "ja_text": "臭い。臭すぎてたまらない。今まで自分はこんな臭いをたくさんの人たちに強制的に嗅がせていたのかと思うと、体中に力が入って筋がピンと張ってしまう。",
          "zh_text": "好臭。太臭了，受不了。一想到自己以前强迫很多人闻过这种臭味，就浑身都绷紧了。"
        },
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          "ja_text": "「あぁ……っ！　ああぁあ！！　あっ……はぁはぁ……ふぅ」",
          "zh_text": "「啊……啊！啊！ ！啊……哈……哈……呼。」"
        },
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          "ja_text": "ユヅキはこうして本日二度目の絶頂を迎える。",
          "zh_text": "就这样，柚木迎来了今天的第二次高潮。"
        },
        {
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          "ja_text": "静寂が訪れ、やがてそれを破ったのはもはや倫理観の崩壊したユヅキのある言葉だった。",
          "zh_text": "寂静降临，不久打破它的是伦理观已经崩溃的柚木的一句话。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ホントひどい臭い……元のサイズに戻して転送なんてするんじゃなかった……縮めておこう」",
          "zh_text": "「真的很臭……不应该恢复到原来的尺寸的……缩小一下吧。」"
        },
        {
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          "ja_text": "100キロメートル離れた先の街を正確に捉え、そしてその対象に向かって念じる。",
          "zh_text": "准确地捕捉到100公里外的城市，然后对着那个对象默念。"
        },
        {
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          "ja_text": "するとニュース内にあった現場の中継映像は突然途絶え、困惑に満ちたスタジオだけが映し出された。再度縮小されたことで電波の周波数が合わなくなったのである。",
          "zh_text": "于是，新闻里的现场直播画面突然中断，只剩下了充满困惑的演播室。再次缩小后，电波的频率就不一致了。"
        },
        {
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          "ja_text": "今までユヅキは生き残った街の住民たちがちゃんと生きていけるよう、いつも元のサイズにしてお繰り返していた。",
          "zh_text": "到现在为止，柚木为了让活下来的居民们能好好地活下去，总是恢复到原来的尺寸。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかし、このような悪臭被害が毎日続くようではたまったものではない。",
          "zh_text": "但是，每天闻着这样的恶臭，实在令人难以忍受。"
        },
        {
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          "ja_text": "——あの街に暮らしていた人たちには悪いけど……微生物になったままでいてもらおう。ごめんね。",
          "zh_text": "——虽然对不起曾经生活在那座城市的人们……请变成微生物吧。对不起。"
        },
        {
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          "ja_text": "こうして一人の少女の気まぐれにより、とある街に暮らしていた住民たちは人間としての生き方を永遠に奪われてしまったのであった。",
          "zh_text": "就这样，因为一个少女的一时兴起，生活在某个城市里的居民们被永远剥夺了作为人的生活方式。"
        },
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          "ja_text": "直接ユヅキが手をくださずとも、街ごと誰かに踏み潰されて消えてしまうのは時間の問題である。",
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          "ja_text": "電話をしながら歩く中年の男性とそれにつきそう若い女性が、作業員風の格好で街を物色している。",
          "zh_text": "一边走一边打着电话的中年男子和跟在他后面的年轻女子穿着工装在街上检查着。"
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          "ja_text": "静寂に包まれたその街は、人口が著しく減少していた。視線を動かせば、いたるところで建物の基盤が残った更地が見える。その基盤は、やけにキレイに残されていた。",
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          "ja_text": "老朽化の進んだビルが立ち並ぶ、かつてはにぎわいのあった繁華街も、道幅が広いばかりで今はほとんど車の通りもなければ人通りもない。",
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          "ja_text": "男性が指をさす。2桁の数値とハイフンで呼称されているビル群が、1-1から10-10までずらりと並んでいる。それらは長い年月をかけて最適化された結果、すべてが同じ形状をしており景色が変わり映えしなかった。",
          "zh_text": "男人指了指。用两位数字和连字符称呼的建筑群从1-1到10-10一字排开。经过长年累月优化的结果，所有大楼的形状结构都一样，仿佛复制粘贴的一般。"
        },
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          "ja_text": "手に持った資料に目を落とす男性が再度口にする。その紙切れには「7-2ビル、縮小処分」と記載されていた。",
          "zh_text": "男人看了一眼手里的资料，再次说道。那张纸上写着「7-2大楼，缩小处理」。"
        },
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          "ja_text": "「了解です。では縮めてきます」",
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          "ja_text": "女性はしちのにをいちのにと聞き間違えたまま、左へ曲がった先にあるビル、通称1-2のビルへ向かって駆けていく——。",
          "zh_text": "女子把7-2错听成1-2，向左转后的那栋编号1-2的大楼跑去——。"
        },
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          "ja_text": "本日分の仕事を終え、男女がふたり雑居ビルのテナントから出てくる。その雑居ビルのテナントに掲げられた看板に刻まれた謳い文句には、「縮小処分」の文字があった。",
          "zh_text": "结束了今天的工作，这对男女从大楼的租户里走了出来。那栋商住楼的租户招牌上刻着「缩小处理」的字样。"
        },
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          "ja_text": "ここ数年で技術は飛躍的に進化していた。とくに物体を拡縮する技術は世界に大きな変化をもたらしている。食べ物を巨大化させれば食糧難にはならないし、ゴミを片付ける時は極限まで縮めてしまえば後処理が簡単だ。",
          "zh_text": "这几年技术有了飞跃性的发展。特别是放缩物体的技术给世界带来了巨大的变化。如果把食物变得巨大，就不会造成粮食短缺，如果在处理垃圾时缩小到极限，就会变得容易处理。"
        },
        {
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          "ja_text": "ちなみにさきほどの彼ら二人が回っていたビル群で目についた、基盤だけがやたらキレイに残された更地。あれは彼らが縮小処分した跡地である。ビルだけを選んで小さくしたのだ。",
          "zh_text": "顺便说一下，刚才两人在楼群里看到的，只剩下地基的干净得一塌糊涂的空地。那是他们缩小处理的旧址。只不过选择了大楼来缩小。"
        },
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          "ja_text": "「そういえば先輩。いつものなんですけど……これ、持って帰ってもいいですか？」",
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        },
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          "ja_text": "「どうぞ。好きに使ってくれていいよ」",
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          "ja_text": "「ありがとうございます」",
          "zh_text": "「谢谢您。」"
        },
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          "id_line": 19,
          "ja_text": "女性の指先には、小さなビルがつままれていた。サイズ以外なんの変哲もない、よくある高層のオフィスビル。",
          "zh_text": "女人的指尖捏着一栋迷你大楼。除了尺寸之外没有什么特别之处，是常见的高层办公大楼。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女がつまんで持っているこのビルも、役目を終えて使うことがなくなったとして処分することになったものだった。",
          "zh_text": "她捏在手里的这栋大楼，也是因为服役结束，不需要了，所以要处理掉的。"
        },
        {
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          "ja_text": "夜。ワンルームマンションの一室。家具はほとんどない殺風景な部屋だった。テレビさえなく、置かれているのは寝具と冷蔵庫、そして電子レンジくらいだ。",
          "zh_text": "夜里。单身公寓里的一个房间。房间里几乎没有家具，连电视机都没有，很煞风景。只有寝具、冰箱和微波炉。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は帰宅して早々、つまんだビルをテーブルに退避させ、荷物を部屋の隅に片付ける。",
          "zh_text": "她一回家，就把捏着的大楼放到桌子边，把东西整理到房间一角。"
        },
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          "ja_text": "彼女は暇を潰すのが苦手だった。だが、それはつい最近までのこと。",
          "zh_text": "她不擅长打发时间。但是，那只是最近的事。"
        },
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          "ja_text": "テレビも漫画も買うお金がない。ちまたではある無料のスマホゲームが流行っていたが、彼女はゲームも好いていない。",
          "zh_text": "没钱买电视和漫画。虽然流行免费的手机游戏，但她不喜欢玩游戏。"
        },
        {
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          "ja_text": "ふと、自分のおこないに気づく。無意識のうちに、乳首を服の上からいじって遊んでいた。",
          "zh_text": "突然，她反应过来到自己的行为，正无意识地用乳头在衣服上蹭来蹭去。"
        },
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          "ja_text": "テーブルに置いたビルをチラ見した。丁寧に運んできたつもりだったけれど、だいぶ形が崩れてしまっている。",
          "zh_text": "瞥了一眼放在桌上的大楼。虽然是小心翼翼地捏着的，但形状已经变样了。"
        },
        {
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          "ja_text": "このとき中にまだ人がいる気配がした。",
          "zh_text": "而这时感觉里面还有人。"
        },
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          "ja_text": "——気のせいだよね。ちゃんと確認したと思うし。",
          "zh_text": "——是错觉吧。因为已经确认过了。"
        },
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          "ja_text": "これ以上崩れてしまってはもったいない。早く使ってしまおう。そう思って、衣ずれの音を響かせ始めた。服を脱ぎ始めると、晒された肌を冷気が撫でていくのを感じた。",
          "zh_text": "再坏下去就太可惜了。快点用吧。想到这里，开始发出衣服脱落的声音。她开始脱衣服，感觉凉气抚过裸露的皮肤。"
        },
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          "ja_text": "「ビルの解体工事、始めますねっ」",
          "zh_text": "「大楼的拆除工程要开始了。」"
        },
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          "ja_text": "下半身を恥ずかしげもなく晒した彼女が、一人暮らしの部屋でつぶやき、解体対象としてミニチュアビルをつまみ上げる。",
          "zh_text": "她毫无羞耻地裸露着下半身，在独自一人的房间里喃喃着，抓起那座迷你建筑作为拆除对象。"
        },
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          "ja_text": "これが、彼女が大好きな暇つぶしだ。オモチャは毎日供給されるので、お金もかからない。",
          "zh_text": "这是她最喜欢的消遣方式。因为每天都有玩具供应，所以也不用花钱。"
        },
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          "ja_text": "ビルの中では、残業で残っていた数人の悲鳴が沸き起こっていた。",
          "zh_text": "大楼里，因为加班而留下来的几个人的惨叫声此起彼伏。"
        },
        {
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          "ja_text": "何度も縦横様々な方向に揺らされて亀裂の入ったコンクリート壁に囲まれた世界。あたりには棚から落下した書類が散乱し、パソコンデスクがあっちこっちに転がっていた。",
          "zh_text": "因无数次在各个方向上的摇晃而龟裂的水泥墙所包围的世界里，从架子上掉下来的文件散落一地，电脑桌翻滚着倒下。"
        },
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          "ja_text": "やっと落ち着いたと思えば、ひび割れた粉々に砕けた窓ガラスの向こう側で、巨大な若い女性が自らの下半身を露出しているのが見えた。",
          "zh_text": "好不容易才平静下来，透过碎裂的玻璃窗，他们看见一个巨大的年轻女性露出了自己的下半身。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は処分予定とは異なる、しかも中にまだ人々がいるビルを縮めて、家に持ち帰ってしまったのである。",
          "zh_text": "她把与处理计划不符的，而且里面还有人的大楼缩小了，带回家去了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「この、えっちなプレス機で……」",
          "zh_text": "「用这个做H的事……」"
        },
        {
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          "ja_text": "自分の女性器を空いた手の指でなぞり、女性が恥ずかしさと興奮を含んだ笑みをその表情に刻む。",
          "zh_text": "她用空着的手抚摸着自己的性器，脸上刻着羞涩和兴奋的笑容。"
        },
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          "ja_text": "今からこの淫乱な——自分の体内に、このビルを入れて粉々に粉砕しようというのだ。",
          "zh_text": "从现在开始，她要把这栋大楼放进这个淫乱的——自己的体内，粉碎成碎片。"
        },
        {
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          "ja_text": "中にまだ居残っていた人々のことに、彼女は気がついていない。",
          "zh_text": "她没有注意到还留在里面的人。"
        },
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          "ja_text": "片手でビルをつまんで性器に近づけると同時、淫らな水音が静かなワンルームに響かせて、片手の親指と人差指でその陰唇を押し開く。",
          "zh_text": "一只手捏住大楼靠近性器的同时，淫荡的水声在安静的单间里响起，一只手的大拇指和食指撑开阴唇。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は誰も見ていないと勘違いし、大いにその変態行為を楽しもうとしている。息が少しずつ荒くなっていくのを感じていた。",
          "zh_text": "她误以为没有人看到她，非常享受这种变态行为，感到呼吸越来越急促。"
        },
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          "ja_text": "床に膝をつく。彼女が膝立ちの状態になった。",
          "zh_text": "跪在地板上，她切换成跪着的状态。"
        },
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          "ja_text": "——これは、オフィスビルか何かかな……今まで人がせっせと働いていたその建物が、いろんな人たちが頑張って作った建物を、その中に残された痕跡ごと……私のえっちなトコが飲み込んで……あぁ……っ！！",
          "zh_text": "——这是办公楼什么的吧……至今为止人们在里面孜孜不倦地工作的那个建筑物，各种各样的人努力建造的建筑物，其中留下的痕迹……被我的H的地方吞噬了……啊……！ ！"
        },
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          "ja_text": "つまんだ指さえも飲み込まれてしまうくらいに、ビルをその中へと押し込んでいく。ひやりとした感覚を、その粘液をまとった内側の肉で感じ取った。",
          "zh_text": "她把大楼往里推，连捏住的手指都要被吞下去，从包裹着黏液的身体内侧感受到了一种凉飕飕的感觉。"
        },
        {
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          "ja_text": "膝立ちのままおこなわれるそのオナニー。女性器からあふれた愛液がこわばったうちももを伝って膝下へと流れていく。その中にはいくらかの小さなコンクリート片が混じっていた。",
          "zh_text": "就那样跪着自慰。从女性生殖器溢出的爱液顺着僵硬的大腿流到膝下。其中夹杂着一些小小的水泥片。"
        },
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          "ja_text": "股間の下のカーペットが、したたる粘液を染み込ませていく。",
          "zh_text": "股间下面的地毯渗进了滴落的黏液。"
        },
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          "ja_text": "壊してしまわないように、ゆっくり、ゆっくりと回転をかけた。角ばったコンクリートの固まりが、彼女を内側から刺激して、興奮をかき立てていく。ビルの角が膣壁にごりごりと削り取られていく。粘液がまとわりついていく。",
          "zh_text": "为了不弄坏大楼，她慢慢地、慢慢地转动。棱角分明的水泥块从内侧刺激着她，激发着她的兴奋。大楼的一角被阴道壁磨得咯吱咯吱响。沾满了粘液。"
        },
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          "ja_text": "回転に伴い、中に閉じ込められたままの人々は左右上下のわからなくなるような事態に見舞われていたが、もはやビルは自分自身の中にある。自分の身体の内側の内側で起きている惨事など想定もしなかったし、想定するのもままならないほどに快楽で脳がとろけてしまいそうになっていた。",
          "zh_text": "随着旋转，被关在里面的人们已经分不清上下左右。她从未设想过自己身体里面发生的惨剧，也无法想象会发生那样的惨剧，她的大脑几乎被这种快乐迷住了。"
        },
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          "ja_text": "「いい、気持ちいいのぉ……ッ」",
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          "ja_text": "いったいこのビルはいくらかけて作られたんだろう。そんなことを考えて興奮を高めていく。何千万か一億か、それとももっともっとなのか。",
          "zh_text": "这栋大楼到底花了多少钱？想着这些事，兴奋就会高涨。是几千万、一亿，还是更多？"
        },
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          "ja_text": "重機や多くの作業員が集まっている空き地に、ビルが組み上がっていく様子を思い描く。この高さだと人件費も馬鹿にならないはずだ。",
          "zh_text": "她想象着在聚集着重型机械和众多工人的空地上，一幢幢高楼拔地而起的情景。这种高度的人工费应该也不少。"
        },
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          "ja_text": "自分の全財産をかけても作り上げることができない圧倒的な存在。それを今、自分の膣で……体内でひねりつぶそうとしている。",
          "zh_text": "即使用上自己的全部财产也无法创造出的压倒性的存在。现在，在自己的阴道里……在体内旋转。"
        },
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          "ja_text": "ビルの内部では、耳をつんざくような地鳴りが延々と鳴り響いていた。膣壁にこすりつけられるビルが削れていく音だ。",
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        },
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          "ja_text": "ビルがどんどん圧縮されていくその中で、助けを求める声がそこにある。",
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          "ja_text": "だがそれは、一人の女性がおこなうオナニーにかき消され、叫びをあげた当の本人の耳にすら届くことはない。当然、助けが来ることはあり得なかった。",
          "zh_text": "然而，这一切都被一个女子的自慰声所掩盖，甚至连叫喊的当事人都听不到。当然，也不可能有人来帮忙。"
        },
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          "ja_text": "「ああ、あふぅ……んんっ！！」",
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          "ja_text": "彼女は自分でした想像に興奮し、膣に強い圧力をかけてしまう。膣の圧力に耐えることができなかったナカの建造物が、粉微塵になったのがわかった。",
          "zh_text": "她对自己的想象感到兴奋，对阴道施加了强大的压力。她感觉到阴道里的建筑物无法承受阴道的压力，已经化为齑粉。"
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          "ja_text": "どろり、と性器から漏れ出した少量の愛液。そこにはほんの少しゴミのようなものが混じっている。ビルの欠片だったが、おそらく虫眼鏡で観察でもしないと把握はできないだろう。",
          "zh_text": "从性器官流出少量黏稠的爱液。那里夹杂着一点点类似垃圾的东西。虽然是大楼的碎片，但如果不是用放大镜观察，恐怕无法知道真相。"
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          "ja_text": "無論、彼女はその粉々になった物体の中で、さらに人型の生命体が潰れてしまったことには気が付かなかった。",
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        },
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          "ja_text": "オモチャが消費された。もう終わってしまった。そんなふうに落胆する。",
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          "ja_text": "——でも、気持ちよかった……。",
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          "ja_text": "高層ビルという人類の文明が築いた建造物を、膣という恥ずかしいところでなぶり、その誇りごと粉々にした。その背徳感に、彼女は酔いしれる。",
          "zh_text": "高楼大厦这一人类文明所构筑的建筑物，在阴道这一羞耻的地方被碾碎，连同它的骄傲一起被粉碎。她沉醉于这种背德感。"
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          "ja_text": "地下の倉庫に案内される。何重にもロックされたドアを開いた先にあったのは、数年前まで私が暮らしていた薄汚い部屋だ。",
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          "ja_text": "部屋にいくつも小さなケースが用意されていて、一つに50人のボロ布をまとった少年少女たちが閉じ込められている。その部屋は夏の暑さなんてまるで知らないみたいに、寒くて冷え切っている。",
          "zh_text": "房间里准备了好几个小箱子，每个箱子里关着50个裹着破布的少男少女。那个房间冷得很，好像完全不管夏天有多热。"
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          "ja_text": "その少年少女たちは、およそ100分の1の大きさに縮められていた。",
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          "ja_text": "本来、縮小魔法を人間に使うのはご法度なのだけれども、この方が商品として売買するには便利なので、一部の地域では特例として使用が認められている。",
          "zh_text": "本来，缩小魔法是禁止在人身上使用的，但这种方法在作为商品买卖时比较方便，所以在一部分地区作为特例被允许使用。"
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          "ja_text": "かつての同胞が私を迎える。",
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          "ja_text": "視線が痛い。私はここにいるときからずっと他の子達にいじめられていたので、ご主人様からいい服と、それから人間相応の1分の1サイズを与えられている私を妬む声が嫌に大きく聞こえた。",
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          "id_line": 19,
          "ja_text": "「300！？　マジで？」",
          "zh_text": "「300 ？ ！真的？」"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "「金額は足ります」",
          "zh_text": "「钱有的是。」"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "「ふーん、そっか。ならいいよ。適当に6ケース持ってきて」",
          "zh_text": "「哦，这样啊。那就行。随便拿6盒来。」"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "数を聞いたときこそ驚かれたものの、金額に関して以外は何も追及されることはなかった。ご主人様の言ったとおりだった。",
          "zh_text": "刚听到数目时，她吓了一跳，但除了钱以外，没有再追问。正如主人所说。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "ご主人様が言うには、自分よりさらに金持ちの知り合いの中に縮小したものを元に戻さないまま持ち帰る人がいるらしい。それがちょっぴりリッチに見えるというので、どうも見栄を張りたいご様子だった。",
          "zh_text": "主人说，在比自己有钱的朋友中，有人把缩小后的东西不复原就带走了。因为看起来有点富裕，所以好像是想炫耀一下。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "奴隷商の女も、そういうお客を相手にするのは初めてではなかったから、サイズがどうとか聞くことはなかったんだろうな。",
          "zh_text": "女奴隶商也不是第一次和这样的客人打交道，所以不会问尺寸如何吧。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "300もの奴隷を持ち帰るのに、元のサイズに戻すのは運搬に手間がかかる。とくに連れ歩くのが私なんかじゃ、逃げ出す可能性もあるし。",
          "zh_text": "把300个奴隶带回去，要恢复到原来的尺寸，搬运很费事。特别是我这种人，很有可能会逃走。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "金額を支払って商品たちを受け取ると、それらをさらに縮めてもらって一つの大きなケースに移し替えた。",
          "zh_text": "付钱获得商品后，将其进一步缩小，转移到一个更大的盒子里。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "1000分の1の大きさだ。もうその元同胞たちの顔や性別なんて認識できなかった。",
          "zh_text": "只有千分之一大小。我已经认不出那些前同胞的面孔和性别了。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "ご主人様の家に向かう帰路、私はケースの中を覗き込んだ。唾をごくりと飲み込む。なんだか強烈に支配欲が満たされていく。",
          "zh_text": "在回主人家的路上，我看了看盒子。咽了一口唾沫。总觉得强烈的支配欲得到了满足。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "私みたいな一人の奴隷に、300匹という規模で持ち歩かれてしまう。まるでゴミみたいだ。",
          "zh_text": "像我这样的一个奴隶，都可以带着300只这样的规摩到处走。简直就像垃圾一样。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "私は今、夏の日差しに喉がカラカラになるほど汗をかいている。彼らにとってその汗の臭いはきっとものすごくキツイに違いない。",
          "zh_text": "我现在被夏天的阳光照得汗流浃背。对他们来说，汗臭味一定很难闻。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「ただいまです」",
          "zh_text": "「我回来了。」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "「おかえりなさい」",
          "zh_text": "「欢迎回来。」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "家につき、ご主人様の部屋まで行くと、女王様みたいな凛々しい声でご主人様が私を迎える。",
          "zh_text": "一到家，我就来到主人的房间，主人用女王般威严的声音迎接我。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "彼女はほぼ全裸でマッサージ台に横になり、お気に入りの他の奴隷少女たちに全身のいたるところをマッサージさせていた。",
          "zh_text": "她几乎全裸地躺在按摩台上，让自己喜欢的其他奴隶少女按摩全身各处。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "ベストタイミングだったらしく、衣装室から服が運ばれてくる。彼女はマッサージ台から降りて、赤い絨毯に足をつけた。",
          "zh_text": "好像是最佳时机，服装室送来了衣服。她从按摩台上下来，脚踩在红色地毯上。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "他の奴隷に服を着せてもらいながら私に声をかける。",
          "zh_text": "一边让其他奴隶帮她穿衣服一边对我说。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「足りた？」",
          "zh_text": "「够了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「足りました。ちょうど300です」",
          "zh_text": "「够了，正好300。」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "「そう。ちょっと付き合って。面白いいじめ方を思いついたところなの」",
          "zh_text": "「是吗？跟我过来一下。我想到了一个有趣的欺负人的方法。」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "ご主人様が奴隷たちを洗ったほうがいいと言うので、私はご主人様の準備が整うまでの間、ケースの中の1000分の1の奴隷たちを丁寧に洗浄していた。",
          "zh_text": "主人说要清洗奴隶们，于是我在主人准备好之前，仔细地清洗了箱子里千分之一大小的奴隶。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "乱暴に扱うと簡単に潰れてしまうことは、身を持って知っていた。近くで何度も同胞たちが潰れる事故を見てきたのだから。もし1匹でも欠けてしまったら、ひどいお仕置きが待っているかもしれないと考えて、私は潰さないように最大の注意を払って手洗いした。",
          "zh_text": "我亲身体会过，如果粗暴地对待，很容易就会坏掉。因为在附近看到过无数次同胞们被杀死的事故。考虑到如果少了一只，可能会受到严重的惩罚，我为了不弄坏他们，用最大的细心洗着。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "洗浄が終わって部屋に戻ると、マッサージ台はとうに片付けられていた。",
          "zh_text": "洗完回到房间，按摩台早已被收拾好了。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "代わりにいつも食事に使うテーブルがあって、そこには10cm四方程度の小さな街のミニチュアと、そんなミニチュアの建物より大きなコップがあった。街の中を覗き見る。中に人の姿は見えなかったが、なんだか生活感が残っている。",
          "zh_text": "取而代之的是一张平时吃饭用的桌子，桌子上有一个10厘米见方的小城市，还有一个比那个小建筑还大的杯子。我窥视着城市。里面看不到人，但总觉得有一种生活感。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "これもきっと魔法で縮めたものなんだと思った。",
          "zh_text": "我想这一定也是用魔法缩小的。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "ちょっとした壁で囲まれていて、中に相応のサイズの人がいたとしたら脱出は不可能だ。",
          "zh_text": "如果周围有几堵墙，里面有相应尺寸的人，是不可能逃脱的。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「ご主人様が縮めたのですか？」",
          "zh_text": "「是主人缩小的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「いいえ。これは貰い物」",
          "zh_text": "「不，这是别人送的。」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「そうですか」",
          "zh_text": "「是吗？」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "私は少しほっとした。街を縮めるのも特別な許可が必要だ。私のご主人様は奴隷を縮める許可証を持っているものの、街ごと縮める許可証は持っていないので、勝手に縮めたら捕まってしまう。",
          "zh_text": "我稍稍松了一口气。缩小城市也需要特别的许可。我的主人虽然有缩小奴隶的许可证，但没有缩短城市的许可证，随便缩小的话会被抓起来。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "なんだかんだで、私をあの奴隷商から連れ出してくれたこの人を好いているのかもしれなかった。",
          "zh_text": "总之，我很喜欢把我从奴隶商那里救出来的这个人。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「ここにコップの中身をこぼしたら大変ね」",
          "zh_text": "「要是把杯子里的东西洒在这里可就麻烦了。」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「そうですね。すべて流されてしまいます」",
          "zh_text": "「是啊，那就全都被冲走了。」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "ご主人様はコップを持ち上げて、その中を私に見せびらかすように動かす。",
          "zh_text": "主人拿起杯子，好像在向我炫耀。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "私は少し疑問に感じた。コップには何も注がれていなかったから。しかし楽しそうにしているご主人様の顔を見るとわざわざつっこむのも野暮だと思って、何も言わなかった。",
          "zh_text": "我感到有点疑问。因为杯子里什么也没有。但看到主人开心的样子，我觉得特意吐槽也太俗气了，所以什么也没说。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "次は街を指差して、私に指示を出す。",
          "zh_text": "接下来，她指着城市，对我下达指示。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「ここにね……そうだなー、100匹入れましょうか」",
          "zh_text": "「这里……对，放100只吧。」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「きっちり100ですか？」",
          "zh_text": "「正好是100吗？」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「適当でいいよ。あなたが半分より少ない数だと思うだけすくって移して」",
          "zh_text": "「差不多就好。」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "私は言われた通り、半分より少ない、おそらく100程度だと思われる数の縮小された奴隷たちを街の中へ移し替えた。",
          "zh_text": "我按照他说的，将比一半少一点、大概有100人的奴隶们转移到城市里。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "私の手から逃れようとしている者もいたけれど、このサイズ差じゃ私にはかなわないのは目に見えている。",
          "zh_text": "虽然也有人想要从我的手里逃出来，但这样的尺寸差距显然是敌不过我的。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "もちろん、縮んだ彼らに街を囲う壁を登ることだってできない。",
          "zh_text": "当然，被缩小的他们也不可能爬上包围城市的墙壁。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「次はコップの中に100程度。これもあなたが思う通り、適当でいいわ。数えるのも面倒だし」",
          "zh_text": "「接下来在杯子里放100左右。这个也一样，随便就行了。数起来也麻烦。」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "指示通り、同じ手はずで奴隷をコップの中に入れる。街を囲う壁よりもさらに高いコップの壁に、彼らはあがくこともせず絶望していた。",
          "zh_text": "按照指示，用同样的方法把奴隶放进杯子里。面对比包围城市的墙壁还要高的玻璃墙，他们毫无挣扎地绝望着。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「次はどうしましょうか」",
          "zh_text": "「下一步怎么办？」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「あなた、いじめられるのが自分だと思っているでしょう」",
          "zh_text": "「你觉得自己会被欺负吧？」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "突然、ご主人様が言った。",
          "zh_text": "主人突然说道。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "奴隷たちをなぶるのが好きなご主人様に、付き合ってと言われたらいつもいじめられる相手になってくれという意味だったので、私は勝手にそう思い込んでいた。",
          "zh_text": "意思是说，如果主人喜欢玩弄奴隶，让我和他交往，我就是被欺负的对象，所以我自作主张地这么认为。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "そうではないと言っているように聞こえて、私は恐る恐る訊ねる。",
          "zh_text": "听起来像是在说不是，我战战兢兢地问道。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「違うんですか？」",
          "zh_text": "「不是吗？」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「……両方よ」",
          "zh_text": "「……是也不是。」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "ご主人様がコップを掴み、一つの椅子の上に置く。",
          "zh_text": "主人抓起杯子，放在椅子上。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "彼女はそのまま先ほど履いたばかりのパンツを脱ぎ、コップを置いた椅子を跨ぐ。スカートにさえぎられて私からはその恥部を見ることはできなかったが、何をしようとしているのかは私にも想像がついた。",
          "zh_text": "她脱下刚才穿的内裤，跨过放着杯子的椅子。被裙子挡住，我看不见她的私处，但我也能想象出她想做什么。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "ご主人様が紅潮した面持ちで、なまめかしく息を吐き出す。そのときにはすでに、コップに向かって黄金水が注ぎ込まれる音がスカート越しに聞こえてきていた。",
          "zh_text": "主人红着脸，妩媚地吐出一口气。这时，透过裙子已经能听到往杯子里注入黄金圣水的声音。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "もちろん、その中には奴隷たちが入ったまま。",
          "zh_text": "当然，奴隶们还在里面。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "私は惚れ惚れした。さすがは私のご主人様。",
          "zh_text": "我被迷住了。不愧是我的主人。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "私をいじめていた小さな同胞たちを、自分のおしっこに沈める。みじめに死んでいった同胞のことを思うと、なんだか晴れ晴れとした。",
          "zh_text": "把欺负过我的小同胞们，沉入主人的尿里。一想到悲惨地死去的同胞，我就觉得很开心。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "ああ、私はとっても悪い子だ。",
          "zh_text": "啊，我真是个坏孩子。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「その表情を見れば、私はあなたがとってもうれしそうにしているのがわかる。悪い子ね」",
          "zh_text": "「看你的表情，我就知道你看起来很开心，坏孩子。」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "放尿を終えたご主人様が、流し目で私を見つめてきて、私はとっさに謝る。",
          "zh_text": "主人尿完后，斜眼看着我，我立刻道歉。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「す、すみません……」",
          "zh_text": "「对、对不起……」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「悪い子にはおしおきが必要だと思うの」",
          "zh_text": "「我觉得坏孩子是需要教训的。」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "ご自身のおしっこで満たされたコップを持ち上げたご主人様は、それを私に手渡した。何も言わずにそれを受け取る。",
          "zh_text": "主人端起装满自己小便的杯子，递给我。我什么也不说地接过了那个。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "水面にあったのはほとんど死体だったけれど、まだ生きている者が何匹が見て取れた。",
          "zh_text": "水面上的几乎都是尸体，但还活着的也有几只。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「あなた、喉乾いてない？　暑かったでしょ、外」",
          "zh_text": "「你喉咙干吗？外面很热吧？」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「乾いてます……」",
          "zh_text": "「干了……」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「それを飲むといいわ」",
          "zh_text": "「喝了就好了。」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "おしっこを飲まされるのは慣れていたので、とくに抵抗なく私はそれを飲み干そうと試みる。",
          "zh_text": "我已经习惯了被灌尿，所以没有特别抵触。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "コップの縁に口をつけると、ご主人様のいつも通りのおしっこの臭いがした。そしていつもと違うのは、その中で溺れまいともがいている小人たちがいることと、おしっこの水圧で粉砕された奴隷の四肢が浮いていること。",
          "zh_text": "把嘴放在杯子的边缘，闻到了主人一如既往的尿味。与以往不同的是，里面有为不溺水而挣扎的小人，还有被小便的水压压得粉碎的奴隶的四肢漂浮着。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "呼吸を整えようと小さく息を吐きかける。水面が波打つ。一旦縁から口をはなし、まじまじとそれらを観察する。なんとなく彼らが恐怖していることは読み取れたが、やはり表情どころか性別もわからない。",
          "zh_text": "轻轻吐了口气，想调整一下呼吸。水面起伏。暂时从边缘开口，仔细地观察着。虽然看得出他们很害怕，但别说表情了，连性别都看不出来。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "このくらいの微生物、飲み込んでも問題ないだろう。さっき洗ったし。",
          "zh_text": "这种程度的微生物，吞下去应该不成问题，而且刚才洗过了。"
        },
        {
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          "ja_text": "そう考えて、私は一気に中身を飲み干した。",
          "zh_text": "想到这里，我一口气喝光了里面的东西。"
        },
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          "ja_text": "「ごほごほ……ッ」",
          "zh_text": "「咳咳……」"
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          "ja_text": "私は咳き込んでしまう。慣れていると言っても、やはり美味しいものじゃない。",
          "zh_text": "我咳嗽起来。虽说习惯了，但还是不好和。"
        },
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          "ja_text": "生きたまま飲み込まれた小人たちはどうなるだろう。私のうんちになって出てくるのかな。きっと小さすぎて、うんちの中に埋もれていても気づかないだろうけど。",
          "zh_text": "被活吞的小人会怎么样呢？会变成我的便便出来吗？因为太小了，埋在便便里也不会被发现吧。"
        },
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          "ja_text": "先ほどマッサージをしていたうちの一人が別のコップに水を汲んで持ってきた。無言でご主人様に渡される。",
          "zh_text": "刚才正在按摩的其中一人用另一个杯子舀了水端了过来。无声地递给主人。"
        },
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          "ja_text": "「これでうがいをするといいわ」",
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        },
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          "ja_text": "「ありがとうございます」",
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          "ja_text": "やけに親切だと思ったところで、私は気がついた。水面にいくつかの小舟が浮いている。とても小さくて、あのミニチュアの街に相応のサイズだ。",
          "zh_text": "正当我觉得她特别亲切时，我突然意识到。水面上漂着几只小船。非常小，和那个缩小的城市相当。"
        },
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          "ja_text": "質感がとてもリアル。これも貰い物というやつなのかもしれない。",
          "zh_text": "质感非常真实。也许这也是别人送的礼物。"
        },
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          "ja_text": "「何が乗っていると思う？」",
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          "ja_text": "「私が買ってきた奴隷たちですか」",
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          "ja_text": "ご主人様が急かすので、今度は観察する間もなくコップの水を口に含んだ。数隻の小舟の小さな感触を舌に感じながら、ゆっくりと上を向く。清潔感のある天井とシャンデリアが目に入った。",
          "zh_text": "因为主人催促，这次还来不及观察就把杯子里的水含在嘴里。我的舌头感受着几艘小船的微弱触感，慢慢地朝上看去。干净的天花板和吊灯映入眼帘。"
        },
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          "ja_text": "本当にこれでうがいなんてしてもいいのだろうか。かわいそうなんじゃないかと少し思ったりもした。",
          "zh_text": "这样真的可以漱口吗？我甚至觉得他们很可怜。"
        },
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          "ja_text": "でも今更だ。さっき何匹も飲み込んじゃったし。",
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        },
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          "ja_text": "顎と首をつなぐ筋肉を震わせた。同時に口の中から水が震える音がする。空気と小舟をいくつも巻き込みながら、水が喉の中で動き回っていた。",
          "zh_text": "连接下巴和脖子的肌肉颤抖着。同时，嘴里传来水震动的声音。水卷着空气和好几只小船，在我的喉咙里不停地蠕动。"
        },
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          "ja_text": "しばらくその感覚を味わってから、無意識な筋肉の動きで水をまた口の中に持ってくる。少し喉がザラザラした。今の私の喉の内側には、小人たちの小舟の残骸がこびりついていたりするのかもしれない。",
          "zh_text": "短暂地体验了一下那种感觉后，无意识地通过肌肉运动再次将水送入口中。喉咙有点干巴巴的。也许现在我的喉咙里还粘着小人的小船残骸。"
        },
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          "ja_text": "あれ。でもこれ、どこに吐き出せばいいの？",
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        },
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          "ja_text": "ご主人様のためのこの部屋に洗面台なんてない。",
          "zh_text": "这间为主人准备的房间里没有洗手池。"
        },
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          "ja_text": "「その困り顔……とってもかわいい。もっといじめたくなっちゃう。あ、言っておくけど、飲み込んだらダメよ」",
          "zh_text": "「你那愁眉苦脸的样子……太可爱了。我都想欺负你了。啊，我告诉你，不能吞下去哦。」"
        },
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          "ja_text": "どこに吐き出せばいいですか。私は目線で訴えた。",
          "zh_text": "应该吐到哪里呢？我用眼神诉说。"
        },
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          "ja_text": "「あそことか、どう？」",
          "zh_text": "「那里怎么样？」"
        },
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          "ja_text": "ご主人様が指差したのは、テーブルの上に置かれた10cm四方のミニチュアの街だった。確かにここなら壁に囲まれていて、こぼれてしまうこともない。大きさ的にも、中身をこぼすことなく後片付けができるはずだ。いい加減口の中に小舟の残骸を含んだままにしておくのも嫌だったので、私はすぐに街のミニチュアに急いだ。街の中ではさっき私が移動させた小人たちが、いたるところに隠れている。建物の影なんて、真上から見たら隠れていることなんてバレバレなのに。",
          "zh_text": "主人指的是放在桌子上的10厘米见方的迷你城市。确实，这里被墙壁包围着，不会洒出来。我不愿意把小船的残骸一直含在嘴里，于是立刻奔向城市的迷你模型。街上到处都藏着我刚才放进去的小人。"
        },
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          "ja_text": "私は心のなかであざ笑いながら、口の中に含んでいた水を街の上に吐き出した。",
          "zh_text": "我在心里嘲笑着，把含在嘴里的水吐在里面上。"
        },
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          "ja_text": "うがいで泡立っていた水が一瞬で街を覆い尽くしていく。小さな泡の中に小舟を構成していたであろう小さな木の板が混じっているのが見えて、なんだかおかしかった。",
          "zh_text": "漱口时冒着泡沫的水瞬间覆盖了整座城市。小小的泡沫中夹杂着构成小船的小木板，感觉怪怪的。"
        },
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          "ja_text": "私の口から吐き出された水に侵された街は崩壊し、その中からはすっかり生活感というものが消え失せていた。",
          "zh_text": "被我吐出来的水侵蚀的城市崩溃了，生活的感觉从里面完全消失了。"
        },
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          "ja_text": "水面にはまだ小人が漂っている。",
          "zh_text": "水面上还漂着小人。"
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          "ja_text": "「それじゃ、さよなら」",
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          "ja_text": "「えっ」",
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          "ja_text": "振り返ったその瞬間、目の前が真っ赤なジャングルになっていた。",
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          "ja_text": "さっきの真っ赤なジャングルは、絨毯の毛の束だったのだ。",
          "zh_text": "刚才的红色丛林，是地毯上的一绺毛。"
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          "ja_text": "ご主人様は私を先ほどのミニチュアの街の上まで運んで来ると、そのまま下に落としてしまう。",
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          "ja_text": "自分がうがいに使って吐き出した水に、自ら浸かることになった。",
          "zh_text": "我被浸泡在漱口时吐出来的水里。"
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          "ja_text": "「はい」",
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          "ja_text": "その中に、私は残されたまま。よく顔を合わせていたその奴隷の顔は今になってはとてつもない大きさに見えて、自分のちっぽけさを身にしみて感じた。後片付けを命じられたこの奴隷も、私のことになんて気づいていないのかもしれない。",
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          "ja_text": "風呂から上がって、脱衣所で着替えを済ませる。体を清めた少女が自室にやってきて、オナホールを取り出した。",
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          "ja_text": "たまたまそこでは戦争が行われている真っ最中だった。飛行戦艦が弾幕を張っている中で、光の粒子で生成された剣で人型ロボが切り合い、すぐそばを小型船が飛び交う。戦車が走り回る地上の街は少し破壊されていたが、まだ獲物は残っていた。",
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          "ja_text": "——この前培養したファンタジー世界でドラゴンにかまってもらったりしたときも気持ちよかったけど……空中戦艦や巨大ロボにかまってもらうのも気持ちよさそう！",
          "zh_text": "——之前在培养的幻想世界里被龙侍奉的时候很舒服……让空中战舰和巨大的机器人侍奉应该也不错！"
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          "ja_text": "一旦顔を上げる。目を輝かせた彼女は、興奮で真っ赤になったほっぺたに両手を当ててくらくらしていた。パジャマのズボンにテントができる。",
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          "ja_text": "「死にたくなかったら逃げてね…っ」",
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          "ja_text": "逃げる場所なんてない。そうわかっていながら彼女はそんなことを言ったあと、ゆっくりとオナホールに向かってモノを挿入していった。",
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          "ja_text": "中は阿鼻叫喚だった。突然光がさえぎられたかと思うと、異臭を放つ巨大な物体が押し込まれてきたのだ。彼女の亀頭に触れただけで頑強な建物はすり潰され、中で暮らしていた人々は骨さえ残らない。",
          "zh_text": "里面一片惨叫。光线突然被遮挡，一个散发着异臭的巨大物体挤了进来。只要碰到她的龟头，坚固的建筑物就会被碾碎，在里面生活的人们连骨头都不剩。"
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          "ja_text": "瓦礫が亀頭にこすれる微細な感覚は、まるで繊細な砂粒にこすりつけているような感触。カウパー液がにじみ出て、異臭がさらに強まる。しかし空気孔のないオナホールの中では、その異臭は外に逃げていかない。中の人間たちは呼吸で無理やりその臭いをかがされ続けていた。",
          "zh_text": "瓦砾接触龟头的细微感觉，就像接触到细腻的沙粒一样。先走液渗出来，异味更重了。但是，在没有气孔的空间内，异味是出不去的。里面的人只能在那股臭味中勉强呼吸。"
        },
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          "ja_text": "「はぅ……」",
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          "ja_text": "真っ暗闇の世界では、戦時中以上の大混乱が起きていた。突如現れた異臭を放つバケモノ。まるでつやつやの壁のようだったが、確かな熱と脈を感じることから、彼らはそれが生き物であるということは理解していた。",
          "zh_text": "在一片漆黑的世界里，发生着比战争时期更大的混乱。突然出现了散发异臭的怪物。就像一堵光洁的墙壁，但从感受到的热度和脉搏来看，他们明白那是生物。"
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          "ja_text": "戦争をおこなっていた敵味方が領土の取り合いをそっちのけにした戦闘を開始。気が狂ったようにバケモノに向けて極太レーザやミサイルを放ったり、人型ロボで切りつけたりしていた。しかし脈動がさらに激しくなるだけで、そのバケモノ——ちんちんにはご褒美にしかならない。",
          "zh_text": "发生战争的敌我双方顾不上继续争夺领土，开始联手，发疯似的向怪物发射极粗激光和导弹，还用人形机器人砍来砍去。但是只会使脉动更加剧烈，对那个怪物——肉棒来说只能算是奖励。"
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          "ja_text": "街を吹き飛ばすような爆発が自分の亀頭で起きているとも知らず、少女は少しずつモノを押し込んでいく。オナホールをぐりぐりとひねりながら、建物が崩れ去っていく感触を味わっていた。",
          "zh_text": "少女一点一点地往里面塞着，完全不知道自己的龟头上发生了足以炸飞整座城市的爆炸，一边旋转着飞机杯，一边感受着建筑物倒塌的感觉。"
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          "ja_text": "——まさか自分たちがオナホールの中で暮らしてたなんて気づいてなかったと思うし……何が起きてるのか中の人間たちはわからないまま死んじゃうんだろうなあ。",
          "zh_text": "——我想他们应该没有意识到自己是在飞机杯室里生活的……里面的人应该在不知道发生了什么情况下死去了吧。"
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          "ja_text": "快楽でとろけてしまいそうな脳みそで、少女は考える。一人の少女のひとりえっちのために使われて、命が消える。自分がそんなみじめな目に合うなんていうのは御免だ。小人でなくてよかったと心底思う。",
          "zh_text": "少女用快被快乐融化的大脑思考着。为了一个少女的一个人的自慰被使用，生命消失了。不希望自己遭遇如此悲惨的事情，打从心底庆幸自己不是小人。"
        },
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          "ja_text": "特殊合金でできた飛行戦艦や人型ロボが、為す術もなく捻り潰された。摩擦熱でドロドロになった元戦艦や元ロボットの液状合金は、人肌の粘液に混ざり合ってしまう。",
          "zh_text": "用特殊合金制成的飞行战舰和人形机器人，毫无办法地被碾碎了。因摩擦的热量而变得黏稠的原战舰和原机器人的液态合金，与少女分泌的黏液混合在一起。"
        },
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          "ja_text": "一瞬ですべてが終わってしまわないように注意して、オナホールの入り口付近のみを亀頭だけで出たり入ったりする。ぐちゅぐちゅといやらしい音が響いていた。その繰り返しで興奮を高めていく。",
          "zh_text": "为了不让一切瞬间结束，龟头只在飞机杯入口附近进进出出。发出咕湫咕湫的声音。如此反复，不断提高兴奋度。"
        },
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          "ja_text": "「もうそろそろ……ダメ……ッ」",
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          "ja_text": "竿がどんどん固くなる。同時に皮も今まで以上に剥けていって、中で暮らす人々は耐え難い異臭に襲われた。",
          "zh_text": "肉棒越来越硬。与此同时，皮也比以前剥下得更多，生活在里面的人们被一股难以忍受的异味侵袭。"
        },
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          "ja_text": "少女がとろんとした表情をさらに赤く染め、嬌声を上げて一気にオナホールを引き下げる。思わず今まで以上に奥まで押し込んでしまった。",
          "zh_text": "少女原本呆呆的脸变得更红了，她娇媚地叫了一声，一下子压低了声音，不由自主地往里推了推。"
        },
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          "ja_text": "今まで入り口でとどまっていたバケモノが奥まで突入してきて、奥で小さな安心を享受していた人々は、不安、そして恐怖に駆られる。瞬間、肉棒の動きに巻き込まれてあの世に逝ってしまった。",
          "zh_text": "一直停留在入口的怪物突然冲到了里面，在里面享受着小小的安心的人们，被不安和恐惧所驱使。瞬间，被卷进肉棒的运动中去世了。"
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          "ja_text": "数千万人単位の人々が暮らす街を、筒状に張り巡らせて、性的快楽を得るためだけに皆殺し。気持ちよくなるためだけにその存在が消費される彼らのことを思うと、興奮が最高潮に達した。",
          "zh_text": "把数千万人居住的城市围成一圈，只为获得性快感而杀光。一想到他们只是为了舒服而被消耗的存在，她的兴奋达到了顶点。"
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          "ja_text": "「あああああ！！　んあぁ……！！」",
          "zh_text": "「啊啊啊啊啊啊！！嗯啊啊……！！」"
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          "ja_text": "もはや瓦礫だけになった筒状の世界を、自分の肉棒でかき回す。何度もオナホールから肉棒の出し入れを繰り返し、今の今まで小人たちが住んでいた世界に白濁色の生命の源を注ぎ込んだ。びゅるびゅると肉棒は何度か脈動と液体の放出を繰り返し、やがておとなしくなる。おとなしくなった竿はオナホールから抜き取られ、だんだん熱も失われていった。",
          "zh_text": "用自己的肉棒搅动已经变成瓦砾的筒状世界。无数次在飞机杯里抽插肉棒，为至今为止小人们居住的世界注入白浊色的生命之源。肉棒反复脉动和释放液体，不久便安静下来。平静了的肉棒被从飞机杯里拔了出来，热量也渐渐散尽。"
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          "ja_text": "少女が片手にオナホを手にしたまま床に倒れ込み、焦点の合わない視界で天井を仰ぎ見る。",
          "zh_text": "少女一只手拿着飞机杯倒在地板上，视线无法聚焦地仰望着天花板。"
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          "ja_text": "「気持ちよかったよぅ……ありがとぉ……」",
          "zh_text": "「很舒服……谢谢……」"
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          "ja_text": "ろれつのうまく回らない口で小人たちに感謝を述べる。心地よい脱力感に襲われて、彼女はそのまま眠りに落ちていった。",
          "zh_text": "用含糊不清的口齿向小人们表示感谢，一种舒适的无力感袭来，她就这样睡着了。"
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          "ja_text": "「しゃあねえなぁ。……おう、うん。じゃあ今から向かうわ。んー、30分くらいかな」",
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          "ja_text": "電話を切った。やりかけの勉強を放り出して家を出る。まだ溶け切らない雪に足跡を残しながら、彼は街へと繰り出した。",
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          "ja_text": "今日は付き合って6ヶ月の記念日だった。彼は大学受験を控えていたのだが、彼女がどうしても今日は会いたいというので、仕方なく出かけることにした。",
          "zh_text": "今天是交往6个月的纪念日。虽然马上就要考大学了，但她说今天无论如何都想见他，于是只好出门了。"
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          "ja_text": "そんな当たり前のようにそこにある日常を享受していた彼に、突如として非日常が襲いかかる。",
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          "ja_text": "ふっ、人が消えた。",
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          "ja_text": "人混みを押し分け大通りを突き進んでいた彼は、突然押し分ける対象を失ってその場に転んでしまった。擦りむいた頬にヒリヒリした痛みを感じながら立ち上がる。",
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          "ja_text": "「いってて……一体何が」",
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          "ja_text": "周囲を見渡す。広大なアスファルト舗装された路面とその上をゆるくコーティングする雪、自分を取り囲むように立ち並ぶ高層ビル群は変わらずそこにあった。",
          "zh_text": "环视四周。广阔的柏油路面和覆盖在上面的厚厚的积雪，包围着自己的鳞次栉比的高楼大厦依然如故。"
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          "ja_text": "しかし、人の気配というものが一切感じ取れない。大量の足跡だけがその場に残されている様子は、不気味で仕方がなかった。",
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          "ja_text": "遠景を横切っていた列車は、駅どころか踏切さえない中途半端なところでいつの間にか停車しており、目を細めてみても乗員乗客の一人も見出すことができない。",
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          "ja_text": "すぐそこのコンビニに足を運んでみれば、カウンターの前に数個の買い物かごが列をなして散乱し、近くでは途中まで打ち込まれたレジが商品名を映し出している。",
          "zh_text": "他来到不远处的便利店，柜台前散落着几个排成一列的购物篮，附近的收银台还亮着，显示着商品名称。"
        },
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          "ja_text": "彼は混乱を通り越して、コンビニ前の大通りにぽつんと立ち尽くす。",
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          "ja_text": "自分だけを残し、街の住民たちは姿を消してしまった。",
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          "ja_text": "しかし、それは彼の認識下での話だ。",
          "zh_text": "但是，这是在他的认知下。"
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          "ja_text": "そこはピンク色のカーペット、愛らしいぬいぐるみやさくらんぼ柄のカーテンなどが、女の子のらしさを演出している部屋だった。",
          "zh_text": "有着粉红色的地毯、可爱的布偶和樱桃图案的窗帘的房间，展现出女孩的悠闲。"
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          "ja_text": "部屋の中心に座り込む少女は、この部屋の主。彼女はそのカーペットの敷かれた床の中心に顔を寄せている。",
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          "ja_text": "そこには小さなビルが乱立するミニチュア都市が、大地の基盤ごと存在していた。",
          "zh_text": "那是一座小型建筑林立的微型城市，连同地基存在在那里。"
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          "ja_text": "確かな人の生活痕が残されているそれは、単なるオモチャでも、正真正銘の本物というわけでもない。これは彼女の力によって、縮小コピーされたものだった。",
          "zh_text": "留下了真正的人的生活痕迹的那个，不是单纯的玩具，也不是真品。这是在她的能力下缩小复制的。"
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          "ja_text": "「えーと、さっき家出たって言ってたから……あ、いたいた」",
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          "ja_text": "不思議な力によって少女の自室へと縮小コピペされた都市の一角からは、変わらず空が見える。",
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          "ja_text": "しかし、それは内側からしか見ることのできないまやかしの空だ。都市の外側には実際に女の子の世界が広がっていて、現に街よりも広大な瞳がのぞき込んでいる。",
          "zh_text": "但是，那是只能从内部看到的虚假的天空。城市外面实际上是女孩子的房间，还有着比城市更广阔的眼睛在窥视。"
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          "ja_text": "特殊な結界の力によって、内なる世界からの五感をすべてシャットアウトしているので、外側の様子を内側からうかがい知ることはできない。さながらマジックミラーのようだった。",
          "zh_text": "通过特殊的结界力量，隔绝了来自内在世界的所有五感，所以无法从内部观察外部的情况。就像镜子一样。"
        },
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          "ja_text": "「ふふ、困ってる困ってる」",
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          "ja_text": "だらしなく横になった少女が、頬杖をつく。",
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          "ja_text": "好きな人を困らせるのは楽しい。無意識にそんなことを思いながら、慌てふためく青年を観察していた。",
          "zh_text": "让喜欢的人为难是快乐的。她无意识地这么想着，观察着惊慌失措的青年。"
        },
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          "ja_text": "——可愛いなぁ。いっくんから見たら、自分以外の人たちが突然いなくなったように見えたのかな？　本当に突然街からいなくなったのは、いっくんの方なんだけど。",
          "zh_text": "——好可爱啊。在他看来，是不是自己以外的人突然不见了？确实突然从街上消失的，是他。"
        },
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          "ja_text": "表情に刻んでいた柔らかな笑みをより一層深める。空と見間違うほどの相対的に巨大な青い瞳が、まばたきをした。万が一この動きに巻き込まれたら、頑強なビルたちだってひとたまりもない。",
          "zh_text": "刻在脸上的温柔的笑容更加强烈。她眨了眨眼睛，那巨大的蓝色眼睛几乎代替了天空。万一被卷进这个动作，再坚固的大楼也承受不了。"
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          "ja_text": "バスも電車も動かなければ、最終手段のタクシーさえ使えない。この状況に、彼はたいそう焦っているようだった。",
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          "ja_text": "「遅刻したら許さないから、って釘を刺しておいたのが効いてるのかな」",
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          "ja_text": "彼をもてあそぶためだけに自作自演している。彼氏の慌てぶりを観察するというしょうもないことに能力を使用している自覚が、自らの心をくすぐられているようでくすぐったかった。",
          "zh_text": "只是为了玩弄他而自导自演。察觉到自己使用能力观察男友的慌张，自己的心好像被挠了一样痒痒的。"
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          "ja_text": "身震いした少女が立ち上がってミニチュア街から離れる。",
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          "ja_text": "「うー、さむ」",
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          "ja_text": "冬の寒さにエアコンの温度を調整する。冷えた手にはぁーっと息を吐きかけた。",
          "zh_text": "她因为冬天的寒冷而调整了空调的温度，对着冰冷的手呼了一口气。"
        },
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          "ja_text": "しばらくして彼女が、いたずらを思いついた子どものように口角をつり上げる。エアコンのリモコンをもとの位置に戻してミニチュア街のそばに戻ると、結界の効力を少し弱めた。",
          "zh_text": "过了一会儿，她像想起恶作剧的孩子一样扬起嘴角，把空调遥控器放回原位，回到迷你城市旁边，把结界的效力稍微削弱了一点。"
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          "ja_text": "視覚と聴覚をシャットアウトしたまま、ほか全ての影響が通るようになった。",
          "zh_text": "在视觉和听觉隔绝的情况下，其他所有的影响都能通过。"
        },
        {
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          "ja_text": "「はぁー……っ」",
          "zh_text": "「哈啊……」"
        },
        {
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          "ja_text": "吹き荒れる風。生暖かいそれは台風並みの突風としてミニチュア都市に襲いかかる。遠景に見えていた電車が傾き、倒れる。",
          "zh_text": "狂风大作。温暖的吐息像台风一样刮向迷你城市，使远处的电车倾斜倒下了。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女の吐息で雑居ビルの看板が吹き飛んで、さらには路上駐車されていた自動車までもがゴロゴロと転がっていく。気温が上昇した。ところどころで溶けかけの雪が一気に液体になっていく。",
          "zh_text": "她的吐息吹飞了商住楼的招牌，甚至连停在路边的汽车也轰隆隆地滚了出去。气温上升了。正在融化的雪一下子变成了液体。"
        },
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          "ja_text": "当然生身の青年も何もないところで踏ん張っていられるわけがなく、少し飛ばされたあと太い柱に捕まって、吹き飛ばされまいと必死に耐えていた。",
          "zh_text": "当然，活着的青年也不可能在没有扶手的地方站稳，被吹飞了一小段后，又被粗柱子栏住，为了不被撞飞，他拼命地忍耐着。"
        },
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          "ja_text": "突風がやんだ。鼻につく異臭がミニチュアの中をほんのりと漂っている。それが自分の彼女の口腔が放った臭いだなんて、青年が知る由もない。",
          "zh_text": "暴风停了。刺鼻的异臭在迷你城市中微微飘荡。青年不可能知道那是自己女朋友的口腔散发出的臭味。"
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          "ja_text": "彼女は耳が熱かった。顔が火照っている。",
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          "ja_text": "「あはは、ごめん。ちょっとやりすぎたかな」",
          "zh_text": "「哈哈哈，对不起，我是不是太过分了？」"
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          "ja_text": "指先にぬめりを覚える。いつの間にかパンツの上から陰部をこねくり回し、下着を濡らしていることに気がつく。自分の吐息だけで看板や車が吹っ飛ぶというあまりにおかしいその様子に、少女は興奮しきっていたのだ。",
          "zh_text": "指尖沾上了滑腻的感觉。她发现自己不知不觉间在内裤上来回揉搓阴部，弄湿了内衣。广告牌和汽车都因为自己的呼气而被撞飞，这太奇怪了，让少女兴奋不已。"
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          "ja_text": "呼吸が荒くなる。そしてまた街に突風が吹き荒れる。",
          "zh_text": "呼吸急促起来。然后街上又刮起了狂风。"
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          "ja_text": "いけない。そろそろやめにしよう。",
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          "ja_text": "そう思っていても身体は従ってくれない。理性というブレーキが飛んでしまったようだ。",
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          "ja_text": "「あんっ……だって……臭覚はシャットアウトしてないから、このえっちな臭いも、いっくんに嗅がれてるってことだよね……？　そんなの、興奮しちゃうよぉ……」",
          "zh_text": "「啊……因为没有隔绝气味，所以这种难闻的气味也会被他闻到吧？这样也太让人兴奋了……」"
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          "ja_text": "指の動きはとどまるところを知らない。パンツを濡らす速度が加速度的に上昇していった。同時に、漂う女の子の生々しい臭いが、街に充満していく。",
          "zh_text": "手指的动作停不下来。弄湿内裤的速度加速上升。与此同时，飘荡着的少女的气味弥漫着整个城市。"
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          "ja_text": "——ああ、もし彼の鼻がおかしくなってしまったら、それは私の責任だ。私のえっちな臭いが、彼の臭覚を破壊してしまうかもしれない。",
          "zh_text": "——啊，如果他的鼻子出了问题，也是我的责任。也许我的臭味会破坏他的嗅觉。"
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          "ja_text": "後ろめたさを覚えながらも、どうしてか余計に愛しくなって腰と指の動きが激しくなる。",
          "zh_text": "虽然感到内疚，但不知为何却变得更加想要，腰和手指的动作剧烈起来。"
        },
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          "ja_text": "淫らな水音と、締まるような悦楽に溺れるあえぎ声を、自分の耳で聞く。それを聞いてさらに心が満たされていく。",
          "zh_text": "听着淫荡的水声和沉浸在紧凑愉悦中的喘息声，心里更加满足了。"
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          "ja_text": "脳と膣が直列繋ぎされたように、全身を電撃が駆け抜けた。脚部のすじに力が入ってピンと伸びる一方で、足指は強く折り曲げられる。",
          "zh_text": "大脑和阴道就像串联在一起一样，闪电般的快感穿过全身。腿部肌肉用力伸展，脚趾用力弯曲。"
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          "ja_text": "「あっ……ダメ！　いやぁ…ああ……っ！」",
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          "ja_text": "部屋に嬌声が響き渡る。もしミニチュアの中へこの声が通ってしまっていたのなら、あまりの爆音に彼の耳に穴が空いていたはずだ。",
          "zh_text": "房间里回荡着娇声。如果这声音穿过了结界的话，他的耳朵应该会因为太大的轰鸣声而破裂。"
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          "ja_text": "ふと見てみれば、潮を吹いてしまっていたみたいだった。少しミニチュアの中に流れ込んでしまったそれは、駐車場に転がっていた自動車を数台飲み込んだ。",
          "zh_text": "仔细一看，好像潮吹了。稍微渗进模型里的它淹没了好几辆停在停车场里的汽车。"
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          "ja_text": "「はぁ……はぁ……。うわぁ……とんでもないことしちゃったよぉ……」",
          "zh_text": "「哈啊……哈啊……哇……真是做了不得了的事啊……」"
        },
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          "ja_text": "荒くした呼吸を繰り返すたび、言葉に表せないものすごい臭いが直接肺に刺さるようだった。自分の鼻にすらこんなにも臭いが届いているのだから、ミニチュアの中にいる彼はそれこそ鼻が曲がりそうになっているに違いない。臭覚もシャットアウトしておくんだったと改めて思う。",
          "zh_text": "每重复一次粗重的呼吸，就好像有一股无法用语言表达的臭味直接刺进肺里。连自己的鼻子都能闻到的臭味，对身处迷你城市中的他，一定是鼻子都快坏掉了。她再次意识到，应该把自己的臭味也屏蔽掉。"
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          "ja_text": "観察対象を探す。彼は無事だったようで、元気に街の散策を続けている様子が彼女から見ることができた。",
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        },
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          "ja_text": "安心がやってくると、もとから性的快楽に重くなっていたまぶたにさらに重みを感じた。その重みに逆らうのをやめると、瞳がゆっくりと閉じていく。",
          "zh_text": "安心之后，原本就因性快感而变得沉重的眼皮更觉得沉重了。她不再抗拒那种沉重，慢慢闭上了眼睛。"
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          "ja_text": "彼女はばたりとその場に倒れ込んで、朦朧とする意識の中、能力の使用を中止した。",
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          "ja_text": "少女はある不思議なミニチュアの街に魅入られていた。",
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          "ja_text": "箱庭の中では確かに文明が栄え、間違いなく人間たちが生活していた。彼女にその人間たちの顔や表情などをうかがい知ることはできないが、そんなものこれから始まる出来事には関係がない。",
          "zh_text": "箱庭内文明确实繁荣，毫无疑问是人类在此生活。她无法知道那些人的脸和表情，但这与接下来发生的事情毫无关系。"
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          "ja_text": "ちょうど今も、特別枠のニュースが放送されているところだった。ここ最近至るところの都市が謎の物体によって破壊されるという怪事件が連続して発生している、といった旨の内容の書かれた原稿をキャスターが読み上げている。",
          "zh_text": "正好现在也在播放特别时段的新闻。播报员朗读着写有，最近到处连续发生着城市被神秘物体破坏的怪事，这样内容的原稿。"
        },
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          "ja_text": "その見出しは「突如として現れた「巨大な肌色の柱」」。",
          "zh_text": "标题是「突然出现的「巨大肉色柱子」」。"
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          "ja_text": "「今日はアリンコを捕まえたの！」",
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          "ja_text": "そのニュースに満足そうに笑みを深めた少女が意気揚々と箱庭に向かって口にする。",
          "zh_text": "听到这个消息，少女露出满意的笑容，得意扬扬地对着箱庭说道。"
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          "ja_text": "彼女は自分のランドセルから虫かごを取り出す。中にはどこにでもいるごく普通のクロアリが1匹入っていた。",
          "zh_text": "她从自己的书包里拿出虫笼。里面有一只随处可见的普通黑蚂蚁。"
        },
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          "ja_text": "心の底からぞくぞくする。少女は気がついているのだ。",
          "zh_text": "打心底里开始激动。少女注意到了。"
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          "ja_text": "この箱庭は現実の世界とリンクしていて、この中で起きた惨事が現実でも起きるのだと。",
          "zh_text": "这个箱庭与现实世界相连，在里面发生的惨案在现实中也会发生。"
        },
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          "ja_text": "しかしテレビの中で起きている出来事は、現実だと頭の中でわかっていても現実味がない。それは誰だって同じだ。まだランドセルを背負っているような年端のいかない少女であればなおさらである。",
          "zh_text": "但是，电视里发生的事情，即使脑子里知道是现实，也不像现实。这一点谁都一样。更何况是还背着双肩包的年龄不大的少女。"
        },
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          "ja_text": "無邪気で純粋な好奇心から、彼女は様々な破壊行為をおこなってきた。足を入れて足踏みしてみたり、ついこの間は指先だけでビルの立ち並ぶ街をかき混ぜたりした。",
          "zh_text": "出于天真纯粹的好奇心，她做出了各种各样的破坏行为，时而迈步踩踏，时而用指尖在高楼林立的街道上搅动。"
        },
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          "ja_text": "市民を守るため、以前から自衛隊などが出動しているが、そのサイズ差は圧倒的すぎる。戦車の砲撃を指の腹で食らっても、少女の皮膚はまったく傷つかなかった。",
          "zh_text": "为了保护市民，从以前开始就出动了自卫队，但其尺寸差距实在是太大了。即使用指腹挨了坦克的炮击，少女的皮肤也完全没有受伤。"
        },
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          "ja_text": "そこで自衛隊との遊びをもっと楽しめるように、虫を入れて観察してみようと考えたのだ。",
          "zh_text": "因此，为了能更好地享受与自卫队的游戏，她决定放虫子进去观察。"
        },
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          "ja_text": "アリのほうではなく、現実世界にいるはずの人間たちがあどけない少女の観察対象になるという滑稽な事態が起こっていた。",
          "zh_text": "不是蚂蚁，而是本应存在于现实世界的人们成为天真无邪少女的观察对象，这一滑稽的事态发生了。"
        },
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          "ja_text": "少女は息を呑み込んで虫かごの蓋を開き、クロアリを潰さないように優しく指でつまんだ。そして小さな町並みの広がる箱庭の上まで持ってきて、指を離した。",
          "zh_text": "少女倒吸一口气，打开虫笼的盖子，温柔地用手指捏住黑蚂蚁，以免弄碎。然后，把它拿到放着小镇的箱庭上方，松开手指。"
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          "ja_text": "アリが落下、なんでもないように着地して歩き回る。それだけでビルがいくつも崩れ去っていく。",
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          "ja_text": "人々が逃げ惑う様子を、彼女はドキドキしながら虫眼鏡で観察していた。たかがアリ一匹にさえ、箱庭の中の人間たちは悲鳴をあげることしかできない。",
          "zh_text": "她心跳加速地用放大镜观察着人们四处逃窜的样子。就连区区一只蚂蚁，就能让箱庭里的人们发出悲鸣。"
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          "ja_text": "やがてお待ちかねの自衛隊がやってくる。だが今回ばかりは自衛隊のほうも勝機が見えている様子で士気が高い。なにせ、今までは巨大な壁のような相手だったのだ。",
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          "ja_text": "彼女はこれは観察しがいがありそうだと思った。",
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          "ja_text": "虫眼鏡の向こう側で、小さな生存競争が始まる。ビルよりも巨大な肢体を誇るアリ型怪物に、戦車が一斉に砲撃。航空自衛隊も応援に駆けつけ、ミサイルなどが何発も打ち込まれた。",
          "zh_text": "放大镜的另一边，小小的生存竞争开始了。坦克一齐向肢体比大楼还要庞大的蚂蚁型怪物开火。航空自卫队也赶来支援，导弹也发射了好几枚。"
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          "ja_text": "子どもの飽きは早い段階でやってくるものだ。",
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          "ja_text": "自衛隊がアリにさえ為す術もなく蹂躙されてしまう矮小な存在だとわかって、少女はつまらなそうにため息を吐き出す。呼気が箱庭の中に入り込み、突風となって吹き荒れた。航空自衛隊の戦闘機が次々と墜落していく。",
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          "ja_text": "一通りやりたいことを済ませて、少女は立ち上がった。実は少し前から尿意を感じていたのだ。慌てて駆け出したので箱庭を蹴飛ばしてしまったが、少女はおしっこのことで頭がいっぱいになっていて気にも留めていない。",
          "zh_text": "做完想做的事，少女站了起来。实际上，她从不久前开始就感到了尿意。慌慌张张地跑了出去，一脚踢开了箱庭，但少女满脑子都是尿尿的事，根本没放在心上。"
        },
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          "ja_text": "アリを箱庭の中に残したまま一旦部屋を出る。廊下からすぐの角を曲がってトイレに一直線に向かった。しかし、鍵がかかっている。",
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        },
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          "ja_text": "声をかけてみると、母が入っているようだった。",
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          "ja_text": "「おかーさん、漏れちゃうー」",
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          "ja_text": "「ゴメン、あともう少し……」",
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          "ja_text": "しばらくトイレの前で我慢して待っていたが、便秘の母はいつまでたっても出てこない。",
          "zh_text": "她在厕所门口等了一会儿，便秘的母亲却迟迟不出来。"
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          "ja_text": "やがて膀胱の限界が近くなってきて、無意識のうちにトイレ前の廊下で足踏みをし始めた。",
          "zh_text": "不久，膀胱的极限接近了，她下意识地在厕所前的走廊上跺脚。"
        },
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          "ja_text": "もう無理だ。頬を紅潮させながらそんなことを思い、廊下を行ったり来たりする。",
          "zh_text": "已经不行了。双颊泛红地想着这些，在走廊里走来走去。"
        },
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          "ja_text": "ふと、半開きになったドアが目にとまる。その先につながっているのは少女の自室だった。",
          "zh_text": "突然，她看到一扇半开着的门。前方是少女的房间。"
        },
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          "ja_text": "——あの中って、何を入れてもどっか行っちゃうし……おしっこしてもこぼれないかな？",
          "zh_text": "——那个里面，不管什么东西都可以放进去……尿会洒出来吗？"
        },
        {
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          "ja_text": "駆け足で自室に戻る。つけっぱなしのテレビからは緊急速報として巨大アリと自衛隊が戦闘している映像が映っていたが、チラ見しただけで意識を箱庭に移した。今はそんなことを気にしている余裕がない。",
          "zh_text": "她快步回到自己的房间。电视一直开着，作为紧急速报，播放着巨大蚂蚁和自卫队战斗的画面，但她只是看了一眼，就把注意转移到了箱庭里。现在没有时间去在意这些。"
        },
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          "ja_text": "もう我慢の限界だ。彼女は上着、スカート、そしてパンツを脱ぐ。それからちょうど股下に収まる大きさの箱庭にまたがった。股間の下の箱庭世界は、さながら和式トイレのようである。",
          "zh_text": "已经忍耐到极限了，她脱掉上衣、裙子和内裤。然后跨上那个正好能把小穴放进去的箱庭。股间下方的箱庭世界，宛如日式厕所。"
        },
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          "ja_text": "箱庭にリンクした現実の世界で、街に影が落ち、星が消えた。街の住民たちには、巨大アリが破壊して火の手が上がっているところがやけに明るく見えた。",
          "zh_text": "在与箱庭相连的现实世界里，影子笼罩在街道上，星星消失了。对于街上的居民们来说，巨大蚂蚁破坏后燃起的火势显得格外明亮。"
        },
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          "ja_text": "箱庭世界の彼らにとって、空を覆うのはただの暗黒。あまりにも巨大すぎて、それが幼い女性器だと気がつけというほうが無理な話だ。",
          "zh_text": "对于箱庭世界的他们来说，遮天蔽日的只是黑暗。因为太过巨大，很难让人意识到那是年幼的性器。"
        },
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          "ja_text": "素早く走り回るアリが自分の股間の下にいる。それだけで興奮してしまい、嗜虐感が湧き上がった。両足を少しずらし、アリと戦車がちょうど交戦しているところに自らの尿道を向ける。んっ、と小さく声を出して、下腹部に力を入れた。",
          "zh_text": "快速奔跑的蚂蚁就在自己的胯下。光是这样就很兴奋，嗜虐感涌上心头。两腿微微错开，把自己的尿道指向蚂蚁和战车正交战的地方。她嗯了一声，下腹部用力。"
        },
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          "ja_text": "破裂しそうになっていた膀胱からおしっこがあふれだす。少女の尿道口が黄色い水分に押し開かれ、生暖かい滝が箱庭世界に注がれ始めた。とてつもない勢いを持った、合わせて半径だけでビル一つの太さをも超えるそれに、アリは木っ端微塵に粉砕される。今まで自衛隊が防戦一方だった強大な存在が、少女のおしっこという排泄行為だけでこの世から消えた。",
          "zh_text": "尿从快要破裂的膀胱里溢出来。少女的尿道口被黄色的水龙推开，温暖的瀑布开始注入箱庭世界。它气势惊人，半径就超过了一栋大楼的大小，蚂蚁被冲得支离破碎。迄今为止让自卫队只有招架之功的强大存在，仅仅因为少女的尿尿这种排泄行为就从这个世界上消失了。"
        },
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          "ja_text": "しかしそれはこの街そのものにもこの災害級のおしっこが襲いかかっていることを意味している。",
          "zh_text": "但这也意味着这座城市本身也正遭受着这场灾难级的小便袭击。"
        },
        {
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          "ja_text": "テレビから悲鳴が聞こえる。自分が今注ぎ込んでいるおしっこがその画面には映っていた。突然空から降り注ぎ始めた滝は、津波となって街を侵食し、高波を巻き起こしながら街を押し流していく。人も自動車もビルも住宅も、何もかもを平等に飲み込んで、黄金一色に染め上げていった。",
          "zh_text": "电视里传来悲鸣声。自己尿尿的画面也出现在电视上上。瀑布突然从空中倾泻而下，形成海啸侵蚀着街道，卷起巨浪冲走街道。人、汽车、大楼、住宅，所有的一切都被平等地吞噬，染成一片金黄。"
        },
        {
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          "ja_text": "「す、すごい……」",
          "zh_text": "「好、好厉害……」"
        },
        {
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          "ja_text": "それきり声は出なかった。しかしそれはやってはいけないことをしてしまった恐怖からではなくて、やってはいけないことをしてしまった背徳感からくるたちの悪い興奮によるものだ。",
          "zh_text": "之后就再也发不出声音。但这并不是因为做了不该做的事而感到恐惧，而是因为做了不该做的事而感到背德感而产生的不良兴奋。"
        },
        {
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          "ja_text": "一匹のアリどころか、数千もの人間たちを街ごと自分の体内から放出された排泄物だけで押し流したという現実離れした現実に、少女は酔いしれる。",
          "zh_text": "别说是一只蚂蚁了，就连整座城市都被自己体内排出的排泄物冲走了，少女沉醉在这种脱离现实的现实中。"
        },
        {
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          "ja_text": "おしっこの勢いが弱まり、やがて止まる。夜の世界が静かになって、緊急ニュースの内容だけが部屋の中を反響していた。",
          "zh_text": "小便的势头减弱，不久便停止了。夜晚的世界安静下来，只有紧急新闻的内容在房间里回响。"
        },
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          "ja_text": "これは楽しい。また今度やろう。そう心に決めた少女は箱庭を片付けて未だにおしっこの海が放映されているテレビを消し、パジャマを着て寝床に入った。",
          "zh_text": "这很有趣。下次再做吧。少女下定决心，收拾好箱庭，关掉还在播放尿海的电视，穿上睡衣上床睡觉。"
        },
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          "ja_text": "いくら街が崩壊しようと、無邪気な彼女はなんとも思わなかった。少女は何事もなかったかのように眠りに落ちていく。",
          "zh_text": "天真的她不在乎这座城市会毁灭多少。少女若无其事地睡着了。"
        }
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          "ja_text": "天井から伸びる縄が揺れてきしむ音が鳴る。縄の先には一人の少女ががんじがらめにされて吊るされていた。彼女の目には目隠しがあてがわれている。",
          "zh_text": "天花板上伸出的绳子摇晃着，发出吱吱的声音，绳子的另一端紧紧地绑着一个少女，她的眼睛蒙着。"
        },
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          "ja_text": "縄は彼女の控えめな胸を無理やり強調しているかのように絡みつき、両腕両足も動かせない状態にその肢体を拘束している。",
          "zh_text": "绳子像是在强调她的胸部一样，紧紧地缠绕着她的肢体，使她的双臂和双脚都无法动弹。"
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          "ja_text": "「ご主人様、もう、漏れそうです……勘弁してください」",
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          "ja_text": "「もうなの？　まだ16時間とちょっとしか経ってないけど」",
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        },
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          "ja_text": "ご主人様と呼ばれたもう一人の少女が、縛り上げられている少女の顎に手を当てて話しかける。",
          "zh_text": "另一个被称为主人的少女用手托住被绑少女的下巴。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は自分の奴隷の少女に利尿を促す薬を飲ませ、おしっこを我慢するように命じた。奴隷少女はこれまで何度も中身を開放してしまいそうになった膀胱を抑え込んで耐え続けていたが、もうその我慢は限界が近い。あとすこしもしたら、もはや自分の意思では対処できないところまでいってしまいそうだった。",
          "zh_text": "她给自己的奴隶吃了利尿的药，然后让她忍着小便。奴隶少女一直控制着膀胱，一直忍耐着，直到现在已经快到极限了。再稍有不慎，就会发展到自己无法处理的地步。"
        },
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          "ja_text": "漏らしたらお仕置きが待っているというわけではない。けれど、彼女には我慢しなければならない理由が一つある。",
          "zh_text": "并不是说漏了就会受到惩罚。但是，她有一个不得不忍耐的理由。"
        },
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          "ja_text": "「これ、ちょっとここに押し込んでみようかしら」",
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        },
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          "ja_text": "「な、なんですか」",
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        },
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          "ja_text": "「監視塔」",
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          "ja_text": "奴隷の主人は奴隷少女の足元に手を伸ばす。手の先にはミニチュアのように小さな、山村集落のようなものがあった。集落の中でも一際高くそびえ立つ監視塔を片手で引っこ抜く。ミニチュアの世界の住人が慌てふためくのが見えて、主人の少女は怪しく微笑んだ。",
          "zh_text": "奴隶的主人把手伸向奴隶少女的脚边。手边有一个小得像迷你模型的村落。一只手抽出村落中最高的瞭望塔。看到迷你世界里的人惊慌失措，主人露出奇怪的微笑。"
        },
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          "ja_text": "主人は奴隷少女のパンツを脱がす。",
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          "ja_text": "「駄目です！　そんなものを入れられたら……出てしまいます……」",
          "zh_text": "「不行！把那种东西放进去的话……会漏出来的……」"
        },
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          "ja_text": "「あら、私に命令する気なの？」",
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          "ja_text": "「いえ……」",
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          "ja_text": "目隠しをされたその表情は読み取れない。しかし、強く歯を食いしばり、今にも膀胱が決壊しそうなのは目に見えていた。",
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          "ja_text": "奴隷の足元に広がっている集落は、彼女の生まれ育った村を縮小したものなのだ。この小さなミニチュアの中に当然彼女の両親も友人もいるし、恩師や想い人もいる。だから命令に従う従わない以前に、おもらししてしまうわけにはいかなかった。",
          "zh_text": "奴隶脚下广阔的村落，是她出生成长的村落的缩小。在这小小的模型中，有她的父母、朋友，也有她的恩师和爱人。因此，在得到命令之前，不得不忍住。"
        },
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          "ja_text": "「それっ」",
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          "ja_text": "パンツが膝近くまで下がったところで、主人は奴隷の肛門にまだ人がいる監視塔を勢いよく突っ込む。一瞬ですべてが飲み込まれてしまった。思わず肛門括約筋を締めてしまう。この無意識な筋肉の動きによって、中にいた人間は息絶えた。",
          "zh_text": "内裤褪到膝盖附近的时候，主人猛地把还有人在的瞭望塔塞进了奴隶少女的肛门。一瞬间，一切都被吞噬了。奴隶少女不由自主收紧肛门括约肌。这种无意识的肌肉运动，让里面的人断气了。"
        },
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          "ja_text": "奴隷少女は、自分の主人が監視塔のミニチュアを、性器の中にでも押し込むのかと思って身構えていた。しかし、まさかの肛門にものが入ってきて、ほんの少しだけ漏らしてしまう。そのほんの少しだけでも、縮小した村にとっては恐ろしく巨大な水滴の爆撃だった。",
          "zh_text": "奴隶少女还以为自己的主人要把瞭望塔塞进自己的性器里。却没想到塞进了肛门，漏出了一点点。但哪怕只是这一点点，对缩小的村子来说都是巨大得可怕的水滴轰炸。"
        },
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          "ja_text": "「ねえ、あなたの家って北西の丘にあるやつだっけ」",
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          "ja_text": "「はい……」",
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          "ja_text": "「今あなたが漏らしたおしっこで、あなたの家が吹き飛んだわよ。あとそのご近所さん。あはは、面白いわね。自分のおしっこで自分の家が吹き飛んじゃうなんて」",
          "zh_text": "「刚才你漏的尿，把你家还有附近的邻居炸飞了，啊哈哈，真有意思，自己漏尿把自己家炸了。」"
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          "ja_text": "奴隷少女は絶望に声を出すことができなかった。高い丘にある自分の家の上におしっこがこぼれてしまったのなら、そのおしっこはまるで川のようになってどんどん村の家々を押し流していくに違いない。それに近所には、自分の想い人の家もあったはずだ。",
          "zh_text": "奴隶少女绝望得无法发出声音。如果尿落在自己家所在的高坡上，就会像河流一样，冲走村子里的每一户人家。而且附近应该也还有自己心爱的人的家。"
        },
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          "ja_text": "腹部がちりちりと痛む。もうおしっこを我慢する理由がないのではないかと考えてしまう。ああ、今すぐにでもこのしこりを吐き出してしまいたい。",
          "zh_text": "腹部一阵刺痛。觉得自己已经没有继续忍耐的理由了。啊，真想现在就全放出来。"
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          "ja_text": "と、そこまで考えて彼女は小さく首を振る。村には自分の知り合い以外にも、住んでいる人たちがいる。自分の知り合いがもう助からないからといって、自分が村を破壊してしまっていい理由にはならない。",
          "zh_text": "想到这里，她轻轻摇了摇头。村子里除了自己认识的人，还有其他住在里面的人。就算自己的熟人没救了，也不能成为自己破坏村子的理由。"
        },
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          "ja_text": "それに本当に自分の家を今漏らした雫が吹き飛ばしてしまったのか、目隠しされている奴隷の少女は確認していない。もしかしたら主人の嘘かもしれないと考えて、彼女は我慢を続けた。",
          "zh_text": "而且被蒙住眼睛的奴隶少女并没有确认刚才漏出的液滴是否真的炸飞了自己的家。考虑到这可能是主人的谎言，她继续忍耐着。"
        },
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          "ja_text": "「あら、まだ我慢できるのね。すごいわ。ご褒美をあげる」",
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        },
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          "ja_text": "ご褒美。そう聞いて奴隷の少女は目隠しの下でこわばっていた表情を緩めてしまう。しかしすぐに引き締めた。一瞬でもよろこんでしまった自分が恨めしい。主人のご褒美なんて、ゲスを通り越したくだらないものに決まっている。",
          "zh_text": "奖励。听到这句话，奴隶少女蒙着眼睛的僵硬表情缓和了下来。但是马上就收紧了。她痛恨自己曾经高兴过哪怕一瞬间。主人的奖赏，肯定是超乎常人理解的东西。"
        },
        {
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          "ja_text": "「今、私の手のひらの上には何人か人が乗っているのよ。私はあなたの知り合いとか興味ないから、誰が乗っているのかなんてわからないけれど、もしかしたらあなたの知り合いもいるのかもしれない」",
          "zh_text": "「现在，有好几个人坐在我的手掌上。我不认识，也不感兴趣，所以不知道是谁，但说不定你认识的人也在。」"
        },
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          "ja_text": "奴隷少女はその事実を知ることはできなかったが、確かに主人の手のひらには、大地ごとめくりあげられて連れ去られた村人たちが土にまみれて乗っていた。",
          "zh_text": "虽然奴隶少女不知道这一事实，但确实，主人的手心上沾满了从大地上带走的村民们。"
        },
        {
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          "ja_text": "それを土ごと乱暴に奴隷少女のパンツの中に入れて、縁の部分をつまむ。自分のパンツの中に村人が入れられたことに、少女も気がついてしまう。",
          "zh_text": "把他们连同泥土粗暴地塞进奴隶少女的内裤里，少女也发现村民被塞进了自己的内裤里。"
        },
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          "ja_text": "「パンツの中入れちゃった」",
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          "ja_text": "「や、やめてください」",
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        },
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          "ja_text": "「あなたの命令を聞く義理はないわよ」",
          "zh_text": "「我没理由听你的命令。」"
        },
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          "ja_text": "主人が少しずつパンツを持ち上げていく。中に閉じ込められた人々は、とてつもない大きさを誇る女性器と肛門が上から迫ってくるのをなすすべもなく見上げていた。先ほど監視塔が突っ込まれた肛門からは木くずがこぼれ落ち、股間には今にも滴ってきそうなおしっこの残りが付着している。悪臭に鼻がもげてしまいそうだった。",
          "zh_text": "主人一点一点地提起内裤。被关在里面的人们，束手无策地仰视着巨大无比的性器和肛门从上方逼近。木屑从刚才插进瞭望塔的肛门里滴落，股间粘着眼看就要滴下来的尿渍。恶臭几乎破坏了他们的鼻子。"
        },
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          "ja_text": "パンツをつまむ主人の指が腰に触れるのを感じる、人々を内包するクロッチ部分が自分の股間のすぐそばまで近づいているのを間接的に理解する。",
          "zh_text": "感觉到捏着内裤的主人的手指触到了腰部，间接地理解到包含着人们的部分已经接近了自己的股间。"
        },
        {
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          "ja_text": "そしてついに、中の人々は奴隷少女の股間に密着してしまった。",
          "zh_text": "终于，里面的人紧紧地贴住了奴隶少女的股间。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女はピチッと小気味いい音を立ててパンツが自分の体にフィットするのを感じた。",
          "zh_text": "她感到内裤发出啪的一声，贴到自己身上。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あ、ああ……」",
          "zh_text": "「啊，啊……」"
        },
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          "ja_text": "少女は自分の股間に触れた刺激に耐えきれず、今まで溜め込んでいた膀胱の中身をすべて放出してしまう。彼女は目隠しの下で悲しみに涙を流しながらも、開放感に酔いしれたように笑みを浮かべていた。",
          "zh_text": "少女无法忍受触碰自己股间的刺激，把之前积攒的膀胱里的东西全部释放出来。她在眼罩下因悲伤而流着眼泪，但脸上浮现出陶醉于解脱感的笑容。"
        },
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          "ja_text": "パンツの生地越しに注がれるおしっこの雨。大小様々な大きさの雫となって、縮小された村に降り注ぐ。着弾したおしっこは山も平地も関係なく大地をめくり上げて吹き飛ばしながら、小さな人間たちと家々を押し流していった。",
          "zh_text": "尿液透过内裤的布料，变成大小不一的水滴，落在缩小的村庄里。不管山还是平地，落地飞散掀起大地，冲走了渺小的人们和房屋。"
        },
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          "ja_text": "「どう？　気持ちよかったでしょ」",
          "zh_text": "「怎么样？很舒服吧？」"
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          "ja_text": "「気持ち……よかったです……」",
          "zh_text": "「很……舒服……」"
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          "ja_text": "奴隷の少女が返答する。嘘ではなかった。我慢に我慢を重ねたおしっこが解き放たれる瞬間は、本当に気持ちよかったのだ。",
          "zh_text": "奴隶少女回答，没有说谎。憋了很久的尿终于解放的瞬间，真的很舒服。"
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          "ja_text": "主人が言いながら奴隷少女を吊っている縄を切る。疲れ果てた少女はそのまま自分のおしっこで水浸しになった縮小された村の広がる床に倒れ込んで、しばらくそのままだった。",
          "zh_text": "主人一边说一边剪断了悬挂奴隶少女的绳子。精疲力竭的少女就这样瘫倒在被自己的尿淹没的缩小的村庄的地板上好一会儿。"
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          "ja_text": "人々は真夜中、巨大地震によって起こされた。並の建物はほとんど崩壊。いたるところで信号機や街灯、電柱などが倒れて道をふさいでいる。その上地鳴りは未だ断続的に続いていた。それは余震と呼ぶには奇妙すぎる。",
          "zh_text": "深夜，人们被巨大的地震惊醒，建筑物几乎全部倒塌。到处都是倒下的信号灯、路灯、电线杆等。而且地鸣还断断续续地持续着。那不像是余震，太奇怪了。"
        },
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          "ja_text": "そのうち、無事だった人たちはすぐさまテレビの電源を入れる。電源は入るのだがしかし、なぜか何も映ることはなかった。",
          "zh_text": "过了一会儿，平安无事的人马上打开电视。电源打开了，但不知为何什么也看不到。"
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          "ja_text": "テレビが使い物にならないことに気がついた人々、あるいはもとよりネットから情報を収集する癖をつけていた若者たちはネットで状況把握を試みた。若者の一人が、スマートフォンで生の情報を探るべく、ネコネコ生放送にアクセス。",
          "zh_text": "意识到电视没有用处的人们，或者原本习惯从网络上收集信息的年轻人，开始尝试通过网络掌握状况。一名年轻人为了用智能手机获取第一手信息，打开了猫猫直播。"
        },
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          "ja_text": "これほど大規模な地震、そしてこの断続的な地鳴りがあれば、興味本位で撮影している馬鹿もいるだろう。そう思っての判断は正しく、それらしき生放送はいくつか認めることができた。そのうちの一つ、地元の大手生主の放送を開く。動画内ではほぼ真っ暗闇の中ライトで照らしている画面、そして足音と男性の実況が聞こえてくる。",
          "zh_text": "如此大规模的地震，再加上断断续续的地鸣，肯定会有出于兴趣拍摄的傻瓜吧。这样想的判断是正确的，看到了几场类似的直播。其中之一，是了本地的大主播开的直播。视频里几乎是黑暗中用灯光照亮的画面，还有脚步声和男性的实况。"
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        {
          "id_line": 5,
          "ja_text": "彼はイヤホンを耳に入れ、スマホを片手に立ち上がった。いつでも逃げ出す準備ができるように。",
          "zh_text": "他把耳机塞进耳朵里，单手拿着手机站了起来。为了随时做好逃跑的准备。"
        },
        {
          "id_line": 6,
          "ja_text": "「なんかすげえくせえな。何の臭いだ？」",
          "zh_text": "「好臭啊，什么味儿？」"
        },
        {
          "id_line": 7,
          "ja_text": "生主がつぶやく。生放送を観覧していた彼も、街を覆う臭いに気がついていた。加えて彼は生主とは違ってその臭いに非常に酷似したものを知っていた。つい先日、ガールフレンドとの性交渉で嗅いだばかり。これは女性器の放つ悪臭によく似ている。",
          "zh_text": "主播呢喃道。正在观看现场直播的他，也注意到了街上的臭味。而且，与主播不同，他知道一种与这个气味极为相似的味道。前几天，和女朋友进行性行为时刚闻到。这与女性生殖器散发出的恶臭十分相似。"
        },
        {
          "id_line": 8,
          "ja_text": "動画はしばらく地鳴りと揺れが繰り返されるだけで相変わらず進展がなかった。しばらくは外からの地鳴りと動画内からの揺れが、遅延して交互に聞こえ続けるだけ。",
          "zh_text": "视频中只有一阵地响和摇晃，没有任何进展。暂时只能听到外部的地鸣和动态影像的摇晃交替、延迟。"
        },
        {
          "id_line": 9,
          "ja_text": "しかしやがて、耳をつんざくような音が聞こえた。",
          "zh_text": "但是不久，听到了震耳欲聋的声音。"
        },
        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "「これが小人さんの街……ちっちゃい」",
          "zh_text": "「这就是小人的城市道……好小。」"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "それが女の子の声であることに気がつくのには時間がかかった。彼はどこかで女の子がマイクか何かで音量を最大にして街に放送しているのではないかと勘ぐってみたりしたものの、果たしてここまで大きな音が出せるのか、疑問が募る。",
          "zh_text": "花了很长时间才意识到那是女孩的声音。他曾怀疑女孩是不是在某个地方用麦克风或别的什么东西把音量调到最大，向街上广播，但到底什么能发出这么大的声音呢？"
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "その声は空から聞こえていた。動画のカメラが上に向き、遅れてライトがあとを追う。するとそこには肌色の壁と、その壁に縦に入ったピンク色の割れ目がそびえている。割れ目は粘性の高い液体をよだれのように垂らし、真下の街の一角へと滴らせようとしていた。",
          "zh_text": "声音从空中传来。视频的摄像机朝上，灯光紧跟其后。那里耸立着肉色的墙壁，以及竖着的粉红色裂缝。裂缝淌着像口水一样的黏性很高的液体，想要滴到正下方的城市一角。"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "大きすぎる。巨大すぎる。ビルなんて縦にそのまま中に入ってしまうほどその割れ目は大きい。その割れ目は形状からして間違いなく女性器。この異臭も、この巨大な性器から漂ってきていたと思えば納得がいった。",
          "zh_text": "太大了。太巨大了。大楼这种东西，裂缝大得可以竖着插进去。从形状来看，那个裂缝毫无疑问是女性生殖器。想到这个异臭也是从这个巨大的性器飘来的，就能理解了。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "しかし、動画いっぱいに映し出されたその陰部は彼が先日見たばかりのガールフレンドの女性器とは違ってまだ陰毛が生えきっておらず、持ち主のあどけなさをうかがわせる。",
          "zh_text": "但是，在视频中出现的性器与前几天刚看到的女朋友的性器不同，阴毛还没有完全长出来，显示出主人的年幼。"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "揺れが静まり、地鳴りが一旦止まった。",
          "zh_text": "摇晃平静下来，地鸣暂时停止。"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "「ふふ、みなさん、見えてますか？　ちょっと明かりをつけますね……。ありさちゃん、ちょっと電気つけてー」",
          "zh_text": "「呵呵，大家看到了吗？应该稍微亮一点……亚理纱，开一下灯……」"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "「はいはーい」",
          "zh_text": "「好的好的。」"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "突然、街が夜明けを迎えたかのように明るくなった。しかしそれは太陽光ではなくて、まるで蛍光灯のような人工的な光。いや……蛍光灯そのものの明かりだった。",
          "zh_text": "突然，城市像迎来了黎明一样明亮起来。但那不是太阳光，而是像日光灯一样的人造光。不……是日光灯本身的光亮。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "「夜の学校に忍び込んでこんなこと……興奮しちゃう」",
          "zh_text": "「晚上潜入学校做这种事……真让人兴奋。」"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "夜の学校。スマホを片手に窓の外を見上げる。確かに言われてみれば、その空、あるいは天井は、学校でよく見るものと同じだった。",
          "zh_text": "晚上的学校。他单手拿着手机，抬头看着窗外。确实，被这么一说，那天空，或者天花板，和学校里经常看到的一样。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "「気づいてますか？　みなさん、今私たちの学校の机の上の、端っこにいるんですよ。街ごと」",
          "zh_text": "「你们注意到了吗？大家现在就在我们学校的桌子上，整个城市都是。」"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "「ちょっと、もうネタバラシ？　可哀想だよ」",
          "zh_text": "「等一下，这就公布真相？好可怜啊。」"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "下からの空気を震わせるような地震が何度か起きたあと、スマホを片手で構えた別の巨大な女の子がやってくる。カメラで少女の痴態を撮影しているのだ。撮影者は先ほど電灯の電源を入れにいった少女、ありさの声だった。",
          "zh_text": "在发生了几次震颤空气的地震之后，又来了一个单手拿着手机的巨大少女。用相机拍下少女的痴态。拍摄者是刚才去打开电灯的少女亚理纱的声音。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "ありさが街に向かって巨大なスマホのレンズを向けた。そんな少女さえ、少し膝を折っているような姿勢に見える。まるで低い場所を撮影しているかのようだった。",
          "zh_text": "亚理纱把巨大的手机镜头对准城市。就连这样的少女，拍起来都需要屈膝。简直就像在拍摄低矮的地方。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "「自分たちが街ごとれいなちゃんの角オナに使われてるなんて知ったら、気が狂っちゃうよ」",
          "zh_text": "「要是知道自己的整个城市要被玲奈用来桌角自慰，一定会疯掉的。」"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "まるで机の上に街が存在していることが当たり前のように、自分たちが巨大なのではなく、机の上の隅っこで暮らしている街の住民が矮小なのだと決めつけて。",
          "zh_text": "就好像桌子上的城市是理所当然的一样，她们认为自己并不是巨大的，而是生活在桌角的居民是渺小的。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "「いいじゃん、んっ……どうせ、あと、数分……んあっ……と持たない命なんだから」",
          "zh_text": "「好啊，嗯……反正，再过几分钟……嗯……就没有活人了。」"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "再び地鳴りが起き始めた。今まで暗すぎて街の住民たちはわからなかったが、この断続的な揺れがれいなの股間が街にこすりつけられることによって発生していることに気がついてしまう。",
          "zh_text": "地鸣再次响起。到现在为止因为太暗，城市里的居民们不明白，现在才意识到这种断断续续的摇晃是由于玲奈的股间部与城市摩擦而产生的。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "街が住宅街ごと、コンクリート道路ごと、大地ごと少女のあどけない股間によって削り取られていた。",
          "zh_text": "整条住宅道、整条水泥路、整片大地都被少女稚嫩的股间削平了。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「ねえ、私の顔映ってないんじゃない？　まんこと街と私の顔、一緒に映してよ……んは……っ！」",
          "zh_text": "「拿，我的脸没拍上吧？把城市和我的脸一起拍吧……嗯哈……」"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "隣の机に置いたタブレットに目を移しながら、小さな街を並べた机の角で自慰をするれいなが文句を垂れる。同時にその陰唇から愛液が垂れていたことには彼女たちは気が付かない。",
          "zh_text": "用放置着城市的桌角自慰的玲奈一边把目光移向放在旁边桌子上的平板电脑，一边抱怨道。与此同时，她们并没有注意到爱液正从她的阴唇中滴下。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "住民からもその画面が見えてしまうほど巨大なタブレットでは、他の多くの生放送のように、巨大少女の自慰の様子が流されていた。しかしその視点は街に住む者からのものではなく、明らかな遥か上空……間違いなくあの巨大な少女のスマートフォンが撮影している映像である。",
          "zh_text": "巨大到连居民都能看到画面的平板电脑上，像其他直播节目一样，播放着巨大少女自慰的样子。但这不是来自住在城市里的人，而是明显的遥远上空……毫无疑问是那个巨大少女的手机拍摄的影像。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「無茶言わないでよー。街がこんなに小さいんじゃ、まんこと一緒に映すのだって大変なんだよ」",
          "zh_text": "「别乱说了，城市这么小，要拍在一起可不容易啊。」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "スマホのカメラに性器と街を映そうとすると彼女らの顔は映すことができず、すべてを映そうとズームアウトすると街がゴミクズの集まりのように映ってしまって面白みがない。",
          "zh_text": "如果手机相机想拍到性器和城市，就拍不到她们的脸，如果想拍到全部，就会把城市拍成垃圾一样，毫无趣味。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "「あ、私たちを実況してる人がいる、やっほー」",
          "zh_text": "「啊，有人在看我们，太棒了。」"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「んっ……やだ……興奮する……はあっ」",
          "zh_text": "「嗯……讨厌……兴奋起来了……啊。」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "タブレットを操作した撮影者の少女が、一度自分たちの生放送から別の人物の放送に切り替える。それは彼がスマホで視聴していた地元の大手生主のものだった。",
          "zh_text": "操作平板电脑的拍摄者少女，从自己的现场直播切换到其他人物的直播。那是他正在用智能手机观看的当地一位大主播的节目。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「うわ、俺じゃん……」",
          "zh_text": "「哇，这不是我吗……」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "耳に入れたイヤホンから男性の不安げな声がする。",
          "zh_text": "从塞进耳朵的耳机里传来男性不安的声音。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「んーと、あのへんじゃない？　ねえ、れいな、ちょっといい？」",
          "zh_text": "「嗯……应该是那个地方吧？喂，玲奈，可以吗？」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「え、ありさちゃん、なにす……あひゃっ！！」",
          "zh_text": "「啊，亚理纱，你在干什么……啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "器用に片手に撮影用のスマホを持ったまま、れいなの愛液を直に指に絡める。そして彼が今現在視聴している生主の頭上に指を持ってきた。",
          "zh_text": "灵巧地一手拿着摄影用的手机，将玲奈的爱液直接用手指接住。然后把手指伸到正在观看的主播头上。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "男性が息を絶え絶えにして走って逃げる。助けを求める声と足音、カメラを振り回すガタガタとした音がイヤホン越しに聞こえてくる。愛液が絡められた巨大な指はなおも男性の頭上から動かない。男性が走っても、相対的にはたいして指から離れていないのだから。",
          "zh_text": "男人气喘吁吁地逃跑。隔着耳机传来求救声、脚步声和挥舞照相机的咔嗒咔嗒声。缠绕着爱液的巨大手指依然在男人头上一动不动。即使是跑步，相对来说也不会离开手指太多。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「ねっとり爆弾、投下しまーす」",
          "zh_text": "「我要投下粘液炸弹了。」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "彼が耳に入れていたイヤホンから爆弾が落ちたような音が聞こえ、とっさにイヤホンを取り外す。耳が痛かった。画面を見る。今の今まで実況生中継を映し出していたスマホの画面には、ただ暗黒と白いコメントしか流れていない。動画を撮影していた男に愛液が落下、映像が途絶えてしまったのだ。",
          "zh_text": "听到耳朵里的耳机里传来炸弹掉落般的声音，他立刻取下耳机。耳朵很痛。看了看画面。刚才还在播放实况直播的手机屏幕上，只有黑暗和白色的评论。因为爱液掉到正在拍摄视频的男子身上，视频就中断了。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "れいなの身震いで地震が一際大きくなる。",
          "zh_text": "玲奈浑身发抖，地震变得更大了。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「すごすぎ……ああっ！」",
          "zh_text": "「太厉害了……啊！」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「あーあ。れいなちゃんのえっちな汁で家がいくつか吹っ飛んじゃったよ。さっきの生主かわいそ」",
          "zh_text": "「啊——啊，玲奈的爱液吹飞了好几家人，刚才的主播好可怜。」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "タブレットでそれを視聴していた彼女の興奮が最高潮に達する。自分の愛液が小さな命を吹き飛ばす瞬間を小人視点で見ることができてぞくぞくした。",
          "zh_text": "用平板电脑看那个的她兴奋到了极点。能以小人的视角看到自己的爱液吹飞小生命的瞬间，让她很激动。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "身震いした彼女の表情は背徳感から恍惚に染まっていたが、机の角で自慰を見せつけられている街の住民たちからはそれを拝むことはできない。視界を埋め尽くすのは性器。ただそれだけ。",
          "zh_text": "她浑身发抖，表情因背德感而恍惚，但在桌角被她用来自慰的居民们却无法接受。充满视野的是性器。仅此而已。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "彼は先ほど命のついえた男性の真っ暗になった生放送から別の生放送を探しにバックボタンをタップする。やけに来場者の多い生放送が目に止まった。",
          "zh_text": "他从刚才丧命的男性的一片漆黑的直播中，为了寻找其他的直播，按下了后退键。一个现场直播吸引了很多参观者。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "放送者のユーザ名は、ありさ。中を見てみると案の定、巨大少女視点の映像だった。",
          "zh_text": "主播的用户名是亚理纱。点进去看了看，果然不出所料，是巨大少女视角的影像。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "その映像に映っているのは本当に小さな街。れいなが立ったまま股間をこすりつけてよがっている机の角に置かれたとても矮小な、それでいて広大な一つの街だった。",
          "zh_text": "那个影像里出现的是真的很微小的城市。那是一个非常微小，却又非常广阔的城市，就放在玲奈站着用两腿蹭着的桌角上。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "自分がこの矮小な街の中に今現在いるのだと頭ではわかっていても、現実味がなさすぎて理解できない。理解を拒否しているのだ。徐々に脈拍が上がってくる。まるで心臓がすぐ近くにあるようだ。いつ自分がこの幼い性器の餌食になってしまうのか、恐怖でしかなかった。",
          "zh_text": "虽然知道自己现在就在这个微小的城市里，但因为太不现实而无法理解，拒绝理解。脉搏渐渐加快。好像心脏就在附近一样。什么时候自己会成为这稚嫩的性器的饵食呢，心里只有恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「ん～っ！！　もう我慢できない……っ！！」",
          "zh_text": "「嗯~ ！！我已经忍不住了……啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "れいなが突然声を上げ、街が今までにない巨大地震に襲われる。机の足が浮かび上がるほどに力強く素早い角オナニーが始まったのである。ガタガタと机が持ち上がる音が学校の教室に響いていた。",
          "zh_text": "玲奈突然大叫一声，城市被前所未有的巨大地震袭击了。她开始了有力而快速的桌角自慰，以至于桌脚都抬起来了。课桌咔嗒咔嗒的声音在学校的教室里回响。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "彼からは、窓の外で爆発音が轟き火の手が上がっているのが見えた。窓の外、れいなが街を使った角オナをしているのは、動画の中の出来事ではなくて、現実なのだと彼はやっと理解することに成功する。しかし遅すぎたということはない。なぜなら、逃げ出す方法なんてものは端から存在していないのだから、早く気がついたところで意味はないのだ。",
          "zh_text": "他看到窗外传来轰隆的爆炸声，火光冲天。他终于成功地理解了窗外，玲奈在用城市自慰，这不是视频里的事情，而是现实。但也不算太晚。因为从一开始就不存在逃跑的方法，所以早发现也没有意义。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "理性という枷の外れた女性器はとどまることを知らず、どんどんと机の上の街をすりつぶしていく。愛液で絡め取られた車や家々が性器にこびりついたり、あるいは中まで飲み込まれてしまったりした。街がなくなった場所にあるのがゴツゴツした岩などでなく、ただの木製机の表面なのは当たり前でありながらも滑稽に見える。",
          "zh_text": "摆脱了理性枷锁的性器不知停歇，不断地在桌上的城市上摩擦。被爱液缠住的车辆和房屋粘在性器上，甚至都被吞到了里面。没有了城市的地方，出现的不是坚硬的岩石，而是普通的木制桌面，这是理所当然的，但看上去却很滑稽。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「あっ、あああっ！！　……っはあ……」",
          "zh_text": "「啊，啊啊啊！！……啊哈……」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "少女がもっとも大きなの嬌声をあげたあと、静かに息を吐き出す。",
          "zh_text": "少女发出最大的娇声后，静静地吐出一口气。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "れいなが絶頂に達したそのとき、街の住民から見た世界はねばついた液体で染め上げられていた。少女の股間から吐き出された愛液に、自動車や家、人々はなすすべもなく飲み込まれ、流されていく。",
          "zh_text": "在玲奈达到高潮的那一刻，在城市里的居民看来，世界被黏稠的液体填满了。汽车、房子、人们被少女从大腿间吐出来的爱液吞没，随波逐流。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「うわぁ……れいなちゃんのお汁で街が水浸しだぁ……」",
          "zh_text": "「哇……玲奈的爱液把城市都淹没了……」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「ふぁ……もう、恥ずかしいから見ないでよ」",
          "zh_text": "「呼……真是太丢人了，不要看了。」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「いやいや、自分で公開オナニーしておいて、恥ずかしいって……ほら、これで拭いて。そんでパンツはいて。帰るよ」",
          "zh_text": "「不不不，明明自己公开自慰，还说不好意思……给，用这个擦吧。然后把内裤穿上。要回去了。」"
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          "ja_text": "「はぁい」",
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          "ja_text": "科学の発展により、人類は出生率・寿命を長いものにしていく。そして世界の人口は常に増え続けた。",
          "zh_text": "随着科学的发展，人类的出生率和寿命越来越高。而且世界人口一直在增长。"
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          "ja_text": "地球の土地がなくなって、いたるところに埋立地や規格外の超高層ビルが立ち並ぶ。",
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          "ja_text": "加えて、地球に住むほぼすべての人間たちが裕福な家庭を築く今、簡単にゴミを捨てるようになっていく。さらにはプライベートな空間を持ちたがるようになる。",
          "zh_text": "再加上，在地球上几乎所有的人都拥有富裕家庭的今天，人们开始轻易地丢弃垃圾。进而变得想拥有私人空间。"
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          "ja_text": "人は増えるのに、刻一刻と住む場所が減っていく。お役人たちは考えに考えを重ねた。犯罪に対して死刑のみを執行してはどうか、それだけではなく無作為に選んだ人間を殺して処分するのはどうか。そんな物騒な話が持ち上がるほどに、事態は深刻を極めていた。",
          "zh_text": "人越来越多，可居住的地方却越来越少。官员们思来想去。对犯罪只执行死刑如何？不仅如此，对随机挑选的人进行杀害处理如何？事态发展到如此令人不安的地步。"
        },
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          "ja_text": "これらの物騒な議論に終止符を打ったのが一人の科学者。山積みになった問題に立ち向かうべく彼が立案したのが、「人類縮小化計画」である。",
          "zh_text": "为这些令人不安的争论画上句号的是一位科学家。面对堆积如山的问题，他制订了「人类缩小化计划」。"
        },
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          "ja_text": "すでに物体を縮小する技術は存在していた。ただそれを生物、とくに人間に使うのは倫理的に問題がある。しかし、死刑にする、処分するなんて考え方が当たり前のように出てくるような現状では、人間を縮小してしまうのは大して問題にならないとされ、「人類縮小化計画」はすぐに実行に移された。",
          "zh_text": "缩小物体的技术早已存在。只是，把它用在生物身上，特别是人身上，是有伦理问题的。但是，在死刑、处死的想法已经成为理所当然的现实的情况下，将人类缩小并不是什么大问题，于是「人类缩小计划」立刻付诸实施。"
        },
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          "ja_text": "フェーズ1、ラットの縮小。フェーズ2、ラットの群れの縮小。フェーズ3、無人の建物縮小。フェーズ4、無人島縮小。フェーズ5、無人集落縮小。",
          "zh_text": "阶段1，缩小老鼠。第二阶段，缩小鼠群。第三阶段，缩小无人建筑。第四阶段，缩小无人岛。第五阶段，缩小无人村落。"
        },
        {
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          "ja_text": "計画は順調に成功を重ね、ついに都市を縮小できるレベルまで進んだ。そして最後、フェーズEXとして、あらかじめ被験者たちを住まわせて用意した大規模な都市の縮小が決定した。",
          "zh_text": "计划不断取得成功，终于达到了可以缩小城市规模的程度。最后，作为阶段EX，决定缩小预先准备好的被实验者居住的大规模城市。"
        },
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          "ja_text": "そして試験開始から半年を迎えた某日。同時期にフェーズを重ねていた転送装置の実験と合わせ、数百人に及ぶ被験者の暮らす街が縮小、そして転送されることになった。",
          "zh_text": "然后在实验开始半年后的某一天。叠加同一时期的传送装置实验，对多达数百被实验者生活的城市进行缩小传送。"
        },
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          "ja_text": "空は快晴。実験都市では、様々な小型装置を取り付けられた被験者が、いつもどおりに過ごしつつも、刻一刻と近づいてくるその時に緊張している様子がうかがえる。",
          "zh_text": "天空晴朗。在实验城市中，被安装了各种各样的小型装置的被实验者，虽然和往常一样生活，但也可以看出他们每时每刻都在接近的紧张状态。"
        },
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          "ja_text": "科学者たちは殺風景な部屋が映し出されているモニタに目を見やる。",
          "zh_text": "科学家们盯着放映着简陋房间的监视器。"
        },
        {
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          "ja_text": "「被験者、全員健康状態に問題ありません」",
          "zh_text": "「所有被实验者的健康状况都没有异常。」"
        },
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          "ja_text": "「縮小装置、異常ありません」",
          "zh_text": "「缩小装置没有异常。」"
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          "ja_text": "「転送装置も同じく問題ありません」",
          "zh_text": "「传送装置也没有异常。」"
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          "ja_text": "「ではこれより、対象物を特別実験室へ縮小転送する」",
          "zh_text": "「那么，从现在开始，把对象缩小传送到特别实验室。」"
        },
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          "ja_text": "各担当技術者たちが問題がないことを確認し合う。プロジェクトリーダーの指示で転送が開始された。",
          "zh_text": "各负责技术人员互相确认没有问题。在项目负责人的指示下开始了传送。"
        },
        {
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          "ja_text": "実験都市で日々を過ごしていた人々から見れば、とくに変化はなかった。まばゆい光に包まれたわけでもなければ激しい痛みが襲ったわけでもない。ただ一瞬のうちに実験都市の外の風景が変わった。その瞬間自分たちが縮小転送されたという事実に、彼らはなんら驚きはしない……はずだった。",
          "zh_text": "对每天在实验城市生活的人们来说，并没有什么变化。既没有被耀眼的光芒包围，也没有剧烈的疼痛袭来。只是一瞬间，实验城市外的风景变了。对于那一瞬间自己被缩小传送的事实，他们并不感到惊讶……本应如此。"
        },
        {
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          "ja_text": "プロジェクト班では大騒ぎが起きていた。",
          "zh_text": "项目组内部掀起了一阵骚动。"
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          "ja_text": "「なに！？　転送先に都市が移動していない？」",
          "zh_text": "「什么？ ！城市没有移动到预定地点？」"
        },
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          "ja_text": "「は、はい……転送先の座標が一桁間違っていたみたいで」",
          "zh_text": "「是、是的……传送地址的坐标好像错了一位。」"
        },
        {
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          "ja_text": "あらかじめ用意しておいた特別実験室の天井にセットされたカメラが撮影しているはずのモニタには、一切のものが映っていない。ただ殺風景な部屋が今まで通り存在しているだけだった。",
          "zh_text": "事先准备好的特别实验室的天花板上有摄像机拍摄的监视器上，只有一间煞风景的房间一如既往地存在着。"
        },
        {
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          "ja_text": "たかが一桁。しかし転送装置の座標は膨大な桁数の英数字の羅列なのだ。座標を見る限り日本であることは間違いないが、どこに転送されたのかを探し出すのは一苦労だった。",
          "zh_text": "只差一位数，但是传送装置的坐标是庞大位数的数字的罗列。从坐标上看，肯定是日本，但要找出被传送到哪里却费了一番功夫。"
        },
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          "ja_text": "「被験者に連絡をとります！」",
          "zh_text": "「我们要联系实验对象！」"
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          "ja_text": "*",
          "zh_text": "***"
        },
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          "ja_text": "一人の少女が自室でオナニーをしていた。",
          "zh_text": "一名少女在自己的房间里自慰。"
        },
        {
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          "ja_text": "まだオナニーという言葉さえ知らない無垢な少女だ。彼女の自慰は単純に指でいじることから始まって、次に床にこすりつけることを覚え、月日を重ねるごとに過激に玩具を求めるようになり……いつしか電車やバスといった細長い模型を押し当てるようになっていた。今もパンツ越しに手頃なサイズのバスのおもちゃで息を荒く股間を刺激しているところである。",
          "zh_text": "她还是连自慰这个词都不知道的纯真少女。她的自慰从单纯地用手指摩擦开始，接着学会了蹭地板，日积月累，变得过分地追求玩具……不知不觉间，电车和巴士之类的细长模型也开始按在上面了。现在也隔着内裤，用尺寸适中的玩具呼吸急促地刺激着股间。"
        },
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          "ja_text": "仰向けになって天井を仰ぐその表情は、赤らめながら力なく呆けていた。",
          "zh_text": "她仰面朝天地望着天花板，脸上泛红，无力地呆滞着。"
        },
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          "ja_text": "真四角なバスの刺激に飽きた頃、彼女は上を向いたまま横に手を伸ばす。乱雑に置かれた模型の数々の一つを手に取り、股間に押し当てて別の感覚を楽しみながらよがる。たまたま手に取った新幹線のとがった感触に、彼女は唇を噛みしめた。",
          "zh_text": "当她厌倦了四四方方的公交车带来的刺激时，她仰着头向旁边伸出了手，拿起杂乱摆放的模型中的一个，把它按在股间，享受着另一种感觉。偶然拿在手上的新干线尖尖的触感，让她咬紧了嘴唇。"
        },
        {
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          "ja_text": "「んんっ……」",
          "zh_text": "「嗯……」"
        },
        {
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          "ja_text": "と、そんな少女のプライベートな空間に一つの都市が転送されてくる。そのサイズはあまりにも小さく、模型よりも存在が矮小である。少女はそれに気づかないまま、自慰を続けていた。",
          "zh_text": "这时，一个城市被传送到少女的私人空间。城市的尺寸太小，比模型还小，所以少女没有意识到这一点，继续自慰。"
        },
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          "ja_text": "この人類縮小化計画は、元が前例のない大規模な実験。予想だにしない緊急事態が起きてもおかしくない。縮小転送された街の人々はパニックに陥った。",
          "zh_text": "这个缩小人类的计划，原来是史无前例的大规模的实验。发生预想不到的紧急情况也不奇怪。缩小传送的城市里的人们陷入了恐慌。"
        },
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          "ja_text": "目の前で巨大な少女が痴態を晒すなんて、当然ながらこの健全なプロジェクトの予定にない。想定通りに進んでいないことは、素人目に見ても明らかだった。",
          "zh_text": "巨大的少女在自己面前暴露痴态，当然不属于这个健全项目的计划。即使是傻子也能清楚地看到，事情并没有按照预想的那样发展。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "1000分の1に縮小転送されることになっていた彼らは、パニック状態の頭で単純計算する。彼女の身長は、自分たちから見ておよそ1.3km。スカイツリーなんてゆうに超える身長を持ってその場に横たわる幼子に恐れおののいた。その上、彼女が股間に押し当てている新幹線の模型さえ縮尺100分の1……この縮小された街には大きすぎる。",
          "zh_text": "被缩小传送成千分之一的他们，用恐慌状态的头脑进行单纯的计算。从他们的角度看，她的身高约为1.3公里。一个身高足足超过天空树的幼女躺在那里，吓得他们战栗不已。而且，她压在股间的新干线模型的比例也只有百分之一……对于这个缩小城市来说太大了。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "やがて、彼女は模型の新幹線の刺激にも飽き、次のモノを探し求めて同じように天井を仰いだまま手を伸ばす。そこにあったのは、今しがた転送されてきたばかりの小綺麗な縮小都市。",
          "zh_text": "不久，她也厌倦了新干线模型带来的刺激，同样仰望着天花板伸手摸索下一个。那里是刚刚转送过来的漂亮的缩小城市。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかし綺麗な姿もすぐ変貌する。街の一角を簡単に覆い尽くすあどけない手は、そこで生活していた被験者と実験都市の建設物をまとめて削っていき、廃墟に変えてしまった。",
          "zh_text": "但是，美丽的样子马上会发生改变。简单地覆盖城市一角的天真无邪的手，把在那里生活的被实验者和实验城市的建设物一起削去，变成了废墟。"
        },
        {
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          "ja_text": "手が巨大ショベルのように街をすくったあとは、もはや何も残されていなかった。少女が触れなかった部分とめくりとっていってしまった部分。削り持ち去られた場所には別の区画があったわけではないので、当然境のようなものはない。まだ形ある一角と同じように、つい数秒前まで同じ一つの場所だった。ただその一部が欠けただけなのだ。",
          "zh_text": "手像巨大的挖掘机一样铲过街道之后，已经什么都没有留下了。"
        },
        {
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          "ja_text": "いつこちら側が同じ状態になってしまうのかと恐怖した被験者たちは、街の外へと一目散に駆け出し始める。",
          "zh_text": "害怕这边什么时候会变成同样的状态的实验者们，开始一溜烟地往城外跑。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女は砂のような瓦礫の感触に違和感を覚え、顔を横に向ける。都市に呼気がかかり、建物の看板や街灯が吹き飛ばされる。",
          "zh_text": "少女感觉沙砾般的触感有些异样，把脸转向一旁。呼出的气吹向城市，吹飞了建筑物的招牌和路灯。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女はすぐそばに普段とは違うおかしなおもちゃがあることに気がついて首を傾げたが、今はそんなことどうでもいい。縮小都市の瓦礫をそのまま、自分の股間に押し当ててしまった。しかしあまりにもろく、小さな命とともに一瞬で消えてなくなってしまう。",
          "zh_text": "她注意到旁边有个和平时不一样的奇怪玩具，歪了歪头，但现在这些都不重要了。缩小城市的瓦砾就这样压在了自己的股间。但是它太脆弱了，和渺小的生命一起瞬间消失。"
        },
        {
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          "ja_text": "叫び声は科学者たちに対する怒りの声が多かったが、それも知らず知らずのうちに死への恐怖に対する悲鳴に変わっていった。",
          "zh_text": "虽然叫喊大多是对科学家们的愤怒，但在不知不觉中变成了对死亡恐惧的悲鸣。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかしここは少女のプライベート空間でしかないのだ。少女の自室。ただそれだけの空間には当然ながら現在進行形で自慰をしている少女以外誰もおらず、被験者たちの助けを求む声を聞きつける者はいなかった。",
          "zh_text": "但这里只是少女的私人空间，少女的房间。在这么大的空间里，当然除了正在自慰的少女之外没有任何人，也没有人听到受试者的呼救。"
        },
        {
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          "ja_text": "その間にも、無垢な彼女の何気ない動きで街が壊れる。寝返りをうち、先ほどよりも強い呼吸音が響いた。息を吹きかけられたビルが傾き倒れ、街路樹や公園の遊具、そして住宅の屋根がめくり上がって巻き上がった。合わせて数多の命がその強風という圧力だけに押しつぶされて、当たり前のように潰えていく。",
          "zh_text": "在这期间，纯洁的她不经意的举动破坏了整个城市。她翻了个身，发出比刚才更强烈的呼吸声。被吹到的大楼倾斜倒下，行道树、公园的游乐设施以及住宅的屋顶都被掀了起来。无数的生命被强风的压力压垮，理所当然地死去。"
        },
        {
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          "ja_text": "矮小な都市の感触に味をしめた少女がごろりと転がって街に向かう。その巨体が地鳴りを響かせながら、広大な範囲にのしかかった。先ほど手で削り取られでこぼこしていた大地は、たったひとりの少女の体重によって平地にならされてしまう。",
          "zh_text": "尝到了缩小城市触感的少女咽了一口唾沫走过去。巨大的身躯发出地鸣，压向广阔的范围。刚才被手削得凹凸不平的大地，因为少女的体重而变成平地。"
        },
        {
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          "ja_text": "空気が衝撃波を伴って揺れた。少女が縮小都市の上で四つん這いになったのだ。",
          "zh_text": "空气伴随着冲击波摇晃。少女匍匐在缩小都市之上。"
        },
        {
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          "ja_text": "四つん這いになった彼女は、部屋に広がるもろいミニチュア都市を興味深く見つめながら、中の人々に自らその巨躯を見せつける。半袖シャツから伸びる白い腕。スカートを脱ぎ捨てたままさらけ出されたパンツ。セミロングヘアの頭の先から素足まで、空が少女そのものに置き換わっていた。",
          "zh_text": "趴在地上的她饶有兴趣地凝视着房间里那座脆弱的缩小城市，向里面的人展示着自己庞大的身躯。从短袖衬衫里伸出的白皙手臂。脱掉裙子露出来的内裤。从半长发的头到光着的脚，天空变成了少女本身。"
        },
        {
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          "ja_text": "とくに被験者たちの目を惹いたのは、湿ったパンツをまとった股間だった。それは性的興奮からでもあったが、一番はそこが放つ悪臭によるもので、男衆の一人もよろこんでいない。",
          "zh_text": "尤其引人注目的是穿着潮湿内裤的股间。这固然是出于性兴奋，但最主要的还是那里散发出的恶臭，没有一个男人喜欢。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "再び空気が震え出す。少女が腕立て伏せの姿勢になって巨体を下へと降ろしていく。やがて彼女は自分の股間を住宅や雑居ビルの密集した区画へ押し当て、恥ずかしげもなくこすりつけ始めた。",
          "zh_text": "空气再次颤抖起来。少女以俯卧撑的姿势将庞大的身体往下压。不久，她把自己的股间抵在住宅和商住楼密集的区域，毫无羞耻心地蹭了起来。"
        },
        {
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          "ja_text": "人間の営みを再現した実験都市が一人の少女の快楽となって消えていく。数兆円をかけて用意された実験都市は、今や彼女の玩具も同然の存在となり、その価値を徐々に失っていった。",
          "zh_text": "体现人类科技顶点的实验城市成为一个少女的快乐消失。花费数万亿日元准备的实验城市，现在就像她的玩具一样，渐渐失去了价值。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あはぁ……気持ちいい……んっ」",
          "zh_text": "「啊哈……好舒服……嗯。」"
        },
        {
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          "ja_text": "かつてない微細な快感に身をよじる。彼女がびくりと震えるたびに衝撃波を放ち、被験者は粉砕された瓦礫とともにゴミのように吹き飛んだ。",
          "zh_text": "从未有过的细微快感让她扭动身体。每当她一颤抖，就会发出冲击波，被实验者和粉碎的瓦砾一起，像垃圾一样被吹飞。"
        },
        {
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          "ja_text": "巨大な股間が前進と後退を繰り返す。住宅やビルはもちろん、住宅の敷地内に止まっていた自家用車や、バスターミナルのバスも、等しくパンツのブルドーザーに巻き込まれていく。少女のパンツとコンクリートに板挟みにされた車やバスは一瞬で鉄板と化し、摩擦で溶けてパンツに張り付いた。",
          "zh_text": "巨大的股间反复前进和后退。住宅和大楼自不必说，就连停在住宅区内的私家车、公共汽车总站的公交车，也同样被卷入内裤推土机中。被少女的内裤和水泥夹在中间的汽车和公交车瞬间变成了铁板，在摩擦中融化，粘在了内裤上。"
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        {
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          "ja_text": "「んんっ……んあぁ！！」",
          "zh_text": "「嗯……嗯啊！！」"
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          "ja_text": "少女が絶頂を迎えた。布越しに愛液が吹き出して、元住宅街だった瓦礫の山、都市の一角を押し流す。",
          "zh_text": "少女迎来了高潮。爱液隔着布喷涌而出，冲毁了曾经是住宅区的瓦砾山、城市的一角。"
        },
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          "ja_text": "摩擦で溶けた鉄板やコンクリート類は、この人肌の粘液によって再度凝固した。しかし元の原型は当然ながら残っておらず、これらが自動車やバスだった、あるいは舗装道路のコンクリートだったとは、到底思えない。",
          "zh_text": "因摩擦而熔化的铁板和混凝土等物质，在人体黏液的作用下再次凝固。但是，原本的形状当然没有保留下来，无论如何也不会认为这些是汽车或巴士，或者是水泥路面。"
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          "ja_text": "数百人いた被験者は、一人残らずごく普通の少女のオナニーに巻き込まれて死亡。正式には行方不明扱いになって、プロジェクトは凍結された。",
          "zh_text": "数百名被实验者，全都被卷入极其普通的少女的自慰中而死亡。正式被当作失踪处理，项目被冻结。"
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          "ja_text": "突如、彼らの世界は暗転した。",
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          "ja_text": "通勤中のサラリーマンを詰め込んだ電車は緊急停車し、信号が機能しなくなった交差点では衝突事故が多発。この数分だけで多くの死者が出た。",
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          "ja_text": "「縮小転送が完了しました。復元スイッチはこちらになります」",
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          "ja_text": "「えへへ、ありがとうございます～」",
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          "ja_text": "カンナは目当てのものを購入し、店員に料金を支払う。頑張ってためたお小遣いを手放すのは惜しかったが、これからは毎日が楽しくなる。そう思えば安い出費だった。",
          "zh_text": "神奈买了想买的东西，向店员支付费用。虽然舍不得花掉努力攒下的零花钱，但今后的每一天都会过得很开心。这么一想，确实是一笔很划算的支出。"
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          "ja_text": "彼女は今しがた購入した小人の街の中をながめて、これからしようと考えていることを思う。いたずらな笑みを浮かべながら帰路についた。",
          "zh_text": "她望着刚刚买的小人城市，想着接下来要做的事。带着调皮的笑容踏上了归途。"
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          "ja_text": "玄関で靴を脱ぐ。一度はそのまま自室へ向かおうとした。しかし、立ち止まって振り返り、うさぎ跳びの要領で自分の靴の前まで戻ってきた。自分の靴の中の汚れを見つめ、唾を呑み込む。",
          "zh_text": "在玄关脱鞋，本来想直接去自己的房间。但是，她还是停下脚步，回过头来，兔子跳地回到自己的鞋前。盯着自己鞋里的污渍，咽了一口唾沫。"
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          "ja_text": "彼女は22.5cmの文字が入ったの自分の靴に、自身の鼻を近づける。汗と繁殖した菌が放つものすごい悪臭で鼻が曲がりそうになった。これも遊びに使えるかもしれない。そう思い至ったカンナは玄関で脱ぎちらした靴を揃えて空いた手に持ち、小人の街と一緒に部屋まで運んでくる。",
          "zh_text": "她把鼻子凑近印有22.5cm字样的鞋内。汗水和繁殖的细菌散发出的恶臭让鼻子都要坏掉了。这个也许也可以用来玩。想到这里，神奈把脱在玄关的鞋子拿在空手里，和小人城市一起搬到房间里来。"
        },
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          "ja_text": "箱庭に幽閉された小人の街を床に置き、サイズを少し大きくした。",
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          "ja_text": "「こんにちは、虫けらさん！　私は今とってもストレスが溜まっています！　なので～、私のストレス解消に付き合ってもらいますね」",
          "zh_text": "「你好，虫子们！我现在压力很大！所以，请陪我消除压力吧。」"
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          "ja_text": "購入した街に潜んでいる小人たちを虫けら呼ばわりする。この街はストレスを解消するために開発された玩具で、自在に大きさを変えたり、復元することができるようになっていた。少々値が張るものだったが、子どもでも何ヶ月か小遣いを貯めれば最小規模の街くらいなら購入することができる価格設定になっている。",
          "zh_text": "把住在购买的城市里的小人称为虫子。这个城市是为了消除压力而开发的玩具，可以自由改变大小，也可以复原。虽然价格有点贵，但即使是孩子，只要攒几个月的零用钱，也能买到最小规模的城市。"
        },
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          "ja_text": "口をつり上げて、上着のボタンを外し始める。控えめな胸がブラジャーに包まれた状態で大気に晒された。胸元と脇から汗臭い水蒸気が立ちのぼり、小人たちには新たな雲が形成されていくように見えた。",
          "zh_text": "她噘着嘴，开始解开上衣的扣子。胸部在胸罩的包裹下暴露在大气中。胸口和腋下冒着汗臭味的蒸气，在小人们看来，又形成了新的云层。"
        },
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          "ja_text": "上着を放り投げる。電柱が折れ、住宅が潰れ、命が潰えた。スカートを脱ぐときに片足ずつ持ち上げてまた降ろすだけで地震が起き、街が崩壊していった。",
          "zh_text": "把上衣扔了进去，折断电线杆，压塌住宅，杀死生命。脱裙子的时候，只要一只脚抬起再放下，就会发生地震，城市就会崩塌。"
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          "ja_text": "カンナは楽しそうに小人に話しかける。",
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          "ja_text": "「私がお着替えするだけで街が壊れちゃうなんて、哀れですね～」",
          "zh_text": "「我只是换了件衣服，城市就被破坏了，真可怜啊。」"
        },
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          "ja_text": "返事は返ってこなかった。彼らはただ逃げ回ることに必死で、怒号さえもあげる余裕がない。30年のローンが残っていた新築の家をスカートの下敷きにされた家族も、収穫間近だった果実の果樹園を踏み荒らされたその持ち主も、怒りよりも恐怖が勝っていた。",
          "zh_text": "没有回答。他们只顾着逃跑，连怒吼的时间都没有。无论是还剩30年贷款的新房被压在裙下的人，还是即将收获的果园被踩扁的人，恐惧都超过了愤怒。"
        },
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          "ja_text": "下着姿になったカンナは、腕を背中に回してブラのホックを外す。途端、控えめな胸がその存在を主張するように揺れ、大気を震わせた。",
          "zh_text": "只穿着内衣的神奈将手臂绕到背后，解开了胸罩的挂钩。刹那间，她那胸部仿佛在宣示着自己的存在，震动着整个大气。"
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          "ja_text": "「ふふ、私の汗をたくさん吸ったブラジャーです。ここに置いちゃいますよ～、逃げなくていいんですか？」",
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          "ja_text": "今度は返事を聞く気もなかったし、聞く必要はなかった。なぜなら街の中のどこにブラジャーを置いても、誰かが死ぬ。カンナにとって小人の命は悪い意味で平等だ。どの小人が命を失っても関係がない。",
          "zh_text": "这次不想听回答，也没必要听。因为不管把胸罩放在城市的哪里，都会有人死亡。对神奈来说，小人的生命在贬义上是平等的。哪个小人死了都没关系。"
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          "ja_text": "ブラジャーで頭上を覆われた小人たちはパニックに陥る。一直線にブラジャーの影の外に逃げ出そうと、自動車やバイクを猛スピードで走らせて仲間をひき逃げする人などがいて、いくらかカンナが直接的な原因となっていない犠牲も出た。",
          "zh_text": "被胸罩盖住头顶的小人陷入了恐慌。有的人为了直接逃到胸罩的阴影之外，开着汽车或摩托车飞快地追赶同伴，出现了一些不是由神奈造成的伤亡。"
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          "ja_text": "ぱさり。カンナがブラジャーから手を離す。今の今まで自分のおっぱいを包み込んでいた下着が、街を包み込み、人々を押しつぶしていく。彼女は嗜虐心が大いにくすぐられた。",
          "zh_text": "啪。神奈松开了胸罩。以前包住自己胸部的内衣，现在包住了街道，压扁了人们。她嗜虐心大发。"
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          "ja_text": "「んふふ、何人死んじゃったのかな。まだ私はお着替えの途中なんですけどね」",
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          "ja_text": "言いながら靴下に覆われた片足を上げて、パンツに手をかけた。カンナが片足を持ち上げただけで今まで足の下にしていた瓦礫が巻き上がる。その瓦礫は、少女の汗と細菌の臭いが染み付いていた。",
          "zh_text": "边说边抬起被袜子包裹的一只脚，手搭在内裤上。神奈只要抬起脚，脚下的瓦砾就会被带起来。那瓦砾沾满了少女的汗水和细菌的气味。"
        },
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          "ja_text": "今度は少女の恥部を包んでいた物体が落ちてくると考えた小人たちは、心が絶望に染められていく。ただのパンツで、恥ずかしいところを隠すための布で、自分たちの命は失われるのだと。",
          "zh_text": "小人认为这次包裹着少女耻部的物体会掉下来，内心被绝望浸透。只是一条内裤，一块遮羞的布，就会夺去自己的生命。"
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          "ja_text": "パンツを見上げられるのは構わない。しかし彼女は一度、自分の女性器を確認してそのグロテスクさに失神しそうになったことがある。ストレス発散のために小人を玩具にしてしまうカンナも、その心の隅にはしっかり乙女チックな部分があるのだ。自分の股の間にあんなグロテスクな部分がついていることを、相手が小人であっても知られたくはない……そんな気持ちがわずかながらあった。",
          "zh_text": "被人看到内裤也没关系。但有一次，她在确认自己的性器时，被这种怪诞感差点吓晕过去。为了纾解压力而把小人当成玩具的神奈，内心也有很少女的部分。即使对方是小人，也不想让对方知道自己两腿之间有那么诡异的部分……这样的想法虽然不多，但还是有的。"
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          "ja_text": "パンツを脱ぐのを辞めたカンナは片足を上げたまま、自分の足の臭いを嗅ごうとする。バランスがくずれて何度か片足ジャンプをしてしまう。いくつもの住宅を踏み潰したが、今更街の様子なんて気にもしない。",
          "zh_text": "放弃脱内裤的神奈抬起一只脚，想闻闻自己的脚臭，却失去平衡，单脚跳了好几次。虽然踩坏了几栋住宅，但事到如今，她已经不在乎城市里的情况了。"
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          "ja_text": "「くんくん。くさっ！」",
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          "ja_text": "先ほど嗅いだばかりなので本当は声を上げるほどにも思わなかったのだが、あえてその事実を小人に伝えるために声をあげた。小人が怯えている。",
          "zh_text": "因为刚才才闻过，所以本来没有必要叫出声来，但为了把这个事实告诉小人，她故意叫出声来。小人在害怕。"
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          "ja_text": "自分を見上げる小人の視線に興奮を覚えながら、彼女は自分の靴下に手をかける。ゆっくりと素足に貼り付いた布を引き剥がし、持ち上げ続けて疲れていた足を元の位置に戻す。今度は足の指の形までくっきりと瓦礫に刻まれた。",
          "zh_text": "小人仰视自己的眼神让她兴奋不已，她把手搭在袜子上。慢慢地扯下包裹在光脚上的布，把一直抬着的疲惫的脚放回原位。这次连脚趾的形状都清晰地印在瓦砾上。"
        },
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          "ja_text": "街を見渡し、少し離れたところに高めのタワーがあるのを認める。片足素足、片足靴下の状態のままタワーに向かい、家々を蹴散らす。",
          "zh_text": "她环视了一下城市，发现不远处有座高高的大厦。一只脚光着脚，一只脚穿着袜子的状态下走向大厦，踢开家庭住宅。"
        },
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          "ja_text": "彼女の足が通ったあとには、酸っぱい臭いに小人がもだえていた。",
          "zh_text": "她的脚走过之后，被酸臭包围的小人在挣扎。"
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          "ja_text": "「かわいいタワーがありますね～、包んじゃいま～す！」",
          "zh_text": "「有座可爱的大厦呢，包上好了！」"
        },
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          "ja_text": "指で器用に逆さまにした靴下の口を開き、徐々にタワーに向かって降ろしていく。展望台部分には慌てて下層階に逃げ出そうとしている小人が見えて、その様子にカンナはぞくぞくした。やがてその展望台部分の窓は靴下の内側に入ってしまう。",
          "zh_text": "用手指灵巧地打开倒扣的袜口，慢慢地朝大厦放下去。在展望台部分，还看到了慌忙逃到下层的小人，这样子让神奈很是心动。不久，展望台部分的窗户进入袜子内侧。"
        },
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          "ja_text": "中の様子はカンナからは見ることができなくなったものの、この強烈な臭いに人々がもだえ苦しむ姿は想像にたやすい。",
          "zh_text": "虽然看不见里面的样子，但人们被这强烈的气味折磨的样子还是很容易想象出来的。"
        },
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          "ja_text": "タワーを内側に内包したまま、靴下の口が大地に接する。タワーの高さよりも靴下のほうが深さがあったようで、天辺はふにゃりと柔らかく曲がっていた。",
          "zh_text": "袜子内包着塔，袜口与大地接触。袜子的深度似乎比大厦的高度还高，顶部柔软地弯曲着。"
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          "ja_text": "「私の靴下よりも小さいなんて……んふふ」",
          "zh_text": "「竟然比我的袜子还小……呵呵。」"
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          "ja_text": "カンナは突然、靴下でタワーを包み込んだまま靴下の口を握りしめた。タワーが建っている敷地のコンクリートをめくり上げながら彼女の両手の指が靴下の中に内包されたタワーの根本に迫る。",
          "zh_text": "神奈突然握紧袜口，用袜子包住大厦。她一边掀开大厦所在地的水泥地，一边用双手挖向包裹在袜子里的大厦的地基。"
        },
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          "ja_text": "次の瞬間タワーは根本を粉砕され、大地から持ち上がってしまう。もちろん、靴下の中に収まったままである。カンナは中身を粉砕してしまわないようにひっくり返していた靴下を元に戻し靴下の中を覗き込んだ。暗闇の中、細長いコンクリートの塊が自分の靴下の中に見えて、彼女はおかしくて笑ってしまう。",
          "zh_text": "下一瞬间大厦的地基被粉碎，从大地上升起。当然，还是塞在袜子里。神奈把为了不粉碎里面的大厦而把翻过来的袜子放回原位，看向袜子里面。黑暗中，她看到自己的袜子里有一个细长的水泥块，觉得好笑，忍不住笑了。"
        },
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          "ja_text": "「このまま履いちゃおっと」",
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          "ja_text": "カンナは街なんてもはや眼中にない。その場に当たり前のようにお尻を着いて座り込んだ。数百メートルに渡る渋滞をお尻の下にしてすり潰す。小人はもちろんお尻にへばりつくシミになり、自動車も鉄板に成り果てる。",
          "zh_text": "神奈根本不把城市放在眼里，理所当然地坐了下来。把长达数百米的车流压在屁股下面，小人变成粘在屁股上的斑点，汽车也变成铁板。"
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          "ja_text": "靴下に足の先を入れる。冷たいものに当たって指先がひんやりした。しばらく指先でつついていたがそれにも飽きた頃、中にあるタワーを粉砕しながら自分の足を押し込んでいく。",
          "zh_text": "把脚尖伸进袜子里。脚趾碰到了冰冷的东西，感到凉飕飕的，用指尖戳了一会儿，觉得腻烦了，就一边粉碎里面的大厦，一边把自己的脚塞了进去。"
        },
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          "ja_text": "そして彼女の22.5cmの足は、小人たちが数年費やして建設したタワーを巻き込みながら元の位置に戻ったのであった。",
          "zh_text": "她22.5厘米的脚将小人们花费数年时间建造的大厦卷入其中，又回到了原来的位置。"
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          "ja_text": "続いてカンナは一旦街の外へ。真下の小人からはパンツが丸見えになっていた。",
          "zh_text": "接着神奈暂时出了城。在正下方的小人看到了露出了的内裤。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は粉々の瓦礫になったタワーの残りカスが靴下の中でかき混ぜられる感触を楽しみながら外へ出る。わざわざ部屋の中まで持ち込んだ自分の靴に手を伸ばした。",
          "zh_text": "她一边享受着在袜子里搅拌碎成瓦砾的大厦残渣的触感，一边走到外面。伸手去拿自己特意带进房间的鞋子。"
        },
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          "ja_text": "次に街をどんどん小さく縮めていく。小人たちにはカンナがさらに巨大化したように見えた。もはやカンナにとって、この街は自分の足のサイズ以下の存在に過ぎなかった。しかし、ただ足の下に踏み潰すだけでは芸がない。",
          "zh_text": "接着将城市不断缩小。在小人看来，神奈变得更大了。对神奈来说，这个城市只不过是自己脚的尺寸以下的存在。但是，如果只是把它踩在脚下，那就太没意思了。"
        },
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          "ja_text": "彼女は膝立ちになって手に取った靴を横倒しにして街の縁に当てる。街の端から端までカンナの靴が届いていた。ちょうど今この街から逃げ出そうとしていた人々が、突然目の前に現れた巨大な靴の内側に恐怖して、また中心部へと走り出していった。",
          "zh_text": "她跪在地上，把手里的鞋子倒在地上，压在城市边缘。神奈的鞋子从街道的一头到了另一头。刚刚想要逃离这个城市的人们，被突然出现在眼前的巨大的鞋子吓坏了，又向市中心跑去。"
        },
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          "ja_text": "「逃しませんよぉ……ッ」",
          "zh_text": "「你们逃不掉的……」"
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          "ja_text": "彼女がお尻を上げる。雑巾がけの要領で自分の臭い靴を街に向かって押し進め始めた。超巨大なブルドーザーのように、あるいは大口を開けた怪物のように靴は住宅や自動車、そして小人たちを粉砕していく。残骸は靴の中に収まっていった。",
          "zh_text": "她抬起屁股。按照擦桌子的方法，开始把自己的臭鞋推向城市。鞋子就像巨大的推土机，或者像张开大嘴的怪物，粉碎着住宅、汽车和小人。残骸进入了鞋子里。"
        },
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          "ja_text": "ただの一人の少女の靴が、コンクリート道路や住宅を基盤ごとめくり上げて街を破壊する。横向きに表記された22.5cmの文字が異臭を放ちながら小人たちに向かってくる。どんどん街を汚染していく。",
          "zh_text": "仅仅是一个少女的鞋子，就把水泥道路和住宅连同地基一起破坏。横着标记的22.5厘米的文字散发着异臭向小人们袭来。不断污染着城市。"
        },
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          "ja_text": "先ほど街の外に逃げ出そうとしていた人々は、とっくに瓦礫と混じり合って靴の中だ。",
          "zh_text": "刚才想逃到城外的人们，早已和瓦砾混在一起被铲进了鞋里。"
        },
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          "ja_text": "少女の靴の片っぽ。ただそれだけの存在に蹂躙される街の人々は、屈辱を心の底に秘めながら一人残らず死んでいった。",
          "zh_text": "少女的一只鞋。被这一存在蹂躏的城市的小人们，将屈辱隐藏在心底，一个不剩地死去。"
        },
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          "ja_text": "こうして、どこからか転送されてきた小人の街は、一人の少女のストレス発散のために消失してしまった。しかし、これだけでは終わらない。街はまたいつかカンナのストレスが溜まったときに復元され、おもちゃとなるのだから。",
          "zh_text": "就这样，不知从哪里传送过来的小人之城，为了一个少女的压力发泄而消失了。但是，这并没有结束。城市总有一天会在神奈的压力累积的时候复原，再次成为玩具。"
        }
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          "ja_text": "高度技術成長期を迎え、世界は急激な発展期を迎えつつあった。",
          "zh_text": "世界迎来了高速发展的技术发展期。"
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          "ja_text": "第一次世界大戦ではティッシュペーパー、第二次世界対戦ではインスタントコーヒーが発明された。インターネットだって、無線機だって、原子力発電だって戦争によって生まれた。他にもまだまだ、日常で当たり前のように、あるいは知らないうちに存在しているアイテムの中に、戦争によって生まれたものは多々ある。",
          "zh_text": "第一次世界大战时发明了纸巾，第二次世界大战时发明了速溶咖啡。互联网、无线电、原子能发电都是战争产生的。除此之外，在日常生活中理所当然或不知不觉中存在的物品中，有很多都是因战争而诞生的。"
        },
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          "ja_text": "最近では転送装置などが含まれる。",
          "zh_text": "包括最近的传送装置等。"
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          "ja_text": "第四次世界大戦を終えて500年の節目を迎えた世界は、いまだかつてない長い平穏に暮らしていた。この平穏により、戦時に発明された技術が一般企業や大衆にも浸透し始めていく。",
          "zh_text": "迎来第四次世界大战结束500周年的世界，过着从未有过的长久的平静生活。通过这种平稳，战时发明的技术开始进入一般企业和大众。"
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          "ja_text": "高校卒業も間近に控えた女子高生の神崎ナナは、自分の周りにひどく退屈を感じていた。義務教育ももう9年目。いい加減学校という場所にも飽きてきて、強い刺激を常に求めていた。",
          "zh_text": "高中毕业的女生神崎娜娜,对自己的周围感到很无聊。义务教育已经是第9年了，已经厌倦了学校这个地方，一直在寻求强烈的刺激。"
        },
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          "ja_text": "世界の技術はどんどん進化しているのに、人類はいつまで学校というコンクリートの塊に囚われ続けながらこんな面倒なことをしていなければならないのだろうと思った。",
          "zh_text": "世界的技术正在不断进化，但人类一直在被称为学校的混凝土块里,继续做着这样麻烦的事情。"
        },
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          "ja_text": "女子高生の頭で考えの至る範囲でできることはほとんどやった。遊ぶ金欲しさに水商売にも手を出したことがある。親には一度バレそうになったことがあるものの、深く詮索されずに済んだ。もちろん、学校にはバレていない。",
          "zh_text": "只要是女高中生能想到的，她几乎都做了。为了赚钱，也曾涉足过酒吧。有一次差点被父母发现，但没有被深究。当然,在学校没有暴露。"
        },
        {
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          "ja_text": "上の空で授業を終えた放課後、することもなく帰宅した彼女は、一目散に自分の部屋でベッドに飛び込んむ。息苦しい制服を脱ぎ捨ててブラとパンツだけになってだらしなく横になり、数時間ぶりの開放感を味わった。スマートフォンのスリープモードを解除する。足だけで器用に靴下を脱ぎ捨てながら、お小遣い稼ぎアプリを起動した。",
          "zh_text": "她心不在焉地上课，放学后无所事事地回家，一溜烟地跑到自己的房间里上床。脱掉令人窒息的制服，只剩下胸罩和内裤，懒懒地躺下，体验了几个小时以来的开放感。解除智能手机的休眠模式，一边用脚灵巧地脱下袜子，一边打开赚零花钱的软件。"
        },
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          "ja_text": "登録制のアプリで、条件を設定してどんな仕事も募集・あるいは応募することができる。それは野良アプリと呼ばれるグレーゾーンまっしぐらな危険なアプリだったが、それなりに人気があってアプリの名前くらいは知っている人も数多くいた。",
          "zh_text": "在注册制的app上，可以设定条件招募或应聘任何工作。那是一款被称为田间应用程序的危险应用程序，一直游走在灰色地带，但由于相当受欢迎，很多人都知道这个应用程序的名字。"
        },
        {
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          "ja_text": "依頼の通知一覧を開くと、ずらりと出会い目的の案件と、少しのアダルトビデオの仕事が寄せられてきていた。",
          "zh_text": "打开委托通知一览表，一排以见面为目的的搭讪和少量成人影片的工作都被接了过来。"
        },
        {
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          "ja_text": "——また変態さんの相手か……もう飽きたなあ。まあ、えっちなことが好きですってプロフに書いてる自分が悪いんだけど。",
          "zh_text": "——又是变态的工作……已经腻了啊。不过,是写了喜欢H的事情的她自己的错。"
        },
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          "ja_text": "別に嫌ではない。しかしもう飽きた。",
          "zh_text": "不怎么讨厌。但是已经厌倦了。"
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          "ja_text": "そんな中どんどん通知を遡っていくと、流れていった一つの中に、少し気になるタイトルがあった。",
          "zh_text": "在这样的情况下，她不断地翻着通知，在翻过去的中，有一个让她有点在意的标题。"
        },
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          "ja_text": "「都市実験の対象者になっていただけませんか」",
          "zh_text": "「能成为城市实验的对象吗？」"
        },
        {
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          "ja_text": "件名に惹かれるのはかなり久しぶりだったので、すぐにタップして内容を確認する。そこには都市実験の対象者になってほしいということの他、ストレスが発散できる旨の記載がある。",
          "zh_text": "她已经很久没有被邮件名吸引了，于是立刻点击确认邮件的内容。其中除了希望成为城市实验的对象之外，还有可以纾解压力的内容。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして詳しいことはここには書けないとの注意書きがあったが、もともとこのアプリがグレーゾーンにある。ごく日常的な定型文だった。",
          "zh_text": "并且有详细的事情在这里不能写的注意事项，本来这个应用程序就处于灰色地带。是非常日常的固定句子。"
        },
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          "ja_text": "——都市実験？　なんだか面白そう。",
          "zh_text": "——城市实验？听起来很有意思。"
        },
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          "ja_text": "ただ単純な好奇心からすぐに応募した。自動返信でメールが送られてくる。そのメールにはごく一般的な住所と、つい最近転送装置の普及に伴い導入された〝座標〟が書かれている。",
          "zh_text": "出于单纯的好奇心，她立刻应征了。自动回复的邮件里写着极为普通的地址，以及最近随着传送装置的普及而导入的坐标。"
        },
        {
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          "ja_text": "今さっき脱ぎ捨てたばかりの靴下を履き直すと、私服に着替えて父の部屋に向かう。部屋に置かれている転送装置を勝手に使用し、座標を入力。ナナは指定の場所にテレポートした。",
          "zh_text": "重新穿上刚刚脱下的袜子，换上便服，走向父亲的房间。随意使用房间里的传送装置，输入坐标。娜娜被传送到指定的地方。"
        },
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          "ja_text": "「こんにちは、神崎ナナさんですね。こちらへどうぞ」",
          "zh_text": "「您好，是神崎娜娜小姐吧？这边请。」"
        },
        {
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          "ja_text": "転送先の転送装置の出口で待っていたのは女性の案内人だった。ナナは一言挨拶してうなずく。",
          "zh_text": "在传送处的传送装置出口等着的是女向导。娜娜打了个招呼，点点头。"
        },
        {
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          "ja_text": "案内人がそそくさと歩いていってしまうので、すぐさまあとを追って廊下に出た。",
          "zh_text": "领路人匆匆忙忙地走了，她立刻跟在后面，来到走廊上。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女はこの案件の担当者の部屋に案内される。担当者は白衣をまとった科学者風の若い男性で、実に博識そうな雰囲気を漂わせている。",
          "zh_text": "她被带到了这个项目负责人的房间，负责人是一位身穿白大褂的年轻男子，看起来像个科学家，散发出一种博学多才的气质。"
        },
        {
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          "ja_text": "「エッチなことが好きだと聞いている」",
          "zh_text": "「听说你喜欢H的事情。」"
        },
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          "ja_text": "「ええ、好きですよ」",
          "zh_text": "「嗯，我喜欢。」"
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          "ja_text": "笑顔で返答する。",
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          "ja_text": "彼女はまさかこんな頭の良さそうな人物がえっちなんて単語を発するとは思っていなかったので一瞬驚いたが、肯定するのにためらいはなかった。この質疑応答自体はいつものことだ。",
          "zh_text": "她没有想到这么聪明的人竟然会说出H的单词，一瞬间吃了一惊，但还是毫不犹豫地表示肯定。这个问答本身是常有的事。"
        },
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          "ja_text": "「でも、えっちなことが好きなのと都市実験がどう関わってくるんですか？」",
          "zh_text": "「可是，喜欢H的事情和城市实验有什么关系呢？」"
        },
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          "ja_text": "「それは今から話す。では商談といこう」",
          "zh_text": "「这个我现在正要说，那就开始商谈吧。」"
        },
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          "ja_text": "彼の話す内容はエロトークのようなものから始まった。オナニーは一日何回するのかとか、サドとマゾだったらどちらに自分は分類されると考えているのかとか。徐々に商談よりの難解な話題に変わっていって、最終的に「縮小装置」という技術があることが伝えられた。",
          "zh_text": "他的问话从色情谈话开始。比如一天要自慰几次，是S还是M，慢慢地变成了比商谈更难懂的话题，最终谈到了「缩小装置」这一技术的存在。"
        },
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          "ja_text": "一人の女子高生に過ぎないナナには内容を噛み砕くのに時間がかかったが、要約するとこうだ。",
          "zh_text": "对于仅仅是一个女高中生的娜娜来说，花了很长时间去琢磨内容，但概括起来是这样的。"
        },
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          "ja_text": "「縮小した都市の中で、えっちなことをすればいいんですね」",
          "zh_text": "「在缩小的城市里做H的事情就好了。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「その通り。中にカメラとか、他にも変なものがいるかもしれないが、気にしなくても構わないよ。死んでもいいやつ」",
          "zh_text": "「没错，里面可能有照相机或者其他奇怪的东西，不过不用在意，造成死伤也没关系。」"
        },
        {
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          "ja_text": "男が手元のリモコンを操作すると、何もないところにホログラムモニタが現れる。そこには女の子の部屋のような場所が映し出されており、中には小さなビル群が立ち並ぶ街があった。その都市は木の生い茂る山と、山よりも高い壁に囲まれていたが、そんな高い壁でさえベッドの高さに負けている。自分がこの中に入るのなら、この壁をまたぎ越せば事足りる。",
          "zh_text": "男人拿起手中的遥控器，凭空出现了一个全息投影。画面上出现了一个像是女孩房间的地方，里面是一条小楼群林立的城市。那个城市被树木繁茂的山和比山还高的墙包围着，但就连这么高的墙也比床的高度低。自己要想进入其中，只要跨过这堵墙就可以了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「小さい……これ、えっちなことなんてしてたら壊してしまいませんか？」",
          "zh_text": "「好小……这个，如果做H的事的话会不会弄坏？」"
        },
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          "ja_text": "「もちろん。想定済みだ。壊してくれて構わない。それがキミの仕事でもある」",
          "zh_text": "「当然，这是预料之中的。破坏了也没关系。这也是你的工作。」"
        },
        {
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          "ja_text": "話が終わり、契約へと進む。ナナは悪徳商法には慣れっこだったので、契約書を熟読し、そこに不審な記載がないことを確認してサインした。彼女が商談と契約書の中身を見た限り、えっちなことをさせてカメラで撮影したものを広告付きの動画にして配信するのがこの事業でしていることらしかった。",
          "zh_text": "谈话结束，进入签约阶段。娜娜对不法行为早已习以为常，所以仔细阅读了合同，确认合同上没有可疑记载后才签了字。从她的商谈和合同内容来看，这项业务的目的似乎是用摄像机拍摄成带有广告的视频发布出去。"
        },
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          "ja_text": "あのアプリでのやりとりではわりとまともなほうでナナは安心した。",
          "zh_text": "在那个软件上的对话还算正常，娜娜放心了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ナナは扉の前で靴を脱ぎ、先ほどモニタで確認した可愛い部屋に踏み込む。天井の角を無意識に見ると、小さなカメラが駆動しているのが見えた。もう仕事はスタートしている。",
          "zh_text": "娜娜在门前脱了鞋，踏进刚才在全息投影上确认过的可爱的房间，下意识地看了看天花板的一角，发现一台小小的摄像机正在启动。工作已经开始了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ナナは考える。まずは何からしよう。えっちは少しずつ興奮していって、最後に特大の快楽を得たほうが好きだ。そんなことを考えていると、いつの間にか片手がスカートの中に伸びていて無意識にパンツを撫でていた。",
          "zh_text": "娜娜想。首先从哪里开始呢？她喜欢一点一点地兴奋，最后得到特大的快乐。想着想着，一只手不知何时伸到裙子里，无意识地摩擦着内裤。"
        },
        {
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          "ja_text": "「せっかく着替えてきたのに、もう濡らしちゃった。べとべとだぁ」",
          "zh_text": "「好不容易换了衣服，却已经湿了，黏糊糊的。」"
        },
        {
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          "ja_text": "撮影されていることを意識して、ナナは声に出す。今までのえっちな仕事は演技するのが定番だったので、癖で演技してしまったが、きっと文句は言われたりしないだろう。",
          "zh_text": "意识到自己正在被拍摄，娜娜发出了声音。到目前为止，是她的固定演技，所以虽然是按习惯表演，但应该不会有什么抱怨吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "指先を離すとぬめりとした愛液が糸を引く。その手を眺めていると、ちょうどその視線の先にはあの縮小された都市があった。とても小さい。",
          "zh_text": "移开指尖，滑腻的爱液拉出了丝。她望着那只手，视线的尽头正好是那个缩小了的城市。非常小。"
        },
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          "ja_text": "壁を跨ぎ、山に踏み込む。簡単に土砂崩れが起きてしまったが、ナナは今は山よりもビルに気を取られていて足元の木々を薙ぎ払ったことなど気にしていなかった。",
          "zh_text": "跨过墙壁，踏入山里。很容易就造成了山体滑坡，但娜娜现在更在意的是大楼，根本没在意自己把脚边的树木刮倒了。"
        },
        {
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          "ja_text": "指先で糸を引く愛液を拭おうと、一番近いビルのそばでしゃがみこんで手をこすりつける。すると思いの外もろく、触れたビルの先端が崩れ去ってしまった。その様子が面白くて、今度はもっと広い範囲を手で挟み込んで手もみするように強くこする。どんどん鉄筋や内部の部屋などが露出していき、最後にはただの瓦礫になって手のひらや指の隙間にこびりついた。",
          "zh_text": "为了擦去用指尖拉丝的爱液，她蹲在最近的大楼旁边用手蹭了蹭。结果出乎意料地脆弱，碰到的大楼前端崩塌了。那个样子很有趣，这次用手夹着更大的范围用力地揉。钢筋和内部的房间渐渐露出来，最后变成了普通的瓦砾，粘在手掌和手指的缝隙里。"
        },
        {
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          "ja_text": "担当者は確かに壊しても構わないと言った。だから気にすることはないのだ。",
          "zh_text": "负责人确实说了破坏也没关系。所以不必在意。"
        },
        {
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          "ja_text": "今度はしゃがみこんだまま縮小都市の中を進んでいく。左右に揺れる彼女のお尻にビルが悲鳴を上げて崩れ去ったり、横倒しになったりしていった。ナナはこの感覚がどんどん癖になっていく。まるで自分が神様にでもなったような気分だった。",
          "zh_text": "这次她蹲着在缩小的城市中前进。随着她左右摇晃的臀部，大楼发出悲鸣，一些崩塌，一些倒在地上。娜娜渐渐习惯了这种感觉。感觉自己仿佛成了神。"
        },
        {
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          "ja_text": "ナナが膝たちになって道路に手を伸ばす。",
          "zh_text": "娜娜跪在地上，把手伸向马路。"
        },
        {
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          "ja_text": "「これ……いいおもちゃになりそう」",
          "zh_text": "「这个……看起来是个好玩具。」"
        },
        {
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          "ja_text": "ナナが目をつけたのは広い複数車線道路を縦断するように立ち並ぶ小さな街路樹だ。幹は細くてつかみやすい上に高く伸びていて、その先端にはブラシのように葉が茂っている。",
          "zh_text": "娜娜注意到的是车道的小行道树。树干很细，很容易抓住，而且长得很高，顶端枝繁叶茂，像刷子一样。"
        },
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          "ja_text": "Ｍ字に開脚して道路に尻もちをつくように座り込んだあと、スカートの中に手を突っ込み、パンツを脱いだ。脱いだパンツは湿ったままだったので、乾くかもしれないなどと考えて適当のビルの屋上に被せておく。",
          "zh_text": "她保持M字开腿，一屁股坐在马路上，把手伸进裙子里，脱下内裤。脱下来的内裤还是湿的，考虑到要晾干，就放在合适的楼顶盖上。"
        },
        {
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          "ja_text": "街路樹を引っこ抜きそれを股間にあてがう。何度か表面にこすりつけただけで気持ちよかった。自分自身を焦らすように小さな刺激を与え続ける。もう中はぐしょぐしょになっていた。",
          "zh_text": "把行道树拔出来，插在股间。只在表面摩擦了几次就觉得很舒服。不断地给自己一点刺激，里面已经湿透了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あっ、んっ……とってもいい。でも本当に気持ちいいのはこれから」",
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          "ja_text": "開脚したままスカートを大胆にめくりあげる。",
          "zh_text": "敞开双腿大胆地掀起裙子。"
        },
        {
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          "ja_text": "先ほどまで使っていた木はもうぐちゃぐちゃに折れ曲がってしまっていたので、新しい街路樹を引き抜く。今度は数本束にした。彼女はもっと多くを束にして強度を高めようと考えていたが、あまり数が多いと太くなりすぎて中に入らない。",
          "zh_text": "刚才用的树已经断得乱七八糟了，所以要拔新的行道树。这次拔了几根，她想捆成一束，提高强度，但数量太多就太粗了，插不进去。"
        },
        {
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          "ja_text": "空いたほうの手の指で性器を押し開く。葉が茂る部分を自分の股間に向けて突っ込んでいった。",
          "zh_text": "用空着的那只手指拉开性器。把枝叶的部分伸到自己的股间。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「んっ、あは、やばい……気持ちよすぎ……ッ！　ああっ！」",
          "zh_text": "「嗯、啊哈、不好……太舒服了……啊！」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "ナナは今までいくつもの性玩具で自慰の経験があったが、その中でもこの街はもっとも自分を刺激してくれていた。小さな街に君臨する征服感が興奮を引き立てる。本来なら見上げる必要のあるビルを腰の一振りで簡単に崩し去ることができたり、また同じく見上げる必要のある木々を自分の股間の中に出し入れしてへし折ってしまっている。彼女は自分の強大さに酔いしれていた。",
          "zh_text": "娜娜至今为止有过好几次用性玩具自慰的经验，其中这个城市最能刺激自己。君临小城的征服感让她兴奋。本来需要仰视的大楼，只要一动腰就轻易地倒塌，同样需要仰视的树木，也能从自己的胯间取出来折断。她沉醉于自己的强大。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "入れて出す。その繰り返し。そしてその繰り返しにナナは股間をどんどん濡らし、真下のコンクリート道路を粘液で水浸しにしていった。道路に設置されている排水溝は、粘性の高いナナの愛液でとっくに詰まってしまっている。",
          "zh_text": "插进去抽出来。周而复始。在这样的反复中，娜娜的股间不断被润湿，黏液淹没了正下方的水泥道路。设置在道路上的排水沟，早已被黏性很高的娜娜的爱液堵塞。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "彼女は静かに、絶頂を迎えた。",
          "zh_text": "她平静地迎来了高潮。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「はぁ……最高」",
          "zh_text": "「啊……太棒了。」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "ナナはいくつものミニチュアの街路樹やビル、そして自動車をその背中と後頭部で押しつぶしながら後ろに倒れた。粉々になったコンクリート片が煙になって巻き上がる。",
          "zh_text": "娜娜用她的后背和后脑勺压扁了好几棵缩小的行道树、大楼和汽车，向后倒去。粉碎的水泥片变成烟尘卷起来。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "快楽に酔いしれて、馬鹿になってしまいそうだ。",
          "zh_text": "沉醉在快乐中，大脑快要坏掉了。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "——室内なのに、まるで野外オナニーしてるような気分……あまりにも気持ちよすぎて、声を出さないで静かにイッちゃった。撮影としては失敗だ。",
          "zh_text": "——虽然是室内，却有一种在野外自慰的感觉……实在太舒服了，她没出声，静静地高潮了，作为摄影是失败的。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "ナナは恍惚の笑みを浮かべつつもそんなことを考えて、次イクときはしっかりと声を出そうと決心した。",
          "zh_text": "娜娜脸上浮现出恍惚的笑容，想着这些，下定决心下次高潮的时候一定要好好喊出来。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「これはもう使い物にならないな」",
          "zh_text": "「这东西已经没用了。」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "今の今まで股間の中をかき混ぜていた枝葉の茂った街路樹は、その枝葉はもちろんさっぱり消え失せ、太い幹もほとんどその原型をとどめていなかった。枝葉や木っ端微塵になった幹は、大きく分けて二種類の運命をたどった。ナナの性器の中に取り残されたものと、愛液の噴射で遠くに吹き飛んでしまったもの。",
          "zh_text": "刚才还在股间搅动的行道树，枝叶已经消失得无影无踪，粗壮的树干也几乎没有保留原貌。枝叶和枝干，大致可分为两种命运。要么留在娜娜的性器里，要么被爱液喷到很远的地方。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "本日一度目のオナニーが終わった。",
          "zh_text": "今天的第一次自慰结束了。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "しばらく横になったままでいると、静寂の中人の声のようなものが聞こえた気がした。",
          "zh_text": "她躺了一会儿，在寂静中仿佛听到了人的声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "「今のうちに逃げるぞ！　ここにいたら殺される！」",
          "zh_text": "「趁现在赶快逃！在这里会死的！」"
        },
        {
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          "ja_text": "ナナは目を開いて上半身を起こす。部屋の中を見渡したが、誰の姿も見えなかった。否、正確には部屋の中にはとっくにいたというほうが正しいのかもしれない。",
          "zh_text": "娜娜睁开眼睛，上半身坐起来，环视了一下房间，却没看到任何人。不，准确地说应该早就在房间里了。"
        },
        {
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          "ja_text": "その声はものすごく小さいようで、すぐ近くで聞こえた。ふと自分が水浸しにした股間あたりの小さな歩道を見る。小さな人間がいた。",
          "zh_text": "那个声音听起来非常小却很近。突然，看了一眼被自己淹没的那条小人行道。有一个小小的人。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「小人？」",
          "zh_text": "「小人？」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "——ああ、これが死んじゃってもいいっていうあれか。",
          "zh_text": "——啊，这个死了也没关系吗？"
        },
        {
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          "ja_text": "聞いたことがある。猿のような人間に近い生き物を群れレベルでパニックに陥れ、その行動を観察することで人類が似たようなパニックに陥ったときに対処の指標にする。しかし猿が対象ではあまり役立たないので、最近は人間のクローンを使った実験をおこなっていると彼女は耳にしていた。こういうことだったのか、きっとこれもクローンなのだろうと合点が行った。",
          "zh_text": "听说过。有实验让猴子等与人类相近的生物陷入群体层面的恐慌，通过观察其行为，获得在人类陷入类似恐慌时作为应对的指标。不过，她听说，由于猴子作为实验对象并没有发挥多大作用，所以最近正在进行克隆人类的实验。原来是这样，她想这一定也是克隆的。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "結構な数がビルに潜んでいたらしく、ナナが横になって静かにしていた間にいくつかのグループがこの縮小都市を移動していた。そのうちの一人が自分が股間から吐き出した粘液に絡め取られて動けなくなっているのが見えて、なんだかおかしかった。",
          "zh_text": "好像有相当多的人潜伏在大楼里，娜娜躺下安静的时候，好几个人在这个缩小的城市里移动。其中一人被自己从股间吐出来的黏液缠住，动弹不得，觉得怪怪的。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "試しに指をかざす。そして押し付けた。いとも簡単に潰れて死んでしまって、愛液の一部になった。",
          "zh_text": "她试着伸出手指。然后按了上去。很轻易地就压死了，变成了爱液的一部分。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あはっ、簡単に潰れちゃった」",
          "zh_text": "「啊哈哈，这么简单就毁了。」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "まだ一回しかイッていない。満足しきっていない股間がうずく。今しがた人を潰したばかりの指先を膣に突っ込んで中をかき回した。今まで以上の征服感が、ナナを満たしていく。",
          "zh_text": "她只高潮了一次。还没完全满足的股间的隐隐作痛。把刚才压扁了人的指尖伸进阴道里搅动。一种超越以往的征服感填满了娜娜。"
        },
        {
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          "ja_text": "小人たちが活動し始めたのはナナが横になってから。そしてそんなに長く横になっていなかったはずだ。",
          "zh_text": "小人开始活动是在娜娜躺下之后。而且应该没多久。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "——私がさっき手で揉み潰したり、お尻で吹き飛ばしたりしたビルの中にも人がいたのかな。それにお尻を着いたときも結構モノを潰した気がする。",
          "zh_text": "——刚才用手揉压、用屁股吹飞的那栋楼里也有人吗？而且屁股坐上去的时候感觉也压坏了不少东西。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "こういう弱者を見ると、彼女はいじめてしまいたくなる。",
          "zh_text": "看到这样的弱者，她就很想欺负。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "歪んだ笑みを浮かべて、近くにあった細いビルを跨ぐ。跨いだビルはスカートに完全に包み込まれてしまって、なんだか可愛らしい。",
          "zh_text": "她露出扭曲的笑容，跨过附近那栋狭窄的大楼。跨过的大楼完全被裙子包裹住了，总觉得很可爱。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女はビルを股下に合わせたままままかがみ込んでいった。備え付けの貯水タンクがナナの股間で潰れ、粘液を洗い流す。屋上への出口が股間に激突して崩れ去る。そんなことは気にも留めないで、腰を降ろしていった。",
          "zh_text": "她把大楼对准股间蹲下身去。配备的储水箱在娜娜的股间被压扁，洗去黏液。通往屋顶的出口撞到了股间，崩塌了。她无视这些坐了下来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ビルの中にいる人からは、私が怪獣みたいに見えるのかな。それとも、私のおまんこだけで怪獣？　なんてね」",
          "zh_text": "「在大楼里的人看来，我就像怪兽一样吗？还是说，只有我的小穴是怪兽？」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "ナナの女性器は口のようにビルをくわえこんでいく。膣壁に触れるビルの角と、ひんやりしたビルの外壁が体内を走る快感となってナナの脳天を貫く。",
          "zh_text": "娜娜的性器像嘴一样叼住大楼。触碰到阴道壁的大楼棱角和冰冷的大楼外壁化作在体内奔跑的快感，贯穿娜娜的大脑。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「あっ……やだッ……私、ビルに犯されてる……ッ！　ビルに好き勝手されてるッ！　いや、違うッ……私が！　私がビルを好き勝手に……ああッ！！」",
          "zh_text": "「啊……讨厌……我，被大楼侵犯了……！被大楼为所欲为了！不，不对……是我！是我对大楼为所欲为……啊！！」"
        },
        {
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          "ja_text": "言いながら、どんどん腰を降ろし、人々を内包したままのビルを中へ中へと押し込んでいく。そのビルはやがて屋上が子宮口まで到達して、それ以上入らなくなった。",
          "zh_text": "一边说着，一边慢慢地坐了下来，把住着人群的大楼往里推。不久，那栋大楼的屋顶已经到达子宫口，再也无法进入。"
        },
        {
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          "ja_text": "まだだ、まだ物足りない。これで終わらせるものか。ナナはそう思って今まで以上に勢い良く腰を振り下ろす。",
          "zh_text": "还没有，还不够。难道就这样结束了吗？娜娜这么想着，比以前更用力地顶了顶腰。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あああッ！！　きもちッ……んッ！　イクッ……イク！！」",
          "zh_text": "「啊啊啊啊！！好舒服……嗯！要……去了！！」"
        },
        {
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          "ja_text": "モノが中に入ってくると同時、ナナは絶頂に達した。ナナの声は縮小都市に衝撃波となって響き渡り、付近の窓ガラスを粉砕したり、看板を吹き飛ばしたりした。今度こそ盛大に声を上げることができて大満足だ。",
          "zh_text": "大楼进入子宫的同时，娜娜也达到了高潮。娜娜的声音变成冲击波响彻缩小城市，粉碎了附近的玻璃窗，吹飞了招牌。这次终于可以大声喊出来了，很满足。"
        },
        {
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          "ja_text": "圧倒的な巨大な少女の膣壁に、ビルのチンケなガラス片やコンクリート、中にあった小さなデスクや椅子、そして人間たちなどがすべて圧縮され、無に帰した。",
          "zh_text": "在压倒性的巨大少女阴道壁上，大楼里粗糙的玻璃碎片、水泥、里面的小桌子、椅子以及人类等全部被压扁，归于虚无。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「はぁはぁ……」",
          "zh_text": "「哈啊，哈啊……」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "どうせこの縮小都市のビルの耐久度なんてたかが知れている。だから無理やり押し込んでも中で崩れてしまうだけだと彼女は知っていたのだ。指先で簡単に潰れてしまうような人間が詰まったビルは強引に押し込まれたナナの膣内で壊れて、中にいた人間ごとただのコンクリートくずと愛液が混ざりあった流動物に変わり果てた。",
          "zh_text": "反正这个缩小城市的大楼耐久度娜娜是知道的。所以就算硬塞进去，也只会在里面崩溃。被手指轻易压扁的人挤得满满的大楼，在娜娜的阴道里被强行击溃，里面的人都变成了混凝土碎屑和爱液混合的流体。"
        },
        {
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          "ja_text": "お尻をぺたんとビルの基盤に押し付けたナナ。お尻をつけた場所は愛液によってべたべたになっていたのでスカートがぐしょ濡れになってしまったが、気にはとめなかった。ぼやけた視界で眼下の街を見渡す。たくさんの小さな人間たちが、自分のほうを見ているのがわかった。自分のえっちなところも見られたのかと思うと、さらに興奮が高まった。",
          "zh_text": "娜娜把屁股压在了地基上。屁股贴着的地方被爱液弄得黏糊糊的，裙子都湿透了，但她并没有在意。用模糊的视野环视下方的街道。她知道有很多小人正看着自己。一想到自己的弱点也被发现了，就更加兴奋了。"
        },
        {
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          "ja_text": "——一体何人私のナカで潰しちゃったんだろ……。でも……。",
          "zh_text": "——到底有多少人被她的下体毁了啊……。但是……。"
        },
        {
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          "ja_text": "「仕方ないよね。みんなゴミみたいに小さいからね……」",
          "zh_text": "「没办法啊，大家都小得像垃圾一样……」"
        },
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          "ja_text": "最後にそう言い残し、ナナは片足ずつ足を動かして楽な姿勢で開脚する。足が持ち上がったときには瓦礫が巻き上がり、振り下ろされたときには新たな瓦礫が出来上がった。開脚したままうしろに倒れるようにしてビル群を押しつぶす。今度こそ快楽に浸りに浸った脳みそが睡眠を促して、縮小街の中で眠りに落ちていく。",
          "zh_text": "最后留下这句话后，娜娜一只脚一只脚地移动，以轻松的姿势迈开腿。脚抬起来的时候瓦砾被卷起，被甩下来的时候又形成了新的瓦砾。开着腿向后倒去，把楼群压扁。这次是沉浸在快乐中的大脑促进了睡眠，在缩小的城市中进入了梦乡。"
        },
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          "ja_text": "彼女は自分の膣の中で、そのゴミみたいに小さな人間がまだ生き残っていることを知る由もない。",
          "zh_text": "她不知道自己的阴道里还活着像垃圾一样渺小的人。"
        },
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          "ja_text": "「お疲れ様でした。今回の報酬です」",
          "zh_text": "「辛苦了，这是这次的报酬。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「どうもです」",
          "zh_text": "「谢谢。」"
        },
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          "ja_text": "帰り際、初めに出会った案内人の女性に封筒を手渡しされた。封筒の中身を覗き込み、ちゃんと契約通りの金額が入っていることを確認する。確認が済んだあとは軽く挨拶を交わしたあと、転送装置で再び自宅へ戻ってきた。",
          "zh_text": "临走时，第一次遇见的那位女向导递给她一个信封。她看了看信封里的钱，确认里面确实有合同约定的金额。确认完毕后，她们轻轻打了个招呼，然后用传送装置再次回到家里。"
        },
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          "ja_text": "この事業とは、また後日依頼を受ける約束をした。多額の小遣いももらえる上、あんなに楽しいことをさせてもらえる。これから刺激的な日々が待っていることを思うと、彼女は心を踊らせずにはいられなかった。",
          "zh_text": "约好日后再接受委托，不仅能得到大量的零花钱，还能做那么开心的事。一想到接下来还有刺激的日子等着她，她的心就不由自主地激动起来。"
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          "ja_text": "お気に入りのアウターキャミソールでおめかしした少女は、自宅の玄関で可愛らしい靴に足を入れる。",
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          "ja_text": "最寄りの駅前で一人の友達と合流。列車内は混雑していた。座る場所はなかったので二人で吊り革につかまって、春休み中の出来事やこれからの買い物への期待を語り合いながら、列車に揺られて隣町へ。",
          "zh_text": "先在最近的车站前和其中一个朋友会合。列车里很拥挤，因为没有座位，两个人抓着吊环，一边聊着春假中发生的事和对之后购物的期待，一边随着列车摇晃着去了邻村。"
        },
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          "ja_text": "降りた駅で隣町に住むもう一人の友達と合流し、最終的に三人で雑談しながらショッピングモールへと足を運んでいく。",
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          "ja_text": "自分たちと同じようにはしゃぐ女学生たちの喧騒が、ショッピングモールにあふれていた。",
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        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "次に何を着ようか、洋服コーナーで試着した服を互いに見せ合い、そして試着しながら洋服を物色していく。",
          "zh_text": "接下来试什么呢？少女们在服装区互相展示试穿的衣服，一边试穿一边挑选衣服。"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "「んー、あまり合いそうなのがないなぁ」",
          "zh_text": "「嗯，没什么合适的。」"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "数十分が経過したあとのカーテンの開く音。小首を傾げながら、試着室から出た少女は難しそうな顔をしていた。",
          "zh_text": "过了几十分钟，窗帘拉开了。少女歪着头走出试衣间，一脸为难的表情。"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "「私達よりお腹出てるもんね」",
          "zh_text": "「肚子比我们大啊。」"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "「ちがーう！　サイズが合わないんじゃなくて、私に似合いそうなのがないって言ってるの！」",
          "zh_text": "「不是！我不是说尺码不合适，而是说没有适合我风格的！」"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "「えー、贅沢だなー」",
          "zh_text": "「啊，好挑剔啊。」"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "そんなふうに楽しく談笑する三人の姿を、とても遠い場所から見つめる一つの目があった。",
          "zh_text": "而一双眼睛，从远处注视着这三个谈笑的身影。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "窓から優しい太陽光の差し込む。",
          "zh_text": "温暖的阳光从窗户射进来。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "そこは文字通り「異世界」の美しい洋館の一室だった。",
          "zh_text": "这里是名副其实的「异世界」美丽洋房的一间。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "白の色合いの強い清潔感のある壁、そしてそれに沿うように並んだ素材の色を活かした木製のタンス。まだあまり使われていないレンガづくりの暖炉がキレイな口を開けていた。",
          "zh_text": "墙壁的白色色调很强烈，给人一种清洁感，还有与之相呼应的木质衣柜，充分利用了材料的颜色。还没怎么使用的砖砌壁炉开着漂亮的口。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "顔を上に向ければ大きな二つのシャンデリアをぶら下げた天井が広がっている。",
          "zh_text": "抬头望去，天花板上挂着两盏大吊灯。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "鎖の音がじゃらり。",
          "zh_text": "锁链发出刺耳的声音。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "そこに不釣り合いの格好の少女が、鎖のついた首輪でつながれ、ゴシックドレスの少女に連れ込まれる。",
          "zh_text": "穿着与环境不相称的少女被戴着锁链的项圈拴住，被穿着哥特式礼服的少女带了进去。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "有り体にいえば、鎖の少女はキャミソールという「現代風」の服装であり、中世を彷彿とさせる洋館の様子にはまったく合わない。",
          "zh_text": "从整体上来说，戴锁链的少女穿的是吊带背心这种「现代风格」的服装，与中世纪洋楼的样子完全不搭。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "そんな現代風の少女が古風な服装の少女に引かれる姿は、まるで奴隷だった。",
          "zh_text": "这样的现代少女被古装少女牵着的样子，简直就是奴隶。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "「さあ、ついたわ。あなたのために最高の食事を用意したの」",
          "zh_text": "「好了，到了。我为你准备了最好的饭菜。」"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "閉じられた扉にドレスの少女が人差し指を立てると、幾何学模様の魔法陣が浮かび上がり、ガチャリ、と鍵の閉まる音がした。",
          "zh_text": "穿着礼服的少女在紧闭的门上竖起食指，几何形状的魔法阵浮现出来，接着传来咔嚓一声开锁的声音。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "鎖ではなくキャミソールが直接引っ張られる。",
          "zh_text": "没有牵着锁链，而是直接牵着吊带背心。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "横に伸びるように長いテーブルに誘導されて近づいていく。その上に置かれているのは何なのか、少女にはよくわからなかった。食器のたぐいはどこにも見当たらなくて、ゴミゴミとしたクズが散らされた灰色が一面に広がっている。",
          "zh_text": "被牵着靠近横着的长桌子。少女不知道上面放着什么东西，也找不到餐具之类的东西，到处都是散落着的垃圾般的灰色。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "「これをね、パクっと行っちゃって。ただし、よーく観察してからね」",
          "zh_text": "「这些嘛，一口吃掉就好了。不过，要仔细观察一下。」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「あの……どちらさまですか？　ここはどこですか？」",
          "zh_text": "「请问……您是哪位？这里是哪里？」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "質問を受けた少女は怪しく目を細め、声のトーンを落として答えた。",
          "zh_text": "少女奇怪地眯起眼睛，压低声调回答。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "「私に名前はないわ。魔女って呼ばれてる」",
          "zh_text": "「我没有名字，大家都叫我魔女。」"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "魔女はそれ以上答えなかった。",
          "zh_text": "魔女没有再回答。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "奴隷と化した少女は頭頂部から生えるサイドポニーを捕まれ、ぐっとテーブルに顔を近づけさせられた。目と鼻の先に先ほど遠目に見た灰色がある。",
          "zh_text": "变成奴隶的少女被抓住头顶上的侧马尾，把脸凑近桌子。眼前是刚才远远看到的灰色。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "奴隷なんて制度が完全に撤廃された世界を生きてきた彼女にとって、この仕打ちは理不尽なんて思いさえ抱かせてくれない。ただただほんの少しの悲しみと、強い混乱だけが胸に満ちる。涙の一つも浮かばず、不安からキョロキョロあたりを見回していた。",
          "zh_text": "对于生活在奴隶制度完全被废除的世界里的她来说，这样的对待甚至不会让她觉得不合理。心中只有些许的悲伤和强烈的混乱。她连一滴眼泪都没流，只是因为不安而东张西望。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "洋服コーナーで友人と談笑して、何気ない休日を過ごしていたはずだった。それなのに、突然何者かにさらわれ、こんな仕打ちを受けている。",
          "zh_text": "刚刚还在服装区和朋友谈笑，过着休闲的假日，却突然被人掳走，受到这样的待遇。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "強い不安を抱いて弱々しくひと呼吸。次の瞬間、少女は目を見開いた。",
          "zh_text": "她怀着强烈的不安，微弱地喘了一口气。下一瞬间，少女睁大了眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「びる？　っていうんだっけ、なかなか高い建物ね。こっちの世界では見たことないからびっくり」",
          "zh_text": "「大楼？是这么叫的吧，挺高的建筑。我在这个世界里从没见过，还吓了一跳。」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "ゼロ距離で視界に入ったのはびっしり敷き詰められた小さな小さな高層ビル群だ。おもちゃや模型だなんて大きさではない。本当にそれは、少女にとってゴミやホコリのたぐいだった。",
          "zh_text": "零距离进入视野的是密密麻麻的小高层建筑群。玩具和模型什么的都不如的大小。对少女来说，那真的是垃圾和灰尘之类的东西。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "ビルの外壁に伸びるツタのように張り巡らせてある非常階段では、突然空を覆い尽くした黒い目玉に人々がおしくらまんじゅうを極めていて、幾人もがゴミのように落下している。しかし、至近距離で見つめていても、小さすぎる彼らの姿を奴隷少女が視認することはできない。",
          "zh_text": "像爬山虎一样爬满大楼外墙的消防楼梯上，人们突然看到了遮天蔽日的黑眼珠，好几个人像垃圾一样掉了下来。但是，即使在很近的距离观察，奴隶少女也无法看到太小的他们。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "そして次に目に入ったのが極細でありながらも長く伸びる道路。その上に高速道路が入り組んで、どちらにも米粒以下の自動車やバスが走り行き交っている。生きた人間が運転し、街に影を落とす巨体から逃れようとしているのだった。",
          "zh_text": "接着映入眼帘的是一条极细却又延伸得很长的道路。上面是错综复杂的高速公路，两边都是比米粒还小的汽车和巴士。活着的小人开着车，想要逃离在街上投下阴影的庞大身躯。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「ここ……私の……」",
          "zh_text": "「这是……我的……」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "髪を握られたままの少女が言葉を漏らす。見覚えのある地図のようなミニチュア世界に顔が少しずつ青ざめていった。",
          "zh_text": "头发还被抓着的少女喃喃到。看着这个似曾相识的地图般的迷你世界，她的脸色渐渐发青。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "テーブルに敷き詰められていたのは、少女の暮らしていた街とその周辺の都市だったのだ。とくに自宅周辺と学校周辺、そして先ほど行ったショッピングモール周辺ははっきりとわかってしまう。地理の授業で衛星写真を見せられていたことがこんな非情な面で役立つとは想像もしていなかった。",
          "zh_text": "桌上铺着的，是少女生活过的街道和周边的城市。特别是自家周边、学校周边，还有刚才去的购物中心周边，都清楚地展现在眼前。她从未想过，地理课上看到的卫星照片会在如此无情的方面发挥作用。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "ドレス少女のルビーをはめ込んだみたいな瞳が妖しく光り、少女の耳元でささやく。",
          "zh_text": "礼服少女那双宛如镶嵌红宝石的瞳孔闪烁着妖娆的光芒，在少女耳边低语。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「そう。よくわかったわね。えらいじゃない。ほめてあげる！　あなたが住んでた街、一緒にこっちの世界に持ってきちゃった。もちろんもとの大きさだと邪魔だから、小さくしてね……」",
          "zh_text": "「是吗？已经明白了吗。这不是很了不起嘛。值得奖励！我把你住过的城市和你一起带到这个世界来了。当然，原来的大小太碍事了，所以缩小了点……」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "少女のなかで何かこみ上げるものがあった。怒りと喪失感の混ざりあったよくわからない感情が胸の中をかき回し、どんどん増幅していく。",
          "zh_text": "少女心中涌起一股情绪。愤怒和失落感混杂在一起，这种说不清道不明的情绪在胸中不断搅动，并且越来越强烈。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "ゴミゴミとした街の中で、ものが動いている。ライフラインもなぜか生きていて、矮小な世界には息遣いがあった。人が生活しているのだということが嫌でもわかる。",
          "zh_text": "在好像是垃圾的城市里上，有东西在移动。生命线也不知为何还活着，微小的世界里还有呼吸。即使不愿意也知道有人在生活。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "思わず口が小さく開いて——華奢な指の生えた手に口を抑え込まれる。そして再び聞こえるささやき声。",
          "zh_text": "她不由自主地微微张开嘴——那只有着纤细手指的手捂住了她的嘴。然后再次听到耳语。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「っ……！」",
          "zh_text": "「唔……！」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「あっと、だめよ。叫んだら街が吹っ飛んじゃうわ。このでっかい建物だって、今はあなたの財布に入っていた硬貨より軽いのよ？」",
          "zh_text": "「啊，不行哦。要是你大叫的话，整个城市都会被炸飞的。就连这么大的建筑物，现在也比你钱包里的硬币还轻啊。」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "白い指で地図のような世界を指さして言うドレスの少女。まだ本当の街だという確証は得られない。しかし魔女というのであれば、本当に街を小さくして持ってくることだって簡単にできちゃうかも……少女はそう考えて、何も抵抗ができなかった。",
          "zh_text": "穿着礼服的少女用白皙的手指指着像地图一样的世界说。还无法证实这里是真正的城市。但是如果是魔女的话，真的把城市变小带来也很简单吧……少女这么想着，什么也抵抗不了。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "少女は自分を異世界に連れ去った魔女を横目で流し見つつ、呼吸を落ち着かせようと深呼吸する。しかし、入ってきたのはキレイな空気ではなくて砂埃だった。",
          "zh_text": "少女一边斜眼看着把自己带到异世界的魔女，一边深呼吸让呼吸平静下来。但是，进来的不是清新的空气，而是沙尘。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「げほげほ……ッ！」",
          "zh_text": "「咳咳……」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「あっ…………あーあ。なにしてるんだか。ふふ、あっはは！　おかしい」",
          "zh_text": "「啊…………啊，你在干什么？呵呵，啊哈哈！好奇怪！」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "異世界人さえさらう魔女が声を出して笑う。口からつばが飛び散り、矮小な世界に唾液の爆撃を降らせた。",
          "zh_text": "横扫异世界人的魔女笑出声来。唾沫四溅，唾液轰炸了这个微小的世界。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "二人の目線の先では、ビルという灰色がめくれあがって少しの茶色が見えていた。しかしその茶色には木目が刻まれており、街の地盤が土ではないことは明白である。",
          "zh_text": "两人视线的尽头，代表大楼的灰色翻开，露出了些许茶色。但是茶色上刻着木纹，很明显城市的地基不是泥土。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「あなた自分で自分が住んでた街をこんなに吸い込んじゃったのよ。わかる？　ほら、テーブルが見えてる。一番奥底まで全部引き上げられて飛んでっちゃったのね。この可愛らしいお鼻とお口の中に」",
          "zh_text": "「你自己把自己住过的城市吸进去了。你知道吗？看，都看到桌子了。建筑物全部都被吸到最深处去了，就在这可爱的鼻子和嘴巴里。」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "言われて、少女は自分が何を吸い込んで咳き込んだのか、その物体の正体を知った。",
          "zh_text": "被这么一说，少女才知道自己是因为吸入了什么而咳嗽的，以及那些东西的真实面目。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "少女は図らずともその身をテーブルから引き剥がし逃げ出そうとしたが、サイドポニーから伝わる痛みがそれを許さない。つややかな髪は未だ握りしめられたままなのだ。",
          "zh_text": "少女想要从桌子上站起身子逃跑，但是从侧面传来的疼痛不允许。光洁的头发还被紧握着。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「もう、どこに行こうっていうのよ。私が命じた内容は、まだ実行されていないのだけれど」",
          "zh_text": "「你要去哪里？我的命令还没有执行。」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「ご、ごめんなさい……」",
          "zh_text": "「对、对不起……」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "ドレス少女のいたずらっぽい子どものような声。しかしキャミソールの少女が振り向いた先に見た表情には見間違えようのないいらだちがふくまれていた。思わず謝罪の言葉を口にしてしまう。",
          "zh_text": "穿礼服的少女调皮的孩子般的声音。但是，穿吊带背心的少女回过头来，她的表情中包含着无法看错的焦躁，忍不住说了道歉的话。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "一メートルも離れないうちに引き戻される。頭の位置も強引に都市の真上に戻されて、小人たちから見える空も少女の可愛らしくもおぞましい顔面いっぱいに再び覆い尽くされた。",
          "zh_text": "离开还不到一米就被拉了回来。头部也被强行拉回城市的正上方，少女可爱又可怕的脸再次覆盖在小人看到的天空上。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "少女の顔だけで一つの区画が夜になって、暗闇に反応して自動点灯する街灯たちが明かりを灯す。",
          "zh_text": "光凭少女的脸，一块区域就会被夜幕笼罩，然后被自动点亮的路灯照亮。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "サラリーマンもOLも、主婦も学生も関係なくパニックに陥り、存在しない逃げ場を求めて駆け回っていた。",
          "zh_text": "无论是上班族、白领，还是家庭主妇、学生，都陷入恐慌之中，到处寻找不存在的避难所。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "少女はここ数分の記憶を手繰り寄せる。魔女が命じた内容。それは「この街をパクっといって」といった旨の命令だ。端的に言えば生きた人間が慌ただしく逃げ惑う自分の故郷を、その胃袋に収めろという残酷極まりないものである。",
          "zh_text": "少女回想起这几分钟的记忆。魔女命令的内容。那是「一口吃掉」的命令。直截了当地说，就是要把活着的人匆忙逃离的自己的故乡，装进自己的胃里，残酷至极。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「どうして……どうしてこんなことを。こんなことして何が楽しいっていうの」",
          "zh_text": "「为什么……为什么要做这种事？做这种事有什么好玩的？」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「そんなの、理由なんてあるわけないじゃない。強いて言えば、ただそういう顔を見るのが面白いからかな」",
          "zh_text": "「没有什么理由。硬要说的话，只是觉得看到那种表情很有趣而已。」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「ひどい……ひどいです」",
          "zh_text": "「太……太过分了。」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「ふふ、それ最高の褒め言葉」",
          "zh_text": "「呵呵，这是最高的夸奖。」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "顔から希望の色が流れ落ちていく。何かしら意味がある行為だとしたら、その意味を別の何かで埋め合わせてやれば魔女が満足してくれるのではないかと思ったが、どうやらそういうわけにもいかないらしい。",
          "zh_text": "少女脸上流露出希望的表情。如果这是一种有目的的行为，那么用别的行为来达成这个目的，魔女应该就能得到满足了吧，但似乎也不能这么做。"
        },
        {
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          "ja_text": "「魔女って人間に混じって暮らしているけど、長生きだから基本暇してるのよね。だから暇つぶしはいろいろな方法を考えないと、すぐに飽きちゃう」",
          "zh_text": "「魔女虽然和人类混在一起生活，但因为活得长，所以基本上都很闲。所以如果不想各种方法打发时间，很快就会厌倦。」"
        },
        {
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          "ja_text": "ぐいっ、とさらに力をこめて、少女の顔を押し付けた。",
          "zh_text": "她用力地把少女的脸按过去。"
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          "ja_text": "「ほら、早く」",
          "zh_text": "「来，快点！」"
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        {
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          "ja_text": "巨大な唇の強引なキスに、数十棟のビル群が一気に崩壊した。中に幾人もの命を預かったまま、あっけなくその形を失ってしまった。少女がなんとか抵抗して顔をあげたときには、そこにあったのは自分のキスマークが隕石のクレーターのように残されているだけだった。持ち上がったきれいなピンクの唇には、食べかすのようにコンクリート片がこびりついている。",
          "zh_text": "在巨大嘴唇的强吻下，数十栋大楼瞬间倒塌。里面承载着好几十条生命，却轻易地被改变了形状。当少女努力抵抗，抬起头来的时候，那里只有自己的吻痕像陨石的撞击坑一样残留着。她那漂亮的粉红色嘴唇上，粘着残渣似的水泥片。"
        },
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          "ja_text": "半開きにしていたおかげで口の中に直接入った部分は助かったものの、高温多湿の女の子の口内にさらされた範囲は、何もかもがぐしょ濡れ。精密機器も大切な書籍も、彼女の匂いで染まり、使い物にならなくなった。",
          "zh_text": "由于半张着，直接进入口中的部分暂时得救了，但暴露在高温潮湿的女孩口腔内的，一切都湿漉漉的。精密仪器和重要的书籍都被她的味道浸染，开始失去作用。"
        },
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          "ja_text": "しかもその口の中に留まっていられたのもたかが数秒。ごくりと音を立てた少女の無意識の喉の動きで、唾液と一緒に飲み込まれてしまう。",
          "zh_text": "而且在嘴里停留的时间也只有几秒钟。随着少女无意识的喉咙咕嘟一声，连同唾液一起被吞了下去。"
        },
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          "ja_text": "「早く、早く」",
          "zh_text": "「快点！快点！」"
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          "ja_text": "「いた、痛いです！　痛い！」",
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          "ja_text": "今度はもっと根本を持って髪を強く引っ張る魔女。今まで不自由のない普通の生活を送ってきた少女にとって、髪をこんなにも強く引っ張られるという経験は皆無だった。頭皮を通じて耳のあたりまで痛みが貫いた気がした。このまま逆らい続けていては、髪がすべて引き抜かれる。本気でそう思った。",
          "zh_text": "这次魔女更加用力地拉扯头发。对于一直过着衣食无忧的普通生活的少女来说，从来没有过头发被如此用力拉扯的经历。感觉一阵疼痛穿过头皮一直传到耳朵附近。如果再这样下去，头发就会全部被拔掉。她是真心这么想的。"
        },
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          "ja_text": "毎日丁寧に手入れしている大切な髪が、ごっそりすべてが抜け落ちてしまうのではないかという恐怖。それが表情に濃くにじみ出し、どんどん青ざめていく。",
          "zh_text": "每天精心打理的头发，全部脱落的恐惧，让她的脸色渐渐变得苍白。"
        },
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          "ja_text": "「やります。やりますから……どうか……」",
          "zh_text": "「我会的，我会做的……请……」"
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          "ja_text": "か細い声で少女が言い、さらりと前髪と横髪をかきあげて、顔をミニチュアの街に近づけていく。今度は口をささやかに開いて。その様子に魔女が満足したように小さな笑みを浮かべる。",
          "zh_text": "少女用微弱的声音说着，轻轻撩起刘海和侧发，把脸凑近迷你城市。这次微微张开嘴。看到她的样子，魔女露出了满足的微笑。"
        },
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          "ja_text": "女の子の匂いが都市全体に広がった。まず世界を包み込んだのはシャンプーの香り。柑橘系の甘美な香りに、男たちは思わず逃げ惑う足を止めて空を見上げた。美少女といっても差し支えない可愛らしい顔が、男たちを見下ろしていた。",
          "zh_text": "女孩的气味弥漫了整个城市。首先包裹世界的是洗发水的香味。柑橘系的甜美香气，让男人们不由得停下逃窜的脚步，抬头仰望天空。那张说是美少女也不为过的可爱脸蛋俯视着男人们。"
        },
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          "ja_text": "やがて柔らかな黒髪が都市に接地し、ほうきではくようにビル群をなぎ倒していく。震度7の大地震に耐える設計の耐震能力を誇るビルでさえ、一房の髪束にかなわない。",
          "zh_text": "不久，柔软的黑发与城市接触，像扫帚一样扫倒楼群。就连以能承受7级大地震设计的抗震能力着称的大楼，也敌不过一绺头发。"
        },
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          "ja_text": "パニックはすぐさま再燃する。少女は半目で小さく口を開き、今にもこの街を食らおうと息を荒くしている。彼女が呼吸というごく当たり前の生命活動を行うたび、ゴウゴウと大気が揺れ、風の音に木々が軋む。",
          "zh_text": "恐慌马上就会重演。少女半目微张，喘着粗气，仿佛马上就要吞掉这座城市。每当她进行呼吸这种再平常不过的生命活动时，大气就会轰隆隆地晃动，风使树木发出嘎吱嘎吱的声音。"
        },
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          "ja_text": "ピンクの洞窟からだらしなく一部が垂れた舌は、それ自体が一体の生き物であるかのように小刻みに震えていた。",
          "zh_text": "从粉色的洞穴里垂下部分舌头，就像它本身是生物一样微微颤抖着。"
        },
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          "ja_text": "彼らは理解ができなかった。理解したくもなかった。これからの未来を生きようという就活生も、この街に多く貢献している中高年たちも、誰も彼も関係なしに、自分たちの半分も生きていないようなうら若くあどけなさの残す少女に食べられてしまう。理不尽だった。",
          "zh_text": "他们没法理解。也不想理解。无论是为了今后的未来而求职的大学生，还是为这座城市做出巨大贡献的中老年人，都被一个连自己一半岁数都没活到的、稚气未脱的少女吃掉了。太不讲道理了。"
        },
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          "ja_text": "しかもなにを考えているのさえわからない表情だ。食事に喜びを見せるわけでもなく鉄の板を貼り付けたような無感情で、こちらに舌を伸ばしてくる。",
          "zh_text": "而且一副不知道在想什么的表情。她并没有表现出吃食物的喜悦之情，只是像铁板一样毫无感情地向城市伸出舌头。"
        },
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          "ja_text": "はあ、と少女がなまめかしく息を吐く。吐き出された呼気は、生暖かな突風となって街を襲いかかる。窓ガラスが曇る。老若男女の叫びがあがる。呼吸に煽られた人間というゴミが吹きすさぶ。それを街頭や看板に死ぬ思いでしがみついていた人々が見送っていた。",
          "zh_text": "哈啊。少女娇艳地叹了口气。呼出的气化作温暖的旋风扑向街道。窗玻璃起了雾。男女老少的呼声此起彼伏。被呼吸卷起的人类像垃圾一样呼啸而过。被在街头和广告牌上死抱着不放的人们尽收眼底。"
        },
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          "ja_text": "空にのどちんこが揺れている。大地と舌先が触れ合った次の瞬間、誰もが経験したことのない大地震が起こる。ハリケーン、地震、熱災害。それらすべてがたった一人の少女の口によって同時に巻き起こされ、幾人もの人の命の灯火が消された。",
          "zh_text": "天空摇动着。舌尖与大地接触的下一瞬间，谁都没有经历过的大地震发生了。飓风、地震、热风。这一切都因少女的口腔同时被引发，熄灭了无数人的生命之灯。"
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          "ja_text": "「ぱく……んっ……」",
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          "ja_text": "「よしよし、よくできました」",
          "zh_text": "「不错不错，干得好！」"
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          "ja_text": "れろれろ。ごっくん。数万を超える人間たちが嚥下され、少女のか細い喉に備わる喉仏が上下する。",
          "zh_text": "咕噜。超过数万人被咽下，少女纤弱的喉咙里的喉结起伏了一下。"
        },
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          "ja_text": "思ったよりもまずくはない。おいしいわけでもないけれど。",
          "zh_text": "并不比想象的难吃。虽然也不好吃。"
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          "ja_text": "少女は早くこの時間を終わらせようと、無我夢中で舌を走らせた。可能な限り、自宅から離れた隣町を中心に胃袋に収めていく。しかし、隣町に住む友人宅の位置は把握していないので避けようがない。もしかしたらもう自分の胃液に浸かっているのかもしれなかった。",
          "zh_text": "少女为了尽快结束这个时间，拼命地舔着。尽可能以离自己家较远的邻镇为中心吃进胃里。但是，因为不知道住在邻村的朋友家的位置，所以无法避开。也许已经浸在自己的胃液里了。"
        },
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          "ja_text": "しばらくテーブルの上の灰色を舐め取り続ける彼女の目に止まったのは、そこらの建物より広い敷地を持つショッピングモールだ。自分が洋服を選んでいた、馴染みのあるモールである。敷地内にはいくつもの自動車と思しきものが並んでいて、まだ中に何百何千という人間たちが詰まっていることが想像できた。小さすぎて覗き込むことすらできない立体駐車場にも、きっとたくさんの車が残っているに違いないと彼女はためらいに身を震わせる。",
          "zh_text": "她舔了一会儿桌子上的灰色，映入眼帘的是一家占地面积比其他建筑物还要大的购物中心。那是自己选衣服的那家熟悉的购物中心。院内并排着好几辆汽车，可以想象里面还挤满了成百上千的人。立体停车场太小，看不到里面，但肯定还有很多车，她犹豫着浑身发抖。"
        },
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          "ja_text": "「あれー、どうしたの？　お腹いっぱいになっちゃった？　もうおしまいにする？」",
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          "ja_text": "思わぬ魔女からの提案に、少女はひそかに歓喜した。やっとこの苦痛から解放されるのだ。そう思い、つい嘘をついた。しかしこれがいけなかった。",
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          "ja_text": "魔女がなんのためらいもなく、今まで避けてきた少女の自宅周辺に舌を走らせ始めたのである。れろれろ。まったく手付かずで無事だった区画が、二度三度と軽く舐められただけで更地となり、いつの間にか少女の自宅も消え失せていた。",
          "zh_text": "魔女毫不犹豫地开始向一直被避开的少女的家附近伸出舌头。原本完全没有经过修饰的区域，被轻轻舔了两三下就变成了空地，不知不觉间少女的家也消失了。"
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          "ja_text": "自宅に大切に保管していた思い出の品も近所にある幼馴染の家も、自分の通っていた小学校も中学校も、何もかもがなくなってしまったのだ。",
          "zh_text": "家里珍藏的纪念品、附近儿时玩伴的家、自己上过的小学和中学，全都消失了。"
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          "ja_text": "あとに残ったのは、ほんのり甘酸っぱいにおいを放つ唾液溜まりのみ。浮かぶ自動車と住宅群の残骸が、惨状を物語っていた。",
          "zh_text": "剩下的只有散发着酸甜气味的唾液和漂浮在其中的汽车和住宅群的残骸的惨状。"
        },
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          "ja_text": "もはやこの都市が自分の暮らしていた街であることなど忘れていた。忘れたかったのだ。",
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          "ja_text": "街を壊してしまった。人を食べてしまった。そんなふうに思ってさっきまで沸き起こっていた絶望感なんてウソみたいだった。",
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          "zh_text": "像灰尘一样的城市还活着？不可能。被少女舔进胃里。明天一定会毫无痕迹地变成自己的粪便从肛门流出来。"
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          "ja_text": "女の子は自分のスカートの中に手を突っ込んで、下着を撫で回す。ビルなんて簡単に握りつぶすことのできるほどに大きい手のひらだった。",
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          "ja_text": "股間から受け取った粘液を手のひらにまとわりつかせながら声を出す。それは可愛らしいなんてものではなく、鼓膜をいつぶち破ってもおかしくない轟音だ。人間たちはとっさに耳をふさいだ。",
          "zh_text": "她一边把从股间沾到的黏液粘在手心，一边发出声音。那不是什么可爱的声音，而是足以震破鼓膜的轰鸣声。人们立刻捂住了耳朵。"
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          "ja_text": "彼らは外の世界に無関心でいすぎたせいで、もはや何を考えることもできなかった。他の人間たちはビルに駆け込んだりしていたが、一部の人間たちは状況が理解できないまま、その場に立ちすくむ。",
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          "ja_text": "巨大な少女が街を囲む山と壁をまたぎ越し、パンツを丸見えにしながら人間たちのほうへやってくる。山はいともたやすく踏み崩され、ただ彼女の靴下越しの足型にくり抜かれた。",
          "zh_text": "巨大的少女越过包围城市的山和墙，露着内裤朝人们走来。山很容易就被踩塌了，只留下被她的袜子踩出的脚型印记。"
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          "ja_text": "何度も発生する地響きにかまっていられなくなった頃、彼女は目標物のビルにネバついた手を伸ばす。道路で逃げそこねていた人には、その屋上から飛び降りようとしている人影が見えた。しかしそれも一瞬、その人影ごと少女の巨大な手のひらにおおわれて、ビルにこすりつけられてしまった。手がどかされたとこに残っているのは、ただの愛液。",
          "zh_text": "就在人们无法继续关注不断发生的地面震动时，她向目标建筑物伸出了手。在路上没能逃开的人，看到屋顶上有个想要跳下楼的人。但一瞬间，那个人连同大楼一起被少女的巨大手掌抓住了。手移开后，残留的只有爱液。"
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          "ja_text": "少女はその破壊行為だけでは飽き足らず、同じビルに今度は両手をかざす。両方からビルを挟み込むようにして、揉みしだき始めた。やがてビルはあっけなく崩れ去ってしまう。彼女の指の隙間や手のひらには一切の傷がなく、ただ瓦礫がこびりついているのみだった。",
          "zh_text": "少女不满足于这种破坏行为，这次对一栋大楼同时伸出了双手。从两边夹住大楼，开始揉，不久大楼就轻易地倒塌了。而她的手指和手掌上没有任何伤痕，只有黏黏的瓦砾。"
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          "ja_text": "巨大な少女はしゃがみこんだまま、次の遊び相手を探し始める。一歩歩みを進めるだけで数十トンを超えるお尻が左右に揺れ、立ち並ぶビルたちを吹き飛ばしていった。一部には超巨大なドミノ倒しのように、形を保って倒れていくものもある。",
          "zh_text": "巨大的少女蹲在地上，开始寻找下一个玩具。每往前走一步，重量超过数十吨的屁股就会左右摇晃，把一栋栋大楼吹飞。也有一部分像超巨大的多米诺骨牌一样，保持着原有的形状倒下。"
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          "ja_text": "公園で身を潜めていた一人の男は、少女の目線が下に向いたことに気がついた。彼は彼女が自分を見ているのかと考えたが、実際はそうではない。公園付近の複数車線道路を見つめていたのだ。",
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          "ja_text": "巨大な少女が膝をつく。両膝が激突した部分の道路の舗装が吹き飛んで二つのこぶし大のクレーターができた。",
          "zh_text": "巨大的少女跪在地上。双膝撞击部分的路面被炸飞，形成了两个拳头大小的火山口。"
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          "ja_text": "「これ……いいおもちゃになりそう」",
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          "id_line": 17,
          "ja_text": "街路樹が引き抜かれる。ただそれだけで大きな揺れが襲い、人間たちは立っていられなくなる。街路樹があったところにはぽっかりと樹木一本分の穴が空き、その周辺はひび割れたコンクリートごと盛り上がっていた。引き抜かれた街路樹の根から多くの土が街に降り注いでいたが、巨大な少女は気にする様子もない。",
          "zh_text": "行道树被拔掉。仅仅如此，就产生了巨大的摇晃，使人们都无法站立。原本有行道树的地方突然空出了一个一棵树大小的洞，周围连同开裂的水泥一起隆起。许多泥土从被拔下的行道树根部倾泻到街上，但巨大少女似乎毫不在意。"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "悲鳴が上がる。発生源は巨大な少女の背後にいた人々だ。彼らには、突然世界が暗くなったように見えた。頭上を覆い尽くすのは可愛らしい広大なパンツ。今まで以上に激しい地響きが街を襲う。彼女がお尻をつけて道路に座り、尻の下にいた人たちや、車やバスはその計り知れない体重によってぺしゃんこになってしまった。そのパンツごしの巨尻は複数車線道路をややはみ出して、まだ人が隠れているビルの入り口をふさいでしまう。",
          "zh_text": "巨大少女背后的人们突然发出惨叫。在他们看来，世界突然变暗了，盖过头顶的是可爱的巨大内裤。比之前更强烈的地鸣袭击了街道。她屁股坐在马路上，屁股下的人们、汽车和公共汽车被她那无法估量的体重压得扁扁的。那被内裤包裹的巨臀稍稍超出了车道，堵住了还藏着人的大楼入口。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "背後で生き残った人間から見た、二つの肉の塊が接地している道路はまるで廃墟。もはや車が走るのには使えない。",
          "zh_text": "从身后幸存的人的角度看，两个肉块砸到的道路简直就是废墟。已经不能行驶了。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "正面にいた一部の人間は、巨大な少女に見つからないように他の街路樹に身を潜めていた。Ｍ字開脚された太ももに景色を挟み込まれて……そしていつこの太ももが活動を開始するのかと思うと動くことができない。",
          "zh_text": "正面的一部分人为了不被巨大的少女发现，躲进了其他的行道树后。被M字打开的大腿夹住了……而且一想到这条大腿不知道什么时候开始活动，就害怕得动不了了。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "自分の股間の正面で人間が怯えているとも知らず、彼女はパンツを脱ぎ始め、その女性の証を露わにした。異臭が鼻をつく。正面にいた彼は今にも鼻が曲がってしまいそうだった。",
          "zh_text": "她完全不知道自己的正前方有一个人在害怕，开始脱内裤，露出身为女性的证据。一股异味扑鼻而来。站在对面的他感觉鼻子就要坏掉了。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "巨大な少女が湿ったパンツを脱ぎ捨てる。何を思ったのか彼女はまだ人が残っているビルの屋上にそのパンツを乗せてしまう。今の今まで股間に押し当てられていた下着を被せられて、屋上にいた人間たちはもだえ苦しんだ。",
          "zh_text": "巨大的少女脱下潮湿的内裤。不知想到了什么，把那条内裤放到了还有人的楼顶上。屋顶上的人们被刚才压在股间的内裤罩住，痛苦地挣扎着。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "巨大な彼女は屋上の人々のことなど気にもせず、街路樹を股間にこすりつける。太い幹と枝葉が肌色の壁によってひしゃげていく悲鳴を彼らは聞いた。",
          "zh_text": "她完全不顾屋顶上的人，把行道树在股间摩擦。他们听见粗大的树干和枝叶被肉色的墙壁压瘪的悲鸣声。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "「あっ、んっ……とってもいい。でも本当に気持ちいいのはこれから」",
          "zh_text": "「啊，嗯……不错。不过，真正让人舒服的才正要开始。」"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "まるで巨大なテントのように人間たちの視界を覆っていたスカートが、暴風を巻き起こしながら太ももにそってまくり上がっていく。こうなると、ほとんどどの場所からでもその痴態を人間たちは見ることができるようになっていた。",
          "zh_text": "就像巨大的帐篷一样，遮住人们视线的裙子刮起暴风，沿着大腿卷起。这样一来，人们几乎在任何地方都能看到她的痴态。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "ここで正面で巨大な少女の痴態を初めから見ていた人々が、あることに気づく。街路樹に隠れていた一人の男性が、街路樹ごと持ち上げられてしまった。街路樹はいくつかに束ねられ、彼が脱出するのはもはや不可能。",
          "zh_text": "而在附近从一开始就在正面观看巨大少女痴态的人们，注意到了一件事。躲在行道树下的一名男性，连同行道树一起被拔了起来。几个行道树被捆成一束，他想逃出去已经不可能了。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "巨大な少女がなまめかしく息を吐き出し雲を蹴散らしながら、股間をまさぐる。やがてピンク色の洞窟が押し開かれ、その入り口を現した。",
          "zh_text": "巨大的少女一边呼出娇艳的气息吹散云彩，一边摸索着自己的股间。不久，粉红色的洞穴被拉开，露出了入口。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "男性乗せたままの街路樹が、洞窟の中へといざなわれていく。そして中に消えたかと思えば、高速で出し入れが始まった。",
          "zh_text": "载着男性的行道树被插进洞窟里。就在人们以为他消失在里面的时候，高速地开始了抽插。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "出し入れの速度は凄まじく、彼女が腰と腕を動かすたびに大地が揺れ、尻に敷かれた自動車やバスはどんどん薄っぺらな鉄板へと形態を変化させていく。尻の肉によって出入り口を塞がれていたビルは外壁が崩落して、今度こそ完全に出口がなくなってしまった。",
          "zh_text": "抽插的速度惊人，她每动一下腰和胳膊，大地就跟着摇晃，压在屁股下的汽车和巴士逐渐变成薄薄的铁板。被屁股上的肉堵住出口的大楼外墙崩塌，这次彻底没了出口。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "次の瞬間、性器から愛液が噴射した。愛液の中には先ほどの街路樹がめちゃくちゃにひしゃげたものもふくまれていた。街の一角が巨大な少女の股間の香りに染まっていく。道路はもちろんのこと、雑居ビルに掲げられる看板や、背の低いビルの屋上をまでもを粘液まみれにして。",
          "zh_text": "下一瞬间，爱液从性器里喷射出来，还包括刚才那棵被压得乱七八糟的行道树。街道的一角被巨大少女股间的香气所浸染。道路自不必说，就连商住楼的招牌和低矮建筑物的屋顶上都沾满了黏液。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「はぁ……最高」",
          "zh_text": "「啊……太棒了。」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "「こっちに倒れてくるぞ！」",
          "zh_text": "「往这边倒下来了！」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「逃げろ！」",
          "zh_text": "「快逃！」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "尻だけで複数車線道路を塞ぐような巨体が、後ろに向かって倒れようとする。彼女の背後では未だ逃げ惑う人間たちが複数人いた。運悪く後頭部と肩の真下になった人々は、その命を落とすこととなった。",
          "zh_text": "光屁股就能压住车道的庞然大物向后倒去。她身后还有好几个人四处逃窜。如果运气不好，被后脑勺和肩膀砸中的话就会丧命。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "「これはもう使い物にならないな」",
          "zh_text": "「这东西已经没用了。」"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "横になった巨大な少女が性器から街路樹の残骸を引っ張り出して笑う。表情は性的快楽による満足感にあふれているように見えた。そして性器の中には、まだ木の葉がいくつもこびりついているのが見て取れる。",
          "zh_text": "躺着的巨大少女从性器中抽出行道树的残骸笑了。她的表情充满了性快感带来的满足感。而且在性器里，还能看到几片树叶粘在里面。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "自分たちは性的快楽にしか役立たない。それを身を持って知り、人間たちは絶望の底に叩き落される。",
          "zh_text": "我们只被用来制造性快感，人们亲身体会到这一点，陷入了绝望的深渊。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "やがて呼吸音が街に轟き始める。彼らはこれを好機と考えて、今のうちにこの場を離れようとした。",
          "zh_text": "不久，街上开始响起呼吸声。他们认为这是个好机会，打算趁现在离开。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "「小人？」",
          "zh_text": "「小人？」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "だが、与えられた時間は短かった。彼女はすぐに目を覚まし、上体を起こす。その視線はやはり彼女の眼下にある街。視線に恐怖した人間たちはより一層急いで逃げ出し始める。",
          "zh_text": "但是，留给他们的时间太短了。她很快就醒了，坐了起来。视线看向她眼下的街道。被视线吓到的人们开始更加匆忙地逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「あはっ、簡単に潰れちゃった」",
          "zh_text": "「啊哈哈，这么简单就毁了。」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "巨大な少女のそばのビルに隠れていた人々が、彼女の独り言のようなものを聞く。合わせて、巨木よりも太い指を女性器の中に押し込んで、中をかき混ぜる音が聞こえていた。街路樹よりも頑丈な指に、さらに自身たちの矮小さを思い知る。もしかしたら、この鉄筋コンクリート造りのビルさえ彼女の膣には勝てないのではないか。彼らは想像してしまう。",
          "zh_text": "躲在巨大少女旁边大楼里的人们听到了她的自言自语。合在一起，比巨木还粗的手指塞进性器里，里面传来搅拌的声音。手指比行道树还要结实，更让他们感到自己的渺小。难道，连这座钢筋水泥建筑都敌不过她的阴道吗？他们不禁想象。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "そしてすぐにその想像は形ある現実のものとなるのであった。",
          "zh_text": "很快，这一想象就变成了现实。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「な、なんだ……？」",
          "zh_text": "「怎、怎么可能？」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「おい、まさか」",
          "zh_text": "「喂，不会吧？」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "中にいた人からはいきなり世界が夜になったように感じられた。しかし、真っ暗で外がよく見えなくても、彼らは何が起きたか理解している。上部からとてもいやらしい臭いが漂ってくるからだ。窓ガラスの向こうでは、ネバネバとした液体が重力に従って垂れていた。",
          "zh_text": "在里面的人突然觉得世界仿佛进入了夜晚。但是，即使黑暗中看不清外面，他们也知道发生了什么。因为从顶部飘来一股难闻的气味。玻璃窗的另一边，黏糊糊的液体随着重力往下滴落。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "突然の衝撃。巨大な少女がビルに自分の股間をセッティングしたのである。それは地鳴りなんて生ぬるいものではなく、大の大人が天井まで跳ね上がったりしていた。",
          "zh_text": "突如其来的冲击，巨大的少女把自己的股间压在了大楼上。那不是地鸣这种不温不火的东西，而是一个巨人跳上了天花板。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「ビルの中にいる人からは、私が怪獣みたいに見えるのかな。それとも、私のおまんこだけで怪獣？　なんてね」",
          "zh_text": "「在大楼里的人看来，我就像怪兽一样吗？还是说，只有我的小穴是怪兽？」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "ビルの中は阿鼻叫喚だった。自分たちの見えないところで、とんでもなく恐ろしいことが起きようとしている。いますぐにここから逃げ出さなければならないと本能が訴えかけてくる。しかし断続的に続く揺れに、もはや立っている人はいなかった。",
          "zh_text": "大楼里一片惨叫。在他们看不见的地方，即将发生一件极其可怕的事情。本能告诉他们必须马上逃离这里。但是断断续续的摇晃，已经没有人能站起来了。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "「あっ……やだッ……私、ビルに犯されてる……ッ！　ビルに好き勝手されてるッ！　いや、違うッ……私が！　私がビルを好き勝手に……ああッ！！」",
          "zh_text": "「啊……讨厌……我，被大楼侵犯了……！被大楼为所欲为了！不，不对……是我！是我对大楼为所欲为……啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "上層階が音を立てて崩壊しているのがわかる。その崩壊の音はどんどん下層階にいる人々にも大きく聞こえるようになっていって……そして止んだ。",
          "zh_text": "上层轰然崩坏。那崩坏的声音越来越大，连下层的人也听得见……然后停止了。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "すでに上層階の人々は彼女の中に瓦礫とともに閉じ込められてしまった。しかし、自分たちはまだ生きている。助かったのだと思って、すぐにビルから脱出を試みた。",
          "zh_text": "上层的人已经和瓦砾一起被困在了她的身体里。但是，他们还活着。他们以为自己得救了，立刻试图逃离大楼。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「ダメ！　出口が崩れて……」",
          "zh_text": "「不行！出口崩溃了……」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「窓ガラスを割ってみたが……どのみち厳しそうだ」",
          "zh_text": "「我试着打碎窗玻璃……不管怎么说，都很困难。」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "一般出入り口は先ほど巨大な少女のお尻によって潰され、非常口も先ほど崩落。そして窓の外は愛液の海。中に窓から愛液に飛び込んで泳ごうとする者がいたが、進むことも引くこともできなくなって溺死した。",
          "zh_text": "出入口刚才被巨大的少女的屁股压扁，紧急出口刚才也崩塌了。窗外是爱液的海洋。其中有人想从窗户跳进爱液里游泳，但因无法前进和后退而被淹死。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "彼らが試行錯誤している間、ついに最後のときがやってきた。",
          "zh_text": "在他们不断摸索的过程中，最后的时刻终于到来了。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「あああッ！！　きもちッ……んッ！　イクッ……イク！！」",
          "zh_text": "「啊啊啊啊！！好舒服……嗯！要……去了！！」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "彼女の嬌声はジェットエンジンよりも大きな音を響かせる。声だけで街が崩壊していく。彼らはいよいよ、音が何も聞こえなくなった。",
          "zh_text": "她的娇声比喷气引擎的声音还大。只听声音，城市就会崩塌。他们终于什么声音都听不见了。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "中にいた人々のほとんどは、何が起きたのかさっぱりわからないまま巨大な少女のお尻や股間にこびりついたり、瓦礫に混じって愛液との混合物に成り果てた。まさかあんな少女が無理やりビルを体重で崩して膣の中に飲み込んだとは思いもしないだろう。",
          "zh_text": "里面的人几乎都完全不知道发生了什么事，有的粘在巨大少女的屁股和股间，有的混在瓦砾中变成了爱液的混合物。谁也不会想到，少女会用体重强行把大楼推倒，吞进阴道里。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「はぁはぁ……」",
          "zh_text": "「哈啊，哈啊……」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "ほとんどの人間は瓦礫と一体になって巨大な少女の膣の中に内包されてしまったが、その中で幾人か生きている者がいた。膣壁から伝わる熱気と鼓動。この洞窟が生きている証だった。",
          "zh_text": "几乎所有的人都与瓦砾融为一体，被包裹在巨大少女的阴道中，其中有几个人还活着。从阴道壁传来的热气和心跳。这是这个洞穴是活的的证据。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「俺はまだ……生きて……」",
          "zh_text": "「我还……活着……」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "しかし膣の中は当然ながら人間が生活できるような環境になっていない。かろうじて強力な生存欲求で生き延びていた彼も、暑苦しい巨大な少女の体温に頭をやられて、暗黒の眠りに落ちていく。",
          "zh_text": "但是阴道里当然不是人类可以生活的环境。好不容易在强烈的生存欲望下生存下来的他们，也被少女的体温弄昏了头，陷入了黑暗。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「仕方ないよね。みんなゴミみたいに小さいからね……」",
          "zh_text": "「没办法啊，大家都小得像垃圾一样……」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "VRモード解除。脳内に文字が浮かび上がって、彼の意識は覚醒した。",
          "zh_text": "VR模式解除，脑海中浮现出文字，他的意识清醒了。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "カプセルの中から起き上がって、大きく息を吐き出す。そこは学校の教室くらいには広い部屋で、彼の入っていたもの以外にもいくつかのカプセルが並んでいる。他の利用者たちも、ほとんど同時に目を覚ましたようだった。",
          "zh_text": "从胶囊里爬起来，深深地吐了一口气。那是一个有学校教室那么大的房间，除了他的胶囊之外，还有好几个胶囊。其他使用者也几乎同时醒了过来。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "一番初めに目を覚ました彼のそばに、白衣を着た科学者風の男がやってくる。",
          "zh_text": "第一个醒来的他身边，走来一个穿着白大褂的科学家模样的男人。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「どうです？　よかったでしょ」",
          "zh_text": "「怎么样？很好吧？」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「大迫力ですね。本当にあの場にいたみたいです」",
          "zh_text": "「真有魄力，好像真的在那里一样。」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "彼らは記憶を一時的に消去して、巨大な女の子に蹂躙される小人になりきるシチュエーションを堪能していた。ここに来るのはまだ一度目で、少し高額な料金に一歩引いていたのだが、これならいくら出しても満足できそうだ。",
          "zh_text": "他们被暂时消除记忆，享受着变成被巨大女孩蹂躏的小人的情景。这是他第一次来这里，高昂的费用让他有点望而却步，但这样的话，出多少钱他都满意。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "第四次世界大戦後、高度技術成長期を迎え、世界は急激な発展期を迎えつつあった。",
          "zh_text": "第四次世界大战后，世界迎来了高速发展的技术时期，进入了快速发展的时期。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "転送装置や縮小装置、クローン技術。今ここで娯楽に使ったVR装置もその戦争の副産物の一つだ。",
          "zh_text": "传送装置、缩小装置、克隆技术。现在在这里用于娱乐的VR装置也是那场战争的副产品之一。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "とくにこのVR装置は特別製で、作成されたクローンに装着者の意識を移すことができるようになっている。元は戦争で敵国へ攻め入るときに、死者を出さぬようクローンの兵士に意識を移して使っていた。元が軍事利用されていたものなのでその再現度は格別。視覚だけでなく、五感すべてが本物である。",
          "zh_text": "特别是该VR装置是特制的，可以将佩戴者的意识转移到克隆体上。原本在战争中攻入敌国的时候，为了不造成死亡而将士兵的意识转移到克隆人身上使用。因为原是被军用的那个仿真级别。不只是视觉，五官感觉都是真实的。"
        }
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    },
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          "ja_text": "階段をのぼる足音が近づいてくる。ドアが開いた。",
          "zh_text": "随着上楼的脚步声越来越近。门开了。"
        },
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          "ja_text": "高価なVR機材が設置された自室に、一人の少女が入ってくる。",
          "zh_text": "少女进入了安装了昂贵VR器材的自己的房间。"
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        {
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          "ja_text": "据え置き機の電源を入れる。テレビは必要ない。脳とゲームを接続するヘルメットを被り、横になる。据え置きのゲーム機から伸びる小型のスイッチをONに切り替えると、彼女の意識はゲームの中へ吸い込まれていった。",
          "zh_text": "打开主机的电源，戴上连接大脑和游戏的头盔，躺下。把游戏机上的小型开关打开，她的意识进入了游戏中。"
        },
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          "ja_text": "VR技術が発展した世の中。",
          "zh_text": "这里是VR技术蓬勃发展的世界。"
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          "ja_text": "ゲームとして様々なジャンルのものが進化を遂げていった。",
          "zh_text": "各种类型的游戏都在进化。"
        },
        {
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          "ja_text": "やがて、VR技術が現実とほとんど差異のないものとなったとき、ゲームのジャンルという概念は消失し、強いて言えば一つだけになる。",
          "zh_text": "不久之后，当VR技术与现实几乎没有差异的时候，游戏类型这一概念就会消失，硬要说的话就只剩下一种了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ジャンル「仮想現実」。すべてをプレイヤーの意のままに変更できる、でたらめな現実だった。",
          "zh_text": "「虚拟现实」游戏。一切都可以根据玩家的意愿改变，是荒唐的现实。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女は仮想現実の自室にて目を覚ました。ヘルメットはかぶっていなかった。",
          "zh_text": "少女在VR的房间里醒来，没有戴着头盔。"
        },
        {
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          "ja_text": "窓の外から聞こえる雑音、外を歩く人一人一人までもが忠実に再現されている。",
          "zh_text": "从窗外传来的杂音和作为NPC的人们都被完美地再现了出来。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は今からすることを思うと胸が高まって、股間がうずいた。",
          "zh_text": "一想到马上要做的事，她就觉得心跳加速，股间隐隐作痛。"
        },
        {
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          "ja_text": "なにもないところに手をかざす。VRゲーム内にのみ存在する特殊な粒子が集合し、タッチパネルが現れた。",
          "zh_text": "把手伸向空无一物的地方。只有在VR游戏中才存在的特殊粒子集合在一起，变成了触摸面板。"
        },
        {
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          "ja_text": "このゲームはなんでもできる。できることが多い分、本来なら彼女がしたい操作をするには何度もページめくりに相当する操作が必要だ。しかしコマンド記憶機能が働いていて、少女が操作したい数値はすぐに見つかった。",
          "zh_text": "这个游戏什么都可以玩。因为能做的事情很多，所以本来她想做的操作需要好几次翻页，但是由于指令记忆功能的作用，少女想要操作的数值很快就找到了。"
        },
        {
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          "ja_text": "自分のアイコンをタップ。",
          "zh_text": "点击自己的图标。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "その後、「Height：144.00cm」と記載された部分をタップし、数値を変更可能の状態にする。中空に出現した入力エリアに、30000.00と入力して300000.00cmにした。300メートルだ。",
          "zh_text": "然后，点击写有「Height: 144.00cm」的那一栏，使数值变为可变更的状态。在出现的输入框中输入30,000.00，使其变成30,000.00 cm，也就是300米。"
        },
        {
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          "ja_text": "しばらくもしないうちに少女は巨大化する。",
          "zh_text": "不一会儿少女就开始巨大化。"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "タンスやベッドなどの家具が押しのけられ、あっという間に背丈が部屋の天井に届く。片足がドアを蹴破って廊下に出てしまい、窓を突き破った片手が家から飛び出した。",
          "zh_text": "衣柜和床等家具被推开，很快她的身高就到了天花板。一只脚踢破了门，来到走廊上，一只手冲破窗户，从家里伸了出去。"
        },
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          "ja_text": "しかもこの家は二階建てで、この部屋は二階にある。気が付いたときには床が抜け、一階にあったキッチンの流し台や冬の必需品であるこたつやストーブなどを尻の下に敷いていた。少し大勢を整えようと体を動かすたびに、自分のお尻の下で何かがすり潰される感触がある。",
          "zh_text": "这栋房子是两层楼，这个房间在二楼。等回过神来，地板已经塌了，一楼厨房的洗碗池和冬天必备的被炉、暖炉等都压在屁股下面。每次想稍微调整一下姿势，就会感觉到屁股下面有什么东西被磨碎了。"
        },
        {
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          "ja_text": "一階には彼女のゲーム機によって生み出されたVR両親もいた。初めのうちは罪悪感に胸が染まってしまっていたが、もはや慣れっこだ。仮想現実だと割り切ってしまえばどうということはない。痛ましい悲鳴が自分の下から聞こえてきても気にすることはなかった。",
          "zh_text": "一楼还有游戏机生成的VR父母。一开始，她的心中充满了罪恶感，但现在已经习惯了。只要认定是虚拟现实就无所谓了。即使从自己的身下传来痛苦的悲鸣，她也毫不在意。"
        },
        {
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          "ja_text": "爆発が起きたように家から巨体が顔を出す。彼女の住んでいた家はただの瓦礫になっていた。隣接するご近所さんも足で蹴飛ばしてしまっている。",
          "zh_text": "巨大的身躯像发生爆炸一样从家里探出头来。她住的房子变成了一片瓦砾。邻居家也用脚踢开了。"
        },
        {
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          "ja_text": "これだけでいくつもの命を消し去ってしまったのだと思うと、興奮に頬が染まり心がとろけそうになる。",
          "zh_text": "一想到仅凭这一点就抹杀了好几条生命，兴奋得脸颊泛红，心都要融化了。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女が立ち上がると、服にゴミのように付着していた瓦礫が降り注ぐ。まるで雨のようなその瓦礫の下敷きになった人々は、一瞬で骨の芯まで粉々に砕かれ死傷した。",
          "zh_text": "她站起身来，衣服上像垃圾一样附着的瓦砾倾盆而下。被宛如雨点般的瓦砾击中的人们，在一瞬间连骨头都被砸得粉碎，死伤惨重。"
        },
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          "ja_text": "少女が白い靴下に包まれた足を駅へと歩みをすすめ始めると、サイレンが鳴り響く。避難を促す地域無線が巨大化した彼女の耳には入ってきていた。",
          "zh_text": "少女裹着白袜的脚刚开始向车站走去，警笛声就响了。催促避难的地区性无线电已经传到了她的耳朵里。"
        },
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          "ja_text": "自分自身が引き起こす災厄。そして非日常。それに巻き込まれる限りなく現実に近い仮想現実の住民たち。しかしこれももう慣れてしまっていて、興奮へ至るまでのスパイスとしては物足りない。",
          "zh_text": "自身引发了灾难，这是非日常的，还有被卷入其中的无限接近现实的虚拟现实居民们，但这也已经习惯了，作为达成兴奋的调味料还不够。"
        },
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          "ja_text": "彼女が足を持ち上げて振り下ろす。人や自動車がゴミクズみたいに飛び跳ね、自分の動きに巻き込まれて巻き上がる。現実世界では一般的な女子学生にすぎない自分が、仮想現実で圧倒的な存在として君臨しているその様に、心から満足していた。",
          "zh_text": "她把脚抬起来再放下，人和汽车就被卷入自己的行动之中像垃圾一样四处飞散。自己在现实世界里不过是个普通的女学生，却在虚拟现实中以压倒性的力量君临天下，让她从心底感到满足。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は猛スピードで足元から離れようとする赤い自動車を視界に捉え、思い切り足を振り下ろした。巨大地震が街を襲う。コンクリート道路は一瞬で粉砕、大地が裂けた。近くにいた人々はいまだかつてない大地震に立っていられないどころか、空中に放り出される。",
          "zh_text": "她看到一辆红色汽车正以飞快的速度从脚边离开，猛地挥下了脚。巨大的地震袭击了城市。水泥道路瞬间粉碎，大地裂开。在附近的人们在前所未有的大地震中不仅无法站立，还被抛到空中。"
        },
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          "ja_text": "粉微塵になった元道路だった場所には、白い靴下で包まれた足が未だ接地したまま。その下に件の赤い自動車は下敷きになった。",
          "zh_text": "被白袜子包裹的脚还贴着已经化为齑粉的原道路的地面上，而那辆红色汽车被压在下面。"
        },
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          "ja_text": "片足立ちになって、今しがた自動車を踏み潰した自分の足裏を覗き見る。白い靴下に覆われた足裏は、若干赤と茶色に黒ずんでいた。踏み潰した自動車が鉄板に成り果てて貼り付いている。",
          "zh_text": "她单脚站立，看着刚才踩坏汽车的自己的脚底。被白袜子覆盖的脚底，略显红褐黑。被踩扁的汽车变成了铁板贴在上面。"
        },
        {
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          "ja_text": "足裏に貼り付いた自動車を指でつまんで引き剥がす。顔に刻まれた笑みをより一層深くした。",
          "zh_text": "用手指捏住贴在脚底的汽车，把它拉开。脸上的笑容更深了。"
        },
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          "ja_text": "「ふふ、女の子の足の裏で一緒に鉄の板になっちゃって、ミジメだね」",
          "zh_text": "「呵呵，在女孩子的脚底一起变成了铁板，真丢脸啊。」"
        },
        {
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          "ja_text": "赤い鉄板を顔の前まで持ってきた。",
          "zh_text": "将红色的铁板端到面前。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "この自動車にはまだ人が乗っていたのだ。そんな小さな命を、自動車とともに圧縮してしまった。心臓がドキドキした。嗜虐心が高ぶっていく。",
          "zh_text": "这辆车上还坐着人。如此渺小的生命，和汽车一起被踩扁了。她的心脏怦怦乱跳。嗜虐心高涨。"
        },
        {
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          "ja_text": "あげていた片足を地面に下ろし、足だけでまだ無傷だった住宅街を開拓する。自動車を一瞬で圧縮する大きさの足が数度行き来した。まだ住宅街に残っていた人々が、生をつなぐべく四方八方へと駆け出すのが見える。しかしそれもむなしく、彼女が自分の足を行き来させる場所を少し変えただけで瓦礫と混ざり合い、その生命は潰えてしまう。",
          "zh_text": "抬起的脚放回地面，开始只用脚去开拓还完好无损的住宅区。可以瞬间踩扁汽车的大小的脚走来走去。还留在住宅区的人们，为了逃命，向四面八方跑去。但这也是徒劳的，她只要稍微改变一下自己的地方，小人们就会和瓦砾混在一起踩扁。"
        },
        {
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          "ja_text": "辺り一面が更地になった。最後に出来上がった更地の上に、つまんでいた自動車のなれ果てを持ってきて、指を離す。自由落下した鉄板が、小さく鳴いた。",
          "zh_text": "周围渐渐变成一片空地。在最后，她把捏着的汽车的尽头拿起来，放开手指。自由落体的铁板发出微弱的声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "「自動車もなかなかいい音がするんだね……っはぁはぁ」",
          "zh_text": "「汽车的声音也不错啊……哈哈哈。」"
        },
        {
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          "ja_text": "少女の呼吸が荒くなる。いつの間にか片手がスカートの中へと伸びて、股間を湿らせていた。",
          "zh_text": "少女的呼吸变得急促起来。一只手不知何时伸到了裙子里，股间已经湿了。"
        },
        {
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          "ja_text": "——駅でやろうと思ってたけど……もう我慢できないっ！",
          "zh_text": "——本来想在车站做的……但已经受不了了！"
        },
        {
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          "ja_text": "少女は周囲に目を光らせる。そして渋滞を起こしている住宅街の一角に歩みを進めると、その上で仁王立ちした。股間に押し当てた指を何度もくりくりと動かして、敏感なところを片っ端から刺激した。",
          "zh_text": "少女目光炯炯地看着周围。然后，走到造成交通堵塞的住宅区一角，站在地上，将压在胯部的手指反复摩擦，刺激敏感的部位。"
        },
        {
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          "ja_text": "仮想現実に住まう人々、小人たちの上空では、淫乱な水の音がパンツ越しに轟いている。漂う異臭は、間違いなく女性器と、それが垂れ流す粘液が放つものだ。",
          "zh_text": "生活在虚拟现实中的小人的上空，淫乱的水声隔着内裤轰鸣着。漂浮着的异臭毫无疑问是性器和它垂下的黏液散发出来的。"
        },
        {
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          "ja_text": "パンツから滲み出た粘液がこぼれ落ちる。いくつかの自動車を乗車している人間ごと飲み込んだ。粘性の高いゼリー状の液体に包まれた自動車は、内側から開くことができなくなる。",
          "zh_text": "从内裤渗出的黏液滴落下来把几辆车连同车上的人都吞没了。一旦汽车被胶状的液体包裹，就无法从内侧打开。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あぁ……くぅ、見てる見てる……みんなが見てるよぉ……っ！」",
          "zh_text": "「啊……嗯、在看……大家都在看我……啊！」"
        },
        {
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          "ja_text": "興奮に膝がガクガク震え始め、立っていられなくなった。",
          "zh_text": "因为兴奋，她的膝盖开始颤抖，几乎站不住了。"
        },
        {
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          "ja_text": "二車線の広い道路の両歩道に両膝をつく。舗装されたばかりの新品の道路と縁石が、少女の白い膝で粉々になった。運悪く膝の下になった人々は、とてつもない重さの体重を一点で受けて跡形もなく潰れてしまう。",
          "zh_text": "双膝跪在两车道的宽阔道路两侧人行道上。刚刚铺好的崭新道路和路缘石，被少女雪白的膝盖撞得粉碎。运气不好被压在膝盖下的人，在一点上承受了巨大的体重，消失得无影无踪。"
        },
        {
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          "ja_text": "膝立ちでだらしなく開かれた股間の真下では、広大なカーテンのようなスカートによって天を覆われた二車線渋滞がある。",
          "zh_text": "双膝跪立、两腿间敞开的正下方，是被一条像巨大窗帘一样的裙子遮住上空的两条车道。"
        },
        {
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          "ja_text": "パンツ越しにも愛液はとめどなくあふれており、彼女が身につけるパンツは下着の意味を成していない。彼女が意識しないうちにも、数台の自動車と数十人の人々が愛液に絡められていた。",
          "zh_text": "即使隔着内裤，爱液也会不停地溢出来，所以她穿的内裤并没有意义。在她还没有意识到的时候，已经有数辆汽车和数十人被爱液缠住了。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女は膝たちのまま、乱暴にスカートを脱ぐ。そしてうつ伏せになった。",
          "zh_text": "少女就这么跪着，粗暴地脱下裙子。然后俯下身子。"
        },
        {
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          "ja_text": "指で刺激するだけでは飽き足らず、直接股間を二車線道路にこすりつけ始めたのだ。いわゆる床オナ。無論、その股間の下では渋滞に巻き込まれた自動車が、コンクリート道路との間で板挟み状態になっていた。",
          "zh_text": "她不满足于用手指刺激，开始直接用下体摩擦双车道公路。也就是所谓的床式自慰。当然，在她的胯下，被堵得水泄不通的汽车被夹在水泥道路之间。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「あっあっ……いぃ……」",
          "zh_text": "「啊……不错……」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "頬を大地に押し付ける。何かが潰れた。顔を横に向けると、ぼやけた視界にフィギュアよりも小さな人間たちが目の前を走って逃げていくのが見える。",
          "zh_text": "脸贴着大地。感觉有什么东西被压扁了。她侧过脸去，模糊的视野中，看到一群比人偶还小的人从眼前跑开。"
        },
        {
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          "ja_text": "悲鳴が耳に心地よかった。",
          "zh_text": "尖叫声听起来很舒服。"
        },
        {
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          "ja_text": "何度も何度も、身体全体で道路渋滞の上を行き来する。股間の下敷きにして、自動車や人間たちをすりつぶしていく。魂のこもった金切り声に混じって、無機質な金属がひしゃげる音が届く。",
          "zh_text": "一次又一次，整个身体在堵塞的道路上来回摩擦。把汽车和人类压在胯下。在响彻灵魂的尖叫声中，传来无机金属被挤压的声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "興奮が最高潮に達した。",
          "zh_text": "兴奋达到了顶点。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ああっあああ！！　イクっ……イクぅ！！」",
          "zh_text": "「啊啊啊啊！！去……去了！！」"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は無意識の内に足をピンとまっすぐに伸ばして、瞳をギュッと閉じていた。顔が熱い。体中が汗だくになる。",
          "zh_text": "她下意识地把腿绷得笔直，眼睛紧闭。脸很烫。浑身是汗。"
        },
        {
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          "ja_text": "股間からはこれ以上ないくらいに愛液があふれ出している。排水溝なんかはとっくに詰まっていて、彼女の愛液が逆流していた。",
          "zh_text": "爱液从股间溢出来。排水沟什么的早就满了了，她的爱液冲击而上。"
        },
        {
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          "ja_text": "「はぁはぁ……」",
          "zh_text": "「哈啊，哈啊……」"
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          "ja_text": "彼女は吐息だけでも轟音になる。しかし、その吐息に負けない音量のざわめきが、まだ自分の股間のほうから聞こえてきていた。これだけ住宅街の中で激しくやったというのに、まだ生きている人間たちがいるらしい。",
          "zh_text": "她光是叹息就会变成巨响。但是，音量不亚于那叹息的嘈杂声，仍然从自己的下体传来。在住宅区里进行了如此激烈的自慰，但好像还有人活着。"
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          "ja_text": "なんだか恥ずかしい。",
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          "ja_text": "——おしっこもしちゃおうかな……。",
          "zh_text": "——尿尿吧……。"
        },
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          "ja_text": "オナニーをすると、おしっこもしたくなる。その生理的欲求に逆らうことなく、彼女はパンツを履いたままその場に小便をした。",
          "zh_text": "自慰之后就会想尿尿。她没有反抗这种生理需求，穿着内裤就当场尿了。"
        },
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          "ja_text": "まだ生きていた人々がアンモニア臭のする濁流に押し流されていく。排水溝を愛液で詰まらせたおかげで、あたりは瞬く間に水浸しになった。",
          "zh_text": "还活着的人们被带着氨臭味的浊流冲走。由于排水沟被爱液塞满，周围瞬间被淹没。"
        },
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          "ja_text": "——目を覚ました世界は現実だった。",
          "zh_text": "——醒来的世界是现实世界。"
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          "ja_text": "窓の外を見ると、自分が破壊の限りを尽くした住宅街が、当たり前のようにその場に存在している。",
          "zh_text": "看向窗外，被自己破坏殆尽的住宅区理所当然地存在着。"
        },
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          "ja_text": "誰も自分がオナニーをしていたことを知らない世界。",
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          "ja_text": "これだからVRでひとりえっちするのはやめられないのだ。",
          "zh_text": "正因为如此，一个人用VR玩是无法停下的。"
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          "ja_text": "地震に目を覚ました登山客。彼らたちが最後に見たものは、女の子の臭いを放つ真っ白な壁だった。",
          "zh_text": "被地震惊醒的登山客最后看到的是散发着女孩子气味的雪白墙壁。"
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          "ja_text": "2000メートル級の山々を連ねる山脈に、彼女はまたがっていた。股下2000メートルになる巨大な少女にとって、ちょうどいい高さのおもちゃだ。",
          "zh_text": "她横跨在2000米级别的山脉上。对于胯下高达2000米的巨大少女来说，这是一个高度正好的玩具。"
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          "ja_text": "少女はパンツとプラだけの格好を恥ずかしげもなく晒している。",
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          "ja_text": "またがったまま、歩く。一歩、また一歩と歩みを進めるだけでふもとの山村集落はその素足の下に消えてなくなり土に返っていく。",
          "zh_text": "就这么跨着山脉走路。一步、再一步地往前走，山脚下的村落消失在她光着的脚下，回归大地。"
        },
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          "ja_text": "その動きに合わせて、彼女のパンツはずりずりと大きな音を立てながら、山頂の山小屋や絶景ポイントの解説が刻まれた看板を轢き潰した。",
          "zh_text": "配合着她的动作，她的内裤发出哗啦哗啦的巨大声响，碾碎了山顶的小木屋和刻着绝景解说的招牌。"
        },
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          "ja_text": "登山に打ってつけの夏の季節、何人山登り中の人々を股間や太ももですり潰したか、彼女は知らない。股下で潰れても何も感じない小さすぎる彼らのことなんて、数えることさえ疲れる。",
          "zh_text": "她不知道在这个登山高峰期的夏季，用大腿和股间磨碎了多少登山的人。他们太小了，就算压扁也感觉不到，连数都懒得数。"
        },
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          "ja_text": "メキメキ。山々に生える緑色の木々が彼女に刺激を与える。樹木はえぐれ折れ曲がり、乾ききって鋭くとがった中身を露出させている。",
          "zh_text": "咯吱咯吱。山中生长的绿色树木给了她刺激。树木被折断，露出干燥而尖锐的内部。"
        },
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          "ja_text": "普通、これだけ鋭利に中身を露出させた樹木に皮膚を押し付けては深い傷ができるのが必至。しかし少女は、あまりにも巨大な存在だ。折れてひしゃげた樹木たちは、彼女のパンツの繊維を切り離すことさえできないまま、少女の全体重を受けて土の中に埋もれてしまう。",
          "zh_text": "一般来说，把皮肤压在如此锋利地露出内部的树木上，肯定会留下很深的伤口。但少女实在是太过庞大。折断、压扁的树木连她内裤的纤维都无法切断，承受着少女的全部体重，被压在土里。"
        },
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          "ja_text": "少女の股間が通ったあとには、浅く広く掘り起こされた岩石や土石が、山頂に身を晒しているのみ。つい先ほどまでいくつもの山小屋があって、何人もの登山客が寝泊まりしていたとは思えないほどに山脈は彼女に蹂躙し尽くされていた。",
          "zh_text": "少女的胯部通过之后，只有浅而广地被挖过的岩石和土石暴露在山顶上。山脉已经被她蹂躏殆尽，完全看不出就在刚才还有好几个山间小屋，好几个登山客在这里过夜。"
        },
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          "ja_text": "「あはん……っ！！」",
          "zh_text": "「啊哈……啊！」"
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          "ja_text": "少女がよがり声をあげた。",
          "zh_text": "少女得意地叫了一声。"
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          "ja_text": "彼女はまた何か、大きなものを股間で轢き潰して性的刺激を得たようだった。尻が前へと進んでいき、めちゃくちゃになった山頂が空の下に晒される。しかし、彼女が股間の下にすり潰したものが山小屋なのかあるいは自然物だったのか、今となってはわからなかった。",
          "zh_text": "她好像又用胯间碾碎了什么大东西来获得性刺激。她的屁股往前移动，在天空下留下一片狼藉的山顶。但是，被她压扁在胯下的究竟是山中小屋还是自然物，现在已经无从得知。"
        },
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          "ja_text": "少女の顔がほのんりと火照ってきていた。うつろな瞳はどこを見ているのかわからない。足元がおぼつかず、山のふもとそのものを踏み崩しているのも見て取れる。足の裏には土にまみれた家が貼り付いていた。",
          "zh_text": "少女的脸上红红的。空洞的眼睛不知道在看哪里。脚下不稳，甚至可以看到她踩坏了山脚。脚底贴着沾满泥土的房子。"
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          "ja_text": "しかし、快楽を求め続けることだけはやめなかった。少女のパンツがものすごい轟音を響かせながら、巨大ブルドーザーのように山頂を削り取っていく。人々が無意識に畏怖を感じ、拝む自然の象徴のてっぺんが、少女の股間にフィットする形に変わっていった。",
          "zh_text": "但是，她从未停止追求快乐的脚步。少女的内裤发出巨大的轰鸣声，像巨大的推土机一样，削向山顶。人们无意识中感到畏惧、膜拜的象征自然的顶部，变成了适合少女股间的形状。"
        },
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          "ja_text": "そろそろ絶頂が近い様子で、それは股間にも前兆として現れていた。山脈の途中から、ところどころ粘液溜まりのようなものができている。それはまるで温泉のように生暖かい。ちょうど少女の体内と同じくらいの温度になっている。",
          "zh_text": "似乎快到高潮了，这个前兆也出现在股间。从山脉中间开始，到处都是黏液状的东西。那简直像温泉一样温暖。温度和少女的体内差不多。"
        },
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          "ja_text": "粘液溜まりからあふれた一部の人肌の粘液が、火砕流のように山のふもとに向かって流れ、そして粘性がありながらも超スピードで下っていく。",
          "zh_text": "从黏液池中溢出的部分人体黏液，像火山碎屑流一样流向山脚，然后以极快的速度向下流去。"
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          "ja_text": "ネバネバとした半透明の液状物はまだ形ある森林地帯を中に取り込む。隠れ潜んで生き残っていた登山客や、山に暮らす動物たちまでもをその中に飲み込んで速度を増していった。",
          "zh_text": "黏糊糊的半透明液状物流到还保留了形状的森林地带，把那些躲在暗处生存下来的登山客和生活在山里的动物们都吞了进去，并加快了速度。"
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          "ja_text": "そのふもとにはたまたま彼女の素足に踏み潰されることなく残っていた集落があった。",
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          "ja_text": "やがて集落に到達する少女の体液。少女の体内から出てしばらくしても、その粘液はまだ人肌の温度を保っていた。",
          "zh_text": "不久少女的体液到达了这里，从少女体内流出后不久，黏液还保持着人体温度。"
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          "ja_text": "異臭を放つ液体が、住宅と車を押し流していく。まだ人々の残っている村を飲み込んでいった。集落は全体を少女の体温の液体に置き換えられて、ダムに沈むよりも理不尽な形で地図から消え去ってしまう。",
          "zh_text": "散发着异臭的液体冲走了住宅和汽车。吞没了还有人的村庄。村落整体被带着少女体温的液体所取代，以比沉入水库还蛮不讲理的形式从地图上消失。"
        },
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          "ja_text": "「うんっ……はぁはぁ……」",
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          "ja_text": "自分の体液の一滴だけで村一つを壊滅させたとも知らず、少女は歩み続ける。呼気で山よりも高いところにある雲を蹴散らしながら、山頂のすべてをパンツの下敷きにする。岩石がめくれ上がり、樹木が折れ曲がる。それが刺激となって愛液があふれ出し、今しがた掘り起こしたすべてを沈め去った。",
          "zh_text": "少女不知道，仅仅是自己的一滴体液就足以毁灭整个村庄，她继续前行。一边呼气驱散比山还高的云，一边把山顶的一切都压在内裤下面。岩石翻飞，树木弯曲。这一刺激使爱液溢出，淹没了刚才挖过的一切。"
        },
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          "ja_text": "繰り返し繰り返し、股間で山を削り潰しながら得た刺激を快楽に変えて脳が受け取りつづけた。馬鹿になってしまいそうだった。",
          "zh_text": "一遍又一遍，把用股间摩擦山脉的过程中得到的刺激转化为快乐，让大脑持续接受，快要失去理智了。"
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          "ja_text": "「はあはあ……あっ……ああっ！！　おまんこ気持ちいい！！　おっきな山をすり潰しちゃうの気持ちいいよぉ！！」",
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          "ja_text": "遥か彼方で巨大な股間が迫ってくるのを見て、不安な気持ちを抑えていた登山客たちが、一斉に悲鳴を上げる。その場で立ちすくんだまま動けなくなった者や、蜘蛛の子を散らすように登山道から外れてバラバラに山を降り始めた者がいた。",
          "zh_text": "看着巨大的股间在遥远的远方逼近，压抑着不安心情的登山客们齐声尖叫起来。有的人呆立在原地动弹不得，有的人像小蜘蛛一样脱离登山道，七零八落地开始下山。"
        },
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          "ja_text": "しかし、頂上で待っていても山を降りようとも、快楽に染まった彼女の前ではほとんど同じ。太ももと山の間ですり潰されるか、パンツと山頂の間ですり潰されるかのどちらかである。",
          "zh_text": "但是，无论在山顶等待还是下山，在被快乐醉倒的她面前都几乎一样。不是在大腿和山体之间被磨碎，就是在内裤和山顶之间被磨碎。"
        },
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          "ja_text": "「ああっ……イク、イクぅ……！！」",
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          "ja_text": "太ももと股間で数々の命をすり潰した彼女が、ついに絶頂を迎えた。",
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          "ja_text": "パンツに大きなシミができる。愛液があふれ出すと同時に膀胱が決壊し、無意識の放尿が始まった。",
          "zh_text": "内裤上出现了一个巨大的污渍。爱液溢出的同时，膀胱也决堤了，开始无意识地小便。"
        },
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          "ja_text": "先ほど村一つを沈めた愛液よりも膨大な量のおしっこが、山によって二つに裂かれ、それぞれのふもとに向かって流れていく。それも今度は粘性もない完全な液体だ。粘液とは比にならない速度で山を下り、一瞬でふもとにあった山村集落を破壊、さらに離れた村や街を押し流さんとする。",
          "zh_text": "比刚才淹没整个村庄的爱液还要庞大的尿量，被山劈成两半，流向两边的山脚。而且这次是完全没有粘性的液体。以黏液无法比拟的速度下山，一瞬间就破坏了山脚下的山村村落，并将更远的村庄和城市冲走。"
        },
        {
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          "ja_text": "山から離れた街ではとうに避難がおこなわれていた。しかし、彼女の身長は6kmを超える。それは単純計算しても普通の人間の4000倍のサイズ。当然ながらその質量も4000倍になっている。普通の人間が排泄する4000倍の量のおしっこ……しかも2000m級の山の頂上から森林地帯を削り取りながら流れ落ちてくる超スピードのそれに、彼らはあえなく飲み込まれた。",
          "zh_text": "离山较远的城市早已开始避难。但她的身高超过6公里。即使单纯计算，也就是普通人的4000倍大小。当然，它的质量也是4000倍。尿量也是普通人的4000倍……再加上从2000米以上的山顶上沿着森林地带倾泻而下的速度之快，使他们来不及避难。"
        },
        {
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          "ja_text": "「はぁ……」",
          "zh_text": "「哈啊……」"
        },
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          "ja_text": "快楽に染め上げられた恍惚の表情で、少女がなまめかしい息を吐く。",
          "zh_text": "少女带着被快乐醉倒的恍惚表情，吐出娇媚的气息。"
        },
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          "ja_text": "パンツや太ももが自分の愛液混じりのおしっこでびしょ濡れになっていることに、彼女は少し恥ずかしそうにしていた。しかし、股間で山を削り潰すという行為のあまりの気持ちよさに意識がすぐにぷつりと途切れてしまう。",
          "zh_text": "内裤和大腿被自己掺着爱液的尿浸湿了，她显得有些不好意思。但是，用股间摩擦山脉的行为带来的太过舒畅的感觉让她的意识立刻中断了。"
        },
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          "ja_text": "少女はそのまま山脈に向かって倒れ込み、山に抱きつくような格好で眠りに落ちていく。",
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          "ja_text": "いかにも魔女のモノでございといった大窯がぐつぐつと音を立てている。にもかかわらず、魔法薬のニオイが漂うその部屋は暗くて冷たかった。",
          "zh_text": "俨然是魔女之物的大锅发出咕嘟咕嘟的声音。尽管如此，弥漫着魔法药气味的房间又暗又冷。"
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          "ja_text": "ドアノブが回る音がした。黒ローブを羽織った少女がドアを押し開いて部屋に入ってくる。この部屋の主である魔女だった。",
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          "zh_text": "少女看也不看大锅，借着烛光走向摆着烧瓶和试管的架子。她搬来木头做的脚手架，坐在上面，隔着玻璃窥视架子高处的三角烧瓶。"
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          "ja_text": "「おお、できてるできてる」",
          "zh_text": "「哦，完成了完成了。」"
        },
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          "ja_text": "胸を踊らせる彼女が見つめる先にあったのは、三角フラスコの中に閉じ込められた小さな都市だった。魔法の実験で知的生命の住む街を培養し、育てていたものだ。",
          "zh_text": "晃动着胸部的她所凝视的，是一个被封闭在锥形瓶中的小城市，是通过魔法实验培养智慧生命居住的城市。"
        },
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          "ja_text": "あまりにも矮小なそれは、あどけない魔女の手のひらに収まるような範囲に、1cmもないビル群を上へ上へと伸ばしている。",
          "zh_text": "过于微小的城市中不到1cm的楼群向上延伸到能被天真无邪的魔女掌握的范围内。"
        },
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          "ja_text": "縮尺率は1万分の1。1kmが10cmになる世界がこのフラスコの中には存在している。160cm程度の人間なんて0.16mmというダニと同じくらいの大きさになってしまって、魔女の目をもってしても視認することは不可能だった。",
          "zh_text": "缩小比例为万分之一。1公里相当于10厘米的世界存在于这个烧瓶中。160cm左右的人，大小和螨虫差不多，只有0.16mm，即使是魔女的眼睛也不可能看清。"
        },
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          "ja_text": "彼らに自分のことはどのように見えるのだろう。突如白い肌の壁に覆われる住人たちの恐怖を想像しながら、舌なめずりをして手を伸ばした。",
          "zh_text": "他们是怎么看待自己的呢？想象着突然被雪白肌肤的墙壁覆盖住的居民们的恐惧，她舔着嘴唇伸出手，"
        },
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          "ja_text": "三角フラスコをつかみ棚から取り出す。",
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          "ja_text": "「あっ……！」",
          "zh_text": "「啊……」"
        },
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          "ja_text": "隣に並んでいた試験管が数個落下し、粉々に砕け散ってしまった。気持ちが高ぶって引きずり出してしまったのが良くなかった。",
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        {
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          "ja_text": "「あー、もう最悪だよぉ……。こっちはもっと小さく数億人の人間を培養してたからあとのお楽しみにとっておいたのに……」",
          "zh_text": "「啊，真是太糟糕了……好不容易为了以后的乐趣了培养了几亿更小的人……」"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "細長い試験管という物体は、宇宙に漂うスペースコロニーを彷彿とさせる。だから彼女は擬似的に重力を発生させてコロニー化し惑星規模の人類を繁殖させていた。",
          "zh_text": "细长的试管仿佛是漂浮在宇宙中的太空殖民地，她模拟了重力，使殖民地化行星规模的人类得以繁殖。"
        },
        {
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          "ja_text": "足場を降りて床を確認する。残っていたのはガラス片に混じったただのゴミだった。試験管の形はほとんど残されていない。",
          "zh_text": "走下脚手架，确认地板。剩下的只有混在玻璃碎片里的垃圾。几乎看不出试管的形状了。"
        },
        {
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          "ja_text": "一旦三角フラスコをテーブルに退避。イライラが募った少女が舌打ちしながら人間の街で購入した掃除機を手にし、試験管の残骸をその中にあった街と人間たちごと吸引していく。",
          "zh_text": "暂时把锥形瓶放到桌上。心烦意乱的少女一边咂着嘴，一边拿起从人类的城市买来的吸尘器，将试管的残骸连同里面的城市和人类一起吸走。"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "現在進行形でゴウゴウと音を響かせる掃除機に吸い込まれていく廃墟見て、まだ生きている人間がいるのかもしれない、ふとそんなことを思う。",
          "zh_text": "看着被轰隆隆作响的吸尘器吸入的废墟，她突然想到或许还有活着的人。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は想像力を働かせる。今の今まで自分たちが暮らしてきた街がたった一人の少女の不注意によって突然破壊され、掃除機などという文明の利器に蹂躙される。",
          "zh_text": "她想象着至今为止自己生活的城市因为一个少女的疏忽突然被破坏，被吸尘器这个文明的利器蹂躏。"
        },
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          "ja_text": "悪魔と契約を交わすことで魔女となった彼女とて、元は普通の人間で、ただの非力な女の子だ。もし自分がそんな理不尽極まりない仕打ちを受けようものなら、気が狂ってしまうに違いない。",
          "zh_text": "与恶魔签订契约而成为魔女的她，原本只是普通人，只是个无力的少女。如果是自己受到如此蛮不讲理的对待，一定会疯掉的。"
        },
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          "ja_text": "そしてそんな気が狂ってしまうような理不尽を今、自分がこの手で引き起こしている。そう思うと染み渡るように興奮が満ちていって、少女はゾクゾクが止まらない。",
          "zh_text": "现在，自己亲手造成了这种令人发疯的不讲理。一想到这里，少女就兴奋得心跳加速。"
        },
        {
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          "ja_text": "小さな人間たちを哀れむと同時に、言いしれぬ嗜虐心が心を満たしていく。少女は自分の表情がたちの悪い笑みに歪んでいることに気が付かなかった。",
          "zh_text": "在同情小人的同时，也充满了难以言喻的嗜虐心。少女没有注意到自己的表情被坏笑扭曲了。"
        },
        {
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          "ja_text": "やがて床はさっぱりきれいになった。すべては掃除機の中だ。ソレがまだ生きていようがいまいが関係のないことだった。",
          "zh_text": "不一会儿地板就干净了。他们的一切无论是否还活着都在吸尘器里了。"
        },
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          "ja_text": "ため息が出る。三角フラスコの中身よりこっちのほうが創り出すのが大変だったのだ。",
          "zh_text": "少女叹了口气。比起锥形瓶里的东西，这个更难造出来。"
        },
        {
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          "ja_text": "もったいないことをしてしまった。しかし自分の不注意でしかないのだから、怒りをぶつける先がない。イライラからまたもや舌打ちをしてしまう。",
          "zh_text": "做了很可惜的事。但这只是自己的疏忽，所以没有发泄怒气的对象。因为烦躁，她又咂了咂嘴。"
        },
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          "ja_text": "「まぁいいや。壊れたもんはしょうがない。こっちでオナニーしよ」",
          "zh_text": "「算了，已经坏了也没有办法，用这个自慰吧。」"
        },
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          "ja_text": "当たり前のように品のない単語をつぶやき、今しがた手にした三角フラスコを持って大窯の部屋をあとにする。",
          "zh_text": "她理所当然地嘟囔了几个下流的单词，拿着手里的锥形瓶离开了大锅的房间。"
        },
        {
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          "ja_text": "本来なら三角フラスコの中の都市は顕微鏡で経過観察するだけにとどめるつもりだった。しかし今、彼女は虫のいどころが悪いのだ。",
          "zh_text": "本来打算用显微镜观察锥形瓶中的城市。但现在，她的心情很不好。"
        },
        {
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          "ja_text": "——めっちゃくちゃ屈辱的な目に合わせて、ストレス発散させてもらうんだからっ！",
          "zh_text": "——她很想释放压力！"
        },
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          "ja_text": "相変わらず部屋に落ちているのは暗闇と静寂。しかし、そこは見た目年齢相応の可愛らしさのあふれる部屋模様になっている。",
          "zh_text": "房间里依然是一片黑暗和寂静。但是，这里是与年龄相符的充满可爱的房间。"
        },
        {
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          "ja_text": "一際目立つのが、彼女の手作りのぬいぐるみ。裁縫が得意な彼女が作るぬいぐるみ類は、とてもよく形が整っていた。",
          "zh_text": "最引人注目的是她亲手制作的布偶。擅长缝纫的她，做的布偶类的东西，形状都非常漂亮。"
        },
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          "ja_text": "コトリ、と三角フラスコを床に置く音。それに続くように衣ずれの音がする。",
          "zh_text": "哐当，传来锥形瓶放在地板上的声音。随之而来的是脱衣服的声音。"
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          "ja_text": "ローブ、上着、下着と構わず脱いでいって、一糸まとわぬ姿になった。何もためらうことはない。ここは自分の部屋。彼女のためのプライベート空間だ。",
          "zh_text": "她毫不在意地脱下长袍、上衣、内衣，变成一丝不挂的样子。没有什么可犹豫的，这是她的房间，是她的私人空间。"
        },
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          "ja_text": "「ああ、ごめん。そういえばあなたたちもいたね」",
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        },
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          "ja_text": "フラスコの中に目をやる。完全に中に人間が暮らしていることを失念していた。",
          "zh_text": "她看向烧瓶里。完全忘记了里面还有人。"
        },
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          "ja_text": "「女の子のプライベートな空間に何千人もの男たちを同時に招待してあげたんだから、感謝してよね。おばさんも混じってるかもしれないけどさ」",
          "zh_text": "「在女孩子的私人空间里同时招待了几千个男人，你们应该感谢吧。虽然里面可能也有大妈。」"
        },
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          "ja_text": "返事はない。実際はあったのかもしれないが、少女の耳に届かなければそれはないも同然だ。",
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        },
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          "ja_text": "さて。小さくそうつぶやいて、床に置いたままの三角フラスコの上に仁王立ち。フラスコの中からは、少女が女性である証が公然と天を埋め尽くしているのが見えた。それは粘液をヨダレのように垂らし、まだかまだかと彼女を急かしてくるようだった。",
          "zh_text": "那么。她小声嘀咕着，站在放在地板上的锥形瓶上。从锥形瓶中可以看到，少女是女性的证据公然占据了整个天空。它滴着像口水一样的黏液，好像在催促她。"
        },
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          "ja_text": "しかし、今日はこっちの気分ではなかった。",
          "zh_text": "但是，今天要用的不是这边。"
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          "ja_text": "「その命、私が造ってあげたんだから、どんなコトに使ったって構わないよね」",
          "zh_text": "「你们的生命是我创造的，所以我用在什么事情上都可以。」"
        },
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          "ja_text": "冷えた空気に、少女の肛門がぴくりと動いた。",
          "zh_text": "在冰冷的空气中，少女的肛门微微蠕动。"
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          "ja_text": "素っ裸の少女がフラスコの口に向かって腰を下ろしていく。空気を圧縮して迫る排泄口に、フラスコの底面に敷き詰められた縮小都市に生きる人々は狂気の悲鳴をあげて逃げ惑っていた。",
          "zh_text": "全裸的少女对着瓶口坐下。排泄口压缩着空气逼近，生活在铺满锥形瓶底面的缩小都市里的人们发出疯狂的悲鸣，四处逃窜。"
        },
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          "ja_text": "しかし、ここはフラスコの内側の世界なのだ。この街から逃げ出すすべなど存在しない。",
          "zh_text": "但是，这里是锥形瓶内部的世界。不存在逃离这座城市的方法。"
        },
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          "ja_text": "三角フラスコの口が肛門に触れる。次の瞬間にはフラスコの口は中へと飲み込まれ、肛門内括約筋によって閉じられ、完全に密閉された。",
          "zh_text": "瓶口碰到了肛门，下一瞬间，瓶口被吞了进去，肛门内括约肌关闭，成为了密闭空间。"
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          "ja_text": "もはやフラスコ内の世界に新鮮な空気が供給されることはなくなった。これから入れ替わりに縮小都市に入ってくる空気は、すべてが彼女の大腸に溜め込まれていたものとなる。",
          "zh_text": "瓶内的世界已经没有新鲜空气供应了。之后进入缩小城市的空气，全部都是她的大肠里囤积的东西。"
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          "ja_text": "自分が広大な一つの街の空気を支配している。そう思うと気持ちが高ぶった。",
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          "ja_text": "気持ちが良かった。ガラス製のモノを体内に挿入するのはひんやりして程よい刺激になる。",
          "zh_text": "很舒服。将玻璃制品插入体内，会因为凉爽而产生适当的刺激。"
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          "ja_text": "しかし、これは所詮前菜でしかない。メインディッシュはこの先にある。",
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          "ja_text": "「ああ……小さな人間たちに私のお尻を見られて……内側から見られてる……興奮がやまないよぉ……っ！！」",
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          "ja_text": "縮小都市の入ったフラスコを肛門に挿入したまま、尻を天井に突き上げる。フラスコが大きく傾いて、ビル群が重力で大腸の中へとこぼれ落ちていく。",
          "zh_text": "她把装有缩小城市的锥形瓶插入肛门，把屁股抬到天花板上。锥形瓶严重倾斜，楼群在重力的作用下，全都掉到大肠里。"
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          "ja_text": "そんなみじめな目にあっている小さな存在を後ろの穴で感じつつ、さらけ出した性器に指を押し当てて、ぐちゅぐちゅと中をかき混ぜる。",
          "zh_text": "一边从后面的洞里感受着遭遇如此悲惨的渺小存在，一边将手指按在暴露的性器上，咕嘟咕嘟地搅动着里面。"
        },
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          "ja_text": "「入ってくる……っ！　うんちする方の穴から私のお腹の中にいっぱいヒトが入ってくるの感じる……わかるよぉ！」",
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          "ja_text": "フラスコの中に暮らしていた人類は散々な目に合わされていた。自分たちが当たり前のように、そこにあるものだと信じてきたフラスコの口が少女の排泄口などというあり得ないものにふさがれ、挙げ句の果てにその中へと飲み込まれていく。",
          "zh_text": "生活在锥形瓶里的人类遭遇了很多不幸。他们认为理所当然的瓶口被少女的肛门这种不可能的东西堵住，然后被吞进了里面。"
        },
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          "ja_text": "しかも魔力によって環境が整備されていたフラスコの中とは違い、その新天地はいたって普通の女の子の大腸の中でしかない。",
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        },
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          "ja_text": "「みんな……私のお腹の中で死滅させてあげるんだから……っ！」",
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          "ja_text": "女の子の大腸の中なんてところは、当然ながら知的生命が暮らすための環境ではない。彼らのようなコビトの人類が生活していられるのは時間の問題である。",
          "zh_text": "女孩子的大肠里当然不是智慧生命生存的环境。像他们这样的小人全灭只是时间问题。"
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          "ja_text": "「はぁ……もうおしまい？　あはは……みんな私のお尻の穴から私の中に入っちゃったんだぁ……」",
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          "ja_text": "後ろの穴で感じていた些細な感覚が一切なくなった。フラスコの底面に敷き詰められていた都市群とそこに暮らしていた人々の営みが、すべて少女の体内に消えてしまった。",
          "zh_text": "在后面的洞里感觉到的细微的感觉全都消失了。铺满瓶底的都市群和生活在那里的人们的生活全都消失在少女的体内。"
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          "ja_text": "25歳OLの絵里は、えりという名義で配信者として活動している。ちやほやされたくて始めた配信だったがつい最近までは同時接続者も10名前後で、思うように視聴者が増えない日々が続いていた。しかし先日、視聴者からの提案を受けて1000分の1サイズの惑星——えりの惑星では、宇宙開発中に無数に見つかる小さなサイズの惑星が消費財として流通しており、さまざまな用途で使用されている——に降り立ち、1650メートル6千万トンの肉体で小さな街をぐちゃぐちゃに踏み砕いたり、おならで建物や人間を粉々にしたり、おしっこの濁流で都市の表面と地下を満たしたり、その惑星の建物などとは比べ物にならない大きさの排泄物を残していったりする配信をしたところ、過去にない数の同時接続者数を達成した。翌朝、えりは酒が抜けてから自分のやったことの恥ずかしさに顔から火が出そうになりながらも、生配信の録画から恥ずかしいシーンを削除した切り抜き動画を投稿した。これがSNSでバズった。動画は拡散され、えりのチャンネルの登録者数は大きく伸びた。Webメディアの取材を受け、えりの発想を誉めるインタビュアーに、\"実はリスナーさんのコメントのおかげなんです（笑\"などと応えながらも隠せないえりのドヤ顔がサイトに掲載された。配信者のマネジメント事業を行う事務所から契約を結ばないか？ との打診が寄せられたが、聞いたことのない事務所だったので断った。こんな事務所で収まる私じゃない、このペースでチャンネル登録者数が伸びれば1年後には大物配信者の仲間入りも固いだろう。そのタイミングで大手事務所からの契約の依頼を承諾すれば話題性も十分、そうなったら仕事もやめて配信一本で食べていくのも可能だ。最近は仕事中にも、ついにやにやしてしまう。",
          "zh_text": "25岁的OL绘里以艾莉的身份作为主播活动。虽然她最初开始直播是为了受到追捧，不过直到最近在线观众也只有大约10人左右，每天都无法如愿增加观众。然而不久前，根据观众的提议，她来到了一个千分之一大小的星球——艾莉自己的星球在宇宙开发中发现了无数小型星球，并将其作为消费品流通，在各种用途中使用——她在那个星球上行走，用身高1650米、重达6000万吨的身体将小城镇踩碎成一片烂泥，用放屁将建筑物和人类吹碎，用尿液浊流淹没城市的表面和地下，留下让那个星球的一切建筑物与之相比都微不足道的巨大排泄物。这一直播吸引了空前数量的在线观众。第二天早上，绘里酒醒后面红耳赤地为自己所做的事情的尴尬，她从直播的录像中删除了羞耻的场景，并发布了裁剪后的视频剪辑。这个视频在社交媒体上走红。视频传播开来，艾莉的频道订阅人数大幅增长。她接受了网络媒体的采访，对赞扬她创意的采访者回答道：\"实际上这都多亏了观众们的评论（笑\"，艾莉无法掩盖的自豪的表情被刊登在网站上。一个经营主播管理的经纪公司提出了是否愿意签约的提议，但由于从未听说过这个公司，她拒绝了。我不会留在这样的公司，如果频道的订阅人数继续增长，一年后我将成为一位大主播。如果在那个时候接受来自大型经纪公司的合约请求，话题性也足够，那样的话我甚至可以辞掉工作，专心做直播来谋生。最近甚至在工作中，她都会傻笑起来。"
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        {
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          "ja_text": "それが小人の惑星を蹂躙する切り抜き動画を投稿してから2週間くらいの話だ。あのころは確認するたびに伸びていたチャンネル登録者数や動画の視聴数も、今ではすっかり落ち着いている。チャンネル登録者数が増えたため、普段の配信の同時接続者数は前と比べればずいぶん増えたのだが、このペースでは仕事を辞められるのはいったい何年後だろうか。あのとき事務所に所属しておけば……と思ってもあとの祭り。原因は何となくわかっている。配信内容のマンネリ化だ。小さい惑星を単に蹂躙するというだけでは、今や簡単にはウケなくなっていた。配信の内容を工夫する必要がある。",
          "zh_text": "从发布踏踏小人星球的剪辑视频开始，已经过了大约两周了。之前频道订阅人数和视频观看次数每次确认都在增长，但现在已经完全平稳下来。虽然由于频道订阅人数增加，日常直播的在线观众人数相比以前也增加了很多，但按照这个速度，到底要过多少年才能辞去工作呢。如果当时加入了经纪公司……可现在后悔也已经太迟了。原因大概她也有点明白了，是因为直播内容陷入了沉闷的老套。仅仅是蹂躏小星球这一点已经不那么容易受到欢迎了。需要创新直播内容了。"
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          "ja_text": "（うーん、今日の同接数もいまいち……。リスナーから何か良いアイデア出てこないかな……）",
          "zh_text": "（嗯，今天的在线观众数也不太好……。不知道从观众那里能不能想出什么好主意……）"
        },
        {
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          "ja_text": "今日は\"小さな惑星でバカンス！\"と称して、4000分の1ほど大きさの惑星の、季節が夏になっている領域の適当な島国にパラソルやサマーベッド、浮き輪を持ち込んで、白いビキニに大きなサングラスで配信している。直立したえりの身長は山脈よりも高いので気温の暖かさは感じられないのだが、大切なのは雰囲気だ。",
          "zh_text": "今天以\"在小小的星球度假！\"为名，把遮阳伞、沙滩椅、充气游泳圈带到了一个4000分之1大小的行星上的岛国，在白色比基尼和大墨镜的装扮下进行直播。直立的艾莉身高远远高过山脉，所以无法感受到温暖的气温，但重要的是氛围。"
        },
        {
          "id_line": 8,
          "ja_text": "えりはこの惑星で散歩してみたり、軽く水遊びをしたりした後、パラソルをはるのにちょうどよい場所を探しながら途中にある街を戯れに蹴散らしたり、沿岸の浅瀬に足を突っ込んでかき混ぜたりして遊びつつ、ようやくパラソルとサマーベッドを街の上に広げ、サマーベッドの上にごろんと乗っかったところだ。ぎしぃ、とパイプがきしみ、サマーベッドの足がえりの体重で街の中に沈み込んでいるが、気にせず視聴者からのリクエストのコメントを眺める。",
          "zh_text": "绘里在这个星球上漫步，轻松地玩水后，寻找一个适合设置遮阳伞的地方，顺路嬉戏地踢开路上的城市，把脚伸进沿海浅水区搅拌，最后在城市上方摆放遮阳伞和沙滩椅，咚的一声躺在沙滩椅上。椅子腿发出嘎吱嘎吱的声音，绘里的体重使沙滩椅陷入城市中，但她毫不在意，而是观看着来自观众的请求留言。"
        },
        {
          "id_line": 9,
          "ja_text": "山や森、都市の上には、一定の間隔で、先が膨らんだ楕円の中にジグザグ模様が描かれた跡が並んでいる。えりのピンク色のビーチサンダルのウレタンフォームが、木だろうが建物だろうが、そこにあるものをその数万倍から数百万倍の強度でぺっちゃんこに押し潰し、すべてを平等に元が何であったのか判別不可能な地面にへばりつく薄い膜に変えてしまった跡だ。",
          "zh_text": "在山脉、森林和城市上方，有一些间隔规律地排列着顶端膨胀的椭圆形痕迹，内部绘有蜿蜒的图案。这是因为绘里粉色沙滩凉鞋的泡沫材料以数万倍到数百万倍的强度将木头或建筑物等压扁，将它们变成一层薄薄的膜，根本无法判断原来是什么的地面。"
        },
        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "沿岸の街は押し寄せた波によって都市機能を喪失してしまっている。えりはこの惑星の海で泳ごうとしていたのだが、惑星の下調べをしておらず、海は泳ぐには浅すぎた。陸地の近くではうつ伏せになっても水面がえりの存在感を主張してやまない太ももの半分にも届かず、それでも形だけ手足を動かしてみたのだが、水泳というよりは駄々をこねているようになってしまった。その際、沿岸の都市には数十メートルの高さの大波が断続的に襲い掛かり、人や車や電車や住居や道路を押し流してしまっていた。",
          "zh_text": "沿岸的城市因汹涌的海浪而丧失了城市功能。绘里原本打算在这个星球的海里游泳，但因为没有事先做过调查，海水太浅无法游泳。靠近陆地的地方，即使趴在水面上，也无法达到绘里的大腿一半高度，尽管她试图摆动手脚，与其说是游泳，不如说是在胡闹。在那个时候，沿岸城市遭受着断断续续的几十米高的巨浪袭击，冲走了人、车辆、电车、住宅和道路。"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "そんな小人の世界のことなど興味なしとばかりに、えりはコメントに流れる配信ネタを1つ1つ評価していく。",
          "zh_text": "对于这种矮小的世界，绘里毫不感兴趣，她点评着评论中涌现的直播话题。"
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "（歌枠……あんま伸びないしなぁ。オンラインゲーム……ストレス溜まるし指示コメントがうざいからパス。うーん、微妙だな〜）",
          "zh_text": "（唱歌的直播……不太受欢迎呢。在线游戏……太有压力了，而且指令评论很烦人，所以pass。嗯，有点微妙啊~）"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "そんな中、1つのコメントに目が留まる。",
          "zh_text": "在这样的情况下，一个评论引起了她的注意。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "\"小さい惑星でASMR配信\"",
          "zh_text": "\"在小行星上进行ASMR直播\""
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "コメントの投稿者は〇〇〇〇さんだ。この人は古参のチャンネル登録者で、視聴者数が少ない頃からえりの配信を見てくれている。えりのチャンネル登録者が伸びるきっかけとなった惑星蹂躙配信も、もともとは〇〇〇〇さんのアイデアによるものだった。",
          "zh_text": "评论发布者是〇〇〇〇先生。他是艾莉频道的老粉丝，从艾莉观众不多的时候就开始观看她的直播。让艾莉频道订阅者增加的契机，本来就是〇〇〇〇先生的主意。"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "\"ASMRね〜。興味はあるんだけど、機材とか全然わかんないんだよね。しかも高そうだし\"",
          "zh_text": "\"ASMR啊~。我对这个很感兴趣，但对设备一窍不通。而且看起来很贵呢。\""
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "ASMRとはAutonomous Sensory Meridian Responseの頭文字から作られた言葉であり、視覚や聴覚などに対する刺激によって得られる心地のよい感覚を指しているのだが、えりの惑星の配信者の間ではもっぱら、まるで耳元で囁かれているかのように気持ちの良い音を聴かせることとして通用している。えりにとっても、耳かきとか咀嚼音とか囁き声とかのアレね、という認識だ。",
          "zh_text": "ASMR是由Autonomous Sensory Meridian Response的首字母缩写而来，指的是通过对视觉和听觉等刺激获得的令人愉悦的感觉。但在艾莉所在的星球的直播者们中，ASMR主要指的是通过听觉上如同耳边低语般令人愉悦的声音来实现。对于艾莉来说，她理解为掏耳、咀嚼声和低语之类的东西。"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "そんなえりの心を読むように、〇〇〇〇さんのコメントが続く。",
          "zh_text": "仿佛能读懂艾莉内心一样，〇〇〇〇先生的评论继续出现。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "\"もし興味がおありでしたら、機材を購入しましょうか？\"",
          "zh_text": "\"如果您有兴趣，我要不要购买设备呢？\""
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "そのコメントにえりは目を輝かせる。願ってもいない申し出だ。",
          "zh_text": "对于这条评论，艾莉的眼睛闪烁着光芒。这是她求之不得的提议。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "\"え～～～！ 機材買ってくれるの？ 〇〇〇〇さんありがと～～！ 好きだよ♡\"",
          "zh_text": "\"咦～！你要给我买设备吗？〇〇〇〇先生太谢谢了～！我喜欢你♡\""
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "サマーベッドのぴんと張られた布を突き破らんばかりに圧力をかけているえりのお尻は、上空1000メートル近い位置にある。きゃっきゃっと騒ぐえりの身体の下では、住民の避難が続いている。えりが無意識に体を動かすだけでも大地が揺れ、建物が倒壊する。地上ではサマーベッドやパラソルの足に向かって戦車隊から砲撃が続けられているが、光を鈍く反射するパイプに傷一つつけることはできない。サマーベッドの上のえりの顔や胸、股間に向かって戦闘機からミサイルが何発も撃ち込まれているが、えりはそれを手で払うことすらしない。水着を焦がすことすらできない小人のミサイルなど、相手にする価値はない。",
          "zh_text": "绘里的臀部位于上空近1000米的位置，仿佛要把床上绷得紧紧的布撕破一般活动着。在绘里嘻闹的身体下，居民们仍在持续疏散。仅仅是绘里无意识地动一下身体，就会引起大地震动，建筑物就会倒塌。地面上，坦克部队持续向沙滩椅和遮阳伞的脚开火，但它们无法对那些模糊反射光芒的塑料管造成任何伤害。战斗机向躺在沙滩椅上艾莉的脸、胸部和腹股沟发射了数枚导弹，但艾莉甚至都不用手去拂去它们。对于那些连她泳衣都无法引燃的小人导弹，根本不值一提。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "\"じゃあ後で欲しいものリストに機材入れておくから！ 〇〇〇〇さんよろしくね！ えり嬉しい！\"",
          "zh_text": "\"那我就把设备放进购物车里！〇〇〇〇先生请多关照！我好开心！\""
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "地上での出来事などつゆ知らず、えりは視聴者とASMR配信で何をやるかという話題で盛り上がっていた。えりも視聴者も、もはやこの惑星には何の関心も向けていない。えりが大袈裟に笑うとサマーベッドがきしみ、大地が揺れる。えりが持ち込んだ浮き輪は適当に放り投げられ、都市の一部を円形のビニールの壁で外部から切り離している。えりの水遊びによって沿岸の都市は残らず水没している。無数にあるえりの足跡の下には、都市と自然と人間がもはや分離できない薄さに圧縮されている。えりの活動は、1時間足らずでこの国に決定的な打撃を与えてしまっていた。",
          "zh_text": "对于地面上发生的事情一无所知，绘里正在和观众讨论她在ASMR直播中要做什么。无论是对艾莉还是观众来说，这个星球已经毫无意义了。艾莉夸张地笑着，沙滩椅发出嘎吱声，大地震动。绘里将带来的游泳圈随意扔在一边，一个圆形塑料墙将城市的一部分与外界隔离开来。艾莉的水上游戏导致沿岸城市完全被淹没了。在无数艾莉的足迹下，城市、自然和人类被压缩成无法分离的薄薄一层。不到一小时，绘里的行动已对这个国家造成了毁灭性的打击。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "\"じゃあ今日の配信はここまで！ 次回のネタも決まってよかったよ〜。疲れちゃったからメンバー限定配信はなしかな。みんなおつえり～\"",
          "zh_text": "\"那今天的直播就到这里！下次的素材也确定了，真开心~。我有点累了，就不做会员限定直播了。艾莉跟大家再见啦～\""
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "\"乙\"\"おつえり～\"\"おやすみ～\"\"バイバイ！\"\"ASMR楽しみ！\"",
          "zh_text": "\"辛苦\"\"再见艾莉～\"\"晚安～\"\"拜拜！\"\"期待ASMR！\""
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "えりは視聴者に挨拶をして手を振り、配信を切ってサマーベッドから降りる。そして、\"んぅ～！ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ\"などと気持ちのよさそうな声を上げながら上半身を伸ばした。えりはその素足が避難する人々と軍隊を踏み潰していることなど気づかず、ビーチサンダルに足を突っ込み、パラソルとサマーベッドを畳んで浮き輪を抱えて元の惑星にワープした。",
          "zh_text": "艾莉向观众打招呼并挥手，结束直播后从沙滩躺椅上站起来。\"嗯～！啊啊啊啊啊～\"她发出一声舒适的声音，伸展了上半身。艾莉没有注意到她的赤脚踩扁了正在躲避的人们和军队上，她把脚塞进了沙滩凉鞋，收起了遮阳伞和沙滩椅，抱着游泳圈回到了原来的星球。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "********"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "それから数日後の配信。黒いリボンがあしらわれた淡い水色のブラウスに、黒いスカートを身に着けたえりは、すでに小さな惑星の街の中にいた。",
          "zh_text": "数天后的直播。艾莉穿着淡蓝色上面饰有黑色丝带的衬衫，搭配黑色裙子，已经身处一个小行星的城市中。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "\"みんな～、こんえり～！\"",
          "zh_text": "\"大家～，艾莉好～！\""
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "\"こんえり～\"\"今日もかわいいね！\"\"楽しみにしてた\"",
          "zh_text": "\"艾莉好～\"\"今天也很可爱呢！\"\"期待已久\""
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "こんえり、というのはえりの配信開始の挨拶だ。待機していた視聴者のコメントが流れる。配信開始時点での同時接続数は100人を超えている。最近のえりの配信と比べても数が多い。普段よりえりのテンションも高い。",
          "zh_text": "艾莉好，是艾莉直播开始时的问候。观众的留言滚动着，已经超过了100人在同时观看。与艾莉最近的直播相比，这个数字要更多。艾莉的兴奋程度也比平常高。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "\"今日はこんなに沢山集まってくれてありがとう！ 初見さんもいるかな？ こんえり～！ えりの配信、楽しんでいってね！\"",
          "zh_text": "\"今天聚集了这么多呢，谢谢大家!也有第一次来的观众吗? Come on 艾莉 ~ ! 艾莉的直播，请好好享受!\""
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "\"今日はね～、予告してたとおり、お待ちかねの晩酌ASMR配信をやっちゃうよ！ みんなヘッドホンの準備はいいかな？\"",
          "zh_text": "\"今天呢～，如同之前预告的一样，我们要来进行晚酌ASMR直播哦！大家准备好耳机了吗？\""
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "\"大丈夫\"\"おk\"……。肯定を表すコメントが波のように流れる。ASMR配信への期待が見て取れる。",
          "zh_text": "\"没问题\"\"OK\"……肯定的评论像波浪一样涌现。可以看出大家对ASMR直播的期待。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "\"うんうん、大丈夫そうだね！ あとさ、これみて！ じゃ〜ん。ダミーヘッドマイクだよ〜\"",
          "zh_text": "\"嗯嗯，看来大家都准备好了！还有，看这个！看～咯。是模拟头部麦克风～\""
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "えりはカメラのフレームの外側に隠していたマイクを手に取り、カメラに向ける。人間の頭部状の物体にデフォルメされた目、鼻、口と、リアルな耳がついており、首よりも下はマイクスタンドになっている。耳の内部は人間の耳の構造を正確に再現しており、鼓膜に相当する部分には高性能のマイクが取り付けられている。これによって、普通のマイクでは実現できないリアルな音の聞こえ方が再現されるのだ。",
          "zh_text": "艾莉拿起一直藏在相机画面外的麦克风，对准相机。这是一个人类头部形状的物体，有着仿真的眼睛、鼻子、嘴巴，以及无比真实的耳朵。下颈以下则是一个麦克风架。耳朵内部准确再现了人类耳朵的结构，并安装了高性能麦克风在对应于鼓膜的部分。这样一来，就可以实现普通麦克风无法实现的真实音效。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "\"おお！\"\"ガチだw\"\"高そう\"\"これは期待\"",
          "zh_text": "\"哇！\"\"好酷啊w\"\"看起来很贵\"\"期待！\""
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "\"ほらみてみて！ ちょっとかわいいよねー。知り合いの配信者の人にこれがいいって教えてもらったんだ！ 〇〇〇〇さんもすぐ買ってくれてありがと！\"",
          "zh_text": "\"快看！这个有点可爱吧～。我认识的一个主播推荐给我的！〇〇〇〇也马上买下来了，谢谢你！\""
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "先日の配信の後、えりは知り合いの配信者にチャットを送り、おすすめのASMR機材を訪ねた。一度バズってから、配信者の知り合いも増えている。返信にはエントリーモデル、中級者向けモデル、最高級モデルの3種類の機材の情報が含まれていたが、えりは迷わず最高級モデルを欲しい物リストに追加した。",
          "zh_text": "在最近的直播之后，艾莉向一位熟悉的主播发送了一条聊天信息，询问推荐的ASMR设备。自从爆红之后，艾莉认识的主播也增加了不少。回复中包含了入门级、中级和高级三种不同型号的设备信息，但艾莉毫不犹豫地将高级设备加入了购物车。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "\"今日はこの星のみんなにもえりの音を聞いてもらいたいから、ちょっと大きめの星に来てみたよ。大きさわかる？\"",
          "zh_text": "\"今天我想让这个星球上的大家都听到艾莉的声音，所以我来到了一个稍微大一点的星球。你们看得出来它的大小吗？\""
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "えりの声に合わせて、カメラがえりの周囲を引きのアングルで捉える。えりは大きな駅の近くの、いくつもの道路が合流する広い交差点の上にあぐらをかくようにしてどっかりと座り込んでいる。ブラウスの中で胸がちょっときつそうだ。えりの安産型のお尻は交差点と駅前の広場には全く収まりきっていない。太ももとふくらはぎが作り出す雄大なひし形は、交差点の周囲のごみごみとしたビルを矮小に見せている。にょっきりと伸びた太ももは斜め上空に向かって伸び、立ち並ぶビルをえりの膝頭が見下ろしている。みっしりと肉のついたふくらはぎは途中から白い靴下につつまれ、靴底のぶ厚いショートブーツの側面がそこにあった建物を粉々に砕いている。えりは決して太っている訳ではないのだが、食べるのが好きなのと普段の座り仕事で、胸や下半身には相応の栄養が蓄えられていた。周囲にはえりの目線よりも高さが高いビルもまばらに存在するが、数は多くない。しかしそれらのビルも、えりが立ち上がれば容易に見下ろせるだろう。",
          "zh_text": "相机跟随着艾莉的声音，以稍微远离的角度拍摄她周围的景象。绘里盘腿坐在附近一个几条道路交汇的大型交叉路口上。她的衬衫胸部处好像有些紧绷。交叉路口和车站前的广场上无法完全容纳绘里丰满的安产型臀部。大腿和小腿形成的壮丽菱形使得周围拥挤的建筑物显得微小。高高翘起的大腿朝着斜上方伸展，绘里的膝盖俯瞰着众多的大楼。结实有肉的小腿上包裹白袜子，鞋底厚实的短靴侧面粉碎附近的建筑物。绘里绝对并不胖，但她喜欢吃，再加上平时的久坐工作导致她的胸部和下半身储存了相应的营养。周围虽然有比绘里的视线更高的建筑物，但数量并不多。不过，只要艾莉站起来，她就可以轻易俯视它们。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "\"いつもよりビルでかいw\"\"どれくらいだろ？\"",
          "zh_text": "\"比平常的建筑大很多w\"\"有多大呢？\""
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "\"この星のサイズはね～。なんと200分の1！ いままで配信した星の中では一番大きいんだよー。ほら、小人がいるけど見える？ おっきいでしょ！\"",
          "zh_text": "\"这个星球的大小呢～。竟然是原来星球的200分之1！在我直播过的星球中最大的一个哦。看，小人在那里，你们看得见吗？好大的吧！\""
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "もちろん、この惑星はファーストコンタクトが行われる前の\"生\"の惑星だ。330メートルのえりがこの惑星に降り立つと、えりの近くにいてなお生存していた小人たちは我先にとえりの近くから逃げ出した。しかし、えりの出現が報道されるとむしろ、えりの様子を一目見ようと野次馬が集まってきた。沢山の人が、今この瞬間も、えりにスマートフォンを向けている。この惑星の動画プラットフォームでえりの様子を配信しているもも者もいるようだ。多くの人は、自分が死ぬことはないだろう、という無根拠な自信を抱いていた。",
          "zh_text": "当然，这个星球是在第一次接触之前的一个\"原始\"星球。当身高330米的艾莉降落在这个星球上时，原本在她附近还活着的小人们纷纷躲开。然而，艾莉的出现一经报道，反而吸引了一大群好奇的围观者，他们竞相赶来一睹艾莉的风采。许多人此刻都拿着手机对准艾莉，在这个星球的视频平台上似乎也有人将她的样子进行直播。许多人毫无根据地相信自己不会死去。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "えりからすると、この惑星の住民の大きさは1センチにも満たない。いまえりが\"軽く\"運動すれば、えりの半径1メートルほど、つまり彼らにとっては半径200メートルほどの範囲にいる者は1秒もたたないうちに全員ばらばらの肉塊となるだろう。ただ、普段は1000分の1以下のサイズの惑星を使うことが多いえりやその視聴者にとっては、彼らはだいぶ大きなサイズだ。",
          "zh_text": "对于艾莉来说，这个星球的居民大小不足1厘米。如果艾莉稍微\"轻轻地\"动一下，她周围1米的半径范围内的人，也就是对他们来说半径200米左右，将在不到一秒钟的时间内变成七零八落的肉块。然而，对于艾莉和她的观众来说，通常她使用的星球大小不超过1000分之1，所以这些居民已经是相当大的尺寸了。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "\"そうそう、ちっさすぎると音だけで死んじゃうからね。これくらいの大きさなら大丈夫でしょ！ ……え？ えりが大声出したら死んじゃうって？ 大丈夫、死なない死なない！ 一応試しとこうか？\"",
          "zh_text": "\"对了对了，如果太小了他们只听声音就会死掉。这个大小应该没问题吧！ ……嗯？你说如果我大声喊叫他们就会死掉？没关系，不会的不会的！我们来试试怎么样？\""
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "そういうとえりは、すう、と息を吸い、横にあるビルに向かって、",
          "zh_text": "说完，绘里深吸一口气，朝旁边的大楼喊道："
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "\"あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！\"",
          "zh_text": "\"啊————————————————！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！\""
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "と大声で叫んだ。えりの口の前にあったビルの窓は上から下まですべて粉々に砕け散り、道路に降り注ぐ。外壁にはいくつものひびが入る。歩道の舗装はめくれあがり、近くに止めてあった車は重さがないかのように跳ね回る。",
          "zh_text": "艾莉大声喊叫着。她面前的大楼窗户从上到下全部粉碎，碎片洒落在道路上。外墙出现了许多裂缝。人行道的柏油路面被掀起，停在附近的车辆像没有重量一样弹跳着。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "\"えっぐw\"\"俺たちの耳も死んだ\"\"車めっちゃ飛んだw\"",
          "zh_text": "\"哇w\"\"我们的耳朵也死了\"\"车都飞起来了w\""
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "\"ほら！ いつもの大きさの街だったらこんなもんじゃすまないでしょ？\"",
          "zh_text": "\"你看！如果是平时的城市大小，这样就不行了吧？\""
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "えりが普段の配信で使っている1000倍以下のサイズの惑星でえりが地面に顔を近づけて大声を出そうものなら、建物は爆散し、人間も音圧で揉み潰されて元型をとどめてはいないだろう。もっとも、えりが叫び声を聞かせたビルの中にいた人々は、形こそ保っていたものの振動で脳を激しく揺さぶられ即死している。近くの路上にいた人々も同じ運命を辿った。",
          "zh_text": "如果艾莉在她通常直播所使用的比原来小1000倍的星球上，将脸贴近地面大声喊叫，建筑物会爆炸，人类也会被音压碾压得不剩一丝形状。不过，原本在绘里发出喊叫声的大楼中的人们，虽然还保持了形状，但脑袋却被剧烈的振动震碎，立即死去。附近的人们也遭受了同样的命运。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "\"じゃあさっそく、マイクを置いて……っと。あ、ちょっと待ってね！\"",
          "zh_text": "\"那么，马上放下麦克风......啊，等一下！\""
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "えりの視線が、正面にある商業ビルに向けられる。",
          "zh_text": "艾莉的目光转向正前方的商业大楼。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "\"これ邪魔だし、マイクが汚れたら嫌だから潰しちゃうね\"",
          "zh_text": "\"这个太碍事了，而且如果麦克风弄脏了我会很讨厌，所以我要把它捣毁了哦。\""
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "ぐん、とえりが立ち上がる。目の前にあった20センチくらいの高さのビルが、えりのブーツの靴底ですべてのフロアをぶち抜かれ、空き缶のように踏み潰される様子をカメラがとらえる。",
          "zh_text": "绘里猛地站了起来。面前大约20厘米高的大楼，在她靴子的鞋底下被击穿了所有楼层，像空罐一样被踩碎，摄像机记录下了这一幕。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "\"うわよっわ！ 女の子一人分の体重にも耐えられないの～？\"",
          "zh_text": "\"哇哦！ 一个女孩子的体重都承受不住吗？\""
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "\"出た煽り\"\"200倍だから体重は200の3乗倍で48万トン\"",
          "zh_text": "\"又来挑衅小人了\"\"200倍的话体重就是200的3次方倍，48万吨啊\""
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "ざっ、ざっ、と近くにいる人を巻き込みながら地面をならし、えりはビルがあった所にマイクのスタンドを設置する。再びえりは地面に座り込み、マイクの高さを調整する。",
          "zh_text": "绘里在卷起附近的人的同时，踩平了地面，她在原本大楼所在的地方安放了麦克风底座。然后，她再次坐在地上，调整了麦克风的高度。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "\"OK！ じゃあマイク切り替えるね……\"",
          "zh_text": "\"OK！那么我要切换麦克风了......\""
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "えりがマイクをカメラに内蔵されているものからダミーヘッドマイクに切り替える。同時に、配信に乗る音声がしん、と静かになる。細かい雑音がなくなることで、今まで使われていたマイクの音声には雑音が含まれていたことに初めて気づかされる。えりの動きにざわめく都市の映像に対して、音声は不気味なほど静かだ。えりはマイクの耳元に口を近づけて、そっとささやく。",
          "zh_text": "绘里将麦克风从内置于摄像机中的设备切换为仿真假头麦克风。同时，直播中的声音静静地消失了。由于没有了细小的杂音，观众才第一次意识到之前使用的麦克风中含有杂音。与因艾莉的移动而嘈杂的都市影像相比，声音安静得令人毛骨悚然。艾莉将嘴巴靠近麦克风旁，轻轻地低声说着。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "\"どう？ 聞こえる？\"",
          "zh_text": "\"怎么样？听到了吗？\""
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "まるで、えりが自分のすぐそばにいて、本当に耳打ちしているかのような音声が視聴者に届く。",
          "zh_text": "就像艾莉就在观众身边，真的在耳语一样，声音直切地传达给了观众。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "\"聞こえる\"\"ぞくぞくする\"\"耳が幸せ\"\"めっちゃ臨場感ある！\"\"これが聞きたかった\"",
          "zh_text": "\"听到了\"\"好有趣\"\"耳朵很幸福\"\"好像身临其境！\"\"这才是我想听的\""
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "\"よかった～！ じゃあ、さっそく～……、乾杯、しよっか\"",
          "zh_text": "\"太好了~！那么，我们马上……干杯吧\""
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "えりは自分の背後にあらかじめ置いておいた折り畳みのテーブルを体の横に持ってくる。テーブルの上にはえりが自室から持ち込んだ食べ物や飲み物が並んでいる。テーブルの下には道路や線路、さらにそれらに面するように立ち並ぶいくつものビルがすっぽりと納まっている。テーブルの足は建物に突き刺さったり人や車を押しつぶしたりしているが、えりは気づいていない。",
          "zh_text": "绘里将预先放在背后的折叠桌移到身边。桌子上摆满了她从自己的房间带来的食物和饮料。桌子下面完全容纳了道路、铁轨以及沿街排列的许多大楼。桌子的腿有的刺进建筑物，有的压碎人和车辆，但绘里并没有察觉到。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "\"最初はこれ！ ストロングなやつと、こっちはさっき作ったんだよ〜\"",
          "zh_text": "\"首先是这个！加长的饮料和刚刚做好的这个哦~\""
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "そう言いながら、えりはカメラにストロングなチューハイのロング缶と、料理が盛り付けられた皿をカメラに見せる。料理は台形の形状が特徴的な牛肉の缶詰を皿にあけ、醤油とごま油をかけて軽く混ぜてから黒胡椒とねぎを散らした一品だ。皿には猫の柄が描かれている。アラサーOLの一人暮らし、絶妙なバランスを崩せば坂を転げ落ちるように生活が荒んでいく。晩酌のおつまみにも一手間を加え、皿を移し替えるのは、そんな状況に対する抵抗のようにも見える。",
          "zh_text": "说着，艾莉向摄像机展示了一罐加长啤酒和一盘摆满食物的盘子。食物是以梯形形状为特点的罐头牛肉装盘，淋上酱油和芝麻油，轻轻拌匀后撒上黑胡椒和葱花。盘子上画着猫的图案。在独居的职场女性生活中，只要稍微失衡，生活就会像从山坡上滚下来一样变得粗糙。在晚上喝酒的下酒菜上做一些额外的努力，换盘子的行为看起来也像是对这种情况的一种抵抗。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "かっ……しゅぅっ",
          "zh_text": "咔......嗖"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "ぱちぱちぱちぱちぱちぱち………………",
          "zh_text": "啪啪啪啪啪啪啪啪...................."
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "起こされたプルタブがアルミ缶の上面の一部を切断し、飲み口を作り出す。缶の中の圧力が下がり、酒に溶け込んでいた炭酸ガスが無数の気泡となり、水面で弾ける。",
          "zh_text": "拉开的拉环切断了铝罐顶部的一部分，形成了开口。罐内的压力降低，溶解在酒中的二氧化碳变成无数气泡，在液面上迸发。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "\"耳が幸せ\"\"めっちゃASMRっぽい\"\"ずっと聴いてたい\"",
          "zh_text": "\"耳朵很幸福\"\"超级像ASMR\"\"想一直听下去\""
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "\"それじゃみんな、かんぱーい！\"",
          "zh_text": "\"那么大家，干杯！\""
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "えりはストロング缶をカメラに向けて突き出すと、飲み口に口をつけ、ぐっと傾ける。",
          "zh_text": "艾莉将罐装啤酒对准相机，把喝口放在嘴唇上，猛地倾斜。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "ぐぴゅ…………ぐっぷっ…………ぐっぷっ…………ぐっぷっ…………",
          "zh_text": "咕噗……咕噗……咕噗……咕噗……"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "かぷっ",
          "zh_text": "咔噗"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "めちゃっ……めちゃっ……めちゃっ……",
          "zh_text": "吨……吨……吨……"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "\"あああぁ～～～～、うめぇ～～～\"",
          "zh_text": "\"啊啊啊～～～～，太好喝了～～～\""
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "\"鼓膜がなくなった\"\"耳が死んだ\"",
          "zh_text": "\"鼓膜都化了\"\"耳朵死了\""
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "\"わーごめんごめん、忘れてた！ これめっちゃ美味しい〜。ストロングな酒に合うわ……\"",
          "zh_text": "\"哇～对不起对不起，我忘了！这个超级好喝的。非常适合浓烈的酒呢……\""
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "口内に残った牛肉の油分を、刺激の強い酒で洗い流す。すっきりとした口は味の濃いおつまみを求める。止まらない。",
          "zh_text": "用刺激性强的酒洗掉口中残留的牛肉油脂。清爽的口腔渴望着浓郁的下酒菜。根本停不下来。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "\"あ、小人さんのヘリが飛んでる！ 小人さんもえりと晩酌しよっか。えりの咀嚼音聞かせてあげるね！\"",
          "zh_text": "\"啊，小人的直升机在飞！小人也一起和艾莉来喝一杯吧。艾莉会给小人展示一下咀嚼的声音！\""
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そういうとえりは、眼前のヘリコプターを真っ直ぐ見据えた。",
          "zh_text": "说着，绘里直视着眼前的直升机。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "小人の報道ヘリは、えりの食事シーンを克明に捉えていた。報道のカメラに突きつけられる、ヘリコプターと同じくらいの大きさのぐちゃぐちゃの肉塊。その後ろにはそれよりも遥かに大きなえりの口が開かれている。肉塊が口の中へと運ばれ、口が閉じる。閉じられた口から、にゅぶっ、と肉が付着した箸が引き抜かれる。次の瞬間、えりの口内から、水気を帯びた破裂音が凄まじい音量で響き渡る。言葉で表すなら、め゛ぢゃっ、め゛ぢゃっ、とでも表現できるだろうか。口内で肉が唾液と混ざり、歯ですりつぶされ、舌で攪拌されていく音だ。えりの咀嚼音で、ヘリコプターが激しく振動する。同時に、えりの鼻息が轟々と吹き荒れ、ヘリコプターを弄ぶ。あまりの迫力に、数十秒が永遠のように感じられる。えりが口を開くと、巨大な肉はもうどこにもなかった。いや、よく見ると、唾液でてらてらと光を反射する健康的な歯と歯の隙間に、両手で抱えるのに余るほどのサイズの肉の繊維が挟まっている。この一連の様子は無編集で全国に放送され、多くの視聴者に深刻な心的外傷を残した。",
          "zh_text": "小人的新闻直升机详细地捕捉到了绘里的用餐场景。在新闻摄像机前方，有着与直升机大小相当的一团杂乱无章的肉块。在肉块的背后，是比它更加巨大的艾莉张开的口腔。肉块被送入口中，绘里闭上了嘴。从紧闭的嘴中抽出了沾有肉的筷子、下一个瞬间，带着水气的爆裂声从绘里的嘴里传来，音量大得惊人。如果用语言来表述，可以用咔擦咔擦这样的形容词。这是肉块在口腔中与唾液混合、被牙齿磨碎、被舌头搅拌的声音。艾莉的咀嚼声使直升机剧烈震动。同时，艾莉的鼻息轰鸣，肆虐着直升机。在如此震撼的场景下，几十秒仿佛变成了永恒。当绘里张开口时，巨大的肉块已经不复存在。不，仔细观察，在被唾液反射出亮光的健康牙齿之间，夹杂着一块足以被双手环抱的肉纤维。这一系列的场景在全国范围内未经剪辑地播放，给许多观众留下了严重的心理创伤。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "そんなことは知らず、ごぶり、ごぶりとストロング缶を飲むえり。ヘリはえりの顔の前を離れようとする。",
          "zh_text": "毫不知情的绘里继续咕嘟咕嘟地喝着加长的罐装啤酒。直升机正准备离开艾莉的脸前。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "\"あ！ ちょっとまって！\"",
          "zh_text": "\"啊！等一下！\""
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "それは突然だった。えりはダミーヘッドマイクに優しく両腕を回し、マイクの耳に喉を密着させるように自分の体のほうに引き付けると、口をヘリの方に向けて、",
          "zh_text": "这太突然了。艾莉温柔地将双臂围绕在虚拟立体声麦克风周围，将麦克风拉向自己的身体，同时将喉咙紧贴着麦克风的耳朵，然后将嘴对准直升机，"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "ぐぅえ゛え゛え゛え゛え゛っぷ",
          "zh_text": "嗝嗝嗝嗝嗝嗝噗"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "と大きなげっぷをした。えりが食べたものの匂いがする生暖かい暴風と下品な大音響にヘリは物理的に押しつぶされ、爆散する。",
          "zh_text": "发出了一声巨大的打嗝。直升机在充满绘里所吃东西气味的温暖暴风和粗俗的巨大音响下被物理上压扁并爆炸了。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "\"また耳が死んだ\"\"破壊力えぐい\"\"たすかる\"\"射精した\"",
          "zh_text": "\"耳朵死了\"\"破坏力太强了\"\"太爽了\"\"射精了\""
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "\"ごめんごめん、せっかくだからと思って……。思ったより私のげっぷ、おっきかったね\"",
          "zh_text": "\"对不起对不起，我本来是为了开心而做的……没想到我的打嗝这么大声\""
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "\"あれ、なんか聞こえる\"\"撃たれてる？\"",
          "zh_text": "\"嗯，听到了什么声音呢？\"\"被攻击了吗？\""
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "\"え？ 何も感じないけど……\"",
          "zh_text": "\"诶？我什么感觉也没有……\""
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "げっぷでヘリを撃墜して上機嫌のえりは、コメントから目を離し、辺りを見渡す。さっきえりが体勢を変えたことにより、えりの近くで写真を撮ったり配信を行っていた人々はえりの脚や崩れるがれきに押しつぶされてほぼ絶命していた。その代わりに路上には戦車部隊が展開され、距離を保ちながらえりに対して砲撃が行われていた。",
          "zh_text": "艾莉在一声打嗝击落直升机后心情愉快，将目光移开了评论，环顾四周。刚才在艾莉改变姿势时，在艾莉附近拍照直播的人们几乎都被艾莉的腿和倒塌的瓦砾压得奄奄一息。取而代之的是，街上部署了坦克部队，保持距离向艾莉进行炮击。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "\"わー軍隊だ！ いつもはちっちゃすぎてよく見えないけど、このおっきさだとよく見えるねー\"",
          "zh_text": "\"哇，是军队！原来因为太小了看不清楚，但现在这个规模确实看得很清楚嘛～\""
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "どうやらさっきから、えりの尻に向かって攻撃が続いているらしい。ときおり、生脚が露出している部分にかすかな暖かさを感じる。爆発が起こっているのだろう。",
          "zh_text": "看起来从刚才开始，攻击一直集中在绘里的屁股上。偶尔露出的腿可以感受到传来的微弱温暖。估计是发生了爆炸。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "\"あんまりバタバタしちゃうと埃が舞ってマイクに良くないから、ちょっと無視するね。みんなうるさくない？\"",
          "zh_text": "\"如果太吵的话，灰尘会飞扬影响麦克风，不太好，所以稍微忽略一下。大家觉得吵吗？\""
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "\"大丈夫\"\"大丈夫！\"\"おk\"\"げっぷの音の方が100万倍でかい\"",
          "zh_text": "\"没关系\"\"没问题！\"\"OK的\"\"打嗝的声音比起来大一百万倍\""
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "\"おっけー！ じゃ、お酒なくなっちゃったし、2本目いこっかな。みんな～、飲んでる～？\"",
          "zh_text": "\"好的！那么，酒喝完了，要不要来第二杯呢。大家～在喝酒～吗？\""
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "えりはテーブルの上にある瓶を手に取る。2本目はストロングなロング缶ではなく、米と麹から作られた醸造酒だ。蓋を取り外し、透明なグラスに酒を注ぐ。",
          "zh_text": "艾莉拿起桌子上的瓶子。第二瓶不是加长的罐装啤酒，而是由米和酵母菌酿造而成的酿造酒。她打开盖子，将酒倒入透明的玻璃杯中。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "っぽん！",
          "zh_text": "砰！"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "どっぽっっぽっっぽっぽっぽぽぽっ",
          "zh_text": "噗噗噗噗噗噗噗"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "わずかにとろみのある透明な酒が、グラスになみなみと注がれる。えりはグラスに口をつける。",
          "zh_text": "略带浓稠的透明酒满满地倒进了玻璃杯。绘里把杯子放到嘴边。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "ぐびゅっ…………",
          "zh_text": "咕噜……"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "\"ぷは～～～～！ たまらん……\"",
          "zh_text": "\"啊～～～好过瘾啊……\""
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "\"いい飲みっぷり\"\"ずっと聞いてたい\"\"一緒に飲んでる\"",
          "zh_text": "\"喝得真带劲\"\"想一直听下去\"\"一起喝酒\""
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "続いてえりが机の上から手に取ったのは、コンソメ味のポテトチップスの大袋だ。袋の背を左右に引っ張り、封を破く。アラサーOLの一人暮らし、1品目に多少こだわれば2品目のおつまみからは手を抜いても良い、というのがえりのルールだ。",
          "zh_text": "继而，艾莉从桌子上拿起一大袋清汤味的薯片。她左右拉扯袋子的背面，打开了封口。作为一个将近三十岁的OL独居者，绘里有一个规则：如果在第一道菜上稍微讲究一些，那么在第二道下酒菜上可以开始偷懒。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "ぱり…………ざくっ…………じゃく…………じゃく…………じゃく…………",
          "zh_text": "嘎啦……扎库……扎库……扎库……"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "ぐぷっ…………ぐぴっ…………",
          "zh_text": "咕噗……咕噼……"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "\"コンソメの濃い味がこいつに合うわ～。うめ〜\"",
          "zh_text": "\"这味道浓郁的清汤味道真是和酒搭配呢～。好美味〜\""
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "ポテチを喰らい、酒を味わいながら囁き声で雑談を続けるえり。戦車の攻撃は激化し、えりの巨大な背中でぽんぽんと爆炎が上がっている。加えて、空からも戦闘機がえりにミサイルを打ち込んでいるが、酒を飲むえりの手はとまらない。普段よりも相対的なサイズが小さいとはいえ、えりの肉体や衣服の強度は小人のそれとは桁違いであり、小人にはえりの薄いブラウスの繊維ひとつ切ることはできない。そんな中、一つのコメントが流れる。",
          "zh_text": "绘里一边享用着薯片，一边品味着酒，用低声继续闲聊。战车的攻击变得更加激烈，而艾莉巨大的背后不断升起爆炎。此外，战斗机也从空中向艾莉发射导弹，但艾莉喝酒的手却没有停下来。虽然相对尺寸比平时小了些，但艾莉的身体和衣物强度远远超过小人，小人连艾莉薄薄的衬衫上的一根纤维都无法切断。在这种情况下，出现了一条评论。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "\"小人をポテチに乗せて食べよう\"",
          "zh_text": "\"让小人坐在薯片上吃掉它们吧\""
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "\"お、それいいね！ うーんと……あの辺には小人がまだ残ってそうだな〜\"",
          "zh_text": "\"哦，那个主意不错！嗯……附近似乎还有小人留下来了呢〜\""
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "えりは膝立ちになり辺りを見渡す。えりの体重が両膝に集中し膝頭が交差点の下の地下街にめり込むが、えりは気にしない。今いる駅から北の方にも少し大きめの駅があり、そこに小人が集まっているのが見えた。えりはそのまま、四つん這いで駅に向かう。えりの肩幅や腰幅は歩道を含んでも道路には全く収まりきっていないが、道が狭いのが悪いと言わんばかりに両腕で道路の両サイドの建物をなぎ倒し、邪魔な電線を引きちぎる。そうして空いた領域に、ビルを矮小に見せるえりの強靭なお尻と太ももをねじ込んでいく。",
          "zh_text": "绘里跪立起身，环顾四周。她的体重集中在两膝上，膝盖陷入了十字路口下面的地下街，但艾莉并不在意。从目前所在的站台向北方稍远处有一个稍大一些的车站，那里聚集了一些小人。艾莉保持四肢着地，朝着车站爬去。艾莉的肩宽和腰宽即使包括人行道也无法容纳在道路上，她不顾道路的狭窄，用双臂推倒了道路两侧的建筑物，撕裂了妨碍的电线。然后，她将自己使建筑物看起来矮小起来的丰满的臀部和大腿扭进腾出的空间。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "狙いの駅に着く頃には、ダミーヘッドマイクを設置した交差点からその駅までの間に、80メートル近くの幅の新しい道ができていた。広くとも20メートルほどの道路を、途中にあるえりの肉体の進行を阻むものすべてを押しつぶしながら進んだ跡だ。えりは駅の東側に広がる繁華街のビルを適当に倒し、道を塞ぐ。これで沢山の小人が繁華街の中に閉じ込められた。えりは平らな部分が多いポテチを選んで、小人に向かって突きつける。",
          "zh_text": "到达目标车站时，从装有假人头麦克风的交叉路口到车站之间出现了一条近80米长的道路。这条道路大约有20米宽，上面留下了压扁阻碍艾莉前进的一切障碍物的痕迹。艾莉随意推倒了东边车站附近繁华街区的建筑物，堵住了道路。这样一来，大量的小人被困在繁华街区中。艾莉挑选了表面较平的薯片，对着小矮人戳了戳。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "\"ほらほら、早く乗って\"",
          "zh_text": "\"快点快点，上去吧。\""
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "小人に向かって、ポテチに乗るよう促す。",
          "zh_text": "她催促小人站到薯片上。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "えりには自分の言葉は小人には通じているかどうかはわからないが、自分の意図通りに小人が動かないことは許されない。",
          "zh_text": "虽然绘里不知道自己的话是否能被小人理解，但小人不能按照她的意图行动是不能容忍的。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "\"乗らないと潰すよ？ ほら、そっちいっちゃ駄目だって！\"",
          "zh_text": "\"如果你们不上去，我就压扁你们！喂，那边的，你别往那边走！\""
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "ポテチから離れる小人の群れにデコピンする。もちろん全員即死だ。ポテチから離れることが死を意味すると小人に学習させる。100人ほどを消し飛ばすと、ポテチに向かってくる小人が増えてきた。そして、一人がポテチに乗ろうとしたその時、",
          "zh_text": "她对远离薯片的小人群戳了一记额头。当然，所有被戳到的小人都当场死亡。她教会小人离开薯片就意味着死亡。消灭了大约100人后，前来薯片的小人越来越多。就在一个人试图上薯片的时候，"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "\"ちょっ！\"",
          "zh_text": "\"等一下！\""
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "えりはポテチを持っている手を上昇させ、そのまま拳を叩きつける。",
          "zh_text": "绘里举起手中的薯片，然后猛地用拳头击打下去。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "\"何土足で乗ろうとしてんの？ 全部脱いで\"",
          "zh_text": "\"你们还想穿着鞋子上去？全部脱光光！\""
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "えりは服を脱ぐジェスチャーをする。その間に逃げようとした小人は全員えりの拳の下に消えた。靴だけを脱いでポテチに乗ろうとした小人がデコピンを喰らいその四肢が弾けとんだ後、最終的に数十人の全裸の小人がポテチの上に並んだ。",
          "zh_text": "绘里做了脱衣服的手势。在这期间试图逃跑的小矮人他们全部消失在艾莉的拳头下。试图只脱鞋子并站到薯片上的小人被戳了额头后四肢碎裂，最终数十个全裸的小人站在薯片上。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "\"ふーっ、最初から言うことを聞いてれば死ななくても済むのに……。ほらほら、小人がポテチに乗ってるよ！\"",
          "zh_text": "\"呼，如果你们一开始就听话的话就不会死……喂喂，你们看，小人们都在薯片上啦！\""
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "移動してもえりを捉え続ける浮遊カメラに、ポテチを見せる。ポテチの上の小人はポテチの急激な移動に這いつくばって耐えている。視聴者のコメントが流れる。その中の1つに、えりの興味を引くものがあった。",
          "zh_text": "她移动位置，向一直追踪着艾莉的悬浮摄像头展示薯片。薯片上的小人在薯片快速移动的同时艰难地趴着。观众的评论中有一条引起了艾莉的兴趣。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "\"あ、それいいかも。採用！\"",
          "zh_text": "\"哦，那个不错。采用！\""
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "えりはポテチをもう1枚取り出し、近くの別の繁華街で同じように\"ポテチに乗って欲しい\"と小人に物理的な手段を用いて伝えた。数分後、もう1枚のポテチにも全裸の小人が並んだ。2つの繁華街にはえりに逆らいポテチに乗らなかった小人が隠れていそうなので、一切の隙間なく念入りに踏みつぶし、ダミーヘッドマイクの近くに戻る。",
          "zh_text": "绘里取出另一片薯片，用类似的方式在附近的另一个繁华街区向小人传达了\"想让他们站在薯片上\"的意思，通过物理手段。几分钟后，另一片薯片上也站满了全裸的小人。由于艾莉怀疑在这两个繁华街区中有一些不服从她的指令、不上薯片的小人躲藏起来，她仔细地将脚踏在剩余的建筑上，没有留下任何空隙，然后回到了假人头麦克风附近。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "えりはポテチに乗った小人に囁きかける。",
          "zh_text": "绘里对站在薯片上的小人低声说道："
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "\"君たちは今から～、このマイクの耳に向かって大きな声を出してもらいま～す！ 声が大きかったほうは助けてあげる。小さいほうはポテチごとえりが食べちゃいます！ 頑張ってね～\"",
          "zh_text": "\"从现在开始～，请大声朝着这个麦克风耳朵里喊出声音来吧！声音越大的会被我帮助，声音小的我会和薯片一起吃掉！加油哦～\""
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "えりは小人が乗ったポテチを、ダミーヘッドマイクの左右それぞれの耳の前に持ってくる。",
          "zh_text": "绘里将薯片和小人一起，放在假人头麦克风的左右耳前。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "\"ほら、わめいて？\"",
          "zh_text": "\"来，喊喊看？\""
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "えりの言葉は伝わっていないが、恐怖に駆られた小人がきゃあきゃあと小さな声を出す。",
          "zh_text": "尽管绘里的话小人们听不懂，但被恐惧所驱使的小人发出了尖叫声。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "\"リスナーのみんな、どう？ どっちが声大きいかな？\"",
          "zh_text": "\"听众们，怎么样？哪边的声音更大呢？\""
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "\"全然聞こえない\"\"もっと頑張れ\"\"咀嚼音の方が100万倍大きい\"",
          "zh_text": "\"根本听不见\"\"再加把劲\"\"嚼食声比这大100万倍\""
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "小人の声は数十人集まっても、炭酸の泡がはじける音にも満たない。",
          "zh_text": "数十个小人的声音连起来，连汽水碳酸泡沫破裂的声音都不及。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "\"あのさー、自分たちで服脱いでポテチの上に乗ってきたくせにやる気ないの？ ほらほら、声出して\"",
          "zh_text": "\"喂，你们都自己脱衣服上薯片还没动力吗？快，快，发出声音来\""
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "そう言いながらポテチをぐらぐらと揺らす。",
          "zh_text": "艾莉边说着，边晃动着薯片。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "\"ちょっと声聞こえた\"\"右の声が大きい\"\"左かな〜\"",
          "zh_text": "\"我听到一点声音\"\"右边的声音比较大\"\"也许是左边吧~\""
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "\"おっ、やればできるじゃん！ ほらほらもっと頑張れ〜\"",
          "zh_text": "\"哦，你们可以做到啊！再加油哦～\""
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "コメントを眺めながら、ポテチを持つ手を揺らし続ける。30秒ほど経つと、コメントの意見もまとまってくる。",
          "zh_text": "艾莉一边观察评论，一边不断晃动着手中的薯片。大约30秒后，评论的意见逐渐统一了。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "\"はい終了！ コメント的に右の小人の方が優勢かな？ ということで勝者は右の小人たちでした！ ぱちぱちぱちぱち〜。頑張りが足りない左の小人たちには罰ゲームです！\"",
          "zh_text": "\"好了，结束！根据评论，右边的小人更有优势吧？所以胜利者是右边的小人们！鼓掌鼓掌～。对于表现不够努力的左边小人们，将受到惩罚！\""
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "言い終わるとえりは、左手のポテチを持ち上げ、丸ごと口の中に入れる。",
          "zh_text": "绘里说完后，她用左手拿起一片薯片，整个放进了嘴里。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "\"逆の方食べてて草\"\"勝ったの、俺たちから見て右ねw\"",
          "zh_text": "\"吃反了草\"、\"赢了的小矮人，从我们这边看是右边啊w\"。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "えりはポテチが乗った舌を硬口蓋にゆっくりと押しつける。唾液と混じったポテチが細かく割れると、小人ごと飲み込む。",
          "zh_text": "艾莉把薯片放在舌头上慢慢地按在上颚上。薯片与唾液混合，碎成小块，然后一起被吞下去。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "\"おなか越しに悲鳴聞こえるかな？\"",
          "zh_text": "\"你能听到我的胃里传来的尖叫声吗？\""
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "\"あ！ それ面白そう！ 聞いてみよっか！\"",
          "zh_text": "\"啊！那听起来很有趣！我想听听看！\"。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "えりは邪魔な右手のポテチも口に放り込み咀嚼しながら、膝立ちになってマイクの耳の位置におなかを近づける。",
          "zh_text": "绘里把碍事的右手上的薯片也扔进嘴里嚼碎，然后跪了起来，把肚子靠近麦克风的位置。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "\"どう？ 声聞こえる？\"",
          "zh_text": "\"怎么样？能听到声音吗？\""
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "どぐん………どぐん………",
          "zh_text": "咚咚……咚咚……。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "ぐぎゅるぐぎゅる…………ぎゅるるる…………",
          "zh_text": "咕咕噜咕噜……咕噜噜噜……。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "\"全然聞こえん\"\"なんかエッチ\"\"たすかる\"",
          "zh_text": "\"完全听不到\"\"有点色情\"\"真帮大忙了\""
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "えりの胃の中には、ポテチと牛肉に加えて、配信前に食べて半ば消化されているラーメンとご飯が積もっていた。もちろんよく咀嚼されているため元型はとどめていない。真っ暗で気温と湿度がとても高い。胃酸の匂いと食べ物の匂いが混じっている。アルコールにより胃の血流が良くなり、胃酸も多量に分泌されている。ポテチにまみれて胃に送りこまれ、胃液に直接ダイブした小人は声を上げる間も無く全身が消化された。胃の内容物の上に着地した小人たちは悲鳴をあげるが、彼らの声が、えりの胃壁と筋肉と脂肪の壁を越えるのは不可能だった。",
          "zh_text": "绘里的胃里堆积着薯片、牛肉，还有在直播之前吃下去的已经部分消化的拉面和米饭。当然，由于被仔细地咀嚼，它们的原型已经不复存在。这里一片漆黑，温度和湿度非常高。胃酸的气味和食物的气味混合在一起。由于酒精的作用，胃的血液循环加快，胃酸也大量分泌。沾满小人的薯片后被送进胃里，直接沉入胃液里的小矮人还没来得及叫出声来，全身就被消化了。在胃的消化物上着陆的小人们发出尖叫声，但他们的声音无法穿越艾莉的胃壁、肌肉和脂肪的厚壁。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "えりはその後、咀嚼音や囁き声を挟む雑談を1時間半ほど続け、その間にポテチの大袋一袋を食べ切り、飲みかけの四合瓶を空にした。えりが小人に近づいていたときには攻撃を中断していた軍隊は攻撃を再開し、今や建物に攻撃が当たることも厭わずえりの顔や頭にも狙いをつけて砲撃を行なっているが、えりは反応を示さない。",
          "zh_text": "绘里在那之后持续了大约一个半小时夹杂着咀嚼声和低语的闲聊。在此期间，她吃完了一整袋薯片，并喝光了一半四合瓶中的酒。当艾莉靠近小人们时，原本中断了攻击的军队重新展开了进攻，甚至连周围的建筑物都不顾一切地炮击，瞄准艾莉的脸和头进行攻击，但艾莉没有作出任何反应。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "\"この後はいつもの惑星でメンバー限定の配信にしちゃおっかな。別のサイトになるから、登録がまだの人は概要欄のURLからメンバー登録しておいてね！ それじゃ、ここまでの人はおつえり〜。聞いてくれてありがとう！ チャンネル登録と高評価もよろしくね！\"",
          "zh_text": "\"接下来，我想在平常会员限定直播的星球上做。因为会换到另一个网站，还没有注册的人可以提前在简介中的URL处注册会员哦！那么，到这里为止的观众们，辛苦啦~谢谢你们的收听！也请记得订阅和点赞我的频道哦！\""
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "カメラに向かって笑顔で手を振りながら、配信を切る。最大同時接続者数は1000人を超えていた。投げ銭の額も過去最高だ。手ごたえを感じながら配信が確かに終了していることを確認すると、えりはふいに立ち上がる。えりの上空を旋回していた戦闘機がえりの体に衝突し、墜落する。",
          "zh_text": "她朝着摄像机微笑着挥手，结束了直播。同时最高同时在线观看人数已超过1000人，打赏金额也创下了新高。确认直播确实结束后，绘里突然站了起来。一架盘旋在她上空的战斗机与她相撞，坠毁了。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "\"あんたたちねぇ……\"",
          "zh_text": "\"你们这些家伙啊……\""
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "地上の戦車部隊を見渡す。戦車部隊は、えりの急激な動きに退避を始めようとするが、間に合わない。",
          "zh_text": "她俯瞰着地面上的坦克部队。坦克部队想要躲避艾莉突然的动作，但为时已晚。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "\"さっきから私が黙ってりゃあポンポンポンポン……うっとうしいのよ！\"",
          "zh_text": "\"从刚才开始我不搭理你们的时候，就一直在轰轰轰轰地攻击，真烦人！\""
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "そういうとえりは、戦車部隊を何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も踏みつける。",
          "zh_text": "说完，绘里一次又一次地踩在坦克部队上。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "\"あんたたちの砲撃なんて痛くも痒くもないけどね、撃たれたら服が汚れるし、目の前でチカチカされるとほんと邪魔なの。あーマジで腹立ってきた。いつもの惑星なら軍隊ももっとカスみたいな大きさだから気にならないけど\"",
          "zh_text": "\"你们的炮火对我来说根本不痛不痒，但是被打中的话衣服就会弄脏，而且在眼前闪烁真是碍事。啊，真的生气了。如果是在平常的星球上，军队也只是一群渣渣大小，我根本不会在意。\""
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "服のほこりを払うえりを、戦闘機が狙い打つ。えりに向かって飛ぶ戦闘機のパイロットは、えりの巨大な瞳が自分を見据えていることに気づいた。次の瞬間、戦闘機があった場所にはまっすぐにのばされたえりの腕があった。遅れて風を切る音が聞こえる。えりの強烈な右ストレートだ。戦闘機は握りこぶしにぺしゃっと貼りついた。すんでのところで回避した機体も、えりの拳と腕が引き起こす急激な気流の変化に巻き込まれ、腕の方へひきつけられ爆散した。もう1機はコントロールを誤り、ダミーヘッドマイクに衝突する。",
          "zh_text": "战斗机瞄准正在扫去衣服上的灰尘的艾莉，正当它向她飞去时，飞行员注意到绘里那巨大的眼睛正盯着他。下一刻，战斗机原本所在的位置上出现了一只伸直的绘里手臂。紧随其后，可以听到风声迟到的响起。那是绘里强劲的右直拳。战斗机紧贴在她的拳头上。那些勉强回避的战机也被卷入艾莉拳头和手臂所带来的剧烈气流变化中，被吸向手臂并爆炸成碎片。还有一架战机误操作，撞上了假人头麦克风。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "\"あーーー！ ちょっと何してんの！ このマイク、あんたたちの星よりも何倍も高いんだけど！ はー、マジ最悪。決めた。この星の生き物、絶滅決定ね。いまから別の星で遊んでくるけど、その後滅ぼすから\"",
          "zh_text": "\"啊——!你们在干什么！这个麦克风可比你们的星球贵出了好几倍！唉，真是太糟糕了。我决定了。这个星球上的生物注定要灭绝了。我现在要去另一个星球玩耍，然后再摧毁这里。\""
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "惑星販売サイトで購入した惑星は、ウェブページからゴミ箱の形をした\"完全削除\"のアイコンをクリックすることで、業者の手によって一定時間以内に何らかの方法で——周辺の宙域ごと蒸発させられたり、重力を強めて原子サイズまで圧縮されたりなど——その惑星の痕跡が一切残らない形で適切に処分される。しかし、えりは自らの手でこの惑星を滅ぼすことを決めた。そして、その決定を覆すことができるものはこの惑星上には存在しなかった。えりの姿は消え、この惑星に最後の平穏が訪れた。",
          "zh_text": "从购买的行星交易网站上购买的星球，可以通过在网页上点击垃圾桶形状的\"完全删除\"图标，由交易商在一定时间内以某种方式彻底消除星球的痕迹，比如蒸发周围的空域，或者增加重力将其压缩到原子大小等等，以适当地处理。然而，艾莉决定亲手毁灭这颗星球。而且，没有任何东西可以改变她的决定了。艾莉的身影消失了，这颗行星迎来了最后的平静。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "作業員を満載にしたバスが、クレーターの縁の上に作られた曲がりくねった道の上を進んでいく。エンジン音と車体が揺れるがたがたという音が響く。乗客は皆うつむいている。私も窓の外を見る気にはなれない。道の周りには何もなく、進行方向の先に見える山の他には、瓦礫と泥が混じった地面に、いびつな形の大小のクレーターがどこまでも広がっているだけだからだ。この辺りは私の地元のはずだ。はず、というのは、正確な位置などもうわからないからだ。",
          "zh_text": "满载着作业员的巴士行驶在建在陨石坑边缘的蜿蜒曲折的道路上。发动机声和车身颤动的声音回荡着。乘客们都低头不语。我根本无心凝视窗外。周围道路两旁一片荒凉，除了前方可见的山脉，地面上只有掺杂着瓦砾和泥土的大小不一、扭曲形状的陨石坑。这附近本应是我的家乡。之所以这样说，是因为我已不知道确切的位置了。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "あの巨人がこの星に初めて現れたのは、今から数ヶ月前のことだった。冗談のような大きさの女の巨人は、数百万人の同胞をその体の下に押し潰しながら、都市をベッドの代わりに自慰行為をし、そして姿を消した。",
          "zh_text": "那个巨人初次出现在这颗星球上，是距现在数个月前的事了。这个女性巨人巨大得宛如一个笑话，她在将数百万同胞踩在自己的身体下时，以都市作为她的床，进行着自慰行为，然后消失了。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "巨人は\"えり\"と呼ばれている。言語学者と生物学者とエンジニアのチームが、彼女の話す音声を分析し、巨人が自分自身を指すのに使っていると思われる語を特定した。それを私たちの言語の表記で表現すると\"えり\"となる。",
          "zh_text": "这个巨人被称为\"艾莉\"。语言学家、生物学家和工程师的团队分析了她说话的声音，确定了巨人在自称时使用的词语。用我们的语言表达就是\"艾莉\"。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "えりの推定身長は8250メートル。推定体重は75億トン。足のサイズは1250メートル。私たちの5000倍だ。信じられない大きさだが、えりはそれ以上に大きな姿で現れるとこともある。どこまで大きくなることができるのかはわかっていないが、観測史上最大のサイズは人間の数百万倍の大きさで、そのサイズのえりが現れたときはものの数時間で世界人口の2割が失われた。",
          "zh_text": "艾莉被估计身高8250米，体重约750亿吨，脚的尺寸为1250米。她是我们的5000倍。虽然已经是不可思议的巨大了，但艾莉有时候以更大的形态出现。我们不知道她能变得多大，但观测史上最大的一次，她达到了是人类尺寸的数百万倍之大。当那个尺寸的艾莉出现时，在短短几个小时内世界人口的20%消失了。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "えりは何のためにこの星にやってくるのか？ えりはいつも、空中を浮遊する黒い立方体に向かって一人で話しかけたり、ポーズを取ったりしている。現在主流の見解は、えりはこの星を破壊する様子を配信する異星人のストリーマーであるというものだ。馬鹿げていると思うだろうか？ しかし、そうでなければ、素っ裸で人口の多そうな都市をにやにやと見定め、避難の完了していない街の上で馬鹿みたいなダンスを踊ったりするだろうか。私の出身地を含む都市園の一帯は、ダンスを踊るえりの素足でぐしゃぐしゃに踏み潰され、人も建物と自然が判別不可能になるまで踏み固められてしまった。犠牲者の救出は不可能だろう。ここにあるクレーターはえりの足跡、つまり足の指や拇指球、小指球、かかとの跡だ。今バスが走っている道は、えりの無数の足跡の縁が形成している尾根なのだ。",
          "zh_text": "艾莉到底为何来到这颗星球呢？她总是独自一人朝着悬浮在空中的黑色立方体说话，摆姿势。目前主流观点认为，艾莉是传送来的外星怪物的直播主播，她直播摧毁这个星球的场景。你可能认为这太荒谬了吧？但如果不是这样的话，她会赤身裸体地笑眯眯嘲弄那些人口众多的城市，还在未疏散完毕的城市上方跳着愚蠢的舞蹈吗？包括我的家乡在内的城市园区一带，被艾莉赤裸的脚踩得一片狼藉，人们、建筑物和自然都被踩得无法辨别。自然无法救出任何受害者。这里的陨石坑是艾莉脚步的痕迹，也就是脚趾、拇指球、小指球和脚跟的痕迹。现在巴士行驶的道路，就是由艾莉无数脚步的边缘形成的山脊。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "数十キロにおよぶクレーター地帯を抜けると風景が変わる。クレーターの数は減り、崩れながらも形をとどめた建物の跡も見えてくる。しかしそれよりも目立つのは、それらの建物を矮小に見せる青色の山だ。標高は100メートルを超えているだろう。近づくとその山がつぎはぎでできていることがわかる。つなぎ合わされた巨大なブルーシートが、何かの上にかけられて、地面に固定されている。",
          "zh_text": "穿过长达几十公里的陨石坑区域后，风景开始改变。陨石坑数量减少，同时能看到一些虽然倒塌但仍保留形状的建筑遗迹。但更引人注目的是那些让这些建筑显得渺小的蓝色山脉。海拔超过100米了吧。靠近一看，可以发现这座山是由拼凑而成的巨大的蓝色塑料布连接在一起，覆盖在某个物体上并固定在地面上。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "あの中にあるのは、えりの使用済みのアダルトグッズだ。あの日、えりはダンスを踊った後、ピンク色の透明な樹脂で造られた棒状の性具を取り出し、白昼堂々自慰行為を始めた。えりは大地を揺らし、山を崩しながらオナニーを続け、満足するとさっきまで自身に深く突き刺さっていた全長1キロのバイブを適当に投げ捨てた。縦回転を加えられたバイブは地面に落ちると何度かバウンドし、着地地点の都市を粉々に吹き飛ばしながら、最終的に今の場所に横たわった。あのブルーシートはそのバイブを隠している。人間には、えりのバイブを破壊するどころか、わずかに動かすことすらできない。あのバイブが目に入る限り、自分たちがアダルトグッズ以下の存在だと思い知らされ続ける。そこでせめてもの抵抗として、道路からバイブが見えないように、目隠しが作られたのだ。",
          "zh_text": "在那里面的是艾莉使用过的成人用品。那天，艾莉在跳舞后拿出了一根粉红色透明树脂制成的棒状性具，在光天化日之下开始了自慰行为。艾莉摇撼大地，摧毁山脉，继续着她的自慰，直到心满意足后，她随意地扔掉了之前一直深入她体内的一公里长的自慰棒。那个经过纵向旋转的自慰棒落到地面上后反弹了几次，将着陆点的城市炸得粉碎，最终横躺在了现在的位置。那块蓝色的遮布正遮住那个自慰棒。人类不仅无法破坏艾莉的自慰棒，甚至连稍微移动一下都做不到。只要那个自慰棒在眼前，我们就会一直被提醒自己不过是比成人用品还低下的存在。因此，为了至少抵抗一点，为了让自慰棒从路上看不见，才制作了这个屏蔽物。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "バスが止まる。バスターミナルの無機質な建物が目に入る。ここから先のエリアは汚染が進んでいるため、防護服が必要になる。バスターミナルの隣には、広大な空間に大量の瓦礫が集積されている。その向こうには、使用済みの機材や防護服を焼却する炉が見える。ターミナル中の更衣室で服を着替える。長い髪をまとめ、ヘルメットを被る。",
          "zh_text": "巴士停下来了。巴士总站冷冰冰的建筑映入眼帘。由于从这里开始的地区受到了污染，所以需要穿上防护服。巴士总站旁边是一个广阔的空地，堆满了大量的碎石。在那边可以看到焚烧使用过的器材和防护服的炉子。在终点站的更衣室里更换衣服，将长发拢起，并戴上头盔。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "汚染地域側のターミナルに降り、すでに到着している、目的地に向かうバスに乗り込む。運転手も含め、全員が防護服を身につけている。建材を満載にしたトラックも、列をなして同じ方向に向かっている。",
          "zh_text": "在受污染地区一侧的终点站下车，坐上已经到达的前往目的地的巴士。包括司机在内，所有人都穿着防护服。一辆满载建筑材料的卡车也在排队朝着同一个方向前进。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "進行方向上に見えていた山は、なお数十キロは先にあるというのに、まるで目前にあるかのようにそびえ立っている。私たちの仕事場だ。もし上空から見ればそれは、3つの物体からなることがわかる。おおむね4キロ四方の領域——大都市の行政区画1つ分くらいの広さだ——の中に、全長2キロから4キロ、直径250メートルから350メートルの円柱状の物体が3本。国が管理する上での正式名称もつけられているらしいが、作業員の私たちはそれぞれ\"第1\"\"第2\"\"第3\"と呼んでいる。\"第1\"と\"第2\"は一部が重なり合っており、最も高いところでは標高600メートルを超える。それぞれの物体は、ごつごつとした大きな塊がいくつも組み合わさってでできている部分と、極太の繊維のようなものでできている部分、さらには柔らかそうなどろどろとしたものでできている部分からなる。バスの中で防護服を着ているにも関わらず、強い臭いを感じる。いまだに熱をもち、周囲の気温と湿度を高めているそれは、えりの排泄物だ。",
          "zh_text": "前方可见的山脉据说还有数十公里的距离，但它们就像眼前的存在一样耸立着。那是我们的工作场所。如果从空中看，可以看到它由三个物体组成。大致上占据了4公里乘4公里的区域——相当于一个大都市行政区域的大小——其中有三根长度在2到4公里之间、直径在250米到350米之间的圆柱状物体。据说它们在国家管理层面上有正式的名称，但我们作为工人，各自称之为\"第1\"、\"第2\"和\"第3\"。其中\"第1\"和\"第2\"部分重叠，最高处海拔超过600米。每个物体由许多粗糙的大块状部分组成，有像极粗纤维一样的部分，还有看起来柔软而黏稠的部分。即使穿着防护服在巴士内，我们仍然能闻到强烈的臭味。它仍然散发热量，使周围的温度和湿度升高，那是艾莉的排泄物。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "バスが止まる。えりの排泄物の下のほうに足場が組まれている。20メートル程の高さはあるはずだが、えりの排泄物の全体と比べるとあまりに頼りなく見える。排泄物一本の直径の10分の1ほどしかない。そこでうごめいている白い粒が、防護服を着た作業員だ。私たちはここで、えりの排泄物を覆うコンクリートのドームを建設しようとしている。えりの排泄物はただそこにあるだけで広範囲の大気を穢し、生物の生存を不可能にするため、適切に処理されなければならない。アダルトグッズとは違い、見えなければよいというものではないのだ。",
          "zh_text": "巴士停下来了。在艾莉的排泄物下方搭建了脚手架。它应该有大约20米高，但与艾莉的排泄物相比，显得太过不牢固了。它的高度只有一根排泄物直径的十分之一左右。其中蠕动的白色颗粒是穿着防护服的工人们。我们在这里正试图建造一个混凝土圆顶来覆盖艾莉的排泄物。艾莉的排泄物仅仅存在于那里就会污染广阔的大气，使生物无法生存，因此必须进行适当处理。与成人用品不同，这不是只要看不见就可以了的事情。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "表面のぬらぬらとした光沢は残存した消化液だ。防護服を着ていようが、触れれば骨まで溶ける。今はえりの排泄物自体に触れないように、周囲をぐるりと足場で囲む段階だ。",
          "zh_text": "表面的湿润光泽是残留的消化液。无论是否穿着防护服，只要触碰到就会溶解到骨头。现在我们正在围绕艾莉的排泄物建造脚手架，以避免直接接触它。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "えりの排泄物の向こうには、えりのおしっこが染み込んだ死の土地が広がっている。これに対してはもう、打つ手がない。この先の土地に緑が戻るのには、数十万年の時間がかかるという。国は国土の廃棄を決定した。",
          "zh_text": "在艾莉的排泄物的另一侧，是被艾莉的尿液浸染的死亡土地。对于这个问题，我们已经没有任何对策了。据说要让土地重新恢复绿色需要数十万年的时间。国家已经决定废弃这片土地。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "ほんの数ヶ月前までは、世界はこんな形をしていなかった。少し前まで、この国の国土の7割近くは森林だった。今では森林は3割ほどしか残っていないらしい。森林だけではない。海岸線の形は変わり、いくつかの都市圏は跡形もなく地上から消え去っている。そしてそれは、この国に限ったことではない。世界中で起こっていることだった。",
          "zh_text": "就在几个月前，世界还不是这个样子。不久之前，这个国家的国土有近70%是森林。而现在森林只剩下了约30%。不仅仅是森林，海岸线也改变了形状，一些城市区域从地面上消失无踪。而这不仅仅是这个国家的情况，这是在全世界发生的事情。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "えりが初めて現れた後、世界は強硬派と慎重派に二分された。2度目にえりが現れた後、世論は強硬派に大きく傾いた。3度目にえりが現れたとき、えりに総攻撃が加えられた。その結果、えりを刺激し、さらに巨大化したえりによって20億人が死亡、人類の居住可能地域の2割が失われた。自殺者数が急増し、過半数を超える国で安楽死が合法化された。4度目にえりが現れた後、人類は自分たちがこの世界の主役ではなかったということをようやく理解した。それからもえりは2、3日に一度のペースで世界のどこかに現れている。",
          "zh_text": "在艾莉第一次出现后，世界分为强硬派和谨慎派两派。在艾莉第二次出现后，舆论大幅倾向于强硬派。在艾莉第三次出现时，对艾莉进行了总攻击。结果，刺激了艾利，更加巨大化的艾莉导致20亿人死亡，人类居住区的20%消失。自杀人数急剧增加，超过半数的国家合法化了安乐死。在艾莉第四次出现后，人类终于理解他们并不是这个世界的主角。此后，艾莉以每两三天一次的频率在世界某个地方出现。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "突如、スマートフォンから不快なアラームが鳴り響く。えりが現れたのだ。出現場所はこの国だ。出現自体は2日ぶり。この国に現れるのは1週間ぶりだった。",
          "zh_text": "突然，手机传来令人不快的警报声。艾莉出现了，出现地点是这个国家。距离上次出现已经两天了。艾莉时隔一周再次出现在这个国家。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "********"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "先ほどASMR配信を終えたえりは自室に戻り、少しの準備をしてから、5000分の1のサイズの惑星のある島国の、まだ無事な都市のど真ん中にワープした。早速カメラを起動し、アダルト配信サービスのアプリを立ち上げてメンバー限定配信を開始する。",
          "zh_text": "艾莉刚刚结束了ASMR直播，回到了自己的房间，做了一些准备后，她传送到大小只有5000分之1的行星的一个岛国上，那里是一个尚未受到影响的城市中心。她迅速启动了摄像机，并打开了成人直播服务的应用程序，开始进行会员限定直播。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "\"映ってる？ 声聞こえてる？\"",
          "zh_text": "\"可以看到吗？能听到声音吗？\""
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "\"聞こえてるよ！\"\"待ってた\"",
          "zh_text": "\"可以听到！\"\"一直在等待着。\""
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "目の前に浮かぶカメラに向かって手を振るえり。",
          "zh_text": "艾莉向浮在眼前的摄像机挥手。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "\"みんなお待たせ！ 今回はリクエストにお答えしてー、じゃん！ いつも仕事で着てる服だよ～。どう？ 可愛い？\"",
          "zh_text": "\"大家久等了！这次根据大家的请求来了！这是我平时工作时穿的衣服哦~。怎么样？可爱吗？\""
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "えりはメンバー限定配信で着る衣装をリクエストで決めている。全裸のときもあれば、水着やコスプレ衣装のこともあるが、今日は普段のOLとして働いているときと同じ装いだ。白いシャツに、グレーのスーツジャケットとスカート。量感のある胸は、ジャケットのボタンに重労働を強いている。スカートは太ももにぴっちりと密着しており、肉付きの良い下半身が窮屈そうに納まっている。靴はヒールが細めの黒いパンプス。脚にはストッキングを履いている。首には赤いストラップの社員証入れが掛けられており、手書きで\"えり\"と書かれたカードが入っている。",
          "zh_text": "艾莉会根据会员的请求来决定会员限定直播时要穿的服装。有时候是全裸，有时候是泳装或者cosplay的服装，但今天她选择了和平时作为上班族时一样的打扮。白色衬衫，灰色西装外套和裙子。丰满的胸部被西装外套的扣子勒得有些辛苦。裙子紧贴着大腿，丰满的下半身看起来有些紧凑。鞋子是细高跟的黑色高跟鞋。她穿着长筒袜。她的脖子上挂着红色带子的员工证套，里面放着手写\"艾莉\"的卡片。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "\"かわいい！\"\"脚がエッチ\"\"胸がきつそう\"\"ケツもきつそう\"",
          "zh_text": "\"好可爱！\"\"腿好性感\"\"胸部看起来好紧\"\"屁股也好紧\""
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "\"さっきの配信のみんなのえっちなコメントでちょっとムラムラしちゃって、このままじゃ寝られないから……ここで解消してくね\"",
          "zh_text": "\"刚刚那个直播里大家那么淫荡的评论，让我有点兴奋，这样下去睡不着觉了……就在这里解决掉吧。\""
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "この惑星は、えりがメンバー限定配信で何度も訪れている惑星だ。普段の配信ではその都度新しい惑星を購入することも多いが、アダルト配信者向けサービスを用いたメンバー限定配信に移行するころにはえりも気分が高まっている。新しい惑星でファーストコンタクトに驚く小人を眺めるよりも、自らの渇きを癒すのが優先事項であるため、何度もこの惑星に訪れている。",
          "zh_text": "这个行星是艾莉在会员限定直播中经常访问的一个行星。平时的直播中她经常购买新的行星，但当转到成人直播服务时，艾莉的欲望也会变得高涨。相比于观察着惊讶的小人进行第一次接触，满足自己的饥渴是优先事项，所以她多次来到这个行星。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "\"ほら見て！ さっきまでおっきい星にいたから、めっちゃちっちゃく見えるね！\"",
          "zh_text": "\"看！刚刚还在一个很大的星球上，现在看起来好小哦！\""
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "ここではえりの身長は、ヒールも含めると8500メートルになる。この国の最高峰の2倍以上の高さだ。カメラがえりの目線の高さから足下をとらえる。灰色の絨毯のように見えるのが小人の街だ。緑色のわずかに盛り上がっているように見えるのは山で、尾根と尾根の間、平地に繋がる谷の部分にも住宅や田畑が浸食しているのが見える。さらに遠くを見渡すと、広い範囲で茶色い地面が剥き出しになっているところがいくつも見える。以前えりが配信を行った跡だ。",
          "zh_text": "在这个地方，绘里的身高加上高跟鞋的高度达到了8500米。这超过了该国最高峰的两倍以上。摄像机从艾莉的视线高度捕捉到了她脚下的景象。看起来像是灰色的地毯，那是小人们的城市。看起来微微隆起的绿色是山脉，山脉与山脉之间的谷地连接着平地，可以看到住宅和农田蔓延到了谷地。而更远处，可以看到广阔区域内露出了一片褐色的裸露地面，那是艾莉以前进行直播的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "\"開放感あるな\"\"サイズ差やばいw\"\"あれこの前オナった所？\"",
          "zh_text": "\"感觉好开阔啊\"\"尺寸差太夸张了w\"\"哦，那个是上次手淫的地方吗？\""
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "カメラが今度はえりの足下にズームインしていく。遠目からだとオフィスのフロアマットの上に立っているように見えるが、徐々に道路や建物が判別できるようになってくる。ごちゃごちゃとした街区が数ブロック分が丸ごとえりのパンプスの下に納まっている。ヒールの高さは250メートルで、周辺にあるどんなビルよりも遥かに高い。一番高いビルでもヒールの半分にすら届いておらず、大半のビルはヒールの10分の1ほどの高さしかない。ヒールの太さはえりにとっては1センチだが、この惑星では50メートルに相当する。さらにカメラがズームインを続ける。建物の入口から、砂粒のような大きさの人々が道路に出てくるのがわかる。えりからするとそのサイズは0.4ミリにも満たない大きさで、肉眼で判別するのが困難なレベルだ。",
          "zh_text": "摄像机现在开始向艾莉的脚下缩放。从远处看，就像是站在办公室的地毯上一样，但随着逐渐放大，可以慢慢辨认出道路和建筑物。杂乱的街区整整数个街区完全被压在艾莉的高跟鞋下。高跟鞋的高度是250米，比周围的任何建筑物都要高得多。即使是最高的建筑物也无法达到高跟鞋的一半高度，大多数建筑物的高度只有高跟鞋的十分之一左右。高跟鞋对于艾莉来说只有1厘米的宽度，但在这个行星上相当于50米。摄像机继续放大。从建筑物的入口处，可以看到像沙粒般大小的人们走上道路。对于艾莉来说，它们的尺寸不足0.4毫米，肉眼很难分辨出来。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "\"相変わらずちっさ！ 君たちはちっさすぎるから死刑で～す\"",
          "zh_text": "\"还是一如既往地小呢！你们太小了，所以要判处死刑～\""
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "えりはヒールを支点に、つま先をわずかに左右に振り、地面を撫でる。逃げ惑う小人を捉えているカメラのフレームが真っ黒になる。画面に収まりきらないえりのパンプスだ。えりがつま先を元の位置に戻すと、そこにあった街区は跡形もなく消滅していた。カメラには映っていないが、体重の掛けられたヒールは周囲を引き込みながらごりごりと地面に深く突き刺さる。そこにあったビル群は、えりの膨大な体重を受け、地中深くまで圧縮されてしまっていた。つま先とヒールが作る空間の下にいる人々は、パンプスの天井が生み出す圧迫感と、パンプスがえりの体重を必死で受け止める際に上がるぎしぎしという悲鳴に強い恐怖を感じていた。",
          "zh_text": "艾莉以高跟鞋为支点，轻轻左右晃动脚尖，触碰着地面。捕捉四处逃窜的小矮人照相机的画面变得漆黑。那是屏幕上容不下艾莉的高跟鞋。当艾莉将脚尖放回原位时，原本存在的街区完全消失了。虽然摄像机没有拍摄到，但支撑着体重的高跟鞋在深入地面时发出刺耳的摩擦声，周围的一切都被牵引进去。曾经存在的建筑物由于艾莉巨大的体重压迫，被压缩到地下深处。而身处脚尖和高跟鞋创造的空间下的人们，感受到了高跟鞋顶部产生的压迫感，以及高跟鞋在艾莉体重的压迫下发出的嘎吱声，弥漫着强烈的恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "\"あ、今日ちょっともうダメかも。いきなりオナニーしちゃうけどいい？\"",
          "zh_text": "\"啊，今天可能有点忍不住了。突然就自慰了，可以吗？\""
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "えりのメンバー限定配信では通常の配信と似たような企画や雑談を最初に行うこともあるが、えりはそれらをすっ飛ばしてオナニーを行うことを宣言した。賛同のコメントが流れる。",
          "zh_text": "在绘里的会员限定直播中，通常会进行一些类似常规直播的企划或闲聊，但艾莉宣布跳过这些，直接进行自慰。赞同的评论开始涌现。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "\"みんなありがと！ 一緒に楽しもうね！\"",
          "zh_text": "\"谢谢大家！一起享受吧！\""
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "\"やった～\"\"服脱いだ\"\"準備OK！\"",
          "zh_text": "\"耶～\"\"脱掉衣服了\"\"准备好了！\""
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "\"今日もみんなが送ってくれたおもちゃを使っちゃうよ\"",
          "zh_text": "\"今天也要用大家送来的玩具哦\""
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "どずうぅぅぅん、と街を下敷きにして置かれた黒いバッグの中には、いくつものアダルトグッズが詰め込まれている。えりはその中から肌色の物体を取り出す。勃起した男性器をシリコンで精巧に模した性具、ディルドだった。えりは他にももっと可愛らしい形のバイブなども持っているが、今日はこいつを使いたい気分だ。",
          "zh_text": "在被放在街道上的黑色包包里，装满了各种成人用品。艾莉从中取出一件肉色的物品。那是用硅胶精巧地模仿勃起的男性生殖器的性具——假阴茎。绘里还有其他更可爱形状的自慰棒，但今天她想使用这个。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "玉の部分も含めて24センチとえりにとってもなかなか大きなサイズだが、この惑星の住人にとっては全長1.2キロメートルに相当する。安定感を与えるその重量は、3千万トンに相当する。なお、これを軽々と持ち上げるえりの体重は75億トンだ。",
          "zh_text": "对于艾莉来说，包括睾丸在内，这款按摩棒的长度为24厘米，已经相当大了。但对于这个星球上的居民来说，它的全长相当于1.2公里。它的重量给予了一些稳定感，相当于3000万吨。值得一提的是，能轻松举起这个重量的艾莉本身体重是75亿吨。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "これらの道具は、視聴者から、使用済みの道具を惑星上に置いていってほしいという要望付きでプレゼントされたものだ。すでにえりは惑星の上にいくつもの使用済みのアダルトグッズや衣服を捨てて帰っている。",
          "zh_text": "这些工具是观众们送来的礼物，要求将使用过的工具留在星球上。艾莉已经在星球上扔掉了许多使用过的成人用品和衣物。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "\"ほら見てみて、でっかいでしょー！\"",
          "zh_text": "\"你看，很大吧！\""
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "えりはディルドを、上気した自分の顔と並べてみせる。ディルドのほうが顔の縦の長さよりも長い。えりの目が爛々と輝く。",
          "zh_text": "艾莉将按摩棒与她兴奋的脸并排展示。按摩棒比她的脸的纵向长度还要长。绘里的眼睛闪烁着光芒。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "\"でっか……\"\"獲物を狙う獣の目になってる\"\"彼氏のより全然でかい\"",
          "zh_text": "\"好大啊……\"\"眼神像是猎物盯上的野兽\"\"比男友的大太多了\""
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "\"今日はこの子でいっぱい気持ちよくなっちゃうからね！\"",
          "zh_text": "\"今天就用它来获得无尽的快感吧！\""
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "********"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "えりの獣じみた喘ぎ声が大地を揺るがす。えりは地面にしゃがんでのけぞるような体勢になって、長いストロークでゆっくりと性器にディルドを出し入れしている。ディルドの複雑な凹凸を、お腹の側で感じ取ろうとしている。スカートとストッキング、そして下着はすでに脱ぎ捨てられ、オフィス街を丸ごと押し潰している。ストッキングはえりが仕事中にかいた汗をたっぷりと吸い込んでおり、周囲の大気を25歳OLのつま先の凶悪な香りで暴力的に染め上げている。えりの片手は反った身体を支えるために背後に置かれているが、何棟もの家を巻き込んで、住宅街にずぶずぶとめりこんでいる。小人の街の中でオナニーをすると、自らの肉体の強大さが感じられ、さらに興奮が高まる。",
          "zh_text": "绘里野兽般的喘息声震动着大地。她蹲在地上，呈向后仰的姿势，缓慢地将自慰器插入和取出。她试图在腹部感受到自慰器复杂的凹凸表面。裙子、丝袜和内衣已经被扔掉，整个办公区被压得一片狼藉。丝袜充分吸收了艾莉在工作时散发的汗水，以25岁OL脚尖的狂暴气味，残酷地污染了周围的空气。绘里的一只手被放在身后支撑着她弯曲的身体，它卷入了许多建筑物，深深地陷入住宅区。在小人城市里自慰，能感受到自己身体的强大，进一步激起兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "どすんとお尻を地面につき、態勢を変える。えりのみっしりと肉のついたふくらはぎと太ももが、ワイパーのように小人の街を削り取る。ディルドを地面に突き立て、騎乗位のごとく腰を振る。えりの好みは逸物を全て飲み込み、その上でなおも腰をぐいぐいと押し付け逸物のサイズ感と硬さを膣全体で感じるパワフルな騎乗位なのだが、それをディルドで再現するためにはディルドがしっかりと固定されていなければならない。小人の街には吸盤がつくような平らな面はないのでディルドが安定せず、思うように腰を振り続けることができない。フラストレーションが溜まる。",
          "zh_text": "咚的一声，她重重地坐在地上，改变了姿势。艾莉结实的小腿和大腿像雨刮器一样刮走了小人城市。她将自慰器插入地面，像骑乘姿势一样扭动腰部。艾莉的喜好是将异物完全吞入体内，然后用力推动腰部，让整个阴道感受到异物的尺寸和硬度，这是一种强劲的骑乘姿势。但为了在自慰器上再现这种感觉，自慰器必须被牢固固定。由于小人城市没有平坦的表面可以附着吸盘，所以自慰器无法稳定，无法按照她的意愿持续扭动腰部。这让她感到懊恼。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "********"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "コーヒーに波が立つ。休憩所の窓ガラスが小刻みに揺れる。今回のえりの出現位置からここまで数百キロメートルは離れているというのに、えりによって生じる大地の揺れはここまで届いていた。国内にえりが現れた場合、工事は即座に停止される。えりが近場に現れたときはもちろん、距離があっても地面の揺れが高所での作業に大きな影響を与える。えりの振動で排泄物が崩れ、作業員が圧し潰される事故もあった。皆で汚染地域から戻り、防護服を処理して念入りにシャワーを浴びた後、えりをとらえるニュース映像を見守る。",
          "zh_text": "咖啡中波动起涟漪。休息室的窗玻璃轻微地颤动着。尽管从艾莉出现的地方到这里有数百公里的距离，但艾莉的影响通过地震波的传播却能够延伸到这里。一旦艾莉在国内出现，工程会立即停工。艾莉出现在近处的时候自不必说，即使有一定距离，地面的震动都对高空作业产生巨大的影响。因为艾莉的震动，排泄物崩塌，还发生过把工作人员压扁的事故。大家都从受污染的区域撤离回来，处理防护服后仔细淋浴，然后观看关于艾莉的新闻画面。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "えりはいつものように、何十万人もの人を踏みつぶしながら、街の上で激しくオナニーをしている。遮るものは何もない。しゃがんでいても4000メートルはある。人間が作った街を矮小に見せていた。こんなものを放送して良いのか？ とも思うが、えりは人間ではないので人間向けの放送コードや法律の適用外だという。確かに、平然とあんなことができるなんて人間だとは思えない。軍隊の攻撃が、人口が多い地帯からえりを移動させるために行われている。この世界の軍隊がえりに対してダメージを与えることができないというとこは、あの総攻撃で嫌というほど思い知らされた。大体サイズの差が違いすぎる。それでもなお、被害者の数を可能な限り減らすために、慎重な攻撃が続けられていた。",
          "zh_text": "艾莉一如既往地，在城市上空猛烈地进行着自慰，踩踏着数十万人。没有任何遮挡。即使蹲下来，也有4000米那么高。它将人类建造的城市显得微不足道。虽然我经常想这样的事情是否应该播出？但是，艾莉并不是人类，因此不适用于面向人类的广播规定和法律。确实，它能够如此从容地做出那种事情，是无法用人类的标准来衡量的。军队的攻击是为了将艾莉从人口密集区域赶走。在那场全面进攻中，我们充分意识到这个世界的军队对艾莉无法造成伤害。毕竟，尺寸差距太大了。即便如此，为了尽可能减少受害人数，他们仍在继续进行谨慎的攻击。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "********"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "えりの配信は続いている。騎乗位をあきらめ、しばらく前から周囲を飛び回っていた蚊のような戦闘機をすべて叩き落してから、えりはカメラに目を向けた。",
          "zh_text": "绘里的直播还在继续。放弃了骑乘位之后，她一一击落了像蚊子一样在周围飞来飞去的战斗机，然后将目光投向摄像头。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "\"はー、この星地盤弱すぎ。女の子の腰振りに耐えられないとかないわー。こっちも使っちゃおうかな\"",
          "zh_text": "\"哈，这个星球的大陆真是太脆弱了。居然承受不住女孩子的腰动，真是没有劲啊。那我们也来试试其他的吧。\""
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "そう言うとえりは、バッグの中からもう1つの道具を取り出す。3.5センチの球体。この惑星では175メートルだ。ビルよりも大きい。そんな球体がいくつもいくつも連なっている。アナルビーズだ。同じくバッグに入れてきたローションをたっぷりと塗る。えりの膣からは、愛液が肛門まで垂れてきている。こちらにもさらにたっぷりのローションをつけて、指でくにくにと馴染ませて準備をする。",
          "zh_text": "说着，绘里从包里拿出了另一个道具。一个直径3.5厘米的球体，在这个星球上却有175米大，比大楼还要大。这样的球体连成一串，那是肛门拉珠。她也倒出了放在包里的润滑剂，涂抹得很充分。绘里的阴道上滴下的爱液已经流到了肛门。这边也涂上了充足的润滑剂，用手指搓揉着使之抹匀并做好准备。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "\"ドキドキ\"\"なんかつよそう\"\"球でっか\"",
          "zh_text": "\"兴奋\"\"好像很刺激\"\"球好大\""
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "\"小人さんにも見せてあげる。ビルよりもおっきい球をえりのお尻の穴が飲み込んでいくとこ\"",
          "zh_text": "\"也给小人们看看吧。艾莉的屁股洞能够吞下比大楼还大的球体的样子。\""
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "えりは都市を押しつぶしながら横向きに寝転がると、一番端の球体が肛門に触れるように位置を調節し、球体をゆっくりと押し込んでいく。えりの肛門が、ビルよりも大きな球体を1つずつ飲み込んでいく。",
          "zh_text": "艾莉侧身躺下，压倒着城市的同时，调整球体的位置，使最边上的球体触碰到肛门，然后慢慢地将其推入。艾莉的肛门将比大楼还大的球体一个一个吞了下去。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "\"ふわっ……あ～……この圧迫感……いいわぁ～～\"",
          "zh_text": "\"呼哇……啊～……这种压迫感……真是太好了～～\""
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "えりの口の正面にあった住宅街が、蕩けたえりの声で消し飛ぶ。えりは複雑な表情をしながら、球体を2つ、3つと肛門に送り込んでいく。",
          "zh_text": "在绘里嘴前正对着的住宅区随着她淫靡的声音消失。绘里一边面带复杂的表情，一边将球体一颗颗送入肛门。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "\"気持ちよさそう\"\"声で街が消えたw\"",
          "zh_text": "\"好舒服的样子\"\"声音把城市都消灭了w\""
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "\"あ～キく。普段と違う刺激もいいかも……\"",
          "zh_text": "\"啊～好刺激。和平时不同的刺激也挺不错的……\""
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "まったりとアナルビーズを出し入れする。横になっていても、自分の頭よりも高い建物は存在しない。この星の小ささが感じられる。視界の端には戦闘機が見える。攻撃しているようだが何も感じない。好きにやらせている。えりの気まぐれでいつでも殺せる。それはこの星に存在するものすべてに対しても妥当する。この星にえりの意思に逆らうことができる存在はなかった。手っ取り早く済ませたければ、惑星を縮小してしまえばいい。えりがこの星に訪れるになってからまだ日が浅いころ、惑星に降り立ったえりの目の前でいくつもの火花がきらめいたことがあった。もちろん痛くもかゆくもなかったが、舐められているように感じ、惑星を一気に縮小して大きな大陸の半分くらいを足で踏みにじってやった。もちろん、一気に滅ぼしてしまってはもったいないので手加減している。でも、あのときは気持ちよかったな……。",
          "zh_text": "绘里悠闲地将肛门珠拔了出来。即使躺在地上，也不存在比她头还高的建筑物。可以感受到这颗星球的渺小。视线的边缘可见战斗机。虽然看起来像在进行攻击，但没有感受到任何东西。她让它们随便攻击。只要绘里心血来潮，就随时可以杀死它们。这适用于这个星球上存在的所有事物。将比大楼还大的球体一个一个吞了下去。如果想快速解决，只需缩小整个星球即可。艾莉来到这颗星球的时间还不长，在她降落时，眼前出现了许多火花闪烁。当然，没有疼痛或瘙痒，但感觉好像被人舔了一样，于是她迅速缩小了这个星球，用脚踩踏了大陆的一半。当然，她没有一下子摧毁它，因为那太可惜了，所以要适当处理一下。但那时真是感觉真舒服啊……"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "体が熱くなってくる。えりはジャケットとシャツを脱ぎ捨て、ブラジャーも外して全裸になる。汗がたまった胸の谷間が冷やされて気持ちがいい。脱いだ衣服はそれぞれ乱雑に投げ捨てる。服の内側にこもっていた熱気が都市に降りかかる。支えを失った布は内側の空気を押し出しながら都市の上に覆いかぶさり、その重量でまだ無事だった広い範囲の都市を押しつぶす。えりの巨乳を支えるブラジャーの強度は人間の建築物のそれを凌駕しており、市街地から郊外までの広い範囲をカップの外側で削り取りながら山にもたれかかった。\"えり\"と書かれたカードが入った社員証入れはジャケットを脱ぐときに一緒に首から外れ、沿岸の工業地帯を500メートル×300メートルほどの範囲にわたって隙間なくぴっちりと圧縮した。",
          "zh_text": "身体渐渐变热。绘里脱下了夹克和衬衫，摘掉了胸罩，全身赤裸。因汗水堆积的乳沟感到凉爽，感觉很舒服。脱下的衣服随意地扔在一旁。衣服内部积蓄的热气笼罩着城市。失去支撑的衣物从内部排出空气，覆盖在城市上，其重量压倒了一片仍然安然无恙的广阔城市。支撑艾莉巨乳的胸罩强度超越了人类建筑物，削去了市区到郊区的广阔区域，同时靠在山上。内附有写着\"艾莉\"的员工证件袋在脱掉夹克时从脖子上掉落，紧紧地压缩了沿海的工业区，覆盖了大约500米×300米的范围。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "えりは肛門にアナルビーズを挿入したまま、膣にディルドを挿入していく。安産型の下半身は、容易にディルドを飲み込む。肛門の側にアナルビーズの存在を感じる。",
          "zh_text": "艾莉将拉珠插在肛门里，同时将准备好的自慰棒插入阴道。安产型的下半身十分灵活，能轻松吞下自慰棒，同时还能感受到肛门一侧拉珠的存在。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "ごろりと仰向けに寝転がる。えりに向けられる、小人の視線を想像する。埃のような大きさのヘリが見える。この瞬間も、えりの全身が世界中に中継されているのだろう。ディルドを抜き差しする腕の動きが速くなる。お腹の裏を執拗に刺激する。もう止まらない。目をつぶり、コンタクトレンズ型デバイスに流れる視聴者のコメントを眺める。えりと一緒にオナニーをする者。えりが無意識に破壊した小人の世界の様子を細かく描写する者。えりの身体を称賛する者。性器から脳に伝わっていく快楽に、えりが想像する小人の恐怖心、日々の仕事のストレス、視聴者を自分が興奮させている事実が混ぜ合わされる、次の瞬間、えりの膣と肛門が、ずっぷりと挿入された1000メートル近いサイズの道具をねじ切らんばかりに収縮し、えりは絶頂した！",
          "zh_text": "仰面躺下。想象着那些小人对艾莉投来的目光。在视线边缘可以看到尺寸如灰尘一般的直升机。此刻，绘里全身的一切都在全世界进行转播吧。插拔自慰棒的手臂动作变得更加迅速。她专注地刺激着腹部，已经停不下来了。闭上眼睛，看着隐形眼镜上显示的观众评论。有人与绘里一起自慰。有人细致地描述绘里无意中破坏的小人世界。有人赞美绘里的身体。愉悦从性器传达到大脑，绘里想象着小人的恐惧、日常工作的压力、观众对自己兴奋的事实混合在一起。下一刻，绘里的阴道和肛门紧紧地收缩，仿佛要将插入的近1000米大小的工具扭断，她达到了高潮！"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "\"イﾞグイﾞグイﾞグ！ イﾞッグうぅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうっ～～～～～～～～～～～～ッ！\"",
          "zh_text": "\"咕咕咕！咕——呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜～～～～～～～～～～～～啊！\""
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "えりのイキ声はえりが出現した地方都市の、まだ無事だったすべての建物を破壊した。振動で山が崩れ、土砂が街に流れ込む。汗にまみれた巨大な背中や尻は小人を建物や道路ごと地中深くへと押しつぶして圧縮し、長い腕や脚は大地を掘り返すかのようにのたうっていた。全身で快楽を表現しても咎める者は誰もいない。えりは体内で生じた気持ちよさを全身から放出するかのように、肉体を震わせた。",
          "zh_text": "绘里高潮的声音摧毁了她出现的地方城市中所有尚未受损的建筑物。山体因振动而崩塌，泥石流涌入城市。满是汗水的巨大背部和臀部将小人连同建筑物和道路一起压缩，深深地埋入地下，而她的长胳膊和腿则像要把大地翻出来一样，在地上翻滚。没有人会对她用全身来表达快感提出任何指责。绘里仿佛要释放全身的快感一般，颤抖着她的肉体。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "視聴者からのコメントや投げ銭が高速で流れる。快楽を貪りながら矮小な惑星を蹂躙するえりに自己投影する者、えりと同様に性具で女性器を慰める者、えりが使う道具を自らの性器に置き換えてえりを激しく抱く妄想をする者、えりののたうち回る脚から逃げ惑う惑星の住民に自らを重ねる者など様々だった。",
          "zh_text": "观众的评论和打赏迅速滚动着。看着一边贪婪地享受快感，一边践踏着这个微小的星球的艾莉，有与之产生自我投射、用性具安慰自己女性器官的女性，有将艾莉使用的工具置换为自己的性器、狂热地幻想与艾莉激烈交欢的男性，还有将自己带入在艾莉扭动的双腿下四处逃窜小矮人的观众。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "********"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "あたりを見渡すと、配信開始時は存在していた灰色の都市はすべて茶色いむき出しの地面に置き換わっていた。自らの破壊の成果をながめながら、ぐぐぐっと伸びをするえり。股間から抜き取ったディルドとアナルビーズは、ぽいぽいと適当に放り投げておいた。相当の重量物が高高度から落下し、2つの街が瞬時に爆散する。しかしえりはその様子に視線すら向けなかった。",
          "zh_text": "周围一片范围内，原本存在着的灰色城市全都被替换成了裸露的棕色地面。艾莉一边欣赏着自己毁灭的成果，一边身体伸展开来伸着懒腰。她将从下体取出的仿真阳具和拉珠随意地丢在一旁。相当重的物体从高空坠落，瞬间炸散了两座城市。然而，绘里甚至都没有扭头看一眼。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "\"はーっ、はーっ、あー、気持ちよかった。みんな、投げ銭ありがとね！\"",
          "zh_text": "\"哈啊，哈啊，啊，太舒服了。谢谢大家的打赏！\""
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "視聴者からも感想のコメントが流れる。一通り目を通し、返事をしていく。",
          "zh_text": "观众们纷纷发表着评论和感想。艾莉浏览了一遍，开始回复。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "\"ふぅ、これでコメント全部読めたかな？ 次回も一緒に気持ちよくなろうね。ASMR配信から聞いてくれてた人は長時間ありがとう！ ゆっくり休んでね。次回の配信日時がきまったら告知しまーす。それじゃ、おつえり～\"",
          "zh_text": "\"呼，不知道评论都看完了吗？下次也要一起获得快感。对于一直从ASMR直播一路陪伴的朋友们，谢谢你们的长时间支持！好好休息吧。下次的直播日期确定了会通知大家。那么，再见咯～\""
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "カメラに向かって手を振り、配信を終了する。ふう、と一息つくと、ぴくん、と下腹部から脳に信号が走る。",
          "zh_text": "她向摄像机挥手，结束了直播。呼，稍作休息时，腹部传来一阵信号。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "\"来た来た……。今日はまだ終わりじゃないからね\"",
          "zh_text": "\"来了来了……今天还没结束呢\""
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "えりは一人つぶやくと、この惑星に持ち込んでいたASMR用のダミーヘッドマイクを、まだ崩れていない山に突き立てた。",
          "zh_text": "艾莉喃喃自语道，将她带来这个星球的用于ASMR的虚拟头部麦克风，插入了仍未坍塌的山中。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "********"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "えりが5000分の1サイズの惑星に降り立つ少し前、えりが200分の1サイズの惑星でASMR配信を終え、自室に帰った直後。200分の1サイズの惑星は混乱に包まれていた。あの巨人は、軍隊を一瞬で粉砕して、そして一瞬にして消え去った。夢ではない。あの巨人の破壊の跡は生々しく残っている。しかし巨人の姿はどこにもなかった。次の瞬間、すさまじい揺れが2度、都市を襲った。揺れは全世界で観測されていた。何が起こっているのか、人々にはわからなかった。そんな混乱の中、惑星の北極と南極に、直径7000キロメートル、高さ3000キロメートルもの超巨大な円柱状の物体が出現したというニュースが世界をめぐる。色は黒く、上面には網状の金属が張られている。物体は自重で大地にめり込み、地殻まで到達しているようだ。街頭の大型ビジョンで、宇宙ステーションが捉えたその物体の画像を眺める男は、その物体に見覚えがある気がした。",
          "zh_text": "就在艾丽降落在5000分之1大小的行星上之前，艾丽刚刚在200分之1大小的行星上完成ASMR直播后回到自己的房间。200分之1大小的行星陷入了混乱之中。那个巨人一瞬间粉碎了军队，然后又一瞬间消失了。这不是梦。巨人的破坏痕迹仍然历历在目。然而，巨人的身影却无处可寻。下一刻，两次强烈的震动袭击了城市。这些震动在全世界都被观测到。人们不知道发生了什么。在这样的混乱中，关于在行星的北极和南极出现了直径7000公里、高度3000公里的巨大圆柱形物体的消息在全球传播开来。它呈黑色，上面覆盖着网状的金属。物体自身的重量使其陷入地面，甚至到达了地壳。一个男子在街头的大屏幕上观看着宇宙站拍摄到的那个物体的图像，他感觉那个物体很眼熟。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"あれは……スピーカー？\"",
          "zh_text": "\"那个是……扬声器吗？\""
        },
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          "ja_text": "********",
          "zh_text": "********"
        },
        {
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          "ja_text": "えりはASMR配信の後、メンバー限定配信が始まる前に、ASMR配信を実施した200分の1のサイズの惑星をさらに50万分の1の大きさに、つまりえりの大きさを基準にすると1億分の1の大きさに縮小した。そして、部屋にある部屋にある小型の高性能スピーカーを持ち出し、それらを惑星の両極に、衝撃で惑星が壊れないように慎重に設置した。まだ惑星が滅んでもらっては困るのだ。このスピーカーはテーブルの上などに置くと、天板を振動させて音を増幅してくれる。ただ、それがかえってうっとうしいので、えりはこのスピーカーを購入してからほとんど使っていなかった。",
          "zh_text": "艾莉在进行ASMR直播后，开始了成员限定直播之前，将ASMR直播所在的200分之一大小的行星进一步缩小到50万分之一的大小，即相对于艾莉的尺寸，缩小了1亿分之一。然后，她将房间里的小型高性能扬声器带出来，小心地将它们安置在行星的两极上，以防止行星在冲击中破裂。毕竟，现在还不能让行星毁灭。这些扬声器如果放在桌子上等地方，就会震动桌面发出噪音。由于这样有些烦人，绘里从购买这些扬声器后几乎没有使用过它们。"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "えりが5000分の1サイズの惑星でメンバー限定配信を行っている間、この惑星は混乱に覆われていた。あの巨大な物体はなんなのか？ 島国に現れて突然消えた巨人との関係性は？ 巨大な物体は海だけでなく大陸にも一部重なっている。そこに住んでいた人々はどうなってしまったのか？",
          "zh_text": "当艾莉在5000分之一大小的行星上进行成员限定直播时，这个行星陷入了混乱之中。那个巨大的物体到底是什么？与出现在岛国并突然消失的巨人有什么关系？巨大的物体不仅遮盖了海洋，也部分覆盖了大陆。那些生活在那里的人们又发生了什么？"
        },
        {
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          "ja_text": "突然、その時が来た。",
          "zh_text": "突然，那个时刻到了。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"惑星のみなさん、こんにちは\"",
          "zh_text": "\"行星上的各位，大家好\""
        },
        {
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          "ja_text": "えりの囁き声が惑星を揺るがす。スピーカーから同心円状に広がっていく轟音の壁は、極地の様子をうかがう偵察機や巡洋艦をスピーカーに近いものから順番に飲み込み、木端微塵にする。",
          "zh_text": "绘里的低语声震动着整个行星。隆隆的轰鸣声从扩音器开始呈同心圆状扩散开来，一口气吞噬了靠近扬声器的侦察机和巡洋舰，将它们化为齑粉。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"ちょっと声が大きかったかな？ ごめんね！\"",
          "zh_text": "\"声音大了一点吗？不好意思！\""
        },
        {
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          "ja_text": "大気がビリビリと震える。極地を中心に海は泡立ち、大陸が砕ける。",
          "zh_text": "大气层颤抖着。海洋在极地周围泛起泡沫，大陆崩裂。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"この星の小人さんはさっき、私のこと沢山攻撃したよね。そんな小人さんには、お礼に私の排泄音を大音量で聞かせてあげます\"",
          "zh_text": "\"刚才这个星球上的小人对我进行了许多攻击呢。作为感谢，我会用高音量让他们听到我的排泄声音\""
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "この惑星の人々には、えりがしゃべるの内容は理解できなかったが、惑星に対する死刑宣告が行われたということを全員が理解していた。",
          "zh_text": "这个行星上的人们虽然无法理解艾莉说的内容，但每个人都明白这是对这个行星宣布了死刑判决。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "えりは5000分の1の惑星で、ダミーヘッドマイクが突き刺さった山に向かって喋っている。そして、正面の山が崩れないように気を遣って放尿を開始した。今日はたっぷりとお酒も飲んでいる。今日のえりの尿の勢いと量であれば、この程度の山などたやすく削り取ってしまえるだろう。あ～めっちゃ出るわ～、気持ちい～、などと思いながら、えりは酒臭いおしっこが渦巻くのを眺めていた。",
          "zh_text": "艾莉在一个5000分之1大小的行星上，正站在一座被假人头麦克风穿透的山前说话。为了防止面前的山崩塌，她小心翼翼地开始放尿。今天她喝了很多酒。根据绘里尿液的力道和量来看，这样大小的山对她来说轻而易举地可以削减掉。她一边想着，啊好多啊好舒服~，一边观察着散发着酒气的尿液旋涡。"
        },
        {
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          "ja_text": "じゅごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご！！！",
          "zh_text": "咻咻咻咻咻咻咻咻咻咻咻咻咻咻咻咻咻！！！"
        },
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          "ja_text": "えりの水音と共鳴し、世界中の海が逆巻く。海を通じて音の波が惑星を何周も巡り、波が増幅しあう。数キロの高さの波が生まれる。海岸からものすごいスピードで引いた波が一気に押し寄せ、沿岸の都市を舐めとっていく。",
          "zh_text": "与艾莉的水声共鸣，全世界的海洋翻腾起来。声波通过海洋在行星上环绕了好几圈，波动相互增强。产生了几公里高的巨浪。迅猛地退去的浪潮以惊人的速度袭击沿海城市，将其吞没。"
        },
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          "ja_text": "もちろんこれで終わりではない。えりはマイクに向かってお尻を向ける。興奮と肛門への刺激で活発になったえりの腸は、惑星に死をもたらす最悪の物質を、ぐん、ぐん、と送り出そうとしていた。",
          "zh_text": "当然，这还不是结束。绘里转向麦克风，把屁股对准它。在性兴奋和肛门刺激下，艾莉的肠道变得活跃起来，试图将给行星带来死亡的最坏物质推出。"
        },
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          "ja_text": "ミﾞヂッ！！ミﾞヂミﾞヂミﾞヂッ！！ブボッ！",
          "zh_text": "嘶嘶！！嘶嘶嘶嘶嘶！！噗噗！"
        },
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          "ja_text": "湿った爆音が響き渡る。えりの暴飲暴食をささえる強靭な内臓が生み出したうんちが顔を出す。",
          "zh_text": "湿润的爆炸声响彻云霄。支撑艾丽暴饮暴食的强韧内脏产生的大便开始显露出来。"
        },
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          "ja_text": "惑星は宇宙に浮かぶ密室だ。えりの排泄音は極地に設置されたスピーカーを通じて、惑星の大気と、海の水と、地殻とマントルを暴力的に振動させる。人体も振動に共鳴し、内側から爆発していく。真空の宇宙に、音の逃げ場はない。海は荒れ狂い、大地は避ける。えりの排泄音で80億人が血の煙となっていた。",
          "zh_text": "行星就像是悬浮在宇宙中的密封室。艾莉的排泄声通过放置在极地的扬声器，暴力地震动着行星的大气层、海洋、地壳和地幔。人体也共鸣着这种震动，从内部开始爆炸。在真空的宇宙中，声音无处可逃。海洋狂怒，大地颤动。艾莉的排泄声使80亿人化为血烟。"
        },
        {
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          "ja_text": "どさっ、どさっ、と健康的な4つの塊を生み出したえり。えりの排泄物は5000分の1の惑星上をさっそく汚染し始める。元200分の1の惑星、現1億分の1の惑星の上には、動くものは何も存在しなかった。えりの宣言通り、惑星のすべての生物が絶滅していた。それも、えりの排泄音だけで。",
          "zh_text": "哗啦啦啦啦啦，艾莉产生了四块健康的粪便。艾莉的排泄物立刻开始污染5000分之1的行星。原本是200分之1的行星，现在成为了1亿分之1的行星，上面已经没有任何生物存在。正如艾莉所宣言的那样，行星上的所有生物都已经灭绝。而这一切都是因为艾莉的排泄声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "ふぅ～、と一息つく。立ち上がり、衣服を回収しようとする。",
          "zh_text": "呼~——，艾莉喘了口气。她站起来，准备收拾衣服。"
        },
        {
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          "ja_text": "ブバッ！！！！！！！！！！",
          "zh_text": "噗噗！！！！！！！！！！"
        },
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          "ja_text": "何の前触れもなく、えりは一発のおならを放った。マイクはその爆音を忠実にスピーカーに伝える。すでにいくつも入っていた亀裂に合わせて、惑星が粉々に砕けた。いくつかのかけらに散らばった惑星は、重力の作用によってお互いをひきつけあい、しばらくすると元の形に戻ったが、惑星が砕けた衝撃で、表面に築かれていた黴のような微生物の痕跡はきれいさっぱり大気圏外に吹き飛ばされ、燃え尽きていた。海はマントルへと流れ込み、赤茶けた塊になっていた。えりが置いたスピーカーだけが無傷で、マントルの赤を黒いボディに反射させていた。",
          "zh_text": "毫无征兆地，艾莉放了一个响亮的屁。麦克风忠实地将那爆炸声传送到扬声器中。随着已经存在的裂缝，行星被粉碎成碎片。散落在几块碎片上的行星受到重力的作用，互相吸引，在一段时间后恢复了原状。然而，由于行星破碎的冲击，表面上积累的像霉菌一样的微生物痕迹完全被吹散到大气层之外，烟消云散。海流入了地幔，变成了暗红色的块状物。只有绘里放置的扬声器完好无损，黑色的机身反射红色地幔的光芒。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"あ〜気持ちよかった。流石に絶滅したかな？ ……うわっ、うんちめっちゃ出てる\"",
          "zh_text": "\"啊~好舒服。果然灭绝了吗？...哇，大便出来的好多。\""
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          "ja_text": "えりはマイクから口を話すと、この惑星の地表に向かって話しかけた。",
          "zh_text": "绘里从麦克风中开口，对着行星的地表说道。"
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          "ja_text": "\"えりのうんちの掃除よろしくね！ また来るから\"",
          "zh_text": "\"请好好清理艾莉的大便！我会再回来的。\""
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          "ja_text": "その後えりは、5000分の1の惑星から今日着てきた衣服とマイクを、1億分の1の惑星の跡地からスピーカーを回収して自室に戻ったのち、ブラウザから惑星購入サービスを開いて1億分の1の惑星の\"完全削除\"ボタンをタップした。",
          "zh_text": "之后，艾莉从5000分之1的行星上回收了今天穿的衣服和麦克风，从1亿分之1的行星遗址上回收了扬声器，回到了自己的房间后，她打开了购买行星的浏览器，把1亿分之1的行星\"完全删除\"了。她敲了一下头。"
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      "text_data": [
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          "ja_text": "過疎配信者えりの1/1000惑星排泄蹂躙アーカイブ",
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          "ja_text": "\"あの人、今日も荒れてたな……また残業かな……\"",
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          "ja_text": "彼女の名前は絵里。25歳、身長165センチ、体重60キロ、彼氏なし。行きつけの中華料理チェーン店で、大盛りのラーメン+チャーハンセットにレバニラ炒め、追加で餃子2人前とビールを平らげたところだ。最近残業続きの上、便秘気味で肌の調子も悪く、ストレスが溜まっている。絵里のストレス解消法は食べることだった。そのせいか最近、ただでさえ大きかった胸とお尻がますます成長しており、スーツのスカートもジャケットも心なしかキツくなっている気がする。他の人に気づかれる前にダイエットしないと、と考えている絵里だが、内側からの圧力でグレーのスカートスーツの胸と尻をパツパツに張りつめさせながら、鬼気迫る勢いで皿を空にしていく様が店内の男性の視線を集めていたことには無自覚だった。",
          "zh_text": "她的名字叫做绘里，25岁，身高165厘米，体重60公斤，没有男朋友。她来到常去的中餐连锁店，点了大份的拉面+炒饭套餐，还加了一份炒韭菜和两份饺子，再喝了瓶啤酒。最近她一直加班，有些便秘，皮肤也变得不好，压力积攒得很多。绘里减压的方法就是吃东西。或许是因为这个原因，她本来就丰满的胸部和臀部似乎更加突出了，她觉得她的西装裙和上衣好像变得更紧了。绘里似乎根本没有意识到自己在店内急速吃光盘子时吸引了男性顾客们的目光。"
        },
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          "ja_text": "帰り道にコンビニに寄り、ロングのストロング缶を2本買って帰宅する。賃貸マンションの部屋の明かりを付けると、畳まれていない洗濯物の山や、インスタント食品の空容器が目に入る。その中で、部屋の一角だけが綺麗な状態に保たれていた。",
          "zh_text": "在回家的路上，她顺便去了便利店，买了两听长款的烈性罐装啤酒，然后回到了自己的租来的公寓。当她打开公寓房间的灯，眼前映入眼帘的是未叠好的堆积如山的待洗衣物和即食食品的空容器。其中，只有房间的一角保持着整洁的状态。"
        },
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          "ja_text": "\"あ〜〜〜疲れたな〜〜〜。\"",
          "zh_text": "\"啊～～好累啊～～。\""
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          "ja_text": "鞄を床に落とし、ぐぐぐっと伸びをする。窮屈そうなスーツの胸がはちきれそうだ。",
          "zh_text": "她将手提包扔在地板上，伸了个长长的懒腰。她穿着紧身西装的胸部感觉快要撑爆了。"
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          "ja_text": "\"……ふー。さて、今日もいっちょやりますか！\"",
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          "ja_text": "スーツとシャツをベッドに脱ぎ捨て、メイクを軽く整える。そしてクローゼットから服を取り出す。胸元に黒いリボンがついた、フリル付きの白いブラウスに、こちらもリボンがついた黒いミニスカート。丈は太ももの半ばまでしかない。髪はツインテールに結び直し、黒いマスクを付ける。",
          "zh_text": "她把西装和衬衫扔到床上，稍微整理了一下妆容。然后从衣橱里拿出了衣服。挑了一件有黑色蝴蝶结装饰的白色衬衫，配着同样带有蝴蝶结的黑色迷你裙。裙子的长度只到大腿中部。她把头发扎成双马尾，戴上了黑色口罩。"
        },
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          "ja_text": "\"みんな〜、今日もえりの配信を見に来てくれてありがと〜〜！\"",
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          "ja_text": "\"待ってた\"\"今日もお疲れさま！\"\"また残業？\"",
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          "ja_text": "視聴者からのコメントがモニター上に流れる。絵里は動画配信プラットフォーム上で、配信者\"えり\"として配信活動を行っている。もちろんリアルの知り合いには秘密だ。",
          "zh_text": "观众的评论在屏幕上滚动显示。绘里在视频直播平台上以主播名\"艾莉\"进行直播活动。当然，这是她对现实生活中的熟人保密的事情。"
        },
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          "ja_text": "\"そーなの。あのクソ上司がさ〜……\"",
          "zh_text": "\"是的呢。那个该死的上司啊〜……\""
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          "ja_text": "ストロング缶を傾けながら、適当な雑談をするえり。視聴者の求めに応じてエッチなポーズをするだけで投げ銭が飛んでくる世界に初めは戸惑ったものの、今ではちょろい小遣い稼ぎと考えほぼ毎日配信を行っている。もっとも、えりの視聴者数は決して多くはなく、平均して十数人程度だ。いわゆる過疎配信者だった。",
          "zh_text": "艾莉一边倾斜着罐子喝着饮料，一边随意闲聊。起初，她还对根据观众需求做出色情姿势就能获得打赏的世界感到困惑，但现在她几乎每天都进行着轻松的赚钱直播。不过，艾莉的观众人数并不多，平均只有十几个人左右。她算是所谓的冷门主播。"
        },
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          "ja_text": "\"それじゃ、今日もリスナー達のリクエストを聞いていくよ！ えりにやってほしいことを教えて！\"",
          "zh_text": "\"那么，今天也听听听众们的请求吧！告诉艾莉你们想要她做的事情！\""
        },
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          "ja_text": "えりの発言に、コメントの速度がわずかに上がる。",
          "zh_text": "艾莉的发言引起了评论速度的微小提升。"
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          "ja_text": "\"ストレッチして\"\"バランスボール\"\"バナナ食べて\"\"足のサイズ教えて\"",
          "zh_text": "\"做一下伸展运动\"\"用平衡球\"\"吃香蕉\"\"告诉我们脚的尺寸\""
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          "id_line": 20,
          "ja_text": "\"リクエストありがと〜。じゃあストレッチしちゃおっかな〜。最近肩こりがひどくて……胸が大きいからかな？\"",
          "zh_text": "\"谢谢大家的请求〜。那就来做个伸展运动吧〜。最近肩膀总是很酸痛……也许是因为胸部太大吧？\""
        },
        {
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          "ja_text": "そう言うとえりは腕をぐるぐると回し、ストレッチをする。その過程で胸元を強調するのを忘れない。その後も不必要に胸やお尻を強調しながら、いくつかの動きを行った。",
          "zh_text": "绘里这样说着，转动着双臂进行伸展运动。在此过程中，她不忘突出显示自己的胸部。之后，她又继续做一些不必要地强调胸部和臀部的动作。"
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          "ja_text": "適当にリクエストを広い、ストレッチをしてみせたりバランスボールに乗ってみせたりすると、色付きのコメント――投げ銭付きコメント――がいくつか流れてくる。ここまでで数千円分の投げ銭が入った。しかし、えりは不満そうだった。",
          "zh_text": "她随意地满足了几个请求，展示了伸展运动，坐在平衡球上等等。几条带有颜色的评论——也是带有打赏的评论——出现在屏幕上。到目前为止，已经收到了数千日元的打赏。然而，绘里显得有些不满意。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "\"うーん、これだけ？ しょっぱいな〜。何かもっと過激なことをやらないと……\"",
          "zh_text": "\"嗯，就这些吗？有点少呢〜。不做点更激进事情的话……\""
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "配信を始めた頃はじわじわと増えていた視聴者数も、ここしばらくは横ばいだ。飛んでくる投げ銭の額も下がってきている。ストロング缶を飲み干したえりは、より過激なリクエストを求めていた。",
          "zh_text": "刚开始直播时，观众人数还在逐渐增加，但最近一段时间一直持平。打赏金额也在下降。喝完罐子里的饮料，艾莉渴望着更激进的请求。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "\"他にリクエストはあるかな〜？\"",
          "zh_text": "\"还有其他的请求吗〜？\""
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "\"ASMRして\"",
          "zh_text": "\"做ASMR\""
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "\"うーん、興味はあるけど機材が高いんだよなー。\"",
          "zh_text": "\"嗯，虽然有兴趣，但设备太贵了呢。\""
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "\"オナニーして\"",
          "zh_text": "\"自慰\""
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "\"BANされちゃうし、恥ずかしいから絶対駄目！\"",
          "zh_text": "\"会被封禁，而且很羞耻，绝对不行！\""
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "\"1000分の1サイズの惑星の街中で排泄行為をしてほしい\"",
          "zh_text": "\"希望你在千分之一大小的行星城市里排泄\""
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "\"1000分の1サイズの惑星の街中で排泄行為ね、ふーん……。……え？\"",
          "zh_text": "\"在千分之一大小的行星城市里排泄啊，嗯……。……诶？\""
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "1つのコメントにえりの目が留まる。投げ銭の上限である5万円とともに投稿されたそのコメントには、\"1000分の1サイズの惑星の街中で排泄行為をしてほしい\"と書かれている。その投げ銭の額と内容に、コメントもざわつき始める。",
          "zh_text": "艾莉的目光停留在一条评论上。这条评论还附带着上限为5万日元的打赏，上面写着\"希望在千分之一大小的行星城市里排泄\"。评论开始出现骚动，不论是对于打赏金额还是内容。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "\"変態がいて草\"\"排泄見たくなってきた\"\"やったら投げ銭する\"\"俺からもお願いします！\"",
          "zh_text": "\"有变态了，草\"\"开始想看排泄了\"\"如果你做了，我会打赏\"\"我也请求！\""
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "\"小人の街の中で排泄って……。何食べてたらこんなこと思いつくのよ。でもコメント盛り上がっちゃってるな……。\"",
          "zh_text": "\"在小人的城市里排泄吗……。吃了什么才会想到这种事情啊。不过评论热闹起来了呢……。\""
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "先ほどのコメントに対する賛同の投げ銭が飛び始める。もはやこのコメントを見なかったことにはできない。",
          "zh_text": "针对之前的评论，开始涌现出对其的赞同打赏。现在已经无法忽视这条评论了。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "\"投稿者は……〇〇〇〇さん、初めて見る名前だなぁ……。まだリクエストに答えてもないのにこんなに投げ銭くれるってことは、実際にやったらもっとくれるのかなぁ。うーん、流石に恥ずかしいけど……投げ銭は欲しいし……。それに……。\"",
          "zh_text": "\"发表评论的人是……〇〇〇〇先生，这是我第一次见到这个名字呢……。虽然还没有回应请求就给了这么多钱了，如果真的去做的话，他会给更多吗？嗯，虽然很尴尬但……我想要打赏……而且……\""
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "そう思いながらえりは、へその上に手のひらを重ねる。実は配信を始めた頃から、久々のお通じが来そうな気配があるのだ。トイレに流してしまえばそれでおしまいだが、もしかしたら私を苦しめてきたこのうんちでお金を稼げるかもしれない。",
          "zh_text": "艾莉这样想着，将手掌放在肚脐上方。实际上，从开始直播以来，她感觉到了久违的便意。虽然只需要上厕所冲进马桶里就能解决问题，但说不定能用一直困扰我的大便来赚钱呢。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "えりは嫌々ながらも、心の中で覚悟を決めた。小人の惑星はめちゃくちゃになってしまうだろうけど、それは私のせいというよりはコメントのせいだし、珍しい配信内容は視聴者数増加のきっかけになるかもしれない。",
          "zh_text": "艾莉虽然心里很不情愿，但还是下定决心。虽然小人的行星可能会变得一团糟，但那不是我的错，而是评论的错，而且罕见的直播内容可能成为增加观众数量的契机。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "\"わかった、わかったわよ！ 小人の星でうんちすればいいんでしょ！ ちょうどお腹の具合も悪くないし……。やってあげるから投げ銭しなさいよ！\"",
          "zh_text": "\"好吧，知道了！我就在小人的星球上解决大便问题！反正我现在也有些肚子不舒服……。我会做的，所以你们就打赏吧！\""
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "えりはブラウザを立ち上げ、惑星の販売サイトにアクセスする。えりの星では、宇宙開発の際に無数に見つかる小さな惑星――そこには姿形はえりたちとあまり変わらないが、サイズは惑星によって数百分の一から数億分の一まで、とにかく小さい生物が生息している――の所有権が売買されていた。超惑星間構造物を建造する上で邪魔な惑星は処分されるが、今の所邪魔になっていない惑星はその座標や文明のレベルが記録され、様々な業者に売却される。なお、それらの惑星の住民は、自分たちが惑星ごとすでに他の誰かの所有物になっていることには気づいていない。",
          "zh_text": "艾莉打开浏览器，访问了行星销售网站。在艾莉的星球上，宇宙开发期间发现了无数小行星——那些行星的形状和艾莉他们几乎没有太大区别，但大小从百分之几百到百万分之一不等，这些行星上栖息着各种各样的微小生物。当建造超级星际结构时，那些妨碍的小行星会被清理掉，但目前没有妨碍的行星的坐标和文明水平会被记录下来，并在各种商家中进行买卖。此外，这些行星的居民甚至都没有意识到他们自己连同行星已经成为其他人的所有物。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "えりが見ているサイトは、個人向けのプライベート惑星を販売するサイトだ。一般に、美しい色をしていたり特徴的な地形があったりするなど見どころの多い惑星や、文明レベルが高い惑星ほど値段が高い。そのような惑星を最近トップレベルの配信者が別荘として購入したことが話題になっていた。そういう惑星は普通のOL兼過疎配信者のえりには手が出せない。しかし、文明レベルが低かったり、大した見どころのない惑星であれば、非常に安い価格で手に入れることができる。",
          "zh_text": "艾莉正在浏览的网站是一个销售个人私人星球的网站。通常情况下，颜色美丽、地形独特或者有其他吸引人之处的星球以及文明水平较高的星球价格较高。最近，一位顶级直播将这样的星球作为别墅购买成为了话题。对于普通的上班族兼低人气直播主艾莉来说，那样的星球是无法企及的。然而，如果星球的文明水平较低或者没有什么特别吸引人景点，那么就可以以非常低廉的价格购买到。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "コメントからの指示を受けながら、サイトのボタンをぽちぽちとクリックしていく。実はえりは、惑星発見時の住民がそのまま生息している\"生\"の惑星に降り立ったことはなかった。1000分の1サイズの惑星の一覧は……っと。え、ワープ代もかかるの？ それだとあんまり遠くの星はお金かかるから行きたくないな……。これでいっか。えりは適当に青色の星を選んだ。お値段は数千円とお手頃だ。",
          "zh_text": "根据评论中的指示，艾莉点击网站上的按钮。事实上，艾莉从未去过的那些星球上仍然居住原住民，是属于\"未开发\"星球。1000分之1大小的星球列表……啊，还要支付传送费用吗？那样的话远距离的星球会很贵，我不太想去啊……。就选这个吧。艾莉随意选择了一个蓝色的星球。价格只需几千日元，相当划算。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "\"惑星はこれに決定！ ちょっとお出かけの準備するから待ってて！\"",
          "zh_text": "\"决定了，这就是我要去的星球！我要准备一下出门，请等一下！\""
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "席を外し、クローゼットから白い靴下を取ってきて履く。ふくらはぎ下の長さのクルーソックスだ。ポーチを肩にかけ、玄関から黒い靴を取ってくる。まるで濡れているかのように光を反射する合成皮革製のストラップシューズに、5センチほどのボリューミーな厚底ソールがくっついたようなデザインだ。冷蔵庫に入っているもう1本のストロング缶も忘れない。片腕で靴とストロング缶を支える。そして、モニターに取り付けられている丸みを帯びた直方体型のカメラを、部屋の片付けられていないエリアが映らないように慎重に取り外す。配信を行うためのスマートフォンを持ったら、映像の出力先を目の前のモニターから、コンタクトレンズ型デバイスに切り替える。これで自分の部屋から移動しても動画を配信できるし、コメントも拾うことができる。",
          "zh_text": "艾莉离开座位，从衣柜里拿出一双白色袜子穿上。这是在小腿以下的及膝水手袜。她挂上一个化妆包，从门口拿起一双黑色鞋子。合成皮革制成的系带鞋闪烁着湿润的光芒，鞋底是有约5厘米厚的厚底。她还不忘拿另一罐还在冰箱里的啤酒。用一只手拿住鞋子和化妆包。然后，小心翼翼地取下安装在显示器上的圆角长方体摄像头，以确保没有拍到房间里杂乱的区域。拿到用于直播的智能手机后，将视频输出从眼前的显示器切换到接触镜片式设备上。现在即使从自己的房间移动，也可以进行视频直播，同时接收评论。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "\"お待たせ。それじゃあワープするね。\"",
          "zh_text": "\"不好意思让你久等了。那么，我要进行传送了。\""
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "\"わくわく\"\"星レポ期待\"\"小人は災難だなww\"",
          "zh_text": "\"期待万分\"\"期待在行星上相遇\"\"小人真是遇到了灾难ww\""
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "えりはスマートフォンからワープアプリを起動し、目を閉じた。",
          "zh_text": "艾莉从智能手机上启动了传送应用程序，闭上了眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "* * * * * * * * * * * * * * * *"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "\"ワープ終わったよ\"\"夜だ\"\"こっちと時差ないのか\"",
          "zh_text": "\"传送结束了\"\"已经是夜晚了\"\"这里没有时差吗？\""
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "コンタクトレンズ型デバイスにコメントが流れる。ゆっくりと目を開くと、夜の空と平野が見えた。少し目線を下げていくと海が現れる。湾のような形状の地形なのだろう。海の上には直線的な形状をした島が見える。島の地面は平らで、水面との高さの差はほとんどないことからも、人工的に作られたものだと感じる。更に目線を下げると、高さ15センチ程度のビルがいくつか密集している様子が目に入る。その近くには複数の線路をもつ大きな駅が見える。そして暗くて見えづらいが、その周辺には高くても5センチ程度の高さの建物が、道路の直線によっていろいろな形に切り取られたスペースにびっしりと並んでいる。どうやら1000分の1サイズの小人の惑星の、それなりに栄えている街にワープアウトしたようだ。",
          "zh_text": "评论在她的隐形眼镜上滚动。她慢慢地睁开眼睛，看到了夜空和平原。稍微低下目光，海洋出现在视野中。这似乎是一个海湾的地形。在海面上，可以看到一个直线状的岛屿。岛屿的地面是平坦的，与水面的高度差几乎没有，这让人感觉它是填海造陆的产物。进一步低下目光，可以看到几座约15厘米高的建筑密集在一起。靠近那里，可以看到一个有多条铁轨的大型车站。虽然黑暗而不易看清，但在周围，有高约5厘米的建筑物，它们在道路的直线切割成各种形状的区域中，密密麻麻地排列着。看起来，艾莉通过传送进入了小人星球一个相当繁荣的城市。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "\"これが\"生\"の惑星……。当たり前だけど、私たちのサイズに合わせたものは何もないのね。\"",
          "zh_text": "\"这就是\"未开发\"的星球……。当然，没有适合我们尺寸的东西。\""
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "もともと1000分の1サイズの生物が住んでいた惑星でも、別荘用に購入された惑星などではもともとの住民の痕跡は完全に消し去られており、えりの惑星の人々のサイズに合わせた建物が立てられるのが一般的だ。ここにはそれがない。",
          "zh_text": "即使原本居住着1000分之一大小生物的星球，在被购买为别墅之类的星球后，原本居民的痕迹会被完全抹去，将建筑物按照艾莉星球居民的尺寸建造。但这里却没有。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "\"足元に広がってるのが街なの？ 本当にちっちゃいのね……。夜だし、細かすぎてよく見えないわ。\"",
          "zh_text": "\"脚下展开的就是城市吗？真是太小了……。而且现在是夜晚了，太过细小看不太清楚。\""
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "えりはカメラの飛行モードをオンにする。このカメラは飛行モードにすると持ち主の周囲を飛び回って適切なアングルから動画を撮影してくれる優れもので、アウトドア系の配信者もよく使っているものだ。音声を認識するバーチャルアシスタント機能も搭載されており、何をどのように撮影するかをえりの言葉でコントロールできる。",
          "zh_text": "艾莉打开相机的飞行模式。这款相机在飞行模式下会在持有者周围飞来飞去，以合适的角度拍摄视频，是户外直播经常使用的好东西。它还配备了识别声音的虚拟助手功能，可以通过艾莉的话语来控制拍摄内容和方式。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "\"街に近づいて、街の様子を映してみて。\"",
          "zh_text": "\"靠近城市，试着把城市的情况拍下来。\""
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "えりはカメラに向けて話しかける。カメラはえりの手を離れ、街の方に向かって落ちていき、地上から30センチくらいのところで静止した。",
          "zh_text": "艾莉朝相机说话。相机离开艾莉的手，朝着城市方向飞去，并在离地面约30厘米的地方停下。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "\"結構栄えてる\"\"あの光ってる粒って車？\"",
          "zh_text": "\"相当繁荣啊\"\"那些闪光的点是车吗？\""
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "カメラから送られてくる映像は、えりのコンタクトレンズ型デバイスにも送信されている。曲線状の高架や建物と建物の間の道は、えりの高さから見るとなんとなく光っているようにしか見えないが、カメラの視点から見るとそこでは白や赤の点の連なりが動いていることがわかる。さっきよく見えなかった高さの低い建物群は、近くから見ると高さも形も不揃いで、雑然とした印象を受ける。",
          "zh_text": "相机传来的画面也被发送到艾莉的隐形眼镜式设备上。从艾莉的视角来看，曲线形的高架桥和建筑物之间的道路看起来只是有些微微闪光而已，但从相机的视角来看，那里有一连串白色和红色的点在移动。先前难以看清的低矮建筑群，从近处看，高度和形状都参差不齐，给人一种杂乱的印象。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "\"もうちょっと近づけられる？\"",
          "zh_text": "\"再靠近一点？\""
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "えりの声に、カメラじわじわと地上に近づいていく。",
          "zh_text": "艾莉的声音传到相机中，相机慢慢地靠近地面。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "\"小人発見！\"\"めっちゃ撮影されてる\"\"お、逃げ始めた\"",
          "zh_text": "\"发现小人！\"\"好多人在拍摄它\"\"哦，它们开始逃跑了\""
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "カメラがたくさんの小人を捉えた。その大半が、ビルの谷間の道を走っている。一部の小人は立ち止まってえりやえりのカメラを撮影していたが、えりのカメラがどんどんその高度を下げていくとようやく危険に気づいたのか駆け出し始めた。",
          "zh_text": "相机捕捉到了许多小人。其中大部分小人在建筑物之间的道路上奔跑。一些小人停下来拍摄艾莉和艾莉的相机，但当艾莉的相机不断降低高度时，它们才意识到危险开始逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "\"これが小人……ちっちゃ。逃げてる逃げてる。おもしろ〜い。どこに行くのかな？\"",
          "zh_text": "\"这就是小人啊……好小。它们在逃跑、在逃跑哎。好有趣～它们要去哪里呢？\""
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "身長1650メートルのえりの高さからでは、小人の姿は全く見えない。カメラ越しの映像を眺めるのに夢中になっていると、持ってきたストロング缶が腕から滑り落ちてしまう。",
          "zh_text": "从身高1650米的艾莉的视角完全无法看到小人的身影。正专注地观看通过相机的画面时，她带来的加长啤酒罐从胳膊中滑落了。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "\"あ\"",
          "zh_text": "\"啊！\""
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "ひゅるるるる……ずどーん",
          "zh_text": "嗖嗖嗖……咚！"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "167メートル、50万トンの缶が垂直に地面に突き刺さる。数センチほどの低い建物が密集する、道路で囲まれた複数の区画が、直径約70メートルの缶の底によって圧縮され、地中深くまで押し込まれてしまった。",
          "zh_text": "高达167米，重达50万吨的罐子垂直地插入地面。被环绕的道路所包围数厘米高的建筑密集区，被直径约70米的罐底所压缩，压入地下深处。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "\"うわっ、落としちゃった。小人さんごめんねー。\"",
          "zh_text": "\"哇，掉到地上了。小人们，对不起啦～\""
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "小人の街ごと地面に突き刺さった缶は、それでもその周辺の建物よりも遥かに背が高かった。カメラが缶の周辺の様子を映すが、小人たちは突如としてそれまでそこにあったものに置き換わった水しぶきとレモンの断面、そして9%という度数が書かれた派手な缶の表面を呆然とした様子で見つめていた。",
          "zh_text": "连整个小人建筑都能压碎的罐子深深插入地面，即使如此啤酒罐也比周围的建筑物高得多。相机拍摄着罐子周围的情景，小人们正惊愕地凝视着突然出现在那里有着喷溅的水花和柠檬的图案，以及罐子上鲜明写出9%的标识。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "\"思ったより缶でっかくて草\"\"地面に刺さってるw\"\"何人分あるんだw\"",
          "zh_text": "\"比想象中大得多的罐子，草\"\"插在地面上了w\"\"有多少个人的份啊w\""
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "落とした缶を眺めるえり。その目線は自分の足元に向かっていく。靴下のまま地面に立つえりの足もまた、地面にめり込んでいた。見えないのでわからないが、足の下にはいくつもの建物が下敷きになっているのだろう。えりの長さ24センチ、幅10センチの足は、この世界では240メートル×100メートルのサイズに相当する。小人の小さな建物一棟の水平面の縦横一辺の長さはせいぜい20メートルくらいしかないので、単純に計算するとえりの片足に60軒の小人の建物が収まることになる。",
          "zh_text": "绘里注视着掉下的罐子，因此她的目光转向了自己的脚下。她穿着袜子的脚也陷入地面中。虽然看不见，但脚下应该也有许多建筑物正被压在下面。艾莉的脚长24厘米，宽10厘米，相当于这个世界中240米×100米的尺寸。小人的一个建筑的水平平面边长最多只有20米左右，简单计算下来，艾莉的一只脚上可以容纳60栋小人的建筑物。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "手に持っていた厚底のストラップシューズをぽい、と地面に落とす。ソールは5センチだから、この世界では50メートル。運悪く靴底の下に位置していたいくつもの建物がぺったんこに圧縮され、地面に埋没する。えりは靴下についた建物の瓦礫を払い、ストラップシューズに足を差し込んでいく。そしてぐっ、と体重をかけると、ストラップシューズの片方50万トンの重量に、えりの6千万トンの重量が加わり、えりの片足を中心とした辺り一帯が陥没する。高速道路や線路も巻き込まれ、えりの足の方向に向かって沈み込むように傾いている。いくつも事故が起こっているようだ。",
          "zh_text": "艾莉将手中的厚底绑带鞋扔在地面上。鞋底厚度为5厘米，在这个世界中相当于50米。不幸的是，许多建筑物恰好位于鞋底下方，于是被压扁并埋在地面下。绘里拂去袜子上的建筑碎片，将脚伸进绑带鞋中。然后，她用力向下一压，一只绑带鞋就有50万吨的重量，加上艾莉6千万吨的体重，导致以艾莉的一只脚为中心的周围地区发生坍塌，高速公路和铁路也被卷入其中，朝着艾莉的脚方向倾斜下沉。看起来已经发生了多起事故。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "\"靴履いただけでこれって……弱すぎね。まるで私が重いみたいじゃない。\"",
          "zh_text": "\"光是穿双鞋就会这样……太弱了吧。好像我很重一样。\""
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "\"地面割れてるw\"\"1000倍だから体重は1000×1000×1000で1000000000倍\"",
          "zh_text": "\"地面裂开了w\"\"身高是1000倍，所以体重是1000×1000×1000，1000000000倍\""
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "\"うっさいわね！ あんたたちがリクエストしたんでしょ！\"",
          "zh_text": "\"你们真吵呀！不是你们请求我这样做的吗！\""
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "などと言いながらも、えりは内心、自分の些細な動きが小人の惑星に対して与える被害の大きさを感じ、少し興奮していた。",
          "zh_text": "尽管这样说着，绘里内心却感受到自己微小的一举一动就能对小人星球造成巨大的破坏，于是感到有些兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "せっかく小人の惑星に来たので記念に写真でも撮ろうとスマートフォンの内カメラを起動し、面白いアングルがないか手を動かしていると、画面の中にひときわ高い建物が映った。海を正面とするとその左側の方向、だいたい10メートル位のところに青白く輝くタワーが見える。足の近くにもえりのソックスくらいの高さの赤く光るタワーがあるのだが、これよりも高そうだ。",
          "zh_text": "好不容易来到了小人星球，绘里决定拍些纪念照。她启动了智能手机的内置摄像头，手指在屏幕上移动，寻找好看的角度。画面中出现了一座异常高的建筑物。如果以海为正面的话，位于绘里的左侧，大约在10米左右的位置可以看到一座蓝白色闪耀的塔楼。在绘里脚附近还有一座红色闪耀的大厦，大约和她的袜子一样高，看起来比这座塔楼要高。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "\"高い建物発見！ ちょっとあっちの方行ってみるね。\"",
          "zh_text": "\"发现高楼！我去那边看看。\""
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "もう片方の靴に左足をねじこみ、タワーに向けて歩き出す。地面にめり込んでいる右足が、次の足の置き場を目指して上昇していく。靴底の溝に挟まっていた数メートルサイズの瓦礫がぱらぱらと落下していく。同時に、地面に着いている左足に体重がかかり、地上の構造物を無視して地面に放射状の亀裂が走る。左足の周囲にあるビルが地盤ごと傾く。小さな建物はえりの左足に向かって、坂を滑り落ちていく。えりは足元の様子は気に求めず、右足をビル街に向けて下ろしていく。15センチくらいの、その周辺では最も高いビルの屋上にえりの靴のかかとが触れると、ビルはまるでウエハースでできているかのように崩れだす。しかし、えりの右足が降りるスピードは、はビルが崩れるよりも早かった。高層ビルも低層の建物も関係なく粉々に砕かれていく。地面はえりの靴が接地する前に、えりの膨大な体重と建物の残骸により圧迫され、大きくへこむ。この辺りの地下には、地下鉄のトンネルや地下街が縦横に広がっているのだ。そのような脆弱な地面で、えりの6千万トンの体重を支えられるはずがなかった。えりの靴のソールはビルだろうが地下街だろうがお構いなしに、その下にあるものを圧縮していく。えりの右足を中心に地割れが起こり、むき出しになった地下トンネルや地下街に建物の瓦礫が流れ込んでいく。これがえりが一歩歩くことによって起こったことだった。",
          "zh_text": "她把左脚塞进另一只鞋里，向着大厦的方向走去。陷在地面中的右脚上升，朝着下一脚的位置迈进。卡在鞋底防滑纹中的几米大小的瓦砾开始噼啪作响地掉落下来。与此同时，承受重量的左脚着地，无视地面上的建筑物，地面上形成了辐射状的裂缝。绘里周围的建筑物连同地基一起倾斜。小型建筑物朝着绘里的左脚滑下坡道。绘里并不在意脚下的情况，将右脚向着市区放下。当绘里的鞋跟触碰到大约15厘米高的最高楼楼顶时，大楼就像夹心饼干一样开始崩塌。然而，绘里的右脚下降速度比大楼崩塌的速度更快。无论是高层大楼还是低层建筑，都被彻底粉碎。地面在绘里的鞋子着地之前就被她庞大的体重和建筑残骸压迫而凹陷。在这片区域的地下，地铁隧道和地下商场纵横交错。如此脆弱的地面，无法承受绘里六千万吨的体重。在绘里的鞋底下，无论是大楼还是地下商场，都毫不留情变成地下的压缩物。以绘里的右脚为中心，地面出现裂缝，建筑的碎片涌入了裸露的地下隧道和地下街道。这只是绘里迈出一步就所引起的结果。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "\"あー……これ、感触が気持ちいいかも。\"",
          "zh_text": "\"啊……这个感觉，很舒服呢。\""
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "タワーまでは数十歩くらいだろう。ざく、ざく、と街を踏みしめながらタワーの方に向う。",
          "zh_text": "大概还有几十步到达大厦了。咔嚓、咔嚓，一边踩着街道向着大厦的方向前进。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "\"歩くだけでこんなに街を壊しちゃってるのに、何の抵抗もしてこないのね。っていうか、できないか。\"",
          "zh_text": "\"仅仅走路就这样毁掉整个城市，它们完全没有任何抵抗啊。或者说，它们无法抵抗吧。\""
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "カメラはえりの後方を映しているが、初めは建物の窓や車のランプの明かりできらきらと輝いていた街が、えりが歩いたルートを中心に真っ暗になっていることがわかる。えりのストラップシューズが作り出した足跡の中は夜の闇でひときわ暗く染まっており、足跡の周辺も火災を除いては何の明かりも見えなかった。",
          "zh_text": "摄像机转向拍艾莉的背后，起初被建筑物的窗户和车灯照亮的街道，现在可以看到，以绘里的行走路线为中心的地方变得一片漆黑。艾莉绑带鞋留下的脚印在夜色中显得特别黑暗，脚印周围除了火灾外看不到任何光亮。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "\"うわ、えっぐ……\"\"災害じゃん\"\"音がいい\"",
          "zh_text": "\"哇，呃……\" \"灾难啊\" \"声音好听\""
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "光る街の上に膨大な体重で黒い帯を描きながら、えりはタワーの近くに到着した。",
          "zh_text": "绘里以巨大的重量在光明的城市里勾勒出一道黑色的带子后，她终于到达了大厦附近。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "\"はい、とうちゃーく！\"",
          "zh_text": "\"嘿，到达！\""
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "細い鉄の棒を編み込んだようなデザインのそのタワーの高さは、えりのミニスカートの裾にも満たなかった。それでもこの辺りの建物の中では他に並ぶものがない高さのようだ。先端に向かうほど細くなるその形状は、えりのむっちりとした下半身と並ぶと輪をかけて頼りなさげに見える。",
          "zh_text": "这座塔的设计中是用细长的铁棒组合而成，高度不足以达到艾莉迷你裙的下摆。即便如此，在这片区域的建筑物中，似乎没有其他建筑物能与其比肩。塔越往上越尖，与艾莉丰满的下半身形成鲜明对比，显得不太稳固。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "\"小人さんのタワーちっちゃ〜い。目線合わせてあげるね。\"",
          "zh_text": "\"这座小人的塔好小啊。来，我来和你对比一下。\""
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "と言うとえりは、タワーの前にどっかりと腰を下ろし、タワーを自らのふくらはぎと太ももが作るひし形の領域の中に閉じ込めた。こうするとえりの目線とタワーのてっぺんが並ぶ。えりの太ももの直径は辺りの建物の高さを軽く凌駕している。",
          "zh_text": "绘里说着，在大厦前一屁股坐下，让高塔被夹在她小腿和大腿所包围的菱形区域内。这样一来，绘里的视线和塔顶就处于同一水平线上了。她大腿的直径就轻松超过周围建筑物的高度。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "\"へー、この中は人が入れるんだ。今は誰もいないのかな？\"",
          "zh_text": "\"哇，这里面可以容纳人啊。现在应该没有人在里面吧？\""
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "タワーに集中するえりに、報道ヘリがゆっくりと近づく。えりの視界に入らないように、顔の側面からゆっくりと近づいていく。えりの歩行速度は時速4000kmだ。動いている間はとても追いつけない。それにしても何という大きさだ。まだ顔から数キロメートル離れているにも関わらず、ヘリの搭乗員の視野は巨人の血色がよく、皮脂でぎらぎらとした頬で占められている。ヘリが捉えた映像はテレビやインターネットで生中継されており、この国のみならず、世界中の人々が巨人の様子を固唾をのんで伺っていた。次の瞬間、中継の映像が真っ暗になる。えりの周囲を旋回し、動画を撮影しているえりのカメラがヘリに衝突したのだ。えりのカメラはヘリを粉砕しても小揺るぎもせず、重力の影響を受けていないかのような軌道でえりの周囲を飛び回っていた。",
          "zh_text": "在艾莉专注于塔的时候，新闻直升机慢慢靠近。为了不进入艾莉的视线，它从脸的侧面缓慢接近。艾莉的行走速度是每小时4000公里。在移动时，直升机根本追不上她。不管怎么说，这也太大了吧。尽管距离脸还有几公里远，但直升机机组人员的视野已经被巨人那红润且油光发亮的脸颊占据了。直升机捕捉到的画面正在电视和互联网上进行实时直播，不仅仅是这个国家，全世界的人们都紧张地观察着巨人的情况。下一刻，直播画面变得一片漆黑。围绕艾莉旋转并拍摄视频的摄像机撞上了直升机。摄像机即使粉碎了直升机，也丝毫没有影响，就像没有重力一样，在艾莉周围飞来飞去。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "自分の顔の横にヘリがいたことなど全く気づいていないえりは、スマートフォンを高く掲げて反対側の手でピースを作り、えりと、えりの脚に囲まれたタワーと、更にそのタワーの下に広がる数センチ程度の高さの町並みを写真に収めた。うん、結構かわいいな。",
          "zh_text": "完全没有注意到自己旁边有直升机的艾莉，高举着智能手机，用另一只手比出了V字手势，将自己、被她的腿所环绕的塔以及塔下几厘米高的街道拍了照。嗯，挺可爱的。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "\"よいしょっと\"",
          "zh_text": "\"拍得不错呢。\""
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "立ち上がり、スカートのお尻をぽんぽんとはたく。",
          "zh_text": "绘里站起来，啪嗒啪嗒地拍着被裙子包裹的屁股。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "\"ケツでかすぎw\"\"尻拓いただきました\"",
          "zh_text": "\"喔哟\" \"尺寸也太大了吧w\" \"屁股炸开了地面\""
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "\"……？\"",
          "zh_text": "\"……？\""
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "コメントを眺め、カメラから送られている映像を眺めると、先ほどまでえりのお尻が置かれていた場所が映されている。えりが座っていたところは、幅500メートル近くの楕円形の領域がお尻の形に陥没していた。スカート越しに押し付けられた股間の複雑な形も綺麗に写し取られている。辺りの様子から見ると、そこにはびっしりと数センチの住宅が並んでいたようだが、尻の跡の表面はぎゅうぎゅうに押し固められており、そこに何が合ったのか判別したり、そこにあったものを分離するのはもはや不可能だろう。",
          "zh_text": "绘里看了一眼评论，又看了看从相机传送过来的画面，之前绘里的屁股所在的地方被放映出来。艾莉坐过的地方有一个接近500米宽的椭圆形区域，凹陷的形状呈现出屁股的轮廓。即使隔着裙子，股间的复杂形状也在被压迫的地面上完整地显现出来。从周围的情况来看，那里似乎密密麻麻地排列着数厘米高的住宅，但都在屁股留下的痕迹下被紧紧压实，已经无法确定那里曾经有什么了，分离出曾经存在的东西更是不可能了。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "\"こら！ 見るな！\"",
          "zh_text": "\"喂！别看啦！\""
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "恥ずかしそうに顔を赤らめるえり。しかし、自分のお尻が引き起こした破壊を見ると、股間が濡れてくるのを感じる。お腹の中でも、溜まっていたものがゆっくりと降りてきているのを感じた。",
          "zh_text": "艾莉脸红地害羞起来。然而，看到自己的屁股引发的破坏，她感觉到下体变得湿润起来，腹部中的东西也在慢慢地下降。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "* * * * * * * * * * * * * * * *"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "この街には、数センチ程度の高さの建物が密集しているエリアを海だとすると、高い建物がいくつか集まっている島のようなエリアがところどころにあるようだ。タワーから内陸の方、少し大きなビルが複数集まっている地帯に向かう。さくさくする地面が心地よい。気まぐれに地面を軽く蹴ったりすると、えりのストラップシューズのつま先の方の靴底で、小さな建物たちが爆発するように吹き飛んで面白い。あっという間に狙いのビル街に到着した。",
          "zh_text": "如果把这个城市中密集的几厘米高的建筑区域比作海的话，那么聚集了一些高楼的区域就是岛屿了。从大厦向着内陆方向，绘里朝着一片集中了一些较大建筑物的地区前进。踩在脚下的地面发出令人愉快的沙沙声。心血来潮地轻轻踢一下地面，艾莉的带绑鞋前端的鞋底就将小小的建筑物像爆炸一样踢飞，非常有趣。转眼间，她来到了目标的商业区。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "ポーチをそのへんにぽいっと投げ、ブラウスのボタンを外し、袖を抜き取る。むせ返るような甘い香りのにわずかに汗臭さが混じったような体臭がむわっと立ち上る。小人たちの脆弱さに興奮して熱を帯びた肉体に、夜風があたって気持ちいい。ブラウスを畳んで、足元にある20センチくらいの高さのビルにそっと乗せる。",
          "zh_text": "随手扔掉化妆包，解开衬衫的钮扣，把胳膊从袖子里抽出来。呛人的甜美香气夹杂着一点点汗臭味弥漫开来。夜风吹拂着因为对小人的脆弱感到兴奋而发热的身体，感觉非常舒服。绘里将衬衫叠起来，轻轻放在脚下大约20厘米高的建筑物上。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "畳んだブラウスの面積はビルの屋上の面積よりも遥かに大きく、ビルの外壁の半分辺りにまで覆いかぶさる。えりの体臭が染み込んだ10万トンの布に、高層ビルの鉄とガラスが悲鳴を上げているようだが、何とか耐えているようだ。続いてスカートのホックを外して脚を抜き取り、スカートをブラウスの上に重ねる。えりが手を放すと、30万トンの厚い布の重量が加わり、ビルは低階層から潰れていった。",
          "zh_text": "绘里折叠起来的衬衫面积远远大于大楼的屋顶面积，几乎覆盖了大楼外墙的一半。10万吨布料中充满了艾莉的体臭，高层建筑的钢铁和玻璃仿佛在发出哀鸣，但勉强还能承受。接着绘里解开裙子的扣子，抽出腿，将裙子叠在衬衫上面。当绘里松开手时，30万吨厚重布料的重量又被加到大楼上，于是大楼从底层开始崩塌。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "ブラジャーとショーツにストラップシューズという姿になったえりは、近くにある大きな駅のような建物に股間を見せつけるようにして座り込む。",
          "zh_text": "穿着胸罩、内裤和绑带鞋的艾莉，像是故意让股间暴露一样，在附近一座大型车站般的建筑前坐下来。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "えりの尻は駅の片方の側の出入り口の前、広い道の向こう側にあるビルを地下街まで押し潰した。駅ビルは線路に沿う方向に長い形状をしており、えりのお尻の幅くらいの長さがある。百貨店か何かが入っているのか広告の垂れ幕のようなものがいくつか垂れ下がっている。三角座りのように曲げられた両足は駅ビルと線路を軽くまたぎ越し、両足は駅の反対側の街を踏みしめている。そちら側には比較的背の低い建物が多く、かかとが地面に突き刺さり斜めになったえりの靴のつま先よりも高い建物はなかった。",
          "zh_text": "绘里的屁股压扁了车站一边的入口，将对面宽阔道路旁的建筑物甚至地下街都压扁了。车站大楼呈沿着轨道的长方形，长度大约和艾莉的屁股宽度相当。其中悬挂着一些像是百货公司的广告旗帜。绘里弯曲成三角形状坐着的双腿轻轻跨过车站大楼和轨道，另一边的脚踩踏在对面街道上。那边的建筑物相对较矮，比绘里插入地面的鞋尖高度都低。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "初めはちょっと恥ずかしかったが、今はこの弱い生き物が住む弱い街をもっとめちゃくちゃにしてやりたい、という嗜虐心がそれを上回っていた。そのえりの気持ちに連動するように増えていく視聴者数。現在接続している人数は3桁と、えりの普段の配信ではまずありえない数の視聴者がえりが小人の街を破壊する様子を眺めていた。せっかく小人の街に来たのだから、何か別のこともやってみようとコメントを募ったのが数分前。これからやることを考えると、えりの体が再び熱を帯びてくる。",
          "zh_text": "起初她还有些害羞，但现在她已经有了把这些脆弱生物居住的脆弱城市搞得乱七八糟的嗜虐心。观众数量与艾莉的心情相呼应不断增长。目前观看的人数已经达到了三位数，在艾莉平时的直播中是绝对不可能有的观众数量，他们目睹着艾莉破坏小人城市的情景。好不容易来到小人城市，不如多做点什么。艾莉在几分钟前向评论征求了一些做其他的事情的尝试。想到即将要做的事情，绘里的身体再次开始发热。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "\"はーっ♡ はーっ♡ ねぇ、こびとさん、えりちょっと疲れちゃったから休憩するね。\"",
          "zh_text": "\"哈啊♡ 哈啊♡ 嘿，小矮人先生，艾莉有点累了，要休息一下。\""
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "そしてえりは、ショーツに包まれた自らの股間を指差す。",
          "zh_text": "然后艾莉指着自己被内裤包裹的下体。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "\"こびとさん、ここに攻撃したら私を倒せるかもしれないよ？ 今がチャンスだよ〜？\"",
          "zh_text": "\"小矮人先生，如果你攻击这里的话，说不定能打败我哦？现在可是千载难逢的机会哦〜？\""
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "\"チャンス来た！\"\"これは小人勝てるかも\"\"舐プw\"",
          "zh_text": "\"机会来了！\"\"也许小人能赢\"\"舔w\""
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "駅ビルの前に200メートルの高さのクロッチがそびえ立つ。両脚の結合部分が駅ビルに正対するように角度が付けられている。更にその上は広大な恥丘が広がっているが、地上からは見ることはできない。",
          "zh_text": "车站前方耸立着一个高度达200米的裆部。两个大腿的末端与车站正对齐。而上面则是一片广阔的耻丘，但从地面上是无法看到的。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "最初にえりが現れた沿岸部から離れようとする人々は、辺りでも大きいこの駅に集まり、電車でえりから逃れようとしていたのだが、えりが座り込んだ衝撃で線路が切断され、住民を逃がすためにこの駅に集まっていた車両もすべて脱線してしまっていた。希望を一瞬にして失った小人たちのうち1割程度はもはや電車が通る可能性のない駅から逃げていったが、残る数千人の人々は駅の中で身をかがめ、震えながらえりが去ってくれるのを待つことを選んだ。",
          "zh_text": "绘里最初出现在沿岸地区，人们纷纷聚集在这座规模庞大的车站，试图乘坐火车逃离绘里。然而，艾莉坐下的冲击力导致铁轨断裂，所有前来救援居民的车辆也都脱轨了。在瞬间失去希望的小人们中，大约有10%逃离了这个再也没有火车通过可能性的车站，但剩下的数千人选择在车站内弯下身子，颤抖着等待艾莉离开。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "巨人は動かなかった。そんな中小人たちに吉報が入る。巨人が弱っているのではないか、という情報がSMSを中心に広がっていたのだ。この位置からでは、たとえ駅の外に出たとしても、はるか上空にある巨人の顔をとらえることはできないが、どうやらテレビ局のヘリによる中継によると、巨人はとろんとした表情で顔を赤らめているように見える。まるで熱でもあるかのようだ。",
          "zh_text": "巨人纹丝不动。在这样的情况下，小人们似乎得到了好消息。关于巨人是否变弱的信息广泛传播。从这个位置来看，即使走出车站，也无法看见到远在高空中的巨人的脸，但根据电视台直升机的报道，巨人似乎带着懒散的表情，脸红得像是发烧一样。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "いまならあの巨人を倒せるのではないか？ 小人たちのなかで、同時多発的にそのような意見が出始めた。幸いこのビルには百貨店が入っており、武器になるものはいくらでも手に入る。最終的に、数十人の小人がバットやゴルフクラブで武装し、俺達の手であの巨人を倒すんだ、と駅ビルの外へと駆け出していった。",
          "zh_text": "现在或许可以打倒那个巨人吧？在小人们中间，同时涌起了这样的意见。幸运的是，这座大楼内设有百货商店，可以随手获得各种武器。最终，数十个小人拿着棒球棒和高尔夫球杆武装起来，决定亲手击败那个巨人，向车站大楼外跑去。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "あの巨人の姿形は俺達と似ている。ということは、弱点も似ているはずだ。あのクロッチに包まれた股間を総攻撃すれば、倒せなかったとしてもそれなりのダメージを与えることができるだろう。",
          "zh_text": "那个巨人的形状与我们相似。那么，弱点也应该相似。如果全力攻击被那个黑色布料包裹的下体，即使无法将其打倒，也能造成相当的伤害。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "数百メートル先にあるはずの200メートルのクロッチは、まるで眼前にあるかのようにそびえ立っている。あまりの大きさに一歩も動けなくなり崩れ落ちる人々も現れる中、勇気のある人々はひるむな、進め、と自分たちに言い聞かせながら向かっていき、ショーツの繊維に手をかけてよじ登り始める。",
          "zh_text": "200米高的黑色股间本应该在几百米之外，但它就像近在眼前一样屹立着。一些人因为太过巨大而崩溃走不动路，而一些勇敢的人们不断告诉自己不要畏惧，继续前进，他们开始用手抓住内裤的纤维向上攀爬。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "えりの肉眼では、夜間に2ミリ程度の小人を捉えるのは難しい。その代わりにカメラが小人の奮闘を捉える。",
          "zh_text": "绘里的肉眼很难在夜晚看见只有2毫米左右大小的小人。作为替代，摄像机记录下了小人们的奋斗。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "\"頑張れ！\"\"今ちょっと感動してる\"\"怪獣をやっつけろ！\"",
          "zh_text": "\"加油！\"\"我有点感动\"\"打败怪兽！\""
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "\"やっと出てきたわね……。我慢するのも大変なんだから。\"",
          "zh_text": "\"终于出来了呢……。一直忍耐不动也很辛苦啊。\""
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "最終的に、えりのショーツには十数人の小人がとりつき、駅ビルからえりの股間までの道路には100人程度の小人が出てきているようだ。えりの黒いマスクの下で、その口元がにやり、と動く。",
          "zh_text": "最终，艾莉的裆部上出现了十几个小人，从车站外的道路上走出了大约100个小人。艾莉黑色口罩下的嘴角微微翘起，露出了恶作剧般的表情。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "カメラがえりのクロッチの様子を斜め上から映し出す。すると突然、",
          "zh_text": "摄像机在斜上方拍摄着艾莉黑色布料包裹的股间。突然间，"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "ブボボッ！ ブブブブブッスウゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ♡",
          "zh_text": "噗噗! 噗噗噗噗噗噗噗噗噗噗噗噗噗噗噗噗〜〜〜〜〜〜〜〜♡"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "と爆音が鳴り響いた。えりのクロッチに登っていた小人は、ゼロ距離でえりのおならの音圧と風圧にもみ潰され、血煙となり跡形も残らなかった。道路に立っていた小人はえりのおならを直接浴び、全身がバラバラに千切れ飛んだ。周囲の建物が音圧で崩れる。小さな建物は基盤から根こそぎになり吹き飛ぶ。重い空気の塊が直撃した駅ビルは、窓ガラスがすべて砕け散り、外壁は紙のように破れ、鉄骨は飴細工のように90度曲がってしまう。駅ビルの中にいた小人はガラスや外壁ごと駅ビルの反対側に向かって吹き飛ばされ、そのほとんどが全身を強く打ち絶命した。また、えりのおならによりもともとあった空気が吹き飛ばされ、真空状態となったえりのおならの爆心地に向かう暴風が、おならを直接浴びていない市街地の建物を巻き込んで吹き荒れた。さらに、えりの股間の前方数キロメートルに渡ってえりの濃厚なガスがゆっくりとふりかかり、えりのおならの直撃を免れ生き残った人々も喉をかきむしって死んでいった。",
          "zh_text": "一声巨响回荡着。爬在艾莉裆部上的小人们被她近距离放屁的声压和气压彻底击碎，化为一阵血烟随着屁风飞走，连一丝残迹都没有留下。站在道路上的小人直接遭受到艾莉放屁的冲击，全身被炸成碎片四散。周围的建筑物在声压下倒塌。小型建筑物从地基开始被连根拔起。遭受沉重气团直击的车站大楼，所有窗户玻璃都粉碎了，外墙像纸一样破裂，钢结构弯曲成糖果一样的90度角。位于车站大楼内的小人们连同玻璃和外墙一起吹飞到车站的另一面，其中大部分都在猛烈的撞击中粉身碎骨。此外，因为原本存在的空气被吹走，艾莉的屁股爆炸中心进入真空状态，艾莉放屁产生的狂风借此席卷了未直接受到放屁冲击的市区建筑物，放屁的暴风剧烈地吹袭而过。此外，艾莉屁股释放的浓厚气体缓缓飘散到股间前方数公里处，幸免于艾莉放屁直接冲击的幸存者也因吸入恶臭的气体揪着喉咙窒息而死。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "\"あー出たでた♡ あんたたちの建物、ちょっと脆すぎじゃない？\"",
          "zh_text": "\"啊～出来了呢♡ 你们的建筑物，有点太脆弱了吧？\""
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "\"怪獣強すぎw\"\"ガスの威力やべぇw\"\"めっちゃくさそう\"\"うわ……何も残ってない\"\"えぐすぎるw\"\"小人全滅してて草\"",
          "zh_text": "\"怪兽太强了w\"\"放屁的威力太恐怖了w\"\"太可怕了\"\"哇……什么都没剩下\"\"太过分了w\"\"小人全军覆没草\""
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "えりの股間を中心に、扇形状の範囲の建物が粉々に崩れていた。唯一、駅ビルを構成していたと思われる基礎部分と曲がった鉄骨だけが、そこに何かがあったことを示す唯一のものだった。カメラはえりが破壊した領域を舐めるようなアングルで捉えていくが、どこまで行っても細かい瓦礫しか見えず、そこにさっきまで数千人近くの人々がいたとは到底信じられない。えりは自らのおならが巻き起こした大破壊を満足気に眺めながら、さっきレバニラ食べたのはちょっと悪かったかな、と思った。",
          "zh_text": "以绘里臀部为中心，扇形状范围内的建筑物全都已经粉碎崩塌。唯一留下的是曾经被认为是火车站大楼的基础部分和弯曲的钢骨，它们是唯一显示那里曾经有什么存在的证据。摄像机以贴近地面的角度拍摄着绘里摧毁的区域，但无论走到哪里，都只能看到细小的瓦砾，无论如何都无法相信曾经有数千人在那里。绘里一边满足地凝视着自己放屁引起的大规模破坏，一边想着刚刚吃的韭菜炒猪肝可能有点不太好。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "* * * * * * * * * * * * * * * *"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "歩いたり、立ったり座ったりして、どうやら腸の動きが活発になってきたみたいだ。さっきのおならは、えりの大腸の準備が万全になったことを示していた。数日ぶりに感じるこの感覚。来た来た、とえりは嬉しい気持ちになる。えりのお腹から、ごぎゅるるる、と何かが唸る音が聞こえる。",
          "zh_text": "因为绘里的走路、站立与坐下，她的肠子似乎变得活跃起来。刚刚的放屁表明绘里的大肠已经做好准备。已经几天没有感受到这种感觉了。来了来了，绘里高兴起来。从绘里的肚子里传来了咕噜咕噜的声音。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "さて、余興は終わり。そろそろ本題に入ろう。えりは立ち上がり、先ほどのおならの被害を受けていない方に向けて話しかけた。",
          "zh_text": "好了，现在娱乐时间结束了。差不多该进入正题了。绘里站起身，朝刚才没有受到放屁影响的人群说。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "\"小人さん、聞いてください！ えりは皆さんの星にトイレを借りに来たんです。皆さんの街のトイレ貸してください！\"",
          "zh_text": "\"小人们，请听着！艾莉是来大家的星星上借用厕所的。请把你们城市的厕所借给我！\""
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "そう高らかに宣言し、コメントを眺める。",
          "zh_text": "她大声宣布着，观察着评论。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "\"今のサイズで使えるトイレなんてないだろwww\"\"先に済ませてから来い\"\"あっちにトイレがある\"\"どう見てもトイレ\"",
          "zh_text": "\"现在这个尺寸的厕所不可能存在啦www\" \"应该先上厕所再来\" \"那边有厕所\" \"那个明明就是厕所啊\""
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "\"え？ トイレがあるって？ どれどれ？\"",
          "zh_text": "\"什么？有厕所吗？哪个哪个？\""
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "\"そっちそっち！\"\"小人の準備良すぎるの草\"",
          "zh_text": "\"那边那边！\"\"小人准备得太好了草\""
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "あたりを見渡してみると、今いる場所から5、6メートルくらい離れたところ、森に囲まれた辺りにまるで便座のような形の建物が見える。ちょうどいい、あそこでやっちゃおう。",
          "zh_text": "绘里环顾四周，离她所在的地方大约5、6米远的地方，可以看到被森林环绕的地方有一个形状像马桶座的建筑物。正好，就在那里上吧。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "えりはブラジャーとショーツを脱いで、地面に落とす。住宅街が6万トンのブラジャーと2万トンのショーツの下敷きになり、いくつもの家が潰れる。",
          "zh_text": "绘里脱掉了胸罩和内裤，让它们掉在地上。住宅区被六万吨的胸罩和两万吨的内裤覆盖着，许多房屋被压垮。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "トイレのような建物の方向に直進するえり。足元は特に気にせず、進行方向にあるものすべてをざく、ざくと踏みしめていく。近づいてみると、便座のように見えたのは競技場のような建物の屋根だった。楕円形の白い屋根で、中央には穴が空いており芝生が見えている。大きさはえりの足を横に3つ並べたくらいの大きさで、便器としては小さい。高さは5センチくらいで、座るのも難しそうだ。しかし、あらためて見ても便座そっくりだ。",
          "zh_text": "绘里直奔像厕所一样的建筑物。她不太在意地面，将路径上的一切都踩得嘎吱嘎吱作响。走近一看，像马桶一样的东西原来是一个类似体育场建筑物的屋顶。它有一个椭圆形的白色屋顶，中间有一个洞，可以从中看到草地。大小大约相当于绘里三只脚并排摆放的宽度，作为厕所来说有点小。高度约为5厘米，坐在上面可能有点困难。不过，再次看过去，它确实和马桶一模一样。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "\"トイレにしてはちょっと小さいけど、使ってあげるわ。\"",
          "zh_text": "\"虽然作为厕所有点小，但我会使用的。\""
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "そう言うとえりは、建物の横にゆっくりと足を下ろす。右足は2、3センチほどの高さの建物が並ぶ住宅街をぺっちゃんこに押し潰し、左足は野外の運動場のような場所を地の底に埋める。そして股間を建物に向かって下ろしていく。",
          "zh_text": "绘里这样说着，慢慢地把脚放在建筑物旁边。右脚将高约2、3厘米的建筑物排成一排的住宅区压扁，左脚将类似户外运动场的地方埋入地下。然后，她将股间放在建筑物上。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "\"リクエストくれた〇〇〇〇さん見てる〜？ 今から小人の街で排泄するね！\"",
          "zh_text": "\"〇〇〇〇先生，你还在看吗？我要在小人城市里排泄了哦！\""
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "えりの股間が建物の上空300メートルの辺りまで接近する。髪と同じ、黒々とした毛がもっさりと生えている。えりの陰毛の長さは平均して30メートルほど、太さは10センチほどもある。さっきから全裸で歩いているので何本か毛が落ちているかもしれないが、小人の力では切断するのも一苦労だろう。",
          "zh_text": "绘里的股间接近建筑物上空约300米的地方。和头发一样，黑黑的毛发茂密地生长在那个地方。绘里的阴毛平均长度约为30米，粗约有10厘米。因为她一直赤裸着行走，所以身上可能会掉下几根毛发，但以小人的力量来剪断它们，恐怕是一项艰巨的任务。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "んっ、とえりが顔を赤らめる。",
          "zh_text": "绘里嗯了一声，脸红了起来。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "ジョボボボボボホボボボボボホボボボボボホボ！",
          "zh_text": "哗啦啦啦啦啦啦啦啦啦啦啦！"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "えりの股間から、膨大な量の黄金水が真下に向かって放たれた。えりの尿圧は競技場の地面をたやすく削り取る。泥と混じった尿は競技場のゲートに膨大な水圧をかけたやすく破壊した。すぐに競技場から尿が溢れ出す。",
          "zh_text": "从绘里的股间中喷射出大量的尿液，直冲向下方。绘里的尿液压力轻松地削减了赛场的地面。夹杂着泥土的尿液轻易地施加了巨大的水压在体育场的大门上，立刻就将其破坏。很快，尿液从竞技场溢了出来。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "\"わっ！ ちょっと、靴が汚れるじゃん！ あ〜〜もうこれ捨てていこうかな。\"",
          "zh_text": "\"哇！等等，鞋子会弄脏的！啊〜〜算了，就扔掉吧。\""
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "競技場から溢れ出した尿は、轟音とともに十数メートルの高さの津波となり周辺の街に広がっていく。3階建て程度の大きさの家屋は、アンモニアとビールとチューハイの匂いが混じった濁流の壁に何の抵抗もできず粉々に粉砕され、瓦礫となって押し流されていく。車で逃げる小人の後にからえりの尿が凄まじい速度で襲いかかり、何台もの車が玉突きになって道路の先へ先へとえりの尿の速度で押しやられていく。えりの尿は競技場の地下深くを掘り進み、地下鉄の駅に到達したようだ。都市の排水能力を遥かに超える量の水は地下街を満たし、トンネル内を電車を巻き添えにして駆け巡る。いくつもの地下鉄の駅の入口から、小人や瓦礫を含んだえりの尿が吹き出している。股間に力を入れて尿の勢いを強めると、地下を駆け巡る尿の圧力も強まり、トンネルが内側からバキバキバキ！ と押し広げられる。同時に、地下から吹き出す尿の勢いも強まるのが面白い。",
          "zh_text": "从竞技场溢出的尿液形成了十几米高的巨浪，伴随着轰鸣声向周围的城市蔓延。只有三层楼高的房屋无法抵挡含有氨味和啤酒以及果酒味道的混浊洪流的冲击，被冲刷成碎片并被冲走。对于那些开着车逃离的小人，绘里的尿液以惊人的速度袭击过来，许多车辆相互撞击，被绘里的尿液推着以同样的速度一路推进到道路的尽头。绘里的尿液挖掘着体育场深处的地下，顷刻间就到达了地铁站。远远超出城市排水能力的大量水淹没了地下街道，水流带着地铁穿过隧道。在多个地铁站的入口处，喷出了包含小人和瓦砾的绘里尿液。绘里加大了股间的力量，增强尿液的冲击力，地下的尿液压力也增强，隧道开始从内部砰砰砰作响扩张开来。与此同时，从地下喷出的尿液的气势也在增强，看着十分有趣。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "\"今日はお酒飲んだしめっちゃ出るな〜。\"",
          "zh_text": "\"今天喝了酒，尿好多啊〜。\""
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "\"おしっこ出過ぎw\"\"遊ぶなw\"\"女のおしっこってこんなに量多いの？\"",
          "zh_text": "\"尿太多了w\"\"别玩了w\"\"女生的尿量这么多吗？\""
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "25メートルプールにして1600杯分、8億リットルの黄色い液体を競技場に流し込み、ようやくえりの尿は止まった。",
          "zh_text": "在体育场里倒入了1600倍25米标准游泳池分量的8亿升黄色液体后，艾莉的小便才终于停止了。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "それと同時に、えりの肛門がぴくりと動いた。",
          "zh_text": "与此同时，绘里的肛门微微动了一下。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "\"んっ……\"",
          "zh_text": "\"嗯……\""
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "えりの肛門が内側からの圧力によって隆起していく。そして、穴の奥から、えりの体の中に長い間居座っていた茶色い塊が顔を見せる。はじめはわずかに見えていたそれは、えりがいきむごとに目に見えてその直径を増していく。",
          "zh_text": "绘里的肛门随着内部压力的作用开始鼓起。然后，从洞穴的深处，一个长时间滞留在绘里体内的褐色团块露出了一部分。一开始只能稍微看到，但随着绘里用力，它的直径在肉眼可见地逐渐增大。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "\"はーっ♡、はーっ♡\"",
          "zh_text": "\"哈啊♡，哈啊♡\""
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "えりの肛門から、黒に近い茶色をしたごつごつとした塊が姿を現し始める。その直径は70メートルは下らないだろう。えりの健康な消化器官が作り出した怪物だった。",
          "zh_text": "绘里的肛门开始出现硬邦邦的、颜色接近黑色的凹凸不平团块。直径应该不下于70米。它是绘里健康的消化器官产生的怪物。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "\"肛門すげー広がってる\"\"ぶっとw\"\"でかすぎて怖い\"",
          "zh_text": "\"肛门在张开啊\"\"好胀w\"\"太大了好吓人\""
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "\"はあっ♡、はあっ♡、ふんっ！\"",
          "zh_text": "\"哈啊♡，哈啊♡，嗯！\""
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "脂汗を滲ませながらえりが強くいきむと、それはみちちちっ！ とその長大な体を地面に向けて伸ばしていく。えりのうんちは、10階建てのビルくらいはありそうな大きさの塊がいくつもくっついて構成されているように見える。荒々しい形をした先端が競技場の後方の屋根に触れるが、えりのうんちの方が強度も重量も遥かに上だった。競技場の屋根を巻き込み、えりのそのまま地面に突き刺さっていく。衝突の衝撃に大地が揺れる。えりはいきみながら少しずつ腰の位置を上げていくが、うんちはまだ途切れない。",
          "zh_text": "绘里用力的同时身上大汗淋漓，那个团块咻咻咻伸展出了巨大的身体，朝地面延伸。绘里的大便看起来像是由好几个类似十层楼高的大块组成的。粗糙的末端触碰到了竞技场后方的屋顶，绘里的大便强度和重量远超过了屋顶。它卷起竞技场的屋顶，直接穿过地面。撞击的冲击力使大地震动。绘里一边用力一边逐渐抬高腰部位置，但大便还没有断。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "\"ふうっ、あー気持ちいい……5日ぶりのお通じすご……めっちゃ出る……\"",
          "zh_text": "\"呼……啊，好舒服……五天没排便了……太多了……\""
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "\"量やばいwどんだけ溜めたんだw\"\"こんだけ出たら気持ちいいだろうなw\"\"めちゃくちゃ固そう\"",
          "zh_text": "\"数量太疯狂了w你到底积存了多少啊w\"\"排这么多一定很舒服吧w\"\"看起来非常硬\""
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "ぐんっ、ぐんっ、と長さを増すえりの排泄物。今やえりのお尻は上空300メートル近くにまで持ち上げられているにもかかわらず、地上とえりの肛門は茶色い塔によってつながっている。その塔は辺りにあるどんな建物よりも高かった。ようやく便の太さが細くなり始め、ずるん、とその全貌が姿を現す。ようやく生み出されたそれは、肛門の支えを失い、後方にぐらりと倒れる。",
          "zh_text": "随着艾莉排泄物的不断延长，尽管她的屁股已经被抬高到近300米的高空，地面和她的肛门仍然被一个褐色的塔连接在一起。这座塔比周围的任何建筑物都要高。终于，大便开始变细，尖端从肛门滑落下来，完整地显露出全貌。终于排泄出来的大便失去了肛门的支撑，向后猛然一倒。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "どずうぅぅぅぅぅん",
          "zh_text": "轰隆隆隆隆！！！！！"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "えりの尻から途切れたうんちが、重力に従い、自らの体を横たえる場所を求めて街に倒れ込んでいく。競技場のすぐ後ろにあった5センチ程度の高さのビルは、便秘気味のえりの大腸の中で水分を搾り取られ鋼鉄の硬さとなったうんちに対して何の抵抗もできず押し潰されていった。5センチのビルで無理なら、その後ろに広がっている2、3センチほどの建物にできることは何もないだろう。えりのうんちは線路を切断し、ゴミのような大きさのビルを数十頭まとめて自らの100万トンの体の下に轢き潰した。",
          "zh_text": "从艾莉的屁股中断的大便，顺着重力，为了寻找一个平躺的地方而倒在城市中。紧靠竞技场后方的一座约5厘米高的建筑物，在被艾莉便秘的结肠中被挤干水分，变得坚硬如钢的大便面前，毫无抵抗就被压垮了。如果5厘米的建筑物都无法承受，那么后面延伸着的2、3厘米高的建筑物就更加无法抵挡了。艾莉的大便切断了铁路，把像垃圾一样大小的建筑物数十座一起碾碎在它100万吨的身体下面。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "\"ごめん、ずれちゃった。\"",
          "zh_text": "\"对不起，有点拉到外面了。\""
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "カメラが上空から住宅街を捉える。隙間なく並ぶ家。カメラが移動していくと、突如焦げ茶色の物体が画面に現れる。物体の太さはどんどん太くなっていく。地面にめり込んでいるにも関わらず、高さは周囲の家の10倍はある。その下にはいくつもの家が押しつぶされているだろう。更にカメラが進むと、住宅街が残骸と汚れた水たまりに変わる。茶色い物体は一定の太さを保っている。その光景がしばらく続く。カメラがこの物体を生み出した主に近づくにつれて、住宅街の損壊の度合いは激しくなっていく。カメラがゆっくりと止まり、その角度を真下から前方に起こしていく。その巨大な物体は、競技場の外壁を押し潰している。更にカメラの角度が上がっていくと、画面に収まらないほどの大きさのえりの尻が現れる。肛門はひくひくと蠢いており、排泄の快感を反芻しているようだ。カメラが少しずつ引いていき、最終的に、競技場の上に蹲踞の姿勢でしゃがみ込むえりの雄大な下半身と背中が全画面に収まる。下から見上げるえりの後ろ姿には、神々しさすら感じられた。",
          "zh_text": "摄像机从高空俯瞰着住宅区。密密麻麻的房屋一字排开。随着摄像机移动，突然出现了焦棕色的物体。这个物体的粗细不断增大。尽管它深陷地面，但高度是周围房屋的十倍以上。在它下方应该有很多房屋被压垮了吧。摄像机继续前进，住宅区变成了残骸和污浊的水洼。那个棕色物体保持着一定的粗细。这个景象持续了一段时间，随着摄像机越来越接近这个物体的主人，住宅区的破坏程度变得更加严重。摄像机慢慢停下来，将角度从正下方转到前方。那个巨大的物体正在将竞技场的外墙压垮。随着摄像机角度的升高，屏幕上出现了连镜头都无法容纳的巨大艾莉的屁股。肛门正在一张一缩地抽动，仿佛在回味排泄的快感。摄像机慢慢后退，最终，在镜头中全屏出现了蹲在体育场上艾莉的雄伟下半身和后背。从下往上看，艾莉的背影甚至有一种神圣感。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "続いてカメラが、長さ350メートル、太さ70メートルの一本糞が、競技場の屋根を軽く押しつぶながらえりの後方に向かって横たわる様子を捉える。うんちの高さは競技場の屋根よりも数十メートル高く、小人にとって巨大なはずの競技場を矮小に見せていた。長さも競技場の長辺よりも余裕で長いので、そもそも競技場の中にえりのうんちを収めることは難しかっただろう。",
          "zh_text": "接着，摄像机拍摄到一根长度350米、宽度70米的巨大粪便轻轻地压在竞技场屋顶上，横躺在艾莉后方的情景。大便的高度比竞技场屋顶高出数十米，将本应对小人来说巨大的竞技场显得微不足道。由于长度远超竞技场，要将艾莉的大便放进竞技场本身就是困难的。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "\"みんな見てる〜？ ほら、小人の街の中でうんちしたよ。おら、小人の街を蹂躙するわたしの極太うんちに投げ銭しろ♡\"",
          "zh_text": "\"大家看着呀~？你看，在小人的城市里拉大便了。来吧，向我这个蹂躏小人城市的巨大大便打赏吧♡\""
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "\"流石にでかすぎるw\"\"家がゴミみたいだ\"\"山じゃん\"\"うんち固すぎてビル粉々w\"\"抜いた\"",
          "zh_text": "\"太夸张了w\" \"房子像垃圾一样\" \"就像山一样\" \"便便太硬了，把大楼都粉碎了w\" \"冲了\""
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "\"リクエストした〇〇〇〇さん、これでよかった？ 〇〇〇〇さんのリクエストで小人の街がえりのトイレになっちゃったよ。今どんな気持ち？ 興奮してる？\"",
          "zh_text": "\"请〇〇〇〇先生确认一下，这样可以吗？在〇〇〇〇先生的请求下，小人城市变成了艾莉的厕所。现在你有什么感受？很兴奋吗？\""
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "〇〇〇〇さんからの喜びのコメントが流れる。もちろん投げ銭付きだ。〇〇〇〇さんはえりが小人の惑星に来てからずっと上限額の投げ銭を投げ続けてくれていた。この配信でいったい何十万円使ってくれたんだろう？",
          "zh_text": "〇〇〇〇先生发出了无数喜悦的评论。当然，还附带了打赏。〇〇〇〇先生自从艾莉来到小人星球以来，一直投着到达上限金额的打赏。这次直播，他到底用了几十万日元呢？"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "〇〇〇〇さん以外からの投げ銭も止まらない。これまでの自分の配信では見たことのない光景だ。自分が排泄行為でもたらした破壊の大きさと、コメントからの称賛で、えりの承認欲求が満たされていった。",
          "zh_text": "除了〇〇〇〇先生之外，其他人也在不断地打赏。这是绘里之前的直播从未见过的景象。因为自己的排泄行为造成了巨大的破坏，以及从评论中得到了赞美，绘里的认可欲求得到了满足。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "* * * * * * * * * * * * * * * *"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "\"ティッシュ、ティッシュ……。\"",
          "zh_text": "\"纸巾，纸巾……\""
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "おしっこがかかってしまった靴から足を抜き取り、靴下のままで大股でポーチを取りに行く。靴下越しだと建物が崩れる感触がよりダイレクトに伝わってきて気持ちいい。たとえ靴を履いていなくても、えりの脚は小人の建物よりも遥かに強靭だった。ポーチからポケットティッシュを取り出し、股間を丁寧に拭き取って、ティッシュは丸めてそのへんに捨てておく。ビル街が直径50メートルの汚れたティッシュの山に埋まった。",
          "zh_text": "绘里从被尿淋湿的鞋子里抽出脚来，穿着袜子大步流星地走去取化妆包。透过袜子，建筑物倒塌的感觉更加直接地传达到她的脚上，感觉很舒服。即使不穿鞋子，绘里的脚比小人的建筑物更加坚固。她从包里拿出纸巾，仔细擦拭股间，然后将纸巾揉成一团扔在一旁。整个街道被直径50米的脏纸巾山掩埋。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"ふぁぁ……ねっむ……。\"",
          "zh_text": "\"呼啊……困了……\""
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "気持ちよく排泄して、なんだか眠くなってきた。そのままえりは、最初にここに来た時に落として地面に突き刺さったままのストロング缶を取りに行く。地面から缶を軽々と抜き取り、プルタブを起こす。",
          "zh_text": "痛快地排泄完毕，绘里感到有点困倦。她直接去取那个刚来到这里时掉在地上的、依然立在地面上的金属罐。她轻松地将罐子从地面上拔了出来，拉开拉环。"
        },
        {
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          "ja_text": "流石に自分の排泄物の近くで眠るのは嫌だった。このあたりの地形は西に行くほど標高が上がるようなので、西の方に向かって歩いていく。マスクをずらし、ごぶり、ごぶりとストロングな酒を喉に流し込みながら、コメントを眺める。",
          "zh_text": "绘里不喜欢在自己的排泄物附近睡觉。由于这个地区的地形逐渐向西升高，她朝西方走去。她将口罩摘到一边，咕嘟咕嘟地喝着烈酒，同时浏览着评论。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "\"みんな、今日は見てくれてありがと〜。初見さんもいっぱい来てくれてえり嬉しい！ 小人の星、とっても楽しかったね。最近はほぼ毎日配信してるし、またリクエストも募集するから、次も見に来てね〜。チャンネル登録と高評価も忘れずお願いします！\"",
          "zh_text": "\"大家，谢谢你们今天的观看〜。初次见面的朋友也来了很多，艾莉很高兴！小人星球非常有趣。最近我几乎每天都在直播，而且还会征集请求，所以下次也记得过来看哦〜。请别忘了订阅和点赞！\""
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "挨拶をして配信を終了する。今日の投げ銭の総額は普段とは桁違いの額で、満足だ。コンタクトレンズ型ディスプレイの電源もオフにする。改めて辺りを見渡すと、明るかった街は随分と暗くなっている。えりが歩いたルートはまるで光の中に浮かぶ道のように真っ暗になっているのだが、送電網も破壊されているようで、えりが通っていないエリアでも大規模な停電が発生していた。",
          "zh_text": "她道别并结束了直播。今天的打赏金额与平时相比是一个巨大的数字，令她感到满意。她关掉了眼镜式显示器的电源。重新环顾四周，原本明亮的城市变得相当昏暗。绘里走过的路径变得一片漆黑，而供电网络似乎也遭到了破坏，在绘里未经过的区域也发生了大规模停电。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "遮るものがないため、えりの排泄物は遠くからでもはっきりと見える。その近くには、えりがおならで跡形もなく消し飛ばした街。さらにその向こうには、この惑星に来た記念に写真を取ったタワーが傾いたまま立っている。どうやらえりの体重で地盤が傾いてしまったようだ。",
          "zh_text": "由于没有阻挡物，绘里的排泄物可以从远处清晰地看到。在附近是被绘里放屁吹得无影无踪的城市。再往前方，那座在来到这个星球时拍摄照片中塔楼正倾斜着。看来地基因为绘里的体重而倾斜了。"
        },
        {
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          "ja_text": "自らの行為の結果に満足したえりは大きく伸びをした。ストロング缶をその辺りに置き、地面に倒れ込む。中身が残ったストロング缶の下で小さな建物が弾ける。頭が地面に近づくと、ゴマ粒のような大きさの緊急車両が鳴らすサイレンの音がよく聞こえる。えりは少しのあいだもぞもぞと体を動かしたあと、突然ごろごろごろ！ と横たわった体を回転させ、付近の住宅街を轢き潰し、そしていびきをかきながら眠り始めた。",
          "zh_text": "满意于自己行动的结果，绘里伸了个大大的懒腰。她将空罐子随意放在附近，然后倒在地上。在残留着液体的空罐下，小小的建筑物被压碎了。当头贴近地面时，可以清楚地听到小如芝麻的紧急车辆发出的鸣笛声。绘里在扭动了一会儿身体后，突然咕噜咕噜翻滚着身体倒下，碾过附近的住宅区，然后打着鼾声睡着了。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "********",
          "zh_text": "* * * * * * * * * * * * * * * *"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "えりが眠りについたあと、小人の政府は夜間にようやく非難命令を発令し、えりを中心とする半径数十キロの住民は移動を強制された。しかし、小人の国の中でも膨大な人工をもつこのエリアの住民の移動は滞っていた。",
          "zh_text": "绘里进入睡眠后，小人国家的政府终于发布了夜间疏散命令，要求以绘里为中心的数十公里半径内的居民进行强制迁移。然而，在这个人口众多的地区，居民的疏散一直停滞不前。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "やっと軍隊の出動も許可されたようで、その無防備な寝相な寝相の下に何千戸もの家々を押し潰しながら眠るえりに対して戦闘機から断続的にミサイルが発射されるが、それはえりに痒みすら与えることができない。接近しすぎた戦闘機はえりの寝返りやもぞもぞと動く手足に巻き込まれて揉み潰されていった。",
          "zh_text": "最终军队被允许出动了，在绘里无防备的睡姿下，战机从空中向着她压倒性地摧毁了数千户家庭的身体不断发射导弹，但对绘里却一点痒都造不成。那些靠近过度的战机被绘里翻身和移动的手脚卷入其中捏碎了。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "街に日が昇ってくる。この街に住んでおり運良く生き延びることができた者全員が、昨日の朝とは全く異なる行動を強いられていた。ほとんどの人が一睡もせず、必死にえりの近くから離れようとしている。",
          "zh_text": "太阳升起了。住在这个城市里幸运地活下来的所有人，现在都被迫采取完全不同于昨天早晨的行动。大多数人都没有合眼，拼命地试图离开绘里的附近。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "えりがそこら中に置いていったえりサイズの物体は、まるで自分たちこそがこの街の住民なのだと言わんばかりに、我が物顔でそこに居座っていた。汚れたティッシュでさえ、小人の力では動かすことすらできなかった。えりの排泄物には誰も目を向けようとしなかった。",
          "zh_text": "绘里留下与她大小相对应的物体就像在宣称自己才是这座城市的居民一样，傲然矗立在那里。即使是脏兮兮的纸巾，小人们也无法用自己的力量移动它。更没有人会把目光投向绘里的排泄物。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "住宅街の上に、えりのスマートフォンが転がっている。何棟もの建物が潰されている。建物の下敷きになった人は生きてはいないだろうが、意地になってそれをどかそうとしている一群の人々がいた。",
          "zh_text": "在住宅区的上方，绘里的智能手机滚落在地，许多建筑物被夷为平地。被压在建筑物下的人已经不可能幸存，但仍然有一群人固执地试图移开废墟救他们出来。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "時刻は7時になろうとしていた。突如、爆音と地震が発生する。えりのスマートフォンの目覚ましアラームだ。アラームは島国の全土で聞こえたという。爆音を鳴らしながら、バイブレーションに合わせて動く端末に轢き潰される小人たち。えりが目をつぶったまま、体をずりずりと動かし、スマートフォンを掴む。",
          "zh_text": "时钟正指向7点。突然，一阵巨响和地震发生了。那是绘里手机的闹钟声。据说整个岛国都能听到这个闹钟声。小人们被手机发出的声音和震动所粉碎。绘里闭着眼睛，扭动着身体，抓住了手机。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "\"うう……ちょっと飲みすぎたかも。もう朝か……ってあれ？\"",
          "zh_text": "\"唔...我可能喝得有点过了。已经是早上了...等等，什么？\""
        },
        {
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          "ja_text": "あ、そういえば小人の惑星で配信したあと、そのまま寝ちゃったんだ。えりは立ち上がると、ボーチにスマートフォンとカメラをしまい、ブラウス、スカートと下着を拾って元の惑星にワープした。小人の惑星には、えりの排泄物、その両サイドにそびえる巨大な靴、えりがお尻を拭いたティッシュ、飲み掛けのストロング缶、そして小人に復旧を諦めさせるのに十分な規模の破壊の跡が残された。",
          "zh_text": "哦，对了。昨天在小人星球上直播之后，就这样睡着了。艾莉站起身，把手机和相机放进化妆包里，捡起她的衬衫、裙子和内衣。传送回到了原来的星球。在小人星球上，留下了艾莉的排泄物，耸立在它两侧的是巨大鞋子，她用来擦拭屁股的纸巾，半空的长罐子，以及足以让小人们放弃修复的破坏痕迹。"
        }
      ]
    },
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      "text_data": [
        {
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          "ja_text": "「お兄ちゃん。まだ起きてる？」自室の扉の向こう、廊下の方から妹の声が聞こえた。返事をすると、妹はするりと部屋の中に入ってきた。",
          "zh_text": "「哥哥，你还醒着吗？」从我房间的门外，走廊那边传来了妹妹的声音。我一回答，妹妹就飞快地走进房间。"
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          "ja_text": "「ごめんね、こんな時間に。少し気になることがあって」",
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          "ja_text": "「ん、何？」",
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          "ja_text": "妹は僕のベッドの上に腰をかけて座り、数回深呼吸をしてから訊いた。",
          "zh_text": "妹妹坐在我的床上，做了几次深呼吸后问道。"
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          "ja_text": "「お兄ちゃん、綾瀬さんと結婚するってほんと？」",
          "zh_text": "「哥哥，你真的要和绫濑小姐结婚吗？」"
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          "ja_text": "綾瀬さん、いや綾瀬は僕の高校生時代からの初恋の人で、付き合ってもう数年になる。最初は一緒に登下校したり勉強を教えてもらったりの淡い関係から始まり、それから数年間もほとんど交渉は無かったが、僕はそれをしたいとも思わなかったし、彼女の方からもそんなことは言わなかった。純粋なプラトニックな愛。それが先月、僕が必死の覚悟でしたプロポーズを、彼女は受け入れてくれたのだった。",
          "zh_text": "绫濑小姐，不，绫濑是我高中时代的初恋，已经交往好几年了。一开始只是一起上下学，互相请教学习之类的淡淡的关系，之后的几年几乎没有任何交涉，我也没想过这么做，她也没有说过这样的话。纯粹的柏拉图式爱情。上个月，我下定决心向她求婚，她接受了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「……うん」表情がどうしても緩くなってしまうのを抑えながら言葉を返す。「ふふふ」",
          "zh_text": "「嗯……」我抑制住表情的松懈，回答道。「呵呵呵。」"
        },
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          "ja_text": "「ふーん、そう……」どこか冷ややかな気もする妹の声を聞きながら、僕はこれからのことを考えていた。幸せな新婚生活。バラ色の日々。どこか旅行に行って、子供を作って、あ、まずはその前に初めての夜を迎えなきゃ、か……。",
          "zh_text": "「哦，是吗……」听着妹妹略带冷漠的声音，我思考着今后的事情。幸福的新婚生活玫瑰色的日子。去哪里旅行，生个孩子，啊，首先要在那之前迎接第一个夜晚，对吧……。"
        },
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          "ja_text": "「おめでと、お兄ちゃん」妹の声が耳に入ったが、僕はこれからのことをつい考え始めてしまっていて、部屋を出て行く後姿に、返事もすることができなかった。",
          "zh_text": "「恭喜，哥哥。」妹妹的声音传入我耳中，但我不知不觉开始思考接下来的事情，对着走出房间的背影，连回答都没来得及回答。"
        },
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          "ja_text": "綾瀬の希望で、挙式は本格的なチャペルですることになった。正直言って費用もかさむことになるし、何より誓いの言葉だとかが恥ずかしくなりそうだったので僕は気乗りしなかったが、彼女はそれに憧れていたらしい。一生に一度のイベントだし、恥ずかしい思いをするのもいいか。妻の夢を叶えてあげるのも夫の役目だ。そう思って当日まで計画を立てたり色々頑張ってきたが……。",
          "zh_text": "根据绫濑的希望，婚礼将在正式的教堂举行。说实话，费用也会增加，而且最重要的是，誓言会让我觉得不好意思，所以我没有在意，但她似乎很向往。这是一生一次的活动，觉得不好意思也没关系。帮助妻子实现梦想也是丈夫的责任。这样想着，到当天为止制定了计划，努力了很多……。"
        },
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          "ja_text": "「これは凄いな……」祭壇の前に立って全体を見渡す。思っていたよりも大きくて豪華な会場だった。ずっと奥の方まで並んでいる三列の長椅子には、既に人がぽつぽつと埋まり始めていた。特に新婦側の席は女性が多いからだろうか、やたらと埋まりが早い。やはり女の子はこういう式に憧れているらしく、仲間と話しながら皆羨望のこもった目で会場を見渡していた。",
          "zh_text": "「这太厉害了……」站在祭坛前环视全局。会场比想象中更大更豪华。一直往里走的三排长椅上，已经开始孤零零地坐了人。特别是新娘一侧的座位，可能是女性比较多的缘故吧，很快就坐满了。女孩子果然很向往这样的仪式，一边和朋友聊天，一边用充满羡慕的眼神环视会场。"
        },
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          "ja_text": "実際に来てみると、確かにこういう所で挙式するのが一生の記念になる理由が分かる。どこからか響くオルガンの美しい音色、背後からステンドガラス越しに差し込む暖かい光。空への憧れを反映させたように高い、祭壇の上だと十数メートルにもなろうかという天井。綾瀬はこういうの好きそうだもんなあ。",
          "zh_text": "实际来了之后，就会明白为什么在这样的地方举行婚礼会成为一生的纪念。不知从哪里响起的风琴美妙的音色，从背后透过彩色玻璃照进来的温暖的光。仿佛反映了对天空的憧憬一般，天花板很高，在祭坛上有十几米高。绫濑好像很喜欢这种东西。"
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          "ja_text": "遅れて集まり始めた自分の友人に冷やかされながら新婦の親族達に挨拶をして回っていると、予定の時刻まであとわずかということになった。さすがに少し緊張してきた。自分の家族の座る最前列の右半分を見回すと、母や父、それから叔母などの少し遠い親戚の姿が見えたが、妹の姿が見えなかった。近づいて母に話しかける。",
          "zh_text": "在迟到的朋友们的冷嘲热讽下，我到处跟新娘的亲戚们打招呼，结果离预定的时间只差一点点。果然有点紧张起来。环顾自己家人坐的最前排右半部分，看到了母亲、父亲，还有婶母等稍远一些的亲戚，却看不到妹妹。走过去和母亲搭话。"
        },
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          "ja_text": "「あれ、妹は？」",
          "zh_text": "「咦，妹妹呢？」"
        },
        {
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          "ja_text": "「ああ、それがね……」母は悲しそうに目を下に向けた。隣にいる父も顔を俯ける。あまり触れられたくなかった話題だったようだ。",
          "zh_text": "「啊，那个……」母亲悲伤地低下了头。旁边的父亲也低着头。似乎是不太想被提及的话题。"
        },
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          "ja_text": "「なんか部屋から出てくれなくてな」父が言葉を継いだ。",
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          "ja_text": "「え？……なんで？」",
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        {
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          "ja_text": "「分からないんだよ。いくら呼んでも絶対に出てこないし、扉を紐か何かで縛り付けてるのか、直接力をかけてドアを開けようとしても全然動かない。そろそろ遅れるからって母さんが怒鳴ったらな、中から叫び声とか物を投げつけて壊す音が聞こえてきて」",
          "zh_text": "「不知道啊。不管我怎么叫她，她都不出来。不知道是不是用绳子什么的把门绑住了，直接用力想把门打开，却一点也不动。妈妈大吼一声，说快迟到了。却听到里面的尖叫声和扔东西的声音，」"
        },
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          "ja_text": "「それは……」",
          "zh_text": "「这……」"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "「たぶん何かお前と関係ないところで嫌なことがあったんだろうな。だからって兄妹の一生に一度の晴れ舞台に出てこないっていうのは、……」少し荒げていた語気を弱くして、悲しそうな顔で言う父。「ごめんな。説得してやれなくて。お前も家族全員いるとこで挙式したかっただろうにな」",
          "zh_text": "「大概是在和你无关的地方发生了什么讨厌的事情吧。所以就不能出现在兄妹一生一次的舞台上……」父亲的语气略显粗暴，一脸悲伤地说。「对不起，我没能说服她。你也想在全家都在的地方举行婚礼吧。」"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "「それで来るのも遅れちゃったし、ほんと、ごめんね」母も謝る。",
          "zh_text": "「所以我来晚了，真的，对不起。」母亲也道歉了。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "「……いいよ、別に」誰に対しても怒りなんて湧かなかった。妹も何か嫌なことがあったなら、結婚式どころじゃないという気持ちもよく理解できる。本当は見て欲しかったけど……こんな気合の入った衣装、妹には他の機会に見せられないからな。",
          "zh_text": "「……好吧，没什么。」我对谁都不会生气。妹妹要是有什么不愉快的事，就别说婚礼了，这种心情我也能理解。本来想让你看的……这么有气势的衣服，妹妹是看不到其他机会的。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "だけどまあ、妹が自分が好きの人と結婚するって時は、僕が見てられるといいなと思った。",
          "zh_text": "不过，妹妹要和自己喜欢的人结婚的时候，我想，要是我能看到就好了。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "式自体は順調に進んだ。オルガンの荘厳なメロディとともに入場してきた綾瀬の姿は本当に綺麗で、真っ白なドレスに包まれて恥ずかしそうに祭壇へ近づいてくるその表情が、僕の顔を捉えて微かに緩む、その瞬間僕は電撃に打たれたかのように震えた。",
          "zh_text": "仪式进行得很顺利。风琴的庄严的旋律一起入场的绫濑的样子真的是很漂亮,裹着雪白的礼服，羞涩地走近祭坛的表情。看到我的脸，微微移开视线，那一瞬间，我像被电击了一般颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "宣誓、指輪の交換、続くイベントの中、僕はどこか夢の中にいるような気分だった。不規則にゆらめくステンドグラスの光と、広い空間に反射する神父の低く落ち着いた声のせいかもしれない。何をやるべきか、リハーサルの記憶が体に残っていたおかげで分かったけれども、僕の心はどこか高いところへ浮かんでいってしまったかのようだった。",
          "zh_text": "宣誓、交换戒指，接连不断的活动中，我仿佛置身于梦中。也许是不规则摇曳的彩色玻璃的光和神父在广阔的空间里反射出的低沉的声音的关系。多亏彩排的记忆留在了我的身体里，我才明白了应该做什么。但我的心却仿佛飘向了某个高处。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "とはいえ式が進むにつれ、あるイベントが迫ってきているのをだんだん意識し始めた。もちろんそのイベントとは、新婦とのキスだ。",
          "zh_text": "话虽如此，随着仪式的进行，渐渐意识到某项活动的迫近。当然，这个活动就是和新娘接吻。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "二三のイベントを終えて、そろそろかと待っていると、いよいよ神父の合図があった。壇の反対側にいる綾瀬のほうをちらりと見ると、彼女はこちらをちらと見てくすりと笑った。そして僕らはほぼ同時に立ち上がり、祭壇の中央へと近づいていく。客席の方は見ないようにしていた。少し気恥ずかしいし、それに誰かに見られているとか、そんなことは忘れて、今は彼女だけに向き合いたかったから。",
          "zh_text": "两三次活动结束后，我正等着，神父的信号终于响起了。我瞥了一眼讲台对面的绫濑，她瞥了我一眼，扑哧一声笑了。我们几乎同时站起来，走向祭坛中央。我尽量不看观众席。有点不好意思，而且，我已经忘记了被人看见的事，现在只想面对她。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "神父の前に僕らは立っていた。綾瀬の顔が僕のすぐ下から近づいてくる。彼女は目を閉じていた。神父は軽く手を上げて合図をする。僕も覚悟を決めた。周りは静かになっていた。白いベールに手をかけ、軽い感触とともに開くと、中にあるのは綾瀬の紅い唇——。",
          "zh_text": "我们站在神父面前。绫濑的脸从我的下方靠近。她闭着眼睛。神父轻轻举手示意。我也下定了决心。周围安静下来。我把手搭在白色的面纱上，随着轻微的触感打开，里面是绫濑的红唇——。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "ギギギと入り口の扉が開く音がした。白い光が教会に差し込む。",
          "zh_text": "吱吱的一声，门开了。白光照进教堂。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「……！」綾瀬は突然の音に目を開けて、入り口の方向に顔を傾け、さらに大きく目を見開いた。僕も遅れてその方向を見る。そこにいたのは。",
          "zh_text": "「……！」绫濑被这突如其来的声音吓得睁大了眼睛，脸朝着门口的方向倾斜，眼睛瞪得更大了。我也朝那个方向看去。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "外の光に照らされながら、にやにやと笑う僕の妹だった。",
          "zh_text": "那是我的妹妹，在外面的阳光下嘻嘻哈哈地笑着。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "「やあお兄ちゃん」カツカツカツと、祭壇への段差を登っていく妹の声が響いた。来客の全員が固唾を呑んで妹を見つめていた。「元気？」",
          "zh_text": "「啊，哥哥。」妹妹爬上祭坛的台阶，发出咔嗒咔嗒的声音。所有来客都屏气凝神地看着妹妹。「还好吗？」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "事も無げに、まるで僕しか見えていないかのよう態度だった。今ここで何が起こっているか全て知っているはずなのに。",
          "zh_text": "一副若无其事的态度，仿佛只有我一个人。明明应该知道现在在这里在发生什么。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「お兄ちゃん、一つだけ聞いていい？っていうか、お願いがあるの」どこか得意げに言う妹。祭壇へあと数段というところまで近づいてきていた。キス寸前の状況で固まった僕達を眺めてにやにやと笑い、立ち止まった。しばしの静寂を楽しんで、口を開いた。",
          "zh_text": "「哥哥，我能问你一个问题吗？或者说，我有个请求。」妹妹得意地说。离祭坛只差几级。看着在接吻前僵住的我们，她嬉皮笑脸地停了下来。享受着片刻的寂静，开口道。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "「綾瀬さんと結婚する、っていうの取り消して。今なら間に合う」",
          "zh_text": "「你要取消和绫濑的婚礼，现在还来得及。」"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "突然の要求に固まる。何を言っているのか理解出来ない。アヤセサントノケッコンヲトリケス？",
          "zh_text": "突然的要求让我僵住了。我不能理解你在说什么。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「返事してよ。ねえ」妹は祭壇の前に立っていた。式の進行をめちゃくちゃにしたことに何の引け目も感じていないようだった。",
          "zh_text": "「快回答我，喂」妹妹站在祭坛前。对于把仪式搞得一团糟，她似乎没有感到任何愧疚。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「……と、トリケスって」なんとか言葉を紡ぐ。「何を言ってるんだ？」",
          "zh_text": "「……是，恶作剧吧……」我总算说了句话。「你在说什么？」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "「じゃあ、綾瀬さんと結婚したい、って言うのね？」",
          "zh_text": "「那么，你是说想和绫濑结婚吧？」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「……あ、ああ……もちろん、そうだよ」",
          "zh_text": "「……啊，啊……当然是这样。」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「ふーん……残念。じゃあ、それはやめさせないとね」",
          "zh_text": "「哦……太遗憾了。那就得让你放弃了。」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "バン、と爆発音が響いて、反射的に座り込んだ。小さく幾つかの悲鳴が上がった。綾瀬の息を呑む音も。",
          "zh_text": "砰的一声，我反射性地坐了下来。小声地发出几声惨叫。还有绫濑屏住呼吸的声音。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "ドタドタと響く足音、相変わらず残響する悲鳴におののきながら顔を上げた。すぐには何も見つからなかった。それからもう少しだけ顔を上げて気づいた。",
          "zh_text": "咚咚作响的脚步声，依然回响着的惨叫，让我不由自主地抬起头。马上什么也没找到。然后稍稍抬起头来才发现。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "チャペルの屋上、高く高く見えたそこに妹の顔があった。背中を丸めて窮屈そうにしている、妹の巨大な身体が空間を埋め尽くしていた。",
          "zh_text": "教堂的屋顶上，高高耸立着妹妹的脸。妹妹弓着背，巨大身体填满了整个空间。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "大きな大きな目が僕を見下ろした。微かに笑いを含んだ表情。この狂った状況がおかしくてならないようだった。",
          "zh_text": "一双大大的眼睛俯视着我。带着微笑的表情。这种疯狂的状况让人觉得可笑至极。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「……ふふ」普通の大きさなら絶対に聞こえない笑い声も耳に入る。",
          "zh_text": "「……呵呵。」如果是一般大小的话，绝对听不到的笑声也传入耳中。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「うーん、ほんとに上手くいったな。びっくり」周りを見下ろそうと妹が首を動かすたび、影が動いて僕の視界は暗くなる。",
          "zh_text": "「嗯，真的很顺利，吓了我一跳。」每当妹妹想要往下看的时候，影子就会移动，我的视野就会变暗。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「とはいえこれじゃ大きくなりすぎ、かな……」妹は目を閉じた。ぶつぶつと口の中で何かを呟く。",
          "zh_text": "「话虽如此，但这样太大了吧……」妹妹闭上了眼睛。嘴里嘟哝着什么。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "次第に僕はまた違和感を感じ始めた。何か周りの様子がおかしい。全てが漸進的に変化しているような……。そして自分の視界が徐々に下降しているのに気づいた。周りの椅子、祭壇、オルガンの鍵盤が相対的に天へ上がっていく。足元の絨毯の微かな汚れは大きくなっていく。",
          "zh_text": "渐渐地，我又开始感到异样。周围的情况有些奇怪。一切都在逐渐发生变化……。然后我发现自己的视野在慢慢下降。周围的椅子、祭坛、风琴的琴键相对上升到天空。脚下地毯上的污渍越来越大。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "「今度は……僕が……小さく……あれ？」",
          "zh_text": "「这次……我……变小……咦？」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "目の前の妹はさっきと同じくらいの大きさを保っていた。つまり、僕の二十倍くらい。だけど、僕が小さくなっているなら、妹も小さくなっているはずじゃ……。",
          "zh_text": "眼前的妹妹还保持着刚才的大小。也就是说，是我的二十倍左右。但是，如果我变小了，妹妹也应该变小了……。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「縮めるのもうまく行った、と」妹は今度こそ本当に嬉しそうだった。「これで伸びもできる。うーーーーん」",
          "zh_text": "「缩小的也很顺利。」妹妹这次真的很高兴。「这样就能伸展开了，嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "天井に向かって伸ばされた巨大な手は天井を微かに触った。しかしさっきはしゃがんでも首は天井に貼り付いていた記憶がある。",
          "zh_text": "伸向天花板的巨大的手微微触碰着天花板。不过，记得刚才就算蹲下来，脖子还是贴在天花板上。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「そう、これでね、私も二分の一倍だけど、あんた達は十分の一倍。つまりね、私が七メートルであんた達は十五センチ」嗜虐的な笑みを浮かべる。「小さいのに全っ然可愛くない。あ、お兄ちゃんは除いてね。さて」",
          "zh_text": "「对，这样的话，我也是二分之一，你们是十分之一。也就是说，我七米，你们十五厘米。」她露出嗜虐的笑容。「虽然很小，但一点都不可爱。啊，除了哥哥。接下来。」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「綾瀬さん？」妹は僕の隣でしゃがんで震える綾瀬さんに話しかけた。小さい悲鳴が足元から上がる。",
          "zh_text": "「绫濑？」妹妹对蹲在我旁边颤抖的绫濑遥说。脚下传来一声小小的惨叫。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「あんたはどうしようか」妹は手を伸ばして彼女を掴み取った。巨大な手の下にウェディングドレスがだらんと広がる。",
          "zh_text": "「你怎么办？」妹妹伸手抓住她。巨大的手下，婚纱铺展开来。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「お兄ちゃんはあんたを諦められないんだって。困ったねー」親指と人差し指で綾瀬さんを摘んでぷらぷらとその身体を揺らす。その度上がる悲鳴に妹は残酷な笑みを浮かべた。",
          "zh_text": "「哥哥说他不能放弃你，真难办啊。」她用大拇指和食指捏住绫濑遥，摇晃着她的身体。每次尖叫声都让妹妹露出残酷的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「綾瀬さんにはね、特別なとこへ行かせてあげよう」",
          "zh_text": "「让绫濑去一个特别的地方吧。」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "そう言うと、妹はスカートの中に片手を突っ込んだ。そして中で下着をつまんでびょんと伸ばす。くすくす。妹の笑い声が頭上から漏れた。",
          "zh_text": "说着，妹妹一只手伸进裙子里。然后在里面夹起内衣轻轻拉开。哧哧。妹妹的笑声从头顶传来。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「ふふ、うふふ……あははは……」嗜虐的な笑みはヒートアップしていく。妹はもう片方の綾瀬さんを掴んだ手をその中へ入れる。悲鳴は一段大きくなって、突如くぐもって聞こえなくなった。そして服から妹の両手が出てきたとき、綾瀬さんの姿はどこにもなかった。",
          "zh_text": "「哈哈哈……哈哈哈……」施虐的笑容逐渐升温。妹妹把另一只抓着绫濑遥的手伸了进去。惨叫声更大了，突然变得模糊，听不见了。当妹妹的双手从衣服里露出来时，绫濑已经不见踪影。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「やめろ！綾瀬をどこに入れた！」",
          "zh_text": "「住手！你把绫濑放在哪里了？」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「やだぁ、見てなかったの？……」妹の顔は明らかに紅潮していた。「あそこのなか。入れちゃった」",
          "zh_text": "「讨厌，你没看到吗？」妹妹的脸明显泛红了。「就在那里，放进去了。」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「は？……」あそこのなか。どこのなか？妹のスカートに包まれた、その下着のどこのなか？目の前の巨大な体が震えた。",
          "zh_text": "「啊？」那里的里面。在哪里？妹妹的裙子里裹着的那件内衣的哪里？眼前巨大的身体在颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「んっ……あっ」無意識の喘ぎ声は足元の僕達にも聞こえる。だらんと開けられた口からつーっと垂れた唾液が落ちて、教会の床に僕達にとっては大きい水たまりを作った。",
          "zh_text": "「嗯……啊……」脚下的我们都能听到她无意识的喘息声。口水从张开的嘴巴里吧嗒吧嗒滴下来，在教堂的地板上形成了一个大水坑。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「中で動いて……気持ちいい」浅い呼吸で呟いた。",
          "zh_text": "「在里面活动……好舒服。」她浅呼吸小声说道。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「ふざけるな！返せ！綾瀬を！」恐怖と怒りに身体を衝き動かされた。この身体の大きさの差で勝てるはずがないなんて理解できてるはずだったのに、足は勝手に妹の方へ駆けていく。いや、違う。目の前に巨大な靴が見えてきて、視界が暗くなっているのを見て思う。ここは妹の足元。妹を攻撃するにしても、これだけ小さければ肉体に物理的に接触する方法すら存在しない。",
          "zh_text": "「开什么玩笑！还给我！把绫濑！」恐惧和愤怒冲击着我的身体。明明可以理解以这种身体大小的差距是不可能赢的，脚却不由自主地朝妹妹跑去。不，不是。眼前出现了一双巨大的鞋子，视野变得昏暗起来。这里是妹妹的脚边。即使要攻击妹妹，这么小的身体连物理接触的方法都不存在。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「もう、ダメだよお兄ちゃん……」頭上から声が響く。「妹のパンツ覗いちゃ。でもその中に綾瀬さんはいるんだよね……あはは……」",
          "zh_text": "「真是的，不行哦哥哥……」头顶传来一个声音。「偷看妹妹的内裤什么的。不过，绫濑也在里面啊……啊哈哈……」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "突然手が伸びてきて僕を掴み取った。そのまま頭上へと持っていく。彼女の顔に真っ直ぐに見つめられてその大きさを痛感させられた。僕を見つめる妹の眼の大きさより僕は小さかった。そして妹の顔にかざされた僕の視界からは、その背景の床や動く人間が滑稽なほど小さく見えた。",
          "zh_text": "突然伸出手抓住我。直接拿在头上。直视着她的脸，让我深切地感受到她的巨大。我比看着我的妹妹的眼睛要小。在我被妹妹的脸遮住的视野里，背景上的地板和移动的人显得滑稽地小。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「お兄ちゃんはね、私が守ってあげる」熱っぽい唇から発せられる言葉。「だからね、私についてて」",
          "zh_text": "「哥哥，我来保护你。」从炽热的嘴唇中说出的话。「所以啊，跟着我。」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "妹はしゃがみこんで教会のオルガンの一つの管を剥ぎ取った。バキバキと不快な音が響く。本来数メートルの金属の管も今の妹には紐のようなもので、少し力をかければ簡単に曲げられるようだった。",
          "zh_text": "妹妹蹲下来剥下教堂风琴的一根管子。啪啦啪啦响起令人不快的声音。原本几米长的金属管对现在的妹妹来说就像绳子一样，稍微用力就能轻易弯曲。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「うんうん、いい感じ」妹は僕を手のひらの上に転がすと、僕の体にそのパイプをあてがった。そしてそのまま金属をぐねぐねと周りに巻きつけていく。一周、二周、三周。",
          "zh_text": "「嗯嗯，感觉不错。」妹妹把我放在手心上，把金属管贴在我身上。然后就那样把金属一圈一圈地缠在周围。一周、两周、三周。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「やめっ……離せ……」必死に暴れようとしても何の意味もない。体にきつく巻き付く金属は僕がもがく力くらいではビクともしなかった。妹はあれほど器用に曲げられていたというのに。",
          "zh_text": "「住手……放开我……」即使拼命挣扎也毫无意义。紧紧缠绕在身体上的金属，在我挣扎的力量下根本不会颤动。明明妹妹被弯曲得那么灵巧。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「よーし」頭上から妹の声。「これで完成」",
          "zh_text": "「好啊。」头顶传来妹妹的声音。「这样就完成了。」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "上を見上げる。僕を捕まえて離さない金属の管は、大きなシャツの崖の上で光る彼女の首元へと伸びて一周していた。つまり、これはネックレス。僕は妹の胸元に固定されていた。",
          "zh_text": "抬头往上看。缠住我的金属管，伸到她的脖子上绕了一圈，她的大衬衫在悬崖上闪闪发光。也就是说，这是项链。我被固定在妹妹的胸前。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "今度は下を見下ろす。僕がいるのはちょうど胸の上あたり。だから、首を下に向けても視界は胸で塞がれて……いなかった。盛り上がりかけなのだろうか、視界は思ったより良好だった。",
          "zh_text": "这次低头看了看下面。我所在的位置正好在胸部上方。所以，即使头朝下，视野也会被胸部挡住……并没有挡住。可能是气氛有点激动吧，视野比想象中还要好。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「うるさいわね」",
          "zh_text": "「真烦人。」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「ごめん」ここからの視点だと、妹の足に比べていかに人間が小さいか分かる。僕と同じサイズなはずなのに、本当に小人のようにしか見えなかった。そして視線をもう少し手前に動かせば、白いスカートが目に入る。あの中の——さらにその奥に——綾瀬は閉じ込められて、孤独に、理不尽な戦いを強いられているのだ。",
          "zh_text": "「对不起。」从这里的视角来看，和妹妹的脚相比，人是多么的渺小。他们的尺寸应该和我一样，但看上去真的像个小人。然后把视线稍微移到前面，白色的裙子映入眼帘。绫濑遥被关在其中——甚至更深处——孤独地被迫进行着不讲理的战斗。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「うっ、あっ、離せ——」こんな胸元に押し込められてる場合じゃない。僕は必死に巻きつく金属の紐に抵抗しようとした。しかしそれと同時に、纏わり憑く妹の肉体からは、絶えず小さな震えと喘ぎを感じる。そしてその小さいはずの振動ですら、僕の必死の動きよりもはるかに大きいのが現実だった。",
          "zh_text": "「啊，放开我——」现在不是被塞进这种胸口的时候。我拼命反抗缠绕在我身上的金属绳。但与此同时，从裹挟着的妹妹的肉体中，可以不断地感觉到轻微的颤抖和喘息。而且，就连那很小的振动，也比我拼命的动作大得多，这是现实。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「うん、じゃあさて」妹は言った。「まずは来場客さんからお相手しようね」",
          "zh_text": "「嗯，那好。」妹妹说。「先从客人开始陪你吧。」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "入り口の前では、パニックになった十数人の招待客達が一向に開かない扉を囲んでいた。",
          "zh_text": "入口前，十几名惊慌失措的客人围在一扇根本打不开的门上。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "新郎の妹が巨大になった瞬間に退場を決意した数人だけは脱出できたようだったが、こうして自分自身が縮められるまで留まっていた人々はチャペルの重い扉を押せないでいた。何人かで力をかけるも、そもそも取っ手に手が届かないのでは、子供の悪戯と同じで効果は無い。来たときにはあれほど簡単に開いたドアはいま沈黙を保っていた。",
          "zh_text": "只有在新郎的妹妹变大的瞬间决定退场的那几个人逃了出来，但像这样一直停在那里直到自己缩成一团的人们都无法推开教堂那扇沉重的门。就算几个人使劲，如果手根本够不到把手，那就跟小孩子的恶作剧一样，毫无效果。来的时候那么轻易就打开的门，现在却保持着沉默。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「ふふふ、出れそう？」しゃがみこんで彼らを扉と自分の太ももで取り囲みながら話しかける。彼らは驚いて一旦扉を叩くのをやめ、声の元を見つめた。天にぼおっと浮き上がる女の子の笑い。そして自分の退路を阻む肉壁。しばしの沈黙のあと、いよいよ彼らは本気になって扉を押し始めた。",
          "zh_text": "「呵呵呵，能出去吗？」蹲下来，用门和自己的大腿把他们围起来，一边和他们说话。他们吓了一跳，暂时停止了敲门，注视着声音的来源。女孩的笑容仿佛在天上飘来飘去。还有阻碍自己退路的肉墙。短暂的沉默之后，他们终于认真起来，开始推门。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「開くといいよねぇ」妹はにやにやしながら人差し指を足元の群衆から少し離れた床に立てた。とん、という軽い音とは裏腹に床は重く振動した。",
          "zh_text": "「能打开就好了。」妹妹嬉皮笑脸地把食指竖在离脚边人群稍远的地板上。与「咚咚」的轻微声音相反，地板剧烈地震动着。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そして指は入り口の方へと滑っていく。その動きはゆっくりで、ほとんどの人は近づいてくる前になんとか避けることができた。見た目は女の子の指。爪も桜色に輝く。しかしそれに巻き込まれたら、人間ひとり分の抵抗なんて関係なく、指は全く変わりなく動き続けるだろう。",
          "zh_text": "手指朝门口滑去。它的动作很慢，几乎所有人都能在靠近之前避开它。看起来像是女孩的手指。指甲也闪耀着樱花色。但如果被卷入其中，一个人的抵抗没有任何作用，手指会毫无变化地继续活动。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "しかし入り口の方にはパニックになって扉を叩き続ける人たちがいた。背後の事態に気づいていない。指は近づいていく。一人の男が気がついた。仲間を引き連れてなんとか横っ飛びにかわす。しかしそれにすら気づかず、恐怖に染まりきった表情で扉を強打する女性。背後からほぼ無音で近づいてくる指。微かな体温と違和感に女性は振り向いた。そこにあったのは光を反射して輝く鮮やかな爪の壁。女性は目を見開いた。一瞬マニキュアの揮発性の匂いが鼻をついて——",
          "zh_text": "但是入口处有一群人惊恐地不停地敲门。没有注意到背后的事态。手指靠近了。一个男人注意到了。他拉着同伴，设法从旁边躲开。但是还有连这一点都没有察觉，带着一脸恐怖的表情用力敲门的女性。从背后几乎无声地靠近的手指。微弱的体温和违和感让女人回过头来。那里有一面反射着光的鲜艳的指甲墙。女人瞪大了眼睛。一瞬间，指甲油的挥发性气味扑鼻而来——"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "軽い衝突音が聞こえたような気がした。あるいは何も聞こえなかったような。それでもそこにいる全ての人が理解していた。さっきまで立っていた女性は、巨大な女の子の指に轢かれてしまったと。",
          "zh_text": "似乎听到了轻微的撞击声。或者什么都没听见。尽管如此，在场的所有人都能理解。刚才还站着的女性，被巨大的女孩的手指撞了。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「うふっ、ふふ、ふふ」この大きさだからか聞こえる女の子の意識下の笑い声。指は簡単に持ち上がって、彼女の巨大な目の前へ。指には赤いなにかが貼り付いていた。ぐちゃぐちゃとした何か。あとは何も無い。ただそれだけ。",
          "zh_text": "「呵呵呵，呵呵呵。」也许是因为这个大小，能听到女孩子下意识的笑声。手指轻而易举地伸到她巨大的眼前。手指上粘着红色的东西。乱七八糟的什么东西。之后什么都没有了。仅此而已。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「ふーん、こんなに綺麗に——わたしの指で——」妹は笑った。「アリや蚊を潰す時だってもうちょっと大変だったのに」",
          "zh_text": "「哦，这么漂亮的——用我的手指——」妹妹笑了。「消灭蚂蚁和蚊子的时候也更麻烦了。」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "妹は残滓の張り付いた指を舐め取った。糸を引いて出てきた指は微かにきらめく。",
          "zh_text": "妹妹舔了舔粘着残渣的手指。拉着线出来的手指微微闪烁着光芒。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「じゃあもう面倒だし、あとはこっちで」妹はすっくと立ち上がって足を彼らの上にかざした。小人の視界は妹の靴の裏が暗く覆い被さっているはずだ。どんどん悲鳴は大きくなっていき、最高潮に達した瞬間、ぐちゅりと湿った足音が聞こえる。",
          "zh_text": "「既然已经麻烦了，接下来就用这边吧。」妹妹一下子站起来，把脚伸到他们身上。小人的视野应该被妹妹的鞋底覆盖得很暗。尖叫声越来越大，到达高潮的瞬间，传来一阵潮湿的脚步声。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「このぐらいだと潰した感触がするのね」妹はぶつぶつと呟く。「まだ人も減らない。今ので三人？」",
          "zh_text": "「就是这种程度，才会有被压扁的感觉呢。」妹妹嘟哝着。「人还没少，现在就三个人？」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "入り口から離れようと必死に走る足元の人間を、妹は笑いながら踏み潰していく。ただ友人の結婚式に出席しただけの男や女が、わけもわからずに女の子の靴裏に消えていく。どれだけ命乞いをしても、その声は遥か頭上の耳には届かない。足が踏み降ろされるたび、一人の人間が足裏にこびりつく汚れへと変わっていった。",
          "zh_text": "妹妹一边笑着，一边把拼命跑出门口的人踩扁。只是参加朋友婚礼的男女，莫名其妙地消失在女孩的鞋底。无论怎么求饶，那声音都无法传到遥远的头顶上。每踏下一脚，一个人就变成沾在脚底上的污垢。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "残酷で理不尽な大殺戮。僕はそれを上から無理やり見せ付けられていた。上がる悲鳴、必死の命乞い、目前の光景に動けなくなった人々。妹の足は何一つ関係なく、ただその上に被さって、潰していく。あるときは爪先、あるときは踵を使って、下半身だけを潰してみたりして、妹は完全にこの殺人を楽しんでいた。",
          "zh_text": "残酷而不讲理的大杀戮。在我面前强行展示出来。人们被眼前的景象吓得动弹不得。妹妹的脚什么都不管，只是盖在上面压扁。有时用脚尖，有时用脚后跟，只试着压扁下半身，妹妹完全享受着杀人的乐趣。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「あはは、あは、楽しい——」頭上からの声は、一人また一人と潰していくうちにさらに大きくなっていく。徐々に靴が下ろされる間隔が開いていった。そしてついに目の前から動く人間の姿が無くなってしまうと、妹は残念そうに足を下ろした。",
          "zh_text": "「啊哈，啊哈，好开心——」头顶上传来的声音，在一个又一个人的崩溃中变得越来越大。鞋子被放下的间隔逐渐拉开。终于，眼前的人影不见了，妹妹遗憾地放下脚。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「うーん、じゃあ次は客席に残っていらっしゃる方々」くるりと向きを変えて、人々が逃げ隠れているはずの長椅子に向き合った。「ぶっ殺しちゃおうね」",
          "zh_text": "「嗯，接下来是留在观众席的各位。」她转过身，面对着人们应该都躲起来了的长椅。「杀了你们吧。」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「あ、こんにちは」妹が笑顔で近づいていった先にいたのは親子。どこか見覚えがあった。しゃがみこんで覗き込むとすぐに正体が分かった。",
          "zh_text": "「啊，你好。」妹妹笑着走近的是一对亲子。好像在哪里见过。蹲下身子一看就知道是谁了。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「河本さん」頭上からの声に、家族が振り向く。「お久しぶりです」",
          "zh_text": "「河本先生。」听到头顶传来的声音，家人回过头来。「好久不见。」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "四十代くらいの人の良さそうな両親、そして二人に守られるように隠れているのは綾瀬の弟だった。今日は家族全員で長女の花嫁姿を見届けに来た。一生に一度の舞台——だったはずが、いつの間にか結婚相手の妹が乱入してきて、なぜか巨大になった。極めつけは——新婦の綾瀬を——自分の下着の中へ——",
          "zh_text": "四十多岁的父母看起来很好，还有被两人保护着的绫濑的弟弟。今天全家一起来看长女的新娘打扮。本应是一生一次的舞台——但不知何时结婚对象的妹妹闯入，不知为何变得巨大。最极端的是——把新娘绫濑——放进自己的内衣里——"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「おい！」怒りに我を忘れたのか、父が怒鳴り声を上げた。「娘を返せ！いったいなんということをしているんだ！」",
          "zh_text": "「喂！」父亲怒火中烧，大声喊道。「把女儿还给我！你到底在做什么！」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「なんという、って？わたし何かした？おまんこの中に人を入れただけだよ？」何か面白い冗談のように、くすくすと笑う。",
          "zh_text": "「你说什么？我做了什么？我只是把人放进下体里面了。」像是在开玩笑似的，哧哧地笑着。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「返せ。娘を——それ以上辱めるな」",
          "zh_text": "「还给我！不要再侮辱我女儿了！」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「ふーん」妹は突然飽きたような表情で足を伸ばした。家族の上にさっと影ができる。すると父はしゃがみこんで、子供の上に覆いかぶさるように手をついた。",
          "zh_text": "「哦。」妹妹突然一脸厌烦地伸了伸腿。家人的身上突然出现了影子。于是，父亲蹲下身，双手撑在孩子身上。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「へえ。怖いんだ」くすくす。「さっきまであれほど威勢よかったじゃない、お義父さん？」",
          "zh_text": "「哦，好可怕啊。」哧哧。「刚才你不是还那么有气势吗，岳父？」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "家族は上に伸びる靴底を見てわなわなと震えていた。すでにその凹凸は血に塗れて赤い。妹が少しかかとを動かすだけで、視界は暗くなり、血の匂いが強くなる。そして、少しだけゴムの匂い。",
          "zh_text": "家人看着朝上延伸的鞋底，瑟瑟发抖。那凹凸已经被鲜血染红了。妹妹只要稍微移动一下脚后跟，视野就会变暗，血腥味也会变重。还有一点橡胶味。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「えいっ」動きは一瞬だった。妹の爪先は義父の上に覆いかぶさり、一瞬で接地し、その体を轢いて床にこすりつけた。その後ろに隠れていた義母や義弟は無事だった。おそらくわざとやったに違いないだろうが。",
          "zh_text": "「啊！」动作只在一瞬间。妹妹的脚尖覆盖在岳父身上，瞬间接地，碾压着他的身体，蹭到了地板上。躲在后面的岳母和小叔子平安无事。恐怕是故意的吧。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「じゃあねっ」下半身を吹き飛ばされた勢いで、足の無い上半身も少し離れたところに飛んでいっていた。助かる見込みはないが、しかし内臓か何かに異常があったわけではないのだろう、無残に抉られて血だらけになりながらも、確実に息をし、腕も不随意運動をしている。そこにまた靴の裏が近づいた。もうちっぽけな体に抵抗するだけの気力は残っていない。しかし意識は辛うじてあったようだ。その上に、今度はゆっくり、ゆっくりと圧力がかかっていた。ねちょりとした感覚のあと、今度は靴の底の反対側から伝わってくる生の体温を感じられるほど、静かに、しかし確実に死が迫ってくる。",
          "zh_text": "「再见。」就像下半身被吹飞一样，没有腿的上半身也飞到了稍微远一点的地方。虽然没有得救的希望，但内脏什么的应该没有异常，虽然被残忍地剜得血肉模糊，但确实还在呼吸，胳膊也在不自主地运动。鞋底又靠近了。自己小小的身体已经没有力气抵抗了。但意识似乎勉强还在。在那上面，这次慢慢地、慢慢地施加着压力。在短暂的感觉之后，仿佛又能感觉到从鞋底另一侧传来的生的体温，死亡悄然而又确实地逼近。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "一分かけて、ようやく妹は靴裏の感触が変わっていくのを感じた。こうなればゼリーを踏んでいるようなものだ。命の無い肉塊に用は無い。ただ踏みつけるでもなく、足の力を抜いた。ただそれだけで一つの体はどこにも無くなっていた。",
          "zh_text": "花了一分钟，妹妹终于感觉到鞋底的触感变了。这样的话，就像踩着果冻一样。没有生命的肉块没什么用。只是踩上去，稍微施加力量。仅仅这样，一个身体就荡然无存了。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「踏み潰すってほんと楽しいね」独り言、あるいは胸元に話しかけているのか、妹はつぶやいた。",
          "zh_text": "「踩扁他真的很开心啊。」妹妹小声嘀咕着，不知道是在自言自语，还是在对着她他的胸口说话。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「次はお母さん——と思ったけど、息子さんにしよう」その言葉で母は子にすがりついた。両手で抱きしめる。それを妹は一本の指で、迷惑そうに引き剥がした。そのまま弟を指先で掴み、空中へと持っていく。",
          "zh_text": "「下一个是妈妈——本来是这么想的，但还是选儿子吧。」说着，母亲紧紧抱住了孩子。用双手抱住。妹妹用一根手指为难地把他撕下来。就那样用指尖抓住弟弟，把他举向空中。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "「へえ。かわいいじゃん。小学校まだ通ってるんだっけ？」まじまじと巨大な二つの目で見る。「着てるものがあんま子供っぽくないけど。ま、結婚式だからしょうがないのか」",
          "zh_text": "「哦，好可爱啊，还在上小学吗？」用两只巨大的眼睛盯着。「穿的衣服不像小孩子。不过，因为是婚礼，没办法吗？」"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "空中高く、弟は叫ぶでもなく、ただ涙を流しながら、ぐずり、ぐずりと顔を拭っていた。",
          "zh_text": "弟弟高高在上，没有喊叫，只是流着眼泪，哭哭啼啼地擦着脸。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「……かわいい」妹は呟く。「やば。すっごい……興奮する」",
          "zh_text": "「……好可爱。」妹妹喃喃道。「啊，太棒了……好兴奋。」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「ねえ。弟くん、服、脱いで」妹がしたのはありえない要求だった。「ささ、服」",
          "zh_text": "「喂，弟弟，把衣服脱了。」妹妹的要求令人难以置信。「快，衣服。」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "義弟は驚いた顔を一瞬見せた。何を要求されているのか分からない顔だった。",
          "zh_text": "弟弟瞬间露出惊讶的表情。一副不知道对方在要求什么的表情。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「脱がないの？じゃあ、わたし脱がせちゃうよ？」",
          "zh_text": "「你不脱吗？那我帮你脱吧。」"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「ぬ……ぬぐの？ふく？」",
          "zh_text": "「脱……脱？衣服？」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「うん。そそ。よく分かるじゃん」",
          "zh_text": "「嗯，没错，你不是很明白吗？」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "巨大な手のひらの上で、弟は服を脱ぎ始めた。まずは上半身から。慣れないボタンをたどたどしく外す様子がいかにも幼い。すごくかわいい、と妹は思った。",
          "zh_text": "弟弟在巨大的手掌上开始脱衣服。首先从上半身开始。结结巴巴地解开不习惯的纽扣的样子显得十分稚嫩。妹妹心想，好可爱啊。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「はいはい、よくできたねー」パンツを除いて全て服を脱ぐと、妹はその頭をもう一つの手の人差し指で撫でた。幼い裸体の乗った手を、自分の目の先まで持ってくる。「さて……どうしようかな」",
          "zh_text": "「好，好，做得很好。」除了内裤，弟弟脱掉所有的衣服，妹妹用另一只手的食指抚摸着他的头。她把那只赤裸的幼小的手伸到自己眼前。「那么……怎么办呢？」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "近くで見ると、さほど筋肉質ではない身体だ。手足もまだ細く、上半身に至ってはあばら骨が少し浮き出て見えている。でも、その代わり余計な脂肪とかはない。綺麗な身体だった。",
          "zh_text": "近看，他的身体并没有什么肌肉。手脚还很细，上半身露出了一点肋骨。但是，没有多余的脂肪。漂亮的身体。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "「うぅ……」少年は赤面した。「はずかしいよぉ」",
          "zh_text": "「嗯……」少年脸红了。「好害羞啊。」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "か、かわいい！声を聞いた瞬間、妹は衝動的に彼を口元へ近づけた。そして、舌をぺろりと出して、彼の肌を舐める。「や、やめてぇ……」口元で声が聞こえた。",
          "zh_text": "啊，好可爱！听到声音的瞬间，妹妹冲动地把他凑到嘴边。然后，伸出舌头舔他的皮肤。「不要、不要……」嘴角传来声音。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「かわいい、かわいすぎる……」少し気持ち悪い笑みがこぼれているのは妹自身も分かっていた。こんな気持ちになったのは初めてだった。舌が触れるたびにびくんと震える小さな身体の、胸を、首を、腰を、舌でつついて舐めまわしていく。",
          "zh_text": "「太可爱了，太可爱了……」妹妹自己也知道，脸上露出的笑容有点恶心。还是第一次有这种感觉。每次舌头碰到他，他就会抖个不停，用舌头戳着它的胸部、脖子、腰，舔个不停。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "徐々にエスカレートしてきた。いまや少年は手のひらのうえではなく舌の上に載っていた。「あ、や……」とっさに気づいて、手のひらの上へ戻ろうと手を伸ばす。しかしそれよりも早く、舌は口の中へとしまわれた。",
          "zh_text": "逐渐升级。现在，少年不是放在手心上，而是放在舌头上。「啊，不……」他立刻意识到这一点，伸手想要回到手掌上。但很快舌头就被塞进了嘴里。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "口の中で彼をつつきまわして遊ぶ。小さな全身を自分の口の中に閉じ込めると、思ったよりも激しい快感が身体の奥から湧き上がってくる。性欲だとか食欲だとかではない、純粋な支配欲が満たされていくのを妹は感じた。小さな手足が必死に暴れて抵抗しても、すべて私の舌が吸収してしまう。ここから出なきゃという本能だけはあるみたいだけど、私が口を閉じていて出られる外なんてないから、とにかく必死に動き回ろうとする。でも、私にとってこの少年を外に出すなんて無意識にでも出来ることなのに。しばらく口内の小人が暴れる感覚に、妹はうっとりとした表情で浸っていた。",
          "zh_text": "在嘴里玩弄他。把小小的全身封闭在自己的嘴里，比想象中更强烈的快感从身体深处涌了出来。妹妹感受到的不是性欲或食欲，而是纯粹的支配欲被满足。小小的手脚拼命挣扎抵抗，却全部被她的舌头吸收了。似乎只有一种本能，那就是必须从这里出去，但她闭着嘴，没有办法出去，所以拼命地四处走动。但是，对她来说，把这个少年送出去，明明是无意识就能做到的事情。妹妹陶醉地沉浸在口腔内的小人暴乱的感觉中。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「ごくん」上から大きな音がして僕が上を見ると、喉元のわずかなふくらみがぴくりと動いたのが見えた。それで終わりだった。今や少年は僕が吊るされた胸元の、服と肉体の内側にいる。中で必死に暴れているはずなのに、ここからでは何の叫び声も聞こえなかった。聞こえるのは妹の低い鼓動音だけ。",
          "zh_text": "「咕咚」，上面传来很大的声音，我往上一看，喉头微微隆起的部分动了一下。就这样结束了。现在，少年就在我被吊在胸前的衣服和肉体的内侧。明明在里面拼命挣扎，从这里却听不到任何叫声。能听到的只有妹妹低沉的心跳声。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "「えへへ。すっごく美味しかった」口元を拭って、妹は足元の母親に話しかけた。しかし母親からの返事は無い。掴み上げてみても、だらんとするばかりで反応が無い。どうも失神しているようだった。",
          "zh_text": "「嘿嘿，太好吃了。」妹妹擦了擦嘴，对着脚边的妈妈说。但是母亲没有回她。她试着抓起母亲，只是无精打采的，毫无反应。好像昏厥了。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "「あーん」口元へ持っていって、入れて、呑み込む。ただそれだけ。胃の中の様子を想像して、妹は邪悪な笑みを浮かべずにはいられなかった。",
          "zh_text": "「啊——」拿到嘴边，放进嘴里，吞了下去。仅此而已。妹妹想象着胃里的样子，忍不住露出邪恶的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "「さてさて」妹はずんずんと教会の中を一周した。目についた人間は足を踏み下ろして殺す。そしてまた悲鳴が一つ減る。",
          "zh_text": "「哎呀呀。」妹妹在教堂里转了一圈。看到的人就踩下去杀掉。然后悲鸣又减少了一声。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「残り数人……ってところかな。最初は五十人いたはずなのに、本当に減っちゃった。もったいなかったなー」そう言いながら、足元ではまた違う人間を踏み潰していた。半ば無意識のルーチンになっているようだった。妹はくるりと体の向きを変えた。首元から吊られている僕も慣性に従って回転する。",
          "zh_text": "「剩下几个人……大概是这样吧。一开始应该有五十个人，现在真的少了，真是可惜啊。」她一边说着，一边在脚下踩着另一个人。似乎成了半无意识的例行公事。妹妹转过身来。被吊在脖子上的我也随着惯性旋转。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「お母さん！お父さん！そこにいるのは知ってたよ！」突然の大声。微かに教会の壁が共鳴した気がした。そして快活な笑いを見せてしゃがみこんだ妹の、巨大な影によって光が遮られた足元には僕の見知った人たちがいた。それは僕と妹の両親。",
          "zh_text": "「妈妈！爸爸！我知道你在那里！」突然的大声。教堂的墙壁似乎产生了共鸣。妹妹快活地笑着蹲了下来，被巨大的影子遮住了光芒，脚边有我认识的人。那是我和妹妹的父母。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「元気にしてた？……結婚式、遅刻しちゃってごめんね。楽しみにしてたのにねー」ふふふと笑いながら、手を自分の両親に伸ばした。母も父も自分の娘が起こした大殺戮に巻き込まれて、もはやこれが現実ということも受け入れられていない様子だった。当然だ。",
          "zh_text": "「你还好吗？……婚礼迟到了，对不起，我一直很期待呢。」她呵呵地笑着，把手伸向自己的父母。母亲和父亲都被卷入了自己女儿引发的大杀戮之中，似乎已经无法接受这是现实。当然。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「それにしてもけっこう良い式だったんじゃないかな。式場は肉の塊で血だらけだし、来場客はみんな無様に殺されちゃったし、そんでもって花嫁花婿は私の傍で苦しんでる、と。」伸ばされた指はまず二人を丁寧に撫でた。",
          "zh_text": "「即便如此，这也算是一场不错的婚礼吧。婚礼现场到处都是肉块，到处都是血，到场的客人都被残忍地杀害了，新娘新郎在我身边痛苦不堪。」伸出的手指首先仔细地抚摸着两人。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「二人とも、こんな息子の晴れ姿を見られて良かったじゃない。妹の首から吊り下げられて、胸の前でぽよんぽよん揺れながら、妹が人を殺すのを見せ付けられて、少し失禁しちゃってるお兄ちゃん。私は可愛いなって思えてだいだいだーいすきだけど、二人はどうかな？ねえ？」巨大な手が彼らを包み込む。しばらく今の状況を噛み締めているかのように、妹の手はそのまま動かなかった。",
          "zh_text": "「两个人都能看到儿子这样的盛装不是很好吗？吊在妹妹脖子上，在胸前摇摇晃晃，看到妹妹杀人，有点失禁的哥哥。我觉得很可爱，很喜欢，你们两个呢？呐？」一只巨大的手包围着他们。妹妹的手就那样一动不动，仿佛在仔细思考着眼前的状况。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "「お母さんも、お父さんも、私のこと応援してくれたよね。お母さん、私の部屋からお兄ちゃんのYシャツが出てきたとき、理由を私に聞いて、私がお兄ちゃんが好きなんだってこと、すっごく恥ずかしかったのに教えたら、お母さん、ねえ、なんて言ったんだっけ？」",
          "zh_text": "「妈妈,爸爸,你们也要为我加油啊。妈妈，当从我房间里拿出哥哥的Y恤衫时，你问我为什么。我很不好意思地告诉你我喜欢哥哥。妈妈，你说什么来着？」"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "妹はしゃがみこんだまま、母親を片手で吊り下げて高く掲げた。母親は今自分の娘の手の中で何を思っているのだろう。おそらく助かる見込みは無い。",
          "zh_text": "妹妹蹲在地上，用一只手柄母亲吊起，高高举起。母亲现在在自己女儿的手里想什么呢？恐怕没有得救的希望。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「答えてよ。ねえ」ぷらんぷらんと母親を揺らす。その口元はきっと結ばれて、微かに涙を流していた。「答えてよ！」",
          "zh_text": "「回答我啊，喂」她摇摇晃晃地摇着母亲。她的嘴角一定是抿着的，微微地流着眼泪。「回答我！」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「散々私のことバッカにして、やれあんたは狂ってるだ、やれあんたは勘違いしてるだ、ねえ、そういうこと言って、私とお兄ちゃんがフッツーに話してるときもやたら引き剥がそうとして、ねえ、全っ然覚えてないっていうの！？自分は何もやってないっていうの！？」",
          "zh_text": "「把我搞得一团糟。说我疯了，说我不正常,这么说来，我和哥哥普通地说话时也把我拉走,喂,你全都不记得了吗！ ？你不是说我什么都做不到吗 ？」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "響き渡った怒声は、今日上がったどの悲鳴よりも大きかった。拒絶され、嘲笑され、決して受け入れられることの無かった苦しみ。",
          "zh_text": "发出的怒吼声比今天发出的任何一声都要大。被拒绝，被嘲笑，绝不能被接受的痛苦。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「死ね。死ね。死ね死ね死ね死ね——」ギュ、と片手が握られた。数秒あって、ツーっと手首のほうに赤黒い血が滴っていった。",
          "zh_text": "「去死，去死，去死，去死——」扑哧，一只手被握住。过了几秒钟，手腕上突然滴下了红黑色的血。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "「あは、あは、あはははは——」妹は立ち上がって周囲のものにあたり始めた。ぴんと脚を伸ばして、周りにあった長椅子を蹴り飛ばしていく。飛ばされた椅子は壁に当たると低い破壊音をあげてから崩れ落ちていった。二個、三個、四個、死体ですらない血まみれの布きれが木屑の間からチラリと見える。バン、と蹴り飛ばす音にかき消されて、微かな悲鳴も上がった気がする。",
          "zh_text": "「啊哈，啊哈，啊哈哈哈——」妹妹站起来，开始接触周围的东西。她挺直腿，一脚踢飞了周围的长椅。被撞飞的椅子撞到墙壁后发出低沉的破坏声，然后坍塌。从木屑间隐约可以看到两片、三四片甚至都不是尸体的血淋淋的布片。「砰」的一声被踢飞的声音淹没，发出了微弱的悲鸣。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "妹はまたしゃがみこむと、低く大きく息を吐いて呼吸を整えた。",
          "zh_text": "妹妹又蹲了下来，低声大口地吐了一口气，调整呼吸。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "「よし。お父さん」がらりと笑顔が戻ってきた。",
          "zh_text": "「好，爸爸。」她的笑容一下子恢复了。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "「お父さんにはねー、特別なことをしてあげようね」そう言うと妹はおもむろにスカートを脱ぎ下ろした。僕の視点からは彼女の巨大なパンツが胸の向こうに微かに見える。",
          "zh_text": "「给爸爸，做点特别的事吧。」说着，妹妹慢慢脱下裙子。从我的视角看，她那巨大的内裤在胸前若隐若现。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "「あっと、その前に」パンツの中に指を突っ込んで、妹はがさごそと中を弄くり、びくんと震えてから指を取り出した。たらりと愛液が滴り落ちて輝き、教会の床に巨大な水溜りを作る。そして妹の手の中には、粘液まみれになってぐちゃぐちゃに見える白いドレス——",
          "zh_text": "「啊，在那之前。」妹妹把手指伸进内裤里，在里面摆弄着，抖了一下，才取出手指。爱液滴落闪耀，在教堂的地板上形成巨大的水洼。而妹妹手中，沾满了黏液，看起来乱七八糟的白色礼服——"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「綾瀬っ！」我を忘れて僕は叫んでいた。綾瀬がこの数時間にも数日にも思える長い長い絶望の時間を、いったいどんな状況で、どんな辱めを受けながら、どんな苦しみを感じていたのか——そして今どうなっているのか——麻痺しかけていた怒りと憎しみの感情が急に湧き上がってきた。",
          "zh_text": "「绫濑！」我忘我地叫着。绫濑在这几个小时,在我看来比几天还长的绝望的时间里,到底变成怎样的情况,受到怎样的侮辱,感觉到怎样的痛苦——并且现在怎么样了？——麻痹了的愤怒和憎恨的感情突然爆出上涨了。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "「もうお兄ちゃん。心配しないでいいよ」上からは妹の笑い声が響く。「ほら、綾瀬さんは生きてるよ？」",
          "zh_text": "「哥哥，不用担心了。」上面传来妹妹的笑声。「你看，绫濑还活着吧？」"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "手の中のそれをよく見る。確かに彼女は生きていた。ごほごほと激しく咳き込み、苦しみと痛みに耐えて表情を歪めているようだけれども、それでも生きていた。本当に良かった——。妹はしばし迷ってから、手の中の綾瀬をオルガンの上の高台に置いた。今の僕たちにとっては何メートルもあるような高さだ、絶対に逃がしはしないということなのだろう。",
          "zh_text": "仔细看手里的那个。她确实还活着。剧烈地咳嗽着，表情似乎因痛苦和疼痛而扭曲，但还活着。真是太好了——。妹妹犹豫了片刻，把手中的绫濑放在风琴上的高台上。对现在的我们来说有好几米高，绝对不会让她跑掉。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "「さて、お父さん」父親を手に持ち替えた。「私の中で人がどうなっちゃうか、見た？案外助かってるみたいだね、何もしなければ」",
          "zh_text": "「那么，爸爸。」她把爸爸换到手上。「你看到人在我里面会变成什么样了吗？好像意外地得救了呢，如果什么都不做的话。」"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "パンツをズッと下ろすと、妹のぐっしょりと濡れた下の唇があらわになった。毛がほとんどないおかげか、てらてらと光るそれは逆に不気味に見える。その前へと翳されて、小さな彼は必死に暴れてその指を振り払おうとした。空中へと曝されていて、落ちても結果は何一つ変わらないにも関わらず。",
          "zh_text": "把内裤一放下，妹妹湿漉漉的阴唇就露出来了。也许是几乎没有毛的缘故，闪闪发光的那个反而看起来很瘆人。在那前面的阴影下，小小的他拼命挣扎，想要甩开那根手指。尽管被暴露在空中，即使掉下来，结果也不会有任何改变。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "「じゃ、頑張ってね」片手で襞を開きながら、もう片手の人差し指と親指で、彼はその唇の中に吸い込まれていった。胴を押さえられて、それでも手で必死に入り口に留まろうとしていたが、その上からの巨大な一本の指によって、ほとんど何の取っ掛かりもないかのように奥へ、奥へと吸い込まれていく。",
          "zh_text": "「那，加油哦。」她用一只手拉开褶皱，另一只手的食指和大拇指被放进了她的阴唇里。身体被压住了，尽管如此，他还是用手拼命地想留在门口，却被从上面伸出的一根巨大的手指，几乎毫无招架之力地按进了里面。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "最初はこそばゆい感覚しかなかったようだったが、彼が完全に性器の中に入りきって、その重みを感じ取れるようになるに従って、徐々に中での抵抗を大きく、激しく感じられるようになってきたようだ。妹の喘ぎは徐々に上ずり始め、脚はびくびくと震える。そして空いた片手で無意識にクリトリスを弄り始めた。分泌された愛液は脚の間を滴り落ちて光る。",
          "zh_text": "一开始似乎只有难为情的感觉，但随着他完全进入性器，感受到它的重量，慢慢地感觉到里面的阻力变得更大、更强烈。妹妹的喘气开始慢慢往高涨，腿也开始发抖。然后用空着的一只手无意识地摆弄起阴蒂来。分泌的爱液滴落在两腿之间，闪闪发光。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "「まだまだ……まだまだこんなんじゃないよ」そう言うと、妹は足元に転がっていた、かつて長椅子だった破壊された木片を掴み取った。細長い形で、全体的に鋭い箇所もほとんどないが、形は背もたれや脚のおかげで凸凹に富んでいる。妹はそれを口元へ持っていって咥えこんだ。",
          "zh_text": "「还不够……还差得远呢。」说着，妹妹抓起脚边躺着的曾经是长椅的被破坏的木片。细长的形状，整体上几乎没有尖锐的地方，但由于椅背和腿的缘故，形状凹凸不平。妹妹把它拿到嘴边叼了起来。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "「ひほあひがする」血の味がする。妹は小さく呟いた。",
          "zh_text": "「呸呸呸」有血的味道。妹妹小声说。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "上の唇から取り出したそれは唾液のおかげでぬめぬめとしていた。唾液の甘い匂いが僕の元へも届く。ぼおっと楽しそうにそれを眺めてから、妹はそれを性器の中へと強引に突っ込んだ。確か——その中には——僕のお父さんが——。",
          "zh_text": "从上唇取出的那个，由于唾液的作用，变得滑溜溜的。唾液的甜香传到我的身边。妹妹津津有味地看着它，然后把它强行塞进性器官里。确实——其中有——我的父亲——。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "「あ、は、あぁっ、はぁ」ぬちゅ、と微かに擬音を立てて、ゆっくりと木片を差し込んだ。その中で暴れる自分の親に、入った一筋の光明、希望が、自分を押しつぶす玩具という絶望に変わるのを楽しむように。さっき父親を入れたときよりもゆっくりと、それ自体の感触と、中で暴れる男の抵抗が高まっていくのを楽しみながら、木片を握る手は動いていった。そして木片の半分近くが沈み込んだ。おそらくまだ奥の奥までは行っていないだろう。しかし妹はそこから少し趣向を変えて、その中を掻き回すかのようにゆっくりと木片をねじりこんでいった。その度に妹の身体はびくりびくりと震える。紅潮した呼吸と、熱い体温が教会の空間を埋め尽くす。",
          "zh_text": "「啊、啊、啊、啊」，发出微弱的拟声，慢慢插入木片。就像享受在其中挣扎的自己的父亲，进入的一线光明、希望，变成把自己压垮的玩具的绝望一样。握着木片的手移动得比刚才把父亲放进去的时候还要慢，一边享受着木片本身的触感，一边享受着在里面挣扎的男人的抵抗越来越强烈。将近一半的木片进入体内。恐怕还没走到深处吧。但妹妹改变了主意，像在里面搅动一样，慢慢地把木片拧了进去。每当这时，妹妹的身体就会颤抖。潮红的呼吸和炽热的体温充斥着整个教堂。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "「うぅ、うっ、ううっ——！」徐々に加速し始めたその動きは、次第に単純な抜き差しに変わっていった。小刻みなピストン運動。ぐちゅり、ぐちゅりという粘膜と粘液の出す音。こっちのほうが、さっきのねっとりした動きよりもっと一気に快感を味わえる——。",
          "zh_text": "「呜、呜、呜——！」那个动作开始慢慢加速，渐渐变成单纯的抽动。小幅度的活塞运动。黏膜和黏液发出的「咔嗒咔嗒」的声音。比起刚才那种黏糊糊的动作，这个动作更能让人一口气体会到快感——。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "「あ、ああっ、ああああああっっっ！！！」妹は大きく身体を捩って、叫んだ。絶頂を迎えたようだった。しばらく押し込めるような収縮があって、それが一気に解放へと向かった。教会のほとんどの床を占拠して、下に何があるかなんてお構いなしに、妹は仰向けに倒れこんだ。",
          "zh_text": "「啊，啊，啊啊啊啊啊啊啊！ ！ ！」妹妹使劲扭着身体，叫道。似乎迎来了高潮。有一段时间像是被压制住似的收缩，然后一下子走向解放。妹妹仰面倒在地上，几乎占据了教堂的所有地板，根本不在乎下面是什么。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "「ああ……」浅い呼吸。しばらく巨大な身体は上下に動くだけだった。微かな嗚咽と息を吸う音。そして僕には巨大な心臓が鼓動する音が聞こえた。そのまま数分が過ぎ、徐々に妹の体温は下がっていった。どうしてこんなことになっているんだろう。なんだか考えても仕方の無いことのような気もしてきたけれども。",
          "zh_text": "「啊……」浅呼吸。有一段时间，巨大的身体只是上下移动。微弱的呜咽和吸气的声音。然后我听到巨大的心脏跳动的声音。就这样过了几分钟，妹妹的体温慢慢下降了。为什么会变成这样呢？总觉得这是一件想都没办法的事。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "「あーあ……」妹はその下の唇に刺さっていた木片を抜き取った。ぬぷり、という音が微かに聞こえた。その巨大な顔の前へ言って、回転させながら眺める。すると、愛液まみれになったそれに、微かに赤黒く染まっているところがあるのが見つかった。その隣には、父親が着ていたはずのスーツだけが、粘液にまとわりつかれて木片に接着している。",
          "zh_text": "「啊……」妹妹抽出插在阴唇下面的木片。隐约听到声音。拿到那张巨大的脸前，一边转动一边眺望。于是，我发现它身上沾满了爱液，而且还有一点红黑色。旁边只有父亲穿过的西装，被黏液粘在木片上。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "「えへへ」妹は笑った。可愛らしい笑顔。妹がもっと小さかったときから今に至るまで、今まで見てきた彼女の笑顔の中でも一番、とびきりに晴れやかな笑顔だった。",
          "zh_text": "「嘿嘿。」妹妹笑了。可爱的笑容。从妹妹更小的时候到现在，至今为止看到的她的笑容中，最灿烂的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "「さあ、お兄ちゃん。それじゃあ聞くよ」",
          "zh_text": "「好了，哥哥，那我问问你。」"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "妹はぺたんと座り込んで、目の前にいる僕に話しかけた。妹の顔は相変わらず晴れやか。",
          "zh_text": "妹妹扑通一声坐了下来，和眼前的我搭话。妹妹的脸还是那么灿烂。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "「お兄ちゃんは、綾瀬さんとまだ結婚したいなー……って、思ってる？」",
          "zh_text": "「哥哥还想和绫濑结婚吗？」"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "妹が見つめる、僕のそのさらに後ろには、オルガンの上の高台に置かれた綾瀬が震えていた。結婚式の花嫁から、全てを突然壊されて、家族も友達も全員殺されて、自分は巨大な同性の女の子の性器の中に閉じ込められて、そしてこうしてやっと出てこられた。その顔に笑顔は無く、かといって怒りも無く、ただ無表情で、とてつもない絶望に震えていた。",
          "zh_text": "妹妹盯着我看，在我后面，放在风琴上的高台上的绫濑在颤抖。从婚礼上的新娘到突然被毁掉了一切，家人和朋友全部被杀，自己被关在一个巨大的同性女孩的性器官里，然后这样才出来。她的脸上没有笑容，也没有生气，只是面无表情，因极度的绝望而颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "「僕は……」口を開こうとした瞬間、妹は笑顔で綾瀬さんを掴み取った。胸元に吊り下げられた僕の、ちょうど正面まで持ってくる。綾瀬の無表情が、輝きを失った目が、僕を焦点の定まらない目で見つめていた。",
          "zh_text": "「我……」正要开口的瞬间，妹妹笑着抓住绫濑。把它拿到我挂在胸前的正对面。绫濑面无表情，失去光芒的眼睛，用焦点不定的目光注视着我。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "「ボクは？」上からの声。それだけで全てを感じ取れた。はい、とは絶対に言えない。言ったら、綾瀬の命は一瞬で吹き飛ぶだろう。",
          "zh_text": "「我呢？」上面的声音。光是这样就感觉到了全部。绝对不能说「是」。如果这么说，绫濑的生命可能瞬间就会烟消云散。"
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          "ja_text": "「僕は……しません。結婚なんて——綾瀬さんと結婚なんて、しません、」いつの間にか僕の目からはボロボロと涙が零れ落ちて、空中を通り抜けて下へ下へと落ちていっていた。悔しくて仕方なかった。僕と綾瀬さんと、そしてここまで命を落としてきた全ての人と、こんな目に会わなきゃいけない人なんて一人もいなかったのに。みんなみんな、一人ひとりが良い人で、面白いヤツで、暖かい家族だったのに、それがどうして、どうして、どうして……",
          "zh_text": "「我……不会结婚——我不会和绫濑结婚。」不知不觉间，泪水从我的眼里滴落下来，穿过空中往下掉。后悔得不得了。我和绫濑小姐，还有已经失去生命的所有人，明明没有一个人必须遭遇这种事。大家每个人都是好人，都是有趣的家伙，都是温暖的家庭，这是为什么，为什么，为什么……"
        },
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          "ja_text": "「、しません、綾瀬さんとは、結婚しません、……」片腕で涙を拭った。それでも止まる気配は無かった。しかし、その瞬間、上からハッと息を呑む小さな声が聞こえた。",
          "zh_text": "「不，我不会和绫濑……」我用一只手擦了擦眼泪。即便如此，也没有停下来的迹象。但是，就在这一瞬间，从上面传来了令人屏气凝神的微弱声音。"
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          "ja_text": "「そう。じゃあ綾瀬さんは、いらないね？」",
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          "ja_text": "妹はその小さな身体を両手で掴んで、折った。甲高い悲鳴が届いた気がした。その体は、壁のステンドガラスに向かって飛ばされていって、割って、向こうへ消えた。",
          "zh_text": "妹妹用双手抓住她小小的身体，折了起来。传来了一声尖叫。她的身体飞向墙壁上的彩色玻璃，打碎后消失在了对面。"
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          "ja_text": "新宿のバスターミナルを出てから、もう何時間経ったんだろう。窓に肘を置くと、エンジンの不快な振動が伝わってくる。カーテンに邪魔されて、外の風景すら見ることができない。それでも漏れてくる青白い光が、車内の影を伸ばしたり縮めたり、見ているだけで酔いそうになる。",
          "zh_text": "从新宿的巴士总站出来，已经过去几个小时了。我把胳膊肘放在车窗上，传来引擎令人不快的震动。被窗帘挡住，连外面的风景都看不见。尽管如此，漏出来的青白色的光，还是使车内的影子时长时短，光是看着就令人晕车。"
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          "ja_text": "車内は真っ暗、寝息だらけ。通路の上の非常灯だけが、明滅しながら光っている。それと、ちらほらスマホの光。抑えているつもりだろうけど、青白いバックライトも、イヤホンから漏れる音楽も、遠くからでも筒抜けなくらいはっきり聞こえる。",
          "zh_text": "车内一片漆黑，尽是鼾声。只有信道上的应急灯忽明忽暗地闪烁着。还有稀稀落落的手机灯光。虽然想要压抑，但苍白的背光和耳机里传出的音乐，即使从远处也听得清清楚楚。"
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          "ja_text": "「はあ……」",
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          "ja_text": "もう何度目かも分からない、小さな溜息を少女は吐き出した。",
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          "ja_text": "安いからって、夜行バスを選んだのは間違いだった。ターミナルに来た時点で分かっていたけど、こんなのを使うのは暗い男の人ばかり。寝てたら目的地に着くって言ってたけど、そもそもこんな環境で寝られる訳がない。エンジンの音、光、そして何よりもすぐ隣に人がいるという、この落ち着かない不快感……。ネットの広告を見て予約してしまった自分を恨んだが、今となっては後の祭りだった。今は、ただ我慢のとき。目的地に着くまでの数時間、人でいっぱいの密室に耐えつづけるしかない。",
          "zh_text": "因为便宜而选择夜行巴士是错误的。来候机室的时候我就知道，坐这种东西的都是阴暗的男人。虽然说睡着了就能到达目的地，但在这种环境下怎么可能睡着呢？引擎的声音、光线，还有最重要的是旁边有人，这种无法平静的不快感……。她恨自己看到网上的广告就预约了，但现在已经是马后炮了。现在只是忍耐的时候。在到达目的地之前的几个小时，只能忍受在人多拥挤的密室里。"
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          "ja_text": "隣の人が、びくりと身体を動かす音がした。やけに崩れたかっこうで寝ていた。こいつ、幸せそうに寝やがって……。行き場のない怒りを、少女は頭の中で反芻する。",
          "zh_text": "旁边的人传来身体一震的声音。睡得很死。这家伙睡得很幸福……。少女在脑海中反刍着无处发泄的愤怒。"
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          "ja_text": "寝ているのは分かるけど、顔がこっちを向いているからやたら目に入る。それに、全身もさっきから自分のほうに傾いてきている。アイマスクをしてるし、わざとじゃないんだろうけど。でもせめて反対側、通路のほうを向いて寝てくれないかな……。男の幸せそうな寝顔を見ながら、少女は一人毒づく。当然、それで何かが伝わるわけじゃないんだろうけど。",
          "zh_text": "虽然知道他在睡觉，但因为脸朝向这边，所以经常入眼。而且，全身也从刚才开始向自己倾斜。他戴着眼罩，应该不是故意的。不过至少你能不能朝对面，过道那边睡呢……。看着男人幸福的睡脸，少女独自咒骂。当然，这并不能传达什么。"
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          "ja_text": "夜の高速の、単調な運転が続いた。交通量の少ない道だった。カーテンの隙間から外を見ているうちに、光の輪郭が曖昧になり、ようやく瞼が下りかけてきた、まさにそのときだった。",
          "zh_text": "夜晚的高速，单调的驾驶继续着。这是一条车流量不大的路。就在这时，她透过窗帘的缝隙向外看，光线的轮廓变得模糊起来，眼皮终于要垂下来了。"
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          "ja_text": "肩に、冷たい何かが触れる感覚がした。",
          "zh_text": "她感觉肩膀碰到了冰凉的东西。"
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          "ja_text": "一瞬で眠気が覚めた。意識が戻っていた。肩を動かさないように注意しながら、少女は恐る恐る右側を見た。そこには、男の顔が、少女の肩へほぼ寄りかかるような位置に近づいていた。さっきの気持ち悪い感覚は、きっと男の鼻息だろう。",
          "zh_text": "一瞬间睡意就醒了。恢复了意识。少女小心翼翼地望向右侧，同时注意不要让肩膀动起来。男人的脸靠近少女的肩膀。刚才那种恶心的感觉，一定是男人的鼻息吧。"
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          "ja_text": "こいつ……！",
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          "ja_text": "少女の頭は一気に動き始める。こういう状況のとき、どうするのが正解なのか。我慢する。男を起こす。どこかで降りる。頭の中を、色々な選択肢がよぎる。そんな中、ある邪悪な考えが浮かんだ。普通の女の子なら、ここは嫌な思いをして我慢するしかない。でも、私なら、……私なら、我慢せずに済む方法があるかも。",
          "zh_text": "少女的脑袋一下子动了起来。在这种情况下，怎么做才是正确的呢？忍耐？叫醒男人？在某处下车？脑海中闪过各种选择。在这种情况下，一个邪恶的想法浮现了出来。如果是普通的女孩子，在这里只能忍痛忍受。但是，如果是她的话……如果是她的话，也许有不忍耐的方法。"
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          "ja_text": "普通のときだったら、リスキーな行動はしないはずだった。普通の女の子として考え、普通の女の子として振る舞う。我慢するか、それともせめて一度起きて姿勢を変えてもらうだけで済んだはずだ。でも、少女は今イライラしていた。耐えられなかった。いや、正確には耐えたくなかった。普通の女の子みたいに、嫌なことを我慢して受け入れるなんて性格じゃなかったのだ。",
          "zh_text": "如果是在一般情况下，应该不会做出危险的行为。作为普通女孩思考，作为普通女孩行动。要么忍耐一下，要么至少起来换个姿势就可以了。但是，少女现在很烦躁。她无法忍受。不，准确地说，是不想忍受。她不像一般女孩子那样，能忍受不愉快的事情。"
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          "ja_text": "後ろの席を見た。２人とも寝ていた。前は？前もきっと寝ている。起きている人は、遠くにはいる。でも、前かがみで画面に見入っている。運転手は……そもそもはるか前だし、彼も起きてるんだかよく分からない状態だ。後ろで何かあったところで、きっと気づくことはできないだろう。",
          "zh_text": "她看了看后面的座位。两个人都睡着了。以前呢？之前肯定也在睡觉。醒着的人在远方。不过，她还是前倾着身子看着屏幕。司机呢……本来就是很久以前的事了，他也不知道醒了没有。就算后面发生了什么，他也不会发现吧。"
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          "ja_text": "こいつさえ……こいつさえいなければ、きっと少女は自由に足を広げて寝られるはずだ。誰かに触れられる心配もないし、目的地に着くまでの数時間は格段に楽になるはずだ。",
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          "ja_text": "いや待て、こいつは何の悪いこともしてないんだぞ。どこかにあった良心が咎める。隣の席にもたれかかってきたくらいで、酷い目に合わせるのは――",
          "zh_text": "不，等等，这家伙什么坏事也没做。某处的良心在责备。只是坐在她旁边的座位上，却遭到如此严厉的对待——"
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          "ja_text": "目を閉じた。それから、何かを呟いた。数秒後、再び目を開けたときには、少女の隣には誰も座っていなかった。",
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          "ja_text": "閃光もない。音もない。ただ目を閉じて、それからまた開いただけ。たったそれだけで、さっきまで隣で寝ていたはずの男の姿は、もう誰からも見えなくなっていた。誰かがスマホから目線をわずかに上げ、それからすぐに目を落とした。大丈夫、バレてない。平静を装いながら、少女は目一つ動かさずに中空を見る。どれだけ抑えようとしても、口元に笑みが浮かんでしまうのが自分で分かった。",
          "zh_text": "也没有闪光。没有声音。只是闭上眼睛，然后再睁开而已。就这样，刚才还躺在旁边的男人已经不见了踪影。有人把视线从手机上抬了一下，然后又马上垂下了视线。没关系，不会被发现的。少女装作平静，眼睛一动也不动地看着天空。她知道，无论怎样努力抑制，嘴角还是会浮现出笑容。"
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          "ja_text": "男は、消えてなくなったのではない。まだ、車内に残っていた。でも、いたのは少女の右手の中。豆粒くらいの大きさになって、あまりの出来事にただ言葉を失っていた。全身を、柔らかい複雑な物体が包んでいた。それが誰かの手だと気づくのは、その物体がこれまた複雑な動きで開き、外の光が差し込んでからのことだった。",
          "zh_text": "男人并没有消失。还留在车内。但是，在少女的右手里面。已经变得豆粒那么大了，因为发生的事而说不出话来。全身包裹着柔软而复杂的物体。直到那个物体通过复杂的动作打开，外面的阳光照射进来，他才意识到那是谁的手。"
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          "ja_text": "少女は、ゆっくりと手を開いていた。男の叫び声が聞こえた。ほぼエンジン音にかき消されそうなくらいだけど、一応指を近づけて黙らせる。",
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          "ja_text": "「ごめんね」",
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          "ja_text": "小さくつぶやいて、それから男を隠す場所を探した。見当たらなかったから、下着の中に放り込んだ。それから大きく伸びをした。久々の解放感を味わった。隣に人がいなくなると、こんなにも楽だとは。エンジンの振動も心地よい揺れに変わり、少女は自分でも気づかないほどあっという間に眠りについていた。",
          "zh_text": "小声嘟囔着，然后寻找隐藏男人的地方。没找到，就扔进内裤里。然后伸了个大大的懒腰。她体会到了久违的解放感。旁边没人了，竟然会这么轻松。引擎的震动也变成了舒适的摇晃，少女自己都没注意到，转眼间就睡着了。"
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          "ja_text": "アナウンスの音で目が覚める。いつの間にかぐっすり眠ってしまっていたようだ。カーテンからも、淡い光が差し込んでいた。",
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          "ja_text": "「……！」",
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          "ja_text": "そうだ、忘れていた。隣の席の人。私、ムカついたからって、何の罪もない隣の人を縮めちゃうなんて。それに、あろうことかパンツの中に入れてしまった。逃げ出さないためにだから仕方ないけど、きっと狭くて大変だっただろう。お腹に神経を集中させると、もぞもぞと動く小さな手足を感じることすらできた。",
          "zh_text": "对了，忘了。邻座的人。她一生气就把旁边无辜的人缩小。而且，还把他塞进了内裤里。为了不让他逃出去，这也是没办法的事，但一定很窄很辛苦吧。如果把注意力集中在肚子上，甚至能感觉到有手脚在蠕动。"
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          "ja_text": "すごい。まだまだ、元気みたいだ。私が気持ちよく寝ているあいだも、きっとこうやって動いてくれていたのだろう。隣りに座っただけの、見知らぬ女の子の下着の中に閉じ込められて、そこからどうにか逃げ出すために。きっとそこは、バスの中とは比べ物にならないくらい不快な空間だろう。パンツのごわごわした布と、そして私の熱い肌。バスの細かな振動と、寝ている私の呼吸とが組み合わさり、磔になった彼はずっと重力より何倍も強い力で私の身体にこすりつけられ続けていたのだ。そしてこの位置だから、きっと陰毛や襞や、私の股の間の全てにも……。",
          "zh_text": "好厉害。看起来还很有精神。我睡得舒舒服服的时候，他一定也这样动吧。被困在一个陌生女孩的内裤里，为了从那里逃脱。那里一定是公车里无法比拟的令人不快的空间。内裤上硬邦邦的布料，还有滚烫的皮肤。巴士细微的震动和她的呼吸配合在一起，被固定的他一直以比重力强好几倍的力量在她身上摩擦。而且在这个位置上，阴毛、皱褶、两腿之间一定都有……。"
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          "ja_text": "少女は自分の顔が、赤く火照っていることに気づいた。シートベルトを外すと、少女は勢いよく立ち上がった。",
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          "ja_text": "走行中のバスの狭いトイレの中で、少女は小さな男をつまみ上げていた。",
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          "ja_text": "「乗り心地はどうだった？隣に座った知らない女の子の、パンツの中に閉じ込められて」",
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          "ja_text": "男は何かを叫んでいる。何かを少女に向けて訴えているようだったが、バスの走行音にかき消されて聞き取ることはできなかった。",
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          "ja_text": "白くて細い、陶器製の便座の上に腰掛ける。ずっとパンツに隠されていた、自分の性器をまじまじと見る。生え揃った栗色の毛と、その合間から見える桃色の縦襞。散々おあずけを食らったからか、その唇は驚くくらいじっとりと濡れていて――。",
          "zh_text": "她坐在又白又细的陶瓷座便器上。她目不转睛地盯着藏在内裤里的自己的性器。长满栗色的毛和从中间露出的桃红色的纵褶。大概是被摩擦得太久的缘故吧，她的阴唇湿漉漉的，令人吃惊——。"
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          "ja_text": "「ねえ」",
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          "ja_text": "返事は聞かなかった。",
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          "ja_text": "少女は、男を口元に近づけた。わずかに、男の身体が唇に触れた。それから濡れた舌が出てきて、男の全身をべろりと舐めた。洪水に襲われたかのようだった。全身が、唾液の匂いに覆い尽くされた。いくつもの細い糸が垂れた。味蕾の間にははっきりと白い泡が見えて、少女がわざとよだれを貯めていたのは明らかだった。",
          "zh_text": "少女把男人凑到嘴边。男人的身体稍稍碰到了嘴唇。然后伸出湿漉漉的舌头，舔遍了男人的全身。就像被洪水袭击了一样。全身都被唾液的气味覆盖了。垂下了好几根细线。味蕾之间有明显的白色泡沫，很明显，少女故意蓄了口水。"
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          "ja_text": "それから、少女は男を自分の下腹部に近づけていった。咽せながら、男は懸命に叫んだが、少女の笑い声にかき消された。全身よりも大きなピンク色の襞と、その周りを取り囲む陰毛。数時間そこに閉じ込められて、その匂いも感触も、ありありと思い出せるようになっていた。全ての力を振り絞って脱出しようとした地獄。何かの間違いかもしれないと思っていた。隣に座ったときから、こんなバスには似つかわしくない、無垢で可愛らしい少女だと思っていた。それが、気づいたら彼女の下着の中に閉じ込められていた。信じられなかった。そして今、ようやく自由になれたと思ったら、あっという間にまた同じ場所に戻されようとしている。しかも、少女の顔からは今度は明らかな意図を読み取れた。自分の性欲を満たすという、もっとも下劣で、彼女に似つかわしくない悪意。",
          "zh_text": "然后，少女把男人靠近自己的下腹部。男人一边咽着气，一边拼命地叫着，但被女孩的笑声淹没了。比全身都大的粉红色褶皱和围绕在其周围的阴毛。在那里被关了几个小时，那个气味和触感都变得清晰地回想起来。用尽全部的力量想要逃脱的地狱。我觉得可能是什么地方出了差错。从坐在她旁边开始，我就觉得她是个纯洁可爱的少女，和这种巴士一点都不般配。等我回过神来，才发现自己被关在了她的内裤里。简直不敢相信。而现在，好不容易获得了自由，转眼又要被放回同一个地方。而且，这次从少女的脸上可以看出明显的意图。为了满足自己的性欲，这种最低劣、最不适合她的恶意。"
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          "ja_text": "中に挿れる前に、少女はまず彼の顔を陰毛に近づけた。この数時間戦ってきた相手だから、その匂いや粘り気には慣れてきているのかもしれない。それでも、この可愛そうな男には、私の全てを味わってほしい。それは、彼が人生の最後に味わうものだから。暴れる彼を簡単に抑え込んで、少女の細い指は男を自分の陰毛にこすりつける。",
          "zh_text": "在被插进去之前，少女先把他的脸靠近阴毛。因为是战斗了几个小时的对手，也许已经习惯了它的气味和粘性。尽管如此，她还是希望这个可爱的男人能品尝我的一切。因为那是他在人生最后体味的东西。少女用纤细的手指在自己的阴毛上蹭了蹭，轻而易举地压制住了狂暴的他。"
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          "ja_text": "まずはゆっくり、ちょっとずつ。道具を使うときと同じように、まずは周囲の、気持ちいいと言うよりはくすぐったいところから入念に刺激していく。生えかけの毛穴に、彼の小さな頭がぶつかる。そのたびに、男には殴られるような衝撃が、少女にはこそばゆい感触が走る。",
          "zh_text": "首先要慢慢来，一点一点地。就像使用工具一样，首先要从周围令人感到舒服的地方开始，仔细地刺激。他的小脑袋碰到了刚长出来的毛孔。每一次，男人就像挨了一拳，而少女则感到羞愧。"
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          "ja_text": "次第に、指の動きはヒートアップしていった。少女の頭の中から、彼が壊れてしまうかもしれないという心配が抜け落ちていく。単純に、頭の中にあるのは自分が気持ちよくなることだけ。全身を強くつままれ、激しく頭を少女の身体にぶつけられ、彼が悲鳴を上げるのも構わず、その何倍もの力をかけて自分の身体にこすりつけていく。彼の意思なんてない。単純に、ディルドとして、股間に刺激を与えるための道具として、ディルドの代替物として彼の身体を性器にこすりつけていく。",
          "zh_text": "渐渐地，手指的动作变得热烈起来。少女脑子里对他可能会崩溃的担心逐渐消失。很简单，脑子里只想着让自己舒服。全身被用力抓住，头猛烈地撞在少女身上，她不顾他的惨叫，用尽数倍的力气往自己身上蹭。没有考虑他的意思。单纯地，作为阴茎，作为刺激股间的工具，作为阴茎的代替物，用他的身体摩擦性器官。"
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          "ja_text": "バスが縁石のようなものに乗り上げ、ガタンと車内が大きく揺れた。それに合わせて、少女の指が大きく滑る。瞬間、自由落下に近い衝撃で男の足が彼女の陰核に当たった。",
          "zh_text": "巴士撞到了一块类似石头的东西上，车内咣当地剧烈摇晃起来。少女的手指也随之大幅滑动。瞬间，近乎自由落体的冲击让男人的脚击中了她的阴部。"
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          "ja_text": "「！！！！！」",
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          "ja_text": "電撃のような快感が走る。視界が白くなる。あまりの衝撃で、一瞬腰が浮いてしまった。イキそうになったのをなんとか抑え込んで、便器の中に落ちかけた男の体を掴んだ。髪も服も、少女の汗と愛液の混ざったものでずぶ濡れになっていた。全身を大きく震えさせていて、力に耐えながらなんとか息を吸っているという風情だった。惨めだった。",
          "zh_text": "闪电般的快感扑面而来。视野一片白茫茫。因为太大的冲击，一瞬间她的腰都腾空了。她努力压住差点要高潮的快感，抓住了他快要掉进马桶里的身体。头发和衣服都被少女的汗水和爱液混在一起，湿透了。他全身剧烈地颤抖着，好像是强忍着用力吸气的样子。太惨了。"
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          "ja_text": "「じゃあね」",
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          "ja_text": "そうつぶやいて、少女は彼を自分の陰唇に差し込んだ。躊躇いはなかった。身体の奥まで、ずぶりと届く刺激を求めていた。ずぶ濡れの小さな身体は、拍子抜けするほどあっさりと入った。中で指を離す。自分の中で、暴れている小人の感触を味わう。窒息しそうなほど狭い洞窟の中、粘膜に揉まれて懸命に暴れる感触。まだまだ元気だからか、思った以上の充実感があった。暖かい、動く１人の人間。それが、今自分の中の、一番恥ずかしい洞窟の中に閉じ込められている。これだけで、心の奥底の深い部分、性欲よりも根源的な欲求が満たされていくのを感じる。",
          "zh_text": "小声说着，少女把他塞进了自己的阴唇。毫不犹豫。她在寻求能够直达身体深处的刺激。湿漉漉的小身体一下子就进去了。在里面放开手指。在自己的体内，体会着挣扎的小人的感触。在狭窄得令人窒息的洞穴中，被粘膜摩擦拼命挣扎的触感。也许是因为身体还很好吧，有一种超乎想象的充实感。温暖的、会动的一个人。现在却被关在自己最羞耻的洞穴里。仅仅如此，就能感觉到内心深处比性欲更根本的欲望得到了满足。"
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          "ja_text": "でも、これだけでは足りなかった。小人だけの力じゃ、弱すぎるのだ。もう一度指を膣の中に入れて、身体の端を爪の先でつまんだ。そのまま、小刻みなピストン運動を開始した。きつく閉められた両の襞から、彼の身体がゆっくり出し入れして、そのたびに指では届かない絶妙な位置に彼の全身が当たる。小さな腕が、足が、懸命に動いて、一回の往復ごとに違う感触が少女の触覚に届く。",
          "zh_text": "但是，这还不够。小人的力量太弱了。再次将手指伸进阴道，用指甲捏住身体的一端。就这样，开始了小幅度的活塞运动。他的身体慢慢地从拉得紧紧的两褶里伸出来，每次都碰到手指无法触及的绝妙位置。他的小臂、小脚都在拼命地移动，每一次都能感受到不同的触感。"
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          "ja_text": "彼の身体が馴染んでくると共に、徐々に出し入れのペースも早くなってきた。男の手足の弱い刺激を、少女の指の強い刺激が置き換わるようになっていった。もはや、男の動きすら感じられない。一秒に数回という、小さな肉体がとても耐えられない高速の動きで、もはや抵抗する手足も折れているのかもしれない。あるいは、溢れ出る愛液に窒息したか。でも、少女の頭の中にそんな考えはない。彼女の意識にあるのはもっと、もっとという疼きと、それを満たすための手の動きだけ。出して、入れて、出して、入れて。その単調な運動と、上下左右の揺れが複雑な動きを生み出し、男の弱い身体を彼女の膣の中のあらゆる敏感な粘膜を刺激する。",
          "zh_text": "随着他的身体逐渐适应，进出的速度也慢慢加快了。男人手脚柔弱的刺激，逐渐被少女手指的强烈刺激所取代。已经感觉不到男人的动作了。一秒钟几次，小小的肉体无法承受的高速运动，可能连抵抗的手脚都已经折断了。或者是被溢出来的爱液窒息了？但是，少女的脑子里并没有这样的想法。她的意识里只有更多、更多的疼痛，以及为了满足疼痛的手的动作。拿出来，放进去，拿出来，放进去。单调的运动和上下左右的摇晃产生复杂的动作，刺激着男人脆弱的身体，刺激着她阴道里所有敏感的粘膜。"
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          "ja_text": "もう一度、バス全体が大きく上に持ち上げられた。それと同時に、男の身体が暴力的に揺さぶられ、彼女の膣の一番奥の部分へと突き上げられた。",
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          "ja_text": "静かな空間で、一人でするのは全く違う、予測できない暴力的な揺れ。それがダイレクトに性器への刺激に変換され、少女はかつてないほどの絶頂を迎えた。心臓の鼓動と、荒い呼吸。快感の余韻が薄れていくと共に、聴覚に再び周囲の音が戻ってくる。",
          "zh_text": "在安静的空间里，一个人进行完全不同的、无法预测的暴力摇晃。这直接转换成对性器的刺激，少女迎来了前所未有的高潮。心脏的跳动和急促的呼吸。随着快感的余韵渐渐淡去，周围的声音再次回归听觉。"
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          "ja_text": "唇をほじくり、中から男をつまみ上げた。足を上にして、男の身体はだらりと垂れ下がっていた。微かに呼吸こそしているようだったが、ほとんど動きらしい動きはもう感じられなかった。てらてらと、少女の体液が光沢を放っていた。服は赤く染まっていた。きっと、流血しているのだろう。",
          "zh_text": "她抠着阴唇，从里面抓起一个男人。男人的脚朝上，身体耷拉着。似乎还在微微呼吸，但已经感觉不到任何像样的动作了。少女的体液散发出光泽。衣服被染红了。一定是流血了吧。"
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          "ja_text": "どう使おうか悩んでいると、下腹部に冷たい感触を覚えた。そういえば、便座の上に座っていた。出発してからトイレには一度も行っていなかった。",
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          "ja_text": "にんまりと笑みを浮かべて、最後に男を見た。焦点の定まらないその表情には、もはや何の感情も浮かんでいないようだった。",
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          "ja_text": "心のなかでそうつぶやいて、少女は笑みを浮かべたまま、男を便器の中に放り込んだ。透明な水の中に、男の小さな体はあっさりと落ちた。ぽちゃりという、気の抜けるような音がした。",
          "zh_text": "少女在心里这么嘀咕着，带着笑容把男人扔进了马桶。男人小小的身体轻松地掉进了透明的水中。发出泄气的嘭的一声。"
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          "ja_text": "それから目を閉じて、ゆっくりと深呼吸しながら、お腹の力をゆるめていった。数秒後、ちょろちょろという音とともに、少女の小水が股の間から湧き出ていた。長い放水だった。一晩分溜め込んでいたからか、自分でも分かるくらいの恥ずかしい匂いがした。中に浮かんでいる彼は、さぞかし辛い思いをしていることだろう。もし感覚が生きていたら、だけど。",
          "zh_text": "然后闭上眼睛，一边慢慢深呼吸，一边放松腹部的力量。几秒钟后，随着涓涓的声响，少女的小便从两腿之间喷涌而出。放尿的时间很长。可能是因为积攒了一晚上的量吧，她闻到了连自己都知道的难为情的味道。浮在里面的他，想必也很痛苦吧。如果感觉还活着的话。"
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          "ja_text": "拭き終わったトイレットペーパーを、水の中に落とした。もはや、彼の姿は見えなかった。立ち上がり、ズボンを履いて、きれいに手を洗った。数秒後、爆発のように大きい轟音が鳴って、トイレの中身はどこかへと吸い込まれていった。",
          "zh_text": "我把擦完的卫生纸丢到水里。已经看不到他的身影了。站起来，穿上裤子，洗干净手。几秒钟后，一阵巨大的爆炸声响起，厕所里的东西不知被吸到哪里去了。"
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          "ja_text": "扉を開けると、若い男が真ん前に立っていた。呆然と立ち尽くしていた。扉越しに、漏れた音が聞こえていたのかもしれない。考えるよりも先に、彼にも呪文をかけていた。縮んだその肉体を、同じように手の中に握って、座席に持ち帰った。少しどうするか悩んだあと、口の中に放り込んで、ごくりと飲み込んだ。朝食がまだなことに気づいたからだ。それから、少女はゆったりと足を伸ばして、窓の外を見た。",
          "zh_text": "打开门，一个年轻男子站在正前方。他呆呆地站在那里。隔着门，可能听到了漏出来的声音。在思考之前，她对他也施了咒。把那缩小的肉体同样握在手中，带回座位。她犹豫了一下该怎么办，然后把他放进嘴里，咕嘟一声吞了下去。因为发现早餐还没吃。然后，少女缓缓伸长双腿，望向窗外。"
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          "ja_text": "バスは、山合いの暗いトンネルを抜けて、ようやく目的地のある平野部に入っていた。カーテンを開けると、日の出の鮮やかな光が飛び込んできた。雲ひとつない朝焼けだった。きっと、今日は素晴らしい一日になるだろう。少女はもう一度伸びをして、これから始まる新たな旅に胸をときめかせていた。",
          "zh_text": "巴士穿过山间昏暗的隧道，终于进入了目的地所在的平原地区。拉开窗帘，日出的灿烂阳光照了进来。朝霞万里无云。今天一定会是美好的一天吧。少女再次伸了个懒腰，为即将开始的新旅程而激动不已。"
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          "ja_text": "そのとき、はるか遠くから、階段を下りるような音がした。初めて聞く、自分以外の誰かの音。壁越しのその足音は、物一つない密室の中によく響いた。まるで映画のオーケストラのように、その音は次第に高く、大きくなっていって——",
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          "ja_text": "きょとんと、目の前の少女は首を傾けた。彼女が、助けにきたわけではないのは明らかだった。この状況を見ても、何の同情心も湧いていないらしい。ということは、やっぱり彼女が犯人なのか……。",
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          "ja_text": "私を正面から見下ろしながら、自由な少女は何かを差し出した。何の変哲もない、それは透明なペットボトル。その中に、きらりと光る500mlのミネラルウォーターは、まさに今一番欲しかったもので——。",
          "zh_text": "自由少女从正面俯视着我，递出了什么东西。没什么特别之处，那就是透明的塑料瓶。其中，闪闪发光的500ml矿泉水正是我现在最想要的——。"
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          "ja_text": "瞬間的にペットボトルから口を離して、全身を揺らして激しく咳き込んだ。ようやく手に入れた、何よりも欲しかった水のしずくが口から飛び出ていく。何度も口を大きく開く。それでも、さっき確かに感じ取った「何か」は出てくることはなかった。",
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          "ja_text": "「待って」",
          "zh_text": "「等一下。」"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "久々に出した声は、奇妙に上ずった。さらに何度か咳き込んだ。",
          "zh_text": "久违的声音，奇妙地上升了。又咳嗽了几次。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「あなた、何をしたの？」",
          "zh_text": "「你做了什么？」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "目の前の少女に叫ぶ。彼女——ユイは、変わらず目の前で笑みを浮かべていた。",
          "zh_text": "对着眼前的少女叫道。她——结衣，依旧在眼前浮现出笑容。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「分かってるでしょ。全部言ったんだから——今のは田中くん。あなたにペットボトルを渡そうと思ったんだけど、買ったまんまじゃつまらないから。小さめの男の子を入れてバレないか試してみたってわけ」",
          "zh_text": "「你知道吧？我都说了——刚才那个是田中。我本来想把塑料瓶给你的，但就这样多没意思，所以就放了个缩小的男生进去看看会不会被发现。」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「——！」",
          "zh_text": "「——！」"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "やっぱり、そうなんだ。さっき飲み込んだのは、飲み込んでしまったのは、自分と同じ学校の、顔も性格もよく知ってる同級生の男の子。だとすると今、お腹の中に感じるこの感触、さっきまでの空腹とは打って変わって、わずかに心地よく感じるこの重みは——。",
          "zh_text": "果然是这样。刚才吞下去的，吞下去的，是和自己同校的，长相和性格都很熟的同班男生。如果是这样的话，现在肚子里的这种感触，和刚才的空腹完全不同，略微感到舒服的重量——。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「ぐえ——」",
          "zh_text": "「呜——」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "頭で考えるよりも早く、本能的な嘔吐感がやってきて、身体の全てを持ちあげる。鎖がじゃらじゃらと音を立てる。全身を震えさせる。それでも、私の勝手な身体は何も吐き出してくれず、何度も喉を震わせて、それでも駄目で、拘束された右手の指をなんとか喉元へ近づけようとしたそのとき——",
          "zh_text": "脑子里还没来得及思考，本能的呕吐感就来了，把身体全部撑了起来。锁链发出哗啦哗啦的声音。全身颤抖。尽管如此，我任性的身体却什么也没吐出来，喉咙不停地颤抖着，即便如此还是不行，就在我试图将被束缚的右手手指靠近喉咙的时候——"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「ダメ」",
          "zh_text": "「不行。」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "冷たい声がしたと思うと、口の中に柔らかい何かが入った。体温の熱さだった。大きく目を見開いた。視界は、ユイの顔に覆い尽くされていた。彼女の長い前髪が、私のおでこに触れた。両手で顔を抑えられ、目を逸らすことさえ許されずに、彼女の大きな舌は私の口の中を蹂躙していった。",
          "zh_text": "一个冰冷的声音传来，嘴里好像有什么柔软的东西。是体温的热度。我睁大了眼睛。我的视野被结衣的脸覆盖了。她长长的刘海碰到了我的额头。她的大舌头在我的嘴里肆意蹂躏，双手捂着脸，眼睛都不能移开。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「……ダメ」",
          "zh_text": "「……不行。」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "息も絶え絶えのミナをよそに、涼しい表情を浮かべたユイは言う。",
          "zh_text": "结衣不顾奄奄一息的米娜，一脸若无其事地说。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "「吐き出しちゃダメ。深呼吸して」",
          "zh_text": "「别吐出来，深呼吸。」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "彼女の目を、灰色の瞳を見ているうちに、不思議とミナの呼吸も落ち着いていく。数回息を吸って、吐き出す。",
          "zh_text": "看着她灰色的眼睛，米娜的呼吸也不可思议地平静下来。吸气几次，再呼出。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「口直し」",
          "zh_text": "「张嘴。」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "平気な顔で、ユイは私の口の中に唾液を垂らしていった。空中に甘い香りが漂った。悔しい、怒っているはずなのに。その透明な液体を飲むと、私の気持ちが穏やかになっていった。まるで魔法のようだった。",
          "zh_text": "结衣满不在乎地往我嘴里滴唾液。空中飘荡着甜香。明明很不甘心，很生气。喝下这种透明的液体，我的心情渐渐平静下来。简直就像魔法一样。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「でも、こんな……生きた人間を、飲み込むなんて」",
          "zh_text": "「可是……竟然把活人吞了下去。」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「初めて見たわけじゃないでしょ？」",
          "zh_text": "「不是第一次吧？」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "こともなげに、ユイは言う。そうだ、私はもう知っている。ユイが生きた人間を縮められること、そしてこんなふうに……生きたまま食べ物として飲み込んでしまうこと。というか、私がこうして気絶して監禁される前、最後の瞬間として記憶に残っているのがまさにその瞬間で……。",
          "zh_text": "结衣若无其事地说。对了，我已经知道了。结衣把人缩小，然后是这样……作为食物吞下去。或者说，在我这样昏厥并被监禁之前，记忆中最后的瞬间就是那个瞬间……。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「告白して、恋人同士の関係になって」",
          "zh_text": "「向你表白，发展成恋人关系。」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "ユイの深い瞳が、私を見下ろす。",
          "zh_text": "结衣那双深邃的眼睛俯视着我。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「何度かデートして、はじめて家に行って。そこで、私、魔法少女なんだっていったよね。それも漫画やアニメのなんかじゃない、とびっきりダークで残酷なやつ……」",
          "zh_text": "「约会了几次，第一次去我家。在那里，我说我是魔法少女，而且不是漫画或动画里的那种，是非常黑暗残酷的那种……」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "その瞳は、私を囚えて離さなかった。それは魔法のような、不思議な深い光をまとっていた。",
          "zh_text": "那双眼睛紧紧地锁住了我。它披着魔法般不可思议的深邃光芒。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "あれは、今から１年以上前の話。何回目かのデートで、カラオケをして買い物をして、ひとしきりお喋りも楽しんだあとに、疲れたねって休める場所を探すことになって、それで一人暮らしをしているユイの家にあがることになった。",
          "zh_text": "那是1年多前的事了。不知道是第几次约会，我们一起唱卡拉ok，一起买东西，聊得很开心，聊累了，想找个地方休息，就去了独居的结衣家。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "大人の階段上がっちゃうかも、なんて。のんきに、私はそんな妄想をしていた。でも、部屋に入って、扉の鍵を閉めて。彼女は、もっと大切な話をしようとしていた。それが、魔法のこと。",
          "zh_text": "说不定会爬上大人的台阶。我不慌不忙地做着这样的妄想。但是，进了房间，锁上门。她想说更重要的事情。这就是魔法。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "『世界中の少女たちの中でごく稀に、何らかの特殊な能力＝魔法を使うことができるようになる子たちがいて、彼女たちは魔法少女と呼ばれる。魔法のステッキも、不思議な倒すべき敵もいないけど、彼女たちは能力が消えるまでの数年間、その能力を自由に使うことができる』",
          "zh_text": "『在世界上的少女中，有非常稀少的，能够使用某种特殊能力=魔法的孩子们，她们被称为魔法少女。虽然没有魔法手杖，也没有不可思议的应该打倒的敌人，但是她们在能力消失之前的数年间，可以自由使用那个能力。』"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "最初に聞いたのはその部分だけで、ユイは冗談を言うような性格の子に見えなかったから、急に何を言い出すんだろうと思ってびっくりした。でも、本当にびっくりしたのはその後——彼女は何の種もしかけもない消しゴムを取り出すと、それをするすると縮めていったのだ。後に残った消しゴムは、米粒大にまで縮んでいた。種も仕掛けもない。呪文もステッキもない。確かにアニメで見るものよりはずっと地味だったが、それは私が初めて見る「魔法」だった。",
          "zh_text": "最初听到的只是这一部分，因为结衣看起来不像是会开玩笑的孩子，所以我很惊讶她会突然说出什么话。不过，真正让我吃惊的是之后——她取出一块毫无痕迹的橡皮，唰地缩小了。剩下的橡皮已经缩小到米粒大小。既没有种子也没有机关。既没有咒语也没有手杖。确实比动画片里看到的要朴素得多，但那是我第一次看到的「魔法」。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "そんな魔法で何をするのか。私は彼女に聞いてみたが、また今度ね、とはぐらかされた。次に同じ質問をしても、また今度。でも、何度かそれを繰り返したのち、珍しく疲れた様子の彼女に聞いたら、こういうふうに言われた。",
          "zh_text": "要用这种魔法做什么？我试着问她，但她说下次再说吧。下次再问还是同样的答案，一直如此。但是，重复了几次之后，我难得地问了一下疲惫的她，她是这样说的。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「本当に、知りたい？」",
          "zh_text": "「你真的想知道吗？」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「知りたい」",
          "zh_text": "「我想知道。」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「どうして？」",
          "zh_text": "「为什么？」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「どうしてって……」",
          "zh_text": "「为什么……」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "頭を掻く。",
          "zh_text": "挠了挠头。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「私たち、恋人同士でしょ。内緒はやめよ」",
          "zh_text": "「我们是恋人，不要保密。」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "続ける。",
          "zh_text": "继续。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「魔法の話をするとき、ユイ、楽しそうに見えない。何か、魔法のことで悩んでるんでしょ？言わなくても分かる」",
          "zh_text": "「说魔法的时候，结衣看起来不开心。你一定在烦恼魔法的事吧？不用我说也知道。」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "はっと、息を呑む声がする。",
          "zh_text": "我倒吸了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「悩むのはいい。大変だと思う。でも、それを内緒にしちゃダメ。内緒にしたら、１人で苦しむことになる。そんなの、ダメ。苦しいことも、悩んでることも、全部私に話して」",
          "zh_text": "「烦恼是可以的，我也觉得很辛苦。但是，不能保密。如果保密了，就会一个人痛苦。这样不行。把痛苦的事，烦恼的事，全部告诉我。」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "沈黙があった。互いに黙っていた。数秒の間があって、ユイが口を開いた。",
          "zh_text": "一阵沉默。彼此都沉默着。过了几秒钟，结衣开口了。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「人を、殺すの」",
          "zh_text": "「杀人」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「人を、殺す？」",
          "zh_text": "「杀人？」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "予想外の単語だった。上ずりそうな声を、あわてて抑える。",
          "zh_text": "这个词出乎我的意料。她慌忙压低了声音。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「そう。人を殺す、暗殺する……それが私の、魔法少女としての仕事」",
          "zh_text": "「对。杀人、暗杀……这就是我作为魔法少女的工作。」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "それから、ユイは全てを説明してくれた。",
          "zh_text": "然后，结衣把一切都告诉了我。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "魔法少女は、この日本にはユイの他にもたくさんいる。能力は人それぞれ。物体を爆発させる、ものを瞬間移動させる、人を思い通りに操る……。能力は１人につき１つで、選ぶことはできない。気づいたら能力が発露していて、最初はそれが魔法だということにも気づかないのだという。",
          "zh_text": "在日本，除了结衣还有很多魔法少女。能力因人而异。使物体爆炸、瞬间移动物体、随心所欲地操纵人……。每个人只有一个能力，无法选择。当她意识到的时候，她的能力已经表现出来了，一开始她甚至没有意识到这是魔法。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "魔法少女たちは存在しているものの、彼女たちに指示を出すマスコットやステッキがいるわけではなく、倒すべき敵や回収すべきカードもない。それなら何をするのかというと、普通に会社やお金持ちの偉い人からの依頼をこなすのだという。それは、魔法が存在するということを見逃してもらっている代わりの、半ば義務のような仕事だった。そしてその依頼の大半、いやほぼ全てを占めているのが、暗殺という任務だった。",
          "zh_text": "魔法少女们虽然存在，但是没有可以向她们发出指示的吉祥物和手杖，也没有应该打倒的敌人和应该回收的卡片。那么要做什么呢？一般来说，就是完成公司或有钱有势的大人物的委托。那是为了让她们忽略魔法的存在，而做的半义务的工作。而在所有委托中，暗杀任务占据了一大半，不，几乎是全部。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "誰かを殺す。それだけなら、銃でもナイフでも薬物でも、世界にはあらゆる種類の殺し方が存在する。でも、現代の殺しはそんなにシンプルじゃない。現代で、一番喜ばれる暗殺は誰にも決して暗殺と分からない暗殺だった。もちろん、そんなのすごく難しい。科学が進歩すれば進歩するほど、あらゆる痕跡は明らかになる。だけど、魔法少女たちに科学は通用しない。どんな論理的な名推理も、論理の箍から外れた少女たちを捉えることはできない。未解決の事件や、そもそも事件としてすら認識されない事故——その大半の裏で、少女たちの魔法が暗躍していた。",
          "zh_text": "杀掉某人。如果只是这样的话，世界上有各种各样的杀人方式，枪也好，刀也好，药物也好。不过，现代的杀人可不那么简单。在现代，最受欢迎的暗杀是谁也不知道是暗杀的暗杀。当然，这很难。随着科学的进步，各种痕迹会越来越明显。但是，科学对魔法少女们是行不通的。无论多么合乎逻辑的名推理，都无法抓住脱离逻辑束缚的少女们。未解决的事件，甚至都不被认识为事故——在这些事件的背后，少女们的魔法在暗中活动。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「私の能力——物体を縮めるという力は、そういう任務には最適だったんだ」",
          "zh_text": "「我的能力——缩小物体的力量，最适合执行这种任务了。」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「どうして？」",
          "zh_text": "「为什么？」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「死体が残らないから。小さくしちゃえば、誰にも見えない。殺しが得意な魔法少女はいっぱいいるよ。爆発の能力を持ってる子とか。でも、何かがあったってことは絶対分かる。それは、リスクとしてとても大きい。でも、私の能力は……」",
          "zh_text": "「因为不会留下尸体。如果缩小的话，谁都看不见。擅长杀人的魔法少女有很多。比如拥有爆炸能力的孩子。但是，我们绝对知道发生了什么事。这风险是非常大的。但是，我的能力……」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "縮めた物体は、誰からも見ることはできない。",
          "zh_text": "缩小的物体，谁都不会注意到。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "人を縮めれば、文字通り、蒸発したかのようにこの世界から消してしまえる。",
          "zh_text": "如果把人缩小，就会像蒸发了一样从这个世界消失。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「でも、縮めた相手はどうするの？もしかして、ほとんど見えないくらいまで縮めちゃえるの？」",
          "zh_text": "「可是，缩小了的对方怎么办？难道可以缩小到几乎看不见吗？」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「ううん、それは無理。私は、一番小さくできてせいぜい５ｃｍくらい」",
          "zh_text": "「不，那不可能。最小的也就5cm左右。」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「じゃあ、５ｃｍになったターゲットは、どうなるの？」",
          "zh_text": "「那么，缩小到5cm的目标会怎么样呢？」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「それは……」",
          "zh_text": "「然后……」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "ユイは珍しく口ごもった。",
          "zh_text": "结衣罕见地支支吾吾起来。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「誰にも言わないって、約束する？」",
          "zh_text": "「你答应我不对任何人说吗？」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「言ったでしょ。約束する」",
          "zh_text": "「我说过了，我保证。」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「分かった」",
          "zh_text": "「知道了。」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "少女は目を閉じて深く息を吸う。それから決心したかのように言った。",
          "zh_text": "少女闭上眼睛深深吸了一口气。然后下定决心似的说。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「食べてるの。食べて、消化する。そうしたら、死体は、どこにも残らない」",
          "zh_text": "「吃掉，吃完消化掉，这样尸体就不会留在任何地方了。」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "あのとき、私は何と返したっけ？びっくりしたのは覚えている。ターゲットを、人間を、食べる。まるで、お菓子か食べ物みたいに。ユイの——私の恋人の、その細い喉を、生きた人間が通っていく。そして、お腹の中で、文字通りこの世界から「消される」。次の日には、ターゲットが存在していた証拠はどこにもなくなり、少女は依頼の報酬と新たな名声を得る。",
          "zh_text": "那个时候，我怎么回答的来着？我记得当时吓了一跳。吃掉目标，吃人。就像点心或食物一样。一个活生生的人从结衣的——我的恋人那纤细的喉咙里走过。然后，在肚子里，名副其实地被从这个世界「抹去」。第二天，目标存在过的证据消失得无影无踪，女孩得到了委托的报酬和新的名声。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "彼女と会ってデートしていても、そのことはずっと意識の端にあった。目の前の女の子が、恋人が、仕事と称して罪のないターゲットを殺している。それもとびきり残酷な方法で。生きたまま、飲み込んで、食べる。身体を重ね、綺麗なお腹に触るときだって。誰かが中にいるような気がして、戸惑ってしまうことだってあった。恋人として、彼女を止められない罪悪感を感じるときだってあった。",
          "zh_text": "和她见面约会的时候，这件事也一直在我的意识边缘。眼前的女孩，恋人，以工作为名杀害着无辜的目标。而且是用非常残酷的方法。生吞下去，吃下去。把身体重叠在一起，抚摸漂亮的肚子的时候。总觉得有人在里面，有时也会不知所措。作为恋人，有时也会有无法阻止她的罪恶感。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "それでも彼女を許してきたのは、それが、私の役目だと思ったから。目の前にいる彼女は、こんなに可憐で華奢な見かけなのに、何十以上のターゲットを葬ってきた凄腕の暗殺者。だけど、絶対に証拠を残してはいけないスタイルのせいで、普通の人のように自分をさらけ出すことなどできない。私はそんな彼女の秘密を知る唯一の理解者で、彼女の能力も悩みも罪も、全てを分かってあげられるただ一人の恋人なのだ。彼女によりそうこと。彼女のそばにいること。それが、何よりも彼女のためになることだと信じていた。",
          "zh_text": "尽管如此，我还是原谅了她，因为我觉得这是我的责任。眼前的她，外表如此可爱娇弱，却是埋葬过几十个目标的厉害的暗杀者。但是，因为是绝对不能留下证据的类型，所以不能像普通人那样展现自己。我是唯一能了解她秘密的人，也是唯一能了解她的能力、烦恼和罪过的恋人。在她身边。我相信这是对她最好的事情。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "でも、あるとき。",
          "zh_text": "但是，有一次。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "いつもみたいにユイの部屋に行って、いつもみたいにお茶をして、それから一緒にゲームなんかもして。その終わり際、ユイがトイレに行くために部屋を離れた。そこで、ゲームの騒々しいBGMとは別に、どこからか物音がした気がした。ガサガサという音。まるで虫みたい。でも、聞き間違いじゃなければ、そこに甲高い叫び声も聞こえた。それは人間の声のように聞こえるけれど、なんだか声質のわりに小さくて軽くて……。",
          "zh_text": "像往常一样去结衣的房间，像往常一样喝茶，然后一起玩游戏。结束之际，结衣离开房间去厕所。这时，除了嘈杂的游戏背景音乐之外，我觉得好像有什么地方传来了响动。沙沙的声音。简直像虫子一样。不过，如果我没听错，还能听到尖锐的叫声。那声音听起来像人的声音，但总觉得比音质小而轻……。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "気になって、声のした方向を向いた。そこには、可愛らしい部屋には似つかない、木製の立派なタンスが置かれていた。唾を飲んで、黒い取っ手に手をかけた。できるだけの力をかけると、やっと扉はギギギと開き始めて……。",
          "zh_text": "我很在意，便朝声音传来的方向看去。那里放着一个漂亮的木制衣柜，和可爱的房间一点都不像。我吞了口唾沫，把手放在黑色的把手上。用尽了所有的力气，门终于开始嘎吱嘎吱地打开……。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "私は、息を呑んだ。",
          "zh_text": "我倒吸了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「見ちゃったんだ」",
          "zh_text": "「看到了呢。」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "いつの間にか、後ろにユイが立っていた。",
          "zh_text": "不知道什么时候，结衣站在了我身后。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「いつかは、こうなると思っていたけど……まさか今日に限ってね」",
          "zh_text": "「我知道总有一天会变成这样……没想到就是今天。」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「こ、これ……！この人達……！」",
          "zh_text": "「这、这……这些人……」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "「そう。見覚えある？」",
          "zh_text": "「是吗？有印象吗？」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "親指サイズの小人たちをよそ目に、ユイは平然と話す。まるでそれがありふれたものかのように。",
          "zh_text": "结衣看着拇指大小的小人，平静地说。就好像是很平常的东西一样。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「うちの学校の、バスケ部。それも２３人、全員。びっくりした？」",
          "zh_text": "「我们学校的篮球部，23个人，全部都在。吓到了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「……！」",
          "zh_text": "「……！」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "タンスの中を見る。私の両腕よりも短い、小さな狭い空間の中に、２０人以上の男子生徒たちが閉じ込められている。木目の数ｃｍもない壁によりかかって、両腕を上げて何かを叫んでいる。",
          "zh_text": "看了看衣柜里面。20多名男学生被关在比我的双臂还短的狭小空间里。他靠在木纹不到几厘米的墙壁上，高举双臂在叫喊着什么。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「……あれ、２０人？３人足りない？」",
          "zh_text": "「……咦，20个人？少3个人？」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "「あー、そっか」",
          "zh_text": "「啊，这样啊。」"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "てへ、と彼女は笑う。",
          "zh_text": "她嘿嘿地笑了。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「昨日食べちゃったからね」",
          "zh_text": "「因为昨天吃掉了。」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「食べちゃっ……！」",
          "zh_text": "「吃掉了……」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「前に話したじゃない。私の殺しは証拠を残さない」",
          "zh_text": "「我之前不是说过吗，我杀人不会留下证据。」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "そう言って、ユイは無造作にタンスの中に手を突っ込んだ。新たな悲鳴が上がった。小さな部員たちは手から遠ざかろうと走り始めるが、すぐにタンスの仕切り壁に阻まれた。",
          "zh_text": "说着，结衣毫不费力地把手伸进衣柜里。又响起了新的悲鸣。小社员们开始跑着想要远离手中的手，但马上就被衣柜的隔墙挡住了。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "そして数秒後、ユイは片手に１人の男子を掴んでいた。",
          "zh_text": "几秒钟后，结衣一只手抓住了一名男子。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「だから、ターゲットは全員飲み込んじゃうの」",
          "zh_text": "「所以说，要把目标全部吞下去。」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "ぽい、と。",
          "zh_text": "扑通一声。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "まるでお菓子を口に入れるのと同じくらいの手軽さで、１人の同級生はユイの口の中に放り込まれていった。桃色の唇が閉じる、その最後に小人と目があった。外の世界へと、懸命に上げた悲鳴は彼女の唇に吸い込まれた。",
          "zh_text": "就像把点心放进嘴里一样简单，其中一个同学被放进了结衣的嘴里。粉红色的嘴唇闭上，最后和小人对视了一眼。拼命向外面的世界发出的悲鸣被她的嘴唇吸了进去。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "ごくり。",
          "zh_text": "咕噜。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "生々しい嚥下音が響いた。",
          "zh_text": "响起了生动的吞咽声。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "沈黙が続いた。ユイも、私も、タンスの中に残された小人たちも。",
          "zh_text": "沉默持续着。结衣也好，我也好，留在衣柜里的小人也好。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "何も話さなかった。",
          "zh_text": "什么话也没说。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "何も聞こえなかった。",
          "zh_text": "什么也没听见。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "数秒後、私の声にならない悲鳴が続いた。",
          "zh_text": "几秒钟后，我发出了不成声的悲鸣。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "そして、現在。",
          "zh_text": "然后，现在。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "「ねえ、ミナ……」",
          "zh_text": "「喂，米娜……」"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "足音。",
          "zh_text": "脚步声。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "「前にさ、私が何をしていようと、絶対に味方でいてくれるって言ったよね？」",
          "zh_text": "「你以前说过，不管我在做什么，你一定会站在我这边，对吧？」"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "地下牢のような冷たい空間の中で、ユイは拘束された私に呼びかけてくる。",
          "zh_text": "在地牢般冰冷的空间里，结衣向被绑住的我呼唤。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「うん」",
          "zh_text": "「嗯。」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "私は返す。意識はまだお腹のほうにある。そこには縮められたバスケ部の１人がいるはずだ。９割思い込みだろうけど、微かに何かが動いている気がする。",
          "zh_text": "我回答。意识还在肚子里。那里应该有被缩小了的篮球部的1人。虽然有9成是我的臆想，但总觉得有什么在微微动着。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「……言ったけど、でも、こんな、」",
          "zh_text": "「……说了，可是，这样的……」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「私だって、今回の依頼は受けたくなかったの」",
          "zh_text": "「我也不想接受这次的委托。」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "遮って、ユイが語り始める。",
          "zh_text": "结衣打断我，开始说话。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "「集団失踪なんて大規模すぎるし、私との関係も近すぎるし。でも、いつも良い仕事をくれるお得意様で……だから、今回はちょっと派手にやっちゃった」",
          "zh_text": "「集体失踪实在是太大规模了，和我的关系也太近了。不过，他总是能给我很好的工作……所以，这次就稍微夸张了一下。」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「……いつも、ああやって人を縮めて殺してたの？」",
          "zh_text": "「……你总是那样把人缩小杀死吗？」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「言ったでしょ、そうだって」",
          "zh_text": "「我不是说过了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "足音が止まる。",
          "zh_text": "脚步声停了下来。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「もしかして、信じてくれてなかったの？」",
          "zh_text": "「难道，你不相信我？」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "「そうじゃない」",
          "zh_text": "「不是这样的。」"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "反射的に言って、それから沈黙する。嘘は言っていないと思った。人を縮めて、殺している。それは、本当のことだと思っていた。",
          "zh_text": "反射性地说完，沉默了。我觉得我没有说谎。把人缩小，杀掉。我认为那是真的。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "ただ、驚いているのは……見た光景、聞いた悲鳴、感じた恐怖——それらがあまりにもリアルで、私の感情に訴えかけてきたから。普通の人間を縮め、持ち去り、そして証拠を残さない方法で殺す——生きたまま飲み込む。正直、現実離れしていた。でも、あのとき、それが空想なんかじゃない、現実に起きていることなんだってはっきりと分かった。",
          "zh_text": "只是，令人吃惊的是……看到的景象、听到的悲鸣、感受到的恐惧——因为它们太过真实，触动了我的情感。将普通人缩小，带走，然后用不留证据的方法杀死——活活吞下。说实话，脱离了现实。但是，那个时候，我清楚地知道那不是空想，而是现实中正在发生的事情。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "正直に言えば。",
          "zh_text": "老实说。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "ガールフレンドが暗殺者なんて、ちょっとかっこいいとさえ思っていた。実際、かっこいいから好きだったし。でも、彼らの悲鳴。恐怖。生きて帰りたいという必死の思いと、それを打ち砕く残酷な力。ユイに飲み込まれた同級生の表情、それを難なく飲み込む桃色の唇……。",
          "zh_text": "我甚至觉得女朋友是暗杀者，有点帅。实际上，因为很帅我就喜欢。但是，他们的悲鸣。恐怖。想要活着回去的拼命的想法，和粉碎那个的残酷的力量。同学被结衣吞下的表情，粉红色的嘴唇轻松地吞下这一切……。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「ねえ」",
          "zh_text": "「呐？」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "その唇が動く。",
          "zh_text": "嘴唇在动。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "「実はちょっと、興奮してたりしない？……なんか、顔が赤くなってるけど」",
          "zh_text": "「其实你是不是有点兴奋？……脸都红了。」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "「なってない。絶対」",
          "zh_text": "「没有，绝对没有。」"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "「絶対？」",
          "zh_text": "「绝对？」"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "ユイは遊びたげな目をこちらに向けると、ゆっくりと私の周りを歩き始める。",
          "zh_text": "结衣用玩味的眼神看着我，慢慢地绕着我走。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "「私ね、リスクは残せない立場なの。だから、秘密を知る人は存在しちゃいけない。言ってる意味、分かるでしょ？」",
          "zh_text": "「我的立场是不能留下风险。所以，不能有知道秘密的人存在。我说的意思，明白吧？」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "小さく頷く私の周りを、ユイは一歩ずつ周り続ける。",
          "zh_text": "我微微点头，结衣一步一步地绕着我。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "「でも、あなたには全てを話した。全てを見せた。それはあなたが、好きだったから。あなたに、嘘をつきたくなかったから。でもそれと同じくらい、あなたが——」",
          "zh_text": "「但是，我把一切都告诉了你，让你看了。那是因为我喜欢你，因为我不想对你说谎。但是同样，你——」"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "背後に、いつの間にか回り込まれていた。耳元に、甘い吐息を感じた。",
          "zh_text": "不知何时，她已经绕到我身后。耳边传来甜美的喘息声。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "「あなたが、そういうのが好きって分かってたから」",
          "zh_text": "「因为我知道你喜欢那种东西。」"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "背後から、彼女の細い腕が伸びてくる。",
          "zh_text": "她从背后伸出纤细的手臂。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "両腕が、私の冷たい首元を覆う。",
          "zh_text": "两只胳膊捂住了我冰冷的脖子。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "その長い手は、私の顔の近くまで伸びていき——",
          "zh_text": "那只长长的手，一直伸到我的脸附近——"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "「……！」",
          "zh_text": "「……！」"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "指の間に、また１人の小人がいる。",
          "zh_text": "手指间又有一个小人。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "「ねえ」",
          "zh_text": "「对吧？」"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "耳元の囁き声。",
          "zh_text": "耳边的低语。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "「ほんとはこういう、」",
          "zh_text": "「其实是这样的。」"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "目を見開いて、指の中の小人を見る。小人は何かを叫んでいる。でも、ユイの吐息のほうが、彼の悲鳴よりもずっと大きい。",
          "zh_text": "她瞪大眼睛，看着手指中的小人。小人在叫着什么。但是，结衣的叹息声比他的悲鸣声大得多。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "「残酷な遊びが好きなんじゃないの？」",
          "zh_text": "「你不是喜欢残酷的游戏吗？」"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "否定する。",
          "zh_text": "否定。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "首を横に振る。",
          "zh_text": "我摇了摇头。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "そのたびに、小人が視界の隅に映る。",
          "zh_text": "每当这时，小人就会出现在视野的一角。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "私の恋人の、白くて細い、きれいな指。ほとんど力なんてかけていないはずなのに、筋肉質の身体はそこから動くことすらできなくて、懸命に暴れて、何かを必死に叫んで。ダンスのように、ユイの爪がきらきらと動いて、そのたびにまた新しい悲鳴が聞こえる。",
          "zh_text": "我的恋人那白皙纤细的漂亮手指。明明几乎没有使出什么力气，小人肌肉发达的身体却连动都动不了，拼命地挣扎，拼命地叫喊着什么。结衣的手像跳舞一样闪闪发光地动着，每动一次，又会传来新的悲鸣。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "「……かわいい」",
          "zh_text": "「……好可爱。」"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "いつの間にか。",
          "zh_text": "不知何时。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "私は、ユイの手元に近づいていた。小人が近くに見えた。私の目を覗き込んでいた。はっきりと恐怖していた。私の息がかかった。小人は目を背けた。いつの間にか、鎖は首元から外れていた。",
          "zh_text": "我走到结衣身边。小人就在附近。盯着我的眼睛。很明显地感到恐惧。呼吸到了我的气息。小人转过脸去。不知何时，锁链从脖子上掉了下来。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "「ねえ、今度は」",
          "zh_text": "「喂，这次呢？」"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "ユイの囁き声。",
          "zh_text": "结衣的低语。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "「自分の意思で食べて？」",
          "zh_text": "「顺从自己的意愿吃掉？」"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "その声が、私の理性を溶かした。目の前にいる、生きた人間。つい数日前までは、同じ校舎で学んでいた。その同級生が今、私の目の前で悲鳴を上げている。それを聞くと、罪悪感がこみ上げてくる、そのはずだったのに。",
          "zh_text": "那个声音融化了我的理性。就在眼前，活生生的人。就在几天前，他们还在同一个校舍里学习。那个同学现在在我的眼前发出悲鸣。听到这句话，一股罪恶感涌上心头，明明应该是这样的。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "ゆっくり、ゆっくりと。ユイの綺麗な手のひらに向かって、舌を伸ばしていった。まるで、アイスクリームを舐めるときのようだった。そして、舌の先っぽに、暖かい、小さな感触を感じた。これが、小人の感触。生きた人間の感触。",
          "zh_text": "慢慢地，慢慢地。我把舌头伸向结衣漂亮的手掌。简直就像舔冰淇淋一样。然后，舌尖上有一种温暖的、微小的触感。这就是小人的感触。活生生的人的感触。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "次の瞬間、私はぺろりと小人をすくい上げていた。味はあまり感じない。強いていえば無味。でも、口という敏感な器官の中で、生きた人間が全力で暴れ、必死に動き回る複雑な動きを感じると……どうしてか、面白くなってしまう。",
          "zh_text": "下一个瞬间，我猛地捞起了小人。感觉不到味道。硬要说的话就是无味。但是，在嘴这一敏感的器官中，感受到活生生的人全力以赴、拼命活动的复杂动作时……不知为什么，变得有趣了。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "ごくり。",
          "zh_text": "咕噜。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "嚥下音と同時に、首元から鎖が落ちた。解放感。これが、小人を食べるということ。禁忌をおかすということ。そしてそれ以上に、ユイと同じ気持ちを共有するということ。",
          "zh_text": "随着吞咽的声音，脖子上的铁链掉了下来。解放感。这就是吃小人。违反禁忌。而且更重要的是，要和结衣共享同样的心情。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "次の瞬間、ユイのきれいな顔がやってきて、もう一度私達は長いキスをした。",
          "zh_text": "下一个瞬间，结衣漂亮的脸来了，我们又长吻了一次。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "「ちょうど、困ってたところだったの」",
          "zh_text": "「我正发愁呢。」"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "もう何人かを私に食べさせた後、ユイは隣にもたれかかって私に話しかけた。恋人の、久々の優しい肌の暖かさ。その懐かしい匂いを、私は全身で感じ取っていた。",
          "zh_text": "喂了我好几个之后，结衣靠在我旁边跟我说话。恋人久违的温柔肌肤的温暖。我全身心地感受着那令人怀念的气味。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "「普段は、暗殺って言ってもせいぜい数人なの。だから、食べるのも一瞬」",
          "zh_text": "「一般来说，就算暗杀，顶多也就几个人而已。所以，连吃掉都是一瞬间。」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "そう言って、また１人をつまみ上げる。",
          "zh_text": "说着，又抓起一个。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "指の間の小人は、懸命に命乞いをしていた。目の前の巨大な瞳は、去年まで同じ学校にいた元同級生のもの。ユイに向かって、何かを懸命に訴えていた。",
          "zh_text": "手指间的小人拼命地求命。眼前这双巨大的眼睛，是去年还在同一所学校的老同学。对着结衣，拼命地诉说着什么。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "「でも、今回のは数が多くてね」",
          "zh_text": "「不过，这次的数量太多了。」"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "そのユイは、小人の命乞いには無関心だった。",
          "zh_text": "那个结衣对小人的求饶毫不关心。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "「だから、太っちゃわないか心配だったの」",
          "zh_text": "「所以我担心会胖。」"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "彼女は小人を口の中に放り込んで、飲み込んだ。ごくりという音がした。",
          "zh_text": "她把小人扔进嘴里，吞了下去。传来咕嘟一声。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "「それで、わざわざタンスの中にしまっておいた？」",
          "zh_text": "「所以特意放在衣柜里了？」"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "「そう。気づいてくれるようにね」",
          "zh_text": "「没错，希望你能注意到。」"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "ペットボトルから透明な水をラッパ飲みする。それから、また新しい小人に手を伸ばす。",
          "zh_text": "从塑料瓶里喝透明的水。然后，又把手伸向新的小人。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "「でも、ここまで拒否されるなんて予想外だった。言わないだけで、ほんとはこういうのが好きなんだって思ってたから……」",
          "zh_text": "「但是，拒绝到这种程度，真是出乎我的意料。我只是不说而已，其实我是喜欢这种东西的……」"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "そう言って、ユイは小人を唇の間で挟んだ。",
          "zh_text": "说着，结衣把小人夹在唇间。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "「じゃあ、あそこで私とおっぱじめるつもりだったの？」",
          "zh_text": "「那么，你是打算在那里和我坦白吗？」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "「そう。内緒でワインとか、つけ合わせのおやつとかも用意してたんだ。……すっかり、パーティーでもする気分になってた」",
          "zh_text": "「是啊，我还偷偷准备了红酒和配菜。……我已经完全有开派对的心情了。」"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "ユイは、口の中の同級生を何度も噛んでいた。難しげな顔だった。",
          "zh_text": "结衣不停地咬着嘴里的同学。一副为难的表情。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "「でも、私が抵抗して暴れたから、いったん気絶させて監禁することにした？」",
          "zh_text": "「可是，因为我反抗和挣扎，所以决定先让我晕过去监禁起来？」"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "見習って、ミナも小人を噛んで食べた。口の中で、小さな肉体は簡単に弾けた。奥歯ですりつぶした。スナック菓子みたいで、面白い食感だった。",
          "zh_text": "米娜也跟着学，咬着小人。小小的肉体在嘴里轻易地炸开。用臼齿磨碎了。就像零食一样，口感很有趣。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "「そう」",
          "zh_text": "「是吗？」"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "長い沈黙のあと、ユイは返した。",
          "zh_text": "长时间的沉默后，结衣回答。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "「通報でもされたらと思うと、ああするしかなかった。……でも、一番はショックだったのかな。拒否されるなんて、思ってなかったから」",
          "zh_text": "「一想到会被报警，就只能那样做了……不过，可能是受到了最大的打击吧。因为我没想到会被拒绝。」"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "「まさか、怒ったの？」",
          "zh_text": "「不会吧，你生气了？」"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "「そりゃさ」",
          "zh_text": "「那倒是。」"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "恋人は、ふっと顔を向こう側にそらした。横顔からも、照れているのが分かって、可愛らしい。照れ隠しなのか、まとめて何人かの小人を口の中に放り込んで、そのままいじらしい顔で話した。",
          "zh_text": "恋人突然把头扭向另一边。从她的侧脸可以看出她有些害羞，很可爱。也许是为了掩饰害羞，她把几个小人一起塞进嘴里，就那样用可爱的表情说。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "「だって、私の仕事の話とか、けっこう好きじゃんか。帰ってくるたびに、今日はどんな人だったの、って、思い出させたりして……」",
          "zh_text": "「你不是很喜欢我的工作吗？每次回来，我都会告诉你今天是个什么样的人……」"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "「それは、心配だったから、」",
          "zh_text": "「那是因为我担心。」"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "「心配の人が、仕事の話させながらお腹撫でたりする？」",
          "zh_text": "「担心的人会边说工作边摸肚子吗？」"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "見事なふくれっ面だった。恋人だけに見せてくれる、無防備な顔だった。",
          "zh_text": "那是一张漂亮的脸。那是只给恋人看的毫无防备的表情。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "「それは……」",
          "zh_text": "「那是……」"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "「実際に小人を見たら、急に命がかわいそうみたいな感じになっちゃって。正直、ちょっと傷ついちゃった」",
          "zh_text": "「真的看到了小人，突然觉得生命很可怜。说实话，有点受伤了。」"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "「……ごめん」",
          "zh_text": "「……对不起。」"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "「怒ってないよ。ほら」",
          "zh_text": "「我没生气，你看。」"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "ユイは、いつの間にかミナの正面にしゃがみこんでいた。片手に、制服姿の小人が握られていた。",
          "zh_text": "结衣不知何时蹲在米娜的正对面。一只手上握着一个穿着制服的小人。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "「あーん」",
          "zh_text": "「嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "笑い声。目を閉じて、表情は見えないけど、それでも照れくさそうにしているのが分かる。……ほんとに、かわいい。これが、私の恋人。私だけの恋人。",
          "zh_text": "笑声。她闭着眼睛，虽然看不见表情，但还是看得出她有些不好意思。……真的很可爱。这就是我的恋人。只属于我的恋人。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "ぽとりと、舌の上に落とされた小人を味わった。これが、ユイとの秘密の味。これまでは１人で、これからは２人で、一緒に守っていくもの。唾液が溢れてきたが、すぐには飲み込まなかった。心地よい感触だった。いつまでもこの幸せを、味わっていたかった。",
          "zh_text": "啪的一声，尝到了掉在舌头上的小人。这就是和结衣秘密的味道。到现在为止是一个人，今后是两个人，一起守护的东西。唾液溢出来，但我没有马上咽下去。感觉很舒服。我想永远享受这种幸福。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "それから。",
          "zh_text": "还有。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "ふたりは、ユイの部屋に戻ってきていた。あの密室は、聞けば同業者の知り合いから譲り受けたものなのだという。かつて、ペアで殺しをやっていた時期があるらしい。空になった引き出しを閉じながら、その同業者はどうなったか尋ねたが、ユイはバツが悪そうに笑うだけだった。",
          "zh_text": "两人回到了结衣的房间。听说那间密室是从一位同行的熟人那里继承来的。好像曾经有过一段时间，两人一起杀人。那位同行一边合上空抽屉，一边问她怎么样了，结衣只是不好意思地笑了笑。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "「そういえばさ」",
          "zh_text": "「对了。」"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "露骨に、彼女は話を逸らした。",
          "zh_text": "她露骨地转移话题。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "「今回、暗殺の依頼があったのって、生徒だけじゃないんだ。ほら」",
          "zh_text": "「这次委托暗杀的不只是学生，你看。」"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "そう言って、胸ポケットから何かを取り出す。それは、スーツに身を包んだ１人の男性だった。",
          "zh_text": "说着，从胸前的口袋里掏出了什么东西。那是一个穿着西装的男人。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "「見覚えない？」",
          "zh_text": "「有印象吗？」"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "「……！」",
          "zh_text": "「……！」"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "もちろん、あった。そのすらっとした身体と、汗一つかいたことないみたいな整った顔——それは、ミナがよく知っているバスケ部の先生だったからだ。",
          "zh_text": "当然有。那修长的身材，一张似乎从没出过汗的端正脸——因为那是大家都很熟悉的篮球部的老师。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "「私が元々別の女の子と組んで仕事してたっていう話をしたら、あんた露骨に嫌そうな顔をしたよね。覚えてる？」",
          "zh_text": "「我说我原来和别的女孩子搭档工作过，你露出了明显的厌恶表情，还记得吗？」"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "首を横に振る。",
          "zh_text": "我摇了摇头。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "「……無意識？」",
          "zh_text": "「……无意识？」"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "「そうかも」",
          "zh_text": "「也许吧。」"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "「……まあいいや。で、あんたが私に妬くのと同じくらい、私もあなたの過去に嫉妬してたの」",
          "zh_text": "「算了，就像你嫉妒我一样，我也嫉妒你的过去。」"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "彼女は笑みを浮かべていた。",
          "zh_text": "她露出了笑容。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "「あんた、この先生のこと、好きだったんだって？」",
          "zh_text": "「听说你喜欢这个老师？」"
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          "ja_text": "「……！」",
          "zh_text": "「……！」"
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          "ja_text": "頭に、電撃が走る。",
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          "ja_text": "「ねえ、もしかして殺しの依頼って……」",
          "zh_text": "「你说的杀人委托……」"
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          "ja_text": "「偶然よ。すごい、すごーい偶然」",
          "zh_text": "「巧合，非常非常巧的巧合。」"
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          "ja_text": "笑いながら、彼女は羽織っていたカーディガンを脱いだ。そして、私の胸元に手をかけた。",
          "zh_text": "她笑着脱下身上的开衫。然后把手放在我的胸前。"
        },
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          "ja_text": "「たまたま、大人数の殺しの依頼が来て、たまたま、それが同じ学校の恋人の初恋の相手だったっていうだけ」",
          "zh_text": "「只是碰巧接到了杀害很多人的委托，又碰巧是同校恋人的初恋。」"
        },
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          "ja_text": "彼女は、立ったままの私の両腕を掴んで、ゆっくりとベッドに下ろしていった。間には、初恋の先生の小さな身体が挟まっていた。全身が、熱くなっていた。",
          "zh_text": "她抓住站着的我的双臂，慢慢把我放回床上。中间夹着初恋老师小小的身体。全身发热。"
        },
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          "ja_text": "明日の朝までには、まだたっぷりと時間があった。私の、たった１人の、大切な恋人。彼女のために何ができるか、何をしてあげられるか。将来のことはわからないけど、でも、今この瞬間、この場所では。",
          "zh_text": "到明天早上还有很多时间。我唯一重要的恋人。能为她做些什么，能给她做些什么。将来的事虽然不知道，但是，现在这个瞬间，在这个地方。"
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          "ja_text": "私の全てを、彼女に与える準備ができていた。",
          "zh_text": "我已经做好了把我的一切都给她的准备。"
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          "ja_text": "とある学校の体育館。明るい人工的な光に照らされたコートの上を、ユニフォーム姿の少女たちが駆け回っていた。彼女たちが必死に奪い合うのは茶色いバスケットボール。断続的に響くボールの反射音に混じって、観客席からの必死な応援の声が響いていた。Ａ校対Ｂ校。トーナメント形式の試合の第三戦、一敗も許されない厳格なトーナメントを勝ち上がってきた両校は、ついに今日激突することとなった。",
          "zh_text": "某学校的体育馆。在明亮的人造光照射下，身穿运动服的少女们在球场上跑来跑去。她们拼命争夺的是茶色的篮球。夹杂着断断续续的球的反射声，观众席上传来了拼命助威的声音。A校vs B校。在淘汰赛形式的第三场比赛中，通过一败也不允许的严格淘汰赛晋级的两所学校，终于在今天相遇了。"
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          "ja_text": "宙を舞うボールは幾度となくゴールの輪に入り、その度に観客席からはどこか悲痛な歓声が上がる。試合は行ったり来たりのシーソーゲーム。お互い全く譲るところのない少女たちの全力プレーに、リードは幾度となく入れ替わる。",
          "zh_text": "在空中飞舞的球无数次地飞进球门，每当这时观众席上就会响起一阵悲痛的欢呼声。比赛是来回的拉锯战。在互不相让的少女们的全力配合下，领先者数次交替。"
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          "ja_text": "それでも時間は確かに進んでいき、もう何十度目かの逆転を西校が果たしたところで、コートの隅の時計がタイムアップの笛を鳴らした。試合終了。何十度も繰り広げられてきた伝統の一戦の最終戦は、大激戦でなんとか相手よりも一点多く得点した西校の勝利となった。",
          "zh_text": "尽管如此，时间还是在流逝，当西校实现了第几十次的逆转时，球场一角的时钟响起了计时的哨声。比赛结束。数十次展开的传统一战的最后一战，西校在大激战中总算比对手多得一分，取得了胜利。"
        },
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          "ja_text": "東校の選手は茫然とした様子だったが、それでも身体に染み付いたスポーツマンシップのおかげか、試合後の握手を西校の選手と交わす。しかしその目はどこか虚ろで、試合に負けたどころの放心模様ではなく、見開いた目から涙を流す選手すらいる始末だった。その理由は試合終了を告げるアナウンスで明らかになる。",
          "zh_text": "东校的选手虽然一脸茫然，但也许是受了身上的运动员精神的影响，比赛结束后还是和西校的选手握手。但她们的眼睛却有些空虚，不仅是输掉比赛后的茫然模样，甚至还有选手睁大眼睛流泪。其理由将在宣布比赛结束的广播中揭晓。"
        },
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          "ja_text": "「Ａ校対Ｂ校の試合は、Ａ校が九十一対九十で勝利を収めました。敗退したＢ校は、残念ながら本日限りで廃校となります」",
          "zh_text": "「在A校对B校的比赛中，A校以91比90取得了胜利。被淘汰的B校，很遗憾今天将被废校。」"
        },
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          "ja_text": "そう、このトーナメントは単なる競い合いではなく、敗退すると学校の廃校が決定するという一世一番の大勝負なのだ。負けたＢ校の選手の落胆も理解できる。いくら紙一重の大激戦だったとはいえ、自分たちのプレーによって何十年も続いてきた母校を、かけがえのない友人たちと共に卒業する予定だった母校の廃止を決定してしまったからだ。それはこれまで懸命に勝ち上がってきた二試合の努力も不意になったことを意味する。",
          "zh_text": "没错，这场淘汰赛不是单纯的竞争，而是一场一旦被淘汰就会决定学校废校的不可一世的大比拼。输了的B校选手的沮丧也可以理解。虽然只是一场纸上之战，但因为她们自己的表现，决定废除原本计划与无可替代的朋友们一起毕业的母校。这意味着，之前努力取得胜利的两场比赛的努力也变得没用了。"
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          "ja_text": "「お疲れさまでした。では、最後に両校の選手に大きな拍手をお願いします」",
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          "ja_text": "アナウンスに促されて、観客席から寄せられる大きな拍手。しかしその中でも、代表に選ばれた友人や選手を応援しに駆けつけていたＢ校応援団の中には、あまりの残酷な結果に拍手することすら叶わず、ただ目を手で覆って泣き叫んでいる生徒たちの姿も散見された。まだ比較的冷静な生徒たちも、感情的になっている同級生を見ながら不安げに考えざるを得なかった。「廃校」とは、一体これから何が起こるのだろう、と。",
          "zh_text": "在广播的催促下，观众席上传来了热烈的掌声。但是，在为被选为代表队选手的朋友和选手加油助威的B校拉拉队中，随处可见对残酷的结果连鼓掌都没能做到，只是用手捂着眼睛哭泣的学生。还比较冷静的学生们，看着情绪化的同学，也不得不不安地思考。所谓的「废校」，到底今后会发生什么呢？"
        },
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          "ja_text": "先程まで試合に出場していたある女子選手。勝利の余韻に浸りながら、ジャージ姿で家路へとつく彼女の部活カバンの中に、ある「戦勝品」が入っていた。それが何であるか、彼女は誰に言われずとも理解していた。今日以前に勝ち上がった二試合で、似たようなものを既に貰っていたから。",
          "zh_text": "刚才还在参加比赛的一位女选手。她一边沉浸在胜利的余韵中，一边穿着运动服回家，她的社团活动包里放着一件「胜利品」。那是什么，不用别人说她也能理解。因为在今天之前赢的两场比赛中，已经得到了类似的东西。"
        },
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          "ja_text": "家に帰り、自室のドアを閉め、校名の刻まれた青いバッグのジッパーを開ける。汗でぐっしょりのユニフォームの下に、その「戦利品」は入っていた。ユニフォームと同じくらい、やや大きめの紙のケースは、少々服から染み込んだ自分の汗で汚れてしまってはいたが、その上にははっきりと書かれた文字が見えた。「Ｂ校　三年一組　一同」と。",
          "zh_text": "回到家，关上自己房间的门，打开印有校名的蓝色手提包的拉链。在汗涔涔的运动服下，就藏着那件「战利品」。和运动服差不多大的纸盒，虽然被自己从衣服上渗出的汗水弄脏了，但上面的文本还是清晰可见。「B校三年级一班全体」。"
        },
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          "ja_text": "「ふふ」少女は邪悪な笑みを零す。それからやや少しの間を置いて、彼女はケースの包装を解いた。スリットの開いた蓋を開ける。中身を見て、彼女はよりいっそうの笑みを浮かべた。やや残忍な笑みだ。その笑みを見て、箱の中からは悲鳴が上がった。それもそのはず、箱の中に入っていたのは、五十分の一サイズにまで縮小されたＢ校の生徒たちだったからだ。数センチ、指の第二関節にまでも届かないような大きさの生徒が、箱の中に乱雑に収まっている。人数は三十余人程度、私服の子もいれば、先ほどまで応援していたのだろう、学ランを着て鉢巻きを締めた男の子、中には先ほどまでの対戦相手と思われるユニフォーム姿の女の子まで入っている。少女は期待に微かな歓声を上げた。",
          "zh_text": "「呵呵。」少女露出邪恶的笑容。过了一会儿，她打开盒子的包装。打开开衩的盖子。看到里面的内容，她的笑容更加灿烂了。这是有点残忍的笑容。看到她的笑容，盒子里发出惨叫。这也难怪，因为箱子里装的是缩小到五十分之一大小的B校的学生们。几厘米大小，连手指的第二关节都够不到的学生杂乱地收在箱子里。人数大约有三十人左右，有穿便装的孩子，也有刚才还在为她们加油的穿着校服、系着头巾的男孩子，甚至还有穿着运动服的女孩，看起来像是刚才的对手。少女期待地发出微弱的欢呼声。"
        },
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          "ja_text": "箱の中は大混乱だった。試合が行われていた休日の昼間、半分以上の生徒は学校ではなく、家族と家の中でよくある典型的な日曜日を過ごしていた。それが突然真っ暗な空間に転送され、絶えず揺れ動き、見知らぬ少女の汗の匂いが充満するショルダーバッグの世界の中、試合を観戦していた同級生たちから自分たちの「廃校」が決定した、ということを伝えられたのだった。それから振動と匂い、永遠にも思えるような不安に耐えること一時間弱、今その封印は解かれ、先ほどまで暗闇に支配されていた彼らの視界は、今やジャージ姿の同年代の巨大な少女に埋め尽くされていた。",
          "zh_text": "箱子里一片混乱。在进行比赛的休息日白天，一半以上的学生不是在学校，而是和家人在家里度过典型的星期天。他们突然被传送到漆黑的,不断摇晃,陌生的少女的充满着汗水的气味的挎包的世界中,观战比赛的同学们告诉他们，自己已经被决定「废校」了。接下来，他们忍受着震动、气味和仿佛永远存在的不安，持续了不到一个小时，现在封印被解开了，刚才还被黑暗支配的他们的视野，现在已经被穿着运动服的同龄巨大少女所覆盖。"
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          "ja_text": "「こんにちは」少女は手を振って挨拶した。表情には残忍な笑みが浮かんでいた。適度に日焼けした、黒髪ショートカットの活発そうな女の子。普段なら好意的な印象を抱いてしまうような見た目だが、しかし今は自分の数十倍の大きさとなって、自分たちのことを微笑ましそうに見下ろしている。彼女にとっての笑みは、小さな彼らにとっての恐怖の対象でしかなかった。",
          "zh_text": "「你好。」少女挥手致意。脸上露出了残忍的笑容。适度晒黑，黑发短发的活泼女孩。平时会给人好感的外表，现在却变成了自己的几十倍，微笑着俯视着自己。对她来说的笑容，对他们来说只是恐惧的对象。"
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          "ja_text": "「それじゃあ、まず……私、運動してきたばかりでお腹が空いてるの」証拠を示すかのごとく、彼女の巨大なお腹がジャージ越しにごうと鳴った。「まず、少しごはんを食べさせてね」",
          "zh_text": "「那么，首先……我刚运动了一段时间，肚子饿了。」她那巨大的肚子隔着运动裤发出「嗯」的声音，像是在证明什么。「先吃点东西吧。」"
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          "ja_text": "なぜ突然そんなことを言い出すのか？不思議に思った彼らの戸惑いは、箱の中へと伸ばされた少女の日焼けた腕によって最悪な不安へと変わり、そしてすぐに現実化した。彼らのうちの一人、先ほどまで出かけていたのだろう、私服姿の太り気味の女の子が巨大な手の中に攫われたのだ。遥か上空へと攫われ、自分の何倍も大きい手の中に収められた小さな女の子は必死の悲鳴を上げる。",
          "zh_text": "为什么突然说这种话呢？他们感到不可思议的困惑，被伸到箱子里的少女晒黑的手臂变成了最糟糕的不安，并且很快变成了现实。他们中的一个，大概是刚才出去的，穿着便装，有点微胖的女孩被巨大的手掳走了。被带到遥远的上空，被收在比自己大好几倍的手中的女孩拼命地尖叫。"
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          "ja_text": "「あなた……とてもおいしそう」巨大な少女はわざとらしく舌なめずりをすると、躊躇せずに彼女を口の中へと放り込んだ。かわいらしい赤い唇、白く輝く歯、そして少女らしいピンク色の健康的な口腔が小さな身体を招き入れる。現実離れした、それでいて今目前に広がっている残酷な光景。箱の中のクラスメート、今現に食べられようとしている彼女の友人が狂乱的な悲鳴を上げ、それを見て眼前の巨大な少女はほくそ笑む。くちゅり、くちゅりとわざとらしい音を立てて少女は獲物を貪り、最後に遊ぶように唇をすぼめると、唾液まみれになった小さな上半身が口から飛び出てきた。突然開けた視界に彼女は目を見開き、手を伸ばして眼下のクラスメートに助けを求める。と、その瞬間、赤く濡れた巨大な舌が飛び出してきて、",
          "zh_text": "「你……看起来很好吃。」巨大的少女故意舔了舔舌头，毫不犹豫地把她放进嘴里。可爱的红唇，洁白闪亮的牙齿，还有少女般健康的粉红色口腔，吸引着她小小的身体。这是一幅脱离现实，却又在眼前展开的残酷景象。箱子里的同学，也就是现在正准备被吃掉的她的朋友发出疯狂的悲鸣，眼前的巨大少女看到后露出了窃笑。少女发出咔嗒咔嗒的声音，贪婪地吞食着猎物，最后像玩游戏似的噘起嘴唇，沾满唾液的小小的上半身从嘴里蹦了出来。突然开阔的视野让她睁大了眼睛，伸手向下方的同学求救。就在那一瞬间，一只湿漉漉的巨大舌头飞了出来。"
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          "ja_text": "「ごくり」巨大な喉が動く音が響いた。",
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          "ja_text": "「おいしーい！」たった今一人のクラスメートを飲み込んだ少女は歓声を上げる。自分がしたことの残酷さ、重大さにまるっきり気づいていないかのように。そしてもう一度この箱の中に手を下ろし、あっという間に一人を連れ去ると、すぐに口の中に投げ込んだ。口内に反響する悲鳴。ごくり。それをかき消すかのように、再び残酷で巨大な喉が動いた。",
          "zh_text": "「好好吃！」刚刚吞下一个同班同学的少女欢呼起来。仿佛完全没有意识到自己所做的事情的残酷性和严重性。然后再次把手放到箱子里，不一会儿就把一个人带走了，又马上扔进嘴里。在口腔内回响的悲鸣，仿佛要把它淹没一样，咕咚。残酷而巨大的喉咙再次动了起来。"
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          "ja_text": "一試合終えた後の少女の若い肉体が、一体どれだけの栄養を欲するのか。自分たちの小さい身体に換算して、それはどの程度で収まるものなのか。先ほどまで試合に出場し、今もＢ校のユニフォームを身に着けたままの小さな選手には、いくら考えないようにしても考えざるを得ない問題となっていた。",
          "zh_text": "一场比赛结束后，少女的年轻肉体究竟需要多少营养呢？换算成我们微小的身体，要吸收多少个呢？对于刚才还在参加比赛，现在还穿着B校队服的小选手来说，这是无论怎么不考虑都不得不考虑的问题。"
        },
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          "ja_text": "一口サイズの小さな自分たちの肉体は、少女からしてみれば満腹を感じるのにすら十分ではなく、小腹を収める程度の小さなスナックのような感触だろう。彼女も部活の試合や練習の帰りには、購買やコンビニに立ち寄って、一口サイズのコロッケを買って帰宅するまでの飢えを凌いだものだった。きっと彼女にとって、自分たちはそんな一時しのぎのおやつだ。また少女の巨大な手が下りてきて、泣き叫ぶ級友を掴んで上空へ持っていく。あーんと口を開いて、小さな彼の身体を口の中に投げ込む。ごくり。きっとわざとなのだろう、彼は生きたまま少女の暗い喉を通り、生きたまま少女の胃で地獄の苦しみを味わう。これも全て、私たちが試合に負けたせいなのだろうか？",
          "zh_text": "从少女的角度来看，自己小小的肉体连吃饱都不够，感觉就像小零食一样。她也会在社团比赛或练习结束后，去购物或去便利店，买一口大小的炸肉饼，在回家之前充饥。对她来说，我们一定是一时的点心。又一次少女巨大的手下来，抓住哭喊的同学，把她带到高空。啊地张开嘴，把他小小的身体放进嘴里。咕咚。一定是故意的吧，他活生生地穿过少女黑暗的喉咙，活生生地在少女的胃里品尝着地狱的痛苦。这一切都是因为我们输掉了比赛吗？"
        },
        {
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          "ja_text": "一口、一口、また一口。少女は次から次へと箱の中の学生たちを平らげていった。自分でやっていて、なんて残酷なのだろうと思う。縮小されているとはいえ、彼らも一人一人が未来ある人間。きっと何事も無ければ、私と同じように明日も学校へ行って、友人と話したり部活をしたり、たまには恋愛だったりしちゃって、いつもと変わらない毎日を過ごせたはずだろう。でも、彼らがその代わりに行くのは私のお腹の中。巨大な私に生きたまま飲み込まれて、お腹の中に落ちて行って、完全な暗闇と私の鼓動と血流音だけが低く響く騒音の中で、逃げ出す僅かなチャンスすら与えられずに生きたまま消化されていくのだろう。女の子に食べられて胃の中で死ぬ、なんて残酷な死に方なんだろう。また眼下の箱に手を伸ばしながら、恐怖と絶望に目を見開くユニフォーム姿の女の子を見る。一体どんな気持ちなんだろう。さっきまで一緒に戦っていた対戦相手の選手に、次々とクラスメートを飲み込まれていくというのは。それも彼らが私の胃の中で消えていくのは、元はといえばこの子が試合に負けてしまったからなのだ。",
          "zh_text": "一口，一口，又一口。少女一个接一个地把箱子里的学生们吃光了。自己做这件事，真是太残酷了。虽说缩小了，但他们每个人都是有未来的人。如果没事的话，他们明天一定也会和我一样去学校，和朋友聊天，参加社团活动，偶尔也会谈恋爱，过着和往常一样的每一天吧。但是，他们代替这些去的是我的肚子里。被巨大的我活生生地吞下，落入腹中，在完全的黑暗和只有我的心跳和血流声低低的噪音中，连一丝逃跑的机会都没有，活生生地被消化掉吧。被女孩吃了，死在胃里，这是多么残酷的死法啊。我又把手伸向下方的箱子，看着因恐惧和绝望而睁大眼睛的身穿制服的女孩。到底是怎样的心情呢？被刚才还在一起战斗的对手，一个接一个地吞噬同学。而且他们在我的胃里消失，归根结底是因为这个孩子输了比赛。"
        },
        {
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          "ja_text": "考えながら、手の中に収めた男子をまた飲み込んだ。学ラン姿の元気な男の子だった。胃の中でも暴れている感触が味わえるかと思ったが、小さすぎてよく分からない。さっきまでずっと空腹と戦っていたから、きっと胃液も十分に出てきているはずだ。ジャージの裾をまくって、左手で柔らかなお腹を撫でる。胃の鳴る音がする。この中で沢山の生徒が私の胃と戦っているのだ。耳をすませば声だって聞こえてくる気がする。自分の残酷さが胸を締め付けるたび、それは心の奥底にある深い空洞を満たしていく。その空洞は湿っていて、暖かい。",
          "zh_text": "一边想着，一边又把手里的男子吞了下去。是个穿着校服的活泼男孩。我以为自己能体会到胃里也在骚动的触感，但因为太小，不太清楚。刚才一直在和空腹战斗，胃液一定已经充分分泌出来了。她卷起运动衫的下摆，用左手抚摸着柔软的肚子。我听到胃里的声音。这里面有很多学生在和我的胃战斗。只要侧耳倾听，就能听到声音。每当为自己的残酷而揪心时，它就会填满内心深处的深深的空洞。那个空洞潮湿而温暖。"
        },
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          "ja_text": "剥き出しのお腹に伸ばした手が、無意識にズボンの下へと潜っていった。未だ鳴りやまぬお腹の消化音を聞き、箱の中で怯え切った表情の学生たちを見ながら、パンツの内側を上からなぞる。自分で自分のあそこをいじるなんて、昔はヘンタイみたいで気持ち悪いと思っていた。でも今、こうやって沢山の視線を浴びながらあそこをいじるのは——とても、気持ちいい。",
          "zh_text": "伸向露出的肚子的手，无意识地钻进了裤子下面。听着肚子里的消化声，看着箱子里一脸惊恐的学生们，从上面划过内裤内侧。自己摆弄自己的那个地方，以前觉得变态一样恶心。但是现在，像这样一边沐浴着很多的视线一边摆弄那里——非常，舒服。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ねえ、私って思ったよりヘンタイさんみたい」箱の中の無力な小人さんたちを見下ろして、言う。「君たちのお仲間を食べてたら、なんだか気持ちよくなってきちゃった」",
          "zh_text": "「喂，我比我想象的更像变态。」她低头看着箱子里无力的小人说。「吃了你们的伙伴，感觉心情好多了。」"
        },
        {
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          "ja_text": "それがどれだけ残酷な言葉なのか、少女にはよく分からない。なぜかって、自分はクラスメートを食べられたことなんてないから。それでも、箱の中の小人たちの反応を見るに、少女は自然と浮かんでくる残忍な笑みを抑え込むことができなかった。心の、そして身体の奥が満たされる快感。",
          "zh_text": "那是多么残酷的语言，少女不太明白。为什么呢，因为自己从来没有被同学吃过。尽管如此，看到箱子里小人的反应，少女还是无法抑制自然浮现出的残忍笑容。内心和身体深处得到满足的快感。"
        },
        {
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          "ja_text": "くちゅり。パンツの中の少女の手から立つ水音。何重もの分厚い布を隔てているはずなのに、そして足元の自分たちは少女の腰からでさえだいぶ遠いはずなのに、その淫靡な音は箱の中の彼らにもよく聞こえた。見上げれば、少女の巨大な口が快感に緩んでいる。呼吸に合わせて前後に揺れる巨大な全身。",
          "zh_text": "咕湫。内裤里少女的手发出水声。明明隔着好几层厚厚的布，而且脚边的自己离少女的腰应该很远，但那淫靡的声音却连箱子里的他们都听得很清楚。抬头一看，少女巨大的嘴巴因快感而放松。随着呼吸前后摇摆的巨大全身。"
        },
        {
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          "ja_text": "「んっ……ねえ」絶え間なく響く水音。少女は待ちきれなくなったかのように、もう片方の手を眼下の小人たちに伸ばす。「あなたたちの体で、私をもっと気持ちよくさせて？」",
          "zh_text": "「嗯……哎……」水声此起彼伏。少女似乎迫不及待地把另一只手伸向下面的小矮人。「用你们的身体，能让我更舒服吗？」"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "悲鳴を上げて逃げる生徒。対等な大きさなら、少女の艶めかしい表情も、熱く火照ったその身体も、きっと喉から手が出るほど欲しかったに違いない。少女の今の言葉だって、目の前で言われればほとんどの男子を興奮したに違いない。しかし、今の彼女の顔は、自分たちの遥か頭上。同時に視界に収めるのが難しいほど大きい肉体。そのお腹の中にはきっと、先ほど飲み込まれていった友人たちが……。小人たちが彼女に抱いている気持ちは純粋な恐れ、一点の曇りもない完全な恐怖だった。",
          "zh_text": "尖叫着逃跑的学生。如果是同等大小的话，少女娇艳的表情和火辣辣的身体，一定都想要得到。少女刚才说的话，如果在眼前说出来，一定会让所有的男生兴奋不已。但是，现在她的脸，在我们遥远的头顶。难以同时进入视野的巨大肉体。肚子里一定是刚才被吞下去的朋友们……。小人对她的感情是纯粹的恐惧，是没有一丝杂质的完全的恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "腰をついて後ずさりする男子生徒の一人。少女の片手は難なくそれを捕まえた。熱く湿った少女の手が、軽々と彼を掴んで持ち上がる。恐怖を上げて暴れる彼に全く構うことなく、ズボンの隙間から器用にパンツをずらし、身体の中で一番熱い部分、彼女の巨大な性器に彼を抑えつける。濡れた唇に擦りつけるかのように力を込めて上下に動かすと、暖かな快感と共に彼が奥へと入っていった。",
          "zh_text": "一名男生直起腰往后退。少女的一只手毫不费力地抓住了他。少女那只湿漉漉的手，轻而易举地抓住了他。他害怕得发狂，少女完全不理会他，巧妙地从裤子的缝隙里挪开内裤，把他压在身体里最热的部分，她巨大的性器上。她用力上下移动，仿佛要他摩擦湿漉漉的阴唇，把他带着温暖的快感送了进去。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "「あ……やば……」少女が上気して喘声を漏らす。先程まで悲鳴を上げていた彼の声は、対照的にもう何も聞こえなくなっていた。ジャージ、パンツ、そして巨大な肉体自身に抑えつけられて、彼の感覚は赤い暗闇と、絶え間なく聞こえる少女の心拍の音、そしてとめどなく鼻や口に流れ込んでくる粘っこい液体に占められていた。呼吸をするため、そしてこの生き地獄から脱出するため、彼は最大限の力で周囲の襞に抗ったが、その全てが少女を喜ばせる快感となった。",
          "zh_text": "「啊……不好……」少女兴奋地喘着气。刚才还在惨叫的他的声音，与之形成鲜明对比，已经什么都听不见了。在运动裤、内裤以及巨大的身体的压迫下，他的感觉被红色的黑暗、不断听到的少女心跳的声音，以及不断流入鼻子和嘴巴的黏稠液体所占据。为了呼吸，为了逃出这个活地狱，他用最大的力量反抗着周围的褶皱，而这一切都成为了让少女喜悦的快感。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「もっと、ちょうだい……」一人では足りないかのように、汗に蒸れて暑くなったズボンをずり下ろすと、少女は再び箱の中に手を伸ばした。彼らの視界を埋め尽くす、巨大な水色のスポーツパンティ。紐も刺繍もついていない質素で機能的なその下着は、しかし肉付きの良い少女の健康的な肢体にあっては、むしろ脚から腰につながる曲線をより優美に、より美しく引き立てていた。もちろん、小人たちにとってはそんなことは問題ではない。たった今、一人の級友があのパンツの中——そしておそらくは、少女の女性器の中——に閉じ込められてしまったのだ。少女を逃れようと逃げ惑う懸命な努力。しかしそれが叶うことは、ない。",
          "zh_text": "「再多一点……」仿佛一个人还不够，少女把被汗蒸热了的裤子脱下来，再次把手伸到箱子里。巨大的淡蓝色运动短裤填满了他们的视野。这款内衣既不带线也不绣线，既朴素又实用，但与身材健美的少女健康的肢体相比，反而把从腿到腰的曲线衬托得更加优美。当然，这对小人来说无所谓。就在刚才，一个同学被困在了那条内裤里——恐怕是少女的生殖器里。为了逃离少女而四处逃窜的努力。但是，这是不可能实现的。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "次に箱から腕を引いたとき、その巨大な手の中には一気に二人が収まっていた。一組の男女。よく見れば男は応援団の学ラン姿、女子は派手な露出の多いチアリーダー姿だ。恐怖の涙で顔をしわくちゃにしてる。かわいい。二人で試合の応援にでも行っていたのだろうか？勝っていれば全く違う未来があっただろうに、今二人の人生は私の手の中に握られていて、そしておそらく人間としては史上最低みたいな場所で、つまり、私の巨大な性器の中でその命を終えることになる。私のたった一晩の慰めのために。残酷な笑みを浮かべ、もう一度彼らの表情を覗いた後、少女は二人を握った手をパンツの中に突っ込んだ。手が性器に触れると、今度は指を使って迷わず両唇をこじ開け、二人をその中に飲み込んだ。",
          "zh_text": "当她再次从箱子里抽出手时，那只巨大的手一下子就抓住了两个人。一对男女。仔细一看，男人穿着啦啦队的学生服，女人是暴露的拉拉队队长。恐惧的泪水使他的脸变得皱巴巴的。好可爱。两个人一起去为比赛加油了吗？如果赢了，也许会有完全不同的未来，但现在两个人的人生都掌握在我的手中，恐怕会在人类历史上最糟糕的地方，也就是说，在我巨大的性器中结束生命。为了我仅有的一夜的自慰。少女露出残酷的笑容，再次窥视他们的表情后，将握着两人的手伸进内裤里。手碰到性器官后，她又用手指毫不犹豫地撬开双唇，将两人吞入其中。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "ただでさえ狭い少女の膣に閉じ込められた三人の若い男女、少女の全身の奥で最も敏感な粘膜へ彼らが必死に試みる抵抗。彼らの手足が動くたび、中で懸命に叫び声を上げるたび、その全てが少女の脳の奥へと広がって、言葉にできないほどの快感を彼女にもたらしていく。自分と同年代、それも同じ学年の学生たちが、代表が試合に負けたというたったそれだけの理由で縮められ、今自分の性器の中で必死に暴れているという不条理。彼らにはこれまでの人生も、これからの進路も夢もあったはずなのに、いま私の一番恥ずかしい場所に閉じ込められて、私の膣の筋肉にすら叶うこともできず、絶えず流れ込んでくる愛液の代わりに空気を捜し求めて懸命に足掻いている。しかしきっとそれも無駄な努力だ。なんてったって空気が無くなってしまえば、彼らの抵抗もすぐに終わってしまう。そしてその寸前、窒息するか否かの命の瀬戸際で繰り出される抵抗、そのまだ若い身体の全ての力を出し切ってなされる抵抗が、一番少女の脳を快感に揺らし尽くすのだ。徐々に上昇していく内圧、そして快感。少女はよく見もせずに箱の中から一人を摘まみ上げると、すぐに陰唇の中に彼女を押し込んだ。逃げ場を失くした小人たちの悲鳴。さらにきつくなった肉の洞窟の中で、空気を求めて彼らが苦しんでいるのが分かる。高まる抵抗、悲鳴。脳を揺らす彼らの蠢き。そしてついに、断末魔を上げる一人の女子の最期の抵抗が引き金となって、少女に電撃のような快感が走った。",
          "zh_text": "三个年轻男女被困在少女原本就狭窄的阴道里，他们拼命地抵抗着少女全身深处最敏感的黏膜。他们的手脚每动一次，在里面拼命喊叫一次，这一切都扩散到少女的大脑深处，给她带来难以言喻的快感。和自己同龄，而且是同年级的学生们，因为代表队输了比赛这样的理由而被缩小，现在在自己的性器里拼命地胡闹，这是不合理的。他们迄今为止的人生,也有今后的前途也有梦想,但现在被困在最可耻的地方,甚至连我的阴道肌肉也无法战胜，拼命地寻找代替不断流入的爱液的空气。但这肯定也是徒劳的努力。不管怎么说，一旦空气消失，他们的抵抗也会很快结束。而在那之前，在是否会窒息的生命边缘，使出年轻身体的全部力量所进行的抵抗，最能让少女的大脑为快感所震撼。慢慢上升的内压，还有快感。少女没仔细看就从盒子里摘了一个，马上把她塞进阴唇里。无处可逃的小人的悲鸣。在肉越来越紧的洞穴中，他们为了呼吸空气而痛苦。高涨的抵抗，惨叫。他们的蠢动刺激着大脑。最后，一个女子最后的抵抗成为了导火索，少女得到了电击般的快感。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「————！！！！！」声にならない絶叫。目を閉じ、歯を堅く食いしばる。膣の筋肉がきりりと中身を締め付けると、残りの学生たちの肉体が崩れ去ったのも、全て少女の敏感な身体は把握していた。奥から表面へ、まるで波のように広がっていく快感。",
          "zh_text": "「————！ ！ ！ ！ ！」无声的尖叫。闭上眼睛，咬紧牙关。当阴道的肌肉紧绷的时候，剩下的学生们的肉体就会崩溃，这一切少女敏感的身体都掌握了。从里面到表面，简直像波浪一样扩散开来的快感。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "床に手をつき、荒くなった呼吸に前後する少女の胸。絶頂の余韻が熱となって少女の汗を誘う。とろりとした目。しばし呼吸を整えると、ぐっしょりとしたパンツをどこか遠くへと脱ぎ捨て、少女は一糸纏わぬ裸体を晒け出した。程よく日に焼け、お腹から胸へ美しい曲線を描く少女の健康的な肢体。縮まっているとはいえ、同年代の少年少女に自分の躰を見られているわけだが、しかしそんなことはどうでもよかった。遅かれ早かれ、彼らもこの身体のどこか奥でその命を終えさせるつもりだったから。",
          "zh_text": "手撑在地板上，呼吸急促的少女的胸部。高潮的余韵化作热气，勾起少女的汗水。黏糊糊的眼睛。稍事调整呼吸后，少女把湿漉漉的内裤脱到远处，露出一丝不挂的裸体。适当地晒黑，从腹部到胸部描绘美丽曲线的少女健康的肢体。虽说缩小了，但自己的身体却被同龄的少男少女看到了，但这些都无所谓。因为他们迟早也会在这身体的某个深处结束生命。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "残り少なくなった箱の中の彼らに見せつけるかのように、少女は微かに陰毛に覆われた自分の性器を大きく張り出すと、下の唇を二本の指でつまみ開けた。淫らな音を立てて、その巨大な洞窟がクレバスのように開く。さっきまで中で蠢いていた四人の級友が、死を目前にしてどれだけ暴れても決して開くことのできなかった割れ目だ。指を離すと唇は自然に閉じた。少女は明らかにこのショーを楽しんでいた。",
          "zh_text": "仿佛要给剩下的箱子里的他们看一样，少女用力地伸出阴毛覆盖的自己的性器，用两根手指张开下唇。发出淫荡的声音，巨大的洞穴像裂缝一样打开。刚才还在里面蠢蠢欲动的四个同学，在临死前无论怎么挣扎都无法打开的裂缝。松开手指，阴唇自然合上。少女显然很享受这场表演。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "次に指を直接割れ目の中に入れると、指を器用に使って中から先ほどの残骸をほじくり出した。四人のクラスメートの変わり果てた姿だ。少女の愛液を受けぐっしょり濡れた制服、その手足はあらぬ方向を向いている。一人の女子はまず紺色のスカートだけが出てきて、下半身の無い真っ赤な上半身が出てきたのはその後だった。脚はどこにもない。大方どこかの襞に絡めとられて、少女の肉の中に押し込まれているのだろう。それも少女には小さすぎて、小さなゴミ程度の問題でしかないはずだ。小さな彼らの残骸をティッシュの上に乗せる。くるんでゴミ箱に捨てる前に、彼らの顔を見た。粘液を避けるために目を閉じ、呼吸のために口を開け、分厚い愛液にふさがった小さな鼻。なんと惨めで、なんと惨たらしい最後なのだろう。その原因が自分のたった一度の自慰にあるということが、再び少女の劣情に火をつける。わざと箱の中の旧友たちに見えるようにしながら、少女は小さな死体の収まったティッシュをくるみ、手の力で軽くくしゃくしゃにして、そのまま部屋のゴミ箱に放り投げた。彼らは生きているときも死んだ後も、所詮おもちゃかゴミ程度のものでしかない。生き残りたちに見せつけてやったその残酷な事実に、少女の嗜虐心は再び燃え盛った。",
          "zh_text": "接着把手指直接伸进裂缝里，灵巧地用手指从里面挖出刚才的残骸。这是四个同班同学截然不同的样子。被少女的爱液浸湿的制服，手脚朝着不同的方向。其中一名女子首先只露出深蓝色的裙子，之后才露出没有下半身的鲜红上半身。哪里都没有脚。大概是被缠绕在某个褶上，塞进了少女的肉里吧。而且对少女来说太小了，应该只是小小的垃圾大小的问题。把他们小小的残骸放在纸巾上。包裹起来扔进垃圾桶之前，我看了看他们的脸。为了避开黏液而闭上眼睛，为了呼吸而张开嘴，被厚厚的爱液塞满的小鼻子。多么悲惨，多么悲惨的结局啊。其原因在于自己仅有的一次自慰，这再次点燃了少女的劣情。少女故意让箱子里的老朋友看到，一边用纸巾包好小小的尸体，用手轻轻揉成一团，然后扔进房间的垃圾桶。无论活着的时候还是死后，他们都只是玩具或垃圾。面对这一残酷的事实，少女的嗜虐心再次燃起。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "若々しい陰毛の森から、半透明の液体が一筋の線条のように光っていた。年端もいかぬ少女の下半身。それが小人の箱の内側から見える全てだった。少女は彼らに向かって笑いかけながら、ゆっくりと腰を箱の壁へと近づけていった。短く刈り揃えられた陰毛が箱の内側を撫ぜ、自分たちの背丈よりも大きい巨大な陰唇が壁にぷくりと貼り付いていた。",
          "zh_text": "从年轻的阴毛森林里，半透明的液体像一条线一样闪闪发光。年纪不大的少女的下半身。这就是从小人的箱子里面看到的一切。少女对着他们笑着，慢慢地把腰靠近箱子的墙壁。修剪整齐的阴毛抚摸着箱子内侧，比我们的身高还大的巨大阴唇扑哧扑哧贴在墙上。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "少女は自慰行為の続きをしていた。数センチメートルにまで縮められた学生たちの視線。恐怖と畏れ、悲痛と嘆きが混じり合った悲鳴。その生々しい小人たちの感情全てが、少女にとってのオカズでしかなかった。彼女の腰が大きく往復するたびに、少女の巨大な身躯が箱に射し込む光を遮った。しかしその光にしても、所詮少女の部屋の小さな白色灯でしかないのだ。",
          "zh_text": "少女继续着自慰行为。学生们的视线缩小到几厘米。混杂着恐惧与畏惧、悲痛与叹息的悲鸣。那些活生生的小人的全部感情，对少女来说不过是幼稚而已。每当她的腰大幅度地来回摆动，少女巨大的身躯就会挡住射进箱子的光。但即使是那束光，也不过是少女房间里那盏小小的白色灯而已。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「どう？あなたたちも——」少女は熱い吐息を漏らす。唾液が箱の中へと滴り落ち、小人のうちの一人を濡らす。「見ているだけじゃ、つまらないでしょ？」",
          "zh_text": "「怎么样？你们也——」少女热呼呼地叹了口气。唾液滴落在箱子里，弄湿了其中一个小人。「光看着，没意思吧？」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "少女は小人を一人掴み取って、迷うこと無く性器の中に突っ込んだ。下の唇が開き、身体の奥へ奥へと入っていく人間の感触。激しく暴れ回る手足が粘膜を刺激する。もっと刺激が欲しい。すぐにもう一人、女子生徒を性器の中に挿し込んだ。繰り広げられる残酷な光景に失禁していたのか、可愛らしい制服に濡れた感触があった。汚いと思ったが、まあ、これから行くところのほうがもっと汚いはずだ。少女は皮肉に笑いながら、さらに強くなる女性器の中の抵抗に身をよがった。",
          "zh_text": "少女抓起一个小人，毫不犹豫地塞进生殖器里。下面的阴唇张开，进入身体深处的人的触感。剧烈跳动的手脚刺激着黏膜。我想要更多的刺激。马上又把另一个女生插进生殖器里。也许是被眼前残酷的景象吓得失禁了，可爱的制服有一种湿漉漉的触感。虽然觉得很脏，但接下来要去的地方应该更脏。少女讽刺地笑着，因性器官内的抵抗而更加强烈的刺激，身体弯了起来。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "箱の中を見る。いつの間にか小人の数はだいぶ減って、もう残り三人になっていた。少女は一人をさらに下の口へと突っ込み、もう一人を口の中に入れた。身体のあらゆる部位で、巨大な肉体に圧迫されて暴れる学生たち。絶え間ない快感に意識すら朦朧となりながら、最後に箱の中に残っていたのは、ユニフォーム姿のすらりとした女子生徒、まさしく今日の試合で戦った対戦相手の選手だった。試合中の凛々しい表情はどこへ行ったのか、涙の伝うその目は恐怖に見開かれており、その白い頬には絶望が貼り付いていた。",
          "zh_text": "我看了看箱子。不知不觉间，小人的数量已经少了很多，只剩下三个人。少女把一个塞进更下面的嘴里，把另一个塞进嘴里。在身体的所有部位，被巨大的肉体压迫而挣扎的学生们。持续不断的快感让她意识模糊，最后留在箱子里的是穿着运动服的苗条女生，也就是今天比赛的对手选手。比赛时的凛然表情不知跑到哪里去了，流着眼泪的眼睛恐怖地瞪大，白皙的脸颊上贴着绝望。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "「久しぶり♪」少女は激しい呼吸をなんとか抑え付けながら、手の中に収まった彼女の顔を眺めた。彼女が言葉を発するたび、口の中の小人は舌の動きに激しく抵抗した。「いい試合だったね♪」",
          "zh_text": "「好久不见！」少女努力抑制住剧烈的呼吸，望着她手中的脸。她每次说话，嘴里的小人都会激烈地抵抗舌头的移动。「真是一场精彩的比赛啊！」"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「……」手の中の彼女は何も話さない。暴れることすらしない。その目は中空を見つめ、まるで廃人のように涙を流していた。",
          "zh_text": "「……」手里的她什么也没说。连胡闹都不做。那双眼睛凝视着天空，像废人一样流着眼泪。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「なんだ」少女は吐き捨てる。「つまんないの」",
          "zh_text": "「什么嘛」少女不屑地说。「没意思」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "口の中の小人が邪魔になったので、何の前触れもなくごくりと飲み込んだ。悲鳴を上げて滑落していった。少女はそれに何の関心も払わず、かつての対戦相手をまじまじと眺めた。今は空になった舌を伸ばしながら、さらに小さな彼女を顔に近づける。涙の零れ落ちる顔に舌がくっつこうかというまさにその時、少女の耳に彼女の弱々しい呟きが届いた。",
          "zh_text": "因为口中的小人碍事，所以毫无预兆地大口咽下去。惨叫着滑落了下去。少女对此毫不关心，目不转睛地盯着曾经的对手。伸着现在已经空了的舌头，把更小的她凑近脸。就在她的舌头快要贴在泪水滴落的脸上的时候，少女的耳朵里传来了她微弱的呢喃。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」",
          "zh_text": "「对不起，对不起，对不起，对不起，对不起，对不起……」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「……！！！」",
          "zh_text": "「……！ ！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "自分の敗北のために、クラスメートの全てを失った彼女の囁き。壊れたラジオのように流れ続ける、止めどない罪悪感と自己嫌悪の言葉。実際に手を下したのは全て、少女の食欲や性欲を満たすためだったというのに。たった今、多くの肉体だけでなく、一人の女子の心まで壊してしまったという残酷な事実に、少女はかつて感じたことのないほどの暗い快感を覚えた。",
          "zh_text": "因为自己的失败，失去了所有同学的她的低语。就像坏掉的收音机一样，不停地播放着罪恶感和自我厌恶的话语。实际上下手的原因都是为了满足少女的食欲和性欲。就在刚才，她不仅破坏了许多肉体，还破坏了一个女子的心灵，这一残酷的事实让少女产生了从未有过的阴暗快感。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "今や自分の呼吸を抑えつけることなく、強く彼女を握りしめると、少女は手を素早く下半身へと運んだ。大勢が中でもがいている少女の膣の近くへ手を持っていくと、彼女は激しく小さな身体を自分のクリトリスへと擦りつけた。彼女の命などどうでもよかった。とうに頭の中は真っ白になっていた。少女のあまりにも強い圧力に、小さな犠牲の体からは血が流れ落ちていたが、それさえ良い潤滑油の役目を果たしていた。",
          "zh_text": "现在，少女不再压抑自己的呼吸，用力握住她的手，迅速将她的手移向下半身。将手靠近其中的少女的阴道，她激烈地用娇小的身体摩擦着自己的阴蒂。她的性命怎么样都无所谓。脑子里早已一片空白。在少女强大的压力下，小小的牺牲身体里流出了鲜血，但这也起到了很好的润滑剂的作用。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "腰を激しく上下させ、手で激しくクリトリスを刺激する。それだけではない。もちろんそこにあるのは、無数のＢ校の学生たち。胃の中で、膣の中で、そして手と自分の可愛らしい豆の間で、絶え間なく動き続ける無数の抵抗、それが少女にとっての至上の快楽に繋がった。いよいよ最後の波が来る。全身の筋肉が高揚し、手とその中の小人を思いっきりクリトリスに押し潰すと、少女は今日最後の絶頂を迎えた。",
          "zh_text": "剧烈地上下摆动腰部，用手剧烈地刺激阴蒂。不仅如此。当然，那里有无数B校的学生。在胃里，在阴道里，在手和自己可爱的豆子之间，不停地动着的无数抵抗，与少女至高无上的快乐相连。最后的海浪终于来了。全身的肌肉兴奋起来，把手和里面的小人用力压在阴蒂上，少女迎来了今天最后的高潮。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「～～～～～っっっっっ！！！！！」部屋の中に響く、少女の押し殺した喘ぎ声。しかしそれを聞く人は、もう部屋の中には誰もいなかった。小人たちは皆、彼女の絶頂の余波を受けて押し潰され、肉体すら他の学生や彼女の粘液と混じり合いながら絶命していた。それが全て自分の自慰によって引き起こされたのだという事実は不条理で、しかしそれすら絶頂した少女の甘美な余韻となった。",
          "zh_text": "「~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ！ ！ ！ ！ ！」房间里回荡着少女压抑的喘息声。但是房间里已经没有人听了。所有的小人都受到她高潮的余波而被压垮，连肉体都和其他学生和她的黏液混在一起而毙命。这一切都是由自己的自慰引起的这一事实是不合理的，但这也成为了高潮的少女甜美的余韵。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "呼吸を整えること数度。体を落ち着けるためにベッドの上へ寝そべった少女を、唐突な睡魔が襲った。試合の疲れと食後の満腹感、そして絶頂後の充足した満足感、その全てがセットになって、少女は満足しきった表情で枕の上に顔を置いた。数秒の静寂のあとには、もう彼女の意識は眠りに落ちていた。",
          "zh_text": "调整呼吸数次。为了让身体平静下来而躺在床上的少女，突然睡魔袭来。比赛的疲劳和饭后的饱腹感，以及高潮后的满足感，这一切都融为一体，少女心满意足地把脸放在枕头上。几秒钟的寂静之后，她的意识已经进入了梦魇。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "彼女の性器で消費されていった人は、その終わりが急速なものであった分、むしろ苦しまずに幸せな最期だったのだと言えるかもしれない。彼女の胃の中では、少女の体内で緩慢な消化液の作用に今も学生たちが苦しんでいた。傾く重力の中、もはや一人も生還の望みを抱いてすらいない。それでも人体の消化は緩慢で残酷なもので、どれだけの皮膚を焼こうと、どれだけの苦痛を与えようと、少女の胃が彼らに永遠の休息を与えることは決して無かった。いずれにせよ、彼らの運命は決まっていた。彼らの十余年の人生全ては少女のささやかな栄養となり、おそらくは今後たった数日のうちに、少女のバスケの練習や試合のためのエネルギーとして消費されていくのだった。次の試合で彼女が流す汗、その一部はかつての対戦校の慣れの果てなのかもしれない。",
          "zh_text": "被她的性器消耗掉的人，其结束速度之快，可以说是不痛苦而幸福的结束。在她的胃里，学生们至今还在为少女体内缓慢的消化液的作用而痛苦。在倾斜的重力下，连一个人都没有生还的希望。尽管如此，人体的消化是缓慢而残酷的，不管灼烧多少皮肤，给多少痛苦，少女的胃绝对不会给他们永久的休息。不管怎样，他们的命运已经决定了。他们十余年的人生全部成为少女的小小营养，恐怕在今后的几天里，就会被少女作为篮球练习和比赛的能量消耗掉。在接下来的比赛中，她所流下的汗水，其中一部分或许是过去对战学校学生的结果。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "翌週。トーナメントを勝ち進んだＡ校は、県の反対側にある強豪校と対戦していた。少女はこの試合にもスターティングメンバーとして出場し、懸命にＡ校のチームを引っ張った。しかし。",
          "zh_text": "下周。在淘汰赛中胜出的A校，与县对面的强队校展开了对战。少女在这场比赛中也作为主力出场，拼命地带领着A校的队伍。但是。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「Ａ校対Ｃ校の試合は、Ｃ校が百八対五十六で勝利を収めました」",
          "zh_text": "「在A校对C校的比赛中，C校以180比56取得了胜利。」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "あっさりと鳴った試合終了の笛に、少女の視界が真っ暗になった。",
          "zh_text": "比赛结束的哨声清脆地响起，少女的眼前一片漆黑。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "次に目を覚ましたとき、少女の視界は真っ暗だった。断続的な横揺れ、くぐもってじめっぽい汗の匂い。足音の重低音に混じって、自分のクラスメートたちの不安そうな声が聞こえた。突然非日常的な場所に送り込まれて、一体自分に何が起こっているのか知らないようだった。その中で唯一、少女だけがこれから起こることを知っていた。痛いほど知っていた。知りすぎるほど知っていた。",
          "zh_text": "再次醒来时，少女的视野一片漆黑。断断续续的横向摇晃，闷热的汗味。在重低音的脚步声中，可以听到自己的同学们不安的声音。突然被送入非日常的场所，似乎不知道自己到底发生了什么。其中，只有少女知道即将发生的事。她知道得很痛苦。知道得太多了。"
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          "ja_text": "恐怖と後悔に俯きながら、硬い箱の壁にもたれかかるほど数分、ずっと続いていた横揺れが収まると、突然大きな轟音と共に視界が明るくなった。クラスメートたちの動きにつられて、少女も上を見上げた。そこに何が待っているのか、勿論彼女にはよく分かっていたが。",
          "zh_text": "她恐惧又后悔地低着头，靠在坚硬的箱子墙壁上，持续了几分钟左右的横摇终于停止了，随着一声巨响，视野突然明亮起来。随着同学们的动作，少女也抬头看向上方。当然，她很清楚那里等着她的是什么。"
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          "ja_text": "箱の中を見下ろす巨大な顔は、美しく鼻の通った対戦相手の少女のものだった。その顔はどこか慈愛に満ちているようで、しかし残酷な笑みを浮かべていた。",
          "zh_text": "俯视着箱子里的那张巨大的脸，是美丽的对战少女的脸。那张脸似乎充满了慈爱，却又带着残酷的笑容。"
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          "ja_text": "「次のニュースをお伝えします。未だ原因の明らかになっていないＳ市巨大災害から、今日でちょうど三か月が経ちました。政府は午前の会見で、専門家グループとの連携による新たな発生仮説を発表し……」",
          "zh_text": "「我要告诉大家的是，S市的巨大灾害至今仍未查明原因，到今天已经过去了整整三个月。政府在上午的记者会上，发表了与专家组合作的新的发生假设……」"
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          "ja_text": "典型的な学生街の、典型的な定食屋。サークルの後輩と二人で席に着いて、注文を済ましてぼおっとしていたら、壁際のテレビからあの出来事のニュースが流れてきた。",
          "zh_text": "典型的学生街，典型的定食店。我和社团的学妹两个人坐在座位上，点完餐，正发呆的时候，墙边的电视里传来了那件事的新闻。"
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          "ja_text": "「あっ、やってますよセンパイ」向かいの席に座っていた後輩が、わざとらしく身を乗り出す。「巨大災害、巨大災害のニュースですよ」",
          "zh_text": "「啊，在放啊，学长。」坐在对面的学妹故意探出身子。「巨大灾害，巨大灾害的新闻。」"
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          "ja_text": "「……」僕は後輩の笑顔から逃れるように、用済みのメニュー表で顔を覆った。あまり彼女に表情を見られたくなかった。どんな顔をしているのか、自分でもよく分からなかったから。",
          "zh_text": "「……」我像是要逃离学妹的笑容，用用完的菜单表遮住脸。我不太想让她看到我的表情。因为连我自己都不知道自己是什么表情。"
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          "ja_text": "急に視界が開いた。",
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          "ja_text": "「どうしたんですか、センパイ？」メニュー表は抜き取られて、代わりに僕の視界に映っていたのは彼女の笑顔だった。その敬語も、上目遣いも、全て見せかけだと分かっているはずなのに、それでも心のどこかで可愛いという感想を抱かずにはいられない、無垢で幼げな笑顔。「何か、思い出しちゃいましたか？」",
          "zh_text": "「怎么了，学长？」菜单被抽出来，取而代之的是她的笑容。明明知道那句敬语和表情都是装出来的，但还是会在内心某处产生可爱的感想，纯真而稚嫩的笑容。「你想起什么了吗？」"
        },
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          "ja_text": "「……そんなことは、ない」彼女からまた目を背けて、僕はテレビの画面を見つめた。",
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          "ja_text": "「続いて被害人数の最新情報です」ナレーターは明瞭な、しかし確かな陰鬱のこもった声で原稿を読み上げていた。「本日の発表で、死者の数は新たに８万人を超えました。依然として行方不明者の捜索活動は続いており、市庁舎には連日残された家族が情報を求めて訪れ……」",
          "zh_text": "「接下来是被害人数的最新消息。」解说员用清晰而又分明的忧郁的声音朗读原稿。「根据今天的公布，死亡人数添加超过了8万人。对失踪者的搜索工作仍在继续，连日来留在市政厅的家属前来寻求信息……」"
        },
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          "ja_text": "「まだ大変そうですねえ……ふふ」後輩の声が割って入ったが、その笑い声は隠しきれない笑いを含んでいた。「ふふ、ふふふ……」",
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          "ja_text": "楽しげな笑い。何万人規模で人命の失われた出来事に対して、普通の人がする反応ではない。他のテーブルに座った人たちが見れば、その不謹慎な行動は顰蹙を買うだろう。事実、一緒に座っているだけの僕でさえ、周囲から向けられる視線の冷たさを感じていた。",
          "zh_text": "开心的笑。这不是一般人对数万人死亡事件的反应。坐在其他桌子上的人看了，会对这种不谨慎的行为皱眉吧。事实上，就连坐在一起的我，也感受到了周围人投来的冷漠目光。"
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          "ja_text": "黙って立ち上がって、テレビの下に近づいてチャンネルを変えた。別の報道番組が流れだした。例の災害について。さらに二三回ボタンを操作して、ようやく退屈なメロドラマを見つけ、そのままテレビの前を離れた。店員が怪訝そうな顔で見てきたが、そんなことはどうでもよかった。席に戻ると、後輩は顔を机に突っ伏して、声を必死に押し殺しながら笑っていた。",
          "zh_text": "默默地站起来，走到电视机下面，换了频道。另一个报道节目开始播放。还是关于那场灾难。又按了两三下按钮，终于找到了无聊的情节剧，就这样离开了电视机前。店员一脸诧异地看着我，但这都无所谓。回到座位上，学妹趴在桌子上，一边拼命压低声音一边笑着。"
        },
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          "ja_text": "「ふふ、ふひ、ひーっ……チャンネル、変えちゃってよかったんですか？店員さん、すごく不思議そうにしてましたよ？」",
          "zh_text": "「呵呵、呵呵、呵呵……换频道真的好吗？店员看起来很不可思议呢。」"
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          "ja_text": "「きっと許してくれるさ。だって僕が、ほら……」僕は返す。「あの災害の被害者だった、って言えば」",
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          "ja_text": "話を傍聞きしていた店員が、気まずそうに目を背けていくのを感じた。周囲の視線も。わざとらしく会話したり、新聞に目を落としたり、そういうとこだ。",
          "zh_text": "感到一旁听我说话的店员尴尬地移开了视线。周围的视线。有的故意说话，有的看报纸，就是这样。"
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          "ja_text": "「あの災害の被害者、ねえ。……ふふ」後輩だけは何の気負いもしていないのか、むしろ今の言葉でさらに機嫌を上げたのか、僕を執拗に追い立ててくる。「というより、「私」の被害者ですよねえ」",
          "zh_text": "「那个灾害的受害者啊……呵呵。」只有学妹不知道是感觉不到任何气氛，还是因为刚才的话更高兴了，执拗地追问着我。「应该说，你是‘我’的受害者吧。」"
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          "ja_text": "「……」",
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          "ja_text": "怒りの感情は無かった。というか、もうこの気持ちには慣れていた。目の前に座っている後輩は、少し生意気なところもあるけど、それでもはたから見れば快活で可憐な少女に見えただろう。しかし、僕は知っていた。彼女は普通の少女ではないこと、何があっても逆らってはいけないこと、そして何より、これまで世界に存在してきた中でもっとも残酷で残虐な力を持つ女の子だということを。なぜって、彼女はあの災害を引き起こして数万人の命を消し去った張本人だったのだから。",
          "zh_text": "没有愤怒的情绪。或者说，已经习惯了这种心情。坐在眼前的学妹虽然有些自大，但在旁人看来却是个活泼可爱的少女。但是，我知道。她不是普通的少女，无论发生什么都不能反抗，而且最重要的是，她是迄今为止存在于世界上最残酷、最具残暴力量的女孩。为什么呢，因为她是引发那场灾难，夺走数万人生命的罪魁祸首。"
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          "ja_text": "あの日、あの都市にいた人に、あのとき何が起こったのか、と尋ねてみてほしい。きっとほとんどの人は、何も起こらなかった、あるいは何か起こったのだが、それが何だったのかは覚えていない、と言うだろう。何人かはスマホの画面を見せてくるかもしれない。ノイズだらけの画像。それを必死に指差しながら、これが僕の経験したことの証拠だ、とか訴えかけてくるだろう。あるいは正気を失って、支離滅裂なことを言っているか、あるいは物言わぬ目で瓦礫の下に埋もれているだろう。あるいは全ての真実を知りながら、もう口を堅く閉ざして誰にも言わなくなっているかもしれない。ちょうど今の僕みたいに。",
          "zh_text": "如果试着问一下，那天在那个城市里的人，当时发生了什么。几乎所有人都会说，什么都没发生，或者虽然发生了什么，但不记得那是什么。可能有几个人会拿出手机的画面给我看。满是噪声的图像。他会拼命指着那个，告诉我，这就是我经历过的事情的证据。或者失去理智，说着支离破碎的话。或者明明知道所有的真相，却已经缄口不言，不再告诉任何人。就像现在的我一样。"
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          "ja_text": "Ｓ市は７０万の人口を抱える一地方都市だが、そのうち被害に合った区域の人口は２０万程度だ。そして今回の死者と、おそらく永久に帰ってこないであろう行方不明者、その数合わせて１５万。地域の４人に３人が死ぬ災害というのは、ニュースが散々伝えているように、歴史上でも類を見ない大惨事だ。しかしもっと奇天烈で不思議なことは、それほどの大災害なのに、数ヶ月経ったその原因も分からず、数少ない生存者もあの日の記憶を失っているということだ。ただ一人、僕を除いて。",
          "zh_text": "S市是拥有70万人口的一个地方城市，但其中受灾地区的人口只有20万左右。这次的死者和恐怕永远不会回来的失踪者，合计15万。每4名地区居民中就有3人死亡，这是历史上史无前例的大灾难。但更离奇、不可思议的是，如此大的灾难，却过了几个月，连原因都不知道，为数不多的生存者也失去了那天的记忆。只有一个人，除了我。"
        },
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          "ja_text": "確かに覚えている。あれは実家に僕が帰省して、ついでに長い付き合いだった恋人のエリも連れてきちゃって、かっこつけて駅前のタワーホテルなんか借りて夕方からイチャイチャしていたときのことだった。",
          "zh_text": "确实记得。那是我回老家探亲，顺便把交往了很久的恋人绘里也带来了，耍帅地租了车站前的高塔饭店，从傍晚开始亲热的时候。"
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          "ja_text": "断続的な地鳴りと縦揺れ、けたたましく鳴る非常サイレン、そこかしこで上がる人間たちの悲鳴。何が起こっているのか、訝しみつつカーテンを開けた僕たちに見えたのは、とても一目には信じられない光景だった。",
          "zh_text": "断断续续的地鸣和纵向摇晃，刺耳的紧急警笛声，到处都是人们的悲鸣。不知道发生了什么，我们一边惊讶一边拉开窗帘，看到的是一幅难以置信的景象。"
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          "ja_text": "白い袖、紺色の襟、胸元には赤いリボン、華奢な腰には紺色のミニスカート。なんてことはない、ありがちな女子高の制服に身を包んだ、可愛らしく健康そうな少女だった。しかし何よりも異常だったのは、その見た目ではなく大きさ。彼女の足は一軒家を踏み潰しても有り余るくらい大きく、彼女の背丈は普通のビルが腰に届かないほどに高かったのだ。",
          "zh_text": "白色的袖子，深蓝色的领子，胸前系着红色的缎带，纤细的腰上是深蓝色的迷你裙。她穿着常见的女子高中制服，看起来可爱又健康。但最不正常的不是她的外观，而是她的大小。她的脚大得足以把一户人家踩扁，她的身高高得一般的楼房都够不到腰。"
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          "ja_text": "高層ホテルの大きな窓から、僕たちは街中のいたる所に破壊の痕跡を見た。彼女の圧倒的な質量をまともに受け、ぺしゃんこのスクラップになった乗用車。その周りに広がる、かつて人だったであろうグチャグチャの肉塊と油。そして街を覆い尽くすかのように広がる火災の煙と、少女の履く巨大なローファーの形をしたグロテスクな足跡。彼女が歩く度に引き起こされた悲鳴と断末魔、そして直接彼女が足を下ろすよりも前に、二次的な火災やパニックによって死んでいった沢山の人々。",
          "zh_text": "透过高层酒店的大窗户，我们看到街上到处都是破坏的痕迹。被她压倒性的质量完全压扁的轿车。在她的周围扩散开来的、曾经是人的、乱糟糟的肉块和油。还有仿佛要覆盖整座城市一般蔓延开来的火灾烟雾，以及少女穿的巨大的帆布鞋形状的怪诞的脚印。她每走一步都会引发惨叫和惨叫，还有很多人在她直接下脚之前，就因为二次火灾和恐慌而死去。"
        },
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          "ja_text": "目を背けたくなるような惨状なのに、僕の目はそれらを捉えて離すことができなかった。彼女はにやにや笑いながらオフィスビル街に近づき、足を高く掲げる。道一本よりも大きな学校指定のローファーがビルの上に影を落とし、中から急いで出てきた人たちをあざ笑い、そして迷うことなく足を踏み降ろした。短い断末魔は彼女の笑い声に全てかき消され、再び足が上がればそこにはぺしゃんこの瓦礫と赤黒い血の跡だけが残っている。",
          "zh_text": "虽然是让人想转过身去看的惨状，但我的眼睛却捕捉着它们，无法离开。她嬉皮笑脸地走近写字楼街，高高举起脚。比一条路还大的学校指定的帆布鞋在大楼上投下影子，嘲笑着从里面匆忙出来的人们，然后毫不犹豫地把脚踩下去。短暂的死前尖叫被她的笑声全部淹没，再次站起来时，只剩下扁瘪的瓦砾和红黑色的血迹。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ねえ」エリの声で、僕はようやく我に戻った。彼女の顔を見る。不安と恐怖の入り混じった顔で僕の目を見つめる。「早く。逃げないと」",
          "zh_text": "「喂。」听到绘里的声音，我终于回过神来。我看着她的脸。她用混杂着不安和恐惧的表情注视着我的眼睛。「快点，不逃跑的话。」"
        },
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          "ja_text": "「そうだ」僕は思い出して、急いで窓から目を背けた。部屋の外へ出る扉。僕がそこに近づき、引き戸を開けようとした瞬間、さっきよりさらに強い縦揺れが起きた。天井や壁からもうもうと上がり、視界を塞ぐホコリ。僕には知る由もなかったが、これは巨大な少女が気まぐれでジャンプしたときのものだったらしい。街の数区画離れたところで彼女の起こしたその何気ない行動は街中に大災害を引き起こし、その衝撃は数十メートル離れた僕たちにまで最悪の結果を招いた。",
          "zh_text": "「是啊。」我想起来了，赶紧把视线从窗户移开。通往房间外面的门。我走近那里，正要打开拉门的瞬间，发生了比刚才更强烈的纵向摇晃。灰尘从天花板和墙壁上升腾起来，挡住了视线。我无从得知，这似乎是一个巨大的少女一时兴起跳了起来。她在几个街区之外的地方做出的那个不经意的举动，在街上引发了大灾难，其冲击甚至给几十米外的我们带来了最坏的结果。"
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          "ja_text": "「……開かない」辛うじて僕に言えたのは、その言葉だけだった。「開かない。なんで。どうして……」",
          "zh_text": "「……打不开。」好不容易对我说的，只有这句话。「打不开，为什么？为什么……」"
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          "ja_text": "もう一度扉を強く引き、あるいは押してみる。強く扉を叩き、ガンガンと音を立て、プライドなんかかなぐり捨てて全身でドアノブを引く。ダメだった。ビクともしない。原因は明らかだった。あの少女の起こした縦揺れで、建物ごとドアの枠が歪んでしまっていたのだ。",
          "zh_text": "再次用力推开门，或者试着推开。我用力敲着门，发出咔嗒咔嗒的声音，丢掉了自尊心，用全身拉着门把手。不行。纹丝不动。原因很明显。因为那个少女的纵向摇晃，整栋楼的门框都扭曲了。"
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          "ja_text": "「嘘だ。嘘だ……」窓の外を見る。もうもうと立ち込める煙と土埃の中で、巨大な少女は、次の場所を探してきょろきょろと目を動かしていた。もう大きな建物はあらかた崩し終えてしまったのか、煙と悲鳴の上がる市街地を覗き回る。そして、その巨大な目が僕をじっと捉えた。違う。僕ではない。巨大な彼女の瞳が捉えるには、僕というビルの中の存在はあまりに小さい。正確には、彼女の瞳は僕の今閉じ込められているタワーホテルを見つめていた。まだなぎ倒されずに残っている中でいえば、それは今この都市で一番高い建物だったのだ。",
          "zh_text": "「骗人，骗人……」看向窗外。在滚滚浓烟和尘土中，巨大的少女东张西望地寻找着下一个地方。高大的建筑物几乎都被摧毁了吧，我环顾着烟雾和惨叫弥漫的市区。然后，那双巨大的眼睛紧紧地抓住了我。不是。不是我。对于她那双巨大的眼睛来说，我这个大楼里的存在实在太小了。准确地说，她的眼睛凝视着我现在被关在那里的塔酒店。在还没有被推倒的建筑物中，那是现在这座城市最高的建筑物。"
        },
        {
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          "ja_text": "ニッ、と彼女は意地悪な笑みを浮かべると、僕たちのいるホテルに近づいていった。足元で幾つかの低層ビルや通行人が踏み潰されていたが、そんなことに興味はないようだった。何十メートルもの高さから街を見渡す彼女にも、息を詰めてガラス越しにその姿を見つめる僕たちにも。体を揺らす低音が響き、また一歩分彼女がホテルに近づくごとに、彼女の顔は大きくなっていく。数回の縦揺れのあと、僕たちのホテルの窓からは、彼女の焦茶色の瞳が映るだけになっていた。その目はあまりにも大きく近く、明るい虹彩の中まで覗くことができた。まばたきのたびに風の鳴く音がする。",
          "zh_text": "啊！她露出坏心眼的笑容，向我们所在的酒店走去。脚下有几栋低层建筑和行人被踩扁，但他似乎对此不感兴趣。无论是站在几十米高的地方眺望街道的她，还是隔着玻璃屏息凝视的我们。随着身体摇晃的低音响起，她每走近一步，她的脸就变大了。数次纵向摇晃之后，透过我们酒店的窗户，只映出她焦茶色的眼眸。那双眼睛又大又近，连明亮的虹膜都能看到。每眨一下眼睛就能听到风声。"
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          "ja_text": "「私より背が高いビルなんて、ナマイキですね♪」",
          "zh_text": "「比我高的大楼，真是太好了！」"
        },
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          "ja_text": "その日初めて聞いた女の声は、建物の柱を揺らし床を揺らし、彼女が楽しげに吸い込んだ鼻息でさえ僕たちの全身を揺らした。少しだけ助走をつけて、これから何が起こるのか考えようとするその前に、彼女の巨大な頬が一面のガラスを突き破った。",
          "zh_text": "那天第一次听到的女人的声音，摇晃着建筑物的柱子，摇晃着地板，就连她愉快地吸入的气息也摇晃着我们的全身。在我稍稍助跑，想要思考接下来会发生什么之前，她巨大的脸颊已经穿透了一整块玻璃。"
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        {
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          "ja_text": "巨大な衝撃、鋭い悲鳴、勢いをつけて転がり落ちていく重力。床も壁も区別なく、土台ごと崩された建物は為す術もなく空中分解していき、僕もバラバラの建物と共に宙を舞って落ちていく、その最後に再び巨大な声を聞いた。",
          "zh_text": "巨大的冲击，尖锐的悲鸣，用力滚落的重力。无论是地板还是墙壁，连地基都被摧毁的建筑物毫无办法地在空中解体，我也和零散的建筑物一起在空中飞舞、坠落，最后再次听到巨大的声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "「えへへ、女の子の体当たりに負けちゃうなんて、この建物も弱すぎ、です♪」",
          "zh_text": "「啊，竟然输给女孩子的身体，这个建筑也太弱了！」"
        },
        {
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          "ja_text": "言うまでも無く、そのＳ市を破壊し尽くした巨大な少女、というのが今の後輩のことだった。あの事件から数ヶ月、遠く離れた東京の大学には何事も無かったかのように沢山の新入生が入ってきたが、その中にあの残酷な顔が紛れ込んでいた。",
          "zh_text": "不用说，把S市破坏殆尽的巨大少女，就是现在的学妹。那件事发生后的几个月里，在远离的东京的大学里，好像什么事都没有发生过一样，大批新生涌入，其中就夹杂着那张残酷的脸。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "後輩がどんな力を持っているのか、僕にはとても想像がつかない。自分の身体を大きくしたり、街を破壊して自分の楽しみのためだけに何万人も殺したり、それでいて全く足がつかないように僅かに生き残った人々の記憶まで失わせてしまったり。原理も、目的も分からない。尋ねたこともない。でも、もっと不思議なのは僕のほうなのかもしれない。あの日少女の体当たりを受けて崩落したホテルにいた中で、僕は唯一の生き残りだった。上階層は地上への落下の衝撃で死に、下層は直接突っ込んできた彼女の肢体と、上からの瓦礫の両方を被って死んだ。瓦礫の中でわずかに生き残っていた人たちも、数秒後に落ちてきた彼女の全身の下敷きになって、構造の１つも残らないくらいぺしゃんこにされてしまったのだ。その中で僕は、軽い骨折と混乱はあったものの、あの地獄のような出来事の中でどうにか一命を取り留め、しかも記憶だって少しも失わずにこうして生きているのだ。しかも奇跡を重ねるかのように、僕の通っていた大学にはこうして彼女が入学し、僕が入っているサークルに彼女も入会し、いまやこうして先輩後輩の関係を保っている。もちろんその関係は全然典型的じゃないし、僕にとっては地獄の続きでしかない。あの日エリは死んだ。家族も死んだ。恋人も肉親も失って、その原因は全て目の前の少女のちょっとした嗜虐心だったのだ。それを分からないのか、いや、分かっているからなのか。彼女は繰り返しあの日のことを僕に思い出させては、その破壊がいかに無意味で気まぐれなものだったか、ニタニタと僕の表情を覗きながら笑っているのだった。",
          "zh_text": "后辈到底拥有怎样的力量，我实在无法想象。把自己的身体变大，破坏城市只为自己享乐，杀害了几万人，甚至让几乎无法立足的少数幸存下来的人丧失了记忆。既不知道原理，也不知道目的。也没问过。不过，更不可思议的或许是我。那天，酒店因少女的撞击而坍塌，我是酒店里唯一的幸存者。上层因坠落地面的冲击而死亡，下层则被直接冲过来的她的肢体和来自上层的瓦砾双重覆盖而死亡。在瓦砾中幸存下来的人，也被几秒钟后掉下来的她的全身压扁，被压得连一个结构都不剩。在那之中，我虽然有轻微的骨折和混乱，但在那地狱般的事件中总算保住了一条命，而且一点也没有失去记忆，就这样活了下来。而且就这样奇迹般地，我上的大学她就这样入学了，我所在的社团她也加入了，现在就这样保持着前后辈的关系。当然这种关系完全不典型，对我来说只是地狱的延续。那天绘里死了。家人也死了。失去了恋人和亲人，原因全都是眼前的少女的些许嗜虐心。不知道，不，是因为知道吗？她反复提醒我那天的事，一边看着我的表情，一边笑着，告诉我那次破坏是多么毫无意义，多么随意而为。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「遅いですよ、センパイ」",
          "zh_text": "「太迟了，学长。」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "会計を終わらせて外に出ると、彼女がガラス扉の前で待っていた。ぶかぶかの灰色のコートを着て、あの意地悪そうな笑みを浮かべていた。",
          "zh_text": "结完账走到外面，她在玻璃门前等着。她穿着宽大的灰色大衣，脸上浮现出那种坏心眼的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "「ごちそうさまです♪」",
          "zh_text": "「我吃饱了！」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "彼女の笑顔から目を落として、僕はサークルの部室へと戻る道に背を向けた。後輩の笑い声が背中にかかった。",
          "zh_text": "我的目光从她的笑容中移开，背对着回社团活动室的路。学妹的笑声在我的背后响起。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "「先輩は本当にいい人ですよね」歩きながら、後輩の言葉を聞いた。「私、センパイの家族全員と恋人さんをうっかり殺しちゃったのに、こうやって私の話聞いてくれるし、なんなら夜ご飯だっておごってくれちゃうんですもん」",
          "zh_text": "「学长真是个好人啊。」我边走边听学妹说。「我不小心把学长的全家和恋人都杀了，你却这样听我说话，还请我吃晚饭呢。」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "僕は振り返らなかった。今自分がどうしてこんなことをしているのか、本当に分からなかった。",
          "zh_text": "我没有回头。我真的不知道自己现在为什么要做这种事。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「人間の心って本当に暖かいですよねえ、体はあんなに小さくて潰しやすいのに」彼女は重ねて言葉をかける。「やっぱり他人は大切にしなきゃですねえ」",
          "zh_text": "「人的心真的很温暖，身体那么小，那么容易碎。」她又说了一遍。「还是要珍惜别人啊。」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「……」立ち止まったら何かに負けてしまう気がした。知らず知らずのうちに歩く速さが上がった。",
          "zh_text": "「……」我觉得如果停下脚步，就会输给什么。不知不觉间走的速度提高了。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「さっきの定食屋、おいしかったですよね」",
          "zh_text": "「刚才那家定食店很好吃吧？」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「でも、センパイのご両親には敵わないですよね……チキンカツは手の中で泣き叫んだり、口の中で暴れまわったりしてくれないですから」",
          "zh_text": "「不过，还是敌不过你父母啊……炸鸡块不会在你手里哭喊，也不会在你嘴里乱叫。」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "「これは初めて言うんですけど。センパイのホテルに行く前に、地元の中学校を潰したんですよ。センパイのご両親、中学校の先生だったでしょう？それでね、年下の中学生たちを見てたらつい美味しそうに感じちゃって……運動してお腹も減ってたし、なんだか制服も綺麗で衛生的だし、一口、つい手が伸びちゃったんですよねえ」",
          "zh_text": "「这是我第一次说。去学长在的酒店前,我把当地的中学毁了啊。学长的父母,是中学的老师吧？然后呢，看着比我小的中学生们，不知不觉就觉得很好吃……运动之后肚子也饿了，总觉得校服又干净又卫生，我忍不住伸出手来吃了一口。」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「もちろん中学生もおいしかったですよ。噛んでも肉が柔らかくて甘いし、死に際の悲鳴は本当に気持ちいいし。飲み込むのも喉がこそばゆくて気持ちいいです。でもなんか、中学生は甘くてすぐ飽きちゃって……それで、先生をいっぱい食べたんですよ。おいしかったです」",
          "zh_text": "「当然中学生也很好吃。咬起来肉又软又甜，临死前的惨叫真的很舒服。吞咽的时候喉咙也会刺痛，很舒服。但是，中学生太甜了，很快就腻了……所以，我吃了很多老师。很好吃。」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「普段からいい学校だったんでしょうね。皆必死に生徒を守ろうとして、剥き出しになった校舎でも懸命に声を張って、私がつまんだ生徒の足を引っ張って守ろうとまでしてくれちゃって」",
          "zh_text": "「学校平时就很好吧。大家都拼命保护学生，在裸露的校舍里也拼命地喊，甚至拽住我抓到的学生的脚保护他们。」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「それが逆に食べやすくて便利なもんで、一口食べてみたら、先生っておいしかったんです。ちょっと汚っぽいから、あんまり禿げてる人とかは捨てちゃいましたけど……」",
          "zh_text": "「相反，吃起来很方便，我尝了一口，老师的味道很好。因为有点脏，所以我把头发太秃的人扔掉了……」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「気づいた時には職員もすっからかんでしたよ、生徒と一緒に食べつくしちゃいましたね。もちろん全部食べたら私も太っちゃうんで、残りはお尻で潰したりして方付けちゃいましたけど……今思うと勿体なかったなあ。ちゃんと食べとけばよかった……」",
          "zh_text": "「等我回过神来的时候，职员们已经没了，和学生们一起吃光了。当然，如果全部吃了的话，我也会变胖的，剩下的就用屁股压扁了……现在想起来真是太可惜了。好好吃掉就好了……」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「まあ、太らなくて良かったですよね。せいぜい百人くらいですから、全部一日くらいの栄養にはなりましたけど、翌朝にはすっかりお腹ペコペコです。食べられてくれた皆に感謝です。胃の中で聞く贈る言葉って、きっと感動的だったんでしょうねえ」",
          "zh_text": "「嗯，不胖真是太好了。最多也就一百人左右，也就够一天的全部营养，第二天早上就饿得不行了。感谢被吃了的大家。在胃里听到赠言，一定很感动吧」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「センパイ？」",
          "zh_text": "「学长？」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "膝から崩れ落ちていた。",
          "zh_text": "膝盖开始无力坠落。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「泣いちゃったんですか、ねえ、センパイ、泣いちゃったんですか？」",
          "zh_text": "「你哭了吗？喂，学长，你哭了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "泣いてない。そう言おうとして、喉から漏れる声が言葉にならないことに気づいた。数回の嗚咽。必死に涙をかき消そうと瞼を覆っていると、背後から笑い声が聞こえた。それに、暖かい感触。後輩の暖かい手が、僕の頭を撫でてくれていた。僕の家族や恋人、その他何万人の命を奪った残酷な手。そんなことは分かっているのに、そう分かっていても、その肌は、暖かくて柔らかい、少女の手だ。",
          "zh_text": "没有哭。正想这么说，却发现从喉咙里漏出来的声音说不出话来。几次呜咽。我拼命捂住眼睛想要抹去眼泪，这时背后传来了笑声。还有，温暖的触感。学妹温暖的手抚摸着我的头。这双手夺走了我的家人、恋人以及其他几万人的生命。明明知道这一点，明明知道这一点，那肌肤还是温暖柔软的少女的手。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「ねえ、センパイ」耳元に息が吹きかかる。「今のセンパイ、すっごく可愛いですよ」",
          "zh_text": "「喂，学长。」耳边传来一阵喘息声。「现在的学长，非常可爱。」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "黙っている。もう何度も聞いた話で、とうに聞き飽きているはずなのに、どうしてか涙が抑えられなくなってしまう。",
          "zh_text": "沉默着。我已经听过很多遍了，应该早就听腻了，但不知为何，我还是忍不住流下了眼泪。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「実は私、我慢してたんです。なんだかんだ、ずっと」",
          "zh_text": "「其实我一直在忍耐，一直在忍耐。」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "遠くからクラクションが聞こえる。",
          "zh_text": "远处传来喇叭声。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「でも、センパイ。そんなセンパイを見てたら……」",
          "zh_text": "「可是，学长。要是看到那样的学长……」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "急ブレーキのタイヤがこすれる音。",
          "zh_text": "急刹车时轮胎摩擦的声音。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「もう、抑えられそうにないです」",
          "zh_text": "「我已经控制不住了。」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "瞼を開ける。点滅する街灯。アスファルトに映る後輩の影は、こんなにも大きかっただろうか？",
          "zh_text": "睁开眼睛。闪烁的路灯。在柏油路上看到的后辈的影子有这么大吗？"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「始めましょうセンパイ。二回戦開始、です♪」",
          "zh_text": "「开始吧，学长，第二轮比赛开始！」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "記憶の白濁、視界の明転。モノの輪郭が定まってくると共に、その違和感は切迫する恐怖感に変わった。",
          "zh_text": "记忆的白浊，视野的明转。随着物品的轮廓被确定下来，这种违和感变成了一种紧迫感。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「高い……！」",
          "zh_text": "「好高……！」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "目の前に広がる、眩く光る都市の夜景。その光の明滅に思わず見とれそうになった僕を、冷たい夜の風が突き刺した。ついで身体を包み込む、暖かい柔肌の感触。",
          "zh_text": "眼前是炫目的城市夜景。我不由分说地沉醉在这光芒的明灭中，寒冷的夜风刺酮了我。接着是包裹着身体的柔软肌肤的触感。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「あ、気づきましたか、センパイ」",
          "zh_text": "「啊，你发现了吗，学长？」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "上方から聞こえるその楽しそうな声は、間違えようのない後輩のものだった。",
          "zh_text": "从上方传来的那欢快的声音，是绝对不会弄错的学妹的声音。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「この姿になるの、この世界では二度目ですね。どうです？もう慣れました？」",
          "zh_text": "「变成这个样子，在这个世界上是第二次了吧。怎么样？已经习惯了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「慣れるって……そんな……また大きく……」",
          "zh_text": "「习惯……怎么可能……又变大了……」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「はい♪今回も身長二百メートル、大きくなった後輩ちゃんです♪どうです、可愛いでしょう？」",
          "zh_text": "「是！这次也是身高两百米，长大了的学妹！怎么样，可爱吧？」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "上を見上げた。直下からの目線で分かりづらかったけれども、視界を埋め尽くすほど大きなそれは確かに後輩の顔だった。正面を見ると、おぼろげに白やら黄色の光が灯っていて……これはきっと僕たちのいる都市の街並みだ。",
          "zh_text": "抬头看了看上面。虽然从正下方看不清楚，但那张大得足以填满视野的脸确实是后辈的脸。看向正面，朦胧地亮着白色或黄色的光……这一定是我们所在城市的街景。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「——そんな、ここって……」",
          "zh_text": "「怎么会，这里……」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「はい、私の襟元、ちょうど胸のすぐ上です♪どうですセンパイ、嬉しいですか、自分の何倍もおっきな胸が見れちゃって♪」",
          "zh_text": "「是的，我的领口，正好在胸部的正上方♪怎么样，学长，高兴吗，看到了比自己大好几倍的胸部♪」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "嬉しくなんかない。そう言い返そうとしたのに、言葉はすぐには出てこなかった。というよりもさっきから、夜の光と風を浴びてきらめく後輩の、その巨大な横顔と体、その全てがいつもより光ってきれいに見えた。これほど大きく見えるのに、その淡い肌にはいかなる傷も乱れもなく、均整な髪は時折吹く秋風を受けてたなびく。こんな気持ちなんて認めたくないのに、非現実的なほど大きい彼女の身体は、……とてもきれいだ。",
          "zh_text": "不高兴。我想这么回答，却一时说不出话来。倒不如说，从刚才开始，学妹那巨大的侧脸和身体沐浴在夜晚的灯光和风中闪闪发光，看起来比平时更加光艳动人。明明看起来这么大，那淡淡的肌肤却没有任何伤痕和紊乱，匀称的头发在不时吹来的秋风中随风飘动。虽然不想承认这种心情，但她那非现实的巨大身体……非常漂亮。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「……最悪だ」どうにか呟いた。",
          "zh_text": "「……糟透了。」我勉强自言自语。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「素直じゃないですねえ」後輩が息を吸うたび、あるいは些細なことで笑うたび、その身体の振動は鳴動となって僕の大地を揺らした。足元を見ると、僕は灰色のセーターの布地の上にいることが分かった。体温の温かみを帯びたそれは、彼女が呼吸するたびにゆっくりと大きく動く。何かの拍子で落ちてしまうのではないかと感じて、僕は反射的にセーターの布地を両手でつかんだ。",
          "zh_text": "「你真不老实啊。」学妹每吸气一次，或者因为一点小事笑一次，她身体的震动就会震动我的大地。一看脚下，我知道自己在灰色毛衣的布料上。带着温暖体温的那个，随着她的每一次呼吸缓慢而剧烈地移动。我下意识地用双手抓住毛衣的布料，生怕一不小心掉下来。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「大丈夫ですよ、センパイ」僕の思考を読んだかのように、後輩が話す。また僕を支える大きな身体が揺れる。「センパイは何が起きたって、どんな抵抗をしたって、そこからは逃げられないんですから。ちょっとした魔法です♪」",
          "zh_text": "「没关系的，学长。」学妹像是读到了我的想法一般说道。支撑着我的巨大身体又摇晃起来。「无论发生什么，无论做什么抵抗，学长都无法从那里逃脱。这就是小小的魔法！」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「それじゃ、磔に……」",
          "zh_text": "「这么说，是钉上十字架……」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「もう、被害妄想はやめてください」ふふ、という笑い声が聞こえる。「センパイが落ちないように特別にしてあげてるんです。今すぐ解いて落としちゃってもいいんですよ？」",
          "zh_text": "「请不要再被害妄想了。」传来呵呵的笑声。「为了不让学长掉下来，我才特意做了这个。现在马上解开掉也没关系吧？」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "やめてくれ、とつぶやいた。それで伝わったようだ。後輩が呼吸するたび、声を出すたび、笑うたび、その些細な動きは僕にとっての全てを揺らした。それに比べて、僕の声はどうしてこんなに小さく、弱いのだろうか。",
          "zh_text": "住手，我喃喃道。好像是这样传达的。学妹的每一次呼吸、每一次发声、每一次微笑，这些细微的动作都会动摇我的全部。与此相比，我的声音为何如此微弱？"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「魔法はね、もう一つあるんです」後輩は言った。「私の大好きな、ちょっと残酷な魔法。ほら、目を閉じて……」",
          "zh_text": "「还有一种魔法。」学妹说。「我最喜欢的，有点残酷的魔法。你看，闭上眼睛……」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "促すままに閉じると、まずは耳元の大騒音で呼び覚まされた。次いで感じるのは、なつかしい地面の感触と、そこら中で響く怒号、逃げ惑う人、車。",
          "zh_text": "在催促下合上双眼，首先被耳边的大噪音唤醒。接着感受到的是令人怀念的地面的触感、到处回荡的怒吼、四处逃窜的人、车。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「気づきましたか？」声はさっきよりも遠く、高く、上方から聞こえる。上を見上げると、そこには巨大な脚が二対立っていた。さらに首を上げて、巨大な胸が映って、そのさらに上にようやくあの可愛らしい顔を認めることができた。",
          "zh_text": "「你注意到了吗？」声音比刚才更远、更高，从上方传来。抬头一看，上面站着两对巨大的脚。再抬起头，映着巨大的胸部，再往上终于看到了那张可爱的脸。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「そんな、どうして……僕は……」周囲の叫び声のトーンがさらに上がった。暗くなる夜の空。気づけば視界がスニーカーの白い靴底に覆われていた。さっきの定食屋でも履いていたはずの、なんてことのない普通のスニーカー。それが今何百倍もの大きさとなって上空に浮かび、僕たち何十人の頭上のすべてを覆っている。",
          "zh_text": "「怎么会……为什么……我……」周围的尖叫声更加高涨。夜幕降临的天空。回过神来，视野已经被运动鞋的白色鞋底覆盖了。这双普通的运动鞋，刚才在定食店时应该穿的，没什么特别的。如今，它以几百倍的大小浮在上空，覆盖着我们几十个人的头顶。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "頭上に目を向けていた僕の背中に、誰かがぶつかる衝撃を感じた。原因は分かった。巨大な足から少しでも遠ざかろうと、さっきまで道路や周辺の店の上にいた人々がなりふり構わず全力で逃げていたのだ。至るところでパニックが引き起こされ、今も近づきつつある靴底から誰もかもが逃げようとしていた。誰かの名前を叫んでいる声がする。人をはねて停止する乗用車。騒ぎを聞いて急いで店から出てくる人々。その全てに巨大な少女の靴裏が迫り、ゆっくりと僕達の世界は暗く、暗くなっていく。",
          "zh_text": "我抬起头，感觉到有人撞在我背上的冲击。原因知道了。为了尽可能远离这只巨大的脚，刚才还站在道路和周边店铺上方的人们，都不顾一切地全力逃跑。到处都引起了恐慌，所有人都想从现在也在逐渐靠近的鞋底中逃跑。有人在喊谁的名字。撞伤人后停下的轿车。听到骚动急忙从店里出来的人们。巨大的少女鞋底逼近这一切，我们的世界慢慢地变得黑暗。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "ダン。全ての悲鳴を遮って、巨大な衝撃が地面を揺らし、いくつもの断末魔が響いた。ほとんどの人は即死だった。数百メートルの巨大なスニーカーは、踏み下ろされるだけで何百もの命を潰し去るのに十分だった。しかし即死できたのは、全体から見れば幸運だった部類に入るだろう。なぜか。僕の全身に染みる、強烈な痛覚がその証拠だった。知らず知らずのうちに叫んでいた。視界は真っ暗だったが、同時に大きな喪失感があった。原因はすぐに分かった。僕の身体は後輩の靴底の下敷きになっていてはずなのに、靴があまりにも大きく、彼女の動きがあまりにも速かったために、靴裏が着地するときの衝撃だけで僕は吹き飛ばされ、その結果つま先のふち、彼女の足の指があるはずの部分に腰より下だけが巻き込まれ、逆に上半身はなんとか彼女の靴裏から逃れたのだ。彼女のスニーカーに巻き込まれたはずの両足、そこにはもう具体的な感覚はなくて、妙に寒々しい感触だけが残っていた。少女の足裏から革一つを隔てて、確かに進行していく出血、死。その死さえ少女の靴の凹凸一つに弄ばれて、こうして緩慢な苦痛を強いられていく。次第に頭が重くなっていく。目はもう何も見ていない。消え行く思考の元、僕は何重にも「なぜ」を重ねて終わりを待っていた——。",
          "zh_text": "咚。巨大的冲击挡住了所有的惨叫，震动着地面，响起了无数的临死尖叫。大部分人当场死亡。数百米的巨大运动鞋，只要被踩下来，就足以毁掉数百条生命。但能当场死亡，从整体上看，应该属于幸运的一类。为什么呢？我全身强烈的痛觉就是证据。不知不觉地叫了起来。视野一片漆黑，同时也有一种巨大的失落感。原因马上就知道了。我的身体被压在学妹的鞋底,因为鞋子太大，因为她的动作太快了，只因为鞋底着地时的冲击，我就被吹跑了，结果，脚尖的边缘，也就是应该是她的脚趾的部分，只卷进了腰部以下。相反，上半身总算从她的鞋底逃了出来。应该被卷入她的运动鞋里的双脚，那里已经没有具体的感觉，只剩下奇妙的寒意。从少女的脚底隔着一块皮革，确实在不断地出血，死亡。就连死也被少女鞋子上的一个凹凸玩弄着，像这样缓慢地痛苦着。头渐渐沉重起来。眼睛已经什么都看不见了。在逐渐消失的思考的源头，我不断重复着「为什么」，等待着结束——。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「ちょっと刺激が強すぎたかな。でもま、これで分かったでしょ？」風の冷たさで気がついた。またあの巨大な襟元に収まっていた。上を見上げた。後輩の顔が見下ろしていた。",
          "zh_text": "「是不是有点太刺激了？不过，现在明白了吧？」冷风让我意识到。又收在那巨大的领口。抬头看了看上面。学妹的脸俯视着我。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「今日はたっぷり楽しませてくださいね。センパイ♪」",
          "zh_text": "「今天请让我尽情享受吧，学长♪」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "彼女の体温を感じていた。心臓がどくどくと動いていた。",
          "zh_text": "我感觉到她的体温。心脏在跳动。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「スゴいことしちゃいましょうか？」頭上から声がした。声がするたびに世界のすべてが震えた。はるか足元にいる小人たちも。",
          "zh_text": "「是不是很厉害？」头顶传来一个声音。声音一响起，整个世界都在颤抖。远远站在脚下的小人们也是。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "「私、踏みつぶすのって本当に好きなんです」言いながら、彼女は手を使うことなくスニーカーを脱いだ。かかとを踏んでくるぶしだけを晒してから、ぶんぶん足先を振り回して脱いでいく。下品な仕草だ。",
          "zh_text": "「我真的很喜欢踩扁它。」说着，她毫不费事地脱下了运动鞋。踩在脚后跟上，只晒了晒脚踝，然后使劲甩着脚尖脱了下来。下流的动作。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「よっ、と」ついに靴は彼女の足の遠心力に負けて、少し離れた住宅街へと落ちていった。当然そこには人がいたはずだ。ぽすっ、という拍子抜けなくらい軽い音がした。僕にはそう聞こえた。でも真下にいた人にとってはそうじゃないはずだ。何人かの姿が巻き込まれて見えなくなったように見えた。",
          "zh_text": "「唉！」鞋子终于败给了她脚上的离心力，掉到了不远处的住宅区。当然那里应该有人。「嘭」的一声轻得令人扫兴。在我听来是这样的。但对站在正下方的人来说应该不是这样的。似乎有几个人被卷入其中，看不见了。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「ふふ、大当たり」嬉しそうに飛び跳ねる声が聞こえる。それから、もう片方の踝もぶんぶん振り回して、",
          "zh_text": "「呵呵，中大奖了。」她高兴地跳了起来。然后，把另一只脚踝也晃来晃去。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "白いスニーカーは異常な速さでどこかへと飛んで行った。遠くのビルの一つに当たって、ガラスが悲鳴を上げながら崩れていった。",
          "zh_text": "白色运动鞋以异常的速度飞向了某处。撞在远处的一幢大楼上，玻璃发出惨叫，逐渐倒塌。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「死ぬ直前に見るものが女子大生のスニーカーって、なかなか良い最期ですよねえ」嘲笑う声が聞こえる。「でも、私はこっちのほうが好きかな。ねえ？」",
          "zh_text": "「临死前看到的是女大学生的运动鞋，真是不错的临终啊。」听到了嘲笑的声音。「可是，我更喜欢这个吗？是吧？」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "彼女は高く足を掲げた。靴下を脱いで裸足になっていた。生まれたままの柔らかく白い肌。傷一つない綺麗な足が、小人たちの悲鳴がするアスファルトに下ろされていく。",
          "zh_text": "她高高举起了腿。脱了袜子，光着脚。与生俱来的柔软白皙的肌肤。没有伤痕的漂亮的脚，落在小人悲鸣的柏油路上。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "「冷たーい……」風に乗って運ばれる、彼女の呟き。薄ら笑いを浮かべたまま、腰が抜けたまま動けない小人たちの下へ再び足を運ぶ。迫ってくる足に、悲鳴を上げて必死に嘆願する人々。",
          "zh_text": "「好冷……」随风飘来的，是她的喃喃自语。她露出浅浅的笑容，再次走到瘫软在地的小人上面。面对逼近的脚步，人们发出悲鸣，拼命请愿。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「ぷちっ」人々の残酷な断末魔は、彼女の少女らしい声にかき消された。滑らかな足が通過した後には、一つの命も残ってはいなかった。",
          "zh_text": "「噗噗」人们残酷的尖叫，被她少女般的声音掩盖了。光滑的脚通过后，一条生命也没有留下。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「私、裸足って好きです。こっちのほうが、人間がもがいたりつぶれたりするのがはっきり分かる気がする……」",
          "zh_text": "「我喜欢光着脚。我觉得这样可以清楚地感到人的挣扎和崩溃……」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "まるでバレエの踊りのように、彼女はその足をミニチュアの道路の上で滑らせていく。通行人、車、そこにあった全て関係なく、通ったあとには赤い血痕だけが残っている。",
          "zh_text": "就像跳芭蕾一样，她的脚在微缩的道路上滑动。行人、车辆和在那里的一切都无所谓，经过之后只剩下红色的血迹。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「歩きましょうか」",
          "zh_text": "「走吧。」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "そう言って、彼女は軽快なステップを踏んで歩き始めた。その一歩一歩に、確実に人や建物が巻き込まれるよう狙いを定めながら。クラクション、悲鳴、懇願の声、すべてが彼女の鼻歌にかき消された。",
          "zh_text": "说着，她踏着轻快的步伐走了起来。一步一步地确定目标，确保人或建筑物被卷入其中。喇叭声、悲鸣声、恳求声，一切都被她的哼歌淹没了。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「♪」",
          "zh_text": "「♪」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "メロディのおぼつかない鼻歌と共に、また次の数人を足の下で肉塊へと変える。少しずつ赤く汚れていく足を、汚れが取れることを期待して、彼女は適当な公園の木にこすりつけた。結果は失敗、木は重みに耐えきれずにあっさりと根元から折れた。あっちゃー、と笑いながら、彼女は八つ当たりのようにその公園に避難していた人を踏みつぶしていった。わずか数十秒の間に、その場にいた数十人は彼女の足裏で肉塊に変わっていた。熟れすぎて潰れた柿のようだ。",
          "zh_text": "伴随着旋律含糊不清的哼歌，又把接下来的几个人在脚下变成肉块。她在公园里的一棵适当的树上蹭了蹭，期待着能把一点点变红变脏的脚擦掉。结果失败了，树承受不了重量，干脆从根部折断了。她一边啊地笑着，一边像出气似的把在那个公园避难的人踩扁。在短短几十秒内，在场的几十个人都在她的脚底下变成了肉块。就像熟透了的柿子一样。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「あーあ、これでまた汚れちゃいましたね……」",
          "zh_text": "「啊，这下又脏了……」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "幻滅したような声をあげて、彼女は再び歩き始めた。",
          "zh_text": "她发出幻灭般的声音，再次迈开脚步。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "小さな建物の密集する学生街を簡単に潰し終えて、近くの公園や神社もなぎ倒して、それから数歩で彼女が辿り着いたのは僕たちの大学だった。普段は広々としているキャンパスも、この高さの視界からだとミニチュアのように小さく見える。正門には逃げようとしている人々がいた。友達か何かを待っているのだろう。次の瞬間には、巨大な素足が彼らを踏み潰していた。くす。悲鳴は上空からの小さな笑いにのみ込まれた。",
          "zh_text": "轻而易举地摧毁了小建筑密集的学生街，附近的公园和神社也被推倒，再走几步，她就到了我们的大学。平时宽敞的校园，从这个高度的视野来看，就像迷你模型一样显得很小。正门有想要逃跑的人。大概是在等朋友什么的吧。下一个瞬间，巨大的光脚踩扁了他们。呼呼。尖叫声被高空传来的笑声吞没了。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "「用もないのに学校行くのって、なんだか楽しいですよねえ……」後輩は笑うと、さらに校門の奥へと進んでいった。",
          "zh_text": "「没事就去学校，总觉得很开心……」学妹笑了笑，继续向校门深处走去。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「見てくださいよ。まだ明るいです」彼女が向かったのは最近建ったガラス張りの校舎だった。その高さは十数階建てで、入学パンフレットなんかにも載っている自慢の建物だったが、こうやって比べると、その高さはちょうど彼女の胸元にも及ばないくらいだ。夜間の授業だろうか、確かに校舎はまだまだ明るくて、中には沢山の人影が見えている。彼女は少しかがみ込んで、これから壊す建物の中を見た。最上階の誰かと目が合った。目を見開いて、怯え切った表情が見えた。",
          "zh_text": "「你看，天还很亮。」她去的是最近刚盖的玻璃校舍。它有十几层楼高，是入学宣传册上写的引以为傲的建筑，但这么一比，它的高度还不及她的胸部。大概是上晚班吧，校舍确实还很明亮，里面有很多人影。她稍稍蹲了下来，看着即将被破坏的建筑物里面。我和顶楼的某个人四目相对。她睁大眼睛，露出胆怯的表情。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「ふふ」大きな声が響いた。「さよなら、です♪」",
          "zh_text": "「呵呵」，一个响亮的声音响起。「再见！」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "後輩はビルを両腕で挟み込むと、自分の身体と同じくらいのガラスの壁面を抱き込んでいった。まるで恋人にじゃれつくかのように、わずかな上下運動を伴いながら、決して焦ることなく、そのビルにかける力をだんだんと強くしていく。徐々に、徐々に。少し前かがみになって、巨大な目でガラスを覗き込んで、ビルの中に取り残された可哀そうな小人さんたちを見る。ぐらつく建物の中で、自分の命を奪う巨大な少女の顔に見つめられて、彼らは一体どういう気持ちなのだろう？ちょっと可愛く見えるように、白い頬をガラスに張り付ければ、ぺたりとその跡が残る。ぎしり、ぎしりと、建物をさらに強く抱きしめていく。",
          "zh_text": "学妹用双臂夹住大楼，抱住了和自己身体差不多大小的玻璃墙。就像和恋人嬉戏一样，伴随着细微的上下运动，却绝不心急，在那栋大楼上施加的力量逐渐变强。慢慢地，慢慢地。她稍稍向前倾，用巨大的眼睛望着玻璃，看着留在大楼里的可怜的小矮人。在摇摇欲坠的建筑物中，看着夺走自己生命的巨大少女的脸，他们到底是怎样的心情呢？为了看起来可爱一点，把白皙的脸颊贴在玻璃上，就会留下痕迹。嘎吱嘎吱地，更加紧紧地抱住建筑物。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "パリン、という甲高い音が鳴って、一枚のガラスが割れた。そこからは一瞬だった。自らを締め上げる巨大な質量にかなわず、むき出しの校舎はあっさりと土台から崩れ落ちた。まるで積み木のジェンガのように。彼女の腕の中で、ガラス、鉄、ケーブル、机、さっきまでは授業中の校舎だった破片たちが崩れ落ちていった。そして、人間も。何の支えもなく、何の足場もなく、いきなり床の無くなった可哀そうな人間たちが瓦礫の中を落ちていった。",
          "zh_text": "啪的一声，一块玻璃碎了。那是一瞬间。没能抵挡住自己的巨大质量，裸露的校舍轻易地从地基上坍塌了。就像搭积木一样。玻璃、钢铁、电缆、桌子，刚才还在上课的校舍的碎片都在她的臂弯里坍塌。还有人。没有任何支撑，也没有任何立足点，突然间，没有地板的可怜人们从瓦砾中掉了下去。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「あは♪」彼女は短く笑った。「皆さんのことが大好きだったから、ちょっとハグしてあげようと思っただけなんですけどねえ」",
          "zh_text": "「啊哈！」她简短地笑了笑。「因为我很喜欢你们，所以想给你们一个拥抱而已。」"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "弱すぎ。そうつぶやいて、彼女は目の前の瓦礫に背を向けた。周りを見渡す。さっき壊した建物は、このキャンパスで一番背の高い建物だった。あとは腰の高さか、あるいは膝にも及ばないほど低く、のっぺりとした建物ばかりだ。はあ、と彼女はため息をつきながら、手始めに一つの校舎を踏みつぶした。金属が上げたバリバリという悲鳴は、すぐに彼女の声にかき消される。",
          "zh_text": "太弱了。她喃喃自语着，背对着眼前的瓦砾。环顾四周。刚才拆除的那栋建筑是这个校园里最高的。其余都是低到腰部或膝盖以下的平面建筑。是吗？她叹了口气，先把一座校舍踩扁。金属发出的尖叫声很快就被她的声音淹没了。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "「つまんないですねえ。今ので死んだ人もいるんでしょうけど、中が見えなくて地味だし……」",
          "zh_text": "「真没意思啊。虽然现在也有人死了，但里面看不见，很朴素……」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "続けて二三の建物を潰し、何百という人間の命を奪ったあと、彼女はふいにぶるりと震えた。",
          "zh_text": "接连摧毁了两三幢建筑物，夺走了几百人的生命之后，她突然浑身颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「寒ーい……っていうか、あ」それまで浮かべていたつまらなさそうな顔が、ふいに驚きと恥ずかしさの混じった赤面へと変わった。「あはは……」",
          "zh_text": "「好冷……应该说啊……」之前那张无聊的脸，突然变成了混杂着惊讶和害羞的红脸。「啊哈哈……」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "それまで僕のことを忘れていたかのように、残虐な破壊と殺戮を繰り広げていた彼女が、急に僕の顔を見つめてくる。僕の視界のはるか上、星空を背景に浮かぶ彼女の赤い顔。僕はまだ魔法にかけられていた。さっき死の疑似体験をさせられたばかりなのに、僕の全てを奪った相手なのに、こんなに巨大で、こんなに残酷なのに、その顔はどうしてこんなに……こんなに綺麗なのだろう。",
          "zh_text": "一直在进行着残忍的破坏和杀戮的她，似乎已经忘记了我，突然凝视着我的脸。在我的视野之外，以星空为背景浮现的她的红脸。我还是被施了魔法。明明刚刚让我经历了死亡的模拟体验，明明夺走了我的一切，明明如此巨大，如此残酷，明明那张脸为什么如此……如此漂亮吧。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「何考えてるんですか、センパイ……」",
          "zh_text": "「你在想什么呢，学长……」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "赤面したまま、彼女はぼそりと言った。",
          "zh_text": "她满脸通红地小声说。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「でも、私の考えてることのほうがきっと変ですね。ねえセンパイ、こんなこと思いついちゃって申し訳ないんですけど」",
          "zh_text": "「不过，我想的肯定是奇怪的。对了，学长，我想到这种事，真的很抱歉。」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "見上げた彼女の首元に、一筋の汗が浮かんでいた。",
          "zh_text": "抬头一看，她的脖子上冒出了一缕汗。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "「今ね、その、……もよおしちゃって。それで、思ったんです」",
          "zh_text": "「现在，那个……很脆弱，所以我想。」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "汗は地面へと落ちた。",
          "zh_text": "汗水滴落在地上。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「この大きさでおしっこしたら、どうなっちゃうんだろう、って」",
          "zh_text": "「这么大的尺寸小便的话，会怎么样呢？」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "僕は建物の中にいた。明るく、静かな空間。この場所には見覚えがある。大学の図書館だ。",
          "zh_text": "我在建筑物里。明亮、安静的空间。我对这个地方有印象。是大学图书馆。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "どしん。",
          "zh_text": "怎么啦。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "聞き覚えのある重低音が、この建物に近づいていた。後輩だ。またあの不思議な魔法で、僕を胸元から地上のどこかへと転移させたのだろう。だとすれば、待っている結論は一つだ。それは、彼女の破壊に巻き込まれた、死。",
          "zh_text": "耳熟能详的重低音正在靠近这栋建筑。是学妹。又用那不可思议的魔法，把我从胸口转移到了地上的某个地方吧。既然如此，等待我们的结论只有一个。那就是被卷入她的破坏之中的死亡。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "彼女に踏みつぶされて下半身が無くなったときの、あの生々しい苦痛を思い出す。彼女の靴裏に巻き込まれて、いとも簡単に僕はその命を奪われた。死を簡単に疑似体験させる、残酷な魔法。さっき上空で破壊劇を見ていたときと打って変わって、残酷な恐怖が僕の全身を襲う。彼女がどんなに可愛く見えたからって、死の苦痛は何よりも大きい。もう嫌だ。もう二度と、あんな目には合いたくない。",
          "zh_text": "我想起被她碾碎失去下半身时，那种活生生的痛苦。我被卷入她的鞋底，轻而易举地夺去了生命。让人简单地模拟体验死亡的残酷魔法。和刚才在高空看破坏剧时完全不同，残酷的恐怖袭击了我的全身。不管她看起来多么可爱，死亡的痛苦比什么都大。已经讨厌了。再也不想遇到那样的事了。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "もう一度地面がズシリと揺れた。",
          "zh_text": "地面再次剧烈摇晃。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "「センパ～イ、いますか～？」建物ごと震えていた。後輩の声だ。",
          "zh_text": "「学~长，在吗~ ？」整个建筑物都在颤抖。是学妹的声音。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "「私ね、試験期間中に図書館行って、それでよく待たされて。いつかやってみたいと思ったんですけど……」",
          "zh_text": "「我呢，考试期间去了图书馆，结果经常要等。我想什么时候去试试……」"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "数秒遅れて、巨大な衝撃。けたたましく鳴き叫ぶ金属音。理由はすぐに分かった。",
          "zh_text": "慢了几秒，巨大的冲击。刺耳的金属叫声。我立刻明白了原因。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "「えへへ、思ったより簡単に空きましたね♪」",
          "zh_text": "「嗯，比我想象的要容易多了！」"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "まるで鍋のフタを外すかのように、彼女は片手で簡単に図書館の分厚い天井を剥がし取り、その中身を覗き込んだ。図書館で机に向かっていた、普通の学生生活を送っていたはずの百数十人は何を思ったのだろう。異常な事態に巻き込まれて、風の冷たさに気がついて、ふと上を見上げたら、そこには月光を背に巨大な女の子が微笑んでいる。その声と笑みは……やっぱりあの残虐さを湛えていた。",
          "zh_text": "就像揭开锅盖一样，她一只手轻而易举地扒下图书馆厚重的天花板，窥看里面的东西。在图书馆里坐在书桌前，过着普通学生生活的那一百多人，心里是怎么想的呢？被卷入异常的事态，察觉到风的寒冷，蓦然抬头一看，在月光下，一个巨大的女孩正微笑着。那声音和笑容……果然充满了那种残暴。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "「みなさん、こんにちは♪勉強中、お邪魔しちゃってごめんなさいね♪」",
          "zh_text": "「大家好！正在学习的时候，打扰了，对不起！」"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "くすくすと後輩は笑った。眉がかわいらしくぱちくりと動いていた。",
          "zh_text": "学妹哧哧地笑了。眉毛很可爱地动着。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "「それで、あの、図書館に少し「用」があるんですけど……」",
          "zh_text": "「对了，我去图书馆有点事……」"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "自分の言葉に笑いながら、後輩は少しずつスカートを下ろしていった。星の光を背に浴びて、その動きはなめらかで、ゆっくりで、どこか妖艶だった。スカートを下ろしきって、ふぁさりと背の低い別の建物にかけた。そんなことは、この小さな建物の中の人たちにはわからなかったが。",
          "zh_text": "听到自己的话，学妹一边笑着，一边慢慢放下裙子。在星光的照耀下，动作流畅、缓慢，有种妖艳的感觉。她把裙子脱下来，呼哧呼哧地挂在另一栋低矮的建筑物上。这一点，这栋小楼里的人是不知道的。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "僕はその小さな建物の中で、後輩がゆっくりとスカートを脱いでいくのを見た。周りの人々も上を見て、ぽかりと口を開けていた。妙な静寂だった。引き剥がされた屋上から風の音がした。",
          "zh_text": "我在那栋小建筑物里，看着学妹慢慢脱下裙子。周围的人也往上看，纷纷张大嘴巴。一种奇妙的寂静。从剥落的屋顶传来风声。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "「えへへ……」",
          "zh_text": "「嘿嘿……」"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "スカートを全て下ろしきったあとで、僕たちは上空に浮かぶ巨大なパンツを見た。質の悪い冗談のようだった。本来空があるはずの頭上は、白いまっさらなパンツに覆われていて、そのレースの縫い目１つですら月よりもはるかに大きく感じる。頭上で繰り広げられるショーはそれだけに留まらず、彼女の巨大な指はパンツの紐の一つを掴むと、ゆっくり、ゆっくりとその複雑な縫い目をほどいていった。小さな人々の目線、その１つ１つを感じながら、まるで僕たちを焦らしているかのように。",
          "zh_text": "把裙子全部放下后，我们看到了浮在上空的巨大内裤。听起来像是一个不好的玩笑。本来应该有天空的头顶，被洁白的内裤覆盖着，就连蕾丝的一条缝都比月亮大得多。在我们头上上演的表演不仅如此，她那巨大的手指抓住一条内裤的带子，慢慢地、慢慢地解开那复杂的缝线。小人们的视线，一个一个地感受着，仿佛在焦躁着我们。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "理解のできない状況に追い込まれると、僕たちは何をすべきか分からなくなる。ただ皆がしていたのは一つ、上を見上げること。自分たちと星空を隔てるかのように、巨大な影を落とす彼女のパンツが、ゆっくりとその上空から剥がれ落ちていくのを見た。その滑らかな足がわずかでも動くと、月の光は唐突に遮られる。しばらくの暗闇のあと、再び月が照らし出したのは、紛れもない彼女の性器だった。淡い桃色の唇。わずかに生え揃った縮れ毛が、風を受けてまるで森のようにさらさらと揺れ、そのすぐ下の女性器は確かに遠くにあるはずなのに、月の光はその淫靡な襞や粘膜の１つ１つにまで詳細に照らし出した。ふふ。はるか上空から、小さく漏れた恥ずかしげな笑い声は、しかし僕たちの耳にもしっかりと届いた。ダンスを踊るかのような動きで、彼女の体がゆっくりとしゃがみ込んでいく。彼女の可愛らしい目も、今は小さく閉じている。自分の足元に閉じ込められた人たちに何が見えているのか、きっと想像に耽っているのだろう。",
          "zh_text": "一旦陷入无法理解的状况，我们就不知道该做什么。只是大家都在做的一件事，就是抬头仰望。她的内裤投下巨大的影子，仿佛将自己和星空隔了开来，我看到她的内裤缓缓从上空脱落。她那光滑的脚只要稍微动一下，月光就会突然被遮挡。短暂的黑暗之后，月亮再次照亮的，毫无疑问是她的性器。淡粉色的阴唇。微微长出的卷发，在风的吹拂下，宛如森林般潺潺地摇晃着，它下面的女性生殖器明明离得很远，月光却把它淫靡的褶皱和黏膜一一照得清清楚楚。呵呵。从遥远的上空微微漏出的羞涩笑声，却清晰地传到了我们的耳朵里。她的身体像在跳舞一样，慢慢地蹲了下来。她那可爱的眼睛，现在也微微闭上了。她一定沉浸在想象中，不知道被困在自己脚边的人们看到了什么。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "静寂を破るかのように、甲高い悲鳴が聞こえた。呆然と上を見上げていた生徒たちの中から、一人の女子が大声を出して逃げ出したのだ。それからは一瞬だった。一つしか無い建物の出口を目指して、僕たちは階段を蜘蛛の子のように駆け下っていった。生き残るための戦いだ。誰にも遠慮はなかった。それなのに、出口を見て僕たちは絶望した。自動ドア二枚分の狭い出口から見えるのは、ガラス越しにぴったりと張り付く彼女の巨大な足の壁だけだったからだ。",
          "zh_text": "仿佛要打破寂静似的，传来一声尖叫。一群茫然地抬头看向上方的学生中，有一个女生大声喊着逃走了。那之后是一瞬间。我们沿着楼梯像小蜘蛛一样奔向只有一个出口的大楼。这是为了生存的战斗。谁都没有顾虑。尽管如此，看到出口，我们还是绝望了。从只有两扇自动门大小的狭窄出口看到的，只有隔着玻璃紧紧贴在她巨大脚上的墙壁。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "ふう、という声が聞こえた。それは上空からだった。これまで聞いたことのない、彼女が何かを緩める声だった。",
          "zh_text": "传来嗯的声音。那是从高空传来的。这是我从未听过的放松的声音。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "天井の無くなった吹き抜けで、僕たちは最初の一滴が落ちるのを見た。あの巨大な桃色の割れ筋から。認めたくない。こんなに屈辱的なことなんかない。それでも、僕たちは見てしまった。彼女の桜色の巨大な性器から、薄い半透明の液体が迸り出ていくのを。この匂いには覚えがあった。どこか懐かしい、それでいて不快な匂い……これは彼女のおしっこだ。",
          "zh_text": "在没有天花板的通风处，我们看到了第一滴水滴落下。从那巨大的粉红色的裂纹。不想承认。没有比这更屈辱的事了。尽管如此，我们还是看到了。从她那樱花色的巨大性器里，喷薄而出的半透明液体。我对这个味道有印象。有一种令人怀念却又令人不快的味道……这是她的尿。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "上空を見た。後輩は、決まりが悪そうに目を横にそらしながら、それでも確かに笑っていた。さっきまで僕たちに見せていた作り笑いとは違う、本当の快感から来る嗜虐的な笑顔だ。その笑みの下で、彼女は自らの秘部を二本の指で開いていた。人間の大きさの何倍もある、そのピンク色の性器から、妖しい輝きを放つ飛沫が滴り落ちていく。出口を求めて一階に下りていた人々の、行き場を失って絶望している人々の上に。彼女の膀胱から押し出される筋肉の力と、単純な何十メートルの落差の分の重力が合わさって、それは何かが爆発するかのような衝撃だった。直撃を受けた学生たちは溺れることすらできなかった。単純に、彼女のおしっこから途方も無い衝撃を受けて、地面に叩きつけられるようにして彼らは気を失っていく。床に直撃したしずくはそのまま床に広がって、やがて床中を余さず水浸しにしていく。",
          "zh_text": "我看了看上空。学妹尴尬地移开视线，但确实笑了。和刚才给我们看的假笑不同，那是来自真正的快感的施虐式笑容。在她的笑容下，她用两根手指打开了自己的私密部位。从那比人类大好几倍的粉红色生殖器上，散发着妖艳光芒的飞沫滴落下来。在为寻求出口而下到一楼的人们、无处可去而绝望的人们之上。从她的膀胱里被挤压出来的肌肉的力量，和单纯的几十米落差所产生的重力合在一起，就像什么东西爆炸一样的冲击。受到直接袭击的学生们连溺水都没有。他们只是单纯地从她的小便中受到了巨大的冲击，就像被摔在地上一样失去了知觉。直击在地板上的水滴就那样在地板上扩散，很快整个地板都被水淹没了。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "おしっこのしずくは細い流れになって、やがて滝のような大きな流れになった。黄色い、生暖かい滝。後輩はもはや性器を手で抑えることもせず、一本の水鉄砲のように注ぐ尿の行き先を、興味深そうな顔で見つめている。図書館は既に浸水して、びちゃびちゃと流れる液体のうねりが膝のあたりまで流れ込んできていた。本棚に収められていた貴重な蔵書の数々まで、温かい尿の流れに乗って黄色い海の上を漂い始める。",
          "zh_text": "小便的水滴变成细流，不久变成瀑布般的大流。黄色的、温暖的瀑布。后辈已经不再用手压着性器官，而是像一支水枪一样，饶有兴趣地盯着尿液的去处。图书馆已经被水淹没了，液体哗哗地流到膝盖附近。就连收纳在书架上的珍贵藏书，也随着温暖的尿液在黄色的大海上漂来漂去。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "おしっこの流れ込む巨大な轟音にまぎれて、人々の悲鳴と恐怖の声が聞こえた。それもそのはずだ。最初に雫に当たった不幸な何人かは、既に尿の海の中で顔を下にして沈んでいた。ごぽごぽと泡が立っていた。そこら中で人々が押しのけ合い、なんとか海の上へ上がる手段を探している。",
          "zh_text": "在小便流入的巨大轰鸣声中，可以听到人们的惨叫和恐怖的声音。这也难怪。第一个被水滴击中的不幸的几个人，已经在尿的海洋中脸朝下沉下去了。咕嘟咕嘟地冒着泡沫。在那里，人们互相推挤，想方设法地寻找着爬到海面上的方法。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "尿の勢いは止まること無く、ごうごうと流れ込み続けていた。鼓膜がつんざこけるほどの轟音だった。水位は１階も２階も埋め尽くし、取り残された人々が息を吸おうとするたびに、新しく注ぎ込まれる尿のしずくが口に入った。辛うじて水面に出ていた背の高い本棚に、一人の器用な男が決死の覚悟でその上に登る。その近くにも溺れかけている生徒がいた。彼はその生徒の手を取り、荒れ狂う海から引き上げようと懸命に声を上げたが、その懸命な叫びも巨大なくすくす笑いに取って代わられた。",
          "zh_text": "尿的气势没有停止，继续轰轰烈烈地往下流。那是震耳欲聋的轰鸣声。1楼、2楼的水位都被淹没，被困的人们每想要呼吸，就会有新注入的尿液流进嘴里。好不容易露出水面的高高的书架上，一个精明的男人以殊死的决心爬了上去。附近也有溺水的学生。他拉着那个学生的手，拼命地叫着，想把他从波涛汹涌的大海中拉出来，但那拼命的呼喊也被巨大的窃笑所取代。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "「♪」",
          "zh_text": "「♪」"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "彼がいたその場所に、黄色い一筋の滝が注ぎ込まれていた。天からの選別のようだった。わずか数秒のことだったが、次の瞬間本棚は斜めに傾き、氷山のように黄色い海の中へと沈んでいた。半透明な泡の立つ海の中で、もうどこにも男の姿は見え無かったが、念の為彼女は彼のいたたりにおしっこを注ぎ続けた。確実に、その男が自分の尿の中で溺死するのを見届けるように。",
          "zh_text": "他所在的地方，被注入了一条黄色的瀑布。仿佛是上天的筛选。只持续了几秒钟，下一瞬间书架就倾斜了，像冰山一样沉入了黄色的海洋中。在泛着半透明泡沫的大海中，男人的身影已经不见了，但为了慎重起见，她还是不停地往他所在的地方放尿。就像亲眼目睹那个男人在自己的尿液中溺死一样。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "ぶるりと最後にもう一度震えてから、後輩は自分の足元を覗き込んだ。黄色い海の中にぽつりぽつりと人々が浮かんでいる。彼らはただ浮いているのではなく、必死にこの海の中で生き残ろうと懸命に泳いでいるのだった。彼女が溜め込みすぎていたのか、あるいはこの図書館が小さすぎたのか、おしっこは足元の建物のすべてを埋め尽くしてしまい、わずかに溢れた液体が窓や換気扇の割れ目から勢いよく注ぎ出ていた。このまま数十分ほうっておけば、水面に出れた小人たちは生き残ってしまうのかもしれない。",
          "zh_text": "最后再一次颤抖了一下，学妹看了看自己的脚。黄色的大海中，飘浮着许多人。他们并非只是浮在水面上，而是为了在这片海中生存而拼命游泳。不知是她堆积太多，还是这个图书馆太小，小便填满了脚下的所有建筑物，一点点溢出来的液体从窗户和换气扇的裂缝里用力地往里倒。如果就这样放任几十分钟的话，浮出水面的小人可能就会活下来。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "彼らの視線に気づいて、後輩は小さなウインクを一度だけすると、この図書館の天井だった一枚の板に手をかけた。それを元通り、図書館の建物全体を覆うように差し戻していく。それが済むと、自分が作り出したおしっこの海は隠れて見えなくなっていた。",
          "zh_text": "学妹注意到他们的视线，只眨了一下眼睛，就把手放在图书馆天花板上。然后又恢复原样，覆盖整个图书馆建筑。这样一结束，自己创造出来的撒尿的海洋就隐没了。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "少しだけ迷ってから、彼女は右足を図書館の上に大きく掲げた。天井は清潔に見えた。それから彼女は体重を込めて、小さな図書館の建物を天井ごと踏み抜いた。",
          "zh_text": "稍微犹豫了一下，她把右脚举到了图书馆的上方。天花板看起来很干净。然后，她把自己的体重加在一起，连天花板都踏进了小小的图书馆大楼。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "思っていた通り、中に閉じ込められていた彼女のおしっこが中から噴き出てきた。それを予想して、少女はすぐに後退りしていたが、それでも足の付け根に冷たい感触があった。",
          "zh_text": "不出所料，被关在里面的她的尿从里面喷了出来。想到这里，少女立刻后退了几步，但脚底下还是有一股冰凉的触感。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "汚れちゃった。",
          "zh_text": "脏了。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "反射的に呟いてから、彼女はその辺の道路で汚れを落として大学を出た。わずか数歩の距離だった。それだけで、彼女の足についたおしっこはもう乾ききっていた。彼女が残していった図書館の残骸では、相変わらず生暖かいおしっこがあらゆる割れ目から吹き出てはいたが、中から出てくる人の姿はなかった。",
          "zh_text": "她条件反射般地嘀咕了一句，然后在附近的道路上清除了污垢，大学毕业了。只有几步的距离。光是这样，她脚上的尿就已经干透了。在她留下的图书馆残骸中，依然有温热的小便从各个裂缝中喷涌而出，却不见有人从里面出来。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "後輩は歩いていく。大学の近くの市街地を、家も車も関係なく踏み潰して進んでいく。その一歩ごとに何かが下敷きになり、建物の崩れる音や人々の悲鳴が聞こえるが、はるか頭上にある彼女の耳には届いていないようだった。今日だけで何百人、あるいは何千人と踏み潰して、それに前は別のところでも大暴れしていたんだから、きっと彼女にとってはもはや慣れ親しんだ感覚なのだろう。それは彼女の大破壊をその胸元から見ている小さな僕も同じで、一歩ごとに繰り広げられる破壊にも不思議と慣れてきてしまっていた。",
          "zh_text": "学妹走了过去。在大学附近的街道上，不管房子还是车子，都踩扁了前进。每走一步都有什么东西压在脚下，可以听到建筑物倒塌的声音和人们的惨叫，但她的耳朵似乎远远超出了头顶。光是今天就践踏了几百人，甚至几千人，而且之前还在别的地方大闹，对她来说一定已经是习以为常的感觉了。从她的胸口看着她大破坏的我也一样，不可思议地习惯了每一步展开的破坏。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "「センパイ、見てくださいよ。あれ——」",
          "zh_text": "「学长，你看，那个——」"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "立ち止まって彼女が指差した遠くの空には、十数キロの市街地のビルを挟んで、白色に淡く光るタワーがあった。この街唯一の電波塔で、きっと百数十メートルの高さがあったはずだ。その街一番の高さを誇るはずの電波塔でさえ、今の僕たちの目線よりも低く見える。",
          "zh_text": "停下脚步，她指着远处的天空，隔着十几公里的市区大楼，有一座白色的微光塔。这座城市唯一的电波塔，一定有一百多米高。就连号称这座城市最高的电波塔，看起来也比我们现在的视线低。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "「あっち行きましょっか。えい」",
          "zh_text": "「去那边吧！唉！」"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "少女はまた一歩を躊躇いなく踏み出し、足元の家や低層ビルをスクラップにする。その悲鳴も確かに聞こえるはずなのに、僕には彼女の息遣いのほうが大きく聞こえる。これだけの大災害を巻き起こしてなお止まらない彼女の華奢な身体に、いつまでも明るく残酷な可愛らしい声。規則的な縦揺れが僕を揺らし、次第に僕の耳は彼女のきれいな鼓動だけを拾うようになっていく。",
          "zh_text": "少女又毫不犹豫地迈出了第一步，把脚下的房子和低层建筑变成了废料。悲鸣应该也能听到，但我听起来她的呼吸声更大。掀起这么大的灾难还没有停止的她纤细的身体，永远明亮残酷可爱的声音。有规律的纵向摇晃摇晃着我，渐渐地，我的耳朵只听到她清脆的心跳。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "「まるでデートみたいですね。センパイ」",
          "zh_text": "「简直就像约会呢，学长。」"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "彼女はクスリと笑って、胸元にいる小さな僕を覗き込む。",
          "zh_text": "她扑哧一笑，看了看胸前小小的我。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "「まあ、ロマンチックなテーマパークやらレストランやらには行けないですけど……」",
          "zh_text": "「嗯，虽然不能去浪漫的主题公园和餐厅……」"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "笑いながら、足元にあるまばゆいネオンの建物を踏み潰す。きっとそこにも愛し合う人々の暮らしがあったはずだ。",
          "zh_text": "一边笑着，一边踩碎脚下那栋闪烁着霓虹灯的建筑物。那里一定也有相爱的人们的生活。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「でも、この夜景を見てください。ちょっとした展望台より高いんですよ、わたし」",
          "zh_text": "「不过，你看这夜景，我比瞭望台还高呢。」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "そう言って、彼女はわずかに胸を張ってまた一歩を踏み出す。視界は大きく上に開けて、近くの街並みからタワーの向こう側まで、ちらちらときらめく街の明かりが目に入る。",
          "zh_text": "说着，她微微挺起胸膛，又踏出一步。视野非常开阔，从附近的街景到塔对面，闪闪发光的街景尽收眼底。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "彼女が一歩を踏み出す。するとその明かりが暗くなった。足元を見ると、後輩の足元には数台の車と一緒に、細い電線が下敷きになっていた。すぐに明かりは復旧したが、視界の一部だけはまるで切り取られたかのように欠けて戻らなかった。",
          "zh_text": "她迈出一步。这时，灯光变暗了。我看了看脚下，学妹的脚下和几辆车一起，压着细细的电线。虽然很快恢复了照明，但视野的一部分就像被剪掉了一样残缺不全。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "「しかも、展望台と違ってイタズラもできちゃうんです」",
          "zh_text": "「而且，和瞭望台不一样，还可以恶作剧。」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "ふふ、と笑って、彼女は何事も起きなかったかのようにまた先へと進んでいく。",
          "zh_text": "她呵呵地笑着，仿佛什么事也没发生似的，继续往前走。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "「ねえ、なんで私がセンパイを生かしてあげたか、不思議に思ったことはないですか？」",
          "zh_text": "「喂，你有没有想过，为什么我要让学长活下来？」"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "暗く欠けた夜景の中で、新たに赤い何かが光っている。",
          "zh_text": "昏暗残缺的夜景中，有一种新的红色的东西在发光。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "「たまたまなんです。たまたま——あの日、何だか朝から妙にイライラしてて、それで大暴れしたんです。ストレス解消するしかない、って思って」",
          "zh_text": "「只是碰巧。碰巧——那天，我从早上开始就莫名地烦躁，然后就大闹了一场。我想，只有这样才能消除压力。」"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "赤い何かが広がっていく。赤い光は暗闇を照らし、家や建物の輪郭を映し出す。",
          "zh_text": "红色的东西扩散开来。红色的光照亮黑暗，映出房子和建筑物的轮廓。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "「大きくなるの、好きなんです」",
          "zh_text": "「我喜欢变大。」"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "足元の赤い光は炎だった。突然の停電で、きっと火災が発生したのだろう。",
          "zh_text": "脚下的红光是火焰。突然停电，一定是发生了火灾吧。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "「昔から、言い方が難しいですけど、とにかく思ったことは何でも全部私の思い通りになるんです。コインの裏表はもちろん、明日の天気だって。私が晴れてほしいなあと思うと、次の瞬間にはどんな嵐だって晴れてるんです」",
          "zh_text": "「从很早以前开始，这个说法就很难相信。不管怎么说，想到的事情都会按照我的想法去做。硬币的正反面就不说了，明天的天气也一样。当我想要晴天的时候，下一瞬间无论怎样的暴风雨都是晴天。」"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "火災はまたたく間に広まり、継続的な縦揺れの中で逃げ遅れた人々を飲み込んでいく。火を逃れようと懸命に走る人々の中へ、再び少女の足が上から降り注いでくる。獰猛に燃え広がる炎も、鋭利な柱の飛び出した瓦礫も、なぜか少女には小さな傷すら付けることはなく、１つの火傷ですら負わせることはなく、足元の大災害も全く気にせずに彼女は前へと進んでいく。",
          "zh_text": "火灾在一瞬间蔓延开来，在持续的纵向摇晃中吞没了来不及逃生的人们。少女的脚再次从上面滑下来，落在拼命跑去救火的人群中。凶猛燃烧的火焰也好，尖锐的柱子飞出的瓦砾也好，都没有给少女造成小的伤害，也没有给她造成一处烧伤，她毫不在意脚下的大灾难，继续向前走着。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "「それを良い方向に使えればよかったんですけど——私、性格が悪いんです。だから、突拍子もない災害を起こしてみたり、途方も無い事件を起こしてみたり。中学生の妄想と一緒で、どんどん残酷な方向に考えが行っちゃうんです。しかも、全部実際に叶っちゃう。みんなには内緒ですけど、何回か世界を滅ぼしちゃったこともあります」",
          "zh_text": "「虽然这个能力如果用在好的方面就会非常好——但我,性格不好。所以,或者制造一些意外的灾难，或者制造出无计可施的事件。和中学生的妄想一样，想法越来越朝着残酷的方向发展。而且，全部都能实现。虽然对大家保密，但是也有几次毁灭了世界」"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "後輩は笑う。",
          "zh_text": "学妹笑了。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "「でも、壊しきっちゃうと楽しくなくて、元に戻ってって思うと戻っちゃって、色々なやり方を試していくうちに自分が怪獣になるっていうのを思いついたんです。こうやって」",
          "zh_text": "「但是，破坏掉的话就不开心了，想恢复原状的话又恢复了，在尝试各种方法的过程中，我想到了自己变成怪兽。就这样。」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "膝の高さくらいまである十階建てのデパートを、後輩は足を大きく振って蹴り飛ばす。瓦礫は街の隅々まで飛んでいき、すぐに第二第三の犠牲者を生む。",
          "zh_text": "学妹用力一甩，将膝盖高过十层楼的百货商店踢飞。瓦砾飞到城市的每一个角落，马上就会产生第二、第三个牺牲者。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "「自分の身体で人を潰すのって、すっごく楽しいんです。それに、ほら……」",
          "zh_text": "「用自己的身体碾碎别人，特别开心。而且，你看……」"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "しゃがみ込んで、少女は今は顕になった巨大なおっぱいを握りしめる。",
          "zh_text": "少女蹲下来，紧握着现在露出来的巨大乳房。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "「気持ち良いし」",
          "zh_text": "「心情很好。」"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "可愛らしい桃色の乳首は、彼女の愛撫に反応するまでもなく、すでにぴんと天に向かって跳ねていた。",
          "zh_text": "可爱的粉红色乳头，对她的爱抚还没有反应，就已经直冲云霄。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "「私自体が怪獣になっちゃうわけだから、元通りには暮らせなくなっちゃいますけど。でも私、記憶消せるし……」",
          "zh_text": "「因为我本身就会变成怪兽，所以不能再像以前那样生活了。不过，我可以消除记忆……」"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "後輩の片手には、どこかで摘んできたボロボロの瓦礫があった。細い指でこねこねといじると、それはガラス張りのビルになっていた。",
          "zh_text": "学妹的一只手拿着不知从哪里捡来的破破烂烂的瓦砾。用纤细的手指抠了抠，那是一座玻璃大楼。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "「でも、それにも飽きちゃったんです」",
          "zh_text": "「但是，我已经厌倦了。」"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "後輩は指を離す。少女の細い指から、ガラス細工のようなビルが落ちて砕け散る。",
          "zh_text": "学妹松开手指。玻璃工艺品般的大楼从少女纤细的手指上坠落，碎裂四散。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "「だって、潰したら終わりで、使い捨てのおもちゃみたいだし」",
          "zh_text": "「可是，压扁了就完了，就像一次性玩具一样。」"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "しゃがみ込んで、それからまた数歩歩く。",
          "zh_text": "蹲下来，然后又走了几步。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "「あんまりにも小さいから、みんな同じにしか見えないし」",
          "zh_text": "「因为太小了，大家看起来都一样。」"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "後輩はさらに歩く。",
          "zh_text": "学妹继续往前走。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "「だから、あの日思ったんです。会った人たちみんなを殺しちゃうんじゃなくて、誰か１人を特別に残しておいて、仲良くなっておけば、それでその人を死なない身体にして、何度も何度も壊しちゃえば——それってすっごく楽しいんじゃないか、って」",
          "zh_text": "「所以，那天我想。不是把见到的所有人都杀了，而是特别留下一个人，和他搞好关系，然后把那个人变成不死的身体，一遍又一遍地破坏掉——这样不是很开心吗？」"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "慣れ親しんだ足音がもう一度響いて、後輩は目的地についた。胸の大きさに届くかどうか、１３０メートルのこの街のシンボルが目の前に光っていた。後輩が軽く手をかざすと、それはまるでCGの特殊演出かのように、するりと滑らかに小さくなっていった。",
          "zh_text": "熟悉的脚步声再次响起，学妹到达目的地。不知道能不能达到胸部的大小，130米长的这座城市的象征在眼前闪着光。后辈轻轻一抬手，就像CG的特殊演出一样，迅速平滑地变小了。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "「大正解でした、センパイ」",
          "zh_text": "「你说得很对，学长。」"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "後輩の声が聞こえた。それと同時に視界がふっと暗くなった。どうしてかはすぐに分かった。上空から全身を揺らす声が聞こえた。",
          "zh_text": "传来后辈的声音。与此同时，视野突然变暗。我立刻明白了为什么。从上空传来全身摇晃的声音。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "「楽しかったです、センパイ。最後にもう一度、私のために死んでください」",
          "zh_text": "「很开心，学长。最后，请为我再死一次。」"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "誰かの叫ぶ声が聞こえた。またこの展開だ。周囲を見渡すと、ガラス張りの外壁が目についた。建物が基盤から外れるバリバリという音がして、それから地面が大きく傾いた。",
          "zh_text": "听到了有人的喊声。又是这个展开。环顾四周，玻璃外墙映入眼帘。建筑物从地基上脱落的咔嚓咔嚓一声，接着地面大幅度倾斜。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "確かめるまでもなかった。僕はさっきまで彼女と眺めていた、あの白いタワーの展望台の中にいるのだ。",
          "zh_text": "不需要确认。我就在刚才还和她一起眺望的那座白塔的瞭望台里。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "「くそっ……」",
          "zh_text": "「可恶……」"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "壁と床の入れ替わる激しい回転の中、僕は膝を強く打ち付けて悪態をついた。このタワーのガラスともども、生きているのが不思議だった。きっとさっき目の前で見た魔法と同様、彼女が何かの細工で僕たちを生かし続けているのだろう。",
          "zh_text": "在墙壁和地板交替的剧烈旋转中，我的膝盖狠狠地撞了一下，恶语相向。和这座塔的玻璃一起，居然还活着，真是不可思议。一定和刚才眼前看到的魔法一样，是她用某种伎俩让我们继续活下去的吧。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "再び悲鳴が聞こえて、それから一段と強い衝撃があった。耳をつんざくような空気の唸りを聞いて、それで自分たちが上昇していたのだと分かった。今は床になっていたガラスから、彼女の巨大な顔が見えた。それはゆっくりと近づいていった。幼げながら妖気を帯びてきらきらと光る、彼女の端正な顔立ち。この状況でさえなければ、まるで液晶越しに映画女優の顔を見ているかのように感じたはずだ。しかしそれは確かな質感を持って、そして彼女の指先が起こすどんな動きもタワー全体を揺さぶって、突拍子もない今の状況に現実感を与えていた。",
          "zh_text": "再次听到惨叫声，接着是更强烈的冲击。听到震耳欲聋的空气轰鸣，才知道自己已经上升了。透过现在是地板的玻璃，我看到了她巨大的脸。那个慢慢靠近。她那端庄的容貌虽然稚嫩，却带着妖气闪闪发光。如果不是这种情况，感觉就像是隔着液晶看着电影女演员的脸。但它具有确切的质感，而且她的指尖所产生的任何动作都能撼动整座塔，给当下的状况赋予现实感。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "最後に、まるで挨拶するかのように彼女はにっこりと笑うと、それからタワー全体を口元へと近づけていった。ゆっくりと縦に開いていく唇と、月の光を反射して煌々ときらめく真っ赤な舌を見て、僕たちは食べられてしまうのではないかという反射的な恐怖に身構えた。ガラス越しに見えるその口はあまりに巨大で、僕は彼女の奥歯にできた小さな唾液の池すら認めることができた。まるで１つの生きた洞窟のようだった。",
          "zh_text": "最后，她像在打招呼似的微微一笑，然后把整个塔都靠近嘴边。看着她缓缓纵向张开的嘴唇和在月光下闪闪发光的鲜红舌头，我们反射性地害怕它会不会被吃掉。隔着玻璃看到的那张嘴巴实在太大了，我甚至能认出她臼齿上的小小的唾液池。简直就像一个活生生的洞穴。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "漏れた吐息はしっとりと湿気を含んでいて、唯一の視界だったガラスを白く曇らせた。外が何も見えなくなったが、それも一瞬のことだった。次の瞬間には白い湿気は赤色の舌に置き換わっていて、巨大な味蕾の１つ１つがガラスに触れてべっとりと痕を残した。展望台は土台ごと激しく回転させられ、歯にあたり舌にあたり、あるいは冗談半分で巨大な頬の内にまで転がされたが、それでもなぜか展望台も中の人々も無事のままでいた。",
          "zh_text": "她呼出的气带着湿气，使唯一的视野玻璃蒙上了白色的阴影。外面什么都看不见了，但那也只是一瞬间的事。下一个瞬间，白色的湿气被红色的舌头替换，巨大的味蕾一个个触碰到玻璃，留下黏糊糊的痕迹。瞭望台的地基被剧烈地旋转，撞到牙齿、舌头，甚至半开玩笑地撞到巨大的面颊，但不知为何，瞭望台和里面的人都安然无恙。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "数回口の中で転がされた後、再び視界が明るくなった。気まぐれで食べられてしまうかもしれないと思っていたから、何十秒にも何十分にも感じた長い時間だった。しかし、彼女の顔を見れば分かる通り、それはまだまだお楽しみの始まりに過ぎないのだった。",
          "zh_text": "在口中滚了几下后，视野再次变得明亮。因为担心一时冲动可能会被吃掉，所以感觉是几十秒甚至几十分钟的漫长时间。但是，看她的脸就知道，那还只是快乐的开始。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "口の中で転がしていた硬いタワーを取り出して、後輩は手の中にあるそれを見つめた。とうに電気も通っていないはずなのに白く光っているそれは、どうしようもなく魅力的に思えた。少女はぺたりとしゃがみ込んで、それからタワーに向かって片手でバイバイのジェスチャーをした。中にいるセンパイが、少しでも怖がって苦しんでくれるように。",
          "zh_text": "学妹取出嘴里滚动着的硬硬的塔，盯着手里的那个。明明早就没电了，却闪着白光，让人觉得有一种无可救药的魅力。少女一下子蹲了下来，然后用一只手对着塔做了拜拜的手势。就像在里面的学长，会稍微害怕和痛苦一样。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "そのまま自分の乳首を摘んだ。少しでも長く展望台の中の人達を怖がらせたかった。頭の良い人ならば、あるいはセンパイならば、これから自分たちの身に何が起こるかはもう分かっているはずだろう。でも、急いでしまうのはよくない。こういうのは準備が大切なのだ。タワーの中に見えるようにしながら、後輩は片手で自らのおっぱいをもみしだき、乳首を刺激し、少しずつ顔を紅潮させていく。",
          "zh_text": "就这样掐了掐自己的乳头。她想让瞭望台里的人害怕得多一点。如果是聪明人，或者是学长，应该已经知道今后自己会发生什么了吧。但是，操之过急是不好的。准备是很重要的。学妹一边在看着塔里，一边用一只手揉着自己的胸部，刺激着乳头，脸一点点地发红。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "永遠にも感じる静寂の数分が過ぎたあと、後輩は少しイキそうになっている自分に気づいた。今まで巨大化したってこれだけ強く感じることはなかったのに、これは何の違いなのだろう。間違いなく、センパイのおかげだ。最初の破壊のときから、あるいはおしっこのときから、ずっとそうだ。自分の行為に普通の人々が巻き込まれているというだけでなく、顔を知り、声を知り、そして前回の破壊のときからのすべてを知っている人間が巻き込まれているというだけで、これまで何度も場所を変え世界を変え繰り広げてきた行為が、全く新しく、そして何よりもリアルなものとして感じられる。自分がありえないほど巨大で、ありえないほど強く、そしてありえないほど理不尽に普通の人々の人生を奪っているというあのぞくぞくする感覚が、何倍にも何十倍にも強く自分の全身を襲う。",
          "zh_text": "过了几分钟的永远的寂静之后，学妹发现自己有点要去了。迄今为止，即使是巨大化，也不曾有过如此强烈的感觉，这到底是什么区别呢？毫无疑问，这是多亏了学长。从最初的破坏开始，或者从小便开始，一直是这样。不仅仅是普通人被卷入了自己的行为中，还有一个熟悉面孔，熟悉声音，熟悉自上次破坏以来的一切的人被卷入其中，比起迄今为止无数次改变场所、改变世界的行为，感觉是全新的，而且最重要的是真实。自己巨大得难以置信，强大得难以置信，而且难以置信地不讲理地夺走普通人的人生，那种令人心惊胆战的感觉，几倍几十倍地强烈地袭击着自己的全身。"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "もう我慢できなかった。後輩は自分の唾液にまみれた白いタワーを乱暴に引きずり下ろすと、自分の股の間、身体の中で最もプライベートな部分に街一番だったはずのタワーを近づけていく。強制的に巻き込まれた何十もの人々と、今日何度目かの絶命を体験することになるセンパイを連れて。",
          "zh_text": "我已经无法忍受了。学妹粗暴地拽下沾满自己唾液的白色塔楼，将这座城市中应该是最大的塔楼靠近自己的大腿之间，也就是身体中最私密的部分。带着被强行卷入其中的几十个人，以及今天将经历几次绝命的学长。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "陰毛にタワーが触れる心地よい冷たさを感じながら、まずは秘部の分厚い部分、ほの暗い怪しい桃色を湛えた陰唇へとタワーを近づけると、その細やかな凹凸の１つ１つがタワーの照明によって照らし出される。ガラス越しに同じ景色を、何百倍も違う縮尺で見ているはずの一センチ足らずの人々にとって、その自分自身の身体よりも大きく深い輪郭が少女の性器の襞にすぎないというのはどれほど屈辱的なのだろうか。センパイも同じ景色を見ているはずだ。",
          "zh_text": "她一边感受着塔触碰到阴毛的舒适的凉意，一边将塔靠近秘部的厚实部分、充满着幽暗诡异的粉红色的阴唇，那细腻的凹凸一个个被塔的灯光照了出来。对于隔着玻璃以几百倍不同的大小看到同样的景色的不到一厘米的人们来说，比自己身体更大更深的轮廓不过是少女性器官的褶皱，这是多么屈辱的事情啊。学长应该也看到了同样的景色。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "少女は久しく感じたことのなかった、大切な所を見られて恥ずかしいという羞恥心に気づく。それはこの暇つぶしを始めてから久しく感じていなかった感覚だった。わずかに顔をそばに向けて、それから少女はすぐに納得する——そんなもの、今日大きくなってからずっと感じていたことじゃないか。そしてそれこそが、今日がこんなに素晴らしい１日になっている理由だった。つまり、大切な人——センパイに見られて恥ずかしいという感覚こそが、今日の破壊を何十倍にも残酷に、何十倍にも気持ちよくしてくれている一番の刺激だった。",
          "zh_text": "少女发现了很久没有感受到的、被人看到重要的地方而感到羞耻的羞耻心。那是自从开始这种消磨时间以来很久没有感受到的感觉。稍稍把脸转向旁边，然后少女马上接受了——这种东西，不是今天变大后一直想要感受到的吗？而这正是今天是如此美好的一天的理由。也就是说，被重要的人——学长看到而感到羞耻的感觉，是比今天的破坏残酷几十倍、心情好几十倍的最大刺激。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "後輩はくすぐるような愛撫をやめ、一度完全にタワーを自分の性器から外すと、それからもう一度中へと近づけていった。分厚い割れ目がねっぷりと開き、タワー本来耐えられないはずの圧をかけながらゆっくりと飲み込んでいく。先っぽから中へ、さらにその奥へ、巨大な指が支えているわずかな部分を除いて、タワーは完全に少女の深い性器の中に閉じ込められ、数十もの人々は深い肉の洞窟の中で少女の低い鼓動を聞く。少女の内のその空間に隙間はなく、本来ならば何も見えないのがせめてもの救いだったはずなのに、少女の魔法に寄って生かされた白い電灯は、残酷に分厚い粘膜の赤色を映し出していた。",
          "zh_text": "学妹停止了搔痒般的爱抚，一次完全将塔从自己的性器上取下，然后再次向里面靠近。厚重的裂缝缓缓打开，顶着塔身本来就承受不了的压力，慢慢地咽下去。从顶端往里，再往里，除了巨大的手指支撑着的一小部分，塔完全被关在少女深深的性器里，数十人在深深的肉的洞窟里听着少女低沉的心跳。少女体内的那个空间没有缝隙，本来什么都看不见应该是值得庆幸的，但被少女的魔法所驱使的白色电灯，残酷地映照出厚厚的黏膜上的红色。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "永遠にも感じる数秒の後、少女はゆっくりとタワーを引き抜いていた。まるで淫らな大人のおもちゃを扱うかのように、もったいぶってタワーを動かしていくと、その起伏の１つ１つが少女の敏感な勘所に刺激を与える。ぶるりと１度震えたあと、再び少女はタワーを挿入していく。分厚い唇は柔軟に形を変えて、少女の愛液でてらてらと光る不気味な空間の中にタワーを飲み込んでいく。",
          "zh_text": "感觉像是永远的几秒钟之后，少女慢慢地把塔拔了出来。就像玩弄淫荡的大人的玩具一样，煞有用心地移动着塔，它的每一个起伏都刺激着少女敏感的地方。颤抖了一下之后，少女再次插入塔身。厚厚的阴唇灵活地改变着形状，用少女的爱液闪耀的令人毛骨悚然的空间吞噬着塔。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "タワーの鋭い突起が掻くように奥を突くと、後輩は小さく息を漏らした。唾液が唇の片端から垂れた。びくりと足を震わせるたび、反射的に手を地面につけるたび、足元の地面では何十もの命が失われているはずなのに、もう彼らのことなど頭の中からは完全に消えて無くなっていた。今頭にあるのは自分の中にあるタワーと、その中に閉じ込められた展望台の中の人々、そしてその中にいるはずのセンパイのことだけ。",
          "zh_text": "塔上尖锐的突起刺向里面，学妹轻轻叹了口气。唾液从嘴唇的一端滴落下来。每当她双脚颤抖，每当她反射性地把手放到地面，脚下的地面上就会有几十条生命死去，但他们已经从她的脑海中完全消失了。现在脑子里只有自己身体里的塔、被关在其中的瞭望台中的人们，以及应该就在其中的学长。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "二度、三度、挿入を繰り返していくたび、少女の吐息は喘ぎ声となって大きくなっていき、タワーの動きも速く、大きく、乱暴なものになっていく。おもちゃのディルドを扱うかのように、数秒に一度のペースで１３０メートルの展望台は膣の内外を行き来し、暴力的なスピードで叩きつけられ、一部はついにガラスを突き破って直接粘膜の中に落とされる。少女の秘部のなす複雑な麝香に胸をつかえるのも束の間、戻ってきた巨大なタワーに叩きつけられ、次の瞬間には肉体のすべてがペーストとなって少女のピストン運動を支える潤滑油となる。",
          "zh_text": "每插入两三次，少女的喘息声就变得越来越大，塔身的移动也变得更快、更大、更粗暴。就像摆弄成人玩具样，130米高的瞭望台以每几秒钟一次的速度在阴道内外来回移动，并以暴力的速度被撞击，一部分人最终冲破玻璃直接掉到粘膜里。少女的秘部散发出的复杂的麝香让他们的心怦怦直跳，不过是短暂的一瞬间，他们的身体就会被退回来的巨大的塔撞击，下一个瞬间，他们的身体就会变成糊状物，成为支撑少女活塞运动的润滑剂。"
        },
        {
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          "ja_text": "快感は耐えられないほど大きくなり、少女は今やまぶたを閉じてすべての感覚を自分の秘部に集中していた。一度、二度、三度、タワーが乱暴に粘膜に叩きつけられるたびに、電撃のような刺激が彼女の頭の中を駆け巡り、全身がびくりと震えて眼下の大都市に損害を与える。そんな大損害は少女の行為には一切何の影響も与えることなく、少女は狂ったようにピストン運動を加熱させていく。今や巨大な少女は単にタワーを性器に出し入れするだけではなく、素股のような動きで地面に臀部をこすりつけ、足元のすべてを粉々にしながらこの街のすべてをただ彼女の秘部に刺激を与えるためだけに消費していた。",
          "zh_text": "快感变得难以忍受，少女现在闭上眼睛，把所有的感觉都集中在自己的秘部。一次、两次、三次，每当塔被粗暴地撞击到她的粘膜上，就会有电击般的刺激在她的脑海中盘旋，使她全身颤抖，给眼下的大城市带来损害。这么大的损失对少女的行为没有任何影响，少女疯狂地加热着活塞的运动。现在，巨大的少女不仅仅是将塔放入性器里，而是像交合一样，用臀部摩擦地面，一边粉碎脚下的一切，一边消费着这座城市的一切，只为刺激她的密部。"
        },
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          "ja_text": "視界がまばゆく白くなった。全身を稲妻のような快感が迸った。膣の中でガラスの砕ける感触を感じるのと、稲妻に打たれたかのように全身が大きく揺れたのと、そのタイミングは全く同時だった。嵐のような絶頂を感じた。それと同時に、少女は無意識に膣の中をぎゅうぎゅうに締め上げ、タワーのすべての構造物を粉々に押し潰してしまっていた。数回の深呼吸のあと、唇の間からわずかに赤みを帯びた愛液が滴り落ちた。",
          "zh_text": "视野变得耀眼白光。闪电般的快感喷薄而出。感觉到阴道里玻璃碎掉的触感，和全身像被闪电击中一样剧烈摇晃的时间完全是同时的。感觉到了暴风雨般的高潮。与此同时，少女无意识地将阴道紧紧勒住，将塔的所有构造物都压得粉碎。做了几次深呼吸后，从唇间滴下略带红晕的爱液。"
        },
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          "ja_text": "更地になった地面の上で、後輩は数回深呼吸をした。息を吸って吐くたび、サイレンや火災の音が戻ってきた。足元には、自分の背丈に及ぶものは何一つ残ってはいなかった。粉々の瓦礫と、暗い星空。その狭間で、少女を物思いから引き戻したのは冬の寒さだった。",
          "zh_text": "在空地上，学妹做了几次深呼吸。每次吸气和吐气，警笛声和火警的声音都回来了。脚下没有任何东西能和自己一样高。破碎的瓦砾和昏暗的星空。在这狭窄的缝隙里，冬天的寒冷把少女从沉思中拉了回来。"
        },
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          "ja_text": "「あーあ……」",
          "zh_text": "「啊……」"
        },
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          "ja_text": "少女は股に指をつっこみ、中に入っていたタワーの残滓を取り出した。一本の細い柱を残して、その他の構造物はすべてめちゃくちゃに壊れてしまっていた。当然、人の姿はもうない。身体の内側に力を込めてみても、そこには何も動くものを感じなかった。",
          "zh_text": "少女把手指伸进大腿里，取出了里面的塔残渣。只留下一根细柱子，其他的构造物都毁得一塌糊涂。当然，人已经不见了。她试着往身体内侧用力，却感觉不到任何动静。"
        },
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          "ja_text": "また、１人になっちゃったな。",
          "zh_text": "又变成一个人了。"
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          "ja_text": "心のなかで呟いて、巨大な少女はゆっくりと立ち上がった。立ち上がって、伸びをした。破壊された街のすべてを、月に照らし出された彼女の影が覆った。それからまた明るくなった。彼女の影は、この街から完全に消えて無くなっていた。",
          "zh_text": "巨大的少女在心里嘀咕着，缓缓站了起来。站起来，伸了个懒腰。被破坏了的城市的一切，被月光照耀下的她的影子覆盖了。然后天又亮了。她的影子已经完全从这个城市消失不见了。"
        },
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          "ja_text": "破壊された瓦礫の中では、今も懸命に助けを呼ぶ人々の声が上がっていた。消防は初動の遅れを取り戻し、隣町やさらにその隣からもたくさんの増援が到着していた。街中が破壊される大災害とあって、彼らはあらゆる脅威に対応できる装備を備えて被災地へと入っていったが、そこには何の脅威の姿もなかった。ただ破壊され尽くした街と、不気味に明るく光る月だけが残っていた。",
          "zh_text": "在被破坏的瓦砾中，至今仍有人在拼命呼救。消防恢复了最初的延迟，从邻近的城镇和附近也有很多增援到达。因为是城市被破坏的大灾难，他们带着能够应对各种威胁的装备进入受灾地，但那里没有任何威胁的身影。只剩下被破坏殆尽的街道和明亮得令人毛骨悚然的月亮。"
        },
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          "ja_text": "救助活動は順調に進行し、瓦礫の下からまだ息のある人々が次々発見されていった。それは元の人口を考えれば深刻なほど少なかったが、生存者がいないよりはマシだった。しかし不思議だったのは、生き残った彼らのうち誰一人、この大災害が起きた原因を知っている人がいなかったことである。彼らは破壊され尽くした街並みを見て誰よりも驚き、原因が分からないと口走り、それからどうにか現状を理解しようと逆に救助者の側を質問攻めにするのだった。地震やら火災やら、間接的な原因を懸命に説明する人々もいたが、そのすべての直接の原因となった巨大な少女については、誰一人覚えてはいなかったのだった。",
          "zh_text": "救援工作进行得很顺利，瓦砾下陆续发现了还有呼吸的人。考虑到原来的人口，这个数字少得惊人，但总比没有幸存者好。但不可思议的是，幸存下来的他们中没有一个人知道这场大灾难发生的原因。他们看到被破坏殆尽的街道，比谁都惊讶，脱口而出不知道原因，然后想方设法想要理解现状，反而向救助方发起质问。虽然也有人拼命地解释地震、火灾等间接原因，但对于这一切的直接原因——巨大的少女，却没有一个人记得。"
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          "ja_text": "「K市での原因不明の大災害から一ヶ月が経過し、今日から原因の究明に当たる科学者のグループがK市の被災地域に立ち入り調査を行い——」",
          "zh_text": "「在K市发生原因不明的大灾害已经过了一个月，从今天开始为了查明原因的科学家小组将进入K市的受灾地区进行调查。」"
        },
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          "ja_text": "ニュースの声が聞こえる。",
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          "ja_text": "「聞いてくださいよセンパイ、また巨大災害のニュースですよ！ほらほら、今度はタワーのこんな画像まで……」それに続いて、後輩の声。飽きるほど聞いた、何度も悪い夢に見た、それでも可愛いと思わずにいられない彼女の声だ。「ってセンパイ、聞いてます？」",
          "zh_text": "「听我说，学长，又有大灾难的消息了！看，看，这次连塔顶的这幅图都看到了……」学妹的声音紧随其后。她的声音听了腻了，做了好几次噩梦，但还是忍不住觉得可爱。「学长，听说了吗？」"
        },
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          "ja_text": "聞いてる。僕は短く頷く。彼女の顔を見る。やっぱり、どれほど憎んだところで可愛いと思わずにはいられない、可愛らしい無垢な笑顔だ。",
          "zh_text": "听说了。我简短地点了点头。看着她的脸。果然，不管多么讨厌她，都不能不觉得可爱，可爱的纯真笑容。"
        },
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          "ja_text": "「あ、分かった、こないだの約束のことが気になって、ニュースどころじゃないんでしょ」彼女は笑う。",
          "zh_text": "「啊，我知道了，你很在意上次的约会，根本不是新闻。」她笑了。"
        },
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          "ja_text": "「ああ」僕は答える。２つの街を壊滅させ、何十万人もの命を奪った、どんな天災よりも残酷な後輩の目を見つめながら。「じゃあ、行こう」",
          "zh_text": "「啊啊。」我回答。看着这毁灭2个城市、夺走数十万人生命的比任何天灾都残酷的学妹的眼睛。「那，走吧。」"
        },
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          "ja_text": "椅子をしまって立ち上がり、近くにある僕の家へと２人で歩いていく。１年で引っ越しは３度目で、その全ての原因が隣を歩いている彼女にあるというのは腹が立つけれど、やっぱりその目を見ると怒ることができない。あれだけのことがあった後なのに、僕は彼女を傷つけることも憎むこともできなくて、再び別の大学で彼女とストレスフルな日常を送っている。今日はこれから彼女を家に招いて、僕の元々の趣味だったオンラインゲームを彼女に薦めるつもりだ。",
          "zh_text": "收起椅子站起来，两个人向我附近的家走去。这是我在一年内第三次搬家，搬家的全部原因都在走在旁边的她身上，这让我很生气，但一看到她的眼睛，就生不起来气。在发生了那么多事情之后，我既不能伤害她，也不能憎恨她，只好再次在另一所大学和她一起度过充满压力的日常生活。今天打算把她请到家里来，向她推荐我原本的爱好——网络游戏。"
        },
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          "ja_text": "「分かってますよね、センパイ——」後輩は僕の顔を下から見上げる。「負けたら半殺し、いや全殺しですからね」",
          "zh_text": "「你知道吧，学长——」学妹从下往上看我的脸。「输了就是半杀，不，是全杀。」"
        },
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          "ja_text": "彼女の顔には、かつて見たあの嗜虐的な笑みを浮かべている。きっと彼女はどんな手段を使ってでも僕に勝ち、とびっきり残酷な罰ゲームを与えるだろう。それを僕が受け入れると約束したからこそ、こうやって興味もないゲームのためにはるばる家まで来てもらっているのだ。",
          "zh_text": "她的脸上浮现出以前见过的那种嗜虐的笑容。她一定会用尽一切手段战胜我，给我一个极其残酷的惩罚游戏吧。正因为我答应了，她才会为了这种毫无兴趣的游戏大老远地跑到家里来。"
        },
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          "ja_text": "「大丈夫」僕は答える。「殺されるのは、慣れてるから」",
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          "ja_text": "ふふ、と後輩は笑って、スキップで僕の前に出た。赤だった交差点の信号も、彼女が横断歩道を渡り始めると同時に全て青に変わり、車同士が衝突を起こす激しい衝撃音が聞こえた。少しだけあの残酷な笑みを浮かべてから、後輩は何事もなかったかのように道路を渡りきり、鼻歌を歌いながら進んでいった。",
          "zh_text": "学妹呵呵地笑着，蹦蹦跳跳地走到我面前。原本是红色的十字路口的信号灯，在她开始过人行横道的同时全部变成了绿色，还传来了车辆相撞的强烈撞击声。学妹露出一丝残酷的笑容后，若无其事地过了马路，一边哼着歌一边往前走。"
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          "ja_text": "１１時１５分。",
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          "ja_text": "１０分しかない、授業の間の休み時間。その合間に、いっせいに生徒たちが動き始める。人、人、人。木造の古い校舎の、狭い廊下は人影で埋め尽くされ、次の教室へと急ぐ全員が自分のことを追い越していく。ある人は慎重に、ある人は露骨に邪魔そうに。狭い踊り際の、そのさらに狭い端の手すりにつかまりながら、ノゾミは小さくため息をついた。",
          "zh_text": "课间休息时间只有10分钟。在这段时间里，学生们一起行动起来。人、人、全是人。木造的旧校舍，狭窄的走廊里挤满了人影，匆忙赶往下一个教室的所有人都超过了自己。有的人表现得很慎重，有的人则表现得很狂放。希抓住窄小的栏杆，轻轻叹了口气。"
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          "ja_text": "こういうとき、上りの階段は登山のように感じる。１つ段を上がるたびに、肺の空気を全て使い切り、視界を失ってくらくらする。手すりを握る左手に力をこめ、どうにかまた別の段を上がる。また肺の中身がなくなり、くらくらする。それから深呼吸。",
          "zh_text": "这种时候，爬楼梯就像登山一样。每上一级台阶，肺里的空气就会耗尽，失去视野，头晕目眩。抓住扶手的左手用力，好不容易爬上了另一个台阶。肺里的东西又没有了，头晕目眩。然后深呼吸。"
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          "ja_text": "次の踊り場までたどりついて、手すりを握ったままぼおっとした。人の波が、再び自分を追い越していく。多くは小走りだ。踊り場の内側に自分がいるせいで、直前で気付いた生徒たちが、避けるように外側へと避けていく。目は合わせられないけど、耳をすませば舌打ちが聞こえてきそうだ。痛みをこらえながら、また別の一歩を踏み出そうとした、そのとき。",
          "zh_text": "走到下一个平台，我握着扶手，发愣。人潮再次超越了自己。大多是小跑。因为自己在楼梯平台的内侧，前面注意到的学生们都避而远之。虽然无法直视，但侧耳倾听，似乎能听到他的咂舌声。忍着疼痛，想要迈出另一步的时候。"
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          "ja_text": "全身に衝撃があった。硬く暖かい何か——階段を走って下りてきた、大柄な男子が正面からノゾミとぶつかっていた。衝撃をもろに受けて、ノゾミの身体は床へと突き飛ばされた。頭から床へ落ちた。",
          "zh_text": "全身都受到了冲击。有什么又硬又暖和的东西——从楼梯上跑下来的大个子男子正面撞上了希。受到了巨大的冲击，希的身体被推到了地板上。头磕到了地板上。"
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          "ja_text": "「悪い！」",
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          "ja_text": "男子の謝る声がした。ちっとも悪いとは思ってなさそうだった。技術の工作箱を持ったまま、片手で一瞬だけ「ごめん」のポーズをして、そのまま駆け足で階段を駆け下りていった。数回まばたきすると、もう彼の姿は消えていた。足音が遠ざかっていった。きっともう、ぶつかった誰かのことも覚えていないだろう。",
          "zh_text": "传来男生道歉的声音。好像一点也不觉得不好意思。他拿着工作箱，单手只做了一个「对不起」的姿势，就跑下了楼梯。我眨了几下眼睛，他的身影已经消失了。脚步声渐渐远去。他一定已经不记得撞的人了吧。"
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          "ja_text": "うめき声を上げた。床にうずくまっていた。頭痛の他に、両足にすり傷が出来ていた。わずかな出血。それに、下腹部にまで違和感があった。どろどろとした、気色悪い感触。これは間違いなく……。",
          "zh_text": "发出了呻吟。蹲在地板上。除了头痛之外，两条腿还擦伤了。轻微出血。而且，下腹部也不舒服。黏糊糊的，恶心的触感。这一定是……。"
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          "ja_text": "誰からの助けもないまま、少女はどうにか立ち上がった。視界が一瞬ひっくり返ったが、これも貧血の症状で予想通りだった。一秒ごとに強くなる、痛みを全身で感じながら、ノゾミはまた一歩ずつ階段を上がり始めた。",
          "zh_text": "在没有任何人帮助的情况下，少女勉强站了起来。视野一瞬间翻转过来，这也是贫血的症状，和预想的一样。一秒比一秒强的疼痛感在全身袭来，希又开始一步一步地爬上楼梯。"
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          "ja_text": "１２時４０分。",
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          "ja_text": "「ノゾミ。ねえ」",
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          "ja_text": "頭上から、聞き覚えのある可愛い声がした。ユウコの声だ。",
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          "ja_text": "ユウコが、自分の瞳を見つめていた。言葉には出さないが、目と目のやり取りで、本当の質問が伝わってきた。彼女は聞いていた。今日、アレの日？と。",
          "zh_text": "柚子盯着自己的眼睛。虽然没有用语言表达出来，但通过眼神的交换，我还是听到了真正的问题。她在听。今天，来那个了？。"
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          "ja_text": "片手で頬のあたりを抑える。優しくてかわいい。珍しく男の子からも女の子からも人気がある、クラス一の天使と言われているだけのことはある。",
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          "ja_text": "「ありがとう」",
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          "ja_text": "「そうなんだ。明日、どうする？」",
          "zh_text": "「是啊，明天怎么办？」"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「行けたら行く。……今日で３日目だから、普段だったらだいぶ楽になるはず」",
          "zh_text": "「能去的话就去。……今天是第三天了，平时应该会轻松很多。」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "「ほんと？」",
          "zh_text": "「真的？」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "ぱあっと、ユウコの笑顔が飛び込んでくる。友達ながら、こんなにいい女の子が存在していいのだろうかと思う。",
          "zh_text": "忽然，柚子的笑容飞了过来。作为朋友，有这么好的女孩子存在真的好吗？"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「明日のファッションバトル、期待しとくね。でも無理しないで、よくなってたら今夜通話しよ」",
          "zh_text": "「明天的时尚大战，我很期待。不过别勉强，等情况好了今晚再打电话。」"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "「わかった」",
          "zh_text": "「知道了。」"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「じゃ、邪魔してごめん。じゃね」",
          "zh_text": "「打扰了，对不起。」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「うん。じゃ」",
          "zh_text": "「嗯，再见。」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "遠ざかっていく、ユウコの後ろ姿を見ていた。自分が苦しいときに助けに来てくれる、まさに天使みたいな女の子だ。優しい彼女が友達で、本当によかったと思う。",
          "zh_text": "看着柚子远去的背影。在自己痛苦的时候会来帮助自己，简直就是天使一样的女孩。我觉得有温柔的她做朋友真好。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "まあ、でも。",
          "zh_text": "嗯，不过。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "優しさだけでは、全てを治すことはできない。",
          "zh_text": "光靠温柔是无法治愈一切的。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "もう一度机に突っ伏して寝たふりをしながら、ノゾミは帰宅を待っている小人たちのことを思った。",
          "zh_text": "希再次趴在桌子上装睡，想着回家后的小人。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "*　*　*"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "１７時１０分。",
          "zh_text": "17点10分。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "部屋のドアを開け、ノゾミは自室に戻ってきていた。相変わらず頭が痛い。無理やり自転車に乗ったからだ。今すぐベッドに飛び込みたいのを我慢して、バッグを置く。鏡の前に向かう。制服の、首を締め付けるみたいなネクタイを外し、たたんであった灰色の部屋着を手に取る。ワイシャツのボタンを１つずつ外しながら、鏡に写った学習机を見た。机の上には、小さなプラスチック製の箱が乗っていた。ちょっとだけ、笑顔になった自分の顔が写っていた。",
          "zh_text": "希打开房门，回到自己的房间。头还是那么痛。因为强迫自己骑自行车。忍住了想马上跳到床上的冲动，放下了包。走向镜子前。解开制服上勒脖子的领带，拿起叠好的灰色家居服。一边解开衬衫的纽扣，一边看着镜子里的书桌。桌子上放着一个小塑料盒子。照片上的自己露出了一丝笑容。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "ワイシャツもスカートも脱いで、部屋着のセーターに着替え終わった。それから鏡を離れ、机の前へと近づいた。何も言わずに、プラスチック製の箱を手に取った。甲高い叫び声がした。中に入っているのは、親指ほどの大きさに縮められた小人たちだった。",
          "zh_text": "衬衫和裙子都脱了，换上家居服的毛衣。然后离开镜子，走到桌前。什么也没说，拿起塑料盒子。里面传来尖锐的叫声。装着缩小到拇指大小的小人。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "無言のまま、ノゾミは一人をつまみ上げ、そのまま口の中へと放り込んだ。一口大の小人は、まさに人肌の温度で暖かった。小さな身体を、前歯で挟み込み、ぎゅっと噛み締める。悲鳴がぴたりと途絶えた。それから少しだけ力を入れると、小人の身体は簡単に２つになっていた。苦味のような、鉄分を多く含んだ液体が口中に広がった。それを唾液と一緒に飲み込むと、気のせいかもしれないけど、視界が少し鮮やかになる気がした。漢方の薬を飲んだときみたいな感覚だった。",
          "zh_text": "希一言不发地抓起其中一人，直接放进嘴里。一口大的小人就像人的皮肤一样温暖。用门牙咬紧小小的身体。尖叫声戛然而止。然后稍微用力，小人的身体就轻而易举地变成了两半。苦涩的、富含铁的液体在口中扩散开来。把它和唾液一起吞了下去，也许是心理作用，希觉得视野变得更清晰了。感觉就像吃了中药一样。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "そのまま、口を動かしてもぐもぐと噛んでいった。二回、三回、四回。噛むたびに、ポキポキという音が鳴る気がした。かき揚げを食べている感覚に近かった。最後には、食感はもちもちとしたものに代わり、ノゾミはそれをごくりと飲み込んだ。",
          "zh_text": "就那样，她动着嘴，嚼个不停。两次、三次、四次。每咬一口，就会发出咯吱咯吱的声音。就像在吃炸鸡块一样。最后，希把它咕嘟一声吞了下去，口感变得糯糯的。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "すっきりした。やっぱり、生理のときには小人が一番だ。鉄分が多くて貧血に効くし、食べるときの抵抗だって心地よくて気持ちいい。",
          "zh_text": "心情舒畅了。来例假的时候，小人果然是最好的。含铁量高，对贫血有效，吃的时候的挣扎也很舒服。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "すぐに、別の小人に手を伸ばし、口の中に放り込んだ。またしても一回噛んだだけで静かになった。見た目も声も違ったけれど、味は同じように鉄っぽくて、同じように何回か噛んでから喉の奥へと飲み込んだ。",
          "zh_text": "她立刻伸手拿起另一个小人，放进嘴里。又咬了一次就安静了。虽然外表和声音都不一样，但味道一样是铁的味道，同样嚼了几下才咽下喉咙。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "*　*　*"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "１７時１４分。",
          "zh_text": "17点14分。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "ケンイチは友達と別れ、駅のホームで電車を待っていた。憂鬱だった。このあと、塾で数学の授業を受ける予定だった。",
          "zh_text": "健一和朋友道别后，在站台上等车。他很郁闷。之后打算去补习班上数学课。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "サッカー部は、先月の末で引退していた。試合に勝っていれば、今頃もまだ練習していたはずだ。でも、負けてしまった。そしてシーズンが終わった。だから、高３らしく受験に専念することになった。悔しい気持ちはあったが、切り替えていくしかない。そういう話を学習指導の先生からもされていた。",
          "zh_text": "足球部在上个月末退役了。如果赢了比赛，现在应该还在练习。但是，他输了。然后赛季结束了。因此，决定像高三一样专心备考。虽然心里很不甘心，但也只能慢慢改变。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "寒気がして、思わず学ランの袖を抑えた。季節外れの北風が吹いていた。ぶるると震えながら、前を見るとＡ大学の看板が立っていた。それはケンイチの志望大学だった。ガラス張りのきれいな校舎が写っていて、どうしてさっきまで気づかなかったのだろうと思った。",
          "zh_text": "他感到一阵寒意，不由自主地按住了衣袖。刮着不合季节的北风。颤抖着看向前方，A大学的招牌立在那里。那是健一的理想大学。照片上是透明的校舍，我想，为什么刚才没注意到呢？"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "頑張らなくちゃ。",
          "zh_text": "必须加油。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "背筋を伸ばしたケンイチの視界を、赤い通過列車が轟音を立てて切り裂いていった。",
          "zh_text": "挺直腰板的健一的视野中，一列红色的列车呼啸而过。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "*　*　*"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "静かな時間が続いた。ノゾミも、箱の中の小人も無言だった。唯一、指が箱の中に伸びたときだけ悲鳴が上がる。でも、それもありきたりで、ノゾミにとっては聞こえないも同然だった。悲鳴は無視され、呪詛の言葉は笑い返された。同じように唇が開き、同じような断末魔が上がった。スナック菓子を食べるときのように、一粒一粒の小人に違いはなかった。女の人と、太ってる人はちょっとだけ味が違う。でも、それ以外はみんな同じ、ただの肉と鉄分の塊だった。",
          "zh_text": "安静的时间持续着。希和箱子里的小人都没有说话。只有手指伸到箱子里的时候发出了悲鸣。不过，这也是常有的事，对于希来说，就像听不见一样。悲鸣被无视，诅咒被嘲笑。同样的嘴唇张开，同样的垂死挣扎。就像吃零食时一样，一粒一粒的小人。女人和胖子的味道有点不一样。不过除此之外，大家都一样，只是肉块。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "小人をつまみながら、ノゾミはスマホのチェックをしていた。昼間話したユウコからLINEが来ていた。",
          "zh_text": "希一边抓着小人，一边查看手机。白天和她说过话的柚子发来了LINE。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "『ごめん部活だった』",
          "zh_text": "『对不起，我在社团活动。』"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "『一緒に帰ろうと思ったんだけど』",
          "zh_text": "『本来想一起回去的。』"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "『からだ大丈夫？』",
          "zh_text": "『身体还好吧？』"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "かわいいクマのスタンプが並んでいた。片手で次の小人をつかみながら、もう片方の手で返事をした。",
          "zh_text": "上面印着可爱的小熊图章。一只手抓着下一个小人，另一只手回答。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "『ありがと。大丈夫』",
          "zh_text": "『谢谢，没关系。』"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "『ちょっとよくなった』",
          "zh_text": "『好一点了。』"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "返事をしながら、口の中の暴れる身体を奥歯ですり潰した。本当にちょっと体調は良くなっていた。既読がつかないので、スマホの画面を消した。",
          "zh_text": "希一边回答，一边用臼齿磨碎嘴里挣扎的身体。身体状况真的好了一些。因为无法确认已读，关掉了手机屏幕。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「あれ」",
          "zh_text": "「咦？」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "次の小人に手を伸ばそうとしても、指に何かが触れる感覚がなかった。箱の中を見ると、残りは四人だけだった。これでは明日まで持たない。また誰かを縮めてくる必要があるだろう。でも、誰を？箱の中でうずくまる、スーツ姿のサラリーマンを見る。もう、どこで捕まえてきた人かも思い出せなくなっていた。",
          "zh_text": "想要伸手去摸下一个小人，手指却感觉不到什么。箱子里只剩下四个人。这样是撑不到明天的。有必要再把谁缩小吧。可是，找谁？希看着蹲在箱子里、穿着西装的上班族。已经想不起是在哪里抓来的人了。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "誰にしようかな……。",
          "zh_text": "选谁好呢……。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "小人を縮めてくるためには、その人の顔と姿を直接見るか、それに近いくらいはっきりと覚えている必要がある。いつもは休みの日に、地下鉄や物陰で適当な人を捕まえていた。でも、今は体調が悪くて、正直もう一歩も家から出たくはない。今日一日を振り返って、その日出会った人たちの顔を思い浮かべていった。",
          "zh_text": "要想缩小人，就必须亲眼看到那个人的脸和样子，或者像这样清楚地记得。平时都是在休息日，在地铁或暗处逮个合适的人。但是，现在身体不舒服，说实话，一步也不想离开家。回顾今天一天，脑海中浮现出那天遇到的人的面孔。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "にやりと笑った。",
          "zh_text": "微微一笑。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "そうだ、今日を振り返って、これ以上ないくらい適任な人がいる。縮められて、私の食べ物になるのにふさわしい人が。目を閉じて、その人の顔を思い浮かべながら呪文を唱えた。",
          "zh_text": "是的，回顾今天，有比这更合适的人。适合被缩小，成为食物的人。闭上眼睛，一边想象那个人的脸一边念咒。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "*　*　*"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "突然何かに殴られるような衝撃があった。頭が痛かった。視界が真っ白になって、しばらく何も見えない。耳は轟音を拾い続ける。音量の調整に失敗した、スピーカーで殴られているような感覚だった。",
          "zh_text": "突然像被什么东西打了一样的冲击。头很痛。视野一片空白，一时间什么也看不见。耳边不断传来轰鸣声。感觉就像没能调整好音量，被扩音器震聋了。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "数回まばたきをすると、五感に秩序が戻り始めた。驚いたのは、そこに広がっていた景色が、さっきまで立っていたはずの駅のホームとは全く違うことだった。正面には、灰色の湾曲した壁が見えていた。足元の床はまっ平らだった。異様に拡大された木目が写っていた。自分がどこにいるのかの想像もつかなかった。",
          "zh_text": "眨了几下眼睛，五感开始恢复秩序。令人惊讶的是，眼前的景色与刚才站在车站的站台完全不同。正面是灰色的弯曲墙壁。脚下的地板是平的。有着异常放大的木纹。我无法想象自己身在何处。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「気づいた？」",
          "zh_text": "「发现了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "頭上から、割れんばかりに大きな声がした。耳を抑えてうずくまると、追い打ちのように笑い声が響いた。手で頭を抑える。女の、それもかなり若い女の子の声だ。一体、何がどうなってるんだ……？まっ平らな地面に膝をついたまま、恐る恐る顔をあげる。",
          "zh_text": "头顶上传来巨大的声音。我捂着耳朵蹲下，传来一阵笑声。用手捂着头。女孩的声音，而且是一个相当年轻的女孩。到底是怎么回事……？我跪在平坦的地面上，战战兢兢地抬起头。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "灰色に湾曲した壁の、そのはるか上から、女の子の巨大な顔が見下ろしていた。口元には微かな笑みが浮かんでいた。",
          "zh_text": "从灰色弯曲的墙壁的顶端，可以看到女孩巨大的脸。嘴角浮现出一丝微笑。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「だ、誰だ……？」",
          "zh_text": "「是、是谁？」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「ええっ」",
          "zh_text": "「呵呵」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "恐る恐る声をかけると、わざとらしく手で口元を抑えて、彼女は驚く仕草をした。彼女の全身の動きにあわせて、部屋の中の空気が揺れ動くのを感じた。",
          "zh_text": "我战战兢兢地问道，她故意用手捂住嘴，做出惊讶的动作。随着她全身的动作，我感到房间里的空气也在动摇。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「覚えてないの？私たち、今日会ったのよ」",
          "zh_text": "「你不记得了吗？我们今天见过面。」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "今日？朝からの出来事を、混乱した頭で振り返ってみる。朝練のときの癖で早朝に起きて、自習しようと思って早めに学校について、そしたら友達がいて話し込んじゃって……。あとは授業を受けて、塾があるから帰宅しようとして、駅まで歩いて電車を待っているところだった。なんてことはない、本当にいつもどおりの平凡な一日。こんな女の子と出会った記憶なんてなかった。",
          "zh_text": "今天？我用混乱的头脑回想起早上发生的事情。因为晨练时的习惯，一大早就起床了，想自习，早早就到了学校，结果朋友在那里聊得很起劲……。之后上完课，因为要上补习班，正走到车站等电车。没什么，真的是一如既往的平凡的一天。我从来没有遇到过这样的女孩子。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「……覚えてない」",
          "zh_text": "「……不记得了。」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「本当に？」",
          "zh_text": "「真的？」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "ぐっと彼女が身を乗り出す。灰色の壁が近づいてきて、反射的に後ずさった。全ての行動に迫力があった。ここまで近づくと、どれだけ上を見ようが胸部の湾曲が邪魔して、彼女の顔はほとんど見えなかった。",
          "zh_text": "她猛地探出身子。灰色的墙壁靠近了，我反射性地往后退。所有的行动都很有震撼力。在这里，无论怎么往上看，胸部的弯曲都阻碍了我，几乎看不见她的脸。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「ご、ごめん……。どこかで会ったのか？どこの学校？行きの電車が一緒だったとか？」",
          "zh_text": "「对、对不起……在哪里见过面？是去学校的电车吗？」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "勇気を振り絞って、声をかけた。",
          "zh_text": "我鼓起勇气说道。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "返事はなかった。",
          "zh_text": "没有回答。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「ふーん」",
          "zh_text": "「嗯。」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "数秒の間。",
          "zh_text": "几秒钟的工夫。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「思い出せないんだ」",
          "zh_text": "「我想不起来。」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "背筋が凍った。何が起きているんだ？",
          "zh_text": "脊背发凉。发生了什么？"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "不気味ににっと笑うと、女の子は手を大きく伸ばした。影がさっと落ちた。あまりに早い動きで、自分に向かってくるのではないかと身構えたが、手が伸びた先は自分の後ろだった。",
          "zh_text": "她诡异地咧嘴一笑，女孩把手张得很大。影子倏地落了下来。她的动作太快了，以为会朝自己冲过来，但她的手却伸到了自己身后。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "振り返ると、そこにあったのはプラスチック製の箱だった。自分の背丈よりも大きい。半透明で中身が見えたが、そこにいたのは自分と同じような……生きた人間だった。",
          "zh_text": "回头一看，是一个塑料盒子。比自己还高。半透明的可以看到里面的东西，在那里的人和自己一样……是个活生生的人。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「私ね」",
          "zh_text": "「我啊。」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "巨大な顔が、自分を見下ろしていた。",
          "zh_text": "一张巨大的脸俯视着自己。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「小人さんを食べるのが趣味なんだ」",
          "zh_text": "「我的兴趣是吃小人。」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "残酷な笑みを浮かべていた。",
          "zh_text": "脸上浮现出残酷的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「こびと。分かる？あなたみたいな、女の子の指よりも小さく縮められちゃった人のことだよ」",
          "zh_text": "「小人，你知道吗？就是像你这样，比女生手指还小的人。」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "少女の巨大な笑みをよく見ると、前歯に赤い液体の痕がにじんでいた。",
          "zh_text": "仔细一看，少女巨大的笑容，门牙上渗着红色液体的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "小さく悲鳴を上げた。",
          "zh_text": "我小声地尖叫了一声。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "いつの間に掴んだのか、彼女の片手にはもう小人がいた。ケンイチと同じような学ランを着て、ケンイチには聞こえる命乞いの言葉を叫んでいた。",
          "zh_text": "不知什么时候抓住的，她的一只手上已经有了小人。他穿着和健一一样的校服，喊着健一听得到的求命语。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "「いただきます」",
          "zh_text": "「我开动了。」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "その声は、少女の可憐な声によって簡単にかき消された。",
          "zh_text": "那声音被少女可爱的声音轻易地淹没了。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "少女の口が開いた。抵抗をものともせず、巨大な手はいとも簡単に小人を口の中へ放り込んだ。舌の上に、小さな体が着地する。それと同時に唇が閉じ、悲鳴がわずかにくぐもった。",
          "zh_text": "少女开口了。不顾抵抗，巨大的手轻而易举地就把小人塞进了嘴里。小小的身体落在舌头上。与此同时，她闭上嘴唇，悲鸣略微含混不清。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "その間も、巨大な瞳は自分を見下ろしていた。その顔は、わずかににやりと笑っていた。",
          "zh_text": "在此期间，那双巨大的眼睛一直俯视着自己。那张脸微微地笑着。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "それから、少女は噛み始めた。もぐもぐと口が動いた。あごが動き、上下の歯が合わさり、小人の骨が、肉が、身体の全てが暴力的に断ち切られて行く……。中身を見ることはできなかったが、鮮烈な音と動きが、少女の唇の中で、今何が起きているのかをはっきりと克明に伝えていた。",
          "zh_text": "然后，少女开始咀嚼。嘴巴不停地蠕动着。下巴动了动，上下牙齿合在一起，小人的骨头、肉、身体的一切都被暴力地切断了……。虽然看不见里面的内容，但鲜明的声音和动作，在少女的嘴唇里，清楚地传达出现在发生了什么。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "んー、と少女が鼻を鳴らした。おいしい、ということらしかった。それから、",
          "zh_text": "少女哼了一声。好像是说好吃。然后，"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "ごくり。",
          "zh_text": "咕噜。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "はっきりと喉が鳴った。",
          "zh_text": "喉咙里发出了清晰的声音。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "下から、喉元の動く複雑な動きが見て取れた。この縮尺だと、全てが大きく複雑に見えたが、なんてことはない、少女にとっては普段と同じ嚥下の動きだった。",
          "zh_text": "从下面可以看到喉咙的复杂动作。按照这个比例尺，一切看起来都很复杂，但对少女来说，这是和平时一样的吞咽动作。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「ふふ」",
          "zh_text": "「呵呵。」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "少女の笑い声が響いた。",
          "zh_text": "女孩的笑声响起。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「おいしかった」",
          "zh_text": "「很好吃。」"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "くすくすと笑っていた。",
          "zh_text": "哧哧地笑着。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "何も考えられなかった。考えたくなかった。自分の置かれた状況、そして今見たもの。全てが嘘のように現実離れしていて、それでいて現実のリアルさを持っていた。",
          "zh_text": "我什么都没想。不想考虑。自己所处的状况，以及现在看到的东西。一切都像谎言一样脱离现实，却又有现实的真实感。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「ねえ、ゲームしましょ」",
          "zh_text": "「呐，我们玩游戏吧。」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "少女の声が聞こえる。",
          "zh_text": "听到了少女的声音。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "「ルールは簡単。私が今日会ったうちの誰だったか、当ててみて。今から、箱の中の残りの小人を１人ずつ食べていくわ。小人は全部であと３人。全員食べる前に当てられたら、今日食べるのはやめてあげる」",
          "zh_text": "「规则很简单，猜猜我是今天碰到的谁。从现在开始，我要一个一个地吃掉箱子里剩下的小人。小人一共还剩3个。如果在全部吃掉之前都猜中了，今天就放过你。」"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "上を見上げる。自分を見下ろす、２つの巨大な瞳。その目からは、彼女の楽しみがはっきりと見て取れた。",
          "zh_text": "抬头仰望。两只巨大的眼睛俯视着自己。从她的眼睛里，可以清楚地看到她的快乐。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「当てられなかったら……？」",
          "zh_text": "「猜不到的话……」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「決まってるじゃない。あなたを食べるわ。生理で貧血気味なの、だから鉄分が欲しくて。あなたの身体も、きっと少しは役に立つわ」",
          "zh_text": "「那还用说吗？我会吃掉你。我因为例假有点贫血，所以想要铁。你的身体肯定会有帮助的。」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "背筋が凍った。最初は、何を言っているのか理解できなかった。あなたを食べる？自分は人間だ。高校３年生の。社会の一員だ。それが、食べられる？自分が？理解できなかった。自分は人間で、食べ物じゃない。しかも、目の前の少女も人間で、怪獣なんかじゃない。それが今ここで、自分と同じ、人間を食べようとしている？",
          "zh_text": "脊背发凉。一开始，我听不懂她在说什么。吃我吗？自己是人。高中三年级的。是社会的一员。能吃吗？自己？我无法理解。自己是人，不是食物。而且，眼前的少女也是人，不是什么怪兽。她现在在这里，想要吃和她一样的人？"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "信じられなかった。首を横に振った。でも、次第に実感が襲ってきた。少女の言葉は嘘じゃない。現に、さっきこの女の子は自分と同じような学生を食べてたじゃないか。この子は人を食べる。それも簡単に、何の罪悪感もなく。さっきは、別の人の番だ。次も、その次も。でも、その次には自分の番が待っている。自分が、女の子に、別の人間に食べられる。彼女が言っていたクイズ、「彼女が今日あった誰なのか」を当てることが出来なければ。",
          "zh_text": "简直不敢相信。摇了摇头。但是，实感逐渐袭来。少女的话不是谎话。实际上，刚才这个女孩子不是吃了和自己一样的学生吗？这孩子吃人。而且很简单，没有任何罪恶感。刚才轮到别人了。下次也是，下次也是。但是，接下来就轮到自己了。自己，被女孩子，被别人吃掉。如果不能猜出她说的那个谜题「她是今天遇见的谁」的话。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「１人目〜」",
          "zh_text": "「第一个~」"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "もうすでに、１人目の小人がつまみ上げられていた。少女には、人を食べることに対して何の躊躇いもないようだった。小さな身体はさっきと同じように、あっさりと口の中に放り込まれ、あっさりと噛み砕かれる。悲鳴が静かになった。",
          "zh_text": "第一个小人已经被抓起来了。少女对吃人似乎没有任何犹豫。小小的身体和刚才一样，被轻松地放进嘴里，被轻松地咬碎。尖叫声安静了下来。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "もぐもぐ。骨が折れる乾いた音がなければ、ビスケットかポテトチップスを食べているくらいのことしか思わないだろう。しかし、その中にいるのは生きた小さな人間だった。正確には、さっきまで生きていた人間。噛み砕かれて絶命し、二度と動くことはなくなったその身体を、少女の舌と歯が正確にすり潰していった。手、足、内臓、全ての部位が平等に噛み砕かれ、血は少女の唾液と混ぜ合わせられる。数秒前まで機能していた、小人の身体はどろどろのペーストになっていく。元の命は決して宿らない、暴力的に咀嚼された養分のかたまり。しかしそんな残酷な肉塊も、少女がごくりと喉を動かすと口の中から消え去り、あとは胃で消化を待つだけの栄養となる。",
          "zh_text": "咕嘟咕嘟。如果没有咬断骨头的干巴巴的声音，大概只会以为是在吃饼干或薯片吧。但是，身处其中的却是活生生的小人。准确地说，是刚才还活着的人。少女的舌头和牙齿准确地碾碎了被咬碎后毙命、再也无法动弹的身体。手、脚、内脏，所有部位都被平等地咬碎，血与少女的唾液混合。几秒钟前还在运作的小人的身体变成了黏稠的糊状。原来的生命绝不会存活，而是变成被暴力咀嚼的养分的集合体。不过，即便是如此残忍的肉块，只要少女咕嘟一声动一下喉咙，就会从口中消失，剩下的营养就只剩下胃里等待消化了。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "ケンイチは、固まったまま下から少女の口の動きを見上げていた。考えることは出来ない。考えられるはずがない。誰かが目の前で噛み殺され、飲み込まれていく。次は自分の番かもしれない。食べられるという、原始的な恐怖が自分の身体を支配するのを感じた。",
          "zh_text": "健一一动不动地抬头看着少女的嘴。无法思考。不可能想到。有人在眼前被咬死，被吞噬。下一个可能就轮到自己了。被吃掉的原始恐惧支配着自己的身体。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「２人目〜」",
          "zh_text": "「第二个人~」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "２人目にも、用意された結末は全く同じだった。ぽい。がぶり。もぐもぐ。もぐもぐ。あまりに単純な動きだった。時々漏れる少女の吐息もふくめて、まるでおやつにポテトチップスを食べる女の子そのものだった。でも、その口の中で行われているのは、残酷極まりない血まみれの処刑だ。あごが動くたびに、湿った音が机の上にまで響いてくる。手で耳をふさぎながら、それでも見開いた目で、男子はその日の出来事を振り返り続けた。",
          "zh_text": "对第二个人，准备的结局也完全一样。嘎嘎。咕嘟。动作太简单了。少女不时发出的叹息声，简直就像吃薯片当零食的女孩。但是，在她嘴里进行的，却是残酷无比的血淋淋的处刑。下巴一动，湿润的声音就会传到桌子上。男生用手捂住耳朵，但还是睁大了眼睛，继续回顾那天发生的事。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「３人目〜」",
          "zh_text": "「第三个人~」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "最後の小人を、少女がつまみ上げていた。口の前へと近づけると、小人が初めて悲鳴を上げた。若い。小さな男の子は、自分がかつて着ていたようなサッカー部のユニフォームを着ていた。下校途中の中学生のようだった。空中で懸命に暴れると、土にまみれたスニーカーが足の間から放り出されて机の上に落ちていった。",
          "zh_text": "少女正抓起最后一个小人。送到嘴边时，小人第一次发出了悲鸣。年轻。小男孩穿着和自己以前一样的足球部队服。好像是放学路上的中学生。在空中拼命挣扎，沾满泥土的运动鞋从两腿掉了出来，掉在桌子上。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「待て、待ってくれ！」",
          "zh_text": "「等一下，等一下！」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "ケンイチは勇気を振り絞って叫んだ。",
          "zh_text": "健一鼓起勇气喊道。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "「思い出した。思い出した……君が誰か！だから、その子を下ろして」",
          "zh_text": "「想起来了，想起来了……你是谁？所以，把那个孩子放下来。」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「あら？」",
          "zh_text": "「啊？」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "少女は首をかしげた。わざとらしい動きだった。",
          "zh_text": "少女歪着头。这是故意的动作。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "「やっと、思い出せたの？私が誰か」",
          "zh_text": "「你终于想起来了吗？我是谁？」"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「ああ。思い出した。だから、その子を食べるのは待って、」",
          "zh_text": "「啊，想起来了。所以，你等一下再吃那个孩子吧。」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "「嫌よ」",
          "zh_text": "「不要。」"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "首を横に振った。",
          "zh_text": "摇了摇头。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "「おいしそうだなと思って縮めたんだもの」",
          "zh_text": "「我觉得看起来很好吃，就把他缩小了。」"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "残酷な言葉。",
          "zh_text": "残酷的语言。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "「でも、あなたが思い出したっていうのなら、今日のご飯はこれで終わりにしてあげる」",
          "zh_text": "「不过，既然你想起来了，今天的饭就到此为止吧。」"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "ゆっくりと、少女が手に持っていた少年を下ろしていった。プラスチック製のケースまで手が下りると、聞こえていた悲鳴はすすり泣きに変わった。",
          "zh_text": "慢慢地，少女放下手里的少年。手从塑料箱里下来后，听到的悲鸣变成了抽泣。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "「ありがとう、」",
          "zh_text": "「谢谢你。」"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "「じゃあ、私が誰なのか言ってみて？」",
          "zh_text": "「那你说说我是谁？」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "沈黙があった。",
          "zh_text": "一阵沉默。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "「言えないの？」",
          "zh_text": "「不说吗？」"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "少女の顔に、怒りが浮かんでくるのが分かった。",
          "zh_text": "我知道少女的脸上浮现出了愤怒。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "「そう。嘘をついたって訳ね」",
          "zh_text": "「是吗？你说谎了。」"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "暴力的な速さで、巨大な手がこちらに伸びてきた。二本の指で、ついにケンイチの身体が空中へとつまみ上げられた。急激な動きに視界が一瞬白飛びした。目の前に少女の顔があった。対等な高さで見るのはこれが初めてだった。と、さっきまであれほど浮かばなかった今日の出来事が急に蘇ってきて——",
          "zh_text": "一只巨大的手以暴力的速度向我伸出来。健一的身体终于被她的两根手指拉向空中。剧烈的运动让我的视野一片空白。眼前出现了一张少女的脸。这是第一次在同等的高度上观看。刚才还那么想不起来的今天发生的事，突然又复苏了——"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "「分かった！君は学校の、休み時間の階段で、うっかりぶつかっちゃった——」",
          "zh_text": "「我知道了！你在学校的课间楼梯上，不小心撞到了——」"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "声は悲鳴に変わった。周囲に血の匂いがして、湿気と熱が全身から伝わってきた。赤く柔らかい何かに触れていた。血と唾液で赤く濡れていた。",
          "zh_text": "声音变成了悲鸣。周围弥漫着血腥味，潮热从全身传来。摸到了什么又红又软的东西。被血和唾液弄得通红。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "「待て、分かったんだ、許してくれ——」",
          "zh_text": "「等等，我知道了，原谅我——」"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "唇が閉じて、真っ暗になった。心臓の音が聞こえた。突然、身体が空間ごと持ち上げられ、何か硬いごつごつしたものの上に乗ったと思うと、何かが下りてきて、両脚に鋭い痛みを感じた。痛みと一緒に、喪失感があった。寒かった。もう一度舌が動き、べちゃべちゃとした唾液がかかると、一緒に何か柔らかいものが身体に触れた。細長いそれは、バラバラになった自分の脚だった。膝から先の部分だった。悲鳴を上げ、舌から懸命に逃れると、そこは再び硬い歯の上だった。数秒間、沈黙があって、少女のうねるような笑い声が聞こえたと思うと、今度は腹部に、上から鋭いエナメル質の物体が振ってくるのを感じた——。",
          "zh_text": "嘴唇闭上，一片漆黑。我听到了心跳声。突然，整个身体被撑了起来，刚踩在什么坚硬的东西上，就有什么东西掉了下来，两腿感到一阵尖锐的疼痛。伴随着疼痛，还有失落感。很冷。舌头又动了一下，黏糊糊的唾液沾到身上，有什么柔软的东西碰到了身体。细长的是自己支离破碎的双腿。是膝盖以上的部分。我发出一声惨叫，拼命从舌头上逃开，那里再次出现在坚硬的牙齿上。沉默了几秒钟后，我听到了少女呻吟般的笑声，这时，我又感到有尖锐的珐琅质物体从腹部挥了过来——。"
        },
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          "ja_text": "口の中の小人を噛みながら、んーとノゾミは喉を鳴らした。最後の最後、この上級生が何かを言っているのが聞こえた。先頭を聞く限りは、正解だったような気がする。でも、お腹が空いていた。結局食べてしまった。どっちにしろ、正解できたところで生かすつもりもなかったのだ。ただ、恨みのある小人を食べるのは、その辺のおじさんとかを食べるよりもはるかに気持ちよかった。セックスにも似た快感だった。",
          "zh_text": "希咬着嘴里的小人，喉咙发出嗯的一声。最后的最后，她听见这个高年级生在说些什么。从开头来看，应该是正确的。但是，肚子饿了。结果还是吃了。不管怎样，就算答对了也不打算放过。不过，吃有仇恨的小人比吃附近的大叔舒服多了。就像做爱一样的快感。"
        },
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          "ja_text": "それから、ごくりと飲み込んだ。前歯は使わなかったし、ほんの数回しか噛まなかったから、もしかしたらまだ生きているかもしれない。だとしたら、胃の中で彼は何を思うのだろうか？周りには、きっとぐちゃぐちゃになった肉塊と、消化のために活発に分泌され始めた胃液しかないはずだ。痛みと苦痛に耐えながら、人生の最後の数分を味わうのはどんな気持ちなんだろう。そんなことを考えながら、お腹をさすっていると楽しかった。",
          "zh_text": "然后咕嘟一声吞了下去。没有使用门牙，只咬了几次，说不定还活着。如果是这样的话，胃里的他在想什么呢？周围一定只有乱糟糟的肉块和为了消化开始活跃分泌的胃液。忍受着痛苦，品味人生的最后几分钟是怎样的心情呢？她一边想着这些，一边抚摸着肚子，很开心。"
        },
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          "ja_text": "それから、小箱の中に入った小さな少年に声をかけた。",
          "zh_text": "然后，她对箱子里的少年说。"
        },
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          "ja_text": "「大丈夫？怖かった？」",
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          "ja_text": "返事はなかった。箱の中でうずくまって泣いていた。そっとつまみ上げると、身体の節々に青い痣が出来きていた。可愛いと思って捕まえてきたのに、なんとなく罪悪感があって１週間近く食べずに置いてあった子だ。それが思いやりのつもりだったが、様子を見るにひどく苦しませてしまっていたようだ。",
          "zh_text": "没有回答。他蹲在箱子里哭。希轻轻抓起，发现身上的每一节都淤青了。明明是觉得可爱才抓来的，却因为莫名的罪恶感将近一个星期都没吃。这本来是出于体谅，但一看情况，似乎让他非常痛苦。"
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          "ja_text": "少年を口の中に放り込んで、飲み込んだ。涙の塩味がした。",
          "zh_text": "把少年放进嘴里，吞了下去。有眼泪的咸味。"
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          "ja_text": "お腹を優しくさすりながら、机の前に向かった。やらなければいけない宿題があった。すっかり痛みの晴れた頭で、少女は国語の課題に取り掛かり始めた。",
          "zh_text": "她轻轻地揉着肚子，走到桌前。还有必须要做的作业。疼痛已经完全消失，少女开始着手做语文的课题。"
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          "ja_text": "２３時４０分。",
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          "ja_text": "あれほど感じていた頭痛と倦怠感は、すっかりなくなっていた。早めに寝ようと、ノゾミは洗面台の前に立った。ウサギのスリッパを履いていた。",
          "zh_text": "曾经有过的头痛和倦怠感已经完全消失了。希站在洗脸台前，想早点睡。穿着兔子拖鞋。"
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          "ja_text": "鏡の前に立って、ピンクの歯ブラシを手に取った。チューブからミント味の歯磨き粉を出し、それを歯ブラシの細かい毛先につける。手を口に近づけ、まずは優しく前歯をこすり始める。と、何かが歯茎に挟まっていた。",
          "zh_text": "我站在镜子前，拿起粉色牙刷。从牙膏管里取出薄荷味的牙膏，抹在牙刷的细毛上。把手放到嘴边，开始温柔地摩擦门牙。有什么东西卡在了牙龈上。"
        },
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          "ja_text": "両手で水をすくって、くちゅくちゅしてから吐いた。出てきたのは、小さな黒い布切れだった。ぼおっと見ていたが、すぐにそれが夕方に食べた男子の学ランだと分かった。水を吸ってずいぶん小さくなっていた。",
          "zh_text": "用双手捧起水，抽抽搭搭地吐了出来。出来的是一块小小的黑布。她呆呆地看着，但马上就知道那是傍晚吃过的男生的校服。吸了水变得非常小。"
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          "ja_text": "ふふ、と笑いながらもうちょっと口をゆすぐと、吐き出した水が赤くてそれも面白かった。それから歯ブラシを唇で挟んで、もう一度丁寧に磨き始めた。鼻歌が漏れていた。",
          "zh_text": "她呵呵地笑着，稍微漱口，吐出来的水红红的，也很有趣。然后用嘴唇夹住牙刷，再次仔细地刷起来。哼着小曲。"
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          "ja_text": "『体調大丈夫かな？』",
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          "ja_text": "スマホの画面がパッとついて、友達からのLINEが飛び込んできた。",
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          "ja_text": "『うん、大丈夫。明日、行けそう』",
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          "ja_text": "親指を立てたスタンプを送って、歯ブラシを置いた。もう口の中には染み１つなかったが、代わりに自分の血色が少し良くなっている気がした。健康な歯が、照明の光を白く反射した。にっと小さく笑って、それから少女はベッドへと向かった。眠りに落ちながら、少女は明日のことを考えた。明日には、ユウコと遊ぶ約束がある。その次の日は、日曜だから、まあどこか新しい場所にでも出かけてみようか。その次は、そしてまたその次の日は——。",
          "zh_text": "我发了个竖起大拇指的图章，放下牙刷。嘴里已经一尘不染了，觉得自己的气色稍微好了一些。健康的牙齿反射出白色的灯光。少女微微一笑，然后走向床。一边睡着，少女一边想着明天的事情。明天和柚子约好了一起玩。第二天是星期天，不如去个新的地方看看吧。那之后，还有再下一天——。"
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          "ja_text": "考えるうちに、彼女は眠りについていた。生理の悩みから解放されて、少女の心はすっきりと明るくなっていた。この先には、きっとまだまだ無限の未来が広がっているはずだ。",
          "zh_text": "想着想着，她已经睡着了。从生理期的烦恼中解放出来，少女的心变得明朗起来。在这之后，一定还有无限的未来。"
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          "ja_text": "４時間目の終了を告げるチャイムが鳴ると、学校は少女たちの話し声、足音、笑い声で満たされていった。お昼休みの時間だ。廊下を慌ただしく行き交う制服たちの中に、ひときわ小柄な女の子の姿があった。",
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          "ja_text": "小柄な背丈に、首の丈まで伸ばした黒く細い髪。まっすぐ揃えた前髪には小さな赤いリボンが１つ、小柄な背丈も相まってまるで人形のような見た目の女の子だった。静かに教室を飛び出して、その少女はゆっくりと階段を上がっていく。ドタドタと音を立てて、２年生の先輩たちがそのすぐそばを駆け下りていた。男子の目が無い環境に慣れきってしまったからだろうか、スカートの中身が見えるのも全く気にしていないようだ。きっと彼女たちのお目当てはきっと食堂のカレーか購買のパンだろう。反対に、階段を上がる生徒は少女だけだった。彼女は片手に弁当箱を持っていた。すれ違う人からは、屋上でご飯を食べようとしているように見えたかもしれない。でも、その予想も外れだった。少女は２階まで上がってしまうと、これまた廊下を人の流れとは逆に進んで、小さな扉の前で立ちどまったのだ。その表面はわずかに錆びていた。",
          "zh_text": "她身材矮小，头发又黑又细，长到脖子。整齐的刘海上系着一条小小的红丝带，再加上她娇小的个子，看上去就像个洋娃娃。女孩静静地跑出教室，慢慢地爬上楼梯。发出啪啦啪啦的声音，2年级的学姐们正从旁边跑下来。也许是已经习惯了没有男生眼睛的环境，她似乎完全不在意能看到裙子里面的东西。她们的目标一定是食堂的咖喱或买的面包。相反，上楼梯的学生只有少女。她一只手拿着饭盒。在擦肩而过的人看来，她可能是要在屋顶上吃饭。但是，这个预想也不正确。少女上到2楼后，又在走廊上与人流相反地前进，在一扇小门前停下脚步。那个表面有一点点生锈。"
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          "ja_text": "扉を開けた。そこは短い渡り廊下で、学校の別の校舎とつながっていた。少女は廊下を進んでいって、校舎の中へと入った。ひび割れた壁に薄汚れたラバー製の床、ホコリをかぶったステンレスの窓枠。さっきまで空間を満たしていた女子中学生たちの笑い声は消え、ここにあるのは冷たさと静寂だけだ。",
          "zh_text": "打开门。那里是一条短短的走廊，和学校的其他校舍相连。少女穿过走廊，走进校舍。开裂的墙壁、脏兮兮的橡胶地板、布满灰尘的不锈钢窗框。刚才还充斥着整个空间的女中学生们的笑声消失了，这里只有冷漠和寂静。"
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          "ja_text": "切れかけの蛍光灯に少女の影がちらついた。まるで廃墟のような校舎の中で、人形のように小さく、きれいで、整った顔をした彼女はひどく不釣り合いだった。彼女は小さな笑みを浮かべながら廊下を進み、一番奥にある小さな部屋のドアに手をかけた。ドアの上にはこう書かれていた。",
          "zh_text": "快熄灭的荧光灯上闪着少女的影子。在宛如废墟般的校舍里，她和洋娃娃般小巧、漂亮、五官端正的她非常不相称。她带着微笑走在走廊上，手搭在最里面一间小房间的门上。"
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          "ja_text": "この建物は理科棟だった。以前、もう少し生徒がこの学校に溢れていた頃——少なくとも二十年以上前に建てられた校舎で、完成した当初は最新鋭の実験装置を揃えた施設として有名だった。女子の中高一貫校には珍しい充実した理科教育の象徴として、テレビや雑誌にも取り上げられてきたというのだ。それがいつからか、金がかかるばかりで進学実績には結びつかないと実験の授業はおざなりになり、メンテナンスのための費用も削られ続け、今はほとんどの装置がホコリをかぶっているのがこの薄暗い準備室だった。",
          "zh_text": "这个建筑是理科楼。这是一所至少在二十多年前建成的校舍，建成之初以配备最先进的实验设备而闻名。在女子初高中一贯的学校里，这是一种罕见的、充实的理科教育的象征，电视和杂志上都报道了这一现象。不知道从什么时候开始，因为只需要花钱，和升学成绩没有关系，所以实验课就被当作是应付了事，维护的费用也不断被削减，现在这个昏暗的准备室里，几乎所有的装置都蒙上了灰尘。"
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          "ja_text": "ほとんどの教室のように、理科実験準備室の扉も引き戸だった。できるだけ音を立てないように注意したつもりだったが、少女が扉を開けると中には予想通り先客がいて、座ったままくるりと少女のほうを振り返っていた。彼女は二十代の女性で、ラフな白いシャツとジーンズを着た上に、白衣をまるでコートかのように崩して羽織っていた。二十代に入ったばかりというこの若い女性は、いかにも理科の教師というまじめな風貌と、いかにもファッションモデルというおしゃれな見た目の間をいつも揺れ動いている。でも、少女が見る限りでは、背が高くて脚も長い、すらりとした印象の彼女には崩したおしゃれな服が合っていた。",
          "zh_text": "和大多数教室一样，理科实验准备室的门也是推拉门。本想尽量不要发出声音，但少女一打开门，里面果然不出所料地有先到的客人，她坐着飞快地回头看向少女。她二十多岁，穿着随意的白衬衫和牛仔裤，外面披着一件像外套一样的白大褂。这位刚过二十岁的年轻女性，总是在理科老师的认真外表和时尚模特的时髦外表之间摇摆不定。不过，在少女看来，她身材高挑，腿也很长，身材苗条，穿着松松垮垮的时髦衣服很合适。"
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          "ja_text": "「やあ。さくらちゃん」",
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          "ja_text": "少女を見て先生が言った。低い声が大人な彼女に合っていた。",
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          "ja_text": "「こんにちは」少女はにっこりと笑って返した。片手に持った弁当箱を掲げて見せた。「先生？」",
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          "ja_text": "「ああ、いいよ。今日も大丈夫だ」先生は椅子から立ち上がって、部屋の奥へと背を向けた。「扉を閉めて」",
          "zh_text": "「啊，好啊，今天也没关系。」老师从椅子上站起来，背对着房间的深处。「把门关上。」"
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          "ja_text": "言われるままに、少女は準備室の扉を閉めた。カチリと鍵がかかる音がした。",
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          "ja_text": "先生がわずかに頷いて、２人は細長い部屋の奥へと進み始めた。壁にはもう使われなくなったガラス製の実験器具や水槽が並んでいた。中には生き物が入っているものもあった。小さな水槽の中で、カエルがじっと２人を見つめていた。やっぱりこの部屋の蛍光灯も切れかけで、水槽に落ちる２人の影は暗くちらついていた。部屋の奥まで進みきると、本来なら窓が見えるはずのスペースにカーテンがかけられていた。少女がカーテンに近づくと、その白い表面には背丈よりも大きな黒い影が落ちた。",
          "zh_text": "老师微微点了点头，两人开始向细长房间的深处走去。墙壁上摆放着已经不再使用的玻璃实验器具和水槽。其中也有装着生物的。小水箱里，青蛙目不转睛地盯着两人。这个房间的日光灯也快用光了，掉在水槽里的两个人的影子忽隐忽现。走到房间深处，本来可以看到窗户的地方挂着窗帘。少女走近窗帘，在那白色的表面上投下了一个比她身高还大的黑影。"
        },
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          "ja_text": "カーテンを開けた。そこには１つの水槽があった。表面にはいくつかの穴が開いていて、ゴム製の黒いチューブを通していくつかのビーカーにつながっている。ガラスの壁は不透明になっていて、横から中身を見ることができなかったが、上からなら簡単だった。天井には、薄い透明なガラスしかなかったからだ。いつものように、少女はひょいと中を覗き込んだ。",
          "zh_text": "拉开窗帘。那里有一个水槽。表面开着几个洞，通过黑色橡胶管连接着几个烧杯。玻璃墙是不透明的，从侧面看不出里面的东西，但从上面看的话很简单。因为天花板上只有一层薄薄的透明玻璃。少女像往常一样，突然向里面张望。"
        },
        {
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          "ja_text": "そこには小さな街が広がっていた。灰色のビルが無秩序に地面一体を覆い尽くし、その間を通る細い道路の上にはさらに小さな車が散らばっている。ただの模型ではない。上からでも、少し目をこらせば粒のような大きさの自転車が走っているのが見えたからだ。水槽の端々まで確かに目を凝らしてみれば、点のような大きさの人間たちの姿さえ見ることができるだろう。彼らは建物の屋上や公園や広場から、自分たちの何倍も大きい少女の目を見上げていた。彼女の覗き込む３０ｃｍ四方ほどの水槽の中には、かつて８万人が住んでいたという地方都市の、その一部分がぴったりと収まっていた。",
          "zh_text": "那里有很多小街道。灰色的大楼毫无秩序地覆盖了整个地面，穿过它们之间的小路上还散落着更多的小车。不是普通的模型。因为即使从上面看，只要稍微扫一眼，就能看见一辆粒粒大小的自行车在行驶。如果仔细观察水槽的每一个角落，甚至可以看到像点一样大小的人。他们从建筑物的屋顶、公园和广场上，仰望着比自己大好几倍的少女的眼睛。在她能看到的30厘米见方的水槽里，曾经住着8万人的地方城市的一部分完整地收纳在里面。"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "「今日も元気そうですね」眼下で動く水晶玉のように微細な都市を見て、少女は嬉しそうに声を上げた。「よかった」",
          "zh_text": "「你今天看起来也很有精神啊。」看着眼前像水晶球一样微小的城市，少女高兴地叫了起来。「太好了。」"
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          "ja_text": "「そうだな。まあ、水もきっちり交換したし……」水槽につながれたビーカーを遠目に見ながら、先生はつぶやいた。「略奪だの火事だのももうめったに無かったみたいだ」",
          "zh_text": "「是啊，水也换好了……」老师远远地看着拴在水槽里的烧杯，小声说道。「抢劫和火灾好像已经很少发生了。」"
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          "ja_text": "「ふーん……それじゃあ」",
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          "ja_text": "待ちきれないとばかりに、少女は水槽の蓋を持ち上げて外した。薄いガラスはいとも簡単に外すことができた。それから彼女は下を向くと、ゆっくりと都市の中へと腕を伸ばしていった。奥へ、そして奥へ、水槽を揺らさないように注意を払いながらも、ゆっくりと手を水槽の底——小さな街の建物群へと近づけていく。それから狙いをつけると、繊細な動きで少女は小さな建物の密集する地面に触れた。地上の建物はあまりにも小さく脆く、まるで砂埃を掴んでいるような感触だったが、少女の指はその指紋の上で動くものを正確に認識することができた。それは少女の瞳には点のようにしか見えなかったものの、都市に閉じ込められていた生きた人間だった。最新の注意を払ってそれらをつまみ上げると、少女はふっと息を吹きかけた。次の瞬間、人間たちは少女の親指くらいの大きさにまで戻っていた。大きさに比例して、悲鳴の音量が大きくなった。魔法のようだった。それから少女は彼らをビーカーの中に落とした。砂粒よりは大きくなったとはいえ、彼らの背丈はビーカーの半分にも届かなかった。",
          "zh_text": "少女迫不及待地拿起水槽的盖子取下。很薄的玻璃很容易卸下来。然后，她低下头，慢慢地向城市中伸出手臂。往里走，再往里走，一边注意不要摇晃水槽，一边慢慢地把手伸向水槽的底部——小镇的建筑群。然后瞄准了目标，少女用纤细的动作触到了密集的小建筑物的地面。地上的建筑物非常脆弱，感觉就像抓着灰尘一样，但少女的手指却能准确地识别出在指纹上移动的东西。虽然在少女的眼中，那只是一个点，但却是被困在都市中的活生生的人。以最新的注意方式把它们拿起来，少女呼了一口气。接下来的一瞬间，人们又恢复到了少女的拇指大小。尖叫声的音量与声音的大小成正比。就像魔法一样。然后少女把他们丢进烧杯里。虽然比沙粒大，但他们的身高还不到烧杯的一半。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "「200ml」ガラスで刻印された丸い文字が、小人たちの頭の上で光っていた。",
          "zh_text": "「200ml」玻璃上刻着的圆形文字，在小人的头上反射着光。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "半分はこの状況に困惑しきったように立ち尽くし、もう半分はビーカーの一番外側、ガラスの向こう側に経って、彼らにとっては分厚い透明な壁を叩きながら何かを必死に叫んでいた。少女にとっては１０ｃｍほどのビーカーの壁が、彼らにとっては決して越えられない巨大な壁なのだ。この大きさなら少女の巨大な目からも彼らの表情を読み取ることができた。壁を叩く小人の数が増えてきた。ビーカーの中からはどんな景色が見えているのだろう。少女のスカートはどれだけ巨大に見えるのだろう、そして自分たちはどれほど小さく見えるのだろう。出してほしいのだろうか？助けてほしいのだろうか？彼らの叫び声を聞けないのだけが残念だった。何か叫んでいることだけは分かるのだが、声が小さすぎて分からないのだ。そういえば、今回縮めたのは日本の都市だった。",
          "zh_text": "一半的人站在原地，似乎对这种状况感到困惑，另一半则站在烧杯的最外面，透过玻璃，敲着对他们来说厚厚的透明的墙壁，拼命地叫喊着什么。对少女来说，10厘米左右的烧杯墙，对他们来说却是绝对无法跨越的巨大墙壁。这个大小，从少女巨大的眼睛里也能读出他们的表情。敲墙的小人越来越多。从烧杯里看到的是怎样的景色呢？少女的裙子看起来有多巨大，而自己又有多渺小呢？是想让我拿出来吗？是希望得到帮助吗？只可惜听不到他们的叫声。少女只知道他们在喊，但声音太小，听不清楚。这么说来，这次缩短的是日本的城市。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "ぐうとお腹が鳴った。もう我慢できなかった。",
          "zh_text": "肚子咕咕叫了起来。少女已经无法忍受了。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "少女は暴れる彼らの１人をつまむと、にっこりと笑ってこう言った。",
          "zh_text": "少女捏了捏他们中的一个，微笑着说。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "「いただきます」",
          "zh_text": "「我开动了。」"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "自分の何倍もの大きさの指に摘まれた小人はしばらく固まっていたが、彼を乗せた手が口の中へと近づいていくにつれ、必死に手足を動かして抵抗しはじめた。まるで数センチメートルの小さな身体でも、必死に暴れさえすれば何十倍も大きい少女から逃げられるかのように。人形のような笑みを浮かべたまま、少女はきらきらした目で彼の抵抗を見つめていた。どれだけ暴れようとも、彼女の指はびくりともしなかったし、彼が自由になれる見込みもなかった。",
          "zh_text": "被比自己大好几倍的手指掐住的小人僵住了好一会儿，随着载着他的手逐渐靠近嘴里，他开始拼命地动起手脚来抵抗。就好像即使是只有几厘米的小身体，只要拼命挣扎，就能从比自己大几十倍的少女身边逃走一样。少女脸上挂着洋娃娃般的笑容，用炯炯的眼睛注视着他的抵抗。无论他怎样挣扎，她的手指都纹丝不动，他也没有获得自由的希望。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "もう１度、最後に少女はくすりと笑った。それから手を動かして、その笑いを浮かべたままの唇のすぐ上に彼を持っていった。ゆっくりと唇が開いて、中からわずかに赤く濡れた舌がのぞいた。唇はそれ以上開くこともなく、男は単に唇の狭い隙間、暗い洞窟の入り口へと挿し込まれるように落とされていった。小さい彼を口の中に収めるのには、それだけで十分だった。",
          "zh_text": "最后，少女又笑了一次。然后，她用手把他举到他那含笑的嘴唇上。嘴唇缓缓张开，从里面露出微微泛红的湿舌头。嘴唇没有再张开，男人就像被插进了嘴唇狭窄的缝隙、黑暗的洞穴入口一样被掉了下去。对于把弱小的他放进嘴里，这样就足够了。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "ごくり。",
          "zh_text": "咕咚"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "少女は小人を飲み込んだ。授業の合間から、今日はずっとお腹が鳴っていたのだ。最近覚えたこの新しい食べ物で、少女はすぐにこの飢えを満たす必要があった。",
          "zh_text": "少女吞下了小人。从上课的间隙开始，今天肚子一直在叫。少女需要用最近学会的新食物来填饱肚子。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "都市の一部がそこにあった数千から数万人の住民とともに丸々消えてしまうという、世にも恐ろしい現象が初めて起こったのは半年前のことだった。それは最初に起こった都市の名前をとってカミカワ現象と呼ばれ、最初の二ヶ月の間に３回も起こり、地域とともに消えてしまった住民の人口は８万人に及んだ。消える地域は全く予測不明で、それは日本の東京で起こることもあれば、海外の全く無名な都市で起こることもあった。唯一消える区画の形だけは一定で、消えた区画は３キロ四方の（最も被害の大きかった東京の例で言えば、秋葉原〜上野くらいの大きさだ）１：１．６程度の大きさの長方形の形をしていた。それが数メートルの地下まで、まるで神様に切り取られたかのように消えてしまうのだ。全く非常識で非科学的な事態だった。様々な研究や緊急待避策の検討が行われていたが、専門家たちがいくら頭を振り絞ったところで消えた都市を発見することもできなければ、新たな区画が消えていくのを防ぐこともできなかった。１つ、また１つと都市が消えていき、社会が不安定になっていく中で、最近は少しずつ減少のペースが落ち、何かの光明が見えたのではないかと皆が希望を持ち始めている時期のことだった。",
          "zh_text": "城市的一部分和那里的数千至数万名居民一起彻底消失，世界上第一次出现这种可怕的现象是在半年前。它以最先发生的城市的名字命名，被称为kamwa现象，在最初的两个月内发生了三次，与地区一起消失的居民人口多达8万人。消失的地域完全无法预测，既有发生在日本的东京，也有发生在海外完全无名的城市。唯一消失的区划的形状是固定的，消失的区划是3公里见方的（以受灾最严重的东京为例，大约是秋叶原~上野的大小）1∶1.6左右的长方形。直到几米深的地下，就像被神砍下一样消失了。这是完全没有常识、不科学的事情。虽然进行了各种研究和紧急躲避方案的讨论，但专家们绞尽脑汁也没能发现消失的城市，也没能阻止新的区划消失。城市一个接一个地消失，社会变得不稳定，最近减少的速度逐渐减慢，大家都开始抱有希望，是不是看到了什么光明。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "先程まで隣にいた男がつまみあげられ、あっという間に巨大な少女の口の中へ放り込まれた。頭上はるか高く、ごくりと喉の鳴る音がビーカーにまで届くと、いよいよその中の小人たちは壁を叩いて暴れ始めた。懸命にガラスを叩いて、なんとかこの絶望的な状況から、少女に食べられるという運命から逃れようとしている。しかしもちろん、それは全て無謀な努力だった。中学校の実験用に作られたこのビーカーは、まだ成長過程の少女たちがうっかり落としてしまっても割れないように頑丈な構造をしている。つまり、小人たちの力では絶対に割れっこないのだ。",
          "zh_text": "刚才还在旁边的男人被抓起来，瞬间就被扔进了巨大少女的口中。远远高出头顶的声音传到烧杯里，里面的小人终于开始敲墙发狂了。他拼命地敲着玻璃，想要从这种绝望的状况中摆脱被少女吃掉的命运。当然，这一切都是盲目的努力。该烧杯是为中学实验而制作的，它的构造非常坚固，即使还在成长过程中的少女不小心掉在地上也不会摔碎。也就是说，小人的力量是绝对无法打破的。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "少女はビーカーの中で泣き叫ぶ小人たちを見ながら、先程１人を飲み込んだお腹を制服越しで撫でた。微かに動きを感じる気がした。それから今度はさっきと違って、わざとゆっくりと指を伸ばした。彼らの上げる甲高い悲鳴が楽しかったからだ。",
          "zh_text": "少女看着烧杯里哭喊的小人，隔着制服抚摸着刚才吞下一个人的肚子。感觉有轻微的动静。然后这次和刚才不同，故意慢慢地伸出手指。因为他们发出的尖叫声很开心。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "残酷な笑みを浮かべながら、少女は次の小人を掴んだ。今度は若い女性だった。赤いワンピースを着ていたが、今は二本の指に摘まれてリボンの端が垂れ下がっていた。口の中に入れると、まるで苺のように甘い香りがした。",
          "zh_text": "少女露出残酷的笑容，抓住了下一个小人。这次是一位年轻女性。她穿着一件红色的连衣裙，现在却被两根手指掐住，丝带的一端垂了下来。放进嘴里，散发出草莓般的甜香。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "ごくり。飲み込んだ。",
          "zh_text": "咕咚。吞了下去。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "また次の小人を掴んだ。今度はラフな格好をした男の人だった。筋肉質で、舌触りも硬くしっかりとしていた。",
          "zh_text": "又抓住了下一个小人。这次是一个穿着随意的男人。肌肉发达，口感又硬又结实。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "ごくり。",
          "zh_text": "咕咚"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "また１人。太った男。",
          "zh_text": "又是一个人。胖男人。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "ごくり。",
          "zh_text": "咕咚"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "ビーカーの中の人達の抵抗が全く関係ないみたいに、少女は１人また１人と小人たちを飲み込んでいった。彼らが喉の奥を通り過ぎていくたびに、胃の中身や空腹感だけではなくて、征服感や嗜虐心もまた満たされているのを感じた。可憐な見た目のこの身体の中で、胃は成長のための栄養源を必要として、心は最も暗い残酷な欲求を満足させようとしていた。都市からビーカーにつまみ上げられ、二本指で口へと運ばれて、喉の奥へと飲み込まれるまで、彼らには生き残る何の希望もなく、さらに言えば、彼らの死にも何の意味もなかったのだ。彼らの数十年の人生は、午後に残っている２つの授業、そのたった数時間の空腹を紛らわせるためだけに消費された。後には何も残らなかった。喉を通る生きた人間の小さい感覚、そして消えていく小人の悲鳴を聞くたびに満たされる小さな罪悪感、その全てが少女にとっては耐え難い魅力を持ったスパイスだった。",
          "zh_text": "少女把一个又一个小人吞了下去，仿佛完全不在乎烧杯里的人的反抗。每当他们从喉咙深处经过时，不仅胃里的内容和饥饿感得到了满足，征服感和嗜虐心也得到了满足。在这个看起来楚楚可怜的身体里，胃需要成长所需的营养源，而内心则想要满足最黑暗、最残酷的欲求。从城市到烧杯，用两根手指送进嘴里，直到咽下喉咙深处，他们没有生还的任何希望，更进一步说，他们的死也没有任何意义。他们几十年的人生，仅仅是为了消解下午剩下的两堂课、那短短几个小时的饥饿感而消耗殆尽。之后什么也没留下。通过喉咙的活人的微小感觉，以及每次听到小人消失的悲鸣时所充满的微小罪恶感，这一切对少女来说都是具有难以忍受魅力的香料。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "必ず丸呑みにするのは、うっかり噛んで歯や舌を血で汚したくないということもあったが、何よりも小人たちが胃で暴れている感覚を楽しむためだった。人間の胃液の働きは弱く、触れたからといってすぐに小人の命を奪うものではない。小人にとって次に問題になるのは空気の不足で、例えばもっと大きいものを丸呑みにしたときにはこれが一番の脅威になるが、幸い小人たちの大きさでは使う酸素の量もそれほど大きくないから、これも簡単には命を奪ってはくれなかった。だから、いま次々と少女に飲み込まれていく小人たちには、少女の胃液と唾液と、それから早弁で食べた特大サイズの未消化物の中で、望みのない抵抗を本能的に繰り返しながら、体力が尽きるのを待つという結末しか残されていなかった。だいたい昼休みが終わってから６時間目が終わる数時間の間、少女はこの望みのない小人たちの必死の抵抗を制服越しに感じ取り、涼しい空気の中で授業を聞きながら楽しむのを日課にしていた。",
          "zh_text": "一定要全部吞下，一方面是不想不小心咬到牙齿和舌头上弄脏血，另一方面是为了享受小人在胃里狂暴的感觉。人的胃液的作用很弱，即使碰了也不会马上夺走小人的性命。对小人来说,接下来的问题是空气的不足,例如，当她吞下更大的东西时，这是最大的威胁。,但所幸小人的大小,从使用的氧气量也不大,这也很容易在没有夺走了生命。所以,现在陆续被少女吞噬的小人,与少女的唾液和胃液,和早餐吃的特大尺寸的未消化物中,毫无希望的抵抗本能地重复着,等待他们的只剩下体力耗尽的结局。从午休结束到第六节课结束的几个小时里，少女透过制服感受到了这些毫无希望的小人的拼命抵抗，每天都在凉爽的空气中一边听一边享受着上课的乐趣。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "ビーカーに残されているのはわずか数人になった。お腹を片手で抑えながら、また手を伸ばそうとすると、先生もビーカーに指を伸ばしているのが見えた。見てくれのいい少年だった。制服こそ着ていなかったが、少女と同じ中学生くらいの見かけだ。",
          "zh_text": "只剩几个人留在烧杯里了。一只手按着肚子，正要再次伸出手，却看见老师也在拿烧杯。是个很有辨识度的少年。虽然没有穿制服，但看上去和少女一样，都是初中生。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "「頑張ってるご褒美。いいだろ？」",
          "zh_text": "「加油的奖励，可以吧？」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "そう言って、先生は少年をつまみ上げ、当然のようにごくりと飲み込んだ。",
          "zh_text": "说着，老师抓起少年，理所当然地大口咽下去。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「あっ。もう先生、私が食べようとしてたのに……」",
          "zh_text": "「啊！老师，我已经准备吃了……」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「でもいいだろ？授業の合間とか、ここに来て様子見てやってるんだ。ビーカーの手間も私だし、この水槽の仕組みを考えたのも……」そう言って、また次の小人へと手を伸ばす。と、その動きがぴたりと止まった。ビーカーの中に残っている小人は、もう１人だけになっていたからだ。ということは、少女はさっきビーカーの中にいた人たちのほとんどを、もう食べてしまっていたのか。確か１０人以上はいたはずだ。すさまじい食欲だった。",
          "zh_text": "「不过没关系吧？上课的间隙，我来这里看看情况。烧杯的活儿也是我干的，这个水槽的构造也是我想出来的……」说着，又把手伸向下一个小人。她的动作突然停住了。因为烧杯里只剩下一个小矮人了。也就是说，少女已经把刚才烧杯里的人几乎都吃完了。应该有十个人以上。食欲惊人。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「先生、最後の一人は……」",
          "zh_text": "「老师，最后一个人……」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "お腹の脇を抑えながら少女が言う。その表情に浮かんだ焦りから、少女がまだ食べ足りなそうにしていることが分かった。",
          "zh_text": "少女捂着肚子说。从她的表情中浮现出的焦虑，可以看出少女似乎还没吃饱。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "ビーカーの奥に、一人の若い少年が頭を抱えてうずくまっていた。",
          "zh_text": "一个年轻的少年抱着头蹲在烧杯里。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「これも男の子だから……ほら、分かるだろ？」",
          "zh_text": "「这也是个男孩子……你看，你懂的吧？」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "「ええ、先生がこういう男の子が好きでそればっかり食べてることも知ってます」少女はにっこりと笑った。「でも、まだ……」",
          "zh_text": "「嗯，我也知道老师喜欢这样的男孩子，总是吃这种。」少女微微一笑。「可是，还没有……」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "先生はあっという間に彼をつまむと、白い綺麗な爪で彼を半分に引き裂いた。溢れた鮮血が赤い雫となって先生の白い手を伝った。",
          "zh_text": "老师一下子抓住他，用洁白漂亮的指甲把他撕成两半。溢出来的鲜血变成红色的水滴，顺着老师白皙的手流下来。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「半分こ。優しいだろ？」先生はにかっと笑った。",
          "zh_text": "「一半，很温柔吧？」老师突然笑了。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「ふふ」少女も笑った。半分になった少年の下半身が、既に命を無くして垂れ下がっていた。「でも、口が汚れちゃうので……」",
          "zh_text": "「呵呵」少女也笑了。少年只剩一半的下半身已经失去了生命，垂着。「可是，嘴巴会脏的……」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「それもそうか」結局どちらも口に放り込んで、先生は簡単に噛んでから飲み込んでしまった。",
          "zh_text": "「那也是啊。」结果，老师把两颗都放进嘴里，简单地嚼了几口就咽下去了。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「私は午後の授業がないからな」クールに笑う。微かに赤く染まった歯で。",
          "zh_text": "「我下午没有课。」她残酷地笑了。牙齿微微泛红。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「ずるい」少女は笑いながら言って、水槽の中を上から覗き込んだ。相変わらず都市の中の人々は小さすぎてよく見えなかったが、みんなが自分を見上げているのが感覚で分かった。本当のことを言えばまだお腹は空いているのだが、もう何人かに付き合ってもらうのは酷だろう。食べすぎて太るのも嫌だし。",
          "zh_text": "「狡猾。」少女笑着说，从上面往水槽里看。城市里的人还是那么小，看不太清楚，但感觉上大家都在仰视自己。说实话，肚子还饿着，但再让几个人陪着，未免太残酷了。也不喜欢吃太多而发胖。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "人形のように可憐な笑顔を浮かべて、少女は都市の中に向けて心の中でこう言った。",
          "zh_text": "少女露出洋娃娃般楚楚可怜的笑容，对着城市在心里这样说。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "ごちそうさまでした。",
          "zh_text": "我吃饱了。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "# ２　米粒と細菌",
          "zh_text": "# ２　米粒与细菌"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "この手記を読んでいるのは誰だろうか？おれにとって一番望ましいのは、この手記を読んでいるお前がX市の外の人間で、すべて元通りになった都市の片隅でこれを見つけているということだ。あるいはお前が精神病院の医者で、致命的な妄想を抱えてしまったおれの病室でこれを読んでいてもいい。自分が狂ってしまっただけなら、今おれたちが置かれている地獄よりも何万倍もマシだろうからな。一番最悪なのはこれを読んでいるお前もX市の人間で、忽然と姿を消したおれの部屋でたまたまこれを見つけて読んでいるという可能性だ。だとすれば、お前がこれを読むことに意味はない。なぜかって？分かってるとは思うが、お前も近々あの女子中学生か白衣の女に殺されて死ぬからだ。",
          "zh_text": "读这篇手记的是谁呢？对我来说，最希望看到这篇手记的你是X市以外的人，在一切都恢复原样的城市的角落里找到它。或者你是精神病院的医生，在我的病房里读这篇文章也可以。如果只是自己发疯了，那就比我们现在身处的地狱要好几万倍吧。最糟糕的可能是，读这篇文章的你也是X市的人，在我突然消失的房间里偶然发现了这篇文章并读了起来。如果是这样的话，你读这个就没有意义了。为什么呢？我想你应该知道，因为你也会在不久的将来被那个女中学生或白衣女子杀死。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "胃液で溶けた脳細胞に残ったものを、人は知識とは呼ばないからな。",
          "zh_text": "因为被胃液溶解的脑细胞中残留的东西，人们不称之为知识。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "あのバカでかい音を聞いたのは２週間前だった。あのときおれは寝ていた。もう今さらバカにするような人もいないが、おれはしがない夜勤のフリーターで、太陽の出ている時間はだいたいぐっすり寝ていたんだ。電気代が惜しくてまともにテレビだって見てなかったから、当然最近のニュースだって知らず、何の不安もなく、その日も夕方になるまでずっと眠っていた。",
          "zh_text": "我是在两周前听到那个巨大的声音的。那时我正在睡觉。事到如今，已经没有人会瞧不起我了，我只是个普通的夜班打工仔，太阳出来的时间基本上都在酣睡。因为舍不得电费，连电视都没看，当然不知道最近的新闻，也没有任何不安，那天一直睡到傍晚。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "でも、それが吉と出るとはな。",
          "zh_text": "不过，这也算是好事吧。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "まだ太陽が沈もうともしていない時間、壁越しにも聞こえる大きな音がした。音のすぐ後に揺れが続いた。今まで感じたことのない、超低周波の、動きの大きな揺れだった。でも、おれはまだ寝ぼけていたから、大きめの地震が起こったんだろうって思って、それからすぐに二度寝してしまった。変だと思ったのは目が覚めてからだ。布団から身体を起こしても、まだ地面が揺れている感覚があったんだ。外からは何かが割れたり壊れたりする音がした。それで怖くなって外を見た。何が起こったんだって思ってな。",
          "zh_text": "太阳还没落山的时候，隔着墙壁也能听到巨大的声音。声音之后是持续的摇晃。这是前所未有的超低频率的剧烈摇晃。但是，我还是睡得迷迷糊糊的，以为是发生了大地震，很快又睡了一觉。醒来后才觉得奇怪。从被窝里坐起来，感觉地面还在摇晃。外面传来什么东西破碎的声音。于是我害怕地往外看。我在想到底发生了什么。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "おれのアパートの目の前の道路で、車が衝突して止まっていた。しかも事故はそこだけじゃない。目に見えるそこら中の道路で、それが何車線の道路だろうと、細い路地裏の生活道路だろうと、決まってそこを塞ぐように大きな自動車事故が起こっていた。それはパニックを起こした市民が短期間の間に起こした事故らしい。事故が起きるまで車を飛ばし続けるから、結局ほとんどの道路が血管みたいに詰まってしまったんだ。パニックの原因は何か。その答えはすぐ分かった。",
          "zh_text": "在我公寓前面的道路上，有一辆车相撞停在那里。而且事故不只发生在这里。在眼前所见的道路上，不管是几车道的道路，还是狭窄的小巷里的生活道路，都会发生严重的交通事故。这似乎是引起恐慌的市民在短时间内造成的事故。在事故发生之前一直开车飞驰，结果几乎所有的道路都像血管一样堵塞了。恐慌的原因是什么？答案马上就明白了。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "アパートから見える見慣れた景色の代わりに、少し先に壁があった。それも単なる壁ってわけじゃない、半透明の鈍い色をした壁だ。それが街の左右を埋め尽くしている。どこまで言っても角が見えない。上へもずっと続いている。それなら高さは……と気になって、上を見た。すると上には青空と太陽の代わりに何があったと思う？",
          "zh_text": "从公寓看到的是熟悉的景色，但前方有一堵墙。那并不是单纯的墙壁，而是半透明的深色墙壁。挤满了街道的左右两边。无论说到哪里，都看不到一角。向上也一直持续着。那么高度呢……我好奇地抬头看了看。那么，你觉得上面的天空和太阳是什么呢？"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "灰色の天井と、切れかけの蛍光灯だ。",
          "zh_text": "灰色的天花板和快要断了的荧光灯。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "灰色の天井と、切れかけの蛍光灯、それがおれたちの頭上に、青空のあるべき場所に広がっている景色だった。",
          "zh_text": "灰色的天花板和快要断了的荧光灯，这就是我们头顶上，应该是蓝天的地方的景色。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "動転していたので気づかなかったが、地面はこのときもまだ絶え間なく小刻みに揺れていた。あと、低い音がずっとどこかで響いていた。",
          "zh_text": "我吓得魂飞魄散，没注意到地面还在不停地微微摇晃。之后，低沉的声音一直在某处回响。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "訳が分からなかった。おれはただコンビニで働いて帰ってきて、少しばかり酒を飲んで寝ただけだったのに、どうしてこんなたちの悪い幻覚に閉じ込められてるんだ？目の前の壁は何だ？天井は？揺れは？交通事故は？",
          "zh_text": "我不明白为什么。我只是在便利店工作回来，喝了一点酒就睡了，为什么会被困在这些坏的幻觉里呢？眼前的墙壁是什么？天花板呢？摇晃呢？交通事故呢？"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "変わり果てた景色の前に呆然と立ち尽くして、数分間の沈黙の次におれが選んだのは現実逃避だった。つまり、これは悪い夢だ。二度寝すりゃ治るかもしれないだろ。",
          "zh_text": "我呆呆地站在改变了的景色前，沉默了几分钟之后，我选择了逃避现实。也就是说，这是一场噩梦。再睡一觉也许就好了。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "きびすを返してアパートに戻ろうとしたとき、ずしり、ずしりという音がした。何か重いものが動く音だ。それと同時に揺れが強くなって、おれは立っていることすらできなくなった。",
          "zh_text": "就在我转身要回公寓的时候，传来了咚咚的声音。是什么重物移动的声音。与此同时，摇晃越来越强烈，我连站都站不稳了。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "上空からバカでかい音がした。",
          "zh_text": "高空传来巨大的声音。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「あー……」",
          "zh_text": "「啊……」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "それは女の声だった。しかし、それを頭で理解したのは後のことだった。音量がでかすぎて、まるで空気の砲弾を浴びているような感覚だったからだ。鼓膜だけじゃなくて、全身がその恐ろしい衝撃波で揺れていた。反射的に耳を抑えてうずくまったあと、おれはゆっくりと声のした上の方向を見た。",
          "zh_text": "那是一个女人的声音。但是，我是在之后才明白这一点的。因为音量太大，感觉就像被空气的炮弹击中一样。不仅是鼓膜，全身都被那可怕的冲击波震得摇晃。我反射性地压低耳朵蹲了下来，然后慢慢地看着声音的上方。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "蛍光灯の光に代わって、２つの巨大な女性の顔が浮かんでいた。１つは年端もいかない少女の顔、もう１つはそれより少し成長した、それでも若い二十代の女の顔だった。あまりにも大きすぎて首から下を見ることすらできなかったが、襟元から少女は学校の制服を、若い女は白衣を着ていることが分かった。少女は満面の笑みを浮かべていて、若い女は真剣に何かを考えているような顔だった。",
          "zh_text": "在日光灯的照射下，浮现出两张巨大的女性脸。一张是年纪不大的少女的脸，另一张是比那张稍微长了一点，但依然年轻的二十多岁的女人的脸。因为太大了，连脖子以下都看不见，但从领口可以看出，少女穿着学校制服，年轻女子穿着白大褂。少女满脸笑容，年轻女子则一脸认真地思考着什么。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「こんにちは、皆さん♪私はさくらです」耳をふさいでいるはずなのに、少女の高い声が耳に入ってきた。さっき聞いた音より高い、少女らしい高い声だった。",
          "zh_text": "「大家好！我是小樱！」明明是在捂住耳朵，却听到了少女高昂的声音。比刚才听到的声音还要高，是少女般的高亢嗓音。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「そしてこの人は——」少女が目配せをすると、白衣を着た女は首を横に振った。",
          "zh_text": "「然后这个人……」少女对她使了个眼色，穿白大褂的女人摇了摇头。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「先生です」名前を言うのを諦めて、少女は曖昧に笑った。",
          "zh_text": "「是老师。」少女放弃了说出名字，暧昧地笑了。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「さて、皆さんは見ての通り——」少女はくすくすと笑う。「見ての通り、とんでもなく縮んでしまいました。今みなさんがいるのは学校の理科室で、皆さんはその中の水槽の１つにいます。机１つくらいの大きさなので、元の大きさからすると１万分の１くらいですね」",
          "zh_text": "「那么，正如你们所见——」少女窃笑着说。「就像你看到的那样，它缩小得不得了。现在大家在学校的理科教室里，大家在里面的一个水槽里。因为它有一张桌子那么大，所以和原来的大小相比，大概只有1万分之一。」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「さくら——」先生と呼ばれた女が話を遮ろうとすると、少女は分かってます、と小さく言った。もちろん、その声も十分はっきりと都市の中に響いたが。少女はもう１度くすりと笑うと、口元を抑えてこう言った。",
          "zh_text": "「小樱——」被称为老师的女人想打断她的话，少女小声说:「我知道。」当然，那声音也十分清晰地在城市中回荡。少女再次扑哧一笑，捂着嘴说。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「皆さんが縮んでしまったので、これから皆さん数千人の面倒は私達２人が見ます。皆様のことは私たちが守ります。必ず元の大きさに戻る方法を見つけて、皆様とこの街が元通りになるまで皆様をお世話し続けます。心配しないでください。それまで、私たちが皆さんにしてほしいことは２つだけです」",
          "zh_text": "「因为大家都缩小了，所以今后几千人的生活就由我们两个人来照顾了。我一定会找到恢复原来大小的方法，继续照顾大家，直到大家和这个城市恢复原样。请不要担心。请不要担心。在那之前，我们只希望你们做两件事。」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "その声は相変わらず高く、少女らしい可憐な声で、それなのに、おれは言葉の節々から何か隠されているものを感じ取った。何か、今にも笑い出しそうになる演劇のシナリオを、必死に笑いを隠し通して演じているような声だ。",
          "zh_text": "她的声音依旧高亢，带着少女般的怜爱，但我却从她的每一句话中都能感受到隐藏着什么。她的声音听起来就像在拼命地隐藏着笑声，演绎着即将让人发笑的戏剧剧本。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「１，私たちの言うことを聞いてください。私が指を伸ばしたら、それはこの都市から助けてあげるという合図です。そのときは私の指の上に飛び乗ってください」",
          "zh_text": "「1，请听我们的话。如果我伸出手指，那就是从这个城市救出来的信号。到时候请跳上我的手指。」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「２，他の人を傷つけたり、他の人のものを奪ったりしないでください。皆さんは最後には必ず助かります。都市も元の大きさにまで戻ります。そのときまで都市をきれいに保っていてください」",
          "zh_text": "「2，请不要伤害别人，也不要掠夺别人的东西。大家最后一定会得救，城市也会恢复到原来的大小。在那之前请保持城市的整洁。」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "なあ、笑っちゃうだろ？頼むから、あんたも笑えるだけの強い人間でいてくれ。",
          "zh_text": "呐，会笑吧？求你了，你也做一个能笑得出来的坚强的人吧。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "ごちそうさまでした。喉元まで出た言葉を口で抑えて、少女は水槽の都市を見た。お腹を軽く抑えると、何かが動いている感覚がある。胃の中で、裏切られた彼らはどんな言葉を少女に投げかけているのだろうか。叫び声も悲鳴も、分厚い胃壁に阻まれて聞こえないのがこの遊びの唯一の欠点だった。",
          "zh_text": "我吃饱了。少女用嘴忍住到喉咙的话，看着水槽的都市。轻轻按住肚子，有什么在动的感觉。在她的胃里，被背叛了的他们会对少女说什么呢？叫声和悲鸣，被厚厚的胃壁挡住听不见，这是这个游戏唯一的缺点。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "人が尽きたときにはわずかに満たされなかった空腹も、お腹を撫でているうちにだいぶましになった。お腹の中の重さを感じて、満腹中枢が遅れて刺激されているのだろう。ともかく、自分はお腹いっぱいなのだから、次は小人さんたちの番だ。少女は肩にかけていた袋を取り出すと、ハンカチの結び目を外して中から弁当箱を取り出した。ペンギンの可愛らしいキャラクターが描かれている。ほとんどを早弁で食べきってしまったせいで、箱の中身はほとんど空だったが、わずかに数個の米粒が箱の縁に残っていた。のりたまのふりかけがふやけて白い表面についていた。",
          "zh_text": "小人全吃完的时候，肚子还没有完全填饱，但在抚摸肚子的过程中，感觉好多了。大概是感觉到肚子里的重量，延迟了饱腹中枢的刺激吧。总之，自己已经吃饱了，接下来就轮到小人了。少女取出挎在肩上的袋子，解开手帕上的结，从里面取出便当盒。上面描绘着企鹅的可爱形象。由于几乎都快吃完，盒子里几乎空无一物，但盒子边缘还残留着几颗米粒。紫菜的粉撒在白色的表面上。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "水槽の中の街の食糧としては、これで十分だった。",
          "zh_text": "作为水槽里的街道的粮食，这样就足够了。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "少女は水色のプラスチック箸で米粒を拾うと、水槽の中の都市にそれを落としていった。弁当の米粒１つの大きさは、都市の家１つに相当した。微かに優越の笑みを浮かんでいた。できるだけ空き地を狙うようにしたが、わずかに家を壊してしまうものもあった。そんなときは、あっけなく崩れてしまった家の瓦礫を埋め尽くすようにして、１粒の米粒が巨大なモノリスのようにその場を埋め尽くしていた。それも、少女が食べ残したたった１つの米粒なのだ。",
          "zh_text": "少女用淡蓝色的塑料筷子捡起米粒，把米粒丢进水槽里的城市里。便当的一粒米粒大小，相当于城市里的一间房子。脸上浮现出一丝优越的笑容。尽量瞄准空地，但也有一小部分破坏了房子。这时，一粒米粒就像巨大的单粒松鼠一样，掩埋着轻易倒塌的房屋的瓦砾。那也只是少女吃剩的一粒米粒。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "同じようにして、少女はできるだけ都市の別々の部分に米粒を配置したあと、仕上げにハンバーグの下に残っていたレタスの欠片を街の中に落とした。できるだけ収まるように、学校のグラウンドがあった部分を狙ったが、葉っぱの欠片が収まりきらずに少し校舎に触れてしまった。まるで砂でできているかのように、校舎はレタスの下敷きになってボロボロと崩れしまった。わずかに少女の歯型とデミグラスソースが残っていた。",
          "zh_text": "以同样的方式，少女尽可能地在城市的不同部分放置米粒，最后把汉堡下面剩下的生菜碎片丢进城市里。为了尽可能地收起来，少女瞄准了学校操场所在的部分，但树叶碎片还没收完，就稍微碰了一下校舍。校舍就像用沙子砌成的一样，被生菜压得破破烂烂。只剩下一点点少女的齿形和炖煮酱汁。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "この街の人たちにとっては、この弁当の食べ残しが唯一の食料源だった。少女の顔が見えなくなったところで、きっと彼らはこの巨大な食べ残しに相対し、自分に必要な部分だけを取って食べるのだろう。このふやけた米粒が、この食べかけのレタスが、数百人の彼らがその日食べられる全てなのだと思うとどこか優越を感じてしまうが、量としては十分以上にあるはずだ。それも毎日少女が自分のために作った弁当を食べさせてくれて、きっと感謝してくれているに違いない。",
          "zh_text": "对于这个城市的人们来说，剩下的便当是唯一的食物来源。即使看不到少女的脸，他们也一定会面对这巨大的食物残渣，只取自己需要的部分来吃吧。一想到这泡着的米粒、这吃了一半的生菜，就足以让数百人在当天吃完，就会觉得有些优越，但从量上来说，应该超过了十分钟。而且每天都吃着少女为自己做的便当，一定很感谢。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "少女は人形のような顔でまた笑った。召し上がれ。心の中で独り言を言った。それからカーテンをそっと閉じて、水槽から遠ざかっていった。",
          "zh_text": "少女像洋娃娃一样又笑了。吃吧。在心里自言自语。然后轻轻拉上窗帘，离开水槽。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「終わったか？」先生が後ろから声をかけた",
          "zh_text": "「结束了吗？」老师在后面叫我"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「はい。そろそろ昼休みも終わっちゃいますし」",
          "zh_text": "「是的，午休时间也快结束了。」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「ああ、そうか……いつも悪いな」先生は大して表情を変えずに言った。「ちなみにあの弁当、先生の分も作ってもらえたりはするか？」",
          "zh_text": "「啊，是吗……总是不好意思啊。」老师的表情没有多大变化。「顺便说一下，那个便当，能给老师也做一份吗？」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "先生の座っていた机の上には、割り箸と食べかけのカップヌードルが置かれていた。",
          "zh_text": "老师坐的桌子上放着一次性筷子和吃了一半的方便面。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「小人たちの分で精一杯ですから」少女は笑って言った。「というか先生、また何か食べてるんですか？」",
          "zh_text": "「小人的份儿已经够累了。」少女笑着说。「老师，你又在吃什么吗？」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「お前も早弁してるんだから一緒だろ……」先生は息を吐き出した。",
          "zh_text": "「你说得这么快，应该也想在一起吃吧……」老师叹了口气。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「それに、このカップ麺はお前の弁当のようなものだぞ」意地悪な笑みを浮かべていた。「私だって小人たちにご飯をあげてるんだ。水槽の中じゃなくて、私の胃の中でだけどな」",
          "zh_text": "「而且，这碗面就像你的便当。」她露出坏心眼的笑容。「我也在给小人喂饭，不是在水槽里，而是在我的胃里。」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "おれは自転車を走らせていた。この常に揺れる地面のせいで、自転車の操縦は以前より難しくなっていたが、これがこの町で安心して使える唯一の交通手段だった。道路が至るところでひび割れて、事故で放棄された車両もそこら中を塞いでいた。バイクは機動力がある分少しマシだったが、それでもこの劣悪な道路では運転が難しかった。結局のところ、おれたちはこの狭い水槽から出られないんだから、一体急いでどこへ行こうというのか？あの女たちが現れた直後、車に乗って一部の市民が２００キロであの半透明の壁に特攻したが、壁では何のヒビも入らなかった。事故現場には空き缶のようにひしゃげた車が残っていた。",
          "zh_text": "我骑着自行车。由于地面经常摇晃，骑自行车比以前更难了，但这是在这个城市里唯一可以安心使用的交通工具。道路到处开裂，因事故被弃用的车辆也堵在那里。摩托车虽然机动能力强一些，但在这种恶劣的道路上很难驾驶。说到底，我们都无法从这个狭小的水槽里出来，到底要急着去哪里呢？她们出现后，部分市民乘车200公里对那堵半透明的墙壁进行了攻击，但墙壁上没有出现任何裂痕。事故现场还残留着一辆像空罐子一样被压扁的汽车。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "数分で目的地についた。匂いで分かっていたが、今日も期待外れだ。住宅街の空き地と空を埋め尽くすように、白い巨大な米粒が横たわっていた。高さも大きさも、一軒の家より大きかった。これが冗談じゃなきゃ何だと思うんだが、以前ほどこの光景にも驚かなくなった。自転車で近寄れるギリギリまで近づくと、降りてゆっくりと白い表面に近づいていった。こんな大きさはとても１人じゃ食べきれないから、家族のいるやつは家族の分を、そうじゃないやつは自分の分をもちもちした表面から削って持って帰る。近くで見ると、削り取った部分の多い場所と、ほとんど手つかずの場所に分かれていた。なぜ部分に差ができるのが分からなかったが、近寄ってみると元の表面にわずかな黄色い跡が残っているのが分かった。近づいてみると、懐かしい匂いがした——のりたまのふりかけだ。",
          "zh_text": "几分钟就到了目的地。从气味上就知道，今天还是没能如愿。白色的巨大米粒横卧在住宅街的空地上，仿佛要填满整个天空。无论高度还是大小，都比一栋房子大。如果不是开玩笑的话，我还以为这是什么呢，但我对这种光景已经不像以前那么惊讶了。我骑着自行车走到快要靠近的地方，下车慢慢靠近白色的表面。这么大的一个人根本吃不完，有家人的就把家人的那份，没有家人的就把自己的那份从黏糊糊的表面削下来拿回去。近看的话，有很多被削掉的部分的地方，也有几乎没有的地方。虽然不知道为什么部分会有差异，但凑近一看，原来的表面上有一点点黄色的痕迹。走近一看，闻到一股令人怀念的味道——紫菜蛋粉。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "察するに、少女が水色の箸で残していったこの米粒のどこかに、たまたまふりかけの粒が１つか２つ付いていたのだろう。少女にとっては小さな粒に過ぎないふりかけが、この都市の人たちにとっては重大な問題だった。少女が残す食べ残しは、あまりにその大きさが大きいこと、そして食べ残しらしい微妙な部分であることが相まって、おれたちの栄養としてはあまり適切ではなかった。この白い米粒も、お腹をふくれさせることには困らないが、栄養も味も最低レベルだ。そこでこのわずかに付着した卵のカスが、小さな人間たちの奪い合いの的となったようだ。",
          "zh_text": "据推测，少女用淡蓝色的筷子留下的米粒中，偶尔会有一两粒沾上。对少女来说只是一粒小小的紫菜蛋，对这个城市的人们来说却是一个重大的问题。少女剩下的食物，由于体积太大，再加上似乎是吃剩的微妙部分，作为我们的营养不太合适。这白白的米粒虽然不会让肚子饿，但营养和味道都是最低水平。于是，附着在这一点上的鸡蛋渣，就成了小人争抢的对象。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "アリだって、１匹で米１粒は食べ切れただろう。１粒の米のわずかな表面を削り取る、おれたちはアリよりも惨めだった。まるで細菌のレベルまで落ちたみたいだ。少女の弁当箱に巣食う細菌。巨大な米粒から削り取ったおれの今日の食事は、まるでどろどろの白いペーストだった。少女にとっては腹の足しにもならない米粒の一部だ。鼻を近づけた。わずかに甘い少女の唾液の匂いがした気がした。",
          "zh_text": "就算是蚂蚁，一只也能吃完一粒米吧。要削掉一粒米的表面，我们比蚂蚁还要悲惨。简直就像降到了细菌的水平。盘踞在少女便当盒里的细菌。从巨大的米粒里削下来的我今天的饭菜，简直就是黏糊糊的白色糊状物。对少女来说，这是无法填饱肚子的米粒的一部分。把鼻子凑近。仿佛闻到了少女甜甜的唾液的味道。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "首を横に振った。きっと気のせいだ。",
          "zh_text": "摇了摇头。一定是错觉。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "少女の食べ残しを両手に抱いて、かごに乗せるために自転車のある場所へと向かった。この街にはやけに空き地が多いが、元々は市内でも有数の密集した住宅街だった。空き地なんて数えるほどもなくて、公園の数だって少なかったはずだ。ここには芝も木もなくて、当然、遊具もなかった。地面は何かで抉られたかのように赤い土が露出していた。だから、ここも元々は広場でも公園でもなくて、何か住宅か建物があったのを、少女の例の指によって抉り取られた跡だったのだろう。米粒の周りには、呆然と立ち尽くして空を見上げている人たちが沢山いた。女性が多かった。彼女たちも誰かを待っているのだろう。",
          "zh_text": "我双手抱着少女吃剩的饭菜，朝自行车所在的地方走去，把它放在篮子里。这条街上空地特别多，原本是市内屈指可数的密集住宅区。空地屈指可数，公园也少得可怜。这里既没有草坪，也没有树木，当然也没有游乐设施。地面像被什么剜过似的露出红色的泥土。所以，这里原本也不是广场也不是公园，而是什么住宅或建筑物，被少女的手指剜去的痕迹吧。在米粒的周围，有很多呆呆地站着仰望天空的人。女性居多。她们也在等着谁吧。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "空中に連れていたっきり、もう二度と戻ってこない誰かを。",
          "zh_text": "被带到空中之后，再也没有回来的某人。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "＃３　星のない空",
          "zh_text": "第3章 没有星星的天空"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "再びチャイムが鳴った。もう理科実験準備室から少女はいなくなって、先生は１人で水槽を見つめていた。よく見ると、それは固いスプリングで出来た台座の上に乗っていて、車や生徒が通ったときの衝撃を吸収する仕組みになっていた。外の人間にとっては何ともない揺れも、彼らにとっては何万倍もの大きさだった。近くの廊下を誰かが走っただけで、その衝撃が街全体を壊しかねないのだった。",
          "zh_text": "铃声又响了。理科实验准备室里已经没有少女了，老师一个人盯着水槽。仔细一看，它是放在一个坚固的弹簧底座上的，用来吸收车辆和学生通过时的冲击。对外人来说没什么大不了的震动，对他们来说却是几万倍的大。只要有人在附近的走廊上奔跑，其冲击就有可能摧毁整条街。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "水槽の外壁となる、半透明のガラスには蛇口へとつながる細いゴムパイプだけではなく、物理の実験に使うような細い銅の電線がつながっていた。セロテープで、単１の乾電池に繋ぎ止められていた。それぞれが街の水道と電気を支えている。水槽の中の小人を生き残らせるために考えた、驚くほどちゃちな仕組みだ。それでも、自分たちが食べる日まで小人たちを生かしておくという、その目的は確かに達成していた。ふっと先生は笑った。これなら理科の自由研究としても有意義だろう。",
          "zh_text": "水槽外壁的半透明玻璃上不仅有连接水龙头的细胶管，还有物理实验用的细铜电线。用透明胶带绑在一节干电池上。各自支撑着街道的水电。这是为了让水槽里的小人活下去而想出来的令人吃惊的小构造。尽管如此，让小人活到自己吃的那一天，这个目的确实达成了。老师忽然笑了。这样的话，作为理科的自由研究也是有意义的吧。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "パイプの１つは緑のバケツにつながっていた。予め張っておいた淀んだ水の上に、目に見えるギリギリの大きさのゴミが浮かんでいる。水道に流す通常の下水道とは違って、このパイプには特別なゴミを捨てるよう小人たちに命じていた。白衣の袖が濡れないように、彼女は表面に浮いていたそのゴミを慎重にすくって、それから近くにあったメダカの水槽に入れた。水面に小さな波を立ててゴミが沈んでいくと、綺麗な目をしたメダカたちが一斉に近寄っていった。",
          "zh_text": "其中一根管子连着一个绿色的水桶。在预先铺好的淤塞的水面上，漂浮着肉眼可见的大小的垃圾。这条管道与普通的下水道不同，它命令小矮人往下水道里扔特别的垃圾。为了不弄湿白大褂的袖子，她小心翼翼地把浮在表面的垃圾捞起来，然后放进附近的鳉鱼水槽里。水面上泛起小小的波浪，垃圾下沉，长着美丽眼睛的鳉鱼们一齐靠近。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "それは小人たちの死体だった。街の中の死体が問題にならないように、先生と少女は彼らのための完璧な葬儀場まで用意してあげていたのだ。普通のゴミは下水と一緒に理科室の水道にそのまま流していたが、目に見えないほど小さいとはいえ、小人たちの死体はそのまま流すわけにはいかなかった。さっきのお昼ごはんのように、証拠を残さない一番の方法は身体をそのまま食べてしまうことだった。でも、不衛生なのは嫌だ。だから、この方法を思いついた。生きているのは人間が食べて、死んでしまったのは動物が食べてしまえば、彼らがいた証拠も後には何も残らないのだ。小さな口をパクパクと動かして、メダカたちが彼らの成れの果てを食べていった。",
          "zh_text": "那是小人的尸体。为了不让街上的尸体成为问题，老师和少女甚至为他们准备了完美的葬礼场。普通的垃圾和下水道一起直接冲进理科教室的自来水里，虽然小矮人的尸体小到肉眼看不见，但不能直接冲。就像刚才吃午饭一样，想不留下证据的最好方法就是直接吃掉身体。但是，她讨厌不卫生。所以，想到了这个方法。活着的被人吃了，死了的被动物吃了的话，他们存在过的证据也就什么都不剩了。鳉鱼们吧嗒吧嗒地动着小嘴，吃掉了它们的猎物。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "二人が秘密を共有したその瞬間がいつだったのか、正確なことはもう覚えていない。しかし、きっかけは記憶に残っていた。都市が前触れ無く消える現象について、先生は授業の中で簡単に持論を述べたのだ。この現象については、色々な先生が色々な意見を述べていたから、彼女も軽い雑談のつもりだった。",
          "zh_text": "两人共享秘密的那一瞬间是什么时候，已经记不清了。但是，契机却留在了记忆中。关于城市毫无征兆地消失的现象，老师在课堂上简单地阐述了自己的主张。关于这个现象，各种各样的老师发表了各种各样的意见，所以她也打算闲聊一下。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "まず、消えた土地は必ず都市部で人間が多い場所だったから、これは無差別的な超自然的な力による現象ではなかった。人間のある場所に偏るということは、その現象の原因となる何かは人間によるものか、あるいは少なくとも人間という概念を理解している必要があるからだ。だから、この現象の背後には人間か人間に近い存在がいて、その存在が意図的にこの現象を起こしていると先生は考えていた。",
          "zh_text": "首先，消失的土地一定是城市里人多的地方，所以这并不是无差别的超自然力量造成的现象。人之所以偏向某个地方，是因为这个现象的原因是人造成的，或者至少要理解人这个概念。因此，先生认为，在这一现象的背后，存在着人类或与人类相近的存在，正是这种存在故意造成了这一现象。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "そして、消えた都市は破壊されていないとも先生は信じていた。なぜなら、都市は跡形もなく破壊されてしまったのではなく、文字通り「消えて」しまっていたからだ。最新兵器による破壊だったとしても、都市のあった部分には何か必ず痕跡が残されるはずだ。破壊は秩序ある何かを無秩序な何かに変換する行為で、有を無にする消滅とは明らかに違った。しかし実際には、狙われた区画はその地面の地下数メートルまで、何の痕跡もなくそのまま消えてなくなってしまっていた。後には何もなかった。都市の消滅は、都市の破壊よりも明らかに手のかかる行為だった。最初から破壊するつもりなら、わざわざこんな手の込んだ芸当を見せなくてもよかったはずだ。",
          "zh_text": "并且，先生相信消失的城市并没有被破坏。因为，城市并没有被破坏得无影无踪，而是「消失」了。即使是最新武器的破坏，城市所在的部分一定会留下痕迹。破坏是将有秩序的东西转换为无秩序的东西的行为，与化有为无的消灭明显不同。但实际上，被瞄准的区域已经消失得无影无踪，连地面地下几米都没有任何痕迹。后来什么也没有。城市的消失，显然是比城市的破坏更费事的行为。如果一开始就打算破坏的话，就不用特意展示这么精致的把戏了。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "だから——先生は言ったのを覚えている——この現象を起こした存在は都市を破壊するつもりなどなく、むしろ都市を保存するつもりでこの世界から切り取ったのではないか。それが何のためかは分からないが、一番ありうるのは住んでいる人間を利用したいからかもしれない。都市部ばかりが切り取られるという、この現象の性質とも一致していた。しかし、現代の都市は水道やら電気やら、様々なインフラがあって初めて成り立つもので、物理的に切り離してしまえば維持できない。おまけに住んでいる人間が生きているとしたら、彼らには恐怖心があり、それを伝える言葉があり、きっとすぐにパニックや暴力が沸き起こるだろう。そして、食糧や物資はどうするのか。それらが少しでも欠けていたら、彼らはすぐに奪い合いの原始状態に陥るだろう。",
          "zh_text": "所以——我记得老师说过——造成这一现象的存在并没有打算破坏城市，反而是为了保存城市而从这个世界上切割下来的。虽然不知道这是为了什么，但最可能的可能是想利用住在这里的人。这也与城市被切割的现象性质一致。但是，现代的城市必须有水电等各种基础设施才能成立，如果从物理上割裂开来，就无法维持。而且，如果住在这里的人还活着，他们有恐惧的心理，有表达恐惧的语言，一定会立刻引发恐慌和暴力。还有，粮食和物资怎么办？只要稍有欠缺，他们就会立刻陷入争夺的原始状态。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "だから、最近立て続けに消失が続いているのは、その現象を起こした黒幕が都市の維持に失敗しているからで、適切な補助とともに安定して都市を保てるようになれば、これ以上の都市の消失は食い止められるのではないか。もし黒幕と話せる機会があるとすれば、感情的に怒ったり道義を訴えたりしても何の意味もないだろう。その黒幕は都市を丸々縮められるほどの能力を持っているのだ。他人に罪を咎められるのは、いつでも壊せる人形に説教されるようなもので、きっと話を聞く前に縮められて殺されるだけだ。むしろ大切なのは手を差し伸べることで、その黒幕の意図にかなうような都市を見つけ、それを維持していく方法を見つけることができれば、それ以上の縮小は食い止められるかもしれない。",
          "zh_text": ",所以，最近持续消失的原因是:造成这一现象的幕后操纵者在维护城市方面失败了。,如果我们能在适当的补助下稳定城市，阻止城市进一步消失不是更好吗？如果有机会和幕后操纵者说话，即使是动怒或诉诸道义，也毫无意义。那个幕后操作者拥有能把城市全部缩小的能力。被别人问罪，就像被随时会被破坏的人偶说教一样，一定会在听之前被缩小而被杀死。倒不如说，重要的是伸出援手，找到符合幕后操纵者意图的城市，找到维持它的方法，或许就能阻止它进一步缩小。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "軽い気持ちで始めた雑談だったが、話し終わるよりも先に彼女は後悔しはじめ、最後には結論まで言えずに口をつぐんでしまった。全ての都市を可能な限り見つけ、元に戻すという社会の一般的な意見とは、彼女の意見は大きく異なっていた。それに、これだけ大規模な現象なのだから、もしかしたら聞いている生徒の周りにも被害にあった人がいるかもしれない。しかし、彼女がそう思っていることは事実だった。科学的な調査を続ければ必ず原因を発見でき、全ての人々を取り戻せるという周りの意見にもうんざりだった。彼女は口を滑らせてしまった。そして、そうやって非常識な持論を展開してしまったその理科の授業に、彼女——あの少女が出席していたのだ。",
          "zh_text": "聊得很轻松，话还没说完，她就开始后悔了，最后没能说出结论就闭上了嘴。社会上普遍的意见是尽可能找到所有的城市，并将其恢复原状，但她的意见却截然不同。而且，这种现象规模如此之大，说不定听的学生周围也有受害者。但是，她确实是这么想的。周围的人认为，只要进行科学的调查，就一定能找到原因，可以找回所有人，对此她也感到厌烦。说漏了嘴。而且，她——那个少女竟然出席了如此荒唐的理科课。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "そこから先は信じられないことの連続だった。先生が言ったことは推理としては全て正しかったが、しかし本当の原因がこんなに近くにあるとは見抜けなかった。いとも簡単に人を縮めてみせると、少女は次の日には建物さえ縮めて先生に見せてきた。信じないわけにはいかなかった。それで先生が秘密を守ってくれる人だという確信を得ると、少女はいよいよ縮小した都市を保存する方法について先生と相談しはじめた。少女は何でも自在に縮める能力を活かして、都市を自分の部屋の机に縮めて移していた。しかしどういうわけか、都市はいつも数日で崩壊し、少女が遊ぶよりも早く勝手に小人たちが死んでいってしまう。どうしたらいいですか、と少女は聞いた。先生はその知識を活かして、少女がより遊んだり食べたりできるような都市の保管の仕方を探すと約束してしまった。",
          "zh_text": "接下来是一连串令人难以置信的事情。老师说的推理都是正确的，但她没能看透真正的原因就在这么近的地方。轻而易举地把人缩小了，第二天少女连建筑物也缩小了给老师看。她不能不相信。因此，在确信老师是会保守秘密的人之后，少女终于开始和老师商量如何保存缩小的城市。少女灵活运用任意缩短的能力，将都市缩短到自己房间的桌子上。但是不知为什么，城市总是在几天内崩溃，小人在少女玩之前，就擅自死去了。我该怎么办呢？少女问。老师决定活用这些知识，寻找能够让少女更好地玩乐和吃饭的城市的保管方法。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "それから先は失敗の連続だった。少女が直接都市を壊してしまった例もあるにはあったが、少女が食べてしまう以上に、いつも小人たちを傷つけるのはその小人たち自身だった。自分たちが縮められ、少女の所有物になってしまったと分かると、水槽の中の街はすぐに混乱状態に陥ってしまった。もうどうなったって元の世界には戻れない、あとはこの水槽の中で少女の食糧として生きるだけ、ということに気づいてしまえば、もう法律や道徳なんて関係なくなってしまうのだろう。外部からのモノが一切入ってないこともあって、目を離すと彼らは物資の取り合いをし、その結果として大規模な殺し合いが起こってしまうのだ。誰かが放棄された建物に火をつけ、利己心に取り憑かれた彼らが協力してその火を消すこともなく、１つ、また１つと縮められた都市は滅んでいった。それらを入れ替えたり、少女の小人たちへの扱いを見たりしているうちに、彼女の中に最初はあったはずの罪悪感もいつの間にか消えて無くなってしまった。",
          "zh_text": "之后是连续的失败。虽然也有少女直接破坏城市的例子，但比起少女吃掉这些小人，伤害小人的总是那些小人自己。当他们发现自己被缩小，变成了少女的所有物时，水槽中的街道立刻陷入了混乱状态。一旦意识到无论如何都无法回到原来的世界，剩下的只是在这个水槽里作为少女的粮食生存，那么法律和道德就已经没有关系了吧。因为没有任何外部的东西进入，只要一不注意，他们就会争夺物资，结果引发大规模的杀戮。有人点燃了被抛弃的建筑物，被利己心所困的他们并没有齐心协力把那火焰熄灭，一个又一个被缩小的城市灭亡了。在交换着这些东西，看着少女对待小人的态度的过程中，她内心原本存在的罪恶感也在不知不觉中消失了。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "水槽の中を見ると、精巧に作られた模型のような街にも静かな夕暮れが訪れようとしていた。自分の髪の毛より細い道路にはこれまた小さな人間の粒が行き交い、食糧や様々な物資を運んでいた。まるで街という１つの細胞を支える、完璧な分子たちのはたらきを見ているようだ。それと同時に、それでも彼らは生きた人間で、しかも数週間前までは自分たちと同じ世界に生きていて、たまたま少女の目についた区画に住んでいたばかりに、この水槽の中に縮められ閉じ込められてしまったのだというあの実感が湧いた。彼らは自分と同じだけの人生を歩んで、ひょっとしたら自分以上に努力してきた人間だっているかもしれないのに、今や彼らは自分の爪の垢にも満たない極小の存在に縮められて、わずか３０ｃｍのこの水槽に閉じ込められて生きるのだ。そしていつかは、少女のお腹の中へ……。",
          "zh_text": "我往水槽里一看，仿佛精致模型一般的街道也即将迎来安静的黄昏。比自己的头发还细的道路上，又有无数细小的人类颗粒来回穿梭，运送着粮食和各种各样的物资。仿佛在观察支撑城市这一细胞的完美分子的作用。与此同时,但他们是活生生的人，而且就在几周前，他们还和我们生活在同一个世界，只是碰巧住在少女眼中的那个街区而已。我产生了被缩小关在这个水槽里的实感。他们走着和自己一样的人生，说不定还有比自己更努力的人呢,现在，他们被缩小成连自己指甲上的污垢都达不到的极小的存在，在这个只有30厘米长的水槽里生存。然后总有一天，会进入少女的肚子里……。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "考えに浸っているうちに、先生は履いていたジーンズの脚を無意識に擦り合わせていたことに気づいた。身体の奥で、何か熱いものが刺激を求めていた。こんなことって変なのに、まるで秘められたもう１つの自分が身体の奥にあるみたいだ。直接触って確かめるまでもなく、きっと自分が濡れてしまっていることが分かっていた。",
          "zh_text": "沉浸在思考中的时候，老师无意中把穿着牛仔裤的腿碰在了一起。身体深处，有什么热乎的东西在寻求刺激。这样的事情明明很奇怪，却仿佛隐藏在身体深处的另一个自己。不用直接摸来确认，她就知道自己肯定湿了。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "ドアのほうを振り返る。相変わらず理科棟は静かだ。誰も通らない。もう午後の授業は始まっているから、誰かが通りかかる心配もない。再び目を戻すと、やっぱりそこには粒のように小さな人間たちがいて、こちらの目線に気づいて何かを叫んだり、あるいは気づかずに必死に今日の食糧を運んだりしていた。ほとんど自分でも意識しないうちに、彼女は手を水槽の上にゆっくりとかざし、もう片方の手で都市と自分とを隔てる薄いガラスの天井を外していた。",
          "zh_text": "回头看着门。理科大楼还是那么安静。没有人经过。下午的课已经开始了，不用担心会有人经过。再次回过头，果然那里有一群小得像颗粒一样的人，有的注意到这边的视线，叫唤着什么，有的没注意到，拼命地搬运今天的粮食。在自己几乎没有意识到的时候，她的手慢慢地伸到水槽上，用另一只手移开隔开都市和自己的薄薄的玻璃天花板。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "食糧を積み込んで自転車を走らせていた。外からは相変わらず断続的な揺れが続いていたから、まっすぐに走るのは至難の技だった。しかし、これも慣れだ。おれは自分の小さな部屋があるアパートまで、ほとんどふらつきも転びもせずに走っていた。",
          "zh_text": "骑着自行车载着粮食。外面依然是断断续续的摇晃，笔直前进是极其困难的。但这也已经习惯了。我跑到有自己小房间的公寓，几乎没有摇晃也没有摔倒。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "前方に気づいて急ブレーキをかけた。前方の交差点をふさぐように、何人かの大人が地面に座り込んでいた。ここは最初の混乱で大きな事故の起こった交差点の１つで、最近は車廻らないからか、もはや広場のようになっていた。交差点の真ん中には事故車両がそのままの形で残っていて、少し離れたところにも横転した車両が放置されている。その灰色のひしゃげた軽自動車のすぐそばに、しゃがみこむ人の姿があった。それはセーラー服姿の小さな女の子だったが、この年代に特有なはずの若々しい輝きは一切感じられない。その印象は穴だらけになっただるだるのシャツのせいかもしれなかったが、しかしそれ以上に彼女の印象を決めつけていたのはその目だった。暗い縁をまとった瞳孔とぼやけた瞳で、まるで目の前の光景を見るのを拒むかのように、ぼんやりと上を見上げている。",
          "zh_text": "注意到前方，急刹车。几个大人坐在地上，仿佛要堵住前方的十字路口。这里是最初的混乱中发生大事故的十字路口之一，最近不通车了，已经变成了广场。在十字路口的正中央，事故车辆还完好无损，稍远处也有一辆侧翻的车辆。那辆灰色的轻型车旁边，有一个蹲在地上的人。那是一个身穿水手服的小女孩，完全感受不到这个年龄段特有的年轻光彩。也许是因为她那满是洞的懒洋洋的衬衫，但更能决定她印象的是那双眼睛。瞳孔和眼神模糊，仿佛在拒绝看眼前的景象一般，茫然地仰望着上方。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "こちらが近づいてきたことに気づいて、彼女はゆっくりと手を上げた。不思議なことに、いくら近づいても彼女の目は上を見上げ続けていた。",
          "zh_text": "她意识到这边正在靠近，慢慢地举起手。不可思议的是，无论我怎么靠近她，她的眼睛都一直仰望着上面。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「おう、久しぶりだな」おれはこの子のことを知っていた。「２日ぶり……くらいか？」",
          "zh_text": "「哦，好久不见。」我认识这个孩子。「隔了两天……左右吗？」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「昨日もいました」彼女は答えた。顔も目線も空を見上げたまま、微かに唇だけが動いていた。",
          "zh_text": "「昨天也在。」她回答。脸和视线都仰望着天空，只有嘴唇微微动着。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「そうか」おれは言葉に詰まって、つい自分が今一番聞きたかったことを尋ねてしまった。「……なぜここにいる？」",
          "zh_text": "「是吗？」我一时语塞，不知不觉问出了自己现在最想问的问题。「……你为什么在这里？」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "彼女は何も言わず、ゆっくりと上にぼやけた瞳を向けた。",
          "zh_text": "她什么也没说，慢慢地抬起模糊的眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "蛍光灯の光を遮るように、巨大な白衣の女の顔がこちらを覗いていた。いつの間にそこにいたのか、あの巨大少女と違ってこいつは無口で静かだから、おれは全くそこにいたことに気づかなかった。その巨大な口には笑いが浮かんでいるように見えた。その頬は赤く火照っていて、口角は今にも笑い出しそうなのを抑え込んでいるようだった。間違いない。あれは悪いことを考えている顔だ。彼女はこちらに手を伸ばしていた。わざとなのか、それとも躊躇いがあるのか、ゆっくりと、ほとんど音を立てないまま。",
          "zh_text": "一个巨大的白衣女子的脸，仿佛要挡住日光灯的光，正朝这边张望。不知道是什么时候在那里的，和那个巨大的少女不同，这家伙沉默寡言，很安静，所以我完全没注意到他在那里。那张巨大的嘴巴看起来像是在笑。她的脸颊红扑扑地发着光，嘴角似乎抑制住了快要笑出来的冲动。没错。那是一副想了坏事的表情。她把手伸向这边。不知是故意的，还是犹豫的，缓缓地，几乎没有发出声音。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "「それで？」乾いた舌を動かして、おれは彼女に尋ねた。「逃げるのか？」",
          "zh_text": "「然后呢？」我动了动干瘪的舌头，问她。「要逃跑吗？」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "少女は黙って上を見上げていた。周囲の光が遮られて、だんだんと周りは暗くなっていた。数秒経ってから、やっとおれの質問に応えるつもりになったらしく、視線は上に向けたまま答えた。",
          "zh_text": "少女默默地仰望着上方。周围的光线被遮挡，周围渐渐暗了下来。过了几秒钟，她似乎终于准备回答我的问题了，视线朝上回答。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「まさか」夜のように暗くなっていた。今上空を見れば、きっと巨大な手に刻まれたしわや線の１つ１つまではっきりと見ることができただろう。おれの目はアスファルトの上の小さな女の子を見ていて、視野の中に上空の手は入っていないはずだった。それなのにおれは、巨大な質量が近づいてきているというあの圧迫感を全身で感じていた。",
          "zh_text": "「不会吧。」天像黑夜一样黑。现在看看上空，一定能清楚地看到一只巨大的手上刻着的每一条弧线和每一条线。我的眼睛看着柏油路上的小女孩，视野里应该没有高空的手。尽管如此，我却全身感受到一种巨大的质量正在靠近的压迫感。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "視線がやっと交わったとき、少女は微かに笑っていた。おれが彼女とあってからのこの短い間で見た、初めての笑顔だった。",
          "zh_text": "当视线终于交汇时，少女微微一笑。这是我和她见面后，在这么短的时间里第一次看到她的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「家族に会いに行くんです」",
          "zh_text": "「我要去见家人。」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "視界が暗転した。衝撃があった。視界のすべてが赤い何かに覆われていた。微かに水と汗の匂いがして、これがあの女の指だということに気づいた。",
          "zh_text": "视野变暗了。受到了冲击。整个视野都被红色的东西覆盖着。微微散发出水和汗的味道，我意识到这是那个女人的手指。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "人差し指に暴れる感覚を見つけて、先生はあわてて力をゆるめた。小人たちの身体はあまりにも脆く、指先の力で簡単に潰れてしまうからだ。できるだけ繊細に力をかけるように注意しながら、先生は小人たちを親指と人差し指の間でつまみ上げていった。この大きさだとまるで彼らは砂糖の粒のようで、彼らを落としてしまわないかどうかも心配だった。水槽の上まで注意しながら指を持ち上げると、彼女は彼らを右手の上に移した。",
          "zh_text": "发现食指有胡闹的感觉，老师慌忙放松了力气。因为小人的身体太脆弱了，用指尖的力量很容易就会崩溃。老师一边注意尽量纤细地用力，一边用大拇指和食指夹住小人。这个大小简直就像砂糖颗粒，很担心会不会把他们弄掉。她小心地把手指举到水槽上方，然后把他们移到右手上。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "近くで見る彼らは、間違いなく人間だった。彼らにとっては家よりも大きい手のひらの上で、その複雑な起伏と揺れに戸惑いながら、彼らはどうにか２本の足で立ち上がろうとしていた。ある者は１人で、また別のある者は近くの人と助け合いながら。小さすぎて、彼らの表情が見られないのが残念だった。もっと顔を近づければ見れたかもしれないが、自分の鼻息で彼らを飛ばしてしまわないか心配だったからだ。",
          "zh_text": "近看的他们，毫无疑问是人。在这对他们来说比房子还大的手掌上，虽然对那复杂的起伏和摇晃感到困惑，但他们还是试图用两条腿站起来。有的人一个人，有的人和附近的人互相帮助。因为太小了，看不到他们的表情，很遗憾。如果把脸凑得再近一点，也许能看到，但我担心自己的鼻息会把他们吹跑。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "私にも、少女のように大きさを変える力があったら。",
          "zh_text": "如果我也能像少女一样拥有改变大小的力量。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "もっといろんなやり方で小人の存在を確かめられるのに——",
          "zh_text": "我们可以用更多的方法来确认小人的存在——"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "頭の中に浮かんだそんな考えを、先生はすぐに否定する。理由も仕組みも彼女にはよく分からなかったが、縮小能力という危険な力を使いこなすのは、きっと少女１人で十分だろう。自分にその力があったら、少女のように自分でも他人を縮められるようになってしまったら。",
          "zh_text": "脑海中浮现出这样的想法，老师立刻否定了。虽然她不太清楚原因和构造，但能熟练运用缩小能力这种危险的力量，一个少女就足够了吧。如果自己有这种力量，自己也能像少女一样缩小他人的话。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "——まあ、好みの男子は持って帰っちゃうだろうな。",
          "zh_text": "——唉，喜欢的男生会拿回去的吧。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "ふふっと笑って、先生は手のひらの中の小人たちを見た。自分には特別な力がない。小人に好き勝手できる立場に回っているのは、たまたま自分が少女のクラスの理科教師で、たまたま彼女が秘密を打ち明けてきた相手が自分だったからだ。いま手のひらの中で怯えているだろう小人たちと、自分との間には何の差もなくて——たまたま、そのときに違う場所にいたという違いしかない。何の優劣もなく、何の因果もなく、たまたま、ある都市のある区画にいたという理由だけで、彼らは水槽の中に閉じ込められ、そしてこのまま——このまま、私の快感の道具になって死ぬのだ。",
          "zh_text": "老师呵呵地笑了笑，看着手里的小人。自己没有特别的力量。之所以能站在对小人随心所欲的立场上，是因为自己恰巧是少女班上的理科老师，而她吐露秘密的对象恰好是自己。现在在自己的手掌中害怕的小人和自己之间没有任何差别——只是碰巧那时在不同的地方而已。没有任何优劣，也没有任何因果，只是因为碰巧在某个城市的某个街区，他们就被关在水槽里，然后就这样——就这样，成为我获得快感的工具死去。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "白衣の下、ジーンズのベルトは緩んでいた。空いた左手で、彼女は器用にズボンを下ろしていって、手のひらの上の小人たちにこれから向かう場所を見せていった。",
          "zh_text": "白大褂下，牛仔裤的腰带很松。她用空着的左手灵巧地脱下裤子，让手掌上的小人看他们要去的地方。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "＃４　水槽の中の街",
          "zh_text": "第4章 水槽里的城市"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "数日くらい前まで、おれは毎日夜ふかしをしていた。夜勤時代の癖だった。何回あの忌々しいぼやけた学校のチャイムに起こされたところで、おれは昼に寝る長年の習慣を捨てられなかったのだ。当然最近は仕事も娯楽もなくなってしまったから、夜に起きてもすることがなくて、今は真夜中の散歩が新しい習慣になっていた。",
          "zh_text": "直到几天前，我每天都在熬夜。这是上夜班时的习惯。不管被那可恶的、模糊的学校铃声叫醒多少次，我都没能改掉白天睡觉的习惯。当然，最近工作和娱乐都没有了，晚上起来也没什么事可做，现在深夜散步成了新的习惯。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "暗すぎてよく見えない細い道を歩きながら、本当はもう散歩なんてやめようと思っていた。以前の空は明るい星や月とつながっていたが、最近の新しい空は学校の天井につながっているだけだ。当然、夜空は常に真っ暗で星の明かりもなく、どこからか供給される切れかけの街頭だけが唯一の明かりだった。揺れやら襲撃やらで常に少しずつ変わり続ける地形も相まって、道に迷うことは一度や二度ではなかった。火や喧嘩だってよく見るし、きっと夜の治安は以前と比較にならないほど悪いはずだ。そんな中を１人で、行くあてもなくさまようのは危険そのものだった。例の目の死んだ女の子に出会ったのは、まさにそうやって家へと踵を返しかけたときだった。",
          "zh_text": "走在因为太暗看不清楚的小路上，其实已经不想再散步了。以前的天空与明亮的星星和月亮相连，但最近的新天空只与学校的天花板相连。当然，夜空总是黑漆漆的，没有星星的光亮，只有不知从哪里传来的快要断掉的街道是唯一的光亮。再加上因摇晃和袭击而不断变化的地形，我已经不止一次迷路了。火和打架都很常见，晚上的治安肯定比以前差得多。一个人在这样的环境中漫无目的地徘徊，简直太危险了。就在我转身回家的时候，遇见了那个眼睛死了的女孩。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "おれが見つけたとき、彼女は夜の道でレイプされていた。",
          "zh_text": "我发现她的时候，她在夜晚的路上被强暴了。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "男の笑い声と、何か軽いものを打ち付けるような規則的な音に、真っ暗な中でおれは気づいたのだ。今から思えば、彼女の声も聞こえていたのかも知れない。１つ先の曲がり角だった。何とか音だけを頼りに近づくと、彼女は制服を身に着けたまま、両腕を歩道の柵に縛り付けて動けないようにされたまま犯されていた。丁寧に口の中もタオルで縛って、大声を出したり舌を噛んだりできなくされていた。",
          "zh_text": "在一片漆黑中，我注意到男人的笑声和有规律的声音，就像有什么轻东西在敲击。现在回想起来，或许也听到了她的声音。前方有一个拐角。勉强依靠声音接近，她穿着制服，双手被绑在人行道的栅栏上动弹不得，被强暴了。小心翼翼地用毛巾把嘴里也捆住，不能大声说话，也不能咬舌头。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "行為に加担しているのは、さしずめ性欲が抑えられなくなった男子中高生あたりだろうと思っていた、そこにいたのは意外にも中年の男たちだった。小太りで汚い服を着ていた。やり方こそ手が込んでいたものの、力や体格では若者のおれには勝てず、何発か殴るとあっという間に逃げ出してしまった。……犯しかけの少女をそこに置いたまま。",
          "zh_text": "本以为参与这一行为的应该是无法抑制性欲的初高中男生，没想到在场的竟然是一群中年男子。身材微胖，穿着脏衣服。虽然做法很粗暴，但力量和体格都比不上我这个年轻人，打了几下后就瞬间逃走了。……就这样把即将被犯下罪行的少女放在那里。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "住所を尋ねると、彼女は黙って首を横に振った。おれは彼女の服についた土埃や汚れを払ってから、どうにか彼女をおれの家へ連れていった。とにかく、そのまま路上生活者になっているよりはマシだと思ったからだ。きっと彼女が狙われたのは、路上の目に付く場所で生活していたからで、モラルの無くなった男たちにこの邪な計画を立てられ、最後の思い出づくりとばかりに犯されたのだろう。具体的なことは何も聞かなかったが、それがどんな体験だったかは彼女の目がすべて物語っていた。",
          "zh_text": "我问她地址，她默默地摇了摇头。我拂去她衣服上的灰尘和污垢后，总算把她带到我家。总而言之，总比成为流浪汉要好。她之所以被盯上，一定是因为她生活在路上显眼的地方，被那些没有道德的男人制定了这个邪恶的计划，为了制造最后的回忆而被强奸了吧。虽然没有问具体的事情，但那是怎样的体验，她的眼睛全都告诉了我。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "部屋の前にたどり着くと、おれは彼女に部屋の鍵を渡した。狭くて汚いがベッドと食べ物がある、ガス不足でぬるいがシャワールームまである。中のものは全て自由に使ってくれていい。シャワーを浴びたらタンスの中にあるものを着て、それで眠れそうになっていたらベッドで寝てくれ。おれは部屋の外の離れた場所に行く。ドアストッパーを閉めれば、絶対に誰も入れない。細かいことは明日の朝にまた話そう。",
          "zh_text": "走到房前，我把房间钥匙交给她。虽然又小又脏，但有床和食物，虽然煤气不足，但有淋浴间。里面的东西都可以自由使用。洗完澡穿上衣柜里的衣服，如果觉得困，就在床上睡。我走到屋外的一个偏僻的地方。如果关上制动器，绝对不会有人进来。细节明天早上再说吧。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "彼女はしばらく差し出された鍵を見て固まっていたが、やがて小さく頭を下げると、受け取って部屋の中へと入っていった。シャワーを浴びる音を壁越しに聞きながら、おれは再びアパートの外へと出て散歩に行った。翌朝、戻ったときにはもう彼女の姿はなくて、洋服タンスと冷蔵庫が開きっぱなしになっていた。。",
          "zh_text": "她看着递过来的钥匙僵住了好一会儿，终于微微低下头，接过钥匙走进房间。隔着墙壁听着淋浴的声音，我再次走出公寓去散步。第二天早上回来的时候，她已经不在了，衣柜和冰箱都开着。。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "やっちまった、と思った。いくら少女を安心させようと思ったからって、彼女から離れるべきではなかったのだ。タンスからはユニセックスのシャツとコートが、冷蔵庫からは仕事用に常備していたウィダーゼリーが無くなっていた。これでおれもあの巨大な米粒を毎日追っかけにいかなきゃいけなくなったのだ。",
          "zh_text": "我心想，搞砸了。就算再怎么想让少女安心，也不应该离开她。衣柜里的衬衫和大衣，冰箱里工作时常备的果冻不见了。这样一来，我也不得不每天去追那颗巨大的米粒了。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "真っ暗な外を眺めながら、自然と頬が緩んでいた。最近あまり無かった感情だ。このアパートの廊下から見える夜景の、そのどこかにあの少女はいるのだ。シャツやウィダーゼリーなんて、いくらあげたっていい。彼女がうまく生きていけますようにと、おれは強く天に祈った。星が１つも見えない、相変わらず真っ黒な空だった。",
          "zh_text": "望着黑漆漆的外面，脸颊自然放松了。这是最近很少有的感情。从这个公寓的走廊看到的夜景的某处，那个少女就在那里。衬衫和果冻什么的，给多少都无所谓。我强烈地向上天祈祷，希望她能好好活下去。天空还是一片漆黑，连一颗星星都看不见。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "***"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "手のひらの上で、粒のような小人たちが暴れているようだった。目を細めれば微かに見える彼らの小さな小さな手足。手の上の細かいシワや起伏に足を取られて転ぶ、なんて可愛らしい存在なのだろう。しかし、それは紛れもなく同じ人間だった。小さな粒の１つ１つに思考があり、感情があり、そしてこれまで積み重ねてきた人生があった。しかしそれは、すべてあと数分のうちに終わるのだ。自分より何千倍も大きい、一人の女のオナニーのために。",
          "zh_text": "仿佛有一群小人在她的手掌上狂飙。如果眯起眼睛，就能看到他们小小的手脚。被手上细小的皱纹和起伏绊倒，是多么可爱的存在啊。但是，那毫无疑问同样是人类。每一颗小颗粒都有思考，有感情，还有迄今为止积累的人生。但这一切都将在几分钟内结束。为了一个比自己大几千倍的女人的手淫。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "筋肉にわずかな力を入れて、手をおわんのような形にした。手の形がわずかに変わっただけで、彼らは起伏の上をころころと転がり落ちて、すぐに真ん中のくぼんだ部分に集まっていた。粒のような彼らが集まると、もう１人１人の区別は付かなかった。",
          "zh_text": "肌肉稍微用力，手捏成碗状。手的形状稍有变化，他们就在起伏的地面上滚落下来，很快就聚集在中间凹陷的部分。像颗粒一样的他们聚在一起，已经分不清每个人了。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "先生はジーンズもパンツも付けたまま、左手でわずかに作った肌と下着の間の隙間に、小人たちを招き入れていった。自分と全く変わらない知性や命を持った彼らにとって、女の下着に閉じ込められるというのはどんな体験なのだろうか。一度パンツの内側に入ってしまえば、もう彼らが太陽の光を見ることはない。代わりに彼らを待っているのは女のパンツと肌の間の密室で、そこには３０度を優に越える停滞した空気が漂っている。自分より何万倍も大きい女性の下着の中にいるというのは、それだけで恐ろしい不安な経験に違いない。",
          "zh_text": "老师穿着牛仔裤和内裤，用左手拉开皮肤和内衣之间的缝隙，对于拥有和自己完全一样的智慧和生命的他们来说，被关在女人的内衣里是怎样的体验呢？一旦进入内裤内侧，他们就再也看不到阳光了。取而代之，等待他们的是女人内裤和皮肤之间的密室，那里弥漫着超过30度的停滞空气。身处比自己大几万倍的女性的内衣中，光是这样就足以让人感到恐惧不安。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "しかし、もちろんこれで終わりではなかった。彼らにはこれから行く場所が見えているだろうか。ほとんど光は入ってこないし、じっくりと眺めている暇もないだろうけれども、その暗さに小人たちの目が慣れていてくれたらいいと願った。少し恥ずかしさもあったけど、今は見られる快感のほうが勝っていた。きれいに生え揃った細い陰毛。わずかに内側の桃色が覗く、花のようなピンク色の起伏。彼女にとっては自分の身体の一番気持ちいい部分に過ぎなかったが、パンツの中に閉じ込められた彼らには、それはどう映っているのだろうか。自分の視界のすべてを埋め尽くしているそれが、単に彼女の性器でしかなくて、なのに自分の背丈の何十倍も大きいという残酷な事実を受け入れてくれているだろうか。",
          "zh_text": "但是，这当然不是结束。他们能看到接下来要去的地方吗？几乎没有光线进来，也没有时间仔细观察，但她希望小人的眼睛能习惯这种黑暗。虽然有点害羞，但现在被看的快感更胜一筹。长得整齐的细阴毛。微微露出内侧的粉红色，像花一样的粉红色起伏。对她来说，这不过是自己身体中最舒服的部分，但对被关在内裤里的他们来说，那是什么样子呢？填满自己所有视野的那个，不过是她的性器，却比自己的身高大几十倍，这样残酷的事实，能接受吗？"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "もう我慢できなかった。先生はその右手を器用に使って、２本の指でピンク色の淫靡な口を押し広げると、わざとそこから少しずれた陰毛の上で手を傾けていった。まるで振りかけられた粉のように、小人たちは彼女の毛の形と偶然の力学によって、ある者は陰毛に引っかかって閉じ込められ、ある者はその下の突起にたどり着き、またある者は指で広げられた巨大な陰唇の中へと落ちていった。手が下に動くにつれ、その傾きはさらにきつくなり、最後まで残っていた小人たちは直接ピンク色の襞の中へと落ちていった。その中には、やけにボーイッシュな煤けたシャツを着たあの少女も含まれていた。",
          "zh_text": "已经无法忍受了。老师灵巧地用右手，用两根手指撑开粉红色淫靡的嘴，故意将手放在稍稍偏离的阴毛上。就像被撒上的粉末一样，小人根据她毛发的形状和偶然的力学，有些人被阴毛困住，有些人掉到下面的突起上，还有一个掉进了用手指展开的巨大阴唇里。手越往下移动，倾斜得越厉害，最后剩下的小人都直接掉进了粉红色的褶皱里。其中就包括那个穿着熏黑的男孩子衬衫的少女。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "若い理科教師は、粘膜の鋭敏な感覚で自分の内側に彼らが落ちるのを感じ取ると、思わず声を出しそうになるのを咄嗟に手で抑えた。ここは学校だった。いくら人気が少ないとはいえ、露骨な声を出して誰かに気づかれるわけにはいかない。片手でそのまま口を塞いだまま、もう片方の手でゆっくりと自分の性器をなぞる。愛撫のような、なんてことのない弱い刺激のはずなのに、彼女は痺れるような快感を感じずにはいられなかった。自分にとっては簡単に触っただけでも、彼ら——陰毛と性器の中に閉じ込められた、彼らにとってはこれが苦痛と恐怖を引き起こすと分かっていたからだ。今は閉じた下の唇の表面をなぞったとき、小さな粒に指が触れる感覚があった。気のせいかも知れない。その感覚は弱すぎて分からなかった。でも、次にまたなぞったときには、その小さな抵抗はなくなってしまっていた。",
          "zh_text": "年轻的理科老师用黏膜的敏锐感觉，感觉到他们落在自己的内侧，马上用手抑制住了快要发出的声音。这里是学校。就算人气再低，也不能发出露骨的声音让别人注意到。一只手捂住嘴，另一只手慢慢地抚摸着自己的生殖器。虽然是不像爱抚那样的轻微刺激，但她却感到一种麻木的快感。因为她知道，对自己来说，哪怕只是简单的触摸，对他们——被关在阴毛和性器官里的他们来说，都会引起痛苦和恐惧。抚摸着现在紧闭的下面的唇的表面时，有手指碰到小颗粒的感觉。也许是心理作用吧。那种感觉太弱了，无法理解。但是，下次再摸的时候，那小小的阻力就消失了。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "机に顔をうずめた。唇の端からよだれが垂れていた。今にもビクリと震えそうな身体の動きを、全身を丸めて机に体重を預けることでどうにか抑えていた。何度か荒く息を吸ってから、彼女は指の動きを再開した。もう、身体はもっと強い刺激を求めていた。間接的な愛撫じゃなくて、もっと強い直接的な刺激だ。きっと小人は耐えきれずに潰れてしまうだろうが、どっちにしろもう生かしている意味もなかった。どうせ彼らは使い捨ての命なのだ。彼らの恐怖も、苦痛も、知ったことではなかった。手の向きを変え、爪を突き立てるように陰毛に触ると、まるでぼりぼりと掻くかのように乱暴に突起を刺激していった。その力はあまりに強すぎて、毛の間に絡まっていた小人達は一種で粉々に潰れていった。抵抗にもならなかった。元より、彼女も抵抗を期待してなどいなかった。彼らが死ぬ間際に上げる断末魔の悲鳴と、その潰れた肉体から出る暖かいペーストが、何よりも彼女の内側にある残酷な炎を燃え上がらせた。数回指を往復させるだけで、陰毛の上にいた小人たちは全滅して、彼女の指先と愛液をほんのわずかに赤く染めた。あまりの快楽に耐えきれず、ついに彼女はガタンと大きく身体を震えさせた。腰が浮き上がっていた。明るく清潔だった白衣の袖も、汗でぐっしょりと濡れてしまっていた。",
          "zh_text": "把脸埋在桌子上。嘴角淌着口水。全身蜷成一团，把体重寄托在桌子上，勉强控制着摇摇欲坠的身体动作。深呼吸了几次后，她的手指又开始活动了。身体已经在寻求更强烈的刺激了。不是间接的爱抚，而是更强烈的直接刺激。小人一定会受不了而崩溃，但不管怎样，他们已经失去了生存的意义。反正他们都是一次性的生命。他们的恐惧和痛苦，她都不知道。她改变手的方向，用指甲戳着阴毛，就像挠痒痒一样粗暴地刺激着突起。那力量太过强大，缠绕在毛发之间的小人一下就粉碎了。也没有抵抗。从一开始，她就不期待会有反抗。他们临死前发出的绝命悲鸣，以及从那溃烂的肉体中流出的温暖的液体，使她内心深处的残酷火焰熊熊燃烧。只让手指来回几下，阴毛上的小人就全军覆没，把她的指尖和爱液染红了一点点。她无法忍受这种过度的快乐，身体猛地一震。腰高高翘起。原本明亮干净的白大褂袖子也被汗水湿透了。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "もう１回呼吸を落ち着かせると、彼女はついに指を少しだけ下げて、そのピンク色の唇の上をなぞった。できるだけ優しく触ったはずなのに、やっぱりそこにいた小人を１人潰してしまった。彼の人生が、今そこで終わったのだ。指の動きに巻き込まれて、何の慈悲も与えられず、まんこと人差し指のあいだで。彼の数十年は、若い女教師のオナニーの道具になるためにだけ奪われたのだ。その残酷な実感こそが、まさに彼女をさらに熱くさせてくれるものだった。",
          "zh_text": "再一次让呼吸平静下来，她终于将手指微微下垂，划过那粉红色的阴唇。明明应该尽可能温柔地抚摸，却还是把那里的一个小人压扁了。他的人生就此结束了。被卷入手指的运动，没有给予任何慈悲，就在食指之间。他的几十年只是为了成为年轻女教师的自慰工具而被剥夺。正是这种残酷的实感，让她更加热血沸腾。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "全身の緊張を解くかのように、深く息を吐きながら、彼女は繊細な動きで唇のあいだへと指の第一関節を忍ばせていく。柔らかく暖かい粘膜だけが立てる、ぬぷりという感覚がした。奥へ、そしてその奥へ、ゆっくりと指を動かしながら、彼女は狭い洞窟を広げていく。",
          "zh_text": "仿佛要解除全身的紧张，她一边深深地吐气，一边用纤细的动作将手指的第一关节伸到唇间。那里有柔软而温暖的黏膜的感觉。她一边慢慢地向深处、慢慢地移动着手指，一边打开狭窄的洞窟。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "やっぱり小さすぎて感じることは難しかったが、それでも彼女は指と粘膜のあいだに閉じ込められた人間たちの存在を感じていた。できるだけ慎重に指を動かしたから、きっと彼らはまだどうにか生きているはずだ。それでも、先は長くない。彼女にとっては１０分のオナニーでも、性器の中に閉じ込められた彼らにとっては永遠のように感じられるはずだ。３６度の深部体温と、性器の中の湿った空気、淫靡で下品な匂いの中で、彼らは最期に何を思うのだろうか。",
          "zh_text": "果然太小了，很难感觉到，但她还是感觉到被关在手指和黏膜之间的人们的存在。因为尽可能谨慎地动了动手指，他们一定还能勉强活下去。即便如此，未来也不会太长。对她来说，即使是10分钟的手淫，对被关在性器官里的他们来说，也会感觉像永远一样。在36度的深部体温、性器里潮湿的空气、淫靡下流的气味中，他们最后会想到什么呢？"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "ゆっくりと指を自分が感じる一番奥まで入れてから、彼女は思う。",
          "zh_text": "慢慢地把手指伸到自己能感觉到的最里面，她想。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "——そういえば。",
          "zh_text": "——这么说来。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "指が粘膜に当たる。その上にも１人の小人がいた。小人は迫りくる爪の先に怯えて目を閉じたが、指はまた入り口へと戻っていった。",
          "zh_text": "手指碰到粘膜。上面也有一个小人。小人被逼近的指尖吓得闭上了眼睛，但手指又回到了门口。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "——小人たちには、自分たちが救世主だって伝えてたっけ。自分たちが食べられたり性の道具に使われて死ぬなんて、ほんとのことに気づかせないために。",
          "zh_text": "——你不是告诉小人自己是救世主吗？为了不让他们意识到自己被吃掉或被用作性的工具而死。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "徐々に指の動くスピードが増していく。一番力が入る浅い部分から、小人が指と粘膜の間で潰れていくのが分かる。",
          "zh_text": "手指的移动速度逐渐加快。从最用力的浅层开始，可以感到小人在手指和黏膜之间逐渐溃烂。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "——たまに小人をつまみ上げるのも、別の安全なところに移してあげてるんだって嘘ついたんだっけ。",
          "zh_text": "——你撒谎说偶尔把小人抓起来，也是帮他转移到别的安全的地方吧。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "今や中の小人の命なんか気にしていなかった。自分の身体が求め、さらに求めるままに、どんどん指の速さと圧力を強くしていった。一番奥にいた小人は指が近づくたびに怯えていたが、曲がりくねった襞の起伏のおかげで残酷にも死を免れていた。",
          "zh_text": "现在已经不在意里面的小人的性命了。随着自己身体的需求，手指的速度和压力越来越大。坐在最里面的小人每次手指靠近都会害怕，但多亏了弯曲的褶皱，才躲过了残酷的死亡。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "——声でバレてるとは思うけど、でも、もし純粋な子なら、あるいは家族だけ先に連れて行かれたような子なら——",
          "zh_text": "——我想声音会暴露的，但是，如果是单纯的孩子，或者是只有家人先被带走的孩子——"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "窒息しそうなほどに溢れ、粘っこく身体へとまとわりつく愛液のせいで気づかなかったが、その小人は泣いていた。自分が裏切られたことも、あの女の話は嘘だったってことも、そして自分の家族に起こった運命も彼女には分かっていた。彼女は聡明で、こんなことになる前は学校でも一番の優等生だったのだ。でも、そんなステータスにはもう意味がなかった。彼女は今や膣の奥に入れられたっ小さな小人の１人に過ぎず、巨大な女の快楽を高めるたびに一番低俗で不快な殺され方をされるのだ。自分が惨めで仕方がなかった。周りが言っていることは正しかった。水槽の向こうで聞こえる高い音は小人たちの悲鳴で、低い笑い声はそれを楽しんでいる巨人たちの声だったのだ。これほどに惨めな最期が待っているとは思わなかったが——それでも、あの街で強姦されて希望を失ったとはいえ、あの指に希望を見出すような真似はすべきじゃなかった。全ての希望に裏切られた彼女の顔には、後悔と、怒りと、そして深い絶望が刻まれていた。",
          "zh_text": "爱液溢得让人窒息，粘在身体上，我没注意到，那个小人已经哭了。她知道自己被背叛了，那个女人的故事是假的，还有发生在自己家人身上的命运。她很聪明，在发生这种事之前，她在学校里是最好的学生。但是，这种地位已经没有意义了。她现在不过是被放入阴道深处的一个小人，每当提高巨大女人的快乐时，就会被用最低俗、最令人不快的方式杀死。自己很惨，无可奈何。周围的人说的是对的。水槽那边传来的高亢的声音是小人的悲鸣，低沉的笑声是享受着它的巨人的声音。虽然没想到会有如此悲惨的结局在等着自己——即便如此，即使在那条街上被强奸而失去了希望，也不应该做出从那根手指上看到希望的样子。所有的希望都落空了，她的脸上刻着后悔、愤怒和深深的绝望。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "——信じてくれた小人たち、ごめんね。",
          "zh_text": "——相信我的小人，对不起。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "どうにか理性の奥に残った最後の感覚で、自分先生は最後に強く心の中で念じると、指に込める力を強くした。抑えていたはずの声も、もはや耐えきれずに出してしまっていた。電撃のように走る快感が増していくたび、ついに身体の振動も抑えられなくなって、巨大な身体はビクリと大きく浮き上がった。彼女の女性器の中、襞の凹みに挟まっていたはずのその少女も、空間ごと持ち上げられる強烈な力を受けて、投げ出されるように違う空間へと飛んでいった。球体のように、わずかに浮き上がったでこぼこの粘膜が張り出していた。",
          "zh_text": "勉强残留在理性深处的最后的感觉，最后在心中强烈地默念着自己是老师，手指的力量变得更强了。原本压抑的声音，也忍不住发出来了。随着像闪电一样奔跑的快感不断增加，身体的震动也渐渐无法抑制，巨大的身体一下子浮了起来。在她的女性生殖器中，夹在褶皱凹陷处的那个少女，也受到每个空间被举起的强烈力量，像被抛出一般飞向了不同的空间。像球体一样的微微隆起的凹凸不平的黏膜延伸开来。。"
        },
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          "ja_text": "次の瞬間、暴力的な速さで巨大な指が通った。襞は指の腹で強く圧迫されていたその巨大な力を受けて、次の瞬間には少女は絶命していた。骨格が押しつぶされた程度で、数秒間だけは人間の形を保っていたが、二度、三度、四度と指がピストン運動を続けていく中で、少女だった頭や手足、彼女の身体を作っていた全ての部位は押しつぶされ、擦り付けられ、滲み出る粘液と一緒にどろどろの赤い液体に変わった。それと同時に、大きな声を上げて、あの女も絶頂していた。愛液が彼女の股から溢れ出し、少女だったもの、そして他の小人だったものまで全て、身体に備わった自浄作用で外側へと洗い流していった。肉体以外に残った小人たちの服や私物も、あまりに小さすぎて消えてしまっていた。少女の記憶も、思い出も、あの男の部屋で借りたＴシャツとズボンも、もうこの世界のどこからも消えて無くなっていた。",
          "zh_text": "下一瞬间，巨大的手指以暴力的速度通过。皱褶被指腹用力压迫着，承受着巨大的力量，下一瞬间少女就毙命了。骨骼被压垮的程度,只有几秒钟保持人类的形态,当手指在活塞运动的过程中不断地重复着两次、三次、四次，少女的头、手脚，以及塑造她身体的所有部位都被挤压，被摩擦，和渗出的黏液一起变成了黏稠的红色液体。与此同时，那个女人也大声叫喊着，达到了高潮。爱液从她的胯下溢出，连同少女以及其他的小人，都用身体自带的自净作用向外冲洗。除了肉体之外，剩下的小人的衣服和私人物品也因为太小而消失了。少女的记忆也好，回忆也好，在那个男人房间借来的t恤和裤子也好，已经从这个世界的任何地方消失不见了。"
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          "ja_text": "*　*　*",
          "zh_text": "***"
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          "ja_text": "視界が明転した。まるで映画を途中から再生したみたいに、音と光が急に戻ってきていたのだ。頭が割れるように痛かったが、おれはなんとか記憶を取り戻していた。水槽の中の街に閉じ込められたこと、夜の散歩で少女を助けたこと、そしてその少女と交差点で再会したこと……。",
          "zh_text": "视野豁然开朗。就像电影播放到一半，声音和光线突然恢复了。头疼得像碎了一样，但我总算恢复了记忆。被关在水槽里的街道上的事，在夜晚散步时救了少女的事，还有在十字路口与那个少女重逢的事……。"
        },
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          "ja_text": "そうだ、彼女は、あの名前も知らない少女は？",
          "zh_text": "对了，她，那个连名字都不知道的少女呢？"
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          "ja_text": "周りを見ると、そこは最後に彼女と話したあの交差点で、建物も街灯もそのままで、ただあれだけいた人の姿だけが無くなっていた。よく見ると、直前に少女が寄りかかっていた横転車両がペチャンコに潰れて、割れたフロントガラスがそこら中に飛び散っていた。",
          "zh_text": "环顾四周，那里是最后一次和她说话的那个十字路口，建筑物和路灯都没变，只有那几个人不见了踪影。仔细一看，少女紧靠的那辆侧翻的车被撞碎了，碎掉的挡风玻璃散落一地。"
        },
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          "ja_text": "そうか、例の降りてきた指は、夢でもなんでもなくて……。",
          "zh_text": "是吗，那根手指掉下来，根本不是在做梦……。"
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          "ja_text": "きっとあの巨大な指は、交差点ごと押しつぶして、中にいた人たちを無差別につまみ上げて天の上へと帰っていったのだろう。それで、それなのに、きっと指にかかる力の違いか何かで、あの少女はつまみ上げられ、おれは持ち上げられずに済んだのだ。それでもあの巨大な力と風圧で、地面か電柱にでも叩きつけられて、そのショックで気を失ってしまっていたらしい。天井の蛍光灯は消えていたが、どこからか漏れる光のおかげで明るかった。これは朝日だ。ということは、おれは丸一晩も道路で気絶していたのだ。",
          "zh_text": "那只巨大的手指一定压扁了每个十字路口，把里面的人无差别地捏了起来，然后飞回了天空。但是，也许是手指的力量不同，那个少女被抓住了，而我却没能被抓住。尽管如此，我还是被巨大的力量和风压压到地面或电线杆上，受到冲击而昏了过去。天花板上的日光灯熄了，但不知从哪里漏出来的光，让人觉得很明亮。这是朝阳。也就是说，我在路上昏迷了整整一个晚上。"
        },
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          "ja_text": "そのとき、甲高いメロディが外から鳴り響いた。間違いない。朝のチャイムだ。それと同時に、外の揺れが大きくなって、ずんずんと何かが近づく感覚があった。人だ。上を見た。昨日嫌になるまで見た、あの巨大な白衣の女の上半身が覗いていた。彼女は無表情で、片手にビーカーを持っていた。この水槽の近くにある装置をメンテナンスしているようだった。",
          "zh_text": "这时，外面响起了高亢的旋律。没错。是早晨的门铃。与此同时，外面的晃动越来越大，有什么东西突然靠近。是人。我抬头看了看。昨天讨厌地看到的那个巨大的白衣女人的上半身露出来了。她面无表情，一只手拿着烧杯。好像是在维护这个水槽附近的装置。"
        },
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          "ja_text": "急に口の中に何かがこみ上げてきて、おれは思わず両手をついて吐き出した。それは血だった。肋骨を折ってしまったのかもしれない。アドレナリンがひくにつれ、次第に痛みは耐えきれないほど増していった。",
          "zh_text": "突然嘴里有什么东西涌了上来，我不由自主地双手撑着，把它吐了出来。那是血。可能是肋骨骨折了。随着肾上腺素的分泌，疼痛越来越严重，让人无法忍受。"
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          "ja_text": "赤い血はアスファルトの起伏に沿って、交差点に赤い血の川を作った。偶然、それは少女のもたれていた横転車両のほうへと注ぎ込んでいった。その先に光るものがあった。散乱したフロントガラスの欠片だろうと思ったが、違った。朝日を浴びて銀色に光るそれは、飲み終えたウィダーインゼリーのパウチだったのだ。",
          "zh_text": "红血沿着柏油路的起伏，在十字路口形成一条红血河。偶然间，它被注入了少女所坐的侧翻车厢。前方有个发光的东西。我以为是散落的挡风玻璃碎片，没想到不是。沐浴在朝阳下闪着银光的，是喝完的果冻的包装。"
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          "ja_text": "彼女をこの世界に留める唯一の証拠を守ろうと、おれは衝動的に腕を伸ばしたが、間に合わなかった。血の赤に染まって、銀色のパウチはもう表面の文字が読めなくなっていた。伸ばした手がガラスの破片に当たって、おれはまた出血していた。おれの苦痛の声をかき消すかのように、何万倍も大きい女の鼻歌がおれたちの街を覆っていた。",
          "zh_text": "为了保护她留在这个世界的唯一证据，我冲动地伸出手臂，但已经来不及了。银色的包装被鲜血染红，已经看不清表面的文字了。伸出的手碰到了玻璃碎片，我又出血了。仿佛要掩盖我痛苦的声音，比我大几万倍的女人的哼歌覆盖了我们的街道。"
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          "ja_text": "言っただろう、ここは地獄だ。",
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          "ja_text": "ハナコは深く息を吐いて、蝋燭を灯して目を瞑った。神社の巫女として、奉られている女神へのお供えをするのは仕事の一部であり、彼女は真剣だった。社の最も奥の本殿は、美しい九尾狐が超自然的な奇跡を起こすのを描いた壁画で覆われていて、落ち着いたなごやかな空間だった。",
          "zh_text": "花子深深地叹了口气，点上蜡烛，闭上眼睛。作为神社的巫女，给供奉的女神供奉是工作的一部分，她很认真。神社最里面的正殿被描绘着美丽的九尾狐创造超自然奇迹的壁画所覆盖，是一个宁静祥和的空间。"
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          "ja_text": "頭を下げ、手を叩き合わせてから、ハナコはひざを床につけて祈りをはじめた。何を祈っているのか、あるいはなぜ祈っているのかということはあまり分からなかったけれど、彼女は儀式に疑問を挟んだりはしない。なんといっても、何か理由があってやり始めたことなんだろうし、何か良いことをしてるんだ、という確信があったからだ。それを自分で理解できないとしても。",
          "zh_text": "她低下头，双手合十，然后跪在地上开始祈祷。虽然不太明白她在祈祷什么，或者为什么祈祷，但她对仪式没有任何疑问。不管怎么说，她是有什么理由才开始做这件事的，她确信她在做一件好事。即使自己无法理解。"
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          "ja_text": "すると突然、力強い一陣の風が神社の中に吹き込んで、蝋燭の火が消され、ハナコの祈りは遮られた。本殿の襖を閉じなかったのだろうかと思って、彼女は目を開け、そして息を呑んだ。全ての襖はしっかりと閉じたままで、部屋にいるのは自分だけのままだったのだ！しかしもっと奇妙なことに、静かな部屋のなか、きらめきながら微かに光る風が、彼女には「見え」た。",
          "zh_text": "突然，一阵强劲的风吹进神社，蜡烛被吹灭，花子的祈祷也被打断了。大概是没有关上正殿的隔扇吧，她睁开眼睛，倒吸了一口气。所有的隔扇都关得严严实实的，房间里只有她一个人！但更奇妙的是，在安静的房间里，她「看见」了微微闪烁着光芒的风。"
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          "ja_text": "ばかげた現実。何が起こっているのか理解する前に、きらめく風はハナコに向かって一直線に進み、彼女の顔の元へ来た。何が起こっているのか分からず、彼女は声を上げようと試みたができなかった。彼女は意識を失ってしまっていた。",
          "zh_text": "荒谬的现实。还没来得及理解发生了什么，闪烁的风就朝着花子径直吹了过去，吹到了她的脸上。她不知道发生了什么，试着发出声音，但没能发出声音。她失去了意识。"
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          "ja_text": "数秒後、ハナコの体は立ち上がって上昇し、空気のクッションがあるかのように、床上数センチに浮き上がった。彼女の表情は普段よりも誇らしげだ。目は明るく光り、奥の瞳孔は消えている。小さく微かな炎が背後にきらめき、彼女が動くのにあわせて光った。",
          "zh_text": "几秒钟后，花子的身体站了起来，上升到地面上几厘米高的地方，就像有气垫一样。她的表情比平时更自豪。眼睛发亮，里面的瞳孔消失了。微弱的火焰在背后闪烁，随着她的移动而发光。"
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          "ja_text": "部屋の襖へと浮遊すると、彼女は笑いを浮かべ、拝殿への襖を滑り開けて腕を広げた。数百もの人々からの歓迎を受けるだろうと予期してのことだった。しかし思ったような反応は無く、ハナコが出てきたことに気づかずにまじめに床を掃く一人の若い巫女を除いて、そこにはまさしく誰も居なかった。",
          "zh_text": "浮到房间的纸门上，她露出笑容，滑开通往正殿的纸门，张开双臂。原本以为会受到数百人的欢迎。但是，大家都没有反应，除了一个没有注意到花子出现在房间里，正在认真扫地的年轻巫女之外，房间里一个人也没有。"
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          "ja_text": "その光景が気に入らず、ハナコの口元は下がった。そして、取り憑いたときと同じような早さで、目の微かな光が落ち、彼女の体は床に崩れ落ちた。きらめく風が彼女の口から出て、ひゅうと本殿の元へ戻っていった。そしてその風は渦巻いて変身を始めた。誰か見ているものがいれば、きっと一生の語り草になったような物凄い光景だった。",
          "zh_text": "花子的嘴角耷拉着，对眼前的情景不太满意。然后，她的眼睛以和被附身时一样的速度射出微弱的光，身体倒在地板上。闪烁的风从她口中吹出，咻的一声回到了大殿。然后那风卷起，开始变身。如果有谁在看的话，一定会成为一生的话题。"
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          "ja_text": "最終的にそれは少女の形をとった。他の巫女とも区別がつかないくらいの、たった十七歳の見た目だった。しかし、彼女の袴は伝統的なそれとは違って、膝までの丈しかなくて、足首までは全く届いていない。年齢や身長からすれば胸は大きく、彼女は裸足で、足袋ははいていなかった。",
          "zh_text": "最终那个变成少女的形状。她看上去只有十七岁，和其他的巫女没什么区别。但是，她的裙裤和传统的裙裤不同，只到膝盖，完全没到脚踝。从年龄和身高来看，她的胸部很大，她光着脚，没有穿袜子。"
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          "ja_text": "頭のてっぺんから長い茶色の髪まで見て、最も変わっていたのは二つのキツネの目だった。ときおりぴくりと動く明るく毛がかった耳が髪の色に合う。しかもただの狐娘の姿に加えて、太くふさふさとした九つの尻尾が背中から突き出ていた。姿を現すのに疲れたのか、彼女が伸びをすると、尻尾はばらばらに揺れた。",
          "zh_text": "从头顶到长长的茶色头发，最奇怪的是两只狐狸的眼睛。偶尔抽动的明亮带毛的耳朵与头发的颜色很相配。而且除了单纯的狐狸姑娘的姿态之外，她的背上还有九条粗壮的毛茸茸的尾巴。可能是懒得露面了，她伸了个懒腰，尾巴七零八落地摇晃着。"
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          "ja_text": "満足したように息を吐いて、彼女は歩いて部屋を出た。動き方は優雅そのものだったが、周りの様子が気に入らなくて、怒りのこもったしかめっ面を向けていた。ほとんど全く人気の無い境内を横切り、ハナコの意識の抜けた体を優雅にまたぎ、敷地の外に出る間ずっと、彼女は見ているものが気に入らなかった。神社にいたたったもう一人の巫女が、瞬時に彼女に気づき、膝のうえに箒を落とした。狐娘は巫女に注意を払うことなく、その唯一の人影を横切る。",
          "zh_text": "她心满意足地叹了口气，走出房间。动作虽然很优雅，但因为不喜欢周围的样子，满脸怒容地对着。穿过几乎没有人的院内，优雅地跨过花子失去意识的身体，走出院落的这段时间里，她一直不喜欢看到的东西。神社里的另一个巫女瞬间注意到了她，把扫帚掉在了膝盖上。狐娘没有注意巫女，横穿过唯一的人影。"
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          "ja_text": "彼女はその失意をはらすために何かしようと決心して、神社を離れて熱いコンクリートの道を降りていった。真昼の猛暑が襲ったが、ちっともうろたえる事は無い。日光を浴びて尻尾を揺らめかせながら、神社から十分な距離をとって、彼女はついに止まった。",
          "zh_text": "她决心做点什么来宣泄自己的失意，离开神社，走下炽热的水泥路。大白天的酷暑袭来，却丝毫没有惊慌失措的意思。她沐浴在阳光下摇着尾巴，离神社有足够的距离，终于停了下来。"
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          "ja_text": "彼女の美しい肌は赤く染まり、唇を歪めて笑みを浮かべた。一瞬の光が暴力的に広がり、神社とその周辺を巻き込み、そのとき近くにいた誰もの目を焼いた。そしてそれはまた一瞬にして消え、その場所には、数百メートルもの巨大な狐娘が立っていた。",
          "zh_text": "她美丽的肌肤被染红，歪着嘴露出笑容。瞬间光芒以暴力的方式扩散开来，席卷了神社和周围，灼伤了附近所有人的眼睛。然后又瞬间消失了，在那个地方，站着几百米高的巨大的狐娘。"
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          "ja_text": "ゆっくりと息を吐いて、彼女は目を開け、周りのものがかなり小さくなっているのを眺めた。小さなカップルが彼女の爪先の近くにいて、恐怖にすくみ立っている。彼女が現れた神社の外に今歩き出てきた人だ。新しいこの大きさの力を試すいい機会に、彼女は興奮して二人に笑いかけた。左右の足を少し広げて、裸足の間に二人を挟み、ゆっくりと強く力をかけ始めた。高められた聴力によって、二人の懇願と命乞いの言葉は全て聞き取れた。",
          "zh_text": "她慢慢地叹了口气，睁开眼睛，看着周围的东西变小了许多。一对小情侣就在她的脚尖附近，恐惧地站着。就是刚才从她出现的神社外面走出来的人。她兴奋地对二人笑着，这是一次尝试这种新的力量的好机会。左右脚稍稍张开，把两个人夹在光脚之间，慢慢地用力。凭借提高的听力，两个人的恳求和乞求的话都能听懂。"
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          "ja_text": "彼女はそれを無視した。",
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          "ja_text": "二つの足を絞っていくと、その命は柔らかく気味の良い塊になった。彼女はこれを楽しんだ。人間にはそうされるだけの理由があり、彼女はそれを知らせてやる必要があった。",
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          "ja_text": "「人間どもよ！」その巨大な狐娘が笑いながら声を上げると、その音量に近くにいた誰もは耳を傾けた。「わらわはうぬどもの女神、ミカであるぞ！」",
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          "ja_text": "多くの人々はその女神の声を聞いて真っ先に逃げ出したが、彼女は気にしなかった。一人ひとりの人間など海辺の砂粒のようなもので、そんなものを追いかけて無駄に時間をつぶすつもりはなかったからだ。",
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          "ja_text": "「数千年わらわは眠りについておったのじゃが……うぬどもは誰を奉るのか忘れてしまったようじゃな？」彼女は怒鳴った。「技術……あるいは他の神……」軽蔑をこめて唾を吐く。",
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          "ja_text": "「誰がうぬらの神様か、思い知らされてくれるわ」邪悪な笑みを浮かべて言った。「たとえうぬらの最後の一人まで殺しても、な」",
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          "ja_text": "口上はすませたと思って、彼女は巨大な女神としての最初の一歩を踏み出した。周りの人々からは、彼女の九尾が興奮して揺れているのを見ることができた。神社はわりと奥まった森がちな地域にあったにもかかわらず、彼女はたった数歩で市内へと入っいき、その巨大な足で木を踏み潰しながら最初のターゲットを見つけた。",
          "zh_text": "她觉得自己的发言结束了，迈出了作为巨大女神的第一步。周围的人都能看到她的九尾兴奋地摇晃着。尽管神社位于较为幽深的森林地带，但她只走了几步就进入了市内，一边用巨大的脚踩着树木，一边找到了第一个目标。"
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          "ja_text": "それは別の神社で、狐神のに比べるととても新しく建てられたもので、そして人の姿に溢れていた。何百にも思える巫女たちが境内に散らばっていて、ミカは本殿の中にはもっと多くの人々がいるのを感じることができた。試してみるように、その裸の爪先でその薄っぺらい木の屋根を押してみると、力に屈して木が崩れる小さな音がした。神聖な場所を壊してしまったことを知っても、彼女の興奮は増すばかりだった。",
          "zh_text": "那是另一个神社，与狐神的神社相比是新建的，而且到处都是人。神社内散布着数百名巫女，美香感觉到大殿里还有更多的人。就像试一试一样，用那赤裸的脚尖推了推那片薄薄的木屋顶，木头屈服于力量，发出微弱的倒塌声。即使知道自己破坏了神圣的场所，她的兴奋也只增不减。"
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          "ja_text": "何十もの巫女がそのつぶれかけた建物から走り出てきたのを見て、巨大な狐神は笑った。その小さな恐怖の叫びも、ぴくぴく動く彼女の狐の繊細な耳にはよく聞こえる。すっかり興奮してしまい、彼女は爪先を押し下げ、神社の外壁と、不幸にもそのときまだ内側に残っていた全ての人々を粉々にした。",
          "zh_text": "看到几十个巫女从那栋快要倒塌的建筑物里跑出来，巨大的狐神笑了。她们那小而恐怖的叫声，在她那颤抖的狐狸纤细的耳朵里听得一清二楚。她完全兴奋起来，把脚尖压下去，把神社的外墙和不幸的是当时还留在神社内侧的所有人都粉碎了。"
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          "ja_text": "巫女たちが恐怖におびえながら上を見ると、笑いかける巨大な狐娘の袴はかなり普通のとは違うことに気がついた。地面から遥か上を見上げる視線から見えたのは、その明らかに短い丈と、その赤くひらひらした服の内側の下半身だった。",
          "zh_text": "巫女们惊恐地抬头一看，发现笑着的巨大狐娘的裙裤相当不同于普通的裙裤。从地面仰望远方的视线中，看到的是那明显短的长度，以及那红色飘逸的衣服内侧的下半身。"
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          "ja_text": "近くの人は上を見上げるだけで精一杯だったが、ミカから少し遠くにいた人たちは、ふくらんで影を落とす胸のその上に、彼女のいたずらっぽい笑みを見てさらに不安を駆り立てた。ミカが袴を広げて、巫女たちを挟んでしゃがみこむと、その恐怖はさらに増した。",
          "zh_text": "附近的人只是拼命往上看，而离美香稍微远一点的人，看到她那丰满的、投下阴影的胸部上的恶作剧的笑容，更加不安了。美香摊开裤裙，夹着巫女们蹲了下来，恐惧感更加强烈了。"
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          "ja_text": "ミカは密集した人間たちへと両手を下げて、おびえた巫女たちを掬いあげた。手の中の多くの巫女はミカに恐怖しているように見えたが、より優雅な衣装をつけた高位の女性たちは怒って巨大な狐神をにらめつけていた。ミカはその女性たちだけをつまみあげて、残りの人たちは乱暴に地面にばらまく。",
          "zh_text": "美香对着密集的人群垂下双手，捞起吓得发抖的巫女们。虽然手中的许多巫女对美香感到恐惧，但身着更优雅服装的高级女性们却刺激了愤怒的巨大的狐神。美香只抓起那些女人，其余的人粗暴地撒在地上。"
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          "id_line": 26,
          "ja_text": "そして、少しも恥じることなく、ミカは巨大な袴の縁を引っ張って落とし、裸の下半身をさらけ出した。恐怖にとりつかれた足元の人々は完全なパニック状態になり、彼女のみずみずしい両足の下から必死に逃げ出そうとした。",
          "zh_text": "美香毫不害羞地扯下巨大的裙裤，露出了赤裸的下半身。脚下的人们被恐惧所包围，陷入完全的恐慌状态，拼命想从她水灵的双脚下逃出去。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "その下の様子に気をとられることなく、ミカはお尻から地面に座りこんだ。地面はそれに合わせてずしりと沈み込む。彼女の圧倒的な体重に負けた小さな人間たちの感覚が身体を走り、その九つの尾は興奮してくるくる回り、背後のものも全て掃き取ってしまった。",
          "zh_text": "美香没有注意到下面的情形，把屁股坐到了地上。地面也随之下沉。输给她压倒性的体重的小人的感觉在身体里奔跑，那九条尾巴兴奋地旋转着，把身后的东西也扫光了。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "両脚で大きな輪をつくって、ミカは足元の巫女たちの逃げ道を完全に塞いで捕らえた。その滑らかな肌色の太ももは、よじ登ることなどできなそうだったし、裸の両足はぴったりと押し合わされ、逃げ道をつぶしていた。ミカは囚われの人々を面白そうに眺め、人間たちの無力さをじっくりと味わっていた。そして股の間の人々や、巨大な手の中の人々は、太陽を浴びて光る、とても淫らな彼女の女性器を否応なしに見せ付けられた。",
          "zh_text": "美香用双脚围成一个大圆圈，完全堵住了脚下的巫女们的逃跑之路。那光滑的肉色大腿，让人无法攀爬，赤裸的双腿被紧紧挤在一起，压扁了她们逃跑的路。美香饶有兴致地看着被囚禁的人们，细细品味着人类的无力。而大腿之间的人们，以及巨大手中的人们，无不被强迫地展示出她那沐浴在阳光下闪闪发光的极其淫荡的女性生殖器。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "ミカは耐え切れなくなって、自由なほうの手の指でそれをこすって濡らし始めた。彼女がこの神社を破壊することに決めたのは、自分の神社に変わって栄えているというだけでなく、狼神を祭っていることが感じとれたからだった。狐と狼はお互い強い因縁があり、狐神の力をかつての敵の聖地に及ぼすことには大きな意義があると考えたのだ。それを理解しているのは今手の中にいる女性たちだけだったが、その場にいる全員の人間たちはみな彼女が何を考えているのか怖がっていた。",
          "zh_text": "美香受不了了，用自由的那只手开始搓湿。她决定破坏这个神社，不仅是因为它抢走了自己的神社的香火，变得繁荣起来，还因为她感觉到这里供奉着狼神。她认为，狐狸和狼之间有着很强的因缘，将狐神的力量赋予过去敌人的圣地具有很大的意义。明白这一点的只有手里的女性，但在场的所有人都害怕她在想什么。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "目の前の人間たちに震えてもらいながら、こうして何日でも座っていられるように思ったが、股間に抑えることの出来ない欲望が湧いてきた。目下の人々の恐怖を感じながら彼女は動き始め、自由なほうの手でパニック状態の巫女たちのかたまりを掬い上げると、その指を無力にも殴りつける手足を感じた。彼女は高揚しながら、それでもなんとか息を落ち着けて、その叫びを上げる無実の女の子たちを、性器の入り口へと流し込んだ。",
          "zh_text": "让眼前的人们颤抖着，想着可以这样坐好几天，但大腿间却涌现出抑制不住的欲望。她一边感受着下面的人们的恐惧，一边开始行动，用自由的那只手舀起恐慌状态下的巫女们的身体，感觉到手脚无力地打在她们的手指上。她兴奋不已，但还是设法让呼吸平稳下来，把发出尖叫的无辜女孩们灌入性器官的入口。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "すぐにミカは鼓動を早め、唇を微かに開いて歓喜の声を漏らした。その刺激は絶妙で、ずっと経験していなかった快感だった。しばし快感に身を委ねながら、彼女はもう一つの手を唇にあて、そのまま女性たちを飲み込んだ。",
          "zh_text": "美香立刻加快了心跳，微微张开嘴唇，发出欢喜的声音。那种刺激是绝妙的，是她一直没有体验过的快感。片刻沉浸在快感中，她将另一只手放在阴唇上，就那样把女性们吞了下去。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "彼女たちは命乞いをした。自分たちの神へと祈った。この狐神にも懇願した。ミカはその言葉、恐怖、そして湿った性器での苦痛の叫びをすべて感じることができた。",
          "zh_text": "她们乞讨了。向自己的神祈祷。也向这位狐神恳求。美香能感受到那句话、恐惧，以及在湿漉漉的生殖器上痛苦的呼喊。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "後ろへ仰け反って、ミカはより大きく喘ぎ始め、自分の中で弾ける肉体を感じながら股間を締め付けた。性器の中からさらなる悲鳴が上がり、彼女は快感に歯をくいしばった。自分の圧倒的な大きさを前に、人間どもが無力に敗れている！それを考えるだけで彼女の快感はさらに燃え上がり、そしてついに絶頂に達した。",
          "zh_text": "美香往后仰着身子，大口地喘着粗气，感觉着自己体内的肉体在迸裂，双腿间紧绷着。生殖器里又发出一声惨叫，她被快感咬紧了牙关。在自己压倒性的庞大面前，人类无力地战败了！光是想到这些，她的快感就更加燃烧起来，最终达到了高潮。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "もはや人間のうごめく感触がなくなっているのを感じて、彼女は指を股の中へすべり入れた。たくさんの小さな体を押しつぶしたのを感じて、彼女は息を吐いた。ゆっくりと息を引き抜いて座り直す、彼女の息は白く湯気が立つほど熱かった。",
          "zh_text": "她感觉已经没有人蠕动的感觉了，手指滑进了大腿里。感觉压扁了许多小小的身体，她叹了口气。她慢慢地抽气，重新坐好，她的呼吸热得冒着白色的热气。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "超えられない巨大な肉体に挟まれた、小さなおびえた巫女たちが見えた。彼女たちは怖がりながらミカを見上げ、そして多くはしゃがみこんで彼女へ祈祷をしていた。ミカはこれを見るだけで相当満たされるものがあったが、しかしそれだけでは足りなかった。",
          "zh_text": "看到了被无法超越的巨大肉体夹住的小小的、胆怯的巫女们。她们害怕地抬头望着美香，很多人蹲下来向她祈祷。美香光是看这个就心满意足了，但这还不够。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "足を前に伸ばして、ミカはゆっくり、じっくりと裸の脚を閉じていき、間に挟まれたパニック状態の女性たちの群れを眺めた。彼女は指をリズミカルに股間の口に出入りさせ、中に残っている小さな弱々しい命が、必死に指に乗っかって逃げようとしているのを感じた。その試みはいつも悲惨な衝突に終わり、彼女はまた筋肉に力をこめて、敏感な内側で肉体が弾ける感触を味わった。",
          "zh_text": "美香向前伸着脚，慢慢地、慢慢地合上赤裸的双腿，望着夹在中间的一群惊慌失措的女性。她的手指有节奏地进出大腿间的口，她感觉到残留在里面的纤弱的小生命，拼命地想要抓住她的手指逃走。每次尝试都以悲惨的撞击告终，她又一次肌肉用力，感受着肉体在敏感的内侧迸发的触感。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "同時に、彼女の脚の間には、今まで経験したことの無いような大パニックが起こっていた。何十もの若い女の子たちが、今まさに閉じつつある脚から逃げ出し、なんとか生き残ろうとしていたが、もっとも大きな障害は仲間たちだった。女の子たちは押し合いへしあい、お互いを押しのけて股から遠く足の先のほうへと向かったが、そこにも少しも逃げ場はない。",
          "zh_text": "与此同时，她的双腿之间出现了前所未有的恐慌。几十个年轻女孩正试图从紧闭的双腿中逃出来，想要生存下来，但最大的障碍是同伴们。女孩子们挤在一起，互相推开对方，朝着离大腿很远的脚尖走去，但那里也没有丝毫可逃的地方。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "ミカはなんとか正気を取り戻りながら、目前の光景が展開していくのを眺めていた。彼女たちは全員自分に恐怖していて、生き残るために必死に走っている。彼女の柔らかい腿は、既に数人の女子を轢いていて、その小さな感触を彼女は楽しんでいた。それは紛れもない死と破壊の饗宴で、そして終わりに近づいていた。",
          "zh_text": "美香好不容易恢复了神志，看着眼前的景象展开。她们全都害怕自己，为了生存而拼命奔跑。她柔软的腿已经碾压了好几个女生，她享受着那小小的触感。那是一场毫无疑问的死亡与破坏的盛宴，并且即将结束。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "速度を早めながら、彼女は二本の指を中に突っ込んで、生き残りの女性たちをぐちゃぐちゃにしていき、同時に脚を閉ざしつづけた。股間、そして股に弾ける抵抗の感覚が加速して頭の中に広がり、もう一度絶頂を迎えた！",
          "zh_text": "她一边加快速度，一边把两根手指伸进里面，把幸存的女性们弄得乱七八糟，同时继续闭上腿。股间，还有胯下弹开的抵抗的感觉加速在脑海中扩散，再一次迎来了高潮！"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "彼女は歓喜の叫びを上げ、正気を失い、さっきまでの落ち着いた表情を崩した。膣中から指が出て、脚はぴたりと閉じ、その殺戮は終わった。余韻に浸ったまま、身体をぶるっと震わせて、地面を転げまわり、かろうじて残っていた神社の全ての残骸を粉々にした。",
          "zh_text": "她发出欢喜的叫声，失去了理智，刚才平静的表情也崩溃了。手指从阴道中伸出，双腿紧紧合上，杀戮结束。沉浸在余韵中，身体颤抖着，在地面上翻滚，好不容易把神社的所有残骸都粉碎了。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "そして、来たときと同じ速さで終わった。ミカは仰向けになって、息を落ち着かせようとした。数秒、数分たっても、緩んだ笑みはそのままだった。数千年前にも、彼女は嗜虐の快感のために人間を使ったことはあったが、しかしこの大きさでやるのは初めてだった。これは忘れられない体験になるだろう。目を閉じたままでいると、ようやく彼女の息は元に戻った。",
          "zh_text": "然后，以和来时一样的速度结束了。美香仰面朝天，试着平复呼吸。过了几秒钟、几分钟，她依然保持着轻松的笑容。几千年前，她也曾为了施虐的快感而使用人类，但如此大小的使用还是第一次。这将成为难忘的体验吧。闭着眼睛，她终于恢复了呼吸。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "およそ十分近くそのまま寝転がってから、彼女がついに立ち上がると、その殺戮の結果がはっきりと見て取れた。彼女の身体の跡の窪みが、かつてライバルの神社が立っていた場所に唯一はっきりと残っていた。両脚の表面に、ゆっくりと広がるぐちゃぐちゃの肉塊が広がっていて、彼女はついていた汚れをこすり落とし、さっきの快感を思い出していた。赤い血だまりの線が彼女の脚を走っていて、彼女はそれを見下ろし、自分がひどく汚れていることに気がついた。",
          "zh_text": "就这样躺了将近十分钟，她终于站起来，清晰地看到了那场杀戮的结果。她身上留下的痕迹的凹陷，在曾经的对手神社所在的地方唯一清晰地残留着。两只脚的表面，慢慢地展开乱糟糟的肉块，她擦去沾在身上的污垢，回想起刚才的快感。她的腿上布满了红色的血渍，她低头看了看，才发现自己脏得很厉害。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "耳をぴくぴくさせて喜びながら、幸せそうにあくびをして、ミカは手で髪の毛をいじった。この小さな現代人たちに対して、まだたくさん仕返しができる。神社の巫女は始まりにすぎない。次は神様、つまり自分のことを勉強しない若い人たちへの罰だ。",
          "zh_text": "美香开心地抖动着耳朵，幸福地打着哈欠，用手摆弄着头发。对这些小小的现代人，还有很多可以报复的地方。神社的巫女只是开始。接下来是神，也就是对不学习自己的年轻人的惩罚。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "大きく伸びをしながら尻尾をくるくる回すと、彼女の巨大な脚についていた赤い血だまりはすうっと消えていった。次の彼女の企みのためには、若者たちをあまりに早く怖がらせたくはなかったのだ。",
          "zh_text": "她一边伸着大大的懒腰，一边转动着尾巴，她巨大的腿上的红色血块倏地消失了。为了她接下来的企图，她不想过早地让年轻人害怕。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "ミカの大きさは街に比べて遥かに巨大だったが、彼女はその足元に何があるか、誰がいるかなんて気にせずに、小さな道を踏みつけていく。最初に取り憑いた巫女の心の中から、学校がどこにあるか読み出すことに集中していた。",
          "zh_text": "虽然美香的体型比街道大得多，但她并不在意脚下有什么、有谁，而是踩着小路往前走。集中精力从最初附身的巫女心中读出学校在哪里。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "足元をすべて破壊しながらまっすぐに進めたおかげで、ミカはすぐに目的地に着いた。学校は彼女と比べるととても小さく見え、この光景に思わずにやにや笑ってしまう。",
          "zh_text": "多亏脚下的一切都被破坏了，美香很快就到达了目的地。学校和她比起来显得非常小，看到这里不禁会心一笑。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "巨大な、そしてさっきまで大虐殺を繰り広げていた女の子が来たことに気づいて、校門からたくさんの小さな人影が溢れ出ると、それを見てミカはびっくりした。確かに学校を探してはいたが、せめて高校か、あるいは大学を狙おうと思っていた。",
          "zh_text": "注意到一个巨大的、刚刚还在进行大屠杀的女孩来了，校门里涌现出许多小小的人影，看到这一幕，美香吃了一惊。确实在找学校，但至少想找高中或大学。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "足元にいる小さな人々は、それよりはるかに幼い。あの小さな緑の屋根の学校は、おそらく小学校だ。走り逃げる子供たちの集まりに、それでも彼女は試すように爪先を動かす。すぐに数十人が足裏に捕まったので、ゆっくりとかかとを落としていくと、その身体が葡萄のように足の裏で破裂するのを感じた。",
          "zh_text": "脚下的小人们，比他们年幼得多。那所绿色屋顶的小学校大概是一所小学。尽管如此，她还是试着踮起脚尖，站在跑着的孩子们的集会上。很快就有几十个人被抓到了脚底，她慢慢地踩下脚跟，感觉他们的身体像葡萄一样在脚底破裂。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "巨大な狐娘の口元に残酷な笑みが浮かび、尻尾は興奮して回り始めた。確かに目の前にいるのは子供たちだけど、踏んだときの感触は成人と同じように気持ちいい。それに、目的は若い人々に罰を与えることだから、約束は守らないと。",
          "zh_text": "巨大的狐狸姑娘的嘴角浮现出残酷的笑容，尾巴兴奋地转动起来。虽然眼前的是孩子们，但踩上去的触感和成人一样舒服。而且，目的是惩罚年轻人，所以也算遵守约定。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "汚れた裸足を小さな校舎の上に掲げて、屋上に優しく乗っけると、重みに負けて建物が凹むのを感じた。こんなに軽くかかとを乗っけただけで柱が崩れ落ち、彼女はその入り口から一気に流れ出てくるたくさんの人間たちに笑いかけた。",
          "zh_text": "她把脏兮兮的赤脚踩在小小的校舍上，温柔地爬上屋顶，感觉建筑物被重量压瘪了。只要这么轻轻一踩，柱子就会倒塌，她对着从入口一口气流出来的许多人笑了。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "違う。目の前のはただの人間じゃない。人間の子供なんだ。それを感じても、彼女はもっと倒錯した気分になるだけだった。",
          "zh_text": "不对。眼前的不是普通人。是人类的孩子。即使感觉到这一点，她也只会变得更加反常。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "一気に裸足に力をかけると、ミカは全てがぺちゃんこになり、その下にいたたくさんの子供の最期の悲鳴を聞いた。こんなにあっさりと死んでしまった。彼女はその押しつぶされた校舎の中でかかとをくねらせ、足を滑り抜いて、たくさんの瓦礫をひきずった。",
          "zh_text": "光着脚用力一踩，美香把所有的东西都被压扁了，她听到了下面许多孩子最后的惨叫。就这么干脆地死了。她在那被压扁的校舍里扭着脚后跟，脚滑了出来，拖着许多瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "ほぅ、と息を吐いて、ミカはまた興奮しはじめてきたのを感じながらしゃがみこんだ。両の手をショベルのように使って、怖がる子供たちのかたまりの真ん中をすくいあげ、たくさんの子供たちを抱えたまま立ち上がった。子供のものとわかる幼く高い悲鳴と、先生か親の低い叫び声が混ざって聞こえる。その視線の先の巨大な狐娘はそれを音楽のように楽しみ、お腹が空いているように舌なめずりをした。",
          "zh_text": "美香呼了一口气，感觉自己又开始兴奋起来，蹲了下来。她用两只手像铲子一样，把一群害怕的孩子从中间捞起，抱着许多孩子站了起来。能听到的声音中混杂着喊老师或父母的低低的叫声，那是一声稚气未脱的尖叫。视线前方的巨大狐狸姑娘像欣赏音乐一样享受着，肚子饿了似的舔着舌头。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "人間を食べるのは子供の絵本の巨人がよくやることだと知っていて、彼女は確かにその通りやって怖がらせてみようと思ったのだ。手を顔の前にまで持っていき、おおげさに鼻を近づけてみると、さらなる叫び声が上がったのを感じた。",
          "zh_text": "她知道吃人是儿童绘本里的巨人经常做的事，所以她确实想试着这么做来吓一下。她把手伸到脸前，夸张地把鼻子凑近了一下，感觉叫声更响了。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "人間以上の存在として超人間的な感覚を持っていたので、この狐神は子供たちの恐怖を嗅ぐことができた。性的な欲求はさっき十分満たしたおかげで、次の違った支配的な欲求が生まれ、彼女は子供たちの上で大きく口を開けた。",
          "zh_text": "作为超越人类的存在拥有超人类的感觉，所以这个狐神能够嗅出孩子们的恐怖。由于刚才充分满足了性需求，又产生了另一种支配性需求，她在孩子们身上张大了嘴巴。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "彼女は手の上に向けて息を吐いた。息の熱い湿気が子供や教師にふりかかり、全員さらなる恐怖を顔に浮かべた。子供は全員が大きく悲鳴をあげて、そのがなり声は遥か下の街中にまで響き渡っていた。",
          "zh_text": "她朝手上吐了一口气。呼吸的热气洒在孩子和老师身上，所有人的脸上都浮现出更加恐怖的神色。所有的孩子都大声尖叫，尖叫声响彻了遥远的街道。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "歯を見せてにかっと笑い、ミカは輝く白い歯をカチカチ鳴らすと、舌をその外側へと覗かせた。犠牲者を前にして、唾液が口内を満たし始めた。子供たちに助かる見込みはなかった。完全に全く無力で、彼らは彼女の巨大な肉体の栄養となる運命だった。",
          "zh_text": "露出牙齿，美香突然笑了起来，她闪亮的洁白牙齿嘎吱作响，舌头向外伸。面对死者，唾液开始充满口腔。孩子们没有得救的希望。完全无力，他们注定成为她巨大肉体的营养。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "それ以上時間を無駄にすることなく、ミカはもう一度口を開いた。細い唾液の糸が口蓋から舌までつながり、彼女の興奮を手の平の上の人々に伝えた。彼女は呼吸を早めて、舌を口から出し、手のひらの上の子供たちの上へ伸ばした。しばらくした後、彼女の暖かい舌の裏にはたくさんの子供たちが貼りついていて、残りの人々はその湿った赤い肉と手のひらの間で押しつぶされていた。",
          "zh_text": "美香没有再浪费时间，再次开口。细细的唾液线从上颚连接到舌头，将她的兴奋传递给了手掌上的人们。她加快呼吸，伸出舌头，伸到手掌上的孩子们身上。过了一会儿，她温暖的舌头上面粘着很多孩子，剩下的人被挤在那湿漉漉的红肉和手掌之间。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "ミカはしばらくその太く湿った舌をそのままにしていた。幸運にも舌から逃げおおせていたが、しかしそこまで迫られていた子供たちには、彼女の熱い息が当たった。彼女の高められた感覚は全ての快感をより良くしてくれるばかりで、彼女は今彼らの恐怖を味わうことができた。涙の微妙な塩気を感じると、彼女の唇に満面の笑みが浮かんだ。手のひらを覆う舌に挟まれてもがく子供たちの動きはゆっくり途絶えていき、そしてほとんど動かなくなった。",
          "zh_text": "美香把又粗又湿的舌头搁了一会儿。虽然幸运地躲过了舌头，但被逼到这种程度的孩子们，还是被她炽热的气息击中了。她那被提升的感觉只会让所有的快感变得更好，她现在能够体会到他们的恐惧。感觉到泪水微妙的咸味，她的嘴唇浮现出笑容。孩子们被覆盖在手掌上的舌头夹住，挣扎的动作慢慢停止，几乎不动了。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "舌を口の中に滑り戻すと、彼女はその遊びの結果を見ることが出来た。さっきまで彼女の筋肉に挟まれていた子供たちのうちの数人かだけが、せきこみながら正気を保っていた。しかし本当に数人かだけで、残りの人々は手のひらの上で動かないまま横たわっていた。徐々に意識の戻っていく小さな子供たちを見ていると、口の中に唾液がたまってきて、自分のピンク色の舌だけを使って何十人もを溺れさせたのだ、ということを実感するにつれて心臓はより高鳴っていく。",
          "zh_text": "把舌头滑回口中，她就能看到那个游戏的结果。刚才还夹在她肌肉里的孩子们，只有几个在焦急中保持着清醒。但真的只有几个人，其余的人都在手掌上一动不动地躺着。看着逐渐恢复意识的孩子们，她感觉到嘴里积攒了唾液，只用自己粉红色的舌头就把几十个人都淹死了，心脏更加跳动起来。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "目を閉じて、彼女はより激しく息を吸うと、快感への疼きが体中を駆け巡った。最初自分の大虐殺のエネルギーとなっていたのは怒りだと思っていたが、今は快感が彼女を動かしていた。彼女が生きてきた数千年もの間、どうしてこういうことをやってみなかったのか、彼女は静かに後悔した。",
          "zh_text": "闭上眼睛，她更加剧烈地吸气，对快感的痛楚在全身弥漫。起初她以为自己的大屠杀的能量是愤怒，但现在是快感驱动着她。在她生活的几千年里，为什么没有尝试过这样的事情呢？她静静地后悔着。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "嬉しそうに息を吐いて、彼女はゆっくりと目を開け、手のひらの子供たちをまた見た。今やまた活発に動き始めていた子供たちを、彼女が離してやるつもりはなかった。頭を空へと傾けて、彼女は口を開けて舌を出し、その上で手のひらをひっくり返した。",
          "zh_text": "她高兴地叹了口气，慢慢地睁开眼睛，又看了看手里的孩子们。现在又开始活泼起来的孩子们，她不打算放开。她把头歪向天空，张开嘴伸出舌头，在上面翻了个手掌。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "雪崩のように子供たちや時折大人が口の内側へと降り注ぎ、舌の上にその味を弾けさせた。ミカはさっき舌を押し付けたときに少しはこの感覚に慣れたはずだったが、実際こうして人間の味を感じると、快感に打ちのめされて膝が震えた。",
          "zh_text": "像雪崩一样，孩子们和一些大人往嘴里掉落，让舌头上迸发出那种味道。美香在刚才用舌头摩擦他们的时候，应该已经习惯了这种感觉，但当她真正感受到人类的味道时，她被这种快感所震撼，膝盖都在颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "子供たちは親の名前を叫んだ。先生の名前を叫んだ。そして自分を食べようとする悪魔に泣きついた。家へ帰りたかった。まだ開いている唇のすき間へ向かって唾液の海を泳いで逃げたかった。たくさんの友達が溺れて沈んでいくなか、なんとか舌の下から這い出たかった。",
          "zh_text": "孩子们叫着父母的名字。喊着老师的名字。然后向想要吃自己的恶魔哭诉。我想回家。我想从唾液的海洋里游向张开的嘴唇的缝隙。在很多朋友溺水而沉的过程中，我想要从舌头下面爬出来。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "唇を閉じると、口の中は暗闇に包まれ、たった数秒後、最初の犠牲者が出た。突然の暗闇のせいで混乱した小さな子供が、口の奥へと入ってしまい、そのまま喉を落ち下っていったのだ。動いていく人間が喉を通る快感にミカは大きく震え、パニックのせいでほとんど逃げることのできなかった小さな人々の上に膝をついた。",
          "zh_text": "她闭上嘴唇，口中一片黑暗，几秒钟后，第一个牺牲者出现了。因为突然的黑暗，小孩陷入了混乱，不小心进入了嘴里，然后顺着喉咙往下掉。有人通过喉咙的快感让美香剧烈颤抖，她跪在因为恐慌而几乎逃不掉的小人们身上。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "彼女はそれに気を払わなかった。そんなことはどうでもいい。口の中を満たす無数の味と感覚に全ての注意を向けながら、ミカはわずかに上下の歯を近づけた。硬く力強い巨大な歯に挟まれて、小さな身体が砕ける音が彼女の頭へと響いた。その気になれば口の中の人々を文字通り噛み砕いて、緩慢な死という苦痛を味わなせないこともできる、ということに気づいた。",
          "zh_text": "她没有在意那个。这些都无所谓。美香把所有的注意力都集中在填满嘴里的无数味道和感觉上，上下牙齿微微靠近。在坚硬有力的巨大牙齿的夹击下，小小的身体破碎的声音在她的脑袋里回响。她意识到，只要有心，就可以将口中的人按字面意思咬碎，不让他们尝到缓慢死亡的痛苦。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "頭を後ろへと傾けて、ミカはそのばからしい考えを放り出した。彼女は優しい巨大娘でもなければ、優しい狐娘でもなかった。若い人々に罰を与えるつもりで学校を襲ったのに、彼らを簡単に逝かせてしまえば意味はない。子供たちは自分のせいで、緩慢で苦しい死を迎えるのだ。",
          "zh_text": "美香歪着头，把这个愚蠢的想法抛到脑后。她既不是温柔的巨大娘，也不是温柔的狐娘。为了惩罚年轻人而袭击学校，如果让他们轻易死去就没有意义了。孩子们都是因为自己的错，缓慢而痛苦地死去。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "最後にもう一度口を開けて、子供たちに人生最後の日の光と、新鮮な空気を味わわせてあげてから、ミカはごくりと喉を鳴らした。",
          "zh_text": "最后，美香再次张开嘴，让孩子们享受人生最后的阳光和新鲜空气，然后，她发出了咕噜一声。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "息を吐いた。心身をいっぱいに満たす、この支配感は言葉に言い表せないほどだった。一気に暗闇の中を転げ落ちながら、子供たちは喉の肉壁に手をつき、何かを掴もうとしたが、生きたまま丸呑みされる残酷な事実を少しでも遅らせることなどできなかった。心臓の低い鼓動音にかき消されながらも、助けを求める叫びが身体の中に響き渡り、ミカは喉元に手をやりながら、落ちていく小さな感触を味わっていた。",
          "zh_text": "叹了口气。这种充满身心的支配感简直无法用语言来形容。孩子们一边在黑暗中滚下，一边用手撑着喉咙上的肉壁，想要抓住什么，却丝毫无法延缓被活活吞噬的残酷事实。虽然被心脏低低的跳动声所掩盖，但求救的声音在身体里回响，美香一边用手摸着喉头，一边感受着坠落的微小触感。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "その感覚はほとんど一分もの間続き、口の中には数人だけが残っていて、地獄へとつながる暗闇からなんとか逃げ出そうともがいていた。その数人も飲み込んでしまうと、ミカは着物の上から平らなお腹をさすった。神の力を持ってしても、胃の中の感触は味わえなかったが、そこにいると考えるだけで彼女は快感を感じた。ミカは泣き叫ぶ罪の無い子供たちを食べ、そのすべての時間をとても楽しんだ。彼らはゆっくりと体内で死に、彼女の肉体はその全てを喜んで糧にする。",
          "zh_text": "这种感觉几乎持续了一分钟，嘴里只剩下几个人，挣扎着从通向地狱的黑暗中逃出来。把那几个人都吞下后，美香从衣服上摸了摸平坦的肚子。即使拥有神的力量，也无法体会胃里的触感，但只要一想到他们在那里，她就会感到快感。美香吃着无辜哭泣的孩子们，享受着所有的时光。他们慢慢地在体内死去，她的肉体高兴地将这一切作为食粮。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "息を吐いて、巨大な狐娘は立ち上がって下を見た。足元の人の数は大きく減っていたが、ミカはその逃げ遅れたちに裸足で踏みいれて、小さな肉体が砕けて潰れる感覚を足裏でまた楽しんだ。最後にもう一度お腹をさすって、ほんのわずかなうごめきを確かに感じ取り、潰れた小学校を後にしてまた歩き始めた。",
          "zh_text": "吐出一口气，巨大的狐娘站起来往下看。虽然脚下的人大大减少了，但美香还是光着脚踩在那些来不及逃跑的人身上，用脚底享受着小小的肉体破碎的感觉。最后，她又一次摸了摸肚子，确实感觉到肚子有一点点蠕动，然后离开了破败的小学，继续往前走。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "歩きながら彼女は考えを巡らせた。あの子供たちが自分のことを信じていなくても、本当は罰を受けるべきじゃなかったんじゃないだろうか？だって子供たちは幼いし、まだはっきり教育を受けたわけじゃなかったんだから。違う、罰は子供たちの親の分もあったんだ。そしてミカの視線は密集した超高層ビル街を捉えた。子供たちに自分のことを教えなかった罰を与えたいなら、次の目的地はここだ。",
          "zh_text": "她边走边思考。即使那些孩子不信仰自己，其实也不应该受到惩罚吧？因为孩子们还小，还没有接受过明确的教育。不对，孩子们的父母也应该受到惩罚。美香的视线捕捉到了密集的超高层大楼街。如果想惩罚没能教孩子们信仰自己，下一个目的地就是这里。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "一歩歩くだけで、彼女の足は学校から遠く離れ、近くの住宅街の上を踏み鳴らした。滑らかで完璧な足跡を後に残して、冷たい草っぱらに足を踏み入れたことに気づくと、ミカは溜息をついた。何十もの家が自分の道筋に沿って潰れていたが、あまりに簡単に壊れてしまうので、最初も何も無かったように感じる。",
          "zh_text": "只要走一步，她的脚步就会远离学校，踩在附近的住宅区上空。当美香意识到自己踏上了冰冷的草地，留下了光滑完美的脚印时，她叹了口气。几十所房子沿着自己的道路倒塌，因为太容易倒塌，一开始也觉得什么都没有。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「……！」",
          "zh_text": "「……！」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "耳である音を拾い上げ、彼女は鼓動を早めて驚いた。しゃがみこんで見えたのは、大きな裸の足の周りにいた、小さな怒った犬だった。人間の基準で見ても大きくないような犬が、彼女に向かってキャンキャン吠えた。目の前の巨大な人型がキツネと結びつきがあり、それゆえイヌ科を苦手にしているのを知っているかのようだった。",
          "zh_text": "听到耳朵里传来的声音，她的心跳加快，吓了一跳。蹲下后看到的，是一只小小的愤怒的狗，站在大大的裸脚周围。以人类的标准来看也不大的狗，对着她汪汪叫。似乎知道眼前这个巨大的人型和狐狸有关系，所以她不喜欢犬科。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "ゆっくりと息を落ち着けながら、ミカは笑いを浮かべた。彼女、そしてそのふるう力は人間の理解の範疇を超えているのに、キツネはまだ犬にとてつもない恐怖を抱いると考えられている。それは確かにそうなのだが、ミカはただのキツネではなく、狐神なのだ。九つの毛深いしっぽがその証明だった。",
          "zh_text": "美香慢慢地平复呼吸，脸上浮现出笑容。尽管她的力量已经超出了人类的理解范围，但狐狸仍然对狗抱有极大的恐惧。确实如此，但美香不是普通的狐狸，而是狐神。九个毛茸茸的尾巴就是证明。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "背中を伸ばして、遠くからでも見えるような遥かな高さに戻り、彼女は深呼吸をしてこの状況を解決しようとした。胸の前で手を組みながら、また高層ビルの方に考えが行きそうになったけど、それは少しの間置いておくことにした。犬は首につながれた縄を断ち切ろうとしながら、自分の縄張りを荒らす大きな爪先に対して吠えたてている。",
          "zh_text": "她挺直背，回到从远处也能看到的遥远的高度，做了个深呼吸，试图解决这个状况。她双手交叉在胸前，思绪似乎又要转向高楼大厦，但还是决定暂时搁置。狗一边想要切断拴在脖子上的绳子，一边对着破坏自己地盘的大脚趾吠叫。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "大きな足を前へと滑らせながら、小さな犬がよだれを垂らしながら自分の爪先を噛んでいるのを見て彼女の笑みはひきつった。犬への小さな恐怖には打ち勝てていたかもしれないが、たとえ小さくとも、この獣への本能的な恐れは鳥肌が立つほどだった。",
          "zh_text": "大脚向前滑行，看到小狗一边流着口水一边咬着自己的脚尖，她的笑容抽搐了。也许她战胜了对狗的小小恐惧，但对这只野兽的本能恐惧，哪怕再小，也足以让她起鸡皮疙瘩。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "ミカの巨大な足がゆっくり前へと進んでいき、小さな犬の足を巨大な質量で下敷きにすると、その吠え声は悲鳴へと変わった。恐い獣を捕まえると、ミカはきまり悪そうに笑って、自分の美しい大きな足を前へと滑らせ続けた。そうして犬は甲高い断末魔だけを残した。巨大な少女は笑って、爪先で地面をほじくり、犬の残骸を地下深くへと埋めた。",
          "zh_text": "美香的大脚慢慢向前走，用巨大的质量压住小狗的脚，它的叫声变成了惨叫。逮到可怕的野兽后，美香不好意思地笑着，继续向前滑着自己美丽的大脚。就这样，狗只留下了尖锐的惨叫。巨大的少女笑着，用脚尖挖开地面，把狗的残骸埋进地下深处。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "平然と振舞おうとしていて、犬への苦手意識は完全に克服できていたように見えたが、本人の行動とは裏腹に、彼女の九尾は完全に下がって動かなくなっていた。どれだけ小さくとも、あれに触るのは非常に恐ろしかったし、あれの鳴き声を聞いた瞬間から、心中どこか違う方向に逃げだしたい気分だった。",
          "zh_text": "她看起来很平静，完全克服了对狗的厌恶意识，但与她本人的行动相反，她的九尾已经完全下垂，动弹不得。不管它有多小，触摸它都是非常可怕的，从听到它的叫声的那一瞬间起，心中有种想逃向别处的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "しかしもうあれは無くなったから、尻尾は元に戻り始め、耳もまたぺたんとなった。なんといっても、罰しなければいけない人間どもはまだたくさんいて、そいつらは……犬じゃない。また別の犬を見るかもしれないと考えただけで彼女は体を震わせたが、また市街地へ元のペースで歩き始めた。",
          "zh_text": "但是那个已经消失了，尾巴开始恢复，耳朵也瘪了。不管怎么说，必须惩罚的人还有很多，那些人……不是狗。一想到可能还会看到别的狗，她就浑身发抖，但还是以原来的速度向市区走去。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "街へと向かって進み続けると、ビル群の影は大きくなってきた。その高さは自分の腰ほどまであって、見た目よりもずっと密集していたので、彼女はその一歩ごとにかなりの大災害を引き起こしていく。柔らかく毛がかった尻尾は、彼女が歩く傍のビルを引き裂くのに十分な威力があって、ガラス張りの表面に修理できないほど大きな跡を残して入った。",
          "zh_text": "继续向街道前进，楼群的影子越来越大。高度达到自己的腰部，比看上去的密集得多，所以她每走一步都会引发相当大的灾难。软毛的尾巴有足够的威力，足以撕裂她所走的旁边的大楼，在玻璃表面留下了无法修理的巨大痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "そうして、彼女は見た。元気に街中を跳ね回って、行く手を阻む全てを無差別に更地にしながら、彼女の口元には大きな笑みが浮かんだ。圧倒的な力を利用して、自分のありえない大きさと同じくらいの高さにまで伸びるビルへとまっすぐ進んだ。",
          "zh_text": "然后，她看到了。她精神抖擞地在街上跳来跳去，把阻碍她前进的一切都清除得干干净净，嘴角浮现出大大的笑容。利用压倒性的力量，径直向与自己难以置信的大小一样高的大楼前进。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そのビルの中にいる人々が、女神の遊び相手として選ばれたということを理解したのを感じて、彼女の心臓は胸の奥で高鳴った。時間を無駄にしたくはなかった、もう早速遊び始めることにした。",
          "zh_text": "她感觉到自己理解了那栋大楼里的人们被选为女神的玩伴，心脏在心底怦怦直跳。不想浪费时间，决定马上开始玩。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "ビルの中に両手を突っ込んで、安全地帯だと彼らが思い込んでいた建物からすばやく十数人の小さなおびえた会社員を掴み取った。ビルに与えたダメージを考えることなく、彼女は両手を引き抜いて、手の中の人々をまじまじと見つめた。",
          "zh_text": "双手插进大楼里，从他们认为是安全地带的建筑物里迅速抓住了十几个胆小的公司职员。她没有考虑对大楼造成的伤害，而是抽出双手，目不转睛地盯着手中的人们。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "空中数百メートルで捕まれたまま、ビジネスマンやOLは巨大な女の子の指の相手に抵抗していたが無駄だった。狐娘の見下ろす巨大で元気いっぱいの視線を見れば、彼らを待ち受けている運命は全て明らかだった。自殺が最も楽な選択肢に思えたが、小さな人間たちがどれだけ力をこめたところで、ミカの巨大な指は一センチたりとも動かなかった。",
          "zh_text": "在空中数百米的地方被抓住，商务人士和白领们抵抗着巨大的女孩的手指，但无济于事。看着狐娘那巨大而充满活力的视线，等待他们的命运全都一目了然。自杀似乎是最轻松的选择，但小小的人们再怎么用力，美香巨大的手指也动不了一厘米。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "ミカは彼らに笑いかけながら唇を舐め、それ以上時間を無駄にすることなく、手のひらを開いて大きな丸い胸の下へと押し付けた。着物の分厚い布を通してでも、なんとか逃げようとするちっぽけな彼らの動きを感じることが出来た。指を動かそうとしていたのと同じくらい、胸の重さに負けまいとする彼らは無力だった。",
          "zh_text": "美香一边对他们笑着，一边舔了舔嘴唇，不再浪费时间，张开手掌把他们压在又大又圆的胸部下面。即使穿过厚厚的衣服，也能感觉到他们想要逃跑的细微动作。他们无力地承受着胸口的重量。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "元気に息を吸ってから、ミカは胸の下から手を離して、近くのビルの屋上へと彼らを放り出した。すぐに一人の男が動き始め、ビルのへりへと走っていったが、ミカの反応はさらに早く、指を下ろして彼をつまみ、その肉体が弾ける感覚を楽しんだ。",
          "zh_text": "美香精神饱满地吸了一口气，把手从胸前放下，把他们扔到了附近的楼顶上。一个男人马上开始行动，跑向大楼的边缘，美香的反应更快，她放下手指，按住他，享受着肉体迸发的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "細い指をこすりあげてその残骸を落としながら、彼女は怒ったように目を細めた。巨大な彼女の怒りへの恐怖が屋上の生き残りたちを凍りつかせ、ミカは落ち着いてその中から二人をつまみ上げた。一人は男、一人は女で、そのまま持ち上げられていくと、巨大な少女が着物の首元をひっぱるのが見えた。彼女は一人ずつを両方の胸の中に落として、服の上からゆっくり慎重に位置をずらしていった。",
          "zh_text": "她一边用纤细的手指擦着残骸，一边愤怒地眯起眼睛。对她巨大愤怒的恐惧让屋顶上的幸存者们都冻僵了，美香冷静地把两人从里面抓了起来。一个男人，一个女人，就这样被抬了起来，看见一个巨大的少女拉着和服的领子。她把他们一个一个的放在两边的胸前，从衣服上慢慢慎重地挪动位置。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "二人が望んでいた場所の上へと来て、固くなっていた乳首にちょうど同時につかまったのを感じると、柔らかい、ほとんど聞こえないような喘ぎ声が彼女の唇から漏れ出た。すぐに体全体が快感に包まれ、彼女は近くのビルに残っていた犠牲者たちを乱暴に掴み取った。たった半分の人々しか掴み取ることはできず、腕はビルの正面を直撃して、残りの人々は叫びながら地面へと墜落していった。",
          "zh_text": "来到两人所期望的地方，她感觉到他们刚好同时抓住了僵硬的乳头，这时，从她的嘴唇里传出了一声柔和的、几乎听不见的喘息声。整个身体立刻被快感包围，她粗暴地抓住留在附近大楼里的遇难者。只有一半的人能抓住，手臂直击大楼正面，剩下的人边喊边往地面坠落。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "それは関係なかった。狙った半分の人間しか掴めなかったけれども、湧き上がった欲望は満たさなければいけなかった。手の中の人々を二つに分けて、乱暴に彼女は一つのグループを脚の間に挟む。彼らには自分がどこにいるのか分からないくらいの早さだった。もう一つのの人々は巨大な口の中へと投げ出され、そのまま唇が閉じられた。",
          "zh_text": "和那个没关系。虽然只抓住了瞄准的一半人，但涌出的欲望必须得到满足。她把手里的人分成两半，粗暴地把一群人夹在两腿之间。快得他们连自己身在何处都不知道。另一半人被扔进巨大的嘴里，嘴唇就这样闭上了。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "彼女の身体は今や快感を求めて狂っていて、あれほど強かった女神としての意志をも上回っていた。乳房の先っぽの乳首はより硬くなって、二人の犠牲者を着物の間ですり潰した。口の中の人々は喉への入り口が開き、彼らもその中へと飲み込まれていくのを感じた。喉の筋肉によって、彼らがゆっくりと胃にまで落ちていくと、そこには痛みに泣き叫んでいるたくさんの子供たちがいた。同時に、脚の間に挟まれた人々は巨大な大腿骨に挟まれ、地獄のような痛みを味わっていた。",
          "zh_text": "她的身体现在为了追求快感而疯狂，超过了作为那样强烈的女神的意志。乳房前端的乳头变得更硬，在衣服之间碾碎了两名牺牲者。口中的人们感到喉咙的入口被打开，他们也被吞入其中。通过喉咙的肌肉，他们慢慢地掉到胃里，那里有许多因疼痛而哭喊的孩子。同时，夹在两腿之间的人们被巨大的大腿夹住，品尝着地狱般的疼痛。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "堅く弾むお尻を、彼女が興奮して繰り返し道路の上に押し付けるので、彼女の肉体に直接触れていない周りの人々にさえ命は無かった。振動は高いビルを粉々にし、車は十数メートルも空中へ巻き上がる。",
          "zh_text": "她兴奋地反复把僵硬的臀部压在马路上，即使没有直接接触到她肉体的周围的人也都失去生命。震动将高楼碾碎，汽车飞向十几米高的空中。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "ミカがついに絶頂を迎え、あらゆる方向の何十メートル先の人々にまで聞こえるような大きな声で絶叫するまで、その光景は一分近く続いた。喜びに満ちた、長く途切れることの無い叫び声がビル群を襲い、いくつかは倒壊した。そしてついに彼女は仰向けに倒れた。",
          "zh_text": "美香终于达到了高潮，大声尖叫起来，整个方向几十米开外的人都能听见，这一幕持续了将近一分钟。充满喜悦的、长时间不间断的喊叫声袭击了楼群，其中一些倒塌了。最后，她仰面倒在地上。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "必死に息を整えながら、彼女は体の表面を撫で、尻尾へも手を回した。このまま道路にあと十分も横たわっていたい気分だったが、もうやるべきことはやったという気分になり、これ以上長くいれば効果が薄まると感じた。",
          "zh_text": "她一边拼命调整呼吸，一边抚摸着身体的表面，还用手摸着尾巴。虽然很想就这样在马路上再躺十分钟，但觉得该做的事情已经做了，再多待一会儿效果就会减弱。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "震える足でなんとかゆっくりと立ち上がった。彼女は自分の及ぼした全ての被害を気にも留めなかった。これからはもう何もしない。人々は自分たちの責務を理解しただろうから、あとは彼らがすべきことをするだけだ。自分と同じ高さに残っていた超高層ビルへと立ち戻って、彼女は鏡に映る自分の姿に見入った。自分の指が作った二つの穴は残ったままだったが、ほとんどの人々は避難を済ませたように見え、足元の人の群れに皆合流していたようだった。",
          "zh_text": "用颤抖的双腿勉强慢慢站了起来。她完全不在意自己造成的所有伤害。今后什么都不做。因为人们已经理解了自己的责任和义务，所以只需要做他们应该做的事情。她回到和自己同样高度的超高层大楼，出神地看着镜子里的自己。虽然自己手指留下的两个洞还在，但几乎所有的人都已经撤离，似乎都已经和脚下的人群汇合了。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「もう……これで分かったじゃろう……」彼女はゆっくりと話し、自分の口の感覚に感じ入った。これがたくさんの人々の見る自分の最後の姿であること、そしてその印象が良ければ、みんな自分のことを好きになってくれることを彼女は分かっていた。",
          "zh_text": "「真是的……这下明白了吧……」她慢慢地说着，感受着自己嘴巴的感觉。她知道这是很多人看到的自己最后的样子，而且如果那个印象好，大家就会喜欢自己。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "深く息を吐いて、狐神は前へと歩き、高層ビルへと自分の全身をぶつけた。九尾はぐるぐる回り始め、巨大な体全体が光り始めた。初めから何も無かったかのように、ビルには彼女の身体の形に穴が開いた。彼女はその中へと入っていった。論理的思考に反して、その体が反対側から出てくることはなかった。",
          "zh_text": "狐神深深地叹了一口气，向前走，全身撞向高楼。九尾开始旋转，巨大的身体全体开始发光。仿佛从一开始就什么都没有发生过似的，她的身体形状在大楼里开了个洞。她走了进去。与逻辑思维相反，那个身体不会从另一侧出来。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "それはまるで違う次元へのポータルのようで、彼女の巨大で力強い身体は、ビルに入ったっきり消えてしまった。何かのファンファーレ、あるいは前情報なしに行ってしまった。街中に残る破壊の跡と、おそらく答えが帰ってくることはないたくさんの疑問を残して。",
          "zh_text": "那简直就像是通往另一个次元的门户，她那巨大而有力的身体，一进入大楼就消失了。在没有任何消息的情况下就走了。留下了城市中残留的破坏痕迹，以及恐怕无法得到答案的诸多疑问。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "あの巨大な狐娘の出現から一日が経った。街は彼女の登場によって完全に麻痺した状態で、本格的な復興が始まるには程遠く、まだ及ぼされた被害を計算しようとしている段階にあった。",
          "zh_text": "距离那个巨大的狐娘出现已经过去了一天。由于她的出现，街道完全处于瘫痪状态，离真正的重建还差得远，还处于计算造成的损失的阶段。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "ハナコ、あのただの巫女がゆっくりと目を覚ますと、湿った服が顔の上にかけられているのに気づいた。自分を心配そうに見つめる、たったもう一人の同僚の巫女の顔を見上げた。なぜ自分が眠ってしまったのか、どれくらい長く眠っていたのか尋ねようとしたが、外の扉がノックされる音に遮られた。",
          "zh_text": "花子，那个普通的巫女慢慢睁开眼睛，发现脸上挂着湿漉漉的衣服。她抬头看着另一个同事巫女，她担心地看着自己。她想问自己为什么会睡着，睡了多长时间，却被外面的敲门声打断了。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "同僚は無言で、ハナコにそのまま寝ているようにお願いした。不思議に思って、結局彼女は上半身を起こし、同僚がゆっくりと扉を開けるのを眺め、そしてはっと息を呑んだ。数千には届かないにしろ、数百もの人々が、普段あんなに人気の無かった境内とその参道に並んでいたからである。",
          "zh_text": "同事沉默着，拜托花子就那样躺着。她觉得不可思议，最终坐起身，看着同事慢慢打开门，然后倒吸了一口气。虽然达不到数千人，但有数百人在平时没那么有人气的境内和参道上排队。"
        }
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        {
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          "ja_text": "とある女子高の部室棟。高い学費のおかげでどんどん綺麗になっていく本校舎の脇にある部室棟は、開校当初は倉庫として建てられたという噂もあるほどボロボロの容態だった。",
          "zh_text": "某女子高中的活动室。多亏了高昂的学费，本部大楼变得越来越漂亮，旁边的活动室大楼在建校之初是作为仓库而建的，甚至有传言说它已经破破烂烂了。"
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          "ja_text": "「暑いなあ、もう……」うだるような暑さに独り言をこぼしながら、ある少女がその部室棟の入り口のドアを開けて入っていった。中に入ると、コンクリートの部室棟は外よりもなお暑いように感じられる。",
          "zh_text": "「好热了啊，已经……」一个少女一边对闷热的天气自言自语，一边打开那栋活动室的门走了进去。走进里面，感觉混凝土的活动室大楼比外面还要热。"
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          "ja_text": "少女は数歩廊下を歩いて目的のドアに辿り着いた。「茶道部」とドアの上に書かれている。",
          "zh_text": "少女在走廊上走了几步，来到了目的地。门上写着「茶道部」。"
        },
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          "ja_text": "ドアを開けて中に入った。中には既に数人の女子たちがいた。皆既に和服に着替えて、コンクリートの上に投げやりに敷かれた畳の上に寝そべっている。",
          "zh_text": "打开门走了进去。里面已经有几个女生了。全都换上和服，躺在水泥地上胡乱铺着的榻榻米上。"
        },
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          "ja_text": "「あれ、かな先輩？また呼ばれてるんですか？」その中の一人が首だけ上げて少女をみながら話しかけてきた。鮮やかな紫色の花柄を着ている。",
          "zh_text": "「咦？佳奈学姐？又被叫来了吗？」其中一人抬起头，望着少女搭话。穿着鲜艳的紫色花纹。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ええ」少女は答えて部室を眺めた。茶道部といいながら畳の他に茶道をしている気配を匂わすものが一切無い。壁はアニメか何かのポスターが貼られていて、部屋の奥の小さな本棚には漫画が並べられている。完全に遊んでいる、と少女は思った。よく見たら今話しかけてきた後輩も床に置かれた漫画を読んでいる。",
          "zh_text": "「嗯。」少女回答着，望着活动室。虽说是茶道部，但除了榻榻米之外，没有任何茶道的气息。墙上贴着动漫之类的海报，房间里的小书架上摆放着漫画。完全是在玩，少女想。仔细一看，刚才跟我说话的学妹也在看放在地上的漫画。"
        },
        {
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          "ja_text": "「かな先輩、茶道部ですらないのに、こんな頻繁に呼ばれて大変ですねえ」とその後輩は言った。",
          "zh_text": "「佳奈学姐，连茶道部员都不是，这么频繁地被叫，真够呛啊。」那个学妹说。"
        },
        {
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          "ja_text": "「うん、ほんと」少女は答えた。",
          "zh_text": "「嗯，真的。」少女回答。"
        },
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          "ja_text": "ガタンとドアが開く音をして、少女が振り返ると、そこには彼女を呼びつけた張本人であるこの茶道部の部長が胸を張って立っていた。",
          "zh_text": "咣的一声，门开了，少女回头一看，原来是把她叫来的人，这个茶道部的部长正挺胸站在那里。"
        },
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          "ja_text": "「お待たせー！」部長はそう言って上履きを脱ぎ捨て、畳に上がって少女のすぐ隣に近づいた。「お待たせ。待たせた？待たせた？」",
          "zh_text": "「让你久等了！」部长说着脱下室内鞋，走上榻榻米，走到少女身旁。「让你久等了。久等了吗？等了多久？」"
        },
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          "ja_text": "「今来たところ」少女は一歩下がった。",
          "zh_text": "「刚来。」少女退了一步。"
        },
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          "ja_text": "「そうかー、良かったー」部長は言いながら突然自分の夏服のボタンを外し始め、数秒のうちにシャツとパンツだけの姿になっていた。シャツは胸の部分でけっこう盛り上がっていた。",
          "zh_text": "「是吗？太好了！」部长一边说着，一边突然解开自己夏装的纽扣，几秒钟之内就只剩下衬衫和内裤了。衬衫在胸前隆起了不少。"
        },
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          "ja_text": "「あの？」少女はつぶやいた。",
          "zh_text": "「那个...」少女喃喃道。"
        },
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          "ja_text": "そして部長は傍らに持っていた紙袋から淡い黄色の浴衣を取り出してその上に羽織った。そして白い帯を腰のあたりに巻きつける。彼女のお着替えは一瞬にして終わった。",
          "zh_text": "部长从旁边的纸袋里取出淡黄色的浴衣披在上面。然后把白腰带缠在腰上。她的更衣瞬间就完成了。"
        },
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          "ja_text": "「茶道って浴衣でやるんだっけ？」少女は尋ねた。",
          "zh_text": "「茶道要穿浴衣吗？」少女问。"
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          "ja_text": "「さあ？でも楽だよ」部長は答えた。そして彼女は自分の通学鞄からビニール袋を取り出して少女と他の部員たちに見えるようにかざした。「はい、今日のおやつー！」",
          "zh_text": "「谁知道呢？不过很轻松。」部长回答。然后，她从自己的书包里取出塑料袋，把它举到少女和其他社员面前。「来，今天的点心！」"
        },
        {
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          "ja_text": "完全に部費の悪用だ、と少女は思った。茶道の精神の何一つも理解しようとしないでただお菓子を浪費している。",
          "zh_text": "少女心想，这完全是在滥用社团费。不去理解茶道的精神，只是浪费点心。"
        },
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          "ja_text": "「ねえ、わたし帰っていいんじゃない？」順番にお菓子をもらっている後輩たちを傍らに見て少女は言った。",
          "zh_text": "「喂，我可以回去吗？」少女看着一旁轮流领取点心的学妹们说道。"
        },
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          "ja_text": "「えー、今日もお話していこうよー」部長は少女の首の後ろに手を回してきた。少女は屈んでそれを避けたが、部長は大きく身を彼女の上に乗り出していたので、着物の柄が視界を埋め尽くし、服越しの女の子の体温を少女は感じた。そしてちょうどその時、ガタンという音がしてドアが勢いよく開いた。部長は少女の上に覆いかぶさったまま固まった。",
          "zh_text": "「唉，今天我们也聊一聊吧。」部长把手伸到少女的脖子后面。少女弯下腰躲开了部长，但部长却把身体探到她身上，她的视线被和服的图案所覆盖，透过衣服感受到了女孩的体温。就在这时，「咣」的一声，门猛地打开。部长盖在少女身上僵住了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ドアを開けた女の子は夏服の胸を上下させて必死に呼吸をしていた。ここまで全速力で走ってきたようだった。",
          "zh_text": "打开门的女孩穿着夏装，胸部上下起伏，拼命呼吸。好像是全速跑到这里来的。"
        },
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          "ja_text": "「……はぁ……あの……あの……」彼女は目の前で重なっている二人の先輩には気づいていない様子で、目を大きく見開きながら息も絶え絶えに言葉を続けた。「化学部……化学部が……」",
          "zh_text": "「……啊……那个……那个……」她似乎没有注意到眼前重叠在一起的两位前辈，睁大眼睛，气喘吁吁地继续说着。「化学系……化学系她们……」"
        },
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          "ja_text": "「ん……化学部？……」少女の上から上半身を持ち上げて部長が答えた。体制を戻すときに手で下をついたので、少女は小さく呻き声を上げた。「化学部がどうした？」",
          "zh_text": "「呃……化学系？」部长从少女身上抬起上半身回答。在恢复姿势的时候，她用手按了下下方，少女发出了轻微的呻吟。「化学系怎么了？」"
        },
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          "ja_text": "「はい……あそこ、廃部になってましたよね？」",
          "zh_text": "「是……那里，已经废部了吧？」"
        },
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          "ja_text": "「うん、そうだよ。女子校の理科系の部活なんて、むしろあったほうが不思議だよ」",
          "zh_text": "「嗯，是啊。女校的理科社团什么的，倒不如说是存在过更不可思议。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「ですよね……わたし、そこに間違えて入っちゃって……鍵が開いてて……そしたらそこに……」",
          "zh_text": "「是啊……我走错了……钥匙开着……结果就在那里……」"
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          "ja_text": "「あ、あれは……」ドアの前に立ったまま、女の子は上を見上げて言葉を出そうとした。この子の癖なのだろう。しかしどうも都合のいい言葉が出てこなかったようで、「行けば、行けば分かります」と彼女は呟いた。",
          "zh_text": "「啊，那是……」女孩站在门前，抬头望着上方，想要说话。大概是这孩子的习惯吧。但似乎找不到合适的词语，她低声说:「去了，去了就知道了。」"
        },
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          "ja_text": "「ああ、そう……」部長はそれならばという顔で、さして何の恐怖も感じていない様子で上履きを履いた。「じゃあ、行ってくるよ。ほんとは着物で部室の外歩くのは校則違反だけど」",
          "zh_text": "「啊，是吗……」部长一脸「那去就好了」的表情，并没有感到任何恐惧的样子穿上了室内鞋。「那我走了。其实穿和服在活动室外面走是违反校规的。」"
        },
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          "ja_text": "「浴衣でしょう」四つん這いになったまま少女が呟いた。",
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          "ja_text": "「何でもいいけど。あんたは？」",
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          "ja_text": "「そうね……」少女はしばしの間考えてから立ち上がり、上履きを履き直して行く準備を整えた。「行きましょう。じゃあ」",
          "zh_text": "「是啊……」少女想了一会儿，站起身来，重新穿好室内鞋，准备出发。「走吧，再见。」"
        },
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          "ja_text": "「よし、じゃあ、うん」部長は浴衣の裾を引きずりながら廊下に出た。他の二人も後に続いた。ドアが閉じられたあと、茶道部室にはお菓子を食べながら漫画を読む後輩たちだけが残された。",
          "zh_text": "「好，那，嗯。」部长拖着浴衣的下摆走到走廊上。其他两个人也跟在后面。门关上后，茶道活动室里只剩下一边吃点心一边看漫画的学妹们。"
        },
        {
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          "ja_text": "問題の化学部は数部屋離れたところにあった。少女はその部屋の灰色の閉じられたドア——曇ガラスで中は見えないようになっている——を恐ろしさ半分の目で見ていた。心の準備をして息を整えようとしたが、その時部長がドアノブに手をかけて一気に扉を開けた。と、",
          "zh_text": "问题所在的化学系就在几个房间之外。少女用半带恐惧的眼神看着那间房间的灰色紧闭的门——阴暗的玻璃让她看不见里面。做好心理准备，准备调整呼吸，这时部长把手放在门把手上，一口气打开了门。然后,"
        },
        {
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          "ja_text": "「え、えええーーーーーっ！！！」彼女の悲鳴とも絶叫とも言える声が後ろに控える少女にも聞こえてきた。",
          "zh_text": "「嗯，嗯————啊！ ！ ！」身后的少女也听到了她的尖叫声和尖叫。"
        },
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          "ja_text": "「ど、とうした？大丈夫？」",
          "zh_text": "「怎么了？没事吧？」"
        },
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          "ja_text": "「いや、なんだか、これは……」部長は少女を見て、それから背後の部屋の中を震える指で差した。「これは……」",
          "zh_text": "「不，怎么说呢，这是……」部长看了看少女，然后用颤抖的手指了指背后的房间。「这是……」"
        },
        {
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          "ja_text": "少女は部長の顔を見て好奇心をつのらせた。こいつを絶叫させたものとは何だろう。表情から、それ単体が恐怖を誘う、何か実害のあるものではないとは分かる。ただそこにあると驚くもの。そこに存在するはずのないもの。",
          "zh_text": "少女看着部长的脸，产生了好奇心。让这家伙尖叫的是什么呢？从她的表情可以看出，这只是一种让人恐惧的东西，并没有什么实际的危害。只是会惊讶在那里的东西。不应该存在于那里的东西。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女が一歩部屋の中に足を踏み入れた。前を見る。部屋の中の光景。そして少女も小さく呻き声を上げた。",
          "zh_text": "少女踏进房间一步。向前看。房间里的景象。少女也小声呻吟了一声。"
        },
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          "ja_text": "「……何これ、小さな……」目の前の光景は開けていた。壁は他の部屋と変わらない部室棟の剥き出しの壁。天井もそう。大きさも変わらない。しかし床に広がっているのは、白くごちゃごちゃとしたビル。少し注目するとそのビルの間に細く碁盤上の道路が通っている。その上には車が走ったり、あるいは渋滞に詰まったりしている。ということは、その中には運転をしている人間が存在しているのだろうか？「小さな……模型？」言いながら、少女はこれが模型ではないということを分かっていた。「空のにおい」としか形容できない微かな香りが少女の鼻をくすぐった。",
          "zh_text": "「……这是什么？这么小……」眼前的景象是开阔的。墙壁和其他房间一样，都是活动室大楼外露的墙壁。天花板也是如此。大小也没有变化。然而，地板上铺展着的却是一片白色、杂乱不堪的大楼。稍微留心一下就会发现，高楼之间有一条棋盘上的小路。上面车水马龙，或是塞车。也就是说，其中有开车的人存在吗？「小……模型？」说着说着，少女就知道这不是模型。一股只能用「天空的味道」来形容的淡淡的香味扑鼻而来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「そうじゃないよね」部長はかすかに呟いた。さっきまでの元気はどこかに消えたようだ。",
          "zh_text": "「不是吧。」部长小声说道。刚才的精神似乎消失了。"
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          "ja_text": "「うん、これ……」少女は屈み込んで足元の道路を覗き込む。ここは幹線道路だろうか、道の幅が広く、中央分離帯が引かれていて、歩道も通行人同士がすれ違えるほどの大きさがある。今この時間は車の通りは少なく、どちらかといえば通行人のほうが目立っていた。全ての通行人は当初何もないかのように平然と歩いていたが、突然太陽が遮られて影になり、反射的に上を見上げた。すると、そこにあったのはしゃがみこんでこちらを不思議そうに見つめている制服姿の女子高生。彼らの中には悲鳴を上げるような者もいたが、ほとんどの人間は何が起こっているのか理解できず、ただ不思議そうに巨大な女の子をぼおっと見つめていた。",
          "zh_text": "「嗯，这个……」少女蹲下来，看着脚下的道路。这里大概是主干道吧，道路很宽，还拉着中央隔离带，人行道也大得可以让行人擦肩而过。现在这个时间，路上的车辆很少，行人更引人注目。所有的行人一开始都若无其事地走着，突然太阳被遮住，变成影子，反射性地抬头看。这时，一个穿着制服的女高中生蹲在那里，一脸不可思议地看着他们。他们中有人发出惨叫，但大部分人都无法理解发生了什么，只是不可思议地呆呆地看着巨大的女孩。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女はそんな彼らを見つめながら、ほとんど気づかないうちに歩道の方に手を伸ばしていた。ちまちま動いている小さな人間たちが気になったのだ。それに彼らと話ができれば状況が理解できるかもしれないと思った。少女が無意識に狙った通行人は一人の男子高校生だった。ありえない大きさの手が近づいてくると彼は必死に叫びながら走り出そうとしたが、ほとんど別のところを見ている巨大な女の子の手は彼を難なく包み込んだ。",
          "zh_text": "少女一边注视着他们，一边在几乎没有注意到的情况下向人行道伸出手。她在意的是那些小不点儿的人。而且想如果能和他们说话的话，也许能理解情况。少女无意中瞄准的行人是一名高中男生。当那只大小难以置信的手靠近他时，他拼命地叫着，想要跑出去，但那只几乎看向别处的巨大女孩的手毫无困难地将他包住。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あれ……？」少女はその段になってようやく自分が通行人をつまみ上げていることを知った。一瞬驚いて力を入れてしまったのだろうか、手の中の小さな人間が大きく高い叫び声を上げた。",
          "zh_text": "「咦？」少女到了这个阶段才知道自己在抓路人。可能是一瞬间吓了一跳，手里那个小小的人大声地叫了起来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「なに、本当に、人間……？」部長が背後から覗き込んできた。",
          "zh_text": "「什么？真的是人吗？」部长从背后窥看过来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ええ。小さな」少女の大きな目は握力に負けまいと必死に暴れる小人をじっと見つめていた。",
          "zh_text": "「嗯，很小。」少女的大眼睛盯着不愿屈服于握力拼命挣扎的小人。"
        },
        {
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          "ja_text": "上昇する手の中で暴れる彼には二つの大きな黒い目のなかに反射された自分の姿が見えた。難なく全身を掴まれて彼が感じるこの熱い体温と柔らかさは、彼も良く知っている女の子の柔らかい手の感触なのに、全身を包むその力はあまりに強く、身動きも全く取れない。さらに持ち上げられた時のあの握力で全身が痛む。今はこの巨大な女子高生は手の力を緩めてくれているようだが、それでも少しでも力を入れられたらという恐怖が彼を突き動かし、とにかく外へ、外へと暴れようと考えた。この手のひらを逃れたとしたら、待っているのはただの落下で、助かる手段なんてない。そんなことはあまりの恐怖のために忘れていた。",
          "zh_text": "在上升的手中挣扎的他，在两个大黑眼睛里看到了反射的自己的身影。毫无困难地全身被抓住，他感觉到的这炽热的体温和柔软，是他也很熟悉的女孩柔软的手的触感，但包裹全身的力量太大，他完全动弹不得。再加上被抬起来时的那种握力，全身都疼。现在这个巨大的女高中生的手似乎放松了，但哪怕是稍微用力一点，这种恐惧也驱使着他，他想要向外、向外乱动。如果逃出这个手掌，等待他的只是坠落，没有得救的手段。因为太过恐惧而忘记了这件事。"
        },
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          "ja_text": "「ねえ、」巨大な女の子の声が響いた。暴れるのをやめて女の子の顔を見ると、自分の方を覗き込んでいたので、今話しかけられているのは自分だということに気づいた。",
          "zh_text": "「喂，」一个巨大的女孩的声音响起。我停下手，看了看女孩的脸，发现她正盯着自己看，这才意识到她说的是自己。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あなた、どうしてここにいるの？」少女はそんな質問を投げかけてきた。話しかけられながら彼は上昇感を感じた。見ると今やその顔はさらに巨大になっていた。",
          "zh_text": "「你为什么在这里？」少女提出了这样的问题。他一边被搭话，一边感到一种上升感。现在一看，那张脸变得更大了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「……」何か言おうと思ったが、経験したことのない恐怖のせいだろうか、全く声が出ない。そして質問の内容もわからなかった。自分はただ下校中だった。いつも通り学校を出て、いつも通り家に帰ろうとしていたところだった。自分はただ普段通りの日常を送っていただけなのに。どうしてそこにいるの、という質問はむしろ彼女に投げ返したいものだった。",
          "zh_text": "「……」他想说点什么，但可能是因为从未经历过的恐惧，完全发不出声音。而且也不知道问题的内容。自己只是在放学途中。像往常一样从学校出来，正准备像往常一样回家。明明自己只是过着平常的日常生活。为什么会在那里，这个问题反而很想反问她。"
        },
        {
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          "ja_text": "「……」目の前の顔はこちらをただ見つめている。向こうも望んでのことではないのだろうか、少なくとも楽しそうな雰囲気は見受けられない。しかし、問題があるとすればこちらのせいだと思っているのか、どこか恨めしげにこちらを見つめていた。",
          "zh_text": "「……」眼前的脸只是盯着这边。也许对方也不希望这样，至少看不到愉快的气氛。但是，他似乎认为有问题都是自己的错，带着几分怨恨地看着自己。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「何も……」彼は彼女の手の中で呟いた。そんな声で聞こえるはずもないのに。「何も……理由なんて……」",
          "zh_text": "「什么也没有……」他在她的手中低语。明明听不到那样的声音。「什么……理由什么的……」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「……」段々と少女の表情は悪くなっていた。何度か瞬きをしたあと、少女は目を静かに閉じた。考え事をしている様子だった。普通なら絶対に聞こえていなかっただろう、本人にとっては小さな、この街にとっては大きなため息が聞こえた。",
          "zh_text": "「……」少女的表情逐渐变坏。眨了几下眼睛之后，少女静静地闭上了眼睛。似乎在思考着什么。这是一般人绝对听不到的，对本人来说很小，对这个城市来说却很大的叹息声。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "そして少女は目を開けた。小さな彼のことをきっと見つめて言った。",
          "zh_text": "然后少女睁开眼睛。紧紧盯着他说。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「あなたはどうしてここにいるのか、ここがあなたはどこだと思っているのか、私たちに見覚えはあるか、答えて」そして少女は小さく息を吐いて、どこか覚悟したような目で、告げた。",
          "zh_text": "「你为什么会在这里？你认为这里是哪里？你对我们有印象吗？回答我。」少女轻轻叹了口气，用似乎有所觉悟的眼神告诉我。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「次答えなかったら、殺すわよ」",
          "zh_text": "「下次再不回答，我就杀了你。」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「かなちゃん！」少女の後ろで成り行きを見つめていた部長が叫んだ。「それは……それは……」",
          "zh_text": "「佳奈酱！」在少女身后注视着事态发展的部长喊道。「这……这……」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「冗談」少しはにかんで答えた。しかし、その笑いはすぐに消えて、「答えて」と手のひらの中の男に再び催促した。",
          "zh_text": "「开玩笑。」她有些腼腆地回答。但是，那笑容很快就消失了，她再次催促着手中的男人「回答我」。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「……」しばし少女は彼を見つめたが、彼はたまに口を開いて何か言おうとしているものの、一向に何も言わない。暴れるのをやめて、完全に怯えきった状態で自分を見てくる。少女はそれを見ながら、イライラの他に何か違う感情が生まれてくるのを感じていた。決して生じてはいけない感情。",
          "zh_text": "「……」少女盯着他看了一会儿，他偶尔开口想说点什么，却什么也没说。停止胡闹，以完全胆怯的状态看着自己。少女一边看着，一边感到焦躁之外产生了某种不同的感情。绝对不能产生的感情。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「かわいいなぁ」",
          "zh_text": "「好可爱啊。」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "無意識に、呟いた。",
          "zh_text": "下意识地小声说道。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "微かな笑みを浮かべて、手のひらの中の小さな小人に、息を吹きかける。",
          "zh_text": "她露出淡淡的笑容，向手掌中的小人吹气。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "そして、彼の驚きと恐怖に見開かれた顔を、巨大な舌で舐めた。小さな小さな小人さんの、恐怖と苦痛の味を感じた。",
          "zh_text": "然后，用巨大的舌头舔了舔因他的惊讶和恐惧瞪大的脸。感受到了小人的恐惧和痛苦。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "何かに取り付かれたかのようにとろんとした目になり、口を微かに開けて、手のひらを口元へ持っていき、中身を滑り落とした。生きるための必死の抵抗を舌先に感じて、今まで感じたことのないような快感を感じる。舌先で彼を付き回して、敏感な舌の上を動き回るくすぐったい感触を感じる。",
          "zh_text": "眼睛变得模糊，仿佛被什么东西缠住了一般，微微张着嘴，把手掌放到嘴边，里面的东西滑了下来。舌尖上感受着为了生存而拼命的抵抗，感受着从未有过的快感。用舌尖绕着他，感受着在他敏感的舌头上移动的痒痒的触感。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "ゴクリ。喉の鳴る音が聞こえた。それを聞いてはじめて少女は自分が一人の男を飲み込んだと少女が気づいた。喉を下っていく感覚に、得体の知れない支配感を得たが、その感触はすぐに身体の奥深くに潜っていって消えた。",
          "zh_text": "咕咚。她听到喉咙里的声音。听到这声音，少女才意识到自己吞下了一个男人。顺着喉咙往下的感觉，让她产生了一种莫名的控制感，但这种感觉很快就潜入身体深处消失了。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「ダメ！かなちゃん！」後ろの部長が彼女の背中を引っ張ってパノラマの街から引き離した。「本当に……ダメ……」",
          "zh_text": "「不行！佳奈酱！」后面的部长拉着她的背，把她从全景的街道上拉开。「真的……不行……」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「……！」彼女の声を聞いた瞬間少女を罪悪感が一気に貫いた。我に帰って、少女は口元を押さえる。たった数秒前、一人の男が消えていった口元だ。ほとんど無意識に行ったことだった。小人を怖がらせ、最終的に殺すということを躊躇なしに成し遂げた自分が恐ろしくなった。",
          "zh_text": "「……！」听到她声音的瞬间，一股罪恶感贯穿了少女的全身。少女回过神来，捂住了嘴。就是几秒钟前，使一个男人消失的嘴。几乎是无意识的。让小人害怕，最终毫不犹豫地完成杀死小人的自己变得可怕起来。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「わたし……人を……人を……」",
          "zh_text": "「我……把人……把人……」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「……」部長はうずくまる少女を見ていた。",
          "zh_text": "「……」部长看着蹲在地上的少女。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「自分の……楽しみのために……」",
          "zh_text": "「为了自己的……乐趣……」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「人間を……怖がらせて……殺して……気持ちいい、って思っちゃった……」",
          "zh_text": "「把人……恐吓……杀了……我觉得很舒服……」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「わたし……言わないよ？大丈夫」部長は少女が小人を楽しそうに嚥下するのを見て恐怖を感じたが、だからといってこの状態で少女が震えているのも怖かった。",
          "zh_text": "「我……不会说的吧？没事的。」部长看着少女愉快地吞咽小矮人，感到恐惧，但即便如此，少女在这种状态下发抖也很可怕。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「ダメ……今もわたしの中で……苦しんでる……」",
          "zh_text": "「不行……现在还在我体内……痛苦着……」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「だ、大丈夫、ほ、ほら、」",
          "zh_text": "「好，没事，你看。」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "少女が顔を上げると、和服に身を包んだ部長が、一台のトラックをつまみ上げていた。中には人が乗っているのだろう、逃れられるはずもないのに、下に何もない空中でアクセルを踏んでタイヤを空転させている。",
          "zh_text": "少女抬起头，只见身穿和服的部长正拿着一辆卡车。里面应该是人吧，明明逃不掉，却在下方一无所有的空中踩着油门，让轮胎空转。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「わたしだってほら、ね、」そして部長はそのトラックを自分の手のひらの上に置いて、",
          "zh_text": "「你看，我也是。」部长把那辆卡车放在自己的手掌上。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「えいっ」もう片方の手のひらをその上に勢い良くぶつけた。はっと少女は息を呑んだ。",
          "zh_text": "「唉」另一只手用力地撞在上面。少女一下子倒吸了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「こうして、見ると……」部長の手のひらに乗っていたトラックは、彼女の手のひらの肉の上にアルミホイルのように密着する銀色のゴミになっていた。微かに朱の液体も見えるが、すぐに彼女の手の汗に滲んで消えていく。",
          "zh_text": "「这样，看……」部长手掌上的卡车变成了像铝箔纸一样紧贴在她手掌上的银色垃圾。还能看到微微泛红的液体，但很快就渗进她手上的汗里消失了。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「気持ちいいね？」手のひらからそのゴミを引き剥がして、部長はそれを半ば無意識にポイと捨てた。ゴミはゆらゆらと空中を舞いながら、ミニチュアの街の方へと消えていった。",
          "zh_text": "「舒服吧？」部长从手掌中撕下垃圾，半无意识地随手扔了出去。垃圾在空中摇摇晃晃地飞舞着，消失在迷你城市的方向。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「かなちゃん」部長は少女に呼びかけた。「もう、細かいことは気にしないでいいよ」",
          "zh_text": "「佳奈酱。」部长对少女说。「不用再在意这些细节了。」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「今は、楽しもう？」",
          "zh_text": "「现在，享受一下吧？」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "少女は足元に注意を払いながら、街へと足を踏み入れた。街は相当の都会のようで、所々に本当に小さな緑のブロックがある他には、びっしりの家と細い網目状の道路が広がっている。少女からみた平均的な家の大きさは消しゴムくらいで、それがさくさくと崩れていく感覚は上履き越しでも感じることが出来た。",
          "zh_text": "少女一边注意着脚下，一边踏入了街道。街道看起来是相当大的城市，除了到处都是小小的绿色街区之外，密密麻麻的房子和细细的网状道路铺展开来。在少女看来，房子的平均大小只有橡皮擦那么大，就连穿室内鞋也能感觉到它的松动。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「かなちゃん、靴、脱がないの？」見れば、浴衣を纏った部長は数歩歩いた後のようで、今は立体交差道路を前にして中腰の状態だった。足元にはぺちゃんこの建物に覆いかぶさった足袋が浴衣の下から覗けた。",
          "zh_text": "「佳奈酱，你不脱鞋吗？」仔细一看，身穿浴衣的部长好像走了几步，现在站在立体交叉道路前，半蹲着。从浴衣下面可以看到脚边压着扁平建筑物的袜子。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「あんたがまともに足袋を履いてるとはね」",
          "zh_text": "「没想到你还穿着袜子呢。」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「今日はたまたま持ってきてたんだよー。かなちゃんも靴、脱ご？」",
          "zh_text": "「今天正好拿来了哦~佳奈酱也把鞋脱了吧？」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「分かった」脱ぎ終わった上履きを両手に持って、手持ち無沙汰に足元を見つめていると、幹線道路を猛スピードで逃げていく車が目についたので、その前に一足を置いた。",
          "zh_text": "「知道了。」两手拿着脱完的室内鞋，闲得发慌地盯着脚边，看到一辆车在主干道上以飞快的速度疾驰而去，于是在车前面放了一双鞋。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "車はそれを目の前にして全力で急ブレーキをかけるが間に合わない。すると、運転手は咄嗟に上履きの土踏まずの裏にある空洞——少女から見るとあるかないか分からないような——の中へと入って停止した。もちろん、車高に比べると半分くらいしかない大きさだから、そこの中を通り抜けることはできない。しかし、車の前半部分はその中まで入ったから、スピードを落とす余裕が生まれたようだった。",
          "zh_text": "车就在眼前用尽全力急刹车，但还是来不及了。于是，司机立刻钻进了室内鞋脚心的空洞——从少女的角度看，似乎不知道有没有——里面，停了下来。当然，与汽车高度相比，它的大小只有汽车的一半，所以无法从里面穿过。但是，车子的前半部分已经开到里面了，所以有了放慢速度的余地。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「あはは、すごーい」少女は思わず感嘆する。よく見ると車もなかなか高級そうだ。中に入っている人は地位の高い人で、運転手がプロの人だからこんなことが出来るのかな、と少女は思った。するとしばらくの時間をおいて、車は今来た方向へ、つまり上履きから遠ざかるようにしてまた動き始めた。それを見て、",
          "zh_text": "「啊哈哈，好厉害。」少女不禁感叹道。仔细一看，车好像也很高级。站在里面的人是地位高的人，司机是专业的人，所以才会有这样的事吧，少女想。过了一会儿，车子又朝刚才来的方向驶去，也就是远离室内鞋。看到这个，"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「えい」黒いソックスに包まれた足を押しやる。小さな虫を潰したような快感があった。車はペリペリとソックスの表面から零れ落ちたが、そこに乗っていた人の慣れの果ては全て靴下の布地へと消えていった。",
          "zh_text": "「唉！」她压上裹着黑袜子的脚。有一种扑倒小虫子的快感。车子从袜子表面滴落下来，但坐在那里的人全部消失在袜子的布料上。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "上履きから少し離れたところに、道路を寸断された影響で止まっている車の列があった。数人はあり得ない大きさの少女の靴を見て、逆方向へとUターンしようとしたため、後続の車と衝突して事故を起こしてしまっていたようだった。普段は幅の広い道路もこうなっては何の役にも立たず、ほとんどの人が車を諦めて走って逃げている。それを見下ろしてにこりと笑う少女。",
          "zh_text": "在离室内鞋稍远的地方，有一排车辆因道路被截断而停了下来。几个人看到了难以置信的少女的鞋子，试图掉头，结果与后面的车相撞，引发了事故。平时很宽的道路变成这样也毫无用处，大部分人都弃车而逃。少女低头看着，微微一笑。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「あはははは、あは——」一種の狂気を秘めたような笑いで、サディスティックな痺れる快感に身を震わせながら、少女はそんな人と車のスクランブルを足で撫でていく。時速80km近いスピードで迫りくる足に人々は逃げることなどできない。彼らは数歩の動く時間もないまま、気づけば真っ黒の靴下の側面に巻き込まれ、その底で物言わぬ肉塊へと変わっていった。",
          "zh_text": "「啊哈哈哈哈，啊哈哈——」少女用一种隐藏着疯狂的笑容，一边被虐待狂般的麻痹快感所震动，一边用脚抚摸着这样的人和车的乱流。以时速接近80公里的速度逼近的脚步，让人无法逃避。他们连走几步的时间都没有，回过神来，已经被卷入漆黑的袜子侧面，在袜子底部变成了无言的肉块。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「——あはは、あは」数十台はあった車を全てスクラップにし、靴下についた残骸を道路沿いのマンションや家にこすりつけて汚れを払った。まだ辛うじて生き残っていた人間が、靴下越しの少女の足裏とマンションの角の間に挟まれて絶命した。そしてまた、少女は新しく上履きの前で停止した車を足裏に招待する。普段排気ガスの臭いで満たされている道路は、砂と血と少女の汗の臭いで満ちていた。",
          "zh_text": "「啊哈，啊哈。」把几十辆车全部拆成废铁，把袜子上的残骸擦到路边的公寓和房子上，把脏东西擦干净。好不容易活下来的人，被夹在隔着袜子的少女脚底和公寓一角之间毙命了。然后，少女又把停在新鞋前的车招待到脚底。平时充满尾气味的道路上充满了沙子、血和少女的汗味。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "うわ、えげつな。それを見ていた部長は一瞬素に戻って微かに呟いた。普段無理やり付き合わせて、ストレス貯めさせちゃったかな。ていうかこれ、わたしがスイッチ入れちゃった？",
          "zh_text": "哇，好残忍啊。部长看到这一幕，瞬间恢复了原形，小声说道。平时硬让她交往，让她积攒了压力吧。或者说，这个是开关我打开的吗？"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「うーん……」目の前の立体道路にも高速で走り抜ける車たちがいたが、同じことをやるのもねえ。と思って、部長はしゃがみこんである遊びを始めた。",
          "zh_text": "「嗯……」眼前的立体道路上也有高速行驶的车辆，也没有人会做同样的事情。部长这么想着，蹲下来玩起了游戏。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「ぺっ」巨大な女子高生の口から放たれたのは唾液の塊だった。明確な粘性を持ったそれは道路の上にびちゃりと落ちて広がる。彼女はそれを興味深げに上から見下ろしていた。",
          "zh_text": "「啊！」从巨大的女高中生口中吐出的是唾液块。带有明显黏性的那个在道路上哗啦一声掉下来扩散开来。她饶有兴趣地从上往下看。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "すると一台のトラックがそのエリアに突っ込んでスピンした。くるくるくると、抵抗の大きい液体に翻弄されて回る。スピードが完全に死んで一瞬の間を置いてから、中から青い作業服を着た男が降りてきた。異様な挙動に混乱していたが、降りた瞬間何か懐かしいような甘い匂いに包まれていよいよ訝しげに辺りを見渡した。そして、すぐ真上でこちらを見つめている和装姿の女の子に気がついた。",
          "zh_text": "于是一辆卡车冲进了那个区域，旋转起来。一转一转，就会被阻力很大的液体玩弄。速度完全停止了，过了一瞬间，从里面下来一个身穿蓝色工作服的男人。奇怪的举动让他陷入了混乱，下车的瞬间被一股令人怀念的甜美气息包围，他越发惊讶地环顾四周。然后，他注意到一个穿着和服的女孩正站在正上方盯着自己。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「こんにちはお兄さん」彼女は彼を見下ろして、「わたしの唾、どう？」くすくすと笑った。",
          "zh_text": "「你好，哥哥，」她低头看着他，「我的口水，怎么样？」哧哧地笑了。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "こんな大きな水たまりがこの巨大な女の子の唾？……と彼が事態を飲み込めていない様子が彼女にはおかしかったようだった。すると彼女は、「ぷっ」と再び唾を放った。男は今度は生身でそれを全身にかぶって、衝突のエネルギーをまともに食らって横へと弾き飛ばされる。ぴちゃん、という音の割にやけに硬い着地の感覚。男が辛うじて上半身を持ち上げると、頭から肩から、滴り落ちる唾液が糸を引いててらてらと光った。いよいよ濃くなる女の子の甘い香りのなかで、呆然とそのまま佇むのもつかの間、「たらー」と少女が口から垂らした唾液の滝にまともに巻き込まれた。",
          "zh_text": "这么大的水坑就是这个巨大女孩的口水？……他没有领会事态的样子让她觉得很奇怪。于是她「噗」的一声，再次吐出唾沫。这一次，男人全身上下的血肉之躯，被撞击的能量完全击中，弹向旁边。「啪」的一声，落地的感觉却格外僵硬。男人好不容易抬起上半身，从头上到肩膀，滴落的唾液像线一样闪着光。在女孩越来越浓的甜香中，呆呆地站在那里。还没多久，就被少女嘴里滴下的唾液「噗」地卷入其中。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "唾液の表面張力は大きく、平らな地面の上で広がれる場所がまだ残っていたとしても、一定の水位を保ってそれ以上広がらなくなる。この場合がまさにそうで、少女にとって見れば厚さ2から3センチ、しかし男にとっては二三メートルの水位の唾液の海は広がることはなく、その有機的な粘性の中に男を捕まえていた。",
          "zh_text": "唾液的表面张力很大，即使在平坦的地面上还留有可以扩散的地方，也会保持一定的水位，不再扩散。在这种情况下，对少女来说，唾液的厚度是2到3厘米，但对男人来说，两三米深的唾液的海洋并没有扩大，而是用其有机的黏性抓住了男人。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "小人さんは唾液にも勝てないんだ。それを見て部長は圧倒的な支配感に身体を震えさせた。この人は、わたしが直接何もしていないのに、わたしの口の中のほんの一部から出た液体のために死んでしまう。つばなんて、普段は虫ですら殺せないようなものなのに、この人は虫より弱いんだ。",
          "zh_text": "小人连唾液都赢不了。看到这一幕，部长被压倒性的控制感刺激得浑身发抖。这个人，我没有直接做任何事，却因为我口中一小部分流出的液体而死亡。唾沫这种东西，平时连虫子都杀不了，这个人却比虫子还弱。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "男のもがきは弱々しくなっていた。彼はどれだけあがいても水面にすら出ることができない。必死で暴れたために、もう鼻や肺、口から胃まで少女の唾液に満たされていた。もはや彼に意識など無く、動物的に刻まれた最後の本能で必死にもがいていた。それを見下ろす部長は少し可哀想に思ったのか、",
          "zh_text": "男人的挣扎变得软弱无力。他怎么挣扎也出不了水面。因为拼命挣扎，他的鼻子、肺、嘴巴到胃都被少女的唾液填满了。他已经失去了意识，用动物般的最后本能拼命挣扎着。部长看在眼里，似乎觉得有些可怜。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「ぷちっ」とありもしない効果音を口で呟きながら、彼を地面に押し付けて楽にしてあげた。",
          "zh_text": "嘴里嘟囔着「噗噗」的效果音，把他压到地上，让他解脱。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "わたしの甘い香りに包まれて、きっと幸せな気持ちで死んだんじゃないかな。",
          "zh_text": "他一定是在我的甜蜜香气中，幸福地死去的吧。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "部長はそうつぶやいて、指先に残った汚れを道路に擦りつけて落とし、きっと不幸な死者を量産しているはずの少女のもとへと歩いていった。",
          "zh_text": "部长嘟囔着，把指尖上残留的污垢擦到马路上，擦去，朝着一定会造成大量不幸死者的少女走去。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「んっ……あ……気持ち、いい……」部長が傍に近づくにつれ、そんな少女の喘ぎ声が響いてきた。",
          "zh_text": "「嗯……啊……好舒服……」随着部长走近身旁，传来了少女的喘息声。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「かなちゃん！？」駆け寄る。すると、",
          "zh_text": "「佳奈酱？ ！」跑过去。于是，"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「あ……あ……りえ……は、恥ずかしい……」少女は仰向けになって、制服の上半身のボタンを全て開け、ブラジャーを外して胸の上に小さな人間たちをたくさん載せていた。",
          "zh_text": "「啊……啊……哎……好害羞……」少女仰面躺着，制服上半身的纽扣全部解开，胸罩解开，胸部上盖着很多小人儿。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「この人たちは……？」その巨大な肉塊の上で、途方に暮れてうずくまっている人が半分、逃げ惑っている人が半分。後者の人が動くたび、少女はかすかに震えて喘ぎ、そのたびに誰かが地面へ、運が良ければ少女の下腹部へと落ちていった。",
          "zh_text": "「这些人是……」在这巨大的肉块上，有一半人手足无措地蹲在地上，还有一半人四处逃窜。后面的人一动，少女就微微颤抖，喘着粗气，每次都有人掉到地上，运气好的话还会掉到少女的下腹部。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "「ほ、ほら、これ」震える声で彼女は応えた。掲げた右手には、くしゃくしゃになった白い建物が握られている。よく見ると、「□□幼稚園」という看板が読めた。",
          "zh_text": "「哦，你看，这个。」她用颤抖的声音回答。举起的右手握着一座皱巴巴的白色建筑物。仔细一看，上面写着「□□幼儿园」。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「よ、幼稚園…！？」",
          "zh_text": "「哦，幼儿园……！ ？」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "おっぱいの上の人たちを見ると、確かに皆背丈が他の小人と比べてもとても低い。それを統率しようとして声を上げている先生の姿も見える。しかしパニック状態になった児童たちは必死に逃げようと走り回り、また一人おっぱいの山から転げ落ちていた。",
          "zh_text": "看了看胸部上的那些人，确实都比其他小人小很多。还能看到老师为了统率他们而大声说话的样子。但是陷入恐慌状态的儿童们拼命地跑着，又有一个人从欧派山上滚了下来。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「や、……えげつないなー……」部長は呟いた。",
          "zh_text": "「啊……好无耻啊……」部长喃喃道。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "少女はお構いなしに右の胸に手を持っていき、乳首を摘んでいじり始めた。そしてそこに一番近かった園児を摘みあげて、浮き上がったピンク色の乳首へ擦り付ける。一瞬の静寂を挟んで、少女が大きく喘ぎ声を上げるのと、絶命する園児が甲高い声を上げるのと、ほとんど同時だった。耳を劈く悲鳴が部長の耳を貫いた。",
          "zh_text": "少女毫不在意地把手放到右胸上，抓起乳头摆弄起来。然后把离那里最近的孩子摘下来，在她浮起来的粉红色乳头上蹭了蹭。隔着一瞬间的寂静，少女发出大口的喘息声，和快要绝命的孩子发出尖锐的声音，几乎同时发生。部长听到一声震耳欲聋的惨叫。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "構わずに胸をいじくり回す少女から後ずさりして、適当な低層ビルを数件掴んで元に戻ってきた。そして部長は少女の両の乳首を行き来する腕を手首を掴んで静止した。",
          "zh_text": "她从毫不在意地扭动胸部的少女身边后退了几步，抓住几座适当的低层建筑，又回到了原点。接着，部长抓住来回于少女两个乳头之间的手腕，静止不动。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「……っ…！」",
          "zh_text": "「……啊……」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「かなちゃん。子供はやめよ？」そして胸の上にいた子どもたちを手ですくい、遠く離れた地面へと下ろしてやった。少女の顔が恨めしげに部長を覗き込む。",
          "zh_text": "「佳奈酱，不要用小孩子吧？」然后用手柄放在胸前的孩子们捞起来，放到远处的地面上。少女一脸怨恨地看着部长。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「はい、代わり」低層ビルのガラスに指を突っ込んで穴を開けたあと、両方の胸に一棟ずつ中の人々を振り落とした。十数人ずつの会社員が少女の熱く白いおっぱいの上で右往左往している。",
          "zh_text": "「给，用这个代替。」她把手指伸进低层建筑的玻璃里，在玻璃上开了一个洞，然后把大楼里的人往两边的胸口一甩。十几名公司职员在少女雪白的胸部上左冲右突。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「わたしがマッサージしてあげる」そう言って部長は少女の胸を大きくもみ始めた。揉んだり、撫ぜたり、乳首の周りを責めたり。部長の指が動くたび、一人の小人がその指とおっぱいの肉の間で弾けて絶命し、そのたびに少女が小さく喘ぐ。おっぱいの上で右往左往する生きた小人たちの数が半分にまで減ると、表面は小人さんの肉体から滲み出た血と油によってぬるぬるになり、まるでローションのように指の滑りを良くさせた。何十人もの命を消費しながら、段々愛撫は滑らかになっていく。でも、直接一番敏感な所を触ってあげたりはしない。なんとなく、彼女の嗜虐心がそうさせた。",
          "zh_text": "「我来给你按摩。」部长说着，使劲地揉起少女的胸部。揉捏、抚摸、抚摸乳头周围。部长的手指每动一次，一个小人就会在他的手指和胸部的肉之间弹跳而毙命，每动一次，少女就会微微喘息。在胸部上左冲右突的活生生的小人的数量减少到一半，表面因小人的肉体渗出的血和油而变得黏糊糊的，手指的滑动就像乳液一样。在消耗了几十条生命的同时，爱抚渐渐变得平滑。但是，不会直接去触摸最敏感的地方。不知为何，是她的嗜虐心造成的。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "「あ、あ、あっ！……」少女は身をよじりながら快感に震えた。彼女の巨大な肢体は動くたびに確実に周りの住居を瓦礫へと変えていった。",
          "zh_text": "「啊、啊、啊！」少女扭动着身体，因快感而颤抖。她巨大的肢体每移动一次，就确实把周围的住宅变成了瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "胸の上にいた男たちはもうほとんど胸と手に挟まれて死んでいた。死体はぬるぬるとした油になって、もはや彼らがこの世にいた証拠は一瞬の少女の喘ぎ、身の震え、そういうものにしかなかった。しかし、そんな状況でも、乳首の周りにいたほんの一握りの男たちはなんとか生き残っていた。周りの男たちの悲鳴と奥から聞こえてくる巨大な鼓動の低音に震えながら、彼らはもはや目前に迫った死を悟っていた。",
          "zh_text": "胸前的男人们几乎都被夹在胸前和手上死去了。尸体变成了粘稠的油，他们在这个世界上的证据，只有那一瞬间少女的喘息和身体的颤抖。但是，即使在这种情况下，乳头周围的一小部分男人还是幸存了下来。周围男人们的悲鸣声和从里面传来的巨大跳动的低音在颤抖，他们已经意识到迫在眉睫的死亡。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「どう？気持ちいい？」",
          "zh_text": "「怎么样？舒服吗？」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「……気持ち……いい……」",
          "zh_text": "「……很……舒服……」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "「知らない無実の男たちを胸で殺しながら、気持ちいい、ねえ」",
          "zh_text": "「用胸口杀死不认识的无辜的男人们，很舒服，是吧？」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "「許して……おねがい……」",
          "zh_text": "「原谅我……求求你……」"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「いいの」部長は歯を見せて笑った。最後の生き残りへの餞別だった。そして、",
          "zh_text": "「不用了。」部长露齿一笑。这是给最后的幸存者的饯别。然后，"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "「わたしも潰すの、気持ちいいから」そう言って、最後の男たちを乳首へとこすりつけた。",
          "zh_text": "「我也杀了，很舒服。」说着，让最后的几个男人在乳头上蹭了蹭。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "「あっ！……あ、ああ、あ……」少女は一際大きい叫び声を上げ、びくんと身体を仰け反らせて、そして急速に身体を弛緩させていった。彼女は一回目の絶頂を迎えたのだった。",
          "zh_text": "「啊！……啊、啊、啊……」少女发出更大的叫声，猛地仰起身子，然后迅速松弛下来。她迎来了第一次高潮。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "それを見下ろしながら、部長は彼女に対する愛情が湧き上がってくるのを感じた。仰向けの彼女の上に四つん這いになって、彼女の顔に自分の顔を近づける。そして、だらしなく開かれた口に自分の舌を滑り入れた。",
          "zh_text": "部长一边俯视着她，一边感到对她的爱意涌上心头。匍匐在仰面朝天的她身上，把自己的脸凑近她的脸。然后，把自己的舌头伸进张开的嘴巴。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「……っ！？」少女の目が大きく見開かれた。同級生の女の子に、口の中を犯されている。舌を、歯茎を、歯を順番に責められた。",
          "zh_text": "「……啊？ ！」少女的眼睛瞪得大大的。被同年级的女生侵犯了口腔。舌头、牙龈、牙齿依次受到责备。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「……っ」部長は強引なキスを終わらせていたずらっぽく笑った。「わたしのこと、嫌い？」その目は遊びを超えた真剣なものに変わっていた。真っ直ぐに少女の顔を見下ろして、少女の目を見ながら囁いたその言葉は、友達の関係を越えようとするセリフだった。",
          "zh_text": "「啊……」部长结束了强吻，恶作剧地笑了。「讨厌我？」她的眼神已经超越了玩笑，变成了认真。她直视着少女的脸，看着少女的眼睛低声说，这句话已经超越了朋友的关系。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「嫌い……じゃないけど……気づか、なかった……」",
          "zh_text": "「不是讨厌……只是……没注意到……」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「あんなによく部活にも誘ったのに？」",
          "zh_text": "「我还那么经常邀请你参加社团活动呢？」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「うん……」",
          "zh_text": "「嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "「じゃあ、まあ、これからはそういうことで」言うが早いが、部長は近くの道路から人を手早く集めた。数は三十人ほど。その半分を少女の口へ突っ込む。そして自分の口を近づけ、さっきの口付けの続きを、今度は小人さんの悲鳴を味わいながらしようとした。",
          "zh_text": "「那好，接下来就这么办吧。」话还没说完，部长就从附近的道路上迅速召集了人手。人数大约有三十人。把一半塞进少女的嘴里。然后把自己的嘴凑近，继续刚才的吻，这次一边品尝着小人的悲鸣一边想。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "「ごくり」と嚥下する音があった。",
          "zh_text": "「咕嘟」的吞咽声传来。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「あれ、え……？」部長が呟く。「ここで、食べちゃうの……？」",
          "zh_text": "「咦？咦？」部长喃喃道。「要在这里吃吗……」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「え……」少女は力なさげに返す。何か感触があるのだろうか、少女は自分のお腹を撫でた。",
          "zh_text": "「啊……」少女无力地回答。大概是有什么感触吧，少女抚摸着自己的肚子。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "「キス。しよ？次は小人さん有りで」",
          "zh_text": "「吻。吗？下一次带着小人。」"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「うーん、正直わたしは、あんたとここで百合するより、小さな人間たちと遊んでたほうが好きかな」",
          "zh_text": "「嗯，说实话，比起和你在这里玩百合，我更喜欢和小人们一起玩。」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "ガーン。部長の顔にそんな風に書かれていた。突きつけられた真実に愕然とし、その目はどこか遠いところを向いている。数十秒そのまま黙ったあと、突然部長は少女から離れて立ち上がった。",
          "zh_text": "嘎。部长的脸上这样写着。面对眼前的真相，她愕然了，目光投向了某个遥远的地方。沉默了几十秒后，部长突然离开少女站了起来。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "「あーそう、あーそう、あーそう！」部長は手の中の残りの小人たちを口に入れて、数回噛み砕いてぺっと吐いた。それから道路沿いに集まっていた野次馬やその周りの建物を足で踏みしめる。完全なやつあたりだった。その途中でさっき助けてやった幼稚園生たちを見つめたのでそれも全力で蹴り飛ばしてやった。",
          "zh_text": "「啊，这样啊，这样啊，这样啊！」部长把手里剩下的小人放进嘴里，咬碎了几口，吐了出来。然后踩着聚集在路边的看热闹的人和周围的建筑物。完全就是那种家伙。在那过程中，她看到了刚才救的那些幼儿园的学生，然后也尽全力把他们踢飞了。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "「ごめ」少女は起き上がった。「でもほら、あんたが楽しめるように最大限のことはするからさ？それで」",
          "zh_text": "「抱歉！」少女爬起来。「不过，你看，我会尽最大努力让你开心的，怎么样」"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "「……うん」一通り暴れまわって今度は悲しみが前に出てきたのか、部長は俯きながら応えた。そして顔を上げると、吹っ切れたような表情で、「やけ食いしてくる」と遠くへと離れていった。",
          "zh_text": "「……嗯。」部长低着头答道，可能是一阵狂怒之后，这次是悲伤的情绪涌上了她的心头。然后抬起头来，一副豁出去的表情，说着「我要去吃了」，走向了很远的地方。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "「はぁ……」少女は部長が遠ざかっていくのを見送ってから、スカートの中に手を入れて下着の感触を確かめた。ぐっしょりと濡れていた。",
          "zh_text": "「啊……」少女目送部长远去后，把手伸进裙子里确认内衣的触感。湿漉漉的。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「履きながらイったの、初めてだった……」恥ずかしさに少女は身を震わせた。小人の命を使いながらエッチなことをするということがこれほど楽しいとは思わなかった。",
          "zh_text": "「穿着内裤高潮，还是第一次……」羞得少女浑身发抖。从没想过，利用小人的生命做色情的事会如此快乐。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "そして少女はまず汗に濡れたシャツを脱ぎ、逃げ惑う小さな人々のうえに優しくかけた。わたしの匂いの中で、シャツの重みにも勝てないで、必死にうずくまりながら生き残ろうとしてるのかな。見ているうちに、うごめく布地が可愛らしくなってきたので、素足で踏んで絶命させてやった。",
          "zh_text": "然后少女先脱下被汗水浸湿的衬衫，温柔地盖在四处逃窜的小人们身上。在她的气味中，连衬衫的重量都无法战胜，拼命蹲着想要生存下去。看着看着，蠕动的布料变得可爱起来，她光着脚踩了它，让他们绝命。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "少女は次にパンツに手をかけ、それも外してシャツの上に置く。最後にスカートをパサリと落とすと、少女はその美しい裸体を完全に外に晒していた。腕を天に掲げて伸びをする肢体の曲線の美しさ、みずみずしさは、その巨大さゆえに誰の目をも奪っていた。",
          "zh_text": "少女接着把手搭在内裤上，把内裤也解开，放在衬衫上。最后，裙子哗啦一声掉了下来，少女美丽的裸体完全暴露在外面。高举手臂向上伸展的肢体曲线之美、水灵之美，因其巨大而夺去了所有人的目光。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "「……小人さんがわたしを見てる」無数の視線に性器を疼かせる。あと、体の奥から湧き上がってくるような無限の嗜虐心も。",
          "zh_text": "「……小人在看着我。」无数的视线让生殖器作痛。还有，从身体深处涌出的无限的嗜虐心。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "「安心して……わたしが全員使ってあげるから」そう言うが早いが、少女はしゃがみこんで、まずはでこぼこした住宅の連なりに性器を擦りつけた。",
          "zh_text": "「放心吧……我会把你们全部使用的。」话还没说完，少女就蹲了下来，先用生殖器在凹凸不平的住宅上蹭了蹭。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "「あっ、……これは……！」硬く冷たい抵抗とは別に、柔らかく暖かい抵抗も感じた。もっとも、後者は陰唇に当たるが早いが弾けてしまって、ほとんど抵抗にならないようだけども。",
          "zh_text": "「啊……这是……」在坚硬冰冷的抵抗之外，也感受到了柔软温暖的抵抗。不过，后者虽然碰到阴唇，但很快就弹开了，几乎没有抵抗的力量。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "今わたしがオナニーのために性器を擦りつけているこの家の一軒一軒に、それぞれの家庭があって、それぞれの人々が住んでいるんだ。中にもきっと多くの人が残っていたはずだ。それを今、高速に行き来するわたしの性器が潰しているんだ。少女はその残酷な事実にかえって興奮して、まだ使われていないエリアへ、喘ぎ声を上げて股を擦りつけながら移動していく。",
          "zh_text": "现在我为了手淫而摩擦性器官的这一栋栋，都有各自的家庭，住着各自的人。里面一定还有很多人。而现在，高速往来的我的性器正在摧毁它。少女对这个残酷的事实反而兴奋起来，气喘吁吁地蹭着大腿向还没有被使用的区域移动。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "次々と新しい人間が歓声を上げる彼女の下で巻き込まれていった。多くの人はそもそも家にいて、異様な振動と匂いに外に出たところ、そのまま性器に巻き込まれて死んでいっていた。または、もう少し遠くの時点で気づいて、必死に走りながら逃れようとする人間もごく少数ながらいたが、そんな人間も一向に遠ざからない彼女の声に疑問を抱いて周りを見渡すと、どこを見ても広がっている巨大な少女の白く美しい脚を見て、自分は三方を囲まれているのだと知り、絶望して巨大な体重に押しつぶされていくのを待つしかなかった。",
          "zh_text": "一个接一个的新人被卷入欢呼的她的身下。很多人本来就待在家里，被异样的震动和气味弄到外面，就那样被卷入性器官死去了。也有极少数人在稍远一点的时候注意到，拼命跑着想要逃走。这样的人也对她的声音抱有疑问，环顾四周，却哪里都是伸展着的巨大的少女白皙美丽的腿，知道自己被三面包围，只能绝望地等待被巨大的体重压垮。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "「んっ……あ、あっ……！」突然少女の動きが止まったかと思うと、少女はだらんと頭を下げて顔を緩めた。今日二回目の絶頂だった。性器から猛烈な勢いで広がる愛液が、辛うじて生き残っていた人々を、性器に衝突して死ぬより悲惨な最期へと導いていく。",
          "zh_text": "「嗯……啊，啊……！」少女的动作突然停止了，少女无精打采地低下头，脸上露出了笑容。今天是第二次高潮。从性器官以猛烈的势头扩散开来的爱液，将好不容易活下来的人们引向比撞到性器官而死亡更悲惨的结局。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "浅い呼吸を何度かして少女は立ち上がった。遠くの方にちょっとしたビル街を見つけたからだ。大きさはちょうど少女の股の丈まで。",
          "zh_text": "浅呼吸了几下，少女站了起来。因为她在远处发现了一条小楼街。大小正好到少女的胯下。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "「ふふ……誘ってるのかしら」おぼつかない足取りで、しかしその足元にはまた新たな犠牲者を潰しながら、少女はそこへと歩いていった。",
          "zh_text": "「呵呵……是在邀请我吗？」少女迈着摇摇晃晃的脚步，脚下却又踏着新的牺牲者，向那里走去。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "ああ、なんだよ、もう。先ほど失恋したばかりの部長の心はすっかり動転し、足元に何百人もの男女を巻き込みながらどっかどっかと歩いていた。しかし数歩無計画に歩いてから動きが止まった。",
          "zh_text": "啊，什么嘛，真是的。刚刚失恋的部长的心完全被动摇了，脚边挤着几百个男女，不知在什么地方走着。但是，她毫无计划地走了几步，就停了下来。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "「食べよ」そう呟いた。「食べるしかない」",
          "zh_text": "「吃。」他喃喃道。「只能吃了。」"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "そして目の前の適当なビルを掴むと引っこ抜いた。基礎がまるで木の根のように付いてこようとしたが、それも本体が全て引き抜かれると自重で崩れていった。",
          "zh_text": "然后抓住眼前的那栋大楼，拔了出来。地基就像树根一样紧贴着，但一旦主体全部被拔下，就会因自重而崩塌。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "「あはは」よわーい。部長は呟いて、ビルを片手に持つ。このビルはこの一帯ではかなり大きいほうで、手で全てを包み込むことはできず、二辺だけを抑える状態だった。",
          "zh_text": "「啊哈哈」啊。部长嘟囔着，一只手拿着大楼。这栋大楼在这一带算是相当大的，用手无法将其全部包住，只能控制住两边。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "「えい」その中に指の先を突っ込んで適当にほじくり回す。中には人がぎっしりと詰まっていて、窓際に指の先をちょっと動かすだけで数人が手に入った。",
          "zh_text": "「唉」她把指尖伸进里面，随意地来回抠。里面挤满了人，只要在窗边稍微动一下手指，就有几个人掉到了手上。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "「こうして見ると……確かに、おいしそう、かも」かなちゃんが突然男の子を食べたときはびっくりしたけど。そして吐息をふっと手の中にかけると、口の上にかかげて人間たちを口の中に下ろした。ぴちゃり、と微かな音が聞こえた気がした。",
          "zh_text": "「这样看来……确实，好像很好吃。」虽然在佳奈酱突然吃到男孩子的时候吓了一跳。然后吐出一口气，把他们放在手中，举到嘴边，把他们放进嘴里。仿佛听到了咔嗒咔嗒的微弱声音。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "舌を使って彼らを一箇所に集め、一気に嚥下する。喉の奥に動くものが落ちていく感触が快感だった。もう一掴み、今度は手から舌だけを出して人間たちをすくい上げようとした。しかしなかなか小人さんたちは舌に貼りつかない。丸呑みにされる運命を目前にしながら、何度も繰り返しやってくる舌に襲われて唾液まみれになって怯えた人間たち。",
          "zh_text": "用舌头把他们集中在一处，一口气吞咽下去。有东西从喉咙深处掉下来的触感是一种快感。她又抓了一把，这次只伸出舌头，想把人们捞起来。可是小人们怎么也粘不上舌头。面对着被完全吞噬的命运，被反复袭来的舌头袭击，浑身沾满唾液，害怕的人们。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "「ひま、はふへへあへふ」今、助けてあげる。笑いながら彼らを舌先ですくい上げて、ついに口の中に入れて飲み込んだ。彼らの恐怖の染み付いた、汗の塩っぱい味がたまらなく美味しい。段々彼らの味に慣れてくると、これがいよいよ中毒的になってきた。",
          "zh_text": "「现在，我来救你。」笑着用舌尖把他们捞起来，终于放进嘴里咽下去。浸透了他们恐惧的汗的咸味好吃得不得了。渐渐习惯了他们的味道，就越发上瘾了。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "段々一掴みで掴む集団は大きく、一度に飲み込む人間の数は多く、飲み込むのにかける時間は少なくなっていった。彼らは悲鳴を上げながら手に掴まれた瞬間、そのまますぐ口の中へ迎え入れられ、即座に舌で集められ暗い喉の奥へ落ちていった。巨大な女の子のお菓子として食べられていく本能的な恐怖に身体をよじらせて必死に落下に逆らおうとするが当然うまくいかない。なぜならここは彼女の身体の中。上も下も左も右も、見渡す限り女の子の身体の一部分でしか無い。すべてが彼女の食欲の思うままに進んでいった。",
          "zh_text": "渐渐地，一抓一抓的群体越来越大，一次吞下的人越来越多，吞下所需的时间越来越少。他们发出悲鸣，被手抓住的瞬间，就那样被迎进嘴里，立刻被舌头收集，落入黑暗的喉咙深处。作为巨大女孩的点心被吃掉的本能的恐惧使身体动起来拼命地反抗下落，这当然不顺利。因为这里是她的身体里。上、下、左、右都只是女孩身体的一部分。一切都按照她的食欲进行着。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "胃の中で小さな人間たちを生を求めて必死に蠢くのを感じながら、さらにもう一飲み。胃の中で新しい人とぶつかってないかな？ぶつかってないで欲しいなあ。少しでも長く頑張って生きて、消化される苦しみをわたしに伝えて欲しい。",
          "zh_text": "一边感觉胃里小小的人类拼命地蠢动着求生，一边又吞了一大口。胃里有没有和新的人撞到？希望不要撞到。希望你尽可能长时间地努力活下去，把被消化的痛苦传达给我。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "ごくん。ごくん。ごくん。ビルのだいたい上半分の人間は既に消えて無くなったかのように見えた。実際は、わたしの浴衣の中でちょっぴり膨らんだお腹の中で戦っているのだけれど。でも、あと十分もしたら、本当に消えて無くなっちゃうんだろうなあ。",
          "zh_text": "咕咚。咕咚。咕咚。大楼上半部分的人似乎已经消失不见了。实际上是在我的浴衣里微微隆起的肚子里战斗。不过，再过十分钟，就真的消失不见了吧。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "「少しくらい、多めに食べても大丈夫だよね……」ビルの階層と垂直に、つまり下の底から上に向かって手を突っ込んだ。巨大な爪がいとも容易くコンクリートの壁を破った。",
          "zh_text": "「稍微多吃一点也没关系吧……」把手伸到与大楼的楼层垂直的地方，也就是从下面的底部往上伸。巨大的爪子轻而易举地打破了水泥墙。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "そして口の上へビルを持ち上げ、指の栓を抜くと、悲鳴を上げながら一気に巨大な唇の中へ小人さんたちが落ちていった。三階も二階も一階も全部床が抜けて、その上にいた小人さんたちは一気に新たな紅く妖しく光る湿った床へと落ちていく。つまり、女の子の舌の上へ。",
          "zh_text": "然后把大楼举到嘴边，拔下手指上的塞子，小人们一边发出悲鸣，一边一口气落入巨大的嘴唇里。三楼、二楼和一楼的地板都掉光了，上面的小矮人一下子掉到新的、妖艳的、潮湿的地板上。也就是说，在女孩的舌头上。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "数回飲み込むと、もう新しく落ちてくる人間はなかったが、念のために数回ビルを上下に振ってみると、数人が悲鳴を上げながら舌の上に着地した。彼らはみな床が抜けてから必死の力で落ちるまいと踏ん張っている人たちだった。いざ舌の上に落とされると、甘い唾液の匂いと柔らかく暖かい床が疲れた彼らの身体を包み込んだ。",
          "zh_text": "吞了几次之后，已经没有人再掉下去了，但为了以防万一，试着上下晃动几下大楼，有几个人发出悲鸣，落地在舌头上。他们都是在地板脱落后拼命努力不掉下来的人。一旦落到舌头上，香甜的唾液味和柔软而温暖的地板包裹住了他们疲惫的身体。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "食べられるのも、悪くないかな。暗い口の中の世界に投げ込まれ、彼らが最後に抱いたのはそんな思いだった。",
          "zh_text": "能被吃也不错吧。被扔进黑暗的口中世界，他们最后产生的是这样的想法。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "全裸の巨大な少女は吸い込まれるようにビル街へと近づいていた。もう今日何度も絶頂を迎えているその顔はとろんと溶けるような表情。もっと、小人さんとその街を使って気持ちよくなりたい。そう顔が訴えかけていた。",
          "zh_text": "巨大的全裸少女像被吸入了一样，向大楼街靠近。今天已经好几次迎来高潮的那张脸仿佛要融化一般。更想和小人一起使用那个城市心情愉快。那张脸诉说着。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "彼女が選んだビルは濃い灰色のガラス張りの建物だった。彼女の股くらいまでの高さしか無いが、二層構造になっていて、なんと上層のほうが中層より少し出っ張っている。",
          "zh_text": "她选择的大楼是一栋深灰色的玻璃建筑。虽然只到她的大腿那么高，但却是双层结构，上层比中层略突出。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "「これなら……すっごく気持ちよくなれそう……」自分の下の唇を指で拡げて大きさを確かめ、少女はとろけるような顔でつぶやいた。",
          "zh_text": "「这样的话……心情会很好……」少女用手指张开自己的阴唇，确认了一下大小，然后如痴地喃喃道。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "そしてまず少女は手始めに屈み込んで、そのビルの角の部分を舐め始めた。普段家で一人遊びをするときにディルドを入れることはあったが、こんな形のものは使ったことが無かったし、太さもなかなかだったから、ローション代わりに唾液がなればと思った。",
          "zh_text": "然后少女首先蹲了下来，开始舔那栋大楼的一角。平时一个人在家玩的时候，也会用一些道具，但从没用过这种形状的，而且道具的厚度也很厚实，所以想用唾液来代替乳液。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "ぺろぺろと少女が舌を這わせながら視線を下に動かすと、ガラス越しの小人の視線に気がついてふっと笑った。数十人が、巨大なわたしを見上げて怖がっている。",
          "zh_text": "少女一边舔着舌头，一边向下移动视线，注意到透过玻璃的小人的视线，扑哧一笑。几十个人仰望着巨大的她，感到害怕。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "「ちゃんと、使ってあげるからね？」そして少女は自分の股間を近づけた。彼らから、今から行く場所がちゃんと見えるように。少しガラスに下でキスをすると、ビルの壁面には唾液と愛液がてらてらと光っていた。",
          "zh_text": "「我会好好使用你们的吧？」然后少女把自己的大腿间拉近。为了让他们从那里清楚地看到现在要去的地方。在玻璃下稍微吻了一下，唾液和爱液在大楼的墙面上闪闪发光。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "「さて」一通り準備が済むと、少女は陰唇を拡げてビルの屋上を咥え込んだ。今まで味わったことのない、冷たい無機的な刺激。少女はたまらず小さく喘いだ。",
          "zh_text": "「好了。」一切准备完毕，少女张开阴唇咬住楼顶。前所未有的冰冷的无机刺激。少女忍不住小声喘了口气。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "そこで止まらず、少女はより深く腰を降ろしていく。膣の中にビルが入っていくたびに敏感な場所に触れて、少女の顔はまた紅潮して震え始めた。まだ奥まで入りきっていないが、一旦またゆっくりと腰を上げる。",
          "zh_text": "女孩并没有停下脚步，而是更深地坐了下去。每当大楼进入阴道时，少女的脸就会再次发红，开始颤抖。还没进到里面，又慢慢地站了起来。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "しばらくはゆっくりとした出し入れが続いたが、段々この感覚に慣れると、少女はより激しい快感を求めて激しく早い運動を始めた。早く、大きく、激しく。段々と下層の部分までも巻き込みながら。",
          "zh_text": "有一段时间，她的动作很慢，但渐渐习惯了这种感觉后，少女为了寻求更强烈的快感，开始了剧烈而快速的运动。快、大、激烈。渐渐地连底层的部分也卷进来了。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "ビルの中にいた人間たちには、一秒ごとに上から大きな破砕音が聞こえ、そのたびに外の窓を少女の女性器のピンク色の肉壁が包んだ。自分の立っているビルが丸ごと少女の自慰の道具に使われている。少女がピストン運動をするたびに、建物の温度は上昇し、照明は暗くなり、何よりひどい揺れが襲う。人々は必死に逃げようとしたが、その揺れのためにまともに歩くこともできない。悪い冗談のような理不尽な悪夢に、怒号を上げたり泣き叫んだりする人が現れはじめた瞬間、一気に壁がパリンと割れ、中から濃厚な愛液が押し寄せ、次に膣壁そのものが人々を押しつぶした。",
          "zh_text": "大楼里的人们，每隔一秒都能听到从楼上传来的巨大的破碎声，每次都能听到外面的窗户被少女生殖器的粉红色肉墙包围。自己所站的整栋大楼都成了少女的自慰工具。少女每进行一次活塞运动，建筑物的温度就会上升，照明也会变暗，最重要的是还会发生剧烈的摇晃。人们拼命地想要逃跑，但由于摇晃，连走都走不稳。就像一个坏笑话似的不合理的噩梦，当有人开始大声怒吼或哭喊的时候，墙壁一下子裂开，从里面涌来浓厚的爱液，接着阴道壁本身就把人们压碎了。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「あっ……ん」少女は電気のように全身を駆け巡る快感が穏やかに消えていく中、必死に上がった息を整えようとしながらまだ震えていた。犠牲になったビルを下まで咥え込んで放す、そのピストン運動のなかでたまたまビルの上層の引っ掛かりがクリトリスに衝突したのだった。凄い快感だった……少女は横になって、快感の余韻に浸る。その股間の中で、膣に半分まで入ったビルの上半分は完全に崩壊し、中の人々はたった一度の少女の快感のために殺されるという事実に絶叫しながら、溺死か圧搾死、または膣から地面に向かって転落死していった。",
          "zh_text": "「啊……嗯……」少女像电一样席卷全身的快感平稳地消失了，她拼命调整着上升的呼吸，却仍在颤抖。把牺牲的大楼咬住放下去，在这个活塞运动中，大楼上层的钩子偶然撞到了阴蒂。好大的快感……少女躺下，沉浸在快感的余韵中。在她的大腿间，进入阴道一半的大楼的上半部分完全崩塌，里面的人们一边为只为一次少女的快感而被杀死的事实大声疾呼，一边溺死或压扁而死，或从阴道向地面跌落而死。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "ごろんと寝転がって息を整える少女の前に、また面白そうなものが見えた。校舎とグラウンド、そして体育館。",
          "zh_text": "在躺着调整呼吸的少女面前，又看到了一个有趣的东西。校舍、运动场和体育馆。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "間違いない、これは学校だ。それもおそらくは、少女と同年代の、高校。",
          "zh_text": "没错，这是学校。而且应该是和少女同龄的高中。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "上半身だけを浮かせた状態で、少女はわくわくに心を踊らせながら、一番今この状態で生徒たちが逃げていそうな屋根に手をかけた。簡単に屋根は何かの蓋のように外れた。",
          "zh_text": "少女在只抬起上半身的状态下，心兴奋地跳着，手搭在了学生们最容易逃跑的屋顶上。屋顶像什么盖子一样轻易地脱落了。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "「いた……」中には、ぎっしりと詰まった全校生徒たち。その数、数百人余。みんな、わたしと同年代。少女は罪悪感を抱いたが、その罪悪感が逆に彼女を興奮させた。誰もそこから出られないように、出口を指でめちゃくちゃにして壊した。",
          "zh_text": "「有的……」里面挤满了全校的学生。人数有数百人之多。大家都和我同龄。少女有一种罪恶感，而这种罪恶感反过来又使她兴奋起来。为了不让任何人从那里出来，她用手指把出口弄得乱七八糟，搞砸了。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "「これでみんな、わたしのもの……」呟いて、少女は体育館の前に両足を拡げて座る。体育館で出口を塞がれ震えている生徒たちの視界を埋め尽くす、濡れてピクピクと物欲しそうに震える女性器。",
          "zh_text": "「这样大家都是我的……」小声说着，少女在体育馆前伸开双腿坐了下来。在体育馆被堵住出口而瑟瑟发抖的学生们的视野里，充满了湿漉漉、微微颤抖的女性生殖器。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "「まずは、ひとつかみ」体育館の中にぞんざいに手を突っ込むと、溢れかえった箱から簡単に数人の小人さんをつかめた。",
          "zh_text": "「先抓一把。」她粗鲁地把手伸进体育馆，轻而易举地从溢出来的箱子里抓住了几个小人。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "「ふふ、ふふふ……」自分の淫靡さ、残酷さに思わず笑みを浮かべながら、少女の手は彼らを自分の陰唇へと導く。",
          "zh_text": "「呵呵，呵呵……」对自己的淫靡和残酷不禁露出笑容，少女的手将他们引向自己的阴唇。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "「たくさん、気持ちよくしてね？」そう言って、自分の股間の紅い唇へと彼らを挿し込んだ。ビルとはまた違う、必死に暴れる一握りの人間たちの動きは、彼女に大きく激しい快感を与えてくれた。",
          "zh_text": "「多舒服点吧？」说着，把他们插进自己大腿间的红唇里。与大楼不同，那一小撮拼命挣扎的人的动作，给了她极大的快感。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "「あっ、あっ、だめ、これは……」断末魔を上げて苦しむ膣の中の人々の命と未来を、自分の最上の興奮のためだけに消費する巨大な少女。体育館の中の生徒たちからは彼女が身体を捩る姿がよく見えた。",
          "zh_text": "「啊，啊，不行，这是……」为了自己最高的兴奋，将饱受痛苦的阴道中的人们的生命和未来消耗殆尽的巨大少女。体育馆里的学生们可以清楚地看到她扭动身体的样子。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "「もっと……もっと……」そう言って体育館の中に手を伸ばす。大きな悲鳴のわりには簡単に新しい玩具たちが捕まった。",
          "zh_text": "「更多……更多……」说着，把手伸向体育馆。虽然发出了巨大的悲鸣，但新玩具却很容易就被抓住了。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "少女は彼らを見もせずに直接下の口の中に送り込んだ。投げ込んだといってもいいかもしれない。快感。更なる快感が欲しい。この高校生たちは、自分を気持ちよくしてくれるただの生きたディルドに過ぎなかった。",
          "zh_text": "少女连他们都没看一眼，直接把他们送进了下面的嘴里。也许可以说是扔进去了。快感。想要更多的快感。这些高中生只不过是让自己心情愉悦的活生生的道具。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "「あっ……あ……うっ……」次第に身体の震えが大きくなっていく。自分の身体の一番はしたない場所に同年代の男子や女子を捕らえて、彼らが生を求めて蠢き、その結果としての残酷な断末魔が、巨大な少女の興奮を高める。小さな人間たちは膣から一人も脱出することもできず、必死に狭く暗い粘液に満たされた空間を出口を求めて蠢き、おそらく既に数人は愛液に冒されて呼吸もままならないまま溺死し、そして後から来た同級生たちの必死の動きに踏みにじられ、その死体は淫らなジュースの中に消えて服だけが残る。残酷で残忍で、何よりも理不尽な暴力。未来があって、夢があって、もしかしたらお互いに恋人もいるのかもしれない高校生たちの、その輝きにあふれていた命が、たった一回の刹那的な快楽のために、女の子の性器の中で汚く無様に散っていく。",
          "zh_text": "「啊……啊……呜……」身体的颤抖越来越大。在自己身体最脆弱的地方捕捉同龄的男生或女生，他们为了求生而蠢蠢欲动，其结果就是残酷的绝路，这让巨大的少女兴奋不已。小小的人类一个人也没能从阴道里逃出来，拼命在狭小阴暗、充满黏液的空间里蠢动着寻找出口。恐怕已经有几个人被爱液浸得连呼吸都困难溺死了，然后被后来的同学们拼命的践踏，尸体消失在淫荡的体液中，只剩下衣服。残酷、残忍、毫无道理的暴力。有未来，有梦想，或许彼此都有恋人的高中生们，他们那光辉灿烂的生命，为了一次刹那的快乐，在女孩的性器官里肮脏地、毫无意义地散开。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "少女は高まりに高まった快感に身体をがたつかせ、数十のビルを巻き込みながら倒れ込んだ。口はだらんと空けられ、体面も何もない、ただ純粋に快楽のエネルギーをなんとか外に出すために喘ぎ声をあげていた。一回声を上げるたびに、その全裸の肢体を大きくくねらせ、その度に地上では巻き込まれたビルが倒壊していっていたが、少女はそんなことを気に留めてもいなかった。",
          "zh_text": "少女因高涨的快感而浑身发抖，将数十座大楼卷入其中，摔倒在地。她的嘴巴耷拉着，没有任何表情，只是单纯地为了把快乐的能量散发出去而发出喘息的声音。每喊一次，那赤裸的肢体就会剧烈地扭动，每喊一次，地面上被卷入其中的大楼就会倒塌，但少女并没有在意这些。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "体育館の中の生徒たちは巨大な少女の大きな喘ぎ声、そしてたまに目に入る全裸の肢体を絶望的な気持ちで見ていた。巨大な手が降りてからしばらくは恐慌状態に陥っている生徒もいたが、そのような生徒は今は叫び疲れて床に頭を下に向けて座り、これは嘘だ、こんなことはないということを繰りかえしぶつぶつと呟いていた。",
          "zh_text": "体育馆里的学生们绝望地看着巨大的少女大声的喘息声，以及偶尔映入眼帘的全裸的肢体。有的学生在大手降下后一时陷入恐慌状态，而这样的学生现在喊累了，头朝下坐在地板上，反复嘟哝着这是假的，没有这样的事。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "他の生徒も同じようなもので、少女の喘ぎ声を聞くたびに彼女の性器で起こっているだろう惨劇に耳を塞ぎ、彼女の体の震えが引き起こす揺れに足元を揺らされながら、空虚な目で破壊された街並みを眺めていた。そんな彼らに上から生暖かく重い液体が降り注いだ。",
          "zh_text": "其他的学生也一样，每次听到少女的喘息声，就会捂住耳朵，为她的生殖器所发生的惨剧捂住耳朵，一边被她身体的颤抖所引起的摇晃摇晃着脚，一边用空虚的眼睛眺望着被破坏的街道。有温热而沉重的液体从上面倾泻下来。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "「……っ」見上げると、そこにはもう一人浴衣姿の女の子が自慰をしていた。前をほとんどはだけさせて、胸と性器を露わにしながら、鮮やかな裾に包まれた腕で、自分の女性器を弄っている。その視点は小さな足元の彼らではなく、彼らの向かいで何十人もの同級生の命を消費しながら気持ち良さそうにしている例の巨大な少女に向けられている。",
          "zh_text": "「啊……」抬头一看，那里还有一个穿着浴衣的女孩正在自慰。她的前襟几乎敞开，露出胸部和性器官，用裹在鲜艳衣摆下的手臂摆弄着自己的女性生殖器。她的视角不是站在脚边的他们，而是站在他们对面，一边消耗着几十个同学的生命，一边心情舒畅的那个巨大的少女。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "突如として現れた二人目の巨大な女の子。体育館の中は再びパニック状態になった。逃げ場などないというのに必死に走り回る、そんな彼らの足元には淫らな匂いに包まれた残酷な愛液が広がりつつあった。",
          "zh_text": "突然出现的第二个巨大的女孩。体育馆内再次陷入了恐慌状态。明明无处可逃，却拼命奔跑，在他们的脚边，充斥着淫荡气味的残酷的爱液正在蔓延。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "部長は快感に身体を震わせる少女の肢体を眺めながら自慰をしていたが、しばらくしてようやく自分の足元にミニチュアの学校があることに気づいた。全校生徒が集まっていると思しき体育館は屋上は無残に破壊されていて、中で必死に逃げ回る生徒たちの姿は上からでもよく見えた。",
          "zh_text": "部长一边看着因快感而颤抖的少女的肢体一边自慰，过了一会儿才发现自己脚下有一所迷你学校。体育馆应该是全校学生聚集的地方，屋顶被破坏得惨不忍睹，从上面可以清楚地看到在里面拼命逃窜的学生们。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "「これって……」部長は顔を下に近づけながら呟いた。「あの娘の使いかけ？」",
          "zh_text": "「这个……」部长一边把脸凑到下面一边喃喃道。「那孩子用的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "きっとそうだ、少女の愛おしい性器の中で少女を感じながら溺れている小人さんたちはここから持っていかれたんだ。そう確信を持つと途端にこの制服姿の学生たちが欲しくてたまらなくなった。",
          "zh_text": "一定是这样，在少女可爱的性器里一边感受着少女一边溺水的小人们就是从这里被带走的。一有了这样的确信，我就迫不及待地想要这些穿制服的学生们。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "数人をつまみ上げると、半透明な液体が彼らの足元から糸を引いた。",
          "zh_text": "抓起几个人，半透明的液体从他们的脚边拉线。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "「やだ……わたしの……から出た液体に濡れて……」そして彼女は目の色を変えて中の生徒たちをかき集め始めた。両の手を使って、一人の生き残りも出ないように、床で愛液に溺れるのも構わず放心状態になっている女子生徒、楽しい夢でも見ているのか狂った笑い声を上げる男子生徒、そんな小人さんたちを手の中にかき集めていく。もちろん全員は持てない。それに気づくと、彼女は残った生徒たちを自分の二つの口へ注ぎ込んだ。巨大な女の子の濡れた紅い粘膜は、低い心臓の音とともに囚われた彼らを歓迎した。",
          "zh_text": "「讨厌……被我……流出来的液体弄湿了……」然后她的眼睛变了色，开始把里面的学生们集合起来。用两只手，为了不出现一个幸存者，把在地板上溺在爱液里也不管不顾处于放空状态的女学生，做着愉快的梦发出疯狂笑声的男学生，把这些小人集中到手中。当然不能所有人都拥有。意识到这一点后，她把剩下的学生们灌进自己的嘴里。巨大女孩湿润的红色黏膜，伴随着低沉的心跳声，欢迎着被囚禁的他们。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "「ほへへ……」あまりにも一杯に詰め込みすぎて話す魔になったので、ごくりと口の中にいた小人さんたちの少しを飲み込んでしまった。少し楽しめる人数は減ってしまったが、まあ胃の中で動いているのも楽しいので、これでいいだろう。「これでかなちゃんにこの小人さんたちを入れたら……食べさせたり、使わせたりしたら……」きゅっと膣が詰まって、中にぎりぎりの状態で囚われていたうちの何人かを肉塊に変えた。",
          "zh_text": "「呵呵……」因为塞得太满，变成了说话的阻碍，咕嘟咕嘟地把嘴里的小人们的一点点咽下去了。虽然能享受的人少了一些，但在胃里蠕动也很开心，这样就可以了吧。「这样一来，如果把这些小人放进佳奈酱身体里……吃他们，用他们……」把阴道紧紧堵塞、被困在里面的几个人变成了肉块。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "「わたしの性器の……を……かなちゃんの中に……」はあ、と熱い息を吐き出す。口の中に辛うじて残っていた生徒たちが悲鳴を上げた。「妊娠させちゃうかも」",
          "zh_text": "「把我的性器……放在……佳奈酱的身体里……」啊，她呼出热气。勉强留在口中的学生们发出惨叫。「可能会让她怀孕。」"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "させられない。",
          "zh_text": "不会让她怀孕的。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "「かなちゃん」部長は浴衣も脱いでもう一人の巨大少女の正面に立った。見下ろせば、小刻みに浅い呼吸を繰り返しながら、仰向けにビル群の上に横になった可愛らしい少女の身体。部長が何度も夢の中で思い描いてきた理想通りの身体だった。間近で見る扇情的なアングルに、彼女の頭もまた真っ白になろうとしていた。",
          "zh_text": "「佳奈酱」部长脱下浴衣，站在另一个巨大少女的正面。往下看，是一个小女孩的身体，微微地重复着浅浅的呼吸，仰面躺在楼群上。这是部长无数次在梦中描绘的理想的身体。近距离看到如此煽情的角度，她的大脑也变得一片空白。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "「頑張って、まだ耐えてて」そう言うと部長は手に持っていた小人の半分を、目の前に横たわる大きな胸の上にぶちまけた。あっ、とその胸の持ち主が喘ぐ。",
          "zh_text": "「加油，坚持住。」说完，部长把手里一半的小人撒在了横卧在眼前的大胸上。啊，胸部的主人喘着粗气。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "小人たちはほとんどがまだ動ける状態で、自分が乗fっている大きな山から逃れようと走ろうとしていた。しかし、彼らの乗る白い胸はその弾力のために柔軟に形を変え、まともに走ることなど出来やしない。最初に走ろうとした生徒から足をとられて倒れていった。",
          "zh_text": "几乎所有的小人都在还能动弹的状态下，为了逃离自己所乘的大山而奔跑着。但是，他们骑在身上的白色胸部因其弹力而灵活地改变形状，根本无法正常跑步。被第一个想跑的学生绊了一脚，摔倒了。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "ぱん、と小気味のいい音を上げて少女の柔らかい肉塊の上に全身を打ち付けた一人の小人。そんな彼が仰向けの視点から見た視界には、もう一人の女の子のピンク色の舌が迫っていた。",
          "zh_text": "啪的一声，一个小人将全身砸在少女柔软的肉块上。这样的他从仰面的视角看到的视野里，是另一个女孩粉红色的舌头。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "部長は乳の上で倒れた人間から一人ずつ綺麗に舐め取っていた。彼女は小人を一人ずつ飲み込んでいっていたが、主眼はそんなところにはなく、小人を舐める名目で微かに舌を這わせられる神聖な胸の感触が刺激的でたまらなかった。一人、また一人と生徒が喉の奥へと消えていくたびに、柔らかい二つのおっぱいの上に唾液の跡が残っていく。",
          "zh_text": "部长把倒在欧派上的人一个一个舔干净。她把小人一个一个地吞了下去，但着眼点并不在这一点上，以舔小人的名义让舌头微微蠕动使神圣胸部的触感刺激得难以忍受。每当学生一个一个地消失在喉咙深处，那柔软的双乳上就会留下唾液的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "目に見える生き残りがほとんどいなくなったあと、巨大な目は一人の小人が逃げるのを諦めてピンク色のぷっくりとした乳首に掴まっているのを見つけた。瞬間、部長は我を忘れたかのようにそこに吸い付いた。",
          "zh_text": "在肉眼可见的幸存者几乎消失之后，巨大的眼睛发现一个小人放弃了逃跑，抓住了粉红色的丰满的乳头。一瞬间，部长忘我地吸了进去。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "と、ひときわ大きな振動と絶叫が彼女の耳に入った。少女の顔を見やると、口からだらしなく涎を垂らして焦点の定まらない目で空を見上げていた。",
          "zh_text": "这时，一个更大的震动和尖叫传入她的耳朵里。她看了看少女的脸，只见她嘴里散漫地淌着口水，用焦点不定的眼睛仰望着天空。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "手持ち無沙汰になった部長が、口の中に入っていた最後の小人を飲み干して少女に語りかけた。",
          "zh_text": "无聊至极的部长吞下了嘴里的最后一个小人，对少女说道。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "「イッちゃったんだ……もう限界だったもんね」",
          "zh_text": "「又去了……已经是极限了。」"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "「……」今日何回目の絶頂か、さすがに疲れ果てたようで声も出すこともできないようだった。「……そんなとこ……せめないでよ……」",
          "zh_text": "「……」不知道今天是第几次高潮了，她似乎累得连声音都发不出来了。「……那种事情……不要催我啊……」"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "「敏感なんだね」",
          "zh_text": "「你很敏感啊。」"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "「……うん」",
          "zh_text": "「……嗯。」"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "「えいっ」ピンと指で乳首を弾く。すると少女の身体がびくんと跳ねた。",
          "zh_text": "「唉」她用手指弹了一下乳头。少女的身体一下子跳了起来。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "「まだいけるの？」",
          "zh_text": "「还能行吗？」"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "「……」少女は認めたくなさそうに、でも次なる快感を求めて、恥ずかしそうにコクリと首を縦に振った。",
          "zh_text": "「……」少女似乎不愿意承认，但为了寻求下一个快感，害羞地点头。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "「じゃ、次は下ね」",
          "zh_text": "「那么，接下来是下一站。」"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "部長が指二本を使って少女の下の唇を押し拡げると、生きた人間の姿はまるで残っていなかった。押し込まれた時には数十人いたはずの生徒たちの姿はまるで無くなっていた。",
          "zh_text": "部长用两根手指打开少女的下唇，发现已经完全没有了活人的样子。被塞进去的时候应该有几十个学生的身影已经完全消失了。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "「あ、でも」三本目の指を器用に入れて、聞こえる喘ぎ声を無視して膣の中を奥からほじくり出すと、数十着分の黒と赤の布切れが見つかった。",
          "zh_text": "「啊，不过。」灵巧地伸出第三根手指，无视传来的喘息声，从阴道深处掏出来，发现了几十块黑红相间的布片。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "「ふーん……男子の制服は血に染まっても黒いままだけど……」するとその制服の中から一人の少年が這い出てきた。全身血だらけになって、必死の形相だ。手足の数本は骨折しているに違いない。",
          "zh_text": "「嗯……男生的制服虽然被血染红了，但还是黑色的……」这时，一名少年从制服中爬了出来。浑身是血，一副拼命的样子。肯定有几根手脚骨折了。"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "「わ、すごーい」部長は純粋に感心した。彼に笑いかける。「がんばったね」",
          "zh_text": "「哇，好厉害。」部长纯粹地感叹道。对着他笑。「你真努力啊。」"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "少年は巨大な手のひらのうえで跪いた。命乞いをしようというのだろう。",
          "zh_text": "少年跪在巨大的手掌上。大概是想求生吧。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "「うーん」部長は考え込んだが、血の匂いに混じって少女の愛液の匂いが鼻に届いた。「あ、これは」そして自分の割れ目の中に押し込んだ。",
          "zh_text": "「嗯……」部长陷入了沉思，这时混杂着血腥味的少女爱液的味道传到了她的鼻子里。「啊，这是」然后把他塞进自己的裂缝里。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "「あはは」もはや絶叫する余力も無かったようで、何の叫び声も聞こえなかった。「両山制覇、だねえ」",
          "zh_text": "「啊哈哈……」他似乎已经没有余力喊叫，也听不到任何叫声。「称霸两山。了呢」"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "「それより……」手の中に入った最後の生徒たちのことを彼女は忘れてはいなかった。目の前で行われた殺人を目の当たりにして、彼らはもはや学校で生き残っている生徒は自分たちしかいないという事実を知り、昨日までの友人、恋人、教師や教え子、そういうものが辿った末路について考えないわけには行かなかった。",
          "zh_text": "「比起这个……」她并没有忘记手中最后的学生们。亲眼目睹了在眼前发生的杀人事件，他们已经知道了在学校里活下来的学生只有他们自己，到昨天为止的朋友、恋人、老师和学生，这些东西最终走向末路。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "「お待たせしましたー」そういうと、まず目に付いた数人を小陰唇の中に送り込んだ。かわいらしい性器。穏やかなようで控えめでいて、それでいて捕らえた小人は絶対に離さない。小さな絶叫は二人の巨大少女を喜ばせるだけだった。",
          "zh_text": "「让您久等了。」说着，先把看到的几个人送到小阴唇里。可爱的性器。看似稳重、内敛，但俘获的小人绝对不会放开。小小的尖叫只会让两个巨大的少女高兴。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "「じゃあ、次は……」次の数人は唇に持っていってちょろっと出した舌で濡らした。なんとなく間接キスになればいいなあと思ったからだ。そしてそれも割れ目の中へと送り込む。必死の抵抗も部長の指一本の押し込む力にすら勝てず、ぬぷりと淫靡な音を立てて彼らの姿は消えていく。びくんびくんと、少女が震える大きさがまた大きくなっていった。あの中は今どうなってるんだろう。こびりつく死の臭いと淫靡な甘い匂い。必死に淫らで低俗、それでいて全く無意味な死から逃れようと必死に戦う学生たち。その動きこそが巨大な少女を喘がせる快感の元だというのに。それとも、もはや意識なんて飛んでて、最後の生理反応で暴れようとしているのかな。",
          "zh_text": "「那么，接下来……」接下来的几个人拿在嘴唇上，用伸出来的舌头打湿了。总觉得要是能间接接吻就好了。然后把他们也送进裂缝里。即使拼命抵抗，也抵不过部长一根手指的压迫，发出淫靡的声音，他们的身影消失了。少女颤抖的幅度又变大了。那里面现在怎么样了呢？粘附在身上的死亡的气味和淫靡的甜味儿。为了逃离淫荡、庸俗、毫无意义的死亡而拼命战斗的学生们。那个动作才是让巨大的少女喘不过气来的快感的根源。还是意识已经飞到一边，用最后的生理反应来发泄呢？"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "「じゃ、最後の人たち。何倍の確率なのかな？最後に彼女を気持ちよくさせてあげてね」そう言うと、彼女の股のところへと小人たちを連れて行く。よくみるとみんな女子高生たちだった。なんて刺激的。この人たちは同性の性器に擦り付けられて死ぬのって、どういう気持ちなんだろう？もはや彼女たちのうちの一人も無駄な命乞いをしようとはせず、ただ恐怖に見開かれた目で、たくさんの同級生が消えていったところ、つまりこれから行くはずのところを見つめていた。",
          "zh_text": "「那么，最后的人，是多少倍的概率呢？最后要让她心情愉快。」说完，她把小人带到她的胯下。仔细一看，全都是女高中生。太刺激了。这些人被同性的性器蹭死，是怎样的心情呢？她们之中没有一个人想要徒劳地求生，只是用被恐惧瞪大的眼睛，注视着众多同学消失的地方，也就是她们应该去的地方。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "部長は少し考え直して小さな女子高生たちを一旦自分の下の唇へと近づけた。自分の割れ目の近くも酷いもので、陰毛の辺りは洪水のような愛液でびしょ濡れになっていた。小さな彼女たちをそこへ持っていき、傷つけないようにしながら、滑りが良くなるようにじゃぶじゃぶと濡らす。",
          "zh_text": "部长稍微考虑了一下，让那些渺小的女高中生暂时靠近自己的下唇。自己的裂口附近也很严重，阴毛周围被洪水般的爱液湿透了。把小小的她们带到那里，一边不伤害她们，一边把她们弄湿，让她们润滑得更好。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "そして彼女たちを少女の女性器へ近づける。割れ目の中では必死に戦っている同級生たちがいる。最後の君たちもちゃんと役割を果たさなきゃね。くすくすと笑いながら、彼女たちを割れ目の隣のもう一つの性感帯へと近づけた。愛らしいピンク色のクリトリス。物欲しそうにぴくぴくと震えるそれに、小さな女子高校生たちをそこにこすり付けた。",
          "zh_text": "然后让她们靠近少女的女性生殖器。裂缝里有拼命战斗的同学们。最后的你们也要好好发挥作用哦。一边哧哧笑着，一边让她们靠近裂缝旁边的另一个性感带。可爱的粉红色阴蒂。它贪婪地颤抖着，还把一群小高中女生蹭在上面。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "「……あ、そこはだめ、……っ、そこは……！」少女の淫靡な声が小さな絶叫をかき消す。",
          "zh_text": "「……啊，那里不行，……啊，那里……」少女淫靡的声音掩盖了小小的尖叫。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "徐々に大きく、激しく、力をこめて。暴れる白い肉体が限界を超えて爆ぜたのと、巨大な少女が最後の絶叫をしたのとほとんど同じだった。",
          "zh_text": "慢慢地、激烈地、用力地。狂暴的白色肉体超越极限爆开，和巨大的少女最后的尖叫几乎一模一样。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "「ーーーっ！！！」陰核にかけていた自分の手が、最愛の少女のジュースによって濡れていくのを、部長は夢見心地で見ていた。バン、と大きい音を立てて、まるで気絶化したかのようにうつ伏せに倒れる少女。部長もほとんど同時に絶頂を迎えていた。目の前で、私の一番大好きな人が、数十人を殺しながら絶頂したという事実だけで、これほど興奮できるとは思わなかった。体育館から拾い上げられきれずにそのまま彼女の女性器へと投げこまれていた最後の最後の肉体もこれで潰され、今朝は普通の授業を行っていたはずの学校、その丸々一つ分の生徒や教師は今やどこにも存在しなかった。その魂のない肉体でさえも、大部分が部位を留めないほど押し潰され、二人の巨大少女の体液にまみれたぐちゃぐちゃの汚れ、あるいは単に胃の中で消化に適したどろどろの栄養へと変えられていっていた。",
          "zh_text": "「————！ ！ ！」部长做梦似的看着自己放在阴部的手被心爱的少女的爱液弄湿了。「砰」的一声巨响，少女像晕了过去似的趴在地上。部长也几乎同时迎来了高潮。没想到，就在眼前，我最喜欢的人，在杀死数十人的过程中达到高潮的事实，就能让我如此兴奋。没能从体育馆捡起来，直接扔进她的生殖器里的最后的肉体也就此被摧毁，今天早上还在正常上课的学校，那一颗颗学生和老师现在都不存在了。就连那没有灵魂的肉体，大部分部位都被压扁了，变成了沾满两个巨大少女体液的脏兮兮的脏东西，或者仅仅是胃里适合消化的黏稠营养。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "二人の全裸の少女の浅い呼吸の音が、どこまでもこのミニチュア都市の空気を満たしていっていた。",
          "zh_text": "两个全裸的少女浅浅的呼吸声，一直弥漫在这个迷你都市的空气中。"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "「あのー先輩方？」第三者の声で少女と部長は我に返った。部室の入り口のところに、ちゃんとした着物に身を包んだ茶道部の後輩が待っていた。",
          "zh_text": "「那个，学姐们？」第三者的声音让少女和部长回过神来。在活动室的入口处，茶道部的学妹穿着整齐的和服等着。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "「そろそろ活動時間終わります。最近厳しいです」何の感情も篭っていない声だった。いや、感情を超えた声、というか。",
          "zh_text": "「活动时间快结束了，最近很严格。」声音里没有任何情绪。不，应该说是超越感情的声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ちょっと待って！」何も見なかったかのように帰ろうとした彼女を部長が呼び留める。急いできた浴衣は帯をしていなかったし、股間の辺りもまだ濡れたままだった。足元にまだ無傷だったビルをいくつか巻き込みながら出口へと近づく。",
          "zh_text": "「等一下！」她好像什么都没看见，正要回去，部长叫住了她。急忙赶来的浴衣没有系腰带，大腿间也还湿着。她把脚下还完好无损的几栋大楼卷了进去，向出口走去。"
        },
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          "ja_text": "「何もしてないから！誤解だから！」",
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          "ja_text": "「そういうことでいいです」",
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          "ja_text": "「……」半泣きの表情で後輩を見上げる部長。というか、この後輩も普段はこんなキャラじゃないのに。",
          "zh_text": "「……」部长带着半哭的表情抬头看着学妹。或者说，这个学妹平时也不是这样的角色。"
        },
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          "ja_text": "「いいですよ、本当に。ただ、じゃあ……」もじもじと髪を弄って、下に俯きながら、その後輩は言った。",
          "zh_text": "「没关系，真的。不过，那……」那个学妹扭扭捏捏地摆弄着头发，低着头说。"
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          "ja_text": "「私にも、使わせてくださいね？」",
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          "ja_text": "視界に広がる茶色の大荒原を、一列のディーゼル車が横切っていく。この緑色の列車は数年前に走り始めたばかりなのに、排気の煤のせいでもう古びて見えた。車窓から見える風景は荒涼たる岩石ばかりで、舞い込む砂塵のこともあって、乗客はみな辟易して重い窓を閉めてしまっていた。そのまま汽車は一筋の警笛を鳴らし、ゆっくりと速度を下げて、これまた古びて見える無人駅へと速度を緩めていく。",
          "zh_text": "一列柴油车穿过视野中的茶色大荒原。这辆绿色列车虽然几年前才开始行驶，但由于排气的煤灰，看起来已经很旧了。车窗外的风景尽是荒凉的岩石，再加上飘落的沙尘，乘客们都束手无策地关上了沉重的车窗。就这样，火车拉响了一声警笛，缓缓降低速度，缓缓地驶向这个看上去又老旧的无人车站。"
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          "ja_text": "数分後。周囲の岩石砂漠から遮るものが何もない、ぽつんと置かれたプラットホームの上に、二人の少女たちが降り立っていた。一人は背が大きく、黒い髪を伸ばした賢そうな女の子で、もう一人はもう少し身体の小さい、しかし活発そうな明るい短髪の女の子だった。",
          "zh_text": "几分钟后。两个少女站在孤零零的月台上，与周围的岩石沙漠毫无遮挡。一个是身材高大、留着黑发的聪明女孩，另一个是身材稍小但活泼开朗的短发女孩。"
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          "ja_text": "「本当にここで合ってるの？」短髪の方が聞いた。",
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          "ja_text": "「合ってるはずよ、確かちょうどこのくらいの時間に……」長髪の子が答えるのを遮って、短髪の方が上空を指差した。",
          "zh_text": "「应该是对的，正好是这个时间……」短发女孩打断了长发女孩的回答，指着天空。"
        },
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          "ja_text": "「あ！あそこ！」見れば上空高く、小さく見える灰色のヘリコプターが、プロペラの轟音を響かせながら徐々に大きくなってきた。彼女は大喜びしながら腕を大きく振る。「こっち！こっち！」",
          "zh_text": "「啊！那里！」抬头一看，只见一架灰色的直升飞机高高在上，伴着螺旋桨的轰鸣声，越来越大。她高兴地大大地挥动着手臂。「这边！这边！」"
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          "ja_text": "そんなことしなくても分かるだろうに、ともう片方は思いながら、それでもヘリコプターの作る影が太陽を遮ったのを感じると、期待がふくらむのを感じ始めていた。ヘリコプターは位置を調整して、彼女たちのすぐ隣に静かに降り立った。黄色い砂塵がぼおっと上がった。",
          "zh_text": "另一方想，不用这么做应该也能明白吧，但当感觉到直升机制造的影子遮住了太阳时，又开始感到期待。直升机调整好位置，静静地降落在她们旁边。扬起了黄色的沙尘。"
        },
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          "ja_text": "エンジンの音がやみ、ヘリの側方の扉が滑り開く。慣れた手つきでシートベルトを外し、ぴょんと飛び降りてきたのは、彼女たちよりさらに背の高い、大学生くらいの女子だった。",
          "zh_text": "引擎的声音停止了，直升机的侧门滑开了。熟练地解开安全带，跳下来的是一个比她们还高的大学生模样的女生。"
        },
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          "ja_text": "「こんにちは、みなさん。今日の開拓体験の案内をする、私はユリと言います。みんなよろしくね」小さく会釈をして、彼女はそう挨拶をした。",
          "zh_text": "「大家好，我是百合，带大家参观今天的开拓体验，请大家多多关照。」她轻轻点头致意。"
        },
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          "ja_text": "「ふうん。じゃ、二人とも開拓体験は初めて？」四人乗りのヘリコプターの中。運転席から振り向いて、ユリは後ろの座席に座っている二人に話しかけた。",
          "zh_text": "「哦，那你们都是第一次开拓体验吗？」四人直升机里。百合从驾驶席转过头，对坐在后排的两个人说。"
        },
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          "ja_text": "「ええ、あの、はい」短髪の女の子――彼女はニナといった――はそう答えた。「そうだよね、サラちゃん？」",
          "zh_text": "「嗯，那个，是的。」短发女孩——她叫妮娜——这样回答。「是吧，莎拉？」"
        },
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          "ja_text": "「……はい」長髪の女の子――サラは短く答えた。",
          "zh_text": "「……是的。」长发女孩——莎拉简短地回答。"
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          "ja_text": "「ちょっと気になってたんだけど、二人ってひょっとして姉妹？」",
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          "ja_text": "「そうなんです！」ニナは嬉しそうに、頬を赤らめて答えた。「よく分かりましたね！私たち、普段全然似てないって言われるんですよ！」",
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          "ja_text": "「うーん……いやなんかまあ、雰囲気がね、見たら分かるのよ」",
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          "ja_text": "「すごいですね！」",
          "zh_text": "「好厉害啊！」"
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          "ja_text": "「ありがとう。じゃあ、離陸するわよ――ニナちゃん、サラちゃん、ベルトは締めた？」前を向いて操縦桿を握って、ユリはバックミラー越しに二人に尋ねた。",
          "zh_text": "「谢谢。那我们就起飞了——妮娜, 莎拉，系好安全带了吗？」百合面朝前方，握着操纵杆，透过后视镜问两人。"
        },
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          "ja_text": "「はい！」「……はい」",
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          "ja_text": "「じゃあ行くわよ――最初はみんなびっくりだけど――すぐに慣れるから心配しないで！」まず地面に押し付けられるような力を感じて、それから地面の振動が無くなり、ゆっくりと窓越しの景色が下に低くなっていく。サラはそれを首を傾けながら、ニナは両手を窓につけて食いつきながら、興味深そうに眺めていた。",
          "zh_text": "「那就开始吧——一开始大家都很惊讶——不过很快就会习惯的，不用担心！」首先，我感到有一股力量压在地面上，然后地面的振动消失了，透过窗户看到的景色慢慢地往下变低。莎拉歪着头，妮娜双手贴着窗户，津津有味地看着。"
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          "ja_text": "地面にいたときはあれほど大きく見えた一つ一つの岩が、浮上するヘリコプターの内側から見るともうほとんど石ころのように見えた。その中央に走る線路の、枕木に挟まれた幅も、確か人間の歩幅の二歩分くらいの広さはあったはずなのに、こうして見るともう一本の線にしか見えない。上からの視界というのは、こんなに開けて広いものなんだな、と二人は心中に思った。",
          "zh_text": "在地面上看起来那么大的一块一块的岩石，从浮出水面的直升机内侧看过去，几乎已经变成了石头。中间的铁轨，被枕木夹住的宽度，应该也有两步人的步幅那么宽，但这么一看，只剩下一条线了。两人心中暗想，原来从高处俯瞰的视野是如此开阔。"
        },
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          "ja_text": "「そうそう、良く見ておきなさい」ユリは慣れた口調で二人に話しかけた。「これくらいの高さがあっちでの二人の身長だから」",
          "zh_text": "「对了对了，仔细看看。」百合用熟悉的语气对两人说。「这么高就是你们在那边的身高。」"
        },
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          "ja_text": "「……！」あっち、という言葉を聞いて、サラは微かに顔を前に向けた。",
          "zh_text": "「……！」听到「那边」这个词，莎拉微微把脸转向前方。"
        },
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          "ja_text": "「……あっち、というのは、つまり……『開拓予定地』のことですよね……」",
          "zh_text": "「……那边，也就是……『开拓预定地』吧……」"
        },
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          "ja_text": "「そうそう。二人とも、一応今日はどんなことするのか分かってるんだよね？」",
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          "ja_text": "「えっ、わたし知りません！」サラが静かに頷いたその横で、ニナが大きく声を上げた。「どんなことするんですか？」",
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        },
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          "zh_text": "「这样啊……算了，那我来说明一下。」百合握着操纵杆，开始向后解释。"
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          "ja_text": "「二人とも、『開拓体験』、ってことで今日は来てもらったんだけどね。なんで開拓する必要があるのか、それは知ってるよね？」",
          "zh_text": "「我们俩今天来是为了『体验开拓』。你知道为什么需要开拓吗？」"
        },
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          "ja_text": "「はい！たしかたしか、この大陸に新しく移ってきた人が増えすぎて、その人たちの食べものが作れなくなってきたから、ですよね！」",
          "zh_text": "「是啊！因为新移居到这片大陆的人太多了，他们的食物都做不出来了，对吧！」"
        },
        {
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          "ja_text": "「そう。でもね、この大陸は中央部が、見ての通り大砂漠だから、こんなとこで耕作なんて出来っこないんだ。だからみんな諦めてた。でもね――」ユリはバックミラーをちらりと見る。「最近、ここらへんの山脈を探検した人がいてさ。その結果、二千メートルくらいのところにでっかい高原があることが分かったんだ。最低でも百平方キロメートルくらいはあるらしい」",
          "zh_text": "「是啊。不过，这块大陆的中央，你也看到了，是一片大沙漠，不可能有人在这里耕作，所以大家都放弃了。不过——」百合看了一眼后视镜。「最近有人去这一带的山脉探险，结果发现在两千米左右的地方有一个很大的高原，最少也有一百平方公里左右。」"
        },
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          "ja_text": "「今まで見つかんなかったんですか？」",
          "zh_text": "「到现在还没找到吗？」"
        },
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          "ja_text": "「けっこう険しいところでね。周りも数千メートル級の山に囲まれてる。で、その奇跡みたいな立地にあった高原は、下と違って良い具合の温暖な気候だし、何よりも山脈のおかげで降雨と積雪、それから湧水まで豊富にあるらしい。だからまあ、絶好の農地だったってわけだ」",
          "zh_text": "「是个相当险峻的地方，周围都是数千米的高山。那个奇迹般位置上的高原，与下面不同，气候温暖，更重要的是，由于山脉的缘故，降雨和积雪，还有丰富的泉水，所以是绝佳的农田。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「良かったじゃないですか！」",
          "zh_text": "「那不是很好吗？」"
        },
        {
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          "ja_text": "「ただまあ、一つだけ問題があってね――本当にびっくりすることなんだけど――その高地の中には、これまで見たこともない新しい文明というか、人類がいてね……まあ、その、小さいのよ、すごく」",
          "zh_text": "「不过，有一个问题——真是令人吃惊——在那片高地上，存在着前所未见的新文明，或者说人类……嗯，那个，很小，很厉害。」"
        },
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          "ja_text": "「小さい？」",
          "zh_text": "「小？」"
        },
        {
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          "ja_text": "「冗談かっていうくらい小さい。すごいの、一センチもないの――高さ数ミリメートル。ありえない」",
          "zh_text": "「小得像开玩笑。厉害的是，连一厘米都不到——只有几毫米高。难以置信。」"
        },
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          "ja_text": "「数ミリメートル！」ニナは驚嘆の声を上げる。「それじゃあ、アリとかと同じ大きさじゃないですか！」",
          "zh_text": "「几毫米！」妮娜发出惊叹。「那不是跟蚂蚁一样大吗？」"
        },
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          "ja_text": "「ええ。下の――つまり私たちのいる世界だったら、おそらくアリなんかと戦って絶滅してたでしょうね、小人さんたち。でも、おそらく隔絶された環境で、外敵なんかが入ることもなくて……だから小さくても全然平気なんだと思う」",
          "zh_text": "「嗯，如果是下面——也就是我们所在的世界，恐怕会因为和蚂蚁等战斗而灭绝吧。不过，大概是隔绝的环境，外敌什么的也不会进来……所以小一点也没关系吧。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「……それ以外は普通なんですか？……例えば、文明って言いましたけど……科学の進展とか」それまで黙っていたサラが尋ねた。",
          "zh_text": "「……除此之外是正常的吗？……比如说，我说过文明……科学的进展。」一直沉默的莎拉问。"
        },
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          "ja_text": "「それがね」バックミラー越しにサラの目を覗いてユリが答える。「すっごく高度なの。まあ、私たちは余裕で超えてて――十数階建ての細長いビルとか大きな競技場とか、あるいは高度に整備された公園とか、そういうのがずらーっと並んでてね。すごく綺麗で大きな街。ずっと視界を埋め尽くしてるの」",
          "zh_text": "「那个……」百合透过后视镜看着莎拉的眼睛回答。「非常高的高度。嗯，我们很轻松地就超过了——十几层的细长大厦、大型体育场，或者是高度完善的公园，排列着，是非常漂亮的大城市。一直都在填满我的视野。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「それは……その……小さいんですよね？」",
          "zh_text": "「那个……那个……很小吧？」"
        },
        {
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          "ja_text": "「そう。ミニチュアの未来都市が、視界を埋め尽くしている感じ」",
          "zh_text": "「对，感觉微型的未来城市填满了我的视野。」"
        },
        {
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          "ja_text": "二人の会話を聞いていたニナが、徐々に怪訝な表情を浮かべて、学校の先生に質問するときのように、なぜか右手を小さく上げた。",
          "zh_text": "听着两人的对话，妮娜渐渐露出讶异的表情，像向学校老师提问时一样，不知为何微微举起了右手。"
        },
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          "ja_text": "「なに？ニナちゃん」",
          "zh_text": "「什么事？妮娜。」"
        },
        {
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          "ja_text": "ユリはすぐに気づいて尋ねてやる。それまであんなに溌剌と会話をしていたニナの変調が気になったのだろう。",
          "zh_text": "百合立刻反应过来，问道。大概是担心之前一直那么活泼地说话的妮娜会变调吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "「はい、あの……絶好の農地になるはずの高地には、新しい小さな人類がいたんですよね」ゆっくりと、言葉を選んで言うニナ。「それでその、今日私たちがやる……『開拓体験』、というのは？」",
          "zh_text": "「是的，那个……在应该成为绝好农田的高地上，有新的、小小的人类存在吧？」她慢慢地选择了语言。「那么，今天我们要做的『开拓体验』是什么？」"
        },
        {
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          "ja_text": "「いい質問だね」ユリは後ろを向いて、ゆっくりと微笑んだ。「いい？今日の開拓体験はね」",
          "zh_text": "「真是个好问题。」百合转过身，缓缓地笑了。「今天的开拓体验呢」"
        },
        {
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          "ja_text": "「小人の街を破壊して、更地に戻してあげるお仕事だよ」",
          "zh_text": "「就是破坏小人的街道，让它变回空地。」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "山脈を越えると、ヘリコプターの中からはいよいよその高地が一望できた。異様に人口密度が高いのか、あるいは高度な産業集積の結果なのか、高原中を灰色のビルや住宅で覆っているのが見える。なかなかに奇妙な形をした高層ビルもあって、まるで未来にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えさせる。しかし上空からの景色は、高さにしては縮尺が異様に小さい。さらに目立ったのは、機械で切り取られたかのように綺麗にえぐられた正方形のブロックだった。",
          "zh_text": "越过山脉后，从直升机里终于可以望见那片高地。不知是人口密度异常之高，还是产业高度集聚的结果，可以看到灰色的大楼和住宅覆盖了整个高原。还有造型奇特的高楼大厦，让人产生穿越时空回到未来的错觉。但是从高空俯瞰的景色，与高度相比，比例尺却小得出奇。更引人注目的是像被机器切割过一样整齐划一的正方形方块。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "その景色を前方に見ながら、慣れた手つきで今日の着陸地――つまり破壊する場所――を探すユリの後ろでは、姉妹が全く正反対の反応を見せていた。姉のサラは窓の外を見て、ほんのりと頬を赤らめながら、これから何が起こるかに思いを馳せていた。その横で、さっきまで元気そうに窓の外を眺めていた妹のニナは、今では両手で頭を抱えて、泣きそうな表情を隠そうとしていた。",
          "zh_text": "百合看着前方的景色，熟练地寻找着今天的着陆地——也就是要破坏的地方——而她身后的姐妹却表现出完全相反的反应。姐姐莎拉望着窗外，脸颊微微发红，想象着接下来会发生什么。一旁，刚才还精神饱满地望着窗外的妹妹妮娜，现在双手抱头，试图掩饰快要哭出来的表情。"
        },
        {
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          "ja_text": "「サラちゃん？」ユリは操縦桿を握りながら言う。「ちょっとお姉さんとしてダメなんじゃない？今日何するか、ニナちゃんに言わないで連れてきちゃったの？」",
          "zh_text": "「莎拉？」百合握着操纵杆说。「作为姐姐，你是不是有点不合适？今天要做什么，你没告诉妮娜就把她带来了？」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「すみません……ニナは優しくて」妹の様子を見て、さすがに申し訳なさそうに言葉を返した。「一緒について来てくれないだろうなあ、って思ったので……」",
          "zh_text": "「不好意思……妮娜太温柔了。」看到妹妹的样子，她有些不好意思地回了一句。「我想，你可能不会跟我一起来……」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「強引だねえ」少し呆れたように息を吐いたが、「まあいいよ」と言葉を繋いだ。「大丈夫。私こういうアクシデントにはそれなりに慣れてるんだ」",
          "zh_text": "「太强人所难了。」她有些无奈地叹了口气，「算了。」她继续说。「没关系，我对这种意外已经习惯了。」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「……本当ですか？」",
          "zh_text": "「……真的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「ここまで酷いのはあんまり無いけど……友達とかから話を聞いて、暴れる気満々で来た女の子でも、いざ生きてて言葉も通じる小人さんを目の前にすると、どうしても踏めない潰せない！って人はけっこういるの。でもみんな最後は満足して壊しつくして帰っていくわ。心配しないで」",
          "zh_text": "「虽然没怎么过分到这种地步……从朋友那里听来的话，即使是暴燥的女孩子，一旦在眼前看到活生生的、语言也能沟通的小人，无论如何都踩不下去！这样的人有很多，但最后大家都会心满意足地毁掉一切东西回去的。别担心。」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "操縦席からふっと笑いかけるユリは、サラから見れば数年年上に過ぎないはずなのに、とても頼もしく、自信に溢れていて、そしてどこか楽しんでいるように見えた。",
          "zh_text": "百合在驾驶舱里突然笑了起来，在莎拉看来，她不过比她年长几年，但看起来非常可靠，充满自信，而且很享受。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「さ、着くわよ……今このヘリコプターのいる区画から、五十メートル……あっちの基準で言えば十キロメートル……四方が私たちの壊す場所。窓の外を見てごらん」",
          "zh_text": "「好了，我们要到了……从这架直升机所在的区域开始，五十米……以那边的标准来说是十公里……四周都是我们要破坏的地方。你看看窗外。」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "ニナは俯いたまま黙って首を横に振った。サラは微かに唇を舐めながら外を見た。当たりだ、と内心サラは呟いた。視界のすぐ下には、幅の広い高架の上に線路が何本も通っていて、今この瞬間も高速鉄道が走っている。その中央のガラス張りの駅は、たくさんの豆粒大の人々が出入りしていて、駅前の交差点はまるでゴマをふりかけたかのように小さな人でごったがえしていた。その周辺には色とりどりの広告のついた高層ビルが並んでいる。しかも少し視線を遠くに伸ばせば、大きな川と公園まであって、その中には今まさに試合が行われているスタジアムまでが見えた。",
          "zh_text": "妮娜低着头，一言不发地摇了摇头。莎拉微微舔了舔嘴唇，看着外面。到了，莎拉在心里嘀咕。视野的下方，宽阔的高架上有好几条铁轨，此时此刻，高速铁路仍在行驶。车站中央的玻璃幕墙上，豆粒大的人进进出出，车站前的十字路口挤满了人，就像撒了芝麻。周边是贴着五颜六色广告的高楼大厦。而且稍微把视线放远一点，就能看到大河和公园，甚至可以看到正在进行比赛的体育场。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "ユリもここの地形を確認しながら、なるべく人がいなそうな場所に着陸できないか考えていた。別にここの小人たちに同情している訳では全く無い。彼女はこの破壊が終わったあと、生き残った人間や壊れていないビルをゼロにする、つまり破壊された都市の残りカスを掃除する仕事も残っているのだ。小人の数は少なければ少ないほどいい。ただ、開拓体験のサービスとして、なるべく多くの人間たちを潰す快感をお客様に直接味わってもらう必要があった。例えば今このままヘリコプターで街の中央部に着陸してしまうのは、手間が省けて良いようだけれども、お客様への配慮に欠けた行為に思えた。",
          "zh_text": "百合也一边确认着这里的地形，一边思考着能否尽量在没有人的地方着陆。并不是同情这里的小人们。她还有一项工作，就是在这次破坏结束后，将幸存下来的人和没有被破坏的大楼清零，也就是清理城市被破坏后的残渣。小人的数量越少越好。只是，作为开拓体验的服务，有必要让客人直接体验到尽可能多地消灭小人的快感。例如，现在就这样坐直升飞机降落在市中心，虽然省事，但她认为这是缺乏对客人关怀的行为。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "いつもなら着陸の絶好地点となる青々とした公園を見つけたが、その中のスタジアムは今まさに試合中であり、何万という人が中にいた。これは取っておかないと、とすぐに判断した。",
          "zh_text": "她找到了一个绿油油的公园，这是往常降落的绝佳地点，但里面的体育场正在进行比赛，有好几万人在里面。她立刻做出了判断，这里不行。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「ここならいいか……」斜め前方にユリが見つけたのは低層住宅街だった。ここに着陸すれば、小人基準でいえば幅二百メートルはあるこのヘリコプターの下に、何百という家が潰れてしまうが、いつもこういう地味な区画はお客様に相手にされない。ちまちま残った家を始末するのはあまり楽しくないし、ここを先に潰してしまえば楽だろう。というわけで、ユリは操縦桿を操作して、ゆっくりとプロペラの回転数を下げていた。",
          "zh_text": "「这里可以吗……」百合发现斜前方有一片低层住宅区。如果在这里着陆，以小人的标准来说，有两百米宽的这架直升飞机底下，会有几百户人家被压扁，但这种朴素的区域通常不会被客人理睬。收拾剩下的房子不怎么开心，先把这里搞垮就轻松了吧。于是，百合操纵着操纵杆，慢慢降低螺旋桨的转速。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「そろそろ着くからね」後ろを振り向いて二人に言う。「シートベルトは最後まで締めておいてね。お客様の安全が第一、だから」",
          "zh_text": "「差不多到了。」她回头对两人说。「安全带一定要系到最后，因为客人的安全是第一位的。」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "地上では今、山の向こうから突然現れた巨大なヘリコプターを目にしている人も多いだろう。上空全てを覆う巨大な床面を見て、彼らは何を思うのだろうか？あるいはこの住宅の一つ一つには、夫婦とその子からなる家族が仲むつまじく遊んでいるかもしれない。今日までずっと普通の生活をしてきた人々だ。このヘリコプターが着陸すれば、彼らは潰されて、死ぬ。着陸の衝撃で、おそらく死体も残らないだろう。ユリがたまたま着陸先に選んだだけで、何千人もの罪の無い人々が死ぬのだ。意味も何もなく、ただヘリコプターの下敷きとして。",
          "zh_text": "现在在地面上，很多人都看到了从山的另一边突然出现的巨大直升机吧。看着覆盖整个上空的巨大地面，他们会怎么想呢？或者，在这一间间住宅里，由夫妇和他们的孩子组成的家庭和睦地玩耍着。到今天为止一直过着普通生活的人们。这架直升飞机一旦着陆，他们就会被击垮、死亡。因为着陆的冲击，恐怕连尸体都不会留下。只要百合偶然选择了着陆地点，就会有几千名无辜的人死去。没有任何意义，只是作为直升机的垫子。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "ユリは全くそんなことを気に留めなかった。自分で気に入ってやっている仕事なのだ。今更罪悪感なんて感じることはない。ゆっくりと眼下の人々に不安と恐怖を与えながら彼女が考えているのは、二人の姉妹客にどうやって街を破壊してもらうかの計画だ。足元のことなんて全く考えていない。地上の住宅街に投げかけられた、大きな大きな影は、ゆっくりと何百もの一軒家の上に暗く収束していく。",
          "zh_text": "百合完全没把这件事放在心上。是自己喜欢做的工作。事到如今已经没有什么罪恶感了。她一边慢慢地给眼前的人们带来不安和恐惧，一边思考着如何让两个姐妹客人破坏这座城市的计划。完全不考虑脚下的事情。投在地上住宅区的巨大的影子，慢慢地在几百栋独栋的房子上黑暗地汇聚。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "着陸の衝撃があった。地上の小さな人間の町にとっては、これは震度7の大地震だった。大きな縦揺れが街を襲って、街の誰もが、つまり十数万人もの人々が異常事態に巻き込まれたことに気づいた。",
          "zh_text": "有着陆的冲击。对于陆地上的小镇来说，这是7级的大地震。巨大的纵向摇晃袭击了街道，街上的每个人都意识到，十几万人被卷入了异常事态。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "もちろんヘリコプターの中ではこれは、とん、という緩い感触だった。ユリは後部座席を見る。二人とも平気な風だった。ユリは胸を撫で下ろしてシートベルトを外した。",
          "zh_text": "当然，在直升飞机里，这种感觉很松。百合看向后座。两个人都无所谓的样子。百合松了一口气，解开安全带。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「フライト、お疲れ様でした」慣れた手つきでドアを滑り開けた。おおー、とサラが息を呑む音が聞こえた。",
          "zh_text": "「到了，辛苦了。」她熟练地打开了门。「噢——」莎拉屏住呼吸的声音传来。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "ヘリコプターの外に広がっている世界は、まさに模型、ジオラマのような世界。自分の数百分の一の建物、道路、そして人間。それだけではない。こうして窓を一枚取り払って、じかにこの小さな町の前に立つと、混じり気無く澄んだ「開放的な」匂い、意外なほどよく聞こえる街の喧騒の音、そういうものを一気に感じることができる。本当に、本当にこの足元には、小さな人間たちが生活している世界が広がってるんだ。そしてそれを今から……壊してしまうんだ。",
          "zh_text": "直升机外的世界，简直就是模型、立体模型一样的世界。只有自己几百分之一的建筑物、道路，还有人。不仅如此。就这样打开窗户，直接站在这个小镇前，一下子就能感受到清澈无杂的「开放」气息，意外地听得很清楚的街头喧嚣声。真的，真的，在我的脚下，有一个小小的人类生活的世界。然后从现在开始……把它弄坏。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「ささ、降りちゃってください」ユリが前の座席から二人に呼びかけた。まずは窓際にいたサラに。",
          "zh_text": "「快，请下来。」百合在前排招呼两人。首先是坐在窗边的莎拉。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「……なんか見てたら、ちょっと怖くなっちゃって……」恥ずかしそうに口元を抑えて言う。「降りる……って言っても、どこも足の踏み場が……」",
          "zh_text": "「……看了之后，有点害怕……」不好意思地捂住嘴说。「虽说要下车，但哪里都没有落脚的地方……」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "ここなら大丈夫そうだな、と思っていざ靴を下ろそうとしてても、地面に近づくにつれ足元の道路が思っていたより細いことが分かってしまう。どう頑張ってもその周りの家が、おそらく数軒という単位でぺちゃんこになってしまうのだ。",
          "zh_text": "心想这里应该没问题，正要放下鞋子时，越接近地面就越发现脚下的道路比想象的要细。不管怎么努力，周围的房子恐怕都会以几户为单位被挤扁。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「……ユリさんから先に、どうですか？」",
          "zh_text": "「……百合小姐先走，怎么样？」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「それじゃもったいないの。初めてが一番リアクションも大きいのに……勇気を振り絞って、がんばってみて」",
          "zh_text": "「那就太可惜了。第一次的反应也是最大的……鼓足勇气，努力一下吧。」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「はい……」",
          "zh_text": "「是的……」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "サラはようやく決心がついたようだ。ヘリコプターの縁にかがんで、足元の家や道路を見ながら、両足をいっぺんに伸ばしていく。ゆっくり、ゆっくりと――その緩慢さがかえって足元の人間たちを泣き叫ばせているとは知らず。両足の下には、道路、それを挟んだ家や雑居ビルが数軒。人影は見えない――これなら大丈夫――ぐっと靴を近づけた。一軒の扉が開いて、中から絶叫する男がでてきた――彼の視界は暗く、土の匂い、そして重い質量の迫る低音がする――上を見る――巨大で黒い靴裏の模様――それが最期に彼の見たものだった。",
          "zh_text": "莎拉似乎终于下定了决心。她蹲在直升机的边缘，看着脚下的房子和道路，双腿同时伸直。慢慢地、慢慢地——她不知道这种缓慢反而让脚下的人们失声痛哭。脚下是道路，中间是几栋住宅和商住楼。看不到人影——这样就没问题了——她把鞋子靠近。其中一扇门打开，从里面走出来一个尖叫的男人——他的视野很暗，有泥土的味道，然后发出质量沉重的低音——往上看——鞋底巨大而黑色的花纹——这就是他最后看到的东西。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "サラはついに小人の町に立った。",
          "zh_text": "莎拉终于站在了小人的城市。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「やった！立てました！」ユリの方を向いて、サラは嬉しそうに声を上げた。",
          "zh_text": "「太好了！站起来了！」莎拉转向百合，开心地叫了起来。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「お疲れ！次はニナちゃん――だけど今、彼女グロッキーなのよね」ユリは後部座席を見て、ニナが今もそんな状況にあったのを確認した。",
          "zh_text": "「辛苦了！下一个是妮娜」百合看了看后座，确认妮娜刚才也处于这种状况。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "こういうお客様にはわりと慣れていた。ユリは「えいっ」とヘリコプターから飛び降りる。足元のことなど全く気にしていなかったが、今の一瞬で十数軒の家が吹き飛んだ。そのままユリは数歩歩いて、ニナがへたっている後部座席の前が見える位置へと行った。",
          "zh_text": "我对这样的客人已经习惯了。百合「嗯」了一声，从直升飞机上跳了下来。她完全没有在意脚下的情况，但就在这一瞬间，十几栋房子都被炸飞了。百合就这样走了几步，来到了可以看到妮娜站在后座前面的位置。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「ニナちゃん」外から話しかける。「こっち、見て？」",
          "zh_text": "「妮娜。」她在外面搭话。「你看这边？」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "ニナは恨みがましそうな目をこちらに向けた。にこりと微笑んで、ユリは右足を見せ付けるように高く上げると、ヘリコプターの付近を足でなぎ払い始めた。家も、ビルも、人間も、何にも止められることなく、まるでゴミを箒で掃き寄せるように、足は無慈悲に全てをなぎ払っていった。誰も泣かない――誰も叫ばない――全ては一瞬のうちに、理不尽なほど巨大な足によって破壊された。もうもうと土ぼこりが上がって小人の町を包んだが、ユリにもサラにも見えるほどではなかった。",
          "zh_text": "妮娜用充满怨恨的眼神看过来。百合微微一笑，把右脚高高抬起，用脚在直升机附近擦了擦。房子也好，大楼也好，人也好，都没有被任何东西阻挡，就像用扫帚扫垃圾一样，脚无情地把一切都扫光了。谁也没有哭泣——谁也没有呼喊——所有的一切都在一瞬间被巨大得不讲理的脚破坏了。滚滚尘土笼罩着小人的小镇。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「私の足元を見て」ユリは優しそうな表情を浮かべたままだ。「建物も家も、みーんなもう壊しちゃった。だからニナちゃん、あなたが降りてきても大丈夫。誰も死なないし、誰も怪我しないわ」",
          "zh_text": "「你看我的脚。」百合的脸上依然浮现出温柔的表情。「建筑物和房子都已经毁坏了。所以妮娜，你下来也没关系，没有人会死，也没有人会受伤。」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "その言葉を聞いて、ニナの視線は和らぎ、元の好奇心を少し覗かせた。じりじりと、ヘリコプターの窓際に近づく。そして、ストン、という音を立てて、ニナもまた地上に足を下ろしていた。街のどこからでも、遠景に三人の巨大な少女がいるのを見られた。大空を覆うような摩天楼の、そのさらに上に覗く巨大な女の子たち。よく見える、というのは彼女たちのほうからもそうで、今は三人とも上から周りを興味深そうに眺めていた。",
          "zh_text": "听到这句话，妮娜的视线缓和下来，露出了一些原本的好奇心。她慢慢走近直升机的窗边。然后，咚的一声，妮娜也回到了地面。无论在街上的哪个角落，都能看到远景里有三个巨大的少女。在几乎覆盖天空的摩天大楼之上，可以看到巨大的女孩们。看得很清楚，这句话她们也一样，现在三个人都在上面饶有兴趣地打量着四周。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「さて、じゃあ、行きましょうか」ヘリコプターの中から荷物の詰まったバックパックを取り出して背負うユリ。「まずはあなたたちに手伝って欲しいことがあるの」",
          "zh_text": "「那么，我们走吧。」百合从直升机里拿出装满行李的背包背了起来。「首先，我有件事想让你们帮忙。」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「よしっ！ここで合ってる！」十歩程度歩いて、ユリはリュックを地面に降ろし、その中から丸まった白いものを取り出した。",
          "zh_text": "「好！这里就对了！」走了十步左右，百合把背包放下来，从背包里拿出一个蜷曲的白色东西。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「それは何ですか？」サラが尋ねる。",
          "zh_text": "「那是什么？」莎拉问。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「これはね、縄。どう？見たことあるでしょ？」",
          "zh_text": "「这是绳子。怎么样？你见过吧？」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「はい……小学生のときに」サラは不思議そうに言った。",
          "zh_text": "「是的……小学的时候。」莎拉不可思议地说。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「これはね、跳ぶだけじゃなくて、測量とかにも使えるの」",
          "zh_text": "「这个啊，不仅可以用来跳，还可以用来测量。」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "測量？疑問を浮かべているサラに、ユリは紐の片端を手渡した。",
          "zh_text": "测量？莎拉满脸疑问，百合把一根绳子递给她。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「これ、持ってて」",
          "zh_text": "「拿着这个。」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "もう片端を持ったまま、ユリはリュックから方位磁石を取り出した。そして彼女はサラの肩を叩く。",
          "zh_text": "百合从背包里拿出磁石，手里还拿着另一端。她拍了拍莎拉的肩膀。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「よーし、準備完了！そこで立って待っててね！」",
          "zh_text": "「好，准备完毕！站在那里等着！」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "ユリは方位磁石を見ながら歩き始めた。彼女はサラのいた場所から、真っ直ぐ北に進もうとした。一歩、二歩、三歩、足元になんか気を払うことなく、方角だけを気にしておよそ三十歩も歩くと、縄がぴんと張るのを感じた。",
          "zh_text": "百合一边看着磁石一边走。她打算从莎拉所在的地方一直往北走。一步、两步、三步，她完全不在意脚下，只在意方向，走了大约三十步，就感觉绳子绷得紧紧的。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「ありがとー！サラちゃん！」聞こえるように大声で叫ぶ。「ちゃんと持っててくれたんだね！」そしてもう一度方角を確認する。サラの方向は真南。大丈夫だ。「座っていいよ！」",
          "zh_text": "「谢谢！莎拉酱！」为了能听见而大声叫。「你好好拿着！」然后再次确认方位。莎拉的方向是正南方。没关系。「你可以坐！」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "サラは縄を持ったまましゃがみこんだ。縄は勾配をつけてゆっくりと下がり、その下の小人の街に影を落とした。",
          "zh_text": "莎拉拿着绳子蹲了下来。绳子带着坡度慢慢下降，在下面的小人的街道上投下了影子。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「よし。じゃあ、ユリちゃん！ここまで来て！」彼女にも叫んだ。「手助けが必要なの！」",
          "zh_text": "「好，百合！到这里来！」对她也叫道。「我需要你的帮助！」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「でもぉ……」",
          "zh_text": "「可是……」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「お手伝いしてほしいの。おねがい！」",
          "zh_text": "「我想请你帮忙，拜托了！」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "予想した通り、最初はニナは躊躇っていたが、それでも数秒後、ニナはゆっくりと小人の街へと踏み出した。足元を見て心配しながら、一歩ずつゆっくりと。そしてついに彼女はユリの目の前まで来た。",
          "zh_text": "不出所料，妮娜一开始有些踌躇，但几秒钟后，她还是慢慢地向小人的街道走去。一边看着脚下担心，一边一步一步慢慢走。终于，她来到了百合面前。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「がんばったね、ニナちゃん」頭を撫でてあげると、ニナは安心に目を閉じた。「えらいえらい」",
          "zh_text": "「你好努力啊，妮娜。」百合摸了摸她的头，妮娜安心地闭上了眼睛。「了不起了不起！」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「ありがとうございます……」",
          "zh_text": "「谢谢……」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「それじゃあニナちゃん、よく聞いてね」ユリは説明を始めた。「今からニナちゃんにやってもらう仕事はね、今回私たちが開拓する土地と、そうでない土地の間に線を引いて分かりやすくする仕事なの。わかる？」",
          "zh_text": "「那么，妮娜，你听好了。」百合开始解释。「现在让妮娜做的工作，是在我们要开拓的土地和没有开拓的土地之间画一条线，让它们容易理解。明白吗？」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "ニナは何も言わずに頷いた。ユリはサラと同じ高さにしゃがみこんで、縄を上から見て地面すれすれ――下から見て上空十メートルのところにまで近づけた。",
          "zh_text": "妮娜什么也没说，点了点头。百合蹲在和莎拉同样的高度，从上往下看，绳子与地面擦身而过——从下往下看，绳子距离地面有十米。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「今からこの縄に沿って、そのかわいい靴で地面に線を引いてほしいの。内側が開拓予定地――つまり私たちがぶっこわしちゃう場所。外側は未開拓地――まあいずれはぶっこわされちゃう場所よ」ユリは意地悪な笑みを浮かべた。この行程は彼女が必ずお客様にやらせるようにしている、つまりとっても楽しい作業だった。「靴のてっぺんを深く地面に刺して、小人さんがそんなに簡単に逃げられないようにしてね。そうしないと逃げられちゃってこれからが面白くなくなるし、開拓のためには中を完全に整地しなきゃいけないの」",
          "zh_text": "「从现在开始，希望你沿着这条绳子，用那双可爱的鞋子在地面上画一条线，内侧是开拓预定地——也就是我们要毁掉的地方。外侧是未开拓地——反正迟早会被毁坏的地方。」百合露出坏心眼的笑容。这个过程是她一定会让客人做的，也就是说非常愉快的工作。「把鞋深深扎在地上，让小人不那么容易逃走。否则他逃走了，往后就没意思了，而且为了开拓，必须把里面完全整理好。」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "ニナはその残酷な言葉を聞いて少したじろいだが、人のお願いを断るのはいやだった。しごとなの――これはおしごと。だから、しょうがない。そう自分に言い聞かせた。",
          "zh_text": "妮娜听了这句残酷的话，有些畏缩，但她不愿意拒绝别人的请求。是工作——这是工作。所以，没办法。我这样对自己说。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「はい、これ」そう言ってユリがリュックから取り出したのは、濃い茶色のブーツだった。町で売られている安物ではない、しっかりと光沢があって、そして硬い靴だ。すとんと地面に落とした。「履いてね。じゃないと、汚れちゃうでしょ？」",
          "zh_text": "「喂，这个。」百合说着从背包里拿出一双深褐色的靴子。那不是街上卖的便鞋，光泽十足，而且很硬。扑通一声掉在地上。「穿上吧，不然会弄脏的吧？」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「あ、はい……」普段こういう丈の長い靴は履かないのだろう、かかとを踏みながら慣れない様子で足を入れた。「……よしっ」",
          "zh_text": "「啊，好的……」大概是平时不穿这么长的鞋吧，她踩着脚后跟，不习惯地把脚伸了进去。「……好。」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "紐が足首にかかるようにして、右足のつま先を地面に突き刺した。ぐっと力をこめると、ブーツは地面へとめり込んでいった。",
          "zh_text": "她的右脚尖刺向地面，让绳子挂在脚踝上。用力一踩，靴子就陷进了地面。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "「ワーキングブーツって言ってね。女の子が普通履かないような頑丈なやつなの」ユリがその靴を見ながら言う。「でも、ニナちゃんが履くとかわいいわよ、すごく」",
          "zh_text": "「说是工作靴，是女孩子一般不会穿的那种结实的靴子。」百合看着那双鞋说。「不过，妮娜穿的话会很可爱的，很可爱。」"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「そう……ですか？」",
          "zh_text": "「是……吗？」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「上の服が子供っぽすぎて、ちょっとアンバランスだけどね」あはは、とユリは笑った。「武骨なブーツが物凄い勢いで天から迫ってきて、上を見るとニナちゃんの可愛らしいスカートがぴらぴらしてるの。どう？」",
          "zh_text": "「上面的衣服太孩子气了，有点不协调。」百合哈哈地笑了。「粗犷的长筒皮靴气势汹汹地从天上扑过来，往上一看，尼娜可爱的小裙子正忽闪忽闪的。怎么样？」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「どう、と言われても……」",
          "zh_text": "「你说怎么样……」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「まあ必要なことだから。頑張ってね」ユリは真面目な顔をしてみせた。",
          "zh_text": "「嗯，这是必要的，加油哦。」百合一脸认真地说。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「はい」ニナも応じて、これはおしごとなの、と自分に言い聞かせながらブーツを爪先から降ろし、縄に沿ってぐりぐりと線を引いていった。可愛らしい爪先はその下にあったものを地中奥深くへと押しつぶし、悲鳴を上げる人々を物言わぬ肉塊にしながら、ゆっくりゆっくりと進んでいった。",
          "zh_text": "「是。」妮娜也应了一声，一边对自己说这是工作，一边把靴子从脚尖放下，沿着绳子画线。可爱的脚尖将下面的东西压向地下深处，把发出悲鸣的人们压成不会说话的肉块，缓缓地前进。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "地上のとある道路。ヘリコプターが着陸した大きな揺れと、その後にも続く断続的な縦揺れのためにすべての車が停止していた。車を捨てて逃げるような人も中にはいたが、ほとんどの人は車のガラス越しに、現実離れした巨大さで迫りくる女の子たちの姿を茫然と見上げていた。地方からの高校の修学旅行生を乗せた、六台編成の観光バスの列もまた例外ではなかった。",
          "zh_text": "地面上的某条道路。直升飞机着陆后的剧烈摇晃和之后断断续续的纵向摇晃让所有的车都停了下来。虽然也有弃车而逃的人，但大部分人都隔着车玻璃，茫然地仰望着脱离现实的巨大女孩的身影。载着从地方来高中修学旅行的学生，由六辆编成的观光巴士组成的队伍也不例外。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "てらてら光るスコップを持った巨大な女の子の姿が、とてもゆっくりと右側から近づいてくるのが見えると、男子生徒たちはバスの右側の窓に張りついて騒ぎ、女子生徒たちは悲鳴を上げながら左側へと逃げ込んだ。女性ガイドや担任の静止を無視して騒ぎ続ける彼らの声色に恐怖の色はなく、むしろ突然の非日常への好奇心に動かされているようだった。",
          "zh_text": "看到一个拿着闪闪发光的铲子的巨大女孩的身影从右侧缓慢地靠近，男学生们贴在公交车的右侧车窗上骚动起来，女学生们尖叫着向左侧逃去。他们无视女导游和导师的静止不动，继续吵闹着，声音里没有一丝恐惧，反而像是被突如其来的非日常的好奇心所驱动。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「……こちら３号車。巨大な人影が右方向から接近中。退避しますか？どうぞ」無線は六台すべての運転席へと響いた。",
          "zh_text": "「……这边是3号车厢。一个巨大的人影正从右边靠近。要躲开吗？请回答。」无线电传到了所有六辆车的驾驶席。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「こちら１号車。人影があのままの方向に直進したとしても、数十メートル距離が離れていますから下敷きになることはありません。このまま待つか、あるいはバックして縄から離れるべきではないでしょうか。どうぞ」",
          "zh_text": "「这里是1号车厢。人影如果按照原来的方向直行，距离有几十米远，不会被压到。是不是应该就这样等着，或者倒车离开绳子呢？请回答。」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "４号車の運転主は無線を聞きながら考えていた。ありえないくらい太いせいで遠近感がおかしくなるが、縄は前方のけっこう遠くに見える。確かに女の子は縄沿いに進んでいるから、このままでいれば踏みつぶされることはないだろう。しかし……。",
          "zh_text": "4号车厢的司机一边听着无线电一边思考。因为粗得不可思议，所以远近感很奇怪，但绳子在前方看起来相当远。女孩确实是沿着绳子前进的，这样下去应该不会被踩扁。但是……。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "「こちら４号車。彼女が片足で線を引きながら歩いているのが見えます。あれは破壊する場所としない場所に線引きをしているように思われます。その場合、線引きの外に出ることが大切ではないでしょうか。どうぞ」",
          "zh_text": "「这里是4号车厢。我可以看到她用一只脚画着线走着。那应该是在破坏的地方和不破坏的地方画了线。这种情况下，走出线以外不是很重要吗？请回答。」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "無線に数秒の無音が生じた。",
          "zh_text": "无线电里出现了几秒钟的静音。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「……こちら１号車。道路には多数の車が停止している以上、むやみに動くのは危険だと思うがどうか。どうぞ」",
          "zh_text": "「……这里是1号车。道路上停着很多车，随便移动是很危险的，请回答。」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "「こちら４号車。確かに危険ですが、以前遠くの市で同じような事例があったと聞いています。縄で区切って線が引かれ、その内側の家や人は一人残らず踏み潰されたと……」",
          "zh_text": "「这里是4号车厢。确实很危险，但我听说以前在很远的城市也发生过类似的事件。用绳子隔开，画线，里面的房子和人都被踩扁了。」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "再び無音が生じた。「……どうぞ」４号車の運転手は慌てて付け足したが、それでも無音は続いた。しかし数秒後、",
          "zh_text": "再次出现了无声。「……请回答。」4号车厢的司机慌忙补充道，但还是没有声音。但是几秒钟后，"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「１号車。発進します」そう言うと、１号車が猛烈なスピードで前進しはじめた。慌てて他の隊列も続く。感じたことのない加速に車内の生徒は悲鳴を上げた。",
          "zh_text": "「1号车厢，出发。」说完，1号车厢开始以迅猛的速度前进。其他的队伍也慌忙跟着。前所未有的加速让车内的学生发出了悲鸣。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "１号車の運転手は、路上に放り出された車や人を辛うじてかわしながら、必死に全力でアクセルを踏んだ。大きな人影はすぐそこにまで迫り来ている。車内には四十人の高校生がいる。後続を合わせれば、その数は優に二百を超える。彼らの命を、あんな残酷な巨大少女たちに奪わせるわけにはいかない！",
          "zh_text": "1号车的司机一边艰难地躲过被甩在路上的车辆和行人，一边拼命地踩着油门。巨大的人影已经迫近了。车内有四十名高中生。加上后续的，数量超过两百。不能让那么残酷的巨大少女夺走他们的生命！"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "縄はどんどん大きく見えてきて、そして頭上に抜け、後ろへと遠ざかっていった。「やった――」運転手は後ろを振り返った。巨大な革の壁が見えた。「あ、れ……？」",
          "zh_text": "绳子看起来越来越大，然后从头顶上拔了出来，向后面跑远了。「太好了——」司机回头一看。看到了巨大的皮墙。「啊……」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "「おいしょ、っと……」上空から可愛らしい声が聞こえた。運転手がガラスの向こう側に認めたのは４号車――２台の車と中にいた生徒は巨大な靴に轢かれて跡形もなく消え去り、４号車から６号車の百人以上が巨大娘の遊び場の中に閉じ込められた。運転手の視界は絶望に反転した。",
          "zh_text": "「呼！」从上空传来可爱的声音。司机看到玻璃对面是4号车厢——两辆车和里面的学生被巨大的鞋子碾得无影无踪，4号到6号车厢的上百人被困在了巨大少女的游乐场里。司机的视线变得绝望。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "途中サラにも交代しながら、巨大な姉妹はその靴できれいな正方形を描くことに成功した。",
          "zh_text": "中间还换了莎拉，巨大的姐妹成功地用那双鞋画出了漂亮的正方形。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「お疲れ！ありがとうね！」ユリは二人に明るく声を掛け、ブーツと縄をぐるぐる巻きにしてリュックの中にしまった。「よくやったわ！」",
          "zh_text": "「辛苦了！谢谢！」百合爽朗地对两人打招呼，然后把靴子和绳子捆好放进背包里。「干得好！」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「ありがとうございます！」ニナは最初のほうこそ苦しい表情をしていたが、一辺目を書き終わったあたりで様子を変えた。自分の爪先わずか数センチで引いただけの線は、地上の小人たちの高さ十メートルにもなり、幅も優に五メートルを超えていた。自分が引いたちびっこい線も越えることができず、深い溝の両端で声を張り合う人々。向こう側に渡ろうとわざわざ深い溝の底に入っていき、出ることも戻ることもできずにぐちゃぐちゃした肉塊の上で絶望する人。",
          "zh_text": "「谢谢！」一开始，妮娜的表情很痛苦，但画完第一条后，她的表情变了。用自己脚尖几厘米画出来的那条线，比地上的小人高十米，宽度也超过了五米。连自己画出的小小的线都无法越过，在深沟的两端互相叫喊的人们。有的人为了通过特意进入深沟底，出不来也回不去，在乱糟糟的肉块上绝望。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「ほら見て、あそこ」ユリが指さした先では、数十もの制服姿の小人たちが溝を挟んで対峙していた。すると先頭の何人かが溝の底へと入っていき四つん這いになった。さらに数人がまた底に入って、その人たちの上に乗っかり、また四つん這いになる。",
          "zh_text": "「你看，那里。」百合指着的地方，几十个穿着制服的小人正隔着一条沟对峙着。领头的几个人立刻爬进了沟底。又有几个人钻到水底，爬到他们身上，又趴在地上。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「おもしろい……組体操みたい」ニナがつぶやく。そうこうしているうちにも小人の層は四重になった。一人一人の背丈は溝の幅にも深さにも全く及ばないが、小人たちは密集することでなんとか溝を埋めようとしているのだ。うなりを上げ、ぐらつきながら、黒い制服の人たちはようやく溝を埋めることに成功した。",
          "zh_text": "「真有趣……就像集体体操一样。」她嘟囔了很久。在这样的过程中，小人的层次也变成了四层。每个人的身高都不及沟壑的宽度和深度，但小人却想通过密集来填平沟壑。黑色制服的人一边呻吟着，一边摇晃着，终于成功地填平了鸿沟。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "「ニナちゃーん……？」ユリは彼女の顔を覗き込んで、そしていたずらっぽい笑みを浮かべた。その顔は紅潮していた。「ちょっと思いついたことがあるんだけど、やっちゃっていい……？」",
          "zh_text": "「妮娜？」百合盯着她的脸看，然后露出淘气的笑容。她的脸涨得通红。「我想到一件事，可以做吗……」"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "「……？」ニナは首を傾げた。足元では最初の生徒――おそらくは女子――が渡り始めている。「どうぞ？」",
          "zh_text": "「……？」妮娜歪着头。脚边的第一个学生——应该是女生——开始过马路了。「请吧？」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「ありがと」ユリは恍惚した笑みを浮かべると、微かに唇を動かし、",
          "zh_text": "「谢谢。」百合露出恍惚的笑容，轻轻动了动嘴唇。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「ぺっ」唾の塊を人の橋の上にかけた。",
          "zh_text": "「呸！」她把一团唾沫洒在桥上。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "唾は上空数メートルの唇から放たれると、自由落下以上の速度で生徒たちの上に激突した。ぴちゃん！という音を立てて。",
          "zh_text": "唾沫从数米高的嘴唇喷射出来，以比自由落体还要快的速度撞在学生身上。发出噗嗤的声音。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "粘性のある液体は甘い香りを放ちながら、渡っていた女子、そして最上段にいた男子たちを衝撃で粉々にし、続いて溝の底のほうへと溜まっていった。底にいた生徒たちの視界を半透明の光沢が埋め、何が起こっているのか分からないまま唾液の海に溺れていく。当然ピラミッドは崩れ、上段で海に沈んでいなかった人たちも音を立てて水の中に沈み込んでいった。",
          "zh_text": "黏稠的液体散发出甜香，把走过马路的女生和最上面的男生冲击得粉碎，接着就往沟底积了下去。半透明的光泽淹没了底下的学生们的视野，他们不知道发生了什么事，就沉溺在唾液的海洋里。金字塔当然倒塌了，上层没有沉入海里的人也发出声音沉入水中。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "一体何があったのか。彼らの一部がなんとか水面に浮上し、崖に視界を阻まれながら上を見上げると、くすくすと笑う女の子の顔があった。女の子はからかうように唇をすぼめる。小人たちは周りに漂う甘い匂いを感じる。そして彼らは自分が浮いている海が、女の子のツバにすぎないと気づくのだった。",
          "zh_text": "到底发生了什么事？他们中的一部分总算浮出了水面，视线被山崖挡住，抬头一看，一个女孩在窃笑。女孩揶揄地噘起嘴。小人感觉到周围飘荡着甜甜的气味。然后他们意识到自己漂浮的大海，不过是女孩的唾液。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "三人は溝の中の阿鼻糾喚を見て、顔を見合わせてにこにこと笑った。そして立ち上がって顔を上げ、小人の街に引かれた大きな線の内側を見回し、期待に胸を躍らせた。",
          "zh_text": "三人看到沟里的地狱景象，相视而笑。然后站起来抬起头，环视着小人街道上画的大线条内侧，心中充满了期待。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "この中の全部、私たちの好きにしていいんだ。",
          "zh_text": "这里面的一切都可以随我们的便。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "小人さんの大きさはたった二百分の一といっても、彼らが編み出した技術はやはり傑出している。ヘリコプターの下敷きとなった住宅街は例外のようで、今日の開拓地のうちのほとんどは密集したビルに覆われていた。周縁地域のビルは数階建てで三人の足の高さにも届かず、巨大少女たちにサクサクとした感触しか与えられなかったが、駅に近い中心部分は優に三十階を越える建物があり、遠目から見ても彼女たちの膝丈か、もしかすると腰くらいまでの高さに届きそうなくらいだった。",
          "zh_text": "虽说小人的大小只有百分之一，但他们创造出的技术还是很杰出的。被直升机压在下面的住宅区似乎是个例外，今天的开拓地几乎都被密集的大楼所覆盖。周边地区的大楼都是几层楼高，连三个人脚的高度都够不到，给巨型少女们的感觉是松脆的，但靠近车站的中心部分有一栋超过三十层的建筑物，从远处看也能到她们的膝盖，说不定差不多到了齐腰的高度。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "「本当に綺麗ね……」サラがつぶやく。足元の建物は本当に細かく、一歩靴が地面に接地するたびに数十の建物がまとめて瓦礫になっていった。",
          "zh_text": "「真的很漂亮啊……」莎拉喃喃道。脚下的建筑物非常细小，每踏出一步，数十座建筑物就一起化为瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「そうねえ」ユリは相槌を打って言った。「想像してみて？一個のビルにはだいたい四つ五つフロアがあって、一つ一つのフロアに五六人は働いてる……」",
          "zh_text": "「是啊。」百合附和道。「想象一下？一栋大楼大概有四五个楼层，每个楼层有五六个人在工作……」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "ユリは歩くのを止めることなく二人に語る。",
          "zh_text": "百合没有停下脚步，对两人说。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "「だから一個の建物には二十人はいるでしょうね。一歩で三十棟が潰れるとして六百人？見えないだけでたくさんの人が働いてるの……ビルの一棟一棟に違う会社が入ってて、違う仕事をしてて、違う人生を送ってる……彼らには家族もいて、夢もあって、だから必死に働かなきゃいけないの。でもほら――」ユリは足を見せつけるように高く掲げて、そして一気に降ろした。「これで終わり。私がこんなに簡単におろした一歩で、六百の人生も、六百の努力も、六百の夢も、みーんなぐちゃぐちゃになっちゃうの。靴の裏についた汚れはね、ただの赤いシミくらいにしか見えないけど、このシミはさっきまで生きてて、考えて、会話してた人間なの。それを考えると、なんだか、もっと興奮しない？」",
          "zh_text": "「所以一个建筑物里有二十个人吧。一步就能摧毁三十栋大楼，有六百人？只是看不见，就有很多人在工作……每一栋大楼里都有不同的公司，做着不同的工作，过着不同的人生……他们有家庭，也有梦想，所以必须拼命工作。但是你看——」百合像要展示自己的双脚一样高高举起，然后又一口气放下。「这就结束了。我这么轻易放下的一步，六百人的人生，六百人的努力，六百人的梦想，全都消失了。鞋帮上的脏东西看起来不过是红色的斑点，但这些斑点直到刚才都是活着的、思考的、对话的人。一想到这些，不觉得更兴奋吗？」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "サラは恥ずかしそうにうつむいて、しかしはっきりと頷いた。ニナは快活そうに笑って頷いた。彼女はさっきの仕事でブーツを脱いだので、今は脱ぎたての裸足で、飛び跳ねるようにしてビルを踏んで遊んでいた。",
          "zh_text": "莎拉不好意思地低下头，但明确地点了点头。妮娜快活地笑着点点头。她在刚才的工作中脱下了靴子，现在光着脚，蹦蹦跳跳地踩着大楼玩。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "ユリは歩く速度を遅めた。線的な破壊では開拓にならない。この地域をぜんぶ全部壊す必要があった。",
          "zh_text": "百合放慢了脚步。一条线的破坏不能称为开拓。必须把这个地区全部全部破坏掉。"
        },
        {
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          "ja_text": "「サラちゃん、ニナちゃん、そこで待ってて」ユリはそう言って、ブロックの対辺のほうまで走っていった。土埃をもうもうとたち込めさせながら、ユリは自分と二人の間に低層地帯しか挟まないような場所に行った。",
          "zh_text": "「莎拉、妮娜，你在那里等我。」百合说着，跑向街区对面。百合带着滚滚尘土，来到自己和两人之间只能夹着低层地带的地方。"
        },
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          "ja_text": "「これでよし、と。二人とも、ここまで競争してきて！だけどルールが一つ」ユリは声を張り上げた。きっと街中どこにでも響く大音量だ。「二人とも、仰向けになってー」",
          "zh_text": "「这样就可以了。你们两个开始比赛吧！不过有一条规则。」百合大声说道。一定是响彻全城的大音量。「两个人都仰面躺着。」"
        },
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          "ja_text": "ニナはすぐさま地面に飛び込んで、サラは恥ずかしそうにゆっくりとしゃがみこんで、二人は街の上に仰向けに寝転がった。背中のいたるところで、ビルや人が壊れていく感触があった。",
          "zh_text": "妮娜立刻跳到地上，莎拉害羞地慢慢蹲下，两人仰面躺在街上。背上到处都能感觉到大楼和人的破碎。"
        },
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          "ja_text": "「よーし、その状態からスタート！手足は使っていいけど、背中はぜったい地面から離しちゃだめだよー！」",
          "zh_text": "「好，从这个状态开始！手脚都可以用，但是背部绝对不能离开地面！」"
        },
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          "ja_text": "うつ伏せでどう進めばいいのだろう？二人は初めきょとんとしたが、ニナがいち早く動いた。右足を曲げて膝を立て、後ろへと地面を蹴りつけることで、反動で前へ進んだのだ。続いて左足でも同じことをした。",
          "zh_text": "躺着怎么前进才好呢？两人一开始吓了一跳，但妮娜迅速采取了行动。她弯起右脚，竖起膝盖，向后蹬地，靠反作用力前进。接着左脚也做了同样的动作。"
        },
        {
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          "ja_text": "爆発的に蹴り飛ばされた足元は何も残らないほど破壊されたが、より酷かったのが彼女の肩や髪の下敷きになったビル群である。彼女は仰向けで首や肩を地面につけたまま、人間が逃げるよりもはるかに速いスピードでどんどん進んでいったから、進路中にあったビルや人間や車は彼女の長い髪か、あるいは可愛らしく凹んだ鎖骨に激しく衝突して、彼女の身体に轢かれて服のシミになった。一蹴り、二蹴り、三蹴り、ただ歩くのとは比べ物にならないほど多くの建物や車が破壊され、数えきれないほどの人間が訳も分からないままこの世から消え去っていった。",
          "zh_text": "被爆发性地踢飞的脚下被破坏得什么都不剩，但更严重的是压在她肩膀和头发下面的楼群。她仰面朝天，脖子和肩膀贴着地面，以比人逃跑还要快得多的速度飞速前进，路上的大楼、人、车都猛烈地撞击着她的长发，或者是可爱凹陷的锁骨。被女人的身体碾成了衣服上的污渍。踢一脚、踢两脚、踢三脚，只是走路根本无法与之相比，许多建筑物和车辆被破坏，数不清的人莫名其妙地从这个世界上消失。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "サラもニナの進み方を真似して初めの一歩を蹴り、徐々にスピードを上げていった。姉妹の和気藹々とした競争ごっこに巻き込まれて、二条の太い破壊の跡が、ビル街だった場所に引かれていく。",
          "zh_text": "莎拉也模仿妮娜的前进方式，踢了第一步，然后慢慢加快速度。姐妹俩和谐地卷入竞争游戏中，两条粗粗的破坏痕迹被划到了原本是高楼大厦的地方。"
        },
        {
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          "ja_text": "そしてサラの進みはニナよりも速かった。身長が高くて足も長く、一歩ごとに進める距離がニナよりも大きかったからだ。進んでいくにつれ二人の距離は縮まっていき、コースの四分の三くらいのところで、サラはニナを追い抜かすことができた。そしてそのまま一目散にゴールした。",
          "zh_text": "而且莎拉的速度比妮娜快。因为她个子高，腿也长，每走一步的距离都比妮娜大。随着前进，两人的距离逐渐缩短，跑到路线的四分之三时，莎拉超越了妮娜。然后一溜烟地跑到了终点。"
        },
        {
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          "ja_text": "「はい！前半戦はサラちゃんの勝ち～！」二人が服から土埃を払って立ち上がると、ユリはそう宣言した。彼女の視線からは、二本の生々しい破壊の痕をまざまざと見ることができた。",
          "zh_text": "「好！前半段是莎拉获胜！」两人掸了掸衣服上的尘土，站起身来，百合宣布道。从她的视线中，可以清楚地看到两条活生生的破坏痕迹。"
        },
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          "ja_text": "「えっ？前半戦？」サラは声を上げる。「まだ後半があるんですか？」",
          "zh_text": "「诶？上半场？」莎拉提高了声音。「还有后半部分吗？」"
        },
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          "ja_text": "「そうだねー。だってほら見て？まだまだ手つかずのビルがたくさん残ってる。逃げ出そうとしてる人もいるよ。これじゃ開拓にならないじゃない？」",
          "zh_text": "「是啊，你看，还有很多没碰到的大楼，还有人想要逃离。这样就不能算是开拓了吧？」"
        },
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          "ja_text": "「ってことは、同じことまたやるんですか？」",
          "zh_text": "「也就是说，同样的事情还要做吗？」"
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          "ja_text": "「……じゃ、次はちょっと趣向を変えてみようか」ユリは思いついたかのように言う。実際はもう十数回も、違うお客様相手に繰り返してきたことだけど。「ところで二人とも、服だいぶ汚れちゃってない？」",
          "zh_text": "「……那么，下次我们换个方式吧。」百合突然想到什么似的说。实际上已经对不同的客户重复了十几次。「对了，你们两个的衣服是不是都很脏？」"
        },
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          "ja_text": "「そうですね」サラが答えた。ニナも頷いた。",
          "zh_text": "「是啊。」莎拉回答。妮娜也点了点头。"
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        },
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          "ja_text": "「え、でも……」",
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          "ja_text": "「二人は姉妹だし、大丈夫でしょ？何なら私も脱ぐから。それとも小人さんに見られるの心配してるの？」",
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        },
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          "ja_text": "「ええ、まあ……」",
          "zh_text": "「嗯，是啊……」"
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          "ja_text": "「大丈夫。サラちゃんの下着を見た小人さんたちはみんな、今日の日没までにはこの世から生き残ってるわ。死んじゃえば安心でしょ？」",
          "zh_text": "「没关系。看到莎拉内衣的小人们，在今天日落后都不会在这个世界存活下来。死了就放心了吧？」"
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          "ja_text": "「恥ずかしがらないの」ユリはなだめて、自分のコート類を全部脱ぎ、その下のシャツを脱いだ。豊満な胸をピンクのブラジャーが支えている。「これで、どう？」",
          "zh_text": "「不用害羞哦？」百合安慰着他，脱下了自己所有的外套，还有下面的衬衫。粉色胸罩包裹着她丰满的胸部。「这个怎么样？」"
        },
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          "ja_text": "「……」サラは俯いたが、しかしユリが脱いでいるのに自分が着ているわけにもいかないから、そそくさと服を脱ぎ始めた。白い下着が見えた。ニナが続く。",
          "zh_text": "「……」莎拉低着头，但百合都脱了，自己又不能穿在身上，于是她匆匆忙忙地开始脱衣服。看到了白色的内衣。妮娜也一样。"
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          "ja_text": "「ニナはまだしてないんです。なんというか……まだする必要ないでしょ？」サラが代わりに答えた。ニナが服を脱ぐと、そこにはほとんど膨らみのようなものはなかったが、ピンク色の乳首がぷくりと膨れ上がっていた。",
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          "ja_text": "「あー……そこまで脱ぐ必要はないかもだけど……まあいっか」ユリは少し目を逸らして言った。「後半戦の説明をしよっか。といっても単純。今度は逆にうつ伏せになって、上半身を離さないように進むの。分かった？」",
          "zh_text": "「啊……也许没必要脱那么多……唉。」百合移开视线说。「我来说明一下下半场的情况吧。其实也很简单。这次是反过来趴着，上半身不离开地前进。明白了吗？」"
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          "ja_text": "「「はい」」二人は声を揃えて言った。そして素の肉体を晒すのを恥ずかしそうにしながらも、二人は地面の上にうつ伏せになった。今度は背中が天を向いていて、地面に最初に擦り付けられるのは、二人の胸だ。",
          "zh_text": "「好！」两人异口同声地说。虽然羞于暴露自己的肉体，两人还是趴在了地上。这次是背对天空，最先碰到地面的是两个人的胸部。"
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          "ja_text": "「よーし、じゃあ私はゴールに行くから。さっき壊した場所は通っちゃダメだよ！勝った人には賞品――というかあとでいいことあるから、頑張ってね！」そしてユリは満足そうに、前半戦のスタート地帯へと戻っていった。",
          "zh_text": "「好，那我就去终点了。刚才弄坏的地方不能通过！赢了的人会得到奖品——或者说是还有好处，加油！」然后百合心满意足地回到了前半段比赛的开始地带。"
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          "ja_text": "ユリの指示のおかげで、二人はまだ破壊を免れていた場所をコースに進んでいった。今度はニナのほうが明らかに速く、サラがようやく半分を通り過ぎたあたりでもうユリの下についてしまった。",
          "zh_text": "在百合的指示下，两人沿着还没有被破坏的地方继续前进。这次妮娜明显跑得更快，莎拉好不容易跑过一半，她已经跑到百合下面了。"
        },
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          "ja_text": "「やったー！一等賞！」足元からユリの顔を見上げ、乳首に微かについた汚れを払い落しながら、ニナは嬉しそうに叫んだ。しかしユリの目線はこちらを向いてくれず、まっすぐ向こう側を向いていた。",
          "zh_text": "「太棒了！一等奖！」妮娜从脚边抬头看着百合的脸，一边擦去乳头上的污渍，一边开心地叫道。但是百合的视线并没有看向我，而是直直地看着对面。"
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          "ja_text": "「……？」なぜ？と思いながら、ニナは半身を起こしてユリの目線の先を見つめた。それはゆっくりと進むサラの姿だった。",
          "zh_text": "「……？」为什么？想着想着，妮娜坐起身来，凝视着百合视线的前方。那是莎拉缓缓前进的身影。"
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          "ja_text": "彼女の速さはさっきよりも遅い。のろ、とニナは思ったが、しかし重たい胸を地面に擦りつけながら楽しそうに進むお姉さんの姿を見て、次第に神妙な気持ちになってきた。",
          "zh_text": "她的速度比刚才慢。慢吞吞的，妮娜心想，但看着姐姐用沉重的胸部贴着地面，快乐地前进的身影，她渐渐觉得有些奇怪。"
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          "ja_text": "二つの柔らかい胸の前には、十数個のビルがあり、混雑した道路をかき分けながら、逃げようと懸命に走る人々が群をなしていた。彼らは背後に迫る巨大な肌色の乳と、空中から垂れ下がってきらめく黒髪のカーテン、そして自分たちを見下ろして笑う巨大な女の子の顔に囲まれて、女子の汗とシャンプーの混ざりあった匂いに眩暈を起こしながら、唯一光が差し込む方向へと必死に逃げようとしていた。倒れる人を飛び越え、背後から突っ込んでくる車をかわし、視界を阻む髪を潜り抜けて光明の前に出て、彼らはようやく助かったと思った。しかし次の瞬間、彼らはドンという強い縦揺れに襲われ、何人かは反動で空中へと突き上げられた。くるくる回る視界の中で、彼らが見たのは綺麗な白い肌――柔らかそうなふくらみ――そして強い衝撃を受け、彼らはその裸胸の上にこびりついたシミへと変わった。ふふふ、と女の子の高い笑い声が響いた。",
          "zh_text": "在两个柔软的巨乳前，有十几座大楼，挤在拥挤的道路上，成群的人拼命奔跑，想要逃跑。他们被身后的巨大肉色乳、从空中垂下的闪闪发光的黑发窗帘，还有俯视着自己笑的巨大女孩的脸包围着，女人的汗水和洗发水混合的气味让他们晕眩，唯一他拼命地往阳光照射的方向逃跑。越过倒下的人，躲开从背后冲过来的车，穿过挡住视线的头发，来到光明面前，他们才觉得得救了。但接下来的一瞬间，他们突然感到一阵强烈的纵向摇晃，几个人被反作用力推到了空中。在旋转的视野中，他们看到的是漂亮白皙的肌肤——柔软的丰满——受到强烈的冲击，他们变成了黏在裸胸上的斑点。女孩的高亢笑声呵呵地响了起来。"
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          "ja_text": "「はい、勝負はニナの勝ち。だけど、サラのほうが楽しそうだったね？」サラがようやくゴールへ辿り着いたあと、笑いながらユリは二人へ言った。",
          "zh_text": "「是啊，胜负是妮娜赢了。不过，莎拉看起来更开心吧？」莎拉终于到达终点后，百合笑着对两人说。"
        },
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          "ja_text": "「……うっ、すみません……」サラは恥ずかしそうに俯いた。その胸にこびりついた汚れはユリが綺麗に拭き取ってくれたので、今は元のきらめきを戻していた。",
          "zh_text": "「……呃，对不起……」莎拉不好意思地低下头。黏在胸口的污渍被百合彻底擦掉了，现在又恢复了原来的光泽。"
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          "ja_text": "ニナは黙って姉を見上げた。低い視点からだと姉のおっぱいがとてもよく見えた。『わたしだっていつかはそうなってやるもんね！』ニナは心の内で毒づいた。",
          "zh_text": "妮娜默默地抬头看着姐姐。从较低的视点可以清楚地看到姐姐的胸部。『我总有一天也会变成那样的！』妮娜在心里咒骂。"
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          "ja_text": "「二人ともお疲れさまでした！太陽がかんかんに出てきて暑いわねえ」",
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          "ja_text": "「そうですね」サラは相槌を打った。露わになった凹んだお腹を、恥ずかしそうに右手で押さえていた。",
          "zh_text": "「是啊。」莎拉附和道。她不好意思地用右手捂着露出来的凹陷的肚子。"
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          "ja_text": "「朝からずっとやってきて、そろそろ真昼ってとこね。二人とも、お腹すかない？」",
          "zh_text": "「一大早就来了，快到中午了，你们两个肚子饿吗？」"
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          "ja_text": "「はい！」ニナが嬉しそうに頷いた。やや遅れてサラも頷いた。手をお腹から外すと、ぐうと鳴る音がした。",
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          "ja_text": "「あらあら」ユリは微かに微笑んで、ぐるりと周りを見渡した。破壊されて煙がたちこめ、なんとか彼女たちから逃げようとする人や車に埋め尽くされた街の中、手つかずに残った公園と、その中のスタジアムを彼女は忘れていなかった。",
          "zh_text": "「哎呀呀。」百合微微一笑，环视四周。在被破坏、烟雾弥漫、到处都是想要逃离她们的人和车的街道上，她没有忘记没有被破坏的公园和其中的体育场。"
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          "ja_text": "それは、新品定価であれば数万はくだらないであろう、ブランド物のオシャレな履き物。それが中古とは言え数千という価格は、安月給で働く若手会社員にはありがたい。",
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          "id_line": 13,
          "ja_text": "今すぐ購入したい気持ちを抑えて、念のため説明欄にも目を通していく。",
          "zh_text": "但我抑制住立刻购买的冲动，还是先看看说明栏吧。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "\"１０年ほど前に購入して以来、大切な機会に愛用してきた思い入れのある品です\"",
          "zh_text": "\"大约十年前购入，一直是我重要场合的爱用品\""
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "\"物としてはまだまだ履けますが、出産を機にピンヒールを履かなくなったため、泣く泣く出品することにしました\"",
          "zh_text": "\"虽然穿起来还可以，但因为生了孩子，不再穿尖头鞋了，很遗憾地决定出售\""
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "\"写真の５枚目のように指の跡が残ってしまっておりますが、履いてしまえば気になりません\"",
          "zh_text": "\"第五张照片上有脚趾的印迹，但穿上后就不会注意到了\""
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "\"発送方法は商品に合わせる必要があるため、送料はこちらが負担いたします\"",
          "zh_text": "\"因为需要根据商品选择邮寄方式，所以运费将由我承担\""
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "丁寧な説明文から、出品者の方の性格や背景が読み取れて好感が持てる。",
          "zh_text": "通过仔细的说明文可以感受到卖家的性格和背景，并产生好感。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "確かに指の跡はかなりくっきりと残っているものの、中古品のサンダルなんてそれが当たり前。",
          "zh_text": "虽然脚趾的印迹相当明显，但对于二手鞋来说，这是很正常的。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "どのみち自分で履けばついてしまうので、比較的大雑把な性格をしているわたしはあまり気にならなかった。",
          "zh_text": "不管怎样，只要自己穿上就不会在意，我作为一个相对粗心大意的人并没有太在意。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "\"よし、買っちゃお！ポチッとな\"",
          "zh_text": "\"好，我买下了！点击确定\""
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "購入メッセージを入れると、早速お返事が返ってくる。",
          "zh_text": "发送购买消息后，立刻收到回复。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "たまたま住所が近かったこともあり、到着予定はなんと明日になるらしい。",
          "zh_text": "由于地址恰好离得近，预计明天就能送到。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "ひとつ楽しみができて浮かれたわたしは、気分良く明日の分の仕事に取りかかるのだった。",
          "zh_text": "我因此多了一个期待，并开心地投入到明天的工作中。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "そして日が変わり、到着予定日の正午頃。",
          "zh_text": "然后时间过去，再预计到货日中午。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "\"んー…発送通知は来たのに、宅配業者さんからのメール来ないなぁ\"",
          "zh_text": "\"嗯……发货通知到了，但还没收到快递员的邮件呢\""
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "幸いにも今日も一日在宅なので、いつ来ても問題にはならないけど。",
          "zh_text": "幸好今天也是全天在家，无论什么时候来都没有问题。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "そう考えたわたしは、これといって特に何も感じていなかった。",
          "zh_text": "想到这里，我并没有什么特别的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "地面が揺れ始める、その時まで。",
          "zh_text": "直到地面开始摇晃。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "\"…ん？地震？にしては揺れ方が…\"",
          "zh_text": "\"…嗯？地震？但是摇晃的方式……\""
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "ドン、ドン、と等間隔で小さく揺れていて、地震のときみたいなガタガタガタという感じではない。",
          "zh_text": "地面轻微而均匀地摇晃，不像地震时那种嘎吱嘎吱的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "それはまるで…と思いを巡らせるより前に、その揺れ方は少しずつ強くなっていく。",
          "zh_text": "那简直就像…还没等我这么想，摇晃的幅度就越来越大了。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "\"わっ、ちょっと、なんなのっ！？\"",
          "zh_text": "\"啊，喂，怎么回事！？\""
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "最初はマグカップの黒い水面が波打つ程度だったのが、ガタン、ガタン、と地面から突き上げられるような強さになってきた。",
          "zh_text": "起初只是黑色马克杯水面波动的程度，现在却变成了咣当咣当的强度，仿佛要被人推到地面上。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "どう考えても自然に発生するものじゃない。",
          "zh_text": "这绝对不是自然发生的。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "\"…まさか…！\"",
          "zh_text": "\"…难道……！\""
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "そこまで考えてハッとする。",
          "zh_text": "我突然想到了什么。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "体感したのは初めてでも、知識としては知っていた。",
          "zh_text": "尽管这是我第一次亲身体验，但作为知识我早有所闻。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "\"んー…住所だとこの辺なんだけど\"",
          "zh_text": "\"嗯……根据地址大概就是这附近了\""
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "\"っ、…！\"",
          "zh_text": "\"唔，……！\""
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "遥か天空から降ってくる、落ち着いた大人の女性の声。",
          "zh_text": "从遥远的天空传来的是一个沉稳成熟的女性声音。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "この\"人為的な\"揺れの原因が近づいていることを、否が応でも理解させられた。",
          "zh_text": "让人不由自主地理解到导致这种\"人为\"的摇晃的原因正在接近。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "\"…やっぱりどう見ても小人ちゃんのお家しかないわよね…\"",
          "zh_text": "\"……怎么看都只有小矮人的家啊……\""
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "彼女の口から発せられた\"小人\"という表現。それはわたしたち人類を指して言う巨人族側の言い方に他ならない。",
          "zh_text": "她口中的\"小人\"一词指的无疑是巨人一族对我们人类的说法。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "つまり、この人間の街に巨人が入り込んで来ているという証だった。",
          "zh_text": "也就是说，巨人已经闯入了我们人类的城市。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "\"それにしても、道が狭くて歩きづらいわね…よく見て歩かないと踏んじゃいそう\"",
          "zh_text": "\"话说回来，路太窄了，不好走啊……不仔细看的话会踩到的。\""
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "彼女たち巨人は人間のおよそ１００倍という圧倒的な巨体を有する。",
          "zh_text": "她们拥有比人类大100倍的巨大身躯。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "今でこそ種族同士の共存が進んでいるとはいえ、人間の街には彼女たちを受け入れるだけのキャパシティがないことも多い。",
          "zh_text": "虽说现在种族之间的共存在不断发展，但人类的城市往往没有足够的能力容纳她们。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "言うまでもなく、ほとんどの建物が彼女の膝丈にも満たないこの小さな住宅街もそのひとつだった。",
          "zh_text": "不用说，几乎所有建筑都不到她膝盖的这个小住宅区就是其中之一。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "\"…あと、あんまり足元をちょろちょろ動かないで欲しいのだけれど…\"不幸な事故\"はお互いにイヤでしょう？\"",
          "zh_text": "\"……还有，我希望你们不要在我脚下乱动……\"不幸的事故\"彼此都讨厌吧?\""
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "人間が運転する乗り物の事故がなくならないように、彼女たちとの接触による事故もまた残念ながら同じこと。",
          "zh_text": "就像人类驾驶的交通事故一样，与她们接触引发的事故也同样可悲。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "踏まれてしまった場合に人間がどうなってしまうかは考えるまでもないが、悪意がない限りはただ歩いているだけの彼女たちを強く責めることはできない。",
          "zh_text": "人类被她们踩到的话，不用多想也知道会变成什么样子，但除非有恶意，否则我们无法过分指责只是在行走的她们。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "彼女たちも一定の気を払ってくれている以上、死にたくなければ、わたしたちが気をつけるしかないのだった。",
          "zh_text": "她们也会注意到这一点，为了不想死，我们只能小心翼翼在她们脚下活动。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "\"えーっと、あったあった。このお家ね。目の前に空き地があって助かったわ\"",
          "zh_text": "\"嗯，找到了。就是这家。多亏眼前有块空地。\""
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "\"っ、う…そ…\"",
          "zh_text": "\"唔，呃……\""
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "その足が引き起こす揺れと轟音が、我が家のすぐ目の前から伝わってくる。",
          "zh_text": "她的脚引起的摇晃和轰鸣声从我家的眼前传来。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "まさかと思ってカーテンの隙間から覗いて見れば、車道を横断するように踏みしめてこちらへ向けられた巨大な左足が目に入った。",
          "zh_text": "我不由自主地从窗帘缝隙里向外偷看，看到了巨大的左脚迈过马路朝着我这边走来。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "\"道塞いじゃってごめんなさいね。ああ、靴の下、高さ足りると思うから、そこ通ってもらって構わないわよ？\"",
          "zh_text": "\"对不起，堵住了路。啊，鞋底那部分高度应该够了，你们可以从那里穿过吧？\""
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "真紅に煌めくペディキュアと同じ色のハイヒールサンダルは、三階建ての我が家よりも背の高いピンヒールを公園の真ん中に突き刺している。",
          "zh_text": "一双和闪耀着深红色指甲油相同颜色的比三层楼高的高跟凉鞋，将的我家后面公园中间的地面刺穿了。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "ちょっとしたトンネルのようになっているアーチの下を無邪気な子供たちが笑いながら通り抜けていく。",
          "zh_text": "孩子们无忧无虑地笑着从像小型隧道一样的拱门下穿过。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "微笑ましいながらも異様な光景だった。",
          "zh_text": "尽管充满温馨，但这是异样的景象。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "\"さて、メッセージを…お届けにあがりました…と\"",
          "zh_text": "\"好了，留言……已经递送完毕……那么，我来给您传达一个信息……\""
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "\"ひっ、や、やっぱり、わたし…\"",
          "zh_text": "\"咦，果然，是来找我的吧……\""
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "通知を示したフリマアプリを開いてみると、彼女から届けられたメッセージが表示されている。",
          "zh_text": "接收到她发来的消息时，我打开跳蚤市场应用程序，屏幕上显示着她的留言。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "混乱する頭で商品ページを再確認すると、思わずタイトル欄を二度見してしまう。",
          "zh_text": "在头脑混乱的情况下再次确认商品页面，我不禁两次看向标题栏。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "\"レア物☆　中古美品　エルメラーぜ　サンダル　ハイヒール　２３ｍ　ピンヒール　お値下げ中♪\"",
          "zh_text": "\"稀有物品☆二手美物 爱马仕凉鞋 高跟 23m 尖头 降价中♪\""
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "\"…っは！！め、めーとる…！？\"",
          "zh_text": "\"…哈！！m、米……！？\""
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "よく見ると、きちんとサイズが記載されている。",
          "zh_text": "仔细一看，尺寸确实写得很清楚。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "フリマアプリあるあるの、思い込みによる確認不足だった。",
          "zh_text": "这是跳蚤市场上常见的因为个人臆断而导致的确认不足。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "\"あの、すいません。居ませんか？既読にはなったのですが\"",
          "zh_text": "\"对不起。你在吗？虽然显示已读了\""
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "\"うっ…これ、出なきゃだよね…\"",
          "zh_text": "\"呃……这个，必须要回复的啊……\""
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "ここまできて、今さらキャンセルなんてできるはずもない。",
          "zh_text": "事到如今，已经不可能取消了。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "天から降ってくるその声に私は慌てて\"今出ます\"とだけ返信し、スマホ片手に玄関から飛び出した。",
          "zh_text": "听到什么从天而降的声音，我慌忙回了句\"我现在出去\"，单手拿着手机就冲出了玄关。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "\"お待たせ、しましたっ！\"",
          "zh_text": "\"让您久等了，抱歉！\""
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "\"あ、良かった。今回はご購入ありがとうございます\"",
          "zh_text": "\"啊，太好了。这次感谢您的购买\""
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "\"は、はい…\"",
          "zh_text": "\"是，是……\""
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "そこに居たのは、私と同じか少し上くらいの見た目をした、綺麗な巨人の女性だった。",
          "zh_text": "那里站着的是一位看起来与我差不多年纪或稍微大一些的漂亮巨人女性。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "高層ビルよりも高い場所にあるお顔は、真下からでは半分以上が豊かな胸に遮られていて、逆光も重なって表情が読めない。",
          "zh_text": "由于她比高楼还要高，所以从正下面看，她的脸的一半以上被丰满的胸部遮住，再加上逆光，看不清她的表情。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "その代わりと言うべきか、スリットの深いセミロングのスカートからは中身がバッチリと見えてしまっている。",
          "zh_text": "相反，从她开叉很深的半长裙里，里面的东西一览无遗。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "不可抗力とはいえ、そこにある大人の色気に思わず顔が熱くなった。",
          "zh_text": "尽管这是不可抗力的，但那里成熟的色气不禁让我的脸发热起来。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "\"まさか小人ちゃ…失礼。人間の方に買っていただくとは思いませんでした\"",
          "zh_text": "\"怎么是小人……失礼了。没想到是人类购买的\""
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "\"あはは…\"",
          "zh_text": "\"啊哈哈……\""
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "\"これ、商品なんですが…どこに置きましょう？\"",
          "zh_text": "\"这是商品……应该放在哪里呢？\""
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そう言って彼女が肩掛けのバッグから取り出してきたのは、アプリで何度も確認した通りの素敵なサンダル。",
          "zh_text": "她这样说着，从挎包里拿出了和我多次通过应用程序确认过的漂亮凉鞋。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "ただ、その２３ｍというサイズは我が家を軽く上回るほど大きく、広大な敷地を有した豪邸でもないウチには置ける場所などあるはずもない。",
          "zh_text": "然而，23m的尺寸比我们家还要大得多，而我家并不是拥有有宽阔地皮的豪宅，根本没有可以放置的地方。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "対応に頭を抱えていると、彼女も会話しづらかったのかスカートを丁寧に挟み込みながらしゃがんできた。",
          "zh_text": "在为此事头疼时，她似乎也觉得交流不便，小心翼翼地夹着裙子蹲了下来。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "\"んしょっ…と。もしもーし。聞いてますかー？\"",
          "zh_text": "\"嗯……喂喂。我在这里。你能听到吗？\""
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "\"ひっ…\"",
          "zh_text": "\"哇……\""
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "片手で髪をかき上げる仕草は手慣れていて、こちらを見下ろす視線に魅入られる。",
          "zh_text": "她用一只手柄头发拨向后面的动作看起来很熟练，我被她俯视的目光吸引住了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ただ、それも束の間、反対の手でサンダルのストラップ部分を指に引っ掛けると、そのままブラブラと手持ち無沙汰に揺らし始めた。",
          "zh_text": "然而，那只是一瞬间，她用另一只手将凉鞋上的带子挂在手指上，就那样若无其事地摇晃起来。"
        },
        {
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          "ja_text": "圧倒的な質量によってゴオンゴオンと風が吹き荒れ、その下にいる私は落ちてこないかと気が気でない。",
          "zh_text": "由于压倒性的质量，风声呼啸着刮来，我在下面非常担心鞋子会不会掉下来。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"これ、商品合ってますよね？\"",
          "zh_text": "\"这个商品合适吗？\""
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "\"は、はい…\"",
          "zh_text": "\"是，是的……\""
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "\"ん、良かった\"",
          "zh_text": "\"嗯，那就好。\""
        },
        {
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          "ja_text": "アーチの裏側部分には掠れた\"２３\"という数字とブランドのロゴが確認できた。",
          "zh_text": "可以确认到拱门背面刻着已经磨损的数字\"23\"和品牌标志。"
        },
        {
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          "ja_text": "年季を感じさせる靴底は当然ながらお世辞にも綺麗とは言えなくて、無数の汚れと傷跡が刻まれている。",
          "zh_text": "鞋底充满了年代感，即使恭维也称不上漂亮，上面刻着无数的污迹和划痕。"
        },
        {
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          "ja_text": "私はその一部になんてなりたくない。",
          "zh_text": "我不想成为其中的一部分。"
        },
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          "ja_text": "\"…お家の中、誰か居ますか？\"",
          "zh_text": "\"……家里有人吗？\""
        },
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          "ja_text": "\"い、いえ…今は私一人で…それが何か…\"",
          "zh_text": "\"不、不，现在只有我一个人……怎么了……\""
        },
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          "ja_text": "\"あら、そうなの。それなら大丈夫かしら\"",
          "zh_text": "\"啊，这样啊。那就没关系了。\""
        },
        {
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          "ja_text": "\"えっ\"",
          "zh_text": "\"诶？\""
        },
        {
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          "ja_text": "驚愕しながら見上げる私と、ニコリと屈託なく笑う彼女の視線が重なった。",
          "zh_text": "我吃惊地抬头看着她，与露出轻松笑容的她的视线重合在一起。"
        },
        {
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          "ja_text": "すると彼女は靴を揺らすのをやめて、両手で一足ずつ持ち直す。",
          "zh_text": "于是她停止了晃动鞋子，用双手重新拿起了每只凉鞋。"
        },
        {
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          "ja_text": "そしてそのまま私の上に移動してくると、靴の影に覆われてその様子が見えなくなる。",
          "zh_text": "然后，她向我移动过来。我被凉鞋的影子遮住，看不到她的样子。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"他に場所もなさそうなので、お家の上に置いちゃいますね\"",
          "zh_text": "\"因为好像也没有别的合适地方了，，我就放在你们房子上面吧\""
        },
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          "ja_text": "\"そ、そんな…待ってっ…！\"",
          "zh_text": "\"别、别……等等……！\""
        },
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          "ja_text": "私の叫びが聞こえているのかいないのか、彼女の動きは止まらない。",
          "zh_text": "不知道她有没有听见我的呼喊，她的动作并没有停下来。"
        },
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          "ja_text": "支えとするようにまずヒールを公園内に接地させると、そのままゆっくりとつま先側を下ろしてくる。",
          "zh_text": "她先把脚跟靠在公园里，然后慢慢地把脚尖放下来。"
        },
        {
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          "ja_text": "あの薄汚れた靴底が、思い出の詰まった我が家の屋根へとのし掛かり始めた。",
          "zh_text": "那个脏兮兮的鞋底开始压在我们充满回忆家的屋顶。"
        },
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          "ja_text": "\"倒れちゃわないようにバランスに気をつけて…\"",
          "zh_text": "\"要注意保持平衡，不能倒了……\""
        },
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          "ja_text": "\"あ、ああっ…うそ、こんなの、うそよ…\"",
          "zh_text": "\"啊，啊啊……不可能，这不可能，我明明……\""
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は力を込めているようには見えないどころか、ギリギリまで支えてくれているように見える。",
          "zh_text": "她似乎不是在用力支撑，甚至看起来像是维持平衡。"
        },
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          "ja_text": "それなのに、私たち家族を何年も守ってきてくれたはずの我が家は、その靴底の下でまるで溶けるかのように容易く踏み壊されていく。",
          "zh_text": "然而，守护了我们一家人好几年的我们的家，在那个鞋底下就像溶化一样容易地崩塌了。"
        },
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          "ja_text": "\"やめてっ…やめてよぉ…\"",
          "zh_text": "\"不要……不要啊……\""
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          "ja_text": "バキバキという豪快な破砕音とともにサンダルが家に沈み込んでいく。",
          "zh_text": "随着嘎吱嘎吱的清脆粉碎声，凉鞋陷入了房子里。"
        },
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          "ja_text": "思い出のたくさん詰まった３階の子供部屋は、たった一瞬で瓦礫の山となってしまった。",
          "zh_text": "我们充满回忆三层楼的儿童房瞬间变成了堆积如山的瓦砾。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"あら、ごめんなさい。貴方たちのお家ってこんなに脆いのね…まさか置いただけで壊れちゃうなんて\"",
          "zh_text": "\"哎呀，对不起。没想到你们的房子这么脆弱啊……怎么可能只是放上去就坏了呢\""
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は少し申し訳なさそうにしながらも、その巨大構造物を持ち上げてくれる様子はない。",
          "zh_text": "她虽然露出一丝歉意，但并没有把那巨大的物体重新抬起来的样子。"
        },
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          "ja_text": "その手を離れたサンダルは自重だけでその下の階もあっけなく踏み抜いていく。",
          "zh_text": "凉鞋离开她的手后，仅靠自重就轻松地穿透了屋下的楼层。"
        },
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          "ja_text": "わたしたちの住処は彼女たちの靴置き場にすらなれない。",
          "zh_text": "我们的住所连成为她们的鞋柜不能"
        },
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          "ja_text": "ガラガラと音を立て崩れゆくそれは、もはや家の形を成していなかった。",
          "zh_text": "我们的家哗啦哗啦地倒塌着，已经没有房子的形状了。"
        },
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          "ja_text": "\"あ、ああっ…みんな、ごめんなさい、ごめんなさい…\"",
          "zh_text": "\"啊啊……大家，对不起，对不起……\""
        },
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          "ja_text": "両親が必死に働いて建ててくれた、私たち家族の安らぎの在り方でもある夢のマイホーム。",
          "zh_text": "双亲为了我们拼命工作建造的、寄托了我们家安宁梦想的家。"
        },
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          "ja_text": "それがたかがお値段数千、１０年物の履き古されたハイヒールサンダルによって、こうも簡単に奪われてしまった。",
          "zh_text": "然而现在，仅仅因为这双价值数千日元、已经穿了10年的旧高跟凉鞋，就这样轻而易举地夺走了它。"
        },
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          "ja_text": "\"あらあら…これはもうぐっちゃぐちゃねぇ…\"",
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          "ja_text": "真上から我が家の中を他人事のように覗き込む彼女は、商品を購入者の元に届けただけだ。",
          "zh_text": "从正上方像事不关己一样窥视着我们家里的她，只是把商品交给了购买者而已。"
        },
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          "ja_text": "これはすべて私が単位を読み間違えてしまったせいに他ならない。",
          "zh_text": "这完全是因为我读错了单位。"
        },
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          "ja_text": "悔いても悔いても悔やみきれなかった。",
          "zh_text": "无论如何懊悔也懊悔不尽。"
        },
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          "ja_text": "\"申し訳ないですが、近くで見て商品確認をお願いできますか？\"",
          "zh_text": "\"不好意思，请问您能近距离确认一下商品吗？\""
        },
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          "ja_text": "\"…はい…\"",
          "zh_text": "\"……是……\""
        },
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          "ja_text": "\"あ、崩れるかもしれないので気をつけてくださいね\"",
          "zh_text": "\"啊，因为可能会倒塌，请小心\""
        },
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          "ja_text": "一応の優しさをもらいつつも、ひしゃげてしまった玄関から部屋の中へと戻る。",
          "zh_text": "虽然收到了一些善意，但我弯着身从变形的门廊回到了房间里。"
        },
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          "ja_text": "入ってすぐの階段は途中からなくなっていて、代わりに靴底の一部が顔を出している。",
          "zh_text": "一进门的楼梯从中间开始就不见了，取而代之的是露出了一部分鞋底。"
        },
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          "ja_text": "２階から上の状態が絶望的であることを理解して、思わず涙が溢れてきた。",
          "zh_text": "在理解了2楼以上的状态已经是怎样绝望的情况下，眼泪不由得夺眶而出。"
        },
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          "ja_text": "\"ひぐっ…えぐ…どうして、こんなことに…\"",
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          "ja_text": "止めたって、聞いてはもらえなかった。",
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          "ja_text": "私には、人間には、巨人の行動を変える力はない。",
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        },
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          "ja_text": "\"うっ…ていうか、なんかちょっと臭う…？\"",
          "zh_text": "\"嗯……话说回来，有点臭……？\""
        },
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          "ja_text": "脱ぎたてというわけではないはずが、やはり何年にも渡って染み込んだものもあるのかもしれない。",
          "zh_text": "虽然并不是刚脱下来的样子，但也许还是渗透了多年的东西。"
        },
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          "ja_text": "そう思いながら土足のままリビングに入ると、我が家の憩いの場はサンダルのつま先部分が完全に占拠していた。",
          "zh_text": "这样想着，我赤脚走进客厅时，我们家的休息场所已经完全被凉鞋的鞋尖占领了。"
        },
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          "ja_text": "\"薄っぺらいはずの靴底だけで胸元まであるんだ…というか、この足指の跡…凄い…\"",
          "zh_text": "\"明明是很薄的鞋底，竟然有胸口这么高……而且，这个脚趾印……太厉害了……\""
        },
        {
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          "ja_text": "写真でもわかるほどにクッキリと刻まれていた指跡は、近くで見ればさらにその迫力を増している。",
          "zh_text": "照片上清晰可见的脚趾印，近看更增添了几分压迫感。因为每一个都如此庞大，所以发黑的凹痕即使近距离看也是可怕的。"
        },
        {
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          "ja_text": "五指の位置がわかるほどのその変色した凹みは、一つ一つが当たり前ながら恐ろしく大きい。",
          "zh_text": "能看清五指位置的发黑凹陷，近距离看大得可怕"
        },
        {
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          "ja_text": "親指の跡に至っては、その中で人が何人も寝転べてしまうほどもあった。",
          "zh_text": "拇指的痕迹甚至足以让好几个人躺在里面。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"悔しい…悔しいよっ…！こんな、こんな物に私たち家族の居場所を奪われたなんて…！\"",
          "zh_text": "\"后悔啊…太后悔了！我们一家人的栖身之所居然被这种东西夺走了……！\""
        },
        {
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          "ja_text": "よく見れば足指の角質や皮脂が至る所にこびりついていて、そこから漂う若い女性の足の臭いが楽しかった思い出を上書きしていく。",
          "zh_text": "仔细看的话，鞋子上到处都沾着脚趾上的角质和皮脂，从中散发出年轻女性的脚臭味，将曾经的愉快回忆覆盖掉。"
        },
        {
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          "ja_text": "私たち家族の食べる物や着る物、生きていく上で必要な様々な物が、たった一足の中古サンダルの下で踏み躙られてしまった。",
          "zh_text": "我们家族吃的、穿的、生活所需的各种物品，被践踏在一双二手凉鞋下。"
        },
        {
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          "ja_text": "そんな絶望の気持ちに包まれながらも、外から聞こえる急かすような軋み音に、手元のスマホに自然と指を伸ばしていく。",
          "zh_text": "虽然被这种绝望的心情所包围，但听到外面传来的急促的嘎吱声，是她很自然地将手指伸向了手中的手机。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"…あ、完了ありがとうございます。こちらからも完了にして…取引終了ですね♪\"",
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        },
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          "ja_text": "ゴオオと巨体が持ち上がっていく轟音を、意識の端っこで拾い上げる。",
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          "ja_text": "彼女によって作られていた影が消え、ここには以前にも増してあたたかな陽射しが入り込んできていた。",
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          "zh_text": "那就是，由纪也有参加的集会……缩小百合同好会（名字会因一时兴起就改变）。"
        },
        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "「さて、今日は由紀さんが小人になる番でしたね？」",
          "zh_text": "「接下来，今天轮到由纪同学当小人了对吗？」"
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "そう言って微笑んでいるのは、この集いを主催している会長の天城真理阿。",
          "zh_text": "笑着说着的，是主办这个集会的会长天城真理阿。"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "透き通る様な空色の長髪に綺麗な肌。そして生粋のお嬢様であり、今日のシュリ百合同好会の活動場所である広くて豪華な部屋も彼女が用意したものだ。",
          "zh_text": "清澈苍蓝的长发与漂亮的肌肤。而且是一位真正的大小姐，今天的缩小百合同好会活动场所，又大又豪华的房间也是她所准备的。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "ほんわかした雰囲気を出している。それは演技ではなく彼女自身の持ち味なのだが、そんな優しい雰囲気のままで相手を特殊なシチュでの快楽に包み込むというちょっと変わった特性の持ち主だ。",
          "zh_text": "散发出亲切温柔的感觉。那并不是演技，而是她本身的味道，但她同时也有着以那温柔感觉，使对方被特殊情境的快乐感觉包围的特质。"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "「あ、あの。今日はよろしくお願いします……」",
          "zh_text": "「那、那个。今天请多多指教……」"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "少し恥ずかしそうにそう言ったのは、式野彩。",
          "zh_text": "有点害羞地说着的是式野彩。"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "大人しく、どちらかと言うと内気な少女だが、興奮してくるとけっこうやんちゃな娘。",
          "zh_text": "看起来乖巧，真要说的话有点内向的少女，但兴奋起来的话也是个顽皮的女孩。"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "容姿としては……現メンバー内では一番胸がでかい。そしてふたなり。",
          "zh_text": "外表的话……是现在成员内胸部最大的。而且是扶她那里。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "「おねーちゃん、よろしくねー」",
          "zh_text": "「大姐姐─、多指教啰─」"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "えへへーと笑いながら、由紀に抱きついたのは栗林アンナ。通称アン。",
          "zh_text": "边耶嘿嘿地笑着边抱着由纪的，是栗林安娜。通称安。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "外国人とのハーフで、金髪碧眼でポニーテール。見た目はロリっ娘だが、ちゃんと由紀と同じ学園に通う生徒で、一つ下の学年だ。",
          "zh_text": "她是个外国混血儿，金发碧眼的马尾。看起来像是只萝莉，但其实由纪同一间学校，比她小一届。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "ただ、見た目と言動が子供っぽいのでどうしてもロリっ娘として見られてしまう。",
          "zh_text": "不过，她的行为举止就像个小孩子一样，怎么看都会被认为是萝莉。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "本人はそのことについて別に特別気にしていないようだが、時々大人ぶりたいこともあるようで「子供じゃないよー」と怒ってたりする時もある。その様子がまた子供っぽいという評価に繋がることにアンはまだ気付かない。",
          "zh_text": "本人虽然没有特别在意，有时候也会像大人一样生气地说「我才不是小孩啦─」。不过那生气的样子又被评价为小孩子的事情安还没注意到。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "「では、縮小を始めますので服や貴重品は予め外しておいてください。着たままをお望みであれば、貴重品だけでけっこうですが」",
          "zh_text": "「那么，接着要开始缩小所以衣服跟贵重品请先拿出来。若想穿着衣服的话，至少贵重品要拿出来哦」"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "人間を小人にすることができる縮小装置を手にしながら、いつも通りの説明を告げるのは真理阿会長の付き人であり、この同好会の副会長である霧宮美夜。",
          "zh_text": "手拿着能将人类变成小人的缩小设备，与平常一样说明着的是真理阿会长的助理，同时也是这个同好会的副会长的雾宫美夜雾宫美夜。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "シュリ百合同好会での安全管理などを徹底している。けどそれは、思いっきりこの同好会を楽しむためだったりするので、多少無茶に思えるプレイでも安全であることは計算済みで、けっこう激しくやっちゃうタイプだ。",
          "zh_text": "彻底执行缩小百合同好会的安全管理之类的事情。不过，那也是想要尽情享受这个同好会的缘故，所以有些会觉得稍微过头的Play她也会事先规划好安全性，然后相当激烈的玩的类型。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "今はメガネをかけているが、彼女が小人化する際には外している。彼女曰く「普段身に付けているものが巨大なものとして目の前にあるというのも、一興です」とのことで、小人化した際に自分のメガネを見てうっとりしていたりする。",
          "zh_text": "虽然现在戴着眼镜，但是当她小人化的时候是拿起来的。据她所说是「平常放在身上的东西变得巨大了起来摆在眼前，也有一番乐趣」这样，小人化的时候看着自己的眼镜会沉迷在其中。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "中々に個性的なメンバーだが、そんな集いに好んで参加している辺り、やはり由紀自身も一般的な感性とは少しずれているのかもしれない。",
          "zh_text": "虽然都是些挺有个性的成员，但参加了这种集会，其实由纪自己大概也有点与一般人的感性不太一样吧。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "だが、由紀も、真理阿も、彩も、アンも、美夜も、自分達が特殊な性癖であることを受け入れた者達だ。",
          "zh_text": "不过，由纪也是、真理阿也是、彩也是、安也是、美夜也是，她们都接受着对自己有着特殊性癖的事实。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "一般の人とは彼女達のことを「おかしい」と言うかもしれないが、それでも好きだと思うことがあるのだから、それはもう仕方ない。",
          "zh_text": "一般人可能会对她们觉得「很奇怪」，但仍还是喜欢着，没办法。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "特殊な性癖を持つことは悪ではない。善悪を決めるのは、その性癖とどう付き合っていくのか、だ。",
          "zh_text": "有着特殊的性癖并不是错。决定对错的，是如何与那性癖相处。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "そして彼女達は、特殊であることを受け入れた者同士で楽しみ、付き合っていくことを決めた仲間達。ただ、それだけのことだった。",
          "zh_text": "因此，她们是接受自己的特殊的同伙，决定面对的同伴们。只是那样而已。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「じゃあ……今日も今日とて、楽しみましょうか」",
          "zh_text": "「那……今天也一起快乐的享受吧」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "由紀はそう言って、小人になるための準備を始める。",
          "zh_text": "由纪说道，并开始做变成小人的准备。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "普通じゃない趣味を、普通のこととして楽しみ、心を満たし合うために。",
          "zh_text": "为了将不普通的兴趣，当成普通的事情一样享受，满足内心。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「ふふ……とっても小さなお人形になっちゃいましたね、由紀さん」",
          "zh_text": "「呵呵……变成好小的娃娃了呢，由纪同学」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "小人化された由紀は、ふかふかの絨毯の上に敷かれた、綺麗なハンカチの上に降ろされた。",
          "zh_text": "被小人化了的由纪，被放在一个柔软的地毯上，落在漂亮的手帕上。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "ハンカチの上といっても、今の由紀には小部屋程の範囲はあるだろうか。",
          "zh_text": "虽然说在手帕上，对现在的由纪来说却足有小房间一样的范围。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "今の自分はまるで食べられるためにハンカチをお皿代わりにして用意されたクッキーのようだ、と由紀は思った。",
          "zh_text": "现在的自己，就像是饼干为了被吃掉的而摆在代替盘子的手帕上一样，由纪想着。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "ある意味、その表現も間違いではないのだが。",
          "zh_text": "不过某方面来说，那样的形容也没有错。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "「では、まずは……そうですね、こんなのはどうでしょうか」",
          "zh_text": "「接下来，首先是……对了，这样子如何呢」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "ひょい、と真理阿に摘み上げられて、おもちゃのように運ばれる。",
          "zh_text": "咻地，被真理阿抓起来，像玩具一样被移动着。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "どうするのかと由紀が思っていると、会長は彩に近づいていき、美夜から小さなリボンを受け取りながら。",
          "zh_text": "由纪正想着要做什么的同时，会长靠近了彩，从美夜那接过了小小的彩带。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「彩さん、ちょっとおちんちんをお借りしたいのだけど、下着を脱いでくださるかしら？」",
          "zh_text": "「彩同学，想向妳借一下那根，可以脱掉内裤吗？」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "そう、楽しそうに微笑みながら、言った。",
          "zh_text": "那样的、高兴地微笑着、说道。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「はうっ……く、くすぐったいです」",
          "zh_text": "「哈呜……好，好痒哦」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "会長は器用にリボンを使い、由紀を彩のちんちんへと縛りつけた。",
          "zh_text": "会长熟练地绑着彩带，将由纪绑在彩的那根上面。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "縛った、といっても痛くならないように工夫されていて、彩の射精を阻害しないように、プレゼントの箱にリボンを結びつけるような優しい加減がされていた。",
          "zh_text": "说是绑起来，却是下了工夫至不会感觉痛的程度，以不会阻碍彩的射精的样子，如礼物盒上绑着的彩带一样贴心地调整过了。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "小さくなった由紀にとっては、自分と接しているそそり立つモノも、巨大な塔のような大きさだ。",
          "zh_text": "对缩小了的由纪来说，与自己连在一起耸立着的物体，也如巨塔一样大小。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "それが彩の興奮によって勃起して、力強く脈動しているのだ。そこに結ばれている由紀は、ピクンと跳ねるように彩のモノが動く度に身体を揺り動かされて、リボンが食い込んだりしている。",
          "zh_text": "那东西因彩的兴奋而勃起，强力地跳着脉动。被绑在那边的由纪，每当彩的那根跳动一下而身体被摇动，使彩带绑的更紧了。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「にゃー、おねにーちゃんのおちんちんキャンデー、いただきまーす」",
          "zh_text": "「喵─、大姊哥的棒棒糖─、我开动了─」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "一番乗り、と言わんばかりにアンナが彩のモノに顔を近づけて、ペロっと小さな舌で由紀の身体ごと舐めた。",
          "zh_text": "最先上前的安娜把脸靠近彩的那根，用小小的舌头连由纪的身体一起舔舐着。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "ペロペロ。唾液をモノと由紀に染み込ませるようにアンナの舌が動き、それに反応して彩のモノがまた一回り大きく膨らんでいく。",
          "zh_text": "不断舔着。安娜的舌头像要用唾液将那根与由纪一起尝尽一样动着，对此反应的彩的那根又膨胀的更大了。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「アンナさん、独り占めは良くないですよ」",
          "zh_text": "「安娜同学，自己独占可不行哦」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "と、真理阿がアンナの横に並び、綺麗なピンク色の舌で彩の下半身を愛し始めた。",
          "zh_text": "说着、真理阿靠在安娜的旁边，用粉色的漂亮舌头爱抚着彩的下半身。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "アンナと真理阿の二人掛かりで味わわれて、彩は限界が近づいてきたのか、嬌声を上げながら身体を震わせていた。",
          "zh_text": "享受着安娜与真理阿两人的服务，彩已经快接近界限了，身体震着发出了娇声。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "由紀も、全身を唾液と先走り汁に濡らされながら、１回目の絶頂に達しようとしていた。",
          "zh_text": "由纪也是，全身边被唾液与前立腺汁弄的湿黏、达到了第一次的高潮。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「ああ、出る、出ますっ、もう……！」",
          "zh_text": "「啊啊、已经要出、出来了……！」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「あらあら。じゃあ、アンナさん。絞りたてのミルクをどうぞ」",
          "zh_text": "「唉呀唉呀。那么，安娜同学，请享用新鲜的牛奶吧」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「わーい♪」",
          "zh_text": "「耶∼！」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "会長の言葉に喜びながら、アンナはかぷっと噛み付くように、そそり立つモノと由紀の身体を口内に咥え込んだ。",
          "zh_text": "对会长说的话高兴的安娜，将挺立的那根轻咬着，与由纪的身体一起含进了口内。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "そのまま爆発寸前の欲望を吸い出すように、顔を上下させてフェラを行う。",
          "zh_text": "就像是要将快爆发的欲望吸出来一般，上下移动着脸庞口交着。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "彩も、アンナの頭を抑えながら腰を振り始め、刺激を加速させていく。",
          "zh_text": "彩也开始扶着安娜的头摆动着腰身、加速着刺激。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "やがて——。",
          "zh_text": "终于――。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「あ、ああああ！！」",
          "zh_text": "「啊、啊啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "ビュルル、と。溜まっていた欲望が吐き出された。",
          "zh_text": "噗滋─。成堆的欲望被吐了出来。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "口内に吐き出される白い欲望を、おいしそうに飲み干していくアンナ。",
          "zh_text": "安娜将口里被吐出的白色欲望，像是很可口地吞了干净。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "しばらくして精液を飲み下すと、僅かに残ったそれを舌に絡みつかせて、由紀の身体へすりつけていく。",
          "zh_text": "吞了一会精液后，将剩下来一点的那个用舌头舔了干净，在由纪的身体上舔弄着。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "やがて満足したのか、ちゅぽんと音を立てながらモノを口内から抜き、様子を見ていた会長や美夜と共に、唾液と精液にまみれて悦びの表情を浮かべる由紀を見つめて、嬉しそうにしている。",
          "zh_text": "看起来终于满足了的样子，啾波的一声从口内拔了出来，会长跟美夜向前看了情况，一起见到浮现被唾液与精液参杂混着而愉悦的表情的由纪，看起来很快乐。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「ごちそーさまでした！」",
          "zh_text": "「我吃饱─啦！」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「では、今度は私の番ですね」",
          "zh_text": "「那么，接下来轮到我了呢」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "アンナの行為が終わったのもつかの間、今度は美夜が彩の前に座った。",
          "zh_text": "安娜才刚结束没多久，这次轮到美夜坐在彩的前方。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "そして快感の余韻に浸っている彩のモノを、黒いストッキングを穿いた両足で挟み込み、こすり始める。",
          "zh_text": "然后将沉浸在余韵的彩的那根，以穿着黑丝袜的两脚夹了起来，开始上下搓弄着。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "敏感になっている彩と由紀にとっては、由紀が潰れないように加減されていても、かなり激しい刺激となる。",
          "zh_text": "对于变的很敏感的彩与由纪来说，虽然被不会压扁由纪的力气来玩弄，但那还是很激烈的刺激。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "そのことを理解した上で、美夜は器用に足を使いこなして、より強い快感に打ち痺れる二人の様子に妖艶な笑みを浮かべていた。",
          "zh_text": "理解到这件事后，美夜灵巧地用着脚，对被更强的快感袭击而麻痹的两人妖艳地笑着。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「どうです、気持ちいいですか？　足で乱暴にこすられているのに、そんなに気持ちいいんですか？」",
          "zh_text": "「如何呢、很舒服吗？　明明我用脚粗鲁地搓弄着，有那么舒服吗？」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "そんな言葉を投げかけながら、由紀が潰れないように絶妙な力加減でこすり続ける。",
          "zh_text": "边投出那样的言语，边用不会压扁由纪的绝妙力道持续搓弄着。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "乱暴に、という言葉とは裏腹に、その動きには細心の注意を払っている美夜だった。",
          "zh_text": "虽然说粗鲁，但其实动作很细心的美夜。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「ひあ、あ、あああー！！」",
          "zh_text": "「咿呀、啊、啊啊啊み！！」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "最早言葉になってないような嬌声をあげながら、身体を仰け反らせている彩。",
          "zh_text": "彩仰挺着身体，发出已经不成言语的娇喘声。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "彩はもう、我慢する余力もなかったのか、絨毯の上に敷かれたバスタオルをぎゅーと握り締め、早くも２回目の絶頂に達して、精液をぶちまけた。",
          "zh_text": "彩已经没有余力再忍耐了吧，用力抓着铺在绒毯上的毛巾，很快地达到了第二次的绝顶，喷出了精液。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "ビクビクと脈打つモノを、由紀の身体ごと両足で包み込み、その白濁した欲望を受け止める美夜。",
          "zh_text": "用两脚连由纪的身体一起包住不断跳动着的那根，美夜接住了那白浊的欲望。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "黒いストッキングが溢れるような白に汚されることも厭わず、精液を受け止めきって尚も足を動かし、由紀の身体にさらに精液を染み込ませるようにこすりつけた。",
          "zh_text": "不但没对被白色沾染的黑色丝袜感到厌恶，等精液停了脚还继续动着，将由纪的身体再度染上精液不断搓着。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「もう限界ですか？　まだまだ、お楽しみはこれからなのに」",
          "zh_text": "「已经到极限了吗？　还早还早、好玩的这才要开始呢」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "それは由紀と彩の二人に向けた言葉なのだろう。",
          "zh_text": "那是对由纪与彩两人说的话吧。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "美夜は妖しく微笑みながら彩の上に跨り、度重なる快感の波に呆然としている由紀に、見せびらかすように己の秘部を指で押し広げた。",
          "zh_text": "美夜娇艳地微笑着跨上了彩，好像要让被多重的快感弄得失神的由看着一样将手指往自己的秘部押了开来。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「見えますか？　小さなあなたは、これからココに入れられるんですよ？　せいぜいすり潰されずに、私を愉しませてくださいね」",
          "zh_text": "「看到了吗？　小小的妳就要进来这里了哦？　还请尽力别被压扁的愉悦我呢」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "言うだけ言うと、返事をする時間も与えずに美夜は腰を落とした。",
          "zh_text": "才刚说完，连回应的时间也没给的美夜将腰身落了下来。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "ずぷぷ、と。愛液が溢れる肉のクレバスへと、由紀の身体ごと彩のモノが挿入される。",
          "zh_text": "由纪的身体随着彩的那根一起插了进去，从满溢爱液的缝隙发出滋噗噗的声音爱液。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "絶妙な力加減をしながら腰を上下する美夜と、されるがままに快感に打ち震える彩。",
          "zh_text": "用绝妙的力道上下动着腰的美夜，与被不停息来的快感玩弄着而不停震着的彩。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "小人の由紀がどう思おうと、二人の性交に巻き込まれることになる。",
          "zh_text": "不管小人的由纪怎么想，都会被卷入两人的性交里。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "……そのことに、由紀もまた興奮している以上、普通でないことは確かだろう。",
          "zh_text": "……对这种事情、由纪也还在兴奋着的情况下，并不普通的这点是确定的吧。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "しかし、彼女達は皆満たされた表情をしており、幸せそうだった。",
          "zh_text": "可是，她们每个人都露出很满足的表情，看起来很幸福。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "ビクン、と。もう何度目になるか分からない彩の射精。",
          "zh_text": "又抖了一下。彩已经不知道射精了几次。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "美夜の子宮へと放たれ、溢れた精液が由紀の身体に降りかかる。",
          "zh_text": "射往美夜的子宫，溢满出来的精液流在由纪的身体上。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "しばらく余韻に浸るように静止していた彩のモノは、しばらくすると精液と愛液が入り混じった秘境をいやらしい音を立てながら引き抜かれた。",
          "zh_text": "稍微沉浸在余韵一样的彩的那根，过了一会，随着淫靡的声音从混着爱液与精液的秘境拔了出来。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "全身を襞と愛液と精液にもみくちゃにされながら、由紀は恍惚とした表情を浮かべていた。",
          "zh_text": "被皱摺与爱液和精液蹂躏地乱七八糟的由纪露出了恍惚出神的表情。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「すっかり出来上がったようですね……では、そろそろフィニッシュと参りましょうか」",
          "zh_text": "「看起来已经做完了呢……那么、差不多该进入结尾了吧」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "会長が微笑みながら、彩のモノと由紀を結んでいたリボンを解いた。",
          "zh_text": "会长微笑着解开了系着由纪与彩的那根的彩带。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "戒めを解かれて落下しそうになった由紀を空中でキャッチして、真理阿はニコっと微笑みながら。",
          "zh_text": "将解开束缚而快落下的由纪于空中接住，真理阿笑着说道。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「それでは、いただきます……あーん」",
          "zh_text": "「那么、我开动了……啊─嗯」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "手のひらの上でビクンビクンと身体を震わせている由紀を、自分の口の中へ放り込んだ。",
          "zh_text": "将在手掌上还抖着身体的由纪，放进了自己的口中。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "由紀にとっては大蛇の如く蠢く巨大な舌。それが、壊れそうな程に敏感になった由紀の身体を舐め回していく。",
          "zh_text": "对由纪来说如大蛇一样蠕动着的巨大舌头。那东西来回舔着已经变的快要快掉一样敏感的由纪的身体。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "真理阿の口の中を飴玉のように転がされながら、全身を味わわれる由紀。",
          "zh_text": "在真理阿口中，被如同吃糖果一般转动品尝着全身的由纪。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "事前にみんなが飲んでいる、消化液などを調整する薬のおかげで飲み込まれても危険はないと分かっていても、自分より圧倒的に大きな存在に飲み込まれるというのは恐怖を感じさせられる。",
          "zh_text": "虽然知道在事前，大家已经喝过调整消化液之类的药，因此被吞下去也不会有危险，但还是感受到被压倒性地大于自己的存在吞食的恐怖感。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "それ故に、その行為に快感を感じることに背徳感を感じて、由紀の興奮はさらに昂ぶった。",
          "zh_text": "也因如此，感到了对那行为感到快感的背德感，由纪的兴奋感又更加激昂了。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "やがて、全身を味わいきったのか、真理阿が由紀の身体を喉の奥へと運んでいき、ごくんという音を立てて、嚥下した。",
          "zh_text": "最后，全身被品尝尽了之后，真理阿将由纪的身体运往喉咙的深处，咕嘟的一声咽了下去。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「……ごちそうさま。今日も、とてもおいしかったですよ」",
          "zh_text": "「……我吃饱了。今天也很美味哦」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "由紀が飲み込まれていったお腹をさすりながら、満足そうに微笑む真理阿。",
          "zh_text": "轻抚着吞了由纪的腹部，真理阿满足地笑着。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "けぷ、と。少し息を吐き出して「はしたない」とばかりに口に手を当てながら、小人の美味に舌鼓を打った。",
          "zh_text": "嗝的一声。稍微打了个嗝，手贴着嘴说「真没礼貌」的同时，对小人的美味舔了嘴。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "その後は、真理阿のお腹に耳を当てて「すっごい動いてるー。あ、いま由紀さんの声が聞こえた！」なんてアンナが笑っていたりしたが、やがて就寝の時間となり、みんなで風呂に入り、パジャマに着替えて、寝ることにした。",
          "zh_text": "在那之后，用耳朵贴着真理阿的腹部说着「好厉害有在动耶─。啊、刚刚听到由纪同学的声音了！」安娜还笑着说，然后就到了就寝的时间、大家一起去浴室洗澡、换上了睡衣、去睡觉了。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "真理阿は、身体の中を運ばれていく由紀の存在を感じながら、明日の仕上げのことを楽しみにしていた。",
          "zh_text": "真理阿边感受着在身体中被运送着的由纪的存在、边期待著明天的结束工作。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "一夜明けて。",
          "zh_text": "一夜过去。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "真理阿はみんなが見ている前で下着を下ろして、部屋に用意していた簡易便器の上に跨っていた。",
          "zh_text": "真理阿在大家的面前脱下了内裤，跨在房间里准备好的简易便器上。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「恥ずかしい」なんて言いながら、慣れたように力を込めていると……。",
          "zh_text": "边说着「好害羞哦」，又好像已经习惯了一样用力……。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "肛門がヒクヒクと動き始め、やがて排泄が始まった。",
          "zh_text": "肛门开始颤动着，然后开始排泄了。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "事前に腸内は洗浄してあり、夕食も取っていなかったので、出てくるのは由紀だけだ。",
          "zh_text": "因为事前已经做了肠内洗净、也没有吃晚餐，所以会出来的只有由纪而已。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "ぐぐぐ、と。少し引っかかっているのか、それとも真理阿がわざと加減をしているのか、由紀の頭だけが肛門からぴょこんと出ており、身体が中々出てこない。",
          "zh_text": "咕咕咕。好像稍微有点慢，不知道那是不是也是真理阿故意的节制呢，只有由纪的头从肛门口露了出来、身体却迟迟不出来。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "しかしそれも時間の問題だったのか、しばらくすると由紀の身体が押し出されてきて……ピンク色の簡易便器の上に、捻り出された。",
          "zh_text": "不过那也只是时间上的问题了，过了一会由纪的身体就被排了出来……在粉红色的简易便器上、被挤了出来。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "体内の温度のせいか、ほかほかと湯気が出ている由紀の身体。その彼女は、とても満ち足りたような表情だった。",
          "zh_text": "不知是不是因为体内的温度的关系，由纪的身体热腾腾地冒出热气。而她，则是非常满足的表情。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「……ふぅ。これにて今回の活動は終了ですね。",
          "zh_text": "「……呼。这样子这次的活动就结束了呢。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "さて——次回は、どのようにいたしましょうか？」",
          "zh_text": "接着――下一次、要怎么样进行呢？」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "変態と言われようとなんだろうと、彼女達の同好会は今後も活動を続けていく。",
          "zh_text": "就算会被喊变态还是什么的、他们的同好会今后还是会继续进行着活动。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "彼女達が、そうあることを望む限り、ずっと。",
          "zh_text": "只要她们，还期望着那样的事情，就会持续着。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "* 2",
          "zh_text": "*2"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "「では、ルールを確認しましょう」",
          "zh_text": "「接着，先来确认规则吧。」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "シュリ百合同好会の会長、天城真理阿は優しげな微笑みを浮かべながら、今回の趣向を語り始めた。",
          "zh_text": "缩小百合同好会的会长、天城真理阿露出了温柔的微笑，开始说明这一次的主题。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「仰向けになっている由紀さんの身体を、下から上へと登っていき、顔まで辿り着いたらゴールです。スタートは、みなさんがすでにいるストッキングの中から。ストッキングを脱出したら、そのまま顔に向かって移動してください。どのように登るのかは自由ですが、必ず秘部の上は通るように……落ちたら復帰は容易ではないですよ？」",
          "zh_text": "「路线是从躺着的由纪身体下方往上前进，到达脸部就算是终点。起点则是各位现在所在的丝袜中开始。从丝袜中出来之后，接着请往头部移动。虽然如何登上去是各位的自由，但请务必要通过私处……如果掉下去的话要回来是不容易的呦？」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "ちなみに、ゲームの舞台になっている由紀はストッキング以外は何も着ていない。ほぼ全裸だ。",
          "zh_text": "顺便一提，身为游戏舞台的由纪除了丝袜之外什么也没有穿。几乎是全裸的。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "そして、小人となったゲーム参加者達の動く感触でこそばゆくなり、反射的に身体が動いてしまうのをできるだけ防ぐという建前で両手足を手錠やリボンで拘束されている。",
          "zh_text": "而且，为了防止因为变成小人的参加者们的动作而感到发痒时，反射性的移动身体的情况，已经将她的双手双脚加上了手铐与丝带拘束。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "私こんなのばっかり？　と言いつつも頬を赤く染めている辺り、乗り気なようだった。",
          "zh_text": "为什么我总是受到这样对待呢？　虽然脸颊发红地这样想着，但却很乐在其中。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「では、スタート」",
          "zh_text": "「那么、游戏开始！」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "その掛け声で、今日のゲームは始まったのだった。",
          "zh_text": "这一声下来，今天的游戏就开始了。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "ゲーム参加者は、霧宮美夜、栗林アンナ、式野彩の３人。",
          "zh_text": "游戏的参加者，有雾宫美夜、栗林安娜、式野彩３人。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "真理阿は審判役で、由紀の身体を這い上がろうとする小人達と、由紀自身を楽しそうに観察している。",
          "zh_text": "真理阿担任裁判，正兴致勃勃地观察爬在由纪身体上的小人与由纪本身。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "誤解がないようにいうなら、この役割分担は先に行ったゲームで決まったものであり、真理阿が会長権限を振りかざしてその特等席についたわけではない。",
          "zh_text": "为了避免误会解释一下，这个脚色分配是先前举行的游戏结果决定的，并不是真理阿用会长权限而坐上了特等席。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "もし他の役割になったとしても、それはそれとして存分に楽しもうとするだろう。",
          "zh_text": "相信她如果是担任别的脚色的话，也会如此享受在其中吧。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「んにゃー、せまいー！」",
          "zh_text": "「嗯呀─好挤！」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "由紀のストッキングの中。３人の小人達が外を目指して這い上がっていく。",
          "zh_text": "三位小人们目标朝外，从由纪的丝袜中往上爬着。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "身動きが取れない程ではないが、ストッキングのせいで由紀の肌へと押し付けられて、動き辛かった。",
          "zh_text": "虽然还不到动弹不得的地步，不过因为丝袜的关系而被压在由纪的肌肤上，行动起来很困难。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "「ゆ、由紀さんの匂いが染み付いて……はうぅ」",
          "zh_text": "「由、由纪的味道沾染上来了……哈呜」"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "「ふふ、のんびり愉しんでいていいですよ？　１位は私がいただきますから」",
          "zh_text": "「呵呵，尽量悠闲地享受没关系啊？　因为第一名我就收下了。」"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "「あ、あう……ま、負けませんっ」",
          "zh_text": "「啊、啊呜……我、我不会输的」"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "魅力的な提案を振り切って、彩も出口を目指す。",
          "zh_text": "抛下了吸引人的提案，彩也朝着出口前进。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "毎度のことだが、こういったゲームを行う場合は１位に特権が与えられる。",
          "zh_text": "虽然每次都有的事情，还是再次说明，这样进行游戏的场合，第一名将会获得特权。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "簡単に言うなら、好きなシチュエーションをお願いできる権利。",
          "zh_text": "简单的说，就是能要求进行喜欢的情境设置的权利。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "余程無茶なもの（死んじゃうようなもの）を除いて、同好会メンバーの誰を対象としてもよく、自分のやりたいシチュエーションを行えるというのは、とても素晴らしい特権だった。",
          "zh_text": "除了一些办不到的事情（像是可能会出人命的事），不论对象是同好会中的谁，而能以自己喜欢的方法进行情境Play，是非常美妙的特权。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "なので、一日履き続けたストッキング内の匂いも、体温と汗が織り成す蒸し暑さも振り切って、小人達はただストッキングの外を目指した。",
          "zh_text": "因此，不管那穿了整天的丝袜内的味道、以及由体温与汗水交杂成的闷热感，小人们只有丝袜之外这个目标。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "時折、由紀の身体がぴくんと動く。こそばゆいのだろう。ある程度身体を拘束されていても、僅かに動く余地はあった。",
          "zh_text": "偶尔，由纪的身体会颤抖一下。想必那种感觉痒的受不了吧。不过虽然身体被某种程度上拘束住，还是有稍微移动的余地。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "ただ、由紀にとっては僅かな動きでも、小人達にとってはすごい揺れとなる。今はまだストッキングのおかげで転落することはないが、顔に向かうためには外へ出ないといけない。",
          "zh_text": "只不过，对由纪来说虽是小小的动作，对于小人们却是强烈的摇晃。虽然有丝袜在而不至于滚落下去，但为了往脸部前进，总得脱离出去。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "そうなった時の揺れへの対処を考えながら、小人達は最初の関門であるストッキングの外へとなんとか脱出することに成功した。",
          "zh_text": "边考虑着脱离丝袜时的对策，小人们也成功的脱离了最初的关卡─也就是丝袜的外头。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "「まずは第一関門クリア、おめでとう。けどここからが、本当の勝負ですよ？」",
          "zh_text": "「首先恭喜通过了第一关。不过，从这里开始才是真正的竞争哦？」"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "小人達を遙か高みから見下ろしながら、真理阿は微笑む。",
          "zh_text": "真理阿从高处俯视着小人们，露出了微笑。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "その視線には小人達を見下すような雰囲気はなく、ただ純粋にこのゲームの様子を楽しんでいた。",
          "zh_text": "那道视线并没有散发轻视小人那样的氛围，只是单纯的享受着这个游戏的状况。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "小人達は前を見る。ストッキングを抜けた先の関門は……沈めば自力で登ることは不可能であろう、媚肉のクレバスが待ち受けていた。",
          "zh_text": "小人们望向前方。拖离丝袜后眼前的关卡是……若不沉没其中的话可登不上去了吧，等待着她们的是媚肉之裂缝。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "真理阿が設けたルール上、そこを通らなければいけない。",
          "zh_text": "根据真理阿设置的规则，那边不得不通过才行。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "閉じられているならまだなんとかなるだろうが、今は貼り付けられたセロハンテープにより両端から引っ張られ、その谷間への入り口は小人達を待ち受けるかのように、大きく口を開けていた。",
          "zh_text": "若是闭合著的话倒还好办，现在却被透明胶带给黏扯到两端，那谷间的入口就像等待着小人们般张大了口。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "どうしようか、と悩む二人を置き去りにするように、アンナは勢いよく走り出し――飛んだ。",
          "zh_text": "如抛下正苦恼着该怎么办的两人般，安娜飞快地跑了出去─然后跳了起来。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "走り幅跳びの要領だ。柔らかい肉の床という動きづらい場所で行うには無理のある運動だったが、アンナは持ち前の運動神経と行動力で、秘部の上を飛び越える。",
          "zh_text": "她用了跑跳的要诀。虽然那运动在柔软的肉床上很难进行，安娜靠着过人的运动神经与行动力，飞越了秘部的上方。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "だが、少しだけ飛距離が足りなかったのか、着地したのは由紀の陰核の上だった。",
          "zh_text": "不过，大概是飞跃距离短了一些，她着地的地方在由纪的阴核上。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "「――！」",
          "zh_text": "「──！」"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "敏感な箇所への激しい衝撃に、我慢ならないとばかりに由紀の身体が跳ねる。",
          "zh_text": "由纪因为这朝向敏感的部位的激烈冲击，身体不禁反弹。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "アンナが慌てて「あわわわっ」と言いながら先へ進もうとするが、その動きがさらに陰核を刺激して、由紀の身体を震えさせた。",
          "zh_text": "安娜慌张的叫着「啊哇哇哇」，边急着想往前，但那动作却更加刺激着阴核，让由纪的身体颤抖了起来。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "美夜と彩はその場で必死にしがみついて揺れに耐える。アンナはなんとか安全地帯に逃げようと、じたばたと動き続けた。",
          "zh_text": "美夜和彩在原地死命地抓着抵抗摇晃。安娜则是为了逃向安全地带，手忙脚乱的继续前进。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "アンナが無事、へその近くまで移動した頃には、由紀のクレバスはすっかり出来上がり、愛液に濡れながら獲物を待ち受けるかのように蠢いていた。",
          "zh_text": "安娜平安的到了肚脐附近时，由纪的裂缝已经完全湿透了，被爱液濡湿的同时，像等待猎物般的颤动着。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "「えへへー、ちょっと失敗しちゃった」",
          "zh_text": "「唉嘿嘿─，不小心失败啦」"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "「あ、アンナ……後で覚えてなさいよ」",
          "zh_text": "「安、安娜……等一下给我记住」"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "由紀の言葉を無視して、アンナは「おーっし、１位はもらったー！」と顔に向かって走り出し……転んだ。",
          "zh_text": "无视了由纪的话语，安娜说着「好─第一名我收下啦！」并往脸部跑了出去……然后跌了一跤。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "やはり立つのは難しいようだった。よつんばいになり、這うようにして改めてゴールを目指し始める。",
          "zh_text": "果然要站在上面还是太困难了。改成手脚着地，匍匐地朝向终点前进。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "「ど、どうしましょう。置いていかれちゃいます……」",
          "zh_text": "「怎、怎么办呢。要被丢下了……」"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "「くっ……ここは私達も飛ぶしかなさそうね！」",
          "zh_text": "「咕……这样的话我们也不得不飞过去了呢！」"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "桃色の谷間は、獲物が落ちてくるのを待ちわびるように波打っている。",
          "zh_text": "桃色的谷间就像是等待猎物掉落般，拍打着波浪。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "飲み込まれたら敗北は決定的だ。だが、そこを飛び越えなければ、勝利はない――２人は意を決して、駆け出した。",
          "zh_text": "如果被卷进去的话就铁定败北。不过、若是不飞越过那里，就没有胜利──两人下定了决心，冲了向前。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "１、２の、３――とタイミングを合わせて飛ぼうとした瞬間、由紀の身体がビクン！　と跳ねた。",
          "zh_text": "１、２、３──互相配合拍子正要跳跃的瞬间，由纪的身体大大地抽动了一下。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "アンナが、由紀の敏感な部分にでも触れたらしい。そう判断するのがやっとで、崩れたバランスを戻せないまま、二人は深い深い桃色の谷間へと、転がり落ちた。",
          "zh_text": "似乎，是安娜碰到了由纪敏感的部位吧。瞬间闪过了那样的判断，姿势无法取回平衡的两人，就这样滚落了深深的桃色谷间。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "ぐちょり、と。たっぷりと溢れた愛液に音を立てて倒れこむ。",
          "zh_text": "咕啾。发出溢满爱液的声音倒了下去。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "２人は慌てて起き上がろうとするが、そもそもまともな足場はなく、足から腰へ、一気に引き込まれた。",
          "zh_text": "两人慌张的想站起身来，但根本没有稳的住脚的地方，从脚到腰部一口气被吞了进去。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "「こ、この……！」",
          "zh_text": "「这、这家伙……！」"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "「あわ、わわわわ！」",
          "zh_text": "「啊哇、哇哇哇哇！」"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「ちょ、２人共、そんな、はげし――ひゃうっ！」",
          "zh_text": "「等、两位、请别、太激烈──咿呀！」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "必死の抵抗も、由紀に余計な刺激を与えるだけだった。",
          "zh_text": "就算拼命的去抵抗，也只是给由纪多余的刺激而已。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "餌を咥えた肉の牢が蠢き、２人の小人を彼女達の抵抗ごと飲み込み始める。",
          "zh_text": "咬住了耳的肉牢蠢动着，开始将两位连同少女们的抵抗一起吞食。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "「ん、んぶっ！」",
          "zh_text": "「嗯、嗯噗！」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "「く、きゅう……」",
          "zh_text": "「呜、呣……」"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "身体を支えていた腕が飲み込まれ、胸、肩、首……。",
          "zh_text": "支撑着身体的手臂被吞了进去、胸、肩、脖子……。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "そして、叫ぶ言葉ごと口が飲み込まれる。",
          "zh_text": "然后，连喊叫声跟嘴巴都一起被吞食。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "ついに頭の先端まで飲み込まれ……僅かに残されていた髪も沈みこみ、消えた。",
          "zh_text": "终于连头部顶端也被吞了进去……残存的头发也沉没、消失。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "――くちゅり。",
          "zh_text": "──咕啾。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "抜け出そうと暴れるうちに、偶然向かい合わせになった体勢のまま、彩と美夜は愛液の海と媚肉壁のクレバスに包まれていく。",
          "zh_text": "正当两人挣脱着想出去的同时，偶然地变成了面对面的姿势，彩和美夜就这样逐渐被爱液之海与媚肉壁的裂缝给包住。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "「ちょ、どこ触って……ひぁっ」",
          "zh_text": "「等等、妳在摸哪……呀」"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "「ご、ごめんなさい、わざと、じゃ……くぅ、んっ……！」",
          "zh_text": "「对、对不起、我不是、故……呜、嗯……！」"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "由紀の秘部が作り出す体液のローションにまみれ、２人の身体が擦れあう。",
          "zh_text": "被由纪的秘部制造的体液润滑剂溢满，两人的身体互相摩擦着。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "元々、シュリ百合同好会に所属する２人だ。この状況も、ゲームの勝利を目指さないのであれば、とても魅力的な空間だった。",
          "zh_text": "原本，这两位就是属于缩小百合同好会的。在这样的状况，若不是为了游戏的胜利的话，可说是充满魅力的空间呢。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "巨大な女性器の中で、己の小ささの思い知らされながら、肉壁に好き勝手に掻き回されて――。",
          "zh_text": "在巨大的女性器之中、被强迫了解着己身的渺小，被肉壁无所不用其极地摸个过瘾──。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "２人の小人がより大きな興奮を求めて、互いに愛し合うのは、時間の問題だった。",
          "zh_text": "两位小人变得追求更大的兴奋，互相疼爱的话、也只是时间的问题了。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "「彩……んっ」",
          "zh_text": "「彩……嗯」"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "「美夜さ……っ」",
          "zh_text": "「美夜……」"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "唇が重なり、互いの意思を言葉を介さずとも理解しあう。",
          "zh_text": "嘴唇交叠，互相不透过语言的理解彼此意念。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "今回のゲームにおける勝機は、肉の奈落へ滑り落ちた瞬間になくなった。",
          "zh_text": "这回游戏的胜望，早在滑落肉林地狱的瞬间就消失了。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "けど元々……勝利を目指すのも、シュリ百合同好会に所属するのも、より満足するため。",
          "zh_text": "不过原本……不论是为了胜利、或是参加缩小百合同好会、都是为了更加满足而已。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "だから、楽しもう。この状況を。この普通じゃない性欲を。止まることなく昂ぶる興奮を。",
          "zh_text": "因此，就享受它吧。享受这个当下。享受这不普通的性欲。享受这无法停止的高昂兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "狭い膣の中では満足に体勢を変えることもできない。",
          "zh_text": "在狭窄的膣内连换成满意的体位也办不到。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "だから２人は、そのままの姿勢で互いの胸を撫で、唇を重ね、想いを繋げた。",
          "zh_text": "所以，这两人就保持着那姿势，互相抚慰胸前、粉唇交叠、思念绑定。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "周囲を埋め尽くす肉壁に掻き乱されながら、２人の心は満たされていく。",
          "zh_text": "被周围无穷的肉壁蹂躏的同时，两人的心也被充实着。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "溢れ出す巨人の愛液は小人達の全身を包み込み、彩達の小さな身体の火照りをさらに加熱していた。",
          "zh_text": "满溢的巨人爱液包覆了小人们的全身，更使两人那小小的身体中的欲望加温。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "勝利や特権などの利益に拘らず、状況に合わせて楽しもうとする彼女達の姿勢こそが、この同好会が円満に活動できる理由なのかもしれない。",
          "zh_text": "已不拘束于胜利或特权了，那适应状况去享受的少女们的姿态，或许是这个同好会能圆满地进行活动的理由也不一定。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "もちろん、勝てる時には勝利を目指すし、負ければ悔しいという気持ちを感じることもあるのだろうけど。",
          "zh_text": "当然，能赢的时候就要追求胜利，输掉的话就会不甘心，这种感觉也是会有的。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "敗北が確定した２人は、それでも、互いに性欲を満たしあい、幸せそうだった。",
          "zh_text": "但已经确定败北的两人，即使如此，还是互相满足着对方的性欲，十足幸福的样子。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "「にゅふふー、後はここを潜り抜ければ私の勝ちー♪」",
          "zh_text": "「妞呼呼─，再来只要脱离这里就是我的胜利─♪」"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "そしていま、１人で勝利を目指すアンナは、ゴールを目指して胸の谷間を這い進んでいた。",
          "zh_text": "然后现在，一人朝着胜利前进的安娜，正从胸前的谷间往终点爬进着。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "審判役の真理阿の手によって、由紀の双丘がぎゅうっとくっつけられて、狭い通路となっている豊満な胸肉の隙間をなんとか前進する。",
          "zh_text": "因为被担任审判的真理阿的手夹着，由纪的双丘紧紧的密合住，她正努力的通过这成了狭窄通路的丰满胸肉的隙间。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "「彩お姉ちゃんほどじゃないけど、由紀お姉ちゃんのおっぱいも大きいな……」",
          "zh_text": "「虽然没彩姊姊的程度，但由纪姊姊的胸部也好大啊……」"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "ぼそり、と感想を漏らす。",
          "zh_text": "不禁地，脱口而出的感想。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "本人に聞かれたら怒られそうだが、ただでさえ小人と化しているアンナの小声は、由紀の耳に届くことはなかった。",
          "zh_text": "虽然被本人听到的话可能会生气，不过变成小人的安娜的细声，并没有传到由纪的耳中。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "というか、アンナからしてみればどっちも自分とは比べ物にならない大きさだ。羨ましいにも程がある。",
          "zh_text": "不如说对于安娜的话，无论与哪位相比自己都远不及那大小。让人称羡也得有个限度啊。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "「……えい」",
          "zh_text": "「……唉咿」"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "むに、と。壁になっている胸を揉んでみる。",
          "zh_text": "软软的一下。她试着揉了一下变成墙壁的胸部。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "小人の力では充分に掴めないが、くすぐったいのか「ひゃん」と由紀が声をあげた。",
          "zh_text": "虽然以小人的力道并不算什么，可是因为很痒，「呀嗯」由纪不禁发出了声音。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "「あ、アンナ、何してんの、さっさと抜けなさ……んっ！」",
          "zh_text": "「安、安娜、妳做什么啊、赶快出来啦……嗯！」"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "「えい、やー、とー！」",
          "zh_text": "「耶咿、呀─、看我的─！」"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "むにむにむに！　と何度もつつくように揉む。",
          "zh_text": "姆妮姆妮姆妮！　像是发出这样的效果音，安娜不断用力搓揉着。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "なんだか楽しくなってきた！　とアンナが調子に乗っていると、怒った感じの由紀が決断する。",
          "zh_text": "好像变得有趣啦！　安娜一嚣张起来、生气的由纪就下了决定。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "「……真理阿さん、やっちゃってください」",
          "zh_text": "「……真理阿同学、请下手吧」"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "「いいのかしら？　ちょっと、由紀さんも苦しいかもしれませんが」",
          "zh_text": "「这样好吗？　由纪同学，可能会稍微有点痛苦哦」"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "「構いませんっ、ＧＯ！」",
          "zh_text": "「别在意、ＧＯ！」"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "由紀の提案に真理阿が「では、ＧＯ♪」とノリノリで応えると……肉の通路が、さらに狭まった。",
          "zh_text": "真理阿愉快地接受了由纪的提案，「那就、ＧＯ♪」这样回答后……肉块的通路，变得更狭窄了。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "間に挟まれているアンナはすぐに身動きが取れなくなり、今更ながら「や、やりすぎたー！？」と後悔した。",
          "zh_text": "被夹在其中的安娜马上动弹不得，「做、做太过火啦─！？」如今才开始后悔。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "やっていることは実に単純。由紀の双丘を押し付けあう力を、真理阿が強めたのだ。",
          "zh_text": "真理阿做的其实很单纯。将压住由纪的双丘的力道，更加强化而已。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "さらに、先程までと違い、擦り合わせるように動かされる。由紀が軽い嬌声を響かせているが、アンナにとっては軽くは済まない。",
          "zh_text": "不仅如此，与之前不同的，被迫与乳肉摩擦一样动着。虽然由纪只轻轻发出了娇声，对安娜来说可不是开玩笑的。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "ぐにゅり、と。何度も肉壁に押し付けられて、すり潰されて、呼吸することしかできなくなっていく。",
          "zh_text": "咕妞。不停的被压往肉壁、被双乳摩擦、渐渐变得除了呼吸以外无法动弹。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "一応手加減はされており、圧死することはないだろうけど、苦しいことに違いはない。",
          "zh_text": "虽然算是有手下留情，不至于到压死的程度，但痛苦这点是没错的。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "「き、きついよぉ！　潰れちゃう！」",
          "zh_text": "「太、太难受了啦！　要被压扁了！」"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "「あら、ごめんなさい。少し緩めるわね」",
          "zh_text": "「哎呀、真抱歉。这就稍微减轻点力」"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "真理阿がそう言って、締め付ける力を弱める。",
          "zh_text": "真理阿说着，减缓了夹紧的力道。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "だが、少し弱めすぎたのか肉の通路が広がり、這わなくても進めそうな隙間ができた。",
          "zh_text": "但是，似乎力道少的太多了，肉块通路变得很宽敞，露出了即使不用爬行也能通过的隙缝了。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "（ちゃ、チャーンス！）",
          "zh_text": "（机、机会来啦！）"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "この機を逃せば、また締め付けられて、顔まで登ることが難しくなるかもしれない。",
          "zh_text": "如果错过这个机会，说不定又要被夹紧，登到脸部会变的困难也不一定。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "首の部分はフリークライミングで登らなくてもいいように補助してもらえるので、この胸の谷間さえ越えればゴールだ。",
          "zh_text": "脖子的部份因为有了辅助而不至于空手攀爬，只要通过了这胸前的谷间就等于到了终点了。"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "もう競争相手もいないし、余力を残す必要はない。アンナはそう判断して、一気に前へ進んだ。",
          "zh_text": "现在也没有竞争的对手了，不需要再保留任何余力。安娜做了如此判断后，一口气向前进。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "進みやすくなったおかげで、すぐに出口から差し込む光が見えてきた。",
          "zh_text": "因为变的容易前进了，她马上就看到从出口洒进的光。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "そこを目指して、アンナは駆け抜ける。",
          "zh_text": "安娜朝着那处，用力的冲刺。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "もうすぐ。",
          "zh_text": "就在前方。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "もうすぐ……！",
          "zh_text": "就快要……！"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "あと、ちょっとー！",
          "zh_text": "就、差一点─！"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "飛び出すように肉の牢獄から抜け出したアンナを待っていたのは。",
          "zh_text": "在那边等待像是要跳出肉牢的安娜的是。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "くぱあ、と。アンナという餌を味わおうと開けられた真理阿の口と、唾液に濡れた舌肉の絨毯だった。",
          "zh_text": "咕啪。打开来将要品尝安娜这饵的真理阿的嘴、以及被唾液濡湿的舌肉绒毯。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "体勢を整える暇もなく、アンナは飛び出した勢いのまま真理阿の口へと倒れこんでしまう。",
          "zh_text": "连调整姿势的余地都没有，安娜就这样维持跳出来的姿势朝着真理阿的口中倒去。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "「え、ええええ！？　こんなのありな、」",
          "zh_text": "「耶、耶耶耶耶耶！？　这算什么东、」"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "ぱくん、と。アンナの抗議の声ごと、真理阿は口内へと閉じ込めた。",
          "zh_text": "啊嗯。连同安娜抗议的声音，真理阿将之一起关进了口中。"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "そしてひとしきり舐め回して満足すると、由紀を組み敷くように身体を重ねて、濃厚なキスを始めた。",
          "zh_text": "然后自己用舌头舔到满足了之后，将身体向由纪叠了上去，开始浓厚的接吻着。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "「んっ、ちゅう……」",
          "zh_text": "「嗯、啾……」"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "「っ、ぷはっ、んぅ……」",
          "zh_text": "「唔、噗哈、嗯呜……」"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "くちゅくちゅ、と。唾液と舌が絡み合い、やらしい水音を立てる。",
          "zh_text": "咕揪咕揪。唾液与舌头交缠着，不时传出淫靡的水声。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "飴玉のように２人の巨人の口内で味わい尽くされて、小人は抵抗する気力も吸い尽くされたようになっていく。",
          "zh_text": "如同糖果般在两个巨人的口内被尝尽滋味、小人变的像是连抵抗的力气都被吸个精光一样。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "アンナ自身が、もうどちらの口内にいるのかも判断できなくなってきた頃に、ごくりと音を立てて嚥下された。",
          "zh_text": "安娜自己要连在谁的口中都分不清楚的时候，咕嘟一声就被咽下去了。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "勝者となるはずだった小人は、ゲームとしては理不尽な目に遭いながら、まんざらではない様子で体内の奥深くへと送り込まれていった。",
          "zh_text": "明明是成为胜者的小人，就这样一边埋怨游戏的不讲理、一方面又好像不完全讨厌的样子，被送进体内的深处了。"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "「飲み込んだのは由紀さんですし、一応ゴールには辿り着いたということで……アンナさんの勝ち、ということで」",
          "zh_text": "「反正吞下去的是由纪同学，也算是到达终点了……就算是安娜同学的胜利吧」"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "真理阿はそう裁定して、審判としてゲームの終了を宣言した。",
          "zh_text": "真理阿这样裁定后，作为裁判宣布游戏结束了。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "じゃあ起き上がろう、とした由紀の身体を、真理阿は押し倒したままで弄くり始める。",
          "zh_text": "想说那就起身吧、的由纪的身体，被真理阿保持着压倒的状态开始玩弄着。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "「せっかくなので、このまま楽しんじゃいましょう♪」",
          "zh_text": "「反正机会难得，就这样继续享受吧♪」"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "「い、いや、けど、そろそろこの体勢、疲れてきたんですが」",
          "zh_text": "「不、不是啦、可是、这种姿势也差不多、有点累了耶」"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "「あらあら、なら続きはベットの中でやりましょうか」",
          "zh_text": "「哎呀哎呀、那么接着就在床上进行吧」"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "真理阿は手早く由紀の拘束を解くと、軽々と由紀を持ち上げてベットへと運んだ。お姫様抱っこ、と呼ばれる体勢だった。",
          "zh_text": "真理阿迅速的解开了由纪的拘束后、轻松地抱起了由纪到床上。用俗称公主抱的姿势。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "そして優しくベットへと降ろすと、そのまま抵抗する暇を与えずに組み敷いて、再び唇を重ねた。",
          "zh_text": "然后温柔的放在床上后，就那样连抵抗的机会也不多给就将身体依上去、再度叠上了嘴唇。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "胸を揉みしだき、恥丘を擦り合わせて、舌を絡めあう。",
          "zh_text": "搓揉胸部、磨蹭耻丘、双舌缠绕。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "真理阿の優しくも巧みな攻めに、そのうち乗り気になってきたのか、由紀も積極的になり、２人はゆっくりと愉しみ始めた。",
          "zh_text": "或许因为真理阿那温柔又巧妙的进攻，让由纪也趁势起了兴，变的积极了起来，两人的欢愉才正要开始呢。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "……身体の中にいる小人への影響すらも、想像して愉しみながら。",
          "zh_text": "……伴随着对身体中小人的影响的想像，一起享受着。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "* 3",
          "zh_text": "* 3"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "「うしゃ勝ったー！」",
          "zh_text": "「我赢啦─！」"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "とても楽しそうに、由紀が自分の勝利を喜んだ。",
          "zh_text": "露出了快乐的表情，由纪对自己的胜利感到欢喜。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "シュリ百合同好会の、次の活動内容を設定する者を決めるためのゲームで、久々に由紀が勝利を掴んだのだ。",
          "zh_text": "在这为了选出决定缩小百合同好会的下一次活动内容的人所举办的游戏里，由纪赢得了久违的胜利。"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "ちなみに、今回のゲームは麻雀。由紀が勝てたのは最後の最後に幸運に恵まれたからだが、勝ったことに変わりは無い。",
          "zh_text": "顺带一提，这次的游戏是麻将。虽然由纪会赢，是在最后的最后得到幸运女神的保佑，不过赢了就是赢了。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "「では、由紀さん。次回の活動はどのようにしましょうか？」",
          "zh_text": "「那么、由纪同学。下一次的活动要做些什么事呢？」"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "特に悔しがるでもなく、真理阿は微笑みながら訊ねる。",
          "zh_text": "不怎么不甘的样子的真理阿，微笑着问道。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "勝っても負けても楽しくあろうとすること。それが真理阿の信条であり、シュリ百合同好会での基本のルールだった。",
          "zh_text": "不论输赢都要享受着。那就是真理阿的信条，也是缩小百合同好会的基本规则。"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "何度負けても悔しがるな、とまでは制限されていない。",
          "zh_text": "不过，并没有限制说不管输了几次都不能气馁就是了。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "楽しむためにやっているのだから、他人を不快にするような態度はよろしくない、というような感じだ。",
          "zh_text": "但就是为了要享受才进行的活动，对他人不快的感觉还是不太好，大概是这个意思吧。"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "けど、ルールで定めるまでもなく、みんな楽しく活動できているので、特に問題はなさそうだった。",
          "zh_text": "说是这样，每个人也没有说一定要受规则限制，都很快乐的进行活动，并没有什么大问题。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "閑話休題。",
          "zh_text": "回归正题。"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "由紀は、久々に手に入れた特権をどう使うかを考えていたようだが、良いアイデアを思いついたようで、ニヤリと笑った。",
          "zh_text": "由纪因为很久没有得到特权而思考着该怎么使用，不过好像想到了什么好点子，微笑着说。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "「じゃあ……えっと、ちょっと用意していただきたいものが――」",
          "zh_text": "「那……我想，大概需要准备一下的东西有──」"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "翌日。",
          "zh_text": "翌日。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "シュリ百合同好会の部室では、由紀の希望したシチュエーションを実現するための準備が整っていた。",
          "zh_text": "在缩小百合同好会的社团教室，已经准备齐了实现由纪想要的情景所需的东西了。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "「ふにゃー、動けないー」",
          "zh_text": "「呜喵─、动不了啦─」"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "そう言うのは、今回の活動での「舞台」として選ばれたアンナ。",
          "zh_text": "这么叫着的，是被选为这次活动的「舞台」的安娜。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "彼女は、由紀の要望により――スク水＋猫耳＆アナル尻尾（もふもふ）という完全武装で、縛られてベットに寝かされている。",
          "zh_text": "她应着由纪的要求──身穿学校泳装＋猫耳＆装在屁股尾巴（毛茸茸的哦）的完全武装，被绑在床上躺着。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "縛るといっても、ＳＭプレイ的な盛り上げのためであり、嫌がる少女を無理矢理捕まえて強姦するためのような、きつい縛り方ではない。",
          "zh_text": "说是绑着，不如说像是SM PLAY一样刺激的类型，而不是像束缚住不愿意的少女后强奸一样的强硬绑法。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "安全管理に定評のある副会長・美夜によって、絶妙な力加減が施された芸術的なまでの亀甲縛りとなっている。",
          "zh_text": "经过在安全管理上受到好评的美夜手中，已经变成了被施以绝妙力道的龟甲缚艺术了。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "「では今回は、由紀さんとアンナさん以外のみんなが小人化して、アンナさん「で」楽しむ、ということでよろしいですね？」",
          "zh_text": "「那么，这一次就由除了由纪同学与安娜同学以外的各位变成小人，「用」安娜同学来玩，这样子进行大家接受吗？」"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "「よろしくないー！」",
          "zh_text": "「一点都不好─！」"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "真理阿の確認に、アンナが反論するが軽くスルーされる。",
          "zh_text": "对于真理阿的确认反驳的安娜，被轻轻的忽视了。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "とはいえ、シュリ百合同好会には、本気で拒むようであれば無理強いはしないという暗黙のルールがある。",
          "zh_text": "说是这样，但在缩小百合同好会里，有着对于认真拒绝的人不会强迫对方的默认规则。。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "なので、アンナが本当に嫌がっているのなら今回の活動内容も変更できるのだが……同好会メンバーの見立てでは、「嫌よ嫌よも好きのうち」と言える範囲内だと判定された。",
          "zh_text": "所以，若是安娜真的讨厌这样做的话，这次的活动内容也不是不能变更……不过在同好会成员的眼中，已经被视为「不要与讨厌跟喜欢同义」了。"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "「では、安全管理のため一人は元のサイズのままでいることにして、交代で小人化するということで。",
          "zh_text": "「那么，基于安全管理的考量，以由一个人维持原本的大小，然后交换变成小人的方式进行。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "最初は私が管理役を務めますので、皆さんから先にどうぞ」",
          "zh_text": "刚开始由我先来担任管理的脚色，各位先请吧」"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "全員で小人化すると、万が一のトラブル時に対応ができなくなるので、誰か１人は安全管理役の人物が必要になる。",
          "zh_text": "若全员都变成了小人，万一遇到了什么意外时就无法应对处理了，所以必须要有一个谁来担任安全管理的人物。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "そういう時は、副会長の美夜の出番だ。後で自分も楽しむために交代はするが、安全管理のためにスキルはメンバー内でも随一の実力の持ち主である。",
          "zh_text": "通常这种时候，就是副会长的美夜出头。虽然嘴上说待会自己也会交班来玩玩，不过在安全管理上可是成员内做的最好的人。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "小人に群がられて悶える少女というシチュを観客として堪能する、という楽しみもあるので、別に小人化しないから損ということもない。",
          "zh_text": "作为观众看着被小人们围着玩弄的少女的情景来满足，也是别有一番风趣，就算没有小人化也不是都吃亏的。"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "どう転んでも皆が楽しめるように配慮する。シュリ百合同好会の活動における基本姿勢であった。",
          "zh_text": "考虑到不管在什么位置都能够快乐地享受，也是缩小百合同好会的基本精神。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "真理阿、由紀、彩が小人化を終えて、準備完了。",
          "zh_text": "真理阿、由纪、彩完成了小人化，已经准备好了。"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "身動きができないアンナの身体に、３人の小人達が群がっていく。",
          "zh_text": "三位小人们朝着动弹不得的安娜身体聚集了过去。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "バイブ機能付きのアナル尻尾により刺激を与え続けられているアンナの身体は、ほんのりと汗に濡れている。",
          "zh_text": "安娜的身体被附有按摩棒机能的菊门尾巴不断刺激着，透出了微微的香汗。"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "若々しい少女の肌に浮かぶ汗の雫。",
          "zh_text": "在年轻的少女肌肤上浮现汗水的露珠。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "可愛らしい身体から発せられる体臭は、決して悪臭の類ではなく、甘さすら感じそうな良い匂いが漂う。",
          "zh_text": "从那可爱的身体散发的体味，绝不是会被分为恶臭的类型，那漂在空气中的甚至可说是会让人感受到甘甜的好味道。"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "そして、時折漏らす「んぁ」とか「ふにゃぁ……」という吐息が、実に悩ましい。",
          "zh_text": "再加上不时从口中漏出的「嗯啊」或是「哼啊」的吐息，更是刺激着人。"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "そんなアンナの身体に、これ以上ないぐらい間近で触れ合っている小人達は、あっという間に魅了されていた。",
          "zh_text": "可说是靠近她到不能再靠近的小人们，在那样情况的安娜身体上一下子就被掳获了心。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "各々が、思うままにアンナの身体を責める。",
          "zh_text": "大家各自尽情地进攻着安娜的身体。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "未成熟な胸の丘にある、蕾のような可愛らしい突起を、紺色の生地の上から揉みしだき。",
          "zh_text": "有的于那藏青色的质料上，搓揉着在尚未成熟的山丘突起的可爱蓓蕾。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "スク水の生地を横にずらして、股の谷間で蠢いている媚肉の洞穴の真上にある、陰核を愛撫して。",
          "zh_text": "有的从侧边拉开学校泳装的布，在双腿的山谷间蠢动着的媚肉上，爱抚着洞穴上方的阴核。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "他にも、腋や臍、耳など、敏感な箇所を。",
          "zh_text": "其他像是腋下、肚脐或耳朵等等敏感的地方。"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "思うがまま。愛するまま。欲するままに――味わい尽くしていく。",
          "zh_text": "尽情地、毫无设限地、随心所欲地──品尝竭尽。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "途中で、交代で入った美夜も容赦なく責め立てていき、アンナは抵抗することもできず、されるがままになっていた。",
          "zh_text": "在途中，交替进来的美夜也毫不留情地玩弄着安娜，她已经连抵抗都做不到，变成了任人摆弄的状态。"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "「ふぁ……んっ」",
          "zh_text": "「哼啊……嗯」"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "もう、そんな漏れるような声しか響かない。",
          "zh_text": "已经发不出那呻吟以外的声音了。"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "このまま、皆が疲れ果てるまでアンナでの遊びが続くのかと思われたが……。",
          "zh_text": "想必会这样一直玩弄安娜直到大家筋疲力尽为止吧……。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "「やっぱり、どうせならとことん……ね？」",
          "zh_text": "「果然还是得来点大的……对吧？」"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "安全管理の役が、真理阿に移った時だった。",
          "zh_text": "当安全管理的脚色换成真理阿的那一刻。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "素早く、だけど怪我をさせないように配慮された流れるような動作で、元の大きさに戻った真理阿が小人達を捕まえていく。",
          "zh_text": "变回原本大小的真理阿以快速但又不会造成伤害的流畅动作，一一捉起了小人们。"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "しまった、と思っても、もう遅い――このお嬢様は、火が点くと、誰にも止められない。",
          "zh_text": "糟糕，当出现这念头时，也已经太晚──这位大小姐，一旦被点起了火，谁也无法阻止她。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "「～♪」",
          "zh_text": "「∼♪」"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "まるで手料理でも作るような笑顔で、鼻歌なんて歌いながら。",
          "zh_text": "像是在做料理一般边笑着边哼着歌。"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "最初に、アンナに付けられたままだったアナル尻尾をぐいっと引っ張り、引き抜く。",
          "zh_text": "首先，抓住了原本还装在安娜身上的菊门尾巴，然后拔了起来。"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "「――っ！」",
          "zh_text": "「──！」"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "ビクン！　とアンナの身体が跳ね上がる。",
          "zh_text": "安娜的身体大大的抖动了一下。"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "急激に引き抜かれた尻尾の感触は、度重なる刺激に敏感となっていたアンナには凄まじいものだった。",
          "zh_text": "那忽然被拔掉尾巴的感触，对不断被刺激着已经变得很敏感的安娜来说实在太强烈了。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "だが真理阿は止まることなく、空いた尻穴へと――「まずはあなたね」と、由紀の身体を自分の指ごと捻りこんだ。",
          "zh_text": "但是真理阿还不停手，对着空下来的尻穴──「首先从妳开始吧」说着，将由纪的身体连自己的手指一起插了进去。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "２人が、それぞれの刺激に声にならない叫びを上げる。",
          "zh_text": "２人被各自的刺激搞的想叫而不成声。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "だが真理阿は止まることなく、少しだけ入りきらなかった由紀の身体を奥へと押し込むために、アンナの尻穴へと口付けるように顔を近づけて、綺麗な舌を突っ込んだ。",
          "zh_text": "真理阿的动作并没有停下，为了将还没完全进入的由纪身体往深处插入，像是要把嘴亲上去一样将脸靠近了尻穴，将那美丽的舌头伸了进去。"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "ぐちゅり、と。音を立てて由紀の身体が尻の奥へと飲み込まれていく。",
          "zh_text": "咕啾地发出了声音，由纪的身体往深处被送了进去。"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "もう一度指を突っ込んだりして、確かに奥へと送り込めたことを確認すると、再びアナル尻尾を「えい」と挿入して、蓋をした。",
          "zh_text": "再次伸进了手指确认已经在深处后，真理阿「唉咿」的一声，再次把尾巴往肛门插入，封了起来。"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "「さあ……残りの２人は、どうしようかしらね」",
          "zh_text": "「接下来……剩下的两位，该怎么办呢」"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "そう言うものの、真理阿の予定は既に決まっていた。",
          "zh_text": "虽然那么说，不过真理阿早就决定好了。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "縮小装置を操作して、美夜の身体を少しだけ大きくすると、アンナの陰唇の上へそっと乗せる。",
          "zh_text": "操作了缩小设备，将美夜的身体稍微变大了后，轻轻地放在安娜的阴唇上面。"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "少しだけだが大きくなったため、谷間へと滑り落ちていくことはなさそうだ。",
          "zh_text": "因为稍微变大了些，看来还不至于滑落那谷间。"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "媚肉のベットに寝転ぶようになった美夜。",
          "zh_text": "美夜就像在媚肉的床铺上睡着翻躺一样。"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "その美夜の上から、「行くわよー」と真理阿が自分の女性器を見せ付けるように指で広げながら、アンナのそれへと重ねるように被せていく。",
          "zh_text": "真理阿在美夜的上方，像是要给人家看一样用手指扩张开自己的女性器，说着「要去了哦─」将安娜的那里与自己的叠了在一起。"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "当然、美夜は二つの陰唇に挟まれる形となり、２人の愛液を全身で受け止めることになる。",
          "zh_text": "当然，美夜就被夹在了两位的阴唇间，用全身去接受两人的爱液。"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "ちょうどいい位置を探っているのか、しばらく真理阿は身体を少しずつ動かして微調整した。",
          "zh_text": "真理阿找寻着恰当的位置，稍微调整了一下身体。"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "やがて、満足する位置を探り当てたのか、満足そうに笑うと……残った最後の仕上げへと入る。",
          "zh_text": "终于找到了最满意的点后，满足地笑了一下……剩下的就是进入最后的高潮了。"
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "「じゃあ、彩さん。いただきます」",
          "zh_text": "「那么、彩同学。我要开动了」"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "ぱくん、と。残った１人である彩を口へ放り込み、そのままアンナへと覆い被さるように肌を重ねあう。",
          "zh_text": "啪咕的一声，将最后留下的彩被放入了口中，就这样含着她并将身体往安娜靠过去，交叠着肌肤。"
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "そして腰を揺すりながら、アンナへと濃厚なキスをした。",
          "zh_text": "然后边摆动着小蛮腰，边将浓厚的吻送往安娜。"
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "身長に差があるので、股と口を同時に合わせようとすると真理阿が少し苦しい体勢になるのだが、本人は気にならないのか、そのままアンナと共に口内の彩をお菓子のように弄んでいく。",
          "zh_text": "因为身高上有些差距，若要让大腿与嘴巴同时配合的话对真理阿来说姿势会有点难受，但是本人却完全不在乎的样子，就这样与安娜一起将口内的彩像点心般一样玩弄着。"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "元々全員、出来上がりつつあった状態だ。限界もすぐだった。",
          "zh_text": "原本全员就是不断受到刺激的状态了，应该也快要到极限了吧。"
        },
        {
          "id_line": 348,
          "ja_text": "バラバラのシチュエーションでも、全員がほぼ同時に……甲高い嬌声を上げながら、全身を震わせて、絶頂へと達した。",
          "zh_text": "虽然各自的状况并不一样，每个人都几乎在同一时间……发出了音调较高的娇喘声、全身不停地抖着、达到了高潮。"
        },
        {
          "id_line": 349,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 350,
          "ja_text": "「今回も楽しかったですわ――あ、あら？　皆さんどうしたのかしら、怖い顔して」",
          "zh_text": "「这一次也很让人满足呢──哎、哎呀？　各位是怎么了呢，露出那么可怕的表情…」"
        },
        {
          "id_line": 351,
          "ja_text": "全員が元のサイズに戻って。",
          "zh_text": "所有人都变回了原本的大小。"
        },
        {
          "id_line": 352,
          "ja_text": "ご機嫌そうに笑う真理阿へ、他のメンバー全員の視線が集中した。",
          "zh_text": "其他的成员们的视线，都集中在心情很好地笑着的真理阿身上。"
        },
        {
          "id_line": 353,
          "ja_text": "「真理阿さん、ノっちゃうといつも強引だよね！」",
          "zh_text": "「真理阿同学，每次一起劲来都很强硬耶！」"
        },
        {
          "id_line": 354,
          "ja_text": "「今回は由紀さんの希望するシチュエーションでしたし、最後まで彼女に任せるべきだったのでは？」",
          "zh_text": "「原本这次是由纪同学希望玩的情境，是不是到最后都由她来负责才对呢？」"
        },
        {
          "id_line": 355,
          "ja_text": "「え、ええ。けど……皆さん、気持ち良さそうなので、そういう展開も受け入れられてると思っていたのですが」",
          "zh_text": "「是、是呀。可是……各位看起来好像都很享受，人家想说那种展开应该也能够被接受的嘛」"
        },
        {
          "id_line": 356,
          "ja_text": "「そ、それは、その……否定できないけども、さ」",
          "zh_text": "「那、那是、这个……是不能否定啦」"
        },
        {
          "id_line": 357,
          "ja_text": "文句を言いつつも、実際プレイ中は真理阿の手際の良さもあり快感を愉しんでいたので、誰も強く抗議できない。",
          "zh_text": "虽然嘴上这么讲着，实际上在玩的时候大家都很享受真理阿那恰到好处的手法带来的快感，所以谁也无法做出强力抗议。"
        },
        {
          "id_line": 358,
          "ja_text": "ただ、なんというか……最後においしいところを持っていかれるのを何度もされると、やはり羨ましいというかなんというか。",
          "zh_text": "只不过、怎么说呢……总是在最后被尝到甜头的话，还是会叫人羡慕的嘛。"
        },
        {
          "id_line": 359,
          "ja_text": "上手く言葉にできない、もやもやとした気持ちになってくるのだった。",
          "zh_text": "产生一种无法用言语表达的，心头搔痒的感觉了。"
        },
        {
          "id_line": 360,
          "ja_text": "「「「「――いつか、ヒイヒイいわしたる！！」」」」",
          "zh_text": "「「「「──走着瞧、哪天让妳哭着出来啦！！」」」」"
        },
        {
          "id_line": 361,
          "ja_text": "「……あ、あらー？　いつの間にか四面楚歌？」",
          "zh_text": "「……哎、哎呀─？　不知不觉变成四面楚歌了？」"
        },
        {
          "id_line": 362,
          "ja_text": "仲が良いのか悪いのか、シュリ百合同好会。",
          "zh_text": "到底关系是坏还是好呢，这就是缩小百合同好会。"
        },
        {
          "id_line": 363,
          "ja_text": "……けどまあ、なんだかんだでこの集いを皆が愉しんでいるようだから、これからもメンバーが欠けることなく続いていくのは間違いないだろう。",
          "zh_text": "……不过呢、反正这群女孩每个人都很享受这样子的感觉，相信从今以后也会全员不缺席地持续下去没错吧。"
        },
        {
          "id_line": 364,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 365,
          "ja_text": "数日後。",
          "zh_text": "数日后。"
        },
        {
          "id_line": 366,
          "ja_text": "真理阿にひぃひぃ言わし隊（仮）は、数々の策略を練り、天運にも味方された結果……ついに、特権を入手するためのゲームで、真理阿に勝利した。",
          "zh_text": "让真理阿哭哭啼啼队（暂称）在计画了许多策略、以及老天也把运气让给了我方的情况下……终于在得到特权的游戏中，赢过了真理阿。"
        },
        {
          "id_line": 367,
          "ja_text": "だが全て語りつくすと日が暮れてしまいそうなので、ゲームの状況については省略する。",
          "zh_text": "但是要说这来龙去脉的话太阳就要西沉了，在此省略游戏的状况。"
        },
        {
          "id_line": 368,
          "ja_text": "「さあて、真理阿様……今回は少々、きつめでいっちゃいますよ」",
          "zh_text": "「接下来，真理阿大人……这一次，会稍微让人受不了呦」"
        },
        {
          "id_line": 369,
          "ja_text": "「あらあら、それは楽しみ……で、でも、できればお手柔らかにお願いね？」",
          "zh_text": "「哎呀哎呀、那还真是令人期待……不、不过、能的话还请尽量手下留情哦？」"
        },
        {
          "id_line": 370,
          "ja_text": "美夜のドSな雰囲気たっぷりの笑顔に、少し戸惑うように返答する真理阿。",
          "zh_text": "真理阿有点困惑地回应了美夜的超S笑容。"
        },
        {
          "id_line": 371,
          "ja_text": "既に真理阿の縮小は完了しており、美夜の後ろでは由紀達が「早くやろうよ早く」と急かしている。",
          "zh_text": "真理阿已经完成了缩小化，由纪们在美夜的身后「快点开始啦快一点」的催促着。"
        },
        {
          "id_line": 372,
          "ja_text": "「あなた達ねぇ、始める前の雰囲気を楽しむつもりはないの？」",
          "zh_text": "「我说妳们阿，难道都不想享受这开始前的气氛吗？」"
        },
        {
          "id_line": 373,
          "ja_text": "「だって、ずっと楽しみにしてたんだもん！　もう待ちきれないよー」",
          "zh_text": "「有什么办法，谁叫这让人那么期待嘛！　已经等不及了啦─」"
        },
        {
          "id_line": 374,
          "ja_text": "アンナがだだをこねるようにそう言い、由紀と彩がそれを肯定するようにこくこくと顔を頷かせる。",
          "zh_text": "安娜像是撒娇般地说着，而由纪和彩也同意的点了点头。"
        },
        {
          "id_line": 375,
          "ja_text": "はぁ、と溜め息をつきつつも、美夜もそろそろ始めたいとは思っていたので、予定より少し早いが今回の活動を開始することにした。",
          "zh_text": "虽然哈啊的叹息了一下，不过美夜也觉得差不多要开始了，决定比预定时间稍微提前一些，开始这一次的活动。"
        },
        {
          "id_line": 376,
          "ja_text": "「それでは、まず……身体をほぐすためにも、軽いことからやりましょうか」",
          "zh_text": "「那么接下来……为了热热身子，从淡口味的东西开始吧∼」"
        },
        {
          "id_line": 377,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 378,
          "ja_text": "２人の少女が絡み合い、濃厚な口付けを交している。",
          "zh_text": "两位少女肢体交缠，互相来往着浓厚的吻。"
        },
        {
          "id_line": 379,
          "ja_text": "由紀とアンナだ。２人は互いの身体を弄り合い、時折「んぁ」とか「やっ」とか、悩ましげな吐息を漏らしている。",
          "zh_text": "那是由纪和安娜。互相摆弄着对方的身体，有时「嗯啊」有时「呀」的发出诱人的吐息。"
        },
        {
          "id_line": 380,
          "ja_text": "小人にされた真理阿は、そんな２人の口内で飴玉のように味わわれて、おもちゃのように好き勝手にされていた。",
          "zh_text": "在那两人的嘴内，被变成小人的真理阿宛如糖果般被舔尝着，像玩具般任人摆布。"
        },
        {
          "id_line": 381,
          "ja_text": "分厚い舌で押し潰されるように、味を吸い出されて、２人の巨人の唾液にまみれていく。",
          "zh_text": "被那厚舌像是要压扁般地吸取味道，全身沾满了两个巨人的唾液。"
        },
        {
          "id_line": 382,
          "ja_text": "そんな光景を眺めながら、彩と美夜もまた愛し合っていた。",
          "zh_text": "望着那样的光景，彩与美夜也开始了互相爱抚。"
        },
        {
          "id_line": 383,
          "ja_text": "彩の背後から抱きつくように身体を寄せて、彩のそそり立つ肉棒と、巨大な胸を揉みしだく美夜。",
          "zh_text": "美夜像是要抱着彩一样从她背后把身体靠去，边揉着彩那硬挺的肉棒与巨大的胸部。"
        },
        {
          "id_line": 384,
          "ja_text": "「あぅ、は、はげしっ、んぁ！」",
          "zh_text": "「啊呜、太、太刺激了、嗯啊！」"
        },
        {
          "id_line": 385,
          "ja_text": "「もう出したい？　けど、だぁめ。まだ出させてあげませんよ」",
          "zh_text": "「已经想射了吗？　不过，那可不行。还不能让妳出来呦」"
        },
        {
          "id_line": 386,
          "ja_text": "巧みな手際で彩を翻弄し、弄ぶ美夜。",
          "zh_text": "美夜用她那巧妙的手法玩弄着彩。"
        },
        {
          "id_line": 387,
          "ja_text": "それは、由紀とアンナが満足するまでの時間潰しだけでなく、次のプレイへの下準備でもあった。",
          "zh_text": "并不只是在由纪与安娜满足之前的打发时间而已，也是为了下一个游戏的下面准备。"
        },
        {
          "id_line": 388,
          "ja_text": "しばらくして、真理阿を味わい尽くしたのか、由紀とアンナが真理阿を解放する。",
          "zh_text": "过了一会儿，或许是把真理阿给尝够了，由纪与安娜将真理阿解放开来。"
        },
        {
          "id_line": 389,
          "ja_text": "すると美夜は、予定通りに真理阿を――縮小装置を使い、さらに小さく縮めた。",
          "zh_text": "然后美夜就按照预定，将真理阿──用缩小设备缩的更小了。"
        },
        {
          "id_line": 390,
          "ja_text": "普段の活動では、何かの拍子に潰してしまう可能性が高くなってしまうので、あまり極端に縮めることはない。",
          "zh_text": "在平常的活动里，很有可能因为哪个疏忽，没注意到就会被压扁，所以并不会做极端的缩小化。"
        },
        {
          "id_line": 391,
          "ja_text": "けど今回は、普段はできないようなプレイを行おうということで、美夜が緻密な計算に基づいた計画が立てられた。",
          "zh_text": "可是这一次，因为想要搞些平常做不到的玩法，在美夜精密的计算下完成了这次的计画。"
        },
        {
          "id_line": 392,
          "ja_text": "その結果、今の真理阿は極小サイズへと縮められて、美夜の掌の上で息を荒げていた。",
          "zh_text": "那个结果，就是现在真理阿被缩小成极小的大小，在美夜的手掌上喘息着。"
        },
        {
          "id_line": 393,
          "ja_text": "「さあ真理阿様、これからが本番ですよ」",
          "zh_text": "「那么真理阿大人、现在才要开始重头戏了哦」"
        },
        {
          "id_line": 394,
          "ja_text": "美夜はそう言うと、射精ぎりぎりで止めていた彩のモノを握り締めた。",
          "zh_text": "美夜这么说着，并把正濒临射精边缘的彩的肉棒给紧握住。"
        },
        {
          "id_line": 395,
          "ja_text": "そして、白濁とした欲望を解き放つための小さな穴へと、真理阿を押し込み始める。",
          "zh_text": "然后，把真理阿往那为了解放白浊欲望的小穴里面，开始插了进去。"
        },
        {
          "id_line": 396,
          "ja_text": "「あっ、ひうううぅ！？」",
          "zh_text": "「啊、嘻咿呜呜呜！？」"
        },
        {
          "id_line": 397,
          "ja_text": "彩が叫ぶ。",
          "zh_text": "彩尖叫了出来。"
        },
        {
          "id_line": 398,
          "ja_text": "それは痛みからの絶叫であり、同時に信じられない程の快感による嬌声でもあった。",
          "zh_text": "那是伴随着痛楚的绝叫，也是因为那令人无法置信的快感而发出的娇声。"
        },
        {
          "id_line": 399,
          "ja_text": "真理阿の言葉は、小さすぎて誰かに届くことなく、膨れ上がった肉棒の中へと身体ごと飲み込まれていく。",
          "zh_text": "真理阿的话语，已经因为太小而谁也无法听见，身体逐渐被渐渐膨胀的肉棒给吞没进去。"
        },
        {
          "id_line": 400,
          "ja_text": "さすがに物を入れる穴ではないため、簡単には挿入できなかったが……代理品で練習でもしていたかのように、迷いなく真理阿を押し込んでいく美夜。",
          "zh_text": "不过毕竟不是给人塞东西进去的穴，不是很容易能插入的……但美夜似乎已经用代替品练习过了，毫不犹豫地将真理阿往内塞着。"
        },
        {
          "id_line": 401,
          "ja_text": "やがて、ずぶっと音を立てるように深々と押し込まれて。真理阿の姿は、彩のモノの中へと沈んでいった。",
          "zh_text": "终于，滋噗的发出一声插入了深处。真理阿的身影，已经沉入了彩的肉棒中了。"
        },
        {
          "id_line": 402,
          "ja_text": "「さあ、それでは……２人もいっしょに、味わいましょう？」",
          "zh_text": "「那……接着也请两位一起来品尝味道吧？」"
        },
        {
          "id_line": 403,
          "ja_text": "待機していた由紀とアンナに声をかけて、お先にとばかりに肉棒を舐め始める美夜。",
          "zh_text": "美夜对着待机中的由纪和安娜说着，自己抢先开始舔舐着肉棒。"
        },
        {
          "id_line": 404,
          "ja_text": "それに続き由紀とアンナも肉棒を味わい始めて、彩はビクビクと身体を震わせて、快感に酔いしれていた。",
          "zh_text": "由纪和安娜也在她之后一起舔着肉棒，彩沉醉于快感中，不停抖着身体。"
        },
        {
          "id_line": 405,
          "ja_text": "美夜が、射精できないように絶妙な力加減で握り締めて、すぐに爆発しそうになる彩の欲望を押し留める。",
          "zh_text": "美夜用刚好无法射出来的绝妙力道紧握着，让快要爆发出来的彩压抑着欲望。"
        },
        {
          "id_line": 406,
          "ja_text": "だが、あまり長い時間そうしていると、中に押し込んだ真理阿が危険だ。",
          "zh_text": "但是，若持续太长的时间，被塞在里面的真理阿就会有危险。"
        },
        {
          "id_line": 407,
          "ja_text": "先に下準備をしていたのは、射精までの時間を短くして早めに真理阿を脱出させるという目的もあった。",
          "zh_text": "在之前先做下面的准备，也是为了将射出来的时间缩短这个目的。"
        },
        {
          "id_line": 408,
          "ja_text": "そのまま飛び散らせては真理阿の身が危ないので、射精寸前で美夜が肉棒を咥え込んだ。",
          "zh_text": "因为这样直接让它喷射的话真理阿的安全会有危险，在快要出来的时候美夜把肉棒含了起来。"
        },
        {
          "id_line": 409,
          "ja_text": "そして射精を押し留めていた手を離すと――ビュクン！！　と。そんな音がしそうな程の勢いで、大量の精液と共に真理阿が解き放たれた。",
          "zh_text": "然后把压抑射精的手给松开──像是伴随噗咻！！的声音一样、真理阿与大量的精液一起喷了出来。"
        },
        {
          "id_line": 410,
          "ja_text": "真理阿を飲み込んでしまわないようにしながら、どんどん口の中に放たれる精液を飲み干していく美夜。",
          "zh_text": "一边不让真理阿被吞进去、美夜一边将泄到口中的精液给喝掉。"
        },
        {
          "id_line": 411,
          "ja_text": "……だが、予想以上に精が解き放たれたのか、途中でむせてしまい、口に手を当てながら飲み損ねた精液を零した。",
          "zh_text": "……但是、喷出来的精超过了想像太多，在途中就喝不下去，她用手捂着从嘴吧泄漏出来的精液。"
        },
        {
          "id_line": 412,
          "ja_text": "掌の上に解放された真理阿は、だいぶ疲労しているようだが、怪我などはしていないようだった。",
          "zh_text": "在手掌上被解放的真理阿，虽然看起来很疲劳，不过并没有受伤的样子。"
        },
        {
          "id_line": 413,
          "ja_text": "「お疲れ様です、真理阿様。……けど、まだフィニッシュが残ってますよ？」",
          "zh_text": "「辛苦了、真理阿大人。……可是、最后的完结还没进行哦？」"
        },
        {
          "id_line": 414,
          "ja_text": "美夜は、真理阿を最初の小人サイズに戻してから、今日の最後のプレイの準備を始めることにした。",
          "zh_text": "美夜将真理阿回到了最初的小人大小后，开始准备今天最后的游戏。"
        },
        {
          "id_line": 415,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 416,
          "ja_text": "真理阿を乗せた大きな器の上に跨るようにして、４人の巨人達が群がる。",
          "zh_text": "４位巨人在放着真理阿的大容器上像是跨着般围了起来。"
        },
        {
          "id_line": 417,
          "ja_text": "４人は、白濁とした液にまみれながら色っぽい吐息を漏らしている真理阿を観察しながら、それぞれ思い思いに己の指で股の間を弄っていた。",
          "zh_text": "４人边观察着被白浊液沾满全身、散发诱人吐息的真理阿、各自沉浸在妄想中用手指弄着双腿之间。"
        },
        {
          "id_line": 418,
          "ja_text": "所謂、自慰……オナニーと呼ばれるものである。",
          "zh_text": "所谓的自慰……也被称之为Onanie。"
        },
        {
          "id_line": 419,
          "ja_text": "それぞれ、先程までのプレイで高まっていた者達ばかりなので、ただ指で弄るだけでも充分な快感を得られているようだった。",
          "zh_text": "在场每个人都被在这之前的游戏给高潮过一次，所以只不过用手指弄就已经得到了充分的快感了。"
        },
        {
          "id_line": 420,
          "ja_text": "巨大な乙女達の花園から零れた蜜は、器の中で寝転んでいる真理阿の元へと雨のように降り注ぐ。",
          "zh_text": "从巨大的少女们的花园洒落的蜜汁，如雨般地降下到真理阿躺着的容器中。"
        },
        {
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          "ja_text": "１人だけ肉棒をもつ彩は、ぎりぎりまで溜めてから射精しようと、堪えているようだった。",
          "zh_text": "唯一有着肉棒的彩，似乎也忍耐着那绷到极限的射精感。"
        },
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          "ja_text": "だがその我慢も、昂ぶった肉体の衝動には長くは保てなかったらしい。",
          "zh_text": "不过那份忍耐，面对高扬的肉体冲动下似乎不能撑的太久呢。"
        },
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          "ja_text": "「んあ、もう、出る……っ！」",
          "zh_text": "「嗯啊、已经、要出来了……！」"
        },
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          "ja_text": "声を荒げて、真理阿へと向かって精を放つ彩。",
          "zh_text": "彩发出慌张的声音，往真理阿射出了精液。"
        },
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          "ja_text": "それにつられたのか、元々限界だったのか……他の３人も身体を震わせて、甲高い嬌声を上げた。",
          "zh_text": "或许是被她牵引呢、还是原本就到了极限呢……其他三人也抖着身体，发出了高潮的娇声。"
        },
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          "ja_text": "欲望まみれの液体が、小人へと叩きつけるように降り注ぐ。",
          "zh_text": "充满欲望的液体，朝着小人像是敲打般地洒落。"
        },
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          "ja_text": "その全てを浴びながら――真理阿はとても、満たされたような表情をしていた。",
          "zh_text": "沐浴在那全部之中──真理阿露出了十分的、非常充足的表情。"
        },
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          "ja_text": "「とっても楽しかったわ。今回の活動も、素晴らしいものとなりましたね」",
          "zh_text": "「真的很令人享受。这一次的活动，也进行的非常棒呢」"
        },
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          "ja_text": "元のサイズに戻り、入浴や着替えなどの身支度を終えて。",
          "zh_text": "变回了原本的大小，结束了入浴和换衣服等杂事后。"
        },
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          "ja_text": "真理阿は好き勝手にされたことを怒る事などなく、本当に満足そうにしていた。",
          "zh_text": "真理阿似乎也不对被任意玩弄的事情生气，真的是很满足的样子。"
        },
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          "ja_text": "「……これって、真理阿にひぃひぃ言わし隊（仮）としては、どうなの？」",
          "zh_text": "「……这样看来、身为让真理阿哭哭啼啼队（暂称），算是如何呢？」"
        },
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          "ja_text": "「目的は成功、したはず、なんだけど……なんだか予想と違う反応ですね」",
          "zh_text": "「目的应该、是达成了、吧……总觉得好像跟想像中的反应不太一样耶」"
        },
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          "ja_text": "由紀と美夜が呟くのを聞いて、真理阿は。",
          "zh_text": "听到了由纪和美夜的交谈，真理阿说。"
        },
        {
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          "ja_text": "「だって、とっても楽しかったんですもの。それでいいんじゃない？」",
          "zh_text": "「有什么办法，人家真的很享受嘛。那样不就好了吗？」"
        },
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          "ja_text": "そう、にっこりと笑って、答えた。",
          "zh_text": "她笑着，这样回答。"
        },
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          "ja_text": "シュリ百合同好会の活動は、これからもまだまだ続いていく。",
          "zh_text": "缩小百合同好会的活动，从今以后也还会继续下去。"
        },
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          "ja_text": "彼女達がこの集いを完全に嫌わない限り、それはきっと、ずっと終わらない。",
          "zh_text": "只要她们在没有真的对这个聚会讨厌之前，那就一定、永远不会结束。"
        },
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          "ja_text": "いつまでも――とても素敵な、笑顔と共に。",
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          "ja_text": "「……この仕事で一番問題とあるのは『人間の体内から生還すること』と言っても過言ではないわ。",
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          "ja_text": "科学の発展に伴って開発された『物体の縮小、拡大』を元にして、従来の手術では不可能な医療を施すためとはいえ、自分が死んだら意味がないもの。",
          "zh_text": "虽然说是藉着伴随着科学的发展而开发的『物体的缩小、扩大』技术而实施以前不可能实现的手术，如果自己死了那就没有意义了。"
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          "ja_text": "そのことを深く学習して、卒業後はプロとして活躍してほしいのが先生の願いなんだけど……」",
          "zh_text": "希望你们深深地学习那些知识，毕业之后以专业的身分活跃着，老师是这么期望着的说……」"
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          "ja_text": "教師である鈴原和泉は溜め息をついて、研いだ刃物を思わせる鋭い目をさらに細めた。",
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        },
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          "ja_text": "その視線の先には、二人の女生徒が座っている。申し訳なさそうに俯いている黒い長髪の子と、不機嫌そうにそっぽを向いている金髪のツインテールの子だ。",
          "zh_text": "那视线的对面，坐着两个女学生。看起来很愧疚而低着头的黑色长发的女生，以及好像很不高兴地看像旁边的金发双马尾女生。"
        },
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          "ja_text": "鈴原和泉が、その二人を自室に呼び出したのは罰を与えるためだった。",
          "zh_text": "铃原和泉为了处罚两人，而把她们从各自的教室叫了过来。"
        },
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          "ja_text": "「その真面目な授業中に居眠りなんて……ジュリさんはともかく、めぐみさんは珍しいわね」",
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        },
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          "ja_text": "「ちょっと、それだとあたしがいつも不真面目みたいじゃない！」",
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          "ja_text": "「あら、違ったの？」",
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          "ja_text": "「これでも無遅刻無欠席、成績も悪くないわよ！」",
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          "ja_text": "自慢の金髪を逆立てそうな勢いで怒るジュリと、それを見て怯えながらも止めようとしている様子のめぐみ。",
          "zh_text": "看起来自傲的金发好像要竖起来一般生气的树理，还有看到她那样子而害怕、想要去阻止的惠美。"
        },
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          "ja_text": "対照的な性格の二人は、パートナーとして学園生活を過ごしている。",
          "zh_text": "性格如对比一般的两人，却成为搭档过着学园生活。"
        },
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          "ja_text": "『人体への進入』という危険な学業を学ぶ為に、その過程を実体験する訓練もあるが、一人では危険が多い。",
          "zh_text": "为了学习『进入人体』这样危险的课业，在过程中也有着要亲身体验的训练，但一个人的话风险太大了。"
        },
        {
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          "ja_text": "よって、二人一組でチームを組むことは義務付けられていた。",
          "zh_text": "于是，两人一组组成队伍便是不可或缺的义务了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「まあそれは認めてあげる。けどね……やっぱり二人揃って居眠りはどうかと思うの。片方が起きていれば、後で相方に教えてもらうとか言い訳もできるけどね」",
          "zh_text": "「那些我倒是承认。可是呢……还是觉得你们上课打瞌睡有点过分。如果其中一个人没睡着的话，那倒是可以用之后会请教另一个人当做藉口呢」"
        },
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          "ja_text": "「あ、あの……そこは、二人とも起きているように言うべきではない、かと……」",
          "zh_text": "「那、那个……，那个时候，我们还没有睡着，不是吗……」"
        },
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          "ja_text": "「まずはあなた達が居眠りしなかったらいいのよ、この問題児その１ちゃん？」",
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        },
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          "ja_text": "めぐみの発言はぴしゃりと切り捨てられた。",
          "zh_text": "惠美的发言被干脆地打断了。"
        },
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          "ja_text": "「二人でチームを組むのはね、安全性も当然だけど、協力して能力を伸ばしていくのが目的なの。",
          "zh_text": "「两个人组成一队呢，理所当然有高安全性，可是两人互相配合使能力提高才是目的。"
        },
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          "ja_text": "それなのにこの様子では……二人とも罰を受けてもらわないと♪」",
          "zh_text": "尽管如此照这个样子……不给你们两人一点惩罚是不行的♪」"
        },
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          "ja_text": "和泉は、それが本題だとばかりに笑った。",
          "zh_text": "和泉似乎说到原本的目的而一直笑着。"
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          "ja_text": "「あ、あの……なんでそんな、笑っているんでしょう？」",
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          "ja_text": "「これから楽しいことをするからよ」",
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        },
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          "ja_text": "不安そうなめぐみに、和泉はにっこりと笑いかけながら、部屋の鍵をリモコンで閉めた。",
          "zh_text": "和泉笑着对惠美那样说，然后用遥控器把房间的锁给关起来了。"
        },
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          "ja_text": "「な、なんで鍵を閉めてんのよ！？」",
          "zh_text": "「为、为什么要锁门啊！？」"
        },
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          "ja_text": "「邪魔が来ないようにするためよ」",
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          "ja_text": "危険な気配を読み取ったのか、ジュリとめぐみはとにかく逃げ出そうとする。",
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        },
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          "ja_text": "……しかし、二人は急に動きを止めた。身体が痺れて動けないようだ。",
          "zh_text": "……但是，两人忽然停下了动作。身体好像麻痹而动不了了。"
        },
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          "ja_text": "「さっき飲んだお茶に、即効性の痺れ薬を入れたのよ……大丈夫。即効性なだけに、効果は長続きしないから」",
          "zh_text": "「我在刚才喝下去的茶中，加了即效性的麻醉药哦……不要紧啦，因为是即效性的，效果不会持续很久的」"
        },
        {
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          "ja_text": "その時、和泉の瞳は、獲物を見つめる捕食者のそれに似ていた。舌なめずりしながら、ポケットから小型の銃のようなものを取り出す。",
          "zh_text": "那时，和泉的眼睛就像看见猎物的捕食者一样。她舔着舌头，从口袋里拿出了像是枪的小东西。"
        },
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          "ja_text": "捕食者の手に握られているのは……二人の獲物もよく見たことがある装置だ。",
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          "ja_text": "物体を縮小、拡大する照射装置。",
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          "ja_text": "「な、なんで……それ、を、わたしたちに、向け」",
          "zh_text": "「为、为什么……把、那个、朝向、我们」"
        },
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          "ja_text": "痺れ薬の効果で、口が上手く動かないのか、めぐみは途切れ途切れに質問した。",
          "zh_text": "因为麻醉药的效果而嘴巴无法动的很顺利，惠美断断续续的提出了质问。"
        },
        {
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          "ja_text": "怯えきっためぐみと、恐怖を隠せないながらも自分を睨んでくるジュリに、和泉は熱を帯びた瞳で、",
          "zh_text": "和泉用带着热情的双眼看着怕极了的惠美，与忍着恐惧感而瞪向自己的树理说"
        },
        {
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          "ja_text": "「あなた達を、食べちゃうためよ♪」",
          "zh_text": "「这是为了把你们两人吃下去哦♪」"
        },
        {
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          "ja_text": "恍惚とした笑みを隠しもせず。装置の引き金を引いた。",
          "zh_text": "和泉毫不隐藏出神的笑容，扣下了板机。"
        },
        {
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          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
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          "ja_text": "遠くなっていた意識が戻ってくる。",
          "zh_text": "远去的意识收了回来。"
        },
        {
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          "ja_text": "周辺が暗いため、教師の言葉を思い出して胃の内部を連想したが……違うということはすぐに分かった。",
          "zh_text": "因为周围昏暗，回忆起老师说的话而连想到胃的内部但是……很快就了解并非如此。"
        },
        {
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          "ja_text": "胃はもっと、熱気と独特の臭いが満ちているものだ。あの感触に比べたら、自分が今いる場所は快適なものだ。",
          "zh_text": "胃的话，会充满更多热气与独特的味道。与那种感触一比之下，自己所在的地方还比较舒适。"
        },
        {
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          "ja_text": "ジュリは、自分の相方を探そうと声を出しかけたが、頭上から眩しい光が差し込んで、それを阻まれた。",
          "zh_text": "树理为了查找自己的夥伴而叫了几声，但是从头上照下了刺眼的光芒，打断了她的行动。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ふふ……お目覚めのようね」",
          "zh_text": "「呼呼……似乎醒来了呢」"
        },
        {
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          "ja_text": "聞こえてくる教師の声は、とても嬉しそうな響きだった。",
          "zh_text": "老师的声音听起来，似乎很愉快。"
        },
        {
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          "ja_text": "見上げれば、そこには巨人のような——実際は自分達が縮んでいるのだが——和泉が、二人を見下ろして喜んでいた。",
          "zh_text": "抬头一看，在那里的是像巨人一样──实际上是自己两人缩小了──的和泉，正高兴的往下看着两人。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ちょ、ちょっと！　こんなの許されると思ってんの！？」",
          "zh_text": "「等、等一下！　作出这种事情你认为我们会原谅妳吗！？」"
        },
        {
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          "ja_text": "「学園には許可をもらってるわよ。これでも先生、この教育方針で優秀な生徒を何人も育んできたんだから」",
          "zh_text": "「学校方面可是有许可的哦。而且，老师也是用这种教育方针教导出无数优秀的学生的」"
        },
        {
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          "ja_text": "ジュリの抗議すら、和泉には心地よい刺激になるらしい。頬を緩ませて、挑発的な笑みを浮かべている。",
          "zh_text": "树理的抗议，似乎更刺激着了和泉的内心。她松缓了的脸颊，浮出了挑拨的笑容。"
        },
        {
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          "ja_text": "「わたしだって、自分の趣味だけでこんなことはできないわよ。教師とはいえ、きちんとした理由がないと装置は貸し出してもらえないし」",
          "zh_text": "「即使是我，光因为自己的兴趣也无法做出这种事哦。身为教师呢，没有正当的理由也不能借到设备的」"
        },
        {
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          "ja_text": "「だ、だからって……それに、居眠りしちゃった理由は話したでしょ！？　あたしが、」",
          "zh_text": "「所、所以就说了……而且，不是已经说了打瞌睡的理由了吗！？　我去─」"
        },
        {
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          "ja_text": "「ジュリさんが無くしたペンダントを探して、夜中まで中庭を歩き回っていたのよね。",
          "zh_text": "「树理同学去找弄丢的项炼，到了晚上还在中庭四处查找对吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "それをめぐみさんが自分から手伝って、それで一緒に寝不足……ちゃんと覚えてるわよ？」",
          "zh_text": "惠美也去帮助自己，所以也跟着睡眠不足了……记的很清楚哦？」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「じゃあ、あたしはともかく、めぐみは許してくれたっていいじゃないのよ！」",
          "zh_text": "「那，先不管我如何，就不能原谅惠美吗！」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "会話についていくことができなかっためぐみが、ジュリが自分を庇ってくれていることに嬉しそうに「ジュリちゃん……」と呟いていた。",
          "zh_text": "跟不上对话的惠美，对于树理包庇自己的行为好像感到很高兴、「小树……」小声的说着。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「それもそうねぇ。どうしよっかなー♪」",
          "zh_text": "「那倒也是呢。怎么办呢ー♪」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "思案するようなことを言いつつも、和泉の答えは決まっていた。",
          "zh_text": "虽然说得好像在考虑的样子，和泉的答案马上就出来了。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「……罰を免除することはできないわ」",
          "zh_text": "「……处罚还是无法避免的」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「なんでよ！？　めぐみは、あたしのために……」",
          "zh_text": "「为什么啊！？　惠美是、因为我才……」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "それまでおどけた調子の和泉が、急に真面目な雰囲気に変わった。",
          "zh_text": "直到刚才态度都很轻浮的和泉，忽然态度变的很认真。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「あなた達、自分が、自らの命を疎かにしたって気付いてるの？",
          "zh_text": "「你们两个，有发现自己没有很重视自己的命吗？"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "ここでの授業はね、あなた達がこの仕事を生業にするなら迎えるであろう数々の危険に、きちんと対応できるようにするためなの」",
          "zh_text": "这里的课业呢，是为了能使你们将来担任这个职业工作时，能够确实的对各种危险作出处理而存在的」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "その雰囲気も演技なのか、とジュリは思っていたが、それは最初の内だけだった。",
          "zh_text": "那气氛也是演技吗─树理虽然这么想，但是，只有刚开始是那样。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "今、鈴原和泉は、一人の教師として自分達に語りかけているのだと確かに感じた。",
          "zh_text": "现在确实的感受到了，铃原和泉是以身为一位老师的立场对两人说话的。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「教科書に書かれている注意事項や対応策はね、あなた達や、わたし達の先輩方の経験と犠牲の上に編み出されたの。",
          "zh_text": "「教科书上写着的注意事项与映射方法呢，是创建在你们、我们的前辈的经验与牺牲之上所汇编出来的东西。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "……わたしの教え子の中にも、本人の実力不足や、病院や患者側の配慮が足りず死んだ子がたくさんいるのよ。",
          "zh_text": "……我的学生当中，因为自己的实力不足、或者对医院或患者的顾虑不够而这样死掉的不在少数哦。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "けどそれは、わたしがもっとその子達を鍛えてあげていたら、その場で対応して防げていたのかもしれない。だから……あなた達がしたことを、許すわけにはいかないの。",
          "zh_text": "但是，如果我能锻炼那些孩子们更多一点的话，或许在那种场合就能做出反应来防止悲剧发生也不一定。所以……对于你们做出的事情，是不可能原谅的。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "あなた達は、学園にお遊びや仲良しな友達を作りに来てるんじゃないのよ。それも大事なことだけど……」",
          "zh_text": "你们呢，来学校并不是为了玩乐还有交好朋友的哦。虽然那也很重要……」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "和泉は、一息の間を空けて、静かに告げた。",
          "zh_text": "和泉短暂的停顿一会后，沉着地开口了。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「死なないために学びに来ているの。それが嫌なら今すぐこの学園を去りなさい」",
          "zh_text": "「为了避免丧命才来学习的。如果讨厌的话现在就离开这个学校」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "それは、突き放すような一言だった。",
          "zh_text": "那是，像拒绝两人一样的一句话。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "二人の生徒は、教師に顔向けできずに俯いてしまう。めぐみはしきりに「ごめんなさい、ごめんなさい……っ」と呟いていたが、今の彼女の声はジュリにしか聞こえないだろう。",
          "zh_text": "两个学生向老师垂下了头。惠美不停地小声说着「对不起、对不起……」，不过现在她的声音大概只有树理能听的到吧。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「分かればいいし、今は分からなくても、いつか理解してくれるならそれでいいの。",
          "zh_text": "「了解的话就好了、即使现在不了解，以后再了解就好了。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "とにかく、こちらとしても理由があるから、めぐみさんへの罰を免除できない……ジュリさん、これで納得してくれるかしら」",
          "zh_text": "总之，我这边也有理由的说，惠美同学的处罚还是不能免除……树理同学，这样子可以接受吗？」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "ジュリは、何も言えなかった。",
          "zh_text": "树理、什么都说不出来。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "むかつくが、それは自分の失態が招いたことだから、と自分を納得させることしかできなかった。",
          "zh_text": "虽然很想发飙，但是那样只会让自己失态而已，所以不得不让自己接受了。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "だから……とりあえず、首だけは縦に振って、肯定の意を示した。",
          "zh_text": "所以……总之，先点个头，表示肯定吧。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「まあ、本人の希望もあるから、めぐみさんへの罰は別の方法にしてあげる。ジュリさんよりは幾分軽いわよ……たぶん」",
          "zh_text": "「嘛，反正本人也希望那样、惠美同学的处罚就用别的方法吧。比起树理同学的算是轻松一些呢……大概吧」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "そう囁く和泉の顔は、もう先程までの楽しそうな表情に戻っていた。",
          "zh_text": "悄悄说着的和泉，脸上已经回到先前那乐在其中的表情了。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「ふふ……じゃあ、罰の説明をするわね」",
          "zh_text": "「呼呼……那么，开始说明处罚的内容啰」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "ジュリとめぐみは、和泉が用意していた体内進入用の装備一式に着替えていた。",
          "zh_text": "树理和惠美换上了和泉准备的体内进入用的装备。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "外見としてはボディスーツに似ている。が、実際には様々なメカニズムにより、分泌物からの保護、酸素の補給、全身をスーツと透明の膜に守られているのに、触感を鮮明に伝える等の機能が充実している。",
          "zh_text": "外表看起来像是紧身衣一样。不过，其实装备了各式各样的设备在上头，像是抵挡分泌物、氧气的补给、虽然全身穿着套装还有透明的保护膜，不过还有能够真实的传达触感等等充实的机能。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「罰の内容は二つ。さっき言ったように、めぐみさんは最初の一つを免除してあげる。",
          "zh_text": "「处罚的内容有两个。不过像刚才所说，让惠美同学略过第一项处罚。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "一つは、先生のここに入ってもらいます」",
          "zh_text": "一个是，进入老师的这里」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そう言って和泉が示したのは、自分の股間だった。",
          "zh_text": "说着，和泉指示的地方是，自己的两腿之间。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「……ちょ、ちょっと！　それマジで言ってんの！？」",
          "zh_text": "「……等、等等！　妳是认真的吗！？」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「ええ。ここに入るのはジュリさんだけね。大事なところなんだから、傷なんてつけないでよ？」",
          "zh_text": "「当然。要进来这里的只有树理同学而已哦。因为是很重要的地方，可别伤到了哦？」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「そ、それもう、罰とかじゃなくてあんたの趣味でしょ？　職権乱用ってのじゃないの！？」",
          "zh_text": "「那、那已经不是处罚了啦、根本是你的兴趣吧？　这不是滥用职权吗！？」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「ジュ、ジュリちゃん……特殊なケースだけど、その、せ、性器の中を、治療することもあるらしいから、そんなに間違いではないと思う」",
          "zh_text": "「小、小树……虽然是很特殊的任务、但是那个、治疗性、性器的内部、的状况似乎也存在着、所以我觉得那并没有什么错耶」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「知らなかったようだから、ジュリさんには補習も兼ねて張り切ってもらいましょう。",
          "zh_text": "「似乎不晓得呢，之后也帮树理同学好好地补个习吧。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "それで、めぐみさんはこっち。ジュリさんには一つ目が終わり次第こっちもやってもらうからね」",
          "zh_text": "然后、惠美同学则是这里。树理同学完成了第一项之后也要进行这边的份哦」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "自分の股間から、滑らせるように指で身体に上へとなぞっていく和泉。",
          "zh_text": "和泉从自己的双腿之间将手指滑过，往身体之上划了过去。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "その指が行き着いた先は、唇だった。",
          "zh_text": "那手指停住的前头指着的是，嘴唇。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「え、えっと……つまり、食べられちゃうんです、か？」",
          "zh_text": "「呃、那个……也就是说、我们要被吃掉、吗？」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「そういうこと。結局、この仕事で一番多いのは口からの体内進入だからね。こっちが罰の本命なの。",
          "zh_text": "「就是那样。终究来说，这种工作最多的情况就是从嘴巴进入体内嘛。这边才是处罚的精华哦。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "……まあ、仕事の時と同じ条件よ。わたしは既に消化液の働きを弱める薬を飲んでるから、消化されちゃうことはないわ。",
          "zh_text": "……另外，跟工作的时候是一样的条件哦。我会先喝下让消化液减弱的药，所以不会被消化掉的啦。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "その後は、わたしのお尻からブリブリーとひねり出されて、罰は終了よ」",
          "zh_text": "之后呢，从我的屁股噗哩噗哩的挤出来，处罚就结束啰」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「も、もっと他の言い方はないの！？」",
          "zh_text": "「没、没有其他的说法了吗！？」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「汚らしい排泄物と同じところから、排泄されて罰は終了よ」",
          "zh_text": "「从跟污秽的排泄物同样的地方排泄出来之后，处罚就结束啰」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「よ、余計にひどくなってます……」",
          "zh_text": "「多、多余的严重化了……」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "複雑そうな顔をする二人を見つめながら、和泉は笑って、",
          "zh_text": "和泉笑着看着表情很复杂的两人说、"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「ゲームスタート♪」",
          "zh_text": "「Game Start♪」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "罰の執行を言い渡した。",
          "zh_text": "宣布执行处罚了。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "二人は何か言う暇もなく、和泉の左右それぞれの手につまみあげられる。",
          "zh_text": "两人连说话的空闲都没有，就被和泉左右两手抓了起来。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "和泉が宣告したように、ジュリは女性の秘部に、めぐみは口へと導かれた。",
          "zh_text": "如同和泉宣告的一样，树理往女性的秘部、惠美则是被引导到嘴边。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "いつの間にか和泉の下着は脱いであって、ジュリが挿入されるまでにあまり時間は掛からなかった。",
          "zh_text": "不知道何时和泉已经脱掉内裤了，所以树理被插入之前没有花太多的时间。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "既に興奮していたらしく、和泉の秘部は充分に濡れており、ジュリの小さな身体をいやらしい水音と鮮やかな色の肉壁で迎え入れる。",
          "zh_text": "好像已经兴奋了，和泉的秘部充分的湿润着，发出淫秽声音的美丽肉壁迎向了树理小小的身体插了进去。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「ん、んん……あむっ」",
          "zh_text": "「嗯、嗯嗯……啊嗯」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "ジュリの感触を味わいながら、和泉は舌で舐め回していためぐみを口にくわえる。",
          "zh_text": "和泉一边品尝着树理的感触，一边用嘴衔着惠美，用舌头来回的舔着。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "こっそりと取り付けていたイヤホンからは、二人の悲鳴や罵声が聞こえてくるが、構わず行為を続けた。",
          "zh_text": "从偷偷装上去的耳机里，听到两人的悲鸣还有骂声传了过来、不过不在意的继续行动。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "ジュリはバイブに見立てて、優しく前後させて。めぐみは口内で飴玉のように味わい尽くす。",
          "zh_text": "树理被当作按摩棒一样，温柔的前后移动着。惠美再嘴巴里面被当作糖果一样极力品尝着。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "やがて、二人の声に甘い響きが混じり始めるのを、和泉は逃さなかった。",
          "zh_text": "不久，两人的声音里开始混杂着甜蜜的叫声，和泉没有错过这一点。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「——興奮しちゃった？」",
          "zh_text": "「──兴奋了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "マイクを通して、こちらの声が聞こえたらしい。",
          "zh_text": "通过麦克风，外面的声音似乎也能传进来。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "自分達の嬌声を聞かれたのだと理解した二人は、驚いて身体をビクンとさせた。",
          "zh_text": "了解到自己的娇声被听到的两人，身体惊讶的抖了一下。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "その刺激がまた、和泉に快楽を促す。",
          "zh_text": "那个刺激又更加推动着和泉的欢愉。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「ふふっ……じゃあ、そろそろ」",
          "zh_text": "「呼呼……那、差不多了」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "めぐみを喉の方へと運び、ジュリを秘部から引き抜き、入り口にあてがう。",
          "zh_text": "将惠美往喉咙吞去，把树理从秘部拔出，分配了入口。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "そして、",
          "zh_text": "然后、"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「いただきます♪」",
          "zh_text": "「开动啰♪」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "一気に、飲み込んだ。",
          "zh_text": "一口气、吞了下去。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "和泉の喉を、めぐみが悲鳴をあげながら滑り落ちていく。",
          "zh_text": "和泉的食道中，惠美惨叫着滑落进去。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "和泉の中に、ジュリの全身が一息で突き入れられる。",
          "zh_text": "和泉的里面、树理的全身被一口气插了进去。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "二人の少女の感触を存分に味わいながら、和泉はさらなる快感を求めていた。",
          "zh_text": "一边充分感受着两位少女的存在，和泉一边追求着快感。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "食道を滑り落ちた先は、当然の如く胃袋だ。",
          "zh_text": "滑下食道后落下的尽头，当然是胃袋。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "めぐみは、和泉の胃の動きに翻弄され続けていた。",
          "zh_text": "惠美被和泉蠕动的胃持续翻弄着。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "薬で消化力が弱まっているとはいえ、活発に動く胃壁には食物が対抗することなんて不可能。",
          "zh_text": "虽然药能够减弱消化力道，但食物要对抗活泼蠢动着的胃壁是不可能的。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "めぐみはそれを自身で体験させられることになった。",
          "zh_text": "惠美正亲身体验着那句话。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "「ひゃぐっ……な、なんでこんなに活発なの……？」",
          "zh_text": "「咿呀……为、为什么这么活跃啊……？」"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "機械による体験実習なんて、実際の体験に比べれば全然楽だった。",
          "zh_text": "在机械内实习的话，比起实际体验来说根本太轻松了。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "そんな楽な訓練さえ、なんとかぎりぎりでついていくしかできない自分に、現状の打破なんてできるはずがない。",
          "zh_text": "连那样轻松的训练，都还得辛苦的应付的自己，想要打破现状根本是不可能的。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "——そう諦めてしまうのは簡単だったが、それでは意味がない。",
          "zh_text": "──就这样放弃的话虽然很简单，但那样就没有意义了。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「とにかく……早く小腸の方へ行かないと」",
          "zh_text": "「总之……不赶快去小肠那边的话…」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "そのためには胃の出口である幽門を捜さないといけない。",
          "zh_text": "为了那样，不查找胃部出口的幽门不成。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "最も、胃が食物を消化して小腸に送るまでには数時間かかるため、すぐに脱出できるわけではない。",
          "zh_text": "胃部从消化食到送至小肠为止，至少也得花上数小时，并不是马上就能逃脱的。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "とはいえ、自然に運ばれるのを待つよりは出口付近にいた方が早く脱出できるのは当然だろう。",
          "zh_text": "不过，比起等待自然的被送过去，先到出口等待的话当然会比较快啰。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「……あれ？」",
          "zh_text": "「……啊哩？」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "胃袋を這うようにして幽門に辿り着いためぐみは、まだまだ開かれるはずのない幽門が、まるで自分を招くように開いているのを見て驚いた。",
          "zh_text": "为了找寻幽门而在胃袋里爬行着查找的惠美，看到应该还没打开的幽门，却彷佛像自己招手一样大方打开来而惊讶着。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "「え、えっと……とりあえず、先に進もう」",
          "zh_text": "「呃、这个嘛……总之先前进吧」"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "迷っている間に幽門が閉じるかもしれない。",
          "zh_text": "说不定再困惑的时候幽门就关起来了也不一定。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "そう考えためぐみは、疑問を感じながらも幽門に自分の身体を捻じ込んだ。",
          "zh_text": "惠美如此想着，然后一边抱着疑问一边往幽门钻入自己的身体。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "保護膜に包まれているのに、少女の全身が濡れていく。",
          "zh_text": "虽然被保护膜包着，但少女的全身还是湿透了。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "実際には自身の汗なのだが、ジュリにはそれが、際限なく溢れてくる和泉の愛液のようにも感じられた。",
          "zh_text": "其实是自己身上的汗，但是树理却感觉那好像是和泉无止境溢出的爱液。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "和泉の秘部に挿入された少女の身体は、どんどん奥に送り込まれていく。",
          "zh_text": "少女被放入和泉的秘部里的身体，被不断的往深处插着。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「ふぁ、やっ……！」",
          "zh_text": "「嗯阿、呀……！」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "自分でも聞いたことがないような嬌声が、勝手に喉から発せられる。",
          "zh_text": "连自己都没有听过的娇喘声，擅自的从喉咙发了出来。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "まるで、肉壁が個別の意思を持っていて自分を味わい尽くしているような……そんな錯覚に襲われる。",
          "zh_text": "简直像，肉壁有着个别的意志而使劲的品尝自己的味道一样……袭来了那样的错觉。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "反抗の意思も、全身を駆けていく欲望に次々と削がれてしまった。",
          "zh_text": "反抗的意志、驱动全身的欲望被不断的削减着。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "「ふふっ……ジュリさんはすごくエッチね」",
          "zh_text": "「呼呼……树理好色哦」"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "イヤホンを通じて、肉檻の主の声が聞こえる。",
          "zh_text": "通过耳机，听到了肉笼主人的声音。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "「う、うるさいっ！　さっさとここから出しなさ……ひゃあっ！？」",
          "zh_text": "「吵、吵死了！　赶快把我从这里放出……咿呀！？」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "残った意地で叫ぶが、胸を一際大きく撫でられて、最後まで言えなかった。",
          "zh_text": "虽然固执的使劲叫着、但是胸部被大大的抚摸了过去，没能说到最后。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "「あら、立ったらお望み通り出してあげるわね、エッチな小人さん♪」",
          "zh_text": "「啊啦，那么便如你期望的让你出来吧，好色的小人♪」"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "「……えっ」",
          "zh_text": "「……耶?」"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "そんな、あっさりと終わらせてくれるのかと驚いたが、期待は一瞬で裏切られた。",
          "zh_text": "虽然很惊讶能那么干脆的结束，但是期待在一瞬间就破灭了。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "「ここからは、すっごく激しいわよぉ……」",
          "zh_text": "「接下来，会很激烈哦……」"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "教師の声にも、何か熱を感じたと思った途端、",
          "zh_text": "正觉得好像听到老师的声音还有某种热度的时候、"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "周囲の肉壁を動きが今までと比べようもないぐらい活発になったのを、骨の髄まで感じることになった。",
          "zh_text": "周围的肉壁变的连骨髓都深刻感受到，比刚才还要强烈的蠕动着。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "「——————」",
          "zh_text": "「──────」"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "和泉が何か言ったようだが、ジュリのはもう届いていない。",
          "zh_text": "和泉好像说了些什么，但是已经传达不到树理的耳中了。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "快感と愛液の波に、少女は抵抗もできずに、溺れていった。",
          "zh_text": "少女抵抗不了快感与爱液的波涛，沉溺了下去。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "和泉は、自分の秘部をひたすら激しく弄っていた。",
          "zh_text": "和泉只顾激烈的揉弄着自己的秘部。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "そうすることで、自分の中に閉じ込めた二人の生徒をさらに翻弄するために。",
          "zh_text": "那样做，是为了更加翻弄被关在自己身体里的两人。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "身悶えるような快感を感じながら、ジュリが入っている秘部に意識を集中すると、そこで動いている小さな存在を、確かに感じられた。",
          "zh_text": "身体感受到苦闷的快感的同时、一边将意识集中在树理进入的秘部，如此便确实的感觉到在那边动着的小小的存在。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "もう反論することもできないのか、イヤホンからは甘美な響きだけが溢れてくる。",
          "zh_text": "可能是已经不能反驳了吗，麦克风里只有甜美的叫声溢出着。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "「ああ、もうっ……可愛いんだからぁ」",
          "zh_text": "「啊啊，真是……太可爱了啊」"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "剥き出しになったクリストスを摘み、胸を揉みしだく。",
          "zh_text": "捏着勃起的阴蒂、揉着乳房。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "頭がぼんやりとしてきて、身体の内部がさらに激しく活動しているのが、鋭敏に感じ取れた。",
          "zh_text": "头变的像呆子一样无法思考、而身体的内部更加的激烈的活动着，麻痹了感觉。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "「あ、あああっ、イク、イクよぉ！　先生ったら、二人の小人さんで感じて、もう我慢できないのぉ！！」",
          "zh_text": "「啊、啊啊啊、要去了、要去了啊！　老师呀、感觉到两位小人二人，已经忍受不了了呐！！」"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "半分演技で叫ぶ。こうした方が、中にいる生徒達にも効果があるのは経験済みだ。",
          "zh_text": "一半是演技的淫叫。根据经验这样做对在里面的学生们也会有效果呢。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "……残りの半分は、本心からのものだったが。",
          "zh_text": "……剩下的一半，是打从心底的感受。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "「んくっ、ふぁ……あああっ！！」",
          "zh_text": "「嗯咕、哼啊……啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "ビクン、と全身が波打つ。",
          "zh_text": "全身痉挛的波动着。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "大量の愛液が、爆発するように噴き出して、カーペットに飛び散った。",
          "zh_text": "大量的爱液像爆发一样喷了出来，往床单飞散了过去。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "その濡れた床に、金髪の小人の姿を見つけて、和泉は火照った頬を隠しもせず、嗜虐的に笑みを浮かべた。",
          "zh_text": "在湿漉的床上，看见了金发的小人的身影，和泉毫不遮掩火红的脸颊，浮现了嗜虐的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "「ふふっ……第一の罰は、これで終了。次は上の口でいただくわね」",
          "zh_text": "「哼哼……第一项处罚这样就结束了。接着是上面嘴巴要开动了呢」"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "手を伸ばすが、ジュリはもう逃げる余力も残っていないのか、大人しく捕まった。",
          "zh_text": "虽然伸出了手，但树理连逃跑的余力都没有留下，被乖乖的抓住了。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "ジュリは息を荒く乱しており、瞳も溶けそうなほどに潤んでいた。その様子を見て、和泉はさらに楽しそうに笑う。",
          "zh_text": "树理喘不过气的呼吸着，眼瞳像溶化般湿润。看到了那个样子，和泉笑的更开心了。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "「あらあら、ジュリさんって実はＭだったんだ♪　先生はＳだから、相性が良いわね」",
          "zh_text": "「啊啦啊啦，树理原来是Ｍ啊♪　因为老师是Ｓ，我们很合得来呢」"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "ふぅ、と吐息を吹きかける。性感が鋭くなっているのだろう。ジュリはそれだけで、甘い声を出して身を捩じらせた。",
          "zh_text": "呼的吐出了一口气。是性快感变得更敏锐了吗─树理就那样发出娇声扭动着身体。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「じゃあ、そんなエッチな小人さんの味見からやってみるわね」",
          "zh_text": "「那么、来尝尝好色的小人味道是如何的吧」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "和泉が舌を出す。ゆっくり焦らすようにジュリに近づけていき、まずは顔から舐めてみる。",
          "zh_text": "和泉伸出了舌头。慢慢从容地接近树理，首先从脸开始舔着。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "嬌声をあげるジュリに満足して、和泉の舌が、小人の胸を、首筋を、腹を、腰を、尻を、そして股間を、と全身を味わうように舐め尽くしていった。",
          "zh_text": "好像很满足发出娇声的树理，、和泉的舌头将小人的胸部、脖子、腹部、腰、臀部、还有两腿之间，全身上下的味道极力的品尝着。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "「良い味ね……めぐみさんといい、今日は御馳走にありつけたわね」",
          "zh_text": "「真是好味道呢……惠美的也很棒，今天真是饱餐一顿了呢」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "実際には自分の愛液と保護膜の味しかしないのだが、そんなのはまったく問題ない。",
          "zh_text": "其实只有自己的爱液还有保护膜的味道，但是那完全不是问题。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "和泉にとって、小人達の可愛らしい姿と声こそが、最高の味なのだ。",
          "zh_text": "对于和泉，小人们可爱的姿态还有声音，才是最棒的味道。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "「じゃあそろそろ……いただきまーす♪」",
          "zh_text": "「那差不多该……开动ー啰♪」"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "大きく開けた口に、手の平を当てる。",
          "zh_text": "往大大张开的嘴巴上，放上了手掌。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "一息に飲み込もうとはせずに、手の平を徐々に舐めながら、ジュリの位置を舌で探る。",
          "zh_text": "不打算一口气吞下去，而一边舔着摊平的手掌，一边用舌头探索着树理的位置。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "ここにきて少しは平静を取り戻したのか、ジュリは逃げようしたが、その行動は和泉の性欲を掻き立てるスパイスにしかならなかった。",
          "zh_text": "到了这里稍微回复了些平静了吗，树理又开始想逃走了，但是那些行动只会成为搔引着和泉的性欲的香料而已。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "ペロン、と。手の平から口内へとジュリを導く。後はもう一方的だった。ジュリはその全身を飴玉のように舐められて、口内をころころ転がされる。",
          "zh_text": "舔。从手掌中引导树理到了口内。之后就是强势的一方出场了。树理全身被当作蜜糖般舔着，在嘴里被翻弄着。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "そして、先刻のめぐみと同じように、和泉に嚥下されていった。",
          "zh_text": "于是，和之前的惠美一样，被和泉咽下了。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "ごろん、と。和泉はベットに転がる。",
          "zh_text": "咕隆。和泉躺向了床上。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "その一挙一動さえ、今夜のお菓子となった二人には驚異だと思うと、くすくすと幸せそうな笑い声が零れた。",
          "zh_text": "一想到她的一举一动都会惊吓到变成今晚的点心的两人，幸福的笑声不禁洋溢着。"
        },
        {
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          "ja_text": "「明日、学園はお休みだから、安心して眠りなさいな……朝には、ちゃんと出してあげるから」",
          "zh_text": "「因为明天学校休息，就安心的睡吧……早上会好好的放你们出来的」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "今頃は、薬で蠕動が激しくなっている腸内で揉みしだかれ、排泄物にまみれているだろうか。",
          "zh_text": "此刻，她们正在因为药而激烈蠕动的肠内被揉弄着，沾满着排泄物吗？"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "それとも、既に肛門付近で、固形物となった排泄物の一部として、身動きできなくなっているのだろうか。",
          "zh_text": "还是说，已经接近了肛门附近，变成了固态的排泄物的一部份，而身体动弹不得了呢？"
        },
        {
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          "ja_text": "その様を想像するだけで楽しかったが、もう寝ることにした。",
          "zh_text": "光是各种想像就让人很高兴了，不过先睡觉吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "健康的な生活こそが、この楽しい時間を続けていくために不可欠なものなのだから。",
          "zh_text": "健康的生活，才是让这快乐的时光持续的不可或缺的事物阿。"
        },
        {
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          "ja_text": "○",
          "zh_text": "○"
        },
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          "ja_text": "「んぁ、ふっ……ぁあ！」",
          "zh_text": "「嗯阿、哼嗯……啊啊！」"
        },
        {
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          "ja_text": "めぐみは、終わることのない刺激に翻弄されていた。",
          "zh_text": "惠美被不停的刺激给翻弄着。"
        },
        {
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          "ja_text": "腸の蠕動は、人形のようなサイズに縮小された身体にはあまりにも激しく、抵抗することもできない。",
          "zh_text": "肠子的蠕动对于缩小成人偶大小的身体来说是刺激了点，而且还抵抗不了。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかも、めぐみの身体は、固体に変化した排泄物に埋まっており、いくらあがいても脱出は不可能だった。",
          "zh_text": "可是，惠美的身体已经被固体的排泄物给埋住了，再怎么着急的想逃出也不可能。"
        },
        {
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          "ja_text": "「だ、だめっ……わた、わたし、こんななのに……」",
          "zh_text": "「不、不行……我、这样……」"
        },
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          "ja_text": "背中から排泄物に圧迫され、腸壁には排泄物から露出した胸や顔など、身体の前面を撫でられていく。",
          "zh_text": "背后被排泄物压迫着，从排泄物露出的胸部与脸部等，身体的前面则是被肠壁抚弄着。"
        },
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          "ja_text": "これでも小腸の時よりはマシだった。小腸には柔毛という無数の小突起で覆われており、それによる刺激は今とは比べ物にならない。",
          "zh_text": "即使如此还是比在小肠的时候好很多。小肠里有着称之为柔毛的无数的小突起覆盖着，现在的刺激根本无法与那时相比。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかし、その時に高められてしまった性感が、めぐみを悩ませていた。",
          "zh_text": "可是，那时高涨的性快感正烦恼着惠美。"
        },
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          "ja_text": "「おかしくなっちゃうよぉ……っ」",
          "zh_text": "「变得很奇怪了呢……」"
        },
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          "ja_text": "愛撫でが続く。",
          "zh_text": "爱抚持续着。"
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          "ja_text": "結局、その刺激の波は排泄されるまで終わらなかった。",
          "zh_text": "结果，那刺激的波动一直持续到排泄出来为止都没有停过。"
        },
        {
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          "ja_text": "○",
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        },
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          "ja_text": "朝食を済ませた和泉は、バスルームで洗面器に跨って、二人の小人に話しかけた。",
          "zh_text": "吃过了早餐的和泉，跨在浴室的脸盆上，与两位小人说话着。"
        },
        {
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          "ja_text": "マイクとイヤホンは外しているので会話は成り立たないが、せっかくの楽しみなのだから気持ちよく終わらせたかった。",
          "zh_text": "虽然麦克风与耳机已经拿了下来而根本对话不了，因为是难得的乐趣，而且心情正好而继续着。"
        },
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          "ja_text": "「ふふ……二人とも、とってもおいしかったわよ。あまりに気持ちよくて、先生ったら朝一でオナニーまでしちゃった♪」",
          "zh_text": "「哼哼……两位真的很好吃哦。因为感觉太棒了，老师早上不小心手淫了一次呢♪」"
        },
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          "ja_text": "肛門の辺りで、二人が動いているのが何となく感じられる。",
          "zh_text": "肛门的边边总算感觉到了两人的动静。"
        },
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          "ja_text": "今の声に反応したのかは分からないが、その刺激がまた楽しい。",
          "zh_text": "不知道是不是对刚刚的声音有反应呢，反正那个刺激挺爽的。"
        },
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          "ja_text": "まあ、おそらくは意識を失っていて、寝返りや条件反射の類だとは思うのだが。",
          "zh_text": "不过，也有可能是失去了意识，只是睡觉时的反应或者反射动作之类的。"
        },
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          "ja_text": "「さて、もう朝だし……一気にひねりだしてあげるわね。ブッリブリーと♪」",
          "zh_text": "「那么，也已经是早上了し……一口气将妳们排出来吧。噗哩噗哩ー的♪」"
        },
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          "ja_text": "一呼吸して、肛門に意識を集中する。二人がひねり出されてくる感覚を、しっかりと味わうために。",
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          "ja_text": "力を入れてふんばる。",
          "zh_text": "张开了双脚使劲的用力。"
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          "ja_text": "やがて、菊の花が開くように肛門が広がっていき……",
          "zh_text": "终于，肛门像菊花开放一般扩大了……"
        },
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          "ja_text": "「……んっ！」",
          "zh_text": "「……嗯！」"
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          "ja_text": "二人の小人が埋まっている排泄物が、洗面器の中に産み落とされた。",
          "zh_text": "埋着两位小人的排泄物产生了出来，落在洗脸槽里。"
        },
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          "ja_text": "まるで、料理を皿に盛り付けるかのように。",
          "zh_text": "就像是，将料理装在碗里面一般。"
        },
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          "ja_text": "○",
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          "ja_text": "温かい雨が降っている。",
          "zh_text": "温热的雨降了下来。"
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          "ja_text": "ジュリとめぐみは、その気持ちいい雨に包まれて目を覚ました。",
          "zh_text": "树里与惠美笼罩在那舒服的雨中醒了过来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「おはよう、二人とも意識がなかったから、勝手に洗っちゃったわよ？」",
          "zh_text": "「早安，因为两位还没恢复意识，所以就擅自的帮你们清洗了哦？」"
        },
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          "ja_text": "雨は、シャワーだった。",
          "zh_text": "原来雨是洗澡水。"
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          "ja_text": "和泉の言葉に二人が身体を確認すると、綺麗に洗われて",
          "zh_text": "两人从和泉的话语感受到身体被干净的清洗着"
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          "ja_text": "「って裸！？　スーツ脱がしてんじゃないのよ！？」",
          "zh_text": "「怎么是裸体阿！？　难到脱掉了我们的衣服吗！？」"
        },
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          "ja_text": "「ひ、ひうっ……」",
          "zh_text": "「呜、呜咿……」"
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          "ja_text": "怒りの咆哮をあげるジュリと、恥ずかしそうに身体を隠そうとするめぐみ。",
          "zh_text": "发出愤怒的咆哮的树里、还有很害羞的遮住身体的惠美。"
        },
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          "ja_text": "「この経験を元に、しっかりと学び、しっかりと育ち、しっかりと生きていきなさい。",
          "zh_text": "「记取这次的经验，好好地学习、好好地成长，好好地生活下去吧。"
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          "zh_text": "患者虽然很重要，你们的命也是很重要的哦」"
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          "ja_text": "ふざけることもなく。",
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          "ja_text": "その後、ジュリとめぐみは優秀なコンビとして卒業し、社会で立派にプロとして働く事になるのだが……。",
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        },
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          "ja_text": "さらには卒業までに何度も罰ゲームとか苦難とか罰ゲームとかを乗り越えることになるのだが……。",
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          "ja_text": "ヨーロッパの本場のメイドさんというより、テレビで見たメイド喫茶の衣装のようなミニスカートに半袖のエプロンドレスといった形のメイド服を着込んだ小学校6年生ほどの幼い少女。手首に白い袖飾りをつけ、セミロングの黒い髪の上にカチューシャを乗せた彼女の容姿は、同性のアオでも惚れてしまいそうなほどで、まるで宗教画の中に描かれる天使のように美しく整っていた。",
          "zh_text": "与其说是正宗的欧洲女仆,不如说是小学6年级左右的少女,穿着电视上看到的女仆咖啡厅服装一样的迷你裙和短袖围裙，手腕上戴着白色的袖饰，中长发上戴着发箍。她的容貌就像宗教画中的天使一样美丽，就连同性的小青也会为她着迷。"
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          "ja_text": "黒い生地に白いエプロンというオーソドックスな色使いながらもあちこちにふんだんにフリルをあしらった、作業性を完全に無視し見るものの目を楽しませることを重視したデザインのそのメイド服は、そんな彼女の幼い魅力を危険なほどに引き出していた。",
          "zh_text": "她的女仆服是正统的黑色的面料，配上一条白色的围裙，但衣服上到处都有很多褶皱，完全忽略了工作能力，只是为了取悦于人，把她年幼的魅力发挥到了危险的程度。"
        },
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          "ja_text": "パニエで膨らませたミニスカートの裾に白いレースと白いニーハイソックスの足口にあしらわれた白いレースに間に覗く年相応に細くみずみずしい絶対領域は、少女が足を動かすたびにその範囲をまるで危険な魔力を放ちながら細かく変える。",
          "zh_text": "在用裙撑撑起的的迷你裙的下摆的白色蕾丝和白色过膝袜的袜口的白色蕾丝之间可以窥视到与年龄相称的细嫩水灵的绝对领域。少女每一次动脚，那个范围就一边放出完全危险的魔力一边微小地改变。"
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          "ja_text": "制服のまま自宅のリビングのソファらせられたアオは、そのすぐとなりで自分に傅く、この世のものとは思えないほど美しい年下の少女に淹れてもらった紅茶をまた一口、口に含んだ。",
          "zh_text": "穿着校服坐在自家客厅沙发上的小青，一口又一口地喝着美丽得不像这个世界的人的年轻少女给她泡的红茶。"
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          "ja_text": "毎日飲んでいるものと同じ安物の茶葉を使っているはずなのに、高い喫茶店で頼んだ紅茶のような味がした。",
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          "ja_text": "「ご主人さまを探しているんだっけ？」",
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          "ja_text": "小学校の頃から一向に伸びない自分とほぼ同じ高さにあるその綺麗な瞳は、不安の涙を湛えながらまっすぐと自分を見つめていた。",
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        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "「そのとおりでございます。シアンはご主人さまを探しております。」",
          "zh_text": "「你说得对。希恩正在寻找主人。」"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "緩められたその子の表情にすこしホッとするアオ。",
          "zh_text": "看到女孩的表情放松了，青稍稍松了口气。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "そして目の前の幼くも美しい少女が向けた微笑みに思わず心臓がドキリと跳ねた。",
          "zh_text": "而当青面前的这位美丽的年轻女孩对着她微笑时，青的心也随之不由自主地跳动了一下。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "ご主人さまとはこの子のどちらかの親のことだろうか？",
          "zh_text": "主人是指这个孩子的父母吗?"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "そう思いあたりを見回すも、それらしき人影は見当たらない。",
          "zh_text": "青这么想着，环顾四周，也没有发现类似的人影。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "「どこから来たのかわかる？」",
          "zh_text": "「你知道你是从哪里来的吗?」"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "「申し訳ありません、わかりません。気がついたらここにいました」",
          "zh_text": "「对不起，我不知道。等我回过神来时，我已经在这里了。」"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "「ううん。いいのよ。あなたが謝ることじゃないわ」",
          "zh_text": "「不，不用。你不需要道歉。」"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "そして、幼い少女にこんな格好をさせて、ご主人さまと呼ばせている。",
          "zh_text": "而且，让年幼的少女穿成这样，让她叫主人。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "そんなクズみたいな性格をしている、この子の保護者がいるということにアオは腸が煮えくり返りそうだった。",
          "zh_text": "这个孩子的监护人简直就是人渣，想到这里，青的胸中怒火中烧。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "コンプレックスである低い身長と、それ以外は容姿も成績も何もかもが平凡で、そして引っ込み思案な自分。",
          "zh_text": "青个子很矮，除此之外她的容貌和成绩都很普通，这让她一直很自卑和害羞。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "そんななんの取り柄もない女子高生の自分でもこの少女を然るべき機関に連れていき、今の境遇から救うことはできるはず。",
          "zh_text": "但青相信，即使自己是一个毫无长处的女高中生，自己应该也能把她带到合适的机构，把她从现在的境遇中解救出来。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "自分でも自分らしくないと思えるような思い駆られ、気づいたときには目の前の少女を自宅に連れ帰っていた。",
          "zh_text": "青自己都觉得不像自己了，等回过神来时，已经把眼前的少女带回了家。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「どうしていいのか検討もつかず途方に暮れていたのですが、アオ様のおかげでご主人さまが見つかりそうです」",
          "zh_text": "「我不知道该怎么做，我很茫然，可是多亏了青小姐，我想我已经找到了主人。」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "「えっとそれは、どういう・・・？」",
          "zh_text": "「咦，是谁……」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "話の流れが見えずに首をかしげるアオ。",
          "zh_text": "青歪着头，看不清事情的走向。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "彼女のためにまだ何もできていないばかりか、本来はホストでありもてなさなくてはならないはずにもかかわらず、逆にお世話をされてしまっている。",
          "zh_text": "不仅没为她做什么,本来应该要作为主人招待她,反而被她照顾着。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "シアンはソファに座るアオの前に膝を付いて、上目遣いでその目を見ながら手を取った。",
          "zh_text": "希恩跪在坐在沙发上的小青面前，一边抬眼看着她，一边拉起她的手。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "異常に整った顔が間近に迫り、アオは思わず胸の鼓動が高まった。",
          "zh_text": "一张异常端正的脸凑了过来，小青不由得心跳加速。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「もしよろしければ、シアンのご主人さまになってくださいませんか？」",
          "zh_text": "「如果可以的话，请您做希恩的主人好吗?」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「え・・・？」",
          "zh_text": "「诶...?」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "話の流れが見えず絶句するアオ。",
          "zh_text": "青看不清话的走向，哑口无言。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "悲しそうに眉尻を下げる目の前の美少女に思わず胸が締め付けられる。",
          "zh_text": "看着眼前这个愁眉苦脸的美少女，不由得胸口一紧。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "長いまつ毛のしたのきれいな目に涙が溜まっていく様子にひどく罪悪感を感じた。",
          "zh_text": "希恩长睫毛的美丽眼睛里积攒着泪水的样子,让青内心的罪恶感油然而生。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "「ダメですか・・・？」",
          "zh_text": "「不行吗……?」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "「そういうわけじゃないんだけど、シアンちゃんはシアンちゃんのご両し・・・ご主人さまを探していたんじゃないの？」",
          "zh_text": "「不是这样的，不过，小希恩不是在找你的主人吗?」"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「はい。シアンはこれから仕えるべき主、ご主人さまを探しておりました」",
          "zh_text": "「是的。希恩正在寻找今后要侍奉的主人。」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「そう・・なの・・・？」",
          "zh_text": "「是……吗?」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "自分がひどい思い違いをしていたことに顔が真っ青になるアオ。",
          "zh_text": "青因为自己误会得太严重而脸色铁青。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "そしてそれを誤解したのか、目の前のメイドさんはこの世の終わりのような表情を浮かべた。",
          "zh_text": "也许是误会了，眼前的女仆露出了世界末日般的表情。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「短い時間でありますがアオさまをお世話をさせていただいて天にも登るような気持ちでおりました。けれども私はダメなメイドです。そんなこと重々承知しているはずでしたのに。こんな私がアオさまをご主人さまを望むだなんておこがましかったですよね。大変申し訳ありませんでした」",
          "zh_text": "「虽然时间很短,但是照顾青小姐,我感觉有如飞上天般快乐。但我不是个好女仆。我本应该很清楚的。这样的我居然想要主人,真是太可笑了。非常抱歉。」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "美しい顔を絶望で歪ませながらうつむくシアン。ぽろぽろとその頬を涙が伝っていく。",
          "zh_text": "希恩美丽的脸庞在绝望中扭曲。，泪水扑簌簌地淌过她的脸颊。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "そして堪えるような嗚咽がアオの耳に届き、罪悪感の限界に達した。",
          "zh_text": "然后忍受不了的呜咽传到青的耳朵里，使她的罪恶感达到了极限。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「わかったから、私がシアンのメイドになるから。だから顔を上げて」",
          "zh_text": "「好了好了，希恩可以成为我的女仆。所以请抬起头来。」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「ありがとうございますっ！これから誠心誠意ご主人さまのお世話をさせていただきます」",
          "zh_text": "「谢谢您!今后我会全心全意照顾您的。」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "泣きながら自分の言葉に笑みを浮かべるシアンをみて、ようやく罪悪感から開放されるアオ。",
          "zh_text": "看着一边哽咽一边对自己的话露出笑容的希恩，青终于从罪恶感中解放出来。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「・・ありがとう。これからよろしくおねがいね」",
          "zh_text": "「……谢谢。今后请多多关照。」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「不束者ですがよろしくお願いいたします」",
          "zh_text": "「我是不合群的人，请多关照。」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「こっ・・こちらこそ、よろしくね」",
          "zh_text": "「啊……彼此彼此，请多关照。」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "不思議な性格の子のごっこ遊びに巻き込まれちゃったってところなのかな。",
          "zh_text": "大概是被卷进了性格古怪的孩子的游戏里吧。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "こんな綺麗でかわいい女の子・・・かなり年下だけど・・・とたまに遊ぶくらいな全然いいかな？",
          "zh_text": "偶尔和这样漂亮可爱的女孩···虽然比自己小很多···玩玩，应该没什么问题吧?"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "このときまだアオはそう考えていた。",
          "zh_text": "这时青还是这么想的。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「シアンちゃんについてもっと知りたいな」",
          "zh_text": "「我想知道更多关于希恩的事。」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「シアンのこと、ですか？」",
          "zh_text": "「您是说希恩吗?」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「そう。好きなものとか教えてよ。そうね、私が好きなものはシアンちゃんみたいな素直で可愛い女の子で、嫌いなものは学校、かな」",
          "zh_text": "「是的。告诉我你喜欢的东西吧。对了，我喜欢的是像小希恩这样直率可爱的女孩子，讨厌的是学校吧。」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「そうおっしゃっていただけて、シアンはとっても嬉しいです」",
          "zh_text": "「您这么说,希恩很高兴。」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "平凡な自分の言葉が、目の前のみるからに特別そうな少女を喜ばせている。",
          "zh_text": "自己普普通通的一句话，却让眼前这个看起来很特别的少女很开心。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "その事実がなんだかひどく嬉しかった。",
          "zh_text": "不知怎么的,那个事实让青非常高兴。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「私が好きなものはご主人さまで、私が嫌いなものはご主人さまを不快にさせるすべてのものです」",
          "zh_text": "「我喜欢的东西就是主人，我讨厌的东西就是让主人不愉快的一切。」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「そう、なんだ」",
          "zh_text": "「是吗?诶?」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "この子の中でメイドさんがそういう設定になっているだけなのだろう。",
          "zh_text": "在这孩子心中，女仆大概就是这样的设定吧。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "けれどもフリとはいえ、こんな可愛い子にこんなふうに言って悪い気はしない・・どころかすごい嬉しい。",
          "zh_text": "不过，虽说是装的，但对这么可爱的孩子这样说并不觉得不好……反而非常高兴。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「もちろんでございます」",
          "zh_text": "「当然可以。」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「ご主人さまはその学校というものがお嫌いですか？」",
          "zh_text": "「主人不喜欢那个学校吗?」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「大嫌い。なくなっちゃえばいいのにって思ってる」",
          "zh_text": "「我好讨厌。我觉得它要是没了就好了。」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "身長のことを馬鹿にしてくる同級生。高圧的な教師。",
          "zh_text": "瞧不起自己身高的同学、高压的教师。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "そして高価な塾に通う生徒に合わせた進度で進められる、アオには難しくてついていけない授業。",
          "zh_text": "而且教学是按照上高价补习班的学生的进度进行的，对小青来说很难跟得上课程。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "アオはそんな学校が、そしてそんな居場所にすがりつこうとする気持ちがどこかにある自分が嫌いだった。",
          "zh_text": "小青讨厌这样的学校，讨厌自己要在这样的地方上学。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「かしこまりました。ご主人さまが不快に思うものを排除するのもシアンの勤めですので」",
          "zh_text": "「我明白了。因为排除让主人不愉快的东西也是希恩的工作。」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「え？」",
          "zh_text": "「什么?」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "不穏な言葉に思わずフリーズするアオ。",
          "zh_text": "听到这句不太好的话，小青不由得僵住了。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「失礼いたします」",
          "zh_text": "「失礼了。」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "立派なソファーテーブルを脇にどかされ、ソファに座るアオの前に広いスペースを作られる。",
          "zh_text": "气派的沙发桌被希恩挪到了一旁，给坐在沙发上的小青面前腾出了一片宽敞的空间。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "重たいはずのテーブルを、シアンの細い体が空き箱を持ち上げるように難なく持ち上げ移動させるのは、なんだか不思議な感じがした。",
          "zh_text": "明明应该很重的桌子，希恩瘦小的身体却像拿起空箱子一样轻松地搬了起来，这让青觉得很不可思议。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "シアンが開けたスペースの真ん中に立つと、その周りが眩しく光りだす。",
          "zh_text": "希恩站在开阔空间的正中央，身体周围发出耀眼的光芒。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "そして数秒後光が引いたあと、そこには1/50スケールのアオの通う高校が出現していた。",
          "zh_text": "然后光芒退去了几秒之后，在那里出现了1/50比例的小青就读的高中。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "去年整備したばかりの真新しい人工芝のグラウンドに、白い鉄筋コンクリートの5階建ての校舎。",
          "zh_text": "去年刚整修过的崭新的人造草坪操场，白色的钢筋水泥五层楼的校舍。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "校舎の5階部分は体育館が設置されている関係で、一部天井が高くなっている。",
          "zh_text": "校舍的5楼部分因为设置了体育馆的关系，有一部分天花板很高。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "それは間違いなくアオが通う高校だった。",
          "zh_text": "那肯定是小青上的高中。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "グラウンドに君臨するシアン。いつの間にかその両足は、この家に来るまでこの子が身に着けていた、無骨な茶色いブーツを履いていた。",
          "zh_text": "希恩矗立在绿茵场上。不知不觉间，她的两只脚已经穿上了来这个家之前她一直穿的茶色皮靴。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "そしてよく目を凝らして見ると、親指ほどの大きさの小さななにか・・・部活動で学校に残っていたのであろう自分と同じ制服を着た生徒たちが、きれいに磨かれたブーツから逃げるように慌てふためいている様子が目に入った。",
          "zh_text": "还有好眼睛,四处张望,一看,拇指大小的小什么···部活动,留在学校吧和自己相同的穿着校服的学生们,从干净光滑的长统靴逃跑,慌慌张张的样子进入眼睛。然后青仔细看了看，看到了一些小东西，只有拇指大小......一群和青穿着同样校服的学生，他们可能因为社团活动而留在学校，为了摆脱希恩干净光滑的靴子而慌慌张张地逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「本・・物？」",
          "zh_text": "「这些是……真的吗?」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「ご主人さまが通われる学校を1/50のスケールでこの空間とリンクいたしました。ですのでこのようにいたしますと」",
          "zh_text": "「我以1/50的比例，将主人就读的学校与这个空间连接起来，所以接下来就这样做......」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "シアンの右足が人工芝のグランドから持ち上げられ、正門の脇に設置された生徒用の駐輪場に向かって伸びていく。",
          "zh_text": "希恩的右脚从人工草坪上抬起，朝设置在正门旁的学生自行车停车坪踩去。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "綺麗な人工芝に刻まれた巨大な足跡が顕になる。",
          "zh_text": "漂亮的人工草坪上出现了巨大的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "トタン屋根を和紙でできているかのようにぶち破り、それを支える鋼鉄の支柱も爪楊枝よりも簡単にへし折っていく。",
          "zh_text": "铁皮屋顶就像用和纸做的一样被撕开，支撑铁皮屋顶的钢铁支柱也比牙签更容易折断。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "そしてその下に止められていた多数の自転車を地面にめり込ませ、ようやくシアンのブーツが動きを止めた。",
          "zh_text": "然后把停在下面的多辆自行车压进地下后，希恩的靴子终于停止了移动。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「現実世界も同様に踏み潰すことができます」",
          "zh_text": "「现实世界也同样会被踩碎。」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "ソファーテーブルの上においたスマートフォンが鳴る。",
          "zh_text": "放在沙发桌上的智能手机响了。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "通知画面にはメッセージアプリのクラスのグループへ投稿された写真が表示されていた。",
          "zh_text": "通知画面上显示着发在聊天应用程序的班级群里的照片。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "【空から突然でかいブーツが振ってきた】",
          "zh_text": "【突然从空中落下的一只巨大的靴子】"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "その名メッセージと共に目の前でシアンが履いているものと全く同じ茶色い無骨なブーツが、グラウンドをそして駐輪場に鎮座する写真がグループには投稿されていた。",
          "zh_text": "和那句留言一起，群里还发布了一张照片，照片上是和眼前的希恩穿着的一模一样的粗糙的茶色靴子，端坐在球场和停车坪上。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "ゴクリと思わず生唾を飲み込む。",
          "zh_text": "青不由自主地咽了一口口水。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "アオの大嫌いな教師が窓から顔を出したと思うと、シアンのことを見て慌てふためき廊下にひっくり返りるという醜態をさらし、それに釣られるように職員室にパニックが広がる。",
          "zh_text": "小青最讨厌的老师从窗户探出头来，一看到希恩就惊慌失措地翻到走廊上，丑态百出，受其影响，恐慌蔓延到办公室。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "校舎内にいた生徒はできるだけ距離を取ろうと校舎の奥まったところへ逃げていく。",
          "zh_text": "原本在校舍内的学生为了尽量保持距离，纷纷逃到校舍深处。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "グラウンドで練習をしていたのであろう、いけ好かない野球部の連中が泣き叫びながら校舎に向かって散り散りに逃げる様子。",
          "zh_text": "大概是在操场上练习的，讨厌的棒球部的人一边哭着一边向校舍四散逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "そして確か野球部のマネージャーだったクラスで一番口がうるさい女子がグラウンドの端に設置されたベンチにへたり込み、部員に逃げるように説得されている様子が目に入った。",
          "zh_text": "然后，小青看到班上最爱说闲话的女生，她是棒球部的部长，正瘫坐在球场尽头的长椅上，被部员劝着逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「シアンのような未熟なメイドが足をおいただけでこの醜態。ご主人さまが通うにはふさわしくないと愚考いたします。」",
          "zh_text": "「仅仅是希恩这样的未成熟女仆一脚踏下来,就显露出这样的丑态。我认为主人不适合来这里。」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「そ、そうね」",
          "zh_text": "「是啊,是啊。」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "不思議な力を持ったこの世のものとは思えなほど美しい少女。",
          "zh_text": "这个美丽的让她无法相信她是这个世界之物的少女，拥有着不可思议的力量。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "そして、心のなかで悪態を付きながら惰性で甘んじて受け入れてた気に入らない日常が崩壊していくという突如もたらされた非日常に、アオは胸の鼓動がだんだんと早まるのを感じた。",
          "zh_text": "而且，在心中一直骂着、因惰性而心甘情愿接受的不喜欢的日常生活也在崩溃，这种突如其来的非日常生活，让小青感到心跳越来越快。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「偉大なるご主人さまにとってシアンは取るに足らない愚メイドでありますが、少しはご主人さまの気晴らしをお手伝いすることはできるかと思います。ご主人さまを不快にさせるこの学校という施設、シアンのブーツで完膚なきまでに踏み潰してご覧にいれます」",
          "zh_text": "「对于伟大的主人来说,希恩只是个无足轻重的女仆,但我觉得可以稍微帮助主人消遣一下。这所学校是让主人不快的设施，让希恩用长筒靴完美地踩平了给主人看看。」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "どこか思いつめたようなシアンの表情に、あわててなんとか励ましの言葉を紡ぎ出す。",
          "zh_text": "看着希恩一副想不开的表情，青慌忙编织出鼓励的话。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「シアンちゃんは可愛くて立派な・・・わっ・私のっ・・・メイドさんだよ。だからそんな自分を卑下するようなことは事言わないで」",
          "zh_text": "「小希恩又可爱又优秀……哇，我的……女仆啊。所以不要说那种贬低自己的话。」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「ご主人さまにそう言っていただけて、シアンは世界一幸せなメイドです」",
          "zh_text": "「能让主人这么说，希恩是世界上最幸福的女仆。」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "電球のスイッチを入れたようにシアンの顔にパッと眩しい笑顔が灯った。",
          "zh_text": "希恩的脸上就像打开了电灯泡一样，闪烁着耀眼的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "そして、シアンの学校に向かって茶色い頑丈そうな革製のブーツがゆっくりと降りていく。",
          "zh_text": "然后，希恩茶色的、看起来很结实的皮靴缓缓地向小青的学校踩去。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "校舎から悲鳴が上がるのがアオにも聞こえた。",
          "zh_text": "小青听见校舍里传来了惨叫声。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "自分の日常が非日常によって完全に破壊されようとしている。",
          "zh_text": "自己的日常生活即将被非日常彻底破坏。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "かわいい女の子が自分のために何かをしようとしてくれている。それはすごく嬉しい。",
          "zh_text": "可爱的女孩想要为自己做点什么。青非常高兴。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "気に入らないものがたくさん今踏み潰されようとしている。それも嬉しい。",
          "zh_text": "很多不喜欢的东西现在就要被踩扁了。这也让青很高兴。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "けれども、学校がなくなってしまったら、明日から私の生活はどうなって・・・",
          "zh_text": "但是，如果没有了学校，从明天开始小青的生活会变成什么样呢?"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "「や・・・やっぱりだめっ」",
          "zh_text": "「啊……别这么做了。」"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "「かしこまりました」",
          "zh_text": "「我知道了。」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "ブーツが降下をとめると、シアンの下にあった学校はまばゆい光に包まれた次の瞬間に姿を消し、ただのフローリングの床へと姿を戻す。",
          "zh_text": "靴子停了下来,希恩下方的学校在被耀眼的光芒笼罩的下一瞬间消失了踪影,空间回到了单纯的地板的状态。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「元の場所にお戻ししました。駐輪場とグラウンドは跡が残ってしましましたが、それ以外は問題ないかと思います」",
          "zh_text": "「我把它放回原来的地方了。除了自行车停车场和运动场还留有痕迹，除此之外应该没什么问题。」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "「そう・・・ありがとう」",
          "zh_text": "「是吗……谢谢。」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "アオのほっとしたような、けれどもどこか残念そうな表情を見つけたシアンは、今度はちゃんとご主人さまを喜ばせるために再び力を開放する。",
          "zh_text": "希恩发现小青松了一口气，但又好像有遗憾的表情，这次为了好好地让主人高兴再次释放了力量。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「それならばこういった趣向はいかがでしょうか？」",
          "zh_text": "「那么，这样的创意怎么样?」"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "自分が優柔不断なことを再確認して、アオはよくある自己嫌悪に陥っていた。",
          "zh_text": "再次确认了自己的优柔寡断,青陷入了常见的自我厌恶之中。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "偉大なるご主人さまに似つかわしくない言動に、シアンに嫌われてしまったのではないか。",
          "zh_text": "是不是被希恩讨厌了,因为不自己的言行并不与她对自己伟大的主人的称呼相称。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "そんなことを思いながら恐る恐る顔を上げると、先ほどと変わらない笑顔で部屋の真ん中に立つシアンが目に入った。",
          "zh_text": "青一边想着一边战战兢兢地抬起头，看到了站在房间中央的希恩，她的笑容和刚才一样。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "アオの瞳をまっすぐと見据えたまま、その見た目に合わない妖艶な微笑みを浮かべた瞬間、彼女の周囲がまばゆく光りだす。光が引いた跡には、1/200のスケールの近代的な街並みが広がっていた。",
          "zh_text": "她直勾勾地盯着小青的眼睛，脸上浮现出与她外表不符的妖艳微笑的瞬间，她的周围顿时绽放出耀眼的光芒。灯光退去的痕迹上，是1/200尺度的现代化街道。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "あちこちに掲示された看板や広告には、最近関係悪化がよくニュースで取り上げられる隣国の文字が大きく書かれていた。",
          "zh_text": "随处可见的广告牌和广告上，都可以说明这是最近经常被新闻报道关系恶化的邻国。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "突然現れた巨大なメイドからアオにはわからない言葉でわめきながら逃げ惑う隣国の人たちの様子に、なぜだか胸がすく気がした。",
          "zh_text": "邻国的人看见突然出现的巨大的女仆，一边说着小青听不懂的语言，一边四处逃窜，不知为何，她觉得心里很舒服。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "シアンが足元の何かを蹴り飛ばすと、派手な広告が描かれた大型トレーラーが放物線を描いて飛んでいき、少し離れた場所に墜落して火柱をあげる。",
          "zh_text": "希恩踢飞了脚边的什么东西，画着华丽广告的大型拖车画着抛物线飞了出去，坠落在稍远的地方，升起火柱。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「すごい」",
          "zh_text": "「好厉害!」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "建築物、車、そして人。社会を構成するあらゆるものを誰に咎めることなく蹂躙することができてしまう圧倒的な力。",
          "zh_text": "建筑物、车，还有人。构成社会的一切事物都可以毫无苛责地蹂躏的压倒性的力量。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "それを目の前の自分より小柄な12歳ほどほどのまるで芸術作品のように容姿の整った美少女が持っているということに、シアンに対する憧憬の念が湧き上がる。",
          "zh_text": "比眼前的自己娇小的12岁左右的宛如艺术作品般容貌端正的美少女拥有这样的东西，对希恩的憧憬涌上小青的心头。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "そしてそのシアンが自分のお願いを聞き入れてくれることにとてつもない優越感を覚えていた。",
          "zh_text": "而且，对于希恩接受自己的请求，青感到了莫大的优越感。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「お褒めに預かり光栄です。ご主人さまの偉大さには到底及ばない私の稚拙な能力ですが、ご主人さまのお役に立つことができてシアンはとても嬉しいです」",
          "zh_text": "「能得到您的夸奖，我感到很荣幸。虽然我的能力还比不上主人的伟大，但能帮上主人的忙，我感到很高兴。」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "ご主人さまの喜んでいる様子を見て、こっそりと行った善行をクラスの全員の前で先生に褒められた生徒のように、シアンは可憐にはにかんでいた。",
          "zh_text": "看着主人高兴的样子，希恩就像一个偷偷做的好事在全班同学面前被老师夸奖的学生一样，楚楚可怜地腼腆起来。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "ティッシュ箱ほどの街並みを踏み潰しながら、すぐ横に出現させた高層ビル群へ向かうシアン。",
          "zh_text": "希恩一边踩扁纸巾盒大小的街道，一边走向出现在旁边的高层楼群。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "300m近くある超高層ビルが多くたち並ぶこのエリアはこの街で最も発展している地区の一つ。",
          "zh_text": "近300米的超高层建筑林立的这个地区是这个城市发展最快的地区之一。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "この国が発展するのに合わせるかのようにもともとは何もなかったこの場所は、数十年の年月を経て世界でも有数の高層ビル街へと成長していた。",
          "zh_text": "仿佛是为了配合这个国家的发展，这个原本什么都没有的地方，经过数十年的岁月成长为世界上屈指可数的高楼大厦街区。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "繁栄の象徴でもあるその場所は、幼いメイドさんによってご主人さまを喜ばせるための玩具の一つに選ばれてしまったようだった。",
          "zh_text": "这个象征着繁荣的地方，似乎被年幼的女仆选为取悦主人的玩具之一。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "しかし、地震のないお国柄らしく200倍の大きさのシアンが地面に足をおろしたときに引き起こされる振動で崩壊する古い建物もあるなか、まだなんとかその威容を保っていた。",
          "zh_text": "但是，由于是没有地震的国家，也有因200倍大的希恩脚踩地面时引起的震动而倒塌的古老建筑物，但它还勉强保持着它的威容。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "まるで高価な人形のように美しい少女は、身につけた茶色いブーツで直前まで日常を送っていた街並みを無造作に踏みにじりながら、まるでウィンドウショッピングを楽しむようにご主人さまに捧げる供物を検分する。",
          "zh_text": "宛如昂贵的洋娃娃般美丽的少女，穿着茶色的靴子，随意践踏之前还过着日常生活的街道，像享受橱窗购物一样清点献给主人的供品。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "頭一つ分ほど高いその高層ビル群のなかで、ソファーに座ったアオからよく見える一本を選ぶと、まるで恋人にするように目の前のそれへゆっくりと腕をまわした。",
          "zh_text": "在高出她一头的高楼大厦中，她选了一条从坐在沙发上的小青看得很清楚的，然后像对待恋人一样，慢慢地将手臂绕着抱住它。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "可愛らしいメイドさんのその色白の細い腕に抱きしめられ、都会の反映の象徴である高層ビルがきしむ音が聞こえる。",
          "zh_text": "在可爱的女佣白皙纤细的手臂的拥抱下，可以听到象征着都市的高楼大厦吱吱作响的声音。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "腕を絡ませたガラス張りのビルの中に、逃げ遅れた多数の人々が取り残されていることはガラス越しに見えた。",
          "zh_text": "隔着玻璃，她可以看到，在被她的手臂缠住的玻璃大楼里，还有很多没来得及逃走的人。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "もしシアンが力を入れたらこのビルは・・・そしてこの人達は・・・",
          "zh_text": "如果希恩努力的话，这座大楼……这些人……"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "「よろしいですか・・・？」",
          "zh_text": "「可以吗……?」"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "甘えるるような声に懇願するような顔。",
          "zh_text": "撒娇的声音，恳求的表情。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "「っ」",
          "zh_text": "「啊?」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "思わず生唾を飲み込む。",
          "zh_text": "不由得咽了一口唾沫。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "黒い透き通った瞳が自分をはっきりと見据えていた。",
          "zh_text": "一双黑亮的眼睛清晰地盯着自己。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "まるで宗教画に描かれた天使のように美しい顔を悲しげに歪め、すがりつくようにするシアン。そんな必死なお願いをアオが断れるはずもなく、コクリと小さくうなずいた。",
          "zh_text": "就像宗教画中描绘的天使一样美丽的脸悲伤地扭曲着，像是要紧紧地抓住她一样。青不可能拒绝她这么拼命的请求，她轻轻点了点头。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "そんな曖昧な意思表示にも関わらずシアンはパッと顔を輝かせ、ご主人さまのものならどんな些細なサインもご主人さまのメイドとして見落とすことはありえないと主張するとともに、ご主人さまのお許しに自分が非常に感謝し喜んでいることを可憐にアピールする。",
          "zh_text": "尽管青的意思模棱两可，但希恩的脸却亮了起来，她坚持认为，作为主人的女仆，她不会忽视属于她的一丁点迹象，她对主人的许可非常感激和高兴。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "そしてゆっくりと高層ビルへ自ら距離を完全にゼロにすると、頭一つたかいそれに身体を激しく絡めていく。",
          "zh_text": "然后，她慢慢地将自己与高楼大厦的距离完全降低到零，建筑物比自己高一个头，身体激烈地把它缠住。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "一見、愛しい人と激しく身体をまぐわせ交換し互いの存在を感じ合うようにみえるその行いは、思わず触りたくなるような色白の腕の存在をアオに対してアピールするように大きく動かしながら、胸をビルへ押し付けるようにしてはだけさせたメイド服の胸元を、恥ずかしそうにシアンな赤らんだ表情とともに何かを求めるようにアオへと見せつける。",
          "zh_text": "乍看之下，像是与所爱的人进行激烈的身体交流，感受着对方存在的行为......一边做着大动作，一边向小青展示着自己的白皙细嫩的手臂。希恩把她的露出女仆装的胸部压在大楼上，害羞地露出泛红的表情，似乎在向小青渴求着什么。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "極めつけにお股をビルに押し付けこすりつけるようにしなやかに振った腰の振動ではためいたスカートは、中身が見えそうなほど際どい角度まで跳ね上がる。",
          "zh_text": "她的腰像要紧紧地把大腿压在大楼上一样轻柔地摆动着，由于腰部的震动，裙子飘了起来，飘起来的角度非常大，几乎能看到里面的东西。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "あらわになったさわり心地の良さそうな足の付根を思わず凝視してしまうアオ。幼い少女の恥ずかしい部分を見つめていることに我に返り慌てて顔を上げると、そこにはご主人さまが自分の身体に関心を持っていることの悦びに身体を震わせ、嬉しそうに破顔するシアンの顔があった。",
          "zh_text": "小青不由自主地凝视着露出的摸起来很舒服的大腿根部。当她回过神来自己盯着年幼少女害羞的部分时，慌忙抬起头来，看到了因为主人对自己身体感兴趣而高兴得浑身颤抖、露出喜悦表情的希恩的脸。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "目の前の美少女の本来なら何でもないはずの一挙一足が、大都市の崩壊を招き、自分の住む街を誇りにしていそうな住民たちの身も心も蹂躙していく様子をしっかりと見てしまったアオ。",
          "zh_text": "眼前的美少女原本毫无意义的一举一动，却招致了大都市的崩溃，将以自己居住的城市为自豪的居民们的身心都蹂躏了。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "倫理的にシアンそんな行いは許されない。そのことは頭の片隅できちんと理解していた。",
          "zh_text": "从伦理上来说，这种行为是不被允许的。这一点，青在脑海的某个角落里完全明白。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "けれどもアオはあらゆる感情が湧き上がりぐちゃぐちゃとした心のなかで、変な爽快感を確かに感じていた。",
          "zh_text": "但是，在青五味杂陈的内心中，确实感到了一种奇怪的爽快感。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "直前までビルの中で一所懸命に労働という日常を過ごしていた多くの人たちは、発展した街並みをはるか高みから見下ろせるはずの大きな窓から、巨大なメイド服の幼い少女に見下されるという非日常に恐怖していた。",
          "zh_text": "许多直到刚才还在大楼里辛勤工作的人都被一个非同寻常的景象吓坏了，一个穿着女仆服的巨大的少女从一个本应从高处俯视发展中的城市的大窗户上俯视着他们。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "細い腕と小さい身体は巨大なプレス機となって建物を圧縮し、頑丈なはずのその構造を歪ませすべての扉と窓を開閉不能にする。",
          "zh_text": "纤细的手臂和瘦小的身体就像巨大的压力机，压缩着建筑物，扭曲着本应坚固的结构，使所有的门和窗都无法打开。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "ミサイルのような勢いでビルに胸元に叩きつけられ、その振動が収まる前に、レースで縁取りされた白いエプロンに包まれた腰が建築物を破壊する巨大な鉄球よろしく思い切りぶつけられた。",
          "zh_text": "她的胸口以导弹般的气势撞向大楼，还没等震动平息，被蕾丝镶边的白色围裙包裹的腰部就像破坏建筑物的巨大铁球一样被狠狠地砸向大楼。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "奥ゆかしいご主人さまの遠慮がちな、けれども確かに関心を帯びた視線を身体で感じて、シアは歓びを感じるとともに自分の行いが間違っていなかったことに安堵感を覚えていた。",
          "zh_text": "当她感觉到她害羞的主人矜持但肯定感兴趣的目光落在她的身上时，希恩很高兴，并为自己做了正确的事而松了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "そして行動のステップを何段階か上げることにした。",
          "zh_text": "她决定将行动提高几个档次。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "全面に貼られていた窓ガラスは一つ残らず砕け、外壁が地上へと崩落をはじめ、グラグラと目に見えて揺れるようになった満身創痍のビル。",
          "zh_text": "每块玻璃都被打碎了，外墙开始碎裂，大楼开始明显地摇晃。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "シアンはゆっくりと股間部を近づけると激しくビルにこすりつけてトドメををさした。股下に崩れていくその残骸はもはやただのゴミだった。",
          "zh_text": "希恩慢慢地把她的内部凑到大楼上，用力摩擦，以消耗它。 她胯下现在只剩下残垣断壁的垃圾。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "幼く美人なメイドさんによって、数年かけて建設され落成してからこの街の象徴の一つとして君臨してきたこの高層ビルは、敬愛するご主人さまのためのたった数分足らず退屈しのぎのために中にいた数千人の人々とともに消費された。",
          "zh_text": "这座摩天大楼自从建成并举行落成典礼以来，一直是城市的象征之一，现在它和里面的成千上万的人一起被一位年轻漂亮的女仆只为让她心爱的主人不那么无聊在几分钟之内就被消耗掉了。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "シアンはご主人さまの反応を見ながら同様の方法で続く3棟を破壊する。",
          "zh_text": "希恩一边观察主人的反应一边用同样的方法连续破坏了3栋大楼。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "十分に満足したところを見極め、飽き始めるまえにすこし趣向を変えるのが優秀なメイドの嗜みだ。",
          "zh_text": "在主人充分满足之后，开始厌倦之前稍微改变一下口味，这是优秀女仆的习惯。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "これまでの反応からご主人さまの好みを考察し、次の行動を決める。",
          "zh_text": "希恩根据到目前为止的反应考察主人的喜好，决定下一步的行动。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "一瞬溜めを作ると、回し蹴りを次のビルに向かって放った。",
          "zh_text": "她瞬间蓄力，回旋踢踢向下一栋大楼。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "このときスカートがひらりと舞うように緩急をつけて身体を動かし、ご主人さまへの思いを乗せた一蹴りで目標を一瞬で瓦礫の山へ変える。",
          "zh_text": "这时裙子像翩翩飞舞似的，缓缓移动着身体，承载着对主人的思念，一脚将目标瞬间变成瓦砾堆。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "向かいのビルは思いっきりお尻を打ち付けて崩落させ、やや低かった次のビルはゆっくりした歩みを止めることなくそのままぶつかる体当たりの要領で打ち壊す。",
          "zh_text": "对面的大楼一下就倒下了，而旁边稍低的楼房也被砸得七零八落，没有阻挡缓慢的回旋踢。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "最後に残った1棟のうち一つはブーツで根本を蹴りつけて横倒しにし、分厚い靴底で原型も残さないように丁寧に踏みつけた。",
          "zh_text": "最后剩下的1栋楼,是用靴子踹到根部横着倒下,希恩抬起厚厚的鞋底,小心翼翼地踩了下来,以至看不出原型。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "そして自分の身長ほどの最後に残った一棟の、ご主人さまからみて裏側に回り込み思い切り抱きしめる。",
          "zh_text": "然后绕到和自己身高差不多的最后一栋，从主人的角度看的背面，狠狠地抱住了它。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "シアンの細い腕が生み出す膨大な圧力に一瞬だけ耐えた後、ビルは爆発するように破片を撒き散らしながら崩壊した。",
          "zh_text": "在短暂地承受了希恩纤细的手臂所产生的巨大压力之后，大楼就像爆炸一样散落着碎片倒塌了。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "目の前の障害物が取り除かれ、こちらに目線を向けていたご主人さまと狙っていたとおりにバッチリ目があった。",
          "zh_text": "眼前的障碍物被移开了，正朝这边看的主人和希恩的四目相对。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "無数にあった高層ビルはすべて瓦礫の山とかし、その跡地にはメイド服をあちこちはだけさせた異常に美しい高層ビルほどの高さの幼い少女だけが残った。",
          "zh_text": "无数的高楼大厦全都变成了瓦砾堆，遗址上只留下了到处穿着女仆装的异常美丽的高楼大厦般高的少女。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "体中についてしまった瓦礫をまず胸元を払ってから腕をきれいにする。",
          "zh_text": "先把沾在身上和胸口的瓦砾掸掸，再把手臂清理干净。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "ご主人さまの熱い視線に歓びを感じながらそのままエプロンについた瓦礫を取り去り、最後にスカートをはためかせながら払った。",
          "zh_text": "在主人热切的视线中感到喜悦的同时，把围裙上的瓦砾清理掉，最后让裙子随风飘舞，把它拂去。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "そのむき出しの白い腕と絶対領域は興奮で少し赤み、満足げな顔でアオを上目遣いで見つめていた。",
          "zh_text": "小青因希恩那裸露的白皙手臂和绝对领域而兴奋，脸色微微泛红，一脸满足地抬头看着她。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "そんな年下の、未成熟な少女が醸し出す妖艶な雰囲気にアオは思わず生唾を飲み込んだ。",
          "zh_text": "如此年轻的、未成熟的少女所散发出的妖艳气息，让小青不由得咽了一口口水。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "すました顔に切り替えて、ゆっくりと歩き出すシアン。",
          "zh_text": "希恩换了副若无其事的表情，慢慢地走了起来。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "床の街は彼女の歩くペースに合わせてスクロールしていき、身体が部屋の真ん中から動かない代わりに床の街が少しずつスライドして移動していく。",
          "zh_text": "地板上的街道配合着她的步伐震动着，她的身体并没有从房间的正中央移动，而是地板上的街道一点点地滑动着移动。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "片側4車線の道路に大きな足跡をつけ、親指ほどの大きさの自動車をたわむれに道端の小石にするように蹴り飛ばす。",
          "zh_text": "希恩在双向四车道的道路上留下巨大的脚印，把拇指大小的汽车像路边的小石子一样踢开。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "その際に道路からはみ出したブーツは足の甲より少し高い程度の雑居ビルは原型も留めず地面と同化し、ブーツが掠った脛ほどの高さの10階建てのビルはまるでパニック映画の安っぽいCGのように、現実感を置き去りにしながら瓦礫の山へと変化した。",
          "zh_text": "一座和她的小腿一样高的十层楼，被她的靴子踩中，就像恐慌电影中的廉价CG一样，仿佛失去了真实感一样，瞬间变成了一堆废墟。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "シアンは自分が巻き起こした惨状を完全に理解しながらも、それに路傍の石ほどにも興味を持つことはなかった。",
          "zh_text": "希恩虽然完全理解自己引起的惨状，却对路边的石头没有兴趣。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "そんな彼女がご主人さまの目線をしっかりと射止めていることに少し緊張感を持ちながら向かう先には、この国の軍の基地があった。",
          "zh_text": "她的主人的视线紧紧地盯着她，给她带来了些许紧张感，接着她来到了这个国家的军事基地。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "こちらへ街を踏み潰しながら一直線に向かってくるシアンの様子に、敷地内へ緊急展開した戦車や自走砲、空対地ミサイルといった強力な兵器たち。その上空には慌てて離陸した攻撃ヘリもシアンの様子にに向かって機関砲を向けていた。",
          "zh_text": "希恩一边践踏着街道一边朝着这边直线而来的样子，使军队紧急在用地内展开了坦克和自走炮，空对地导弹等强有力的武器。在那上空慌忙起飞的攻击直升机也将机炮对准了希恩。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "彼らの目の前で一旦立ち止まると、天啓を告げるように厳かな表情で彼らを見下ろしながらこういった。",
          "zh_text": "希恩一在他们面前停下脚步，就用宣告天启般庄严的表情俯视着他们说道。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "「ご主人さまの意向に従うメイドに銃口をむけるなんて・・・ご主人さまに逆らう不敬な愚民どもにはシアンが罰を下します」",
          "zh_text": "「把枪口对准遵从主人意愿的女仆……对于违抗主人的不敬的愚民们，希恩将予以惩罚。」"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "一心不乱に砲撃を続ける、急増とはいえ濃密に火力が配置された射撃陣地。",
          "zh_text": "他们一心一意地继续炮击，武器数量骤增，火力也布置得非常密集。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "歩兵部隊ならば一瞬でミンチになるようなそれを全身に浴びながら、平然と基地へ侵入するシアン。",
          "zh_text": "希恩全身沐浴着如果是步兵部队的话挨一下就一瞬间就会变成肉末一样的东西，平静地侵入基地。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "消しゴムほどの大きさの戦車を、重厚感のある茶色いブーツでぐしゃりと踏み潰す。",
          "zh_text": "她抬起厚重的茶色靴子，踩扁了橡皮大小的战车。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "そのまま横にブーツをスライドさせると、何トンもの重さがあるはずの戦車を始めとする兵器群は河原の小石以下の抵抗感をシアンに与えながらブーツによって横へ押し出されていく。",
          "zh_text": "希恩就那样横向滑动着靴子，应该有好几吨的重量的战车为首的武器群被希恩以河滩的小石子以下的抵抗感用靴子推到了旁边。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "小学生が校庭の砂利に跡をつけて遊ぶようにこれをなんどか繰り返すと、軍事基地の片隅に兵器であったものの小山が築かれた。",
          "zh_text": "就像小学生在校园里玩碎石子一样，反复几次之后，军事基地的角落里就构筑起了一座武器小山。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "「少しはその矮小な身の程をわきまえましたか？ご主人さまのご意向に逆らった罪、その命を持って償ってもらいます」",
          "zh_text": "「你们能稍微清楚你们多么矮小了吗?违背主人意向的罪恶,请以生命偿还。」"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "大怪我を負いながらまだ一命をとりとめてしまった、瓦礫の山に閉じ込められた兵士たち。",
          "zh_text": "受了重伤却还保住性命的被困瓦砾堆的士兵们。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "彼らが最後に見たのは、メイド服を着た恐ろしいほど美しい幼い少女の液体窒素のように冷たい瞳と、50mプールみたいな大きさの分厚いブーツの靴底だった。",
          "zh_text": "他们最后看到的是穿着女仆装、美丽得可怕的少女如液氮般冰冷的眼睛和50米游泳池大小的厚靴子鞋底。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "砂場に作った山のような、兵器でできた小山。",
          "zh_text": "像沙坑里堆的山一样，用兵器堆成的小山。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "3歩ほどその場で足踏みをするように踏みつけると、変わった模様の少し凹んだ地面へと姿を変えた。",
          "zh_text": "在原地踏步地踩了3步左右，就变成了花纹奇怪的凹陷的地面。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "「あなた方のこともシアンは忘れていませんよ」",
          "zh_text": "「希恩也没有忘记你们。」"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "目線ほどの高さで今にも逃げようと距離を取り始めたヘリをにらみつける。",
          "zh_text": "她瞪着与自己视线差不多高的直升机，眼看着它们就要逃跑了。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "そして屈んでブーツの紐を緩めると、思いっきり右足を蹴り上げた。",
          "zh_text": "然后她弯下腰，松开鞋带，用力踢起右脚。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "小人のミサイルより遥かに高速で放たれたそのブーツは攻撃ヘリ部隊のど真ん中を貫いた。",
          "zh_text": "比小人的导弹发射速度更快的靴子贯穿了攻击直升机部队的中心。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "なん機ものヘリをその質量でぺちゃんこにし、見出した気流でも数多くのヘリを墜落させたシアンの茶色いブーツは、街の範囲を超えると白い光をまとって消滅した。",
          "zh_text": "希恩茶色靴子的质量压扁了好几架直升机，即使它升起的气流也能使许多直升机坠落，它们坠毁在城市之外，发出白光消失了。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "そして間を開けず放たれた左足のブーツは、かろうじて撃墜を免れた何機かのヘリをその態勢を立て直す間も与えずすべてを墜落させた。",
          "zh_text": "然后，她毫不犹豫地也踢飞左脚的靴子，让好不容易避免了被击落的几架直升机在没有恢复状态的情况下全部坠落。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "自分に少しのキズすら与えることができなかった軍隊に思わず嘲笑を浮かべるシアン。",
          "zh_text": "对于连一点痕迹都没能给自己留下的军队，希恩不禁发出嘲笑。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "その目はついに、最後に残された基地の建物に向けられたようだった。",
          "zh_text": "她的目光似乎终于投向了最后残存的基地建筑。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "どんな敵にも負けるはずがないと確信させるほど、圧倒的な火力を誇っていた兵器群を一瞬ですべてを撃破された基地の将校たち。",
          "zh_text": "基地的官员们相信，没有敌人能打败他们的武器，这些武器拥有如此压倒性的火力，然而在短短的几分钟内，它们都被摧毁了。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "追い詰められたかれらは自爆を覚悟で、都市部では使われることがないような巨大な爆弾を使用することを決定する。",
          "zh_text": "被逼得走投无路的他们做好了自爆的心理准备，决定使用在城市里不会使用的巨大炸弹。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "次の瞬間、まだシアンの純白のニーソックスから免れていた火薬庫から巨大な火の手が上がった。",
          "zh_text": "下一瞬间，还从希恩的纯白过膝袜中幸免的火药库爆发出巨大的火光。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "残っていた基地の建物どころか、基地周辺も吹き飛ばす猛烈な爆風とともに、もうもうと上がった黒煙はシアンの大きいけれど小さい体を完全に覆い隠した。",
          "zh_text": "不仅是残留的基地建筑物，就连基地周围也被猛烈的爆炸风吹走，滚滚的黑烟完全掩盖了希恩巨大而又纤弱的身体。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "「シアンっ！」",
          "zh_text": "「希恩!」"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "突然の光景にアオは思わず悲鳴をあげ、慌てて席を立ってシアンがいたはずの場所へ駆け寄る。",
          "zh_text": "这突如其来的景象让青不由得尖叫起来，她慌忙站起身，跑向希恩所在的地方。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "自分の黒いソックスに包まれた足が街に巨大な足跡を残し下からスカートの中が丸見えになっていたことに、このときはまだ気が回っていなかった。",
          "zh_text": "自己那双被黑袜包裹着的脚在街上留下了巨大的脚印，从下面整个裙子里都能看到，这时她还没有反应过来。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "「大丈夫？」",
          "zh_text": "「没事吧?」"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "そして、薄れてきた煙の間に見えたその小さい影を思いっきり抱きしめる。",
          "zh_text": "然后，在渐渐淡去的烟雾中，青紧紧地抱住了那个小小的身体。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "「シアンの体には問題ありません」",
          "zh_text": "「希恩的身体没有问题。」"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "腕の中から聞こえてくる、シアンの何でもないような声に心底ホッとするアオ。",
          "zh_text": "从怀里传来希恩平安无事的声音，让小青从心底松了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "よく見ると腕の中にはキズどころか純白のエプロンに汚れ一つないシアンがいることが確認できた。",
          "zh_text": "仔细一看，希恩的手臂上不仅没有伤痕，纯白的围裙上连一点污渍都没有。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "ニンゲンの兵器ごときが人智の及ばない力を持ったシアンに害を成すことは根源的に不可能なんだんだろう。そんな気がした。",
          "zh_text": "从根本上来说，人类的武器是不可能危害拥有超出人类理解范围的力量的希恩的吧。青有这种感觉。"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "「ごめんね、余計なことをしたみたい」",
          "zh_text": "「对不起，我好像多管闲事了。」"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "「とんでもございません、ご主人さま。シアンの不手際でご心配をおかけしてしまい申し訳ありません」",
          "zh_text": "「哪里的话，主人。因为希恩的不小心让您担心了，非常抱歉。」"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "少し落ち込んでいるような声色のシアンに慌てながら、励ますように声をかける。",
          "zh_text": "希恩的声音听起来有些失落，青慌忙鼓励她。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "「よかった。ううん、私のことを思って色々やってくれてるシアンはわるくないの。でも本当に無事でよかった」",
          "zh_text": "「太好了。嗯，为我做了很多事的希恩并不是不好。只要真的没事就好了。」"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "自分の腕の中にかけがえのない大切な人の体温があることをしっかりと確かめてから、ゆっくりと腕を離す。",
          "zh_text": "在确认自己的臂膀里有不可替代的重要的人的体温之后，青慢慢地松开手臂。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "「もったいないお言葉です。これからもっとご主人さまのお役になてるよう、シアンはがんばります」",
          "zh_text": "「太可惜了。为了今后能更好地帮助主人，希恩会努力的。」"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "こちらを向いたシアンの赤らんだ表情が目に入り思わず胸が高まった。",
          "zh_text": "看到希恩转过身来，那满脸通红的表情，青不由得激动起来。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "敬愛するご主人さまに突然抱きしめられ、歓喜の渦が沸き起こったシアン。",
          "zh_text": "突然被她心爱的主人拥抱，希恩的内心沸腾了。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "けれどもどうやら愚民からの反撃を食らってしまった自分を見せたことで、ご主人さまに心配をおかけしてしまったらしい。",
          "zh_text": "但是，好像因为自己被愚民反击，让主人担心了。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "ありえない失態に絶望しかけるも、ご主人さまはお叱りの言葉すらなくシアンのことを許してくださるらしい。",
          "zh_text": "虽然希恩对自己不可能的失态感到绝望，但主人连训斥的话都没有就原谅了希恩。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "こんな懐深いこの世で一番尊いお方。",
          "zh_text": "主人是这个世界上最伟大最高贵的人。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "ご主人さまの偉大さを知らしめなければならない。",
          "zh_text": "必须让小人们知道主人的伟大。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "そして、このちっぽけな惑星の微生物どもに自分たちの立場を早急にわからせなければ。",
          "zh_text": "而且，必须尽快让这个渺小星球上的微生物明白自己的处境。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "シアンはそう思った。",
          "zh_text": "希恩这样想着。"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "「ご主人さま、どうかこちらへお越しください。」",
          "zh_text": "「主人，请您到这里来。」"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "アオの手をひきながら、少し離れたところにある石造りの建物の前へ誘導する。",
          "zh_text": "希恩拉着青的手，把她引到不远处的石造建筑物前。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "「これはこの国の議会の建物です。こんなみずぼらしいものでもこの国の代表機関だそうです」",
          "zh_text": "「这是这个国家的议会大楼，即使是这样摇摇晃晃的东西，据说也是这个国家的代表机构。」"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "「そう・・なんだ」",
          "zh_text": "「是……什么?」"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "「この国の愚民どもは、ご主人さまの偉大さどころかまだ自分たちの立場をわかっていないように見受けられます。この世で一番偉大なご主人さまの意向に従うのは当然のこと。それができない愚民どもには罰を与えなければいけません。」",
          "zh_text": "「这个国家的愚民们，别说主人的伟大了，就连自己的立场好像还不知道。遵从这个世界上最伟大的主人的意愿是理所当然的。对于那些做不到这些的愚民们，一定要惩罚他们。」"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "「そんなことを言っても・・・どうすれば・・・」",
          "zh_text": "「说那种话也太……该怎么办…」"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "この世のすべてがまるでシアンのご主人さま・・・になったらしい自分のものであるかのような言動に戸惑うアオ。",
          "zh_text": "小青对这世上的一切仿佛都是成为了希恩的主人——自己的东西一样的言语感到困惑。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "シアンは議事堂を白いニーソックスに包まれた両足の間に収めると、恥ずかしそうに、けれどもどこか期待するような表情でアオの目をしっかり見ながらメイド服のミニスカートへ手を伸ばした。",
          "zh_text": "希恩把议会大楼夹在被白色过膝袜包裹的两腿之间，害羞地但又带着期待的表情盯着小青的眼睛，伸手去拿女仆装的迷你裙。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "「もしよろしければ、こちらをお使いになられますか？」",
          "zh_text": "「如果方便的话，您要用这里吗?」"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "左手でスカートをたくし上げると、中から黒いレースの紐パンが姿を表した。",
          "zh_text": "左手撩起裙子，里面露出一条黑色蕾丝系带内裤。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "「っえと・・どういう・・」",
          "zh_text": "「嗯……怎么回事……」"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "幼い少女のものとは思えないその色気からアオが顔を真赤にしながら目線をそらせずにいるその目の前で、シアンは右側の紐をすっと解く。",
          "zh_text": "她那完全不像是年幼少女的性感，让小青的脸变得通红，视线却没有移开。在她面前，希恩轻轻解开了右边的绳子。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "下着の役割を半ば果たせなくなった黒い布の隙間から、シアンの秘部がちらりと覗いた。",
          "zh_text": "从已经起不到一半内裤作用的黑布缝隙里，青瞥见了希恩的私处。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "アオは目の前の、自分を誘惑するように顔を赤らめる少女の下着に自分の手が伸びるのを止めることはできなかった。",
          "zh_text": "小青无法阻止自己的手伸向眼前这个红着脸诱惑自己的少女的内裤。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "すべての縛めがとかれたメイドの黒い紐パンは重力にひかれ、シアンの両足の間に挟まれた真っ白な石造りの議会の上へ落下する。",
          "zh_text": "被捆绑的女仆的黑色系带内裤受到重力的作用，落在夹在希恩两腿之间的白色石头议会上。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "巨大化による200の3乗倍のその重量とシアンの股下までの位置エネルギーを内包し、本来なら100グラムもないはずのそれは立法府へ襲いかかった。",
          "zh_text": "巨大化带来的200倍的立方的重量和包含到希恩裆下的势能，本来应该连100克都没有的内裤向议会大楼袭来。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "「御覧ください。この不敬な国の議事堂は、ご主人さまのメイドの下着によって崩壊したようです。下等な愚民どももこれでご主人さまの偉大さを少しは理解できるのではないでしょうか」",
          "zh_text": "「请看，这个不敬之国的议会大楼，好像被主人女仆的内裤弄塌了。下等愚民们也多少能理解主人的伟大了吧?」"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "重厚な歴史と作りの議事堂が目の前の少女が数秒前まで身につけていた扇情的なその黒い布によって押しつぶされ、ただの瓦礫の山となっている。",
          "zh_text": "历史厚重的议会大楼被眼前的少女几秒钟前还穿着的那块涩情的黑布压碎，变成了一堆瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "その倒錯的な光景にアオは股間にぬめぬめした何かとともにキュッっと力が入るのを感じた。",
          "zh_text": "这种违反常理的景象，让小青感到股间被什么滑腻的东西，弄得湿漉漉地紧绷了起来。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "不意にポケット中が震える。",
          "zh_text": "小青的口袋里突然颤抖了起来。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "「っ」",
          "zh_text": "「啊?」"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "驚きおもわず尻もちをつくアオは制服のチェック柄のスカートの下で何かを押しつぶした感触に、声にならない悲鳴を上げた。",
          "zh_text": "小青吓得跌坐在地，感觉校服的格子裙下有什么东西被压扁了，她发出了无声的尖叫。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "シアンはその横に膝を下ろすと、うっとりするような表情でアオの顔を覗き込んだ。",
          "zh_text": "希恩在她旁边坐下，一脸陶醉地看着她。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "「お見事ですご主人さま。彼らの最高裁判所はご主人さまの手により完膚なきまでに叩き潰されました。これで愚かな彼らもこれからはこんな情けない稚拙な機構ではなく、ご主人さまがこの世界の法であり司法であることをきっと理解することができるでしょう」",
          "zh_text": "「太好了主人。他们的最高法院已经被主人的手压扁了。这样愚蠢的他们也一定能理解，从今以后再也不需要这样一个可悲的幼稚拙劣的机构，主人才是这个世界的法律和司法。」"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "議会の向かいの敷地に建てられていたこの国の最高裁判所。国の司法の要であるそれはどこにでもいる平凡な少女によって完全に破壊されていた。",
          "zh_text": "这个国家的最高法院就建在议会大楼对面的土地上。身为国家司法核心的它被随处可见的平凡少女完全破坏了。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "ころんだ瞬間にポケットからずり落ちたらししスマホをシアンから受け取る。",
          "zh_text": "摔倒的瞬间手机从口袋里滑落下来，小青从希恩手中接过手机。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "自分の醜態を手放しで褒められ、どことなく居心地の悪さを感じながらその画面を見ると、隣国の首都が謎の巨大生物に襲撃され混乱状態に陥っているというニュース速報が表示されていた。",
          "zh_text": "自己的丑态被毫不留情地夸奖，心里总觉得不舒服，看着手机屏幕，显示着邻国的首都被神秘的巨大生物袭击而陷入混乱状态的新闻速报。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "「なにこれ」",
          "zh_text": "「这是什么?」"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "画面をタップし詳細を表示すると、爆炎に包まれるシアンのところに駆け寄ったときのものであろう、巨大な自分が街を踏み潰す動画が表示された。",
          "zh_text": "小青点击屏幕显示详细内容，屏幕上出现了巨大的自己踩碎街道的视频，大概是自己跑到被爆炸火焰包围的希恩那里时的画面。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "地上から人間のカメラマンが撮影したその写真は、必然的にアオにとってをローアングルで撮影したものとなり、制服のチェックのスカートの中身まではっきりと写り込んでいた。",
          "zh_text": "那张照片是人类摄影师从地面拍摄的，对小青来说，必然是用俯角拍摄的，连校服的格子裙里面都清晰地照了下来。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "ライブストリーミングらしいその映像はスマホの画面は隣国の大統領が緊急会見を行う場面に切り替わる。字幕を見ると厳しい口調で自分たちを非難しているようだった。",
          "zh_text": "手机屏幕上切换到邻国总统召开紧急记者会的画面。从字幕上看，似乎是在用严厉的语气责备她们。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "自分の水色の下着が全世界に公開されていることに頭が真っ白になるアオ。",
          "zh_text": "当自己的淡蓝色内裤被全世界公开时，小青的大脑一片空白。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "「大変申し訳ありません、ご主人さま。ご主人さまの寛大な罰を受けてなお反省することなくこのような愚行に及ぶとは、ゴミムシ共はシアンの想像以上に身の程知らずで頭も悪いようです」",
          "zh_text": "「非常抱歉，主人。受到主人宽大的惩罚却不反省，做出如此愚蠢的行为，看来垃圾虫子们比希恩的想象还要不自量力，还要愚蠢。」"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "「あの・・・ええっと・・その」",
          "zh_text": "「那个……嗯……那个……」"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "「後ほどこの国のすべてのムシは処分いたしますので、シアンに任せて少々お休みくださいご主人さま。ひとまずこのゴミムシ共の代表とやらを見せしめに処分することにいたしましょう」",
          "zh_text": "「稍后这个国家所有的虫子都会被处理，请让希恩来处理。稍作休息吧，主人。我们暂且先处理掉这些垃圾虫子的代表吧。」"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "慌てるアオをお姫様抱っこしソファーに再び座らせると、今度は真っ白い石造りの建物・・・大統領府へ一直線にむかって進んでいくシアン。",
          "zh_text": "希恩抱着惊慌失措的小青，让她再次坐在沙发上，这次她是笔直地向着白色的石头建筑···总统府前进。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "リビングに広がる航空写真の縮尺が縮みだす。",
          "zh_text": "客厅里的航拍照片开始缩小。"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "スマートフォンの地図を縮小したように足元の街並みが徐々に小さくなっていき、1/1000の大きさになったところで止まった。",
          "zh_text": "脚下的街道就像缩小了的手机地图一样，逐渐变小，在只有1/1000的大小时停了下来。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "シアンが歩き始めてから起こるようになった中継画面の振動は街が小さくなるのに合わせて加速度的に大きくなる。",
          "zh_text": "希恩开始走路后，转播画面的震动随着街道的变小而加速度地变大。"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "けれど大統領府をまたぐように足を大きくひらき、膝立ちになったところでピタリと止まった。",
          "zh_text": "但当他跪下来张开双腿跨过总统府时，震动停止了。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "「偉大なるご主人さまを不快にさせるなど万死に値します。だた殺すだけでは足りません。このシアンがふさわしい死に様を用意して差し上げましょう」",
          "zh_text": "「让伟大的主人感到不快，是罪该万死的。仅仅杀死你们是不够的。希恩来为你们准备合适的死法吧。」"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "シアンは自らのスカートをゆっくりともちあげていく。",
          "zh_text": "希恩慢慢地拉起自己的裙子。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "そしてスカートの裾を口でくわえるように持つと、シアンの産毛ひとつない綺麗な秘所のみならず、色白のお腹がおへその上まで顕になった。",
          "zh_text": "她用嘴叼着裙摆，不仅露出了没有一丝阴毛的漂亮私密处，还露出了白皙的腹部，一直到肚脐以上。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "自分に向かって向けられた、自分のメイドの芸術的なまでに淫靡な姿。",
          "zh_text": "面对自己的女仆的艺术般的淫靡姿态。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "蜜壺へと伸びていく白いほっそりとした指先から、アオは顔を真赤にしながらも目をそらすことができなかった。",
          "zh_text": "伸向蜜壶的白皙纤细的指尖，让小青的脸涨得通红，却无法移开视线。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "みだらな水音が部屋に響く。",
          "zh_text": "淫荡的水声在房间里回响。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "そして、大統領の前に置かれたマイクから大統領の言葉を遮って聞こえてくるその音が、ワンテンポおくれて少し遅れてスマートフォンのスピーカーからも同じものが流れてきていた。",
          "zh_text": "接着，放在总统面前的麦克风传来总统发言被打断的声音，稍晚一点，智能手机的扬声器也传来了同样的声音。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "隣国の首都のどこからでも見ることができた、行政の中心地である大統領府の真上で1000倍の大きさのメイド服の幼い少女が自慰行為を行っている姿。",
          "zh_text": "在邻国首都随处可见的行政中心总统府正上方，身穿女仆装的1000倍大的少女正在自慰。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "跡形もなく破壊された高層ビル街や、一瞬で壊滅させられた軍とあわさって、人々に絶望を植え付けるのに十分なものだった。",
          "zh_text": "再加上被破坏得无影无踪的高楼大厦和瞬间被摧毁的军队，足以让人们陷入绝望。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "緩急をつけながら動くその指は壺の中の蜜の量を着実に増やしていっていく。",
          "zh_text": "希恩的手指缓缓地移动，使壶中的蜜量稳步增加。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "「ご主人さまぁ・・・御覧くだらさいっ・・・このゴミムシ共はっ・・・ご主人さまのっ・・メイドの愛液によって・・・押しつぶされてっ・・・溺れてっ・・死んでしまうのですっ・・・！」",
          "zh_text": "「主人啊…请看…这些虫子都被主人的…女仆的爱液…压死…溺…死了!」"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "顔を真赤に染めながら荒い息を吐くシアンと、そんなシアンに目が釘付けになったアオ。",
          "zh_text": "希恩满脸通红，喘着粗气，小青的眼睛被希恩吸引住不能动弹。"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "ついに細く白い指によって巨大なワレメが開かれる。",
          "zh_text": "终于，用纤细白皙的手指打开了巨大的蜜壶。"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "一瞬の間をおいて粘性の高い透明な液体が糸を引きなが数百メートル下の地面まで落ちていく。",
          "zh_text": "一瞬间，粘稠的透明液体拉丝地落到了数百米以下的地面上。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "中継映像は緊急会見中の大統領とその国の高官たちが愛液の波に飲み込まれ、愛液に押しつぶされた建物の崩壊に巻き込まれていく様子を写すと、機材も壊れたのか中継は途絶した。",
          "zh_text": "直播画面中出现了正在举行紧急会见的总统和这个国家的高官们被爱液的波浪吞噬，以及建筑物被爱液压塌的场面，可能是器材也坏了，直播中断了。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "荒い、けれども艶めかしい息遣いが聞こえてくる。",
          "zh_text": "粗壮却又娇艳的呼吸声传来。"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "とろけるような顔とこちらを期待するように見つめる瞳にシアンの理性はついに完全に弾け飛んだ。",
          "zh_text": "在希恩迷迷糊糊的脸和期待地盯着青的眼神中，青的理性终于完全消散。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "スカートの中を覗かれることはもう気にならず、アオはは1000倍のソックスで街を踏み潰しながらシアンに駆け寄るとそのまま押し倒す。",
          "zh_text": "她已经不介意自己的裙子内被人窥视了，小青一边用1000倍的袜子把街上踩得粉碎，一边跑向希恩，将她按倒在地。"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "2人の身体がまばゆい光に包まれると、完全に隣国の首都へと転移した。",
          "zh_text": "两人的身体被耀眼的光芒包围后，完全转移到了邻国的首都。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "自宅リビングのシーリングライトではなく青空の下、1000倍サイズの少し小柄でどこにでもいる普通の女子高生が小さな街ごと幼いメイドの少女の上にのしかかってた。",
          "zh_text": "不是自家客厅的吊灯，而是在蓝天下，1000倍大小、身材稍矮小、随处可见的普通女高中生，在小小的城市上压在年幼的女仆少女身上。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "「シアンっ・・・そんなエッチな姿見せられたらもう我慢出来ないよ」",
          "zh_text": "「希恩……如果你继续让我看到你那么性感的样子，我就受不了了。」"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "「この身も心もご主人さまのものです。どうかご自由にお使いください」",
          "zh_text": "「我的身心都是主人的，请随意使用。」"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "仰向けに寝転ぶシアンの上に四つん這いになって覆いかぶさった状態のアオは、目の前にある小さな唇へ自分のそれをくっつけた。",
          "zh_text": "趴在仰面躺着的希恩身上，覆盖在上面的小青，把自己的嘴唇贴在了眼前的小嘴唇上。"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "柔らかくそしてほのかな甘い感触を楽しんだ後、本能に任せて舌をシアンの口内へ侵入させる。",
          "zh_text": "在享受了柔软而略带甜味的触感后，青本能地将舌头侵入希恩的口腔内。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "口内を蹂躙していると、暖かく小さい何かがが舌の裏をなめた。",
          "zh_text": "在口腔里蹂躏的时候，有个又暖又小的东西舔了舔自己的舌头。"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "小さなそれに自分の舌を絡ませる。それがシアンの舌だとわかったのは、自分の舌の気持ちいいところをたくさん刺激されて、満足気に唇を離したときだった。",
          "zh_text": "用自己的舌头缠住小小的它。在自己舌头舒服的地方受到了很多刺激，心满意足地离开希恩的嘴唇的时候，青才知道那是希恩的舌头。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "多幸感で頭がいっぱいになり、シアンの横へ数十のビルや数千の小人たちを敷き潰しながら仰向けに寝転ぶアオ。",
          "zh_text": "青满脑子都是幸福，仰面躺在希恩旁边，压扁了数十座大楼和数千个小人。"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "呆けたような、けれども幸せそうな表情を浮かべていた。",
          "zh_text": "她的脸上浮现出茫然却又幸福的表情。"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "「よろしければ、私がご主人さまにご奉仕させてください」",
          "zh_text": "「如果可以的话，就让我来为主人服务吧。」"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "そんなご主人さまを見て、身体を起こしニッコリと妖艶な表情を浮かべるシアン。",
          "zh_text": "看到这样的主人，希恩坐起身，露出妩媚的表情。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "先ほどとは逆にシアンがアオの上へと覆いかぶさった。",
          "zh_text": "和刚才相反，希恩覆盖在了小青身上。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "ただその向きも先程とは逆で、アオの頭上には自分がむき出にしたのスカートの中身がさらけ出されていた。",
          "zh_text": "只是那个方向也和刚才相反，小青的头上露出的是希恩裸露的裙子内部。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "いわゆる69の姿勢に近い形でご主人さまの秘部にご奉仕するシアン。",
          "zh_text": "希恩以接近所谓69的姿势为主人的私处服务。"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "水色の下着が丁寧に、けれども一瞬で剥ぎ取られたかと思うと、ぺろりと股間がなめられアオの体に快感の電流が走った。",
          "zh_text": "淡蓝色的内裤被小心翼翼地扯了下来，然后很快，小青的裆部被舔了一下，快感的电流在她的身体里流过。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "「シアンっ・・・そんなところなめちゃ・・・汚いよ・・・」",
          "zh_text": "「希恩……别舔那种地方……好脏啊……」"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "「ご主人さまに汚れたところなどございません。とてもきれいです」",
          "zh_text": "「主人没有脏的地方，非常干净。」"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "「ひやっ・気持ちいいっ・・」",
          "zh_text": "「天啊……心情真好……」"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "「ご主人さまに喜んでいただけてシアンはとっても嬉しです！」",
          "zh_text": "「能让主人高兴，我很高兴!」"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "先程自分の舌をなでていたそれが自分の股間から離れていく。",
          "zh_text": "刚才抚摸自己那里的舌头的从自己的胯间离开了。"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "ドクドクとぬるぬるした液体がアソコから流れ出ていくのを感じた。",
          "zh_text": "小青感到黏糊糊的液体从阴道里流了出来。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "まだ顔はその近くにあるらしく、周期的にシアンの息遣いが熱くなった蜜壷をなで、微弱な電流のような快楽が生み出されていた。",
          "zh_text": "希恩的脸似乎还在附近，她的呼吸周期性地抚摸着发热的蜜壶，产生出微弱电流刺激般的快乐。"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "そしてアオの心が落ち着き心拍が下がり始める直前、冷たく細長い何かが自分の秘所へと差し込まれる。",
          "zh_text": "就在小青的心平静下来，心跳速度开始下降之前，有一个冰冷而细长的东西插入了她的私处。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "「な・・きゃっ・・なにこれっ」",
          "zh_text": "「这是什么?」"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "下腹部の奥底で生み出されるこれまで感じたことがない快楽に思わず悲鳴をあげる。",
          "zh_text": "下腹深处产生的前所未有的快感让小青不由自主地尖叫起来。"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "「この国で一番高い建造物です。ちっぽけな電波塔ですがご主人さまへの供物としてはギリギリ及第点といったところでしょうか」",
          "zh_text": "「这是这个国家最高的建筑物。虽然只是个小小的电波塔，但作为献给主人的供品，应该勉强及格吧。」"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "膣のなかで前後にピストン運動するそれは、段々とその速度があげられていく。",
          "zh_text": "在阴道里前后活塞运动的速度逐渐加快。"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "キュッと時折入ってしまう膣圧に対して、構造を歪め外壁をひしゃけながらも適度な抵抗感を返すことで、アオにさらなる快感を生み出していた。",
          "zh_text": "阴道的压力，有时会太紧，扭曲了塔的结构、在外壁上挣扎的人也会产生适当的抵触感，从而使小青产生更多的快感。"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "400m以上あるはずの街のランドマークであった電波塔が、10代の少女のアソコでおもちゃとして扱われている。",
          "zh_text": "原本应该是400米以上的城市地标性建筑的电波塔，被当成了10多岁少女的阴道里的玩具。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "1km以上ある2人の少女の質量が生み出す振動と衝撃波、時折射出される巨大な愛液に命の危機をすぐそこに感じながら逃げ惑うか、命を諦めその光景を呆然と見つめるしかなかった彼らに、その屈辱を感じる余裕すらなかった。",
          "zh_text": "在两名1公里以上的少女的质量所产生的振动和冲击波中,以及她们不时喷射出的巨大的爱液中感受到生命的危机的小人，或是四处逃窜，或是只能呆呆地注视着这一场景放弃生命，连感受到这种屈辱的余力都没有。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "思考がとろけていくなかで、目の前でフルフルと振られるピンク色の割れ目がアオの目にとまった。",
          "zh_text": "就在思绪渐渐模糊的时候，小青眼前出现了一条粉红色的裂缝。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "スカートの裾を揺らしながら行ったり来たりするそれを、タイミングを合わせてぺろりと舐める。",
          "zh_text": "它随着裙摆的摇晃来回晃动，小青瞅准时机舔了舔它。"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "「ご主人さまっ・・・だめです・・・汚れてしまいます・・・」",
          "zh_text": "「哎呀，主人……不行……很脏的……」"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "「こんなに綺麗なシアンに汚いところなんかあるわけないじゃない」",
          "zh_text": "「这么干净的希恩怎么会有脏的地方呢?」"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "なぜだか動きを止めた割れ目にすぼめた唇を押し付ける。",
          "zh_text": "青把噘起的嘴唇贴在不知为何停止了动作的裂缝上。"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "そしてゼリー飲料を飲むときのように、思い切り中身を吸い取った。",
          "zh_text": "然后像喝果冻饮料一样，狠狠地吸了一口。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "「ひゃああっ・・ご主人さまあぁっ・・・」",
          "zh_text": "「啊啊啊……主人啊……」"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "「シアンのエッチな液体・・・とっても美味しいよ・・・」",
          "zh_text": "「希恩的爱液……非常好喝哦…」"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "思い思いの方法で互いの秘部を刺激し合う2人。",
          "zh_text": "二人用各自的方法互相刺激对方的私处。"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "首都一体を嬌声と巻き起こす振動で完膚なきまでに破壊し、その瓦礫と死体の山にさえ淫らな香りを充満させて染み付かせそのすべての歴史と尊厳を汚す。",
          "zh_text": "首都在她们的娇喘和震动中被彻底摧毁，连瓦砾和尸山都弥漫着淫荡的香气，玷污它所有的历史和尊严。"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "そして二人仲良く一度目の絶頂を迎えた。",
          "zh_text": "然后两人第一次一起迎来了高潮。"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "とろんとした瞳で見つめ合う制服を着た小柄な女子高生とメイド服を着た幼い少女。",
          "zh_text": "穿着制服的娇小女高中生和穿着女仆装的年幼少女，眼神迷离地对视着。"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "立ち上がった彼女たちは1.4kmほどの高さがあり、堂々と崩壊した首都にその威容を湛えていた。",
          "zh_text": "站起来的她们有1.4公里高，在成为废墟的首都仍能看到她们的威严。"
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "どちらもスカートの中に下着は身につけておらず、濡れた秘所が街のあらゆるところから丸見えだったがかけらも気にしていない様子だった。",
          "zh_text": "两个人的裙子里都没有穿内裤，湿漉漉的私处从街上的各个角落都一览无遗，但她们似乎毫不在意。"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "メイドさんがニコリと微笑むともともと1000倍の大きさがあった二人はさらなる巨大化を始める。",
          "zh_text": "女仆微微一笑，本来就有1000倍大的两人开始变得更大。"
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "巨大化する2人の身体あらゆるものを飲み込みながらおよそ300000倍、身長は400kmを超え物理的に国を押しつぶせる大きさになったところで止まった。",
          "zh_text": "在吞噬了日益巨大的两人身体下的所有东西后，在达到300000倍，身高超过400公里，在物理上可以压垮整个国家的时候停止了变大。"
        },
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          "ja_text": "「もういっかい、一緒に気持ちよくなりたいな」",
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          "ja_text": "「かしこまりました」",
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          "ja_text": "上目遣いでこちらを見つめるシアンのメイド服にアオのいやらしい手が伸びる。",
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          "ja_text": "触れた瞬間ピクリと震えた反応を楽しみながらボタンへと手をのばす。",
          "zh_text": "一边享受着触摸的瞬间微微颤抖的反应，一边把手伸向纽扣。"
        },
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          "ja_text": "ボタンをすべて外し後ろのリボンを解くと、ワンピースのそれをエプロンごと上へ持ち上げる",
          "zh_text": "她解开了所有的扣子，解开后面的蝴蝶结，把连衣裙连同围裙一起往上提。"
        },
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          "ja_text": "アオの動きに合わせて両手をバンザイの形にしてくれたシアンのおかげで、あっさりと脱がすことができた。",
          "zh_text": "希恩配合着小青的动作，将双手捏成万岁形状，多亏了她，希恩轻松地把衣服脱了下来。"
        },
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          "ja_text": "腰回りに残ったパニエをストンとしたに落とす。",
          "zh_text": "希恩把腰上剩下的裙撑扔了下去。"
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          "ja_text": "するとそこには、カチューシャに腕飾り、そして白いニーハイに黒いブラのみを身につける幼いながらも恐ろしいほど美しい少女・・・ご主人さまに自分の服を脱がせていただくという行為に興奮し上気したシアンが立っていた。",
          "zh_text": "而在那里站着的，是一个戴着发箍和腕饰，只穿着白色过膝靴和黑色胸罩，年幼但美若天仙的女孩......西恩，她因为主人给她脱衣服的行为而异常兴奋和激动。"
        },
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          "ja_text": "「うーん、すごいかわいい。けれどもっと可愛くしてあげる」",
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        },
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          "ja_text": "シアンのほっそりとした太もものすべすべした感触を楽しみながらニーハイを脱がす。",
          "zh_text": "小青一边享受着希恩的纤细大腿的滑溜的触感，一边脱下过膝袜。"
        },
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          "ja_text": "さらに黒いブラを奪い取り、その下の薄い胸のぷにぷにの感触を少しのあいだ楽しんだ。",
          "zh_text": "又抢过希恩黑色的胸罩，稍微享受了一下下面小小的胸部的软绵绵的触感。"
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          "ja_text": "靴下を最初に、次にジャケットとシャツを脱がせ、祭儀にスカートを下ろす、その一連のながれ。",
          "zh_text": "先脱掉袜子，接着脱掉夹克和衬衫，然后是脱下裙子的仪式，这一连串的流程。"
        },
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          "ja_text": "それは、ここが私室の中でメイドが服を身に着けていさえいれば、それは熟練の使用人が主人の服を着替えさせるような洗練された動きそのものだっただろう。",
          "zh_text": "这就像熟练的女仆在私人房间给主人换衣服一样，动作非常干练。"
        },
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          "zh_text": "「我知道了。」"
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          "ja_text": "ご主人さまの許可を得て、最後に残った水色のブラジャーを取り外す。",
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          "zh_text": "被几乎全裸的少女脱去衣服，自己也变成了刚出生的样子的小青站在了那里。"
        },
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          "zh_text": "两个人害羞地互相看着对方。"
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          "ja_text": "次第に距離を詰め身体をピッタリと重ね合わせると、隣国へとその巨体を倒れ込ませる。",
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        },
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          "ja_text": "一方向が大陸に接し、三方向を海に囲われたこの国はアオたちにとってシングルベッドより少し大きい程度の広さしかなく、腕や足が海へとはみ出していた。",
          "zh_text": "一个方向与大陆相接，三个方向被大海包围的这个国家，对小青他们来说只有比单人床略大的面积，胳膊和腿都伸到大海里。"
        },
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          "ja_text": "女子高生のむっちりとした太ももと、幼い少女のほっそりとした太ももが絡まる。",
          "zh_text": "女高中生结实的大腿和少女纤细的大腿缠绕在一起。"
        },
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          "ja_text": "全身で相手の体温を感じながら舌で互いの口内をかき乱し、気持ちを高めていく。",
          "zh_text": "一边用全身感受对方的体温，一边用舌头搅乱对方的口腔，使情绪高涨。"
        },
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          "ja_text": "そして目だけでしてのの意思を確認すると秘所同士をぺたりと重ねる。",
          "zh_text": "然后用眼神确认对方的意思，私处互相交叠。"
        },
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          "ja_text": "「シアンっ・・シアンっ・・・」",
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          "ja_text": "「ご主人さまあっ」",
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          "ja_text": "頭の奥で弾ける快楽に任せて腰を振る速度がだんだんと上がっていった。",
          "zh_text": "随着大脑深处迸发出的快乐，她们挥动腰部的速度渐渐加快。"
        },
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          "ja_text": "二人が身体をまぐわせるたびに10代のきれいな肌が巨大な質量を伴って国へと叩きつけられる。",
          "zh_text": "两人每隔一段时间，10多岁青少年的美丽肌肤就会伴随着巨大的质量冲向国家。"
        },
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          "ja_text": "山も谷も川も都心部も市街地も田畑も関係なく、だた二人の綺麗な肌に押しつぶされて茶色い不毛な大地へと姿を変えていく。",
          "zh_text": "无论高山、峡谷、河流、市中心、市区还是农田，都被这两人美丽的肌肤压垮，变成了褐色的不毛之地。"
        },
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          "ja_text": "激しい行為で抜け落ちた髪の毛や陰毛、飛び散った巨大な汗の雫、愛液の塊ですら一つの街を押しつぶすのに十分な破壊力を持っていた。",
          "zh_text": "因为激烈的行为而脱落的头发和阴毛，飞溅的巨大的汗珠，就连爱液的块儿都具有足以压垮一座城市的破坏力。"
        },
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          "ja_text": "この国の国土と国民はすべからく二人の身体で押しつぶしてから程なくして、2人仲良く2度めの絶頂を迎える。",
          "zh_text": "这个国家的国土和国民被两个人的身体碾压之后没过多久，两人又一起迎来了第二次高潮。"
        },
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          "ja_text": "そして青空の下、2人は仲良く恋人繋ぎをして国の上に並んで仰向けに寝転びながら、息を整えた。",
          "zh_text": "然后，在蓝天下，两人亲密地牵着对方并排仰卧在国家上方，调整着呼吸。"
        },
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          "ja_text": "「ご主人さまは、こんなふしだらなメイドのことお嫌いになりませんか・・・？」",
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        },
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        },
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        },
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          "ja_text": "「ありがとうございます。シアンは宇宙で一番の幸せものです。」",
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        },
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          "ja_text": "「ちなみにさ、シアンちゃんは私のことどう思ってるの？好き？それとも嫌い？」",
          "zh_text": "「顺便问一下，你觉得我怎么样?喜欢还是讨厌?」"
        },
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        },
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        },
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          "ja_text": "メッセージアプリから、着信を知らせる通知が光り、那月はベッドで寝転がったまま、スマホに手を伸ばした。",
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        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "「そうじゃないの、ちょっと手を貸して欲しいの。急がなくてもいいわよ。あ、今日中に来ては欲しいけど」",
          "zh_text": "「也不是啦...稍微有点想要你帮个忙。不用那么急也可以的。啊，今天来就行了。 」"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "「何それ」",
          "zh_text": "「啥啊...」"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "こっちは、今にも駆け出そうとせんばかりだったのに。",
          "zh_text": "明明这边才是，现在都已经着急的要动身了，居然这么说..."
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "150と数センチしかない小柄な雛子が、160と数センチもある那月の頼み事というと、",
          "zh_text": "一米五出头的小个子雏子，要一米六的自己来帮忙，也就是说..."
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "高い棚に置いてあるものを取るとか、収納箱を組み立てるのを手伝え、とかそんなのかな、と那月が想像していると、雛子が、くすくす笑いながら、声を出す。",
          "zh_text": "帮忙搬放在柜子顶的东西啊，帮忙搬箱子啊，这种之类的，那月一边这么想着，雏子噗的一声笑了出来。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "「デートのつもりで来てね、ってこと」",
          "zh_text": "「人家是想和你约会...什么的~」"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "雛子の、透き通った甘い声に、那月は、ぐ、っと息をのむ。",
          "zh_text": "从电话那头传来的暧昧的声音，让那月顿时心跳加速。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "幼い頃から知ってる、小柄のくせして、おっぱいの大きい彼女は、れっきとした那月の恋人なのである。",
          "zh_text": "从小就是这样，明明个子不高，但是胸部却很大的雏子，就像自己的恋人一样亲密。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "小さなエントランスで、オートロックをインターホン越しに解錠してもらい、那月は、コンクリートで出来た階段を上る。",
          "zh_text": "住宅楼底入口处，那月通过对讲机解锁门禁之后，走上了混凝土搭建的商品楼的楼梯。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "何度も来たことがある、雛子の一人暮らしの家なのに、こんなに緊張するなんて、初めてだった。",
          "zh_text": "虽然已经来过无数次了，雏子也是一个人住在家，但是这么紧张什么的，还是第一次。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "階段の踊り場に出ると、白い無機質な壁に、階数が描かれていた。思わず、確認してしまうほど、動揺している。",
          "zh_text": "一边走着楼梯，一边看着白色墙壁的上面写着层数，越是乱想，就越是紧张。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "なに、私、ここまで緊張してるのよ。",
          "zh_text": "啊啊啊啊我到底在紧张些什么东西啊。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "雛子が困ってるって言ってたし、それ助けるだけよ、それだけよ。",
          "zh_text": "因为雏子说自己很困扰，所以我来帮她，仅此而已...仅此而已。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "言い聞かせた後、那月は、雛子の部屋の扉へと足を進める。",
          "zh_text": "这么对自己说着，那月踏进了雏子的家门。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "扉の前に辿り着く前に、ドアが開かれ、中から、ひょこりと雛子が現れた",
          "zh_text": "径直向前走，推开房门，雏子就在房间内。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "栗色のねこっ毛が両サイドにまとめられ、ふわりと風に舞う。",
          "zh_text": "栗色的短发看起来十分清爽，轻轻地随风飘舞。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「ふふ。待ってたわよ。那月」",
          "zh_text": "「呼呼~等你很久了哦，那月~」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "もこもこ生地のフード付きパーカーとホットパンツをはく雛子を見て、那月は、むう、と少し口を尖らせる。",
          "zh_text": "看着眼前穿着连帽卫衣和热裤的雏子，那月哼的一声，噘起了嘴。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「寝間着姿で？　ホントは寝てたんじゃないの」",
          "zh_text": "「这幅打扮？不会实际上是睡不着了吧？」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「部屋着よ～。あ、那月はデートだから、おしゃれしてくれたのね。ありがと。そのコートかわいいわね」",
          "zh_text": "「是休闲装哦~啊呀，特地打扮的这么好看，是为了约会嘛~谢谢~这个大衣很好看哦~」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "玄関でパンプスを脱ぎ、ノーカラーコートを脱ぐと、那月は、ぷい、と雛子から顔を反らして、ずかずかと雛子の家に入り込む。",
          "zh_text": "在玄关脱下女用靴，将彩色的外套脱下，那月瞥了一眼边上的雏子，轻手轻脚走进了那月家。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "ニットワンピースを、タイツを履いた足で蹴とばすようにして、短い廊下を突っ切る。",
          "zh_text": "穿着连衣裙和连裤袜，那月光着脚走过房廊。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「それで？　何を手伝えって言うの？　棚でも組み立てるわけ？」",
          "zh_text": "「所以？想和我说什么？不会是帮忙装衣柜吧？」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "廊下の先、雛子のワンルームの私室に足を踏み入れ、そして、ぎょっと身体をフリーズさせる。",
          "zh_text": "走进走廊的尽头，步入雏子的房间，然后，那月一下子瘫下了身体。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "雛子の寝床も兼ねた、ロータイプのソファーベッドの上に、ピンク色のごつごつしたペンライトのようなものが置かれている。",
          "zh_text": "在兼作雏子睡床的沙发上，能看到一个粉色的看起来挺结实的像手电筒一样的东西。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "髪を巻くヘアアイロンにしては小さいし、ライトにしては、光る場所が見当たらないし……。",
          "zh_text": "说是烫头发的发卷的话稍微小了一点，说是手电筒的话，又见不到光..."
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "これって……。",
          "zh_text": "这是..."
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「あ、見つけちゃった？　那月って、ちゃんと、そういうの知ってるんだね」",
          "zh_text": "「啊，发现了？那月~肯定知道这个是什么吧~」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "くすくす笑いながら、雛子が追いつき、背後から、ぽすん、と身体をひっつける。もこもこしたパーカーと、柔らかな胸が、那月の背中をあたためる。",
          "zh_text": "雏子窃笑着从后面抱了上来，从后背传来卫衣以及胸部柔软的触感。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「実はねえ、その大人のおもちゃでねー、さっき色々、試してたんだけど～」",
          "zh_text": "「其实呢，刚刚用那个大人的玩具，嗯~做了很多~」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "雛子が、甘えて頼み事をする時の声を出しながら、那月の背後から、両手をまわし、那月の胸元へと、到達する。",
          "zh_text": "身后传来雏子撒娇的声音，柔软的双手从背后伸出将自己抱住。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "那月は、ぴくんっ、と身体を小さく震わせた後、背後にしがみつく雛子へと、視線をなんとか向けながら、声をあげる。",
          "zh_text": "那月一个激灵，从中挣脱出来，看着眼前的雏子。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「たッ、試すって何をよ？！　ていうか、何やってるのよ！」",
          "zh_text": "「做...什么意思？！说起来你干什么呢你！」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「いいじゃない。大人が大人のおもちゃ使うんだから」",
          "zh_text": "「不好吗~大人就是要玩大人的玩具嘛~」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「そっちじゃなくて、どこ触って……、ひゃんッ！」",
          "zh_text": "「不是那个，你在摸哪里啊你......呀！」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "むにむに、とニットワンピース越しに、胸を軽くもまれ、那月は思わず声をあげる。雛子は、満足気に笑みを浮かべながら、更に、手を、那月の下乳に添える。",
          "zh_text": "雏子揉着那月柔软的胸部，指尖的触感透过连衣裙清楚的被感受到，使得那月禁不住发出娇吟。雏子的脸上浮现出得意的笑容，反而变本加厉地扩大了攻势。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「んー。なんか、夏ごろよりは、おっぱい少しおっきくなってない？　服が分厚いだけかなあ」",
          "zh_text": "「嗯～比起夏天的时候好像变大了不少呢～是因为布料更厚的原因嘛？」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「もー！　ばかばか、なにしてんのよっ！　雛子のばかっ！」",
          "zh_text": "「啊啊雏子你干什么啊！笨蛋笨蛋，雏子大笨蛋！」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "那月は、雛子の両手首をつかみ、いやらしく値踏みするように動く雛子の手を、引きはがす。くるりと、身体を雛子に向け、キッと雛子を睨みつける。",
          "zh_text": "那月一边说着，一边抓住自己胸前雏子的双手，狠狠地甩了下来，然后扭过头去，直直地盯着雏子的眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "頬が真っ赤に染まっているのが自分でも分かったが、雛子は那月の様子に、にやにやと笑みを返すばかりだ。",
          "zh_text": "那月都脸涨的通红，雏子看着这番景象，禁不住放声笑了起来。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「何よもう！　せっかく心配して来てあげたのにっ！　そんなえっちなおもちゃで、私に何かするために呼びつけたわけ！？」",
          "zh_text": "「干什么啊真是的！ 明明人家是担心你才来的！ 你不会是想用那色色的玩具来对我做什么吧！」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "つい先ほどまで、服越しに触られた胸が、ひくひくと疼き、呼応して、下腹部もきゅんと、潤いを増してしまっている。",
          "zh_text": "胸口传来先前布料摩擦的痛感，一生气，这痛感变得越发明显了。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "そんな自身を隠すように、那月が問い質すも、雛子は、しれっとした顔で、口を開く。",
          "zh_text": "面对着眼前那月的质问，雏子面不改色的回答。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「ちがうちがう。ほんとに助けてほしいの。あのね、今朝、そのオモチャで、ちょっと遊んでたら、取れなくなっちゃったのよね」",
          "zh_text": "「不是不是，我是真的有忙需要你帮。 那个...今天早上，用玩具稍微玩了一会...那个就在里面拿不出来了...」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「……？　何が？　どういうこと」",
          "zh_text": "「......？哪个...？什么？」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "内容が読み取れず、那月が怪訝な顔をして聞き返すと、雛子が、もこもこパーカーのポケットから、スッと平らな四角形の袋を指に挟んで取り出す。",
          "zh_text": "无法理解，那月用惊讶的眼光望向眼前的青梅竹马。雏子低头用手从蓬松的卫衣口袋里捻出一个正方形的小袋子。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "二辺がギザギザになっていて、中身が丸い線を描いてくぼんでいる。",
          "zh_text": "两边有着锯齿形状，中间是凸起的圆形。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "こ、これは……。",
          "zh_text": "这....这是...."
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「ゴム。中に入ったまま、取れなくなっちゃったの」",
          "zh_text": "「套套。卡在里面...拿不出来了。」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "てへ、と、バトミントンの羽を飛ばしすぎた、とでも言うような顔で、言われ、那月は、より一層、顔を真っ赤にして、雛子に突っかかる。",
          "zh_text": "就像是诉说着自己打羽毛球不小心用力过度一般，雏子诉说着这奇怪的事情，听完后，那月立马涨红了脸，大声向雏子喊道。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「って、なにそれ、どういうこと？！　ぜんぜん、わかんない。なんで、そんなの持ってるのよ！」",
          "zh_text": "「...什么啊？到底怎么回事！ 完全搞不明白啊！为什么你有这种东西啊！」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "知識こそあれ、学校の授業くらいでしか触れたことのないコンドームの登場に、那月は動揺に拍車をかけるが、雛子は依然として、顔色を変えない。",
          "zh_text": "避孕套什么的，是学校里完全无法学到的。虽然那月震惊到挥手，但是雏子却面不改色。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「エチケットでしょ～。衛生面としての」",
          "zh_text": "「习惯嘛，要讲卫生～」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「いや、そりゃ、そうかもだけど、そうじゃなくてっ」",
          "zh_text": "「不...虽然说确实是...但是...」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "焦る那月に、雛子が、くい、と背伸びして、目と鼻の先ほどにまで、顔を寄せる。",
          "zh_text": "看着慌张的那月，雏子弯着腰将脸凑上对方的脸。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「私が男の子に使うとでも思ったの？　那月がいるのに？」",
          "zh_text": "「以为我给男孩子用了？明明有你了的说？」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「……ッ、だ、だって、私、そんなの、ほとんど使ったことないんだもん」",
          "zh_text": "「这...这这这，人家，根本没用过这种东西啊！」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「はいはい。お子ちゃまの那月に説明してあげると、オモチャにゴムつけて使ってたら、外れて私の中に入っちゃったの」",
          "zh_text": "「好好好，有必要和那月小孩子讲解一下了。 就是把这个套在玩具上，放进身体里，拿不出来了。」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "本当に何してんのよ。那月の理解の許容値を超える内容を、しれっと語った後に、雛子が続ける。",
          "zh_text": "到底怎么回事，那月无法理解。雏子讲述着超出那月理解范围的东西。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「それでね、那月に取って来てほしいんだ～」",
          "zh_text": "「所以说，想要那月帮我拿出来。」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「……、どこに、何を」",
          "zh_text": "「....到哪里，拿什么？」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「私の中に、取れなくなっちゃったゴムを」",
          "zh_text": "「到我的身体里，拿出卡在里面的套套。」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "今日、何度目になるか分からない叫びをあげるも、雛子は変わらず笑みを浮かべたままだった。",
          "zh_text": "那月发出已经不知道是今晚多少次的疑问，然而眼前的雏子却一直是笑着看着自己。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「はー！？　何言ってんのよ！　出来るわけないじゃない、そんなの」",
          "zh_text": "「哈？你在说什么？不可能！怎么可能！」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「大丈夫よ。ちゃんと、ばあばの家から、那月がちっちゃくなっちゃうお薬、拝借してきたから。これで那月が小さくなって、私の中から、ゴム、取って来てくれればいいでしょ」",
          "zh_text": "「没事的，我已经事先从奶奶家拿来了能让那月变小的药了。 那月只需要变小，然后进到我的身体里来，把套套取出来就行了。」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「いいでしょ、じゃないわよ。人にマニアックプレイ強要してないで、さっさと病院行きなさいよ！」",
          "zh_text": "「好吧，才怪啊！不要强迫人家做奇怪的play啊！ 你才是，给我老老实实好好地去医院啊！      」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「だって、さすがにこんなの病院で依頼するの恥ずかしいじゃない。ていうか、今の時期、病院、閉まってるでしょ」",
          "zh_text": "「因为...去医院什么的很害羞啊！ 而且，这个时候，医院都关门了...」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「そんな、だって……っ、私……っ」",
          "zh_text": "「怎...怎么这样，我....」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「大丈夫、大丈夫。那月、何度か小さくなったから分かると思うけど、小さくなると、身体が結構、頑丈になるみたいなのよね。だから、危なくないと思うわよ。それにホラ、胎内回帰なんて、こんな機会がないと絶対できないことだし、人生の経験を豊かにすると思って、お願い～」",
          "zh_text": "「没事的没事的，那月都变小这么多次了，我明白的。变小之后，身体也会变得很结实对吧？所以不危险的。而且你看嘛，胎内回归什么的，肯定不会做的，难道这不是一种经历吗？求你了～」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「そんな軽々しく胎内回帰とか提案しないでよ」",
          "zh_text": "「不要那么轻描淡写的发出胎内回归的提案啊！」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "上目遣いで、甘えた声を出しながら、とんでもないことを言い放つ。那月は、ぐるぐると、追いつかない思考を、必死に働かせながら、雛子の『お願い』を考える。",
          "zh_text": "看着眼前低头撒娇的雏子，那月陷入沉思，开始考虑自己青梅竹马『请求』的可能性。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "私が、雛子の中に、入っちゃう……？！",
          "zh_text": "我要...进到...雏子的小穴里？"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "雛子に、身体を小さくされたことは、何度か経験済みではあるし、雛子の大きな胸に閉じ込められて、とんでもないことを散々されたことだってある。柔らかな胸に全身を包まれた時は、心と身体が壊れてしまうかと思う程の快楽だった。",
          "zh_text": "被雏子下药缩小这样的事也发生过好几次了，被塞进柔软的胸部之间，做各种各样的事，也经历过。全身都被胸部包裹的时候，那种快乐，就像身体和心灵都被破坏了一般。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "雛子の中に入ると、今度はどうなってしまうのだろう。",
          "zh_text": "进到小穴里，这次会是什么样的体验呢？"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "既に、頭が、未知なる経験を、一種の快楽として認識し始めてしまっていて、那月は、慌てて首を横に振った。",
          "zh_text": "脑海里出现了各种各样的画面，在察觉到自己似乎已经准备认同之后，那月立马摇了摇头。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "いけない、いけない。",
          "zh_text": "不可以不可以。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "もっと、冷静に考えなくちゃ。",
          "zh_text": "必须，冷静的考虑一下。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「ゴムを取るって、そんな簡単に見つかるものなの？　中は真っ暗なんだから、私、探して持って帰って来れる自信がないわよ」",
          "zh_text": "「拿套套什么的，有那么简单吗？ 里面一点光也没有吧？我，没什么能拿出来的自信。」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「あ、それは大丈夫。ちゃんと見えるように出来るから」",
          "zh_text": "「啊，那个没关系的，只要耐心一点就能找到的！」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "ちょっと準備が良すぎないか。",
          "zh_text": "会不会有点考虑太多了？"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "那月が怪しむ顔をするも、雛子はニコリと笑う。",
          "zh_text": "看着那月迟疑地表情，雏子莞尔一笑。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "「ほら、もともとの用途に合わせて、色んなお薬があるわけよね」",
          "zh_text": "「你看，药有这么多，不就是为了发挥各种各样的作用吗？」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "いろいろと恐ろしい話をされ、那月は、雛子の祖母宅に思いを馳せる。",
          "zh_text": "听着雏子这么说，那月不禁想起了之前在祖母家发生的事。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「もちろん、これ、那月の貸しでいいわよ」",
          "zh_text": "「当然，我会帮那月的哦。」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「ほんと？　何してくれるの」",
          "zh_text": "「帮？怎么帮？」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「そうだなあ。那月がゴム取れなくなっちゃった時は、私が取ってあげる」",
          "zh_text": "「让我想想，当那月拿不出套套的时候，我会把那月取出来的。」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「もっと違うことに使いたい」",
          "zh_text": "「你别想做什么奇怪的事」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "那月がため息をついていると、雛子が、どこからともなく、小さな小瓶を取り出し、キリキリと音を立ててフタを外す。",
          "zh_text": "那月叹了一口气，与此同时，雏子不知道从哪里掏出一个小小的瓶子，在那月的面前轻轻摇晃着。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「さあ、それじゃ、小さくなってみよっか。那月」",
          "zh_text": "「那么，试试看缩小吧，那月？」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "中身に、不思議な光をゆらりと反射させる、わずかな液が見え、那月を縮めてしまう薬が入っていることを悟る。",
          "zh_text": "看着反射着不可思议的光芒，若隐若现的液体，那月意识到这就是缩小药。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「……ッ、もう、ほんと、貸しだからね。あと、取れなかったら、有無言わさず、病院行かせるからね」",
          "zh_text": "「....真的给你拿来了啊，真是的。 如果拿不出来的话，你可得老老实实的去医院啊！」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「はいはい。はーい、あーん」",
          "zh_text": "「好好对对嗯嗯」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "適当な返事をしながら、小瓶を那月の口元へと、雛子が手を上げる。",
          "zh_text": "雏子一边敷衍着，一边将药打开，带到那月的嘴边。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「あ、……あーん」",
          "zh_text": "「啊.....啊——」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "那月が、ほんの少しだけ、膝を曲げて、雛子の小瓶へと口を寄せる。",
          "zh_text": "那月稍微蹲下身子，将嘴凑到瓶子的边上。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "ちり、と、強い炭酸を、ほんの一滴、受けたかのような感触が、舌に触れる。",
          "zh_text": "舌尖传来刺激的感觉，像是强酸一般。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "その刺激が、スイッチとなり、舌から、全身へ、急激に激しい熱が広がっていく。",
          "zh_text": "这刺激，像是打开了阀门，从舌尖迅速传播到全身，扩散为强烈的炽热。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "「ひゃぅッ！」",
          "zh_text": "「嘤！」"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "那月は、驚いて、小瓶から口を離す。ぐらり、と空間が歪むような感覚を受け、雛子と、雛子の部屋に目を向ける。ドクンドクンと、身体が熱のうねりを上げると同時に、目の前の雛子と、雛子の部屋が、どんどん大きくなっていく。",
          "zh_text": "那月忽的缩回脑袋。紧接着，周围的空间开始扭曲，扑通扑通地心跳声环绕着，雏子与房间郑以肉眼可见的速度变大。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「ぁ、あぁあ……ッ、私……、ちいさく、なってる……ッ！」",
          "zh_text": "「啊啊...我正在...变小...」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "ニットワンピースの重みが増し、タイツは脱げかけのように緩み、スカートの裾が床につく。雛子の目線が、同じ高さになったかと思うと、すぐに、那月は、雛子を見上げる形になり、そして、あっという間に、顔を上げるだけでは、彼女の目を見ることが叶わなくなってしまった。雛子のもこもこ素材のソックスに包まれた足元で、那月は、ニットワンピースとブラジャーやショーツ、タイツの山の中に、小さな身体を沈めた。",
          "zh_text": "连衣裙的重量开始表达，裤袜也逐渐脱离腿部，裙子的衣袖瘫在床上。最后，那月被蓬松的连衣裙、裤袜的山头淹没。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "「ふふふ。すっかり小さくなっちゃったね。今回も、五センチくらいかな～。あんなに大きかった那月を、指先でつまめちゃうなんて、変な感じね」",
          "zh_text": "「呼呼呼，那月缩小了呢，这回也是五厘米的样子呢～ 用手抓住这么点大的那月，感觉很奇妙呢～        」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "雛子が笑いながら、服の下でもがいていた那月を、指先でつまみ上げる。",
          "zh_text": "雏子一边笑着，一边将在衣服底下挣扎的那月用手抓了起来。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "雛子の指の腹が、那月の胸元から腹部にかけて、すっぽりと添えられている。柔らかな感触と、暖かな熱を、地肌に直接感じながら、那月は、もじもじと、身体を左右にねじる。",
          "zh_text": "感受着雏子的指腹紧贴着胸部柔软的触感以及温暖的温度，那月左右扭动着身体。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "「ひ、雛子……。恥ずかしいから、早く、下におろして」",
          "zh_text": "「雏...雏子，好害羞，赶紧把我放下去。」"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "縮んだとはいえ、服を脱いだのは、自分だけなのだ。",
          "zh_text": "虽说是缩小，但是脱光衣服的，毕竟只有自己。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "雛子の家で、自分だけが裸という状況が、那月の羞恥を上げるが、雛子は、くすくすと笑うばかりだった。",
          "zh_text": "在雏子的家里，只有自己一个是全裸状态什么的。雏子看着，噗地笑了出来。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「どうして。私にならいいでしょう？　手の中にいた方が暖かいんじゃない？」",
          "zh_text": "「怎么啦，对我有什么好害羞的～怎么样？我的手心里暖和吗？      」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "面白がって、雛子は、小さな那月を、二本の指の合間で、コロコロと転がす。那月は、くるくると指の間で回されながら、されるがままになっていた。",
          "zh_text": "玩弄一般，雏子将小小的那月，在两指之间摆弄。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「ゃだっ、もう、私の身体で遊ばないでよおっ。ぁんッ」",
          "zh_text": "「讨厌...真是...不要玩我的身体啊....呀啊！」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "指の腹で、胸を押し潰すように回され、那月は甘い声をあげる。",
          "zh_text": "胸部被指间玩弄着，那月仰着头发出娇声。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「ふふ。いきなり小さくしちゃったけど、折角だから、大きな時に、脱がしてから小さくしても良かったかなあ～？　那月、こんなに可愛い下着、つけてきてくれてたんだねえ」",
          "zh_text": "「呼呼，缩小什么的，好不容易才做一次。 早知道就脱光以后再缩小啦。 那月，要我家来特地穿了这么可爱的内衣呢～」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "片手に那月をつまんだまま、雛子は、床に落ちた那月の下着に手を伸ばす。",
          "zh_text": "一只手抓住那月的身体，另一只手向那月的内衣伸去。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "ニットワンピースの間から、桃色のショーツが、ずるりと引きずり出される。",
          "zh_text": "从连衣裙之间，扯出一条桃红色的内裤。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "雛子のつまんだサイドストリングの紐が、花の刺繍を浮き立たせた小さな布地に繋がっており、ひらひらと、宙に揺れる。雛子の左手で揺れるショーツよりも、更に小さく縮んでしまった那月が、同じく、雛子の右手で、必死に、じたばたともがいている。",
          "zh_text": "雏子捏住内裤侧面的细带，将内裤提了起来，上面的花纹清晰可见。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「やだやだっ、そんなの、引っ張り出さないで！」",
          "zh_text": "「不要不要，不要把它就这么拿出来啊！」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "「えー、どうして。那月が、この下着、着てるの、もっとしっかり見たかったなあ」",
          "zh_text": "「诶～为什么？那月穿着这样的内裤，可必须多看看才行～」"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "笑いながら、雛子が、那月を、那月の履いていた下着の上に、ぽとりと落とす。",
          "zh_text": "一边笑着，雏子一边将手中的那月扔在了沙发上的内裤之上。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "「きゃあああ！」",
          "zh_text": "「呀啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "那月は、少ない布地面積の下に、うつ伏せに倒れ込む形で、不時着する。縮んでしまう前に、ひそかに湿らせていた、自身の愛液が、那月の顔を濡らし、那月自身のメスの匂いが、那月を包む。羞恥で、頬を染めていると、ぐい、と那月がうつ伏せで寝そべるショーツが持ち上がる。雛子が、サイドストリングの紐を両手に持ち、ショーツを持ち上げたようだ。",
          "zh_text": "那月狼狈的倒在布料之上，缩小之前，些许期待的兴奋感所带来的，一丝丝潮湿感，将那月自己的身体濡湿，脸颊也因为羞耻而涨的通红。雏子用两只手捻住内裤两侧的细带，将内裤提了起来。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "「もう、大きすぎて、着れなくなっちゃったわね」",
          "zh_text": "「嘛，内裤太大了，穿不下去了呢～」"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "花柄レースの隙間越しに、大きな雛子を見上げれば、雛子が、目を細めて、ゆっくりと口角を上げる。かよわい獲物を捕らえたときの瞳だった。",
          "zh_text": "那月在精致的花边蕾丝布料之上，抬头望向雏子，对方正眯着眼朝自己笑着，如同捕获了柔弱猎物之时的眼神。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "小柄で可憐な幼馴染は、もはや、大きな敵わぬ存在と化していた。",
          "zh_text": "原本小只的青梅竹马，如今已然变成无法战胜的存在。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「──好きよ、那月」",
          "zh_text": "「——我喜欢你哦，那月。」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "甘く、強い声で言われ、那月は、ビクリと身体を強張らせる。その様子すら、雛子は、満足気にほほ笑み、小さな那月を低いベッドへと、下着ごと運ぶ。",
          "zh_text": "柔和而暧昧的语言传到耳里，使得那月小小的身体羞耻的浑身颤抖。雏子满足的笑着，将那月慢慢往下运去，向着自己的下身。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "ぽすん、とベッドの柔らかさを、下着越しで全身に受ける。雛子が、那月をつまみあげ、ころんと、仰向けに向かせる。",
          "zh_text": "啪的一声，那月带着内裤摔倒在了床上，巨大的冲击力透过内裤击打着那月的身体。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "今や、自分の数十倍の大きさとなった巨大な雛子が、那月をじっと見つめながら、もこもこのパーカーのポケットから、小さなピルケースのような、丸い入れ物を取り出す。",
          "zh_text": "在十几倍的体格差下，雏子抓起那月的身体，拿到自己的眼前，然后低头在卫衣口袋里摸索着什么，最后拿出了一个圆形的药盒一样的东西。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "小さな、といっても、今の那月は、中に収納されてしまえる程のサイズで、那月は思わず身構えてしまう。",
          "zh_text": "虽说只是个很小的盒子，但是对于那月来说却也已经是几乎能将自己整个收容的尺寸。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "雛子は、苦笑するように笑い、金色の縁取りがされた、丸いピルケースを、くるくると回し、開ける。",
          "zh_text": "雏子带着奇怪的笑容，用手扭着药盒的旋转口，打开了它。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "「これが、私の中に入っても、ちゃんと中が見えるようにしてくれる薬剤よ」",
          "zh_text": "「这是，进到我身体里也能看得清楚的药剂哦？」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "カポン、とフタを取ると、中に、透明のジェルが入っていた。",
          "zh_text": "往里望去，药盒的内部满是透明的液体。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "雛子の大きく細い人差し指が、そのジェルに、とぷんと入り、ひとすくいして、指の腹にジェルを乗せる。",
          "zh_text": "雏子用自己纤细的食指在药盒里挑动了一下，让些许液体在指腹上存留着。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "「少し、べとべとしちゃうけど、許してね」",
          "zh_text": "「稍微，会变得黏黏糊糊哦，抱歉～」"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "大きな指先につけられたジェルが、那月へとつけられる。崩れやすいゼリーのような柔らかさだった。雛子の指が、那月の全身を撫で上げる。",
          "zh_text": "沾满液体的食指贴上了那月的身体，细心的在小小的躯体上涂抹着，抚摸着那月的全身。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "「ん、んんぅ……っ」",
          "zh_text": "「嗯...呜呜....」"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "小さな頬や、胸が、大きな指で、ぐにぐにと形を変えてしまいそうな程に、押し付けられる。",
          "zh_text": "小小的脸颊、胸部，被巨大的手指搅动着，如同要变形一般，被狠狠的按压。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "小さな背を、首筋から、臀部へとなぞられ、べとり、とジェルを塗られる。ぐい、と枝のように小さくなってしまった那月の脚を、雛子が指先で持ち上げ、同様にジェルを塗り上げる。",
          "zh_text": "从背部，到臀部，就连树枝一般纤细的腿部都被抚摸着，直到全身都被涂抹上了粘稠的透明液体后，雏子的动作才停了下来。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "濃厚な愛撫に、すっかり、熱が上がった那月は、ぼんやりと、雛子を、下着に寝そべったまま、見上げる。",
          "zh_text": "在强烈的抚摸下，全身都被液体覆盖的那月，黏黏糊糊地躺在内裤上仰视着雏子。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "雛子が、クスリと笑って、大きな手のひらを広げ、那月へとのばす。",
          "zh_text": "雏子哧哧地笑着，张开手，朝那月伸了过去。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "捕まえられてしまうのかと、思いながら、見つめていると、手のひらは丸みを帯びて、指先を隙間なくぴたりとくっつける。そして、那月を、覆い隠してしまった。",
          "zh_text": "本以为自己会被抓住的那月，在睁开因为本能而禁闭的双眼后，映入眼帘的却是雏子的双手，手指紧紧的贴在一起成保护伞状将自己覆盖。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "「光っているのが、分かる？」",
          "zh_text": "「看吧，在发著光呢～」"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "雛子の言葉の通り、簡易的な闇の中で、那月は、自身の身体が、ぼんやりと、蛍のような淡い光を放っているのが分かった。",
          "zh_text": "正如雏子所说，在双手创造出的黑暗环境中，那月意识到自己的身体正发出淡淡的荧光。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "「ね。これで、見えるようになるでしょう？」",
          "zh_text": "「呐，这样就能看到了吧？」"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "再び、手のひらのカバーを解除し、雛子が、にこりと大きく微笑む。そして、自身の胸元に手を伸ばしたかと思うと、ゆっくりと、もこもこパーカーのファスナーを下ろした。大きな雛子のＦカップの胸が、たぷん、と揺れて、露わになる。",
          "zh_text": "雏子笑了笑，收回手将卫衣的拉链拉开，露出了自己的胸部。与身形不符的丰满胸部，在空中摇晃着。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "「それじゃあ……、那月のこと、私の中に、挿れちゃうね」",
          "zh_text": "「那么...就要将那月....插进我的身体里来了呢～♡」"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "甘ったるい声に、情欲にまみれた瞳。那月は、小さな身体、全身で、それを受け止めながら、こくん、とうなずいた。",
          "zh_text": "耳边传来雏子甜美的声音，眼前是雏子充满情欲的眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "雛子は、頬を染めながら、ホットパンツに、指先をかけ、するすると、脱ぎ下ろす。",
          "zh_text": "身下小小的那月，示意接受着点了点头。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "サイドに白いリボンをあしらったレースのショーツが、あらわになる。",
          "zh_text": "雏子的脸也越发潮红，将手放在热裤上，慢慢的褪了下来。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "雛子が、膝を、ロータイプのソファーベッドに乗せ、那月のショーツの上に寝る那月を見下ろす。",
          "zh_text": "露出了侧面装饰着白色丝带的蕾丝内裤，然后让自己双膝跪在柔软的沙发床上，俯视着倒在身下内裤上的那月。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "巨大な雛子の裸体を真下から見上げることとなり、那月は、雛子のくびれたウエスト、美しい曲線を描く巨乳に、圧倒される。",
          "zh_text": "视野被青梅竹马巨大的身体完全占据，那月被眼前纤细的腰部，以及描绘出美丽曲线的胸部所迷住。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "雛子は、へそに手のひらを添えて、ひと撫でした後、ゆっくりと、サイドのリボンを解き、ショーツをずらしていく。",
          "zh_text": "雏子把手放在肚脐上，在一阵轻轻抚摸后，慢慢解开侧面的丝带，脱下内裤。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "とろりと、潤いに満ちた大きな割れ目を、上空で見上げ、那月の思考は、熱で鈍さを増していく。",
          "zh_text": "视线完全离不开眼前精致而白嫩的少女私处，那月越发觉得自己的思维都因此变得迟钝。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "あそこに……、いまから、私、はいっちゃうんだ……。トクン、トクン、と不思議な鼓動が上がっていく。",
          "zh_text": "那个地方...现在开始...就要将我....扑通...扑通...不可思议的冲动正不断高涨..."
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "ぎしり、と、裸の雛子が、ソファーベッドへ、大きく足を広げて座り込む。",
          "zh_text": "鸭子坐着赤身裸体的雏子，望着两腿之间的那月，慢慢的扩大著双腿张开的幅度。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "大きな雛子が座ることでベッドが揺れ、那月の小さな身体が、小さく跳ねる。",
          "zh_text": "床单被双腿的压力带动着滑动，使得上面小小的那月也因此跳动了起来。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "雛子の大きな指先が、ジェルでべとべとになった那月をつまむ。",
          "zh_text": "紧接着，少女纤细的手，将被粘稠液体搞得黏糊糊那月握了起来。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "「那月。お願いね」",
          "zh_text": "「那月，拜托啦♡」"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "情欲に満ちた笑みと共に、雛子がそう呟くと、小さな那月を、自身の割れ目へと押し当てた。",
          "zh_text": "带着充满情欲的笑容，雏子一边轻声告知，一边将手中的那月紧紧的贴上了自己的私处。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "ぐちゅん、と雛子の溢れる愛液に、全身が大きく濡れる。那月が驚いて、目を閉じ、じたばたと手足を動かす。",
          "zh_text": "溢出的爱液一下子就将那月的全身濡湿，那月也条件反射一般摆动着四肢。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「ぁんッ！　やだ、那月。暴れないでよ」",
          "zh_text": "「呀♡那月...别动的这么厉害呀♡」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "雛子が、ヒクヒクと、割れ目を疼かせ、とろとろと愛液を零す。しかし、那月は、溺れてしまいそうな恐怖が勝り、動きを止めない。もはや、小さな水滴の中に落とされた虫のような気にさえなっていた。やみくもに動かした手が、柔らかで、ざらりとしたものに触れる。雛子の割れ目を覆うヒダか、申し訳程度に残されたアンダーヘアにでも触れたのだろうか。ふいに、水滴の感触が消え、那月が、うっすら瞳を開けると、目の前に、大きな雛子の割れ目と、雛子の指先が見えた。",
          "zh_text": "雏子感受着下身传来的刺激，越来越多的爱液从私处溢出。但是，那月的思绪早已被爱液淹没的恐惧所占据，并不会停下挣扎的动作。雏子将那月从私处上摘了下来，在感受不到液体触感后，那月才缓缓睁开眼睛，眼前是雏子的粉嫩小穴和沾满液体的手指。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "「もー。那月ったら。くすぐったいじゃない」",
          "zh_text": "「真是的...那月你...就不知道害羞的嘛～」"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "雛子の声が、上空から聴こえる。",
          "zh_text": "雏子的声音从上空传来。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "「だって、息できなかったんだもん」",
          "zh_text": "「因为，人家都不能呼吸了啊！」"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "「大丈夫よ。今の那月の身体は、頑丈になってるんだから」",
          "zh_text": "「没事的啦，那月的身体，现在已经变得很结实了。」"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "「ほんと？」",
          "zh_text": "「真的？」"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "むしろ、力の加減を間違えたら、簡単に壊れてしまう、華奢な存在になり下がった気しかしないのだが。",
          "zh_text": "不如说，正因为太过用力就会出事，所以雏子才一直把握着尺度而已。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "しかし、那月が尋ねる前に、雛子は、自身のヴァギナを、ぐい、と大きく拡げ、ふたたび、那月を近づけてしまう。",
          "zh_text": "不等那月再次发出质疑，雏子用两只手将自己的私处缓缓拉开，将粉嫩的小穴暴露在空气中，向那月靠近。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "「那月……っ、いくよ」",
          "zh_text": "「那月...要来了哦？」"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "「ま、待って、雛子っ、私、──ふぁあぁあ！？」",
          "zh_text": "「等...等等！我还没！——哇啊啊？！」"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "どぷん、と鈍い水音を共に、那月は、雛子の中へと、挿入される。",
          "zh_text": "伴随着粘稠的水声，那月被雏子一下子插了进去。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "「んっ、んんっ！！　ぁああぁ！」",
          "zh_text": "「嗯...呀啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "「あぁあぁんっ！　那月！」",
          "zh_text": "「哈啊♡那月～」"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "那月は腹部と背中を、雛子の指先に支えられながら、上半身を、雛子の中へと入れられる。",
          "zh_text": "雏子的手指按压着那月的上半身，支撑着肉壁带来的压力，将那月的上半身塞进了自己的小穴。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "ぽぅ、とぼんやりとした柔らかな光が、内部を照らす。",
          "zh_text": "那月的身体散发出朦胧的柔和之光，照亮了小穴的内部。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "まだ、最奥ではないそこは、目の前が、小さな闇の穴が続いている。",
          "zh_text": "由于还处在比较浅的位置，眼前除了少女粉嫩的肉壁以外什么也看不见。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "私……、本当に、雛子の中に、入っちゃった……。",
          "zh_text": "我...真的进到雏子的身体里了..."
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "那月が、呆然と、雛子の指先に掴まれたまま、その場に動けずにいると、ふいに、全身を包む柔らかな壁が、ぎゅぅうう、と那月を締めつけてきた。",
          "zh_text": "那月不知所措的抱住雏子的手指，在肉壁的包裹下动弹不得，然而周围柔软的肉壁突然收紧。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "「ひぅ……ッ？！」",
          "zh_text": "「嘤...！」"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "那月が驚いていると、すぐに、とろとろと、雛子の愛液が、那月を包みこむ。",
          "zh_text": "那月被吓得一激灵，紧接着，大量爱液从深处涌来将那月的全身包裹着。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "濃厚な雛子のメスの匂いに覆われながら、那月が身動きを取れずにいると、大きな雛子の声が届いてくる。",
          "zh_text": "被少女浓郁的清香覆盖，那月完全无法动弹，与此同时，雏子的声音从上方传来。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "「はぁんッ！　あぁあぁ……ッ、すごい……ッ、私っ、那月のこと、中に挿れちゃってる……ッ！　あぁあぁんっ！」",
          "zh_text": "「哈啊...嗯♡ 我...把那月的身体...插进来了嗯♡」"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "雛子の嬌声と共に、内部の肉壁が、ぐにぐにと揺れ動く。那月を締め付ける肉壁が、左右で圧を変えながら、那月を揺らしていく。ヴァギナに突っ込まれた上半身の動きに従い、まだ、外に出たままの、那月の尻と両足が、ぶんぶんと揺さぶられていく。",
          "zh_text": "伴随着雏子的娇声，肉壁也不断运动着，紧紧控制着那月，左右摆动带动着那月一同起伏。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "雛子が、腰を揺らしているに違いなかった。",
          "zh_text": "雏子，肯定是在激烈的晃动着腰部。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "「んっ！　あぁあんっ！　ゃあぁあ、雛子っ！」",
          "zh_text": "「嗯....呀啊....雏子！！」"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "くらくらと、眩暈を感じながら、那月が必死で叫ぶも、雛子は動きを止めない。",
          "zh_text": "抵御着袭来的眩晕感，那月大声叫喊着，然而雏子却并没有停止。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "それどころか、那月を支える指先を、するすると、那月の腹部と背から、両脚へと動かしていく。",
          "zh_text": "与此同时，那月一直抱着的手指，也挣脱了那月的怀抱，从腹部迅速往外抽出，朝着两脚的方向去了。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "「ゃ、やだ！　離しちゃだめぇ！　離さないでぇえ！　私、でられなくなっちゃう！！」",
          "zh_text": "「不...不要！！不要离开我....我...我要出不去了！！」"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "那月が恐怖で叫ぶも、雛子の指先は、雛子のヴァギナから、自身の指先を引き抜き、那月の小さな足首をつかむ。",
          "zh_text": "即使那月害怕地呼喊，雏子仍然从自己的小穴中抽出了自己的手指，然后扣住了裸露在体外的那月的小脚。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "「ごめん、那月……っ、私、もうがまんできないっ！」",
          "zh_text": "「不好意思，那月.... 我已经....忍耐不住了♡」"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "ぎゅ、と強く足首を掴まれたかと思うと、那月は、一気に、全身を、雛子の中へと入れ込まれた。",
          "zh_text": "刚刚意识到自己的双脚被抓住的那月，下一秒整个人就被塞进了雏子的小穴。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "──どちゅぅううんっ！",
          "zh_text": "咕啾...."
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "「あぁああぁああッ！！」",
          "zh_text": "「呀啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "「はぁあぁあんっ！！　きもちいい！！　那月っ、那月っ！　あたし、那月でオナニーしちゃってるよぉおおお」",
          "zh_text": "「哈啊♡那月....那月♡ 我....在用那月来自慰呢♡」"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "雛子が嬌声を上げながら、激しく、小さな那月を、ピストンのように動かしていく。",
          "zh_text": "雏子一边放声娇喘，一边反复用手中的那月在自己的私处进行着激烈的活塞运动。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "きゅん、きゅんっと、全身を、雛子の膣が締めあげていく。どぷん、とひっきりなしに、愛液が溢れかえってくる。",
          "zh_text": "伴随着啾啾的抽插水声，那月的身体也紧紧被两侧的肉壁摩擦舔舐着。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "「ひぁっ、はぁあぁ、あぁぁああ……っ！」",
          "zh_text": "「呀啊....救命..啊..啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "那月は、薄明りに照らされた、雛子の膣の中で、上下に激しく揺さぶられ、膣に締め付けられながら、小さく声を漏らしていた。",
          "zh_text": "那月整个人被握着，在透着微微荧光的小穴中，上下激烈地抽插着。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "まだ、最奥は見えず、探し物のゴムも見当たらない。",
          "zh_text": "被肉壁紧紧的控制着，在抽插中无力地放出声音。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "全身を、愛液とジェルで、べとべとに濡らしながら、那月は、自分が、なぜ、無事で済んでいるのかが分からなかった。",
          "zh_text": "然而最深处仍然看不见，套套什么的完全找不到。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "私の身体、いったい、どうしちゃったの……？　私、どうなっちゃうの？",
          "zh_text": "全身都被爱液完全浸湿，那月也不知道自己为什么还没有垮掉。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ、と、激しい水音に包まれながら、那月は、上下の揺さぶり速度を上げていく。",
          "zh_text": "我的身体...到底...怎么样了...？我会变成什么样子...？"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "雛子の限界が近いのかもしれない。",
          "zh_text": "在激烈的水声中，上下抽插的速度也逐渐加快，看来雏子的极限已经很近了...."
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "「ぁあぁッ、あぁぅッ、ふひゃぁああ」",
          "zh_text": "「啊....呜...救....嗯....」"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "「ぁん！　あぁんっ！　あぁあんッ！　那月、那月っ！　私、那月で、イっちゃうぅうう！！」",
          "zh_text": "「啊...哈啊♡啊啊♡那月...那月♡我...用那月...去了♡....去了！！！」"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "雛子が、自身の腿を、ぐい、と寄せ上げ、小さな那月を限界まで飲み込む。",
          "zh_text": "高潮即将来临，雏子将自己的下半身用力挺起，将湿润而敏感的小穴对准空中，然后将小小的那月塞进小穴的最深处。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "「ぉあぁあひぃうぅうううぅ！？」",
          "zh_text": "「啊啊啊咿.....？？！」"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "「イクぅうううううううう！！！」",
          "zh_text": "「要去了！！！♡」"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "雛子の絶頂と共に、那月は全身を、限界まで締め付けられる。大きな蛇に、丸のみでもされたかのような状態で、身体中を、雛子の愛液にまみれながら、那月は、雛子の絶頂に、小さな身体を包まれた。",
          "zh_text": "在雏子高潮的同时，那月小小的身体也被肉壁前所未有的紧紧挤压着。大量的爱液包裹着那月，然后从体内排出。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "雛子の膣の中で、那月が、力なく動けずにいると、ふいに、ずるり、と足を引っ張られ、外へと引きずり出される。",
          "zh_text": "不知过了多久，在雏子的小穴中，那月无力地躺着，突然感受到来自腿部的拉力，接着整个人裹挟着爱液被雏子拽出了小穴。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "愛液とジェルにまみれた身体が、空気に触れ、かすむ視界の向こうに、大きな雛子が見える。小さな身体を、両手で支えられているらしい。大きな雛子の顔が、どんどん、近づいているのが、ぼやける視界ながらも、わかった。雛子が大きな口を開け、中から、舌をのばす。べろり、と、生暖かい雛子の舌が、那月を舐め上げる。",
          "zh_text": "沾满爱液的身体冒着白气裸露在空气中，朦胧的视野中，雏子的脸近在眼前。雏子用扑倒的姿势，两只手支撑着床俯视着，慢慢低着头将自己的头向那月靠近。嘴缓缓张开，伸出柔软潮湿的舌头，在那月的身上舔舐着。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "「ふふふ。那月」",
          "zh_text": "「呼呼...那月～」"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "「ひな、こ……」",
          "zh_text": "「....雏...子....」"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "那月が、弱々しい声を出すと、雛子が微笑む。",
          "zh_text": "看着眼前只能微微发声的那月，雏子满足的笑了。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "「ありがと。気持ち良かったわ」",
          "zh_text": "「谢谢那月，很舒服哦～」"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "「私……、まだ、ゴム、取れてないわよ……」",
          "zh_text": "「可...可是套套还没有拿出来呢...」"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "「あー、そうよね。まあ、ゴムなんてないんだし」",
          "zh_text": "「啊，对呢～嘛，不过根本就没有什么套套的说？」"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "「へ？」",
          "zh_text": "「诶？」"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "どろどろに濡れたまま、那月が、目の前の大きな雛子を見れば、くすりと笑われる。",
          "zh_text": "浑身沾满爱液的那月无力地看着眼前的雏子，雏子捂着嘴笑着。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "「何よそれ！　もともと、私の胸、大きくするって話だったのに、何に目覚めちゃってるのよ、あんたは！」",
          "zh_text": "「什么啊那是！那次是为了让我的胸部变大才这样的！你到底觉醒了一些什么奇怪的东西啊你！！」"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "那月が、小さい身体で必死に訴えるも、雛子は、全く、反省する様子が見られない。",
          "zh_text": "那月竭力地呼喊着，然而在雏子的眼中却看不到一丝悔过之情。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "「ふふふ。そんなちっちゃい身体で、文句言われても、全然怖くないわね」",
          "zh_text": "「呼呼呼。那月这么小的个子，再怎么抱怨，也一点也不吓人嘛～」"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "「元の大きさで言っても、反省するタイプじゃないでしょ、あんたは」",
          "zh_text": "「就算我恢复原来的大小，也不见得会反省吧你！」"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "「反省くらい、私だってするよ～。おわびに、今度は、ちゃんと、那月も気持ちよくさせてあげる」",
          "zh_text": "「反省什么的，我也有做哦～作为道歉，这次肯定让那月好好舒服一下～」"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "ぎらりと、雛子の目が光り、那月は、ビクンと身体が震える。",
          "zh_text": "看着闪闪发光的雏子的眼睛，那月的身体不禁瑟瑟发抖。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "長年培った、幼馴染の勘が働き、那月は、慌てて声を上げる。",
          "zh_text": "常年相处的直觉带来不祥的预感，促使那月慌张的喊了起来。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "「ま、待って、まず、私のこと、もう元の大きさに戻して」",
          "zh_text": "「等等，先把我恢复到原本的大小啊！」"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "「そう言わないで、その大きさでないと味わえないこと、いっぱいしてあげるから」",
          "zh_text": "「别嘛～原本大小体验不到的东西，这回可得好好让你体验一下哦～♡ 」"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "雛子が言いながら、ベッドの傍に落ちていたもこもこパーカーのポケットから、コンドームの袋を取り出す。",
          "zh_text": "雏子一边这么说着，一边从放在床边皱成一团的卫衣口袋里，拿出一个装着套套的小小的全新袋子。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "桃色の艶やかな唇が、その四角い袋の端を、ぱくりと咥え、空いた手で、ぴりぴりと、袋を破る。",
          "zh_text": "微微张开桃红的嘴，轻轻叼住套套的袋子，然后用手将其打开，把里面的套套拿了出来。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "中からゴムを取りだす雛子を、那月は、雛子の指先で捕まえられながら、見つめる。",
          "zh_text": "再将床上躺着的那月抓了起来，比对着手里套套的大小。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "「な、何する気……？」",
          "zh_text": "「你...你要干什么？」"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "「ふふふ」",
          "zh_text": "「呼呼呼～」"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "那月をつまんだ手の、空いた指先に、雛子がゴムを引っかける。空いた左手で、雛子は、ベッドに転がる、オモチャを掴んだ。",
          "zh_text": "一手抓住那月，和手里的套套握在一起。另一只空出来的左手，向床上放着的玩具伸了过去。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "那月の全身よりも、大きな、それは、ピンク色のペンライトのような形をしていて、ごつごつしたイボと、柔らかなトゲが、びしりと周りを覆っている。",
          "zh_text": "左手拿来的是，比起那月的身体还要大的粉红色的肉棒，两侧覆盖着坚硬的凸起以及柔软的软刺。"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "えげつないオブジェを目の前にして、那月が声を失っていると、雛子が、そのオブジェに、那月をぺしりと押し付ける。",
          "zh_text": "如此材质近在眼前，使得那月不禁失声，然而雏子却抓着那月，将她的身体紧紧贴上手中的肉棒。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "「ん、んぅううっ！　ゃ、何するの、雛子！」",
          "zh_text": "「嗯呜呜呜！干什么啊雏子...」"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "「暴れないで。ほーら、きもちいいでしょ～？」",
          "zh_text": "「别挣扎啦～很快就会舒服起来的～」"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "雛子が、ぐりぐりと、オモチャの側面に、小さな那月をおしつける。ペンライトを覆うイボとトゲが、いたずらに、那月の小さな割れ目と胸を擦り上げる。",
          "zh_text": "雏子握着那月的身体在肉棒上摩擦着，任由肉棒的凸起与软刺刺激着那月的身体。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "「んはぁあぁッ！」",
          "zh_text": "「哈啊啊...」"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "「今日は、これ使って、私と一緒にイこっか」",
          "zh_text": "「今天...就用这个，一起高潮吧～♡」"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "可愛い声でそう言った後、雛子が、ぎゅっと那月をオモチャへと押し付ける。そして、素早く、オモチャと那月を、コンドームで覆ってしまった。",
          "zh_text": "雏子用可爱的声音说着，然后不顾那月的挣扎，用手将那月整个贴在肉棒上，然后麻利的用手中的套套覆盖那月的来不及挣扎的身体，尺寸正好。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "「ん、んぎゅぅ、ふぅううっ！　ゃ、やだっ！！　なにするの！」",
          "zh_text": "「嗯...唔....干什么...！不要啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "那月は、オモチャとゴムの狭間で、小さく暴れるが、コンドームは、那月を逃げ出すことを許さず、ぴたりと全身をバイブに寄せ付けさせていた。オモチャの表面にびしりと並ぶ、イボとトゲが、那月の小さな身体を、ぐに、と押し潰す。ささやかな抵抗のごとく、那月が、狭い隙間で暴れると、咎めるかのように、イボとトゲが、那月の肌を撫でつけていく。",
          "zh_text": "那月在套套和肉棒之间微微挣扎，然而套套却紧紧的束缚住那月的身体，使得那月完全无法逃脱，整个人都完全紧贴在肉棒之上。肉棒表面的凸起和软刺在那月的小小的身体上肆意蹂躏，然而那月细微的抵抗，在这种状况下也完全无济于事，只能任由摆弄。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "「ん、んんっ……！　ぁあ、ゃあんッ！」",
          "zh_text": "「唔...呜呜...啊....！」"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "柔らかなイボとトゲによる刺激に、那月が身悶えしていると、雛子の大きな指先が、那月の身体をゴム越しに掴む。",
          "zh_text": "那月的身体由于柔软的凸起与软刺的刺激而颤抖着，雏子伸出手，透过套套将肉棒连带着那月的身体一齐握紧。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "「ほら、那月。足、もっと広げて、オモチャに絡ませて。その方が気持ちいいわよ」",
          "zh_text": "「来，那月～腿再张开一点～把身体全部贴在肉棒上，这样子会更舒服哦～」"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "「ぁんっ！　ぃやあぁ、らめぇ、イボもトゲも、中にはいっちゃうぅ！」",
          "zh_text": "「咿啊！不要...凸起...要插到身体里了...呜呜...！」"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "くちゅん、と小さな水音と共に、那月の中に、オモチャのイボとトゲが入り込む。刺激を待ち望んで愛液を零していた那月の小さな割れ目が、途端に、ぷくりと、小さく膨れ上がる。",
          "zh_text": "伴随着细微的水声，肉棒的软刺朝着那月的私处进军，小小的下体因粗大的软刺而隆起。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "「ぅあぁ……っ、な、か、苦し……っ、キツイ、よぉ！」",
          "zh_text": "「啊啊...里面...好难受....好过分....」"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "「ふふふ。那月の中にも、はいっちゃったね。……じゃあ、ちょっと試しに動かしてみよっか」",
          "zh_text": "「呼呼呼～看来那月已经很好的和肉棒合为一体了呢～那么就稍微试试看让它动起来吧？                 」"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "「ひぃ……ッ！　や、やだ、こんなの動いたら、私、しんじゃう！」",
          "zh_text": "「嘤...！不行....动起来的话....我会死掉的！」"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "「大丈夫よ。那月は、今、ちっちゃいんだから、こんなので死んだりなんかしないよ」",
          "zh_text": "「没事儿的～那月现在这么小，不会这么轻易死掉的～」"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "雛子の甘く、しかし容赦のない声に、那月は、バクバクと、鼓動が上がっていく。手足がカタカタと震える。ジェルと愛液にまみれた自分の手が汗ばむ。柔らかなイボから、手が滑り落ちてしまいそうだ。",
          "zh_text": "雏子暧昧却又让人无法反抗的声音透过套套传入耳膜，那月顿时奋力挣扎着。不知为何，套套里的空间已经变得潮湿，抱紧肉棒的双手也从凸起上滑落。"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "那月は、自身が縮んでしまったことにより、今や、雛子の手助けなしでは逃げられない、ひ弱な存在であることを、今更ながらに思い知っていた。",
          "zh_text": "缩小的自己是绝对无法逃脱这个空间的，没有雏子的帮助就什么也做不到，那月更加认识到这一点。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "「た、たすけて……、雛子……っ」",
          "zh_text": "「雏子....救救我....呜....」"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "那月は、掠れた声で、弱々しく、雛子に助けを求める。けれど、雛子は、うっとりとした瞳をして、妖しく笑う。",
          "zh_text": "那月用细微的声音向雏子发出求救信号。然而得到的却是雏子眯着眼回以的魅笑。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "「どうしたの、那月。怖いの？　だいじょうぶよ。私が、いっぱい、気持ちよくしてあげる」",
          "zh_text": "「怎么啦那月，很害怕嘛～？没关系，我会让你很舒服的～」"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "雛子の声に反応して、身体の下腹部が、きゅるりと、疼き、那月は、ぴくんっと小さな身体を、コンドームの中で震わせた。",
          "zh_text": "似乎是对雏子的话语做出反应一般，下体传来一阵痛感，使得那月娇小的身体在套套的舒服下激烈的颤动。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "身体は、確実に、目の前の大きなオモチャと雛子の行いに、快楽を感じてしまっている。",
          "zh_text": "自己的身体，明明遭到这样的虐待，但是却在这么大的假肉棒下感到快乐。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "こんな異常な状態で、快楽を感じてしまっている。自身の身体が、もはや、取り返しのつかない変化を遂げてしまったかのように思えて、怖くて仕方がなかった。",
          "zh_text": "在这种异常的情况下...居然能够感受到快乐，自己可能已经发生了无可挽回的变化，那月顿时感到不寒而栗。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "「一緒に、いっぱい、イこうね」",
          "zh_text": "「一起，好好地，高潮吧♡」"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "「ゃ……ッ、だ、めぇ！　だめぇ、やだぁあ！　ぃやぁああああ、あぁあ、あぁあああああああ！！！」",
          "zh_text": "「不....不要...不要啊....不行！！不行啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "カチリ、と。雛子がオモチャの底についたボタンを押す。途端、那月が半強制的にしがみついていたオモチャが、小刻みに容赦なく、那月を揺さぶり、震えあがる。",
          "zh_text": "雏子按下了位于肉棒底部的按钮，一瞬间，由于套套而将那月半强制束缚的肉棒，带动着那月的身体一起以不可思议的速度颤动起来。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "「ひぎぃあぁぁああああああああああああッッッ！！！！」",
          "zh_text": "「咿啊啊啊啊啊啊啊！！！」"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "那月は、小さな身体を、バイブとコンドームの狭間で、めちゃくちゃに跳ねあがらせながら、あっという間に、快楽の階段を駆け上がった。何度も何度も、達して、絶頂していく。それでも、オモチャは動きを止めなかった。",
          "zh_text": "那月小小的身体，被夹在肉棒与套套之间，在剧烈的颤抖中跳动的同时，快感也因此不断地高涨。无数次无数次高潮又高潮，然而却无法使肉棒停下。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "「ヒグゥウウウ！！！！！　イグゥウうう！！！　あぁぁあああああ、はぎぃあぁああああああああっ！！！　イグぅううう、イってるのぉおおおお！！　いま、イってるのに、ひぎぃぃいいい！！！　とめてぇえええええええ、ひなこぉおおおおおおおおおお！！！」",
          "zh_text": "「唔啊啊啊啊....！！去了....又去了...！！！明明刚刚才去的..！！！雏子啊啊啊啊！！！」"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "那月は、白む視界の中、あらん限りの声を上げる。目の前に、大きなピンク色の物体が、残像を残しながら、激しく振動しているのが見える。その視界が、己の涙と朦朧とする意識で、揺らいでいく。",
          "zh_text": "那月在剧烈颤动中发出尖叫。眼前是巨大的粉色肉棒，激烈的震动似乎使得整个肉棒都带有着残影。自己的视线，连同着眼泪与朦胧的意识，一同在这颤动中烟消云散。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "もう、だめ、と思ったところで、カチリと、バイブは動きを止める。那月は、かくん、と脱力するが、ぴたりと那月を包むコンドームが、那月の体勢を変えることを許さず、那月は、バイブに抱き着いたままとなった。",
          "zh_text": "到了感觉自己已经快完蛋的时候，突然，肉棒的震动被停止了。那月一下子虚脱，可即使失去了抱紧肉棒的力气，身后的套套也控制着自己的位置不允许自己从肉棒上脱落。"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "「ぁあぁ……ぅあ……」",
          "zh_text": "「啊啊...哈啊...」"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "「わーお。那月って、こんな風になっちゃうんだ。かわいい」",
          "zh_text": "「哇哦～那月变成这个样子了～好可爱～♡」"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "ゴム越しに、雛子が、オモチャにはりついた那月を、つんつん、と突く。",
          "zh_text": "雏子用手指隔着套套戳着那月的身体。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "「私のなかでも、いっぱい、乱れてくれたら、うれしいな」",
          "zh_text": "「如果到了我的身体里，还能这个样子乱动的话，多好呀♡」"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "雛子が、ぎゅ、とオモチャのスティックを両手で握る。そして、ゆっくりと、バイブを、自身の中へと、挿入していった。トゥプン、と深い水音と共に、雛子のヴァギナが、コンドームに包まれたバイブと小さな那月を飲み込んでいく。",
          "zh_text": "雏子用两只手将肉棒握紧，然后慢慢地将手中的肉棒插进了自己的小穴。伴随着咕叽的水声，雏子的小穴吞没了肉棒上的人形凸起。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "「ぁ……ッ、はぁう……っ！　すごい……っ、いつもより、おっきい……ッ、那月が、私に、はいっちゃう……！」",
          "zh_text": "「啊♡哈啊♡好厉害....♡肉棒比平常...更粗了♡那月...进到我的身体里来了♡」"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "雛子がうっとりとして、声を上げる。",
          "zh_text": "雏子沉浸于快感之中，不由自主地发出娇声。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "ぐにゅぐにゅと、那月は、雛子の膣壁に圧され、停止したバイブに、隙間なく押し付けられる。",
          "zh_text": "咕啾咕啾...那月迫于肉壁的压力，全身紧紧贴着眼前静止的肉棒。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "「んひぅううぅっ、ぁあぁ……っ、たす、けてぇ……っ！」",
          "zh_text": "「嗯啊啊啊啊.....救...救命....！」"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "しかし、雛子は、手を止めることなく、奥へ、奥へと、バイブと那月の挿入をすすめる。",
          "zh_text": "然而雏子并没有听见，听见也不会有所反应。抓住肉棒的手继续将肉棒和那月插进小穴的更深处。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "「はぁんっ……！　どんどん、はいっちゃう……！　私、那月を、ぜんぶ、ぜんぶ、私の中に、いれちゃってるよぉおっ！！　那月のぜんぶが、私の中に、はいっちゃうっ……！！」",
          "zh_text": "「哈啊...嗯♡慢慢地...进来了♡...我...把那月...整个人放进来了...♡那月全部....都进到我的身体了♡ 」"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "つぷん、とバイブを限界まで挿入させ、それと同時に、那月は、完全に、雛子の膣の中に、入れられてしまう。",
          "zh_text": "噗呲...假肉棒的蛋蛋顶到了少女的阴户，整根肉棒都完全被插进了私处，那月也完全从外面看不见了踪影。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "雛子は、荒い息を上げ、うつ伏せで、腰だけを、くいっと持ち上げる。",
          "zh_text": "雏子带着激烈的喘息，整个人趴在床上，只有腰部使劲，将下半身提了起来。"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "ソファーベッドに、大きなFカップの胸を押し付け、両手で、ベッドのシーツにしがみつく。",
          "zh_text": "少女的胸部紧贴柔软的沙发床上，两手也紧紧的攥住床单。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "「はぁ……ッ！　はぁッ、あたし、あたし、那月をぜんぶ、挿れちゃった……っ！　すごい、すごいよぉお！　いま、あたし、那月のこと、ぜんぶぜんぶ、あたしのなかに、あたしの、中にぃいいい！！」",
          "zh_text": "「哈啊♡哈啊....♡那月全部都被我插进来了...♡好棒...好棒啊啊♡现在...那月整个人...整个人都在我的里面♡」"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "きゅんきゅんと、大きく、雛子の膣が、バイブと小さな那月を締め付ける。",
          "zh_text": "咕啾咕啾....雏子的肉壁将那月与肉棒紧紧的包裹着。"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "ゴムの中に閉じ込められた那月は、全方位から押し寄せる雛子の膣壁に、ゴム越しで、激しく愛撫される。",
          "zh_text": "被关在套套中的那月，也因为肉壁的压力与套套进行着极为亲密的接触。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "「あぁあんッ！　んひゅぅううう！　雛子ぉおお！　私、つぶれちゃうぅう！　あぁあんんっ！！　バイブがどんどん、挿ってきちゃうよぉお！　雛子！！　外に出してぇええ！！」",
          "zh_text": "「啊啊啊呜...雏子...！我要...坏掉了....！肉棒的软刺...插进来了....！雏子...快让我出去啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "那月は、小さな下腹部を、ヒクヒクと疼かせながら、ピクピクと震える。",
          "zh_text": "那月因为下体传来的疼痛与快感，全身剧烈的挣扎着。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "しかし、もぞもぞと動く様は、雛子の中を、余計、刺激させ、雛子の膣壁の動きに激しさを増すばかりだった。",
          "zh_text": "然而这样的挣扎只为雏子带来了更多的刺激，让肉壁的活动变得更加激烈。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "「やぁああぁんっ！　那月が動いてきもちいよぉお！　ぴくぴく、小さく動いて、感じちゃうぅう！！　あたしの那月が、あたしの中で、暴れてきもちいいのぉおお！！」",
          "zh_text": "「呀啊♡那月动起来好舒服...♡小小的挣扎...能感觉到呢～♡属于我的那月...在我的身体里挣扎...好舒服♡」"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "雛子が、うつ伏せのまま、ベッドに顔を押し付けて、あられもない声をあげる。大きな口から、たらりと唾液が零れ、瞳は完全に、快楽しか映していなかった。雛子は、自身の大きな太ももを、ぎゅっと隙間なく寄せ、膣の中に挿入したバイブと那月を、更に追い詰める。バイブにはりついた那月が、ビクビクと、より一層、激しく暴れるのを、膣で感じ、雛子は己を昂らせていく。",
          "zh_text": "雏子将脸埋在床单里，整个人趴在床上任由腰部运动上下抽插，放声娇喘。唾液从微张的嘴里溢出，瞳孔也完全被快感印成了爱心的形状。腰部狠狠的落下，将肉棒深深插入小穴，用子宫口亲吻着肉棒上的人形凸起。随着紧贴着肉棒的那月不断挣扎，使得雏子的自慰快感不断升温。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "「はぁッ、はぁっ、那月が、あたしの中で、いっぱい、動いてる……っ！！　すごく感じちゃうっ！　もう、もう、こんなのガマンできない！！」",
          "zh_text": "「哈啊...哈啊♡那月在...我的身体里....乱动着♡能清楚的感觉到...♡不行了...不行了♡...这种根本忍不住啊！！～」"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "雛子は、艶めかしい両脚を、大きく拡げ、うつ伏せのまま、ベッドに抱き着くようにして、己の下腹部をベッドへと打ち付けた。うつ伏せで寝そべったまま、大きなロデオでも乗るかのように、ぐい、と下腹部を、ベッドにこすり付けるように、激しく、自慰を続ける。",
          "zh_text": "雏子尽可能地张开妖艳白皙的大腿，用像是将床抱住一样的姿势趴着，激烈的用下半身撞击着身下的沙发床，以骑乘一般的姿势，抓住床单以便寻找更加舒服的抽插姿势，将肉棒整根插入，然后将小穴在床单上摩擦，持续着激烈的自慰。"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "「あんっ！　あんっ！！　あぁんっ！！　那月っ、那月！！　あたしといっしょに、いっぱい、あぁあぁああんっ！！」",
          "zh_text": "「啊～啊嗯♡那月...和我一起...一起♡啊啊啊～♡」"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "こすん、こすんと、那月をはりつけたバイブは、雛子の膣の最奥を突いていく。那月は、コンドームの内側、バイブの側面に、抱き着かせられたまま、雛子の腰の動きに合わせて、バイブのイボに犯されていく。",
          "zh_text": "咕咕...咕啾...伴随着最深入的一次插入，肉棒被插到了最深的地方，而那月也在套套的束缚下，抱着眼前巨大的肉棒，被肉棒上坚硬的凸起侵犯着。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "「ひぁっ、ひ、なこ……ッ！　わらひ、こんなのっ、あぁあぁあんッ、こわれ、る……ッ！　ひぎぃッ、ふぁあぁッ」",
          "zh_text": "「.....雏...雏子...！这样下去...我...我会坏掉的...！」"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "柔らかな光を放つ、己の身体。雛子の膣の中、大きなイボとトゲだらけのオモチャに抱き着いたまま、コンドームの中に閉じ込められて。那月は、ジェルと愛液まみれの身体を、揺さぶらせながら、快楽にのみこまれていく。",
          "zh_text": "那月的身体在黑暗潮湿的小穴中放出淡淡的荧光，在套套下紧紧地抱着满是软刺和凸起的肉棒。沾满爱液的身体在抽插的摆弄和肉棒的摇晃中，也一同被爱欲吞没。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "「あぁんッ！　なつき、なつきっ！　もっと、もっと、いっぱい、あたしの中でこわれてぇええ！！」",
          "zh_text": "「啊啊啊～♡....那月...！那月...！！♡再多来一点...让我感觉到你被玩坏的存在...♡」"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "雛子が、激しく腰を揺らしながら、バイブのスイッチを入れた。ヴヴヴヴヴヴヴヴヴィーン、と容赦ない機械音と共に、バイブが振動を始める。",
          "zh_text": "雏子在激烈的水声中一边反复摇晃着腰身对肉棒索求着，一边将手伸到满是爱液的肉棒底部打开了肉棒的开关。嗡嗡嗡嗡嗡嗡嗡....伴随着震动声，肉棒开始剧烈的抖动。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "「ひぎぃああぁぁあああああああああ！！！！！！！」",
          "zh_text": "「呀啊啊啊....！！」"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "「あぁあぁああああんッ！！！！！！　すごいっ！　那月のバイブ、きもちいい！！　もうとまらないよぉお！！！　雛子ッ、那月でイっちゃううぅううう！！！」",
          "zh_text": "「呜呜....啊啊♡....那月肉棒....好舒服～♡完全停不下来了～♡雏子...要用那月的身体高潮了！♡」"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "膣が那月とバイブを締め上げ、那月は、身体を弓なりにして、泣き叫ぶ。",
          "zh_text": "肉壁剧烈收缩，紧紧地包裹着那月和肉棒，那月闭着眼睛大喊着。"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "「ひきぃいいいいいっ！！　あぁああぎゃあぁはひぃいいいいいいいっ！！　出して、出してぇええええええ！！！　わらひ、おかしくなっちゃううぅうう！！　イグウウう、イグから、もうイグからゆるしてぇええええええ、あぁああああ」",
          "zh_text": "「咿啊啊啊啊！！！让我出去....放我出去！！呜呜呜...要高潮了....人家也要高潮了！要去了....饶了我吧啊啊啊....！！」"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "雛子の大きな嬌声と、那月の小さな叫びが重なり、ふたりで、絶頂に達した。",
          "zh_text": "雏子的娇声与那月的尖叫混杂在一起，两个人一起打到了高潮。"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "ずるり、と愛液でドロドロに濡れたバイブを、雛子が膣から引き抜く。雛子は、ペンライトのような形をしたバイブの持ち手を、片手で縦に握ったまま、ゆっくりと、己の目の前まで持ち上げる。",
          "zh_text": "咕啾....咕咕咕....雏子将满是爱液的肉棒从自己的小穴中拔了出来，然后用一只手将这根带来了无数欲望的肉棒慢慢的拿到自己的眼前。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "コンドームに覆われたバイブは、バイブのイボと、バイブにはりついた那月で、歪な形をしている。",
          "zh_text": "覆盖着套套的肉棒，套套的底下是与肉棒和肉棒凸起亲密接触的那月，此时的她已经在爱液中歪歪扭扭的大喘粗气。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "雛子は、くすりと笑った後、くるくると、バイブを手でまわす。お菓子でデコレーションされたアイスキャンディーでも見つめるかのような瞳だ。",
          "zh_text": "雏子脸红着一边坏笑，一边用手轻轻的转动肉棒，眼神就像是看着一根精美打磨的冰棍。"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "「なーつき。寝ちゃったの？」",
          "zh_text": "「那月～睡着了？」"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "甘える声で尋ねた後、白魚のような肌をした指先が、バイブの持ち手の底にあるスイッチを、かちりと押す。ヴヴッ、と一瞬、バイブが揺れる。しかし、すぐに、その動きは止まってしまう。",
          "zh_text": "用甜糯的声音问了一声，然后用白皙纤细的手指，咔嚓一声按了振动肉棒底部的开关。嗡嗡一瞬间肉棒开始震动。然而，却一下子就停了下来。"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "「あれ。動かなくなっちゃった。壊れちゃったかな」",
          "zh_text": "「啊咧，怎么不动了...坏掉了？」"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "雛子が、なんでもないような口ぶりでそう呟く。かちかち、と何度かスイッチを押しても、結果は同じだった。",
          "zh_text": "雏子用若无其事的口气嘟囔着。咔嚓咔嚓，又重复了几次按开关，可结果都是一样。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "「あーあ。乱暴にしすぎちゃったかな。それか、電池切れ？」",
          "zh_text": "「啊～会不会是太激烈了，电用完了呢～？」"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "雛子が呼吸のような小さなため息をついていると、バイブを覆っているゴムが、ぴくり、と動くのが見えた。那月と思わしき、小さな人型の塊が、ヒク、ヒク……、と弱々しく、ほんのすこし動いていることに気付く。雛子は、途端に、つまらなさそうな顔から、愛しくてたまらないという顔へと、表情を変える。",
          "zh_text": "失望的叹了一口气，忽的发现眼前肉棒套套上的人形凸起开始挣扎，注意到那月正在试图挣脱。见状，雏子的表情也从失望转变成了宠溺。"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "「ふふふ。おはよ、那月。ちょっと、激しすぎちゃったかなあ」",
          "zh_text": "「呼呼呼～早上好，那月～稍微有点激烈了呢♡」"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "細長い、雛子の指先が、バイブを覆うコンドームの先端をつまみ、ゆっくりとゴムのカバーを引き上げる。",
          "zh_text": "雏子细长的指尖抓住套套的前端，慢慢地把套套从肉棒上褪去。"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "愛液とジェルに身体を濡らし、小さくバイブに抱き着いたまま、焦点の合わない瞳をした那月があらわになる。",
          "zh_text": "取代人形凸起的，是浑身沾满爱液，瞳孔失神，失去力气然而却紧紧抱住肉棒不放的那月。"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "「さいしょだから、びっくりしたかもだけど、これから、ゆっくり慣れていこうね、那月」",
          "zh_text": "「因为是第一次，所以可能没什么经验～但是以后，还得请多指教哦，那月～  」"
        },
        {
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          "ja_text": "クスクスと、雛子が妖麗な笑みを浮かべる。",
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          "ja_text": "グラスの願望",
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          "ja_text": "その中でも国内最高峰である中央のトレセン学園に通う生徒の中に彼女、グラスワンダーはいた。",
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          "ja_text": "見目麗しい栗毛に、白い星のような前髪の流星。普段は大和撫子然としたたおやかな雰囲気ながらも、レースに対する熱い想いは本物。",
          "zh_text": "漂亮的栗发，像白色星星一样的刘海。虽然平时是大和抚子般恬静端庄，但对比赛却充满了热忱。"
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          "ja_text": "かつて脚に大きな怪我を負って一度レースから遠ざかっていたものの、リハビリによりそれを乗り越えてターフに舞い戻り、「不死鳥」の二つ名をほしいままにする彼女は中央トレセン学園でも有力なウマ娘である。",
          "zh_text": "她的腿曾经受过重伤，一度远离了比赛，但通过康复训练克服了伤病，重新回到了草皮上，获得了「不死鸟」的绰号的她，在中央特雷森学园也是很有实力的赛马娘。"
        },
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          "ja_text": "グラス「はぁ……」",
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          "ja_text": "そんな彼女には、最近生まれたとある悩みじみた願望があった。",
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          "ja_text": "グラス「大きくなって、「楽しみ」たいです……」",
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          "ja_text": "それは、巨大化願望である。",
          "zh_text": "那就是巨大化的愿望。"
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          "ja_text": "しかも、数メートルだとか数十メートルどころではなく、街だって自らの影に覆ってしまえるほどの大きさの。",
          "zh_text": "而且，她不仅仅是希望变大到几米或几十米，而是希望大到连城市都能被自己的影子覆盖。"
        },
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          "ja_text": "なぜそのような願望を持つに至ったのか、それは過去の体験と先日のスペシャルウィークによる出来事が関係していた。",
          "zh_text": "为什么小草会有这样的愿望呢?这与过去的体验和前几天的斯佩相关的事件有关。"
        },
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          "ja_text": "かつてウマレーターで接続したウマネストという幻想世界で、ウマ王として君臨していたゴールドシップとの決戦。",
          "zh_text": "小草在曾经用VR连接的名为马之谷的幻想世界中，与作为马王君临天下的黄金船决战。"
        },
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          "ja_text": "ゴールドシップの最終兵器ゴルシ城に対して、グラスは特殊アイテムの多数使用による巨大化という手段を取った。",
          "zh_text": "对于黄金船的最终兵器戈尔西城，小草采取了通过大量使用特殊道具的巨大化手段，"
        },
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          "ja_text": "その効果は凄まじく、巨大で頑強なゴルシ城を小さすぎて見失ってしまい、探そうと歩き出したら偶然にもその一歩であっさり踏み潰してしまったほどである。",
          "zh_text": "效果惊人，巨大而顽强的戈尔西城因为对于巨大化的小草来说太小而看不清了，小草想要找它却偶然间一步就轻易地把它踩碎了。"
        },
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          "ja_text": "実は152センチメートルと小柄で、彼女を含めたいわゆる「黄金世代」と呼ばれる5人の同期のウマ娘達の中でも、グラスは最も身長が低い。",
          "zh_text": "实际上小草只有152厘米的个子，在包括她在内的被称为「黄金一代」的5名同期赛马娘中，小草是最矮的。"
        },
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          "ja_text": "そんな周囲を見上げることが多い彼女にとって、雲を突く巨軀となってすべてを眼下におさめる光景は、鮮明に心に焼き付いていた。",
          "zh_text": "对于经常仰视周围的她来说，她成为高耸入云的巨人，将一切尽收眼底的景象，深深地烙印在了她的心里。"
        },
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          "ja_text": "そして理由の２つ目。",
          "zh_text": "还有第二个理由。"
        },
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          "ja_text": "まだ記憶に新しい、ウマレーターから戻ったスペシャルウィークが規格外のチカラを見せたあの出来事。",
          "zh_text": "她至今记忆犹新，从VR里回来的斯佩展示了非规格的力量。"
        },
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          "ja_text": "体育館の床や壁に、何気ない動きで風穴を開けた彼女のチカラに対して、その時は正直に言って恐れ慄いていた。自分では抗うことができないチカラを目の当たりにし、根源的な恐怖を覚えもした。",
          "zh_text": "说实话，对于斯佩不经意间在体育馆的地板和墙壁上打开风洞的那种力量，小草感到很害怕。看到自己无法抗拒的力量，小草的内心产生了一种根源性的恐惧。"
        },
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          "ja_text": "結果として、その場でのスペの弁と彼女元来の仲間想いで優しい性格により、いまでは恐怖の感情はさっぱり無くなっている。",
          "zh_text": "结果，由于当场的斯佩酱的口才，加上她原本为同伴考虑的温柔性格，现在小草内心恐惧的感情完全消失了。"
        },
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          "ja_text": "でもひとつだけ、その日からグラスの心に残ったモノがあった。",
          "zh_text": "但有一样东西，从那天起就留在了小草的心里。"
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          "ja_text": "それが、圧倒的なチカラに対する崇拝にも似た羨望である。",
          "zh_text": "那是对压倒性力量的崇拜和羡慕。"
        },
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          "ja_text": "それはグラスの巨大化の記憶と共鳴し、自らが圧倒的なチカラを振るいたいという願望。とりわけ巨大化願望としてグラスの心を魅了していった。",
          "zh_text": "这与小草对自己变成巨人的记忆产生了共鸣，是自己想要发挥压倒性力量的愿望，特别是巨大化的愿望深深地让小草着了迷。"
        },
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          "ja_text": "グラス「ふぅ……」",
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          "ja_text": "最近グラスは、その想像に浸ることが多くなった。",
          "zh_text": "最近，小草经常沉浸在这种想象中。"
        },
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          "ja_text": "放課後の教室にはもう誰もいない。ターフでは今日も、レースのために多くのウマ娘たちがトレーニングやその準備をしている頃だ。",
          "zh_text": "放学后的教室空无一人。 今天在草皮上，许多赛马娘正在训练和准备比赛。"
        },
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          "ja_text": "自らも向かうべきだろうが、最近は願望が徐々に強くなり、こうして想像で発散してからでないと身が入らなくなってきてトレーニングの効率が落ち始めてしまった。",
          "zh_text": "虽然自己也应该去训练，但最近巨大化的愿望越来越强烈，如果不像这样通过想象来发泄，就无法投入到训练中去，训练的效率也开始下降。"
        },
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          "ja_text": "グラス（ああ……ビルを踏み潰してみたい。街をめちゃくちゃにしてみたい。叶うならば、国も、星も、全てを私の手で……）",
          "zh_text": "小草：（啊……真想把大楼踩扁，还想把城市搞得一团糟。如果可以的话，国家也好，星星也好，全部都用的我的手……）"
        },
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          "ja_text": "机の上で手を組みながら、今はただひたすらに願う。",
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          "ja_text": "こうして自分が巨大になり、そのチカラを振るう想像をするだけで、顔が紅潮し心臓が高鳴る。",
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        },
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          "ja_text": "実際のところ、グラスの願いは叶えようと思えば叶うものである。",
          "zh_text": "实际上，小草的愿望如果想实现的话是可以实现的。"
        },
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          "ja_text": "そして、彼女もそれは分かっている。",
          "zh_text": "而且，她也明白这一点。"
        },
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          "ja_text": "ウマレーターから、少なくともウマネストやスペが行っていたという仮想世界にダイブすることで実現は容易だ。",
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          "ja_text": "ではなぜ実行に移していないか。その理由は単にひとつ、自分からそうすることに恥じらいがあったからだ。",
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          "ja_text": "グラスだって……などというと凄みのある笑顔を向けられるかもしれないが、年頃のれっきとした乙女なのである。",
          "zh_text": "小草……这么说可能会被对方露出狰狞的笑容，毕竟自己是地道的少女。"
        },
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          "ja_text": "特に奥ゆかしさを是とする大和撫子を地で行くグラスは、自ら積極的にそのようなことをするのをはしたないと考え、大きな抵抗があった。",
          "zh_text": "特别是一向推崇高雅的大和抚子的小草，认为自己主动去做那样的事是不合适的，因此有很大的抵触。"
        },
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          "ja_text": "楽しげにウマレーターでの出来事を話していたスペも、当初は恥ずかしさがあったというのだから、グラスであれば尚更だろう。",
          "zh_text": "就连一直津津有味地讲述着在VR上发生的事的斯佩酱，当初也有些不好意思，如果是小草就更不用说了。"
        },
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          "ja_text": "それゆえこの願望が芽生えたばかりのうちは自制が効いていたのだが、日々を過ごすうちに大きくなる願望は、とうとうトレーニングに影響を及ぼさんというほどになってしまったのだ。",
          "zh_text": "因此，在这个愿望刚刚萌芽的时候，小草还很克制，但随着时间的推移，这个愿望越来越强烈，甚至到了影响训练的程度。"
        },
        {
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          "ja_text": "グラス（でもそろそろ、トレーニングに向かわないといけませんね……）",
          "zh_text": "小草：（不过，也差不多该去训练了……）"
        },
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          "ja_text": "気もそぞろに、グラスは想像の世界から意識を戻した。荷物をまとめ、外に向けて移動を開始する。",
          "zh_text": "小草心神不定地从想象的世界中恢复了意识。收拾好行李，开始向外走。"
        },
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          "ja_text": "グラス（……せめて、何か外からきっかけがあれば）",
          "zh_text": "小草（……至少，如果有什么外部的契机的话）"
        },
        {
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          "ja_text": "吹っ切れてこの心のモヤも発散できるのに……と詮無きことを考える。",
          "zh_text": "明明可以痛快地纾解心中的阴霾……思考一些无关紧要的事情。"
        },
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          "ja_text": "昨日のこの時間よりも浮かない顔で、やや俯きながら教室を出て廊下を歩いていた、その時であった。",
          "zh_text": "小草的表情比昨天还要阴沉，低着头走出教室，走在走廊上，就在这个时候。"
        },
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          "ja_text": "「やぁやぁそこの物憂げな君！」",
          "zh_text": "「呀，那边那个懒洋洋的家伙！」"
        },
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          "ja_text": "正面からそんな声が聞こえる。グラスが顔を上げるといつの間にか、白衣を着たウマ娘がそこにいた。",
          "zh_text": "正面传来这样的声音。小草抬起头，不知什么时候，穿着白大褂的赛马娘已经出现在了那里了。"
        },
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          "ja_text": "グラス「……え？私ですか？」",
          "zh_text": "小草「啊?是我吗?」"
        },
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          "ja_text": "急に声をかけられるようなことをした覚えはない。が、周囲には自分とこのウマ娘しかいない。",
          "zh_text": "小草不记得自己有过突然被人搭话的经历。但是，周围只有自己和这个马娘。"
        },
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          "ja_text": "困惑と少しの警戒をもって、グラスはそのウマ娘に返事をした。",
          "zh_text": "带着困惑和些许警戒，小草回答了那个马娘。"
        },
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          "ja_text": "「そう、君だよ！君、ちょっと実験の被験者にならないかい？」",
          "zh_text": "「对，就是你!你要不要去做个实验?」"
        },
        {
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          "ja_text": "警戒心が増した。",
          "zh_text": "小草的警惕性增加了。"
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          "ja_text": "グラス「うーん……いきなりそういう話を受けるわけには……というより、あなたは誰なんですか？」",
          "zh_text": "小草「嗯……我不可能突然接受这种谈话……话说回来，你是谁?」"
        },
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          "ja_text": "なにやら物騒なことを語り出したウマ娘に対してやや身構えるグラス。",
          "zh_text": "对着说了些什么不安全的话的马娘，小草稍稍摆出了架势。"
        },
        {
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          "ja_text": "みたところ上級生であろうが、グラスにしてみれば、いきなり被験者になってくれなんて言われてハイ分かりましたと言えるはずもない。",
          "zh_text": "乍一看应该是高年级学生，但对小草来说，突然被要求做实验对象，不可能说我明白了。"
        },
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          "ja_text": "とはいえにべもなく断るのも違う、まずは話をちゃんと聞くところからだ。",
          "zh_text": "话虽如此，毫无诚意地拒绝也是不对的，首先要认真听她说话。"
        },
        {
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          "ja_text": "「おっと失礼！私はアグネスタキオンといってね。ウマ娘の持つ「可能性」を追い求めて日々実験を行なっている」",
          "zh_text": "「噢，不好意思!我叫爱丽速子。为了追求赛马娘所拥有的「可能性」，每天都在进行实验。」"
        },
        {
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          "ja_text": "グラス「はあ……」",
          "zh_text": "小草「哦……」"
        },
        {
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          "ja_text": "そういえば、高等部の先輩に日常的に実験を繰り返し、問題行動を起こして注意されてばかりのウマ娘がいるという話を聞いたことがある気がする。",
          "zh_text": "这么说来，我好像听高中部的前辈说过，有一个经常反复做实验，因为出现问题行为而一直被警告的赛马娘。"
        },
        {
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          "ja_text": "名前や外見までは聞いていなかったが、彼女がそうなのだろうか。",
          "zh_text": "虽然不知道她的名字和长相，但眼前的大概就是她吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "タキオン「見た感じ私よりは下級生かな？気軽にタキオンさんとでも呼んでくれればいいよ。まあ、なんだ。単刀直入に言うけど、君はウマ娘の限界の先というものに興味はないかい？」",
          "zh_text": "速子「看起来比我低年级吧?随便叫我速子就行了。嗯，我直截了当地说，你对赛马娘极限的尽头有兴趣吗?」"
        },
        {
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          "ja_text": "いまだに怪しさは拭いきれないが、自己紹介もされたのだし、グラスもきちんと話をすることにした。",
          "zh_text": "虽然到现在还无法消除奇怪的感觉，但既然已经做了自我介绍，小草也决定和她好好聊一聊。"
        },
        {
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          "ja_text": "グラス「タキオンさん、ですね。ありがとうございます。私の名前はグラスワンダーです。それでええっと……ウマ娘の限界の、先ですか？」",
          "zh_text": "小草「是速子小姐吧?谢谢。我的名字是草上飞。嗯……是关于赛马娘的极限吗?」"
        },
        {
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          "ja_text": "自己紹介を返して、話を促す。",
          "zh_text": "小草以自我介绍回复，以进一步谈话。"
        },
        {
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          "ja_text": "タキオン「ふむ、ではグラス君と呼ばせてもらうよ。そうとも！まず前提だが、我々ウマ娘は、ヒトよりもずっと速く駆けたり、重いものでも生身で扱えるなどといった強い出力を持っている。しかし、骨格が酷似しているヒトとウマ娘で、こうも身体能力に差が出るのはなぜか考えたことはないかい？」",
          "zh_text": "速子「嗯，那么我就叫你小草吧。当然是了!首先有个前提，我们赛马娘跑得比人快得多，也能用身体搬运重物。但是，你有没有想过，骨骼和人酷似的马娘，身体能力为何会有如此大的差异?」"
        },
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          "ja_text": "グラス「……たしかに、言われてみると不思議ですね」",
          "zh_text": "小草「确实，听你这么一说，我觉得很不可思议。」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "グラスにとっては、思ったより興味のある話のようだった。",
          "zh_text": "对小草来说，似乎比想象中更感兴趣。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "ヒトとウマ娘の体の構成に、大きな違いはない。外見上も、せいぜいヒトの耳がない代わりにウマ耳と尻尾がついているくらいだ。",
          "zh_text": "人类和马娘的身体构成没有太大区别。从外观上看，马娘也顶多是没有人的耳朵，而长了马耳朵和尾巴而已。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "聴覚などの五感がヒトより鋭敏であることについてはともかく、身体能力にここまでの差があることへの説明にはならないだろう。",
          "zh_text": "听觉等五感比人类敏锐这一点暂且不提，但这也不足以说明身体能力有如此大的差异吧。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "タキオン「そこで私はウマ娘としての力を引き出す、私たちが感知できていない何かがあると考えた。その何かをより引き出すことができれば、ウマ娘の限界の先……私の言う「可能性」を見ることができるのではないか、そんな研究を私はしているのさ！」",
          "zh_text": "速子「所以我想，有一些我们无法感知的东西，可以发挥出我们作为赛马娘的力量。 如果我们能够引出更多的这种东西，我们也许能够超越赛马娘的极限，看到我所说的赛马娘的「可能性「。」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "タキオンの言っていることは、なんとなくであるがすとんと胸に入ってきた。",
          "zh_text": "速子说的话，不知为何一下子就戳进了小草的心里。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "グラス「なるほど……タキオンさんの話は分かりました。それで、私に被験体になってもらいたいというのは？」",
          "zh_text": "小草「原来如此……速子小姐的话我明白了。那么，你想让我成为实验对象，是要我做什么呢?」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "タキオン「うむ、先ほどそれを一時的に引き出せるかもしれない薬が実験で出来上がったんだ。グラス君には、それを飲んでもらいたいと思いこうして声を掛けさせてもらった」",
          "zh_text": "速子「嗯，我刚才实验出了一种药，或许能暂时把它引出来。我想让小草喝下去。」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "タキオンの言っていた被験体というのは、その薬を飲むことなのだろう。",
          "zh_text": "速子所说的实验对象，应该就是吃那种药吧。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "目的はわかったグラスだが、まだ疑問も残る。",
          "zh_text": "这个目的小草已经知道了，但还有疑问。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "グラス「それは魅力的ではありますが……なぜ私に？」",
          "zh_text": "小草「这很有吸引力……可是为什么找我呢?」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "タキオン「君が廊下で物憂げな表情を見せていたからだよ。トレーニングかレースの事で何かしら悩んでいたのだろう？そんな悩みもこの薬で解決できるかもと思ったのさ」",
          "zh_text": "速子「因为你在走廊上一脸忧郁的样子，应该是在为训练或比赛的事烦恼吧?我想这药或许能解决这种烦恼。」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "なんと、グラスは傍から見てもわかるほど思い詰めた顔をしていたらしい。つまりタキオンは自分の実験のためでもあろうが、善意の気持ちもあってグラスに声をかけたということだ。",
          "zh_text": "就连一旁的人都看得出来，小草的表情似乎很忧郁。换句话说，速子接近小草，也许是为了她自己的实验，但也是出于好意。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "それについては感謝を述べるべきであるとグラスは理解はしているものの……内心は冷や汗が止まらなかった。",
          "zh_text": "对此，小草认为应该表示感谢，但……内心止不住冒出冷汗。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "間接的には彼女のトレーニングにも影響が出ていたので間違ってないのだが、本当に悩んでいたのは－－",
          "zh_text": "间接地对她的训练产生了影响，并没有错，但真正让她烦恼的是——"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "グラス「あ、えっと……はい、協力させていただきます……」",
          "zh_text": "小草「啊，那个……好的，请允许我协助你……」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "タキオン「ハッハッハ！協力ありがとう！なに、損だけはさせない事を約束しよう！」",
          "zh_text": "速子「哈哈哈!谢谢你的协助!那么，我约定不会让你吃亏的!」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "巨大化についてなんです、なんて本当の理由を言えるはずもない。",
          "zh_text": "关于巨大化的愿望，小草不可能说出真正的理由。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "不安な気持ちと申し訳なさがあったが、本当の理由は隠し、話を合わせるために実験に参加することにした。",
          "zh_text": "虽然心里有不安和歉意，但小草隐瞒了真正的理由，为了迎合她们的谈话，小草决定参加实验。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "それに、個人的にタキオンの話には興味はある。",
          "zh_text": "而且，小草个人对速子的故事很感兴趣。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "ウマ娘の限界の先にあるものとは一体何なのか、そしてその果てを見てみたいとも思った。",
          "zh_text": "赛马娘的极限的尽头到底是什么呢?小草也想看看它的尽头。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "やや後ろめたい気持ちはあったものの、悪いことばかりでもないだろうと気を持ち直し、改めてタキオンに向き直る。",
          "zh_text": "虽然心里有些愧疚，但也不是全是坏事，于是她重新振作起来，转向速子。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "タキオン「では早速行こうか。こちらへ来てくれたまえ」",
          "zh_text": "速子「那我们就走吧，你到这边来。」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "グラス「はい」",
          "zh_text": "小草「好的。」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "タキオンに連れられて、校舎を後にする。向かう先は、旧校舎の1階に位置する部屋であった。",
          "zh_text": "速子带着小草离开了校舍。她的方向是位于旧校舍1楼的房间。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "グラス「ここが……」",
          "zh_text": "小草「这里……」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "タキオン「うむ、私の研究室だ。まあ無断のだがね。さ、中に入った入った」",
          "zh_text": "速子「嗯，这里是我的研究室。是我擅自使用的。对了，快进去。」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "グラス「お邪魔します。わぁ……見たことないものがいっぱい……」",
          "zh_text": "小草「打扰了。哇……好多没见过的东西……」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "タキオンの研究室はまさに圧巻だった。",
          "zh_text": "速子的研究室堪称一绝。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "数々の薬品が棚の中に所狭しと並び、中には怪しげな色をした液体が揺れている容器もある。",
          "zh_text": "货架上摆满了各种药品，有的容器里还飘动着颜色可疑的液体。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "タキオン「では、グラス君。そこに座ってくれたまえ」",
          "zh_text": "速子「那么，小草，你坐那儿吧。」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "グラス「わかりました」",
          "zh_text": "小草「我知道了。」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "タキオンはグラスを部屋の窓際にあるソファに座らせ、机の上にあった１つの薬品を手に取り、グラスに差し出す。",
          "zh_text": "速子让小草坐在房间靠窗的沙发上，拿起桌上的一种药品递给小草。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "タキオン「これがその薬なのだけれどね。さ、グイッといってくれ」",
          "zh_text": "速子「这就是那个药。快、一口气吞下去。」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "グラス「はい。では……」",
          "zh_text": "小草「好的，那么……」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "グラスは差し出された試験管を受け取る。",
          "zh_text": "小草接过递过来的试管。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "見た目は水のような透明感のある普通の液体で、においも特に感じない。",
          "zh_text": "外观是像水一样有透明感的普通液体，也没有特别的气味。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "飲むことへの抵抗がなかったので、グラスは試験管の中身をそのまま一気に飲み干した。",
          "zh_text": "因为不排斥喝它，所以小草把试管里的东西直接一饮而尽。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "タキオン「どうだい？気分が悪くなったりとかはしていないかな？」",
          "zh_text": "速子「怎么样?有没有不舒服?」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "グラス「……いえ、大丈夫ですよ。ちょっと甘い味がしましたが、普通に飲めました」",
          "zh_text": "小草「不，没关系的。味道有点甜，不过可以正常喝。」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "タキオン「そうか、それは良かった。これで少し待てば、変化が現れるはずだよ」",
          "zh_text": "速子「是吗，那太好了。再等等，应该就会有变化了。」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "すぐに影響が出るわけではないらしい。とりあえず、しばらく待つことにする。",
          "zh_text": "似乎不会马上产生影响。总之，先等一段时间。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "グラス「ところで、タキオンさん」",
          "zh_text": "小草「对了，速子。」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "タキオン「うん？なんだい？」",
          "zh_text": "速子「嗯?怎么了?」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "グラス「タキオンさんは、ウマ娘の限界の先を見たいと仰っていましたよね？」",
          "zh_text": "小草「速子小姐不是说过想要看到马娘极限的尽头吗?」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "ただ黙ってじっとしているのもこそばゆかったグラスは、タキオンと話をすることにした。",
          "zh_text": "只是沉默着也不好意思，小草决定和速子说话。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "タキオン「ああそうだよ。それがどうかしたかい？」",
          "zh_text": "速子「啊，是啊，那又怎么样呢?」"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "グラス「どうしてそこまでこだわるようになったんですか？」",
          "zh_text": "小草「为什么会这么执着呢?」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "タキオン「ふぅン……そうだねぇ。私は生まれつき脚の強度が平均よりも極度に低くてね、走ることには向いていないと言われていたんだ」",
          "zh_text": "速子「嗯……是这样的。我天生腿的强度就低于平均水平，所以被认为不适合跑步。」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "グラス「脚の強度が……？」",
          "zh_text": "小草「腿的强度……」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "生まれつき脚が脆いことは、レースで走ることを歓びとするウマ娘にとっては至上問題である。",
          "zh_text": "对于以跑步为乐的赛马娘来说，天生腿脚脆弱是最严重的问题。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "競走バとしての道を歩むにしても爆弾を抱えるようなものだし、走ることを諦めるにしても心に燻ったものを残したまま生き続けることになる。",
          "zh_text": "即使走上了跑步之路，也如同抱着炸弹，即使放弃跑步，也会在心中留下阴影。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "どちらにせよ平静にいられる道のりではない。そんな宿命を、タキオンは背負っているというのだ。",
          "zh_text": "无论如何，这都不是平静的道路。速子背负着这样的宿命。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "この先輩を見る目を改めなければならないと、グラスはそう心に思った。",
          "zh_text": "小草在心里想，必须改变看待这位前辈的眼光。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "タキオン「ああ。……それでも、私は諦めなかった。諦めたくなかった。ウマ娘としての可能性を信じて、あらゆる研究や実験、考察を繰り返した。その結果、私はウマ娘という存在が持つ「何か」があると結論付けたわけだ。すべては自分が自由にレースを走れるようにするため。そのために、限界の先を見たいのさ」",
          "zh_text": "「啊……尽管如此，我还是没有放弃，我不想放弃。相信自己有可能成为赛马娘，我反复进行了所有的研究、实验和考察。结果，我得出了赛马娘拥有「某种东西」的结论。一切都是为了让自己能够自由地参加比赛。为此，我想看到极限的尽头。」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "タキオンは、自分のルーツと研究に関わることをグラスに話し始めた－－",
          "zh_text": "速子开始对着小草讲述自己的起源和研究相关的事情——"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "タキオン「－－そうして、私は「願望」こそがウマ娘の根源であると仮説を立てたんだ。レースで走ることへの、ただ1人の勝者になることへの強い渇望。それがウマ娘としての能力を引き出す、何よりの原動力であるとね。この薬は、その「願望」をより強く引き出し、一時的に実現する薬となるはずだ。もちろん通常のウマ娘に対して投与してもドーピングでしかないから、私の目的はそれではない。君のような伸び悩むウマ娘が、再びレースへの姿勢を取り戻すきっかけ。私のような満足に走ることが叶わぬウマ娘の望みに、体を応えさせるきっかけ。そういう薬でありたいのさ。……っと、まあこんなところだよ。話が長くなってすまないね」",
          "zh_text": "速子「——于是，我就假设「愿望」就是赛马娘的力量的根源。对于参加比赛，成为唯一的胜利者的强烈的渴望，是引出赛马娘能力的最重要的原动力。这种药，应该能让那个「愿望」更加强烈地激发出来，使之暂时实现。当然，对一般的赛马娘服用也只是个兴奋剂而已，我的目的不是这个。对于像你这样苦于发展的赛马娘，这是重新找回比赛姿态的契机，也是让身体反应像我一样不能满足跑步的赛马娘的实现愿望的契机。我希望是这样的药。……嗯，大概就是这样。说起来有点长，不好意思。」"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "グラス「いえ、とても身に沁みたお話でした。聞かせてくださりありがとうございます」",
          "zh_text": "小草「不，这是非常激动人心的事情，非常感谢您能告诉我。」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "タキオン「ハッハッハ！そう言ってもらえると助かるよ。さて、成功していればそろそろ効果が出てるはずだ。どうだいグラス君、体が軽くなったような感覚はあるかな？」",
          "zh_text": "速子「哈哈哈!你能这么说就帮大忙了。那么，如果成功了，现在应该开始起效果了。怎么样，小草，有没有感觉身体变轻了?」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "タキオンの話に聞き入っていたが、もう結構な時間が経ったらしい。",
          "zh_text": "速子的话听得入神，似乎已经过去很长时间了。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "グラスは何か変化がないか、少し立ち上がって歩いたり、腕を振り上げてみる。しかし……",
          "zh_text": "小草站了起来，稍微走了走并举起手臂，看看是否有任何变化。但是……"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "グラス「……えっと、その、タキオンさん。言いにくいんですけども……」",
          "zh_text": "小草「那个，速子小姐，我很抱歉，但是……」"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "言い淀むグラスに、タキオンは察したのか苦笑いを浮かべる。",
          "zh_text": "速子似乎察觉到了她的意思，脸上浮现出苦笑。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "タキオン「……そうか、今回も実験は失敗かな」",
          "zh_text": "速子「……是吗，这次的实验也失败了?」"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "グラス「申し訳ありません」",
          "zh_text": "小草「非常抱歉。」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "タキオン「君が謝ることではないさ。そもそも成功する前提ではないからこその実験なんだ。グラス君には時間を取らせてしまったし、迷惑もかけてしまったね。むしろ謝るのはこちらの方だ」",
          "zh_text": "速子「这不是你该道歉的事。实验本来就不是必然成功的。耽误了小草的时间，也给你添了麻烦。应该道歉的是我。」"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "グラス「いえ、そんなことは」",
          "zh_text": "小草「不，没这回事。」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "タキオン「いやいや、いいんだよ。さて、迷惑をかけたお詫びにせめて外まで送っていこう。ついてきてもらえるかい？」",
          "zh_text": "速子「不，不，没关系。那么，为了给你添麻烦道歉，我至少得送你到外面去吧。你能跟我来吗?」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "グラス「……はい、ありがとうございます」",
          "zh_text": "小草「……好的，谢谢。」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "タキオンの説明が正しければ、この薬はどんなウマ娘にも多少なりとも効果を与えるはずであった。だが、体が軽くなるなどの変化は特に見受けられなかった。",
          "zh_text": "如果速子的解释正确的话，这种药对任何赛马娘都多少会有效果。但是，小草并没有明显的身体变轻等变化。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "身の上話を聞き、彼女に共感していたグラスは力になれなかったことに申し訳なさを抱く。",
          "zh_text": "听了她的身世，与她有同感的小草对自己没能帮上忙感到抱歉。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "そしてタキオンについていこうと彼女の側へ歩いていくが……そこでふと違和感を覚えた。",
          "zh_text": "然后想跟着速子走到她身边……这时她突然察觉到了不对劲。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "それは、タキオンも同じようだった。",
          "zh_text": "速子也一样。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "タキオン「……ん？君、そんなに背が高かったかい？」",
          "zh_text": "速子「……嗯?你有那么高吗?」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "グラス「えっ……？」",
          "zh_text": "小草「什么?」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "グラスは、タキオンを「見下ろしていた」。",
          "zh_text": "小草「俯视」着快子。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "先ほどまでは、タキオンはむしろグラスより数センチ高身長だったはずだ。",
          "zh_text": "刚才速子还比小草高几厘米。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "それが、なぜかこの短時間でグラスの身長が伸びていたのだ。",
          "zh_text": "但不知为何，小草在这么短的时间内长高了。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "グラス「き、きのせい、ですかね？」",
          "zh_text": "小草「是、是心理作用吗?」"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "タキオン「……いや、信じがたいがそうでもないだろう。私たち2人とも感じているのなら、それは事実だ」",
          "zh_text": "速子「……不，虽然很难相信，但并不是那样。如果我们两个人都有感觉，那就是事实。」"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "いつのまにか頭半分ほどグラスがタキオンの身長を上回っていては、さすがに気のせいの言葉一つで片付けることはできない。",
          "zh_text": "不知不觉间，小草已经超过速子的身高半个头了，光靠心理作用的话是无法解释的。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "しかも……",
          "zh_text": "而且……"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "タキオン「なあ、グラス君……今も大きくなり続けていないか？」",
          "zh_text": "速子「喂，小草……你现在是不是还在继续变大?」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "グラス「は、はい……そのようですね……」",
          "zh_text": "小草「是的……好像是这样……」"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "その異変は、今なお続いていたようだった。",
          "zh_text": "这种异变似乎仍在持续。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "グラスは今気付いたのだが、体全体が熱を帯びているような感覚があった。",
          "zh_text": "刚才才注意到这一点的小草，感觉整个身体都在发热。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "鼓動のたびに、体が大きくなっていく。何かが体の奥底から飛び出してくるかのように。",
          "zh_text": "每一次心跳，身体都会变大。就像有什么东西从身体深处飞出来一样。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "タキオン「これは……先ほどの薬のせいなのか？だが、こんなことが起こるなど想定もできなかったが……」",
          "zh_text": "速子「这……是因为刚才的药吗?不过，发生这样的事情，我根本无法想象……」"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "グラス「うぅ……っ！」",
          "zh_text": "小草「啊……啊!」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "タキオン「大丈夫か、グラス君！」",
          "zh_text": "速子「你没事吧，小草!」"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "グラス「はぁ、はぁ……大丈夫、でしゅ……きゃっ！？」",
          "zh_text": "小草「哈、哈……没事，是……啊? !」"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "ぼんやりと夢を見ているような感覚のグラス。",
          "zh_text": "小草就像在朦朦胧胧地做着梦一样。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "なんとかタキオンに返事をしたものの、その直後に巨大化した体が天井に到達し、頭を打ち付けてしまった。",
          "zh_text": "好不容易回答了速子，但之后巨大的身体碰到了天花板，头撞了上去。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "不意の衝撃を受けたグラスは体勢を崩し、強かにお尻を床へ打ちつけてしまう。",
          "zh_text": "突然受到冲击的小草失去了平衡，屁股重重地撞到了地板上。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "ズン！",
          "zh_text": "Zun!"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "その衝撃はタキオンの研究室を揺らし、机の上や棚に置かれていた薬品がコトコトと音を立てる。",
          "zh_text": "那冲击摇晃着速子的研究室，桌子上和架子上的药品发出咔嗒咔嗒的声音。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "お尻の下では、さっきまでグラスが座っていたソファがぺちゃんこになり、中身を撒き散らし無惨な姿を晒している。",
          "zh_text": "屁股下面，刚才小草还坐着的沙发已经被压扁，里面的东西散落一地，惨不忍睹。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "グラスの巨大化は徐々にそのペースを増し、もうしばらくすれば研究室をその体で埋め尽くすのではという勢いであった。",
          "zh_text": "小草的体积越来越大，似乎再过一段时间，她的身体就会挤满整个研究室。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "タキオン「ぐ、グラス君……すまない、損はさせないと約束したのに、こんなことに……」",
          "zh_text": "速子「小、小草……对不起，我答应过不会让你吃亏的，却发生了这样的事……」"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "タキオンは巨大化に巻き込まれないよう距離を取りつつ、グラスへ謝罪する。",
          "zh_text": "速子为了不被卷入巨大化，一边保持距离，一边向小草道歉。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "タキオンからすれば、グラスを実験に付き合わせたせいでこんな状況にさせてしまい、彼女の内に困惑やタキオンへの怒りがあって当然であると考えていた。",
          "zh_text": "在速子看来，正是因为她让小草陪着她做实验，才导致小草陷入这样的境地，小草内心感到困惑和对速子的愤怒也是理所应当的。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "しかし、グラスの心には、そのような感情はなかった。",
          "zh_text": "但是，小草的心里却没有这种想法。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "始めこそ困惑が占めていたものの、少し時間が経ち自分の状態を飲み込んだ今は、むしろ喜びの念すら浮かびはじめていた。",
          "zh_text": "刚开始的时候，她确实感到很困惑，但过了一段时间，自己的状态逐渐被吞噬，现在反而开始浮现出喜悦的念头。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "グラス（私の体が、大きく－－）",
          "zh_text": "小草:（我的身体，很大——）"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "周りの景色が小さくなっていく。その事実に、グラスは巨大化願望をせき止めていた恥ずかしさが少しずつ薄れていくのを感じていた。",
          "zh_text": "周围的东西越来越小。对于这一事实，小草感到阻止自己巨大化愿望的羞耻感正在一点点消散。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "徐々にぼんやりとした感覚がなくなり、意識が鮮明になっていく。",
          "zh_text": "渐渐地，模糊的感觉消失了，意识变得鲜明起来。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "タキオン「グラス君……」",
          "zh_text": "速子「小草……」"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "グラス「……大丈夫ですよ、タキオンさん。むしろ、これが本当に私が望んでいた事です」",
          "zh_text": "小草「……速子，没关系的。倒不如说，这才是我真正希望的。」"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "タキオン「……えっ？な、何を言っているんだ君は？まさか、この状況を受け入れているというのか？正気とは思えないよ……」",
          "zh_text": "速子「……咦?你在说什么?难道你已经接受了这种状况? 我不觉得你是认真的……」"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "思ってもないグラスの言葉に、戸惑いを隠せないタキオン。眉尻は下がり、頭の上の耳もぺたりと垂れている。",
          "zh_text": "小草出乎意料的话语，让速子难掩困惑。眉尾下垂，头顶的耳朵也耷拉着。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "対するグラスは、僅かに興奮を孕んだ表情でさらに話を続ける。",
          "zh_text": "相反，小草则带着些许兴奋继续说。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "グラス「受け入れるというより……実は私、レースやトレーニングではなくて、最近巨大化したいっていうことで悩んでいたんです。それは、黙っていて申し訳ありません。本当は心に秘めたままにするつもりだったのですが、でもまさかこんな急に訪れるなんて思いもせず……♪」",
          "zh_text": "小草「与其说接受不如说……其实我并不是因为比赛和训练，而是最近想要巨大化而烦恼着。真的很抱歉，我一直沉默着。本来打算一直藏在心里的,可是没想到这个愿望这么突然就实现了……!」"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "タキオン「の、望んでいたことだったのかい……？ならば私の実験は失敗とはいえ、君の役には－－望んで……？」",
          "zh_text": "速子「这，这就是你期望的吗……那么，虽然我的实验失败了，但对你来说是有所帮助的……」"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "突然の告白であったが、なんとかタキオンにもグラスの話が理解できた。",
          "zh_text": "虽然是突如其来的坦白，但速子总算理解了小草的话。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "特殊な状況ではあるものの、グラスにとっては嬉しいことらしい。",
          "zh_text": "虽然是特殊情况，但对小草来说似乎是件高兴的事。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "少しだけ安堵の表情を浮かべたタキオンは……自分の言葉を反芻し、改めて考え込む。",
          "zh_text": "速子露出稍微放心的表情……她反复回味着小草的话，陷入了沉思。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "タキオン（彼女はトレーニングやレースでなく、巨大化したいという「願望」を持っていた。悩んでいたというが、おそらくそう見て間違いないだろう。そして私の薬は「願望」を引き出し、実現する効果を持っているはず……）",
          "zh_text": "速子（她有一个「愿望」，不是为了训练或比赛，而是想要变得更大，这让她很烦恼，这么看应该没错，我的药应该有引出「愿望」，将其实现的效果……）"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "タキオンの目の前には、すでに常人の5倍ほどの大きさのグラスがいる。",
          "zh_text": "速子的眼前，已经是常人5倍大小的小草了。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "立ち上がらずとも天井に頭がつきそうになっている彼女は、しかし幸せそうであった。",
          "zh_text": "即使不站起来，她的头也快要顶到天花板了，但她看起来很幸福。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "タキオン（まさか、実験は成功していたのか！……しかし、彼女の言う巨大化とは、どこまで－－）",
          "zh_text": "速子（难道，实验成功了!……但是，她所说的巨大化，回到什么程度——）"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "－－ギギッ、ミシミシミシ",
          "zh_text": "——吱、吱、吱、吱。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "思考の海に沈むタキオンの耳に、研究室のいたるところから木材の軋む音が入ってくる。明らかな異音にタキオンはハッとして、現実に意識を戻さざるを得なかった。",
          "zh_text": "速子陷入了沉思，研究室里到处传来木材摩擦的声音。明显的异响让速子吃了一惊，意识不得不回到现实中。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "グラスの巨大化により、研究室そのものが悲鳴を上げ始めたのだ。",
          "zh_text": "由于小草的体积越来越大，整个研究室都开始发出惨叫。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "このままでは研究室が崩壊してしまいかねない。",
          "zh_text": "这样下去，研究室可能会倒塌。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "タキオン「と、ところでグラス君！巨大化という夢ももう叶ったのだろう？私は今すぐ君を元に戻す薬を作れないか試してみる、研究室が壊れる前に一度外に出てもらえないだろうか？」",
          "zh_text": "速子「对了，小草!你的巨大化梦想已经实现了吧?我现在就试着制造能让你变回原来的药，在研究室坏掉之前，你能出去一下吗?」"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "研究室が壊れては、自分の研究も台無しになってしまうし、何よりグラスを戻す薬の開発もできなくなってしまう。",
          "zh_text": "研究室坏了的话，自己的研究也会付之东流，更重要的是，也无法开发出能让小草变回去的药物。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "だからこそグラスに外に出るよう頼んだのだが－－",
          "zh_text": "正因为如此，她才要求小草出去——"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "グラス「ぁっ……すみません、ちょっと動けないみたいです……」",
          "zh_text": "小草「啊……对不起，我好像动不了……」"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "タキオン「へっ……」",
          "zh_text": "速子「啊……」"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "再びの思ってもない返答に、固まってしまうタキオン。",
          "zh_text": "速子再次被这意想不到的回答吓得僵住了。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "グラスもタキオンの手前、一度興奮していた気持ちを鎮めて……少し、焦りのような感覚を覚えていた。",
          "zh_text": "小草也在速子面前，将一度激动的心情终于平静下来……她感到有些焦虑。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "ここはウマレーターの仮想世界ではなく、紛れもない現実の世界。仮想世界ならばこの状況を心から楽しめるが、現実で自身の願いのために、取り返しがつかないかもしれない破壊をするのは、グラスにとっては本意ではない。",
          "zh_text": "这里不是VR里的虚拟世界，而是不折不扣的现实世界。如果是在虚拟世界里，她会由衷地享受这种状态，但在现实中，为了自己的愿望，进行也许无法挽回的破坏，对她来说并非本意。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "取り返しがつかない「かもしれない」なのは、なんとかできそうな友人を1人知っているからだが。",
          "zh_text": "无法挽回的「也许」，是因为她认识一个似乎能办到的朋友。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "グラス「姿勢、変えられなくて……突き破っちゃいそうですっ……！」",
          "zh_text": "小草「姿势，无法改变……好像要撞破了……!」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "タキオン「そ、そんな……」",
          "zh_text": "速子「这、怎么会……」"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "グラスの脚が薬品の入った棚を押しのけ、試験管やビーカーなどの容器が地面に落ちて割れる音が研究室に響く。",
          "zh_text": "小草脚推开了装药品的架子，试管和烧杯等容器掉到地上摔碎的声音在研究室里回响。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "薬品が散乱する様を見て、タキオンへの申し訳なさが募るグラスだが、今は固まっているタキオンの安全を確保するのが先決であると判断した。",
          "zh_text": "看着药品散落一地的样子，小草对速子的歉意越来越强烈，但她明白，首先要确保僵住的速子的安全。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "グラス「タキオンさん！ここは危ないです！急いで旧校舎の外まで逃げてください！」",
          "zh_text": "小草「速子!这里很危险!请赶快逃到旧校舍外面去!」"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "タキオン「ぁっ……わ、分かった！すまないグラス君！」",
          "zh_text": "速子「啊……我知道了!对不起，小草!」"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "グラスの呼びかけに反応したタキオンは、再度謝罪の言葉を述べ研究室から飛び出していった。ひとまずこれで巻き込まれることはないだろう、そう判断したグラスはほっと一息をつく。",
          "zh_text": "速子对小草的呼唤做出了反应，再次道了歉，跑出了研究室。暂时不会把她卷入其中吧，小草这样判断后，松了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "しかし、そうしていられたのは束の間であった。",
          "zh_text": "但是，这只是暂时的。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "グラス「謝るのはこちら側なんですけども……さて、どうし－－きゃあっ！？」",
          "zh_text": "小草「应该道歉的是我……那么，该怎么办——啊? !」"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "ズズズズズ！メキメキメキイ！",
          "zh_text": "Zzzzzz! Mekimekimekii!"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "ズドオオオ！！",
          "zh_text": "Zdooooooo!!!"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "タキオンが研究室から離れたその直後、巨大化のペースが格段に増した。限界を迎えていた研究室の壁をグラスの脚が、天井をグラスの頭が突き破り、外からも異変が感じ取れるほどの破壊音が周囲を支配する。",
          "zh_text": "速子离开研究室后，小草身体变大的速度明显加快了。小草的脚冲破了研究室的墙壁，小草的头冲破了天花板，破坏的声音支配着周围的环境，甚至从外面都能感觉到异常。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "勢いは衰えることなく、ついにグラスの体は旧校舎の屋上を超え、外壁を破壊し、太陽の下にその姿を現す。",
          "zh_text": "巨大化的气势丝毫不减，小草的身体终于超越了旧校舍的屋顶，破坏了外墙，在阳光下露出了她的身影。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "あっという間に50倍、76mの大きさに巨大化したグラス。旧校舎の一部を瓦礫の山に変えたところで、その巨大化は一度落ち着きを見せた。",
          "zh_text": "小草的身体短时间里变大了50倍，达到了76米。在她将旧校舍的一部分变成废墟之后，她巨大的身体终于稳定了下来。。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "女の子座りで瓦礫の上に佇みぽかんとしていたグラスは、状況を飲み込むとあわてて周囲を見渡す。",
          "zh_text": "小草呆呆地站在废墟上，她明白了状况后，慌忙环视四周。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "急激な巨大化で、タキオンを巻き込んでいないか。そんな不安に駆られていたが、少し離れたところにタキオンの姿を発見したため、安堵の表情を浮かべる。",
          "zh_text": "急速的巨大化，有没有把速子也卷进来?小草正被这种不安所驱使，在不远处发现了快子的身影后，她露出了安心的表情。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "タキオン「グラス君！大丈夫かい！？」",
          "zh_text": "速子「小草!你没事吧? !」"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "グラス「タキオンさん、良かった……はい、大丈夫です。でも研究室が……」",
          "zh_text": "小草「速子，太好了……是的，我没事。但是研究室……」"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "タキオン「なに、確かに私にとっては重要なものではあったが、それは君と私の無事あってこそだ！それに、研究の内容だってある程度私の頭に入っている……薬品さえまた揃えることができれば、まあ、なんとかなるだろうさ。－－それより、この状況をどうすべきか考えないといけないねぇ」",
          "zh_text": "速子「没什么,研究室对我来说确实很重要, 但那比不上你和我的安全!而且,研究的内容也一定程度上进入我的头脑里……只要我还能把药品弄齐备的话,嗯,总会有办法的。——比起这个，现在的状况该怎么处理呢?」"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "言葉を交わしながら、周囲に意識を向けるタキオン。",
          "zh_text": "速子一边说话，一边把注意力转向周围。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "放課後、多くのウマ娘がトレーニングのため外に出ているこの時間に、旧校舎の方からとてつもない轟音が響き渡ったため、誰もが驚きそちらに目を向けていた。",
          "zh_text": "放学后，很多赛马娘外出训练的这段时间，从旧校舍那边传来一声惊人的轰鸣声，所有人都惊讶地把目光投向那里。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "すると視線の先に、座っていても校舎より高いところに顔があるような、巨大なウマ娘がいたのだ。",
          "zh_text": "他们的目光所及之处，是一个即使坐着，脸也比校舍还高的巨大赛马娘。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "研究室の存在を知っており、一部の「またタキオンか」と呆れる学園関係者以外は、それはもう大騒ぎである。",
          "zh_text": "除了知道研究室的存在，惊讶地说「又是速子吗?」的有些学员相关人士以外，其他的人都陷入了大骚动。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "さらに、トレセン学園周辺の住人からも彼女の姿が確認できたため、同じくその騒ぎは外部でも広まることとなる。",
          "zh_text": "而且，特雷森学园周边的居民也确认了她的身影，所以这次的骚动也会扩散到外部。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "夕方にはまだ遠い昼下がりの光景に、目を疑う人は多くとも見間違える人はただの1人もいなかった。",
          "zh_text": "在距离傍晚时分还很遥远的午后景象中，很多人都怀疑自己的眼睛看错了。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "どうすれば事態の収集がつくか必死に考えるタキオンであったが、グラスには1人だけ、依然としてこの状況をなんとか出来るであろうウマ娘が脳裏に浮かんでいる。",
          "zh_text": "速子绞尽脑汁地思考着如何才能收集到事态的进展，但小草里却浮现出一个依然能解决这种状况的赛马娘。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "そしてそのウマ娘もまたこの騒ぎに反応し、真っ先にグラスの下へと駆け出していた。",
          "zh_text": "而那个赛马娘也对这场骚动做出了反应，第一个跑到小草身下。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "スペ「グラスちゃ〜ん！」",
          "zh_text": "「格拉斯酱!」"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "グラス「スペちゃん！」",
          "zh_text": "小草「斯佩酱!」"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "グラスワンダーの同期であり、親友でもライバルでもあり、そしてあの日から理外のチカラを得たウマ娘、スペシャルウィーク。",
          "zh_text": "是草上飞的同期生，既是好友又是竞争对手，而且从那天开始得到了理外的力量的赛马娘，斯佩。"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "体育館の壁や床を片手間に破壊し、また復元できるほどの彼女なら、この騒動もなんとかなかったことにできるのではないだろうか。",
          "zh_text": "如果她能像斯佩一样将体育馆的墙壁和地板都破坏了后又单枪匹马地就把它重新复原的话，这场骚动应该就不会发生了吧。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "タキオン「ま、待て待て君！危ないから、近づいてはダメだよ！」",
          "zh_text": "速子「等一下，等一下!太危险了，不要靠近!」"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "グラス「いえ、タキオンさん、彼女は……スペちゃんは大丈夫です。むしろ彼女なら、この事態も解決できると思います。少し彼女とお話をさせてください」",
          "zh_text": "小草「不，速子，她……斯佩没有问题的。倒不如说，如果是她的话，应该可以解决这个问题。请允许我和她说几句话。」"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "タキオン「そ、そうなのかい？……えーと、君は……」",
          "zh_text": "速子「是、是吗?……嗯……你……」"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "スペ「はい！スペシャルウィークです！私は絶対に大丈夫なので、どうかグラスちゃんとお話させてもらえませんか？」",
          "zh_text": "斯佩「是的!这里是斯佩!我绝对没问题的，所以能不能允许我跟格拉斯酱好好谈谈?」"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "どうやらグラスとスペの間では、この状況をなんとかする算段があるらしい。",
          "zh_text": "看样子，小草和斯佩之间已经有了应对这种状况的计划。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "皆目検討もつかないが、タキオンはしばし考え、彼女たちに委ねることとした。",
          "zh_text": "速子稍微考虑了一下，就决定交给她们。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "タキオン「スペシャルウィーク君か……うむ。確かに私には、今どうすべきか正直なところ考えがちっとも浮かばない。君たちが大丈夫というのなら、分かった、2人で話し合うといい」",
          "zh_text": "速子「是斯佩吗……嗯。老实说，我确实想不出现在该怎么做。既然你们都没问题，那我明白了，你们两个人好好谈谈就行了。」"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "スペ「はい！ありがとうございます！」",
          "zh_text": "斯佩「好的!谢谢!」"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "グラス「ありがとうございます、タキオンさん」",
          "zh_text": "小草「谢谢你，速子。」"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "タキオン「いや、礼を言われるほどのことではないさ……さて、2人とも。私は、せめて他のウマ娘たちが近づかないように、なんとか説明をしてくるとするよ」",
          "zh_text": "速子「不，不值得道谢……好了，二位，我想办法向大家解释一下，至少不让其他赛马娘靠近。」"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "そう言ってその場を離れ、多くのウマ娘が集っていたターフへ向かうタキオン。2人はそれを見届けてから、話し合いを始めた。",
          "zh_text": "速子说着离开了那里，去了聚集了很多赛马娘的草地。两人看到了这点之后，开始交谈。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "スペ「それでグラスちゃん、なんで大きくなっちゃったの？」",
          "zh_text": "斯佩「那么，格拉斯酱，你怎么变大了呢?」"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "グラス「えっと、あの白衣のウマ娘さん。アグネスタキオンさんって言うんですけど、その人の実験に参加して－－」",
          "zh_text": "小草「嗯，就是那个穿白大褂的马姑娘。她叫爱丽速子，我参加了她的实验——」"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "グラスから一通りの話を聞き、スペも状況を把握する。",
          "zh_text": "从小草那里听了一遍，斯佩也掌握了状况。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "グラスが巨大化願望を持っていたことにはスペも驚いたが、最近悩んでいた様子だったのはそれだったのかと、話を聞いてあげられなかったことを悔しく思う。",
          "zh_text": "小草有变得巨大的愿望，这一点让斯佩也很吃惊，她很后悔没能听小草倾诉，原来小草最近很烦恼。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "笑うことはしない。自分もきっかけの一つであるみたいだし、チカラを振るうことの楽しさも、それを我慢しようとする彼女の性格もよく知っているから。",
          "zh_text": "斯佩没有笑，她意识到自己好像也是其中的一个契机，而且她也很了解施展力量的乐趣，以及小草忍耐的性格。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "そして次が本題、この状況をスペはなんとか出来るのか、ということである。",
          "zh_text": "然后，接下来是正题，这个状况能不能做点什么呢。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "グラス「－－ということなんですが、スペちゃん……私が壊しちゃったところ、直せますか？」",
          "zh_text": "小草「也就是说，斯佩酱……我弄坏了的地方，你能修好吗?」"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "スペ「うーん、私がやったことじゃないから試してみないと分からないけど……とりあえず、その旧校舎を直してみたいから一度離れてみて！」",
          "zh_text": "斯佩「嗯，虽然这不是我做过的事情，但不试试怎么知道呢……总之，我想把旧校舍修好，你先离开学校看看!」"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "グラス「ええ、わかりました」",
          "zh_text": "小草「嗯，我知道了。」"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "グラスは出来るだけ被害を広げないように、姿勢を低く保ったままそっと抜け出す。",
          "zh_text": "小草为了尽量不让的危害扩大，压低身体，悄悄溜了出去。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "動かした脚や体が旧校舎に少しぶつかり、破壊音とともに瓦礫を増やしてしまったが、それ以外は特に被害もなく瓦礫の山から広いスペースに移動することができた。",
          "zh_text": "她挪动的脚和身体稍微撞到了旧校舍，伴随着破坏的声音，瓦砾增加了，但除此之外并没有造成其他损失，小草得以从瓦砾堆中移动到广阔的空间。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "グラス「移動できました。スペちゃん、お願いします」",
          "zh_text": "小草「移动好了。斯佩，麻烦你了。」"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "スペ「うん！」",
          "zh_text": "斯佩「嗯!」"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "何もない空中を見つめて指を滑らせるスペを見守るグラス。聞いた話では「コントロールパネル」なるものが浮かび上がっているらしいのだが、生憎この目で確かめることはできないみたいだ。",
          "zh_text": "小草注视着斯佩，斯佩盯着空荡荡的空气，滑动着手指。据她所知，里面似乎浮现出一个叫「控制面板」的东西，但不巧的是，她似乎无法亲眼确认。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "現状ではスペのチカラが頼みの綱であるため、グラスは内心うまくいかなかったらという心配があった。",
          "zh_text": "目前，她们唯一能依靠的是斯佩的力量，所以小草暗自担心，这可能会行不通。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "しかし今回は杞憂だったようで、やがてスペが何かをタップするような動きをすると、かつての体育館の時のように一瞬で旧校舎は元の形を取り戻す。",
          "zh_text": "但这次似乎是杞人忧天，不久，只要斯佩做出轻敲的动作，旧校舍就会像以前的体育馆一样，瞬间恢复原来的形状。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "スペ「あっ、元に戻せたよグラスちゃん！」",
          "zh_text": "斯佩「啊，恢复原状啦，格拉斯酱!」"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "グラス「ほっ……そうみたいですね。ありがとうございます、スペちゃん♪」",
          "zh_text": "小草「啊……好像是这样。谢谢你，斯佩酱♪」"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "スペ「いいのいいの！それにしても、私が壊しちゃったものじゃなくても戻せるんだ……不思議だな〜」",
          "zh_text": "斯佩「好了好了!话说回来，即使不是我弄坏的东西也能修回去……真不可思议啊~」"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "グラス「スペちゃんでも分かってないことがまだあるんですね。今度、いろいろ試してみましょう？」",
          "zh_text": "小草「连斯佩酱也有不明白的地方啊。下次，多尝试一下吧?」"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "スペ「うん！まだよく見てないものもたくさんあるし……みんなと一緒に、いっぱい調べようね！」",
          "zh_text": "斯佩「嗯!还有很多没仔细看的东西……和大家一起，好好调查一下吧!」"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "思っていた通りの結果が得られて、ひとつ心配がなくなり和気藹々の2人。",
          "zh_text": "得到了预想的结果，两人不再担心，一片和睦的情景。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "そこに、血相を変えたタキオンが急ぎ足で戻ってきた。",
          "zh_text": "这时，速子脸色大变，快步走了回来。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "タキオン「ふ、2人とも！さっきこっちの方で崩れる音が－－なっ……」",
          "zh_text": "速子「喂，二位!刚才这边传来了倒塌的声音……」"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "戻ってきた。が、グラスの横で何事もなかったかのように元通りになっている旧校舎を見て、よく分からない体勢のまま固まってしまう。",
          "zh_text": "速子回来了。可是，看着小草身旁，好似什么都没发生的恢复原状的旧校舍，她以搞不清楚情况的姿势楞住了。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "状況が飲み込めないタキオンに、2人は声をかける。",
          "zh_text": "速子搞不清状况，二人对她说。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "スペ「あっ！えっと、タキオンさん！元通りにできましたよ！」",
          "zh_text": "斯佩「啊!那个，速子小姐!已经恢复原样了!」"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "グラス「タキオンさん、ご迷惑をお掛けしました。念のため、タキオンさんの研究室も確認していただけませんか？申し訳ありませんが、私には小さすぎて中が見えなくて……」",
          "zh_text": "小草「速子小姐，给您添麻烦了。以防万一，能请速子小姐确认一下的研究室的情况吗?很抱歉，旧校舍太小了，我看不见里面……」"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "タキオン「あ、ああ……」",
          "zh_text": "速子「啊，啊……」"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "生返事をしたタキオンは、ややふらついた足取りで研究室に向かう。",
          "zh_text": "速子含糊地应了一声，步履蹒跚地走向研究室。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "しばらく2人が待っていると、タキオンが旧校舎から姿を現した。",
          "zh_text": "两人等了一会儿，速子从旧校舍出来了。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "タキオン「……戻っていたよ」",
          "zh_text": "速子「……东西都回来了。」"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "信じられないものを見たような顔でタキオンが告げる。",
          "zh_text": "速子一脸难以置信的表情说道。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "実際信じられない光景だったのだろう。グラスの体が研究室を、旧校舎を破壊する様を誰よりも近くで目の当たりにしたのだから。",
          "zh_text": "实际上是难以置信的光景吧。因为他比任何人都近距离目睹了小草的身体破坏研究室、旧校舍的样子。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "グラス「良かったです、あとは周りの方々を鎮めることですね♪」",
          "zh_text": "小草「太好了，接下来就是让周围的人冷静下来了。」"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "スペ「あれ？グラスちゃんを元に戻すんじゃないの？」",
          "zh_text": "斯佩「咦?不是要把格拉斯酱恢复原状吗?」"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "グラス「……えっと、それは後で……そう、タキオンさんが薬をつくってくれるそうなので、今は大丈夫ですよ？」",
          "zh_text": "小草「那个……那个待会儿……对了，速子小姐好像会给我做药，所以现在不要紧吧?」"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "タキオン「う、うむ。そのことを違えるつもりはないが……研究室も無事のようだし、今すぐ取り掛かることも可能だぞ？」",
          "zh_text": "速子「嗯、呃，那个稍后……研究室好像也没事了，现在马上就可以着手。」"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "グラス「い、いえ！まずは周りの方に、もっとしっかり説明しないと！」",
          "zh_text": "小草「不、不!首先得向周围的人好好说明!」"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "どこかアセアセとしているグラス。確かに周囲に状況を説明して落ち着いてもらうことも大事だが、グラスの本音はそこではない気がした。",
          "zh_text": "小草心里好像藏着什么东西。确实，向周围人说明情况，让他们冷静下来也很重要，但斯佩觉得小草的真实想法并不在此。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "察するに……",
          "zh_text": "她推测……"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "スペ「……？もしかしてグラスちゃん、まだあまり元に戻りたくなかったりする？」",
          "zh_text": "斯佩「……难道格拉斯酱还不太想恢复原状吗?」"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "グラス「ぁぅ」",
          "zh_text": "小草「啊。」"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "図星である。",
          "zh_text": "她说中了。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "2人にはすでに話したことだが、グラスは長らく巨大化願望を抑えていた。事故のようなもので、まだ事態が解決していない現状は不謹慎だと分かってはいるが……まだ満足には遠く、この巨大化を堪能していたい気持ちがあった。",
          "zh_text": "小草已经跟两人说过了，她一直压抑着自己的巨大化的愿望。虽然她知道目前这种像事故一样还没有解决的情况是不合适的，但……她还远远不满足，想要继续享受这种巨大化的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "それをスペに見抜かれたグラスは顔を赤くして、両手で顔を覆う。その様子は、悪いことを咎められて体を縮こませる子供のようであった。今は誰よりも大きいのだが。",
          "zh_text": "小草被斯佩看穿了，脸涨得通红，双手捂住了脸。那样子，就像被指责做坏事而缩成一团的孩子。虽然现在她比谁都大。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "タキオン（－－何？まだ、満足していない？）",
          "zh_text": "速子（——什么?还不满足?）"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "そんな2人をよそに、タキオンは2人の会話を聞き思案顔になる。",
          "zh_text": "速子没有理会这样的二人，听着二人的对话，一副思考的表情。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "タキオン（そんなはずはない。あの薬は、一時的でも「願望」は余すことなく引き出せるものだった。事実、こうして巨大化という非現実的な物事ですら現実のものとなった。",
          "zh_text": "速子（不可能的。那种药，即使是暂时的，也能毫无保留地引出「愿望」。事实上，就连巨大化这种非现实的事物也变成了现实。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "つまり薬が正しく作用していたのは確かだが……それで満足できていないという結果はあり得ない！）",
          "zh_text": "也就是说，确实是药物发挥了正确的作用……不可能有不满足的结果!）"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "ならば、他に何か原因があるはずだ。",
          "zh_text": "那么，应该还有其他原因。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "薬はやはり未完成で、中途半端な効果だったのか？可能性としてはそれが最も高そうだが、どうもしっくりこない。",
          "zh_text": "药果然没有完成，效果不理想吗?虽然可能性最高，但总觉得不太合适。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "効果が中途半端なら、今ごろグラスの大きさだって元に戻って－－",
          "zh_text": "如果效果不理想，那么现在小草的大小应该都已经恢复了——"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "タキオン（っ！そうだ！よく考えたら、なぜグラス君の大きさはまだ元に戻っていない！？元に戻る薬など作らなくとも、こんな大それた効果は長続きなどしない！もし中途半端な出来であるなら尚更だ！",
          "zh_text": "速子（啊!没错!仔细想想，为什么小草的大小还没有恢复!?即使不做能恢复原状的药，这种巨大化的效果也不会持续太久!如果药效不理想的话就更不用说了!"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "……前提が違うはずだ。やはりあの薬は成功していて、それでもグラス君の「願望」は途中までしか引き出せなかった。だが効果自体は切れず、彼女の体は大きいまま。",
          "zh_text": "……前提应该不一样。果然那药成功了，即便如此，小草的「愿望」也只引出了一半。但是效果本身并没有中断，她的身体依然很大。"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "そして今の彼女は、まだ元に戻ることを心の内では拒んでいて……ッ！）",
          "zh_text": "而现在的她，内心仍然拒绝回到从前……!）"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "ここまで考えて、タキオンの中に一つの考えが浮かぶ。それはあまりに信じがたい内容であるが、しかし今起きていることへの説明がつく。",
          "zh_text": "想到这里，速子心中浮现出一个想法。这实在是太令人难以置信了，但也解释了正在发生的事情。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "すなわち－－",
          "zh_text": "也就是说——"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "スペ「－－さん？タキオンさん！」",
          "zh_text": "斯佩「——?速子小姐!」"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "タキオン「ｯハ……ど、どうしたんだいスペシャルウィーク君？」",
          "zh_text": "速子「啊哈……怎么了，斯佩?」"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "思考の海に沈むタキオンに、スペから大きな声がかけられる。突然のことにタキオンは思考を中断し、スペに向き直った。",
          "zh_text": "速子陷入了思考的海洋中，斯佩大声喊道。这突如其来的事情打断了速子的思考，她转向斯佩。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "スペ「えっと、タキオンさんがずっと固まってたのと、これからどうするかグラスちゃんと決めたので……あと、私のことはスペって呼んでいただいて構いませんよ！」",
          "zh_text": "斯佩「嗯，速子小姐一直僵在那里，我已经决定好接下来该怎么办了……以后，你就叫我斯佩吧!」"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "タキオン「あ、ああ分かった。ではスペ君、方針はどうなったんだい？」",
          "zh_text": "速子「啊，我知道了。那么，斯佩，计划怎么样了?」"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "スペ「私はやっぱりグラスちゃんの意志が最優先かなって思ったので、先に周りの人たちを説得することにしました！早く安心させた方がいいっていうのも確かですし！」",
          "zh_text": "斯佩「我觉得还是格拉斯酱的意志最重要，所以决定先说服周围的人!也确实应该早点让他们安心!」"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "タキオン「ふむ、なるほど。私も異論はないよ」",
          "zh_text": "速子「嗯，原来如此。我也没有异议。」"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "スペ「ありがとうございます！良かったねグラスちゃん！」",
          "zh_text": "斯佩「谢谢!太好了，格拉斯酱!」"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "グラス「はぃ……」",
          "zh_text": "小草「好……」"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "まだグラスは先ほどの恥ずかしさが抜けきっていないようで、消え入りそうな声だった。",
          "zh_text": "小草似乎还没有完全摆脱刚才的羞耻感，声音几乎要消失不见了。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "改めて現状を振り返り、外に目を向ける。物理的な損害は元に戻せることが分かったが、騒動自体はまだ収まったわけではない。",
          "zh_text": "重新回顾现状，将目光转向外部。虽然知道了物理性的损失可以恢复，但骚乱本身还没有平息。"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "学園のウマ娘たちの方はタキオンの説明により多少は落ち着きを見せているものの、学園周辺の住人にはまだカバーが行き届かず、未だに大騒ぎであった。",
          "zh_text": "校园里的赛马娘们在速子的解释下多少有些平静，但校园周边的居民还没有覆盖到，还是一片混乱。"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "巨大化したグラスが姿を見せてから今まででむしろその規模は増しており、遠くからは警察車両のサイレンの音すら聞こえてくる。",
          "zh_text": "自从巨大的小草出现至今，骚乱规模反而更大了，远处甚至能听到警车的警笛声。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "3人「「「……」」」",
          "zh_text": "3人「「……」」"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "……すでに単なる話し合いでの事態の収束は見込めそうにない。",
          "zh_text": "……看来单纯的对话已经无法平息事态了。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "グラス「……スペちゃん、なんとかできませんか？」",
          "zh_text": "小草「……斯佩，你能想点办法吗?」"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "スペ「わ、私ぃ！？うぅ、でも私じゃないともうどうしようもなさそうだよね……むぅ〜、どうすりゃいいんだべ〜……？」",
          "zh_text": "斯佩「哇，我啊! ?嗯，是不是我也没什么办法呢……嗯，该怎么做才好呢……?」"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "タキオン「……例えば彼らに、グラス君が巨大化してからの記憶を忘れさせることなどはできないのかね？」",
          "zh_text": "速子「……就不能让他们忘记小草变大后的记忆吗?」"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "グラスペ「「それです！！」」",
          "zh_text": "小草「「就是那个! !」」"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "タキオン「うわっ！？……グ、グラス君は少し声を抑えてくれ！」",
          "zh_text": "速子「哇? !……小草，你控制一下声音!」"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "グラス「あっ……申し訳ありません、つい……」",
          "zh_text": "小草「啊……不好意思，一不小心……」"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "タキオンの提案に光明を見出し、思わず2人揃って大きな声をあげる。",
          "zh_text": "速子的提议让二人看到了曙光，二人不约而同地大声喊道。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "スペはともかく、今のグラスの加減されていない声はとんでもない大音量となって、付近のガラス窓をビリビリと震わせてしまう。",
          "zh_text": "小草还没控制过的声音，音量大得不得了，把附近的玻璃窗都震得颤动。"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "近くにいたタキオンにもそれは襲いかかり、反射的に耳を畳んでしゃがみ込む姿と抗議の声に、グラスはただ謝罪の言葉を返すしかなかった。",
          "zh_text": "身边的速子也受到了袭击，面对反射性地缩起耳朵蹲下的身影和抗议的声音，小草只能报以道歉。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "ちなみにもっと近くにいたはずのスペはピンピンしている。",
          "zh_text": "顺带一提，原本应该在更近的地方的斯佩却很认真。"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "それはそうと、タキオンの案だ。",
          "zh_text": "对了，速子的方案。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "スペは再び自分にしか見えないコントロールパネルを開き、目的のための項目を探していく。",
          "zh_text": "斯佩再次打开只有自己才能看到的控制面板，寻找要达到目的的项目。"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "だが……",
          "zh_text": "但是……"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "グラス「……スペちゃん、どうですか？」",
          "zh_text": "小草「……斯佩酱，怎么样?」"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "スペ「……グラスちゃん、どうしよう。できないかも……」",
          "zh_text": "斯佩「……格拉斯酱，怎么办?我可能做不到……」"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "グラス「ッ！？そ、そんな……スペちゃんでも……？」",
          "zh_text": "小草「! ?这、这……连斯佩酱也……」"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "頼みの綱であるスペのチカラでも、「記憶を失わせる」ことは、今までとは勝手が違うらしかった。",
          "zh_text": "即使是可以托付的力量，在「让人失去记忆」这件事上，似乎也与以往不同。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "実際のところ、スペは現実世界で人々から記憶を忘れさせることはできない。",
          "zh_text": "实际上，在现实世界中，斯佩无法让人们忘记记忆。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "仮想世界ならば「住民生成機能」のオンオフを切り替えることで記憶のリセットが可能だが、現実世界の生身の人々はこのチカラで生み出された存在ではないために、たとえ行使しても何の影響も無いのである。",
          "zh_text": "在虚拟世界中，可以通过切换「居民生成功能」来重置记忆，但现实世界中活生生的人并不是用这种力量产生出来的，所以即使行使也不会有任何影响。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "つまり現実世界では実質、スペのチカラの「住民生成機能」そのものに制限がかかっている状態となり、それに伴い記憶を失わせることは不可能なのだ。",
          "zh_text": "也就是说，在现实世界中，实际上，斯佩的力量中的「居民生成功能」本身处于受到限制的状态，因此，记忆的丧失是不可能的。"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "とはいえそれを抜きにしても、人知を超えたチカラであることに変わりはないのだが。",
          "zh_text": "话虽如此，即使撇开这些不谈，它依然是超越人类智慧的力量。"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "余談ではあるが、もしスペが一度でもその気になって仮想世界で行った蹂躙を現実世界で起こしていたら、たとえその後に地球と人々を復活させても世界中の人々の記憶と記録にスペの存在が刻み込まれて、大混乱を起こしていた。",
          "zh_text": "附带提一下, 如果斯佩意图把在虚拟世界中进行的蹂躏在现实世界中发生的话，即使之后让地球和人们复活，斯佩的存在也会刻在全世界人们的记忆和记录上，引起大混乱。"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "本人は気にしたことはなかったが、今世界が同じ営みを続けていられるのは、ひとえにスペが現実世界で「遊ぶ」気がなかったためだ。",
          "zh_text": "虽然本人并没有在意过，但现在的世界之所以能继续过着同样的生活，完全是因为斯佩不想在现实世界里「玩耍」。"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "話を戻して、今度ばかりは2人とも途方に暮れる。グラスに至っては、もはや取り返しはつかないのかという思いから、先ほどの恥ずかしさと相まって少し泣きそうにすらなっていた。",
          "zh_text": "话又说回来，这次两人都走投无路了。至于小草，都觉得事态已经无法挽回了，加上刚才的羞耻感，她甚至有点想哭。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "そんな状況を変えたのは、またしてもタキオンによる提案だった。",
          "zh_text": "改变这种状况的，又是速子的提案。"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "タキオン「……グラス君。これは分が悪いというか、殊更現実味に欠けることなのだが……「周囲の人々から自分が巨大化してからのことを忘れてほしい」と、強く願ってみたまえ」",
          "zh_text": "速子「……小草，这是不正确的，或者说是缺乏现实感的事情……你应该强烈地希望周围的人忘掉自己变大后的事情。」"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "グラス「……え？は、はい……」",
          "zh_text": "小草「什么?是……」"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "そんなことをして何か変わるのか、という思いがグラスにはあったが、他に手があるかというと、正直なところ浮かばない現状である。",
          "zh_text": "这样做能改变什么吗?小草心里有这样的想法，但说实话，现在想不出别的办法。"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "グラスは、学園を取り囲み大声で騒ぎ立てる人々を見下ろし、そして目を閉じる。",
          "zh_text": "小草俯视着围着学园大声喧哗的人群，然后闭上了眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "グラス（周囲の人々から、私が巨大化してからのことを忘れてほしい－－）",
          "zh_text": "小草:（希望周围的人忘记我变得巨大之后的事情——）"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "そして、心の底から願った。",
          "zh_text": "然后，她开始打心底里祈祷。"
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "その瞬間。",
          "zh_text": "那一瞬间。"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "静寂。",
          "zh_text": "一片静寂。"
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "グラス（－－えっ？）",
          "zh_text": "小草:（诶?）"
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "あれだけ喧騒に満ちていた周囲から、しばしの間あらゆる声が消え、ただ警察車両のサイレンの音だけが遠くから響く。",
          "zh_text": "在那充满喧嚣的周围，一时间所有的声音都消失了，只有警车的警笛声从远处响起。"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "思わず目を開き、再び周囲を見渡すと、タキオンとスペ以外は例外なくぽかんとした表情を浮かべているのがかろうじて捉えられ、皆固まっているのが目に入った。",
          "zh_text": "小草不由自主地睁开眼睛，再次环视四周，好不容易看到除了速子和斯佩之外，其他人无一例外都露出了呆呆的表情，所有人都僵住了。"
        },
        {
          "id_line": 348,
          "ja_text": "しかし一瞬後には、思い出したかのように再び喧騒が周囲に響き渡る。",
          "zh_text": "但是，一瞬间之后，喧嚣又像想起了什么似的再次回荡在周围。"
        },
        {
          "id_line": 349,
          "ja_text": "それは学園敷地外の住人からだけでなく、タキオンが説得してある程度収まりを見せていたはずのトレセン学園側からも響いていた。まるで、「今初めて巨大化したグラスを目にした」かのように。",
          "zh_text": "这次不仅来自校园外的居民，就连在速子的劝说下已经有所收敛的特雷森学园方面也发出了声音，就像「第一次看到巨大的小草」一样。"
        },
        {
          "id_line": 350,
          "ja_text": "グラス「す、スペちゃん……何かしましたか……？」",
          "zh_text": "小草「斯、斯佩酱……你做了什么吗?」"
        },
        {
          "id_line": 351,
          "ja_text": "スペ「う、ううん！私何もしてないよ！」",
          "zh_text": "斯佩「呃、呃!我什么都没做!」"
        },
        {
          "id_line": 352,
          "ja_text": "今起きた不可解な出来事に困惑する2人。スペはわたわたとし、グラスは思考に耽る。",
          "zh_text": "二人对现在发生的不可理解的事情感到困惑。小草陷入了思考。"
        },
        {
          "id_line": 353,
          "ja_text": "グラス（スペちゃんが本当に何もしてないなら、私が？でも、私にはそんなチカラはないはず……なぜ－－）",
          "zh_text": "小草（斯佩酱真的什么都没做的话，是因为我?但是，我应该没有那种力量……为什么——）"
        },
        {
          "id_line": 354,
          "ja_text": "タキオン「－－ふぅン、やはりか。いやはや、我ながら恐ろしさを覚えずにはいられないな」",
          "zh_text": "速子「哦，果然如此。哎呀，连我自己都感到害怕。」"
        },
        {
          "id_line": 355,
          "ja_text": "グラス「……タキオンさん？何か分かったのですか？」",
          "zh_text": "小草「速子小姐?你明白什么了吗?」"
        },
        {
          "id_line": 356,
          "ja_text": "スペ「えっ！？タキオンさん、教えてください！」",
          "zh_text": "斯佩「啊?速子，请告诉我!」"
        },
        {
          "id_line": 357,
          "ja_text": "そんな2人をよそに、タキオンはただ1人、物知り顔で納得した風であった。何が起こったのか説明を求めるグラスとスペに、タキオンは頭の中で言葉を纏めてから2人に話し出す。",
          "zh_text": "速子却不理会这两个人，一副见多识广的样子。小草和斯佩要求解释到底发生了什么，速子在脑海中整理了一下语言，对两人说。"
        },
        {
          "id_line": 358,
          "ja_text": "グラス「……おそらくこれは、グラス君が飲んだ薬の影響だ」",
          "zh_text": "小草「恐怕是受到了我吃的药的影响。」"
        },
        {
          "id_line": 359,
          "ja_text": "スペ「薬……？グラスちゃんから話は聞きましたけど、その実験は失敗で、グラスちゃんが大きくなっちゃっただけじゃないんですか？」",
          "zh_text": "斯佩「药……?我听格拉斯酱说过，那个实验失败了，不是只是格拉斯酱变大了吗?」"
        },
        {
          "id_line": 360,
          "ja_text": "タキオン「ああ、そういえば言ってなかったのだが……あれはどうも成功だったようだ。いや、成功どころではないな。とんでもない大成功だ」",
          "zh_text": "速子「啊，这么说来，我没告诉你们……实验显然是成功了。不，不止是成功，是不得了的大成功。」"
        },
        {
          "id_line": 361,
          "ja_text": "グラスペ「「……？」」",
          "zh_text": "小草「「……?」」"
        },
        {
          "id_line": 362,
          "ja_text": "失敗だったはずが、成功を超えてとんでもなく大成功。",
          "zh_text": "本应该是失败的实验，却超越了成功，意外地获得了巨大的成功。"
        },
        {
          "id_line": 363,
          "ja_text": "話が見えてこない2人に、タキオンは先ほど導いた考えを話し出した。",
          "zh_text": "面对不理解话语的两人，速子说出了刚才引导的想法。"
        },
        {
          "id_line": 364,
          "ja_text": "----------",
          "zh_text": "----------"
        },
        {
          "id_line": 365,
          "ja_text": "グラス「えっとつまり、私が巨大化したのは、私の中にあった巨大化したいという「願望」をあの薬が引き出したから。それで、実は実験は成功していた。",
          "zh_text": "小草「嗯，也就是说，我之所以变得巨大，是因为那剂药引出了我内心想要变得巨大的「愿望」。所以，实际上实验是成功的。"
        },
        {
          "id_line": 366,
          "ja_text": "さらに、途中から「薬が私の願望を引き出す」のではなく、「私が薬で願望を引き出している」状態に変わってしまった。それは巨大化が収まったあの瞬間で、巨大化したいという思いより、タキオンさんを巻き込みたくないという思いが強かったからそこで巨大化が止まった。",
          "zh_text": "而且，从中途开始，就不是「药引出了我的愿望」，而是「我用药引出了愿望」。那是巨大化结束的那一瞬间，比起想要巨大化的想法，我更不想让速子卷入其中，所以就停止了巨大化。"
        },
        {
          "id_line": 367,
          "ja_text": "一時的なはずの薬の効果が切れていないのは、もはや薬の効果時間ではなく、私がまだ元に戻らないことを望んでいるから。",
          "zh_text": "本来应该是暂时的药效却还没有结束，这已经不是因为药效的时间了，而是因为我希望不恢复到原来的状态。"
        },
        {
          "id_line": 368,
          "ja_text": "これだけのことを説明できてもまだ眉唾でしたが、先ほどの出来事から確信を得た。",
          "zh_text": "这样可以解释一切，刚才的事情让我确信了。"
        },
        {
          "id_line": 369,
          "ja_text": "……それで、とんでもない大成功、ということですか？」",
          "zh_text": "……因此，实验取得了意想不到的巨大成功?」"
        },
        {
          "id_line": 370,
          "ja_text": "タキオン「ああ、私の考えはそういうことだ。まだ不明な部分もあるが、恐らく間違ってはいないだろう」",
          "zh_text": "速子「嗯，我的想法是这样的。虽然还有不清楚的地方，但应该没有错。」"
        },
        {
          "id_line": 371,
          "ja_text": "スペ「……グラスちゃん、私よりすごいことできるようになってない？」",
          "zh_text": "斯佩「……格拉斯酱，你是不是能做比我更厉害的事情了?」"
        },
        {
          "id_line": 372,
          "ja_text": "グラス「私もまだ実感は湧きませんけど、そうなのかもしれませんね♪」",
          "zh_text": "小草「我也还没有实感，不过，也许是这样吧♪」"
        },
        {
          "id_line": 373,
          "ja_text": "グラスは、願ったことを自在に引き起こすというとんでもないチカラを得ていたことが分かった。",
          "zh_text": "小草获得了一种令人意想不到的力量，能够自在地实现自己的愿望。"
        },
        {
          "id_line": 374,
          "ja_text": "スペのチカラよりも使い勝手がよく、しかも制限らしい制限すら今のところ見当たらない、まさしく圧倒的なチカラ。",
          "zh_text": "比控制面板的功能更方便，而且现在连像样的限制都找不到，简直是压倒性的力量。"
        },
        {
          "id_line": 375,
          "ja_text": "このまま小さくなり、再び周囲からこの出来事の記憶を忘れるよう願えば、自分に宿ったこのチカラ以外の全てをなかったことにできるのだろう。",
          "zh_text": "如果就这样变小，希望周围的人能够忘记这件事的记忆，那么除了自己身上的这份力量以外，就可以假装这一切都没发生吧。"
        },
        {
          "id_line": 376,
          "ja_text": "－－もう、何だってなかったことにできると分かったのだから。",
          "zh_text": "——因为我知道什么都可以当作没有发生过。"
        },
        {
          "id_line": 377,
          "ja_text": "これ以上抑えているのは、限界だった。",
          "zh_text": "再压抑下去就要到极限了。"
        },
        {
          "id_line": 378,
          "ja_text": "タキオン「ふう……今回ばかりは心の底から焦ったよ。しかしなんとか無事に収まりそうでよかった、さあグラス君、全て元に戻してくれるかい？」",
          "zh_text": "速子「哼……这次我打心底里着急。不过总算能顺利结束了，真是太好了，来，小草，你能帮我把一切恢复原状吗?」"
        },
        {
          "id_line": 379,
          "ja_text": "グラス「－－ごめんなさい、タキオンさん。今はまだ、戻したくありません♪」",
          "zh_text": "「对不起，速子。我现在还不想变回去♪」"
        },
        {
          "id_line": 380,
          "ja_text": "タキオン「……えっ？」",
          "zh_text": "速子「什么?」"
        },
        {
          "id_line": 381,
          "ja_text": "タキオンは一つ忘れていることがあった。それは、グラスはまだ満足していなかったということ。",
          "zh_text": "速子忘了一件事。那就是小草还不满足。"
        },
        {
          "id_line": 382,
          "ja_text": "グラスにしてみれば、自ら踏み出せなかった一歩目を、折角こうして歩ませてもらったのだ。",
          "zh_text": "对小草来说，自己始终没能迈出的第一步，现在总算是这样迈出来了。"
        },
        {
          "id_line": 383,
          "ja_text": "しかも、思ってもないほどの規格外のチカラまでついてきて。",
          "zh_text": "而且，还获得了意想不到的规格之外的力量。"
        },
        {
          "id_line": 384,
          "ja_text": "なればこそ。",
          "zh_text": "正因为如此。"
        },
        {
          "id_line": 385,
          "ja_text": "このチカラ、心ゆくまで存分に振るいたい－－！",
          "zh_text": "这份力量，小草想尽情发挥——!"
        },
        {
          "id_line": 386,
          "ja_text": "ズズズズズズ！",
          "zh_text": "Zuzuzuzuzuzu!"
        },
        {
          "id_line": 387,
          "ja_text": "ドゴオオオオオオン！！",
          "zh_text": "轰隆轰隆轰隆! !"
        },
        {
          "id_line": 388,
          "ja_text": "タキオン「なっ……ぐ、グラス君！？」",
          "zh_text": "速子「啊……小草? !」"
        },
        {
          "id_line": 389,
          "ja_text": "スペ「うわわ！グラスちゃん、大きくなってます……！」",
          "zh_text": "斯佩「哇!格拉斯酱，又变大了……!」"
        },
        {
          "id_line": 390,
          "ja_text": "グラスの中のリミッターが外れ、その「願望」が、止まっていた巨大化の再開という形で現れる。激しい地響きが発生し、立つことすらままならないそれにタキオンとスペは手と膝を地面について耐えるしかなかった。",
          "zh_text": "小草心中的限制器被打开，那个「愿望」以停止的巨大化的重新开始的形式出现。由于地面剧烈的地晃动，速子和斯佩连站都站不稳，只能用手和膝盖撑着地面。"
        },
        {
          "id_line": 391,
          "ja_text": "グラスの巨大化は実験室を突き破った時より遥かにハイペースで、女の子座りをしていたグラスはその片脚で旧校舎を一瞬で全壊させ、その先に広がる住宅街をも侵食して更地に変えていく。",
          "zh_text": "小草现在的巨大化比冲破实验室时的速度要快得多，女孩子坐姿的小草用一只脚瞬间将旧校舍全部踩烂，甚至侵蚀了分布在它之外的住宅区，使之变成一片空地。"
        },
        {
          "id_line": 392,
          "ja_text": "反対の脚ではトレセン学園の敷地をすべて敷き潰し、トレセンを囲うように集まっていた住人たちを住宅ごとスカートに包まれたお尻で押し潰す。",
          "zh_text": "另一只脚把特雷森学园的所有用地全部踩平，用裙子包裹着的屁股把聚集在特雷森周围的居民全部压扁了。"
        },
        {
          "id_line": 393,
          "ja_text": "巨大化を続け地上を覆うグラスの体は、街の人々に逃げるどころか状況を理解するだけの時間すら与えず、ひとつの学園と街を完全に消し去り、そこにいた人々を1人残らず滅ぼした。",
          "zh_text": "持续巨大化、覆盖着大地的小草的身体，不仅没有给街上的人们逃跑的时间，甚至连理解状况的时间都没有，一个学园和城市就完全消失，在那里的人们一个不剩地毁灭了。"
        },
        {
          "id_line": 394,
          "ja_text": "ただ2人、タキオンとスペを残して。",
          "zh_text": "只剩下了2个人，速子和斯佩。"
        },
        {
          "id_line": 395,
          "ja_text": "ズズズ……",
          "zh_text": "Zuzuzuzuzuzu!"
        },
        {
          "id_line": 396,
          "ja_text": "しばらくしてグラスの再巨大化は落ち着きを見せた。揺れが収まり、2人は顔を上げて左右を見渡す。",
          "zh_text": "过了一段时间，小草的再巨大化停止了。摇晃平息后，两人抬起头环顾左右。"
        },
        {
          "id_line": 397,
          "ja_text": "学園や街が存在していたそこは、自然も建物もすべて削り取られ、土が剥き出しとなり、ただ瓦礫のみが散乱する更地となっていた。まばらに火の手が上がり、黒煙が立ち上る。その光景に人の姿は見当たらない。",
          "zh_text": "学园和城市曾经存在过的地方，自然造物和建筑物都被夷为平地，变成了满地都是瓦砾的荒地。火势稀稀拉拉地蹿起来，还冒着黑烟。这光景里看不到一个人影。"
        },
        {
          "id_line": 398,
          "ja_text": "さらにその向こう側、果てなく続く壁かと見紛うほどの、白のニーソを履くグラスの巨大な脚が街の跡地を囲い、存在感を見せつけている。",
          "zh_text": "在更远的地方，小草那穿着白色过膝袜的巨大的腿，环绕着城市的废墟，显示出它们的存在，仿佛是无边无际的墙。"
        },
        {
          "id_line": 399,
          "ja_text": "左右のそれが交わる正面に目を向ければ、ふとももに支えられたスカートの中、純白の下着に包まれたお尻が大地を陥没させている。",
          "zh_text": "如果将目光转向左右交叉的正面，在被大腿支撑着的裙子中，被纯白内裤包裹着的屁股使大地深深地下陷。"
        },
        {
          "id_line": 400,
          "ja_text": "そこから視線を上げると、手を伸ばせば触れられるのではないかというほど近くに見える、座りながらにして雲よりもはるか高くから大地を見下ろすグラスの紅潮した顔が広がっていた。",
          "zh_text": "从那里抬头一看，可以看到坐着从比云还高的地方俯视大地的小草泛着红潮的脸，大到似乎近在咫尺，仿佛伸手就能触到似的。"
        },
        {
          "id_line": 401,
          "ja_text": "タキオン（ト、トレセン学園も、街も……こんな一瞬で跡形もなく……",
          "zh_text": "速子（特、特雷森学园，城市……就这么一瞬间，不留任何痕迹……"
        },
        {
          "id_line": 402,
          "ja_text": "グラス君の持つ巨大化願望とは、こんなにも凄まじい破壊力を伴っていたのか……！？）",
          "zh_text": "原来小草所拥有的巨大化的愿望，伴随着如此惊人的破坏力……!?）"
        },
        {
          "id_line": 403,
          "ja_text": "スペ（グラスちゃん、すっごい迫力……！",
          "zh_text": "斯佩（格拉斯酱，太强大了……!"
        },
        {
          "id_line": 404,
          "ja_text": "私以外の巨大化を間近で体験するのも初めて……大きくなった私って、足元からはこんな風に見えてるんですね♡）",
          "zh_text": "也是第一次近距离体验我以外的赛马娘巨大化……从变大后的我的脚边看是这个样子啊♡）"
        },
        {
          "id_line": 405,
          "ja_text": "方向性に違いはあれど、その光景に圧倒された2人は言葉を失う。",
          "zh_text": "虽然方向不同，但被那光景折服的二人说不出话来。"
        },
        {
          "id_line": 406,
          "ja_text": "一方のグラスもまた、かつてのような地平線まで視界を遮るものが存在しない光景に、しばし余韻に浸る。巨大化する自身の体であらゆるものが潰され、弾けていた感触を思い出し、改めて実感が湧いたのか彼女の表情に笑みが浮かんだ。",
          "zh_text": "另一边的小草也沉浸在刚刚那种连地平线都没有遮挡视线的光景中，久久回味。她回想起自己巨大的身体把所有的东西都压碎、弹开的触感，似乎重新涌起了实感，脸上浮现出笑容。"
        },
        {
          "id_line": 407,
          "ja_text": "グラス（空が近い……雲が低い……何もかもが全部見下ろせるほどちっぽけで、私が、何よりも大きい……♪）",
          "zh_text": "小草（天空很近……云很低……一切都如此之小，我可以俯视一切，我比什么都大……♪）"
        },
        {
          "id_line": 408,
          "ja_text": "20000倍、30,400mにまで巨大化したグラスの、ほう、と吐いた息が雲を散らす。興奮に振れる尻尾が背後の、たった1,000m程度の山を地上ごと薙ぎ払う。",
          "zh_text": "20000倍大、30400米高的巨大小草，呼出的气息将云彩驱散。因为兴奋而摆动的尾巴把身后那座只有1000米左右的山整个甩在地上。"
        },
        {
          "id_line": 409,
          "ja_text": "吐息はそのまま地面に到達して瓦礫を巻き上げ、生身で乗り越えるのは不可能なほど深い溝を刻み込む。尻尾の直撃を受けた山は轟音と共に土くれへと成り果て、地上には扇型の新しい更地が形成される。",
          "zh_text": "呼出的气体会直接到达地面，卷起瓦砾，刻下无法用身体跨越的深沟。被尾巴直接击中的山随着轰鸣声变成了土堆，地上形成了扇形的新空地。"
        },
        {
          "id_line": 410,
          "ja_text": "グラスの何気ない動作が、自然をも容易く征服する。",
          "zh_text": "小草不经意的动作，就能轻松征服自然。"
        },
        {
          "id_line": 411,
          "ja_text": "こうする事を密かに願いつつ、しかしためらい、避け続けた日々。",
          "zh_text": "虽然暗地里希望这样做，但是小草一直在犹豫，一直在逃避。"
        },
        {
          "id_line": 412,
          "ja_text": "思いがけず後押しされ叶ったけれど、そこは取り返しがつかないかもしれない現実世界で。",
          "zh_text": "虽然在意外的推动下实现了，但那是在可能无法挽回的现实世界。"
        },
        {
          "id_line": 413,
          "ja_text": "頼みのスペですら解決できない事態に直面した時は、やはり心に留めるべきものなのかと内心で後悔すらした。",
          "zh_text": "当小草面临一个连她所依靠的斯佩都无法解决的情况时，她在心里想，是否还应该把它放在心里。"
        },
        {
          "id_line": 414,
          "ja_text": "ずっと抑圧を受けていた「願望」は今、その反動から、圧倒的なチカラを得たグラスを突き立てる何よりの原動力となる。",
          "zh_text": "一直受到压抑的「愿望」，现在从它的反作用中，成为了将获得压倒性力量的小草推出来的最重要的原动力。"
        },
        {
          "id_line": 415,
          "ja_text": "グラス「－－ふふっ、いい景色♪」",
          "zh_text": "小草「呵呵呵，真是一片好光景啊♪」"
        },
        {
          "id_line": 416,
          "ja_text": "ここまで多くの紆余曲折があった。その始まりとなった「最初」の巨大化でも発した言葉を、赤らめた頬に右手を添え、かつて一つの街だった跡を見下ろしながら呟く。",
          "zh_text": "到现在为止经历了很多波折。她喃喃自语着她在「第一次」巨大化开始时说的那些话，右手放在她红润的脸颊上，低头看着曾经是一个一整个城市的废墟。"
        },
        {
          "id_line": 417,
          "ja_text": "もう彼女を止めるものは、止められるものは、ない。",
          "zh_text": "已经没有什么能阻止她，没有什么能阻止她的了。"
        },
        {
          "id_line": 418,
          "ja_text": "ある一つの街があった。",
          "zh_text": "有这么一个城市。"
        },
        {
          "id_line": 419,
          "ja_text": "その街には周辺地域の学生も通う大きな学校も、十数階の高さの商業ビルが並ぶビジネス街も、郊外に広がる住宅地も備わっていた。地域の核を担う鉄道駅の周辺には、複合ビルがいくつも建っている。さまざまな目的を満たせるそこは、いつもたくさんの人で賑わっていた。",
          "zh_text": "这个城市里有周边地区学生就读的大型学校，也有十几层高商业大楼林立的商业区，还有郊外广阔的住宅区。作为地区内核的火车站周边，矗立着好几栋综合大楼。这里可以满足各种各样的目的，总是人头攒动，热闹非凡。"
        },
        {
          "id_line": 420,
          "ja_text": "駅に繋がる幹線道路には多くの車が行き交い、総合して規模の大きめな街であることが見受けられた。",
          "zh_text": "连接车站的主干道上有很多车辆来来往往，可以看出这是一个综合起来规模较大的城市。"
        },
        {
          "id_line": 421,
          "ja_text": "時刻は午後4時になろうというところ。ほぼ全ての学生が部活動に励むか帰路についており、家計を支えるサラリーマンは午後の業務に勤しみ、そんな彼らの帰りを待つ主婦が夕飯となる材料を買いに駅前の商店街へ出かけている。外の人通りは多くも少なくもなく、だが確かな活気に満ち溢れている、そんな時間。",
          "zh_text": "时间大约是下午4点。几乎所有的学生都在参加社团活动或回家的路上，养家糊口的工薪族忙着下午的业务，等着他们回家的主妇则去车站前的商店街买晚饭用的材料。外面的行人不多不少，但确实充满了活力。"
        },
        {
          "id_line": 422,
          "ja_text": "街の生活に身を置く皆がそれぞれの日常を過ごしていた。",
          "zh_text": "身处城市生活的大家过着各自的日常生活。"
        },
        {
          "id_line": 423,
          "ja_text": "ズゴゴゴゴゴ！！",
          "zh_text": "Zugogogogogo! !"
        },
        {
          "id_line": 424,
          "ja_text": "「うわぁぁっ！」",
          "zh_text": "「哇!」"
        },
        {
          "id_line": 425,
          "ja_text": "「じ、地震！？キャアアァ！」",
          "zh_text": "「地震? !哇!哇!」"
        },
        {
          "id_line": 426,
          "ja_text": "「大きいぞ！伏せろぉ！」",
          "zh_text": "「是大地震!快趴下!」"
        },
        {
          "id_line": 427,
          "ja_text": "平和だった街を大きな揺れが襲う。地震にしては前触れとなる小さな揺れさえなく、突如訪れたそれ。咄嗟のことに自衛ができた者は少なく、バランスを崩して倒れ込み、地面に体を打ちつけた人がほとんどだった。",
          "zh_text": "巨大的摇晃袭击了和平的城市。连作为地震前兆的微小摇晃都没有，就突然降临了。一时间能够保护自己的人很少，几乎都是瞬间失去平衡摔倒，身体撞在地上。"
        },
        {
          "id_line": 428,
          "ja_text": "路上では、大きな揺れにハンドルを取られた車が制御を失う。それらは歩道に乗り上げてビルのエントランスに突っ込んだり、他の車との衝突を起こして連鎖的に事故を引き起こしてしまう。年季のある低層ビルが揺れに耐えきれず倒壊し、避難が到底進んでいない人々を呑み込み瓦礫の山に沈めていく。",
          "zh_text": "在路上，车子因为剧烈的摇晃而失去了控制。它们冲上了人行道，冲入大楼的入口，与其他车辆相撞，引发连锁事故。年久失修的低层建筑因无法忍受摇晃而倒塌，将无法进行避难的人们吞噬，埋入瓦砾堆中。"
        },
        {
          "id_line": 429,
          "ja_text": "このまま揺れが続けば、自分だって一瞬後に生きている保証はない。人々は恐怖し、あるいは覚悟する。",
          "zh_text": "如果摇晃继续下去，谁也不能保证自己在片刻后还活着。人们或是恐惧，或是做好了必死的觉悟。"
        },
        {
          "id_line": 430,
          "ja_text": "しかしその時間は意外にも早く過ぎ去った。",
          "zh_text": "但这段时间过得出乎意料地快。"
        },
        {
          "id_line": 431,
          "ja_text": "（……止まった、のか……？）",
          "zh_text": "（……停了吗……?）"
        },
        {
          "id_line": 432,
          "ja_text": "少なくない被害をもたらした大きな揺れは、その規模の割には不自然なほどすぐに止んだ。外で蹲って耐えていた人々は、節々の痛みに耐えながら体を起こし、顔を上げる。",
          "zh_text": "造成了不小损失的剧烈摇晃，很快就停止了。蹲在外面忍耐着的人们忍受着骨节的疼痛，站起来，抬起了头。"
        },
        {
          "id_line": 433,
          "ja_text": "彼らの視界には、何らかに激突してひしゃげ、火の手をあげる車がいくつも目に入る。家屋や商店、オフィスビルが傾き、その壁にはひびが入り、耐震性に優れた高層ビル以外で無事な建物はほとんど見当たらない。",
          "zh_text": "在他们的视野里，有好几辆被撞瘪的、燃烧着的汽车。房屋、商店、办公大楼倾斜，墙壁出现裂痕，除了抗震性能出色的高层建筑之外，几乎看不到其他平安无事的建筑物。"
        },
        {
          "id_line": 434,
          "ja_text": "生きていることを噛みしめつつも、見慣れていた景色の変わり果てた姿に、人々は日常が脆くも崩れ去ったことを知り悲嘆した。",
          "zh_text": "人们一边咀嚼着自己还活着的事实，一边悲叹着熟悉的景色已经面目全非，明白了自己的日常生活已经脆弱地崩塌了。"
        },
        {
          "id_line": 435,
          "ja_text": "ある男もまた、駅に向かって幹線道路脇の歩道を歩いている途中でこの災害に巻き込まれていた。",
          "zh_text": "有一个男人，也是在去车站的主干道旁边的人行道上走的时候被卷入了这场灾难。"
        },
        {
          "id_line": 436,
          "ja_text": "幸いにも彼に怪我は特になく、揺れが収まるとすぐに立ち上がり、周囲の状況を確認すべきと辺りを見渡すことができた。",
          "zh_text": "幸运的是，他并没有受伤，摇晃过后，他立刻站起来，环视四周，想确认一下周围的情况。"
        },
        {
          "id_line": 437,
          "ja_text": "「え……」",
          "zh_text": "「哎……」"
        },
        {
          "id_line": 438,
          "ja_text": "あるいは、彼は不幸だったのかもしれない。",
          "zh_text": "或许，他是不幸的。"
        },
        {
          "id_line": 439,
          "ja_text": "「それ」にいち早く気付いてしまい、恐怖に心を蝕まれることになってしまったから。",
          "zh_text": "因为他很早就注意到了「那个」，被恐惧侵蚀了心灵。"
        },
        {
          "id_line": 440,
          "ja_text": "「な……なんだよ、あれ……」",
          "zh_text": "「什么……那是什么啊……」"
        },
        {
          "id_line": 441,
          "ja_text": "視線が向いた先は、自分が向かっていた駅のさらに先。",
          "zh_text": "视线的方向，是比自己去的车站的更远的地方。"
        },
        {
          "id_line": 442,
          "ja_text": "駅の反対側には商店街が、その向こうの郊外には住宅地が広がり、さらに住宅地を囲うように1,000m級の山々が連なっている。",
          "zh_text": "车站的另一侧是商店街，对面的郊外是广阔的住宅区，而围绕住宅区的是1000米级别的连绵不绝的群山。"
        },
        {
          "id_line": 443,
          "ja_text": "その山の、さらに先。",
          "zh_text": "那些山再往前。"
        },
        {
          "id_line": 444,
          "ja_text": "信じられないほど巨大な、少女の後ろ姿が目に映った。",
          "zh_text": "巨大得令人难以置信的少女的背影映入眼帘。"
        },
        {
          "id_line": 445,
          "ja_text": "座っているように見えるのに、上半身は完全に山体より高くに聳えている。腰とお尻の間から伸びる尻尾を見て彼は彼女がウマ娘だと理解した。",
          "zh_text": "看起来像坐着一样，上半身却完全耸立在比山体还高的地方。他看到从她腰和屁股之间伸出来的尾巴，就知道她是赛马娘。"
        },
        {
          "id_line": 446,
          "ja_text": "白地に青色系のラインが入ったスカートが、まるで空そのものであるかのごとく視界を埋め尽くす。見上げると、太陽に照らされた美しい栗毛の長髪が天幕のごとく広がっている。頭の上にあるはずのウマ耳は、角度のせいかわずかに先端しか目に入らない。",
          "zh_text": "白底配上蓝色系线条的裙子，就像天空一样填满了视线。抬头一看，阳光照耀下美丽的栗色长发像帐篷一样展开。原本应该长在头上的马耳，可能是因为角度的关系，只看到了前端。"
        },
        {
          "id_line": 447,
          "ja_text": "「う、ああ、あ……っ」",
          "zh_text": "「呃、啊、啊……」"
        },
        {
          "id_line": 448,
          "ja_text": "その圧倒的な姿に、彼は直感した。してしまった。",
          "zh_text": "他看到那压倒性的身躯，本能告诉他发生了什么。"
        },
        {
          "id_line": 449,
          "ja_text": "この災害は彼女が引き起こしたものであると。そして、この災害は副次的なもので、所詮は序の口にすぎないのであると。",
          "zh_text": "这场灾难是她造成的。而且，这场灾难还只是次要的，终究只是个开始。"
        },
        {
          "id_line": 450,
          "ja_text": "「に、逃げなきゃ……遠くに、逃げなきゃ……！」",
          "zh_text": "「得、得逃……得逃得远远的……!」"
        },
        {
          "id_line": 451,
          "ja_text": "へたり込みそうになる体を抑え、彼女に背を向けて走り出す。怪我をしてまだ動けない人々が苦しそうにしているが、彼はそんな光景にも脇目を振らない。",
          "zh_text": "他控制住快要瘫倒的身体，背对着她跑了出去。受了伤还不能动弹的人们看起来很痛苦，但他对这样的情景仍不予理睬。"
        },
        {
          "id_line": 452,
          "ja_text": "ただあのウマ娘から距離を取りたい。そんな一心で、がむしゃらに走－－",
          "zh_text": "他只是想和那个赛马娘保持距离。一心一意，不顾一切地逃跑——"
        },
        {
          "id_line": 453,
          "ja_text": "ズガガアアアアアアアアアア！！！",
          "zh_text": "Zgagaaaaahhh!!!"
        },
        {
          "id_line": 454,
          "ja_text": "「うわああああ！ああああああッ！！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊!啊啊啊啊啊啊! !」"
        },
        {
          "id_line": 455,
          "ja_text": "背後から轟音。そして衝撃。",
          "zh_text": "背后传来巨大的轰鸣声，然后伴随着冲击。"
        },
        {
          "id_line": 456,
          "ja_text": "何が起こったかも分からないまま彼は前方に10m以上吹き飛ばされ、道路を転がっていく。今回は無事では済まず、体のあらゆるところから痛みの信号が脳に伝えられる。",
          "zh_text": "不知发生了什么，他被撞飞了10多米，在公路上翻滚。这次他没有平安无事，疼痛的信号从身体的各个地方传递到大脑。"
        },
        {
          "id_line": 457,
          "ja_text": "ろくに受け身も取れないまま、転がる体は脳ようやく止まった。頭も打ちつけたのか、感覚が朦朧とする。せめて何が起こったのかを意識が途切れる前に確認しようとして、力を振り絞り顔を上げた。",
          "zh_text": "他的大脑终于控制住了翻滚的身体。头也被撞到了，感觉意识有些模糊。至少要在意识中断之前确认发生了什么，他用尽力气抬起头。"
        },
        {
          "id_line": 458,
          "ja_text": "「－－ぁ……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 459,
          "ja_text": "彼が吹き飛ばされた場所から先が、切り抜かれたようになくなっていた。ビルも、駅も、商店街も、住宅地も。大自然である山ですらも。あのウマ娘との間にあったすべてが更地に変わっていた。",
          "zh_text": "从他被吹飞的地方开始，前方就像被切掉了一样不见了。大楼、车站、商店街、住宅区。即使是大自然中的山，和刚刚那个赛马娘之间的一切都变成了空地。"
        },
        {
          "id_line": 460,
          "ja_text": "原型をとどめていた街のこちら側も無事ではない。舗装されていた道路はひび割れてでこぼこになり、ガラス窓は枠も残さず砕け散っている。もはや安全な場所は、彼女の「攻撃」によってこの街からは完全になくなってしまった。",
          "zh_text": "保留了原型的城市的这一侧也不可能平安无事。原本铺设好的道路已经开裂，凹凸不平，玻璃窗也全碎了。原本安全的地方，在她的「攻击」下完全消失了。"
        },
        {
          "id_line": 461,
          "ja_text": "街のあらゆる所から、大きなものが崩れる音が響き渡る。これだけの衝撃に頑強だった高層ビルも基礎が耐えきれず崩壊し始めたのだろうと、彼はどこか遠い事のように捉えていた。",
          "zh_text": "城市各处都能听到巨大物体倒塌的声音。在如此巨大的冲击下顽强抵抗的高楼大厦，其地基也承受不住，开始崩塌了吧，他觉得这似乎是一件遥远的事情。"
        },
        {
          "id_line": 462,
          "ja_text": "もはや自分も長くは保ちそうにない。街の行く末を考えることもできない。だが彼女は、街をめちゃくちゃにした彼女はどう思っているのか。申し訳なさそうにしているのか、それとも笑っているのか。",
          "zh_text": "他也不可能再坚持多久了，他甚至无法思考这个城市会发生什么。但是她，那个把城市搞得乱七八糟的赛马娘是怎么想的呢?她是在表示歉意，还是在笑?"
        },
        {
          "id_line": 463,
          "ja_text": "その顔を拝んでやらねば気が済まない、彼はそんな思いを胸に彼女の顔を見上げ、表情を確かめようとした。",
          "zh_text": "他必须要看到她的脸，他怀着这样的想法抬头朝向她的脸，试图确认她的表情。"
        },
        {
          "id_line": 464,
          "ja_text": "（あれ……？）",
          "zh_text": "（咦……?）"
        },
        {
          "id_line": 465,
          "ja_text": "しかしそれは叶わなかった。",
          "zh_text": "但是这个想法没能实现。"
        },
        {
          "id_line": 466,
          "ja_text": "彼女は未だに向こうを向いていて、その表情が確認できない。彼女が意志を持ってこの街に手か足を叩きつけたと思っていたが、四肢を動かした様子もなく、街を半壊させる前と同じ姿勢で佇んでいる。",
          "zh_text": "她仍然面朝对面，男人无法确认她的表情。他以为她是有意识地用手或脚砸向这座城市的，但她的四肢似乎没有动过，依然保持着摧毁城市之前的姿势。"
        },
        {
          "id_line": 467,
          "ja_text": "であれば一体何がこの街を襲ったのか。その答えは、ずっと彼の視界に入っていた。",
          "zh_text": "那么，究竟是什么袭击了这座城市呢?答案出现在了他的视野里。"
        },
        {
          "id_line": 468,
          "ja_text": "（しっ、ぽ……？）",
          "zh_text": "（Shh, po......?）"
        },
        {
          "id_line": 469,
          "ja_text": "あのふさふさなはずの尻尾がこの都市を「攻撃」し、一瞬で半壊にまで追い込んだ。受け入れがたいが、そうとしか考えることができなかった。",
          "zh_text": "那条毛茸茸的尾巴「攻击」着这座城市，一瞬间就把它毁灭了大半。虽然难以接受，但也只能这么想。"
        },
        {
          "id_line": 470,
          "ja_text": "よく見れば、切り取られたような境目は弧を描いているようだった。それは尻尾が薙ぎ払っていった跡であるようにも見える。",
          "zh_text": "仔细一看，仿佛被切割过的部分的分界线仿佛画出了一道弧线。那似乎是被尾巴扫过的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 471,
          "ja_text": "俺の、俺たちの街など、目に入れる価値もないというのか。歯牙にも掛けず、ただ尻尾で適当に払い飛ばせる程度の存在だと言いたいのか。彼の心にはそんな怒りと、それを遥かに上回る絶望感が湧き上がっていた。",
          "zh_text": "我的城市，我们的城市，难道连看都不值得一看吗？难道它只不过是不值一提、用尾巴随便扫一下就能毁灭的存在吗？他的心中涌起了这种愤怒和远远超过愤怒的绝望感。"
        },
        {
          "id_line": 472,
          "ja_text": "だが、事実はもっと無慈悲だった。",
          "zh_text": "但是，事实更加无情。"
        },
        {
          "id_line": 473,
          "ja_text": "「－－ふふっ、いい景色♪」",
          "zh_text": "「——呵呵呵，真是一片好光景啊♪」"
        },
        {
          "id_line": 474,
          "ja_text": "おそらくあのウマ娘の声なのだろう。その言葉が物理的にも、精神的にも彼の体を震わせた。",
          "zh_text": "大概是那个赛马娘的声音吧。这句话在身体和精神上都让他颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 475,
          "ja_text": "感触、ですらなく景色、と。確かに彼女はそう言いきっていた。",
          "zh_text": "不是感触，而是光景。她的确是这么说的。"
        },
        {
          "id_line": 476,
          "ja_text": "こちらに背を向けたまま。",
          "zh_text": "背对着我。"
        },
        {
          "id_line": 477,
          "ja_text": "（な、んだよ、それ……）",
          "zh_text": "（什么，什么啊，那个……）"
        },
        {
          "id_line": 478,
          "ja_text": "彼女はこの街を歯牙にかけていないわけではなかった。",
          "zh_text": "她并不是认为这座城市不值一提。"
        },
        {
          "id_line": 479,
          "ja_text": "始めから、認識もしていなかった。自分の後ろに大勢の人が住む都市レベルの街があることも。それをたった今尻尾で薙ぎ払い、めちゃくちゃにしたことも。何もかも。",
          "zh_text": "从一开始她就没有意识到这一点，也不知道自己身后有很多人居住的城市。刚用尾巴随便扫了扫，就把它的一切弄得一团糟。"
        },
        {
          "id_line": 480,
          "ja_text": "自分たちと彼女では、あまりに生物としての格が違う。路傍の石のごとく目にすら入れてもらえない。そんな無力感に苛まれ、かろうじて繋ぎ止めていた意識が徐々に薄れていくのを感じる。",
          "zh_text": "自己和她作为生物的地位太不一样了。和她相比自己就像路边的石头一样，都无法入她的法眼。在这种无力感的折磨下，男人勉强维系的意识渐渐消退。"
        },
        {
          "id_line": 481,
          "ja_text": "（いやだ……せめて、こっちに気付いて……）",
          "zh_text": "（不……至少，要注意到我们这里……）"
        },
        {
          "id_line": 482,
          "ja_text": "靄がかっていく意識の中でほんのささやかな願いを抱く。こっちを見てくれ、反応してくれと。街に大きな被害を与えた張本人に、助けを縋るかのように手を伸ばす。",
          "zh_text": "在渐渐模糊的意识中，他许下一个小小的愿望。要看向我，要有反应。他伸出手去，仿佛要紧紧抓住那个给城市带来巨大灾难的人，仿佛要向她求救。"
        },
        {
          "id_line": 483,
          "ja_text": "だがそんな彼の閉じかけた視界には、無慈悲にも彼女の尻尾が天高く伸び、鞭のようにしなりながら再びこちらを「攻撃」しようとするところが目に入った。",
          "zh_text": "然而，在他几乎快要封闭了的视野里，他看到她的尾巴无情地甩出，在高空中，像一条鞭子，准备再次朝他「攻击」。"
        },
        {
          "id_line": 484,
          "ja_text": "いや。そんなつもりはなく、ただ尻尾が縦に振れただけなのだろう。",
          "zh_text": "不对。她并不是有意这样做的，只是尾巴竖着摇了一下而已。"
        },
        {
          "id_line": 485,
          "ja_text": "「ぃ……ゃ、やめ－－」",
          "zh_text": "「好……算了——」"
        },
        {
          "id_line": 486,
          "ja_text": "－－バゴオオオオン！！",
          "zh_text": "——BAGO-o-O-ON!"
        },
        {
          "id_line": 487,
          "ja_text": "その衝撃が、彼の意識を完全に閉ざす決定打となった。",
          "zh_text": "这一次冲击，使他的意识完全止住了。"
        },
        {
          "id_line": 488,
          "ja_text": "こうして彼はたった一度も、その顔を見ることは叶わず。彼女……グラスワンダーも、ただの一度とてこの街を振り返ることはなかった。",
          "zh_text": "就这样，他一次也没能看到那张脸。她……草上飞也从未回过头去看这座城市。"
        },
        {
          "id_line": 489,
          "ja_text": "また。",
          "zh_text": "再见。"
        },
        {
          "id_line": 490,
          "ja_text": "この街はグラスの手にかかった中で数少ない、「一時的だけでも半壊で済んだ街」となった。",
          "zh_text": "这座城市成为少数几个在小草手中「只有一半被摧毁的，哪怕只是暂时的」城市之一。"
        },
        {
          "id_line": 491,
          "ja_text": "ふう……我慢できずにこんなに大きくなっちゃいました♪",
          "zh_text": "呼……我没忍住，长得这么大了♪"
        },
        {
          "id_line": 492,
          "ja_text": "でも仕方ないですよね、今までいっぱい我慢してきたんですし。むしろ一気に地球ごと壊す大きさにならないで済んだ方が意外なくらいです。",
          "zh_text": "但是没办法啊，到现在为止我一直忍耐着。倒不如说，没有一下子变大到把整个地球都毁掉的大小，反倒让我有些惊讶。"
        },
        {
          "id_line": 493,
          "ja_text": "まあいきなりそんな大きさになったらビルや街の感触なんてなくなっちゃいますし、私の「願望」を正しく反映した結果、まずはこの大きさになったのでしょうか？",
          "zh_text": "突然变成这样的大小，大楼和街道的触感就消失了，正确地反映了我的「愿望」，首先就是变成这个大小吗？"
        },
        {
          "id_line": 494,
          "ja_text": "しかしもう足の甲の高さもなさそうな建物をしっかり感じられるかは怪しいですね。そこはやっぱり大きくなりすぎたかもしれません。",
          "zh_text": "不过，已经不能好好感受一下还没有脚背高的建筑物了。可能还是变得太大了。"
        },
        {
          "id_line": 495,
          "ja_text": "ですが……",
          "zh_text": "但是……"
        },
        {
          "id_line": 496,
          "ja_text": "グラス「本当に、いい眺めです……♪」",
          "zh_text": "小草「真的是很好的风景啊……♪」"
        },
        {
          "id_line": 497,
          "ja_text": "今まで想像の中だけだったセカイが、想像以上となって目の前に広がってます。これはこの大きさならではですね♪",
          "zh_text": "至今为止只存在于想象中的世界，超乎想象地展现在眼前。这是这个大小才有的。"
        },
        {
          "id_line": 498,
          "ja_text": "改めてこれからどうするか、少し迷ってしまいます。何をするか、そんなことはたくさん考えてきました。だから何からするか。さっきまでに比べればずいぶんと贅沢な悩みです♪",
          "zh_text": "我又开始犹豫今后该怎么办了。之后该做什么，我想过很多。所以要做什么呢?和刚才相比，这是多么奢侈的烦恼啊!"
        },
        {
          "id_line": 499,
          "ja_text": "グラス「まずは……とりあえず立ち上がりましょうか」",
          "zh_text": "小草「首先……先站起来吧。」"
        },
        {
          "id_line": 500,
          "ja_text": "思えば、研究室で尻もちをついてから今まで一度も真っ直ぐ立ち上がっていませんでした。できるだけ被害を広げたりしないようにと今考えれば窮屈な思いやりでしたが、もうそんな我慢をする必要はありません。",
          "zh_text": "回想起来，我从在研究室坐到现在，一次都没能站起来。现在回想起来，当时的体谅是为了尽可能不让伤害扩大，但现在已经没有必要忍耐了。"
        },
        {
          "id_line": 501,
          "ja_text": "グラス「よいしょっと」",
          "zh_text": "小草「嗨哟!」"
        },
        {
          "id_line": 502,
          "ja_text": "ズズゥン……",
          "zh_text": "咚咚……"
        },
        {
          "id_line": 503,
          "ja_text": "体を支えようと手をついた地面に大きな手形ができてしまいました。もう、いちいちこんなことで興奮させないでください♪",
          "zh_text": "为了支撑身体，我用手撑着的地面上出现了很大的手印。请不要再让我为这些事而兴奋了♪"
        },
        {
          "id_line": 504,
          "ja_text": "そのまま足裏もついて膝を伸ばし、久しぶりに立ち上がります。大きくなってからはずっと膝を曲げたままだったので、ある種の解放感すら感じますね。",
          "zh_text": "双脚着地伸直膝盖，我久违地站了起来。巨大化后的我一直弯着膝盖，此时甚至有一种解放感。"
        },
        {
          "id_line": 505,
          "ja_text": "グラス「わあ……♪」",
          "zh_text": "小草「哇……♪」"
        },
        {
          "id_line": 506,
          "ja_text": "立ち上がると、もっと素晴らしい景色が広がっていました。",
          "zh_text": "站起来后，我看到了更美丽的景色。"
        },
        {
          "id_line": 507,
          "ja_text": "座っていた時よりも高高度から見下ろして、さらに地上が小さくなったように感じます。スカートより低いところを雲が漂っていて、目に映るすべてを俯瞰することができて……唯一太陽だけが、私の上で輝いています。",
          "zh_text": "比起坐着的时候，从高空往下看，感觉地面更小了。云在比裙子还低的地方飘荡，我可以俯瞰映入眼帘的一切……只有太阳，在我身体上方闪耀着。"
        },
        {
          "id_line": 508,
          "ja_text": "やや傾いた太陽からの日差しが、とっても大きな私の影を地上に落として一時的な夜を作っています。ふふ、何km先まで私の影に覆われているのでしょう。",
          "zh_text": "微微倾斜的太阳射来的阳光，把我巨大的影子投在地上，形成了短暂的黑夜。呵呵，我的影子到底覆盖了多少公里的范围呢?"
        },
        {
          "id_line": 509,
          "ja_text": "……私の影に覆われている場所や、それ以外の場所のあちこちに、街の姿が見えます。これから私に蹂躙されるちっぽけな街が♪",
          "zh_text": "……被我的影子覆盖的地方，以及其他地方，到处都能看到城市。马上这些小城市都将被我蹂躏♪"
        },
        {
          "id_line": 510,
          "ja_text": "グラス「ふふっ、見えてますかね？大きなウマ娘さんですよー。今から皆さんを蹂躙する、とってもつよくてかわいいウマ娘さんです♪がお〜♪」",
          "zh_text": "小草「呵呵，看见了吗?是大大的赛马娘哟, 非常强大可爱的赛马娘哟。从现在开始我要蹂躏大家哦♪」"
        },
        {
          "id_line": 511,
          "ja_text": "辺りの街に向けて、足を肩幅より広く開いて両手を前に出す怪獣さんのマネをしちゃいます。",
          "zh_text": "我朝着周围的城市，模仿怪兽的样子，双脚分开与肩同宽，双手向前。"
        },
        {
          "id_line": 512,
          "ja_text": "もっとも、小さな人たちが今までに考えた小さな怪獣さんなんかより、私の方がよっぽど大きいし強いですから。これからは怪獣さんの方が「ギガント・ウマ娘、グラスワンダーちゃんのマネ」としてこのポーズを使わないといけませんよ。がお〜♪",
          "zh_text": "不过，比起那些小人至今为止所想象的小怪兽，我更大更强。今后怪兽先生作为「巨大赛马娘——草上飞的模仿者」，必须要使用这个姿势哦~♪"
        },
        {
          "id_line": 513,
          "ja_text": "…………",
          "zh_text": "…………"
        },
        {
          "id_line": 514,
          "ja_text": "……少しはっちゃけすぎましたかね。反応なんて帰ってこないので、後から恥ずかしさが込み上げてきました……",
          "zh_text": "……是不是有点太夸张了?因为没有得到任何反应，事后我的羞耻感涌上心头……"
        },
        {
          "id_line": 515,
          "ja_text": "グラス「……ぅぅ〜」",
          "zh_text": "小草「嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 516,
          "ja_text": "だんだん顔に熱が集まるのを感じます……それにポーズを取ったとき、ふわりとスカートが捲れて……！",
          "zh_text": "我渐渐感到热量汇聚在了脸上……而且在摆姿势的时候，裙子轻轻卷了起来……!"
        },
        {
          "id_line": 517,
          "ja_text": "グラス「ッ！み、見ないでくださいっ！」",
          "zh_text": "小草「不要、不要看!」"
        },
        {
          "id_line": 518,
          "ja_text": "今日はスパッツ履いてないんでした！急いでスカートを両手で抑えますが……うう、どれだけの人に見られちゃったんでしょう。",
          "zh_text": "今天没有穿紧身裤!我赶紧用双手按住裙子……呜呜，不知道被多少人看到了。"
        },
        {
          "id_line": 519,
          "ja_text": "……悶えていると、私から見て右側、3歩ほど先のところに中規模くらいの街が目に入りました。なんだか失態を笑われてるような、そんな気になってきます。",
          "zh_text": "……就在我挣扎的时候，从我的角度看，右侧3步开外的地方有一个中等规模的城市映入眼帘。总觉得自己的失态被嘲笑了。"
        },
        {
          "id_line": 520,
          "ja_text": "グラス「も、もう！こんな気にさせた皆さんが悪いんですからね……！それに人の、ぱ、ぱんつまで覗いて……お仕置きですっ！」",
          "zh_text": "小草「真、真是的!都是你们的错，让我有这样的感觉……!而且你们还偷看我的内裤……我要惩罚你们!」"
        },
        {
          "id_line": 521,
          "ja_text": "自分でもとんでもなく理不尽なことを言っている自覚はあります。ポーズだって気乗りした私が勝手にやったことですし、そもそも立ち上がった私を地上から見上げれば、スカートの中が丸見えなのは当然のことでしたし……。",
          "zh_text": "自己也知道自己说了很多不讲理的话。摆pose也是我心血来潮擅自做出来的，而且从地面往上看站起来的我，裙子里面当然是一览无余的……"
        },
        {
          "id_line": 522,
          "ja_text": "でも、もう恥ずかしさに思考が散らされてそれどころじゃないです！この街に向かって八つ当たりしちゃいます！",
          "zh_text": "但是，思考已经被羞耻冲散了。我要迁怒于这座城市!"
        },
        {
          "id_line": 523,
          "ja_text": "グラス「えいっ！」",
          "zh_text": "小草「哎!」"
        },
        {
          "id_line": 524,
          "ja_text": "－－感情のままに歩み寄り、右足を持ち上げて、街に向け手加減せず振り下ろしました。私の足が、20km四方はある街の片隅を踏み締めた瞬間。",
          "zh_text": "我意气用事地走过去，抬起右脚，朝着城市毫不留情地挥了下去。当我的脚踩在方圆20公里的城市一角的瞬间。"
        },
        {
          "id_line": 525,
          "ja_text": "ドゴオオオオオオオン！！",
          "zh_text": "Dogoooooooon! !"
        },
        {
          "id_line": 526,
          "ja_text": "メキメキメキイッ！",
          "zh_text": "Mekimekimekii~tsu!"
        },
        {
          "id_line": 527,
          "ja_text": "グラス（あっ－－）",
          "zh_text": "小草:（啊——）"
        },
        {
          "id_line": 528,
          "ja_text": "私は初めて、今の自分の「強さ」を自覚しました。",
          "zh_text": "我第一次意识到自己现在的「强大」。"
        },
        {
          "id_line": 529,
          "ja_text": "ローファー越しに何かを踏んだような感触は無く、しかし足の下で確かに「潰した」という実感。",
          "zh_text": "虽然隔着乐福鞋，没有踩到什么东西的感觉，但有一种把东西「压扁了」的实感。"
        },
        {
          "id_line": 530,
          "ja_text": "何万人か、ひょっとしたらそれ以上にいたであろう人々も。そんな彼らではどうにもできない頑丈な建造物も。たくさんのものがあったはずなのに、私に刺激すら与えずあっさりと踏み潰されてしまいました。",
          "zh_text": "几万人，甚至还有更多的人，以及他们建造的坚固建筑物。明明有很多东西，却连刺激都没刺激到我就被我踩扁了。"
        },
        {
          "id_line": 531,
          "ja_text": "さらに振り下ろした足を中心に、地面が爆発したかのような衝撃が発生して辺りに広がっていきます。直接踏み潰さなかったエリアに襲いかかったそれは、かろうじて識別することができるビル群を埃のように巻き上げたり、大きな地割れを発生させてあらゆるものを飲み込んでいきます。",
          "zh_text": "并且以挥下的脚为中心，地面好像发生了爆炸一样的冲击，向周围扩散，袭击没有直接被我踩扁的区域，卷起像尘埃一样勉强能识别的建筑群，并造成了巨大的地裂，吞噬了地面所有的东西。"
        },
        {
          "id_line": 532,
          "ja_text": "やがて衝撃波は街全体を覆い、周囲の小高い山まで到達し、そこにあった全てを蹂躙しました。巻き込まれた人たちなんてひとたまりもないことは、考えなくてもわかることでした。",
          "zh_text": "不久，冲击波覆盖了整个城市，甚至到达了周围的小山上，毁灭了那里的一切。被卷入其中的人根本无法忍受，这一点不用多想也知道。"
        },
        {
          "id_line": 533,
          "ja_text": "グラス「……すごい、です」",
          "zh_text": "小草「太棒了。」"
        },
        {
          "id_line": 534,
          "ja_text": "たった一歩、力強く踏み出しただけ。それだけで辺りの地形ごと街を一つ、こうもたやすく破壊……いえ、消滅させてしまえるなんて。",
          "zh_text": "我只是有力地迈出了一步。仅仅这样，周围的地形和城市就很容易被我破坏了……不，居然就被我消灭了。"
        },
        {
          "id_line": 535,
          "ja_text": "右足を持ち上げると、ローファーの底と同じ形をしたクレーターが深く刻み込まれていました。靴底からは多くの残骸がパラパラと街の跡地に降り注ぎます。",
          "zh_text": "当我抬起右脚时，发现一个和乐福鞋底部形状相同的陨石坑深深地印在我的脚下。许多残骸从鞋底啪啦啪啦地落在城市的遗址上。"
        },
        {
          "id_line": 536,
          "ja_text": "全部、私の足元で起こったことです。",
          "zh_text": "这一切，都发生在我脚下。"
        },
        {
          "id_line": 537,
          "ja_text": "グラス「……ふふっ♪」",
          "zh_text": "小草「……呵呵♪」"
        },
        {
          "id_line": 538,
          "ja_text": "さっきまで恥ずかしがっていたのが途端にバカらしくさえ思えました。目にも見えないほどちっぽけで、何万と集まっても私が足を振り下ろすだけで簡単に命を落とす。そんな微生物のような人たちにスカートを覗かれたところで、何を恥ずかしがる必要があるのでしょう？",
          "zh_text": "刚才我还很害羞，现在就觉得自己是个傻瓜。小人们渺小得连眼睛都看不见，即使聚集了几万人，只要我一脚踩下去就会全部丧命。被这些微生物一样的人窥视裙子，有什么必要害羞呢?"
        },
        {
          "id_line": 539,
          "ja_text": "それに忘れかけていました。今や何だって私が願った通りになるのですから、私の考えたことこそが正しい。だから私に対して覗きを行った不埒な輩を裁くのは、どうあれ理不尽などではなく当然の罰です。",
          "zh_text": "而且我差点忘了，现在什么都能如我所愿，所以我的想法才是正确的。因此，对窥视我的不法之辈进行制裁，并不是什么不讲理，而是理所当然的惩罚。"
        },
        {
          "id_line": 540,
          "ja_text": "グラス「そうでしたね。私が決めたことを、皆さんが拒否する権利はありません。異を唱えることも許しません」",
          "zh_text": "小草「是啊。我决定的事情，大家没有拒绝的权利，也不允许唱反调。」"
        },
        {
          "id_line": 541,
          "ja_text": "私が、この世界のルールそのものなのだから。そう心の中で付け加えて、辺りの街に……いえ、世界に対して強く宣言します。",
          "zh_text": "因为我就是这个世界的规则。我在心里补充道，然后向附近的城市……不，向全世界强烈地宣布。"
        },
        {
          "id_line": 542,
          "ja_text": "グラス「私は、楽しむと決めました。なので精一杯私を楽しませて下さい。",
          "zh_text": "小草「我决定要好好享受，所以请尽全力让我快乐吧。"
        },
        {
          "id_line": 543,
          "ja_text": "私は、大きくなると決めました。なので私の身体のどこかで潰されて下さい。",
          "zh_text": "我决定要变大。所以请在我身体的某处被我压扁。"
        },
        {
          "id_line": 544,
          "ja_text": "私は、この世界を蹂躙すると決めました。なのであらゆる方法で私に蹂躙されて下さい。",
          "zh_text": "我决定要蹂躏这个世界，所以请让我用一切方法来蹂躏你们。"
        },
        {
          "id_line": 545,
          "ja_text": "何をしようと無意味です。助かりたければ、私の気まぐれを祈ることですね♪」",
          "zh_text": "你们做什么都没有意义。如果你们想得救的话，就祈祷我改变主意吧。」"
        },
        {
          "id_line": 546,
          "ja_text": "いくら逃げ出したところで、この世界はもう私の掌の上ですから♪",
          "zh_text": "不管你们怎么逃，这个世界已经在我的掌中了♪"
        },
        {
          "id_line": 547,
          "ja_text": "……まあ後でちゃんと元通りにはするので、これは私の自覚を高めるための宣言です。",
          "zh_text": "……反正之后我会好好恢复原状的，这只是为了提高我的自我认识的宣言。"
        },
        {
          "id_line": 548,
          "ja_text": "さて、そろそろ始めましょう♪",
          "zh_text": "那么，差不多开始了吧♪"
        },
        {
          "id_line": 549,
          "ja_text": "その瞬間、世界中で不可解な現象が発生した。",
          "zh_text": "就在这一瞬间，世界上发生了不可思议的现象。"
        },
        {
          "id_line": 550,
          "ja_text": "世界中の人々が、突如としてとある映像が直接頭に流し込まれたような感覚に陥った。寝ていようが関係なくすべての人に同時に発生したその現象だけでも問題だが、さらに問題なのはその映像の内容。",
          "zh_text": "全世界的人们都陷入了一种感觉，仿佛某个画面突然映入脑海。不管是否睡着，在所有人身上同时发生的这种现象本身就有问题，但更有问题的是影像的内容。"
        },
        {
          "id_line": 551,
          "ja_text": "雲をはるか置き去りにするほどの超巨大なウマ娘が、廃墟のような跡を踏み締めながら「世界を蹂躙する」と宣言していた。",
          "zh_text": "一个能将云层远远抛在身后的超巨大赛马娘，踏着废墟般的痕迹宣称「要蹂躏整个世界」。"
        },
        {
          "id_line": 552,
          "ja_text": "それは言語の壁を超えて、世界中の誰もが不自然なほど明確に理解することができた。まるで「理解しないことを許さない」かのように。",
          "zh_text": "它超越了语言的障碍，世界上的任何人都能非自然地明确地理解其含义。就好像「不允许不理解」一样。"
        },
        {
          "id_line": 553,
          "ja_text": "とはいえ多くの人々は困惑止まりで、現状ではそれ以上になることはなかった。まさか人類に一斉に起こった現象とは思いもせず、せいぜいが今起こったことについて近しい人と言葉を交わすくらいだった。国家が動くこともなければニュースになることもない。一瞬、誰しもが謎の感覚と映像により動きを止められたものの、しばらくして世界ではほぼいつも通りの日常が再開された。",
          "zh_text": "尽管如此，大多数人都止步于困惑，现状并没有进一步发展。没人想到这是人类同时发生的现象，顶多就刚刚发生的事情和身边的人说上几句。国家没有行动，也没有成为新闻。一瞬间，所有人都被神秘的感觉和影像所震撼，停止了动作，但不久之后，世界又恢复了几乎与往常一样的日常生活。"
        },
        {
          "id_line": 554,
          "ja_text": "ただ一ヵ国、日本を除いて。",
          "zh_text": "只有一个国家例外——日本。"
        },
        {
          "id_line": 555,
          "ja_text": "日本だけは、ほとんどの地域が混乱の渦に叩き落とされていた。その理由は大きく分けて2つ。",
          "zh_text": "只有日本，几乎所有地区都陷入了混乱。其理由大致分为两个。"
        },
        {
          "id_line": 556,
          "ja_text": "1つ目の理由は、その映像の超巨大なウマ娘ことグラスワンダーが、日本で有名だったこと。中央のレースで最前線を走る彼女の姿をテレビで知り、応援する人々は全国にいる。彼らにとって映像の中の彼女を見間違えるはずはない。",
          "zh_text": "第一个理由是，那个影像里的超大赛马娘，也就是草上飞，她在日本很有名。全国各地的人都是从电视上看过她跑在中央比赛最前线的身影，为她加油过。对他们来说，不会看错影像中的她。"
        },
        {
          "id_line": 557,
          "ja_text": "全く理解できない現象の中で、よく知るウマ娘から、世界を蹂躙するという宣言を聞いて。混乱が起こらないはずがなかった。",
          "zh_text": "在完全无法理解的现象中，从熟悉的赛马娘那里，听到了蹂躏世界的宣言。不可能不发生混乱。"
        },
        {
          "id_line": 558,
          "ja_text": "そして何より2つ目の理由。",
          "zh_text": "还有最重要的第二个理由。"
        },
        {
          "id_line": 559,
          "ja_text": "映像の中と同スケールの彼女が、ずっと視界の先で存在しているから。",
          "zh_text": "因为和影像中同等比例的她，一直存在于视野的前方。"
        },
        {
          "id_line": 560,
          "ja_text": "彼女はいつの間にかそこに立っていた。30kmを超える身長で東京に君臨するその姿は、関東一帯はおろか東北地方や中部地方の一部からでも見ることができた。",
          "zh_text": "她不知什么时候站在那里了。以超过30公里的身高君临东京的她，别说在关东一带，就连在东北地区和中部地区也能看到。"
        },
        {
          "id_line": 561,
          "ja_text": "東京から2つ隣の県のとある街からも、その姿は確認できていた。",
          "zh_text": "在距离东京两个县的某个城市里，也能看到他的身影。"
        },
        {
          "id_line": 562,
          "ja_text": "最初はまだ良かったのだ。街の誰もが何かのイベントで巨大な立体映像を使っているのかと思っていた。何を言っているかは遠くてよく聞き取れなかったが、怪獣のようなポーズをとったり慌ててスカートを押さえてたり、年相応の可愛らしさを感じもした。",
          "zh_text": "一开始还好，城里的每个人都以为在搞什么活动，用了巨大的立体影像。因为距离太远，他们听不太清楚她在说什么，但她时而摆出怪兽般的姿势，时而慌忙捂住裙子，人们能感觉到她与年龄相符的可爱。"
        },
        {
          "id_line": 563,
          "ja_text": "「あの子って、グラスワンダーちゃん？」",
          "zh_text": "「那个孩子，是草上飞吗?」"
        },
        {
          "id_line": 564,
          "ja_text": "「そうそう！私ファンなんだよ！有マ記念での走りを見てから、すっかり好きになっちゃって！」",
          "zh_text": "「对的对的!我是她的粉丝!自从看了有马纪念赛的赛跑之后，就完全喜欢上她了!」"
        },
        {
          "id_line": 565,
          "ja_text": "「何のイベントなんだろうね？それにしても可愛いなぁ〜」",
          "zh_text": "「这是什么活动呢?即便如此也很可爱啊~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 566,
          "ja_text": "外を歩く人は足を止めて、遠く離れた東京の巨大なグラスの姿を見つめる。状況はよく分からずとも、彼女について親しい人と和気藹々に話し合う。",
          "zh_text": "走在外面的人都会停下脚步，望着远处东京巨大的小草。即使不清楚状况，也会和亲近的人乐融融地谈论她。"
        },
        {
          "id_line": 567,
          "ja_text": "それを続けられたのは、視線の先で彼女が足を持ち上げて、強く踏み込むまでだった。",
          "zh_text": "直到视线所及之处，她抬起脚，用力踩了下去。"
        },
        {
          "id_line": 568,
          "ja_text": "……ｶﾀｶﾀ……",
          "zh_text": "……咔嗒咔嗒……"
        },
        {
          "id_line": 569,
          "ja_text": "彼女が足を振り下ろした動きに合わせて、遠く離れたこの街が揺れた。震度1程度の微弱な揺れですぐにおさまったが、彼女とやけにシンクロした出来事に皆が開いていた口を噤んだ。",
          "zh_text": "随着她下摆双腿的动作，远处的这座城市也跟着摇晃起来。虽然震级只有1级左右，很快就平静了下来，但所有人都对与她如此同步的事件瞠目结舌。"
        },
        {
          "id_line": 570,
          "ja_text": "もしや、あそこに見える彼女は立体映像などではなく本当に？では彼女の足元は？",
          "zh_text": "难道她不是立体影像，而是真的吗?那么她的脚呢?"
        },
        {
          "id_line": 571,
          "ja_text": "憶測が憶測を呼び、不安が肥大化してきたころ……彼女の纏う雰囲気が、ガラリと変わった。底冷えするような、もう手が届かないような。",
          "zh_text": "臆测引发更大的臆测，不安越来越大的时候……她的气质一下子变了，让人感到胆寒，仿佛她已无法触及。"
        },
        {
          "id_line": 572,
          "ja_text": "少なくない人が嫌な予感に汗を流したそのとき、「それ」が脳裏に流れ込んできた。",
          "zh_text": "就在不少人因不祥的预感而汗流浃背的时候，「那个」涌入了脑海。"
        },
        {
          "id_line": 573,
          "ja_text": "グラス「ーー何をしようと無意味です。助かりたければ、私の気まぐれを祈ることですね♪」",
          "zh_text": "小草「你们无论做什么都是没有意义的。如果你们想得救，就祈祷我改变主意吧!」"
        },
        {
          "id_line": 574,
          "ja_text": "世界を相手取る……いや、一方的に嬲るという宣言。頭の中で流れた「それ」を行ったのは、紛れもなく視線の先の巨大な彼女だった。彼女を視界に入れることができた者は例外なく、その現象によって巨大な彼女が実在していることを知る。彼女が本気であることは、その嗜虐すら湛えた表情が証明していた。",
          "zh_text": "以世界为对象……不，是单方面的玩弄的宣言。进入脑海中飘过的「那个」，毫无疑问就是视线前方的巨大的她。能让她进入视野的人，无一例外地，都通过这个现象知道了巨大的她是真实存在的。她那充满嗜虐的表情足以证明她是认真的。"
        },
        {
          "id_line": 575,
          "ja_text": "こうして日本のほぼ全土……とりわけ彼女を中心とした広範囲が大パニックに陥った。",
          "zh_text": "就这样几乎整个日本……特别是以她为中心的广大地区陷入了巨大的恐慌。"
        },
        {
          "id_line": 576,
          "ja_text": "「あ……う、うわあああああ！」",
          "zh_text": "「啊……哇、哇、哇!」"
        },
        {
          "id_line": 577,
          "ja_text": "「グラスワンダーさん、どうして……！？」",
          "zh_text": "「草上飞小姐，为什么……? !」"
        },
        {
          "id_line": 578,
          "ja_text": "「ゆ、夢に違いない……彼女がそんなこと、するはず……」",
          "zh_text": "「这一定是梦……她应该不会做那种事的……」"
        },
        {
          "id_line": 579,
          "ja_text": "「グラスワンダー！ドッキリなんだろ！？そう言ってくれよ……なあ！！」",
          "zh_text": "「草上飞!你这是在瞎说吧!?是这样的，对吧……喂! !」"
        },
        {
          "id_line": 580,
          "ja_text": "受け入れたくない。でも理解「させられて」しまった。",
          "zh_text": "人们不愿接受，但是已经被「逼 」着去理解了。"
        },
        {
          "id_line": 581,
          "ja_text": "彼女のチカラによって相反する感情を同時に抱くことになった彼らは、その多くが現実を直視できなくなり、わずかな希望に縋っていた。",
          "zh_text": "她的力量使他们同时产生了矛盾的情绪，许多人无法面对现实，紧紧抓住他们仅有的一点希望。"
        },
        {
          "id_line": 582,
          "ja_text": "先ほどの街も例外ではなかった。",
          "zh_text": "刚才的城市也不例外。"
        },
        {
          "id_line": 583,
          "ja_text": "皆が遥か彼方の彼女に届きもしない声を張り上げたり、止まってもらうよう祈りを捧げていた。しかし視線の先の彼女は、そんなことは無意味と言わんばかりに本格的な活動を開始した。",
          "zh_text": "大家对遥远的她发出无法被听到的声音，祈祷她停止。但视线所及之处的她，却似乎认为这些都是毫无意义的，开始了真正的活动。"
        },
        {
          "id_line": 584,
          "ja_text": "そして彼女の宣言から数分したころ。はるか視線の先の彼女は大地を蹴り、宙に飛び上がった。突然の光景に群衆が悲鳴を上げて、来たる衝撃に備えて咄嗟にしゃがみ込んだ、そのすぐ後。",
          "zh_text": "然后在她宣布几分钟后。视线里遥远的她蹬了下大地，飞上了天空。这突如其来的景象让群众们惊叫起来，为了应对即将到来的冲击，他们立刻蹲了下来。"
        },
        {
          "id_line": 585,
          "ja_text": "ーーゴゴゴゴゴゴ……",
          "zh_text": "轰隆隆隆……"
        },
        {
          "id_line": 586,
          "ja_text": "東京から200km以上は離れている、この街を襲う確かな揺れ。彼女が飛んで着地した、それだけで引き起こされた衝撃に街の人々は思い知らされる。",
          "zh_text": "即使距离东京有200公里以上的距离，强烈的摇晃还是袭击了这座城市。她跳了起来，落了地，光是这一点就引起了巨大的冲击，城里的人们都深深体会到了。"
        },
        {
          "id_line": 587,
          "ja_text": "遠く離れた自分達も傍観者ではなかった。祈ったりなどしている場合ではない。まだ大きな被害が及んでいないうちに、早く逃げなければならないと。",
          "zh_text": "人们意识到离得很远的自己也不是旁观者，现在不是祈祷的时候，趁着还没有造成大的损失，必须赶快逃走。"
        },
        {
          "id_line": 588,
          "ja_text": "揺れが収まり、人々はしゃがみ込んでいた体を起こして顔を上げた。",
          "zh_text": "摇晃平息后，人们站起来抬起了头。"
        },
        {
          "id_line": 589,
          "ja_text": "彼女の青い瞳が、こちらを見ていた。",
          "zh_text": "她蓝色的眼睛正盯着他们。"
        },
        {
          "id_line": 590,
          "ja_text": "「ひっ……あ、ああ……」",
          "zh_text": "「啊……啊，啊……」"
        },
        {
          "id_line": 591,
          "ja_text": "次はこっちに向かってくる。この街の誰もがそう思った。そしてそれが正しいと裏付けるように、彼女は歩き出す。",
          "zh_text": "接下来草上飞就会朝这边走来，这个城市的每个人都这么想。然后，小草迈开步子，似乎在证明他们的想法这是正确的。"
        },
        {
          "id_line": 592,
          "ja_text": "「いやだ！来ないで！来ないでよお！」",
          "zh_text": "「不要!不要来!不要来这里!」"
        },
        {
          "id_line": 593,
          "ja_text": "「助けて下さいぃ！」",
          "zh_text": "「请救救我!」"
        },
        {
          "id_line": 594,
          "ja_text": "「グラスワンダーさまぁ！！」",
          "zh_text": "「草上飞啊! !」"
        },
        {
          "id_line": 595,
          "ja_text": "群衆は狂乱状態に陥った。いつ自分達が巻き込まれるかわからない、ですらない。もう時間の問題であった。",
          "zh_text": "人群陷入了狂乱之中。 他们不知道什么时候自己会卷进去，甚至不知道， 现在只是一个时间问题。"
        },
        {
          "id_line": 596,
          "ja_text": "一心不乱に、逃げるしかなかった。",
          "zh_text": "他们只能一心一意地逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 597,
          "ja_text": "振り返って見上げる彼女はただ歩いているだけ。時折立ち止まっては、狙いを定めて足を振り下ろしたり、もはやスカートも気にせずしゃがみ込んで地面に手を叩きつけたり、あらゆる手段で地上を破壊していた。心からの楽しそうな笑顔を浮かべながら。",
          "zh_text": "回头仰望的小草只是在走路。时而停下脚步，瞄准目标将腿甩下，时而连裙子都顾不上，蹲下来用手拍打地面，用尽各种手段破坏地面。她的脸上浮现出发自内心的快乐笑容。"
        },
        {
          "id_line": 598,
          "ja_text": "きっと彼女の足下には街があって、たった一撃で彼女に滅ぼされているのだろう。その度にこの街にも揺れが発生して、彼らの恐怖心を増大させる。",
          "zh_text": "城市一定就在她脚下，只要一击就会被她毁灭吧。每当她这么做时，这座城市也会发生摇晃，增加了他们的恐惧心理。"
        },
        {
          "id_line": 599,
          "ja_text": "その揺れもだんだん強くなり、彼女が近づいていることを教えてくる。やがて彼女の歩きだけでも、揺れが伝わるようになった。",
          "zh_text": "摇晃也越来越强烈，告诉人们她正在靠近。不久，光是她的走路，就能让人感觉到摇晃。"
        },
        {
          "id_line": 600,
          "ja_text": "ズン……",
          "zh_text": "Zung ......"
        },
        {
          "id_line": 601,
          "ja_text": "ズゥン……",
          "zh_text": "Zung......"
        },
        {
          "id_line": 602,
          "ja_text": "ズドォン……！",
          "zh_text": "咚咚……!"
        },
        {
          "id_line": 603,
          "ja_text": "ーーズガアアアアアアアン！！",
          "zh_text": "Zuugaaaaaaaannn!!!"
        },
        {
          "id_line": 604,
          "ja_text": "だんだん彼女が歩く揺れに足を取られそうになってきた。そう感じた次の瞬間、一際強い揺れに襲われる。人々は例外なく地面に打ち付けられ、一部の建物が倒壊していく。",
          "zh_text": "渐渐地，她走路产生的晃动已经让人几乎无法站立。就在下一瞬间，一阵强烈的摇晃袭来。人们无一例外地被摔到地面上，部分建筑物被震倒塌了。"
        },
        {
          "id_line": 605,
          "ja_text": "後ろを見ると、さっきまで遠くにいた彼女はもう目と鼻の先に聳えていた。",
          "zh_text": "回头一看，刚才还站在远处的她已经耸立在了人们眼前。"
        },
        {
          "id_line": 606,
          "ja_text": "街のそばを流れている川の向こうに、超巨大なローファーと白のニーハイソックスに包まれた、塔のような脚が鎮座している。",
          "zh_text": "在流经城市的河流之外，是一双被超大的乐福鞋和白色过膝袜包裹的高塔般的双腿。"
        },
        {
          "id_line": 607,
          "ja_text": "あそこには橋で結ばれた隣街があったはずだ。彼女の足元で、隣街がどうなったかは想像に難くない。そしてこのままではこの街も同じ運命を辿るということも、また容易に想像できた。",
          "zh_text": "那里应该有一个用桥连接的相邻的城市。不难想象相邻城市在她脚下会变成什么样。而且不难想象，再这样下去，这座城市也会面临同样的命运。"
        },
        {
          "id_line": 608,
          "ja_text": "絶望する彼らに追い討ちをかけるように、天上から声が響く。",
          "zh_text": "从天上传来的声音，像是在追击绝望的他们。"
        },
        {
          "id_line": 609,
          "ja_text": "グラス「ふふ、次はみなさんがこうなる番ですよ♪」",
          "zh_text": "小草「呵呵，接下来轮到大家这样了♪」"
        },
        {
          "id_line": 610,
          "ja_text": "その声ですら街中の窓ガラスを震わせる。一瞬見えた彼女の表情は悦に浸っていて、しかし持ち上げられた足に遮られすぐに見えなくなった。土くれと残骸が靴底からパラパラとこぼれ落ち、隣街の末路を目に焼き付けてくる。",
          "zh_text": "就连这声音也能震动街上的玻璃窗。一瞬间，可以看到她的脸上浮现出沉浸在喜悦中的表情，但很快被她抬起来的腿挡住，马上就看不见了。土堆和残骸从她的鞋底啪啦啪啦地掉落，相邻城市的废墟烙印在人们眼前。"
        },
        {
          "id_line": 611,
          "ja_text": "やがて街の上空が完全に覆われた。一切の日の光が遮断され、迫る足に圧縮された空気が鳴動する。数秒後の街の運命は、火を見るより明らかだった。",
          "zh_text": "不久，城市上空完全被小草的巨足覆盖。一切阳光都被隔绝了，迫近的脚上压缩着空气。几秒钟后，城市的命运是显而易见的。"
        },
        {
          "id_line": 612,
          "ja_text": "そこで奇跡が起きた。",
          "zh_text": "然而奇迹发生了。"
        },
        {
          "id_line": 613,
          "ja_text": "「…………ぅ、ぁ、あれ？」",
          "zh_text": "「…………啊，咦?」"
        },
        {
          "id_line": 614,
          "ja_text": "日が差し込んだ。",
          "zh_text": "阳光照进来了。"
        },
        {
          "id_line": 615,
          "ja_text": "人々が恐る恐る目を開くと、彼女の足が上空から退けられていくのが目に入った。当然この街は踏み潰されていない。",
          "zh_text": "人们战战兢兢地睁开眼睛，却看到她的脚从高空退后。这座城市当然没有被踩扁。"
        },
        {
          "id_line": 616,
          "ja_text": "「……助かった？」",
          "zh_text": "「……得救了?」"
        },
        {
          "id_line": 617,
          "ja_text": "「生きてる。生きてる……！」",
          "zh_text": "「还活着，还活着……!」"
        },
        {
          "id_line": 618,
          "ja_text": "「良かったぁ……！」",
          "zh_text": "「太好了……!」"
        },
        {
          "id_line": 619,
          "ja_text": "今この瞬間、命があることを実感する人々。",
          "zh_text": "此时此刻，人们真切地感受到自己还活着。"
        },
        {
          "id_line": 620,
          "ja_text": "しかしなぜ彼女はやめたのか？その答えは、直接彼女からもたらされた。",
          "zh_text": "但是她为什么放弃了呢?她直接给了人们答案。"
        },
        {
          "id_line": 621,
          "ja_text": "グラス「うーん……戦闘機、ですかね？」",
          "zh_text": "小草「嗯……是战斗机吧?」"
        },
        {
          "id_line": 622,
          "ja_text": "再びの彼女の肉声がビリビリと大気を震わせる。しかしその内容は先ほどと違い、人々にとっては喜ぶべきものだった。",
          "zh_text": "她的声音再次震颤了大气。但是内容和刚才不同，对人们来说是值得高兴的。"
        },
        {
          "id_line": 623,
          "ja_text": "澄んだ青空を見上げると、数えきれないほど多くの戦闘機が猛スピードで彼女に向かって飛んでいた。",
          "zh_text": "人们抬头仰望清澈的蓝天，数不清的战斗机正以飞快的速度飞向她。"
        },
        {
          "id_line": 624,
          "ja_text": "「じ、自衛隊だ！自衛隊が来たんだ！」",
          "zh_text": "「是、是自卫队!自卫队来了!」"
        },
        {
          "id_line": 625,
          "ja_text": "「やったぞ……！グラスワンダーを止めてくれ！」",
          "zh_text": "「太棒了……!让草上飞停下来!」"
        },
        {
          "id_line": 626,
          "ja_text": "「お願いします！お願いします！！」",
          "zh_text": "「拜托了!拜托了!」"
        },
        {
          "id_line": 627,
          "ja_text": "数機ごとに編制、統率された自衛隊の姿に、人々は希望が心に宿るのを感じた。",
          "zh_text": "人们在看到由几架飞机组成的小队构成的纪律严明的自卫队时，心中又重新燃起了希望。"
        },
        {
          "id_line": 628,
          "ja_text": "日本は、彼女に対してただ手をこまねいているだけではなかった。「都心が壊滅」し、あらゆる指揮系統が混乱するかつてない異常事態の中でも、ただちに彼女を鎮圧すべきと命令を飛ばしていたのだ。",
          "zh_text": "日本政府对小草并没有坐视不管。即使在「城市的心脏被摧毁」、所有指挥系统都陷入混乱的空前的异常情况下，他们还是命令立即制服她。"
        },
        {
          "id_line": 629,
          "ja_text": "すでに被害は甚大で、多くが帰らぬ人となってしまった。しかしもうこれ以上はさせてなるものかと。",
          "zh_text": "损失已经很严重了，很多人都已经回不来了。但是，不能再让她继续下去了。"
        },
        {
          "id_line": 630,
          "ja_text": "日本の盾が、とうとう彼女の前に姿を現したのだ。",
          "zh_text": "日本的盾牌终于出现在了小草的面前。"
        },
        {
          "id_line": 631,
          "ja_text": "グラス「〜〜♪」",
          "zh_text": "小草「~ ~♪」"
        },
        {
          "id_line": 632,
          "ja_text": "私、今とっても楽しんでいます♪",
          "zh_text": "我现在很开心♪"
        },
        {
          "id_line": 633,
          "ja_text": "すっかり顔が緩んでいるのが、自分でも分かっちゃいます♪",
          "zh_text": "我也知道自己完全放松了♪"
        },
        {
          "id_line": 634,
          "ja_text": "----------",
          "zh_text": "----------"
        },
        {
          "id_line": 635,
          "ja_text": "あの宣言のあと、私は沢山の街をいろんな方法で蹂躙しました。",
          "zh_text": "发表了那个宣言之后，我用各种方法蹂躏了很多城市。"
        },
        {
          "id_line": 636,
          "ja_text": "とある小さな街は、しゃがみ込んで手のひらを叩きつけました。足では感じられなかった建物の感触が、手では直に伝わってとても気持ちよかったです。ひとつひとつではなくて、まとめて何とか感じられるってくらいでしたけど。",
          "zh_text": "有一个小城市，我蹲下来直接用手掌拍扁了它。用脚感受不到的建筑物的触感，用手就能直接感受到，非常舒服。虽然不是一个一个的，而是总体上多少能感觉出来。"
        },
        {
          "id_line": 637,
          "ja_text": "中くらいの街の時には、街の中心部を挟み込むように、体重をのせて両膝を突き立ててみました。インパクトで街が一気に崩壊する様子を、立っているよりも近くで見れて征服感に包まれました。少しだけ残った奥側の建物には、四つん這いになってから息を「ふぅー」って吹きかけてあげました。風で巻き上げられた落ち葉よりも軽そうに飛んでいましたね♪",
          "zh_text": "遇到中等城市的时候，为了夹住城市的中心建筑，我试着双膝跪地，把体重施加在上面。因为冲击力，城市一下子崩溃的样子，比起站着更近距离地看，我被更强烈的征服感包围了。只剩下一点的靠里的建筑物，我就趴在地上「呼——」地吹气。建筑物比被风卷起的落叶还轻。"
        },
        {
          "id_line": 638,
          "ja_text": "ちょっと大きな街は、体を倒して全身で押し潰したりもしました。それは一際強い衝撃を発生させ、目標の街はもちろん近くの小さな街まであっさり壊滅していて思わず笑ってしまいました。倒れ込んだまま街だった地面をよく見ると、廃墟に転がる建物と車の残骸が目に入って、改めて自分の強大さに気分が高揚しちゃいました。",
          "zh_text": "稍微大一点的城市，我甚至会故意摔倒，用全身把它压扁。这样产生了更强的冲击，目标的城市自不用说，连附近的小城市都轻易地被我毁灭了，使我不由得笑了。我仔细看了看被毁灭的城市，看到了倒在废墟里的建筑物和汽车的残骸，再次为自己的强大而兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 639,
          "ja_text": "何より1番楽しかったのは、東京23区での出来事です。",
          "zh_text": "最开心的是在东京23区的事情。"
        },
        {
          "id_line": 640,
          "ja_text": "私から見ても絨毯のように広がる建物と高層ビル群の絨毯に、他とは一線を画す高さを持つ有名な電波塔が目に留まり、思わず感心のため息をついてしまいました。全て蹂躙するのは、難しくはないですが少し骨かもしれないと思ったほどですから。",
          "zh_text": "当我看到著名的无线电塔时，我不禁赞叹不已，从我的角度看，它在像地毯一样铺开的建筑物和摩天大楼中显得格外高大。将它们全部蹂躏，虽然不是很难，但是我想可能还有点诀窍。"
        },
        {
          "id_line": 641,
          "ja_text": "そこでふと閃きました。",
          "zh_text": "这时我突然灵光一闪。"
        },
        {
          "id_line": 642,
          "ja_text": "グラス（……ふふ、ものは試しですね）",
          "zh_text": "小草:（……呵呵，我要这么试一试。）"
        },
        {
          "id_line": 643,
          "ja_text": "私はそれを早速実行に移すために、膝を曲げて力の限りジャンプしました。",
          "zh_text": "为了尽快付诸行动，我弯起膝盖，用尽全力跳了起来。"
        },
        {
          "id_line": 644,
          "ja_text": "私が考えついたのは、全体重を載せた一撃を叩き込むこと。さすがに一度では足りないでしょうが、効率はぐんと上がるはずです。何度か繰り返せば、都心といえどすぐに壊滅させられるでしょうと。そう思ってのことでした。",
          "zh_text": "我想到的是，用全部的体重给与城市一击。虽然一次是不够的，但是效率应该会大大提高。再重复几次，即使是市中心也会马上被毁灭。我是这么想的。"
        },
        {
          "id_line": 645,
          "ja_text": "ガッシャアアアアアアアアン！！！",
          "zh_text": "轰轰轰轰轰轰轰轰轰轰轰轰! ! !"
        },
        {
          "id_line": 646,
          "ja_text": "ゴオオオオオオッ！！",
          "zh_text": "Gooooooo~tsu! !"
        },
        {
          "id_line": 647,
          "ja_text": "グラス「！！……♪」",
          "zh_text": "小草「! !……♪」"
        },
        {
          "id_line": 648,
          "ja_text": "その考えは、いい意味で裏切られました。",
          "zh_text": "这个想法以一种积极的方式被否定了。"
        },
        {
          "id_line": 649,
          "ja_text": "何度もする必要はありませんでした。",
          "zh_text": "没必要做很多次。"
        },
        {
          "id_line": 650,
          "ja_text": "勢いをのせた両足が地表を踏み締めた瞬間、大地が悲鳴を上げて崩壊を始めます。",
          "zh_text": "我承载着气势的双脚踩在地表的瞬间，大地发出悲鸣，开始塌陷。"
        },
        {
          "id_line": 651,
          "ja_text": "ビル群は倒れるどころか基礎ごと跳ね上がり、空中分解を起こしながら地上に降り注ぎます。あの電波塔は根本から崩壊しているようでした。",
          "zh_text": "楼群不但没有倒下，反而连地基一起弹了出来，一边空中分解一边落向地面。那个电波塔好像从根本上崩塌了。"
        },
        {
          "id_line": 652,
          "ja_text": "何本もの路線を束ねるターミナル駅も、東京を首都たらしめる建物の数々も。全てが衝撃で砕け、瓦礫の山となり、何処からか発生した火炎に包まれます。地面がひび割れ、地下鉄が走っているであろうスペースに次々と崩落を起こします。",
          "zh_text": "无论是汇聚多条线路的终点站，还是让东京成为首都的众多建筑。一切都在冲击中碎裂，变成瓦砾堆，被不知从哪里产生的火焰包围。地面开裂，地铁运行的空间接连崩塌。"
        },
        {
          "id_line": 653,
          "ja_text": "すぐに都心部は完全に瓦礫と炎と黒煙に覆われ、そんな地獄のような光景をただ1人、私だけがキラキラした顔で見つめていました。",
          "zh_text": "市中心很快就完全被瓦砾、火焰和黑烟所覆盖，只有我一个人用闪闪发光的表情注视着这地狱般的景象。"
        },
        {
          "id_line": 654,
          "ja_text": "間違いなく、今の私ができる最大規模の蹂躙でした……♪",
          "zh_text": "毫无疑问，这是我现在所能做的最大规模的蹂躏……♪"
        },
        {
          "id_line": 655,
          "ja_text": "ただ、あまりにも強すぎたのか東京周辺の街もたくさんなくなってしまったので、今度は適当に遠いところへ歩いて行くことにしました。",
          "zh_text": "不过，可能是我太过强大了，东京周边的城市也消失了很多，所以这次我决定适当地走远一些。"
        },
        {
          "id_line": 656,
          "ja_text": "もちろん進行方向にある街は残さず滅ぼして、です♪",
          "zh_text": "当然，在我前进方向上的城市会全部被我毁灭。"
        },
        {
          "id_line": 657,
          "ja_text": "そしてしばらく歩いて目に入ったのが、川を挟んだ位置関係にある2つの街でした－－",
          "zh_text": "走了一会儿，映入眼帘的是隔着一条河的两个城市——"
        },
        {
          "id_line": 658,
          "ja_text": "----------",
          "zh_text": "----------"
        },
        {
          "id_line": 659,
          "ja_text": "グラス（んー……どちらも私の足と同じくらいの、小さな街ですね〜。同時に壊してしまわないように手加減してあげましょう♪）",
          "zh_text": "小草（嗯……都是和我的脚差不多大的小城市呢。不要同时弄坏了♪）"
        },
        {
          "id_line": 660,
          "ja_text": "ちょっとした気まぐれですが、ある意味残された街の人たちを怖がらせるには効果的かもしれませんね。",
          "zh_text": "虽然只是一时兴起，但从某种意义上来说，也许能有效地吓退剩下的城市里的人们。"
        },
        {
          "id_line": 661,
          "ja_text": "決して強すぎず、でも弱すぎないように。絶妙な力加減でまずは右側の街を踏み潰します。",
          "zh_text": "绝对不能太强，但也不能太弱。用绝妙的力度先把右边的城市踩扁。"
        },
        {
          "id_line": 662,
          "ja_text": "ズズゥゥン！",
          "zh_text": "咚咚!"
        },
        {
          "id_line": 663,
          "ja_text": "当然、その街は私の足跡に成り果てます。反対側の街は……少し被害が出ていそうですが、しっかり原型はとどめていました。上手くいきましたね、狙い通りです♪",
          "zh_text": "当然，那座城市很快就成为了我的脚印。对面的城市……虽然有点受损，但原型还是保留了下来。进行得很顺利，和我想要的一样♪"
        },
        {
          "id_line": 664,
          "ja_text": "グラス「ふふ、次は皆さんがこうなる番ですよ♪」",
          "zh_text": "小草「呵呵，接下来轮到这边的大家这样了!」"
        },
        {
          "id_line": 665,
          "ja_text": "残された街に向かって、今しがた振り下ろした足を持ち上げて靴底を見せつけます。屈辱的でしょうか？怖いでしょうか？それとも、諦めてそんな感情も無くなったのでしょうか？",
          "zh_text": "我朝着剩下的城市，抬起刚刚放下的脚，露出鞋底。此时我脚下的人们是怎么想的呢？是屈辱吗?害怕吗?还是已经完全放弃了希望?"
        },
        {
          "id_line": 666,
          "ja_text": "まあどのみち関係ありませんね♪恐怖を煽るように、足でしっかり上空を覆ってからゆっくりと下ろしてーー",
          "zh_text": "不管怎样都没关系♪我就像煽动恐怖一样，用脚牢牢地盖住上空，然后慢慢放下——"
        },
        {
          "id_line": 667,
          "ja_text": "グラス（……おや？）",
          "zh_text": "小草:（……咦?）"
        },
        {
          "id_line": 668,
          "ja_text": "街を見ていた視界に、何か動いているものを捉えました。すごくゆっくりですが、私にも見える速さなら本来は相当なスピードなのでしょう。",
          "zh_text": "我发现在我的视野中，有什么东西在移动。我发现在我的视野中，有什么东西在移动。。虽然速度很慢，但连我都能看到的速度本来就已经相当快了。"
        },
        {
          "id_line": 669,
          "ja_text": "興味が湧きました。足を元の位置に戻してその正体を観察することにします。",
          "zh_text": "我产生了兴趣。于是把脚放回原位，观察它的真面目。"
        },
        {
          "id_line": 670,
          "ja_text": "よく見るとそれはひとつではなく、複数の小さなものが集まっているようでした。きれいに隊列のようなものを組み、空を駆け、私に向かってまっすぐ飛んできます。",
          "zh_text": "仔细一看，那并不是一个，而是多个小东西的集合。排成整齐的队列，在空中飞驰，笔直地向我飞来。"
        },
        {
          "id_line": 671,
          "ja_text": "グラス「うーん……戦闘機、ですかね？」",
          "zh_text": "小草「嗯……是战斗机吧?」"
        },
        {
          "id_line": 672,
          "ja_text": "考えてみれば答えはすぐでした。",
          "zh_text": "仔细想想，答案是显而易见的。"
        },
        {
          "id_line": 673,
          "ja_text": "つまり彼らは私を止めようとしている軍隊さんなのでしょう。こんなに大きいわたしにも立ち向かうなんて、勇敢な人たちですね。",
          "zh_text": "也就是说，他们是想阻止我的军队吧。能和这么巨大的我对抗，真是勇敢的人啊。"
        },
        {
          "id_line": 674,
          "ja_text": "ほんのちょっと、気が変わりました。今は街から彼らに相手を変えることにします。良かったですね、皆さんは確かに街を一つ救いましたよ。これから先どうなるかは皆さん次第ですけど♪",
          "zh_text": "我改变了主意。现在决定把蹂躏对象从城市换成他们。太好了，大家确实拯救了一座城市。今后会怎样取决于你们♪"
        },
        {
          "id_line": 675,
          "ja_text": "では少し、「お邪魔」してみましょう。",
          "zh_text": "那么，试着「打扰」一下吧。"
        },
        {
          "id_line": 676,
          "ja_text": "グラス「「－－こんにちは、軍隊の皆さん♪」」",
          "zh_text": "小草「你们好，军队的朋友们♪」"
        },
        {
          "id_line": 677,
          "ja_text": "「「……なっ！？通信が！？この声は……！」」",
          "zh_text": "「「……什么!?通信!?这声音……!」」"
        },
        {
          "id_line": 678,
          "ja_text": "グラス「「聞こえてるみたいですね。皆さんが倒そうとしているウマ娘、グラスワンダーですよ〜♪」」",
          "zh_text": "小草「好像听见了。是大家想要打倒的赛马娘，草上飞哟~♪」"
        },
        {
          "id_line": 679,
          "ja_text": "「「どうやって通信から！？い、いや……それより、何故こんなことをする！街を、都市を、無辜の人民を！何故！！」」",
          "zh_text": "「如何从通信里!?不、不……比起那个，你为什么要做这样的事!街道，城市，无辜的人民!为什么! !」」"
        },
        {
          "id_line": 680,
          "ja_text": "パイロットの方々の無線を通じて意思疎通を試みましたが、問題なくできました。さすが私のチカラです♪誰かの声を聞くのはこんなに大きくなってからは初めてですね。",
          "zh_text": "我试着通过飞行员们的无线电与他们进行沟通，没有问题。不愧是我的力量♪变得这么大之后，还是第一次听到别人的声音呢。"
        },
        {
          "id_line": 681,
          "ja_text": "当然ですが、軍隊の皆さんは混乱しているようです。ふむ……どうやって、何故、ですか。",
          "zh_text": "当然，军队的各位好像很混乱。嗯……这么做，是为什么呢?"
        },
        {
          "id_line": 682,
          "ja_text": "グラス「「特別にどちらにもまとめて答えてあげます。私がそうしたいと思ったから、ただそれだけです」」",
          "zh_text": "小草「我将给你们一个特别的总结的答案。因为我想那样做，仅此而已。」"
        },
        {
          "id_line": 683,
          "ja_text": "「「……は？ど、どういう意味だ！」」",
          "zh_text": "「「……是什么?什么意思!」」"
        },
        {
          "id_line": 684,
          "ja_text": "グラス「「言葉通りの意味ですよ。私がしたいと思ったから、皆さんの通信に割り込むことができました。私がしたいと思ったから、今こうして地上を蹂躙しています。それより上でも下でもありません。分かりましたか♪」」",
          "zh_text": "小草「就是字面上的意思。正因为我想这么做，所以才能够插入大家的通信。正因为我想这么做，所以现在这样蹂躏着大地。没有其他别的意思。明白了吗♪」"
        },
        {
          "id_line": 685,
          "ja_text": "「「な……か、怪物めっ！」」",
          "zh_text": "「什……啊，你这个怪物!」"
        },
        {
          "id_line": 686,
          "ja_text": "怪物、ですか。意味は違いますが、純粋に私自身をそう評価されるのは嬉しさがありますね。",
          "zh_text": "怪物吗?虽然我们之间理解的意思不同，但是得到这样纯粹的评价，我很高兴。"
        },
        {
          "id_line": 687,
          "ja_text": "グラス「「ふふっ。ええ、どう呼んでいただいても構いませんよ♪っと、それで皆さんと会話を始めた理由ですが……皆さんを見込んで、チャンスを与えようかと思いまして」」",
          "zh_text": "小草「呵呵。你怎么叫我都无所谓的哦♪嗯，开始和大家对话的理由……是因为看好大家，所以想给你们机会。」"
        },
        {
          "id_line": 688,
          "ja_text": "「「チャンスだと……？」」",
          "zh_text": "「机会来了……?」」"
        },
        {
          "id_line": 689,
          "ja_text": "軍隊の方々がザワザワとしている様子が感じ取れます。むぅ、さっきといい理解が遅いですね。こんな気まぐれでもなければ、すぐに全滅させていたところです。",
          "zh_text": "可以感觉到军队的各位都很紧张。嗯，刚才理解得还真慢啊。要不是我一时兴起，早就把他们全部消灭了。"
        },
        {
          "id_line": 690,
          "ja_text": "グラス「「一度しか言わないので、よく聞いて下さいね？果敢にも私に立ち向かう。その勇気に敬意を表して、皆さんに完全に先手を譲ります。皆さんの攻撃が終わるまで、私は動きません。弾切れになっても構いませんよ。皆さんが諦めるその時まで、一切の手出しをしないことを約束いたします。どうです、大チャンスでしょう♪」」",
          "zh_text": "小草「我只说一次，请仔细听,好吗?你们选择勇敢地面对我。为了表示对这种勇气的敬意，我把先手权完全让给你们。在你们的攻击结束之前，我不会动。子弹用完了也没关系。在大家放弃之前，我保证不会有任何动作。怎么样，是个好机会吧♪」"
        },
        {
          "id_line": 691,
          "ja_text": "「「ッ……！その言葉、偽りないな！もし我々の攻撃が終わる前に被害を出した場合、直ちに破壊活動をやめてもらおう！」」",
          "zh_text": "「「……! 这些话，你不是装出来的吧!?如果在我们的攻击结束之前你造成损失，请立即停止破坏活动!」」"
        },
        {
          "id_line": 692,
          "ja_text": "グラス「「ええ、それも呑みましょう。決して違えることはありません。ここからは通信に割り込みもしないので、しっかり話し合うといいですよ♪」」",
          "zh_text": "小草「嗯，就这样吧。我说的话绝对不会有问题。我们甚至不会从这里中断你们的通讯，所以你们可以商量一下♪」"
        },
        {
          "id_line": 693,
          "ja_text": "「「その余裕もいつまでも保つと思うな！すぐに後悔することになる！」」",
          "zh_text": "「不要以为你那种从容也会一直保持下去!马上你就会后悔的!」」"
        },
        {
          "id_line": 694,
          "ja_text": "ふふっ、随分と自信があるようで。",
          "zh_text": "呵呵，好像很有自信。"
        },
        {
          "id_line": 695,
          "ja_text": "もし彼らが約束を破らせることに成功したら……その時は、その時です♪",
          "zh_text": "如果他们成功地违背了约定……那么就是时候了♪"
        },
        {
          "id_line": 696,
          "ja_text": "「「……総員！我々は低層ビルならば木っ端微塵にできる強力なミサイルを大量に積んだ、計150機の編隊である！ヤツが一歩でもよろめいて地上に被害を出したり、我々を巻き込めばヤツは約束を反故にしたことになる。我々が攻撃を続けているうちは、ヤツは身動ぎひとつ許されん。諦めなければ、必ず我々が勝つのだ！我々の引き金で新たに死者を出すのは気乗りせんが……日本の命運が我々の両肩にかかっている！それと引き換えならば、例え命を落とすのが私でも臆しはしない！日本の誇りにかけて、何としても成し遂げるぞ！弱点を一斉に集中砲火する、私に続け！」」",
          "zh_text": "「……全体人员注意！我们是一个共150架飞机的编队，里面装着大量足以让低层楼房炸裂的强力导弹!哪怕那家伙一步踉跄就会造成地面上的伤害，只要把我们也卷进来，那家伙就等于违背了约定。在我们继续攻击的时候，那家伙是不能动一动的。只要不放弃，我们一定会胜利!我不希望我们的扳机上出现新的死亡……日本的命运掌握在我们的肩上!如果是为了交换，即使我丢了性命也不怕!作为日本的骄傲，无论如何也要完成!集中火力攻击她的弱点，跟着我!」」"
        },
        {
          "id_line": 697,
          "ja_text": "グラス「（なんて、割り込みはしませんが聞き取らせていただきました。その自己犠牲すら厭わない精神は好ましく思いますよ。",
          "zh_text": "小草「（虽然我没有插入通信，但还是听出来了。我很欣赏他们这种不惜自我牺牲的精神。"
        },
        {
          "id_line": 698,
          "ja_text": "しかし体の表面で1番の弱点は目ですが……この高度では戦闘機も届かないでしょう。",
          "zh_text": "但是我身体表面最大的弱点是眼睛……在这个高度上战斗机也够不到吧。"
        },
        {
          "id_line": 699,
          "ja_text": "かといってしゃがんであげるのも、おそらく地上に被害が出るから「約束」で出来ませんし。さて、彼らはどう頑張ってくれますかね♪）」",
          "zh_text": "但是如果我蹲下的话，恐怕会对地面造成伤害，「约定」是做不到的。那么，他们会如何努力呢♪）」"
        },
        {
          "id_line": 700,
          "ja_text": "ネタバレを受けないように、聞き取るのもここまでにしておきましょう。私にとっては気まぐれな茶番ですが、彼らにとっては決死の覚悟で臨む攻撃ですから、ちゃんと正面から受けてあげませんと。",
          "zh_text": "为了不被剧透，偷听的内容就到此为止吧。对我来说是心血来潮的闹剧，但对他们来说是抱着必死的觉悟的攻击，所以必须正面接受。"
        },
        {
          "id_line": 701,
          "ja_text": "尻尾が戦闘機を巻き込んでしまわないようにだけ気を張らないといけませんね。目を閉じて、気を落ち着かせ暫し流れに身を任せましょう。",
          "zh_text": "必须小心不要让尾巴把战斗机卷进去。闭上眼睛，静下心来，让事态自己发展一会儿吧。"
        },
        {
          "id_line": 702,
          "ja_text": "皆さんご自慢のミサイルとやら……せめてマッサージになるといいですね♪",
          "zh_text": "你们引以为傲的导弹……至少能做给我做个按摩就行了♪"
        },
        {
          "id_line": 703,
          "ja_text": "----------",
          "zh_text": "----------"
        },
        {
          "id_line": 704,
          "ja_text": "グラス「……」",
          "zh_text": "小草「……」"
        },
        {
          "id_line": 705,
          "ja_text": "目を閉じたまま20分間待ちました。",
          "zh_text": "我闭着眼睛等了20分钟。"
        },
        {
          "id_line": 706,
          "ja_text": "……何の動きもありません。",
          "zh_text": "……没有任何动静。"
        },
        {
          "id_line": 707,
          "ja_text": "グラス「（さすがにおかしいですね。少し確認しましょう）」",
          "zh_text": "玻璃杯「（果然很奇怪啊，我来确认一下吧）」"
        },
        {
          "id_line": 708,
          "ja_text": "腰より上に彼らは来れませんから、顔は動かせます。目を開き、少し下に顔を向けて彼らを探して……見つかりません。髪に気をつけてそっと後ろを振り向いても、やはり見つかりません。",
          "zh_text": "因为他们甚至不能到我的腰以上，所以我的脸可以动。睁开眼睛，稍微向下看，寻找他们……找不到。小心翼翼地转头看头发，还是找不到。"
        },
        {
          "id_line": 709,
          "ja_text": "どれだけ体の周囲に目を凝らしても、1機も見当たりません。もしかして逃げ出したのでしょうか？だとすると期待外れもいいところですが。予定にはありませんでしたが、念のため一度チカラを使って問いかけてみましょう。",
          "zh_text": "无论如何凝神观察身体周围，也找不到一架飞机。难道是逃走了吗?如果是这样的话，期待落空也未尝不可。虽然这不在计划中，但以防万一，还是试着问一次吧。"
        },
        {
          "id_line": 710,
          "ja_text": "最後に声を張り上げてた、隊長のような人を選んで……よし。",
          "zh_text": "选出最后那个扯着嗓子喊的队长一样的人……好吧。"
        },
        {
          "id_line": 711,
          "ja_text": "グラス「「－－もしもし？聞こえてます？」」",
          "zh_text": "小草「——喂?你能听见我吗?」」"
        },
        {
          "id_line": 712,
          "ja_text": "「「ッ！？ア、アイツの声か！？」」",
          "zh_text": "「「呜!?啊，那家伙的声音啊!?」」"
        },
        {
          "id_line": 713,
          "ja_text": "グラス「「（あら……？）」」",
          "zh_text": "小草「（哎呀……?）」」"
        },
        {
          "id_line": 714,
          "ja_text": "問題なく繋がりましたが、さっきの時とは似ても似つかぬ焦燥しきったような声色ですね。声は同じなので相手は間違ってないはずですが。",
          "zh_text": "虽然顺利地联系上了，但语气和刚才完全不一样，有些焦躁。因为声音是一样的，对方应该没有错。"
        },
        {
          "id_line": 715,
          "ja_text": "うーん……やはり逃げ出していて、後ろめたさから来る反応なのでしょうか。",
          "zh_text": "嗯……还是因为逃避、内疚而产生的反应吗?"
        },
        {
          "id_line": 716,
          "ja_text": "グラス「「完全に先手を譲るとは言いましたが、待たせすぎですよ。",
          "zh_text": "小草「虽然说过让你们掌握先机，但是你们让我等得太久了。"
        },
        {
          "id_line": 717,
          "ja_text": "……私がそう提案したのは皆さんの勇気を見込んだからです。まさか逃げ出してなど、いないでしょうね？」」",
          "zh_text": "……我这样提议是因为我看好大家的勇气。你们不会是逃跑了吧?」」"
        },
        {
          "id_line": 718,
          "ja_text": "「「ーーぅ……ぁ……」」",
          "zh_text": "「……啊……」"
        },
        {
          "id_line": 719,
          "ja_text": "少し怒気を含んだ口調になってしまいましたが、あれだけ啖呵も切って敵前逃亡などするような相手ならばやむ無しです。それにこんなに長い間私を待ちぼうけにさせたのですから。",
          "zh_text": "虽然他的语气中带着些许怒气，但如果对方是那种临阵脱逃的人的话，那就没办法了。而且让我等了这么长时间。"
        },
        {
          "id_line": 720,
          "ja_text": "暗に込めた「これ以上は待たない」というメッセージも届いたのか、すっかり萎縮したようです。でも口撃を緩めるつもりはありません。",
          "zh_text": "也许是暗含的「再等也等不到」的信息传达到了，我已经有些扫兴了。但是没有放松语言上还击的打算。"
        },
        {
          "id_line": 721,
          "ja_text": "グラス「「……図星のようですね。もういいです、あなた方には失望しました。これから私は無駄にした時間を取り戻さないといけないので、あなた方は自分達の行いが招いた末路を眺めていなさい」」",
          "zh_text": "小草「「……我说中了吧。够了，我对你们很失望。现在我要把浪费的时间补回来，你们看着自己的行为导致的下场吧。」"
        },
        {
          "id_line": 722,
          "ja_text": "「「ッ……ち、違う、待ってくれ……俺たちは逃げ出してなんかないから……だから動かないでくれ……」」",
          "zh_text": "「「……不，等一下……我们并没有逃走……所以不要动……」」"
        },
        {
          "id_line": 723,
          "ja_text": "グラス「「この期に及んでもっと失望させるようなことを言わないでください。私の周囲には、ただの一機たりとも見当たりませんでした。戦略的撤退だから違うとでも言うおつもりですか？」」",
          "zh_text": "小草「事到如今，请不要说更让人失望的话。我周围连一架飞机都没有。你要告诉我因为是战略撤退,所以情况和我说的不同?」」"
        },
        {
          "id_line": 724,
          "ja_text": "「「ぅぁぁ……違う……違うんだ……」」",
          "zh_text": "「哇……不是……不是的……」」"
        },
        {
          "id_line": 725,
          "ja_text": "……何とも情けない。これが日本の運命をその両肩に託され、自分が死んでもいいと豪語していた者の姿か。",
          "zh_text": "……真没出息。这就是把日本的命运托付在他的双肩上，并扬言自己死也无妨的人吗。"
        },
        {
          "id_line": 726,
          "ja_text": "グラス「「はぁ……では、逃げていないのなら、今あなた方がどこにいるか言えますね？誤魔化したりしても無駄だとだけ先にお伝えします。虚言など口にした場合は、ただでは済ませませんから。ーーーー早く答えなさいッ！！」」",
          "zh_text": "小草「「啊……那么，如果你们没有逃跑的话，你能说你们现在在哪里吗?我只是先告诉你搪塞是没有用的。如果是虚言，是不会白说的。————快回答! !」」"
        },
        {
          "id_line": 727,
          "ja_text": "「「ヒィ！！わ、分かった！言う！言うから……！」」",
          "zh_text": "「嗨! !我知道了!说!我说……!」」"
        },
        {
          "id_line": 728,
          "ja_text": "今私の怒りを買ってもいい事などないと分かっているでしょうに、じれったいですね。だんだんと苛立ちが募っていくのを感じます。",
          "zh_text": "虽然知道现在生气也不是啥好事，但还是很着急。我感到焦躁情绪越来越强烈。"
        },
        {
          "id_line": 729,
          "ja_text": "さて、どんな言い訳が聞けますかね。",
          "zh_text": "那么，能听到什么样的借口呢?"
        },
        {
          "id_line": 730,
          "ja_text": "「「今俺たちがいるのは、あ、あんたの……その……スカートの中だ……」」",
          "zh_text": "「我们现在所在的地方，啊，你的……那个……裙子里……」」"
        },
        {
          "id_line": 731,
          "ja_text": "グラス「「……………はい？」」",
          "zh_text": "小草「「………………什么?」」"
        },
        {
          "id_line": 732,
          "ja_text": "思ってもない返答に、理解が遅れてしまいました。私のスカートの中、ですって？確かに私から直接見える場所ではありませんが、それにしたってこの人たちは……",
          "zh_text": "因为是意料之外的回答，所以我理解慢了。我的裙子里面?确实不是我能直接看到的地方，但这些人……"
        },
        {
          "id_line": 733,
          "ja_text": "一応チカラを使って確かめてみます。……本当に、スカートの中に多くの戦闘機の反応がありました。",
          "zh_text": "姑且用外力确认一下。……真的，裙子里有很多战斗机的反应。"
        },
        {
          "id_line": 734,
          "ja_text": "グラス「「……嘘ではないようですね。確かに私から逃げてはいないみたいです。それで？20分もの間、私のスカートの中で下着でも見上げ続けていたのですか？私から大義名分を得てずいぶんと余裕があるじゃないですか」」",
          "zh_text": "小草「「……好像没有说谎。好像确实没有逃离我。然后呢?20分钟的时间里，你一直在我的裙子里仰望我的内裤吗?从我这里得到的大义名分，不是很有余裕吗?」"
        },
        {
          "id_line": 735,
          "ja_text": "怒りというより、もはや呆れから伝える言葉も冷たいものになります。あれほど戦意に満ちていたのにこの始末では、全くの見込み違いだったようですね。",
          "zh_text": "与其说是愤怒，不如说是因为惊讶而说的话也变得冷淡了。战意那么强烈，结果我的期望却完全错了。"
        },
        {
          "id_line": 736,
          "ja_text": "すっかり冷めてしまいました。もう約束など関係ありません、とっとと潰して－－",
          "zh_text": "我已经完全冷静下来了。 我不关心任何更多的承诺，只关心尽快粉碎----"
        },
        {
          "id_line": 737,
          "ja_text": "「「－－違うッ！俺は、俺たちはあんたを攻撃していた！ずっと攻撃し続けていた！！」」",
          "zh_text": "「——不对!我，我们攻击过你!一直持续攻击! !」」"
        },
        {
          "id_line": 738,
          "ja_text": "グラス「「何ですって……？」」",
          "zh_text": "小草「你说什么……?」」"
        },
        {
          "id_line": 739,
          "ja_text": "攻撃していた？",
          "zh_text": "攻击了?"
        },
        {
          "id_line": 740,
          "ja_text": "感触がなかったので、その線は最初から捨てていましたが……",
          "zh_text": "因为没有触感，所以我一开始就把那句话抛在脑后了……"
        },
        {
          "id_line": 741,
          "ja_text": "「「最初は脛だ！でも靴下に阻まれてるからか、全然効いていなかった！だから次は肌が露わになっている、腿への攻撃に変更した……だけどあんたはピクリともしなかった！その時はもう、俺たちも追い詰められはじめてたんだ……。それでっ……みんなで話し合って、恥を忍んで……一番の弱点になる「あそこ」に攻撃してたんだ……！そうしたら、あんたが少し動いたような気がした！だからやっと効いたって、格好がつかなくても無駄じゃなかったんだって、そう思って！ーーそれなのに違った！動いたのは俺たちを探したからで、あんたは結局何も感じてなんかいなかった！挙句、俺たちに逃げ出したのかとすら言い出したんだ！！」」",
          "zh_text": "「「一开始是小腿!但是可能是被袜子挡住了，完全起不到作用!所以接下来改成了对露出皮肤的大腿的攻击……但是你一点也没有反应!那时，我们也开始被逼得走投无路了……。这时候……大家一起商量，忍着耻辱……攻击了最大的弱点那里……!然后我就觉得你好像动了一点!所以说终于奏效了，这一切不是白费的，我是这么想的!——尽管如此还是错了!你的行动是为了寻找我们，结果你什么感觉都没有!最后，甚至还说我们逃出去了! !」」"
        },
        {
          "id_line": 742,
          "ja_text": "グラス「…………」",
          "zh_text": "小草「…………」"
        },
        {
          "id_line": 743,
          "ja_text": "あまりに必死で、悲痛な叫びでした。",
          "zh_text": "他拼命地喊叫着，悲痛万分。"
        },
        {
          "id_line": 744,
          "ja_text": "……真偽を確かめるために、彼の記憶を辿ってみました。",
          "zh_text": "……为了确认真伪，我追溯了他的记忆。"
        },
        {
          "id_line": 745,
          "ja_text": "〜〜〜〜〜",
          "zh_text": "〜〜〜〜〜"
        },
        {
          "id_line": 746,
          "ja_text": "私が最後に聞いた通信の後でしょうか。私に向かって戦闘機を駆り、意気揚々とミサイルを放っています。先陣を切った彼に続いて他の戦闘機からも同じものが放たれ、一斉に白いニーソに直撃します。集中砲火を受けた私のそれは……ほつれ一つない、まっさらな状態のままで変わらずそこにありました。",
          "zh_text": "是在我最后一次听到的通信之后吗?向我驾驶着战斗机，得意扬扬地发射着导弹。在他身先士卒之后，其他战斗机也发射了同样的东西，一齐击中我的白色及膝袜。被集中炮火击中的我的那个……没有一丝痕迹，干干净净的，一成不变地在那里。"
        },
        {
          "id_line": 747,
          "ja_text": "場面が変わって、次は私のふとももに攻撃しています。さっきの出来事が効いたのか、その顔には焦りが浮かんでいます。先ほどと同様に、同じ場所へ何百発とミサイルが着弾して、小さな山くらい軽く吹き飛ばせそうな威力なのが見受けられます。そんな大爆発は……私のふとももに比べてあまりにも小さく、頼りないものでした。",
          "zh_text": "场景一变，接下来是攻击我的大腿。可能是刚才的事情起了作用，他的脸上浮现出焦躁的神色。和刚才一样，几百枚导弹落在同一个地方，可以看到它的威力，几乎可以将一座小山轻松击飞。然而那样的大爆炸……和我的大腿相比，它的威力实在是太小了，太不可靠了。"
        },
        {
          "id_line": 748,
          "ja_text": "そして最後。彼もその他も「あそこ」を包むパンツに向かって、やぶれかぶれにミサイルを発射しています。もはや集中砲火という体は成しておらず、ただ散発的に天井のようなパンツの表面でチカチカと小さな光が点滅しているようでした。",
          "zh_text": "最后。他和其他的人都朝着包裹着「那里」的内裤，歇斯底里地发射导弹。它不再是集中的火光，天花板似的内裤表面零星地闪烁着微光。"
        },
        {
          "id_line": 749,
          "ja_text": "彼の顔は悔しさからか顔が涙で滲んでいて、当初の自信満々な姿は影も形も消え失せていました。……ここで私が待ちかねて彼らを探しだし、その動きを感じたのでしょう。反応らしきものがあったと希望を見出して、直後の私からの問いかけにも切羽詰まった返事をしていたわけです。",
          "zh_text": "他的脸上满是悔恨和泪水，当初自信满满的样子已经消失得无影无踪。……当我在这里迫不及待地寻找他们，感觉到了他们的动作时。他看到了有反应了的希望，之后面对我的提问，也只能急急忙忙地回答。"
        },
        {
          "id_line": 750,
          "ja_text": "そして、その内容に。",
          "zh_text": "然后，关于那个内容。"
        },
        {
          "id_line": 751,
          "ja_text": "その後の会話に彼の心が折れたのが、記憶越しでも読み取れました。",
          "zh_text": "之后的对话让他的心都碎了，即使隔着记忆也能看出来。"
        },
        {
          "id_line": 752,
          "ja_text": "〜〜〜〜〜",
          "zh_text": "〜〜〜〜〜"
        },
        {
          "id_line": 753,
          "ja_text": "グラス「「……そう、でしたか。皆さんの全力は、私に感触一つ与えられませんでしたか……♪」」",
          "zh_text": "小草「……是吗?大家的全力，难道没有给我一点感觉吗……♪」"
        },
        {
          "id_line": 754,
          "ja_text": "「「ﾋｸﾞｯ……もう、いやだ……俺たちが悪かったですから……！おねがいです、ゆるして、ください……！」」",
          "zh_text": "「是的……真是的，我不想这样……都是我的错……!求求你，原谅我吧……!」」"
        },
        {
          "id_line": 755,
          "ja_text": "待たされたと思っていた20分の間に彼らは必死に戦っていました。でも私はそうとも知らず、気付くこともなく。そこに追い討ちをかけた私の言葉は、彼に最後まで残されていた希望と尊厳を徹底的に踏み躙ったようでした。",
          "zh_text": "在原以为等待的20分钟里，他们拼命地战斗着。但我不知道，也没有注意到。在此基础上，我的话对他剩下的希望和尊严进行了彻底的践踏。"
        },
        {
          "id_line": 756,
          "ja_text": "訂正しなければなりません。この時間は、無駄などではありませんでした。",
          "zh_text": "我必须纠正，这段时间并不是浪费。"
        },
        {
          "id_line": 757,
          "ja_text": "グラス「「ええ、そうですね。あなたは、皆さんは戦っていました。私が間違っていたようです。不用意に追い詰めてしまった分のお詫びをしなければなりませんね。申し訳ありませんでした」」",
          "zh_text": "小草「嗯，是啊。你，还有大家都在战斗。看来我错了，我不小心把你们逼到绝境，我必须道歉。非常抱歉。」"
        },
        {
          "id_line": 758,
          "ja_text": "まさか感触すら与えられないとは思いもしませんでしたが。とはいえ、私のチカラを際立たせ、彼らを屈服させるという意味では何よりの結果でした。",
          "zh_text": "没想到他们连触感都给不了。尽管如此，就突出我的力量并使他们屈服而言，这是可能的最佳结果。"
        },
        {
          "id_line": 759,
          "ja_text": "彼らは彼らなりに、その無力さをもって最後まで私を楽しませることに成功しました。",
          "zh_text": "他们以他们的方式，成功地用他们的无力取悦了我，直到最后。"
        },
        {
          "id_line": 760,
          "ja_text": "「「っ……じ、じゃあ！」」",
          "zh_text": "「那么，再见!」」"
        },
        {
          "id_line": 761,
          "ja_text": "グラス「「でも諦めちゃいましたよね？」\"",
          "zh_text": "小草「但你放弃了，不是吗？」\""
        },
        {
          "id_line": 762,
          "ja_text": "ですので。",
          "zh_text": "所以。"
        },
        {
          "id_line": 763,
          "ja_text": "「最期」まで、楽しませていただきましょう♪",
          "zh_text": "直到「最后」为止，请让我好好享受吧!"
        },
        {
          "id_line": 764,
          "ja_text": "「「ぇ……ぁ……」」",
          "zh_text": "「哎……啊……」」"
        },
        {
          "id_line": 765,
          "ja_text": "グラス「「もういやだって。自分たちが悪かったから許してほしいって、そう言いましたよね。約束、忘れたとは言わせませんよ♪」」",
          "zh_text": "小草「「我不想了。是我们自己不好，所以希望得到原谅」，你是这样说的吧。我不会让你说我忘记了约定哟♪」"
        },
        {
          "id_line": 766,
          "ja_text": "「「わ、忘れてません！でも、今お詫びをするって、言ったじゃないですか！」」",
          "zh_text": "「哇，我没忘!但是，你刚才不是说要向我道歉吗?」"
        },
        {
          "id_line": 767,
          "ja_text": "グラス「「ええ、だからお詫びしたではありませんか。申し訳ありません、と。まさかこれ以上を望むのですか？」」",
          "zh_text": "小草「嗯，所以我刚才向你道歉，说了「对不起」。难道你还想要更多吗?」"
        },
        {
          "id_line": 768,
          "ja_text": "「「ぁ……せ、せめて。せめてあと数分待ってください……このままじゃ俺たちが……」」",
          "zh_text": "「啊……至少，请再等几分钟……这样的话我们……」"
        },
        {
          "id_line": 769,
          "ja_text": "グラス「「私も頑張った皆さんのためにそうしたい気持ちは、少しだけありますが。でもダメなんです」」",
          "zh_text": "小草「我也有过一点想为了努力过的大家那样做的想法。但是不行。」"
        },
        {
          "id_line": 770,
          "ja_text": "「「そん、な、なんで……」」",
          "zh_text": "「那、那、为什么……」」"
        },
        {
          "id_line": 771,
          "ja_text": "すっかり英雄たらんとした姿から程遠くなってしまった彼。しかしもうそれに失望することはありません。",
          "zh_text": "他已经完全脱离了英雄的形象。但是我已经不会对他失望了。"
        },
        {
          "id_line": 772,
          "ja_text": "今は、そうなるよう言葉を選んでますから。",
          "zh_text": "因为现在我正在选择用我的话语，让他变成这样。"
        },
        {
          "id_line": 773,
          "ja_text": "グラス「「だって皆さんが諦めるまでは私から手出ししないって約束なんですよ？ーー諦めてからもまだ手出ししなかったら、意味がなくなっちゃうじゃないですか」」",
          "zh_text": "小草「因为我和大家约定过，在大家放弃之前，我是不会动手的。——如果放弃后还不出手，不就没有意义了吗?」"
        },
        {
          "id_line": 774,
          "ja_text": "「「……そ、そんなの……少しくらい、いいじゃ……！」」",
          "zh_text": "「「……这、这……一点点宽限，也不吗……!」」"
        },
        {
          "id_line": 775,
          "ja_text": "グラス「「これも言いましたよね？私は、約束を違えることはありませんって。しっかりあなたに念押しもされましたから、私は最後までそれを厳格に守らなければいけないんですよ♪」」",
          "zh_text": "小草「这个我也说过了吧?我不会违背约定的。你再三叮嘱我，我必须严格遵守到最后♪」"
        },
        {
          "id_line": 776,
          "ja_text": "「「ﾋｯ……はぁ、ハ……あああっ……！」」",
          "zh_text": "「「嘻……哈，哈……啊啊啊……!」」"
        },
        {
          "id_line": 777,
          "ja_text": "まあ、一瞬破りそうになったのは秘密ですけどね♪",
          "zh_text": "嗯，这个秘密瞬间就被我打破了。"
        },
        {
          "id_line": 778,
          "ja_text": "それにしても私の言葉一つにこんなに怯えて、ゾクゾクしちゃいます……。もっといい反応が見たくて、ほんの少しだけ、腰を下げてみます。",
          "zh_text": "话虽如此，我的一句话就让他如此恐惧，让他毛骨悚然……。我想更好的看到他的反应，稍微低下头来。"
        },
        {
          "id_line": 779,
          "ja_text": "ｸﾞｵｵｵ……",
          "zh_text": "Gooooooo ......"
        },
        {
          "id_line": 780,
          "ja_text": "「「う、うわああああああああっ！！！」」",
          "zh_text": "「哇、哇啊啊啊啊啊啊啊啊! ! !」」"
        },
        {
          "id_line": 781,
          "ja_text": "グラス（あらあら、すごい悲鳴♪それにこれだけでも気流に揉まれて……戦闘機って繊細ですね）",
          "zh_text": "小草（哎呀哎呀，好厉害的惨叫啊♪而且光是这样就被气流揉搓……战斗机真是纤细啊。）"
        },
        {
          "id_line": 782,
          "ja_text": "この様子では、何機かは墜落するかパンツに巻き込んじゃいましたかね。ふふっ、私のスカートの中で一生を終えるなんて……やっぱり彼らは、私をしっかり楽しませてくれたいい人たちです♪",
          "zh_text": "看这样子，有几架飞机不是坠落就是卷进我的内裤里了。呵呵，在我的裙子里结束一生……他们果然是让我快乐的好人♪"
        },
        {
          "id_line": 783,
          "ja_text": "でも頑張った彼らの苦しみを、私が楽しむためにこれ以上長引かせるのもかわいそうですね。……そろそろ一思いに、終わらせてあげましょう。",
          "zh_text": "但是为了让我享受而延长他们努力过后的痛苦，对他们来说也很可怜啊。……差不多该把事情做完了吧。"
        },
        {
          "id_line": 784,
          "ja_text": "手向けの言葉は彼への通信越しではなく、全員に聞こえるよう自分の声で。",
          "zh_text": "我要用自己的声音，让所有人都能听到，而不是通过通信传达给他们。"
        },
        {
          "id_line": 785,
          "ja_text": "グラス「……皆さんは間違いなく勇敢でした。心こそ最後に折れましたが、人民を守る使命を背負い、それを果たすべく私に抗い続けたことに心からの敬意を。そして私を楽しませてくれたことに感謝を。－－それでは、さようなら」",
          "zh_text": "小草「……大家毫无疑问是勇敢的。虽然最后心碎了，但是背负着保护人民的使命，为了完成这个使命而不断与我抗争，对此我表示由衷的敬意。也对你们所做的让我快乐的事表示感谢。——那么，再见。」"
        },
        {
          "id_line": 786,
          "ja_text": "「「そ……総員、撤退！！撤たーー」」",
          "zh_text": "「那……全体撤退! !撤退——」"
        },
        {
          "id_line": 787,
          "ja_text": "グラス「ふふっ、それはいけませんよ♪」",
          "zh_text": "小草「呵呵，这可不行哦♪」"
        },
        {
          "id_line": 788,
          "ja_text": "グオォォォ……ズシイイイイン！！",
          "zh_text": "Guooooo ...... zshiiiiiiiiiin!"
        },
        {
          "id_line": 789,
          "ja_text": "勢いのままに地面まで座り込んじゃいます。まだ繋がっていた彼の声はプツリと途切れて、再び聞こえることはありませんでした。",
          "zh_text": "我顺势坐到了地上。刚才他还能接通的声音一下子中断了，再也听不见了。"
        },
        {
          "id_line": 790,
          "ja_text": "やはり、戦闘機を潰した感触はありませんでした。",
          "zh_text": "果然没有撞毁战斗机的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 791,
          "ja_text": "グラス「ふぅ……感触を求めるなら、個人よりも街や地面を相手に蹂躙する方がいいですね……♪」",
          "zh_text": "小草「哦……如果追求触感的话，比起个人，还是蹂躏城市和地面比较好呢……♪」"
        },
        {
          "id_line": 792,
          "ja_text": "座ってみて久しぶりに感じた、自分の身体で大地を押し潰す感覚が気持ちいいです。じっくりと彼我の力量差を教え込み、実感するのも良かったですが、退屈な時間が生まれるのは難点でした。やはり巨大化したからには、蹂躙は大規模にいかなければ♪",
          "zh_text": "我坐下来感受了一下用身体碾压大地的感觉，这种感觉很舒服，我已经很久没有感受过了。虽然可以切切实实地教他们自己与我的力量差距，让他们有切身的体会，但无聊的时间是一大缺点。毕竟，我现在已经是超级巨人了，就必须进行大规模的蹂躏♪"
        },
        {
          "id_line": 793,
          "ja_text": "グラス「……そういえば、まだ街がありましたね」",
          "zh_text": "小草「……这么说来，还有一座城市呢。」"
        },
        {
          "id_line": 794,
          "ja_text": "軍隊さんが出るまで相手しようとしていた街が近くにあったはずです。",
          "zh_text": "附近应该就有军队先生出来之前想要毁灭的城市。"
        },
        {
          "id_line": 795,
          "ja_text": "街の人たちにとって軍隊さんが現れたのは希望だったと思います。私と戦闘機の皆さんとのやりとりは聞こえてませんですし、もしかしたら私がずっと動かないのを見て、私を倒したと歓喜していたかもしれません。",
          "zh_text": "对于城市里的人们来说，军队先生的出现就是希望。没有听到我和战斗机的各位的对话，说不定他们看到我一直不动，就会因为把我打倒而高兴。"
        },
        {
          "id_line": 796,
          "ja_text": "えっと、川がここに流れているので……あ、ありました。",
          "zh_text": "嗯，因为有河流流经这里……啊，找到了。"
        },
        {
          "id_line": 797,
          "ja_text": "グラス「あら……半壊しちゃってます」",
          "zh_text": "小草「哎呀……坏了一半了。」"
        },
        {
          "id_line": 798,
          "ja_text": "お尻をついた衝撃が原因でしょうか。街の形はまだ残っていますが、建物と人の被害は大きそうです。ずっとほったらかしにされたのに突然のことで、さぞ驚いてしまったでしょう。住んでいた人達には悪いことをしました。",
          "zh_text": "是因为我屁股着地的冲击力吗?虽然城市的形状还保留着，但是建筑物和人的损失似乎很大。一直被搁置着，突然发生这样的事，人们一定很吃惊吧。我对住在这里的人们做了坏事。"
        },
        {
          "id_line": 799,
          "ja_text": "まあそれはそれですね、長い寄り道をしましたが当初の目的を果たすことにします。座ったまま左脚を持ち上げてまっすぐ伸ばし、街の上にセットします。ちょうどかかとの真下くらいに街が来る格好になりました。",
          "zh_text": "那是那是，虽然绕了很长一段路，但还是要实现当初的目的。我保持坐姿，抬起左腿伸直，放在城市上空。城市正好在我脚后跟的正下方。"
        },
        {
          "id_line": 800,
          "ja_text": "グラス「そー、れっ♪」",
          "zh_text": "小草「所以、嗨♪」"
        },
        {
          "id_line": 801,
          "ja_text": "バゴオオオオオオン！",
          "zh_text": "Bago oo oo oo oo!"
        },
        {
          "id_line": 802,
          "ja_text": "そのままギロチンのように振り下ろすと、左脚の下にあったものはすべて消し飛びました。当然一番強い力を受けた街もひとたまりもなく。",
          "zh_text": "就这样像断头台一样把腿往下一甩，左腿下面的一切东西全都被我抹去了。当然，自然，受到最强力量冲击的城市也毫不例外。"
        },
        {
          "id_line": 803,
          "ja_text": "一挙一動で街を破壊するのは、何度体験しても飽きません♪",
          "zh_text": "一个举动就能毁灭城市，无论体验多少次我都不会厌倦。"
        },
        {
          "id_line": 804,
          "ja_text": "グラス「ふあ……少し疲れました……」",
          "zh_text": "小草「哦……我有点累了……」"
        },
        {
          "id_line": 805,
          "ja_text": "ここまで大いに楽しんできた分と、放課後までの1日で過ごした疲れが座り込んだ身体にどっと押し寄せてきました。眠気を消して蹂躙を続けるのも悪くはないですが……どうせ期限などないのですし、ここはひと休みしてしまいましょう。",
          "zh_text": "已经享受了这么久，放学后一天下来的疲惫一下子涌上了我坐着的身体。消除睡意继续蹂躏也不坏……反正没有时间限制，还是先休息一下吧。"
        },
        {
          "id_line": 806,
          "ja_text": "でも地面にそのまま横になるのははしたないですね。せめて枕になるものが欲しいところです。今の私の枕になりそうなものといえば……",
          "zh_text": "不过就这样躺在地上也太不像话了。至少要有个能当枕头的东西。现在有可能成为我枕头的东西是……"
        },
        {
          "id_line": 807,
          "ja_text": "グラス「日本には、あれしかありませんね〜」",
          "zh_text": "小草「日本只有那个能满足啊~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 808,
          "ja_text": "そうと決まればすぐに向かいましょう♪",
          "zh_text": "既然决定了，我就马上去吧♪"
        },
        {
          "id_line": 809,
          "ja_text": "----------",
          "zh_text": "----------"
        },
        {
          "id_line": 810,
          "ja_text": "歩いて向かう途中、また軍隊さんが戦闘機に乗って現れました。でも今回は相手をする時間が惜しかったので、近くにあった街ごとまとめてズシンって踏み潰しちゃいました。",
          "zh_text": "走着走着，军队又坐着战斗机出现了。但是这次因为舍不得陪他们的时间，我就把附近的城市一起踩扁了。"
        },
        {
          "id_line": 811,
          "ja_text": "道中の街も、歩くのと同じ具合に適当に踏みつけたり、蹴飛ばしたり、少し雑な対応になってしまいました。生き残った人は結構いるかと思いますが、まあ「最終的」にはそんなことも関係なくなる予定なのでいいでしょう。それよりも今は寝るための枕です。",
          "zh_text": "走路时路上的城市也一样，我只是随意地踩踏、踢踹，只是变得有些杂乱。我想活下来的人应该有不少，不过「最终」的计划使得这些都无关紧要。比起那个，现在更重要的是寻找睡觉用的枕头。"
        },
        {
          "id_line": 812,
          "ja_text": "ほぼずっと歩き続けること数分、「それ」がある場所に着きました。",
          "zh_text": "几乎一路走了几分钟后，就到了「那个」所在的地方。"
        },
        {
          "id_line": 813,
          "ja_text": "グラス「あなたなら、きっと私の枕になると信じてますよ♪」",
          "zh_text": "小草「我相信你一定能很好地成为我的枕头的。」"
        },
        {
          "id_line": 814,
          "ja_text": "日本一の高さを持つ霊峰、富士山。永久凍土の白い山頂に、遠目では青の山体を持つ神秘的な見た目のこの山は、一部では信仰の対象でもあるとか。",
          "zh_text": "富士山是日本最高的灵峰。这座看起来很神秘的山峰，从远处看有白色的永久冻土的山顶和蓝色的山体，据说也是一部分人信仰的对象。"
        },
        {
          "id_line": 815,
          "ja_text": "そんな山を頭に敷いて寝るなんて、長い歴史でも私が初めてでしょうね。神様のバチが当たることはありえません。私の方が格上ですから♪",
          "zh_text": "我可能是世界历史长河中第一个头顶着这样一座山睡觉的人吧。我不可能遭到神的报应。因为我的地位更高♪"
        },
        {
          "id_line": 816,
          "ja_text": "グラス「ではさっそく……ん、しょっと……」",
          "zh_text": "小草「那我马上……嗯、嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 817,
          "ja_text": "ズウゥゥゥン……",
          "zh_text": "Zuuuuuuhn ......"
        },
        {
          "id_line": 818,
          "ja_text": "私から見て20センチくらいの高さなので、少し高すぎるかもと思いはしましたが……頭を乗せたら山頂からずぶずぶと沈んで、ちょうどいい高さと硬さになりました。背中の下の森林もいいクッションですね。よく寝られそうです。",
          "zh_text": "从我的角度来看富士山有20厘米左右的高度，我觉得可能有点太高了……我把头放在上面后，富士山从山顶上一点点地往下沉，使之高度和硬度变得正好。背后的森林也是很好的靠垫。好像能睡得很好。"
        },
        {
          "id_line": 819,
          "ja_text": "横になって空を見上げると、もう夕方に差し掛かっていることに気づきました。このままだと寝てる間に夜になるでしょうか？",
          "zh_text": "我躺下仰望天空，发现已经是傍晚了。这样的话睡觉的时候会变成晚上吧。"
        },
        {
          "id_line": 820,
          "ja_text": "寝てる間はさすがに無防備ですから、体が冷えるかもしれませんね……先にチカラを使って、「時間だけ」戻してしまいましょう。",
          "zh_text": "睡觉的时候真的是毫无防备，说不定身体会冷呢……让我先用力量把「时间」倒回去吧。"
        },
        {
          "id_line": 821,
          "ja_text": "グラス「……うん、ばっちり。成功です♪」",
          "zh_text": "小草「嗯，很好。成功了♪」"
        },
        {
          "id_line": 822,
          "ja_text": "太陽がパッと高いところに移動して、強くなった日差しが体を温めてくれます。少し眩しいですが、それ以上に微睡みを増長する、心地よい温かさを、感じます……",
          "zh_text": "太阳一下子向高处移动，增强的阳光温暖了我的身体。虽然有点晃眼，让我感到舒适的温暖，让我睡意更浓了……"
        },
        {
          "id_line": 823,
          "ja_text": "おやすみなさい……",
          "zh_text": "晚安……"
        },
        {
          "id_line": 824,
          "ja_text": "グラス「すぅ……すぅ……」",
          "zh_text": "小草「呼...... 呼......」"
        },
        {
          "id_line": 825,
          "ja_text": "彼女が睡眠を始めて3時間。",
          "zh_text": "她已经睡了三个小时了。"
        },
        {
          "id_line": 826,
          "ja_text": "世界はグラスワンダーという絶対者に、絶望させられていた。",
          "zh_text": "世界被草上飞这个绝对者，逼得绝望。"
        },
        {
          "id_line": 827,
          "ja_text": "その少し前のこと。世界の人々がもう脳裏に流れた映像のことなど忘れかけていた頃に、それは起こった。",
          "zh_text": "在那之前不久。就在世界上的人们已经淡忘了脑海中浮现的影像的时候，它在现实中发生了。"
        },
        {
          "id_line": 828,
          "ja_text": "世界中の時間が突然、およそ6時間も巻き戻った。人々の生活はそのまま、太陽を含む全天の配置と時計の時刻だけが。",
          "zh_text": "全世界的时间突然倒转了6个小时。人们的生活就那样，只有包括太阳在内的全天的分布和时钟的时刻。"
        },
        {
          "id_line": 829,
          "ja_text": "しかもあらゆる機材が、巻き戻る前の記録もしっかり残している。気のせいでは済まされないこの超常現象に、多くの人が今日起きたもう一つの不可思議な出来事と、その内容を思い出した。",
          "zh_text": "而且，所有的器材都在倒带前留下了完整的记录。对于这种无法用心理作用解决的超常现象，很多人都想起了今天发生的另一件不可思议的事情及其内容。"
        },
        {
          "id_line": 830,
          "ja_text": "そこからは早かった。",
          "zh_text": "事情进展得很快。"
        },
        {
          "id_line": 831,
          "ja_text": "本腰を入れて調査をすれば、すぐにあの映像の中で宣言していた彼女の実際の姿が、世界に認識された。それはあらゆるメディアで報道され、拡散されてあっという間に世界中の人々の知るところとなる。",
          "zh_text": "经过认真的调查，世界很快就认识到那部影像中宣称的她的真实模样。所有的媒体都对此进行了报道，扩散开来，转眼间全世界的人都知道了。"
        },
        {
          "id_line": 832,
          "ja_text": "人工衛星が記録していた、彼女の日本での蹂躙劇と共に。",
          "zh_text": "人造卫星也记录了她的身影，以及她在日本的蹂躏剧。"
        },
        {
          "id_line": 833,
          "ja_text": "彼女が活動してから1時間足らずで、関東のほぼ全土が彼女による何らかの被害を受けていた。居住域は8割以上が壊滅、もしくは完全に消滅させられ、街があった場所は超巨大なクレーターに成り果てている。様々な大きさのクレーターは、約4.7kmのいくつもの足跡で結ばれていた。",
          "zh_text": "她活动不到一个小时，关东几乎全境都受到了她的破坏。居住区八成以上被毁灭或完全消灭，城市所在的地方变成了超大的火山口。各种大小的陨石坑由长约4.7公里的脚印连接在一起。"
        },
        {
          "id_line": 834,
          "ja_text": "特に被害が酷いのは東京の都心部で、死者・行方不明者800万人超、負傷者150万人超、壊滅率100%というむごい有様。",
          "zh_text": "受灾最严重的是东京的市中心，死亡和失踪人数超过800万人，受伤人数超过150万人，受灾率达到100%。"
        },
        {
          "id_line": 835,
          "ja_text": "建造物が例外なく崩れ落ち、未だ消えない炎に覆われ、周辺地域の地盤までもが崩壊した凄惨な光景を彼女はただのジャンプ一度で作り上げた。日本の心臓部が彼女の宣言通り、完全に蹂躙し尽くされた何よりの証左であった。",
          "zh_text": "建筑物无一例外地坍塌，被尚未熄灭的火焰覆盖，连周边地区的地基也崩塌了，她只用一次跳跃就完成了这样凄惨的光景。这是日本的心脏如她所宣称的那样完全被蹂躏殆尽的最有力的证据。"
        },
        {
          "id_line": 836,
          "ja_text": "しかし首都機能を失いながら尚、日本は諦めていなかった。たまたま大阪にいて難を逃れた防衛省職員上層部の指示で、直ちに彼女のもとへ自衛隊が急行する。",
          "zh_text": "虽然失去了首都功能，但日本并没有放弃。在碰巧在大阪逃过一劫的防卫省高层职员的指示下，自卫队立即赶往她的身边。"
        },
        {
          "id_line": 837,
          "ja_text": "だが、彼女の動きをしばらく止めた以外の成果は無し。それでも効果はあったからとわずかな希望を託したなけなしの二度目に至っては、まともに相手すらされず街ごと全滅させられた。",
          "zh_text": "然而，除了暂时停止她的行动之外，他们没有取得任何成果。 第二次尝试的效果稍好，但还是没有得到她的重视，整座城市就被她消灭了。"
        },
        {
          "id_line": 838,
          "ja_text": "そのうえ彼女はかの富士山を枕がわりに扱い、挙句の果てに時間を巻き戻すという超常のスケールを見せつけ、日本全土及びここまでの彼女の行いを知った世界の人々を震え上がらせた。",
          "zh_text": "而且，她把富士山当作枕头，最重要的是，她还让时间倒流，展现了超自然的能力，令全日本以及得知她所作所为的世人为之震颤。"
        },
        {
          "id_line": 839,
          "ja_text": "情報を得た彼らが何もしなかったわけではない。彼女を史上最大の脅威とした人類は、直ちに団結して彼女へ向けてあらゆる軍隊や兵器を差し向けた。",
          "zh_text": "得到情报的他们并不是什么都不做。人类将她视为史上最大的威胁，立即团结起来向她派遣了所有的军队和武器。"
        },
        {
          "id_line": 840,
          "ja_text": "ここから、人類の反撃の狼煙が上がった。上がるはずだったのだ。最新鋭の戦闘機で急行した連合軍は、そのおよそ半数が眠る彼女の吐息によって墜落したり、寝返りによって髪や腕、ウマ耳などの体のあらゆる部位に巻き込まれて潰された。残ったものは距離をとって彼女に攻撃し、あまりに大きい対象に弾を外すことはなく全弾命中させるが、彼女は身動ぎひとつしなかった。",
          "zh_text": "从这里，燃起了人类反击的狼烟。然而，乘坐最先进的战斗机迅速赶到的联合军，大约有一半的人因沉睡的小草的喘息而坠落，或因她的翻身而被卷进头发、手臂、马耳朵等身体的各个部位而被她压扁。剩下的人拉开距离向她攻击，对于目前过于巨大，子弹完全命中，但她却一动也不动。"
        },
        {
          "id_line": 841,
          "ja_text": "後がないと投入したリーサルウェポンの核兵器ですら、彼女の「んぅ……」という寝言を引き出すのみ。空高くまで舞い上がった爆煙も、半分起きた彼女が不満げに尻尾でひと払いするだけであっさりと散らされてしまった。",
          "zh_text": "即使是没有退路而投入使用的核武器，也只是引出她「嗯……」的梦话。飞上高空的爆烟，也只被半醒的她不满地用尾巴掸了掸，就轻松地散了。"
        },
        {
          "id_line": 842,
          "ja_text": "人類の総力は、彼女が着てるだけの衣服にも、ツヤのある髪とそれを彩るリボンの髪飾りにも、白磁のようななめらかな肌にも一切の影響を与えることができなかった。",
          "zh_text": "人类的全部力量都无法对她所穿的衣服、有光泽的头发和点缀其中的蝴蝶结发饰、白瓷般光滑的肌肤产生任何影响。"
        },
        {
          "id_line": 843,
          "ja_text": "寝ていてこれなのだ。彼女の理外のチカラは、起きている時にしか使えないはずなのに。",
          "zh_text": "躺着就是这样的存在。她的理外之力，应该只有在醒着的时候才能派上用场。"
        },
        {
          "id_line": 844,
          "ja_text": "倒すどころか、無防備な彼女を満足に起こすことすらできず。彼女を映し続ける映像の中で、あどけない寝顔のままで眠り続ける可愛らしい姿が、ただそうしているだけで人類に絶望を突きつけていた。特に彼女が起きた時、真っ先に被害を受けるであろう日本へ残された人々に。",
          "zh_text": "别说打倒她了，就连把毫无防备的她唤醒都不可能。在不断放映的她的影像中，她那天真无邪的睡脸继续沉睡的可爱模样，光是这样就已经让人类绝望了。特别是当她醒来时，最先受到伤害的是留在日本的人们。"
        },
        {
          "id_line": 845,
          "ja_text": "「こんなの、どうしようもないじゃないか……」",
          "zh_text": "「这种事，有什么办法呢……」"
        },
        {
          "id_line": 846,
          "ja_text": "「逃げましょう！まだ彼女が寝てる間に、遠くに逃げましょうよ！」",
          "zh_text": "「逃吧!趁她还在睡觉的时候，逃到远处去!」"
        },
        {
          "id_line": 847,
          "ja_text": "「逃げてどうするんだよ！アイツに怯えながら生きるのか！？そんなの死んでないだけだ、俺は絶対にそんな惨めな生き方はイヤだ！そもそも、どこに逃げ場があるってんだよ……！」",
          "zh_text": "「逃跑有什么用!难道要一边害怕一边活下去吗?!那只是没死而已，我绝对讨厌那种悲惨的生活方式!说到底，哪里有可逃的地方啊……!」"
        },
        {
          "id_line": 848,
          "ja_text": "助かるには彼女の気まぐれを祈るしかない。ここにきて、皆が彼女の言葉の意味をひしひしと感じていた。",
          "zh_text": "获救的唯一方法是祈祷她改变主意。来到这里，大家都深切地感受到了她这句话的含义。"
        },
        {
          "id_line": 849,
          "ja_text": "彼女に敗北するどころか勝負すらさせてもらえない。どれだけ抵抗しても、逃げ出しても、祈っても。いずれ自然と目を覚ます彼女がどうするか、人類の未来はその匙加減でしかない。",
          "zh_text": "别说输给她了，连一决胜负的机会都没有。无论怎样抵抗，怎样逃离，怎样祈祷。总有一天她会自然醒来，人类的未来只能看她如何拿捏。"
        },
        {
          "id_line": 850,
          "ja_text": "そう悟った彼らは正しかった。",
          "zh_text": "醒悟到这一点的他们是对的。"
        },
        {
          "id_line": 851,
          "ja_text": "だが、同時に。それは完全に正しくはなかったと、人々は最悪の形で知ることになる。",
          "zh_text": "但是，同时。人们会以最坏的方式了解到，那并不完全正确。"
        },
        {
          "id_line": 852,
          "ja_text": "ｻﾞｯ……",
          "zh_text": "哗啦……"
        },
        {
          "id_line": 853,
          "ja_text": "「……え？」",
          "zh_text": "「什么?」"
        },
        {
          "id_line": 854,
          "ja_text": "突然、彼女の姿を映し続けていた世界中の映像媒体で、前触れもなくその映像が途切れて暗闇を映す。",
          "zh_text": "突然，一直播放着她身影的全世界的影像媒体，毫无预兆地中断了那个影像，呈现出黑暗。"
        },
        {
          "id_line": 855,
          "ja_text": "テレビやモニターの故障ではない。テロップは残っているし、ニュースキャスターが困惑している姿はしっかり映っている。となれば、彼女を捉えていた人工衛星に異常が起こったにほかならない。",
          "zh_text": "不是电视机或显示器的故障。字幕还在，新闻主播不知所措的样子清晰可见。这样一来，肯定是捕捉她的人造卫星发生了异常。"
        },
        {
          "id_line": 856,
          "ja_text": "まさか、彼女は寝ていてもチカラを行使できるのかと、誰もが最悪の想像を膨らませた。",
          "zh_text": "难道，她躺着也能行使力量吗?所有人都展开了最坏的想象。"
        },
        {
          "id_line": 857,
          "ja_text": "それになんだか、日本の空が暗くなってきたような……",
          "zh_text": "而且，日本的天空好像变暗了……"
        },
        {
          "id_line": 858,
          "ja_text": "バガアアアアアアアアアン！！！",
          "zh_text": "啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊! ! !"
        },
        {
          "id_line": 859,
          "ja_text": "「うぐあああああ！？」",
          "zh_text": "「呜呜啊啊啊啊! ?」"
        },
        {
          "id_line": 860,
          "ja_text": "「イヤアアアアッ！！」",
          "zh_text": "「哎呀，啊啊，啊啊!」"
        },
        {
          "id_line": 861,
          "ja_text": "その瞬間、日本を中心に世界をも揺るがす衝撃が発生した。",
          "zh_text": "就在这一瞬间，以日本为中心，全世界都受到了巨大的冲击。"
        },
        {
          "id_line": 862,
          "ja_text": "地球そのものが起こせる地震を遥かに上回る揺れは、人工自然を問わず日本における高さを持つものを一瞬で砕き崩壊させる。地上にいたものは突き上げるような衝撃に何メートルも宙を舞い、海上ではどれだけ大きい船もあっさりと傾いて転覆し、飛行機ですら日本上空を飛んでいたものは機体がバラバラになり、なす術なく墜落した。",
          "zh_text": "远远超过地球本身发生的地震的摇晃，不管是人工还是自然，在日本具有高度的东西都会在一瞬间粉碎崩溃。地面上的人受到猛烈的冲击，飞向空中好几米，海上再大的船也轻易地倾斜倾覆，就连在日本上空飞行的飞机也震得七零八落，无可奈何地坠落。"
        },
        {
          "id_line": 863,
          "ja_text": "爆心地となった日本はプレートが砕けたため、本州を含めたすべての島が沈み行く運命となった。すでに小さな離島は完全に水面化へその姿を消してしまっている。",
          "zh_text": "由于成为爆炸中心的日本板块破碎，包括本州在内的所有岛屿都陷入了沉没的命运。小小的孤岛已经完全消失在水中了。"
        },
        {
          "id_line": 864,
          "ja_text": "刺激を受けた活火山が日本のあちこちで噴火を起こし、巨大な地割れからマントルが溢れ出る。もはやそう遠くない未来に日本が地図から姿を消すことは、誰の目からも明白だった。",
          "zh_text": "受到刺激的活火山在日本各处喷发，地幔从巨大的地裂溢出。谁都知道，在不远的未来，日本将从地图上消失。"
        },
        {
          "id_line": 865,
          "ja_text": "「急に……一体、何が……」",
          "zh_text": "「突然……到底发生了什么……」"
        },
        {
          "id_line": 866,
          "ja_text": "彼女が、グラスワンダーが寝ているうちはまだ安全だと、そう思っていたのに。",
          "zh_text": "人们还以为在小草睡着的时候是安全的呢。"
        },
        {
          "id_line": 867,
          "ja_text": "さっきまで映っていた映像を見ていた者は、起きておらずとも地球を揺るがし、一つの国の運命を決定付けた彼女のチカラに恐れ慄いた。",
          "zh_text": "看了刚才的影像的人，对即使没有醒来也能震动地球，决定一个国家命运的她的力量感到恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 868,
          "ja_text": "だが当の日本、彼女の近くでその姿を肉眼で見ていた者にとっては事情が違った。なぜなら、「グラスワンダーが飛び起きて慌てている」姿を見てしまったからだ。",
          "zh_text": "但在日本，对于在她身边用肉眼看到她的人来说，情况就不一样了。因为他们看到了「草上飞醒来慌慌张张」的样子。"
        },
        {
          "id_line": 869,
          "ja_text": "「……！？彼女のしわざじゃ、ないのか……！？」",
          "zh_text": "「……!不是她干的吗? !」"
        },
        {
          "id_line": 870,
          "ja_text": "「なんで、アイツが慌ててるのさ！」",
          "zh_text": "「那家伙怎么这么慌张!」"
        },
        {
          "id_line": 871,
          "ja_text": "「もう何が起こってるか分かんないよぉ……！」",
          "zh_text": "「已经不知道发生了什么事了……!」"
        },
        {
          "id_line": 872,
          "ja_text": "人類が挑むことも許されなかった彼女にすら想定外のことなんて、どうにかできるわけがない。まさしく理解の外の出来事。",
          "zh_text": "连全人类都挑战不了的她都预料之外的事情，怎么可能做到。这完全是理解之外的事情。"
        },
        {
          "id_line": 873,
          "ja_text": "絶望的な状況に体力も気力も根こそぎ奪い尽くされた彼らは、失意のままに喪神し、発生する地割れに次々と飲み込まれていった……",
          "zh_text": "在绝望的状况下，他们的体力和精力都被彻底夺去，失意地丧神，被不断发生的地裂吞噬……"
        },
        {
          "id_line": 874,
          "ja_text": "グラス「すぅ……すぅ……」",
          "zh_text": "小草「咻……咻……」"
        },
        {
          "id_line": 875,
          "ja_text": "ｽｯ……",
          "zh_text": "嘘……"
        },
        {
          "id_line": 876,
          "ja_text": "グラス「すぅ……んん？ふぁあ……」",
          "zh_text": "小草「嗯……嗯?啊……」"
        },
        {
          "id_line": 877,
          "ja_text": "明るかった空が、暗くなったような気がします……",
          "zh_text": "原本明亮的天空，好像变暗了……"
        },
        {
          "id_line": 878,
          "ja_text": "さっき煙たくなったから払い飛ばしたばかりなのに、今度は何ですか……？",
          "zh_text": "刚才觉得有烟才把它赶走的，这次是怎么回事……?"
        },
        {
          "id_line": 879,
          "ja_text": "ドゴオオオオオオオン！！",
          "zh_text": "哐哐哐哐哐哐! !"
        },
        {
          "id_line": 880,
          "ja_text": "グラス「ふゃあーー！？」",
          "zh_text": "小草「啊~ ~ ~ ! ?」"
        },
        {
          "id_line": 881,
          "ja_text": "本当に何ですか！？私からしても大きな衝撃ですよ、絶対にただごとじゃありません！",
          "zh_text": "真的是什么??对我来说也是很大的冲击，绝对不是一般的事!"
        },
        {
          "id_line": 882,
          "ja_text": "目もすっかり覚めました……慌ててしまいましたが、一旦落ち着きましょう。空は依然として薄暗いまま。周囲には私でも足を引っ掛けそうな亀裂があちこちに入ってーーというか、見渡す限りそんな感じでボロボロじゃないですか……",
          "zh_text": "眼睛也完全醒了……虽然很慌张，但是先冷静一下吧。天空依然昏暗。周围到处都是连我也会绊住脚步的龟裂——或者说，放眼望去都是这种感觉，破烂不堪……"
        },
        {
          "id_line": 883,
          "ja_text": "グラス「人類の隠し玉、ではないですよね流石に……私、何かやっちゃいました？」",
          "zh_text": "小草「这不会是人类的藏了一手的绝招吧……我做了什么吗?」"
        },
        {
          "id_line": 884,
          "ja_text": "「ーーううん、違うよグラスちゃん♪」",
          "zh_text": "「不，不是的，格拉斯酱♪」"
        },
        {
          "id_line": 885,
          "ja_text": "グラス「っ！？スペちゃん！？」",
          "zh_text": "小草「啊! ?斯佩! ?」"
        },
        {
          "id_line": 886,
          "ja_text": "スペ「えへへっ、我慢できなくなって大きくなっちゃった！」",
          "zh_text": "斯佩「嘿嘿，我也忍不住，变大了!」"
        },
        {
          "id_line": 887,
          "ja_text": "突然の声に振り向いて見上げると、太陽の方角。西の方に、私よりも遥かに大きいスペちゃんが高々と聳えていました。",
          "zh_text": "听到这突如其来的声音，我抬头，朝太阳的方向看去。在西边，比我大得多的斯佩高高耸立着。"
        },
        {
          "id_line": 888,
          "ja_text": "私と同じローファーと白のニーソに包まれた両足は、それぞれ日本海と太平洋を踏み締めていて、日本を完全に股下に納めています。スペちゃんからは山だって平らにしか感じられないし、雲ですら地面の模様の一つにすぎないのでしょう。",
          "zh_text": "和我一样穿着乐福鞋和裹着白色过膝袜的双脚，分别踩在日本海和太平洋上，将日本完全收于裆下。在斯佩看来，山也只是平坦的，云也不过是地面上的花纹之一。"
        },
        {
          "id_line": 889,
          "ja_text": "なるほど、この衝撃も全部スペちゃんのしわざでしたか……",
          "zh_text": "原来如此，这个冲击是斯佩酱干的啊……"
        },
        {
          "id_line": 890,
          "ja_text": "スペ「はわぁ〜……あんなに大きかったグラスちゃんよりももーっと大きい私、すごいなぁ……♡」",
          "zh_text": "「哇……比那么大的格拉斯酱还大的我，真厉害啊……♡」"
        },
        {
          "id_line": 891,
          "ja_text": "グラス「えっと〜……スペちゃん？嫌な予感がするんですが、我慢できなくなって、っていうのは……？」",
          "zh_text": "小草「嗯……斯佩酱?我有一种不好的预感，但还是忍不住了，是……」"
        },
        {
          "id_line": 892,
          "ja_text": "スペ「はっ！そうだよ、グラスちゃんってば大きくなってから、私とタキオンさんのこと忘れてたでしょ！」",
          "zh_text": "斯佩「哈!是啊，格拉斯酱变大后，把我和速子都忘了吧!」"
        },
        {
          "id_line": 893,
          "ja_text": "グラス「あっ……」",
          "zh_text": "小草「啊……」"
        },
        {
          "id_line": 894,
          "ja_text": "正直、すっかり忘れてました……。",
          "zh_text": "说实话，我完全忘了……。"
        },
        {
          "id_line": 895,
          "ja_text": "スペちゃんにはチカラがありますし、今もこうして楽しんでいるので問題ないですが、タキオンさんは……うう、「願望」を叶えてくださった方に、結局仇を返すマネをしてしまいました。",
          "zh_text": "斯佩有力量，现在也很享受，所以没有什么问题，但是速子……，我最终却对实现了自己「愿望」的人恩将仇报了。"
        },
        {
          "id_line": 896,
          "ja_text": "スペ「それにグラスちゃん、たっくさん蹂躙してたもんね〜。それを見てたら私もつい遊びたく……じゃなくて、そんなわるいグラスちゃんにお仕置きっ！」",
          "zh_text": "斯佩「而且格拉斯酱蹂躏了不少地方呢。看到那个我也忍不住想玩……不是，是想惩罚这么坏的格拉斯酱!」"
        },
        {
          "id_line": 897,
          "ja_text": "グラス「絶対前半が本音ですよね！？いえ、後半も聞き逃せませんけど！」",
          "zh_text": "小草「前半句绝对是真心话吧? !不，后半句我也不能错过!」"
        },
        {
          "id_line": 898,
          "ja_text": "白い歯を見せて、キラキラした笑顔ですけど……つまり私で遊ぶってことですか！？",
          "zh_text": "虽然她露出洁白的牙齿，笑容灿烂……也就是说她要和我玩吗!?"
        },
        {
          "id_line": 899,
          "ja_text": "ま、まずい状況です。なんとかやめさせなければ……",
          "zh_text": "唉，情况不妙。必须想办法阻止她……"
        },
        {
          "id_line": 900,
          "ja_text": "グラス「す、スペちゃんとタキオンさんのことを忘れていたのは謝ります。ですが、今はスペちゃんの方がもっと大きな被害を出しています！それなのに私にお仕置きするのは、筋違いになりませんか！？」",
          "zh_text": "小草「我为忘记了斯、斯佩酱和速子而道歉。但是，现在是斯佩造成了更大的伤害!你却要惩罚我，这难道不合理吗??」"
        },
        {
          "id_line": 901,
          "ja_text": "スペ「あっ……うーん、そうかぁ……確かにそうだね。1000000倍まで大きくなったの失敗だったかな〜。日本ってちっちゃい……」",
          "zh_text": "斯佩「啊……嗯，是吗……确实是这样。不知道是不是变成1000000倍大的缘故~。日本这么小……」"
        },
        {
          "id_line": 902,
          "ja_text": "グラス「ひゃっ……」",
          "zh_text": "小草「啊……」"
        },
        {
          "id_line": 903,
          "ja_text": "私より桁が2つも違うじゃないですか……",
          "zh_text": "比我还大两个数量级啊……"
        },
        {
          "id_line": 904,
          "ja_text": "とはいえ納得してくれたみたいです。スペちゃんが純粋で助かりましたね。もし私だったら、「関係ありません」でバッサリ切り捨てちゃいそうですから。",
          "zh_text": "话虽如此，好像斯佩酱还是接受了这种说法。斯佩酱太单纯了。如果是我的话，可能会说一句「和我没关系」来搪塞过去。"
        },
        {
          "id_line": 905,
          "ja_text": "スペ「ん〜…………あ、そうだ！ーーきゃー、グラスちゃんにパンツ見られてますー。お仕置きですー」",
          "zh_text": "「嗯~…………啊，对了!——被格拉斯酱看到了内裤。-这是惩罚——」"
        },
        {
          "id_line": 906,
          "ja_text": "グラス「ぷふっ！…………ってそれ、私が最初にやったやつじゃないですか！！」",
          "zh_text": "小草「噗!…………这不是我第一次做的事吗! !」"
        },
        {
          "id_line": 907,
          "ja_text": "スペ「うん！グラスちゃんもやったんだから言い訳できないね♪」",
          "zh_text": "斯佩「嗯!因为格拉斯酱也做了，所以你没理由辩解。」"
        },
        {
          "id_line": 908,
          "ja_text": "グラス「むうぅ〜……！」",
          "zh_text": "小草「唔……!」"
        },
        {
          "id_line": 909,
          "ja_text": "わざとらしいセリフでスカートを抑える姿に吹き出しちゃいましたけど、直後にかつての醜態を思い出してしまいました。",
          "zh_text": "斯佩酱故意用台词压制住裙子内被我看到的样子让我忍不住笑了出来，但马上又想起了我以前的丑态。"
        },
        {
          "id_line": 910,
          "ja_text": "目に見えない人たちは構いませんが、目の前でスペちゃんにマネされると恥ずかしいです……それに、確かに言い訳のしようもありません。考えましたねスペちゃん……！",
          "zh_text": "我不在意那些我看不见的人，但在眼前被斯佩酱模仿的话就不好意思了……而且，确实没有借口。我想到了呢，斯佩酱……!"
        },
        {
          "id_line": 911,
          "ja_text": "スペ「というわけで、グラスちゃんが固まってる隙に……それー！」",
          "zh_text": "斯佩「所以说，趁格拉斯酱愣住的时候……那个——!」"
        },
        {
          "id_line": 912,
          "ja_text": "グラス「……え？あっ！？ちょ、スペちゃ」",
          "zh_text": "小草「什么?啊? !等、等、等。」"
        },
        {
          "id_line": 913,
          "ja_text": "ドッゴオオオオオオン！！",
          "zh_text": "喂喂喂! !"
        },
        {
          "id_line": 914,
          "ja_text": "グラス「んぐーーー！？！？」",
          "zh_text": "小草「咕咕! ? ! ?」"
        },
        {
          "id_line": 915,
          "ja_text": "気付いたら視界いっぱいが制服で埋め尽くされて、その直後に仰向けに押し潰されちゃいました。",
          "zh_text": "等我回过神来，发现自己的视野已经被斯佩酱的制服填满，紧接着就被仰面推倒了。"
        },
        {
          "id_line": 916,
          "ja_text": "位置的に胸でしょうか、柔らかさを感じることにどこか敗北感を覚えてしまいます……柔らかいですけどやっぱり苦しい！苦しいです！",
          "zh_text": "从位置上来说应该是斯佩酱的胸部吧，感觉到柔软的同时也有一种挫败感……虽然很柔软，但还是很痛苦!很痛苦!"
        },
        {
          "id_line": 917,
          "ja_text": "スペ「んっ……♡おっぱいの下でグラスちゃんが暴れてるのと、日本がぐちゃぐちゃになってるのが分かります……♡」",
          "zh_text": "「嗯……我知道格拉斯酱在我的胸部下面胡闹，日本也变得乱糟糟的……妳」"
        },
        {
          "id_line": 918,
          "ja_text": "ゴオオォォ！ベキベキベキ！！",
          "zh_text": "Gooo~o~o! Bekibekibeki! !"
        },
        {
          "id_line": 919,
          "ja_text": "グラス「んぐぐ！？むぐぅーー！」（スペちゃん！？グリグリしないで下さい！）",
          "zh_text": "小草「咕咕? !咕咕!」（斯佩酱!?请不要磨擦啦!）"
        },
        {
          "id_line": 920,
          "ja_text": "スペ「あっ……マントルかな？あったかくて、気持ちいい……♡」",
          "zh_text": "「啊……是地幔吗?好暖和，好舒服……♡。」"
        },
        {
          "id_line": 921,
          "ja_text": "グラス「んん〜〜！！」（やめて〜〜！！）",
          "zh_text": "小草「嗯~ ~ ! !」（住手~ ~ ! !）"
        },
        {
          "id_line": 922,
          "ja_text": "----------",
          "zh_text": "----------"
        },
        {
          "id_line": 923,
          "ja_text": "グラス「…………」",
          "zh_text": "小草「…………」"
        },
        {
          "id_line": 924,
          "ja_text": "スペ「あ、あはは、やりすぎちゃった……グラスちゃん、ごめんね……？」",
          "zh_text": "「啊，哈哈哈，我做过头了……格拉斯酱，对不起啊……?」"
        },
        {
          "id_line": 925,
          "ja_text": "グラス「……」ﾌﾟｲｯ",
          "zh_text": "小草「……」噗噗"
        },
        {
          "id_line": 926,
          "ja_text": "スペ「あぁっ……グラスちゃ〜ん……」",
          "zh_text": "斯佩「啊……格拉斯酱……」"
        },
        {
          "id_line": 927,
          "ja_text": "結局スイッチが入ってしまったスペちゃんは、私の抵抗も虚しく数分にわたって「お仕置き」を続けました。",
          "zh_text": "结果，斯佩按下了开关，我的反抗也无济于事，她继续「惩罚」了我几分钟。"
        },
        {
          "id_line": 928,
          "ja_text": "その影響で日本は壊滅。海底に沈むか、土とマントルの混ざり合った荒地に成り果てるかの違いはありますが、完全に地図から姿を消してしまいました。私からは確認できませんが、おそらく周辺諸国にも被害は及んでいるのでしょう。",
          "zh_text": "受其影响，日本毁灭了。不是沉入海底，就是变成泥土和地幔混合的荒地，完全从地图上消失了。虽然我无法确认，但恐怕周边各国也受到了损害。"
        },
        {
          "id_line": 929,
          "ja_text": "私が抵抗する気力もなくなってきたあたりで、ようやくスペちゃんは我に返ったようでした。解放された私は……スペちゃんに背を向けて、日本の跡地に体育座りをしています。",
          "zh_text": "就在我连抵抗的力气都没有的时候，斯佩终于回过神来。解放了的我……背对着斯佩，在日本的遗址上坐着。"
        },
        {
          "id_line": 930,
          "ja_text": "上空からスペちゃんの言葉も聞こえてきますが、今の私は聞く耳持たずです。拗ね拗ねモードです。",
          "zh_text": "从空中也能听到斯佩说的话，但现在的我根本听不进去吗，处于闹别扭的模式。"
        },
        {
          "id_line": 931,
          "ja_text": "グラス「……やめてって何回も言ったのに、ちっとも聞き入れてくれませんでした」",
          "zh_text": "小草「我跟你说了好几次不要这样，但你一点都不听。」"
        },
        {
          "id_line": 932,
          "ja_text": "スペ「ぁぅ」",
          "zh_text": "斯佩「啊。」"
        },
        {
          "id_line": 933,
          "ja_text": "グラス「そもそも、気持ちよく寝てたところを急に叩き起こされました」",
          "zh_text": "小草「本来我睡得正舒服，突然被人敲醒了。」"
        },
        {
          "id_line": 934,
          "ja_text": "スペ「ぅぅ……」",
          "zh_text": "斯佩「呜……」"
        },
        {
          "id_line": 935,
          "ja_text": "グラス「それに……まだじっくり楽しもうと思ってたのに、スペちゃんにたくさん「横取り」されちゃいました」",
          "zh_text": "小草「而且……本来还想好好享受的，却被斯佩酱「抢」了很多。」"
        },
        {
          "id_line": 936,
          "ja_text": "スペ「ご、ごめんなさい〜〜！」",
          "zh_text": "「呜、对不起~ ~ !」"
        },
        {
          "id_line": 937,
          "ja_text": "チクチクと刺してくる私の言葉に耐えられなかったのか、世界中で聞けるのではという謝罪の声が響き渡りました。スペちゃんの方がずっと大きいのに力関係が逆転したかのようです。",
          "zh_text": "也许是受不了我的刺耳话语，全世界都听到了斯佩酱道歉的声音。虽然斯佩要大得多，但我们的力量关系好像发生了逆转。"
        },
        {
          "id_line": 938,
          "ja_text": "まあスペちゃんも「我慢」と言っていましたし、私の思いの丈も知っているので今日は私を立てようとしていたはずです。そのはずがこんなことをしてしまって、スペちゃんの中ではきっと罪悪感が渦巻いているのでしょうね。",
          "zh_text": "不过斯佩也说过要「忍耐」，他也知道我的想法，所以今天应该是想让我振作起来。明明是这样却做了这样的事，斯佩心中一定充满了罪恶感吧。"
        },
        {
          "id_line": 939,
          "ja_text": "……そろそろ許してあげましょうか。",
          "zh_text": "……差不多该原谅她了吧。"
        },
        {
          "id_line": 940,
          "ja_text": "さすがに、タダでは許しませんけど。",
          "zh_text": "我当然不会白白地原谅她的。"
        },
        {
          "id_line": 941,
          "ja_text": "グラス「ふふっ。……ねぇ、スペちゃん」",
          "zh_text": "小草「呵呵……呐，斯佩酱。」"
        },
        {
          "id_line": 942,
          "ja_text": "スペ「！なぁに、グラスちゃんっ」",
          "zh_text": "斯佩「什么啊，格拉斯酱!」"
        },
        {
          "id_line": 943,
          "ja_text": "グラス「ひとつだけ「お願い」を聞いてくださいませんか？そうしたら、今回のことは水に流しますよ〜」",
          "zh_text": "小草「能不能听我说一个「请求」?那样的话，这次的事情就了解了~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 944,
          "ja_text": "スペ「うんうん！なんでもするからなんでも言ってよ！」",
          "zh_text": "斯佩「嗯嗯!我什么都做，什么都做!」"
        },
        {
          "id_line": 945,
          "ja_text": "簡単に言質が取れましたね。スペちゃんってば、あまりお話を聞く前からなんでもと言ってはいけませんよ♪",
          "zh_text": "很简单地就找到了答案。说起来，斯佩酱，在听别人说话之前不要什么都答应哦♪"
        },
        {
          "id_line": 946,
          "ja_text": "スペ「……あれ？「お願い」なんかしなくても、グラスちゃんが本気で願えばなんでも叶うんじゃ……？」",
          "zh_text": "斯佩「……咦?就算没有「请求」，只要格拉斯酱真心许愿，不是什么都能实现吗?」"
        },
        {
          "id_line": 947,
          "ja_text": "グラス「いい着眼点ですねスペちゃん。でも今回は、それでは意味がないのですよ〜。ちゃんとスペちゃんに聞いてもらうことが大事なんです♪」",
          "zh_text": "小草「这是一个很好的角度呢，斯佩酱。但是这次，这样做就没有意义了。重要的是让斯佩酱好好听我的。」"
        },
        {
          "id_line": 948,
          "ja_text": "スペ「？？」",
          "zh_text": "「? ?」"
        },
        {
          "id_line": 949,
          "ja_text": "グラス「では早速お伝えしますね。スペちゃん、少し私のイスになっていただけませんか？」",
          "zh_text": "小草「那么我马上告诉你。斯佩酱，你能做我的椅子吗?」"
        },
        {
          "id_line": 950,
          "ja_text": "スペ「？？？う、うん！よく分からないけど、分かったよ！",
          "zh_text": "斯佩「? ? ?嗯，嗯!虽然不太清楚为什么要这么做，不过我知道了!"
        },
        {
          "id_line": 951,
          "ja_text": "……ん、しょっと。えっと、これでいいの？」",
          "zh_text": "……嗯，shh. 嗯，这样可以了吗?」"
        },
        {
          "id_line": 952,
          "ja_text": "グラス「ええ、ばっちりです。そのまま動かないで下さいね〜」",
          "zh_text": "小草「嗯，很完美。请不要动哦~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 953,
          "ja_text": "スペちゃんが四つん這いになって、日本跡地の空を覆います。手や膝が大地を穿つたびにとてつもない振動が襲いかかって、改めて50倍の体格差、1000000倍の大きさというものを実感します。",
          "zh_text": "斯佩趴在地上，遮住了日本遗址的天空。每当手和膝盖穿过大地时，就会产生巨大的震动，我再次体会到50倍的体格差，1000000倍的巨大。"
        },
        {
          "id_line": 954,
          "ja_text": "スペちゃんやタキオンさんから見た私も、これほどの威圧感があったのでしょうか。今の私に比べたらちっぽけな時の大きさですが……巨大化とは奥が深いですね。",
          "zh_text": "之前在斯佩和速子眼中的我，也有这样的压迫感吗?和现在的我相比，虽然那个时候已经是很小的大小了……巨大化真是深奥啊。"
        },
        {
          "id_line": 955,
          "ja_text": "では、こちらも準備にまいります♪",
          "zh_text": "那么，我也来准备♪"
        },
        {
          "id_line": 956,
          "ja_text": "スペ「……あれ？グラスちゃん？グラスちゃーん！……見えなくなっちゃった。どこに行ったのかな……」",
          "zh_text": "「……咦?格拉斯酱?格拉斯酱!……看不见了。去了哪里呢……」"
        },
        {
          "id_line": 957,
          "ja_text": "スペちゃんが私の姿を見失ったようです。辺りをキョロキョロと探していますが、もう私はその辺りには……いえ、地上にはいませんから絶対に見つけられないでしょうね。",
          "zh_text": "斯佩好像失去了我的身影。我在周围东张西望地寻找，但我已经不在那里了……不，地上没有，绝对找不到吧。"
        },
        {
          "id_line": 958,
          "ja_text": "可愛い姿を眺めているのもいいですが、そろそろ私の居場所を教えてあげましょう♪",
          "zh_text": "看着可爱的样子也不错，不过差不多该告诉你我在哪里了♪"
        },
        {
          "id_line": 959,
          "ja_text": "グラス「スペちゃん、こっちですよ〜♪」",
          "zh_text": "小草「斯佩，这边哦~♪」"
        },
        {
          "id_line": 960,
          "ja_text": "スペ「えっ！う、上！？",
          "zh_text": "斯佩「诶?上? !"
        },
        {
          "id_line": 961,
          "ja_text": "……わあー！？グラスちゃんがまたおっきい！」",
          "zh_text": "……哇!?小草又大了!」"
        },
        {
          "id_line": 962,
          "ja_text": "さっきまで私の50倍の大きさだったスペちゃん。",
          "zh_text": "到刚才为止还是我的50倍大的斯佩酱。"
        },
        {
          "id_line": 963,
          "ja_text": "今の私はその、さらに50倍。50000000倍の大きさでスペちゃんを……地球を見下ろしています。",
          "zh_text": "现在的我是她的50倍。以50000000倍的大小俯视着斯佩酱……还有地球。"
        },
        {
          "id_line": 964,
          "ja_text": "周囲の宇宙空間は星々の光に彩られて幻想的な雰囲気を醸し出しています。その中で青と緑に富んだ地球は本当に綺麗で……でもスペちゃんがいるあたりだけは赤黒く変色していました。そこに目を瞑れば世界で一番精巧な地球儀ですね♪",
          "zh_text": "周围的宇宙空间被星星的光芒点缀着，营造出梦幻般的氛围。其中充满蓝色和绿色的地球真的很美丽……但是只有斯佩所在的地方变成了黑红色。这是世界上最精致的地球仪。"
        },
        {
          "id_line": 965,
          "ja_text": "スペ「……あっ。ねぇ、グラスちゃん。もしかして……」",
          "zh_text": "斯佩「啊……喂，格拉斯酱。该不会是……」"
        },
        {
          "id_line": 966,
          "ja_text": "グラス「ふふっ。私も、スペちゃんを見てたら一気にどかーんって、やりたくなっちゃいましたから。それではスペちゃん、「お願い」しますね♪」",
          "zh_text": "小草「呵呵，我也是，看到斯佩酱，一下子就想这么做了呢。那么，斯佩酱，拜托你了哦♪」"
        },
        {
          "id_line": 967,
          "ja_text": "スペ「やっぱりーー！？む、ムリムリムリ！ごめんグラスちゃん、許してー！」",
          "zh_text": "「果然是……! ?嗯，不行不行！对不起，格拉斯酱，原谅我吧!」"
        },
        {
          "id_line": 968,
          "ja_text": "グラス「こ〜ら〜？二言はいけませんよ〜？」",
          "zh_text": "小草「你不能少说两句话吗~ ?」"
        },
        {
          "id_line": 969,
          "ja_text": "スペ「あうぅ……やっぱりグラスちゃん怒ってるよお……」",
          "zh_text": "斯佩「啊……果然格拉斯酱生气了啊……」"
        },
        {
          "id_line": 970,
          "ja_text": "これはさっきの分のお返しを兼ねてるんですから、当然です♪",
          "zh_text": "因为这是刚才那份的回礼，所以是当然的"
        },
        {
          "id_line": 971,
          "ja_text": "さて、地球に背を向けて、スペちゃんのいる場所に狙いを定めます。私から見てだいたい直径25cmくらいの地球ですが……こちらもイスとしては随分と小さいですね。何秒持ち堪えられるでしょうか？",
          "zh_text": "于是，我背对地球，瞄准格拉斯酱所在的地方。在我看来大概是直径25cm左右的地球……作为椅子也相当小呢。不知道能坚持几秒呢?"
        },
        {
          "id_line": 972,
          "ja_text": "スペ「ひえぇ……グラスちゃんのお尻、地球よりも大きい……」",
          "zh_text": "斯佩「哎呀……格拉斯酱的屁股，比地球还大……」"
        },
        {
          "id_line": 973,
          "ja_text": "グラス「…………」",
          "zh_text": "小草「…………」"
        },
        {
          "id_line": 974,
          "ja_text": "ズガガガガガガガ！！",
          "zh_text": "Zugagagagagagaga! !"
        },
        {
          "id_line": 975,
          "ja_text": "スペ「きゃあーー！？グラスちゃん、尻尾！尻尾が当たってますーー！」",
          "zh_text": "斯佩「哇~ ~ ! ?格拉斯酱，尾巴!尾巴撞到了~ ~ !」"
        },
        {
          "id_line": 976,
          "ja_text": "グラス「あらあら……それはすみませんね♪」",
          "zh_text": "小草「哎呀呀……那可不好意思啦♪」"
        },
        {
          "id_line": 977,
          "ja_text": "もちろんわざとですけど♪",
          "zh_text": "当然，我是故意的"
        },
        {
          "id_line": 978,
          "ja_text": "まったく……スペちゃんといえどデリカシーのない発言は控えていただかないと、先に地球の方がなくなってしまいますよ？",
          "zh_text": "真是的……即使是斯佩酱，如果不克制不礼貌的发言话，地球会先消失的哟。"
        },
        {
          "id_line": 979,
          "ja_text": "地球だって、毛先がほんの少し触れただけなのに抉られたような溝ができてますし……イスとしての期待は薄いですね。少し訂正します、どうあっても先に地球の方がなくなっちゃいそうです。",
          "zh_text": "地球也是一样，只要我的发梢稍微碰一下，就会出现被挖开的沟壑……作为椅子来说，很令我失望呢。稍微更正一下，无论如何地球会先消失的。"
        },
        {
          "id_line": 980,
          "ja_text": "グラス「それではいきますよ〜♪ーーえいっ♪」",
          "zh_text": "小草「那我来啦哦~♪- - ♪」"
        },
        {
          "id_line": 981,
          "ja_text": "ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ！！",
          "zh_text": "Gogogogogogogogogo! !"
        },
        {
          "id_line": 982,
          "ja_text": "スペ「あっ！？ま、まだ心の準備がーー」",
          "zh_text": "斯佩「啊? !我的心理准备还没做好——」"
        },
        {
          "id_line": 983,
          "ja_text": "ズッドオオオオオオオオオン！！！",
          "zh_text": "咚咚咚! ! !"
        },
        {
          "id_line": 984,
          "ja_text": "ミシミシィッ！バガアアアアアン！！",
          "zh_text": "Mishimishi~i~tsu! Bagaaaaaan! !"
        },
        {
          "id_line": 985,
          "ja_text": "スペ「むぎゅううぅぅーー！？！？」",
          "zh_text": "斯佩「呜呜呜! ? ! ?」"
        },
        {
          "id_line": 986,
          "ja_text": "そっと腰掛けたつもりでしたが、スペちゃんにとっても地球にとっても、耐えられるものではなかったみたいです。まあスペちゃんは、さっき私がスペちゃんに胸を押しつけられたのと同じかそれ以上の衝撃を受けていると思うので想像通りです。こちらは分かっていたので及第点です。",
          "zh_text": "我以为我轻轻地坐下了，但对斯佩和地球来说，似乎都是无法忍受的。嗯，我想斯佩受到的冲击和我刚才被斯佩胸部压到一样，甚至可能更大，所以和想象的一样。我知道这一点，所以斯佩酱算及格了。"
        },
        {
          "id_line": 987,
          "ja_text": "地球の方はダメダメですね。お尻を乗せた瞬間たくさんのヒビが入って、すぐ粉々に砕けて爆発しました。1秒持ち堪えたと言えるかも怪しいです。私のイスには不合格です。",
          "zh_text": "地球方面却不行。我的屁股坐上去的瞬间，地球就出现了很多裂痕，很快就粉碎爆炸了。我甚至怀疑它没有坚持住1秒。地球作为我的椅子可不合格。"
        },
        {
          "id_line": 988,
          "ja_text": "グラス「でも、お尻の下で弾ける感触は気持ちよかったですよ♪今後はその方面で精進してくださいね♪」",
          "zh_text": "小草「不过，屁股下面弹起来的触感很舒服哦♪今后请在这方面努力哦♪」"
        },
        {
          "id_line": 989,
          "ja_text": "スペ「きゅ〜……」",
          "zh_text": "斯佩「呼~……」"
        },
        {
          "id_line": 990,
          "ja_text": "グラス「あらあら、スペちゃんもすっかりのびて……」",
          "zh_text": "小草「哎呀呀，斯佩酱都被拉长了呢……」"
        },
        {
          "id_line": 991,
          "ja_text": "宇宙に漂流してしまわないうちに保護しましょう。まあスペちゃんならそうなっても問題なく戻って来れそうですが、放っておくのは寝覚めが悪いですし。",
          "zh_text": "在她漂流到外太空之前保护好她吧。不过，如果是斯佩的话，回来应该没问题的，但放任不管的话他可能会睡很久。"
        },
        {
          "id_line": 992,
          "ja_text": "グラス「ふう、今日は十分楽しめました。そろそろ戻りますか〜♪」",
          "zh_text": "小草「哦，今天已经很开心了。差不多该回去了吧~♪」"
        },
        {
          "id_line": 993,
          "ja_text": "少しイレギュラーもありましたが、とても満足のいく結果でした。もっと早くから遊んでおけばという思いはありますけど、そうしていたらきっとこのチカラも得られなかったでしょう。運命とは数奇なものです。",
          "zh_text": "虽然有一些不规范的地方，但结果令我非常满意。我确实希望我能早点开始玩，但如果我这么做了，我肯定不会获得这种力量。命运是个奇怪的东西。"
        },
        {
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          "ja_text": "地球を復活するよう願うと、粉々になったそれが元の青と緑の姿を取り戻して目の前に現れます。",
          "zh_text": "我祈祷着地球复活，那个粉碎了的原本蓝色和绿色的球体又出现在了我的眼前。"
        },
        {
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          "ja_text": "グラス「もう我慢はしませんから。またいつか、遊ばせてくださいね♪」",
          "zh_text": "小草「我不会再忍耐了。下次再让我玩吧♪」"
        },
        {
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          "ja_text": "地球に向かってウインクを飛ばし、スペちゃんと一緒に体の大きさを元に戻して帰還します。そうして全ての出来事を無かったことにすれば、また私たちの日常が回り始めました。",
          "zh_text": "我飞向地球，然后和斯佩酱一起恢复原来的体型返回地球。当所有的事情都消失后，我们的日常生活又开始了。"
        },
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          "ja_text": "タキオン「グーラースーく〜〜ん！？」",
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          "ja_text": "グラス「す、すみませんタキオンさん！落ち着いて下さい！？」",
          "zh_text": "小草「对不起，速子小姐!请冷静一下! ?」"
        },
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          "ja_text": "タキオン「落ち着けるものかー！大元の原因は私の薬にあるとはいえ、こっちは早々君に巻き込まれて命を落としたんだぞ！いくら君のチカラで元に戻ると分かってたとはいえ……割に合わん！」",
          "zh_text": "速子「怎么可能冷静得下来!虽说主要原因是我的药，但我早早就被你压扁丢了性命!就算我知道靠你的力量能恢复原状……也太不划算了!」"
        },
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          "ja_text": "スペ「ま、まあまあタキオンさん、その辺で……」",
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          "ja_text": "タキオン「ふぅン……？聞けばスペ君もグラス君と似たようなチカラを持っていて、あまつさえ私をもダシにして楽しんだそうだねぇ。一緒に怒られたいのかい？」",
          "zh_text": "速子「哦……我听说斯佩也拥有和小草相似的力量，也经常拿出来玩。你也想一起被骂吗?」"
        },
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          "ja_text": "グラス「スペちゃん！？」",
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          "ja_text": "あの放課後の時間まで遡って、戻ってきた私とスペちゃんを待っていたのは、笑顔で額に青筋を浮かべたタキオンさんでした……",
          "zh_text": "回到放学后的时间，等着我和斯佩的，是面带微笑、额头青筋暴起的速子……"
        },
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          "ja_text": "その後はもう大噴火です。私もスペちゃんも、チカラを持ってないはずのタキオンさんの烈火が如き気迫にすっかり萎縮して、頭が上がらない状態です。",
          "zh_text": "之后就是她的大爆发了。我和斯佩都被没有力量的速子小姐的烈火般的气势完全吓得抬不起头来。"
        },
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          "ja_text": "そしてこの場には他にも3人、私に起こった出来事の説明に集まってもらった人物がいました。",
          "zh_text": "还有另外三个人聚集在这里，讨论发生在我身上的事情。"
        },
        {
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          "ja_text": "エル「ーーアッハハハハ！ヘィグラァス！スペちゃんの胸で押し潰されたって本当ですかー！？その仕返しがグラスのデカい尻で……胸じゃなくて尻で！アッハハハぎゃほおおおん！？」",
          "zh_text": "神鹰「——啊哈哈哈哈!嗨，格拉斯!听说你被斯佩的胸压扁了，是真的吗? !然后格拉斯的报复就是用你的大屁股……不用胸，用屁股!啊哈哈哈哈!?」"
        },
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          "ja_text": "グラス「エ〜ル〜？……後でお仕置きですよ」",
          "zh_text": "小草「嗯?……待会儿就惩罚你。」"
        },
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          "ja_text": "エル「今バチってしたデス！絶対グラスのしわざデース！もうお仕置きされましたー！」",
          "zh_text": "神鹰「我刚刚被打了一拳?!绝对是格拉斯干的!我已经被惩罚了!」"
        },
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          "ja_text": "グラス「その程度で済ませるわけないでしょう？辞世の句は用意しておきなさい」",
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          "ja_text": "エル「ヒィーーー！すごい物騒になってるデース！？」",
          "zh_text": "神鹰「哇——!怎么是这么危险的发言? !」"
        },
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          "ja_text": "スカイ「……怒らせちゃいけないのは相変わらずだねー」",
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          "ja_text": "「エル、スカイちゃん、キングちゃん、私とスペちゃんを合わせた黄金世代の他のメンバーには、交流も深いので事情を説明することにしました。みんなスペちゃんの時にも居合わせていたので、ありがたいことにすんなりと受け入れてもらえました。……1人、順応しすぎな子もいますが。」",
          "zh_text": "「艾尔酱，天空酱，圣王酱，我和斯佩以及黄金一代的其他成员都有很深的交流，所以我决定向你们说明情况。当时斯佩酱变大的时候大家都在场，所以很庆幸大家，都很顺利地接受了。……不过。也有一个不太适应的孩子呢。」"
        },
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          "ja_text": "タキオン「……グラス君？貴重な私の説教中に他を説教するとは、いいご身分じゃないか」",
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        },
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          "ja_text": "グラス「ぁ……」",
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          "ja_text": "手抜かりでした……助けて……",
          "zh_text": "真是疏忽了……谁来救救我……"
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          "ja_text": "スカイ「あのお説教を聞いてるとしょうがないよねー」",
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          "zh_text": "圣王「呵呵，开玩笑的，辛苦了。……不过话说回来，这一代的黄金世代竟然多了两个拥有不可思议的力量的赛马娘，真是晴天霹雳啊。」"
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          "zh_text": "斯佩「啊!但是，在比赛中是不用这个力量的!如果要赢的话，我想用自己的全力赢，我不会作弊的!格拉斯酱一定也有同样的想法!」"
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          "ja_text": "俺は思わず尻餅を付き、口をぽかんと開けたまま上空を見上げた。",
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          "ja_text": "そして目の前の２つの塔は紺ソックスをまとった脚。",
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          "ja_text": "ドシィィィン！！！",
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          "ja_text": "そのアリは見事に地面にめり込んでおり、体がバラバラとなってしまった。",
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          "ja_text": "女子生徒は高々とローファーを振り上げ、俺の真上にセットした。",
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          "ja_text": "後輩の女子生徒は不思議そうな顔をして体育館倉庫から離れていった。",
          "zh_text": "后辈女生带着奇怪的表情了体育馆从仓库分开了。"
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          "ja_text": "俺は砂漠のような広い校庭をひたすら走り、女子生徒から遠ざかることに成功した。",
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          "ja_text": "俺は虫じゃない！",
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          "ja_text": "しかし、巨大な素足が俺に踏み降ろされる。",
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          "ja_text": "女子生徒の素足には砂やホコリがたくさんこびりついていており、ところどころ黒ずんでいた。",
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          "ja_text": "ズシィン!!ズシィン!!ズシィン!!",
          "zh_text": "咚！！咚！！咚！！"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "突然鳴り響く重低音。その音はどんどん大きくなっていく。",
          "zh_text": "突然响起沉重的低响。那个声音渐渐的变大了。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "智也「なんだ!?地震か!?」",
          "zh_text": "智也「什么啊!? !?地震吗？」"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "ガチャリ。どうやら女の子が部屋に入ってきた。その女の子は俺の同級生、恵美だ。誰にでも明るく振る舞い、笑顔が素敵な子でクラスの人気者だ。そんな恵美が、制服の姿で部屋に入ってきた。",
          "zh_text": "咔嚓，门打开了。看来是女孩走了进来。那个女孩是我的同学，惠美。比谁都开朗，笑容灿烂的孩子，班里的人气者。那样的惠美以制服的着装，进入了房间。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "恵美「はぁ～。今日も疲れた。」",
          "zh_text": "惠美「啊~。今天也累了。」"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "恵美は蟻みたいな俺をまたいだ。しなやかな二本の脚。そしてスカートの中から見える巨大なパンツ。男子にパンツを覗かれているとは気づかず、恵美は目の前のクッションに腰かけた。",
          "zh_text": "惠美从蚂蚁似的我上面跨过。柔软的两只脚。然后可以从裙子中看到的巨大的胖次。被男人窥视着胖次但没发现，惠美在眼前的垫子上坐下了。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "ズズウン！な・なんて迫力・・・。二本の脚をM字に開き、惜しげもなく美しい生足とパンツを披露している。",
          "zh_text": "这是什么的魄力····。两只脚以M字的张开，大方的展现美脚和胖次。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "智也「すげえ・・・。惜しげもなくパンツを見せびらかすなんて・・・。それにまるでプリンのような太もも。もうちょっと近くで見てみるか！」",
          "zh_text": "智也「正点・・・。毫不吝啬的露出胖次好像炫耀一样的。而且像布丁一样的大腿。再稍微靠近点看！」"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "思わず俺は、M字開脚姿の恵美に向かって走り出した。俺の視界は次第に白いパンツと小麦色をした巨大な太ももでいっぱいになっていく。しかし、恵美は思わぬ言葉を発した。",
          "zh_text": "不知不觉我向M字开脚身姿的惠美的方向跑了过去。我的视野逐渐被白色内裤和小麦色的巨大的大腿所填满。但是，惠美说出意想不到的话语。"
        },
        {
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          "ja_text": "恵美「さてと！今日もこびとさんと遊ぼっと♪」",
          "zh_text": "惠美「嗯！今天也和小人先生一起玩吧」"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "智也「えっ？こびとさんだと？」",
          "zh_text": "智也「哎？小人？」"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "俺は恵美の言葉に驚き、足を止めて恵美を見上げた。すると、恵美と目があった。",
          "zh_text": "我对惠美的语言感到惊讶，停下脚步，仰望惠美。于是，和惠美双眼对上了。"
        },
        {
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          "ja_text": "恵美「いやだぁ！私のお股にこびとさんがいる！こうしてやる。」",
          "zh_text": "惠美，「讨厌！小人在我的屁股边！就这样子做。」"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "ズシィン！",
          "zh_text": "咚！！！"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "恵美は紺のソックスをまとった足を振り上げ、俺に振り下ろした。俺は間一髪で避けたが、凄まじい震動に負けて転んだ。恵美はゆっくりと立ち上がった。塔のような二本の脚の真下にいる俺は、恐怖するしかなかった。",
          "zh_text": "惠美穿着深蓝色的袜子的脚高高举起，向我踩下。我在千钧一发之际躲开了，猛烈震动让我摔倒了。惠美慢慢地站了起来。在塔一样的两只脚的正下方的我，只能感到恐怖。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "恵美「大丈夫よ！君だけ踏み潰したりしないから♪」",
          "zh_text": "惠美「没关系的！只有你不会被踩碎」"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "そう言って恵美は机の引き出しを開け、片手で何かを掴み、それを床に落とした。それはなんと俺と同じ小さな人間だ。しかも20人ぐらいいる。",
          "zh_text": "这样说的时候，惠美打开桌子的抽屉，用一只手抓住什么，把它丢在地板上。这些是和我一样渺小的人类。而且有20人左右。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "恵美「それじゃあ私とゲームを始めましょうか♪」",
          "zh_text": "惠美「那么和我玩游戏吧~」"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "恵美の真下には蟻んこのような人間たちがうろちょろしている。すると恵美はしゃがみ、俺たち一人一人に指をさす。",
          "zh_text": "惠美的正下方，蚂蚁一样的人在转来转去。然后惠美蹲下来，用手一个一个的指着我们。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "恵美「君たちこびとさんに番号をつけます。君は1番、君は2番・・・。あれ？よく見たら智也に慎吾！なんで私の部屋にいるの？」",
          "zh_text": "惠美「你们这些小人的编号。你是1号，你···2号。咦？仔细看的话是智也和慎吾！为什么会在我的房间的里？」"
        },
        {
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          "ja_text": "智也「それは俺が聞きたい！突然小さくなって恵美の部屋にいたんだ！」",
          "zh_text": "智也「这是我想问的！突然变小了就在惠美的房间！」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "恵美「ふ～ん。でも私の部屋にいるからにはゲームに参加してもらうからね！智也は3番。慎吾は4番ね。」",
          "zh_text": "惠美「呼～。但是在我的房间里，就要参加游戏啊！智也3号。慎吾是4号啊。」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "それから恵美は、小さな人間に淡々と番号をつけていく。最後に呼ばれた人は25番のようだ。その後、机の引き出しからカードを取り出した。",
          "zh_text": "然后惠美，平淡的给小人编号下去。最后被叫到的人是25号。此后，惠美在桌子的抽屉里取出了卡片。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "恵美「ゲームの説明をするね！今から私は一枚ずつ番号の書いてあるカードを引きます。そしてその番号のこびとさんを思いっきり踏み潰します。んでね、残り5人になるまでゲームを続けます。分かった？」",
          "zh_text": "惠美「游戏的说明！从现在开始我抽取一张卡号码。然后把那个号码的小人先生踩碎。嗯，在剩下5人之前游戏要继续下去。明白了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "何という理不尽なゲーム。これから俺たちは無作為に恵美に殺されなきゃならないのか。俺たち小さな人間はざわざわし始めた。すると恐怖のあまり、１人が逃げ出した。",
          "zh_text": "什么不讲理的游戏。之后我们会被惠美随机杀掉。我们小人开始骚乱起来了。然后因为恐惧，1个人逃走了。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "恵美「君は23番ね！勝手に逃げ出したらこうするわ！」",
          "zh_text": "惠美「你23号！就这样随便逃走的人就会这样！」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "恵美は紺のハイソックスをまとった足を逃げるこびとの真上にセットし、そのまま勢いよく振り下ろした。",
          "zh_text": "惠美穿着深蓝色高统袜的脚放在逃跑的小人的正上方，就那样一口气踩下。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "どすうぅん！ ぐちゃ!",
          "zh_text": "咚！噗啾！"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "恵美「あはははは！私のソックスにへばりついてんの！きもっ！」",
          "zh_text": "惠美「啊哈哈哈！黏在我的袜子上了吗！好恶心！」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "恵美はこびとを踏み潰し、満面の笑みを浮かべている。俺はローアングルでその光景を目の当たりにした。ひらめくスカートから見えるパンツの絶景も、今は状況からして地獄絵図だ。",
          "zh_text": "惠美踏碎小人，满面笑容。我从低角度目睹了那个情景。闪过从裙子里看到内裤的绝景，现在的状况来讲却是地狱般的场景。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "恵美「いい？ここから逃げ出そうとしたら、こいつみたいに踏み潰しちゃうからね！じゃあ始めまぁす♪」",
          "zh_text": "惠美「好了么？从这里想逃走的话，就像这个家伙一样在脚下被踩碎！那么开始的哦！」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "恵美はカードを引いた。その番号は・・・。",
          "zh_text": "惠美卡抽了。那个号码是・・・。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "恵美「16番！」",
          "zh_text": "惠美「16号！」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "恵美は部屋全体に響き渡る声で叫んだ。俺じゃなくてよかった・・・。思わず俺は心の中でそう思ってしまった。だが、１６番のこびとは、ひきつった表情で絶叫をあげながら恵美に踏みつぶされてしまった。",
          "zh_text": "惠美用响彻整个房间的声音呼喊。不是我太好了···。不知不觉我心里这样想了。但是，16号的小人，保持着僵硬的表情尖叫着被惠美踩烂了。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "どすうぅん！ ぐちゃ!",
          "zh_text": "咚！噗啾！"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "恵美「あはははは！足の下でプチって潰れる感触がたまらないわね！日々のストレス発散サイコー！みたいな！」",
          "zh_text": "惠美「啊哈哈哈！脚下的小人破碎的感觉真受不了呢！这样子每天消除压力最好了！」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "恵美が足を持ち上げると、16番のこびとはぺちゃんこになっていた。もはや人間の姿ではない。人間の足で人間を踏み潰す。俺はこの理不尽さに頭が混乱してきた。",
          "zh_text": "惠美的脚举起来，16号的小人被踩扁了。已经不是人类的应有的姿态了。人的脚把人踩碎。我对这蛮不讲理的事，已经头脑混乱了。"
        },
        {
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          "ja_text": "恵美「はい次！22番！」",
          "zh_text": "惠美「下一个！22号！」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "22番のこびと「ひぃ～！死にたくないよ！」",
          "zh_text": "22号的小人「咿！我不想死啊！」"
        },
        {
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          "ja_text": "22番のこびとは全速力で走り出すが、恵美の２歩で追いつき、３歩目で踏みつぶした。",
          "zh_text": "22号的小人全速奔跑，惠美两步追上、第三步就踩碎了。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "どすうぅん！ ぐちゃ!",
          "zh_text": "咚！噗啾！"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "恵美「蟻んこみたいなこびとさんが一生懸命逃げても私から逃げられるわけないのに・・・。私の引いたカードでお前たちの運命は決まるのよ！」",
          "zh_text": "惠美「蚂蚁一样的小人就算拼命逃跑也逃不掉的・・・。我用抽卡来决定你们的命运！」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "スカートが舞い、パンツを見せながら俺たちに勝ち誇った表情で話す。こんな残酷な恵美は見たことない。ゲームは無情にも進んでいく。",
          "zh_text": "裙子飞舞，一边露出胖次向我们得意的说。这样的残酷的惠美从没有见过。游戏也无情的进行。"
        },
        {
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          "ja_text": "恵美「はい！6番！」",
          "zh_text": "惠美「好了！6号！」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "6番のこびとは怒り狂ったように走り出し、15番のこびとに抱きついた。15番のこびとは懸命に振り払おうとしているが、6番のこびとは決して両手を離さない。",
          "zh_text": "6号的小人疯狂的跑了起来，抱住15号的小人。15号的小人拼命挣扎。6号的小人坚决不放开双手。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "恵美「あはははは！死ぬのは怖いよね！でもそんなことをしても無駄なんだから！」",
          "zh_text": "惠美「啊哈哈哈！那么怕死啊！但是那样做也没用啊！」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "恵美は6番と15番のこびとの真上に巨大な足をセットした。",
          "zh_text": "惠美把巨大的脚放到6号和15号的小人的正上方。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "15番のこびと「おい離せ！ここにいたら俺まで巻き添えを食っちまう！」",
          "zh_text": "15号的侏儒「喂放开！别在这把我牵连进来！」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "6番のこびと「助けて!!!僕は死にたくない！」",
          "zh_text": "6号的侏儒「救我。我不想死！」"
        },
        {
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          "ja_text": "15番のこびと「いいから離れろ！うわあぁぁぁぁ！！！」",
          "zh_text": "15号的侏儒「好了快走开！哇啊啊啊啊啊啊啊啊！！！」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "どすうぅん！ ぐちゃ!",
          "zh_text": "咚！噗啾！"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "恵美「うふふふふ。15番のこびとさん・・・。残念だったね。でもね、私が引いたカードの番号のこびとさんはどんなことをしても私が踏み潰すの！それがこのゲームの唯一のルールかな。」",
          "zh_text": "惠美「噗呵呵呵。15号的小人先生・・・。真是太可惜了。但是呢，我抽取的号码的小人是不管做什么事情都会被我踩碎的！这是这个游戏的唯一规则呐。」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "恵美は笑顔でそう言った。いつもの恵美の笑顔は可愛いのだが、この時ばかりはまるで悪魔のように思える。",
          "zh_text": "惠美面带笑容那样说着。平时的惠美的笑容很可爱，但只有这个时候就好像恶魔一样。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "恵美「ちょっと待ってね！もうこの靴下、小人さんの死骸と血で汚くなったから脱ぐね！これからは女子高生の素足で踏みつぶしてあげますよ♪」",
          "zh_text": "惠美「等一下喔！这个袜子已经被小人先生的尸体和血弄脏了，脱掉吧！从现在起要被女子高中生的裸足压碎哦♪」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "恵美は紺のハイソックスを脱ぎ捨て、素足になった。熱を帯びているのか全体的に赤みがかっている。しっとりとした感じの踵。きれいな土踏まずのアーチ。長い指。俺は同級生の巨大な素足を目の前に思わず見とれてしまった。しかし、恵美の一言で俺の頭は真っ白になった。",
          "zh_text": "惠美脱掉了深蓝色的高统袜，光着脚。发着热气的脚略带腥红。脚后跟有着潮湿的感觉。漂亮的脚心像拱门一样。修长的脚指。我对眼前同学的巨大的赤脚不禁看入迷了。但是，惠美的一句话，让我的头脑一片空白。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "恵美「4番！」",
          "zh_text": "惠美「4号！」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "4番は俺の親友、慎吾の番号だ！",
          "zh_text": "4号是我的好友，慎吾的号码！"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "智也「う・・・うそだろ！　ど・・・どうしよう。」",
          "zh_text": "智也「骗···骗人的吧！怎···怎么办？」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "恵美「あはははは！４番だね。ということは、慎吾！さようならだね！」",
          "zh_text": "惠美「啊哈哈哈！4号。就是说，慎吾！永别了啊！」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "智也「待ってくれ恵美！慎吾は俺のかけがえのない親友なんだ！殺さないでくれ！」",
          "zh_text": "智也「等一下惠美！慎吾是我的不可替代的好友！不要杀他！」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "恵美「何それ！？男の友情だとか言うの？虫けらみたいなこびとの友情とかキモいだけなんですけど。」",
          "zh_text": "惠美「那是什么！？男人的友情么？虫子一样的小人的友情只是让人恶心而已。。」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "恵美は笑顔で俺たちを見下ろし、素足を振り上げた。肉付きがよく、しっとりとした感じの足の裏が、慎吾の頭上に迫る。",
          "zh_text": "惠美带着笑容俯视我们，举起赤脚。肥实，滋润感觉的脚底，向慎吾的头上逼近。"
        },
        {
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          "ja_text": "智也「逃げろ！とにかく前だけを見ろ！」",
          "zh_text": "智也「快逃！总之向前跑吧！」"
        },
        {
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          "ja_text": "俺は力の限り叫び、慎吾も死に物狂いで走り出した。恵美の素足が徐々に速度を上げて振り下ろされた。",
          "zh_text": "我尽全力喊，慎吾也拼命跑了出去。惠美的赤脚渐渐加快速度落下。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "どすうぅぅん！",
          "zh_text": "咚！"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "恵美の素足が慎吾の真横に踏み下ろされた。凄まじい震動に慎吾は吹き飛ばされた。しかし、うまく受身をとり、そのまま全速力で走り出した。",
          "zh_text": "惠美的裸足在慎吾的侧面踩了下来。猛烈震动把慎吾吹跑了。但是，还好采取了受身姿势，就这样直接用全力跑了出去。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "恵美「バカだね！ありんこがちょこまか動いても人間から逃げられるわけないじゃない！無駄な抵抗はやめなさいって。」",
          "zh_text": "惠美「真 是 笨蛋啊！像蚂蚁一样乱跑，但是因为是人怎么也跑不掉的！停止无用的抵抗吧。」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "咚！咚！咚！"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "恵美は地響きを立てて、慎吾に迫る。すると、恵美の進行方向に２人のこびとがいたのだが、恵美はそのこびとの存在に気づかず、踏み潰してしまった。",
          "zh_text": "惠美的脚步声向慎吾逼近。然后，惠美行进方向有2个小人，不过，惠美没有注意小人的存在，把他们踩碎了。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "恵美「やだぁ。関係のない小人さんを踏んづけちゃったじゃない・・・。もう！なんで私の足元にいるのよ！」",
          "zh_text": "惠美：「讨厌。踩到没有关系的小人先生了吗···。真是的！为什么在我脚边！」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "恵美は２人のこびとを踏みつぶした足を持ち上げた。足の裏には２人のこびとが大の字になってへばりついている。その姿を見て恵美はクスッと笑った。",
          "zh_text": "惠美抬起压碎了两人的小人的脚。脚心有2个小人大字体地躺在那儿。看到他们的样子惠美噗嗤一笑。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "恵美「やっぱり素足で踏み潰すのはいいね！足の裏でプチっと潰れる感触がたまんないっていうか～。ってそれどころじゃない！今は慎吾を踏み潰さなきゃ・・・あれ？」",
          "zh_text": "惠美「果然是赤脚踩死的好啊！小东西在脚底粉碎的感觉真好啊～。啊，现在不是做这种事的时候了！现在要踩死慎吾··诶？」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "恵美が誤って踏み潰したこびとたちに気を取られ、慎吾を見失ったようだ。",
          "zh_text": "惠美被不小心踩碎了的小人吸引了注意，找不到慎吾了。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "恵美「慎吾～！どこに隠れているのよ！・・・・・・。所詮、虫けらなんだからそう遠くへ逃げてはいないはず・・・。まさか！」",
          "zh_text": "惠美「慎吾～！躲哪里去了！・・・・・・。说到底，虫子应该是逃不远的・・・。难道！」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "恵美は、先ほど脱ぎ捨てた紺のハイソックスを手に取り、上下に激しく揺らした。すると、一人のこびとが紺のハイソックスの中から出てきた。",
          "zh_text": "惠美把刚才脱去了深蓝色的高统袜拿在手里，上下激烈摇动了。然后，一个人的小人从深蓝色的高统袜中掉了出来的。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "智也「慎吾！しまった・・・。見つかってしまった。」",
          "zh_text": "智也「慎吾！糟了···。被找到了。」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "そのこびとは慎吾だった。慎吾は、ちょうど恵美の真下に落下した。見上げると塔のような２本の生足がそびえ立っている。その塔の頂上には巨大なパンツが圧倒的な存在感を示している。恵美はこみ上げる怒りを抑え、右足を振り上げた。",
          "zh_text": "那个小人是慎吾。慎吾，正好掉在是惠美正下方。抬头仰视，塔一样的双腿站立着。那座塔的顶端，巨大的内裤有着压倒性的存在感。惠美控制着自己的愤怒，右脚举起。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "恵美「し・ん・ご・く・ん？私の靴下って・・・臭かったかしら？」",
          "zh_text": "惠美「慎・吾・君？我的袜子···臭吗？」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "慎吾「げほっ・・・。あ・あぁ・・・」",
          "zh_text": "慎吾：「呕・・・。哈・哈・・」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "智也「何を言っているんだ！早く逃げろ・・・。」",
          "zh_text": "智也「你在说什么呢！快点逃跑啊・・・。」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "どすぅぅぅぅん！！！慎吾の頭上に、恵美の巨大な素足が踏み下ろされた。凄まじい震動に、遠くにいた俺も尻餅をついてしまった。恵美の顔を見上げると、さっきまで笑顔は完全に消えた。",
          "zh_text": "咚！！！慎吾的头上，惠美的巨大的赤脚踏了下来。猛烈的震动，连很远的我的屁股也感觉到了。抬头看惠美的脸，刚才笑容完全消失了。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "恵美「女の子の靴下の中に入って、しかも臭いとか言うなんて超サイテーなんだけど！あ～もうっ！ムカつく！！！」",
          "zh_text": "惠美「跑到女孩子的袜子里，而且说臭的人太差劲了嘛！啊~真是的！生气了！！！」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "恵美の怒りは最高潮に達し、激しく床を踏み鳴らした。恵美が床を踏みつけるたびに俺たちはホコリのように宙に浮く。うっかり恵美の足元をうろついていたこびとは次々と踏み潰され、恵美の足の裏にこびりついてしまった。しばらくすると地響きが止んだ。恵美の怒りが恵美は自分の足の裏を俺に見せつけた。",
          "zh_text": "惠美的愤怒达到高潮，脚激烈的跺着地板。惠美每次跺在地板我们就像是灰尘一样悬空起来。不留神惠美脚下的徘徊的小人相继被踩烂，黏着在惠美的脚底了。过了一会儿地面震动停了。愤怒的惠美看了自己的脚底。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "恵美「見なさい。智也の親友、慎吾の成れの果ての姿を！」",
          "zh_text": "惠美「看吧。智也的好友，慎吾的悲惨下场的样子！」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "恵美のかかとにまるでシールのように慎吾がへばりついている。もちろんピクリとも動かない。親友の変わり果てた姿を見て俺は絶叫した。しかし、ゲームはまだ終わらない。残り５人になるまでこのゲームは続くのだ。恵美は再びカードを引き、その番号のこびとが恵美の巨大な素足に襲われる。",
          "zh_text": "慎吾紧紧粘在惠美的脚后跟。当然，一动不动。我目睹了好友的面目全非的惨状，尖叫出来了。但是，游戏还没有结束。剩下5人之前这个游戏还在继续着的。惠美再次抽卡，那个号码的小人遭到惠美的巨大的裸足的袭击。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「助けてくれ～！」",
          "zh_text": "「救命啊～！」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「死にたくないよ！」",
          "zh_text": "「不想死啊！」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "「ぎゃあぁぁぁ！」",
          "zh_text": "「呀啊啊啊啊啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "ドスゥン！　ズシィィン！　ドシィン！",
          "zh_text": "咚！咚！咚！"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "次々と踏み潰されていった。あっという間に残り６人となってしまった。残りのこびとは、２番、１３番、１８番、２０番、２４番、そして３番の俺である。",
          "zh_text": "不断被践踏了。转眼间只剩6人了。剩下的侏儒：2号，13号，18号，20号，24号，和3号的我。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "恵美「あはははは。いよいよこのゲームも終盤ね！あと一人だね！私に踏み潰されるこびとさんは。じゃあカードを引くよ？」",
          "zh_text": "惠美「啊哈哈哈。终于游戏也要结束了呢！还有一个人啊！我被踩死的小人先生。那么抽卡咯？」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "俺たちこびとの心拍数は急激に上がる。１３番のこびとは神に祈るように手を合わせた。恵美はカードを引いた。そしてにやにやしながら俺を見た。",
          "zh_text": "我们小人的心跳数急剧上涨。13号的侏儒向神祈祷般双手合十。惠美抽卡了。然后一边偷笑看到我。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "恵美「・・・・・・３番。」",
          "zh_text": "惠美「・・・・・・3号。」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "俺は膝から崩れ落ちた。ここまで来て・・・最後の最後で殺されるなんて・・・。絶望のあまり、体が凍りついたように動かなくなった。そして踏み潰された死骸がいくつもこびりついた足の裏が俺の頭上を覆う。・・・慎吾もこの足の餌食になったんだ。俺も死のう・・・。俺は腹をくくった。",
          "zh_text": "我是从膝盖开始无力了。都到这里了···最后的最后被杀什么的。过于绝望，身体就像冻结了一样不动了。然后黏着几个被踩扁的尸骸的脚掌覆盖在我的头顶。・・・慎吾也是这脚的牺牲品。我也会这样死去・・・。我做好觉悟了。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "どすぅぅぅん！",
          "zh_text": "咚！"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "智也「・・・？なんで？」",
          "zh_text": "智也「···？为什么？」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "なんと恵美が踏み潰したのは俺ではなくて、１３番のこびとだった。なぜ？すると、俺の横にカードが落ちた。そのカードに書いてある番号は１３だ。",
          "zh_text": "为什么惠美没有踩碎我，而是13号的小人。为什么？然后，在我的边上卡片掉了下来。这张卡上写着号码13。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "恵美「びっくりしたでしょ？このゲームのルールはカードに書いてある番号のこびとが踏みつぶされるの。別に私がカードの番号をそのまま読み上げるとは限らないわ！」",
          "zh_text": "惠美「吓了一跳吧？这个游戏的规则是踩踏卡上写着的号码的小人。不是我宣读的卡的号码！」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "なんたる屁理屈・・・。カードに書いてある番号とは違う番号を読んだのか・・・。恵美はこんなに正確の悪い奴だったか。まるで悪魔だ。",
          "zh_text": "什么歪理・・・。卡上写着号码还读出不同的号码・・・。惠美这么邪恶的家伙。宛如恶魔。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "恵美「あはははは！楽しかった！やっぱりストレス発散にはこびとつぶしでしょ！続きは明日ね！さてと。お風呂に入りますか♪」",
          "zh_text": "惠美「啊哈哈哈！好开心！果然是消除压力的好办法！明日继续！然后，洗个澡吧」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "恵美は笑顔で部屋から出ていった。俺は生き残ったものの、親友の慎吾を失い、放心状態だ。突然体が小さくなり、同級生に殺されかける。これから俺の人生はどうなるんだろう・・・。",
          "zh_text": "惠美带着笑容从房间出去了。我活了下来了，但是朋友慎吾的死，让我精神恍惚。突然身体变小，同学被杀？今后我的人生会变成怎样呢・・・。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "翌朝、俺は机の引き出しの中で目が覚めた。引き出しは開いていて、蛍光灯の光が差し込んでいる。俺は机の引き出しから身を乗り出し、恵美の位置を確認した。なんと恵美は、パンツとブラしか身に着けていない。白く透き通った肌を惜しげもなく披露している。すると、誰かと話している声が聞こえた。",
          "zh_text": "第二天早上，我在桌子的抽屉中醒来了。抽屉开着，荧光灯的光线射了进来。我在桌子的抽屉里探出身子，确认惠美的位置。那个惠美，没有穿胖次和胸罩。白色透明的肌肤大方的展现出来。然后，听见了她在和谁说话的声音。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "恵美「私、やっぱりの胸・・・ちっちゃいのかなぁ～。ねえ君？ちょっと確かめてよ。」",
          "zh_text": "「我的胸部，果然还是···很小啊～。呐，你啊？来稍微确认下吧。」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "恵美は、昨日生き残ったこびとを摘み、胸の谷間に入れた。そのこびとは全身であがいている。すると恵美はドームのような２つの乳でそのこびとを挟み込んだ。",
          "zh_text": "惠美抓起昨天剩余的小人，埋到胸口的谷间里了。那个小人是全身挣扎。然后惠美巨蛋一样的双胸把小人夹了进去。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "どむっ！",
          "zh_text": "咕噜！"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "恵美「潰れたかな・・・。あっ。まだピクピク動いている。えいっ！」",
          "zh_text": "惠美「压扁了吗···。啊。还在哆哆嗦嗦的挪动。嘿咿！」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "どむっ！　どむっ！",
          "zh_text": "咕噜！咕噜！"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "恵美は自分の乳を中央に寄せてこびとをプレスしているようだ。プリンのような柔らかい乳に挟まれてうらやましい・・・じゃなかった！彼は無事なのか？すると５、６回プレスした後、そのこびとはシールのようにぺちゃんこになっていた。しかし、恵美は不満そうだ。",
          "zh_text": "惠美挤压着自己的乳中央放着的小人。被布丁一样的柔软的乳夹住，好羡慕···不才不羡慕他！他平安无事吗？经过5，6次挤压后，那个小人被压的像纸一样扁了。但是，惠美好像并不满意。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "恵美「私の胸が大きければ一撃でミンチにできたんだけどなぁ～。どうやったらおっぱい大きくなるんだろう・・・。」",
          "zh_text": "惠美说：「我的胸部很大才能一下压成肉酱吧～。怎样才能才能让胸部变大呢···。」"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "恵美は自身の胸で潰したこびとをゴミ箱に捨て、制服に着替え始めた。そして机の引き出しに来て、俺と３人のこびとを摘み、ポロシャツの胸ポケットに放り込んだ。恵美は俺たちを見下ろしニコニコしている。",
          "zh_text": "惠美把在自己的胸口压扁的小人扔到垃圾桶里，换上制服，然后。然后向桌子的抽屉走来，我和其他3个小人被拾了起来，放到衬衫的胸前的口袋里。惠美向我们俯视，面带微笑。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "恵美「えへへへへ。　さあ、学校へ行こうか！」",
          "zh_text": "惠美「诶嘿嘿嘿。那么，去学校吧！」"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "智也「はぁ？何を言っているんだ！？この大きさで学校へ行ったら大変なことになるぞ！」",
          "zh_text": "智也「哈？你在说什么呢！？这个大小去学校就糟了！」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "恵美「じゃあいってきます！」",
          "zh_text": "惠美「那么我出发了！」"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "智也「聞けよ！」",
          "zh_text": "智也「听着啊！」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "恵美は俺の言うことを完全に無視し、家を出た。自転車を軽快にこぎ、学校へ向かう。俺は、恵美が動くたびに起こる震動に振り落とされまいと、ポケットの内側を懸命に掴む。するとあっという間に学校に着いた。",
          "zh_text": "惠美对我说的话完全无视，离开了家。轻快地骑着自行车，向学校方向前进。我为了在惠美动的每次震动时不会被抖落，死命抓住口袋内侧。于是转眼就到学校了。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "萌音「あっ！恵美！おはよう！」",
          "zh_text": "萌音「啊！惠美！早上好！」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "恵美「おはよう！今日暑いね！私もう汗ダラダラ～」",
          "zh_text": "惠美「早上好！今天好热啊！我已经流汗了～」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "萌音「ホントだね！今日はプールだ！嬉しいな～♪」",
          "zh_text": "萌音「是啊！今天有游泳课哦！好开心呢～♪」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "恵美「えっ？萌音のクラスは今日の体育はプールなの？」",
          "zh_text": "惠美「哎？萌音班今天的体育课是游泳课么？」"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "萌音「そうだよ！１時間目だからすぐにプールに入れるの！あっ。そろそろホームルームが始まるね！じゃあまた後でね～」",
          "zh_text": "萌音「是啊！第1节课的原因马上就要进游泳池了！啊。差不多该开始换衣服！那么回头见～」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "萌音はサラサラヘアーをなびかせながら軽快に走り去っていった。俺と萌音は別々のクラスだ。だけど俺は萌音のことが・・・好きなんだ！かすかに残る萌音の髪の匂いに俺は思わず赤面した。すると俺は恵美の視線を感じ、真上の恵美を見上げた。恵美はニヤニヤしている。あれは何かを思いついた顔だ。",
          "zh_text": "萌音松散的头发飘动着一边轻快的走开了。我和萌音是不同班级。但我……喜欢萌音！微弱残留的萌音的头发的味道，让我不禁脸红了。然后我感觉到惠美的目光，仰望上方的惠美。惠美笑着。那是想起了什么的表情。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "キーンコーンカーンコーン",
          "zh_text": "铃铃铃"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "教室中にチャイムが鳴り響いた。恵美のクラスの１時間目の授業は教室で受ける。しかし恵美は教室を飛び出し、走り出した。どうやら女子更衣室の中に入ったようだ。すると恵美は胸ポケットに入っている俺たちをつまみ上げ、床に落とした。",
          "zh_text": "教室中铃声响起了。惠美的班级的第一堂课在教室里上。但是惠美溜出了教室，跑了出去。好像进入了女子更衣室里。但是惠美胸口袋里的我们，掉到地板上了。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "ゴム製の床で、多少は落下の衝撃をやわらげてくれた。",
          "zh_text": "不太硬的地板，多少是缓和了下落的冲击。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "智也「いててて・・・。なにすんだ恵美！」",
          "zh_text": "智也「痛···。什么啊，惠美！」"
        },
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          "ja_text": "俺の嫌な予感が的中した。次々と女子生徒たちが更衣室に入ってくる。もちろんアリンコみたいな俺たちの存在に気づいていない。",
          "zh_text": "我不妙的预感应验了。女学生们接二连三的走进更衣室。当然蚂蚁一样的我们的存在不能被察觉到。"
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          "zh_text": "我抬头仰望。竟然是女学生没有裹着毛巾脱掉了胖次，正在着替学校泳衣。屁股的肉有弹力的抖动，在正下方窥视的我的心跳加快了。但是，一个女学生的尖叫声让我回过神来。"
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          "ja_text": "女子B「うわあ～。すっごいね♪　おっぱいプレスで虫がぺちゃんこ・・・。さすがEカップの実力！」",
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          "ja_text": "梨花「やめてぇ！ 先輩来ないでぇ！！！」",
          "zh_text": "梨花「别呀！前辈不要来嘛！！！」"
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          "ja_text": "巨大女子高生は悲鳴をあげ、後ろを何度も振り返りながら走り続ける。すると、目の前にサンダルを履いた巨大な足が踏み降ろされた。",
          "zh_text": "巨大女子高中生尖叫着，边回头看边继续奔跑。几乎同时，慢慢地，大地上出现了一个巨大的阴影，愈发明显。于是，一只巨大的穿着凉鞋的脚轰隆一声降落在大地上。"
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          "ja_text": "凄まじい衝撃に身長160メートルの巨大女子高生が吹き飛ばされた。",
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        },
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          "ja_text": "巨大女子高生は尻餅をつき、クレーターのように地面を陥没させた。",
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          "ja_text": "梨花「ごめんなさい！ ごめんなさい！」",
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          "ja_text": "巨大女子高生の周りが暗くなり、見上げると、山のような大きさを誇る女子大生が腰に手を当て、梨花を見下ろしていた。",
          "zh_text": "巨大的女子高中生的四周很暗，抬头仰望，山一样的大小自豪的女大学生手叉着腰，俯视着梨花。"
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          "ja_text": "身長が3200メートルはあろう巨大女子大生の踏みつけにより、米粒のような高層ビル群がペチャンコになり、巨大な足跡を残した。",
          "zh_text": "身高3200米的巨大女大学生的踩踏下，米粒般的高层建筑群瞬间扑哧哧哗啦啦地崩坏，化身为巨大玉足下的鞋底厚厚的一层混杂模糊的泥灰残骸。"
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          "ja_text": "断崖絶壁の足跡には数百人の人間がペチャンコになってこびりついていた。",
          "zh_text": "脚印也造成了断崖绝壁般高的深坑。数百人的残骸零零散散、模模糊糊、面目全非地黏着在那浑浊的空气包裹着的悬崖上。"
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          "ja_text": "梨花は体を小刻みに震わせ、巨大女子大生を見上げるしかなかった。",
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          "ja_text": "梨花「いやあぁぁぁ……」",
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          "ja_text": "天然。ドジっ子。体操着に白いくるぶしの靴下。",
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          "ja_text": "俺は教室に入った。そこから長い一日が始まった。しかし、今日はいつもと違う感じだ。俺のクラスの男子１６名と担任が欠席したのだ。俺は違和感を覚えながらも6時間の授業を全て受け終えた。",
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        {
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          "ja_text": "玲奈\"今日は男子の休みが多かったね。何かあったのかな～。\"",
          "zh_text": "玲奈 \"今天有很多男生缺席了。有什么事吗～\""
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "知宏\"そうだな～・・・。集団でサボったのか・・・\"",
          "zh_text": "知宏 \"是啊～・・・集体跷课之类的…\""
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "玲奈\"じゃああたし部活に行ってくる！\"",
          "zh_text": "玲奈 \"那么我去参加社团活动了！\""
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "知宏\"あっ・・・。俺の話まだ途中・・・\"",
          "zh_text": "知宏 \"啊・・・我也要回去了・・・\""
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "そして帰りのホームルームを終え、帰宅しようとしたとき、後ろから優香の声が聞こえた。",
          "zh_text": "收拾好，正要回家的时候，从后面传来优香的声音。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "【廊下】",
          "zh_text": "【走廊】"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "優香\"知宏～！ちょっといいかな？\"",
          "zh_text": "优香 \"知宏～！打扰一下可以吗？\""
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "優香は俺のクラスの学級委員だ。なんでも仕切りたがる奴だ。",
          "zh_text": "优香是我班上的班代。是个平时没有交集的家伙。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "優香は靴下を履かず、上履きのかかとを踏んでいる。俺は思わず優香の足を見る。",
          "zh_text": "优香没有穿袜子，脚踩住室内鞋的脚后跟。我忍不住看优香的脚。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "優香\"なによっ！何私の足をジロジロ見てんのよ！この変態！\"",
          "zh_text": "优香 \"什么呀！不要一直盯着我的脚看啊！你这个变态！\""
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "知宏\"いや・・・。上履きが可愛そうだなって思っているだけだ。\"",
          "zh_text": "知宏 \"不。我觉得你的室内鞋这様子很可爱而已。\""
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "優香\"うるさい！上履ききついし、かかと踏んだ方が履きやすいのよ！\"",
          "zh_text": "优香 \"不要吵！我的室内鞋比较迫，踩了脚后跟之后比较容易穿啊！”"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "知宏\"でも素足に上履きって・・・足が蒸れるんじゃないか？\"",
          "zh_text": "知宏 \"但是赤脚穿鞋子・・・脚不会觉得焖吗？\""
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "優香\"マジでキモいんですけど今の発言！あんたをこの上履きの中に入れて踏み潰してあげようか？\"",
          "zh_text": "优香 \"你在认真地说什么恶心的发言！我把你放进去室内鞋踩扁怎么样？\""
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "知宏\"えっ？\"",
          "zh_text": "知宏 \"哎？\""
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "優香\"あっ・・・。なんでもないわよ！それより私、お菓子作ったんだけど食べて！\"",
          "zh_text": "优香 \"啊・・・。什么都没有呢！比起这个，我做了点心，吃吧！\""
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "知宏\"えっ？優香、お菓子作れるのか！？\"",
          "zh_text": "知宏 \"哎？优香你会做点心的吗！？\""
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "優香\"あんたムカつく！今すぐ踏みつぶ・・・。今すぐ食べなさいよ！じゃあね！\"",
          "zh_text": "优香 \"你真的很失礼！现在马上踩死・・・现在马上吃吧！再见！\""
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "優香はサラサラロングヘアーをなびかせながら走り去っていった。",
          "zh_text": "优香跑的时侯长发一直飘动。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "そういえば優香は調理部だったか？お菓子作りが趣味っていう柄じゃないが・・・。",
          "zh_text": "说起来优香是烹调部的吗？也不像是做点心的爱好者的说・・・"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "せっかくだから俺は優香手作りのパウンドケーキを口いっぱいにほおばった。程よい甘さで美味しい！",
          "zh_text": "因为好不容易可以吃到优香亲手做的蛋糕，所以我把嘴塞得满满的。甜度恰到好处，好吃！"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "完全に飲み込み、俺は自宅に帰ろうとした。すると、急に体中がほてり出す。",
          "zh_text": "整块咽下之后，我正想要回家。忽然身体开始感到发热。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "強いめまいと頭痛に襲われ、俺は倒れてしまった。",
          "zh_text": "在强烈的眩晕和头痛的袭击之下，我倒下来了。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "【縮小後の廊下】",
          "zh_text": "【缩小后的走廊】"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "知宏\"はぁはぁ・・・。だいぶ気分が楽になった。ここはどこだ？\"",
          "zh_text": "知宏 \"哈哈・・・突然又没事了。这里是哪里呀？\""
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "呼吸が整い、俺はあたりを見渡した。すると信じがたい光景を目の当たりにする。",
          "zh_text": "我凝住了呼吸，纵览四周。眼前是难以置信的光景。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "知宏\"うわあぁぁぁ！！急に周りが大きくなった！\"",
          "zh_text": "知宏 \"哇啊啊啊啊！！四周突然变得这么大了！\""
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "廊下やロッカー、窓ガラスまで全て巨大に見える。",
          "zh_text": "在走廊的柜子，窗玻璃看上去都很巨大。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "知宏\"違う。俺が小さくなったのだ。ここがさっきまでいた廊下だとすると・・・俺は１００分の１に縮んでしまったのか？どどどどうしよう。\"",
          "zh_text": "知宏 \"不、不、不。是我变小了。这里还是刚才的走廊・・・我缩小到只有100分之1吗？怎么样，怎么样。”"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "俺がうろたえていると、後ろから重低音が響く。",
          "zh_text": "我在惊慌失措的时候，从后面传来重低音的回响。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "後ろを振り返るとそこには巨大な女子高生が、地響きを立てて廊下を闊歩している。それも俺に向かっている。",
          "zh_text": "我回头一看，有一个巨大的女子高生在走廊大步流星地朝着我走来，发出巨大的响声。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "巨大な女子高生が俺に近づいてきた！",
          "zh_text": "巨大的女子高中生越来越接近我了！"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "制服のミニスカートがふわりふわりと舞い、白いパンツがちらりと見える。するとあっという間にあたり一面が女子生徒の影で暗くなった。",
          "zh_text": "学校制服的短裙在轻飘飘地飘舞，白色的胖次隐约可见。转眼间，我站立的地方被女子高中生造出来的巨大影子变暗了。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "知宏\"うわあぁぁぁ！！！\"",
          "zh_text": "知宏 \"哇啊啊啊啊啊啊啊啊！！！\""
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "巨大な女子生徒が、ありみたいな俺をまたいでいった。",
          "zh_text": "巨大的女学生跨过了像蚂蚁一样的我。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "すらりとした２本の脚が天に伸び、惜しげもなく純白なパンツを見せる。",
          "zh_text": "两条修长的腿向天际伸去，在双腿的根部可以见到她纯白的胖次。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "俺はその女子高生の生足にみとれていた。",
          "zh_text": "我被女高中生的脚迷住了。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "知宏\"すげぇ～・・・。女子の足を真下から覗いたことないからな～。なんて迫力だ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"厉害~・・・从下面窥视女生的脚，有何等的震撼力呀！”"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "しかし、俺の背後には怪獣みたいな女子高生たちが、体の芯に響く重低音と地響きを立てて、俺に向かってくる。",
          "zh_text": "但是，在我的背后还有更多比怪兽还要巨大的女子高中生，她们走路时巨大的身体造重低音的回响，正正向我走来。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "女子Ａ\"そういえば、今日はＤ組の男子がたくさん欠席したらしいね。\"",
          "zh_text": "女子A \"说起来，今天D组有很多男生缺席了。\""
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "女子Ｂ\"そうそう。でもうちのクラスは１週間男子が誰も来なくなっちゃたの。なんでだろうね？\"",
          "zh_text": "女子B \"是的是的。但是我们班的男子也有一个星期没有来。为什么呢？”"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "2人の女子生徒が意味深な会話をしながら俺に近づいてくる。もしかして男子が欠席した理由は・・・。すると俺の横に巨大な上履きが次々振り下ろされる。",
          "zh_text": "2个女学生意味深长的会话，慢慢向我靠近。难道男子缺席的理由是・・・然后在我旁边一只接一只的巨大室内鞋踩下来了。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "ズシィン！ドスゥン！ドシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ドスゥン！ドシィン！"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "あやうく女子の上履きに潰されるところだった。",
          "zh_text": "差点毁在女生的室内鞋下了。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "その女子生徒たちは俺の存在に気づかず、そのまま歩き去っていった。しかしまた女子生徒が今度は前からやってきた。廊下にいると危ない！俺は恐怖を感じ、近くの教室に入り、隠れる場所を探した。",
          "zh_text": "那些女学生们意识不到我的存在，就那样离开了。但是又女子学生向我走来。走廊好危险！我感到恐怖之后，走进附近的教室，找地方藏起来了。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "【2年D組の教室】",
          "zh_text": "【2年D组的教室】"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "教室に入ると、女子生徒がたくさんいた。今は放課後だ。一つの机に女子が集まって談笑したり、脚を組んで座って宿題に取り組んだり、スカートめくりに夢中になったり、女子生徒たちは放課後を満喫している。普通の光景だが、小さな俺から見たらまるで怪獣同士が暴れているようで、俺の恐怖心を煽った。すると、正面から声が聞こえた。",
          "zh_text": "进到教室，有很多女学生。是现在是下课后。有女生聚集一张桌子聊天，有的盘起交叉脚在写作业，有的在掀对方的裙子，女子学生们在享受下课后的青春时光。只是很普通的景象而己,不过如果从我的角度来看，简直就是一群巨大的怪兽在打闹一样，煽动了我的恐怖心理。忽然，在正面听到了叫声。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "\"助けてくれ！\"",
          "zh_text": "\"救命呀！\""
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "俺と同じ大きさの男子が3人、俺に向かって走っている。遠くではっきり見えないが、どこかで見たことのある顔ぶれだ。その背後には、１人の女子生徒の姿が見えた。",
          "zh_text": "和我一样的大小的男子3人组，向我跑来。因为在远处看不太清是那几个人。在背后，有1个女子校生的身影出来。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "地響きを立ててこちらに向かってくる。するとあっという間にその3人の上には女子生徒の巨大な上履きが・・・。",
          "zh_text": "大地震动的声响向这个方向袭来。转眼间那个3人就被女学生的巨大室内鞋追上了・・・"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "\"せっかくあの部長から逃げたんだ！こんなところで死んでたまるか！うわぁぁぁ・・・\"",
          "zh_text": "\"好不容易从那个部长那边逃出来了！难道要在这种地方死掉吗！哇啊啊啊啊啊啊啊……\""
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "どすうぅん！ぐしゃ！",
          "zh_text": "どすうぅん！ぐしゃ！"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "3人は一瞬で、女子生徒の上履きの下敷きになった。",
          "zh_text": "3个人在一瞬间就被压在女学生的室内鞋底了。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "女子\"きゃっ！ なんか踏んだ！\"",
          "zh_text": "女子 \"呀！踩到了什么呀！\""
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "女子生徒は小さい人間3人を踏み潰した上履きの靴底を確認した。黒ずんだ靴底に、3人がペタリとへばりついていた。",
          "zh_text": "女学生在确认刚刚踩碎了3个人的室内鞋鞋底了。3个人紧紧黏在发黑的鞋底。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "女子\"また虫を踏み潰しちゃった・・・。なんか最近虫とか多くない？\"",
          "zh_text": "女子 \"又踩到虫子了・・・最近有很多虫子吗？\""
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "俺の恐怖心はさらに高まった。今の俺も同じ運命をたどるかもしれない。するとその女子生徒は、地響きを立てながら俺に向かって歩き出した。このままだとさっきの３人と同じように潰されてしまう！俺は、近くの椅子の下に隠れた。ホッと一息ついた矢先、その椅子が動き出した。なんと先ほどの女子生徒が椅子に腰かけたようだ。すらりとした脚を組み、上履きを脱ぎ捨てた。俺の目の前では紺のハイソックスをまとった足の指先がくねくね動いている。鼻につんとくる刺激臭が俺を襲った。",
          "zh_text": "我的恐惧心增强了。现在的我说不定也会有同样的命运。那个女学生一边发出巨大的走路声一边向我靠近了。这样的话，我会像刚才的3个人一样被压死的！我跑去附近的椅子下藏起来。在松了一口气之后，椅子被挪开了。刚才那个女生坐到椅子上。修长的腿交叉起来，把室内鞋脱掉。穿着藏青色的高统袜脚在我面前的是不断扭动脚趾。强裂刺鼻的气味向我袭来。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "知宏\"女子の足の匂いがこんな間近で嗅げるなんて・・・。ちょっと幸せ。\"",
          "zh_text": "知宏 \"女生的脚的气味，靠这么近闻时，居然・・・有一种幸福的。\""
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "こんな状況にもかかわらず、俺はなぜか喜んでいた。すると別の女子生徒が俺を指差して声をあげた。",
          "zh_text": "尽管在这样的状况下，我还是感到很幸福。但是另外一个的女生用手指指着我大声说。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "\"ねぇ。足元になんかいるよ。\"",
          "zh_text": "\"咦~~~。你脚有什么呀。\""
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "見つかった！まずい！俺は何も考えず、近くの脱ぎ捨てられた上履きの中に隠れた。",
          "zh_text": "被找到了！糟了！我什么也没有想，立刻藏到附近的脱掉的室内鞋当。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "女子A\"えっ？どこ？どこにもいないんだけど？\"",
          "zh_text": "女子A \"咦？在哪里？什么都没有呀？\""
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "女子B\"あれ？さっき足元に虫みたいなやつがいたんだけどなぁ～。\"",
          "zh_text": "女子B \"咦？刚才在你脚下有虫子一样的物体啊～\""
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "なんとか気づかれずに済んだようだ。上履きの中は黒ずんでいて5本の足の指のあとがくっきりと見える。",
          "zh_text": "总算没被人发现。在室内鞋里，清晰地看到5根脚趾踩到发黑的地方。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "また、湿っぽい空気と女の子の足の臭いが充満し、俺は思わず咳き込んだ。",
          "zh_text": "鞋子充满潮湿的空气和女孩的脚臭味，我不禁咳嗽起来。"
        },
        {
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          "ja_text": "知宏\"女子の上履きの中・・・。なんて強烈な臭いなんだ。さっさとここから出よう。\"",
          "zh_text": "知宏 \"女生的室内鞋・・・很强烈的气味呢。快点从这里出去吧。\""
        },
        {
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          "ja_text": "俺は女子の上履きから脱出し、ひとまず近くの女子に助けを求めようと机に登ることにした。今の俺から見たら机一つが校舎の何倍もの大きさに見える。息を切らしながら俺は女子生徒の机のてっぺんまで登り、その女子生徒に手を振った。するとその女子生徒は俺に気づいたようだが・・・。",
          "zh_text": "我于是从女生的室内鞋逃了出来，打算向附近的女生求助而登上桌子。现在如果从我的角度来看，桌子有校舍的几倍大小。我一边喘气一边往女生桌子的顶端爬上去，到了桌面时，我向那个女学生挥了挥手。于是那个女学生发现我了・・・"
        },
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          "ja_text": "女子A\"あっ！虫が机の上に！ふぅっ！\"",
          "zh_text": "女子A \"啊！有虫子在桌子上！呼！\""
        },
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          "ja_text": "その女子生徒は俺のことを虫だと思い、思いっきり息を吹きかけた。",
          "zh_text": "那个女生以为我是虫，向我大力吹气，想把我吹跑。"
        },
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          "ja_text": "まるで突風が起きたように俺は吹き飛ばされてしまった。すると、目の前を歩いていた女子生徒の太ももに付着した。",
          "zh_text": "仿佛像暴风一様把我刮跑了。我再打开眼睛时，发现我被附着刚刚在桌子旁走过的女学生大腿上。"
        },
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          "ja_text": "女子C\"私も早く部活に行こっと！\"",
          "zh_text": "女子C \"我要早点去社团呀！\""
        },
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          "ja_text": "その女子生徒は太ももに俺がくっついていることに気づかず、そのまま教室を出ていった。",
          "zh_text": "那个女学生没有注意到我黏在她大腿上，就这様走出了教室。"
        },
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          "ja_text": "しかし女子生徒の太ももはふかふかして気持ちいい。まるで干したての布団のようだ。",
          "zh_text": "抱在女子高中生松软的大腿上令我心情舒畅，就像在刚睡在晾晒好的新鲜被子上一样。"
        },
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          "ja_text": "だが、女子生徒が歩くたびに太ももはプルンと揺れ、振り落とされそうになる。",
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        },
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          "ja_text": "俺はなんとかしがみついた。",
          "zh_text": "我勉强地抱紧。"
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          "ja_text": "しかし、ドスドス歩く女子生徒の凄まじい震動に耐え切れず、ついに俺は女子生徒の太ももから離れてしまった。",
          "zh_text": "但女学生时走路一咚一咚，震动太猛烈了，我终于无法忍受而离开了女生的大腿。"
        },
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          "ja_text": "【部室前】",
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          "ja_text": "知宏\"うわあぁぁぁぁ・・・\"",
          "zh_text": "知宏 \"哇啊啊啊啊啊啊啊啊……\""
        },
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          "ja_text": "知宏\"いま部活の時間だよな・・・。ちょうどいい！誰かに助けてもらおう！誰に助けてもらおうか・・・。この選択を間違えると死ぬかもしれないから慎重に決めよう！\"",
          "zh_text": "知宏 \"现在是社团时间啊・・・。正好！有谁帮帮我吧！有谁帮帮我吧・・・这个选择慎重一点，选错了说不定就会死了！\""
        },
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          "ja_text": "②玲奈に助けてもらう→女子陸上部室へ",
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          "ja_text": "知宏のクラスメイト。学級委員で面倒見が良い。身長１．６９cm。女子のお尻が好き。",
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          "ja_text": "・希　（のぞみ・高校２年生・書記、会計）",
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          "ja_text": "天然。ドジっ子。おかっぱメガネで体操着に白いくるぶしの靴下。",
          "zh_text": "天然。笨手笨脚的孩子。白色体操服，脚踝袜。"
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          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
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        },
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        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "部長\"あっ！ちょっと何やってんの？遅刻しているんだから早く来なさい！\"",
          "zh_text": "部长 \"喂！你在搞些什么啊？迟到了。快点来吧！\""
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "水泳部部長だ。部室にある部活日誌を取りに戻ったようだ。",
          "zh_text": "水泳部部长回部室的取回社团活动日志。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "女子\"あっ！部長！すみません。今行きます。・・・・・・あれ？さっきの虫がどっかにいっちゃった・・・。あともうちょっとで踏み潰せたのに！\"",
          "zh_text": "女子 \"啊！部长！对不起。现在去。······那个，刚才的虫子···等一会儿再宰了你！\""
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "俺は近くの脱ぎ捨てられた紺のハイソックスの中に隠れたため、何とか気づかれずに済んだ。",
          "zh_text": "我躲进了附近脱掉的深蓝色高统袜当中的缘故，总算没有被人发现。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "女子生徒と部長はズシンズシンと足音を立ててプールサイドへ向かった。",
          "zh_text": "女学生和部长咕咚咕咚的脚步声往泳池去了。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "ところでこのソックスの中は鼻につんとくる刺激臭が漂っていた。",
          "zh_text": "这只袜子里洋溢着激臭刺鼻的气味。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "たまらず俺はソックスの中から脱出した。なんとか死なずに済んだ。というか俺は虫じゃない。",
          "zh_text": "我忍不住从袜子走出来。在躲过死亡时就要立即出来。我又不是真的虫子。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "とりあえず妹の友美なら俺のことに気づいてくれるだろうと考え、俺もプールサイドへ向かった。",
          "zh_text": "考虑到要令妹妹友美注意到我，我也要出去泳池边。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "【プールサイド】",
          "zh_text": "【泳池边】"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "プールサイドにはスクール水着姿の女子生徒がたくさんいる。",
          "zh_text": "泳池边是有很多穿着死库水的女学生。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "水に濡れた生足は太陽の光に反射して輝きを見せた。",
          "zh_text": "水打湿了的生足在阳光反射下发出点点光辉。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "足好きの俺にとってはまさに楽園だ。",
          "zh_text": "对于恋足的我来说，这里确实是乐园呀。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "中にはお尻が水着からはみ出していたり、胸がボンと出て谷間が見えたりする女子生徒もいる。",
          "zh_text": "从泳衣里挤出来的饱满臀部，浑圆的欧派中间可以清晰地看到乳沟的女生。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "思春期の男子ならだれでも興奮する光景を誰にも気づかれず、ローアングルで眺めている。",
          "zh_text": "从低角度仰望，任何思春期的男生都会兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "すると、俺の目の前に一匹の蟻が近づいてきた。",
          "zh_text": "在我眼前有一只蚂蚁走近。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "今の俺と同じ大きさだ。そんな蟻がちょこまかと動いている。",
          "zh_text": "和我同样大小的蚂蚁在慌忙地爬动。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "蟻ってけっこう早く動くんだなぁと感心している矢先、あたりが暗くなった。",
          "zh_text": "正以高速移动蚂蚁的四周围突然变暗了。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "どすうぅぅん!!",
          "zh_text": "どすうぅぅん!!"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "蟻の上に巨大な素足が踏み下ろされた。しっとりとした感じのきれいな素足だ。",
          "zh_text": "一只漂亮潮湿的巨大素足踩在蚂蚁上。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "そんな素足が持ち上げられ、俺は息を飲んだ。",
          "zh_text": "当素足再次抬起时，我凝住了气息。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "知宏\"あ・・・蟻が、ぺ・・・ぺちゃんこに・・・。",
          "zh_text": "知宏 \"啊···蚂蚁，压扁了······\""
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "さっきまで元気に動き回っていた蟻は一瞬でピクリともしなくなった。",
          "zh_text": "刚才为止还健健康康地忙碌着的蚂蚁在一瞬间消失。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "女子生徒の一踏みで・・・。俺はぞっとした。",
          "zh_text": "女学生一踩...我感到毛骨悚然......"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "俺は後ろを振り向いた。地響きを立てて歩いている女子生徒はなんと友美だ。",
          "zh_text": "我回头一看，发出地震般的脚步声的女学生是友美。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "だが友美は足元にいる俺に気づいていない。",
          "zh_text": "但是友美没发现我在她脚下。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "俺の上空を友美の巨大な足の裏であたりを覆う。",
          "zh_text": "友美巨大的脚掌屏蔽我的上空。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "ふっくらした足の裏だ。",
          "zh_text": "是柔软膨松的脚底。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "あまりに急だったので俺は動けなかった。",
          "zh_text": "因为太突然我无法作出反应。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "友美に踏みつぶされる！",
          "zh_text": "我要被友美踩踩死了！"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "俺は思わずかがんでしまった。",
          "zh_text": "我不禁蹲下去。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "知宏\"やめてくれぇ！友美ぃ～！！！\"",
          "zh_text": "知宏 \"停下来呀！友美～!!!\""
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "どすうぅぅん!!",
          "zh_text": "どすうぅぅん!!"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "友美\"よぉし！頑張って泳ぐぞ～♪\"",
          "zh_text": "友美 \"哟西！要努力游哦～♪\""
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "友美はプールに飛び込んだ。・・・・・・あれ？俺は生きている。",
          "zh_text": "友美跳入游泳池。······那个？我还活着。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "どうやら俺は友美の土踏まずにいたため、助かったようだ。",
          "zh_text": "看来我刚刚因为在友美的脚弓而得救。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "もし友美のつま先やかかとが俺に振り下ろされたらと思うとゾッとする。",
          "zh_text": "想到友美的脚尖或者脚后跟向我挥下来时我不禁打了一个冷颤。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "さっき女子生徒に踏み潰された蟻をちらっと見た。",
          "zh_text": "我瞄了刚才被女学生踩死的蚂蚁一眼。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "とにかく地面にいると女子生徒に踏まれるから近くのベンチに登ることにした。",
          "zh_text": "我决定要爬上附近的长椅，在地面上太容易被女生踩到。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "今の俺から見たら４０メートルはあろう柱を登り、ベンチの上に到着した。俺は汗だくだ。",
          "zh_text": "从我的角度来看，支撑长凳的柱子足足有40米长，到达长凳上面时，我汗流浃背。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "疲れたのでベンチの上で仰向けになって休んだ。",
          "zh_text": "因为太累，我在长凳上仰面休息。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "するとあたりが暗くなった。真上には隕石のような巨大なお尻が！？",
          "zh_text": "突然周围变暗。正上方是陨石一様的巨大屁股！？"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "部長\"はぁ～どっこいしょ・・・\"",
          "zh_text": "部长 \"哈～嘿呀...\""
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "どすうぅぅん!!",
          "zh_text": "どすうぅぅん!!"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "水泳部部長は、小さな俺の上に腰を掛けた。",
          "zh_text": "游泳部部长坐在小小的我身上。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "スクール水着をまとったぴちぴちのお尻の下敷きになってしまった。",
          "zh_text": "在死库水包住的屁股底下。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "俺は部長の柔らかいお尻に食い込んでしまった。",
          "zh_text": "我深深陷进部长柔软的屁股。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "部長は右足を組んで座った。",
          "zh_text": "部长交叉双腿，把右脚放到左脚上。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "幸い、体重のあまりかかっていない右のお尻に俺は下敷きになったため、ミンチにならずに済んだ。",
          "zh_text": "幸好，我是垫在没有把体重放上去的右边屁股下，要不然我早就变成肉糜。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "しかし、柔らかくも弾力のあるお尻にへばりつき、俺はその場を動くことができない。",
          "zh_text": "我被黏在既柔软又有弹力的屁股上，完全不能动。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "すさまじい圧力を全身に感じ、呼吸が苦しくなってきた。窒息死するかも・・・。",
          "zh_text": "可怕的压力压在我的全身，感觉呼吸困难。要窒息了···"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "部長\"あんまり休んではいられないわ！もうすぐ引退だもの。がんばろっと！\"",
          "zh_text": "部长 \"不能休息太久！我马上就要引退了。要更加努力啊！\""
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "部長は立ち上がったが、俺は相変わらず部長のお尻に食い込み、身動きが取れなかった。",
          "zh_text": "部长站了起来，我依然是陷在部长的屁股，无法动弹。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "部長が歩くたびにプルンとお尻が揺れる。すると、一人の女子生徒が俺の存在に気づいた。",
          "zh_text": "部长的富有弹性的屁股跟随走路的步伐而摇曳。有一个女学生发现我的存在。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "女子\"部長！　部長のお尻に何かついています。\"",
          "zh_text": "女子 \"部长！你的屁股上有什么呀。\""
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "部長\"えっ？\"",
          "zh_text": "部长 \"咦？\""
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "部長は巨木のような人差し指と親指で蟻のような俺をつまんだ。",
          "zh_text": "部长大树一样的食指和拇指抓起了蚂蚁一样的我。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "知宏\"く・・・苦しい！\"",
          "zh_text": "知宏 \"啊・・・好痛苦！\""
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "部長\"虫？変わった虫が私のお尻についていたのね。えいっ！\"",
          "zh_text": "部长 \"虫？一只古怪的虫黏在我屁股上了。呀！\""
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "知宏\"うわあぁぁぁ！！！\"",
          "zh_text": "知宏 \"哇啊啊啊啊啊啊啊啊！！！\""
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "部長は俺を人差し指でピンとはじいた。落下のコースはプールだ。",
          "zh_text": "部长用食指把我弹出去了。按照落下的路线我会掉进游泳池。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "このままだとプールの中へ落ち、おぼれ死んでしまう！助けてくれぇ！",
          "zh_text": "我就这样掉到游泳池的话会淹死的！谁来帮帮我呀！"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "ぽよん！",
          "zh_text": "ぽよん！"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "水の中に落下せず、プリンのような感触の地面に落下したようだ。",
          "zh_text": "我没有掉进水里，而是掉在触感像布丁一様的地面。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "ここはどこだ？俺は見上げた。",
          "zh_text": "这是哪里？我抬头一望。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "なんとプールの中にいる友美だ。",
          "zh_text": "是在游泳池中的友美。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "しかも友美と目があった。",
          "zh_text": "我现在和友美的眼睛靠很近。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "これは気づいてもらえるチャンス！",
          "zh_text": "这是令她注意到我的机会！"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "俺は懸命に手を振った。",
          "zh_text": "我拼命挥手。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "しかし、突然足元をすくわれ、柔らかいものに飲み込まれた。",
          "zh_text": "但是我脚下一踩，我被软绵绵的东西吞噬了。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "知宏\"く・・・苦しい。\"",
          "zh_text": "知宏 \"好・・・难过。\""
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "友美\"やだぁ～。私の胸に虫が入った！\"",
          "zh_text": "友美 \"讨厌啊～有虫子我的爬进我的胸部！\""
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "知宏\"友美・・・たすけて・・・\"",
          "zh_text": "知宏 \"友美······救我呀。\""
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "なんと俺は妹の谷間の中に埋もれてしまった。２つの巨大な乳に挟まれ、俺は身動きが取れない。",
          "zh_text": "我竟然被埋进妹妹的乳沟。两个巨大欧派把我死死夹住，我身体动弹不得。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "すると、壁のような２つの乳が俺を押し潰した。",
          "zh_text": "两个欧派像墙壁一様要把我夹扁了。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "友美\"えいっ！\"",
          "zh_text": "友美 \"呀！\""
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "バムッ！ブチッ・・・",
          "zh_text": "バムッ！ブチッ・・・"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "友美は自慢のバストを勢いよく寄せて、胸の谷間に忍び込んだ小さな俺を虫けらのように潰したのだ。",
          "zh_text": "友美故意把傲人的欧派夹起来，把潜入到乳沟的我当成虫子压碎了。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "そして、友美は谷間に指をつっこみ、潰れた俺をつまみ上げた。",
          "zh_text": "友美的手指伸进去乳沟，捏起已经被压扁的我。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "友美\"あはははは！ぺちゃんこになっちゃたね！エッチな虫はこうなるのよ！\"",
          "zh_text": "友美 \"啊哈哈哈！压扁了呢！工口的虫子就是要变成这样啊！\""
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "友美は嬉しそうに潰れた死骸をプールの溝に流した。そしてプールから上がった。",
          "zh_text": "友美高兴地把压扁的虫子尸体放到游泳池的沟渠。然后从泳池上来。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "友美\"部長！今日はありがとうございました！\"",
          "zh_text": "友美 \"部长！今天谢谢了！\""
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "部長\"早退ね。友美ちゃんは本当にお兄ちゃん想いね！\"",
          "zh_text": "部长 \"早退吗。友美酱真的很挂心哥哥啊！\""
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "友美\"違いますぅ～。この１週間は親が田舎に帰っているから私が家事をしなければならないだけです。\"",
          "zh_text": "友美 \"不一様的说～这一周，父母回乡下，我必须要做家务而已。\""
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "部長\"うふふふふ。気をつけて帰ってね！\"",
          "zh_text": "部长 \"噗呵呵呵。路上小心啊！\""
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "友美は家に帰り、得意料理のオムライスを作って知宏の帰りを待った。",
          "zh_text": "友美回到家，制作最擅长料理的蛋包饭等待知宏回家。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "しかし、知宏が帰ってくることはなかった。",
          "zh_text": "但是，知宏再也没有回来。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "【女子陸上部部室】",
          "zh_text": "【女子田径部部室】"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "知宏\"玲奈に助けてもらおう。\"",
          "zh_text": "知宏 \"去找玲奈求助吧\""
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "俺は女子陸上部部室の中に潜入した。どうやら今日の活動は終わりのようだ。",
          "zh_text": "我潜入了女子田径部部室，今天的社团活动看起来刚结束。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "たくさんの女子生徒が制服に着替えている。青いセパレートのユニフォームを次々と脱ぎ捨てる。",
          "zh_text": "有许多女学生正在换制服，一件件蓝色的分体运动服被脱下来丢在一边。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "タオルで体中の汗を丁寧に拭き取り、制汗剤を吹きかける。",
          "zh_text": "用毛巾仔细地擦净身上的汗，然后喷上止汗剂。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "あたりは女子高生の甘い香りに包まれていた。",
          "zh_text": "周围充满了女子高中生的淡淡清香。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "知宏\"これってもしかして覗きだよな・・・。俺は女子高生の着替えを覗いていることになるのか。これは罪だな。\"",
          "zh_text": "知宏 \"这该不会是在偷窥吧……难道我现在是在偷窥女子高中生换衣服吗，这是犯罪呐……\""
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "そう言いながらも決して引き返すことなく、女子生徒の真下をくぐりながら玲奈を探した。",
          "zh_text": "虽然这么说着却没有打算折返，我一边钻过女子高中生们的正下方，一边查找着玲奈。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "まるで凱旋門をくぐっているようだ。しかも真上には巨大なパンツが圧倒的な存在感を示している。",
          "zh_text": "好像在钻过凯旋门一样，正上方巨大的内裤展示着压倒性的存在感。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "女子生徒たちはきゃっきゃと笑い声をあげ、動くたびにスカートが舞う。",
          "zh_text": "随着女学生们叽叽喳喳的谈笑声，短裙随着动作飞舞。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "まさに動く凱旋門。迫力満点だ。するとそのまま前へ歩いていくと目の前に玲奈が見えた。",
          "zh_text": "完全是运动版凯旋门呐，压迫感满分。于是就这样逐渐前进之后，眼前看见了玲奈。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "既に制服に着替えていて、あとは紺のハイソックスを履くだけである。",
          "zh_text": "她已经换上了制服，就差穿上藏青色的长袜。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "どうやらとなりの女子とおしゃべりしているようだ。",
          "zh_text": "看起来她正在和旁边的女生闲谈。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "玲奈\"はぁ～。今日も疲れた。でも今日はタイムを更新したよ。１００ｍを１３．５秒で走れたんだ。\"",
          "zh_text": "玲奈 \"哈啊～，今天好累啊，但是今天刷新纪录了哦，100米跑了13.5秒。\""
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "知宏\"周りに女子がいなければ大声で玲奈を呼びたいけどな・・・。仕方ない。ここは玲奈の足にしがみつくしかないな。へへへ・・・\"",
          "zh_text": "知宏 \"要是周围没有这么多女生的话就能大声喊玲奈让她注意到我了……没办法，这里就只能选择紧紧抱住玲奈的脚不放了，嘿嘿嘿……\""
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "俺は玲奈の足に向かって走り出した。しかし玲奈のふくらはぎは引き締まっている。そして健康的に焼けた肌に俺はすっかり玲奈の足に夢中になった。すると目の前に別の素足が振り下ろされた。",
          "zh_text": "我朝向玲奈的脚下跑过去，但是玲奈紧致的小腿肚和被晒成小麦色的肌肤让我看到入迷，一不注意眼前落下了另外一只赤足。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "俺は巨大な素足が踏み下ろされた時に起きた風圧によって吹き飛ばされた。",
          "zh_text": "我被巨大的赤足落下时掀起的风压吹飞了。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "上を見ると信じがたい光景が目に映る。",
          "zh_text": "往上看，难以置信的景象映入眼帘。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "女子A\"ちょっとやめてよ！その靴下すんごく臭いんだけど！\"",
          "zh_text": "女生A \"等等、住手呀！这个袜子超臭的说！\""
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "女子B\"うえ～。ホントだ！私の靴下臭い！\"",
          "zh_text": "女生B \"诶～真的啊！我的袜子好臭！\""
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "女子A\"汗が染み込んでいるのよ。それに白い靴下なのに、校庭の砂が入り込んで指のところとか黒ずんでいるし。汚い～。その靴下を私の顔につけないでよ！\"",
          "zh_text": "女生A \"都被汗浸透了，而且本来是白色的袜子，操场的泥沙混进去之后脚趾的部分都发黑了。好脏～不要拿这个袜子碰我的脸啦！\""
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "女子B\"言ったな～。くらえ！靴下攻撃！\"",
          "zh_text": "女生B \"你说的啊～。看招！臭袜攻击！\""
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "女子A\"きゃー！やめてぇ～\"",
          "zh_text": "女生A \"呀ー！快住手～\""
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "陸上部の活動で履いていた靴下を別の女子生徒の顔に押し付けて遊んでいる。",
          "zh_text": "穿去参加过田径部活动的袜子被按在其他女学生的脸上玩。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "さっきまでの甘い香りはどこへいったのやら・・・。女子の下品な光景に俺はショックを受けた。",
          "zh_text": "到刚才为止淡淡的香味都跑到哪里去了啊……看到女生们没品位的游戏令我很吃惊。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "さらに悲劇が襲う。その靴下が俺に落ちてくる！",
          "zh_text": "不但如此，紧接着又是新的悲剧袭来，那个袜子往我这里落下来了！"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "知宏\"ぐはあぁぁぁぁぁ！！！\"",
          "zh_text": "知宏 \"咕哈啊啊啊啊啊啊啊！！！\""
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "女子の汗が染み込んでいて、生暖かくむわっとした空気が全身を包み込む。",
          "zh_text": "被女生的汗液浸染所产生的还残留着余温的湿热空气包裹我的全身。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "そしてこの強烈な臭い。とても呼吸ができない。涙も出てきた。",
          "zh_text": "紧接着闻到了强烈的臭味，无法呼吸了，眼泪都流了出来。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "早く強烈な刺激臭のする靴下から脱出しなければ。",
          "zh_text": "要是不能快点从这个充满强烈的刺激性臭味的袜子下逃离的话……"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "しかし、俺は全身に脱力感を覚え、その場に倒れてしまった。意識も朦朧とする。",
          "zh_text": "但是，我全身都感到了脱力感，倒在了这个地方，意识变得朦胧了。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "するとその靴下は上空に持ち上げられた。",
          "zh_text": "然后袜子被人提到了上空。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "女子B\"あれぇ？私の靴下の下に虫がいたの？\"",
          "zh_text": "女生B \"啊咧？我的袜子下面有虫子？\""
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "女子A\"ねぇ見てよ。ピクピクしてる！もしかしてこのくっさい靴下に悶絶していたんじゃないの？\"",
          "zh_text": "女生A \"诶快看呀，还在抽搐呢！难道是被这个臭袜子给熏晕闷死了吗？\""
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "女子B\"あはははは！ウケる！虫さんにとってこの靴下はおっきいもんね。\"",
          "zh_text": "女生B \"啊哈哈哈哈！好好笑的啦！对小虫桑来说这个袜子超大的呢\""
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "女子A\"もはやその靴下は凶器じゃん。こわっ。\"",
          "zh_text": "女生A \"这个袜子已经变成凶器了吧，可怕っ\""
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "二人の女子生徒たちがスカートをひらひらと舞いながら俺のことを見下している。",
          "zh_text": "两个巨大的女学生裙子飘动飞舞俯视着我。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "その光景をローアングルで眺めているも、鼻の奥につんとした臭いが残り、素直に喜べない。",
          "zh_text": "从仰视视角看着这样的光景，​​鼻子深处还残留着臭味，老实说这高兴不起来。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "すると突然暗くなった。肌色の空が落ちてくる？",
          "zh_text": "突然间周围变暗了，肉色的天空正向这里落下"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "どすぅぅぅん！　ぶちっ・・・",
          "zh_text": "どすぅぅぅん！噗叽……"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "一瞬の出来事だった。",
          "zh_text": "完全是一瞬间发生的意外。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "玲奈\"ん？なんか踏んだ？\"",
          "zh_text": "玲奈 \"恩？踩到什么了吗？\""
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "女子A\"あっ・・・。\"",
          "zh_text": "女生A \"啊っ……\""
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "女子B\"あははは・・・。\"",
          "zh_text": "女生B \"啊哈哈哈……\""
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "なんと玲奈は素足で蟻みたいな知宏を踏み潰した。",
          "zh_text": "玲奈用赤脚踩扁了像蚂蚁一样的知宏。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "確認のため、素足を持ち上げた。",
          "zh_text": "为了确认，玲奈把赤脚抬起来看。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "玲奈\"あっ。蟻んこ踏んじゃったんだ・・・。見事にかかとにへばりついてる。\"",
          "zh_text": "玲奈 \"啊っ，踩到了蚂蚁啊……漂亮地紧贴在脚后跟上了呐\""
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "その後、玲奈はかかとにへばりついた知宏を指で払い、紺のソックスを履いて部室から出て行った。",
          "zh_text": "这之后，玲奈把紧紧黏在脚后跟的知宏用手指弹去，穿上藏青色的长袜从部室离开了。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "翌日、玲奈は知宏が学校に来なくて心配したが、まさか自身の足で知宏を踏み潰したとは微塵も考えなかった。",
          "zh_text": "第二天，玲奈发现知宏没来学校很担心，但却不可能想到是自己用脚把知宏踩碎成了尘屑吧。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "【女子バレーボール部室】",
          "zh_text": "【女子排球部室】"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "知宏\"千春に助けてもらおう。\"",
          "zh_text": "知宏 \"找千春的帮忙吧。\""
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "俺は女子バレーボール部の部室に潜入した。すると３人の女子生徒が椅子に腰掛け、談笑している。",
          "zh_text": "我潜入了女子排球部部室的。有三人的女生坐在椅子上谈笑。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "そのうちの一人が千春だ。俺は千春が腰掛けている椅子に近づいた。",
          "zh_text": "其中的一个一千春。我慢慢接近千春坐着的椅子下方。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "そこには千春の足の裏が存在する。",
          "zh_text": "千春的脚底就在那里。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "足の指が長く、スラリとした足だ。全体が黄色でかかとは赤みがかっている。",
          "zh_text": "千春的脚趾比较长，脚形修长。整只脚掌都是黄色，脚跟略略带红。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "今の俺からみたら２６メートルはあろう巨大な素足だが、ふっくらと肉厚な足だ。",
          "zh_text": "从我的角度看来，是足足有26米的而且饱满肉厚的巨大素足。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "千春はそんな素足をブラブラさせながら楽しくおしゃべりしている。",
          "zh_text": "千春一边晃荡自己的光脚一边愉快地聊天。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "ただよく見ると、素足の裏には小さな人間が３人ほどこびりついている。",
          "zh_text": "不过仔细看的话，光脚的脚底有3个小人黏在上面。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "この足から数分前にどんなことが起きたのか大体想像できる。",
          "zh_text": "大致可以想像这只在脚在几分钟之前生了什么事。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "知宏\"今・・・千春に見つかったら大変だ。とりあえずロッカーの中に隠れよう。\"",
          "zh_text": "知宏 \"现在···被千春发现的话后果会很严重。总之，先躲到储物柜吧。\""
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "しかし、判断が遅かった。",
          "zh_text": "但是我太迟得出这个结论了。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "女子A\"あれぇ？さっきの虫じゃない？\"",
          "zh_text": "女A \"啊咧？是刚才的虫子，不是吗？\""
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "俺のことではないようだ。床に２人の小さな人間がうろちょろしている。",
          "zh_text": "好像不是我。我看到地板上有2个小人转来转去。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "女子A\"千春～。また踏んじゃいなよ！\"",
          "zh_text": "女A \"千春～可以再去踩哦！\""
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "千春\"え～。かわいそうだよ。\"",
          "zh_text": "千春 \"诶～真可怜哟。\""
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "そういって千春は立ち上がった。",
          "zh_text": "千春站起来了。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "地響きを立てながら、小さな人間の方へ歩き出す。",
          "zh_text": "一边发出地震般的响声，一边向小人的方向走去。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "俺は椅子の下から眺めているが、改めて千春の足は大きいと実感した。",
          "zh_text": "我从椅子下面眺望，再次感受到千春的脚很巨大。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "すると、千春は素足を振り上げ、無慈悲にも小さな人間たちに踏み下ろした。",
          "zh_text": "千春举起赤足，无情地踩往小人下去。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！　ブチブチっ・・・",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！　ブチブチっ・・・"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "あっけなく千春の足の下敷きになってしまった。",
          "zh_text": "就这様草草地消失在千春的脚底。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "千春\"最近虫多くない？やたら踏み潰している気がする・・・。\"",
          "zh_text": "千春 \"最近虫有点多，不是吗？踩碎了这么多还有···\""
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "女子A\"千春のおっきな足で潰された虫ってかわいそう！\"",
          "zh_text": "女A \"被千春那只大脚压死的昆虫还真是可怜！\""
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "千春\"え～！あんたがやれって言ったんじゃん！\"",
          "zh_text": "千春 \"唉~！要不然你去踩吧！\""
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "女子A\"その割には千春、楽しそうに踏み潰していたじゃん！あはははは！\"",
          "zh_text": "女A \"但相对来说，虫子比较喜欢被千春的脚踩死吧！啊哈哈哈哈！\""
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "俺は椅子の下から残酷な女子の会話を聞いた。",
          "zh_text": "我在椅子下面听到的女生们残酷的对话。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "かわいそうだよとか言いながら嬉しそうに踏み潰す。",
          "zh_text": "高兴地踩死虫子，太可怜了。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "女子ってこんなに怖いとは・・・。",
          "zh_text": "女生真可怕的・・・"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "さらに続きの会話を聞き、俺の背筋は凍りついた。",
          "zh_text": "继续的下去对话，听得我背脊发凉。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "女子B\"やっぱり虫も千春ちゃんの足が好きなんじゃない？だから近づくのよ。\"",
          "zh_text": "女B \"果然虫子也是因为喜欢千春酱的脚而靠近的吗？\""
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "千春\"だとしたら知宏みたい～。面白い～！\"",
          "zh_text": "千春 \"就像知宏一样。有趣～！\""
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "女子A\"知宏って・・・。Ｄ組の男子？あっ。そういえば千春と幼馴染なんだっけ？\"",
          "zh_text": "女A \"知宏是・・。D组的男子？说起来是千春你的幼驯染吧？\""
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "千春\"そうなの～。ここだけの話、知宏は女子の足が好きなの。\"",
          "zh_text": "千春 \"是的。只在这里说哦，知宏喜欢女生的脚。\""
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "女子B\"へぇ～。じゃあもし、さっきの虫が知宏だったら踏み潰しちゃう？足が好きなら喜ぶんじゃない？\"",
          "zh_text": "女B \"哎～那么，如果刚才踩碎的虫子是知宏呢？会因为恋足而高兴的吧？\""
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "千春\"そうだねぇ～。踏み潰してもいいかも♪\"",
          "zh_text": "千春 \"是啊～可以踩死他也不错呢。\""
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "女子A\"千春こわっ！幼馴染でも踏み殺しちゃうんだ～！あはははは！\"",
          "zh_text": "女A \"千春呀！幼驯染都可以踩杀呢～！啊哈哈哈哈！\""
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "し・・・信じられない。俺といるときはこんな残酷な女子じゃなかったはず。",
          "zh_text": "···难以置信。千春和我在一起的时候绝对不是这么残酷的女生。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "口調はおっとりとしている分、そのギャップに恐怖を感じた。",
          "zh_text": "语调文雅温和，这样的落差令我感到可怕。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "俺は一目散にロッカーを目指して走り出した。",
          "zh_text": "我是一溜烟地跑向更衣柜跑去。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "女子A\"あれ？さっき千春が座っていた椅子の下で何かが動いたような・・・。\"",
          "zh_text": "女A \"咦？刚才千春坐的椅子的下面好像有什么在动···\""
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "まずい！見つかったか！？",
          "zh_text": "糟了！被看到了吗！？"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "俺は脇目を振らずに走り出し、隙間からロッカーの中に潜入した。",
          "zh_text": "我一直跑，完全不敢回头看，从储物柜的缝隙中潜进去了。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "そして、柔らかく、紺のざらざらした布の中に隠れた。",
          "zh_text": "然后我藏在柔软藏青色的粗糙布当中。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "足音と地響きが大きくなる。おそらく千春が俺に近づいている。",
          "zh_text": "脚步声和地震声越变越大。我害怕千春的接近。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "頼むからロッカーは開けないでくれ！俺は祈った。千春は床を見渡した。",
          "zh_text": "我祈祷着。拜托了，请不要打开储物柜！这时千春在看地板。"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "千春\"何もいないよぉ～。気のせいなんじゃない？\"",
          "zh_text": "千春 \"什么也没有哟～错觉吧？\""
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "なんとかバレずに済んだ。しかし俺の隠れているこの布は温かい。",
          "zh_text": "勉强没有曝光。我躲藏在还面的布很温暖。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "女の子の匂いがほのかに香り、ぬくもりを感じる。俺は思わずこの巨大な布に抱きついた。",
          "zh_text": "既温暖，又有女孩那种淡淡的清香。我不由抱住了这块巨大的布。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "するとロッカーが開き、千春の声が聞こえた。",
          "zh_text": "柜子衬打开了，是千春的声音。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "千春\"そろそろ部活に行こうかな～。面倒くさいけど・・・\"",
          "zh_text": "千春 \"要开始部活动了吧。真麻烦，不过···\""
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "その瞬間、俺のいる布は激しく揺れた。俺は振り落とされまいとしがみついた。",
          "zh_text": "那一瞬间，我所在布猛烈摇晃。我不想被抖而落紧紧地抱着。"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "そして上空を見るとなんと千春の巨大なお尻がどんどん近づいている。まさかこの布・・・",
          "zh_text": "我看到上空千春巨大的屁股越来越接近。难道这块布是···"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "千春\"よしっ！着替え完了。\"",
          "zh_text": "千春 \"好！换装完毕。\""
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "女子A\"てかなんでバレーってブルマでやらなきゃいけないんだろう。ブルマはもう時代遅れよね。\"",
          "zh_text": "女A \"为什么打排球必须穿布鲁马做不行吧。布鲁马时代已经过去了呀。\""
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "なんと俺のしがみついていた布は、千春のブルマだった。",
          "zh_text": "我紧紧抓住的那块布竟然是千春的布鲁马。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "そして千春は小さな俺が居ることに気づかず、俺ごとブルマを穿いた。",
          "zh_text": "千春没有察觉到小小的我就把布鲁马穿上了。"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "千春の巨大なお尻に俺は食い込む。",
          "zh_text": "我深深陷入到千春巨大的屁股。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "背中はブルマのザラザラした感触とぬくもりに、前面は圧倒的な肉感を誇るお尻に包まれる。",
          "zh_text": "背上是布鲁马温暖和粗糙的触感，而前面被压倒性的肉感而自豪的屁股包围。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "圧迫されて苦しいものの、言葉にできない喜びを噛みしめていた。",
          "zh_text": "虽然被压很痛苦，但也在感受不能用言语的喜悦。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "しかし、ここから地獄が始まる。",
          "zh_text": "但是，这时地狱开始了。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "千春が駆け足で体育館に向かうとお尻は激しく揺れ、俺は前後左右にシェイクされる。",
          "zh_text": "千春全速地在体育馆内跑动，屁股在剧烈摇晃，我被逼跟着前后左右摇晃。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "俺は抵抗することはできず、千春のお尻に身も心も支配された。",
          "zh_text": "但我完全无法抵抗，身心都被千春的屁股支配。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "【体育館】",
          "zh_text": "【体育馆】"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "千春\"そぉ～れ！\"",
          "zh_text": "千春 \"是！！\""
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "千春をはじめ、多くの女子バレーボール部員が練習に打ち込んでいる。",
          "zh_text": "以千春为首，很多女子排球部员在埋头练习。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "体育館は蒸し暑く、汗を流しながら取り組んでいる。当然、千春のお尻も汗をかく。",
          "zh_text": "体育馆很闷热，她们一边流汗一边专心练习。当然，千春的屁股也在出汗。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "千春のブルマの中はまさにサウナ状態。練習が始まる前は天国のような状況だったが、今は違う。",
          "zh_text": "千春的布鲁马有如桑拿一様。练习开始前像天堂一样的状况了，但是现已经完全不同。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "俺は幼馴染のブルマの中でミイラになってしまうのか。",
          "zh_text": "我要在幼驯染的布鲁马内变成木乃伊了吗？。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "そんなことが頭をよぎった。しかし、災難は続く。",
          "zh_text": "这种事在脑海中闪过了。但是，灾难还在持续。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "千春\"あっ・・・。ミスしちゃった。\"",
          "zh_text": "千春 \"啊・・・失误了。\""
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "先輩\"しっかりしなさい！\"",
          "zh_text": "前辈 \"好好地练习！\""
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "バシィン！",
          "zh_text": "バシィン！"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "先輩部員がミスをした千春のお尻を叩いた。",
          "zh_text": "前辈因为千春的失误而打了她屁股一下。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "千春は痛そうな素振りを見せたが、もっと痛かったのは・・・",
          "zh_text": "千春露出了很痛的样子，但更痛的是・・・"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "知宏\"ぎゃあああああ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"啊啊啊啊啊！\""
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "凄まじい衝撃に俺は思わず絶叫する。",
          "zh_text": "因为可怕的冲击，我不由得大叫。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "千春\"えっ？今誰か叫んだの？\"",
          "zh_text": "千春 \"哎？现在在叫呀？\""
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "女子A\"千春！ボーッとしないで！前！前！\"",
          "zh_text": "女A \"千春！不要发呆！前面！前面！\""
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "千春\"えっ？きゃぁ！\"",
          "zh_text": "千春 \"哎？呀！\""
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "千春\"イタタタタ・・・。\"",
          "zh_text": "千春 \"阿···\""
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "先輩\"千春、集中！\"",
          "zh_text": "前辈 \"千春，集中精神！\""
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "千春は先輩のスパイクを受け止めることができず、尻餅を付いた。",
          "zh_text": "千春接不住前辈的扣杀，而屁股着地摔倒了。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "知宏\"あ・・・危なかった。\"",
          "zh_text": "知宏 \"啊···真危险呀。\""
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "なんと俺は無事だった。",
          "zh_text": "我竟然平安无事。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "先ほど千春が先輩部員にお尻を叩かれたことによってお尻がプルンと揺れ、その時に俺はブルマの隙間から外に出ていた。",
          "zh_text": "刚才千春的先辈打了千春屁股一下所造成的冲击，令我慢慢从布鲁马的缝隙往外掉。"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "もし先輩部員が千春のお尻を叩いていなかったら俺は千春のお尻によってミンチにされていたのかもしれない。",
          "zh_text": "如果前辈没有打千春的屁股的话，我就会被千春的屁股压成肉末。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "なんとか千春のブルマから脱出し、体育館の床に着地した。",
          "zh_text": "总算逃离了千春的布鲁马，在体育馆地板上着陆。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "しかし、ブルマの中にいたほうが安全だったのかもしれない。",
          "zh_text": "但是，说不定布鲁马内还比较安全。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "ズシィィン！ドスゥゥン！ドシィィン！",
          "zh_text": "ズシィィン！ドスゥゥン！ドシィィン！"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "俺の周りに次々と女子バレーボール部の足が振り下ろされる。",
          "zh_text": "女子排球部员的脚相继在我的四周挥落。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "蟻みたいな俺に気づくはずもなく激しく動き回っている。",
          "zh_text": "她们正在进行激烈的运动，应该不会发现像蚂蚁一様的我。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "ズシィィン！ドスゥゥン！ドシィィン！",
          "zh_text": "ズシィィン！ドスゥゥン！ドシィィン！"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "女子生徒が飛び跳ねたり走ったりするだけで凄まじい震動が俺を襲う。俺は二転三転する。",
          "zh_text": "女学生的跳跃和跑所造成的猛烈震动向我袭来，我被震得颠三倒四。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "まるでホコリのように。ついに上空にはシューズの靴底が見える。そして俺に接近する。",
          "zh_text": "有如微不足度的尘埃一样。突然看到上空有巨大的鞋底向我接近。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "ついに俺の人生も終わりか・・・。",
          "zh_text": "我的人生要结束了吗···"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "知宏\"ぐはぁっ！・・・・・・助かったのか？さっきの風はなんだったんだ？\"",
          "zh_text": "知宏 \"哇啊！・・・・・・得救了吗？刚才的风是什么啊？\""
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "どうやら体育館の隅にある巨大扇風機の風によって、俺は踏み潰される前に吹き飛ばされたようだ。",
          "zh_text": "体育馆的角落的巨大风电风扇在我被踩到前把我吹跑了。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "九死に一生を得るとはこういうことだ。",
          "zh_text": "简直是九死一生。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "部長\"集合！\"",
          "zh_text": "部长 \"集合！\""
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "ズシィィン！ズシィィン！ドシィィン！",
          "zh_text": "ズシィィン！ズシィィン！ドシィィン！"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "部員たちは部長のもとへ走っていく。幸いにも俺の反対側に集合した。",
          "zh_text": "幸亏成员们都跑过去在运动场另一侧的部长身边的集合。"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "このスキに俺は体育館の隅に身を隠した。",
          "zh_text": "我籍着这个机会在是体育馆的角落里藏起来。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "千春の巨大でムレムレのお尻に圧迫され、巨大な部員たちに踏み潰されかけ、俺は身も心もクタクタだ。",
          "zh_text": "被千春巨大的屁股压迫，差点被巨大的队员们踩死，我身心都筋疲力尽。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "まず水が飲みたい。体育館の隅で大の字になって寝転んだ。かなり涼しい・・・。",
          "zh_text": "想喝水。我在体育馆的角落里大字体仰面躺下。很凉快・・・"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "どっと疲れが出て強い睡魔に襲われた。",
          "zh_text": "因为疲劳被而强烈的睡意袭击。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "女子生徒が歩くたびに起こる地響きが今は心地よく感じ、眠りに落ちた。",
          "zh_text": "女生走路的产生的地震声现在带给我愉快的感觉，我慢慢睡着。"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "【縮小研究部の秘密】",
          "zh_text": "【缩小研究部的秘密】"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "\"起きるんだ！\"",
          "zh_text": "\"起床了！\""
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "俺は誰かに起こされた。ここはどこだ？",
          "zh_text": "我被谁叫醒了。这里是哪里？"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "直也\"体育倉庫だよ。危ないじゃないか！体育館の隅で寝転ぶなんて・・・\"",
          "zh_text": "直也 \"体育仓库。在体育馆的角落横卧是很的危险！\""
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "知宏\"直也！なんでここに・・・。というか直也も小さくなったのか。\"",
          "zh_text": "知宏 \"直也！为什么在这里・・・。或者说直也你也变小了？\""
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "直也\"そうだよ。これは縮小研究部の仕業なんだ。\"",
          "zh_text": "直也 \"是啊。这是缩小研究部干的好事啊。\""
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "知宏\"縮小研究部？なんだそれ？\"",
          "zh_text": "知宏 \"缩小研究部？那是啥？\""
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "直也\"最近、男子の欠席が目立つだろ？あれは、縮小研究部によって体を小さくされたんだ。\"",
          "zh_text": "直也 \"最近，男生都突然缺席了吧？那是被缩小研究部缩小了。\""
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "知宏\"そうだったんだ・・・。でも誰が？\"",
          "zh_text": "知宏 \"是啊・・・但是是谁这様做？\""
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "直也\"部員は全員で30人くらいいるみたいだ。その中の一人が優香さんだよ。僕たちのクラスの学級委員。\"",
          "zh_text": "直也 \"成员全体有30人左右。其中一个是优香。我们班的班代。\""
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "俺はハッとした。あのお菓子を食べたことによって小さくなった。あれは優香の仕業だったのか。",
          "zh_text": "我惊呆了。就是吃了那个点心而变小的。那是优香干的好事。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "直也\"実は縮小研究部の部室に縮小解除装置があるんだ。そこにいけば僕たちは元の大きさに戻ることができるよ。\"",
          "zh_text": "直也 \"其实缩小研究部的部室有缩小解除设备。去那里的话我们可以回到原来的大小啊。\""
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "知宏\"部室はどこにあるんだ？\"",
          "zh_text": "知宏 \"部室在哪里？\""
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "直也\"分からない・・・。だけど、部員全員が部室の鍵を持っていることがわかった。だから今から僕は部員から鍵を盗みに行くよ。\"",
          "zh_text": "直也 \"不知道···但是，所有成员都有部室的钥匙。所以从现在开始我要从队员身上去偷钥匙。\""
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "知宏\"よし！俺も一緒に行くぞ・・・。う・・・。\"",
          "zh_text": "知宏 \"好！我也要一起去······\""
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "突然襲うめまい。体が思うように動かない。",
          "zh_text": "突然感到很头晕。身体不能随心所欲地动。"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "直也\"巨大な女子に何かされたのかな？普段はなんともないことでも小さくなると体力を使うからね。ゆっくり休んでいるといいよ。\"",
          "zh_text": "直也 \"被巨大的女子做了什么吗？平时没有变小，也会消耗很多体力。好好休息吧。\""
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "知宏\"でも一人だと大変じゃあ・・・。\"",
          "zh_text": "知宏 \"但是一个人的话，非常···\""
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "直也\"巨大な女子に対して小さい人間の集団なんて意味がない。大丈夫だよ。僕は小さくなってから2週間経つんだ。だいぶこの体に慣れてきた。だから知宏くんはここから動かないでね。\"",
          "zh_text": "直也 \"对上巨大女生有多少个小人也是根本没有意义。没事的。我已经缩小了2个星期。这个身体已经习惯了。所以知宏君待在这里不要动啊。\""
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "知宏\"わかった・・・。くれぐれも無茶はしてくれるなよ。\"",
          "zh_text": "知宏 \"明白了・・・。千万不要乱来了啊。\""
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "直也\"大丈夫だよ。絶対に戻ってくる！約束だ！\"",
          "zh_text": "直也 \"没事的。绝对会回来的！没你约好的！\""
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "【廊下―直也編―】",
          "zh_text": "【走廊―直也编―】"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "午後7時を回った。ほとんどの生徒は下校するが、縮小研究部の部員はこの時間でも活動をする。",
          "zh_text": "超过了晚上7时。大部分的学生都已经放学回家,不过缩小研究部的成员利用这个时间进行活动。"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "それは僕たち小さな人間を捕獲するためだ。",
          "zh_text": "那是为了捕获我们小人。"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "主な活動は小さな人間を踏み潰したりおもちゃにしたりすることを楽しむことだ。",
          "zh_text": "主要的活动是享受踩杀小人的快感或者当成玩具。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "もちろん周りにばれないように。",
          "zh_text": "当然，千万不要让四周的人发现。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "地響きを立てながら女子生徒たちが廊下を闊歩する。すると、下を見ながら歩く女子生徒を見つけた。",
          "zh_text": "巨大的女生在走廊大步前进造成看大的声音。所以一下子就可以找到女学生。"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "直也\"あの女子は縮小研究部員だな。\"",
          "zh_text": "直也 \"那个女生是缩小研究部的人员啊。\""
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "僕は廊下の隅にある柱の後ろに隠れた。",
          "zh_text": "我躲在走廊的角落支柱的后面。"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "だんだん足音が大きくなってくる。あのおかっぱ頭で丸いメガネをかけた女子は希だ。",
          "zh_text": "脚步声渐渐大起来。那个短发圆眼镜女生是希。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "縮小研究部の書記・会計を務めている幹部の一人だ。希は、近くのベンチに腰をかけた。",
          "zh_text": "一个人担任缩小研究部的书记、会计、干部的。希在附近的长凳上坐了下来。"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "希\"ほえぇ～。今日はちび人間をどうしよっかな～。素足で踏み潰そっかなぁ～。素足の下でブチブチって潰れる感触がたまらないのよねぇ～。今から楽しみぃ～\"",
          "zh_text": "希 \"哦哦～。今天要怎様对付小人类啊～用赤脚踩死吧～用赤脚下踩下去踩到崩溃的感触，真的受不了啊～现在开始享受吧～\""
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "希は小さくなった男子をどのようにいじめようか考えている。僕はチャンスだと思って希の足元へ走り出し、上履きを眺めた。・・・・・・ものすごく巨大だ。周りは黒ずんでいる。僕はこの上履きから希の足を登り始めた。希は体育着にブルマ姿だ。鍵を隠しているとしたら・・・やはりあそこだろうか？そんなことを考えながら希の足を登っているとちょうど膝の裏に着いた。",
          "zh_text": "希在考虑如何欺负变小了的男生吧。这个是大好机会，我跑去希的脚下，凝视室内鞋・・・・・・非常巨大。四周很黑。我从室内鞋开始爬上希的脚。希穿的是布鲁马。钥匙的话···还是在那里吧？我一边想一边爬到希的膝盖背面。"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "希\"ひゃっ！なんか膝の裏がムズムズするぅ～。\"",
          "zh_text": "希 \"呀！有什么呀，膝盖痒痒的。\""
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "直也\"しまった！うわあぁぁぁ！\"",
          "zh_text": "直也 \"了！哇啊啊啊啊啊啊啊啊！\""
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "希の巨木のような指に僕は摘まれた。凄まじい圧力がかかり、体中がきしむ・・・。",
          "zh_text": "希的大树一样的手指把我夹起来了。好可怕的压力，身体都在吱吱作响・・・"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "希\"ちび人間じゃん！なんで私の膝の裏にいるのよぉ～。\"",
          "zh_text": "希 \"小人啊！为什么要在我膝盖的背面哟～\""
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "僕の目の前に希の巨大な唇。吸い込まれそうだ。希はにこりとして僕に話しかける。",
          "zh_text": "在我眼前是希巨大的嘴唇。我快要被说话时的气息吸进去了。希还是在笑着和我搭话。"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "希\"きみぃ～。絶対になにか企んだでしょ～？私の足を登るなんて・・・。そんなおちびちゃんには今ここでお仕置きしちゃいますぅ～。\"",
          "zh_text": "希 \"你～绝对有什么企图的吧？爬上我的脚。我现在就要在这里惩罚小人酱的说～\""
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "希は立ち上がり、僕をベンチに落とした。",
          "zh_text": "希站起来，把我丢在长凳上。"
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "仰向けになっている僕の上空には、巨大な紺のブルマが存在する。",
          "zh_text": "我仰望上空只有看到巨大的藏青色布鲁马的存在。"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "ゴオオォォォォォォォォ！",
          "zh_text": "ゴオオォォォォォォォォ！"
        },
        {
          "id_line": 348,
          "ja_text": "轟音と共に巨大なブルマのお尻が僕に近づいてくる。僕は逃げようにも恐怖で体が凍りついてしまった。潰される！あたり一面がブルマのお尻だ。",
          "zh_text": "轰鸣声和巨大的布鲁马包着的屁股一同向我接近。我想逃走却因为恐惧而不能动了。要被捣碎了！眼前全是布鲁马包着的屁股。"
        },
        {
          "id_line": 349,
          "ja_text": "直也\"こんなところで死ぬわけには行かない！知宏くんに絶対帰ると約束したんだ。うわあぁぁぁ・・・\"",
          "zh_text": "直也 \"不能了够在这种地方死去！和知宏君约定好要绝对回去的。哇啊啊啊啊……\""
        },
        {
          "id_line": 350,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅぅぅん！　ぶちっ・・・",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅぅぅん！　ぶちっ・・・"
        },
        {
          "id_line": 351,
          "ja_text": "直也は圧倒的な質感を誇る希のお尻に押しつぶされてしまった。",
          "zh_text": "直也被希那压倒性的质量的屁股压死。"
        },
        {
          "id_line": 352,
          "ja_text": "希\"気持ちいいぃ～。ちび人間をお尻でぺちゃんこにするのもいいわねぇ～。よぉし！今日はちび人間たちを私のお尻で潰しちゃうぞぉ～！\"",
          "zh_text": "希 \"心情好舒畅。用屁股压扁小家伙人也不错啊。好！今天是都用我的屁股磨碎小人吧！\""
        },
        {
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          "ja_text": "希はお尻を左右に揺すり、直也は跡形もなくなってしまった。",
          "zh_text": "希在左右摇动屁股，直到直也的痕迹也完全消失。"
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          "ja_text": "そして、ベンチのシミになって人生に幕を閉じた。",
          "zh_text": "成为长凳的色斑，他人生上闭上了幕。"
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          "ja_text": "【体育館の倉庫―知宏―】",
          "zh_text": "【体育馆的仓库―知宏―】"
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          "ja_text": "直也が体育館を出てから２０分は経っただろう。",
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          "ja_text": "知宏\"やっぱりじっとしてられない。直也にもしものことがあったら大変だ。\"",
          "zh_text": "知宏 \"果然不可以一直待在这里。直也如果遇上麻烦的话该怎么办。\""
        },
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          "ja_text": "俺はクタクタになった体にムチを打ち、体育館の倉庫から出た。",
          "zh_text": "我拖着筋疲力尽的身体，从体育馆的仓库出来。"
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          "ja_text": "知宏\"誰もいない体育館は静かで不気味だな～。ここでさっきまで女子バレーボール部が活動していたんだ。\"",
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          "ja_text": "広い体育館の中でポツンと蟻みたいな俺が立っている。",
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          "ja_text": "ところが一人の女子生徒が体育館に忘れ物を取りに来たようだ。",
          "zh_text": "然而，一个女学生来体育馆来取忘拿的东西。"
        },
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          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
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          "ja_text": "その女子生徒は地響きを立てながら俺をまたぎ、床にあったタオルを手にとった。",
          "zh_text": "那个女子学生踩在地上发出巨大的响声，然后跨过了我，拿起在地板上的毛巾。"
        },
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          "ja_text": "女子\"さてと。私も早くお風呂に入ろっと♪\"",
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          "ja_text": "この学校には部活でかいた汗を流すための小さな風呂場がある。",
          "zh_text": "这所学校为了照顾运动社团而设有小浴室。"
        },
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          "ja_text": "せっかく小さな体になったのだ。女子風呂を覗いてみたい・・・。",
          "zh_text": "好不容易变小了。要女子浴室窥视一下···"
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          "ja_text": "こんな状況にもかかわらず思春期の男子は欲望に負けてしまう。",
          "zh_text": "这个状况下，无论那一个思春期的男生也会输给自己的欲望呀。"
        },
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          "ja_text": "今は部活を終えた女子生徒たちがワイワイと夕飯を食べている頃だろう。",
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        },
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          "ja_text": "そこでお腹を満たしたい。",
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          "ja_text": "しかしやはり直也のことも心配だ。",
          "zh_text": "但还是很担心直也。"
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          "ja_text": "知宏\"さて・・・。これからどうするか・・・。\"",
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        },
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          "ja_text": "③普通の女子高生たち",
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        },
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        },
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        },
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          "ja_text": "縮小研究部書記・会計の希のお尻に潰されたのだ。",
          "zh_text": "他被希，缩小研究部书记、会计，的屁股摧毁了。"
        },
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          "ja_text": "とにかく周りに誰もいないことを確認し、床に降りて廊下を走り出した。",
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          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
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          "ja_text": "女子生徒が地響きを立てて俺に近づいてくる。目の前には素足に上履きを履いた巨大な足が君臨する。",
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          "ja_text": "そして巨大な上履きが俺に迫る！俺は死に物狂いで走り出した。",
          "zh_text": "巨大的室内鞋向我逼近！我拼命地往前跑。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "なんとか回避できた。しかし、再び俺の上空には上履きがセットされる。",
          "zh_text": "勉强回避了。但是鞋子再次在我的上空出现。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "優香\"踏み潰すわ！\"",
          "zh_text": "优香 \"被踩死吧！\""
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！ズドォォォォン！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！ズドォォォォン！"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "優香の踏みつけ攻撃は勢いを増す。",
          "zh_text": "优香踩得更用力。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "優香は蔑んだ表情で俺を見下しながら踏み潰そうと上履きを踏み下ろす。",
          "zh_text": "优香满满是蔑视的表情，俯视着被室内鞋踩得溃不成军的我。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "知宏\"はぁはぁ・・・。もうだめだ。疲れて体が動かない・・・。\"",
          "zh_text": "知宏 \"哈哈・・・已经不行了。太疲惫，身体动不了・・・。\""
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "俺は思わず膝をついてしまった。見上げると巨大な靴底が俺の視界を覆う。",
          "zh_text": "我不禁跪下来。仰望巨大的鞋底覆盖我的视野。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして徐々に近づいてくる。",
          "zh_text": "在慢慢靠近。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "俺はあの黒ずんだ上履きに潰される！",
          "zh_text": "我要成为黑黑的鞋底上另一块黏着的污渍！"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "命の終わりを悟った俺は目をつむった。",
          "zh_text": "领悟到生命要结束时，我闭上了眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！！"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "優香が踏み下ろした風圧で俺は吹き飛ばされた。",
          "zh_text": "我被优香巨大的脚踩下来时造成的风压吹跑了。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "優香\"情けないわねぇ～。本当は踏み潰しても良かったけど、今は生かしてあげる。感謝しなさい！\"",
          "zh_text": "优香 \"好可怜啊～我本来可以一脚踩死你的，我现在先留你一命。感谢我吧！\""
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "どうやら優香は、俺の真横に上履きを踏み下ろしたようだ。",
          "zh_text": "优香的鞋子在我的侧面踩下来。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "優香のかかとを踏んだ上履きが俺の目の前に存在する。",
          "zh_text": "优香那踩着鞋后跟的脚后就在我的眼前。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "上履きのかかとが見事にぺちゃんこだ。俺は優香のかかとに見とれていた。",
          "zh_text": "鞋后跟被狠狠地压扁了。我看优香的强大的脚后看得陶醉。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "優香\"また私の足をジロジロ見て～。蟻みたいな知宏を上履きの中にいれて履き潰してあげようか？きゃはははは！\"",
          "zh_text": "优香 \"又一直盯着我的脚。蚂蚁一样的知宏想被我压死在室内鞋里吧？好呀！\""
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "優香は高笑いしながらオレンジ色の液体を俺にかけた。",
          "zh_text": "优香一边大笑一边向我淋上橙黄色的液体。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "知宏\"何をするんだ！・・・・・・？なんだか力が湧き出てくる。\"",
          "zh_text": "知宏 \"干什么！・・・・・・？总觉得力量涌出来了。\""
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "優香\"オレンジ色の液体はエネルギーの液体。ちび人間はすぐに疲れちゃうから、この液体をかけて体力を復活させるのよ。そのほうが踏み潰しがいがあるし！\"",
          "zh_text": "优香 \"橘子色的液体是能量回复剂。小人因为很容易会累，浇上这种液体，体力马上就恢复。这様踩死在脚下才是有意义！\""
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "知宏\"うわぁぁぁ！今度は丸太みたいな指が！\"",
          "zh_text": "知宏 \"哇啊啊啊啊啊啊啊！这次是巨木一样的手指！\""
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "優香は俺を摘んで、胸ポケットに入れた。",
          "zh_text": "优香把我摘起来，放到胸前口袋。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "優香\"そろそろ午後８時になるわ。楽しい楽しいゲームの時間よ！\"",
          "zh_text": "优香 \"马上就到晚上8点了。是开心快乐的游戏时间哦！\""
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "知宏\"おいっ！俺をどこに連れて行くんだ。それと直也はどこに？\"",
          "zh_text": "知宏 \"喂！你要把我带他去哪里。还有直也在哪里？\""
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "優香\"うるさいわね！黙ってなさい！\"",
          "zh_text": "优香 \"吵死了！安静点！\""
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "優香はワイシャツの胸ポケットを俺ごと指で押し付けた。",
          "zh_text": "优香用手指把我推进了衬衫的胸口袋。"
        },
        {
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          "ja_text": "ワイシャツ越しであるが、優香の胸のやわらかい感触を味わった。",
          "zh_text": "透过薄薄的衬衫，可以品尝到优香的胸部柔软的触感。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして、俺をどこかに連れて行った。",
          "zh_text": "但我到底会去被带到哪里呢？"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "【優香の部屋・午後８時００分】",
          "zh_text": "【优香的房间・晚上８时００分】"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "優香\"さぁ！床に降りなさい！\"",
          "zh_text": "优香 \"来吧！到地板来上吧！\""
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "優香は俺をつまみ、床へ落とした。",
          "zh_text": "优香把我掉到地板上。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "１６０ｍの高さから落下したわけだが、体が小さい分、衝撃は少なく済んだ。",
          "zh_text": "我从160米的高度掉下来，不过因为身体小，冲击也小了。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "俺は周りを見渡すと驚きを隠せなかった。",
          "zh_text": "我惊讶地环顾四周。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "制服姿の男子が100人はこの部屋にいるだろう。",
          "zh_text": "还有100个身穿制服的男生在这个房间。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "部屋というより、一つの教室だ。",
          "zh_text": "说是房间，不如说是一个教室。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "ところでこの学校に優香専用の部屋なんてあったのか。",
          "zh_text": "话说回来，这不会是学校优香专用的房间吧。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "俺は疑問に思った。ふと優香のいる方を見ると、机で誰かと話をしている。",
          "zh_text": "我心中还有很多疑问。优香突然对着桌子上某个上说话。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "優香\"さすがの私も女子を踏みつぶそうとは思わない。だけど、あんたは勉強もスポーツもできて、彼氏もいる。あんたの存在が気に食わなかったから小さくしたのよ。\"",
          "zh_text": "优香 \"我也不想踩死女生的。不过你是学习好和体育也很好，又有男朋友也。把妳缩小之后的变得顺眼多了啊。\""
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "なんと小さくした女子と話しかけているようだ。",
          "zh_text": "是和一个缩小女说话。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "優香の嫉妬深さに俺は背筋を凍らせた。女子って怖いな・・・。",
          "zh_text": "优香的深深的嫉妒令我背脊发凉。女生真是可怕・・・"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "女子\"お願い優香！やめて！床には男子がいるんでしょ？\"",
          "zh_text": "女子 \"拜托妳，优香！不要！地上的都是男生吧？\""
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "優香\"うるさい！生かしてやってるだけありがたく思いなさい！さぁその制服を脱ぎなさい！\"",
          "zh_text": "优香 \"不要吵！妳还活着就应该要感谢我了！首先把制服脱掉！\""
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "女子\"・・・・・・やだ。男子のいるところで裸になりたくない！\"",
          "zh_text": "女子 \"・・・・・・我不要在男生的面前脱！\""
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "優香\"強情なやつね！じゃあこうしてやる！\"",
          "zh_text": "优香 \"真顽固啊！那么只好这样做了！\""
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "女子\"そんな！いやあぁぁぁ！\"",
          "zh_text": "女子 \"不要这样！啊啊啊啊啊啊啊啊啊！\""
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "なんと、小さい女子の制服を優香の爪で破り捨てた。",
          "zh_text": "呀，缩小女的制服被优香的手撕破扔掉了。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "さらに、ブラジャーやパンツも容赦なく脱がしていく。その女子は素っ裸になった。",
          "zh_text": "文胸和内裤也毫不留情地脱了下去。一瞬间就把那个女生脱光光。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "女子\"いやあぁぁぁ！恥ずかしい・・・。\"",
          "zh_text": "女子 \"啊啊啊啊啊！好害羞的・・・\""
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "優香\"なんてかわいいか・ら・だ！スリーサイズは何ミリですかぁ～？きゃははは！\"",
          "zh_text": "优香 \"好可爱哦！不知道三围是几毫米呢～？哈哈哈！\""
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "優香は蔑んだ表情でその女子を見下ろし、満足げに笑った。",
          "zh_text": "优香蔑视着那个女生，一脸满意的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "そして、ピンセットを使って、その女子に新しい服を着せた。",
          "zh_text": "然后优香用镊子递给那个女子新衣服。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "優香\"さすがの私も鬼じゃない！裸のままだとかわいそうだから服を着せてやったわ！\"",
          "zh_text": "优香 \"我也不是这那无情！光秃秃怪可怜的，把衣服穿上吧！\""
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "女子\"服って・・・。これお人形さんの服じゃない！？私はお人形さんじゃないのよ！\"",
          "zh_text": "女子 \"这衣服是・・这是洋娃娃的衣服吧！？我又不是洋娃娃！\""
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "優香\"ちっちゃいくせに強情ね。ちょっとお仕置きが必要みたい。\"",
          "zh_text": "优香 \"这么小，还这倔强啊。看来需要点惩罚。\""
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "女子\"いやあぁぁぁ！\"",
          "zh_text": "女子 \"啊啊啊啊啊啊啊啊！\""
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "イラついた優香はドレスをまとった小さな女子をデコピンで吹きとばした。",
          "zh_text": "优香用力地把穿着礼服的缩小女吹跑了。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "どうやら気絶してしまったようだ。",
          "zh_text": "那个女生在桌子上晕倒。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "その姿を見て優香は不敵の笑みを浮かべ、俺たちのところへ地響きを立ててやってきた。",
          "zh_text": "优香一脸优越的微笑，向我们走来，巨大的脚步声回响不断。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "なんと優香は上履きを脱いでいる。足の指がスラリと長く、全体的に肉付きが良い。",
          "zh_text": "如何优香脱去室内拖鞋。脚趾修长，整体来说胖瘦程度刚刚好。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "時折見せる足裏は赤みがかっており、ふっくらと柔らかそうな感触だ。",
          "zh_text": "脚掌泛红，看起来是松软和柔和触觉。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "また、汗をかいているのか少し湿っており、ところどころにホコリがこびりついている。",
          "zh_text": "稍微有点出汗湿润，似乎因为之前一直裸足穿鞋子，到处都有鞋垫掉出来的粿粒细线黏着。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "大きさは全長２４から２５ｍぐらいだろうか。身長の割に足は大きめだ。",
          "zh_text": "全长有24~25m左右吧？以她的身高来说，脚的比例果然还是有点大。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "だから上履きがきつくてかかとを踏んづけているのだろう。",
          "zh_text": "因此室内鞋不合脚而只好紧紧踩住鞋后跟吧。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "俺は思わず優香の足裏の虜になっていたが、優香の発した言葉で我に返る。",
          "zh_text": "我的心被优香的脚的虏走了,不过，优香接下来的发生把我拉回现实。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "優香\"さぁちび人間ども！私と鬼ごっこをやりましょう！\"",
          "zh_text": "优香 \"小人们！和我玩捉迷藏吧！\""
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "今の俺の100倍もの大巨人と鬼ごっこなんて逃げきれるわけがない！俺たちはざわざわし始めた。",
          "zh_text": "与现在是我们100倍大小的巨人玩捉迷藏是绝对不可能逃得掉！我们开始人声嘈杂。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "すると・・・",
          "zh_text": "但是・・・"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅぅん！！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅぅん！！"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "優香が勢いよく素足を踏み下ろしたことによって、周辺の人たちは吹き飛ばされた。",
          "zh_text": "优香用力地把素足踩下来，周边的人都被吹跑了。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "優香\"まだ話は終わっていないわ！私が鬼になる。お前たちちび人間100人が逃げるの。ただし、タッチするなんて甘いことはしないわ！この大きな素足で踏み潰してあげる♪それを避けながら逃げなさい。あっちを見なさい！\"",
          "zh_text": "优香 \"话还没有讲完哦！我当鬼。你们100个小人逃跑。但是摸我之类这种色色的不可以做啊！而我会用巨大的裸足踩死你们♪一边避开一边逃走吧。请看那边！\""
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "優香は部屋の扉を指差した。一つしかない扉は全開だ。",
          "zh_text": "优香是房间的门手指着。只有一个门全开。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "優香\"あの扉から脱出すればお前たちの勝ち。私に踏み潰されたりしたらお前たちの負け。あはははは！面白いでしょ～。スリル満点！じゃあ～、今から15秒数えるから好きなだけ逃げ回りなさい！い～ち！\"",
          "zh_text": "优香 \"如果你们可以从这个门逃出去的话，就是你们的胜利。我被踩中的话，自然是你们输了。啊哈哈哈哈！有趣吧。惊险度满分哦！那么，现在开始数15秒，随便你们跑到哪都可以！开～始！\""
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "優香が目をつむり、数え始めた。小さな人間たちはかく乱したアリンコのように逃げ回る。",
          "zh_text": "优香闲上眼睛，开始倒数。很多小人都在乱奔鼠窜。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "自分の命が脅かされると知り、悲鳴や叫び声を上げる者もいる。",
          "zh_text": "也有因为自己的生命受到威胁，而悲鸣和尖叫的人。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "俺も逃げようとしたが、冷静に考えた。",
          "zh_text": "我一边逃一边冷静地思考。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "あのドSな優香のことだ。数え終わったらまずは扉へ向かい、出口を塞ぐであろう。",
          "zh_text": "那个这么S的优香。首先会去把门堵住吧。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "ということは、扉から離れ、何かに隠れたほうがよさそうだ。",
          "zh_text": "就是说，要尽量远离门口的地方躲起来。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "俺は迷わずベッドの下で身を隠そうと走り出した。全速力で走ってもなかなかベッドに近づかない。",
          "zh_text": "我毫不犹豫的跑到床边，躲在床下底。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "優香\"１４！１５！よしっ！じゃあ鬼ごっこスタート♪何匹生き残ることができるかなぁ～！\"",
          "zh_text": "优香 \"14！15！好！捉迷藏开始了♪不知道有几只可以生还呢～！\""
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "知宏\"くっ！始まったか！優香は・・・。やっぱり！\"",
          "zh_text": "知宏 \"吓！怎么突然就14，15....要开始了吗！优香果然是・・・！\""
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "優香は扉へ向かって走り出す。進行方向にいたちび人間３人が、無残にも優香の素足に踏み潰された。見事に足裏にこびりついたが優香は気づいていなかった。そして、出口で仁王立ちをし、逃げ惑うちび人間たちを見下す。",
          "zh_text": "优香向门那边跑过去。在跑的同时踩到了3个人，他们被优香的素足踩得渣也没有。连优香也没有注意到他们黏在自己漂亮脚底。然后在门口盘起双手，双腿叉开，站在人人前，有一种高傲的眼神看着乱窜的人。似乎很享受自己是巨人。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "優香\"ばぁか！そう簡単に逃げられるわけ無いでしょ！私の足元にざっと１０匹かな。さぁ踏み潰してあげるわ！アリンコみたいに惨めに死になさい！\"",
          "zh_text": "优香 \"啊？！不会有游戏这么简单就可以逃出去吧？！在我的脚下，大约10只吗。那么，要踩了哦！凄惨地死吧！\""
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "\"ぎゃぁぁぁ！\"",
          "zh_text": "\"哇啊！\""
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "\"わぁぁぁぁ！\"",
          "zh_text": "\"哇啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊！\""
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！ブチブチ！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！ブチブチ！"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "優香の巨大な素足の下で無残にも潰れる人間たち。",
          "zh_text": "优香的巨大的赤足无情地压碎小人。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "だが、優香の素足は再び振り上げ、ちょこまかと動くちび人間たちに振り下ろす。",
          "zh_text": "优香赤足又举起来，小人们四处乱窜。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "ちび人間周辺が素足の影に覆われ、ふっくらとした素足が着地する。",
          "zh_text": "小人的周边都被有光脚的影子覆盖，柔软的光脚着陆了。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！ブチブチ！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！ブチブチ！"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "どしいぃぃぃん！ブチブチ！",
          "zh_text": "どしいぃぃぃん！ブチブチ！"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "優香がゆっくりと素足を持ち上げると、床にはシミと化した人間が、足裏には変わり果てた人間がこびりついている。",
          "zh_text": "优香，慢慢地拿起光脚，地板有化为斑点的小人，而脚掌也有黏着面目全非的小人。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "優香はその足裏を眺めて不敵な笑みを浮かべた。",
          "zh_text": "优香眺望那个脚掌，脸上带有充满快感的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "優香\"やっぱりちび人間は素足で踏み潰すに限るわ！プチプチ潰れる感触がたまんないのよねぇ～。\"",
          "zh_text": "优香 \"还是把小人素足踩死最好啊！就像踩爆气泡纸上的泡纸的感觉，啊，好爽，忍不住了～\""
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "途中まで出口に向かっていたちび人間たちが恐怖を覚え、引き返した。",
          "zh_text": "在跑去出口中途的小人因为恐惧而。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "その姿を優香は見下す。",
          "zh_text": "优香用轻视的眼神看着折返的身影。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "優香\"なぁんだ！出口から離れるってことは、私と鬼ごっこを楽しみたいってことね！可愛いおちびちゃんたち♪\"",
          "zh_text": "优香 \"小人呀！从出口离开，才是和我捉迷藏的乐趣！可爱的小人酱♪\""
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "地響きが大きくなる。それは死を連想させる。",
          "zh_text": "地震的声音变大了。那是让人联想到死亡的声音。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "恐怖で足がすくんだちび人間たちは次々と優香の素足で踏みつぶされていく。",
          "zh_text": "吓得两腿发软的小人纷纷被优香的裸足踩烂。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "一人、また一人と虫けらのごとく潰されていく。",
          "zh_text": "一个又一个微不足道的小人被摧毁了。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "俺はベッドの下から覗いていたが、恐怖で体が震えていた。",
          "zh_text": "我是在床底下面窥视着，全身因为恐怖而发抖。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "優香\"あはははは！逃げてる逃げてる！でもね。私の一歩は大きいんだから！\"",
          "zh_text": "优香 \"啊哈哈哈！逃吧逃吧！但是呢，我的一步比你的一步大很多哦！\""
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "優香が素足を振り上げると、あっという間に天井は暗くなり、巨大な足裏が振り下ろされる。",
          "zh_text": "优香是光脚抬起，小人天花板转眼就变暗了，巨大的脚掌踩下去。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "ドシィィィィィン！！ぶちっ・・・",
          "zh_text": "ドシィィィィィン！！ぶちっ・・・"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "また数人が優香の素足によってぺちゃんこになっていった。",
          "zh_text": "又有几个人被优香赤脚压瘪了。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "もう十何人が優香の素足にこびりついたのだろう・・・。",
          "zh_text": "已经有十几个人黏着在优香的素足上・・・"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "優香はどんどんベッドに近付いてくる。",
          "zh_text": "优香走到床边。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "優香\"ちょっと休憩しようかしら。\"",
          "zh_text": "优香 \"稍微休息一下吧。\""
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "にやりとした優香はベッドに腰掛けようとした。",
          "zh_text": "优香正要坐到床上。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "制服のスカートがふわりと舞い、ハリとツヤのある巨大なお尻が落下する。",
          "zh_text": "制服的裙子轻轻飞舞，富有弹性和光泽的巨大屁股压下来。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "なんとそのお尻の下にはちび人間が数人いるのだ。",
          "zh_text": "屁股底下又压死了几个小人。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "優香はベッドの上にちび人間がいることを知っているが、あえて気づかないふりをして腰をかけた。",
          "zh_text": "优香知道床上有小人，但她只是假装没有看见而坐下了。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "どすうぅぅぅん！！ぶちぶち・・・",
          "zh_text": "どすうぅぅぅん！！ぶちぶち・・・"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "優香\"ん？お尻のしたでなにか潰れたわねぇ～。やだぁ～。ベッドの上にもちび人間がいたのね！気づかなかった！ごめんねぇ～きゃはははは！\"",
          "zh_text": "优香 \"咦？屁股压到什么～啊啊～床上也有小人类哦！没看到！对不起啊～呀哈哈！\""
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "知宏\"くっ・・・。本当は気づいているくせに！\"",
          "zh_text": "知宏 \"真是的・・・其实明明是知道的！\""
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "ベッドの下で俺はぼそっと呟いた。",
          "zh_text": "床下的我小声嘟囔着。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "だが、ベッドの上での優香の戯れは終わらなかった。",
          "zh_text": "但是，床上的优香在玩弄还没结束。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "勢いよく腰掛けたことによって優香のお尻がマットレスに食い込み、その反動で周辺にいたちび人間たちが宙に舞った。",
          "zh_text": "因为优香的屁股大力地坐在上床垫，周围的小人因为反弹力在空中飞舞。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "まるでチリのように。",
          "zh_text": "仿佛像尘埃一样。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "そしてある者は床に落下、ある者は優香の制服の中に落下した。",
          "zh_text": "然后，有人掉在地板上，有的则是掉到优香的制服中。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "優香\"きゃっ！私のワイシャツの中にちび人間が！このエッチ！\"",
          "zh_text": "优香 \"呀！有小人钻进我的衬衫！太H了！\""
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "どうやら優香の胸の谷間に入り込んだようだ。",
          "zh_text": "很多都掉进去优香的欧派山谷中。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "ちび人間たちは谷間から脱出するために手足を必死に動かすが、手足が食い込み、身動きが取れない状態だ。",
          "zh_text": "小人为了离开而在乳沟拼命地动手踢脚，但手脚却因此陷进欧派而动弹不得。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "そんなちび人間たちの様子を優香はニヤニヤしながら見下した。",
          "zh_text": "看见小人们狼狈的样子优香一边蔑视一边大笑。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "優香\"私の谷間に入って無事でいられるわけないじゃない！そんな君たちにご褒美よ！\"",
          "zh_text": "优香 \"进到我的乳沟就不会平安无事的了！这就当是给你们的奖励哦！\""
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "バムッ！ぶちゅ・・・",
          "zh_text": "バムッ！ぶちゅ・・・"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "優香はおっぱいを中央に寄せ、谷間に入ったちび人間たちを押し潰した。",
          "zh_text": "优香把胸部夹起来，乳沟中的小人都被压扁了。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "そして、摘みだしたが優香は不満そうだ。",
          "zh_text": "优香不满地把小人们摘出来。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "優香\"やっぱり踏み潰すかお尻で潰さないと完全にぺちゃんこにならないわねぇ～。胸で押し潰しても一応原型とどめているもんね！こんなんじゃ物足りない！\"",
          "zh_text": "优香 \"还是再踩一次或者屁股压一次吗，没有被完全压扁啊～在胸部压扁的还是会保留原型！这样还不够！\""
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "優香は摘んだちび人間たちに息を吹きかけた。",
          "zh_text": "优香向手指夹住的小人吹了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "ヒラヒラと床に落ちたちび人間を優香は座った状態で思いきり踵でこすりつけ、跡形もなくすりつぶした。",
          "zh_text": "小人随风飘动地掉到地板上，优香保持坐在床上，脚后跟用力一磨，原本还有人形的人小被蹭得无影无踪。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "そして、床を見渡し、残りのちび人間の数を数えた。",
          "zh_text": "看了一上地上，数一数残余的小人数目。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "優香\"あれぇ～？まだ３０匹ぐらいしか潰していない気がするけど床にはほとんどいないわねぇ～。ひょっとしてどこかに隠れているのかしら。意気地なしのちび達・・・。\"",
          "zh_text": "优香 \"哎呀？应该还有不止30只呀，不过，地板上几乎都没有了啊～。难道是躲起来了吗。真是没出息的小人・・・\""
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "優香はウェットティッシュで足の裏をきれいに拭き、ゴミ箱に捨てた。",
          "zh_text": "优香用湿纸巾把脚底擦干净，把黏在脚上的小人连同湿纸巾扔到垃圾桶。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "そして立ち上がり、目の前にいたちび人間３人を踏み潰し、机へ向かった。",
          "zh_text": "站起来，看到眼前有3个小人，把他们踏碎了，再走到桌子。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "四つん這いになり、隠れているちび人間を探した。",
          "zh_text": "四肢扒在地上，查找藏起来的小人。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "優香\"うふふふふ！たくさんいるじゃない！\"",
          "zh_text": "优香 \"呵呵呵！还有很多不是吗！\""
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "優香が机の下にいるちび人間に気を取られているうちに、俺はベッドの下からでて出口に向かって走り出した。",
          "zh_text": "当优香在桌子下面注意到小人类时候，我从床下往出口的方向跑去。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "優香の方をみると、パンツ丸出しで前傾姿勢をとってちび人間たちを掴んでいる。",
          "zh_text": "用屁股突起内裤外露的姿势扒在地上的优香正在抓住桌子下的小人往外掉。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "そして、床に放り投げる。転がるちび人間たちを見捨て、俺は走る。",
          "zh_text": "有些被扔到地板上。我只好到转滚的小人见死不救，继续往前跑。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "非常に胸が痛い。だが、巨大な女子高生相手に何ができるわけでもない。",
          "zh_text": "胸部感到非常痛。但是，对方是巨大的女子高中生的话，什么也做不到。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "まずは自分の命を守ると心に決めた。",
          "zh_text": "我已经决定首先要保护自己的性命。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "もうすぐ出口だ！",
          "zh_text": "马上就要到出口了！"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "しかし、前方から地響きが聞こえる。俺は危険を察知し、冷蔵庫の裏へ隠れた。",
          "zh_text": "但是，从门外传来地震声。我察觉到有危险，立刻躲进旁边的冰箱。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "体育着にブルマ姿でおかっぱ頭の丸いメガネの女子・・・。見たことある。",
          "zh_text": "穿着布鲁玛的短发圆形眼镜女生・・・我有见过她。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "希\"あれぇ～？副部長？何やってるのぉ～？\"",
          "zh_text": "希 \"哎？副部长？你在做什么～？\""
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "優香\"あっ希！\"",
          "zh_text": "优香 \"希！\""
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "どうやら縮小研究部に関係ありそうだ。",
          "zh_text": "看来她也和缩小研究部的有关。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "優香の部屋に二人の巨大女子高生が・・・。",
          "zh_text": "优香的房间现在有二个巨大的女子高中生・・・"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "俺は生きて脱出できるのだろうか？",
          "zh_text": "我还可以活着逃出去吗？"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "【食堂】",
          "zh_text": "【食堂】"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "知宏\"腹ペコだ。とりあえず食堂へ行ってみよう。\"",
          "zh_text": "知宏 \"肚子很饿。先去食堂吧。\""
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "俺は食堂へ向かった。この食堂は夜間に部活をする部員が利用する。",
          "zh_text": "我走到了食堂去了。这个食堂特意是对夜间社团的成员开放使用。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "今日は4人の女子生徒だけが食事をとっているようだ。",
          "zh_text": "今天只有4个人女学生在吃饭。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "すると女子生徒の一人が肉じゃがのじゃがいもを床に落とした。",
          "zh_text": "一个女学生的马铃薯炖肉的其中一小块马铃薯掉在地板上。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "女子A\"あぁ～・・・。もったいない。\"",
          "zh_text": "女子A \"啊~・・・好浪费。\""
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "女子B\"床に落ちたら私たちは食べれないわね。でも、ちび人間だったら惨めにかじりつくんじゃないかしら。\"",
          "zh_text": "女子B \"掉在地板上我们是不能吃。但是某个凄惨的小人会吃不停口吧。\""
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "女子C\"言えてるぅ～。このじゃがいもそのまま床に置いておこうよ！\"",
          "zh_text": "女子C \"是喽。那这块马铃薯就直接留在地上吧！\""
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "ちび人間？",
          "zh_text": "小人？"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "もしかしてこの女子生徒たちは縮小研究部の部員だろうか。",
          "zh_text": "难道说这些女生是缩小研究部的部员？"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "一般の女子生徒は俺たちのことを虫と勘違いしている。",
          "zh_text": "一般的女学生都是误会我们是虫子。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "俺たちが小さいことを知っているのは縮小研究部員だけだ。",
          "zh_text": "我们被缩小的事情也只有知道的缩小研究部的人知道。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "知宏\"チャンスだ！床のじゃがいもでお腹をいっぱいにしてから縮小研究部室の鍵を盗もう。意外に簡単に元の大きさに戻れそうだ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"是机会！用地上的马铃薯填饱肚子之后，再去偷缩小研究部的钥匙。意外地简单就可以回到原来大小了！\""
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "4人の縮小研究部員（以下女子部員）たちが和気あいあいと会話をしているスキに、俺は足もとのじゃがいもへ向かって走り出した。",
          "zh_text": "4个的缩小研究部部员（以下简称女部员）们其乐融融的对话的时间，我往她们脚下的马铃薯跑去。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "女子部員の黒ソックスをまとった巨木のような足をくぐり抜け、じゃがいもに到達した。",
          "zh_text": "穿过女部员们穿着黑袜有如大树一样的脚到达了马铃薯。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "知宏\"でけぇ・・・。このじゃがいも、今の俺の3倍もの大きさあるぞ。\"",
          "zh_text": "知宏 \"太夸张了・・・这个马铃薯，只少有我现在的3倍大小。\""
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "まさか俺はじゃがいもを見上げるなんて夢にも思わなかった。",
          "zh_text": "做梦都没想到我仰着一块马铃薯。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "そんなじゃがいもにかぶりついた。",
          "zh_text": "我一口咬下去那块马铃薯。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "うめぇ！",
          "zh_text": "うめぇ !"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "しかもいくらかじりついてもなかなか減らない。",
          "zh_text": "无论怎么吃份量也没有减少。"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "まるでカブトムシが樹液を吸うように、俺は夢中になってじゃがいもをかじり、満腹になった。",
          "zh_text": "宛如独角仙吸树液一般，我拼命吃马铃薯吃饱了。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "部員A\"ちょっと水をもらってくるね。\"",
          "zh_text": "部员A \"我去拿水\""
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "女子部員が席を立ち、床のじゃがいもに視線を落とした。",
          "zh_text": "女子部员离开座位，视线望向地板上的马铃薯。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "部員A\"あっ！見てよこのじゃがいも。下半分がかじられてる。惨めなちび人間が食べたんだわ！\"",
          "zh_text": "部员A \"看！马铃薯的下半部分被啃掉了。是悲惨的小人吃的呀！\""
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "すると女子部員がじゃがいもをつまみ上げた。",
          "zh_text": "那个女部员捏起了马铃薯。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "俺は途中までじゃがいもにしがみついていたが、手を滑らせ、落下してしまった。",
          "zh_text": "我还在黏在马铃薯上面，突然从马铃薯掉了下来。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "知宏\"いてててて・・・。あれ？周りが暗い・・・。さっきまでいた場所とは違う。\"",
          "zh_text": "知宏 \"好痛・・・咦？四周好暗・・・和刚才在的地方不一様。\""
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "それもそのはず。俺が落下した場所は女子部員の上履きの中だ。",
          "zh_text": "看来，我掉进的地方是女部员的室内鞋当中。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "中敷が黒ずんでおり、女子の体温のせいかむわぁとした空気が漂う。",
          "zh_text": "鞋垫发黑。带有女生体温的空气在漂浮。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "そして酸っぱくて女子の足の臭いが俺の鼻にツンとくる。",
          "zh_text": "女生酸酸臭臭的脚味钻进我的鼻子。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "どうやらここは女子部員の上履きのつま先にいるようだ。",
          "zh_text": "看来这里是女部员的室内鞋的脚掌上半的位置。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "知宏\"ゲホゲホ・・・。ここにいると鼻がおかしくなってしまう。早く脱出を・・・。\"",
          "zh_text": "知宏 \"咳咳咳・・・待在这里，鼻子也要变得奇怪了。快点逃・・・。\""
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "その瞬間、激しく上履きが揺れる。俺はつま先の先端に転がってしまった。",
          "zh_text": "那一瞬间，室内鞋剧烈地摇晃。我的滚到脚尖的位置。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "部員B\"私も水をもらいに行くぅ～。ちょっと待ってね。今上履きを履くから。\"",
          "zh_text": "部员B \"我也去拿水。等一下啊。我现在穿室内鞋。\""
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "女子部員は脱ぎ捨てた上履きに黒ソックスをまとったつま先を入れた。",
          "zh_text": "女部员把穿着黑袜的脚尖放到之前脱下的室内鞋当中。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "俺の目の前には巨大なつま先が大蛇のごとく迫り来る。",
          "zh_text": "眼前巨大的脚尖如同巨蛇的向我迫近。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "知宏\"ぐはぁ！くさっ・・・。女子の足の臭いがこんなに強烈なものとは・・・。ってそんな場合じゃない。この上履きから脱出しないと！\"",
          "zh_text": "知宏 \"咳！咳咳・・・女生的脚臭居然会如此强烈・・・一定要从这只室内鞋脱离！\""
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "俺の判断は遅かった。既に巨大なつま先が手を伸ばせば届く距離にある。",
          "zh_text": "一切都已经太迟。巨大的黑袜脚已经到了伸手可及的距离。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "そして巨大なつま先は俺を軽々と飲み込んだ。俺は女子部員のつま先に身も心も支配された。",
          "zh_text": "然后巨大的脚尖轻轻把我包住。我身心都被女部员的脚尖支配了。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "ミシミシミシミシミシ・・・",
          "zh_text": "ミシミシミシミシミシ・・・"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "俺は中敷きとつま先の間に挟まれた。",
          "zh_text": "我是被夹在鞋垫和脚趾之间。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "柔らかい感触を感じるものの、凄まじい圧力に全身の骨が軋む。",
          "zh_text": "好柔软的感触，但是因为惊人的压力而感到全身的骨头破裂。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "抵抗したくても圧倒的な大きさを誇るつま先にはかなわない。",
          "zh_text": "如何抵抗也敌不过压倒性的巨大的脚尖。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "さらに強烈な刺激臭やむわっとした空気に俺は悶絶した。",
          "zh_text": "空气中更加强烈的刺激性气味使我昏倒了。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "知宏\"ぐわあぁぁもごもご・・・\"",
          "zh_text": "知宏 \"啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊・・・\""
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "叫びたくとも顔が黒ソックスにあたって口をまともに動かすことができない。",
          "zh_text": "想大叫时，也因为被口黑袜压进来而叫不了。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "息苦しくなり、思いきり空気を吸うが、新鮮な酸素など微塵もない。",
          "zh_text": "变得呼吸因难，大力呼吸着空气，只没有一叮点新鲜的氧气。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "酸っぱい匂いに生暖かい空気。",
          "zh_text": "只有带有点体暖的酸臭空气。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "こんなにも悪臭が漂うということは、俺は女子部員のちょうど親指の付け根あたりにいるのだろうか。",
          "zh_text": "恶臭弥漫，也就是说我现在是在女部员的大脚趾根部附近吗？。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "汗をかきやすい部分に俺は閉じ込められ、意識が遠のいてきた。",
          "zh_text": "我被这个容易出汗的部位关起来，意识渐渐远去了。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "そして次の瞬間、圧倒的な圧力が全身にかかる。",
          "zh_text": "接下来的瞬间，压倒性的力量压上我全身。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "ぶちゃ・・・",
          "zh_text": "ぶちゃ・・・"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "女子部員が立ち上がり、歩きだした。",
          "zh_text": "女部员站起来开始走路。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "そのときに知宏は女子部員の体重をまともに受けて、上履きの中でつま先によってすり潰されてしまった。",
          "zh_text": "那个时候知宏直接承受女部员的体重，在室内鞋的脚尖被捣碎了。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "その女子部員は小さな人間を自身のつま先ですり潰したことに気づかず、コップに水を注ぎ、食事の続きを楽しんだ。",
          "zh_text": "那女部员没有察觉到有小人被自己的脚尖压碎，在玻璃杯注入开水，继续享受吃饭的乐趣。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "席に戻ると再び上履きを脱ぎ捨てたが、中敷の黒ずみと知宏のシミが一体化しており、知宏の残骸は跡形もなく消えてしまった・・・",
          "zh_text": "回到座位再次脱掉室内鞋时，知宏已经化为一个斑点和鞋垫上黑黑地方一体化了，知宏的残骸消失得无影无踪・・・"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "【女子風呂】",
          "zh_text": "【女子浴室】"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "知宏\"せっかくだから、ちょっとだけ女子風呂の中に潜入してみよう。\"",
          "zh_text": "知宏 \"机会难得，所以潜入女子浴室吧。\""
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "男子なら憧れる女子風呂に潜入できるとは夢にも思わなかった。",
          "zh_text": "做梦也没有想到男生可以潜入憧憬的女子浴室。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "俺はスキップしながら女子風呂へ向かった。",
          "zh_text": "我一边跳一边走到女子浴室。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "女子\"はぁ～・・・。今日も部活で汗かいたなぁ～。お風呂に入って汗を流しましょっと♪\"",
          "zh_text": "女子 \"哈～・・・今天也在部活动时流很多汗~洗个澡把臭汗冲走吧♪\""
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "ここは脱衣所。女子生徒たちが楽しそうに会話をしながら制服を脱ぎ捨てる。",
          "zh_text": "这里是更衣室。女生们一边快乐地交谈一边脱掉着制服。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "俺は誰にも気づかれず、女子生徒が裸になる姿をローアングルで眺めている。",
          "zh_text": "谁都没有发现我正在用仰角眺望女学生的裸体。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "プリプリしたお尻にプリンのようなドームの形をしたおっぱい。",
          "zh_text": "布丁一样鲜嫩有弹性的屁股，形状丰满的欧派。"
        },
        {
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          "ja_text": "色白の女子生徒が多く、裸が輝いて見えた。",
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          "ja_text": "女子の着替えを覗いていたことがバレたら速攻で殺されてしまう！",
          "zh_text": "偷窥女子更衣的事被发现的话会立刻被杀的！"
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          "ja_text": "しかし、目の前にしっとりとした感じの素足が・・・",
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          "ja_text": "どすぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすぅぅぅぅん！"
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          "ja_text": "俺の前に地響きを立てて着地する。",
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          "zh_text": "ドシィィン！"
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          "ja_text": "俺は泡に飲み込まれてしまった。",
          "zh_text": "我被泡沫吞噬了。"
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          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
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        },
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      "text_data": [
        {
          "id_line": 1,
          "ja_text": "＜前回のあらすじ＞",
          "zh_text": "＜故事大纲＞"
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        {
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          "ja_text": "縮小研究部とは、人間を１００分の１に縮め、踏み潰したりおもちゃにしたりすることを楽しむ部活だが、周りの人には知られていない秘密の部活。クラスメイトの直也から縮小研究部室へ行けば元の大きさに戻ると聞く。しかし、俺は副部長の優香は鬼ごっこと称し、縮小された人間たちを踏み潰して遊んでいる。そこへ、縮小研究部の書記・会計である希が登場する。",
          "zh_text": "缩小研究部是享受把人类缩小到100分之1再踩碎或当为玩具之类的社团活动。成员全员是女子，缩小的几乎都是男生。但是，除了顾问和部员，没有人知道缩小研究部的存在。同班同学的直也开始为了回到原来的大小而走去缩小研究部室走听。但是，我是被逼和副部长优香玩她称之为捉迷藏的游戏，但是只有缩小的人们被踩着玩。这时，缩小研究部的书记、会计希登场。"
        },
        {
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          "ja_text": "①主人公",
          "zh_text": "①主人公"
        },
        {
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          "ja_text": "・知宏（ともひろ・高校２年生）",
          "zh_text": "・知宏（ともひろ・高中2年级）"
        },
        {
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          "ja_text": "普通の高校生。身長１．７２cm。女子の足が好き。",
          "zh_text": "普通的高中生。身高172cm。喜欢女生的脚，足控。"
        },
        {
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          "ja_text": "・直也（なおや・高校２年生）",
          "zh_text": "・直也（なおや・高中2年级）"
        },
        {
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          "ja_text": "知宏のクラスの学級委員だったが・・・",
          "zh_text": "知宏的同学。学级委员...."
        },
        {
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          "ja_text": "②縮小研究部",
          "zh_text": "②缩小研究部"
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        {
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          "ja_text": "・優香（ゆうか・高校２年生・副部長）",
          "zh_text": "・优香（ゆうか・高中2年级・副部长）"
        },
        {
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          "ja_text": "常に優越感に浸りたいドＳの女子高生。制服に素足。",
          "zh_text": "经常想沉浸在优越感的S系女子高中生。制服，素足。"
        },
        {
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          "ja_text": "身長１６０cm。足のサイズ２４．５cm。スリーサイズは上から８２・６０・８６。",
          "zh_text": "身高160cm。脚 24.5cm。三围 82・60・86。"
        },
        {
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          "ja_text": "・希　（のぞみ・高校２年生・書記、会計）",
          "zh_text": "・希（のぞみ・高中2年级・书记、会计）"
        },
        {
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          "ja_text": "天然。ドジっ子。体操着に白いくるぶしの靴下。",
          "zh_text": "天然。笨手笨脚的孩子。白色体操服，脚踝袜。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "身長１４９cm。足のサイズ２３cm。スリーサイズは上から７６・５８・８５。",
          "zh_text": "身高149cm。脚 23cm。三围 76・58・85。"
        },
        {
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          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
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          "ja_text": "【優香の部屋】",
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        {
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          "ja_text": "優香\"あれ希？どうしたの？\"",
          "zh_text": "优香 \"希？怎么了？\""
        },
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          "ja_text": "希\"いやぁ～。暇なので副部長の部屋に来ましたぁ～。何やっているんですか？\"",
          "zh_text": "希 \"呀～闲着无事所以来副部长的房间走走。你干什么？\""
        },
        {
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          "ja_text": "優香\"ちび人間と鬼ごっこよ！それより希！暇だったらちび人間を捕獲しなさいよ！自分で捕獲したちび人間としか遊んじゃいけない。それが縮小研究部のルールでしょ？\"",
          "zh_text": "优香 \"和小人玩鬼抓人的游戏啊！比起这个，希！有空的话去抓小人吧！只可以和自己抓到的小人玩。是缩小研究部的规则吧？\""
        },
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          "ja_text": "希\"それより副部長！さっき直也くんをブルマのお尻で押し潰しましたぁ～。\"",
          "zh_text": "希 \"副部长！刚才直也君被我的布鲁玛的屁股压扁了～\""
        },
        {
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          "ja_text": "優香\"直也？あぁ。私のクラスの学級委員ね。やるじゃない希！\"",
          "zh_text": "优香 \"直也？啊啊。我班级的班代。希你做得不错！\""
        },
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          "ja_text": "希\"えへへへへ♪\"",
          "zh_text": "希 \"嘿嘿嘿嘿♪\""
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          "ja_text": "なんてことだ。直也は既に殺されてしまったのか！冷蔵庫の裏に隠れている俺は膝をつき、嘆いた。",
          "zh_text": "不会是真的。直也已经被杀了？！在冰箱躲着的我双膝的发软。"
        },
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          "ja_text": "希\"あっ！私の足元にちび人間が3匹よってきますぅ～。まるでアリンコのようにぃ～。\"",
          "zh_text": "希 \"呀！我的脚刚才踩死了3只小人～你在玩什么～\""
        },
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          "ja_text": "優香\"特別よ！そのちび人間たちをこの部屋から出してはいけないの！踏み潰しちゃいなさい！\"",
          "zh_text": "优香 \"好特别啊！不可以让小人们从这个房间出去！要全部踩碎！\""
        },
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          "ja_text": "希\"やったぁ♪\"",
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          "ja_text": "希は嬉しそうに踝の白い靴下をまとった足を振り上げた。すると、重心が後ろに傾き、そのまま尻餅をついた。",
          "zh_text": "希高兴地把穿着白色的脚踝袜的脚举起了。但是，重心一倾斜，屁股就往后面摔。"
        },
        {
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          "ja_text": "希\"おっとっと・・・うわぁ！\"",
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        },
        {
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          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ・・・。",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ・・・。"
        },
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          "ja_text": "希\"いたたた。お尻うったぁ～。\"",
          "zh_text": "希 \"哎。屁股好痛～\""
        },
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          "ja_text": "ブルマのお尻に手を当てる。希は何にもないところでも転ぶほどのドジッ娘である。ただ、小さな人間にとっては笑えるようなドジに命を奪われてしまう。希の巨大なブルマのお尻の下で、ちび人間がペチャンコになってしまった。希は立ち上がると、ブルマには小さなシミだけが残っており、跡形もなくなってしまった。",
          "zh_text": "把手贴到布鲁玛的屁股。希是可以在平地也可以摔倒的程度的冒失娘。只是，对小人来说是嘲笑她也是会被夺去生命。希巨大的布鲁玛的屁股，有小人压死了。希站起来后，只有剩下一些小斑点在布鲁玛上，根本残渣也没有。"
        },
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          "ja_text": "希\"あれ？さっきまで足元にいたちび人間たちがいなくなりましたぁ～。ワープでもしたのかなぁ～。\"",
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        },
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          "zh_text": "优香 \"是被希你的大屁股压得无影无踪了！\""
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          "ja_text": "希\"えぇ～！全然潰れた感触がありませんでしたぁ～。\"",
          "zh_text": "希 \"诶~！压了也全无感觉呀～\""
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          "ja_text": "優香\"希って身長低いくせにお尻はでかいのよねぇ～。そんなおっきなお尻の下でちび人間が生きていられるわけはない！\"",
          "zh_text": "优香 \"希你的身高不高但是屁股意外的大。在那样的大屁股底下，小人还有存活的理由吗！\""
        },
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          "ja_text": "希\"うぅ～。身長が低いことを馬鹿にしないでください～。結構気にしているんですからぁ～\"",
          "zh_text": "希 \"呜～不要因为我拿我的身高开玩笑～我相当在意的呀～\""
        },
        {
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          "ja_text": "ドシィン！ドシィン！ドシィン！",
          "zh_text": "ドシィン！ドシィン！ドシィン！"
        },
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          "ja_text": "希は悔しそうに地団駄を踏む。その度、マグニチュード６クラスの地震が俺に襲い掛かる。だが、直也もきっとあんなふうに呆気なく潰されたのだろう。ベンチに残っていたのは人の形をしたシミだけだったから。",
          "zh_text": "希懊悔地捶胸顿足。刚刚那次屁股足足有地震6级的强度吧。直也也一定是这样轻易地被摧毁了。长凳上只剩下人形斑点罢了。"
        },
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          "ja_text": "希\"でも副部長さん。そんなにちび人間を踏み潰したら在庫がなくなっちゃいますよぉ～。\"",
          "zh_text": "希 \"但是副部长。那么多小人被踏碎的话很快就没有库存了哟～\""
        },
        {
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          "ja_text": "優香\"大丈夫よ！私の知り合いやOG、顧問が協力して他の高校や大学、社会人もたくさん縮小しているわ。在庫なんて無くなりはしない。さぁ、希もちび人間をたくさん捕獲しなさい！\"",
          "zh_text": "优香 \"不要紧！我有很多熟人和先辈，顾问老师也有在和其他高中合作，在大学和社会缩小很多人。库存不会不够的。那么，希去抓更多的小人吧！\""
        },
        {
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          "ja_text": "希\"ふぁ～い・・・\"",
          "zh_text": "希 \"好的～・・・\""
        },
        {
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          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ぐちゃ！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ぐちゃ！"
        },
        {
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          "ja_text": "希は地響きを立てて部屋を出るときに、気づかずに一人踏み潰してしまった。",
          "zh_text": "希在离开房间时，又有一个人一不留心在脚下踩死了。"
        },
        {
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          "ja_text": "知宏\"直也が殺されたなんて・・・。俺は一体どうすればよいのだろう。\"",
          "zh_text": "知宏 \"直也被杀的话。我到底该怎么办呢？\""
        },
        {
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          "ja_text": "冷蔵庫の裏で俺はうずくまっている。優香はちび人間の踏み潰しを続けている。優香が床を踏みつけた振動が小さな俺の体にズシンと響く。時々悲鳴も聞こえる。",
          "zh_text": "我在冰箱里蹲着。优香继续踩碎小人。优香在地板踩踏时的振动在我小小的身体内咕咚作响。有时也会听到有悲鸣。"
        },
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          "ja_text": "優香\"あはははは！お前たち！もっと必死になって逃げなさいよ！私に踏み潰されたいの？\"",
          "zh_text": "优香 \"啊哈哈哈！你们！更拼命地逃跑吧！想被我踩死吗？\""
        },
        {
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          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ・・・",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ・・・"
        },
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          "ja_text": "死に物狂いで逃げるちび人間たちが、優香の一踏みでピクリとも動かなくなった。優香の足裏にこびりつく多数の人間たち・・・。なんも罪悪感もなく、優香はちび人間たちに巨大な素足を振り下ろす。",
          "zh_text": "绝望地逃跑的小人们，优香只要一踩上去就变得一动不动了。优香的脚掌上黏了这么多人・・・她还是没有什么罪恶感，优香向小人们挥巨大的赤脚。"
        },
        {
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          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ・・・",
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        },
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          "ja_text": "ドシィィィィン！ぶちっ・・・",
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        },
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          "ja_text": "優香\"お前たちが必死に逃げ回っていようとも、私は一歩踏み出すだけでお前たちを踏みつぶせるのよ！バッカみたいね♪アリンコみたいな人間たちが、私から逃げられるわけないじゃない！それなのにちょこまかと惨めに走り回って・・・。うふふふふ♪\"",
          "zh_text": "优香 \"不管你们如何拼命地跑多远，我仅仅只是迈出一步，就把你们捣碎啊！嘿嘿嘿♪小人们，从我身边逃走可不是这么简单！尽管如此，你们还是那样慌慌张张凄惨地到处乱跑・・・呼哼哼哼♪\""
        },
        {
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          "ja_text": "もはや優香に人間らしい心を感じない。虫けらを踏み潰して遊んでいる感覚なのだ。キリッとした目で俺たちを見下す。しかし表情はどこか嬉しそうだ。",
          "zh_text": "我已经完全感觉不到优香的作为人类的心。她只是为了快感而踩死虫子。眼睛用一种看不起的眼神看我们，但是表情依然很高兴。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"た、助けてくれぇ！\"",
          "zh_text": "\"救命呀！\""
        },
        {
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          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ・・・",
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        },
        {
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          "ja_text": "また一人、美しい素足の下敷きになった。優香が踏みつけるたびに起きる地震と次々に命を落とす小さな人間たち。ここは地獄だ。さらにクラスメイトの直也の死を聞かされ、俺は絶望しきった。",
          "zh_text": "又一个小人被压在美丽的赤足底下。优香的践踏每次都会做成地震，小人们接连丧失性命。这里是地狱。我并且听到直也君也死了，绝望感遍布全身。"
        },
        {
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          "ja_text": "知宏\"俺も死のう・・・。こんなところで生き延びたくない！\"",
          "zh_text": "知宏 \"我也去死吧・・・不想在这种地方活下去了！\""
        },
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          "ja_text": "冷静さを失った俺は、冷蔵庫の裏から飛び出し、大声で優香に話しかけた。",
          "zh_text": "失去冷静的我，从冰箱里冲出来，向优香大喊。"
        },
        {
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          "ja_text": "知宏\"おい優香！俺を殺せ！もう人が死ぬ姿を見たくない！だから俺を殺せ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"喂优香！杀死我吧！我已经不想看著有人死了！所以杀死我吧！\""
        },
        {
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          "ja_text": "ズシィン！ズシィィン！ズシィィィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィィン！ズシィィィン！"
        },
        {
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          "ja_text": "地響きが大きくなる。あっという間に俺の周りが優香の影で覆われる。塔のような二本の生足。はちきれんばかりの太ももに、巨大な白いパンツ。さらにその上には蔑んだ優香の顔が見える。まるで高層ビルが意志を持って俺に襲いかかってくるようだ。俺は、圧倒的な体格差に恐怖し、膝をつき、優香を見上げた。そして優香は、多数の人間がこびりついた素足を振り上げた。俺の視界は、ふっくらとした素足の裏に覆われる。そして、徐々に近づいてくる。ついに俺の人生も終わりか・・・。",
          "zh_text": "地震渐渐变大。转眼间，我的四周就被优香的影子覆盖。有条没有穿袜小的腿像巨塔一样。在大腿根部挂着巨大的白色内裤。优香一脸蔑视地看着我。就像有自我意识的大楼向我袭击过来。我被是压倒性的体格差吓倒了，双膝发软，仰视着优香。然后优香，举起那黏㒼小人的赤足。我的视野被柔软的赤脚所覆盖。然后脚底慢慢地靠近，连脚上的纹路都看得到。我的人生也要结束了吗・・・"
        },
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        },
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          "ja_text": "知宏\"ぎゃあぁぁぁ！！！\"",
          "zh_text": "知宏 \"啊啊啊啊啊啊啊啊！！！\""
        },
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          "ja_text": "優香\"どぉ～？苦しいですかちび知宏！\"",
          "zh_text": "优香 \"怎样？痛苦？小知宏！\""
        },
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          "ja_text": "なんと俺は生きている。俺は、優香の親指を全身で受け止めているのだ。",
          "zh_text": "我竟然还活着。我全身都被优香的大脚趾压住。"
        },
        {
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          "ja_text": "優香\"殺せって言われるとぉ～。殺したくなくなるのよね！ちび知宏！さっき希が言っていたけどクラスメイトの直也が潰されちゃったわ。だから知宏もここで踏み潰されて死にたいと思ったのでしょ？バッカみたいね！\"",
          "zh_text": "优香 \"你说你想要被杀死呀～但我变得不想杀你了呢！小知宏！刚才希说过同班同学的直也被压碎了啊。所以知宏也想在这里被我踩死吧？太可惜了！\""
        },
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          "ja_text": "優香は薄ら笑いを浮かべながら、じわじわと体重をかけていく。",
          "zh_text": "优香在微微地笑，慢慢地打增加压上来的体重。"
        },
        {
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          "ja_text": "知宏\"ぐはぁ・・・。優香の親指・・・こんなに重いものだなんて・・・\"",
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          "ja_text": "優香\"ひと思いに踏み潰してはつまらないわ！さぁ、何秒耐えられるかしら？\"",
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          "ja_text": "ミシミシミシミシ・・・",
          "zh_text": "ミシミシミシミシ・・・"
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          "ja_text": "俺の全身を優香の足の親指に包み込まれる。ふっくらと柔らかい感触だが、圧倒的な質量に体中がきしむ。指の指紋を間近で見ている状態だ。さらに、女の子の汗と足の臭いが俺の鼻にツンとくる。脱出したくても体がピクリとも動かない。意識ははっきりしているものの、優香の親指に身も心も支配され人間の尊厳が失われていく。",
          "zh_text": "我的全身都被包进优香的大脚指。饱满柔软的感触呀。压倒性的质量把身体弄得吱吱作响。脚趾纹在近距离下可以看得很清楚。女生的汗味和脚臭味钻进我的鼻子。想逃脱但是身体一动也不能动。意识还是清晰，但被优香的巨大的大脚趾支配自己，连做人的尊严也慢慢流失。"
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          "ja_text": "優香\"まだ生きているじゃん！虫けらのくせにやるじゃない！・・・・・・でも、このまま親指をずっと押し付けていると息ができないかもしれないわ！\"",
          "zh_text": "优香 \"还活着么！对小人来说算是不错阿！・・・・・・但是就这样一直被压在大脚趾底下也无法呼吸吧！\""
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          "ja_text": "突然優香は親指のみを持ち上げた。俺は思い切り新鮮な空気を吸った。生き返ったのか・・・。しかし、すぐに巨大な親指が俺を叩きつける。",
          "zh_text": "突然优香把大脚趾举起一点。我是尽情吸入新鲜空气。复活了・・・。但是巨大的大脚趾又立刻把我压在底下。"
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          "ja_text": "\"話が違う！殺せと言ったら殺さないんじゃないのか！？ぎゃああぁ・・・\"",
          "zh_text": "\"话话不算数！不是如果说想杀就不会杀死么！？啊・・・\""
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          "ja_text": "ドシィィィィン！ぶちっ・・・",
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          "ja_text": "一瞬で踏み潰された・・・。さらに、つま先でグリグリとこすりつけ、跡形もなく消えてしまった。周りのちび人間たちは恐怖し、優香から逃げ出した。しかし、優香の怒りは収まらず、次々と踏み潰していった。",
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          "ja_text": "どすぅぅぅぅん！ぐちゃ・・・",
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          "ja_text": "優香\"はぁはぁ・・・。私に命令するなこのちびども。生かすも殺すも私の自由よ。お前たちちび人間は私のやることに意見しないこと！いいわね！\"",
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          "ja_text": "優香は机にあるウエットティッシュを手に取り、足の裏の残骸や血を丁寧に拭き取り、ゴミ箱に投げ捨てた。そして、大の字で倒れている俺に向かって地響きを立てながら歩み寄ってきた。",
          "zh_text": "优香拿起桌子上的湿纸巾放在手里，把脚底的残骸和血渍仔细擦拭，扔进了垃圾箱。然后地震声又向大字体倒地上的我接近。"
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          "ja_text": "優香\"今日は充分に楽しんだわ！あっ！そんなところにいたら気づかずに踏み潰していたかもしれないわよ、ちび知宏。くすっ。\"",
          "zh_text": "优香 \"今天充分享受了快感呀！喂！躺在那样的地方，如果我一不注意的话，说不定会被我无意识踩死，成为我脚下的亡灵啊，小知宏。哧。\""
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          "zh_text": "知宏 \"就是这个房间附近有可以回到原来的大小的设备・・・\""
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          "ja_text": "優香\"まぁ、ここで踏み潰してもいいんだけど、小さな体でさらなる絶望を味わうといいわ！そして今度私に出会ったら容赦なく踏み潰すからよろしくね！\"",
          "zh_text": "优香 \"嘛，在这里踩碎了也不错，小小的身体可以更进一步品味绝望的痛苦吧！下次遇到我就毫不留情地踩死了，那么，日后请多多关照！\""
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          "id_line": 32,
          "ja_text": "俺はひ弱そうな男子に声をかけた。しかし、びくびくしていて俺の声が耳に入っていないようだ。おそらく、優香が他の学校の男子生徒を縮めて女子バレー部の部室に放り投げたのだろう。すると、別の男子が俺に走りよってきた。",
          "zh_text": "我向一个纤弱的男生打招呼。但那个看起来畏首畏尾的男生没听到我的声音。恐怕优香把其他学校的男生缩小后，通通都扔到女子排球部部室。不过，有另外一个男生向我跑来。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "男子\"なぁ。ここはどこなんだ？\"",
          "zh_text": "男子 \"啊。这里是哪里啊？\""
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "知宏\"ここは女子バレー部の部室だ。\"",
          "zh_text": "知宏 \"这里是女子排球部的部室。\""
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "男子\"本当か！？ってことは、ブルマ姿の女子を真下から拝むことができるのか！？おいみんな！ここは女子バレー部の部室だってよ！うひゃ～！\"",
          "zh_text": "男子 \"真的吗！？也就是说，可以从下方膜拜穿着布鲁玛的女生吗！？喂，大家！这里是女子排球部部室啊！！\""
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "知宏\"あっ！待て！\"",
          "zh_text": "知宏 \"啊！等一下！\""
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "その男子はウキウキした表情で仲間たちのもとへ駆け寄った。他の男子たちも嬉しそうだ。",
          "zh_text": "那个男生一脸工口的表情向他的夥伴跑过去。其他的男生听到后也很高兴。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "あいつらは新入りだろう。巨大な女子高生の恐ろしさを全くわかっていない。",
          "zh_text": "那些家伙是新人吧。完全不懂巨大女子高中生的可怕。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "俺がため息をつくと、地響きが鳴り響く。",
          "zh_text": "我叹了一口气，这时如雷贯耳的地震声开始在部室回响。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "周りの男子たちはあたふたと走り回った。",
          "zh_text": "周围的男子们慌慌张张地跑了。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "すると、入り口から二人の女子生徒が現れた。",
          "zh_text": "部室的入口处出现了二个的女学生。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "千春だ！それと高美だ。",
          "zh_text": "千春！还有高美。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "千春の親友で学校の女子の中で一番背が高い。普通のサイズの俺でも見上げるとほどの大きさだ。",
          "zh_text": "千春的挚友高美在全校的女生中算是最高的一个。连正常的大小的我也要抬起头说话的程度。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "そんな長身コンビがブルマ姿で部室を闊歩する。",
          "zh_text": "这对高个子二人组以布鲁玛的身姿在部室阔步前进。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "高美\"はぁ～。やってられないわ！先輩たちの言い方がキツすぎ・・・。マジウザイ！\"",
          "zh_text": "高美 \"唉。我做不来！先辈们说的做法太累了・・・很烦耶！\""
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "高美はイライラした素振りを見せながらソックスを脱ぎ捨てた。",
          "zh_text": "高美似乎很暴躁，她用力地扯下袜子再丢出去。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "白のソックスからうっすらと湯気がわき出る。",
          "zh_text": "白袜冒出白白的热气。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "さらに床に高美の大きな足跡を残す。",
          "zh_text": "而且地板上留下了高美庞大的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "よほど足に汗をかいたのだろう。水蒸気で足跡が残った。",
          "zh_text": "她的脚出了很多汗。在地板上踩出很多水气腾腾的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "俺が二人の巨大な素足に見とれていると、目の前には小さな男子がうろちょろしている。",
          "zh_text": "当我看着两人特别巨大的素足看得着迷时，男生在我面前来回乱窜。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "どうやら千春もソックスを脱ぎ捨て、そのソックスに向かって走り出したのだ。",
          "zh_text": "千春也脱下袜子丢在地上，那些男生居然向着袜子跑过去。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "知宏\"おいっ！女子に近づくと危ないぞ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"喂！接近女生的话会很危险！\""
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "俺は叫んだが、既に手遅れだった。",
          "zh_text": "我冲着那群男生大喊,不过已经为时已晚。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "千春\"あっ！私のソックスに虫がたかってきたわぁ～。なんか嫌な感じぃ～。\"",
          "zh_text": "千春 \"恶！有很多虫聚集在我的袜子上～总觉得有一种很讨厌的感觉～\""
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "千春は巨大な素足を振り上げた。",
          "zh_text": "千春摇起了巨大的素足。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "指が長く、ふっくらとした足裏だ。",
          "zh_text": "是修长的脚趾和软软的脚掌。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "赤みを帯びており、足裏にはチリがこびりついている。",
          "zh_text": "泛红的脚底还黏着袜子的绵䋈和地上的白灰。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "千春\"私のソックスにこないで！虫なんて踏み潰してやる！\"",
          "zh_text": "千春 \"不要来我的袜子！虫之类的都要踩死！\""
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "小さな男子たちの上空を、千春の巨大な足裏で覆い尽くす。そして、素足は勢いよく着地した。",
          "zh_text": "千春用巨大的脚掌完全覆盖了男生们的天空。光脚着陆了，今天还特别大力。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ！"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "あっという間に小さい男子たちは、千春の素足の下敷きになってしまった。",
          "zh_text": "转眼间，男生们都被压在千春的素足底下。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "千春は大きな足裏を確認すると、小さな人間がペチャンコになってこびりついていた。",
          "zh_text": "千春翻开大脚确认，小人被压烂而且黏在脚底。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "千春\"うふふ！ざまぁみろっての。\"",
          "zh_text": "千春 \"哈哈哈！怎么様！都死了吧！\""
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "高美\"えぇ～！素足で虫を踏み潰すとかってキモくないの？\"",
          "zh_text": "高美 \"诶~！赤脚去踩虫子？不会很讨厌吗？\""
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "千春\"意外と快感だよぉ～♪高美もやってみなよ。\"",
          "zh_text": "千春 \"意外的很有快感哟～♪高美也尝试一起来吧。\""
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "高美\"でも足裏に死骸がこびりついているじゃん・・・。\"",
          "zh_text": "高美 \"但是尸体不是会黏在脚掌上吗・・・\""
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "千春\"あとでシャワーで洗い流せばいいからいいの！\"",
          "zh_text": "千春 \"之后淋浴时冲一冲就好了！\""
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "どうやら千春は小さな人間を踏み潰すことに夢中のようだ。",
          "zh_text": "看来千春沉醉在是踩死小人的快感当中。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "特に、今の二人は虫の居所が悪そうだ。見たかったら殺される。",
          "zh_text": "特别是现在的两人的心情很坏。一看到就会被杀死泄愤吧。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "俺は、千春のロッカーへ向かって走り出した。すると、高美の声が聞こえた。",
          "zh_text": "我要尽快跑到千春的储物柜。这时听到了高美的声音。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "高美\"あれ？あっちで何か動いたよ？\"",
          "zh_text": "高美 \"咦？在那边有什么在动啊？\""
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "長身だからか地響きがいつもより大きく感じる。",
          "zh_text": "可能是个子高的缘故，地震发出的响声比平时更响。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "間違いなく俺に向かって歩いてくる。",
          "zh_text": "没错，她朝我走来。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "あんな大きな足で踏まれたらひとたまりもないぞ！",
          "zh_text": "被那么巨大的脚踩的话，后果不堪切想！"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "俺は冷や汗をかきながら、さらに加速した。しかし、途中で地響きが収まった。",
          "zh_text": "我不停在冒冷汗的同时，也加快了脚步跑向柜子。可是中途地震的响声平息了。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "高美\"すごい！私が来たら、虫がちょこまかと動きだした。恐いのかなぁ？\"",
          "zh_text": "高美 \"好厉害！我走过来的时候，虫急急忙忙地动起来了。我有这么可怕吗？\""
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "高美は腰に手を当て、得意気に笑う。",
          "zh_text": "双手捂着腰的高美笑容得意。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "ブルマ姿ですらりと長い美脚を披露しているが、小さな人間にとっては驚異でしかなかった。",
          "zh_text": "布鲁玛配搭高挑修长的美腿对小人来说只有惊异感。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "千春\"高美も踏み潰してみなよ！癖になるよ～♪\"",
          "zh_text": "千春 \"高美也来踩死小虫吧！那种感觉很容易会上瘾哦～♪\""
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "高美\"うん！やってみる。ちょうど今イライラしてるしストレス発散になるかも！\"",
          "zh_text": "高美 \"嗯！我也要试试看。正好现在很烦燥，就当是消除压力吧！\""
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "高美は素足を高々と振り上げた。",
          "zh_text": "高美把脚举得很高。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "小さな男子たちは、死に物狂いで逃げ出す。まるでかくらんした蟻のようだ。",
          "zh_text": "男生们在绝命地逃跑。彷佛一堆在燥动的蚂蚁一样。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "高美\"うふふ。逃げてるわ。そんなに恐いのかしら？なんだかゾクゾクする。\"",
          "zh_text": "高美 \"嘿嘿嘿。逃跑了。真的有那么可怕吗？为什么呢？总觉得心情很激动。\""
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "もともと高美はSな性格であったが、あんなドS染みた顔を初めて見た。",
          "zh_text": "高美本来就是S的性格，但还是第一次看那么S的表情。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "高美\"さて、私の大きな足から逃げられるかなぁ～。\"",
          "zh_text": "高美 \"你们以为可以在我特别巨大的脚下逃出去吗。\""
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "高美はゆっくりと素足を下ろしていく。小さな男子たちは巨大な素足に覆われた。",
          "zh_text": "高美故意慢慢地素足踩在地上。渺小的男生们被巨大的脚盖住了。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "そして高美は体重をかけて、踏んづけた。",
          "zh_text": "然后高美逐渐把体重加上去。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "ぶちぶち・・・",
          "zh_text": "ぶちぶち・・・"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "高美\"きゃっ♪足の下でプチっていった。この感触、快感だわぁ！\"",
          "zh_text": "高美 \"啊♪脚下有一种小小刺刺的感觉。这种感触，还有这种快感！啊~~！\""
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "千春\"でしょ？なんか不思議な虫だね！\"",
          "zh_text": "千春 \"是吧？是吧？那种怪虫子很不可思议！\""
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "高美\"うわっ！私の足裏にこびりついてる。これって血じゃない？虫の血って赤いんだっけ？\"",
          "zh_text": "高美 \"哇！我的脚掌黏了很多虫。这是血吗？虫子的血是红色的吗？\""
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "高美は悠々とした表情で自分の足裏を見下ろした。",
          "zh_text": "高美悠悠地看着自己的脚掌。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "こんな大巨人の素足から逃げられるわけがない。俺は脇目もふらず千春のロッカーへ走った。",
          "zh_text": "根本没可能在这么巨大的巨人的素足下逃掉吧。我目不转晴地往千春的柜子的方向跑。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "あともう少しだ。ロッカーが手に届く距離まで来た時、突然ロッカーが開いた。",
          "zh_text": "还有一点点。当柜子在伸手可及的距离时，柜子突然打开了。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "俺は風圧で、転んでしまった。真上を見ると、美しい太ももと巨大なブルマが目に入った。",
          "zh_text": "我被风压吹倒在地上。抬头一看，充满肉感的美丽大腿和被臂部绷得紧紧的巨大布鲁玛映入眼帘。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "どうやら千春がロッカーを開けたようだ。",
          "zh_text": "原来千春把储物柜打开了。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "千春\"そう言えば知宏どうしちゃったんだろう。昨日の夜メールを送ったんだけど返事が返ってこないの。\"",
          "zh_text": "千春 \"说起来，知宏不知道是怎么了。昨天晚上的短信也没有回。\""
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "高美\"あぁ、幼なじみの男子ね。ってか最近男子がたくさん欠席してるじゃん！？それと関係があるんじゃない？\"",
          "zh_text": "高美 \"啊，你那个幼驯染的男生吗。话说最近很多男生缺席哦！？会有关系吗？\""
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "千春\"行方不明ってこと？やめてよ！私は信じないよ！大事な幼なじみだもの。\"",
          "zh_text": "千春 \"难道是行踪不明？不要啊！不敢相信！他是我重要的儿时好友的说。\""
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "高美の勘はおおむね的中だ。俺は今、千春の真下にいる。俺は起き上がって、精一杯手を振った。",
          "zh_text": "高美的直觉蛮准的。我现在就在千春的正下方。我爬起来，全力挥了挥手。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "知宏\"おーい！俺はここにいるんだ！気づいてくれ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"喂！我就在这里！注意一下我呀！\""
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "高美\"あっ！千春の足元に虫がいるよ！なんか動いてる～。\"",
          "zh_text": "高美 \"喂！千春的脚下有虫子！恶！还在动呢。\""
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "千春\"えっ？あっ！いるね。よおし！\"",
          "zh_text": "千春 \"哎？又有！在那？啊。啊啦！\""
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "千春は嬉しそうに素足を振り上げ、俺に踏み下ろした。",
          "zh_text": "千春高兴地举起脚，正要用素足踩我。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "すさまじい衝撃に俺は吹き飛ばされた。やはり気づいてもらえないか！",
          "zh_text": "可怕的冲击把我刮跑。还是注意不到我吗！"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "仕方なく、俺は近くにある棚の隙間に隠れようとした。しかし、目の前に巨大な素足が降り下ろされる。",
          "zh_text": "没办法，我在跑到附近柜子的间隙中先藏起来吧。但是巨大的光脚又落在我眼前。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "きれいな土踏まずのアーチだ。色白で美しい足だが、汗でむわっとした空気が充満する。",
          "zh_text": "皮肤洁白细致的脚和漂亮的脚弓，踩下来时，空气中瞬间弥漫一阵汗臭。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "その足の圧倒的な大きさに俺は息を飲んだ。この足は高美の足のようだ。",
          "zh_text": "那只脚压倒性的大小让我屏住气息。这是好像是高美的脚。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "あまりの迫力に逃げることを忘れてしまった。すると突然俺は吹き飛ばされた。",
          "zh_text": "我因为巨大的震撼力而忘记了逃跑。突然，我飞起来了。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "高美のもう片方の足で俺を蹴飛ばしたのだ。まるで自動車に跳ねられたように吹き飛ばされた。",
          "zh_text": "高美用另一只向我踢过来。我就像被大货车撞飞一様。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "高美\"ウケる！軽く親指で触れたら吹き飛んだんだけど！じゃあ、千春。とどめを差しちゃいなよ！\"",
          "zh_text": "高美 \"太好玩了！被大脚趾轻轻一碰就被撞跑！那么，千春。给它致命的一击吧！\""
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "千春\"いいのぉ～？じゃあ行くよ。\"",
          "zh_text": "千春 \"我吗？那我上了。\""
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "千春が近づいてくる。",
          "zh_text": "千春慢慢接近。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "規則正しく揺れる床に俺は恐怖した。",
          "zh_text": "大地规律的震动让我害怕起来。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "そして俺の上空には巨大な素足が存在する。",
          "zh_text": "巨大的素足在我的上空出现。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "部室を歩き回り、足の裏のあちこちが黒ずんでいた。",
          "zh_text": "为了踩死虫子在部室来回走动的脚底因为黏满灰尘而到处发黑。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "俺は千春の足の裏の迫力に圧倒され、体を動かすことができなかった。",
          "zh_text": "我被千春粗䊯的脚底的气势压倒，身体动也动不了。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "徐々に足裏が迫ってくる。俺は惨めに叫ぶことしか出来なかった。",
          "zh_text": "脚掌慢慢迫近。我只能凄惨大叫。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "千春\"虫め！ぺちゃんこになっちゃえ～！\"",
          "zh_text": "千春 \"虫子！要压扁了哦～！\""
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "知宏\"助けてくれぇ！！！\"",
          "zh_text": "知宏 \"救我呀！！！\""
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！ぶちっ！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！ぶちっ！"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "知宏はあっけなく千春の素足に踏み潰されてしまった。",
          "zh_text": "知宏就这様草草地被千春用裸足踩死。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "そして親指の下にある母趾球にぺったりとこびりついてしまった。",
          "zh_text": "然后黏在大脚趾对下的母趾球上。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "千春\"はぁ～。この感触は本当に癖になるわぁ～。\"",
          "zh_text": "千春 \"啊~这种感觉真会上瘾～\""
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "高美\"千春。そろそろ帰ろっか！\"",
          "zh_text": "高美 \"千春。差不多该回去了！\""
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "千春\"そうだねぇ～。でも途中までね。私、やっぱり知宏のことが心配だから、知宏の家に行くよ。\"",
          "zh_text": "千春 \"好啊～我果然还是担心知宏的事，回去的路上，去知宏家看看吧。\""
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "高美\"わかったわ！\"",
          "zh_text": "高美 \"无问题呀！\""
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "千春は汚れた足裏をシャワーで軽く洗い流し、制服に着替えて知宏の家に行った。",
          "zh_text": "千春在淋浴时冲走脚底上污垢，换上制服去了知宏家。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "そこで知宏が行方不明になったことを知るが、知宏は二度と帰ってこない。",
          "zh_text": "得知知宏失踪的消息，但知宏再也没有回来。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "千春はまさか、大事な幼馴染を踏み潰したなどとは思わず、知宏の帰りを心配しながら待っていた。",
          "zh_text": "千春不禁担心刚刚被自己踩死了的知宏，一直等待重要的青梅竹马回家的消息。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "【校庭】",
          "zh_text": "【操场】"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "校庭では女子陸上部が活動しているようだ。",
          "zh_text": "校内的女子田径部在进行活动。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "青いセパレートのユニフォーム姿でランニングをしている。",
          "zh_text": "女生们穿着蓝色的分体田径服在跑步。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "陸上部員の足は引き締まっている。",
          "zh_text": "田径部的部员因为长期运动的关系，脚都比轻紧致。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "中にはお尻が少しはみ出ている子もいる。",
          "zh_text": "其中也有屁股稍微露从短裤露出来的孩子。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "すらりとした健康的な足を惜しげもなく披露しており、俺の鼓動は高まった。",
          "zh_text": "修长健康的腿大方地展现眼前，我的心跳提升了不少。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "だが、足元をうろついたら女子生徒の大群によりミンチにされるだろう。",
          "zh_text": "但是，在这一大群女生脚下徘徊的话会被压偏肉糜吧。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "一匹の蟻が巨像の大群に踏み潰されるように・・・。",
          "zh_text": "就像一大群巨大的女神雕像踩在一只蚂蚁身上一様・・・"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "そんなことを考えていると、遠くに縮小された男子が5、6人うろちょろしていた。",
          "zh_text": "当我正想得出神，发现远处有5，6个缩小了的男生在转来转去。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "しかも女子陸上部員たちのランニングコースにいる。",
          "zh_text": "而且在女子田径部成员跑步的跑道上。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "あんなところにいたら危ない！",
          "zh_text": "在那种地方的很危险！"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "俺は縮小された男子たちのもとへ駆けようとしたが・・・",
          "zh_text": "我原本打算跑到缩小男的附近提醒他们,不过・・・"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "ドドドドドドドドドドドド！！",
          "zh_text": "ドドドドドドドドドドドド！！"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "これまでに経験したことのないような地響きが襲う。",
          "zh_text": "迄今为止还没有听过这样的地震声。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "大地が小刻みに揺れ、あっという間に大地震となった。",
          "zh_text": "大地在微微摇晃，转眼间就变成大地震了。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "なんと女子生徒の集団が蟻みたいな男子に接近する。",
          "zh_text": "巨大的女生集团在接近宛如蚂蚁一样的男生。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "知宏\"危ないぞ！逃げろ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"危险啊！快逃呀！\""
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "俺は力の限り叫んだが、凄まじい轟音と砂埃によって見事にかき消された。",
          "zh_text": "我尽全力喊，但是他们漂亮地消失在惊人的轰鸣声和尘埃当中。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "ドドドドドドドド・・・。",
          "zh_text": "ドドドドドドドド・・・。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "地響きは収まった。",
          "zh_text": "地动的声响渐渐远离。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "俺は縮小された男子たちのもとへ走った。",
          "zh_text": "我跑到小人们刚才的位置。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "全員が見事にペチャンコになっている。",
          "zh_text": "他们全体完全被压在跑道上。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "あたりは女子の靴あとが多数存在し、その靴あとに死骸が地面にこびりついている。",
          "zh_text": "这有一带是很多女生跑步鞋的鞋印，那种鞋子在踩到小人之后，尸体还是会黏在地上。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "知宏\"どうしよう・・・。やっぱり女子たちは俺たちのことに気づいてくれないのか。\"",
          "zh_text": "知宏 \"怎么办・・・女生们果然还是没有发现他们吗？\""
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "確かにいちいち蟻に気を使って歩いているわけではない。",
          "zh_text": "确实，谁会在走路时留意自己会不会踩到蚂蚁。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "気づかれずに踏み潰されるのが俺たちの運命なのか・・・。",
          "zh_text": "也不会有人发现我们被踩死的命运・・・"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "そんなことを考えていると、突然突風が襲った。",
          "zh_text": "我绝望地想时，突然被暴风袭击。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "知宏\"うわっ！飛ばされる！\"",
          "zh_text": "知宏 \"哇！被吹走了！\""
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "俺は塵のごとくふわふわと宙に浮く。とにかく俺は叫ぶしかなかった。",
          "zh_text": "我像尘埃一样被卷起到空中飘悬。我只能不停尖叫。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "ペタッ。",
          "zh_text": "ペタッ。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "一面が肌色のところに俺は、はり付いた。",
          "zh_text": "我黏在小麦色的肉墙上。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "なんだかふかふかとしていて柔らかい感触だ。すると上空から声が聞こえた。",
          "zh_text": "是松软柔和的感触。这时，从上空传来了熟识的声音。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "玲奈\"ほらっ！もっと声出して走りなさい！\"",
          "zh_text": "玲奈 \"看！跑步时要发声！\""
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "玲奈の声だ。",
          "zh_text": "是玲奈的声音。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "見上げると青く巨大な布が見える。",
          "zh_text": "抬头一看，只见到巨大的蓝色布。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "これはユニフォーム・・・。",
          "zh_text": "这是制服・・・"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "なんと俺は、玲奈の太ももにはり付いたようだ。",
          "zh_text": "我竟然黏在是玲奈的大腿上。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "これはチャンスだ！玲奈の顔まで登れば俺の存在に気づいてもらえるかもしれない。",
          "zh_text": "好机会！只要我爬到玲奈的脸上的话，她有也许会的发现我的存在。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "しかし、高層ビルを登るようなものだ。それも命綱なしで・・・",
          "zh_text": "但是要攀到这么高。连绳也没有・・・"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "知宏\"泣きごといっている場合じゃない！とにかく玲奈の脚を登ろう。\"",
          "zh_text": "知宏说 \"可能不会是这么难的事！总之先从玲奈的大腿往上爬吧。\""
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "ロッククライミングのように登り始めた。",
          "zh_text": "就像攀岩一样开始登这座女体大山。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "しかし不思議な感触だ。",
          "zh_text": "但是有一种不可思议的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "俺の手足がむにって食い込む。",
          "zh_text": "我的手脚会陷进去大腿肉里。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "全身が玲奈の太ももに触れている。",
          "zh_text": "我全身都在碰到玲奈的大腿。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "そう考えると興奮してきた。",
          "zh_text": "这様一想，立刻兴奋起来。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "知宏\"きもちいい・・・。\"",
          "zh_text": "知宏 \"很舒服・・・\""
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "膝枕なんてレベルじゃない。",
          "zh_text": "膝枕根本不能比呀。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "辺り一面が玲奈の太もも。そんな太ももに俺は登るのを忘れて抱きついた。",
          "zh_text": "眼前全是玲奈的大腿。我只顾紧紧抱住大腿而忘记要爬了。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "すると突然落下した。",
          "zh_text": "突然大腿从垂直变成水平。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "玲奈\"どっこいしょ。\"",
          "zh_text": "玲奈 \"嘿呵。\""
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "どすうぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "玲奈がベンチに腰かけた。",
          "zh_text": "玲奈坐到长凳上。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "玲奈のお尻が着地した時に太ももがぷるんと揺れ、俺は吹き飛ばされそうになった。",
          "zh_text": "玲奈的屁股坐下来的时候，大腿上的肉震了一下，我差点掉下去。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "なんとか持ちこたえたが、上空を見上げると、もう一つの太ももが俺に迫ってくる！",
          "zh_text": "勉强地稳住时，抬头一看，另一只大腿又向我逼近！"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "どむっ！",
          "zh_text": "どむっ！"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "玲奈が足を組んだようだ。",
          "zh_text": "玲奈的大腿疉在一起。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "その時に俺は、玲奈の２つの太ももに挟まれた。",
          "zh_text": "我被玲奈的大腿夹在中间。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "凄まじい重さに俺の体が潰れそうだ。",
          "zh_text": "可怕的重量要把我的身体压烂。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "しかし、潰れはしなかった。",
          "zh_text": "但是，我没有被压死。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "下も上も玲奈の肉付きのよい太ももだ。",
          "zh_text": "相反，现在下上都是玲奈没有赘肉的大腿。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "まるで洞窟のようだ。",
          "zh_text": "有如洞窟一样。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "全身が太ももに包まれ、幸せな気持ちになった。",
          "zh_text": "全身都被大腿包围，感觉太幸福了。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "このまま一生ここにいたい！",
          "zh_text": "真想一辈子都呆在这里！"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "そんな夢のような時間があっという間に過ぎた。",
          "zh_text": "但梦幻般的时间一转眼就过去了。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "玲奈が足を組み替えたとき、俺はベンチに落ちた。",
          "zh_text": "玲奈的大腿分开时，我掉到长凳上。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "知宏\"いたたた・・・。玲奈！\"",
          "zh_text": "知宏 \"不・・・。玲奈！\""
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "目の前には太ももの壁が一面を覆う。",
          "zh_text": "眼前是高墙一様的大腿。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "そして足の方を向くと、引き締まったふくらはぎに指の長い素足が見えた。",
          "zh_text": "我转头一看，是紧致的小腿和脚趾修长的光脚。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "どうやら玲奈はソックスを脱いだようだ。",
          "zh_text": "玲奈把袜子脱了。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "玲奈\"今日は風が強いから、砂が靴のなかに入って靴下が汚れちゃった。\"",
          "zh_text": "玲奈 \"今天风很强，沙子都进到鞋子里，袜子都脏了。\""
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "白い靴下が黒ずんでいた。",
          "zh_text": "白色的袜底发黑。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "足の指の汚れがくっきりと見える。",
          "zh_text": "脚趾的痕渍清晰可见。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "そんな汚れたソックスが俺に落ちてくる！",
          "zh_text": "那样肮脏的袜子掉在我身上！"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "あっという間に俺を包み込んだ。",
          "zh_text": "转眼间我就被袜子包起来。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "知宏\"ギャアアア！\"",
          "zh_text": "知宏 \"哇呀呀呀呀！\""
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "俺はあまりの強烈な臭いに絶叫した。",
          "zh_text": "我在强烈的臭气中尖叫。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "汗が染み込んでいて、女の子の足の臭いと塵の臭いが入り交じっていた。",
          "zh_text": "被汗液渗进了袜子，女生的脚臭味和尘埃的气味混杂在一起。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "さらにモワァッとした生暖かく、じめっとした空気に包まれ、頭が混乱してきた。",
          "zh_text": "我被带着玲奈体温的湿濡难闻的空气包围着，脑袋一片混乱。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "とにかくこの異臭のする空間から逃れようと洞窟のようなソックスの出口を探した。",
          "zh_text": "总之要先从这个异臭的袜子洞穴查找出口。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "女子陸上部員が走り回り、汗がたっぷり染み込んだ靴下がこんなにも強烈な刺激臭がするとは思わなかった。",
          "zh_text": "女子田径部部员不断奔走，汗充分渗进袜子，但没想到会是这么强烈刺激的恶臭。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "もはや凶器だ。",
          "zh_text": "已经是凶器了。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "靴下で人の意識を奪えそうだ。",
          "zh_text": "袜子可以夺走人的意识。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "そんなことを考えながら、四つん這いで前に進むとソックスの外へ出ることができた。",
          "zh_text": "我一边这样想，一边匍匐爬行，终于爬到袜子的外面。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "俺は外の新鮮な空気を目一杯吸った。",
          "zh_text": "是新鲜的空气，我拼命吸了一大口气。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "知宏\"生き返った！\"",
          "zh_text": "知宏 \"复活了！\""
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "玲奈\"なぁに？私の靴下に虫がいるんだけど。\"",
          "zh_text": "玲奈 \"啊？我的袜子里有虫子啊。\""
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "しまった。",
          "zh_text": "糟了。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "見つかってしまった。",
          "zh_text": "被发现。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "俺は虫じゃない！",
          "zh_text": "我不是虫子！"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "俺は叫ぼうと思ったが、異臭のする玲奈のソックスで薙ぎ払われてしまった。",
          "zh_text": "我正要叫嚣，玲奈恶臭的袜子扫了过来。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "そしてベンチから落下し、別の空間の中に入った。周りが薄暗い。",
          "zh_text": "我从长凳上掉进另外一个空间中。四周灰暗。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "知宏\"ここはどこだ？ゲホゲホ・・・。さっきのソックスと似たような臭いが・・・\"",
          "zh_text": "知宏 \"这里是哪里？呕・・・。是和袜子和相似的臭味・・・\""
        },
        {
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          "ja_text": "なんと俺は玲奈の運動靴の中へ落下したようだ。",
          "zh_text": "我竟然落入到玲奈的运动鞋中。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "ソックスよりも湿度は高く、モワアッとした空気が俺を襲う。",
          "zh_text": "比袜子湿度高，冒着白烟的空气向我袭来。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "まるでカビが生えたような臭いでソックスよりもより強烈な臭いだ。",
          "zh_text": "是比发霉的袜子更强烈的气味。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "さらに悲劇が俺を襲う。",
          "zh_text": "另一个悲剧又向我袭来。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "玲奈\"足が汚くなったから洗いに行こう。\"",
          "zh_text": "玲奈 \"脚脏了去洗洗吧。\""
        },
        {
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          "ja_text": "玲奈の巨大な素足が運動靴の中に入ってきた。",
          "zh_text": "玲奈的巨大裸足穿进运动鞋中。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "俺の目の前には丸太のような親指が存在する。",
          "zh_text": "我的眼前是圆木一样的大脚趾。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "意識が朦朧とした俺はその親指を全身で受け止めてしまった。",
          "zh_text": "意识朦胧的我被大脚趾推着走。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "そして、そのままつま先の方へ素足は移動する。",
          "zh_text": "然后，就这样被推到脚尖的地方。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "つま先に到着すると、俺は親指の下敷きとなってしまった。",
          "zh_text": "到达脚尖后，我压在大脚趾底下了。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "女の子の足の臭いと足の指紋を全身で感じ、身も心も支配された。",
          "zh_text": "全身都感觉到女生的脚臭味和脚趾上的纹路，身心都被支配。"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "圧倒的な重さを誇る玲奈の素足から逃れることができない俺は、叫ぶ気力すら無かった。",
          "zh_text": "我无法摆脱玲奈压倒性重量的裸足，连大喊的精力也没有。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "そしてついに・・・",
          "zh_text": "然后终于・・・"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "ぶちゅ・・・",
          "zh_text": "ぶちゅ・・・"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "玲奈がつま先に体重をかけて移動した時に、運動靴の中にいた知宏はすりつぶされてしまった。",
          "zh_text": "玲奈把体重移到脚尖时，运动鞋中的知宏已经被磨碎了。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "玲奈は水道に到着し、運動靴を脱ぎ、自分の素足を覗いてぺちゃんこに潰れたものをみつけた。",
          "zh_text": "玲奈的来到了水龙头，脱下了运动鞋，发现在什么被压死黏在自己的脚上。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "玲奈\"あっ・・・。さっきの虫かなぁ～。私の運動靴の中に入っていたんだ。最近こういうことが多いいなぁ～。私の足ってそんなに臭いのかな？\"",
          "zh_text": "玲奈 \"啊・・・是刚才的虫子吧～原来爬进我的运动鞋。最近还蛮常发生这种事～我的脚就这么臭吗？\""
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "玲奈は自分の足の臭いに気にしながら水道で丁寧に素足を洗った。",
          "zh_text": "玲奈很在意自己的脚臭，特意用自来水好好洗净。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "そして、知宏は下水道へ流され、小さな一生を終えた。",
          "zh_text": "然后，知宏残渣被冲到下水道，他渺小的一生就这様结束了。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "【校庭の隅】",
          "zh_text": "【校园的一角】"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "俺は、妹の友美に助けてもらおうと、女子水泳部室へ向かった。",
          "zh_text": "我为了找妹妹友美帮忙而走到女子水泳部部室。"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "すると目の前に小さな男子がいた。",
          "zh_text": "眼前出现了被缩小的男生。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "ここは女子の通り道だ。こんなところにいると危ない。",
          "zh_text": "这里是女生信道。在这种地方很危险的。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "前方から地響きを立てて制服姿の女子生徒が歩いてきた。",
          "zh_text": "前方发出地震声，一个穿着制服的女生走了过来。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "それは友美だ！これはチャンス・・・。",
          "zh_text": "是友美！这是好机会・・・"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "いや、ピンチだ！友美は足元にいる蟻みたいな俺たちに気づいていない。",
          "zh_text": "不，是危机！友美没有发现脚边蚂蚁一样的我们。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "知宏\"おい君！早く逃げるんだ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"喂，你！快点逃啊！\""
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "俺は道のど真ん中にいる小さな男子に声をかけたが、恐怖で腰を抜かしたようだ。",
          "zh_text": "我向在道路正间的因为恐怖而吓瘫的小人大喊。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "その男子の真上にはローファーの靴底が・・・",
          "zh_text": "平底鞋的鞋底就在那个男生的上方・・・"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "知宏\"友美！待ってくれ！その足を下ろすなぁ！！\"",
          "zh_text": "知宏 \"友美！等一下！你的脚下！！\""
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！ぐちゃ！"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "蟻みたいな俺の声が届くわけがない。",
          "zh_text": "蚂蚁般的我大声调用。"
        },
        {
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          "ja_text": "その男子は、友美の巨大なローファーで踏み潰されてしまった。",
          "zh_text": "那个男生被友美巨大的平底鞋被踩了上去。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "そしてぺちゃんこになった死体は地面にこびりついてしまった。",
          "zh_text": "压瘪的尸体黏在地面。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "小さな命を奪ったことに気づかず、友美は俺に近づいてくる。",
          "zh_text": "没察觉到自己夺走了一条小小的生命的友美向我靠近。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！"
        },
        {
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          "ja_text": "友美が歩くたびに見せる薄汚いローファーの靴底がどんどん大きくなっていく。",
          "zh_text": "友美的每向我走一步，我看到她那邋遢的鞋底都在不断变大。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "すると、あっという間に俺の頭上には巨大なローファーが君臨する。",
          "zh_text": "巨大的鞋底转眼间君临我的头上。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "そして、俺に降り下ろされる。",
          "zh_text": "然后向我踩下来。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "あんな硬いローファーの下敷きになったら一瞬でペチャンコだ。",
          "zh_text": "被这么硬的鞋底压到的话，会瞬间压成肉泥吧。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "俺は、ヘッドスライングで友美のローファーを回避しようとした。",
          "zh_text": "我在最后一秒用滑垒去回避友美的平底鞋。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "間一髪で避けたが、凄まじい振動により、俺は前方へ吹き飛ばされた。",
          "zh_text": "在千钧一发之际避开了，但我被可怕的振动往前吹跑了。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "すると、もう一つのローファーが俺に降り下ろされる！",
          "zh_text": "于是，另一只平底鞋又向我落下！"
        },
        {
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          "ja_text": "体制を崩した俺は、もはや避けることができない。",
          "zh_text": "但体力耗尽的我已经无法再避开。"
        },
        {
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          "ja_text": "真っ黒な靴底が俺の視界を覆う。",
          "zh_text": "漆黑的鞋底覆盖我的视野。"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "このまま妹に踏み潰されるのか！？",
          "zh_text": "我就这样被妹妹踩死了吗！？"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "知宏\"友美ぃぃぃ！\"",
          "zh_text": "知宏\"友美啊！\""
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "俺は叫ぶことしか出来なかった。",
          "zh_text": "我只能大叫出来。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "友美\"なんだろう・・・。誰か私を呼んだのかなぁ。\"",
          "zh_text": "友美 \"什么・・・有谁在叫我吗。\""
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "俺の声に気づいたのか友美の踏み下ろしたローファーは俺の真横に着地した。",
          "zh_text": "察觉到了我的声音，友美的脚踩偏了一点，鞋子落在我的侧面。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "友美\"なんだろう？私の足元に何かいる。虫？なんで私の足元に虫が？\"",
          "zh_text": "友美 \"是什么呢？我脚下的是什么。虫子？为什么我的脚下有虫子？\""
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "友美は仁王立ちになって俺を見下ろす。",
          "zh_text": "友美盘起手，双腿开分，俯视着渺小的我。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "そして信じられない言葉を投げかけ、俺の上にローファーをセットした。",
          "zh_text": "简直无法相信刚刚听到话，我的上空又出现了巨大的鞋底。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "友美\"あはははは！こんな巨人が目の前にいるのに逃げないのかなぁ～。じゃあ虫を踏み潰しちゃおっと！\"",
          "zh_text": "友美 \"啊哈哈哈！在我这样的巨人在面前也不逃跑啊～那么，小虫子，踏碎了哦！\""
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "知宏\"な、なんだって！？やめろぉぉぉぉ友美ぃぃぃ！\"",
          "zh_text": "知宏 \"什么！？住手啊！友美ぃぃぃ！\""
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "友美\"えっ？やっぱりなにか聞こえる・・・。まさかこの虫から？\"",
          "zh_text": "友美 \"哎？果然听到了什么・・・难道是这只虫子？\""
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "ぶわあぁぁ・・・",
          "zh_text": "ぶわあぁぁ・・・"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "友美がしゃがんだ時にスカートから巻き起こった突風により、俺は吹き飛ばされた。",
          "zh_text": "友美蹲下时裙子掀起的暴风把我刮跑了。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "何となんと体を起こすと目の前には巨大なパンツが圧倒的な存在感を示す。",
          "zh_text": "当我爬起来时，眼前巨大的内裤向我展示压倒性的存在感。"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "M字に開いた二本の脚。パンツ丸見えだ。",
          "zh_text": "M字体打开的两只脚。胖次一览无余。"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "俺はローアングルでこの絶景を楽しんだ。",
          "zh_text": "我用仰角仰视，度享受这个绝景。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "すると、上空からけたたましい声が響く。",
          "zh_text": "这时，从高空喧嚣的声音在我耳边回响。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "友美\"お兄ちゃん！？なんでそんなに小さくなっているの？\"",
          "zh_text": "友美 \"哥哥！？为什么会那么小。\""
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "ようやく気づいてくれた！俺はホッと一息をついた。すると、俺の目の前に友美の手が現れた。",
          "zh_text": "终于注意到了！我叹了一口气。于是，向眼前的友美挥了挥手。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "友美\"足元にいると踏み潰しちゃいそうだからこの手に乗って！\"",
          "zh_text": "友美 \"在我脚下会被踩死的。先上来我的手吧！\""
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "いや・・・。さっき一人踏んづけたんだが・・・。",
          "zh_text": "不。你刚才已经踩死了一个人啊・・・"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "俺は黙って友美の手のひらにのり、これまでの事情を説明した。",
          "zh_text": "我默默爬上的友美手掌，说明到现在为止的情况。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "友美\"ふ～ん。じゃあ、縮小研究部によって小さくさせられたんだ。それで元に戻るためには、地下にある部室に潜入すればいいのね！分かった。協力するよ！\"",
          "zh_text": "友美 \"嗯～。那么，你是被缩小研究部缩小的。为了回到原来的大小，只要可以潜入地下的部室就好了！明白了。我帮你吧！\""
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "友美はニコッと笑った。",
          "zh_text": "友美嫣然一笑。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "友美\"でもお兄ちゃんちびだね～！いつもは私のことをちびって馬鹿にするくせに。さっきだって虫だと思ったから踏み潰しちゃおうと思ったもの！\"",
          "zh_text": "友美 \"但是哥哥你真的很小啊～！你平时总是因为我矮，而把我当成笨蛋。但刚刚你还差点被我当成虫子而踩死在脚下！\""
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "友美はキャッキャと大笑いする。勘弁してくれよ・・・。",
          "zh_text": "友美哈哈大笑。原谅我吧・・・"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "お前は兄を踏み殺そうとしたんだ。なにがそんなにおかしい・・・。",
          "zh_text": "你差点踩死自己的哥哥。有什么好笑的・・・"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "女の子って怖いなぁと感じた。そして友美は俺を摘まみ、ワイシャツの中に入れた。",
          "zh_text": "女孩子真的很恐怖啊。然后友美捏起我，把我放进衬衫。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "むにぃ・・・。",
          "zh_text": "むにぃ・・・。"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "友美\"足元にいると踏んづけちゃいそうだし、ポケットに入れるとお兄ちゃんの存在を忘れそうだから、この中にいてね！\"",
          "zh_text": "友美 \"刚才还差点踩死在脚下，放到口袋的话，很容易会忘记哥哥的存在，所以放到这里吧！\""
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "そう。俺は、友美の谷間の中に挿入されたのだ。",
          "zh_text": "我被插入到友美的乳沟。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "水風船のような感触が全身を包み込む。俺が両手両足を動かすたびに食い込み、ぼよんと弾かれる。",
          "zh_text": "水球的感觉包裹全身。每次手脚按在欧派上都会陷进去又被弹回来。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "まるでトランポリンのようだ。柔らかく、妹の温もりに俺は安心感を得た。",
          "zh_text": "简直就跳弹床一样。妹妹的柔软和温暖令我感很安心。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "しかし、友美が歩くたびに巨大な胸は揺れ、俺を圧迫する。",
          "zh_text": "但是友美在走路，巨大的欧派不断摇晃，把我压在中间。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "柔らかいとはいえ、巨大な壁に押し潰されるようだ。とにかく俺は友美の乳にしがみついた。",
          "zh_text": "虽然很软，但这様下去还是会被巨大的乳壁压毁掉。我紧紧抓住友美的欧派。"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "知宏\"く、苦しい・・・。だけどなんか嬉しい。\"",
          "zh_text": "知宏 \"く，好痛苦・・・但是又很高兴。\""
        },
        {
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          "ja_text": "胸の谷間で惨めに挟まれている俺を友美は見下ろし、満面の笑みを浮かべ、縮小研究部の部室へ向かった。",
          "zh_text": "友美俯视在沟间悲惨地被夹住的我，浮起满面的笑容，向缩小研究部部室走去。"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！グシャ・・・",
          "zh_text": "ズシィン！ズシィン！ズシィン！グシャ・・・"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "あっ・・・。絶対友美のやつ、なにか踏んだ。",
          "zh_text": "啊・・・友美那家伙绝对踩过了什么。"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "しかし、友美は何かを踏んだことに全く気付かないまま走っていった。",
          "zh_text": "但是友美完全没有注意到，还是继续往前走。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "【校舎の地下】",
          "zh_text": "【校舎地下】"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "友美\"お兄ちゃん？ここ？\"",
          "zh_text": "友美 \"哥哥？是这里吗？\""
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "友美は俺を摘まんだ。巨大な谷間から解放された。そして俺は辺りを見渡した。",
          "zh_text": "友美把我捏起。我从巨大的乳沟中被解放出来。然后我环顾四周。"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "知宏\"分からない。だけど、昨日捕まった場所はこんな雰囲気だったぞ。\"",
          "zh_text": "知宏 \"不知道。但是，昨天抓住的地方是这种气氛啊 ! \""
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "友美\"う～ん。学校にこんな場所があったなんてなんか気味悪い・・・。\"",
          "zh_text": "友美 \"嗯。学校有这种地方了等等总觉得不快・・・\""
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "確かに朝だというのに周りは薄暗い。ただ、女の子の匂いがぷんぷんする。",
          "zh_text": "明明是早上四周却很昏暗。但是有一股女生的香味扑鼻而来。"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "縮小研究部員は全員女子だから、この辺りに部室があると考えた。",
          "zh_text": "缩小研究人员全部都是女生，所以可以推测到部室就在这一带。"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "友美\"なんかシーンとしていて怖い。肝試しみたい・・・。ひやっ！\"",
          "zh_text": "友美 \"总觉得场面可怕。就试胆大会一样・・・啊！\""
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "突然足音が鳴り響いた。",
          "zh_text": "突然响起了脚步声。"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "後ろを振り替えると、ツインテールの女子生徒が近づいてくる。",
          "zh_text": "后面转过头来，有一个双马尾女生慢慢走近。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "大人しそうだが威厳ある風格をしている。",
          "zh_text": "看起很老实，但是有一种威严的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "友美\"あ、あなたは？\"",
          "zh_text": "友美 \"啊，你是？\""
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "未来\"私は未来。こんなところにいると危ないわよ！\"",
          "zh_text": "未来 \"我是未来。在这种地方很危险的！\""
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "友美\"えっ？どういうこと？\"",
          "zh_text": "友美 \"哎？有什么危险？\""
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "未来\"その指につまんでいるのはなにかしら？\"",
          "zh_text": "未来 \"你手指捏着的是什么？\""
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "友美\"あっ！これはそのぉ～・・・\"",
          "zh_text": "友美 \"啊！这是那个～・・・\""
        },
        {
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          "ja_text": "未来\"話さなくていいわ。あなたも秘密を知っているのね？\"",
          "zh_text": "未来 \"不用说了。你也知道我们的秘密吧？\""
        },
        {
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          "ja_text": "友美\"どういうこと？もしかして・・・。きやっ！\"",
          "zh_text": "友美 \"怎么回事？难道说・・・啊！\""
        },
        {
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          "ja_text": "未来という落ち着いた雰囲気の女子は、友美にピンクの液体をかけた。",
          "zh_text": "未来把粉红色的液体倒在友美身上。"
        },
        {
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          "ja_text": "友美の様子がおかしい！友美は指を開き、俺は地面に落下した。",
          "zh_text": "友美的样子有点奇怪！友美手指打开，把我掉到地上。"
        },
        {
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          "ja_text": "知宏\"ぐはっ・・・。腰打った。それより友美！大丈夫か！？いや・・・これって・・・。\"",
          "zh_text": "知宏 \"哎・・・我的腰。比起这个，友美！不要紧吧！？不…这是・・・\""
        },
        {
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          "ja_text": "友美\"あっお兄ちゃん？あれ？もとの大きさに戻ったの？いつものお兄ちゃん？えっ！？\"",
          "zh_text": "友美 \"哥哥？咦？你回到了原来的大小？是平时的哥哥？咦！？\""
        },
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          "ja_text": "優香は蔑んだ表情で友美を見下ろし、高笑いしながら話しかけた。俺は昨日、優香の素足に踏み潰されかけた。友美の体は小刻みに震えている。目も涙ぐんでいる。",
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          "zh_text": "地面又开始震响了，又有谁来了。这一次来的是希。现在，这个部室里，部长、副部长、书记兼会计这主要的三人都来齐了。我从低视角凝视三人的身姿，压倒性的存在感让我忍不住下跪。接着希准备在椅子上坐下了，同时我听见了微小的悲鸣声。"
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          "zh_text": "椅子上似乎有10个小人，那些人拼命地到处乱跑，却发现无路可逃。椅子之下完全就是断崖绝壁！事到如今难道只能等死了吗？！"
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          "ja_text": "希\"う～ん♪か・い・か・ん～！特に逃げ回るちび人間どもを一気に潰すのはきもちいいわぁ～♪\"",
          "zh_text": "希\"唔～嗯♪愉・悦～！把四处逃窜的小人们一口气压碎的感觉格外的爽快呢～♪\""
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          "ja_text": "優香\"でも希？詰めが甘いわよ？一匹逃げているみたい！私の足元をうろちょろしてるわ！あははは！ばっかみたい！このちび虫！私から逃げられると思っているの？\"",
          "zh_text": "优香\"但是希？你结果还是太天真了哦？好像还有一匹在逃跑啊！正在我脚边跑来跑去呢！啊哈哈哈！像笨蛋一样！这只小虫子！真的觉得能从我们这里逃走吗？\""
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          "zh_text": "优香抬起了裸足，瞄准四处逃窜的小人一脚踩下。巨大的脚掌向小人袭来。"
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          "ja_text": "優香\"あははは！ペチャンコだわ！気味がいいわ！お前みたいなちびは、私に踏み潰されて死ぬ運命なのよ！こうしてやる！\"",
          "zh_text": "优香\"啊哈哈哈！全部压扁啦！感觉不错！你们这样的小人，最后命运只能是被我踩碎死在我脚下！死吧！\""
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          "ja_text": "突然襲う地響き。俺は振り返った。",
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          "ja_text": "紺のハイソックスをまとったつま先で俺を吹き飛ばす。一度ならず、何度も転がされる。未来は小さな俺をつま先でもてあそんでいる。まるで団子虫を転がすように・・・。そんな虫けらみたいな俺を、未来は無表情で転がしているのだ。すると突然悲鳴が部屋中に響き渡る。友美の声だ。",
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        {
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          "ja_text": "友美はその言葉に不適な笑みを浮かべた。そして小さな声でざまあみろと言ったようだ。もちろん優香は激怒した。",
          "zh_text": "友美听到这话露出了不恰当的笑容，轻声念叨了句活该啦，然后理所当然地把优香激怒了。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "優香\"なによこのちび！今の状況わかってんの！マジうざい！お前はこうしてやる！\"",
          "zh_text": "优香\"什么啊你这小不点！搞得清现在的状况吗！真烦人！你这家伙还是去死吧！\""
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "友美\"えっ？ちょっとやめて！落とさないで！いやあぁぁ！\"",
          "zh_text": "友美\"诶っ？等等、不要啊！不要把我丢下去！咿呀啊啊啊！\""
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "なんと優香は口を開け、友美を摘まんで口の中に落とそうとした。そして、優香は指を開き、友美は落下する。",
          "zh_text": "优香张开嘴，把友美捏起来悬在嘴上方，然后手指一松，友美便径直摔了下去。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "優香\"あ～ん・・・\"",
          "zh_text": "优香\"啊～～～\""
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "友美\"いやあぁぁ・・・\"",
          "zh_text": "友美\"呀啊啊啊……\""
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "優香\"ごくん。ん～！いい喉ごしね！味は全くしなかったけど・・・\"",
          "zh_text": "优香\"咕咚。嗯～！穿过喉咙的感觉不错！虽然完全没有味道的说……\""
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "知宏\"友美！おのれ優香ぁ！\"",
          "zh_text": "知宏\"友美！优香你这混蛋啊！\""
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "友美は優香にペロリと食べられしまった。未来につま先で弄ばれている俺は、なんとか体勢を整え、優香に向かって走り出した。しかし、紺のハイソックスが俺を包み込む。",
          "zh_text": "正被未来玩弄的我，目睹了友美被优香一口气吞食，用尽力气调整姿态站了起来，朝着优香冲了过去，但是却立刻被藏青色的长袜盖住了全身。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "ドスン！",
          "zh_text": "ドスン！"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "未来\"自分がどういう状況にいるのかわかっているのかしら？人のことを心配している場合じゃないでしょ？\"",
          "zh_text": "未来\"你好像还搞不清自己的处境？现在应该没有空去担心别人的吧？\""
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "未来のジメッとした紺のハイソックスに俺は全身を締め付けられた。体が軋む。さらに強烈な臭いに平常心を奪われる。未来はくねくねと指先を動かし、靴下の下でも俺を弄ぶ。しばらく俺は、未来のソックスに支配された。すると、未来は足を振り上げ、俺の横に降り下ろす。さらに、赤色の液体を俺にぶっかけた。",
          "zh_text": "未来的藏蓝长袜压住了我的全身让我动弹不得，身体被压的嘎吱作响。同时强烈的臭味让我失去了思考能力。未来活动着脚趾戏弄着袜子底下的我，我完全被未来的棉袜所支配了。过了许久，未来抬起脚踩在我身旁，然后向我身上浇上了红色的液体。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "知宏\"ぶはぁ・・・。なんだこの液体・・・。\"",
          "zh_text": "知宏\"噗哇啊……这液体是什么玩意……\""
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "体に違和感を覚えた。すると、未来は俺に巨大な足を踏み下ろした。",
          "zh_text": "身体感到了一阵违和感，不容我多想，未来的巨足已经落到了我身上。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！ぶちっ！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！ぶちっ！"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "知宏\"ギャアアア！身体中に激痛が！！\"",
          "zh_text": "知宏\"嘎啊啊啊啊！整个身体都好痛！！\""
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "あれっ？おかしいぞ。確かに俺は踏み潰された。体もペチャンコで、動かすことはできないが、意識がはっきりしている。",
          "zh_text": "啊咧？奇怪了，我的确是被踩碎了吧，理应是被压扁了不能动了才对，但是意识却还是很清晰。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "未来\"この赤い液体は強化の液体。踏まれても簡単に死なない体になったのよ？\"",
          "zh_text": "未来\"这个红色液体是强化药水，让你变成了被踩也不会轻易死掉的身体了哦？\""
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "再び俺を踏み潰す。身体中に激痛が走るもなんとか生きている。なんて命をバカにした薬品だ！すると、未来は腰を下ろし、俺を蔑んだ表情で見下した。大の字で仰向けになっている俺の真上には巨大なしましまのパンツが・・・。Ｍ字に開く脚に目が釘付けだ。すると、未来は俺に高圧的な態度で話しかけてきた。",
          "zh_text": "我再一次被用力碾踩，剧痛充斥着全身然，但人却还是没有死，真是肆意嘲弄人命的药啊！！未来弯下腰俯视着我，表情满是蔑视，我呈大字体仰面躺着，正上方看到了巨大的条纹内裤……未来脚摆成八字体固定我的身体，让我的脸露在两脚之间，接着未来以居高临下的姿态发话了。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "未来\"私のペットになりなさい！そうすれば生かしてあげる。虫けらみたいなあなたを飼ってあげるのよ？\"",
          "zh_text": "未来\"当我的宠物吧！这样的话就留着你的小命，小虫子一样的你就乖乖被我饲养吧？\""
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "どこか寂しげな表情を浮かべている。未来には友達がいないのだろう。だからといって、人間を小さくしてムリヤリ友達にしようという考え方はおかしい！すでに直也と友美は殺されたのだ。ここで俺が、部長の言いなりになると、殺されたやつらが報われない！俺は声を大にして言った。",
          "zh_text": "她好像微妙的露出了寂寞的神情，未来大概是没什麽朋友的吧。但即使这样，把人变小来强行变成朋友的思考方式也很奇怪的吧！直也和友美也已经被杀死了，如果我现在同意了部长的话，那被杀的人的仇就再也报不了了！我鼓足劲大声喊。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "知宏\"ふざけるな！俺はお前のペットにはならない！\"",
          "zh_text": "知宏\"少开玩笑了！谁要当你的宠物啊！\""
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "怒りを覚えた未来は俺を思いきり踏み潰した。そしてつま先でグリグリと俺を踏みにじる。",
          "zh_text": "愤怒的未来毫不犹豫的开始践踏我的身体，用脚尖用力对我碾压蹂躏。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "未来\"生意気なちび人間・・・。ならばあなたは生きる資格はないわ！私たちであなたを粉々にしてあげる。優香ちゃん！希ちゃん！\"",
          "zh_text": "未来\"明明是个小人还这么自大……那你就没有资格再活下去了！看我们把你变成粉碎的尘埃吧，优香！希！\""
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "優香\"はい部長！\"",
          "zh_text": "优香\"是的部长！\""
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "希\"部長さ～ん！なんですかぁ？\"",
          "zh_text": "希\"部长～！怎么啦？\""
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "未来\"これからこのちびを殺しちゃいましょう。赤い液体をかけたから思い切り踏み潰してもらっていいわ！\"",
          "zh_text": "未来\"现在开始全力虐杀这个小人吧！撒过红色液体了所以请不留余力地狠狠踩吧！\""
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "優香\"お安い御用です部長！さぁ知宏！昨日に引き続いて私のおっきな素足に踏まれるのよ！感謝しなさい！\"",
          "zh_text": "优香\"小事一桩啦部长！那么知宏！作为昨天的后续让我用巨大的裸足送你走吧！要感谢我啊！\""
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "塔のような足が6本。高層ビル群のような女子たちの真下に俺がいる。なんという威圧感だ！そして、優香は高々と素足を振り上げた。つま先とかかとが赤みがかっており、ところどころにゴミがへばりついている。よく見ると、人間の形をしたシミもいくつか。すると、一瞬で俺の視界は足裏に覆われた。",
          "zh_text": "四周是六条高塔的一样的腿，我现在处在这些高层建筑群一样的女孩子们的正下方，有一种说不出的威压感！优香把裸足高高抬起，脚尖和脚跟都染上了红色，到处都粘着尘屑，仔细看的话，还能看见许多人形的斑点，紧接着我的视线就被脚底覆盖了。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "優香は蟻みたいな俺を容赦なく踏み潰した。そして、素足にこびりついた。",
          "zh_text": "优香毫不留情地踩踏着蚂蚁一样的我以致我被黏在了裸足底下。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "優香\"あはははは！惨めに私の足裏にくっついてんの！知宏～？いくら女の子の足が好きだからって、恥ずかしくないの？\"",
          "zh_text": "优香\"啊哈哈哈哈！这么想成为我脚底的一部分吗，知宏～？喜欢女孩子的脚什么的不觉得羞耻吗？\""
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "優香の足裏は汗で湿っていた。見事にへばりついてしまった。俺は全身を柔らかい素足に包まれる。すると、優香は腰を下ろした。",
          "zh_text": "优香被汗水弄得湿湿的脚底，把我完美地黏住。我全身都被柔软的赤足包裹起来，然后，优香弯下了腰俯视着我。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "優香\"まぁ、死ぬ前にご褒美をあげるわ！ほらほら！\"",
          "zh_text": "优香\"嘛，在你死前给你点奖赏吧！你看你看！\""
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "優香はあぐらをかき、俺がへばりついた右足と左足をくっつけた。俺は巨大な2つの素足に挟まれた。",
          "zh_text": "优香盘腿坐下，把黏着我的右脚和左脚贴在了一起，我被两只巨大裸足夹住了。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "優香\"あはははは！ちょっと汗をかいちゃったから、臭うかもしれないけど・・・。私の素足で揉み潰してあげるね！\"",
          "zh_text": "优香\"哈哈哈哈！不知不觉流了好多汗啊，有点发臭的感觉……你就被我光脚揉碎吧！\""
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "女の子の足の匂いが充満する。しっとりとした感触を全身で感じるが、優香が素足で俺を揉むことで俺の体は引きちぎれそうになる。",
          "zh_text": "女孩子的脚的气味充斥着鼻腔，全身感觉到了湿哒哒的触感，优香用双脚蹂躏着我几乎要把我撕碎。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "希\"副部長さん！ずるいですよぉ～。私も知宏くんを潰したいです。\"",
          "zh_text": "希\"副部长！好狡猾～我也想欺负知宏君啦～\""
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "優香\"そうだね！あはははは！くっさ！知宏くっさ！足の臭いが染み付いているんですけどぉ！きゃはははは！\"",
          "zh_text": "优香\"是吗！啊哈哈哈哈！好臭！知宏好臭！沾满了脚臭味呐！啊哈哈哈！\""
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "シールみたいな俺の体を優香がはがし、床に置いた。すると今度は上空から巨大な岩のようなブルマが落下する。",
          "zh_text": "像纸片一样的我的身体被优香从脚底剥落，放在了地板上，我还没缓过神，上空便落下了巨岩般的巨大布鲁马。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "希は蟻みたいな俺をブルマのお尻で潰した。それも３回連続で。巨大な女子生徒の体重を3回もまともに受けた。さすがに意識が飛びそうだ。まだ人間としての姿は保っているものの、俺の体は紙のようにぺちゃんこだ。そんな俺は、希のブルマにへばりついてしまった。",
          "zh_text": "希用屁股重重地压在蚂蚁一般的我，还连续压了三次。正面受到巨大的女学生的体重重压三次，我的意识都要被挤出体外了，虽然面前还保持着人形，但身体差不多已经被压成纸片一样，扁扁的我被黏在希的布鲁马上。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "希\"いやだぁ～。知宏くんがブルマに食い込んでるぅ～。\"",
          "zh_text": "希\"讨厌啦～知宏君陷在我的布鲁马里了～\""
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "優香\"ふかふかな希のお尻に食い込んで幸せじゃない？このエロ知宏！えいっ！\"",
          "zh_text": "优香\"被嵌在希的布鲁马里很幸福吧？你这工口知宏！诶噫っ！\""
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "希\"きゃっ！やめてくださいよぉ～副部長さん！\"",
          "zh_text": "希\"呀っ！副部长住手啦～！\""
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "優香は俺を指で押し潰した。希のブルマに更に食い込んだ。優香が指を離すと、弾力あるブルマのお尻に弾き飛ばされ、ヒラヒラと床に落ちた。そんな俺を優香と希は高笑いをしながら見下す。",
          "zh_text": "优香的手指用力按压我的身体，让我进一步被压进了希的布鲁马。优香一放手，我被有弹性的臀部弹飞，飘落栽了地板上，优香和希哄笑着俯视着这样的我。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "優香\"あははは！惨めぇ～！\"",
          "zh_text": "优香\"啊哈哈哈！真惨～！\""
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "優香\"女の子の足で踏まれて喜んでいるんでしょ？この変態！\"",
          "zh_text": "优香\"被女孩子的脚踩很开心吧？你这变态！\""
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "優香\"たった２４センチの足を押し返せないなんてそれでも男？よわよわ知宏！\"",
          "zh_text": "优香\"连24公分的脚都无法反抗什么的，这也算是男人嘛？太弱了哟知宏！\""
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "ひたすら優香は俺を踏み潰す。いよいよ俺の目の前は真っ暗になった。これ以上潰されたら確実に死ぬ。自分の命の終わりを悟った。",
          "zh_text": "优香不停地践踏着我，我的视野渐渐变灰暗了，再在这之上继续被踩的话，我真的会没命的，我已经做好了自己生命结束的觉悟了。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "優香\"そろそろ知宏も死ぬかもね！では部長！とどめを刺してください！\"",
          "zh_text": "优香\"知宏也差不多要死啦！那么部长！给他决定性的一击吧！\""
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "希\"やはり部長さんが知宏くんの引導を渡すといいと思いますぅ～♪\"",
          "zh_text": "希\"果然要由部长来给知宏君宣告判决才行呢～♪\""
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "未来\"分かりました。では知宏。本当に私のペットにならないんですね。今ならまだ間に合います。\"",
          "zh_text": "未来\"我明白了，那么知宏，真的不想当我的宠物吗，现在的话反悔还来得及哦\""
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "もう俺にはしゃべる気力がなかった。そして、俺の上空に紺のハイソックスをまとった足が君臨する。そして未来は一気に踏み下ろした。",
          "zh_text": "但此时我已经无力开口说话了，接着，我的上空被藏青色的长袜所取代，未来一口气把脚踩了下来。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "どすうぅぅぅぅん！",
          "zh_text": "どすうぅぅぅぅん！"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "グリグリグリ・・・",
          "zh_text": "グリグリグリ・・・"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "ぶちゅ・・・",
          "zh_text": "ぶちゅ・・・"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "知宏は、跡形もなく飛び散った。未来の足の下には血痕しか残っていない。",
          "zh_text": "知宏，消失的无影无踪，只在未来的脚下留下了一点血痕。"
        },
        {
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          "ja_text": "優香\"部長！やりましたね！あっという間に跡形もなくなりました。\"",
          "zh_text": "优香\"部长！成功啦！一瞬间就连痕迹都没有了呢\""
        },
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          "ja_text": "希\"知宏くんも本望ですよねぇ～。女の子の足にこれでもか！っていうくらい踏まれて最期は部長に踏み潰されるなんて・・・。\"",
          "zh_text": "希\"这也算是知宏君的夙愿了吧～死在女孩子的脚下！被一点一点踩死然后由部长给予最后一击什么的……\""
        },
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          "ja_text": "未来\"私が欲しいのは、私に尽くしてくれるちび人間よ。こんな反抗的なちび人間は容赦なく潰すに限る。\"",
          "zh_text": "未来\"我想要的小人也要由我来终结，对这样反抗的小人不留情的踩碎再好不过了\""
        },
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          "ja_text": "優香\"さすが部長！これからも部長についていきます！\"",
          "zh_text": "优香\"不愧是部长！从今以后我也会跟随部长的！\""
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          "ja_text": "その後、知宏の学校に通っていた男子はみんな縮小され、翌年女子高へ変わった。この男子たちの末路は言うまでもない。",
          "zh_text": "在这以后，来知宏的学校上过学的男生都被缩小了，次年这所学校变成了女校，这些男生们的下场便无人知晓了。"
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          "zh_text": "伫立在市中心郊外的大房子里，虽然有与其威严相称的庭园，但是能踏入那里的人是有限的。"
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          "ja_text": "その数少ない内の一人である織絵は、有名私立高校のセーラー服に身を包みながら気の向くままに庭園の散策を楽しんでいた。",
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          "ja_text": "「ねぇ沙羅、この花の名前はなんていうのかしら？」",
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          "ja_text": "以前の散策では見かけなかった青い花を見つけた織絵は、自分から二歩離れた距離で付いてくるメイドに話題を振る。",
          "zh_text": "在散步中发现了从未见过的蓝色花朵的织绘，对离自己两步远的女仆提出了问题。"
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          "zh_text": "被称为沙罗的少女将视线转向引起自己主人兴趣的花，但并不精通植物的她也不认得这些花卉的名字。"
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          "ja_text": "「さぁ？ 沙羅は存じません。たぶん、タンポポとかそんな感じのやつかと」",
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          "ja_text": "「そう。貴方に教養を期待した私が愚かでしたわ」",
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          "ja_text": "「あ、またそういう悪口を言います？ 学校サボっていること奥様にバラしますよ？ あと私との主従を超えちゃった関係とかも。いいんですかぁ～？ 屋敷での一人暮らし辞めさせられちゃうんじゃないですかぁ～？」",
          "zh_text": "「啊，还会说这样的坏话吗？逃学的事会被夫人知道的哦？还有和我超越主从的关系真的没关系吗？不是会让你一个人在房间里反省吗？」"
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          "ja_text": "「…………貴方、少しくらいは私に対して敬意を払いなさい」",
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          "ja_text": "「はいはい、他の人がいるときはそれっぽく振る舞ってあげますって。……あ、ほら、お嬢様のお目当てが居ましたよ」",
          "zh_text": "「是的是的，有其他人在的时候我会那样做的。……啊，你看，那里有大小姐要找的东西。」"
        },
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          "ja_text": "沙羅が指差す先は刈り揃えられた芝生があるのみで、目新しいものはないように見える。",
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        },
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          "ja_text": "だが、目の焦点を併せてじっと見つめれば違和感を覚えることができる。",
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          "ja_text": "芝生の草の合間を縫うようにして動くそれについては、正体を知っている彼女たちであるからこそ蟻と見分けることができた。",
          "zh_text": "在草坪草的间隙穿行，只有知道真相的她们，才能分辨出是什么。"
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          "ja_text": "極小種の小人。",
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          "ja_text": "その体長は1センチにすら達することはなく、最も大柄な個体でも4ミリ程度。",
          "zh_text": "其体长甚至达不到1厘米，即使是最大的个体也只有4毫米左右。"
        },
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          "ja_text": "人間と類似した姿形と多少の知能を有する小人は、その貧弱な肉体でありながらも繁殖力を進化させることで莫大な子孫を残し、今日まで生きながらえてきた。",
          "zh_text": "拥有与人类相似的形态和智慧的小人，虽然有着贫弱的肉体，但通过进化繁殖力留下了大量后代，一直活到了今天。"
        },
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          "ja_text": "織絵たちが暮らす屋敷に付属するこの庭園には数年前から小人たちが住み着き、各所に自分たちの村を作り上げている。",
          "zh_text": "这座附属于织绘生活的宅邸的庭园，从几年前开始就有小人们居住，在各个地方建造了自己的村庄。"
        },
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          "ja_text": "こうして散策していれば、特別に探そうとしなくても小人の村を見つけることができる。",
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          "ja_text": "今回、沙羅が見つけた村はそれほど大規模ではないが、それでも一万匹ほどの小人によって構成されているものであった。",
          "zh_text": "这次沙罗发现的村庄虽然不是很大，但还是由一万只左右的小人构成的。"
        },
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          "ja_text": "「あら、本当ね。ふふっ」",
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          "ja_text": "織絵が浮かべる笑みには意地悪な感情が隠しきれないでいた。",
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          "ja_text": "茶色の革靴を履いた足が散策用の舗装路から踏み出されると、綺麗に刈り揃えられていた芝生が踏み躙られ足跡が残る。",
          "zh_text": "穿着茶色皮鞋的脚从散步用的柏油路踏出，在草坪上收割出了漂亮的践踏痕迹。"
        },
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          "ja_text": "身長160センチの平均的な体躯の女子高生が無意識に行う歩行だが、芝生の影に隠れてしまえるほど小さな小人たちにとっては災害のようなものだ。",
          "zh_text": "虽然是身高160厘米平均身材的女高中生的无意识地行走，但对于被草坪的影子遮住的小人来说，这是一场灾难。"
        },
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          "ja_text": "彼女が一歩踏み出し接近するたびに、小人たちは怯え泣き叫ぶ。",
          "zh_text": "每当她踏出一步接近的时候，小人们就会害怕地哭喊。"
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          "ja_text": "あまりにも矮小な彼らの平均寿命は一年に満たず、満足な文字記録も発明されていないため、人間との邂逅について知識や経験を持つものはほとんど居ない。",
          "zh_text": "太矮小的他们的平均寿命不到一年，也没有发明出满意的文本记录，所以几乎没有人对与人类的邂逅有知识和经验。"
        },
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          "ja_text": "だからこそ、こうして人類と邂逅するたびに未知の巨大生物として認識して怯えることしかできないのだ。",
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          "ja_text": "そんな小人たちの反応は織絵の心の奥底にある嗜虐心を駆り立て、無意識の内に足を踏み鳴らすような歩き方を取らせていた。",
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          "ja_text": "織絵が草葉の陰に潜むように作られた小人たちの村の外れに到達すると、その巨体が生み出す影が村のほぼ全域を飲み込んでしまう。",
          "zh_text": "织绘潜入草叶的阴影中，到达了小人村庄的尽头，巨大的身躯所产生的阴影几乎吞噬了整个村庄。"
        },
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          "ja_text": "「ごきげんよう、とても小さな小人さん。私の屋敷になにか御用かしら？」",
          "zh_text": "「你们好呀小家伙们，在我的院子里是有什么事嘛？」"
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          "ja_text": "小人たちに出来ることはただただ呆然と少女を見上げることばかり。",
          "zh_text": "小人能做的只有目瞪口呆地仰望少女。"
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          "ja_text": "中には声を張り上げて彼女との会話を試みようとする者もいたが、悲しいことに数ミリの体長から生み出せる声量はあまりにも貧弱で、織絵の耳に彼らの声が届くことはない。",
          "zh_text": "其中也有人试着提高声音和她对话，但可悲的是，从几毫米的身长中产生的音量太贫弱了，他们的声音无法传到织绘的耳朵里。"
        },
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          "ja_text": "巨大な少女とのコミュニケーションは常に一方的であり、自分たちの懇願が彼女に伝わることはなく、仮に伝わったとしても織絵がそれに耳を貸す理由もない。",
          "zh_text": "与巨大少女的沟通总是片面的，自己的恳求并没有传达给她，即使是暂时传达了，织绘也没有理由倾听。"
        },
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          "ja_text": "圧倒的な肉体の違いをまざまざと思い知らされた小人たちは、次第に不穏な空気を感じ取り始め、生物としての本能が危険を訴えだす。",
          "zh_text": "知道了压倒性的肉体的差异的小人们，逐渐开始感到不稳定的气氛，作为生物的本能呼吁着危险的到来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あら、私の言葉を無視するなんて酷い人たちですわ。……そういう態度をとるのでしたら、私も相応に対応いたしますわよ」",
          "zh_text": "「哎呀，无视我的话真是太过分了。……如果采取这样的态度的话，我也会相应地应对的。」"
        },
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          "ja_text": "最初の一歩は当然のように繰り出された。",
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          "ja_text": "小人たちには全体像を捉えることすら難しい、日常生活において対面することもないほど巨大な黒塊が空を覆い尽くした。",
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        },
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          "ja_text": "地表を這い回るだけの小人からは太陽の光に隠れてうまく見えないが、黒塊には波状の文様と23,0という数値が刻まれており、女子高生の足を守る役割があった。",
          "zh_text": "虽然从只是在地表上爬行的小人那里隐藏在阳光下看不清楚，但黑块上刻着波状的花纹和23,0的数值，起到了保护女高中生脚的作用。"
        },
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          "ja_text": "小人たちが草木で作った住居が何十軒もまとめてその下敷きとなり、一瞬たりとも持ち堪えることなく靴底の下へ消えていく。",
          "zh_text": "小人用草木建造的住宅被几十家一起铺在下面，一瞬间消失在鞋底下。"
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          "ja_text": "あまりにも短い刹那の時間で行われたそれによって、悲鳴を上げる暇もないまま数百人がその生涯を終え、土と混ざり合って消滅してしまう。",
          "zh_text": "在短暂的一瞬间，数百人在没有时间发出悲鸣的情况下结束了自己的一生，与土地混在一起消失了。"
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          "ja_text": "女子高生が意地悪に村へ一歩足を踏み入れただけで、小人たちの平穏な生活は文字通りに踏み躙られることになった。",
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          "ja_text": "「これで理解できたかしら。……私がやろうと思えば、貴方達が作ったこのゴミ溜めなんて一瞬で掃除してしまえるの。 たくさんの犠牲者が出たことだし、貴方たちも考えが変わったのではなくて？」",
          "zh_text": "「这样能理解我的意思了吗？……如果我想做的话，你们做的这个垃圾堆一瞬间就能打扫完。因为出现了很多牺牲者，你们也改变了想法吧？」"
        },
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          "ja_text": "小人たちは目の前で起こった惨事を嘆くばかり。",
          "zh_text": "小人只为眼前发生的惨剧而叹息。"
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          "ja_text": "つい数秒前までそこに普段と変わらず存在していた光景が、今となっては巨大な革靴に置き換わってしまった。",
          "zh_text": "就在几秒钟前，在那里和平时一样存在的景象，现在被巨大的皮鞋取代了。"
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          "ja_text": "あれの下にどれだけの人が巻き込まれているのかは想像もつかないが、そのうち一人たりとも生存していることはないだろう。",
          "zh_text": "无法想象在那下面有多少人被卷入其中，但肯定无一幸免了吧。"
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          "ja_text": "学校をサボって散歩している女子高生の気まぐれで引き起こされた大虐殺。",
          "zh_text": "因逃学散步的女高中生反复无常的小心思而引起的大屠杀。"
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          "ja_text": "絶対的な体格差によって行われる抗いようのない虐殺に対し、小人たちは自分の無力さに言葉を失っていた。",
          "zh_text": "对于以绝对的体格差距进行的无法抗拒的屠杀，小人们对自己的无力失去了语言。"
        },
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          "ja_text": "「ふふっ。まだ犠牲が足りないみたいですわね。では、もう一度」",
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          "ja_text": "今しがた数百人を踏み潰した足を軸にして反対の足を持ち上げる。",
          "zh_text": "以刚才踩烂数百人的脚为轴心抬起另一只脚。"
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          "ja_text": "今度は脚を少し伸ばして村を跨ぎ越し、反対側を踏み潰してあげた。",
          "zh_text": "这次把腿稍微伸直，跨过村子，踩到了对面。"
        },
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          "ja_text": "意識的に体重を乗せたことで、足が踏み降ろされたことによる衝撃は先ほどの比ではなかった。",
          "zh_text": "由于有意识地增加了力量，脚被踩下来带来的冲击并不是刚才的比。"
        },
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          "ja_text": "小人の村全体を揺るがすほどの激震が駆け回り、人々をその場で転倒させる。",
          "zh_text": "震荡横扫了整个小村庄，使人们当场跌倒。"
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          "ja_text": "女子高生に村ごと跨がられるような状況になった小人たちは、頭上ではためくセーラー服のスカートと薄水色のパンツが新たな空であるかのように感じていた。",
          "zh_text": "在女高中生跨越村庄的情况下，小人们的头顶上是飘扬的水手服裙子和浅水色内裤构成的新的天空。"
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          "ja_text": "織絵が意地悪に微笑みながら踏み降ろした足をグリグリと捻ることで、被害は当初の何倍にも膨れ上がり、靴底が芝生をねじ切る不快な轟音が小人たちの恐怖を煽る。",
          "zh_text": "由于织绘故意微笑着把踩下的脚扭得咯吱咯吱响，损失比当初膨胀了好几倍，鞋底扭曲草坪的不愉快的轰鸣声煽动了小人的恐怖。"
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          "ja_text": "「これで千匹くらいかしら？ 考えを改めるには十分ではなくて？ ……死にたくないなら心から私に侘びて命乞いなさい。勝手に敷地に入ってごめんなさい、無視してごめんなさい、どうかこの虫ケラを許してください、そんなふうに懇願されれば私も無下に扱うつもりはないわ。もちろん、態度も改める必要があるのは言うまでもないことよ」",
          "zh_text": "「这样的话大概杀掉了一千只左右吧？还不足以改变你们的想法吗？……如果不想死的话，请发自内心地向我乞求，对不起擅自进入用地，还无视你，对不起，请原谅我们这些虫子，如果被这样恳求的话，我说不定会打算放过你们。当然，态度也要好哦。」"
        },
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          "ja_text": "実際には小人たちの言葉など聞こえるはずもない。",
          "zh_text": "实际上不可能听到小人们的回话。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "だが、それでも自分の股間の真下で何千もの小人が必死に助けを求め、遥か頭上を覆い尽くすパンツに向けて土下座していると想像するだけでも心が浮かれてしまうのだ。",
          "zh_text": "但是，即便如此，只要想象一下在自己的胯下有成千上万的小人拼命寻求帮助，面向覆盖在遥远头顶上的内裤下跪，心里自然就会浮现出来画面。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "彼らがどれだけの言葉を尽くしたとしても、その運命が変わることはない。",
          "zh_text": "当然，无论他们说了多少话，命运都不会改变。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "ただただ、小さな生き物の尊厳を踏み躙ることが楽しくてたまらないのだ。",
          "zh_text": "只是，践踏小生物的尊严是快乐的。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「お嬢様は小人を虐めているときが一番楽しそうですよね～。自分で性格悪いと思わないんですかぁ？」",
          "zh_text": "「大小姐欺负小人的时候看起来最开心呢~难道你不觉得自己的性格有什么问题吗？」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "声のするほうへ振り向くと、いつの間にか隣までやってきていたクラシカルなメイド服に身を包んだ沙羅が佇んでいた。",
          "zh_text": "回头一看，不知什么时候来到隔壁的穿着古典女仆装的沙罗伫立着。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "年齢も体格もほとんど織絵と同じくらいであったが、決定的に異なるのがそのブロンド髪と透き通る青い瞳である。",
          "zh_text": "年龄和体格几乎和织绘差不多，但决定性的不同是她的金发和清澈的蓝色眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "西洋の血が色濃く混じっているのか、紫紺の髪と漆黒の瞳を持つ織絵とは対称的である。",
          "zh_text": "也许是西洋的血混得很浓，与藏青色的头发和漆黑的眼睛的织绘是对称的。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "美人メイドさんはその場でしゃがみ込み、主のスカートをペロッと捲りあげながらその内側に閉じ込められている小人たちに視線を落とす。",
          "zh_text": "美女女仆当场蹲下，把裙子一卷一卷地卷起来，视线落在被困在里面的小人们身上。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「小人さんに朗報で～す。お嬢様って小人を蹂躙して虐殺するのが大好きな人なんで、どんなに命乞いしても助けて貰えませ～ん！ 残念でしたっ☆」",
          "zh_text": "「这是给小人们的好消息。大小姐是个非常喜欢蹂躏和屠杀小人的人，无论怎么乞求也没用！真遗憾☆」"
        },
        {
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          "ja_text": "「沙羅、止めなさい」",
          "zh_text": "「沙罗，别这样。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「あ、お嬢様が不機嫌になっちゃう！ 小人さん、それじゃバイバイ！ 残り何秒かの人生を楽しんでね～」",
          "zh_text": "「啊，大小姐会不高兴的！小人们，那就拜拜了！好好享受剩下的几秒人生吧~」"
        },
        {
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          "ja_text": "摘んでいたスカートの裾を離すと、大地に広がっていた極小の世界は少女のスカートに遮られることで沙羅の視界から姿を消した。",
          "zh_text": "放开裙子下摆，遍布大地的极小世界被少女的裙子遮住，从沙罗的视野中消失了。"
        },
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          "ja_text": "しゃがみ込んでいた沙羅が立ち上がると、顔を少し赤らめながら怒っている様子の主がなにか言いたげな表情を浮かべていたので、先手を取って互いの唇を合わせることで黙らせておいた。",
          "zh_text": "蹲着的沙罗站了起来，脸上有点红，生气的样子的主人露出了想说什么的表情，所以一个箭步上前吻住织绘好让她闭嘴。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ほら、あんまり長いこと怖がらせると可愛そうですよ。サクッと始末しちゃいましょ、サクッと！」",
          "zh_text": "「你看，让你害怕太久的话会很可爱的。好好收拾一下吧！」"
        },
        {
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          "ja_text": "「………………」",
          "zh_text": "「………………」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「あー、その、続きはベッドの上でしてあげますから。そんな物欲しげな顔しないでくださいよ。なんか沙羅が悪いことしたみたいじゃないですかぁ～」",
          "zh_text": "「啊，接下来我会在床上和你做的。请不要露出想要那种东西的表情。好像沙罗做了坏事啊~」"
        },
        {
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          "ja_text": "「………………嘘だったら許さないわ」",
          "zh_text": "「…………………如果是骗人的话，我是不会原谅你的。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「嘘なんかつきませんよ～。沙羅はお嬢様のこと大好きですよ～。……ね、それより小人ですよ、小人。お嬢様の足元にまだ何千匹も残ってますからね！ これ思いっきり踏み躙ったら楽しいですよ～」",
          "zh_text": "「我不会撒谎的。沙罗非常喜欢大小姐哦。……啊，比起这个，小人，在大小姐的脚下还剩下几千只呢！尽情地践踏的话会很开心的哦~」"
        },
        {
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          "ja_text": "少女たちの楽しげな会話は小人たちの元へ降り注いでいた。",
          "zh_text": "少女们愉快的对话降临到了小人们的身边。"
        },
        {
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          "ja_text": "あまりにも非現実的で無慈悲な会話であったが、それが彼女たちにとっては容易いことであるのは明白であった。",
          "zh_text": "虽然是非常不现实、无情的对话，但对她们来说宛如家常便饭。"
        },
        {
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          "ja_text": "女子高生の革靴で踏み潰されたことで村の3割程度がすでに消失し、死傷者の数を把握することすら困難という災禍にあっても、小人たちは生存を諦めず村を捨てて逃げ出していた。",
          "zh_text": "由于女高中生刚刚的玩乐，村子的3成左右已经消失了，即使遇到连掌握死伤人数都很困难的灾难，小人们也不放弃生存，他们终于选择逃跑了。"
        },
        {
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          "ja_text": "だが、遅い。",
          "zh_text": "但是，太晚了。"
        },
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          "ja_text": "織絵や沙羅と比較して５百分の１という極小の彼らでは、どれだけ懸命に駆けたところで彼女たちの脅威から逃れることは叶わない。",
          "zh_text": "与织绘和沙罗相比，只有5百分之一大小的他们，无论多么努力都无法逃脱她们的威胁。"
        },
        {
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          "ja_text": "事実、最も素早く避難を開始していた小人はメイドの履くパンプスによって無残に踏み潰され即死し、彼と正反対の方向を目指していた者は女子高生の革靴で踏み潰されて泥と混ざりあった。",
          "zh_text": "事实上，最快开始避难的小人早就被女仆高跟鞋残忍地碾碎，以与他相反的方向为目标的人被女高中生的皮鞋踩扁，和泥混在一起。"
        },
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          "ja_text": "百合少女たちはお互いの手を絡め合いながら、それぞれ遙か高みから美しい顔で小人たちを見下ろしていた。",
          "zh_text": "百合少女们互相缠绕着对方的手，各自从遥远的高处用美丽的脸俯视着小人们。"
        },
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          "ja_text": "「逃げ出してるの踏み潰しましたよ～。ほら、沙羅のパンプスに踏み潰されるのが怖くなったから、今度はお嬢様の方に向けて走ってますよぉ～」",
          "zh_text": "「啊，逃跑了。啊，踩扁了。看啊，因为害怕被沙罗的高跟鞋踩，所以这次就朝着大小姐的方向跑了。」"
        },
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          "ja_text": "「単純な生き物ね。見ていて滑稽だわ」",
          "zh_text": "「真是单纯的生物，看着很滑稽。」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "少女たちは互いの手を取りながら地面を這い蹲る虫けらを退治していく。",
          "zh_text": "少女们互相牵着手消灭蹲在地上的虫子。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "村の外周部からゆっくりと内部へ侵略する革靴とパンプスは、質量を持った嵐の如く村を蹂躙し、人も住居も区別することなくその下敷きにして葬り去る。",
          "zh_text": "从村的外围慢慢地向内部侵略的皮鞋和高跟鞋，像拥有质量的暴风雨一样蹂躏着村子，不分人和住所，尽数碾碎在鞋底，一并埋进泥土之间。成片的血肉将周围泥土完全浸润，混合成了黏腻的泥浆。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女の体重が叩きつけられることで生じる振動によって小人たちは歩くこともままならず、その場で震えながら少女によって処刑される瞬間を待つばかり。",
          "zh_text": "由于少女的体重而产生的振动，小人们连走路都不行，只能在原地颤抖着等待被少女处刑的瞬间。"
        },
        {
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          "ja_text": "最期の力を振り絞って奏でた悲鳴でさえも足音に掻き消されてしまい、彼らの生きた痕跡は何一つとして残らなかった。",
          "zh_text": "即使是用尽最后的力量演奏的悲鸣也被脚步声抹去了，他们活着的痕迹一点也没有留下。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ふふっ。女の子の悪戯に怯えながら靴底で踏み躙られて死ぬなんて、小人に相応しい無様な最期ね。私に屠られるならまだしも、使用人の沙羅に踏み潰されるなんてとっても惨めなことよ」",
          "zh_text": "「呵呵。被女孩子的恶作剧吓坏了，再被鞋底踩碎，真是与小人相称的悲惨的结局。要是被我杀了还好，被佣人沙罗踩死，真是太悲惨了。」"
        },
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          "ja_text": "「あ、職業差別ですか？ メイドは小人を踏み潰しちゃいけないんですか？ あ～、なんか傷ついちゃったな～。 転職しちゃおっかな～」",
          "zh_text": "「啊，是职业歧视吗？女仆不能踩小人吗？啊，好受伤。要换工作了吗？」"
        },
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          "ja_text": "「…………ダメ」",
          "zh_text": "「………不行。」"
        },
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          "ja_text": "織絵が大きく足を踏み出して沙羅の足元にいる小人を踏み潰す。",
          "zh_text": "织绘大步踩扁沙罗脚边的小人。"
        },
        {
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          "ja_text": "そのまま踏み出した脚を軽く持ち上げると、メイド服越しに沙羅の股間部へ膝があたる。",
          "zh_text": "就这样轻轻地抬起踏出的脚，膝盖就会越过女仆服撞到沙罗的胯部。"
        },
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          "ja_text": "ヒャッ、というメイドの可愛らしい悲鳴が聞こえると、次の瞬間には織絵がメイド服の袖を引っ張って、二人してその場に倒れ込む。",
          "zh_text": "听到女仆哇的可爱悲鸣，下一个瞬间织绘拉着女仆服的袖子，两个人倒在那里。"
        },
        {
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          "ja_text": "どちらのスタイルに優れる二人の脚が絡み合う様子は扇情的ですらあったが、それを目にするものはここにはいない。",
          "zh_text": "无论哪种风格都很出色的两个人的脚互相缠绕的样子甚至有点煽情，但不会有人看到。"
        },
        {
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          "ja_text": "もつれ合う二人の肉体が芝生の上に横たわったことで、奇跡的に生きながらえていた小人たちがセーラー服とメイド服にシミとなって完全に消滅したからだ。",
          "zh_text": "因为两人的肉体躺在草坪上时，奇迹般地生存着的小人在水手服和女仆服上变成了斑点，完全消失了。"
        },
        {
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          "ja_text": "小人の村があった場所には、美少女二人が抱き合うように寝転んでいた。",
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        },
        {
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          "ja_text": "「あ、あの、お嬢様。服が汚れてしまいますから、ね？ 屋敷に戻ってからに……」",
          "zh_text": "「啊，那个，大小姐。衣服会弄脏的，对吧？回到房子后……」"
        },
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          "ja_text": "「ダメ」",
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        {
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          "ja_text": "「え、えっと…… あー、はい。わかりました」",
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        },
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          "ja_text": "小人を蹂躙した背徳的快楽と、好きな人と触れ合っている幸福感。",
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        },
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          "ja_text": "それらが織絵の心のなかで融和した結果、理性の枷は簡単に外れてしまった。",
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        {
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          "ja_text": "少し上司と揉めた僕はイライラしていた",
          "zh_text": "和上司有点儿争执的我很烦躁。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "「忘れよう…あの動画見て忘れよう…」",
          "zh_text": "「忘记吧……看了那个视频就忘记吧……」"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "そして朝見た巨大娘の動画を見る…",
          "zh_text": "然后我开始看早上看的巨大少女的视频…"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "！ ！ ！ ！ ！ ！！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "「この音と迫力が最高なんだよなぁ…」",
          "zh_text": "「这个声音和震撼力简直太棒了…」"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "僕はこの動画を見ながら思った…",
          "zh_text": "我一边看这个视频一边想…"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "「あの上司もこうやって踏み潰せたらなぁ…」",
          "zh_text": "「要是那个上司也能这样踩扁就好了……」"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "ボソッと一言言って動画を止めた",
          "zh_text": "说了一句后我就把视频关掉了。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "その後疲れていたのかすぐにベッドで寝てしまった",
          "zh_text": "后来我可能累了，很快就在床上睡着了。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「ん…朝か…」",
          "zh_text": "「嗯……早上了啊……」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "いつもと変わらない日常…のはずだった",
          "zh_text": "本应该是一如既往的日常生活…"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「ん…なんか変だな…」",
          "zh_text": "「嗯……有点奇怪啊……」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "何か違和感を感じる…",
          "zh_text": "我感觉有什么不协调…"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "とりあえず僕は顔を洗う為に洗面台に…",
          "zh_text": "总之我为了洗脸在洗脸台前…"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「えっ！？」",
          "zh_text": "「什么？ ！」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "そこにある鏡を見てパニックになった！",
          "zh_text": "我看着那里的镜子恐慌了！"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "おかしい！",
          "zh_text": "奇怪！"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "明らかにおかしい！",
          "zh_text": "很明显很奇怪！"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "「ちょっと待て…まさか…」",
          "zh_text": "「等一下……不会吧……」"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "股に手を動かした…",
          "zh_text": "我的手在胯下动了下…"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "ここで僕は察した…",
          "zh_text": "这时我察觉到…"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "「ない…嘘だろ…」",
          "zh_text": "「没有了……骗人的吧……」"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "何故か女の子になっていた！",
          "zh_text": "不知为何我变成了女孩！"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "しかもそれだけではない…",
          "zh_text": "而且不仅如此…"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「なんかめちゃ背が縮んだな…」",
          "zh_text": "「怎么个子也缩小了啊…」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "180cm近い僕の身長が今や150cmほど…",
          "zh_text": "我的身高原本接近180厘米，现在只有150厘米……"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "見た目は完全にロリっ娘だ",
          "zh_text": "外表完全是个萝莉少女。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「ん…ちょっと待てよ…この姿って…」",
          "zh_text": "「嗯……等一下……这个样子……」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "僕は気付いた…",
          "zh_text": "我注意到了…"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "昨日見ていた巨大娘の動画に出ていた娘にそっくりだった",
          "zh_text": "我现在和昨天看的那个巨大少女视频里的少女长得一模一样。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "僕は慌てて動画を探す…",
          "zh_text": "我慌忙找视频…"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "しかしその動画は見つからなかった…",
          "zh_text": "但是没有找到那个视频…"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「おかしい…僕が見たあの巨大娘の動画はなんだったんだ？」",
          "zh_text": "「奇怪…我昨天看的那个巨大少女的视频到哪里去了？」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "ピピピピ！！",
          "zh_text": "哔哔哔！ ！"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "アラームがなって僕は焦った",
          "zh_text": "闹钟响了，我急了。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「あっ！仕事どうしよう…これじゃあ行けないよな…しかも声も変わっちゃってるから連絡も入れれない…それに…服もない…」",
          "zh_text": "「啊！工作怎么办啊……这样的我可上不了班…而且声音也变了，同事也联系不上我…而且……衣服也没有……」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "急に女の娘になるなんて聞いてないしそんな非現実的な状況に対応する準備なんてできてるはずはない",
          "zh_text": "我从来没有被告知我会突然变成一个女孩，而且我没有办法准备好应对这种不现实的情况。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「無断欠席だけど仕方ないな…とりあえず代わりの服を…」",
          "zh_text": "「虽然是无故缺勤，但也没办法啊……总之我先换件衣服吧……」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "どの服を着てもだぼだぼでサイズが合わない…",
          "zh_text": "无论穿什么衣服都很臃肿，尺码也不合适…"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "30cm近く縮んだら無理はない",
          "zh_text": "毕竟我的身高缩水了近30cm。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「待てよ…もしかして…」",
          "zh_text": "「等等……莫非……」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "僕は気付いた…",
          "zh_text": "我注意到了…"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "クローゼットを開けるとそこにはコスプレ用の衣装があった！",
          "zh_text": "打开衣柜，里面有cosplay用的服装！"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「セーラー服…メイド服…これじゃあ出歩けないか…」",
          "zh_text": "「水手服…女仆服…我难道要穿着这些出门了吗…」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "コスプレ用の衣装は少しサイズが小さいので着てもそこまで違和感はなかった…",
          "zh_text": "因为cosplay用的服装尺寸有点小，所以即使穿着也没有那么违和感…"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "不思議な感じのままとりあえずセーラー服を着てみた…",
          "zh_text": "我试穿了水手服，有一种不可思议的感觉…"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「か…可愛い…ほんとにこれが僕なのか？」",
          "zh_text": "「啊……好可爱……这真的是我吗？」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "セーラー服を着た僕は我ながら普通に可愛かった",
          "zh_text": "我穿着水手服的样子真的很可爱。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "しかしここで再び問題が…",
          "zh_text": "但问题又来了......"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「あっ…これ…下着ってどうしたら…」",
          "zh_text": "「啊……这个……内衣怎么办……」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "さすがにコスプレ用に下着まではない…",
          "zh_text": "不愧是cosplay用的服装，连内衣都没有…"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "少し大きくなった胸にはブラ…そして勿論パンツも必要だ…",
          "zh_text": "我需要为我略微变大的胸部买一个胸罩，当然还有内衣。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「友達に聞けないしな…仕方ない…ネットで買うしかないか…」",
          "zh_text": "「问不了朋友…没办法…只能在网上买了…」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "下着の知識や情報なんて全くない…",
          "zh_text": "然而我完全没有任何关于内衣的知识和信息…"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "アニメの娘や動画の娘の姿を思い浮かべて今の僕に似合う下着を探す…",
          "zh_text": "我回想着动画片里的女孩和视频里的女孩，寻找适合现在的我的内衣……"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「なんか変な感じだな…まさか生きてる中で女性の下着を探す日が来るなんて…」",
          "zh_text": "「总觉得很奇怪……没想到我有一天需要寻找女性内衣……」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "まだ違和感しかないこの状況に戸惑いつつもいくつか購入していく…",
          "zh_text": "我对整个情况还是有点迷惑，但我买了几样东西......"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「僕の見た目ロリだしな…やっぱり縞パンか？ニーソもいるな！あとは可愛いブラと…お！こっちのも可愛いな！」",
          "zh_text": "「我是个萝莉......买一条有条纹的内裤？ 还有过膝袜。然后一个可爱的胸罩和......哦！ 这个也很可爱！ 」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "探している僕の姿はちょっと変態だったと後から思った",
          "zh_text": "事后我想，我的搜索可能有点变态。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "しかし僕はもう女の娘になっている",
          "zh_text": "但我已经是个女孩了。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "女の娘が女の娘の下着を見るのは普通な事",
          "zh_text": "一个女孩看女孩的内衣内裤是很正常的。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "まぁ中身は変わってないのでこの感情は仕方ないのだが…",
          "zh_text": "好吧，我的内心还是没变的，所以我不由自主地有这种感觉......"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "その後しばらくして沢山の下着やブラが届いた",
          "zh_text": "过了一段时间，我收到了很多内衣和胸罩"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「僕は女の娘だからこれを履いても犯罪じゃないんだよな…よし…」",
          "zh_text": "「我是女孩，所以穿上它们也不算犯罪吧……好吧……」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "気持ちを切り替えてブラとパンツを手に取る…",
          "zh_text": "我转换了下心情，拿起胸罩和内裤……"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "慣れない手つきでブラをつけた…",
          "zh_text": "用不习惯的手法戴上了胸罩…"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「ん…こうか？意外とDカップって見た目にしたらでかいな…」",
          "zh_text": "「嗯…是这样吗？ D罩杯看起来意外的很大啊…」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "両手で自分のおっぱいを持ち上げて改めて感じる…",
          "zh_text": "我用双手捧起自己的奶子再一次感受到…"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "女の娘になったんだなと…",
          "zh_text": "我已经变成了一个少女…"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「あとは…うん…」",
          "zh_text": "「还有……嗯……」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "ロリっ娘といえば縞パンと思って買ったが実際見るのは初めてだ…",
          "zh_text": "说到萝莉少女我就会想到条纹内裤，所以买了，但实际看到还是第一次…"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "どきどきするこの不思議な感じで履いた…",
          "zh_text": "我怀着忐忑不安而又不可思议的感觉穿了上去…"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「ん…やっぱり違和感しかないな…でも体型も変わってるから少し慣れてきたかも…」",
          "zh_text": "「嗯…果然只有违和感啊…不过体型也变了，过一段时间就习惯了吧…」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "少しずつ慣れ始めるもやはり自分が縞パンを履いているのは違和感しかない",
          "zh_text": "虽然慢慢开始习惯了，但还是觉得自己穿条纹内裤很别扭。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「あとはニーソか…色々買ってみたけど…」",
          "zh_text": "「还有过膝袜啊…我也买了很多…」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "パンツと同じ縞々や普通の白や黒など沢山買った",
          "zh_text": "我买了很多和裤子一样颜色的过膝袜，普通的白色和黑色。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "少し女性が服を買う気持ちが分かったかもしれない！楽しかったから！",
          "zh_text": "可能我稍微理解了女性喜欢买衣服的心情了吧！因为收到衣服时很开心！"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「とりあえず無難に白ニーソにするか…」",
          "zh_text": "「不管怎样还是穿白色过膝袜吧……」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "いつもはくるぶしぐらいの靴下だった僕が太ももまであるニーソを履く日が来るとは…",
          "zh_text": "平时总是穿脚踝左右的袜子的我，没想到有一天会穿上长至大腿的过膝袜……"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "今日は何もかも初めて尽くしだ！",
          "zh_text": "今天一切都是第一次！"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "そして一度鏡の前に行く…",
          "zh_text": "然后我前往镜子前…"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「やっぱり可愛いな…まるでアニメにいる娘が出てきたような…これがほんとに僕なんだよな？」",
          "zh_text": "「果然很可爱啊…简直就像动画片里的少女一样…这真的是我吗？」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "ぎゅ～っとほっぺをつねる",
          "zh_text": "我捏了捏自己的脸蛋。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「痛っ…夢じゃない…そうだ！名前考えよう！！」",
          "zh_text": "「痛…不是梦…对了！想个名字吧！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "改めて僕…いや私の名前を考える事に",
          "zh_text": "我打算为自己想一个名字。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「可愛い名前にしたいな…う～ん…ロリっぽい名前…ロリっぽい名前…」",
          "zh_text": "「想取个可爱的名字…嗯…萝莉的名字…萝莉的名字…」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "スマホを手に取り考える…",
          "zh_text": "我拿起手机思考…"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「ほんとに悩むな…名前って…」",
          "zh_text": "「真的好烦恼啊……什么名字好呢……」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "気付けば1時間ほど悩んでいた…",
          "zh_text": "当我回过神来的时候已经烦恼了1个小时左右…"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "そして…",
          "zh_text": "然后…"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「よし！決めた！ロリだし\"小さい\"を文字って\"千紗\"だ！今日から僕は千紗ちゃんだ！！名字は…河合かな？\"可愛い\"と\"小さい\"で河合千紗…ちょっと適当かな？」",
          "zh_text": "「好！决定了！既然是萝莉就把\"小\"字写成\"千纱\" ！从今天开始我就叫千纱！ ！我的姓是…河合吧？用\"可爱\"和\"小\"来形容河合千纱吧…有点合适吧？」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "こうしてこの世界に1人の少女が生まれた",
          "zh_text": "就这样，这个世界上诞生了一个少女。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「とは言っても中身は僕だしなぁ…なんか別人が他にいるみたいだな…ん…やば…ちょっとトイレ…」",
          "zh_text": "「话虽如此，虽然这副身体的主人是我啊……总觉得好像还有别人在里面似的……嗯……糟糕……去一下厕所……」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "そのトイレに行く途中…",
          "zh_text": "在去厕所的路上…"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "ｸﾞｼｬｯ！",
          "zh_text": "啪！"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "ニーソに包まれた足でペットボトルを踏んだ…",
          "zh_text": "被过膝袜包裹的脚踩到了塑料瓶…"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "その時に感じた…",
          "zh_text": "当时感觉…"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「あっ…これって巨大娘になった気分だ…踏み潰すこの感じ…」",
          "zh_text": "「啊…这是变成巨大少女的感觉…踩扁东西的感觉…」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "ゾクゾクするこの感じ…",
          "zh_text": "毛骨悚然的感觉…"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "まるで動画の巨大娘が街を踏み潰すこの感覚…",
          "zh_text": "就像视频里的巨大少女踩烂大街的感觉…"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "動画じゃ感じないこの踏み潰した時の感じ…",
          "zh_text": "视频里感受不到的这种踩踏时的感觉…"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "そして感じる優越感…",
          "zh_text": "然后我感受到了一种优越感…"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "ペットボトルをただ踏んだだけでサイズフェチだった僕が感じたこの沢山の感覚…",
          "zh_text": "只是踩了矿泉水瓶就感到了很多的感觉…"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "そう…もう僕は女の娘…あの動画みたいに巨大娘の気持ちが分かる…",
          "zh_text": "是的，现在我已经是一个少女了......我知道成为一个巨大的少女是什么感觉，就像在那个视频中......"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「あぁ…これは僕の思うシチュエーションが再現出来ちゃうのか…ヤバイな…」",
          "zh_text": "「啊……这是我希望能够重现的场景吗……真不妙……」"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "巨大化は出来ないが十分すぎる状況",
          "zh_text": "我虽然还无法变得巨大，但这种感觉已经足够了。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "しかしまだ僕は気付いていなかった…",
          "zh_text": "但是我还没有注意到…"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "僕の本当の力…いや河合千紗の本当の力に…",
          "zh_text": "我真正的力量…不，河合千纱真正的力量…"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "名前　　河合千紗",
          "zh_text": "名字　河合千纱"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "年齢　　15才ぐらい？（見た目的にこれくらい？）",
          "zh_text": "年龄　15岁左右？（大约这个年龄段的长相？）"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "誕生日　11月19日（千紗ちゃんが生まれた伝説の日）",
          "zh_text": "生日　11月19日（传说中千纱的出生之日）"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "胸　　　Dカップ（小さいと思うけど意外と大きかった）",
          "zh_text": "胸部　D罩杯（我以为会很小，但实际却出乎意料的大）"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "身長　　148cm（ロリっ娘じゃん！）",
          "zh_text": "身高　148厘米（萝莉少女嘛！）"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "服装　　セーラー服、メイド服（今はこれだけ…）",
          "zh_text": "服装　水手服、女仆服（现在只有这些…）"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "髪型　　黒髪ショート（ここだけあまり変わってない）",
          "zh_text": "发型　黑色短发（只有这一点没怎么变）"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "能力　　？（えっ！能力なんてあるの？）",
          "zh_text": "能力　？（诶！有能力吗？）"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "性癖　　巨大娘の蹂躙（この姿でやってみたい…）",
          "zh_text": "性癖　巨大娘的蹂躏（想以这个姿态尝试…）"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "自己紹介",
          "zh_text": "自我介绍："
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "僕は…いや…私は河合千紗です。ごくごく普通（？）のサイズフェチ男性なのに突然こんなロリっ娘になっちゃいました！中身は僕のまま見た目こんな可愛い姿に…でもこんな可愛い姿になったなら今しか出来ないこと沢山したいよね！うん",
          "zh_text": "我…不…我是河合千纱。极其普通（？）的体型癖男性，突然变成了这样的萝莉少女！我的内心依然是我但外表变成了这么可爱的样子…变成了这样可爱的身姿的话，就想做很多只有现在才能做的事情！嗯！"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "目覚める力",
          "zh_text": "觉醒的力量"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "ロリっ娘の河合千紗となって数日が経った…",
          "zh_text": "自从我成为萝莉少女河合千纱后，已经有几天了。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "かなりこの体にも慣れてきた",
          "zh_text": "我已经开始习惯这个身体了。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "千紗「慣れてきたとは言うもののやっぱり自分を見て可愛いって思うの変だよな…」",
          "zh_text": "千纱「虽然说习惯了，但看着可爱的自己，还是觉得很奇怪啊…」"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "じっと鏡を見て思う…",
          "zh_text": "我一直看着镜子想…"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "体には慣れたがいざこの体を見るとやはり落ち着かない",
          "zh_text": "身体是已经习惯了，可一看到这身体还是感觉心里不踏实。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "千紗「そうだ…今日は買い物行かないと…まずいな…この格好で出掛けるのか…」",
          "zh_text": "千纱「对了…今天要去买东西…糟了…就穿这个出门吗…」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "服はセーラー服とメイド服以外まだない…",
          "zh_text": "我除了水手服和女仆服以外还没有别的衣服…"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "下着を買うときに何か買っておけば良かったと今更後悔している",
          "zh_text": "我现在后悔了，我应该在买内衣裤的时候买点衣服的。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "千紗「仕方ない…ちょっとの我慢だ…」",
          "zh_text": "千纱「没办法…只能稍微忍耐一下…」"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "セーラー服のまま近くのスーパーに買い物へ…",
          "zh_text": "于是我穿着水手服去附近的超市买东西…"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "そこで再び気付く…",
          "zh_text": "然后我再次注意到…"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "千紗「ヤバい…ちょっとこのスカートだと見えそう…」",
          "zh_text": "千纱「糟糕…好像能看到这条裙子里面…」"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "コスプレ用のセーラー服のスカートなのでかなり短めだった",
          "zh_text": "因为是cosplay用的水手服裙子，所以很短。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "大きく体を動かせば青と白の縞パンがちらりと見えてしまう",
          "zh_text": "如果大幅度地摆动身体，就能瞥见蓝白相间的条纹内裤。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "千紗「とりあえず買うもの買って早く帰ろう…」",
          "zh_text": "千纱「总之，买了该买的就早点回去吧…」"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "いつものように飲み物やお菓子、おかずなどを買ってすぐにスーパーを出た…",
          "zh_text": "我像往常一样买了饮料、点心、小菜等就离开了超市…"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "千紗「ふぅ…なんか疲れたな…落ち着いて買い物すら出来なかったし…」",
          "zh_text": "千纱「哎……感觉好累啊……连安心买东西都没办法……」"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "近くのベンチに座り一息つく…",
          "zh_text": "于是我坐在旁边的长椅上喘了口气…"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "千紗「あっ！ダメだ…足開いてたら縞パン丸見えじゃん…」",
          "zh_text": "千纱「啊！不行啊……如果把腿张开的话，条纹内裤不就全都能看见了吗…」"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "すぐに足を閉じて座り直す…",
          "zh_text": "我马上合上腿重新坐好…"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "千紗「外じゃ大変すぎる…さっさと帰ろう…」",
          "zh_text": "千纱「在外面太辛苦了…赶紧回去吧…」"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "その帰り道だった…",
          "zh_text": "在回去的路上…"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "急いで帰る僕は走って家に向かっていた",
          "zh_text": "我急急忙忙地跑回家去。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "すると！",
          "zh_text": "结果！"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "ピー！！！",
          "zh_text": "哔！ ！ ！"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "千紗「なっ！！」",
          "zh_text": "千纱「啊！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "確認せず飛び出してしまい車とぶつかった…",
          "zh_text": "我没确认路况就冲出去和车撞上了…"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "僕は「短いロリっ娘人生だったな」と思った…",
          "zh_text": "我想「这就是我短暂的萝莉少女的人生吗」…"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "だが…",
          "zh_text": "但是…"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "ｶﾞｼｬｰﾝ！",
          "zh_text": "咣！"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "車は間違いなく千紗にぶつかった…",
          "zh_text": "车肯定撞到千纱了…"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "しかし何故か千紗ではなく車の前方がｸﾞｼｬっと潰れただけで千紗本人は全く無傷だった",
          "zh_text": "但是不知为何，不是千纱，而是车子的前方被撞扁了，千纱本人却毫发无伤。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "千紗「！！！」",
          "zh_text": "千纱「！ ！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "僕は瞬時に思った！",
          "zh_text": "我瞬间就想到！"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "これって超性能ってやつか？と",
          "zh_text": "这就是所谓的超性能吗？"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "運転手も唖然として僕を見ている…",
          "zh_text": "司机也目瞪口呆地看着我…"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "「だ…大丈夫ですか？」",
          "zh_text": "「嗯…没事吧？」"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "千紗「えっと…大丈夫です…」",
          "zh_text": "千纱「嗯……没关系的……」"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "2人共に戸惑っていた",
          "zh_text": "两个人都很困惑"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "治療費とか色々言ってくれたけど僕は早く帰りたかったので名前だけ教えてすぐにその場から去った",
          "zh_text": "他跟我说了治疗费什么的，但我想早点回去，只告诉了他我的名字就离开了。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "家に着いた僕はとりあえず鏡を見てケガが無いか確認する…",
          "zh_text": "到家后我先照镜子确认有没有受伤…"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "千紗「すご…ほんとに無傷だ！セーラー服すらも破れてない！すげぇ！」",
          "zh_text": "千纱「太厉害了…真的毫发无损！连水手服都没破！太厉害了！」"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "超性能の力を実感した千紗",
          "zh_text": "我感受到了超性能的力量。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "そんな時にスマホが鳴る…",
          "zh_text": "这时我的手机响了…"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "千紗「ん…電話？げっ…あの上司かよ…」",
          "zh_text": "千纱「嗯……电话？啊……那个上司啊……」"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "数日前にちょっとした言い合いをした上司…",
          "zh_text": "几天前我和上司有点口角…"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "僕はそれから仕事に行っていない",
          "zh_text": "自那以后我就没去工作了。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "千紗「出るか…でも本人だと気付かないだろうな…そうだ！くすっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「要接吗…不过应该没人注意到是本人吧…对了！♫」"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "何かを思いつき電話に出る千紗",
          "zh_text": "我想到了什么，接了电话。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "千紗「もしもし？」",
          "zh_text": "千纱「喂？」"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "「ん？誰だい君？」",
          "zh_text": "「嗯？你是谁？」"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "千紗「お兄ちゃんのスマホ鳴ってたから出ました…」",
          "zh_text": "千纱「我听到我哥哥的电话在响，所以我就接了......…」"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "妹という事にして電話にでてみた",
          "zh_text": "我假装是妹妹，接了电话。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "千紗ちゃんの話し方こんな感じでいいかな？",
          "zh_text": "千纱酱的说话方式是这样的，对吧？"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "「妹？あいつ妹居たのか…今お兄さん居ないの？」",
          "zh_text": "「妹妹？那家伙有妹妹吗…现在你哥哥不在吗？」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "千紗「お兄ちゃんに用？私が伝えるよ？スマホ忘れて出掛けたみたいだから…」",
          "zh_text": "千纱「有事要找我哥哥吗？我会告诉他的。他出门好像忘了带手机…」"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "「そうか…とりあえず一度仕事に出てきてくれるように伝えてくれるかな？」",
          "zh_text": "「是吗……能不能先让他过来上班？」"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "お前の態度が気に食わないから行く気ないんだよ！と言いつけてやりたいぐらいだが今は千紗として一言だけ言っておくか！",
          "zh_text": "我是不喜欢你的态度才不想去上班的！虽然很想这么说，但现在作为千纱只能这么说一句。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "千紗「分かった！じゃあねくそ上司🎶」",
          "zh_text": "千纱「明白了！再见，你这个臭傻逼上司♫」"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "「なっ！お…」",
          "zh_text": "「什么！喂…」"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "ピッ",
          "zh_text": "嘀。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "千紗「くっ…あははは🎶何がお兄さんだよ！気持ち悪い！ふふふ🎶あはは🎶」",
          "zh_text": "千纱「咯咯…啊哈哈哈哈♫什么哥哥啊！真恶心！哈哈哈哈哈哈♫」"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "上司との会話は思わず吹き出してしまいそうだった",
          "zh_text": "和上司的对话让我忍俊不禁。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "千紗と会話しているが中身は僕…",
          "zh_text": "虽然他是在和千纱对话，但其实千纱就是我…"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "しかも相手は僕と気付いてない…",
          "zh_text": "而且对方没有注意到我…"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "この感じが楽しくて仕方ない！",
          "zh_text": "这种感觉快乐得不得了！"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "千紗「河合千紗になれて良かったかもしれない🎶この姿でもっと楽しむぞ🎶」",
          "zh_text": "千纱「能成为河合千纱也许是件好事♫以这个姿态更加享受吧♫」"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "徐々に恥ずかしいという意思から楽しいという感覚に変わり始めた",
          "zh_text": "慢慢地我从害羞的感觉变成了快乐的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "千紗「そういえば…この見た目はあの動画の娘にそっくりだったな…確か動画の中では超性能だった…てことは…」",
          "zh_text": "千纱「这么说来…我的外表和那个视频里的少女一模一样啊…确实她在视频里是超性能娘…也就是说…」"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "あの動画を思い出す…",
          "zh_text": "我想起了那个视频…"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "超性能の力を持ち、街で暴れていた動画…",
          "zh_text": "拥有超性能的力量的少女，在城市里横冲直撞的视频…"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "もしその動画通りなら…と冷静になる",
          "zh_text": "如果像那个视频里那样的话…冷静下来。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "千紗「もしかすると巨大化できたりするかも…」",
          "zh_text": "千纱「说不定我也能巨大化…」"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "その動画には続きがあった",
          "zh_text": "那个视频有后续。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "暴れていたら軍隊が周りを囲んで包囲…",
          "zh_text": "由于少女在街上胡闹，军队将她团团包围…"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "それを見てにやりと笑って巨大化を始め、次々と軍隊を踏み潰していた",
          "zh_text": "看到这一幕，她笑着开始巨大化，一个接一个地把军队踩扁了。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "千紗「ちょっと想像したらえっちな気分に…ん…まずい…」",
          "zh_text": "千纱「稍微想象一下就会有一种色情的感觉…嗯…不好…」"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "僕はトイレに入り一度落ち着く…",
          "zh_text": "我走进厕所冷静了一下…"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "しかしこのえっちなのを処理するのも慣れてるな…",
          "zh_text": "但是处理这个什么也习惯了啊…"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "巨大娘のえっちなシチュエーションがまさかこんな時に役に立つなんて笑える",
          "zh_text": "巨大少女的色情场面竟然在这种时候起了作用，真是可笑。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "千紗「想像しただけでこれか…実際巨大化出来たら我慢できる気がしないな…でもできるならやりたいよな！サイズフェチとして！うん！」",
          "zh_text": "千纱「只是想象一下就成这样吗？如果我真的能巨大化的话，我是真的忍不住…但是如果可以的话我还是想做！毕竟我是GTS爱好者！嗯！」"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "僕の中身はそのままサイズフェチとしてこの河合千紗として生まれ変わった…",
          "zh_text": "我作为GTS爱好者，重生成为了河合千纱…"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "だったら色んなシチュエーションをやって見なきゃ損だ！",
          "zh_text": "那么，不尝试各种各样的场景的话就亏了！"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "明日はやってみようと決意してどきどきした感情のままベッドへ飛び込み眠った…",
          "zh_text": "我下定决心明天一定要试试，怀着激动的心情跳上床睡着了…"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "翌日…",
          "zh_text": "第二天…"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "千紗「ん…朝だ…」",
          "zh_text": "千纱「嗯…早上了…」"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "このセーラー服を着るのもニーソを履くのも縞パンを履いているのも抵抗がなくなってきた",
          "zh_text": "我不再抵触穿这水手服、过膝袜、条纹内裤了"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "今日は巨大化を試す日…とは言うもののまだ本当に出来るか分からないが…",
          "zh_text": "今天是我尝试巨大化的日子…虽然说还不知道真的能不能做到…"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "千紗「よし…」",
          "zh_text": "千纱「好…」"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "どきどきした感情とわくわくする感情でよく分からない感覚だがとりあえず一度鏡を見て落ち着く",
          "zh_text": "我的内心充斥着忐忑和激动夹杂着的不太清楚的感情，总之先照照镜子冷静下来。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "千紗「やっぱり千紗ちゃん可愛いな…これからこんな可愛い娘に蹂躙されるのか…まぁ僕はする側だけど🎶」",
          "zh_text": "千纱「果然千纱酱很可爱啊…之后大家就要被这么可爱的少女蹂躏吗…嗯，我可是蹂躏的一方♫」"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "どんどん感情が高まってきた！",
          "zh_text": "我的情绪越来越高涨了！"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "色々なシチュエーションを思い浮かべながら玄関へ向かう",
          "zh_text": "一边想象着各种各样的场景一边走向玄关。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "千紗「やっぱりセーラー服にはローファーだよな！よし！行こう！」",
          "zh_text": "千纱「还是水手服配乐福鞋吧！好！走吧！」"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "この見た目にセーラー服、はしゃぐ姿、完全に中身までロリっ娘になってしまったかのようだった",
          "zh_text": "我穿着水手服嬉闹的样子，就好像连内在都完全变成了萝莉少女。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "千紗「しかしこの話し方じゃ千紗ちゃんっぽくないな…もっと幼く…可愛い感じに話さないとな…」",
          "zh_text": "千纱「但是这种说话方式不像千纱酱…应该说得更幼稚…更可爱…」"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "そしていつもの通勤電車に乗って隣街へ…",
          "zh_text": "然后我坐上平时的通勤电车去邻街…"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "ってなんで僕は仕事に行こうとしてるんだよ…",
          "zh_text": "为什么我要去工作地点呢…"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "ぎゅうぎゅうな電車内はこの体じゃ大変すぎる…",
          "zh_text": "在拥挤的电车里，这身体实在是太辛苦了…"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "千紗「はぁ…はぁ…くそっ…背が低いのは可愛いだけじゃないんだな…」",
          "zh_text": "千纱「哈……哈……可恶……可爱不只是个子矮啊……」"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "もみくちゃにされてしまった千紗…",
          "zh_text": "我被挤得干瘪瘪的…"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "いつもの駅で降りて思った…",
          "zh_text": "我在常去的车站下了车…"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "千紗「ふぅ…よし！ここまで来たらやっぱり破壊するのは会社だよな！」",
          "zh_text": "千纱「嗯…好！到了这里，还是破坏公司吧！」"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "そして会社の前に着いた僕…",
          "zh_text": "然后我到了公司前面…"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "近くのベンチに座り様子を見る",
          "zh_text": "坐在旁边的长椅上观察情况。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "なんかいつもの感じとやっぱりちがうな…",
          "zh_text": "总觉得和平时的感觉还是不一样啊…"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "千紗「ん…あいつ！」",
          "zh_text": "千纱「嗯…那家伙！」"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "僕はあの上司を見つけた…",
          "zh_text": "我找到了那个上司…"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "急に怒りが込み上げてくる…",
          "zh_text": "愤怒突然涌上心头…"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "千紗「あいつは絶対許さない！っと…話し方話し方…」",
          "zh_text": "千纱「那家伙的说话方式，我是绝对不会原谅的！…」"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "さぁ巨大化の時間だ！",
          "zh_text": "现在是巨大化的时间了！"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "ほんとに出来るか分からないがとりあえず巨大化したいと願って一度ぐっと力を入れてみる",
          "zh_text": "虽然不知道真的能不能做到，但我还是希望能变得巨大，试着用力做一次。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "千紗「んん！」",
          "zh_text": "千纱「嗯？！」"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "ｸﾞｸﾞｸﾞ…",
          "zh_text": "咕咕咕…"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "148cm→155cm",
          "zh_text": "148cm→155cm"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "小さかった背が僅かに大きくなった",
          "zh_text": "我小小的个子稍微大了一些"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "千紗「巨大化したよな…まさかほんとに？気のせいじゃないよな？んん！！」",
          "zh_text": "千纱「变大了吧…难道是真的？不会是错觉吧？嗯？！」"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "155cm→170cm",
          "zh_text": "155cm→170cm"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "間違いなく巨大化している！",
          "zh_text": "我一定是变大了！"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "この感覚…まさか味わえるなんて最高…",
          "zh_text": "这种感觉…竟然能品尝到，真是太棒了…"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "千紗「僕が…巨大娘になっちゃうのか🎶」",
          "zh_text": "千纱「我…要成为巨大娘了吗♫？」"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "今まで見てきた沢山の巨大娘の動画を思い出す…",
          "zh_text": "我想起了至今为止看过的很多巨大少女的视频…"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "色々なシチュエーションで街を破壊していた…",
          "zh_text": "在各种各样的情况下破坏着街道…"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "それをまさか実践できる日が来るなんて！",
          "zh_text": "没想到有一天我能实践它！"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "千紗「そうと分かれば蹂躙出来るぐらいのサイズまで巨大化するか…んん！！」",
          "zh_text": "千纱「如果情况是这样的话，我就巨大化到可以蹂躏小人的尺寸…嗯，就这样！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰隆隆…"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "お試しの巨大化はここまで…と言わんばかりにどんどん巨大化していく…",
          "zh_text": "试验的巨大化到此为止…我就像刚才那样变得越来越大…"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "10m…20m？いやこんなぐらいじゃ足りない！",
          "zh_text": "10米……20米？不，这样还不够！"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "170cm→170m",
          "zh_text": "170 cm→170米"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "千紗「ふぅ🎶100倍サイズになってみたけど…くっ🎶ふふ🎶」",
          "zh_text": "千纱「嗯♫试着变成100倍大，不过…很好很好♫」"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "見下ろすと巨大化した僕に怯えて逃げる人が沢山いた",
          "zh_text": "我低头一看，有很多人被巨大化的我吓得四处逃窜。"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "僕のローファーにすら届かない小さな人…まるで虫のような感じだ",
          "zh_text": "连我的乐福鞋都够不到的小人…简直就像虫子一样。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "千紗「逃げてる🎶逃げてる🎶虫みたいな人が沢山逃げてる🎶あははっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「逃命♫在逃命，很多虫子一样的人在逃命，啊哈哈♫」"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "思わず逃げ回る人を見て笑ってしまった",
          "zh_text": "我看着四处逃窜的人不由得笑了。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "こんな気分なんだな巨大娘って！",
          "zh_text": "成为巨大少女就是这样的心情啊！"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "そして僕はとりあえず自己紹介をする…",
          "zh_text": "然后我先做了个自我介绍…"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "千紗「私は河合千紗🎶可愛くて小さいって覚えてね！まぁ今はあなた達の方がゴミみたいに小さいけどね🎶あははっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「我是河合千纱♫可爱的，小小的河合千纱，要记住哦！虽然现在的你们，相比我小得像垃圾一样。」"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "楽しくて仕方ない！",
          "zh_text": "我开心得不得了！"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "いつも見てる巨大娘の動画はもっと巨大化してるけどこれぐらいでも十分楽しい！",
          "zh_text": "我知道我平时看的巨大少女视频里的少女要大得多，但现在这样也够好玩的了！"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "僕を見て怖がる人達…",
          "zh_text": "人们看到我就会害怕..."
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "この圧倒的な優越感…",
          "zh_text": "这种压倒性的优越感…"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "更に超性能での無敵な状態…",
          "zh_text": "以及更超性能的无敌状态…"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "まるでサイズフェチの僕の好みに合わせたかのような感じで最高だ！",
          "zh_text": "简直就是天然地迎合了我这个GTS爱好者的口味，太棒了！"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "千紗「さぁて…どうやって破壊しちゃおうかな～🎶ビルなのに女の娘より小さいなんて笑っちゃう🎶」",
          "zh_text": "千纱「那么…该怎么破坏呢~♫明明是大楼却比少女还小，真让人笑话♫」"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "千紗になりきって煽ってみる",
          "zh_text": "我完全沉浸在千纱的角色中，试着煽动一下小人的情绪。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "会社のビルはでかいと思っていたが今じゃ千紗の腰ぐらいしかない…",
          "zh_text": "我原以为公司的大楼很大，但现在只有我的腰那么高…"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "千紗「くすっ🎶よいしょっと🎶」",
          "zh_text": "千纱「♫嗨哟嗨哟♫ ♫」"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "ｽﾞｩｩｩﾝ…",
          "zh_text": "Zu~u~u~un…"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "ひょいっと会社のビルに座ってみた！",
          "zh_text": "我一下子坐在了公司的大楼上！"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "意外と頑丈だな…",
          "zh_text": "意外地结实啊…"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "千紗「ん～🎶私の特等席ね！良い眺め～🎶」",
          "zh_text": "千纱「嗯~♫是我的特等席呢！好景致~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "ｶﾞﾝ！ｶﾞﾝ！ｶﾞﾝ！",
          "zh_text": "哐！哐！哐！"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "ローファーを履いた足をぶらぶらしながら座っているビルにぶつけていく！",
          "zh_text": "我穿着乐福鞋的脚一边晃荡一边撞向坐着的大楼！"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "中にいた人は急いで逃げ始める",
          "zh_text": "里面的人开始急忙逃跑"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "既にビルにはヒビが入っていていつ壊れてもおかしくない…",
          "zh_text": "大楼已经出现了裂缝，随时都有可能倒塌…"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "千紗「みんな気分はどう？私のこと怖い？」",
          "zh_text": "千纱「大家感觉怎么样？害怕我吗？」"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "千紗は虫のような人達に問いかける…",
          "zh_text": "我向虫子一样的人们询问…"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "しかし逃げる人ばかりで反応はない",
          "zh_text": "但人们都在逃跑，没有人回应。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "千紗「ノリが悪いわね…今の立場を考えないといけないんじゃない？もしかして虫みたいに小さくなって考えること出来なくなっちゃった？くすっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「不好意思啊…你们不考虑现在的立场是不行的吧？难道是因为你们变得像虫子一样小所以无法思考了吗？呵呵♫」"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "その時！",
          "zh_text": "就在那个时候！"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "千紗「きゃっ！」",
          "zh_text": "千纱「啊！」"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "ｶﾞｼｬｰﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "咣！哗啦哗啦！"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "なんとか耐えていた会社のビルは遂に崩壊した…",
          "zh_text": "好不容易坚持下来的公司大楼终于崩塌了…"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "そのまま千紗は崩壊したビルと共に地面にお尻から落ちた",
          "zh_text": "就这样，我的屁股和倒塌的大楼一起落到了地上。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "千紗「いたた…くっ🎶ふふっ🎶これが…蹂躙🎶」",
          "zh_text": "千纱「太棒了……」♫呵呵呵♫这就是…蹂躏的感觉♫」"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "ゾクゾクしてくる…",
          "zh_text": "我感到心潮澎湃…"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "この感覚…これが巨大娘の魅力！",
          "zh_text": "这种感觉…这就是成为巨大少女的魅力！"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "僕はもう我慢が出来なかった",
          "zh_text": "我已经忍耐不住了。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "次はどうやって破壊しようか…",
          "zh_text": "接下来该怎么破坏呢？"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "いつもは妄想だけだが今ならその妄想をすぐ実践できる…",
          "zh_text": "平时这些都是妄想，现在却可以马上实践这种妄想…"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "思わずにやにやしてしまう…",
          "zh_text": "我不由得笑了…"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "僕はサイズフェチなんだから仕方ないよな",
          "zh_text": "我是GTS爱好者，这也没办法。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "沢山妄想をしていると撮影のヘリが来ていたのに気付いた",
          "zh_text": "正在胡思乱想的时候，我发现摄影的直升机来了。"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "「現場の様子です！こちらが突然現れた巨大な女の子です！彼女は河合千紗と名乗っており、街を破壊し堂々と座っています！国は河合千紗を敵と見なし軍隊の出撃を許可しました！」",
          "zh_text": "「这是现场的情况！这边是突然出现的巨大的女孩！她自称河合千纱，正在破坏街道，端端正正地坐着！国家已经将河合千纱视为敌人，允许军队出击！」"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "小さなヘリから撮影されてちょっとわくわくしていた！",
          "zh_text": "被小小的直升飞机上拍摄了，我有点兴奋！"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "千紗ちゃんのことが日本全国に知られちゃったからだ！",
          "zh_text": "因为千纱的事全日本都知道了！"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "千紗は僕だけど他人のように嬉しかった！",
          "zh_text": "我因为千纱就是我而非其他人而高兴！"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "千紗「撮影してる🎶やっほ～🎶日本全国のみんな見てる～？河合千紗だよ🎶」",
          "zh_text": "千纱「正在摄影♫糟了♫日本全国的大家都看见了吗～？我是河合千纱哦♫」"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "小さなヘリも私からははっきりと何を話してるかも分かる…",
          "zh_text": "小直升飞机也清楚地知道我在说什么…"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "これも超性能の力？",
          "zh_text": "这也是超性能的力量？"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "とりあえずこのヘリに僕を撮影し続けてもらおう！",
          "zh_text": "总之让这架直升机继续拍摄我吧！"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "まるで蹂躙するのを生配信してるみたいな気分🎶",
          "zh_text": "简直就像现场直播我的蹂躏画面一样♫"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "千紗「よいしょ🎶ちゃんと撮影してね？」",
          "zh_text": "千纱「嗨哟♫要好好摄影哦。」"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "立ち上がった千紗は足下の小さな家を…",
          "zh_text": "我站起来把脚下的小房子…"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "ｶﾞｼｬｰﾝ！ｶﾞｼｬｰﾝ！ｶﾞｼｬｰﾝ！",
          "zh_text": "咣！咣！咣！"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "千紗「はぁ🎶サクサク壊れて気持ちいい🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊♫脆脆的，就被我踩坏了，很舒服♫」"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "次々と踏み潰していく千紗…",
          "zh_text": "我不断踩踏着脚边的房子…"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "砂できた家みたいにサクサク壊れちゃうこの感じ最高だ…",
          "zh_text": "像沙子做的一样的房子脆脆的坏掉的感觉最棒了…"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "もっともっと破壊したい…",
          "zh_text": "我想破坏更多更多…"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "もっともっと人を煽って潰したい…",
          "zh_text": "我想吓唬出更多更多的人供我破坏…"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "もっともっと巨大化したい…",
          "zh_text": "我想变得更大更大…"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "僕は色々な気持ちが抑えきれなくなっていた",
          "zh_text": "我抑制不住各种情绪"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "「街を破壊しています！すぐにシェルターへ避難をしてください！」",
          "zh_text": "「她正在破坏城市！请马上去避难所避难！」"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "地下シェルター…",
          "zh_text": "地下避难所…"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "色々な緊急時に避難する場所…",
          "zh_text": "是在各种紧急情况下避难的地方…"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "入ったこともないしどこにあるかも知らない…",
          "zh_text": "没进过也不知道在哪里…"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "しかし何故か分かる…",
          "zh_text": "但是知道为什么…"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "そのシェルターの位置…中には何人ぐらい人が居るのかも…",
          "zh_text": "那个避难所的位置…里面到底有多少人…"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "千紗「くすっ🎶そんなとこに逃げたって千紗ちゃんからは逃げられないぞ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「♫就算逃到那种地方也逃不掉千纱酱哦~♫」"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "ｽﾞｩｩｩﾝ…ｽﾞｩｩｩﾝ…ｽﾞｩｩｩﾝ…",
          "zh_text": "咚咚咚咚…咚咚咚咚…咚咚咚咚…"
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "シェルターのある場所へ真っ直ぐ向かう…",
          "zh_text": "我直奔避难所所在的地方…"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "街にローファーの足跡を付けながら…",
          "zh_text": "在街上留下乐福鞋的足迹……"
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "「おい！来てるぞ！」",
          "zh_text": "「喂！她来了！」"
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "「早く入れて！潰される！！」",
          "zh_text": "「快进来！不然会被她踩扁的！ ！ 」"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "「早く行けよ！」",
          "zh_text": "「快走啊！」"
        },
        {
          "id_line": 348,
          "ja_text": "シェルターの入り口は避難してきた人が沢山いてまだ入りきれていなかった",
          "zh_text": "避难所的入口，来避难的人很多，还进不去。"
        },
        {
          "id_line": 349,
          "ja_text": "千紗「くっ🎶自分だけ生き残ろうとする姿はほんと醜いし惨め🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊♫只想自己活下来的样子真是又丑陋又悲惨♫」"
        },
        {
          "id_line": 350,
          "ja_text": "シェルターの入り口を見ている千紗…",
          "zh_text": "我看着避难所入口…"
        },
        {
          "id_line": 351,
          "ja_text": "早く入ろうとして入り口はかなり混雑していた",
          "zh_text": "人们都想早点进去，入口相当拥挤"
        },
        {
          "id_line": 352,
          "ja_text": "千紗「こんな人達にはなりたくないなぁ…自分勝手な人はお仕置きしてあげたいなぁ🎶」",
          "zh_text": "千纱「不想你们成为这样的人…我想惩罚自私的人啊♫」"
        },
        {
          "id_line": 353,
          "ja_text": "そう思ったら何やらふわふわと人が浮かんできた",
          "zh_text": "这么一想，不知怎的，一些人飘了上来"
        },
        {
          "id_line": 354,
          "ja_text": "千紗「ん？何事？もしかしてこれも私の力？」",
          "zh_text": "千纱「嗯？怎么回事？难道这也是我的力量？」"
        },
        {
          "id_line": 355,
          "ja_text": "これは魔法？",
          "zh_text": "这是魔法？"
        },
        {
          "id_line": 356,
          "ja_text": "えっ…色々僕能力ありすぎじゃ…",
          "zh_text": "诶…我的各式各样的能力也太强了吧…"
        },
        {
          "id_line": 357,
          "ja_text": "そんなことを思いながら僕はこの浮かんできた人達はきっと自分勝手な行動をしていた人なんだなと察した",
          "zh_text": "想到这里，我恍然大悟，这些飘上来的人，一定是我行我素的人。"
        },
        {
          "id_line": 358,
          "ja_text": "千紗「悪い人達だね？どうお仕置きしてあげようかなぁ🎶」",
          "zh_text": "千纱「是坏人吧？我该怎么惩罚你们呢？♫」"
        },
        {
          "id_line": 359,
          "ja_text": "「やめてくれ！」",
          "zh_text": "「住手！」"
        },
        {
          "id_line": 360,
          "ja_text": "「助けて！」",
          "zh_text": "「救命！」"
        },
        {
          "id_line": 361,
          "ja_text": "千紗「くっ🎶何を言っても意味ないよ？他の人には聞こえないから🎶ねぇ怖い？」",
          "zh_text": "千纱「啊♫说什么都是没有意义的哦。因为别人都听不见♫害怕吗？」"
        },
        {
          "id_line": 362,
          "ja_text": "「当たり前だろ！」",
          "zh_text": "「那是当然的吧！」"
        },
        {
          "id_line": 363,
          "ja_text": "千紗「はぁ🎶ゾクゾクする～🎶この優越感最高～🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊♫兴奋得浑身发抖～♫这种优越感最棒了~♫」"
        },
        {
          "id_line": 364,
          "ja_text": "僕は目の前の人を煽り優越感に浸っていた…",
          "zh_text": "我在吓唬眼前的人，沉浸在优越感中…"
        },
        {
          "id_line": 365,
          "ja_text": "この優越感は巨大化しないと味わえないな…",
          "zh_text": "这种优越感如果不巨大化的话就无法品尝到…"
        },
        {
          "id_line": 366,
          "ja_text": "うん…もっと味わいたい…",
          "zh_text": "嗯…想品尝更多…"
        },
        {
          "id_line": 367,
          "ja_text": "千紗「ほら…私の手で簡単に握れちゃうぐらいの大きさなんだよ？」",
          "zh_text": "千纱「你们看…是我的手可以轻易握住的大小哟？」"
        },
        {
          "id_line": 368,
          "ja_text": "手を近付ける…",
          "zh_text": "我的手不断靠近…"
        },
        {
          "id_line": 369,
          "ja_text": "当然人はそれですら恐怖…",
          "zh_text": "当然，人们对此也感到恐惧……"
        },
        {
          "id_line": 370,
          "ja_text": "「やめてくれ！」",
          "zh_text": "「住手！」"
        },
        {
          "id_line": 371,
          "ja_text": "「潰される！助けてくれ！」",
          "zh_text": "「我要崩溃了！救救我！」"
        },
        {
          "id_line": 372,
          "ja_text": "千紗「や～だね🎶えいっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「好呀♫嗯，嗯♫」"
        },
        {
          "id_line": 373,
          "ja_text": "ｸﾞｼｬｯ！",
          "zh_text": "啪叽！"
        },
        {
          "id_line": 374,
          "ja_text": "散々煽ったあとは虫を潰すように手を握った…",
          "zh_text": "在大肆煽风点火之后，我像打虫子一样握住了我的手…"
        },
        {
          "id_line": 375,
          "ja_text": "この様子は撮影してるヘリが撮っていた",
          "zh_text": "这是直升机拍摄的画面。"
        },
        {
          "id_line": 376,
          "ja_text": "これを見た人は千紗が敵だと言うことがはっきりと分かっただろう",
          "zh_text": "看到这个画面的人应该明白千纱是敌人了吧。"
        },
        {
          "id_line": 377,
          "ja_text": "千紗「シェルターは後でいいかな🎶ちょっと街であ～そぼ🎶」",
          "zh_text": "千纱「避难所可以等到后面♫先在城市里玩一玩吧♫」"
        },
        {
          "id_line": 378,
          "ja_text": "話し方も柔らかくなってきて大分慣れてきた",
          "zh_text": "我的说话方式也变得柔和了，已经习惯了这种说话方式。"
        },
        {
          "id_line": 379,
          "ja_text": "そして目線をビルがある街の中心に向ける",
          "zh_text": "然后我把视线转向城市中心，"
        },
        {
          "id_line": 380,
          "ja_text": "このシェルターは街の端にあるのでまだ中心部はほぼ無傷のまま残っている",
          "zh_text": "这个避难所位于城市的边缘，所以中心地带还完好无损。"
        },
        {
          "id_line": 381,
          "ja_text": "千紗「よし！蹂躙始めるよ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「好！我要开始蹂躏啦~♫」"
        },
        {
          "id_line": 382,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！",
          "zh_text": "轰！轰！轰！"
        },
        {
          "id_line": 383,
          "ja_text": "千紗「蹂躙楽しい🎶頑張って作った建物を私の気まぐれで破壊しちゃうの最高～🎶」",
          "zh_text": "千纱「蹂躏快乐！♫努力建造出来的建筑物因为我的心血来潮而被破坏了的感觉最棒了~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 384,
          "ja_text": "街の中で暴れる千紗ちゃんの姿を録画しておきたいな…",
          "zh_text": "我想把我在街上胡闹的样子录下来…"
        },
        {
          "id_line": 385,
          "ja_text": "後であのヘリ回収するか…",
          "zh_text": "之后去回收那架直升飞机吗…"
        },
        {
          "id_line": 386,
          "ja_text": "後から見たいからね！",
          "zh_text": "我想留着以后看呢！"
        },
        {
          "id_line": 387,
          "ja_text": "しかし僕って意外と巨大娘の適正あったんだな…と実感した…",
          "zh_text": "我意外地发现我很适合做一个巨大娘……"
        },
        {
          "id_line": 388,
          "ja_text": "煽るのも蹂躙するのも人を潰すのも楽しい…",
          "zh_text": "煽动、蹂躏、碾碎别人都让我感到快乐…"
        },
        {
          "id_line": 389,
          "ja_text": "足下から音がした！",
          "zh_text": "脚下有声音！"
        },
        {
          "id_line": 390,
          "ja_text": "千紗「お？やっと軍隊の登場だね🎶このシチュエーションやってみたかったんだ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「哦？终于军队登场了呢♫我想试试这个场面~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 391,
          "ja_text": "ローファーよりも小さな戦車が沢山向かってくる…",
          "zh_text": "有很多比乐福鞋还小的坦克开过来…"
        },
        {
          "id_line": 392,
          "ja_text": "よく軍隊を相手するシチュエーションは見かける",
          "zh_text": "我之前在视频里经常能看到巨大娘与军队对抗的场景。"
        },
        {
          "id_line": 393,
          "ja_text": "とりあえず戦車部隊の様子を見てみることにした",
          "zh_text": "于是决定先看看坦克部队的情况。"
        },
        {
          "id_line": 394,
          "ja_text": "「敵、こちらを見ています！」",
          "zh_text": "「敌人正在看我们！」"
        },
        {
          "id_line": 395,
          "ja_text": "「落ち着け！しっかり狙いを定めて攻撃だ！」",
          "zh_text": "「冷静点！瞄准目标进攻！」"
        },
        {
          "id_line": 396,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞﾝ！ｽﾞﾄﾞﾝ！",
          "zh_text": "咚！咚！"
        },
        {
          "id_line": 397,
          "ja_text": "千紗「くすっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「可恶♫」"
        },
        {
          "id_line": 398,
          "ja_text": "ローファーに攻撃…",
          "zh_text": "他们在攻击我的乐福鞋…"
        },
        {
          "id_line": 399,
          "ja_text": "しかし傷ひとつ付かなかった",
          "zh_text": "但是一点瑕疵也没有"
        },
        {
          "id_line": 400,
          "ja_text": "思わず僕は弱すぎて笑ってしまった",
          "zh_text": "我不由得因为他们实在太弱而笑了。"
        },
        {
          "id_line": 401,
          "ja_text": "「仕方ない…ならば足だ！足を狙え！」",
          "zh_text": "「没办法…那就腿！瞄准腿！」"
        },
        {
          "id_line": 402,
          "ja_text": "「はいっ！」",
          "zh_text": "「是！」"
        },
        {
          "id_line": 403,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞﾝ！ｽﾞﾄﾞﾝ！",
          "zh_text": "咚！咚！"
        },
        {
          "id_line": 404,
          "ja_text": "千紗「くっ🎶あははっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「哈哈♫啊哈哈」"
        },
        {
          "id_line": 405,
          "ja_text": "ローファーには効かないと判断し、ニーソに包まれた足を狙った…",
          "zh_text": "他们认为对乐福鞋不起作用，于是瞄准了我被过膝袜包裹的腿……"
        },
        {
          "id_line": 406,
          "ja_text": "しかしあの薄いニーソすらにも傷すらなかった…",
          "zh_text": "可是连那薄薄的过膝袜都没有损伤…"
        },
        {
          "id_line": 407,
          "ja_text": "この状況に僕は笑いが止まらなかった",
          "zh_text": "这种状况让我笑个不停。"
        },
        {
          "id_line": 408,
          "ja_text": "千紗「なにやってるの？くっ🎶ふふっ🎶あははっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「你们在做什么呢？」"
        },
        {
          "id_line": 409,
          "ja_text": "「くっ…なんだあいつ…」",
          "zh_text": "「啊……那家伙是怎么回事……」"
        },
        {
          "id_line": 410,
          "ja_text": "「化け物か？」",
          "zh_text": "「是怪物吗？」"
        },
        {
          "id_line": 411,
          "ja_text": "攻撃が全く効かないのを見て戦車部隊が戦意喪失…",
          "zh_text": "看到攻击毫无效果，坦克部队丧失了斗志……"
        },
        {
          "id_line": 412,
          "ja_text": "攻撃の勢いも弱まってきた",
          "zh_text": "进攻的气势也减弱了"
        },
        {
          "id_line": 413,
          "ja_text": "千紗「あれ？もう終わり？じゃあ次は私の番だね🎶」",
          "zh_text": "千纱「咦？已经结束了？那就该轮到我了吧♫」"
        },
        {
          "id_line": 414,
          "ja_text": "ｽﾞｩｩｩﾝ…ｽﾞｩｩｩﾝ…",
          "zh_text": "Zu~u~u~un… zu~u~u~un…"
        },
        {
          "id_line": 415,
          "ja_text": "戦車部隊に近付く千紗…",
          "zh_text": "我开始接近坦克部队…"
        },
        {
          "id_line": 416,
          "ja_text": "「来たぞ！！撤退だ！！」",
          "zh_text": "「来了！ ！撤退！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 417,
          "ja_text": "「避難だ！はや…」",
          "zh_text": "「撤退！不……」"
        },
        {
          "id_line": 418,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zu~u~u~un… zu~u~u~un…."
        },
        {
          "id_line": 419,
          "ja_text": "千紗「弱すぎて話しにならないや🎶」",
          "zh_text": "千纱「太弱了，都说不出话了♫」"
        },
        {
          "id_line": 420,
          "ja_text": "僕の縞パンもきっと見られてるんだろうな…",
          "zh_text": "我的条纹内裤也一定被看到了吧…"
        },
        {
          "id_line": 421,
          "ja_text": "でも関係ない…",
          "zh_text": "但是没有关系…"
        },
        {
          "id_line": 422,
          "ja_text": "虫に縞パン見られたところで気にすることはない！",
          "zh_text": "就算被虫子看到条纹内裤也不用在意！"
        },
        {
          "id_line": 423,
          "ja_text": "そうか…寧ろ見られたことで蹂躙するきっかけが出来たな🎶",
          "zh_text": "嗯…反而因为被看到了才有了蹂躏他们的契机啊♫"
        },
        {
          "id_line": 424,
          "ja_text": "千紗「ん…ちょっと！私のパンツ見たでしょ！変態なんだから！そんな変態にはお仕置きが必要だね🎶でもその前に…ふふっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「嗯…等等！你们看到我的内裤了吧！你们真是变态！你们这种变态需要惩罚♫但是在那之前…呵呵♫」"
        },
        {
          "id_line": 425,
          "ja_text": "ｸﾞｸﾞｸﾞ…",
          "zh_text": "轰隆隆"
        },
        {
          "id_line": 426,
          "ja_text": "170m→340m",
          "zh_text": "170m→340m"
        },
        {
          "id_line": 427,
          "ja_text": "軽く巨大化をしてみた",
          "zh_text": "我稍稍又巨大化了一点。"
        },
        {
          "id_line": 428,
          "ja_text": "巨大化するだけで足下の建物が巻き込まれてどんどん壊れていく",
          "zh_text": "只需巨大化，我脚旁的建筑物就会被卷入脚下，不断地损毁。"
        },
        {
          "id_line": 429,
          "ja_text": "千紗「はぁ🎶どんどん小さくなる街を見てるとゾクゾクしちゃう🎶ふふっ🎶ほんと楽しい🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊♫一看到越来越小的街道就兴奋得发抖♫呵呵呵♫真的很开心♫」"
        },
        {
          "id_line": 430,
          "ja_text": "この街の大きいビルも簡単に踏み潰せるくらい小さくなった",
          "zh_text": "这座城市的高楼也小得可以轻易踩扁了。"
        },
        {
          "id_line": 431,
          "ja_text": "これぐらいなら街の蹂躙もやりやすい！",
          "zh_text": "这样的话，蹂躏城市也很容易！"
        },
        {
          "id_line": 432,
          "ja_text": "ん？気付けば巨大化をちゃんと操れるようになってるな！",
          "zh_text": "我想我已经相当熟悉如何操纵巨大化能力了！"
        },
        {
          "id_line": 433,
          "ja_text": "千紗「くすっ🎶さぁ変態達は私のローファーのシミになっちゃえ🎶」",
          "zh_text": "千纱「♫那么变态们就变成我鞋底的斑点吧♫」"
        },
        {
          "id_line": 434,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 435,
          "ja_text": "千紗「あははっ🎶楽しすぎる～🎶どんどんいくよ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊哈哈哈哈♫太开心了~ ~ ~ ~ ~♫」"
        },
        {
          "id_line": 436,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~on！ Zudo~o~on！ Zudo~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 437,
          "ja_text": "楽しくなっちゃった僕は街をどんどん踏み潰していく！",
          "zh_text": "变得快乐的我不断践踏街道！"
        },
        {
          "id_line": 438,
          "ja_text": "人？そんな小さなものは気にしていなかったな…",
          "zh_text": "人？我没在意那么小的东西啊…"
        },
        {
          "id_line": 439,
          "ja_text": "千紗「ずど～ん🎶ずど～ん🎶女の娘1人にすら勝てないなんて弱すぎるよ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「Zudo~o~on！ ♫ Zudo~o~on！~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~连一个少女都赢不了，太弱了~♫」"
        },
        {
          "id_line": 440,
          "ja_text": "可愛い声と共に蹂躙する千紗…",
          "zh_text": "我伴随着可爱的声音一起蹂躏…"
        },
        {
          "id_line": 441,
          "ja_text": "街の中心は綺麗に更地になりそこにはローファーの跡が沢山残っていた",
          "zh_text": "城市中心变成了一片空地，那里留下了很多乐福鞋的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 442,
          "ja_text": "千紗「ふぅ🎶綺麗になりましたっと！さて最後のお楽しみはあのシェルターかな？ふふっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「嗯♫变漂亮了呢！那么最后的乐趣是那个避难所吧？呵呵呵♫」"
        },
        {
          "id_line": 443,
          "ja_text": "とても頑丈なシェルター…",
          "zh_text": "非常坚固的避难所…"
        },
        {
          "id_line": 444,
          "ja_text": "歩いた揺れで壊れちゃう家とは違うなぁ！",
          "zh_text": "和因为我走路产生的晃动就会坏掉的房子不一样啊！"
        },
        {
          "id_line": 445,
          "ja_text": "僕はとりあえず座ってみる…",
          "zh_text": "我先坐下来看看…"
        },
        {
          "id_line": 446,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 447,
          "ja_text": "千紗「ん🎶頑丈に作ったね！えらいぞ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「做得很结实呢！很厉害哦~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 448,
          "ja_text": "避難した人は安心していた",
          "zh_text": "避难的人安心了"
        },
        {
          "id_line": 449,
          "ja_text": "先ほどより巨大化した千紗が座ってもこの地下シェルターにはなにも影響はなかった",
          "zh_text": "即使比刚才更巨大的我坐在这里，对这个地下避难所也没有产生任何影响。"
        },
        {
          "id_line": 450,
          "ja_text": "千紗もその安心している人達の様子は伝わっていた",
          "zh_text": "我也能感受到他们那种安心的样子。"
        },
        {
          "id_line": 451,
          "ja_text": "千紗「仕方ないなぁ🎶ちょっとだけ千紗ちゃん頑張っちゃうよ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「没办法啊♫千纱酱要稍微努力一下了哦~」"
        },
        {
          "id_line": 452,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰隆轰隆…"
        },
        {
          "id_line": 453,
          "ja_text": "僅かに聞こえた千紗の声…",
          "zh_text": "人们隐约听到千纱的声音…"
        },
        {
          "id_line": 454,
          "ja_text": "地下シェルターにも伝わる揺れ…",
          "zh_text": "地下避难所里也有震感…"
        },
        {
          "id_line": 455,
          "ja_text": "外では何が起きているのか…避難している人達には分からなかった",
          "zh_text": "外面发生了什么…避难的人们不知道"
        },
        {
          "id_line": 456,
          "ja_text": "しかしその様子はあのヘリが命懸けで撮影していた…",
          "zh_text": "但是那个样子是那架直升机冒着生命危险拍摄的…"
        },
        {
          "id_line": 457,
          "ja_text": "「こちらを見てください！巨大化を更にして街を破壊した河合千紗が避難した人達のシェルターを狙っています！しかし巨大化した河合千紗ですらシェルターは無傷です！」",
          "zh_text": "「请看这里！巨大化后破坏了街道的河合千纱正瞄准避难的人们的避难场所！但是面对即使是巨大化的河合千纱，避难所也没有受损！」"
        },
        {
          "id_line": 458,
          "ja_text": "とリポートした次の瞬間だった",
          "zh_text": "的下一个瞬间"
        },
        {
          "id_line": 459,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰隆轰隆…"
        },
        {
          "id_line": 460,
          "ja_text": "「えっ…み…皆さん！河合千紗が更に巨大化しています！先ほどの巨大化とは違ってかなり大きくなっています！」",
          "zh_text": "「诶……大家看！河合千纱变得更巨大了！和刚才的巨大化程度不同，她变得相当大了！」"
        },
        {
          "id_line": 461,
          "ja_text": "340m→1480m",
          "zh_text": "340m→1480m"
        },
        {
          "id_line": 462,
          "ja_text": "元々の身長の1000倍の姿となった千紗",
          "zh_text": "我变成了原本身高的1000倍。"
        },
        {
          "id_line": 463,
          "ja_text": "狙いはこの地下シェルターだ！",
          "zh_text": "目标就是这个地下避难所！"
        },
        {
          "id_line": 464,
          "ja_text": "千紗「よぉし！せ～の🎶」",
          "zh_text": "千纱「呀嘞~呀嘞♫」"
        },
        {
          "id_line": 465,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 466,
          "ja_text": "立ち上がった千紗は地下シェルターのある真上でぴょんとジャンプした…",
          "zh_text": "我站起来在地下避难所的正上方蹦了一下…"
        },
        {
          "id_line": 467,
          "ja_text": "そしてそのまま落下…",
          "zh_text": "然后就那样下落…"
        },
        {
          "id_line": 468,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
        {
          "id_line": 469,
          "ja_text": "地下シェルターには届いたが天井を歪めた程度で中の人達は無事だった",
          "zh_text": "我的脚到达了地下避难所，但只是扭曲了天花板，里面的人都没事。"
        },
        {
          "id_line": 470,
          "ja_text": "千紗「むっ…意外としぶとい…そうだ🎶」",
          "zh_text": "千纱「嗯……意外地很顽强呢……是这样♫」"
        },
        {
          "id_line": 471,
          "ja_text": "ふと僕は自分の能力を思い出した…",
          "zh_text": "突然我想起了自己的能力…"
        },
        {
          "id_line": 472,
          "ja_text": "僕には「超性能」っていう能力があるのを巨大化に夢中になって忘れていた",
          "zh_text": "我有一种叫做「超性能」的能力，只是我沉迷于巨大化而忘记了。"
        },
        {
          "id_line": 473,
          "ja_text": "少し超性能の力を解放した千紗…",
          "zh_text": "我解放了一点超性能的力量…"
        },
        {
          "id_line": 474,
          "ja_text": "それだけで地下シェルターの天井は更に歪んで今にも壊れそうだった",
          "zh_text": "光是这样，地下避难所的天花板就更加扭曲了，好像随时都会坏掉似的。"
        },
        {
          "id_line": 475,
          "ja_text": "千紗「ん…ふふっ🎶よく頑張りました！」",
          "zh_text": "千纱「嗯…呵呵♫你们已经很努力了！」"
        },
        {
          "id_line": 476,
          "ja_text": "ゆっくりと足をあげてシェルターにめがけて…",
          "zh_text": "我慢慢地抬起脚，朝避难所踏去…"
        },
        {
          "id_line": 477,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
        {
          "id_line": 478,
          "ja_text": "千紗「あんなに頑丈だった地下シェルターもまさかこんな簡単に壊せちゃうなんて🎶私って強～い🎶」",
          "zh_text": "千纱「那么结实的地下避难所怎么会这么简单就坏了呢♫我真强♫」"
        },
        {
          "id_line": 479,
          "ja_text": "地下シェルターは大量の人が入れるように層になっていた",
          "zh_text": "地下避难所是多层的，可以容纳大量的人"
        },
        {
          "id_line": 480,
          "ja_text": "そんな地下シェルターを一撃で全て破壊してしまった…",
          "zh_text": "我一击将那样的地下避难所全部破坏了…"
        },
        {
          "id_line": 481,
          "ja_text": "千紗「私から逃げても無駄って分かったかな？これで街の人も全滅かな？ふふっ🎶楽しかったぁ～🎶っとその前に…」",
          "zh_text": "千纱「知道从我身边逃也没用了吗？这样城市里的人已经全灭了吧？呵呵♫很开心啊~ ~ ~ ~在这之前…」"
        },
        {
          "id_line": 482,
          "ja_text": "僕だって千紗ちゃんの蹂躙してるとこみてみたい…",
          "zh_text": "我也想看看我作为千纱蹂躏的画面…"
        },
        {
          "id_line": 483,
          "ja_text": "撮影していたヘリを捕まえる",
          "zh_text": "于是我抓住正在拍摄的直升机"
        },
        {
          "id_line": 484,
          "ja_text": "千紗「私の撮影ご苦労様🎶それ私にちょうだい🎶そしたら助けてあげるよ？」",
          "zh_text": "千纱「我的摄影辛苦了♫那个录像给我就好了，然后我会帮你的哦。」"
        },
        {
          "id_line": 485,
          "ja_text": "撮影していた人は機材をヘリから千紗の手にのせた",
          "zh_text": "正在拍摄的人将直升机上的设备放到了我的手中。"
        },
        {
          "id_line": 486,
          "ja_text": "僕も帰って早く見たいな！",
          "zh_text": "我也迫不及待地想在回家后看看它！"
        },
        {
          "id_line": 487,
          "ja_text": "千紗「ありがとう🎶私は優しいからちゃんと助けてあげるからね！はいっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「谢谢了♫我很温柔的，我会好好帮助你的！」"
        },
        {
          "id_line": 488,
          "ja_text": "手を地面に着けてあげた",
          "zh_text": "我把手放在地上。"
        },
        {
          "id_line": 489,
          "ja_text": "だってこの人にはまた私を撮影してもらわないといけないからね！",
          "zh_text": "因为还得让这个人拍我呢！"
        },
        {
          "id_line": 490,
          "ja_text": "千紗「また撮影してね🎶ばいばい🎶」",
          "zh_text": "千纱「记得下次再给我拍哦♫，再见♫」"
        },
        {
          "id_line": 491,
          "ja_text": "千紗から急いで逃げる…",
          "zh_text": "摄影师急忙逃离了我…"
        },
        {
          "id_line": 492,
          "ja_text": "まぁ仕方ないか…",
          "zh_text": "不过这也没办法啊…"
        },
        {
          "id_line": 493,
          "ja_text": "次もこの人達に撮影してもらおう！",
          "zh_text": "下次也请这些人拍摄吧！"
        },
        {
          "id_line": 494,
          "ja_text": "千紗「ふぅ🎶んじゃ私ももとに戻りますか！」",
          "zh_text": "千纱「嗯♫那我也变回去了吧！」"
        },
        {
          "id_line": 495,
          "ja_text": "ｼｭﾙﾙﾙ…",
          "zh_text": "嗖噜噜…"
        },
        {
          "id_line": 496,
          "ja_text": "1480m→148cm",
          "zh_text": "1480米→148厘米"
        },
        {
          "id_line": 497,
          "ja_text": "サイズ変化もかなり慣れた！",
          "zh_text": "我已经很习惯于尺寸的变化了！"
        },
        {
          "id_line": 498,
          "ja_text": "蹂躙するのも楽しい！",
          "zh_text": "蹂躏小人也很快乐！"
        },
        {
          "id_line": 499,
          "ja_text": "勿論巨大化だって楽しい！",
          "zh_text": "当然巨大化也很开心！"
        },
        {
          "id_line": 500,
          "ja_text": "これで僕も巨大娘の仲間入りだな！",
          "zh_text": "这样我也算是成为巨大少女了！"
        },
        {
          "id_line": 501,
          "ja_text": "千紗「最初はどきどきしたけど…またやろっかな🎶」",
          "zh_text": "千纱「虽然一开始心里有点忐忑，但是......也许我还会再做一次♫」"
        },
        {
          "id_line": 502,
          "ja_text": "これが千紗の初めての巨大化蹂躙だった…",
          "zh_text": "这是我作为千纱的第一次巨大化蹂躏…"
        },
        {
          "id_line": 503,
          "ja_text": "しかし初めてとは思えないくらい上手く出来たと僕は思った",
          "zh_text": "但我觉得我做得很好，不像是第一次。"
        },
        {
          "id_line": 504,
          "ja_text": "早く撮影された映像見てみたいな！",
          "zh_text": "我想快点看看自己被拍摄的影像啊！"
        },
        {
          "id_line": 505,
          "ja_text": "僕は急いで家に帰った",
          "zh_text": "于是我急急忙忙地回家了"
        },
        {
          "id_line": 506,
          "ja_text": "千紗「ん…僕のことってもうみんな知ってるよな…ちょっと面倒だな…」",
          "zh_text": "千纱「嗯…我的事情大家都知道了吧…有点麻烦…」"
        },
        {
          "id_line": 507,
          "ja_text": "家に帰りふと思った",
          "zh_text": "回到家，我突然想到了这件事。"
        },
        {
          "id_line": 508,
          "ja_text": "これではちょっと面倒…",
          "zh_text": "这样就有点麻烦了…"
        },
        {
          "id_line": 509,
          "ja_text": "千紗「記憶とか消せないかな？」",
          "zh_text": "千纱「记忆什么的不能消除吗？」"
        },
        {
          "id_line": 510,
          "ja_text": "魔法を使えるのでちょっとチャレンジしてみた！",
          "zh_text": "因为我会使用魔法所以稍微尝试了一下！"
        },
        {
          "id_line": 511,
          "ja_text": "千紗「記憶よ消えろっ！」",
          "zh_text": "千纱「记忆啊，消失吧！」"
        },
        {
          "id_line": 512,
          "ja_text": "パチンと指を鳴らした…",
          "zh_text": "我打了个响指…"
        },
        {
          "id_line": 513,
          "ja_text": "とはいえ確認する方法はないのだが…",
          "zh_text": "虽说如此我也没有确认的方法…"
        },
        {
          "id_line": 514,
          "ja_text": "千紗「あ…」",
          "zh_text": "千纱「啊…」"
        },
        {
          "id_line": 515,
          "ja_text": "テレビをつけるとすぐに答えが分かった",
          "zh_text": "我一打开电视就知道答案了"
        },
        {
          "id_line": 516,
          "ja_text": "「速報です！突然街が壊滅していました！こちらをご覧下さい！こちらが建物がなぎ倒された街です！国は情報を集めていますが誰も知っている人がいないようでかなり厳しい状況です！」",
          "zh_text": "「快报！城市突然毁灭了！请看这边！这里是建筑物被推倒的城市！国家正在收集情报，但是好像没有人知道为什么，状况相当严峻！」"
        },
        {
          "id_line": 517,
          "ja_text": "千紗「記憶消えてるじゃん🎶さっき自己紹介もしたのになぁ🎶よし！これで街にも出歩きやすくなったな！」",
          "zh_text": "千纱「大家的记忆消失了，不是吗♫刚才我还做了自我介绍呢~很好很好！这样上街也容易多了！」"
        },
        {
          "id_line": 518,
          "ja_text": "魔法は成功した",
          "zh_text": "我的魔法成功了。"
        },
        {
          "id_line": 519,
          "ja_text": "これでまた街に行って蹂躙もやりやすい！",
          "zh_text": "这样再上街蹂躏也容易了！"
        },
        {
          "id_line": 520,
          "ja_text": "千紗「今度はどうやって蹂躙しようかなぁ🎶」",
          "zh_text": "千纱「下次该怎么蹂躏呢♫」"
        },
        {
          "id_line": 521,
          "ja_text": "そんな事を考えながら僕はベッドに飛び込み眠った…",
          "zh_text": "我一边想着这些一边跳上床睡着了…"
        },
        {
          "id_line": 522,
          "ja_text": "千紗の気付いた能力",
          "zh_text": "千纱觉醒了的能力："
        },
        {
          "id_line": 523,
          "ja_text": "超性能（車とぶつかってなかったら気付かなかった）",
          "zh_text": "超性能（要不是跟车撞了，我还真没发现）"
        },
        {
          "id_line": 524,
          "ja_text": "魔法（意外とどんな魔法でも使えるかも…）",
          "zh_text": "魔法（意外的可能什么魔法都能使用…）"
        },
        {
          "id_line": 525,
          "ja_text": "巨大化（サイズフェチとしてはこれが一番嬉しい🎶）",
          "zh_text": "巨大化（对于GTS爱好者来说这是最开心的♫）"
        },
        {
          "id_line": 526,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 527,
          "ja_text": "楽しい蹂躙！",
          "zh_text": "愉快的蹂躏！"
        },
        {
          "id_line": 528,
          "ja_text": "はじめての蹂躙を千紗はやった…",
          "zh_text": "我作为千纱实施了第一次的蹂躏……"
        },
        {
          "id_line": 529,
          "ja_text": "簡単に街をひとつ消してしまった",
          "zh_text": "很容易地就消灭了一个城市。"
        },
        {
          "id_line": 530,
          "ja_text": "一夜明けた今もちょっとどきどきしている",
          "zh_text": "直到天亮了都还兴奋不已。"
        },
        {
          "id_line": 531,
          "ja_text": "そして今…僕は千紗ちゃんがやっていた蹂躙の映像を見ていた",
          "zh_text": "然后现在…我在看千纱酱所做的蹂躏的影像。"
        },
        {
          "id_line": 532,
          "ja_text": "そんな千紗ちゃんも僕なんだが…",
          "zh_text": "那样的千纱酱也就是我…"
        },
        {
          "id_line": 533,
          "ja_text": "千紗「こんな可愛い娘に蹂躙されるとかこの街いいなぁ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「被这么可爱的少女蹂躏，这个城市真幸运啊~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 534,
          "ja_text": "壊滅した街の映像を見て再びあの時の記憶を思い出す…",
          "zh_text": "我看到了毁灭了的城市的影像，再次想起了那时的记忆…"
        },
        {
          "id_line": 535,
          "ja_text": "あぁ…思い出しただけでゾクゾクする…",
          "zh_text": "啊…一想起来就激动万分…"
        },
        {
          "id_line": 536,
          "ja_text": "千紗「楽しそうにやってる…巨大娘はやっぱりこうじゃないとね！」",
          "zh_text": "千纱「看起来玩得很开心……身为巨大娘果然要这样啊！」"
        },
        {
          "id_line": 537,
          "ja_text": "撮影された映像を見て自分を誉めてあげたくなる",
          "zh_text": "我看着拍摄的影像，想要表扬自己。"
        },
        {
          "id_line": 538,
          "ja_text": "なんて最高なんだ…",
          "zh_text": "太棒了…"
        },
        {
          "id_line": 539,
          "ja_text": "蹂躙の方法も完璧すぎて初めてとは思えない",
          "zh_text": "蹂躏的方法也太完美了，不像是第一次。"
        },
        {
          "id_line": 540,
          "ja_text": "千紗「またやりたいなぁ…今度はもう少し巨大化して…うん🎶」",
          "zh_text": "千纱「还想再做一次啊…下次要变得更大一点…嗯？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 541,
          "ja_text": "今でも壊滅した街の調査を頑張ってしているが一切手がかりはない…",
          "zh_text": "现在人们也在努力调查毁灭的城市，但完全没有线索…"
        },
        {
          "id_line": 542,
          "ja_text": "それもそのはず…千紗が蹂躙した後に記憶を消しているからだ！",
          "zh_text": "那也是理所当然的…因为千纱开始蹂躏之后的记忆被抹除了！"
        },
        {
          "id_line": 543,
          "ja_text": "千紗「ずっと壊滅した街調査してるよ…千紗ちゃんの情報なんて一切ないんだから諦めた方がいいのに…」",
          "zh_text": "千纱「人们一直在调查毁灭的城市…千纱的情报什么的完全没有，所以你们还是放弃比较好…」"
        },
        {
          "id_line": 544,
          "ja_text": "ニュースを見ながら僕は無駄な努力してるなぁ…と思った",
          "zh_text": "我一边看新闻一边觉得人们在做着无用的努力。"
        },
        {
          "id_line": 545,
          "ja_text": "まぁ急に街ひとつ壊滅してたらさすがにニュースになるか…",
          "zh_text": "嘛，如果突然毁灭一个城市的话，果然会变成新闻啊…"
        },
        {
          "id_line": 546,
          "ja_text": "千紗「飽きちゃった…このニュースばっかりでつまんないね…しかたないなぁ…」",
          "zh_text": "千纱「腻了…全是这个新闻，好无聊啊…真没办法…」"
        },
        {
          "id_line": 547,
          "ja_text": "パチンと指を鳴らした…",
          "zh_text": "我啪的一声打了个响指…"
        },
        {
          "id_line": 548,
          "ja_text": "千紗「元に戻してあげるからさこの事忘れて？」",
          "zh_text": "千纱「我会让它复原的，忘记这件事吧。」"
        },
        {
          "id_line": 549,
          "ja_text": "僕は壊滅した街を元に戻した後に記憶を再び消した",
          "zh_text": "我把毁灭的城市恢复原状，然后我又把记忆抹去了。"
        },
        {
          "id_line": 550,
          "ja_text": "これで蹂躙された過去はなかったことになった！",
          "zh_text": "这样就没有城市被蹂躏的过去了！"
        },
        {
          "id_line": 551,
          "ja_text": "魔法ってほんと万能だな…",
          "zh_text": "魔法真是万能啊…"
        },
        {
          "id_line": 552,
          "ja_text": "とはいえこれでまた自由に、そして堂々と蹂躙ができる！",
          "zh_text": "既然这样，就又可以自由地、堂堂正正地蹂躏了！"
        },
        {
          "id_line": 553,
          "ja_text": "千紗「今度はもっと堂々とやりたいなぁ🎶街の人を煽ったりしたいかも🎶」",
          "zh_text": "千纱「这次我想更堂堂正正地做啊？？？？也许还要吓唬调教城里的人？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 554,
          "ja_text": "とはいえただ僕が煽られたいという性質だからか…",
          "zh_text": "可能只是因为我想被调教的性格吧…"
        },
        {
          "id_line": 555,
          "ja_text": "しかしそれをやるのも悪くない…",
          "zh_text": "但是这样做并不坏...…"
        },
        {
          "id_line": 556,
          "ja_text": "だって僕は河合千紗なのだから！",
          "zh_text": "因为我是河合千纱！"
        },
        {
          "id_line": 557,
          "ja_text": "千紗「んん🎶そうと決まればまた隣街に行こうかな🎶」",
          "zh_text": "千纱「嗯？？？？决定了的话，就再去隔壁城市吧~ ~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 558,
          "ja_text": "いつものセーラー服に今日は白のパンツ、そしてピンクと白の縞々ニーソにしよう！",
          "zh_text": "除了平常穿的水手服，我今天还穿了白色的内裤，还有粉色和白色条纹的过膝袜！"
        },
        {
          "id_line": 559,
          "ja_text": "このニーソが太ももに食い込む感じも最初は違和感を感じたがかなり慣れた",
          "zh_text": "这种过膝袜卡在大腿上的感觉，一开始我也觉得不太舒服，但后来就习惯了。"
        },
        {
          "id_line": 560,
          "ja_text": "千紗「そうだ！鏡見よ🎶」",
          "zh_text": "千纱「对了！照镜子吧？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 561,
          "ja_text": "最近買った大きな鏡…",
          "zh_text": "我对着最近买的大镜子…"
        },
        {
          "id_line": 562,
          "ja_text": "その前に立ってみる！",
          "zh_text": "站在那前面一看！"
        },
        {
          "id_line": 563,
          "ja_text": "千紗「か…可愛い…縞々ニーソがまたロリっ娘を強めてる気がする！それに…この太もも…」",
          "zh_text": "千纱「啊…好可爱……感觉条纹过膝袜又加强了我萝莉少女的气质！而且…我的这双大腿……」"
        },
        {
          "id_line": 564,
          "ja_text": "僕は絶対領域の太ももを触ってみた",
          "zh_text": "我摸了摸绝对领域的大腿，"
        },
        {
          "id_line": 565,
          "ja_text": "女の娘の太ももってこんなにむちっとしてて柔らかいんだな…",
          "zh_text": "少女的大腿是这么的软啊…"
        },
        {
          "id_line": 566,
          "ja_text": "色々な絵で見てたのと実際触るのではやはり全然違うな！",
          "zh_text": "在各种各样的画中看到的和实际触摸的感觉还是完全不同啊！"
        },
        {
          "id_line": 567,
          "ja_text": "千紗「そうだ…今日のパンツ…」",
          "zh_text": "千纱「对了…今天的内裤…」"
        },
        {
          "id_line": 568,
          "ja_text": "鏡におしりを向けてみる",
          "zh_text": "我把屁股对着镜子看"
        },
        {
          "id_line": 569,
          "ja_text": "相変わらず短いスカートからは純白のパンツが見えていた",
          "zh_text": "还是可以从那么短的裙子里露出纯白的内裤。"
        },
        {
          "id_line": 570,
          "ja_text": "我ながらこれはえっちだと思うよ…うん…",
          "zh_text": "连我自己都觉得这太H了…嗯…"
        },
        {
          "id_line": 571,
          "ja_text": "とりあえず支度完了…行こうか！",
          "zh_text": "总之准备完毕…走吧！"
        },
        {
          "id_line": 572,
          "ja_text": "千紗「いっぱい蹂躙しちゃうぞ🎶」",
          "zh_text": "千纱「我会蹂躏很多东西哦？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 573,
          "ja_text": "外に出た僕は楽しくなってちょっと超性能の力が出ていたらしい…",
          "zh_text": "走到外面的我变得很开心，好像释放了一点超性能的力量…"
        },
        {
          "id_line": 574,
          "ja_text": "道路のコンクリートをスキップしながら砕いていたがこの時は巨大化して蹂躙することしか頭になかったから全く気付いてなかったんだよな…",
          "zh_text": "我一边跳跃一边碾碎了道路的混凝土，但是这时我的脑子里只有巨大化蹂躏的事所以完全没有注意到…"
        },
        {
          "id_line": 575,
          "ja_text": "そしていつもの電車に乗り隣街へ…",
          "zh_text": "然后我坐上平常的电车去隔壁城市…"
        },
        {
          "id_line": 576,
          "ja_text": "時間をずらしたことによりかなり空いていた！",
          "zh_text": "因为错开了时间所以电车相当空！"
        },
        {
          "id_line": 577,
          "ja_text": "お昼頃の平日にセーラー服の少女が居ることに周りの人は違和感を感じるがこうやって見られてるのも悪くない！",
          "zh_text": "平时中午的时候有穿水手服的少女的话，周围的人会觉得不协调，但是被这样看着也不错！"
        },
        {
          "id_line": 578,
          "ja_text": "千紗「どうやって巨大化しようかなぁ～🎶やっぱり沢山煽りたいし街の中心で堂々と巨大化しちゃおっかなぁ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「在哪儿巨大化呢~？？？？果然我还是想煽动更多小人呢，那么就在城市中心堂堂正正地巨大化吧~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 579,
          "ja_text": "駅から出て近くのベンチに座る…",
          "zh_text": "我从车站出来坐在附近的长椅上…"
        },
        {
          "id_line": 580,
          "ja_text": "これからこの駅も僕が踏み潰しちゃうんだなと妄想したらゾクゾクしてくる！",
          "zh_text": "一想到这个车站很快就会被我踩烂，我就心潮澎湃！"
        },
        {
          "id_line": 581,
          "ja_text": "この感覚…ほんと病みつきになるな…",
          "zh_text": "这种感觉…真的不要太入迷…"
        },
        {
          "id_line": 582,
          "ja_text": "千紗「人もいっぱい…あぁ…もう我慢できなくなってきちゃった🎶」",
          "zh_text": "千纱「人也很多了…啊…已经忍不住了？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 583,
          "ja_text": "このドキドキ感…ゾクゾクする感覚…巨大化のワクワク感…あぁ…もうおかしくなりそうだ！",
          "zh_text": "这种心跳加速的感觉…激动得浑身颤抖的感觉…巨大化的欢欣雀跃感…啊…我都快疯了！"
        },
        {
          "id_line": 584,
          "ja_text": "千紗「よし…千紗ちゃんの話し方になりきって沢山煽るぞ…じゃあ始めよっか🎶」",
          "zh_text": "千纱「好…我会用千纱酱的说话方式来煽动你们的…那就开始吧？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 585,
          "ja_text": "ベンチから立ち上がった千紗はわざと大きな声を出した！",
          "zh_text": "我从长椅上站起来故意大声叫了起来！"
        },
        {
          "id_line": 586,
          "ja_text": "千紗「巨大化いっくよ～🎶んん～🎶」",
          "zh_text": "千纱「巨大化吧~？？？？嗯~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 587,
          "ja_text": "周りにいた人は千紗の声に反応して見る…",
          "zh_text": "周围的人对我的声音有反应…"
        },
        {
          "id_line": 588,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰轰轰…"
        },
        {
          "id_line": 589,
          "ja_text": "千紗を見ていた人は異変に気付く…",
          "zh_text": "看着我的人注意到了异变…"
        },
        {
          "id_line": 590,
          "ja_text": "小さかった少女がどんどん巨大化していく…",
          "zh_text": "年幼的少女渐渐变得巨大…"
        },
        {
          "id_line": 591,
          "ja_text": "その大きさは100倍…148mまで巨大化した！",
          "zh_text": "现在我的大小是100倍…身高达到了148米！"
        },
        {
          "id_line": 592,
          "ja_text": "千紗「やっほ～🎶小さな人間達～🎶私は河合千紗だよ！これからこの街を蹂躙しちゃいま～す🎶じゃあ手始めに…」",
          "zh_text": "千纱「呃~小人们~ ~我是河合千纱哦！从现在开始我要蹂躏这个城市！那么开始吧…」"
        },
        {
          "id_line": 593,
          "ja_text": "すぐ近くの足下にある駅…",
          "zh_text": "就在附近脚下的车站…"
        },
        {
          "id_line": 594,
          "ja_text": "千紗からみれば履いているローファーほどにしか届かない小さな駅だ…",
          "zh_text": "从我的角度看，这个车站只有我穿的乐福鞋那么小…"
        },
        {
          "id_line": 595,
          "ja_text": "そんな駅を…",
          "zh_text": "那样的车站…"
        },
        {
          "id_line": 596,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ！ｶﾞｼｬｰﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~on！！哗啦！"
        },
        {
          "id_line": 597,
          "ja_text": "千紗「サクサク壊れて楽し～🎶あ！そうだ🎶よいしょ…」",
          "zh_text": "千纱「脆脆地给踩坏了，很开心~啊！对了？？？？不如这样……」"
        },
        {
          "id_line": 598,
          "ja_text": "千紗はローファーを脱ぎピンクと白の縞々ニーソの状態になった…",
          "zh_text": "我脱下了乐福鞋，变成了只穿着粉色和白色条纹的过膝袜的状态…"
        },
        {
          "id_line": 599,
          "ja_text": "千紗「こっちの方が煽ってる感じ強いからね！このローファーは…もういらないや🎶ぽい～っ🎶」",
          "zh_text": "千纱「这样吓唬小人效果的感觉更强呢！这个乐福鞋…我已经不需要了？？？？poi~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 600,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 601,
          "ja_text": "脱いだローファーはまだ無事なエリアに向かって投げられた…",
          "zh_text": "脱下的乐福鞋被我扔向了安全区域…"
        },
        {
          "id_line": 602,
          "ja_text": "千紗「あれぇ？私はただローファーを脱いだだけなのになぁ🎶こんなことで街が壊れていくなんて…ザッコ🎶あはっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「咦？我只是脱了乐福鞋而已啊？？？？街道居然因为这样的事情而被破坏了…」"
        },
        {
          "id_line": 603,
          "ja_text": "そしてローファーを脱いだ足が動き始める…",
          "zh_text": "然后我脱下乐福鞋的脚开始活动…"
        },
        {
          "id_line": 604,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 605,
          "ja_text": "千紗「踏み潰す感覚が伝わってくるの最高～🎶よぉ～し🎶もっと踏み潰しちゃうよ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「能直接感受到踩碎东西的触觉，真是太棒了~？？？？哦~ ~我要再踩碎更多东西哟~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 606,
          "ja_text": "車や家、そして勿論人も次々と踏み潰していく千紗の表情はとても楽しそうだった…",
          "zh_text": "我将车子和房子，当然还有人也一个接一个地踩扁，表情很开心…"
        },
        {
          "id_line": 607,
          "ja_text": "そして千紗は大きめの高層ビルが建ち並ぶエリアに向かう…",
          "zh_text": "然后我走向了大型高层大楼林立的区域…"
        },
        {
          "id_line": 608,
          "ja_text": "そこには50mサイズの高層ビルから今の千紗を超える200mサイズの超高層ビルもあった！",
          "zh_text": "那里有从50m大小的高层建筑到超过我身高的200m大小的超高层建筑！"
        },
        {
          "id_line": 609,
          "ja_text": "千紗「私より大きい建物があるなんて…人間のくせに生意気なんだけど！でも…くすっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「居然有比我还大的建筑物…身为人类还那么狂妄自大！不过……？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 610,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰轰轰…"
        },
        {
          "id_line": 611,
          "ja_text": "超高層ビルから千紗を見ていた人は何を思っただろうか…",
          "zh_text": "从超高层大楼看我的人会想什么呢…"
        },
        {
          "id_line": 612,
          "ja_text": "千紗の顔が見えていたと思えば気付けば顔が見えなくなり、体も見えなくなり、そして今は目の前に巨大なピンクと白の縞々ニーソが見えていた…",
          "zh_text": "一开始以为看到了我的脸，回过神来时已经看不见我的脸了，身体也看不见了，然后现在他们眼前看到的只是我巨大的粉色和白色条纹的过膝袜…"
        },
        {
          "id_line": 613,
          "ja_text": "千紗「はぁい🎶1000倍になった千紗ちゃんで～す🎶私のニーソ可愛いでしょ～🎶最後によ～く見た方がいいよ？くすっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊？？？？这里是一千倍的千纱酱。？？？？我的过膝袜很可爱吧~？？？？你们最好在最后时刻好好看看比较好哦。呵呵？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 614,
          "ja_text": "千紗の話す声がビルの窓を破壊していく…",
          "zh_text": "我说话的声音破坏了大楼的窗户…"
        },
        {
          "id_line": 615,
          "ja_text": "1480mの千紗は超高層ビルだったものを見下ろしていた",
          "zh_text": "1480m高的我俯视着曾经的超高层大楼"
        },
        {
          "id_line": 616,
          "ja_text": "そしてそのニーソに包まれた足がゆっくりと動き始め…",
          "zh_text": "然后我被过膝袜包裹的巨足开始慢慢移动…"
        },
        {
          "id_line": 617,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 618,
          "ja_text": "千紗「はぁ～い🎶これでビルの人間全員さようなら～🎶あははっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「哈~好了？？？？这样的话大楼里的所有人都再见了~？？？？啊哈哈？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 619,
          "ja_text": "大量虐殺も千紗にしたらゲーム感覚みたいな感じで楽しそうに踏み潰していく…",
          "zh_text": "大屠杀在我看来就像游戏一样，我很开心的踩了下去…"
        },
        {
          "id_line": 620,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 621,
          "ja_text": "千紗「これでビルは全滅🎶一体何人が死んじゃったのかなぁ🎶ま、どうでもいいけど～🎶」",
          "zh_text": "千纱「这下大楼全灭了？？？？到底死了多少人啊~？？？？嘛，无所谓啦~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 622,
          "ja_text": "足下には戦車が千紗に向けて攻撃をしているが千紗に気付かれることなくビルの残骸と共に踏み潰されていた",
          "zh_text": "脚下有坦克向我发动攻击，但是我没有注意到，和大楼的残骸一起被踩坏了。"
        },
        {
          "id_line": 623,
          "ja_text": "千紗「私って強いね～🎶」",
          "zh_text": "千纱「我很强大呢~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 624,
          "ja_text": "ビル群の残骸のど真ん中でにこにこ笑う千紗…",
          "zh_text": "我站在大楼群的残骸正中央微笑着…"
        },
        {
          "id_line": 625,
          "ja_text": "そしてそのまま住宅街に向かう…",
          "zh_text": "然后就这样朝着住宅街走去…"
        },
        {
          "id_line": 626,
          "ja_text": "千紗「ど～ん🎶ど～ん🎶住宅街のみんな～🎶千紗ちゃんがきましたよ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「咚~？？？？咚~？？？？咚~？？？？，住宅区的大家？？？？千纱酱来了哦~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 627,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 628,
          "ja_text": "その一歩は簡単に家を何軒も潰していく…",
          "zh_text": "这一步很轻松地就把几家的房子踩扁了…"
        },
        {
          "id_line": 629,
          "ja_text": "ビルのように壊した感覚はあまりないがそれでも千紗は楽しそうだった",
          "zh_text": "虽然没有像大楼一样破坏的感觉，但是我还是很开心的样子"
        },
        {
          "id_line": 630,
          "ja_text": "千紗「頑張って作った家が私の一歩で一気に粉々に…はぁ🎶最高～🎶」",
          "zh_text": "千纱「努力建造的家因为我的一步一下子就没了…哈哈哈~？？？？最高~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 631,
          "ja_text": "ｽﾞｻｧｧｧｧ！",
          "zh_text": "哗啦哗啦！"
        },
        {
          "id_line": 632,
          "ja_text": "住宅街に置いた足をそのまま横へ…",
          "zh_text": "我把放在住宅区的脚横着扫向了另一边…"
        },
        {
          "id_line": 633,
          "ja_text": "簡単に住宅街は更地に変えられてしまった…",
          "zh_text": "住宅区就被我轻松地夷为平地。"
        },
        {
          "id_line": 634,
          "ja_text": "千紗「んん🎶小さな人間達は私のニーソをちょっと汚すぐらいしか出来ないみたいだね！くっ🎶あははっ🎶私みたいな女の娘に壊滅させられて悔しくないのかなぁ？」",
          "zh_text": "千纱「嗯？？？？小人们好像只能弄脏我的过膝袜呢！？？？？啊哈哈？？？？被我这样的萝莉少女毁灭了不觉得不甘心吗？」"
        },
        {
          "id_line": 635,
          "ja_text": "圧倒的な強さを見せつけ、更に煽っていく千紗…",
          "zh_text": "显示出压倒性的强大，进一步煽动着小人的我…"
        },
        {
          "id_line": 636,
          "ja_text": "楽しくて仕方ない！",
          "zh_text": "开心得不得了！"
        },
        {
          "id_line": 637,
          "ja_text": "千紗「よし🎶この街は壊滅っと🎶さぁて次の街はどこかな～🎶」",
          "zh_text": "千纱「好了？？？？这个城市毁灭了？？？？那么下一个城市在哪里呢～？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 638,
          "ja_text": "ゆっくり歩き始める千紗…",
          "zh_text": "我开始慢慢走…"
        },
        {
          "id_line": 639,
          "ja_text": "その可愛いニーソに包まれた足が地面に巨大な足跡を刻んでいく…",
          "zh_text": "被那可爱的过膝袜包裹着的巨足在地面上刻下了一个个巨大的脚印…"
        },
        {
          "id_line": 640,
          "ja_text": "そしてすぐに次の街に着いた…",
          "zh_text": "然后我很快就到了下一个城市…"
        },
        {
          "id_line": 641,
          "ja_text": "千紗「着いた～🎶あれ？まだ逃げてなかったの～？それとも私に潰されたい変態ばっかり？」",
          "zh_text": "千纱「到了~？？？？咦？还没有逃走吗？还是说全是想被我踩死的变态？」"
        },
        {
          "id_line": 642,
          "ja_text": "当然避難は間に合わない…",
          "zh_text": "人们当然来不及避难了…"
        },
        {
          "id_line": 643,
          "ja_text": "逃げ回る小さな人を見て千紗は容赦なく…",
          "zh_text": "我看着四处逃窜的小人们，毫不留情…"
        },
        {
          "id_line": 644,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 645,
          "ja_text": "千紗「ふふん🎶私は優しくないよ？逃げるの待ってたら面白くないしね🎶」",
          "zh_text": "千纱「哼？？？？我可不温柔哟？等着你们逃跑的话就没意思了~ ~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 646,
          "ja_text": "ビルと一緒に沢山の人が千紗に気付かれることなく潰された…",
          "zh_text": "和大楼一起，有很多人在没有被我注意到的情况下就被踩扁了…"
        },
        {
          "id_line": 647,
          "ja_text": "千紗「私ってやっぱり強いね～🎶人間達に止められるかな？くっ…くすっ🎶無理だよね～🎶あははっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「我果然很强大呢~？？？？人类能阻止我吗？呵呵？？？？不行的吧～？？？？啊哈哈？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 648,
          "ja_text": "見下され、煽られ、そして潰されていく…",
          "zh_text": "小人们被鄙视，被捉弄，然后被踩死…"
        },
        {
          "id_line": 649,
          "ja_text": "圧倒的な強さに酔いしれている千紗だが実際勝ち目はない…",
          "zh_text": "面对沉醉于压倒性的强大力量的千纱没有任何胜算…"
        },
        {
          "id_line": 650,
          "ja_text": "千紗「ほらほら～🎶可愛いロリっ娘千紗ちゃんに潰されちゃうよ～？」",
          "zh_text": "千纱「哎哎哎～？？？？你们会被可爱的小萝莉少女千纱酱给踩死的哦~？」"
        },
        {
          "id_line": 651,
          "ja_text": "まだ無事なエリアに向けて足の指を動かして煽っていく…",
          "zh_text": "我朝着还安然无恙的区域动着脚趾煽动着小人…"
        },
        {
          "id_line": 652,
          "ja_text": "千紗「私はただ足の指動かしてるだけだけど…あはっ🎶怖がってるの感じる🎶ばっかみたい🎶」",
          "zh_text": "千纱「我只是动动脚趾而已呀…啊哈？？？？就这么害怕，感觉就像白痴一样。」"
        },
        {
          "id_line": 653,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞｻｧｧｧｧ…",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ 哗啦哗啦！"
        },
        {
          "id_line": 654,
          "ja_text": "2つ目の街を更地にした千紗…",
          "zh_text": "将第二座城市夷为了平地的我…"
        },
        {
          "id_line": 655,
          "ja_text": "とても満足げな顔をしている",
          "zh_text": "一副很满足的样子。"
        },
        {
          "id_line": 656,
          "ja_text": "千紗「み～んな人間は私の玩具🎶もっともっと反応してね！じゃないとつまんないから🎶」",
          "zh_text": "千纱「所有的人类都是我的玩具？？？？再多给点反应吧！不然的话就我会很无聊的？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 657,
          "ja_text": "小さな人の反応も千紗にとっては快感でしかなかった",
          "zh_text": "小人的所有反应对千我来说也只是增添快感罢了"
        },
        {
          "id_line": 658,
          "ja_text": "そして千紗は遠くを見ていた…",
          "zh_text": "然后我看向远方…"
        },
        {
          "id_line": 659,
          "ja_text": "千紗「まだまだ街は沢山あるね🎶よぉ～し！もうちょっと巨大化しちゃえ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「还有很多城市呢？？？？哟~ ~那么！再变得更大一点吧~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 660,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰轰轰…"
        },
        {
          "id_line": 661,
          "ja_text": "どんどん大きくなる千紗…",
          "zh_text": "我变得越来越大…"
        },
        {
          "id_line": 662,
          "ja_text": "その大きさ1万倍…14800mとなり街を見下ろしていた",
          "zh_text": "现在的我有1万倍大…身高14800米，俯视着城市。"
        },
        {
          "id_line": 663,
          "ja_text": "千紗「わぁ🎶私初めての1万倍なんだよね～🎶街がゴミみたい🎶」",
          "zh_text": "千纱「哇？？？？这是我第一次的一万倍呢～？？？？城市像垃圾一样？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 664,
          "ja_text": "いくつも見える街だが千紗の片足で壊滅してしまいそうな街ばかりだ",
          "zh_text": "虽然我能看到好几个城市，但都是我一只脚就能毁灭的大小。"
        },
        {
          "id_line": 665,
          "ja_text": "千紗「怪獣千紗ちゃん！…にしては巨大化しすぎたかな？まぁいっか🎶がお～！」",
          "zh_text": "千纱「怪兽千纱酱！…不过对于你们来说是不是太巨大了？哦，是的？？？？那好~ ！」"
        },
        {
          "id_line": 666,
          "ja_text": "ｽﾞｯﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！！！ｽﾞｯﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！！！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 667,
          "ja_text": "一歩歩く度小さな街を踏み潰していく千紗…",
          "zh_text": "我每走一步就踩扁了一个小城…"
        },
        {
          "id_line": 668,
          "ja_text": "勿論狙ってやっている",
          "zh_text": "当然都是我故意的。"
        },
        {
          "id_line": 669,
          "ja_text": "千紗「んん🎶この街を潰す瞬間のゴミ人間達の悲鳴が…ゾクゾクしちゃう🎶私の足に潰される気分どう？気持ちいい？な～んて生きてるはずないよね～🎶」",
          "zh_text": "千纱「嗯？？？？在这个城市被我毁灭的瞬间，垃圾小人们的悲鸣声…让我身心愉悦？？？？感觉被我的脚踩死怎么样？舒服吗？怎么可能以这么小的体型活着呢~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 670,
          "ja_text": "プチプチと千紗の足の下で街と一緒に潰れていく人達…",
          "zh_text": "我的巨足像踩在气泡膜上一样将城里的人们和城市一起踩扁了…"
        },
        {
          "id_line": 671,
          "ja_text": "千紗もどんどん気分がよくなり煽り方がエスカレートしていく…",
          "zh_text": "我的心情也越来越好，煽动的方式也逐渐升级…"
        },
        {
          "id_line": 672,
          "ja_text": "千紗「そ～だ🎶君たちゴミ人間達をもっとも～っと絶望させてあげるね🎶まずは～」",
          "zh_text": "千纱「是的？？？？我会让你们这些垃圾小人们更加绝望的？？？？首先～」"
        },
        {
          "id_line": 673,
          "ja_text": "千紗は街の方を指さす…",
          "zh_text": "我将手指指着城市的方向…"
        },
        {
          "id_line": 674,
          "ja_text": "千紗「ふふん🎶よ～く狙って…えいっ！」",
          "zh_text": "千纱「哼？？？？哟~瞄准…哎！」"
        },
        {
          "id_line": 675,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 676,
          "ja_text": "千紗はその指先から街に向けてビームを撃った！",
          "zh_text": "我用指尖向城市射出了光束！"
        },
        {
          "id_line": 677,
          "ja_text": "ビームを受けた街は一撃で火の海に包まれた…",
          "zh_text": "被光束击中的城市被火海包围…"
        },
        {
          "id_line": 678,
          "ja_text": "千紗「あははっ🎶こんな攻撃で壊滅しちゃったぁ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊哈哈哈哈？？？？被这样的攻击毁灭了~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 679,
          "ja_text": "燃える街を見て千紗は笑っていた",
          "zh_text": "看着燃烧的城市，我笑了。"
        },
        {
          "id_line": 680,
          "ja_text": "千紗の起こす地獄絵図を人類は見ていることしかできなかった",
          "zh_text": "人类只能看着我绘制的地狱绘图。"
        },
        {
          "id_line": 681,
          "ja_text": "千紗「あ～楽しい🎶次々～🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊~好快乐？？？？接二连三的快乐~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 682,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 683,
          "ja_text": "大地を揺らしながら再び千紗が動き始めた",
          "zh_text": "我开始走动了，每一步都使大地剧烈地晃动着。"
        },
        {
          "id_line": 684,
          "ja_text": "目指す先は大都市だ",
          "zh_text": "目标是大城市"
        },
        {
          "id_line": 685,
          "ja_text": "千紗「さすがに大きい街だね！」",
          "zh_text": "千纱「不愧是很大的城市啊！」"
        },
        {
          "id_line": 686,
          "ja_text": "大都市を見下ろす千紗…",
          "zh_text": "我俯瞰着大城市…"
        },
        {
          "id_line": 687,
          "ja_text": "既に千紗のことは伝わっている",
          "zh_text": "我的事迹已经传开了，"
        },
        {
          "id_line": 688,
          "ja_text": "その為避難もかなり早かった",
          "zh_text": "所以人们避难得也很快。"
        },
        {
          "id_line": 689,
          "ja_text": "千紗「私の足より広いなぁ…だったら🎶」",
          "zh_text": "千纱「比我的脚还宽啊…所以？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 690,
          "ja_text": "ｽﾞｯﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！！！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 691,
          "ja_text": "大都市に白いパンツを見せつけ座った",
          "zh_text": "我露出了我的白色内裤，坐在了大城市旁边。"
        },
        {
          "id_line": 692,
          "ja_text": "千紗「ふふん🎶私のパンツ見てる見てる🎶そんなに見たいならもっと見せてあげる！」",
          "zh_text": "千纱「？？？？小人们在看着我的内裤？？？？如果那么想看的话，我再给你们看一下！」"
        },
        {
          "id_line": 693,
          "ja_text": "ｽﾞｯﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！！！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 694,
          "ja_text": "おしりを少し前に動かす…",
          "zh_text": "我稍微向前挪动了下屁股…"
        },
        {
          "id_line": 695,
          "ja_text": "大都市には立っていられないほどの大地震が起きる…",
          "zh_text": "大城市里发生了无法让人站立的大地震……"
        },
        {
          "id_line": 696,
          "ja_text": "千紗「ほらほら～🎶もっとよぉ～く見せてあげる🎶」",
          "zh_text": "千纱「这里，这里~我给你们看更多哦？？？？。」"
        },
        {
          "id_line": 697,
          "ja_text": "街に迫る白いパンツ…",
          "zh_text": "逼近城市的白色内裤…"
        },
        {
          "id_line": 698,
          "ja_text": "街を囲むピンクと白のニーソに包まれた足…",
          "zh_text": "包围着城市的粉色和白色的鞋底包裹着的腿…"
        },
        {
          "id_line": 699,
          "ja_text": "気付けば大都市は完全に千紗の足に囲まれていた",
          "zh_text": "小人们回过神来时，大城市完全被我的双腿包围着。"
        },
        {
          "id_line": 700,
          "ja_text": "千紗「あははっ🎶パンツに蹂躙される大都市なんて惨め🎶私のパンツのシミになっちゃえ🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊哈哈哈哈？？？？即将被内裤蹂躏的大城市好惨啊！要变成我内裤上的斑点了！」"
        },
        {
          "id_line": 701,
          "ja_text": "ｽﾞｯﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！！！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 702,
          "ja_text": "大都市の3割が白いパンツを履いたおしりに潰された",
          "zh_text": "大城市的3成被我穿着白色内裤的屁股压扁了"
        },
        {
          "id_line": 703,
          "ja_text": "更に2割ほど太ももに潰されていた",
          "zh_text": "我的大腿又压扁了两成左右。"
        },
        {
          "id_line": 704,
          "ja_text": "千紗「私のパンツが大都市を食べてるみたい🎶じゃあ残りもいただきまぁす🎶」",
          "zh_text": "千纱「我的内裤好像在吃大城市？？？？那把剩下的也吃了吧？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 705,
          "ja_text": "ｽﾞｯﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！！！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 706,
          "ja_text": "千紗「じゃあ後は念入りに…うりゃぁぁっ🎶」",
          "zh_text": "千纱「那之后要仔细确认…好？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 707,
          "ja_text": "ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ！！",
          "zh_text": "Zugagagaga！ ！"
        },
        {
          "id_line": 708,
          "ja_text": "トドメと言わんばかりにおしりをグリグリ…",
          "zh_text": "我为了确保城市全灭，屁股咯吱咯吱地反复摩擦着地面…"
        },
        {
          "id_line": 709,
          "ja_text": "大都市があったとは思えないくらい更地になっていた",
          "zh_text": "这里变成了不像曾有过大城市的空地。"
        },
        {
          "id_line": 710,
          "ja_text": "千紗「はぁ楽しかった🎶んじゃ私は帰るね～🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊，好开心啊？？？？那我就回去吧～？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 711,
          "ja_text": "そう言った千紗はパッと消えた…",
          "zh_text": "那样说的我突然消失了…"
        },
        {
          "id_line": 712,
          "ja_text": "千紗のおしりの跡や足跡が大陸のあちこちに残され、蹂躙の激しさを物語っている…",
          "zh_text": "我的屁股的痕迹和脚印在大陆的各处留了下来，说明了蹂躏的惨烈程度…"
        },
        {
          "id_line": 713,
          "ja_text": "千紗「楽しかった～🎶」",
          "zh_text": "千纱「很开心~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 714,
          "ja_text": "家に戻ってきた千紗は余韻に浸っていた",
          "zh_text": "回到家里的我沉浸在余韵里"
        },
        {
          "id_line": 715,
          "ja_text": "千紗「上手く煽れたし蹂躙の仕方も色んなシチュエーションやれた🎶」",
          "zh_text": "千纱「很好地煽动了小人，蹂躏的方法也在各种各样的场景做了？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 716,
          "ja_text": "中身の僕もこれは満足だ",
          "zh_text": "内在的我也很满足。"
        },
        {
          "id_line": 717,
          "ja_text": "千紗ちゃんの良さを全面に出せたはず…",
          "zh_text": "应该全面展现出了千纱的优点…"
        },
        {
          "id_line": 718,
          "ja_text": "千紗「汚れちゃったしお風呂入ろ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「脏了去洗澡吧~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 719,
          "ja_text": "攻撃もされていたはずだが全く破れていないセーラー服とスカート…",
          "zh_text": "虽然受到了攻击，但是我的水手服和裙子完全没有破…"
        },
        {
          "id_line": 720,
          "ja_text": "脱いだパンツとニーソには小さな街の残骸が付いていたが千紗は全く気にすることはなかった…",
          "zh_text": "脱下的内裤和过膝袜上有小城市的残骸，但是我完全不在意…"
        },
        {
          "id_line": 721,
          "ja_text": "千紗「今度はどうやって蹂躙しようかなぁ～🎶」",
          "zh_text": "千纱「下次该怎么蹂躏呢~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 722,
          "ja_text": "お風呂に入りながらパチンと指をならし記憶消去と壊滅した街を戻していた…",
          "zh_text": "我一边泡澡一边手指一挥，就消除了人们的记忆，毁灭的城市又回到了原处…"
        },
        {
          "id_line": 723,
          "ja_text": "魔法の扱いも慣れてきた",
          "zh_text": "魔法的使用也习惯了"
        },
        {
          "id_line": 724,
          "ja_text": "蹂躙のやり方も色々やった",
          "zh_text": "蹂躏的方法也尝试了很多"
        },
        {
          "id_line": 725,
          "ja_text": "千紗「ふふん🎶私もベテラン巨大娘の仲間入りかなぁ～🎶なんてね🎶」",
          "zh_text": "千纱「嗯哼？？？？我也算是资深巨大娘的一员了吧~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~？？？？」"
        },
        {
          "id_line": 726,
          "ja_text": "しかし千紗の蹂躙はまだまだ初心者だ",
          "zh_text": "但是千纱的蹂躏还是初学者水平。"
        },
        {
          "id_line": 727,
          "ja_text": "これからどんどん色々な知識を増やして蹂躙していくだろう…",
          "zh_text": "今后会不断增加各种知识来蹂躏吧…"
        },
        {
          "id_line": 728,
          "ja_text": "千紗の気付いた能力",
          "zh_text": "千纱觉醒的能力"
        },
        {
          "id_line": 729,
          "ja_text": "攻撃魔法（楽しくなってきて無意識にビーム撃ってた🎶）",
          "zh_text": "攻击魔法（变得有趣起来了，可以无意识地用光束射击？？？？）"
        },
        {
          "id_line": 730,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 731,
          "ja_text": "河合千紗…学校へ行く！？",
          "zh_text": "河合千纱…去学校！？"
        },
        {
          "id_line": 732,
          "ja_text": "何一つ変わらない朝…",
          "zh_text": "没有任何变化的早晨…"
        },
        {
          "id_line": 733,
          "ja_text": "僕が突然ロリっ娘になって2週間…",
          "zh_text": "我突然变成萝莉已经两周了…"
        },
        {
          "id_line": 734,
          "ja_text": "かなり生活にも慣れたし話し方や行動もなんとなく女性っぽくなってきた！",
          "zh_text": "已经习惯了这种生活，说话方式和行动也变得很有少女味了！"
        },
        {
          "id_line": 735,
          "ja_text": "「んん…はぁ…ん？」",
          "zh_text": "「嗯……啊……嗯？」"
        },
        {
          "id_line": 736,
          "ja_text": "外を見るとセーラー服姿の娘が登校していた",
          "zh_text": "往外一看，穿着水手服的女孩们正在上学。"
        },
        {
          "id_line": 737,
          "ja_text": "「学校かぁ…懐かしいなぁ…」",
          "zh_text": "「学校啊……好怀念啊……」"
        },
        {
          "id_line": 738,
          "ja_text": "こちらもセーラー服姿だがコスプレ用…",
          "zh_text": "我穿的也是水手服，但是是cosplay用的…"
        },
        {
          "id_line": 739,
          "ja_text": "普段通り着ている学生の制服とは少し違う…",
          "zh_text": "和平时穿的学生制服有点不同……"
        },
        {
          "id_line": 740,
          "ja_text": "「しかも今着るもの少ないし…」",
          "zh_text": "「而且我现在没有什么可穿……」"
        },
        {
          "id_line": 741,
          "ja_text": "仕事もしてない千紗には新しい服を買うのもためらってしまう…というのは普通の人の思考である",
          "zh_text": "对于没有工作的我来说买新衣服也会犹豫…这是一般人的思维"
        },
        {
          "id_line": 742,
          "ja_text": "千紗は巨大化や超性能などの能力があるがやはり生活でも使えるのは魔法である！",
          "zh_text": "千纱虽然有巨大化和超性能等能力，但在日常生活中也能使用的是魔法！"
        },
        {
          "id_line": 743,
          "ja_text": "「似合う服…」",
          "zh_text": "「适合的衣服……」"
        },
        {
          "id_line": 744,
          "ja_text": "僕は千紗に似合う服を願って魔法を使った…",
          "zh_text": "我为了想要一件适合千纱身体的衣服而使用了魔法…"
        },
        {
          "id_line": 745,
          "ja_text": "すると…",
          "zh_text": "于是…"
        },
        {
          "id_line": 746,
          "ja_text": "「えっ！？これって…さっきの娘達が着てたセーラー服じゃん…ん？もしかして…」",
          "zh_text": "「诶？ ！这不是……刚才姑娘们穿的水手服吗……嗯？难道是……」"
        },
        {
          "id_line": 747,
          "ja_text": "千紗はふと思った…",
          "zh_text": "我突然想到…"
        },
        {
          "id_line": 748,
          "ja_text": "見た目はまだまだロリっ娘で大人というには難しい…",
          "zh_text": "我的外表还是个萝莉少女，想成为大人还很困难…"
        },
        {
          "id_line": 749,
          "ja_text": "寧ろ学生と言えば違和感はない…（背は少し小さいが…）",
          "zh_text": "反而说是学生的话没有违和感…（个子有点小……）"
        },
        {
          "id_line": 750,
          "ja_text": "「これ…学校行っても違和感ないよな？」",
          "zh_text": "「穿这个…去学校也没有违和感吧？」"
        },
        {
          "id_line": 751,
          "ja_text": "思わず中身の僕の話し方が出てしまった",
          "zh_text": "我不由自主地以我真正的说话方式说了一句。"
        },
        {
          "id_line": 752,
          "ja_text": "鏡の前に立ってセーラー服を着てみた",
          "zh_text": "我站在镜子前试着穿上水手服。"
        },
        {
          "id_line": 753,
          "ja_text": "「僕が…女子高生…嘘だろ…」",
          "zh_text": "「我……女高中生……骗人的吧……」"
        },
        {
          "id_line": 754,
          "ja_text": "千紗の姿には慣れたが改めて女子高生と言われるとなんだかドキドキする…",
          "zh_text": "虽然我已经习惯了千纱的样子，但是被称作是女高中生，总觉得心跳加速…"
        },
        {
          "id_line": 755,
          "ja_text": "「いやいや…今は河合千紗なんだ…僕じゃない…うん…落ち着け…」",
          "zh_text": "「不不不……现在是河合千纱……不是我……嗯……冷静点……」"
        },
        {
          "id_line": 756,
          "ja_text": "蹂躙や巨大化はもうこの姿でも慣れている…",
          "zh_text": "虽然我已经习惯了以这个姿态蹂躏和巨大化…"
        },
        {
          "id_line": 757,
          "ja_text": "しかし女子高生になるなんて元々男の僕が慣れるのは無理がある…",
          "zh_text": "但是，原本是男生的我去当女高中生，一时半会很难适应…"
        },
        {
          "id_line": 758,
          "ja_text": "だが女子高生生活ができるのもチャンスかもしれない…",
          "zh_text": "但是能过上女高中生的生活或许也是个机会…"
        },
        {
          "id_line": 759,
          "ja_text": "僕は思いきってその学校へ連絡し転校生ということで入学する事になった",
          "zh_text": "我下决心和那所学校联系，以转校生的身份入学了。"
        },
        {
          "id_line": 760,
          "ja_text": "先生「では突然ですが今日から転校生が来ます！入って来て！」",
          "zh_text": "老师「那么，很突然，今天有位转学生要来我们班！请进！」"
        },
        {
          "id_line": 761,
          "ja_text": "僕はドキドキしながら教室に入った…",
          "zh_text": "我忐忑不安地走进教室…"
        },
        {
          "id_line": 762,
          "ja_text": "千紗「えっと…河合千紗です…よろしく…」",
          "zh_text": "千纱「嗯……我是河合千纱……请多关照……」"
        },
        {
          "id_line": 763,
          "ja_text": "ダメだ…中身の僕の影響が出てる…",
          "zh_text": "不行…内在的我的影响表现出来了…"
        },
        {
          "id_line": 764,
          "ja_text": "もっと明るく千紗ちゃんらしくしないと…",
          "zh_text": "要做得更像千纱…"
        },
        {
          "id_line": 765,
          "ja_text": "先生「それじゃあ皆さん、河合さんと仲良くしてあげてね？じゃあ河合さんは後ろの席ですので近くの人は河合さんに色々教えてあげて！」",
          "zh_text": "老师「那么，大家要和河合搞好关系哦。那么，河合坐在后排，附近的人要多教河合。」"
        },
        {
          "id_line": 766,
          "ja_text": "なんか僕やたら子供扱いされてない？",
          "zh_text": "我怎么老是被当成小孩子对待呢？"
        },
        {
          "id_line": 767,
          "ja_text": "見た目ロリっ娘だからってここ高校なんだから…",
          "zh_text": "我知道我看起来像萝莉女孩，但毕竟这是在高中…"
        },
        {
          "id_line": 768,
          "ja_text": "とりあえず隣にたまたま同じようなロリっ娘が居るのは安心だな…",
          "zh_text": "然而旁边碰巧有个和我一样的萝莉女孩，这让我略感安心…"
        },
        {
          "id_line": 769,
          "ja_text": "とりあえず声掛けてみるか…",
          "zh_text": "总之先和她打声招呼吧…"
        },
        {
          "id_line": 770,
          "ja_text": "千紗「あの…よろしく…」",
          "zh_text": "千纱「那个……请多关照……」"
        },
        {
          "id_line": 771,
          "ja_text": "小鳥「よろしく🎶えっと…千紗さんでいい？」",
          "zh_text": "小鸟「请多关照啊……我可以叫你千纱酱吗？」"
        },
        {
          "id_line": 772,
          "ja_text": "千紗「あっ…えっと…」",
          "zh_text": "千纱「啊……那个……」"
        },
        {
          "id_line": 773,
          "ja_text": "小鳥「自己紹介がまだだったね！私は双葉小鳥っていうの！気軽に呼んでくれていいよ！」",
          "zh_text": "小鸟「我还没自我介绍呢！我叫双叶小鸟，你可以随便称呼我哦！」"
        },
        {
          "id_line": 774,
          "ja_text": "隣の席の小鳥ちゃんは名前通りの小さな小鳥のような娘…",
          "zh_text": "邻座的小鸟是像她的名字一样的小小鸟一样的姑娘…"
        },
        {
          "id_line": 775,
          "ja_text": "千紗ちゃんよりも小さい高校生はなかなかいないよな…",
          "zh_text": "比千纱还小的高中生相当少见啊…"
        },
        {
          "id_line": 776,
          "ja_text": "腰くらいまである黒髪ツインテールはちょっと羨ましい…",
          "zh_text": "及腰的黑发双马尾让人有点羡慕…"
        },
        {
          "id_line": 777,
          "ja_text": "胸は…言わない方がいいかな…",
          "zh_text": "胸呢…还是不说比较好吧…"
        },
        {
          "id_line": 778,
          "ja_text": "っていきなりめっちゃ軽いなぁ…",
          "zh_text": "突然感觉变轻松了很多啊…"
        },
        {
          "id_line": 779,
          "ja_text": "千紗「じゃあ…小鳥ちゃん…」",
          "zh_text": "千纱「那…小鸟酱…」"
        },
        {
          "id_line": 780,
          "ja_text": "小鳥「なに？千紗ちゃん🎶」",
          "zh_text": "小鸟「怎么了？千纱酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 781,
          "ja_text": "いきなり呼び捨てはちょっと中身男の千紗ちゃんにはハードル高いからとりあえず…",
          "zh_text": "突然对小鸟直呼其名，对于内在为男的千纱来说难度有点高…"
        },
        {
          "id_line": 782,
          "ja_text": "とはいえすぐに話せる娘が出来たのは嬉しいな！",
          "zh_text": "话虽如此，能有个能马上说上话的女孩还是很开心啊！"
        },
        {
          "id_line": 783,
          "ja_text": "小鳥「ねぇねぇ！千紗ちゃんは何が趣味？」",
          "zh_text": "小鸟「哎哎哎！千纱酱有什么爱好？」"
        },
        {
          "id_line": 784,
          "ja_text": "千紗「ふぇ！？趣味！？」",
          "zh_text": "千纱「嗯！ ？爱好！ ？」"
        },
        {
          "id_line": 785,
          "ja_text": "思わず変な声出してしまった…",
          "zh_text": "我不由得发出了奇怪的声音…"
        },
        {
          "id_line": 786,
          "ja_text": "趣味は街の蹂躙です！なんて言えないしな…",
          "zh_text": "我的爱好是蹂躏城市！但不能说出来…"
        },
        {
          "id_line": 787,
          "ja_text": "どうしようか…",
          "zh_text": "怎么办呢…"
        },
        {
          "id_line": 788,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃんは？」",
          "zh_text": "千纱「小鸟酱呢？」"
        },
        {
          "id_line": 789,
          "ja_text": "小鳥「私？私は悪戯かな？」",
          "zh_text": "小鸟「我？我的爱好是恶作剧哦。」"
        },
        {
          "id_line": 790,
          "ja_text": "千紗「えっ？」",
          "zh_text": "千纱「什么？」"
        },
        {
          "id_line": 791,
          "ja_text": "小鳥「だって他の娘がしないことするのってなんか良くない？」",
          "zh_text": "小鸟「可是做别的女孩不做的事不是很有意思吗？」"
        },
        {
          "id_line": 792,
          "ja_text": "千紗「そうかなぁ…」",
          "zh_text": "千纱「是吗…」"
        },
        {
          "id_line": 793,
          "ja_text": "小鳥「あとは背が伸びるように色々やったりしてるよ！」",
          "zh_text": "小鸟「以及为了长高做了各种各样的事哟！」"
        },
        {
          "id_line": 794,
          "ja_text": "そっちの方が趣味では？と思った…",
          "zh_text": "那是你的兴趣吗？我想…"
        },
        {
          "id_line": 795,
          "ja_text": "あれ？もしかして小鳥ちゃんって問題児？",
          "zh_text": "咦？莫非小鸟是问题少女？"
        },
        {
          "id_line": 796,
          "ja_text": "意外と見た目以上にロリっ娘だなぁ…",
          "zh_text": "这比她的萝莉外表更让我感到意外啊…"
        },
        {
          "id_line": 797,
          "ja_text": "小鳥「千紗ちゃんは？教えて？」",
          "zh_text": "小鸟「千纱酱呢？告诉我吧？」"
        },
        {
          "id_line": 798,
          "ja_text": "千紗「えっ…」",
          "zh_text": "千纱「诶…」"
        },
        {
          "id_line": 799,
          "ja_text": "小鳥「言えないことが趣味なのかな？」",
          "zh_text": "小鸟「千纱酱的爱好是不能说的东西吗？」"
        },
        {
          "id_line": 800,
          "ja_text": "なんか小鳥ちゃん鋭いんだけど…",
          "zh_text": "好像小鸟的直觉很敏锐啊…"
        },
        {
          "id_line": 801,
          "ja_text": "とはいえいつかバレちゃいそうだし言うか…",
          "zh_text": "这么说来，总有一天我会露馅的吧…"
        },
        {
          "id_line": 802,
          "ja_text": "千紗「誰にも言わないでね？」",
          "zh_text": "千纱「不要对任何人说啊？」"
        },
        {
          "id_line": 803,
          "ja_text": "小鳥「えっ？いいけど…なになに？」",
          "zh_text": "小鸟「啊？好啊…什么什么？」"
        },
        {
          "id_line": 804,
          "ja_text": "千紗「私…サイズフェチなの…」",
          "zh_text": "千纱「我…是体形癖…」"
        },
        {
          "id_line": 805,
          "ja_text": "小鳥「えっ！？」",
          "zh_text": "小鸟「啊？ ！」"
        },
        {
          "id_line": 806,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃん声大きいよ…」",
          "zh_text": "千纱「小鸟的声音很大哟…」"
        },
        {
          "id_line": 807,
          "ja_text": "小鳥「ごめんごめん！千紗ちゃんもなんだ！」",
          "zh_text": "小鸟「对不起对不起！没想到千纱也是！」"
        },
        {
          "id_line": 808,
          "ja_text": "「も」だと？",
          "zh_text": "「也是」？"
        },
        {
          "id_line": 809,
          "ja_text": "まさか小鳥ちゃんもサイズフェチなのか？",
          "zh_text": "难道小鸟也有体形癖吗？"
        },
        {
          "id_line": 810,
          "ja_text": "小鳥「実は私もなんだ！背がこんなに小さいから大きくなりたいと思って調べてたらすごい巨大化して暴れてる動画見つけてね！気付いたらサイズフェチになっちゃってた🎶」",
          "zh_text": "小鸟「其实我也是！因为我的个子这么小，所以想要变大，于是我上网查了一下，结果发现了巨大化少女暴走的视频！注意到这些视频之后，我才发现我已经变成了体型癖了♫」"
        },
        {
          "id_line": 811,
          "ja_text": "千紗「じゃあ…蹂躙してる動画とか見る？」",
          "zh_text": "千纱「那…你要看蹂躏的视频吗？」"
        },
        {
          "id_line": 812,
          "ja_text": "小鳥「見る見る！」",
          "zh_text": "小鸟「要看！」"
        },
        {
          "id_line": 813,
          "ja_text": "こんな展開は予想していなかった…",
          "zh_text": "没想到会有这样的发展…"
        },
        {
          "id_line": 814,
          "ja_text": "思わず話が弾んで楽しくなっていた",
          "zh_text": "我们不由得地聊得很开心"
        },
        {
          "id_line": 815,
          "ja_text": "授業中もいろんなフェチトークで盛り上がって授業内容は全く頭に入って来なかった",
          "zh_text": "上课的时候也热衷于聊各种GTS的内容，上课的内容完全听不进去。"
        },
        {
          "id_line": 816,
          "ja_text": "小鳥「それじゃあ千紗ちゃんまた明日！」",
          "zh_text": "小鸟「那么千纱，明天见！」"
        },
        {
          "id_line": 817,
          "ja_text": "千紗「うん！またね小鳥ちゃん！」",
          "zh_text": "千纱「嗯！再见啦，小鸟！」"
        },
        {
          "id_line": 818,
          "ja_text": "これが初日の千紗ちゃんと小鳥ちゃんの出会いだった…",
          "zh_text": "这是我第一天和小鸟的相遇…"
        },
        {
          "id_line": 819,
          "ja_text": "転校してきて1ヵ月ほど経った…",
          "zh_text": "转校后过了一个多月……"
        },
        {
          "id_line": 820,
          "ja_text": "気付けば私は小鳥ちゃんの親友になるまでに距離が縮まっていた！",
          "zh_text": "我已经缩短了和小鸟的距离，成为小鸟的好朋友了！"
        },
        {
          "id_line": 821,
          "ja_text": "しかし周りからは問題児扱いされるほどにまでなっていた…",
          "zh_text": "但是周围的人都把她当成问题少女看待…"
        },
        {
          "id_line": 822,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃん！ちょっといい？」",
          "zh_text": "千纱「小鸟！可以来一下吗？」"
        },
        {
          "id_line": 823,
          "ja_text": "小鳥「ん？何？」",
          "zh_text": "小鸟「嗯？怎么了？」"
        },
        {
          "id_line": 824,
          "ja_text": "僕は小鳥ちゃんに自分の能力のことを話そうと思った",
          "zh_text": "我想把自己的能力告诉小鸟"
        },
        {
          "id_line": 825,
          "ja_text": "小鳥ちゃんなら分かってくれると思ったから屋上に呼んで話すことに…",
          "zh_text": "我想小鸟会明白的，所以就把它叫到屋顶上说…"
        },
        {
          "id_line": 826,
          "ja_text": "千紗「実は私ね…」",
          "zh_text": "千纱「其实我…」"
        },
        {
          "id_line": 827,
          "ja_text": "ｸﾞｸﾞｸﾞ…",
          "zh_text": "咕咕咕…"
        },
        {
          "id_line": 828,
          "ja_text": "少し力を入れて10cmほど大きくなった…",
          "zh_text": "稍微用力长了10cm左右……"
        },
        {
          "id_line": 829,
          "ja_text": "小鳥ちゃんに巨大化を見せたのだ",
          "zh_text": "让小鸟看到了自己巨大化过程。"
        },
        {
          "id_line": 830,
          "ja_text": "小鳥「ふぁっ！？えっ！？千紗ちゃん！！」",
          "zh_text": "小鸟「啊啊！ ？啊！ ？千纱！ ！」"
        },
        {
          "id_line": 831,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃんなら分かってくれると思って…」",
          "zh_text": "千纱「我想小鸟你会明白的…」"
        },
        {
          "id_line": 832,
          "ja_text": "小鳥「巨大化…できるの？」",
          "zh_text": "小鸟「巨大化…你能做到吗？」"
        },
        {
          "id_line": 833,
          "ja_text": "千紗「うん…」",
          "zh_text": "千纱「嗯…」"
        },
        {
          "id_line": 834,
          "ja_text": "小鳥「どれくらい？」",
          "zh_text": "小鸟「能变多大？」"
        },
        {
          "id_line": 835,
          "ja_text": "千紗「1万倍くらいかな…」",
          "zh_text": "千纱「1万倍左右吧…」"
        },
        {
          "id_line": 836,
          "ja_text": "小鳥「うそ…ほんとに？」",
          "zh_text": "小鸟「骗人的吧…这是真的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 837,
          "ja_text": "千紗「できるよ？やったこともあるから！」",
          "zh_text": "千纱「真的哟。我都做过了！」"
        },
        {
          "id_line": 838,
          "ja_text": "小鳥「街を蹂躙したの？」",
          "zh_text": "小鸟「你蹂躏过城市吗？」"
        },
        {
          "id_line": 839,
          "ja_text": "千紗「やったよ？沢山踏み潰したり煽ったり…」",
          "zh_text": "千纱「我做过的哟！踩坏了很多城市，煽动了…」"
        },
        {
          "id_line": 840,
          "ja_text": "小鳥「千紗ちゃんがまさか巨大娘だったなんて…私の親友になってくれて良かった🎶」",
          "zh_text": "小鸟「千纱竟然是巨大娘…能成为我的好朋友真是太好了♫」"
        },
        {
          "id_line": 841,
          "ja_text": "目の前のロリっ娘が千紗ちゃんの巨大化を見て喜んでいた！",
          "zh_text": "眼前的萝莉少女看着千纱的巨大化很高兴！"
        },
        {
          "id_line": 842,
          "ja_text": "なにこの幸せ空間…",
          "zh_text": "这是多么幸福的场面啊…"
        },
        {
          "id_line": 843,
          "ja_text": "とりあえず小鳥ちゃんに言えてよかった…",
          "zh_text": "总之能跟小鸟说真是太好了…"
        },
        {
          "id_line": 844,
          "ja_text": "千紗「誰にも言わないでね？」",
          "zh_text": "千纱「不要对其他任何人说啊？」"
        },
        {
          "id_line": 845,
          "ja_text": "小鳥「バレたら千紗ちゃんが全部踏み潰してくれるよね？」",
          "zh_text": "小鸟「如果被人发现了，千纱会把他们全部踩扁的吧？」"
        },
        {
          "id_line": 846,
          "ja_text": "千紗「それはそうだけど…ってダメだから！」",
          "zh_text": "千纱「虽然说能做到…但是不行的啊！」"
        },
        {
          "id_line": 847,
          "ja_text": "なんだ？小鳥ちゃんもしかして千紗ちゃんに蹂躙して欲しいのか？",
          "zh_text": "什么？小鸟难道想让千纱变大后蹂躏吗？"
        },
        {
          "id_line": 848,
          "ja_text": "だからって折角親友にまでなった小鳥ちゃんを巻き込むわけには…",
          "zh_text": "我不能把好不容易成为好友的小鸟给卷进来…"
        },
        {
          "id_line": 849,
          "ja_text": "小鳥「ねぇねぇ千紗ちゃん…それって私にもできない？」",
          "zh_text": "小鸟「呐，千纱…这个，我不能做到吗？」"
        },
        {
          "id_line": 850,
          "ja_text": "千紗「えっ？小鳥ちゃんも巨大化したいの？」",
          "zh_text": "千纱「诶？小鸟也想变得巨大吗？」"
        },
        {
          "id_line": 851,
          "ja_text": "小鳥「やってみたいかな🎶」",
          "zh_text": "小鸟「我想试试啊♫」"
        },
        {
          "id_line": 852,
          "ja_text": "千紗「できるかなぁ…」",
          "zh_text": "千纱「我能做到吗…」"
        },
        {
          "id_line": 853,
          "ja_text": "小鳥ちゃんの頭にポンと手を置きやってみる…",
          "zh_text": "我把手放在小鸟的头上试了试…"
        },
        {
          "id_line": 854,
          "ja_text": "ｸﾞｸﾞｸﾞ…",
          "zh_text": "咕咕咕…"
        },
        {
          "id_line": 855,
          "ja_text": "小鳥「ん！？」",
          "zh_text": "小鸟「嗯？ ！」"
        },
        {
          "id_line": 856,
          "ja_text": "千紗「できた！」",
          "zh_text": "千纱「好了！」"
        },
        {
          "id_line": 857,
          "ja_text": "小鳥「千紗ちゃんありがとう🎶すご…私ずっと140cm超えたことなかったから…」",
          "zh_text": "小鸟「谢谢千纱♫哇哦…我一直都没有超过140cm…」"
        },
        {
          "id_line": 858,
          "ja_text": "千紗「そんなに小さかったんだ…」",
          "zh_text": "千纱「原来千纱那么小啊…」"
        },
        {
          "id_line": 859,
          "ja_text": "千紗ちゃんと同じく10cmの巨大化",
          "zh_text": "小鸟和千纱一样变大了10cm"
        },
        {
          "id_line": 860,
          "ja_text": "こんなちょっとの巨大化すらこんなに喜んでくれるなんて…",
          "zh_text": "连这么一点点的巨大化，小鸟也这么高兴…"
        },
        {
          "id_line": 861,
          "ja_text": "もう小鳥ちゃんをもっと巨大化させてあげたいって思った",
          "zh_text": "我已经想让小鸟变得更大了。"
        },
        {
          "id_line": 862,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃん…」",
          "zh_text": "千纱「小鸟酱…」"
        },
        {
          "id_line": 863,
          "ja_text": "小鳥「なに？」",
          "zh_text": "小鸟「怎么？」"
        },
        {
          "id_line": 864,
          "ja_text": "僕は小鳥ちゃんに蹂躙してみないかと誘った…",
          "zh_text": "我邀请小鸟来蹂躏一下…"
        },
        {
          "id_line": 865,
          "ja_text": "小鳥ちゃんの反応は…",
          "zh_text": "小鸟的反应是…"
        },
        {
          "id_line": 866,
          "ja_text": "小鳥「うん🎶やろうよ！私と千紗ちゃんで蹂躙…楽しそう🎶」",
          "zh_text": "小鸟「嗯♫做吧！我和千纱酱的蹂躏…听起来很有趣。」"
        },
        {
          "id_line": 867,
          "ja_text": "千紗「じゃあちょっとクラスの人驚かせない？」",
          "zh_text": "千纱「那要不要吓吓班里的人？」"
        },
        {
          "id_line": 868,
          "ja_text": "小鳥「いいよ！」",
          "zh_text": "小鸟「好啊！」"
        },
        {
          "id_line": 869,
          "ja_text": "部屋の中だがローファーに履き替えて教室に戻った…",
          "zh_text": "我们在房间里换上了乐福鞋回到了教室…"
        },
        {
          "id_line": 870,
          "ja_text": "授業も始まっていたが関係なかった",
          "zh_text": "虽然已经开始上课了，但没有关系。"
        },
        {
          "id_line": 871,
          "ja_text": "何故ならこれから全て破壊してしまうからだ！",
          "zh_text": "因为从现在开始这里就会被全部破坏掉！"
        },
        {
          "id_line": 872,
          "ja_text": "小鳥「遅れました～！」",
          "zh_text": "小鸟「迟到了~ ！」"
        },
        {
          "id_line": 873,
          "ja_text": "先生「双葉さん…河合さん…あなた達またですか？これ以上授業でないとしりませんよ？」",
          "zh_text": "老师「双叶……河合……你们才来吗？连上课都不知道了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 874,
          "ja_text": "千紗「別にいいよ？」",
          "zh_text": "千纱「没什么大不了的啊？」"
        },
        {
          "id_line": 875,
          "ja_text": "先生「えっ？河合さん…あなた本気？」",
          "zh_text": "老师「啊？河合……你是认真的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 876,
          "ja_text": "クラスの人も見てる…",
          "zh_text": "班上的人也在看着我们…"
        },
        {
          "id_line": 877,
          "ja_text": "もう我慢できない…",
          "zh_text": "我已经忍不住了…"
        },
        {
          "id_line": 878,
          "ja_text": "僕は小鳥ちゃんの手を握って少し大きくなってみた",
          "zh_text": "我握住小鸟的手，试着变大了一点。"
        },
        {
          "id_line": 879,
          "ja_text": "ｸﾞｸﾞｸﾞ…ｸﾞｸﾞｸﾞ…",
          "zh_text": "咕咕咕…咕咕咕…"
        },
        {
          "id_line": 880,
          "ja_text": "クラスの人も先生も慌てて私達から離れた",
          "zh_text": "班上的同学和老师都慌忙离开了我们。"
        },
        {
          "id_line": 881,
          "ja_text": "いきなり2倍になったら驚かせちゃったかな？",
          "zh_text": "我们的身高突然翻了一倍，大家是不是吓了一跳？"
        },
        {
          "id_line": 882,
          "ja_text": "小鳥「んん🎶」",
          "zh_text": "小鸟「嗯♫」"
        },
        {
          "id_line": 883,
          "ja_text": "千紗「あれ？なんで逃げるの？」",
          "zh_text": "千纱「咦？你们为什么要逃？」"
        },
        {
          "id_line": 884,
          "ja_text": "先生「あなた達やめなさい！」",
          "zh_text": "老师: 「你们住手！」"
        },
        {
          "id_line": 885,
          "ja_text": "千紗「先生さぁ…私達に命令しちゃっていいの？」",
          "zh_text": "千纱「老师啊…你觉得你还可以命令我们吗？」"
        },
        {
          "id_line": 886,
          "ja_text": "小鳥「そうだよ？ね～千紗ちゃん🎶」",
          "zh_text": "小鸟「是这样的啊，对吧，千纱酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 887,
          "ja_text": "千紗「だね🎶それじゃあ…」",
          "zh_text": "千纱「对啊♫那么…」"
        },
        {
          "id_line": 888,
          "ja_text": "ｸﾞｸﾞｸﾞ…ｸﾞｸﾞｸﾞ…",
          "zh_text": "咕咕咕…咕咕咕…"
        },
        {
          "id_line": 889,
          "ja_text": "もとの5倍くらいになった…",
          "zh_text": "我们变成了原本大小的5倍左右…"
        },
        {
          "id_line": 890,
          "ja_text": "教室にある机や椅子を破壊…",
          "zh_text": "破坏教室里的桌椅…"
        },
        {
          "id_line": 891,
          "ja_text": "異常事態に慌てて避難を始めた",
          "zh_text": "因为发生了异常情况，老师和学生们慌忙开始避难。"
        },
        {
          "id_line": 892,
          "ja_text": "小鳥「んん…ちょっと狭い…」",
          "zh_text": "小鸟「嗯……有点小……」"
        },
        {
          "id_line": 893,
          "ja_text": "千紗「教室も狭くなっちゃったね！じゃあもう少し大きくなろっか🎶」",
          "zh_text": "千纱「教室也变小了呢！再变大一点吧♫」"
        },
        {
          "id_line": 894,
          "ja_text": "小鳥「うん🎶」",
          "zh_text": "小鸟「嗯♫」"
        },
        {
          "id_line": 895,
          "ja_text": "ｸﾞｸﾞｸﾞ…ｸﾞｸﾞｸﾞ…ｶﾞｼｬｰﾝ！",
          "zh_text": "咕咕咕…咕咕咕…咣！"
        },
        {
          "id_line": 896,
          "ja_text": "10倍くらいになったら千紗ちゃんの足が壁を突き破り隣のクラスを破壊しちゃった",
          "zh_text": "我们变成了十倍左右的大小，我的脚冲破了墙壁，破坏了隔壁班。"
        },
        {
          "id_line": 897,
          "ja_text": "小鳥ちゃんの手が学校の窓を突き破り外に巨大な手が出てきた",
          "zh_text": "小鸟的手则冲破了学校的窗户，从教室里伸出了她巨大的手。"
        },
        {
          "id_line": 898,
          "ja_text": "小鳥「いたた…でも…すごいよ千紗ちゃん🎶」",
          "zh_text": "小鸟「好痛……但是……很厉害哦，千纱酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 899,
          "ja_text": "千紗「ありがとう小鳥ちゃん🎶」",
          "zh_text": "千纱「谢谢小鸟酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 900,
          "ja_text": "ﾐｼﾐｼ…",
          "zh_text": "Mishimishi…"
        },
        {
          "id_line": 901,
          "ja_text": "2階の床は2人の重さに耐えれなかった…",
          "zh_text": "2楼的地板已经无法承受我们两人的重量……"
        },
        {
          "id_line": 902,
          "ja_text": "そのまま2人は…",
          "zh_text": "就这样我们两人…"
        },
        {
          "id_line": 903,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 904,
          "ja_text": "小鳥「ふみゅ！」",
          "zh_text": "小鸟「噗咻！」"
        },
        {
          "id_line": 905,
          "ja_text": "千紗「いたっ！」",
          "zh_text": "千纱「太好了！」"
        },
        {
          "id_line": 906,
          "ja_text": "2階から床を突き破り1階に落ちた…",
          "zh_text": "我们从2楼踩破地板，落到1楼…"
        },
        {
          "id_line": 907,
          "ja_text": "当然1階にも沢山の人が居る…",
          "zh_text": "当然1楼也有很多人…"
        },
        {
          "id_line": 908,
          "ja_text": "小鳥「沢山踏み潰しちゃった…」",
          "zh_text": "小鸟「踩死了很多…」"
        },
        {
          "id_line": 909,
          "ja_text": "千紗「気にしないで小鳥ちゃん！本番はこれからだよ？」",
          "zh_text": "千纱「不要在意这些，小鸟酱！正式演出才刚刚开始呢？」"
        },
        {
          "id_line": 910,
          "ja_text": "小鳥「もっと大きくなるの？」",
          "zh_text": "小鸟「我们会变得更大吗？」"
        },
        {
          "id_line": 911,
          "ja_text": "千紗「なるよ🎶いい？」",
          "zh_text": "千纱「会的啊♫准备好吗？」"
        },
        {
          "id_line": 912,
          "ja_text": "校舎から避難した人が見たもの…",
          "zh_text": "从校舍向外避难的人看到的是…"
        },
        {
          "id_line": 913,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…ｽﾞｻｧｧｧｧ…",
          "zh_text": "嘎吱嘎吱…哗啦哗啦…"
        },
        {
          "id_line": 914,
          "ja_text": "学校を破壊しながら巨大化していく千紗ちゃんと小鳥ちゃんの姿…",
          "zh_text": "一边破坏学校一边变得更加巨大的千纱和小鸟的身姿…"
        },
        {
          "id_line": 915,
          "ja_text": "もとの大体50倍くらいだろうか…",
          "zh_text": "大概是原本体型的50倍左右吧…"
        },
        {
          "id_line": 916,
          "ja_text": "小鳥「みんなちっちゃ～い🎶」",
          "zh_text": "小鸟「大家好小~♫」"
        },
        {
          "id_line": 917,
          "ja_text": "千紗「可愛いね！みんな怖がってるけどね🎶」",
          "zh_text": "千纱「好可爱啊！大家都很害怕我们啊♫」"
        },
        {
          "id_line": 918,
          "ja_text": "急に学校を破壊して巨大化していくのを見たらさすがに怖いだろう…",
          "zh_text": "我们突然变得巨大，把学校破坏了，大家看到这样的情景真的很害怕吧…"
        },
        {
          "id_line": 919,
          "ja_text": "この様子はすぐにニュースになる！",
          "zh_text": "我们现在这个样子很快就成新闻了！"
        },
        {
          "id_line": 920,
          "ja_text": "「巨大女子高生出現！学校を破壊！」",
          "zh_text": "「巨大女高中生出现！破坏了学校！」"
        },
        {
          "id_line": 921,
          "ja_text": "避難も始まるがこのサイズ差だ…",
          "zh_text": "小人们的避难也开始了，就是这个尺寸差…"
        },
        {
          "id_line": 922,
          "ja_text": "逃げても簡単に捕まってしまうだろう…",
          "zh_text": "即使他们拼命逃跑，也很容易就被我们抓住吧…"
        },
        {
          "id_line": 923,
          "ja_text": "そんな中小鳥ちゃんが…",
          "zh_text": "在那混乱场面之中的小鸟酱…"
        },
        {
          "id_line": 924,
          "ja_text": "小鳥「くすっ🎶がお～！」",
          "zh_text": "小鸟「Kusuku ♫Gao~」"
        },
        {
          "id_line": 925,
          "ja_text": "ｽﾞｩｩｩﾝ…ｽﾞｩｩｩﾝ…",
          "zh_text": "Zu~u~u~un… zu~u~u~un…"
        },
        {
          "id_line": 926,
          "ja_text": "わざとその場で足踏みをして地面を軽く揺らす！",
          "zh_text": "小鸟故意原地踏步，轻轻摇晃着地面！"
        },
        {
          "id_line": 927,
          "ja_text": "さすがサイズフェチ勢の小鳥ちゃん！煽り方が分かってる！",
          "zh_text": "不愧是GTS控的小鸟！懂得煽动小人的方法！"
        },
        {
          "id_line": 928,
          "ja_text": "小鳥「怪獣小鳥ちゃんが踏み潰しちゃうぞ～🎶」",
          "zh_text": "小鸟「怪兽小鸟会把大家都踩扁的哦~♫」"
        },
        {
          "id_line": 929,
          "ja_text": "千紗「いいよ！やっちゃえ小鳥ちゃん🎶」",
          "zh_text": "千纱「好啊！就这么做吧，小鸟酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 930,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 931,
          "ja_text": "もう僕は小鳥ちゃんに楽しんでもらいたくて近くの住宅街に座って見ていた",
          "zh_text": "我想让小鸟玩得开心，就坐在附近的住宅区上看。"
        },
        {
          "id_line": 932,
          "ja_text": "小鳥「千紗ちゃん…これ踏み潰してもいいの？」",
          "zh_text": "小鸟「千纱…这些小人可以踩扁吗？」"
        },
        {
          "id_line": 933,
          "ja_text": "千紗「やっちゃっていいよ🎶」",
          "zh_text": "千纱「当然可以哟♫」"
        },
        {
          "id_line": 934,
          "ja_text": "小鳥「わかった🎶じゃあ…」",
          "zh_text": "小鸟「我知道了♫那…」"
        },
        {
          "id_line": 935,
          "ja_text": "逃げる人に向けて小鳥ちゃんは…",
          "zh_text": "小鸟面对逃跑的人…"
        },
        {
          "id_line": 936,
          "ja_text": "小鳥「えっと…えいっ！」",
          "zh_text": "小鸟「嗯……嗯！」"
        },
        {
          "id_line": 937,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 938,
          "ja_text": "少し戸惑いながらも足を下ろした！",
          "zh_text": "小鸟虽然有点犹豫，但还是放下了脚！"
        },
        {
          "id_line": 939,
          "ja_text": "千紗「気分はどう小鳥ちゃん？」",
          "zh_text": "千纱「心情怎么样的，小鸟酱？」"
        },
        {
          "id_line": 940,
          "ja_text": "小鳥「えっ…なんかゾクゾクするよ！すごい🎶これが巨大化の魅力なんだね🎶」",
          "zh_text": "小鸟「诶…感觉心潮澎湃啊！好厉害♫这就是巨大化的魅力啊~ ~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 941,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃん楽しい？」",
          "zh_text": "千纱「小鸟酱快乐吗？」"
        },
        {
          "id_line": 942,
          "ja_text": "小鳥「勿論🎶」",
          "zh_text": "小鸟「当然啦♫」"
        },
        {
          "id_line": 943,
          "ja_text": "人を踏み潰して「楽しい」という感情…",
          "zh_text": "小鸟酱踩扁小人的「快乐」的感觉…"
        },
        {
          "id_line": 944,
          "ja_text": "逃げる人は更に恐怖を感じたに違いない…",
          "zh_text": "逃跑的人看到了一定更感到恐惧了…"
        },
        {
          "id_line": 945,
          "ja_text": "さっき一緒に居たクラスの人も逃げてる…",
          "zh_text": "刚才在一起的班里的人也都逃走了…"
        },
        {
          "id_line": 946,
          "ja_text": "散々私達のこと子供扱いした罰だな！",
          "zh_text": "这就是你们把我们当成小孩子的惩罚！"
        },
        {
          "id_line": 947,
          "ja_text": "小鳥「街の中心行ってきていい？」",
          "zh_text": "小鸟「我可以去市中心吗？」"
        },
        {
          "id_line": 948,
          "ja_text": "千紗「あ！もっと蹂躙したいの？小鳥ちゃん🎶」",
          "zh_text": "千纱「啊！想继续蹂躏吗？小鸟酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 949,
          "ja_text": "小鳥「えへ///バレちゃった？折角なんだからやりたいなって🎶」",
          "zh_text": "小鸟「诶///暴露了？难得的机会所以想多做一会儿♫」"
        },
        {
          "id_line": 950,
          "ja_text": "千紗「行ってきていいよ！私は小鳥ちゃん見てるだけで楽しいから🎶」",
          "zh_text": "千纱「去吧！我只是看着小鸟就很开心，所以♫」"
        },
        {
          "id_line": 951,
          "ja_text": "巨大娘のリアル蹂躙を見れるのはレアだな！",
          "zh_text": "能看到巨大娘的真实蹂躏的场面真是罕见啊！"
        },
        {
          "id_line": 952,
          "ja_text": "自分で蹂躙してるのも楽しいけどこれもなかなか…",
          "zh_text": "虽然自己蹂躏也很开心，但是这么看着的也很…"
        },
        {
          "id_line": 953,
          "ja_text": "楽しくなってきたからもっと小鳥ちゃんを巨大化させてあげようかな？",
          "zh_text": "因为我变得开心了，所以让小鸟变得更大吧？"
        },
        {
          "id_line": 954,
          "ja_text": "小鳥「ふふん🎶小人さんこんにちは🎶双葉小鳥です！いつもは小鳥みたいに小さいって言われるんだけど今はこんなに大きくなっちゃったよ🎶」",
          "zh_text": "小鸟「嗯哼♫小人们，你们好，我是双叶小鸟！平时被人说像小鸟一样小，但现在已经变得这么大了。」"
        },
        {
          "id_line": 955,
          "ja_text": "胸を張る小鳥ちゃん…",
          "zh_text": "小鸟骄傲地挺起胸膛…"
        },
        {
          "id_line": 956,
          "ja_text": "可愛いなぁ…おっぱいないけど…",
          "zh_text": "好可爱啊…虽然胸部平平的…"
        },
        {
          "id_line": 957,
          "ja_text": "あぁもう我慢できない！",
          "zh_text": "啊，我受不了了！"
        },
        {
          "id_line": 958,
          "ja_text": "小鳥ちゃん巨大化させちゃおう！",
          "zh_text": "让小鸟再巨大化吧！"
        },
        {
          "id_line": 959,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃ～ん！」",
          "zh_text": "千纱「小鸟酱！」"
        },
        {
          "id_line": 960,
          "ja_text": "小鳥「ん？なぁに？」",
          "zh_text": "小鸟「嗯？怎么了？」"
        },
        {
          "id_line": 961,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃんにサービスしてあげるね🎶」",
          "zh_text": "千纱「我会继续为小鸟酱服务的哦♫」"
        },
        {
          "id_line": 962,
          "ja_text": "小鳥「えっ？」",
          "zh_text": "小鸟「诶？」"
        },
        {
          "id_line": 963,
          "ja_text": "小鳥ちゃんに向けて巨大化の力を使った！",
          "zh_text": "我对着小鸟使用了巨大化的力量！"
        },
        {
          "id_line": 964,
          "ja_text": "離れててもちゃんと効果あるようだな！",
          "zh_text": "即使分开也有效果啊！"
        },
        {
          "id_line": 965,
          "ja_text": "やはり千紗ちゃんの力は最強だな！",
          "zh_text": "果然千纱的力量是最强的！"
        },
        {
          "id_line": 966,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰轰轰…"
        },
        {
          "id_line": 967,
          "ja_text": "100倍サイズに小鳥ちゃんを巨大化してあげた！",
          "zh_text": "我让小鸟巨大化到了100倍的大小！"
        },
        {
          "id_line": 968,
          "ja_text": "小鳥「あわわ！んもう千紗ちゃんったら🎶」",
          "zh_text": "小鸟「哇哇！太感谢你了，千纱酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 969,
          "ja_text": "千紗「これならもっと蹂躙できるよね？」",
          "zh_text": "千纱「这样的话，小鸟酱就能进一步蹂躏了吧？」"
        },
        {
          "id_line": 970,
          "ja_text": "小鳥「うん🎶それじゃあやっちゃうよ～🎶」",
          "zh_text": "小鸟「嗯♫那我就开始了~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 971,
          "ja_text": "足下の家を軽く踏み潰したり腰まであるツインテールが大きなビルにぶつかるだけで破壊していったり…",
          "zh_text": "小鸟轻轻地踩碎脚下的房子，及腰的双马尾只要碰到高大的大楼就会将其破坏掉…"
        },
        {
          "id_line": 972,
          "ja_text": "思った以上に小鳥ちゃん楽しそうでよかった🎶",
          "zh_text": "小鸟看起来比想象的还要开心，太好了♫"
        },
        {
          "id_line": 973,
          "ja_text": "小鳥「大きなビルは…えいっ！」",
          "zh_text": "小鸟「高大的大楼啊……哎！」"
        },
        {
          "id_line": 974,
          "ja_text": "ｶﾞｼｬｰﾝ！",
          "zh_text": "咣！"
        },
        {
          "id_line": 975,
          "ja_text": "腰より高いビルは小鳥ちゃんの蹴りにより真ん中から折れ曲がり崩壊…",
          "zh_text": "高过小鸟腰部的大楼因为小鸟的一脚从中间折断而倒塌…"
        },
        {
          "id_line": 976,
          "ja_text": "小鳥「蹂躙楽しい🎶千紗ちゃんもやろうよ～🎶」",
          "zh_text": "小鸟「蹂躏真快乐♫千纱酱也来一起玩吧~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 977,
          "ja_text": "千紗「一緒にやる？」",
          "zh_text": "千纱「一起做吗？」"
        },
        {
          "id_line": 978,
          "ja_text": "小鳥「やろやろ～🎶」",
          "zh_text": "小鸟「来吧~♫」"
        },
        {
          "id_line": 979,
          "ja_text": "そんな可愛い反応されたらやるしかないな！",
          "zh_text": "听到她这么可爱的回应，我就只能照做了！"
        },
        {
          "id_line": 980,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰轰轰…"
        },
        {
          "id_line": 981,
          "ja_text": "とりあえず同じ100倍サイズになってみた",
          "zh_text": "总之我也变成了和她一样的100倍大的尺寸。"
        },
        {
          "id_line": 982,
          "ja_text": "小鳥「千紗ちゃんと一緒に蹂躙だ～🎶」",
          "zh_text": "小鸟「和千纱一起蹂躏~♫」"
        },
        {
          "id_line": 983,
          "ja_text": "千紗「楽しいね🎶」",
          "zh_text": "千纱「好开心啊♫」"
        },
        {
          "id_line": 984,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 985,
          "ja_text": "2人で街を蹂躙していく…",
          "zh_text": "我们二人蹂躏着城市…"
        },
        {
          "id_line": 986,
          "ja_text": "楽しくて仕方ない🎶",
          "zh_text": "开心得不得了♫"
        },
        {
          "id_line": 987,
          "ja_text": "しかし…小鳥ちゃんに異変が起こる…",
          "zh_text": "但是…小鸟酱身上出现了异常情况…"
        },
        {
          "id_line": 988,
          "ja_text": "小鳥「いたっ！なに？」",
          "zh_text": "小鸟「哇！什么？」"
        },
        {
          "id_line": 989,
          "ja_text": "小鳥ちゃんに向けて攻撃されていた！",
          "zh_text": "小鸟被攻击了！"
        },
        {
          "id_line": 990,
          "ja_text": "千紗ちゃんは痛いとか感じないけど小鳥ちゃんは普通の女の娘だからな…",
          "zh_text": "虽然千纱不觉得疼，但是小鸟只是普通女孩…"
        },
        {
          "id_line": 991,
          "ja_text": "千紗「大丈夫？」",
          "zh_text": "千纱「没事吧？」"
        },
        {
          "id_line": 992,
          "ja_text": "小鳥「なにかぶつかったみたい…ちょっと痛かったからびっくりしちゃった！」",
          "zh_text": "小鸟「好像撞到什么东西了…有点疼，吓了我一跳！」"
        },
        {
          "id_line": 993,
          "ja_text": "千紗「きっと攻撃されてるんじゃないかな？私達って人からしたら敵みたいだし🎶」",
          "zh_text": "千纱「一定是被攻击了吧？我们在别人看来就像敌人一样♫」"
        },
        {
          "id_line": 994,
          "ja_text": "小鳥「そっか！私達と戦うんだね！」",
          "zh_text": "小鸟「这样啊！小人们要和我们战斗啊！」"
        },
        {
          "id_line": 995,
          "ja_text": "街も大体壊滅させた！",
          "zh_text": "我们把城市也大致都毁灭了！"
        },
        {
          "id_line": 996,
          "ja_text": "次はあの戦闘機部隊で遊ぶことにするか！",
          "zh_text": "接下来去玩那个战斗机部队吧！"
        },
        {
          "id_line": 997,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃん…あの戦闘機倒さない？」",
          "zh_text": "千纱「小鸟酱…要不要打倒那架战斗机？」"
        },
        {
          "id_line": 998,
          "ja_text": "小鳥「いいね！やろ🎶」",
          "zh_text": "小鸟「好啊！ ♫。」"
        },
        {
          "id_line": 999,
          "ja_text": "危険を察した戦闘機部隊は2人から届かなくなるまで高く飛んだ！",
          "zh_text": "觉察到危险的战斗机部队高高地飞到离我们二人够不着的高度为止！"
        },
        {
          "id_line": 1000,
          "ja_text": "千紗「逃げちゃったね？」",
          "zh_text": "千纱「跑了吧？」"
        },
        {
          "id_line": 1001,
          "ja_text": "小鳥「私達に攻撃して逃げるなんて悪い小人さん…」",
          "zh_text": "小鸟「向我们攻击后就逃跑的坏小人……」"
        },
        {
          "id_line": 1002,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃん🎶」",
          "zh_text": "千纱「小鸟酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 1003,
          "ja_text": "小鳥「ん？」",
          "zh_text": "小鸟「嗯？」"
        },
        {
          "id_line": 1004,
          "ja_text": "僕はスッと小鳥ちゃんの手を握った",
          "zh_text": "我一下子握住了小鸟的手"
        },
        {
          "id_line": 1005,
          "ja_text": "そして再び巨大化を始めた…",
          "zh_text": "然后小鸟再次开始了巨大化…"
        },
        {
          "id_line": 1006,
          "ja_text": "ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…",
          "zh_text": "轰轰轰…"
        },
        {
          "id_line": 1007,
          "ja_text": "1000倍サイズになった小鳥ちゃん…",
          "zh_text": "小鸟变成了1000倍的大小…"
        },
        {
          "id_line": 1008,
          "ja_text": "さっきまで踏み潰していた家がローファーより小さい…",
          "zh_text": "刚才踩扁的房子现在比她的乐福鞋还小…"
        },
        {
          "id_line": 1009,
          "ja_text": "そして逃げる戦闘機部隊は突然小鳥ちゃんが巨大化したのに巻き込まれたらしい",
          "zh_text": "然后逃跑的战斗机部队好像被撞上了小鸟突然巨大化的身体。"
        },
        {
          "id_line": 1010,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃんどう？」",
          "zh_text": "千纱「小鸟酱感觉怎么样？」"
        },
        {
          "id_line": 1011,
          "ja_text": "小鳥「わぁ～🎶さっき踏み潰してた街があんなに小さい🎶」",
          "zh_text": "小鸟「哇~♫刚才踩烂的城市是那么小的小的。」"
        },
        {
          "id_line": 1012,
          "ja_text": "千紗「あっちの街もやっちゃお？」",
          "zh_text": "千纱「那边的城市也要破坏吗？」"
        },
        {
          "id_line": 1013,
          "ja_text": "小鳥「やっちゃお～🎶」",
          "zh_text": "小鸟「好啊~♫」"
        },
        {
          "id_line": 1014,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 1015,
          "ja_text": "しかし100倍サイズから見る1000倍サイズの小鳥ちゃんもなかなか…",
          "zh_text": "虽然我已经很大了，但是从100倍大的角度看1000倍大的小鸟也相当…"
        },
        {
          "id_line": 1016,
          "ja_text": "今までこんな雰囲気は味わったこともないよ！",
          "zh_text": "我从来没有体验过这样的气氛！"
        },
        {
          "id_line": 1017,
          "ja_text": "小鳥「怪獣小鳥ちゃんの蹂躙だぁ～🎶ど～ん🎶ど～ん🎶」",
          "zh_text": "小鸟「怪兽小鸟酱的蹂躏啊~~♫开干~ ~开干~~♫」"
        },
        {
          "id_line": 1018,
          "ja_text": "ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！ｽﾞﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！",
          "zh_text": "Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！ Zudo~o~o~o~o~o~o~o~on！"
        },
        {
          "id_line": 1019,
          "ja_text": "今度は戸惑うことなく堂々と街に足を下ろした！",
          "zh_text": "这次她毫不犹豫地大大方方地在接下来的城市里落脚了！"
        },
        {
          "id_line": 1020,
          "ja_text": "手を怪獣のようにしてどんどん街を蹂躙していく…",
          "zh_text": "手就像怪兽一样不断蹂躏着城市…"
        },
        {
          "id_line": 1021,
          "ja_text": "小鳥「こんな簡単に街も蹂躙できちゃうんだね！楽し～🎶」",
          "zh_text": "小鸟「这样的城市也能轻松蹂躏呢！真快乐~~♫」"
        },
        {
          "id_line": 1022,
          "ja_text": "2つ目の街を壊滅させた小鳥ちゃん…",
          "zh_text": "小鸟毁灭了第二个城市…"
        },
        {
          "id_line": 1023,
          "ja_text": "しかし…",
          "zh_text": "但是…"
        },
        {
          "id_line": 1024,
          "ja_text": "小鳥「ん？ふぁ？」",
          "zh_text": "小鸟「嗯？哦？」"
        },
        {
          "id_line": 1025,
          "ja_text": "少しずつ小さくなってた！",
          "zh_text": "小鸟一点点变小了！"
        },
        {
          "id_line": 1026,
          "ja_text": "巨大化の効果が切れたようだ！",
          "zh_text": "巨大化的效果好像没了！"
        },
        {
          "id_line": 1027,
          "ja_text": "千紗「小鳥ちゃん！捕まって！」",
          "zh_text": "千纱「小鸟酱！抓住了！」"
        },
        {
          "id_line": 1028,
          "ja_text": "元に戻る小鳥ちゃんを掴んで手に乗せてあげた",
          "zh_text": "我把恢复原状的小鸟抓在手里。"
        },
        {
          "id_line": 1029,
          "ja_text": "千紗「効果切れたみたいだね…ごめんね小鳥ちゃん…」",
          "zh_text": "千纱「效果好像没了…对不起小鸟…」"
        },
        {
          "id_line": 1030,
          "ja_text": "小鳥「いいよ！十分楽しめたし千紗ちゃんと蹂躙もできちゃったし🎶」",
          "zh_text": "小鸟「没关系啊！我玩的很开心，而且还和千纱酱一起蹂躏了城市♫」"
        },
        {
          "id_line": 1031,
          "ja_text": "千紗「そっか…よかった🎶」",
          "zh_text": "千纱「这样啊…那太好了♫」"
        },
        {
          "id_line": 1032,
          "ja_text": "こうして小鳥ちゃんとの初めての蹂躙は終わった…",
          "zh_text": "就这样，和小鸟的第一次蹂躏结束了…"
        },
        {
          "id_line": 1033,
          "ja_text": "小鳥ちゃんも楽しんでくれたみたいでよかった…",
          "zh_text": "小鸟好像也玩得很开心，真是太好了…"
        },
        {
          "id_line": 1034,
          "ja_text": "一旦僕の家に小鳥ちゃんを連れてきた",
          "zh_text": "我暂时把小鸟带到我家来了"
        },
        {
          "id_line": 1035,
          "ja_text": "さっきの蹂躙で小鳥ちゃんの住んでいた街も蹂躙しちゃったから…",
          "zh_text": "因为刚才的蹂躏，小鸟住的城市也被我们毁灭了…"
        },
        {
          "id_line": 1036,
          "ja_text": "千紗「特になにもないけどゆっくりしてて！」",
          "zh_text": "千纱「我家没什么特别的，请随便坐！」"
        },
        {
          "id_line": 1037,
          "ja_text": "小鳥「ねぇねぇ千紗ちゃん！このセーラー服はなに？」",
          "zh_text": "小鸟「呐呐，千纱！这水手服是什么？」"
        },
        {
          "id_line": 1038,
          "ja_text": "千紗「ふぇ！？」",
          "zh_text": "千纱「哦？ ！」"
        },
        {
          "id_line": 1039,
          "ja_text": "やばっ…コスプレ用のセーラー服片付けてなかった！",
          "zh_text": "我真是大笨蛋…cosplay用的水手服没收拾！"
        },
        {
          "id_line": 1040,
          "ja_text": "と…とりあえず…",
          "zh_text": "总之…"
        },
        {
          "id_line": 1041,
          "ja_text": "千紗「これは前の学校のだよ？」",
          "zh_text": "千纱「这是以前学校的哟？」"
        },
        {
          "id_line": 1042,
          "ja_text": "小鳥「へぇ…」",
          "zh_text": "小鸟「哦……」"
        },
        {
          "id_line": 1043,
          "ja_text": "千紗「そんなことより！今私達って敵扱いされてるから危ないよね？」",
          "zh_text": "千纱「比起那种事！现在我们被当作敌人，很危险吧？」"
        },
        {
          "id_line": 1044,
          "ja_text": "小鳥「そうだよ！私達普通に生活できないよ？大丈夫かなぁ…」",
          "zh_text": "小鸟「是啊！我们不能正常的生活啊！不要紧吧…」"
        },
        {
          "id_line": 1045,
          "ja_text": "千紗「大丈夫だよ🎶」",
          "zh_text": "千纱「没问题的♫」"
        },
        {
          "id_line": 1046,
          "ja_text": "小鳥「えっ？」",
          "zh_text": "小鸟「什么？」"
        },
        {
          "id_line": 1047,
          "ja_text": "千紗「私に任せて🎶」",
          "zh_text": "千纱「交给我吧♫」"
        },
        {
          "id_line": 1048,
          "ja_text": "僕はパチンと指を鳴らし小鳥ちゃん以外の記憶消去をした",
          "zh_text": "我打了个响指，消除了小鸟以外的人的记忆。"
        },
        {
          "id_line": 1049,
          "ja_text": "それから蹂躙した街も戻した",
          "zh_text": "然后把蹂躏过的城市也恢复了"
        },
        {
          "id_line": 1050,
          "ja_text": "千紗「はい！もう大丈夫だよ！」",
          "zh_text": "千纱「好的！已经没事了！」"
        },
        {
          "id_line": 1051,
          "ja_text": "小鳥「すごい…千紗ちゃんって何者なの？」",
          "zh_text": "小鸟「好厉害…千纱是什么人啊？」"
        },
        {
          "id_line": 1052,
          "ja_text": "千紗「とっても強い女の娘だよ🎶」",
          "zh_text": "千纱「非常厉害的少女啊♫」"
        },
        {
          "id_line": 1053,
          "ja_text": "小鳥「いいなぁ千紗ちゃん🎶」",
          "zh_text": "小鸟「真好啊，千纱酱♫」"
        },
        {
          "id_line": 1054,
          "ja_text": "この後沢山蹂躙した話で盛り上がった！",
          "zh_text": "之后小鸟因为我讲了很多我蹂躏的故事而兴奋起来了！"
        },
        {
          "id_line": 1055,
          "ja_text": "そして「一緒にまた蹂躙しようね！」と約束して小鳥ちゃんと別れた",
          "zh_text": "然后我们约定「一起再蹂躏吧！」我和小鸟约好后，和小鸟分别了。"
        },
        {
          "id_line": 1056,
          "ja_text": "オリキャラ紹介",
          "zh_text": "角色介绍"
        },
        {
          "id_line": 1057,
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          "zh_text": "名字　双叶小鸟"
        },
        {
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        {
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          "ja_text": "誕生日　　　5月5日",
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          "ja_text": "冬の晴天が、白い壁紙へと姿を変えたのだ。空を見上げていなかった者も、眩しい日影を作っていた陽光が無くなったことでそれに気づかされた。ビルの上に広がる景色は天井、戸棚、蛍光灯……普段ならば室内にあるべきものが並ぶ。ここは屋外、なのに空のない屋内の空。自分のおかれた状況を理解できない人々は空を仰ぎ、狂った距離感と押し潰されそうな圧迫感にただただ呆然としていた。",
          "zh_text": "冬日的晴空，只是一瞬间就被白色的墙纸所替代。没有仰望天空的人们，也因为发现地面上不再有耀眼的阳光所制造出来的日影而被逼注意到这件事。大厦之上的景色变成了宽广的天花板、柜子，还有代替了太阳职能照亮一切的荧光灯……平常应该是室内的物品就在四周排列。这里是室外，是没有青空的室内的天空。仍然无法理解自己的状况的人们还在迷茫地仰望着天空，感受到那让人疯狂的距离感和快要被辗碎的压迫感。"
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          "ja_text": "「あはは、上手くいった～！」",
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          "ja_text": "突如、大気を引き裂く轟音が人々を打ち据えた。立ち並ぶオフィス街のビルの窓ガラスがびりびりと振動し、あるいは割れる。鋭利な破片が降り注ぎ、人間を襲ったが……しかしそれはこれから起こるであろう惨事からすればほんの些細なことだった。",
          "zh_text": "突然，撕裂大气的巨大轰响声痛击人们。在办公室林立的街道上排列的大楼玻璃咯嗒咯嗒地振动，甚至承受不住而破裂。鋭利的碎片如倾注而下，袭击人们……但是，比起不久之后发生的事，这也只是一点点微不足道的小事而已。"
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          "ja_text": "「こんにちは、小人さん。あなたたちは１万分の１に小さくされちゃったんだよ」",
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          "ja_text": "ビルの並ぶ地平からぬっと姿を現したのは、金髪の少女だった。ビル郡を映し出す湖のような青い瞳。天の柱のような、通った鼻筋。雪原のような広大な頬は微かに上気して紅く染まっている。まだあどけなさの残る顔立ちながら、美少女。それも、信じられない大きさの。",
          "zh_text": "从林立大楼的地平线突然露出的是一位金发少女。如湖泊一般映出大楼的青色瞳孔，擎天巨柱一样的鼻梁，雪原似的广阔脸颊上微微染上了绯色的红晕。一副稚气未脱的相貌，同时也是一位美少女。当然，体形也是令人难以置信的大小。"
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          "ja_text": "「こんなに小さくしたのは初めてだから上手く行くか分からなかったけど……バッチリね！　うんうん、人間もちゃんと動いてるし……凄い再現性！」",
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        },
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          "ja_text": "彼女が嬉しそうに頷くと、幼げな顔に似合わない巨大な胸がぶるんと暴れ、街の一端に叩きつけられた。それだけ。たったそれだけなのに、直撃を受けたビルは消し飛び、そうでなかったものも瓦礫を振りまいて崩れていく。地面を這うように広がった黒煙が町並みの間を満たしていくその様はまさに瓦礫の津波。",
          "zh_text": "她高兴地点了点头，带动那与她童颜不相称的巨乳轻轻抖动，看似快要爆烈出来的巨乳就这样和碰到城市的一小部分。仅仅如此，直接受到冲击了的大楼瞬间灰飞烟灭，而远一些的房屋也因为飞散的瓦砾而崩溃。黑烟在地面上的街道之间蔓延，正正就是瓦砾海啸。"
        },
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          "ja_text": "「お兄ちゃんが帰ってくるの遅いから……それまで相手してもらおうと思って、ね？」",
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        },
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          "ja_text": "ね？　と彼女が首を傾げると、ボリュームのあるツインテールがふわりと追従する。背中のあたりまであるらしいその艶やかな金髪が擦れる音が、町の人々を震え上がらせた。",
          "zh_text": "呐？她说话时歪了歪头，金色的双马尾随即轻轻舞动。看似长度可以及背的艳丽金发摩擦时所发出的沙沙声，让城市中的人们颤抖。"
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          "ja_text": "これから起こる惨劇の恐怖に震える小人の群れ。その中に、周りとは違った恐怖を覚えている人間がいた。空を覆いつくさんばかりの、巨大な妹のその姿に。",
          "zh_text": "在因为之后即将发生的惨剧而恐惧颤抖的小人人群。在这之中，有一个记得和周围不同的恐惧的人类。吃惊地望着覆盖天空，被称作自己妹妹的身影。"
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          "ja_text": "そう。帰ってくるのが遅いお兄ちゃんその人が、たまたま標的となった町に居合わせてしまったのである。見知った顔が超巨人となって都市を見下ろしている。これだけでも気が狂いそうなのに、それがよくよく知っている妹ときては。",
          "zh_text": "正是。那个人就是晚归的哥哥，碰巧在这个偶尔成为目标的城镇而已。熟悉的面孔变成超巨大巨人俯瞰整个城市。就这一点似乎已经很疯狂，但那个是哥哥最清楚的妹妹。"
        },
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          "ja_text": "兄は知っている。妹の欲深さ、こと性欲の強さについて。そして、彼女が持つ特殊な性癖について。",
          "zh_text": "哥哥是知道的。妹妹欲望之深、性欲之强，还有她所抱持的特殊性癖。"
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          "ja_text": "「へへ……それじゃさっそく」",
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          "ja_text": "妹はシャツを捲り上げて、胸を露出させた。下着を着けていないのに、だらしなく垂れたりすることの無い張りに満ちた若々しいおっぱい。彼女がぐぐっと胸を張ると、まさに山のような超乳が街の上へと影を落とす。",
          "zh_text": "妹妹把衬衫卷起，露出了胸部。虽然没有穿文胸，但那双充满青春气息的坚挺乳房并没有不争气地下垂。她挺起了胸，像山一样的超巨型胸部向城市投下大面积的阴影。"
        },
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          "ja_text": "「おーい！　俺だ！！　おにーちゃんだ！！　おにーちゃんはここにいるぞー！！」",
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          "ja_text": "兄は必死で叫ぶも、妹のサイズは実に１万倍。何の意味も無く泣き喚く愚かな群集の声にかき消され、その訴えは妹の耳に届くことは無かった。",
          "zh_text": "尽管哥哥拼死呼喊，但现在妹妹的体型确实是一万倍。被愚昧的群众所发出毫无意义的哭闹所淹没，声音根本无法到达妹妹的耳朵。"
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          "ja_text": "「くそっ！！」",
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          "ja_text": "妹は目を細めて愉しげに嗤い、右の乳房をゆっくりと撫で上げた。その様子は扇情的でありながら、まるで断頭台の刃が持ち上がるかのよう。アンダーバストから頂へと至った右手が、手に余るほど巨大な乳房を離れるその瞬間が処刑の時だ。あれが直撃したら、どんな堅牢なシェルターだって消し飛んでしまう。",
          "zh_text": "妹妹眯起眼睛愉悦地嗤笑，慢慢地抚摸抬起右边的乳房。虽然那个样子非常煽情，但就好像断头台的刀刃开始升起一样。右手顶起下乳，当手离开巨大的胸部那一刻就是处刑的时候。受到直撃的话，如何坚牢的避难所也会瞬间消逝。"
        },
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          "ja_text": "ぶぅん！！",
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          "ja_text": "妹の重たい乳房が唸り、蓄えた位置エネルギーを解放する。ツンと勃起したピンク色の可愛らしい乳首が、ビルのすぐ上まで迫り……ぎりぎりのところで引き返す。たゆん、たゆんと激しく揺れる胸。それに合わせて、突き上げるような強烈な揺れが街を襲う。どうやら今のは本当に胸を見せびらかしただけらしい。",
          "zh_text": "妹妹沉重的乳房发出鸣响，解放储存的位能。坚挺地勃起的粉红可爱乳头，立马迫近大厦的上方……在快要压下来的极限关头回弹了。胸部在激烈地来回摆动，夹杂充满弹性的声音。同时，如此强烈的震动袭击大街。而对妹妹来说，现在仅仅只是是在炫耀胸部的样子。"
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          "ja_text": "だが、そんな妹の意思とは裏腹に、莫大な質量のおっぱいは触れてもいない街に甚大な被害をもたらした。積乱雲をも凌ぐマクロバーストが街を吹き荒れ、屋根をもぎ取り木々を薙ぎ倒す。逃げ惑う人々はことごとく吹き飛ばされ、あるいは飛んできた瓦礫にぶつかって絶命した。それは彼女の兄も例外なく。",
          "zh_text": "但是后果和妹妹的心思完全相反。莫大质量的胸部就算没有接触到城市也可以造成极大的伤害。巨大的下击暴流比累积良久的积雨云所造成的微暴流还要强很多倍，暴流把屋顶摘下，吹倒树木。如蚁蝼般乱窜的小人全部被刮跑，又或者撞上飞散的瓦砾而死亡。而她的哥哥也不例外。"
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          "ja_text": "「うわあああぁぁっ！！」",
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          "ja_text": "叫んだところでどうにもならないことは分かっていながら、兄は絶叫の尾を引いて数百メートルも吹き飛ばされた。だが、不幸なことに彼はそれで死ぬことは出来なかった。背中に衝撃を感じた時は、コンクリートか何かに叩きつけられたものと思ったのだが……実際に彼が叩きつけられたのは水だった。",
          "zh_text": "虽然在大声呼喊也是无法改变的事实，但是哥哥拖着大声疾呼的声响被吹跑了几百米。但是遗憾的是，他没能在死去。背后感到冲击的时候，还在想击中了混凝土或什么东西……实际上是一滴水。"
        },
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          "ja_text": "「な、なんだ……これ！？」",
          "zh_text": "「这、这个是……什么？」"
        },
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          "ja_text": "水が、高さ２メートルほどのドーム状になって道路に落ちているのである。",
          "zh_text": "水滴高度约2米左右，以穹顶一样的半圆球体状态落到地面上。"
        },
        {
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          "ja_text": "「そうか、縮小されたってことは……これは表面張力ってやつか」",
          "zh_text": "「是这样，因为被缩小了……是表面张力吗？」"
        },
        {
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          "ja_text": "身体がぴたりと水面に張り付いてしまって離れない。けれど、水道管が破裂した様子も無いのにこんな水どこから来たのか、と兄は首をひねる。",
          "zh_text": "身体贴在水面上无法离开。但又不像是水管破裂的样子，水是从哪里来的？哥哥别过头来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「唾か……」",
          "zh_text": "「唾液……」"
        },
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          "ja_text": "妹が先ほど喋った際に飛んだ唾。その飛沫のひとつというわけだ。妹の唾に捉われて動けない兄、なんと情けの無いことか。",
          "zh_text": "是妹妹刚才说话时飞出来的口水。这就是其中一滴飞沫。在妹妹的口涎上而不能动弹的哥哥，是多么无情的事。"
        },
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          "ja_text": "「えっへへ……今からこのおっぱいで……街を、潰しちゃうんだ……」",
          "zh_text": "「啊！……现在开始就要把这个巨大的乳房……压上去捣碎小镇……」"
        },
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          "ja_text": "はぁ、はぁ、と息の荒い妹。そこに兄がいるとも知らずに、そのたわわな胸をゆっくりと街に近づけていく。その様は、まるで月が落ちてくるかのよう。この程度の街ならば、片胸で簡単に押し潰せてしまうだろう。",
          "zh_text": "哈啊，哈啊，妹妹的呼吸因为性奋而变得粗暴。那里有自己的哥哥都不知道，丰满的胸部慢慢接近街道。这样就像月球落下一样。这种程度的小城镇，一边胸部就简单地辗压成粉末。"
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        {
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          "ja_text": "「んっ！」",
          "zh_text": "「嗯！」"
        },
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          "ja_text": "妹の乳首が、ビルに触れた。ただ触れただけで十分だった。兄は唾に貼り付けられたまま、崩落の様子をありありと見せ付けられることとなる。あんなに頑丈に見えた高層ビルが、桃色の乳首にちょんと触れられた瞬簡に地面に飲まれるようにして崩落してしまうその様子を。普段なら指でこねくり回すことの出来る妹の乳首が、今はビルを丸まる一つ押し潰して、ビル街の中心に堂々と突き立っている。この違和感、そして恐怖。人間が技術の粋を集めて作った高層建築すら、妹の乳首には成す術もないのだ。もしあれがこっちに来たらと思うと、逃げられない兄は最早絶望するより他なかった。",
          "zh_text": "妹妹的乳头碰上了大楼。只是触碰就够了。被黏在唾液上的哥哥清清楚楚地看到崩塌的情况，即使看上去坚固的摩天大楼，碰上粉色的乳头也瞬间崩塌倒在地面。平常只要用妹妹那只要手指就可以揉捏变形的乳头，现在可以把大楼压碎而不见蜷曲变形，堂堂地扎上市中心。这种违和，又恐怖的感觉。聚集人类精粹技术制作的高层建筑连弄稍微改变妹妹的乳头形状也做不到。想到这边，不能逃跑的哥哥除了绝望没有其他想法了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あぁ、ちっちゃいビルが乳首で潰れて、気持ちいい……」",
          "zh_text": "「啊，小小、小小的大楼用乳头压溃，感觉舒畅……」"
        },
        {
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          "ja_text": "うっとりと、妹が呟く。彼女は胸をぐりぐりと動かして乳首の先だけで町の中心部の高層ビル群を蹂躙した。ピンク色の化け物が、ぐにぐにと暴れまわってビルを払い、磨り潰し、あるいは地面に５０メートルも突き刺さって掘り返し、あっという間に更地にしてしまう。",
          "zh_text": "有点出神的妹妹嘟哝道。她滴溜地摇动一下胸部，用乳头的尖端就可以蹂躏市中心的大楼。粉红色的怪物，在咔吱咔吱地闹转、磨碎建筑。转眼间就挖凿出了一幅50米的巨型空地。"
        },
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          "ja_text": "それだけに飽き足らず、彼女はまるで町に絵を描くみたいに胸を動かし始めた。恐ろしい速度で動く乳首が、まるで波を蹴立てる船のように街を裂いて走る。高速道路があろうが、雑居ビルがあろうが関係なく、全てを粉砕して気ままに、何に邪魔されること無く奔放な落書きを描いていく。",
          "zh_text": "妹妹似乎没有因此而满足，她开始移动胸部在小镇上画画。乳头以可怕的速度前进，简直像扬起波浪的船一样破开街道。不论是高速公路，还是住宅区大楼，全部都被随心所欲地蹭碎，就像没有任何阻碍干扰一样，肆意在大地上涂鸦。"
        },
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          "ja_text": "兄の目の前で、オフィスビルが爆ぜた。それも、３棟まとめて。一瞬で道を横切り、反対側のビルを砕いて去っていった彼女の乳首は、もはや乳首とすら認識できないほどの大きさだった。乳腺に突き刺さった木々や電柱、電車や電線を引きずって街を引き裂くそれは化け物に他ならない。だが、どうにか動く首を回して見上げてみれば、柔らかそうで艶やかなおっぱいに、その持ち主の無邪気で可愛らしい顔。このギャップに兄は思わず震え上がる。妹は、人殺しをしているとは思っていないのだろう。彼女の目の前にあるこれは、ただのオモチャなのだ。",
          "zh_text": "在哥哥眼前，办公大楼爆开。是3栋结集在一起的大楼。她的奶头一刹那从中间横穿过来，弄碎对面的大楼又离开了，是已经即使与她的奶头相比也是不能辨认的大小。树木和电线杆被卡在乳腺，拖动电车和电线，撕裂城镇有如无物一样的妖怪。 但是转过来抬头看看看的话，就可以看到柔软艳丽的乳房，和妹妹天真烂漫、可爱的笑脸。这个时候，哥哥禁不住发抖。妹妹根本没认为自己在杀人吧。在她眼前的一切，都只是的玩具而已。"
        },
        {
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          "ja_text": "「うん、そこそこ気持ちよかったよ」",
          "zh_text": "「嗯，我感觉很舒服喔」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "妹は満足げに笑って胸を持ち上げ、そしてその先を口に含んだ。ビルのような巨大な乳首が、ビル街を丸ごと飲み込めてしまえそうな口の中で、どんな建築物よりも大きな舌にぺろぺろと舐め取られる。その暖かで柔らかい感触に、妹は一際大きな喘ぎ声を漏らした。この街に対して彼女は大きすぎて、彼女を最も感じさせることが出来るのは彼女自身になってしまっているようだ。",
          "zh_text": "妹妹抬起胸部满意地微笑，然后把乳尖含在嘴里。如大楼那样的巨大的乳头，放到可以吞下整个大街的嘴里，用比任何建筑物还要巨大的舌头在上面舔来舔去仔细品尝。妹妹在那温暖柔软的触觉中，漏出巨大的娇端声。对于这条街道来说，她太巨大了，让她最能感觉到她自己的存在。"
        },
        {
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          "ja_text": "「んー、やっぱり小さすぎるとダメだね、もう終わりにしちゃおうか」",
          "zh_text": "「嗯，果然还是太小了啊，已经结束了吧」"
        },
        {
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          "ja_text": "ついに下った、死刑宣告。兄は狂ったように妹の名を叫ぶが、当然今更それが届くわけも無く。口に含まれて暖かく湿った乳首が再び街へと降りてくる。まるで地球侵略に来た巨大な円盤のように都市の上空を覆い尽くして。今度は、乳首だけではない。乳首が地面を穿ち、乳輪がその周りを均す。いよいよ柔らかなおっぱい本体が地面へと至り、むにーっと広がるようにして周囲の街を飲み込んでいく。",
          "zh_text": "终于落下了死刑宣告。哥哥发疯一样地呼喊着妹妹的名字，当然声音还是没法送达。在含在口中暖和湿润的乳头再次向街落下。就像是来侵略地球的巨大圆盘，覆盖了都市的上空。这次不只是乳头。乳头贯穿地面、乳晕再把周围夷为平地。终于柔软的乳房本体达地面，慢慢扩大，吞噬四周的街道。"
        },
        {
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          "ja_text": "柔らかな肌色の壁が形を変えて、ありとあらゆるものを飲み込みながら迫り来るその様は、他の何にも例えようが無かった。他の何に例えて逃れることも出来なかった。兄は、今、妹のおっぱいで潰される。それ以上でもそれ以下でもなかった。",
          "zh_text": "柔软的肤色的墙壁改变了形状，一边咽下所有东西一边逼迫过来的样，其他所有一切事物都无可比拟。也没有什么可以和不能逃避相比。哥哥，现在，就要被妹妹的胸部蹭碎。不多也不少。"
        },
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          "ja_text": "テーブルの上に置かれた１万分の１の街は、妹の乳房の下に消えた。",
          "zh_text": "放在桌子上的1万分之1的城镇就在妹妹的乳房下消失了。"
        },
        {
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          "ja_text": "妹は胸についた粉を払うと、シャツを整えて席を立った。兄が帰ってくる前に、この街を作り出した装置を片付けなければと、テーブルの上に置かれているプリンターのような小型の機械をベッドに下に押し込む。",
          "zh_text": "妹妹拍了一下胸前的碎粉，整理衬衫。在哥哥回来前，要收拾这个创造小城镇的装置，妹妹把在桌子上面放着看似打印机的小型机器推到床底。"
        },
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          "ja_text": "その機械はオーバーテクノロジーの産物、レプリケーター。指定したものを縮尺自在に複製する神の機械。いろいろあって何故か彼女の手元にある。",
          "zh_text": "那台机器是超科技的产物，复制者。可以按任何缩比例缩小和复制指定的物品的神之机器。有某一些原因，现在在她手上。"
        },
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          "ja_text": "つい先ほど、１万分の１サイズの兄の複製をその胸で押し潰したことなど露とも知らず、彼女はベッドに寝転んで兄の帰宅を心待ちにするのであった。",
          "zh_text": "而妹妹躺在床上，期待哥哥回家，不知道之前把只有1万分之1的哥哥的复制品用胸部压碎了。"
        }
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        {
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          "ja_text": "龍。それは天災の象徴。圧倒的な、そして絶対的な力が故に普通に生活を行うだけでも周囲の世界を破壊しつくしてしまう、そんな存在。",
          "zh_text": "龙。那是天灾的象征。压倒性的，绝对的力量不仅仅是普通地生活，也对周围的世界破坏竭尽，就是那样的存在。"
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          "ja_text": "白魔道士の少女、キアラは耳を覆って地面に伏した。しかめっ面で今にも一発やらかしそうな龍の少女の姿を見たから。",
          "zh_text": "白魔道士少女，席亚拉，盖住耳朵趴在地上。愁眉苦脸地看着正要来一发的龙少女的身影。"
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          "ja_text": "「ふぁ、ふぇ……へっ……くしょん！！　ふぇ……っ……くしょん！！」",
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          "ja_text": "ドオオォン、ズドオオォォン！　衝撃波が頭上を通り抜け、背後の町へと駆け抜けていく。まるで耳元で大砲を発射されたかのような衝撃がキアラを激しく打ち据えた。もし口を開け損なっていたら、鼓膜が破らてていたのは必至。今頃町では窓ガラスが割れる等の被害が出ていることであろう。",
          "zh_text": "轰轰轰轰，轰轰轰轰！冲击波从头顶穿过，向身后的城镇冲去。彷佛在耳边发射大炮一样的冲击，激烈地痛打席亚拉。如果是张开嘴的话，损害甚至打破鼓膜是不可避免的。现在城镇内的窗和玻璃都碎了都因为喷嚏而造成的。"
        },
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          "ja_text": "遅れて舞い上がった土ぼこりが、波紋のように周囲に広がる。",
          "zh_text": "飞扬的尘土如泛起涟漪般向四周扩散。"
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          "ja_text": "「クレア！！」",
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          "ja_text": "キアラは土ぼこりですっかり茶色に染まってしまった白のローブをパタパタとはたいて立ち上がった。煙たい埃にこっちまで鼻がむずむずしてくる。",
          "zh_text": "席亚拉的白色长袍在尘土完全染成茶色，吧嗒吧嗒扑打灰尘站了起来。被烟雾熏人的灰埃弄得鼻子痒痒。"
        },
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          "ja_text": "「なぁに～？」",
          "zh_text": "「啊～？」"
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          "ja_text": "「くしゃみをする時は口の前に手を当ててよ。あなたのくしゃみはシャレにならないんだから」",
          "zh_text": "「打喷嚏时用手捂住嘴啊。你打喷嚏可不是开玩笑的。」"
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          "ja_text": "魔法で防壁を張っているキアラですらこの様なのだ。何せくしゃみの風速が音速を超えるのだから、その爆圧は手榴弾もびっくりの大威力である。",
          "zh_text": "打开了魔法屏障的席亚拉都被搞成这样。总之打喷嚏的风速一定超过音速，所以那个爆压可是连手榴弹都比下去的巨大威力。"
        },
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          "ja_text": "キアラは口の中に入ってしまった砂をケホケホと吐き出し、やや不満そうに龍の少女を見上げた。",
          "zh_text": "席亚拉吐出进了口中的沙子，略带不满地仰望龙少女。"
        },
        {
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          "ja_text": "優しそうな眼差しの大きな目で、その瞳はサファイアのような澄んだ蒼。誰しもが頬ずりしたくなるようなすべらかな肌は透き通るような白。頬紅いらずで、微かに薄紅色に染まっている。",
          "zh_text": "温柔的眼神，大大的眼睛清澈得像苍蓝的宝石。谁都想得到的脸庞，肌肤白净得精盈通透。没有上胭脂，脸颊却微微染上淡淡的红色。"
        },
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          "ja_text": "とてもではないが、先ほどのクシャミ砲の威力とは直結し得ないあどけない少女であった。",
          "zh_text": "看上去如此天真烂漫的少女不可能直接和刚才那拥有非比寻常威力的喷嚏大炮联想在一起。"
        },
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          "ja_text": "ただ、その大きさを除いて。",
          "zh_text": "只是除了她的大小。"
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          "ja_text": "桜色の柔らかそうな唇は、軽く開いただけで人間を何人も飲み込める大きさだし、小さく整った可愛らしい鼻にですら、人が跨ることができてしまう。",
          "zh_text": "樱花色的柔软嘴唇，轻轻打开，只是任何人都呑进去的大小，完美可爱的小鼻子大得连人都可以跨坐在上面。"
        },
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          "ja_text": "陽光を捉えてきらきらと煌く白銀の滝は彼女の髪。張りに満ちた素肌を流れ腰へと至るそれは、この世界のどんな瀧よりも落差が大きく、そしてしなやかで美しい。",
          "zh_text": "她的头发有如绚烂阳光般闪耀的白银瀑布。柔和美丽的秀发比世界最大的瀑布还要大，在充满张力的紧致皮肤上一直流到腰际。"
        },
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          "ja_text": "「あ……ごめんなさい。次は気をつけるね」",
          "zh_text": "「啊……对不起。下次会注意的。」"
        },
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          "ja_text": "白龍の少女、クレアはキアラをそっとつまみ上げて手の上に乗せ、顔の前まで持ってきて詫びた。謝る時は相手の目を見てしっかりと、である。",
          "zh_text": "白龙少女，克蕾雅轻轻把席亚拉放在手上，带到脸前道歉。道歉的时候眼睛也有好好地看着对方。"
        },
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          "ja_text": "クレアの最愛の友であり、育ての親でもあるキアラの教育の賜物だ。",
          "zh_text": "这是克蕾雅最亲爱的朋友兼养父母席亚拉教育出来的结果。"
        },
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          "ja_text": "が、物事と言うのは常に裏目に出る可能性というのを秘めているもので。",
          "zh_text": "世间的事物总会适得其反，越想要隐藏的东西暴露的可能性反而越高。"
        },
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          "ja_text": "「ふぇ……」",
          "zh_text": "「呼呃……」"
        },
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          "ja_text": "もちろんそれに気がついた時には既に遅く。白龍のクレアは大きく口を開けてしかめっ面をしていた。それはもう、今にも一発やらかしそうな感じで。",
          "zh_text": "当然，发觉的时候已经晚了。白龙克蕾雅雏起脸庞，把嘴巴张得大大的。已经忍不住想要再来一发的感觉。"
        },
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          "ja_text": "しかめっ面でも可愛らしいなぁ、なんてことを諦観交じりに考えつつ、キアラは衝撃に備え。",
          "zh_text": "雏起脸庞时真的很可爱，这种想法混杂冲彻悟的席亚拉准备即将来临的冲击。"
        },
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          "ja_text": "「ふええぇっくしっ！！」",
          "zh_text": "「哈嚏嚏嚏！！」"
        },
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          "ja_text": "ドオオォォン！！　ひときわ大きなソニックブームと共に舞う。",
          "zh_text": "轰轰轰轰轰！！伴随格外巨大的音爆一起在空中飞舞。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あー、口の中がじゃりじゃりするぅ」",
          "zh_text": "「啊，满嘴都是沙了」"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "がらがら、ぺっ！　何回口をゆすいでも、砂の粒子は頑固なものでいつまでの泥の味がする。",
          "zh_text": "涮啦涮啦，吐！涮了几次口，但是沙粒还是顽固地黏在嘴里，似乎有一股永远都无法散去的泥味。"
        },
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          "ja_text": "洗面台を覗けば、蜂蜜色のセミロングは砂でゴワゴワ。翡翠色の瞳にも、細かい埃がいくつか浮いていてとてもむず痒い。けれどどんなに痒くても目は掻かないこと。充血して余計酷くなるのでしっかり水で洗い流さなければいけない。",
          "zh_text": "在洗脸台看到的她，蜂蜜色的及肩长发因为塞满细砂而僵硬。翡翠色的瞳孔有一些细小的尘埃而刺痛痕痒。但是无论如何痒也不可以去搔眼睛，否则会充血更严重，所以只可以好好地用水冲洗。"
        },
        {
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          "ja_text": "さて。口の中のみならず、キアラの家の中も同じくらいじゃりじゃりであった。先ほどのクシャミ爆弾によって生じた被害、ガラスの欠片が床の上に散らばり、踏みしめるたびにじゃりじゃり言う。",
          "zh_text": "还有，不仅是口中被弄得乱七八糟，连席亚拉的家中也同样被涮了一篇。刚才的喷嚏大炮而造成的损失，玻璃的碎片满布地板，踩在上面时每次都会有发出啪咔啪咔的声音。"
        },
        {
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          "ja_text": "「めったにクシャミなんてしないあの子が、今日に限って3発も……何かよくない予感がするなぁ……」",
          "zh_text": "「那孩子平常很少打喷嚏，偏偏今天就打了3个……有什么不好的预感……」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "ぱりっ、じゃりっ、ぱきっ。ガラス片をブーツで踏みしめながら、すっかり風通しがよくなってしまった窓辺に歩み寄った。クレアに近い位置にあるキアラの家はともかく、ほかの家もどうやら同様の被害は免れていないようだ。",
          "zh_text": "咔啦，吱啦，啪咔。靴子踏实地踩在玻璃碎片上，走近了现在变得很通风的窗边。姑且不论离克蕾雅最近的席亚拉家，其他的房子都受到同样灾害。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "どの家も、強烈な衝撃波にやられて、断片すら残さず綺麗に窓ガラスがはずされたようになっている。おそらくその残骸は家の中にぶちまけられているのだろうが。人がいなければ廃墟か戦災かと間違われること請け合いだ。",
          "zh_text": "无论哪一家都受到强烈的冲击波，一起做，美丽的玻璃被片甲不留地被打散了。恐怕残骸都被吹进家中散落在地面吧。如果没有人的话，肯定会被误认为是战争中的废墟。"
        },
        {
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          "ja_text": "特に、町の中心、広場のほうからなにやら真っ黒い煙が……。",
          "zh_text": "特别是在城镇中心的广场悠悠升起乌黑的烟……"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "「ん、煙だって？」",
          "zh_text": "「不对，有烟？」"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "嫌な予感とは、至極的中しやすいものである。",
          "zh_text": "讨厌的预感是最容易实现的。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "あわててローブを引っつかみ、歯車だらけの巨大なロッドを両手に。既に古くなってぼろぼろのドアを蹴飛ばしてキアラは家を飛び出した。",
          "zh_text": "慌慌张张穿上长袍，双手拿起镶满齿轮的大型魔杖。席亚拉踢开已经破破烂烂的门离开了家。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "綿100％の白いローブを棚引かせ、蜂蜜色の髪をきらきらと振り乱して広場へと走る。次第に強まっていく臭気は、鉄の焦げる臭い。嫌な予感が次第に現実味を伴った実感となっていく。",
          "zh_text": "棉100%的白色长袍，蜂蜜色的头发闪闪披散往广场奔跑。逐渐增强的臭味和铁烧焦的气味。感受到讨厌的预感逐渐化为活生生的事实。"
        },
        {
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          "ja_text": "「おぅ、キアラちゃん！！　遅かったじゃないか！」",
          "zh_text": "「喂，席亚拉酱！！来晚了啊！」"
        },
        {
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          "ja_text": "広場に着くと、そこには既に町の人々が集まっていた。",
          "zh_text": "广场上，已经聚集了城里的人们。"
        },
        {
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          "ja_text": "遅かった、ということは町一番の白魔道士たるキアラが必要とされる事態であることを意味していた。あるいはこれはクレアのクシャミによって生じた被害であるから、とも受け取れるが。どちらにしろ彼女にとってはあまり聞きたくない言葉には違いなかった。",
          "zh_text": "来晚了是指事态需要到城里最高等的白魔道士席亚拉的意思，又或者可以理解成这是由克蕾雅的喷嚏而造成的。不管是那一边，对她来说也是不太想听到的事。"
        },
        {
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          "ja_text": "「町長さん！　すみません、私自身彼女のクシャミに吹き飛ばされてしまって」",
          "zh_text": "「镇长先生！对不起，我自己也被她打的喷嚏吹跑了」"
        },
        {
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          "ja_text": "「いや、いいんだ。それよりアレをみてくれ」",
          "zh_text": "「不，无事。比起那个，你先看一下这个吧」"
        },
        {
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          "ja_text": "キアラがロッドを携えて歩み寄ると、人垣が割れて現場が露になった。今なお火を噴いて燃え上がるそれは、なにやら金属でできたフレームを持っており、独特の鋭角的なフォルムをしていた。言うなれば、豪奢な装飾銃にデルタ翼を取り付けたような。",
          "zh_text": "席亚拉拿魔杖走近，人墙分成两边，事发现场露出来了。有东西还在冒出火燃烧起来，那是什么呢，金属做的框架，具有独特的锐角。要说的话，就像奢华装潢的枪上安上了三角型的翼。"
        },
        {
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          "ja_text": "「偵察機……！」",
          "zh_text": "「侦察机……！」"
        },
        {
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          "ja_text": "キアラはそれを見るなり、信じられないような口調で呟いた。",
          "zh_text": "席亚拉看着它用难以置信的口吻说道。"
        },
        {
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          "ja_text": "流れるような装飾は大気中の魔力を積極的に取り込むための立体陣。銃の持ち手に相当する部分は尾翼を兼ね、魔力タンクとブースターを搭載しているためそう見えるのだ。",
          "zh_text": "流线型的装潢可以积极收集大气中魔力的立体阵。枪手柄的部分搭载尾翼兼魔力槽和助推器。"
        },
        {
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          "ja_text": "速度に特化した形、高速飛行を可能にする装備。そして何より、先端に搭載された砲。どう見ても平和的な用途に用いられるものではないことは明らかだ。",
          "zh_text": "速度特化的形状，可以高速飞行的装备。并且比起什么都更不祥的是，前端装载了一门火炮。怎么看都明显地不是用于和平用途的东西。"
        },
        {
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          "ja_text": "偵察機だって！？　どこかの国がこの町に戦争を仕掛けようというのか！？　人垣から、不安そうなどよめきが上がる。",
          "zh_text": "侦察机！？你是说有某个国家想要向这个城镇开战？！？人墙中不安的声浪渐渐高涨起来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「何かの間違いであってほしいね……」",
          "zh_text": "「希望只是看错吧……」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "キアラは杖を掲げて、一振りした。轟々と立ち上っていた火柱が吹き消されるようにして消え、その偵察機と思しき物体がさらにはっきりと見て取れるようになる。",
          "zh_text": "席亚拉拿起法杖一摇。升腾的火柱好像被吹灭一样消失，但现在物体的形状更清楚能够看出和侦察机相似。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "ダメだ、間違いなく物は偵察機。戦火を引き連れてくる禍なる水先人。",
          "zh_text": "不行，没有出错误，这东西是侦察机。是会带来战火的领航人。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "苦笑交じりにそれに歩み寄るキアラも、内心は酷い緊張と重圧を感じていた。",
          "zh_text": "夹杂苦笑而走近的席亚拉内心充残酷的紧张和压力的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "――墜落の原因はきっとクレアのクシャミ。上空通過中に偶然落ちた……なんてことはないか。衝撃波は距離の3条で減衰する。つまりかなり近くに潜んでいたと考えられる。それに、クレアのクシャミで撃墜されてここに落ちたってことは、最初からこの町を偵察するつもりで――",
          "zh_text": "——坠落的原因肯定是克蕾雅的喷嚏。在上空经过中偶然掉下来了……不是这样吗？冲撃波是按距离迅速衰减。也就是说，要考虑到就是在附近潜伏着。而且，被克蕾雅的喷嚏击落在这里并且掉下来，也就是说从一开始就打算侦察这个城镇——"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "町の人々を混乱させてはならないと、必死で動揺を隠してキアラは考える。けれど至る結論はひとつ。",
          "zh_text": "为了不要城镇的人们产生混乱，席亚拉拼命隐藏动摇和思绪。但是结论只有一个。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "「どうもきな臭い……。この町の戦力を測りにきたのか」",
          "zh_text": "「总觉得充满火药味……是要测量这个城镇的战力吗？」"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "キアラが口にするのをはばかった言葉を、町長が代わりにつぶやく。さらに大きくなるどよめき。もしそうであれば、近々戦があるということなのだから。",
          "zh_text": "席亚拉到嘴边的话由镇长代替她嘟哝出来。喧嚷声变得更大。如果真是这样的话，马上就要开战了。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「どういうつもりでそれをしたのかが問題です」",
          "zh_text": "「不知道是打算用来做什么还是个大问题。」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "キアラは町長の言葉に補足を行った。",
          "zh_text": "席亚拉对镇长的言论进行了补充。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「つまり、政治的な用途か、軍事的な用途か……そのあたりを探ってみなければ分かりませ……」",
          "zh_text": "「也就是说，政治的用途还是军事用途呢？……这个不先试着了解的话就不知道……」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "ん。言い終えるか終えないかの瀬戸際で、キアラの言葉は天から降り注ぐ大音声にかき消された。",
          "zh_text": "在紧要关头，还不知道话有没有没说完，席亚拉的话消失在天空上降下的巨大声音当中。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「キアラちゃん、それなぁに？」",
          "zh_text": "「席亚拉酱，那是什么？」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "雷のような大音量のエコーに見上げてみれば、クシャミ・ショックカノンで問題の偵察機を撃墜した張本人、白龍のクレアが天を覆い尽くしていた。その大きさたるや実に175メートルにも及び、町で一番高い教会の尖塔ですら彼女の脛にも届かない。",
          "zh_text": "听到雷声般的巨大音量而抬头一看，是打喷嚏冲击落侦察机的罪魁祸首，白龙克蕾雅覆盖了天空。她的大小只少有175米，连城镇中最高贵的教会尖塔连她的小腿也不到。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "そんな彼女が膝に手を当てて町を覗き込むと、彼女の足は町の外にあるにもかかわらず、町の中央の広場の真上に頭が来る。背中から生えた巨大な龍の翼も相まって、天球のほとんどを覆い尽くしてしまうのだ。",
          "zh_text": "她手放在膝盖上窥视城镇，她的脚放在城镇外，把头伸到城镇中央广场上方。再加上从背上长出的巨大龙翅膀，屏蔽大部分的天体。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "幼い印象を受ける彼女の可愛らしい顔とは対照的に、その体は17歳という年相応に発達していた。肩口まで襟の大きく開いた純白の軽鎧からは、ふっくらとした胸の谷間が覗いており、そのまま視線を下にたどれば真っ白ですべらかなお腹が。彼女の股を辛うじて隠しているのは腰に巻かれたパレオのみで、布の切れ間からはやはり白の下着がちらりと覗く。",
          "zh_text": "和她年稚可爱的脸庞对照的是她那副17岁已经成熟丰满的肉体。肩膀衣领敞开的纯白轻型铠甲，可以看到丰满的胸部所形成的乳沟，视线往下可以看到纯白平坦的肚子。她的胯间勉强地隐藏在腰间的缠腰布当中，缠腰布的缝隙中看到白色的内衣一闪而过。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "鎧にしては酷く露出が多く、彼女の見事な体型と合わさって刺激的な衣装であった。彼女曰く、これは鎧ではなく甲殻なのだそうだ。人間の形に化けるとこのような形で保存されるらしい。で、ガチャガチャうっとおしいのでなるべくコンパクトに、隠さなければいけないところだけ隠しているのだという。",
          "zh_text": "铠甲残酷地暴露，她漂亮美丽的体型和刺激性的服装相合性很高。她说这是甲壳而不是铠甲。人形化时以这样的形式保存下来。据说在一番吵吵嚷嚷，在尽量保持紧凑的甲壳之下，只是把必须隐藏的地方隐藏起来。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "腰まである彼女の銀髪がさらさらと零れて、広場をカーテンのように仕切ると、広場に集まった人々からはクレア以外のものが見えなくなってしまった。",
          "zh_text": "她的银发潺潺滑落腰间，有如窗帘一样把广场分隔开来，现在广场上聚集的人们除了克蕾雅以外的什么也看不见。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「あ～、えっと……その～」",
          "zh_text": "「呐~，嗯……那个～」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "キアラは彼女の問いに答えかねた。もしこれで勘違いだった場合、勘違いでしたでは済まされなレベルの被害が出る。できれば平穏無事にことを済ませたいのだ。",
          "zh_text": "席亚拉难以回答她的问题。在这种场合答错的话，误解所做成的伤害会超出可容忍的水平。如果可以的话，还是尽可能平安无事地了事。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "が、クレアの抱いている疑問は、キアラの懸念よりもはるかに単純で真っ直ぐだった。",
          "zh_text": "克蕾尔抱着疑问比席亚拉所担忧的单纯直率很多。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "「それ、食べてもいい？」",
          "zh_text": "「可以吃吗？」"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "クレアは唇に指を当て、可愛らしく首をかしげる。動作そのものはとても可愛らしいのだが、それによって髪がざっと広場の端を凪いで数人が弾き飛ばされた。",
          "zh_text": "克蕾雅将手指贴在嘴唇上，露出可爱不解的表情。动作本身就很可爱，头发的发尖把在广场的边缘的几个人弹飞。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「えーっと、まだだめ。いろいろ調べてからね。とりあえずクレアはちょっと外しててくれないかな。それが終わったら呼ぶから」",
          "zh_text": "「诶，还不行。我们要先调查一下。总之，克蕾雅可以稍微先离开吗。之后再跟你说」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「は～い」",
          "zh_text": "「好～」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "巨大な龍の少女は残念そうに頷いて身を起こすと、口惜しそうにちらちらとこちらを振り返りつつ着た方向、森の中へと帰っていった。",
          "zh_text": "巨大的龙少女好像很可惜地点了点头，直起身子回家。在回到森林的路上还一直不停惋惜地回头。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "ズーン、ズーン、ばきばき……という重たい地響きと木々の断末魔が遠ざかっていく。",
          "zh_text": "轰，轰，喳，喳……这个沉重脚步声和树木倒下的声音渐渐远去。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「彼女にはこれがおいしそうに見えるのか」",
          "zh_text": "「在她看起来这是很好吃吗？」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "お尻から生えた尻尾を振り振り、森の奥へと遠ざかっていく龍の少女を見送って、町長がうなる。人間からすれば煮ても焼いても食えそうに無い。",
          "zh_text": "看着从屁股长出来摇摇愰愰的尾巴，目送渐渐往森林深处远去的龙少女，镇长呻吟道。那块铁块无论怎样煮或者烤，人类还是无法食用。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「龍の主食は岩石や鉱物ですからね。古来より龍が戦場に現れ、何もかも喰らい尽くして去ってしまうというのはそういうことです」",
          "zh_text": "「龙的主食是岩石和矿物。自古以来龙就会在战场出现，尽可能呑噬一切然后离开，这是这么一回事。」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "キアラは数メートルはあろうかというその残骸に歩み寄って、そしてそれをよくよく観察し。",
          "zh_text": "席亚拉走近残骸，仔细观察。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「できればここがそうならなければいいのですが」",
          "zh_text": "「如果可能的话，这里不会变成那样就好了。」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "と付け加えた。",
          "zh_text": "席亚拉又加了一句。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「大丈夫だろう。私たちにはあの子が、クレアがいる。たとえそうなったとしても負けようが無いだろう」",
          "zh_text": "「没关系吧。我们有那个孩子，克蕾雅。纵使变成那样也就我看来也不会输吧。」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "実際、この町が小さいながらもどこの国にも属さず独立した主権を保っていられるのはクレアのおかげであった。",
          "zh_text": "实际上，这个小小的城镇小可以不属于任何国家，保持独立主权也是托克蕾雅的福。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "クレアが足を広げれば跨ぐ事すらできるこの小さな町に、彼女を倒してまで征服する価値がないというのもあったのかもしれない。",
          "zh_text": "克蕾雅一只脚就可以横跨过这个小小城镇，要打倒她，征服这座小城根本毫无价值。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "けれどどんなに戦略的に無価値であろうと、クレアにとってはこの町は宝であった。龍は自分が護ると決めた宝物を一生護り続ける生き物なのだ。他人の価値観なんて関係ない。",
          "zh_text": "但无论战略上有没有价值吧，对克蕾雅来说，这个城镇是宝物。龙会保护自己认定的宝物而一生守护下去的生物。和人类的价值观没有关系。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「だからこそ、ですよ」",
          "zh_text": "「正因为如此，」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "キアラは浮かない表情でそう答える。",
          "zh_text": "席亚拉露出闷闷不乐的表情回答。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「私はあの子が人を殺すところなんて、もう見たくないんです」",
          "zh_text": "「我真是不想再看到那个孩子在这个地方杀人。」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "ぐぅ。",
          "zh_text": "咕噜。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "おいしそうな匂いにお腹がなる。ここら辺の石はほとんどが長石で、それも鉄を含まない残念仕様なのだ。鉄鉱石なんてここ数ヶ月間食べていない。",
          "zh_text": "美味的香气弄得肚子咕咕作响。这一带的石头大多是长石，遗憾地不含有铁的成份。铁矿石在最近几个月都没吃过。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "森の木々を眩しい太ももで押しつぶし、クレアはぺたんと座り込む。",
          "zh_text": "克蕾雅咚在坐上，森林的树木被雪白的大腿压垮。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「はぁ、食べちゃダメなのかぁ……」",
          "zh_text": "「啊，不可以吃……」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "がっくーんと肩を落とし、おなかをさすって深々とため息をついた。こと食いしん坊のクレアにとって、この一件は相当に響いているのだろう。",
          "zh_text": "克蕾雅西垂下了肩膀，轻轻摩挲肚子，深深叹了一口气。对贪吃的克蕾雅来说，这件事可是相当严重呀。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "そんなクレアの耳になにやら聞き慣れない音が届いた。",
          "zh_text": "平时听不惯的声音传到克蕾雅的耳朵。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「ん……？」",
          "zh_text": "「嗯……？」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "クレアのやや尖った耳がピクと動いて音源を探る。",
          "zh_text": "克蕾雅尖尖的耳朵摆动，摸索音源。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "人間のものよりもはるかに優れた聴覚が、まだはるか遠くにある音を捉える。それは獣の唸りのようで、しかしそれにしては大きすぎた。風の音にしては低すぎるし、なにより安定しすぎている。",
          "zh_text": "因为有比人类有更出色的听觉，可以抓住远处的声音。如果那是野兽的呻吟，又太大了。如果是风的声音又太少了，而对于以上那种声音来说也相定比较稳定。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "クレアは自分の知識を精一杯あさってみたが、そんな音を出すものはひとつも該当しなかった。",
          "zh_text": "克蕾雅用尽自己后天的知识全力思考，这样的声音的东西一个也不符合。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「何だろう……？」",
          "zh_text": "「是什么呢……？」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "怖い、とは思わなかった。巨大なクレアにとって、恐怖になり得るものなんてほとんど無いためだ。ともすれば、未知に対しては好奇心が動き出す。",
          "zh_text": "不是感到可怕。因为对巨大的克蕾雅来说，几乎没有能够感到恐怖的东西。只是因为未知的好奇心而展开始行动。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "ずしん、ずしん。重たい地響きを立て、懸命に生きているであろう足元の木々を無関心に踏み砕いて彼女は立ち上がる。",
          "zh_text": "咚，咚。沉重的地震声响起，她站起来时，把脚下努力地活着的树木毫不留情地踩碎。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "方角、距離。彼女の聴覚はソナー並みの志向性を誇るのだそうで、その音の位置は簡単に特定することが出来た。西に10ｋｍほど行ったところだ。",
          "zh_text": "方位，距离。她似乎一直以她那定位能力堪比声纳一般的听觉感到自豪，特别容易找到发出声音的位置。西方10公里左右的地方。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "彼女にしてみればほんの数分の距離。大丈夫、ちょっと行って見て来るだけだから。　うっそうと生い茂る森の中に、白亜のブーツで深々と足跡を刻んで歩き出した。もし人間が歩くのだとしたら、彼女の一歩に追いつくために数十分はかかるであろう道なき未開の森林地帯。しかしクレアは平坦な絨毯の上を歩くかのようにすいすいと歩いていく。誰も、彼女を止められない。",
          "zh_text": "在她来看只有数分钟的距离。没关系，去看看而已。在繁茂的森林中，白色的长筒皮靴走起来时留下深深的足迹。如果她走一步，在这种无有路的未开化森林地带，人类为了追上她恐怕要用几十分钟时间吧。但是克蕾雅如在平坦的地毯上走路似的轻快地踩下去。谁也无法阻挡她。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「町長さん。あの偵察機を調べてみたのですが……神聖バハムート帝国って聞いたことあります？」",
          "zh_text": "「镇长先生。那个侦察机我调查过了……你有否听说过神圣巴哈姆特帝国？」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "町役場――といっても町長の家の応接間なのだが――にて、キアラは調査の結果を町長に報告した。",
          "zh_text": "在镇公所——其实就是镇长家的客厅——中，席亚拉把调查的结果报告给镇长。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「残念ながら無いな。そんな悪ふざけみたいな名前の国家が実在すること自体がまず信じられん」",
          "zh_text": "「很遗憾，没有。首先就很难相信像恶作剧般的名字的国家本身实际存在」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "町長は机の上に広げられた資料に目を通しながら答える。",
          "zh_text": "镇长一边打开桌子上的数据过目一边回答。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "よくこの短時間で纏められたものだと感心するほどの情報量は、その冗談じみた帝国の名に不思議な実感を持たせる。",
          "zh_text": "席亚拉经常在这短时间做出总结，不得不佩服她情报量的程度，但对于那个玩笑似的帝国名字还是感到不可思议。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "いや、実感なんて話ではない。信じざるを得ないのだ。現に落ちてきた偵察機を魔法で復元したらそうなったのだから。",
          "zh_text": "不，这充满实感的对话不像开玩笑。镇长也不得不相信。事实上，现在被击落的侦察机在魔法复原之后就是这样。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「キアラちゃん。君の復元魔法の凄さは十分熟知しているつもりだが……万が一間違って修復したなんて可能性は？」",
          "zh_text": "「席亚拉酱。你的复原魔法虽然是十分厉害熟悉的……然而，会不会有修复错误之类的可能性？」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「ありませんね。もしそうなったら文字として通用しない謎の羅列が表示されますから。エラーではなく、仕様です。",
          "zh_text": "「没有。如果是那样的话，不会作为文本，而是会罗列成不通用的神秘乱码。这不是错误，而是本身式样就是这样。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "最悪、この鹵獲した偵察機を再起動して空に放てば結果が得られますがどうしますか？」",
          "zh_text": "还不信的话，最坏的打算就是把这个捕获的侦察机重启放回到天空飞行就知道是不是复原错误。你觉得怎么办？」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「やめておくよ。もう一度落ちてきたりしたらたまらないからね」",
          "zh_text": "「不要吧。再一次掉下来的话可就不得了啊。」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「大丈夫ですよ、あれはただ墜落したわけではありません。クレアのクシャミの衝撃で機密保持のための自爆装置が作動したのでしょう。",
          "zh_text": "「没事的，那不是自己坠落的，而是因为受到克蕾雅打喷嚏时的冲击，为了保持机密而激活的爆炸设备。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "さすがに修復されるとは思っていなかったのでしょうが」",
          "zh_text": "没有一定的修复技术是不会想到这个是什么」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「君の再生修復魔法の技術は世界でも指折りだからな。もとに戻せないものなんて無いだろう」",
          "zh_text": "「你的再生修复魔法技术可是世界上屈指可数的。没有东西是你无法复元的。」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "町長の褒め言葉にキアラは苦笑する。",
          "zh_text": "镇长夸奖席亚拉的话中带有一丝苦笑。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "キアラが再生修復に特化したのはほかでもないあの巨竜の少女のせいである。",
          "zh_text": "席亚拉的再生修复特化无他，原因出在巨龙少女身上。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "彼女は自分の体の大きさをあまり考慮しない性質であるらしく、しょっちゅういろいろなものを踏み潰す。時にはうっかり人間まで踏み潰してしまうものだから、その責任を負わされるキアラとしてはどうしても事態の収拾をつけなければならない。巻き戻し、つまり因果の書き換えくらいは使えなければならないのだ。",
          "zh_text": "她常常不怎么考虑自己身体的大小，经常把各种东西踩破，有时还会不小心踩到人类，所以作为负责人的席亚拉无论如何都必须要收拾事态。时间回卷，改写因果都必须使用到。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "この町の人間は皆、一度はクレアに踏み潰されたりその体の下敷きになったりして教会送りになっているのだから、キアラの腕は嫌でも上がるというものだった。クレアの寝返りで町ごと押しつぶされたこともあったのだから、物質の再構築なんかもお手の物だ。",
          "zh_text": "这个城镇的人都只少有一次被克蕾雅踩到或者被她的身体压中而送到教会的，所以席亚拉为了不引起仇恨所以治疗有大大的提高。克蕾雅有时翻身会压过城镇，所以物质重组对席亚拉也不会不拿手。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「それはそうと。使われている技術は西方のものです。かなり高度な魔法仕掛けですね。このあたりであまり聞かない名前と言うことは、最近急激に勢力を拡大しているのかもしれません。侵略には野心的でしょう。それらを考慮すると……」",
          "zh_text": "「除此之外。这是使用到西方技术的东西。是相当高等的魔法设备。这一带也不许怎么听闻过他们的名字，但他们可能在最近急剧扩大势力，而雄心勃勃要侵略吧。如果考虑到这一点的话……」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "キアラはそこで一旦言葉を切った。できれば言いたくない、認めたくない言葉だった。しかしそれでも、事態は一刻を争う。事実は事実として認め、そこからどう動くかが重要になるのだ。",
          "zh_text": "席亚拉这时停下话来。本身是不想说，不想承认的。尽管如此，事态已经到了刻不容缓的阶段。事实就是事实，始㚵要承认，从那里和如何开始行动才是更重要。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "「戦は不可避と思われます」",
          "zh_text": "「我认为是战争是不可避免。」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "クレアはいよいよ音の発信源を見つけた。見つけたのはいいが、それはこの目で見てもクレアにとって不可解であることには変わりはなかった。",
          "zh_text": "克蕾雅终于找到了发声的源头，找到了是很好，但是那对克蕾雅来说，这是亲眼见到了也还是感到不可思议的奇怪场景。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "広大な森林のなかに、不自然な道ができている。それはカタツムリが通った跡を思い起こさせた。木々が左右に薙ぎ倒され、幹と土で上空からは茶色く見えるのだ。",
          "zh_text": "在辽阔的森林里，出现了不正常的道路。那道路让人感觉像是蜗牛通过留下的痕迹，树木被往道路两边压倒，干涸的泥土从上空看来一片茶色。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "それで、その道を作り出したカタツムリはというと、今クレアの目の前にいるのがそれだった。",
          "zh_text": "沿着路看去，那个像蜗牛一样作出这条道路的东西出现在了克蕾雅眼前。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "彼女にしてみれば20センチほど、ブーツのサイズよりも少し小さいくらいの鉄の塊が何個も並んでいる。カタツムリ、というよりはチョコレートの箱のような薄っぺらい形に、なにやらちいさな筒がいくつも取り付けられているといった印象だ。",
          "zh_text": "从她视角来看数个20cm的、比靴子的尺寸略小的铁块排列在眼前，但与其说像蜗牛，不如说像巧克力做的箱子一样，看起来很单薄，安装着许多不知名的筒状物。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "「なんだろう、これ？」",
          "zh_text": "「什么呀、这个？」"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "彼女はブーツの先でこつこつとそれを小突いてみた。ぐわん、がいん、硬い物同士が激しくぶつかり合う音に続いて激しく火花が散り、それがよろめくようにゆらゆらと後退する。",
          "zh_text": "克蕾雅用靴子鞋尖试探着轻踢铁块，咕哇——，嘎吟——，硬块和它的同伴相互碰撞，发出碰撞声和火花，踉跄着向后退。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "今の動きから察するに、その鉄の塊は地面から僅かに浮いているらしい。",
          "zh_text": "观察他们现在的动作的话，会发现铁块都略微浮在地面上方。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「う～ん、美味しそうだなぁ。食べてもいいかなぁ」",
          "zh_text": "「唔嗯～，看起来很美味啊，吃掉应该没问题吧」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "クレアは屈み込んでそれらを覗き込んだ。",
          "zh_text": "克蕾雅弯下身子观察铁块。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "そして彼女はそいつらの正体を知ることになる。",
          "zh_text": "接下俩，少女才意识到了这些铁块的正体。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "その箱たちに据え付けられた筒がいっせいにクレアの方へと向けられたのだ。",
          "zh_text": "在这些箱子上安装着的筒状物，突然一齐被朝向了克蕾雅的方向。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "ぽん、ぽん！　筒の中で炎がはじけ、そしてその筒から何かが飛び出してくる。さすがのクレアも、ここまでくればこの箱が何なのか理解することが出来た。",
          "zh_text": "澎！ 澎！筒状物迸出火光，接著有什么东西从筒中飞射了出来。事已至此，就算是克蕾雅也已经能理解这个箱子到底是什么东西了。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「うわぁ、動いたっ！　なんか撃ってきた！！」",
          "zh_text": "「呜哇啊，开始动了！有什么发射出来！！」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "ぱちぱち、と顔に当たる砲弾を煩そうに振り払って、クレアは上体を起こした。これは攻撃だ。痛くは無いけれど、間違いない。今自分の肌ではじけているものは本来ならばその一つ一つが必殺の威力を持った砲弾なのだ。",
          "zh_text": "啪其啪其，克蕾雅一脸嫌弃地将打中脸部的炮弹拂去，站起了身。刚才的的确是攻击，虽然基本不痛，但应该没错。现在在自己皮肤上爆裂的东西，原本应该都是一个个拥有必杀威力的炮弹吧。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "「これは……この箱は武器なんだ。だとすると……」",
          "zh_text": "「这是……这个箱子是武器吗，这么说来……」"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "クレアの頭の中で、ぱちんと記憶の線がつながり火花を散らす。",
          "zh_text": "克蕾雅的脑中啪钦一声，记忆如火花般闪过。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "だとすると。今日広場で燃え上がっていたアレはきっとこいつらのもので、キアラがそれに対する弁明を避けたのはこいつらが町を狙っているからなんだ。",
          "zh_text": "说起来，今天在广场上燃烧的那个东西，一定就是这些家伙的同伴吧，席亚拉避开自己没有说明的，就是这些家伙瞄准城镇的事情吧。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "「ねぇ、あなたたちはこの東にある町を狙っているの？」",
          "zh_text": "「喂，你们是在东边这里瞄准那个城镇吗？」"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "クレアが尋ねる。だが、返事とばかりに浴びせられるのは砲弾の雨霰。",
          "zh_text": "克蕾雅尝试着询问，但是，回应她的只有雨点般落下的弹幕。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "「ねぇ、答えてよ。答えてくれないと私、あなた達を全員踏み潰さなきゃいけなくなっちゃう」",
          "zh_text": "「喂，回答我啊。不回答的话，我就只能在这里把你们全员踩碎」"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "もちろんその答えによっても全員踏み潰さなければならなくなるのだけれど。最後の確認とばかりにクレアは念を押した。",
          "zh_text": "当然根据回答，她还是得把他们全员踩碎的，但是作为确认克蕾雅还是询问了最后一遍。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "それでも、砲弾の勢いは収まるどころか一層激しくなるばかり。対話しようなどという意思は微塵も伝わってこなかった。",
          "zh_text": "然而炮弹的攻势并未减退分毫，反而进一步加剧了。连半点想要对话的意思都没有的样子。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "対話の意思がないのなら、敵とみなすべきだろうか……？　けれども、まだこれだけでは決め手にかける。もしかすると、あまりにも大きなクレアを恐れてパニックを引き起こしているだけなのかもしれない。",
          "zh_text": "没有对话的意愿的话，最好还是看作敌人吗……？但是，还没法获得决定性的证据。说不定他们只是被巨大的克蕾雅吓到了才陷入了恐慌而已。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "だが、クレアの好意的な解釈は、彼ら自身によって見事に裏切られる事となった。",
          "zh_text": "虽然克蕾雅往善意的方向解释，但他们自身却背叛了她的期望。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "「あっ！　こら！　行かせないんだからっ！」",
          "zh_text": "「啊っ！喂！说了不要再跑！」"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "先頭の一機が森の木々を左右に押し倒し、強引に道を切り開いてクレアを迂回、その先へと抜けようとしたのだ。朦々と煙を巻き、轟音を立てて緑の海原を裂き走り抜ける。ものすごいパワーとスピード。",
          "zh_text": "最前列的那一架将森林的树木往两边撞倒，强行开辟道路，绕开了克蕾雅，从她前方穿过，卷起的烟尘将四周变得朦胧一片，一边发出轰鸣声一边在绿海中撕裂出道路飞速前进，有着可怕的力量与速度。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "全長20メートル。超大型多砲塔戦車。それが彼らの機体に冠せられた称号であった。キャタピラの代わりに魔力で僅かに浮く事で際限なく重量を増加させることが出来、その圧倒的な質量を動かす動力炉は立ちはだかる木々など物ともしない。大質量と重装甲に任せて道なき道を切り開く、恐るべき侵略者なのである。",
          "zh_text": "全长20m的超大型多炮塔战车，这是他们的机体所被冠以的名称。作为履带的替代品，他们使用魔力来使机体略微浮起，从而使无上限地增加重量成为可能。驱动着这压倒性的质量的动力炉将阻碍于前的树木等视为无物，凭藉庞大的质量和重装甲，连没有道路的地方都能任意开辟出道路，实乃相当可怕的侵略者。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "が、身長170メートルのクレアからすればそんなものはオモチャにしか見えなかった。彼女視点では戦車の速度など亀みたいなものなのだ。",
          "zh_text": "但，在身高170米的克蕾雅看来这种东西就好像玩具一样，从她的视点来看战车的速度慢如龟爬。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "ずっしいん！！",
          "zh_text": "ずっしいん！ ！"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "クレアの白いブーツが平たい機体に圧し掛かり、そして地面に押し付ける。さすがに戦闘用に作られたとあってか、その機体は軋みながらもどうにか原型だけは留めるに至った。",
          "zh_text": "克蕾雅用白靴很简单就把机体踩住了，强行压在了地面上。不愧是为了战斗才做出来的机体，好歹保留住了原型在原地嘎吱作响。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "が、もちろんクレアは全力でこれを踏みつけたわけではない。むしろその逆、ほとんど足の自重しかかけていないのだ。",
          "zh_text": "当然克蕾雅没有用全力踩它，不如说只是把脚的重量搭在上面罢了。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "「ねぇ、今のはどういうことかな？　敵は私じゃないってことなんだよね。私はスルーしてもいいけれど、もっと倒さなきゃいけない敵がこの向こうにいるってことなんでしょう」",
          "zh_text": "「喂，现在到底是怎么回事儿？意思是你们的敌人不是我吧，在这个方向上有你们更需要打倒的敌人，所以穿过我也没关系的意思咯？」"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "だが、彼らはクレアの問いには答えない。先の一機を皮切りに、後続の機体が次々と展開し森を凪いでの猛突進を開始したのだ。巨龍の少女の足は所詮２本。ならば、それ以上の数で撹乱してしまえば、ということらしい。",
          "zh_text": "不过他们还是没有回答克蕾雅的问题。以这最前头的一台为开端，后续的机体静静地接连散开，开始向森林不同方向猛然突进。巨龙少女的腿归根结底只有两条罢了，既然如此，以高于这个数的量来行动就可以搅乱她的行动了。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "もちろん、それは彼我の力量差を測りかねた無能な指揮官による無駄な突撃となることは明白であった。むしろ、無駄どころか逆効果。この行為こそがクレアの逆鱗に触れてしまったのだ。",
          "zh_text": "显然，这是未能清楚理解敌我双方力量差距的无能指挥官的无用的突击行动，与其说是无用，还不如说是反效果。突击行为已经触犯了克蕾雅的逆鳞。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "「ふぅん……逃げ帰れば許してあげなくもないと思ったんだけどなぁ……」",
          "zh_text": "「哼嗯……我好像不记得我给过你们逃回家的许可呐……」"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "クレアのブーツの下で唸りを上げてもがいていた一機が、火花を散らして甲高い断末魔を上げた。踵のほうから徐々に圧し掛かる彼女の体重。ミスリル合金で出来た頑強な装甲が飴細工みたいにぐにゃりと歪み、ブーツの底の模様を模る。既に彼女の足の自重だけで行動不能に陥ってた機体はクレアがほんの僅か体重を傾ければあっという間にぺったんこの金属板になってしまうのは必然であった。",
          "zh_text": "正在克蕾雅靴下呻吟般作响的那台战车，火花飞溅，发出了尖锐的临终悲鸣。少女慢慢将体重压在鞋跟上，米斯里鲁合金所制成的坚实装甲就像糖制工艺品一样绵软​​无力地扭曲，模印上了靴底的花纹。机体仅仅承受了少女足部重量就陷入了不能行动的状态，现在克蕾雅有意倾注自己的体重，它只能瞬间化作扁平的金属板。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "そしてその左足に重心を預け、彼女は右足を持ち上げた。塔と見紛うほどの巨大で太く、それでいて柔らかくしなやかな脚。美しすぎる破城槌が唸りを上げて風を巻き、見上げる空に眩しい影を作る。",
          "zh_text": "再以这只左脚为重心，少女抬起了右脚。那腿有着能被错认成高塔的巨大体积，尽管如此却又有着柔软白嫩的质感。绚丽的破城槌伴着轰鸣声卷起强风，在上空留下炫目的映影。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "あり得ないほどの巨大な物体が動くその様に、敵機動部隊は距離感、速度感を狂わせ震え上がった。確かに全速力での突撃だったはず。先ほどまで見上げていた彼女の体との距離は５０メートルはあったはずだ。にもかかわらずあの巨大な少女はたった一歩、その足を持ち上げただけで機体の上にブーツの影を落とす。",
          "zh_text": "巨大得难以置信的物体的活动，让敌方机动部队的距离感、速度感都陷入错乱而恐慌颤抖。应该确实是以全速率在突击，到刚才观测时，距离少女的身体应该还有整整50m距离，尽管如此巨大少女却只用一步，仅仅只是抬起了腿而已，靴影便笼罩在机体上方。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "戦車内部の全天球スクリーンは、映像素子で捉えた外の様子を鮮明に映し出していた。当然ながら搭乗員は皆、そんな機能などなければよかったと思うこととなる。潰されるにしても、自分の上に一枚天井があると思えれば幾分か気が楽だったに違いない。だがこの戦車の、今となっては無駄な機能は彼らに空をそのまま提供した。巨龍の少女のブーツの裏に覆われるその空を。",
          "zh_text": "战车内部球幕屏将映像单元捕捉到的外部情况全方位清楚明晰地显现了出来。此时，全体搭乘人员都在想着，要是没有这种机能就好了。即使同样是要被踩碎，若现在头顶能有一片天花板挡住自己的视野，心情肯定会些许好一些吧。但是这台战车无用的的机能，为他们不加修饰地展现了天空的景象——被巨龙少女的靴底覆盖的天空。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "くしゃり。クレアは自分のブーツの下で箱がつぶれるのを感じた。その感触に、ゾクっと身震いする。この足で何人もの人間の命を奪った。それが……それがとても。",
          "zh_text": "くしゃり。箱子在靴下破裂的触感传给了克蕾雅，让她娇躯一颤。这只脚夺走了不知多少人的性命。这种感觉……这种感觉真是十分的……"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "気持ちいい。",
          "zh_text": "畅快"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "普段の、優しい女の子としてのクレアではなく、龍のメスとしての本能が体の中で激しく暴れまわっているのが彼女自身にもはっきりとわかった。けれどそれに抗う必要もない。龍としてのクレアも、女の子としてのクレアも、護りたいものは同じだから。",
          "zh_text": "平时的温柔少女克蕾雅消失，雌性飞龙的本能在体内剧烈地震荡，少女自己也清楚地发现这一点。不过，现在没有压抑它的必要，不管是作为龙的克蕾雅，还是作为女生的克蕾雅，想要守护的东西都是一样的。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "「龍の宝物に手を出したらどうなるか……教えてあげるよ」",
          "zh_text": "「想从龙的手中夺取龙的宝物的话会变成什么样呢……让我来告诉你们吧」"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "たった今足の下に消えた戦車をぐりぐりと踏みにじり、唇の端を吊り上げて彼女は嗤った。その美しく、愛らしい顔に浮かぶ冷徹な笑みは、見るもの全ての心を奪い射貫く。まるで氷の手で心臓を掴まれているかのような、直感的な死の恐怖がその場にいた人間達を一人残らず凍てつかせた。",
          "zh_text": "少女将刚才在脚下化作残骸的战车碾踩得咔咔作响，扬起嘴角笑了。那张美丽而惹人怜爱的面庞上浮现出的冰寒彻骨的笑容，贯穿在场人员的心。好像被冰之手握住了心脏一般，全员的心都被冰封在死亡的恐怖中。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "クレアはあの町を……そこにいるキアラを護るためならば何だって壊す。誰だって殺す。そんな覚悟が、龍の魔性とともにジンジンと伝わってくる。",
          "zh_text": "若是为了守护那个小镇……以及住在小镇里的席亚拉，克蕾雅愿意破坏任何事物，杀死任何人。这样的觉悟与龙的本性和魔力一并传承而来。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "あまりの恐怖に動きの鈍る敵戦車部隊。それでも必死で木々を薙ぎ倒して四方八方へと散り散りに逃げて行く。もはや彼らは当初の目的などすっかり忘れているようだった。",
          "zh_text": "余下的敌方战车部队收到恐惧的影响而行动迟缓，即便如此他们还是拼死地扫平周围的树木向四面八方四散逃窜。事到如今他们已经将最初的目的抛诸脑后了。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "無論、そうだったとしてもクレアは彼らを許さない。",
          "zh_text": "当然，即便如此，克蕾雅也没考虑过原谅他们。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "せめて平地ならば、逃げ切れるかもしれないのに。行く手を阻む木々に苛立ち焦る乗組員たち。そんな彼らの戦車の前に生い茂っていた木がバキバキと乾いた悲鳴を上げる。衝突の衝撃に吹き飛ばされ、どうにか顔を上げてみると、前方のスクリーンに映し出されていたのは一面の白。そのまま視線を上へと辿れば、龍の甲殻を思わせるブーツから一転、すべらかな肌の柔らかそうな脹脛。そしてむっちりと柔らかそうな太股がパレオを持ち上げ、全天球スクリーンの天頂には彼女の純白の下着が布の切れ目から差し込む光を受けて燦然と輝いている。そこまできて、彼らは初めて目の前にあるそれがクレアのブーツの踵であると理解した。あの少女は今、自分たちを跨ぎ越して立っているのだ。",
          "zh_text": "至少如果能到平地的话就能甩开对手逃离了，保持着这种想法的乘坐人员组，焦躁地横扫眼前挡路的树木。一棵又一棵茂盛的树被冲撞击飞，发出帕卡帕卡的干枯的悲鸣声而倒下化作朽木。勉强鼓起勇气抬头一看，前方的屏幕上显示出一整片白色。就这样慢慢将视在线移，先是让人觉得是龙的甲壳的靴子，画面一转，可以看到光滑的的皮肤和柔软的小腿。接着是围着腰巾的丰满的大腿，从球幕屏的天顶看去，少女纯白的内裤在布料缝隙透进的光下熠熠生辉。这时他们才理解，眼前这片白色就是克蕾雅的靴跟，那个少女已经跨过了自己，站在面前了。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "そのブーツは木々をへし折り押し倒してもなお、彼らの目の前の地面にズブズブと数メートルも沈み込んでいく。このままいれば、自分たちも次の瞬間にはあの森の木々と同じように彼女の足の下、地下数メートルにまで沈められているのは確実だろう。にもかかわらず、彼らはそのあまりのスケールに呆気に取られ、動く事すらできなかった。",
          "zh_text": "靴子折断压倒了眼前的树林，不仅如此，还将他们眼前的地面像踩软泥一般地踩入地平面数米。此时他们已经清楚意识到自己下一个瞬间，就要和这些树木一样被踏平陷入地下了。尽管如此，他们现在已经被这巨大的力量给惊呆而恍惚失神，已经没法做出任何应对措施了。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "そうしている間に、彼女の色めかしい太股が、脹脛が、ぴくっと張り詰めた。数メートルも地面を陥没させて沈み込んでいたブーツが、激しい地鳴りと地震を伴って踵のほうから持ち上がる。ザァァァッと流れ落ちる土の滝。朦々と立ち上る土煙に混ざって、かつて木々だったものの残骸が流れ土砂に混ざって彼女の足跡の中に埋もれていくのが見えた。",
          "zh_text": "在他们还陷于震惊之中时，少女秀丽的大腿和小腿都已因为用力而绷紧，陷入地面的靴子伴着强烈的地震和响声从鞋跟部分开始抬起。沙土如瀑布般从靴子上掉落，朦胧升起的烟尘中，可以看到曾经是树木的残渣混合著砂土掩埋在少女的足迹里。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "土煙が晴れる頃には戦車外部に取り付けられた映像素子は埃を振り払って鮮明さを取り戻していた。もちろんその素子が最期に捉えた映像はクレアの巨大なブーツの底。",
          "zh_text": "飞尘散去，战车外部安装的映像单元抖去覆盖的尘土，重新恢复了清晰度。当然，映像单元最后的捕捉到的画面是克蕾雅巨大的靴底。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "「あはは、残念でした～！　逃げられるとか思ったのかな？」",
          "zh_text": "「啊哈哈，真遗憾～！觉得自己逃得掉吗？」"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "ずずうぅうん。重々しい地響きの底で、超大型戦車がまた一つ鉄板になる。",
          "zh_text": "ずずうぅうん。沉重的地鸣声后，原本是超大型战车的地方，现在只剩一块铁板了。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "重々しい足音を立てて彼女が一歩を踏み出すたびに、腰に巻かれたパレオが太股に持ち上げられてちらりちらりと下着を覗かせる。しかし、そんな扇情的な彼女の美しい肢体は、その一歩ごとに一機、また一機と浮遊戦車たちを鉄屑に変貌させていく。",
          "zh_text": "伴随着沉重的脚步声少女逐步迈步前进，每当卷在腰上的腰巾被抬起都能看到闪耀着的内裤。然而，这样挑逗情欲的少女的美丽躯体，现在正在一步一步地将一台台浮游着的战车化作铁屑。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "それはもう、楽しそうに。森の木を根こそぎ薙ぎ倒し引っこ抜き蹴散らし、哀れな獲物を追い立てる彼女の姿は、まるで水着の美少女が波打ち際で水を蹴立ててはしゃいでいるかのようであった。",
          "zh_text": "就这样一边开心地将森林的树踢飞除去，一边追赶着可怜的猎物的少女的身姿，就好像是泳装美少女在水边踢水花玩耍一般。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "「あれれ～？　もうこんなに減っちゃった。なんだか手ごたえがないね」",
          "zh_text": "「啊咧咧～？已经减少了这么多了啊，总觉得根本没什么脚感啊」"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "最後に残された3機を見下ろして、クレアはクスクスと噛み締めるように嗤う。仲間があれだけやられているのに、自分たちだけは逃げ切れる、助かると信じて逃げ続けているその姿が滑稽でならないのだ。彼らは実力でここまで逃げ延びたわけではない。クレアの気まぐれで、たまたま残されたに過ぎないのだ。それも、クレアがもっとこの状況を楽しむために。",
          "zh_text": "俯视着最后剩下的三台，克蕾雅不尽兴一般地小声笑着。即使看到自己的同伴都已经被那样轻易地干掉，他们还是相信着自己能得救而继续全力逃跑，那样的姿态真是滑稽至极。他们并不是因为有实力才逃到现在的，只不过是克蕾雅一时兴起而留下。这么做，也只是为了克蕾雅自己能更好地享受这个状况罢了。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「全部靴の裏じゃつまらないから、貴方たちは特別だよ」",
          "zh_text": "「全部都用靴底解决就太无聊，给你们几个特别待遇哦」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "彼女は戦車たちににっこりと微笑むと、森の木々をバキバキと押し潰して膝立ちになり手を伸ばした。先頭を走っていた２機をその手にぐわっしと鷲掴むと、１０００トン近い重量が片手でひょいと持ち上がる。自身の体重が７万トン近くあるクレアにしてみれば、そんなものは文鎮程度にしか感じられないのである。",
          "zh_text": "少女向战车们微笑着，压碎了眼前的树跪在了地上，伸出手，一个俯冲将跑在前面的两台抓起，将近1000吨的重量就这么被以单手轻易抓起。从自身重量有近70000吨的克蕾雅来看，这样的东西的重量只是镇纸石的程度而已。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "彼女はその二機を、森に横たわった自分の脹脛の上に載せ、彼らが逃げ出す前に腰をほんの少し落としてひかがみ、膝の裏のくぼみのこと、で挟みこんでしまった。ただのそれだけで、頑丈なはずの前面装甲が嫌な音をたてて軋む。とてもじゃないが脱出など出来るはずもない。",
          "zh_text": "少女将两台战车分别放在了自己压着森林的小腿上，在他们开始逃走前，少女稍稍放低腰部，用腿窝夹住了他们。仅只是这样，结实的正面装甲就开始发出了令人讨厌的嘎吱声，但却无论如何也无法逃离。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "そして、クレアはゆっくり、ゆっくりと腰を落としてく。徐々に潰されていく恐怖を彼らに目一杯味わわせるために。",
          "zh_text": "接着，克蕾雅继续慢慢地，慢慢地放低下半身向下跪坐。让下方的人们最大限度地感受到了慢慢被压碎的恐怖。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "折られた脚が戦車の硬い装甲をバキバキと破壊して押し潰すその様は、まるでナッツクラッカーのよう。だとしたら、殻を割られて美味しく頂かれるのか、それとも中身に興味などないのか。いずれにせよ彼らの運命は絶望的であった。",
          "zh_text": "折叠双腿将战车的坚硬装甲破坏压碎的样子，就好像坚果夹一样。这样的话，到底是想破开硬壳享用里面的美味呢？还是对里面的东西毫无兴趣呢？不管是那一个选项，对里面的人来说命运都是一样的绝望。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "太股と脹脛との間に超大型戦車が埋もれて消える。彼女の柔らかそうな太股は戦車を包み込むようにして圧し掛かり、くぐもった長い悲鳴を上げさせた。",
          "zh_text": "超大型战车已经埋没在大腿和小腿肚之间。少女柔软的大腿像将战车包裹住一般继续施压，里面持续地传来了含糊的悲鸣。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "キュウゥ……ぱきっ、ぽきっ……。肉を通して伝わる断末魔。鋼の機体の苦しそうな声が、龍としてのクレアを激しく興奮させる。",
          "zh_text": "キュウゥ……ぱきっ、ぽきっ……。通过肉体传来了钢制机体临终的信号。痛楚的声音，让身为龙的克蕾雅强烈地兴奋了起来。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "「ふふっ、どうかなぁ？　女の子の太股と脹脛の間に挟まれて潰されるなんて、めったに出来ない死に方。とっても嬉しいでしょう？」",
          "zh_text": "「哼哼っ、怎么啦？在女孩子的大腿小腿之间被夹碎，是很少见的死法吧？能这样死去是不是很开心啊？」"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "既に亡き者となった彼らをさらに辱めるように、彼女は嘲り煽る。その可愛らしく無垢そうな外見とのコントラストは見るものがあればゾッとするほど。",
          "zh_text": "少女嘲讽着已死的人们进一步地予以羞辱。这场景与她可爱无垢的外表相对比，真是让人寒毛直立。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "だがあいにく、生き残って今なお逃走中の一機には背後を振り返る余裕など無かった。ただ一心に逃げ続けた甲斐あってか、その一機はクレアとの間に１キロメートルもの距離を開けることに成功していた。",
          "zh_text": "剩下存活的正在逃走中的那一台，完全舍弃了回头看的余裕，全心全意地逃跑，作为回报，这一台成功地与克蕾雅拉开了1000米远的距离。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "だが、もちろんクレアはそれを見逃すつもりなど微塵も無い。",
          "zh_text": "然而，克蕾雅当然还是依旧没有半点放过它的意愿。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "彼女が立ち上がると、見事なまでの鉄板と成り果てた戦車が脹脛から剥がれ落ち、墓標のように森の中に突き立った。遊び終えたオモチャにはさして興味は無いらしく、彼女の目には今動いている最後の一機だけが映っている。",
          "zh_text": "她站了起来，彻底沦为铁板的战车从腿肚上剥落了下来，像墓碑一般插在森林里。对于玩过的玩具她已经没什么兴趣，少女的目光正紧盯着现在正在活动的最后一台战车。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "背中の翼を伸びをするみたいにぐいーっと広げ、大地を蹴って一打ち。",
          "zh_text": "背后的翅膀像伸懒腰一样唰地展开，少女一踢地面跃起。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "轟！！　吹きすさぶ突風。まるで草原を風が駆けるように、森が波打つ。かき乱された大気が生み出す竜巻がいくつもいくつも大地を引っ掻いてのた打ち回り、癒えない傷を刻み付ける。",
          "zh_text": "轰！ ！暴风卷起，风好像在草原上疾驰一般，让森林掀起波纹。混乱的大气中产生了龙卷风无数次地冲击大地，刻上了无法愈合的伤痕。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "ほんの一瞬で、森の大部分が消し飛んだ。古来より遷移を繰り返してきた千年モノの極相林が、円形にぽっかりと切り取られた荒野へと成り果てたのだ。だがそれはただの二次的被害に過ぎないことを、戦車の兵は知ることとなる。",
          "zh_text": "一瞬之间，大部分的森林都不见了踪影。自古以来数千年反复迭代变迁才形成的稳定生态群落，瞬间化为一片被以圆形切割出的荒野。但战车的士兵知道，这种程度不过是次要的伤害罢了。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "目の前に降り立つ白亜の塔。巨龍の少女クレアのあまりにも巨大なブーツ。その大きさが故か、それとも死の恐怖に瀕したためか、そのブーツが降り立つのは異様に遅く見えた。",
          "zh_text": "眼看着白色巨塔落下，这其实是巨龙少女克蕾雅的极巨大的靴子。可能是因为过于巨大，或是因为濒临死亡的恐怖的影响，那双靴子看起来降落的速度异常的慢。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "そしてそのブーツが赤茶けた土に触れる。その様は、まるで着水。硬いはずの地面が水のようにうねり、彼女のブーツを飲み込むようにして受け入れる。暴れまわる衝撃は逃げ場を求め、大波を起こして岩の飛沫を上げた。",
          "zh_text": "接着那双靴子接触到了发红的土地。那个样子就像是轻点水面。坚实的地面就像水面一样，将少女的靴子吞没而入，四散的冲击力寻求着泄洪口，掀起大波将岩石崩碎像飞沫般震飞。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "ホバー戦車が咄嗟に地面に打ち込んだ反動制御用のアンカーすらも、その地面ごと跳ね上げられてはまったくの無意味。着地のエネルギーの反動を受けて、重さ１０００トンの車体が宙を舞う。あとは、自らの重さで地面に激突して無残な鉄塊と果てるのみ。",
          "zh_text": "浮游战车一瞬间将后坐力制动锚扎入地面，然而就连地面本身都被弹飞的话，这么做根本就无意义。承受了克蕾雅落地的反作用力之后，重达1000吨的车体飞到了半空中。看来接下来只能是落到地面被自身重量撞成可悲的铁块了吧。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "だが、上昇から下降へ転じる無重力はそう長くは続かなかった。身構えていた衝撃はやって来ず、そのかわりにゆっくりと重力が元に戻る。それが何を意味しているかは、考えなくてもわかった。戦車の内部に張り巡らされた全天球スクリーン。そのスクリーンほぼ一杯に、先ほどまで見ていた龍の少女が映し出されているのだ。",
          "zh_text": "但是，从上升开始到降落期间的无重力时间却没持续很久，摆好姿势准备好的摔落冲击也没有到来，取而代之的是慢慢回到了一般的重力环境。这意味着什么呢，怎么想也不明白。战车内部重新张开了球幕屏，整张屏幕几乎都被刚才见到的龙少女占满了。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "「えへへ、つかまえた～♪」",
          "zh_text": "「诶嘿嘿，抓到啦～♪」"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "ミシ、と軋む機体。一本一本が大木に相当するような、冗談めいたサイズの指が戦車をがっちりと捉えている。",
          "zh_text": "机体钦钦作响，一根根都像大树一样拥有着玩笑一般的尺寸的手指，将战车牢牢抓住了。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "クレアは着地の衝撃で跳ね上がった戦車を空中でキャッチしたのだ。もちろん、助けたわけではない。地面に落ちて潰れたトマトみたくなったら、つまらない、そう思っただけ。",
          "zh_text": "克蕾雅用落地的冲击跳起，在空中抓住了战车。当然，没有可能是为了救他们，只是想着要是落到地上摔成番茄酱就太无聊了罢了。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "ぐぅ、ぎゅるるる……。",
          "zh_text": "ぐぅ、ぎゅるるる……。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "まるで地鳴りのような低い音に、乗員たちは震え上がった。龍の主食は鉱物だと言う。そしてこの戦車の装甲は、上質なミスリル鋼。つまり……。",
          "zh_text": "好像大地轰鸣声一般的低沉声音，让乘坐人员浑身发抖。据说龙的主食是矿物来着，而这台战车的装甲，是优质的米斯里鲁钢，那也就是说……"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "「いただきま～す」",
          "zh_text": "「我开动了～」"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "心底嬉しそうな声で、クレアは言い放った。そして開かれる、桃色の可愛らしくも巨大な唇。並び立つ白い歯、艶かしい舌。その奥に広がる暗黒までスクリーンは映し出す。臨場感に溢れた３６０度の高画質映像。ただし、それは映画や特撮などではなく、この機体の外に実際に広がっている世界なのだ。",
          "zh_text": "克蕾雅话语中满含发自内心的喜悦。接着，桃色可爱而巨大的嘴唇张开。洁白的牙齿整齐地排列着，舌头颜色艳丽动人。往深处的延伸的无边黑暗显示在屏幕上。 360度的高清映像临场感爆表，不过这并不是特摄片，而是在展现这台机体外的现实世界。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "そしてその境界を破る、彼女の前歯。徹甲弾すらも受け止めるはずの装甲を断ち切る白いギロチンが、天井を、そして床を貫いて現れた。上下開きの戸が閉まるように、先頭右側の座席に必死でしがみついていた乗員が歯の向こうへと消える。",
          "zh_text": "接着少女的门牙打破画面。连穿甲弹都能无损挡住的白色断头台切开装甲，从天花板一直穿破到地面。好像上下开合的窗户闭合一般，拼命抓着前排右侧座位的乘员瞬间消失在牙齿的方向。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "そして切り取られた一角は彼女の巨大な舌によって口の奥へと運ばれ、奥歯の間に挟まれた。このままいては、この残骸と一緒に噛み潰されてしまう。乗員は慌ててその残骸を蹴って脱出する。歯の高さはおよそ１メートル少々なのだが、しかしこの状況では上手く着地する事などままならず、彼は唾液の水溜りにバシャとその未を投げる形で脱出することとなった。その刹那、噛み千切られた高さ２メートル、幅３メートルほどの残骸がぐしゃりとひしゃげ、そして舌が動いて押し込み、再び顎が動いて細かく砕く。引きちぎられたものは舌によって上手く反対側の奥歯へと分配され、味わうように噛み締められる。",
          "zh_text": "然后被咬下的部分被少女的舌头送往了口腔深处，夹在了臼齿之间。这样下去的话，一定就会和这块残骸一起被咬碎了。乘员慌张地一跳脱出了这里。牙齿的高度大约有1米不到，但在现在这个状况下根本不能顺心如意的落地，他倒在唾液形成的水洼里站不起身无法脱出。刹那间那块高2米宽3米的残骸被啪擦一下压扁，再被舌头卷走调整好位置，继续活动下腭细细咀嚼，碎开的部分用舌头分配到另一边的臼齿，慢慢品味。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "あと少し遅ければ、自分もあれに巻き込まれていたのかと思うと、とても生きた心地がしない。いや、そもそもが安心するのはまだ早いのだ。いつ、噛み潰されてしまうかなんて解らない。なんとかして折を見て口の外に脱出しなければ……。",
          "zh_text": "要是再晚一步，自己也会卷进被咀嚼的行列中吧。等到过一会儿咀嚼完毕了会发生什么完全不知道，无论如何也要找机会逃到嘴巴外面去不然的话……"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "だが、彼の希望は早々にして潰えることとなった。噛まれなければさすがにそのままのサイズで喉は通らないと、そんな甘い考えを抱いていたのだが。",
          "zh_text": "但是他的希望早早地被粉碎。他还天真的想着要是没有被嚼过的话一定通不过喉咙的吧……"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "ごっくん。",
          "zh_text": "ごっくん"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "クレアの喉が動き、そして食道を落ちて行く何か。残された乗員たちはその様を目の当たりにして完全にパニックに陥っていた。",
          "zh_text": "克蕾雅喉咙一动，然后有什么从食道落下了，剩下的乘员目睹这一幕而全体陷入恐慌之中。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "再び開かれたクレアの口の中に……先に逝った彼の姿はない。",
          "zh_text": "再次张开嘴时克蕾雅的口中……已经没有刚才那位的身影。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "喰われる恐怖。それはどんな恐怖にも先立って、遺伝子に深く深く刻み込まれている。捕食されるくらいならば、自ら命を絶ってでも捕食者に利を与えないようにだ。",
          "zh_text": "被吞食的恐怖，这是高于其他任何一切的被深深地刻录在遗传基因上的恐俱。若是已经注定要被捕食的话，即便是自己了结生命也不能让捕食者得逞。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "超大型戦車の乗組員たちは傾いた車体の前方部にぽっかりと空いた穴から我先にと外へ飛び出した。喰われて噛み潰されたり、胃液で徐々に消化されたりするくらいならば落ちて死んだほうがずっと楽だ。",
          "zh_text": "超大型战车的乘组人员从倾斜的车体前部断裂产生的缺口处争先恐后的向外跳出。比起被牙齿碾磨成肉酱或是被吞食后慢慢被胃液消化，那一定还不如直接摔死来的轻松痛快吧。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "だが、彼らはまたしても、楽になる事はできなかった。飛び降りた先にあったのは、襟の広い軽鎧……というか、胸部を覆うだけの胸当てのような彼女の甲殻。その剥き出しの部分、つまりは彼女の柔らかな乳房に落ちたのだ。",
          "zh_text": "但他们想的如意算盘又一次落空，在摔落到地面之前，中间还有胸襟宽松的轻铠……少女的甲壳化作的胸铠，只包裹了胸部的一部分，也就是说，他们从露出的部分，摔到了少女柔软的乳房上。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "「あら？　怖くて飛び出してきちゃったのかな？」",
          "zh_text": "「啊啦？因为太害怕所以都逃出来吗？」"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "その結果に、クレアは満足したかのように微笑んだ。花の咲くような笑顔。あまりにも大きいけれど、それでも可愛らしい少女の顔が視界一杯に広がり……そして両側から押し寄せる肌色の壁に狭まり、やがて閉じる。",
          "zh_text": "到了这最后，克蕾雅露出满足的微笑，花开一般的温暖笑容。虽然体型巨大，但还是可爱无比的少女的脸占满视线……接着肉色的墙壁从两侧推挤而来，不久便视野全黑。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "クレアは甲殻の広く開いた襟の部分から右手を差込み、その豊満な胸を片側にぎゅっと寄せた。白い小山が鎧の中で窮屈そうにむにむにと変形する。ただそれだけであったが、しかし手を抜いて彼女の胸が自身の弾力でぶるんと元に戻ると、そこには赤いシミが点々と残されているのみであった。",
          "zh_text": "克蕾雅从甲壳宽阔的开襟处伸进右手，将丰满的胸部向一边推挤。白色的小山在铠甲中被窄小的空间挤压变形。推挤揉压之后，将手抽出，她的胸部又因为自身的弹力波隆地弹回了原样，在胸部之间可以看到数个残留下的红色污点粘附着。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "「ふふっ、もーおしまい？　まぁ、いっか」",
          "zh_text": "「呼っ、就这么结束了吗？嘛啊…无所谓啦」"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "少し手ごたえが無さ過ぎた、と残念に思う。けれど、目的は果たされたし、美味しい金属も手に入った。もう十分だろう。",
          "zh_text": "虽然没什么触感令人感到不尽兴，不过目的已经达成，美味的金属已经入手，这样就心满意足。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "クレアは自分の作ったクレーターにぺたんと座り込むと、誰一人いなくなった荒野の中、残された戦車を食べ始めた。",
          "zh_text": "克蕾雅静坐在自己留下的环形坑中，在别无他人的荒野中，静静地开始享用战车剩下的部分。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "「クレアがいない！」",
          "zh_text": "「克蕾雅在哪！」"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "町長との話し合いを終えて帰途に着いたキアラは、あの山のような巨体がいなくなっている事に気がついた。ぽっかりとあいた空き地に残されているのは、彼女が座っていた時に出来たお尻の跡だけ。",
          "zh_text": "和镇长的协商结束后归途的席亚拉注意到了那山一样巨大的身躯不见了。只有一大片空地残留，这是她坐着的时候屁股留下的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "平時ならばいざ知らず、こんな緊迫した状態で出かけられては……。",
          "zh_text": "平常的话是无所谓，但在这样的紧张状态出门……"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "「あの馬鹿娘っ……！！　今すぐ探して呼び戻さなきゃ！！」",
          "zh_text": "「那个笨蛋女……！！现在马上要查找唤回不可！！」"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "「いいえ、そんな必要は無いわ！」",
          "zh_text": "「不，没这个必要！」"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "杖を構えて宙へ舞い上がろうとしたキアラにどこからとも無くかけられた声。それと同時に、莫大な魔力が動く気配を背後に感じ。",
          "zh_text": "用法杖在空中飞舞的席亚拉看不到发出声音的人。同时，感觉背后有巨大的魔力行动迹象。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "「だってこのちっぽけな村はもう」",
          "zh_text": "「因为这座渺小的村庄」"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "空にいくつもいくつも、ひびが入る。空間が、まるで鏡が割れるかのように細かな三角形の断片へと砕け散って剥がれ落ちていくのだ。そしてその下から現れるのは物々しい鉄の色。",
          "zh_text": "天空出现几道断裂的裂缝。空间就像镜子裂开似的，细小的三角形的碎片破碎剥落。在剥落的地方出现纯铁的颜色。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "光学迷彩。それも、とんでもない規模の。",
          "zh_text": "光学迷彩。意想不到的规模的光学迷彩。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "「完全に包囲されているんだから」",
          "zh_text": "「被完全包围了。」"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "音も無く空を泳ぐ魚のような無数の船影。そのどれもが、宙に浮いている事すら信じられないほどの巨大な飛行戦艦だった。対地攻撃用の船底砲がぎゅるぎゅると動き、町の設備一つ一つに余りあるほどの照準を重ねている。",
          "zh_text": "无数的船影就像在空中无声无息畅泳的鱼一样。这些都是悬浮在空中令人难以置信的巨大飞行战舰。对地攻击用的船底炮的咔啦咔啦地移动，毎一座都足以破坏城镇有余的设备逐一瞄准。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "だが、キアラが最も信じられなかったのが……信じたくなかったのが。その中の一隻に腰掛けた巨大な少女の姿であった。",
          "zh_text": "但是，席亚拉最无法相信的……最不想相信的是坐在其中一艘战舰上的巨大少女的身姿。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "いかつい戦艦の椅子に似合わぬ華奢な少女。細身の身体に漆黒のドレスを纏い、同じく闇色の上品な手袋とオーバーニーソックスで肌のほとんどを隠している。",
          "zh_text": "粗犷的战舰的作为椅子明显和这位细腻青涩的少女不相符。修长的身体裹着漆黑的礼服，肌肤几乎隐藏在同样颜色的高雅手套、大衣和过膝袜皮底下。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "ドレスにしてはあまりにも短く仕立てられたスカートの裾と靴下の間、そしてノースリーブのドレスの肩、広く開いた胸元。僅かに覗く素肌は雪のようで、彼女の纏う暗黒の衣装とのコントラストに眩しく輝く。",
          "zh_text": "作为礼服来说被缝纫得太短的裙子下摆和过膝袜之间，还有无袖连衣裙的肩膀，和敞开的胸口，略微露出的肌肤像雪一样发出耀眼的光茫，她穿着的黑色服装造成强烈的对比。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "夜そのもののようなドレスを走る艶やかな輝きは彼女の髪。長くしなやかなその黒絹の髪は、触れずとしてその皇かさが伝わってくるかのよう。その髪を掻き分けて、人間のものよりも尖った耳が顔を覗かせている。",
          "zh_text": "在晚空一样的礼服上滑落、艳丽而富有光泽的是她的头发。如黑绢般细长柔软的头发，不用触及就可以感受到高贵的气场。拨开头发露出比人类更尖的耳朵。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "そしてなにより、背中の翼。",
          "zh_text": "而且更重要的是她背上的翅膀。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "人間にあらざるべき美貌と、強大な力を兼ね備えた存在。",
          "zh_text": "是人类不该拥有的美貌和强大力量兼备的存在。"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "「うそでしょ……龍……！？」",
          "zh_text": "「开玩笑的吧……龙……！？」"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "キアラはがくりと膝を折った。クレア以外の龍と相対するのはこれが始めて、それも敵ときた。通常戦力ならばまだしも、あれは天災なのだ。まともに取り合える筈が無い。",
          "zh_text": "席亚拉膝盖无力地跪了下来。站在克蕾雅以外的龙前面还是第一次，而且这要与之为敌。普通战力的话还算可以，但这可是天灾级别的强大。应该没人不会被吓倒的吧。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "「何を驚いているのかしら？　貴方にとっては別に珍しいものでもないでしょ？」",
          "zh_text": "「有什么好吃惊的吗？对于您来说，并不是新奇的事吧？」"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "彼女の腰掛けた戦艦は徐々に高度を下げ、そしてハイヒールに包まれた脚が地響きを伴って大地へと降り立った。",
          "zh_text": "她坐的战舰逐渐降低高度，然后高跟鞋被包裹着的脚伴随地面憾动的声音来到大地。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "「もっとも、その子は今頃遠くでお食事中。いまさら気付いて戻ってきてももう遅いわ」",
          "zh_text": "「不过，那孩子还在远方享用她的餐点。就算现在发现回来也为时已晚」"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "ずしん、ずしん。本来ならカツカツと硬い音を立てるのであろうハイヒールが、重々しい音を立てて町に歩み寄り。",
          "zh_text": "咚，咚 。高跟鞋发出沉重和硬物碰撞的声音的吧，厚重的声音向城镇走近。"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "そして、直径でも100メートルあるか無いか程度のこの小さな町をひょいと跨ぎ越して翼を広げた。その翼は細身の少女に似合わぬほど大きく、街から見上げれば完全に天を覆いつくすほど。",
          "zh_text": "然后纵身跨过直径只有100米的小镇，张开翅膀。翅膀和眼前这位韱细少女不相符的巨大，从城镇的街道上仰望，天空被完全屏蔽。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "一瞬にして夜を連れてきた少女は美しい唇にスゥと息を吸い込んで。",
          "zh_text": "一瞬间，把黑夜带来少女用美丽的嘴唇舒舒地吸入一口气。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "「私はバハムート！　神聖バハムート帝国皇帝！　たった今、この瞬間からこの町は私の支配下になった！　いいわね？」",
          "zh_text": "「我巴哈姆特！神圣巴哈姆特帝国皇帝！从这一刻起这个城市就是在我的支配下！没有问题吧？」"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "そう高らかに宣言したのだった。",
          "zh_text": "这样大声宣布。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "「そんな、めちゃくちゃよ！　どうしてほとんど何の価値もないこの町を……」",
          "zh_text": "「乱七八糟！为什么是这个几乎没什么价值的小镇……」"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "バハムートは食って掛かるキアラを見下し、真紅の瞳を細めて嘲るように嗤う。",
          "zh_text": "巴哈姆特反唇相讥，鄙视席亚拉，眯起赤红的眼睛嘲讽嗤笑。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "「町の価値なんてどうでもいいの。人間がいるから、支配する。それだけよ」",
          "zh_text": "「城镇的价值什么的怎样也好。只要有人在，只要被我支配。仅此而已。」"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "キアラはその返答に思わず震え上がった。戦争に理由など要らない。彼女の言葉は交渉を受け付けない、交渉の余地が無い。話して解る相手ではない。",
          "zh_text": "席亚拉不禁被那个回答震慑。战争不需要理由。她谈判不受理，没有交涉的余地。对方也不是可以说理的对象。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "「ま、価値がないってのは本当かもね……。だってこの町」",
          "zh_text": "「嗯，这个城镇没有价值说不定是真的……因为这个城镇」"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "バハムートはニヤリと不敵に微笑むと、突然かくんと膝を折った。重力に任せて落下していく彼女の可愛らしい、しかしあまりにも大きなお尻。当然その下には、町がある。",
          "zh_text": "巴哈姆特默默地露前无畏的微笑，突然膝盖屈起来。任凭重力掉下去的她很可爱，但是屁股太巨大了。当然屁股下面就是城镇。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "風を孕んでふくらみ、めくれ上がるスカート。彼女の黒いフリルつきの下着が露になり、それは程なくして町の中央広場に衝突する。",
          "zh_text": "裙子因为大风而膨胀起来，往上翻。她黑色花边内衣露了出来，那是不久前发生意外的城镇中央广场。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "敷き詰められたレンガがドミノ倒しのように連鎖して飛び上がり、家々の屋根に落下する。その家すらもそれに一瞬遅れてがらがらと瓦解し、同心円状に真っ白な爆煙が津波のように押し寄せる。",
          "zh_text": "铺满的砖头因为推倒骨牌般的连锁反应飞起，落在各间房屋的屋顶。有房子甚至因此过了一瞬间就哗啦哗啦地瓦解，同心圆环装的雪白爆烟像海啸一样蜂拥而出。"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "彼女の体が直撃しなかった場所ですらこの様である。町を押し潰してぺたんと座り込む彼女の太股や脛の下に敷かれた家々の末路は明白であろう。",
          "zh_text": "被她身体直击的地方都变成这样。她为了压毁城镇而坐下的大腿，小腿下面的房屋下场更是再明白不过。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "「あははっ！　ほら、私が座るだけで壊れちゃうのよ！」",
          "zh_text": "「啊哈哈！你看，我只要坐下来就坏掉了！」"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "「きっ……貴様アアアアァ！！」",
          "zh_text": "「切……你アアアア啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "キアラは声を荒げ杖を振りかざした。決して許せないあの邪龍ではなく、精一杯怒りを抑えて……助けなければならない町へと。",
          "zh_text": "席亚拉大声呵斥同时挥舞法杖。绝对不能原谅那条邪恶的龙，她努力抑制愤怒……一定要帮助这个城镇。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "杖に据え付けられた幾重もの歯車がカチカチと忙しそうに刻む。その一拍ごとに、レンガは元に戻り、家は再び立ち上がった。",
          "zh_text": "付在法杖上的几重齿轮开始忙碌地铮铮运转。每一个节拍，砖头还原，房屋再次站起来。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "再生の魔法。因果を書き換えて、意図した事象を無かった事にする強力無比な時間操作だ。故に、だからこそ壊れてから余りに時間が経ちすぎると元に戻せなくなる。たとえばそう、今こうしてバハムートのほっそりとした、しかし巨大な脚が横たわっている部分は修復できない。そうしている間にも、時間は流れていく。",
          "zh_text": "再生魔法。因果改写，打算抹去一切当成什么事都没有发生是强大无比的时间操作。所以如果坏掉的时间太长就无法恢复原貌。比如现在被巴哈姆特修长的但巨大的腿横躺的部分是无法修复。她这样做的时候，时间还在流逝。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "「そこを退け！！　退いて、おねがい！！　間に合わなくなる！！」",
          "zh_text": "「收回去！！收回去，拜托了！！来不及了！！」"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "もちろん、キアラの事情など知った事ではないバハムートは慌てる彼女を見て面白そうに笑った。",
          "zh_text": "巴哈姆特当然一点也不关心席亚拉的事，巴哈姆特看到她惊慌失措的様子时因为感到有趣而笑了。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "「なるほどね～、貴方が回復役か。知ってるかしら？　ゲームとかではそういう奴って一番最初に叩き潰されるんだって！！」",
          "zh_text": "「原来如此啊~你是回复役呢。你知道吗？游戏如果有那样的家伙，是会最初被打坏的！！」"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "ぐわっつ！！　バハムートの、手袋に覆われた華奢な手がキアラに向かって襲いかかる。まるで大蛇が口をあけて迫り来るようなその迫力、そして狂った距離感はキアラの対応を許さない。成すすべも無く、彼女はその巨大な手に握りこまれてしまった。",
          "zh_text": "ぐわっつ！！巴哈姆特覆盖手套的娇嫩的手向席亚拉袭来。就像巨蛇张大的嘴迫近的那种震撼力，令人疯狂的距离感不允许席亚拉应对。什么也没有做，她那巨大的手就握起来了。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "「きゃっ！！　放せ！！　はなしっ……いやああああぁぁ！！」",
          "zh_text": "「呀！！放手！！说真的……啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "バハムートがちょっと手を握るだけで、その手の中から面白いように悲鳴があがる。バハムートにしてみればそれはまさに、握ると音が出るカエルのオモチャである。",
          "zh_text": "巴哈姆特稍微握紧手，手中的物体就会有趣地发出悲鸣。对巴哈姆特来说的话，那正是紧握就会出声的青蛙玩具。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "「あははは、すごくいい声で鳴くのね」",
          "zh_text": "「哈哈，叫的声音非常好听。」"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "ぎゅっ、ぎゅむ。ほっそりとした指の牢獄は何度も何度もキアラを締め付け、その度にキアラは肺の中の空気を全部吐き出さされる。とても人のものとは思えない悲鳴まで上げさせられて。",
          "zh_text": "用力，抓牢。修长的手指有如牢狱般多次勒紧席亚拉，每次席亚拉肺部中的空气被全部吐出来。发出没人想像得到的悲鸣。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "バハムートが手を開くと、キアラは腰まである金髪を振り乱してぐったりと伸びていた。普通の人間であればとうの昔に握り潰されてぺっちゃんこになっていたところなのだが、魔法で防壁を張っていたためどうにか生きているといった様子だ。",
          "zh_text": "巴哈姆特把手打开，席亚拉直到腰际的金发筋疲力尽地披散。普通的人类如果好像之前一様被握住，只会可悲地崩溃吧，不过因为有挺起用魔法屏障。因此总算是活下来的样子。"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "ぜぇぜぇと苦しそうに息をつくその肩。本人は必死なのだろうが、バハムートの目にはそれは小動物のようでとても可愛らしく映った。",
          "zh_text": "吓吓吃力地喘息，肩膀耸拉着。她本人已经相当拼命了吧，但在巴哈姆特眼中映出的她就和小动物一样，非常可爱的无力抵抗。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "「ふふっ、とっても可愛い……。なんだか、もっと苛めたくなっちゃうわね」",
          "zh_text": "「呵呵，非常可爱……。总觉得，更想欺负呐！」"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "掌に伸びるキアラを指先でつついてごろごろと転がす。手袋に覆われた、幅だけで1メートルはあろうかという巨大な指先に脇腹をつつかれ、キアラは苦しそうにうめき声を上げた。",
          "zh_text": "用手指去戳在伸大的手掌上的席亚拉，弄得她叽里咕噜地滚动起来。被用手套包着的有1米宽的巨大指尖侧腹戳啄，席亚拉吃力地呻吟。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "「気に入ったわ。ほかの人間と違ってそう簡単に壊れないみたいだし……。貴女、私に仕えてみる気はないかしら？」",
          "zh_text": "「太喜欢了。和其他人不同，不容易坏掉……你不想侍奉我吗？」"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "ちむっ。無抵抗なキアラに、その巨大な、しかし形のいい柔らかな唇でそっと口づけをするバハムート。だが、彼女の好意はキアラには届かなかったらしい。",
          "zh_text": "ちむっ。巴哈姆特用她巨大却又形状可爱又柔软的嘴唇轻吻无力抵抗的席亚拉。但是少女的好意似乎没有传达给席亚拉。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "「……悪いけど、それはお断りよ」",
          "zh_text": "「……不好意思，这个我拒绝」"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "キアラはどうにか動く腕でその唇をぐいと押し返した。",
          "zh_text": "席亚拉手臂使劲把嘴唇推了回去。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "「っ……！！」",
          "zh_text": "「っ……！！」"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "その答えに、バハムートは酷くたじろいだように見えた。強気そうな眼差しが曇り、目を細めて。気に入らない、と言った感じよりも、どこかしら傷ついたような、そんな印象を受ける。",
          "zh_text": "听到这个回答巴哈姆特看起来似乎很受打击，眯起眼，锐气的眼神模糊消失了。被如此果断拒绝的不顺心的感觉似乎伤到了她的自尊心。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "「……いいわ、なら一週廻って私のことが好きになるまで苛めてあげる！！」",
          "zh_text": "「……好啊，那我就虐待你到你喜欢上我为止！！」"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "だが、そんな表情を見せたのも一瞬の事。紅の瞳を吊り上げ、彼女は直ぐにあの傍若無人な侵略者の顔に戻った。",
          "zh_text": "刚才的表情只展现了那么一瞬间。赤红的双瞳重新亮起，少女又立马恢复了旁若无人的侵略者的脸色。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "彼女はキアラを握った手で、ミニスカドレスの裾をめくり上げる。",
          "zh_text": "少女用握着席亚拉的手掀起了短边连衣裙。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "オーバーニーソックスの黒とのコントラストでよく映える瑞々しい太股が露になり、彼女の手はそれを辿って色っぽいフリルつきの下着へと伸びた。",
          "zh_text": "与长筒袜的黑色形成鲜明对比的白嫩闪耀的大腿裸露了出来，少女的手沿着大腿向带着妩媚褶边的内裤伸去。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "手に握られたクレアは外の景色は殆ど見えないながらも、バハムートの太股が発散する温かい熱と、それをふわりと包むカーテンでなんとなく、自分がスカートの中にいること、そしてこれからどうされるのかがわかった。",
          "zh_text": "被手握着的席亚拉几乎看不见外面的景象，她感觉到了巴哈姆特大腿散发的温暖热量，以及周围轻飘飘地覆盖着的幕布，她意识到了自己在短裙之中，也意识到了接下来要发生什么了。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "手から放り出される落下の感覚。受け止めるのは、柔らかい布。思ったとおり、キアラはバハムートの下着の中に入れられてしまった。",
          "zh_text": "感到握着自己的手松开了，一阵失重过后，感到自己被一块柔软的布挡住了。就如料想的一样，席亚拉现在被巴哈姆特丢进了内裤之中。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "ドバン！　バハムートの指が引っ張っていた下着のゴムが元に戻る音。それと同時に空間が無くなり、キアラの体はバハムートの秘所にギュウと押し付けられる。",
          "zh_text": "ドバン！一声响，巴哈姆特拉着的内裤松紧带被松开了。与此同时周围空间被瞬间压缩了，席亚拉的身体被一下子紧紧地按在了巴哈姆特的私密场所之上。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "「私に奉仕しなさい。そうじゃないと、こうするわよ」",
          "zh_text": "「来侍奉我吧！不然的话，我就这么做了哟」"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "下着の張力による押し付けのみならず、さらにその上からバハムートの指がキアラの体をなぞった。",
          "zh_text": "除了内裤的张力的压迫之外，还追加了巴哈姆特手指的压力，席亚拉整个人像被摹印一般被内裤紧紧压住了。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "キアラの体はバハムートの大陰唇を左右に分けて沈み込んで行く。",
          "zh_text": "席亚拉的身体陷入了巴哈姆特左右分开的大阴唇之间。"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "「やめっ……げほっ……よしなさい！　こんな事して恥ずかしくないの！？」",
          "zh_text": "「不要っ……咳咳っ……快住手！做这种事情你都不感到羞耻的吗！？」"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "もちろんキアラも無抵抗ではないのだが、手足をばたつかせての抵抗はバハムートを喜ばせるだけであった。こうなっては、もはや声も届きはしない。",
          "zh_text": "当然席亚拉也不是未做抵抗，但四肢乱动的抵抗挣扎除了进一步取悦巴哈姆特以外没有任何意义。然而事到如今，她的声音已经无传达出去。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "キアラの身体と肉壁の間から抜け出る空気のいやらしい音と共に、小陰唇を押し分け奥へ奥へと彼女をねじ込んで行くバハムートの巨大な指。押し広げれば塔ですら飲み込めてしまえそうな巨大な膣口がキアラを飲み込むのに、さして苦労は無かった。",
          "zh_text": "伴随着身体与肉壁间空气溢出时发出的讨厌声音，席亚拉被巴哈姆特的手指向分开的小阴唇间渐渐深入推挤。完全张开的话甚至连塔都能吞没的巨大膣道口，要包住席亚拉根本毫不费力。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "「んっ……んぁっ……あの子が……私の中に入っちゃった」",
          "zh_text": "「嗯っ……嗯啊っ……那个孩子现在……就在我的体内……」"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "荒い息遣い、快感に喘ぐ巨龍の少女の声が肉の壁を通じて直接伝わってくる。そして彼女の脚が踏み出される爆音も。",
          "zh_text": "巨龙少女充满快感的剧烈喘息声直接通过肉壁传来，还传来了她的脚踩踏时发出的爆破音。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "キアラは最初、どうにか暴れてそこを脱出しようと試みた。だが、その度に、轟音と共に酷い振動がキアラを襲う。バハムートの膣の中でキアラが動けば、全身を駆け巡る快感に身を捩ったバハムートがその巨大な足を動かして足元の町を踏み壊してしまうのだ。これはむやみに動く事は出来ない。それに、これ以上彼女を刺激してその気にさせてしまえば、膣の入り口から教会の尖塔がコンニチハなんてことにもなりかねない。",
          "zh_text": "最初席亚拉想着不管怎样总之先试着胡乱挣扎逃离这里。但是现在轰鸣声伴随着剧烈的震动向席亚拉袭来。若果席亚拉再在巴哈姆特的阴道中有微小的动作，受游走全身快感刺激而动起来的巴哈姆特，巨大的双腿会把脚边的街道都破坏殆尽。现在不能再胡乱瞎动了，再继续刺激她的欲求的话，说不定就要在膣道入口看到教会的尖塔插进来。"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "故にキアラは、ここはどうにかじっと耐え忍ぶしかなかった。",
          "zh_text": "因此席亚拉决定，在这里只能选择一动不动的忍耐。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "もちろん、キアラが動きを止めればそれはバハムートに直ぐに伝わる。",
          "zh_text": "理所当然地，席亚拉停止活动立刻传达给巴哈姆特。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "「あれ？　もしかして……もう死んじゃった？」",
          "zh_text": "「啊咧？难道说……已经死掉了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "締め付けてみても一切の反応が無い。本当に膣圧で絞め殺してしまったのではないか、と不安になったのか、彼女はスカートの中に手を突っ込んでもぞもぞやり、キアラを中から引っ張り出した。少なくとも、手で持った感じではしっかりと原形を留めていそうだ。",
          "zh_text": "试着用力夹紧也什么反应都没有，难不成真的被膣穴中的压力勒死了吗。少女感到一丝不安，将手伸进短裙中一阵摸索，把席亚拉从里面拉出来。不管怎么说，至少拿在手里摸起来还坚实地保留原样。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "「なんだ、生きてるじゃない」",
          "zh_text": "「什么呀，这不是还好好地活着嘛」"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "バハムートは親指と人差し指に挟まれた小さな少女が顔を上げたのを見て、ため息をついた。",
          "zh_text": "巴哈姆特看见用拇指和食指夹着的少女抬起了头，松了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "「どう？　苦しかったでしょう？　ねぇ、私は貴女のことがとても気に入ってるの。貴女が私のものになってくれさえすれば、もう苛めたりしないからさ……どうかしら？」",
          "zh_text": "「怎样？很痛苦吧？呐，我很中意你这家伙。你只要愿意变成我的东西，我就答应不再继续折磨你了……你意下如何？」"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "手の中で、ぜぇぜぇと苦しげに息をつくキアラに、バハムートは問いかける。交渉の主導権を持っていながらにして、その問いかけは少しばかり自信なさげで、どこか拒絶される事を恐れているかのように聞こえた。",
          "zh_text": "向着手中痛苦地喘着粗气的席亚拉，巴哈姆特发问了。自认手握交涉的主导权，但她却对问题的答案有点缺乏信心，好像害怕被拒绝一般认真的听着。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "キアラも、その問いに思うところが無かったわけではない。",
          "zh_text": "席亚拉对这个问题的回答也并非毫不犹豫。"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "けれど、だとしても。こんなやり方に屈してはいけないという思いが勝った。",
          "zh_text": "但是经过一番挣扎，还是不甘愿屈服于这种做法的想法获胜了。"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "ゆっくりと、横に振る首。手も足もろくに動かせず、声すらも出せないほどに傷つけられても、キアラの意思は折れなかった。",
          "zh_text": "席亚拉慢慢地左右摇头。身上的伤让她手脚不能动弹，声音也发不出来，但是她的意志却没有动摇。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "その答えにバハムートはぎりりと奥歯を噛み。",
          "zh_text": "听到这个答复，巴哈姆特用力咬紧了牙。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "「っ……私の物にならないなら……死んでしまいなさい！！」",
          "zh_text": "「っ……不想成为我的东西的话……那就请你去死吧！！」"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "握りこむ、手。その指先が、キアラの温かい身体に触れて一瞬戸惑うように動きを止める。けれど、そんな戸惑いは残忍な衝動に飲まれて。",
          "zh_text": "手用力捏紧。指间接触到席亚拉温暖的身体的时候，一瞬的犹豫让巴哈姆特的动作停了下来。但这份犹豫立刻就被残忍的冲动所淹没了。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "手の中で弾ける、少女の体の感触。赤黒い花が指の間から漏れて咲く。",
          "zh_text": "少女身体的质感在手中爆裂。从指间泄露出红黑色的花一朵朵绽放。"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "夜のような手袋に染み込む赤黒い体液。ジワリと滲む少女の温もりが高空を吹き抜ける風にさらわれ逃げて行く。爪が食い込むほど強く強く握り締めても。",
          "zh_text": "夜色般的黑手套被赤黑色的体液染透了。高空的强风攫取了缓慢渗出的少女的体温，然后消散不见了踪影。紧握的手彷佛是要连指甲都陷入肉中一般愈发愈用力。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "身体は好きに出来ても、心だけはバハムートのものにはならない。それが悔しくて、虚しくてならない。",
          "zh_text": "即便身体被肆意摆弄，心也不会变成巴哈姆特的东西。但她未对自己的做法感到任何的空虚和悔恨。"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "「やっちゃった……」",
          "zh_text": "「干掉了……」"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "けれどそう、こんな事は今まで何度もしてきた事だった。今更拒絶されたところで、何も変わらない。",
          "zh_text": "即便如此，这样的事情已经不知道做过多少次。即使事到如今停手，也什么都不会改变。"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "今までも、これからも。力と恐怖で支配しなければ人間とは関わりを持てない。",
          "zh_text": "不管是到现在为止，还是从今以后。要以力量和恐怖来予以支配的话，就不应和人类有所瓜葛。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "バハムートは自嘲的な笑みを浮かべて、足元の町を見下ろす。",
          "zh_text": "巴哈姆特脸上浮现了自嘲般的笑容，俯视着脚边的城镇。"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "その町の中を必死で駆けて逃げ出す人間達を彼女は見つける。もちろん、そんなものを見つければちょっかいを出したくなるのは必至であった。",
          "zh_text": "街道中拼命地疾驰逃离的人们进入了少女的视野。当然，看见了这样的东西就会想戏弄一下吧。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "人間達はどうにか彼女から逃げ出そうと必至で走る。この町は広場を中心に円形に作られた町。中央通り以外にも、複雑に入り組んだ家々の間の裏道を通る事でなんとか撒くことが出来ると考えた。",
          "zh_text": "人们为了从少女那里逃脱而拼命地跑着。这个城镇是以广场为中心呈圆形创建的。他们想着穿过中央大道以外复杂交错着的房屋之间的小道说不定能逃脱。"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "だが、そんな彼らの前に、爆音と共に柱が突き立った。跳ね上がる石礫、立ち上る煙。バハムートの履いているハイヒール、その踵だ。",
          "zh_text": "但是，在他们眼前，伴着爆破声，巨大的柱子耸立着。石砾飞溅，烟尘升起。这是巴哈姆特脚上所穿的高跟鞋，的鞋跟而已。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "彼女の巨大な足は家を一軒踏み潰し、高くなった踵の下には奇跡的に破壊を免れた家の壁のみが、屋根も部屋も失って寂しく突っ立っている。",
          "zh_text": "她的巨足轻松踏平了一件民宅，在高大的鞋跟下奇迹般免于破坏的民宅的墙壁，脱离了房顶和房间寂寞而突兀地竖立着。"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "「私から逃げようって言うの？　生意気ね。貴方たちはどこにも逃げられない。この私を皇帝として崇め愛する以外に道は無いのよ。それが出来ないならば……」",
          "zh_text": "「我有命令过让你们逃走吗？真是狂妄自大呢，你们哪儿也逃不去的。除了把我作为君主来崇拜和敬爱以外你们没有别的选项可选。如果你们不这么做的话…… 」"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "バハムートは踵を持ち上げ、跳ね上がった石で身体を打ちつけ動けない人間の上に翳した。まるで攻城兵器のような巨大なヒールの切っ先。それが容赦なく下ろされ、そしてバハムートの体重を受けて地面深くへと突き刺さる。もちろん、そこにいた人間と一緒に。",
          "zh_text": "巴哈姆特抬起了脚，笼罩了底下被飞溅的石块打中而动弹不得的人们。工程兵器一般巨大的锐利鞋跟，毫不留情地落下，承载着巴哈姆特的体重将地面深深地踏入了地下，当然，在那里的人类也是一样。"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "人間がどう隠れたとしても、はるか高みからそれを見下ろすバハムートにとってはそんなもの丸見えであった。建物ごとふみ砕いて、ハイヒールのつま先や踵で真っ赤なシミに変えて行く。",
          "zh_text": "不管人类藏在那里，对从远远高于他们的高度俯视着的巴哈姆特来说都是一目了然。连建筑物都一并踩得粉碎之后。高跟鞋的鞋尖到鞋跟都染满了鲜红的污点。"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "そのたびに地面は激しく揺れ、破壊の土煙は空高く舞い上がって彼女のオーバーニーソックスに埃っぽい汚れをつけた。",
          "zh_text": "地面激烈地动摇，破坏所致的烟尘飘散至高空，让少女的过膝袜上都沾满了灰尘弄脏了。"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "「あ～あ、こんなちっぽけな村、侵略の甲斐が無いわね。もうほとんど全部壊れちゃったじゃない」",
          "zh_text": "「啊～啊，这么芝麻小的村子，真是没有侵略的价值啊。这不都已经快被破坏殆尽了​​嘛」"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "当然のことといえばそうなのだが、この町の径よりも大きな彼女が歩き回れば、町の建物などあっという間になくなってしまう。町だったもののほとんどは、今となってはただの土くれとして彼女の足跡を模るのみ。",
          "zh_text": "说着理所当然的事情，比城镇的直径还巨大的少女来回走着，小镇的建筑物一瞬间就几乎完全消失了。曾经是小镇的东西，现在变成了一片刻印着少女的足迹的瘠土。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "けれど彼女は考えなしに町を踏み壊したわけではなかった。",
          "zh_text": "不过少女这么毫无顾虑地肆意踩坏小镇也不是没有理由的。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "「さて、それじゃぁ皆一回死んでみたところで、感想でも聞いてみようかしら」",
          "zh_text": "「那么，既然各位都已经死过一次了，那不妨让我听听你们的感想吧」"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "パチン！　バハムートが指を打ち鳴らす。手袋をしているにもかかわらず、その音は高く硬く、はっきりと響いた。",
          "zh_text": "パチン！巴哈姆特一打响指，虽然戴着手套，但那个声音却还是又响又结实，清楚的响彻四周。"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "すると先ほどキアラがやったのと同じように、町が再生されていくのだ。もちろん、そこにいた人間達も、彼女の手の中で潰えたキアラも。",
          "zh_text": "接着就和之前席亚拉做过的事情一样，城镇开始再生了。当然，本来在那里的人类也是，在少女手中被捏碎的席亚拉也是。"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "「っ……あれ？　私……どうなって……」",
          "zh_text": "「っ……啊咧？我……怎么……」"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "バハムートの手の中で、金髪の少女がうめく。先ほど真っ赤なシミになったはずの彼女は、確かに寸分違わず完全に再生されていた。",
          "zh_text": "金发少女在巴哈姆特手中呻吟着。不久之前刚被化作红色污块的少女，现在却分毫不差地被完全恢复原样了。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "「どうかしら？　死の苦しみを味わった気分は」",
          "zh_text": "「品味过死亡的痛苦之后的感觉怎么样？」"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "手の上の彼女を見下ろして、バハムートは嗤う。",
          "zh_text": "巴哈姆特轻笑着俯视着手上的少女。"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "「うぅっ……バハムート、貴方は再生の魔法を……？」",
          "zh_text": "「呜ぅっ……巴哈姆特，用了再生魔法的是你……？」"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "「もちろん。人間に出来て龍にできないことなんて無いわ。そしてこれが私の侵略のやりかた。殺して、生き帰して、また殺す。何度でも踏み潰して、わかるまで殺すのよ。私を認めるまで、ずーっとね。私が欲しいのは、土くれでも金でもない。貴方たちの心よ」",
          "zh_text": "「当然，人类都做得到的事情龙没理由做不到吧。而且这正是我实施侵略的方针啊。屠杀，重新复生，再次屠杀。反复踩扁无数次，到转变心意为止不停地杀，到承认我为止，一～直不停地杀下去。我想要的东西，不是土地也不是钱财，是你们的心哦」"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "「だったら、こんなやり方は間違ってる！！」",
          "zh_text": "「这么说的话，你一定是搞错做法了！！」"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "「うるさい！！　貴女なんかに何が分かるのよ！　私にはこれしかない！」",
          "zh_text": "「烦死了！！你这女人知道个什么！对我来说就只能这么做了！」"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "バハムートは再び手の上のキアラを握り潰そうとし、そしてその指が身体に触れたところで、今度は思いとどまった。握りこむその刹那、指の檻の向こうからじっとこちらを見据える翡翠の瞳と目が合ったのだ。その瞳は、とても死の苦しみを味わった人間のものには思えなかった。",
          "zh_text": "巴哈姆特想再次捏碎手中的席亚拉，在手指碰到了她的身体时，她打消了主意。握紧的那一刹那，通过手指形成的监牢，她的视线与那翡翠色的眼瞳重合了。那眼眸，不是饱尝了死亡的痛苦的人所应有的。"
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "「どの道この町の人々はそんなものじゃ貴女の物にはならないよ。この町の人たちは皆、クレアに……あの白龍に踏み潰された経験が何度もあるから。残念だけど、あなたのやり方は失敗よ。この町はそんな安っぽい恐怖には屈さない、決してあなたの物にはならない！」",
          "zh_text": "「不管用什么方法，这个小镇的人都不会变成你的东西的唷。这个小镇的人们被克蕾雅……那只白龙踩扁的经验都丰富的不得了。很遗憾，你的做法完全失败了哦。这个小镇才不会在这么不值钱的恐怖面前屈服，绝对不会变成你的囊中之物的！」"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "キアラはバハムートの紅蓮の瞳を真っ直ぐ見つめ返し、高らかに言い放った。",
          "zh_text": "席亚拉直直地​​反盯着巴哈姆特赤红色的眼眸，抬头挺胸地放话了。"
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "「なら、この飛行艦隊で周辺の流通を止めてやるわ！　私の支配を受け入れなければ、飢えに苦しむ事にな……」",
          "zh_text": "「那么，就让这个飞行舰队把周边的物品流通阻断！不接受我的支配的话，就用饥饿的痛苦让你们……」"
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "「そんな事はさせないよ」",
          "zh_text": "「不会允许你​​做这种事情的哦」"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "天から降り注ぐ大音量のメゾ・ソプラノ。大気をびりびりと震撼させるその声は、バハムートにすら耐えかねるものだった。彼女は手に掴んだキアラを取り落とし、両手で耳を塞いで身をすくめる。",
          "zh_text": "从天上载来了音量巨大的女中音。连大气都能震撼的声音，连巴哈姆特都受不住。她扔下了手中抓着的席亚拉，两手塞住了耳朵身体蜷成一团。"
        },
        {
          "id_line": 348,
          "ja_text": "「一体どういう……っ！？」",
          "zh_text": "「到底怎么回……っ！？」"
        },
        {
          "id_line": 349,
          "ja_text": "しかめっ面で天を仰いだバハムートは、そのあまりの事態に続く言葉を失った。",
          "zh_text": "皱着眉仰望天空的巴哈姆特，无法用语言描述接下来的超出预想的事态。"
        },
        {
          "id_line": 350,
          "ja_text": "見上げる空は一面の白。一面の雪原が天空に広がっている。それがたった一人の巨龍の少女の素肌であるとは、巨龍であるはずのバハムートですら信じられなかった。",
          "zh_text": "仰视所见的天空是一整片白色，像一整片雪原在天空延展。那只是一个巨龙少女的裸露的皮肤罢了。就连本来就是巨龙的巴哈姆特对这个情况也难以置信。"
        },
        {
          "id_line": 351,
          "ja_text": "そのまま視線を上へと辿れば、龍の甲殻で出来た純白の胸当てが重たそうに実った山のような乳房を支えている。胸の谷間や、そのさらに上にある鎖骨の窪みには、水が溜まれば湖となるだろう。",
          "zh_text": "就这样将视在线移，又龙的甲壳变来的纯白的胸铠支撑着巨大的山一般的乳房。在胸之间的山谷，或是在这之上的锁骨的低洼的地方，若是有水积存的话一定会形成湖泊的吧。"
        },
        {
          "id_line": 352,
          "ja_text": "そして天頂を覆い尽くすのは、やや幼さの残るあどけない、しかし可愛らしく美しい少女の顔。そこから流れ落ちる白銀の滝は町の周囲を壁のように取り囲み、町を包囲していたはずの飛行戦艦たちをさらに外から閉じ込めていた。",
          "zh_text": "而现在遮盖了整个天顶的，是那稍带天真稚气，而又可爱美丽的少女的脸庞。由这之上淌下的白银色的瀑布像墙壁一样将小镇从四周包围，连包围着小镇的飞行战舰都被围入了其中。"
        },
        {
          "id_line": 353,
          "ja_text": "狂った距離感にバハムートは思わず空へと手を伸ばす。けれども、70メートルもあるはずの彼女の手は空を掻いた。それもそのはずだ。見上げるその巨体はいくつもの雲が流れ空の青さに霞むほど。",
          "zh_text": "令人发狂的距离感让巴哈姆特忍不住向天空伸出了手。然而，少女的手向上用力伸到70米外，还是只能摸到别无他物的天空。这也是理所当然，仰视所见的那副身体巨大到被苍色天空中无数的流动的云霞所屏蔽而朦胧不清。"
        },
        {
          "id_line": 354,
          "ja_text": "白龍の少女、クレア。その本来の大きさが、天地を覆いつくさんばかりのこの姿であった。巨龍の少女であるはずのバハムートから見ても、巨龍と呼べるほどの。",
          "zh_text": "白龙少女克蕾雅，她本来的大小，即是这副足以将天地尽数屏蔽的这个姿态。就连巨龙少女巴哈姆特，都不得不称她为巨龙。"
        },
        {
          "id_line": 355,
          "ja_text": "規格外の魔力を誇る龍の中でも、飛びぬけて規格外。実力の差は歴然であった。",
          "zh_text": "在以常规之外的魔力而自夸的龙族之中，她也还是出类拔萃的常规之外，实力的差距一目了然。"
        },
        {
          "id_line": 356,
          "ja_text": "「クレア……っ！？　ダメ！！　いつもの大きさに戻って！！」",
          "zh_text": "「克蕾雅……っ！？不行！！快变回平时的大小！！」"
        },
        {
          "id_line": 357,
          "ja_text": "キアラは投げ出された宙でなんとか姿勢を制御して飛び上がり、天を覆いつくすほどの大きさになってしまった最愛の龍に呼びかける。",
          "zh_text": "被丢到半空中的席亚拉勉强控制好姿势飞行，呼唤着几乎将天空完全覆盖了的最爱的龙。"
        },
        {
          "id_line": 358,
          "ja_text": "だが、その呼びかけももはや彼女には届かない。いや、届いているのだけれど、聞こえないフリをしているみたいだ。今の彼女は逆鱗状態、もはや保護者たるキアラにも止められないのだ。",
          "zh_text": "但是这份呼唤事到如今根本无法传达给那位少女。不，其实应该是已经传达到了，然而却装作好像没有听见的样子。现在的她处于逆鳞状态，就连作为监护人的席亚拉也无法阻止她了。"
        },
        {
          "id_line": 359,
          "ja_text": "「私の町に危ないものをけしかけたのは貴女だよね？　町の皆やキアラちゃんに酷い事して……絶対に、許さないよ」",
          "zh_text": "「在我的小镇里挑起危险的事情的人是你把？对小镇里的大家、还有席亚拉酱作出了这么过分的事情啊……绝对，不会原谅你的哟」"
        },
        {
          "id_line": 360,
          "ja_text": "ザザァッ！！　銀髪のカーテンを破って、クレアの巨大な手が現れる。それこそ、山ですら鷲づかみにできてしまうほど巨大な手が、宙に浮いたいびつな飛行船戦艦をハエのように叩き落して。",
          "zh_text": "ザザァッ！ ！破开了银发的帘幕，克蕾雅巨大的手出现了。夸张到连​​山都能抓起的巨大的手，将浮于半空的飞行船战舰像苍蝇一般撞落。"
        },
        {
          "id_line": 361,
          "ja_text": "「い、いや……嫌ぁっ……」",
          "zh_text": "「不，不……讨厌啊……」"
        },
        {
          "id_line": 362,
          "ja_text": "バハムートは迫り来るその手から逃れようと後退るも、程なくしてクレアの髪の壁に足を取られてお尻から倒れこむ事となった。",
          "zh_text": "巴哈姆特为了摆脱迫近的手而后退，不久退到克蕾雅的头发造成的墙壁而止步，屁股开始倒地压下去。"
        },
        {
          "id_line": 363,
          "ja_text": "バハムートのお尻が、町外れの林の木々を粉々に砕いてそこに鎮座する。けれど、そんな被害がとても小さく見えるほどに、今のクレアは巨大であった。大地をうねる様に這う髪の毛はその一本一本が大蛇のよう。束ともなれば、それは荒ぶる白銀の河のようだった。",
          "zh_text": "巴哈姆特的屁股坐下去时把郊外树林里的树木粉碎。不过，那样的受害程度对现在巨大的克蕾雅看起来只是很小很小。她一根头发在大地上爬行起伏，像一条大蛇一様。如果是一束的话，就会和汹涌的白银色的河流一样。"
        },
        {
          "id_line": 364,
          "ja_text": "クレアは自分の髪の籠の中に囚われた哀れな獲物をつまみ上げ、そして体を起こす。",
          "zh_text": "克蕾雅捏起被囚禁在自己头发所形成的笼中的可怜猎物，再直起身体。"
        },
        {
          "id_line": 365,
          "ja_text": "地面に両膝をついているというのに、身を起こしたクレアはどんな山よりも高かった。その大きさ、実に人間の5000倍。身長8750メートル。身長150メートルのバハムートからしても50倍の巨大少女なのだ。",
          "zh_text": "虽然两膝跪在地面，但伸直上半身的克蕾雅已经比那些所谓的山还要高。她的大小在是人类的5000倍。身高8750米。而对身高150米的巴哈姆特也是50倍的巨大少女。"
        },
        {
          "id_line": 366,
          "ja_text": "こと、バハムートは生まれてこの方自分よりも大きな存在に出会った事が無いためそんな少女の手に握られたとあってはもはや皇帝の面目を保つ事など不可能だった。",
          "zh_text": "巴哈姆特是有生以来和比自己巨大的存在相遇，因为在这样的少女的手里，要保住皇帝面子的事是不可能的。"
        },
        {
          "id_line": 367,
          "ja_text": "「嫌、嫌よ、こんなの……！！　下ろして！　下ろしなさいよぉ……」",
          "zh_text": "「讨厌，讨厌啊，不要这样……！！放下！放下我呐……」"
        },
        {
          "id_line": 368,
          "ja_text": "出来る事と言えば、外見相応の少女らしく泣きじゃくる事のみ。けれどクレアはそんな彼女に情けをかけるような素振りは一切見せない。",
          "zh_text": "能做的事只有和外表相应的少女一様哭泣。虽然是这样的她，克蕾雅看上去表情完全没有怜惜。"
        },
        {
          "id_line": 369,
          "ja_text": "下を向いたときに乱れた前髪をしっかりと分けなおし、そしてその蒼い瞳で掌の上のバハムートを冷たく見下ろす。",
          "zh_text": "低下头淩乱的刘海分开，然后蓝色的眼睛冷冷地重新俯瞰在手掌上的巴哈姆特。"
        },
        {
          "id_line": 370,
          "ja_text": "その様子を地上から見上げていたキアラは、まるでその瞳に自身まで射抜かれたかのようだった。ゾッとする悪寒が背筋を駆け抜ける。",
          "zh_text": "从地上抬头仰望的席亚拉看到那个样子，眼睛就像射穿了自己似的。不禁感到恶寒而打了一个冷战，背脊发冷。"
        },
        {
          "id_line": 371,
          "ja_text": "光の失せた龍の瞳。",
          "zh_text": "龙的瞳孔失去了光茫。"
        },
        {
          "id_line": 372,
          "ja_text": "いつもキアラが接している優しいクレアではなく、龍の本能に駆られた目。このままだとクレアは、バハムートを殺してしまうだろう。",
          "zh_text": "克蕾雅没有了总会和席亚拉温柔对视的眼神，而是龙的本能驱使了眼睛。这样下去的话，巴哈姆特会被克蕾雅杀掉吧。"
        },
        {
          "id_line": 373,
          "ja_text": "当たり前、と言えば当たり前だ。バハムートは傍若無人な侵略者であり、クレアの宝物たるキアラに酷い事をした。",
          "zh_text": "理所当然，说起来是理所当然的。巴哈姆特这种旁若无人的侵略者，对克蕾雅的宝物席亚拉做了这种残酷的事。"
        },
        {
          "id_line": 374,
          "ja_text": "だから、その報復にクレアは彼女を殺す。",
          "zh_text": "所以为了报复克蕾雅会杀死她。"
        },
        {
          "id_line": 375,
          "ja_text": "キアラのために、クレアが手を汚す。それは彼女にとっては耐え難い事であった。",
          "zh_text": "为了席亚拉，克蕾雅甚至愿意玷污双手。但那是对席亚拉来说是难以忍受的事。"
        },
        {
          "id_line": 376,
          "ja_text": "けれどキアラのそんな思いなど知らず、クレアの手は閉じていく。泣き叫ぶバハムートをその中に包んで。",
          "zh_text": "但并不知道席亚拉的想法的克蕾雅把手合起来。号啕大哭的巴哈姆特包含其中。"
        },
        {
          "id_line": 377,
          "ja_text": "「貴女がキアラちゃんにした事と、同じ事してあげるね？」",
          "zh_text": "「你向席亚拉酱做过的事和，现在要同样施于你身上啊？」"
        },
        {
          "id_line": 378,
          "ja_text": "凍りついた、残忍な笑顔と共に握りこまれるあまりにも巨大な手。その指の一本一本が300メートル以上の化け物なのだ。巨大と言えど所詮身長150メートルのバハムートなど軽く丸め込んでしまえる。",
          "zh_text": "冷酷残忍的笑脸，紧握起过于巨大的手。手指毎一条都是300米以上的怪物。如此巨大连身高有150米的巴哈姆特都可以轻易拿起。"
        },
        {
          "id_line": 379,
          "ja_text": "「嫌、いっ……いああああああぁっ！！　ああああああっ！　お願い、やめっ……うああああああぁ！」",
          "zh_text": "「讨厌……啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊！！啊啊啊啊啊啊啊啊！拜托，不要这样……啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 380,
          "ja_text": "ぱきっ、ぽきっ。何かが折れる嫌な音。音源から３キロは離れているはずの地上にも、その音は鮮明に届いた。けれどまだバハムートの悲鳴が聞こえるという事は死んではいないらしい。おそらく背中の翼や、抵抗しようとして伸ばした腕が折れたのだろう。",
          "zh_text": "咯噔，咯噔。有什么被折断的讨厌声音。音源3公里的地上也应该鲜明地收到了那个声音。但是还是从巴哈姆特的尖叫声知道她没有死。恐怕背翼和胳膊试图伸出阻止时而折了吧。"
        },
        {
          "id_line": 381,
          "ja_text": "自分を握りつぶした少女が、今は自分の最愛の少女に握りつぶされそうになっている。その叫び声に、キアラは思わず耳を覆う。先ほど自らが味わったばかりの苦痛。その痛みが蘇る。",
          "zh_text": "把自己握碎的少女现在被自己最爱的少女去握碎。它的叫声，席亚拉不禁盖起耳朵。刚才自己刚承受的痛苦，那份痛楚在苏醒过来。"
        },
        {
          "id_line": 382,
          "ja_text": "「お願い、助けて……私は誰も殺してない、ちゃんと生き返したから！！　だかっ……ああああああああっ！！」",
          "zh_text": "「拜托，救命呀……我谁也没有杀死，他们还好好活着！！为什么这样……啊啊啊啊啊啊啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 383,
          "ja_text": "嘆願するバハムートの、涙交じりの細い声。そして腹の底から搾り出される悲鳴。",
          "zh_text": "在恳求巴哈姆特，泪水混杂纤细的声音，从腹底榨出悲鸣。"
        },
        {
          "id_line": 384,
          "ja_text": "だが、その彼女を助けに行こうとするものはいなかった。クレアの髪や手に叩き落とされなかった飛行戦艦たちは主を見捨てて我先にと、既に空の彼方。鋼鉄の大軍団を従えていたはずの彼女は、今やクレアの手の中にただ一人。孤独と絶望の淵に立たされていた。",
          "zh_text": "但是可以帮助她逃走的物件一个都没有。飞行战舰为了不要埋没在克蕾雅的头发和手下都争先恐后，已经到了天空的彼方。本来率领着钢铁军团的她，现在只有自己一个人在克蕾雅的手中。在孤独与绝望的深渊当中强迫被孤立起来。"
        },
        {
          "id_line": 385,
          "ja_text": "「うぅん、違うな。きっとあの子はずっと、一人だったんだ」",
          "zh_text": "「呜，不一様的。一定是因为那个孩子一直是一个人。」"
        },
        {
          "id_line": 386,
          "ja_text": "きっと寂しくて寂しくて、誰かに敬って欲しくて愛して欲しくて、ずっとずっとこんなことを続けてきたんだと思う。だから彼女は、お金も土地も欲しがらなかった。人々の心を欲していた。",
          "zh_text": "一定会寂寞，因为寂寞而想要被爱和尊重，想一直一直持续下去。所以她不要金钱，连土地都不想要。她想要人们的心。"
        },
        {
          "id_line": 387,
          "ja_text": "ただの、一人ぼっちの女の子。",
          "zh_text": "她，只是孤身一人的女孩。"
        },
        {
          "id_line": 388,
          "ja_text": "バハムートの姿はキアラの目にはそう映った。",
          "zh_text": "巴哈姆特的身影映在席亚拉的眼中。"
        },
        {
          "id_line": 389,
          "ja_text": "「えーっと、それから貴女はキアラちゃんに何をしたのかな～？」",
          "zh_text": "「呐，然后你还对席亚拉酱做了什么～？」"
        },
        {
          "id_line": 390,
          "ja_text": "だが、クレアは容赦しない。そもそもが、今の彼女はバハムートを敵としてしか見ていないのだから、当然だ。ほかの多くの人間達と同じように、バハムートの少女としての人格を見出していないのだ。",
          "zh_text": "但是克蕾雅并没有宽恕的念头。原本现在的她就只有把巴哈姆特作为敌人，所以这也是理所当然的。和其他很多的人一样，都没有看到巴哈姆特少女人格的一面。"
        },
        {
          "id_line": 391,
          "ja_text": "龍の有り余る大魔力を乱暴に振り回し、射貫くような氷の視線でバハムートの記憶の門を無理やりこじ開けてその中身を覗いているらしい。",
          "zh_text": "粗暴地运用龙那庞大的魔力，射出可以贯穿的冰冷视线，把巴哈姆特的记忆之门强行撬开，窥视她的内心。"
        },
        {
          "id_line": 392,
          "ja_text": "「へぇ……そんなところに人を入れようなんて思ったこと無かったなぁ……。汚くないの？　……ま、いっか」",
          "zh_text": "「哎，不会吧……将人放入到那样的地方，我从来没有想过啊……不会脏吗？……嘛一」"
        },
        {
          "id_line": 393,
          "ja_text": "と、その様子を見守る事しかできないキアラはあることに気がついた。クレアに見せたくないものが、バハムートの行動履歴に入っているではないか。",
          "zh_text": "那个样子只有作为监护人的席亚拉注意到。一直不想克蕾雅看到的东西，现在她透过巴哈姆特的行动纪录看到了。"
        },
        {
          "id_line": 394,
          "ja_text": "キアラが今までその手の知識を与えてこなかったせいで、クレアは純真無垢。性に対してまったくの無知なのである。彼女の纏う衣装が\"邪魔だから\"という理由だけでやたらと無防備なのも、それが故。",
          "zh_text": "席亚拉到现在还没有传授她那方面的知识，克蕾雅还是纯真无垢的。对性完全无知。这就是她觉得穿衣服会有\"妨碍\"的理由，而一直胡乱无防备的姿态也是同一个原因。"
        },
        {
          "id_line": 395,
          "ja_text": "だから、その無防備な薄絹をめくり上げて下着をずらし、バハムートをその中に挿れるまではあっという間。キアラが彼女を止めに入る余地は無かった。",
          "zh_text": "她把那块毫无防备的白布提高，挪开内衣，一瞬间就把巴哈姆特插到进去了。席亚拉她连阻止她进入的余地也没有。"
        },
        {
          "id_line": 396,
          "ja_text": "「ふぇっ！？　ひゃうん！！」",
          "zh_text": "「嗯呐！？！嗯！！」"
        },
        {
          "id_line": 397,
          "ja_text": "びっくぅん！！　初めて味わう正体不明の感覚に思わず竦み上がるクレア。山が鳴動するかのようなその動きが、地面についた彼女の膝から伝わり激しい地震を巻き起こした。",
          "zh_text": "びっくぅん！！第一次体验到不明快感的克蕾雅不由得缩成一团。那个动作就像地动山鸣似的，平坦的大地传来她膝盖引起的激烈地震。"
        },
        {
          "id_line": 398,
          "ja_text": "実際はバハムートの頭がほんの僅かに小陰唇に触れただけなのだが、今まで一切不純な遊びをしてこなかった彼女にとってその刺激はあまりにも過ぎる。",
          "zh_text": "实际上巴哈姆特的头只是轻轻地接触到小阴唇而已，但是对到现在一切不纯的游戏都没经历过的她来说实在是太过刺激。"
        },
        {
          "id_line": 399,
          "ja_text": "「ふぁ……なにこれぇ、すごく気持ちいい……っ！！」",
          "zh_text": "「啊……这是什么呃，非常舒服……！！」"
        },
        {
          "id_line": 400,
          "ja_text": "彼女は刺激に耐えかね、ふらりとうつ伏せに倒れこむ。危ないところでどうにか突いた手が森を林を敷き潰して大地にめり込み爆轟を幾重にも放った。",
          "zh_text": "她难以忍受那个刺激，突然趴倒。在危险的时候总算伸出了手支撑，弄毁了一大片满布树木的森林，大地陷入好几层而放出爆轰。"
        },
        {
          "id_line": 401,
          "ja_text": "爆轟はクレアの豊満な胸によって吸収され、その向こう側にあったキアラの町は何とかその被害を免れたのだが……それはつまり彼女の体の真下に町が位置するという事であって。見上げれば、クレアの皇かなお腹が空一面に広がっている。",
          "zh_text": "爆轰都被克蕾雅的丰满乳房吸收，在那席亚拉对面的城镇总算幸免一劫……那城镇位于她身体正下方。抬头仰望，只会看到克蕾雅充满高贵气场的肚子蔓延天际。"
        },
        {
          "id_line": 402,
          "ja_text": "この状態は、言うまでもないがとても危険であった。なにせ逆鱗に触れられていつもの自分を見失った状態のクレア。そこに輪をかけての初体験とあっては、身体の下にある小さな町などいつ磨り潰されてしまってもおかしくない。",
          "zh_text": "这个状态不用说非常危险。因为那是被触及逆鳞又迷失自我的克蕾雅。如果是变本加厉的初体验的话，身体下面的小城镇不知道什么时候被磨溃了也不奇怪。"
        },
        {
          "id_line": 403,
          "ja_text": "「あぅ……っ、ふあぁっ！！」",
          "zh_text": "「呐唔……啊，啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 404,
          "ja_text": "クレアの身体を伝っての全周囲からの音圧。それに続いて、快感に身悶える彼女。すると当然、彼女の胸板から重たげにぶら下がった乳房も一緒に動く。そこにあった標高400メートルほどの山を切り崩して。",
          "zh_text": "声压从克蕾雅的身体向的周围传开。随后，她的身体在快感之后苦闷地扭动。于是自然她那沉沉地耷拉着的乳房也一起行动。把标高400米的山削走。"
        },
        {
          "id_line": 405,
          "ja_text": "まさに一挙一動が天変地異であった。",
          "zh_text": "一举一动都造成天崩地裂。"
        },
        {
          "id_line": 406,
          "ja_text": "クレアの膣の中でバハムートが苦しさに身悶えると、そのたびに彼女の豊満な胸やしなやかな脚がのたうち、山を削り、或いは創る。",
          "zh_text": "在克蕾雅的膣道中的巴哈姆特由于痛苦而扭动身体，每次她丰满的胸部和柔软的脚翻滚时，都会削走一座山或都是创造一座山。"
        },
        {
          "id_line": 407,
          "ja_text": "快感をどうにか御そうとくわえ込んだ指。その指を伝って流れ落ちた涎は森林地帯を爆撃しその中に新しい泉を作り出すし、荒く熱い吐息は雲となって結露し局所的な大雨を撒き散らす。",
          "zh_text": "总算能够驾驭手指加入的快感。顺着手指流出的水轰撃森林地带，作出新的涌泉，粗暴灼热的呼吸变为云朵结露形成洒下局部性地区大雨。"
        },
        {
          "id_line": 408,
          "ja_text": "たった一人の少女の初体験が、一帯の地図をまるで新しく書き換えてしまう。それが、災厄の化身たる龍の力。特に、クレアは不器用ながらも力の強い龍であったためその存在自体が大災害。彼女が身悶えするたびに生と死の狭間を行き来する事になる町の人々は、それを身をもって知る事となった。",
          "zh_text": "只有一个人的少女的初体验就把这一带的地图重新改写。那个就是作为灾难化身的龙的力量。特别是克蕾雅，虽然有点笨拙但也是有很强力量的龙，她的存在本身就是大灾害。她身体扭动，每次都是在生与死的狭缝间往来，城镇的人们对这件事有亲身瞭解。"
        },
        {
          "id_line": 409,
          "ja_text": "だが、幸いにしてクレアの初体験はそろそろ幕切れを迎えようとしていた。最も、その幕切れは大水害の危険も孕んでいるのだが。",
          "zh_text": "但是幸好克蕾雅的初体验就要迎来闭幕。不过最后的终场也会是孕育出危险的大型水灾。"
        },
        {
          "id_line": 410,
          "ja_text": "「っ……！？」",
          "zh_text": "「……！？」"
        },
        {
          "id_line": 411,
          "ja_text": "なんだが、すごくおしっこがしたい。そんな感覚に襲われる。ここにきて初めて彼女は恥じらいを覚えた。だって、こんなところでお漏らしだなんて恥ずかしい。それに、今の今まで忘れかけていたけれど、今の自分はいつもよりも遥かに大きいのだ。さすがに、この大きさでお漏らしなんてしたら……護るべき村までも押し流してしまう。",
          "zh_text": "什么啊，很想尿尿。被这样的感觉袭击。来到这里之后，她第一次学会了害羞感。在这样的地方会不好意思泄出来。而且直到刚才为止，她都忘了现在的自己比平常远远的巨大。以这个大小泄出来的话……应该要守护的城镇也会被冲走。"
        },
        {
          "id_line": 412,
          "ja_text": "「だ、ダメぇっ！！」",
          "zh_text": "「啊，不行！！」"
        },
        {
          "id_line": 413,
          "ja_text": "慌てて下着の中に手を突っ込み、中に挿れていたバハムートを引っ張り出すクレア。けれど、むしろそれがいけなかった。決壊寸前、ぎりぎりで持ちこたえていたはずのところに自ら止めを刺す結果となったのだ。",
          "zh_text": "克蕾雅慌张被把手伸进内衣，把插在那里的巴哈姆特拉出来。但是，那还不如不做。本来濒临崩溃勉强维持着的地方被自己亲手去刺激而结果泄出来了。"
        },
        {
          "id_line": 414,
          "ja_text": "下着にジワリと染み込む暖かい液体。慌てて腰に巻かれたパレオを解き、股間に押し当ててあふれ出す液をどうにか押さえ込む。",
          "zh_text": "克蕾雅内衣和缠腰布渗入温暖的液体。慌忙解开腰间的缠腰布、贴住胯间，总算压制了溢出的液体。"
        },
        {
          "id_line": 415,
          "ja_text": "「っ……はぁ、はぁ……危なかったぁ……」",
          "zh_text": "「啊……哈，哈……真危险啊……」"
        },
        {
          "id_line": 416,
          "ja_text": "水気を吸って重たくなるパレオ。クレアの愛液でノアの大洪水、という最悪の事態だけはどうにか避けられたらしい。",
          "zh_text": "因为吸了水而变得沉重。克蕾雅的爱液差点造成诺亚大洪水，这个最糟糕的事态总算避免了。"
        },
        {
          "id_line": 417,
          "ja_text": "それはそうと。",
          "zh_text": "此外。"
        },
        {
          "id_line": 418,
          "ja_text": "クレアは手のひらの上で弱々しく息をつく少女を見下ろす。酷く衰弱してはいるが、まだ息はあるらしい。",
          "zh_text": "克蕾雅俯视手掌上幽幽喘气的少女。严重衰弱，不过好像还有呼吸。"
        },
        {
          "id_line": 419,
          "ja_text": "あんな感覚に襲われたのは予想外だったけれど、それでもキアラを苛めた龍に仕返しをしてやれたのには満足だった。",
          "zh_text": "那种快感袭击是出乎意料的事，尽管如此，对欺负席亚拉的龙报复了而感到很满足。"
        },
        {
          "id_line": 420,
          "ja_text": "けれど、まだ足りない。コイツはキアラを一度殺しているのだから。",
          "zh_text": "但是还不够。这家伙杀了席亚拉一次。"
        },
        {
          "id_line": 421,
          "ja_text": "「あははは、どうだった？　苦しかった？　それじゃぁ……そろそろ、楽にしてあげるね」",
          "zh_text": "「哈哈，怎么了？痛苦吗？那我们……差不多该、让你解放吧」"
        },
        {
          "id_line": 422,
          "ja_text": "くるりと返されたクレアの掌から落ちて行くバハムート。翼はあり得ない方向に折れ曲がり、翼膜は無理に引っ張られて破れ赤黒い血を滴らせている。品のある手袋やニーソックスは精一杯の抵抗に擦り切れ穴をあけ、それに通る手足はアザだらけ。暫く握られていただけあって、酷い有様であった。それでも死ななかったのは、龍の強靭な生命力が故だろう。",
          "zh_text": "巴哈姆特翻身从克蕾雅的手掌掉下去。翅膀往不可能的方向扭曲变形，翼膜被强大的外力变得破破烂烂，滴出黑红的血。有手套和过膝袜因为竭尽全力的抵抗而磨损而开了很多孔，通过那些孔洞看到四肢满满都是瘀伤。只是被握住一阵子，就变成这种可怕的様子。尽管如此，她还是没有死，这是因为龙有很坚韧的生命力的缘故吧。"
        },
        {
          "id_line": 423,
          "ja_text": "轟音と共に砂煙を巻き上げ、体長150メートルもある彼女の身体が地面に抱きとめられた。町から大分離れたところに落とされたと言うのに、町ではその衝撃に窓ガラスが舞い、レンガが浮く。",
          "zh_text": "轰鸣声连同卷起的沙尘，她那幅长150的身体抱住地面。从城镇离开一大段的地方掉落的说，但城镇还是因为那股冲击而玻璃飞散，砖头也被震得浮起。"
        },
        {
          "id_line": 424,
          "ja_text": "そしてそんな衝撃など比べ物にならないほどの揺れがその後を追った。先の衝撃波を巻き起こした少女からみてもさらに巨大な少女、クレアが立ち上がったのだ。",
          "zh_text": "和刚才的冲击等无法比拟的巨大摇晃从后追上。比掀起了刚才的冲击波的少女看起来更加巨大的少女，克蕾雅，站起来。"
        },
        {
          "id_line": 425,
          "ja_text": "「私の靴底のシミにしてあげる」",
          "zh_text": "「让你成为我的鞋底上的污点吧」"
        },
        {
          "id_line": 426,
          "ja_text": "逆光、太陽を背負う眩しい笑み。それを覆い隠すように、それ自体が山と見紛うほどのブーツが大地を引きずって空へと持ち上がった。靴底の溝に挟まっていた巨岩が降り注ぎ、周囲は一転この世の終わりへと様変わりする。",
          "zh_text": "逆光，背对太阳的耀眼笑容。足以和大山混淆的长筒皮靴从大地拖向天空，把笑容盖住。夹在鞋底纹路里的巨石倾注而下，周围的地方变成盖末日的様子。"
        },
        {
          "id_line": 427,
          "ja_text": "――私、殺されるんだ。",
          "zh_text": "——我，会被杀。"
        },
        {
          "id_line": 428,
          "ja_text": "バハムートは朦朧とする意識の中で諦観混じりにそう考えた。体から魂が抜けかけているのだろうか。痛みが、遠い。まるで自分の体ですらないかのよう。",
          "zh_text": "巴哈姆特在朦胧的意识中彻悟地想。灵魂从身体脱落了吧？疼痛很遥远，好像是自己的身体都消失了似的。"
        },
        {
          "id_line": 429,
          "ja_text": "――結局どんなに富を与えようと恐怖を与えようと、人間の心は私のものにはならなかったな。",
          "zh_text": "——结果无论给予他们财富还是恐怖的，人类的心还是没有成为我的东西。"
        },
        {
          "id_line": 430,
          "ja_text": "悔しさに滲む涙。靴の裏に覆われ、暗く暗く狭まっていく視界。",
          "zh_text": "懊悔泪水模糊了视线。只看到被鞋底覆盖，视野变得黑暗而狭窄。"
        },
        {
          "id_line": 431,
          "ja_text": "――もし生まれ変われるなら、来世では龍ではなくて普通の女の子に……。",
          "zh_text": "——如果可以重生的话，来世不要是龙，而是一个普通的女孩子……"
        },
        {
          "id_line": 432,
          "ja_text": "目を閉じる。きっと永遠に目覚める事などないだろうと覚悟を決めて。",
          "zh_text": "闭上眼睛。对永远不会再醒过来平静地下了决心。"
        },
        {
          "id_line": 433,
          "ja_text": "「待ちなさい！　クレア！！」",
          "zh_text": "「等一下！　克蕾雅！！」"
        },
        {
          "id_line": 434,
          "ja_text": "閉じかけの視界に飛び込む白い閃光。そして凛とした通る声。",
          "zh_text": "闭上一半的视界跳入了白色闪光。然后发出一把凛然的声音。"
        },
        {
          "id_line": 435,
          "ja_text": "目前まで迫っていた巨大な気配が、戸惑うように動きを止める。",
          "zh_text": "这时，逼近的巨大气息，不知所措地停止活动。"
        },
        {
          "id_line": 436,
          "ja_text": "「キアラちゃんどいて！　そいつ殺せない！！」",
          "zh_text": "「席亚拉酱让开！这様那家伙会杀不死的！！」"
        },
        {
          "id_line": 437,
          "ja_text": "「殺させないよ！　私は貴女がこれ以上手を汚すのを見ていられない！」",
          "zh_text": "「不要杀死！我无法看着你的手被弄脏！」"
        },
        {
          "id_line": 438,
          "ja_text": "暗いブーツの底から一転する視界。一瞬遅れた明順応に、金髪の少女の後姿が映る。先ほどバハムートがその手で握り潰し、死の苦しみを味わわせた白魔道士の少女だ。",
          "zh_text": "黑暗的靴底转变为开阔的视野。一瞬间眼睛无法适应亮光，一个金发少女的背影映照眼前。刚才在巴哈姆特的手被攥坏，尝试到死亡痛苦的白魔道士少女。"
        },
        {
          "id_line": 439,
          "ja_text": "バハムートの目と鼻の先、彼女を庇うようにその少女はいた。",
          "zh_text": "在巴哈姆特咫尺之远，包庇她那样的少女。"
        },
        {
          "id_line": 440,
          "ja_text": "「それに……こんな終わりかたって無いよ。話せばわかる、きっと分かり合えるから……クレア。いつもの大きさに戻って！」",
          "zh_text": "「那……这样也还没放弃吗？如果能够解说明白，一定能互相理解的……克蕾雅。变回平时的大小！」"
        },
        {
          "id_line": 441,
          "ja_text": "「……やだ」",
          "zh_text": "「……我讨厌她。」"
        },
        {
          "id_line": 442,
          "ja_text": "「なら私もここを動くつもりは無いわ」",
          "zh_text": "「那么我就一直在这里，也没有打算移开。」"
        },
        {
          "id_line": 443,
          "ja_text": "キアラは自身の5000倍もの巨体を誇るクレアを、臆することなくキッと睨み付ける。その姿に、バハムートは焦燥ともなんともつかない想いが湧き上がってくるのを感じた。",
          "zh_text": "席亚拉毫不畏惧严厉地怒目而视克蕾雅比自己巨大5000倍的身驱。那个身影让巴哈姆特焦躁起来一种从未有过的感情沸腾起来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「……わかった」",
          "zh_text": "「……我知道了」"
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        {
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          "ja_text": "ぷぅ、と頬を膨らませて、不満そうに頷くクレア。天を覆いつくしていた彼女の身体が、するすると小さくなっていく。",
          "zh_text": "ぷぅ，克蕾雅脸颊的膨胀，不满地点了点头。将她那覆盖天空的身体，一下子变小。"
        },
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          "ja_text": "「バハムート。私は決して貴女のやり方に屈したわけでも賛同するわけでもない。ただね、そんなことしなくてもいいんだよって教えてあげたいだけ」",
          "zh_text": "「巴哈姆特。我绝不会屈服于你的做法，也没有赞同你的做法。但是我只是想告诉你没必要这様做。」"
        },
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          "ja_text": "ひとまずはクレアが普段の大きさに戻ったことに安心したのか、キアラはバハムートを振り返った。",
          "zh_text": "暂且看到变回平时大小的克蕾雅而松了一口气，席亚拉回头看巴哈姆特。"
        },
        {
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          "ja_text": "バハムートは何か応えようとして唇を動かしたが、それは言葉を結ばない。結局、何の言葉も言葉も紡げないまま、彼女の唇はへの字に歪む。精一杯、今にも泣き出してしまいそうなのを抑えて。",
          "zh_text": "巴哈姆特似乎打算回应而嘴唇动了起来，但是话出来的词并不连贯。结果，她的嘴唇只是说出一些单字而扭动，什么话也说不出来。竭尽全力抑制，现在也就快要哭出来了。"
        },
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          "ja_text": "ずしん、ずしん。先ほどに比べれば随分と軽くなった足音が近づいてきた。バハムートの視界を覗き込むのは、未だに納得がいかない様子の白龍の少女。けれど、キアラにたしなめられてか、それとも嗜虐心が満たされたのか、先ほどまでの龍としての表情は影を潜めていた。",
          "zh_text": "咚，咚。刚才相比轻了很多的脚步声靠近。巴哈姆特偷偷一看，是现在还不能一脸不能理解的白龙少女。但是被席亚拉被责备她是为了满足嗜虐心，刚才龙少女的表情就销声匿迹了。"
        },
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          "ja_text": "「もう、いいでしょう。これ以上は」",
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          "ja_text": "糸が切れた人形のように力なく横たわるボロボロの少女。その生々しい姿に、クレアはばつが悪そうに目を背け、小さく頷いた。",
          "zh_text": "断线木偶般无力满身伤痕的少女横卧在地。看到那活生生的身姿，克蕾雅露出尴尬的眼神，点了点头。"
        },
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          "ja_text": "クレアは死体を恐れない。それはもう死んでいるから。けれど死にかけで、生きて苦しんでいる相手は苦手だった。龍としての本能が眠りにつくと特に。彼女の中の良心が酷く痛むのだ。",
          "zh_text": "克蕾雅不害怕尸体。因为尸体已经死了。但这是奄奄一息，克蕾雅不擅长面对活着的痛苦。龙的本能平息下来。她内心的良心疼痛得特别厉害。"
        },
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          "ja_text": "「戻すけど、いいね？」",
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        },
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          "ja_text": "キアラの問いに、今度は大きく頷くクレア。脅威を取り去るだけならば、こんなに痛めつける必要は無かったと、少し反省はしているようだ。",
          "zh_text": "听到席亚拉的提问，这次克蕾雅大力地点头。如果只是为了去除威胁，这样折磨是完全没有必要的，好像在稍微反省一下。"
        },
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          "ja_text": "キアラの手にした銀の杖、その歯車がカチカチと逆向きの時を刻む。癒えて行く傷、ボロボロの服飾はかつての上品さを取り戻し、乱れた髪は黒絹の艶やかさを取り戻す。ほとんど全て、元通りだ。",
          "zh_text": "席亚拉手中的法杖，那个齿轮铮铮逆转一圈。伤口愈合，破烂不堪的服饰变回曾有的高雅，蓬乱的头发恢复黑绢的光泽。几乎所有一切都回到原样。"
        },
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          "ja_text": "けれど、先ほどまでと違うのはその表情だった。",
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          "ja_text": "「バハムート。貴女はずっと、一人だったんでしょう？　その、大きすぎる体のせいで。その強すぎる力のせいで」",
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        },
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          "ja_text": "優しく問いかけるキアラ。バハムートはどうにか動くようになった手で身を起こし、そして目を伏した。けれどその紅の瞳には、答えがはっきりと浮かび上がっている。今にもあふれ出しそうになって。",
          "zh_text": "席亚拉温柔地问。巴哈姆特总算动了，用手支撑起身体，然后抬起眼睛凝视。那双猩红的眼睛清楚地浮出了回答。现在泪水也快要溢出来了。"
        },
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          "ja_text": "「私なら、私たちなら。きっと貴女の友達になれるから」",
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        },
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          "ja_text": "キアラのその一言で、いよいよ我慢が出来なくなったのだろう。今までずっとこらえていたもの全部を吐き出すように、大きな声を上げてバハムートは泣き始めてしまった。あの侵略者としての顔が嘘のよう。整った顔をくしゃくしゃに歪めて、紅玉の瞳からぼろぼろと大粒の涙を溢して。",
          "zh_text": "听到席亚拉这一句话，终于不能忍下去。到现在一直忍耐着的情感全部通通都吐出来一样，巴哈姆特开始放声大哭。作为侵略者的脸都是骗人的。端正美丽的脸庞扭曲起来而变得皱皱巴巴的，红玉般的眼睛溢出大滴大滴的眼泪。"
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          "ja_text": "「……ごめんなさい」",
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          "ja_text": "涙ながら、震える声で彼女は言った。",
          "zh_text": "她那把含泪颤抖的声音说。"
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          "ja_text": "その言葉をそっと受け止め、手を差し伸べたのは白龍のクレア。",
          "zh_text": "轻轻地接受这句话，伸出了手的是白龙克蕾雅。"
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          "ja_text": "その手に重なるバハムートの、手袋に覆われた華奢な細い手。一瞬戸惑うようにすくめられたその手を、クレアの柔らかな手がしっかりと握り返す。",
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          "ja_text": "龍。それは天災の象徴。圧倒的な、そして絶対的な力が故に普通に生活を行うだけでも周囲の世界を破壊しつくしてしまう、そんな存在。",
          "zh_text": "龙。那是天灾的象征。压倒性的，绝对的力量不仅仅是普通地生活，也对周围的世界破坏竭尽，就是那样的存在。"
        },
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          "ja_text": "そう、たとえば喧嘩一つとっても。",
          "zh_text": "是的，譬如说只是一场孩子气的争吵。"
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          "ja_text": "ずどん！　踏み出される白亜のブーツ。地面が歪み、それに引っ張られる形で周囲の木々がメキメキと倒れこむ。",
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          "ja_text": "「嫌よ！！　バハムートは寂しいと死んじゃうの！！」",
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          "ja_text": "応じる黒のハイヒールが一歩踏み寄り、先の一歩で倒れこんだ木々を粉々に踏み砕いた。",
          "zh_text": "为应对一様，黑色高跟鞋踩下来，之前一棵棵倒下树被踩得粉碎。"
        },
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        },
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          "ja_text": "うーっ、と悔しそうに唸りながらも引き下がるクレア。名残惜しそうに彼女が差し出したのは、魔法の結界でガチガチに強化された木造住宅。",
          "zh_text": "克蕾雅说完，一边懊悔地呻吟一边也退了下来。起来恋恋不舍地她伸出了用魔法的结界强化，现在被压得嘎吱嘎吱的木造房屋。"
        },
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          "ja_text": "「あ、いやそういう意味じゃなくて……その、あーもうこの子純真すぎてめんどくさい！！　やっぱいい、一人で寝るわ！！」",
          "zh_text": "「啊，不，不是那样的意思……那个，啊，这个孩子太纯真了，非常麻烦！！果然还是自己一个人睡觉比较好！」"
        },
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          "ja_text": "変な勘違いをされても困るし、騙したみたいで後ろめたい。バハムートは差し出されたその家をぐいと押し返した。当然そんな事をされれば中身はその一挙一動ごとに激しくシェイクされ、たまったものではない。",
          "zh_text": "被往奇怪的方误解也是很困扰，有一种欺骗了她的内疚。巴哈姆特使劲推回那间木屋。自然地，木房里面被少女们的一举一动而弄得激烈地震动起来。"
        },
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          "ja_text": "「だーっ！！　もうどっちでもいいから私を寝かせてええぇっ！！」",
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          "ja_text": "ドールハウスのように抱えられた家の中、飛び交う家具をどうにか避けながら悲鳴を上げるのは、今や二匹の龍の保護者となった少女。",
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          "ja_text": "白魔道士の少女、キアラの苦労は絶えそうに無い。",
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          "ja_text": "白魔道士の少女――キアラは、物置の奥から現れた覚えの無いブーツに眉をひそめた。一年の汚れを払い新年を迎えるための大掃除の最中。要るもの要らないものを分けて捨てるために色んな所を漁っていると、随分古いものなんかも出てきたりする。大抵のものはぼんやりながら入手経路を覚えているものなのだが、物置の最奥、大き目の木箱に詰め込まれたこの真っ白なブーツについては買った覚えも貰った覚えも無かった。",
          "zh_text": "白魔导士少女——琪娅拉皱着眉头，对从储藏室深处出现的陌生靴子感到困惑。正在进行为了迎接新年而进行的大扫除，为了分类并丢弃不需要的东西，她在各个地方翻找。大多数东西她都能模糊地记得是怎么得到的，但是这双纯白色的靴子，被塞进大木箱的最深处，她既没有记得自己买过，也没有记得别人送给自己过。"
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          "ja_text": "箱の中から引っ張り出してみると、それはオーバーニーの編み上げブーツであった。履いた覚えが無いのに、大分くたびれているように見える。",
          "zh_text": "她把靴子从箱子里拉出来，发现这是一双过膝编织靴。虽然没有穿过的记忆，但看起来已经相当破旧了。"
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          "ja_text": "しかしこのブーツ、履いた覚えこそ無いものの見覚えならあった。彼女が世話をしている巨龍の少女、クレアがいつも履いているあのブーツにそっくりだ。身長１７５メートルもの巨躯が歩く度に踏み出され、森だろうがビルだろうが何でも踏み潰し踏み砕くブーツ。それをそのまま縮小したような感じ。",
          "zh_text": "然而，这双靴子虽然没有穿过的记忆，但却有一种似曾相识的感觉。这与她照顾的巨龙少女克莱尔经常穿的那双靴子非常相似。那双身高达175m的巨大身躯每走一步，对脚下的生物来说都是恐怖的踩踏践踏，无论是森林还是大楼都能被靴子轻易踩碎。这双靴子就像是它的缩小版。"
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          "ja_text": "\"クレアの……？\"",
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          "zh_text": "琪娅拉将靴子翻过来检查底部。如果这是那个孩子的靴子，或许会有踩踏时留下的污渍之类的东西。"
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          "ja_text": "幸いそんな事はなく、靴底は綺麗。でも、見れば見るほどそれはクレアのブーツにそっくり。",
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        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "一度ブーツを木箱に戻そうとして、キアラはその底板に指をかける穴があることに気がついた。何が入っているんだろう、とその板に指をかけて引っ張る。この時点で、なんとなく嫌な予感がキアラの脳裏を掠めたのだが、好奇心が勝って彼女は底板を取り除いた。",
          "zh_text": "当琪娅拉试图把靴子放回木箱时，她注意到底板上有一个指头可以插入的孔。里面可能有什么东西，她用手指插入孔中向上提。此时，琪娅拉脑海中闪过一丝不祥的预感，但好奇心战胜了她，她取下了底板。"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "\"！！　クレアの……下着？　いやあれは下着じゃないか\"",
          "zh_text": "\"！！克莱尔的...内衣？不对，那不是内衣吗\""
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "箱の底に折りたたまれて入っていたのは、クレアが普段身に纏っている、最低限隠さなければならないところだけ隠すのみの薄絹だ。胸当てから、パレオ、それにパンツまで、いつも見上げるあの姿そのもの。作り物にしては、あまりにも良くできていて、不気味にすら思える。",
          "zh_text": "折叠在盒子底部的是克莱尔平时穿着的内衣，只遮住最需要隐藏的部分。从胸罩到披肩，再到内裤，就是我经常仰望的那个身影。这个做得太好了，甚至让我感到不可思议。"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "\"いったいこんなもの、誰が……いやでもうちの物置は結界で私しか入れないはずだし……私しかいないよね\"",
          "zh_text": "\"到底是谁...就算不愿承认，但我家的储藏室是结界，应该只有我才能进去……可能性就只有我了\""
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "暫し凍りつき、いろいろと思考を巡らせるキアラ。一応納得できる結論として彼女が出したのが――お酒に酔った勢いで、最愛の龍の衣装を仕立て屋に作らせた挙句後から恥ずかしくなって封印したのではないか？　というものだった。",
          "zh_text": "凝神了一会儿，琪娅拉思考着各种可能性。她得出的暂时结论是——在喝醉的情况下，她让心爱的龙为自己做了这套衣服，但后来觉得太尴尬而封存了起来。"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "とりあえず自分を強引に納得させることが出来たところで、次に沸いてくるのは。",
          "zh_text": "在勉强让自己接受这个结论后，接下来涌上心头的是..."
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "\"これ、着れるかなぁ？\"",
          "zh_text": "\"这个，我能穿吗？\""
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "という、危険な好奇心だった。",
          "zh_text": "这是一种危险的好奇心。"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "\"クレアと、お揃いかぁ……\"",
          "zh_text": "\"和克莱尔，一起穿...\""
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "キアラは衣装をにらんでごくりと唾を飲む。はっきり言ってかなり際どい衣装だ。これで外を出歩けば、いわゆる痴女というやつになるだろう。それに、外見年齢こそ１５歳のままだが、実年齢２５歳の自分がこれを……。",
          "zh_text": "琪娅拉盯着衣服，咽了口口水。坦白说，这套衣服非常大胆。如果穿出去的话，就会变成所谓的痴女。而且，外表看起来只有15岁，但实际年龄已经25岁的我穿这个..."
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "でも着たい。着てみたい。",
          "zh_text": "但是我想穿。我想试试看。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "\"……外に出なければ大丈夫、だよね\"",
          "zh_text": "\"......只要不出去，就应该没问题吧\""
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "遠く高い青空。決して届くことの無いその高みを目指して、いくつもの摩天楼が高く並び立つ。そのすぐ真横に、ビルと見紛うほどの巨大なブーツが突き立った。",
          "zh_text": "远处是高高的蓝天。摩天大楼高耸而立，永远无法触及那高处。就在摩天大楼旁边，有一双巨大到几乎被误认为大楼的靴子。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "\"……えっと、その。みなさん、こんにちは～！\"",
          "zh_text": "\"......嗯，那个。大家，你们好～！\""
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "そのブーツの主は、金髪碧眼の美少女、キアラ。彼女は頬を赤らめ、蜂蜜色のセミロングを揺らして恥ずかしそうに手を振った。",
          "zh_text": "那双靴子的主人是金发碧眼的美少女琪娅拉。她脸红了起来，摇晃着蜜色的齐肩长发，害羞地挥手。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "いつもはどことなく清楚な出で立ちの彼女が、こんな下着一枚みたいな姿で現れたことに、縮小都市の人々は驚いた。さらに、その衣装がかつてこの国を滅ぼした白龍の少女のものと同じであることにもう一度驚き。そして、今日のキアラはそういう気分なんだな、と悟った。",
          "zh_text": "平时她的打扮总是带点清纯，但今天以这种像内衣一样的服装出现，让缩小都市的居民感到惊讶。更让他们惊讶的是，这套衣服竟然和曾经摧毁这个国家的白龙少女的服装一模一样。他们意识到，今天的琪娅拉就是那种心情。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "キアラは基本的に優しく善良な管理者で、縮小都市の人々からの人気も高いのだが……たまにこうして、巨大娘ごっこと称して大暴れをするのである。",
          "zh_text": "琪娅拉基本上是一个温柔善良的管理者，深受缩小都市居民的喜爱......但偶尔她会以巨大女孩的名义大肆破坏。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "\"わぁ、慌ててる慌ててる……本当に、可愛い子達\"",
          "zh_text": "\"哇，大家都慌慌张张的……小人们真是可爱呢\""
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "キアラは頬に手を当てて恍惚とした表情を浮かべた。この衣装を着ているだけで、なんだかいつもと違うプレイが楽しめそう、と期待に胸を膨らます。",
          "zh_text": "琪娅拉把手放在脸颊上，露出了恍惚的表情。光是穿上这套服装，就感觉可以享受到不同于平常的游戏，让她充满期待。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "\"ふふっ、今日の私は、怪獣ですよ！\"",
          "zh_text": "\"呵呵，今天的我是怪兽喔！\""
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "キアラは早速足を持ち上げて、細い道路が入り組む住宅地へと足を踏み下ろした。ブーツの下で、サクッと家の潰れる感触。路面がひび割れ、逃げ惑う縮小人間たちを貪欲に飲み込んだ。",
          "zh_text": "琪娅拉立刻抬起脚，踏进了一条住宅区里交错的小路。在靴子下，感受到了房屋被踩压碎的触感。路面开裂，贪婪地吞噬着四处逃窜的小人们。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "こうして１歩踏み出してみると、先ほどまでの気恥ずかしさはどこへやら。自分の一歩が巻き起こした大惨事のおかげで、怪獣としてのロールにすっかり浸りきってしまえる。どうせここは張り巡らせた結界のおかげでキアラとあの２匹しか入れないのだから、誰かに見られることも無い。",
          "zh_text": "就这样踏出了一步，之前的尴尬感瞬间消失无踪。多亏了她一步所引起的大灾难，琪娅拉完全沈浸在怪兽的角色中。反正这里的结界只有琪娅拉和那两个人能进入，也不会被别人看到。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "足を持ち上げるたびに、腰に巻かれたパレオが持ち上がって、純白の下着がちらりと覗く。普段のスカートともまた違った露出感に、キアラはなんとも言えない快楽を感じた。痴女だな、と自分でも思いつつ、それでもこの縮小都市の人々に対しては随分と今更のこと。電車やバスを出したり入れたりが日常茶飯事なのだから、今更気にすることなど無い。",
          "zh_text": "每次抬起脚，系在腰间的薄纱裙都会被掀起，露出纯白的内裤。这种与平时裙子不同的暴露感，让琪娅拉感到难以言喻的快乐。她自己也觉得自己很淫荡，但对于这个缩小城市的居民来说，这已经是家常便饭了。每天都在玩弄电车和公车，现在根本不需要在意这些了。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "キアラは暫く街を歩き回って、その色っぽい肢体を余すことなく魅せつけた。一歩、また一歩と踏み出すたびに興奮が高まり、ほどなくしてキアラの股はじっとりと湿る。",
          "zh_text": "琪娅拉在城市中漫步了一段时间，充分展示了她性感的身体。每走一步，兴奋感就增加一分，很快琪娅拉的下体就湿润起来。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "\"ん……そろそろ……いいかな？\"",
          "zh_text": "\"嗯……差不多了吧？\""
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "キアラは足元に魔力機関車の駅を観とめると、高々と足を持ち上げ駅舎の屋根ごと踏み潰した。足を持ち上げてみれば、ブーツの底には鉄板となった列車の車体が２両も張り付いている。たった２４ｃｍの少女の足ですら、彼らにとっては２４メートル。た駅に並んで停車している全ての列車を機能停止に追い込むには、たった一撃でも十分すぎた。",
          "zh_text": "琪娅拉看着脚下的魔力机车站，高高举起脚，把车站的屋顶一起踩碎。抬起脚来，靴子底下贴着两节变成铁板的列车车体。对于这些人来说，少女仅仅24厘米的脚，相当于24米。一脚就足以使停在车站上的所有列车停止运行。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "壊滅した駅を股の間に収めて、背後のビルを押し潰し座り込むキアラ。力なく転がった客車を持ち上げ、愛おしそうに中を覗きこんだ。そしてまだまだ沢山の乗客が乗っていることを確かめた上で、キアラはそれを下の口へ。",
          "zh_text": "琪娅拉把毁灭的车站放进自己的腿间，压垮了背后的大楼，坐了下来。她拾起无力地翻转着的车厢，爱抚地看着里面。然后确认还有很多乘客在车上后，琪娅拉把它们送进了下面的口中。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "\"この程度なら、脱がなくても入っちゃうね\"",
          "zh_text": "\"这种程度的话，就算不脱衣服也能进去呢\""
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "つぷ、くぷぷ……空気の逃げる微かな音とともに、列車はずらした下着の隙間からキアラのトンネルの中に押し込まれていく。",
          "zh_text": "噗嗤，咯啦……伴随着微弱的气体逸散声，火车从内衣的缝隙中被推进了琪娅拉的阴道里。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "\"んっ……私の中にっ……小人さん達が沢山入っちゃったぁ……\"",
          "zh_text": "\"嗯……我的里面……好多小人进来了……\""
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "列車を完全に飲み込んで、局部を愛おしそうにさすって身もだえするキアラ。衣装が違うだけで、いつもよりもずーっと興奮が高まっているような気さえする。いつもはしっかりとブラウスを着ているから脱ぐのも大変だけれど、クレアの服ならすぐに全部脱げる。そういうのもやってみたいかも……などといけない想像をめぐらせ、キアラの吐息は熱く、早くなっていく。",
          "zh_text": "火车完全被吞噬，琪娅拉爱抚着自己的私处，身体不停扭动。或许是因为衣服不同，她的兴奋度似乎比平常更高。平时她总是穿着衬衫，脱衣服也很麻烦，但克莱尔的衣服可以很快脱光。或许也想试试这样的事情……琪娅拉脑海中浮现出不应该有的想像，她的呼吸变得热烈而急促。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "けれど、ある程度したところでキアラは違和感を覚えた。きゅっと締め付けてみると、中に入れたはずのものが大分小さくなっているのだ。感じられないほどに。",
          "zh_text": "然而，在一定程度上，琪娅拉感到了不寻常的不适。她紧紧收缩一下，发现刚才放进去的东西已经变得相当小了。甚至无法感受到。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "\"あれ……？\"",
          "zh_text": "\"嗯……？\""
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "キアラは目をぱちくりやって、辺りを見回した。明らかに、地面が遠い。いや、それだけじゃない。さっきまでは駅の反対側のビルを突き崩していただけのブーツが、今となってはその数区画先の大通りまで届いている。当然ながら、そこに至るまでの経路はキアラの踵でごっそりと抉り取られて灰色の粘土質の土壌を露出させていた。",
          "zh_text": "琪娅拉眨了眨眼睛，四处张望。明显地，地面变得遥远。不，不仅如此。刚才还只能看到对面车站大楼的视线，现在已经延伸到了城镇的几个区块之外。当然，通往那里的路径已经被琪娅拉的脚后跟完全挖掘出来，露出了灰色黏土质的土壤。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "\"嘘、私……大きくなってる？\"",
          "zh_text": "\"不可能，我……变大了？\""
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "慌てて立ち上がると、キアラの足は耳慣れない地響きを起こした。ただそれだけで周囲のビルが崩れ落ちて行く。ついさっきまでは、キアラでさえ見上げなければならないほどの２ｍ超のビルが沢山あったのに、今ではそれも膝丈に遠く及ばない。縮小都市を使った巨大娘ごっこのはずが、いつの間にか本当に身体が大きくなっていただなんて。",
          "zh_text": "她慌忙站起来，琪娅拉的脚引起了陌生的地响。仅仅这样，周围的大楼就倒塌了。刚才还有许多超过2米高的大楼，现在连膝盖都达不到。明明是用缩小城市进行的巨大娘游戏，但不知何时身体真的变大了。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "\"この服、もしかして……よく出来た複製なんかじゃなくって、本物なんじゃ……っ！？\"",
          "zh_text": "\"这件衣服，难道……不是精心拷贝的假货，而是真的……！？\""
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "キアラの身体を、激しい快感が駆け抜けた。まるで電気ショックを受けたかのようで、キアラは成すすべもなく地面に崩れた。どっしぃぃん！　と、人間サイズでは出せるはずの無い轟音をたててキアラのお尻が街を粉々に粉砕する。",
          "zh_text": "琪娅拉的身体被剧烈的快感笼罩着，就像受到电击一样，无力地倒在地上。轰隆隆！琪娅拉的屁股发出了人类大小不应该发出的巨响，粉碎了整个城市。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "（やっぱり、私大きくなっちゃってるんだ……！）",
          "zh_text": "（果然，我变得好大了...！）"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "快楽の渦の中、不安と期待が入り混じる。ごっこ遊びまでして焦がれた巨大な身体。けれど、人の身で巨人となったらどんなことになってしまうのか……。",
          "zh_text": "在快感的漩涡中，不安和期待交织在一起。仅仅是玩假扮巨大娘游戏带来的敏感就能让身体变大，那么，如果以人的身份成了巨人，会变成什么样子呢...。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "一閃、強烈な快楽がキアラの身を貫いて、暗転する意識。ほんの一瞬なのか、暫く気を失っていたのかは分からないが、気づいたときにはキアラはM字に足を開き塩を吹いて果てていた。",
          "zh_text": "一瞬间，强烈的快感贯穿了琪娅拉的身体，意识暗淡了下去。不知道是一瞬间还是昏迷了一段时间，当琪娅拉醒过来时，她已经以M字体张开双腿，潮吹着高潮了，爱液四溢地倒在地上。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "そんなキアラのあられもない姿を遮るものは何一つ無い。力なく放り出された脚は自宅裏の沼地からはみ出し、並び立つ木々をへし折って根ごと掘り返された無残な切り株をいくつも作っていた。",
          "zh_text": "没有任何东西阻挡住琪娅拉那不堪入目的姿态。她无力地伸出的脚超出了自家后面的沼泽地，将旁边并排的树木压断，连根拔起，留下了一堆破烂的树根。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "股の間に、辛うじて巨大化に巻き込まれなかった街がキアラの愛液の中に浮かんでいた。そのサイズからして、今のキアラの大きさは実に人間の１００倍。１００分の一サイズの彼らから見れば実に１万倍もの女神のよう。",
          "zh_text": "在她的双腿之间，勉强没有被卷入巨大化的城市在琪娅拉的爱液中漂浮着。从尺寸来看，现在的琪娅拉大小是人类的100倍。对于那些只有1/100大小的人类来说，她就像是一万倍的女神。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "\"キアラ……ちゃん？\"",
          "zh_text": "\"琪娅拉...酱？\""
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "そんな彼女に、戸惑うようにかけられる声。快楽にやられてぼーっとする頭をどうにか動かしてみれば、そこには彼女の愛する２匹、白と黒の龍が唖然とした表情で座り込んでいた。",
          "zh_text": "对于这样的她，白色和黑色的两条龙惊讶地坐在一旁，发出困惑的声音。琪娅拉勉强动了动被快感击晕的头，看到她最爱的两条龙以目瞪口呆的表情坐在那里。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "白いほうが、クレア。艶やかでしなやかな白銀の髪は、膝のあたりまである超ロング。１７歳とは思えないほどむっちりと発達した身体を持ちながら、顔はどことなく垢抜けない可愛らしさ。最低限隠さなければならないところだけ隠したその衣装は、巨大な身体を見上げる人の目のやり場を困らせる。天使を思わせるような大きな翼、そしてパレオをめくりあげる逞しい尻尾が、人の姿を取りながらも本来は強大なドラゴンなのだということを言葉なくして語っている。美しくも愛らしく、そして力強い印象を受ける。",
          "zh_text": "白色的是克莱尔。她拥有光泽柔顺的银白色长发，长到膝盖的超长发。尽管她的身体发育得像17岁的女孩一样丰满，但她的脸上带着一种天真可爱的气息。她的服装只遮住了必须遮住的地方，让注视她巨大身体的人无所适从。她那像天使一样的大翅膀，以及掀起裙子的强壮尾巴，无声地证明着她虽然以人的形象出现，但本质上是一条强大的龙。她既美丽又可爱，给人一种强大的印象。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "黒いほうは、バハムート。クレアに劣らず、膝の辺りまである黒絹の髪は夜そのもののような美しさと気高さ。クレアと比べると大変華奢で、ほっそりとした手足を、闇色の長手袋とオーバーニーソックスが覆う。その割りにドレスはミニスカでノースリーブと、こちらもとても扇情的な出で立ち。１５歳という年齢にしては若干控えめな胸が、申し訳程度にドレスを持ち上げている。翼は夜の使者たる蝙蝠のよう。",
          "zh_text": "黑色的是巴哈姆特。她的黑色丝绸般的头发像夜晚一样美丽和高贵。相比克莱尔，她的身材更加纤细，纤细的手脚被黑色长手套和超高筒袜包裹着。尽管她只有15岁，胸部稍微保守，但她的裙子仍然很性感。她的翅膀像夜晚使者蝙蝠一样。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "いつもならば、首が痛くなるほど見上げなくてはならない相手。それが今、キアラの目の前に、キアラと同じ大きさでぺたんと座り込んでいる。互いの距離は４００ｍはあるはずなのに、とても近い。",
          "zh_text": "通常情况下，对方是需要仰视的人，以至于会让脖子疼痛。但现在，对于琪娅拉来说，坐在她面前的人和她一样高。虽然彼此之间应该有400米的距离，但感觉非常近。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "\"キアラちゃん……だよね？\"",
          "zh_text": "\"琪娅拉小姐……对吧？\""
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "震える声でクレアがつぶやいた。",
          "zh_text": "克莱尔用颤抖着的声音低语道。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "\"えっと……うん。なんだか大きくなっちゃったみたい……\"",
          "zh_text": "\"嗯……对。好像变大了……\""
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "\"本当に、本当にキアラちゃん？\"",
          "zh_text": "\"真的，真的是琪娅拉小姐吗？\""
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "今度はバハムートが、信じられないといった様子で身を乗り出し、キアラをまじまじと見つめる。",
          "zh_text": "这次巴哈姆特用难以置信的表情，身子向前倾，凝视着琪娅拉。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "\"え？　うん。あの……、やっぱり、変かな。これ\"",
          "zh_text": "\"嗯？对。那个……可能有点奇怪吧。这个\""
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "キアラはクレアのものと全く同じ衣装の、パレオを摘んでもごもごと聞いた。年甲斐もなくこんな露出度の高い服なんて、無理するんじゃなかっただろうか。外見年齢は１５歳のままだけれど。",
          "zh_text": "琪娅拉用手指着克莱尔身上完全一样的服装，含糊地问道。年龄这么大，这种暴露度高的衣服，穿起来有点勉强吧。虽然外表年龄仍然是15岁。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "\"いや、そういうんじゃなくって……キアラちゃん、それ……\"",
          "zh_text": "\"不，不是这个意思……琪娅拉小姐，那个……\""
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "バハムートが地響きを立ててよろよろと歩み寄って、震える手をキアラに伸ばした。その手はキアラの肩を通り過ぎて……背中から生えた何かに当たった。",
          "zh_text": "巴哈姆特发出地动山摇的声音，踉跄地走近，颤抖的手伸向琪娅拉。那只手穿过琪娅拉的肩膀……撞到了从背后长出来的东西。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "\"っ！？\"",
          "zh_text": "\"咦！？\""
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "キアラはその感触にびくりと身をすくめる。ばさり、背後の空気が動く音。間違いない。人間にはあるはずのないものが生えている。",
          "zh_text": "琪娅拉感到一阵惊讶，身体猛地一僵。哗啦啦，背后传来了空气被划开的声音。毫无疑问，有一些人类不应该拥有的东西正在生长着。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "\"うそ……\"",
          "zh_text": "\"不可能……\""
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "信じられない、といった様子で唖然とするキアラと２匹の龍。恐る恐る沼の水面を覗き込んでみれば、そこに映ったのはクレアのものと同じ立派な翼を持ったキアラであった。いや、翼だけではない。視界の隅で不安げに揺れ動いているのは尻尾に違いない。",
          "zh_text": "琪娅拉和两只龙都呆若木鸡地看着这一幕。小心翼翼地俯视着沼泽的水面，映照在那里的是一个拥有和克莱儿一样壮丽翅膀的琪娅拉。不，不仅仅是翅膀。在视线的边缘，不安地摇摆着的肯定是尾巴。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "\"私、ドラゴンになっちゃったの……？\"",
          "zh_text": "\"我，变成了龙吗……？\""
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "大地が不規則に揺れ、そのたびに木々が砕ける音が一帯に響き渡る。それを巻き起こしているのは３匹分６本の脚。うち２本はややおぼつかない様子だった。",
          "zh_text": "大地不规则地震动着，每一次都伴随着树木碎裂的声音在整个地区回荡。引起这一切的是三个身体，共六条腿。其中两条稍微显得有些不稳定。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "\"キアラちゃん、大丈夫？　無理しなくって良いわよ？\"",
          "zh_text": "\"琪亚拉，你还好吗？不用勉强自己哦？\""
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "バハムートとクレアの手を握り、おっかなびっくり歩みを進めるキアラ。身体のサイズが変ったせいで、歩くにも脚を踏み出すタイミングが狂ってしまうのだ。",
          "zh_text": "琪亚拉紧握着巴哈姆特和克莱尔的手，战战兢兢地前进着。由于身体大小改变，她的腿踏出步伐的时机也变得混乱了。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "\"大丈夫、やっと慣れてきたよ……\"",
          "zh_text": "\"我没事了，终于开始适应了......\""
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "\"そう。じゃあちょと手、離して一人で歩いてみる？\"",
          "zh_text": "\"是吗。那么稍微放开手，自己试着走一下？\""
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "\"ん……、このままがいい\"",
          "zh_text": "\"嗯......，这样牵着手就好了\""
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "キアラはバハムートとクレアの手をぎゅっと握りなおした。あれほど巨大だったあの手を、こうして握り締めることが出来る。どんなに愛しくても、体格差が故に握ってもらうことしかできなかったあの手を握り返せる。キアラにとってこれほどまでに焦がれたことはなかった。",
          "zh_text": "琪亚拉重新紧握住巴哈姆特和克莱尔的手。那只曾经那么巨大的手，就这样紧紧地握住了。无论多么爱慕，由于体格差异，她只能让对方握着自己的手。现在她能够回握那只手，对琪亚拉来说，再没有比这更渴望的事情了。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "\"んはー、はぁー。我慢……我慢……！！\"",
          "zh_text": "\"嗯哈～，哈啊～。忍耐......忍耐......！！\""
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "そんな一方で、クレアはもう既に息も荒く辛抱たまらん状態。クレアの下着は既にじっとりで、吸収し切れなかったものが滝のように太股を伝って流れ落ちている。",
          "zh_text": "与此同时，克莱尔已经无法忍受，呼吸急促，忍耐已经到了极限。克莱尔的内裤已经湿透，无法完全吸收的液体从大腿上滑落下来。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "３人は、バハムートの管理する街に向かっている途中であった。バハムートやクレアがしたくなっちゃった時に、それを処理するためだけに使う街である。ようするに、クレアもバハムートもキアラも、今すぐにいろんなことをしたくてたまらないのだった。",
          "zh_text": "三人正朝着巴哈姆特管理的城市前进。这个城市只是为了处理巴哈姆特和克莱尔想做的事情而存在的。换句话说，克莱尔、巴哈姆特和琪亚拉都非常渴望立即做很多事情。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "目的の街にたどり着いたのは、キアラがようやっと普通に歩けるようになってからのことだった。",
          "zh_text": "他们终于到达目的地，是在琪亚拉终于能够正常行走之后。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "レンガ造りの倉庫や、気取った洋風建築の立ち並ぶレトロな街。街灯ひとつとっても芸術品のようで、そこに走る車や路面電車、それどころか街を行く少女達にでさえ気品が感じられる。いかにもバハムートの趣味らしい街だった。",
          "zh_text": "砖砌的仓库和装饰华丽的欧式建筑林立的复古街道。即使是一盏街灯，也像艺术品一样，无论是经过的车辆、电车，甚至是走在街上的少女们，都能感受到高贵的氛围。这真是巴哈姆特风格的城市。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そして、そんな美しい街をこれからめちゃくちゃに壊しながらいろんなことを……と思うとキアラの秘所もむずむずと疼きだす。",
          "zh_text": "而现在，我将在这美丽的城市中，把一切都弄得一团糟……这样想着，琪娅拉的秘密之处也开始发痒起来。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "\"ほら、キアラちゃん。自己紹介！\"",
          "zh_text": "\"来吧，琪娅拉。轮到你自我介绍了！\""
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "バハムートに促されて、キアラははっと我に返る。",
          "zh_text": "在巴哈姆特的催促下，琪娅拉惊醒过来。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "\"え、えと……私はキアラ。白魔道士の……いや、今は違うのかな……？　多分、白龍のキアラです\"",
          "zh_text": "\"嗯，我是琪娅拉。白魔法师的......不对，现在应该不是了吧......？大概，我是白龙琪娅拉吧。\""
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "３匹の襲来に、慌てふためく少女達。あの一人ひとりが、さっきまでの自分と同じ大きさの人間なんだと思うと、よく分からない倒錯的な快感がゾクゾクと身体を駆け抜ける。",
          "zh_text": "面对三匹突然袭来的龙，少女们惊慌失措。琪娅拉一想到那一个个都是和刚才的自己一样大小的人，一种说不清道不明的扭曲快感就在身体里奔涌而过。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "\"自己紹介終わった？　いいよね、いいんだよね？\"",
          "zh_text": "\"自我介绍完了吗？可以了吗，可以了吧？\""
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "\"えぇ、いいわよ\"",
          "zh_text": "\"嗯，可以了\""
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "バハムートが言い終わる前に、クレアはキアラに飛びついた。キアラの耳元で風が唸り、ものすごい勢いで押し倒される。",
          "zh_text": "还没等巴哈姆特说完，克莱尔就扑向了琪娅拉。风在她耳边呼啸，以惊人的力量将她压倒。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "その背中は触れたものを全て爆砕し、そして地面を１０メートル以上陥没させて激しい地震を巻き起こした。どうにか体勢を立て直そうとついた手が、自動車を数台まとめてスクラップにし、反対側では１０階建ての銀行をぶち抜いて真っ二つに切り裂いてしまった。しかし、これだけ派手にやったのにまるで痛くない。",
          "zh_text": "她的背部碰触到的一切都被炸成碎片，地面也陷落了超过10米，引发了剧烈的地震。她勉强想要恢复姿势的手碰到了几辆汽车，将它们变成废铁，而在另一边，她将一座10层楼高的银行撞穿，劈成两半。然而，尽管这么大动静，她却一点也不痛。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "キアラはクレアに圧し掛かられるまま、その背中に手を回してぎゅっと彼女を抱きしめた。７万トンものクレアの体重。それを全身で感じることの出来る幸せ。今までならば、ちょっとついた手にですら押し潰されてしまうのに、今はこうして体全部を受け止めてあげることが出来る。あんなに巨大だった彼女を抱きしめることが出来る……！！",
          "zh_text": "琪娅拉被克莱尔压得无法动弹，她把手环绕在她的背后，紧紧地拥抱着她。克莱尔有着七万吨的体重，她能够用全身感受到这份幸福。以前，即使是轻轻一碰也会被压碎，但现在她能够完全承受住她的整个身体。她能够拥抱着这么巨大的她......！！"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "\"キアラちゃん……！\"",
          "zh_text": "\"琪娅拉酱......！\""
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "クレアは感極まったかのようにうっとりと呟き、無造作に手を伸ばしてノロノロと走っていた路面電車を捕まえた。そして長く伸びた爪を突き立てて屋根を剥がし、中に乗っていた人々を口の中に放り込む。",
          "zh_text": "克莱尔像是被感动得神魂颠倒一般，喃喃自语着，随意伸出手去拦住正在缓慢行驶的路面电车。然后，她伸出长长的指甲，撕下车顶，把里面的人们塞进她的嘴里。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "\"クレア……！\"",
          "zh_text": "\"克莱尔......！\""
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "キアラが求めるまでもなく、クレアはキアラに唇を寄せてキスを交わす。人間が間に挟まれたら、潰されるを通り越して堆積岩にされてしまいそうなほど高圧のキス。それだけに留まらず、クレアの舌がキアラの唇を分けてキアラの口内に侵入した。それも、先ほど口の中に放り込んだ少女達とともに。",
          "zh_text": "还没等琪娅拉开口，克莱尔就把嘴唇贴近琪娅拉，交换了一个吻。这是一个如此激烈的吻，以至于如果有人被夹在中间，不仅会被压碎，还可能被碎石一起压成堆积岩。不仅如此，克莱尔的舌头分开了琪娅拉的嘴唇，侵入了她的口腔。还有，刚才被塞进嘴里的那些少女们也一起。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "自分の口の中に、あの巨大な、そして最愛のクレアの舌が入り込んでいる。その事実に興奮したキアラは、思わずその舌を甘噛みしてしまった。舌と歯の間に挟まれた不運な少女がそこにいたのにも関わらず。",
          "zh_text": "她最爱的克莱尔的舌头进入了她的口腔。琪娅拉对这个事实感到兴奋，不由自主地轻咬了一下那条舌头。尽管那里有一个不幸的少女被夹在舌头和牙齿之间。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "口の中で、じわりと血の味が広がる。普段だったら、嫌な味だと思ってしまうところだったはずが、キアラの味覚は既に人のそれとはかけ離れてしまっていた。甘い。血の、鉄の味が……とても甘い。",
          "zh_text": "血的味道在口腔中慢慢散开。通常情况下，这应该是一种令人讨厌的味道，但琪娅拉的味觉已经与人类的味觉有所不同。甜美。血液和铁的味道......非常甜美。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "\"んー……\"",
          "zh_text": "\"嗯......\""
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "舌を優しく噛まれたままのクレアが、抗議の声を漏らした。キアラがクレアの舌を解放すると、彼女の舌はすぐに暴れだし、口内を必死でもがきまわる少女達をキアラの舌や口蓋に押し付けてプチプチと弾けさせた。",
          "zh_text": "舌头被轻轻咬住的克莱尔，发出了抗议的声音。当琪娅拉释放了克莱尔的舌头时，她的舌头立刻疯狂地挣扎，把嘴里的少女们压在琪娅拉的舌头和上腭上，发出噗噗的爆音。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "さっきまでの自分と同じ、人間の少女達を口の中で潰してしまう。本来忌むべきはずの行動に、キアラは激しい興奮を覚えた。キアラの中のキアラではない何か。邪悪で凶悪な龍の本能が首をもたげる。破壊と、性欲……龍の本質がキアラを支配して行く。",
          "zh_text": "刚才和那些人类少女一样的她，如今正用自己的口腔把她们挤压成碎片。琪娅拉对这本应该被谴责的行为感到极度兴奋。在琪娅拉内心的某个地方，不是琪娅拉的东西正在崛起。邪恶而凶恶的龙的本能正在支配着她。破坏和性欲......龙的本能正逐渐控制琪娅拉。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "\"ぷっ……はぁ……\"",
          "zh_text": "\"噗……哈啊……\""
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "クレアが口を離す頃には、キアラの翡翠色の瞳はすっかり龍の眼差しへと変わり果てていた。",
          "zh_text": "克莱尔松开嘴的时候，琪娅拉的翡翠色眼睛已完全变成了龙的眼神。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "\"キアラちゃん、私も\"",
          "zh_text": "\"琪娅拉酱，我也要\""
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "今度は、バハムートが座り込んでキアラにキスをおねだりする。勿論キアラはそれを拒むことなく、顔を横に向けてバハムートのキスを受け入れた。その際に、目の前でひしゃげたガス灯や、バハムートの髪がそれを薙いでへし折ってしまうのを見てキアラの破壊衝動はさらに高まる。",
          "zh_text": "这次，巴哈姆特坐下来，向琪娅拉索要亲吻。当然，琪娅拉并没有拒绝，她转过脸接受了巴哈姆特的吻。在这过程中，琪娅拉看到眼前的煤气灯破碎，巴哈姆特的头发将其劈开折断，她的破坏冲动进一步增强。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "互いを確かめ合うような、深く長いキスの後。キアラは上半身を起こして。",
          "zh_text": "在彼此确认对方的深长吻后，琪娅拉坐起身来。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "\"ねぇ、私……もっと壊したい\"",
          "zh_text": "\"呐，我……想要更多地破坏\""
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "とろんとした目つきで、うっとりと呟いた。",
          "zh_text": "她用迷蒙的眼神，迷迷糊糊地说道。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "\"ふふ、いいよ？\"",
          "zh_text": "\"呼呼，好啊？\""
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "クレアはキアラの上をどいて、彼女の手を引いて立ち上がらせた。砕けたレンガや石礫が豪雨の如く地面に叩きつけ、土色の嵐を巻き起こす。",
          "zh_text": "克莱尔从琪娅拉身边挪开，拉着她的手站了起来。碎裂的砖块和碎石像豪雨一样砸向地面，掀起一阵土色风暴。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "\"じゃぁ、ドラゴンのせんぱいとして気持ち良いこと、たくさん教えてあげるね。靴……脱いでごらん\"",
          "zh_text": "\"那么，作为龙的前辈，我会教你很多令人愉快的事情。先……脱掉鞋子看看\""
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "クレアは優しく、まるでお姉さんのようにキアラを撫でた。こうして同じ倍率で並び立つと、クレアのほうが１５メートルほど大きいため、本当に彼女のほうが姉みたいに映る。",
          "zh_text": "克莱尔温柔地抚摸着琪娅拉，就像是姐姐一样。当他们以相同的比例并排站在一起时，克莱尔比琪娅拉高出约15米，所以她真的像是姐姐一样。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "\"うん、そうする\"",
          "zh_text": "\"嗯，就这样吧\""
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "キアラはブーツの紐を解こうとして、その紐が上手く解けないことに気づいた。これはおそらくクレアのブーツと全く同じもの。とすれば、彼女が見よう見真似で甲殻を変じさせたブーツがちゃんとその手の機能を再現できていなくてもおかしくはない。",
          "zh_text": "琪娅拉试图解开靴子的鞋带，却发现鞋带解不开。这很可能是和克莱尔的靴子完全一样的东西。如果是这样的话，即使她模仿克莱尔改变外壳的靴子无法完全再现那种功能也不奇怪。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "\"うーん、脱げない……\"",
          "zh_text": "\"唔，脱不下来……\""
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "汗と腿を伝って流れ込んだ愛液で湿ってくっ付き、筒の長さもあいまってそう簡単に脱げそうにない。",
          "zh_text": "汗水和大腿间的爱液流下来，湿润了一起，再加上筒子的长度，很难轻易脱下来。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "\"手伝ってあげる！\"",
          "zh_text": "\"我来帮你！\""
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "クレアが、キアラのむっちりとした太股とブーツの筒口の間に指を差し込んで、両手の力でぐいと無理やり筒を押し下げた。あまりの摩擦力にブーツとキアラの肌の間で眩いほどの火花が散ったが、まるで熱くもないしキアラの肌にもブーツにも傷一つ出来ない。",
          "zh_text": "克莱尔把手指伸进琪娅拉丰满的大腿和靴筒之间，用双手的力量强行压低筒子。由于摩擦力太大，靴子和琪娅拉的皮肤之间迸出了耀眼的火花，但既不烫手也不会对琪娅拉的皮肤或靴子造成任何伤害。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "\"あとは脚をね、ぶんぶんやれば抜けるよ\"",
          "zh_text": "\"然后，你只需要摇摇腿，就能脱下来了\""
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "クレアはなんだか自慢げに、自分のブーツを脚を振りぬいてスポーンと脱ぎ捨てた。普通この手のブーツには脱ぎやすくするためのジッパーがついている物なんだけれど……とキアラは思ったが、ふんふん言いながら頑張ってブーツから脚を抜こうとするクレアが可愛らしかったのでやめにした。",
          "zh_text": "克莱尔有点得意洋洋地说着，她用力摇着腿，脱下了自己的靴子。通常这种靴子上都会有拉炼便于脱下……琪娅拉心想，但看着克莱尔努力地试图从靴子里把腿抽出来，觉得她很可爱，所以没有再说什么。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "クレアに習って、キアラもブーツを遠くに飛ばす。脚が入っていたその抜け殻だけで、はるか彼方まで町を蹴散らしてしまえるこの感覚は、確かになんとも言えない快感だった。このサイズで\"明日天気になぁれ！\"とかやってみたいなぁ、などとキアラは思う。",
          "zh_text": "琪娅拉效仿着克莱尔，也把靴子踢得远远的。只是裹着自己双脚的空壳，就能够把整个城市踢到远方去的感觉，确实是一种难以言喻的快感。琪娅拉想着，用这个尺寸来做些像\"明天天气晴朗！\"之类的事情试试看，真是太有趣了。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "そして、ようやくブーツを脱ぎ終わったその脚を倉庫街の上に踏み下ろしたその瞬間。キアラの全身を電撃のような快感が襲った。",
          "zh_text": "然后，当她终于脱下靴子，脚踏上仓库区的地面时，一股像电击一样的快感袭击了琪娅拉的全身。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "\"っ……なにこれっ……だめぇ！！\"",
          "zh_text": "\"嗯……这是什么……受不了了啊啊！！\""
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "不慣れ、それもここに至るまでに大分興奮していたキアラが絶頂に至るにはその刺激は十分すぎた。どうやら龍の足というのは人間のものよりもはるかに感じやすいらしい。整った眉を八の字に寄せて、キアラは快感に身をよじる。",
          "zh_text": "对于琪娅拉来说，这种刺激已经足够让她达到高潮了，而且她在这之前已经相当兴奋。看来龙的脚比人类的更加敏感。琪娅拉皱起修长的眉毛，身体因为快感而扭动。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "そんなキアラの反応に、凄くそそられたのはバハムートであった。なんだか、もっとキアラを歩かせて反応を楽しみたいと思ってしまったのである。",
          "zh_text": "对于琪娅拉的反应，巴哈姆特感到非常兴奋。她不知为何突然想让琪娅拉继续走路，享受她的反应。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "\"クレアちゃん、もう片方も脱がせてあげて\"",
          "zh_text": "\"克莱儿，帮她脱掉另一只脚的靴子\""
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "\"はぁい！\"",
          "zh_text": "\"好的！\""
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "\"っ！　めっ、これ以上……これ以上やったら気持ちよすぎておかしくなっちゃう……っ！！\"",
          "zh_text": "\"嗯！再、再继续下去的话，我会因为太舒服而发疯的……！\""
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "キアラが言うが、クレアは聞く耳を持たない。言いつつも、実はまんざらでもないことを分かってのことだろう。キアラのブーツをずりずりと引き下ろして、白い脚を露出させた。",
          "zh_text": "琪娅拉说着，但克莱儿并不理会。她其实也知道琪娅拉并不是完全不喜欢这样。她把琪娅拉的靴子拉下来，露出了她白皙的腿。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "汗でしっとりと湿った柔らかな足が、陽光を捉えてきらきらと輝く。まるで新設のゲレンデのような滑らかさ。大理石の巨塔のような脚が、恐る恐る踏み下ろされる。まずは、足指が立ち並ぶ低層ビルの給水塔をぐにゃりと歪めてひしゃげさせ、圧力のかかった水が豪勢に弾け飛ぶ。その時点で既にキアラは限界を感じていたが、けれどいつまでも片足で立っているわけにも行かなかった。立っているだけで、足の裏が気持ち良く、今にも膝から崩れてしまうそうなのだ。",
          "zh_text": "那双柔软的腿因为汗水而微微湿润，捕捉到阳光，闪闪发光。就像是新开设的滑雪场一样光滑。像大理石巨塔一样的腿踩在上面，小心翼翼地踩下去。首先，脚趾压弯了低层建筑物的给水塔，压力使水飞溅出来。在那个时候，琪娅拉已经感到达到极限了，但她不能一直只用一只脚站着。站着就已经很舒服了，她感觉脚底板快要崩溃，膝盖也快要软掉了。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "続いていよいよ脚の重みが建物本体に圧し掛かる。積載量をはるかに超える重さに構造が歪み、綺麗に張られた窓ガラスが歪みに耐えかね滝のように割れ落ちて行く。そしてそこからは一思いに。潰れるとか崩れるといった表現を超越し、まさに建物が爆ぜるようにしてキアラの足の下に消える。",
          "zh_text": "接着，腿的重量终于压在建筑物上。结构无法承受超过负载的重量，漂亮的窗户玻璃无法承受压力变得扭曲，像瀑布一样碎裂下来。然后一切都发生得很快。建筑物不是被压扁或崩塌，而是像爆炸一样在琪娅拉的脚下消失了。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "\"っ……！\"",
          "zh_text": "\"呜……！\""
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "よろけるようにして、キアラは自分よりも一回り小さなバハムートにその身を預けた。けれど、それは大きな判断ミスだったことをキアラは悟る。",
          "zh_text": "她摇摇晃晃地把自己交给比她小一轮的巴哈姆特。然而，她意识到这是一个巨大的错误。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "バハムートはキアラのパレオをめくりあげ、下着をずらして既にぐしょぐしょのキアラの股間に指を突っ込んだのだ。",
          "zh_text": "巴哈姆特掀开了她的裙子，把她已经湿透的下体的内裤拉开，然后把手指塞进去。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "\"ひぅっ！！\"",
          "zh_text": "\"噢呜！！\""
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "一瞬走る鋭い痛み。けれど、それもすぐに快感へと変わる。",
          "zh_text": "一瞬间的剧痛。然而，很快这变成了快感。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "\"ずっと、やってみたかったのよね、これ\"",
          "zh_text": "\"一直以来，我都想试试这个\""
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "バハムートはうっとりと紡いだ。",
          "zh_text": "巴哈姆特陶醉地说。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "\"キアラちゃんのここを、いっぱいシアワセにしてあげたいって。けど、私のじゃぁ指だってあなたの胴体よりも太いんだから入るわけなかった……\"",
          "zh_text": "\"我想让琪娅拉的这里，变得非常幸福。但是，我的手指比你的身体还要粗，所以是无法进入的……\""
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "バハムートにぐいと押され、キアラは倒れそうになって脚を後ろに踏み出す。バハムートに秘所をまさぐられての快感と、足の下で沢山の家や車、そして人間を踏み潰すことで生まれる狂った快感。その両方が一度にキアラを襲い、まだ使い慣れてない翼や尻尾をびくびくと痙攣させる。",
          "zh_text": "巴哈姆特用力推了一下，琪娅拉差点跌倒，她的腿向后踏出一步。在巴哈姆特的抚摸下产生的快感，以及在她脚下踩踏许多房屋、车辆和人类所带来的疯狂快感。这两种感觉同时袭击着琪娅拉，她还不熟悉的翅膀和尾巴不停地抽搐。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "\"キアラちゃん、大好き！\"",
          "zh_text": "\"琪娅拉，我爱你！\""
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "言いながらも、バハムートの攻め手は止まらない。龍のメスが最も感じるところを的確に突き、そして快楽の渦でまともに力がはいらないキアラをぐいぐいと押して無理やり歩かせる。そのたびに、キアラの足元では家が爆ぜ、地盤の沈下に巻き込まれた木々が傾き、路面電車の架線は張力に耐えかねて空を裂く凶器となる。そんな大惨事とは裏腹に、キアラの快感はいよいよ頂へと至り。",
          "zh_text": "说着这番话，巴哈姆特的攻击者并没有停下来。龙的雌性敏锐地找到最敏感的地方，并强行推着快感的漩涡让已经无法正常行走的琪娅拉继续前进。每一次，琪娅拉的脚下都会有房屋爆炸，地面下陷，被卷入的树木倾斜，路面电车的架线无法承受张力而成为撕裂空气的凶器。尽管发生了这样的大灾难，琪娅拉的快感终于达到了巅峰。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "\"もう、だめぇ……っ！！\"",
          "zh_text": "\"不行了...！！\""
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "自身の掠れた声を遠く聞き、キアラの視界は光に包まれた。",
          "zh_text": "她听到自己嘶哑的声音，视野被光芒所包围。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "――数日後。",
          "zh_text": "数日后。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "\"キアラちゃーん！\"",
          "zh_text": "\"琪娅拉酱！\""
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "大音量の呼び声に、キアラの家の窓がびりびりと震える。",
          "zh_text": "大音量的呼声中，琪娅拉家的窗户发出嗡嗡声震动。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "\"また大きくなって遊びに行こう！\"",
          "zh_text": "\"再一起长大一点去玩吧！\""
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "\"クレアちゃん、あの子は今忙しいから……\"",
          "zh_text": "\"克莱尔，那孩子现在很忙……\""
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "どうやら、あの愛しの龍たちがキアラを遊びに誘いに来たらしい。",
          "zh_text": "看来，是那些可爱的龙们来邀请琪娅拉一起玩耍。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "キアラは例の一式を持って家の外に出る。",
          "zh_text": "琪娅拉拿着那套特殊装备走出家门。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "\"大丈夫、昨日の夜には大体調べ終わったよ。着替えるから待ってて～！\"",
          "zh_text": "\"没问题，昨晚基本上已经调查完了。我去换衣服，等我一下～！\""
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "精一杯声を張り上げて、高層ビルのような２匹の巨龍を見上げるキアラ。あの後何度か巨大化してみて、この体は小さくて不便だなぁ、なんて思うようになってしまった。けれど、屋根のある場所で寝れるのは他の龍にはない特権だろうか。",
          "zh_text": "琪娅拉尽力高声喊道，仰望着像高楼大厦一样的两只巨龙。自从那之后几次尝试变大后，她开始觉得自己的身体太小不方便了。但是，能在有屋顶的地方睡觉是其他龙所没有的特权吧。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "\"終わったのね。身体は大丈夫？\"",
          "zh_text": "\"结束了啊。身体还好吗？\""
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "\"人間に戻ったときも翼や尻尾の幻肢がある。けどそれ以外は好調かな\"",
          "zh_text": "\"除了变回人类时还有翅膀和尾巴的幻肢感，其他方面都还不错\""
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "\"そっか。それで、結果は？\"",
          "zh_text": "\"是吗。那原因呢？\""
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "\"うん、これはクレアの抜け殻を縮小して加工したもので間違いないね。私が龍になっちゃったのも、クレアの莫大な魔力があの中に封じられてるから\"",
          "zh_text": "\"嗯，这绝对是克莱尔的脱壳经过缩小加工的东西。我变成龙的原因也是因为克莱尔庞大的魔力被封存在其中。\""
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "キアラはローブとブラウスを脱ぎ捨てて淡々と着替える。外で。今は２匹以外には誰もいないのもあるのだけれど、一度巨大化すると見られることに無頓着になってしまうらしい。",
          "zh_text": "琪娅拉淡淡地脱下长袍和衬衫，并在外面换上新衣服。虽然现在除了两只动物外没有其他人在场，但一旦变成巨大的龙，就会变得不在意被人看到。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "クレアの、抜け殻。龍という生き物は成長の際に脱皮をするもので、人間に化けた状態で脱皮を行うと、甲殻が変じたものである衣装を脱ぎ捨てて新しい衣装を形成する。その際に捨てられる古い衣装は毎年キアラが解体して、村の運営資金として売り飛ばされるのだが……。",
          "zh_text": "克莱尔的脱壳，是指龙在成长时会脱皮，以人类的形态进行脱皮时，旧衣服会变成一种甲壳状的服装被丢弃，然后形成新的服装。每年琪娅拉都会拆解这些被丢弃的旧衣服，作为村庄的经营资金出售......"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "\"今年の夏も去年の夏も、脱皮しなかったよね？　もう成長止まったのかと思ってたんだけど……\"",
          "zh_text": "\"今年夏天和去年夏天都没有脱皮吗？我还以为你已经停止成长了......\""
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "\"うーん、私も脱皮してないと思ってたんだけど……\"",
          "zh_text": "\"嗯，我也以为自己没有脱皮......\""
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "クレアが不思議そうに首を傾げる。",
          "zh_text": "克莱尔疑惑地歪着头。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "\"とすれば、クレアが寝てる間に誰かが脱がせて持ち去ったってことになるかな\"",
          "zh_text": "\"那么，就意味著有人在克莱尔睡觉的时候脱下并带走了吧\""
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "クレアの足元で、小さな点みたいに見えていたキアラがぐんぐんと大きくなり、２匹に肩を並べた。ばさり、と羽を散らして翼が広がり、尻尾が空を裂いて唸る。",
          "zh_text": "在克莱尔脚下，原本看起来像一个小点的琪娅拉迅速变大，与两只动物并肩而立。她展开翅膀，尾巴划破空气发出咆哮声。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "\"そんな事が出来るのって、私たちと同じ龍くらいじゃない？\"",
          "zh_text": "\"能做到这样的事情，除了我们这样的龙还有谁？\""
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "\"いや……だいたい中りはついてるんだけどね。まぁ、その人じゃないといいなーって思ってる\"",
          "zh_text": "\"不，虽然运气不错，但我希望不是那个人。\""
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "\"先生……かな？\"",
          "zh_text": "\"老师...吗？\""
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "クレアがやや戸惑うように、キアラの様子を伺いながら呟いた。",
          "zh_text": "克莱儿有些困惑地低声说道，同时观察着琪娅拉的表情。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "\"うん、こんなことが出来るのは先生……私の魔法の師匠しかいない\"",
          "zh_text": "\"嗯，只有老师才能做到这样的事情...她是我唯一的魔法老师\""
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "\"え？　キアラちゃんの先生……？　先生なんていたんだ？\"",
          "zh_text": "\"咦？琪娅拉的老师...？老师原来也有老师啊？\""
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "バハムートが心底驚いたようにキアラにたずねる。",
          "zh_text": "巴哈姆特非常惊讶地问道。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "\"当たり前でしょう？　独学で魔法を学ぶなんて私には無理。ま、１０年前にでてったっきり何の連絡もよこさないんだけど……あの人ならクレアが寝てる間に強制脱皮させるくらいは\"",
          "zh_text": "\"当然啦！我可没办法自学魔法。嘛，他离开十年了，也没有联系过我...不过他应该能在克莱儿睡觉时强制脱皮吧\""
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "\"そんなに凄い人なんだ……\"",
          "zh_text": "\"他真厉害啊...\""
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "\"どういうつもりか知らないけどね。ま、悪い人じゃないから……\"",
          "zh_text": "\"不知道他在想些什么，但他不是坏人...\""
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "\"そうそう。ちょと何考えてるか分からないところがあるだけだよ。そんなことより、ほら！　せっかくキアラちゃんが大きくなったんあから、もっと沢山楽しい事しよ！\"",
          "zh_text": "\"对对对。只是有时候不知道他在想什么。不过，比起这些，快看！既然琪娅拉长大了，我们应该要做更多好玩的事情！\""
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "クレアが、花の咲くような笑顔で２匹の手をぐいと引っ張る。",
          "zh_text": "克莱儿用像花一样绽放的笑容，拉着两只手往前走。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "\"そっか、そうだね！\"",
          "zh_text": "\"是啊，没错！\""
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "キアラもそれに乗っかり、クレアと一緒に大地を揺るがして走り出した。",
          "zh_text": "琪娅拉也趁机跟了上去，与克莱尔一起摇动着大地，开始奔跑。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "\"うーん、何事もなければいいんだけど\"",
          "zh_text": "\"嗯，希望一切都平安无事吧\""
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "バハムートはそんな２匹の背中を追いかけつつ、心に一抹の不安を抱くのであった。",
          "zh_text": "巴哈姆特一边追赶着这两个背影，心中却抱着一丝不安。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "===",
          "zh_text": "==="
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "キアラ（ドラゴン状態）",
          "zh_text": "琪娅拉（龙的形态）"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "身長　165メートル",
          "zh_text": "身长 165m"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "体重　51000トン",
          "zh_text": "体重 51000t"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "超絶空気をついに脱却したい。できたらいいな。一応この子今までも主人公だったらしいです。",
          "zh_text": "终于想要摆脱超重的感觉。希望能够实现。这个角色似乎一直都是主角。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "実際は翼と尻尾の重さがあるためもっと重いと思われますが、このサイズの少女の体重を性格に計測する機器などあるはずもないため龍たちの詳細な体重は永遠の謎。基本的に今まで出てきているのは全て人間サイズだったらこの程度、というと子おから逆算された体重なので翼や尻尾は計算に入っていないのです。",
          "zh_text": "实际上，由于翅膀和尾巴的重量，可能更重，但是由于没有能够测量这个大小少女体重的设备，龙们的详细体重将永远是个谜。基本上，迄今为止出现的都是人类大小的角色，所以这个体重是根据子女推算出来的，并未计算翅膀和尾巴。"
        }
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    },
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          "ja_text": "空が落ちてくる。倒れこむ白龍の少女の背中を見上げる人々は一貫して同じ感想を抱いたと思う。昼間なのに、彼女の影が落ちる町は黄昏のように暗く。クレアの身体が地面に近づくほどに収束して濃くなる影は、即ち数瞬先の運命が確定した事を表していた。",
          "zh_text": "天塌下来了。仰望着倒下的白龙少女的背影的人们，应该都抱着同样的感想。即使是在白天，她的影子也使城市变得像黄昏一样暗淡。随着克莱尔的身体接近地面，影子变得更加浓厚，这表示着数秒钟后的命运已经确定。"
        },
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          "ja_text": "無論クレアとて倒れたら痛いので、背中の翼を必死でぱたぱた羽ばたかせ、尻尾をブンブンと振ってバランスを取ろうとするのだが、運命を変えるためにはそれはいささか遅すぎた。彼女の身体は家々を押し潰して地面に抱きとめられ、轟音とともに盛大な砂嵐を巻き上げる事となった。縮めそこなった翼や荒ぶる尻尾が無為に被害を拡大させただけに終わった事は、言うまでもあるまい。",
          "zh_text": "当然，即使是克莱尔倒下也会感到疼痛，她拼命地拍动着背上的翅膀，摇摆着尾巴想要保持平衡，但为了改变命运，这已经太迟了。她的身体压在地面上，身下的城镇里，一片片房子被压得粉碎。压倒性的轰鸣声伴随着巨大的沙尘暴卷起。蜷缩的翅膀和狂乱的尾巴只是无谓地扩大了破坏。"
        },
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          "ja_text": "「な、何するの！？　バハムートちゃん、ここ町の中だよ！？」",
          "zh_text": "「你、你在做什么！？巴哈姆特酱，这里是城市中心啊！？」"
        },
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          "ja_text": "慌てて身を起こそうとついた手が、ぐしゃりと何かを押し潰した。その感触にびくりと肩をすくめるクレア。手を退かすと、そこには鉄の箱が赤い飛沫を飛び散らして無残に潰れていた。",
          "zh_text": "匆忙地想要站起来的手碰到了什么东西，发出了咯吱的声音。克莱尔因为那种触感而缩了一下肩膀。当手移开时，那里是一个被压扁且散发着红色飞沫的铁盒子。"
        },
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          "ja_text": "「ご、ごめんなさい！！」",
          "zh_text": "「对、对不起！！」"
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          "ja_text": "立ち上がろうにも、周囲には人や車や路面電車がごったがえしていて動けそうに無い。自動車はともかく、軌道を持った路面電車はクレアから一直線に離れていく事ができず、のろのろと彼女の太股のあたりを逃げている最中であった。動けば間違いなく横転させてしまうであろう。",
          "zh_text": "即使想站起来，周围却挤满了人、车辆和有轨电车，克莱尔动弹不得。汽车还好，但有轨电车无法直线离开克莱尔，它们缓缓地从她的大腿旁边逃离。如果克莱尔动一下，肯定会让它们翻倒。"
        },
        {
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          "ja_text": "が、そんなクレアの気遣いは彼女の目の前で、逃げ出そうとしていた路面電車と一緒にぐしゃりと押し潰された。黒い布に覆われたその巨大なプレス機は、黒龍の少女、バハムートの膝。クレアの太股を跨ぐように、膝立ちになり彼女の肩をぐいと押す。",
          "zh_text": "然而，克莱尔的顾虑却随着在她的眼前逃跑的有轨电车压扁而烟消云散了。那个被黑色布料覆盖的巨大压路机，是黑龙少女巴哈姆特的膝盖。它跨越克莱尔的大腿，跪着用力推了一下她的肩膀。"
        },
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          "ja_text": "「何って、決まってるでしょう？　あなたの性欲処理よ！！」",
          "zh_text": "「你问为什么，答案不是很明显吗？你的性欲处理啊！！」"
        },
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          "ja_text": "事の起こりは結構前に遡る。",
          "zh_text": "事情的起源可以追溯到很久以前。"
        },
        {
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          "ja_text": "東の国からの攻撃に応報し、結局のところ一国を丸ごと滅ぼしてしまったクレア。その被害は凄惨たる事、正しく天災の如しであった。山脈だったはずのものは彼女の太股や脹脛を模った渓谷に姿を変え、国があった筈の場所にはクレアが陰部をこすりつけて削り取った窪みが愛液を湛えて深く巨大な湖となっている。",
          "zh_text": "作为对来自东方国家的攻击的回应，克莱尔最终摧毁了整个国家。这场灾难造成了可怕的破坏，就像天灾一样。原本应该是山脉的地方，现在变成了她大腿和小腿形状的峡谷，而原本有国家的地方则成为了克莱尔摩擦阴部后削去的凹陷处，充满爱液并形成了一个深深的巨大湖泊。"
        },
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          "ja_text": "同じ天災たるバハムートから見ても、これはやりすぎだった。それも、明確な攻撃によってもたらされた訳ではなく、クレアが燃え上がった結果がこれだというのだから、もはやあきれ返るしかない。",
          "zh_text": "即使对于同样是天灾的巴哈姆特来说，这也太过分了。而且这不是明确的攻击所造成的，而是克莱尔兴致上来后的结果，这让人无法不感到惊讶。"
        },
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          "ja_text": "とはいえ、呆れてばかりもいられない。なにせクレアは自由奔放で欲求には正直。故に、一度自慰の快楽を占めてしまえばまたやりたくなるのは必至であった。",
          "zh_text": "然而，只感到惊讶可不能解决问题。毕竟，克莱尔是自由奔放且对欲望忠实的人。因此，一旦她获得了自慰的快感，她就必然会想要再做一次。"
        },
        {
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          "ja_text": "この町の近く（と言っても身長175メートルのクレアの感覚で）には標高2000メートルにも達する立派な山脈があり、近頃クレアは深夜になるとその向こうに姿を消す事が多くなった。",
          "zh_text": "在这个城镇附近（以克莱尔身高175米的感觉来说），有一座海拔高达2000米的壮丽山脉，最近克莱尔经常在深夜消失在那座山脉的另一边。"
        },
        {
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          "ja_text": "無論、彼女がそこで何をしているのかは明白。なんと言っても、そこそこ離れているはずの山の向こうから色っぽい喘ぎ声が聞こえてくるのだから。そういう声というのは、本人が聞こえていないと思っていても存外遠くまで聞こえてしまっているものである。",
          "zh_text": "当然，她在那里做什么是明显的。毕竟，从本应该相当远的山的另一边传来了性感的呻吟声。这种声音即使本人没有听到，也会传到意想不到的远处。"
        },
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          "ja_text": "バハムートやキアラはそれに深く突っ込むわけにもいかず、結局のところそれを知らない事にしてあげた。クレアだって女の子だ。したくなっちゃう時ぐらいあるだろう、と。",
          "zh_text": "巴哈姆特和琪娅拉无法深入探究这个问题，最终他们选择假装不知道。克莱尔也是个女孩子，难道她不会有想要的时候吗？"
        },
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          "ja_text": "そんなある日である。",
          "zh_text": "就在某一天。"
        },
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          "ja_text": "バハムートは深夜に目を覚ます事となった。いや、バハムートに限らず、キアラや町の人々全員が目を覚ました。何故って、まるで耳元で囁かれているかのような巨大な喘ぎ声と、激しい揺れを感じたからである。",
          "zh_text": "巴哈姆特在深夜醒来。不仅是巴哈姆特，琪娅拉和城镇的居民们也都醒了。为什么呢？因为他们感觉到了巨大的呻吟声和剧烈的震动，就像在耳边低语一样。"
        },
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          "ja_text": "例の山脈のほうに目を向けてみれば、案の定皆の予想した出来事が起こっていた。",
          "zh_text": "如果把目光投向那座著名的山脉，果然发生了大家预料中的事情。"
        },
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          "ja_text": "クレアの巨大な頭が、山脈の向こうにちらりと見える。頭だけで、既に標高2000メートルもの山脈よりも大きい。そんな彼女が頬を赤らめ、快感に悶え、喘いでいるのだ。快楽の余り自制が効かなくなり、2万倍程に巨大化してしまったらしい。",
          "zh_text": "克莱尔巨大的头显现在山脉的另一边。她的头已经比海拔2000米的山脉还要大。她脸红着，因为快感而颤抖着，呻吟着。由于过于愉悦，她已经无法控制自己，巨大化了二万倍左右。"
        },
        {
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          "ja_text": "結局のところ、クレアは自らの姿をどうにか目隠ししていた山脈を自身の手で握り潰してしまい、周辺の地図は再び書き換えられることとなった。",
          "zh_text": "最终，克莱尔用自己的手将她原本用来遮掩自己的山脉握碎了，周围的地图再次被改写。"
        },
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          "ja_text": "そんなわけで、さすがにこれはマズイと感じたキアラおよびバハムートは対策に迫られ今に至る。",
          "zh_text": "因此，琪娅拉和巴哈姆特感受到这件事非常紧迫，他们被迫查找对策，直到现在。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ダメだよ、関係の無い人たちを潰しちゃ……っ！？」",
          "zh_text": "「不行，不能把与我们无关的人压扁...！？」"
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          "ja_text": "涙目でおろおろと紡ぐクレアを、バハムートの唇が押し黙らせた。",
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          "ja_text": "不意打ちに丸くなる彼女の眼。ツゥと流れ落ちる涙、そんな彼女の意思とは逆にポッと紅潮する頬。恐ろしい龍ではなく、人の心を持った少女としてのクレア。その無垢で優しく、臆病な姿に、バハムートの嗜虐心は酷くそそられた。",
          "zh_text": "她的眼睛因为突如其来的举动而瞪大。泪水滑落下来，她的脸颊却红潮起来。克莱尔不再是可怕的龙，而是一个拥有人类心灵的少女。她纯洁而温柔，胆小的模样让巴哈姆特的虐待心理被极度激发。"
        },
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          "ja_text": "「本当にそう思ってるかしら？」",
          "zh_text": "「你真的这么想吗？」"
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          "ja_text": "言うが早いが、バハムートはクレアのパレオをめくり上げて、彼女の股間を指でなぞった。罪無き人々を既に沢山押し潰してしまい、涙をぽろぽろと溢すクレア。けれど身体は従順で、びくりと竦んで喘ぎ声を漏らす。",
          "zh_text": "说着，巴哈姆特迅速地掀起克莱尔的裙子，用手指轻轻触摸她的下体。克莱尔已经压榨了许多无辜的人，泪水滴答滴答地流下来。然而，她的身体却顺从地颤抖着，发出喘息声。"
        },
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          "ja_text": "「あなた、最近一人でしてる事多いじゃない？　けど、そんなんじゃぁ満足できないでしょう？」",
          "zh_text": "「最近你一个人做了不少呢，对吧？但是，这样应该无法满足吧？」"
        },
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          "ja_text": "「っ……！！」",
          "zh_text": "「……！！」"
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          "ja_text": "クレアの顔が真っ赤に茹で上がる。反論しようと言葉を捜しているらしいが、しかしそれは形を結ばなかった。悔しそうに唇を噛んで、ぽろぽろと涙を流すのみである。",
          "zh_text": "克莱尔的脸变得通红。她似乎在查找反驳的话语，但是却无法找到。她只是咬着嘴唇，泪水不停地流下来。"
        },
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          "ja_text": "「本当は壊して壊して、潰して潰して……沢山の人間を消費したい。そうでしょう？　欲求不満は溜めちゃダメ」",
          "zh_text": "「其实你想摧毁、碾压很多人吧。对吧？没有被满足的欲望快压抑不住了」"
        },
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          "ja_text": "バハムートはそのか細くも巨大な手を、10階建てのビルに突っ込んだ。上品な黒の手袋に覆われたその手は、花崗岩で組まれた外装をいとも簡単に突き破り、鉄骨を歪めて２、３フロアを一度に蹂躙する。デスクや棚、そして人が指先で転がり、あっけなく潰れる感触に高まる興奮。",
          "zh_text": "巴哈姆特用那纤细而巨大的手，插入了一座十层楼高的大楼。那只被优雅的黑手套覆盖着的手轻易地突破了由花岗岩组成的外墙，扭曲了钢骨，一次性蹂躏了两三层楼。桌子、书架，以及人们在指尖下滚动，轻易地被压碎，这种感觉让兴奋感上升。"
        },
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          "ja_text": "破壊と殺戮。自分以外の全てを淘汰する邪悪で凶悪な龍の本能が刺激されるのだ。そしておそらく、それはクレアも同じ。涙を流しながらも、自らの身体の下で弾けた数多もの命の感触、そして破壊という行為に快感を感じずにはいられないはずなのだ。",
          "zh_text": "破坏和杀戮。邪恶而凶残的龙的本能被刺激了起来。也许，克莱尔也是一样。即使流着泪，她也无法不感受到自己身体下爆炸的无数生命的触感，以及破坏的行为所带来的快感。"
        },
        {
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          "ja_text": "設計された重心分散ができなくなったビルが、自身の腕にその重みを預けてくるのを感じると、バハムートはビルから腕を引き抜いた。ビルはまるで支柱を失ったテントのように力なく崩れ落ち、砂の津波を巻き起こす。",
          "zh_text": "当感受到无法按设计的重心分散时，巴哈姆特将手从大楼中抽出来。大楼像是失去支柱的帐篷一样无力地倒塌，掀起沙的海啸。"
        },
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          "ja_text": "「バハムートちゃん、ダメ！　ダメだって……！！　この人たちは悪くないのに、かわいそうだよぉ……」",
          "zh_text": "「巴哈姆特，不行！不行啦……！！这些人并不坏，真可怜呀……」"
        },
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          "ja_text": "「大丈夫よ、この子達は慣れてるから。したくなったら、いつも相手してもらってるの」",
          "zh_text": "「没关系，这些孩子们已经习惯了。想做的时候总是让他们陪我。」"
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          "ja_text": "バハムートはクレアの腕を掴んで持ち上げ、その指でビルの壁面をツゥとなぞらせた。赤レンガの外装がボロボロと崩れ、お洒落な格子窓が甲高い音を立てて滝のように流れ落ちて行く。その破壊を目の当たりにし、クレアはびくりと肩をすくめた。",
          "zh_text": "巴哈姆特抓住克莱尔的手臂，将她举了起来，用手指在大楼的墙上划了一下。红砖的外墙崩塌得稀烂，时髦的格子窗发出尖锐的声音，像瀑布一样流下来。克莱尔看到这种破坏，吃惊地耸了耸肩膀。"
        },
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          "ja_text": "気持ちいい。けど、ダメだ。",
          "zh_text": "感觉真舒服。但是，不行。"
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          "ja_text": "東の国を滅ぼしてからというもの、あの感触をもう一度得たいという願望がクレアの中で燻っていた。どこかの国が攻めてきてくれれば、と思ったことさえあった。破壊と殺戮の衝動。けれど、ここでそれを受け入れたら……自分が本当に怪獣になってしまいそうで、怖い。",
          "zh_text": "自从摧毁了东方的国家以来，克莱尔内心中一直燃烧着想再次获得那种感觉的愿望。她甚至曾经希望有哪个国家来攻击她们。破坏和杀戮的冲动。但是，如果在这里接受了这种冲动的话……她可能真的会变成怪兽，这让她感到害怕。"
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          "ja_text": "だが、バハムートはそこに容赦なく追い討ちをかける。",
          "zh_text": "然而，巴哈姆特却毫不留情地追击。"
        },
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          "ja_text": "「ふふっ、貴女は敵意外には本当に優しいのね。けど、たまには龍の本能をしっかりと開放してあげないと……この間みたいに溜まっちゃうと大変よ？」",
          "zh_text": "「呵呵，你对敌人以外的事情真的很温柔呢。但是，偶尔也要好好释放一下龙的本能……像上次那样压抑下去的话会很麻烦的哦？」"
        },
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          "ja_text": "バハムートの手に握られているのは、十余名の人間達であった。皆若く、活きのいい少女達だ。",
          "zh_text": "巴哈姆特手中握着十几个人。都是年轻而有活力的少女们。"
        },
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          "ja_text": "「見て、この子達……とっても可愛いでしょう？」",
          "zh_text": "「看，这些孩子们……非常可爱吧？」"
        },
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          "ja_text": "クレアの目の前に突き出された手。その上で、彼女達は抱き合ってふるふると震えている。バハムートが帝国中から選りすぐったお気に入りの少女達。どの娘も、人形のように可愛らしい美少女だ。",
          "zh_text": "巴哈姆特将手伸到克莱尔面前。在她的手上，这些少女们相互拥抱着颤抖着。这些是巴哈姆特从帝国中挑选出来的心爱的少女们。每个女孩都像人偶一样可爱的美少女。"
        },
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          "ja_text": "そしてそんな美少女達は、同じく美しく可愛らしいクレアの、豊満な胸の谷間に押し込まれてしまった。",
          "zh_text": "而这些美少女们，现在被塞进了克莱尔丰满的胸脯间。"
        },
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          "ja_text": "「何を……だめ……やめて……」",
          "zh_text": "「什么……不要……停下啊……」"
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          "ja_text": "細く、震えるような声でクレアが嘆願する。けれど、その言葉とは裏腹にクレアは抵抗をしなかった。",
          "zh_text": "克莱尔用微弱而颤抖的声音恳求着。然而，尽管她的话语与此相反，克莱尔并没有抵抗。"
        },
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          "ja_text": "胸当ての隙間から両手を差込み、バハムートの巨大な手が、その巨大な手をもってしてもなお余りある山のような乳房を揉みしだく。パキ、ぽきっ……何かが砕ける音と入れ替えに聞こえなくなる悲鳴。",
          "zh_text": "她将双手伸进胸甲的间隙，巴哈姆特的巨大手掌猛力揉搓着那巨大到令人难以置信的山峰般的乳房。啪嗒、噗嗤……听不见什么破碎的声音，取而代之的是尖叫声消失的声音。"
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          "ja_text": "「どうかしら？　おっぱいで貴女と同じくらいの歳の子を潰しちゃったのよ？」",
          "zh_text": "「怎么样？我用胸部压扁了和你同年龄的孩子，觉得如何？」"
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          "ja_text": "バハムートの手が鎧から抜けると、クレアの胸の谷間には赤いシミが残っているだけだった。先ほどまでの怯えきった表情がそれに重なり、クレアの罪の意識を酷く突き刺す。",
          "zh_text": "当巴哈姆特的手从盔甲中抽出时，克莱尔的胸间只剩下一片红色的污渍。之前的恐惧表情与此重叠，深深刺痛了克莱尔的罪恶感。"
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          "ja_text": "残酷な快楽、その衝動が身体の中を激しく駆け回るのを感じた。クレアの中の、クレアではない何かが、もっとそれを求めている。",
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          "ja_text": "故にクレアは何も応えられず、唇を噛んでただじっとバハムートの紅い瞳を見つめ返すのみ。",
          "zh_text": "因此，克莱尔无法做出任何回应，只能咬着嘴唇凝视着巴哈姆特红色的眼眸。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "優しい理性に覆われているとは言え、その実体はやはり龍。これは後もう一押しで簡単に堕ちる。",
          "zh_text": "尽管被温柔的理性所笼罩，但其实她是一条龙。只需要再推一把，就能轻易地堕落。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "バハムートはのろのろと走る路面電車を捕まえて、口に咥え込んだ。けれど、別にこれをそのまま挿入しようというわけではない。別方向の欲求に訴えようとしたのである。",
          "zh_text": "巴哈姆特慢慢地追上一辆行驶中的有轨电车，将其咬在嘴中。然而，她并不是打算直接插入。她试图满足另一种欲望。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "全高3.7メートルの車両をもごもごと咥えたまま、バハムートはクレアに顔を近づけた。当然その中には、逃げ遅れた人間達が……主にバハムートが集めてきた少女達が乗車中だ。",
          "zh_text": "全高3.7米的车辆被巴哈姆特咬住，巴哈姆特将脸靠近克莱尔。当然，车辆中还有逃脱不及的人们...主要是巴哈姆特收集来的少女们正在车上乘坐。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "龍の主食は鉱物。そして列車を構成する部品もその多くは鉱物たる金属であった。こと食いしん坊のクレアにとって、精錬された鉄で出来た列車は耐え難いほどの誘惑。",
          "zh_text": "龙的主食是矿物。而构成列车的部件大多是矿物，即金属。对于贪吃的克莱尔来说，由精炼的铁制成的列车是难以抗拒的诱惑。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "故にクレアはそれを拒まなかった。柔らかな唇が路面電車にキスをし、そして電車はそのまま唇を押しのけてクレアの口の中に呑まれていく。",
          "zh_text": "因此，克莱尔并没有拒绝它。柔软的嘴唇亲吻着电车，然后电车被克莱尔送入口中吞噬。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "列車の中で慌てふためく命の気配。それを分かっていながらにして、クレアの前歯は列車を裂いた。口の中で一層強くなる悲鳴。その悲鳴ごと、彼女の奥歯は電車の車体を噛み潰してしまう。",
          "zh_text": "在列车中，充满了慌乱的生命气息。尽管明白这一点，克莱尔的门牙还是撕裂了列车。口中响起更加强烈的尖叫声。随着尖叫声，她的臼齿咬碎了电车的车身。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "じわりと広がる血の味、鉄の味。",
          "zh_text": "血和铁的味道逐渐蔓延。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "一口、もう一口。次第に近づいていくバハムートとクレアの唇。いよいよそれがくっつきそうになる頃には、クレアもすかりその気になっていたのだろう。バハムートの咥えていた部分までぐいと引っ張って自分の口の中に入れてしまった。最後の最後までどうにか頑張って耐えていた人間達が、スクラップと共に口の中に落ちてくる。",
          "zh_text": "一口接一口。巴哈姆特和克莱尔的嘴唇越来越接近。当它们即将接触时，克莱尔也完全陷入其中。她用力地拉住巴哈姆特咬住的部分，将其放入自己的口中。最后将一直努力忍耐的人们连同碎片一起掉进了她的口中。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "そして、それに続いてクレアの口腔に侵入してきたのはバハムートの暖かい舌。クレアの舌を愛おしそうに抱きしめて、人間達を磨り潰しての濃厚なキスを交わす。",
          "zh_text": "然后，进入克莱尔口腔的是巴哈姆特温暖的舌头。巴哈姆特拥抱着克莱尔的舌头，交换着浓厚的吻，将人们磨碎。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "二人の唇が離れ、ツゥと赤い糸を引くその頃には、クレアの瞳に涙はなかった。まるでスイッチが切り替わったかのよう。その瞳には優しさの面影はなく、冷たく残酷な光を灯した龍の瞳へと変貌していた。",
          "zh_text": "当两人的嘴唇分开时，克莱尔的眼中没有泪水。旁佛开关被切换一样。她的眼中没有善良的面容，而是变成了冷酷残忍的龙眼。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「ふふっ……バハムートちゃん……」",
          "zh_text": "「呵呵...巴哈姆特酱...」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "クレアは赤レンガの倉庫を手の下に押し潰して起き上がり、騎乗するバハムートの頬をそっと撫でた。その顔は既に残酷な快楽を求め暴走するメスの龍。",
          "zh_text": "克莱尔压碎了红砖仓库并站起身来，轻轻抚摸着巴哈姆特的脸颊。她的脸已经变成了追求残酷快感并疯狂的雌性龙的面容。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「クレアちゃん……やっとその気になってくれたのね」",
          "zh_text": "「克莱尔……终于你也有了那个心思呢」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "そう言いつつも、バハムートはクレアの変貌振りに若干気圧されていた。始めて出会った時と同じあの氷の瞳。同じ龍でありながら、視線から伝わる莫大な魔力に格の違いを感じずにはいられない。",
          "zh_text": "尽管如此，巴哈姆特对克莱尔的变化有些压力。那对冰冷的眼睛，就像他们第一次相遇时一样。尽管是同样的龙，但无法不感受到从视线中传递出的巨大魔力的差异。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「うん……気持ちいいコト、しよ？」",
          "zh_text": "「嗯……要做些什么好玩的事情吗？」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "ぐい、と押されるバハムートの身体。同じ100倍級の龍とはいえ、体躯の大きなクレアの力に抗うことも出来ず、バハムートはそのまま後ろに倒れこんだ。赤レンガの洋小屋が並び立つ美しい通りに巻き起こされる、大地の津波。堅牢そうなレンガの家は積み木が崩れるように砕け、路傍のガス灯が力なくふやりと歪んで折れ曲がる。",
          "zh_text": "巴哈姆特的身体被推了一下。尽管是同样的100倍级龙，但面对克莱尔巨大的体型力量，巴哈姆特无法抵抗，只能向后倒下。一股地面的海啸席卷着美丽的街道，红砖小屋像积木一样崩塌，路边的煤气灯无力地弯曲断裂。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "クレアはバハムートのお尻の下から、脚を引き抜いて立ち上がった。彼女のむっちりとした太股にくっついていた瓦礫が重力に負けて雨のように降り注ぐ。",
          "zh_text": "克莱尔从巴哈姆特的屁股下面抽出腿站了起来。黏在她丰满的大腿上的碎石被重力战胜，像雨一样落下。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「えっと……その、優しくしてよね？」",
          "zh_text": "「那个……请温柔一点好吗？」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "限界まで身体のサイズを縮めても、バハムートより26メートル大きいクレア。彼女がその気になったら、バハムートのことなどどうする事だって出来てしまう。",
          "zh_text": "即使将身体的大小缩小到极限，克莱尔比巴哈姆特还要大26米。如果她有那个心思，她可以做任何事情。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「うん、大丈夫だよ。ちゃんと気持ちよくしてあげる」",
          "zh_text": "「嗯，没问题的。我会好好让你感到舒服的」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "幸いにして、クレアにとってバハムートは敵でもなく、獲物でもなかった。これから一緒に気持ちよくなるためのパートナーなのだ。",
          "zh_text": "幸运的是，对克莱尔来说，巴哈姆特既不是敌人也不是猎物。他们是为了一起感到舒服而成为伴侣的。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "クレアはバハムートのハイヒールを脱がせ、既にぐしゃりと崩れた倉庫の上に並べて置いた。木とレンガで作られた倉庫がその過積載に耐えられるはずもなく、ハイヒールはその自重だけで小屋を押し潰して入れ替わる。",
          "zh_text": "克莱尔脱下巴哈姆特的高跟鞋，然后将它们放在已经崩溃的仓库上。由木头和红砖建造的仓库无法承受这样的超载，高跟鞋仅仅因为自身的重量就压垮了楼群。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "次いで、クレアはバハムートのオーバーニーソックスに指をかけた。夜そのもののような美しく上品な黒、その下から現れる客星の白。か細く可憐な少女の脚が壊れた街の瓦礫を押しのけ白日の下に眩しく輝く。",
          "zh_text": "接着，克莱尔把手指放在巴哈姆特的超高筒袜上。它们是夜晚本身般美丽优雅的黑色，从下面露出的是彗星般的白色。纤细而可爱的少女大腿推开了被破坏的城市废墟，在阳光下闪耀着。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "クレアは彼女のオーバーニーソックスを手に、きょろきょろと辺りを見廻した。バハムートの襲来に慣れた人間とあってか、逃げるのが早い。手が届きそうな範囲に残っているものは皆無、おそらく建物の中もであろう。建物の中に隠れたところでその建物ごと押し潰されてしまっては仕方がない。",
          "zh_text": "克莱尔拿着她的超高筒靴，四处张望。人们已经习惯了巴哈姆特的袭击，所以逃跑得很快。在她能够触及的范围内，已经没有任何留下的东西，可能连建筑物里面也是如此。躲在建筑物里面也没有用，因为建筑物可能会被压垮。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "仕方がないので、クレアは膝立ちのままずるずると歩き出した。オーバーニーブーツに覆われた膝が、レンガや石で作られた見事な建築を突き崩し、朦々と砂塵を巻き上げて押し進む。まるで戦車よろしく立ち塞がる全てを破砕し、彼女の通った後には見事なまでの更地しか残らない。",
          "zh_text": "无可奈何，克莱尔跪着，滑着开始行走。被超高筒靴覆盖的膝盖撞毁了由砖块和石头建造的壮丽建筑，卷起一片尘土，向前推进。就像一辆坦克一样，摧毁一切阻挡在她面前的东西，她经过的地方只剩下一片空地。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "道なりに逃げる事しかできない人間とは違って、クレアは何もかもを押し潰して一直線に彼らに迫る。故に彼女がのろまな人間達に追いつくことは何の苦でもありはしなかった。",
          "zh_text": "与人类只能沿着道路逃跑不同，克莱尔将一切都压垮，直线向他们逼近。因此，追赶那些笨拙的人类对她来说毫不困难。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「ふふっ、追いついちゃった。ごめんね、後できっとバハムートちゃんが治してくれるから……今は私達を気持ちよくしてくれるかな？」",
          "zh_text": "「呵呵，追上了。对不起，巴哈姆特一定会治好你们的......现在会让我们感到舒服吗？」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "クレアは逃げ惑う人々をその巨大な手で追いかけ、潰さないように気をつけてそっと持ち上げた。そして手にしたバハムートのオーバーニーソックスの中に放り込んで行く。",
          "zh_text": "克莱尔用她巨大的手追赶着逃亡的人们，小心地不要压垮他们。然后她将手中的巴哈姆特的超高筒袜扔进其中。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "街灯を押し倒し、張り巡らされた路面電車の架線を引きちぎって、それ自体が怪物と見紛うほどのクレアの手が暴挙の限りを尽くす。車の中に人間が隠れているな、と思ったらその車の上に拳を翳し、容赦なく叩き潰した。馬のない馬車のような古式で美しい自動車が、巨大なプレス機によって一瞬でスクラップに変わる。ころころと転がる車輪が、今や鉄板と成り果てた車の実在を確かに物語っていた。そしてもう一度振り上げる手。人間達を乗り物から引き摺り下ろすにはそれで十分であった。青ざめる人間達とは対照的に、晴れやかな笑顔でその人間達をかき集めるクレア。可愛らしいのに、やっている事はとても恐ろしく。そのギャップが人間達の感性を酷く逆撫でする。",
          "zh_text": "推倒了路灯，拔断了架在路面电车上的电缆，克莱尔的手看起来像怪物一样。她将手掌放在车上，毫不留情地击碎它。像马车一样古老而美丽的汽车在巨大的压力下瞬间变成了废铁。车轮滚动的声音，确实证明瞭这辆车曾经存在过。然后她再次举起手。将人们从车上拖下来已经足够了。克莱尔用明亮的笑容聚拢着那些苍白的人们。她既可爱又可怕。这种反差极大地刺激着人们的感官。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "程なくして、クレアの手にしたオーバーニーソックスにはそれぞれ100人ずつ程の人間達が囚われる事となった。その全てが、バハムートが見繕ってきたお気に入りの少女達。そんな可愛らしい少女達をこれから消費してしまうんだと考えると、裏返った快感がじわりと染みる。",
          "zh_text": "不久，克莱尔手中的超高筒袜里囚禁了大约100个人。它们都是巴哈姆特挑选出来的喜爱的少女们。想到将要消耗这些可爱的少女们，一种奇特的快感在心中漫延。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「お待たせ、バハムートちゃん」",
          "zh_text": "「等着吧，巴哈姆特」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "満面の笑みで獲物を持ち帰ったクレアがこれから何をするのかは明白であった。バハムートの可愛らしい足にその靴下を履かせるのだ。",
          "zh_text": "克莱尔带着满面笑容带着猎物回家，她接下来要做的事情是明显的。将这双袜子穿在巴哈姆特可爱的脚上。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "けれど、クレアはそれだけでは勿論満足しない。",
          "zh_text": "但是，克莱尔当然不会只满足于这样。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「ねぇ、片方借りてもいいかなぁ？」",
          "zh_text": "「呐，可以借我一只吗？」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「え？　別にいいけど……」",
          "zh_text": "「嗯？也不是不行啦……」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "言うが早いが、彼女はオーバーニーブーツから踵を引いて足をブンブンと振る。じっとりと湿ったブーツの筒が名残惜しそうに彼女の脚から離れると、瑞々しく柔らかいクレアの脚が、登場の代償となった町の上に踏み下ろされた。彼女はブーツの下に靴下を履かない。彼女の親友であり育ての親でもあるキアラがそうだから、それを真似たに過ぎないのだが。",
          "zh_text": "说完，她便从过膝靴中抽出脚，摇摆着脚。潮湿的靴筒有些不舍地离开她的腿，而充满活力柔软的克莱尔的腿踩在城市上，作为登场的代价。她在靴子里不穿袜子。这只是因为她的朋友兼养母琪娅拉也是这样，她只是模仿而已。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "クレアはわざわざ、まだ壊れていない区画に腰を下ろしてバハムートと向き合った。バハムートも彼女がどうするつもりかおおよそ分かっていたのだろう、彼女の足は靴下に収まってこそいたが、中に人間はまだ無事であるらしい。彼女の足裏と布地の間で人型のふくらみが苦しそうにもぞもぞしているのが見て取れる。",
          "zh_text": "克莱尔特意坐在还没被破坏的局域，面对巴哈姆特。巴哈姆特大概也知道她打算做什么，她的脚虽然被袜子包裹着，但里面的人似乎还安全无恙。在她的脚底和布料之间，可以看到隆起的人形在苦苦挣扎。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "遅れて靴下を履くクレア。彼女の体格では少しきつい靴下が汗で微かに湿った脹脛をぴっちりと覆う。ぐいぐいと脚を押し込む度に重なる悲鳴が耳に楽しいのだろうか、クレアはわざとゆっくり、味わうように靴下を上げていった。",
          "zh_text": "克莱尔迟疑地穿上袜子。对于她的体格来说，稍微紧一点的袜子被汗水微微湿润的小腿紧紧包裹着。每次她用力推进腿时，重叠的悲鸣在耳边响起，这是一种享受吧，克莱尔故意慢慢地拉高袜子。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "靴下を履きかけた脚を気まぐれに上げてみる。クレアにとってはたったそれだけの動きだったが、中に囚われた少女達にとってはたまったものではない。塔のような脚が持ち上がれば、彼女達は一気に数十メートルも引っ張り上げられ強力な重力に叩き伏せられる。殺人的な加速に締め付けられる肺、必死で吸い込む空気。クレアの汗にじっとりと重く湿ったそれは肺胞を刺激した。咽返る間もなく、今度は反転した引力に引っ張られて、少女達はクレアの柔らかな足裏に落下。死にはしないが、活きた心地は皆無だった。",
          "zh_text": "她随性地抬起即将穿上袜子的腿。对于克莱尔来说，这只是一个微小的动作，但对被困少女们来说，却是一个巨大的变化。当塔一样的腿抬起时，她们会被一下子拉高数十米，被强大的重力压制。肺被杀人般的加速度压迫着，拼命吸入空气。克莱尔湿润而沈重的汗水刺激着肺泡。没有时间反应，现在她们被反向的引力拉扯，少女们落在克莱尔柔软的脚底上。她们不会死，但活着的感觉却完全消失了。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "そしてクレアはオーバーニーソックスをさらにぎゅっと引っ張り、いよいよしっかりと履くに至った。彼女の指が靴下を離れると、きついゴムが彼女の腿を色っぽく締め付けた。",
          "zh_text": "然后，克莱尔紧紧地拉高过膝袜，最终穿上。当她的手指离开袜子时，紧绷的橡皮带紧紧地束缚着她的大腿，显得性感。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「ひやぅっ、靴下の中でちっちゃい女の子たちが暴れて……とっても気持ちいいよぉ……」",
          "zh_text": "「呜呀，小女孩们在袜子里乱动……好舒服啊……」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "頬を紅潮させ眉をハの字に、とてもとても気持ちよさそうに身悶えるクレア。バハムートはそんな彼女を少し羨ましく思った。今まで散々人間達を踏み潰してきたバハムートと違って、クレアの足の裏はとても敏感なのだ。",
          "zh_text": "克莱尔脸红，眉毛弯成八字，看起来非常享受地扭动身体。巴哈姆特有些嫉妒她。与巴哈姆特一直践踏人类不同，克莱尔的脚底非常敏感。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「バハムートちゃん……来て」",
          "zh_text": "「巴哈姆特酱……快过来吧」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "既に骨抜きと言った様子でふにゃふにゃと紡ぐクレア。その足の裏に、バハムートは自分の足を重ねる。",
          "zh_text": "克莱尔已经完全放松下来，软绵绵地说着。巴哈姆特把自己的脚与她的脚底重叠。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「温かい……」",
          "zh_text": "「好温暖……」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "バハムートはその柔らかで暖かな感触に、心がとろけそうになるのを感じた。さっきまで靴下を脱いでいたため冷たく冷えた足の裏に、クレアのそれがとても心地いい。",
          "zh_text": "巴哈姆特感受到那柔软而温暖的触感，心都要融化了。刚才她的脚底还冰冷，而现在感受着克莱尔的脚底非常舒适。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "そしてそれに追い討ちをかけるように、圧されてもがく少女達が足の裏をくすぐる。踏み慣れたバハムートとて、この快感にはさすがに耐えかね甘やかな喘ぎ声を漏らした。",
          "zh_text": "而且更让她无法抵挡的是，那些挣扎着的少女们在她的脚底下发出的痒痒感。即使是经验丰富的巴哈姆特，也无法忍受这种快感，不禁发出了喘息声。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "バハムートでさえこれなのだ。クレアの反応はもはや足の裏をくすぐられたそれとはとても思えないものだった。",
          "zh_text": "就连巴哈姆特都会这样。克莱尔的反应已经完全不像是被脚底痒痒的感觉所引起的了。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「んっ……っ、はぁ、はぁっ……」",
          "zh_text": "「嗯……啊、啊……」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "既に息は荒く、全身を駆け巡る電撃のような激しい快楽をこらえることもままならず身を捩る。快感をどうにか御そうと指を噛み、しかし対の右手はさらなる快楽を求めてパレオをめくり下着をずらして中をまさぐる。まさに発情、と言う言葉が相応しいほどにまで乱れていた。",
          "zh_text": "她已经喘不过气来，全身充满了像电击一样强烈的快感，无法忍受地扭动着身体。她咬着手指试图控制这种快感，但她的右手却在寻求更多的快感，掀开裙子，移开内裤，摸索着里面。可以说她已经完全陷入了发情的状态。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "そんな彼女の足が、指を折り曲げてバハムートの小柄な足をぎゅっと抱きしめる。",
          "zh_text": "她的脚弯曲起来，紧紧地缠绕着巴哈姆特纤细的脚。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "折り重なる二人の声。プチプチと潰える少女達の感触が二匹の龍を同時に喘がせ、空に千切れた綿雲を作った。",
          "zh_text": "两人的声音交织在一起。少女们被压扁的感觉让两条龙同时喘着气，天空中旁佛出现了被撕裂的棉花云。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "もはや言葉を紡ぐ事すら叶わず、脳天を貫く激しい快感に声を上げる白龍の少女。その淫らな轟きが大気を渡り、バハムートの玩具たるこの街の隅々までを震撼させそう遠くない終末を知らせる。",
          "zh_text": "已经无法编织出言语，只能发出令人陶醉的快感的声音，白龙少女的声音穿越大气，震撼着这个巴哈姆特的玩具城市的每个角落，预示着不久的末日即将来临。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "互いを確かめ合うように足の裏を擦り合わせ、かつて少女だったぬめりが残るのみとなったと知ると、クレアは立ち上がりバハムートに馬乗りになった。",
          "zh_text": "两人互相确认着，摩擦着彼此的脚底，当克莱尔意识到脚下只剩下曾经是少女的泥泞时，她站起来，骑在巴哈姆特身上。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「ごめん、もう我慢できないっ！！」",
          "zh_text": "「对不起，我已经无法忍受了！！」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "バハムートが答える前に、クレアはバハムートの唇に自分の唇を重ねた。巨大な圧力に溶け合う二人の唇。",
          "zh_text": "还未等到巴哈姆特的回答，克莱尔已经把自己的嘴唇贴在巴哈姆特的嘴唇上。两人的嘴唇紧紧贴合在一起，形成了巨大的压力。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「っ……！？　むー、むーっ！！」",
          "zh_text": "「嗯……！？ 唔，唔！！」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "バハムートが慌ててクレアを引き剥がそうとする。別に、今更キス程度で驚いたわけではない。クレアの唇を通して莫大な魔力が流れ込んでくるのだ。体内に入り込み大暴れする凶暴な魔力。バハムートの身体の容量を超えてもなお、水圧に任せるかのようになだれ込んで来る。",
          "zh_text": "巴哈姆特急忙试图把克莱尔推开。并不是因为对亲吻感到惊讶。透过克莱尔的嘴唇，巨大的魔力涌入他的身体。那股凶暴的魔力进入体内，超过了巴哈姆特身体的容量，就像洪水一样涌入。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「ぷっ……はぁ」",
          "zh_text": "「噗……哈啊」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "クレアが口を離す頃には、バハムートの身体は既に変化を始めていた。少しも身体を動かしていないはずなのに、ノースリーブのドレス、そのむき出しの肩が8階建てのビルを押し潰したのが分かる。",
          "zh_text": "当克莱尔离开嘴唇时，巴哈姆特的身体已经开始变化。明明一点也没有动，却能感觉到无袖洋装的裸露肩膀压垮了一座八层楼的大楼。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「一緒に、大きくなろう？」",
          "zh_text": "「一起变大吧？」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "にっこりと笑うクレア。対するバハムートは、クレアの魔力に体中を犯されて喘ぐ事すら精一杯だった。別に、苦しくはない。むしろその逆、気持ちよすぎてどうにかなってしまいそうなのだ。",
          "zh_text": "克莱尔甜甜地笑着。相对的，巴哈姆特被克莱尔的魔力侵入，全身都在喘着气，已经无法再做其他反应。并不是因为感到痛苦，相反地，太舒服了，差点要无法自持了。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "むくむくと大きくなっていく2匹。横たわる太股が、脹脛が、腕が、肩が、街を押し潰して大きく大きく。",
          "zh_text": "两只怪物不断地变大。横躺的大腿、小腿、手臂、肩膀，将城市压扁，变得越来越大。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "バハムートに同期して、普段小さく縮小してる身体の束縛を解くクレア。高まる鼓動に溢れ出る媚声。",
          "zh_text": "克莱尔解开了与巴哈姆特同步的身体束缚，她的心跳越来越快，媚声快要溢出来。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「っ……大きくなるって、こんなに気持ちいいんだね……」",
          "zh_text": "「嗯……变大，这么舒服啊……」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "巨大化がひと段落し、ようやっと声を取り戻したバハムートがクレアの頬を撫でてうっとりと紡いだ。持ちあがった腕が引きずる瓦礫に混じる自動車が、今の自分の大きさを教えてくれる。およそ人間の5000倍、クレアの本来の大きさだ。",
          "zh_text": "巴哈姆特终于停止了巨大化，抚摸着克莱尔的脸颊，陶醉地说道。她的手臂举起，将被拖着的瓦砾和汽车混在一起，告诉她现在的身体有多大。大约是人类的5000倍，这是克莱尔本来的大小。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「えへへ、分かってくれた？　私がするたびにあんなに大きくなっちゃうの……」",
          "zh_text": "「嘿嘿，你明白了吗？每次我这样做，都会变得这么大……」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "クレアは言いつつ、殆ど押し潰されてしまった町の中から、辛うじて無事だった区画を根こそぎ掬い取る。10階建て程度の中層ビルがいくつも並ぶレトロな並びがまるごと、彼女の手に収まってしまった。",
          "zh_text": "克莱尔说着，从几乎被压碎的城市中，勉强保住的局域被她一口气拿走了。这个局域有好几座十层楼高的中层建筑物，整个都被她的手拿了起来。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "そして一旦身を起こし、巨大化の快感でビクビクしているバハムートのスカートをめくり上げた。黒いレースの可愛らしい……しかし小さな町なら覆えてしまうほどの下着をずり下ろし、手にした区画を秘所に容赦なく突っ込む。",
          "zh_text": "然后她站起身来，掀起了巴哈姆特因巨大化的快感而颤抖的裙子。黑色的蕾丝很可爱……但是这样小的内衣足以覆盖整个城镇，她将它拉下来，毫不留情地塞进了自己的私处。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「きゃぁっ！？　ぁ……クレアちゃ……んっ！！」",
          "zh_text": "「咿呀！？啊……克莱尔…酱…」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "まだ数百人が逃げ惑っていたであろうそのブロックを丸ごと飲み込み、バハムートの秘所は膣厚でそれを咀嚼する。膣の中で崩れ去り弾ける建物の感触、そして人間。巨大化したばかりの快楽の渦の中、そこに追い打つように畳み掛ける快感の波にバハムートは再び言葉を失う。",
          "zh_text": "她的私处一口气吞下了还有数百人在逃亡的那个局域的地块，用她厚实的阴道咀嚼着。在阴道中崩溃和爆炸的建筑物还有人类的触感。在这巨大化的快乐漩涡中，巴哈姆特再次说不出话来。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "けれど、クレアの攻め手はそれだけに終わらなかった。再びバハムートに圧し掛かり、人間にはないもの……つまり尻尾を器用に操って彼女の秘所にねじ込んだのだ。",
          "zh_text": "然而，克莱尔的攻击并不仅仅止于此。她再次压制住巴哈姆特，用人类所没有的东西——也就是尾巴巧妙地操纵着，将它扭进她的私处。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "「！！！！」",
          "zh_text": "「！！！！」"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "一瞬駆け抜ける鋭い痛みに涙を浮かべるバハムート。けれども、その瞳はすぐに快楽にとろける事となった。いつもの凛としてお高く纏まった雰囲気はどこへやら、クレアの尻尾が膣内をかき混ぜ人間を膣壁に擦り付けて押し潰す度に息も荒く喘ぎに喘ぐ。",
          "zh_text": "巴哈姆特的眼中闪过一瞬间的剧痛，泪水涌上了她的眼眶。然而，她的眼神很快就融化成了快感。平时高高在上的凛然气质不知去向何方，克莱尔的尾巴在她的阴道中搅拌着，每一次摩擦都让人喘不过气来。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "しかしやられっぱなしと言うのは、バハムート的にはあり得ない。彼女は反撃するようにクレアのパレオを解き、下着をずり下ろしてその可愛らしい秘所に自分の尻尾を突っ込んだ。",
          "zh_text": "然而，巴哈姆特不会一直被动地承受下去。她反击似地解开了克莱尔的裙子，拉下了内裤，将自己的尾巴塞进了她可爱的秘处。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "「ひぁっ！！　いい、凄くいいよバハムートちゃん……っ！！」",
          "zh_text": "「啊啊！！好，好舒服啊，巴哈姆特酱……！！」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "バハムートの尻尾が陰唇を押し広げ、クレアの中にずぶずぶと飲み込まれていく。そこでバハムートは、クレアの膣内にも街が閉じ込められているのを知った。バハムートが巨大化に喘いでいる間に済ませていた……もとより反撃される予定だったのだろう。ならば遠慮は無用。",
          "zh_text": "巴哈姆特的尾巴撑开了阴唇，深深地搅动着克莱尔的内部。在那里，巴哈姆特发现有城市被困在克莱尔的阴道中。这是在巴哈姆特喘着气变得巨大的时候完成的……从一开始就计划好要反击。既然如此，就不需要有所保留了。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "快楽に痺れる身体をどうにか動かし、バハムートは適当に街を掴み取った。がらがらと手の中で崩れ形を失いかけるのも構わず、クレアの胸当てをぐいと押し下げそこに突っ込む。",
          "zh_text": "她勉强使自己的身体动起来，巴哈姆特随意地抓住城市的一角。即使城市在她手中崩溃并失去了形状，她也不在意，她将克莱尔的胸甲往下压，然后塞进去。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「ふぇっ？　っぁ……乳首でちっちゃい建物が沢山つぶれてるっ……！！」",
          "zh_text": "「呃？啊……乳头上有很多小建筑物被压扁了……！！」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "こそばゆい快感と、バハムートに犯される直接的な快感に負けて、クレアはどさりと力なくその身を預けた。もうそろそろ限界だ。けれどそれでも、バハムートの攻め手は止まない。",
          "zh_text": "在微妙的快感和被巴哈姆特强奸的直接快感之间，克莱尔无力地倒在那里。她已经快到极限了。但即使如此，巴哈姆特的攻击并没有停止。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "それはクレアにとっては想定外のことだった。自分一人なら、危なくなったら手を止める事だってできる。けれど相手がいる時は違うんだと、当たり前のことを思い知らされたのだ。",
          "zh_text": "对克莱尔来说，这是出乎意料的。如果只有她一个人，危险时她可以停手。但是，当有对方在时，情况就不同了，这是她被教训的理所当然的事实。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「あっ、あっ、あぁっ、やめ……ばはむーとちゃん、だ、だめっ……」",
          "zh_text": "「啊、啊、啊啊、停……巴哈姆特酱，不、不要……」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "どうにかしようと、バハムートの膣に突っ込んだ尻尾を動かすも、快感に骨抜きにされたクレアはろくに動かす事などままならず。",
          "zh_text": "克莱尔想尽办法试图动一下塞进巴哈姆特阴道里的尾巴，但快感让她无法控制。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "奥の奥まで入り込んで、人間を押し潰すバハムートの尻尾。そのプチプチと潰える感覚が、いよいよ彼女を絶頂へと消化させた。",
          "zh_text": "巴哈姆特的尾巴深入她体内，压碎人类。这种扑哧扑哧溃烂的感觉让她达到了高潮。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "自分の声だろうか、掠れた叫びを遠く聞き、一瞬遠のく意識。快感に解き放たれたクレアは力なく崩れて目を閉じた。",
          "zh_text": "大概是自己的声音吧，远处传来带着沙哑的尖叫声，意识一度远离。被快感解放的克莱尔无力地倒下，闭上了眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "気がつけば、クレアのむっちりとした柔らかな太股を温かな水が下っているところであった。",
          "zh_text": "当她醒来时，她发现温暖的水正从她丰满柔软的大腿上流下。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "月が天高く輝く夜半。クレアの町に色っぽい喘ぎ声が轟き渡る。それも1匹ではなく2匹分の声が。",
          "zh_text": "在月光高悬的午夜，色情的呻吟声在克莱尔的城镇中回荡。而且不只是一只，而是两只龙的声音。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "ずしーん、どしーんと激しく揺れる大地。それを巻き起こしているのは当然ながら絡み合う2匹の龍だった。",
          "zh_text": "大地剧烈地震动着，引起这一切的当然是缠绕在一起的两只龙。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "「クレアちゃん……」",
          "zh_text": "「克莱尔酱......」"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "「バハムートちゃん、もっと、もっとして……っ！！」",
          "zh_text": "「巴哈姆特酱，再多一点，再多一点……！！」"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "山を枕に、超巨大なクレアが求めれば、それに応じるバハムートが雲を散らしてキスで応える。二人のサイズ、実に1万倍。燃え上がる二匹を止められる者などもはやなく。",
          "zh_text": "躺在山上，超巨大的克莱尔发出要求，而巴哈姆特则用呼气吹开云朵回应她的亲吻。两人的尺寸是原来的一万倍。没有人能够阻止这两只燃烧的生物。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "こうして、バハムートによるクレアの性欲処理は事態の悪化を招いたのみに終わったのであった。めでたし、めでたし？",
          "zh_text": "就这样，巴哈姆特对克莱尔的性欲处理只会导致情况恶化。真是可喜可贺，可喜可贺?"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "=======================",
          "zh_text": "======================="
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "割とどうでもいい話",
          "zh_text": "相对无关紧要的话题"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "=======================",
          "zh_text": "======================="
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "白龍少女の世界の地理の話。",
          "zh_text": "关于白龙少女世界的地理。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "クレアの町",
          "zh_text": "克莱尔所在的小镇"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "大陸東部にぽつんと存在する小さな町。村と呼ぶには少し大きい程度で、見る人によっては村とも。周囲を樹海で囲まれており、一般的に秘境と認識されるレベルで周りに何もない。クレアの力を恐れてか、単に樹海を切り開くのが面倒なのか付近に国はなく、隣国とも100km近く離れている。",
          "zh_text": "这是一个位于东部大陆的小镇。虽然有些人认为它只是个稍微大一点的村庄。周围被森林包围，一般被认为是一个偏远地区，周围没有什么东西。可能是因为人们害怕克莱尔的力量，或者只是开辟森林太麻烦，附近没有国家，与邻国也有100多公里的距离。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "昔はちゃんと食糧は自給していたのだが、クレアが来てからは彼女がよく畑を踏み潰してしまうため農業が出来なくなり今に至る。その代わりクレアの髪の毛やら、伸びて切った爪やらがえらい高価で売れるため食料は週1でやってくる交易船から得ている。",
          "zh_text": "过去这个镇可以自给自足，但自从克莱尔来了之后，她经常踩坏农田，导致无法种植农作物，一直持续到现在。作为替代，他们从每周一次的贸易船上获得食物，因为克莱尔的头发、修剪的指甲等都可以以高价出售。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "素材をそのまま売ることもあれば、武器やら防具やらに加工して売ることもあり。",
          "zh_text": "他们有时将原材料直接出售，有时则将其加工成武器或防具后再出售。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "また、龍は鉱石を食べて粘土を排出するためそれを焼き固めたレンガも輸出品となる。",
          "zh_text": "此外，龙吃掉矿石后会排出黏土，因此烧制的砖块也能成为出口商品。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "自給が出来ていないにもかかわらず不利な取引条件とならないのは偏にクレアの存在が恐ろしいからであった。クレアはただそこに居るだけで貴重な財源となるのだ。",
          "zh_text": "尽管无法自给自足，但他们并不处于不利的交易条件下，这主要是因为克莱尔的存在令人畏惧。克莱尔只是存在于那里，就成为了宝贵的财源。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "バハムートの玩具の町",
          "zh_text": "巴哈姆特的玩具之镇"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "バハムート帝国領内の東端に残された旧い炭鉱の町で、炭鉱の閉鎖以降はすっかり人がいなくなった空っぽの町だった。そのため近代化時代の名残を強く残している。それを再建し、彼女のお気に入りの人間達を集めたのが現在の姿。少女が多いが、それ以外もそこそこいる。町の臣民達からは恐れられつつも、信頼はされているらしく逃げ出すものは多くない。バハムートの不機嫌やアレを一手に背負う町である。",
          "zh_text": "这是位于巴哈姆特帝国领土东端的一个旧煤矿镇，自从煤矿关闭后，这个镇已经完全没有人烟，成为了一个空荡荡的镇子。因此，它保留了现代化时代的许多遗迹。现在的镇子是由她重新建设起来，并聚集了她喜欢的人类。虽然这里有很多少女，但也有其他人。虽然镇民们对她感到害怕，但似乎也对她有信任，没有太多人逃离这个镇子。这个镇子是承担巴哈姆特的不悦和那个事情的地方。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "神聖バハムート帝国",
          "zh_text": "神圣巴哈姆特帝国"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "大陸西部の国家を強引に統合し誕生した巨大帝国。魔法技術に優れ、強大な軍事力を持つ。臣民の多くはバハムートに踏み潰された事があるため彼女を大変畏怖している。昔から小競り合いの絶えない地域であったため、バハムートという愛らしくも強力な支配者の登場によってとりあえず訪れた平和を歓迎する人間も多い。",
          "zh_text": "这是一个强行统一大陆西部国家而诞生的巨大帝国。他们拥有优秀的魔法技术和强大的军事力量。由于大多数臣民都曾被巴哈姆特践踏过，所以他们对她非常敬畏。由于这个地区一直是争斗不断的地方，所以许多人对这位可爱而强大的统治者的出现感到欢迎，至少暂时带来了和平。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "君主寄りの立憲君主制を取っており、議会にて作成された法案や政策をバハムートが承認する形で運営されている。司法に関してはバハムートから委任された裁判所が行う。軍の指揮権は完全にバハムートのものとして独立しており法の束縛を一切受けない。というか、帝国全ての軍事力よりバハムート本人のほうが強いため束縛できない。",
          "zh_text": "他们采取君主倾向的立宪君主制，通过议会制定的法案和政策需要巴哈姆特的批准才能实施。司法方面由巴哈姆特委任的法院负责。军队的指挥权完全独立于巴哈姆特之外，不受法律约束。事实上，巴哈姆特本人比帝国的所有军事力量都更强大，因此无法束缚她。"
        }
      ]
    },
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        {
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          "ja_text": "天高く昇る夜半の月が煌々と照らす満月の夜。樹海の中にある小さな町の、そのまた外れにある簡素なログハウス。その扉が開いて、一人の少女が歩み出た。その足取りは少しおぼつかなく、頬はうっすらと紅潮していて、どうやら酔っているらしいことがうかがい知れた。",
          "zh_text": "高耸入夜的月亮照亮了树海中的小镇，而在镇外一座简陋的木屋前，门开了，一个少女走了出来。她的步履有些踉跄，脸颊微微泛红，显然是喝醉了。"
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          "ja_text": "「ん〜、涼しい……」",
          "zh_text": "「嗯～，好凉爽啊……」"
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          "ja_text": "夜風に蜂蜜色のセミロングを靡かせる彼女は、かの白龍の飼い主。白魔道士のキアラであった。諸事情によりお酒はあの白龍が眠りについた後にしか嗜めないため、こんな時間にまだ起きていることになっている。",
          "zh_text": "微风吹动她蜜色的齐肩长发，她就是那位白龙的主人，白魔导士琪娅拉。由于种种原因，她只能在那条白龙入睡后才能喝酒，所以在这个时间还醒着。"
        },
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          "ja_text": "程よく酔いが回り、酒に火照った体を冷ましていると、遠くから風の唸りのような音が聞こえて来る。例の白龍、クレアの寝息だ。洞穴のような口から出入りする嵐のような吐息が奏でる、低く低く腹の底に響く唸り。クレアのことをよく知らぬ者が聞けば恐ろしさに逃げ出すかもしれないが、１７年間彼女に連れ添ったキアラにとっては耳慣れた愛おしい寝息である。",
          "zh_text": "酒意渐渐上头，喝了酒后发烫的身体冒着热气，正在吹风冷却身子时，远处传来风的呼啸声。那是白龙克莱尔的鼾声。从洞穴般的口中进出的如风般的呼吸，低沈地在腹部回响。对于不熟悉克莱尔的人来说，听到这声音可能会吓得逃之夭夭，但对于与她相伴17年的琪娅拉来说，这是耳熟能详且可爱的鼾声。"
        },
        {
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          "ja_text": "その吐息の主はというと、キアラの家からおよそ１００メートルは離れた場所に、こちらに足を向けて寝転がっている。にもかかわらず、彼女の巨大なブーツの底はキアラからでも森の木々越しによく見えた。こうして見ると、呆れるほど大きい。",
          "zh_text": "而发出这鼾声的主人，正躺在琪娅拉家大约100米远的地方，并且朝着这边。尽管如此，她巨大的靴子底部在琪娅拉这边透过树木仍然能清晰可见。这样看来，真是令人惊讶地大。"
        },
        {
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          "ja_text": "キアラは魔力を纏って空へと飛び上がった。地面に落ちる自分の影が小さくなり、夜の木々が作り出す黒い波の上に飛び出す。",
          "zh_text": "琪娅拉运用魔力飞向天空。撒在地面上的影子逐渐变小，飞越夜晚的树木所形成的黑色波浪。"
        },
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          "ja_text": "愛しの龍は、いつものように森の木々をなぎ倒して右向きに寝そべっていた。黒い森の中に、彼女の肢体が月明かりに照らされて白く輝いている。腰まで伸びた銀髪を無造作に投げ出して眠るその姿は、光の湖のよう。",
          "zh_text": "她心爱的龙，像往常一样将树木拍倒，向右躺下。她的身体在黑暗的森林中，被月光照亮而发出白光。她腰长的银发随意地散落着睡着的样子，宛如光之湖。"
        },
        {
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          "ja_text": "安らかに、気持ちよさそうにスヤスヤと眠る彼女の寝顔に、思わず笑みがこぼれる。普段のキアラから見ればおよそ１００倍にもなる巨体。歩めば天地を揺るがし山を崩し川の流れすらも変えてしまうような天災少女だが、愛しくて愛しくて仕方がない。",
          "zh_text": "看着她安详、舒适地睡着的脸庞，琪娅拉不禁露出笑容。对于平时的琪娅拉来说，克莱尔的身体约是常人100倍。她走动时能撼天动地，是能崩塌山脉，改变河流的天灾少女，但她是如此可爱，如此可爱，让人无法自拔。"
        },
        {
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          "ja_text": "人形のように整った顔。まだ幼さの残るその顔立ちながら、胸当てから溢れんばかりの大きな胸。滑らかで、柔らかそうで、それでいてしっかりとくびれたお腹。そして申し訳程度に下着を隠すパレオから伸びるむっちりとしたふともも。そんなふとももを飲み込むオーバーニーブーツ……。彼女の巨体を、上から下へ、舐めるように眺めるキアラ。そんなキアラに魔が差したのはクレアの体を一通り辿り終わったその終端、つま先を見た時であった。",
          "zh_text": "她的脸蛋像人偶一样完美。虽然还保留着一些幼稚的面容，但从胸甲中溢出的巨大胸部，柔滑、柔软，同时有著明显的腰身。还有稍微屏蔽内衣的腰带，展现出丰满的大腿。琪娅拉从上到下，舔舐般地打量着她的巨大身体。当她看到克莱尔的脚尖时，一种奇怪的感觉涌上心头。"
        },
        {
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          "ja_text": "「クレアの足……」",
          "zh_text": "「克莱尔的脚……」"
        },
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          "ja_text": "キアラは高度を落として、横倒しになったクレアの足、そのつま先部分に着地した。それを感じたのかどうか定かではないが、クレアの足指がブーツ越しにもぞもぞと身悶えし、その上に乗ったキアラは危うく転びそうになる。",
          "zh_text": "琪娅拉降低高度，准备着陆在横卧的克莱尔的脚上，结果正好落在她的脚趾头上。不确定她是否察觉到，但克莱尔的脚趾头隔着靴子扭动着，这让站在上面的琪娅拉差点跌倒。"
        },
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          "ja_text": "「この中に、あの子の足指が……」",
          "zh_text": "「这里面，有那个孩子的脚趾……」"
        },
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          "ja_text": "その気になれば人間どころか自動車ですら挟んでスクラップにできてしまうようなあの足指。クレアのもっとも感じる場所で、キアラでは抱きしめることさえできないほど大きな足指だ。",
          "zh_text": "那个脚趾头不仅足以夹住人类，甚至连汽车也能夹成废铁。这是克莱尔最敏感的地方，琪娅拉甚至无法拥抱这么大的脚趾头。"
        },
        {
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          "ja_text": "「できるんだ……今なら」",
          "zh_text": "「现在的话……可以的吧」"
        },
        {
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          "ja_text": "でもそう、今のキアラはクレアと同じサイズにまで巨大化することができる。あの、クレアの抜け殻を身に纏えば……。",
          "zh_text": "没错，现在的琪娅拉可以变得和克莱尔一样巨大。只要穿上克莱尔的外壳……"
        },
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          "ja_text": "「クレアの足指を、いじくりまわせるんだ」",
          "zh_text": "「可以尽情玩弄克莱尔的脚趾头……」"
        },
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          "ja_text": "酔った勢いもあってか、彼女の思考には歯止めが効かない。",
          "zh_text": "或许是因为喝醉了，她的思绪再也停不下来。"
        },
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          "ja_text": "「やるしか……ないじゃない！」",
          "zh_text": "「只能这样做了……不是嘛！」"
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          "ja_text": "キアラは家に戻ると、例の抜け殻に着替えた。最近は外に出てから着替えるのが億劫で、こうして家の中で着替えて。",
          "zh_text": "琪娅拉回到家，换上了那件外壳。最近她觉得在外面换衣服很麻烦，所以就在家里换好了。"
        },
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          "ja_text": "めりめり……ずどーん！！　容赦無く家を吹き飛ばして巨大化するのがお気に入りである。どうせ後で魔法を使って元に戻せばいいのだから。",
          "zh_text": "嗡嗡嗡……轰隆！！她无情地吹飞了房子，并变得巨大起来，这是她最喜欢的事情。反正之后可以用魔法恢复原状。"
        },
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          "ja_text": "件の抜け殻とは、クレアが普段身にまとっているあのエッチな鎧そのままである。鎧というよりはほぼ水着のようなもので、これで巨大化した肢体を皆の前に晒すのには最初のうちは抵抗があった。なにせこの大きさだからパンツは丸出しも同然なのだし。けれど、何回か巨大化を繰り返すうちに人間があまりにも小さく、また自分に対して見上げることしかできないのだとよく実感したキアラは、もはやその辺りを気にすることもなく、最近は平然と人々の頭上をまたいで歩くようになっている。",
          "zh_text": "所谓的外壳是琪娅拉平时穿着的那套性感盔甲。与其说是盔甲，更像是泳装，因为这样的大小，内裤几乎全露出了。起初，琪娅拉对于展示这样巨大化的身体给众人看还有些抵抗。毕竟，人类对于她来说太小了，只能仰望自己。但是，随着多次巨大化的经历，琪娅拉深刻地意识到这一点，已经不再在意这些了，最近她已经习以为常地跨过人们的头顶行走。"
        },
        {
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          "ja_text": "家の基礎を５メートルも陥没させて地面にめり込んでいたキアラの足が、今度は森の木をへし折り粉々に砕いて踏み下ろされる。ずしいぃん、と轟く重々しい地響き、地震。村の人々はおそらくこの一歩目で起きてしまっただろう。けれどキアラは気にすることなく、むしろ優越感に浸る。この最初の一歩がたまらなく気持ちいいのだ。さっきまで見上げていた木を踏み潰す。自分が大きくなったと、よく実感できるのだ。",
          "zh_text": "琪娅拉的脚陷入地面，使房屋的地基下陷了5米，现在她又踩碎了森林中的树木，发出隆隆作响的沈重地震声。村民们可能已经在她迈出第一步时醒来了。但琪娅拉并不在意，反而沈浸在优越感中。这第一步实在太舒服了。她踩碎了之前仰望的树木。她能真切地感受到自己变大了。"
        },
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          "ja_text": "「……龍になると酔いが覚めちゃうんだよねぇ」",
          "zh_text": "「......变成龙后就醒酒了呢」"
        },
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          "ja_text": "キアラは若干の冷静さを取り戻すも、もう既に遅い。こうして巨大化してしまった以上、そしておそらく地響きで皆を叩き起こしてしまったであろう以上は何もしないで戻るなんて損だ。",
          "zh_text": "琪娅拉稍微恢复了一些冷静，但已经太迟了。既然已经巨大化了，而且很可能已经用地震把大家吵醒了，不做任何事情回去就太可惜了。"
        },
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          "ja_text": "それに、この状態になったキアラは、酒に酔った時とはまた違う理性の失い方をする。背中に生えた天使のような翼に、パレオをめくり上げて揺れている尻尾。破壊と厄災の化身、龍としての本能が理性を侵食していくのだ。",
          "zh_text": "而且，变成这种状态的琪娅拉会失去理智，与喝醉酒时不同。她背上长出的像天使一样的翅膀，把腰间的裙子掀起，摇摆着尾巴。作为破坏和厄运的化身，作为龙的本能侵蚀着理智。"
        },
        {
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          "ja_text": "「えぇい、やっちゃえ！」",
          "zh_text": "「嘛，就这样吧！」"
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          "ja_text": "キアラはほんの２歩でクレアまでの１００メートルを詰めた。先ほど人間状態で眺めた時には巨大な湖のようにすら見えたあの体が、今は抱きしめられるほどの大きさになって目の前に横たわっている。",
          "zh_text": "琪娅拉只用了两步就走了100米到达克莱尔的面前。刚才还像湖泊一样巨大的身体，现在自己已经变得足够大，可以抱住了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「えへへ……クレア……私のクレア〜」",
          "zh_text": "「嘿嘿......克莱尔......我的克莱尔~」"
        },
        {
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          "ja_text": "キアラはクレアのパレオをめくり上げてその股間を指でなぞった。完全に夜這いである。それも、人間状態でこっそりならともかく、巨人（巨龍？）による夜這いとは大胆不敵この上ない。",
          "zh_text": "琪娅拉掀起克莱尔的裙子，用手指触摸她的下体。完全是夜袭的行为。而且，不是在人类状态下偷偷摸摸，而是大胆且不要脸地进行的巨人（巨龙？）之间的夜袭。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ん……っ」",
          "zh_text": "「嗯......」"
        },
        {
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          "ja_text": "クレアは眠っていながらも感覚はあるらしい。眠りが浅いのか、今ちょうど夢を見ているところなのだろうか。甘い吐息と共に喘ぎ声が漏れ出した。",
          "zh_text": "克莱尔似乎在睡觉时仍有感觉。她是睡眠较浅还是正在做梦呢？伴随着甜蜜的呼吸，喘息声漏了出来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「可愛い……」",
          "zh_text": "「可爱……」"
        },
        {
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          "ja_text": "キアラは眉をハの字にして喘ぐクレアの顔をウットリと眺めながら、大木のような指でくちくちとクレアの股間をまさぐる。クレアに対する夜這いは、長年キアラがやろうと思っても、決して叶わなかった願望であった。おそらく人間サイズでは膣内に入り込んで暴れてもこんなに感じては貰えないだろうし、まず下着を持ち上げて忍び込むこと自体が困難だし、相手は寝ているのだから力加減が効かず膣内で捻り潰されてしまうかもしれない。それが彼女と同じ大きさになれば、こんなにもたくさん感じてもらえる。",
          "zh_text": "琪娅拉眉毛呈H字形，看着喘着气的克莱尔的脸，用像大树一样的手指轻轻抚摸着她的下体。对克莱尔来一次夜袭，这是琪娅拉多年来一直想做却无法实现的愿望。也许即使是以人类大小进入阴道并激烈活动，也不会有什么感觉，而且要抬起内裤并悄悄进入对方的身体本身就很困难，而且对方正在睡觉，所以无法控制力道，可能会被克莱尔压扁。如果琪娅拉能变成和对方一样大小，就能让对方有更多的感觉。"
        },
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          "ja_text": "「あぁ、大きくなるってやっぱり素敵……」",
          "zh_text": "「啊，变大果然很棒……」"
        },
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          "ja_text": "下着をずらして中を弄りながら、キアラは恍惚とした表情で呟いた。けれど、彼女をもっとも感じさせることができる場所はそこではないことは、キアラもよくよく知っていた。",
          "zh_text": "琪娅拉一边移开内裤并抚弄着里面，一边喃喃自语着。然而，琪娅拉也清楚知道能让她感受到最多刺激的地方不是那里。"
        },
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          "ja_text": "股ならば、起きてる時でも触らせてくれる。そこではない。起きている間は「気持ちよすぎてどうにかなっちゃう」とのことでほとんど触らせて貰えない場所……足指。",
          "zh_text": "大腿的话，即使在醒着的时候也可以让她碰触。但那不是那里。在醒着的时候，她几乎不让对方碰触，因为「太舒服了会无法自持」。那个地方是……脚趾。"
        },
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          "ja_text": "「けど……寝てる……今、なら……」",
          "zh_text": "「但是……她在睡觉……现在，应该可以……」"
        },
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          "ja_text": "はぁ、はぁ。荒く、早くなる呼吸。キアラ自身には聞こえないけれど、人間から見ればきっとさっきのクレアの寝息以上に恐ろしい唸り声を上げているに違いない。キアラの尻尾が荒ぶり、背後の森を凪いであっという間に更地にしてしまう。",
          "zh_text": "哈，哈。呼吸变得粗重而急促。琪娅拉自己听不到，但对于人类来说，她肯定发出了比刚才克莱尔的呼吸更可怕的低吼声。琪娅拉的尾巴变得狂乱，将背后的森林扫平，转眼间变成了一片空地。"
        },
        {
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          "ja_text": "キアラはクレアのふともも、オーバーニーブーツの筒口に指をかけた。ビルすらのみ込めてしまうあのオーバーニーブーツ。それをクレアが起きないようにゆっくり、そーっと下ろしていく。まるで果実の皮を剥くかのよう。その下から現れるふくらはぎはまさに極上の果肉。月明かりに照らされて白く輝くそれは、ブーツに包まれていたためしっとりと瑞々しく湿り、本当にかぶりついてしまいたくなるほど。",
          "zh_text": "琪娅拉将手指放在克莱尔的大腿上，她的超过膝靴筒口。那双能吞噬整栋大楼的超过膝靴。她慢慢、轻轻地将它们脱下来，就像剥开水果的皮一样。从下面露出来的小腿肌肉真是上等的果肉。在月光下闪耀着白光，因为被靴子包裹着而湿润，真的让人想要咬一口。"
        },
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          "ja_text": "そしていよいよ、普段ブーツの甲殻で堅牢に守られている足が、その姿を月の下に表す。ぷっくりと可愛らしく、柔らかいクレアの足。素足でブーツを履いているため、その足からは凝結した水蒸気が霧となって立ち上るほどに蒸れている。けれどキアラの鼻をつく匂いは不快ではなく、不思議と甘い香りであった。人間とは代謝物が違うのだろうが、まるで獲物を誘惑するためかのようにすら思える。",
          "zh_text": "然后终于，平时被靴子的甲壳坚固保护的脚露出了月光下的模样。充满弹性和可爱的克莱尔的脚，因为穿着着靴子的裸足，从脚上散发出的凝结水蒸气甚至形成了一片雾气。然而，对琪娅拉来说，这种气味并不令人不快，反而有一种奇怪而甜美的香气。也许是因为人类和猎物的代谢物不同，这种香气甚至让人联想到是为了引诱猎物而存在的。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして、キアラはまさにその香りに誘惑された獲物であった。気がつけば顔を近づけ、口を開いてそのふっくらとした足指に噛み付こうとしていたのである。",
          "zh_text": "而琪娅拉正是被这种香气所诱惑的猎物。她不自觉地靠近，张开嘴巴准备咬住那饱满的脚趾。"
        },
        {
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          "ja_text": "「……っ！？」",
          "zh_text": "「……嗯！？」"
        },
        {
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          "ja_text": "けれど同時にキアラは冷静でもあった。危ないところで一旦思いとどまり、口元を押さえて考えを巡らせる。クレアが足指を弄られて起きないはずがない。とすれば、クレアが起きても抵抗できないほど強烈な刺激を与えてあげる必要が……。",
          "zh_text": "然而，琪娅拉同时也保持着冷静。她在千钧一发的时候停下了，用手捂住嘴巴思考着。克莱尔不可能不被弄醒，那么就需要给予她足够强烈的刺激才能让她醒来并抵抗……"
        },
        {
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          "ja_text": "あくまで彼女を攻め落とすための算段を考えているあたり、決して理性的ではないのだが。",
          "zh_text": "说到底，琪娅拉考虑的是如何攻陷克莱尔，这可绝对不是什么理性的行为。"
        },
        {
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          "ja_text": "「やっぱり、アレかなぁ」",
          "zh_text": "「果然，是那个吗？」"
        },
        {
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          "ja_text": "キアラは一旦クレアの側を離れて、先ほど自分で破壊した自宅の、その裏手に広がる沼地に足を踏み入れた。（人間なら腰まで浸かる沼地ながら、今のキアラなら靴底も沈み切らない）",
          "zh_text": "琪娅拉暂时离开了克莱尔的身边，踏入了她刚刚摧毁的自家后面的沼泽地。（对于人类来说，这是一个可以淹到腰部的沼泽地，但对于现在的琪娅拉来说，鞋底甚至没有完全沈下去）"
        },
        {
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          "ja_text": "その沼地の中に、キアラのペットたちである縮小都市がある。よくキアラに巨大娘ごっことして踏みつぶされたりしているのだが、キアラが本物の巨大娘になれるようになってからはその頻度もだいぶ減っていた。そんな彼らに、久々にお仕事をお願いしようというわけだ。",
          "zh_text": "在那个沼泽地中，是琪娅拉的宠物们，也就是缩小城市。虽然经常被琪娅拉当作变成巨大娘的游戏对象而被踩踏，但自从琪娅拉能够变成真正的巨大女孩后，做这些事情的频率也大大减少了。现在她要请这些宠物们久违地帮忙了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「へへ……ごめんねみんな。あとでちゃんと直してあげるから、私の遊びに付き合ってよ」",
          "zh_text": "「嘿嘿……对不起，大家。等会儿我会好好修理的，现在请陪我玩一下吧」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "キアラはしゃがみこんで、その縮小都市の下にズブズブと指を差し込んでいく。人間から見て１００分の１サイズ、つまりはキアラやクレアから見れば１万分の１サイズの極小都市がキアラの手で切り取られ、その手の平に乗せられた。自分の遊びに何万人もの人々を強制的に付き合わせることができるようになったあたり、キアラも巨大娘としてはもう一人前だろう。",
          "zh_text": "琪娅拉蹲下身子，将手指深深地伸进那个缩小城市的下方。从人类的角度来看，在人类看来是百分之一的大小，也就是对琪娅拉和克莱尔来说是万分之一大小的极小城市被琪娅拉切下，放在手掌上。能够强制让成千上万的人陪她玩游戏，琪娅拉现在也算是一个合格的巨大娘了。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "「さぁて……クレアはどんな顔をしてくれるのかなぁ？」",
          "zh_text": "「嗯……克莱尔会有什么表情呢？」"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "キアラはクレアの右足小指をつまんで、そーっとその指の股を開いた。あえて親指ではなくこちらを選んだのは、おそらくこちらの方が刺激に弱いであろうからだ。親指は比較的自由に動かせ、人差し指との間で何かをはさみ潰すことも多かろう。けれど小指は、人間にしろ龍にしろほとんど動かせない。なればこそ、小指と薬指の間こそが最大の弱点になるに違いない。",
          "zh_text": "琪娅拉轻轻地捏住克莱尔的右脚小指，轻轻地张开了指头之间的间隙。之所以选择这里而不是拇指，可能是因为这里更容易受到刺激。拇指可以相对自由地移动，经常用来夹住东西或者压碎东西。但小指，无论是人类还是龙，几乎无法移动。因此，小指和无名指之间肯定是最大的弱点。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "魔法で重力を操り、縮小都市のビル群を小指の谷間に落としていく。もちろん、ぎりぎり触れないように。高層ビルを、何本も何本も。その周囲に鉄道のレールを幾重にも巻きつけ、道路を繋ぎ……信じられないほど精密な作業を、ただクレアを攻め落としたいがためだけに物凄い精度でこなすキアラ。愛のなせる技だろうか、クレアの小指と薬指の間にはあっという間に立体都市が出来上がっていた。もちろんそこにいる人間は縮小されてはいるものの本物である。その出来に満足したキアラは。",
          "zh_text": "琪娅拉利用魔法操纵重力，将缩小城市的大楼群放入小指之间的谷间。当然，要确保不触碰到。高楼大厦，一栋又一栋。周围缠绕着铁轨，连接着道路……琪娅拉以惊人的精度完成了这项难以置信的精密工作，只为了拿下克莱尔。这是爱的力量吗？在克莱尔的小指和无名指之间，立体城市迅速建成。当然，那里的人虽然被缩小了，但他们是真实存在的。琪娅拉对这个成果感到满意。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「ふふ……クレア、覚悟！」",
          "zh_text": "「呵呵……克莱尔，做好心理准备吧！」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "ついに、その小指にかぶりついた。もちろん、そこにあった縮小都市も一緒にだ。",
          "zh_text": "终于，她咬住了那根小指。当然，缩小城市也一起被吞进了嘴里。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「ひう！？」",
          "zh_text": "「咿！？」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "びっくぅん！！　と跳ね上がるクレア。けれどこうなるのを予想して、キアラは両腕でしっかりと体重をかけてクレアの脚を押さえつけていた。用意周到、計画犯罪である。",
          "zh_text": "克莱尔惊慌地跳了起来。但是琪娅拉早有预料，她用双臂牢牢压住克莱尔的腿，使她无法起身。一切都是事先准备好的，这是一场精心策划的犯罪。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「ひゃぁ、なんで！？　なに！？　っひああぁ！！」",
          "zh_text": "「咿呜！？什么！？怎么回事！？」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "あまりに突然のことに理解が及ばないクレア。誰だって寝起きにこんなことをされれば混乱するには違いない。けれどクレアはその身を起こすことすら叶わなかった。なにせ、ただでさえ敏感な足指を、暖かなキアラの口内に突っ込まれ、柔らかな舌でなめ繰り回されているのだから。",
          "zh_text": "克莱尔无法理解这突如其来的事情。任何刚在睡梦中醒来的人面对这种情况都会感到困惑。克莱尔甚至无法坐起来。毕竟，她敏感的脚趾被琪娅拉塞进了温暖的口腔中，用柔软的舌头舔舐着。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "キアラの巨大な、縮小都市の人々から見れば１キロにも及ぶ舌が街を横ざまに掻っ攫い、そして天まで続くような白い柱、クレアの足の小指に塗りつける。立体都市状に形成されていた街が、あっという間に崩れ去って、そして指の谷間に流れる唾液の濁流に混じっていく。どうにか無事唾液に着水しても、今度はあの怪物のような舌が指の股をかき回しに来る。人々に逃げ場はない。当然である。どう逃げたってここはキアラの口内で、あの白龍の指の谷間なのだ。落下の際に偶然指の股から外れた人々は、キアラの前歯の裏側に落ちたものもそこそこあった。そんな彼らの目の前で、さっきまで高層ビルであったものが巨大な舌先でまるで空き缶のように押しつぶされていく。なんとも凄まじい光景であった。キアラの巨大娘ごっこに付き合ったことは幾度かあるが、口の中で行われる行為がこんなに激しいのは今回が初めてである。",
          "zh_text": "从缩小城市的居民的角度来看，长达一公里的舌头把城市从侧面扫走，然后涂抹在克莱尔的小指上，宛如一根直通天空的白色柱子。原本是立体都市的街道，在瞬间崩溃，混入唾液的浊流中。即使在唾液中安全着陆，那怪物般的舌头还在来回搅拌指间的缝隙，人们无处可逃。无论怎么逃，都跑不出琪娅拉的口腔，和那条白龙的指头之间。在坠落时偶然从指头间掉出来的人们，有相当一部分掉在了琪娅拉的门牙背面。在他们面前，原本是高楼大厦的东西被巨大的舌尖压碎，就像被咬碎的曲奇饼干一样。真是一幅凄惨的景象。小人们曾陪琪娅拉玩过很多次巨大娘游戏，但在口腔中进行如此激烈的行为还是第一次。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "けれど彼らがそんな光景を見ていられるのも僅かであった。キアラがクレアの小指を甘噛みした際に、彼らは歯の裏からふるい落とされ、そして噛み潰されてしまったのである。",
          "zh_text": "然而，他们只能短暂地看到这样的景象。当琪娅拉咬住克莱尔的小指时，他们从牙齿间掉落，然后被咬碎了。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「〜〜〜っ！　ぁ……ぁ……！！」",
          "zh_text": "「〜〜〜！啊……啊……！！」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "もはや声にならない掠れた声をあげるクレア。もう既に下着にはじんわりと愛液がしみている。これは絶頂に至るのも時間の問題であろう。",
          "zh_text": "克莱尔发出无法成声的嘶哑声。她的内裤已经潮湿了。达到高潮只是时间问题。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "ちゅぱちゅぱ、ちゅうぅ、と口に含んだクレアの小指をしゃぶるキアラ。その柔らかな唇が、ビル街の残骸をさらに細かな石礫に変えていく。ビルを完全にすりつぶして消費し尽くしてしまっても、キアラはビルを補充することはしなかった。舌先に魔力を集中して街の残骸をなぞると、ただそれだけで時を巻き戻し、たった今消費したはずのビル街が口の中に復活する。強大な魔力を持ち、そしてそれを巧みに操るキアラには、一切手を止めることなくクレアを攻め続けることができるのだ。",
          "zh_text": "琪娅拉含着克莱尔的小指，发出啾啾的声音。她柔软的嘴唇将城市的废墟变成更细小的碎石。即使完全压碎并消耗了整座建筑物，琪娅拉也没有补充建筑物。她将魔力集中在舌尖上，沿着城市的残骸滑过，仅仅这样就能将时间倒转，刚刚消耗的建筑物重新出现在口中。琪娅拉拥有强大的魔力，并且能够巧妙地操纵它，因此她可以毫不停歇地攻击克莱尔。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "キアラはもう一度、クレアの足指を味わうように舐め回す。舌で感じる極小のビル。それを、クレアの足指に押し付けて指紋で摩り下ろす。その丸い指の腹は、甘噛みするとプニプニと心地のいい弾力。爪の方に舌を廻せば、そちらにはささくれ一つない。大理石のようにツルツルと滑らかなクレアの爪。鉱物性のその爪はこの世界のどんなものよりも硬く強く、美しい。鋭く尖った瓦礫はどれもクレアの爪に傷をつけることさえ敵わず粉微塵に砕けていく。",
          "zh_text": "琪娅拉再次舔过克莱尔的脚趾。舌头感受到微小的建筑物。她将其压在克莱尔的脚趾上，用指纹磨擦。那圆圆的指腹，咬上去感觉弹性十足。舌头绕到指甲上，那里一点也不粗糙。克莱尔的指甲像大理石一样光滑，比这个世界上的任何东西都要坚硬、强大和美丽。锐利的碎石无法对克莱尔的指甲造成任何伤害，只会粉碎成微尘。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "（ふふ……これでトドメだ！）",
          "zh_text": "（哼哼……这就是最后一击！）"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "キアラはクレアの足指と爪の間に、小人たちを舌先で集めて押し込んだ。",
          "zh_text": "琪娅拉用舌尖将小人们聚集在克莱尔的脚趾和指甲之间。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「っ〜〜〜〜〜！？」",
          "zh_text": "「〜〜〜〜〜！？」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "クレアはびくんと脚を跳ね上げ用としたが、キアラは足首のあたりを体重をかけてがっしりと押さえ込んでおりそれも叶わずにただ快感に身をよじることしかできなかった。",
          "zh_text": "克莱尔努力抬起腿，但琪娅拉用力压住脚踝，克莱尔无法成功，只能在快感中扭动身体。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "キアラの舌が爪の間をほじくるように攻め立てる。怪獣のような舌に圧迫された小人たちが苦しさに暴れ、あるいは圧に耐えかねて次々に弾け飛んでいく。普段決して感じることのできないような快楽。それに飲まれて、クレアのダムはついに決壊した。",
          "zh_text": "琪娅拉的舌头像挖掘机一样攻击着指甲缝。被怪兽般的舌头压迫，小人们在痛苦中挣扎，接着因无法承受压力而一个接一个地爆裂开来。这是平时无法体验到的快感。被快感吞噬，克莱尔的私处终于决堤了。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「ん〜〜！！　ダメ、だめええぇっ！！」",
          "zh_text": "「嗯～～！！不要，不要啊啊啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "下着越しに染み出す愛液が、森の中に小川を産み、池を形作る。龍の愛液。万病を療す生命の水ではあるが、いざそれが生み出されるところを見るとあまりありがたいものには見えない。なにせ量が量であるし。",
          "zh_text": "透过内裤渗出的爱液，在森林中形成了一条小溪，汇聚成了一个池塘。龙的爱液。它是治疗万病的生命之水，但当它被产生出来时，并不是那么令人感激的东西。毕竟它的量实在太大了。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "クレアは暫し放心したように、その山のような胸を膨らまて大きく息を付いていた。やがて呼吸が落ち着くと、やや不服そうにその身を起こす。",
          "zh_text": "克莱尔暂时陷入茫然的状态，鼓起山峰一样的胸膛，深深地呼吸着。当呼吸平稳下来时，她有些不满地站起身来。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「キアラちゃん……今のはずるいよ」",
          "zh_text": "「琪娅拉，你这样太不公平了」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "ばさりと羽を伸ばして髪の毛を流し、服についた愛液を自身の魔力で凍らせてパンパンと払い落とすクレア。月の光を受けてキラキラと夜空に舞うその破片は宝石のようだ。",
          "zh_text": "克莱尔伸展翅膀，让头发飘动，用自己的魔力冻结粘在衣服上的爱液，然后用力拍掉。在月光的照射下，这些碎片闪烁着，像宝石一样美丽。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「ごめん、あんまり寝顔が可愛いから……つい……」",
          "zh_text": "「对不起，因为你的睡脸太可爱了……我不由得就……」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "森を敷き潰してペタン座りになったキアラに、クレアがズシンと詰め寄った。１７５メートルという身長は、同倍率のキアラからしてもやはり体格的に大きい。",
          "zh_text": "克莱尔靠在压扁了的森林上，坐在琪娅拉旁边，她向前靠近，同时释放出巨大的地震波。克莱尔一屁股压扁了森林，坐在树林上紧紧挨着琪娅拉。175米的身高，即使是同倍率的琪娅拉，克莱尔的体格也算是巨大的。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「ふふ……それじゃあ、お返ししちゃおうかな」",
          "zh_text": "「哼哼……那么，我也来回敬你吧」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "クレアはキアラの目の前にストンと腰を落として（もちろん莫大な地震波を放ちながら）向かい合った。",
          "zh_text": "克莱尔坐在琪娅拉面前，（当然同时释放出巨大的地震波）对着她。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「それも１００倍返しね」",
          "zh_text": "「这也是百倍的回敬」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「えっ？　それって」",
          "zh_text": "「嗯？那是什么意思？」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "キアラが聞き終わる前にクレアは唇を奪い、そしてキアラはその時点でクレアが何をするつもりなのかを悟った。本当に文字通り、１００倍になってお返しなのだ。",
          "zh_text": "克莱尔在琪娅拉问完之前就亲吻了她，而琪娅拉在那一刻明白了克莱尔的意图。真的就像文本所描述的一样，这是一个百倍的回敬。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "クレアの唇から、キアラに向かって莫大な量の魔力が流れ込んでくる。体内を駆け巡り、犯し尽くす反則的な快感。龍の中でもおそらく特に魔力の多いクレアにしかできない芸当、相手に魔力を注ぎ込んでの強制巨大化だ。",
          "zh_text": "从克莱尔的嘴唇中，涌入了大量的魔力，朝着琪娅拉流去。这股魔力在她体内流动，带来了一种无法抵挡的快感。这是克莱尔这种拥有龙之中可能是最强大的魔力的人才能做到的事情，将魔力灌注给对方，强制使其巨大化。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "（待って……私の持ってきた縮小都市じゃ小さすぎて使えないよね……）",
          "zh_text": "（等等……我带来的缩小都市太小了，估计用不上吧……）"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "巨大化の快感に全身を犯されながらも、キアラはぼんやりと疑問に思う。けれど、その疑問に回答が出たのはその身が人間の１万倍に巨大化し終えてからだった。",
          "zh_text": "在被巨大化的快感所侵袭全身的同时，琪娅拉有些茫然地思考着。然而，这个疑问的答案直到她的身体巨大化到人类的一万倍后才揭晓。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "ふらり、とめまいを感じて地面についた手が、轟音と共に山脈をつき崩す。手を退けると、隕石の衝突にも勝るその衝撃で、削り取られた山肌は赤熱する溶岩となっていた。",
          "zh_text": "她感到头晕，手触地的一瞬间，轰隆一声山脉崩塌了。当她抬起手时，以比陨石撞击还要强烈的冲击力，被削去的山崖变成了炽热的熔岩。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「ねぇ、クレア……まさか」",
          "zh_text": "「呐，克莱尔……难道是」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「うん、そのまさかだよ……キアラちゃんにとって、多分とっても恥ずかしいこと……しちゃう。キアラちゃん、記憶巻き戻せるでしょ？」",
          "zh_text": "「嗯，就是那个意思……对琪娅拉来说，可能是非常羞耻的事情……琪娅拉酱，你能回溯记忆吧？」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "月を背負ってニヤリと嗤うクレア。逆光の銀色に縁取られ、魔力を帯びた青い目が怪しく光り輝くその表情は、同じ龍となったキアラにすら有無を言わせない力を秘めていた。",
          "zh_text": "克莱尔背着月亮，咧嘴一笑。她那被逆光映照的银色眼睛，带着魔力的蓝色眼眸闪烁着诡异的光芒，那份力量甚至连成为龙的琪娅拉都无法抗拒。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「あ、あ……」",
          "zh_text": "「啊，啊……」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "クレアの言うそれは、つまり対象の記憶の巻き戻しを行わなければキアラにとって深刻なダメージが残るほどのこと……キアラとクレアの生まれ育った町をおもちゃにしようということ。",
          "zh_text": "克莱尔所说的意思是，如果不对对象的记忆进行倒带，对琪娅拉来说会造成严重的伤害......也就是要把琪娅拉和克莱尔生活和成长的城镇当成玩具。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「大丈夫だよ、私にとっても大事な町だもの。みんなを傷つけたりはしないから、ね？」",
          "zh_text": "「没关系的，这对我来说也是很重要的城镇。我不会伤害任何人的，对吧？」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "クレアは既にその手の中に町を握っていた。ほとんど村と呼んでも差し支えないほどの、キアラやクレアから見て１センチ四方にも満たない小さな町だ。それを、彼女の魔力でできた頑丈な氷が覆っている。",
          "zh_text": "克莱尔已经把那个城镇握在手中。对琪娅拉和克莱尔来说，这个城镇几乎可以称作村庄，大小不超过一平方厘米，被她的魔力形成的坚固的冰覆盖着。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「けど、キアラちゃんが顔を真っ赤にして恥ずかしがるところが見たくなっちゃったんだ……えへへ」",
          "zh_text": "「但是，我突然想看到琪娅拉脸红害羞的样子......诶嘿嘿」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "クレアはキアラを押し倒し、そしてそのブーツに指をかけた。クレアの魔性の瞳に見つめられると、身体中を流れる血液が氷水に置き換わったかのような寒さが駆け抜けて、かじかんだかのように力が抜けてしまう。一応は龍であるはずのキアラですら、抵抗ができないほどに。",
          "zh_text": "克莱尔把琪娅拉推倒，然后把手指勾在她的靴子上。当被克莱尔那魔性的眼神注视时，她全身的血液都像是变成了冰，像是被冻僵一样失去了力气。即使琪娅拉是一条龙，也无法抵抗。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「やぁ……だめぇ、そんな……」",
          "zh_text": "「啊啊......不要，这样......」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "町のみんなが、キアラのパンツを見上げるのは別にどうだっていい。けれども、その町のみんなを使って自分が気持ちよくなるっていうのは違う。相手の記憶を巻き戻せるからと言って、キアラの中に生まれる背徳感は消せはしない。",
          "zh_text": "让城镇的居民看穿琪娅拉的内裤并不重要。但是，利用城镇的那些居民来获得快感是不对的。即使可以倒带对方的记忆，琪娅拉内心的背德感是无法消除的。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「ふふ、いい顔……真っ赤だよ、キアラちゃん」",
          "zh_text": "「呵呵，好可爱的表情......琪娅拉」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "けれどクレアは容赦ない。完全にスイッチが入ってしまっている。それに、キアラが本気で嫌がっているわけではないのはクレアにもわかった。背徳感を感じながらも、どこかでそれを期待しているのだ。",
          "zh_text": "但克莱尔毫不留情。彷佛某个开关完全打开了。而且，克莱尔也知道琪娅拉并不是真的讨厌这样。她在感受到背德感的同时，也在某种程度上期待着这种行为。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "クレアはキアラの右足小指に噛み付いた。もちろん、町を口の中に入れて、飴玉のように玩びながら。",
          "zh_text": "克莱尔咬住了琪娅拉的右脚小指。然后，她把城镇放进嘴里，像糖果一样玩弄着。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「っ……！！」",
          "zh_text": "「咦……！！」"
        },
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          "ja_text": "夜の空気に冷え切った足先を、クレアの暖かな舌が包み込む。そして、その暖かさの海の中にひんやりと冷たい氷に包まれた町の感触。温度差があるため、嫌が応にもそれがどこにあるのかはっきりとわかる。",
          "zh_text": "克莱尔温暖的舌头包裹住充满夜晚寒冷的脚尖。而在这温暖的海洋中，又带着冰冷的城镇触感。温度的差异让人不由自主地感受到它的存在。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ひあ……クレア、やめ……っ！！」",
          "zh_text": "「呜啊……克莱尔，停下……！！」"
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          "ja_text": "けれども、拒絶の言葉を吐けるのもこの辺りまで。クレアの舌が、町をキアラの足指の股に押し付けて、コロコロと転がし始めると、もうだめだった。今のキアラはもはや人間ではなく、破壊の化身たる龍である。踏み潰すことを至上の目的としたその足は、性器そのもの。いや、性器以上に感じる場所になってしまっていた。",
          "zh_text": "然而，能够说出的拒绝的话语也只有到这个程度了。当克莱尔的舌头将城镇推到琪娅拉的脚趾间，并开始滚动时，已经无法再忍受了。现在的琪娅拉已经不再是人类，而是破坏的化身──龙。以将一切践踏殆尽为最高目的的脚，就是性器。不，是比性器更加敏感的地方。"
        },
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          "ja_text": "暖かさと冷たさ、この感覚の落差はとても大きい。あの暖かな舌に包み込まれた時の快楽が、何度も襲ってくるのだ。",
          "zh_text": "温暖和冰冷，这种感觉的落差非常大。当被那温暖的舌头包裹时的快感一次又一次袭来。"
        },
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          "ja_text": "「ごめんね……町長さん、鍛冶屋のお兄さん、パン屋のおばさん……みんな、ごめん……」",
          "zh_text": "「对不起……镇长先生、铁匠哥哥、面包店的阿姨……大家，对不起……」"
        },
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          "ja_text": "キアラはごめんごめんと言いながらも、ついに我慢できなくなって自分自身で足指の間に入り込んだ町をぎゅうぎゅうと締め付け、片手で顔を覆いながら、もう片手で股間を弄る。地平線以外にその姿を遮るものがない状態で。",
          "zh_text": "琪娅拉一边说着对不起，一边终于无法忍受，勒紧了伸进脚趾间的街道，一手捂着脸，另一手抚摸着下体。除了地平线以外再没有任何遮挡。"
        },
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          "ja_text": "絶頂へと至るその瞬間に、キアラは足をピーンと伸ばし、そして思わずその足指をキュッと握ってしまった。クレアの魔力で作られた氷とはいえ、山すら握り潰すような巨人の足指にぎゅっとやられてはひとたまりもなく。",
          "zh_text": "在达到绝顶的瞬间，琪娅拉伸直了脚，不由自主地紧紧握住脚趾。即使是由克莱尔的魔力制造的冰，也无法抵挡巨人般的脚趾的压迫。"
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          "ja_text": "「あ……」",
          "zh_text": "「啊……」"
        },
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          "ja_text": "キアラはそれがくしゃりと潰れたのを感じてしまった。",
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        },
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          "ja_text": "「まさかクレアじゃなくって私が町を壊しちゃう日が来るなんて……」",
          "zh_text": "「我真没想到，不是克莱尔，而是我会有一天摧毁整个城镇......」"
        },
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          "ja_text": "キアラは人間の１００倍サイズの巨龍状態で、町の時間を巻き戻して修復する。これまでもクレアの寝返りで町ごと潰されたりしたものを復旧したことは数知れずだが、自分が生まれ育った町を自分で、それも足指に挟んで潰してしまう日が来ようとは思いもしなかった。",
          "zh_text": "琪娅拉以比人类大100倍的巨龙形态，倒转时间修复了城镇。虽然之前也多次因为克莱尔的翻身而修复了整个城镇，但从未想过有一天自己会亲手柄自己长大的城镇夹在脚趾间压扁。"
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          "ja_text": "なによりそれによって絶頂を迎えてしまったことに、未だに背徳感とそれが裏返った快感が残っている。普段は記憶まで巻き戻すことはしない。けれど今日についてはその辺りの記憶もしっかり巻き戻すことに後ろめたさを感じながら、キアラは町の復旧作業を終えた。",
          "zh_text": "更重要的是，这一切让她达到了高潮，至今能仍然感受到背德感和邪恶的快感。平时她不会轻易使用回溯记忆的手段。但对于今天发生的事，她决定回溯那些记忆，虽然感到后悔，琪娅拉还是完成了城镇的修复工作。"
        },
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          "ja_text": "「あはは、キアラちゃんもすっかりこっち側だね」",
          "zh_text": "「哈哈，琪娅拉也完全成为这边的一员了呢」"
        },
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          "ja_text": "クレアはキアラの最大限の恥じらいが見られて満足なのか、にへら〜と笑いながら言う。",
          "zh_text": "克莱尔看到琪娅拉最大限度的羞涩，似乎很满足，嘻嘻地笑着说。"
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          "ja_text": "「あのさ、クレア。わかってると思うけど……今日のことは内緒ね？」",
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        },
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          "ja_text": "クレアはちょっとイタズラっぽくニッコリと笑うと、キアラはつい先ほど果てたばかりの秘部が疼くのを感じた。あの感覚を、また……。",
          "zh_text": "克莱尔露出了一个稍微恶作剧般的笑容，而琪娅拉则感觉到刚刚达到高潮的私处又开始发痛了。那种感觉，再次……。"
        },
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          "ja_text": "「い、いやダメ！　あれはダメだよ！　ああいうことに味をしめたらダメ！」",
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          "ja_text": "元はと言えばキアラがクレアに夜這いをかけたのが原因とはいえ、さすがにそれは憚られる。なにせ町の住人を日常的に性のおもちゃにして、そして本人たちからはその記憶を奪うなんてことになってしまう。",
          "zh_text": "虽然起因是琪娅拉对克莱尔进行了夜袭，但这样做实在让人难以接受。不管怎么解释，这就是把城镇居民当作性玩具，然后还从他们身上抹去记忆。"
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          "ja_text": "結局のところ、味をしめてしまったキアラであった。",
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          "ja_text": "踏み出されたブーツの下で、魔道機関車がぐにゃりとひしゃげる。先頭車を踏み潰された客車たちが次々と折り重なるようにして脱線し、沿線の道路をかき乱して転がった。",
          "zh_text": "在迈出的靴子下，魔导动力车头无力地被压瘪。受前方被踩碎的车厢阻碍，客车厢接连脱轨一节节折叠堆挤在一起，凌乱地翻倒在铁轨旁的道路上。"
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          "ja_text": "まるで死体が電撃に跳ね上がるかのように、反動で持ち上がる列車の車両。最初の一撃で車両は見るも無残なスクラップへと成り果てたが、それだけに飽き足らず、持ち上がった彼女の足は再び同じ車両に踏み下ろされた。",
          "zh_text": "列车车厢像尸体被电击后跳起一样，被反作用力弹起。仅仅承受了最初的一击，车厢就已经变成凄惨的废铁，但只是这样还不满足，少女抬起的脚又一次次向同一节车厢不断踩下去。"
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          "zh_text": "摇晃的地面让人连站立都很困难，少女的脚一次又一次沉重地踩下，不把列车踩成扁平的棺材为止不罢休的执着。"
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          "ja_text": "白龍の少女、クレア。彼女が何よりの宝としている町で異変が起きた。",
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          "ja_text": "町長が亡くなったのである。それだけならば、ただの不幸で話は終わるのだが、その死に方が普通ではなかった。",
          "zh_text": "镇长去世了。如果只是这样的话，就只是单纯一个不幸的故事罢了，然而，那样的死法非比寻常。"
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          "ja_text": "ある日突然、足の辺りに黒い痣が浮かんだのだという。最初は何のことも無い、ただどこかにぶつけたのだろうと思っていたらしい。だがその翌日には痣は大きく成長し、まるで黒い蛇が全身を締め付けているかのように変じた。",
          "zh_text": "突然有一天开始，黑色的斑块开始在脚边​​浮现。最初没什么事，以为只是在哪儿被撞到了而已。但是第两天黑斑就扩大了，变得好像被黑蛇缠绕全身一般。"
        },
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          "ja_text": "町一番の白魔道士のキアラの手をもってしても、もはや手遅れ。巻き戻せる限り時を巻き戻したのだが、その痣が消えることは無く、結局村長はその日のうちに息を引き取った。",
          "zh_text": "即使有镇里第一的白魔导师席亚拉的帮助，事到如今也为时已晚。最大限度地使用了时间回卷，但那斑块还是没有消失，最终村长没有撑过那一天，就断气去世了。"
        },
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          "ja_text": "正確にはまだ死んでいない……いや、蘇生された傍から死に続け、生と死の境を文字通り行ったり来たりしているという聞くに堪えない状態。",
          "zh_text": "准确来说其实还没有死……不，是被复生之后又会很快死去，就如字面意思一样地在生与死的分界在线徘徊，听起来就难以忍受的状态。"
        },
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          "ja_text": "もちろん、異変はこれだけでは終わらなかった。",
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          "ja_text": "町の他の人間たちにも同じような痣が出たのだ。それは白魔道士たるキアラも例外でなく。",
          "zh_text": "镇里的其他人也开始出现了一样的斑块。就连身为白魔导师的席亚拉也未能例外。"
        },
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          "ja_text": "僅か3日にして、村は地獄と化した。皆が死んでは巻き戻され、そして巻き戻された端から再び苦しみ死に至る。",
          "zh_text": "仅仅过了三天，村镇就化为了地狱。大家死后又被复活，但接着又从头开始再次承受痛苦致死。"
        },
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          "ja_text": "キアラ自身が謎の痣に蝕まれてしまったため、その巻き戻しを行うのは最近この町に着たばかりの黒龍、バハムート。人間とは比べ物にならない桁外れの魔力を持ち、その魔力を自在に使いこなす器用な龍。",
          "zh_text": "因为席亚拉自己也被谜之斑侵蚀了，所以接手这个复生工作的是最近刚来到这个城镇的黑龙，巴哈姆特。她是拥有着人类无法与其相提并论的超常魔力，并且能够将这些魔力灵巧地自如运用的龙。"
        },
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          "ja_text": "しかし、そんな彼女の力をもってしても、事態は一向に好転しない。対処療法のみで根本的な対策がないのだ。",
          "zh_text": "可是，即使有她的力量，事态也全然没有好转。这些只是暂时的应对疗法，但解决根本性问题的对策却还完全没有。"
        },
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          "ja_text": "「おねがい、どうにか助からないの……！？」",
          "zh_text": "「拜托你了，真的怎么样都无法得救了吗……！？」"
        },
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          "ja_text": "白龍のクレアが、蒼い瞳に一杯の涙を湛えてバハムートのか細い腕に縋った。三日間ずっと泣き通しているのに、涙も悲しみも、尽くことを知らない。",
          "zh_text": "白龙克蕾雅苍色的眼中满满都是泪水，搂着巴哈姆特细细的手臂。三天之间她一直不间断地哭泣，眼泪和悲伤都像决了堤，无穷无尽停不下来。"
        },
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          "ja_text": "「だめね……時を操る魔法があるんだから、それを破る魔法もまたあるのよ。時を巻き戻しても巻き戻しても、その因果を無視してくる」",
          "zh_text": "「不行呢……有操作时间的魔法，自然就有违反这个魔法的魔法。即使一遍又一遍地使用时间回卷，也都会被完全无视，最终还是会变回现状。」"
        },
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          "ja_text": "応えるバハムートも、キアラが倒れてからずっとこうして死者蘇生を行っているため酷く憔悴していて限界はそう遠くないように思えた。",
          "zh_text": "作出回答的巴哈姆特，从席亚拉倒下之后开始就一直像这样持续进行死者复生的工作，因此也已经显得非常憔悴，她感觉自己也快到极限了。"
        },
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          "ja_text": "「せめてこの呪いの術者がわかれば……そいつを叩けば全部終わるのに……」",
          "zh_text": "「至少能找到诅咒的施术者的话……如果能将那家伙打倒的话一切就都会结束了吧……」"
        },
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          "ja_text": "「そいつをどうにかすれば助かるの！？　それはどこにいるの！？」",
          "zh_text": "「总之干掉那家伙的话就能得救了吗！？那他现在在哪里！？」"
        },
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          "ja_text": "「今偵察機を飛ばしてる……けど正確な位置が掴めないのよ。大方の中りはついているんだけど……。こんなふざけたレベルの呪詛を扱えるのは、東の国の奴らしかいな……」",
          "zh_text": "「现在已经放出侦察机了……但是准确的位置还未能掌握。不过大体上已经能猜到了……能操纵这种难以置信的高级别诅咒的，只有东之国的那些……」"
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          "ja_text": "言い終える前に、バハムートの横で盛大に大気が動いた。ちらりと横目で見やると、既にそこにクレアの姿は無く。彼女の残した羽が数枚はらはらと舞っているのみであった。",
          "zh_text": "话还没说完，巴哈姆特身边刮过一阵剧烈的强风。勉强睁眼用余光一扫，本来在那里的克蕾雅人已经不见了，只有她残留的数片羽毛慢悠悠地在空中飘动。"
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          "ja_text": "遅れて放たれる衝撃波が町を凪ぎ、バハムートはため息混じりにそれを再生する。",
          "zh_text": "释放的冲击波把街道都扫平了，巴哈姆特一边叹气一边把破坏的部分修复。"
        },
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          "ja_text": "「言うんじゃなかったかしら。大丈夫かなぁ、あの子……」",
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          "ja_text": "どこの誰が犯人だか分からない。けど、この国にいるっぽい。",
          "zh_text": "犯人在哪里是什么人，现在还不知道，但是应该就在这个国家。"
        },
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          "ja_text": "なら、皆殺しにしてしまえばいい。そんなわけで、今に至る。",
          "zh_text": "那么，就全部杀干净就好了。就这样，变成了现在的状况。"
        },
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          "ja_text": "クレアはまずは国外脱出の手段を奪うことにしたのだった。その中でも特に輸送能力の高い（とクレアは思った）鉄道から。",
          "zh_text": "克蕾雅第一件做的事就是要夺走他们向国外出逃的手段，就从在这之中输送能力特别强（从克蕾雅来看）的铁路开始。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あはは、簡単につぶれちゃうんだね。この前踏み潰したやつはもっと大きくて硬かったんだけど」",
          "zh_text": "「啊哈哈，轻轻松松就踩扁了呢。虽然比以前踩扁过的那些家伙还要更大更硬一点」"
        },
        {
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          "ja_text": "クレアの25メートルもある足が、複線レールを小枝のように折り曲げて歩む。その足の先には、最大速力で逃げる列車。確かに130km毎時の速度で逃げているはずなのに、クレアとの距離は縮まるばかり。",
          "zh_text": "克蕾雅长达25米的巨足，像踩小树枝一样在双线铁轨上步行。在那双脚前方，列车正以最大速率逃离。虽然的确已经以130公里的时速脱逃，但和克蕾雅的距离却只是在渐渐缩短。"
        },
        {
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          "ja_text": "列車の最後尾にいる乗客たちはそれこそ気が気ではなかった。",
          "zh_text": "在列车最尾部的乘客们感到坐立不安。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "なにせ、ビルのような……いや、そこらへんにあるビルなんかよりもはるかに大きなオーバーニーブーツが朦々と砂煙を蹴立て、その一歩ごとにありとあらゆるものを破砕しながら追ってくるのだから。",
          "zh_text": "完全就像建筑一样巨大……不，是比那周围的建筑物还要远远高大的多的过膝长靴，踢起朦胧的沙尘，一边一步步将所有东西都踩成碎片一边追赶而来。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "線路を跨ぐ高架に、白亜のブーツが引っかかった。これで少しは差が開くかと思いきや、そのブーツは高架橋を難なく引きちぎり天高く吹き飛ばしてしまう。",
          "zh_text": "横跨铁路的高架桥绊住了白色的长靴。这样的话就能趁机拉开距离了吧，正这么想的时候，那只长靴不费力地就把高架桥扯碎踢飞到了高空。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "線路の脇を走る沿線道路を踏みしめる左足は、バスを蹴飛ばして横転させ、或いは運の無い車を一瞬にしてスクラップに変え。まるで嵐のようだった。",
          "zh_text": "铁路旁的沿线道路承受了左脚巨大的压力而被紧紧地压缩，同时巴士也被踢飞翻滚，运气不佳的车辆一瞬间都化作了废铁块，真是犹如风暴一般的破坏力。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "衝撃に巻き上がるバラストが火山弾のように降り注ぎ、列車の屋根をコツコツと叩く音が、この視界が夢や幻でないという現実感を、そしていよいよ追いつかれたのだという死の恐怖を与える。",
          "zh_text": "被冲击卷起的碎砂石像火山熔岩爆发一样坠落，在列车的车顶敲出喀拉喀拉的敲击声，充满了现实感，让人不觉得眼前的景像是梦或者幻觉，同时随之而来的是被逐渐捕杀而死的恐俱。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "やがてくる数瞬の無音。きっと彼女が鬼ごっこに飽きたのだろう。列車を踏み潰すと決めて高く足を掲げたのだ。",
          "zh_text": "过了一会儿安静了片刻，一定是少女已经玩儿够了抓鬼游戏了，决意要踩碎列车而高高地悬起了脚。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "タキサイア。永遠に感じられる一瞬が過ぎ。",
          "zh_text": "濒死时刻的所有动作都在慢放，让闪过的一瞬彷佛是永恒。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "「つっかまーえた！」",
          "zh_text": "「抓——到——啦！」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "ずっしいいぃぃん！！",
          "zh_text": "ずっしいいぃぃん！ ！"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "クレアのブーツが、最後尾を捉えた。彼女の25メートルもある巨大なブーツはその車両を丸ごと踏み潰し、さらにその一両先まで捕らえて跳ね上がらせる。",
          "zh_text": "克蕾雅的长靴逮住了列车的末尾，她长达25米的巨大长靴将整个车厢完整地踏平在了脚下，然后再为了追捕前一节车厢而藉踩踏的反冲力再次抬起。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "遅れて走り抜ける地震波に舞い上がるバラスト。その飛沫に、目を細めつつも楽しそうに笑うクレア。それはまるで、水溜りの泥水を跳ね上げて遊びまわる少女のよう……いや、まさにそれそのものだった。",
          "zh_text": "碎屑被迟来的地震波震起飘动到空中，因飞沫而眯起眼睛的克蕾雅开心地笑着。那个样子就像是把水坑里的泥水踩着玩的少女一样……不，实际上也就是那样吧。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "クレアは本来の大きさになれば、国家の一つや二つ数分もしないうちに踏み潰せるのだ。たった百倍サイズの小さな体で暴れまわるなんて、お遊びに他ならない。",
          "zh_text": "克蕾雅若变回原来的大小的话，几分钟都不用就能踩烂一两个国家了吧。用百倍的小尺寸进行破坏，无非只是在玩耍罢了。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「あははは、おっそーい！　東の国は私の町よりもずっと魔法が進んでるって聞いてるのに、全然だめだね」",
          "zh_text": "「啊哈哈哈，真——慢！还听说东之国对我的小镇一直施放魔法来着，其实完全不行嘛」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "力なく横たわる残りの3両を2歩で平たい鉄板に変えて、彼女は満足そうにフンと鼻を鳴らした。",
          "zh_text": "将剩下无力横倒在地上的三节车厢两步踩成铁板之后，少女满足地哼了哼鼻子。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "けれど、このお遊びもまったくの無意味ではないのだ。",
          "zh_text": "不过，这样的玩耍也不是完全没有意义。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "今回の件では、クレアの町の住人たちは2日間、苦しみっぱなしなのである。クレアにしてみれば、どうあってもこの国が許せないのだ。だからこそ、たったの数歩で踏み潰してしまってはもったいない。",
          "zh_text": "这次的事情让克蕾雅小镇里的居民们不间断地承受了整整两天的痛苦。对克蕾雅来说，无论如何也不可能原谅这个国家。如果只是几步就把他们全部踩死，那也太浪费了。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "精一杯恐怖と辱めを与えて殺してやらなければ気がすまないのだ。",
          "zh_text": "若不能竭尽全力让他们饱尝恐怖与羞辱后再死去的话，她是咽不下这口气的。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "クレアの優しい気質とは真逆の龍の本能が、大切な人々を傷つけられたことで目一杯まで覚醒してしまっているのである。",
          "zh_text": "与克蕾雅温顺优雅的气质完全相反的龙的本性，在重要的人们被伤害的时候最大限度地觉醒了。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「さて……交通網って言うんだっけ？　それはきっと壊したよね……」",
          "zh_text": "「那么……是叫交通网络来着吧？应该已经算是破坏完毕了吧……」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "クレアが後ろを振り向くと、途切れ途切れのレールたちの中に自分の足跡が点々と残されている。たとえ壊しきれていなくても、どうせ後でここの一帯を全て押し潰してしまうつもりだし、麻痺させる程度で十分だろう。",
          "zh_text": "克蕾雅转视身后，断开的一截截轨道之间星星点点地残留着自己的脚印。虽然没有完全粉碎成碎屑，但就当做后面这一带已经破坏完成了吧，反正瘫痪程度已经足够了吧。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "クレアは改めて周囲を見回してみる。自分が列車を追いかけて歩いてきた場所は、低い家が並び立つ所謂住宅街という奴らしい。小さくて気がつかなかったけれど、沿線に立っている家がいくつか足跡の中に見受けられる。",
          "zh_text": "克蕾雅重新抬头审视周围，自己追赶列车而来的这个地方，排列着不少低矮的房屋，好像就是所谓的叫做住宅街的玩意儿吧。虽然一点也没注意到，不过看起来靠近线路的一些住宅已经被压扁在​​脚印里了。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "――せっかくだし、まずはここで遊んでみようかな……。",
          "zh_text": "――既然难得到这儿了，不如就在这里玩一会儿吧……"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "クレアは線路を降りて、住宅街へと足を翳した。もちろん、道路なんて関係ない。家々がひしめくその中に、容赦なく踏み込む。",
          "zh_text": "克蕾雅从铁路上走下，将脚悬在了住宅街上方。当然，是否有道路根本无所谓，巨足直接毫不留情地踏入了拥挤的房屋群。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "サクッ……。",
          "zh_text": "サクッ……"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "クレアからしてみれば、そんな感触であった。足の裏を伝わる、細かな感触。硬いブーツの裏が、たくさんの小さな箱を踏み砕くなんとも言えない感触。",
          "zh_text": "克蕾雅的脚底传来了细小的触感，是大量的小盒子在坚硬的靴底下破碎的难以描述的微妙触感。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "そして、何より家を踏み潰すという行為はクレアにとっても特別なものだった。家を潰してしまった事は沢山ある。けれどそれは事故であって、そのあとは沢山たくさん”ごめんなさいさせられる”のである。",
          "zh_text": "把无数的住宅一次踩碎对克蕾雅来说也是少有的体验，虽然已经有数不清的踩坏住宅的经历了，但那些都只是事故罢了，在那之后还得不停地道歉。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "凄く悪いことをしている。いつもなら絶対にやっちゃいけないことを。",
          "zh_text": "现在自己正在做的事情真的是相当恶劣啊，是平时绝对不会被原谅的事情吧。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "そんな背徳感が、龍の本能とぶつかり合って裏返った悦びに変わるのだ。",
          "zh_text": "背德感与龙的本性相冲撞反而转变成了谜一样的快感。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「ふふっ……なんだかすごく気持ちいい……」",
          "zh_text": "「哼哼っ……总觉得格外的心情舒畅啊……」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "頬に手を当て、とろんとした目つきでクレアはうっとりと紡いだ。",
          "zh_text": "目光失神的克蕾雅陶醉地用双手扶着脸颊，神情恍惚。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "もう一歩。",
          "zh_text": "又是一步。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "先ほどまではるか遠くにあったかのように見えた左脚が地響きを伴って持ち上がる。瓦屋根に切り取られた地平線から生えてくるような錯覚すら覚えるほどの巨大な左足が。",
          "zh_text": "到刚才为止看起来还在远方的左脚随着地鸣声抬起了，巨大的左脚给人一种像是从被屋顶遮盖的地平线升起的一样的错觉。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "瓦屋根の向こうにその脚が完全に姿を現す。陽光を捉えて銀の弓を描くのは、白亜のブーツに覆われた彼女の美しい脹脛。その曲線美を上へと辿ると、可愛らしく折り返されたブーツの筒口から溢れ出るむっちりとした太股が眩しく輝いている。彼女が腰に巻いたパレオが太股に押し上げられ、地上の民に惜しげもなく披露される真っ白な下着。",
          "zh_text": "现在在砖瓦屋顶的另一边，那条腿一览无余。少女的白色长靴遮挡了阳光，漏过的阳光沿着美丽腿部线条闪着银弓一般的光辉。顺着美丽的曲线将视在线移，在有着可爱翻边的靴口露出炫目的丰满大腿。少女卷在腰间的腰巾被大腿带起，纯白的内裤毫不遮掩地袒露给地上的居民。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "愛らしい少女の、美しい脚。それはこれほど危機的な状況にあっても、見る者の多くを釘付けにした。",
          "zh_text": "可爱的少女，动人的美腿。即使是在这样的危机状况下，看到的人多半都被迷住杵在原地寸步不移。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "けれども、最も近い特等席からそれを見上げられる人間達には時間は多くは与えられていない。すらりと美しい足裏を模る靴底が見えたら、いよいよ終わりは近い。",
          "zh_text": "但是，在最近处的特等席仰视观赏的人们，已经没剩多少时间了。在合脚漂亮长靴的靴底纹路越发清晰的同时，生命的终结也越来越靠近了。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "反転する昼夜。彼女の靴底にへばりついた、かつて家だったものの残骸が雨のように降り注ぎ、一足先に住宅街を爆撃する。勿論、瓦礫の散弾の被害を免れたものとて運命は変わらないのだが。一帯に等しく圧し掛かるブーツに押し潰され、新しく彼女の靴底の溝に挟まった瓦礫になるだけの話だ。",
          "zh_text": "四周有如昼夜反转一般，一切都被破坏贴在了少女的靴底，曾经是住宅的东西的残骸像雨一般落下，暴击了不远处之外的街道。显然，即使有东西能幸免于瓦砾碎屑的伤害，他的命运也不会有所改变。最后依旧会被长靴公平地踩碎，成为被夹在少女靴底纹路沟道里的新残渣。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "二歩、三歩、歩を進める度にブーツの下でサクサクと弾ける家の感触に、溢れ出る笑み。彼女の足の直撃を免れた人間達が小さな足を必至で動かしてちょこちょこと逃げていく。",
          "zh_text": "两步，三步，感受着一步步前进时靴下房屋爆裂的触感，克蕾雅洋溢着笑容。免遭少女的脚直击的小人们拼命的迈动在自己的双脚下一点点地逃离。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「それで逃げてるつもりなのかなぁ？」",
          "zh_text": "「那样算是在逃跑吗？」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "そんな彼らを、クレアの足は悠々と跨ぎ越してその先にあった長屋を踏み砕いた。すると彼らは慌てて、その足とは反対側に……つまりクレアの真下に向かって走り出す。",
          "zh_text": "克蕾雅慢悠悠迈步跨过他们，一脚踩碎他们前方的长屋。于是被惊吓而恐慌的人们，又开始向那只脚的反方向……也就是向克蕾雅的正下方跑去。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "恐怖に煽られた人間達は驚くほど単純で、とても面白いなぁ、なんて思いつつ。クレアは高々と膝を持ち上げ。",
          "zh_text": "让人们陷入恐怖而惊慌失措真是简单有趣啊——克蕾雅这么想着，将膝盖高高举起。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「逃がすわけ無いでしょう？　私の大切な人たちに手を出したんだもの……」",
          "zh_text": "「没可能让你们逃掉的吧？竟敢对我最重要的人们出手……」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "氷の瞳で彼らを一瞥し、そして一足の元に全員踏み潰した。さらに追い打つようにぐりぐりと足を踏みにじれば、道端の街灯が彼女のブーツに薙ぎ倒されて倒れ掛かる。自分の足元で巻き起こる大破壊に、クレアは満足そうに残酷な笑みを浮かべた。",
          "zh_text": "冰冷的眼神扫视了他们一眼，一脚踩碎脚边所有人，又进一步追击，转动脚腕用力碾踩，连路边的街灯都被少女的靴子扫倒毁坏。看到自己在脚边造成的大破坏，克蕾雅满足地表现出残酷的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "けれど、数歩歩いてみて振り返ると、町の中に穿たれた自分の足跡は大分間隔が空いている。これでは、とうていこの国全てを踏み潰しつくすなんて不可能だ。",
          "zh_text": "不过，走了几步之后克蕾雅试着转身一看，陷在街道里的脚印之间还空着很大的间隔。这样下去，要把这个国家全部踩碎什么的，怎么说都不可能。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「ちょっとだけ、大きくなろうかな？」",
          "zh_text": "「稍微、试着变大一点点吧？」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "迅速に確実に、けれど一撃で終わらせない程度に、クレアが十分嗜虐心を満たせるくらいに。",
          "zh_text": "变得更快更强又不至于一击结束一切的程度，变成能充分满足克蕾雅的嗜虐心的程度。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "大きくなる、というのはクレアにとっては枷を外すようなものだった。本来の彼女は、身長8.7kmにも及ぶ大巨龍なのである。それを、50分の1の175メートルまで縮小して暮らしているのだから、窮屈とまでは行かずとも余計な力が必要なのだ。",
          "zh_text": "变大，对克蕾雅来说就相当于挣脱了枷锁。原本的她，是身高长达8.7公里的超大巨龙。现在为了生活把那副巨大的身躯缩小成175米，只有原来的50分之1，虽然还不到憋屈难受的程度，但还是得额外付出点精力的。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "すぅ……。",
          "zh_text": "すぅ……"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "クレアが息を大きく吸い込み伸びをすると、まるで遠近が狂ったかのように彼女の体が大きく膨張する。枷の外れる開放感に、彼女の桜色の唇から色っぽい喘ぎ声が漏れ、上気して薄っすらと紅色に染まる頬。",
          "zh_text": "克蕾雅大吸一口气伸展身体，让人误以为是距​​离感错乱了一般，她的身体开始剧烈地膨胀变大。从牢笼中被释放的解放感，让少女樱色的嘴唇漏出娇喘，一抹红晕染上了她的脸颊。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "白亜のブーツは周囲のものをメキメキと破壊しながら押しのけ、ぐぃと伸ばした真っ白な腕は雲をかき乱し。およそ1700メートル、というところで彼女の巨大化はおさまった。",
          "zh_text": "白色的长靴周围的东西被喀拉喀拉地挤碎，用力伸展的白皙的手臂冲破了云层。最终，巨大化的少女停在了1700米左右的高度。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「う～ん、やっぱり大きくなるって気持ちいい！」",
          "zh_text": "「唔～嗯，果然还是变大了舒服啊！」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "高鳴る鼓動。足を一歩踏み出せば、先ほどとは比べ物にならない重低音が轟き周囲の家々を吹き飛ばす。振り返ってみれば、さっきまでの小さな自分がつけた小さな足跡が今の自分の巨大さを教えてくれる。高鳴る鼓動。クレアの中の龍としての本能が、理性の抑制を外れて破壊と殺戮の衝動を際限なく高めていく。",
          "zh_text": "心跳加快。只要踏出一步，就会有远超于之前的重低音将周围的住宅震飞。回头看的话，会看到自己之前踩陷的巨大脚印现在已经显得很小了，提醒着自己已经变大了。心跳加快。克蕾雅体内的龙的本能冲破了理性的抑制，无尽地加深着她破坏与杀戮的冲动。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "けれど、さっきまでのサクサクいう感触がなくなってしまったのが少しばかり残念だった。この頑丈なブーツ越しでは、人間達が作った家など小さすぎてまるで伝わってこない。",
          "zh_text": "不过，之前脚下沙沙的触感已经感觉不到了，稍稍有些遗憾。隔着这双厚实的长靴的话，人类们做的住宅太小了，触感根本就传达不到。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "そこで、オーバーニーブーツの筒口に指をかけた。",
          "zh_text": "于是，手指放在了过膝长靴的靴口。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "ブーツ越しで分からないなら、素足になってしまえばいい。",
          "zh_text": "隔着靴子感受不到的话，光脚就可以啦。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "けれど、彼女のオーバーニーブーツはそもそも履いたり脱いだりを考えた形にはなっていない。普通なら側面にジッパーやらボタンやらがついていて、脱ぎ履きの際の利便性を増しているのだが、クレアのそれは人間がつけているものを見よう見真似で模したに過ぎないし、そもそもがあまり脱がないのでそんなものはついていないのだ。",
          "zh_text": "当时少女的过膝靴并没有被设计成方便穿脱的类型。普通来说为了增加穿脱的便利性，侧面应该附有拉炼或者钮扣，但是克蕾雅的那双，太过于还原人类穿好的靴子时的样子了，而且说来也不怎么会去脱，所以相关的功能完全没考虑过。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "かくして、彼女はその超巨大な体をしてブーツとの格闘を始めることとなったのである。それはもう、大惨事であった。",
          "zh_text": "于是，巨大少女与巨大长靴的战斗开始了。这可真是，大惨案。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "彼女がどうにかフンフン唸りながらも、左足の踵を抜く。そうすると、足に大分余裕が生まれるわけだが……そこで彼女は足をぶらぶらやって靴を抜こうとした。",
          "zh_text": "她在哼哼嗯嗯，总算把左脚的脚跟拔起。这样一来，腿应该有充裕的空余，不过……她的腿还在前后摇动想要从靴子拔出来。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "普通のブーツならそれですぽーんと抜けたやもしれないが、しかし彼女のブーツは腿まであるようなオーバーニー。汗でじっとりと湿った筒が彼女の足をがっちり捕まえてなかなか離さない。",
          "zh_text": "普通靴子的话大概这样就能嗖地一下拔出来了，但是少女的靴子偏偏是覆盖到大腿的过膝靴。靴筒因沾满了汗水而变得湿哒哒的，牢牢黏在她的腿上怎么也分不开。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「うーんっ、抜けない抜けない……！」",
          "zh_text": "「唔ー嗯っ、拔不出来拔不出来……！」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "振りぬかれる彼女の足。当然、半分脱げかけたブーツがそれに追従し足元の町は彼女の足ではなくその抜け殻たるブーツに蹴散らされる事となった。",
          "zh_text": "少女的脚为了脱靴子而摇晃着，因此脱到一半的相当于她的甲壳靴子也随之摇晃，把脚边的街道都踢得支离破碎。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "ようやっと彼女がブーツから左足を抜く頃には、町は箒で掃かれた砂場のような様相を呈していた。そこにさらに追い討ちをかけるように、先ほどまでクレアの太股までを覆っていたほかほかと暖かなブーツが投げ捨てられる。",
          "zh_text": "终于少女把左脚从靴子里拔出来了，脚下城市的样貌已经变得像被扫帚扫过的沙坑一样。在这之上作为追击，到刚才为止还包裹着克蕾雅的大腿，冒着温暖热气的长靴从天而降。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "その惨めな有様とは対照的に、眩しく聳えるのはブーツから抜かれたクレアの脚。ブーツの白さに負けないほど白く美しく、瑞々しい果実のよう。蒸れていたのか僅かに浮かぶ汗がきらきらと輝いている。",
          "zh_text": "与这惨状相对比，克蕾雅从脱离靴子的巨足，炫目地耸立着。连靴子的白色都相形见拙的白皙美丽，就像新鲜水嫩的果实，在靴中因闷热而渗出的细微汗珠闪闪发光。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "甲殻を脱ぎ捨てた柔らかな足を、ゆっくりと踏み下ろすクレア。なんだか、とても興奮する。",
          "zh_text": "克蕾雅将卸去甲壳的柔软裸足慢慢地踩下，不知为何，感到无比得兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "彼女の丸みを帯びた柔らかそうな足の指が、辛うじて原形をとどめていたあばら屋たちの上に圧し掛かり、僅かに形を変えてそれらを抱きしめる。だがそれもほんの一瞬。次の瞬間には重みに耐え切れなくなった家々が爆ぜるようにして押し潰される。",
          "zh_text": "她圆润柔软的脚趾压上的茅屋勉强保留了原形，脚趾外形改变了一点点，把房屋紧紧抱住。但那也只是一瞬间，接下来房屋因为受不了重量就被压得爆裂。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「ひゃぅ！？」",
          "zh_text": "「呀！！？」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "その異質な快感に、クレアは思わず足をひっこめた。",
          "zh_text": "那种异质的快感，克蕾雅禁不住缩回了脚。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "柔らかな指の肉に抱きしめられた瓦礫たちが、重力に負けて口惜しそうにクレアの足指を離れて落下して行く。",
          "zh_text": "柔软的脚趾肉拥抱着的瓦砾输给重力。克蕾雅感到可惜地把放下去的脚趾拿开。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「なにこれ……足の裏でちっちゃい家がつぶれて……凄く気持ちいい」",
          "zh_text": "「这是什么啊……小房子在脚底倒塌……非常舒服」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "思わず、両頬に手を当て、肘で自分の余りある豊満な胸を抱きしめるクレア。足の先から頭のてっぺんまで駆け抜ける電撃のような快感に、翼はぎゅうぅっと縮こまり、尻尾はピーンと跳ね上がってパレオを引っ張って彼女の下着を露出させる。体の反応はまるで未知に遭遇した猫のようであったが、しかしその表情は恍惚にすっかり緩んでいた。",
          "zh_text": "克蕾雅不由得双手捂上脸颊，手臂把自己丰满巨大的胸部搂住。有一股闪电般的快感从脚尖到头顶飞快地流过，双翼收紧，一直蜷缩的尾巴因为惊讶而跃起，连同纒腰布拉起，露出了她的内裤。身体的反应就像遭遇到完全未知的猫一样，但是表情出神地完全松懈下来。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "既に息は荒く、頬紅いらずの白い頬が桜色にぱぁぁっと染め上がる。",
          "zh_text": "呼吸变得粗暴起来，没有胭脂的雪白脸庞染上了樱花般的淡红色。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "もう一回。",
          "zh_text": "再来一次吧。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "そーっと、そーっと。おびえるように、けれどもとても期待するように。彼女の足は優しく住宅街に圧し掛かり……そしてその重量で爆ぜるように圧壊させる。",
          "zh_text": "轻轻地，轻轻地。虽然是是害怕，但是也很期待。她的脚温柔地压在住宅街之上……然后因为那个重量而爆裂、压坏。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「ひゃぁっ！　やっぱり気持ちいいよぉ……クセになりそう……」",
          "zh_text": "「啊！心情很舒畅哟……要上瘾了啊……」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "家々を押し潰してもなお、形を変えて圧搾されていく瓦礫たちが足の裏を刺激し続け、くすぐったいやら気持ちがいいやら。駆け抜けるこそばゆい快感に身を捩り、彼女は悶える。",
          "zh_text": "把多间房屋压扁之后，改变形式继续榨压瓦砾一直刺激脚底，心情好酥麻。发痒的快感在身体狂奔，她羞涩地扭动起来。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "早く両足でこの感触を楽しみたい！！",
          "zh_text": "想快点用双脚享受这种触觉！！"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "クレアは後で結びなおすのが面倒になるのもお構い無しに、ブーツの紐を引っ張って解き、右足を引き抜いた。蒸れた脹脛を優しく撫でる風が心地いい。",
          "zh_text": "克蕾雅也不介意等一下要重新绑定的麻烦，把靴子的绳子解开，拖着右脚拔出来。闷热的小腿被微风温柔地抚摸令人心旷神怡。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "そして、ゆっくりと地面につける右足。くすぐったい快感が足の裏から脳天までを貫き、つられて踏み出す左足。",
          "zh_text": "然后慢慢地把右脚放上地面。酥痒的快感穿透脚底到达头顶，跟着再踏出左脚。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "ひゃう！　ひゃん！　立て続けに襲い掛かる電撃のような快楽に思わず漏れ出す声。クレアの足は逃げ場を求めて次々に町を襲い、起伏に富んだ彼女の柔らかな足裏を写し取った足跡にしてしまう。そのたびに、何百もの人間が足の下で潰えていると言う事実がまた、クレアの興奮を煽った。クレアの町に手を出した不届き者達を踏み潰して得る快感は、特別なのだ。",
          "zh_text": "ひゃぅ！ひゃぅ！连续袭击闪电般的快乐，不由得漏出娇喘。克蕾雅的脚在无处可逃的城市发起接连不断的袭击，印上她跌宕起伏而柔软的脚掌足迹。每次都会有几百人在脚下踩破的事实煽动克蕾雅的兴奋心情。踏碎对克蕾雅的小城镇出手的人渣得到特殊的快感。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "踏み出す足は爆煙を立ち上らせて、球場も顔負けの巨大な足跡を穿ち、送れて伝わる地震波がさらに周囲を消し飛ばす。押し潰された地面は不整合を生じ、彼女の足跡の周りには峡谷と見紛うほどの地割れが幾重にも裂き走った。",
          "zh_text": "迈出的脚边冒起爆烟，球场也比不上的巨大脚印，传递的地震波更进一步把周围毁灭。被压坏的地面产生断层，她那些会被误认为峡谷的脚印四周出现多重地层撕裂。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "雲を貫く彼女の巨大な脚はその一歩ごとに、むっちりとした太股や脹脛を震わせて色めかしく踊り、幼げな彼女の表情と肉感的な美しさのコントラストを作り上げる。そんな美しい脚が踏み出されれば、この国の建築技術の集まった集合住宅ですら一足の元に無残な平面図へと成り果てた。",
          "zh_text": "她那贯穿云层的巨大的脚每一步都会造成饱满的大腿和小腿颤抖，丰满地踊动起来，幼嫩的表情和肉感的美形成对比。美丽的腿迈出，聚集了这个国家建筑技术的的集合住宅就这様被一脚凄惨地从平面图上除去。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "もはや逃げ惑う人間の事など眼中に無いクレア。人間達は彼女の足の裏の快感に弄ばれて、崩落する建物に呑まれ消えて行く。",
          "zh_text": "四处乱窜的人在克蕾雅眼中如同无物。人们为了她脚底的快感而被玩弄，崩塌的建筑物也被吞没消逝。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "程なくして、クレアはあっという間に骨抜きとなってしまった。足の裏が耐えられず、思わず町の中にへなへなと座り込んでしまう。その表情は快楽にとろけ、幼さの中に巨龍のメスとしての姿がちらちらと見え隠れするほどになっていた。",
          "zh_text": "不久、克蕾雅的全身体就像被抽走骨头一様。忍受不住脚底的快感，不由自主在城市中软绵绵地坐下来。那快乐得融化的表情，稚气中那雌性巨龙的姿态不时忽隐忽现。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "けれど、座り込んでもその快楽からは逃れられない。ぺたんと座り込むその脹脛や太股、お尻や尻尾でぱちぱちと爆ぜる家々の感触が彼女を襲い続けるのだ。悶えれば悶えるほどに破壊の範囲は広がり、まるで底なし沼のよう。",
          "zh_text": "但是坐下来也无助于从这种快乐逃脱。坐下来的小腿，大腿，屁股和尾巴感受到的劈里啪啦房屋爆裂的触感持续向她袭击。越是苦闷地扭动破坏的范围越是扩大，彷佛如无底沼泽般。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "あまりの快感に、彼女は自身の指を噛んで喘いだ。歯を、そして指を伝って落ちる暖かい唾液が家々を爆撃する。",
          "zh_text": "过盛的快感使得她挣扎地咬自己的手指。温暖的唾液从牙齿然后顺着手指落下，爆撃下方的房屋。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "そういえば、前にもこのくらい気持ちがよくておかしくなってしまいそうな事があったな、とクレアは思い出し……思い出す頃には彼女のあそこは既にそれを求めてひくひくと疼いていた。",
          "zh_text": "说起来，之前也有这样心情舒畅又快要变得奇怪的事，这时克蕾雅想起……想起她那里已经渴求地抽搐而悸动。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "「んっ……なんか……挿れるものがほしいよぅ……」",
          "zh_text": "「嗯……总觉得……想要有什么被插进去啊……」"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "クレアは周囲を見回し、それに適うものを探した。あの時はバハムート、つまりは身長150メートルの巨大な少女がその役割を担ってくれたのだが、それに代わるものとなるとそれなりの大きさが必要だ。",
          "zh_text": "克蕾雅环视四周，查找能够这様做的物体。那个时候巴哈姆特，即是身高150米的巨大少女就起了作用，现在替代巨大少的物件至少也要有那样的大小。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "が、それは案外簡単に見つかった。この国はクレアの町に比べて技術的な水準ははるかに高い。故あって、高度に発展した文明はみな空を目指すものなのだ。",
          "zh_text": "然而，那様的物体出乎意料简单地就被发现了。这个国家的科技水准远远高于克蕾雅的城镇。想当而然，高度发展的文明都是会以天空为目标。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "飛空挺の発着艦のために高く伸びたステーションビルが、あちらこちらに立ち並んでいる。100倍サイズで暴れまわっていた時には遠くに見えたものだが、今のクレアは手を伸ばすだけでそれを引っこ抜く事ができた。",
          "zh_text": "为了飞空艇升降而高高地伸展笔挺的大楼，到处都是栉比鳞次。在100倍大小闹腾的时，在远处看到，但现在克蕾雅伸出手柄大楼拔起来。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "ビルの形状は、鉛筆のようであった。もちろん、クレアからしても鉛筆よりはかなり太いが……。けれど、これならばいけそうだ。",
          "zh_text": "大楼的形状就像铅笔一样。当然，即使对克蕾雅来说，还是比铅笔粗很多……但这样的话应该就够了吧。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "湖のような巨大な蒼い瞳で中を覗きこむと、人間達が右往左往慌てふためいて走り回っている。",
          "zh_text": "湖一様巨大的蓝色眼睛偷窥内部，人们东跑西窜惊慌失措地乱转。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「ふふっ、みんな……私のことを気持ちよくして」",
          "zh_text": "「呵呵，大家……要让我舒服哦」"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "クレアは手に持ったビルに、ちゅっと口付けをした。龍の接吻。唇を伝って膨大な量の魔力がビルへと流れ込み、タイヤチューブのような原理で（或いはアレと同じ原理とも）ビルを硬く強く変貌させる。",
          "zh_text": "克蕾雅吻了一下手里的大楼。龙的接吻。大量的魔力顺着嘴唇流进大楼，就像轮胎一样的原理（或者是和那个同样的原理）大楼变得强硬结实。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "そしてパレオをめくり上げ、下着を下ろして可愛らしい秘所を惜しげもなく露出させた。彼女は性に対して無知であるがため、そして今は龍の本能に理性を喰われているがためにまるで恥ずかしがる素振りを見せない。",
          "zh_text": "然后把缠腰往上揭，卸下内衣，把可爱的秘所不惜曝光出来。她对性的无知，再加上现在理性被龙的本能吞噬，她完全没有为自己的行为表现出害羞。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "あとは、ヒクヒクとうずく大陰唇をビルが掻き分けてじゅぷじゅぷと呑まれていくだけだ。",
          "zh_text": "之后用手拨开抽动酥痛的大阴唇，大楼被咕吱咕吱地吞噬下去。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「ひあっ……んっ……ちょっと痛い……かも……？」",
          "zh_text": "「嘛啊……嗯……也许……有点痛……？」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "クレアは女の子座りのまま、ゆっくり、ゆっくりと慎重にビルを押し込んで行く。膣口を、そしてその先にある粘膜を押し広げて。けれどビルはその形状から一度入ってしまえば、後は同じ太さなので奥まで簡単に入っていく。クレアの巨大な膣からして、ビル程度のものではそう簡単に処女幕は裂けないのだろう、別段出血らしきものも見られなかった。",
          "zh_text": "克蕾雅鸭子坐的坐姿，慢慢地，慢慢地慎重把大楼塞进去。进到膣道口，然后把前方的黏膜推开。因为大楼的形状，当开始进去的话，后面也是同样大小，所以简单地进到深处。对克蕾雅巨大的阴道来说，大楼程度的物体无法轻易撕裂处女膜吧，类似出血也看不到。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "挿れ始め痛みが過ぎればあとは快楽が勝り、痛みの事なんてすっかり忘れてクレアはビルを動かし自らの膣内をぐいぐいと刺激を始めた。",
          "zh_text": "插过开始痛之后快感就更胜一筹，完全忘记痛苦，克蕾雅抽动大楼开始使劲地刺激自己的腟道内壁。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「んっ……んぁっ……あぁっ……！！」",
          "zh_text": "「嗯……啊啊……啊……！」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "全身を駆け巡る甘い電撃に思わず漏れ出る声。くすぐられれば笑ってしまうのと同じように、こればかりはどうにも抑えられない。",
          "zh_text": "全身到处游走的甜美电击使她不禁发出声音。这简直就像被逗乐胳肢而笑一样，怎様也无法抑制。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "熱い吐息が蒸気の雲を空に描く。",
          "zh_text": "灼热吐息在天空画上蒸汽云。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "ビルの内部に取り残された人々は無論気が気ではなかった。超巨大な少女が突然このビルを掴んだかと思えば、何の恥ずかしげもなく下着を下ろして秘所を見せつけ、あまつさえその中に突っ込むだなんて。常識では考えられないながら、自らがその常識では考えられない言わば超常に巻き込まれた当事者となっては、信じざるを得ないのだが。",
          "zh_text": "在大楼内部剩下的人们当然是坐立不安。超巨大少女突然抓住这个大楼，毫无羞耻地脱下内裤展露出神秘的地方，而且还把大楼冲进内部。不能够用常识去思考了，不能够用自己常识去考虑而被卷进超常事件的当事者也不得不相信眼前的事实。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "じゅぷぅ……といやらしい音を立てて沈み込むビル、圧に歪むフレームから内側に飛び出す窓ガラス。魔力で押し広げるようにして強化された外装が、超巨大少女の膣圧に押し潰されてところどころに無理をきたす。どこか一箇所でもひびが入ればあっという間にクシャリとされてしまうだろう。",
          "zh_text": "じゅぷぅ……被当成玩具的大楼发出令人讨生厌的被挤压的声音，玻璃窗从被压得扭曲的框架飞进内侧。覆盖了魔力而强化的外部结构在超巨大少女的阴道挤压之下到达临界点，若果有哪一处产生一丁点裂痕的话，一瞬间就会整个咔唦一下化为碎屑。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "ビルを使って膣内をまさぐるクレアの手の動きが早くなってくると、ビルの内部の人間達の多くは床と天井に交互に打ち付けられ、魔法を操れる者以外は次々と絶命していった。",
          "zh_text": "克蕾雅那只用大楼玩弄膣道内壁的手动作变得快起来，大楼内部的人们大部分被交替摔在地板和天花板上，除了能够操纵魔法的人以外都陆陆续续断气了。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "その命の火が消え去っていくのを、クレアは感じた。死ぬ瞬間に放たれる強烈な断末魔の思念がピリピリと伝わってくるのだ。憎むべき敵が自分の膣の中で絶命していくその感触が、逆鱗に触れられ狂った龍の本能を激しく刺激し彼女の体を快感となって駆け巡る。",
          "zh_text": "克蕾雅感觉到了生命之火的消失。死去的瞬间放出强烈的临终思念刺刺地传来。应该要被憎恨的敌人在自己的膣道中绝命的那种感觉，触及逆鳞而疯狂起来的龙的本能激烈地刺激她的身体变成的快感在体内到处流奔。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「あははっ、私のナカでたくさんの人が死んじゃってるんだね……。んっ、んあぁっ……だめぇ、気持よすぎて壊れちゃいそうだよぅ……！」",
          "zh_text": "「啊哈哈、在我的里面，有很多人死了啊……真是的，啊啊……不行，呃，心情，啊，太舒畅，要坏掉了啊啊……！」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "嗜虐的な刺激に満たされる龍の本能。そして肉体的な快楽にとろけきった心。けれど、こんなものでは足りない。",
          "zh_text": "嗜虐的刺激满足龙的本能。肉体上的快乐把自己的心融化掉。但是这样还是不够。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "もっともっと大きくなって、たくさん壊して、気持ちよくなりたい……！！",
          "zh_text": "变得更加更加巨大吧，很想要毁坏更加，心情想要变得更舒畅……！！"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "彼女を縛る枷が快楽に千切れようとする。けれど、そこまで来て彼女はあることに思い当たった。",
          "zh_text": "束缚她的枷锁被快乐打破。但这时她想到了一件事。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "ブーツを履いていない。このまま大きくなったら、後々大きさを調整しなおすのがとても面倒なのだ。こと、靴というのはほんの少しのずれでも違和感や靴擦れを生じさせるのだから。",
          "zh_text": "没有穿过膝皮靴。如果就这样变大的话，之后要重新调整大小很麻烦。因为鞋只要出现一点点的偏差也会有不协调感和脚被鞋磨破。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "じゅぷっ……。全長170メートルもある高層ビルを丸ごと全部押し込んで飲み込み、彼女は立ち上がった。純白の下着をもとの位置まで持ち上げて履きなおし、そして歩き出す。",
          "zh_text": "じゅぷっ……全长170米的高层大楼被整个塞进去，她站了起来。把穿起的纯白内裤推回原来的位置，然后迈出脚步。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「ひやぅっ……うぅ、やっぱり入れたままだと凄い……けど、気持ちいいのはいいことだよね……」",
          "zh_text": "「嘛呀……呜，果然这样放住去太厉害了……不过，心情舒畅是好事啊……」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "一歩ごとに足の裏から伝わる歩行の衝撃。それに揺られる膣内のビルが、膣壁にこすり付けられて快感をほとばしらせる。それと同時に、足の裏からも強烈な入力。絶頂手前での寸止めであったが、しかし彼女が快楽の海から醒める余地などどこにも無かった。もはや、この巨大なカラダ全体が性感帯みたいなものなのだ。",
          "zh_text": "每一步从脚底传桽步行时的冲击。都会摇曳阴道内的大楼，膣道壁被擦到迸出快感。同时也有强烈的感觉从脚掌输入。虽然在冲击到高潮之前停下来，可是她已经在快乐的大海当中，没有可以让她觉醒过来的余地。恐怕这副巨大的身体全身都变成性感带了吧。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "一歩ごとに大気を震撼させる喘ぎ声を漏らしながら、彼女はふらふらと脱ぎ捨てられたブーツの元に歩み寄る。",
          "zh_text": "每走一步都会从嘴边漏出震撼大气的娇喘声，她摇摇晃晃地走回脱掉的靴子的位置。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "そして彼女はそのむっちりとしたお尻で住宅街を押し潰して座り込み、ブーツを履こうとそれを手に取ったところである事に気がついた。",
          "zh_text": "她那丰满的臀部坐在住宅区上把街道压扁，打算把刚刚拿到手的靴子穿回去时发现了一件事。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "中に人間が入っている。直接目では見えないけれど、小さな者たちの存在を認識するのはクレアにとっては慣れたもの。ざっと数えても百人近い人間達がクレアのオーバーニーブーツの洞窟を探検しているようであった。",
          "zh_text": "有很多人类进入到里面。直接用肉眼睛是看不见的，但识别渺小人类的存在对克蕾雅已经习以为常。粗略地一数，有近一百个人类好像在克蕾雅的过膝靴进行洞穴探险一样。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "その何れも、この国の主力産業たる呪術代行会社の社員達。クレアが脱ぎ捨てた靴の中敷に針地獄の陣を張っておこうという魂胆であったらしい。彼女が靴を履いた瞬間に陣が発動、剣山よろしくオリハルコンの棘がいくつも突き出しクレア自身の重さで足を櫛差しにするという恐ろしい呪いなのだが……もちろんこの規模での呪いとなると数百人規模の人員とそれなりの時間を割かねばならない。そもそもが、まずはクレアのブーツの中に入り込むので一苦労。そしてそのブーツが織り成す山あり谷ありの洞窟を進むことでまた一苦労で、まったくブーツの底まで入り込めていないのが現状であった。",
          "zh_text": "他们全都是这个国家的主力产业诅咒代理公司的职员。打算要在克蕾雅脱下丢开的靴子的鞋垫上张开针地狱阵式的阴谋。打算要在她穿鞋的瞬间发动，由剑山和突出很多针刺组成的海洋再加上自身的重量把克蕾雅的脚插成梳子一样的可怕诅咒……当然，要有这个规模的诅咒的话，除了数百人规模的人员也必须要有相应的时间。首先要进入到克蕾雅的长筒皮靴里面花费了一些力气。因此因为要在长筒皮靴交织而成的山谷洞窟中前进又花费了一些力气，使得现在变成了没完全进入到靴底的状况。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "「女の子の靴の中に勝手に入り込むなんて……もしかして貴方達、私に踏み潰されたいのかなぁ？」",
          "zh_text": "「擅自进入女生的鞋子之类的……难道你们想被我践踏吗？」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "もはや囚われの身となった彼らの運命をクスクスと嘲笑いながら、クレアはまずは右足からブーツに足を通す。",
          "zh_text": "克蕾雅一边哧哧地嘲笑他们瓮中之鳖的命运一边先用右脚伸进长筒皮靴。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "ブーツの中の人々は、入り口から入り込んでくるそのあまりにも巨大な足の裏に追い立てられるようにしてブーツの奥へ奥へと逃げ込んだ。隙間から僅かに漏れ入る外の明かりが、白亜のブーツの筒に反射して彼女の足の裏を薄っすらと照らしだせば、そこにはかつて町だったものの残骸がへばりついている。まさしく、自分たちの未来像であった。どう足掻いても逃げようが無い。何せここはブーツの中。この先は行き止まりなのだ。",
          "zh_text": "靴内的人们被从入口进入过于巨大的脚掌追赶而逃进靴子的深处。从间隙漏进一丝外面的光在白色靴筒反射到她的脚掌，浅浅地照亮起来，上面黏满了曾经是城市的残骸。确实，这就是自己的未来。怎样焦躁也没办法逃掉。无论怎么说这里是靴子之中。往前一直走就是走到尽头了。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "そしてなにより、行き止まりまで逃げ切れる気がしなかった。クレアにしてみれば、ブーツの皺にしか思えない起伏ですら、人間にとっては小高い丘のようなもの。体力の無いものから順番に脱落して、クレアの踵に磨り潰されていく。",
          "zh_text": "但他们甚至觉得无法逃到尽头。对克蕾雅来说是靴子皱纹的起伏，对人类来说可是山丘一样。用尽体力的人开始按顺序脱落，再被克蕾雅的脚跟压上磨溃。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "「ほらほら、早く逃げないと潰されちゃうよ～？」",
          "zh_text": "「你看你看，不快点逃就会被捣碎了啊～？」"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "息も荒く、弾んだ語気で楽しげに。人を押し潰す残酷な快楽が龍としてのクレアの興奮を掻き立て、ブーツを抑えていない左手を自然と股間へと向かわせた。白絹の下着を下ろすのもおぼつかづ、ずらすようにして秘所を露出させ飲み込んでいたビルをずるずると引き出し押し込み。必至で逃げる人間達をブーツ大洞窟の奥へ奥へと追い立てて、彼女の自慰はさらに激しさを増して行く。",
          "zh_text": "粗糙的呼吸，愉快的语气。把人们压烂的残酷快乐煽动作为龙的克蕾雅的兴奋，没抓住靴子的左手自然地向胯间伸去。毫不犹疑地剥下白绢内裤，把被露出的秘所吞下的大楼拖出来又深深地塞进去。一想到逃跑的人们必然会被赶往靴子洞穴的深处，她就自慰得更激烈了。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "洞窟の果てに人間達を追い詰めても戸惑うことなく、むしろブーツをぐいぐいと引っ張り精一杯まで足を伸ばして彼らを一人残らず真っ赤なシミに変えてしまう。その一人ひとりが弾ける感触に、巨大な喘ぎ声を漏らして悶えるクレア。右足が終われば、今度は左足に先ほどと同じ刺激を求めて、むっちりとした太股まで一思いにブーツを通し、そして足をぐいぐいと押し込んだ。もはや言葉すら紡げないほど、彼女の体は快楽に貫かれていて、絶頂もそう遠くないようにすら思える。",
          "zh_text": "对逼进洞窟的尽头人类们也不踌躇，不如说靴子更被使劲地拉到底，伸进去的脚把他们全部人变成红色的斑点。毎一个人裂开的感触，让身体感到苦闷的克蕾雅发出巨大的娇喘声。右脚结束了，这次是左脚，和刚才一样追求刺激的快感，先把靴子拉到丰满的大腿，然后再把脚一下子用力塞进去。已经无法编织出有意义的话语，她的身体被快乐贯穿，看来离高潮也不远了。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "ブーツの中の人間達を全部踏み潰してしまったクレアはブーツから手を離し、疲れきったようにブーツに覆われた踵を町の中に落とした。その踵はいくつものビルを砕いて押し潰し、あるいは衝撃に倒壊させる。そのビルの何れもが、クレアの踵からつま先までどころか、その半分までも到達していない。クレアの身体はいよいよ、理性も何もかも全てを振りほどいて、本能と欲求の赴くままに巨大化をはじめたのだ。なんの抑制もされない、本来の大きさへと。",
          "zh_text": "克蕾雅把靴内的人们都踩碎了才放开抓着靴子的手，被长筒皮靴包着的脚跟精疲力尽掉到都市中。脚跟把大楼打碎压扁，又受到或者冲击倒塌。全部的大楼高度，从克蕾雅的脚后跟到脚尖，连一半也还没到达到。克蕾雅的身体终于，挣脱开全部的理智，本能和欲求驱使着巨大化。没有被抑制，回到本来的大小。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "振りほどかれる、魔力の鎖。服を全て脱ぎ捨ててしまうような開放感に駆け巡る快感。思わず漏れる声に、開かれた口から零れ落ちた彼女の唾液が家を丸ごと吹き飛ばして巨大な泉を代わりに穿った。",
          "zh_text": "被挣脱开的魔力锁链，就像把衣服全部脱掉一样的开放感化为流窜的快感。她不禁漏出的声音，她的唾液从张了的嘴坠落，把建筑完全打散，把同一个地方打穿，替代成巨大的泉水。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "「あっ、ああっ、ああぁんっ……もっと、もっとおぉっ！！」",
          "zh_text": "「啊，啊，啊……要更加、更加多哦！！」"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "身を捩って寝返りを打ちうつ伏せに転がれば、その超巨大な山のような乳房がそこにあったビル郡を丸ごと一つ押し潰してゴリゴリと磨り潰し。そうして得られる感触はクレアにとってまったく新しい快感を与えた。クレアはまるで魅入られたかのようなとろんとした目つきで、胸を支える甲殻を取り外して放り投げた。",
          "zh_text": "身体趴在地上扭动打转，那个超巨大山一样的乳房把在那里的大楼群整片压扁，嘎吱嘎吱地磨碎，这些触动带给对克蕾雅来说感触全新的快感。克蕾雅露出就像完全被迷住了一样的迷糊眼神，取下支撑胸口的甲壳，向远处抛出去。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "その柔らかく真っ白な乳房を惜しげもなく露出させると、この国に5つほど存在するビル群に順に襲い掛かった。この調子では、数分たりとも持ちそうにない。なにせ彼女の身体はもはやこの都市国家を丸ごとその下に収めるほどなのだ。少し離れたビル郡を両の胸で片方ずつ相手する事すら可能である。",
          "zh_text": "不惜露出的柔软洁白的乳房顺序袭击这个国家的5个原来存在的大楼群。以这个情形来说，几分钟也撑不下去。无论如何，她的身体已经这个都市国家整个收在下面。两片胸部可以各自对两个稍微分开的大楼群进行袭击。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "柔らかな、桃の果実のような瑞々しいクレアの胸が、ぶぅんぶぅんと大気を引きずって揺れ、そして狙いを定めたビル郡の上にゆさゆさと覆いかぶさる。そして下ろされる超巨大な乳房連山。その先端、ピンク色の可愛らしい乳首がビルを容赦なく砕き、クレアの喘ぎ声を誘った。程なくして、それに遅れて柔らかな乳肉がビルを抱きしめるようにして圧し掛かり、そこから発艦しようとしていた飛空挺もろとも真っ平らな平面図にプレスしてしまう。押し潰されて胸板からむにむにと零れ出る乳房はさらに破壊の範囲を拡大させ、周辺に広がる低層建築すらも貪欲に飲み込んで磨り潰してしまった。",
          "zh_text": "克蕾雅柔软、如桃子般滋润娇嫩的胸部摇晃时拖着空气造成巨大的声响，晃晃荡荡地瞄准覆盖大楼群的上空。然后把超巨大的乳房双峰压下去。尖端上粉红可爱的乳头把大楼毫不留情地打碎，引起了克蕾雅的娇喘声。不久，被柔软乳肉包紧大楼压倒了，从大楼想要升空的飞空艇也都被一同压成平坦的平面图。按压的胸脯向四周溢出，乳房进一步扩大破坏的范围，周边的低层建筑也被贪婪地吞下去乳肉之后磨溃。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "快楽に支配され、その赴くがままに破壊の限りを尽くす怪獣と成り果てたクレア。彼女は更なる快楽を求め、本来の自分の大きさ以上に身体を巨大化させていく。先ほど膣内に挿れたビルなどとっくの昔に、巨大化したクレアの膣圧に押し潰されて既に残骸。新たな獲物を求める彼女の下の怪獣が、下着を下ろされて露になった。",
          "zh_text": "被快乐的支配的克蕾雅沦为要破坏一切的怪兽。她为了寻求更多的快感，巨大化成比自己本来大小还要巨大的身体。刚才插在阴道内的大楼在巨大化的克蕾雅的阴道中，已经被压成残骸了。为了捕获新的猎物，完全脱下内衣，露出她下面的怪物。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "クレアが女の子座りに戻ると、横たわる彼女の脹脛はまさに山脈。さっきまでの5000倍サイズの自分が小人に見えるほど……5万倍、身長87キロにまで巨大化した彼女の太股の間、露になった女性器の真下に、あの国はあった。",
          "zh_text": "克蕾雅用鸭子坐姿坐下来，她躺卧的腿肚有如山脉 。到刚才为止的5000倍大小的自己看起来是那么细小……巨大化到5万倍，身高到达87km，在她的大腿之间露出的女性生殖器的下方就是那个国家。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "もちろん、この淫乱ドラゴンが何をするつもりかは誰がどう見ても明白。柔軟な足をぺたんと地面につけ、そして国を丸ごと飲み込めてしまうほどの巨大な秘所をくぱぁと開き押し当てたのだ。",
          "zh_text": "当然，这头淫乱的龙有什么打算，无论是谁也看得出来。柔软的腿和屁股压地面上，然后可以把整个国家吃下去的巨大的秘所打开、推压。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "「んあぁっ！　すごい……私のあそこで……たくさんの人が……！！」",
          "zh_text": "「啊！啊……我的那里……有很多人……！」"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "立ち並んだビル郡が彼女の陰唇を刺激し、その細かな崩落の感触が、そしてそこで押し潰される敵たちの絶望がクレアを貫く。",
          "zh_text": "排列的大楼郡刺激她的阴唇，渺细崩落的触感，那里的敌人被压死的绝望，贯穿克蕾雅。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "いよいよ、限界だった。",
          "zh_text": "终于，到了极限。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "おしっこがしたくなるあの感覚。けれど、ここは敵の本拠地。今回は我慢なんてしなくていい……！！",
          "zh_text": "又是变得很想尿尿的感觉。但这里是敌人的据点。这次可以不用忍……！！"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "「あっ、あっ……もぅ、だめぇ……っ！！」",
          "zh_text": "「啊，啊……已经，不行啦……！！」"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "一瞬、頭の中が真っ白になるような感覚にふらりと揺らぐクレア。無意識に尽いた手が、山岳地帯を丸々突き崩して押し潰し、手形の平野を作り出した。",
          "zh_text": "一瞬间，大脑一片空白的克蕾雅在摇动。双手无意识地把整篇山岳地带撞崩压扁，压出巨大的手的形状的平原。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "そして噴き出す、クレアの潮。轟くような音を伴って、彼女の割れ目から滝のように溢れ出して来る。その流量は世界のどんな瀑布よりも多く、そして落差は大きく。かつて国があったはずの、クレアの局部の真下を穿って巨大で深い愛液の湖を形成した。おそらく今後数年は雨が降らずとも干上がらないであろうほどの。",
          "zh_text": "克蕾雅潮吹了。随着轰鸣的声音，从她的裂缝有如瀑布般溢出。那个量比世界上任何瀑布还要更多，落差更大。在克蕾雅的下方应该曾经有个国家的地方形成了巨大而又深层的爱液湖。有着也许今后几年不下雨也不会干枯的程度吧。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "かくして、クレアの村の呪いは術者の死亡によって解かれ、この事件は一応終結を見た。国を丸ごと一つ押し潰して絶頂を迎えるクレアの姿は地平線に隠れない限り、そして大気に遮られない限りこの大陸のありとあらゆる場所から観測され、たった一匹の巨龍の少女の自慰で一国が滅んだ事は瞬く間に知れ渡った。",
          "zh_text": "就这样，克蕾雅的城镇受到的诅咒因施术者死亡而解除，这次的事件看起来也暂且告一段落。从这个大陆未被地平线和大气遮挡的所有地方，都能观测到将一个国家整个压碎迎来高潮的克蕾雅的身姿，仅仅一只巨龙少女的自慰就让一个国家招致毁灭的事迹瞬间在各地普遍传开了。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "眠れる龍を起すべからず。人間が生き残る上で決して忘れてはならない鉄則を知らしめた等の本人は、後始末をバハムートとキアラに任せ切って、今はぐっすりとお休み中だ。",
          "zh_text": "不能将沉睡的龙唤醒——将这一条决不能被忘记的生存铁则告知给幸存的人类的克蕾雅本人，将善后处理交付给了巴哈姆特和席亚拉之后，现在正在酣睡休息。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "そんなわけで、クレアの穿った巨大な愛液の湖の前で佇む一人と一匹。",
          "zh_text": "如此这般，一人和一只，现在站在克蕾雅挖出的巨大爱液湖畔。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "「まぁ、見せしめにはなったのかもしれないけど……これはちょっとやりすぎじゃないかな」",
          "zh_text": "「嘛、虽然的确是达到警示众人的效果……这个样子果然还是有点儿做过头了吧」"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "「間違いなくやりすぎね……この国は他の国家と遠いからまだよかったけれど、毎回毎回えっちするたびにこんな大きくなられたんじゃ、いつか無関係な被害が出ると思うわ」",
          "zh_text": "「没错的确是做过头了呢……还好这个国家离其他国家都挺远的，但是每次每次要H的时候都得变成这么大的话，我觉得迟早要出现无辜的被害者的呀……」"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "バハムートが振り返る。クレアがつけた太股の痕が大地を抉り取り、そのなかに点々とつけられている自分の足跡がとてもとても小さく見えた。本来ならその足跡一つ一つですら災害に匹敵するのに、である。",
          "zh_text": "巴哈姆特回头张望，在留下克蕾雅大腿的痕迹而被削去的土地上，在里面分布着巴哈姆特自己走过时的脚印，看起来真的非常非常小。一般来说这样的脚印一个都已经算是天灾级别的大小了。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "彼女が指をぱっちんと鳴らすと、その太股の跡もゆっくりと巻き戻っていくのだが……しかし本当にゆっくりで、これではバハムートの魔力とクレアの腿の跡どちらが先に費えるやら分かったものではない。",
          "zh_text": "少女一打响指，那大腿留下的痕迹开始慢慢地修复……不过真的是太慢了，这样下去，大概在消掉克蕾雅腿的痕迹之前，巴哈姆特的魔力就该耗尽了吧。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「とりあえず……この国、戻す？」",
          "zh_text": "「那现在……这个国家，还要复原吗？」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "太股の跡を消し去ろうと努力するのは無駄だな、と見切りをつけたバハムートが、足元のキアラに尋ねた。",
          "zh_text": "尝试消去大腿痕迹的努力几乎白费，断念放弃的巴哈姆特询问着脚边的席亚拉。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "もはや人間の出る幕ではないな、と思いつつもキアラは頷く。",
          "zh_text": "已经不是人类能插手管的状况了呐……这么想着的席亚拉点了点头。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "「ただ、この国は前々から周辺国に危険視されてたみたいで……むしろ今回の件は私たち感謝されてる。なにせあんな陰険な呪いを使う奴等だから。余裕ぶっこいて戻したりしたら、また呪い殺されかねないね」",
          "zh_text": "「但是，这个国家从很早以前开始就被周边国家视作危险的样子……不如说发生这次的事件我们还会被感谢吧。怎么说也毕竟是使用了这么阴险诅咒的家伙，毫无保留地帮他们全部修复回原样的话，难说会不会又被咒杀啊」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "「じゃぁ、戻さないほうがいいかしら……」",
          "zh_text": "「那，要不还是不复原比较好吧……」"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "「いや……私に考えがある」",
          "zh_text": "「不……我有个想法」"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "東の国。高度な魔法技術と、呪詛代行によって栄えた闇のメトロポリス。高層ビルが林立し、寄り添うように出来上がった都市の中を縫うように列車が走り住宅街から仕事へ出かける人々を運ぶ。",
          "zh_text": "东之国，以高度发达的魔法技术和诅咒代行而闻名的暗之首府。高层建筑紧挨着林立的都市中，穿过整个都会的列车疾驰运送着从住宅街出发前去工作的人们。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "が、一見平穏に見えるその日常はまったく持って平穏などではなかった。",
          "zh_text": "然而，乍一看平稳的日常生活其实完全不能称之为平稳。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "突然、列車の先頭車両が何かに圧し掛かられ、大きな音を立ててひしゃげる。連なる後続車たちが慣性を殺しきれずに脱線し、沿線に立てられた住宅街の中に突き刺さった。",
          "zh_text": "突然间列车的头节车厢被什么压地凹陷，发出巨大声响后被压的扁平。连带着后面的车厢也因惯性刹不住车而全部脱轨，冲进了沿线建设的住宅街。"
        },
        {
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          "ja_text": "列車を押してなお微動だにしないそれは、信じられないほど大きな革靴。",
          "zh_text": "压住列车并且在微动的东西，是巨大得难以置信的皮靴。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あ、また踏んづけちゃった……ま、こればっかりは仕方ないよね」",
          "zh_text": "「啊，有踩到了啊……嘛，踩到这么一点点也是没办法的事情吧」"
        },
        {
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          "ja_text": "その靴の持ち主、金髪碧眼の巨大な少女……白魔道士のキアラは道路も住宅も気にすることなくバキバキと踏み砕いて、ビル街へと歩み寄る。",
          "zh_text": "那只靴子的主人，金发碧眼的巨大少女……白魔导士席亚拉对，啪钦啪钦地毫不在意踩碎一路上的道路和住宅，走近建筑密集的街道。"
        },
        {
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          "ja_text": "「はい、皆さ～ん。今日のご飯ですよ～」",
          "zh_text": "「来，大家～。这是今天的饭哟～」"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女は抱えたバスケットの中から、香ばしい湯気を立てる焼きたてのパンを取り出し予め停泊していた飛空挺にそれを預けた。飛空挺は情けない事にパンの重みで空中をしばらくふらふらと飛び、どうにか体勢を立て直す。",
          "zh_text": "少女从抱在胸前的篮子里，拿出冒着香喷喷热气的烤面包，托放在停泊的飞空艇之上。飞空艇可悲地载着沉重的面包过了许久才摇摇晃晃地飞起，勉强调正了飞行姿势。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "ここはクレアの町の裏手に広がる沼地。その沼地のなかにぽっかりと浮かぶこの小島こそが、クレアの莫大な魔力を借りてバハムートが再構築した東の国であった。",
          "zh_text": "这里是克蕾雅城镇后方的广阔沼泽地。在沼泽地的中央悠悠飘起的小岛，就是巴哈姆特借助了克蕾雅的超大魔力而再构筑的东之国。"
        },
        {
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          "ja_text": "魔力の強さはそれを生み出す身体の大きさに比例するもの。クレアのように小さくなっていてもその力を失わない例外もいるが、少なくとも人間にそんな力は無い。故に、このようにして縮小してしまえば全くの無害となるのだ。",
          "zh_text": "魔力之强，以至于可以控制复原出的身体的尺寸比例。虽然也有像克蕾雅那样变小了也能不失去力量的例外，但至少人类是做不到那样的。因此，像这样缩小之后就变得完全无害了。"
        },
        {
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          "ja_text": "その上で、結界で何重にも取り巻いており、この国にはキアラとバハムート、それにクレア以外は出る事も入る事もできないようになっている。",
          "zh_text": "在这之上，还包围了数重结界，使得这个国家除了席亚拉、巴哈姆特、克蕾雅三人以外都无法随意进出。"
        },
        {
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          "ja_text": "キアラは飛空挺が落ちないようにそっと手でさせてやり、その鋼の機体に別れのキスをして次のビル郡を目指した。等倍だとあんなに恐ろしい飛空挺が、100分の1サイズになった途端にとても可愛らしいペットのように思えてくる。",
          "zh_text": "席亚拉轻轻地以不让飞空艇落下的力道轻触，对着钢铁机体送出一个离别之吻目送他去下一个建筑群。等倍大小的话会相当可怕的飞空艇，一变成100分之1的尺寸就让人觉得是相当可爱的宠物了。"
        },
        {
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          "ja_text": "この縮小された国に来る度に、クレアの見ている世界が体験できて面白かった。あながち、町を踏み潰すというのも気持ちがいいのかもしれない。わざと住宅を踏み散らしながら、次の目的地に向かうキアラはそう思うのであった。",
          "zh_text": "每当来到这个缩小国度，就能体验到克蕾雅眼中的世界的乐趣。说不准，把缩小城镇踩碎的感觉也会相当不错吧。席亚拉一边这么想着，一边故意地把沿途的住宅踩扁踢飞，向着下一个目的地前进。"
        },
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          "ja_text": "クレア　17歳",
          "zh_text": "克蕾雅　17岁"
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          "ja_text": "当時8歳であったキアラに拾われ、以降ずっと一緒に暮らしてきた。",
          "zh_text": "被当时8岁的席亚拉捡到，从那以后就一直生活在一起。"
        },
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          "ja_text": "卵から孵った時にキアラを見つけたため、刷り込みの原理でキアラを親と認識したらしい。",
          "zh_text": "因为从卵中孵化时第一个看见的是席亚拉，受到印随现象的影响因而将席亚拉视作亲人。"
        },
        {
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          "ja_text": "今は刷り込みとか関係なく、お互いに大切な友人。",
          "zh_text": "现在和印随现象无关，互相将对方视作最重要的友人。"
        },
        {
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          "ja_text": "バハムート　15歳",
          "zh_text": "巴哈姆特　15岁"
        },
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          "ja_text": "実はクレアよりも年下だが、苦労が多く精神的にはバハムートのほうがいくつも上。人間に育てられたが、10歳の時にその最愛の人間を失っている。",
          "zh_text": "虽然实际上比克蕾雅年龄小，但烦恼和心理年龄都是巴哈姆特比较大。虽然也是人类养育长大的，但10岁时失去了那个最爱的人。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女が寂しさの余り自分の帝国を築き始めたのは13歳の頃で、僅か2年で大陸西部の覇権を殆ど握ってしまった。",
          "zh_text": "因为过于寂寞而开始构筑她自己的帝国，从13岁起仅仅两年就几乎掌握了大陆西部的霸权。"
        },
        {
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          "ja_text": "今はキアラと一緒に暮らしているが、女帝を引退したわけでもないらしい。肥大化した帝国を纏め上げる力の象徴として、人間達にとっても必要な存在となっているようだ。",
          "zh_text": "现在和席亚拉一起生活中，好像也没有从女帝退位的样子，作为力量的象征联结统一着庞大化的帝国，看起来对人类们来说也是非常必要的存在。"
        },
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          "ja_text": "キアラ　25歳",
          "zh_text": "席亚拉　25岁"
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          "ja_text": "実はもう少女とは呼べない年だけどそんな事を言うと手に持ったロッドでめっちゃ殴られる。",
          "zh_text": "其实已经不是能被称之为少女的年纪了，但如果说这种话的话会被她用法杖痛殴。"
        },
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          "ja_text": "毎日寝る前に得意の魔法で少しずつ時を巻き戻しているらしく、年齢にしては子供っぽい見た目をしているのはそういうことらしい。永遠の17歳。",
          "zh_text": "每天睡前都会用自己得意的魔法回卷一点点时间，所以外观上的年龄才能一直看起来和小孩子一样，永远的17岁。"
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          "ja_text": "そんなわけで、たぶん20年後も40年後も同じ見た目をしていると思われる。",
          "zh_text": "出于这个理由，大概20年后40年后外观上都还和现在没什么两样。"
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        {
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          "ja_text": "通勤する者、通学する者、夜が明けてようやく家へと帰る者。様々な人を思いを物を乗せ、今日も電車は走る。",
          "zh_text": "通勤的人，上学的人，夜晚结束总算回家的人。装上各种各样的人的电车今天也在高速运转。"
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          "ja_text": "そんな平穏な朝の風景が突然降って来た巨大なブーツに置き換わる。砂礫を滝のように流して持ち上がるその踵から、ぺらぺらの鉄板に成り果てた電車が剥がれ落ちて乾いた叫びを上げた。",
          "zh_text": "像这样平静的清晨的风景被突然落下的巨大长筒靴所替换。沙砾瀑布一样从抬起的脚后跟落下来，沦落为一块平滑铁板的电车从靴底剥落，发出干巴巴的声音。"
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          "ja_text": "ブーツを上へと辿れば真っ白で柔らかそうな太股が筒口から溢れ、黒の色っぽいミニスカートが作る影の中へと伸びている。裾を出した白のブラウスがその上に重なり、彼女のスカート丈は実際以上に短く見えた。ブラウスを持ち上げる二つの小山は彼女の胸。その上から人々を見下ろす顔はその胸や身体とは対照的にやや子供っぽさが残る可愛らしい顔。蜂蜜色のセミロングに碧眼も相まってまるで人形のように綺麗だった。ブーツを除けば、まるでどこかの国の学生のような出で立ちのその少女、名をキアラ。魔法が使えることと2匹の龍の保護者である事を除けばごく普通の少女である。",
          "zh_text": "如果顺着靴子向上面溯寻，就会看到看起来很柔软、丰满雪白的大腿从筒口溢出，伸向黑色妩媚的超短裙向造成的影子当中。而且白衬衫和裙子的下摆重叠，使得她裙子的长度看上去比实际上还要短。隆起衬衫的二座小山是她的胸部。而从上方俯视人们的脸是却是和那对丰满的胸部和成熟的肉体截然相反的稍稍留有孩子气一般的可爱笑脸。蜂蜜颜色的长发和碧绿色的眼睛互相相辉映结合，宛如洋娃娃一样漂亮美丽。撇开长筒靴子，就像某个外国学生一样的少女名字叫席亚拉。除了能够使用魔法和作为2只龙的监护人之外，就是一个非常普通的少女。"
        },
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          "ja_text": "彼女の身長、165センチ。しかしそれは100分の1サイズにまで縮小されたこの国の人々から見れば165メートル、高層ビルにも匹敵する巨人となる。",
          "zh_text": "她的身高为，165cm。可是如果从这个缩小到只有100分之一的国家的人们来看就是165米，成为比得上高层大楼的巨人。"
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          "ja_text": "「皆さん、今日のご飯ですよ～」",
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          "ja_text": "そんな巨人が、パンの入ったバスケットを片手に、ずかずかと高層ビル群に向かって歩いていく。勿論足元にひしめく家や人々を踏み潰し蹴散らしながら。彼女は再生魔法の使い手。時の因果を断ち切り、起きてしまった事を巻き戻す強力無比な魔法だ。その力によって後からいくらでも修復できるが故に、足元の惨憺たる被害のことなど気にする素振りを見せない。",
          "zh_text": "那样的巨人把手伸进了面包篮，鲁莽地朝着高层建筑群走去。当然，脚下的高密度住宅区的平房和人们都被踩烂踢散。她是再生魔术的用户。是可以切断时间的因果，发生了的事都可以回卷的强大魔法。不论损毁有多么严重，只要使用那股力量都能够修复,也因为这个缘因，而没有表现出对脚下凄惨受害的小人感到介意。"
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          "ja_text": "その一歩ごとに、足元の人々にとっては耐え難いほどの地震が巻き起こり、ブーツの裏に張り付いた瓦礫が泥のようにぼろぼろと零れてはあちこちで二次被害を生じさせた。",
          "zh_text": "每一下脚步，都会掀起对脚下的小人们来说不堪忍受的地震，贴在靴底的瓦砾像泥土一样到处扑簌滴落，产生了不少二次灾害。"
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          "ja_text": "やがて彼女はこの国に幾つか存在しているビル群にたどり着くと、そこに待機していた飛空挺にパンを預けた。最新の技術を使った飛空挺もこのサイズ、30センチ程度では全くの無力。パンの重みを受けた飛空挺は、ふらふらと危なっかしく左右に揺らめいて今にも墜落しそうだ。",
          "zh_text": "不久，她终于走到在这个国家中存在的几个大楼群，把面包放在那里待命的飞空艇上。使用最新科技有30cm的飞空艇在这个尺寸下也是完全无力。受到面包的重量的飞空艇在危险地左右晃，看上去摇摇欲坠。"
        },
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          "ja_text": "そしてそんな飛空挺の姿を楽しそうに見守るキアラ。一生懸命で可愛らしいな、などと思いつつも墜落されてはパンがもったいないのでその機体をそっと支えてやる。",
          "zh_text": "席亚拉高兴地注视那样摇摇欲坠的飞空艇的身姿。尽力拼命的样子很可爱，因为墬毁的话面包都会浪费掉，只好伸手轻轻地支撑机体。"
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          "ja_text": "彼らからすれば圧倒的で絶対的なキアラの力。ここに居ると、自分が本当に巨人になったような気がして楽しい。こうして彼らを助けてやる事もできれば、気まぐれにビルを壊してしまう事だって出来る。",
          "zh_text": "和他们相比，席亚拉拥有压倒性的绝对的力量。在这里的话，感到自己就像真成为了真正的巨人一样开心。可以这样帮助他们，心血来潮反过来弄毁大楼也成。"
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          "ja_text": "だからたとえば、この可愛らしいペット達を相手に、少しばかり嗜虐的な欲求を満たす事だって……。",
          "zh_text": "因此，譬如说，以他们这些可爱的宠物们作为对象，稍微满足一下自己嗜虐欲望的事也……"
        },
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          "ja_text": "少し脚を持ち上げれば、足元で巻き起こるのは沢山の小さな悲鳴。百分の一サイズの人間達が逃げ回る、その必死さがとてもとても可愛らしい。",
          "zh_text": "如果稍微举起脚，就会在脚下掀起很多的微小哀鸣声。一百分之一的人们四处逃窜，那股拼命非常非常可爱。"
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          "ja_text": "一歩踏み出せば、キアラのブーツは家を２軒まるまる下敷きに押し潰し乾いた木の枝を踏み砕いたような感触を得る。勿論、そこにいたであろう小人達もぺっちゃんこに押し潰して。",
          "zh_text": "如果一步迈出，席亚拉的长筒皮靴就会把整整2家平房压扁带给她踩碎干树枝一样的触觉。当然，住在那里的小人也会被压扁吧。"
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          "ja_text": "圧倒的で絶対的な力の快感。まるで自分が怪獣になったかのような、或いは神様になったかのような錯覚が、普段は優しいはずのキアラの理性を侵していく。",
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          "ja_text": "ずしん、ずしん。歩き出すキアラ。持ち上がることすら信じられないほどの、ビルのような巨大なニーハイブーツが大地を踏み鳴らし町を蹴立てて動き出す。そのたびに、幾多もの家が押し潰され、車が潰され、そして数え切れない人間達がキアラのブーツの底の赤いシミと果てた。",
          "zh_text": "咕咚，咕咚。开始迈步的席亚拉，抬起那难以置信的，有如大楼一样巨大的过膝长靴跺响大地城市也跟着扬动起来。每次都会有多几家房屋被压破，几台车子被弄碎，和数不清楚的人们成为了席亚拉的靴子底下红的色斑点而结束了他们微小的生命。"
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          "ja_text": "気持ちいい。",
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          "ja_text": "キアラは思わずぶるっと身震いする。建物を踏み潰すこの感触、そして多くの人間を踏み殺してしまっているという背徳感がぞくぞくと彼女の全身を駆け巡った。今キアラが踏み潰しているのはただの模型ではない。実際にそこに人が住み、生活を営む生きた家なのだ。その有機的な概念を踏み潰す怪獣ごっこは、強大な力に麻痺した脳に突き刺さる鮮烈な快感となってキアラを支配して行く。",
          "zh_text": "席亚拉的身体忍不住颤抖。踩碎建筑物的触感和踩死无数人类的罪恶感在体内游走。现在被席亚拉踩碎的可不是玩具模型，而是真真切切有人居住生活的住所。扮演着将这些生命体悉数踩死的怪兽，大脑被自己强大的力量所麻痹，席亚拉的身心都被剧烈的快感支配了。"
        },
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          "ja_text": "あくまで来た道とは違う道を通って帰ろうと思っていたキアラだったが、あと数歩のところで町を出られるはずのところに来て彼女はこの縮小された国を振り返った。",
          "zh_text": "席亚拉沿着和来时的路不一样的路往回走，在还有几步路就要离开城市的地方，席亚拉停下了脚步，转身回看这个缩小国度。"
        },
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          "ja_text": "整然と並んだ機能美のなかに、ぺちゃんこに潰れた家々がキアラの足跡を模って点々と続いている。キアラの巻き起こした破壊の爪跡、この場において強すぎる力の証。それらを見るキアラの中に巻き起こるのは、もう少しの間だけ巨人となってこの小さな可愛いペット達を蹂躙したいという歪んだ欲望だった。",
          "zh_text": "在井然有序地排列着的建筑美之中，被踩成薄片的住宅群模印出席亚拉的脚印，星星点点地散布在四处。席亚拉引发的破坏的痕迹，是她在这个地区压倒性力量的证明。再稍微多当一小会巨人蹂躏一下这些可爱的小宠物吧——看着这样的场景，席亚拉的心中萌生了扭曲的欲望。"
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          "ja_text": "「私、もう少しだけ貴方達と遊んでいきたくなっちゃった」",
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          "ja_text": "キアラは熱く紅潮した頬に手を当てて可愛らしく媚びた。勿論相手の答え、その是非を問うつもりはない。毎日こうしてちゃんと餌は与えているのだから、少しくらい好きにさせてくれても罰は当たらないだろう。",
          "zh_text": "席亚拉手扶着红得滚烫的脸颊，可爱动人地献媚。当然，她根本没想知道对方的回答是肯定与否。自己每天都像这样老老实实地给他们送饲料，稍微随心所欲一下做点想做的事情也不会遭到报应的吧。"
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          "ja_text": "キアラは下着が露になるのも構わず、高々と脚を上げた。歩くという行為の範疇を超えて、明確に踏み潰すためにだ。彼女の脚に引きずられて瓦礫が天高く巻き上げられ、そして踏み下ろされる足に散らされて乱舞する。一際高い音を立てて足の下で砕けたのは、町の中でも高めの集合住宅だった。キアラのニーハイブーツから零れ出る太股がその柔らかさを主張するかのように揺れる。それほどまでの威力をもって踏み下ろされた足は集合住宅を真ん中で二分して断ち、遅れて伝播する衝撃は既に大破したそれを爆散させ、周囲の家々すらも砕いて走り抜けた。",
          "zh_text": "也不管会不会露出内裤，席亚拉高高地抬起了腿。动作幅度显然超出了能被称之为步行的行为作用域，明确的是为了践踏的动作。卡在她脚下的瓦砾被卷带上了高空，巨足踩下时飞散向四周乱舞。在城市中也算是比较高价的公寓，发出巨大的轰响粉碎在脚下。席亚拉那被过膝长靴勒紧溢出的丰满大腿，像宣示自己的柔软质感一般摇动着。以那样的威力塌下的脚瞬间将公寓从正中央一分为二，下一个瞬间，迟来的冲击波又让已经严重损毁的公寓残骸爆裂成碎片冲向四周，让周围的住宅群也卷入了被害。"
        },
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          "ja_text": "おそらく何十人もの人間を今の一歩で踏み潰したはずの少女は、舞い上がる瓦礫に目を細めつつも楽しそうに笑う。",
          "zh_text": "恐怕这一步下去就已经踏碎了数十个人类，少女透过飞扬的沙尘瓦砾眯着眼俯视下方，开心地笑了。"
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          "ja_text": "そして今度は立った今壊滅的な破壊をもたらしたその美しくしも恐ろしい右足に銃身を預け、少し折り曲げバネとする。",
          "zh_text": "接着，重心转移到那带来毁灭性的破坏、美丽而又恐怖的右腿，膝盖像上发条一样稍稍弯曲。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "ぴょん、と可愛らしくジャンプするキアラ。けれどそれは足元の小人達から見ればまさに恐怖そのもの。ビルのように巨大な身体が大地を蹴って飛び上がる。周囲の家々と比べて信じられないほど大きなブーツが住宅の亡骸を散らして地面を離れ、それに送れて嵐を纏った左足が頭上を通り抜け右足との位置関係を逆転させる。天頂には下着に覆われた巨大なお尻。それを支える真っ白な太股の柱を下に辿ってもそれは地面にはついておらず、直下で見上げる人間達は皆その巨大なお尻が降って来るのではないかと恐怖におののいた。",
          "zh_text": "蹼哟、席亚拉以可爱的姿势跳起。但这在脚边的小人们看来实在是极为恐怖，比建筑还巨大的身体踏着大地跳起，比周围的住宅群还要大得难以置信的巨大长靴，散落着住宅的亡骸离开了地面。同时，掀起风暴的左脚从头顶呼啸而过和右脚交换了位置，正上方出现了包裹着内裤的巨大臀部。沿着支撑着臀部的雪白大腿向下看去，脚已经不着地面了，正下方的人们都担心着那巨大的屁股会不会就这样向自己落下而害怕地颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "けれど、キアラにはそんなつもりはなかったらしく、彼女はしっかりと左足で住宅街を踏みしめて着地した。まるで水溜りに飛び込んだかのように跳ね上がる町の欠片たち。波紋のように広がる破壊の輪が語る自分の巨大さ、力の強さ。",
          "zh_text": "不过席亚拉并没有那样的打算，她左脚用力踏在了住宅街上稳稳地落地了。街道的碎片就像从水坑中溅起的水花一样弹到空中，波纹一般呈圆形扩散的破坏圈彷佛宣示着自己的巨大，力量的强大。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "体中をぞくぞくと駆け巡る快感に自分の胸をぎゅっと抱きしめ、キアラは恍惚とした表情を浮かべた。",
          "zh_text": "感到快感在体内游走，席亚拉紧紧抱住自己的胸口，浮现出恍惚的神情。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "だんだんとエスカレートして行く欲求。踏み潰す事に飽きたわけでもないし、むしろもっとやりたいとすら思うのだけれど、キアラの体はそれ以上を求めて熱くうずく。",
          "zh_text": "感觉欲求正渐渐逐步上升，虽然踩碎一切的玩法怎么玩都玩不腻，但​​相比之下还有更想做的事情，席亚拉的身体因渴望着在这之上的事情而剧烈地发烫。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "ずしん、ずしんと足音を立てて、膝の高さにも満たない小さなビルをいくつも踏み潰し、キアラはこの近辺で最も高いビルと向き合った。",
          "zh_text": "伴着ずしん、ずしん的脚步声，无数未及膝盖高度的渺小建筑被踩扁，席亚拉向着附近最高的建筑走去。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "「ふふっ……やっぱり怪獣になるって、気持ちいい……っ。なんだか、身体が凄く熱くなって……私、もう我慢できないかも……」",
          "zh_text": "「哼哼っ……果然当怪兽的感觉，相当的畅快呐……っ。总觉得，身体变得好热啊て……我，已经不能忍下去啦……」"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "彼女は足元を逃げ惑う住人達を見下ろして、ミニスカートから伸びる皇かで色っぽい太股を撫でた。皮のオーバーニーブーツに覆われたすらりと長い彼女の脚が地鳴りを伴ってもじもじと身じろぎをする。",
          "zh_text": "她俯视在脚下乱窜的居民们，抚摸在超短裙伸出来的性感妩媚的大腿。被皮制的过膝长靴所覆盖的苗条长腿伴随着地呜声和身体一起开始扭扭捏捏。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "頬を紅潮させ、蜂蜜色の艶やかな金髪を指でくるくると弄くり少し恥ずかしそうにはにかむキアラ。彼女が何をするつもりかは、誰が見てもおおよそ明白だった。家々を踏み潰して暴れ回る、その行為が与える強力すぎる力の快感。それは容易に性的な興奮へと転換され、塔のような白い脚の間に見える下着は既にジワリと湿っている。",
          "zh_text": "脸颊出现红晕，用手指打转玩弄飘逸艳丽的蜂蜜色金发，席亚拉有点害羞腼腆。她打算做什么，无论谁看了也会大致上明白。把各间房子踩碎，乱跑乱闹的行为给予太强的力量的快感。这很容易会转换产生成性兴奋，在巨塔一样的雪白大腿间看见的内裤已经变得潮湿。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "ブーツに覆われた脚が町を下敷きにして膝をつく。バキバキと轟く木製の悲鳴。衝撃に耐えかねた屋根瓦が力なく流れ落ち、無理が生じた壁は爆ぜるようにして砕け散った。住宅だろうが道路だろうが容赦なく破断させ、置き換わるようにしてキアラのブーツが横たわる。",
          "zh_text": "被长筒皮靴覆盖的长腿以城市当为垫板把膝盖压上去。激烈地发出的轰鸣和木制品的悲鸣声。难以忍受到冲击的瓦片从屋顶落下，墙壁受到不可能产生的巨大力量而爆裂散落。无论是道路还是住宅通通都毫不留情地扯断，被席亚拉横置的长筒皮靴连同巨大的大腿一起取代它们完本的位置。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "そしてそれだけに終わらず、彼女はさらに腰を落として逆座、いわゆる女の子座りとなった。幸か不幸か彼女の間接はとても柔らかく、真っ白で皇かな生地に覆われた彼女のお尻がぺたんと地面についてしまう。当然、そこにあった住宅達を数件纏めてその下に押し潰して。",
          "zh_text": "这一切还没结束，她的腰向后坐下，形成所谓的鸭子座。不知是幸运还是不幸，她与地面的接触的动作很轻柔，被纯白光滑的布料包覆的少女的臀部稳坐在地面。 当然，在屁股底下的几幢住宅还是被通通压扁了。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "ビルと向かい合うように座り込んだキアラ。彼女の股と高く聳える高層ビルの織り成す3角形に囚われた人々が今回の犠牲者のようだ。",
          "zh_text": "大楼群和坐着的席亚拉面对面。被她巨大的胯间和高耸的大楼交织出来所形成的三角形囚禁的人们好像就是这次的牺牲者。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "キアラはまずはブラウスのボタンを外して、童顔にしては大きめの胸をはだけさせた。最初からそういうつもりだったのだろうか、その豊かな胸を押さえる下着の類は一切見受けられない。町を踏み潰しながら歩く度に揺れる乳房、その先が服に擦れて気持ちがいいのだろう。ピンと勃起した桃色の可愛らしくも巨大な乳首が薄手の布を押しのけて現れた。",
          "zh_text": "席亚拉首先解开衬衫的扣子，敞开对童颜来说不相称的大胸部。从一开始就打算会这样做了吧，完全看不到有穿上可以压抑她丰满的胸部的内衣。在踏碎城市的行走过程中，摇曳的乳房和前方的衣服摩擦，会很舒服吧。勃起的桃红色的可爱巨大乳头一下子把薄薄的布料推开出现在众人眼前。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "「ふふっ……どうです？　大きさにはそこまで自身は無いけど……綺麗でしょう？」",
          "zh_text": "「呵呵……怎么样？大小本身是没有怎样，不过……形状很漂亮吧？」"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "キアラは胸を撫でるようになぞって、そしてアンダーバストへと至った手でそれを持ち上げ寄せて見せた。小山のような、列車程度なら簡単に挟んで揉み潰せてしまうであろう乳房がむにむにと形を変えてせめぎあう。彼女がその手を離すと、自由になった乳房は大気を引きずって重々しくブゥンブゥンと揺れ踊った。",
          "zh_text": "席亚拉抚摸胸部，然后把手伸向下乳托起展示给他们看。像小山一样巨大，列车也能够简单夹在中间揉碎的乳房在互相推挤下变形。她放手之手之后，获得自由的乳房拖动着大气重重地在摇晃跳动。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "そして彼女はスカートをめくり上げ純白の下着を惜しげもなく露出させた。こちらももとよりそのつもりだったのだろう、腰に掛かったリボン結びをするりと解けば簡単に脱ぎ捨てる事ができる。",
          "zh_text": "她连一点故忌也没有就翻开提高裙子把纯白的内裤曝光。这边也不用说，一早就打算这样做的吧，系带的内裤只要轻轻扯动挂在腰间的缎带结就可以简单地脱下。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "光を捉えて眩しく輝くのはキアラの金色の陰毛。まるで麦畑のように広大で、それでいて柔らかそうなその草原の下に怪物の口がひくひくと疼いている。",
          "zh_text": "席亚拉金色的阴毛闪耀着耀眼的光芒。如同麦田一样广阔，而且很柔软的那片草原下有着像怪物的口一样饥渴地咕吱咕吱抽动的裂缝。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "恥部を露出し、恥ずかしさで真っ赤に染まるキアラの頬。けれど、こうして巨人となると、そんな恥ずかしさまでもが快感に変わるように思えた。股の間に囚われた人々は、こんなところを見せつけられても何も出来ない無力感を味わっているのだと思うと、自分が巨大であるという実感と共にじわりと興奮が沸いてくる。",
          "zh_text": "席亚拉把自己的羞耻的部位露出来，而脸颊因为害羞而柒得通红。但是，成为巨人的话，这种害羞也会变成快感。看到在胯间被囚禁的人们，感品味着他们在我这种地方被显示出来的无力感，和认识到自己巨大的真实感交织在一起，慢慢变得兴奋沸腾起来。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "「はぁ、はぁ……来て、来て下さい……そうじゃないと私、このビルに抱きついちゃいますよ？」",
          "zh_text": "「哈，哈……来吧，来吧……不过来的话，我就抱住大楼了哟？」"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "キアラはビルに腕を回して彼らをまくし立てた。その際に彼女のツンと勃起した乳首がビルの窓ガラスを突き破り窓際に並べられたデスクを突き崩す。",
          "zh_text": "席亚拉不等自己说完就用手臂环抱他们。这时她巨大勃起的坚挺乳头把大楼的窗户玻璃扎得破裂，窗边摆放辨公桌也被压烂。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「ひゃっ！！　っ……ふふっ、ほら、私はもう準備おっけーなんですから、あまり女の子を待たせないでください」",
          "zh_text": "「哎！！……呵呵，你看，我已经准备好了呀—，不要让女孩子等太久啊。」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "今度はビルの壁面にその桜色の唇をちゅっと押し当ててのキス。まるでビルを相手におねだりしているかのようで、けれど彼女はちゃんとその中の人間を見据えていた。柔らかな唇の間からちろっと舌を伸ばすと、彼女の舌はいとも容易く外壁を砕いてビルの中に侵入し、逃げ遅れた人間をぎゅーっと壁に押し当てたのだ。そしてそのまま器用に舌を操ってその人間をお口の中へとご招待。",
          "zh_text": "这次是建筑物的墙面被樱花色的嘴唇贴住亲吻。就像把大楼当成恋人讨着要撒娇一样，不过她还是有准确地盯着在建筑物其中的人类。柔软的嘴唇之间伸出舌头，她巨大的舌头非常容易就打碎大楼外墙入侵内部，跑晚了的人抓牢了和墙壁上贴住了。然后控制灵巧的舌头把小人卷入口中。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「ふふっ、わらしの口のなかれ暴れれまふ……可愛いれすね」",
          "zh_text": "「呵呵，在嘴里挣扎乱动……很可爱呐」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "もごもごと舌で人間を弄ぶキアラ。ビルの中の人間達に見せつけるようにして口を開けば、そこには確かに人間の姿。一瞬開いた彼女の口からどうにか出ようと必死でもがくが、勿論それが成就する前にキアラの口はガチンと閉じて。",
          "zh_text": "席亚拉闭着嘴用舌头玩弄小人。向还在大楼里的人们卖弄着口腔内部的状况，确实有人类的身影。在一瞬间开了她的嘴时，他们打算逃出来而拼命挣扎，当然在逃出来之前席亚拉又闭上嘴了。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "ごっくん。",
          "zh_text": "咕噜。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "キアラの可愛らしい喉仏がぴくりと動いた。",
          "zh_text": "席亚拉可爱的喉结抽动了一下。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「ごめんなさい、後で出してあげるから今は我慢して……」",
          "zh_text": "「对不起，之后会再把你们拿出来，现在先忍耐一下……」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "お腹の中の人間にそっと囁くキアラ。口の中で魔法をかけた為彼がキアラの胃液で溶ける事はないが、しかし胃の蠕動に激しくシェイクされるのはやはり大変だろう。",
          "zh_text": "席亚拉对肚子里的人悄悄地低声私语。在口中玩弄时为他们施了魔法，所以不会被席亚拉的胃液溶解，可是要忍受胃的蠕动所造成的激烈颠簸还是很辛苦吧。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "とはいえ、それより今はこうして恐怖を煽ってやらなければ。",
          "zh_text": "尽管如此，她还是说出了比这更像现在这样更恐怖的挑衅。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「あーあ、貴方達が遅いからつい食べちゃいましたよ……みなさんも、私の上のお口で食べられたくなかったら、ね？」",
          "zh_text": "「啊，你们太慢了啦，所以我就先吃了……还是大家也是不想被我上面的口中吃呢？」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "お腹の辺りをさすりさすり、キアラはビルの中の人々に微笑みかけた。さらにそれを追い討って細く可愛らしい指でビルの壁面をなぞれば、ばらばらと剥がれ落ちる窓ガラス。透明とはいえ一枚あった境界が砕かれる恐怖は想像を絶する。次は自分達が食べられてしまうかもしれないのだ。",
          "zh_text": "席亚拉抚摸自己的肚子，对大楼内的人们微笑了。而且在这之上作为追加，韱细可爱的手指过建筑物的墙面，窗户玻璃零散地剥落。原本透明的窗户成为破碎的境界变成超越想像的恐怖。下一个就有可能轮到自己了。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "恐怖に屈して観念した人間達が少しずつではあるがビルから出てきて、キアラの太ももの間に集まり始めた。",
          "zh_text": "屈服于恐惧而死心的人们一点一点地从大楼出来，在席亚拉的大腿之间开始聚集。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「そう、いい子にしていれば、私に従っていれば大丈夫ですよ。ほら、もっと近くに……触ってみても、いいんですよ？」",
          "zh_text": "「是的，只要你们当好孩子，跟着我的话就没关系哟。你看，更靠近……碰一下也可以啊？」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "キアラはここであえて、極限の緊張状態にある彼らにそっと優しく声をかけた。下げて上げる、先ほどまでの人間を食べてしまうような恐ろしい怪獣から優しい女の子へ。この落差がかえってキアラを魅力的に見せるのだ。",
          "zh_text": "席亚拉对在这里面对巨大的自己而达到极限紧张状态的他们轻轻地温柔地打招呼。降低自己的态度，刚才吃人一样的可怕怪兽变成如此善良的女孩。这个落差反而突显出席亚拉富有的魅力。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "太股の間に囚われた人間達は最初こそ戸惑っていたが、キアラは彼らから見て巨大であるとはいえそこそこの美少女でもあり。その中の何人かが恐る恐る彼女の太股に歩み寄ってその小さな手で皇かな肌をおっかなびっくりそーっと触り始めた。",
          "zh_text": "在大腿之间被囚禁的人类们最初不知所措，席亚拉从他们的角度来看是一个巨大不错的美少女。其中几个人战战兢兢地走近她的大腿，用小小的手提心吊胆地摸向光滑的肌肤。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "とても小さな人間の、とても小さな手にさわさわと撫でられる感触。とてもくすぐったくて、思わず太股を閉じてしまいそうになる。けれど、ここでそれをやったら台無しだ。",
          "zh_text": "小小的人类用小小的手抚摩的触感。非常酥痒，禁不住快要合上大腿了。但是如果这样做只会把美事搞糟。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「そうそう、もっと私に甘えていいんですよ……？」",
          "zh_text": "「对，对，这样再对我再撒一点娇也可以呐……？」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "キアラはその白く柔らかな太股を撫でて露骨に誘惑した。先ほどからずっと獲物を待ちわびてヒクヒクと熱く疼くキアラの秘所。そろそろ頃合い、小人達もキアラも、お互いに辛抱たまらん状態だ。だが、さすがにここにそのまま人間を入れるとなると簡単に押し潰してしまっておそらく気持ちよくもない。だから彼女は小人と自分の間に、一枚インターフェイスを噛ませることにした。",
          "zh_text": "受到了席亚拉那雪白柔软的大腿抚摸露骨的诱惑。从刚才开始席亚拉的秘所就一直好像等待猎物一样而焦急热烈地抽动。这时，小人和席亚拉互相也到了忍受不了的状态。但是，如果直接把小人放进去的话会很容易压扁，恐怕也不够舒服。所以她自己和小人之间，需要接触的媒介。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "手を伸ばせば届くところに、先ほど踏み潰してしまった列車の車両がぺらぺらの鉄板となって転がっている。当然このままでは使い物にならないが、この手の修繕はお手の物。魔法の杖など使わずとも手でそっと撫でるだけで無傷の電車がその手に蘇る。まるで手品かなにかのようであった。",
          "zh_text": "在伸手可及的地方拿起了，刚才被踩碎的列车车厢变成的铁板。当然这个样子是无法使用的，不过这双手可是很擅于修理。连魔法杖也没有用，只是手轻轻点了一下，破碎的电车就在手中复苏。宛如变戏法一样。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「私のナカに入ってみたい人はこの電車にご乗車下さい」",
          "zh_text": "「想进入我的人就搭上这台电车吧。」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "太股の間に降り立つ、実物大なら４０トンはあるであろう車両。普通ならばこんな怪獣女の言うとおりにするなんてあり得ない、けれど彼らにとってキアラはもはや怪獣女ではなく可愛らしい女の子。キアラの言うとおりにしていればきっと護ってもらえるという庇護欲も相まってか、彼女の言う事に逆らうものはなく。",
          "zh_text": "如果是实物的话有40吨的电车突然在大腿中间降临。如果普通来说是这样的怪兽女说的话绝对不可能会听，但是对于他们来说席亚拉不再是怪兽女，而是可爱的女孩。照席亚拉这样说做的话一定能保护他们不受伤害，和自己渴望受庇护欲相结合，她说的话变得无法忤逆。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "最後のほうまで迷っていた者もいたが、キアラに優しく微笑みかけられるとおずおずと電車の中に乗り込んでいった。",
          "zh_text": "到最后还是有不少困窘的人因为席亚拉温柔的微笑而胆怯地搭上电车。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "キアラ行きの満員電車が彼女の巨大な手にがしっと掴まれて持ち上がる。途中下車は不可能。",
          "zh_text": "席亚拉用她那巨大的手指抓起满员的电车去。现在想要反悔而中途下车是不可能了。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「んっ……むぐ……」",
          "zh_text": "「嗯……唔……」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "まずは最初の通過駅、キアラの口腔。開かれた可愛らしく柔らかい唇がアルミの車体を咥えてちゅぽちゅぽとしゃぶる。魔力灯の灯された車内から漏れ出る光が巨岩のような歯を照らし出し、まるで映画やアトラクションのよう。",
          "zh_text": "首先通过最初的车站，席亚拉的口腔。张开的可爱柔软的嘴唇轻轻地咥压铝制的车身吸吮。魔力灯从车厢里漏出的光芒照亮了巨石般的牙齿，就像电影一样。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "口の中から引きぬかれ、外の光が瞼を刺す。やや遅れて明順応する視界には、ツゥと引かれた唾液の糸。下唇を噛んで糸を切る愛らしい顔が遠ざかり、小山ほどもある形のいい胸が過ぎる。下降の作る無重力が数十メートルも続き、そして急激な減速に強まるＧ。電車の窓から見える景色は聳え立つ太股の壁、そして正面には彼女の大事なところ。",
          "zh_text": "从口中拉出来，被外界的光线刺入眼帘。视野稍微顺应光暗变化，拉出一条唾液丝。咬着下唇剪断丝线，远离可爱的脸蛋，穿过如小山一样形状美丽的胸口。在下降时造成无重力中持续数十米，再感受到急剧减速时强烈的重力感。电车的窗户看到的景色耸立的大腿壁墙，还有正面是她重要的地方。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "いよいよ本番、キアラの洞窟に電車が突入する。大木のような指に広げられた大陰唇、そして姿を現す小陰唇。肉の壁に押し当てられ、その柔らかな壁にある割れ目をめりめりと押し広げて列車はやや強引にキアラの中へと侵入した。",
          "zh_text": "终于来到正式演出，电车突入席亚拉的洞穴当中。大树一样的手指打开大阴唇，露出小阴唇。粘贴膣穴的肉墙，列车嘎吱嘎吱地推开那柔软的肉墙上的裂缝推开，强行入侵到席亚拉当中。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「あっ、あぁっ……小人さんが私のっ……ナカに……！！」",
          "zh_text": "「啊，啊啊啊……小人先生……进来了……！」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "頬を赤らめ掠れた喘ぎ声を上げるキアラ。電車が与える物理的な刺激もあるが、しかしそれ以上に沢山の人間を自分の恥ずかしいところに押し込んでしまったという裏返った快感がゾクゾクと彼女を蝕むのだ。",
          "zh_text": "脸颊通红喘气的席亚拉发不出声音。电车有给予的物理上的刺激，但是在那以上，有这么多人类硬挤进自己的害羞的地方这种反过来的快感和惊险侵蚀着她的心灵。"
        },
        {
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          "ja_text": "つぷぅっ、という音を最後に電車が完全に膣内に飲み込まれると、キアラは快感に崩れるようにしてビルに寄りかかった。彼女の美乳が外装を打ち破り、ビルのフロアをいくつも砕いてめり込むように侵入する。",
          "zh_text": "咕吱，最后电车完全阴道内吞噬了的声音，席亚拉因为快感崩溃而靠在大楼上。她的美乳把外层打破，大楼的好几个楼层都被打碎侵入。"
        },
        {
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          "ja_text": "「っはぁ……っあ……いいっ！」",
          "zh_text": "「啊哈……哦……好厉害！」"
        },
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          "ja_text": "恋人に抱きつくようにビルに腕を回し、冷たい壁面に熱く火照った頬を摺り寄せる。バラバラと剥がれ落ちる外装材にむき出しになるコンクリート。外壁を簡単にゆがめてめり込む腕。",
          "zh_text": "像恋人般手臂环抱搂住楼房用，发热的脸颊蹭上冰冷的墙面。外墙哗啦哗啦地剥落落下的而剩下赤裸的混凝土。手臂简单地压歪陷入外壁。"
        },
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          "ja_text": "膣で電車を優しく抱きしめれば、ミシミシと歪む鉄の箱に慌てふためく彼らの気配。ビルを抱きしめ沢山の人々を膣内に挿入している、その実感が改めて認識させてくれる自分の巨大さに高まる興奮。",
          "zh_text": "阴道温柔地紧紧包裹电车，想像到在嘶咔嘶咔的声音和被压得扭曲的铁盒惊慌失措的他们。拥抱高楼，把很多人插入膣道内。这一份真实感让我重新认识到自己的巨大而情绪兴奋高涨。"
        },
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          "ja_text": "電車を引っ張り出し、また押し込み。それだけでは物足りず、逆座に折り曲げた脚を動かしてブーツの脛で町を凪ぐ。可愛らしい皮のブーツが、一見堅牢そうに見える雑居ビルを砕き猛々たる爆煙を巻き起こして押し進むその様は巨大な重機。",
          "zh_text": "电车不停拉出来，又塞进去。这样还不够，穿着长筒皮靴逆座弯曲的长腿把城市扫得平整。可爱的皮靴把乍看上去坚固的住宅大楼压碎猛，掀起爆烟按住地面，像巨大的重型机器一样前进。"
        },
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          "ja_text": "破壊と肉体的な快感。息もつかせず襲い来るそれらに耐えかね、キアラは思わず力の加減を忘れてビルを抱きしめてしまった。彼女の腕はいとも簡単に壁を突き破り、ビルの構造を支える柱を次々に折って、キアラ自身の乳房にぶつかった。ぼふっつ、と白い煙を吐いて、構造計算されたビルに限界が訪れる。",
          "zh_text": "破坏和肉体的快感。内容不呼吸袭来的那些难以忍受，席亚拉忘记了自己的力量有多么强大而不由自主地拥抱大楼。她的手臂轻易地把墙壁压得破裂，大楼结构的支柱陆续折断，席亚拉自己的乳房撞了上去。浓浓地冒着白色的烟，大楼的结构也到了界限。"
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          "ja_text": "キアラに抱き潰されたビルが崩れ落ちるのと、彼女の限界はほぼ同時。",
          "zh_text": "席亚拉拥抱被摧毁的大楼倒塌的，她几乎是同时的极限。"
        },
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          "ja_text": "「っ……もう、だめぇ……ッ！！」",
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          "ja_text": "太股を濡らす暖かい液体。一瞬ホワイトアウトする思考に、力加減など出来るはずもなく。彼女の膣は男性のアレを絞りとるようにキュウゥゥッと締まって、中の電車を押し潰してしまった。せっかく信頼してくれたのに、と思いつつもそんな背徳感が歪んだ愛情を刺激し、快楽の余韻に充実感を与える。",
          "zh_text": "大腿被温暖的液体沾湿。一瞬间脑袋一篇空白，也没有考虑到力量的强距。她的膣道为了像榨取男性的结实的象征一样勒紧，把还在体内的电车压扁。破坏了好不容易建起的信赖，却也因为这样而感觉到背德感所形成的扭曲的爱情，浸染在刺激快乐的余韵和充实感当中。"
        },
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          "ja_text": "逆座を崩し、背後の雑居ビルを押し倒し潰して寝転がるキアラ。",
          "zh_text": "无法再维持逆座的身姿，躺下的席亚拉把背后的大楼推倒破坏，。"
        },
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          "ja_text": "「ふふっ、みなさん……私のためにありがとう御座いました。歪んでるって、分かってます。けど……大好きですよ」",
          "zh_text": "「呵呵，大家……为了我，谢谢你们了。虽然我明白这不太正常。但是……最喜欢你们了。」"
        },
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          "ja_text": "縮小された国",
          "zh_text": "被缩小的国家"
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          "ja_text": "無謀にもクレアに喧嘩を売ってクレアの玩具にされ滅ぼされた挙句、結構危険な国だったので縮小され飼い殺しにされている。",
          "zh_text": "无谋地挑衅克蕾雅最后沦为克蕾雅的玩具而毁灭，因为原本是相当危险的国家，所以决定缩小后作为宠物饲养一辈子。"
        },
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          "ja_text": "世話役のキアラとの関係は悪くはなく、庇護欲からかキアラを慕う人間も少なくない。キアラだって別に毎日こんな大暴れをしているわけではなく、ちゃんと彼らの世話をしている。が、彼女とて人間なので欲はあるし、したくなっちゃう時ぐらいあるのである。週３くらいで。",
          "zh_text": "和作为主管人的席亚拉的关系不好也不坏，可能是因为保护欲，仰慕着席亚拉的人也相当多。就算是席亚拉也不可能每天都会像这样大暴走，还是有好好做照顾他们的工作的。然而，席亚拉也是人也会有欲望嘛，也会有想要做一些事情的时候。一周大概有个三次左右吧。"
        },
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          "ja_text": "強力な呪いを扱う呪詛代行が主力産業だった国だが、既にそんな力もない。",
          "zh_text": "本是有着操控强力咒术的能力因此以代理执行诅咒作为助力产业的国家，现在当然已经是没有那种能力了。"
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          "ja_text": "恨みを買うことの恐ろしさを知っているからか、国民の気質は基本的に穏やか。",
          "zh_text": "大概是因为明白被他人怨恨会有多恐怖，这里国民基本上性情平稳良好。"
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        {
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          "ja_text": "丘を枕に寝息を立てていたクレアは、バキバキと木々が折れる音で目を覚ました。朝だろうかと目を薄めてみれば、天頂には爛々と輝く夜半の月。そしてその月の隣でクレアを覗き込む音の主が映る。闇に溶けてしまいそうな、細く可憐な……しかし大きな少女だった。",
          "zh_text": "枕着丘陵酣睡的克蕾雅，被树枝啪擦啪擦折断的声音唤醒睁开了眼。眯着眼睛确认是不是天亮了，但头顶还是晶莹闪耀的夜半的月光。在那月色旁，刚才的声音的主人映入了克蕾雅的视野。彷佛溶在了夜的黑暗之中，纤细而惹人怜爱的……却又十分巨大的少女。"
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          "ja_text": "クレアが目をこすりこすり起き上がると、黒の少女、バハムートはこくと頷く。",
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          "ja_text": "「ごめんなさい、起しちゃって……。そのつもりは無かったの。ただ、あなたの傍で眠れたら……寂しくないなって」",
          "zh_text": "「抱歉，吵醒你了……本来没想吵醒你的。但是，在你旁边睡的话……会比较不寂寞一点」"
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          "ja_text": "生い茂る木々を草のように薙ぎ倒しながら、バハムートはクレアの横に寝転がった。重々しい地響きと共に、彼女のお尻や背中が煙を巻いて大地にそっと抱きとめられる。",
          "zh_text": "巴哈姆特把茂盛的丛林像草地一样压倒，横躺在了克蕾雅的身边。伴着沉重的地鸣声，少女的臀部和背部卷起烟尘轻轻陷在了大地之中。"
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          "ja_text": "「うぅん、いいよ。夜って、なんだかとっても寂しくなるよね」",
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          "ja_text": "クレアはバハムートの手を優しく握り締め、豊満な胸にぎゅっと抱く。",
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          "ja_text": "「……思い出すの」",
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          "ja_text": "その暖かさが、バハムートの心の錠を上げたのだろうか、彼女は小さな声で呟いた。いつもの、龍や皇女としての声ではなく、か細い少女の声で。",
          "zh_text": "那份温暖，似乎让巴哈姆特心头的枷锁解开了一般，少女低语着。不是以一直以来的龙或是皇女的声音，而是以纤细的少女的声音。"
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          "ja_text": "クレアは無言でバハムートの手を握り締め続きを促す。",
          "zh_text": "克蕾雅不做声地握紧巴哈姆特的手，等待她的下文。"
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          "ja_text": "彼女ならば、きっと受け止めてくれる。そう信じてか、バハムートはクレアの頭にコツリと頭を摺り寄せてぽつぽつと語りだした。",
          "zh_text": "如果是她的话，一定能理解我的吧——这样相信着的巴哈姆特，将头靠近贴着克蕾雅的头，慢慢地开始讲述。"
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          "ja_text": "私が始めて人を殺したのは、10歳の時だった。",
          "zh_text": "我第一次杀人，是10岁时的事情。"
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          "ja_text": "龍であれば皆、人間の一人や二人気付かずに踏み殺しているものなのだけれど、私の始めてはそういう事故や無関心の類ではなかった。",
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          "ja_text": "私にも、育ての親がいたの。龍じゃなくて、人間の。",
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          "ja_text": "龍の多くは一人で育つ。けれど私は、生まれたその時から一人じゃなかったの。",
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          "ja_text": "卵の殻を押しのけて出てきた私を待っていたのは、人間の青年だった。正確には、もう何百年も生きている魔道士。時を操って、身体は若いまま……いいえ、心も少年のまま何百年も生きてきた変わり者。",
          "zh_text": "在我推开蛋壳破壳而出时，等待着我的是人类的青年。准确来说，是已经活了不知道几百年了的魔导士。通过时间操作，让身体保持年轻时……不，心也保持着年轻时的状态，就这样生活了几百年的一个怪人。"
        },
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          "ja_text": "彼は本当の名前を語らなかった。名前なんて忘れた、なんて言ってたけれど多分名前を使った呪詛を恐れていたんだと思う。",
          "zh_text": "他未曾谈及过自己的真名，说著名字什么的早就忘记啦这样的话，但是其实大概是害怕若是说出姓名的话，就易于遭受他人诅咒吧。"
        },
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          "ja_text": "その代わり、彼は自分を”お兄ちゃん”と私に呼ばせたわ。普通に聞いたら、とんだロリコン魔道士よね。けれど私もその呼び方が大好きだった。体の大きさはどんどん離れていったけど、本当の兄妹みたいでさ。",
          "zh_text": "作为替代，他让我称呼他为“哥哥”，一般听到这个会觉得他意外的是个萝莉控魔导士吧。不过我自己也最喜欢这种称呼方式了，除了身型大小相差的很远以外，我们就像真的兄妹一样。"
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          "ja_text": "変わっているけれど、とても強くて、そして優しい人だった。",
          "zh_text": "虽然有些奇怪，但是他是个非常强大又非常温柔的人。"
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          "ja_text": "近くの村の人間達は、巨大な私の姿を見るだけで逃げ出したり、私を傷つけるようなことを平気で言ったわ。それだけじゃない。私を恐れるが余り、私を討伐しようと乗り出す者さえあった。けれど彼はそのたびに矢面に立って私を庇ってくれたの。私が10歳に至るまで人を殺さずに生きてこれたのは、お兄ちゃんの存在があったからなんだと思う。",
          "zh_text": "附近的村庄中的人类们，光是看到我巨大的体型就开始逃跑，还肆意地说着伤害我的话。不仅如此，因为我招致的恐惧太深，还出现了试图将我讨伐的人。然而每一次，他都会站在作为众矢之的的我的身前保护着我。我一直到10岁为止都未曾杀过人，就能这样好好地活下来，都是有赖于哥哥的存在吧。"
        },
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          "ja_text": "彼が私の全てだった。",
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          "ja_text": "周辺の村のハンター達をたった一人で退けてきたお兄ちゃんにも、いよいよ限界が来たんだ。その力を、そして何より私のことを恐れた周辺諸国が団結して討伐隊を繰り出したの。",
          "zh_text": "即使是能只身一人就将周边村庄的猎人全部击退的哥哥他，也终究是有极限的。惧怕着他的力量和我的存在的周边诸国团结了起来，不断地放出了讨伐队。"
        },
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          "ja_text": "私の身体よりもずっと大きな飛空挺が沢山たくさん、空を埋め尽くしていたわ。自分よりも大きなもの見るのは初めてだったから、とても怖かった。龍の癖して、当時の私は自分の力に自覚が無くって……弱虫だった。こんな大きな身体をして、ずっとお兄ちゃんに護ってもらってばかりいたから。",
          "zh_text": "比我的身体还要巨大的多的大量飞空艇，密密麻麻屏蔽了天空。这还是我初次见到比自己的身体还更巨大的东西，真的非常害怕。尽管是龙，但当时的我却对自身力量毫无自知……完全是个胆小鬼。明明有着这样巨大的身体，却一直都只依靠着哥哥的保护。"
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          "ja_text": "だから、何も出来なかった。",
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          "ja_text": "私を庇ったお兄ちゃんを、戦艦の機銃が真っ赤な霧に変えてしまうまで。",
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          "ja_text": "そこから先はスイッチが切り替わったみたいだった。",
          "zh_text": "在这一刻，我的开关被打开了。"
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          "ja_text": "翼を一打ちして空に飛び上がって……憎き戦艦の艦橋に手を突っ込んだ。乱暴に中を引っ掻き回して手を抜いたら、そこには沢山の人間が握られてたわ。",
          "zh_text": "一拍翅膀冲上了高空……将手用力扎入可憎的战舰的舰桥，在其中粗暴地翻搅，拔出手时，我手中紧握着大量的人类。"
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          "ja_text": "お兄ちゃん以外の人間に触れるのなんて、初めてだった。けれど戸惑いは無かったわ。絶対に許せないお兄ちゃんの仇、決して楽には死なせないと思った。私は彼らを口に放り込んで、噛まずに飲み込んだの。そうしたほうが、苦しいでしょう？",
          "zh_text": "这还是第一次触碰到哥哥以外的人类，但却并没有想像中的不知所措。哥哥的仇绝不容赦，不会让他们快乐的死去……我张开嘴将他们丢入口中，不经咀嚼就吞了下去。这样的死法，一定会很痛苦的吧？"
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          "ja_text": "食道を落ちて行く人間達の感触。私の胃の中で溺れて溶けていくんだと思うと……とても興奮したわ。もう、その時の私はそれまでの私じゃなった。龍の本能もあったのでしょうけど、それ以上に怒りと憎しみが強かった。憎しみに駆られて破壊の限りを尽くす怪獣に成り果てていたわ。",
          "zh_text": "食道中传来人类落下的触感，想到他们在我的胃中被淹没再溶解的样子……无比的兴奋。那一刻的我，已经不再是在那之前的我了。龙的本能被怒气和憎恨增幅，我被仇恨驱使，成为了将一切破坏殆尽的怪兽。"
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          "ja_text": "空中空母から艦載機が沢山飛び出して来て、粗末なチェーンガンで私に戦いを挑んできたけれど、傍を通る時に手で掴んだら簡単にひしゃげちゃった。尻尾を振ったら、そのうちの幾つかは火を噴いて地面に落ちちゃったり。完全に吹っ切れて狂気に染まっていたのかもしれないわね。こんな状況なのにそれはとても楽しかったわ。空を飛びながら尻尾を振る度に、戦闘機が落ちていくのは。彼らは相手の後ろにつきたがるから、本当に面白いように尻尾で叩き落とせたわ。急に速度を落としたら、スカートの中に突っ込んできて勝手にはじけたりね。",
          "zh_text": "从空中航母中飞出大量的舰载机，以粗糙的链条枪向我挑战，但只是经过身边时用手一抓就能把他们轻轻松松捏碎了，一扫尾巴就会有数台冒火坠落。我已经完全被暴走的疯狂沾染，虽然身处这样的状况但却身心愉悦。边飞边晃动着尻尾时，战斗机开始俯冲，他们是想绕到敌人身后吧，真是有趣。但只要一个紧急减速，他们都冲进短裙里轻易地撞碎爆裂了。"
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          "ja_text": "艦載機を飛ばしてきた空中空母の上に着地してやったら、私のハイヒールは簡単に飛行甲板を砕いて、そのままずぼって足まで飲み込まれてしまったわ。脆いものよね、人間が作るものなんて。そんなものに恐れをなしていた私が情けなくて、悔しくて。私は飛行戦艦や空中空母に順番に“着艦”して墜落させていったわ。",
          "zh_text": "我在发射出舰载机的空中航母着陆了，高跟鞋轻松就让飞行甲板崩碎，整个脚都陷了进去。人类做的东西还真是脆弱啊，我对曾经害怕着这种东西的我感到可耻和后悔。我在飞行战舰和空中航母上依次“着舰”然后看着他们逐一坠落。"
        },
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          "ja_text": "その何れもが、私のニーソはおろか、絶対領域の素肌にさえ傷を入れられないまま真っ二つに折られて墜落していったわ。それでようやっと劣勢を悟ったのかしら。彼らはようやく撤退を開始したの。それぞれの国にね。",
          "zh_text": "不管是他们中的哪个，别说是我的过膝袜，就连绝对领域的肌肤都无法伤到半分就折断成两半坠落了。到了这一步他们才终于意识到了自己的劣势，渐渐开始向各自的国家方向撤退。"
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          "ja_text": "本当に、お馬鹿さん。",
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          "ja_text": "撤退なんてしなければ……私があんなに沢山人を殺すことも無かったのに。",
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          "ja_text": "今でも少し後悔してる。けれど、自分にこう言い聞かせてる。戦争に無関係な市民なんていない、軍は彼らの代行者なんだって。",
          "zh_text": "现在也有点后悔。但是，这样劝说自己，没有和战争无关的市民，军队就是他们的代行者，所以他们还是有罪的。"
        },
        {
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          "ja_text": "そう、私は飛空挺を出した国を全部滅ぼしたの。",
          "zh_text": "是的，我把有出动飞空艇的国家全灭了。"
        },
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          "ja_text": "クレアちゃんほど優しいやり方じゃないわ。私の身体はたったの149メートル。それも、あの時は憎しみで真っ黒に染まっていて……。",
          "zh_text": "不是克蕾雅酱那样和善的做法。我的身体只有149米。与此同时，那个时候被仇恨染得漆黑……"
        },
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          "ja_text": "出来るだけ、この人間達に苦しみと屈辱を与えてやろうと思った。",
          "zh_text": "尽量想给予人类痛苦和屈辱。"
        },
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          "ja_text": "ハイヒールを脱いで、ニーソも汚れるのが嫌だから脱いでさ。素足で、人間達の巣を踏み荒らして回ったんだ。クレアちゃんも知ってると思うけれど……やっぱり素足で人や車を踏み潰すとぷちぷちして気持ちがいいんだよね。笑いながら、道路を逃げ惑う人間達を……女子供関係なく全員踏み潰したわ。",
          "zh_text": "高跟鞋脱掉，过膝袜因为讨厌会弄脏也脱掉。用裸足胡乱地踩周围人类的巢穴。克蕾雅酱也知道……用裸足去踩破人和车可以治愈失落的心情。我一边笑一边把道路上乱窜的人类们……女人、小孩、没有关系的人全部踩死在脚下了。"
        },
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          "ja_text": "今なら再生魔法が使えるから、本当にお互いに遊びで踏み潰したり踏み潰されたり出来る。けれど、その時の私は再生魔法なんて知らなかった。本気で相手を殺して、殺して、苦しめて辱めてやりたかったの。私から全てを奪った人間を。",
          "zh_text": "现在的话会使用再生魔法，真的可以当成踩完又能再踩的交互游戏。但是，那个时候的我不知道有再生魔法。当真想杀死对方，就是想杀死，折磨和羞辱从我身边夺走一切的人。"
        },
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          "ja_text": "国から脱出しようとして、鉄道の駅前広場に人間達が沢山集まっていたのを覚えているわ。そして私は彼らの上に足を翳して……そして死なない程度にそっと踏みつけたの。足の裏でじたばたもがく必死さがとても滑稽で、面白かったわ。",
          "zh_text": "在铁路站前的广场，我发现数不清的人类为了从自己的国家出逃聚集​​在那里。我把脚悬在他们的上空……以不致死的力道轻轻踩下，感受着脚底的他们慌乱地拼死挣扎，真的是，有趣又滑稽。"
        },
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          "ja_text": "そして私は言ったの。",
          "zh_text": "接着，我开口说。"
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          "ja_text": "お舐めなさい、チビ虫。ってね。",
          "zh_text": "快舔吧，小虫子。"
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          "ja_text": "人間達の返り血で真っ赤に染まった足の裏を、人間達に舐め取らせたのよ。そしてそれに飽きたら、私に奉仕してくれた彼らを踏み潰して、また次の犠牲者を踏みつけ舐めさせる。",
          "zh_text": "被人类溅回的血染红的脚底，就让人类舔干净，厌烦之后再将这些侍奉着我的人全部踩死，再让下一批牺牲者舔干净。"
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          "ja_text": "……もちろん、酷いことをしたと思ってるわ。後悔もしてる。けど、あの時は善悪なんて関係なかった。",
          "zh_text": "……当然，我现在也觉得这是非常残酷的事情，也有在后悔。但是，在那个时候善恶什么的已经无所谓了。"
        },
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          "ja_text": "飛空挺のステーションビルにも、びっしりと人間が詰まっているのが分かったわ。私の身長と同じくらいある、高層ビル。だから、私はそれをぎゅっと抱きしめてやったの。ビルは簡単に私の腕の中で潰れちゃったわ。尻尾を絡めて、お尻にぎゅーって押し当てて潰してみたりもした。押し倒してのしかかってみたりもしたわ。人間達が怖がるように、そして屈辱を与えるように、ビルの中を覗きこんで話しかけるの。",
          "zh_text": "在飞空艇的机场站楼，也拥堵着密密麻麻的人类。是一座高层建筑，和我身高差不多等高，我用力抱住了它，建筑轻易地在我的怀抱中破碎。用尾巴缠住后，把大楼拉向屁股，大力按在上面磨。之后再把大楼推倒在地上，趴伏上去。为了加深人类的恐惧，并在这之上予以更多的屈辱，我窥视着建筑物内部发话。"
        },
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          "ja_text": "私が抱きしめてあげる。こんな可愛い子に抱きしめてもらえるなんて、嬉しいでしょう？　それとも、怖いかしら？　怖いに決まってるわよね。あなた達みたいなチビでグズな人間達は抱きしめられただけで死んじゃうんだから。",
          "zh_text": "我正在拥抱着你们哦，被这么可爱的女孩子紧抱在怀里，很开心吧？还是说，很恐怖呢？一定是很恐怖的吧，你们这种又渺小又迟钝的人类仅仅只是拥抱一下就会死掉了呢。"
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          "ja_text": "わざとらしく笑いかけて、ビルの壁面にちゅってキスをしてあげたり。そしたら、唇の弾力に負けて壁が崩れちゃったりね。他にも、スカートをめくり上げて下着を見せつけたり、ドレスの胸元を少しはだけさせたり……たくさんたくさん挑発して、それでも何も出来ない無力な人間達を笑ってやった。",
          "zh_text": "带着不自然的笑容，我向着建筑的墙面送上了一个吻。就只是这样，墙壁就输给了嘴唇的弹力而崩裂。更进一步地，我掀起短裙露出自己的内裤，把衣服的胸口稍稍敞开……不断不断地挑逗着嘲笑着什么也做不了的无力的人类们。"
        },
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          "ja_text": "……今思うとませた10歳よね。",
          "zh_text": "……现在想想作为10岁还真是早熟啊。"
        },
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          "ja_text": "電車を捕まえて、えっちなこともやったわ。股を開いて、踵で地面を削ってさ。逃げ惑う人間達を閉じ込めて……無理やり見せつけてやった。下着をずらして、電車をじゅぷじゅぷって挿れて。恥ずかしいとかは思わなかったわ。自分たちの積み上げてきた文明が、龍のメスの前ではただの性のオモチャにしかならないっていう絶望を与えてやりたかったの。",
          "zh_text": "抓住了电车后，还做了些更H的事情。大腿岔开，脚跟削着地面，将逃窜的人群困在两腿间……强迫他们欣赏眼前的风景。将内裤挪一挪，将电车慢慢插入，完全没有什么害羞的感觉。看到靠众人之力才堆砌起来的文明产物，在雌性巨龙面前却沦为性玩具，想必饱尝了相当的绝望感吧。"
        },
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          "ja_text": "多分、それは成功したと思う。私の股の間で、私が飛ばした汁を被ってうろたえる人間達はとても見ものだったわ……。",
          "zh_text": "大概，这就是成功感吧。在我的胯间，被我溅出的汁水浇灌全身的人类们狼狈失措，真是值得一看的稀有的光景呐。"
        },
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          "ja_text": "そうして、私は数日かけて3つの国を滅ぼしたの。そこでようやっと我に返った。",
          "zh_text": "就这样，数日之间我毁灭了三个王国，在那之后才好不容易恢复自我。"
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          "ja_text": "復讐に駆られて動いていた、その糸がぷつんと切れちゃったんだよね。",
          "zh_text": "驱使自己行动的复仇之心像线一样突然崩断。"
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          "ja_text": "見渡す限り一面の瓦礫。こんな事をしても、私のお兄ちゃんは戻ってこないんだって分かって……でもその時には何もかも遅くて。",
          "zh_text": "放眼望去能看到的只有满眼的废墟瓦砾，才意识到了即使做了这种事情，我的哥哥也已经回不来了……但那时候已经什么都晚了。"
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          "ja_text": "未だに、あの日の光景を思い出すの。誰もいない荒野に一人きり、何もかも失って空っぽになった私。",
          "zh_text": "在那之后，我还一直会回想起那天的光景，回想起在谁也不在的荒野里，失去了一切的一切被空虚感吞没的我。"
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          "ja_text": "それから３年間、私は洞窟の底に閉じこもることになる。自分がまた暴走して、何万もの人々の命を奪ってしまうのが怖かったの。",
          "zh_text": "在那之后的三年间，我都在洞窟深处闭门不出。害怕着若是自己再次暴走的话，不知道又会有几万人失去性命。"
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          "ja_text": "それに、私がしてしまったことをどうにか償えないかって、魔法の勉強も一杯したわ。けれど、どう頑張っても時間は残酷で。2ヶ月の巻き戻し、なんていうとんでもない再生術を扱えるようになる頃には1年が経過していたわ。",
          "zh_text": "想着自己必须对自己做过的事情赎罪，我倾心学习魔法。然而不管怎样努力，时间依旧是残酷的。 等到可以使用有惊人威力、可以回卷2个月的再生术时，时间已经流逝一年了。"
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          "ja_text": "完全に目標を見失った私は一人孤独に耐えられるほど強くもなくて。心の穴を埋めようと、人間をさらって来ては友達になろうと試みた……何度も何度も。けど、彼らはみんな私のことを恐れて逃げ出してしまうの。",
          "zh_text": "完全迷失了目标而茫然若失的我，在忍受着孤独的过程中坚强起来，为了填补心中的空洞，掳来人类试图和他成为朋友……尝试了无数次。但是每一次，他们都恐惧我而逃走。"
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          "ja_text": "次第に私は人間と友達になるのを諦めて……支配することでどうにか人間達と関係を持てないかと考えたわ。幸か不幸か、そう思うようになった時には私の手には強力な再生魔法があった。",
          "zh_text": "渐渐地，我放弃和人类成为朋友……想着如果予以支配的话，也是能和人类们创建关系的吧。不知是幸还是不幸，产生这个想法时的我已经掌握了强力的复生魔法。"
        },
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          "ja_text": "「……そこから先は、クレアちゃんも知っている通りよ。私は2年かけて私の帝国を……って」",
          "zh_text": "「……在这之后发生的事情，就和克蕾雅酱你所知道的一样。我用了两年时间把我的帝国……って」"
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          "ja_text": "語り終えてクレアをチラと見やったバハムートは、慌てて声のトーンを落とした。",
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          "ja_text": "覗き込んでみると、クレアは瞼を閉じてすやすやと寝息を立てている。見ているだけでこっちまで安心するような、安らかで可愛らしい寝顔だ。",
          "zh_text": "偷偷观察一下，克蕾雅闭着眼香甜地打着呼噜。安详可爱的睡颜，只是看着就觉得一直以来的不安心都烟消云散。"
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          "ja_text": "バハムートは小さく囁き、そして月明かりを捉えて銀色に輝く彼女の前髪をそっと掻き分けて額にキスをした。",
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          "ja_text": "下校時間となった校舎の廊下には夕日の日差しが入りこみ、辺りがオレンジ色に染まった時刻。そこに、一人の少女が足早に人気のなくなった廊下を駆けている。彼女の名前は高山璃子。この学校に通うごく普通の生徒の一人で、模範的な学校生活を過ごしている。",
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          "ja_text": "紺色のブレザーに身を包んだしなやかな身体は成長期を迎えた少女らしいラインを映し出し、程々の長さに抑えた制服のスカートからは、40デニールほどの黒ニーソックスで包まれた太ももが見え隠れしている。",
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          "ja_text": "クラスの中では目立つタイプではない璃子だが、控えめに言っても美少女の部類に入ると言っても過言ではない。",
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          "ja_text": "そんな彼女が足早に向かう先は、普段使われることのない旧校舎。一部は部室として使われている旧校舎でも、校庭では部活動をしていた生徒たちが片付けをし始めているこんな時間には、ほとんど人気がない。",
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          "ja_text": "それでも、いやそれだからこそ、敢えて璃子は旧校舎に向かっている。人気のないこの建物は何かと好都合だからだ。",
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          "ja_text": "途中、新校舎と旧校舎との廊下で、璃子は人影を見つけた。夕日が差し込む廊下では、夕日の逆光で影が色濃く、近寄らなければ人物を判別することができない。できればこのタイミングで誰かに会うのは控えたかった璃子は、一瞬うろたえるもその人影が誰なのか理解して安堵した。",
          "zh_text": "途中，在新校舍与旧校舍之间的走廊上，璃子发现了一个人影。由于夕阳的逆光，影子很黑，不走近就无法辨别出是谁。璃子本想尽量避免在这个时候和任何人见面，所以有一瞬间她有些慌张，但在她最终认出那个人影是谁后，她就放下心来。"
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          "ja_text": "廊下に立っていたのは桜木志保、この学校で教師として赴任している若い女性教師だ。志保は璃子の姿を見つけると優しくほほえみながら、少女に問いかけた。",
          "zh_text": "站在走廊上的是樱木志保，一位在这所学校任教的年轻女教师。志保看到璃子的身影，微笑着温柔地问道："
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          "ja_text": "\"あら、高山さん。こんな時間に旧校舎になにかようでも？\"",
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          "ja_text": "\"あ、先生……。その、ちょっと\"練習\"にと思いまして…。\"",
          "zh_text": "\"啊，老师……那个，我想\"练习\"一下……。\""
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          "ja_text": "\"ふふっ、練習熱心なのは感心ね。でも、最終下校まで一時間もないから注意してね\"",
          "zh_text": "\"呵呵，你练习这么认真，真让人佩服。不过，距离放学还不到一个小时，你可要注意时间啊。\""
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          "ja_text": "\"はい、先生\"",
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          "ja_text": "二人の間で意味深な会話をしているが、実際この二人はこの世界の理の外側の力、\"魔術\"を使える数少ない術師の才能を秘めているのだ。",
          "zh_text": "两人之间在进行着意味深长的对话，实际上这两个人都隐藏着能使用这个世界的常识之外的力量，他们是少数拥有\"魔法\"的魔法师。"
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          "ja_text": "璃子は入学当初この力に目覚めてはいなかったが、担任が志保になった際に魔術の素質を見いだされ、少しずつ練習を重ねていった。それからというもの、彼女は旧校舎の資料室の片づけを名目に影でひっそりと一人で練習を行い、今では簡単な魔術ならこなせるまでに成長した。",
          "zh_text": "璃子在入学之初并没有意识到这种力量，但是担任班主任的志保发现了她魔法的天赋，于是一点点地教导她反复练习。从那以后，她就以整理旧校舍资料室的名义，一个人偷偷地在背后练习，现在已经能熟练掌握简单的魔法了。"
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          "ja_text": "師でもある志保にならば、魔術の練習の事を隠すこともなく、安心して話す事ができる。だが、彼女は練習内容については、志保には言うことができずにいた。",
          "zh_text": "如果是老师志保的话，她不用隐瞒魔法练习的事情，可以放心地说出来。但是，她并没有告诉志保练习的具体内容。"
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          "ja_text": "それは彼女自身が口にすることも憚れるような行いなだけあって、自身のみの秘密にしておくつもりだった。",
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          "ja_text": "\"それじゃ\"と言っていつもの練習場所である旧校舎の準備室に向かおうとして、璃子が過ぎ去ろうとした去り際に志保が一言、まるで諭すように呟いた。",
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          "ja_text": "\"高山さん、楽しいのはわかるけど、程々にしないと大変なことになるわよ\"",
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          "ja_text": "志保が言った意味をよく理解できなかったが、\"程々にするように\"という忠告だけは受け取った璃子は先程と同じように軽い足取りで、旧校舎の中に消えていった。一人夕日に照らされた廊下に残った志保は去っていく愛弟子の背中を見届け、つい昔の自分と重ね合わせてしまう。",
          "zh_text": "璃子虽然不太理解志保的意思，但还是接受了\"适可而止\"的忠告，和刚才一样迈着轻快的步伐消失在旧校舍里。志保独自留在夕阳映照下的走廊里，望着爱徒离去的背影，不由得想起了从前的自己。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "\"あの様子なら、もう転移魔法と拡大縮小魔法は身につけているわね。きっとあの子もお遊びし始めるころ合いかしら……。イケナイ遊びが過ぎるようなら教師として倫理観を教えた方がいいわね……。\"",
          "zh_text": "\"看她那副样子，应该已经掌握了转移魔法和放大缩小魔法了吧。那孩子应该也开始玩了吧……如果玩的游戏太多的话，还是作为老师先教授她伦理观比较好……。\""
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "志保は自らの経験上、あの教え子が圧倒的な力を手にしたとき、どんなことをするのか、うすす感じ取っていた。教師として、弱い生き物を扱う生徒の倫理観が歪まぬよう正す必要があると考え、どうやって教育したほうが良いか思案していると、ふと自分も学生の頃に圧倒的な優越感を得るために巨人となって、街や小人を毎晩のように襲っていた頃を思い出してしまい、少しだけ笑みをこぼした。",
          "zh_text": "志保根据自己的经验，隐约感觉到当那个学生拥有压倒性的力量时，她会做些什么。作为教师，她认为有必要纠正自己的学生对待弱小生物的伦理观。正在思考如何教育她时，志保突然发现自己也在学生时代也为了获得压倒性的优越感，变成了巨人，每天晚上都去小矮人那里的城市里。想起了袭击小矮人的那段日子，志保露出了一丝笑容。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "\"ま、私も人のこと言える立場じゃないのよねぇ……\"",
          "zh_text": "\"唉，我也没资格说别人啊……\""
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "含み笑いを浮かべている唇を隠すように曲げた指先を軽く当てたまま、志保は職員室へと過ぎ去っていった。",
          "zh_text": "志保用弯曲的指尖轻轻抵住露出微笑的嘴唇，走向办公室。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "下校時間ともなれば校舎に人は残っておらず、聞こえてくるのはグラウンドから部活動をしている生徒の掛け声くらいであった。",
          "zh_text": "到了放学时间，校舍里已经没有人了，能听到的只有操场上学生们的呼喊声。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "璃子は資料室に入ると静かに扉を閉め、鍵をかけた。部屋には埃をかぶった機材や学校の各年度ごとの記念誌等が煩雑に置かれており、奥にはいくつもの本棚が立ち並び埃をかぶったままの本がいくつも並べられている。少女はその中から迷うことなく一冊の本を取り出した。",
          "zh_text": "璃子走进资料室，轻轻地关上房门，上了锁。房间里杂乱地摆放着落满灰尘的器材和学校各年度的纪念册等，最里面有好几个书架，摆着好几本落满灰尘的书。少女毫不犹豫地从里面拿出一本书。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "表紙、背表紙ともに何も書かれていないこの本は、この学校の女性教師でもあり、魔道の師である桜木志保が璃子に渡した魔導書。これを使って放課後の人気が少なくなった頃に、一人でこっそりと練習していたものだ。",
          "zh_text": "封面和书脊上什么也没写的这本书，是这所学校的女教师、也是魔法老师樱木志保交给璃子的魔导书。每次放学后，趁着人越来越少的机会，她就用这个偷偷练习。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "練習を重ねていたある日、ふと魔道書のなかに目に留まった一つの魔術があった。それが例の\"転移魔法\"である。璃子は興味本位でそれを唱えたところ、目の前に広がったのは地平線一杯に広がるミニチュアの街。それが璃子の性癖を歪ませた始まりだった。",
          "zh_text": "在不断练习的过程中，有一天，她在\"魔道书\"中看到了一种魔法。那就是\"转移魔法\"。璃子兴致勃勃地念着这段咒语，眼前出现了一条宛如能看见地平线的迷你街道。这就是让璃子性情扭曲的开始。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "以来、ただの女子高校生であるはずの璃子が、怪獣を遥かにしのぐ大きさで、小人の街に君臨して街を見下ろして、何気ない動作でも天変地異のごとく小人の街を翻弄してしまえば、彼らの身も心も完膚なきまでに屈服させることが出来るその全能感に病み付きになってしまった。",
          "zh_text": "自从那一天之后，原本只是个普通女高中生的璃子，变成了一个超越怪兽的大小的巨人，君临小人之城，俯视着街道。只需一个小小的动作，就能像天翻地覆一般将小人之城玩弄于股掌之间，令他们毫无条件地屈服。她被这种全能感迷住了。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "それ以降、\"練習\"と称しては、小人の世界に降り立ち気のすむまで蹂躙する日々が続いたが、彼女の歪んだ欲望はそれだけではとどまらなかった。",
          "zh_text": "从那以后，她以\"练习\"为借口，进入小矮人的世界，每天蹂躏他们，直到她满足为止。但她扭曲的欲望不止于此。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "そう、昨日もその欲望を満たすために、つい\"練習\"で得たご褒美で楽しんでしまったことを思い出した。",
          "zh_text": "没错，昨天，为了满足这种欲望，她不由自主地用\"练习\"获得的奖励来享受了。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "―――カーテンが閉められた自室の中で璃子は一人、ベットにゴロンと倒れ込み部屋着のスエットズボンと下着を下ろし、自慰に浸る璃子。",
          "zh_text": "在自己的房间里手淫"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "露わになった白いお尻をベットに深く沈ませ、両の手で胸と股間を触れるように触って刺激している。",
          "zh_text": "——在拉上窗帘的房间里，璃子一个人倒在床上，脱掉居家服的长裤和内衣，沉浸在自慰中。露出的白色臀部深深陷入床中，两只手抚摸着胸部和腹股沟不断刺激着。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "\"あっ……んっ……\"",
          "zh_text": "\"啊……嗯……\""
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "次第に指先が敏感な部分に触れ始めると、声が漏れ始める。上気した頬は色づき、漏れる吐息も熱く、淫靡な音色に変わってゆく。指先で乳首をつまんで力を入れるたびに、鋭い快感が背筋を貫いた。",
          "zh_text": "当指尖渐渐接触到敏感部位时，下流的声音开始发出。面颊泛红，呼出的气息也热乎乎的，音色也越来越淫靡。每次用指尖捏住乳头用力，就有一种锐利的快感贯穿脊背。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "\"あんっ！はぁっ……あぅっ……\"",
          "zh_text": "\"啊啊……啊……\""
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "彼女の手の動きは次第に激しくなり、それに合わせてベットもギシギシときしむ音が鳴る。",
          "zh_text": "她的手动作越来越剧烈，床也随之发出吱吱吱吱的声音。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "そんな自慰も今日は一人だけではない。彼女の広げた太腿の間には、白いシーツの上に正方形の小さな箱が一つ置いてある。さほど大きくはないその箱の中には、つい先週、小人の異世界に遊びに行った際に、避難所に集まっていた小人を根こそぎ持ち帰った１ミリほどの小人たちが入っていた。",
          "zh_text": "今天，她不是独自一人在自慰。在她展开的大腿之间，白色床单上放着一个正方形的小盒子。这个盒子不大，里面装的是上周去小矮人的异世界游玩时，把聚集在避难所连根拔起时里面躲藏的一毫米大小的小矮人。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "彼らを自宅に持ち帰った時点では数千匹ほどいたが、毎晩こうして小人遊びに興じていると、あっという間に数を減らしていった。",
          "zh_text": "当把它们带回家时，箱子里大约有几千只小矮人。然而每天晚上，璃子会玩弄这些小矮人，所以数量很快就减少了。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "だが、それも仕方ない事、ちっぽけな人間を使ったオナニーの快楽を覚えてしまった璃子は、いまさら普通のエッチで満足できるはずがない。",
          "zh_text": "但是，这也是没办法的事情，璃子已经体会到了利用一个个小矮人手淫的快乐，事到如今，正常的自慰已经没有办法满足她了。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "もう箱の中には、数千人いた同胞たちも巨大少女の入浴や自慰行為によってみるみる数を減らして今では、百人足らずとなってしまった箱の小人たち。",
          "zh_text": "现在，箱子里原本有着数千人的同胞们，由于巨大璃子的自慰和洗澡等行为的玩弄，数量逐渐减少，现在箱子里的小矮人已经不足百人了。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "彼らは、毎日、彼女の食べかすを与えられ、逃げることもできずに、毎晩繰り返される地獄のような巨人の遊びを見せつけられる。",
          "zh_text": "他们每天都被喂被她吃过的食物，而且不能逃跑，被迫接受着每晚上演地狱般的巨人游戏。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "太腿の間で、少女のオナニーに無理やり付き合わされても、抗議もできず、ただ畏怖し続け見上げることしかできない小人たち。",
          "zh_text": "在大腿间，被少女的手淫强行卷入，他们无法抗议，只能继续畏惧地仰望着璃子。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "\"あっ！んっ！あ……っ\"",
          "zh_text": "\"啊!啊!啊……\""
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "耳をふさいでも聞こえてくる大音量の巨大少女の喘ぎ声、くちゅくちゅと秘部からいやらしい水音が聞こえてくれば、むせ返るほどの少女臭が、鼻孔にこびりつく。ビクンと、刺激によって璃子の身体が大きく跳ね上がると、箱も激しく揺さぶられ、中にいる小人も跳ね飛ばされる。",
          "zh_text": "即使捂着耳朵，也能听到巨大音量的少女的喘息声，以及从秘部传来的刺耳水声，一股呛人的味道扑鼻而来。璃子的身体猛地跳了起来，箱子也剧烈地摇晃，里面的小矮人也飞了起来。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "もう何度も飛ばされてしまって、体中についた痣はいつ付いたのかも定かではなかった。",
          "zh_text": "已经被弹飞了好几次，他们身上留下了瘀青都不知道是哪一次留下来的了。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "\"はぁっ……あっ……ああッ！\"",
          "zh_text": "\"啊……啊……啊！\""
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "一際大きな声と共に、璃子が絶頂を迎えれば、またもや箱の中は揺れ動き、小さな悲鳴が聞こえてくる。",
          "zh_text": "随着璃子的声音越来越大，她迎来了高潮，箱子又开始摇晃，里面传来了小小的悲鸣声。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "しばらくすると、汗だくになって呼吸を整えた彼女はベットから起き上がり、小人入りの箱を乱暴につかむと、後ろから何かを取り出した。",
          "zh_text": "过了一会儿，她汗流浃背地调整好呼吸，从床上爬起来，粗鲁地抓起装有小矮人的箱子，从后面拿出了什么东西。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "ピンク色の楕円形の物体。彼女がよく使うピンクローターだ。璃子は、濡れ始めた割れ目にローターをあてがうと、電源を入れた。",
          "zh_text": "巨大的粉红色椭圆形物体，是她经常使用的自慰棒。璃子把转头放在开始湿润的裂缝上，打开电源。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "ブイイイィィィーン！！！！ローターから機械的な振動音が部屋に響き渡る。彼女にとって何の変哲もないピンク玩具の音も、太腿の間の小人にとってはビルほどの巨大物体から発する轟音と振動によって体の芯まで揺さぶられてしまうことだろう。",
          "zh_text": "嗡嗡嗡嗡嗡！！！！转头发出机械振动的声音响彻房间。对她来说平淡无奇的粉红玩具的声音，对大腿间的小矮人来说，却是高楼般的巨大物体发出的轰鸣声和震动，会让他们全部身体都随之震颤吧。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "そのギャップ感こそが彼女が燃え上がる極上のスパイスとなって、股間の前でうずくまっている小人たちに、嫌というほど堪能させてやる。",
          "zh_text": "这种反差感正是她兴奋起来的最佳调味料，却让趴在股间前面的小矮人感到恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "\"んっ！ああっ！！\"",
          "zh_text": "\"嗯！啊！\""
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "再び、璃子の体が跳ねると、ベットはさらに激しさを増して波のように揺れる。",
          "zh_text": "璃子的身体再次猛烈地跳动起来，床像波浪一样剧烈晃动。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "璃子にとってこれは、ただの自慰ではない。何百という小人たちを弄ぶ破廉恥なショーだ。そんなことを考えるたび、より一層激しい快感が生まれていく。",
          "zh_text": "对于璃子来说，这不是单纯的自慰，而是一场玩弄着数百个小人无耻的表演。每想到这些，她就会感受到更强烈的快感。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "璃子は、ローターのスイッチを一旦切ると、箱の上に愛液で濡れぼそったローターを掲げて中の小人たちに見せつける。",
          "zh_text": "璃子关掉振动棒的开关，拿起被爱液弄湿的转头，让里面的小矮人看着。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "\"せっかくだし、あんたたちもこれと一緒に使ってあげるね\"",
          "zh_text": "\"这是个难得的机会，让你们也一起享受吧。\""
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "璃子は、空いている手で箱を持ち上げて傾け、中にいた小人をパラパラとローターの上に振り落とす。",
          "zh_text": "璃子用空手拿起盒子倾斜起来，把里面的小矮人啪啦啪啦地甩到振动棒上。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "ローターの上は樹脂でつるつるしているが、たっぷりと璃子の愛液でコーティングされたおかげで、ピンク色の表面に小人がべったりと張り付いて離れない。",
          "zh_text": "振动棒的树脂表面很光滑，但因为涂了一层璃子的爱液，粉红色的表面得以粘满了小人。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "まるでトッピング用チョコレートでコーティングされた、イチゴアイスのようなローターに、思わず璃子は笑みを浮かべる。",
          "zh_text": "看着就像裹着巧克力配料的草莓冰淇淋一样的自慰棒，璃子不由得露出了笑容。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "\"ほら、見て。私のアソコこんなにいっぱい濡れているのよ\"",
          "zh_text": "\"你看，我那里都这么湿了。\""
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "そう言って、指で割れ目をこじ開ける。ピンク色の内壁が外気に晒されるが、その内部では無数のヒダたちがひしめき合うように、疼きを鎮めてほしそうに脈動している。",
          "zh_text": "说着，她用手指撬开裂缝。粉红色的内壁暴露在外面的空气中，内部无数的褶皱显露无疑，因为一阵阵的快感，肉壁随着脉动一次次抽动着。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "そして、ローターを再び秘部にあてがう様にもってくると、\"ふふ、行ってらっしゃい\"",
          "zh_text": "然后，再次把振动器拿到私处，\"呵呵，一路顺风。\""
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "と、呟いて、勢いよく割れ目の中にローターをねじ込んでしまった。",
          "zh_text": "她嘟囔着，猛地把自慰棒塞进了裂缝里。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "ズブブッ！！！ 膣内に挿入されたローターは一瞬にして奥まで挿入して、膣壁でローターの感触を楽しむ。",
          "zh_text": "噗！！！插入阴道内的振动棒瞬间到达了最深处，阴道壁充分享受着振动器的触感。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "\"ああん！！！\"",
          "zh_text": "\"啊！\""
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "それで終わりではない、璃子はローターの電源を再び入れた。",
          "zh_text": "璃子又打开了振动器的电源。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "ブイィィィィン！！！再び振動が始まったローター。１ミリがへばり付いた状態のままで。高速で振動するローターに小人は、なす術もなく意識がなくなるほどに翻弄される。",
          "zh_text": "噗叽噗叽！振动器又开始振动了。1毫米的小人粘在高速振动的振动器上，很快就被玩弄得失去了意识。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "\"あぁ！すごい！あそこの中で、激しく動いてる！！！こんなことしちゃ、だめなのにっ！！\"",
          "zh_text": "\"啊！好厉害！在里面剧烈地动着！！啊！要……要去了！\""
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "そう言いながらも、璃子はローターの振動の強さを上げる。それに比例して小人の震えも激しくなり、璃子の膣壁に激しく打ち付けられてゆく。",
          "zh_text": "璃子提高了转子的振动强度，小矮人震动得更厉害了，猛烈地撞击着她的阴道壁。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "自分と同じ生き物である小人をオナニーに使うことへの背徳感で、アソコからゾクゾクと快感の刺激が全身を駆け巡る。心の奥ではしてはいけないと思いつつも、秘部に押し付けられた玩具を掴む手は、一切緩める気はない。",
          "zh_text": "用和自己一样的小人来手淫的背德感，让快感从下体源源不断地贯穿全身，虽然心里想着这么做是不对的，但抓住压在秘部上的玩具的手却丝毫没有放松的意思。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "ローターと膣の間で粉砕される小人たち、人知を超えるほどの巨人の一人遊びに使われてしまった以上、もう彼らに未来はないのだ。",
          "zh_text": "在自慰棒和阴道之间被持续粉碎着的小矮人，既然已经被超越人类大小的巨人用来玩自慰独角戏，他们已经没有未来了。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "\"あっ！あっ！あっ！あっ！イクっ！イッっちゃうぅぅぅ！！！\"",
          "zh_text": "\"啊！好厉害！在里面剧烈地动着！！啊！要……要去了！\""
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "絶頂を迎えはじめた璃子が、秘部に入れたローターを締め上げるように股間に力を込める。それと同時に、璃子の腰が跳ね上がった。",
          "zh_text": "璃子迎来了高潮，仿佛要勒紧塞进秘部的自慰棒一般，将其用力往股间一伸，同时腰也猛地挺了起来。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "\"んっっっっっっ！！！\"",
          "zh_text": "\"嗯！！！\""
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "息を詰まらせながら体をのけぞり、全身から湧き出る電撃のような快感に身を捩らせ、ビクンと激しく全身を痙攣させた。",
          "zh_text": "璃子喘着粗气，全身涌起闪电般的快感，让她扭动身体，全身剧烈地痉挛起来。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "\"はぁ……、はぁ……、あー、気持ちよかった……\"",
          "zh_text": "\"啊……啊……啊，好舒服啊……\""
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "荒い吐息を漏らしながら、璃子は満足したように脱力してベッドに倒れ込む。",
          "zh_text": "璃子喘息着心满意足地虚脱倒在床上。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "濡れぼそった股間の割れ目から、ズルんとローターが零れ落ちる。もう、そこにいた１ミリサイズの小人の姿はどこにもない。",
          "zh_text": "自慰棒从两股之间湿漉漉的裂缝里滑了下来，1毫米的小矮人已经不见了踪影。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "ただのローターオナニーでは、こうも頭の先まで突き抜けるほどの快感は得られないだろう。これも、自分と同じ人間であった小人を使ったおかげであった。",
          "zh_text": "如果只是单纯的自慰棒手淫，是无法获得这种直达颅顶的快感的，这也多亏了使用了和自己一样的小人。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "\"もう、小人無くなっちゃったし、また明日捕まえに行こうかな……\"",
          "zh_text": "\"小矮人已经用完了，明天再去抓些吧……\""
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そう言うと、璃子は小人の街に君臨する自分の姿と、どうすることもできず逃げ惑う小人の姿を想像してしまうと、ムラムラと悶え始めてしまい、燃え上がった心を鎮めるため、またもや快楽を求めて自慰行為を始めた。",
          "zh_text": "璃子说着，想象着自己君临小人之城的样子，和不知所措、四处逃窜的小人的样子，她又开始燥热起来，为了平复燃烧的心，她又开始了寻求快感的自慰行为。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "それからしばらくして、彼女の部屋の明かりが消えたのは深夜遅くになってからだった。",
          "zh_text": "又过了一会儿，直到深夜时分，她房间的灯才熄灭。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "\"エッチなことは、持ち帰ってからだし、先生にはバレてないよね……\"",
          "zh_text": "\"色情的事情，我都带回家做了，老师应该不会发现吧……\""
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "璃子は、小人の命を残酷に消費することよりも、夜中の小人オナニーがバレることの方が心配であった。",
          "zh_text": "比起残酷地消耗小矮人的生命，她更担心的是在晚上拿小矮人进行的那些色情行为被人发现。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "それに、もう前回の小人は使い切ったので、新しい玩具を見つけないと我慢できない。そんなことを思い返しながら、今日も璃子は魔術を行使するために魔導書の転移魔法と巨大化のページを開き、目を閉じると素早く２つの魔法を詠唱した。すると締め切った資料室に穏やかな風のような流れが生じ、そのまま彼女は音もなくその場から消えてしまう。",
          "zh_text": "上次抓的小人已经用完了，如果不找个新的就会忍不住了。因此，为了使用魔法，璃子打开了魔导书上的转移魔法和巨大化魔法那一页，闭上眼睛，快速地吟唱着这两种魔法。于是，在这个紧闭的资料室里，一阵平静的风吹过，她就这样悄无声息地消失了。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "璃子の欲望を満たすため、無作為に選ばれたどこかの世界は地獄と化してしまうのだった。",
          "zh_text": "为了满足璃子的欲望，她随意选择了某个世界变成了地狱。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "\"どうやら移動完了したようね\"",
          "zh_text": "\"终于到了。\""
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "転送が完了したのを感じて璃子が目を開くと、地表には航空写真をそのまま写したかのにしたように細かく小さな風景が広がっている。だが、それは写真などはない。緑の多い郊外の先、灰色の絨毯には微細な小さな色がいくつも右から左へと北から南へと動いている。それは紛れもなく生きているこの世界の住人たちが乗り回す車やバスに他ならない。",
          "zh_text": "感觉到传送完毕，璃子睁开眼睛，眼前呈现出地表的细节，就像航拍照片一样。不过，这并不是照片。前方是绿意盎然的郊外，灰色的街道上有几个微小的颜色从右往左、从上往下移动。毫无疑问，那就是这个世界的居民所乘坐的汽车和公交车。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "\"さぁて、どこに行こうかしら……\"",
          "zh_text": "\"那么，要去哪里呢……\""
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "そう呟きながらも璃子は、自分の足元を見下ろして街並みを眺めた。その視線の先には高層ビルの屋上から見下ろす景色よりも遥かに高く、まるで雲を見下ろすようにどこよりも高い。視界に映るのはコンクリートのビルに住宅、それに公園などの自然。この大きさの縮尺から現地人の１０００倍の大きさで、転移できたようだ。",
          "zh_text": "璃子低头看着脚下的街道，小声嘀咕道。在她的视野里，比从高楼楼顶俯瞰的景色还要高得多，轻轻松松就能俯瞰云朵，没有任何东西能高过她。她看到大楼、住宅以及公园等自然景观，这些东西在她眼中尺寸要小上1000倍。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "璃子はこのサイズ差が特にお気に入りだった。原住民のどの建物よりも大きく、街すら跨ぎ越せるような大巨人になれる。元の世界では１４０㎝の小柄な女子高生も、ここでは歩くだけで都市を壊滅できるような巨大な存在なのだ。そして、その事が少女の征服欲と破壊欲求を満たしてゆく。",
          "zh_text": "璃子特别喜欢这个尺寸差。1000倍的她比小矮人的任何建筑物都大，甚至是能一步跨越街道的巨人。璃子在原来的世界里身高只有140厘米的小个子女高中生，在这里只要走几步就能摧毁整个城市。所以这种能够满足她的征服欲和破坏欲的感觉，让她非常兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "\"まずは、足元のチビ虫に気付かないフリで、遊んでみよ♪\"",
          "zh_text": "\"首先，假装没有注意到脚边的小虫子，试着戏耍它们吧♪\""
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "都市郊外に出現した巨大女子高生と思われる来訪者に狼狽しているのか、目の前の街の砂のような点が忙しなく動き始めたのが見える。だが、こんなことで驚いてもらっては困る。これから、この世界に永遠に刻まれるであろう、超巨大異世界人との交流を身をもって体験してもらうからだ。",
          "zh_text": "也许是面对出现在城市郊外的巨大女高中生访客而惊慌失措，她看到眼前街道上像沙子一般的黑点开始匆忙地移动。可见，眼前出现这种超规格的景象让他们非常惊讶。这他们是第一次与超级巨人接触，而这次经历将永远铭刻在他们的记忆中。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "璃子は逸る気持ちを抑えながら、足元に点在している農村など気づかないふりをして、巨大ローファーを持ち上げその大きな一歩を踏み出した。",
          "zh_text": "璃子压抑着激动的心情，装作没有注意到脚下的乡村小屋，抬起巨大的乐福鞋，向前踏出了一大步。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "突然の事だった。平穏な暮らしを送っていた穀倉地帯に１４００mを超す巨大な少女が現れたのだ。紺色のブレザーとスカートの出で立ちは、高校生のようにも見える。彼女はなぜあれほどまでに巨大なのか、ここに来た目的は？混乱を極めた市民たちの慌てぶりをよそに巨大少女のローファーが動き出しだす。",
          "zh_text": "事情发生得太突然了。一直过着平静生活的谷仓地带出现了一个超过1400米的巨大少女。她穿着深蓝色的西装和裙子，看上去像是个高中生。她为什么那么巨大？她来这里的目的是什么？无视市民们极度混乱和惊慌失措的样子，巨大少女的乐福鞋开始移动了起来。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "手入れをされた畑を数十mも陥没させていた220mのローファーが、ゆっくりと持ち上がり、巨大な靴の裏にこびりついた土砂は雨のようにボトボトと地上に降り注ぐ。",
          "zh_text": "使平整的田地塌陷数十米，长达220米的鞋慢慢被拉起，粘在巨大鞋底上的沙土像雨水一样滴落在地面上。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "上空数百mまで上がった足は、400m前方に一気に進んで、放心状態で巨大少女を見上げていた市民の上に振りかざされた。あの巨大ローファーがもし地上に落ちてしまえば、道路も家屋も人間も分け隔てなく厚さ30ｍを超すゴム製の靴底の下で潰されて、残骸も亡骸も判別できないほどに地下深くに追いやってしまう。そんなことを考えている暇もなく、巨大少女の靴は地上の生き物を容赦なく踏みつぶそうと落下し始めていた。",
          "zh_text": "抬到数百米高空的脚一下子向前移动了400米，悬在正茫然地望着巨大少女的市民身上。如果那只巨大的鞋子掉到地面上，不管是道路、房屋还是人，都会被压在厚度超过30米的橡胶鞋底下，陷入连残骸和尸体都分辨不清的地下深渊。连思考这些事情的时间都没有，巨大少女的鞋子就开始往下落，很明显是打算毫不留情地踩碎地上的生物。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "ずどおぉんっ!！",
          "zh_text": "砰！！"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "隕石のように巨大なローファーが大地に落ちた。下ろされたローファーは、巨大な溜め池ほどの面積を踏み固め、人間が生活していた痕跡を消し去った。振り下ろされた靴の回りは、直撃を免れてもその衝撃で無数の建屋が崩壊し、少女が巻き起こした突風が瓦礫と人間を吹き飛ばしてしまう。",
          "zh_text": "巨大的乐福鞋像陨石一样落在了大地上。砸下来的乐福鞋踩实了有着巨大蓄水池大小面积的土地，人类生活过的痕迹消失了。在踩下来鞋子的周围，即使运气好躲过了直接撞击，周边无数的建筑物也会因为冲击而倒塌，少女刮起的旋风把瓦砾和人都吹走了。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "地上はまさに地獄絵図といった状態だが、巨大少女は地上の惨状など気にも留めず、何事もなかったかのように反対の脚も持ち上げ、先ほどと同じように脚を運ぶ。あの巨大少女は、1400mの巨体に見合う歩幅で4000万トンの重量を振り撒きながら、ただ歩いているだけなのだ。たったそれだけで、人間の住む街が蹂躙され、何の罪もない人々が次々と死に絶えてゆく。",
          "zh_text": "地上简直就像地狱一样，但巨大少女完全不在意地上的惨状，若无其事地抬起另一只脚，和刚才一样迈步前行。那名巨大的少女以其1400米的巨大身躯所对应的步幅，移动着4000万吨的身体，对她而言只是单纯地行走而已。仅仅如此，人类居住的城市就会遭到蹂躏，无辜的人们也会相继死去。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "ズシン……！ ドズンッ！！！ 巨大な質量の移動によって発生する衝撃波で、地上の建物は倒壊し、吹き飛ばされた人々は、その小さな体を地面に叩きつけられて絶命してしまう。彼女が通った後は、もはや原形をとどめていない村と、人間の残骸しか残らない。",
          "zh_text": "轰隆……！咚！！！巨大的质量移动所产生的冲击波使地面上的建筑物倒塌，被风吹走的人们被庞大的身体踩到地面而丧命。她走过之后，只留下了面目全非的村庄和人的残骸。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "このままだと、ほんの数分で中心街に巨大少女が到着してしまう。その時、街が被る被害は想像に難くない。遠目から観察するとどうやら少女はこちらに敵意はない様子だ。きっとあの大きさなのだから、自分たちに気づいていないだけなのだろう。",
          "zh_text": "再这样下去，几分钟内巨型少女就会到达中心街道。届时，城市所遭受的损失可想而知。从远处观察，少女似乎对人类没有敌意。一定是因为她如此庞大，以至于她自己都没有注意到人类吧。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "こちらの存在に気づけばきっと歩みを止めてもらえる。そう考えた市民と警察は巨大少女とコンタクトをとるため、ヘリコプターや車で彼女の通りそうな街道に出ると、気づいてもらえるよう光と音で。その存在をアピールし始めたのだった。",
          "zh_text": "只要她注意到人类的存在，就一定会停下脚步。这样想的市民和警察为了与巨大少女取得联系，开着直升机和汽车来到她可能经过的街道上，用光和声音来引起她的注意，开始彰显自己的存在。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "\"もう町に着いちゃう、こんなに小さいんだから当然よね\"",
          "zh_text": "\"这么快就到城市里面了，不过这也是理所当然的，毕竟他们这么小\""
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "璃子はたった数歩で、田畑に囲まれた地方都市と思われる模様のような場所に着いた。足元に広がるごみごみとした模様のなかには、色んな色のゴマ粒より小さな物体がうごめいている。彼女は経験上これが、小人の乗る車やバスであることを理解している。",
          "zh_text": "璃子只走了几步，就来到了一个被农田包围的地方。在她脚下扩散开来的杂乱无章的地图上，有各种颜色的小如芝麻粒般的物体在蠕动。根据经验，她知道那是小矮人们乘坐的车辆或巴士。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "\"ふふ、私を見てみんな慌ててるのかな？そうだよね、私こんな大きいんだもん\"",
          "zh_text": "\"呵呵，大家看到我都慌了吗？当然了，毕竟我这么大。\""
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "そう思うだけで優越感に浸れる。いつもクラスメイトだけでなく、後輩からも見下ろされるほど背の低い璃子。それが、今では映画に出る怪獣よりも大きく、歩くだけで町中がパニックになるような巨大少女になっている。璃子は、この世界で自分が何をしても許される存在になった。",
          "zh_text": "只要这样想，她就会沉浸在一种优越感中。璃子个子很矮，不仅是同班同学，就连学弟学妹也能俯视她。如今，她变成了一个比电影里的怪兽还要大的存在，只要走几步就能让整个城市陷入恐慌的巨大少女。璃子是这个世界上唯一一个无论做什么都会被原谅的人。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "そうこうしているうちに、璃子の足元に何やらチカチカと小さな光が点滅しているのに気付く。小さすぎてよく見えないが、おそらく小人の警察が出てきたのだろう。そしてその上には、またまた小さい蚊のようにふらふらとヘリコプターが飛び回っている。",
          "zh_text": "就在这时，她注意到脚边闪烁着微弱的光芒。因为太小了看不太清楚，大概是小人警察们出动了吧。而在天空中，直升机又像小蚊子一样摇晃着飞来飞去。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "\"そんなところにいたら、踏みつぶしたくなるじゃない♪\"",
          "zh_text": "\"在那样的地方，是想被我踩扁的吧♪\""
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "だが、璃子はせっかくなので、足元の小人たちが何をしようとしているのか感知魔法で、様子を探る。彼女の意識を高めれば、そこには数百を超える人間たちがうじゃうじゃといるのを感じ取れる。そこにいる集団は、口々に彼女への声掛けと歩みを止めようと拡声器を使って叫んでいるのだ。",
          "zh_text": "璃子因为机会难得，于是利用感知魔法探听脚边的小矮人们的意图。只要她集中意识，就能感受到那里有数百人在蠢动。站在那里的人，有些在向她打招呼，有些在用扩音器大声呼喊让她停下脚步。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "\"気付いてほしいの？私に？そんな小さいのに？\"",
          "zh_text": "\"你们想引起我的注意吗？针对我？明明那么小？\""
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "璃子は、足元にうろつく1ミリ以下の小人達の奮闘劇が、滑稽に見えてしょうがない。何百という大人達が集まって自分たちの生命と街を守るべく声高らかに叫んでも、ただの少女でを止めるどころか、気付きもされないという現実。小人たちに残酷なほど存在の違いを見せつけるような現実に、璃子は思わずブルッと身震いする。",
          "zh_text": "璃子觉得那些徘徊在脚边、几乎不足一毫米高的小矮人们的拼命场景很滑稽。即使成百上千的大人们聚集在一起，为了保护自己的生命和街道而高声呐喊，对于她这个普通少女来说，也只不过是个微不足道的存在，更不用说阻止她了。璃子不禁身体一阵激动，这样的现实让小矮人们感受到了残酷的存在差距。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "\"もうっ！虐めたくなるじゃない！でも、まだ早いわね……今は知らないふりしての蹂躙なんだから……\"",
          "zh_text": "\"已经！想要虐待他们了！不过，现在还太早了……现在只是假装没有看到的阶段而已……\""
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "そう思いながらも、ついつい足元の虫けらを踏み潰したくてウズウズしてしまう。その振動で足元の小人はおろか、この先の町も、まるで大震災に被災したように震えてしまう。",
          "zh_text": "虽然这样想，但她还是忍不住想踩碎脚下的蝼蚁。那样的震动，别说是脚下的小矮人们，就连前方的城镇也像遭受了大地震一般颤抖不止。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "璃子がローファーを少し動かせば、足元に群がっているパトカーは簡単に吹き飛んでしまう。それを見た群衆は、さらに混乱したのか、慌てて逃げ出すものやより大きく手を振り気付いてもらおうとするもの、中には少女に向かって石を投げたり、罵声を浴びせるものもいた。",
          "zh_text": "璃子稍微挪动一下鞋子，围在她脚边的警车就会被吹飞。看到这一幕的群众似乎更加混乱了，有些惊慌失措地逃跑，有些用力挥手希望引起少女的注意，甚至有人向少女扔石头破口大骂。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "\"んっ……もう……ダメ、我慢の限界。さっさと潰しちゃおっと♪\"",
          "zh_text": "\"嗯……已经……不行了，到忍耐的极限了。快点解决它们吧♪\""
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "璃子が目を付けたのは、太腿をうろつく小虫程度のヘリ数機。彼女から見ても１センチ足らずの大きさのそれは、あまりにも遅すぎる速度で逃げる事もできずに、巨大少女の太腿の辺りをうろついている。",
          "zh_text": "璃子盯着几架在她大腿周围徘徊的像小虫子般大小的直升机。在她看来这些不足1厘米大小的物体因为过慢的速度无法逃脱，只能在巨大少女的大腿附近盘旋。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "巨大少女とのコンタクトを目的としたヘリ部隊も巨大すぎる少女の顔まで上昇できないので、どうすることもできずに飛んでいたが、突如、彼らの視界の外側から肌色の壁が高速で迫ってきた。彼らはその存在が何なのか理解する間もなく、消え去ってしまった。",
          "zh_text": "以与巨大少女接触为目的的直升机部队无法上升到巨大少女的脸部，只能无可奈何地在下面飞行着。突然，从他们的视野外侧高速逼近了一道肉色的墙壁。他们还没来得及理解那个存在是什么，就消失了。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "ぺちん。",
          "zh_text": "啪！"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "\"もー、虫？邪魔だから、どっか行ってよ！\"",
          "zh_text": "\"喂，是虫子吗？太碍事了，快滚开吧！\""
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "璃子は、太腿にいるヘリを片手で払いのけ除けて、太腿を叩いただけだった。ただそれだけで、彼女の手と太腿には5機のヘリコプターが乗員ごと平らな残骸になり、少女の若い張りのある肌に張り付いてしまう。",
          "zh_text": "璃子用一只手伸向大腿边拍了拍。仅仅如此，她的手和大腿间的五架直升机以及机组人员一起变成了扁平的残骸，贴在巨大少女年轻而有张力的皮肤上。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "璃子が発した言葉は小人に知覚できるよう、音量と言葉を聞こえるよう魔力で調整している。それは、地上に蔓延る小人たちなど、自分にとっては虫同然の存在であることを思い知ってほしかったからだ。",
          "zh_text": "璃子说这番话时，为了让小矮人们听得明白，她用魔力调整着自己的音量和声音，将自己说的话转换为小矮人世界的语言。这是因为她想让他们明白，在她看来，那些在地面上铺开的小矮人们就像虫子一样微不足道。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "*",
          "zh_text": "*"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "\"もー、虫？邪魔だから、どっか行ってよ！\"",
          "zh_text": "\"喂，是虫子吗？太碍事了，快滚开吧！\""
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "上空で、巨大少女がそう言うと、蚊を潰す時と同じように掌でヘリ部隊をまとめて叩いた。",
          "zh_text": "在空中，巨大少女这么说着，就像消灭蚊子一样，用手掌把直升机部队全部拍了下来。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "そのたった一撃で、何機ものヘリは跡形もなく破壊し、その残骸は巨大少女の身体に無様に張り付いている。懸命に気づいてもらおうと動き回った挙句、\"虫\"程度にしか彼女に認知されなかったのだ。",
          "zh_text": "仅仅这一击，就摧毁了好几架直升机，残骸惨不忍睹地贴在巨大少女的身上。他们拼命想引起她的注意，结果只被她视为微不足道的\"虫子\"。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "彼女の発した言葉は奇しくも自分たちにも理解できる言語を使っている。だがそれは、自分たちと彼女との存在の違いをより一層思い知らされてしまう。",
          "zh_text": "奇怪的是，她说话所用的语言竟然是自己也能理解的。但这更加凸显出他们和巨大少女的存在之间的差异。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "上空を飛んでいたヘリコプターが虫としか思われていないのなら、地上にいる自分たちは？彼女の前にいた市民と警察たちは改めて自分たちと、目の前の巨大ローファーを見比べる。長さ220メートル、幅75メートル、高さ30メートルを誇るそれは、構造こそ自分たちがよく知るローファーだが、大きさが違う。ビルよりも大きなその靴を前にしてみれば人間などアリ程度、いやそれ以下かもしれない。",
          "zh_text": "如果在空中飞行的直升机都被视为虫子，那么在地面上的自己又算什么呢？站在她面前的市民和警察们再次注视着自己眼前这双巨大的乐福鞋。这双长220米、宽75米、高30米的鞋子结构与他们熟悉的乐福鞋相似，只是尺寸不同。在这双比大楼还要大的鞋子面前，人类只是微不足道的存在，不，甚至比微不足道还要更加渺小。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "普段、地面にいるアリの事など考えたことはあっただろうか？もし、アリを踏んだ時、自分たちは気付いていただろうか？そんなことはなかった……。では、アリのような自分たちを巨大少女が気づいてもらえるはずもないのでは……。",
          "zh_text": "平时，人们有没有想过地上的蚂蚁呢？当不小心踩到蚂蚁时，是否会注意到它们呢？实际上并没有那样的事情发生过...所以，巨型少女应该也不会注意到像蚂蚁一样的自己吧……"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "ようやく靴の前に立ちふさがっていた数百人の人間たちが愚かな行為に気づくと、蜘蛛の子散らすように一斉に逃げ出していく。",
          "zh_text": "当数百人站在她鞋子前意识到他们自己的愚蠢行为后，他们像蜘蛛一样四散逃离着。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "璃子は足元の小人たちがわらわらと動き始めたのを感じ取ると、さらに気分が高揚していく。",
          "zh_text": "璃子感觉到脚边的小矮人们开始哗啦哗啦地跑了起来，这让她的心情更加激动了。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "\"あぁ……、今頃逃げ出すの？もっとあそんでいたかったなぁ\"",
          "zh_text": "\"啊...现在要逃跑吗？我还想再玩一会儿呢。\""
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "しかし、璃子はまだ満足していない。足元の小人たちを徹底的に踏みつぶしたい衝動に駆られる。彼女はその欲望を満たすため、小人たちのいる所を一歩、また一歩と歩みを進めていく。",
          "zh_text": "然而，璃子还没有满足。她有一种冲动，想要把脚下的小人彻底踩扁。为了满足这种欲望，她一步一步地走在布满小矮人的土地上。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "ずどおぉぉん！ずどおぉぉん！",
          "zh_text": "隆隆！隆隆！"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "\"ほらほら、早く逃げないと踏みつぶされちゃうよぉ？\"",
          "zh_text": "\"快看快看，如果不快点跑的话就会被踩扁哦~~\""
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "彼女の脚の回りでは、踏みつぶされなかった小人がいくつか点在しているが、璃子が動く度大地が波打つように揺れてしまうので、身動きが取れない。",
          "zh_text": "她的脚周围散落着几个还没有被踩扁的小矮人，但每当璃子移动，大地都像波浪一样摇晃，使得他们无法动弹。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "しかし、少女はそれら全てを意に介さず、ローファーをゆっくり持ち上げると、瓦礫で溝がいっぱいになった巨大靴裏を小人に見せつけ、一気に踏み潰した。",
          "zh_text": "然而，少女对他们毫不在意，她慢慢抬起鞋子，向小矮人们展示着着被瓦砾填满了鞋缝的巨大鞋底，然后再一口气把他们踩扁。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "ずどおおぉぉんっ！！ その衝撃で、先ほどまで地上にあったものは、全て地中深くへと沈み込んでしまう。小人の悲鳴すら聞こえないほどの圧倒的な質量による暴力。巨大少女が歩くだけで、小さな人間たちは簡単に潰されてしまう。",
          "zh_text": "轰轰！！在这一冲击下，刚刚还在地面上的东西全部沉入地下深处。这是一种质量压倒性的暴力，连小矮人的悲鸣都无法从鞋底传出来。巨型少女只要行走一步，微小的人类就会轻而易举地被压垮。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "先ほどまでそこにいた数百を超す小人をわずか数歩足らずで踏みつぶしてしまうと、璃子はいよいよ街の中に足を踏み入れる。",
          "zh_text": "只用了几步的时间，刚才在那里的数百个小矮人就被她彻底踩扁了，璃子终于踏入了城市。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "ずしん……。",
          "zh_text": "轰隆..."
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "街の中に入ると、地面が大きく振動し、建物が揺れる。街の外では残った警察部隊がバリケードを張って、巨大少女の進行を止めようとしていた。だが、璃子にとって目を凝らさないとわからない小さなもので、何ができるのか。",
          "zh_text": "进入城市后，地面剧烈震动，建筑物摇晃不停。在城外，剩下的警察部队设置了路障，试图阻止巨大少女前进。但对璃子来说，这些不仔细看甚至都发现不了的小东西能有什么作用呢？"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "\"ほら、止めてほしければやって見せなさいよ\"",
          "zh_text": "\"你看，如果想阻止我，那就给我看看吧。\""
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "璃子は足元で必死にアピールする小人を蹴散らしながら見下して、町のなかに脚を踏み入れる。",
          "zh_text": "璃子一边踢开脚边不断声张自己存在的小矮人，一边俯视着他们，踏入了小小的城市。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "ズダー－ン！！！230mものローファ－が、数百の家屋を一瞬でゴム底のしたに押しやった。ズズ…。彼女の体重を支えきれない大地は、ズブズブとローファ－が大地にめり込んで行く。",
          "zh_text": "噼啪！！230米长的鞋子瞬间将数百座房屋推入了橡胶之下。嘶嘶...无法承受她体重的大地发出隆隆的声音，咕嘟咕嘟地陷了下去。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "\"霜柱を潰したみたいね\"",
          "zh_text": "\"好像是踩烂了霜柱。\""
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "市民の住宅を何百と踏みつけた感想はあまりにも素っ気ないものだ。実際に彼女の体重よりも遥かに軽い存在の住宅など、少女にとっては紙くず程度にしか感じない。",
          "zh_text": "践踏了数百座市民住宅后，璃子对此却感到非常平静。对少女来说，这些比她体重轻得多的住宅不过是废纸一样。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "彼女が歩いた場所には、何も残らない。",
          "zh_text": "她所经过的地方，什么都不会留下。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "ビルも、道路も、車も、人も、街そのものも……",
          "zh_text": "高楼大厦、道路、车辆、行人、整个城市本身……"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "まるで、隕石でも落下してきたかのように、そこには巨大なクレーターができてしまった。",
          "zh_text": "巨足就像陨石坠落一样，在地上形成了巨大的陨石坑。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "そして、少女の足跡が刻まれた場所には、彼女の通った道を示すかのように、大きな穴だけが残される。",
          "zh_text": "在少女踩过地方，只剩下一串巨大的洞，仿佛在彰显她走过的路线。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "それは、彼女の歩いた場所の後には何も残らなかったという事を示していた。",
          "zh_text": "这说明她所经之处不会留下任何东西。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "ずどおぉぉん！ずどおぉぉん！ずどおぉぉん！",
          "zh_text": "轰隆！轰隆！轰隆！"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "\"あはっ♪、小人の町に足跡を残すのは、やっぱり気持ちがいいわね\"",
          "zh_text": "\"啊哈♪在小矮人的城市留下脚印，心情果然很好啊\""
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "璃子はただ歩いただけで致命的なほどに壊滅する小人の町を見下ろし、何万人もの小人たちを翻弄できる全能感と、命ある小人ごと街を踏み荒らす行為に後ろめたい暗い感情によってさらに盛り上がってくる。",
          "zh_text": "璃子俯视着只需几步就能将其毁灭的小人之城，那种能够将成千上万的小人玩弄于股掌之间的全能感，以及对踏碎街道上有生命的小人行为的罪恶感，使她更加兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "元の世界では40kgの璃子はここでは4,000万トンの大巨人になってしまう。その巨大すぎる身体を支えるために、足を動かすだけで何十トンという負荷がかかる。そのため、彼女の動きに合わせて大地が揺れてしまうのだが、その度に小人の街はガラガラと音を立て崩してしまう。その様子は、まさに彼女の玩具として遊ばれているようであった。",
          "zh_text": "在原本世界中只有40公斤重的璃子，在这里变成了4,000万吨的大巨人。为了支撑如此庞大的身体，仅仅移动双脚地面就要承受几千万吨的负荷。因此，大地会随着她的动作而摇晃，每当如此，小人之城的街道就会发出嘎啦嘎啦的声响。这简直就像是被她当作玩具一样。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "璃子がたった十数歩歩いただけで、足跡だらけになった街。彼女が蹂躙した街を見回すと先ほどまでの賑わいの面影はなく、人口も10分の1までに減らされてしまった。",
          "zh_text": "璃子只走了十几步，街道上就布满了她的脚印。环顾那被她蹂躏过的城市，之前的繁华景象早已荡然无存，人口也减少到原本的十分之一。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "\"私、ただ歩いただけなんだけどなぁ～\"",
          "zh_text": "\"我只是在散步而已啊~\""
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "ものの数十歩で崩壊した街を見下ろし、物足りなさそうな表情を浮かべる璃子は、彼女が刻みつけた痕跡を後にして次の獲物を欲してしまう。",
          "zh_text": "璃子俯视着崩溃的街道，脸上露出一丝意犹未尽的表情，她把自己留下的痕迹抛在身后，开始寻找下一个猎物。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "\"でもやっぱり、もっと大きな小人の巣で遊びたいなぁ…\"",
          "zh_text": "\"不过，我还是想在更大的小人城市里玩啊……\""
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "璃子の歪んだ欲望は更なる犠牲者をもとめ、今よりも大きな街に向かうべく、海岸線を目指して進む。そんな行く先に海沿いの比較的大きな市街地が彼女の目に入ってしまった。",
          "zh_text": "璃子扭曲的欲望驱使她追寻更多的牺牲者，于是她朝着更大的城市沿着海岸线前进。她在沿海附近发现了一个相对较大的市区。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "人口20万人の中核都市であるこの街も、次の璃子の犠牲となる生け贄となってしまった。ただ巨大少女の進行方向に合ったというだけで……。",
          "zh_text": "这座一个人口有20万的中心城市，只是碰巧在巨大少女的行进方向上而已，就成了璃子下一个的牺牲品……"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "次の巨大少女の遊び場に選ばれてしまったこの港湾都市は、古くから海上輸送の拠点として栄えてきただけでなく、近くには空港も備わってこの地域一帯の玄関口としての機能も併せ持つ。平時であれば多くの買い物客やサラリーマンたちで賑わうこの街も今では、巨大少女の襲来を恐れて、街全体がパニックに陥っている。鉄道はひっきりなしに揺れる振動で身動きが取れなくなっており、道路では機能しなくなった道路に乗り捨てた車で渋滞を引き起こしていた。街の中心の高層ビルの中では、少女が引き起こす地震でエレベータは停止してしまい、中に取り残された多くのビジネスマンたちは激しく揺れ動くスチールデスクやラックにしがみついて、耐え忍ぶほかなかった。",
          "zh_text": "被选为巨大少女下一个游乐场的这座港口城市，不仅因为其作为海上运输的枢纽而自古以来繁荣，附近还设有机场，因此具备了作为这一地区门户的功能。平时这里就因为挤满了购物者和上班族而热闹非凡。但现在，由于害怕巨型少女的袭击，整个街道都陷入了恐慌。铁路因为不断晃动的震动而无法运行，道路上也因为停着无法正常行驶的车辆而拥堵。在市中心的高楼大厦中，由少女引发的地震导致电梯停止运行，许多商务人士被困在里面，只能紧紧抓住剧烈晃动的钢制桌子和架子来忍耐。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "悲鳴がこだまする街を揺さぶる振動が段々と大きくなる。あの怪物のような超巨大少女が近づいてきているのだ。悲鳴やクラクションと言った喧騒よりも、ずうぅん……と重々しい地響きのほうが大きくなる。人々がこれまで経験したことのない様な大質量の地響きに市民の恐怖が増大してゆく。揺れも激しくなってくる。最初は道路にいた人々が立っていられず地面に倒れこみ、電柱や信号機がしなる。やがて、車すらもおもちゃのように跳ね始めると、ビルの窓ガラスが粉砕され道路に飛び散り、下にいた市民たちに降り注ぐ。ビル内部の人間たちは、未曾有の揺れの中、床に伏せて身体を縮こませているしかできない。フロア内は固定していたデスクやラックさえもが激しく動き回っていた。",
          "zh_text": "震动越来越剧烈的街道上回荡着的尖叫声。那个像怪物一样的超大少女正在靠近。与悲鸣和喇叭声等喧嚣声相比，隆隆……震耳欲聋地鸣声更加沉重。人们从未经历过如此巨大的震动，市民的恐惧不断加深，摇晃也越来越强烈。一开始，人们还是站不稳摔倒在地，电线杆和信号灯也纷纷倒下。不久，连汽车都像玩具一样开始弹跳，大楼的玻璃窗破碎，碎片飞散到马路上，砸向楼下的市民。大楼内部的人们只能在前所未有的剧烈晃动中蜷缩在地板上，楼层里的固定桌子和架子也在剧烈移动。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "道路に伏せた市民たちが空を見上げると、山のように巨大な巨大少女がそびえたっている。彼らと少女の間には無数の高層建築物が存在しているはずだが、それにもかかわらず少女の茶色のローファーが見て取れる。",
          "zh_text": "伏在马路上的市民们抬头仰望天空，只见一个巨大的少女耸立在天空之上。他们与少女之间应该有无数高楼大厦，尽管如此，他们却能一览无余地看到少女茶色的乐福鞋。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "高さ30ｍを持つ巨大建造物並みの少女の靴は、人間が作り上げた高層ビルを矮小な存在に思わせてしまうほどのスケールを持っていた。ただ、自分たちが首が痛くなるほど見上げるそれは靴であって、それを履いている少女のごく一部なのだ。仮に少女がこの街を踏み潰して歩いたとしても、彼女からすれば、道端のアリの巣を踏んだ程度ですらない…………。",
          "zh_text": "高30米少女的鞋子像个巨大的建筑物，让人觉得人类建造的高楼大厦都是矮小的存在。不仅如此，让市民们仰到颈子都酸疼的，只是少女身上的一小部分----鞋子而已。即使少女踩扁了整条街道，在她看来，这和踩到路边的蚂蚁窝都算不上…………。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "この街にいた市民のすべてが、自分たちがアリ以下の存在に落とし込まれてしまったことを痛感していた。",
          "zh_text": "在这个城市里的所有市民都深切地感受到自己沦落为了蚂蚁以下的存在。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "ズドオォォン・・・・・・。",
          "zh_text": "轰隆……"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "途中、いくつもの集落を目ざとく見つけては敢えて踏み潰して、無機質な足跡にしてきた璃子が港湾都市に到達してしまった。",
          "zh_text": "璃子途中眼尖地发现了好几个村落，故意踩烂了它们，留下只剩无机物的脚印，最终到达了港湾都市。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "\"ここは、まあまあ発展してるのね\"",
          "zh_text": "\"这里的发展似乎还不错吧\"。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "両手を膝の上に身を屈める様にして、地上の蔓延る街の様子を覗き込む。璃子が眼を凝らして見れば、数センチほどのビルが立ち並び、真ん中には10cmを超える大きなビルもいくつかある、まあまあ発展した街のようだ。だが、璃子が屈んでみてもビルとビルの細い道に溢れかえっている小人の様子をうかがい知る事はできない。",
          "zh_text": "她把双手放在膝盖上，蹲下身子，窥视着地面上蔓延的街道。璃子仔细一看，发现几厘米高的大楼密密麻麻地排列着，正中间还有几座超过10厘米高的高楼，看来这个城市的发展还算不错。然而，璃子即使弯下腰去，也无法看清高楼林立的小路上究竟有多少小矮人。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "\"地上はどうなってるのかしら？\"",
          "zh_text": "\"那么地面上的情况是什么样呢？\""
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "璃子は自分に比べて1000分の1程しかない小人の様子に興味を抱いた。大きさこそ違えど自分と同じ人間であるこの世界の住人達。自分がこの世界を訪れなければ、いつも通りの生活を送っていたであろう彼らが今どうしているのか、彼女は少し気になった。うろたえている市民の様子を観察することで、街にいる市民のすべての生殺与奪権を握っていることを、実感したい。",
          "zh_text": "璃子对只有自己千分之一大小的小矮人们产生了兴趣。虽然大小不同，但这个世界上的居民却和自己一样是人类。她有些好奇，如果她没有来到这个世界，也许他们会过着与往常一样的生活。她想通过观察那些惊慌失措的市民的表情，亲身感受她对街头所有市民那种生杀予夺的权力。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "璃子は黒いタイツに包まれた膝を折りたたむと、下に広がるビルや道路、そこにいる小人など無視して、ズドンッ！ズドンッ！と轟音を立てて膝を付き、両手で小人がたくさんいる雑居ビル郡に突き立てた。彼女にとって1cmそこらの雑居ビルなど、気にもとめない存在でしかない。",
          "zh_text": "璃子将包裹在黑色过膝袜中的膝盖折叠起来，无视下面的大楼、道路和其中的小矮人，咚咚！发出巨大的声响，她跪在地上，用双手戳向那些林立的小人建筑。对她来说，约1厘米高的商住楼根本不值得在意。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "四つん這いになったことで、地上の様子がよく分かるようになった。それでも彼女の顔の高さは１００ｍを越えている。彼女の予想通り大きな通りだけでなく、路地にも、街の通りの全てに小人たちが溢れかえってた。皆、璃子が引き起こした地震で動けず恐る恐るこちらを見上げているようだ。1ミリにも満たない小人の表情など璃子にはわからないが、恐怖で引きつっていることぐらい、簡単に理解できる。",
          "zh_text": "因为匍匐在地上，所以地面上的情况变得清晰了。但即便如此她的脸离地面仍有100多米高。不出璃子所料，不仅大街上，连小巷里也到处都是小矮人。好像所有人都被璃子引发的地震吓得动弹不得，战战兢兢地望着她。璃子看不清那些不足一毫米的小矮人的表情，但她很容易察觉到他们正因恐惧而紧张不安。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "地上の小人の数と混乱と恐怖に満ちた様子に満足した璃子は、\"ここで遊ぼう。\"そう判断した。まずは、挨拶からだ。小人が襲われる存在が怪獣や天災などではなく、自分たちと同じ意思を持つ人間であることを教えてあげよう。そうすれば、璃子のただの遊びに付き合わされる、理不尽な絶望感がひしひしと感じ取れて、少女の歪んだ征服欲を満たしてくれる。",
          "zh_text": "璃子对地上小人的数量和混乱恐惧的场面感到满足。\"就在这里玩吧\"，她这样决定。首先，从打招呼开始。让小矮人们知道袭击他们的不是怪兽或天灾，而是和他们拥有相同意识的人类。这样一来，她可以真切地感受到小人因为对于那种发现自己一直在毫无意义努力而产生的绝望感，这都只是为了璃子一时的欢愉而刻意装出来的，同时也满足了少女扭曲的征服欲望。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "\"あら？これは街かしら？小さすぎてわからなかったわ\"",
          "zh_text": "\"啊？这是城市吗？太小了，我都没认出来。\""
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "璃子は、魔術で自分の言葉を翻訳してゆっくりと地上に放つ。自分の言葉を理解できるようにすることで、小人を面白いように動かすことができるのだ。",
          "zh_text": "璃子使用魔法将自己的话翻译出来，缓缓地对着地面说。通过让小人理解自己的语言，他们的行为能变得有趣起来。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "街のあちこちで巨人の言葉を理解できた小人がワラワラと動き始めた。１ミリ以下の小人たちが、自分たちと同じ言葉を発した璃子にコンタクトをとろうとしているのだ。",
          "zh_text": "街上到处都是能听懂巨人说话的小矮人。这些身高不到一毫米的小矮人渴望与和自己说着相同语言的璃子创建联系。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "\"ふふ、ダメよまだ、笑っちゃ……。もっと弄って上げないと......。\"",
          "zh_text": "\"哈哈，还不行，不能笑出来…再逗逗他们才好…\""
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "璃子は吹き出してしまいそうな口をギュッと紡ぐと、顔を下げて地表の様子を覗き込むようにして顔を地面に近づける。このサイズだと、吹き出し笑いですら大災害となり、地上に嵐が巻き起こってしまう。我慢して小人たちに顔を近づけてよく見れば、小人たちの睫毛よりも細く短い腕を必死に振り回してなにかを喚いている。",
          "zh_text": "璃子紧闭着即将笑出声的嘴，低下头，将脸凑近地面，窥视着地表的情况。在这个尺度下，如果她笑出声来，哪怕是笑声也会在地面掀起巨大的风暴，引发巨大的灾难。她忍住笑意，将脸凑近小矮人仔细观察，只见他们拼命挥舞着比睫毛还细短的胳膊，不知道在呼喊什么。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "ーーーそんな声、聞こえるわけもないのに、だってあなた達はアリよりも小さいミジンコみたいなものなんだから……。璃子がそう思っていると、通りに消防車のような車が複数現れ、パトランプを光らせサイレンをけたたましく鳴らし始めた。",
          "zh_text": "——这么小的声音，根本无法听到，因为你们就像比蚂蚁还小的水蚤……正当璃子这样想着时，马路上出现了几辆闪烁着光芒、鸣笛声尖锐的消防车。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "ーーーそうだ……。この小人たちの滑稽な踊りも大袈裟にサイレンを鳴らしている車両も、私に存在に気づいてもらうため、これ以上の破壊を止めるために命懸けで行っている踊りなんだね……。",
          "zh_text": "——是啊……这些小矮人滑稽的舞蹈和夸张的鸣笛，都是为了引起我的注意，为了阻止我进一步的破坏而冒着生命危险进行的舞蹈……"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "璃子は小人たちとのギャップの違いを思い知ると、笑いをこらえるのに我慢の限界だった。プッと吹き出してしまうと、唇から吹き出した息が猛烈なダウンストリームとなり、車も家屋も、当然小人も空高く舞い上げ、細長い道路に蠢いていたもの達をことごとく吹き飛してしまった。",
          "zh_text": "璃子品味着自己与小矮人之间的巨大反差，已经无法再忍住笑出来的冲动了。她噗嗤一声笑出来，从她的嘴唇里喷出的气息变成猛烈的气流，车辆、房屋，当然还有小矮人全被吹得飞上了天空，璃子把那些在狭长街道上蠢动的人全都吹飞了。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "\"あっ、ごめんね。あなた達の動きが面白くて、吹き出しちゃった♪\"",
          "zh_text": "\"啊，对不起。你们的动作太有趣了，我都笑出来了♪\""
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "気持ちのこもらない謝罪を小人に浴びせた璃子。吹き飛ばされた小人は１００ｍ近く舞上がった後、無常にも地面に叩きつけられことごとく絶命していた。",
          "zh_text": "璃子毫不在意地向小矮人道歉。被吹走的小矮人飞了近100米后，无情地摔在地上一命呜呼。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "\"そうね、あなた達がどんな風に暮らしているか、もっと見せてちょうだい\"",
          "zh_text": "\"好呀，让我看看你们是怎么生活的。\""
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "バアアァァァァン！！！巨大な掌が、まだ被害の出ていない地区を叩き潰す。山のようなお尻を高く上げた璃子の巨体が移動しようとしていた。彼女が進む先には４路線が集まるターミナル駅。各地の郊外地域からいくつものベットタウンを経由して集まるこの駅は、交通だけでなく商業の中心地として、多くの繁華街を有しており普段から多くの人で賑わう場所だ。その駅の真上を璃子が覆いかぶさるようにして四つん這いのままで見下ろしている。",
          "zh_text": "轰轰轰轰轰轰！！巨大的手掌碾压着尚未受灾的地区。璃子高耸的屁股仿佛一座山，庞大的身体正准备着移动。她所处的地方是四条铁路交汇的终点站。这个车站里面的列车从各个郊区经过，汇集了好几个卫星城，并不仅仅是交通枢纽，还作为商业中心拥有许多繁华的街道，平时人流络绎不绝。璃子匍匐在车站正上方俯瞰着它。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "\"あーあ、やっぱり電車で逃げようとしたのね……\"",
          "zh_text": "\"啊，果然是想坐电车逃跑啊……\""
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "この都市でも有数の規模を誇る巨大ターミナル駅でも、押し寄せる避難民を収容することはできず、駅舎はもちろんバスロータリーや地下街にまでも小人があふれて、犇めきあっていた。動かない電車で逃げようとする小人たち、そんな人々を嘲笑うかのように、璃子は手始めに駅の目の前にある高層ビル街を指先で摘み上げた。強大な力を持つ璃子の指でビルの外壁には無数の亀裂が走り、地面から切り離された低層部分からパラパラと中の家具や小人が零れ落ちたが、大部分は無事の様だ。",
          "zh_text": "即使是这座规模屈指可数的巨大终点站，也无法容纳涌来的难民。车站内部更是挤满了小矮人，不仅是候车厅，就连公交转盘和地下街也密密麻麻全是人。看着那些坐在一动不动的电车上企图逃跑的小矮人，璃子像是在嘲笑他们一样首先用指尖挑选了车站前的高楼。在拥有强大力量的璃子的手指下，大楼的外墙上出现了无数的龟裂，碎片从与地面分离的底部掉落下来，但大楼的主体还没有遭受太大破坏。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "ビルを目の手前まで持ってくると、璃子の瞳がビルのフロア内部をギョロギョロと覗き込む。窓が小さすぎて中にいる小人は見つけられなかったが、もし、いたとしたら15mにもなる彼女の瞳に見つめられてしまっては生きた心地はしなかったであろう。",
          "zh_text": "璃子将大楼移到眼前，目光炯炯地打量着大楼内部。因为窗户太小，所以没能找到里面的小矮人，但如果有的话，被她那双15米长的眼睛盯着，恐怕也不会有正在活着的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "せっかく摘まみ取ったビルも中身が見えないのならつまらない。興味をなくしたビルをプチっと押しつぶし、そのままビル群に放り投げてしまった璃子。放り投げられたビルは辺りに瓦礫をまき散らし、健在していたビルに降り注ぎ、まるで砂の城のように直撃を受けたビルは倒壊していった。",
          "zh_text": "好不容易摘下来的大楼，如果看不到里面的东西就太无聊了。璃子用力将失去兴趣的大楼压扁，将其扔进了楼群中。被抛下的大楼四散着瓦砾，倾泻到还屹立的大楼上，就像沙土城堡一样，受到直接冲击的大楼直接倒塌了。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "やはり様子が見える道路にいた小人と遊ぶのが楽しいと思った璃子は、ロータリーで犇めき合う小人に顔を近づける。彼女に目をつけられた小人たちは、左右を80ｍもの掌で遮られ、辺りは巨大少女が支配しており、逃げることは出来ない。",
          "zh_text": "璃子觉得和路上的小矮人一起玩还是挺开心的，她把脸凑近了十字路口的小矮人。被她盯上的小矮人，左右被80米长的手掌挡住，周围一切都被巨大少女支配，无法逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "\"ねぇ、どうしたの？私が怖いの？\"",
          "zh_text": "\"喂，怎么了？难道是害怕我吗？\""
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "地上の様子から無数の恐怖を感じ取った璃子は、優しく諭すように話しかける。",
          "zh_text": "璃子从地面的情景中感受到了无数的恐惧，于是她温柔地对小人说："
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "\"可愛い……怖がってる姿も本当に可愛くて大好きよ……\"",
          "zh_text": "\"好可爱……害怕的样子真的好可爱，我真的好喜欢……\""
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "そう言いながら、駅ビルや複数の商業ビルをなぎ倒しながら降りてくる璃子の顔。それは地上25ｍでようやく停止した。璃子の口から熱い吐息が漏れる。それは地上にいる小人達にとって、熱風であり呼吸困難に陥るほどのもの。璃子の吐息で駅前には彼女の甘い吐息と代謝の活発な肌の甘酸っぱい香りと、濃厚な少女のフェロモンで充満していく。避難していた男たちは恐怖に駆られているにも関わらず、その甘い色香で下半身が熱くなってしまう。だがそれは、最後の甘美な刺激となった。",
          "zh_text": "璃子一边说着，一边推倒车站大楼和周围的多幢商业大楼，将身体趴下来。终于她停在了离地25米的高处。璃子吐出一口热乎乎的空气。对地上的小矮人来说，那是一股炙热的暖风，让他们感到呼吸困难。在璃子的呼气下，车站前充斥着她甜美的口气、代谢旺盛的肌肤散发的酸甜香气，以及少女浓郁的荷尔蒙。虽然逃难的男人们被恐惧所主宰着，但那甜美的香气还是让他们下半身发热。然而，那却成为他们生命最后的甜蜜刺激。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "\"ん、ちゅっ♡\"",
          "zh_text": "\"啧、啧……\""
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "ずうぅぅん！！！空中で止まっていたはずの璃子の唇が、小人で犇めき合うロータリーに落ちてきたのだ。あたり一面に轟音と振動が起きた後、璃子の唇の回りには砂塵が舞い上がり、あたりを砂埃まみれにした。",
          "zh_text": "隆隆！！原本悬在空中的璃子的嘴唇，落在了挤满了小矮人的转盘上。一阵轰鸣声和震动过后，璃子的嘴唇边升起一层尘土，让四周都弥漫着尘埃。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "突然の出来事に、小人たちのパニックは頂点に達し、我先に逃げ出すものもいれば、腰を抜かしその場で動けなくなってしまうものもいた。",
          "zh_text": "面对突如其来的变故，小矮人的恐慌达到了顶点，有些人争先恐后地逃跑，也有人瘫软在地上动弹不得。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "璃子は、自分の唇にキスされた小人の反応を見て楽しむ。",
          "zh_text": "璃子看着在自己亲吻嘴唇下小矮人们的反应，感到非常开心。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "\"あぁ、なんて脆いんだろう……。ただ、キスしただけなのにもう滅茶苦茶になってる……♡\"",
          "zh_text": "\"啊，多么脆弱啊……只是亲了一下，就已经是一团糟了……♡。\""
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "璃子は、自分が刻み付けた唇の跡の周りを逃げ惑い、必死に生き延びようと抵抗している小人を面白くも愛おしそうに眺めてしまう。",
          "zh_text": "璃子看着在自己留下的唇印和周围四处逃窜拼命求生的小矮人们，觉得他们既有趣又可怜。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "小人は、巨人である璃子に危害を加えることはできない。そう、どんなに足掻いてもどんなに攻撃しても、小人である自分たちでは彼女に傷一つつけることは叶わない。そして、璃子の口づけ一つで何百人とその命を散らすことになる。このギャップがたまらない。",
          "zh_text": "小矮人们无法伤害作为巨人的璃子。是的，无论怎样辱骂她，攻击她，身为小人都不可能伤害到她。而反过来，璃子的一个吻就能夺走几百人的生命。这种反差实在令人难以接受。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "璃子がその長い舌をだし、唇についたビルの残骸と小人の死骸をペロッと舌なめずりする。まるで、獲物をまじかにした捕食者のようだった。",
          "zh_text": "璃子伸出长长的舌头，舔了舔嘴唇上的大楼残骸和小矮人的尸体。简直像是在捕食猎物的捕食者一样。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "先ほどまで恐怖に満ちて蒼くこわばった顔をしていた小人は、その瞬間涙を流しながら懇願するような目つきをした。その哀れな小人たちの姿を見て、さらに嗜虐的な欲望がふつふつと沸いた璃子は、唇を舐めた舌を徐々に下へと降ろしていく。唾液をたっぷり含んだ真っ赤な舌先が、ロータリーを這っている小人たちの目の前に現れる。",
          "zh_text": "刚才还充满恐惧、脸色苍白的小矮人们，此刻正流着泪，眼神充满乞求望着璃子。看到这些可怜的小矮人，璃子嗜虐的欲望更加沸腾起来，她舔过嘴唇的舌头缓慢地向下垂落。满含唾液的鲜红舌尖出现在转盘上爬行的小矮人面前。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "彼らは巨大な蛇の前の蛙と同じだ。目の前に広がる圧倒的な存在感を放つ璃子の赤い舌。長さ40ｍもありそこら辺のビルよりも大きい。その大きさに圧倒された小人は、動くことも声を出すことも出来ない。",
          "zh_text": "他们就像巨蛇面前的青蛙一样动弹不得。璃子的红色舌头展现出压倒性的存在感，长达40米巨舌比附近的建筑物还要庞大。小矮人们被它的巨大存在所压制，既无法动弹，也无法发出声音。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "ペロォッ……、ピチャッ！ 璃子の舌から滴り落ちる大量の唾液が、小人に容赦なく降り注ぐ。粘度の高い生暖かい液体を全身に浴びた小人たちは、体中をベタベタにして、大量の唾液に押し倒され悲鳴を上げる。だがその叫びも、そのあとやってくる赤い肉壁によって飲み込まれてしまう。",
          "zh_text": "哌咯……、啪！大量的唾液从璃子的舌头上滴落下来，毫不留情地落在小矮人身上。小矮人们全身沐浴在黏稠度极高的温热液体中，浑身黏糊糊的，被大量的唾液压倒，发出悲鸣。然而，这些叫声也被随后到来的红色肉墙吞噬了。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "ズズズズズズ！！ 璃子の舌は、ロータリーにいた小人だけでなく、駅舎にも襲い掛かり中にいた小人ごと駅舎をなめとって口の中に飲み込んでしまう。",
          "zh_text": "嘶啦啦啦！！璃子的舌头不仅舔过转盘上的小矮人，还将站亭里的小矮人一口气吞入了嘴里。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "地下街では、舌の直撃を受けなかったものの、地上につながる階段から、どばぁっと大量の粘液が流れ込んでくる。璃子の唾液だった。",
          "zh_text": "地下街虽然没有受到舌头的冲击，但大量的黏液哗啦一声从通往地面的楼梯上流入。那些都是璃子的唾液无意间造成的灾害。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "女子高生の口臭をたっぷりと含んだ高粘液の液体は、ぬるぬるとその形を変えながら、地下街の隅々まで入り込み、地下にいた小人に逃げる余地はなく、すべからく璃子の体液によって溺死させられてしまう。",
          "zh_text": "这种包含女高中生口臭的高黏液体滑溜溜地扩散开来，潜入地下街的各个角落，地下的小矮人们无处可逃，全部在璃子的体液中淹死。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "舌で大量の小人と建物をとらえた璃子は、舌を戻して大きな口を閉じた。口の中では獲物を待ち構えていた口内で、舌が暴れビルや小人に襲いかかる。口の底は滲み出た唾液が、たっぷりたまっている。",
          "zh_text": "璃子用舌头抓住一大堆小矮人和建筑物，将舌头收回，闭上了血盆大口。在捕捉到猎物的口腔里，舌头疯狂地袭击着大楼和小矮人。口中渗出大量的唾液。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "\"ん、れろぉ……、ンちゅ、くちゅ……、んぁ、ゴクンッ、あむ……\"",
          "zh_text": "\"嗯、哌咯……嗯、咕嘟……嗯、咕嘟、嗯……\""
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "璃子は時折小さな吐息交じりの咀嚼音を立てる。もぐもぐと巨大な口を動かし、唇が歪み、頬が膨れる。あの巨大な口の中では、捕らえた小人を味わう様に舌を動かす。",
          "zh_text": "璃子不时发出咀嚼声，嘴里夹杂着轻微的喘息声。巨大的嘴巴翕动着，嘴唇扭动，脸颊膨胀。在那张巨大的嘴里，舌头像是在品尝捕获的小人一样蠕动着。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "舌は口蓋や頬肉、歯茎といった敏感な知覚を持つ部位に小人や瓦礫を押し当て、そのちっぽけな存在がはじけるのを感じ取った。やがて口の動きが、もにゅもにゅと動きを変え、口の中の唾液を集める動きに近づく。",
          "zh_text": "舌头将小人和瓦砾压在上颚、脸颊肉、牙龈等敏感的部位上，感受着那微小存在的迸裂。不久之后，嘴巴的动作不断变化，像是收集口腔唾液的准备动作。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "ゴクんッ。喉元が大きく動いた。",
          "zh_text": "咕。喉头猛烈地颤动了一下。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "どうやら、璃子は小人たちを飲み込んだようだ。彼女の食道を通るたびに、建物の崩れる音、小人の悲鳴や絶叫が聞こえてくるような気がしたが、気のせいだろう……。",
          "zh_text": "看来是璃子把小矮人吞了下去。她的食道附近，似乎传来了建筑物倒塌的声音、小矮人的悲鸣和尖叫，这大概是错觉吧……。"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "ふぅ……。璃子は再び、唇を開く。今度は、何もなかったかのようにきれいになっている。そこには、璃子自身のかわいらしいピンク色の唇が艶めかしく輝いていた。",
          "zh_text": "呼……。璃子再次开口。这次好像一切都恢复了平静，嘴里干净的像什么没有发生过一样。璃子那可爱的粉色嘴唇散发着迷人的光芒。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "\"あんまりにも可愛すぎたから、食べちゃった……\"",
          "zh_text": "\"因为太可爱了，所以就忍不住吞下去了……\""
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "そう言って璃子は微笑んだ。璃子の食事は終わった。しかし、まだ地表には小人がたくさん残っている。今までの敵意不明な行動ではなく、明らかに小人を捕食した大巨人。彼女はこちらの人間に対して友好的な巨人ではないことが明白になった瞬間でもあった。",
          "zh_text": "璃子微笑着说道。虽然璃子吃完了饭，然而地面上仍然残留着许多小矮人。刚才已经不再是之前敌意不明的行为，眼前明显是一个会捕食侏儒的大巨人。这一瞬间，他们明白璃子并不是对自己友好的巨人。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "彼らは、パニックになり押し合いへし合いの様子で逃げ惑いながら街の公園に集まっていくのが見えた。そこがこの近くの避難場所であるからだ。あらゆる移動手段を失った彼らがすがる思いで、避難場所に逃げていくのを璃子も見つけてしまった。",
          "zh_text": "小矮人们惊慌失措地挤来挤去，四处逃窜，向附近的避难场所公园聚集。璃子看着他们在失去了所有的移动手段后，带着求救的心情急切地逃向避难所的场景。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "\"こうして君たちの慌てぶりようを見るのは、いつ見ても面白いわね\"",
          "zh_text": "\"看到你们如此惊慌失措的样子，不管看多少次都觉得很有趣呢。\""
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "1ミリ以下の小人達を嘲笑う璃子。その表情は今や、元の世界でお淑やかな模範生徒と言われた少女とは似ても似つかない、残虐で、残忍で、非情なものとなっていた。",
          "zh_text": "璃子嘲笑着这些一毫米的小矮人。她的表情已经完全与之前那个被称为模范学生的少女截然不同，露出残忍、无情的可怕笑容。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "市民たちは逃げるあてもなく誘われるように中央公園に集まっていた。その多くがここに期待からではなく、逃げ場を失い巨大少女の侵攻による絶望的なショックから思考回路がショートして、無意識のうちに人の流れに沿ってたどり着いたものが大半だった。",
          "zh_text": "市民们漫无目的地聚集在中央公园。其中大部分人并非出于希望，而是因为在巨大少女的进攻下无处可逃，受到绝望的打击思路短路，无意识地顺着人流走到了这里。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "そんな地表の小人たちに大きな陰りが覆う。破壊をもたらしてきた巨大少女の身体が、公園の真上に覆いかぶさったのだ。太陽の光すらたやすく遮る紺色のブレザーは、空一面を覆い尽くす天蓋のように広くあたりを支配していた。",
          "zh_text": "地表上笼罩着巨大的阴影，造成破坏的巨大少女的身体覆盖了公园的正上方。深蓝色西装宛如天空中的天盖，连太阳光都能轻易被遮住，君临着四周。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "この中央公園は街の中でも比較的大きいのだが、１４００ｍの璃子の上半身と同じ面積よりも少し大きいほどしかなく、四つん這いの彼女の体の下にすっぽりと収まってしまった。",
          "zh_text": "尽管这个中央公园在城市上算是相当大的，但与1400米高的璃子上半身相比，面积还稍微小了一点，完全被她匍匐的身体所覆盖。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "\"なかなか広い公園ね、ずっと動き回ってたら疲れちゃった……。ここ、座ってもいいよね？\"",
          "zh_text": "\"这个公园好大啊，我一直走来走去太累了……可以坐在这里吗？\""
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "彼女の言う\"ここ\"とは、公園のことで間違いない。市民は巨人が下ろすはずの少女のスカートを見上げてみた。制服らしいブレザーと同色のプリーツスカートは、若い張りのあるヒップを覆っている。年頃の少女が着ても可愛らしいものだが、大きすぎる………。１０００倍少女が持つヒップは７００mを軽く超える大きさにもなるのだ。巨人のブレザーが天蓋なら、スカートは巨人が織りなすオーロラだろうか。",
          "zh_text": "她所指的\"这里\"的就是公园。市民们抬头看了看巨大少女垂下的裙摆。制服样的深蓝色西装和同样颜色的百褶裙覆盖在年轻有弹性的臀部上。这个年纪的少女穿着看起来很可爱，但也太大了……。1000倍的巨人璃子拥有的臀围足以轻松超过700米。如果说巨人的西装是天盖，那么裙子就像巨人编织的极光吧。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "あまりの光景に人々が見とれて呆気にとられてしまう。しかし、そんなことを考えている暇はない。あの規格外のヒップが落ちてくれば、公園にいる市民の大半があのバカでかい尻のシミとなってしまう。市民たちは蜘蛛の巣をつついたように慌ててその場を離れようとし始める。",
          "zh_text": "这壮观的景象让人目瞪口呆，但是现在根本没有时间考虑这些。如果那个不合常识的臀部落下来，公园里的大部分市民都将成为那个巨大臀部上的污点。市民们像被网刺中的蜘蛛一样慌张地准备离开。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "死物狂いでその場から逃げようとする小人など眼中にもない璃子は、四つん這いの姿勢から両手を身体の後ろにおいて、膝を曲げたまま足を投げ出す姿勢となった。思春期を迎えた肉付きの良い丸いお尻を、公園の真上になるよう位置を合わせる。",
          "zh_text": "璃子根本不把拼命逃跑的小矮人放在眼里，从匍匐的姿势变成了双手放在身体后面、屈膝伸腿的姿势，将迎来青春期的丰满而圆润的臀部调整到公园正上方。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "璃子にとって腰を下ろす場所などどこでも良かった。璃子は、自分が座りたい場所に座れる。そこがたとえ、ビル群の上でも駅の上でも、その下で建造物が潰れようとも小人がわんさかいようとも構わない。",
          "zh_text": "城市对于璃子来说，想在哪里坐下都可以。只要是她找到了自己想要坐的位置。无论那里是建筑群还是车站，无论下面的建筑物是否会被压塌，无论是否有小人会被压扁，她都无所谓。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "誰も止められないこの世界は、すべて圧倒的な巨人である璃子の思い通りになってしまう。",
          "zh_text": "谁也阻止不了自己的这个世界，一切都如压倒性的巨人璃子所愿。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "ついに、璃子はその巨体に見合った巨尻を地面に下ろした。",
          "zh_text": "终于，璃子将与她庞大身躯相称的巨大屁股放在地上。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "ズウゥゥゥン！！！それは、少女のスカートがまくれて、白いショーツが少しだけ覗けるほどの勢いしかなかった。にもかかわらず、尻に轢かれた小人は一瞬で蒸発して、ショーツの周りに粉塵が巻き起こる。",
          "zh_text": "轰轰！！！少女的裙子卷起来，露出了少许白色内裤。被屁股撞到的小矮人瞬间消失了，内裤周围卷起一片灰尘。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "ゴゴゴゴ………。半分以上の公園を押しつぶした７００ｍ級のヒップが地面にめり込んでゆく。彼女の圧倒的な質量に地面が耐えられないからだ。",
          "zh_text": "轰隆轰隆……臀围超过700米的臀部压垮了一半以上的公园，逐渐陷入地面，连坚实的地面都无法承受她巨大的重量。"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "ズダンッ！ズダンッ！！璃子は、はしたなく両足を投げ出して楽な姿勢を取る。彼女の世界では決して取らないだろうスカートの中をさらけ出すように広げられた足は、ショーツ越しにプチプチと潰れる小人の建物や車の感触を愉しませてくれる。",
          "zh_text": "咚咚！咚咚！！！璃子毫不在意地伸开双腿，摆出轻松的姿势。在她的世界里，她绝对不会做出这种随意的姿势，她的双腿敞开，露出裙子下的内裤。不过因为隔着内裤，她无法直接体会小矮人的建筑物和汽车的触感。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "太ももとショーツの谷間には直撃を免れた小人がうじゃうじゃ残っている。彼らは想像を絶する衝撃で満身創痍となり、満足に身体を動かすこともできない。仮に、動けたとしても、太さ２００mを超える太ももの壁と聳える巨体に３方を挟まれては、どうすることもできない。",
          "zh_text": "大腿和内裤之间还残留着幸免于难的小矮人。他们因为难以想象的冲击而伤痕累累，连活动身体都困难重重。即使能动弹，也会被超过200米高的大腿高墙和高耸的身躯夹在中间无法挣脱。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "\"結構生き残ったのね。ご褒美に柔らかい太ももで潰してあげる\"",
          "zh_text": "\"你们居然活下来了，作为奖励，我会用柔软的大腿将你们压扁。\""
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "体を痛めモゾモゾとしか動かせない小人に用はないと言わんばかりの口調で、太ももの間に残った僅かな小人に処刑宣告を言い渡す璃子。その言葉通りにニーソに包まれた膨ら脛と肌色の太ももが閉じられてゆく。",
          "zh_text": "璃子以一种仿佛在说身体被折磨得无法动弹的小矮人毫无价值的语气，向大腿间残存的小矮人宣布了处刑。就像那句话所说的，被长筒袜包裹的小腿和肉色大腿逐渐合拢。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "\"ほら、潰されたくないなら、頑張って逃げなきゃ♪\"",
          "zh_text": "\"你看，如果不想被击溃，就得努力逃跑了♪\""
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "迫りくる太ももに巻き込まれて、消えていく小人たちを囃し立てるように言葉を放つ。無論小人たちが逃げられるはずもなく、太ももが閉じられたとき、あれだけいた公園の小人は一人残らず、璃子の身体の下に消えていった。",
          "zh_text": "小矮人被卷入不断逼近的大腿之间逐渐消失，发出了作为他们死亡终曲的哀鸣。小矮人根本无法逃脱，当璃子合拢大腿时，公园里的那么多小矮人全都消失在她的身体下。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "\"歩いてばっかりだから、足も汗かいちゃった………。脱いじゃおっと\"",
          "zh_text": "\"因为一直在走路，脚都出汗了……脱了吧。\""
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "璃子は、履いていたローファーを脱ぐと両足揃えて、公園の跡地に並べた。靴から開放されたニーソ越しに冷たい風を受けて気持ちがいい。どうせなら全部脱いじゃえ。開放感を欲した足の欲求に従い、座ったままでニーソも脱いで靴の中にしまう。",
          "zh_text": "璃子脱下鞋子，双脚并拢，并排放在公园的原址上。透过鞋子敞开的缝隙，寒风拂过长筒袜，让她感到舒适。反正已经脱了，为了追求赤足的自由感，她连长筒袜也脱掉了，放进鞋子里。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "\"あぁ〜、やっぱり気持ちがいいわねぇ〜\"",
          "zh_text": "\"啊，果然很舒服啊。\""
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "ズン！！素足を投げ出して足全体を地面につける。璃子の２本の足は直撃を免れ、崩れかけたビルを押しつぶして地面についた。地面から伝わるヒンヤリとした感触と共に小人に素足を押し付ける感触が気持ちいい。しばらく砂場で遊ぶかのように両足を投げ出したまま、広げたり閉じたりと言った動作を繰り返して、小人の街を岩盤から目繰り上げ、無惨にも黒土がむき出しになった地面をみて愉しむ。",
          "zh_text": "咚！！轻轻地把光脚伸出来，触碰到地面。璃子的双脚踩扁了那些躲过撞击、摇摇欲坠的大楼。从地面传来的凉爽和光脚踩在小矮人身上的感觉让她舒适无比。就像在沙坑中玩一样，她伸展双腿，反复伸开和收拢，目光从变成岩石的街道转移到裸露的土地上。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "ものの数分で、彼女の周囲１キロ四方はすべて掘り起こされた土砂で溢れかえっており、小人の残骸はおろか、ビルなどの建屋でさえ抉られた大地に辛うじてその残骸を残すのみの、生けるものが存在しない世界に変わっていた。",
          "zh_text": "仅仅几分钟，她周围一公里范围内的土地都被挖掘出来的沙土填满，不仅小矮人的残骸消失无踪，连建筑物也消失了，只剩下在被泥土都被掀起的大地变成了一个无人的世界。璃子感叹道："
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "\"ここはあらかた潰したみたいね\"",
          "zh_text": "\"这里几乎都毁了啊。\""
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "死に絶えた街に要はない璃子は立ち上がりローファーを拾い上げ、巨大な足跡を新たに残しながら他のエリアに移動を開始する。",
          "zh_text": "璃子站了起来，捡起自己的鞋子，留下一串巨大的脚印，开始向其他区域移动。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "移動手段を奪われたことで、遠巻きに巨大な彼女の様子を見上げることしかできなかった市民たちは、立ち上がった少女が移動を開始したことに再び恐怖に駆られた。全長２３０ｍの汚れた素足。そんな常軌を逸した人間の足が、何度も街や人々の上を翻して爆音とともに降ってきては、自分たちと同じように逃げ惑っていた市民たちが砂塵に混じって糸くずみたいに吹き飛んでゆく。",
          "zh_text": "由于被剥夺了移动手段，市民们只能远远仰望她巨大的身姿。当少女站起来开始移动时，他们再次陷入了恐惧之中。她肮脏的裸足长达210米，超越寻常人类的巨足在街道和人群上空翻飞，伴随着轰鸣声从天而降，四处逃窜的市民混杂在瓦砾中，然后像灰尘一般四处飞散。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "再び巨人の足が上がってゆくと、その足裏には自分たちが暮らしていた街の残骸と幾多の同胞たちの慣れ果てが汚れとなってこびりついているのが見えた。",
          "zh_text": "当巨人的脚再次抬起时，人们发现曾经是他们生活过的城市和无数同胞已变为她脚下的污秽。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "あとに残されたのは２００mを超える足跡と無惨にも消え去った市街地の跡地を呆然と眺める僅かな生存者のみだった。",
          "zh_text": "在城市里剩下的只有超过200米的巨大足迹，以及那些呆呆地望着空无一物的城市遗址的幸存者。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "璃子が思い思いのやり方で都市部を蹂躙している間に、彼女の蹂躙遊戯に巻き込まれなかった小人は早くあの忌々しき巨大少女から逃げるために近隣の空港へと向かっていた。",
          "zh_text": "在璃子随心所欲蹂躏城市的时候，那些没有被卷入她蹂躏游戏的小矮人匆忙赶往附近的机场，希望能尽快逃离这个可怕的巨大少女。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "その集団は町の郊外へと伸びて、街と空港を結ぶ鉄道と道路に一筋の避難民の列となって続いてゆく。",
          "zh_text": "那些难民朝着郊外排成一列，沿着连接城市和机场的铁路和公路延伸。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "その様子は、１０００倍サイズの少女からもよく見えていた。道路に蠢く色とりどりの車列たち、それは蟻の行列のようにある一点に続いていく。小人の町の郊外に広がる開けた土地。中心に道路よりも太く真っ直ぐな舗装路。１４００ｍの上空から見下ろしたそれは、航空写真で見た飛行場なのだとよく分かる。",
          "zh_text": "比他们大上千倍的少女可以清晰地看到了这一切。各种车辆在道路上蠕动，宛如蚂蚁一般的队列朝着某一点移动。小矮人们涌向郊外广袤的空地，中心是比道路更宽更直的跑道。从1400米的高空俯瞰，这个景象就和在航空照片上看到的机场一模一样。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "\"なに？みんな飛行機で逃げようとしてるんだ。いいわね、私もそっちに行こっと\"",
          "zh_text": "\"什么？大家都想坐飞机逃走。好吧，那我也去那边。\""
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "璃子は、小人たちが空港に逃げていることを見つけると自分も同じ方向に向かうことにした。",
          "zh_text": "璃子发现小矮人们都逃往机场，于是决定朝着同一个方向前进。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "ズウゥン……。璃子は、ゆっくりとした歩調で一歩を踏み出す。その度に、足元では小人たちが右往左往して逃げ惑っている。ズズズ……。璃子の足が地面を擦って進むたびに、道路にいた無数の小人が巻き込まれ、足の下に巻き込んでゆく。足の先では無数の小さな悲鳴が上がる。",
          "zh_text": "轰轰……璃子缓缓地踏出一步。每当她这样做时，脚下的小矮人们就会四处乱窜。隆隆……璃子的脚在接触地面时，无数小矮人被卷入她的脚下，发出微小的悲鸣声。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "ズシン！ 璃子は、片足を上げて、地面を蹴り上げて土煙を巻き上げた。その衝撃で、足元からは小人たちが吹き飛ばされてゆく。",
          "zh_text": "呼咻！璃子抬起一只脚，一脚踢向地面，扬起一股尘烟。在这个冲击下，脚边的小矮人被吹跑了。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "しかし、彼女にとっては、小人を蹴散らすことなど、なんとも思っていなかった。それよりも、自分が向かう先にいる空港に集まった小人を使って遊びたい。それだけを考えていた。少女の身体は、徐々に速度を上げてゆく。足を上げる動作も大きくなる。そして、彼女の足元で翻弄される小人も逃げることなく踏みつぶされる。",
          "zh_text": "然而，她根本没有在考虑通过踢散小人之类的举动来玩弄他们的事，璃子脚下的灾难都是她无意识之间所为。她只想尽快利用聚集在机场的小人来玩耍。少女的身体逐渐加快了速度，抬腿的动作也变得更大。而那些被她玩弄在股掌之间的小人，根本没有逃跑的机会，只能毫无反抗地被她踩扁。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "ドンッ……！！ 璃子の身体が着地するたび、周囲の建物は粉々になって崩れ落ちてしまう。足で踏んで潰す感触は気持ちいいけれど、空港に集まった小人でもっと遊びたい。道に溢れている小人を嫐ようにして、より悲鳴を上げるように足を動かす。きっとこの悲鳴も飛行機に乗ろうとしている小人にも聞こえているはず……。",
          "zh_text": "咚……！！璃子的身体每次着地，周围的建筑物就会粉碎崩塌。虽然用脚踩碎的感觉很舒服，但她还是想多和聚集在机场的小人玩一会儿。她满足地边听着小人悦耳的悲鸣声边走路，压过了到处都是小人的道路。这些悲鸣声肯定也被正要搭乘飞机的小矮人听到了……"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "\"さぁ、待っていてね。すぐに行くから\"",
          "zh_text": "\"你们等着，我马上就到那里了。\""
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "璃子の歩みはさらに加速して、小人の町を駆け抜けていった。",
          "zh_text": "璃子的步伐加快了，她跑过了小人的街道。"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "巨人の襲撃があった街から少し離れた場所に空港はある。",
          "zh_text": "机场就在遭受巨人袭击的城市附近，市民们拼命朝那里逃去。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "そこに向かって、市民たちは必死で歩いていた。巨人が歩く度に地震が起きて鉄道は動かないし、道路も渋滞で動く気配がない。彼らは大分長い距離を歩いてきた。かなりの疲労なのは顔からもうかがえる。だがそれもあと少しで、やっと助かるのだ。",
          "zh_text": "每当巨人前进一步，地面就会震动一次，铁路已经被破坏得无法使用，道路也因为堵塞而无法通行。因此他们被迫弃车步行了很长一段距离，从他们疲惫的面容可以看出他们已经走得很累了。他们离得到救援的目标只差一点点了，终于可以得救了。"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "人々はそんな希望を胸に抱きながら、重い足を運んでゆく。",
          "zh_text": "人们怀着这样的希望，迈着沉重的脚步前行。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "\"おい、あれなんだ？\"",
          "zh_text": "就在这时，有人突然喊道：\"喂，那是什么？\""
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "先頭を歩く男が空を見上げ指をさす。そこには、こちらに近づいてくる黒い影があった。",
          "zh_text": "领头的男人抬头望向天空，指着一个正在朝这边走来的黑影。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "\"まさか、巨人！？\"",
          "zh_text": "\"难道是巨人？！\""
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "\"嘘だろ……\"",
          "zh_text": "\"不可能吧……\""
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "絶望の声が漏れる。目の前に現れたのは、1400m級の超巨大少女だったのだ。街を破壊してきた巨大少女が遂にこちらにやってきた。文字通り市民たちはパニックに陥る。",
          "zh_text": "人们发出一声绝望的呼喊。眼前出现了一个高达1400米的巨型少女，已经摧毁了城市的巨大少女终于来到了这里，让市民们陷入了恐慌之中。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "\"逃げろー！！\"",
          "zh_text": "\"快逃！快逃！\""
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "誰かが叫ぶと、我先にと走り出した。",
          "zh_text": "不知道是谁喊出了这句话，市民们争相奔跑起来。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "もはや、自分たちが逃げ切れるのかさえ分からない。それでも、僅かな可能性を信じて市民たちは走った。",
          "zh_text": "现在，他们不知道自己是否能逃出去。尽管如此，市民们依然怀着希望，继续艰难地前进。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "\"あははっ、遅い！遅い！\"",
          "zh_text": "\"哈哈哈，太慢了！太慢了！\""
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "ズシィィィン！！！ 直後、逃げる市民の頭上に巨大な足が振り下ろされた。巨大な素足が、道路を塞ぐように足を振り下ろす。巨大少女がわざと市民の行く先に足を置いたのだ。市民たちの顔が恐怖に染まる。",
          "zh_text": "咻咻咻！！紧接着，逃跑的市民头上甩下一个巨大的脚。巨型少女的巨大裸足仿佛想要堵住道路，狠狠地向下甩动。她有意将脚放在市民们的逃生路线上。市民们的脸上充满了恐惧之色。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "\"逃げても無駄だよ。だって、そんなにちんたら動いてるんだもん。潰してくださいって言ってるみたい♪\"",
          "zh_text": "\"你们逃跑也没用的。你们如此渺小还在不断活动着，好像是在说\"请把我踩死吧\"呢\""
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "巨人がそういうと、足を上げて市民の上に足の裏を見せつけるように振りかざした後に、その足を降ろした。",
          "zh_text": "巨人这样说着，抬起脚在市民头顶上炫耀着肮脏的脚底，然后放下了脚。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "グシャッ！！ 巨人の足が地面に下ろされると、その重さで大地が数百メートルも陥し、足の回りは押しのけられた土砂で盛り上がる。巨大少女の素足に押し潰された幾多の市民たちは、血飛沫と肉片となって地面に染み込んでしまう。一瞬にして、数百人の小人たちの命は消え去った。",
          "zh_text": "啪！！巨人的脚一落到地上，其巨大的重量就使地面陷落了数十米，脚掌推开的土地隆起。无数市民被巨型少女的赤脚压扁，化为血沫和肉块混入地下。转瞬之间，数百人的生命消失殆尽。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "\"ふーんここが空港ねぇ……。まぁ、少しは遊べそうかしら？\"",
          "zh_text": "\"嗯，这里就是机场......嗯，能被我多玩一会儿吗？\""
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "山のような上空から見下ろして空港の全貌を見渡す璃子。大型の国際線旅客機も離発着できる大きな滑走路も彼女からしたら、脹脛の幅ほどの細長い線にしか見えない。そんな滑走路を小さな物体がのろのろ走っている。市民を満載したジェット機が、管制塔の指示を無視して滑走路に入り、加速して離陸しようとしているのだ。玩具みたいな動きのジェット機を見つめて、璃子のいたずら心に火がついてしまう……。",
          "zh_text": "璃子从山一般的上空俯瞰着机场的全貌。对她来说，那能够接纳大型国际客机降落和起飞的宽阔跑道，只是一条和小腿一样宽的细长线条。在这样的跑道上，小小的物体慢吞吞地行进着。一架满载市民的喷气式飞机无视塔台的指示，准备进入跑道并加速起飞。璃子盯着这架动作像玩具一样的喷气式飞机，心中涌起了恶作剧的念头......。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "\"逃がさないわよ？私のこと無視するとか生意気だし\"",
          "zh_text": "\"我不会让你们走的，你们居然无视我，太傲慢了。\""
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "璃子はニヤリと笑って、滑走路の先端の両側を跨ぐように両足を大きく広げ仁王立ちをした。",
          "zh_text": "璃子微微一笑，双腿张开，站成仁王立的姿势，跨过跑道的两侧。"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "ズシイィーン……。璃子の脚のアーチは、飛び立とうとする飛行機の針路上に被さる。飛行機のパイロットは目の前に巨人がいることに気づくも、動き出した飛行機を停めることはできない。そうして、突然現れた巨大娘の股ぐらに飛行機が突っ込む形になった。",
          "zh_text": "隆隆......。璃子将脚放在跑道两边，拱起胯部，覆盖在即将起飞的飞机的航线上。虽然飞机驾驶员发现巨人就在眼前，但已经无法阻止飞机的起飞了。就这样，飞机钻进了突然出现的巨大少女的胯下。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "幸いにも璃子の股下は800ｍはある。離陸したばかりの飛行機は、そのまま少女の股下をすり抜けることができた。2００人を超える乗客を乗せた飛行機は、スカートの天幕に入り込み、頭上を覆いつくほどの白いショーツの真下をふらふらと飛行している。",
          "zh_text": "幸运的是，璃子的胯下有800米高。刚刚起飞的飞机直接穿过了少女的大腿间。载有200多名乘客的飞机进入少女的裙帐下，在几乎覆盖头顶的白色内裤下方摇摇晃晃地飞行。"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "もし、地上の小人が飛び立った飛行機を見上げれば、全長30ｍ足らずの飛行機など、巨大少女のショーツの前ではゴミのようにしか見えない対比になっていただろう。しかし、そんな大きさの違いを見せつけても、璃子の悪戯心はまだ収まらない。",
          "zh_text": "如果地面上的人们抬头看向起飞的飞机，长度不到30米的飞机在巨大少女的内裤面前就像是垃圾一样。然而，尽管已经彰显了如此巨大的差距，璃子的恶作剧之心却无法平息。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "\"えいっ♪\"",
          "zh_text": "\"啊♪\""
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "璃子は、飛行機がスカートの下を飛び去るのを確認するとお尻を勢いよく下げた。",
          "zh_text": "璃子确认飞机从裙子下飞过后，突然放下屁股。"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "ボンっ！山のようなショーツにぶつかった飛行機は、璃子のショーツの上で小さく爆ぜてしまう。だが、それだけで終わらない。そのまま、少女は腰を下ろすのをやめなかったのだ。",
          "zh_text": "砰！撞上像山脉一样沉重的内裤的飞机，在璃子的内裤上小小地爆炸了。然而，故事并没有就此结束。少女就这样继续坐了下来。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "ズウゥゥゥン……！！！！ 璃子のお尻は地上で駐機している飛行機をいくつも巻き込みながら、その巨体が空港に着陸してきた。彼女の体重は4000万tある。それが、飛行機と同じ高度から落下してきたのだからその衝撃はすさまじいものだ。その揺れで、押しつぶされなかった飛行機は激しく揺さぶられて、トーイングカーなどの車両はひっくり返ってしまった。",
          "zh_text": "咚咚……！！！！停在地面上的几架飞机卷进了璃子的屁股，庞大的身躯着陆在机场上。她达到了四千万吨的体重，由于从与飞机相同的高度坠落，所以冲击力非常巨大。在摇晃中，没有被压扁的飞机猛烈地摇晃起来，摆渡车等都被掀了个底朝天。"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "\"キャハッ、女の子の着陸ですよ～\"",
          "zh_text": "\"啊，女孩子着陆啦~ ~\""
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "璃子は、自分の身体が起こした破壊的な光景を見て満足げな表情を浮かべる。地面に降り立った璃子は、足を駐機場に投げ出して踵を地面に叩きつけてやる。ズドン！踵が落ちた地面はアスファルトがえぐられひび割れる。",
          "zh_text": "璃子看着身下发生的破坏景象，露出满足的表情。她降落到地面上，把脚搁在停机坪上，脚跟重重地砸在地上。咚咚！脚跟着地后，柏油路面也被挖裂。"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "\"あら、意外と小さいのね\"",
          "zh_text": "\"哎呀，这么多小飞机啊。\""
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "璃子の230ｍの素足のまわりには、４０ｍ以下しかない中型機旅客機たちがこじんまりと並んでいる。",
          "zh_text": "在璃子210米的裸足周围一字排列着只有不足40米的中型客机。"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "\"ふぅん、これなら……\"",
          "zh_text": "\"哦，这样的话......\""
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "璃子がつま先で軽く蹴ると、彼女の足の親指ほどの飛行機は簡単にバラバラになってしまった。",
          "zh_text": "璃子用脚尖轻轻一踢，她大拇脚趾大小的飞机就被踢得粉碎。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "\"ほら、もっと逃げないと踏み潰しちゃうぞー！\"",
          "zh_text": "\"你们看，如果再不逃走，我就把你们踩扁了！\""
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "楽しそうな声を上げながら、璃子が足を振りあげて並んでいた飛行機の上に足を振り下ろして遊んでしまう。体育座りとなった彼女はスカートを捲れ上げ、股間のショーツを飛行機たちからは丸見えとなるも、虫に見られたからといって、恥ずかしがる璃子ではない。",
          "zh_text": "璃子高兴地叫着，抬起脚，在并排的飞机上玩耍。坐在跑道上的她敞开双腿卷起裙子，飞机上可以对她两腿之间的内裤一览无余，但璃子并不会因为被虫子们看见而害羞。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "ズシィィン！！ズシィィン！！ 足が振り下ろされるたび、地面には数十メートルに及ぶクレーターができ、何十機もの機体が破壊されてゆく。",
          "zh_text": "轰隆！轰隆！每次她的脚甩下去，地面上就会形成长达数十米的坑洞，数十架飞机就会被摧毁。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "\"あははっ、楽しいなぁ。このまま全部壊してあげよっか！\"",
          "zh_text": "\"啊哈哈，太开心了。就这样全部摧毁吧！\""
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "そう言うと、璃子は何度も何度も飛行機を踏みつけて遊ぶ。",
          "zh_text": "璃子一遍又一遍地踩着飞机玩耍。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "\"もう終わりかな？、ん？あそこに少しは大きそうなのがいるじゃない\"",
          "zh_text": "\"已经玩完了吗？嗯？那边不是还有个稍微大一点的吗？\""
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "璃子がそういった先には、国際線ターミナルに横付けされた駐機場があった。そこには、避難民を満載してこれから離陸する予定だったはずの2階建ての大型ジェット機が2機、駐機している。",
          "zh_text": "璃子指的是国际航线候机室旁边的停机坪。那里停着两架满载难民即将起飞的双层大型喷气式飞机。"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "\"よっと、私が使うんだもん、上等な物がいいのよ\"",
          "zh_text": "\"我要玩最好玩的玩具。\""
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "そういうと、璃子は立ち上がって再び歩き始めた。その先では、巨大な彼女がゆっくりと歩いている。恐怖におびえるパイロットたちは、必死になってエンジンをかけるも、もはや間に合わない。",
          "zh_text": "说着，璃子站起来继续向前走。在前方，巨大少女庞大的身躯正在缓缓行进。惊恐的飞行员们拼命启动引擎，但已经为时已晚。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "\"はい捕まえた～。小人の乗り物にしては中々の大きさね\"",
          "zh_text": "\"好的，抓住了。作为小矮人的交通工具，算是中等大小。\""
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "璃子は飛行機をつぶさないよう慎重に摘まむと掌に載せた。全長73ｍ翼幅 80ｍの巨大飛行機も1000倍少女の掌に収まってしまう。拾い上げることに成功したので、巨大少女は獲物を顔にまで近づけ、その機体をじっくり見定める。",
          "zh_text": "璃子小心翼翼地将飞机取下放在掌心，生怕弄坏了它。长73米，翼展80米的巨型飞机也只是被1000倍的少女所握着的大小而已。成功捡到猎物后，巨大少女将飞机凑近脸部，仔细打量着机体。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "長い切れ目の大きな目が、ギョロギョロと飛行機を覗き込むように見つめる。なかにいる乗客からは湖のような巨大な目に見つめられ、怯える乗客とパイロットたち。たが、璃子の目はそんな小人など捉えない。そもそも小さすぎる飛行機の窓からは何も見えない。彼女は拾ったおもちゃの構造にしか興味がないのだ。",
          "zh_text": "细长的大眼睛像要刺穿飞机一样盯着它。乘客和飞行员被她湖水般巨大的眼睛盯着，感到害怕。但璃子的眼睛其实根本看不见这些小人，从那些本来就很小的飞机窗户根本看不到什么。她只对捡到的玩具的结构感兴趣。"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "それでも、乗員500人を超える恐怖の渦は、アルミニウムの隔壁越しでもひしひしと感じ取ることが出来る。",
          "zh_text": "即便如此，即使隔着铝制舱壁，也能感受到汇聚了超过500名乘客的恐惧风暴。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "\"さて、それじゃこの飛行機をどうしようかしら？\"",
          "zh_text": "\"那么，这架飞机怎么处理呢？\""
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "璃子は、飛行機を目の前まで持ち上げて考え込む。何かを思いついたのか、ニヤリと笑みを浮かべた璃子はそのまま飛行機を持ったまま、反対の手で制服のブレザーのボタンをはずし、ワイシャツも２つほど上のボタンを開けて、小降りな成長途中の胸の谷間をさらけ出す。",
          "zh_text": "璃子把飞机举到眼前，陷入沉思。似乎她想到了什么，露出了微笑。她用一只手拿着飞机，另一只手解开了制服的扣子，衬衫上松开了两颗扣子后，露出了她正在发育中的乳沟。"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "\"ふふっ、あなたは私のおっぱいに乗ってもらうわね♪\"",
          "zh_text": "\"呵呵，你们要摸我的胸了哦♪\""
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "巨大少女は両手で飛行機をつかむと、そのまま自らの谷間の奥に押し付けた。彼女のバストは掌で覆えるほどつつましいものだったが、それは元居た世界での話。1000倍巨人となった今では、飛行機ですら容易に飲み込める双丘と化しており、璃子の可愛らしブラが織りなす渓谷の中にすっぽりと飛行機は入ってしまった。",
          "zh_text": "巨型少女双手抓住飞机，将其推进自己的山谷深处。她的乳房大小贫瘠得可以用手掌遮住，但那也是在她原本生活的世界中。而现在成为1000倍巨人后，胸部变成了连飞机都能轻易吞下的双丘，而璃子可爱的胸所形成的溪谷完全容纳了飞机。"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "\"ねぇ、聞こえるかしら？あんたたちをいたぶってたら、私の鼓動も早くなってきたの\"",
          "zh_text": "\"喂，能听见吗？当我接触你们时，我的心跳也加快了。\""
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "璃子の胸からゴォオオオオと、彼女の血流が流れる音が金属の壁を貫通して、機内に響き渡る。さらに、音だけでなく体温さえも飛行機の中を包み込み、まるでサウナのように熱くなっていく。",
          "zh_text": "璃子胸口传来的鲜血流淌声穿透金属壁板，响彻机舱。不仅声音，就连体温也包围了整个飞机，机舱里就像桑拿浴一样变得越来越热。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "\"それじゃ、遊んであげるね。嫌なら抵抗してもいいから\"",
          "zh_text": "\"那么我陪你继续玩吧，如果你不喜欢的话，也可以反抗哦。\""
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "璃子は、飛行機を左右の乳房で挟み込むようにして揉んでいく。",
          "zh_text": "璃子用左右乳房夹住飞机揉捏着。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "\"んっ、あっ、んんっ…\"",
          "zh_text": "\"嗯、啊、嗯……\""
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "璃子の柔らかい肉に包まれているとはいえ、巨人の胸は小人が想像できないような質量を誇っている。",
          "zh_text": "虽然璃子包裹飞机的乳肉很柔软，但巨人的胸部却有着小人难以想象的质量。"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "\"はぁ……はぁ……、ん……、ちょっとだけ汗かいてきちゃった\"",
          "zh_text": "\"哈……哈……嗯……我有点出汗了。\""
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "璃子は顔を真っ赤にし息を切らせながら、飛行機をこねくり回す。",
          "zh_text": "璃子满脸通红，气喘吁吁地揉搓着飞机。"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "バキバキバキ……。一揉みで両翼はポッキリと折れてしまい、残った胴体部分もミシミシとその機体がひしゃげてしまう。次第に彼女の胸の中で飛行機は小さくなり、ほのかに色づいた頬と気持ちよさげな、吐息が溢れてくる。",
          "zh_text": "啪嗒啪嗒……只要一揉，飞机的两翼就会嘎吱嘎吱地折断，剩下的机身部分也会嘎吱嘎吱地压扁。随着飞机在她胸中的体积逐渐变小，璃子的脸颊微微泛红，舒畅的气息也从口中溢了出来。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "何度も自らの胸の感触を堪能するかのように揉んでいるが、1000倍少女の谷間に入れられた飛行機などものの数回で、粉々にされていた。",
          "zh_text": "她像在享受自己胸部的触感一样揉了好几次乳房，被放进1000倍少女的乳沟里的飞机，只用了几次就粉碎了。"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "\"もうなくなっちゃった\"",
          "zh_text": "\"已经用完了。\""
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "璃子が残念そうな声を上げると、彼女は自分の谷間を見下ろす。",
          "zh_text": "璃子遗憾地叹了口气，低头看着自己的乳沟。"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "\"それじゃ、君はお持ち帰りだね\"",
          "zh_text": "\"那么，你们要被我带回去喽？\""
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "そう宣言されたのは、もう一つの大型飛行機。こちらも先ほどの飛行機同様、避難民を満載していた。",
          "zh_text": "另一架大型飞机被宣布了这一消息。这架飞机也和刚才的飞机一样，满载着难民。"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "\"それじゃおうちに帰るまで、待っててね\"",
          "zh_text": "\"那你们就等我回家吧。\""
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "璃子が指先に力を入れると、地上に待機していた飛行機は忽然と姿を消し、彼女の魔法によって自宅の引き出しの中に転送されてしまった。",
          "zh_text": "璃子指尖一用力，等候在地面上的飞机就突然消失，被她的魔法传送到自家的抽屉里。"
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "哀れなパイロットと500人の乗客は、女子高校生の玩具となって、文字通り死ぬまで付き合わされることとなってしまったのだった。",
          "zh_text": "可怜的飞行员和500名乘客成了女高中生的玩具，无可挽回地陪伴她参与着之后的小人游戏，直到自己死亡为止。"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "\"次はどれにしようかな～\"",
          "zh_text": "\"下一个选哪个好呢~~\""
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "璃子は、次にどの玩具を壊そうかと楽しげな表情を浮かべていた。ーそういえば、まだあのビルで遊んでないわね。そう、思い出す先にあったのは、空港の旅客ターミナルビルであった。飛行機に乗ろうとした市民でごった返している空の玄関口に1000倍少女が歩み寄ってきた。",
          "zh_text": "璃子脸上浮现出开心的表情，不知道接下来要破坏哪个玩具。这么说来，还没在那栋楼里玩过呢。她想起了机场的候机楼。1000倍的少女朝着被乘客们挤得水泄不通的候机楼走去。"
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "璃子が旅客ターミナルによると正門付近に大量の小人が犇めきあっている。巨人が空港に現れたので、ここも危険と感じた小人がわらわらとビルから飛び出したのだろう。そんな小人の様子を腰に手を当てながら尊大に空港を見下ろし、何の迷いもなく素足で気持ちよさそうに市民を踏みにじり始めた。",
          "zh_text": "璃子顺着候机室的方向看去，正门附近挤满了密密麻麻的小人。巨人出现在机场后，小人们也感到危险，纷纷从大楼里跑出来。她一边用手叉腰，一边蔑视地俯视着机场，然后毫不犹豫地用赤脚开始舒适地践踏市民。"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "\"ハハッ、頑張って逃げないと踏み潰されるからね~\"",
          "zh_text": "\"哈哈，不努力逃跑的话会被踩扁的~~\""
        },
        {
          "id_line": 348,
          "ja_text": "璃子が脚を下ろすと、大地が激しく波打つかのように揺れる。一歩進むごとに、足の下のアスファルトが砕け散って、足元にいた小人の悲鳴が一瞬だけ上がってすぐに素足の下に消えてゆく。素足で数百もの小人を踏むが感触はほとんどない。だが、璃子は何気ない足踏みで翻弄される小人を見下ろして弄ぶのが快感に変わる。",
          "zh_text": "璃子一放下脚，大地就像波浪般剧烈摇晃起来。每往前走一步，脚下的柏油马路就会碎裂四散，脚下的小人只来得及发出一声惨叫，随即就消失在赤裸的脚下。光着脚踩了数百个小人，璃子却几乎没有什么触感。不过璃子若无其事地站在原地，通过俯视着被自己不断蹂躏着的小人，以此来获得快感。"
        },
        {
          "id_line": 349,
          "ja_text": "さらにビルのロータリーだけでなく、ターミナルビルにも巨大少女の脚が伸び始める。ターミナルビルに突き刺さる爪先。空の玄関口は、少女の脚によって蹂躙されてしまう。",
          "zh_text": "不仅在大楼的转盘，航站楼上也开始出现巨大少女的脚尖，紧接着通向天空的航站楼也被少女的脚蹂躏了。"
        },
        {
          "id_line": 350,
          "ja_text": "\"背の低い建物の癖に、広さだけは一丁前なのね\"",
          "zh_text": "\"明明是低矮的建筑物，面积却不小嘛。\""
        },
        {
          "id_line": 351,
          "ja_text": "足をビルに踏み入れた璃子は、その大きさに面倒くささを感じてしまう。数万人を収容できるターミナルビルは、1000倍サイズの璃子からしても彼女の背丈ほどのマットのようなものだ。",
          "zh_text": "踏进大楼的璃子对它的大小感到有些不耐烦。能容纳数万人的航站楼对于尺寸是1000倍的璃子来说，就像是一块和她身体差不多大的垫子一样。"
        },
        {
          "id_line": 352,
          "ja_text": "足踏みでも破壊できなくはないが、面倒だしどうせならもっと効率的な破壊方法をとることに決めた。",
          "zh_text": "原地踏步也不是不能破坏，但觉得麻烦，她决定采用更有效率的破坏方法。"
        },
        {
          "id_line": 353,
          "ja_text": "璃子はその場で体を小さく丸めるようにしゃがむと、勢いよくビルに飛び込んだ。次の瞬間、巨大な少女が宙に浮かび上がった。",
          "zh_text": "璃子当场缩起身子蹲了下来，然后猛地跳了起来。下一个瞬间，巨大的少女浮上了天空。"
        },
        {
          "id_line": 354,
          "ja_text": "\"どーん♪\"",
          "zh_text": "\"咚！\""
        },
        {
          "id_line": 355,
          "ja_text": "突然の巨人の飛び込み、璃子の体は一瞬だけ宙に浮かびそのまま胸からビルに突っ込んでゆく。",
          "zh_text": "突然，巨人跳了进来，璃子的身体浮在半空中，然后胸部率先冲进了大楼。"
        },
        {
          "id_line": 356,
          "ja_text": "ぐわしゃあああん！！！！！！",
          "zh_text": "轰轰轰轰！！！！！！"
        },
        {
          "id_line": 357,
          "ja_text": "有り余る巨体の胸はビルに触れた瞬間、むにゅんと形をかえて小人の建物にのし掛かる。",
          "zh_text": "她那硕大无比的胸膛在碰到大楼的瞬间，一下子变了形，压在了那幢小矮人的建筑物上。"
        },
        {
          "id_line": 358,
          "ja_text": "だが、小人のビルは4,000万トンの重量を支えることはできず、璃子の身体は天井を突き破って建物にめりこんでしまった。",
          "zh_text": "但是，小矮人的大楼无法承受4,000万吨的重量，璃子的身体冲破天花板，陷进了大楼。"
        },
        {
          "id_line": 359,
          "ja_text": "ビル内部で逃げ場を失った市民が肩を寄せ合い、事の成り行きを待っていた人々が最後に見たのは、3階まで吹き抜けの大天井をぶち抜いて現れた巨人の制服に包まれた胸部。",
          "zh_text": "在大楼内部无处可逃的市民们肩并肩地挤在一起，焦急等待事态发展的人们眼中最后一幕出现的，是穿过三楼的大天花板出现的被制服包裹的巨人胸部。"
        },
        {
          "id_line": 360,
          "ja_text": "700メートルをはるかに超えるバストは、あらゆる災害をも耐え抜く想定の建屋も呆気なく崩れ去り、数千万トンの巨大女子高生の質量をもってして、なかにいた2千人以上の市民を叩き潰し、山のような体の下で消し去ってしまった。",
          "zh_text": "在胸围远远超过700米的胸部下，可以承受所有假想灾害的建筑物也会轻易地崩塌，璃子以自己数千万吨的巨大女高中生的体重，将里面的两千多市民击溃，航站楼在山一样的身体下消失了。"
        },
        {
          "id_line": 361,
          "ja_text": "\"ふぅ～、ほら、せっかく女子高生の体に触れられるんだから、もっと堪能してもいいのよ\"",
          "zh_text": "\"哦~~你们看，好不容易能接触到女高中生的身体，就尽情享受一下吧。\""
        },
        {
          "id_line": 362,
          "ja_text": "璃子は、潰し残しがないよう押し付けている胸とお腹をグリン、グリンと左右に動かして、胸先にあった指よりも短い展望テラスは、少しだけ体を前に押しだせば、盛り上がったバストによって、グシャっと軽い音を立てて瓦礫に変えてしまった。",
          "zh_text": "璃子左右晃动着压在航站楼上的胸部和腹部，她胸前的塔台比她的手指还短，只要她稍微向前一推，就会在隆起的胸下就会发出轻微的响声，变成一片瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 363,
          "ja_text": "\"んっ♥️\"",
          "zh_text": "\"嗯♥️。\""
        },
        {
          "id_line": 364,
          "ja_text": "展望テラスを制服に包まれた胸で潰したさいに、璃子は声を押さえるように小さく吐息を漏らしてしまう。",
          "zh_text": "璃子用被制服包裹着的胸部压住了塔台，小声地叹了口气。"
        },
        {
          "id_line": 365,
          "ja_text": "\"チビの癖に、なかなかいいじゃない\"",
          "zh_text": "\"明明我是个小个子，但这不也很大吗？\""
        },
        {
          "id_line": 366,
          "ja_text": "調子が上がった璃子は、残った建屋も同じように胸で残りの建屋に擦り付けるように、上体を前後に揺らしてグシャグシャに押し固めてしまう。",
          "zh_text": "璃子的状态越来越好，她的上半身前后摇晃着，像是要把剩下的那间房子也压在胸前一样。"
        },
        {
          "id_line": 367,
          "ja_text": "\"んっ、んっ、んっ♥️\"",
          "zh_text": "\"嗯、嗯、嗯♥️。\""
        },
        {
          "id_line": 368,
          "ja_text": "ズンッ、ズンッ、ズンッ…。リズムよく身体を揺らす度、璃子の甘い吐息も溢れ、高揚した顔は赤く上気して、女子高生らしい可愛げのある顔に女の色気が見え隠れしてしまう。",
          "zh_text": "咚咚、咚咚、咚咚……璃子有节奏地摇晃着身体，甜美的气息不断流露出来，兴奋的脸涨得通红，高中女生可爱的脸上若隐若现地表现出女人的魅力。"
        },
        {
          "id_line": 369,
          "ja_text": "\"はぁ……、はぁ……、なんか……、体が熱くなってきちゃった……\"",
          "zh_text": "\"啊……啊……好像……身体热起来了……\""
        },
        {
          "id_line": 370,
          "ja_text": "璃子は、自分のはだけたシャツの間に手を忍ばせ胸に手を添え、スベスベとした肌の上を指を滑らせる。うっすらと汗ばんだ少女の肌に、ザラザラと砂のような感触を覚える。ビルと空港の利用客の残骸だろう。",
          "zh_text": "璃子把手伸进敞开的衬衫间，放在胸前，手指在光滑的肌肤上滑动。少女微微出汗的肌肤上，有一些沙砾般的触感，那应该是之前飞机和乘客的残骸。"
        },
        {
          "id_line": 371,
          "ja_text": "ゆっくりと、指先で残骸をつぶす様に胸を揉みしだいて、快楽に耽る。自分の肌にこびりつく存在となった人間の最後を胸先で感じ取り、璃子の乳首は芯が通ったように固くなってしまう。",
          "zh_text": "她用指尖慢慢地揉着胸口，就像要把残骸弄碎一样，沉浸在快感中。璃子的乳头坚硬地挺起，紧紧地贴在自己的指尖上。"
        },
        {
          "id_line": 372,
          "ja_text": "ーーーもう、ここで盛り上がってもいいだろうかーーー、そんな気分にもなってしまう。",
          "zh_text": "璃子甚至会产生这样的冲动：在这里激烈自慰也可以吧？"
        },
        {
          "id_line": 373,
          "ja_text": "\"だめよ、こんなシャワーもないところでエッチしたくないもん、おうちまで我慢しなきゃ\"",
          "zh_text": "\"不行，我不想在这种连洗澡都不行的地方自慰，得忍到家里\""
        },
        {
          "id_line": 374,
          "ja_text": "璃子は、高ぶった精神を鎮めるように、ふぅーっと深く息を吐いた。そうだ、楽しみは自宅まで取っておかないと……。そうなれば、急いで玩具を見つけてムラムラした気持ちを発散させたくなる。",
          "zh_text": "璃子深深地叹了口气，想要平复一下亢奋的精神。对了，乐趣要留到家里……。那样的话，就想赶紧找个玩具来发泄一下焦躁的心情。"
        },
        {
          "id_line": 375,
          "ja_text": "璃子がそう考えたとき、視界の端に大きな貨物船が見えた。それは、この街の臨海部にある旅客・貨物の複合港であった。コンテナ船だけではなく、コンテナヤードの奥に大型フェリーも停泊しているのが見える。",
          "zh_text": "璃子这么想着，眼前发现了一艘大货船。那是位于这个城市临海部的客货复合港。不仅是集装箱船，集装箱场的深处还停靠着大型渡轮。"
        },
        {
          "id_line": 376,
          "ja_text": "\"そっか、おっきい船なら玩具と小人両方捕まえられるじゃん！\"",
          "zh_text": "\"这样啊，如果是大船的话，就能把玩具和小矮人都一起抓回去玩！\""
        },
        {
          "id_line": 377,
          "ja_text": "璃子の中で、最高のアイディアが浮かんだ。",
          "zh_text": "璃子脑中浮现出了这个最好的主意。"
        },
        {
          "id_line": 378,
          "ja_text": "\"そうと決まれば善は急げね\"",
          "zh_text": "\"既然已经决定了，那就赶紧行动吧。\""
        },
        {
          "id_line": 379,
          "ja_text": "璃子は、残骸だけとなった空港を後にして、港湾部に歩み始めた。軽い足取りで無数の足跡を刻みつけながら……。",
          "zh_text": "璃子离开只剩残骸的机场，向港湾走去。轻快的脚步刻下无数的脚印……。"
        },
        {
          "id_line": 380,
          "ja_text": "フェリーターミナルでは、大量に押し寄せてきた市民たちを捌ききれず、港と街をつなぐ道路にも人と車で溢れかえっていた。すでに街の中枢は、あの巨大女子高生によって破壊し尽くされ、街から脱出できる交通機関はこの港を残すのみとなっていた。この港には全長　200mを超える大型フェリーの定期便が毎日定刻通りに入ってくる。大量の避難民を乗せるべく、2艘のフェリー船が港に停泊して乗船作業を急ピッチで勧めている。旅客定員1000名、乗用車とトラックを200台積載できるこの船も、港から溢れんばかりに押し寄せてくる避難民によって、パンク寸前になっていた。",
          "zh_text": "轮渡码头无法处理大量涌来的市民，连接港口和城市的道路上挤满了人和车辆。城市的中心已经被那个巨大的女高中生破坏殆尽，能够逃离城市的交通工具只剩下这个港口。全长超过200米的大型渡轮每天准时抵达港口。为了转移大量难民，两艘渡轮停靠在港口，正在加紧登船作业。可容纳1000名旅客、200辆轿车和卡车的这艘船，被从港口涌来的难民挤得几乎要沉没。"
        },
        {
          "id_line": 381,
          "ja_text": "ちょうど乗船定員を大きく上回った１艘目のフェリーが出向した頃、大地を揺るがす振動がこちらに向かってきたのを感じ取った人々が、震源地の方向を見上げてその巨体を見上げた。",
          "zh_text": "就在远远超过定员的第1艘渡轮离港的时候，人们感觉到震动大地的震动朝这边袭来，抬头望向震中的方向，仰望到了巨大的身躯。"
        },
        {
          "id_line": 382,
          "ja_text": "あの都市部を破壊した巨人が、ついにこの港に狙いを定め、一歩一歩、こちらに近づいてきたのだ。あの巨人を止めるすべを持たない人々は、その場から逃げようにも他のルートは既に絶たれてしまっている。彼らの多くは、絶望しつつも、ただ見守る他なかった。",
          "zh_text": "破坏了那个城市的巨人，终于瞄准了这个港口，一步一步地向这里靠近。无法阻止巨人的人们，即使想要逃离现场，也已经没有其她途径了。他们中的大多数人已经陷入了绝望，只能眼睁睁地看着这一切的发生。"
        },
        {
          "id_line": 383,
          "ja_text": "\"あんたたち、まだ逃げていなかったの？\"",
          "zh_text": "\"你们，还没逃走吗？\""
        },
        {
          "id_line": 384,
          "ja_text": "璃子は、足元に散らばる小人の多さに呆れつつも、その歩みを止めることなく、逃げ惑う小人の頭上に汚れきった素足を振りかざして、道路を埋め尽くす車とともに多くの小人を踏みつけた。",
          "zh_text": "璃子惊讶于脚下散落的小矮人之多，但她并没有停下脚步，而是把肮脏的赤脚甩在四处逃窜的小矮人头上，将其和挤满道路的车辆一起踩在脚下。"
        },
        {
          "id_line": 385,
          "ja_text": "\"ほらほら、早く逃げないと踏んじゃうよ〜\"",
          "zh_text": "\"你看你看，不快点逃，我就踩到你了~~\""
        },
        {
          "id_line": 386,
          "ja_text": "そういうと、地面に犇めいている小人たちは必死で逃げようとするが、一足で進行方向の大方覆えてしまうため、わざとゆっくり足を下ろしても、逃げ切れなかった小人の多くが素足の下敷きになり、踵から徐々に足を下ろしていけば、指先や踵、土踏まずにプチプチと車や小人たちが弾けていくのが感じ取れて、こそばゆい刺激が気持ちがいい。",
          "zh_text": "听她这么说，趴在地上的小矮人们拼命想要逃跑，但巨大少女只需一步就能挡在他们前进的方向上，所以就算她故意慢慢地放下脚，也有很多小矮人被光着的脚压在下方。璃子慢慢地从脚跟开始往下落足，这样一来，脚尖、脚后跟、脚板下都能感受到汽车和小矮人的崩裂感，这种刺激让人心情舒畅。"
        },
        {
          "id_line": 387,
          "ja_text": "璃子が一歩踏みしめるたび、数千単位の小人が消滅してしまうが、それはどうしようもないこと。足元を必死で走る小人も、彼女の足が作り出す巨大な影を抜けるのに、30秒以上もかかる上、それに加えて道路の混雑さが更に速度を遅くしてしまう。",
          "zh_text": "璃子每踏出一步，数千个小矮人就会消失，这是无可奈何的事。在脚下拼命奔跑的小矮人，要穿过她的脚造成的巨大影子，至少需要30秒以上，再加上道路的混乱，速度就变得更慢了。"
        },
        {
          "id_line": 388,
          "ja_text": "阿鼻叫喚の道路を何事も無いかのように、通り過ぎてしまう巨人の璃子の足はあっという間に港の中に入り込んでしまった。彼女の目には出港したばかりなのか、ゆっくりと湾の外に脱出しようとするフェリーと未だ港に接岸して乗船作業を行っている２つの船を見つけてしまった。",
          "zh_text": "在这条凄惨的道路上，巨人璃子若无其事地走了过去，转眼间就进入了港口。她看到了两艘船，一艘是刚刚出港，正慢慢地逃离海湾，另一艘还在港口靠岸进行登船作业。"
        },
        {
          "id_line": 389,
          "ja_text": "\"ん〜、流石に２つも玩具はいらないかなぁ………。どっちか持ち帰って、残りはここで使ってあげる\"",
          "zh_text": "\"嗯，难道要把这两个玩具一起玩掉吗...我先带回去一个吧，剩下的那个就在这里用掉好了。\""
        },
        {
          "id_line": 390,
          "ja_text": "２００mを超える大型フェリーなど、璃子からすれば、片手で持ち上げることなど容易い。少女はしゃがんで、接岸中だったフェリーを鷲掴みにするとヒョイッと軽々しく持ち上げてしまった。船体後方にある乗り込み部分の開口部からは、ボロボロと乗船した車や小人がおちてしまう。少女は、それが小人であることに気付かないまま、手にしたフェリーの開口部を覗き込み、中身を確認する。",
          "zh_text": "对于璃子来说，即使是超过200米的大型渡轮，也能够轻松用单手拿起来。少女蹲下身，一把抓住正在拼命驶离港口的渡轮，轻轻地将其抬了起来。从船体后方的入口，乘坐的车和小人哗啦哗啦掉下来。少女并没有注意到那些小矮人，只是盯着手中渡轮的入口，确认里面的东西。"
        },
        {
          "id_line": 391,
          "ja_text": "璃子が目にしたのは、船内の半分ほどに入っている車やバス。乗り込み開始してから間もないためか、乗船率は５０％ほどしかなかったのだ。",
          "zh_text": "璃子看到的是占据船内空间一半的汽车和巴士。可能是因为登船时间不长，登船率只有50%左右。"
        },
        {
          "id_line": 392,
          "ja_text": "\"はぁ〜、そんなに中身は詰まってないのね。いいわ、せっかく持ち帰っても、中身が少ないんじゃ面白くもないしね。この子はここで処分するわね\"",
          "zh_text": "\"啊，里面的东西没那么多。算了，好不容易带回去什么，里面的东西少了就没意思了。这东西就在这里处理掉吧。\""
        },
        {
          "id_line": 393,
          "ja_text": "手にした獲物が期待外れだったことを知っても璃子は落胆しない。なぜなら動き出しているフェリーの方には小人で満ちているだろうし、あの遅さなら急いで捕まえなくても、容易に追いつけてしまう。まずは、せっかく捕まえたこのフェリーで遊んでから、もう一つの逃げ出したフェリーを捕まえることにしよう。",
          "zh_text": "璃子发现到手的猎物与期待落空了，但她并不灰心，因为开动的渡轮上肯定充满了小人，而且船这么慢，就算不急着去抓也很容易追上。先玩好不容易抓到的这艘船，再去抓另一艘逃走的船吧。"
        },
        {
          "id_line": 394,
          "ja_text": "璃子は、手にしたフェリーをもう一度よく見る。20cmほどの船は玩具のような大きさだが、やはり本物の船だけあって、細かいところまで精巧に作られている。更に目を凝らせば、細かい部屋や通路に動くものが見える。おそらく小人なのだろうが、判別もつかないほどに小さい。",
          "zh_text": "璃子再次仔细看了看手里的渡轮。20厘米左右的船虽然和玩具一样大小，但不愧是真正的船，细节非常精致。再仔细一看，就会发现细小的房间和信道上有移动的物体。大概是小人吧，他们小得让人无法辨别。"
        },
        {
          "id_line": 395,
          "ja_text": "１ミリほどの小人たちは女子高生に捕まってしまってどんなふうにしているのだろうか。逃げることができなくなった船の中で、どんな思いで閉じ込められているのだろう。少女の手の平の中で、命運がき果てた小人の絶望感を想像するのは難しくない。",
          "zh_text": "1毫米大小的小矮人被女高中生抓住后是怎么想的呢？在无法逃跑的船上，他们是怀着怎样的心情被关在里面的呢？在少女的手掌中，不难想象已到命运尽头的小人的绝望感。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"あーん\"",
          "zh_text": "\"嗯……\""
        },
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          "ja_text": "ふと思いついたのか、璃子は手にしたフェリーを食べるかのように口を大きく開きゆっくりと船を運ぶ。",
          "zh_text": "璃子突然想到了什么，像要吃手里的渡轮一样，张大嘴慢慢地把船送上前。"
        },
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          "ja_text": "\"あむ\"",
          "zh_text": "\"啊……\""
        },
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          "id_line": 399,
          "ja_text": "少女は、オキアミを捕えるクジラのように大きな口を広げ、乗客ごと船を咥えてしまう。彼女の柔らかい唇に挟まれた船体は、メキメキと金属音をたてて、歪んでしまう。口の中では、きれいに並んだ家屋ほどもある巨大な白い歯が口内に入った獲物を噛み締めたいとウズウズしているようだ。",
          "zh_text": "少女像捕磷虾的鲸鱼一样张大了嘴，连同掉落的乘客一起含住了船。被她柔软的嘴唇夹住的船体发出金属声扭曲变形。在她嘴里，有整齐排列的房屋那么大的巨大洁白的牙齿似乎在嘎吱作响，想要咬住进入口内的猎物。"
        },
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          "ja_text": "璃子は、口に咥えたフェリーを噛み砕かずに、１０m近い長い舌を使って、船の中を掘り進むようにねじ込み始めた。",
          "zh_text": "璃子没有咬碎嘴里含着的渡轮，而是用近十米宽的舌头往船里钻。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女の舌は、真っ赤な大蛇のようにうねりながら船の隔壁をぶち破り、中で息を潜めていた小人を唾液で絡め取りながら突き進んでゆく。",
          "zh_text": "少女的舌头像鲜红的大蛇一样翻滚着冲破船的隔壁，一边用唾液缠住在里面屏住呼吸的小矮人，一边向前冲去。"
        },
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          "ja_text": "船内に隠れていた小人を舐め取る行為を楽しんでしまう璃子。舌先に大量にまとわりついた小人を確かめると、舌を口奥に戻して、唾液の海に捉えた小人を落とし、ゆっくりと喉奥の筋肉を収縮させる。",
          "zh_text": "璃子喜欢舔藏在船内的小矮人。确认了舌尖上大量缠绕的小人之后，把舌头放回口腔深处，让捕捉到的小人掉进唾液的海洋里，慢慢收缩喉咙深处的肌肉。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"んっ、くんっ\"",
          "zh_text": "\"嗯，啊！\""
        },
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          "ja_text": "少女の喉が動いて、唾液ごと数千人の乗客もろとも嚥下してしまった。体調１ミリの小人など、璃子にとってなんの栄養の足しにもならない。だが、喉を通る唾液に混じって小人が食堂を通り過ぎる感覚を味わえる気がするし、なんとなく悲鳴も聞こえる気がした。",
          "zh_text": "少女的喉咙动了一下，连同唾液一起把数千名乘客都吞了下去。身体只有一毫米的小矮人，对璃子来说是没有任何营养的。但是，她喜欢小人混在唾液里滑过喉咙和食道的感觉，甚至还能听到隐隐约约的悲鸣。"
        },
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          "ja_text": "小人を弄ぶには丁度いい楽しみだった。璃子は、咥えていたフェリーを噛み締めて、長い船体を分断すると、口に残った船体は数度ほど咀嚼して粉々にして飲み込んでしまう。",
          "zh_text": "这正是玩弄小人的最佳乐趣。璃子咬住叼着的小船，把长长的船体分割开来，将留在嘴里的船体嚼了几次，粉碎后吞了下去。"
        },
        {
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          "ja_text": "外に出ていた半分の船の残骸は、持ち上げて軽く振って残っていた中身を、大きく開けた口の中に放り込んで、嚥下してしまえば、口の中にはなにも残ってはいなかった。",
          "zh_text": "外露的半截残骸，拿起来轻轻摇晃，把剩下的东西塞进张大的嘴里，再吞咽下去，嘴里就什么都不剩了。"
        },
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          "ja_text": "\"さーてと、そろそろあの子を捕まえに行こうかしら\"",
          "zh_text": "\"嗯，差不多该去抓那个了。\""
        },
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          "ja_text": "璃子の足が、海の中に入る。素足のままで、海に入るとひんやりして気持ちがいい。ついでに、足裏にこびりついた泥や小人の汚れも洗い流してしまおう。水深数十メートルもある海も１０００倍少女にとっては、水溜りのようなものだった。",
          "zh_text": "璃子把脚放入了海水中。光着脚进入大海，海水凉凉的很舒服。顺便把粘在脚底的泥和小矮人的脏东西也洗干净吧。水深达数十米的大海对少女来说就像一潭积水一样。"
        },
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          "ja_text": "逃げ出したフェリーは、港から大して離れていない。最大速力で巨人から離れようとしたフェリーに追いつくのに、璃子は、１０歩も歩く必要はなかったのだ。",
          "zh_text": "逃离的渡轮离港口不远。璃子想要追上以最快速度离开巨人的渡轮，连10步都不需要。"
        },
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          "ja_text": "ちゃぷちゃぷ水深の浅い海を数歩歩いて、璃子はお目当てのフェリーのそばに寄った。体を屈めて、フェリーを拾い上げると、心なしかさっきのフェリーよりも重い気がする。きっと船の中身は小人でいっぱいなのだ。そう考えると、早く持ち帰って具合を確かめたくなる。",
          "zh_text": "璃子在水很浅的海里走了几步，就来到了要找的渡轮旁边。她弯下腰，捡起渡轮，不知是不是心理作用，璃子感觉这艘渡轮比刚才那艘更重。船里一定充满了小人。这么一想，就想早点带回去仔细查看。"
        },
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          "ja_text": "璃子は、前回の大型旅客機と同様に素早く魔法で、手にしたフェリーを転送するとようのなくなった小人の世界から去るべく、帰り支度を始めることにした。",
          "zh_text": "璃子像上次的大型客机一样，迅速地用魔法传送手中的渡轮，开始准备离开已经空无一物的侏儒世界回家。"
        },
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          "ja_text": "ザバァアアアア！！！大量の海水とともに巨大な素足を陸に下ろした少女。素足のままで学生服を着た璃子は、すでに彼女が歩いたことで起こした波で水浸しになっていた荒れ果てた港の施設を踏みつけて、海水混じりの泥濘に変えてしまう。",
          "zh_text": "哗啦啦啦啦啦啦！！大量的海水随着少女踏上陆地巨大的光脚涌上岸。璃子光着脚，穿着学生服，踩着已经被她走路所掀起的海啸淹没而荒废的港口设施，留下一滩混着海水的泥泞。"
        },
        {
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          "ja_text": "歩いて数歩の位置においたローファーとソックスを取りに、ズンッ、ズンッと足音を踏み鳴らして、荒廃した街の跡地を踏み進む。",
          "zh_text": "为了拿放在离自己只有几步之遥的乐福鞋和袜子，她咚、咚地踏着脚步声，踏在荒废的街道上。"
        },
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          "ja_text": "瓦礫となった街の残骸を押しつぶして、鎮座していたローファーを拾い上げ、自分が破壊したエリアを見渡す璃子。目に付く人の営みの場所はあらかた潰したようで、そこら中地面が掘り返され、真っ黒な地盤がむき出しになった足跡が点在している。",
          "zh_text": "璃子继续踩扁着早已成了瓦砾的城市残骸，拾起端坐着的便鞋，望着被自己破坏的区域。她的视线所及之处几乎都被夷为平地，到处都是将大地挖开所留下的黑漆漆的脚印。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"なかなか楽しかったわよ、アンタたちみたいなチビでも、私のことを楽しませるくらいのことは出来たみたいね！\"",
          "zh_text": "\"我非常开心，像你们这样渺小的小矮人，也能让我愉快呢！\""
        },
        {
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          "ja_text": "尊大な態度で、動いているものを探すほうが難しくなった街の残骸を見下ろしながら璃子が言い放った。今日は、たくさん遊べて、ストレスも発散できた上、自宅で愉しむ用の玩具もしっかり手に入った。満足げな表情を浮かべた璃子は、元いる世界に戻るよう転送魔法を唱えた。",
          "zh_text": "璃子傲慢地俯视着已经很难找到移动物体的残骸说道。今天玩了很多，也纾解了压力，能够在自己家里玩的玩具也找到了。璃子露出满足的表情，开始吟诵传送魔法，让自己回到原来的世界。"
        },
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          "ja_text": "\"次来るときもおもちゃを沢山用意しておいてね！\"",
          "zh_text": "\"下次来的时候也记得要准备很多玩具哦！\""
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          "ja_text": "彼女が光に包まれていく中で、璃子は最後にそう言い残して、すぅっと消え去ってしまった。まるで先程までの大殺戮が嘘のようであった。",
          "zh_text": "在她被光芒包围的过程中，璃子最后丢下这句话，就消失了。刚才的大杀戮仿佛都是幻象一样。"
        },
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          "ja_text": "だが、その惨禍は消えることなく、つい１時間前まで華やかだった町並みは、その面影すら残さないほどに破壊し尽くされた痕跡が、永遠に残り続けるのだった。",
          "zh_text": "但是，发生的惨祸并没有消失，就在一小时前还很繁华的街道，如今被破坏得连存在过都看不出来了，只有少女的脚印永远留了下来。"
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          "ja_text": "\"あﾞー！！もう！！なんで同接数だけじゃなく、チャンネル数も減少してるの！！\"",
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          "ja_text": "彼女の名前は、結月真矢。一部の界隈では名の知れたアイドルであり、小規模なライブハウスではあるが単独ライブを開催したりと熱狂的なファンに支えられて活動を続けている。しかし、そんな彼女も今では人気は下火となり、今や引退の危機を迎えていた。",
          "zh_text": "她的名字叫做结月真矢。在一些圈子里，她是一个知名的偶像，在一些小型LiveHouse举办个人演唱会，并且在狂热的粉丝支持下持续地活动。然而，她目前已经开始人气下滑，现在正面临着引退的危机。"
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          "ja_text": "その人気の陰りの原因は、言ってしまえば飽きられたといってもいい。事実、彼女がランキング上位に食い込んでいたのは数年前。デビューして数年も過ぎればごそっと入れ替わるくらい激しいこの界隈の例にもれず、彼女の人気にも陰りが見え始めたのだ。",
          "zh_text": "导致她人气下滑的原因可以说是被人们厌倦了。事实上，她也是曾经在排行榜上名列前茅的，但那都是几年前的事了。这个圈子里激烈的竞争和其他地方一样，几年的时间就足以让许多人褪去光芒，真矢的人气也开始下滑。"
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          "ja_text": "そんな状況を打開しようといろんな策を打ってきた真矢。握手会だけでなくファン同行ツアーやサイン会、合同イベントに参加するなどの活動もしてきたし、本人は乗り気ではなかったグラビア撮影など肌を露出して露骨なてこ入れもしてきた。",
          "zh_text": "为了摆脱这种局面，真矢尝试了各种策略。除了握手会，她还参加了粉丝同行旅行、签名会以及合作活动等，她甚至接受了本人并不情愿的暴露泳装写真等大胆举动。"
        },
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          "ja_text": "やれることはすべてやってきた。だが、それでも結果は振るわなかった。決して容姿が悪いわけではない。真矢のスタイルはそこらのグラビアアイドルに引けを取らないといっても過言ではない。瑠璃色の長いツインテールに整った顔立ち。すらっとした体型と抜群のスタイルを兼ね備えており、そのプロポーションを維持するためにジム通いをしているという努力家でもある。にもかかわらず結果は出ず今に至る。",
          "zh_text": "已经尽力做了所有可以做的事情。然而，结果并不理想。并不是说她的容貌有问题。可以毫不夸张地说，真矢的身材相比那些泳装写真偶像中也不逊色。她有着漂亮的琉璃色双马尾和精致的五官，身体比例苗条修长，身材更是出色，为了维持身材，她还坚持去健身房锻炼。然而，尽管她付出了努力，但却没有出现结果。"
        },
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          "ja_text": "\"なんなの！こっちはこんなに頑張ってるのに！！\"",
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          "ja_text": "本人の努力が必ずしも実るわけではない、アイドル業界はそれほどに厳しいものだ。それは彼女自身がよく理解しているつもりだった。",
          "zh_text": "个人的努力并不总能得到回报，偶像界就是如此严酷。她自认为对这一点已经很清楚了。"
        },
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          "ja_text": "だが、目の前のランキングに出てくるのは、デビューしたての若い子ばかり。真矢の姿どころか文字すらどこにも見当たらない。",
          "zh_text": "但是，出现在眼前的排行榜上都是那些刚出道的年轻女孩。真矢的身影甚至压根没有出现。"
        },
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          "ja_text": "\"特にこいつ、ただ顔がよくてトークが面白いってだけで、1位を取ってるのが気に入らないのよ！\"",
          "zh_text": "\"特别是这个家伙，只是因为脸长得好看，说些有趣的话，就能拿到第一名，真是让人不爽！\""
        },
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          "ja_text": "真矢が嫉妬している相手は、最近最も勢いのある新人アイドル。彼女はまだデビューしてから間もないため知名度こそ低いものの、持ち前の明るい性格と屈託のない笑顔を武器にすでに多くのファンから支持を得ていた。",
          "zh_text": "真矢嫉妒的对象是最近风头正盛的新人偶像。虽然她的知名度还不高，而且刚刚出道，但凭借她天生的开朗性格和爽朗的笑容，已经在网上赢得了许多粉丝的支持。"
        },
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          "ja_text": "ネットの口コミには、",
          "zh_text": "评论中有很多人提到"
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          "ja_text": "『無垢な笑顔が可愛らしい』",
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          "ja_text": "『素人っぽいトークが逆に新鮮でいい』",
          "zh_text": "『素人感十足的谈话反而很新鲜』"
        },
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          "ja_text": "『写真も動画も演じてないからこそ、素の部分が見え隠れてて親近感がある』",
          "zh_text": "『照片和视频都没有表演的痕迹，因此可以看到真实的一面，产生亲近感』"
        },
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          "ja_text": "『実況動画も友達としてるみたいで楽しい』",
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        },
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          "ja_text": "といったコメントが多数寄せられていた。真矢が努力して身に着けたスキルとは真逆の部分が評価されていることに余計腹立たしさを感じてしまう。このアイドルはどこに所属しているのだろうか、そんな思いから新人アイドルの情報を根掘り葉掘りあさり始める真矢。",
          "zh_text": "真矢看到了这些评论，对于被赞赏的那些东西正是与她努力培养的技能截然相反的，所以感到更加愤怒。她开始搜索新人偶像的信息，想知道这个偶像属于哪个机构。"
        },
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          "ja_text": "……どうやら、彼女は『地球』という星で、アイドル業をしているらしい。地球と言う星についてはあまり聞いたことのなかった真矢は、もう少しだけその星の情報をあさってみる。",
          "zh_text": "......看起来她来自一个叫做『地球』的星球，她在那里从事偶像事业。真矢对于地球这个星球几乎没有听说过，她决定再深入了解一下这个星球的信息。"
        },
        {
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          "ja_text": "温暖な気候で7割が海の自然が豊かな星であること。まだ、宇宙進出は未熟で、銀河連邦及び辺境惑星登録すらできていないこと。そんな原始惑星にもかかわらず、一部のアイドル好きなマニアが新人アイドルの動画を無断転載しており、彼女に入れている銀河のファンたちはそんな非公式の動画を見てアイドルの人気ランキングに投票していたのだ。",
          "zh_text": "这是一个气候温暖、70%的面积被海洋覆盖的自然资源丰富的星球。他们的太空探索还不成熟，甚至还没有加入银河联邦或者被当成边境星球注册。尽管如此，一些喜欢偶像的狂热粉丝非法转载了这个原始星球上新人偶像的视频，银河里的粉丝们观看了这些非官方的视频后，通过投票将她冲到了偶像人气排行榜上。"
        },
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          "ja_text": "そして特に目についたのは……、なんとその地球人というのは、真矢たちの一般的な人間よりも1万分の１の大きさしかない極小ヒューマノイドだということ。",
          "zh_text": "而特别引人注目的是……这些地球人，竟然是一种比真矢等一般人类小一万倍的微型人类。"
        },
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          "ja_text": "\"ぷっ！！あっはははは！！！何これ！？そんな小さな体なのによくアイドルなんてやってられるわね！！\"",
          "zh_text": "\"噗！！哈哈哈哈哈！！！这是什么啊！？明明是那么小的身体，居然还能当偶像！！\""
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "あまりにも滑稽な内容に思わず吹き出す真矢。確かに面白い話ではあったが、そんなノミ以下の存在が自分のプライドを傷つけたのは事実。こちらは血のにじむような努力を重ねて、何とか今の地位にしがみ付いているのに。あの極小惑星の田舎アイドル風情は、のんきに楽しそうに駄弁っているだけで、あっという間にトップランキングにのし上がっている。",
          "zh_text": "真矢被这么滑稽的内容逗得不禁笑出声来。这的确是个有趣的故事，但这种比跳蚤还小微不足道的存在确实伤害了她的自尊心。她一直付出了极大的努力，呕心沥血勉力维持着现在的地位。而那个微小的乡村星球偶像却只是通过无忧无虑的闲谈，一下子就登上了排行榜的顶端。"
        },
        {
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          "ja_text": "ありえない。真矢の頭の中にふつふつと怒りが込み上げてくる。許せない。自分がここまで苦労を重ねてきた中、あんな奴らはのうのうと遊んでいるだけ。こんなことが許されてたまるか。",
          "zh_text": "太不可思议了。真矢脑海中涌起一股怒火。不能容忍。在她经历了如此艰辛的过程中，那些人却只是在轻松地玩耍。这种事情怎么能被允许？"
        },
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          "ja_text": "絶対に潰す。文字通り、物理的に。真矢の心の中で黒い感情が渦を巻き始めた。幸いなことに地球は原始的かつ極小すぎるので、銀河連邦の有人惑星リストにも載っていない。だから、地球で何が起ころうと警察機構に知られることはない。",
          "zh_text": "绝对要毁掉她，正如字面意义，在物理上毁灭她。真矢内心开始卷起黑暗的感情漩涡。幸运的是，地球太过原始且微小，没有被列入银河联邦的人类星球名单。所以，无论地球上发生什么，警察机构都不会知道。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"なんだか、面白くなってきたわね♪\"",
          "zh_text": "\"看起来，变得越来越有趣了♪\""
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "さらに調べたところ、どうやら数日後に例のアイドルのコンサートが行われるらしい。そこで真矢は思いついた。ここなら確実にあの子がいる。そこで少しだけ、あの子を懲らしめてアイドルをやめるよう諭せば、生意気な極小アイドルは消え去り、すべて真矢の思い通りになる。",
          "zh_text": "进一步的调查发现，似乎在数天后将举行那位偶像的演唱会。真矢产生了一个主意。在那里，那个孩子肯定会出现。只要稍微惩罚她一下，告诉她放弃做偶像，那个傲慢的微小偶像就会消失，一切都会按照真矢的意愿发展。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"待ってなさいよ、地球。すぐに私がつぶしてあげるんだから……\"",
          "zh_text": "\"等着吧，地球。我很快就会将你击垮......\""
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "真矢はPCを閉じると、不敵な笑みを浮かべながら、次の計画に向けて動き出した。",
          "zh_text": "真矢关闭了电脑，露出了傲慢的笑容，开始做起计划。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "***",
          "zh_text": "* * * *"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "コンサート当日。会場には大勢の観客が集まっていた。その誰もがこれから行われるイベントに胸を躍らせているようだった。",
          "zh_text": "演唱会当天。会场里聚集了众多观众。每个人都对即将举行的活动激动不已。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "人気急上昇中のアイドルである彼女の初単独ライブということで、チケットは販売開始と同時に即完売。グッズ販売も大賑わいを見せ、早くも売り切れ続出という状況だった。",
          "zh_text": "作为正在迅速走红的偶像，她的首次独唱演唱会门票在开售后就立即售罄。周边商品销售也非常火爆，很早就卖完了。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "\"みんなー！きょうはありがとう！！！\"",
          "zh_text": "\"大家～！谢谢你们今天的支持！！！\""
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "ステージの上でマイク片手に元気いっぱいにファンたちに向かって呼びかける彼女。その声に応えるように歓声が上がる。その光景を見て満足げな表情を見せる彼女だったがそれもつかの間、会場を大地震が襲った。",
          "zh_text": "她站在舞台上，手握麦克风，充满活力地向着粉丝们呼喊。她的声音引起了回应，欢呼声不断响起。她看着这个场景，露出满意的表情，但这仅仅是一瞬间，而在之后地震突然袭击了整个会场。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "ずうぅぅぅぅううん！！！突然の振動に歓声であふれていた会場は一変、悲鳴に満ち溢れた。",
          "zh_text": "隆隆隆隆隆！！！突如其来的震动让原本欢声一片的会场陡然变了样，到处都是惊叫声。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "ずうぅぅぅぅううん！！！再度、身体を激しく揺さぶられる振動が会場を襲う。ステージの上の機材が音を立てて倒れてゆく。機材だけではない、アイドルもスタッフも観客もその場で尻もちをついたり、、倒れたりとパニック状態に陥っていた。",
          "zh_text": "隆隆隆隆隆！！！再次，剧烈的震动袭击着会场。舞台上的设备发出轰然倒塌。不仅仅是设备，偶像、工作人员和观众们都在现场陷入了恐慌的状态，摔倒或趴在地上。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "ずうぅぅぅぅううん！！！揺れはまだ収まらない。それどころかどんどん大きくなっていく。地震か？。しかもかなり大きい。このままでは会場ごと押しつぶされてしまうのではないか！？",
          "zh_text": "隆隆隆隆隆！！！震动还没有停止。事实上，它还在不断加剧。地震吗？而且是相当剧烈的地震。这样下去会场会不会倒塌呢!?"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "\"もー、なんなのよー！これー！！\"",
          "zh_text": "\"真是的，这到底是怎么回事！！\""
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "アイドルの悲鳴のような叫びがステージの上に響く。しかし誰も答えてくれるものはいない。皆我先にと出口へと殺到しているからだ。",
          "zh_text": "偶像的惨叫在舞台上回响，但没有人能够回答她。因为大家都在拼命往出口冲。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "ずどぉおおおん！！！ ひと際大きな衝撃が走る。天井が崩れ、瓦礫が降り注ぐ。",
          "zh_text": "隆隆！！！一次特别剧烈的冲击发生了。天花板倒塌，碎片纷纷落下。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "ずどん！ずがん！ずごん！ずどん！ずばん！ずだん！天井に吊るされていた巨大な機材がいくつも落下しては轟音が鳴り響き、多くの観客を下敷きにしてしまっている。会場はもはや収集がつかないほどにパニックに陥っていた。",
          "zh_text": "咚！咣！咚！咚！咣！咚！悬挂在天花板上的巨大设备纷纷坠落，发出巨响，将许多观众压在下面。会场已经完全陷入了无法控制的恐慌之中。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "\"ここが地球？何にもないんだけど……\"",
          "zh_text": "\"这就是地球吗？什么都没有呢……\""
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "地球に降り立った真矢は、ふわふわと新雪のように沈んでしまう地面を両足で踏みしめて、片手を腰に当ててあたりを見渡す。",
          "zh_text": "真矢降落在地球上，用双脚踩在像刚下过雪一样松软下沉的地面，一手叉腰环顾着四周。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "今日の彼女の格好はオフということもあり、普段着ているアイドル衣装ではなく、白を基調としたノースリーブのキャミソールにデニム生地のホットパンツとラフな服装をしている。キャミソールは鍛えてくびれたウエストのシルエットを映しだし、お椀のような胸を見せつけるかのように大胆に露出して、ホットパンツからはすらりと伸びた長い脚と、その抜群のプロポーションを強調している。一方の足元は銀色のピンヒールサンダルを履いており、全体的にどこかセクシーな雰囲気を醸し出している。",
          "zh_text": "由于今天是她的休息日，所以她没有穿上平时的偶像服装，而是穿着以白色为主题的无袖背心和牛仔热裤，打扮得非常休闲。背心凸显了她训练有素的腰部曲线，像碗一样形状的胸部则大胆地暴露出来，热裤突出了她修长的双腿和出众的身材。她的脚上穿着银色的细跟凉鞋，整体散发出一种性感的氛围。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "初めて来た地球は、真矢の想像していたものとはかけ離れていた。目の前に広がるのはどこまでも続く広大な平野と海。彼女が敵視しているアイドルの会場近くに降り立ったのに、何もない。",
          "zh_text": "真矢初次来到地球，与她所想象的完全不同。眼前展开的是一望无际的平原和海洋。她降落在她所敌视的偶像举办会场附近，却什么也没有看到。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "\"なによこのゴミみたいな星は。ちょっと期待外れなんですけど……\"",
          "zh_text": "\"什么呀，这垃圾一样的星球。有点让人失望啊……\""
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "ぼそりと独り言を呟く真矢。せっかくわざわざこの星まで来てやったのに、ここまで何もないと拍子抜けしてしまう。",
          "zh_text": "真矢喃喃自语道。好不容易特意来到这颗星球，如果这里一无所有就太扫兴了。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "\"真矢、地球人より身体が大きいから、怪獣みたいに遊んであげようと思ったのにぃ……\"",
          "zh_text": "\"真矢，你的身体比地球人大，本来打算玩怪兽游戏呢……\""
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "そういって、ほほを膨らませて不満げにつぶやく少女は、ふらふらとあたりを歩いてみる。だが、あたりを見渡しても、水たまりみたいな海と苔みたいな緑色の平原、そしてカビみたいな灰色の地面しか見当たらない。",
          "zh_text": "那个撅着嘴不满地嘟囔的少女，摇摇晃晃地四处走着。但是，无论她怎样环顾四周，都只能看到像水坑一样的大海，像青苔一样的绿色平原，以及像霉菌一样的灰色地面。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "\"街なんか、どこにもないじゃない……\"",
          "zh_text": "\"这里连个城市都没有吗……\""
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "はぁーっと大きくため息をついて、その場でしゃがみ込んでしまう真矢。これから、どうしよう……。そう、思いつめていた時だった。ふと、足元を見てみると、灰色のカビのようなものは何やら幾何学的な模様が折り重なってできている。これは自然物とは思えない、まるでコンクリートで作られたタイルのようだし、さらに規則的に地面に敷かれているのだ。",
          "zh_text": "真矢重重叹了口气，蹲在原地。接下来该怎么办呢？……就在她苦思冥想之时，她突然注意到脚下的情况，灰色的霉菌状物体似乎呈现出一些几何图案的重叠。这看起来不像是自然物体，更像是用混凝土制成的方块，而且它们被规律地铺设在地面上。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "最初はそれが何なのか分からなかったが、じっくり見てみるとそれは1つの塊になっているわけではなく、いくつかブロック状に積み重なったものが整列して並んでいることが分かった。",
          "zh_text": "一开始真矢不知道这是什么，但仔细观察后发现，地上的霉菌它们并不是一团一团的，而是由无数个方块状物体整齐排列构成的。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "なんだろうこれ……？興味を持った真矢はその1つを指で掬って、目の前に運んでくる。持ち上げた際に少し崩れてしまったが、その不思議な灰色の苔の様子を見る分には問題ない。真矢がぐっと目を近づけてよく見てみると、それはどう見ても人工物の集合体にしか見えなかった。",
          "zh_text": "这到底是什么……？感到兴趣的真矢用手指夹起其中一块，放到眼前。尽管拿起来的时候稍微有点崩塌，但不影响观察这个神秘的灰色苔藓。真矢把眼睛凑近细看，它明显看起来像是人工制造的物品。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "\"え……。うっそ……。これが、まち？……\"",
          "zh_text": "\"嗯……真的假的……这就是城市吗？\""
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "手にしたものは、真矢が目を凝らしてもピントが合わないほど細かいコンクリート素材が多数存在している人工物。ここに来る前に調べた通りの地球の街だった。彼女は驚きのあまりしばらく固まっていたが、やがて震えだす。事前に地球の大きさは調べていたものの、いくら１万分の１とはいえ、知的生命体が作り出した街なのだから、それなりの建造物があってしかるべきだと思っていた。",
          "zh_text": "她手中所握的东西是一种细小到连真矢凝视也无法对焦的混凝土材料。这正是真矢之前调查过的地球城市。她惊讶得僵在原地，但不久后开始颤抖起来。尽管事先调查了地球的大小，即使地球人只有自己身高的万分之一，但无论如何，这是由智慧生命体创造的城市，应该有相应规模的建筑物。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "だが、目の前にあるのは、髪の毛よりも細く、苔よりも短い、脆い砂のようなコンクリートとアスファルトで固めた超・超・超極小の地球人の街。",
          "zh_text": "然而，眼前的就是一个比头发还细、比苔藓还小、用脆弱的沙子状混凝土和柏油固定的超超超微小地球人的城市。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "いや、『街』というにはゴミ過ぎる。これはコロニーだ。微生物が集まって作るコロニーといった方が正しい。",
          "zh_text": "不，用『城市』来形容已经太过夸张了。这是一个菌落，更准确地说是由微生物聚集形成的菌落。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "おそらくこのコロニーの中には、１万分の１しかない地球人がたくさんいるのだろう。体長0.17ミリ、ミジンコの１０分の１以下の大きさしかない知的生命体、地球人。そんな大きさなのだし、きっと虫くらいの知性しかいないのではないか。そんな彼らの足りない知性で作ったこの建物は彼らからしたら、さぞ立派なものかもしれない。",
          "zh_text": "很可能在这个菌落中，只有1/10,000的地球人存在。地球人体长只有0.17毫米，甚至比水蚤还要小十倍的智慧生命体。以他们如此微小的身体，他们可能只有虫子的智力吧。在他们有限的智力下所建造的这些建筑物，对他们来说可能是很宏伟的。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "だが、真矢から見れば塵芥の集まりでしかない。吹けば埃の様に吹き飛んでしまう矮小な街に住む地球人の存在を目の当たりにして、真矢は改めて自分との生物としてのレベルの違いを思い知る。",
          "zh_text": "然而，在真矢看来，这只是一堆垃圾的堆积。她亲眼目睹了这个只要一吹就会化为尘埃飘散的微小城市，以及里面地球人的存在，让她再次深刻意识到她与他们作为生物之间的差距。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "\"ぷっ！あっははははは！！！何これ！？こんなの蟻の巣だってもっと大きいわよ！？こんなのに、いっちょ前に文明なんて築いてたりするの！？\"",
          "zh_text": "\"噗！啊哈哈哈哈哈！！！这是什么！？这种规模的蚁穴也太小了吧！？他们竟然在这种地方建设文明！？\""
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "思わず吹き出してしまい、笑ってしまう真矢。そんな吹き出した吐息だけで、手にしている地球人の巣は埃のように舞い上がってしまい、口から飛び出た唾液の飛沫は隕石の衝突ように街に降り注ぎ、ビルや道路を粉砕して粉々にしてしまう。真矢が唾を吐いた場所は大きく陥没し、その中心部にはぽっかりとクレーターができて、超巨大少女の唾液の湖が広がってしまう。",
          "zh_text": "真矢忍不住笑了出来。仅仅是那个笑声，她手中的地球人巢穴像尘埃一样飞扬起来，从她的嘴中喷出的唾液飞溅像陨石撞击一样降落在城市中，将建筑物和道路砸得粉碎。真矢吐出唾液的地方出现了巨大的塌陷，中心形成了一个巨大的陨石坑，湖泊般的超巨大少女唾液蔓延开来。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "\"わっ！、あっとと、少し息を掛けただけなのに、地球の街にとっては大災害になるのね\"",
          "zh_text": "\"哇啊！仅仅是稍微叹了口气，对地球的城市来说就成了大灾难啊。\""
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "真矢は少し笑っただけで壊滅してしまう地球人の巣を見てあきれる様につぶやく。いや、こんなことをしてる場合ではない。そもそも真矢がここまでやってきたのは、あの新人アイドルを潰すためにほかならない。もしかしたら、もう踏みつぶしてしまったのではないだろうか……。そんなのはつまらなすぎる。",
          "zh_text": "真矢看着被她轻轻一笑就摧毁的地球人巢穴，惊叹地喃喃自语。不对，现在不是做这种事情的时候。说起来真矢来这里的原因无非就是为了摧毁那个新人偶像。难道，她已经在脚下被踩扁了吗……。那也太无聊了。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "彼女は指先に残った街の残骸に向かって口をすぼめて、ふっと強く息を吹いた。その瞬間、小さな小さな巣は暴風に巻き込まれたように空高く巻き上げられ、街にいた１万人近い地球人は一気に成層圏まで吹き飛んでしまう。",
          "zh_text": "她向残留在指尖的城市残骸抿起了嘴唇，用力吹了一口气。顷刻间，小小的巢穴像被暴风卷起一样卷上高空，城市里近一万地球人瞬间被吹到平流层。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "そんな地球人にとっては大災害の事なんかよりも少女は手早くホットパンツのポケットから情報端末を取り出し、憎き新人アイドルの会場がどこにあるか、まだ無事なのかを確認をし始めた。",
          "zh_text": "比起关心这种对地球人来说的大灾难而言，少女更迫切地从热裤口袋里拿出了信息终端，开始确认讨厌的新人偶像的演出地点以及她是否还安全。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "\"あー、よかったまだ無事みたいね〜、真矢が来るまで生きてなきゃダメよ。たっぷりイジメてあげるんだから♪\"",
          "zh_text": "\"啊，太好了，看起来还安全呢~，一定要活到真矢来才行。我还要好好欺负你呢♪。\""
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "どうやら会場は真矢のいる所から、１０歩ほど離れたところにあるらしい。",
          "zh_text": "看起来会场离真矢所在的地方大约有10步远。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "\"近くにあるみたいでよかった～\"",
          "zh_text": "\"好像在离这里很近，太好了~\""
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "真矢の歩幅は6ｋｍ以上ある。地球人にしてみれば、遠く離れた街も彼女からしたらわずか数mの距離。このエベレストの２倍もある超巨大アイドルから逃げられる場所は、この地上のどこにもなかった。",
          "zh_text": "真矢的步幅超过6公里。对于地球人来说遥远的城市对她来说只是几米的距离。对于这位比珠穆朗玛峰还要高两倍的超巨大偶像来说，地球上没有任何地方可以逃脱。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "ずうぅぅぅぅうんん！！！ずうぅぅぅぅうんん！！！ずうぅぅぅぅうんん！！！ずうぅぅぅぅうんん！！！",
          "zh_text": "轰——隆隆！！轰——隆隆！！轰——隆隆！！轰——隆隆！！"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "鼻歌を歌いながら真矢は一直線に、新人アイドルのコンサート会場へ向かう。世界最高峰よりもはるかに大きな彼女の行方を遮るものは何もない。",
          "zh_text": "真矢一边哼着小曲，一边直奔新人偶像的演唱会会场。没有任何东西可以阻挡比世界最高峰还要大得多的她的行进。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "身長15,000ｍ、体重430,000トンの真矢が歩くだけで、山は崩れ、大地は割れ、踏み抜いた足の回りには押し上げられた土が盛り上がり、新たな山脈が出来上がるほどだった。",
          "zh_text": "身高15,000米，体重4,300,000万吨的真矢只要一走路，山就会崩塌、大地就会裂开，她踏出的脚让周围的泥土隆起，新的山脉涌现而成。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "その光景はまさに怪獣の蹂躙とは桁が違う、超巨大女神による天地創造といった方が相応しい。",
          "zh_text": "这景象完全不同于怪兽的蹂躏，更像是超巨大女神创造天地的壮观景象。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "ズゴォオオオオンン！！！ 少女の足踏みが町を襲う。履いている銀色のハイヒールサンダルがまるで隕石のような衝撃を生み、地面に亀裂が走りその中心にできたクレーターはまるで隕石が降ってきたかのように、深く、広く、そして底が見えないほどに深かった。少女の足の下敷きになった哀れな数千人単位の地球人はその天文学的な質量に押しつぶされ、その痕跡すら残さず蒸発して地上から消え去ってしまう。",
          "zh_text": "轰隆隆隆！！！少女的脚踏过城市。她穿着的银色高跟凉鞋，就像陨石一样撞击地面，地面出现裂缝，中心广阔的陨石坑深不见底。数千单位可怜的地球人被她天文般的质量所压扁，连痕迹都没有留下，就从地上消失殆尽。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "真矢が刻み込んだ足跡ですら、その全容を見ることのできる地球人はおらず、彼女の体重で盛り上がって作られた山脈ですら目がくらむようなその光景。",
          "zh_text": "连能看到真矢留下脚印全貌的地球人都不存在，甚至连由她的体重形成的山脉都令人眩晕。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "地球のありとあらゆる存在を凌駕する彼女の姿を見たものは、誰一人として例外なく恐怖を超えた一種の被征服感とも呼べる複雑な感情に打ちひしがれていた……。",
          "zh_text": "看到凌驾于地球上一切存在的她，地球人无一例外都被一种超越恐惧的征服感所淹没，产生无数复杂的情感……。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "ずうぅぅうん！！ずうぅぅうん！！ずうぅぅうん！！ずうぅぅうん！！ ずうぅぅうん！！ずうぅぅうん！！ずどぉおおん！！ずどぉおおん！！",
          "zh_text": "轰——隆！！轰——隆！！轰——隆！！轰——隆！！轰——隆！！轰——隆！！轰隆！！轰隆！！"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "手にした情報端末によれば、あの憎たらしい新人アイドルがいるライブ会場はこの辺りらしい。真矢は足元を目を凝らして探してみるが、やはり地球人の街は小さすぎて足元の存在が何なのか、まったく分からない。真矢はしゃがんで目的の施設を探してみることにした。",
          "zh_text": "根据手中的信息终端，那个讨厌的新人偶像的演唱会场似乎就在附近。真矢凝视着脚下，试图寻找目标，但地球人的城市实在太小，根本不知道脚下的存在是什么。真矢蹲下来，试图找到目标设施。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "ぶおおおおおおおお！！！",
          "zh_text": "呼呜呜呜呜呜呜！！！"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "真矢のホットパンツに包まれた二つの巨尻が一気に降下して、上空1万ｍの大気を大量に押し下げ、地表に猛烈なダウンバーストをもたらしてしまう。",
          "zh_text": "真矢的热裤包裹着的两个巨大的臀肉一下子降落，迅速挤压屁股下方1万米的大气，给地表带来猛烈的下击暴风。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "直径3kmもある尻肉が上空に二つならんだその光景は、地球人からどう見えていただろうか。彼らはとりあえずカメラをかざし、その存在を写真に収めようとするが、当然、画角に収まりきらず、撮った写真には画面一面の巨大なデニム生地しか映らないし、お尻の湾曲すらとらえることが出来ない。この写真を見せて、ただの少女の臀部写真だと誰が信じてくれるのか……。",
          "zh_text": "直径达到3公里的臀肉在空中并列的景象，地球人会如何看待呢？就算他们举起相机，试图将其存在拍摄下来，然而很明显连将其完全拍摄在画面中都不可能，拍下的照片只能显示一片巨大的牛仔布料，甚至无法捕捉到臀部的曲线。谁会相信这只是一个普通少女的臀部照片呢……"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "しゃがんだ真矢は、目を皿にして地表の街からライブ会場になりそうな、建造物を探してみる。すると、目についたのは周りの建物よりも二回りほど大きなドーム型施設。おそらくこれがあの新人アイドルの会場なのだろう。ライブ会場は幸いなことに崩壊を免れており、真矢が到着した時点では例のアイドルは会場から、まだ避難はできていないようだ。",
          "zh_text": "蹲下的真矢用眼睛盯着地表的城市，试图找到可能成为演唱会场的建筑物。突然，她注意到一个比周围建筑物大上两倍的圆顶建筑物。很可能这就是那个新人偶像的场地。幸运的是，演唱会场地侥幸没有坍塌，在真矢到达时，那个偶像似乎还没有从会场逃离。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "\"……小さ～、これじゃあ、真矢が身じろぎしただけで全滅だね♪\"",
          "zh_text": "\"……太小了……这样的话，真矢稍微动一下就全军覆没了♪\""
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "そういって、真矢はしゃがんだまま、足を動かしドーム施設の真上に足を掲げた。",
          "zh_text": "说着，真矢保持蹲姿，移动脚步将脚举起在圆顶建筑物正上方。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "ズゴォオオオオンン！！！ 少女の足踏みが街を襲う。履いている銀色のハイヒールサンダルが、大量の建造物を消し飛ばし、無数の市民を蒸発させてしまう。だが、ドーム施設だけは奇跡的にまだ顕在していた。サンダルのヒールが織りなす、アーチの下にいたからだ。",
          "zh_text": "轰隆隆隆隆隆隆！！！ 少女的脚步声冲击着城市。她穿着银色高跟凉鞋，摧毁了大量建筑物，让无数市民消失无踪。然而，奇迹般地，只有圆顶设施仍然存在。这是因为会场正好处于鞋跟形成的拱门下方。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "踏みつぶしてしまえば一瞬で消えてしまえるが、それはつまらなすぎる。真矢のアイドルとしてのプライドを傷つけた存在には、ふさわしい最期を与えてやらねばならない。",
          "zh_text": "虽然只需一踩就能让其瞬间消失，但那样太无趣了。对于伤害了真矢作为偶像的自尊的存在，必须给予相应的结局。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "真矢は手にした端末の画面をドーム施設内のカメラ映像に切り替えてみた。画面をみると、新人アイドルと3万人の観客、そしてステージの大型ビジョンには巨大な真矢が映し出されているのがよくわかる。",
          "zh_text": "真矢切换了手中终端的画面，看到了圆顶设施内的摄像头画面。屏幕上可以清楚地看到新人偶像和3万名观众，以及舞台大屏幕上映出的巨大真矢。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "\"イエーイ、会場のみんな〜見てる？みんなのドームの上にあるのなんだかわかる？これね、真矢のサンダル。みんなが入ってるその施設、真矢のサンダルのヒールよりも細いんだよ？\"",
          "zh_text": "\"耶～，大家都在会场呢～能看到了吗？知道大家上方是什么吗？这个是真矢的凉鞋哦。大家都在里面的会场，比真矢凉鞋的鞋跟还要细呢。\""
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "真矢は、しゃがんでいる自分の足元にあるドームを指差しながら、楽しげにしゃべり始める。そう、今彼女が履いているのは普通のサンダルなのだ。それを遥かに上回る大きさの超巨大少女が身に着けていればそれは、もはや天災を通り越して神罰に等しい。軽く嘲っただけで、会場の空気はシンと静まり、3万人のちっぽけな恐怖が伝わってくる。",
          "zh_text": "真矢指着自己蹲着脚下的圆顶，开心地说着。没错，她现在穿的只是普通的凉鞋，但如果被一个远超规模的超巨大少女穿着，那就不仅仅是天灾，而是等同于神罚了。只是轻描淡写地嘲笑了一下，会场里就鸦雀无声了，3万人微小的恐惧隐隐传来。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "そんな会場の様子を端末で知った瞬間、真矢は目の前の建造物が今まで以上に愛おしくなった。",
          "zh_text": "在终端上了解到会场的情况后，真矢觉得眼前的建筑物变得比之前更加可爱了。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "あれだけ小さい建造物なのだ。自分がちょっと動いただけでも簡単に壊れてしまいそうだ。そんな施設にいるのは、目に見えないほどにさらに小さい地球人。会場にいた人間すべてが、真矢に命乞いの言葉をささげている。",
          "zh_text": "那些建筑物实在太小了。只要自己稍微动一下，就会轻易摧毁它们。在这样的设施中生活的更小存在是肉眼都看不见的地球人。会场中的所有人都向真矢祈求着生命。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "――――動かないで……。",
          "zh_text": "——请不要动……。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "――――助けてください……。",
          "zh_text": "——请救救我们……。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "皆、言葉の最後に、真矢様、真矢様、という少女をあがめる様に付け加えるのだ。そう、あの新人アイドルでさえも。",
          "zh_text": "每个人在每句话的结尾都会加上真矢大人，真矢大人这样的称呼，仿佛是在崇拜少女。对，就连那位新人偶像也是如此。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "微生物レベルの地球人とは言え、ここまで神聖視されると気分がいい。",
          "zh_text": "尽管他们是微生物级别的地球人，但能被他们如此神圣地看待还是感觉不错。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "そんな彼らの声を聞いた真矢は、つい嬉しくなって彼らをもう少しだけ延命させてやることにしてあげることにした。",
          "zh_text": "真矢听到他们的声音，不禁感到高兴，决定让他们再多活一阵子。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "\"いいわ、あなた達は物分かりがいい微生物みたいだから、命だけは助けてあげる。真矢に感謝しなさいよね\"",
          "zh_text": "\"好吧，你们这些微生物一样的存在还是通情达理的，我会保护你们生命的。要感谢真矢哦。\""
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "そう言うと真矢はしゃがみこんだ状態から、ゆっくりと指を地面に突き刺し、ドーム施設の周辺を地盤ごと掬い上げてしまった。ゴゴゴゴゴゴゴゴ……！！ 数十万トンの土砂が、少女の指先一つで容易く持ち触られてしまった。",
          "zh_text": "说着，真矢以蹲下的姿势中慢慢地将手指插入地面，将周围的圆顶设施连同地基一起托起。隆隆隆隆……！！几十万吨的土石在少女的指尖上轻松地被举了起来。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "だけど、掬ったこの建物をどこにしまおうか……。ずっと持ってるのもつかれるし、ポケットに入れてしまうとすぐに潰れてしまいそうだ。",
          "zh_text": "但是，要把现在把托起的建筑物放在哪里呢……？一直拿着会很累，放进口袋里又很容易被压碎。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "\"うーん、あっそうだ♪\"",
          "zh_text": "\"嗯，对了♪\""
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "真矢は思いついたように顔を明るくして、キャミソールの胸のすそを掴んで引っ張ると、指先のドームをその胸の谷間へと放り込んでしまった。",
          "zh_text": "真矢灵机一动，露出开心的表情，抓住背心的下摆一拉，把指尖的圆顶扔进了胸间的沟壑里。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "ペタ・・・・・。汗ばんだ谷間に、地球人のドーム施設を含めた街区が張り付いてしまった。このドーム施設は、真矢の柔らかいおっぱいの谷間にごみのように張り付き、張りのある弾力の肌によってその形を崩すことも許されず、真矢の汗の臭いを嗅ぐことになってしまう。",
          "zh_text": "啪嗒……汗水洒在湿润的山谷里，城区连同地球人的圆顶设施都黏在了一起。这个圆顶设施像垃圾一样粘在真矢柔软的乳沟上，甚至无法让下面富有弹力的皮肤变形，只能被迫闻着真矢的汗臭味。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "真矢は止めどなく溢れ出る真矢の汗で街が水没しないよう、特殊なコーティング剤をドーム周辺に一滴だけ垂らす。もともとは異星から採取したバクテリアや苔類が死滅しないようにする、耐衝・耐水性のコーティング剤だったが、地球みたいなすべてが極小の文明の街にはもってこいのモノだった。",
          "zh_text": "为了防止汗水不断溢出淹没城市，真矢在圆顶周围滴上了一滴特殊的涂层剂。这种涂层剂原本是为了让从外星采集的细菌和苔藓不会死亡而开发的，具有耐冲击和耐水性，对于像地球这样极小文明的城市来说再合适不过了。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "\"ここでいっか。アイドルのおっぱいに触れるんだから、光栄に思いなさいっ！\"",
          "zh_text": "\"就在这里吧。因为你们能触摸到偶像的胸部，所以要感到荣幸哦！\""
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "その光景を見ていた人間は誰もいないが、真矢は少し得意気に言った。肌色の谷間にとらわれたドームのすぐ近くに、小さなほくろがある。真矢が水着でグラビア撮影すると、カメラマンがいつもここを可愛いといって、ほめてくれるチャームポイント。そんな小さな真矢のほくろすらも、地球人のドームよりも大きい。",
          "zh_text": "尽管没人目睹到这一幕，真矢依然得意地说道。在肉色乳沟上的圆顶附近，有一个小小的黑痣。每当真矢穿着泳装进行写真拍摄时，摄影师总是称赞这个小痣很可爱，将其视为真矢的魅力点。真矢这个小小的痣甚至比地球人的圆顶还要大。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "胸の谷間にできた小さな小さな真矢のほくろ。その小さなほくろで野球が出来てしまうほど地球人から見たら大きかった。",
          "zh_text": "真矢乳沟里面一个小小的黑痣，对地球人而言，甚至可以将其作为打棒球的场地。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "少女の体の中でも、もっとも敏感な部位である乳房。その感触を、真矢の体温を、息遣いを、地球人は感じていた。その真矢の温かさは、ドームのガラスを突き抜け、中の人間たちの肉体にも伝わっているだろう……。",
          "zh_text": "对少女而言乳房是身体中最敏感的部位。地球人能感受到真矢的触感、体温和呼吸。那股真矢的温暖穿透了圆顶的玻璃，传达到人们的身体上……"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "真矢は立ち上がって辺りを見回した。さっきまであんなに憎かった地球のアイドルも、今は胸にへばりつくにちっこくてかわいい存在！",
          "zh_text": "真矢站起身，环顾四周。之前还讨厌的地球偶像，现在成了黏着在她的胸前小巧可爱的存在！"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "そんな、極小アイドルのためにも、『本物のアイドル』という物を見せてあげよう。",
          "zh_text": "为了这个极小的偶像，她要展示给他们一个『真正的偶像』是什么样子。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "\"じゃあ真矢が本物のアイドルがどんなものか、教えてあげるね♪\"",
          "zh_text": "\"那么，真矢就来教给你们什么才是真正的偶像吧♪\""
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "ずどぉおおんん！！ ずどぉおおんん！！ ずどぉおおんん！！真矢は街の中心へ、地球人が多く集まる場所に向かう。",
          "zh_text": "轰轰轰——！！ 轰轰轰——！！ 轰轰轰——！！真矢朝着地球人聚集的城市中心进发。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "まずは、アイドルの基本、握手会を開こう。真矢は、手近にあった駅らしきものに狙いを定める。そこには真矢から遠ざかろうとする、人間がたくさん集まっていた。",
          "zh_text": "首先，作为偶像的基本功，让我们来举办一场握手会吧。真矢锁定了附近的一个像是车站的地方。那里聚集了许多地球人，试图逃离真矢。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "\"ほら、あんたたちの握手会のために、わざわざ真矢が来てあげたんだから泣いて喜びなさいよ。\"",
          "zh_text": "\"你们看，真矢为了给你们举办握手会特意过来了，你们应该高兴得哭出来才对。\""
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "ずどぉおおん！！ずどぉおおん！！真矢は駅のホームを跨ぐように足を踏み下ろした。超巨大アイドルの真矢の足の長さは約2,000m以上にもなる。駅前エリアと呼べるそれらすべてをぺちゃんこに踏み潰し、避難しようとしていた地球人を巨大な足跡の地下深くに押しやり、痕跡すら残さないほどに消し去ってしまう。",
          "zh_text": "轰轰轰——！！ 轰轰轰——！！真矢跨过车站的月台，踩下脚步。超巨大偶像真矢的脚长在2000米以上，将整个被称为车站前区域的地方一脚踩平，将试图逃离的地球人推进巨大脚印的深处，消除得连痕迹都不留下。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "仁王立ちだった真矢は駅をまたいだまま、しゃがみ込んで駅の上に掌をかざしてみる。",
          "zh_text": "仁王立站着的真矢跨越车站，蹲下身体，将手掌放在车站上方。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "\"どう？真矢の手のひら？これくらい大きければ、一度にたくさんの人と握手できるでしょ？\"",
          "zh_text": "\"怎么样？真矢的手掌？这样的大小一次就能和许多人握手了吧？\""
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "ズゴォオオンン！！ 全長1,500ｍの真矢の手が振り下ろされ、駅舎とその周辺の建物を押しつぶすように地面へと落下する。駅舎があったはずの場所は、隕石でも落ちたかのようなクレーターとなり、そこにあったすべての物質を飲み込むようにして地中深くへと押しやった。ただ掌を置いただけで、地上に存在した文明がことごとく壊滅してしまったのだ。",
          "zh_text": "咚咚咚——！！ 真矢全长1500米的手挥下，将车站和周边建筑物压扁在地面上。原本有车站的地方成为了像是被陨石砸中的坑洞。真矢彷佛将原本存在的一切物体吞没一般，将手掌压入地下深处。仅仅是放下掌心，地上存在的文明就毁灭殆尽了。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "その様子を見た真矢は、満足したかのように微笑む。だが、まだ地球人の上に掌を置いただけ、握手はまだ終わりではない。真矢の広げた掌が握り始め、500ｍはあるだろう5本の指が、ズゴゴゴゴと地面をえぐりながら閉じられてゆく。その光景を見た人々は、一様に絶望の声を上げた。",
          "zh_text": "看到这一幕，真矢满足地微笑着。然而，她只是将手掌放在地球人头顶，握手还没有结束。真矢伸开的掌心开始握紧，五根足有500米长的手指边挖开地面边咯吱咯吱合拢。看到这一幕的人们发出统一的绝望哀鸣。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "逃げても無駄だと悟ったのか、諦めたのか、あるいはその両方か。地上の人々はその場に固まったまま動かなかった。",
          "zh_text": "人们是终于意识到逃跑是徒劳无益的，或者还是早已放弃了，再或者两者兼而有之。地上的人们都呆在原地，一动不动。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "そして、巨大な手が閉じた時、真矢の拳の中にはさっきまで4000人以上の地球人がいたエリアを圧縮した地域が握られていた。",
          "zh_text": "当巨大的手合上时，真矢的拳头里握着一片压缩了原本容纳4000多人的区域。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "ぐしゃっ！！！ 真矢は軽く力を込めると、手の中にあった土塊を一気に握りつぶしてしまい、ビルや道路はまるで飴細工のように簡単に砕け散ってしまった。",
          "zh_text": "咯吱——！！真矢稍微用了些力气，一下子把手中的土块握碎，大楼和道路如同糖果一般轻易粉碎。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "真矢は手を再び開いて中身を見てみると、そこにあったのは、駅のあったことを示す物すらなんの痕跡もない、抉られて黒土がむき出しの痛々しい地表だけだった。",
          "zh_text": "真矢再次张开手掌，看着其中的东西，只剩下一片抉剥的黑土裸露在外，连曾经有个车站的痕迹都没有。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "\"最後にいい思い出になったかな？真矢と触れ合えてよかったね、ばいば～い♪\"",
          "zh_text": "\"这样算是留下了美好的回忆吧？你们很高兴能和真矢接触吧，拜拜喽～♪\""
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "真矢はそういうと、次はどの町にしようかと見回す。真矢が目をつけたのは、まだ無事だったビル群。さすがにあの中なら、まともに遊べそうな玩具もあるに違いない。",
          "zh_text": "真矢这样说着，环顾四周，思考下一个要去的城市。真矢的目光落在还没有受到破坏的高楼群上。在那里，一定还有一些可以好好玩耍的玩具。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "そう考えた真矢は、一番近くの高層ビルを標的にする。真矢の足は、1万倍の大きさがあり、ビルとの距離はわずか30cm程度。そのビルは、真矢にとっておもちゃのようなものだ。",
          "zh_text": "这样想着，真矢将目标锁定在最近的一栋高层建筑物上。真矢的脚有着万倍的巨大，与大楼的距离只有约30厘米。对于真矢来说，那座大楼就像是一个玩具。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "ビルは真矢からすれば蟻のようなサイズだが、それでも真矢にとっては絶好の遊び道具になる。それが知的生命体が作り上げた高層建築物なのだからなおのこと、真矢の弑逆心を煽ってくれる。ちょうどいいことに、そのビルの最上階にはまだ多くの人間が残っていた。",
          "zh_text": "对于真矢来说，大楼虽然只有蚂蚁般的大小，但对她来说却是绝佳的娱乐工具。尤其是这座大楼是由智慧生命创造的高层建筑，更加激起了真矢的嗜虐心理。正好，那栋大楼的顶层还残留着许多人。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "\"じゃあね～君たちには、真矢がチューしてあげる♪\"",
          "zh_text": "\"那就再见啦～作为饯别，真矢会亲亲你们一下♪\""
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "真矢は、そのビルをつまみ上げようと人差し指と親指を近づけ、2本の指でつまもうとした。",
          "zh_text": "真矢伸出手指，将食指和拇指靠近，试图用这两根指头夹住那座建筑物。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "クシャ……。指先で小さなビルが粉々になってしまった。触るものすべて粉砕してしまうほどに、地球人と真矢の力の差は歴然だった。",
          "zh_text": "咔嚓……。建筑物在指尖碎成了粉末。真矢的力量与地球人相比差距明显，她足以粉碎一切触碰的物体。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "\"は？勝手に死んでもらったら困るんですけど？\"",
          "zh_text": "\"什么？你们自己死掉我反而会麻烦。\""
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "真矢はつまんでいた指を離すと、あきれたようにため息を一つ付くと、どうやって極小地球人を唇に運ぶか思案し始める。これほどまでの大きさが違うと触れただけで建物は砂になって、人間は血糊と化してしまう。",
          "zh_text": "真矢松开夹住的手指，叹了口气，开始思考如何将微小的地球人送到嘴唇上。大小差距如此之大，只要一触摸，建筑就会化为沙砾，人类也会变成血浆。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "うーん……。真矢は考えを巡らせていると、あることを思いついた。",
          "zh_text": "嗯……。真矢思考着，想到了一个主意。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "そうだ！ 簡単なことだ。彼女は両手を地面につき、四つん這いの姿勢から上半身を倒してゆく。",
          "zh_text": "没错！很简单。她将双手放在地面上，以匍匐姿势倾斜着上半身。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "\"こっちから、キスしてあげるね♪\"",
          "zh_text": "\"从这边，我来亲你们一下吧♪。\""
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "そういうと、真矢は両手を折り曲げ、顔を地面に近づけてゆく。",
          "zh_text": "说着，真矢双手弯曲，将脸靠近地面。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "ズドンッ…………！！！ 大きな振動とともに、真矢の唇が地面に叩きつけられた。ピンク色の血色の良い健康的な唇が、地面にめり込み、その衝撃であたり一帯が揺れ動く。",
          "zh_text": "咚咚……！！！伴随着巨大的震动，真矢的嘴唇重重砸在了地面上。粉红色饱满健康的嘴唇陷入地面，周围地区震动起来。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "その揺れは、地震となって地球上のあらゆる生き物を襲う。",
          "zh_text": "这种震动变成了地震，袭击着地球上的所有生物。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "それは、もちろん真矢の唇プレスから逃れられた人間たちも同様であり、彼らのいる大地は震度7クラスの大地震に見舞われた。",
          "zh_text": "当然，从真矢唇下幸存下来的人们也同样受到了影响，他们所在的土地遭受了7级地震的袭击。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "\"ん……、ちゅ……、れろ……、くちゃ……\"",
          "zh_text": "\"嗯……啾……哌咯……咔擦……\""
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "巨大な唇は潰れてゆく地球の街の感触を楽しんでいるのか、時折リップ音を立てながら舌を這わせて唾液を塗りつけていく。まだそこにいたであろう地球人ごと街を舐めとってしまう。それはまるで獲物をとらえた肉食獣のように執拗で容赦がなかった。",
          "zh_text": "巨大的嘴唇似乎在享受着地球城市逐渐崩溃的触感，真矢不时发出嘴唇和舌头活动的声音。用舌头在地面舔舐，四处涂抹着唾液。它无情地舔舐着还存在的地球人和城市，犹如捕获猎物的肉食兽一般残忍无情。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "永遠にも感じられたキス蹂躙の後、ようやく真矢の顔が離れた。彼女の唇があった場所には大量の口紅の跡がついており、唇の形に奇麗に街をえぐったあとになっている。真矢は自分の唇についた汚れを拭い去ると、自らが刻み付けたキスの後を見下ろし、満足そうに微笑んだ。",
          "zh_text": "经历了仿佛永远也结束的亲吻蹂躏后，真矢的脸终于离开了。在她的嘴唇曾经所在的地方留下了大量口红的痕迹，在街道上形成了美丽的嘴唇状凹痕。真矢擦去唇上的污渍，俯视着她刻下的亲吻痕迹，满意地微笑着。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "\"うふ……、これでみんなが真矢とキスしたことになっちゃった。大サービスだね♪\"",
          "zh_text": "\"呵呵……，这样一来，大家就都算是与真矢接吻过了。真是大福利呢♪。\""
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "真矢はその可愛らしい顔に似合わない妖艶な笑みを浮かべると、胸のあたりが騒がしいのに気付いた。どうやらキスをした時に、真矢の大きな胸が地面についてしまったようだ。グラビアアイドルにも引けを取らない真矢の胸は、飛び跳ねればぽよぽよと柔らかく揺れ、その胸はファンの間では人気の的だったが、地球人にとってみれば真矢の胸は、まさに山そのもの。その胸が地面に接触したのだ。その柔らかな胸の弾力が、5キロ四方の街を薙ぎ払ってしまったらしい。真矢の胸の下には、丸いお椀型に空いたクレーターがきれいに二つ並んでいる。",
          "zh_text": "真矢露出了与她可爱的脸不相称的妖艳笑容，然后她注意到胸部附近有些骚动。看来在亲吻时，真矢的巨大胸部碰到了地面。真矢的胸部不输给那些写真偶像，跳起来时会柔软地摇晃着，在粉丝中非常受欢迎，但对地球人来说，真矢的胸部简直就是一座山。而那座山接触到了地面。那柔软的胸部似乎扫平了方圆5平方公里的城市。在真矢的胸部下方，整齐地形成了两个圆形碗状的巨坑。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "\"んもぅ、真矢のおっぱいが大きすぎてごめんねっ！\"",
          "zh_text": "\"唔呜，真矢的胸部太大了，不好意思啦！\""
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "真矢は少し照れるように言うと、真矢の胸に着いたゴミをぺシぺシと払って、惨禍を見下ろしてみる。",
          "zh_text": "真矢有点害羞地说着，用手拂去附在胸部上的灰尘，俯瞰着这场惨祸。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "\"こんなに柔らかい胸なのに、胸を置いただけで死んじゃうなんて、地球人ってば弱すぎだよっ！\"",
          "zh_text": "\"明明是这么柔软的胸部，只是把胸放上去就会死掉，地球人真是太弱了吧！\""
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "もはや物言う存在がいない、おっぱいクレーター跡に向かって言い放つ。",
          "zh_text": "她朝着空无一物的乳房弹坑遗迹说道。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "\"そうだ、せっかくだから、真矢のおっぱいが柔らくて気持ちいいこと、みんなに教えてあげるねっ！！\"",
          "zh_text": "\"对了，既然机会难得，就让大家都知道真矢的胸部有多么柔软和舒服吧！！\""
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "そう言うと真矢は腕立て伏せの姿勢から、両胸を大地に押し付けてゆく。真矢の胸は直径2,000ｍ以上にもなる。その胸が地面に接触した瞬間、その胸は波紋のように広がってゆき、周辺を一瞬にして飲み込んでしまう。その胸に触れたビルや山、建物などはすべて、跡形もなく消滅してしまった。その光景を見ていた真矢は、自分の胸がすごいという自慢をするかのように嬉しそうな鼻息を漏らす。",
          "zh_text": "真矢说完后，她从俯卧撑的姿势开始，将双胸压在大地上。真矢的胸部直径甚至超过了2,000米。当胸部接触地面的瞬间，乳肉像波纹一样迅速扩散蔓延，瞬间吞噬了周围的一切。那些接触到胸部的建筑物、山脉等全部消失得无影无踪。看到这一幕，真矢像是在炫耀自己的胸部有多么厉害一样，忍不住发出愉悦的鼻息。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "\"ほら、おっぱいドーザーだぞ～、のろまな地球人はおっぱいで潰してあげるね♪\"",
          "zh_text": "\"看吧，这就是胸部推土机～，慢吞吞的地球人就让胸部来碾压吧♪。\""
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "そういって、今度は両胸をじめんにおしつけたまま、ゆっくりと動かし始める。",
          "zh_text": "她这样说着，同时保持双胸贴在地面上，缓慢地开始移动。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "ズゴゴゴゴゴゴ……。真矢は胸の下で小さなビルが砕ける感触を楽しむように胸をぐりぐりと動かす。その動きによって、街が少しずつ、真矢の胸に削り取られてゆく。",
          "zh_text": "隆隆隆隆隆隆……。真矢享受着胸部下小建筑物粉碎的触感，将胸部来回晃动着。由于这个动作，街道逐渐被真矢抹平。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "真矢の胸ですりつぶした後が、渓谷となって残ってゆく。真矢は胸を上下左右に動かすことで、自分の胸に街が蹂躙されている様子を楽しそうに眺めていた。",
          "zh_text": "经过真矢的胸部碾压之后，形成了一个峡谷。真矢通过上下左右移动胸部，愉快地观察着自己的胸部蹂躏着城市的情景。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "地球の歴史や文化が積みあがった街も真矢にしてみれば、机の上に積もった埃のようなもの。触ったり撫でたりしても何の感触もないが、自慢の豊満な胸で知的生命体の住処を蹂躙しているということが、彼女の優越感と支配欲を刺激してたまらない快感になっていた。",
          "zh_text": "对真矢来说，积攒了地球历史和文化的城市只不过是像桌子上积满的灰尘一样的东西。虽然碰触或抚摸都没有任何感觉，但她毕竟是在用自己引以为傲的丰满胸部蹂躏着智慧生命体的栖息地，这种行为刺激了她的优越感和支配欲，带给她一种无法抵挡的快感。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "\"あっははは、真矢の胸にかかればどんな街だって簡単に潰せちゃうんだもんねっ！！真矢のおっぱいすごぉーいっ！！！\"",
          "zh_text": "\"啊哈哈哈，只要压在真矢的胸前，无论是什么城市都能轻易被摧毁呢！！真矢的胸真是太厉害了！！！\""
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "真矢は笑い声を上げながらさらに激しく胸を擦りつける。そのたびに真矢の胸の真下には深い谷ができあがり、そこには地球人の痕跡など一切残らない。",
          "zh_text": "真矢一边发出笑声，一边更加激烈地摩擦她的胸部。每次这样做，真矢的胸底下就会形成一个深深的峡谷，那里没有留下任何地球人的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "\"えへへ、女の子のおっぱいにすり潰されるのってどんな気持ち？ふつうはアイドルのおっぱいに触れられるのってすっごく幸せなんだよ～？\"",
          "zh_text": "\"嘿嘿，被女孩子的胸部碾压是什么感觉呢？通常来说能被偶像的胸部触碰到是非常幸福的哦~\""
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "そして、真矢は楽しそうに喋ると、さらに大きく胸を動かす。そのたび真矢の胸は、無慈悲に町をすり潰してゆく。これは、真矢のちょっとしたいたずら。真矢の身体は、地球のありとあらゆる生物どころか、世界最高峰よりはるかに大きい。そのため、彼女が身じろぎするだけで、地球が何万年もかけないと形成できない渓谷や丘陵があっさりと完成されてしまう。当然、真矢が少しでも動くだけで、地球の文明は崩壊してしまう。",
          "zh_text": "真矢兴奋地说着，更加剧烈地晃动她的胸部。每次这么做，真矢的胸部就毫不留情地碾压着城市。这只是真矢的小小恶作剧。真矢的身体比地球上的任何生物都要大得多，甚至超过了世界最高峰。因此，她只要稍微扭一下身子，就能轻易地形成地球上需要数万年才能形成的峡谷和丘陵。当然，只要真矢稍微动一下，地球的文明就会崩溃。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "ほんの些細な悪戯心から起こした行動で、何千万もの人が命を失う。",
          "zh_text": "由于一时兴起的恶作剧，数千万人失去了生命。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "その事実は、地球人の心に大きな傷をつけ、同時に超巨大少女と地球人との力の差を再認識させる結果となった。",
          "zh_text": "这个事实给地球人的心灵带来了巨大的创伤，同时也再次意识到了超巨大少女和地球人之间的力量差距。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "それでも、真矢は地球人に対して何も思うところはない。なぜなら、彼女からしたら地球の街など、地面の上に自生している苔のようなもの。その中で生きている地球人などはバクテリアか何かにしか認識できない存在である。",
          "zh_text": "尽管如此，真矢对地球人并没有任何感情。因为在她看来，地球的城市就像是生长在地面上的苔藓一样微不足道。在那个环境中生活的地球人只能被认为是细菌或其他微生物。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "ただ、バクテリアとは違うのは、真矢と同じように意思をもって高度に進化した知的生命体であるという事実だ。",
          "zh_text": "但与细菌不同的是，地球人是和真矢一样的，都是具有意识并高度进化的智慧生命体。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "その事実が真矢にとっては何より面白いのだ。仕事でのストレスもたまっているのもあって、真矢は地球人をおもちゃのように弄んで遊んでいる。ただそれだけだった。",
          "zh_text": "这个事实对于真矢来说比什么都有趣。再加上工作压力积累，真矢把地球人当作玩具般摆弄和嬉戏。对她而言仅仅是一场游戏而已。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "\"あ―楽しかった！、服が汚れちゃったけどまあいっか♪\"",
          "zh_text": "\"啊~好开心！虽然衣服弄脏了，但没关系啦♪\""
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "真矢はそういうと、上半身を持ち上げ、巨大な臀部を地面について、ひざを折って座るような姿勢になる。真矢のお尻は直径6,000m以上もあり、それは地上の街3つほどを押しつぶしてもなお、有り余るほどの面積。そんな巨大な質量が今地球の大地にのしかかった。その衝撃は凄まじく、いくつもの都市が押しつぶされ、また、真矢の巨体を支えるために地面が大きく陥没し、大陸がまるで割れたように見える。",
          "zh_text": "真矢这样说着，抬起上半身，用巨大的臀部着地屈膝坐下。真矢的臀部直径超过6,000米，足以压垮三个街区，拥有巨大到超出想象的面积。这样庞大的质量现在压在地球大地上，造成了极大的冲击力，许多城市被夷为平地，为了支撑真矢的巨大身躯，地面大幅度塌陷，大陆看上去仿佛裂开一样。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "真矢のお尻を押し付けただけで、何もかもが消え去ってしまう。いくら文明が進んでいても、真矢の前では無意味。真矢の身体に触れてしまっただけで、文明は破壊されてしまう。",
          "zh_text": "仅仅是真矢用屁股一碰，一切都会消失。无论文明发展到什么程度，在真矢面前都显得无意义。只要触碰到真矢的身体，文明就会被摧毁。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "そんな、大陸すらいとも簡単に震え上がらせる真矢の姿を見て、地球人たちは恐怖に慄いていた。",
          "zh_text": "看到真矢能够让大陆震颤的姿态，地球人们感到恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "だが、そんな地球人の事などつゆ知らず、真矢は胸に着いた汚れをはたきながら、胸の谷間にこびりついている街の塊を見つめる。",
          "zh_text": "然而，真矢对地球人毫不在意，她一边拍打着胸部上的污垢，一边凝视着黏在乳沟里的城市碎片。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "（そういえばさっきのライブ会場の連中の生き残りがいたよね？）",
          "zh_text": "（对了，刚才现场演唱会上那帮家伙还活着吧？）"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "真矢が降り立ってすぐに敵視していたアイドルとライブ会場を街の区画ごと掬ったことを思い出した。その人たちは今頃何をしているのだろう？真矢はそんなことを思いつくと、ポケットから情報端末を取り出し、ライブ会場の様子を映しだした。",
          "zh_text": "真矢回想起自己刚降临时对那位敌视的偶像和现场演唱会进行摧毁的情景。她不禁思考着，那些人现在在做什么呢？真矢从口袋里取出信息设备，播放出演唱会现场的情况。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "そこは、真矢の胸蹂躙で激しく揺さぶられていたようだが、特殊コーティングのおかげか、ステージは散らかっていたが、新人アイドルと観客はおおむね無事だった。",
          "zh_text": "在那里，因为真矢的胸部碾压而剧烈摇晃着，但多亏了特殊的涂层，舞台虽然一片狼藉，但新人偶像和观众大体上都是安全的。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "それよりも彼らにとって深刻なのは、真矢の胸から染み出す汗と体温が混ざり合った湿気だ。そのせいで、ライブ会場の中はむせ返るほどの湿度と温度に上がってしまい、まるでサウナ状態となっている。だが、死ぬことはなさそうだ。真矢は映像を見て安堵のため息をつくと、満足げな表情を浮かべる。どうやらあの子たちは死なずに済んだようだ。まだ死んでもらっては困る。これからも微生物のアイドルにはできないことをたくさん見せつけてあげるのだから。",
          "zh_text": "然而，对于他们来说更为严重的是真矢胸部渗出的汗水和体温混合在一起的蒸汽。因此，演唱会场内的湿度和温度上升到令人窒息的程度，仿佛变成了一个蒸汽房。不过，似乎他们不会因此死亡。真矢看着画面松了口气，露出满足的表情。那些孩子们似乎都逃过一劫了。还不能让他们死去。她将继续向微生物偶像展示她做不到的事情。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "それにしても……。真矢は座っている状態でお尻の周囲を見渡してみる。まるで砂浜で遊んでいたみたいに、あっちこっちに残る足跡と胸を動かした後。",
          "zh_text": "不过……真矢环顾坐在那里的屁股周围。就像在沙滩上玩耍一样，到处都是足迹和胸部移动后留下的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "これじゃあまるで自分が怪獣どころか、神様にでもなった気分。文字通り今の彼女なら何でも実現できそうなほど物理的にでかい。",
          "zh_text": "这让她有一种自己不仅仅是怪兽，而是变成了神明的感觉。现在的她在物理上如此巨大，几乎可以做任何事情。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "街を踏みつぶして蹂躙したこと。胸を擦って破壊を楽しんだこと。真矢の胸が触れたところは例外なく滅茶苦茶にされて跡形もなく消滅している。",
          "zh_text": "踩踏和摧毁城市，摩擦胸部以享受破坏的乐趣。真矢的胸部所接触到的地方无一例外地被彻底摧毁，不留一丝痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "それを見ているうちに真矢は、もっと地球人が残っている街に移動したい衝動に駆られてきた。",
          "zh_text": "在观看这一切的过程中，真矢产生了一种强烈的冲动，她想前往还有地球人居住的其他城市。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "次はどこで遊んであげようかな……、そう思った時、真矢の視界には山を越えたあたりにここよりも大きな平野部と地球の街が見えた。",
          "zh_text": "下一个该去哪里玩呢……正当真矢思考时，她的视野中出现了在山脉对面的地方，那里有比这里更大的平原和地球的城市。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "山といっても、彼女からしたら2,000ｍ超えの山脈も自身の膝に届かないような段差なのだが、地球人からしたら街と街を区切る壁のようなものだ。その山を越えていくと平地が広がり、その先には真矢の今の街の倍はあるであろう大都市がそこにはあった。",
          "zh_text": "虽然称之为山，但在她看来，这些超过2000米的山脉对她来说只是一道无法触及到膝盖的台阶，但对地球人来说，它们就像是隔开城市的高墙一样。越过这些山脉后，就是广阔的平原，再往前就是比真矢目前所在的城市还要大一倍的大都市。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "そのビル群は、真矢から見てもかなり高く、おそらく100階を超えている建物もある。しかし、真矢にとってみれば、どれも同じようなもので、せいぜい背の高い苔があるなぁくらいの感覚しかない。",
          "zh_text": "这些建筑群在真矢看来已经相当高大，可能有一些建筑超过了100层楼。然而，对于真矢来说，它们都是一样的存在，最多只感觉是一种高大的苔藓而已。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "そこが彼女の次の標的となった。真矢は山の向こうにある平野を眺めると口角を上げて笑う。その笑みは、新しいオモチャを見つけた子供のように純粋な笑顔だった。",
          "zh_text": "那里成为了她的下一个目标。真矢俯瞰着山那边的平原，嘴角上扬露出笑容。这笑容如同发现新玩具的孩子般纯真。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "\"よーし、決めたっ！！次に遊ぶ場所はあそこの都会だよっ♪\"",
          "zh_text": "\"好了，决定了！！下面玩的地方就是那边的都市了♪\""
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "真矢は立ち上がると、街を見下ろす。",
          "zh_text": "真矢站起身，俯视着城市。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "\"この街より大きいなら真矢を満足させてくれるよね～♪\"",
          "zh_text": "\"如果那座城市比这里还大，就能满足真矢的期待了吧～♪\""
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "真矢はそういうと、足を大きく振り出し歩き始めた。",
          "zh_text": "真矢大步向前走去。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "ズドォン！！ズズゥウウン！！！ 一歩歩くごとに地震が起こり、足元の大地を揺らす。たった1歩歩いただけなのに数kmにも及んで大地が揺れ動いた。その振動は、街にいる人たちを容赦なく襲う。",
          "zh_text": "隆隆！！嗡嗡！！每走一步都会引发地震，震动着脚下的大地。仅仅迈出一步就能横跨几公里，地面也会强烈震动。这种震动毫不留情地袭击着城市中的人们。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "彼女の動きはゆっくりだったが、その動きはあまりにも巨大すぎた。彼女が歩くたびに大地が揺れ、無意識のうちに進行方向にあった中小様々な街を全長2,000m越えの巨大サンダルの靴底で踏み潰していった。",
          "zh_text": "她的动作虽然缓慢，但因为实在是太过巨大了。每当她迈步，大地就会颤抖，而她无意识地用超过2000米的巨大凉鞋底踩碎她行进方向上的各种中小型城市。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "ズガァアアン！！ またもや真矢のサンダルから放たれた衝撃波によって、ビルが崩れ落ちてゆく。その光景を見た人々は、悲鳴を上げながら逃げ惑う。そんな中、真矢は軽く鼻歌を歌いながら悠々と歩いてゆく。",
          "zh_text": "轰轰！！真矢的凉鞋再次释放出冲击波，大楼轰然倒塌。目睹这一景象的人们发出惊恐的尖叫，四处逃窜。而真矢则轻轻哼着小曲，悠闲地继续前行。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "その様子は、巨大な少女が、散歩に向かうかのような軽い雰囲気。しかしその歩みは、小さな生命を潰しながら進む、残酷なものだった。",
          "zh_text": "她的模样，就像是在轻松地散步的少女。然而，她的步伐却残忍地踏碎了微小的生命。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "ズシィイイン！！",
          "zh_text": "咔咧！！"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "彼女の足が山に差し掛かる。2000ｍを超える山脈など何の障壁にもならない。まるで公園の砂場の山を壊すかのように、彼女は山の山頂にあっさりと足をおろしてゆく。",
          "zh_text": "她的脚踩上了山脉。超过2000米的山脉对她来说根本不是障碍。就像是破坏公园沙坑上的小山一样，她轻易地将脚放在山顶上。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "そしてそのまま、真矢は山に体重をかけてゆく。もちろん、真矢の体重を支えることなどできるはずもなく、たちまち山の斜面が崩落してゆく。",
          "zh_text": "然后，真矢将全身重量施加在山上。当然，山是无法承受她的体重的，山坡立刻崩塌。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "その様子を見た真矢は嬉しそうに笑い声を上げてしまう。人々が見上げて感嘆する山が、少女の履いている銀色のサンダルによって地鳴りを立てながらみるみる小さくなってしまうのだ。",
          "zh_text": "看到这一幕，真矢发出了欢乐的笑声。人们抬头仰望的山峰，在少女脚下的银色凉鞋的踩踏声中，迅速缩小，发出雷鸣般的响声。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "そんなこんなで、真矢は山越えにしては呆気なさすぎる峠をあっさりと超え、今度は街へと向かっていった。",
          "zh_text": "真矢轻松地越过了简直令人失望的山峰，然后朝着城市前进。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "一方その頃、地球では突如として現れた怪物にパニックになっていた。その怪物とは、地球から見れば遥か遠くの星からやってきた超絶サイズの美少女。地球からすれば宇宙の彼方からやって来た山よりもはるかに巨大な少女なのだ。",
          "zh_text": "与此同时，地球上的人们陷入了恐慌之中。这个怪物在地球看来是来自遥远星球的超级巨大美少女。对地球来说，她比来自宇宙彼岸的陨石还要庞大。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "\"とーちゃーく！お出迎えの用意は？……、ダメね〜、なーんにもしてないじゃない。真矢様のご到着なんだからちゃんとお迎えしないとね～？\"",
          "zh_text": "\"哈喽～！准备好欢迎仪式了吗？……哎呀～，什么都没准备呢。这可是真矢大人的到来啊，一定要好好迎接哦～？\""
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "真矢はそう言い放つと、しゃがみ込んで、混乱している街の中に人差し指を突き立てる。そしてその指をゆっくりと動かしてゆき、街の中を縦横無尽に這わせていった。すると、真矢の巨大な指は、無数のビルと地球人をすりつぶしていく。指先一つで数千単位の地球人が消えてゆく。真矢は指の動きを止めることなく、楽しそうに鼻歌を歌いながら、街のありとあらゆるものをすり潰してゆく。",
          "zh_text": "真矢说完后，蹲下身子，将食指伸入混乱中的城市。然后她缓慢地移动指头，在城市里随意地划过。真矢巨大的手指碾压着无数的建筑和地球人。仅凭一根手指，数以千计的地球人消失无踪。真矢没有停下手指的动作，一边快乐地哼着小曲，一边将城市中的一切都碾碎。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "その動作は、地を這う地球人にはわからないが、真矢の高さから見るとある文字を書いていた。",
          "zh_text": "这个动作对于在地面上爬行的地球人来说并不明显，但从真矢所处的高度来看，她正在书写某句话"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "\"ようこそ地球へ\"",
          "zh_text": "\"欢迎来到地球\"。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "と。数十万人の地球人を犠牲にして書き上げたのは、真矢を歓迎する言葉。そのことに真矢はクスッと微笑む。",
          "zh_text": "真矢以几十万地球人的牺牲完成了这句欢迎之辞。对此，真矢微笑着说道。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "\"歓迎の言葉もかけない地球人に変わって、真矢が書いてあげたの。ありがたく思ってよね！\"",
          "zh_text": "\"对于连欢迎词都不会说的地球人，真矢就替你们写好了。要感激才对哦！\""
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "そう言うと真矢は、再び立ち上がり、腰に手を当てる。その姿は、まるで街を見下ろしている女王のような風格があった。そんな真矢の姿は、もはや人の尺度で測ることなどできない。",
          "zh_text": "说完，真矢再次站起身来，双手放在腰上。她的姿态宛如居高临下地俯视着城市的女王一般。真矢的形象已经无法用常人的尺度来衡量了。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "14,000ｍの大きさは東京タワーですら彼女に遠く及ばない。そんな真矢からしたら、こんな地球人の街など子供用プールの面積にしか感じられないほどに小さかった。",
          "zh_text": "15,000米的身形，即使是东京塔也无法与她相提并论。对于真矢来说，地球的城市大小就像是儿童游泳池的面积一样。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "そんなことを感じながら、仁王立ちしていると体のあちこちでぽつぽつと光が爆ぜているのに気付く。巨大な真矢の出現による都市破壊を止めるべく、国中の空軍が集まり始めていたのだ。最新鋭戦闘機が50機近く集まっており、真矢の上半身の回りを旋回している。彼らは機体に満載したミサイルを超巨大ミサイルを次々に打ち込む。",
          "zh_text": "在感受到这一点的同时，真矢站在那里，注意到自己身体各处爆裂出点点光芒。为了阻止由巨大的真矢造成城市破坏，全国的空军开始集结起来。近50架最先进的战斗机聚集在一起，围绕着真矢的上半身旋转。它们不断发射装载在机身上的导弹，对准超巨大身体发起连续攻击。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "だが、その程度のことで真矢が怯むことはない。むしろ真矢にとっては刺激もなく、熱くもない。ミサイルの閃光が辛うじて認識できる程度の威力しかなく、いくら攻撃をしても真矢に傷をつけることはできないし、痛みを感じることもない。",
          "zh_text": "然而，这种程度的攻击并不能让真矢畏缩。对真矢来说，这些攻击既没有刺激也没有热度。仅仅能勉强察觉到威力有限导弹的闪光，无论进行什么攻击，都无法对真矢造成伤害，也无法让她感受到疼痛。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "真矢も、何の痛みもないし、ほっといてもよかったが、着ている服に煤汚れが付くのが気に障る。",
          "zh_text": "真矢本可以无视这些攻击，但她很在意自己的衣服被灰尘弄脏。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "\"もう、邪魔くさいなぁ。\"",
          "zh_text": "\"真烦人啊。\""
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "そう呟きながら、真矢は右手を振り上げる。真矢の胸はちょうど地上10,000メートル。手の位置は、飛行機より遥かに高い位置になる。そんな高さで拳を作ると、真矢はその手を戦闘機集団に狙いをつけ、一気に振り下ろす。その瞬間、凄まじい衝撃波が上空を駆け巡った。ズドン！！",
          "zh_text": "嘟哝着，真矢举起右手。真矢的胸部恰好位于地面10,000米的高度。手的位置远远高于飞机。当她在这样的高度握拳时，真矢瞄准了战斗机群，猛地挥下拳头。瞬间，强烈的冲击波席卷了天空。咚！！"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "凄まじい衝撃波が上空を駆け巡り、超巨大アイドルの攻撃規模は、地球全体の大気をを震わせるかと思うほどの衝撃を生み出して大気が激しく乱れる。",
          "zh_text": "强烈的冲击波在上空肆虐，超巨大偶像的攻击规模给整个地球大气层带来了震动，空气剧烈地紊乱起来。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "掌の真下にいた戦闘機は一撃で壊滅し、周辺に飛んでいた機体もその衝撃で爆散してしまう。",
          "zh_text": "在真矢掌心下方的战斗机被一击摧毁，周围飞舞的飞机也在那股冲击下爆炸成碎片。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "真矢はつまらなそうな顔をして、ため息をつく。もう少し手ごたえがあれば、怪獣ごっこが出来たのに、と残念そうに思う。真矢の攻撃を逃れた戦闘機たちが舞い戻ってきて攻撃を再開し始めているが、今の彼女には蚊程度にも思っていないようだ。",
          "zh_text": "真矢露出出一副无聊的表情，叹了口气。她遗憾地想着，如果还有点成就感的话，就可以玩怪兽游戏了。躲过真矢攻击的战斗机们又飞了回来，重新开始攻击，但在她眼里，它们现在不过是蚊子一样微不足道。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "\"鬱陶しいなぁ、もう！\"",
          "zh_text": "\"真烦人啊，真是的！\""
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "真矢はイラついた表情を浮かべると、腕を高く上げ、水平に薙ぎ払うように振る。その動きは、まるでハエを追い払うかの如く。その動作だけで周囲100キロに及ぶ範囲の空が吹き飛び、その衝撃波がさらに周囲の空気を乱したせいで、気流が荒れ狂う。",
          "zh_text": "真矢露出了愤怒的表情，高高举起手臂，水平地挥动着，仿佛在驱赶苍蝇一样。仅仅是这个动作，就使周围100公里范围内的云朵都被吹散，冲击波进一步扰乱了周围的空气，气流变得紊乱。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "狙いのない薙ぎ払い。でも、こうでもしないと蚊よりも小さく遅い地球の戦闘機を攻撃することはできないのだ。しかしそれでも、地球の戦闘機は全滅しないのか、手を止めたとたん再び体の回りに埃のような戦闘機がまとわりつき、服を汚す程度の攻撃が再開する。せっかくいい気分で遊ぼうと思ったのに、これじゃあ興ざめだ。",
          "zh_text": "虽然是毫无目标的挥动。但是，如果不这样做的话，真矢就无法攻击比蚊子还小还更慢的地球战斗机。然而即使这样，地球战斗机也没有全军覆没，当她停下手时，又有像灰尘一样的战斗机围绕在她身边，再次开始进行仅仅能弄脏衣服程度的攻击。本来想玩得开心点，结果却这么扫兴。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "\"あーもー、めんどくさい！！\"",
          "zh_text": "\"啊啊，真麻烦！！\""
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "真矢は舌打ちをすると、汚れたキャミソールを脱いで、ブラジャー姿になった。真矢のGカップのバストを支えるのは、レースとフリルの付いたピンクの可愛いデザインのブラだった。脱いだキャミソールを右手に持つと、それをまとわりつく戦闘機めがけて振り払う。",
          "zh_text": "真矢咂了咂嘴，脱下弄脏的背心，露出胸罩。支撑真矢G罩杯胸部的是一款带有蕾丝和褶边可爱设计的粉色胸罩。她用右手拿着脱下的背心，朝缠绕在身边的战斗机挥去。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "ブォン！！ たったそれだけの動作で、キャミソールは音速を超え超音速爆撃機に匹敵する速度で吹っ飛ぶ。",
          "zh_text": "嗖！仅仅是这个简单动作，背心就以超音速轰炸机不相上下的速度将其吹飞了。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "バシィ！！ キャミソールが直撃を受けた機体は一瞬で粉々になり周囲に散らばっていった。それを見ていた残りの戦闘機たちは、慌てて退避行動に入るが、すでに遅かったようだ。地球人の1万倍の真矢の体を覆うキャミソールなのだ。それを長さ4ｋｍもある腕で振り回せば、その破壊範囲は計り知れないものとなる。",
          "zh_text": "砰！！被直接击中的战斗机立刻粉碎并四散在周围。看到这一幕的其余战斗机们急忙开始撤退，但似乎已经太迟了。那是覆盖着真矢身体的长达4公里的背心。如果用她那长长的手臂挥舞起来，破坏范围将是不可估量的。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "真矢の一振りで50機以上の航空機が消え去ってしまう。それだけで終わらない、さらに広範囲の空域を薙ぎ払うため、真矢が巨大な一歩を踏みしめながらキャミソールを振り回す。",
          "zh_text": "真矢的一挥之下，超过50架飞机消失不见。然而，这还不算完，为了扫荡更广阔的空域，真矢迈出了巨大的一步挥舞着背心。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "ズドオオオン！！ズズゥウウン！！ズドオオオン！！",
          "zh_text": "咚咚咚！！咻咻咻咻！！咻咻咻咻！！"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "街の上を真矢の長い足が何度も繰り出され、巨大な足跡が刻まれてゆく。真矢は、体を左右に振っては何度も振り回し、一振りごとに残った戦闘機をせん滅していった。",
          "zh_text": "真矢巨大的脚一次又一次从城市上空落下，留下了巨大的脚印。她身体左右晃动，一次次挥舞，每一次挥舞都将剩下的战斗机消灭。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "真矢の戦闘行為が終わったのは、1分ほどだった。だが、それだけで国中から集められた戦闘機はせん滅して、歩き回った地上も真矢の巨大な足跡を残して消滅してしまった。",
          "zh_text": "真矢的战斗行为持续了约1分钟。但仅仅这样，从全国各地集结而来的战斗机全部毁灭了，真矢走过的地面上的城市也消失不见，只留下了她巨大的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "\"ふぅー。ちょっと暴れすぎちゃったかな？さすがに疲れてきちゃった。\"",
          "zh_text": "\"呼——。我是不是有点闹过头了？果然有点累了。\""
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "汗をかいてきた真矢は、少し休憩しようと近くのビル群に向かって歩き始めた。",
          "zh_text": "汗水涔涔的真矢打算稍微休息了一下，开始朝附近的建筑群走去。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "\"せっかく休むんだから、人が多い場所で休みたいわね♪\"",
          "zh_text": "\"既然要休息，那我想在人多的地方休息啊♪。\""
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "ズゴォオオ！！ズズズズズズンン！！！",
          "zh_text": "轰轰轰！！咚咚隆隆！！！"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "真矢の歩行によって、ビル群はいとも簡単に崩れ去り、その下の地面は陥没して大きな穴が開いてしまう。歩くたびに街を破壊しながら、真矢は脱いだキャミソールを肩に担ぎながら歩き続け、ピンク色のブラに覆われた巨乳を揺らしながら進む。彼女の歩いた後には、巨大なクレーターだけが残されていた。",
          "zh_text": "真矢的行走导致建筑群轻易崩塌，地面塌陷形成了巨大的洞穴。一边毁灭城市一边走动，真矢肩上扛着脱下的背心，摇晃着胸罩覆盖的巨乳继续前行。在她经过的地方，只剩下巨大的坑洞。"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "ズシイィイイン！！ズシィイイン！！",
          "zh_text": "轰轰轰！！咚咚隆隆！！！"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "すぐに海沿いの高層ビル群にたどり着いてしまった。その街の郊外エリアには開けた田園地帯が広がっており、地上には戦車部隊をはじめとする軍隊が集結していた。",
          "zh_text": "很快，真矢到达了沿海的高层建筑群。在城市的郊区，有一片开阔的田园地带，地面上集结着包括坦克部队在内的军队。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "彼らは、真矢の歩く方向にある平野に展開している。急遽集められた戦闘集団は一個師団相当にまで膨れ上がっていた。",
          "zh_text": "他们在真矢行进方向的平原地带展开。临时组建的战斗集团已经扩充到相当于一个师团的规模。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "さすがに1ミリ以下とはいえ、これほどまでに集まると真矢もその存在に気づいてしまう。",
          "zh_text": "虽然是小于1毫米的身影，但是聚集在一起，连真矢也注意到了如此众多的存在。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "\"なによ？まだやる気なの？しつこいな〜。あんまり面倒だから、ここらの人間を全部すり潰しちゃおっかな～？\"",
          "zh_text": "\"怎么了？还有战斗的心情吗？真烦人呢〜。因为太麻烦了，索性把这里的人类都给碾压掉吧〜？\""
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "そう言いながら真矢は、地上の部隊をよく見てみるためしゃがんでみると、真矢の視界にはまるで蟻のように小さい人間が大勢いるのが見える。彼らは必死に真矢に抗おうと、武器を構えて彼女に向け発砲し始めていた。",
          "zh_text": "真矢这样说着，蹲下身体好好地观察地面上的部队。在真矢的视野中，可以看到像蚂蚁一样小的人类大量存在。他们拼命地对抗真矢，举起武器向她开火。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "その様子に真矢はクスリと笑う。これほどの軍隊が集まっても、自分1人に敵わないことが面白いのだろう。そんな彼らの姿を見て真矢は、よからぬことを考えてしまう。その考えを実行に移すため、口の中でクチュクチュと唾液を集め始めた。",
          "zh_text": "看到这样的情景，真矢噗嗤一声笑了出来。即使如此众多的军队集结在一起，也无法与她一人相比，这让她感到有趣。看着他们的样子，真矢产生了一个邪恶的想法。为了将这个想法付诸实施，她开始在口中咕嘟咕嘟地积攒唾液。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "\"んん、ん。ぷっ\"",
          "zh_text": "\"嗯嗯，嗯。噗\""
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "真矢は地上の軍隊に向かってぷっと唾を吐きかけたのだ。真矢の口から吐き出された巨大な粘液は、直径3kmほどの巨大な球体を形成して重力にしたがって地面に衝突してしまう。　びちゃああああん！！！！",
          "zh_text": "真矢对准地面吐了一口唾沫。从她口中喷出的巨大粘液形成了直径约3百米的巨大球体，并受重力作用撞击到地面上。咚！！！！"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "その瞬間凄まじい量の液体が降り注ぎ、その周囲にあったものは全てドロドロの液体によって吹き飛ばされるか、押しつぶされてしまう。それは戦車や兵士たちだけでなく、周囲のビルや道路まで含まれていた。",
          "zh_text": "在一瞬间，大量的液体倾泻而下，周围的一切都在黏稠液体的冲击飞溅下冲散或者压垮。不仅包括坦克和士兵，周围的建筑物和道路也都被液体覆盖了。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "車体価格5億円、総重量70ｔの最新鋭主力戦車が少女の唾液でドロドロに押しつぶされてしまう。それも一両だけでなく数十両の車両すべて。",
          "zh_text": "车体价格5亿日元、总重量70吨的最新主力战车被少女黏糊糊的唾液压成了一团泥浆。不仅仅是一辆，而是数十辆车辆全部如此。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "彼女の唾液は文字通り、地球の一個師団に相当する破壊力を秘めているのだ。",
          "zh_text": "她的唾液如字面意思蕴含着能够毁灭地球一个师团的力量。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "真矢がつばを吐きかけるだけで、数万人規模の部隊が壊滅する。しかもその被害は拡大する一方だ。",
          "zh_text": "真矢仅仅吐一口唾沫，就能摧毁数万人规模的部队。而且破坏范围还在不断扩大。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "\"はっ？女の子の唾液で全滅とか、弱すぎるでしょ……\"",
          "zh_text": "\"哈？只凭一个女孩的唾液就全军覆没，也太弱了吧……\""
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "真矢もまさか唾吐き程度で、軍隊が全滅するとは思っていなかったようで、しゃがんでいる足元の凄惨な現状を見てあきれてしまったようだ。",
          "zh_text": "看到这一幕，真矢也没有想到仅仅是吐口水，就能使军队全军覆没，她看着自己蹲着的脚下的惨状，不禁大吃一惊。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "\"はぁー、せっかく遊んであげようと思ったのに、つまんない\"",
          "zh_text": "\"啊啊，明明打算好好玩一下的，结果太无聊了。\""
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "そう言い捨てると立ち上がって、次の街へと向かって歩こうとした時であった。",
          "zh_text": "她这样说着站起身来，正准备朝下一个城市走去的时候。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "ギュルルルルル……。",
          "zh_text": "咕噜噜噜……。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "下腹部から腸が蠢く音が鳴り響く。そういえば朝からトイレに行っていない。真矢の仕事上、ストレスと不規則な生活リズムが重なるため、便秘気味になってしまう事も少なくない。",
          "zh_text": "从下腹部传来了肠子蠕动的声音。这么说来，早上以来她还没有去过洗手间。由于真矢的工作压力和不规律的生活节奏，她经常会有便秘的情况。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "特に最近は、忙しくてトイレの感覚も不定期になってしまっていた。しかもこんな状況で、真矢は自分が尿意だけでなく、久しぶりの便意も催していることに気付く。",
          "zh_text": "特别是最近，忙得连上厕所都感觉都变得不规律起来。在这种情况下，真矢发现到自己不仅有尿意，而且还有了久违的便意。"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "どうしよう……。別に我慢できないほどでもないが、今から帰ると時間がかかる。そうするとせっかくの便通が終わってしまいそうだ。",
          "zh_text": "怎么办呢……。虽然并不是到了无法忍耐的地步，但如果现在回去的话会花费很长时间。那样一来，难得的便意可能会被打断了。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "だが、真矢はアイドル。人前でトイレをするなんて、恥ずかしくてできるわけがない。",
          "zh_text": "但是，真矢是一名偶像。在众人面前上洗手间，简直是难以想象的尴尬事情。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "けれども、このままでは久しぶりの便通を逃して便秘期間が延びてしまうかもしれない。そうすれば美容にもストレスにも表れ、仕事に支障が出るのも事実。",
          "zh_text": "然而，如果这样下去，久违的排便就会错过，便秘时间可能会延长。这样一来，不仅会对外貌和健康产生影响，对工作也会造成困扰。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "そんな風にアイドルとして、女性としてのプライドと排泄欲求の間で葛藤しているときだった。",
          "zh_text": "就在她在作为偶像和女性的自尊心与排泄欲望之间纠结的时候。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "ギュルルルルル……。",
          "zh_text": "咕噜噜噜……。"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "さらにお腹が痛む。成層圏に到達してもびくともしない彼女も、上空1万ｍの寒さにお腹は耐えられなかったようだ。真矢の額に冷や汗が流れる。",
          "zh_text": "肚子更疼了。即使在达到平流层的高度也能对1万米高空的寒冷无动于衷的真矢，额头上滑下了冷汗。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "（もう、なんでこんな時に！）",
          "zh_text": "（真是的，为什么偏偏在这个时候！）"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "真矢は心の中で悪態をつくと、地球の小ささにイラついてしまう。彼女が使えるトイレどころか隠れる場所も存在しないのだ。そんなことをしている間にも、どんどんと限界に近づいてゆく。",
          "zh_text": "真矢在内心里狠狠骂了一声，对地球的渺小感到烦躁。别说一个可以使用的洗手间，连一个可以遮掩身体的地方都找不到。而在她纠结的时候，身体不断接近极限。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "もじもじっと、体をくねらせながら少しでも和らげようと試みたが無駄だった。",
          "zh_text": "她纠结地扭动着身体，试图稍微缓解一下，但是无济于事。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "（もうダメ……早くしないと漏れちゃう……）",
          "zh_text": "（不行了……再不快点的话就要漏出来了……）"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "真矢は泣きそうな顔になりながらも、何とかこの場を切り抜けられる方法を考える。しかし辺りを見回しても、すべて灰色の苔のような地球人の街並みだけ。",
          "zh_text": "真矢的脸上露出了快要哭出来的表情，却依然在努力地寻找着能够度过这个困境的方法。但即使环顾四周，她只看到了灰色的苔藓一般的地球人的街道。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "もはや限界か、真矢は目を閉じぐっとこらえるしかない。",
          "zh_text": "已经到了极限，真矢只能闭上眼睛拼命忍耐。"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "（だけど、こんなに人がいる前で……、ん？人？）",
          "zh_text": "（但是，在这么多人面前……嗯？人？）"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "そう、この地球には0.17ミリの地球人と真矢しか『人』は存在しない。",
          "zh_text": "是的，在这个地球上，除了真矢和直径0.17毫米的地球人，没有其他的『人』存在。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "だが、どうだろうか？歩き回っただけで、20万人以上の都市が壊滅したり、少女の唾液で木っ端みじんに吹き飛ばされる軍隊を持つ地球人が人間なのか？",
          "zh_text": "但是，问题来了。只是走动一圈就能够摧毁20万人以上的城市，用少女的唾液就能够吹飞一支军队，这样的地球人算得上是人类吗？"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "地球人が人間だとすれば、この星で一番大きな山よりも巨大な真矢は一体何なのだろう……？ 　真矢は一つの結論に至る。この星にいる人間は真矢だけであり、人間の指よりも小さい存在の地球人は細菌以下でしかないのだと。",
          "zh_text": "如果地球人算是人类，那么比这个星球上最高的山还要巨大的真矢又算是什么呢……？真矢得出了一个结论。这个星球上只有真矢才是人类，而比人类的指头还小的地球人只不过是细菌以下的存在。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "その考えに達したとたん、真矢はすっきりしたような表情になる。そして、ニヤッと不敵に笑い、その場にしゃがみ込むとホットパンツをショーツごと一気にズリおろした。その姿勢のまま、肛門に意識を集中させると、徐々に真矢の尻の穴が広がり、まるでアナルローズと呼ばれるバラの花が咲いたかのように美しい桃色の粘膜が姿を見せた。",
          "zh_text": "一旦达到这个思考的结果，真矢脸上露出了一副轻松的表情。然后，她得意地笑了起来，蹲下来，一口气把热裤和内裤一起脱了下来。保持这个姿势，她将意识集中在肛门上，渐渐地真矢的肛门张开，一朵被称为肛门的玫瑰花像绽放一样，展现出美丽的粉色粘膜。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "ブボオオオオ！！ それと同時に、今まで聞いたこともない大音量の放たれる爆音。",
          "zh_text": "噗噗呜呜呜呜！！与此同时，前所未闻的巨大爆炸声发生了。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "限界まで我慢した便意の悪臭を伴ったオナラが地球の都市になだれ込んできた。そのオナラは、一瞬にして観測史上最高の突風を伴って大都市を直撃し、そこに住むすべての人間の命だけでなく、ビルやアスファルトすらも一瞬で吹き飛ばしてしまう。",
          "zh_text": "伴随着忍耐到极限的粪便所带来的恶臭，放屁如洪水般涌入地球的城市。这个放屁瞬间带来了历史上最强烈的暴风，直接袭击了下方的大都市，不仅夺走了所有人类的生命，就连建筑物和柏油路都在一瞬间被吹飞了。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "\"ああ、すっごい気持ちいい！！\"",
          "zh_text": "\"啊啊，好爽！！\""
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "真矢は、あまりの快感に腰が砕けそうになるが、なんとか持ち直し、目の前に広がる光景を見た。",
          "zh_text": "真矢几乎因为这种快感而瘫倒在地，但她勉强振作起来，低头看着眼前的景象。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "\"あはははっ！！ちょっと！女の子のオナラで全滅とか大げさすぎ！！あはははっ！！\"",
          "zh_text": "\"啊哈哈哈哈！！太夸张了吧！因为女孩子的屁而全军覆没了！啊哈哈哈哈！！\""
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "彼女の言う通り、巨尻の真下の街はすべてオナラで吹き飛んでしまい、残っているのは丸い巨大なクレーターのみ。そこに存在していたはずのあらゆる生物の痕跡はどこにもない。真矢が腸内にたまったガスを出したせいで、その猛烈な悪臭爆風が、真下の街を吹き飛ばしたということだ。",
          "zh_text": "正如她所说，巨臀正下方的城市全被都被屁吹走了，剩下的只有一个巨大的圆形火山口。原本存在的各种生物痕迹都消失得无影无踪。因为真矢排出了肠道积存的气体，剧烈的恶臭爆风吹散了正下方的城市。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "それを目の当たりにした真矢は地球の矮小さに思わず、笑いを堪えきれない。",
          "zh_text": "目睹这一幕的真矢不禁再一次感叹地球的渺小，忍不住笑了出来。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "\"んー、何にもないとこだとつまらないから、今度はこっちの街を借りるね？\"",
          "zh_text": "\"嗯，下面什么都没有的话就太无聊了，下次我们试试那边的城市怎么样？\""
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "そう言いながら、ズリズリと足を動かし、比較的被害の少ない街の上にお尻を移動させる真矢。先ほどまで地球人に見られるのが恥ずかしいと思っていたのとは対照的に、わざと人が集まるであろう場所に巨大なアナルの狙いをさだめる。",
          "zh_text": "一边说着真矢一边蹭蹭移动着脚步，将臀部移动到受灾较少的城市上方。与之前认为在地球人面前露出巨大屁股很羞耻的想法相反，这次真矢故意将巨大的肛门对准人群聚集的地方。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "\"よし、ここでいいか。いくら小さいとは言っても、真矢がこれからすることくらい予想できるよね？\"",
          "zh_text": "\"好了，就选这里吧。就算是小小的地球人，也能猜到接下来真矢要做什么吧？\""
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "真矢の巨尻を不安そうに見上げる地球人をよそに、楽しそうに話す真矢。",
          "zh_text": "真矢愉快地谈笑着，下方地球人不安地仰视着真矢的巨臀。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "\"それじゃ、アイドルのうんちタイムです♪\"",
          "zh_text": "\"那么，偶像的大便时间到啦♪\""
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "ミチミチミチ……。さきほど史上災厄の大放屁をかましたアナルが再び脈動し始めている。空を覆い尽くす巨大な少女の臀部と、その中央に蠢く巨大な肉蕾。",
          "zh_text": "噗噜噜……之前放出灾难巨屁的肛门再次开始抽动。遮天蔽日的是巨大少女臀部和其中蠢动的巨大肉蕾。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "地上の人々は、上空を覆いつくす巨尻に対して無力であり、何事もないようただ祈るしかなかった。",
          "zh_text": "地面上人们面对遮天蔽日的巨臀无能为力，只能默默祈祷什么都不要发生。"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "\"ふんっ！\"",
          "zh_text": "\"哼！\""
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "ゆっくりと真矢がいきんだその瞬間。彼女の肛門は、直径500mにもなる巨大な蕾を開かせた。",
          "zh_text": "就在真矢缓缓屏住呼吸的那一瞬间。她的肛门张开，展示出直径达到500米的巨大物体。"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "ミヂミヂミヂミヂ！！ そのあまりに巨大過ぎる物体は、真矢の括約筋を大きく開かせながら、ずるずると腸液が滴るような音をたてながら姿を現した。",
          "zh_text": "噗嗤噗嗤噗嗤！！这个过于庞大的物体，随着真矢的肛门括约肌张开，伴随着粘稠肠液滴落的声音显露出来。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "それは、直径1kmはあろうかという巨大な極太の一本糞。",
          "zh_text": "那是直径可能达到1公里的巨大极粗的一根粪便。"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "それは、真矢の体内で1週間近く熟成された、凄まじい量の排せつ物。その量たるや、1億トンにも及ぶ。だが、まだその全容を見せていない。",
          "zh_text": "这是在真矢体内酝酿了近一个星期，有着恐怖量级的排泄物。其重量可达1亿吨。但是，它甚至还没有完全显露出来。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "\"ふんーーー！！\"",
          "zh_text": "\"哼ーーー！！\""
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "真矢が踏ん張る度にモリモリと少しずつ姿を現し始めた。全長は4kmにはなるだろうか、少女の巨大な肛門に負けないくらい巨大な大便がひりだされてゆく。地上にいる人々はそのあまりの大きさに声も出せずただ呆然と見上げていた。",
          "zh_text": "真矢每使劲一次，巨大的粪便就会逐渐露出一些。它的全长达到约4公里，比少女巨大的肛门还巨大的粪便被一点点地挤出。站在地上的人们因为它超乎规格的大小瞠目结舌，只能目瞪口呆地仰望。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "ズウゥウン……。ついに地上に到達した真矢の特大一本糞。あまりにも凄まじい質量の落下によって、大地が大きく揺れ動く。その衝撃により、真矢の足元にある街は大便の落下によって都市機能はマヒし、人々どころか、自動車でさえ跳ね飛んでしまう。",
          "zh_text": "隆隆……终于，真矢的超大粪便到达地面。由于其巨大的质量，大地震动不已。由于这一冲击，位于真矢脚下的城市瘫痪了，不仅人们，就连汽车也被粪便弹飞了。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "そんなことは気にも留めず、真矢はひたすらに排出を続ける。",
          "zh_text": "然而真矢毫不在意这些，继续进行着排泄。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "メリメリィ……。",
          "zh_text": "咯吱咯吱……"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "やがて、その巨大な汚物は真矢の肛門から完全に姿を現した。長さ4km以上にも達する巨大な真矢のうんこ。その圧倒的な存在感に誰もが言葉を失っていた。",
          "zh_text": "不久，巨大的粪便完全从真矢的肛门中显现出来真实面目。巨大真矢的大便长度超过4公里。它的压倒性存在让每个人都无言以对。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "ズドオオオオオンン！！！",
          "zh_text": "轰隆隆！！！"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "ようやく肛門から切り離された大便は重力に従って茶色い巨体を地面に叩きつける。茶色い巨体は数キロにわたって地球の街を押しつぶし、そこにいた地球人は巨大少女の排泄物によってぐちゃぐちゃに押しつぶされてしまった。",
          "zh_text": "好不容易从肛门分离的大便顺重力坠落，棕色的巨体重重砸向地面。茶色的巨大粪便摧毁了地球上横跨数公里的城市，在那里的地球人被巨大少女的排泄物压成了一团糊状。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "大便の落下の衝撃と轟音は遠く離れた地上の街すらも振るわせてしまい、脆いビルなどは崩れ去ってしまうほどであった。",
          "zh_text": "大便落下的冲击和轰鸣声甚至影响到遥远的城市，脆弱的大楼也被夷为平地。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "その信じられない程のスケールのデカさと臭気に、その場の全員が戦慄していた。その臭いは、その熱量は、その大きさは、想像を絶するもので、人智を超えた天変地異そのもの。",
          "zh_text": "周围的人们面对着难以置信的巨大规模和强烈臭味无不战栗。这股气味，这股热量，这个大小，超越了想象，是超越了人类智慧的天灾地变。"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "まさに人知の及ばぬ存在。だが、それは何の変哲もない少女の排泄物。そんなものが、何の罪のない小さな人々にとって恐怖の対象以外の何者でもないのだ。",
          "zh_text": "这确实是人类所无法理解的存在。然而，这只是一个平凡少女的排泄物。但是对于那些无辜的小人们来说，它除了是令人恐惧的对象外没有其他含义。"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "街を２つほど潰しながら横たわる巨大なうんこ。潰されずに済んだ隣の街並みと比較すると、地球の街はあまりにも小さすぎた。真矢は、自分の出した糞を見ながら満足そうに微笑む。",
          "zh_text": "巨大的粪便躺在夷为平地的两座城市之间。与幸存的邻近街区相比，地球的城市在真矢的粪便面前实在是太微不足道了。真矢微笑着，满意地看着自己排出的粪便。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "（こんなにいっぱい出ちゃった……。でもまだまだ出るんだけど……。）",
          "zh_text": "（排出了这么多……。但还远远没有结束……。）"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "真矢の排泄欲は、まだ止まらない。",
          "zh_text": "真矢的排泄欲望还没有停止。"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "\"くっ、んふっ\"",
          "zh_text": "\"嗯，哼哼\""
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "真矢はさらに息んで、開いた状態の肛門からさらに大量の糞を産み落とそうとしている。",
          "zh_text": "真矢继续喘着气，试图从露出的肛门中挤出更多的粪便。"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "グリュッ……。",
          "zh_text": "咕噜……"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "再び真矢の肛門が開く。",
          "zh_text": "真矢的肛门再次张开。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "ブボオオ！！！ 一度目の排泄よりさらに強烈な爆音が響き渡る。",
          "zh_text": "噗噗噗呜！！！比第一次排泄时更为强烈的爆音回荡在空中。"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "ブバババババ！ そして、二回目の脱糞が始まった。最初の大便と変わらないほどの太い一本糞が勢いよく噴き出される。",
          "zh_text": "噗叭叭叭叭叭！然后，第二次排便开始了。与最初的大便几乎一样粗的一坨粪便猛地喷射出来。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "その圧倒的ボリュームに、周囲の人間はなす術もなく真矢の大便に押しつぶされないよう、その場から逃げようとするが、真矢の巨尻から落ち行く大便からは逃れられない。",
          "zh_text": "面对这压倒性的质量，周围的人们束手无策，为了不被真矢的大便压扁下面的人试图逃离。但是，真矢巨臀上掉下来的大便是无法逃脱的。"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "ブリュッ……ブリリリッ！！真矢の２本目の大便は、先ほどひり出したおかげか、スムーズに排出されていく。",
          "zh_text": "噗噜……哩哩哩！真矢的第二坨大便也许是因为先前已经拉过的缘故，很顺利地就排出了。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "ズドオオオン！！！",
          "zh_text": "咚隆隆隆！！！"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "一本目の大便に寄り添うように２本目が着地し、さらに街の被害を拡大させてしまう。真矢の巨大な排泄物に圧倒されて、真矢の足元にあった街は見る影もない。",
          "zh_text": "似乎紧贴在第一根大便旁边，第二根接着落地，进一步扩大了城市的破坏。被真矢巨大的排泄物压倒，原本位于真矢脚下的城市已经不复存在。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "地球人のビルなどよりも真矢の大便に残ったコーンや繊維のほうがはるかに大きい。それらは、彼女が力んで出したとは思えないほどに立派な一本糞で、とんでもない質量となって、真矢のお尻の真下はあっという間に大便で埋め尽くされてしまった。まるで巨大な茶色の山脈が一瞬にして出来てしまったのだ。",
          "zh_text": "与地球人的建筑相比，真矢大便中残留的玉米和纤维要大得多。它们形成了一根不像是真矢这样的美少女排出的惊人粪便，质量非常惊人，真矢的臀下填满了大便，巨大的棕色山脉瞬间形成。"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "\"あー、出たぁ……\"",
          "zh_text": "\"啊，出来了啊......\""
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "真矢は気持ち良さそうな顔を浮かべる。",
          "zh_text": "真矢露出一副舒服的表情。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "ブッスウッ！ 真矢の肛門から大きなオナラが漏れ出して、巨大なダウンバーストとなって地上に吹きかかるが、そんなことは大便の被害に比べればたいしたことはない。そのオナラの爆風が、吹きすさんだ街をわずかに揺らすが、彼女はまったく意に介さない。",
          "zh_text": "噗嘶——！从真矢的肛门中传出一个巨大的屁声，肛门形成巨大的气流吹向地面，但与大便的破坏相比，不啻为小巫见大巫。那个屁的爆炸风声稍稍摇动了已经被吹散的城市，但她完全不在意。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "しかし、真矢のアナルは、いまだに何かを吐き出そうとヒクついている。そう、真矢はまだ出し足りない。この程度のものなら朝飯前だと言わんばかりに腸内にたまった排泄物を出そうとしているのだ。",
          "zh_text": "然而，真矢的肛门仍然在收缩，仿佛要吐出些什么。是的，真矢还没有排泄完。拉出这种规模的粪便简直是小菜一碟，只需轻而易举就能排出更多体内积聚的排泄物。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "\"んぐっ、また来た。下痢の感じ……。まだ、出そう……\"",
          "zh_text": "\"咳，又来了。感觉像是腹泻......还没拉干净......\""
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "そう言うと真矢は、次の大便をひり出すために、体に力を入れ始める。",
          "zh_text": "说完，真矢开始用力将下一坨大便挤出体外。"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "\"うっ、ふーっ\"",
          "zh_text": "\"呜，呼......\""
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "ブビッ！真矢のアナルから勢いよくオナラが漏れだす。だが、今回は先ほどとは違い、熱く煮えたぎっているような感覚だった。",
          "zh_text": "噗！从真矢的肛门中猛烈地冒出一声屁。然而，与之前不同，这次的放屁让肛门有种滚烫的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "ミチミチ……その音と共に、真矢の尻の穴が広がっていく。",
          "zh_text": "噗噜噜......伴随着那声音，真矢的肛门再次开始张开了。"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "ミヂッ……ミヂッ……",
          "zh_text": "噗滋......噗滋......"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "その巨大な蕾がゆっくりと開いてゆく。その様子は、彼女から遠く離れて真矢の肛門を見ていた地球人にもハッキリと分かるほどだった。",
          "zh_text": "巨大的花蕾缓缓绽放。这个场景清晰地展现在远离她的地球人眼中。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "\"んっ！！\"",
          "zh_text": "\"嗯！！\""
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "ブビュルルルッ！！真矢は、お腹に力を込めると、今までで一番激しい音を立てて、真矢の肛門から特濃の軟便が噴出した。そのあまりの激しさに、軟便は大空を舞う様に離れた場所まで飛び散って行ってしまう。",
          "zh_text": "卟噗噜噜——！！真矢腹部一用力，发出了迄今为止最猛烈的声音，从她的肛门中喷出了特浓的软便。由于太过强烈，剧烈喷射的粪便仿佛在高空中舞动，飞散到遥远的地方。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "ブビイイッ！！ ブボオオ！！ ブボボボッ！！ その音は、まるで火山が噴火したかのような音。その爆音のたびに、真矢の肛門が開き、そして閉じていく。そのたびに、超特大の軟便が噴出し、真矢の後方の大都市を壊滅へと追い込んでしまう。",
          "zh_text": "卟哔一——！！噗呜呜！！噗呜呜呜——！！那声音犹如火山喷发一般。每一次爆响，真矢的肛门就会张开然后关闭。每一次爆响，超大号的软便就会喷涌而出，将真矢后方的大都市推向毁灭。"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "ブビィィッ！！ブビュゥッ！！！次第に軟便の水分量が増してゆき、ドロっとした液体に変わってゆく。",
          "zh_text": "卟哔——！！噗呜呜——！！！飞出软便的水分逐渐增多，变成了粘稠的液体。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "ビチビチビチ！！ 真矢の肛門から、巨大な茶色の水柱が飛び出していく。その飛沫は、地上の街に降り注ぎ、その威力で地面をえぐり取り、街を茶色の沼に置き換えてしまう。その光景を見て真矢は興奮が抑えられずにいた。",
          "zh_text": "噗呲噗呲噗呲！！从真矢的肛门中，巨大的棕色水柱飞射而出。水花降落在地面的城市上，以其威力挖开地面，将城市转化为棕色沼泽。看到这一景象，真矢抑制不住得兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "自分が生み出した巨大な茶色の沼。その光景を見ているだけで真矢はゾクゾクとした快感を感じてしまっていた。だが、真矢が作り出した巨大な水たまりはまだまだ広がり続けていた。彼女が力めば力むほど、少女のアナルから放たれている下痢はどんどんと強くなっていく。その被害も凄まじく、彼女のお尻の真下の街を呑み込み、さらにその背後にある都市をも襲おうとしていた。真矢の肛門がパクパクと開閉を繰り返し、その度に、巨大な糞が生み出されて、その糞が地上を蹂躙していく。",
          "zh_text": "自己创造的巨大棕色沼泽。仅仅看到这一景象，真矢就感受到了让身体颤抖的快感。然而，真矢创造的巨大水池仍在不断扩张。她用力的越多，少女肛门中喷出的腹泻就变得越来越强烈，破坏的规模也变得惊人、她的臀部下的城市早已被吞噬，甚至腹泻海啸还试图袭击背后的城市。真矢的肛门不停地开合，每一次都会产生巨大的粪便蹂躏着地面。"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "ブッ……。",
          "zh_text": "噗……。"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "真矢の肛門から、最後のガスが放たれる。それが彼女の腸内に残ったものがすべて吐き出された合図となった。お尻の下の街は完全に真矢の大量の大便に置き換わっている。もはや地上は、真矢のアナルから出た下痢便の海と化してしまった。その被害は、真矢の後方の街にまで及んでいる。",
          "zh_text": "最后一股气体从真矢的肛门中射出。这标志着她体内的所有东西都被排出。臀部下方的城市完全被真矢大量的大便所取代。地面已经完全变成了真矢肛门喷出的腹泻的海洋。破坏范围波及到了真矢背后的城市。"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "\"ちょっと、派手にま撒き散らしすぎちゃったかな？でも、すっきりしたかも！\"",
          "zh_text": "\"稍等一下，我是不是拉得太夸张了吗？不过，感觉很畅快！\""
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "そう言いながら真矢は、自分の出した糞を眺めていた。そのあまりの量の多さに思わず笑みがこぼれてしまう。",
          "zh_text": "这样说着，真矢望着自己放出的粪便。看到那数量之多，不禁露出笑容。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "そのあまりの惨状に、生き残った街の人間など存在せず、すべてあの茶色い山脈に押しつぶされるか、下痢の沼に沈んでいるかだ。",
          "zh_text": "在那可怕的景象下，城市中没有人幸存下来，他们要么被那个棕色的山脉压垮，要么沉入腹泻的沼泽中。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "大便から離れた地球人たちは、同胞たちが超巨大少女の排泄物に押しつぶされた現実を目の当たりにして、ただ呆然と立ち尽くしてしまう。自分たちが何をしたというのだ。ただそこにいるだけなのに、ただその街に住んでいただけのはずなのに、あんなにも巨大な少女の大便の下敷きにされるなんて。",
          "zh_text": "远离大便的地球人，亲眼目睹着同胞们被超巨大少女排泄物压垮的现实，呆呆地站在原地。他们到底做了什么？明明只是在那里，只是住在那座城市，为什么会被压在如此巨大的少女的大便下。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "そのあまりにも理不尽な現実に、彼らはただただ絶望することしかできなかった。",
          "zh_text": "面对如此不合理的现实，他们只能陷入绝望之中。"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "\"ついでだから、おしっこもしちゃうね\"",
          "zh_text": "\"顺便，我也要尿尿了哦。\""
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "その声を聞いた真矢の股間前の街にいた人々は一斉に逃げ出す。だが、そんなことをしても無駄だ。",
          "zh_text": "听到那声音，真矢胯股前方城市的人们纷纷逃离。然而，这样做也是徒劳的。"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "少女の宣言通り、山をも呑み込めるほどに巨大なマンコから黄金色の鉄砲水が噴き出してきた。",
          "zh_text": "正如少女宣言所说，从巨大的阴户中喷涌出了足以吞噬山脉的黄金色洪水。"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "ズドドドドドド！！！",
          "zh_text": "哗哗哗哗哗哗！！！"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "それは、たったの一押しで巨大な街を押し流してしまうほどの水量。真矢が軽く力を入れると、街は一気に決壊し、大津波が発生してしまう。黄金色の生暖かい津波が、地球の街をいとも簡単に押し流してゆく。",
          "zh_text": "那是一股仅仅一推就能冲走整座巨大城市的巨大水流。当真矢稍微用力时，城市就立刻在形成巨大的海啸下崩溃。那股黄金色温暖的海啸轻易地冲走了地球上的城市。"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "\"～♪\"",
          "zh_text": "\"～♪\""
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "地上の地獄絵図とは対照的に、真矢はため込んでいたものを排泄する開放感で満ち溢れて楽しそうに鼻歌を歌っている。",
          "zh_text": "与地上的地狱景象形成鲜明对比，真矢满心愉悦地唱着小曲，享受着排泄所带来的释放感。"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "街をまるごと洗い流すほどの大量の尿は、瞬く間に街の近くを流れる河川にたどり着き、人間が作り上げた堤防をやすやすと乗り越えると、川の色を黄色く変えて水位を上げていった。",
          "zh_text": "大量的尿液洪水洗刷整座城市，在瞬间就到达附近的河流，轻易地越过人类建造的堤坝，将河水染成黄色并提升水位。"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "ズドオオオ！！そのおしっこ洪水は、街を丸ごと飲み込むだけでは飽き足らず、さらに遠く離れた高速道路の橋脚も打ち砕いてしまい、その周辺一帯の道路をすべて少女の尿によって粉砕して洗い流してしまう。",
          "zh_text": "哗啦啦！尿液洪水不仅仅吞噬了整个城市，还摧毁了远处高速公路的桥墩，将周围道路完全粉碎并冲走。"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "ドバアッ！！ ズゴオッ！！ ブシャアァッ！！ その勢いはもはやダムを破壊してしまったのかと思う程に強烈で、地球人が作り上げたありとあらゆる建造物を破壊してゆく。もう真矢の足元には真矢のウンチと小便でできた巨大な湖ができていた。",
          "zh_text": "哗！！ 轰隆隆！！ 哗啦啦啦啦啦！！ 这股气势恢宏的尿液如此猛烈，以至于能够冲破了大坝，摧毁了地球人建造的各种建筑物。在真矢的脚下，形成了由真矢的粪便和尿液构成的巨大湖泊。"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "そのあまりに壮観で残酷で無慈悲で圧倒的な景色に、人々は言葉を失っていた。たった一人の女性の排泄行為が、２つの大都市圏と数百万の生命を消滅させてしまった。その事実は、地球の常識では考えられないことだった。",
          "zh_text": "对于如此壮观、残酷、无情、压倒性的景象，人们失去了言语。仅仅一个女性的排泄行为就消灭了两个大都市圈和数百万生命。这个事实在地球的常识中是难以想象的。"
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "だが、これは現実だ。",
          "zh_text": "但，这就是现实。"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "そのあまりにも巨大な少女の排泄物は、地球の文明を嘲わらうかのようにすべて破壊しつくしていた。",
          "zh_text": "那个巨大的少女排泄物，就像在嘲笑着地球的文明，将一切都彻底摧毁。"
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "\"んふぅ……いい気分……\"",
          "zh_text": "\"嗯呼……感觉好棒……\""
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "自らの排泄物によって地球の街を汚しまくってしまった真矢。しかしそんなことはまったく気にしていない。",
          "zh_text": "真矢自己的排泄物彻底污染了地球的城市，但她完全没有在意这些。"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "なぜなら、真矢にとってはただの排泄行為に過ぎないのだから。真矢は一仕事終えた後のように大きく伸びをして、排泄後の余韻に浸っていた。足元では、真矢の脱糞に巻き込まれてしまった街が壊滅状態になっている。",
          "zh_text": "因为对于真矢来说，这只是一种普通的排泄行为。真矢像是完成了一项任务后一样，大大伸了个懒腰，沉浸在排泄后的余韵中。在她的脚下，被卷入真矢的大便中的城市已经陷入了毁灭状态。"
        },
        {
          "id_line": 348,
          "ja_text": "だが真矢は、そんなことより自分の出すモノで街が壊滅したという事実に喜びを感じてしまう。自分の力の巨大さに酔いしれ、その優越感が真矢の心を満たしていく。",
          "zh_text": "然而，令真矢更加快乐的是街道被她的排泄物摧毁的这个事实。她沉醉在自己强大力量的优越感中，这种优越感充盈了她的内心。"
        },
        {
          "id_line": 349,
          "ja_text": "だが、しかし真矢はあることに気づいてしまった。",
          "zh_text": "然而，真矢突然意识到了一件事。"
        },
        {
          "id_line": 350,
          "ja_text": "\"あっ。ここ、紙とかないんだっけ……\"",
          "zh_text": "\"啊，这里没有纸之类的东西吧……\""
        },
        {
          "id_line": 351,
          "ja_text": "真矢は困った表情を浮かべる。そう、真矢の排泄物した後の処理をするものがないのだ。",
          "zh_text": "真矢露出了困惑的表情。没错，没有用来处理真矢排出排泄物后的东西。"
        },
        {
          "id_line": 352,
          "ja_text": "いくら真矢が大便を出し切ったといっても、少女のアナルの周辺は汚れているし、そのままパンツを履くこと等できない。",
          "zh_text": "即使真矢已经排空了大便，少女的肛门周围还是很脏，不能直接穿上内裤。"
        },
        {
          "id_line": 353,
          "ja_text": "だからといって、地球人が使う紙なんて使えっこないし……。だけども、手に持っているのは、先ほど脱いだキャミソールだけ。",
          "zh_text": "但是，地球人用的纸对真矢来说毫无用处……。然而，她手上只有刚刚脱下的背心。"
        },
        {
          "id_line": 354,
          "ja_text": "どうしよう……。",
          "zh_text": "怎么办呢……。"
        },
        {
          "id_line": 355,
          "ja_text": "\"しょうがない。海で洗うか\"",
          "zh_text": "\"没办法，就在海里洗吧\""
        },
        {
          "id_line": 356,
          "ja_text": "そう言うと真矢は、ズボンを下げた状態のまま、港湾地区へと移動する。",
          "zh_text": "说着，真矢保持裤子脱下的状态，前往港口地区。"
        },
        {
          "id_line": 357,
          "ja_text": "そのまま、お尻を海に向け、大量の海水を手ですくうとバシャバシャと汚れたアナルを洗ってゆく。そのひと掬いは膨大な量で、その手にすくわれた水の上には小さな船が一隻、すくい上げられ巨大なアナルに激突して砕け散ったが、真矢はそれを知る由もない",
          "zh_text": "她将屁股对着海洋，用手舀起大量海水，哗啦哗啦清洗着脏兮兮的肛门。一次舀起的水量巨大，掌心的水中竟然有一艘小船，小船之后就撞击在巨大的肛门上粉身碎骨。然而，真矢并不知道这一切。"
        },
        {
          "id_line": 358,
          "ja_text": "\"まったく、アイドルにこんな事させるなんて……、真矢が使えるトイレくらい作っておきなさいよ\"",
          "zh_text": "\"真是的，竟然让偶像做这种事情……至少给真矢一个可用的厕所啊\""
        },
        {
          "id_line": 359,
          "ja_text": "そんな悪態をつきながらも、真矢は溜まっていたものを出したせいか、上機嫌だった。",
          "zh_text": "虽然嘴里抱怨着，但真矢因为排空了积存的东西，所以心情很愉快。"
        },
        {
          "id_line": 360,
          "ja_text": "ウォシュレットのような要領で真矢はアナルを洗浄すると、ようやくスッキリした顔になる。",
          "zh_text": "像是使用日本的智能马桶一样，真矢洗涤着肛门，终于露出了爽朗的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 361,
          "ja_text": "そんな時、真矢のアナルに数筋の細長い白煙を描きながらミサイルが飛び込んできた。数キロに及ぶピンク色の蕾よりもずっと小さい閃光がぽつぽつと現れ始め、少女の肛門に向け攻撃をしているものが現れた。",
          "zh_text": "就在这时，一枚导弹飞入真矢的肛门，划出几道细长的白烟。比数公里长的粉色花蕾小得多的闪光开始零零星星地出现，是什么东西在向着少女的肛门发动攻击。"
        },
        {
          "id_line": 362,
          "ja_text": "この港湾地区の近くで停泊していた艦隊が、超巨大少女の破壊活動を止めるべくここまで集結してきたのだ。艦隊はミサイル駆逐艦をはじめ、フリケード艦など数十隻にも及ぶ大規模なものだった。地球上でも類を見ないその大艦隊が集まったとしても、真矢の臀部どころか、目の前に広がる排泄物の質量にはかなわないかもしれない。それほどまでに彼女は膨大であった。",
          "zh_text": "为了阻止超大型少女的破坏活动，停泊在港湾地区附近的舰队集结到这里。舰队规模庞大，包括导弹驱逐舰在内，还有数十艘护卫舰。即使聚集了地球上绝无仅有的庞大舰队，但他们别说真矢的臀部了，就连眼前排泄物的质量都比不上。她的规模是如此庞大。"
        },
        {
          "id_line": 363,
          "ja_text": "だが、それでも艦隊は立ち向かわなければならない。自分たちの母星を守るため、そして何より市民たちを守るために。",
          "zh_text": "然而，即便如此舰队也必须迎战。为了保护自己的母星，更重要的是保护市民们。"
        },
        {
          "id_line": 364,
          "ja_text": "\"はぁ、せっかく奇麗になったのに、また汚さないでよ\"",
          "zh_text": "\"哈啊，好不容易弄干净了，别再弄脏了啊。\""
        },
        {
          "id_line": 365,
          "ja_text": "そう言って真矢は小さな小さな艦隊に無駄な抵抗をやめるよう、ため息交じりで呼びかける。",
          "zh_text": "说着，真矢叹着气呼吁小小的舰队停止无谓的抵抗。"
        },
        {
          "id_line": 366,
          "ja_text": "そんな彼女の呼びかけにも反応すら見せない地球の艦隊は、さらに攻撃を強めてゆく。大型の巡航ミサイルを打ち尽くしてもなお、残った対空ミサイルや対艦ミサイルに切り替えて攻撃を継続させる。",
          "zh_text": "地球舰队对她的呼吁毫无反应，继续加强攻击。即使发射完了大型巡航导弹，仍然用剩下的防空导弹和反舰导弹继续攻击。"
        },
        {
          "id_line": 367,
          "ja_text": "それでも、攻撃が通らないとみると旗艦から核搭載ミサイルが発射された。ミサイル発射機から眩い光とともに放たれた必殺の破壊兵器が一直線に真矢に迫る。直撃すれば大都市すら破壊しかねない威力を持つ核兵器だが今の彼女にとってはその程度の火力では傷一つ付けることはできないだろう。",
          "zh_text": "尽管如此，在发现所以攻击都无效后，旗舰发射了携带核弹头的导弹。这枚导弹是一种绝命的破坏武器，伴随着耀眼的光芒从导弹发射器中发射出来，直线向真矢逼近。一旦直接命中，核武器的威力甚至足以摧毁大都市，但对于现在的她来说，这种火力对她来说并不能造成任何伤害。"
        },
        {
          "id_line": 368,
          "ja_text": "ズオォン！！超巨大少女の肛門がまぶしく光る。人類史上最大の攻撃が少女の肛門に炸裂する。",
          "zh_text": "砰——！！超巨大少女的肛门闪烁着耀眼的光芒。人类历史上最大规模的攻击在少女的肛门上爆炸。"
        },
        {
          "id_line": 369,
          "ja_text": "爆発音とともに猛烈な衝撃波が発生した。巨大な少女とはいえやはり人間である以上、核の破壊力の前には無傷ではいられないはずだ。ところが彼女の身体は、少し揺れただけで何の影響も受けていないように見える。それどころか爆風と爆炎の中から現れたその姿はまるで何事もなかったかのようだった。",
          "zh_text": "伴随着爆炸声产生了猛烈的冲击波。即使是巨大的少女，毕竟还是人类，面对核弹的破坏力也不可能毫发无伤。然而，她的身体只是轻微地颤动了一下，似乎没有受到任何影响。更不可思议的是，从爆炸和火焰中浮现出来的身影，看起来好像什么都没发生过一样。"
        },
        {
          "id_line": 370,
          "ja_text": "\"ひゃん♡くすぐったいじゃない♡\"",
          "zh_text": "\"咿呀♡好痒呐♡\""
        },
        {
          "id_line": 371,
          "ja_text": "なんと全くダメージを受けていなかったのである。それも当然の事であろう。なにしろ彼女はこの星で最も質量がある存在。地球人の渾身の一撃ですら少女の身体にとっては蚊に刺されたようなものなのだ。人間が作り出したちっぽけなミサイルごときではダメージが通るはずがない。",
          "zh_text": "令人惊讶的是，她竟然没有受到任何伤害。这也是当然的。毕竟她是这颗星球上质量最高的存在。对于少女的身体来说，地球人使出浑身解数的全力一击只相当于被蚊子叮了一下。人类制造的微小导弹根本无法造成伤害。"
        },
        {
          "id_line": 372,
          "ja_text": "\"んっ♡エッチなところに悪戯されたからオナラが出ちゃいそう……\"",
          "zh_text": "\"嗯呐♡因为被调戏了敏感的地方，好像要放屁了呢……\""
        },
        {
          "id_line": 373,
          "ja_text": "ブォオオオオオ！！！核攻撃ですらビクともしなかったアナルローズが口を広げ、腸内にたまったガスが噴き出る。それはさっきの排便で腸内がすっきりしたためか、今まで以上で最も勢いの強い放屁になってしまった。",
          "zh_text": "噗呜呜呜呜呜！！！连核攻击都毫不动摇的肛门花蕾张开嘴巴，肠道中积聚的气体喷涌而出。或许是因为刚刚的排便让肠道感觉清爽了，这次放屁的力度比之前更加强劲。"
        },
        {
          "id_line": 374,
          "ja_text": "ゴオオオオオオオオオオオ！！！核爆発のきのこ雲をたやすく吹き飛ばしたのち、凄まじい突風が艦隊を襲う。その風圧によって戦闘艦のレーダーマストはへし折られ、ブリッジの防弾ガラスはことごとく粉砕され、甲板上に存在していた砲塔やミサイル発射台を薙ぎ払ってしまう。",
          "zh_text": "噗呜呜呜呜呜呜！！！轻松地吹散核爆炸产生的蘑菇云后，可怕的突风袭击了舰队。这股气流将战斗舰的雷达桅杆弯曲折断，舰桥上的防弹玻璃全部粉碎，位于甲板上的炮塔和导弹发射台也被扫平。"
        },
        {
          "id_line": 375,
          "ja_text": "そんな風に艦隊の陣形が崩れた瞬間、真矢はすかさず第二波の攻撃を加えてしまう。再びアナルが大きく口を開けると、今度はさっきよりも強くゴオオオッ！強烈な熱線が放たれた。",
          "zh_text": "在舰队阵型瓦解的瞬间，真矢立即发动第二波攻击。她的肛门再次张大，这次的声音比之前更加强烈！一阵强烈的热浪被释放出来。"
        },
        {
          "id_line": 376,
          "ja_text": "ゴオオオッ！！ゴゴゴゴゴゴッッ！！！！空気を割いたかのようなけたたましい轟音と共に、観測史上最大の爆風が海上を襲う。それが少女の放屁だと気づいたときにはもう遅かった。すでに手遅れだったのだ。あまりの衝撃によって排水量の少ない艦艇は転覆してしまい、艦隊はもはや反撃するどころか、退避行動もとることもできない状態だった。",
          "zh_text": "噗噗噗！！呜呜呜呜呜呜呜！！！！伴随着仿佛撕裂空气的刺耳轰鸣声，史上最大的爆炸冲击波袭击了海面。当意识到那是少女的放屁时，已经太迟了。一切都已经无法挽回。受到冲击的排水量较小的舰艇翻覆，舰队别说进行反击了，连避难行动都无法进行。"
        },
        {
          "id_line": 377,
          "ja_text": "しかしそれで終わりではない、さらに真矢の爆風オナラによって海面がめくれ上がり、大きな津波が発生してしまう。生き残った艦船も、その津波に巻き込まれてしまい、水面に浮かぶ木の葉のように荒れ狂う海に飲みこまれるか、あるいはバランスを崩し沈んでいく。",
          "zh_text": "然而，故事还没有结束，真矢放屁的暴风导致海面翻腾，引发了巨大的海啸。幸存的舰船也被卷入海啸中，要么在汹涌的海洋中像漂浮的树叶一样消失，要么失去平衡沉入海底。"
        },
        {
          "id_line": 378,
          "ja_text": "自分のオナラで大艦隊を粉砕したことなど気づきもしない真矢は、すっきりとした腸内に満足すると立ち上がり、ズリ下げていたパンツとズボンを元に戻していった。",
          "zh_text": "毫无察觉自己的放屁粉碎了整个大舰队的真矢，满足于清爽的肠道后站起身来，整理好先前褪下的内裤和裤子。"
        },
        {
          "id_line": 379,
          "ja_text": "\"4日ぶりだけど、こんなにたまってたのね……\"",
          "zh_text": "\"已经4天了，没想到积压这么多……\""
        },
        {
          "id_line": 380,
          "ja_text": "立ち上がり、自分が作り出した惨状を見て真矢はつぶやく。その周囲には、地球人が作った高層ビルやマンションが、まるで真矢の出した下痢便に溺れるように倒壊して２本の並んだ茶色い山脈が街を見下ろしている。",
          "zh_text": "真矢站起身来，看着自己创造的悲惨景象喃喃自语。在粪便周围是由地球人建造的高楼大厦和公寓，仿佛被真矢排出的粪便淹没一样倒塌，两座并排的棕色山脉俯瞰着城市。"
        },
        {
          "id_line": 381,
          "ja_text": "そのあまりの凄まじさ。その光景に真矢の口から自然と笑いが漏れ出してくる。",
          "zh_text": "实在太可怕了，看着那惊人的景象，真矢不禁发出笑声。"
        },
        {
          "id_line": 382,
          "ja_text": "あぁ、楽しい……。この楽しさをもっと味わいたい。",
          "zh_text": "啊，太开心了……。我想要更多地品味这种快感。"
        },
        {
          "id_line": 383,
          "ja_text": "\"ちょっと恥ずかしかったけど、たくさん出せてよかったぁ♡\"",
          "zh_text": "\"虽然有点害羞，但能排出这么多真是太好了♡\""
        },
        {
          "id_line": 384,
          "ja_text": "ブラジャーのままで、はしたなくも公開排泄をしてしまった真矢は、その羞恥心よりも、気持ち良さが勝っているようで、つい嬉しくなって口元が緩んでしまう。",
          "zh_text": "只穿着胸罩，真矢下流地进行了公开排泄，比起羞耻心，心情的舒畅似乎更胜一筹，嘴角不自觉地舒展开来。"
        },
        {
          "id_line": 385,
          "ja_text": "この地域では開けた平野が広がり、多数の街が存在していたこの場所には、今では真矢が排泄欲を満たすために作った巨大な茶色の山が二つ鎮座している。肥沃な大地も黄金色の湖と茶色の沼地に変わってしまっていた。",
          "zh_text": "在这个地区是一片开阔的平原，存在着许多城市。如今，真矢为了满足排泄欲望而创造的两座巨大的棕色山脉巍然屹立。肥沃的土地也变成了金色的湖泊和棕色的沼泽地。"
        },
        {
          "id_line": 386,
          "ja_text": "あのうんちとおしっこの湖の底には真矢と同じ知的生命体の街が存在していたのだ。それを見て地球の街を侵略しているという実感が湧いて、真矢はゾクゾクとした感覚が全身を駆け巡っていく。",
          "zh_text": "在那个大便和尿液湖的底下，也存在着与真矢一样的智慧生命体建造城市。看到这一幕，真矢产生了入侵地球城市的实感，一种悸动感在全身蔓延。"
        },
        {
          "id_line": 387,
          "ja_text": "—―あ～ぁ、ひどいことしちゃったなぁ～",
          "zh_text": "啊～真是做了可怕的事情呢～"
        },
        {
          "id_line": 388,
          "ja_text": "真矢は、自分の排泄行為で無残にも崩壊してしまった街の残骸を見下ろすと、まるでおもちゃを壊した子供の様な笑顔を見せる。",
          "zh_text": "真矢俯视着因自己排泄行为而被残酷摧毁的城市废墟，展现出像是破坏玩具的孩子一样的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 389,
          "ja_text": "一通り楽しんだので、帰り支度をするためにキャミソールを着た時に胸の谷間に置いておいた街の区画を見つけて思い出した。",
          "zh_text": "玩得差不多了，在穿上吊带背心准备回去的时候，真矢注意到胸间放着的街区，顿时想起来了。"
        },
        {
          "id_line": 390,
          "ja_text": "そうだ。あの生意気な新人アイドルに教育をしてあげるんだった……。",
          "zh_text": "对了，要给那个傲慢的新人偶像上一课……。"
        },
        {
          "id_line": 391,
          "ja_text": "でも、もうあれほど暴れてしまったし、何よりアイドルが白昼堂々、青空の下で用を足すのを見せつけてしまったのだ。",
          "zh_text": "不过，已经搞得那么乱了，更重要的是让人看到了偶像在光天化日、在蓝天下如厕。"
        },
        {
          "id_line": 392,
          "ja_text": "\"あんたたちは、どうしようかなぁ……？\"",
          "zh_text": "\"我该拿你们怎么办呢……？\""
        },
        {
          "id_line": 393,
          "ja_text": "そう言って真矢は目の前の街を眺める。そこは真矢が今までしてきた大蹂躙を間近で見せつけられ、すっかり怯えてしまっている。",
          "zh_text": "真矢这样说着，眺望着眼前的城市。那些人近距离目睹着真矢至今为止的大肆蹂躏，已经完全被吓坏了。"
        },
        {
          "id_line": 394,
          "ja_text": "このまま潰すことも動作もないけど、それはつまらないよね。そんなことを考えているうちに真矢の中で悪戯ごころがわいてきた。",
          "zh_text": "就这样随手拍掉也不费什么事，不过，这样很无聊吧。想着想着，真矢心中萌生了恶作剧的念头。"
        },
        {
          "id_line": 395,
          "ja_text": "\"せっかくだし、地球のお土産として真矢のペットにしてあげる！光栄に思いなさい！！\"",
          "zh_text": "\"既然有这个难得机会，就当作地球的纪念品，我给你们当成真矢宠物吧！请感到荣幸吧！！\""
        },
        {
          "id_line": 396,
          "ja_text": "そう言い放つと真矢は、両手で巨大な胸を持ち上げ、その谷間の街に言い放つ。",
          "zh_text": "说完这句话，真矢用双手托起巨大的胸部，对着胸间的城市喊道。"
        },
        {
          "id_line": 397,
          "ja_text": "哀れなライブ会場の周辺の地球人たちは、その巨大な胸の中に捕らえられたまま抗議することもできず、ただただ恐怖することしかできなかった。",
          "zh_text": "可怜的地球人被困在那巨大的胸部中，无法进行抗议，只能无助地感到恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 398,
          "ja_text": "真矢はそんなことは気に留めず来た時と同様に、転送装置のスイッチを入れると、そのまま姿を消してしまった。",
          "zh_text": "真矢并不在意这些，就像来的时候一样，她打开传送装置的开关，随即消失了。"
        },
        {
          "id_line": 399,
          "ja_text": "こうして、真矢は地球を後にする。真矢が飛び去った後には巨大な足跡と糞尿が残されたままだった。",
          "zh_text": "就这样，真矢离开了地球。只剩下巨大的脚印和巨大的粪便作为她离去的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 400,
          "ja_text": "真矢の地球訪問から数日後。",
          "zh_text": "真矢的地球访问几天后。"
        },
        {
          "id_line": 401,
          "ja_text": "\"はいお疲れさまー、真矢ちゃん撮影ご苦労さん\"",
          "zh_text": "\"辛苦了，真矢小姐，拍摄辛苦了。\""
        },
        {
          "id_line": 402,
          "ja_text": "\"はい、ありがとうございました\"",
          "zh_text": "\"谢谢你了。\""
        },
        {
          "id_line": 403,
          "ja_text": "その声とともに今日の真矢の撮影は終わった。その言葉に真矢はにっこりとほほ笑む。",
          "zh_text": "伴随着这个声音，今天的真矢拍摄结束了。听到这句话，真矢露出了灿烂的微笑。"
        },
        {
          "id_line": 404,
          "ja_text": "そう、今真矢が立っているのは、とあるスタジオの中。真矢はその真ん中に用意された椅子に座り、カメラに向かって微笑んでいる。今の彼女はいつものステージ衣装ではなく清楚なブラウスとスカートといった私服姿である。",
          "zh_text": "是的，现在真矢站在的地方是某个摄影棚。真矢坐在中间摆好的椅子上，朝着摄像机微笑着。她今天不是穿着常规的舞台服装，而是一身清新的衬衫和裙子，是普通的私服样式。"
        },
        {
          "id_line": 405,
          "ja_text": "\"なんだか、今日の真矢ちゃんいつもと違う感じがして良かったわ、何かいいことあったの？\"",
          "zh_text": "\"不知怎么的，今天的真矢感觉和往常不一样，真是太好了，是发生了什么好事吗？\""
        },
        {
          "id_line": 406,
          "ja_text": "今日一緒に仕事をしたカメラマンの女性がそんな感想を口にしていた。",
          "zh_text": "与真矢一起工作的女摄影师发表了这样的感想。"
        },
        {
          "id_line": 407,
          "ja_text": "\"えー？特にないですよぉ。でも、なんか最近調子が良いんですよ\"",
          "zh_text": "\"嗯？其实没有什么特别的。只是最近状态不错而已。\""
        },
        {
          "id_line": 408,
          "ja_text": "その声に真矢が答える。まさか、極小惑星の地球であんなことをしでかしてストレスを解消したからとは口が裂けても言えなかった。",
          "zh_text": "真矢回答着。她当然无法告诉别人，原来是因为在地球这颗小小的行星上搞了那么一出，以此解除了压力。"
        },
        {
          "id_line": 409,
          "ja_text": "帰ってからも持ち帰った街と地球人を部屋に置いて、彼らの反応を見て楽しんでいる。彼らを机の上などにはおいてやらない。廊下の床に置いたまま、真矢が通り過ぎるたびにその巨大な足音を嫌でも聞かせてあげるのだ。",
          "zh_text": "回到家后，她把带回来的城市和地球人放在房间里，观察他们的反应来乐在其中。她不把他们放在桌子上之类的地方，而是把他们放在走廊的地板上，每当真矢经过时，都不可避免地让他们听到巨大的脚步声。"
        },
        {
          "id_line": 410,
          "ja_text": "餌の時間だって落ちてくるパン屑に潰されないよう、ちまちまと逃げ回っているのが、滑稽で仕方がなかった。",
          "zh_text": "在喂食的时间里，它们为了不被掉落的面包屑砸碎，七零八落地四处逃窜，真是滑稽至极。"
        },
        {
          "id_line": 411,
          "ja_text": "持ち帰った地球人はすっかり委縮しきって、真矢が通り過ぎただけで悲鳴を上げるようになっていた。そんな彼らが可愛くて、真矢はついつい苛めすぎてしまうこともある。そんな、真矢の楽しみ方は当然誰にも言えない秘密だ。",
          "zh_text": "带回来的地球人已经彻底缩成一团，只要真矢经过，他们就会发出尖叫声。真矢觉得他们这样可爱，有时候会忍不住过分地欺负他们。真矢这种享受生活的方式当然是无法告诉任何人的秘密。"
        },
        {
          "id_line": 412,
          "ja_text": "でも、その真矢の楽しそうな表情をみて、女性は少し怪しんでいた。",
          "zh_text": "然而，看到真矢那欢快的表情，女摄影师还是有些怀疑起来。"
        },
        {
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          "ja_text": "\"？、まぁ、元気なことには良いことだし、明日も撮影よろしくね\"",
          "zh_text": "\"嗯？嗯，能保持活力是好事，明天也请多关照。\""
        },
        {
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          "ja_text": "\"はい、お願いします！\"",
          "zh_text": "\"好的，拜托了！\""
        },
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          "ja_text": "真矢はぺこりとお辞儀をすると、女性と別れ帰路に着いた。自宅に帰ると、真矢はシャワーを浴びて、また一人PC画面に向かいライバルアイドルたちの情報を確認してみる。",
          "zh_text": "真矢微微鞠躬，与女性道别后，走上回家的路。回到家，真矢洗了个澡，一个人坐在电脑前，确认了一下竞争对手偶像们的信息。"
        },
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          "ja_text": "相変わらずランキングの上位の入れ替わりは忙しいようだ。その証拠に、サイトには更新情報が表示されている。",
          "zh_text": "排行榜上前几名的位置交替似乎一直很繁忙。作为证明，网站上不断显示着更新信息。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかし、先週までトップページを埋め尽くしていた地球のアイドルは消え去り、代わりに別の女の子が書かれていた。",
          "zh_text": "然而，上周在首页占据一席之地的地球偶像已经消失，取而代之的是其他女孩的资料。"
        },
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          "ja_text": "\"ふーん、また似たようなのが出てきてるのね……。\"",
          "zh_text": "\"嗯，又出现了类似的人呢......\""
        },
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          "ja_text": "その少女の情報を調べていくうちに、その所在も分かってきた。",
          "zh_text": "在调查这位少女的信息时，真矢也了解到了她的所在地。"
        },
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          "ja_text": "\"そう、地球みたいな極小惑星の人間なんだぁ……、へぇ……\"",
          "zh_text": "\"原来是像地球那样的极小行星上的人啊......咦......\""
        },
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          "ja_text": "そう呟くと真矢は、その少女の顔写真を見る。",
          "zh_text": "这样喃喃自语着，真矢看着那位少女的照片。"
        },
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          "ja_text": "\"じゃあ、どんな星のアイドルなのか確かめに行かなくちゃね～♡\"",
          "zh_text": "\"那么，不去确认一下她是怎样的星球的偶像不行呢～♡\""
        },
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          "ja_text": "そういうとパソコンを閉じ明日の用意をして眠りについたのだった……。",
          "zh_text": "这样说着，真矢关闭了电脑，做好了明天的准备，然后进入梦乡......。"
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          "ja_text": "おっぱいで磨り潰し",
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          "ja_text": "そんなことでそこまで感じられるものなのだろうか。",
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          "ja_text": "確かに持っている。",
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          "ja_text": "乳房を机に押し付けること自体に意味は無く、要点はその机の上にあるもの。",
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        },
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          "ja_text": "まるで航空写真のように細かい街並み。しかし実体のあるそれが確かにそこにあった。",
          "zh_text": "桌子上的东西就像是从太空中拍摄的照片里那样细小的街道，但是那确实就是真实的街道。"
        },
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          "ja_text": "少女が胸を押し付けているテーブルの上には１０万分の１の世界が広がっているのだ。",
          "zh_text": "少女的胸软软地压在桌子上那只有正常比例下10万分之一的世界上。"
        },
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          "ja_text": "街も、家も、すべてがこの世界のどこかに実在する本物。",
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          "ja_text": "このテーブルの上は世界のどこかとリンクしていた。",
          "zh_text": "这个桌子上面的小世界与外界的连接点又在哪里呢。"
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          "ja_text": "そして今　少女はそんな極小の世界の上に乳房を押し付けている。",
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          "ja_text": "１０万分の１の世界から見れば、少女の胸は１０万倍の大きさ。",
          "zh_text": "从那十万分之一的世界来看，少女对他们来说就是正常女孩10万倍的大小。"
        },
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          "ja_text": "高さ１００ｍもの超高層ビルは少女から見ればたった１ｍｍの小粒であり、少女の直径約３ｃｍの乳首はその極小の世界にとって約３ｋｍもの大きさになる。",
          "zh_text": "高约100米的超高层大厦在少女看来只有1毫米的小颗粒，少女直径约3厘米的乳头对于那极小的世界来说，是约直径3公里大小的东西。"
        },
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          "ja_text": "とんでもない比率だ。その乳首だけで街の一区画を押し潰してしまえる。",
          "zh_text": "真是意想不到的比率啊。仅仅只是那个乳头就能把街道的一大片区域完全压扁。"
        },
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          "ja_text": "実際に今　少女は極小の街を自分の胸で押し潰しその優越感に快感を感じているのだ。",
          "zh_text": "事实上，少女正是在感受着极小的街道被自己的胸器压扁所带来的优越感以及快感。"
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          "ja_text": "「はぁ…はぅ…っ」",
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          "ja_text": "少女の微かな喘ぎ声。",
          "zh_text": "少女微微喘气，发出一阵娇嗔。"
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          "ja_text": "快楽を感じる源である胸は今もテーブルの上にぐりぐりと擦りつけるように押し付けられている。",
          "zh_text": "而那快乐的来源现在正在桌子上那圆圆的巨物所摩擦着。"
        },
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          "ja_text": "その最中には、そこにある街が確実に巻き込まれている。",
          "zh_text": "那个时候，在那里的街道确实被卷入了这之中。"
        },
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          "ja_text": "少女の大きな乳房。それがそっと乗せられるだけでも街はくしゃりと押し潰されてしまうだろう。",
          "zh_text": "少女将自己的双峰轻轻地放在街道密集的地方，一直挂着它们，少女感觉也有些累了呢。"
        },
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          "ja_text": "そしてそれに体重が掛けられ、重みを受けて変形しハミ乳となると、乳房はさらに広大な範囲を巻き込み押し潰してゆく。",
          "zh_text": "随着少女的放松，乳房的重量也完全释放，双乳在自身重力的作用下略微形变，摊开蔓延在那细小的街道之上，在更广阔的范围内将事物卷进压扁。"
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          "ja_text": "ビル群など砂細工以下の脆い存在だ。",
          "zh_text": "高楼群等在少女的乳房前就像是砂石工艺品般脆弱的存在。"
        },
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          "ja_text": "例えば少女の胸板からぶら下がる大きな乳房のその先端の乳頭。",
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          "ja_text": "それがちょんと触れただけでもビルがグシャリ潰れ瓦礫になってしまうだろう。",
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          "zh_text": "乳房和乳头粗鲁地吞噬着无数的大楼，坚固的大楼在这大自然般不可抗拒的力量下显得脆弱不堪。"
        },
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          "ja_text": "高さ１００ｍもある巨大なビルが、自分の胸の下でぷちぷちと潰れてゆく様を敏感な肌で感じているのだ。",
          "zh_text": "看着高度100米的巨大建筑，在自己的胸下崩垮，人们的感受又是怎样的呢？"
        },
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          "ja_text": "彼らが長い年月をかけて完成させた無数のビルが、自分のおっぱいがちょっと触れるだけで潰れてしまう。",
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          "ja_text": "自分のおっぱいの強大さに酔っていた。",
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          "ja_text": "人々には理解できない。直径数十ｋｍという隕石の様な大きさの巨大な乳房が空から飛来し街を押し潰し始めたのだ。",
          "zh_text": "人们是无法理解的。直径几十公里的陨石一样大小的巨乳从空中袭来压扁了街道。"
        },
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          "ja_text": "逃げられようはずも無かった。",
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          "ja_text": "夥しい数の犠牲者が出た。",
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          "zh_text": "只是乳头接触大楼的一个时刻，大楼理所当然的崩塌就造成了超过1000人的牺牲。"
        },
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          "ja_text": "それを、この巨大な二つの乳房は何百とやってのけている。",
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          "ja_text": "乳房が押し付けられればそこには直径２０ｋｍ近い大きさのクレーターができる。",
          "zh_text": "那是直径为20公里大小远超任何山脉的超级巨峰。"
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          "ja_text": "おっぱいを軽く押し付けるだけで、少女は街を丸ごと消滅させてしまうことができるのだ。",
          "zh_text": "只要胸口稍微使些劲，少女可以轻松地消灭整个城市呢。"
        },
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          "ja_text": "更に胸をぐりぐりと動かすことでさらに多くの範囲を巻き込み、ハミ乳の下に周辺の街を呑み込み、押し付ける際の振動は地震となって周辺の街に襲い掛かった。",
          "zh_text": "随着胸口的用力，更多范围的城市被卷进来，巨乳撞击地面时，一些周边地区发生了强烈的上下振动，乳压导致的地震袭击了周边地区的街道。"
        },
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          "ja_text": "その小刻みかつ凄まじい振動は周囲の街のビル群を瞬く間に倒壊させ粉砕した。",
          "zh_text": "那个细微却又可怕的振动令周边街道的大楼群瞬间倒塌粉碎了。"
        },
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          "ja_text": "まさに、水面に小石を投じれば波紋が広がるように、押し付けられた巨大な乳房の巻き起こした振動の波は衝撃波となって周囲に広がるのだ。",
          "zh_text": "巨大的乳房下压所卷起的振动波迅速向着周围蔓延的场景，的确像是向平静水面投掷一颗石子所引起的波纹。"
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          "ja_text": "「はぁ…気持ちいい……気持ちいいよぉ！」",
          "zh_text": "「哈…好开心啊……我好开心啊~！」"
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          "ja_text": "快感に少女の口からポタリと唾液が垂れ、それは直下にあった街に大洪水として襲い掛かった。それでなくとも、粘質のある唾液の直撃だけで街のひと区画が消し飛んだというのに。",
          "zh_text": "感受到了从未有过的快感，少女的唾液不经意间从口中滴落，那对于笔直的街道来说将是一往无前的大洪水。即使不是这样，仅仅是富有粘性的唾液的撞击，就使街道的一片区域灰飞烟灭了。"
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          "ja_text": "自分の胸が一つの街を、多くのビルを、無数の人々を押し潰している。",
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          "ja_text": "ビル群が潰れる微かなくしゃくしゃという感触もさることながら、それら事実が少女の乳房を通して脳に快感となって伝わった。",
          "zh_text": "无数大楼群崩溃所带来的的微弱的皱巴巴的触感自然是妙不可言，这些是少女乳房传递给大脑的感觉所产生的快感。"
        },
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          "ja_text": "テーブルの上の街の人々にはわけがわからなかった。街を襲っている途方も無く巨大な物体が、若い少女の大きな乳房だなんて。",
          "zh_text": "桌上小街区的人们所不知道的是，沿途一直席卷过来的那巨大的物体，是年轻少女的大欧派。"
        },
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          "ja_text": "少女の乳房は単純に見ても大きなものだった。",
          "zh_text": "少女的欧派就算单纯来看都是极大的东西。"
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          "ja_text": "その大きさが、相対的に極小である人々にとって脅威なのだ。たぷたぷと柔らかい乳房は押し付けられれば体積の分だけ押し潰され横に広がる。",
          "zh_text": "其大小，对于极小的人们来说的威胁是绝望的。柔软的乳房像累垮了般软软地摊在桌面上，扩散着它们的施压面积。"
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          "zh_text": "少女是为了享受快感，所以桌上有了无数的胸部压过街道所留下的痕迹。"
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          "ja_text": "次々と街が押し潰されクレーターに変えられてゆく。",
          "zh_text": "连绵不断的巨型坑洞将这些街道分割了开来。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "はるかかなたにあったかと思えばあっという間に移動してきて、街の上空で一度ぶるんと揺れたかと思うと次の瞬間にはぐいと押し付けられているのだ。",
          "zh_text": "远处那令人畏惧的雄峰转眼间便移动了过来，在城市的上空做出了一次感觉有点要满出来的颠簸。下一个瞬间，应该就是少女那巨大胸部的极速下落吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "加速度的な速度で街が消滅していった。",
          "zh_text": "少女的双峰以极快的速度消失在了街道上空。"
        },
        {
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          "ja_text": "気づけば快楽を求めるばかり、少女は胸を押し付ける格好からテーブルの上に乗るような形になっていた。",
          "zh_text": "仅仅只是为了追寻快感，少女抬起了自己的胸部，换做了一种坐在桌面上的姿势。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "パジャマのズボンとパンツを脱ぎ、あらわになった秘所を、テーブルの角にこすり付けていた。",
          "zh_text": "少女脱下了穿着的睡裤和胖次，露出了私密之处，开始在桌面上来回摩擦。"
        },
        {
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          "ja_text": "そのテーブルの角にも街があり、その上空は若い少女の黒々とした茂みに覆われた超巨大な女性器で埋め尽くされた。",
          "zh_text": "那张桌子角落的街区，被那个高空年轻少女黑漆漆的密草所覆盖的超巨大女性生殖器填满了。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして性器がテーブルの角にこすり付けられ始めると無数の陰毛やあふれ出てきた愛液がその街に襲い掛かった。",
          "zh_text": "然后这少女的生殖器带着无数的阴毛和开始溢出的爱液，开始了对那条街的袭击。"
        },
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          "ja_text": "強靭な陰毛はビル群を薙ぎ払い、愛液は住宅地を押し流した。無数の人々がそれに巻き込まれた。",
          "zh_text": "强韧的阴毛席卷缠绕着大楼群，汹涌的爱液冲走了许多民宅。无数的人们被卷入其中。"
        },
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          "ja_text": "やがて少女は角ではなく、そこにあった街に直接股間をこすり付け始めていた。",
          "zh_text": "不久，少女的胯之间开始了对那里的街道的直接摩擦。"
        },
        {
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          "ja_text": "当然、巨大な陰毛の茂みと性器によって街は一瞬でぐちゃぐちゃにこすり潰され消滅してしまった。",
          "zh_text": "当然，巨大的阴毛的草丛和生殖器不同，街道一瞬间便变得粘粘糊糊，被摧毁消失了。"
        },
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          "ja_text": "１ｍｍも無い超高層ビルなどが陰毛に絡め取られたり愛液の粘着力によってその超巨大な性器にくっついてしまったりした。性器にこびりつくゴミの様だ。",
          "zh_text": "连1mm也没有的所谓超高层大楼因为阴毛所的牵绊或是爱液的粘力而跟这超巨大的生殖器粘在一起了。成为了附着在阴道上的微不足道的垃圾。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして、そんなビルなどと同じように、愛液によって少女の性器にくっついてしまった人が後を絶たない。",
          "zh_text": "然后，那些大楼也一样，被少女的爱液粘在阴道里的人络绎不绝。"
        },
        {
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          "ja_text": "運悪く磨り潰されるのを免れた人々は全長数千ｍもある巨大な陰唇に呑み込まれ、愛液の海の中に沈められていった。",
          "zh_text": "不走运的的人们避免了被全长数千米的巨大阴唇的摩擦所粉碎，却又被爱液的海洋所淹没，溺亡在了少女的爱液之中。"
        },
        {
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          "ja_text": "結局その街は陰唇によって完全にこすり潰され、人々は淫らな愛液にくっついてそのまま陰毛の茂みの中に取り残されるか陰唇にこびりついてしまった。",
          "zh_text": "那个街区在阴唇的用力摩擦下完全被摧毁。人们被淫乱的爱液粘在了阴毛的树林之中，亦或是黏在了阴唇的褶皱间无法脱身？。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼らの力では少女の愛液の粘力は到底ぬぐえず、体長０．０２ｍｍもない砂粒以下の人々は何千と、少女の陰唇の周囲に蠢いていた。",
          "zh_text": "他们的力量是绝对不足以对抗少女爱液的粘力的，体长0.02毫米以下的人们像是几千沙粒，在少女的阴唇上微微颤抖着。"
        },
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          "ja_text": "そうやって股間を街にこすり付けている間、その胸もテーブルの街に押し付けられていた。まるで匍匐前進をするように胸を押し付けながらぐりぐりと前に進む少女。",
          "zh_text": "在这样用自己胯股之间摩擦街道的时候，她的上身也重新趴在了桌面上。仿佛一位将胸部压的圆圆的匍匐前进的少女。"
        },
        {
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          "ja_text": "巨大すぎる乳房は街や山などをその乳の津波の下に呑み込み磨り潰しながら前進していた。乳房が通過した後には山さえ磨り潰された完全な平野が広がっている。",
          "zh_text": "街道和山脉淹没在奶水的海啸之下，少女用自己的乳房向前推进，摩擦毁灭触碰到的一切。巨大的乳房通过之后连山脉都被完全磨平，留下一片完全的平原。"
        },
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          "ja_text": "快感だった。誰も自分の胸から逃げられない。誰も自分の自慰を止められない。",
          "zh_text": "无尽的快感。谁也不能逃避自己的胸部。谁也无法阻止自己的自慰。"
        },
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          "ja_text": "敏感な乳首に感じる、数ｍｍの超高層ビルがぷちぷちと潰れる感触と、同時に消え去っているであろう数万の人々の命の感触。",
          "zh_text": "敏感的乳头能感到几毫米的超高层大楼崩坏与倒下时的触感。都消失吧，用数以亿计的人们的生命转化为我的触感。"
        },
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          "ja_text": "街をまるごと、自分のオナニーの道具にしている恐ろしいほどの優越感が少女の中に満ちて行った。",
          "zh_text": "街道，整个被当做了自己的手淫的道具，少女心中充满可怕的优越感。"
        },
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          "ja_text": "そして絶頂を迎えた少女はテーブルの上にうつ伏せになったままイッてしまった。",
          "zh_text": "然后迎接了人们的是少女在饭桌上完全将身体释放下来的举动。"
        },
        {
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          "ja_text": "ビクンビクンと震える体。それでも乳房を押し付けるのを止めようとはしなかった。",
          "zh_text": "少女的身体微微颤抖着，巨大的胸部也随之轻轻打磨着地面。"
        },
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          "ja_text": "陰唇からは大量の愛液がほとばしり、それはテーブルの上の世界にじわじわと広がってゆく。人々にとっては湖ほどの規模もある愛液の水たまりだ。生き残っている人がいたならば、愛液の津波に呑み込まれ溺れてしまったことだろう。水深数百ｍの水たまりは、都市のほとんどを水没させられるだけの水の量があるのだ。",
          "zh_text": "阴唇开始流出大量的爱液，在那桌子上的世界慢慢的蔓延。液体形成的水洼对于人们来说是湖的程度。把所有的人算在一起的话，也会被爱液的海啸所轻松吞没的吧。水深数百米的水洼，城市几乎没有占据水洼多少空间。"
        },
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          "ja_text": "しばし、テーブルの上で身を悶えさせていた少女はやがてのろのろとテーブルから降りてティッシュを手に取ると股間と胸を拭った。両方とも土で少し汚れてしまっていた。",
          "zh_text": "片刻后，在桌子上让身体舒展开来的少女，懒洋洋地从桌子上爬起，拿出纸巾在胯股之间和胸间擦拭。两者都沾上了泥土，稍微有点脏了。"
        },
        {
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          "ja_text": "だがよく見れば乳腺や乳頭の根元には小さなビルや家が挟まっていたり、自分の陰毛の茂みの中や性器の間にビルが挟まっていたりして、それがまたゾクゾクと快感をこみあげるのだ。",
          "zh_text": "但是如果仔细察看，乳腺和乳头的根源都是被夹着的小小的大楼和房屋，或者又是被夹在自己阴毛的树丛里和生殖器之间的大楼，那又是另一种令人头脑发热的快感。"
        },
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          "ja_text": "今日はこのまま寝よう。いくつものビルをこの体に抱いて眠りたかった。",
          "zh_text": "今天，就这样洗洗睡吧。让这个身体带着无数的高楼大厦沉沉睡去。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女にしてみればゴマ粒よりも小さなビルを乳腺に詰まらせたまま、少女はパジャマを着直した。もうこれで、外からはそこに超高層ビルがあるなんてわからない。そっと、少女は自分の胸を抱きしめた。",
          "zh_text": "对少女来说比沙粒还要小的大楼填充着乳腺，而从在外来看，完全无法想象，少女的身体上存在着超高层大楼之类的东西吧。少女的心此时却悄悄地揪了起来。"
        },
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          "ja_text": "もしかしてこのビルにはまだ人が残っているのだろうか。",
          "zh_text": "难道说这些大楼还有剩余的人的吗？"
        },
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          "ja_text": "だとしたら彼らはどうやってそこから脱出するのだろう。",
          "zh_text": "想象一下他们该如何逃离这种境况吧。"
        },
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          "ja_text": "高さ１００ｍもの超高層ビルから脱出したら、そこは直径１０００ｍの乳頭の先だ。そしてそこは、少女が立っていたら高度１万ｍ以上の高度になる。",
          "zh_text": "从高100米的超高层大楼逃离的话，那里位于直径3000米的乳头的前方。然后，如果少女站着的话，高度就达到了1万米以上。"
        },
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          "ja_text": "小さな小さな彼らは、いったいどうやってそこから脱出するのだろう。",
          "zh_text": "极小的他们，究竟该如何摆脱呢。"
        },
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          "ja_text": "それとも脱出を諦めて、そこで生活し始めるのかな？　ビルを脱出した後、そこが洞窟か何かと勘違いして私の乳腺を探検し始めたりするのかな？　そしたら最後は膨大なミルクの地下水脈に到達するはずだ。",
          "zh_text": "还是说放弃逃离，在那里开始新的生活吗？从大楼逃脱后，误以为是洞窟开始向着我的乳腺探险玩耍吗？最后到达地下那庞大的牛奶水脉..."
        },
        {
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          "ja_text": "目に見えないほど極小の人間たちが乳腺から自分の乳房の中に侵入してくる想像に少女はまた快感を覚えた。心なしか乳首がむずむずする気がする。なんか、このままミルクが出てしまいそうだ。そしたらそこにあるビルにいる人々はみんな溺れてしまうだろう。ああ、想像だけで、もう一度イッてしまいそうだ。",
          "zh_text": "想象着肉眼难以观察到的极小的人类们住在自己的乳房里侵入乳腺，少女的快感充斥着全身。心理作用而已，乳头却有了痒痒的感觉。什么啊，牛奶就这样出来了。然后在那里大楼上的人们都淹没在牛奶之中了吧。啊啊，只是想想而已，差点又要高潮了。"
        },
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          "ja_text": "少女は快楽に溺れながらもベッドに入った。このまま眠りに着けばよい夢が見られそうだったから。",
          "zh_text": "少女是一边沉浸在意淫的快乐之中一边摸索到床上的。就这样，少女进入了甜美的梦乡。"
        },
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          "ja_text": "電気が消されて暗くなった部屋。見ればテーブルの上にあったあの極小の世界はなくなっていた。リンクが途切れたのだ。",
          "zh_text": "随着电源的切断，房间再次回归黑暗。桌子上那极小的世看不见了，中断了与外界的联系。"
        },
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          "ja_text": "しかしあれはあくまで現実の世界。今頃世界のどこかでは局地的な大災害に大混乱に陥っているだろう。いくつもの街があった場所にはクレーターが穿たれ、周囲には巨大で温かく異臭のする湖が現れていた。",
          "zh_text": "但那是真实存在着的世界。现在那世界的某处正因为局部的大灾害陷入大混乱之中了吧。有好几个街区的地方都出现了火巨大的坑洞，周围甚至出现了巨大，温暖，散发着异臭的湖。"
        },
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          "ja_text": "いったいここで何があったのか理解できるものはいないだろう。",
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        },
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          "ja_text": "隕石が落ちてきた。超常現象。地下水脈の暴走。いずれにしても度を超えすぎていて解明できない。",
          "zh_text": "天空莫名坠落下来的陨石，各种反常的现象，还有地下水脉的暴走。无论如何这些都超出了人们的认知范围，太多东西无法解释清楚。"
        },
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          "ja_text": "まさかたったひとりの少女のオナニーの結果だと言っても、誰も信じないだろう。",
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          "ja_text": "朝、足の指の間に１００分の１サイズに縮めた数人の小人を挟み込み、靴下を履き、ローファーやら運動靴を履いて登校する。",
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          "ja_text": "それだけだった。",
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          "ja_text": "いかに小人を捻り潰さぬよう慎重に歩くかが肝らしい。そしてその所作が歩き方を美しく見せるとかどうとか。また僅かな消臭効果もあるようだが、暑いこの季節、それが一番少女たちに喜ばれた。",
          "zh_text": "听说想方设法在不碾碎小人的情况下慎重的步行，这样走路的样子看起来就会变好看什么的，同时也为了些许的消臭效果，因此在这个炎热的季节，这么做很受少女们的欢迎。"
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          "ja_text": "巨大な少女たちの足の指の間にほぼ全身を挟み込まれ、そしてその空間は少女たちが歩を進めるたびにキュッと締まる。",
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          "ja_text": "弱い者は、指に挟まれて、少女が一歩歩いただけで潰れてしまう。",
          "zh_text": "柔弱的小人们，被少女的的脚趾夹住，仅需少女迈出一步就会被踩为尘屑。"
        },
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          "ja_text": "若い少女たちは学校で過ごす一日のうちに何千歩も歩く。多い生徒は１万歩を超えるだろう。それはその数だけ、少女たちの巨大な足の指が間の小人を捻り潰そうと襲い掛かってくるということだ。",
          "zh_text": "年轻有活力的少女们在学校的一天内要走数千步，多的学生还能超过一万步。走了多少步，脚趾间的小人就收到了多少次碾踩冲击。"
        },
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          "ja_text": "少女が歩くだけで、小人たちは何度も殺されなければならない。",
          "zh_text": "虽然少女只是在步行而已，但已足够杀死小人无数次了。"
        },
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          "ja_text": "また、歩く事のない授業中なども、上履きの中で指をくにくに動かして間の小人を弄んだりもする。",
          "zh_text": "然后，在不用行走的上课时间，小人们还要在室内鞋里被不安分的脚趾搓揉玩弄。"
        },
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          "ja_text": "小さな小人の儚い抵抗を足の指をキュッと軽く締めるだけで押さえ込む。その圧倒的な優越感がたまらないそうだ。",
          "zh_text": "渺小的小人微不足道的抵抗只需轻轻合拢脚趾就能压制住，这样压倒性的优越感难以形容。"
        },
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          "ja_text": "ただやはりやりすぎると潰してしまうのでそのギリギリの力量を見極められる程度の技術は必要らしい。これができる少女は大体何十匹かの小人を使って特訓していたりする。",
          "zh_text": "当然这么做只要稍微做过头就会踩碎小人，因此有掌握控制自己最大力量的技巧的必要，能做到这样玩弄小人的女生大概用了数十名小人做特训练习吧。"
        },
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          "ja_text": "ただの登校と授業中だけで何度も死線を横切る中、体育などがあった日にはその死はより確実なものになる。",
          "zh_text": "只是普通上学和上课而已，小人就无数次横穿生死边界线了，在有体育课的日子，死亡结局就更是确定无疑了。"
        },
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          "ja_text": "激しく動く少女たち。その運動を支える足には途方も無い圧力がかかる。",
          "zh_text": "激烈运动的少女们支撑着运动的脚下有着无可阻挡的巨大压力。"
        },
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          "ja_text": "例えば飛び跳ねようとつま先に力を込めればその瞬間　指の間の小人たちがプチプチと弾け飛ぶだろう。",
          "zh_text": "例如起跳前，力量被击中在脚尖的瞬间，脚趾间的小人们将会一齐噗嗤噗嗤地爆裂。"
        },
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          "ja_text": "走るだけでも同じこと。体育の授業は、小人にとって寿命を決めつけられるような時間だった。",
          "zh_text": "跑步的时候情况也一样，体育课对小人来说就仿佛是确定他们寿命的时刻。"
        },
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          "ja_text": "仮に少女たちが全く歩かず指を動かしたりしなくても、小人たちには死が近づいてくる。",
          "zh_text": "即使假设少女们行走的脚趾活动完全不计，小人们也已接近了死亡。"
        },
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          "ja_text": "夏。上履きと靴下に包まれた指の間は恐ろしいほどの温度と湿度になる。",
          "zh_text": "夏天，被室内鞋和袜子包裹的脚趾间有着可怕的温度与湿度。"
        },
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          "ja_text": "小人を挟み込んで放さぬ巨大な指の表面には汗がにじみ、蒸れた空気は強烈な臭いとなって小人のいるつま先の空間に満たされてゆく。",
          "zh_text": "夹住小人不放的巨大脚趾的表面不断渗出汗水，热而潮湿的空气充满了小人所在的脚尖的全部空间。"
        },
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          "ja_text": "指に挟まれた小人はそこから逃げる事ができない。体を動かす事も出来ない。",
          "zh_text": "被夹住的小人是完全不可能做到从那里逃出的，就连活动身体都做不到。"
        },
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          "ja_text": "ただただ、その地獄の中で悲鳴を上げていた。",
          "zh_text": "唯一能做的，只有从那地狱般的脚下发出悲鸣。"
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          "ja_text": "そしてその暑さに耐え切れず熱中症となり息絶える者や強烈な臭いと湿度で呼吸困難となり絶命する者が現れ始める。",
          "zh_text": "然后在那之中就会开始涌现因为暑气而中暑晕厥的人，和被臭味和湿度导致呼吸困难而窒息死亡的人。"
        },
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          "ja_text": "少女たちが何かをしたわけではない。ただそこに閉じ込められるだけで、小人は死に絶えるのだ。",
          "zh_text": "少女自然没有理由会知道，被关在自己脚下的小人正逐渐死绝。"
        },
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          "ja_text": "無邪気な処刑場である。",
          "zh_text": "俨然像一个天真无邪的处刑台。"
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          "ja_text": "「じゃあそろそろ帰ろうか」",
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          "zh_text": "「是呢——啊！回家路上去买冰淇淋吧！」"
        },
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          "ja_text": "「いいわね。じゃあ今から指の間に小人挟んで、一番多く潰した人のおごりね」",
          "zh_text": "「可以呀。那现在开始脚趾间被碾碎的小人人数最多的人请客哦」"
        },
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          "ja_text": "「おー？　負けないよー？」",
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          "ja_text": "言うと少女たちは上履きと靴下を脱ぎ始めた。",
          "zh_text": "边说着少女们边开始脱下室内鞋和袜子。"
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          "ja_text": "その少女たちのほとんどの足の指の間には小人の姿は無かった。",
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          "ja_text": "ある少女の指の間で唯一生き残っていた小人はその少女の指によって摘み出され専用のケースへと仕舞われ、代わりに別の小人たちが取り出された。",
          "zh_text": "之前的少女把脚趾间唯一一个幸存的小人捏了出来，放进专用的小盒子收了起来，作为代替拿出了几个别的小人。"
        },
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          "ja_text": "めいめい、足の指の間に数人の小人を挟み込み、靴下を履いて、上履きを履く。",
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          "ja_text": "「準備おっけー！　それじゃよーい…？」",
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          "ja_text": "一人の少女の声と共に少女たちは歩きだし教室を出て行った。",
          "zh_text": "随着喊声，少女们从教室出发了。"
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          "ja_text": "その少女たちの足の指の間ではすでに数人の小人が犠牲になっていた。",
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          "ja_text": "ワイシャツの向こうから若い少女の瑞々しい肌が露出し、同時にブラに包まれた大きな乳房も躍り出てきた。",
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          "ja_text": "ショートヘアーの少女は乳房に顔を近づけ、そのロングヘアーの少女の指先が指す部分をジーッと注視した。",
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          "ja_text": "よーく見る。",
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          "ja_text": "するとその指先の先、乳頭の付け根より横に５ｍｍほどずれたところに、緑色の汚れみたいなものが付いていた。縦に細長かった。",
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          "ja_text": "ショートヘアーの少女は面白そうに顔を輝かせながらロングヘアーの少女の乳首に付いたその緑色のものを見た。ただ見ただけでは乳首に付いた糸くずのようなゴミだ。だがそれがただのゴミで無い事を二人は知っている。",
          "zh_text": "短发少女的眼睛一边放光一边看着长发的少女乳头所附着的那个绿色的东西，看着像黏在乳头上废线一样的垃圾。但是那并不是垃圾，这件事二人是知道的。"
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          "ja_text": "ネットで異星の情報を流し読みしていたとき、偶然出てきた写真を見てだ。",
          "zh_text": "在网络上浏览异星的信息的时候，偶然看到了照片。"
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          "ja_text": "しかも彼の星の文明は低く、多星との交信もできない。",
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          "ja_text": "少女は少年のいる島を見つけると、爪を使って慎重に星からはがし、自分の乳首に張り付けた。細長い、長さ３ｍｍほどの島だ。自分の乳首の乳頭の横にちょこんと張り付いている。そこに少年がいると思うとその島まで愛しく思えてくる。",
          "zh_text": "少女小心翼翼的用指甲将那个小岛剥离下来，粘在了自己的乳头上。那细长约3毫米左右的岛，就在自己的乳头的下方扎根了。乳房粘住了这个小岛，小岛上的少年又是否听到了自己心中的激动与思念？"
        },
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          "ja_text": "そして胸の高まりは強まった。乳房に張り付けられた島にいる少年には自分のこの胸の高まりは聞こえるだろうか。そんなことを考えると胸がキュンキュンとして少女は顔を赤らめてしまった。",
          "zh_text": "一想到这些少女脸就红了。少女重新将粘有小岛的胸部收入巨大的文胸之中，扣上了衬衫，又怜爱的抚摸了一下住有自己爱人的右乳。他已经是我的了，少年不会被其他女孩子抢走了。"
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          "ja_text": "服を着直した少女は視線を前に向けた。そこにはたった今、島をはがし取った小さな星がふわふわ漂っていた。青く美しい星だ。島を剥がすために爪を立てたせいで崩れかけてしまっていたが、それはもうどうでもよかった。",
          "zh_text": "这个绿色的美丽星球，因为揭下小岛的指甲的缘故而崩塌了。怎样都好，反正它已经没有用了。"
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          "ja_text": "少女は手を伸ばすと、その小さな星をくしゃりと握り潰した。手の中で砂細工が潰れるような微かな感触。開いてみるとそこには砂となった星の欠片が漂っていた。ふぅ…と小さく息を吹き付けるとそれらは散り散りになって宇宙の彼方に消え去っていった。これでこの星の女の子が少年を取り戻しに来ることもなくなった。万々歳である。",
          "zh_text": "手中传来碾碎砂石版美妙的触感。少女打开手一看，小行星的碎片真的像沙子一样四处飘散。呼…少女轻呼一口气，沙子般的碎片就分散在了宇宙的彼方消失了。这星球的女孩子已经消失了，也不会再与少年有任何交集了。真是太好了。"
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          "ja_text": "今、校舎裏で晒し出されているロングヘアーの少女の大きな乳房のその乳首の表面に付いている小さな小さな汚れがその島である。全長３ｍｍ。幅は０．何ミリだろう。ちょっとまがった形をしてる。ショートヘアーの少女から見るとその小さな小さな島は横に聳え立つロングの乳頭の影に入ってしまっていた。",
          "zh_text": "现在，校舍里所展现出的长发少女的巨大胸部乳头表面上的那小小的小小的像污垢似的那个岛，全长3毫米，宽度大概只有零点几毫米吧，形状稍微弯曲。在短发少女看来那小小的小小的岛是处在旁边耸立的乳头的影子之中了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「か～わいい～。ちゃんとコーティングしてある？」",
          "zh_text": "「好~好～。就这么黏在表面上没关系么？」"
        },
        {
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          "ja_text": "「うん、大丈夫…。ゴシゴシ擦っても平気だよ」",
          "zh_text": "「嗯，没事…偶尔擦到也没什么影响...」"
        },
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          "ja_text": "「…ということはお風呂に入る事前提に胸にくっつけたわね？」",
          "zh_text": "「…洗澡的时候你的胸部怎么办呢？」"
        },
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          "ja_text": "「はぅっ！」",
          "zh_text": "「啊！」"
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          "ja_text": "にやりと笑ったショートヘアーの少女の言葉にロングヘアーの少女は更に更に赤くなった。",
          "zh_text": "短头发的少女抿嘴一笑，她的话让长发少女的脸更红了。"
        },
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          "ja_text": "「そのちっちゃな島つけたままお風呂に入って、そのお気に入りの子と一緒にお風呂入ってる妄想してたんでしょ」",
          "zh_text": "「带着那小小的岛开始洗澡，然后幻想着和喜欢的那孩子一起洗澡吧？」"
        },
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          "ja_text": "「そ、それは…」",
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          "ja_text": "「洗ってあげるとか言いながらその島を擦って、同時に自分の乳首も擦ってキュンキュンしちゃったり？」",
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          "ja_text": "「ふにゅ…！」",
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          "ja_text": "ショートヘアーの少女がその右の乳房の乳首をつつくとロングヘアーの少女は小さく喘いだ。",
          "zh_text": "短发的女孩用手戳了戳右乳房的乳头，长发少女小声地喘息着。"
        },
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          "ja_text": "「わーエロエロー。あんたのおっぱいなんかその子には大きすぎるっての。その子の住んでた星よりも大きいんでしょ？　そんなおっぱいどうやって揉ませる妄想なんかするのよ」",
          "zh_text": "「哇真是太色情了！～你的乳头对那个孩子来说都太大了啊。比那个孩子所居住的行星还要大吧？这如何让他能有胸部搓揉之类的妄想啊～」"
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          "ja_text": "「あはは、まあいいけど。でもこれからその子はずっとあんたのおっぱいの上で暮らしていくんだから、ちゃんとお手入れしないとダメよ」",
          "zh_text": "「哈哈，好吧。不过，因为那孩子得在你的胸部生活一辈子啊，所以你一定要保养好呢。」"
        },
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          "ja_text": "「うん、がんばる」",
          "zh_text": "「嗯，加油」"
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          "ja_text": "ロングヘアーの少女は自分の右の乳房の乳首にくっついている小さな小さな緑色の島を見下ろしてにっこりとほほ笑んだ。",
          "zh_text": "长发少女看着自己右乳房的乳头，俯视着那小小的小小的绿色的小岛莞尔一笑。"
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          "ja_text": "もうあの男の子とはこれでずっと一緒だ。ずっとずっといつまでも、この子は私と一緒にいてくれる。それだけで幸せだった。",
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          "zh_text": "乳头旁边附着的岛，不久便被胸罩巨大阴影所笼罩了。从胸罩的外面来看，收也完全看不出什么来。"
        },
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          "ja_text": "「さ、そろそろ休み時間終わるし、教室にもどろ」",
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          "ja_text": "「うん」",
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          "ja_text": "汗を流しながら走り回る若い男子たちを見てクスッと笑う保険医。",
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          "ja_text": "そんな保険医のスペックはと言えば黒の長髪、眼鏡、白衣を羽織り、その内には胸元大きくえぐれた服とそれに見合う大きな胸。ミニのスカートからのびる脚は組まれ、正面に回れば、その脚の間に黒の下着を見ることができるだろう。",
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          "ja_text": "男子達の憧れの的でもある。",
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          "ja_text": "そんな風に男子達を物色していると保健室のドアがノックされた。",
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          "ja_text": "保険医はアイスコーヒーを机の上に置き、回転式の椅子をくるりと動かして入ってきた女子の方に向き直った。",
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          "ja_text": "トボトボと歩いてくる女子は、確かにダルそうだ。",
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          "ja_text": "「んー、最近暑いからねー、体調崩しちゃったかな。ま、とりあえずソコ座って。でもって一応体温測ってみよっか」",
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          "ja_text": "女子に椅子に座るよう促し保険医は机の上にあったビンに手を伸ばす。",
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          "zh_text": "说着保健医生把那个东西丢落在了女生的手掌上。"
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          "ja_text": "女子の掌の上には１００分の１サイズの男子が乗っていた。",
          "zh_text": "坐在女生手掌上的是一个100分之1大小的男生。"
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          "ja_text": "この学校では、校則を破った生徒には様々な罰が与えられる。",
          "zh_text": "在这所学校，违反校规的学生会受到各种各样的惩罚。"
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          "ja_text": "そんな男子に女子の巨大な指が迫り、男子は悲鳴を上げながらその場にうずくまるが、そんなこと関係なく、女子の指は男子をつまみ上げた。",
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          "ja_text": "右手に男子を摘んだ女子はワイシャツの隙間から手を入れ左脇の下に男子を入れる。",
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        },
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          "ja_text": "その後、男子が落ちないように脇をしっかりと閉める。",
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          "ja_text": "女子の脇の下に囚われた男子は肉と肉の間に挟まれ身動きが取れなくなった。",
          "zh_text": "被囚禁在女生腋下的男生被夹在肉与肉之间，身体完全无法动弹。"
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          "ja_text": "むぎゅう。正に指さえも動かすことのできない圧力の中、大の字で体を固定された。",
          "zh_text": "むぎゅう。在连手指都动不了下的压力下，身体被呈大字固定。"
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          "ja_text": "女子にとって男子が落ちない程度に脇を閉めるということは男子にとって体が潰れんばかりの威力なのである。",
          "zh_text": "对女生来说只是以不让男生掉下去的程度的力气夹住腋窝，对男生来说却是几乎要把身体压溃的威力。"
        },
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          "ja_text": "更に今の季節は夏。",
          "zh_text": "更何况现在的季节是夏天。"
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          "ja_text": "脇の下は発汗の量が多い場所だ。",
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          "ja_text": "男子を挟み込む女子の脇は最初からそれなりの量の汗をかいており、男子を締め付ける肉はすべるほどの水分を放っていた。",
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          "ja_text": "しかしこの圧力の中ではそんなすべり気など意味は無く、女子の汗は、男子には溺れるような水気とむせ返るような臭いを提供するだけだった。",
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        },
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          "ja_text": "わずかにツンとするような臭い。女子の体臭を含んだ汗。",
          "zh_text": "有些冲鼻的臭味，包含着女生体臭的汗水。"
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          "ja_text": "それが、男子を挟み込む脇の下にどんどんあふれ出てくる。",
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          "ja_text": "夏。熱い気温。熱い体温。大量の汗。換気のされない閉所。全身を容赦なく包み込んでくる女子の脇の肉。",
          "zh_text": "夏季。炎热的气温。炎热的体温。大量的汗。不通风换气的密闭场所。毫不留情地包裹着全身的女生腋下的肉。"
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          "ja_text": "悲鳴もあげられない。悲鳴を上げようとすると口の中に大量の汗が流れ込んでくるからだ。",
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        },
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          "ja_text": "塩っ辛い液体が口を、喉を、そして胃袋を刺激する。塩水でも飲んでいるかのようだ。",
          "zh_text": "咸辣的液体从嘴，喉咙一直刺激到胃袋。就像在喝盐水一样。"
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          "ja_text": "あまりの辛さに男子は暴れた。暴れて逃げようとした。",
          "zh_text": "巨大的痛苦让男生拼命挣扎。挣扎着试图逃离。"
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          "ja_text": "しかし",
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        },
        {
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          "ja_text": "「ん…くすぐったい」",
          "zh_text": "「嗯……痒痒的」"
        },
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          "ja_text": "脇の下の男子の微かな動きをくすぐたがった女子は脇をややすり合わせ更に強い力で脇を閉めたので、男子は脇の肉の間でズリズリとすり潰されんばかりの動きに晒され、その後更に強く締まる肉の間に閉じ込められることになる。",
          "zh_text": "因腋下男生的挣扎而感到略微的瘙痒感的女生，左右磨蹭腋下进行调整，用更强的力气夹紧，来回的摩擦活动让腋下的男生在皮肉之间几乎要被碾碎，之后还被更用力地夹紧封锁在了肉壁之间。"
        },
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          "ja_text": "呼吸すらも満足にできない圧力。しかもこの密閉された空間に満ちる残り少ない空気もそのほとんどが濃密な汗の水分と臭いに占領され、男子は否応無く女子の汗と体臭を吸い込まねばならなかった。",
          "zh_text": "压力让呼吸都无法进行。而且这个密闭空间内残留着的一丁点空气也大都被浓密的汗水的水分和臭味所占领，男生不论愿意与否都不得不吸入女生的汗和体臭。"
        },
        {
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          "ja_text": "強烈な圧力と臭いと体温と言う名の気温。",
          "zh_text": "强烈的压力和臭味和名为体温的高温。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "それら三強にやられ、男子は頭がクラクラし意識を失っていった。",
          "zh_text": "三者的强烈冲击，让男生头脑发晕近乎失去意识。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "女子にとっては男子を脇の下に挟んでから１分と経たぬ間のことであったが、男子にとっては永遠とも取れるほど永く辛い時間だった。",
          "zh_text": "对女生来说从把男生夹在腋下开始才过了一分钟左右，但是对男生来说这段时间仿佛是永远都无法结束的永恒痛苦。"
        },
        {
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          "ja_text": "そんな男子の意識が途切れるギリギリのところで、突如、その凶悪な肉壁を押しのけてやってきた巨大なものに男子は挟まれ肉の檻から引きずり出された。",
          "zh_text": "在男生意识中断的临界点，突然，巨大的物体挤开了两边凶恶的肉壁把男子从肉的监牢中强拉了出来。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして落とされた場所は、女子の掌である。女子の指によって脇の下から引きずり出されたのだ。",
          "zh_text": "原来是被女生的手指从腋下取出了，然后被丢落在了女生的掌心。"
        },
        {
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          "ja_text": "自身の掌の上で、制服を着た全身をぐっしょりと濡らしぐったりと横たわる男子を見ても女子の表情は変わらない。これは体温計で、自分は体温を測ったにすぎないからだ。",
          "zh_text": "看着身穿制服的男生全身湿透地倒在自己手掌上，女生的表情也没什么变化。这是体温计，不过是用来测自己体温的罢了。"
        },
        {
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          "ja_text": "ただちょっと、その体温計が自分の汗で塗れている事と自分の汗の臭いがすることが恥ずかしかった。",
          "zh_text": "只是体温计上沾满自己的汗散发着自己的汗臭味让她感觉稍微有些害羞。"
        },
        {
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          "ja_text": "その女子の掌の上の男子をつまみ上げ観察する保険医。",
          "zh_text": "保健医生把女生手掌上的男生捏起来观察。"
        },
        {
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          "ja_text": "「ふむふむ、熱はないよーね。やっぱり夏バテかな。暑いときは無理しないでしっかり休むこと。スタミナつくもの食べるのもいいかもね」",
          "zh_text": "「哼嗯，没有发烧呢。 果然是因为夏倦吧，感觉热的时候就不要勉强自己好好休息吧。可以吃点营养的东西补充体力。」"
        },
        {
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          "ja_text": "言いながら保険医は摘んでいた男子を元のビンの中に放り込んだ。",
          "zh_text": "说着保健医生把手中捏着的男生丢进了原来的瓶子里。"
        },
        {
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          "ja_text": "ビンの中では、同じように体温刑に処された１００分の１生徒たちが、今しがた刑を執行されて戻ってきた男子のぐったりとした様に恐怖していた。",
          "zh_text": "在瓶子里，同样受到体温刑处分的学生们，看到被行刑回来的男生精疲力尽的样子都感到十分恐惧。"
        },
        {
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          "ja_text": "「はい。ありがとうございました」",
          "zh_text": "「好的， 非常感谢」"
        },
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          "ja_text": "女子はペコリと頭を下げると保健室を出て行った。",
          "zh_text": "女生低头行礼致谢，从保健室离开了。"
        },
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          "ja_text": "パタン。",
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          "ja_text": "戸が閉じて、また一人になる保険医。",
          "zh_text": "门关上了，又只剩保健医生一个人了。"
        },
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          "ja_text": "「んースタミナがつくものかー。うなぎとかいいわね。でも私としてはやっぱり若い男の子の方がー…」",
          "zh_text": "「嗯——营养的东西啊，鳗鱼什么的不错吧。不过对我来说果然还是要年轻少年……」"
        },
        {
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          "ja_text": "と、またサッカー男子鑑賞会に戻ろうとした保険医だが、ふと思い出す。",
          "zh_text": "再次进行着足球少年鉴赏会的保健医生，这么说着的同时突然想起了什么。"
        },
        {
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          "ja_text": "「おっといけない」",
          "zh_text": "「哎呀不好」"
        },
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          "ja_text": "保険医は肌蹴た白衣の間にある自身の胸の谷間に指を突っ込み、そこにあるであろうものを探し、つまみ出した。",
          "zh_text": "保健医生把手指从露出肌肤的白色大衣之间伸进自己的乳沟内，摸索着什么应该存在在那里的东西，然后捏了出来。"
        },
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          "ja_text": "谷間から抜き出された指先には先ほどの男子と同じく１００分の１サイズの別の男子が摘まれていた。",
          "zh_text": "从沟间被拔出的是一个和之前的男生同样大小的100分之1尺寸的其他男生，被捏在了指尖。"
        },
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          "ja_text": "「新入りクンを試すつもりですっかり忘れてたよ。おーい、生きてるかーい？」",
          "zh_text": "「想试用一下新来的男孩来着，结果彻底给忘记了。喂——还活着吗？」"
        },
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          "ja_text": "脚をつまんでプラプラと男子を振る保険医。",
          "zh_text": "保健医生捏着男生的腿噗啦噗啦地晃动。"
        },
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          "ja_text": "しかしどんなに荒っぽく扱われても男子は動かない。すでに気を失っているからだ。",
          "zh_text": "但是不管被怎么粗暴地对待，男生都没有动弹。早就已经失去知觉了。"
        },
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          "ja_text": "体温気温などの暑さはもとよりその圧力がやばい。",
          "zh_text": "体温和气温自然不用说，那里的压力也很不妙。"
        },
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          "ja_text": "服を盛り上がらせるほど大きな乳房はその服の中でギュウギュウと寄せられすんごい密度となる。",
          "zh_text": "把衣服撑得满满的两个大乳房被约束在衣服中紧紧挨着形成可怕的密度。"
        },
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          "ja_text": "小さな男子の体など今にも押し潰されてしまいそうな凄まじい圧力だ。",
          "zh_text": "恐怖的压力眼看就要压爆小小的男生的身体。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかも保険医が体を動かすたびに左右の乳房がずれるように動き、谷間にとんでもない力場を生じさせる。",
          "zh_text": "而且每次随着保健医生的身体活动，左右的乳房还会错离地移动，在那谷间形成难以想象的力场。"
        },
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          "ja_text": "流石の若い男子も、自身の１００倍の大きさの保険医の胸の力には勝てなかった。",
          "zh_text": "毕竟还只是个少年，不可能赢过自己100倍大小的保健医生的胸部的力量。"
        },
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          "ja_text": "「起きないわね。んー、まぁ若いし大丈夫でしょ」",
          "zh_text": "「没醒呐。嗯——这么年轻不会有问题的吧」"
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          "ja_text": "あっけらかんと笑った保険医はその男子もビンの中に放り込み、アイスコーヒーをストローで吸いながらサッカー少年たちの観賞を再会した。",
          "zh_text": "保健医生满不在乎地微笑着把那名男生丢进了瓶中，用吸管喝着冰咖啡，再次开始观赏踢足球的少年们。"
        }
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          "ja_text": "「ったく…。なんでわたしがアニキをお風呂に入れなきゃいけないのよ。ちょっとアニキ、絶対後ろ見ないでよ！」",
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          "ja_text": "そして背後には恐らくとんでもない光景が広がっているのだろうが、もしも振り向いてしまえばどんな目に遭うかわからない。",
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          "ja_text": "兄は洗面器のツルンとした底で前を向きながら自分の体を洗い始める。もちろん道具も自分サイズの大きさだ。",
          "zh_text": "哥哥在脸盆的底部正面朝前，开始清洗自己的身体。当然，使用的洗浴用品也是自己专用的大小。"
        },
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          "ja_text": "開けられた湯船。シャワーから流れる熱い湯。それらは湯気を上らせこの風呂場を白い靄に包む。海奈はその熱いシャワーを身に浴びて気持ちよさそうに目を閉じている。が、その身に当たって流れ落ちた水が洗面器に入り、そこで体を洗っていた兄を大きく翻弄した。洗面器の中は水の抜ける道が無く流れ落ちてきた水がどんどん溜まりあっという間に足の着かない深さになり波がザブザブと兄に襲い掛かる。シャワーを浴びる妹のその脚の間の洗面器の中で兄は溺れそうな程の大荒れに見舞われていた。",
          "zh_text": "浴池被打开，从淋浴头中流出热水。流出的热水使冒着热气的浴室笼罩在白色的雾霭之中。海奈冲着热水澡，舒服地闭上了眼睛。然而，打在身上的水流有一些飞溅进了脸盆，狠狠地打在了正在洗身体的哥哥的身上。脸盆里没有让水流出的信道，于是水越积越多，不一会儿就到了让哥哥连脚都碰不到地面的深度，水盆里的浪花哗啦哗啦地向哥哥袭来。哥哥在洗澡的妹妹两腿之间的脸盆里，遭遇了快要使其溺水的大风浪。"
        },
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          "ja_text": "が、突如巨大な指によって水面から摘まみ上げられる。",
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          "zh_text": "海奈的声音在浴室里回荡，让哥哥小小的身体忍不住开始颤抖起来，小小的身体就这样被放在了海奈的右边的大腿上。"
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          "ja_text": "海奈は体が兄の１００倍である。",
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          "ja_text": "ずっしりとし、むっちりとした太ももは途方も無い重量感と安定感を持っていた。",
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          "ja_text": "乗せられたところで滑り落ちる心配も無いほどに巨大な脚の上だ。大地の上に立っているのと同じくらいの安心感があった。",
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          "ja_text": "足の先の方を洗うために海奈がやや前かがみになった時には、海奈の巨大な胸が兄の居る脚の上にまで降下してきた。",
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          "ja_text": "兄は太ももの根元付近にいたので、脚と胸との間に挟み潰されることは無かったが、兄のいる位置からは、その巨大な乳房が脚の上に降りてきてぷにっと変形する様を下乳方面から見る事が出来た。",
          "zh_text": "洗完左腿的海奈抓起坐在右腿上的哥哥，朝左腿移动。"
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          "ja_text": "兄は大人しく海奈に任せる事にした。",
          "zh_text": "哥哥决定放弃抵抗，把身体乖乖地交给海奈。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "それを感じ取ったのか海奈も兄の体を洗うのを再開した。それまでよりも丁寧な動きだった。",
          "zh_text": "海奈似乎也察觉到了这一点，开始为哥哥清洗身体。但是动作比之前更加温柔了。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "体を洗い終えた二人は湯船に浸かっていた。",
          "zh_text": "洗完身体的两人泡在浴池里。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "浴槽の淵に持たれるようにして湯に浸かる海奈とその乳房の間におかれた兄。",
          "zh_text": "海奈坐到浴池的边缘，泡在热水里，哥哥被放在她的乳房之间。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "左右の巨大な乳房が兄を挟み込むように鎮座し、妹サイズの巨大な風呂の波から兄を守っている。",
          "zh_text": "左右巨大的乳房夹住坐在中间的哥哥，为的是在巨大浴池中守护着哥哥不被水浪侵袭。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "そうやって二人が湯船に浸かっていると風呂場の戸の向こうの脱衣所から声がかかる。",
          "zh_text": "就在两人泡在浴缸里的时候，浴室门对面的更衣室里传来了声音。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "「お兄ちゃーん、海奈ちゃーん、入るよー？」",
          "zh_text": "「哥哥，海奈，我进来了哦——?」"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "ガラリ、戸が開いて入ってきたのはロングヘアーの少女。",
          "zh_text": "门突然打开，一个长发少女走了进来。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "双子の妹の片割れ、空奈である。",
          "zh_text": "她就是双胞胎妹妹中的其中之一，空奈。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "当然、双子の海奈と同じように兄の１００倍の大きさである。",
          "zh_text": "当然，和双胞胎海奈一样，比哥哥大了100倍。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "風呂場に踏み込んできた空奈はズシンズシンと地響きをたてながら浴槽の横に来る椅子に座って体を洗い始めた。",
          "zh_text": "走进浴室的空奈一边在走过来的时候发出咯吱咯吱的地鸣，一边坐在浴池旁边的椅子上开始洗身体。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "海奈は波を立て兄を溺れさせないよう体は動かさず顔だけ動かして空奈の方を見た。",
          "zh_text": "海奈为了不让哥哥溺水，身体没有移动，只动了动脸，看着空奈。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「随分と遅かったわね？　何してたの？」",
          "zh_text": "「好晚啊，你去干什么了?」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「スパイを駆除してたよ。もういやんなっちゃうよね、家の中にまで入ってこようとするんだもん」",
          "zh_text": "「我在驱除间谍啦。真让人受不了，他们甚至想进到家里来。」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "空奈は「もー」と文句を言いながらタオルをぎゅっと握った。",
          "zh_text": "空奈「啊」了一声，一边抱怨一边握紧毛巾。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "大型バスですらぐしゃりと握り潰してしまえる巨大な手だ。",
          "zh_text": "那是一只连大型巴士都能轻易捏碎的巨大的双手。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "ご覧の通り海奈と空奈は人より１００倍も大きい。",
          "zh_text": "如你所见，海奈和空奈比人类大100倍。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "だけでなく、様々な超能力も持っている。",
          "zh_text": "不仅如此，她们还拥有各种各样的超能力。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "その力を狙い、または恐れた国家や機関から連日スパイや刺客が家に送り込まれてくる。",
          "zh_text": "以这种力量为目标，或者是害怕的国家和机关连日派间谍和刺客经常会进入家中。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "それを撃退していたのだろう。",
          "zh_text": "大概是为了解决这些问题吧。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "家自体は二人の大きさにあった通常の１００倍も大きなものだが、敷地の外から見るとそれは通常の家と変わらない。",
          "zh_text": "房子本身比平时的样子大100倍，是为了适配两个人的大小，但从外面看却和普通的房子没什么两样。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "超能力によって空間が歪められ見た目の大きさは１００分の１の普通サイズになっているのだ。",
          "zh_text": "在超能力的作用下，空间被扭曲，外观大小变成了普通尺寸的百分之一。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "が、実際に１００分の１サイズになっているわけではないので、敷地内に一歩踏み入ればそこには巨大な家が聳え立っているの見えるだろう。",
          "zh_text": "但实际上并不是百分之一的尺寸，所以只要一踏进院内，就能看到耸立在此处的巨大房屋。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "体を洗い終えた空奈も湯船に浸かろうと身を沈めてきた。",
          "zh_text": "洗完身体的空奈也把身体沉到浴缸里，准备泡澡。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "どれだけ慎重に入ろうとも膨大な体積を持つ巨大な体が入ってくれば水面は波立ち荒れ狂う。",
          "zh_text": "无论多么慎重地进入，只要体积巨大的庞然大物进入，水面就会变得凶猛起来。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "空奈の巨大な脚が侵入してくると湯船は嵐のように大荒れとなり津波となった湯が海奈の乳房の間にいる兄に襲い掛かっていった。",
          "zh_text": "空奈巨大的脚一侵入浴池，水面就像暴风雨一样变得波涛汹涌，海啸般的热水向坐在海奈乳房之间的哥哥袭来。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "だがそれは谷間の前に差し出された海奈の巨大な手によって防がれ事なきを経た。",
          "zh_text": "但是被伸出到山谷前的海奈巨大的手挡住了。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "海奈に比べると空奈の体は起伏に乏しい。",
          "zh_text": "与海奈相比，空奈的身体缺乏起伏。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "しかし兄から見ればいずれも部位も超巨大であり、兄は今　背後を海奈、正面を空奈の巨大な体によって占領されていた。",
          "zh_text": "但是从哥哥的角度来看，每一个部位都是超巨大的，哥哥现在背后是海奈，正面是空奈巨大的身体。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "島と島の間に挟まれているようなものだった。",
          "zh_text": "就像是被夹在岛与岛之间。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "空奈の話を聞いていた海奈がふぅとため息をついた。",
          "zh_text": "海奈听了空奈的话，叹了口气。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「ったくチビどもはいつまでたっても懲りないわね」",
          "zh_text": "「这些小不点儿永远也学不会吸取教训。」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「ねー。……あ、また入ってきたー」",
          "zh_text": "「喂……啊，又进来了。」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "不意に空奈が外の方を見てそう言った。",
          "zh_text": "空奈突然望向外面说道。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "二人の超感覚は敷地内に何かが侵入してもすぐにわかるのだ。",
          "zh_text": "凭借两个人的 超感觉 ，就算有什么东西侵入，也能立刻察觉。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "パッ",
          "zh_text": "唰！"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "突然、空奈の顔の前に人間が現れた。",
          "zh_text": "突然，一个人出现在空奈的面前。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "兄と同じ大きさ、妹達から見れば指先ほどの大きさだ。",
          "zh_text": "那是和哥哥一样大小的人类，但在妹妹们看来只有指尖那么大。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "その人間は空奈の巨大な顔の前で宙に浮いたままあたふたしている。",
          "zh_text": "那个人在空奈巨大的脸前浮在空中慌慌张张地挣扎着。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "瞬間移動。念動力。",
          "zh_text": "瞬间移动 。 念动力 。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "二人の持つ超能力の一つだ。",
          "zh_text": "这只是两人所拥有的超能力的一小部分。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "この人間が敷地内に侵入したのを察知し顔の前に瞬間移動させ念動力で浮かしているのだろう。",
          "zh_text": "大概是察觉到这个人闯入了家中，马上就被瞬间移动到脸前，用念动力浮起来的吧。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "空奈は自分の顔の前で浮いたまま慌てている人間を見てにこにこ笑った。",
          "zh_text": "空奈看着在自己面前惊慌失措的人，微微一笑。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "そしてそのまま顔を近づけていった。",
          "zh_text": "然后把脸凑了过去。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "空奈　「あーん」",
          "zh_text": "空奈:「嗯……啊……」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "空奈の口が大きく開かれる。",
          "zh_text": "空奈张大了嘴。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "口が、すでに目の前を浮かぶ人間の体よりも大きく開かれた口がその人間の視界を占領していた。",
          "zh_text": "嘴巴张得比眼前浮现的人的身体还大，占领了那个人的视野。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "人間が空奈の唇と歯の間を通って暗い口内に入ってゆくのを兄は見上げていた。",
          "zh_text": "哥哥抬头看着人从空奈的唇齿之间穿过，进入黑暗的口内。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "その人間の悲鳴は甲高く大きくなり兄の耳にも届く。",
          "zh_text": "那个人高亢且凄厉的惨叫声传到了哥哥的耳朵里。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "だが、空奈がパクンと口を閉じるとその悲鳴はもう届かなくなった。",
          "zh_text": "但是，空奈一闭上嘴，那悲鸣就什么也听不到了。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "そして空奈が口を動かし始める。",
          "zh_text": "然后空奈的嘴巴开始活动。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "暫く口を動かし続けた空奈はやがてゴクンと喉を鳴らした。",
          "zh_text": "空奈咀嚼了一会后，喉咙里发出了咕咚的一声。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "それを見ていた海奈が怪訝そうな顔になった。",
          "zh_text": "看到这一幕的海奈露出惊讶的表情。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「まさかアンタ、他のスパイもそうやって処理してたんじゃないでしょうね？」",
          "zh_text": "「你该不会也是这样处理其他间谍的吧?」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「うん。みんな食べちゃった。だって人間っておいしいじゃない？　口の中でぴちぴち動いたり悲鳴が聞こえるのも楽しいし」",
          "zh_text": "「嗯，大家都有好好吃掉了。人类不是很好吃吗?嘴里发出噼里啪啦的声响，发出的尖叫声也很开心。」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「アンタねー…、人間なんて食べても太るだけよ。脂肪分多いんだから。人間なんてー…」",
          "zh_text": "「你啊……人这种东西吃了也会变胖的，脂肪也会变得太多。人类这种东西……」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "と、今度は海奈が眉をピクリと動かして目だけ庭の方に向けた。",
          "zh_text": "这次轮到海奈挑了挑眉毛，把目光转向庭院。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "そして右手を湯船から出し、人差し指を立てる。",
          "zh_text": "然后右手从浴池里伸出，竖起食指。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "するとその指先の上にまた人間が現れた。",
          "zh_text": "于是，指尖上又出现了一个人。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "突然の瞬間移動と、足の着かない念動力による浮遊で驚き暴れているのがわかった。",
          "zh_text": "突然的瞬间移动，加上无法落脚的念动力所造成的漂浮，让间谍感到惊讶和害怕。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「…これで十分よ」",
          "zh_text": "「…这样就足够了。」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "ブチュッ。",
          "zh_text": "噗。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "海奈の指先の上で浮いていた人間は突然ミンチになって弾け飛んだ。",
          "zh_text": "浮在海奈指尖上的人突然变成肉沫飞了出去。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "念動力による凄まじい圧力で押し潰されてしまったのだ。",
          "zh_text": "被念动力带来的巨大压力压垮了。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "念動力によって力場が制御されているので飛び散った血や肉片が湯船に入る事は無い。海奈はその辺もしっかりしている。",
          "zh_text": "因为由念动力控制力场，所以飞溅的血和肉片不会进入浴池。海奈在这方面也很认真。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "ポイ。",
          "zh_text": "扑通。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "海奈が人差し指をプイと振ると、その指の上で浮いていたミンチも指の動きにつられ飛んで行った。",
          "zh_text": "海奈轻轻一挥食指，手指上的肉末也随着手指的动作飞了出去。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "ミンチは排水溝の蓋の上に落下していた。",
          "zh_text": "肉末掉在排水沟的盖子上。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "「あはは。海奈ちゃんナイッシュー」",
          "zh_text": "「哈哈哈，海奈也真是的。」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「ゴミはゴミらしく潰しちゃえばいいのよ。排水溝に流しちゃえば何も残らないし」",
          "zh_text": "「垃圾就像垃圾一样压扁就行了，放到排水沟里就什么都不剩了。」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「でももったいないじゃない。ちょっとはお腹の足しになるんだよ」",
          "zh_text": "「那不是太可惜了吗?也可以稍微补补肚子的嘛。」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "やれやれと言った表情でかぶりを振る海奈とえへへと笑う空奈。",
          "zh_text": "海奈无奈地摇着头，空奈嘿嘿地笑着。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "ふと、海奈の胸元を見下ろした空奈は海奈の乳房の間にちょこんと浮いている兄が小さな体をガタガタと震わせているのが分かった。",
          "zh_text": "突然，空奈低头看了看海奈的胸口，发现浮在海奈乳房之间的哥哥，小小的身体在不停地颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「あれ？　お兄ちゃん震えてる？」",
          "zh_text": "「咦?哥哥在发抖吗?」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "「は？　またなの？」",
          "zh_text": "「啊?又来了吗?」"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "自分の胸の谷間に浮かぶ兄を呆れたような顔で見下ろす海奈。",
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          "ja_text": "生きたまま手足をぶちぶち千切られ体を細かく分解されてゆくのは想像を絶する激痛を伴い、その人間の口からは断末魔の様な悲鳴があがりそれが兄の耳にも届いた。",
          "zh_text": "他的手脚被劈开，身体被一点点分解成细小的碎片，伴随着难以想象的剧痛，从他口中发出的惨叫声也传到了哥哥的耳朵里。"
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          "ja_text": "脳に響く絶望を乗せた絶叫だった。兄は耳を塞いでそれを防ごうとしていたが断末魔はそれを貫いて兄の耳に突き刺さる。",
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          "ja_text": "兄を強制的に眠らせたのである。",
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          "ja_text": "更にそこに、",
          "zh_text": "更可怕的是，"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "ズズン！",
          "zh_text": "ズズン！"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "とてつもなく巨大な指が現れ、使節団の中央につき立てられた。",
          "zh_text": "出奇巨大的手指出现，插在使节团的中央。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "「わたしたちリリパット星人よりも小さな宇宙人がいたんだー」",
          "zh_text": "「是比我们厘厘普星人还要小的宇宙人啊！」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "少女は呟きながら右手に乗せた地球人に左手の人差し指で触れてゆく。",
          "zh_text": "少女一边用左手的食指摸在右手上地球人一边嘟哝道。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "地球人は、突然集団の中につき立てられた全長７０ｍ太さ１５ｍにもなるとてつもなく巨大な人差し指に追い回され悲鳴を上げながら逃げ始めた。",
          "zh_text": "地球人被突然插在集团中全长70米直径15米的巨大的食指到处追赶而悲鸣地逃跑起来。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「う、うわああああああああああ！！」",
          "zh_text": "「う、うわああああああああああ！！」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「ぎゃああああああああああああ！！」",
          "zh_text": "「ぎゃああああああああああああ！！」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "まるでビルのように巨大な指だ。それが、有機的な動きと確かな意思を持って自分達に襲い掛かってきた。",
          "zh_text": "就像大楼一样巨大的手指。有意识地用有机的动作向他们袭击过来。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "指先がズンと手のひらに押し付けられればそこに十数人が下敷きになる。",
          "zh_text": "指尖压在手掌上时，有数十人被埋在指尖下。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "指が動くとその光沢を放つ巨大な爪にぶつかられ数人が十数ｍも吹っ飛ばされる。",
          "zh_text": "富有光泽的巨大指甲的手指继续移动，又有几个人被吹跑到十几米以外。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "リリパット星人の少女は目を輝かせながらその右手に乗せた我ら地球人の使節団を左手の指でかき回し遊び始めた。",
          "zh_text": "厘厘普星的少女眼睛闪闪发光，左手手指搅动，玩起在右手上的地球人的使节团。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "しかしそれは、巨人の手のひらと言う閉鎖された空間で怪獣よりも巨大な指によって追い回されると言うことだった。",
          "zh_text": "在巨人的手掌上这种封闭的空间里被比怪兽更巨大的手指到处追赶。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "１０００人からなる使節団が、一人の少女の一本の指によって壊滅させられた。",
          "zh_text": "那1000人的使节团，被少女的一根手指消灭了。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "「そうだ！　みんなにも教えたあげよ！」",
          "zh_text": "「对了！一定要告诉大家！」"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "手のひらに地球人を乗せた少女は、そのまま道を駆け出した。",
          "zh_text": "把地球人拿在手掌上的少女，就这样往路上跑。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "使節団は戻ってこなかった。",
          "zh_text": "使节团没有回来。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "しかし代わりに、大勢のリリパット星人が地球へとやってきた。",
          "zh_text": "但是，众多的厘厘普星人替代他们来地球了。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "宇宙最小と思っていた自分達よりも更に小さな宇宙人『地球人』の発見。",
          "zh_text": "以为是宇宙最小的他们发现比自己更小的宇宙人『地球人』。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "それはリリパット星人の興味を大きく引いた。",
          "zh_text": "这件事引起了厘厘普星人的极大兴趣。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "地球へとやってきたリリパット星人たちは、その星のあらゆるものがとてつもなく小さいことに感動した。",
          "zh_text": "来到地球的厘厘普星人被那颗星星上一切都小得出奇景象感动了。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "すべてが、1/1000サイズの大きさだった。",
          "zh_text": "全部都只有1/1000的大小。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "ほとんどの建物が自分達の膝にも届かない。",
          "zh_text": "大部分的建筑连自己的膝盖也不到。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "小さな異星人を見下ろすという初めての経験に湧き立っていた。",
          "zh_text": "第一次的经验俯视小小的异星人，内心涌出沸腾的快感。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "そんな、地球にやって来たリリパット星人たちのグループのひとつ。",
          "zh_text": "一个厘厘普星人的小组来到地球。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "陸地の上空に止めた宇宙船から３人の少女がおりてきた。",
          "zh_text": "宇宙船在陆地的上空停下，3人少女走下来了。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "サンダルを履いた足で地面に降り立った少女達は、すべてが極小の世界を見渡して歓声をあげた。",
          "zh_text": "少女们用穿凉鞋的脚走下来到陆地上，俯视极小的世界而发出欢呼声。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「すごーい！　ちっちゃい町が広がってるー！」",
          "zh_text": "「好厉害啊！到处都有散落的城市！」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「うわー…これ全部本物なんだ…。すごーい」",
          "zh_text": "「哇…这全部都是真货…好厉害啊！」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "少女達は口々に感想を述べている。",
          "zh_text": "少女们异口同声说出自己的感想。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "しかし、彼女達の足元の街は大災害を被っていた。",
          "zh_text": "可是，她们的脚下的城市正蒙受着大灾害。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "全２４０ｍにもなる恐ろしく巨大な足達が、町の上を縦横無尽に歩き回り始めたのだ。",
          "zh_text": "全长240米可怕的巨大的脚在城市上无拘无束地来回走动。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "リリパット星人の少女達にとっては軽い散歩でも、足元の地球人たちにとってはとてつもない大破壊である。",
          "zh_text": "对厘厘普星的少女们来说是只是在轻轻松松地散步，但对脚下的地球人来说是令人难以置信的严重破坏。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "少女達が一歩歩くたびに町全体が凄まじい大揺れに襲われその町の住民達は立っていることすらできなかった。",
          "zh_text": "少女们每走一步，整个都市都会被可怕的大地震袭击，那个市内居民连站都站不住。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "小さな家屋などはその振動だけで簡単に崩れ落ち、遠方では高層ビルでさえもガラガラと音を立てて瓦礫に変わる。",
          "zh_text": "小小的房屋因为那个振动就简单地崩塌了，在远方的高楼都哗啦啦地变成瓦砾。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "その巨大な足の履く巨大なサンダルの広大な靴底が地面の上の町の上に踏みおろされるたびに大勢の人々がその下敷きになった。",
          "zh_text": "巨大的脚着穿凉鞋，巨大而寛广的鞋底每次踩在地面的上都有很多人被压在底下。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "彼女達のすさまじい体重を乗せた一歩はサンダルを地面に深く沈みこませ、次の一歩の為にその足が持ち上げられたときには、巨大な足跡をくっきりと残していた。",
          "zh_text": "承载着她们可怕的体重的凉鞋深深陷进地面，为了下一步而抬起脚时，鲜明地留下了巨大的足迹。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "その足跡の中では、地面が硬く硬く圧縮されていた。原形を止めているものはなかった。すべてが究極にまで圧縮されたその世界は、一切の凹凸のない究極の平面が広がっていた。そこに地球人の文明の痕跡など何一つ残ってなかった。",
          "zh_text": "在脚印中，地面被硬生生地压缩。没有东西可以保留原形。所有物体都被压缩得不能再压缩为止的世界，只有没有完全没有凹凸的究极平面蔓延着。在那里，地球人文明的痕迹什么都没剩下来。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "地球に降り立った少女達が周囲を散歩し始めて数分と経たずして周囲の町は壊滅した。",
          "zh_text": "降落在地球的少女们开始散步了几分钟也没有，四周的城市都被毁灭殆尽。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "少女達の歩行による凄まじい振動。その巨大な足に踏みつけられることによる破壊。",
          "zh_text": "少女们步行时的可怕振动。再加上被巨大的脚踩下来造成的破坏。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "少女達はそのまま別の場所へと移動していった。興味津々といった感じで周囲を見渡し楽しそうにおしゃべりをする彼女達の足元では、その一歩ごとに数百人が踏み潰されていた。",
          "zh_text": "少女们向别的地方步行时，对她们来说只是一边兴致勃勃地纵览她们脚下的四周一边开心地聊天，但她们每一步被有数百人被踩死了。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "あらゆる建物が破壊しつくされ瓦礫と化した街にはいくつもの巨大な足跡だけがくっきりと残されていた。",
          "zh_text": "所有的建筑物都被破坏殆尽，城市的废墟上只有残留清晰巨大的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "地球中がリリパット星人によって蹂躙されていた。",
          "zh_text": "地球上所有的一切都在厘厘普星人脚下蹂躏。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "地球政府は反撃を試みたが、まるで意味を成さない。",
          "zh_text": "地球政府尝试进行反击，但彷佛完全没有意义。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "彼らの文明が宇宙的に遅れているといっても、それは飽くまで宇宙の一般から見ればの話。",
          "zh_text": "他们的文明在宇宙是很落后，但那是对全宇宙的一般来看的说。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "更に遅れた文明の地球に、彼らに抗う術はなかった。",
          "zh_text": "比他们文明更落后的地球，完全没有抵抗的办法。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "あっという間に地球中がリリパット星人によって壊滅させられた。",
          "zh_text": "转眼间，地球都被厘厘普星人消灭了。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "中には地球人を連れ去るものまでいた。",
          "zh_text": "带走很多地球人的东西。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "次々と壊滅させられる各国。",
          "zh_text": "各国不断毁灭。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "最早地球に機能している政府機関は存在しなかった。",
          "zh_text": "政府机关的功能已经在地球上不存在。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "しかも事はそれで終わりではなかった。",
          "zh_text": "但事情并没结束。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "地球人というリリパット星人よりも更に小さな宇宙人が存在するという噂を聞いた普通サイズ宇宙人までもが地球へとやってきたのだ。",
          "zh_text": "普通大小的宇宙人在听说了地球人是比厘厘普星人更小宇宙人也纷纷来到地球。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "地球よりも大きな宇宙船が地球の横にやってきたかと思うと、そこから大勢の普通サイズ宇宙人が現れた。",
          "zh_text": "比地球还要大的宇宙船来到地球的旁边，从那里有很多普通大小的宇宙人出现。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "学生服を着ていた。学校行事で来たのだろうか。",
          "zh_text": "她们穿着学校制服。看来是学校的参访活动。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "そんな普通サイズ宇宙人である少女達が地球に降り立つと、全長２４０ｋｍにもなる超巨大なローファーが次々と地表に踏み下ろされた。",
          "zh_text": "普通大小的外星少女们降临地球，全长240公里的超巨大的鞋底的不断踩在地表上。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "彼女達のたった一歩でいくつもの町が踏み潰された。そんな巨大な少女達がぞろぞろと宇宙船から降りてきて地球の上を歩き始める。",
          "zh_text": "她们只是小小的一步都会有几个都市被践踏。如此巨大的少女们络绎不绝地从宇宙船降落到地球上开始走动。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「うっわ！　ホントに小さいよ」",
          "zh_text": "「哗！真的很小啊」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「リリパット星人ですら凄い小さかったのにね」",
          "zh_text": "「厘厘普星人都已经非常小的了」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "少女達は地球に降り立つと足元にある模様のような街や国を見下ろして呟いていた。",
          "zh_text": "降临在地球上的少女们一边俯视脚下的有如图案一样的城市和国家一边嘟囔着。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "普通サイズ宇宙人はリリパット星人の1000倍。地球人の１００万倍の大きさである。",
          "zh_text": "普通大小的宇宙人是厘厘普星人的1000倍。是地球人的100万倍的大小。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "その身長は１６００ｋｍにも達する。日本の全長がおよそ３０００ｋｍ。つまり彼女達から見れば日本は長さ３ｍほどということになる。",
          "zh_text": "身高高达1600km。日本的全长约3000km。也就是说，从她们的角度看，日本只有3米长左右。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "そして、直径およそ１万２ｋｍの地球は、１２ｍほどの大きさになる。",
          "zh_text": "直径约1万2公里的地球也只有12米的大小。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "そんな、彼女達にとっては１２ｍほどの大きさの地球の上に、およそ３０人の普通サイズ宇宙人が降り立っていた。",
          "zh_text": "有30人的普通尺寸的宇宙人降临了对她们来说只有12米大小的地球上。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "「それでは自由行動にしまーす」",
          "zh_text": "「那么，自由行动吧！」"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "ウェーブの髪の先生の声が地球中に轟いた。",
          "zh_text": "头发是波浪卷的老师发出的声音在地球上轰鸣起来。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「自由行動って言ってもねー。こんなちっぽけな星なんて見るとこないわよ」",
          "zh_text": "「自由行动的话，也只有这样渺小的星体上的一点点的地方喔」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「まーまー。ホラ、あっち行ってみようよ」",
          "zh_text": "「嘛嘛。瞧，先去那边去看看吧」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "少女の一人が別の少女の手を取って歩き始めた。",
          "zh_text": "其中一个少女开始走，向其他少女招手。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "それを合図に方々に散る少女達。",
          "zh_text": "各个少女看到后都开始走动。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "地球中に、１００万倍の大きさの少女達が散っていった。",
          "zh_text": "地球上散布了100万倍大小的少女们。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "リリパット星人の比ではないほどの凄まじい大災害が発生していた。",
          "zh_text": "产生了厘厘普星人完全比不上的可怕的大灾难。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女達の一歩は巨大隕石の衝突以上の破壊力がある。",
          "zh_text": "少女们的一步就已经是巨大陨石撞击以上的破坏力。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "その超巨大なローファーは、その片方ですら日本の四国におさまるかどうか怪しい。",
          "zh_text": "其中一只超巨大的平底鞋，踩在日本的四国上。"
        },
        {
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          "ja_text": "例えば北海道に片足を下ろした彼女達は、次の一歩は本州に踏み下ろすことができる。",
          "zh_text": "而另一只脚又踏落在北海道，下一步就会踩在本州。"
        },
        {
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          "ja_text": "別に大股で歩いたわけではなく、ただの普通の一歩でだ。",
          "zh_text": "并不是特别大步，只是个普普通通的一步。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "数歩で日本を縦断したら次の一歩では中国にすら踏み入ることができる。",
          "zh_text": "几步就纵贯日本，下一步甚至可以跨入中国。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女達は一歩で海を越えることができるのだ。",
          "zh_text": "她们一步就能越过汪洋大海。"
        },
        {
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          "ja_text": "そしてその海ですら、彼女達にとっては水溜り以下の存在である。",
          "zh_text": "即使是大海，对她们来说也是水洼以下的存在。"
        },
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          "ja_text": "深さは最大でも数ｍｍ程度。太平洋の上を、ローファーで平気な顔をして歩いていた。",
          "zh_text": "深度最多也只有几毫米左右。她们满不在乎地在太平洋上走动。"
        },
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          "ja_text": "彼女達のたった一歩で国が壊滅していた。しかもそれは、３０人超の少女達の足元で一秒に１回以上のペースで行われている。",
          "zh_text": "她们只是一步就把一个国家毁灭了。有30人以上的少女们以一秒一脚步调在步行。"
        },
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          "ja_text": "地球中が蹂躙されていた。完全に踏みつくされ消えてしまった国もあった。",
          "zh_text": "地球被蹂躏。所有国家完全在一篇踩踏中消失。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女達の一歩ごとに数百万人が犠牲となっていた。",
          "zh_text": "她们的每一步都会数百万人牺牲。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女達が地球を離れるころには、地球上のあらゆるものが踏みつくされていた。",
          "zh_text": "她们地球离开的时候，地球上的所有东西都被踩踏过。"
        },
        {
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          "ja_text": "更にである。",
          "zh_text": "更夸张的是。"
        },
        {
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          "ja_text": "「これがネットで話題になってた超極小宇宙人の住む『地球』だね」",
          "zh_text": "「这就是在网络上成为话题，有超极小宇宙人居住的『地球』。」"
        },
        {
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          "ja_text": "少女達は顔を寄せてそれを見た。",
          "zh_text": "少女们把脸靠近看。"
        },
        {
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          "ja_text": "顔の前をふよふよと漂う、１ｃｍほどの青い球を。",
          "zh_text": "脸前漂浮着1cm的青色小球。"
        },
        {
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          "ja_text": "ブロブディンナグ星人。一般的な普通サイズ宇宙人の１０００倍の大きさを持つ宇宙人である。",
          "zh_text": "布罗丁那格星人是普通尺寸的宇宙人的1000倍大小。"
        },
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          "ja_text": "つまりリリパット星人の１００万倍。地球人の１０億倍の大きさだ。",
          "zh_text": "也就是说是厘厘普星人的100万倍。地球人的10亿倍大小。"
        },
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          "ja_text": "「うわーホントにちっぽけね。こんなところに何十億って人間が住んでるなんて信じられないわね」",
          "zh_text": "「哇，真的很渺小。真的不敢相信在这样的地方有几十亿的人类居住。」"
        },
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          "ja_text": "「でもでも、ホントみたいだよ。ほら、みんながわたしたちのこと見てる」",
          "zh_text": "「但是是真的哟。瞧，大家都在看着我们哦」"
        },
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          "ja_text": "言いながら少女のひとりが指先ほどの大きさの地球の一部分に向かって指を差した。",
          "zh_text": "少女一边说一边伸出了一只地球一様大小的指尖指向了地球的一部分。"
        },
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          "ja_text": "ブロブディンナグ星人はとても目がいい。",
          "zh_text": "布罗丁那格星人的眼睛很好。"
        },
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          "ja_text": "「ふぁ～かわいいなー。みんなピルピル動いてて小動物みたい」",
          "zh_text": "「哇～好可爱啊。粒颗一様的小动物在动呀」"
        },
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          "ja_text": "「あんた小さい生き物好きだもんねー。なんだったら連れて帰っちゃえばいいじゃん」",
          "zh_text": "「你喜欢小生物啊。这样的话，带回去就好了嘛」"
        },
        {
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          "ja_text": "「あ。それいいかも」",
          "zh_text": "「啊。那好吧」"
        },
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          "ja_text": "パムっと手のひらを合わせた少女は顔の前を漂っていた地球をチョイと摘むと糸のようなものを取り出しその両端を地球にくっつけた。",
          "zh_text": "少女把手掌合起来捏起地球，把地球放到的脸前飘浮，取下细丝，把两端串在地球上。"
        },
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          "ja_text": "地球を起点に糸がわっかの状態。",
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          "ja_text": "少女は、そのわっかを首に掛けた。",
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        },
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          "ja_text": "「ほらほら、ネックレスみたいでしょ？」",
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        },
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          "ja_text": "わっかを首に掛けた少女は友人のほうを振り返った。",
          "zh_text": "少女回过头来，把在脖子上新项炼给好朋友看。"
        },
        {
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          "ja_text": "その胸元には、糸に繋がれた地球がぶら下がっていた。",
          "zh_text": "她胸部上，被绑定在在线的地球吊垂着。"
        },
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          "ja_text": "「あはは、似合う似合う。それじゃこのあとどこいくー？」",
          "zh_text": "「哈哈，很适合呀。那么这之后要去哪儿呀？」"
        },
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          "ja_text": "「んー。なんか食べにいこっか」",
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          "ja_text": "そして二人のブロブディンナグ星人の少女達は宇宙の彼方へ去っていった。",
          "zh_text": "然后两个人的布罗丁那格星的少女向宇宙的彼方远去。"
        },
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          "ja_text": "後日、宇宙インターネットでは『地球消失』というニュースが広がったが、３日後には膨大な情報の波に埋もれ誰も気にしなくなっていた。",
          "zh_text": "之后，在宇宙互联网上有发布了『地球消失』这样的新闻，但3天后就淹没在庞大的信息海洋中，谁也没有在意。"
        }
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          "ja_text": "タイルの輝く風呂場。そこにうつ伏せに寝転がる妹。",
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        },
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          "ja_text": "身長１ｍｍ強とゴマ粒サイズの大きさの小人である。",
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          "ja_text": "兄は今、自身の１０００倍も巨大な妹の体を洗わせられていた。",
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        },
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          "ja_text": "「早く終わらせないとお兄ちゃん風邪引いちゃうよ。くくく、あたしは大丈夫だけど」",
          "zh_text": "「不快一点洗完的话，阿哥就该感冒了呀~嘿嘿嘿，我是不要紧的哦。」"
        },
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          "zh_text": "妹妹微笑着在地板上放松着。"
        },
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          "ja_text": "暖かい風呂場で全裸で寝転がろうとも風邪を引くことは無い。",
          "zh_text": "在暖和的浴室光着身子也是不会感冒的。"
        },
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          "ja_text": "兄は巨大な妹の右足の裏を洗わせられていた。",
          "zh_text": "哥哥被迫洗巨大的妹妹的右脚掌。"
        },
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          "ja_text": "たかが足の裏と言っても兄にとって妹の足は街のひと区画を踏み潰せるほど巨大な存在だ。",
          "zh_text": "妹妹的脚对于哥哥来说是能把街道踩坏的那种巨大的存在。"
        },
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          "ja_text": "足の長さは２２０ｍにもなる。幅も８０ｍはあろう。",
          "zh_text": "脚的长度有220米，宽度也差不多有80m吧。"
        },
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          "ja_text": "長さ２２０ｍとは東京ドームの直径約２４４ｍに匹敵し、つまり兄から見る妹の足は東京ドームを縦にほぼ寸断してしまえる長さなのである。",
          "zh_text": "所谓220m就是可匹敌直径大约244m的东京巨蛋，也就是说在哥哥看来，妹妹的脚是能随意踩碎东京巨蛋的长度。"
        },
        {
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          "ja_text": "ちなみに選手たちがプレーするグラウンドの広さは１万３０００㎡で、これは妹の足の裏の面積を単純に計算した面積１万７６００㎡よりも狭いのだ。",
          "zh_text": "顺便说一句，选手们练习用的运动场的大小是13000平方米，显然这是比妹妹的17600平方米的脚掌面积小的。"
        },
        {
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          "ja_text": "つまり妹の足の裏は野球選手たちが何十人とプレーすることができる広さがあるということである。",
          "zh_text": "换句话说，妹妹的脚掌是几十个棒球选手们练习都足够的大小"
        },
        {
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          "ja_text": "そしてそんな広大な面積を、兄は一人で洗っているのである。",
          "zh_text": "然而，如此广阔的面积，哥哥却是一个人洗。"
        },
        {
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          "ja_text": "広大さだけではない。伸ばされた脚の先の足の裏は踵を山頂につま先に向かって傾斜になっており、平地を行くのとは比べ物にならないほど疲弊し神経を使う。",
          "zh_text": "不仅是面积大。伸展出的脚的脚后跟就像山顶一样，从山顶向下是倾斜的，这和同大小的平地根本是不可相比的。"
        },
        {
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          "ja_text": "まるで山の斜面のような広大な足の裏はところどころが緩やかな流線型を描いて隆起していて本物の山の様だ。",
          "zh_text": "如山一般的倾斜下来的巨大脚掌在缓缓的流线下，更像一座真正的山。"
        },
        {
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          "ja_text": "土踏まずの作る緩く広大なくぼみとその麓の拇指球の作り出す大きな丸み。土踏まずからかかとに上る勾配の急な隆起。",
          "zh_text": "脚心制造出松软广阔的凹洞，山脚下拇指肚呈现成巨大的圆形，从脚心到脚后跟的斜坡陡峭的隆起。"
        },
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          "ja_text": "何より妹のキメ細かい肌が、足を伸ばすことで足の裏の皮膚が皺になり、それが兄にとっては高さ数ｍの起伏の波となって立ちふさがる。",
          "zh_text": "更重要的是，妹妹细小细纹的皮肤由于脚的伸展而使皮肤起了褶皱，那个对于哥哥来说将成为的高度数米的阻隔前进起伏。"
        },
        {
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          "ja_text": "更に肌は水に濡れ、石鹸を使ったブラシからは大量の泡が立ち足元を滑りやすくする。",
          "zh_text": "再加上妹妹的皮肤有水弄湿，被沾有肥皂的刷子洗出大量泡沫后变得更容易滑到。"
        },
        {
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          "ja_text": "兄はもう何度と転んだからわからない。下は柔らかい皮膚なので転んでも怪我をすることは無いが、一度滑り出すとこの足の裏のゲレンデは止まるところが無いのだ。",
          "zh_text": "哥哥已经不知道摔倒多少次了，虽然是在柔软的皮肤上跌倒而没有受伤，但是在脚掌上每滑一次都要滑出好远。"
        },
        {
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          "ja_text": "頂上付近まで近づいても、転ぶとあっという間につま先の方まで戻されてしまうのである。",
          "zh_text": "快接近山顶的时候，就会滑到原来最初出发的地方。"
        },
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          "ja_text": "その速度もキメ細かい肌に石鹸というコンボのおかげで凄まじいものになり、何度やっても慣れることの無いその速度に兄は幾度も悲鳴を上げる。",
          "zh_text": "哥哥试了好几次也无法成功，在皮肤与肥皂的组合下，尖叫着在斜坡上滑下。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして最大の難関はその山自身である妹が足の裏の上をちょこちょこ歩き回る兄をくすぐったく感じ、足をもぞもぞ動かす事である。",
          "zh_text": "不过，最大的难题是妹妹因为哥哥在脚上面来回移动而发痒想要摇动的感觉。"
        },
        {
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          "ja_text": "妹がちょっと足を動かすだけでも兄にとっては大地が動く天変地異のようなものであり簡単に足を取られ振り出しに戻されてしまうのだ。",
          "zh_text": "因为妹妹只要稍微摇动一下脚，对于哥哥来说就是大地在摇动，如同天崩地裂，虽然只是简单动一下。"
        },
        {
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          "ja_text": "が、もともと妹が兄を弄ぶため自分から足を動かすので、それらはすべて些事に過ぎなかった。",
          "zh_text": "不过，因为妹妹本来就是在玩弄哥哥，所以自己摇动一下脚对妹妹来说不过是琐事了。"
        },
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        },
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          "ja_text": "「あーあ、妹の足の裏も洗えないなんて使えないお兄ちゃんだな。わかってるの？　まだ左足も残ってるんだよ？」",
          "zh_text": "「喂，喂，妹妹的脚掌都洗不了的话还真是个没用的阿哥呀！知道吗？左脚也还没洗吗？」"
        },
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          "ja_text": "妹の言うとおりこの広大にして巨大な足の裏は右足の分であり同じ大きさのものがもう一つあるのだ。",
          "zh_text": "妹妹说的没错，之前所做的都是在右脚上做的，还有一个相同大小的左脚。"
        },
        {
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          "ja_text": "それだけではない。この右足の裏はまだ始めの部分であり巨大な妹の体全体から見ればほんの一部分にすぎないのである。",
          "zh_text": "不只是这样，这只右脚掌，从巨大的妹妹的身体全体上来看，只不过是一小部分。"
        },
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          "id_line": 34,
          "ja_text": "兄がデッキブラシでこする足の裏が巨大すぎて、兄からは妹の体を望むことはできない。",
          "zh_text": "比哥哥用板刷擦的脚掌面积巨大多的话，哥哥是无法想象妹妹的身体的。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "妹の声は壁に反響してあらゆるところから聞こえてくる。",
          "zh_text": "妹妹的声音反响在墙壁间，从任何地方都听得见。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "今、兄にとっての妹はこの巨大な足の裏の斜面がすべてであり、それ以外は視界に収めることすらできなかった。",
          "zh_text": "现在，对哥哥来说，妹妹的这个巨大脚掌的倾斜面就是全部，根本看不到这以外的事物。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "兄から見る妹の身長は１５００ｍを超え、その巨体で横たわる様は最早山脈と呼べるレベルだ。",
          "zh_text": "从哥哥看来，妹妹的身高超过1500m，那个巨大的身躯趴下的样子已经称得上是山脉的程度。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "若い少女の肉による瑞々しい肢体の山である。",
          "zh_text": "由年轻少女的肉组成的稚嫩肢体的山。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "妹の体を洗うということは、山脈一つを掃除するに等しい苦行なのだ。",
          "zh_text": "洗妹妹的身体，是相当于打扫一个山脉的。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "兄は息を切らしながら足の裏を洗っているが、それでもまだ足の裏全体の５分の１も終わっていない。",
          "zh_text": "哥哥一边喘着粗气一边洗着脚掌，但是尽管如此还是没有完成脚掌全部的五分之一。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "たった一人の妹の体を洗う。それは終わりの無い作業だった。",
          "zh_text": "如果洗妹妹身体的话，将是个永无止境的工作。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "不意に周囲が暗くなり兄が上を見上げ確認すると上空から巨大な左足が迫ってきていた。",
          "zh_text": "突然周围一切变暗，哥哥一抬头，看到巨大的左脚从高空迫近。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "左足は指を立てたまま兄のいる右足の足の裏に迫るとその直径２０ｍを遙かに超える巨大な親指を足の裏に突き立てた。",
          "zh_text": "伸着脚趾的左脚在右边的脚掌上逼近，将直径超过20m的巨大的大拇指顶在脚掌上。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "ズドン！　という凄まじい衝撃が親指が足の裏に衝突し食い込んだ時に発生し、その際の大揺れで兄は右足の足の裏を転がり落ちて行った。",
          "zh_text": "轰！在大拇指撞到脚掌的时候发生了可拍的冲击，发生的大震动使哥哥在右脚掌上摔落。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "その兄に追い打ちをかけるように、足の裏に食い込んだ親指はそのまま前後にゴリゴリと反復し始めた。",
          "zh_text": "因为哥哥的影响，侵占到脚掌的大拇指就那样前后反复瘙痒。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "「もう、いつまでたってもお兄ちゃんがうろうろしてるから足の裏がくすぐったくてしょうがないよ」",
          "zh_text": "「已经，阿哥总是来回跑，所以脚掌发痒也是没办法的喔。」"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "妹の声が轟く。",
          "zh_text": "妹妹的声音在轰鸣。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "つまりは左足を使って右足の裏をポリポリと掻いているのだ。",
          "zh_text": "总之是使用左边的脚在右边的脚上瘙痒。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "が、妹にとってはそれだけでも兄にとっては山の斜面に隕石でも振ってきたような衝撃と本物の山ならたちまち削られてしまうような凄まじく巨大な指の反復運動である。",
          "zh_text": "对妹妹来说只是这样，但对于哥哥来说就是倾斜面上的陨石，如果是真正的山受到这样的冲击的话，经过的城镇就会被可怕的巨大脚趾捣碎。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "妹の足の指はそれぞれ最低でも直径１２ｍはあり長さも４０ｍ近く、一本一本がビルのようなものだ。",
          "zh_text": "妹妹的脚趾每只最小有12m长度40m，一只一只是如同大楼的存在。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "そんなものを５本とつけた巨大な足が上空から高速で落下してきた際の衝撃は、小さな兄をその足の裏の斜面から放り出すのには十分すぎたのだ。",
          "zh_text": "五只那样的东西所连的脚从高空中快速落下的时候的冲击，已经充分能将小哥哥从那只脚掌的倾斜面上扔出去。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "結果、妹の足の裏を１００ｍ近くも転がり落ちた兄は、巨大な指が足の裏を掻く凄まじい揺れと轟音に揺さぶられながら右足の中指の関節の裏にまで吹っ飛ばされて来ていた。",
          "zh_text": "哥哥掉落了100m左右，妹妹脚掌上的哥哥，在巨大的脚趾搔脚掌时所引发的的可怕的震动和轰响下摇摇晃晃地跑到右脚中指关节的后面去了。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "長さ４０ｍ近く、幅１２ｍもの巨大な足の指の裏側は、転がり落ちた兄がそこに体を落ち着かせるのに十分なスペースを持っていた。",
          "zh_text": "在长度40m，宽度12m左右的巨大脚趾的背面，掉落的哥哥有了充分躲藏的空间。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "今もなお足の指が足の裏をゴリゴリと掻いているが、その衝撃もこの足の指の裏に伏せしがみ付いていれば振り落とされることは無い。",
          "zh_text": "此时脚趾正嘎吱嘎吱地搔脚掌，哥哥在这样的冲击下躲在脚趾后面紧紧地抓住，因而没有被抖落。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "指の付け根の関節を第一として、兄はその第一関節と第二関節の間に落ちていた。",
          "zh_text": "脚趾跟的关节作为第一个关节的话，哥哥正处于第一关节和第二关节之间。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "他所より僅かに低くなるそこからは、背後には巨大な中指の腹が丸く見え、前方には指の付け根の肉球が丘のように構えている。",
          "zh_text": "和别处相比，这个位置比较略低，在背后就是巨大的中指的脚趾肚，而前方可以看见脚趾跟就像丘陵一样横卧在那里。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "兄はそんな中指の関節の間に身を潜め、妹が足の裏を掻くのを止めるのをただじっと待っていた。",
          "zh_text": "哥哥就在这个关节之间躲着，静静的等妹妹搔完脚掌。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "しかし直後、その兄のいる中指が、妹の右足の指全体がゴゴゴゴと動き始めた。",
          "zh_text": "但是，不久，包括了哥哥所在的中指，妹妹右边所有脚都动起来了。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "つま先方面に足を、踵方面に顔を向け伏せていた兄は、自分の体が前のめりになってゆくのを感じていた。",
          "zh_text": "面朝脚后跟隐藏在脚趾关节的哥哥感觉自己的身体正向前倾。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "兄が伏せていた中指が前に向かって起き上がろうとしている。つまりは妹が足の指を握ろうとしているのだ。",
          "zh_text": "哥哥躲藏的中指正往前倾，换句话说，妹妹正要紧缩脚趾。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「そんなところにいたらくすぐったいでしょ。早くどかないと握り潰すよ？」",
          "zh_text": "「在那样的地方好痒哦。不早点躲开的话，就捏碎了哦？」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "指の角度はどんどんきつくなり巨大な指が付け根の方に向かって握りこまれてくる。",
          "zh_text": "脚趾的角度不断改变，离着脚趾跟越来越近。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "指の裏側の兄を握り潰すほど握りこむことは出来ないが、それでもそこにいる兄には、自分の地面でもある巨大な指のその指先が、背後からぬっと現れて自分に迫ってくるのは恐怖でしかなかった。",
          "zh_text": "虽然还没到将哥哥捏碎的程度，不过在那里的哥哥，看到有个和自己所在地面一样大的脚趾尖从背后突然出现，感受到不是一般的恐怖。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "慌てて跳ね起きた兄は指の付け根の方へと走り出し、巨大な肉球の丘を越え、あの巨大な足の裏の斜面を登り始めた。",
          "zh_text": "哥哥慌张的跳起来开始向脚趾跟的方向跑，越过有肉体组成的巨大丘陵，向脚掌巨大的倾斜面攀登。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "するとその兄の背後に、あの左足の親指がズンと突き立てられた。",
          "zh_text": "在哥哥的背后，左脚的大拇指顶在了脚掌上。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「ほらほら、さっさと登らないとあたしの親指に磨り潰されちゃうぞー」",
          "zh_text": "「看到没有，不赶快爬上去的话，就会被我的大拇指磨碎哦！」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "親指がその巨大な爪を足の裏に食い込ませたまま兄のいる方に斜面を登ってくる。兄は急ぎ斜面を登り始めた。",
          "zh_text": "哥哥急忙地攀登倾斜面。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "巨大な足の指との登山レースだ。もしも追いつかれればあの足の裏にめり込みながら昇ってくる足の指のその巨大な爪によって一瞬で磨り潰されてしまうだろう。",
          "zh_text": "这是和巨大脚趾的登山比赛。一旦被追上，哥哥就会在一刹那被巨大的指甲磨碎吧！"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "たったひとりの兄が、たった一人の妹のその足の親指の爪を彩る赤いインクに変えられてしまうのだ。",
          "zh_text": "孤身一人的哥哥，只能变成装饰妹妹左脚大拇指的指甲上的红指甲油吧。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "もっとも、こんな小さな兄では妹の親指の爪を塗るには量が足りない。精々爪の一部を赤く染める程度にしかならない。",
          "zh_text": "然而，这么小的哥哥要涂抹妹妹的大拇指的指甲根本不够！身上所有的血也无法涂抹指甲极小的一部分。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "良くて足の小指の爪一枚を塗るのが精いっぱいであろう。兄のすべての血肉は、妹の爪一枚を彩る程度の存在でしかないのだ。",
          "zh_text": "涂抹一支小指的指甲应该够吧！哥哥的全部血肉，去装点妹妹的小脚趾甲，才勉强够吧。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "背後から迫る妹の足の指に追われ兄は呼吸もままならぬほど必死に足の裏の斜面を登っていた。",
          "zh_text": "被不断逼近的妹妹脚趾追赶的哥哥气喘吁吁，拼命的攀登脚掌的斜面。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "勾配はキツく、すでに脚だけではなく腕も使って四足獣のような格好をしていた。",
          "zh_text": "斜坡太陡，哥哥已经如动物一样四肢着地向前跑。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "人間としての誇りなど感じられないほど無様な姿だった。",
          "zh_text": "在这样的姿态下，根本感觉不到身为人类的尊严。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "誇りなどでは、妹の足の指から逃げることなどできないからだ。",
          "zh_text": "如果想守护尊严，就不能从妹妹的脚趾下逃脱。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "そうやって必死に上る妹の足の裏は突き立てられた左足の親指が動く振動によって大きく揺れ動いていた。",
          "zh_text": "插在右脚掌上的大拇指向上滑动而使大地剧烈的震动。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "山全体が大地震に見舞われているようなものだ。",
          "zh_text": "整座山如同遭受了地震。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "そんな斜面を兄は上っているのだ。",
          "zh_text": "哥哥正攀登者那样的陡坡。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "この若々しく滑りやすい肌の上を何度も転びながら、それでも転がり落ちることだけを避けながら必死に上り続けていた。",
          "zh_text": "在湿滑的皮肤上攀登，同时又要避免因震动跌落，这几乎是不可能的，到最后只有从斜坡上滚下来的结果。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "しかし迫る足の指は何度も転がる兄とは違い微塵も速度を緩める事無く前を行く兄に徐々に追いつき始めていた。",
          "zh_text": "但是，逼近的脚趾迫使哥哥不断地爬起继续拼命地攀登。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "兄の背後はもう妹の左足のつま先によって埋め尽くされていた。",
          "zh_text": "哥哥背后的视线已经被妹妹的脚趾所占满。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "そして、そうやって足の裏に押し付けられた足の指が近くまで迫ると、その指が足の裏に食い込んでいる分だけ足の裏の傾斜が厳しくなり、遂に兄は、その傾斜が60度を超えたあたりで足を滑らせ、足の裏の斜面を転落し始めてしまった。",
          "zh_text": "马上，按住脚掌的脚趾逼近到附近，因为脚趾按住脚掌而使陡坡变得更陡，最终在倾斜度超过60度的时候，哥哥脚下一滑，从脚掌的陡坡上掉下去了。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "背後には足の指が迫っていた。距離にしたら２０ｍもなかった。",
          "zh_text": "背后的脚趾还在迫近，距离已经不到20米了。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "兄はその前面がキラキラと煌めく手入れをされた巨大なスクリーンのような爪に向かってゴロゴロと転がっていった。",
          "zh_text": "在哥哥面前的指甲像一个巨大荧幕，不断逼近。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "小さな兄など、あの巨大で力強い妹の足の指に触れた瞬間に挽肉にされてしまうだろう。",
          "zh_text": "渺小的哥哥，应该会在触及那只巨大而又强力的妹妹的脚趾瞬间被搅成肉泥吧！"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "だが兄には転落を止めることは出来なかった。",
          "zh_text": "但是，哥哥无法停止下落。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "兄はそのまま巨大な爪に向かって転がっていった。",
          "zh_text": "哥哥就那样，直到碰到巨大的指甲。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "ドン！",
          "zh_text": "碰！"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "体が硬いものにぶつかる傷みが全身を襲った。",
          "zh_text": "哥哥到了坚硬的东西而全身疼痛。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "直後、その痛みも感じられなくなるのだろうと思っていたが、痛みはそのままジンジンと体中に滲み続けた。",
          "zh_text": "之后，刚刚那个疼痛感觉早已不，因为全身还不断有挤压的痛感。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "周囲はまだゴリゴリと揺れ動いている。",
          "zh_text": "周围还在嘎吱嘎吱地摇动着。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "傷みを堪え、兄が目を開けてみると兄は妹の足の爪を背もたれにして、足の裏の斜面を登っていたのだ。",
          "zh_text": "哥哥忍着痛睁开眼睛看，发现自己靠着妹妹的脚趾甲，正在登脚掌的倾斜面。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "尻の下を足の裏の肌が滑るように背後に流れてゆく。",
          "zh_text": "哥哥的屁股正贴着脚掌的皮肤滑过。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "指は兄の体を指先と足の裏の間に巻き込むのではなく、その爪を使って、兄の体を押し上げていたのだった。",
          "zh_text": "哥哥被卷进脚趾甲缝与右脚掌间，身体全部压在指甲缝里。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "そしてその爪に押し上げられるままに兄は妹の足の裏の斜面を登り終え、遂に妹の足の踵と言う頂上に到達した。",
          "zh_text": "然后，哥哥在妹妹的指甲缝里登完了妹妹的脚掌的倾斜面，终于到达了被妹妹称之为脚后跟的山顶。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "兄の体が踵の上に乗ると、兄を押し上げてきた巨大な左足は彼方へと飛んで行った。",
          "zh_text": "哥哥在脚后跟上坐了下去，刚刚压在哥哥身上的巨大的左脚向另一边飞过去了。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "直後、妹の巨大な声が轟く。",
          "zh_text": "妹妹的巨大的声音开始轰鸣。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「まったく、手伝ってあげないと妹の足の裏も登れないなんて。くくく、おチビなお兄ちゃんを持つと苦労するわ」",
          "zh_text": "「真是的，如果不帮你的话连妹妹的脚掌也爬不上去呀，哈哈哈，这样的哥哥还真是让人头疼呀。」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "嘲りを含んだ笑い声がこの風呂場と言う広大な世界に響き渡った。",
          "zh_text": "饱含嘲笑的笑声在这个被妹妹称作浴室的广大的世界里回响不断。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "兄はと言えばそんな嘲りなどよりも、壮絶な登山を終えての疲労に息を切らせることの方が重要だった。",
          "zh_text": "对于哥哥来说，和那样的嘲笑相比，在激烈的登山运动后的疲劳中把气喘匀是非常重要的。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "１００ｍ以上もの距離の斜面を極度の緊張状態の中　全力疾走で登ったのだ。もともと疲弊したこともあわせて心身ともにこの上ない極限状態である。",
          "zh_text": "100多m距离的陡坡在极度紧张的状态下全力攀登，做完这些事之后身体非常疲惫不在状态。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "だがそんな兄に休む暇など与えず、妹の巨大な声が兄の体を震わせた。",
          "zh_text": "然而，没有给那样的哥哥任何闲暇的休息时间，妹妹的巨大的声音使哥哥的身体都颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「ほーら、突っ立ってないで。次は左足よ」",
          "zh_text": "「哎呀，不要在那歇着，快点起来，接下来是左脚哦。」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "大気が妹の声によってゴゴゴゴと重々しく鳴動する。",
          "zh_text": "妹妹的声音使大气都在轰轰鸣动。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "兄は息を切らしながら顔を上げゆっくりと左の方を見た。",
          "zh_text": "哥哥一边喘着粗气一边慢慢地抬起头向左边看去。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "この湯気が霞となる風呂場という世界で遥か彼方にうっすらと見える巨大な存在。それが妹の左足だ。",
          "zh_text": "在浴室的世界里，热气变成了雾，隐约可以看见遥远的地方有个巨大的物体，那个就是妹妹左边的脚。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "妹はその脚だけでも十分に巨大だった。脚だけでも山脈と呼べる大きさだ。",
          "zh_text": "妹妹的那只脚显得非常巨大，可称为是山脉的大小。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "湯気と言う靄がかかって大自然のような威圧感を放っている。",
          "zh_text": "在朦胧的雾气下，更有了大自然的欺压感。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "そしてその左足と同じ巨大さの右脚の上に、兄は立っているのだ。",
          "zh_text": "哥哥此时正站在和那个左脚相同的巨大的右脚上。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "視線を前に向ければ、この踵の山頂からは妹の長く巨大な脚を彼方彼方に見る事が出来た。",
          "zh_text": "顺着视线看去的话，在这个脚后跟的山顶可以看见妹妹巨大右脚的全体。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "踵からはその景色を僅かに見下ろせるので妹の脚の流線型の美しい脚線美を良く見下ろせた。",
          "zh_text": "从脚后跟俯视那个风景，可以看到妹妹右脚那美丽的流线型曲线。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "肉の山脈がそこにあった。",
          "zh_text": "那里好似用肉造出的山脉。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "前方に広がる長く巨大な妹の右脚の山脈。湯気に霞むその光景は桃源郷の一端を垣間見たような感覚だった。",
          "zh_text": "前方延伸到妹妹的右腿的山脉，这景色在朦胧的热气中，有种像是窥探桃花源一样的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "これまでよりもずっと広範囲を見渡せ、兄にとって巨大な妹をこれまでで一番広く見る事が出来たが、それでもまだ全体像を拝むことは出来ない。",
          "zh_text": "向远处望去，对哥哥来说这是到目前为止所能看到的妹妹的最宽广的面积。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "兄の前方に広がるのは霞に沈む巨大な脚と、その向こうにうっすらと見える巨大な双子山だけだ。",
          "zh_text": "隔着巨大的腿部和朦胧的雾气，隐约可以看到巨大的两座相同的山。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "あれはお尻だろう。",
          "zh_text": "那个是屁股吧！"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "だが兄がそれを尻だと認識できたのはそこにそれがあることを知っているからであって、もし何も知らないままそれを見たらそれが尻とは気が付かなかっただろう。",
          "zh_text": "但是，哥哥之所以知道是屁股，是因为知道那里有，如果什么都不知道再去看的话根本不会想到是屁股吧！"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "妹の尻は遠すぎて、そして巨大すぎて尻とは認識できない存在だった。",
          "zh_text": "妹妹的屁股离得太远，再加上变巨大了后根本看不出来。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "霞の向こうに山の影が見える程度の存在だ。",
          "zh_text": "在雾气下只能看见像是山的轮廓的程度。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "完全に、ただの山だった。",
          "zh_text": "完全就是山。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "兄は妹の踵から降り始めた。",
          "zh_text": "哥哥准备从妹妹的脚后跟下来了。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "踵の丸みのある頂上からソロソロと慎重に下りてゆく。この先には足首が待っている。",
          "zh_text": "从脚后跟这圆形的山顶上要慎重地下，下面就是脚踝。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "足首の腱の部分を通過するのだがここは他所より僅かに細く、また関節ということもあって皺も多い。",
          "zh_text": "通过脚踝肌腱的部分，这里不仅纹络细小，有的地方褶皱也多。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "足を取られて転落しようものなら数十ｍもの距離を落下して床に激突する事となる。",
          "zh_text": "要是到脚上，从数十m的地方掉落，会发生很剧烈的冲击。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "二十数階建てのビルの屋上から転落するようなものだ。妹の足首は、それだけの高さがあった。",
          "zh_text": "是如同从二十多层的大楼上掉下去的程度，妹妹的踝，就已经有那样的高度呀。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "足首を越えると道の幅も広くなる。転落の危険は少なくなるが、それでもここが緩やかな丸みを帯びた地面の上である事に変わりは無い。",
          "zh_text": "通过脚踝的话，道路的宽度也会变宽广，掉下的危险变少，但无法改变的事实是在这里还是很易滑倒。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "ふくらはぎを目指し軽い傾斜を上ってゆく。足の裏に比べればなだらかでそれでいて広く安定した坂だ。",
          "zh_text": "小腿肚上的坡度很缓，和脚掌相比，是相当平稳的山坡。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "だが決して楽なわけではない。",
          "zh_text": "但是并不是容易的。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "ここまで妹の足を足首から膝手前までの距離を歩いてきたわけでがそれだけでも３００ｍ近い距離を歩いていた。",
          "zh_text": "从踝到膝盖的距离是将近300m的。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "ただの地面なら長いわけではないこの距離も、風呂場の温かい気温、体に感じる湿度、緩やかでも長い流線型の上り坂、滑りやすい地面、足の裏に感じる妹の体温、疲労困憊した心身と様々な要素が合わさって果てしない道のりだった。まるで無限とも思えるこの変わり映えの無い肌色の大地の世界も右脚全体で見ればまだ半分にも届いておらず、そしてこれが左脚の分も残されているとくれば気力も余計に消費されてしまう。",
          "zh_text": "如果只是普通地面，这个距离并不长，但是把暖和的气温、身体感觉浴室的湿度，流线型的上坡，容易滑动的地面，妹妹体温的感觉，、疲劳疲惫的身心和各式各样的要素结合在一起，在这个可以看做完全无限的没有肤色的大地世界里，从右边脚来看的话，还没洗到一半，然后这个左边脚的情势也需要消耗精力，精力也会多余地被浪费。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "修験者のように、兄はひたすらに妹のふくらはぎの上を歩いていった。",
          "zh_text": "像修验道的修行者那样，哥哥专心地向妹妹的腿肚子走了上去。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "ようやくそのふくらはぎも終わりを迎え始める。",
          "zh_text": "不久就快走完小腿肚了。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "上り坂が下り坂に変わり始めたのだ。ふくらはぎを終え、ひざ裏への坂を下ってゆく。",
          "zh_text": "上坡开始变为下坡，走完小腿肚，到了膝盖后面的地方。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "しかし兄に達成感など無い。残された距離はもとより、ふくらはぎの山頂から見えた景色が、これまで通過してきた道のりよりも遙かに長く険しいものだったからだ。",
          "zh_text": "但是哥哥一点成就感都没有，从开始到腿肚的山顶所通过的路程远不如之后的路程险峻。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "妹の太もも。巨大で、そして凄まじい重量感を以て前方に鎮座する大地。これからあの巨大な太ももの上の長い長い道を行かねばならないかと思うと気が滅入る。",
          "zh_text": "妹妹的大腿。庞大，以其可怕的重量组成的大地，一想到要在那巨大的大腿上走好长一段路，就想要停下休息一下。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "そうやって先の道のりの険しさに心を重くする兄がようやくふくらはぎの山を越え膝の裏に降り立った直後、そのこれまで通過してきた妹の脚の膝から先の部分がぐわっと持ち上がり、その揺れで兄は膝の裏に転がり倒れこんだ。",
          "zh_text": "刚刚经过腿肚的山到膝盖的后面的时候，到目前为止通过的妹妹的从脚到膝盖的部分突然抬起。那个震动使哥哥在膝盖后面跌倒。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「あー、やーっと通り過ぎたのね。くすぐったいの我慢してじっと動かさないようにしてるの大変なんだからね」",
          "zh_text": "「啊~~~终于离开那了里呀。一直忍耐着发痒好累呀！」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "言いながら妹は両脚の膝から先をパタパタと動かした。",
          "zh_text": "妹妹一边说着一边摇动着小腿。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "これは兄に凄まじい恐怖を与えた。",
          "zh_text": "这给哥哥带来了强烈的恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "膝を曲げるということは膝の裏の上にいる兄にこれまで通過してきた巨大なふくらはぎが折りたたまれて迫ってくるということだ。",
          "zh_text": "膝的后面是哥哥到目前为止所通过的全部距离，被弯曲，向哥哥逼近。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "あのとてつもない質量の肉の塊が湯気を吹き飛ばしながら超高速で迫ってくるのだ。その迫力は自分に向かって隕石が迫ってくるに等しい。",
          "zh_text": "超乎想象的质量的肉体将热气刮跑并以超高速逼近，那个震撼力如同陨石在逼近。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "加えてここは妹の膝の裏で、逃げ場などどこにもない。妹が足を動かすたびに、そんな巨大な足が何度も迫っては遠のき迫っては遠のきを繰り返し兄の心はとことんまで打ちのめされた。妹が足を動かすのをやめても、腰が抜けその場から動けなかった。疲労もあるだろう。体が言う事を聞かなかった。",
          "zh_text": "哥哥正在妹妹膝的后面，根本没有逃跑的场所。妹妹一次次摇动脚，巨大的脚多次逼近，远离，逼近，把哥哥的心理彻底打垮。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "すると再びまるで地鳴りのように重々しく轟く声が響き渡った。",
          "zh_text": "简直如地盘鸣动的沉重的声音响彻四方。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "「なにそんなところで休んでるの。潰されたいの？」",
          "zh_text": "「在干什么呀，不要休息呀！想被捣碎呀？」"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "言うと妹は足を折りたたみ、今しがた兄の心を打ちのめしたばかりの巨大なふくらはぎを近づけていった。",
          "zh_text": "说完后，妹妹继续弯曲刚刚打垮哥哥的心理的小腿。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "折りたためる角度に限界はあるが、それでも、たった今歩いてきた数百ｍもの道のりであった巨大な足が、今度は津波のように上空から覆いかぶさってくる様は、兄に本当に潰されるのではないかと言う恐怖を与えた。",
          "zh_text": "尽管弯曲的角度有限，但是尽管如此，刚刚走来的相当于数百米路程的巨大的脚，这次如同海啸一样从高空落下，使哥哥感受到真的要被捣碎的恐怖。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "恐怖は力となる。疲労困憊だったはずの兄は慌てて飛び起き太ももに向かって走り出した。",
          "zh_text": "恐惧的力量使疲惫不堪的哥哥惊慌失措地跳起向大腿的方向跑去。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "「くくくく…それでいいのよ、かわいいお兄ちゃん。次休んだりしたら本当に潰すからね」",
          "zh_text": "「呵呵呵呵……这样就对了，可爱的阿哥。下次再休息就捣碎吧！」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "必死に走る兄の背景で、妹の笑い声が大気を震わせた。",
          "zh_text": "在拼命奔跑的哥哥的背影下，妹妹的笑声使大气都在颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "太ももの大地距離数百ｍの間は、これまでに比べれば楽な道程だった。",
          "zh_text": "大腿的陆地是数百米，和之前所走的大地相比，是容易的路程。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "これまで通過してきた足首やふくらはぎの部分よりもずっと太い太ももは丸みも緩く足を滑らせても落下の危険が少ないのだ。",
          "zh_text": "比之前所通过的踝和腿肚子的部分宽广，所以跌落的危险也小。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "大きな玖服も無く、ほぼ平坦に近い上り坂が延々と続く。",
          "zh_text": "在几乎接近平坦的上坡上无限延伸。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "逆にその何も無いことが心身を疲労させた兄には辛いものではあったが。",
          "zh_text": "什么都没有反而让身心疲惫的哥哥行走更艰辛。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "妹の太腿の大地は緩やかな丸みがあると言えど幅は１００ｍを超える広大なものだ。",
          "zh_text": "妹妹的大腿的陆地可以说是平缓的唤醒，宽度超过100m的宽广的事物。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "右を見ても左を見ても肌色の大地が延々と続きやがて地平線となる。",
          "zh_text": "即使向左右张望，肤色的大地无限延伸到地平线。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "背後にはこれまで踏破してきた脚の半分の景色が。前方にはこれから向かう肌色の山々がうっすらと見える。",
          "zh_text": "到目前为止，背后就是这条腿的一般的风景，而前方肉色的山还隐约可见。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "どこを見ても肌色だ。どこまでも続く肌色の大地に、ひとりぼっちであることを実感させられる。まるで砂漠に一人取り残されたような孤独感が兄を襲っていた。",
          "zh_text": "即使向哪里看也都是肤色。到哪里都是肤色的大地，独自一人在这里行走。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "蒸し暑い砂漠だ。",
          "zh_text": "这就是闷热的沙漠。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "水は大量にあるがこの湿度ではそれに手を着けようとは思えなかった。",
          "zh_text": "大量的水汽营造出这种奇特的景象。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "遙か遙か上空からはライトという太陽がこの砂漠全体をじりじりと照りつけている。",
          "zh_text": "在高处，太阳远远的灼烧着整个沙漠。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "湯気に霞む大地は先が見えずそれがより精神を痛めつけるのだ。",
          "zh_text": "朦胧在热气下看不见目的地的感觉更让人迷茫。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "延々と終わりの無い妹の脚の上を、永遠に歩き続けているような錯覚に陥っていた。",
          "zh_text": "在妹妹的腿上没完没了地没有结束，已经出现要一直这样走下去的错觉。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "が、それもとうとう終わりを告げる。",
          "zh_text": "终于，这段路程迎来了结束。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "前方の視界の湯気に暗い影が迫ってきたのだ。",
          "zh_text": "在热气的视野下出现了一片阴影。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "妹の尻だ。",
          "zh_text": "是妹妹的屁股。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "すでに太腿の付け根の辺りにまで到達していたのだ。",
          "zh_text": "到达了妹妹的大腿根附近。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "ここから見る妹の尻はまさに山だ。",
          "zh_text": "从这里来看，妹妹的屁股确实就是山。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "湯気に霞んで影になっているが、視界全体を埋め尽くし、上を遙かに見上げる存在なのだから。",
          "zh_text": "朦胧在热气下的影子，将视野全部掩埋，抬头看那雄伟的存在。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "尻の山の麓まで来ていた。",
          "zh_text": "已经到屁股的山脚下了。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "ここまで来ると湯気による霞は無くなり、山が肌色に見えてくる。",
          "zh_text": "在这里没有热气带来的朦胧感，可以看见山是肉色的。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "同時に、視界全体を完全に肌色に埋め尽くされた。",
          "zh_text": "同时，视野已经全部埋在肤色的山下了。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "上にも左右にも妹の尻が広がっている。",
          "zh_text": "妹妹屁股的轮廓越向上越大。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "その尻の勾配はこれまで踏破してきた大地と比べると非常に急だったが、先に進むためにはこの山を越えなければならず、兄は両手両足を使い、慎重にその斜面を登り始めた。",
          "zh_text": "屁股的斜坡是在之前所走的大地上突然拔地而起的，向前必须先越过这座山。哥哥用上双手双脚，小心的攀登那个倾斜面。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "斜面はこれまでの大地同様滑りやすく、体を斜面に張り付かせ接地面積を増やし這いずるようにして進まねばならない。",
          "zh_text": "倾斜面同样很滑，使全身贴在上面来增大接触面积，紧贴着向上爬。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "これは妹の尻に大の字に張り付くことを意味するが、そんなこと今はどうでもよかった。足を滑らせれば、それは山から落ちるということなのだから。",
          "zh_text": "这就是说全身紧贴在妹妹的屁股上，但是也不管那么多了，如果从上面滑下的话，就相当于从高山上跌落了！"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "兄はソロソロと妹の尻を上っていった。",
          "zh_text": "哥哥就这样攀登者妹妹的屁股。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "斜面はやがてなだらかになり立って歩けるような角度になった。",
          "zh_text": "斜面逐渐变得平稳了。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "山の頂上が近づいてきたということだ。",
          "zh_text": "快接近山的山顶了。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "そしてすぐにその頂点は見えてきた。",
          "zh_text": "最后，终于到达了山顶了。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "山の頂上に立つと周囲の景色が一望できた。",
          "zh_text": "站在山顶上，就能望到周围的风景了。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "が、それは兄の心に何の感慨ももたらさなかった。",
          "zh_text": "但是哥哥什么感慨也没有。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "背後にはこれまで歩いてきた妹の巨大な脚が、前方にはまだ見ぬ大地、これまで踏破してきた大地よりも遙かに広大な妹の背中が広がっていた。",
          "zh_text": "背后是目前为止所走的妹妹巨大的腿，在前方还看不到全部大地，看到的是比刚才所走的大地更加广大的妹妹的背。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "恐ろしい広さだ。",
          "zh_text": "是很可怕的宽度。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "もし兄が小さいのではなく妹が巨大であったのなら、この背中は東京ドーム何個分の広さになるのだろうか。",
          "zh_text": "哥哥的妹妹如果是巨人的话，这个背要成为几个东京巨蛋的大小呢？"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "だがその背中も湯気によって段々ぼやけ、その更に先を望むことは出来なかった。",
          "zh_text": "但是，那个后背因为有热气而无法看到更远的地方。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "ここに来てまだ、妹の頭を見る事が出来ないでいた。",
          "zh_text": "到了这里，依然无法看到妹妹的头。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "最早妹はただの大地だった。",
          "zh_text": "光是妹妹就已经成为大地。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "全容を拝む事などできない巨大で偉大な存在だった。",
          "zh_text": "不能完成拜读妹妹全貌这样宏伟的事情。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "これまで歩いてきた道のりは全て妹の体の上だ。",
          "zh_text": "到目前为止走来的路程全部都在妹妹的身体上。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "山も谷も、そしてまだ見ぬ大地も全て妹の体の上だった。",
          "zh_text": "山也是，山谷也是，还有没看到的大地，全部都是妹妹身体的一部分。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "兄にとっての妹は自分のいる世界そのものだ。",
          "zh_text": "对哥哥来说妹妹本身就是自己的世界。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "その妹がちょっと足を動かしたりするだけで兄にとっては天変地異のような凄まじい変化が訪れる。妹が片足を持ち上げれば、それは大地の一部が空高く飛び上がってゆくようなものだった。",
          "zh_text": "妹妹稍微摇动脚之类的动作，对哥哥来说就是如天崩地裂那样可怕的变化。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "妹のちょっとした仕草が兄の命運を簡単に左右する。",
          "zh_text": "妹妹的微小动作简单地支配着哥哥的命运。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "まさに女神の様だ。",
          "zh_text": "确实像一个女神。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "兄はその尻の山の頂上から下り始めた。",
          "zh_text": "哥哥开始从屁股的山顶上下来了。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "というのも、兄の旅はこれで終わりではないからだ。",
          "zh_text": "即使这样，哥哥的旅途也并没有结束。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "まだ、ここまで乗り越えてきた厳しい道筋は目的地までの半分でしかないのだ。",
          "zh_text": "刚才历经坎坷所走的还不到到达目的地的一半。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "右の尻の山を下り、左の山の尻を越えて左脚に向かわなければならない。",
          "zh_text": "从右边屁股山下来，再越过左边的山，还要到左脚。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "ここまでの厳しい道のりと、まったく同じ道のりを再び繰り返さねばならないことに兄の心は消沈する。",
          "zh_text": "和到这里完全相同的坎坷路程是哥哥更加消沉。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "少しでも短い距離を進みたく思っていた。",
          "zh_text": "于是想稍微缩短一下行走的距离。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "結果、妹がちょっとお尻を動かしたとき、その大地震に地面から投げ出された兄は、近づきすぎていた大渓谷に落ちてしまった。",
          "zh_text": "结果，在妹妹轻轻摇动屁股的时候，哥哥由于那个大地震而被甩进相邻很近的大溪谷里。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "妹の尻の谷間である。",
          "zh_text": "妹妹屁股的山谷里。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "深く暗い尻の谷間にゴロゴロと転がり落ちて行った。",
          "zh_text": "咕噜咕噜的深深掉落在阴暗的屁股的山谷里。"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "だが中頃にて、妹の尻の肉は双方がみっちりと押し付け合い、兄はその肉の間に挟まり止まった。",
          "zh_text": "但是在中间，由于妹妹两边屁股相互紧挨，哥哥就在两边屁股的肉见夹住停止下落。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "谷間の底にまで落ちることは無かったのだ。",
          "zh_text": "没有落在山谷底下。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "しかしそれでも渓谷は深く、また非常に狭い。",
          "zh_text": "尽管溪谷如此深远，却是非常狭小。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "転がり落ちた兄はそのまま肉の間に挟まるような形でハマってしまい、脱出できなくなった。",
          "zh_text": "掉落的哥哥就那样在肉之间夹着，并且无法逃出。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "するとこの薄暗い谷間の底に降り注ぐ光と共に、妹の巨大な声がこの谷間に飛び込んできた。",
          "zh_text": "于是，伴随着山谷里微弱的灯光，妹妹巨大的声音传入到这个山谷里来了。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "「あれ？　…あはっ！　やぁだ～！　お兄ちゃん、あたしのお尻の間に落ちちゃったの？」",
          "zh_text": "「哎呀？啊……！那是……！阿哥，在我的屁股之间落下了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "小馬鹿にしたような笑い声が大気と大地を震わせた。",
          "zh_text": "可爱的笑声颤抖了大地和大气。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "その凄まじい振動はこの尻の谷間に落ち込んだ兄の体をもビリビリと揺るがす。",
          "zh_text": "那可怕的震动使掉进屁股山谷里的哥哥的身体也发生抖动。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "とにかくと、ここにいてはいつまでも妹にいじられてしまう。",
          "zh_text": "总之，在这里的话，就会被妹妹永远玩弄。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "兄は必死に谷間から這い上がろうとしたが、それ以前に倒れた体を起き上がらせることも出来ないでいた。寝転がる恰好で谷間にハマってしまったので身動きが取れなかったのだ。",
          "zh_text": "哥哥拼命地想从山谷里爬上，但是那也无法使倒塌的身体正过来。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "左右を巨大な尻の肉にピッタリと挟まれてしまった。",
          "zh_text": "吻合地夹在巨大屁股肉的左右。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "苦しいわけではないが、この体勢が悪い。",
          "zh_text": "并不痛苦，但是这个姿势是很难看的。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "動けないのだ。",
          "zh_text": "不能动弹。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "加えて妹の肌は滑り手掛かりとなるものが無い。例え体勢を整えられたとしてもこの深い渓谷から脱出するのは不可能だった。",
          "zh_text": "妹妹的皮肤上没有能当做牵引的东西，不过即使整理了姿势也无法从合格深远的溪谷中逃出。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "しかし兄はとりあえず体勢だけでもなんとかしようと手を壁面に延ばしていたのだが、やはり手は滑るばかりだ。",
          "zh_text": "哥哥就保持着这个姿势，就算勉强碰到了皮肤面，也因太滑而无法抓住。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "そうしていると世界がグラグラと揺れ始めた。",
          "zh_text": "之后，世界开始不断地摇动。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "「あん。あんまり動かないでよ。くすぐったいわ」",
          "zh_text": "「讨厌啦，不要动啦，会很痒呀。」"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "妹が尻の谷間に落ちた小さな兄の動きをくすぐったがったのだ。",
          "zh_text": "感到发痒的妹妹对屁股山谷里的哥哥做了小小的动作。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "尻を僅かに左右に振っていた。",
          "zh_text": "仅仅是左右摇晃屁股而已。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "だがその僅かも、兄にとっては幅数十ｍ、百数十ｍもの距離の反復運動であり、右に左に大きく揺さぶられた。",
          "zh_text": "但是，光是这个，对哥哥来说就已经是宽度数十米、一百多米的距离的反复运动，从左边到右边巨大地摇晃。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "しかもそれほどの距離をコンマ数秒で移動するのだから体にかかる負担は半端なものではない。",
          "zh_text": "而且那样的距离移动一次只用零点几秒，身体正负担着这个运动。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "妹の尻の間にハマった兄の体は妹が尻を左右に振るとミチミチと音を立てた。肉が、皮膚が体にかかる力に耐え切れないのだ。",
          "zh_text": "即使是肉体，身体也无法承受那样的力道。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "更に揺り動かされたことでもともと脱出の不可能だった尻の谷間のより深みに落ち込み、その不可能は絶対のものとなる。",
          "zh_text": "而且，由于震动而使其更加陷进本来就无法逃出的屁股的山谷里，"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "ただハマっていただけの妹の尻の肉が、段々と兄の体をぎゅうぎゅう挟み込むものに変わってきた。",
          "zh_text": "哥哥陷进妹妹屁股的肉里，慢慢地被夹住了，"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "これ以上の深み、つまり妹の尻の肉がより押し合う場所にまで落ち込めば、小さな兄の体はその肉の間で潰されてしまうだろう。",
          "zh_text": "再深的话，哥哥的小身体就会被相互推挤的屁股肉夹死了吧。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "落ち込まなくても、今、妹がちょっと尻をキュッと締めればそれだけで兄は妹の尻の割れ目の内側でぷちゅりとはじけてしまう。",
          "zh_text": "就算不再陷入，妹妹现在稍微勒紧一下屁股的话，哥哥也会在屁股之间死掉。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "「ほーら、早く出てきてよ」",
          "zh_text": "「哎呀，快点出来哦。」"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "そう言って妹が尻を振るがそれはますます逆効果だ。",
          "zh_text": "妹妹一边说着一边挥动屁股，然而那个会产生更强的反效果。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "まるでロケットの様な凄まじい推進力で体へかかるＧは凄まじいものである。",
          "zh_text": "简直如火箭般推动力。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "それが妹が尻をふりふりと振るたびに右に左にと急反転しながら何度も繰り返す。",
          "zh_text": "妹妹的屁股左右快速反复挥动。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "尻の肉圧が無くても、そのＧだけで兄は潰れてしまいそうだった。",
          "zh_text": "尽管妹妹被屁股的肉压死，哥哥也快坚持不住了。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "「それともまさかあたしのお尻が洗いたかったのかな？　さすがにお尻は自分で洗うよ。ちゃんとキレイにしてるもん。……くくくく、まぁお兄ちゃんがどーしても洗いたいっていうなら洗わせてあげてもいいけど」",
          "zh_text": "「难道是想洗我的屁股了吗？屁股的确是自己洗啦 ! ……呵呵呵呵，如果阿哥这么想洗的话，也可以让你洗哦！」"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "言うと妹は自分の尻に両手を伸ばし、さきほど兄が恐れおののいたその双子山をがしっと掴むと、ぐいと左右に開いた。",
          "zh_text": "妹妹说完，就在自己的屁股上伸出双手，在两边抓住自己的屁股，向左右掰开了。"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "その瞬間、兄がはまっていた左右の尻の肉はパッと消え、兄は尻の谷間の底まで数十ｍの距離を落下し地面に叩きつけられた。妹の尻の割れ目の底である。",
          "zh_text": "在那一瞬间，使哥哥深陷其中的屁股山突然消失，哥哥从屁股数十米的山谷上跌落下去了。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "「ほら、キレイでしょ？　でも存分に洗っていいんだよ、お兄ちゃん」",
          "zh_text": "「看，漂亮的着地？现在可以尽情地洗哦~，阿哥。」"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "妹の重々しい笑い声がこの尻の山の谷間に響く。",
          "zh_text": "妹妹沉重的笑声响彻在 这个屁股的山谷里。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "まさに谷間だ。尻の山の間の渓谷の様なものだ。左右には巨大な肌色の山が聳え立っている。",
          "zh_text": "的确是山谷里。是如屁股的山之间的溪谷那样的东西。巨大的肤色的山在左右耸立。"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "体を打ち付けていた兄は動く事が出来なかった。",
          "zh_text": "哥哥的身体无法动弹。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "谷間の底に倒れこみうずくまっていた。",
          "zh_text": "在拥挤的山谷中蹲着。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "もともと困憊していたところにこのダメージである。動けそうになかった。意識が朦朧としていた。",
          "zh_text": "本来就变得困倦不已。又受到这个伤害，很难行动了。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "妹の尻からその谷間に落ちて転落死など笑い話にもならない。",
          "zh_text": "难道要成为从妹妹的屁股跌落摔死这样的笑话吗？"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "だが兄にとって妹は最早地形にも匹敵する巨大さゆえ、笑い話になるか同課など関係なく、これが現実だった。",
          "zh_text": "妹妹对哥哥来说已经是可以匹敌地形的巨大身体，是没有笑话可言的，这就是现实。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "妹の尻の割れ目の底で息も絶え絶えになって這いつくばる。それが兄だった。",
          "zh_text": "哥哥在妹妹屁股裂缝下几乎断绝呼吸地匍匐前进。"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "今も空には妹の押し殺したような笑い声が轟いている。",
          "zh_text": "现在妹妹的笑声正在周围轰鸣。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "尻の谷間にうずくまる兄の小さな感触を感じて楽しんでいるのだろう。",
          "zh_text": "妹妹正享受着哥哥在山谷里前进的触感。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "その兄は、今にもこと切れてしまいそうだった。",
          "zh_text": "哥哥快要窒息了。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "ふと兄は、その途切れかけていた意識の端に動くものを感じ僅かにもちかえした。",
          "zh_text": "在哥哥快要失去意识的时候，突然感觉有东西在动。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "自分の倒れているところが、わずかに動いているのだ。",
          "zh_text": "在自己所在的地方，正在移动。"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "これまでも妹の体の上で、動くところは多々あったが、ここの動きはそれらとは異質のものだった。",
          "zh_text": "到目前为止在妹妹的身体上，移动的地方倒是不少，不过像这里这样的却很少。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "目に力を込めれば焦点が合ってくる。",
          "zh_text": "用眼睛使劲聚集焦点。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "ここは他所とは僅かに肌の色が違うようだ。",
          "zh_text": "这里皮肤的颜色和其他地方似乎不同。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "直径は２０～３０ｍほどのクレーターのように窪んだ大地。",
          "zh_text": "是直径20-30m左右的火山口那样坍塌的大地。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "他とは違い小刻みな運動を繰り返している。",
          "zh_text": "正在反复的运动。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "すぐに答えに思い当たった。",
          "zh_text": "哥哥立刻想到了答案。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "ここは妹の肛門の上だ。",
          "zh_text": "这里是妹妹的肛门。"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "谷間から落ちたとき、そのまま肛門の端に落下してしまったらしい。",
          "zh_text": "从山谷里落下的时候，就那样落在了肛门的边缘。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "直径３０ｍ。これが肛門として大きいのか小さいのかはわからないが、それでも兄にとってそれは大型バス２台分くらいの直径なのだ。",
          "zh_text": "直径30m，作为肛门这个大小适不适合不知道，但尽管如此对哥哥来说是差不多两台大型公交车连一起的直径。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "下手すればコンビニの建物が建てられるくらいの広さがあるのではないか。",
          "zh_text": "可以的话，是能建立建筑物的宽度。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "それが、妹の肛門なのだ。",
          "zh_text": "而那个，是妹妹的肛门。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "グワッ！",
          "zh_text": "咕噜。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "突如兄が俯せ倒れている地面が動き、兄はクレーターの中心に向かって僅かに転がった。",
          "zh_text": "突然哥哥的地面移动到了后山口附近。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "直後、動いた地面は元の形に戻った。",
          "zh_text": "然后，移动的地面又回到原来的样子。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "恐らく妹が、肛門に兄の存在を感じくすぐったさに肛門を締めたのだろう。",
          "zh_text": "也许是妹妹因感觉到哥哥在肛门上的存在发痒而勒紧了肛门，哥哥滚了过去。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "それが、この直径３０ｍにもなる大きなクレーターの収縮につながるのだ。",
          "zh_text": "那个，却牵扯到直径30m的巨大火山口的收缩。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "肛門の上に転がる兄の存在を感じているのだ。",
          "zh_text": "感觉到向肛门滚去的哥哥的存在。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "ギュッ！",
          "zh_text": "咕噜！"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "再び肛門が収縮し地面を転がされた兄はクレーターの中心に近づく。",
          "zh_text": "肛门再次收缩使哥哥更加接近火山口的中心。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "それにつれ勾配もきつくなり、中央に向かって穴が深く細くなってゆく。",
          "zh_text": "而且，坡度也越来越倾斜，在中央的洞口深而细小。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "これが非常にまずい事態である事に気が付いた兄だが、すでに体は疲労によって動けなくなっていた。",
          "zh_text": "注意到这个窘境的哥哥，身体已经因过度疲劳而无法逃跑了。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "周辺は深いシワが刻まれているが、それらに兄の体が挟まって転落を防止するということはなかった。",
          "zh_text": "周围的褶皱防止了哥哥掉下。"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "次の収縮で、より中心に近づいて転がった。",
          "zh_text": "而下一个收缩，却使哥哥更加接近中心。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "尻の谷間と違い脱出は可能だ。だが体が動かない。",
          "zh_text": "跟屁股山谷上是不同的，这里可以逃脱，但是，身体没力气动了。"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "寝転がり俯せるその体勢から見える景色すべてが妹の肛門に埋め尽くされていた。",
          "zh_text": "哥哥在这样的姿势下所看到的全部风景就是妹妹的肛门。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "目の前にはシワの中心点、肛門の中心が見えた。",
          "zh_text": "而眼前就是这片风景的中心，肛门的中心。"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "なんとか…なんとかここから逃げなくては。",
          "zh_text": "勉强……勉强从这里逃跑的话……"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "兄が死力を振り絞り、すでにガラクタのように使い物にならなくなってしまった体を奮い立たせようとしたとき、兄を乗せた肛門がキュッと収縮し兄は地面から跳ね飛ばされ、そして肛門の中心点に落下した。",
          "zh_text": "哥哥竭尽全力正要奋起逃出的时候，在着哥哥的肛门收缩把哥哥带起，然后落在了肛门的中心。"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "ここは他所より狭く細い穴だ。",
          "zh_text": "这里是比别的地方更狭小的动。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "跳ね飛ばされたことで更にダメージを受けた兄はまるでピンボールの玉ようにコロコロと妹の肛門の中心のくぼみに落ちて行った。",
          "zh_text": "跳起失败的哥哥像球一样骨碌骨碌地滚落到妹妹肛门中心了。"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "最早何をする事も出来なかった。",
          "zh_text": "已经什么都做不了了。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "兄は息を切らし、途切れ途切れになる意思で、霞む視界の向こうに広がる、肛門の底から見上げる尻の山の谷間を見上げていた。",
          "zh_text": "哥哥勉强呼吸，在朦胧的视野下从肛门上抬头看着对面屁股的山谷。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "次の収縮が来たらどうなるのだろうか。",
          "zh_text": "下一个收缩该怎么办？"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "このまま肛門で捻り潰されてしまうのだろうか。",
          "zh_text": "就这样被肛门挤碎吗？"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "妹の肛門にへばりつく汚れになってしまうのだろうか。",
          "zh_text": "成为依附在妹妹肛门上的污点吗？"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "だが兄にはどうすることもできなかった。",
          "zh_text": "但是，哥哥做什么也无法挽回了。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "最早この薄暗い世界からは出ることができないのだから。",
          "zh_text": "已经做好了无法逃出这个微暗世界的准备。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "変かが訪れた。",
          "zh_text": "周围开始变化了。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "だがそれは肛門の収縮ではなかった。",
          "zh_text": "但是，那个不是肛门的收缩。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "突如、その肛門が僅かに開いたのだ。",
          "zh_text": "突然，那个肛门打开了。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "結果、その中心点にいた兄は開いた穴から肛門の中に落ちて行ってしまった。",
          "zh_text": "于是，在中心的哥哥就这样落下了肛门里面。"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "薄暗い世界が、完全な暗黒に変わっていった。",
          "zh_text": "微暗的世界一下变成完全的黑暗。"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "僅かに光の覗く肛門の穴が、段々と上に遠のいて行ったような気がした。",
          "zh_text": "凭借肛门口上微弱的光可以知道正在里上面越来越远。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "小さな兄は、妹の肛門の中に消えて行った。",
          "zh_text": "小哥哥就这样消失在妹妹肛门里面。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "直後、落下していた先から凄まじい衝撃を受け兄は一瞬で意識を失った。",
          "zh_text": "之后，突然收到可怕冲击的哥哥在一刹那失去了意识。"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "肛門の上に兄が落ちたのを感じ、肛門を締めたり緩めたりして肛門の上で兄を転がして遊んでいた妹だが、その小さな兄の感触がむず痒くて、ついおならをしてしまった。",
          "zh_text": "感觉哥哥在肛门上落下，然后勒紧放松肛门，玩弄在肛门上滚动的哥哥等的妹妹，刚感觉不到小哥哥的触感的时候，放了个屁。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "ブゥッ！",
          "zh_text": "噗！"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "「あっ！　やだっ！」",
          "zh_text": "「啊！抱歉！」"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "気が付いたときにはもう遅い。",
          "zh_text": "注意到的时候已经晚了。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "おならを止めることは出来なかった。",
          "zh_text": "已经无法停止放出了。"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "「も～、お兄ちゃんに聞かれちゃったじゃない。大丈夫かな？」",
          "zh_text": "「额，也不能不问问阿哥了，不要紧吧？」"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "もう肛門に兄の存在を感じなかった。",
          "zh_text": "已经感觉不到哥哥在肛门上了。"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "妹はゆっくりと体を起こすと兄を潰さぬよう慎重に自分の下半身を見た。",
          "zh_text": "妹妹慢慢地抬起身体，为防止捣碎哥哥而小心地看了下自己的下半身。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "すると投げ出した両脚の間だった床に小さな点が落ちているのが見えた。",
          "zh_text": "于是，在双脚之间的地方看见了一个小点。"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "兄だった。",
          "zh_text": "是哥哥。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "「あはっ！　もしかしてあたしのおならで吹っ飛んじゃったの？」",
          "zh_text": "「那个！难道是被我的屁吹出去了？」"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "妹はこらえきれずに噴き出した。",
          "zh_text": "妹妹忍不住大声笑了出来。"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "兄にとって妹のおならはジェット噴射の様な凄まじい威力だった。",
          "zh_text": "妹妹的屁对哥哥来说是如喷气式飞机喷射那样的可怕的威力了。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "肛門からそれが噴き出す様はまさに火山が噴火したようなものだっただろう。",
          "zh_text": "从肛门冒出的样子确实像火山喷火一样。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "おならが出る直前に開いた肛門に落ちて行った兄を、肛門の外に押し出し、そのまま兄の感覚で３００ｍ近くも吹っ飛ばした威力なのだ。",
          "zh_text": "在肛门里落下遇上屁的哥哥，从肛门喷出，那个屁对哥哥来说有将自己喷出300m左右的威力。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "真上から吹き付ければ家さえも家さえも軽く押し潰してしまえるような凄まじいガスの噴射の直撃を受けて、よくバラバラにならなかったものである。",
          "zh_text": "从正上方喷气的话，连家也能轻易击破，是如可怕的瓦斯喷射的直接射击，能将其打成碎片。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "妹はそんな点の様な大きさの兄を摘まみ上げ、楽な姿勢に座り直すと、兄を人差し指の爪の上に乗せて目の前に持ってきた。",
          "zh_text": "妹妹捏气那如一个小点的哥哥，坐了下来，把哥哥放在食指指甲上，放在眼前。"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "「おなら吹き付けられたくらいで気絶しちゃうなんてほんとよわっちいんだから。結局体だって全然洗えてないし。あーあ、もっと遊びたかったなー」",
          "zh_text": "「被我放的屁给吹晕了呀。结果身体都没洗完。喂，喂，我还想接着玩啊！」"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "爪の上に寝転がる兄は本当に小さかった。",
          "zh_text": "在指甲上放着的哥哥确实很小。"
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          "ja_text": "妹の爪の上には兄の住める家を建てられるだろう。",
          "zh_text": "哥哥在妹妹的指甲上能盖房子了吧！"
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          "ja_text": "言うと妹は兄を風呂場の外の脱衣所に置いてある自分のぱんつの中に仕舞い込むと風呂場に戻って自分の体を洗い始めた。",
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        },
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          "ja_text": "それは、文明の一つの壁だ。そこに飛び出せるほどに発展するという事は文明を次のレベルに進ませる事ができる証である。",
          "zh_text": "这就是文明的一道坎。能够发展到脱离大地的引力飞向宇宙的科技，便证明了文明迈向了全新的领域"
        },
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          "ja_text": "そうやって知的生命体、ひいては宇宙人と呼ばれるまでになった種族は母星以外の様々な星と交流を深め、文明をより発展させていった。",
          "zh_text": "这样，智慧生命体，或者说是被称为宇宙人的种族，就可以向母星以外的各个行星出发，交流，探索。使得文明持续发展"
        },
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          "ja_text": "時に同盟を組み、時に侵略し。しかしそこには、暗黙の了解とも言える最低限の共通認識、根本的にはこの宇宙に平和を乱さない、というものが確かにあった。",
          "zh_text": "时而联盟，时而侵略。可是最终大家都有了最低限的共同认识，一致认同只有一件重要的事，那就是无论怎样，也不能打乱宇宙的和平。"
        },
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          "ja_text": "同盟も、侵略も、それらは種の繁栄のために必要な事。侵略されるのも、つまりは弱肉強食の果ての事だ。",
          "zh_text": "因为同盟​​也好，侵略也好。这些都是为了繁荣而必须的事情。被侵略的一方，也就会落到弱肉强食的下场。"
        },
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          "ja_text": "だから侵略と言う行為は許されている。もちろん、星同士で戦争になることもあるが、それらも星を守るための正当な行為。侵略も防衛も戦争も、すべてを包み込んで宇宙の法則である。",
          "zh_text": "所以，侵略这种行为是被广泛允许的。当然，虽然会有星球之间的战争，但也都是为了保护星球而进行的正当行为。侵略、防卫和战争，全都包含在宇宙的法则之中。"
        },
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          "ja_text": "そんな法則に収まらない種族も当然いる。",
          "zh_text": "还没有被这些法则所束缚的种族当然也有。"
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          "ja_text": "まだ文明のレベルが宇宙へ到達できない域の星だ。",
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          "ja_text": "そう言った種族はこの先長い年月をかけて文明を発展させ宇宙へ飛び出し、宇宙人の仲間入りをするだろう。",
          "zh_text": "这样的种族，经过长年累月的文明发展，终会飞向宇宙，加入宇宙人的一列。"
        },
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          "ja_text": "すでに宇宙へと出ている宇宙人達は、それら文明が発展途上の星々を数多く見守っているのだ。",
          "zh_text": "所以已经飞向宇宙组织的宇宙人们，将有义务守护着这些文明还在发展中的星球。"
        },
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          "ja_text": "しかし近年、予期せぬ出来事が起きた。",
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          "ja_text": "とある星が、宇宙人達の予測を遙かに超えた速度で文明を発展させてしまったのだ。",
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          "ja_text": "これにより宇宙人達はその星にコンタクトを取るタイミングを逸し、彼らに宇宙の法則を教えそびれた。それ以前に、宇宙標準語すら理解できていないのに宇宙に進出してきた種族に、どうやって法則を教えればよかったのか。",
          "zh_text": "宇宙人们甚至错过了与其取得联系的时机，导致没能教导其宇宙的法则。在那之前连宇宙标准语都没有理解的种族，怎么才能教给他们法则呢"
        },
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          "ja_text": "故にその星の種族は、宇宙の法則を知らぬ無法者と化してしまったのだった。",
          "zh_text": "因此，该星的种族没有了解宇宙的法则，变成了无法者"
        },
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          "ja_text": "それが、この宇宙の恐怖の始まりである。",
          "zh_text": "而且，这个宇宙的恐怖也开始了。"
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          "ja_text": "無限の宇宙を突き進む数隻の船。",
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          "ja_text": "それは母星のある宙域をパトロールしている防衛軍のものだった。",
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          "ja_text": "これまでこの宙域で事件起きたことなど無いが、それでも警戒しておくのが母星を守る使命を持つ者の義務である。",
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        },
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          "ja_text": "パトロールに出ている者もそれを苦とは思っていない。母なる星の為に出来る、名誉な事と思っていた。",
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        },
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          "ja_text": "普段無いレーダーへの反応。歩いてきた船長がレーダー員に尋ねた。",
          "zh_text": "船长走过来询问观察员。"
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          "ja_text": "「妙だな。今日は本宙域に渡航してくる船の予定など無いはずだが」",
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          "ja_text": "「どうした！　何があった！」",
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          "ja_text": "「か、回避を！　今すぐ回避を―」",
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          "ja_text": "どぉぉおおおおおおおん！！",
          "zh_text": "咚！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
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          "ja_text": "巡回していた３隻のパトロール船はソレに衝突して爆発した。",
          "zh_text": "那3艘巡逻船和什么相撞爆炸了。"
        },
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          "ja_text": "３隻の宇宙船が衝突したにも関わらず、ソレは微塵も揺るぐ事無く進行した。",
          "zh_text": "但受到3艘太空梭的碰撞，那个物体也丝毫没有动摇继续前进。"
        },
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          "ja_text": "かのパトロール船の母星は大混乱に陥っていた。",
          "zh_text": "刚才巡逻船的母星陷入了大混乱。"
        },
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          "ja_text": "星の上空を埋め尽くすほどに巨大な宇宙船が現れたからだ。",
          "zh_text": "几乎将星球的上空完全掩盖的巨大宇宙船出现了。"
        },
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          "ja_text": "周囲が夜になった。日の光が全く届かない闇に包まれてしまった。",
          "zh_text": "周围进入了黑夜。日光被遮盖，大地陷入了完全的黑暗。"
        },
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          "ja_text": "他星の侵略者か！？　パトロールは何をしているんだ！",
          "zh_text": "外星侵略者？ ？巡逻队在干什么呢？ ！"
        },
        {
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          "ja_text": "人々は叫び怯えながら、その空を埋め尽くす巨大宇宙船を見上げていた。",
          "zh_text": "人们惊慌失措地仰望这遮盖天空的巨大宇宙船。"
        },
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          "ja_text": "暫くするとその宇宙船の一角が下降し、地表に伸びてきた。",
          "zh_text": "慢慢的，宇宙船的一角降下了，伸向了地表。"
        },
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          "ja_text": "砲台？　ではなさそうだ。それの動く機械的な音が、この宇宙船の下の世界に響き渡る。",
          "zh_text": "炮台？好像不是。机械的运动声，在宇宙船下方的世界中回响着。"
        },
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          "ja_text": "やかましいほどの轟音。それは、その伸びてきた一角が地表直前に降りてくるまで続いた。",
          "zh_text": "伴随着矢量的轰鸣声。伸出的一角冲着地面直直地移动。"
        },
        {
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          "ja_text": "宇宙船から斜めに地表を狙うそれ。まさかそれは戦闘機の射出口でそこから無数の戦闘機が飛び出てくるのか。それともやはり砲台でこの星を狙い撃とうとしているのか。だとしたらとんでもない事だ。空を埋め尽くすほどに巨大な宇宙船と比べればその降りてきた部分は小さなものだが、その幅だけでも地平線を埋め尽くさんばかりの巨大さなのだ。",
          "zh_text": "从宇宙船中倾斜的瞄准地表移动。如果那是喷射出无数战斗机的出口，亦或是瞄准本星的炮台。无论怎样都是不得了的。相比掩盖天空的巨大宇宙船，降下的部分虽然很小。但宽度也大的能掩盖地平线了。"
        },
        {
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          "ja_text": "いったい何が始まるのかと人々が怯えていると、",
          "zh_text": "人们心惊胆战，到底将会发生什么？"
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          "ja_text": "ずどおおおおおん！",
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          "ja_text": "ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおん！",
          "zh_text": "咚！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
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          "ja_text": "ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん！",
          "zh_text": "咚！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
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          "ja_text": "と、まるで星が爆発したかのような凄まじい轟音が聞こえてきた。",
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          "ja_text": "世界中の人が耳を押さえるほどだ。",
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          "ja_text": "何が起きているのか。人々が轟音に耐えながら宇宙船を仰ぎ見たとき、上空から何かとてつもなく巨大な物が落下してきた。",
          "zh_text": "发生什么了。人们忍受着轰鸣抬头仰望宇宙船，上空有什么巨大的东西落下来了。"
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          "ja_text": "「んー着いたー！」",
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          "id_line": 62,
          "ja_text": "「綺麗なところだね」",
          "zh_text": "「好漂亮呢」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「でしょ。前に検索にヒットして一度は来てみたいと思ってたんだ。まぁ見ての通り、地平線以外なーんにも無い星だけどさー」",
          "zh_text": "「是吧~之前的热门搜索。瞧和之前调查的一样，真是除了地平线什么都没有的干净星球呢」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「くす。本当にちっちゃい星だよね。でも寒く無くてよかった」",
          "zh_text": "「噗，真是个好小的星球啊。不过不冷真太好了」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "「そりゃそうよ。日光浴に来てるのに風邪引いたらたまらないもの」",
          "zh_text": "「对啊，明明是来做日光浴的，感冒了就受不了了。」"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "おどけていう長髪の少女に短髪の少女はくすっと笑った。",
          "zh_text": "说着，长发少女和短发少女笑了起来"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "二人の恰好は非常にラフなものだった。",
          "zh_text": "两人的打扮非常的随意"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "長髪の少女はタンクトップと短パンの臍出し。",
          "zh_text": "长发少女穿着露脐的背心和热裤"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "短髪の少女はスカートの短いサマードレス。",
          "zh_text": "短发少女穿着清凉短裙"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "そしてお互い白黒の紐サンダルを履いており、まるで夏の砂浜に出かけてきたよう。",
          "zh_text": "并且两人都穿着黑白相间的凉鞋。就好像夏天到海滨玩耍一样。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "二人はそこから、降り立った星をぐるりと見渡していた。",
          "zh_text": "两人站在这里，四处环顾着这颗星球"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "人々は唖然とした。",
          "zh_text": "人类全体哑然。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "それ以外に、何もできなかった。",
          "zh_text": "除此之外，别​​无所能。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "あの降りてきた巨大な機械の周辺諸国は全滅した。",
          "zh_text": "在那降下的巨大机械周围的全数国家遭到毁灭。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "途方も無い、途方も無い大きさの巨人達に踏み潰されてしまったのだ。今人々の見る視界は、白と黒の壁で埋め尽くされていた。",
          "zh_text": "是被一望无际般巨大的巨人们所踩烂的。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "とある国のスパコンが打ち出した計算によると、あの巨人達は、なんと身長１６０万ｋｍ弱という、とんでもない大きさだった。",
          "zh_text": "某个国家使用超级计算机进行了计算。那两个巨人，每个身长都有将近160万公里，简直达到不可想像。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "この星の人々の、１０億倍もの大きさである。",
          "zh_text": "相当于这个星球上的人类的10亿倍大。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "あの白黒の壁の正体が、巨人達の履くサンダルであると、隣の星に設置された衛星からの映像で確認できた。",
          "zh_text": "那个黑白色的墙壁的整体，就是巨人们的凉鞋。此为在临星设置的卫星传来的影响所观察到的。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "この星の衛星ではダメだった。この星の衛星は、あのサンダルの厚みよりも低いところを飛んでいるのだ。",
          "zh_text": "这个星球的卫星已经不行了。因为这些卫星的飞行高度连凉鞋的厚度都无法达到"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "衛星の映像によると、この巨人達は女の様だ。それも若い少女のように見える。",
          "zh_text": "通过卫星的影响观察，这两个巨人呈现女人的样貌，而且看起来就是年轻的少女。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "二人で楽しそうにお喋りをしているようだが、肉眼ではその様子はまるで分からない。",
          "zh_text": "两人好像在快乐的聊着天，但是从肉眼来看根本看不到。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "何故なら遥か天空の彼方まで、あの白黒の壁は続いているからだ。",
          "zh_text": "因为，遥远天空的彼端，只有黑白的墙壁在延伸着。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "人々が目視できるのは、彼女達が履いているサンダルの、その底辺のほんの一部に過ぎないのだ。",
          "zh_text": "人们眼睛所能看到的，只不过是她们所穿的凉鞋其中一只的底边而已。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "これほどの異常事態を前に、人々は彼女達の正体を悟った。",
          "zh_text": "在这样程度的异常事态面前，人们意识到她们的正体了。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "彼女達は、「地球人」なのだ。",
          "zh_text": "这两个女巨人就是「地球人」。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「地球人」",
          "zh_text": "「地球人」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "辺境の宇宙、太陽系なるところにある星、「地球」に住む知的生命体である。",
          "zh_text": "在宇宙边境，太阳系中的某个星球——「地球」中所居住的智慧生命体。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "宇宙最大の大きさを誇るヒューマノイドで、これまで数々の宇宙国家が強大な彼女達の力を利用しようとしてきたが、その恐ろしい戦闘力でそのすべてを跳ね除けてきた種族だ。",
          "zh_text": "宇宙中最大尺寸的人形物种，至此虽然有过好几个宇宙国家想要利用她们的力量，但她们恐怖战斗力已经是能远超一切的种族了。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "宇宙的に遅れた文明を送っており、宇宙に出れない以上それほど脅威にはならないと対処の策を先送りにされてきたが、この数世紀の内に驚くべき速度で文明を発達させ一気に宇宙に飛び出してきた。",
          "zh_text": "既然无法飞出宇宙就不足以造成威胁。文明虽然同步迟了，但宇宙人们以此放缓了处理对策。但万万没想到在这数世纪之内地球人以惊人的速度发展文明，并且一口气达到了能够飞跃宇宙的程度。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "あの巨大な種族を野放しにできないと、これまで宇宙の連合が何度となく交渉に出向いてきたが、そもそも宇宙語を理解できない種族に交渉の持ちかけようも無く、しかし実力行使に出た国家はすべて全滅していた。",
          "zh_text": "那巨大的种族如果不能放养的话，至今宇宙联邦组织虽然有不少次能与其交涉的机会，但对本不理解宇宙语的种族进行交涉，根本无法开口。并且行驶实力的国家也被全数消灭了。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "宇宙に存在するありとあらゆる法則は、彼女達を拘束できないでいる。",
          "zh_text": "在宇宙中存在的任何法则，都无法约束她们。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "現段階の対策としては、出会わない事を祈るしかなかった。",
          "zh_text": "作为现阶段的对策，也只能是祈祷不与其相遇了。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "この星の人々にとって地球人は最早種族ではなく一個の巨大惑星のようなものだった。",
          "zh_text": "对于这个行星的人来说，他们起初并没觉得地球人是一个生物种族，而是一个巨大行星样的东西。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "現に衛星から送られてきた映像、二人の少女が映るその足元には、宇宙から見た星の表面がそのまま映っているのだ。",
          "zh_text": "现在从卫星发来的影响来看，映出了两名少女的模样，而在她们的脚下正是从宇宙看到的行星表面。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "彼女達の足とそれが履くサンダルは、片方で何百という国を下敷きにしている。",
          "zh_text": "少女们的脚和脚上穿的凉鞋，单一只就已经踩扁了几百个国家。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "計算によると足の長さは２４万ｋｍ。幅８万ｋｍ。",
          "zh_text": "计算来看，脚长度24万公里，宽8万公里。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "我々の暮らすこの星が直径１億ｋｍ超の超特大惑星でなければ、この足の下で踏み潰されてしまうほどの大きさだ。",
          "zh_text": "要不是我们生活的行星直径超过一亿公里的超特大行星，就已经被这只脚直接踩扁了。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "足の指だけですら惑星サイズの大きさがある。その太さたるや１．５万ｋｍ。長さは３万ｋｍほどか。親指に至っては高さ２万ｋｍ幅２．５万ｋｍと、それぞれが下手は惑星より巨大なのだ。",
          "zh_text": "光一个脚趾头就已经有一个行星级尺寸那么大了。脚趾的粗度大概1.5万公里。长度3万公里左右。大脚趾高度2万公里宽2.5万公里，每一个脚趾都比一个行星巨大。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "あの指先に輝く爪など、この星の国ひとつの面積よりも遙かに広大だ。その国を丸ごと爪の上に乗せてもあまりある広さがある。",
          "zh_text": "脚趾上闪着光的指甲，都要比这个星球上一个国家的面积都要打。把这个国家整个放在指甲上都绰绰有余。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "そして、その国に何億と暮らす我々人間を思えば、この巨人の少女はなんと巨大なのか。",
          "zh_text": "并且对于几亿在这个国家中生活的我们来说，这个巨人少女是多么的巨大啊。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "短髪の少女がその足に履く白いサンダルの紐を結び直している横で、長髪の少女は太陽の位置を確認していた。",
          "zh_text": "短发的少女在重新系着脚上的白凉鞋带，旁边长发少女在确认太阳的方向。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「ふんふん、あっちの方が光が強そうね。あっちに行ってみましょうか」",
          "zh_text": "「嗯嗯，那边的光更强些呢，去那边看看吧~」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "「あ、待って」",
          "zh_text": "「啊，等等」"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "歩き出した長髪の少女を、急いで紐を結んだ少女が追いかけてゆく。",
          "zh_text": "急着系上鞋带的少女，赶忙追向长发少女。"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "見渡す限りの地平線で視界を遮るものは何も無い。",
          "zh_text": "放眼望去，除了广阔的地平线外什么也没有。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "まさに陽を浴びるためにあるような星だった。",
          "zh_text": "简直就是专为晒日光浴而存在的星球啊。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「でもちょっと強いかしら。お肌が焼けちゃいそう」",
          "zh_text": "「不过光有点太强了吧，皮肤要晒坏了」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「大丈夫、オイル持ってきてるよ」",
          "zh_text": "「没关系的，我拿着防晒霜哦」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「さっすがー」",
          "zh_text": "「喔，好细心~」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "二人は小さなバスケットを片手に歩いて行った。",
          "zh_text": "两人拿着小篮子，继续走着"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "惑星は甚大な被害を被っていた。",
          "zh_text": "行星遭到了甚大的损害。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "地球人たちが歩き出したのだ。その恐ろしく巨大な足の下に何百と言う国を踏み潰しながらである。",
          "zh_text": "地球少女开始走动了。且上百的国家被那大的可怕的巨脚开始踩烂了。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "巨大隕石が衝突したように地殻は吹き飛び、彼女達の一歩は星の核に致命的なダメージを与えていた。",
          "zh_text": "像巨大陨石冲击一样将地壳踩碎，少女们的一步，就对这个行星的内核造成致命的伤害。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "サンダルが地面を踏みつけた衝撃で、大陸がまるで塵のように吹き飛ぶ。地面から吹き飛ばされ蹴られた小石のように飛んでゆく。人々は遥か宇宙にまで吹き飛ばされていた。",
          "zh_text": "凉鞋踩踏地面时的冲击，将大陆像灰尘一样炸飞。就像从地面踢起的小石子一样飞去。人们被直接吹飞到了遥远的宇宙中。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "厚さ１万ｋｍを超える凄まじい底を持つサンダルを履く足は、その裏に国々を踏みしめている事など感じてもいないだろう。",
          "zh_text": "巨脚穿着厚度超过一万公里的强劲鞋底底的凉鞋，脚底正在踩着无数的国家也完全感觉不到。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "衛星に映る映像では彼女たちは楽しそうにお喋りしながら歩いている。その足元に足跡を残しながら。しかしその足跡こそ直径２４万ｋｍにもなる凄まじい大穴である事を彼女たちは気づいていない。",
          "zh_text": "卫星拍摄的影响中她们正在开心的边聊边走。脚下留下了足迹，但是她们却完全没有察觉到，她们的脚印可是直径24万公里极其恐怖的大洞。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "あどけない笑顔でくすくすと笑い合っているが、その足元に何百億という人々を踏み潰している事にまるで気づいていないのだ。",
          "zh_text": "脸上带着纯真的笑容，完全没有察觉到脚下在将几百亿人不断的踩死"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "次の一歩が踏み下ろされるであろう地では人々が凄まじい絶望の中で叫び涙している。しかし笑う少女たちはそんな彼らの上に当たり前のように足を降ろし通過してゆく。そのとんでもない大量虐殺に全くの無関心だった。",
          "zh_text": "就要将下一步踩下，地面上人们陷入惨烈的绝望中哭天喊地。可是笑着的少女们却为了通过而理所当然的将脚落在他们头上。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "ずずぅぅぅうううううううううううううんん！！",
          "zh_text": "咚！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！ ！"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "不意に、地球人たちがサンダルを脱いだ。",
          "zh_text": "毫无征兆的，地球女孩突然就把凉鞋拖了。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "地表にいる者からは、初めて巨人のサンダルではない生身の部分を見る事が出来た。",
          "zh_text": "在地表的人们，第一次见到巨人凉鞋以外的身体部分。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "素足で地表に降り立っていた。",
          "zh_text": "裸脚站立在地表上。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "しかし、だからとて圧倒的に巨大である事に変わりは無い。",
          "zh_text": "不过，即便如此，压倒搬的巨大一事也无法改变。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "その素足の下に、新たに国々が踏み潰されただけだ。",
          "zh_text": "在那裸足之下，又有新的国家被踩扁。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "すでに指だけで国をまとめて下敷きにできるのだから。",
          "zh_text": "光是脚趾下就已经有一个国家整个被吞没并被踩烂了。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "「わっ！　なんかマシュマロの上を歩いてるみたい」",
          "zh_text": "「哇，好像在软糖上走路一样耶」"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「本当、とってもふかふか」",
          "zh_text": "「真的呢，好软和」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "短髪の少女がその感触を確かめるようにその場で足踏みをした。",
          "zh_text": "短发少女确认这里的感触，来回用脚踩着这里。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "地面は柔らかく、足を下した後には足跡がくっきり残ってしまう。",
          "zh_text": "地面很柔软，脚放下后立刻留出了清楚的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "地表は陽光で暖められていて、柔らかく沈み込む地面が足の裏にフィットしてぬくもりが気持ちいい。",
          "zh_text": "地表上被阳光晒得很温暖，脚踩进去后被温暖柔软的地面这样吻合的包裹住，感觉很舒服。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "少女たちはサンダルを手に歩き出した。",
          "zh_text": "少女们提着凉鞋开始走了。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "結局のところそれで何が変わったという事は無い。",
          "zh_text": "最终什么也没有变。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "相変わらず、国々は踏み潰されている。",
          "zh_text": "和之前一样，大量的国家正在被踩烂。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "彼女たちにとってはほとんどの国が大きさ数ｍｍ。１ｃｍに届くものは無い。足の小指ですら国を丸ごと潰してしまえる。そんな国に住む何億の人々を小指で踏みつけたところで、果たして彼女たちはそれを感じることができるだろうか。",
          "zh_text": "对于她们来说，几乎所有国家也就差不多几毫米大小。连1厘米都不足。连小脚趾都能把一个国家整个踩烂。那样的国土中住着几亿的人民就这样被一个小脚趾踩死，真的能让她们感觉到一点吗。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "この星の兵器では、彼女たちの小指の皮膚を貫通して神経に感触を与えることは出来ない。どれほど戦力を集中させても、彼女たちは気づきもしないだろう。",
          "zh_text": "这个星球的兵器，完全无法贯穿她们小脚趾的皮肤，更无法让她们神经感触到。就算集中怎样的战力，她们也无法注意到吧。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "逆に、人々が彼女の足の小指に乗ったとして、それを小指と認識できるだろうか。",
          "zh_text": "相反，人们要是站到她的小脚趾上的话，能认出来这是个小脚趾吗？"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "惑星ほどもある超巨大な指先。指紋の山脈が無数に連なる肌色の惑星。大気には常に足の臭いが付いて回る星だ。",
          "zh_text": "行星一样大的超巨大指头上，无数的指纹山脉连绵起伏的行星。大气中一直弥漫着脚臭味的行星。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "気づくことは出来ないだろう。地平線を肌色の大地が埋め尽くす。",
          "zh_text": "肯定看不出来吧。地平线都被肤色的大地掩盖。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "高いところに立って、地平線が丸く見え、周囲一面に肌色の大地が広がっていて、それが一人の少女の指先のほんの一部だと。",
          "zh_text": "站在高处看整个地平线，周围全是肤色的无垠大地，这仅仅是一个少女的脚趾头的一部分。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "人々は、そこで暮らすことさえできてしまうのだ。",
          "zh_text": "人们都可以在上面生活了。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "彼女たちは今宇宙的な大犯罪者になっている。",
          "zh_text": "他们现在已经是宇宙级的大犯人了。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "他星への侵略行為は言わずもがな。すでに彼女たちが踏み潰した人々は１兆の１０００倍を超えている。宇宙裁判にかけるまでも無く極刑が申し渡されるであろう。",
          "zh_text": "不用说对他星的侵略行为了。被她们踩死的人已经超过了1兆的1000倍了。她们所该承受的罪名，是宇宙法庭都判不了的极刑。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "しかし彼女たちは無実を主張する。何故なら、彼女はそんなにたくさんの人々を踏み潰したことなど気づいていないからだ。",
          "zh_text": "不过女孩们是会主张冤枉的。那是因为，她们完全没有察觉自己将如此大量的人踩死了。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "今も楽しげに笑いながら歩き、そしてその下に兆を超える人々を下敷きにしている。",
          "zh_text": "现在她们仍然边笑边走，然而已经有上兆的人已经命丧脚下。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "比喩であれば、彼女たちの足の裏は星の数ほどの人々の血で真っ赤に染まっているだろう。",
          "zh_text": "做个比喻，她们的脚底已经被天文数字的人的血所染红了吧。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "足がズンと踏み下ろされ、そしてまた一歩の為に持ち上がる。",
          "zh_text": "脚\"咚\"的踩下去，然后再为了下一步而抬起来。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "持ち上げられるさい、つま先がわずかに地面を引っ掻く。",
          "zh_text": "抬起来的时候，脚尖又稍稍刮到了一些地面。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "惑星を小突ける巨大な指指が、その先で大地をガリガリと削り飛ばす。",
          "zh_text": "可以撞击行星的这些巨大的脚趾的尖端，将大地刮开了巨大的坑洞"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "光速を超えて歩く彼女たちのただの歩行だけで、惑星は再生不可能なほどに粉砕される。",
          "zh_text": "几乎超越光速走动的她们仅仅靠步行，就让行星受到了不可再生的粉碎。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "彼女たちが一歩歩くごとに、星は破滅に向かって一歩進むのだ。",
          "zh_text": "她们每走出一步，都让这个星球向毁灭更进一步"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "国も大陸も海さえも踏み潰し、彼女たちが通った後には足跡がくっきり残っている。",
          "zh_text": "无论国土还是大陆还是海都被踩烂，并清楚地留下女孩们通过后的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "山の最も高いところも海の最も深いところも踏み抜いて、後には地層をむき出しにした巨大な穴が残るのみ。",
          "zh_text": "山和海的最深位置都被踩穿，然后只留下裸露出地层的巨坑。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "海を踏み抜くとやがて足跡に周辺の海水が流れ込み、それは世界一深く世界一巨大な海となる。足の形をした海だ。",
          "zh_text": "将海踩穿后周围的海水向脚印中流入，就形成了世界最深的巨大的海。脚形海"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "その海を彼らが船で縦断するとしたら何年とかかるだろう。島一つ無い、完全な水平線の支配する海だ。",
          "zh_text": "如果让这个星球上的人们用船来通过这个海的话可能要花上几年吧。一个岛也没有，完全被海平面所支配的海。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "そしてそこに水が流れ込むという事は周辺の海が干上がるということであり、彼女たちは歩行による壊滅的破壊だけではなく、足跡による世界規模の二次災害を引き起こしているのだ。",
          "zh_text": "而且向其中流入的海水另周围的海干枯，两个少女通过步​​行造成不只是毁灭性的破坏，而是通过通过脚印在引起世界规模的二次灾害。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "一歩から一歩への間、巨人達が通過するも踏みつけられなかった国々も安心と言うわけではない。",
          "zh_text": "从一步到一步之间，巨人们通过时没有踩到的这些国家，也谈不上安心。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "彼女の一歩で地表は波打ち、彼女たちの足の周囲１００万ｋｍは都市や国、山や大陸さえも粉々になるような衝撃が走る。",
          "zh_text": "她们每一步对地表造成的冲击波，她们的脚周围100万公里的国家、山、大陆全都被震得粉碎。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "更に次の一歩の為に足が持ち上がり前に移動し、その途方も無く巨大な足は大気をとんでもなくかき混ぜる。",
          "zh_text": "并且为下一步而将脚抬起来向前移动，用那大的无边的脚毫不在意的把大气搅和。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "空気が光速を超えて吹き荒れるのだ。",
          "zh_text": "让空气超光速的狂卷。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "すでに足の衝撃で粉砕されていた地表は、その足が上空を通過したときに大陸さえも巻き上げる凄まじい風吹き、すべてを吹き飛ばしていった。",
          "zh_text": "已经被脚的冲击所粉碎的地表，再被从上空通过的脚带来的龙卷风一扫而光。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "台風など巨人たちにとっては１ｍｍにも満たない風の渦だ。彼女たちの歩行はその台風を何千個と吹き飛ばせる威力があった。",
          "zh_text": "台风对巨人来说不过是1毫米不到的小气流。他们的步行威力可是能把几千个台风吹碎的。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "地球人という存在はただ歩くだけで星を壊滅させる悍ましい種族だ。いや歩くだけでなく、ただそこにいるだけで兆を超える人々を死に至らしめる。",
          "zh_text": "地球人的存在是只是靠走步就能够毁坏行星的强悍种族。不只是走步，单单站在那里就能造成上兆的人们死亡。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "実際、直接足の下敷きになった無数の人々の、更に数倍以上の人々が足が地に着いた衝撃だけで吹き飛んでいるのだ。",
          "zh_text": "实际上，直接被脚踩扁的无数人，比其更多数倍的人们是被脚着地时造成的冲击吹飞的。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "どれほど遠くに離れていても意味は無い。",
          "zh_text": "无论离得多远也是没有意义的。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "この星にいる限り、それは地球人の足元にいるのと同じなのだ。",
          "zh_text": "只要在这个星球上，那就等同于在地球人的脚下。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "「逃げるのよ！」",
          "zh_text": "「快跑啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "「どこにだよ！」",
          "zh_text": "「能跑哪去啊？！」"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "「宇宙よ！　宇宙に出てしまえばあのバケモノたちも追ってこないわ！」",
          "zh_text": "「宇宙啊！只有逃到宇宙去，才不会被这些怪物追上」"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "まだ地球人から離れた国々では人々が続々と宇宙への脱出を図っていた。",
          "zh_text": "仍然有从地球人脚下逃过一劫的各国人们开始打算逃脱到宇宙中去。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "その男女もそれに参加しようという一組だった。",
          "zh_text": "这对夫妇也打算加入其中。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "すでに空港は大渋滞になっており、国中の人が集まっている次第で身動きもとれないほどの混雑である。",
          "zh_text": "空港已经大堵塞了。全国的人都集中到这里已经混杂到无法动弹了。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "いくつもの宇宙船が定員を遙かにオーバーしながらも宇宙へと飛び出ていたが、それでも空港に押し掛ける人の数は増える一方だった。",
          "zh_text": "很多宇宙船已经远超了定员数起飞了。但仍然有人不断地蜂拥而至。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "そんな彼らが狂わんばかりに恐れるのは、あの地球人たちの姿が見えてしまっている事だった。",
          "zh_text": "让他们这样狂乱的恐怖是，已经看得见那地球女孩们的身影了。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "地平線の彼方の空の果てにぼんやりと見えてしまうのだ。巨大すぎるのである。",
          "zh_text": "地平线的另一端的天空的尽头，已经模糊可见了。真是太过巨大了。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "星の裏側にでも逃げなければ、その姿は地平線の彼方に存在し続けるのだ。",
          "zh_text": "只要不跑到星球的背面，那身影时永远会看得到的。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "男女は空港の個人発着場に来ていた。",
          "zh_text": "一对夫妇来到了个人空港。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "個人で所有する小さな宇宙船を持っていたからだ。それに乗り込んですぐに星を脱出するべきだ。",
          "zh_text": "他们拥有个人使用的小宇宙船。必须乘坐这个逃离这个星球。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "二人は人波をかき分けて借り受けているナンバーの倉庫に身を滑り込ませた。押し寄せる人並みに揉まれ体中が痛むがそんな事は言ってられない。女は自家用宇宙船を見上げた。",
          "zh_text": "两人从人海中挤出来钻进仓库。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "しかしそこに宇宙船は無かった。倉庫の状況からしてそれはすでに発射した後の様だ。",
          "zh_text": "但是那里已经没有宇宙船了。仓库里留下的只是发射后的痕迹。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "とにかく宇宙へ脱出したいとここに来た誰かが彼らの宇宙船を使ってすでに宇宙へ脱出してしまった後なのである。",
          "zh_text": "肯定有谁抢夺了他们的船先跑了。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "女は絶望し泣いた。男にはそれを抱きしめてやることしかできなかった。",
          "zh_text": "妻子绝望的哭了 。男的除了抱住她什么都做不了。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "宇宙船が無い。大型の民間の宇宙船は随時発進しているのが見えるが、この空港にはもうそんなに数が残ってはいない。そこらじゅうで我先に宇宙船に乗ろうとする人々で暴動が起きている。もうこの空港で宇宙船に乗ることは出来ない。",
          "zh_text": "已经不能在空港乘坐宇宙船了。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "そんな二人の周囲が突然暗くなった。",
          "zh_text": "两人的周围突然暗下来了。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "空港全体が夜になった。",
          "zh_text": "整个空港都如黑夜一般。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "それは、巨人の次の一歩がここに降ろされようとしていたからだった。",
          "zh_text": "那是因为，巨人的下一步将要踩在这片局域了。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "遥か彼方に見えていたはずの地球人はすでに目の前に来ていた。",
          "zh_text": "本来看起来还该在遥远的彼方的地球人，已经近在眼前了。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "女はそれを見上げ悲鳴を上げ、男は女を守るように抱きしめた。",
          "zh_text": "女的见状尖叫了起来，男的为了保护女的而将她紧抱起来。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "二人には足は巨大すぎてすべてを見る事が出来なかった。ただ空の端から端を、肌色の何かが覆っただけ。",
          "zh_text": "两人已经由于脚的过于巨大而什么都看不见了。仅仅是从天空的一端到另一端，都被肉色的什么东西覆盖着。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "巨人のかかとが地平線の彼方に着き、そのままつま先にかけてゆっくりと降ろされていった。",
          "zh_text": "巨人的脚跟在地平线的另一端着地，紧跟着脚尖也缓慢的下降了。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "このままいけば二人のいる空港のある国はつま先の付け根にあたる部分に踏まれるだろう。",
          "zh_text": "这样下去的话，两人所在的空港的所在国，将会被脚尖的一个指关节部分所踩到吧。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "世界が一気に暗くなる。時間はもうコンマ１秒も残されていない。二人は最後に互いの唇を重ねあった。",
          "zh_text": "全世界都一下子暗下来了。时间已经不足一秒。两人做了最后的相吻"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "そのまま足は地を踏みしめ、次の一歩の時に持ち上げられていった。",
          "zh_text": "就这样，脚如期踩在了地面上，狠狠压住了一切，并稳稳的停住，下次的一步时才会抬起来。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "二人にとって良い事があったとすれば、二人の宇宙船を盗んで宇宙に出た人も、地表５０００ｋｍまで飛び出たところで、上空から迫ってきた足の裏に激突して爆発した。",
          "zh_text": "若说对于这对夫妇还算是好事的，只能说是盗窃这对夫妇宇宙船的人的下场。他们在刚飞到离地表5000公里时，与从上空压迫下来的脚底相撞爆炸。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "同じように飛び上がった宇宙船たちは次々と足の裏に激突され、結局この空港から発進した宇宙船はすべて踏み潰された。",
          "zh_text": "同样一起飞上宇宙的船团都和这脚底相撞，最后这个空港出发的所有宇宙船都被踩烂在两个女孩的脚下。抬起脚后，继续为了下一步踩向远方，让下一片大陆陷入恐慌。只为让两个女孩前行。而换取的代价，则是身后留下的巨大脚印，和无数为之逝去的生命与文明。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "暫く歩いたところで二人は足を止めた。",
          "zh_text": "稍微走了走后，两人停下了脚步"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "「この辺でよさそうね」",
          "zh_text": "「这儿环境好像不错哦」"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "長髪の少女は辺りを見渡しながら言った。",
          "zh_text": "长发少女一边环顾四周一边说道"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "ここなら太陽も真上に近い。照りつける陽光が心地よかった。",
          "zh_text": "这里的话，阳光直射，可以放松晒晒太阳。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "「シート敷く？」",
          "zh_text": "「要铺席子吗」"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "「いいんじゃない？　水着着てるし、後でシャワー浴びるしね」",
          "zh_text": "「不用啦，正好穿着泳衣，一会淋个浴就好」"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "言うと長髪の少女は来ていた服を脱ぎ始め、それを見た短髪の少女も服を脱いだ。",
          "zh_text": "说着，长发少女把来时的衣服脱了，短发少女也开始脱衣服。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "それぞれ、長髪の少女は赤いビキニを、短髪の少女は青いビキニにのみ身を包ませた。",
          "zh_text": "脱掉衣服后，长发少女展露出了穿在里面的红色比基尼，而短发少女则是蓝色的比基尼。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "陽光を受け、二人の肢体がキラキラ光る。例えばここが人の賑わうビーチだったりしたならば、それこそ男性の目を引き付けて止まなかっただろう。",
          "zh_text": "由于阳光的照耀，两人的身体闪闪发着光。如果这里是个满员的海滨的话，一定能将所有男性的目光吸住吧。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "しかし二人がこうも無防備に曝け出せるのもここが無人の星だからである。",
          "zh_text": "可是就算两人像这样无防备的展露出来，这里也是个无人星啊。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "短髪の少女は小さなシートを敷きそこにバッグと二人の着替えを置いた。",
          "zh_text": "短发少女把小席子铺上，并放上了背包和两人的替换衣服。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "二人は互いの体にオイルを塗る。",
          "zh_text": "两人开始互相涂防晒霜。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "「うぅ…ホント羨ましいなぁ」",
          "zh_text": "「喔……好羡慕呐」"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "「そ、そんなに見ないでよ…」",
          "zh_text": "「别，别这样看人家啦」"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "短髪の少女にオイルを塗る長髪の少女の視線は、その胸にあった。",
          "zh_text": "短发少女给长发少女涂防晒霜时，一直盯着她的胸看。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "青いビキニに窮屈そうに包まれるそれは今にもビキニの紐を千切らんばかりに大きく盛り上がっている。",
          "zh_text": "被蓝色比基尼紧紧拘束的巨乳胀得几乎马上要扯碎比基尼的带子。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "短髪の少女が恥ずかしそうに胸を抱き寄せ身を捻ると、その所作で大きな胸の間に深い谷間が形成された。",
          "zh_text": "短发的少女看起来害羞地抱住胸部把身体扭过去，但是由于那个行为，反而那对巨大的胸部形成了更深的山涧。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "興味をそそられた長髪の少女はその胸の下に手を当て胸を持ち上げてみた。",
          "zh_text": "被勾起兴趣的长发少女用手打放到下乳，试着举起胸部。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "「うわっ重っ！」",
          "zh_text": "「哇~，好重哦！」"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "手が上下するたびに胸は重そうに形を変える。",
          "zh_text": "当手上下动时，每次胸部都人会沉甸甸地改变形状。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "例えばこの胸が少女の体から独立していたら、長髪の少女はそれを持つのにうんざりするだろう。",
          "zh_text": "例如，如果胸部独立于少女的身体可以脱下来，长发的少女带上那股重量的话会感到很累吧。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "「男が放っておくはずないわよねー…」",
          "zh_text": "「我说不会有男人可以放开的说……」"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "「そんなこと無いよ…」（赤面）",
          "zh_text": "「没、没有这种事……」（脸红）"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "「隠さなくたっていいじゃない。この前、隣のクラスの男子に告られてたでしょ？　結構イケメンの」",
          "zh_text": "「不好好掩藏可是不行吧。上次，被隔壁班的男生被告白了吧？是相当高端的帅哥哦」"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "「だ、だって、付き合うなんて恥ずかしいし…」",
          "zh_text": "「交、交往之类会很不好意思的……」"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "「うわーこんなの揺らしてれば男なんて取っ替え引っ替えできるのに。まぁ私的には男なら彼氏でもないと触れないものに触れるからいいんだけど」",
          "zh_text": "「哇，有这对的摇晃巨乳，男人什么的，明明就可以可以换了又换。嘛，如果我是男生，又不是男朋友的话，也触摸不到的这么好的宝贝啊！」"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "大きな胸を鷲掴みにする手。",
          "zh_text": "双手像龙爪一样握住巨大的胸部。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "柔らかな肉が指の間からはみ出てくる。当然、手に収まるような大きさではないのだ。",
          "zh_text": "柔软的肉从指缝间挤出来。当然，这种大小根本无法完用手掌握。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "「やわらかーい。これは女の私でもクセになっちゃうよ」",
          "zh_text": "「好柔软啊—我是女的也爪上瘾了」"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "「や、やだぁ…」",
          "zh_text": "「哎，讨、讨厌啊…」"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "「で、この手のひらに感じるツンとしたのは乳首なのよね。ちょっとコリコリしたらどうなっちゃうのかしら」",
          "zh_text": "「手掌的感觉到那对傲娇的乳头了啊。怎么变得这么硬？」"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "長髪の少女は人差し指の指先でビキニの布越しに乳首をつつき、短髪の少女の顔が目に見えて赤くなってゆく。",
          "zh_text": "长发的少女用食指指尖隔着比基尼玩弄乳头，短发的少女的脸眼见变得涨红。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "が、抗おうとしないのはそれを求めているからだろうか。",
          "zh_text": "没有反抗，看来是因为她也在寻求这种快感的缘故吧。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "「冗談よ」",
          "zh_text": "「开玩笑而已！」"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "しかしすぐに手は引込められた。",
          "zh_text": "手马上缩回去。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "短髪の少女は顔を赤らめたままポカンとし、上目使いに長髪の少女を見た。",
          "zh_text": "短发少女红着脸发呆，眼珠往上盯着长发的少女。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "「え、なに？　本気だった？」",
          "zh_text": "「嗯，什么？认真的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "「うぅ…」",
          "zh_text": "「呜……」"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "「そーいうのは彼氏にやってもらいなさい。好きな男にやってもらうと何倍も気持ちいーんだぞー」",
          "zh_text": "「这样啊，还是由男朋友来吧。和喜欢的男生来做的话，会舒服好几倍哦！」"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "「そ、そうなの？」",
          "zh_text": "「是那、那样吗？」"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "「雑誌に書いてあった。まぁあんたは男に困らなそうだし。でも私だって胸は平均あるしこの腰から脚にかけてのボディラインは自信あるのよ」",
          "zh_text": "「杂志上写的。嘛，你不会对男人困扰的。我可是对只有平均的胸加上腰部到小腿的完美身体曲线充满自信哦」"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "長髪の少女はお尻を向けるとそれを左右に振った。",
          "zh_text": "长发少女转了一下屁股，屁股左右震动。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "それを見て短髪の少女もくすっと笑う。",
          "zh_text": "短发少女看到之后立即笑了起来。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "「ま、そういう話は今度にしましょ。彼氏は欲しいけど、どうせこの星には男なんてひとりもいないんだし」",
          "zh_text": "「嗯，这样的话还是下次吧。男朋友是很想要，不过在这个星球上可是一个男生也没有。」"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "「そうだね」",
          "zh_text": "「是啊」"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "二人は頷き、長髪の少女はゆっくりと腰を下ろすと仰向けになり、短髪の少女は膝を着きうつ伏せになった。",
          "zh_text": "两人点了点头，长发的少女慢慢坐在地上，仰面躺下，短发少女就膝盖着地，反身趴在大地。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "彼方の太陽から照りつける光が、二人の体を温める。",
          "zh_text": "在远方从太阳照射下来的光温暖两人的身体。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "巨人たちのその動作に、周辺国家は全滅した。",
          "zh_text": "巨人的小小动作，把周边国家全灭。"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "巨人の一人、赤いビキニを着た髪の長い巨人が座り込むとき、その下敷きになる国々は天空から迫る超巨大惑星のような途方も無い大きさの尻を見た。",
          "zh_text": "其中一个穿着红色比基尼的长发巨人坐下来的时候，压在底下的国家看到超巨大行星一样大小看也没办法看到尽头的屁股从天空迫近。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "衛星からの映像は、肉尽きの良いむっちりとしたお尻と、その間に若干食い込む赤いビキニが映し出され、それを眺める防衛軍幹部たちを困らせたが、現実は更に困ったものである。",
          "zh_text": "从卫星的映象可以看到充满弹性又丰满的臀部，这时红色的比基尼侵占了整个画面，看着的那些防卫军干部们感到很为难了，但现实可是更让人困惑。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "惑星サイズの尻が地面に落ち、結果、数百の国がその下敷きとなり消滅した。桃尻の途方も無い重圧はすべての国を地下深くまで究極的に圧縮し、何百億もの人々をそのほっぺで押し潰した。",
          "zh_text": "行星大小的屁股掉在地上，结果数百个国家压在底下被消灭了。有如熟透的蜜桃一样的臀部以惊人的重压把全部国家压到地下深处，被极限地压缩，数百亿的人们被压扁了。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "人々にすれば、そのビキニのほつれた細い糸ですら大都市を貫ける太さがあるのだ。あれで惑星と惑星を繋ぎ止めることもできよう。いや、この特大惑星は例外として、通常の巨大惑星はあの真っ赤なビキニのボトムの中に納まってしまう。一個の惑星が、ひとりの少女の下半身を覆う面積の少ない布の中にすっぽりと入るのだ。少ないと言ってもその布の面積は惑星の全大陸の面積より広い。例えば宇宙にある惑星にそのボトムを被せておいておくこともできる。それは、宇宙から見たら凄まじく異様な光景だろう。",
          "zh_text": "从那些人来看，比基尼的系带是能够把大城市贯穿的粗幼度。甚至把行星和行星系在一起也可以。不，除了现在这个超特大行星之外，通常一般巨大行星都可以整个压在那鲜红色的比基尼底下。一个普通行星可以完全进入到覆盖少女下半身的那块面积少少的布块当中。虽然说那块布很少，但布的面积可是比行星全部的大陆的面积更广宽。比如说，宇宙里有行星也可以压在底下。那是在宇宙中看到最可怕诡异的景象吧。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "更に、座った巨人は大地に寝そべった。",
          "zh_text": "之后，坐着的巨人开始躺在大地。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "あの天空から宇宙へと突き抜ける巨大な柱であった脚は、今度は地平線の彼方へと続く山脈へと変わった。",
          "zh_text": "双腿宛如巨大的圆柱穿透天空直达宇宙，这次继续变成了地平线彼方的山脉。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "巨人が座った時、片足は膝を伸ばし前へと投げ出され、空中を光速で突き進んだ足が大地に降ろされ、その踵が接地した衝撃は周辺国家を吹き飛ばした。大地がめくれ上がるような衝撃だった。",
          "zh_text": "在巨人坐下时，其中一只脚膝盖伸直，再被抛到前方，以光速前进的脚在大地上垂来，周边的国家接受了脚跟冲击都被吹走了。大地受到了被整片掀起的冲击。"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "もう片方の足は地に着けたまま伸ばされていった。つま先と巨大な指が、地面を削りながら前へと伸ばされてゆき、やがてつま先は持ち上がって踵が同じように地面を削りながら伸ばされてゆく。",
          "zh_text": "另一只脚也跟着伸过来。脚尖和巨大的脚趾，一边削走地面一边前进，不久巨人抬起脚跟，用同样的方式压下去把地面削去。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "人々に抗う事などできない。迫ってくるつま先は幅８万ｋｍであり、それは大きさ僅か数千ｋｍの国などまとめて呑み込んでしまうのだ。指先の津波だった。無数の国と大陸と海が、大地をゴリゴリ削りながら迫ってくる超巨大な足の指の津波に呑まれ削り、磨り潰された。あの小指の幅ほども無い国の上に暮らす人々が、そんな巨大な足から逃げるなど不可能なのだ。",
          "zh_text": "人们不可能抵抗。迫近的脚尖宽度有8万公里，大量呑没这些仅有数千公里大小的国家。趾尖有如海啸一样，无数的国家、大陆和海洋在大地上嘎吱嘎吱地被削掉，再被迫近的超巨大脚趾海啸吞没，削磨殆溃。在连小脚趾幅度也没有的国家里生活的人们，是不可能逃离这样巨大的脚。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "最終的に両脚は軽く開いて投げ出される形に落ち着いたが、その過程では何千もの国が消え、そして今も、その逞しい両脚の下、特に太ももの下には無数の国が下敷きになっている。",
          "zh_text": "最终双脚完全伸展开来再轻轻打开，这个过程有成千上万的国家消失在那双强健的脚下，特别是大腿下压着无数的国家。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "周辺国家は闇に包まれた。",
          "zh_text": "周边幸运一点的国家都被黑暗笼罩。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "巨人が背を倒してきたからである。",
          "zh_text": "巨人背倒下来了。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "これまでで最も広い範囲が闇に覆われた。巨人の背中の範囲は、そこに何千と言う国を建国できるほどの広さがあり、それが倒れ迫ってきたのだから。",
          "zh_text": "到目前为止最广大的范围被黑暗覆盖。在巨人的背上，少说都有上千个国家能够建国一样宽广的空间，如些巨大的背部慢慢倒下逼近。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "巨人が横になり、背を着いたとき、これまでで最大の範囲が下敷きになり、そして人々が押し潰された。",
          "zh_text": "巨人横躺，背部着地时，迄今为止最大的范围被压在底下，把人类通通压垮。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "あの巨人の、地球人の少女の背中は人々には広大に過ぎた。この背中を歩いて横断しようものなら、一時の休憩もしないで歩き続けても７年はかかる。爆発的な推進力を誇る惑星間航行機を利用しても、その幅を行くには時間を要する。巨大すぎるのだ。巨人は巨大過ぎ、背中は広大過ぎ、そしてその結果、無数の国が下敷きになった。",
          "zh_text": "那个巨人，地球人的少女的身影，对人们来说实在是太宏大了。这个要横跨整个背部的话，连续不眠不休不继前进也至少要用7年时间。就算用以爆炸性推进力自豪在行星间航行的飞船，也需极多的时间去横跨这个幅度。实在是太庞大了。巨人是如此的巨大，背部又是如此的宽广，结果无数的国家被压在底下。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "そしてその後、巨人が、まるでベストなポジションを探すように身を僅かによじらせたのでそのせいで間一髪被害を免れていた国を巻き込み、巻き込んでいた国をより細かく磨り潰し、大地を凄まじく振動させた。",
          "zh_text": "然后巨人为了找到最舒服的位置，略微调整扭动身体，因为这个原因，刚刚千钧一发以为可以躲过的国家又被卷进来，卷进的国家被仔细地磨溃，大地发出大得惊人的振动。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "衛星の映像には、巨人が気持ちよさそうに手足を伸ばし身をよじらせているのが映った。背伸びをしているようだ。魅惑的な光景だが、そのせいで国々はゴリゴリと磨り潰され、大地がゴゴゴゴと鳴動していた。",
          "zh_text": "在卫星映象中，巨人心情舒畅地伸展四肢，身体毫无防备地放松。背部再慢慢伸展。是多魅惑诱人的景象，但是因此也有很多很多地国家被嘎吱嘎吱地磨碎，大地发出轰轰轰轰的鸣动。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "そして更に、あの長い髪がその破壊を助長する。",
          "zh_text": "还有，长发也助长了大破坏。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "長さ６０万ｋｍというとんでもない長さの髪だ。それは無数にあり、巨人が身を倒したとき、周囲にばさりと広がった。",
          "zh_text": "一根头发的长度足足有60万公里。而且有无数头发，在巨人的身上再滑落到四周围，在大地上蔓延开来。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "が、たかが髪の毛と言えど前述のとおり長さは６０万ｋｍ。これは直径１．３万ｋｍ（一周４万ｋｍ）の星を１５周できる計算であり、そして光が通過するのに２秒かかることである。幅は８０ｋｍ。街の二つ三つが丸ごと入り、都市一つ分くらいの太さだ。つまり髪の毛一本で大都市の空を覆える大きさがあるのだ。太さはそのまま高さとなり、地に落ちた髪の毛は高さ８０ｋｍつまり標高８００００ｍの山脈になる。太さ、つまりは髪の毛の一周は２５０ｋｍにも及ぶ。恐ろしい事に、人々はこの髪の毛の上に街を作り生活することができる。それだけの広さと大きさがあるのだ。髪の毛一本の表面積およそ１億５千万平方ｋｍ。これは彼女たち地球人から見た地球の最大の国ロシアの面積の９倍近いであり、更に言えば、地球の陸地の総面積148,890,000平方ｋｍとほぼ同じなのである。彼女たちの髪の毛には惑星一つ分の表面積があり、そして相応の大きさを考えれば、そこに数十億の人々が暮らすことも可能。髪の毛一本で惑星一つ分の大きさがあるということだ。そしてそれを１０万本以上も持っているのがこの巨人の少女なのである。髪の毛一本の重さはおよそ2500000000000000000000ｋｇ。宇宙を漂う小惑星ほどの重さだ。",
          "zh_text": "头发就如前所述长达60万公里。连直径1.3万公里（周长4万公里）的行星也可以围着15周，光通过都要2秒。而宽度也有80公里。足足可以容纳两三个街区，整个都市也只有一条头发的大小。也就是说一根头发就有足以覆盖大城市的天空的大小。单单只是粗幼就很高很不得了，落在地上的头发高80公里，旋即变为海拔80,000米的山脉。头发拥有可怕的直径，即使只是头发圆周也长达250公里。更可怕的是，人们居然可以轻易地在这一根幼幼的头发上制作一个都市生活。那只是宽度和大小而已。一根头发的表面积约有1亿5千万平方公里。如果从她们地球人眼中来看，是地球最大的国家俄罗斯面积的9倍，更不用说，和地球陆地总面积148,890,000平方公里几乎是一样的。她们一根头发的表面积就有一颗行星的大小，如果用相应的大小来看的话，在那里可以有数十亿人生活也不是不可能。一根头发就有行星的大小。然后这样的头发这个巨人少女至少有10万根以上。一根头发的重量约2500000000000000000000公斤。是在宇宙漂浮的小行星程度的重量。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "巨人が仰向けに寝転がった時、そんなに巨大で、そんなに重いものが、十数万と地面にたたきつけられたのだ。髪の毛一本が地面に激突した衝撃は隕石の落下に等しく国ひとつを吹き飛ばす。都市など丸ごと下敷きになり消滅した。更に少女が身を動かせばそれらの髪の毛も釣られるように動く。地面を滑る。彼女の髪の毛は周辺大地をことごとく滅ぼしていった。巨大な山さえも、地面を滑ってきた彼女の髪の下で磨り潰され更地に変えられる。海に落ちた髪の毛もあっという間に海底に着き、その全容が海に沈むことは無かった。というより、海は彼女の髪の毛の底辺を濡らす程度の深さしかないのだ。少女が頭を動かし、髪がちょっと横に動くだけでいくつもの国がその動いた髪の下敷きになって磨り潰され、あとには何もない土がむき出しの完全な地平線が残るのみである。巨大な髪の毛がうねりを上げながら迫ってきたとき、人々は何を思っただろう。一人の少女のたった一本の髪の毛のほんの僅かな部分で都市まるごと何十万人と一緒に潰される事実、何十万といて少女の髪の毛にも及ばない自分たちと言う存在をどう思っただろう。",
          "zh_text": "巨人仰面朝天翻滚的时候，如此巨大，又如此重的东西，有数十万直接撞到地面。每一根头发冲击地面都有如陨石落一样，把下面的的国家公平地吹走。都市成为垫子，一整个一整个地被消灭。少女的身体更进一步调整时，头发也被牵动。在地面上滑过。她头发周围的大地全部都被消灭了。即使有多巨大的山，都在她的头发滑过地面时被磨平变成荒芜的空地。落下到海洋上的头发也转眼就沉到海底，当然海水无法把整根浸过。不如说，大海只有沾湿她头发底层的深度。少女的头轻轻动了动，头发稍微横移，又有几个国家那被抽动的头发的压磨，地平线残除了裸露的土地就完全什么也没有。巨大的头发变迁声逼近的时候，人们在想什么呢。一个少女只有动了动一根头发的部分，大城市整个连同几十万人一起被毁掉的事实，而这样的头发少女有几十万条，也不必说他们自己的存在连一根头发也不如。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "長髪の巨人は、その超巨大な尻と、超広大な尻と、そして無数の髪の毛の下に何千と言う国々を滅ぼしたのにまるで気づいておらず、今なお体をよじらせている。まるで大地のぬくもりを楽しむように。それは人が温かいベッドに入った時に安らいだ際に取るほんの些細な行動と一緒だ。そうやって身をよじるたびにまた多くの国を押し潰しながら。",
          "zh_text": "长发的巨人好像没有注意到她那超巨大的屁股，超广大的屁股，还有无数的头发把在底下几千个国家有如细沙一样消灭了，现在的身体还在微微扭动。宛如是在享受大地的温暖吧。就像人们躺到温暖的床上时会感到很安心。这时少女微小的动作，就这样一次一次扭动，又会有更多的国家一同被压扁。"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "短髪の少女が膝を着いたとき、その膝の下でいくつもの国とその国のある大陸が地面へとめり込ませられた。",
          "zh_text": "短发少女膝盖着地的时候，膝下有很多国家和那些国家的领土被逼陷入到地面。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "巨人は更に両手を着き、四つん這いのような格好になってゆっくりと上半身を倒し、最後は両手を重ね、その上に顔を乗せて大地に寝転んだ。うつ伏せになったのだ。白い肌の背中が陽光に煌めく。",
          "zh_text": "巨人双手放在地上，四肢扒到的样子，慢慢上半身开始放下，最后双手重叠，上面载着可爱的脸蛋，横卧趴在大地上。背部白致的肌肤的在阳光下闪烁。"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "そしてその巨人もまた、長髪の少女と同じように無数の国々を押し潰しているのだ。",
          "zh_text": "然后和那个长发巨人少女一样，压扁无数的国家。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "足は甲を下にしている。硬い足の甲の下、下敷きになった国はその足の重量だけでも地中深くに押し込められてしまった。足の裏が上を向いているが地上の人々にそれは見えない。それ以前に、地に着いた足の指ですらその全景を見る事が出来ないのだ。指も今は逆さまになり爪が大地に沈んでいるが、その爪だけでも厚さは１０００ｋｍ近くあり、人々にとっては爪の厚さだけでも天空に向かって無限に続く壁なのだ。爪の暑さを上るだけでも命がけとなる。文明の利器を利用して、ようやく超える事の出来る存在だ。",
          "zh_text": "在脚甲下。在坚硬的脚背下，都有国家被压住，在那只脚的重量下深深埋在地下。脚底朝天，地上的人们是看不见的。在地上只有勉强能看到脚趾头的全景。脚趾现在反过来，趾甲沈没在大地上，只不过是趾甲的厚度就有1000公里。对人们来说，仅仅是趾甲的厚度就可以毫无障碍地往天空无限延续。趾甲上发出的热力就已经可以沫杀人类的存在。利用无数的文明衬托出那超越他们的存在。"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "地上からは見えない足の裏も、衛星の映像でやっと見る事ができる。そこには、ここまでを素足で歩いてきたせいで土で若干汚れた足の裏が映っていた。とは言っても、そこに滲む若く瑞々しい肌は隠せたものではない。が、防衛軍の幹部たちが少女の足の裏を映し出すモニターに釘づけなのはそれに惹かれたからではなく、そこにある大破壊の跡に引きつけられていたからだ。土に薄汚れた足の裏。その汚れの一つ一つを、拡大してよーく見てみると、それらはすべて国のなれの果てなのだ。ここに来るまで、この巨人が踏み潰してきた国たちだ。例えばあの土踏まずのすぐ横に小さな土が付いているが、それは国が丸ごとひとつ収まった大地なのだ。大陸ごと、地殻ごと圧縮された国は張力でそこにへばりつき、ああやって足の裏にこびりついてしまったのだろう。更に更に拡大すれば、その土の中にビルなどの建築物の瓦礫を見る事も出来た。なんと形が残っているものまである。巨人があまりに巨大すぎ、踏みつけられたとき足の裏のシワに入り、完全な破壊を免れたのだろうか。これほどの重量と大破壊の中で、まさに奇跡だった。だが確認すれば同じように原型をとどめたものはまだまだたくさん出てきた。ビル、車、宇宙船、シワの大きなところではなんと国ひとつが原型を保ったまま発見された。なんという奇跡か。と、同時にそれはこの巨人にとって国ひとつなど取るに足らない存在であるという証だでもあった。踏みつけ、潰れようと潰れまいとどうでもいい。まったく興味の無い事なのだ。原形を保っていることが、逆に彼女の国に対する無関心さがうかがえる。このとんでもなく巨大な足の裏の汚れは彼女がこれまで踏みつけた大地であり大陸であり国だ。足裏全体を見れば薄汚れているのがよくわかる。それらすべてがもとは国だったのだ。今では踏みつけられ、原型があろうとなかろうと関係なく、この足の裏にこびりついている。彼女にとって国など足の汚れ以外の何物でもないのだった。",
          "zh_text": "从地面上看不到的脚掌，用卫星影像终于可以看见。在脚底，因为刚刚用素足走到这里的原因，影像上放映出有若干块污清黏在上面而显得有点肮脏的脚掌。虽然这么说，怎样之隐藏不住那渗出的年轻水灵的肌肤。，防卫军干部们被显示器上少女的脚底深深吸引，但被吸引的原因却是因为在那里有大破坏的痕迹。被一层薄薄的泥土弄得脏脏的脚掌。把那些肮脏的地方逐一放大，仔细一看，原来都是刚刚被踩到的国家所组成的。在来到这里之前，巨人少女已经踩碎了很多国家。比如说脚弓旁边黏着的一小块泥土，就是把一整个国家从大地上被肌肤的黏性剥下再黏在脚底上。国家连同地壳都被重重压缩的张开在那里，一大片大陆就这样黏在脚底。更进一步放大的话，在那层土壤当中可以看到摩天大楼等等建筑物的瓦砾。更厉害的是甚至有建筑物可以保持原状残留下来。巨人少女实在是太过巨大，建筑物在被践踏的时候，进到脚底的纹路，避免了完全破坏的命运。在如此的庞大重量和大破坏中幸存，简直就是奇迹。但是如果再确认一下的话，其实保留原型的物件还有很多很多。大楼，车，宇宙船，甚至可以发现有一个国家被保持原型深深地黏在纹路的深处。这是何等的奇迹。与此同时，这也是一个国家对巨人来是如此微不足道的存在的证明。被踩踏，没有没被磨碎根本是无关重要，又或者说国家连被压碎的资格也没有，只可以无助地埋在两条小小的脚纹中间。巨人少女对这种事完全毫无兴趣。保留着原状，相反地可以看出她对那些所谓的国家毫不关心。她从来没有想到这一只非常巨大的脚底上的污渍是被踩踏的大地上的国家。脚掌整体来看对她来说是有点脏脏的。原来所有沙泥都是一个个有活生生的人住着的国家。现在都被踩踏在脚底，不管有没有保持原型，都是就这样黏在脚底。对她来说，那些花了无数时间人类辛苦创建的国家除了是脚上薄薄一层的污垢以外根本没有别的意义。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "その時足の指が動いた。なんて事の無い、リラックスした際にもじもじと動かしただけだったが、それでも地に着いている太さ１．５万ｋｍもの足指が動かされれば周辺の大地は壊滅的な被害を被る。指は動いた際大地をめくりあげ平野をひっくり返し山を宙に放り出した。地表面は山が更地に変わるほどの地震が起き、地に着いているはずなのに指は雲さえも蹴散らした。あの足の指が少し動くだけで地上は崩壊してしまうのだ。そんな足の指に挟まっていた汚れがあったのだが、その国ひとつを着けたまま大地から引っぺがされそこに付いていた大陸は、指が動いたときに指と指の間で磨り潰された。大陸一つが、少女が無意識に足の指を動かしたときに完全に消滅させられてしまった。",
          "zh_text": "这时的脚趾开始动了。对少女对说就像什么事情也没有发生，只是平常放松在扭扭捏捏而已。不过，尽管如此，宽度达到1.5万公里的脚趾在摇动的话，当然会为周边地区的大地带来毁灭性的灾害。脚趾在移动时翻开大地，被掀起得有如波涛起伏平原把大山扔起到空中。地表上的高山因为地震而变成空地，连云层都被脚趾驱散了。那个脚趾只是稍微动一动地面就崩溃了。脚趾因为夹着沙土而弄脏，不过，那些泥沙可是夹杂着一个一个国家连同大地被卡住，脚趾在捻动的时，大陆在脚趾与脚趾之间磨溃。大陆上的所有一切，都被少女脚趾无意识的动作完全消灭。"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "これらはすべて足の先だけでの出来事であり、その長い脚はまだ多くの国を潰している。ぷるんとした太ももはまさに穢れ一つ無い美しさだが、その下、わずかに地面に触れる部分だけで何百もの国を押し潰しているのだ。若い少女の脚の重量は凄まじくその下にあった国をすべて等しく平らにした。衛星から見える青いビキニを穿いた巨大な尻はきゅっと締まり若さに満ち溢れていのがわかる。あの尻の双子山の一つの表面だけでも何百の国を建国できる広さがある。何百億もの人々が暮らせる広さがある。だが例えできたとしても、今みたいに巨人が体を僅かに動かしたとき尻の肉がぷるんと震えたとき、それらすべての国は地表から放り出されてしまうだろう。彼女の尻から放り出されれば、それは宇宙から落下するに等しい高さなのだ。そんな尻の反対ではビキニ越しに股間が大地に押し付けられていた。直下の国は当然そのビキニの下で潰されている。このビキニですら国数百分の広さがあるのだ。だが、直撃を免れた国は、まさに上空を巨大な股間に占領されているのだった。股間の下の僅かに薄暗い空間。両脚の付け根にあたる部分。日の光も少女の巨体に遮られほとんど届かないこの閉鎖された空間に、あの青いビキニの向こうから若い少女の香りが溢れ出て立ち込める。ビキニの向こうで、少女の象徴は確かに地面に押し付けられていた。国は少女のそれに最も近いところにいたのだ。ほぼ真下と言ってもいい。だからこそ、あふれ出るフェロモンは大地を埋め尽くし周辺国家に襲い掛かった。日の光を浴びる事で汗でもかいたのだろうか、濃密な香りが大地に広がっていた。むせ返るほど甘酸っぱい香り。それが、雲よりも高い高さまで埋め尽くしている。鼻で吸い込んでも口で吸いこんでも、本能に響く匂い。少女は知らぬうちに何十億もの人々を誘惑していた。が、彼らが彼女に何を求めてもそれは無意味である。例え勇気あるものがあの青いビキニを超えたとしても、先にあるのは高さ５万ｋｍにもなる割れ目。太さ数十万ｍもの無数の陰毛の森を抜けてそこにたどり着いたとしても、その割れ目を攻略することは出来ない。割れ目は彼らほどの大きさならすんなりと通過できるだろうが、その先の奥の奥までたどり着くのは不可能だ。その途中の粘膜に絡め取られ、身動き取れなくなるのが落ちである。そしてそれらを達するのに、数年とかかるのも問題である。巨人は待っていてくれるだろうか、と考えればそんなものはあり得ない。男が何億、何十億、何百億人と集まっても、彼女には感じさせることはできないし彼女も感じることは出来ない。気づきもしないだろう。その何百億の男たちが割れ目の周囲で動き回ったとしても痒いとも感じまい。そんな男たちがどんなに頑張ってもたどり着けるのは入り口の入り口。本当に最初の最初のところなのだ。こんなもの、少女が指を突っ込めばそれだけであっという間に通り過ぎてしまう。こんな男たちに求めるよりも、自分の指を使った方がはるかに早く効率的なのだ。そして、現実の男たちはそれをできるほどの勇気も無く、ただこの香りの中でのたうちまわるのが精いっぱいである。こんなに近くにいるのに途方も無く遠い、この匂いの源泉を恨めしく見上げるのが精々である。そんな彼らのいる国も、彼女が少し腰を動かしたときに、動いてきた股間の下で磨り潰されて消える。彼らの望みは、とりあえずビキニ越しという形ではあるが、国丸ごと体感することができた。いくつかの国を磨り潰した後、その場所に決めたのか、股間は満足したように動かなくなった。周辺にはビキニ越しに股間をこすりつけられすべての国が消滅しむき出しになった大地が広がっていた。",
          "zh_text": "这些都只是在脚尖的事情，那修长的腿下还有很多国家被毁掉。美丽紧致的大腿没有一点污秽，不过，在大腿之下，仅仅只是接触地面的部分就有好几百个国家被压扁。年轻少女的腿的重量大得惊人，下面所有国家都被平等地压平了。从卫星可以看见穿了蓝色比基尼而绷得紧紧的青春洋溢的巨大屁股。屁股所形成的双子山，单单是其中一座的表面也可以有安放好几百个国家的大小，足够数百亿的人生活的空间。但是譬喻即使能够住在上面，巨人的身体在摇动时，或者说仅仅是臀肉在颤抖的时候，所有的国家都会从地表被抛出去吧。如果从她的屁股抛出去的话，可是等于从宇宙高空降落的高度。屁股反面的胯间隔着比基尼在压逼着大地。正正在下面的国家当然在比基尼下被摧毁。比基尼有国家数百部的大小。但是避免了直接的国家，却被对正上空的巨大胯间所占领。胯间下是没有一丝亮光的昏暗空间。在双腿的根部，阳光被少女这种庞然大物完全挡住，几乎无法到达这封闭的空间，从蓝色比基尼的里面满溢年轻少女的芳香开始在弥漫空气当中。比基尼里面的少女象征在压逼着地面。那些国家最接近少女的那个地方。称得上几乎是正下方了。正因为如此，溢出的年轻女性肉体的费洛蒙袭击大地填满周边的国家。再加上阳光照射而流出的汗水，浓厚而细腻的芳香在大地自由地扩展。是一股酸甜的香味。那股香气把比云更高的高度都通通填满。用鼻子呼吸的，口中也吸入的都是那少女的气味，人类的本能在奋兴地回响那股气味。少女在不知不觉中诱惑了几十亿人。不过那些人向她寻求什么都是无意义的。即使有勇气超越那蓝色的比基尼，先是会看到那高达5万公里的裂缝，还有粗幼达数十万米的无数的阴毛森林，如果穿过阴毛森林，到达了那个裂缝也不可以再展开攻略。裂缝以他们大小的话当然能够顺利通过，但再往前方的深处走是不可能的。在途中就会被黏膜牵绊，不是因为少女感到兴奋的分必物，而是女生秘密花园正常的黏膜组织，也会令身体变得难以活动，被紧紧黏在上面，既无法后退也无去除前进。然后，即使勉强前行，达到深处却要要花数年的时间。还要巨人少女在乖乖等着，如果考虑到那样就知道根本是不可能吧。男人就算有几亿，几十亿，还是数百亿聚在一起，还是不能让她最敏感的部位感受到他们，连发现也发现不了吧。有数百亿的男人在自裂缝的周围忙碌奔波也完全没有痒的感觉。这样男人们无论怎么努力也只是到达入口的入口。只有在最初的最初的地方。在那个地方，只要少女忍不住用手指，只要一转眼就插过去了。男人们的欲求，还不如使用自己的手指有效率。之后在现实中的男人们其实连那样做的勇气也没有，只是在香味中竭尽全力打滚。明明是这么近却又是这么遥远，他们可以做的不过是仰望香味的源泉而饮恨。他们的国家，在她也动了点腰的时候，被裆部的动作蹭磨至消失。他们的欲望，以隔着比基尼的形式实现，胯部似乎完全在感受到整个国家。在一些国家被磨溃之后，就决定固定在那个地方，胯间似乎已经满足了一样而一动不动。周边所有国家都被隔着比基尼的胯间蹭磨消灭，只有裸露的大地在蔓延。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "上半身の下では乳房が大地に押し付けられている。上半身の体重を乗せ、ビキニからこぼれんばかりに変形しハミ乳になっているそれの下にも多くの国があった。そこの人々は宇宙から迫る二つの巨大惑星サイズの乳房を見上げる事しかできなかった。巨人が四つんばいになったとき二つの乳房は大きく揺れた。その揺れ幅はそれが地上であったなら地震など比べ物にならないほど凄まじいものである。少女がゆっくりと寝そべり胸を地面に押し付けるまでの短い時間に、人々は落下してくるその乳房をただ唖然と見上げていたのだ。胸板からぶら下がるその乳房の直径は１５万ｋｍほどの幅はあるだろうか。青いビキニの紐で固定されている以外拘束するものの無いそれは僅かな動きでゆさゆさと揺れ弾むがそれら魅惑的な所作はすべて恐怖でしかなかった。巨大な乳房を覆う巨大なビキニ。その三角形の布だけでも国十数個分の面積があり、それすらも小さいと思わせてしまう乳房の大きさは途方も無い。今はあの布に覆われて見えないが、その向こうにある乳首だけでも惑星サイズなのだ。そんな乳房は地面にゆっくりと押し付けられた。やわらかく、やさしくだ。動作が緩やかなおかげで、人々にもそれを観賞し恐怖する時間が十分に与えられた。誰もが逃げ惑い悲鳴を上げて泣き叫んだ。逃げられようはずもない。彼らの暮らす国は、あの乳房にくらべ悲しいほどに小さいのだ。カビ以下の大きさである。正気を失った何人かが両手を上げて迫りくる乳房を防ごうとしたが、例え何千億と人が集まろうとも彼女の大きな乳房は受け止められるものではなかった。乳房は彼らの抵抗など眼中に無くそこに降ろされた。先端から順に地に触れ、自重の重さに変形し潰れてゆく。下敷きになった国々は、乳房が変形する前には、乳房の重さで押し潰されていた。そのまま巨人が上半身をおろし胸に体重がかかるほどに乳房は変形し、無数の国々をハミ乳に巻き込んでゆく。二つの乳房は無数の国と人々と大陸と海を押し潰してようやく止まった。そこには他所よりも重圧がかかり、乳房の下には二つの大きなクレーターができた。直径十数万ｋｍもの大きさである。ただの隕石の衝突でもここまで大きなクレーターは出来ないだろう。巨人によるおっぱいの押し付けは惑星に隕石衝突以上の傷跡を残した。そしてその胸を安定させるようにぐりぐり動かせば周辺に起きた振動と衝撃波は周辺の国々を次々と吹き飛ばしてゆく。ずっしりとした乳房の動きが収まった頃、周辺の国は全滅していた。",
          "zh_text": "上半身的胸部压着大地。承载着上半身的体重，从比基尼绽出变形的哈密瓜胸部之下有很多很多的国家。那里的人只有看到从宇宙迫近的两个巨大行星大小的乳房以外什么也不能看到。巨人在准备着地时，两只巨大的白兔在大幅度震动。那个摇晃幅度如果发生在地面上的话就会是根本无法比拟的惊人地震。少女缓缓地寝在胸部，再强加自身的体重给地面为止的短短的时间里，人们只可以掉下来抬头仰望胸部而不禁哑然。耷拉的胸部是直径15万公里的宽度的存在。只有蓝色比基尼的纽带在无力地试图固定以外，但就像没有一丝拘束一样在晃晃荡荡地摇动弹跳，这些让人引不住想要咬一口少女的迷人举止对他们来说都只有恐怖而已。巨大的胸部覆盖着巨大的比基尼。那小小的三角形布料也有十几个国家的面积，连这一点点布料都会使人想到了乳房的大小是如此惊人。现在虽然被布覆盖而看不见，在比基尼对面有如行星大小的也只是少女的乳头而已。那样巨大的胸部在地面慢慢被压逼。柔软，温和，缓慢的动作，充分给予人们观赏他们的恐怖时间。谁都没有逃走，只有在困惑悲鸣而哭叫。反正就算逃走也是一样，根本不可能。他们生活的国家，和胸部而相比是如此令人悲衰，反而显得更加小了。是霉菌以下的大小。有几个失去理智人举起双手，想要防止被迫近的胸部杀死，但即使有数千亿的人聚集，也不能够接受她那巨大的胸部。胸部完全不把他们的抵抗放在眼内照样垂下。从胸部的尖端再慢慢接触，因为自身的重量而变形。有不少被压的国家在胸部变形前，就已经被胸部的重量压垮。巨人的上半身重心放得越下，体重越会令乳房变形，无数的国家被哈密瓜乳席卷而去。两个胸部都无数的国家，人民，大陆和海洋压扁，终于停了下来。在那里比其它地方的负担，在胸部的重压下有两个巨大的火山口。直径都有几十万公里的大小。只有陨石的撞击也做不出来这么大的火山口吧。巨人的胸部强加于地上的是行星级别以上的陨石冲撞的伤痕。然后那胸部为了稳定下来而慢慢摇动，产生的震动和冲击波连续不断地把周边地区和各国纷纷吹走。沉甸甸的乳房的动作结束时，周边地区的国家基本上是全灭了。"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "最後、少女の手が乗せられその上に顔が乗せられるまでのわずかな時間、そこの国の人々は初めて肉眼で少女の顔を見た。ショートヘアーにあどけなさを残す若い少女の顔だった。本当に、人間に酷似していた。それはこの巨人達が同じヒューマノイドであるということの証明であり、その証明は彼らに残酷な事実を悟らせる。この恐ろしい大破壊を行っているのが同じヒューマノイドでありただの少女であると。そんな巨人の顔が下りてくる。その顔には笑みが浮かべられていた。人々は最初、その笑みは自分たちを虐殺することへの優越感から来るものと思ったがそうではなかった。その笑顔はこれから行う日光浴への期待と喜びの表れなのだ。自分たちのことなど、自分たちを虐殺していることなど、まったく眼中になかったのだ。まるで微笑みかけるような柔和な笑みが、逆に残酷だった。そんな国の上に二つの超巨大な手が被せられ国は暗黒に包まれた。少女の手のひらだけでいくつもの国は空を奪われた。そしてその手のひらの上に顔が乗せられたことで、手のひらの下にあった国は皆そのまま押し潰された。巨人が、まさにこれから眠る子のように枕にした手の上で顔を動かし頬をぐりぐりこすりつけるたび、手の下の国は粉々に磨り潰されていく。",
          "zh_text": "最后，少女脸被放在手上的那一点点时间，那里的国家的人们第一次用肉眼看到少女的脸。是一张长着短发充满天真孩子气的年轻少女的脸庞。真的和人类很相似。那是这个巨人同样是宇宙人的证明，但这个证明却提起他们残酷的事实。进行这次可怕的大破坏的同样是宇宙人。只是一个少女。那个巨人少女的脸往下。脸上浮露出笑容。人们最初以为那个笑容是把自己屠杀之后而涌上来的优越感，可是并不是这样的。那笑容只是因为进行日光浴的期待和喜悦的表现。他们自己的事，屠杀他们的事，根本没有放在眼内。仿佛发自内心般的柔和微笑，相反更加残酷。那些国家的上空被两只超巨大的手盖住，被黑暗包围。少女只是用手掌就夺走了几个国家的天空。然后手掌上安上脸，手掌的下面的国家都是直接压碎。巨人，有如沉睡的孩子般把手当成枕头，在上面用脸圆圆蹭动时，手下面的国家都被渐渐被磨至粉碎。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "そして暫くして、世界に二つの寝息が響き始めた。",
          "zh_text": "然后，过一会儿，世界上响起了两人的鼻鼾声。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "二人の地球人の呼吸が世界の大気を揺るがす。",
          "zh_text": "两个地球人的呼吸震撼着世界的大气。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "生き残った者はこの機に宇宙に脱出しようとする者と復讐しようとする者に分かれた。",
          "zh_text": "生还的人把这个当成契机，分成想逃出宇宙的人和复仇的人。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "脱出を選んだ者は瞬く間に宇宙へと飛び上がり、復讐を選んだ者は自国の持てる兵器のすべてを稼働させた。",
          "zh_text": "选择逃脱的人瞬间跳进宇宙船起飞，选择复仇的人把所拥有的武器全部投入使用。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "地表からの無数のミサイル攻撃、宇宙からの大艦隊によるレーザー攻撃など様々な兵器が繰り出されるその様はまさに戦争。しかしこれほどの兵器が一度に持ち出されるなど星間戦争でもなかった。それほどの兵器を、たった二人の少女に使わなければならないというこの現状。だが、それが地球人というものだった。宇宙最凶の種族を前にしているのだ。",
          "zh_text": "从地表的无数的飞弹攻击，从宇宙重型舰队的激光攻击等各种各样的武器都被陆续放出，看起来是一场正式的战争。但是如此大杀伤力的武器还是第一次使用，在浩大的星际战争中也没有用过。这样的武器，只是因为两个的少女就到了必须使用的状况。但是，这是地球人。他们是在宇宙最凶的种族面前。"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "が、どれほど攻撃を続けても、対象に変化は無かった。ダメージどころか、傷一つ、それどころか身じろぎひとつしない。",
          "zh_text": "持续攻击却没有为少女带来任何变化，也没有伤害，连一点点伤口，甚至连就像刮到一下的痕迹也没有。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "肌に直接レーザー光線を当てているのに、火傷も何もない。反応が無いのだ。気づいてもいないのか。",
          "zh_text": "对肌肤直接发出激光，没有带来任何明显的烧伤。反应也没有。即使被察觉到的资格也没有吗？"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "この国の保有する兵器の破壊力では、地球人の少女の柔肌を浸透し神経に感じさせることもできないのか。",
          "zh_text": "国家级持有武器的破坏力，连渗透地球人少女的柔软皮肤的神经的感觉也不可以吗？"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "今、地表のあらゆる国からミサイルが二人の巨人に撃ち込まれている。",
          "zh_text": "现在，地表所有国家都用飞弹连续攻击两个巨人。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "宇宙からも無数にレーザーが放たれている。宇宙空間である二人の体の周辺には見た目無限ともいえるほどの戦艦が集結していた。何百万何千万何億か。かつてこれほどまで宇宙戦艦を引っ張り出したことがあっただろうか。",
          "zh_text": "也有无数的激光在宇宙放出。在宇宙空间中两人的身体的周围可以说是集结了无限的战舰。几百万几千万几亿。从来没有如此多的宇宙战舰出击吧？"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "しかしどちらの巨人にも変化は無し。その片割れ、長髪の巨人は寝言まで呟いている。",
          "zh_text": "但是巨人一丁点变化也没有。相反，长发的少女巨人在发出梦呓嘀咕。"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "その様に憤りを覚えた艦隊の一部がその長髪の巨人の顔面上空へと移動するとそこから眼下の巨大な顔に向かって攻撃を仕掛け始めた。少女の顔を攻撃するという罪悪感など無い。相手は地球人であり更には大きすぎて少女に見えないというのも大きい。閉じられた巨大な目の上、閉じられたまぶたの上から目に攻撃する。太い光線が何束もまぶたにあたるが、まぶたはピクリとも動かない。",
          "zh_text": "这个行为无疑令全力攻击的人感到愤慨，一部分舰队移到长发巨人少女的面部上空，向她巨大的眼睛的发起劈脸般的攻击。他们攻击少女可爱的脸庞时一点罪恶感也没有。对方是地球人，太大了，少女是看不见一样的巨大。向那闭上的巨大眼睛，向闭上眼皮的眼睛攻击。成百上千的光束向眼皮攻击，但眼皮还是一动不动。"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "戦艦隊の背後にそびえる高さ１万ｋｍ弱太さ１００ｋｍ弱という凄まじい大きさのまつ毛も、彼らの光線ごときでは痛みもしないだろう。",
          "zh_text": "战舰舰队的背后耸立着高1万公里，粗100公里的弱小但有着可怕的大小睫毛，被他们光线武器打到时也不会疼吧。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "無数に集まる戦艦。長髪の巨人の顔上空を飛んでいた数千は彼女の直径数万ｋｍというとんでもない大きさの鼻の穴から発せられる呼吸という突風で吹き飛ばされた。地球人のちょっとした呼吸も、宇宙人にとっては超新星爆発の威力に匹敵するものがあり、直撃を受けた戦艦たちは粉々になり一瞬で消滅した。直後の息を吸い込む呼吸にはまた別の数千という艦隊が巻き込まれあの超巨大な鼻の穴の中に消えていった。",
          "zh_text": "无数集中战舰，在长发的巨人少女的脸上空飞了数千数万公里，被她直径的意外的大的鼻孔里发出的呼吸狂风吹落。地球人小小的呼吸，对他们宇宙人来说是可以匹敌超新星爆炸威力的东西，直接受到冲击的战舰们在一瞬间粉碎消失。之后被呼吸吸入的数千艘舰队也被卷入那超巨大的鼻孔中消失。"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "それから数時間もの間、宇宙からも地表からも攻撃が続けられたが、結局有効なダメージを与えることは出来なかった。",
          "zh_text": "这几小时之间，从宇宙和从地表发攻击一直继续下去，结果没能做成一点伤害。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "無意識、または突発的な事故により戦艦の数は大きく減っていたが、その結果も巨人への攻撃とはなりえない。",
          "zh_text": "无意识的动作，或突发事故的更使战舰的数量大大减少，不过这个结果也不是巨人故意的攻击。"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "長髪の巨人が寝返りを打った時に、振り回された手に衝突し無数の戦艦が爆発し、地表に叩き落された巨大な手は星表面を大きく破壊した。",
          "zh_text": "长发的少女巨人在翻身的时候，折腾的手和无数战舰相撞，发生爆炸，敲向地表时，巨大的手对行星的表面产生了不可估计的大破坏。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "短髪の少女が眠りながら無意識のうちに延ばしていた足を交差させたとき、その指先に大地が削り取られ地表に幅も深さも１万ｋｍを超える巨大な５つの溝が残された。",
          "zh_text": "短发少女一边睡一边不知不觉地伸延交叉只脚，那趾尖在削取大地时，在地表留下宽度和深度都超过1万公里的5个巨大深沟。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "結局この数時間、防衛軍は巨人たちの無意識の所作で数を減らす以外何もできなかった。",
          "zh_text": "结果这几小时，防卫军除了被巨人少女的无意识动作减少数以外，什么都没有做到。"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "「ん…ねちゃったか…」",
          "zh_text": "「啊…啊啊…睡饱了……」"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "長髪の少女が身を起こすと短髪の少女も起き上ってきた。眠たげに眼をこすっている。",
          "zh_text": "长发少女把身体唤起家，而短发少女也坐上来。睡眼惺松地揉着眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "「気持ちよかったね」",
          "zh_text": "「好舒服啊」"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "「ねー。流石に日焼けするとまではいかなかったけど」",
          "zh_text": "「呐，这样晒也没有晒黑呢。」"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "「うん。ぐっすり寝ちゃった。でもちょっと汚れちゃったね」",
          "zh_text": "「嗯。香甜地睡了一觉。但是有点脏呢」"
        },
        {
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          "ja_text": "見れば短髪の少女は体の前面が、長髪の少女は背後が砂で汚れていた。",
          "zh_text": "短发少女身体的正面，和长发少女的背面都被砂弄脏了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「んーまぁ、砂浜で寝るのと一緒よ。シャワー浴びれば大丈夫よ」",
          "zh_text": "「嗯…嘛、在沙滩上睡就难免会发生这种事。去淋浴一下就没问题了」"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "「そうだね」",
          "zh_text": "「是啊」"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "言いながら長髪の少女は髪に着いた砂を払落し、短髪の少女は体の前に着いた土を払い落とした。",
          "zh_text": "长发的少女一边说一边把头发上的沙子拨走，而短发少女就把拂落身前黏着的泥土。"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "胸に着いた砂を払い落とすとその所作で胸が揺れる。",
          "zh_text": "掸掉胸部沙子时和那个动作令胸部摇晃不止。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "少女たちは、その払い落とす土や砂が大勢の人々の暮らしていた国や都市のなれの果てとは気づかない。",
          "zh_text": "少女们掸落的沙土时，结果都没有发现那是一大群人曾经生活过的国家和都市。"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "胸に着いていたいくつもの国は、少女が胸をぷるんと揺らすとたまらなく宙に放り出され地表に落下していった。",
          "zh_text": "胸部上的几个国家，在少女清理胸部时摇动和而被抛到空中落到地表。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "「それじゃ帰りましょっか」",
          "zh_text": "「那么，回去吧？」"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "「うん」",
          "zh_text": "「嗯。」"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "二人は立ち上がると荷物を纏めて宇宙船へと戻って行った。",
          "zh_text": "两人站起来整理行李返回她们的太空船。"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "途中、新たに何千もの国々とそこに暮らす無数の人々を踏み潰しながら。",
          "zh_text": "在途中，又有成千上万的国家和住在那里的无数的人们被踏碎。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "しかし心地よい日光浴を終えて楽しいおしゃべりに花を咲かす少女たちは、自分たちの行っている大虐殺など気づきもしない。",
          "zh_text": "但是她们只是在愉快的日光浴结束后，快乐地聊天，有如绽放中的美丽花朵，两个花季少女连自己所造成的大屠杀也没有察觉得到。"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "先ほど二人が身を起こしたときに、その周辺に集結していた宇宙戦艦隊や地表の軍は、その体に激突して全滅していた。",
          "zh_text": "刚才两个人起身的时候，那周边集结的宇宙战舰队和地表军队，都受到她的身体的撞击而全灭了。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "自分たちの星を守るものをほとんどを失ってしまったのだ。",
          "zh_text": "几乎失去所有可以保护自己行星的东西。"
        },
        {
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          "ja_text": "二人は、一つの星に壊滅的打撃を与えた事など知りもせず、宇宙船に乗り込むと母星である地球に向かって飛び立った。",
          "zh_text": "两个人对一个星球进行了毁灭性打击这件事都不知道，就坐上宇宙船向母星地球出发。"
        },
        {
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          "ja_text": "あとには天文学的な大きさの少女たちが残した無数の超巨大な足跡とことごとく荒廃した地表。",
          "zh_text": "之后，天文级大小的少女只有留下无数的超巨大的脚印和荒废的地表。"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "そして、彼女たちと言うとんでもない大巨人の歩行によって核に異変をきたし、星としての機能が停止してしまった惑星が残された。",
          "zh_text": "她们令人难以置信的巨大的巨人在步行时产生冲撃，让行星星核异变，使整个行星机能停顿。"
        },
        {
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          "ja_text": "これからこの星はゆっくりと破滅してゆくだろう。そして残された人々にもそこから脱出するすべは残されていない。",
          "zh_text": "这个星球会慢慢破灭吧。然后余下的人们也会从那里逃脱。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女たちの歩行の衝撃はほぼ星全体に響いていた。巨大な足が一歩降ろされれば、星の裏で大地が裂けるほどにだ。",
          "zh_text": "她们的步行的冲击几乎在整个行星回响。巨大的脚的一步，也是可以令行星的背面的大地裂开的程度。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼女たちがおしゃべりしながら進むその一歩の凄まじい衝撃は大地を走り衝撃波となって周辺国家に襲い掛かる。",
          "zh_text": "她们一边聊天一边前进，每一步的可怕的冲击刮跑大地上的一切，而冲击波袭击则会向周边的国家袭击。"
        },
        {
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          "ja_text": "すでに星表面は彼女たちの足跡を起点に無数のヒビが走りボロボロになっている。主だった国のほとんどが吹き飛び、残った国も壊滅的なダメージを受けた文明の中ですぐに復興するのは不可能だった。",
          "zh_text": "已经星体的表面以她们的足迹为起点，被无数的裂缝弄得破烂不堪。主要的大部分国家都被吹飞，剩下的国家也受到毁灭性的伤害，马上复兴重建文明是不可能的。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "彼らは巨人たちがあの超巨大な宇宙船へと向かう後姿に見た。",
          "zh_text": "他们看着两个巨人走向那超巨大太空船的背影。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "笑顔で笑いあいながら二人が歩くその次の一歩の為に足が持ち上げられたとき、その足の裏に汚れと言う無数の国が張り付いているのを。少女たちの笑顔と、その巨大な足の裏の下に踏み潰された国のなれの果てのギャップが異常なまでにシュールだった。",
          "zh_text": "用互相向对方展露微笑，两人为了走下一步而把脚举起的时候，那个脏脏的脚底依附着无数国家。少女们的笑容和那巨大的脚底下被践踏的国家的产生出超异常的巨大差距。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "この星に未来は無い。二人の地球人の少女が日光浴に来ただけで、星は終わりを迎えたのだ。",
          "zh_text": "在这个星球已经没有未来。两个地球人少女只是来了做日光浴，行星就迎来结束。"
        },
        {
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          "ja_text": "これが地球人の実態である。",
          "zh_text": "这就是地球人的实际情况。"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "他星を侵略することになんの憂いも無い。自分たち以外に知的生命体がいないものと思い込み、そこにある文明を蹂躙することになんの疑問も持たない。",
          "zh_text": "也不用忧愁其他星球侵略，也没有什么好担心。自己以外的智慧生命体是不在的东西，而且把蹂躏那里原有的文明这种事一点犹疑也没有。"
        },
        {
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          "ja_text": "知識を持たないまま文明だけを発展させた結果、誰も止める事の出来ない宇宙最悪の存在になってしまった。",
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        },
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          "ja_text": "これからも無数の侵略が繰り広げられるだろう。地球人が自分たち以外の知的生命体の存在に気づくまで。",
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        },
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          "ja_text": "それまで、いったいどれほどの星が侵略され、どれほどの国が蹂躙され、どれほどの人々が踏み潰されなければならないのだろうか。",
          "zh_text": "在那之前，到底有多少的行星被侵略、有多少的国家被蹂躏，又有多少人被必须践踏呢？"
        }
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    },
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        {
          "id_line": 4,
          "ja_text": "巨人族の姉妹である。",
          "zh_text": "是巨人族的姐妹。"
        },
        {
          "id_line": 5,
          "ja_text": "彼女達は（相対的に）小人の国へと散歩に来ていた。",
          "zh_text": "她们去了（相对来说）小人国散步。"
        },
        {
          "id_line": 6,
          "ja_text": "ひらひらとした布の衣服を纏い、足は足首までを細い布で縛るサンダルを履いている。",
          "zh_text": "裹着翩翩的布料作为衣服，用小块的布块包到脚踝的脚穿着凉鞋。"
        },
        {
          "id_line": 7,
          "ja_text": "姉はロングのスカートを。妹はワンピースのような服を着ていた。",
          "zh_text": "姐姐是长裙。妹妹是有点像连衣裙一样的衣服。"
        },
        {
          "id_line": 8,
          "ja_text": "この国の人間から見れば酷く時代の遅れた衣服、もしくはファンタジーな服だった。",
          "zh_text": "在这个国家的人看来，是野蛮时代的落后衣服，或都是幻想中的衣服。"
        },
        {
          "id_line": 9,
          "ja_text": "だが、それらの違和感を、すべて無に帰せるほどの圧倒的な違和感、大きさの違いが彼女達にはあった。",
          "zh_text": "但是那些不协调感，都无法和那种压倒性的不协调感比较，就是她们大小不同。"
        },
        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "１万倍の巨人族である彼女達は海をざぶざぶと歩いて渡ってきた。",
          "zh_text": "1万倍的巨人族在海中哗啦哗啦地走过去。"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "彼女達にとって小人の国であるここいらの海は水溜りに他ならないのだ。",
          "zh_text": "对她们来说的小人国。这里的海应该只是一漥积水。"
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "海に浮かぶ船を見つけた妹はそれを目掛けて走り出した。",
          "zh_text": "妹妹发现了浮在海面上的船，眼睛盯着它们就跑出去了。"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "妹の足が海に着くたびにそこは爆発したかのような凄まじい水飛沫を上げた。",
          "zh_text": "妹妹的脚每次踩到大海，都会升起大爆炸般可怕的水花。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "無数の飛沫は陽光を跳ね返し妹の笑顔を彩った。",
          "zh_text": "无数的飞沫在阳光下来配搭妹妹的笑脸。"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "ぐらぐらと地面が揺れ、その影響と直接引き起こされた波で転覆しそうになる船たち。",
          "zh_text": "哗啦哗啦引起地面的晃动，受到影响而直接引起的波浪快要颠覆海上的轮船。"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "そして３００ｍを超える大型タンカーは、伸ばされた妹の巨大な手によってつかまれ、海から攫われた。",
          "zh_text": "超过300米的大型油轮被妹妹伸过来的巨大的手从大海拿起。"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "目の前に持ってきたタンカーをしげしげ見つめる妹。",
          "zh_text": "妹妹不停仔细地凝视带到眼前的油轮。"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "「わぁ〜ちっちゃ〜い。かわいー」",
          "zh_text": "「哇〜〜呐啊」"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "妹の幼い指ですらタンカーよりも巨大である。",
          "zh_text": "妹妹年幼的手指也比油轮更加巨大。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "「見てみてお姉ちゃん、ちっちゃなお船つかまえたよ」",
          "zh_text": "「你看你看，姐姐，抓到了小小的船。」"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "言いながら妹は姉に向かってタンカーを乗せた手を差し出した。",
          "zh_text": "妹妹一边说一边向姐姐伸出了捧着油轮的手。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "肌色の巨大な手に捕らわれたまま、ついさっきまで海面にいたタンカーはあっという間に高さ１万ｍ超まで持ち上げられたのだ。",
          "zh_text": "被肉色的巨大的手捉住，刚才还在海面的油轮一转眼间就被抬到1万米的高空。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "姉は身を屈めてそれを見下ろした。",
          "zh_text": "姐姐屈下身体俯视油轮。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "「ふふ、本当、かわいいわね」",
          "zh_text": "「呵呵，真的，很可爱。」"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "タンカーの船員達の上空を、姉の超巨大な顔が占領した。",
          "zh_text": "船员们的上空被姐姐超巨大的脸占据。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "この巨人族の女性は笑顔で自分達を見下ろしていたのだが、それでも恐怖を感じる事は無かった。",
          "zh_text": "这个巨人族的女性用笑容俯视着他们，尽管如此，还是没有感到恐惧。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "この笑顔に凄い包容力を感じたからだった。",
          "zh_text": "这是因为对这个笑容感受到厉害的包容力。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "巨大さにあいまる包容力の大きさである。",
          "zh_text": "巨大的包容力把他们用爱包围起来。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "美少女、よりも美女と言う言葉が似合いそうなのは、きっと雰囲気がとても大人だからなのだろう。",
          "zh_text": "比起是美少女还是叫美丽的女性更加合适，因为她的气场非常有大人的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "しかし、彼女が超巨大であることに変わりは無い。",
          "zh_text": "但她超巨大的存在这一点是不会改变的。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "今、我々は１万ｍ超の高さにいるのに、彼女はその自分達を、腰を屈めて覗き込んできたのだ。",
          "zh_text": "现在他们在1万米超高高空，可她还是要弯着腰看他们。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "大きな身体は雲を吹き飛ばしながら降下してきた。",
          "zh_text": "巨大的身体弯下来时，把云都吹往另外一边了。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "控えめな印象の服だが、その大きく膨らんだ胸元は、男心をくすぐった。",
          "zh_text": "衣服给人一种保守的印象，不过那对鼓鼓的巨大胸部，让男人看得内心痒痒的。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「ねぇ、持って帰っていいでしょ？」",
          "zh_text": "「带回去可以吗？」"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "「それはダメよ。このお船は小人さんたちのものなんだからちゃんと返してあげなくちゃ」",
          "zh_text": "「那是不行的哦。这艘船是小人们的东西，所以要好好地还给他们。」"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「はーい…」",
          "zh_text": "「是……」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "渋々了解した妹は手の上のタンカーをつまみあげるとしゃがみ、タンカーを海に浮かべた。",
          "zh_text": "勉勉强强瞭解同意的妹妹蹲下，挟起手上的油轮，把油轮再次浮在海上。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "のろのろと動き出したタンカーを、妹はしばらく見下ろしていた。",
          "zh_text": "妹妹一时俯视着慢吞吞地开动的油轮。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "「いいこね。さ、いきましょ」",
          "zh_text": "「开走了。那我们走吧。」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "姉は妹の手を取って歩き出した。",
          "zh_text": "姐姐牵着妹妹的手走了。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "　＊",
          "zh_text": "　＊"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "二人は陸地へとたどり着いていた。",
          "zh_text": "两个人终于到达陆地。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "海からでもその大地が緑豊かな広大な土地であることが良く分かる。",
          "zh_text": "从大海上可以感受到布满丰富绿色的广大土地。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "二人は陸の一歩手前から内陸を眺めていた。",
          "zh_text": "两个人是在登陆的前一步眺望内陆。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "未だ海の中に立っているにも関わらず、すでに少女達の足は海面から出ていた。",
          "zh_text": "她们还站在海中，尽管少女们的脚已经从海面露出来了。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "水位はサンダルの高さにも及ばないのだ。",
          "zh_text": "水位连凉鞋的高度也比不上。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "「きれいだね！」",
          "zh_text": "「好漂亮啊！」"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "「そうね。でも陸を歩くときは足元に注意のよ」",
          "zh_text": "「是啊。但是在陆地走的时候要注意脚下。」"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「は〜い！」",
          "zh_text": "「是的~！」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "妹は足元にあった港町を跨いで内陸へと足を踏み入れた。",
          "zh_text": "妹妹跨过脚下的港口步入了内陆。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "ずしぃいいん！",
          "zh_text": "ずしぃいいん !"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "長さにして２２００ｍの広大な範囲が妹の履くサンダルで踏み潰された。",
          "zh_text": "长度于2200米的广大范围被妹妹穿着的凉鞋践踏了。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "そしてさらにずんずんと奥へと歩いてゆく。",
          "zh_text": "妹妹快步往深处走去。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "一応足元に気を遣っているのか、足を降ろす場所には街がないかちゃんと確認している。",
          "zh_text": "姑且还是有担心脚下，脚放下的地方都有好好地确认有没有都市的存在。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "だが、それはあくまで彼女達に見える街のことであって、見えない小さな村や町は知らず内に踏み潰されていた。",
          "zh_text": "但她只有看见城市，而看不见的小小的村、小小的镇在不知不觉中被踩碎了。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "それで無くとも今　妹は広大な範囲の森や田園地帯を踏み潰しながら歩いているのだ。",
          "zh_text": "即使没有踩到，现在妹妹一边还是踩在广大范围的森林和田野地带一边走着。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "人々の被害は甚大だった。",
          "zh_text": "这对人们来说已经损失巨大。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "そしてそれは姉も同じ。",
          "zh_text": "然而姐姐也是一样。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "まだ海の上から妹の姿をにこにこと見守っている姉だが、姉とて微動だにしないわけではなく、ちょっと足を横に動かしたりはする。",
          "zh_text": "还在大海上姐姐注视着妹妹笑嘻嘻的样子，但姐姐也不是一动不动，还是会时不时调整一下脚。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "姉の巨大な足の周囲には幾つもの船がひっくり返って転覆していた。",
          "zh_text": "姐姐巨大的脚把的周围是几艘船翻转。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "ただ大型客船やタンカーならいざ知らず、小型の漁船などは、小さ過ぎて彼女達には見えなかったのだ。",
          "zh_text": "大型客船和油轮就另当别论，但小型渔船实在太小了，她根本看不见。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "全長１０ｍや２０ｍの漁船は、姉から見れば１㎜２㎜の大きさであり、足の周囲を浮いていたとしても気付きもしない。",
          "zh_text": "全长只有10米和20米的渔船，在姐姐看来只有1毫米2毫米的大小，在她的脚边浮动似乎也丝毫没有感觉。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "結果、彼女が少し足を動かしたときにみな発生したその大津波と大渦に飲み込まれてしまったのだ。",
          "zh_text": "结果，渔船被她的脚动了一点点的时候产生的大海啸和大漩涡吞噬。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "周囲の全ての船を転覆させても、何事も無かったかのようにそこにある足。",
          "zh_text": "周围全部的船都翻转，在那里的脚还好像什么事也没有似的。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "そこにあった港町も津波の被害を被り街の大半が押し流されていた。",
          "zh_text": "那里的港口城市也遭受到海啸，大半个城市被冲走。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「あらあら、あんなにはしゃいじゃって」",
          "zh_text": "「哎呀哎呀，看起来玩太疯了」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "頬に手をあてくすくすと笑う姉の足元は、人々が泣き叫びながら逃げ惑う地獄絵図と化していた。",
          "zh_text": "把手贴到脸颊上嗤嗤发笑的姐姐脚下是人们一边哭喊一边乱窜的地狱绘图。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "ずずぅん！　ずずぅん！",
          "zh_text": "ずずぅん！　ずずぅん！"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "妹がてててて…と走る足元では目に映らないほど小さな家が次々と踏み潰されていた。",
          "zh_text": "妹妹来了…奔跑时撔脚下小得看不到的家园被接连踩踏。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "そして彼女はサンダルを履いているので自分が家などを踏みながら歩いていることに気付かないのだ。",
          "zh_text": "她因为穿着凉鞋，所以连自己踩到小人的家也没有注意到。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "妹の足の長さは２０００ｍ。サンダルは２２００ｍ。そのサンダルの厚さは１００ｍほどで超高層ビルでもない限りその高さを超えるものは無い。",
          "zh_text": "妹妹的脚的长度是2000米。凉鞋长2200米。凉鞋厚度为100米左右，除了超高层大楼之外，其他东西都无法超过这个高度。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "皆がその巨大にして広大にして強大なサンダルによって踏みにじられていった。",
          "zh_text": "所有人都被这双巨大广阔又强大的凉鞋蹂躏。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "だが６ｍの家など相対的には０．６㎜となり、例えサンダルを履いていなかったとしてもそれを踏んだことに気付けるかどうかは疑問である。",
          "zh_text": "但是6米的房子相对妹妹来说只有0.6mm，穿着凉鞋踩，有没有资格被察觉到还是一个疑问。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "大きな森をザクザクと踏みしめながら走る妹の目に大きな街が入ってきた。",
          "zh_text": "妹妹一边沙沙地踩踏广阔的森森，一边奔往眼前的城市。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "森の緑から一気に白い街並みが広大に広がっているのだ。",
          "zh_text": "绿色的森林一口气变成白色的宏大城市在地上蔓延。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「わぁ〜！」",
          "zh_text": "「哇~！」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "突然のコントラストの変動に妹の心が奪われる。",
          "zh_text": "突然出现的反差对比夺走了妹妹的心。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "小さな突起物が地面からにょきにょきと生え、規則性の無いその光景にも、見入るものがあった。",
          "zh_text": "小小的突起物从地面接连耸立、生长，看着没有规则性的光景看得出神。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "街の小人達からは、郊外に立つ、恐ろしく巨大な人間の姿が見えた。",
          "zh_text": "城市的小人，看到郊外站着可怕的巨人身影。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "ワンピースのような服を纏った少女のようだったが、その上半身は雲の向こうで霞んで見える。",
          "zh_text": "连衣裙一样的布料缠绕少女的身上，不过因为云的关系，上半身有点朦胧。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "雲が漂う腰の下には短いスカートがオーロラのように揺れ、その下からは、まだ生足とは呼べる妖艶な魅力は醸し出されていない少女の脚が伸びていた。",
          "zh_text": "云彩在腰下漂浮，短裙像极光一样摇晃，下面伸出一双少女没有穿着袜子腿，浑身散发著迷人的魅力。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "ただしそのふとももの太さは１０００ｍ以上。長さも、実に６０００ｍは超えているであろう。",
          "zh_text": "但是一条腿说足足有1000米粗。实际长度超过6000米吧。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "その通り、この超巨大な少女は、今、この長い脚で低い雲を蹴散らしながら歩いてきたのだ。",
          "zh_text": "这个超巨大的少女，现在用修长的美腿一边驱散云朵一边走过来。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "足は巨大なサンダルを履いていたが、足元の森の木々は、そのサンダルの高さにも遠く及ばなかった。",
          "zh_text": "脚穿了巨大的凉鞋，脚下森林中的树木远远没有达到凉鞋的厚度。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "森など、少女にとってはコケがむしているようなものだった。",
          "zh_text": "森林对少女来说就像青苔丛生一样的地方。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "妹は暫しそこから街を眺めていた。",
          "zh_text": "妹妹在那里眺望城市一阵子。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「う〜ん、遊びたいけど、お姉ちゃんは小人さんをいじめちゃダメって言ってたし…」",
          "zh_text": "「很想玩呀~，不过，姐姐说欺负小人先生是不行的……」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "指を咥えて物ほしそうな顔で見下ろしていたが、やがて頭を振って思案にけりをつける。",
          "zh_text": "吸吮着手指，用有想要的东西一样的脸俯视大地，陷入沉思后不久摇了摇头。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「ううん、ダメダメ！　他のところにいこ」",
          "zh_text": "「不，不行不行！往其他地方前进吧」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "と、妹が足元の木々を踏みにじりながら踵を返したときだった。",
          "zh_text": "妹妹正打算拆返，脚下的树木被脚跟踩到的时候。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "ポン！　ポン！",
          "zh_text": "ポン! ポン!"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "顔の周りで、何かが小さく光った。",
          "zh_text": "脸的四周有什么小小的闪闪发亮的东西。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「？」",
          "zh_text": "「？」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "良く見ると何か黒く小さいものがたくさん飛んでいた。",
          "zh_text": "仔细一看是什么很多黑色的小东西在飞行。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「む、虫かな」",
          "zh_text": "「唔，是虫子吗？」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "妹は目の前のソレを手で払った。",
          "zh_text": "妹妹用手拨开眼前的小黑点。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "戦闘機たちは妹の超巨大な手でなぎ払われていった。",
          "zh_text": "战斗机被妹妹超巨大的手打中。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "大気をまるまる動かすほどの大きさ。空気がゴゴゴゴとうねりをあげていた。",
          "zh_text": "是可以撼动大气的大小。空气气流呼呼起伏。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "幅８００ｍはあろうかという手だったのだ。",
          "zh_text": "宽度800米的手拨过。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "雲を散らしながら現れた手はそこを飛んでいた戦闘機を一機残らず叩き落した。直撃しなかったものも、その凄まじい突風にバランスを崩し地面へと落ちていった。",
          "zh_text": "云彩消散的同时出现了巨大的手，在飞行的战斗机被击落了。没有直击的，也在可怕的暴风中失去平衡堕落地面。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "なんだったんだろう。",
          "zh_text": "是什么呢。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "とりあえず、目の前の虫は追い払った。",
          "zh_text": "总之，先把眼前的虫子赶走。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "だがすぐに別の虫たちが集まってきてまたポンポンと小さく光る。",
          "zh_text": "但马上又有别的闪闪发光的虫子聚集一起。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "みんなが、自分の顔を狙ってくる。",
          "zh_text": "他们被以自己的脸为目标。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "気付くと遠くからもなんか細長くて白いものが飛んできた。",
          "zh_text": "发现远处有细长白色的东西飞过来。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "それが顔に当たるのを防ごうと手で遮った。すると…。",
          "zh_text": "为了防止打到脸上用手遮住，然后…"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "ドォン！",
          "zh_text": "ドォン！"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「！？」",
          "zh_text": "「！？」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "それが爆発した。",
          "zh_text": "爆炸了。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "爆発は１ｃｍにも満たなかったが、遮った手のひらを見てみると、そこは黒くすす汚れており、確かにそれが爆発した証拠があった。",
          "zh_text": "爆炸连1cm也没有，往挡住的手掌一看，有一点黑色的污垢。那就是真的有东西爆炸了的证据。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "なにこれ…。",
          "zh_text": "这是什么…"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "妹はなんだか怖くなってきた。",
          "zh_text": "妹妹总觉得害怕起来。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "その白いのは次々と自分の身体のいたるところにぶつかって爆発する。",
          "zh_text": "那些白色的东西不断撞在自己身体各个地方爆炸。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "痛いわけではないが、凄い気味が悪かった。",
          "zh_text": "没有感到痛楚，但感受满满的恶意。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「や、やだ…」",
          "zh_text": "「哎，哎呀……」"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "ずずん…！",
          "zh_text": "轰…！"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "後ずさった妹の足が街に侵入し家々をかかとで踏み潰した。",
          "zh_text": "妹妹往后退的脚入侵城市，把房屋为用脚跟踩碎。"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "妹は手を振ってその白いものを落としてゆくが、無数に飛来するミサイルは次々と妹の巨大な身体に命中していく。",
          "zh_text": "妹妹挥手柄白白的东西打下去，但无数飞来的飞弹相继命中妹妹巨大身体。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「や、やだー！」",
          "zh_text": "「哎，哎呀！」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "妹は再び踵を返し、今度は街の中に向かって走り出した。",
          "zh_text": "妹妹再次后退，这次是往城市的方向跑。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "無数のミサイルから逃げることでいっぱいの妹は、そこが街であることも、姉との約束も、何も考えられなくなっていた。",
          "zh_text": "逃避无数飞弹的妹妹踩往城市，也来不及考虑与姐姐的约定。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "ずずん！　ずずん！　ずずん！　ずずん！",
          "zh_text": "ずずん！　ずずん！　ずずん！　ずずん！"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "走り抜ける中、妹は無数の家々やビルを踏み潰した。",
          "zh_text": "在城市地穿过中的妹妹把无数的房屋和大楼踏碎。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "元々ここに来るまでにいくつもの村や町を踏んできたが、今起こっていることはそれまでと比べ物にならない大災害だった。",
          "zh_text": "原本来到这里之前只有几个村和小镇被踩，现在发生的和刚才为止发生的根本是不能相比的大灾害。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "巨大な足がビル群をずずんと踏みしめ、そしてもちあげられるときにはその大量の瓦礫を宙へと引きずってゆく。",
          "zh_text": "巨大的脚不断轰轰地踩在建筑群上，并且在跑的时候把大量的瓦砾拉往空中。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "台風よりもはるかに強力な突風が足に引きずられて吹き抜ける。",
          "zh_text": "在脚拖过时，发起比台风更强力的暴风。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "それは妹が足を降ろした部分の周辺の、まだ無事だった部分から人々や車、家などを引っ張り上げるには十分な威力だった。",
          "zh_text": "暴风有把妹妹脚下的周边地区还是平安无事的人、汽车和平房都被吹往空中的巨大威力。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "妹が足を降ろす場所では、人々は突然の大揺れに地面をのたまっていると周囲が暗くなり見上げたそれが超巨大な少女の履くサンダルの底であるなど理解できぬうちに何百ｍを地中へと踏み埋められた。",
          "zh_text": "妹妹放下脚的地方，人们突然感到巨大的摇晃，周围变暗，仰望到超巨大少女的凉鞋底部，还没有明白发生什么事的时候，就被踩到几百米深的地下。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "いくつもの１００ｍ級ビルが妹の一歩のうちにクシャリと踏み潰され瓦礫は風圧で吹っ飛ばされる。",
          "zh_text": "无数100米级的大楼，都被妹妹一步的过程中被踩碎，然后瓦砾被风压吹走。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "街の中には２０００ｍを超える巨大な足跡が残されていった。",
          "zh_text": "城市中留下很多2000米的巨大足迹。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "ずずぅん！　ずずぅん……！　ズガガガガガガガガ……ッ！",
          "zh_text": "ずずぅん！　ずずぅん……！　ズガガガガガガガガ……ッ！"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "走っていた妹は突然ブレーキをかけた。",
          "zh_text": "在奔走的妹妹突然刹车。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "そのせいでそこにあったビルたちは、地面を削りながら滑ってくる足によって砕かれすり潰されるか地面から放り出され粉砕された。",
          "zh_text": "脚滑过的地面把那里的高楼削得粉碎，瓦砾聚集在脚边的地面。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "何千平方ｍもの範囲が削り取られ地面をむき出しにした。",
          "zh_text": "几千平方米的范围被削走后露出了地面。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "妹は立ち止まった。正面からもミサイルが飛んできたからだ。",
          "zh_text": "妹妹正在站住休息。飞弹又从正面飞过来了。"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "キョロキョロと周囲を見回した後、ミサイルのこなさそうな方向に向かってまた走り出した。",
          "zh_text": "怯生生地四处张望四周的环境后，往飞弹的反方向跑了出去。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「はぁ…はぁ…」",
          "zh_text": "「哈…唉……」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "目に涙を溜めながら走る妹は押し寄せるミサイルの嵐から逃げ続けた。",
          "zh_text": "妹妹眼睛积蓄眼泪，一边跑一边继续避开蜂拥而来的飞弹暴雨。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "最早足元が街であることは完全に忘れていた。",
          "zh_text": "已经完全忘记脚下渺小的城市。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "とにかく今は、その地面を蹴って前へと進んで逃げたい一心だった。",
          "zh_text": "现在不停踩往地面前进，一心只有逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "さらに次々と踏みにじられ行く街。",
          "zh_text": "城市不断地被蹂躏。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "妹の走る速度は時速数万㎞で、こんな巨大な物体がそんな速度で走り抜ければそこを突き抜けるソニックブームは凄まじいものだった。",
          "zh_text": "妹妹的奔走的时速达数万千米，如此巨大的物体以那样的速度奔走，就像放出了穿透物体音爆骇人的攻击。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "ビルがその衝撃だけで粉々に粉砕されるほどに。",
          "zh_text": "大楼被冲击到就变得粉碎被粉碎。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "住宅街の上に踏み降ろされたサンダルはそこにあった数百の家を一瞬で足跡の中に消し去り、学校がその足が持ち上がるときに親指によって蹴り潰された。",
          "zh_text": "住宅街上被踩下的凉鞋一瞬间沫去数百家的平房，只有脚印留下。学校在脚拇趾隆起的时候踢到摧毁。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "そして走っていた妹はまたミサイルの襲撃を受けて方向を変えた。",
          "zh_text": "然后妹妹因为飞弹袭击方向改变而跑往另外一个方向。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "もう、自分がどこに向かっているかわからなかった。",
          "zh_text": "已经不知道自己在哪里。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "ミサイルに襲われては向きを変え、また向きを変え、街の上を走り回っていた。",
          "zh_text": "飞弹袭击方向改变，同时改变方向在城市上跑。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "踏み潰された小人の人数などもう数え切れない。",
          "zh_text": "被践踏的小人人数已经数不清。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "一歩で数千人を足の下に捉えることが出来るのに、すでに街中に無数の足跡が残されているのだ。",
          "zh_text": "一步就可以踩死数千人的脚，已经在街上留下无数的足迹。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "と、そのときである。",
          "zh_text": "这个时候。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "ガッ",
          "zh_text": "ガッ"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "「あっ！！」",
          "zh_text": "「啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "妹は足を絡ませ、転んでしまった。",
          "zh_text": "妹妹失足摔倒了。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "ビル群と住宅街、公園、学校、駅、図書館などもろもろたくさんの場所と人々を身体の下に押し潰し妹は倒れこんだ。",
          "zh_text": "建筑群，住宅街，公园，学校，车站，图书馆等临临种种的地方和小人都在妹妹倒下的身体被压扁。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "倒れこんだ妹の身体に、ミサイルが雨あられと降り注ぐ。",
          "zh_text": "飞弹雨飘落在摔倒的妹妹的身体上。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "「うぅ……うあーん！　…お姉ちゃん……お姉ちゃーん！！」",
          "zh_text": "「呜……啊！…姐姐……姐姐啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "そんな絨毯爆撃に晒されて、妹は泣き出していた。",
          "zh_text": "暴露在地毯式轰炸当中的妹妹哭起来了。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "すると。",
          "zh_text": "之后…"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "「あらあら、何泣いてるの？」",
          "zh_text": "「哎呀哎呀，为什么哭呢？」"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "住宅街を潰していた顔をあげて見た先には姉がいた。",
          "zh_text": "在毁掉的住宅街中抬头看到前方的姐姐。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "現れた姉は静かな物腰でゆっくりと歩いてくるが、そのサンダルの下には確かに街を踏み潰している。",
          "zh_text": "出现的姐姐一言不发，慢慢地走过来，凉鞋下又踩踤了不少街道。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "逃げ惑う小人の悲鳴がその足の下に消え去っていった。",
          "zh_text": "乱窜的小人还来不及发出悲鸣，就在她脚下消失了。"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "「お姉ちゃん！」",
          "zh_text": "「姐姐！」"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "ガバッと立ち上がった妹は姉に抱きついた。",
          "zh_text": "滑倒站起来的妹妹和姐姐抱住。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "「あぁ〜ん！　怖かったよ〜」",
          "zh_text": "「啊~！很害怕~ ~」"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "「ふふ、大変だったわね」",
          "zh_text": "「不怕不怕，辛苦了。」"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "姉は泣きじゃくる妹の頭を優しく撫でた。",
          "zh_text": "姐姐温柔地抚摸在哭泣的妹妹的头。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "その間も二人の身体には無数のミサイルが命中し続けていたが、二人はまるで意に介していなかった。",
          "zh_text": "这期间，两人的身体持续被无数的飞弹击中，但两人完全没有介意。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "瓦礫都市と化した街の上で無数の家を踏みしめながら妹は涙を流し姉はそれを優しく抱きしめていた。",
          "zh_text": "在化为一堆瓦砾的城市上，姐姐一边踩烂无数的家一边温柔地拥抱流泪的妹妹。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "「…さてと」",
          "zh_text": "「…嗯」"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "姉は妹を連れて歩き出した。",
          "zh_text": "姐姐带着妹妹走了。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "街の上を今度は四本の巨大な脚が蹂躙して行った。",
          "zh_text": "这次城市被四条巨大腿的蹂躏。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "　＊",
          "zh_text": "　＊"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "街より少し離れた場所。",
          "zh_text": "在城市稍远的地方。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "山や森が目立ちは始める。",
          "zh_text": "山和森林开始显眼。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "未だ二人の身体にはミサイルが打ち込み続けられていた。",
          "zh_text": "两个人的身体继续不停被飞弹打中。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "妹はそれらを避けるように姉の手を握りすがり付いている。",
          "zh_text": "妹妹一边握着姐姐的手一边避免它们。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "「怖がらなくても大丈夫よ」",
          "zh_text": "「不用害怕也没关系。」"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "「で、でもぉ…」",
          "zh_text": "「啊，真的……」"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "ミサイルが命中するたびに妹はびくりと震えた。",
          "zh_text": "每次被飞弹打中妹妹都会颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "そんな彼女達は山や森を踏み砕きながらあるものを目指していた。",
          "zh_text": "她们在被踩碎的山和森林以某个东西作为目标。"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「あ、これね」",
          "zh_text": "「啊，就是这个啊」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "目的のものを見つけた姉はそれを見下ろした。",
          "zh_text": "姐姐俯视着找到到的目标。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "それは山と森の間に作られた白い広大な敷地。",
          "zh_text": "那是在山和森林之间建造的灰白色的广大地基。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "広大と言っても二人から見ればほんの四方数十ｃｍ程度のものだった。",
          "zh_text": "虽然说是广阔，但从两人来看，只有几十cm长的四方格。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "基地である。",
          "zh_text": "这是一个军事基地。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "四方数十㎞の中には無数の戦車と戦闘機がスタンバイしていた。そして無数の歩兵も。",
          "zh_text": "四周数十公里有无数的坦克和战斗机准备出击。还有无数的步兵准备进攻。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "そんな基地を笑顔で見下ろす姉。",
          "zh_text": "姐姐脸带笑容俯瞰那样的基地。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "「みなさん、よくもうちの妹をいじめてくれましたね」",
          "zh_text": "「各位，竟敢欺负我家的妹妹。」"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "姉の声が轟く中、兵器たちは次々と動き出した。",
          "zh_text": "姐姐的声音响彻地面，武器纷纷开动。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "戦闘機は空へと飛び上がり、戦車達は砲弾を打ち始めた。",
          "zh_text": "战斗机向天空飞起，坦克发射炮弹。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "その砲弾は、目の前に鎮座する姉の巨大な足に命中する。",
          "zh_text": "但炮弹只可以命中在眼前端坐的姐姐的巨大脚。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "と言ってもそれはサンダルの高さもあいまって、前に突き出された足の指の腹が限界であったが。",
          "zh_text": "虽说说有加上凉鞋的高度，但炮弹也只有打到被推出来的脚趾肚。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "「仕返しさせていただきます」",
          "zh_text": "「要报复哦。」"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "言うと姉は片脚を持ち上げ、そのつま先だけを基地に踏み入れた。",
          "zh_text": "说完姐姐单脚抬起，脚尖踩入基地。"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "それだけで数百とあった戦車達は全滅した。",
          "zh_text": "只是轻轻一踩，数百台坦克就全灭了。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "戦車など彼女達から見ればたかが１㎜である。",
          "zh_text": "坦克在她们看来只不过只有1mm。"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "これがサンダルでなく素足だったなら、足の指の作り出す空間に逃れることができたのであろうが、サンダルは一つの戦車も取りこぼすことなく全車両を地中深く埋め踏み潰した。",
          "zh_text": "如果没有凉鞋的话，还可以逃避往素足脚趾头作出的空间吧，但因为有凉鞋坦克一个也不取剩，全部被踩碎深深埋在地底。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "踏みしめた足をまたもとの位置に戻すと、基地の白い敷地に、サンダルの丸い形の足跡がくっきりと残っているのが見えた。",
          "zh_text": "踩完的脚又回到原来的位置，在基地灰白色的场地上，凉鞋留下圆形的脚形清晰可见。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "そうこうしていると、高度１７０００ｍの高みにある姉の顔周辺を戦闘機が飛び始めた。",
          "zh_text": "这时，战斗机飞到高度有17000米的姐姐的脸四周。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "顔の表面にパチパチと小さな火花が爆ぜる。",
          "zh_text": "脸的表面发出轰轰的声音和有小火花爆裂开来。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "だが姉の笑顔はかわらなかった。",
          "zh_text": "但姐姐的笑容还是没有改变。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "ブォオン！",
          "zh_text": "ブォオン！"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "山さえも握り潰せる超巨大な手が戦闘機たちを一瞬でなぎ払った。",
          "zh_text": "连山也可以握溃的超巨大的手柄战斗机群在一瞬间歼灭。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "たった一回振り払われただけで大半が墜落してしまった。",
          "zh_text": "只是轻轻一挥，大半战斗机就坠地了。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "わずかに残っていたものも、姉の口がすぼめられ「ふっ」と息が吐き出されたとき、その凄まじい吐息によってすり潰された。",
          "zh_text": "剩下的，姐姐用口「呼」吐出一口气时，被那可怕的叹息吹散了。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "姉は自分の顔に向かって飛んでくる一機のミサイルをパシリと受け止めた。",
          "zh_text": "飞来的一架飞机向姐姐的脸发出的飞弹。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "受け止めた手を開いてみるとそこには長さ１cmほどの細い小さなミサイルが転がっていた。",
          "zh_text": "把打到的手翻开一看，是长度只有1cm左右的小小的飞弹。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "彼らから見ればそれは１００ｍのミサイルだ。",
          "zh_text": "从他们来看这可是有100m长的飞弹呀。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "そのミサイルを摘み上げると、基地内の施設の一つの上に弾頭を下にして持ってきた。",
          "zh_text": "挡下飞弹之后，把基地的设施之一的飞弹头捏起。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "「これはお返ししますね」",
          "zh_text": "「这是回礼。」"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "姉は指を離した。",
          "zh_text": "姐姐放开手指。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "するとミサイルは真っ直ぐ下に落ちていき、その施設に着弾して激しく爆発した。",
          "zh_text": "于是飞弹直下掉下去，那个设施中弹产生大爆炸。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "施設は木っ端微塵になった。",
          "zh_text": "设施完全粉碎变成微尘。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "しゃがみこんだ姉は手を伸ばすと残っている施設を次々と指で押し潰していった。",
          "zh_text": "蹲下来的姐姐伸手柄剩下的设施不断地用手指压扁。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "長さ６００ｍ、太さ１００ｍの指の下で、小さな箱のようなビルはくしゃりと潰され地面に押し付けられた。",
          "zh_text": "在长度600米，直径100米的手指下，有如小小的盒子般的大楼连同周围地面被摧毁。"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "ある施設は親指と一指し指の間に挟まれて潰され、別の施設は指ではじかれ粉々に粉砕された。",
          "zh_text": "有些设施用拇指和其他手指一夹被摧毁，另外有些设施用手指砌过就被粉碎了。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "ほとんどのの施設が破壊され煙を上げる中、残っているのは司令施設のみ。",
          "zh_text": "几乎所有的设施被破坏在浓烟当中，剩下只有司令设施。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "するとそこで姉は、この基地施設の土地の中に、まだ無数の歩兵が残っているのに気づいた。",
          "zh_text": "姐姐在这个基地设施的中，发现还有无数的步兵留在那里。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "彼等はみな銃を自分に向けてひたすらに弾を撃ち続けていた。",
          "zh_text": "他们都面向自己一味有枪连续射击子弹。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "身長０．２㎜にも満たない小さな小人達だった。",
          "zh_text": "身高0.2mm都不到的小小的小人。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "今自分は膝を折り曲げるようにしてしゃがんでいる。",
          "zh_text": "她伏下来，弯曲膝盖蹲下。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "ロングスカートを穿いているとはいえ、小さな彼らからはスカートの中が見えてしまうかもしれない。",
          "zh_text": "小小的他们也许会到长裙子内部。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "「あらあら、エッチな小人さん」",
          "zh_text": "「哎呀哎呀，小人先生真是工口呀」"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "姉は彼等がいるであろう場所を人差し指の爪でカリっと削り取るとそれを目の前まで持ち上げてみた。",
          "zh_text": "姐姐用食指指甲把他们连同地面刮起，放到面前。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "だが覗き込んで観察してみたときには、爪の裏にコンクリの地面ごと削り取られ乗せられ持ち上げられた小人達は皆息絶えていた。",
          "zh_text": "但是想要观察的时候，指甲里混凝土的地面和被刮起的小人都断气了。"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "しゃがんでるとはいえ、彼女の目の高さは数千ｍの高さなのだ。",
          "zh_text": "虽然是蹲着，但她眼睛的高度还是有数千米。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "そんな気圧もなにも違うところに一瞬で持ち上げられれば小人なんてあっという間に炸裂してしまう。",
          "zh_text": "是气压很不同的地方，在一瞬间举起小人到那个高度，一转眼就爆炸了。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "爪の裏のゴミをふっと吹き飛ばした姉は、まだ彼等が残っているその土地の上を手のひらでパタパタ仰いだ。",
          "zh_text": "姐姐吹走指甲里的垃圾，还把剩下小人仰望她的手掌巴塔巴塔压在大地上。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "それだけでそこにいた数千の歩兵達は皆どこかへ飛ばされてしまった。",
          "zh_text": "这样在那里的数千名步兵们都不知道被飞到什么地方。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "「さあ、最後は…」",
          "zh_text": "「那么，最后是……」"
        },
        {
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          "ja_text": "姉は司令施設へと手を伸ばした。",
          "zh_text": "姐姐向司令设施伸出手。"
        },
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          "ja_text": "その小さなビルを指で摘むと慎重に地面から引き抜いて持ち上げた。",
          "zh_text": "用手指摘起那小小的大楼，谨慎地从地面抽出来。"
        },
        {
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          "ja_text": "「小人さん、もう二度と妹をいじめないで下さいね。でないと…」",
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        },
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          "ja_text": "ビル全体がギシギシと歪み、ヒビが入って崩れ始める。",
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          "ja_text": "「…今度はこの国の小人さん全員に仕返ししますから」",
          "zh_text": "「…这次是对这个国家的小人先生全体的报复。」"
        },
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          "ja_text": "ビルは捻り潰された。",
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          "ja_text": "指をこすってゴミを落とした姉は立ち上がって妹に言った。",
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        },
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          "ja_text": "「この！　このっ！」",
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          "ja_text": "ずしぃん！　ずしぃいいん！",
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          "ja_text": "基地だった土地は妹の巨大な足で何度も踏みつけられ、やがてあの白い土地はどこにもなくなってしまった。",
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        },
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          "ja_text": "踏み固めた地面の中にあの白い基地が残っていないのを確認して妹は足を降ろすのをやめた。",
          "zh_text": "确认那个白色的基地什么也没留下，被踩得结结实实，妹妹才放下脚停止践踏。"
        },
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        },
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          "ja_text": "「ふふ、そうね」",
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        },
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          "ja_text": "にぱぁっと笑う妹に姉も笑みを返した。",
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          "ja_text": "気付けば夕日が辺りを照らしている。",
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          "ja_text": "途中には幾つもの街を踏みしめながら。",
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          "ja_text": "それは突然の事である。",
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          "ja_text": "世界に降り注いでいた眩しいほどの陽光が、まるで電気のスイッチを切ったようにパタリと消えてしまったのだ。",
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          "ja_text": "一体何が起きているのか…。世界中の人々が黒く塗りつぶされた空を見上げ首をかしげる。",
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          "ja_text": "人々の体が浮かび始めた。まるで引っ張られるように、吸い込まれるように、あの黒い夜の空に向かって飛び上がってゆく。",
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          "ja_text": "異変に気付いた人々は手足をパタパタ動かして何とか地に戻ろうとしたが、それらは空を切るばかりで体を呼び戻せるものにはならなかった。",
          "zh_text": "发现不对劲的人们是手舞足蹈设法地想回到了地面，但他们的抵抗根本微不足度，无法阻止他们的身体飞上天空。"
        },
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          "ja_text": "ある者は車につかまった。すると車まで浮かび始めた。",
          "zh_text": "有的人抓住车。然后车也开始浮起。"
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          "ja_text": "ある者は家に逃げ込んだ。すると家まで持ち上がった。",
          "zh_text": "有人逃进房子。然后房子也被整幢飞起。"
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          "ja_text": "世界中で次々と物が浮かび上がって空に吸い込まれていった。",
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          "ja_text": "やがてそれは海の水さえ引き上げ始め、森の木々が根こそぎ引き抜かれ、そしてそしてなんと、小さな島までが宙に持ち上がり始めてしまった。",
          "zh_text": "不久，海水也开始升高，森林的树木连根拔起，然后竟然连小岛也被挖起发上天空。"
        },
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          "ja_text": "恐ろしい超常現象だ。",
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          "ja_text": "７０億もの人間が空に吸い込まれていってしまったのだ。",
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          "ja_text": "「こんな辺境まで見に来た甲斐があったね。でもまさかこんなに小さいとは思わなかった」",
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          "ja_text": "二人の少女の身長は160万㎞。地球人の１０億倍の値である。",
          "zh_text": "两个的少女的身高有160万㎞。是地球人的10亿倍。"
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          "ja_text": "相対して地球は少女たちにとっておよそ１ｃｍの大きさの球だった。",
          "zh_text": "相对少女们来说，地球是只有约1cm大小的球体。"
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          "ja_text": "惑星よりも巨大な少女たちに挟まれたことで地球は陽光を完全に遮られ一切の光を遮断されてしまった。",
          "zh_text": "比行星更巨大的少女们，把地球夹在中间，完全遮住了阳光，一切的光都被中断了。"
        },
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          "ja_text": "「見てみて、あたしのおっぱいの方が大きいよ！」",
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          "ja_text": "友人のいつもの戯れをいつものように返す少女。",
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          "ja_text": "実際、少女の乳房は地球などよりはるかに大きい。",
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          "ja_text": "少女の丸っこく大きな乳房は、同じ太陽系にある木星という星より大きかった。",
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        },
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          "ja_text": "そしてここからが、少女たちですら気づかなかったこと。",
          "zh_text": "这时，少女们都没有发现这件事。"
        },
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          "ja_text": "少女は胸を突き出したとき、乳首が地球を指すような位置で胸を反らした。",
          "zh_text": "少女在挺起胸部时候，她胸部的位置刚好把乳头指向地球。"
        },
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          "ja_text": "対面から見ていたもうひとりの少女からは、地球が、友人の乳首の乳頭よりもちょっと大きい大きさであることがわかった。",
          "zh_text": "对面的另一个少女看到了，朋友的乳晕上的乳头和地球相比稍微更大一点。"
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          "ja_text": "惑星サイズの乳房は無重力空間でゆっさゆっさと弾んだあと、地球にギリギリまで近づけられた。その距離、彼女たちの感覚で１ｃｍ。",
          "zh_text": "行星级别的乳房在无重力空间中来回弹跳，慢慢尽量接近地球。这个距离对她们的来说大概是1cm。"
        },
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          "ja_text": "この時に、地球で異変が起きた。少女の超巨大な乳房はその凄まじい質量で重力が発生していたのだ。それは地球の重力よりも強く、そんな重力を放つ巨大な乳房が近づけられたことで、地球上のさまざまなものが乳房の重力に引きあげられ、乳房の上に吸い寄せられてしまった。",
          "zh_text": "这个时候，地球上发生了异变。少女那超巨大的乳房的可怕的质量产生的重力比地球重力更加强大，被放出庞大重力的巨大乳房挨近，地球上的各种各样物体都被胸部的重力拉起，吸引到乳房上。"
        },
        {
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          "ja_text": "大気と共に吸い上げられた全７０億の地球人はみなそこに着地していた。少女の、片方の乳房の上にだ。乳首の周辺にまばらに展開していた。",
          "zh_text": "连同大气一起吸走，全世界70亿地球的人都在乳房着陆。稀疏地散落在少女其中一边胸部的乳头的四周。"
        },
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          "ja_text": "地球人にとっては少女の乳頭だけでも地球に近い大きさであり、乳首の総面積では地球よりも広大な範囲がある。７０億の人間が移住するには十分すぎる広さだった。気づけば人々は、肌色とピンク色の無限の地平線の上に立っていた。",
          "zh_text": "对地球人来说是少女的乳头不仅仅是靠近地球的大小，乳头总面积比地球更广阔。70亿的人类移居上面也显得太宽广。人们发现到自己站在肉色和粉红色的无限的地平在线。"
        },
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          "ja_text": "「じゃあ帰りましょ。みんな待ってるわよ」",
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        },
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          "ja_text": "「えぇ～、もうちょっと見てたかったな～」",
          "zh_text": "「诶~，再稍微看一看嘛～」"
        },
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          "ja_text": "しぶる友人を宥める少女。",
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          "ja_text": "二人は宇宙の彼方へと飛び去っていった。",
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          "ja_text": "その内のひとりは、まさか自分の胸の片方に７０億もの知的生命体を乗せている事には気づいていなかった。",
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          "id_line": 2,
          "ja_text": "その大きさ、実に１０万倍。全長２４ｋｍ幅９ｋｍというとんでもない大きさだ。",
          "zh_text": "10万倍的大小。是全长24km宽9km的令人意外的大小。"
        },
        {
          "id_line": 3,
          "ja_text": "ひとつの町の面積以上の広さがあるかもしれない。",
          "zh_text": "脚底说不定会有一个城市以上的面积。"
        },
        {
          "id_line": 4,
          "ja_text": "未だ空中にあるそれだが、その下は足のあまりの巨大さに光を遮られ夜のように暗くなっていた。",
          "zh_text": "虽然还在空中，不过，那只脚实在太巨大了，光线通通被遮，脚下有如深夜般的黑暗。"
        },
        {
          "id_line": 5,
          "ja_text": "町の一部分が夜になっていた。たった一つの足の陰になってだ。",
          "zh_text": "城市的一部分变成夜晚。不过是因为一只脚所造成的阴影。"
        },
        {
          "id_line": 6,
          "ja_text": "１００ｍの建築物ですらその足の大きさを基本とすれば１ｍｍの大きさにしかならない。",
          "zh_text": "100m的建筑和脚的大小比起来的话，只有1mm的大小。"
        },
        {
          "id_line": 7,
          "ja_text": "町のどこを見渡しても、あの足の指の太さにすら匹敵する建物は無い。",
          "zh_text": "城市的任何一处，都没有建筑物能够匹敌脚趾头的厚度。"
        },
        {
          "id_line": 8,
          "ja_text": "とてつもない大きさだった。",
          "zh_text": "难以置信的大小。"
        },
        {
          "id_line": 9,
          "ja_text": "やがてそんな巨大な足がゆっくりと降下を開始した。",
          "zh_text": "不久，巨大的脚开始慢慢降落。"
        },
        {
          "id_line": 10,
          "ja_text": "それだけで足下の大気は圧縮されゴゴゴゴと鳴動する。隕石が落下する直前のように、周囲の雲が吹き飛ばされた。それだけの大気を押しのけながらこの足は降りてくるのだ。",
          "zh_text": "脚下的空气被严重压缩，发出ゴゴゴゴ的鸣动。宛如巨大陨石坠落地面之前一样，四周的云都被吹跑了。那只脚拨开大气，降临大地。"
        },
        {
          "id_line": 11,
          "ja_text": "夜のように暗かった足の下の町が更に暗くなった。",
          "zh_text": "脚下深夜晚一样发暗的都市变得更黑暗了。"
        },
        {
          "id_line": 12,
          "ja_text": "足の下からは、最早その足の裏しか見えなかった。あの青い空は真っ暗な肌色の空に変わっていた。",
          "zh_text": "从脚下面看，只能够看到脚底。青空变成了漆黑一片的肤色天空。"
        },
        {
          "id_line": 13,
          "ja_text": "そうこうしている内に足は町の上に降り立った。",
          "zh_text": "这时脚继续往城市上踩下来。"
        },
        {
          "id_line": 14,
          "ja_text": "瞬間、町は吹き飛んでしまった。恐ろしく圧縮された空気があらゆる建築物を吹き飛ばしてしまったのだ。",
          "zh_text": "一瞬间，整片城市都被吹跑了。被压缩的空气吹散所有的建筑物。"
        },
        {
          "id_line": 15,
          "ja_text": "足の持ち主から見れば砂粒ほどの大きさのビルがまさに砂粒のように吹っ飛んでゆく。",
          "zh_text": "在脚的主人看来，只有细砂大小的高层楼建筑，像细砂一样被吹飞走。"
        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "足が町の上に鎮座する。廃墟と化したビル群の向こうに、山脈のように並ぶ巨大な足の指々が見えた。",
          "zh_text": "巨大的脚在城市镇座。变成废墟的建筑群的对面，可以看到排列着山脉一样的巨大的脚趾。"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "たった一度、足が下ろされただけでひとつの町が壊滅してしまった。",
          "zh_text": "脚只有踩下来一次，一整个都市都毁灭了。"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "やがて足はゆっくりと持ち上がった。",
          "zh_text": "之后，脚再慢慢抬起。"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "超広大な足の裏から踏み潰した町の残骸がパラパラと降り注ぐ。",
          "zh_text": "被踩碎的都市残骸从超广大的脚底劈里啪啦倾注而下。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "やがて足が移動し、影から開放された町の上には、町の総面積よりも遥かに大きな足跡が指の形までくっきりと残されていた。",
          "zh_text": "不久，脚移走了，街道上的阴影消失，只有远超过都市总面积的巨大脚印连同一只一只的脚趾痕迹清晰地残留下来。"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "　＊",
          "zh_text": "　＊"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "「す、すごい…」",
          "zh_text": "「好，好厉害……」"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "モニターの向こうのその光景を見た少女は息を呑んだ。",
          "zh_text": "看到显示屏的显示出来的情景，少女屏住气息。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "まさに隕石の落下したような大破壊。ぐしゃぐしゃに壊れ倒壊したビル群。吹き飛んだ森や湖。崩れ去った山。",
          "zh_text": "真的像陨石掉下一样的大破坏。完全损坏倒塌的建筑群。被刮跑的森林和湖泊。崩瓦解的山脉。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "そしてそれらの中央にある、下敷きになったものを全く痕跡を残すことなく圧縮しつくした恐ろしく巨大な足跡。",
          "zh_text": "而中间，看到了把所有的东西完全压缩得不残留一点痕迹的可怕巨大脚印。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "かかと、土踏まず、拇指球、そして足の指の形にキレイな流線型がくっきりと描かれている。",
          "zh_text": "脚后跟，脚弓，拇指球，然后到脚趾的形状，漂亮的流线型清晰地描绘在大地上。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "これが自分の片足の残した破壊後で、これが自分の足跡であると思うと少女の胸はドキドキした。",
          "zh_text": "这就是自己的脚造成大破坏后留下来，这就是自己的足迹。少女的心胸口七上八下激动不已。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "つま先からかかとの方を見ると足の形のキレイな起伏のある荒野が広がっていて、かかとの辺りは霞んでいて良く見えない。",
          "zh_text": "看到从脚尖到脚跟的形状在荒野漂亮地起伏蔓延，脚跟那边有点朦胧看不清楚。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "遠すぎる、巨大すぎるのだ。自分の足跡が、つま先からかかとまでの距離が遠すぎて視界が霞むほど大きいとは。",
          "zh_text": "太远了，太庞大了。自己的脚印从脚尖到脚后跟的距离太遥远了，视野被云雾遮挡而有点朦胧。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "少女は、その恐ろしい大破壊の跡と、それを引き起こした自分の足の圧倒的な破壊力に興奮していた。",
          "zh_text": "少女看到可怕的大破坏留下的痕迹，被自己巨大的脚那压倒性的破坏力而引起兴奋。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "もちろん、これは本物の町ではない。",
          "zh_text": "当然，这不是真正的都市。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "簡単な装置によって作られた立体映像だ。",
          "zh_text": "只是由简单的设备制造出来的立体投射。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "少女はその立体映像で作ったミニチュアの町に足を踏み入れ、それをその町のサイズ視点のカメラで撮影しモニターで見ていたのだ。",
          "zh_text": "少女踩上了立体投射制作的渺小城市，然后用那个城市的大小视点的摄像头拍下影像在显示屏上观看。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "実際の少女は自分の部屋でベッドに腰掛け、足元にあるミニチュアの町を見下ろしていた。",
          "zh_text": "实际上少女坐在自己房间的床上，俯视着脚下的小小都城。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "目の前には電子的に投影した半透明のウィンドウが浮いている。",
          "zh_text": "眼前漂浮着电子投影的半透明视窗。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "そこに、あの町の映像が映し出されていた。",
          "zh_text": "都市的惨况被投影在视窗上。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "「はぁ…」",
          "zh_text": "「唉……」"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "興奮冷め止まぬ少女は、そのたまりにたまった興奮をため息という形で吐き出した。",
          "zh_text": "兴奋不已而有点发冷的少女在寂静中吐出了积存的兴奋叹息。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "「すごい…病みつきになっちゃう…」",
          "zh_text": "「真厉害…要上瘾了…」"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "友達に教えてもらった、立体映像とミニチュア視点のカメラを使った遊び。",
          "zh_text": "这是朋友给我介绍的立体影像和使用小人视点摄像头的游戏。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "確かにこれは楽しい。自分がちょっと足を下ろしただけで破壊されつくす町。そっと下ろしたつもりなのに、町は丸ごと消し飛んでしまった。あまりに弱すぎる町とあまりに強すぎる自分。そのあまりに大きすぎるギャップに少女は胸が高鳴るのを抑えられなかった。",
          "zh_text": "确实是很快乐。自己的脚一下整个城市都被坏殆尽。只是以为轻轻落下，却整个城市被吹散消失。太渺小微弱的大都市和太强大的自己。那过大的力量差距让少女无法抑制内心的激动高鸣。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "モニターには壊滅した町並みが映し出されている。しかしそこから視線を外し自分の足元に目を向けてみれば、そこにあるミニチュアの都市に自分の足跡がひとつくっきりと残っているだけである。",
          "zh_text": "被毁灭的都市在视窗上放映出来，但是放下视线看着自己脚下，在那里的小小的城市只剩下自己一个鲜明的足迹而已。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "凄まじいまでの破壊のギャップがあった。",
          "zh_text": "令人惊为观止的破坏差距。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "少女はもう一度足をミニチュアに踏み入れてみた。",
          "zh_text": "少女的脚再一次踏入模型。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "今度は足全部は下ろさず、つま先だけ、ほんのちょっとだけ下ろしてみた。",
          "zh_text": "这次不是全只脚放下来，只有脚尖一点点落下了。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "しかしそれだけでも、モニターの向こうでは恐ろしい光景が広がっていた。",
          "zh_text": "但显示器还是放出了可怕的光景。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "空の彼方から飛来した巨大な足のそのつま先が、直下にあった町の一部を一瞬で押しつぶしたのだ。",
          "zh_text": "从天空的彼端飞来的巨大脚尖，正正下面的都市在瞬间被压垮。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "全長４ｋｍ太さ１ｋｍにもなる足の指が五つも連なって空から雲を突き破りながら突き進んできたかと思うと、そこにあったビル群にズシンとのしかかった。",
          "zh_text": "在上空延绵的五只全长4km厚1公里的脚趾从天空落下，冲破云层，落到了建筑群上咕咚一声压了下来。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "触れているのは足の指の、指先だけだ。",
          "zh_text": "只是接触到的脚趾头而已。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "しかしその丸っこい肉球の下には数十ものビルが下敷きになり押しつぶされた。",
          "zh_text": "可是圆圆的肉球下数十幢大楼就这样被压垮。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "少女から見ればどんなに高くても５ｍｍに満たない建物たちである。足の指先に感じるその感触も、砂浜に足を下ろしたときのようなサラサラとした砂の感触しか無い。",
          "zh_text": "从少女来看，再高也不足5毫米的建筑物。脚趾尖的感受到感触，就像在沙滩上落脚时那些清爽柔顺的沙子一样的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "が、実際にこのミニチュアの都市では、その五指の腹の下では無数のビルが一瞬で押しつぶされ粉砕されていた。設定では強力な耐震性能を持ったコンクリート製のビルもあるらしい。しかし、どんな頑強な建築物も、少女にとってはその他多数のビルと変わらず砂粒を踏んだ程度の感触しか得られなかった。",
          "zh_text": "实际上这个小小的城市，在五只指肚落下的一瞬间，无数的大楼就被压得粉碎。好像也有设置一些强大的抗震性能好的混凝土大楼。但是无论怎样顽强的建筑，对少女来说还是不会有变，大量的高楼只能得到踩到沙粒程度的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "少女は足の指を町の上にちょんと乗せただけだ。しかしそのせいで町のビル群は丸ごと下敷きにされ押し潰されてしまっていた。",
          "zh_text": "少女只有把脚趾完全放在都市上已而。但是由于这个原因，整个城市的建筑群被当成垫板而被压垮了。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「これが私の足の指…。あの建物たちだってとても大きいはずなのに、みんな崩れちゃってる…」",
          "zh_text": "「这是我的脚趾头…那些建筑物虽然也很大，但大家都崩溃了……」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "自分はちょっと足指を着けているだけの感覚でも、モニターの向こうでは廃墟と化したビル群の上に、落下してきた隕石のような巨大すぎる足の指たちが居並んでいた。",
          "zh_text": "自己的脚趾稍微有一点感觉，但显示器上的大楼群化为废墟，就像落下来的陨石一样巨大脚趾并排眼前。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "巨大すぎる私の足の指とその周辺で瓦礫になっている超高層ビルたち。",
          "zh_text": "在我庞大的脚趾周围的超高层摩天大楼现在都只剩下颓垣败瓦。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "あまりの破壊力と終末のようなその光景。それを引き起こしたのが自分の足の指であると思うとなんだがむず痒くもあり、無意識に足の指をもじもじと動かしたが、するとモニターの向こうにはあの超巨大な足の指たちが突然暴れだし、壊滅していた町を更に滅茶苦茶に破壊し尽くす様が映し出された。",
          "zh_text": "超强大的破坏力和末日的景象是自己小小的脚趾头引起的。我想到这一点就感到痒痒的，脚趾无意识地扭动，显示器里面那些超巨大的脚趾突然骚动起来，已经破坏了的都市更被狠狠地破坏殆尽。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "ほんのちょっと足の指を動かしただけで、町には更なる大災害が引き起こされる。",
          "zh_text": "脚趾动了一点点而已，在城市里就引起更大规模的灾害。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "その事実に、少女は快楽にすら近い感情を覚えた。",
          "zh_text": "事实上，少女的身体已经记住了那近乎快感的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "次に少女は、そうやってつま先をミニチュアに押し付けたまま手前に向かって引っ張った。",
          "zh_text": "之后少女用压在模型上脚尖拉动一下。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "ミニチュアの都市の上には、足の指の数だけ線が引かれた。それだけだ。",
          "zh_text": "就这样轻轻一拉，迷你都市上被脚趾划出几条巨坑。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "町である白っぽい色合いに茶色い線が引かれたのだ。",
          "zh_text": "小小的城市被拖出几条白中带褐的巨坑。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "モニターには、五つの超巨大な足の指が、大地をその上にある町や山や森ごとゴリゴリと音を立てながら凄まじい速度でかかとの方面に向かって削り取りながら移動する様が映っていた。",
          "zh_text": "在显示屏上，五只超巨大脚趾发出嘎吱嘎吱的声响移动，把在脚后跟方向的大地上的都市，山脉和森林以惊人的速度削去。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "その足幅９ｋｍの範囲が、移動する足指によって呑み込まれてゆくのだ。",
          "zh_text": "脚宽9km的范围内，都被移动的脚趾吞噬。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "地面を引っかきながら移動するその足指によって土砂が津波のように盛り上げられ新たな町や山を呑み込んでゆく。足指に触れた山やビルなどは一瞬で粉々になり土砂の一部となった。",
          "zh_text": "脚趾在地面拖动时累积起来的砂土如海啸一般把新城区和山峦吞下去。脚趾碰到那些山和大楼时，都在一瞬间粉碎，化砂土的一部分。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "指が通過した跡は幅９ｋｍに渡って地面が抉り取られ、５つの溝から成る凄まじく巨大な線が引かれていた。",
          "zh_text": "脚趾通过的痕迹宽9km，沿途的地面都被挖走，拖出5条巨大得惊人的鸿沟。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "深さは１ｋｍを超える。少女がちょっと地面を引っかいただけで、町が丸ごと入ってしまうような凄まじい範囲が削り取られたのだ。",
          "zh_text": "深度超过1km。少女轻轻划一下地面而已，一整个都市的范围都被削走。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "少女としては町を削り取ったなどという実感は無い。柔らかい地面を、ちょっと引っかいたようなものだ。",
          "zh_text": "少女连自己削走城市的感觉都没有。就像在柔软的地面上稍微抠了一下一样。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "しかし実際にそれによって引き起こされたのはこれまでで最大の大災害だった。",
          "zh_text": "但是实际上已经引起了目前为止最大的灾难。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "町は瓦礫すら残らぬほどに削り取られすり潰され、あとには大穴が残ったのみだ。",
          "zh_text": "压烂都市之后的瓦砾都被削得残缺不全 ，只有剩下几个巨大无比的坑洞。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "少女の気まぐれで、巨大隕石衝突相当の大災害がもたらされた。",
          "zh_text": "少女一时心血来潮的动作，就带来相当于被巨大陨石冲撞的大灾害。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女が地面を引っかくのをやめると、足指によってかき集められた土砂が土石流のように崩れ落ちた。",
          "zh_text": "少女停止在地面上拖动，被脚趾收集起来的沙土如泥石流一样坍塌。"
        },
        {
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          "ja_text": "すでにそれらの土砂は標高３０００ｍ近いものになっていたのだ。山が出来上がっていた。天地創造である。",
          "zh_text": "但堆起的沙泥已经接近海拔3000m。新的山完成了。少女在创造天地。"
        },
        {
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          "ja_text": "またこの時、少女の足の指の間には地面を引っかく過程で巻き込まれた町の残骸がこびり付いていた。一部のビルなどは半分ほど原型を保ったまま少女の足の指のシワの間に挟まりこんでいた。建築物が指にくっついているというのに、少女はその存在に気づいてもいなかった。",
          "zh_text": "这时，少女的脚趾缝间的地面在拖动的过程中卷入了不少城市的残骸依付在那里。一部分的大楼还是保持着原型被夹在少女的脚趾趾纹中间。建筑物和脚趾黏在一起的时候，少女连大楼存在的意识也没有。"
        },
        {
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          "ja_text": "次はもう片方の足もミニチュアに踏み入れていた。",
          "zh_text": "之后，另一只脚也踏入模型。"
        },
        {
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          "ja_text": "二つの足で、足元のミニチュアの都市を弄んでいた。",
          "zh_text": "两只脚在玩弄脚下微小的城市。"
        },
        {
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          "ja_text": "計１０本の超巨大な足たちが、その足と比較してあまりにも卑小な町に襲い掛かる。",
          "zh_text": "共计10只超巨大的脚趾袭击和自己的脚相比实在太渺小的都市。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "ゴリゴリと削り取られる。かかとを押し付けられる。つま先をぐりぐりとねじ込まれる。",
          "zh_text": "嘎吱嘎吱地被削走更多地方。脚跟压上去。脚尖的塞进去。"
        },
        {
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          "ja_text": "ぐわっと開いたあと、ぎゅっと閉じられたつま先で握り潰される。もじもじと動く足の指に巻き込まれすり潰される。",
          "zh_text": "哗的一声打开后，又紧紧地合起来，更加大楼被攥紧脚尖压溃。又或者被卷入扭动的脚趾头研磨成粉未。"
        },
        {
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          "ja_text": "ただ単純に、力強く踏みつけられ、あまりにもはっきりとした足跡に変えられることもあった。",
          "zh_text": "只是单纯被用力地践踏，那个地方就被逼变成过于清晰的足迹。"
        },
        {
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          "ja_text": "それらひとつひとつの行為に、確実に一つ以上の町が巻き込まれていた。巨大な足の一回の遊びには最低ひとつの町が必要なのだ。そうでもなければこの足は満足させられなかった。",
          "zh_text": "每一次的行动，都会有一个以上的都市被卷入。巨大的脚一次玩坏一个都市是最低需求。不然这双脚无法感到满足。"
        },
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          "ja_text": "少女は夢中になっていた。両足を使って、足元のミニチュアをいじめ抜いていた。両足をせわしなく動かし、ミニチュアの中にある町を次々と消していった。",
          "zh_text": "少女已经沉迷进去了。用双脚不停欺负脚下的模型。双脚忙碌地移动，模型中的都市不断消失。"
        },
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          "ja_text": "モニターの中には、正にこの世の終わりと呼べる光景が広がっていた。",
          "zh_text": "显示屏上放映着正是这个世界的终结的光景。"
        },
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          "ja_text": "すべての都市が滅茶苦茶に破壊しつくされ、大地は亀裂が走り、世界には轟々と煙が立ち上っていた。",
          "zh_text": "每个都市都被乱七八糟地破坏殆尽，大地裂开，世界上每一处都有烟轰轰冒起。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかしなお、それらを引き起こした二つの巨大な足はおさまる気配を見せない。",
          "zh_text": "但是引起这一切的两只巨大的脚没有显出要平息的迹象。"
        },
        {
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          "ja_text": "次々と都市を踏み潰してゆく。町も、山も、森も何もかも、このミニチュアの中にあるものすべてを踏み潰してゆく。",
          "zh_text": "不断踩碎都市。城市，山脉，森林，在这模型的一切一切都被踩碎。"
        },
        {
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          "ja_text": "ベッドに座ったまま、ミニチュアの上で地団駄を踏んでいるようにも見えた。しかしその顔はとても楽しそうで、ある種恍惚としていた。",
          "zh_text": "坐在床上了在小小的模型上不断跺脚，踩在可以看到还有东西的地方。但是那张脸蛋看起来快乐得出神。"
        },
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          "ja_text": "自分の世界に入ってしまっていた。",
          "zh_text": "进入到自己的世界了。"
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        {
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          "ja_text": "自分の、圧倒的な力に酔いしれているのだ。",
          "zh_text": "为自己压倒性的力量而陶醉。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あっ」",
          "zh_text": "「啊」"
        },
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          "ja_text": "ハッと少女が我に返ったときには、ミニチュアには都市も山も森も、何も残ってはいなかった。",
          "zh_text": "少女拉回到自我时，小小城市也好，山也好，森林也好，什么也没剩下来。"
        },
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          "ja_text": "すべてが完全に踏みつくされ、モニターの向こうには、ただ足跡だけがいくつも残った何も無い荒野だけが映し出されていた。",
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          "ja_text": "「う…、つい夢中になっちゃった…」",
          "zh_text": "「嗯…完全入迷了……」"
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          "ja_text": "少女は顔を赤らめた。まさしく、自分に酔うといった状態だった。",
          "zh_text": "少女脸上泛起迷人的红晕。就好像自己真的有点醉了的状态。"
        },
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          "ja_text": "自分の圧倒的な力を実感できるのが楽しくて、次第に町を踏むことが楽しくなっていた。",
          "zh_text": "因为自己压倒性的力量而体会到快乐，踩踏城市逐渐变得快乐起来。"
        },
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          "ja_text": "ミニチュアは完全に踏みつくされていた。最早最初の航空写真のような面影はどこにもない。",
          "zh_text": "模型被完全踩平。最初高空拍下来的照片的面貌已经变得面目全非。"
        },
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          "ja_text": "そう、ミニチュアの上には航空写真に見るような極小の町並みが広がっていた。それが全く見られない。全部、自分が踏み潰してしまったのだ。",
          "zh_text": "是的，一开始可以在小小的高空照片上看见延伸着的极小街道已经完全看不到，全部都被自己踏碎。"
        },
        {
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          "ja_text": "あの範囲を、いくつもの町を、すべて自分が踏みつけたのだ。",
          "zh_text": "那个范围，那几个都市，都被自己踩过。"
        },
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          "ja_text": "そう思い、考え、咀嚼すると、また快感が押し寄せてくる。",
          "zh_text": "这样细想体会的话，快感又涌上来了。"
        },
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          "ja_text": "まだ余韻が残っている。",
          "zh_text": "少女还带着余韵。"
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          "ja_text": "体がゾクリと震えるような快感が体を走った。",
          "zh_text": "身体颤抖起来，快感像电流一样流过身体。"
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          "ja_text": "言うと少女はリモコンを操作し、ミニチュアの都市を消した。",
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          "ja_text": "少女の操作に応じて、ミニチュアは初めから存在しなかったかのようにあっさりと消え去った。",
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        },
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          "ja_text": "少女の足の裏についていた町の残骸たちもだ。",
          "zh_text": "少女的脚底上城市的残骸也不见了。"
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          "ja_text": "もとのキレイな足裏に戻っていた。",
          "zh_text": "回到了原来的美丽白净的脚掌。"
        },
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          "ja_text": "「あはは。ごめんね、ホントは手前で止まるつもりだったんだけど、小さすぎてうっかりと距離間違えちゃった」",
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          "ja_text": "先ほどまでそこにあった国は最早跡形も無かった。",
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          "ja_text": "サンダルの下敷きになったものは地下数十ｍにまでうずめられ、直撃を免れた街の外枠部分もその途方も無いサンダルの落下の衝撃で吹き飛ばされていた。",
          "zh_text": "直接被压在凉鞋下的部分被埋进地下数十米，免遭直击的城镇外围部分也不可幸免地被凉鞋落下的冲击掀飞。"
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          "ja_text": "更にはダメ押しの踏みにじりのせいで大地がゴリゴリと削られ、少女の足の周辺は山さえも更地にされてしまうほどの大地震に見舞われた。",
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        },
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          "ja_text": "少女の恰好は木製のサンダルに草臥れた布の服を着、頭にはボロの頭巾をかぶっていた。",
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          "ja_text": "たった今　少女に踏み潰された人々の格好と比べれば酷く質素でボロ臭いものである。",
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        },
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          "ja_text": "だがそのボロ臭い恰好の少女は人々よりもすべてが大きかった。",
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          "ja_text": "サンダルのつま先に覗くその足の指ですら、踏み潰されたあの巨大な城と同じくらいの大きさがある。",
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          "ja_text": "すべてが眼下に見下ろせる小さく脆い存在になっていた。",
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          "id_line": 28,
          "ja_text": "なんの変哲もない山奥の村で質素に暮らしていた少女にもたらされた奇妙な能力。",
          "zh_text": "在平凡的深山小村落里过着平淡无奇的生活的少女，被授予了奇妙的能力。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "これもすべて山の神の悪戯か。",
          "zh_text": "这些也都是山神的恶作剧吗。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "これまで少女の世界のすべてであった村は小さすぎた。",
          "zh_text": "至今为止说是少女的整个世界也不为过的那个村庄，现在看来真是小得过分了。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "村は貧しく、少女は村の手伝いをする以外の事を考えることすら許されてこなかった。",
          "zh_text": "赤贫的山村让少女除了帮忙打理村子以外，完全没有空闲去思考其他任何事情。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "だが今は何物にも彼女を束縛することは出来ない。",
          "zh_text": "而现在已经没有任何事情能够束缚她了。"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "彼女より優位なものはなく、彼女こそがすべての頂点に立っていた。",
          "zh_text": "已经没有任何事物可以高过她的地位，她才是世间所有的一切的顶点。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "だからこそ、少女は大きな都は残らず消してやろうと思う。",
          "zh_text": "正因如此，少女想把大城市摧毁殆尽。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "今まで自分はとてもみじめな思いをしてきたのに、その間その都の人々は何不自由なく暮らしてきたのだ。",
          "zh_text": "至今为止自己在如此悲惨的环境中存活至今，而与此同时这个城市的人们却能随心所欲地幸福度日。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "今や神である自分よりも裕福な生活を送っていた者など許せない。",
          "zh_text": "不允许有生活比身为神的自己还要幸福的人存在。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "少女はくすくすと笑った。",
          "zh_text": "少女不禁轻轻笑出声。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "自分の考えがあまりに的外れだったからだ。",
          "zh_text": "自己也想得太多了点。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "別に都の連中に嫉妬や憎悪など覚えはしない。",
          "zh_text": "其实对城里的人也并没有特别的嫉妒和憎恨。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "これらはすべて、神となった自分のただのいたずらに過ぎないのだから。",
          "zh_text": "所做的这些不过是成为了神的自己的一点点恶作剧罢了。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "さぁて、次の都はどこだろうか。",
          "zh_text": "好了，那下一个城市在哪里呢。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "少女は当ても無く歩き始めた。",
          "zh_text": "少女没有目标地开始漫步。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "ずしぃぃぃいいいん！",
          "zh_text": "ずしぃぃぃいいいん！"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "ずしぃぃぃいいいん！",
          "zh_text": "ずしぃぃぃいいいん！"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "長さ２４００ｍにもなる足が、その歩幅６０００ｍ近い勢いで歩き始めた。",
          "zh_text": "长度近2400米的双足，以将近6000米的步幅开始行走了。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "山さえもひょいと跨いで通り、振り返れば周囲の自然と比較してあまりに巨大な足跡が規則的な感覚で残されていた。",
          "zh_text": "连高山也被轻易跨过，她的身后规则地留下了比周围的自然景物还巨大得多的足迹。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "サンダル型の足跡はその底面は究極的に圧縮され、最早少女以外何人の手で以てしても掘り返すことは出来ない。",
          "zh_text": "凉鞋形状的足迹底部被极限地压缩，除了少女自己以外已经没有任何人可以翻起这片土地。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "少女の膨大な体重を乗せて下されたサンダルは大地に１００ｍほどもめり込み、ただの土を鋼よりも硬く押し固めてしまう。",
          "zh_text": "承载着少女膨大的体重的凉鞋将大地压嵌进百米深的地下，原本只是土壤的部分被压缩到比钢铁还坚硬。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "草木さえも育てぬ巨大な靴型の穴。",
          "zh_text": "留下连草木都无法生长的巨大鞋形坑洞。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "やがて雨が降り水が溜まればそこは巨大な湖となるだろう。",
          "zh_text": "如果之后下雨的话这里就会变成巨大的湖泊吧。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "少女が歩くたびに、湖が一つずつ増えてゆく。",
          "zh_text": "随着少女一步步行走，湖泊一个个增加。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "「都ってなかなか無いものね。もっと足の踏み場に困るくらいあると思ってたのに」",
          "zh_text": "「怎么也找不到城市，还以为能找到落脚的地方的。」"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "愚痴りながら雲をかき分け歩く少女。",
          "zh_text": "少女一边抱怨一边冲开云层前进着。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "高い雲の高度を仮に１万ｍとしても、少女の胸にも届かない高さ。",
          "zh_text": "就算把最高的云层高度算成有一万米高，那个高度也没有到达少女的胸口。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "疎らに飛んでいるので視界を遮ることはないが、地上を見渡すには邪魔だった。",
          "zh_text": "虽然没有完全挡住视野，但零散地漂浮在半空也会让人无法远望地面。"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "そして少女は足の踏み場に困るくらいを所望しているようだが、本当なら少女の足の踏み場はなかった。",
          "zh_text": "就算少女想找可以落脚的地方，但其实根本就没有地方可以给少女落脚。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "先の都は国一番の都、王都であったからこそそれなりの大きさだった。交易などが盛んな貿易の街ならともかく、普通の村や里などは小さくこじんまりとしたものだ。少女の村だってそうである。",
          "zh_text": "之前那个城市是王国第一大城，因为是王都，所以才能有那样的大小。先不论那些贸易繁荣的商业都市，普通的村落庄园和那相比起来都只会显得精细小巧。少女的村庄也是这样。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "大地にはそんな小さな村や里がそれこそ足の踏み場もないほど点在していた。少女が、それに気づいていないだけである。",
          "zh_text": "大地上到处都分布着这些不足以成为落脚点的村庄。只是少女没有注意到这一点罢了。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "少女はこれまで何十と言う村を踏み潰していた。",
          "zh_text": "少女这一路上其实已经踩扁数十个村庄了。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "時にはたった一歩の内に３つの村を足の下敷きにした。",
          "zh_text": "有时候仅一步之内就有三个村庄垫在了她脚下。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "村の建物など今の少女から見れば０．５ｍｍも無い。村全体の面積で見ても１ｃｍにもならないだろう。",
          "zh_text": "村中的建筑在现在的少女眼中都不足半毫米。整个村庄的面积看起来也不到1厘米。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "１ｍｍも無い家が数件密集していたところで少女にとっては地面との見分けなど着かない。全く気が付かないうちに、いくつもの村を踏み潰していたのだ。",
          "zh_text": "从少女的角度，完全无法区分地面和若干个不足1mm的建筑的聚集地。在她完全没有注意到的时候，已经有无数个村庄被她踩扁了。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "少女の履く巨大なサンダルは、村を踏みつけたところでその感触を少女の足にまで届けはしない。",
          "zh_text": "踩到村庄的触感无法透过少女穿的巨大凉鞋传达给少女的脚。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "先の城ですらほんの僅か、くしゃ…という感触を伝えた程度。",
          "zh_text": "即使是之前那座城也不过只能传来喀啦一下这种程度的触感。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "そもそもこんな小さな村など例え素足で踏んだところでその存在には気づけまい。",
          "zh_text": "说来如此小的村庄即使是用裸足踩到大概也不会有什么感觉的吧。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "少女は今、その足の指だけで村を丸ごと踏み潰せる大きさである。",
          "zh_text": "少女现在一个脚趾就能把整个村庄踩扁。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "今の少女の足の指は太さ１００ｍを超え、これは周囲の低い山よりも大きな値だった。",
          "zh_text": "现在的少女脚趾的粗细超过100米，这大小已经大过周围许多较矮的山了。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "そんな足の指が５本と連なり顔を出しているサンダルの先はまるで足指の山脈が居並ぶような光景だ。",
          "zh_text": "五根这样大小的脚趾头从凉鞋的前端露出，这光景就像整齐排列的脚趾山脉。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "そしてその巨大な足を乗せたサンダルは少女の途方も無い体重を乗せて山も何も関係なく真っ平らに踏み潰してしまう。",
          "zh_text": "巨大的脚下那承载着少女荒唐的体重的凉鞋，就算是山也能毫不费力地践踏至完全扁平。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "標高１０００ｍの山も少女にとっては１０ｃｍの盛り上がった砂程度の存在でしかなく、歩く過程で気づかぬうちに踏み潰していた。",
          "zh_text": "海拔1000米的山在少女看来也不过是隆出地面10厘米的小沙丘的程度，在行走过程中无意间就踏平了许多。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "恐ろしく巨大で凄まじい重量を乗せたサンダルは山をゴリゴリと押し潰し、そこに綺麗な足跡を残す。",
          "zh_text": "山在巨大到恐怖的凉鞋所承载的惊人体重下被嘎吱嘎吱地压碎，只留下一个漂亮的脚印。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "山がサンダルの形にざっくりと穴をあけられていた。",
          "zh_text": "山受压碎裂开并陷落出了凉鞋形状的坑洞。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "更にいくつもの山と無数の村を踏み潰しながら歩いた後でようやくお目当てとも言える大きな都を見つけた。",
          "zh_text": "继续踩碎了数个山脉和无数的村庄之后，终于找到了能作为目标的大城市。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "と言っても少女にとってそれは直径１０ｃｍほどの地面の白い模様でしかない。",
          "zh_text": "虽然这么说，但从少女来看也只是地面上直径10厘米左右的白色图案罢了。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "実際は１０００ｍにも及ぶその町の中は石だったり煉瓦だったりの家がびっしりと並ぶ堅牢でありながら美しい作りだった。",
          "zh_text": "实际上这是紧密排列着由岩石与砖瓦所建造的坚实又美丽的建筑群的直径超过1000米的城市。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「ふふ、み～つけた」",
          "zh_text": "「哼哼，找～到了」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "にやりと笑った少女はその都に数歩で近寄った。",
          "zh_text": "少女带着微笑几步就走近了那个城市。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "町の周囲にはその都の恩恵を受けるそれなりに大きな村などがあったのだが、少女はそれらに気付きもせず足を踏み下ろしていた。",
          "zh_text": "在城镇的外围也有许多受到这座城市的恩惠而发展得比较大的村落，然而少女完全没有注意到他们就把脚踩了上去。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "ズシンズシン！",
          "zh_text": "ズシンズシン！"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "その小さな都を足のつま先の間に挟むような形で腰に手を当て立つ少女。",
          "zh_text": "少女手叉腰，以把那座小巧的城市夹在双脚脚尖之间的姿势站立着。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「くくく、おチビちゃん達には私の姿が見えるのかしら。大きすぎて理解できない？」",
          "zh_text": "「库库库，不知道小人们看得见我的身体吗，因为太巨大了理解不了了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "少女は感覚を研ぎ澄ました。",
          "zh_text": "少女的感官变敏锐了。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "神となって得られた力。",
          "zh_text": "这是变成神而获得的能力。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "こんな小さな都に暮らしている微細な人間達の様子が手に取るようにわかる。",
          "zh_text": "在这么小的城市里生活的微小的人类们的样子就像拿在手里一样清澈明晰。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "みんな慌てている。どうやら私の事は大きすぎてよくわかっていないようだ。ただ町の左右に下された私の足だけはわかるみたい。ふふ、そうよね、こんな小さな町からすれば私の足はとっても大きいものね。そんな足が下されたら大変なことになるわよね。",
          "zh_text": "所有人都陷入了恐慌中。可能是我太大了以至于他们无法完全认清吧。大概只能认清踩在城镇两边的我的双脚。哼哼，对呢，对这样渺小的城镇来说我的脚也是非常巨大的存在。这样的脚要是落下的话一定会变成非常严重的事故吧。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "少女は人々の考えている事を読み取ってくすくすと笑った。",
          "zh_text": "少女读取着人们心中的想法，哧哧偷笑。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "こうしている間にも人々は町から脱出していたが、少女は気にしないでいた。",
          "zh_text": "与此同时众人正在试图从城镇逃离，但少女对此并不在意。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "ちっぽけな人間は、恐らく一時間待ってあげても私の足元の範囲内にいるだろう。",
          "zh_text": "恐怕给这些渺小的人类们一个小时的时间也逃不出我脚边的范围吧。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "なら、好きなだけ逃げさせてやればいい。",
          "zh_text": "那就随便你们爱怎么逃怎么逃吧。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "どうせ、一人も逃すつもりはないのだ。",
          "zh_text": "反正，我连一个人也没打算放过。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「ふ～ん、私に踏まれちゃうのが恐ろしいのね。くく、わかったわ、リクエストに応えてあげる」",
          "zh_text": "「哼～嗯，被我踩很恐怖吧。库库，明白了，那就满足你们的请求吧」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "言うと少女は山脈を踏み潰していた右足を町の上に翳した。",
          "zh_text": "说着少女将正踩在山脉上的右脚悬在了城镇的上方。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "ただし、サンダルを脱いでだ。",
          "zh_text": "不过脱下了凉鞋。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "町の上空には、そのすべてを覆う事の出来るほど巨大な素足の裏が現れていた。",
          "zh_text": "能遮盖一切的巨大裸足的脚底出现在了城镇的上空。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "町が一瞬で薄暗くなる。",
          "zh_text": "街道瞬间变暗了。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "町のどこにいても、少女の足の裏が上にあった。",
          "zh_text": "不管身在城镇的何处，上方都只能看到少女的脚底。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「ほら、あなた達の恐れた神様の足よ。早く逃げないと踏み潰しちゃうからね」",
          "zh_text": "「看吧，这就是你们所畏惧的神明大人的脚哦。 不快点逃走的话就要被踩扁了哦」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "少女は笑いながらゆっくりと足を下していった。",
          "zh_text": "少女一边笑着一边将脚缓慢落下。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "人々の考えを掬い取ると、彼らが先ほどよりも遙かに絶望を抱いているのが感じられてきた。",
          "zh_text": "将人们的想法读取，感到他们心中的绝望比先前还远远加深了。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "みんなが悲鳴を上げながら逃げ惑っている。",
          "zh_text": "所有人都一边发出悲鸣一边胡乱逃窜。"
        },
        {
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          "ja_text": "それは少女の足が街に近づくほどに強くなっていった。",
          "zh_text": "少女的脚越靠近城市，悲鸣声越是强烈。"
        },
        {
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          "ja_text": "「そろそろ足が着いちゃうわね。残念でした、逃げられなかった人は踏み潰しちゃいます。言っとくけど私を恨んだらダメよ？　私は神様なんだから。これはあなた達への天罰なの。神様よりも裕福な生活を送ってた罪深いあなた達への裁きなのよ」",
          "zh_text": "「脚差不多快落地了，很遗憾，逃不走的人就只能被踩死了。先说好你们可不能怨恨我的哟？我可是神明大人啊。这些都是给予你们的天罚，是对过着比神还幸福的生活而罪孽深重的你们的制裁哦。」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "そして逃げ惑う人々の恐怖が最高潮に達したとき、",
          "zh_text": "接下来，逃窜着的人们的恐怖感达到了最高潮。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "ずしん。",
          "zh_text": "ずしん。"
        },
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          "ja_text": "少女の足は踏み下ろされた。",
          "zh_text": "少女的脚踩下了。"
        },
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          "ja_text": "ゆっくりと下されたのでそれまでの足跡のように周辺の大破壊とはならなかったが、それでもその凄まじい大きさの足が下されたことによる衝撃は恐ろしいものだった。",
          "zh_text": "因为降落得缓慢，没有像之前那样在脚印的周边引发大破坏。即便如此那惊人巨大的脚所造成的冲击还是非常可怕。"
        },
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          "ja_text": "少女の足は幅９００ｍほどで町の全体を踏み潰すには至らず、少女の足から僅かにはみ出た街だけがギリギリ原形を保っていた。",
          "zh_text": "少女的脚宽约为900米，因此未能一次踩扁整个城。从少女脚边露出的仅有的一点街道，勉强保持着原形。"
        },
        {
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          "ja_text": "少女の足は地面にずっしりと沈み込み、そこにくっきりと足跡を残していた。これまでのモノとは違う、ちゃんとした足の形をした足跡だ。",
          "zh_text": "少女的脚沉甸甸地沉入地面，清楚地留下了足迹。和以往的那些不一样，这一次是刚好贴合脚的形状的脚印。"
        },
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          "ja_text": "少女は先ほどまで感じていた無数の恐怖が一気に少なくなったのを感じていた。",
          "zh_text": "少女发现刚才为止还能感觉到的无数的恐惧源瞬间变少了许多。"
        },
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          "ja_text": "少なくなったのはそれを感じていた人々が足の下で踏み潰されたからだろう。",
          "zh_text": "变少大概是因为自己先前能感知到的那些人们大都在脚下被碾碎了吧。"
        },
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          "ja_text": "一瞬で数千分の１くらいにまで減ってしまった。",
          "zh_text": "一瞬间就减少到了数千分之一左右的数量。"
        },
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          "ja_text": "「あらら、もうちょっとは残しとくつもりだったのに。あなた達が小さすぎるから潰しすぎちゃったわ」",
          "zh_text": "「啊啦啦，原本还想再多留下一点的。你们实在太小所以不小心就踩死太多了呢」"
        },
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          "ja_text": "少女は生き残ってた人々の意識を掬い取ってみた。",
          "zh_text": "少女读取了幸存的人们的意识。"
        },
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          "ja_text": "先ほどまでよりも随分と希薄になってしまっていたが。",
          "zh_text": "变得比之前稀薄了许多。"
        },
        {
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          "ja_text": "生き残った人々は、ついさっきまで自分が住んでいた町をズンと踏みしめる自分の足に恐怖しているようだ。",
          "zh_text": "他们原本居住的城市在自己的脚下被稳稳地踏平，残存的人们对这只脚感到了深深的恐惧。"
        },
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          "ja_text": "山のように巨大な足が街を踏み潰している。",
          "zh_text": "山一般巨大的脚正在将整座城市踏碎。"
        },
        {
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          "ja_text": "まさに神の御業と祈りを捧げる者すらもいた。",
          "zh_text": "甚至出现了忠心膜拜神的力量的人。"
        },
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          "ja_text": "自分の足に向かって必死に祈る人々を見下ろして少女は噴き出しそうだった。",
          "zh_text": "俯视着向着自己的脚拼命祈祷的人们，少女忍不住笑出了声。"
        },
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          "ja_text": "「まぁ、神様に祈るなんてあなた達は素晴らしいですね。わかりました。神様は平等です」",
          "zh_text": "「嘛啊，向神明大人祈祷的你们真是太棒了。知道啦。神明大人是很公平的」"
        },
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          "ja_text": "少女はにっこりと笑って足の周辺にいる生き残っている人々を見下ろした。",
          "zh_text": "少女嫣然一笑俯视自己脚边幸存着的人们。"
        },
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          "ja_text": "人々は雲よりも高い位置にある巨大な笑顔の美しさに神の慈悲を見た。",
          "zh_text": "人们从在那比云层还要高的位置的巨大而美丽的笑颜中看见了神明的慈悲。"
        },
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          "ja_text": "人々は涙を流しながら慈悲深い神に祈りを捧げた。",
          "zh_text": "所有人流着泪向那至仁至慈的神献上了自己最诚心的祈祷。"
        },
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          "ja_text": "ゴリッ！",
          "zh_text": "ゴリッ！"
        },
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          "ja_text": "少女は足をぐりぐりと動かし町とその周辺を踏みにじった。",
          "zh_text": "少女转动脚腕蹂碾着城镇的周围。"
        },
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          "ja_text": "僅かに感じられていた意識がプツンと途切れ一つも感じられなくなった。",
          "zh_text": "能感知到的仅剩的一些意识噗地突然中断，再也感觉不到哪怕任何一个。"
        },
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          "ja_text": "町の住民が全滅した証拠だった。",
          "zh_text": "这是这座城市的居民已经全灭的证据。"
        },
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          "ja_text": "「あれ？　言いませんでしたか？　あなた達は神よりも裕福な生活を送った大罪人です。私はそんな大罪人であるあなた達の懺悔したいという祈りを聞き届けて、他の方々と同じように天国へ送って差し上げました。天国へと昇ったことであなた達の罪は許されました。よかったですね」",
          "zh_text": "「啊咧？之前没有说吗？你们可是生活比神还要充实的大罪人哦。我答应了身为大罪人的你们的忏悔请求，让你们能像其他的诸位一样前往天国。升往天国的你们的罪行已经被原谅了。真是太好了呢」"
        },
        {
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          "ja_text": "少女はくすくすと笑っていたが今しがた自分の言った言葉のあまりのバカらしさに自分で拭きだしていた。",
          "zh_text": "少女咯咯偷笑，自己现在说的话像傻瓜一样连自己都憋不住笑了。"
        },
        {
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          "ja_text": "実に滑稽だ。小さな小さな人間達は私の足を神のようにあがめ恐れる。",
          "zh_text": "真是滑稽。微小渺小的人类像对待神明一般崇拜畏惧着自己的脚。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして本来の神である私は彼らの恐れた足を自由に操って彼らを踏みにじることができる。",
          "zh_text": "而真正身为神明的自己能轻松使用他们所畏惧的那双脚来践踏他们。"
        },
        {
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          "ja_text": "自分の足の下で何万という人々が昇天するのはとても心地よかった。",
          "zh_text": "数万人在自己脚下死去升天的感觉让心情无比畅快。"
        },
        {
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          "ja_text": "彼らの無数の魂が足の裏にべっとりとこびりつくような感触だった。",
          "zh_text": "感觉他们数不尽的魂魄都被紧紧粘附在了脚底。"
        },
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          "ja_text": "気持ちいい。",
          "zh_text": "身心舒畅。"
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          "ja_text": "彼らがこれまで過ごしてきた人生の詰まった魂を足の裏で吸収するような感覚。",
          "zh_text": "这是一种凝缩着他们至今为止全部人生的魂魄都被脚底所吸收的感觉。"
        },
        {
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          "ja_text": "何万もの人々の意識が自分の中に溶け込んでくるような気がした。",
          "zh_text": "感觉数万人的意识都融入了自己体内。"
        },
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          "ja_text": "それはとても甘美なもので、少女はぺろりと舌なめずりをしていた。",
          "zh_text": "这体验真的非常甜美，少女不禁伸出舌头满足了似的舔了舔嘴唇。"
        },
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          "ja_text": "「……そっか。サンダルなんていらなかったのね」",
          "zh_text": "「……是啊，凉鞋什么的已经不需要了吧」"
        },
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          "ja_text": "言うと少女はもう片方の足もサンダルを脱いで地面へと下した。",
          "zh_text": "说着少女把另一只脚也从凉鞋中抽出踩在了地面。"
        },
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          "ja_text": "自身を支える大地のぬくもりを足の裏に感じる。",
          "zh_text": "脚底感受到了支撑着自己的大地所传来的温暖。"
        },
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          "ja_text": "その大地と足の間には数万の人々とその人々が暮らしていた町があるはずだ。",
          "zh_text": "这片大地和脚之间应该还存在着数万人和这数万人生活居住的城镇。"
        },
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          "ja_text": "だがそれは、自分にとっては地面となんら変わらない存在。",
          "zh_text": "但那样的东西，对自己来说和地面也没有什么区别。"
        },
        {
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          "ja_text": "ただ、罪深い存在だった。",
          "zh_text": "只不过是些罪孽深重的存在罢了。"
        },
        {
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          "ja_text": "「そう、私は神になったんだから罪深い人々を昇天させてあげなきゃね」",
          "zh_text": "「没错，自己已经是神明了所以不得不送有罪之人升天呢」"
        },
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          "ja_text": "少女はくすくすと笑った。",
          "zh_text": "少女不禁轻轻笑出声。"
        },
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          "ja_text": "最早自分こそが神。神はこれまで自分の事を見放していた。だが自分が神になった以上、間違った神の寵愛を受けていた人々に裁きを与えてやらねばならない。",
          "zh_text": "现在自己才是神明。至今为止的人生都被神明抛弃了。而现在自己成为了神明一般的存在，就必须对接受了不正确的神明的宠爱的人们予以制裁。"
        },
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          "ja_text": "それはとても心が躍る事だった。",
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        },
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          "ja_text": "そしてもう一度早く、あの数万の人々を踏み潰す感触を味わいたい。",
          "zh_text": "想快点再次品尝那踩死数万人的触感。"
        },
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          "ja_text": "魂が自分の中に溶けてくる感触は自身を湧き立たせる。",
          "zh_text": "灵魂融入体内的感觉让自己兴奋得血液沸腾。"
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          "ja_text": "ああ早く踏み潰したい。踏み潰して踏み潰してぐしゃぐしゃに踏みにじりたい。",
          "zh_text": "啊啊真想快点再踩一次。想把他们踩碎踩烂蹂躏碾踩到粉身碎骨不复存在。"
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          "ja_text": "その巨大な足で山を踏み潰し都よりも大きな足跡を残しながら。",
          "zh_text": "巨大的双脚踩碎高山留下了比城市还要巨大的足迹。"
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          "ja_text": "だがその愚か者はいた。それも一人や二人ではなく数百数千。",
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          "ja_text": "黒塗りの大型船舶に乗り込んだ海の男達である。",
          "zh_text": "那些人是在漆黑色的巨型船舰上驾御汪洋、无惧风浪的海男。"
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          "ja_text": "彼等は全身にびっしょりと汗をかいていた。冷房を効かせているにも関わらずこの鋼鉄の船内は凄まじく蒸し暑かった。それはこの海の海水が、とても暖かかったからだ。",
          "zh_text": "他们全身都湿透了。虽然开着空调，这钢铁大船的内部还是闷热得惊人。"
        },
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          "ja_text": "温度は数十度はあるだろう。浸かっているだけで汗が出てくる。更にそれらは湯気となって立ち上り自分達の視界を遮るのだ。",
          "zh_text": "摄氏温度有数十度。不停冒出来的汗水也因为高温而化成热气，遮挡他们自己的视野。"
        },
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          "ja_text": "そう、この視界を覆う霞は霧ではなく湯気。この熱い海面から立ち上った蒸気。",
          "zh_text": "事实上，覆盖视野的既不是霞也不是雾，而是热气，是从这个漫热海面升起来的蒸气。"
        },
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          "ja_text": "そんな暖かい霧の中を進んでいるのだ。数十の大艦隊の、それぞれ１０００人が皆等しく汗で服を肌に張り付かせていた。",
          "zh_text": "数十队大型舰队就这様沿着暖洋洋的雾中前进着。每艘舰队平均都有1000人，他们都任由衣服粘贴被汗液沾湿的皮肤。"
        },
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          "ja_text": "突然の突風で霧が晴れる。",
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          "ja_text": "そこには、水平線を埋め尽くすほど巨大な人間が現れていた。",
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          "ja_text": "ふうっ。",
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        },
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          "ja_text": "息を吹きつけるとそこにあった湯気は散り、水面に浮かぶ小さな点の様な戦艦達をあらわにした。",
          "zh_text": "巨人轻轻呼出的气息就把四周的雾气吹散，舰队就像浮在水面的小黑点一様。"
        },
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          "ja_text": "\"ふふ、こんばんわ、おちびちゃん\"",
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          "ja_text": "少女はにっこりと、しかし見下しながら笑った。",
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          "ja_text": "長い髪はタオルによって頭に束ねられ、胸板から突き出た乳房は湯船の波に打たれ揺ら揺らと揺れる。",
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          "id_line": 19,
          "ja_text": "広い、とは言えない風呂桶の中には折り曲げ組まれた脚が底に伸び、手はその膝の上に置かれていた。",
          "zh_text": "虽然已经算是宽大的风吕桶，但少女的双脚都要屈曲，双手放在膝盖上面，才可以进到风吕桶。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "\"一人でお風呂に入るのも寂しかったの。さぁみなさん、遊びましょ\"",
          "zh_text": "\"一个人在洗澡的时候也是很寂寞的。那么各位，和我一起玩吧。\""
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "言うと少女は胸を少しゆすった。",
          "zh_text": "少女刚刚说完就稍微晃动了自己的乳房。"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "するとその胸が起こした波が艦隊を襲い、かたまっていた戦艦達はバラバラにされた。",
          "zh_text": "由胸部引起的波浪袭击舰队，把固定战列的舰队们冲得七零八落。"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "数百ｍの大波だったのだ。巻き込むような鋭い高さは無かったもののその高低差は凄まじい揺れを引き起こし、その波を真横から受けた数隻の戦艦が沈没してしまった。",
          "zh_text": "被卷入振幅数百m的巨浪，巨浪摇晃引起令人感到害怕的高低差，从侧面受到波浪冲击的数艘战舰全都沉没了。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "\"あ、ちょっと波を起こしただけなのに。くく、ごめんね、あたしの胸が大きすぎたみたい\"",
          "zh_text": "\"只是啊稍微弄起了点波浪。嘿嘿，抱歉，我的胸部好像太大了。\""
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "少女は笑いを堪えながら先頭を行く船に手を伸ばしていった。",
          "zh_text": "少女一边忍住大笑的冲动，一边向战舰伸手。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "人差し指と親指を伸ばし、その船を摘もうとした。",
          "zh_text": "延伸的食指和大拇指打算把其中一艘船挟起来。"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "少女の水の滴る細い指。だが戦艦に乗る男たちから見れば、それは太さ１０００ｍを超える恐ろしく巨大な指なのだ。",
          "zh_text": "少女不过是伸出滴着水珠的纤细手指。但是对乘坐在战舰上的男人看来，那是粗细超越1000m的巨大手指。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "大気も湯気も押しのけて迫ってくる超巨大な指。戦艦は、その巨大な指紋の幅二つ分の長さも無かった。",
          "zh_text": "大气和热气都被迫近的超巨大手指推开。战舰的长度连横跨二条指纹也做不到。"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "船内に１０００の男の悲鳴が轟く中、巨大な指が空と海を埋め尽くした。",
          "zh_text": "船内那1000个男人发出的哀鸣声，巨大的手指埋尽了天空和海洋。"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "少女はそれを摘もうと指をギュッと閉じたが、砂粒ほどに小さな船は表面張力、流れ出す水に乗って指の脇へと落ちてしまった。",
          "zh_text": "少女打算紧紧地合上手指，不过小船就像渺小的沙粒一様，因为表面张力而随着在手指两侧流出的水而流走。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "もう一度挑戦しようと思ったが、船はそのまま海中へ沈んでいってしまった。",
          "zh_text": "在打算再一次挑战时，船就这样向沉没在少女的洗澡水中。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "\"小さ過ぎて摘めないわ。他の方法を考えないと…\"",
          "zh_text": "\"太小了，挟不起来。要试试其他方法…\""
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "次に少女は人差し指の腹を上に向け、戦艦の真下からゆっくりと持ち上げていった。",
          "zh_text": "之后少女把食指指腹朝上，在水中伸到战舰的正下面，再慢慢地举起来。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "戦艦は透明な海水が肌色に書き換えられるほど巨大な指が真下に来ているのに気付いて逃走を図ったが、それはこの指の前では動いていないに等しかった。",
          "zh_text": "战舰注意到透明的海水渐渐被巨大的手指的肤色取代之后立即全速逃走,不过在手指面前根本和没动没两様。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "海中から盛り上がってくる巨大な物体に水が押しのけられうねりを上げる。山のように盛り上がる海面の上で揺さぶられる船は流れ落ちないのではなく、流れ落とされないように制御されているのだった。指の腹の頂上に位置していた。",
          "zh_text": "从海中升起巨大的物体把温热的海水推开有如山一样的巨指在从海平面上升。为了不要令船舶伴随被推开的水流走，而把它们置于指腹的顶峰。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "だが周囲にいた戦艦達は巻き起こされた波と渦に呑み込まれ海中へと消えて行った。その最中この暖かい海に放り出されたものはその激流によってズタズタに引き裂かれた。",
          "zh_text": "但是在周围的战舰却被因为被手指推开的水而掀起的波浪和旋涡而压倒消失在大海当中。连在船舶逃出来的人都被温暖的水流撕裂了。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "慎重に、一隻の戦艦を指先に乗せた少女はそれを目の前まで持ってきて見下ろした。",
          "zh_text": "少女慎重地把指尖上的战舰拿到眼前观察。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "\"はぁいこびとさん、あなたたちはどこの国の人なのかしら。どんな大海原でも征する海の男達なんでしょ？　でも女の子のお風呂にまで入ってくるなんていけない子ね\"",
          "zh_text": "\"哈哈，小人先生，你们是哪个国家的人呢。你们是征服大海的男人吧？现在只是钻进女孩子的洗澡水的坏小人。\""
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "冗談を交えながらクスクス笑う少女。",
          "zh_text": "忍不住窃笑的少女用嘲弄的语气对小人们发话。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "指先には一隻の戦艦が乗っている。全長は１００ｍは優にあろう。それが自分の指の腹にちょこんと乗っているのだ。そしてこの中には男達が１０００人と乗っているのだ。小さ過ぎてその姿は見えないだろうが。",
          "zh_text": "全长足足有100m的战舰依附在自己的指尖。而那艘战舰也只可以在指腹上的指纹盲目打转，并且艘战舰乘坐着平时充满雄性气炎的1000人。不过他们的身姿太小了，肉眼都看不见他们。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "\"かわいいお船ね。長さは１㎜くらいかしら？　このお船はどんな荒れた海でも越えていけるんでしょうね。でもさっき何隻かの船が沈んじゃったけど、それは私とお風呂に入るのが荒れ狂う海を越えるよりも大変ってことなの？\"",
          "zh_text": "\"可爱的小船。你们现在长度只有1mm吧？　这艘船能够跨越荒暴的海洋吧。但刚刚就有几艘船沉没了,难道我的洗澡水比起越过狂暴的大海更可怕吗？\""
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "彼等を乗せた指を少し揺さぶる。",
          "zh_text": "少女稍微摇动一下食指。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "そこにいる１０００人の男達の悲鳴が聞こえてくるようだった。",
          "zh_text": "恍如听见那1000个水手的哀鸣声。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "\"くく、大丈夫、こびとさんは小さすぎるって分かってるから。私と一緒にお風呂に入るのが大冒険だって分かってるから。…でも、もっと凄い冒険があるの。案内してあげるね\"",
          "zh_text": "\"好好，不要紧，小人先生太小了我是知道的。和我一起洗澡也是一场大冒险我通通都知道。…但是，你们还要和我一起经历更厉害的冒险哦。\""
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "十万分の１の小人達の前で、数㎞ある巨大な口ががぱっと開けられた。",
          "zh_text": "在十万分之一的小人儿们面前有数km大小的口腔突然打开了。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "あの紅色の赤い唇は厚さだけでも数百ｍあるというのに。この船を停泊させることも１０００人が降り立つことも出来る面積がある。",
          "zh_text": "红色的嘴唇光是厚度也有数百m。即使把这艘船停在上面，那1000人走下来站在上面也不成问题。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "唇の中は赤くぬめりのある口内表面がてらてらと光り、真白い歯はそれぞれが山のように大きかった。",
          "zh_text": "红红的嘴唇表面滑溜湿润，口腔内部因为口水反光油亮光彩，而洁白的牙齿就像山一样大。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "それらの山脈に守られる中央にはまるで平野のような広さを持った広大な舌があった。",
          "zh_text": "被洁白的山脉守护的中央，有简直像平原一样的宽度的舌头。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "びくんびくんと動き、得物を今か今かと待ち構えているように。",
          "zh_text": "不知道是不是因为意识到将要有猎物进入到口中，口腔不停分秘出的口水发出潺潺的流水声。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "ーそう、得物とはこの戦艦。",
          "zh_text": "而猎物就是那艘船。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "ポイッ",
          "zh_text": "poi~~"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "くいっと指が動き、その上に乗っていた戦艦は口の中に放り込まれた。",
          "zh_text": "手指轻轻摆动，黏在手指上的战舰被投入到口中。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "戦艦はやや前に出て来ていた舌の上に落ちた。",
          "zh_text": "战列舰掉到稍微伸出来的舌头上面。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "舌先に戦艦が触れたポツンという感触を感じた少女はパクンと口を閉じそして口の中のものを唾液とともにゴクンと呑みこんだ。",
          "zh_text": "感受到战舰接触到舌尖上那种孤零零地的触感，少女合上嘴巴，把战舰连同唾液一起，咕噜，就吞下去了。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "\"ふふ、冒険にいってらっしゃい。明日の朝には会えるかしら\"",
          "zh_text": "\"呼呼，祝你们的冒险一路平安。顺利的话，明天的早上就可以再次相见。\""
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "少女は湯船の中で自分のお腹を撫でた。",
          "zh_text": "少女在澡盆中抚摸自己平坦的肚子。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "そして再び残っている戦艦隊を見下ろしてみる。",
          "zh_text": "并且再次俯视残留下来的舰队。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "彼等はまだそこで右往左往していた。離れようとすらしていなかった。何をしていいのか分からないのだ。",
          "zh_text": "他们还在那里东跑西窜着。也没有打算离开。连自己可以做什么也不知道。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "\"待っててくれたの？　ありがと。お礼にいっぱい遊んであげるから\"",
          "zh_text": "\"在等我吗？小人们。太感谢了，我要好好地玩一下。\""
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "少女は人差し指を伸ばし、その指先だけが海面から飛び出るように高さを調節して手を湯船に沈めた。",
          "zh_text": "少女伸出食指，把手指放到海面上，然后再把指尖慢慢伸进水中。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "そしてその手を、戦艦達が集まっているところへ動かしたのだ。",
          "zh_text": "手指向战舰们聚集的地方移动。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "戦艦達は、太さ１０００ｍの指という巨大な柱が自分達の方へ向かってくるのを見た。",
          "zh_text": "战舰看到了粗细有1000m肉色巨柱往自己的所在位置进发。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "凄まじい波を起こし、飛沫を上げながら迫ってきた。",
          "zh_text": "手指把水破开，掀起可怕的巨浪飞沫，向他们逼近。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "逃げようと舵を切ろうとしたときには、すでに肌色の柱は目の前に来ていた。",
          "zh_text": "在他们切舵逃跑时，肤色的柱子已经来到眼前。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "指は何隻もの戦艦をなぎ払いながら艦隊の中央を割り、さらにはその周囲をぐりぐりとかき混ぜるように動いた。",
          "zh_text": "手指切入到舰队的中央，开始搅拌起来。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "そのかたまっていた戦艦達は一隻残らず沈められるか指に激突して砕け散った。",
          "zh_text": "固有盘石的战舰，因为少女小小的手指剧烈搅动下，一艘一艘撞在柱子上而被冲撃得破碎散落而沉入深海当中。"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "次の戦艦のかたまりを片手ですくい上げた。",
          "zh_text": "少女用一只手捞起下面的战舰。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "おわん型にすぼめられた手の中には数隻の戦艦がちんまりと浮いていた。",
          "zh_text": "缩拢的手渐渐形成盆地，其中有数艘战舰在上面浮起。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "それらがうろうろと手の中を動いている。逃げ道など、もうないのに。",
          "zh_text": "他们只可以在手中转来转去。想要查找毫不存在的出路。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "少女はその手をゆっくりと傾けていった。",
          "zh_text": "少女的手慢慢地倾斜。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "小さな戦艦達はやがて高さ数千ｍの滝を落下して海面に叩きつけられた。",
          "zh_text": "小小的战舰们从数千m高度的瀑布上掉下来，摔在海面上。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "少女がゆっくりと上体を起こした。",
          "zh_text": "少女缓缓地把上半身坐直。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "狭い湯船の中は全体が大揺れに見舞われすべての戦艦が航行をやめざるを得なかった。",
          "zh_text": "狭窄的澡盆因为遭受大幅度的摇晃，令全部的战舰不得不停止航行。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "海面からむき出しになった乳房はザバーっと大量の水を滴らせながら宙に浮かび上がり、そのせいで巻き起こされた波で数隻の戦艦が引き寄せられ少女の胸板にぶつかって砕けた。",
          "zh_text": "裸露的胸部从海面上升，带着大量的水滴在空中浮起，由于这个原因而掀起的波浪把多艘在少女的胸部附近旁战舰打到支离破碎。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "上体を起こした少女は戦艦のたちの上に乳房が来るように調節していた。",
          "zh_text": "挺起了腰的少女，用巨大的乳房对准的战舰上空。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "真下の戦艦達からは、まるで島ほどの大きさが在る超巨大な乳房がゆらゆらと大気を震わせながら揺れているのが見えていた。",
          "zh_text": "正下方的战舰看到如海岛那样大小的超巨大乳房在上空晃动，连带的震动令大气颤抖。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "湯気が、乳房の動きに散らされている。",
          "zh_text": "热气被胸部推开。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "ゆっくりと降りてきた乳房は、その乳首や乳房の表面に戦艦達を捕らえたまま水中へと沈んでいった。",
          "zh_text": "胸部再次慢慢地降下来，奶头和乳房表面抓住战舰们向水中沉没。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "再び上体を元に戻し湯船に浸かりなおした少女はその体勢のまま身体を前へと進めた。",
          "zh_text": "少女再次回到上半身重新泡在澡盆的姿态之后又把巨大的身体向前推进。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "先ほどは真上から迫ってきた胸が今度は横から迫ってくるのだ。",
          "zh_text": "刚才从上方迫近的胸部这次从水平逼近。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "先頭の乳首で海を割りながらザブザブと進んでくる乳房は戦艦達に激突し次々と転覆させながら巻き起こす大波に呑みこませ沈めていった。",
          "zh_text": "乳头切开大海，哗啦哗啦地前进。乳房掀起的剧烈巨浪无情地吞噬战舰，而撞上去的战舰在巨浪过后通通都不见踪影。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "その時少女は、乳首の先に一隻の戦艦がくっついているのに気づいた。",
          "zh_text": "这时少女注意到乳头有一艘战舰紧贴在上面。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "やや乳房を持ち上げ、乳首が湯船から上がるように調節してみたが、表面張力に捕らわれた戦艦は乳首にくっついたままだった。",
          "zh_text": "少女稍稍举起乳房，而奶头从澡盆升起来，表面张力俘虏了战舰而把它和乳头紧紧黏在一起。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "自分の乳首に小さな小さな黒い戦艦がちんまりとくっついている様を見て笑った。",
          "zh_text": "看到自己的奶头尖尖，有一艘小小的黑色战舰紧贴在一起的时，少女笑了。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "\"やだぁかわいい。まるで乳首のゴミみたいよ\"",
          "zh_text": "\"哎呀！好~~可爱。就像黏在乳头上的皮屑一样。\""
        },
        {
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          "ja_text": "笑いながら少女は指でその戦艦を乳首にこすりつけた。",
          "zh_text": "少女开心地笑起来，再用手指往乳头上的战舰擦一下。"
        },
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          "ja_text": "指をどけてみると戦艦だったものはどこにも見つけられなかった。",
          "zh_text": "挪开手指之后，连像是战舰的细屑也再也看不到了。"
        },
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          "ja_text": "遠方へと逃げていた戦艦達がいた。",
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          "ja_text": "数十㎞の航行を経てあの巨人の姿が霞の向こうに見えなくなるほどにまで離れたのだ。",
          "zh_text": "经过数十km的航行，一直到了连巨人的身姿都被烟霞模糊起来。"
        },
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          "ja_text": "生き延びたい一心で弄ばれる仲間達を置き去りにして逃げてきていた。",
          "zh_text": "一心想要苟活而扔下被玩弄的朋友逃跑。"
        },
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          "ja_text": "だが突然、何かが海中から現れた。",
          "zh_text": "但是突然从海中出现了什么。"
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          "ja_text": "凄まじい水柱とともに現れたそれは、巨大な足指であった。",
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          "ja_text": "五本の足指が、戦艦達の前を遮った。",
          "zh_text": "五个脚趾就遮住了战舰前进的路线。"
        },
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          "ja_text": "\"逃げられると思ってたのかしら。ごめんね、狭いお風呂で。この中ならどこでも足が届いちゃうの\"",
          "zh_text": "\"想能逃跑的。对不起了，这只是一个窄窄的浴室。无论跑多远也只能达到我的脚。\""
        },
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          "ja_text": "霧の中に轟く声。",
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          "ja_text": "姿は見えないが、巨人は自分達の事を知っていた。",
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          "ja_text": "目の前の巨大な足の指は、指だけが海面から出ているにもかかわらず、それだけで雲を貫くほどの大きさだった。",
          "zh_text": "眼前是少女巨大的小脚趾，从海面伸出来，尽管如此，那个大小也足以贯穿云端。"
        },
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          "ja_text": "幅は８０００ｍはある。とても、すぐに迂回できる幅ではなかった。",
          "zh_text": "五只脚趾并排，幅度足足有8000m。不是能马上迂回的尺度。"
        },
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          "ja_text": "数隻の戦艦は少女の片方の足の指だけで進路をふさがれてしまった。",
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        },
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          "ja_text": "ぐにぐにと暴れだしたのだ。",
          "zh_text": "海水开始闹腾起来。"
        },
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          "ja_text": "指が起こした波だけで逃亡を図っていた戦艦達は皆沈められてしまった。",
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          "ja_text": "残りの戦艦も少なくなってきた。",
          "zh_text": "残余的战舰变得少起来。"
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          "ja_text": "彼等は今、少女の立てられた膝の間にいた。それはつまり脚の間にいることを意味していた。",
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          "ja_text": "少女の動作に大海がうねりを上げる中、戦艦達は大波にまかれながら転覆しまいと踏ん張っていた。",
          "zh_text": "少女的这个动作诱发起比之前都要巨大的浪，水手在战舰上叉开双脚使劲站住，试图不要倒在地上。"
        },
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          "ja_text": "すると突然、海中から黒い何かが現れ始めた。",
          "zh_text": "突然海底开始出现黑黑的阴影。"
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          "ja_text": "次々と、次々と。気付けば海中はあの肌色ではなく黒色に染まっていた。",
          "zh_text": "水手们注意到本来肉色的大海中不断出现黑色弯曲的巨柱。"
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          "ja_text": "無数に現れ続けるそれに戦艦達は絡め取られていった。",
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        },
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          "ja_text": "気付けるものはいなかった。",
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          "ja_text": "その太さ８ｍはある巨大な黒いものが少女の一本の陰毛であり、そこが少女の股間であるなど。",
          "zh_text": "那个粗细有8m巨大黑柱只是少女的胯间的一条阴毛。"
        },
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          "ja_text": "さらに上昇を続ける少女の身体は股間に数隻の戦艦を絡ませたまま連れ去った。",
          "zh_text": "持续上升的胯间把数艘战舰用阴毛缠绕带起。"
        },
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          "ja_text": "わずかに数隻残された戦艦の前には少女の巨大な秘所。",
          "zh_text": "仅仅还留在海上的几艘战舰伴随水流向少女巨大的秘密花园前进。"
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          "zh_text": "虽然有一大部分没入在海中，不过光是水面上的部分也有数千m高度的裂口，是女性的阴唇。"
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          "ja_text": "あの巨大な左右の手が現れ、雲にも届く高さの陰唇の左右の肉へと指を押し付けた。",
          "zh_text": "巨大的左右手在胯间出现，在高入云宵的阴唇肉上压上了手指。"
        },
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          "ja_text": "\"あなたたちが最後。だから特別に私の中に招待してあげる。…来て\"",
          "zh_text": "\"你们可以待到最后。因此特别邀请在你们进入到我最重要的地方…来吧。\""
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          "ja_text": "指が、陰唇をぐいと開いた。",
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          "ja_text": "がばっと開かれた巨大な陰唇の向こうは赤黒く煌くぬらぬらした空間。生々しい鍾乳洞の様にも、見ることができたかもしれない。",
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        },
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          "ja_text": "周囲の海水は突然出来た空間に落ちるようにして流れ込んで行った。",
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          "ja_text": "その波の上には残っていた数隻の戦艦の姿があった。",
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          "ja_text": "少女は立ち上がり湯船から上がった。",
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          "ja_text": "\"ふふ、今あたしのあそこには数千人の男がいる。もしかしたら数万人？　くくく、ひょっとしたら赤ちゃんできちゃうかも\"",
          "zh_text": "\"呵呵，现在的我的体内有数千甚至数万个男人向着我的卵子进发。嘿嘿，说不定会怀上小宝宝哦。\""
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          "ja_text": "だがそうであろうとなかろうと、人々に害である事に変わりは無かった。",
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          "ja_text": "次なる巨大な足はその巨大な指をズズンと地面に突き立てた。",
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          "ja_text": "５本の肌色の柱だ。たかが足の指だが、その一本一本が世界最大の建築物よりも遥かに巨大なのだ。",
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          "ja_text": "結果、その巨大な指は地面をガリガリと削ってゆく。ビルさえも砂粒のように磨り潰され、街ひとつがそのまま削り取られた。",
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        },
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          "ja_text": "巨大な指が引っ掻き集める超高層ビルなど街の瓦礫は、そこに暮らす人々を容易く呑み込んでゆく。",
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          "ja_text": "指は深さ１ｋｍほども沈み込みながらそれを成した。足が通り過ぎた後、そこには５つの溝が重なり合い深い深い谷間と穴が残される。",
          "zh_text": "脚趾形成了1km深的大坑。在脚经过之后，在那里留下5条沟槽，深深的峡谷和之前的巨坑重叠起来。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "人々の悲鳴とその体は、すべてその巨大な足が作り出す轟音と瓦礫の津波の中に呑み込まれていった。",
          "zh_text": "人们的尖叫声和他们自己本身都被巨大的脚创造出来的轰鸣声和瓦砾海啸吞噬。"
        },
        {
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          "ja_text": "とある一角に現れた二つの巨大な足は大暴れだった。",
          "zh_text": "在大地上的某一角出现两只巨大的脚在暴走。"
        },
        {
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          "ja_text": "山さえもペタペタと踏み固めたかと思えば、ドン！　と踵を振りおろしクレーターへと変えてしまう。",
          "zh_text": "踩到的地方连高山也变为平原！脚跟挥落的位置更形成了火山口。"
        },
        {
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          "ja_text": "高さ数百ｍほどの山々は指の下敷きになり捻り潰されたが、２０００ｍほどの多少大きな山はそのつま先の中で握り潰された。",
          "zh_text": "高度只有数百米的群山都垫在脚趾底下被捻碎，而2000米的大山则在脚尖之间握溃。"
        },
        {
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          "ja_text": "運河も遠方からゴリゴリと集められた砂であっという間に埋め立てられ、飛行機で空に逃げる事に成功した人々も、運悪くそこに向かって移動してきた足に激突して爆発した。",
          "zh_text": "运河也被从远方嘎吱嘎吱地收集起来的沙土，转眼间被填平，搭飞机往天空逃跑成功的人不幸地撞向巨大的脚而爆炸了。"
        },
        {
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          "ja_text": "飛行機などこの巨大な足と比べれば砂粒以下の大きさだ。足を人間の大きさに例えれば、飛行機はおよそ0.7㎜。あの巨大な爪と指に間に挟まっても、気づかれもしないだろう。現に今、いくつかのビルが奇跡的に形を保ったままそこに挟まれているのだ。そこに生き残っている人がいるかどうかはわからないが。",
          "zh_text": "飞机和巨大的脚相比是沙粒以下的大小。如果用人类的脚的大小来举例，飞机大约只有0.7㎜。在巨大的趾甲和脚趾中间夹起，也不会被注意到吧。现在，还有一些大楼奇迹般保持着形状夹在那里。说不定有人在那里生还。"
        },
        {
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          "ja_text": "その巨大な足達がお互いの指を絡ませ始めた。",
          "zh_text": "两只巨大的脚的脚趾开始彼此缠绕。"
        },
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          "ja_text": "戯れているのだろうか。しかし太さも長さも数千ｍもある指同士が絡み合う光景は凄まじいかった。",
          "zh_text": "似乎在嬉戏游玩。但那是厚度和长度也有数千米的脚趾在互相缠绕的可怕景象。"
        },
        {
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          "ja_text": "相手の指を挟んだり、足の甲をペタペタと踏みつけたり。二つの足は楽しそうに絡み合っている。",
          "zh_text": "脚趾互相交缠，踩在对方的脚背上。两只脚在兴奋地交织在一起。"
        },
        {
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          "ja_text": "しかし周辺ではとばっちりを受けた街が次々と壊滅していた。",
          "zh_text": "但是周边是受牵连的城市不断毁灭。"
        },
        {
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          "ja_text": "足が軽くペタンと踏み下ろされただけで街は吹き飛んでしまうのだ。",
          "zh_text": "脚只是很轻很轻地踩了下来就会把街道一扫而光。"
        },
        {
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          "ja_text": "そんな足が二つも激しく動き回れば周辺は大災害になる。雲さえも蹴り散らして遊ぶ巨大な足達なのだ。",
          "zh_text": "两只脚在来回搓动，为周边带来大灾害。巨大的脚在游玩时连云都踢散了。"
        },
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          "ja_text": "やがてそんな足達にもう一対が現れた。",
          "zh_text": "不久，出现了另一双巨大的脚。"
        },
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          "ja_text": "左右の足。それが二つ。",
          "zh_text": "是左脚和右脚。一样是两只。"
        },
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          "ja_text": "位置から見るに、今まで片足だったところが両足になったのか。",
          "zh_text": "从位置上来看，本来只有一只脚的地方现在变成了两只脚。"
        },
        {
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          "ja_text": "恐ろしい。一つでも壊滅的だった足が二つに増え、それだけでも凄まじかったのに今度はその倍の４本である。",
          "zh_text": "实在是太可怕了。充满毁灭性的脚多了两只，现在四只脚带来的恐惧感是之前加倍。"
        },
        {
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          "ja_text": "あの足はひとつだけで街を一つ二つ下敷きにできる大きさがあり、それが今四つも地面を踏みしめている。",
          "zh_text": "一个城市上的大小大概能垫两只脚，现在那样的脚却有四只踩在地面。"
        },
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          "ja_text": "足がそこにあるだけで、いったいどれだけの街が被害に遭っているのか。",
          "zh_text": "每只脚下，到底有多少街道被沦为残渣？"
        },
        {
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          "ja_text": "そんな足が動き始めた。地面を踏み均し始めた。",
          "zh_text": "脚又开始动了。为了踏平地面而开始动。"
        },
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          "ja_text": "これまで踏んでいなかったところを、徹底的に踏み潰していった。",
          "zh_text": "被踩到了地方，所有的物体都会彻底粉碎在脚下。"
        },
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          "ja_text": "その場所に、奇跡的に生き残っていた人々も、その巨大な足の裏が自分たちの上空に現れた事にすべてを諦めた。",
          "zh_text": "在那个地方，本能奇迹般的生还的人们，看见巨大的脚掌在自己的上空出现都已经死心，放弃生存的希望。"
        },
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          "ja_text": "２対の足はまるで足踏みをするように周辺を踏み固めていった。",
          "zh_text": "2双脚有如原地踏步一样把四周的地面都踩得结结实实。"
        },
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          "ja_text": "やがてそこは、家一軒残らぬほど完全に踏み鳴らされ、茶色い地面をむき出しにした広大な荒野が広がっていた。",
          "zh_text": "不久，那个地方完全被跺得一幢建筑物也没有残留下来，只有茶色的地面，赤裸裸地暴露的广阔荒野在蔓延四周。"
        },
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          "ja_text": "そこに立つ四本の足。天に聳えるその先はどうなっているかわからない。",
          "zh_text": "只有四只巨大的脚放在那里。当往上到高耸天中不知道为什么就消失了。"
        },
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          "ja_text": "その足は次の一歩を踏み出したとき、その向こうに消えた。",
          "zh_text": "当那些脚要迈出下一步的时候，那几只脚消失了。"
        },
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          "ja_text": "まるで何かの範囲から出たように。",
          "zh_text": "好像跑出了一个看不见的范围一样。"
        },
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          "ja_text": "＊",
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          "ja_text": "「ったくお母さんも忙しいのわかるけど、親戚の子だからって好き勝手させるのやめてよ。私の部屋ん中滅茶苦茶じゃない。片付ける身にもなって。あーはいはい、その変わり今月のお小遣いちゃんとサービスしてよ」",
          "zh_text": "「真是的，妈妈很忙我也明白，不过，不要随便让亲戚的孩子进来呀。我的被房间弄得乱七八糟。要收拾，整理了。啊，好的好的，那这个月的额外的零花钱和服务费。」"
        },
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          "ja_text": "母親との報酬の約束をこじつけた百合（ゆり）は部屋へと戻ってきた。",
          "zh_text": "拿到母亲勉强答应的给她的报酬的之后，百合（ゆり）回到房间。"
        },
        {
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          "ja_text": "すでに綺麗に片付けられており、あの足跡も残っていない。あの、１０万分の１の街も。",
          "zh_text": "房间已经完全收拾干净，一个脚印也没有留下，包括十万分之一的城市也是。"
        },
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          "ja_text": "「今晩のおかず用に丁度いいのとっておいたんだけど、ま、他の街でもいっか」",
          "zh_text": "「本来留下来今晚用的配菜被用掉了，不过，算了，还有其他的大都市一」"
        },
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          "ja_text": "言いながら百合は来ていたＴシャツと短パンと下着を脱ぎ捨てた。",
          "zh_text": "百合一边说一边把T恤，热裤和内衣脱去。"
        },
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          "ja_text": "黒く長い髪がバサリと翻り、一糸纏わぬ肌が蛍光灯の光に輝く。",
          "zh_text": "黑色长发在飘扬，一丝不挂的肌肤在灯光下发出闪耀的光芒。"
        },
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          "ja_text": "大きな乳房がぶるんと揺れ、まるで自身を抑え込むものが無くなったことに喚起しているようだ。",
          "zh_text": "巨大的乳房在摇动，彷佛抑制自己摇晃的拘束而经被解除。"
        },
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          "ja_text": "前方の床には新たに呼び出した１０万分の１の比率でリンクされたどこかの街。今夜のお供である。",
          "zh_text": "前方的地板上又唤来了一个不知和现实世界哪里连接起来十万分之一的比例城市。将会陪伴少女渡个愉快的晚上。"
        },
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          "ja_text": "くすっと笑った百合はその街に向かって歩いて行った。",
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          "ja_text": "「先生……？」",
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          "ja_text": "はい、とあどけない笑みに見上げられる。そしていかにも重たそうにその細腕で教材を持ち上げると、震える足取りで教室に向かった。",
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          "ja_text": "帽子を脱いで髪の房に手をかける。そして長くつやつやした髪が一気に広がった。ふわりと柔らかな香りも登ってくる。私の腰元に、生真面目な少女にうってつけなストレートヘアが輝いた。",
          "zh_text": "她摘下帽子，用手理了理发束。随即，一头长而有光泽的秀发迅速散开，一股柔和的香气也随之飘来。在我的腰际，荻野的长发闪闪发光，很适合她这样的认真女孩。"
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          "id_line": 33,
          "ja_text": "「やっと終わった……」",
          "zh_text": "「终于结束了……」"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "放課後、人のいない教室で私は一人ペンを置いた。",
          "zh_text": "放学后，我独自一人在空教室里放下了笔。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "採点は終わった。帰ってからは別の仕事がある。その束の間の休息に、ささやかな解放感を覚える。",
          "zh_text": "评分工作已经结束。回家后还有其他工作要做。在这短暂的休息时间里，我感到了一丝解脱。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "それから、呟いた。",
          "zh_text": " 接着，我喃喃自语。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "やるなら今だ。",
          "zh_text": " 如果要做的话，现在就是时候。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "周囲を伺い教室の奥へ足を進める。窓から死角の場所を選び、一つの机に歩みを進めた。",
          "zh_text": "我环顾四周，走向教室后面。选择了一个从窗户看不见的死角，靠近一张桌子。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "そしてその脇に、釣り下がった体操着の袋を見つける。",
          "zh_text": "然后在桌子旁，我发现了一个挂着的体操服袋子。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "“6ー3　おぎの”",
          "zh_text": "“6-3 荻野”"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "忘れたのか、持ちきれなかったのか、とにかく僥倖にも彼女の体育着がそこにあるのだ。",
          "zh_text": "不知是忘记带走，还是没想带走，总之幸运的是她的体操服就在那里。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "しかも、先ほどまで身に包んでいたそれが。",
          "zh_text": "而且，就是她刚才还穿在身上的那件。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "私は震える手でそれに手を伸ばす。脳裏に、発育途上の彼女の姿が浮かんだ。",
          "zh_text": "我颤抖着伸手去拿那个东西。脑海中浮现出她发育中的身影。"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "荻野はまだ148cmと記憶していた。そんな華奢な体は、体育着が余る程度に小さい。儚げで幼く、肉のつかない二の腕もなんとも心許ないものだ。けれどダボついた胸元には、厚い布を押し上げる気配があった。ズボンもストンと落ちずに僅かに腰から尻でひっかかり、覗く太腿も、もはや幼児のような棒状ではない。",
          "zh_text": "记得荻野只有148厘米高。她纤细的身体穿体育服都显得宽松。她看起来既脆弱又年幼，瘦弱的上臂让人觉得不放心。但是宽松的胸口处，却能感觉到厚实布料下正逐渐隆起的迹象。裤子也不是直挺挺地落下，而是稍微在腰部到臀部处挂住，露出的大腿也已不再是儿童般的棒状。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "成長と発育の季節を迎えた少女の内に、膨張する生命力が透けて見える。性徴の兆しを見せ始め、服の奥から醸し出される成長ホルモン。厚い生地をおし拡げる胸や尻のライン。そして汗ばんだ細い四肢。幼女ながら少女、娘の端境にいる、そんな危うさに思わず胸が跳ねる。",
          "zh_text": "正值成长和发育的季节，少女体内膨胀的生命力若隐若现。性征开始显现，衣服里散发出生长激素的气息。撑起厚实布料的胸部和臀部线条。还有汗湿的纤细四肢。居然对这个在幼女和少女边缘的女孩产生危险的想法，这让我的心砰砰直跳。"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "ついにしっとり冷えたそれを手に取った時の、痺れるような感動。",
          "zh_text": "当我终于拿到那湿冷的东西时，感到一种麻木的激动。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "夢中になればもう全神経はそこに注がれる。",
          "zh_text": "我全神贯注，所有的神经都集中在那里。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "そして私は、奈落に落ちる。",
          "zh_text": "然后我，坠入了深渊。"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「せ、先生……？」",
          "zh_text": "「老、老师……？」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "弾かれるように声の元へ振り向けば、幼女が一人、心細げに佇んでいた。",
          "zh_text": "我一跳而起，然后转向声音的来源，只见一个幼小的女孩孤零零地站在那里。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "長い黒髪に生真面目な顔。",
          "zh_text": "长长的黑发，一脸认真。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "間違いようもない。",
          "zh_text": "毫无疑问。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "荻野だ。",
          "zh_text": "是荻野。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「あの、何をしてるんですか……？」",
          "zh_text": "「那个，您在做什么呢……？」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「……こらこら、もう下校時間だよ。早く帰りなさい」",
          "zh_text": "「……哎呀哎呀，已经是放学时间了。快回家吧」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "慌てて手の物を背後に隠しながら、はぐらかそうと試みる。が、垂れる汗はぬぐいきれない。",
          "zh_text": "我慌忙将手中的东西藏到背后，试图岔开话题，但是满头的汗水却无法擦干。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "私は何気ないそぶりで退散しようとした。",
          "zh_text": "我试图尽量装作若无其事地想要离开。"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "しかし、まっすぐ物を捉える彼女の目に、姑息な手段は通用しない。",
          "zh_text": "然而，她的眼睛直勾勾地盯着那件物品，让我的诡计无所遁形。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「あの、……それ、私の体操着ですよね？　えっと、なんで？」",
          "zh_text": "「那个，……这是我的体操服对吧？呃，为什么？」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「違うんだよ荻野。これはね……」",
          "zh_text": "「不是的荻野。这个嘛……」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「ひっ！？」",
          "zh_text": "「咦！」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "誤解でない誤解を解こうと向直れば、幼い影はびくりと身をすくませた。",
          "zh_text": "我正想对这个并非误会的误会进行狡辩，荻野幼小的身体却突然紧张地蜷缩起来。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "相手は子供だ。なんとでもいえば、あるいは……。",
          "zh_text": "对方是个孩子。或许说什么都行，或者……。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「やだ、ち、近寄らないでくださいッ！」",
          "zh_text": "「不要，别、别靠近我！」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "そんな淡い期待から私はなお小さな少女に近寄った。",
          "zh_text": "抱着那样微弱的期望，我开始向那个小小的女孩一点一点靠近。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「誤解だよ誤解。ちょっとね、虫、そう、虫が入り込んでたんだ。虫は嫌だろう……？」",
          "zh_text": "「你误会了，只是误会。我只是在看，对，有虫子钻进来了。你讨厌虫子对吧……？」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "「やめて、こ、来ないで……っ」",
          "zh_text": "「别，不要、不要过来……」"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "悲痛な声に、もう騙せないんじゃないかと冷や汗が流れる。",
          "zh_text": "听到她那紧张的声音，我忍不住冒出了冷汗，感觉看样子骗不下去了。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "そんな思いに気が急いて、もはや詰め寄らんばかりに足を踏み出した時。",
          "zh_text": "急躁的心情让我几乎要迈步逼近，就在那时。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "「来ないでぇっ！！」",
          "zh_text": "「别过来啊！！」"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "金切り声を上げた荻野が、突きつけるように何かを吹きかけた。そこに私の悲鳴が重なる。",
          "zh_text": "荻野尖叫着，像是想要将我推开一样向我喷洒了些什么。而我的悲鸣声也与之重叠。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "突如襲ったのはガクッと膝を折られたような鈍い衝撃。そこにすぐに目眩が追いつき、思いっきり私を殴りつけた。",
          "zh_text": "突然袭来的是一种仿佛膝盖被猛力击打的钝痛。紧接着是一阵眩晕猛地击中了我。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「間に合った……」",
          "zh_text": "「赶上了……」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "煙の奥から届く安堵の声に意識が起き上がる。釣られて体を起こせば、晴れていく霞に落ちる、木に似た影。",
          "zh_text": "从烟雾中传来了令人安心的声音，这让我看到了希望。但是随着视线逐渐清晰，我看到了像大树一样的影子落下。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "そして息を飲む。",
          "zh_text": "然后我屏住了呼吸。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「ほ、本当に縮むんですね」",
          "zh_text": "「真、真的缩小了呢」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "恐る恐るこちらを覗き込んだのは、二メートルにも及ぶ長身の人物。",
          "zh_text": "小心翼翼地向这边窥视着的，是一个高达两米的巨人。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "数秒まで顎を上げて私を見上げていた、荻野その人だった。",
          "zh_text": "但她就是刚才还抬头仰望着我的荻野本人。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「……先生、何をしていたか教えてください。でないと、他の先生呼んできますよ」",
          "zh_text": "「……老师，请告诉我你在做什么。否则，我会去叫其他老师的」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "「おい待て荻野っ！　お前教師になんて事を……！！」",
          "zh_text": "「等等，荻野！你这是对老师做了什么……！！」"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "もはやのっぴきならなくなった状況に度を失った私は、大きな幼女に掴みかからんばかりにつめよった。大きいとは言えたかが小娘、負けるわけにはいかなかった。",
          "zh_text": "在这个已经无法挽回的局面中，我像是失去理智了一样扑向那个巨大的幼女。虽然她很大，但只是个小女孩，我不可能输给她。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "そして掴んだのが制服のスカートだと気づいた時、さっと青ざめた顔に強烈な一撃が叩き込まれる。",
          "zh_text": "但当我意识到自己伸手能够抓住的只是她的制服裙子时，我脸色瞬间苍白，随即一记强烈的打击落在了我身上。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「さ、触らないでくださいッ！」",
          "zh_text": "「请、请不要碰我！」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "小さな拒絶で跳ね飛ぶ小さな体。露骨に恐怖と嫌悪感を露わにした女子児童は、ゴキブリに殺虫剤を撒き散らすようなそぶりで更にガスを放った。",
          "zh_text": "仅仅是轻微的抵抗就把我小小的身体弹飞。小女孩明显流露出了恐惧与厌恶，像对着蟑螂喷洒杀虫剂一样，又继续对我释放了更多的气体。"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "空気を裂く絶望の音。広がり始めたフローリングに手をすくわれて私は床に這いつくばる。",
          "zh_text": "喷洒的声音犹如撕裂空气的绝望之声。地板在我眼前快速变大，我的手臂像是被拽倒一样，只能在地上匍匐。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "絶叫も噴出音にかき消され、底なし沼に落ちるような感覚にひれ伏すばかりだった。",
          "zh_text": "绝望的悲鸣声也被喷洒声淹没，我只能俯伏在地上，感觉如同掉入无底沼泽。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "「も、もう大丈夫かな……」",
          "zh_text": "「已、已经安全了吧……」"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "ようやく彼女が手を止めた時の、私が目にした光景たるや。",
          "zh_text": "当她终于停下手时，我眼前的光景让我目瞪口呆。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "真っ先に目に飛び込んできたのは、赤い土台と白の生地だった。見慣れた造形は、埃まみれの床から見たのは薄汚れた上履きに他ならない。それが、様子がおかしいのだ。まるで遠くにあるはずなのにその輪郭は鮮明で、繊維やゴムの切れ込みまで目に飛び込んで来る。垣間見えるのは薄くすべすべとした生地で、やがてすらっと空へ伸び行く先には、天蓋が揺れているだけだった。",
          "zh_text": "首先映入眼帘的是红色的基底和白色的布料。从熟悉的形状来判断，这不过是灰尘满布的地板上的一只脏脏的室内鞋。但奇怪的是，它虽然离我很远，却显得轮廓分明，纤维和橡胶的交界处都清晰可见。视线随着又薄又光滑的布料一直延伸向空中，只能看到天幕在摇晃。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "跳ね起きれば一気に視界に押し寄せるのは三角錐に見まごうばかりの巨人の威容。十倍を優に超える身の丈はもう性別年齢の差など無に等しく、私を虫に変える巨人のそれだ。20メートルの巨人と化した、幼く小さな幼女の姿、それが私の見た全てだった。",
          "zh_text": "在天幕的更上方，占据了视野的是堪比金字塔的巨人威容。在超过十倍的身高差距下，性别年龄的差异已经无关紧要，我只能像虫子一样，仰视着变成了20米巨人的幼小幼女。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「先生、もう一度聞きます。何をしてたんですか？　答えてくれなかったら私、本当に誰か呼びますからね」",
          "zh_text": "「老师，我再问一遍。你在做什么？如果你不回答，我真的会去叫人的」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "正義感の強い女子小学生は、もうためらう事なく私に言葉を投げた。不逞の輩に慈悲などいらない。ましてそれが、児童の範たる教師ならなおさらだ。その規範に沿うように行動していたのに、なんでこんなことを？　そんな憤激が彼女を審級に変えていた。",
          "zh_text": "这位正义感强烈的小学女生，毫不犹豫地质问着我。对于不法之徒，不需要仁慈，尤其是如果那个人是应该作为儿童榜样的老师的话。她一直按照这样的标准行事。老师怎么能做出这样的事！这样的愤怒让她变成了审判者。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「わかった。話す、話すから元に戻してくれ……」",
          "zh_text": "「我知道了。我会说的，只要你把我变回原样……」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "まるで重傷を負ったようなパニックに、私は身を引きずってその上履きに懇願した。一刻も早く元に戻らなければ、恐怖に心臓が破裂するのではと恐れたのだ。そんな小虫の這いずりを、汚らわしいと反射的に彼女は振り払った。",
          "zh_text": "我就像是受了重伤一样陷入恐慌，拖着身体向那双室内鞋哀求。我必须尽快恢复原状，否则心脏可能会因恐惧而爆裂。"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "「動かないでください！」",
          "zh_text": "「请不要碰我！」"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "グンっと私を突き飛ばした車のごときそれが、一気に私を押しつぶす。そうなれば私は轢かれた蛙だ。上も下も忘れるような重圧に、骨が一瞬たわんだ気さえした。",
          "zh_text": "她用脚猛地推开我，就像一辆汽车一样，一下子就将我压垮。在这种情况下，我就像是被碾过的青蛙。在荻野的这种不考虑体型差距的重压下，我甚至感觉到了骨头一瞬间的弯曲。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "そのグニっとした感触に驚いたのか、慌てて荻野が飛び退く。",
          "zh_text": "荻野对于这种软绵绵的触感感到惊讶，慌忙跳开。"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「あ、ご、ごめんなさい。先生なのに私、踏んじゃって、気持ち悪くて思わず……」",
          "zh_text": "「啊、对、对不起。明明是老师，我却踩了你。只是感觉很恶心，就不由自主地……」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "それから、思い直したようにキッと私を睨め付ける。",
          "zh_text": "然后，她好像重新考虑了一下，严厉地瞪着我。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「でも、先生だからって容赦しません。何をしてたか、きっちり話してもらいますからね」",
          "zh_text": "「但是，就算你是老师，我也不会手下留情。你在做什么，我要你好好说清楚」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "少女の澄んだ声が詰問する。",
          "zh_text": "少女清澈的声音提出质问。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "それに怯めば、私は口を割らざるを得なかった。",
          "zh_text": "在那声音面前怯缩的我，不得不开口说出真相。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「……盗ろうと、思ってたんだ」",
          "zh_text": "「……我想偷来着的……」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "「？　体操服なんか盗って、どうしようって言うんですか」",
          "zh_text": "「？偷了体操服，你打算怎么用呢？」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「それは……」",
          "zh_text": "「那个是……」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「答えてください」",
          "zh_text": "「请回答我」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "冷徹な声が胸にするりと滑り込んできて、思わず私は口を滑らせた。",
          "zh_text": "冷酷的声音直击心脏，我不禁说漏了嘴。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「お、オナニーに使おうとしたんだ！　前から荻野に欲情していた。そうだ、どうしてもこらえきれなくて……」",
          "zh_text": "「我、我是想用它来自慰的！我一直都对荻野有着性欲。没错，实在是忍不住了……」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "その瞬間の、赤面し震え上がるような彼女の顔はある意味見ものだった。思いもよらぬ破廉恥な回答に、思わず自失してしまったのだ。",
          "zh_text": "那一瞬间，她脸红震颤的样子在某种意义上可谓一观。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "けれど、同時に垣間見えたのは好奇の眼差し。優等生な彼女が、性的なことであれ好奇心を抱かないわけがない。けれどその超自我は、彼女にイケない知識へ触れることを許さなかったのだろう。荻野はそう言う娘だ。",
          "zh_text": "但同时，我也瞥见了她好奇的眼神。作为优等生的她，对性的事情怎么可能没有好奇心。但她的超我可能不允许她接触那些不该知道的知识。荻野就是这样的女孩。（润注：超我是弗洛伊德的理论中意识三部分之一，大概意思是理想的自己。其余两部分为本我和自我。）"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "「……使うって、具体的にどうするんですか？」",
          "zh_text": "「……用来做什么，具体是怎样的？」"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "おずおずと彼女は訊いてきた。これはあくまで尋問だ、そう自分を言い聞かせるようにつとめて厳しく、しかし隠しきれない好奇心が見え隠れしていた。",
          "zh_text": "她小心翼翼地问道。这毕竟是审问，但即使她努力告诉自己要严厉，还是难以完全隐藏的好奇心却若隐若现。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "とはいえ、いたいけな少女になんと言えばいい？",
          "zh_text": "然而，我该对这个天真的少女说些什么呢？"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "「同じことをすれば、私もそ、そう言う気分になれるんですか……？」",
          "zh_text": "「如果我做同样的事，我也能、能有那种感觉吗……？」"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "もう誘惑に耐えきれず彼女は声を大きくした。情報を絞り出そうとするように、ドンっと踵さえふみ鳴らした。そんな所作に、人が来はしないかと惧れてたまらず叫ぶ。",
          "zh_text": "她再也忍不住诱惑，提高了声音。仿佛要榨取信息一样，重重地跺了跺脚跟。这样的动作让我担心是否会引来别人，于是不由得大叫起来。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "「わかった！　教える、教えるから見逃してくれ！！」",
          "zh_text": "「知道了！我会告诉你的，所以请放过我！！」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「……わかりました」",
          "zh_text": "「……明白了」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "交渉は成立した。",
          "zh_text": "交易达成。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "その瞬間、ギョッと彼女は身を震わせる。",
          "zh_text": "那一瞬间，她身体猛地一震。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "遠くから、足音が響いてきたのだ。",
          "zh_text": "远处传来了脚步声。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "「わっ、下校時間、とっくに過ぎてる！」",
          "zh_text": "「哇，放学时间早就过了！」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "そして思わず私をひったくると、逃げ出すように荻野は走り出す。",
          "zh_text": "然后她突然抓住我，像是逃跑一样开始跑起来。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "それが詰まる所、荻野が優等生として過ごした最後の時間だった。",
          "zh_text": "这正是荻野作为优等生度过的最后时光。"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "§",
          "zh_text": "§"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "知識を授けるのが教師の本懐。",
          "zh_text": "传授知识是教师的本分。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "では、これは？",
          "zh_text": "那么，这样也算吗？"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "その後の私は机の上に乗せられて、逃げ場もなく質問責めに遭う。",
          "zh_text": "之后的我被放在桌子上，无处逃避地受到连番质问。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "セックスから性感帯、各種のプレイまで、細かく、細かく教えさせられるのだ。",
          "zh_text": "从性爱到性感区域，各种玩法，都被细致地、一一教导出来。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "困ったことに、これでも私は教師だった。熱心に訊かれるのには思わず喜びを覚え、口を滑らせてはありったけの性知識を引きずり出された。",
          "zh_text": "困扰的是，即便如此我还是一名教师。对于学生的热心提问不禁感到高兴，不小心就滔滔不绝地泄露了所有的性知识。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "しかし、だ。",
          "zh_text": "然而，话说回来。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "それは同時に、荻野へどれほどのことを考えていたか、吐露させるに等しかった。",
          "zh_text": "这同时也等同于让我吐露了我对荻野的全部想法。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "好奇心が満たされれば満たされるほど、オトナの階段を登れば登るほど、彼女は軽蔑の度合いを深める。“信じられない”。何度言われたことだろう。私の唱える規律に従い、尊敬し、実践することで私の感心を買おうとした彼女だ。それがことごとく裏切られていたと知った時、失望は、規律も何も根拠を失うに十分だった。",
          "zh_text": "随着她的好奇心得到满足，越是攀登成人的阶梯，她对我的蔑视就越深。“不可思议”。这话她不知说了多少次。她以前听我的话，尊敬我，并试图通过实践来赢得我的赞许。但当她被这一切都背叛时，失望足以使一切规则都失去意义。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「最っ低……」",
          "zh_text": "「太差劲了……」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "最後に言ったのは、その一言だ。今までの彼女からは想像できなかった言葉も、こうなれば必然だった。",
          "zh_text": "最后她说的就是这句话。这是我从未想象过的她会说的话，但到了这个地步，这似乎也是必然的。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "「……まだ聞いてないことありますから」",
          "zh_text": "「……我还没有问完所有的事情呢」"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "朝になって学校に連れ出される時、彼女はそう言った。",
          "zh_text": "到了早晨被带到学校时，她是这么说的。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "そして始まる監視の時間。授業中も休憩時間も、荻野は生徒たちの前に立つ私を軽蔑の目で見続けた。幼い子供達の中で一人、鋭い視線が私に突き刺さるのだ。どのツラ下げて教壇に立っているんだ、どんな目で私たちを見ていたんだ、そう詰られている気がした。その中に垣間見える、性への好奇心。色に引き寄せられ、それを払いのけるように一層私を睨め付ける。荻野の葛藤と詰問の視線に晒され続けた。",
          "zh_text": "然后荻野开始了对我的监视。无论是上课还是休息时间，荻野都用蔑视的眼神看着站在学生面前的我。在幼小的孩子们中，只有她一人的锐利目光刺穿着我。感觉就像是在质问我，你怎么脸皮厚得还能站在讲台上，你是用什么眼光看着我们的。在其中隐约可见的对性的好奇心，先是被吸引，又像是要摆脱它一样更加瞪大了眼睛看着我。我一直暴露在荻野的冲突和质问的目光下。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "それが一日中。",
          "zh_text": "就这样过完了一整天。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "一日中だ。",
          "zh_text": "整整一天。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "帰りの会も手短に済ませ、全てを終えた時の開放感たるや他になかった。",
          "zh_text": "结束了放学的会议，当一切都结束时，那种解脱感是无与伦比的。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "そそくさと荷物を整えて職員室を退散する。逃げてどうなるというものでもなかったが、学校に留まるのは困難だった。",
          "zh_text": "我匆匆整理好东西，从教师室逃离。虽然逃避并不能解决任何问题，但留在学校太危险了。"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "ドアから出れば、腰元を歩き回る児童のいちいちが荻野に見えて仕方ない。そのまま半ば逃げ出すように廊下を通り、靴を取り出し、校門を小走りで抜けた時分になってようやっと、私は一息つけた。",
          "zh_text": "走出门以后，我草木皆兵，每一个走动的学生看起来都像是荻野。怀着这样紧张的心情，我像逃跑一样穿过走廊，拿出鞋子，小跑着穿过校门，此时我才终于可以稍微喘口气了。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "早く帰って酒でも飲みたい。欲をいえばこのままどこか居酒屋にでも忍び込みたいところだった。",
          "zh_text": "想要快点回家喝点酒。如果可以的话，真想就这样潜进某个居酒屋。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "そうだ。例の居酒屋、あそこにでも……。",
          "zh_text": "对了。那个居酒屋，就去那里吧……。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "そう思い一歩踏み出した時。",
          "zh_text": "正当怀着这样的想法迈出第一步时。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「……何で勝手に帰ろうとしてるんですか？」",
          "zh_text": "「……为什么要擅自回家呢？」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "びくりと震え上がるスーツの背中を、何者かがぎゅっと握る。",
          "zh_text": "我的手被人紧紧地握住了，这使身着西装的我后背一抖。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "「先生、お勉強教えてください」",
          "zh_text": "「老师，请教我学习」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "そして私の前に回り込むと、ニコッと笑みを投げかけたのだ。",
          "zh_text": "然后她绕到我的面前，向我投来了一个微笑。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "少女らしい笑み。しかしそこに一片の色気が見えたのは、気のせいだったのだろうか。",
          "zh_text": "那是少女特有的笑容。但是，不知是否是错觉，似乎在那笑容中看到了一丝色气。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "§",
          "zh_text": "§"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "「何をすればいいか、わかりますよね？」",
          "zh_text": "「你知道应该做什么吧？」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "ニッコリと、優等生が笑った。学級委員が面倒な係に立候補した子に投げかける、そんな邪気のない笑顔で残酷に言ったのだ。",
          "zh_text": "这位优等生语气残酷，却露出了灿烂的笑容。就像班长对愿意承担麻烦职责的同学投以的无邪笑容一样。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "「何って……」",
          "zh_text": "「什么……」"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "机の上、筆箱の横に立たされて私は当惑した。今や水平線から伸びるのは胸元から先、その童顔は上空10メートルほどで、威圧感が本能的な恐怖を掻き立てる。消しゴムさえ跳び箱大なのだ。そんなスケールの幼女に威圧的な微笑みを与えられて、震えない方が無理だった。",
          "zh_text": "我感到很困惑，我正站在桌子上，在笔盒的旁边。在“桌”平线的上方，荻野胸口以上的部分填满了我的视野，那张童颜在大约10米的高空中，强烈的威压感激起了我本能的恐惧。连橡皮擦对我来说都像跳马一样大。面对这样规模的幼女，是个人都会被她的威压所震慑，即使她的表情是灿烂的微笑。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "「自分で考えてください。私の服で何をしようとしたんですか？　あなたが昨日言ったこと、よくわからなかったんです。教えるのがあなたの役目でしょう？　ね、“先生”？」",
          "zh_text": "「请自己想想。你打算用我的衣服做什么？你昨天说的话，我没太听明白呢。你有教导我的责任，对吧？呐，“老师”？」"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "クスリと笑いながら荻野が言った。ロングの髪が揺れてきらめく。制服の胸元で、綺麗に磨かれたボタンに矮小な小人が映り込んでいた。",
          "zh_text": "荻野一边轻笑一边说道。她的长发随风摇曳，闪烁着光芒。在制服的胸口处，磨得闪亮的纽扣上映出了一个小人的身影。"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "「ほら、これがご目当てだったんですよね？」",
          "zh_text": "「看，这不就是你想要的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "クスクスと笑いながらとんでもなく白い塊を放り投げる。バッと上空で広がったのは20メートルはくだらない体操服。あの日手の中に収まったささやかな布が、プールさえ覆い尽くすスケールで落下してきたのだ。",
          "zh_text": "她边笑边扔来了一个白色的巨大物体，这个巨物轻盈地在空中展开，不难看出，这是一件至少20米长的体操服。那天还能放在手心里的小块布料，现在以能覆盖游泳池的规模坠落下来。"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "「や、やめてくれ！」",
          "zh_text": "「别、别这样！」"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "蒼白になって走り出す私を、無情にも分厚い生地が呑み込んだ。吹き荒れた風を追って、匂い立つ幼女の香りと、重く湿った布の重みが私を襲う。",
          "zh_text": "我脸色苍白，试图逃跑，但厚重的布料无情地将我吞没。首先是随着狂风而来的少女的体香，紧接着，沉重湿润的布料重重压迫着我。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "「どうしたんですか？　欲しかったんですよね、私が使った体操服。汗でじっとり濡れてるのに、先生はこんなもので何をしたかったんですか？　えっと、実況、そう、実況見分っていうんですよね、こういうの。盗んだんだから、ちゃんと見せてください」",
          "zh_text": "「怎么了？你不是很想要吗，我穿过的，被汗湿透的体操服，你想用这个做什么呢？嗯...现场勘查？对，就是现场勘查！你既然偷了它，就应该好好展示一下」"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "もぞもぞと自分の着た服の下でもがく生き物に、届くかもわからない言葉で責め立てる。どうだ、苦しいだろう、辛いだろう、こんな汚れたもので下敷きになんてされたら嫌なはず、きっとげんなりして二度としたくなくなる、そんな純朴な思いで荻野は罰を加えた。荻野にとって洗ってない体操服の価値はマイナスだった。懲らしめられると思った。",
          "zh_text": "荻野一边轻声笑着一边责备着，不知道这些话是否能传达到在自己衣服下挣扎的生物。怎么样，很难受吧，很痛苦吧，被这么脏的东西压在下面肯定很讨厌吧，肯定会感到厌恶，再也不想这么做了吧，荻野带着这样纯朴的想法施加了惩罚。对荻野来说，没有洗的体操服显然是糟糕的东西，对于小人来说算得上刑具吧。她以为我能受到惩罚。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "そして、小人が自ら服の中に入り込まんとしたのを見て、ひっと息を飲んだのだ。",
          "zh_text": "然后，当她看到小人试图主动钻进自己衣服里时，她不禁倒吸了一口气。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "落下してくる濡れた布、それへの恐怖がすぐさま変化するのを私は感じた。夢にまで見た女子児童の服に包まれたのだから、それは当然のこと。しかもこんなに巨大なのだ！　全身を使ったってあまりある荻野の洗濯物に入り込むなど、本望といってよかった。",
          "zh_text": "我对于从天空坠落的巨大湿布的恐惧很快就转变了。毕竟我被梦寐以求的女孩子的衣服包裹着，这是理所当然的。而且它是如此之大！即使把全身都用上也绰绰有余，能钻进荻野的待洗衣物中，可以说是心满意足了。"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "夢中になラざるをえなかった。",
          "zh_text": "我无法自制地沉迷于梦中。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "そんな中外から荻野の気持ち悪がる声が聞こえた時、思わず私はその異常性に気づかされる。そしてその分、生々しくそれが幼女の肌に密着した物だと実感してしまった。",
          "zh_text": "在这种情境下，当我听到荻野发出厌恶的声音时，我才突然意识到了事情的异常，我并不是在梦中。而想到这里，我更加生动地意识到，包裹着我的布料曾紧贴着幼女的皮肤。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "昨日感じた、ハンカチのような小さな布、それがこんな重さで私にのしかかってくれる。そこに含まれる膨大な汗が滲んでくる。まだ成長途上のフェロモンとホルモンが汗に混ざりこんで、こんなにも馥郁と薫っている。おかしいのはわかっていた。でも、性癖を無慈悲なまでに刺激する状況に、耐えきれようがない。",
          "zh_text": "昨天感觉到的，像手帕一样的小块布料，现在却以这样的重量压在我身上。布料中渗透出混合着少女的费洛蒙和荷尔蒙的大量汗水，散发出如此浓郁的香气。我知道这是不对的，但在这种无情刺激性癖的情况下，我无法忍耐。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "衝動的に私は抱きついた。布は布団のように分厚く重い。幼女の肌にさえ張り付いてしまうような薄布が、これほどまでにデカく重く感じられる。矛盾に頭が混乱し、時折輪郭を鮮明にしては痺れそうになった。冷たくひえた分感覚が鋭敏になる。そうすれば、もっと、もっと欲しいと欲望は高まらざるを得ない。",
          "zh_text": "冲动之下，我紧紧拥抱着像被子一样厚重的布料。原本紧贴着幼女皮肤的薄布，现在却感觉如此巨大而沉重。这种矛盾让我的头脑时而混乱，时而清晰，时而因为强烈的刺激几乎麻木，时而因为湿冷的汗水使得感官变得敏锐。这样下去，欲望只会更加强烈。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "際限ない興奮に私は夢中で布の底を這い回った。そして袖口から潜り込むと、より密接にその感触を得ようとしたのだ。腋に触れたあたりから、どんどん水分と香気は濃密になる。直接肌に触れていたのだ、間接的に荻野に張り付いているようなもの。その無垢な肌にのせられ、未発達な体に貼り付けられる。そして激しく動き回られたなら私はどうなってしまうだろう。そんな妄想が脳内を駆け巡った。",
          "zh_text": "在无尽的兴奋中，我疯狂地在布料底部爬行。然后从袖口钻进去，试图更密切地感受那触感。到了腋下，湿气和香气变得更加浓郁。这个部位直接接触到了皮肤，贴在这里，就像间接地粘附在荻野身上一样。它被放置在那纯真的皮肤上，贴在未发育的身体上。如果它剧烈地移动，我会变成什么样子？这样的幻想在我的脑海中翻滚。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "勃起は避けられなかった。今すぐズボンを脱いでしまいたかった。",
          "zh_text": "勃起是不可避免的。我真想立刻脱下裤子。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "過ちに気付いたのは、その時になってからだ。",
          "zh_text": "此时，我意识到了错误。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "どうすれば？",
          "zh_text": "我该怎么办？"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "もうこのまま至福の空間に引きこもっていたい。外に出れば服の主である巨幼女が私を見下ろしている。しかしここに留まれば、今度こそ理性を失いかねない。",
          "zh_text": "我只想留在这片至福的空间里不出去。如果我走出去，那个穿着衣服的巨大幼女就会俯视着我。但如果我留在这里，我可能会失去理智。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "性的興奮の中に絶望がないまぜになったまま、私は体操着の首元から恐る恐る外へ顔を出した。",
          "zh_text": "在性兴奋中夹杂着绝望，我小心翼翼地从体操服的领口探出头来。"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "無臭、新鮮な空気が再び顔を触れる。",
          "zh_text": "无味的，新鲜的空气再次触碰到我的脸。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "そして。",
          "zh_text": "然后。"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "「気持ち悪い……」",
          "zh_text": "「好恶心……」"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "女子小学生が露わにした、本物の嫌悪感に遭遇したのだ。",
          "zh_text": "我遭遇了女子小学生露骨表现出的真实厌恶感。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "「ごめんなさい、本当に理解できないです……。私の汗を吸った体操服なのに、なんで……？　本当に、本っ当に気持ち悪い……」",
          "zh_text": "「对不起，我真的无法理解……。这是吸收了我的汗水的体操服，为什么……？真的，真的很恶心……」"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "美しい少女の顔が歪んみ、独特の凄みが加わる。遥か高みから見くだされる圧迫感と威圧感に、しかしマゾヒズムが亢進してやまない。相手は10歳と少しの幼女なのだ。だのに、なぜ私は……？",
          "zh_text": "美丽的少女脸上扭曲的表情，带上了独特的凌厉。从高处俯视的压迫感和威慑感让人心生畏惧，但我的受虐倾向却愈发亢奋。对方只是一个10岁出头的幼女。然而，为什么我会……？"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "不意に彼女が私を掴む。そしてひょいと持ち上げると、子細に私を観察した。",
          "zh_text": "突然，她抓住了我。然后轻松地把我举起来，仔细观察我。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "「これが、興奮してるってことなんですね」",
          "zh_text": "「这就是，你兴奋的样子吧？」"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "宝石のような無垢な瞳が射抜くのは、屹立した私の股間。そこにほっそりとした子供の指先が襲いかかる。",
          "zh_text": "像宝石一样纯净的视线射向我坚挺的下体，随后女孩纤细的手指也向那里袭来。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "「変な感触ですね。くねくねして、気持ちいいんですか？　でも、女の人はどうすればいいんだろ」",
          "zh_text": "「感觉真奇怪。扭来扭去的，是不是很舒服？但是，女性应该怎么办呢？」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "丸い手のひらに乗せられて、ひたすら子供の指にのしかかられる。犬にでも襲われたように力強い獣に襲われて、なすすべもなく股間をいじられているのだ。しかも、つとめて機械的に。愛撫とも触診ともつかない指使いが私の性感帯を刺激する。愛らしい幼女の顔をドアップで見上げながら、辱められているのに抗えない。",
          "zh_text": "被放在圆润的手掌上，无休止地被孩子的手指压迫。就像被狗攻击一样，被强有力的野兽袭击，无能为力地被玩弄着股间。而且，是以一种机械般的方式。既不是爱抚也不是触诊的手法刺激着我的性感区。仰望着可爱的幼女的脸庞，我虽然被羞辱却无法反抗。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "「うっわ……」",
          "zh_text": "「哇……」"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "あっけなく射精した時、教師を見る女子児童のまなざしはどうだったろう。私は荻野の手の中で善がり、たかが指先で犯され絶頂したロリペド教師なのだ。荻野は、自分にどれほど穢らわしい想いが向けられていたかを知ってしまったらしい。",
          "zh_text": "当我轻易地射精时，那位看着老师的女学生是什么样的眼神呢。我在荻野的手中欢愉，是仅仅被指尖侵犯就达到了高潮的恋童癖教师。荻野似乎已经意识到了自己受到过多么肮脏的想法。"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "幼女が光の失せた軽蔑の眼で私を見る。",
          "zh_text": "幼女用失去光芒的轻蔑的眼神看着我。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "「私、こんなのの言うこと守ってたんだ……」",
          "zh_text": "「我，竟然一直以来听从着这样一个人的话……」"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "腹立ち紛れに私を握りしめる。丸っこい手が容赦なく私を締め上げ、そして飽きたように私を放した。",
          "zh_text": "一怒之下她紧紧握住我。圆润的手无情地勒紧我，然后像是厌倦了一样放开了我。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "彼女の座る椅子の上に、小人の体が叩きつけられる。",
          "zh_text": "小人的身体被摔在她所坐的椅子上。"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "「やってください」",
          "zh_text": "「请开始吧」"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "「……え？」",
          "zh_text": "「……啊？」"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "「私も、気持ちよくしてください。知ってるんでしょう？　私に触れるなんて本望ですよね。ほら、早くやってください」",
          "zh_text": "「我也想要感觉舒服起来。你知道的，对吧？你也想触摸那个地方是吧。快点，开始吧」"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "見上げればそこは太ももの間。子供の細い脚に挟まれてニーソの壁の間、パンツの前に立たされていたのだ。",
          "zh_text": "抬头一看，是大腿之间的景象。我被夹在孩子细长的腿间，站在紧贴着的过膝袜墙和内裤前面。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "「……逆らうつもり？　証拠、私たくさん持ってるんですよ？　これからは私の言う通りにしなさい。じゃないと……、わかりますよね？」",
          "zh_text": "「……打算反抗吗？我有很多证据哦？从现在开始，你就得听我的。否则……，你懂的吧？」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "ニコリ、と優等生は微笑みを浮かべる。翳った笑顔だ。それに怯えて視線を落とせば、スカートのトンネルの奥で清純なショーツがぼんやりと光っていた。",
          "zh_text": "优等生微笑着，露出了一个阴沉的笑容。我在那笑容下畏缩并低下头去，一下子看到裙子隧道深处朦胧发光的清纯内裤。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "ふらふらと、言われるがまま私は前へと歩みを進めた。スカートの中に入れば途端に暗くなる。そして香りと熱のこもる幼女のサウナに飲み込まれるのだ。",
          "zh_text": "我晕晕乎乎地，按照她的命令向前走去。一进入裙子里面，立刻变得黑暗。然后被幼女散发的香气和热气所构成的桑拿浴室吞没。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "夢にまで見た荻野の服の中。とてつもないスケールで股間が広がっている。シマシマのショーツが張り付くふくらみと縦スジ、見上げるその三角形の下着を太ももが挟んでいるのだ。未成熟で毛一つ生えていないつるりとした性器だ。無垢な幼女のそこは淫猥だった。",
          "zh_text": "梦寐以求的荻野的衣服内部。股间以难以置信的规模展开。条纹内裤紧贴的隆起和纵向的缝隙，我抬头看着被大腿夹着的那三角形内裤。未成熟、一根毛发也没有的光滑性器官。纯真的幼女那里是如此淫秽。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "「……ぅ」",
          "zh_text": "「……呃」"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "そこに手を触れると幼女の声が漏れた。プニッとしたクチビルを手でつかんだのだ。手のひらいっぱいでさえ巨大なそれは掴めない。衝動的に私は全身で抱きついた。",
          "zh_text": "当我触碰到那里时，幼女的声音泄露出来。我用手抓住了软软的阴唇。即使用整个手掌也无法抓住这巨大的部位。冲动之下，我全身抱住了它。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "「ひゃっ？！」",
          "zh_text": "「呀咿？！」"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "ビクンッと跳ね上がるショーツの壁にすがりつく。濃密な甘酸っぱい香りが染み入った。初めて触れるロリまんこはとんでもなく柔らかくすべすべとしていて、とてもじゃないが理性を保つことなど出来ない。",
          "zh_text": "我紧紧抓住突然跳动的内裤墙壁。浓郁的甜酸气味渗透进来。第一次接触的幼女私处异常柔软光滑，根本无法保持理智。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "大きな縦縞が私を受け止め、スジが立体的に浮かび上がる。ぴっちり閉じた弾力はみずみずしくて、私を興奮させた。腕でそれを抱えて揉みしだく。そして巨大なロリを刺激した。",
          "zh_text": "巨大的，立体凸显出来的纵向阴唇接住了我。紧致而有弹性，湿润而新鲜，这激起了我的性奋。我用手臂抱住它，揉搓着，然后刺激了巨大的幼女。"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "荻野が何か叫んだが聞こえない。スカートの中で思う存分ロリまんこに張り付いたからだ。夢にまでみた荻野の陰部に、冷静でいられる男ではなかった。搔き分けるように陰唇を撫で回す。頭を突っ込み、その中に潜り込もうとする。そんな異常な刺激を受けて、少女の声に湿りが帯びた。",
          "zh_text": "荻野叫了些什么，但我听不见。因为我已经尽情地贴在这个小女孩的阴部上了。对于梦寐以求的荻野的私处，没有哪个男人能保持冷静。像是要挠开一样抚摸着她的阴唇。我把头伸进去，试图钻进那里面。接受到这种异常刺激的少女，声音开始带上了湿润。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "「な、なに……？　ぅ、ん、くぅ……」",
          "zh_text": "「什、什么……？ 嗯、嗯、啊……」"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "変態教師に秘部を許し、品定めしていた荻野に変化が現れた。未知の感覚に困ったように眉を寄せ、漏れがちになる吐息を手で押さえつつも止まらない。顔が赤くなり、切なそうに喉が鳴り出す。そして、男の奉仕に快を覚え始めた。",
          "zh_text": "荻野对自己准许变态教师触碰秘处的决定有了新的评价。她困惑地皱起眉头，用手按住即将泄露的呼吸，但还是止不住。脸变得通红，喉咙发出苦涩的声音。然后，她开始感受到被男人服务的快乐。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "「なにこれ、ッ、へんなっ、あぅ……っ」",
          "zh_text": "「这是什么，啊、好奇怪、啊……」"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "モジモジと脚を揺らして刺激に耐える。何が起こるか分からず心は怯え、けれど奉仕を辞めさせない。",
          "zh_text": "她腿部不安地摇晃着，忍受着刺激。心里虽然害怕不知会发生什么，但却不肯让服务停下来。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "そうなれば私の手には大量の蜜が絡み始め、ムッと淫猥な香りに飲み込まれてしまうのだ。未だ青い性感に愛液が溢れ出し、ショーツ越しに私を舐め回す。濡れた縞模様の奥には肌色が透けた。控えめに蠢いては私を撫でた。そして見る間に池を作ると、足を取られて私はそのワレメに思いっきりすがりつく。",
          "zh_text": "而这样的后果是，我的手开始沾满了大量的蜜汁，被浓烈淫靡的香气所吞没。我透过内裤舔弄着青涩而性感的少女溢出爱液。内裤湿润的条纹背后透出肤色。它们谨慎地蠕动着，抚摸着我。然后迅速形成一个池塘将我的脚困住，我紧紧抓住那裂缝。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "「ひゃんっ！？　あぅぅ……！！」",
          "zh_text": "「咿呀！？ 啊……！！」"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "突如跳ねた子供の体が、股間を押さえてきゅうっとすぼまる。その真ん中に押し込められて私の体が悲鳴をあげた。",
          "zh_text": "突然跳动的孩子的身体，紧紧夹住股间。我被压在中间，我的身体发出了悲鸣。"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "そんな幼女の絶頂に巻き込まれ、私はどんな目にあったか。",
          "zh_text": "卷入这样的幼女高潮，我搞不明白自己遭遇了什么。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "太もも、ショーツ、愛液に性器ともみくちゃにされ、死ぬほどロリまんこに押し付けられて生徒の自慰で殴られる。めまぐるしい快感と膨大な粘液の中に溺れて、私は彼女の巨大さを知った。太ももでさえ数メートル、そのお尻だけで教室をいっぱいにしてしまう荻野はとてもとても大きかった。そんな巨人のオナニーに押し付けられて、ありとあらゆる穴に蜜をねじ込まれ、思う存分刺激の足しにされた私は、それでも、密かに、密かに彼女のショーツの中で絶頂に貫かれていたのだ。",
          "zh_text": "大腿、内裤、爱液和性器混为一团，我被死命地压在小女孩的阴部上，被学生的自慰打击。在翻滚的快感和大量粘液中挣扎，我了解到了荻野的巨大，就连大腿也有几米长，她的臀部足以填满整个教室。被这样的巨人压在身上自慰，所有的洞都被蜜汁塞满，我成为了刺激的附加品，但我还是秘密地，在她的内裤中达到了高潮。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "§",
          "zh_text": "§"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "自分を抑えていた超自我が根拠をなくせば、荻野の行動原理は一気に反対に振り切った。",
          "zh_text": "决定不再听从我的命令后，荻野的行为原则出现了巨大反转。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "幼い彼女は、自分の理性が滑り落ちることにあまりに無防備で、隠していた自分の魔性にあまりに無知だったのだ。",
          "zh_text": "年幼的她对自己理性的滑落太过无防备，对自己隐藏的魔性太过无知。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "それに気づくのに、私は少々遅すぎた。",
          "zh_text": "当我意识到这一点已经迟了。"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "来る日も来る日も繰り返される、新発見の日々。",
          "zh_text": "日复一日，每天都不断重复有新发现。"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "「ダメ、っ、なのに……！」",
          "zh_text": "「不行，但是……！」"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "半ばむせび泣くように葛藤しながらも、荻野は快感に耽溺していった。",
          "zh_text": "荻野一边呜咽着挣扎，一边还是沉溺于快感中。"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "いや、もう何がダメかもわからないのだ。",
          "zh_text": "不，她已经不知道什么是不能做的了。"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "それは、終わった後の私を詰るような目つきが物語っていた。以前より、ドキドキとした気分も、背徳の高揚も半減している。",
          "zh_text": "就连结束后审视我的目光，也比以前少了一半的背德感和紧张感。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "刺激が、足りない。",
          "zh_text": "刺激，不够。"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "「ねえセンセ、ちょっといいですか？」",
          "zh_text": "「老师，可以跟你说句话吗？」"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "給食の折、荻野が私を呼び止めた。",
          "zh_text": "午餐时间，荻野叫住了我。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "ビクッと肩を震わせる私を、クスリと笑って。",
          "zh_text": "我肩膀一抖，她却轻笑着。"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "「ちょっと、理科室に忘れ物しちゃって。鍵、開けてくれますか？」",
          "zh_text": "「稍等一下，我好像在理科室忘了东西。可以帮我开门吗？」"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "指先で、例の道具を弄びながらそう言った。",
          "zh_text": "她一边玩弄着那个工具，一边这么说。"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "「あ、あぁ……」",
          "zh_text": "「啊，好的……」"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "逆らえない。つむじの見えるような小柄な幼女に、私は逆らうことができないのだ。",
          "zh_text": "我无法反抗。面对这个小巧的幼女，我连她头顶的旋毛都看得见，但是我却无法反抗。"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "荻野は一つ笑みを漏らして、廊下の途中で足を止めた。まだ教室から出たばかりだ。理科室とは程遠い。",
          "zh_text": "荻野露出一丝微笑，停在了走廊中间。我们才刚离开教室，离理科室还很远。"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "しかし。",
          "zh_text": "然而。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "グイッと首根っこを掴まれた時、私は既に縮められていた。その小さな手に投げ込まれたのは階段の裏。誰の目も届かない、教室のすぐ裏で、荻野の目は妖しく光った。",
          "zh_text": "当我的脖颈被猛地一抓，我已经被缩小然后扔到楼梯后面了，那里是没人能看见的地方，就在教室的正后方，荻野的眼神闪着邪恶的光。"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "「ご褒美をあげます」",
          "zh_text": "「我会给你奖励的」"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "ふふっと笑うのはもう幼女ではない。三倍巨人のその超然とした佇まいに、かつて見た優等生の姿はどこにもない。",
          "zh_text": "轻笑的不再是一个幼女，而是一个有我三倍大的巨人，那肆意的姿态中已找不到曾经的优等生的影子。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "ずいっと私に腰を突き出す。目前にはスカートのひだだ。そして頭上にある彼女の手が服を弄り、制服のシャツを掴んだと思うと。",
          "zh_text": "她突然向我挺出腰来。眼前是裙摆的褶皱。然后她的手在头顶上玩弄着衣服，抓住了校服的衬衫。"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "一気に上下に引き出した。",
          "zh_text": "一下子就把它上下拉开了。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "「……ふぅ」",
          "zh_text": "「……呼」"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "廊下の風に撫でられたのは、少女の丸いお腹と股間。服の中にほんのり孕んだ蒸気は私に放たれ、せっけんに似た香りが広がる。",
          "zh_text": "少女圆润的小腹和股间在走廊被风轻抚。衣服里温暖的蒸气被释放到我这里，散发着类似肥皂的香味。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "幼女の股間は、目の前だ。",
          "zh_text": "幼女的股间，就在我的眼前。"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "突然の露出に言葉を失う。ガバッと広げられたシャツとスカートは、胸から内腿まで全てを露わにしている。つるりとしたお腹におへそ、股間までも、全てが丸見えだったのだ。",
          "zh_text": "面对突如其来的暴露，我丧失了言语。被大力展开的衬衫和裙子，从胸部到内大腿，全部暴露无遗。光滑的小腹、肚脐，甚至股间，都清晰可见。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "「どうしたんですか？　先生はこれが欲しかったんですよね？」",
          "zh_text": "「怎么了？老师不就是想要这个吗？」"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "クスクスと笑いながら見下ろす彼女。",
          "zh_text": "她一边轻声笑着，一边俯视着我。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "そして、高く澄んだ声で、一言。",
          "zh_text": "然后，用清脆的声音，说出了一句话。"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "「舐めろ」",
          "zh_text": "「舔」"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "笑みのまま、氷のような命令を下した。",
          "zh_text": "依旧带着微笑，她下达了冰冷的命令。"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "幼女が、目の下半分で私を見くだし命じたのだ。",
          "zh_text": "幼女用眼睛的下半部分轻蔑地看着我，发号施令。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "澄んで幼い声音が、高圧的な言葉とともに私の胸を貫いた。冷酷な声を響かせたその顔は、初体験への緊張と期待と興奮がないまぜになり、爛々と目を輝かせてこちらを見つめている。教師に対する高圧な命令に加えて、下半身の露出、猥褻な行為の強制、どれ一つとっても優等生の彼女からはかけ離れた行動だ。いけないことをしている緊張にたらりと汗を流しながら、それでも好奇心と優越感で頰は紅潮していた。ふわりと髪が広がったような気がした。",
          "zh_text": "清澈而幼小的声音伴随着高压的言语刺穿了我的胸膛。那发出冷酷声音的脸庞，因为初体验的紧张、期待和兴奋而混杂在一起，双眼闪闪发亮地盯着我。对老师的高压命令，下半身的暴露，强迫猥亵行为，这些行为都与她作为优等生的形象背道而驰。尽管因为做着不该做的事情而紧张得满头大汗，但好奇心和优越感让她的脸颊泛红，头发似乎也轻轻飘散开来。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "大きな目が視線を足元に落とし、コクリと高揚に喉を鳴らす。",
          "zh_text": "巨大的眼睛将视线投向脚下，喉咙因兴奋而轻轻哽咽。"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "そして、もはや操られるように自身のまたぐらに顔を埋める教師を、ドキドキと胸を高鳴らせて見下ろしていたのだ。",
          "zh_text": "然后，她居高临下地注视着被操控般将脸埋进自己胯下的老师，心跳加速。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "「……ぁ、ッ」",
          "zh_text": "「……啊，嗯」"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "高く澄んだ声が、不意に滲む。",
          "zh_text": "高亢清晰的声音突然变得含糊。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "私の目の前には、つるりと未熟な膨らみがデカデカと広がっていた。そのあんずの実はピッチリと割れ目を閉ざし、無垢さを誇って甘く香っている。今しがたショーツから露わになったばかりなのだ。下着内の空気を纏ったまましっとりと汗ばみ、今か今かと従僕の奉仕を待つばかりだった。",
          "zh_text": "在我眼前，未成熟的小凸起大大地展现出来。那杏子般的果实和紧紧闭合着的裂缝，无邪地散发着甜美的香气。它刚刚从内裤中露出来。还带着内裤里的空气，微微出汗，仿佛在等待着仆人的服务。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "その太ももに手をつけ、覗き込むように顔をロリまんこに近づけていく。夢にまで見た幼女の性器が、今や鞭となって私を痛めつけようとしていた。",
          "zh_text": "我将手放在她的大腿上，脸凑近她的幼小私处。曾经梦寐以求的幼女性器，现在就像鞭子一样折磨着我。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "舌先を割れ目の下端にそっと押し当て、ゆっくり舐め上げていく。口に広がるのは塩気と幼い柔らかさ。そして興奮の疼き。幼女の陰部は閉じた唇のようでぷにぷにと弾力を持ち、毛一本生えないまっさらな肉壺だった。これから女になっていく子供の膣は、それでも身をくねらせ始めじんわりと熱を持つ。その如実に伝えるのは萩野の興奮だ。",
          "zh_text": "我轻轻地将舌尖按在裂缝的下端，慢慢地舔上去。口中传来的是咸味和幼嫩的柔软感。还有兴奋的悸动。幼女的阴部就像闭合的嘴唇，柔软而有弹性，一根毛发也没有的纯净肉壶。即将成为女性的女孩子的阴道，尽管如此，她也开始扭动身体，渐渐变得温热。这一切都将荻野的性奋真实地传达给了我。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "「ゃ、んっ、ダメっ……」",
          "zh_text": "「嘤，嗯，不行……」"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "細い喉を震わせて、必死に荻野は声を殺した。壁一枚後ろでは、同級生らが集っている。小柄な荻野など埋もれてしまう、無数の児童の集団がすぐそこにいるのだ。目前の巨大娘さえしのぐ巨人達に見つかれば、どうなってしまうか分からない。",
          "zh_text": "荻野拼命地压抑着声音，细嫩的喉咙颤抖着。就在墙壁的另一边，同学们聚集在一起。在其他女孩面前，像荻野这样的小个子简直就是隐形的，无数的孩子们就在附近。如果被比巨大娘还要巨大的巨人们发现，谁知会发生什么。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "なんで、なんでこうなったんだ。",
          "zh_text": "怎么会这样，怎么会变成这样。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "私は涙をこらえながらも幼女の恥部を舐めさせられた。ほんのりとした塩味に、ワッと広がる少女の香りが私を残酷に興奮させる。こんな仕打ちをされても私は興奮していた。荻野の脛の前では、股間が痛いほどに勃起している。それでも私は怠ることなく幼女に尽くした。手は柔い太ももに張り付き離れない。ただ滾る疼きに耐え、ひたすら彼女のためだけに口を動かす。",
          "zh_text": "我忍着泪水，被迫舔着幼女的羞处。淡淡的咸味和少女的香气残酷地激发了我的兴奋。即使受到这样的待遇，我还是感到兴奋。在荻野的小腿前，我的下体疼痛地勃起。尽管如此，我还是不懈地为幼女服务。手紧贴着柔软的大腿不愿离开，只是忍耐着滚烫的悸动，一心一意地为她动着嘴。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "そして、絶頂に震えた荻野の股に殴りつけられ、私は後ろへ吹っ飛んだ。",
          "zh_text": "然后，当荻野在高潮中颤抖时，我被她的膝盖猛击胯下，身体向后飞出。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "「あぅ、うっ、うっ……」",
          "zh_text": "「啊呜，呜，呜……」"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "荻野は股を押さえて子鹿のように震えていた。大事な服を濡らすまいと、へたり込む私を掴んで股間にぬぐいつける。そうなれば私はビショビショにされて彼女の体液まみれだ。すっかり彼女の体が綺麗になる頃には、もう肌には泡立つ蜜さえまみれているほどだった。",
          "zh_text": "荻野像小鹿一样颤抖着，抓住我，用我擦拭她的下体，以免弄湿重要的衣服。这样一来，我就被彻底弄湿，浑身都是她的体液。当她的身体完全清洁时，我的皮肤上甚至已经沾满了泡沫状的蜜汁。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "「……ん、ふぅ」",
          "zh_text": "「……嗯，呼」"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "なんとか呼吸を整えた荻野は、クスッと私を見て微笑むと教室に戻っていく。",
          "zh_text": "荻野勉强调整了呼吸，看着我微笑着回到了教室。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "捨てられた私は自分でここを抜け出して、薬の抜けるのを待つしかない。",
          "zh_text": "被抛弃的我只能等待药效退去后自己逃出这里。"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "早く逃げねば、子供なり同僚なりに見つかってしまうだろう。",
          "zh_text": "必须赶快逃跑，否则可能会被孩子或同事发现。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "しかし、私は逃げなかった。",
          "zh_text": "然而，我并没有逃跑。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "ただ、苦しいくらいに膨張した股間に手をかけると、体にまみれた荻野の香りで、一人、自慰に溺れていったのだ。",
          "zh_text": "只是手抚着痛苦般膨胀的股间，沉浸在荻野身上那股香味中，一个人沉溺于自慰。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "惨めに、幼女の残り香に喘がされていた。",
          "zh_text": "可悲地，被小女孩留下的余香所喘息。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "§",
          "zh_text": "§"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "もう、彼女は学校の王だった。",
          "zh_text": "对于我来说，她已经是学校里的女王了。"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "密やかに嘲笑が響くのは、放課後の教室。",
          "zh_text": "放学后的教室里，偷偷传来嬉笑声。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "「……教卓の上に、座るな」",
          "zh_text": "「……不要坐在讲台上」"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "座る私の目の前、膝を組む荻野はクスクス笑うだけで動かない。私が強く言えないことを知っているのだ。パッチリと利発的な目がどこまでも私を見透かす。そして妖しく歪むと、もう私は逃げられない。",
          "zh_text": "坐在我面前的荻野交叉着膝盖，只是咯咯笑而不动。她知道我不敢强硬说话。那双明亮的眼睛似乎透视了我的一切。当它们邪恶地扭曲时，我再也无法逃脱。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "「いいじゃないですか。だって先生、もっといけないこと、してますもんね〜？」",
          "zh_text": "「没关系吧。毕竟老师，您做的事情更不应该呢〜？」"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "上履きのまま私の頰に触れる。ゴム生地と、足の甲の靴下が顔を撫でた。",
          "zh_text": "她用穿着室内鞋的脚触碰我的脸颊。橡胶材质和覆盖在脚背上的袜子抚摸着我的脸。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "その上履きは、荻野の小さな足にはやや大きいらしい。踵はすぐに外れ、靴底を見せるようにつま先にぶら下がっていた。21.0と書かれたそれは床板で凹凸がややすり減っている。その様をしっかり私に見せつけると、するりと幼女の足から抜け落ちた。",
          "zh_text": "那双室内鞋对荻野的小脚来说似乎稍大。脚跟很快就脱落，鞋底翻出，像是挂在脚尖上。写着21.0的鞋子底部在地板上磨损出凹凸。然后鞋子轻轻地从小女孩的脚上滑落，似乎是为了确保我看清楚这一切。"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "ふわりと閉ざされていた空気が広がる。学校を一日歩いた子供の、ゴムとニーハイの香りだ。それが、ささやかな甘い空気を漂わした。",
          "zh_text": "空气似乎轻轻扩散开来。那是孩子在学校走了一天的味道，橡胶和过膝袜的香气。它们飘散着淡淡的甜味。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "荻野が、つま先で私の胸を突く。トスっと心臓を押すそれは、あまりに小さく丸く、重みなど微塵も感じられない。しかし心臓を撫でては握り、重いなにかを私に植えつけた。スーツの襟から忍び込んではなぞりあげ、私の頰へ登っていく。",
          "zh_text": "荻野用脚尖戳我的胸口，做出了轻轻按压心脏的动作，那双小巧圆润的脚丝毫没有重量感。但她的轻抚抓住了我的心脏，仿佛种下了某种沉重的东西。她的脚悄悄滑入我的衣领，上升摩挲，最终爬上我的脸颊。"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "そして顎をつま先で上げさせられれば、俯いていた私の視線は強制的に荻野のスカートの中へと引きずりこまれてしまう。",
          "zh_text": "当她用脚尖抬起我的下巴时，低垂的视线被强制拉进荻野的裙子里。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "「生徒のスカートの中見るなんて、いけない先生ですね♪」",
          "zh_text": "「偷看学生的裙底，真是个不应该的老师呢♪」"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "「ぐわっ！？」",
          "zh_text": "「呜哇！」"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "突如絡みついたその細い脚は、私を思いっきり引き寄せた。はじめビクともせず幼女の脚に耐えた私は、道具による収縮とともにすぐさまその中へと抱き込まれる。つんのめるようにして机の上に叩きつけられれば、スカートに溜まった荻野の香りの中へ潜り込んでしまう。",
          "zh_text": "突然缠绕上来的那双细腿，用力将我拉向裙中。起初我坚持不动，但随着缩小药的作用，我很快就被包裹进去。我被摔在桌子上，头晕目眩，潜入了荻野裙子里积聚的香气中。"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "「荻野、お前ッ！」",
          "zh_text": "「荻野，你这家伙！」"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "「なんですか〜？　大きな声を出すと、誰か来てしまいますよ？」",
          "zh_text": "「怎么了？太大声的话，别人就会来了哦？」"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "からかう荻野はもがく私に脚を乗せているだけ。しかしもう三分の一以上にまで縮められた私にとって、子供の細脚は私を造作もなく跨ぎ超え、脚は胴を覆い尽くせるだけの大きさを誇る。幼女の重さは片脚で100キロ、足先でさえ元の荻野の重さに迫るのだ。",
          "zh_text": "戏弄我的荻野只是把腿放在挣扎的我身上。然而，对于已经缩小到不足三分之一的我来说，孩子的细腿轻易就跨过我，她的腿足以覆盖我的躯干。幼女的单腿重量就有100公斤，即使是脚也接近原来荻野的体重。"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "体力に自信のある私が、もはや小娘の片脚さえ持ち上げられない。そんな滑稽さを荻野はクスクスと笑いながら見下ろすだけ。足の間で戯れる仔犬程度にも思っていないのだ。",
          "zh_text": "自信体力过人的我，现在连小女孩的一条腿都举不起来。荻野只是咯咯笑着俯视这种滑稽的场面。在她眼中，我不过是在她脚间玩耍的小狗而已。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "脚をあげて私の様子を見る荻野。突然上からの重しがなくなりふらふらと俺は立ち上がる。",
          "zh_text": "荻野抬起腿看着我的样子。突然上方的压力消失，我摇摇晃晃地站了起来。"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "そこに広がるのは、体躯6メートルにも及ぶ幼女の姿だった。目前にはぽっかりと開いたスカートの口。その奥では、淡いピンクの縞模様が影の中に潜んでいる。図上ではささやかな起伏さえ私を見下ろし、緊張に天井まで届くような高みから少女の笑みが降ってきた。それは、高揚と緊張に甘い汗を垂らした紅潮の頰だ。清楚な笑みには優越感が滲み出て、股間の間に大人を囚える異常さを噛みしめていた。",
          "zh_text": "在我眼前的是身高达6米的幼女身影。面前是张开的裙口，深处隐约可见淡粉色的条纹在阴影中潜伏。微小的胸部在头顶俯视着我。在高高的天花板般的位置，少女的笑容洒落下来，那是在兴奋和紧张中渗出甜蜜汗水的绯红面颊。清纯的笑容中透露出优越感，她品味着将成人囚禁在双腿间的异常感。"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "「先生が悪いんですよ？」",
          "zh_text": "「都是老师你不好哦？」"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "クスリと笑うと、太ももが私を横殴りに襲いかかる。柔らかな衝突は車に跳ねられたが如く、踏ん張りようもなく私はニーソックスの上に叩きつけられた。そして”ズンっ！”と太ももの巨木がのしかかる。太ももによる蟹挟み。幼女の柔い肉質が強烈に私を締め上げれば、上下から私をプレスする太ももに容赦はなかった。",
          "zh_text": "她轻笑一声，大腿便横扫过来攻击我。虽然是柔软的撞击，但就像被车撞飞一样，我毫无招架之力，被摔在长筒袜上。然后“哫咚！”巨大的大腿压了上来。大腿夹击。幼女柔软的肉质猛烈地勒紧我，毫不留情的大腿上下挤压。"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "「やめっ……！」",
          "zh_text": "「停下……！」"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "「どうしたんですか先生？　嫌なら自分で出ればいいじゃないですか。私はただ足を重ねてるだけです。それとも、小学生の太ももがそんなに好きなんですか？　ふふっ、……このロリコン♪」",
          "zh_text": "「怎么了老师？不喜欢的话自己出来不就好了。我只是叠着腿而已。难道你就这么喜欢小学生的大腿吗？呵呵，……你这个萝莉控♪」"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "弾む声はもがく私を煽り立てた。しかし手はふにふにと肌を押すだけ、脚は跳ね返されるだけ。肌触り良いニーソに包み込まれ、もがくたびにシーツのようにたわんではたやすく元に戻ってしまう。生地は荻野の脚に従順だった。ぴっちり引き伸ばされては、小人のあがきなどに構う余裕などない。結果、私は上下から密着する黒の光沢に挟み潰され、動けなくされてしまうのだ。",
          "zh_text": "轻快的声音激起我更加挣扎。但我的手只能无力地推压肌肤，然后被柔软的被长筒袜包裹着的腿弹开。每次挣扎都像床单一样松弛，然后轻易就恢复原状。布料完全贴合荻野的腿，紧绷拉伸，根本不理会小人的挣扎。结果，我被上下紧贴的黑色布料挟压，动弹不得。"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "クスクス笑いがこだまする。太ももの影の中で私は苦闘する。外からは子供達の歓声が聞こえ、薄暗い部屋で少女が教師を嘲弄するのだ。",
          "zh_text": "咯咯的笑声回荡。在大腿的阴影中，我苦苦挣扎。外面传来孩子们的欢声，在昏暗的房间里，少女嘲弄着老师。"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "「あはっ♪　すごく、すっごく気持ち悪いですよ先生♪　みんなに見せてあげたいです。あんなに落ち着いて私たちの前にいた先生が、本当はこーんな姿。ふた回りもちっちゃな子供に太ももで首を絞められて、しかも興奮してるなんて、ふふっ、ありえませんね♪」",
          "zh_text": "「啊哈♪　真是太、太恶心了老师♪　我想给大家看看。平时那么镇定地站在我们面前的老师，实际上是这样的模样。被比自己小两圈的孩子用大腿勒住脖子，而且还兴奋得不行，呵呵，简直不可思议♪」"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "ギリギリと極太の太ももが私の首を締め付ける。顔はぷにっとした内腿の中にめり込み、背骨が砕け散る恐怖にさえ襲われた。しかし痛ければ痛い分、意識の裏舞台で興奮が高登っていく。",
          "zh_text": "巨大的大腿紧紧勒住我的脖子。脸深陷在柔软的内侧大腿中，甚至体验到脊椎碎裂的恐惧。但是，越痛苦，潜意识的性奋就越高涨。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "体も心も、もう限界だ。",
          "zh_text": "身体和心灵，都已经到了极限。"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "ふっと意識が暗転しかけた後、ようやく私は解放された。",
          "zh_text": "就在意识即将暗淡下去的时候，我终于被释放了。"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "いや、もう挟まれることすらできなくなったのだ。",
          "zh_text": "不，只是已经连被夹住的机会都没有了。"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "《クスクス、クスクス》",
          "zh_text": "《咯咯，咯咯》"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "響き渡る嘲笑は山びこのように私を包む。",
          "zh_text": "回荡的嘲笑声像山谷回音一样包围着我。"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "乳白色の大地が、グラウンドのような広さで私を載せていた。",
          "zh_text": "乳白色的大地，像操场一样宽广地承载着我。"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "そして、それが荻野のニーソと太ももの間の空間だと気づいた時、私は跳ねるように飛び起きた。",
          "zh_text": "当我意识到那是荻野的长筒袜和大腿包围的空间时，我像被弹簧推动一样跳了起来。"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "そこに真っ黒な山が襲いかかる。",
          "zh_text": "然后，一座漆黑的山峰袭来。"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "そのまま巻きつかれ吹き飛ばされた先は、一筋切れ込みの入った、ぷっくり丸い丘陵の上だった。",
          "zh_text": "被卷起飞出后，落脚之处是一座切口明显、圆润饱满的小山丘。"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "見なくてももえわかる。",
          "zh_text": "即使不看也能感觉得到。"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "ただ私は呆然として、上空を見上げるだけだ。",
          "zh_text": "我只是呆呆地站着，抬头望向天空。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "《気分どうですか先生？　今どこにいるかわかります？　あはは、おっきすぎてわかんないかな？　先生は今、私のあそこに張り付いてるんです。夢に見たロリまんこ、くっつけて嬉しいですよね？　じゃあ、始めますよ♪》",
          "zh_text": "《老师感觉如何？知道现在在哪里吗？啊哈哈，是不是太大了看不清楚？老师现在正贴在我的那里哦。梦寐以求的萝莉小穴，贴上去感觉很开心对吧？那么，我们开始吧♪》"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "そこには、身の丈1キロを優に超える幼女の姿があった。たくし上げられ裏返しになったスカートは帯雲のように長く広がり、後ろ手に体を倒す荻野の体は滑走路にだって収まるまい。私の乗るこの恥丘でさえ幅100メートルを超えるのだ。ぶつかり合う丸い山脈のような恥部はぷにっと柔らかく、未成熟な割れ目をとろとろに濡らしていた。",
          "zh_text": "那里有一个身高超过一公里的幼女。她把裙子提起翻转，像云一样长而宽广。荻野朝后倾斜的身体甚至连飞机跑道都容纳不下，仅仅我所在的这个耻丘就甚至宽度超过100米。山脉般的羞部柔软而有弹性，未成熟的裂缝湿漉漉的。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "《特等席に座らせてあげますね♪》",
          "zh_text": "《我会让你坐在特等席哦♪》"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "指先を舐めると、ボタンを押すようにそれを私へ近づける。千倍幼女の、ロケットにさえ匹敵する細指が私めがけて飛んできたのだ。私ヌルヌルとした大地を蹴って走り出す。しかしその指紋一つ分さえ動けぬうちに襲われると、ぬちっと地面に押し付けられた後なすすべもなくその表面に貼り付けられた。",
          "zh_text": "荻野舔了舔指尖，就像按按钮一样将它靠近我。千倍大小的幼女，其细长的手指堪比火箭，直冲我而来。我在滑腻的大地上试图逃跑，但还没等我动一步，就被那指纹压在地上，无力地粘贴在表面。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "幅50センチ、高さ10センチの指紋の盛り上がりは、無限に伸びるベッドマットのようだった。その隙間に貼り付けられたなら、甘酸っぱい唾液の中に取り込まれてもう自力では動けない。そして目前にクリトリスという、凶悪な大きさの愛らしい突起が現れた時、私は声もなく泣き喚くほかなかった。",
          "zh_text": "宽50厘米、高10厘米的指纹隆起就像无限延伸的床垫。一旦被粘贴在那缝隙中，就会被甜酸的唾液困住，再也无法自行移动。我只能以无声的哭喊，来面对眼前出现的这个凶猛巨大的可爱突起——阴蒂。"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "《んっ……》",
          "zh_text": "《嗯……》"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "幼い声が漏れた時、私は巨大な島の上に練りつけられていた。クルマ数台程度楽に乗せられる丸まり、しかしそれは少女のちっちゃな陰核なのだ。かつて触れれば指先に感じることさえできなかった小さな突起に、一ミリの埃が付着していた。",
          "zh_text": "当我被粘在这个巨大的岛屿上时，幼女发出了轻微的喘息。这个可以轻松容纳几辆车的圆润物体，实际上是少女的小阴核。我只能作为一粒一毫米的灰尘，粘在这个曾经连指尖触碰都感觉不到的小小突起上。"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "ほっそり短い指が、山脈の表面を撫でていく。教卓の上で股を広げ、荻野が自慰に耽っているのだ。",
          "zh_text": "荻野在讲台上张开双腿，沉迷于自慰，用她纤细短小的手指在山脉表面轻抚。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "教師用の棚のガラスにその小さな姿が映っている。幼い体に似つかわしくないM字開脚を見せつけ、あんず程度の秘部を恐る恐る触れていた。",
          "zh_text": "在教师用的书架的玻璃上映出了她的小小身影。展示着不符合幼小身体的M字开腿，小心翼翼地触碰着杏子大小的秘处。"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "鉛筆さえ重そうに握る荻野の指を、その爪の厚みにさえ負ける微生物はどんな風に見届けたか？",
          "zh_text": "书架里的铅笔也很巨大，能轻松握着如此沉重铅笔的荻野的手指，在连指甲厚度都没有的微生物看来，会是怎样的呢？"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "《んっ、ぅ、はっ、あっ、くぅ……ッ！》",
          "zh_text": "《嗯，呃，哈，啊，咕……！》"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "息を吐いたり声を漏らしたりしながら、幼女が慣れないオナニーを始めていく。たどたどしく指は数百メートルもある膨らみを撫で、ふにふにと揉み、徐々に体ほぐしていく。",
          "zh_text": "幼女边喘息边发出声音，开始了不熟练的自慰。笨拙的手指抚摸着数百米高的隆起，轻柔地揉捏，逐渐放松身体。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "その度に体を振るわせるのはもはや衝撃と化した幼女の喘ぎと、弾力あるクリトリスの震えだった。彼女が愛撫を始めれば私は終わってしまうかもしれない。だのになすすべもなくその卑猥な準備を見せ付けられ、あろうことか最も敏感な場所でその勃起に翻弄されているのだ。鉛筆の先のような突起から滑落する恐怖に怯え、無情に進む幼女の愛撫に震える成人男性が私だ。そして引き抜かれた荻野の指先から、ねっとり垂れ落ちる愛液を見て半狂乱に喚き始めた。",
          "zh_text": "我的身体不受控制地震动，而这仅仅是因为，对我来说相当于冲击波的幼女娇喘，以及那弹嫩阴蒂的不断颤抖。她一旦开始爱抚，我可能就会被碾碎。然而，我无能为力，只能眼睁睁看着她那下流的动作，而且还在最敏感的地方被她所摆布。由于害怕从像铅笔尖一样的突起上滑落后，将要承受着幼女无情的蹂躏，我这个成年男性在颤抖。然后，荻野抽出手指，黏稠的爱液滴落，我开始半疯狂地尖叫。"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "《じゃ、先生。私のひとりエッチで死んじゃいましょ♪》",
          "zh_text": "《那么，老师。是不是快要被卷入到我的自慰中死掉了♪》"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "クスクス笑うと、荻野は手のひらで陰部を弄り始めた。肌色の空が落ちてきて、ペチャッと肌色の大地に密着する。そのじっとりとした中に閉じ込められれば、突如始まる生々しい手の動き。くねる肌色の起伏が大地を包んで柔軟に揉みしだけば、私は陰核とそのワレメの間に挟まり左右から無茶苦茶に淫肉で揉まれ始めた。",
          "zh_text": "荻野咯咯笑着，开始用手掌玩弄阴部。肤色的天空降落，啪的一声紧贴在肤色的大地上。突然开始的动作使我被密封在潮湿之中。扭动的肤色起伏包裹着大地，柔软地揉搓，我被夹在阴核和裂缝之间，被左右淫肉无情地揉搓。"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "《んっ……、ふふっ、先生どっかいっちゃったぁ♪》",
          "zh_text": "《嗯……，呵呵，老师去哪儿了呀♪》"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "ぬちぬちと水音を立ててロリまんこを弄り始める幼女の声。しかしその薔薇の葉っぱのような小さな手でさえ山をも掴む神の手のひらだ。指紋さえ私は抱くのがやっと、そんな指先、いや、手全体で性器に練り込まれたならば、もう後は幼女の恥垢となって掻き回されるだけだった。",
          "zh_text": "幼女的声音伴随着水声，开始玩弄着萝莉小穴。但即便是她那玫瑰叶片般的小手，也如同神之手掌一般能够抓住山脉。我几乎连指纹抱不住，更不用说整个手了，如果被揉进性器中，我就只能成为幼女的阴部的羞耻污垢，被她搅动。"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "《ゃ、気持ちいい、ッ、どうしてかな、あぅ、ッ、んっ……！》",
          "zh_text": "《啊、感觉好棒，嗯，为什么会这样，啊呜，嗯……！》"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "私を忘れて手淫に耽る幼女。その陰部と手のシワの中を私は押し流されていた。指に絡め取られてぴっちり閉じたスジの中に挿入され、抜き出されてはその肉厚の唇へ押し付けられて素肌に体を舐めつくされる。そして大渓谷に飲まれるのを恐れれば、無情にも指先は指紋で私をさらって中へと押し込むのだ。",
          "zh_text": "沉迷于手淫的幼女忘记了我。我被她的阴部和手指的褶皱冲刷着。被手指缠绕，插入紧闭的缝隙中，然后被抽出，压在肉厚阴唇上，我的身体被她的肌肤舔食。我害怕被大峡谷吞没，但只能任凭无情的指尖用指纹将我不断刮走和推进。"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "一体いつまで続くのか？",
          "zh_text": "这究竟要持续多久？"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "一度で何回でも私を殺せる一撫でを、性器は何度も何度も欲しがった。幼女は貪欲に快感を求めて秘部を慈しみ、そして久遠に思えるオナニーの中で私はどんどん微生物にされていく。",
          "zh_text": "性器一次又一次地渴望着能够带来高潮的抚摸，幼女贪婪地寻求快感，爱抚着自己的秘处，在似乎永恒的自慰中，我越来越像微生物一样。"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "何度も何度も繰り返す、クリトリスに膣、陰唇の肉と蜜の大洪水。余すところなくその輪郭を肌で感じ、何度快感に貫かれたかわからない。どんどん高く細い声は切なく甘くなっていく。そんな声を出されたら耐えられようもない。むせ返るほどの幼く淫らな匂いと味に支配され、全身で極上の膣肉に揉まれ続け、もう血の一滴まで射精に尽くしてしまいかねない。",
          "zh_text": "一次又一次重复，阴蒂、阴道、阴唇的肉和蜜汁的洪水。我用肌肤感受到了每一个轮廓，不知道被快感贯穿了多少次。尖锐而细腻的声音变得越来越哀怨甜美。听到这样的声音，我无法忍受。被幼小淫荡的气味和味道所支配，全身被极品阴肉揉搓，几乎要把每一滴血都射精出来。"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "そして荒々しい幼女神の自慰に、一瞬の亀裂が走った。",
          "zh_text": "然后，在狂野的幼女神明的自慰中，出现了一瞬间的裂缝。"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "《あぅ、はっ、んんっ、ん、う、ぁ、あ……！！》",
          "zh_text": "《啊呜，哈，嗯嗯，嗯，呜，啊，啊……！！》"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "星を突くような澄んだ嬌声とともに、大地そのものがビクビクと痙攣した。陰核に張り付いていた私はその震えに殴り倒され、ズルズルと陰唇の中を滑り落ちていく。",
          "zh_text": "随着清脆的娇喘声，大地本身开始抽搐。我被阴核上的震动打倒，滑落进阴唇中。"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "その、次の瞬間。",
          "zh_text": "那个，下一瞬间。"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "《ゃ、やっ、っ〜〜〜！！》",
          "zh_text": "《啊，不，呜——！！》"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "一気に押し寄せた絶頂に、幼女のか弱い体が耐えうるはずがなかった。制御の効かなくなった体がぎゅっと快感を押し殺そうとする、が、溢れ出したそれは一気に潮となって吹き出した。",
          "zh_text": "幼女的脆弱身体无法承受一波又一波的高潮。失去控制的身体试图压抑快感，但溢出的潮水一下子喷涌而出。"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "「やだ、で、出ちゃうぅ……」",
          "zh_text": "「不行，要，要出来了……」"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "快楽の極みで涙を浮かべながら、噴出するささやかな潮に荻野が力なく呟く。",
          "zh_text": "在快乐的顶点上，荻野带着泪水，无力地呢喃着喷出微弱的潮水。"
        },
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          "ja_text": "その噴出で、滓のように吐き出される教師のことに気づきもせず。",
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          "ja_text": "吹き飛ばされた私の体は、水圧にズタボロになって荻野の肌から排出された。",
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          "ja_text": "そして、荻野の太ももで半端に脱がれた女児用のショーツに降りかかると、もう、動くこともない。",
          "zh_text": "然后，落在荻野的大腿上，半脱的女童内裤上，我再也动弹不得。"
        },
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          "ja_text": "しばらく荒い息を繰り返す幼女の太ももで、私は体液まみれになって死にかけていた。",
          "zh_text": "在幼女粗重的呼吸中，我被体液覆盖，濒临死亡。"
        },
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          "ja_text": "そこに、下校のチャイムが鳴り響く。",
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          "ja_text": "疲弊した荻野が、起き上がる。",
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          "ja_text": "すぐさま時計を目にして慌てると、汚れたショーツで自慰の後を拭き去ってからゴミ箱に投げ捨て、ランドセルを掴むと風のように走り去って行った。",
          "zh_text": "她看到时钟后立刻慌张起来，用脏兮兮的内裤擦拭自慰的痕迹，然后扔进垃圾桶，抓起书包像风一样跑了出去。"
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          "ja_text": "日用品、服、使用用途不明のなにか…あらゆる物が乱雑に散らかっている。",
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          "ja_text": "一ノ瀬志希は電気もつけず、シーツがクシャクシャになったベッドの上で仰向けになり、タブレットを手にネットサーフィンをしていた。",
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          "ja_text": "下着の上に白衣を羽織り、小豆色のフワフワとしたウェーブのかかった髪がシーツの上に広がる。",
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          "ja_text": "死んだ魚のような目でぼんやりと画面を眺めながら、指で画面をなぞっていく。",
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          "ja_text": "すると死んだ魚のような目はキラキラと輝き始める。",
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          "ja_text": "「サイズフェチ、マクロフィリア、ミクロフィリア…へえ？、ネットは広大だねぇ…」",
          "zh_text": "「体型差癖、巨大癖、微小癖……诶？网上真是什么都有啊……」"
        },
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          "ja_text": "すっかり好奇心を取り戻した猫は、ムクリとベッドから起き上がり芽生えた好奇心のままに行動を開始した。",
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          "ja_text": "いいライブを終えた充足感と心地よい疲労感を感じながらだらりと椅子にもたれているとガチャリとドアが開く。",
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          "ja_text": "楽屋に入ってきたＰにけだるそうに反応する志希。",
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          "ja_text": "「最高の環境と材料が与えられれば結果が出せるのは当然。それでも毎回同じ結果にはならない。だからアイドルっていうのは面白いのかもね？」",
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          "ja_text": "「ん？ああ、何か実験に付き合って欲しいとか言ってたな」",
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          "ja_text": "「さっそくだけど今から始めるから。じゃ、ポチッと」",
          "zh_text": "「虽然有点急，但我们现在就开始吧。那么，啪。」"
        },
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          "ja_text": "志希はどこからともなく取り出したスマホ位の大きさの怪しい装置を作動させた。",
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        },
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          "ja_text": "変化は一瞬だった。",
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          "ja_text": "あまりに唐突な出来事にフリーズした足元のそれを見下ろしながら志希は満足気に微笑む。",
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          "zh_text": "「实验成功？我还在想到底能不能顺利启动呢。那么，被缩小的感觉怎么样呢？」"
        },
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        },
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          "ja_text": "その衝撃で思わず腰を抜かし倒れるP。",
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          "zh_text": "巨大的浅口鞋。"
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          "ja_text": "その下敷きになれば間違いなく即死だ。",
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        },
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          "ja_text": "座ったまま前屈みになりパンプスを脱ぐ。",
          "zh_text": "坐着前屈着脱下鞋。"
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          "ja_text": "素足。準備運動をするようにPの前で足指をウネウネと動かす。",
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          "ja_text": "その親指と人差し指でPを挟みこむとそのままパンプスを履き直しその中へと攫ってしまう。",
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          "ja_text": "ライブで動き回り汗で蒸れた熱気と志希の可愛らしい顔からは想像出来ないような臭気が混ざり合い篭っている。",
          "zh_text": "在演唱会上来回走动，汗水蒸腾的热气和以志希可爱的脸难以想象的臭气混合在一起。"
        },
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          "ja_text": "「んふふー、どうかな。私の精製した強烈なフレグランスは。ライブを頑張った証なんだからキミには存分に嗅ぐわせてアゲル。",
          "zh_text": "「嗯哼，怎么说呢。这是我精制的强烈的香气。因为是努力演出的证明，所以你尽情地闻吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "ん、足の指の間でジタバタしてるってことは相当ヤバいってことかな？ギブアップ？でもダーメ。まだ始まったばかりだし」",
          "zh_text": "嗯，在脚趾间不停地抖动，说明情况相当不妙吧？放弃？但是不行。我们才刚刚开始。」"
        },
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          "ja_text": "ポチポチと端末をいじる志希。",
          "zh_text": "志希摆弄着手机。"
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          "ja_text": "「お次はこっち～」",
          "zh_text": "「接下来是这里~」"
        },
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          "ja_text": "左腕を上げて露出した自分の腋に目をやる。",
          "zh_text": "她抬起左臂，看了看自己露出来的腋下。"
        },
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          "ja_text": "そこにはパンプスの中から移動させられたＰが腋のくぼみに収まり張り付いている。",
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        },
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          "ja_text": "志希の青く大きな瞳が興味深そうにＰを観察している。",
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        },
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          "ja_text": "「ツルッツルの志希ちゃんの腋。それを独占出来るなんてキミは幸せものだね。",
          "zh_text": "「能独占志希光滑的腋下，你真是幸福啊。"
        },
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          "ja_text": "アポクリン腺に入れるくらいにもーっと小さくしてあげようかな？フェロモンの源泉かけ流し～。なんて冗談冗談」",
          "zh_text": "要不要让你小到能进入汗腺呢？那里是费洛蒙的源泉哦~。开玩笑的。」"
        },
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          "ja_text": "不意に志希が腋を閉じる",
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          "ja_text": "ムニムニとした志希の腋肉がＰの体の自由を奪い、光が閉ざされいまだ冷めやらぬ志希の体温と腋から分泌された汗が絡みつく。",
          "zh_text": "志希腋下的肉剥夺了P身体的自由，被封闭至今仍未冷却的志希的体温和腋下分泌的汗水缠绕在一起。"
        },
        {
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          "ja_text": "外気は遮断されている。",
          "zh_text": "外面的空气被隔绝了。"
        },
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          "ja_text": "純度100パーセントの甘酸っぱい猛毒のようなそれにPの脳髄は破壊される。",
          "zh_text": "纯度百分之百的酸甜的剧毒使P的脑髓几乎被破坏。"
        },
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          "ja_text": "「んふ、ちょっとくすぐったいって。はしゃいじゃってアタシの腋サウナがそんなに気に入った？志希ちゃんの匂い体験ツアーお次は…ココ」",
          "zh_text": "「嗯，有点痒痒的。那么喜欢我的桑拿房吗？志希的气味体验之旅接下来是…这里。」"
        },
        {
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          "ja_text": "朦朧とした意識のPの体を柔らかいものがムニュリと挟み込む。",
          "zh_text": "意识朦胧的P的身体被柔软的东西紧紧夹住。"
        },
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          "ja_text": "先ほどの強烈な匂いとは一転して優しくほのかに甘い匂いがPを癒す。",
          "zh_text": "和刚才的强烈气味不同，温柔而微甜的气味治愈了P。"
        },
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          "ja_text": "「ご褒美ご褒美。おっぱいで全身を挟まれるのって男の夢ってヤツだよねー。今の小さなキミならあたしのおっぱいに余裕ですっぽり埋もれちゃうね」",
          "zh_text": "「奖赏奖赏。被胸部夹住全身是男人的梦想啊。现在小小的你，完全可以被我的胸部淹没。」"
        },
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          "ja_text": "谷間に挟んでいるPを指で優しくさらに奥へと押し込む志希。",
          "zh_text": "志希用手指温柔地把夹在乳沟里的P往里推。"
        },
        {
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          "ja_text": "そのまま潰さないように両胸に手を添えPを柔らかく愛撫する。",
          "zh_text": "手放在两胸上，轻柔地爱抚P，以免弄碎。"
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          "ja_text": "形もよく大きさも十分なそれに志希の指が食い込み形を変える。",
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        },
        {
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          "ja_text": "「ハイ、おしまい。ニャフフ、残念そうだね？気が向いたらたらまたシテあげる…じゃあ、今度はあたしが気持ちよくなる番」",
          "zh_text": "「好，结束了。呵呵，好像还没满足吧？等我心情好的时候再给你…那么，这次轮到你让我心情好了。」"
        },
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          "ja_text": "立ち上がり履いている真紅のショーツに指を引っかけて、太ももの辺りまで引き下げる。",
          "zh_text": "她站起身，用手指勾住穿在腿上的深红色内裤，一直褪到大腿附近。"
        },
        {
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          "ja_text": "そうしてからショーツの中にPを移す。",
          "zh_text": "然后把P放到内裤里。"
        },
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          "ja_text": "サラサラとした質感の布地にはネットリとした生温かい粘液が染み込んでいてPの体に絡みつく。",
          "zh_text": "在干爽质感的布料里渗透着网状的温热的黏液缠绕着P的身体。"
        },
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          "ja_text": "両サイドにはむっちりとした太もも。",
          "zh_text": "两侧是结实的大腿。"
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          "ja_text": "そして上方にはすでにテラテラと妖しく濡れた秘所がPを見下ろしている。",
          "zh_text": "而且上方已经有妖娆潮湿的私处俯视着P。"
        },
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          "ja_text": "「にゃふふ…キミに匂いを嗅がせててたら興奮してきちゃった…あたしの一番強烈で刺激的な匂い…ンッ」",
          "zh_text": "「喵哈哈……你闻着闻着就兴奋起来了……我的最强烈、最刺激的味道……嗯。」"
        },
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          "ja_text": "クチャ…クチュ…",
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          "ja_text": "興奮と羞恥で顔を紅潮させながら志希は秘所に指を這わせる。",
          "zh_text": "志希的脸因兴奋和羞耻而潮红，手指在私处摩擦。"
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          "ja_text": "目の前で行われる志希の自慰行為。",
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          "ja_text": "快楽を求め？き回す音、発せられる湿気を帯びた熱気、理性を吹き飛ばすような匂い。",
          "zh_text": "追求快乐的摩擦的声音，带着湿气的热气，吹散理性的气味。"
        },
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          "ja_text": "全身の感覚で彼女の行為を体験させられる。",
          "zh_text": "用全身的感觉体验她的行为。"
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          "ja_text": "「ンンッ…ハァ…あ…ふァん…」",
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          "ja_text": "嬌声を漏らしながらひたすら没頭する。",
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          "ja_text": "ショーツの上の存在が触媒となってより興奮を高めていく。",
          "zh_text": "内裤上的存在成为催化剂，让她更加兴奋。"
        },
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          "ja_text": "ボタ…ボタ…と行為によって精製された粘液がショーツにこぼれ落ちる。",
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        },
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          "ja_text": "「あッ…クぅゥあぅ！」",
          "zh_text": "「啊……呜啊！」"
        },
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          "ja_text": "断末魔のような嬌声。",
          "zh_text": "高潮前的娇声。"
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          "ja_text": "絶頂まで登りつめた志希の秘所から堰を切ったように一層多くの粘液が吐き出され降り注ぐ。",
          "zh_text": "高潮的志希的私处像决堤一样，吐出更多的黏液倾泻而下。"
        },
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          "ja_text": "生温かい志希の愛液でPは溺れそうになる。",
          "zh_text": "温暖的志希的爱液差点把P淹死。"
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          "ja_text": "「ハァ…ハァ…すごく良かったかも…脳内物質ドバドバ…あ…フフ…あたしのでドロドロだね…大丈夫？」",
          "zh_text": "「哈啊……哈啊……太舒服了……脑内物质一片混乱……啊……呵呵……被我的爱液弄得黏糊糊的……没事吧？」"
        },
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          "ja_text": "Pをショーツから摘み上げティッシュでその小さな体を拭き取ってあげると志希は軽く唇を当てる。",
          "zh_text": "志希把P从内裤上摘下来，用纸巾擦净它小小的身体，轻轻贴在嘴唇上。"
        },
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          "ja_text": "「ふぅ、ちょっと落ち着いてきた。さ、あたしの匂いフルコース体験ツアーはこれにて終了～。今度はキミの匂いをクンカクンカさせて欲しいな。あたしの匂いばっかじゃ不公平だから」",
          "zh_text": "「嗯，稍微平静下来了。好了，我的气味体验之旅到此结束了。接下来我想闻一闻你的味道。全是你闻我的味道太不公平了。」"
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          "ja_text": "洞窟、Pの体よりも直径のはるかに太い黒々とした奇妙な植物が洞窟の壁面から大量に生えている。",
          "zh_text": "洞穴里，洞穴墙面上生长着大量比P的身体直径粗得多的黑色的奇妙植物。"
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          "ja_text": "植物だけじゃなく黄緑がかった巨大な岩石のようなものもへばりついている。",
          "zh_text": "上面不仅有植物，还有黄绿色的巨大岩石一样的东西。"
        },
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          "ja_text": "「ん～、直接鼻の中に入れてみたけど匂いなんて分からないね。入れるためにちょっと小さくしすぎたかな？」",
          "zh_text": "「嗯，虽然直接放到鼻子里了，但还是闻不出味道。是不是因为太小了？」"
        },
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          "ja_text": "鼻毛や鼻屎よりも小さくされたPの匂いを嗅ぐわうように志希は鼻に意識を集中させる。",
          "zh_text": "志希将意识集中在鼻子上，想要嗅出比鼻毛和鼻屎还小的P的味道。"
        },
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          "ja_text": "「鼻の中、キミにはどう見えてるのかな？クンカクンカしたら奥まで吸い込んじゃうかも。じゃ、最後にこの縮小転送装置（仮）を生み出した天才的頭脳を見せてあげる」",
          "zh_text": "「鼻子里面，你看到的景象是什么样的呢？用力吸气的话，可能会被吸到里面。那么，最后让你看看创造出这个缩小传送装置（暂定）的天才的大脑。」"
        },
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          "ja_text": "生温かい液体。",
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          "ja_text": "人肌くらいの温かさ。",
          "zh_text": "像人的皮肤一样温暖。"
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          "ja_text": "Pはチャプチャプとその中を漂う。",
          "zh_text": "P在其中漂浮着。"
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          "ja_text": "目の前には肌色のようなピンク色のようなグロテスクで巨大な物体が埋め尽くしている。",
          "zh_text": "眼前充满了像肉色又像粉红色的奇异巨大物体。"
        },
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          "ja_text": "表面には複雑な亀裂が刻まれている。",
          "zh_text": "表面刻着复杂的龟裂。"
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          "ja_text": "「にゃふ、本邦初公開？これが志希ちゃんをギフテッドたらしめる脳みそだよ。",
          "zh_text": "「啊呀，首次公开？这是让志希成为天才的大脑哟。"
        },
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          "ja_text": "色はどうかな？灰色かな？何か閃くとピカッて光るのかな？あたしが今何を考えているか分かる？",
          "zh_text": "什么颜色的？是灰色的吗？有什么东西在闪闪发光吗？你知道我现在在想什么吗？"
        },
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          "ja_text": "天才美少女の脳なんてまずお目にかかれないよ？」",
          "zh_text": "天才美少女的大脑什么的，可不是那么容易见到的哦？」"
        },
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          "ja_text": "志希のSF映画で見たような巨大な脳を呆然と眺めながら脳脊髄液のプールを漂うP。",
          "zh_text": "P呆呆地望着像科幻电影里看到的那样巨大的大脑，在脑脊液的海洋里漂浮。"
        },
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          "ja_text": "「そろそろ戻してあげるね…あれ？にゃは？装置のエネルギーが切れちゃったみたい。",
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          "ja_text": "使いすぎちゃった。ゴメン、充電するまでキミはあたしの頭の中にいてもらうしかないね」",
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          "ja_text": "巨大化が止まり倍近くの大きさになったピンク色はしばらくするとそのまま召喚魔法の効果切れとともに消えていく。",
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          "ja_text": "一体あれは何なのだろうか？",
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          "ja_text": "「んッ…」",
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          "ja_text": "今の声が聞こえていないかキョロキョロと辺りを見回す。",
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          "ja_text": "見たこともないような超巨大怪獣に対し被害が出る前に倒してしまおうという事で各国の軍が緊急出動し怪獣にあらん限りの攻撃を仕掛け始める。",
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          "ja_text": "「ンッ…、なんかムズムズするわね」",
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        },
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          "ja_text": "その様子をテレビで観ながらB香はアソコがなんとなくチクチクするのを感じる。",
          "zh_text": "B香一边看着电视，一边感到一阵刺痛。"
        },
        {
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          "ja_text": "その感覚に触発されムラムラしてきたB香は下着に指を忍ばせオナニーを始める。",
          "zh_text": "被这种感觉触动的B香把手指伸进内衣开始自慰。"
        },
        {
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          "ja_text": "突然、何よりも太い肌色の柱が現れたかと思うと怪獣に突き立てられ激しく動き始める。",
          "zh_text": "突然，比一切都粗的肉色柱子出现了，向怪兽刺去，开始剧烈地移动。"
        },
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          "ja_text": "軍は攻撃を止めその様子を静観する事しか出来ない。",
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        },
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          "ja_text": "グチャアア！グチュウウ！",
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        },
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          "ja_text": "と凄まじい音を立てながら怪獣の謎の行動がしばらく続いたかと思うと",
          "zh_text": "怪兽的神秘行动持续了一段时间。"
        },
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          "ja_text": "ブシャアアアアア！！",
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        },
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          "ja_text": "と怪獣から大量の体液が噴き出し街を襲い、一瞬で大都市は洪水のような生温かく生臭い体液に沈んでしまった。",
          "zh_text": "怪兽喷出的大量体液袭击了街道，一瞬间，大都市就被洪水般温暖而腥臭的体液淹没了。"
        },
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          "ja_text": "「フゥ…久しぶりだからすごくよかったわ…あら？」",
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          "zh_text": "结束自慰的B香把意识回到电视上，怪兽突然消失了，画面中出现了被体液淹没的街道。"
        },
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          "ja_text": "B香はまあ大変ねえと思いながら残っている家事の続きを始めた。",
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        }
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    },
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          "ja_text": "２０１９年１２月３１日午後１１時３０分",
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          "ja_text": "年越しムードの日本の上空に突然赤く巨大なオーロラがゆらゆらと現れる。",
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        },
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          "ja_text": "「フフ、2019年もおしまいですね。私から日本の皆さんに除夜の鐘を突かせてもらいますね」",
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        },
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          "ja_text": "全国に響く清く透き通った女性の声。",
          "zh_text": "清澈通透的女声响彻全国。"
        },
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          "ja_text": "約1600kmの超巨大な巫女。",
          "zh_text": "距离约1600公里的超大巫女。"
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          "ja_text": "巨大な赤いオーロラは、巫女の身につけている袴。",
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          "ja_text": "240kmはある草履を履いた足が、日本海側と太平洋側から本州を跨ぎ、はるか上空から悠然と日本列島を見下ろしている。",
          "zh_text": "穿着240公里长的草鞋，从日本海一侧和太平洋一侧跨越本州岛，在遥远的上空悠然地俯视着日本列岛。"
        },
        {
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          "ja_text": "状況を飲み込めていない全国民を余所に、巫女は？を紅潮させながら赤いオーロラをたくし上げていく。",
          "zh_text": "红得通红的极光不断上升。"
        },
        {
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          "ja_text": "徐々に露わになる色白なふくらはぎ、太ももそして…",
          "zh_text": "慢慢露出白皙的小腿肚、大腿以及…"
        },
        {
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          "ja_text": "ぶるうううん…！！",
          "zh_text": "噗噜！ ！"
        },
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          "ja_text": "と本来は女性についていないはずのモノ。",
          "zh_text": "原本不应该出现在女性身上的东西。"
        },
        {
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          "ja_text": "天を衝くように怒張しきった立派な男性器が勢いよくオーロラの下から姿を現す。",
          "zh_text": "冲天的肉棒气势汹汹地从极光下显现出来。"
        },
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          "ja_text": "ゆうに２００km以上はある超絶サイズの肉塔。",
          "zh_text": "足足有200公里以上的超大尺寸的肉塔。"
        },
        {
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          "ja_text": "その先端部を指でクリクリと軽く刺激してブルッと身を震わせる巫女。",
          "zh_text": "巫女用手指轻轻刺激前端，使身体颤抖。"
        },
        {
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          "ja_text": "もう我慢しきれないといったように、そのまま日本列島の上に四つん這いになる。",
          "zh_text": "好像已经忍受不了了，就这样趴在了日本列岛上。"
        },
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          "ja_text": "整った美しい顔。",
          "zh_text": "漂亮的脸。"
        },
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          "ja_text": "サラサラと流れ揺れる黒髪。",
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          "ja_text": "装束の中から零れ落ちそうな爆乳。",
          "zh_text": "从装束中溢出来的爆乳。"
        },
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          "ja_text": "日本の空を肉感的な巫女の身体が埋め尽くす。",
          "zh_text": "巫女的身体填满了日本的天空。"
        },
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          "ja_text": "そして腰の位置を調整し、肉塔を首都に突きつける。",
          "zh_text": "然后调整腰部位置，将肉棒顶向首都。"
        },
        {
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          "ja_text": "直径30kmの充血しきった亀頭から発する熱気が、真冬から真夏へと周囲の気候を変化させる。",
          "zh_text": "直径达30公里、充血的龟头散发出的热气将周围的气候从严冬转变为盛夏。"
        },
        {
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          "ja_text": "充満する雄の匂い。",
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        },
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          "ja_text": "巨大な裂け目からボタァァッと先走りが滴り落ち一部の都市を沈める。",
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        },
        {
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          "zh_text": "「那就开始吧……」"
        },
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          "ja_text": "声と共に腰を動かし始める巫女。",
          "zh_text": "伴随着声音开始活动腰部的巫女。"
        },
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          "ja_text": "腰の動きに連動して、超絶サイズの肉塔が首都に打ちつけられる。",
          "zh_text": "随着腰部的动作，超大尺寸的肉棒砸向首都。"
        },
        {
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          "ja_text": "ズドオオオオオオオン！！！",
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          "ja_text": "大地が凄まじく揺れる。",
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        },
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          "ja_text": "直撃を受けた首都は当然跡形もなくなり先端部にこびりついてしまう。",
          "zh_text": "受到直接冲击的首都当然会消失得无影无踪，残骸被粘在最前端。"
        },
        {
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          "ja_text": "直撃を受けていなくともその衝撃は充分すぎるほどの壊滅を日本全土にもたらした。",
          "zh_text": "即使没有直接受到冲击的其他地方，也带来了巨大的毁灭。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あうッ…すごくいい…です。あと107回…煩悩の数だけじっくり楽しませてもらいますね」",
          "zh_text": "「哇……好厉害……还有107回……烦恼的次数让我好好享受吧。」"
        },
        {
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          "ja_text": "淫靡で恍惚な表情を浮かべながら巫女は欲望のままにズンッズンッと腰を打ちつける。",
          "zh_text": "巫女露出淫靡而恍惚的表情，欲望驱使她咚咚地撞着她的腰。"
        },
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          "zh_text": "那个瞬间除了已经被杀的桑田以外的大家露出了各种各样的表情。"
        },
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          "ja_text": "殺された？いや、桑田君を殺したのは自分じゃないか。",
          "zh_text": "被杀？不，杀了桑田的不正是自己吗？"
        },
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          "ja_text": "そう、桑田君に襲われそうになっていた舞園さんを偶然見かけてしまったボクは彼女を守るため、彼を殺してしまった。",
          "zh_text": "是的，我偶然看到了快要被桑田袭击的舞园，为了保护她，我杀了桑田。"
        },
        {
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          "ja_text": "とっさの行動だったのでそれを隠し切ることなど出来ず、学級裁判に掛けられたボクはこうしてあっさりとクロになってしまったのだった。",
          "zh_text": "因为是临时的行动所以无法隐藏，被班级审判的我就这样很干脆地变成了黑色。"
        },
        {
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          "ja_text": "言い訳はできない。ただ、それでも納得はいかなかった。",
          "zh_text": "我无法辩解。但即便如此，我还是无法接受。"
        },
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          "ja_text": "「た、確かに殺してしまったのはボクだけど…だからってあの時あのまま何もしなかったら舞園さんは殺されていたんだ。だからボクは仕方なく…！」",
          "zh_text": "「确实，杀人的人是我…但是如果当时什么都不做的话舞园就会被杀。所以我也没办法…！」"
        },
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          "ja_text": "「うぷぷ…そう、だからキミは見殺しにすべきだったんだよ、舞園さやかを。そうすればキミはクロにならずにすんだ」",
          "zh_text": "「嗯哼……是啊，所以你应该见死不救啊，舞园沙耶香。这样你就不会变成黑的了。」"
        },
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          "ja_text": "「そ、そんなこと出来るわけ…！」",
          "zh_text": "「这、这怎么可能…！」"
        },
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          "ja_text": "「それにねぇ、その時点で舞園さやかが死ぬって決まってたわけじゃないんだよ？それをキミが早とちりして桑田怜恩を殺してしまった」",
          "zh_text": "「而且，那个时候舞园沙耶香并不是一定会死的，是你过于武断，杀了桑田怜恩。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「早とちり？！違う！あんな状況だったら誰だって…」",
          "zh_text": "「过于武断？ ！不对！在那种情况下，谁都会……」"
        },
        {
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          "ja_text": "「シャラーップ！問答無用！見苦しい、見苦しいよ、苗木クン。理由はどうあれキミが殺したのは事実なんだよ」",
          "zh_text": "「停！不用说了！太难看了，太难看了，苗木君。不管理由如何，你杀了他是事实。」"
        },
        {
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          "ja_text": "ビシッと丸っこい手の人差し指をこちらに向けそう言い放つモノクマ。",
          "zh_text": "黑白熊伸出圆滚滚的食指，对着我说道。"
        },
        {
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          "ja_text": "そこでボクの反論は途切れ、糸の切れたマリオネットのように崩れ落ち、頭が真っ白になる。",
          "zh_text": "于是我的反驳中断了，像断了线的提线木偶一样崩溃，大脑一片空白。"
        },
        {
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          "ja_text": "「では、クロの最後の足掻きが終わったところでお待ちかねのお楽しみ、おしおきタイムといきますか」",
          "zh_text": "「那么，在小黑最后的挣扎结束后，我们就迫不及待地去享受一下惩罚时间吧。」"
        },
        {
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          "ja_text": "おしおき…モノクマの言ったその言葉が真っ白になっていたボクをじわじわと黒く侵食していく。",
          "zh_text": "惩罚…黑白熊说的这句话把原本一片空白的我一点点侵蚀成黑色。"
        },
        {
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          "ja_text": "一体何をされるのだろうか。",
          "zh_text": "他到底会做什么呢？"
        },
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          "ja_text": "ただ分かっているのはどんな過程を経るにしてもボクは死ぬということだ。",
          "zh_text": "我只知道，无论经历怎样的过程，我最终都会死。"
        },
        {
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          "ja_text": "不安、恐怖、絶望、絶望、絶望、絶望…",
          "zh_text": "不安、恐惧、绝望、绝望、绝望……"
        },
        {
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          "ja_text": "「うわああああッッ！！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊！ ！」"
        },
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          "ja_text": "耐え切れずそれを吐き出すようにボクは叫んだ。",
          "zh_text": "我受不了，像要把这些情感吐出来一样叫了起来。"
        },
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          "ja_text": "「うぷ…いいね、いいよ、苗木クン。その絶望の鮮度が落ちないうちにさっそく…」",
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        },
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          "ja_text": "モノクマは手にしたガベルを勢いよく振り下ろしスイッチを押した。",
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        },
        {
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          "ja_text": "するとどこからともなくウネウネと蛇のように自在に動くアームがガシッとしっかりボクの体を捕らえ、抵抗することもできずボクは暗い闇へと引きずり込まれてしまった。",
          "zh_text": "于是不知从哪里来了一只像蛇一样自由活动的手臂，紧紧地抓住了我的身体，我无法抵抗，被拉进了深深的黑暗。"
        },
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          "ja_text": "「気がつきましたか？」",
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          "ja_text": "この声は…セレスさん？",
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          "ja_text": "やけに響くその声でボクは意識を取り戻す。",
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          "ja_text": "「セレスさん…？」",
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          "ja_text": "身体を起こし周囲を見渡す。異様に広い空間。",
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          "ja_text": "目の前に光沢のある赤いオブジェのようなものが二つ並んでいる。しかしセレスさんは見当たらない。",
          "zh_text": "眼前排列着两个闪闪发光的红色物体。但是没有找到塞蕾丝。"
        },
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          "ja_text": "「フフ…どこを見てるのですか？わたくしでしたらちゃんと目の前にいますわよ。上を向いてご覧なさい」",
          "zh_text": "「呵呵……你在看哪里呢？如果找我的话，我就在你面前。你抬头看。」"
        },
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          "ja_text": "セレスさんの声がまた響いてくる。",
          "zh_text": "塞蕾丝的声音再次响起。"
        },
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          "ja_text": "その声に従いボクは視線を上へと移していく。",
          "zh_text": "我顺着那个声音将视线移向上方。"
        },
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          "ja_text": "「なっ、セレスさん、なんでそんなに大きく？！」",
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          "ja_text": "上からは並みの高層ビルより大きなセレスさんがこちらを見下ろしていた。",
          "zh_text": "往上面看，塞蕾丝比一般的高楼还要大。"
        },
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          "ja_text": "大きすぎて気がつかなかったけど、目の前のそれは彼女の履くパンプスだったのか。",
          "zh_text": "太大了以至于我没注意到，眼前这双是她穿的浅口鞋吗？"
        },
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          "ja_text": "「苗木君、これから私が貴方にオシオキをしますわ」",
          "zh_text": "「苗木君，接下来我要对你做出惩罚。」"
        },
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          "ja_text": "しゃがみ込みボクを捕まえようとこちらに手を伸ばしてくる。",
          "zh_text": "她蹲下身来，伸手抓住我。"
        },
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          "ja_text": "為すすべもなく捕まりセレスさんの顔の前へと連れて行かれる。",
          "zh_text": "我无计可施地被带到塞蕾丝面前。"
        },
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          "ja_text": "手のひらの上のボクを彼女はジッと興味深そうにその紅い瞳で見つめている。",
          "zh_text": "她饶有兴趣地用那红色的眼睛注视着手心上的我。"
        },
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          "ja_text": "「私だって本当はこんな事をしたくありませんわ。",
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          "ja_text": "ですが、オシオキを執行しなければ私がモノクマにオシオキされてしまうので…」",
          "zh_text": "但是如果不执行惩罚，我就会被黑白熊惩罚……」"
        },
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          "ja_text": "「そんな…一体ボクに何をする気なんだ…？」",
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          "ja_text": "ゲフゥゥゥ…",
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          "ja_text": "不意にセレスさんの口からゲップが漏れる。",
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          "ja_text": "意識を失いそうになる位の凄まじい悪臭。",
          "zh_text": "让人几乎失去意识的恶臭。"
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          "ja_text": "ボクは反射的に口元を両手で塞ぐ。",
          "zh_text": "我反射性地用双手捂住了嘴。"
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          "ja_text": "「すごい匂いでしょう？なにせあの下品で臭い餃子をお腹いっぱい食べた後ですから」",
          "zh_text": "「很刺激吧？不管怎么说我吃了很多又臭又土的饺子。」"
        },
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          "ja_text": "餃子？なるほど。確かに言われてみればそんな臭いかも知れない。",
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        },
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          "ja_text": "まだ臭いが漂っている。",
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        },
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          "ja_text": "セレスさんの口が大きく開かれる。",
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        },
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          "ja_text": "喉の奥までがよく見えるほどに。",
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          "ja_text": "その開かれた口がこちらへと近づいてくる。",
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          "ja_text": "まさかと思ったがそのまさかだった。",
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          "ja_text": "手のひらの上、逃げ場のないボクを",
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          "ja_text": "ヌルヌルとしている。",
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          "ja_text": "赤黒いドームに虫歯一つないそれが規則的に並んでいる。",
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        },
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          "ja_text": "奥の方から上がってくる強烈な臭気。",
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          "ja_text": "しかしあまり観察している時間は与えられなかった。",
          "zh_text": "但没给我太多观察的时间。"
        },
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          "ja_text": "凄まじい力がボクの体を奥の方へと運ぼうとする。",
          "zh_text": "可怕的力量想要把我的身体往深处搬运。"
        },
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          "ja_text": "抵抗する事は出来ない。",
          "zh_text": "我无法抵抗。"
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          "ja_text": "大量の唾液とともにあの奥の方へと落ちていく。",
          "zh_text": "随着大量的唾液落入那深处。"
        },
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          "ja_text": "食道の壁にぶつかりながら落ちていきまた広い空間に出る。",
          "zh_text": "一边撞到食道壁一边掉下去，又进入了广阔的空间。"
        },
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          "ja_text": "グチャッ…",
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          "ja_text": "ドロドロとしたものがクッションになりボクの体を受け止める。",
          "zh_text": "黏稠的东西充当了靠垫，接住我的身体。"
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          "ja_text": "なんとか起き上がり辺りを見回す。",
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          "ja_text": "空間内をさっき嗅いだあの臭いをさらに濃縮したものが充満している。",
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          "ja_text": "本当に気絶しそうなほど臭い。",
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          "ja_text": "活発に蠢く壁、そこから大量の液体が染み出している。そして足元を埋め尽くしているボクを受け止めたドロドロ。状況を理解して改めて恐怖感が襲ってくる。",
          "zh_text": "墙壁活跃地蠕动着，大量的液体从那里渗出来。了解情况后，恐惧感再次袭来。"
        },
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          "ja_text": "臭いの発生源。",
          "zh_text": "臭味的来源"
        },
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          "ja_text": "セレスさんの消化活動で溶け始めている餃子。",
          "zh_text": "在塞蕾丝的消化活动下，饺子开始融化。"
        },
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          "ja_text": "胃壁から今も吹き出し続ける強力な胃酸。",
          "zh_text": "强烈的胃酸至今仍从胃壁喷出。"
        },
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          "ja_text": "ボクもこの餃子みたいに跡形もなく消化されてしまうのだろうか？",
          "zh_text": "我也会像这些饺子一样被消化得无影无踪吗？"
        },
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          "ja_text": "そんな事を考えていると足に痛みが走る。",
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        },
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          "ja_text": "自分の足を見てみるとすでに皮膚が溶け始めている。",
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        },
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          "ja_text": "嘘だろ？",
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        },
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        },
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          "ja_text": "完全にドロドロに埋もれてしまった。",
          "zh_text": "完全被淹没了。"
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          "ja_text": "パニックになり脱出しようともがくも土砂のようなそれが重たくのしかかり身動きすら取れない。",
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        },
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          "ja_text": "全身に焼けるような痛みが走る。",
          "zh_text": "全身一阵灼烧般的疼痛。"
        },
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          "ja_text": "彼女の胃袋は一杯に満たされた餃子を消化しようと活発に動いている。",
          "zh_text": "她的胃活跃地活动着，想要消化满满的饺子。"
        },
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          "ja_text": "苦痛からひたすら叫び声を上げる事しか出来ない。",
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          "ja_text": "その石段を登り、少し息を切らしながら石段を登りきり鳥居をくぐると寂れた感じの境内が広がりその中央には古めかしい社殿が構えている。",
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          "ja_text": "拝殿の前まで行き賽銭箱に100円を投げ入れ鈴を鳴らし拝礼をする。",
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          "ja_text": "漠然としたお願いをしてから拝礼を済ませ僕は立ち去ろうとする。",
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          "ja_text": "艶のある長い黒髪を白い水引でキュッと結わいていて、大人びた顔立ちに微笑をたたえている。",
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        },
        {
          "id_line": 16,
          "ja_text": "そして何より僕の目を引いたのが白衣の下から突き上げ主張する大きな胸だった。まるでボーリング玉を２つ放り込んだようなそれをボクは思わず凝視してしまう。",
          "zh_text": "最吸引我目光的是白色衣服下那高耸的胸部。我不由自主地凝视着，简直就像两个保龄球。"
        },
        {
          "id_line": 17,
          "ja_text": "「あの…どうかされましたか？」",
          "zh_text": "「那个…怎么了？」"
        },
        {
          "id_line": 18,
          "ja_text": "「えっ、いや、大丈夫です」",
          "zh_text": "「啊，不，没什么。」"
        },
        {
          "id_line": 19,
          "ja_text": "巫女さんに再度話しかけられ僕は慌ててそれから視線を逸らす。",
          "zh_text": "被巫女再次搭话，我慌忙移开视线。"
        },
        {
          "id_line": 20,
          "ja_text": "「そうですか。あ、そうだ。参拝もお済みのようですし、せっかくですからおみくじでも引かれていきませんか？本日は特別に無料で結構ですから」",
          "zh_text": "「是吗？啊，对了。参拜好像已经结束了，机会难得，要不要去求个签？今天是免费的。」"
        },
        {
          "id_line": 21,
          "ja_text": "「いいんですか？じゃあお言葉に甘えて」",
          "zh_text": "「可以吗？那就听您的。」"
        },
        {
          "id_line": 22,
          "ja_text": "「はい、じゃあこちらをどうぞ」",
          "zh_text": "「好的，那请过来这边。」"
        },
        {
          "id_line": 23,
          "ja_text": "巫女さんはどこからともなくおみくじの入った筒を取り出し僕に手渡す。",
          "zh_text": "巫女不知从哪里拿出一个装着神签的筒递给我。"
        },
        {
          "id_line": 24,
          "ja_text": "ジャラジャラと手渡された筒を振ると筒に空いた穴から棒が一本飛び出す。",
          "zh_text": "我挥动递过来的签筒，从筒上的洞里跳出一根签。"
        },
        {
          "id_line": 25,
          "ja_text": "棒には大吉の文字が刻まれている。",
          "zh_text": "签上刻着大吉两个字。"
        },
        {
          "id_line": 26,
          "ja_text": "「おめでとうございます。きっと今年はよい一年になりますよ」",
          "zh_text": "「恭喜你，今年一定会是美好的一年。」"
        },
        {
          "id_line": 27,
          "ja_text": "手を合わせニコりと笑いながら巫女さんは祝福してくれる。悪い気はしない。",
          "zh_text": "巫女双手合十微笑着祝福我，感觉不错。"
        },
        {
          "id_line": 28,
          "ja_text": "「いやあ、大吉なんて引いたの初めてですよ」",
          "zh_text": "「呀，我还是第一次抽到大吉。」"
        },
        {
          "id_line": 29,
          "ja_text": "「そうなのですか？フフ、じゃあ特別に貴方の願いを叶えて差し上げますね」",
          "zh_text": "「是吗？呵呵，那我就特别满足你的愿望。」"
        },
        {
          "id_line": 30,
          "ja_text": "そう言うと巫女さんは僕の手をとり両手でギュッと握り目を閉じて何かを念じ始める。巫女さんの突然の行動に僕は何か言おうとしたが上手く言葉が出ない。そして次第に辺りの景色がボヤけ始め意識が遠のいていく。",
          "zh_text": "说着，巫女拉起我的手，双手紧紧握住，闭上眼睛，开始默念着什么。巫女突然的行动让我想说什么却说不出话来。然后，周围的景色渐渐模糊，意识也渐渐模糊。"
        },
        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "気がつくと僕は肌色の地面に倒れていた。",
          "zh_text": "等我回过神来，发现自己倒在肉色的地上。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "（どこだ…ここは？）",
          "zh_text": "（这里是…哪里？）"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "ぼんやりとした頭に手を当てながら温かい地面から起き上がろうとする。",
          "zh_text": "我用手捂着昏昏沉沉的脑袋，想要从温暖的地面上爬起来。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "「気がつきましたか？」",
          "zh_text": "「注意到了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "すると突然大きな声が頭上から響いてくる。聞き覚えのある声、さっきまで一緒にいたあの巫女さんの声だ。辺りを見回してみるが巫女さんの姿はどこにもない。",
          "zh_text": "这时，头顶上突然响起一个响亮的声音。那是我熟悉的，刚才还在一起的那个巫女的声音。环顾四周，却不见巫女的身影。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "「フフ…ひょっとして私を探しているんですか？でしたら貴方の目の前にいますよ」",
          "zh_text": "「呵呵……莫非是在找我？我就在你眼前。」"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "再度響く巫女さんの声。目の前？白い小山ように見える目の前のそれからさらに視線を上へとむける。なんと大きな巫女さんが微笑みながらこちらを見下ろしている。",
          "zh_text": "巫女的声音再次响起。眼前？眼前是一座白色的小山，视线继续向上。变得非常巨大的巫女微笑着俯视着这边。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "現実感のないせいかあまり驚きの感情は湧いてこない。しかしこれで僕のいる場所が理解出来た。",
          "zh_text": "也许是因为毫无现实感，我不太有惊讶的感觉。但这样一来就能理解我所在的地方了。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "ここはあの巫女さんの手のひらの上、目算で大体20㎡くらいの広さはありそうだ。とすると彼女からすれば今の僕は1、2cm程度の大きさしかなないのか。でもなんでこんなことになったのだろうか？",
          "zh_text": "这里就是巫女手掌上，目测大约有20㎡的面积。那么，在她看来，现在的我大概只有1、2cm大小吧。但是为什么会变成这样呢？"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "ほんのりと暖かい肉の床の上から僕は巨大な巫女さんに聞こえるよう叫ぶ。彼女からすれば虫けらのような小ささの僕の声が聞こえたのか反応を示してくれる。",
          "zh_text": "在微暖的肉地板上，我用巨大的巫女能听见的声音叫着。她似乎听到了我那如蝼蚁般渺小的声音，做出了反应。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "「フフ、頑張って私に話しかけてるようですけどそんなに必死にならなくても頭の中で念じてもらえば私に伝わりますよ。いわゆる神通力というものですね」",
          "zh_text": "「呵呵，你好像很努力地跟我说话，其实不用那么拼命，只要在脑海里默念就能传达给我。这就是所谓的神通力。」"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "そうなのか？と半信半疑に思いながら僕は巫女さんの言うとおり念じてみる。",
          "zh_text": "是这样吗？我半信半疑地照巫女说的做。"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "（おっぱいの大きさはどれくらいですか？）",
          "zh_text": "（你的胸有多大？）"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "どうせ伝わるわけない。そう思い適当な事を念じてみる。",
          "zh_text": "反正也传达不到吧。这样想着，试着默念这样的事。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「あら、ずいぶん大胆な事を聞れるんですね？いいですよ、特別に教えてあげます…Hカップの97cmです」",
          "zh_text": "「哎呀，问得这么大胆啊？好啊，我特别地告诉你…H罩杯97cm。」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "少し恥ずかしそうに顔を赤くしながら巫女さんはおっぱいのサイズを教えてくれる。それはつまり僕の思考がちゃんと彼女に伝わっているということだ。",
          "zh_text": "巫女有点不好意思地红着脸告诉我胸的大小。也就是说，我的思考已经很好地传达给了她。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "だとしたらもっとまともな事を聞くべきだったと後悔する。まあとりあえず神通力の存在とおっぱいの大きさが分かったので僕は一番重要な事を聞く事にした。",
          "zh_text": "早知道这样的话，我后悔应该问更正经的问题。总之，既然知道了神通力的存在和胸的大小，我决定问最重要的问题。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "（あの、なんで急にそんなに大きくなったんですか？）",
          "zh_text": "（那个，怎么突然这么大了？）"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "「私の…胸がですか？そうですね、大きくなりだしたのは高校に入ってから…」",
          "zh_text": "「我的……胸吗？嗯，是上高中以后才变大的。」"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "（いや、その話も興味ありますけどそうじゃなくてですね…）",
          "zh_text": "（不，这个话题我也很感兴趣，不过不是问这个）"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "「あら、そうなんですか？先ほど胸の大きさについて聞かれたからてっきり…」",
          "zh_text": "「啊，是吗？刚才你问我胸的大小，所以我以为肯定是……」"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "（違いますよ！もっとこう全体的に大きくなった理由を聞きたいんです。あなたが巨人になっている…）",
          "zh_text": "（不是的！我想问一下整体变大的理由。你变成了巨人……）"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「神通力です」",
          "zh_text": "「神通力。」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "（即答ですね…しかもまた神通力ですか…神通力万能説ですか）",
          "zh_text": "（很直接的回答呢…而且还是神通力…是神通力万能说吗？）"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「はい、神通力は万能なんですよ。離れた所にあるテレビのリモコンも引き寄せる事が出来ますし…」",
          "zh_text": "「是的，神通力是万能的。还能把离得很远的电视遥控器瞬移过来……」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "（なんか嫌な使い方ですね…）",
          "zh_text": "（真是讨厌的用法啊…）"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「フフ、意外と便利なんですよ。あと、勘違いされてるみたいですけど私が大きくなったわけじゃなくて貴方が小さくなっているんです。アリさんより少し大きい位に」",
          "zh_text": "「呵呵，出乎意料的方便哦。还有，你好像误会了，不是我变大了，而是你变小了，现在比蚂蚁稍微大一点。」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "（僕が小さい？）",
          "zh_text": "（我变小了？）"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "「そう。先ほど言いましたよね。貴方の願いを叶えると。ですから私は貴方の願いを読み取って神通力で叶えて差し上げたのです」",
          "zh_text": "「是的，刚才我说了，要实现你的愿望。所以我读取了你的愿望，用神通力实现了你的愿望。」"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "（これが、僕の願い？）",
          "zh_text": "（这就是我的愿望？）"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "「そのようですね。貴方の願望は小さくなって女性に玩具にされたい…とくに胸で。その願いを僭越ながら私が…私の身体で叶えてあげます」",
          "zh_text": "「好像是这样。你的愿望是变小，想被女性当作玩具……特别是在心底。虽然很冒昧，但我…要用我的身体来实现你这个愿望。」"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "そう言って巫女さんはおもむろに空いた手を掛襟に伸ばしぐいっと外側に引っ張る。",
          "zh_text": "说着，巫女慢慢地把空着的手伸向衣领，使劲往外拉。"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "すると僕の目の前に巫女服の下に封印されていたおっぱいがぶるうんっと重々しく揺れながら現れる。",
          "zh_text": "于是，封印在巫女服下的巨乳重重地摇晃着出现在我眼前。"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "ボーリング玉からガスタンクサイズへと相対的に変貌を遂げた彼女のおっぱい。",
          "zh_text": "她的胸从保龄球变成了储气罐大小。"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "まさか初めての女の子のおっぱいをこんな形で見ることになるとは思わなかった。視界いっぱいの大きく美しく柔らかそうなおっぱいの迫力にただ圧倒される。目が離せない。",
          "zh_text": "没想到第一次以这种形式看到女孩的胸。视野中那硕大而美丽而柔软的胸，让人感到无比震撼。不能移开视线。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「あんまりじっと見られると少し恥ずかしいです…」",
          "zh_text": "「一直盯着我看，有点不好意思……」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "（あ、ごめんなさい！その…）",
          "zh_text": "（啊，对不起！那个…）"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「フフ、なんて。私から晒け出しているのですから。むしろ小さな貴方に見上げられて少し気分が高揚してきました。せっかくですから私も楽しませてもらいますね。じゃあまずは…」",
          "zh_text": "「呵呵，这是我主动露出来的。反倒是你这么小，让我的心情更激动了。既然机会难得，我也要好好享受一下。那么首先……」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "肉の床が上昇し始め、巨人な巫女さんの紅潮した顔が近づいてくる。目、鼻、唇、それぞれのパーツが絶妙に配置された整った顔。その美しい顔を構成するパーツの一つである艶のある唇に僕は軽く押し当てられる。",
          "zh_text": "肉的地板开始上升，巨大巫女潮红的脸越来越近。眼睛、鼻子、嘴唇，每个部分都巧妙地排列在一起，是一张美丽的脸。我被她那美丽脸蛋的组成部分之一——光泽的嘴唇轻轻按住。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "開けば簡単に僕を食べてしまうことも出来る大きさの唇のキスを全身で受ける。身体を緊張させながらも僕はその大きな唇に少しだけキスを返す。唇の間から吹きつける湿った熱い吐息が妙にエロい。",
          "zh_text": "用全身接受只要打开就能轻易吞掉我的大小的双唇的吻。尽管身体紧张，我还是稍微吻了吻她的唇。从唇间吹出的湿热气息格外色情。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "キスが終わると僕を乗せた手のひらは顔を離れ、彼女の胸元へと移動する。",
          "zh_text": "吻完后，搭着我的手掌离开脸，移到她胸前。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "「では、私の胸…堪能してくださいね」",
          "zh_text": "「那么，我的胸…请尽情享受吧。」"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "巫女さんの声とともに手のひらは傾き僕は空中に投げ出される。",
          "zh_text": "随着巫女的声音，手掌倾斜，我被抛向空中。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "悲鳴をあげながら落ちる僕。落下先にはあの肌色の柔らかな二基のガスタンクが待ち構えている。",
          "zh_text": "我尖叫着掉下来。降落的地方有两个肉色柔软的储气罐在等着。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "そのガスタンクのようなサイズのおっぱいが形成する深い谷間に僕はダイブした。",
          "zh_text": "我掉进那储气罐般大小的巨乳形成的深谷。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "ふにゅんとした感触が全身に伝わる。薄暗い乳肉の谷。巫女さんの体温で温められた甘い空気が立ち込める。",
          "zh_text": "一种轻微的感触传遍全身。昏暗的乳肉谷。弥漫着被巫女的体温温暖的甜美空气。"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "見上げるとそこから光が差し込み巫女さんがこちらを覗き込んでいる。すると突然乳肉が迫り始める。潰される。",
          "zh_text": "抬头一看，光线从那里射进来，巫女正在看这边。这时，乳肉突然逼近。要被压扁了。"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "たとえ柔らかなおっぱいといえど今の虫けらのような僕が挟まれ押しつけられたらひとたまりもなく彼女のおっぱいの小さな赤いシミになってしまうだろう。",
          "zh_text": "即使是柔软的乳房，如果现在像蝼蚁一样的我被夹到，也会瞬间变成她胸上的小斑点吧。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "なんとか逃れようと考えるが四方は巫女さんのおっぱいで塞がれていて逃げることは不可能だ。",
          "zh_text": "虽然想要逃出去，但四周都被巫女的胸堵住了，想逃是不可能的。"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "僕は抵抗を諦め迫り来る乳肉に身を委ねる。あんな美人な巫女さんのおっぱいに潰されて死ぬなら悪くないかもしれない。",
          "zh_text": "我放弃抵抗，委身于迫近我的乳肉。被漂亮的巫女的胸部杀死或许也不错。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "そう考えていると乳肉は光を閉ざし僕の体をその圧倒的な質量で押し潰した。しかし僕の体はプチッと潰れることなく生きていた。",
          "zh_text": "这么想着，乳肉隔绝了光，以压倒性的质量压向了我的身体。但我的身体没有一点点损坏，还活着。"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "少し苦しいが僕のちっぽけな体は巫女さんの乳肉の圧力にしっかり耐えている。",
          "zh_text": "虽然有点痛苦，但我那渺小的身躯却坚强地承受着巫女乳肉的压力。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "（ひょっとしてこれも巫女さんの力ですか？）",
          "zh_text": "（难道这也是巫女的力量吗？）"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「ええ、そのままだと当然私の胸で潰してしまうので貴方の体を神通力で保護してます。だからこうして…」",
          "zh_text": "「嗯，正常的话用我的胸肯定会压扁你，所以我用神通力保护了你的身体。然后就像这样…」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "不意に乳肉が動き出し僕をもみくちゃにする。",
          "zh_text": "乳肉突然动了起来，把我揉成一团。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「少々乱暴にしても問題ありません。では…続けますね」",
          "zh_text": "「稍微粗暴一点也没有问题。那么……继续吧。」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "周りを乳肉で隙間なく埋められ、全身に柔らかな乳肉を押しつけられる。",
          "zh_text": "周围被乳肉毫无缝隙地填满，全身被柔软的乳肉压得严严实实。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "ズッとほんの一瞬谷間が開かれると、上から巫女さんの口から唾液が流し込まれ、また谷間はぴったりと閉じそしてまた乳肉同士が動き始め擦れ合う。",
          "zh_text": "短短的一瞬间，乳沟被打开，从上面流进巫女口中的唾液，乳沟又被紧紧地闭合，又开始运动，互相摩擦。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "ズチュッヌチュッという音をたてながら唾液が潤滑剤となり乳肉は先ほどよりも滑らかに動き巫女さんのおっぱいは引き続き僕を攻め立てる。",
          "zh_text": "唾液成为润滑剂，发出吱吱的声音，乳肉比刚才更光滑地移动，巫女的巨乳继续向我发起攻击。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "最初は苦しかったが柔らかな圧力が次第に気持ちよくなってくる。",
          "zh_text": "虽然一开始很痛苦，但柔和的压力渐渐让人心情舒畅。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "巫女さんの唾液が媚薬のような働きをしているのだろうか。味わったことのないような快感に僕は思わず射精してしまった。",
          "zh_text": "难道是巫女的唾液起到了类似春药的作用吗？从未体验过的快感让我不由自主地射精了。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "それと同時に巫女さんのおっぱいによる全身マッサージは終わりを迎えた。",
          "zh_text": "与此同时，巫女用乳房进行的全身按摩也迎来了结束。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "ヌパァッという音とともに唾液まみれの乳肉の檻が開かれ、新鮮な空気が入ってくる。しかし息つく間もなく僕は巫女さんの左手に摘み上げられる。",
          "zh_text": "随着啪的一声，沾满唾液的乳笼被打开，新鲜的空气吹了进来。但还没来得及喘口气，我就被巫女左手抓住了。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「気持ちよかったですか…？それじゃあ今度は私を気持ちよくして下さいね」",
          "zh_text": "「舒服吗…？那接下来请让我舒服一下吧。」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "摘み上げられた僕はそのまま彼女のおっぱいの先端、桜色の突起に押しつけられる。ググッと乳輪をなぞるように巫女さんの指が動く。",
          "zh_text": "被拿起来的我就那样按在她胸部前端的樱色突起上。巫女的手指在乳晕上来回移动。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "自分よりも少し大きな乳首に半強制的に奉仕させられる。",
          "zh_text": "被比自己稍微大一点的乳头半强制地服务。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「ふぁ…もっと、動いて下さい…じゃないともっと強く押しつけて潰しちゃいますよ…？」",
          "zh_text": "「哦……请再多动一下……不然我会更用力压扁你的……？」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "巫女さんの脅しは本気ではないと思うが、僕はさっきのお返しの意味を込めて彼女の言う通り半ばもがくように精一杯動いてみせる。",
          "zh_text": "我想巫女的威胁并不是真心的，但为了报答她，我还是按照她说的那样，半挣扎地动了起来。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「ハァ…ンッ…いいです…小さな貴方が…大きな私の胸の先っぽで…！」",
          "zh_text": "「啊……嗯……很棒……小小的你……在我大大的胸前……！」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "息を荒げながら僕の反対のおっぱいを巫女さんは思い切り揉みしだき、乳首を弄り始める。完全にスイッチの入った巫女さん。",
          "zh_text": "巫女一边喘着粗气，一边使劲揉着我不在的那边的胸，开始玩弄乳头，完全打开了开关。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "しかし僕を興奮で硬くなった乳首に押しつける加減はなんとかされている。そしてしばらくして一際大きな喘ぎ声をあげると彼女の快楽を求める動きは止まった。",
          "zh_text": "过了一会儿，她发出更大的喘息声，追求快乐的动作停止了。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "ビクッビクッと巫女さんの大きな身体は快楽の余韻に震えている。",
          "zh_text": "巫女巨大的身体在快乐的余韵中颤抖着。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "「ハァ…ハァ…すごく良かったです…あ、すいません…乱暴に扱ってしまって…」",
          "zh_text": "「哈……哈……好舒服……啊，不好意思……那么粗暴地对待你……」"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "（いえ…満足してもらえたならよかったです。それにおっぱいを気持ちよくする道具にされてその…まんざらでもなかったというか）",
          "zh_text": "（不…你能满足就好了。而且被当作让胸舒服的道具…应该说并不是很糟糕吧。）"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "「そうですか。フフ…では最後にとっておきのものをお見せしますね」",
          "zh_text": "「是吗？呵呵……那么，我最后要给您看一个值得珍藏的东西。」"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "巫女さんが目を閉じ、何かを念じ始める。すると僕を乗せた手のひらが僕ごと眩く光り始める。",
          "zh_text": "巫女闭上眼睛，开始默念着什么。于是，载着我的手掌连同我一起开始发出耀眼的光芒。"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "強い発光に視界と意識を一瞬奪われる。意識が戻りおそるおそる目を開くと辺りはビルの立ち並ぶ街の中だった。",
          "zh_text": "强烈的光瞬间夺去了我的视野和意识。我恢复意识，战战兢兢地睁开眼睛，周围是高楼林立的街道。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "見知らぬ街、しかも奇妙なことに街には人の気配がないゴーストタウンだ。これも巫女さんの仕業だろうか。",
          "zh_text": "陌生的城市，而且奇怪的是，这是一个没有人的鬼城。这也是巫女干的吗？"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "僕は先ほどの要領で姿の見えない巫女さんに呼びかけてみる。",
          "zh_text": "我按照刚才的要领，试着呼唤看不见身影的巫女。"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "「フフ…空を見てください」",
          "zh_text": "「呵呵……请看天空。」"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "呼びかけに巫女さんのさっきとは比べ物にならないほどの声が街に響き渡る。",
          "zh_text": "街上响起了巫女刚才无法比拟的声音。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "言われた通りに空を見上げるとそこには空いっぱいに途轍もなく巨大な巫女さんの顔が微笑みながらこの街を見下ろしていた。",
          "zh_text": "照她说的那样仰望天空，只见天空中巨大的巫女微笑着俯视着这座城市。"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "それだけで彼女がこの街より遥かに大きな存在だということが分かる。",
          "zh_text": "仅凭这一点，就能知道她比这个城市大得多。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "（うわああ…なんでまたそんなに大きくなってるんですか）",
          "zh_text": "（哇啊啊…怎么又长这么大了？）"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「いえ、先ほどと同じです。私が大きいんじゃなくて貴方のいる街の方が小さいんですよ。",
          "zh_text": "「不，和刚才一样。不是我变大，而是你所在的城市变小了。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "貴方のいるその街は今私の手のひらの上に乗っているんです。フフ、私には街の建物の一つ一つが砂粒のように見えますよ」",
          "zh_text": "你所在的城市现在就在我的手心上。呵呵，在我看来，城市的每一个建筑都像沙粒一样。」"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "（そんな…一体何のためにわざわざこんな事を…）",
          "zh_text": "（怎么会…到底是为了什么特意做这种事…）"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「それはですね…こうするためです…！」",
          "zh_text": "「那是因为……为了这样做……！」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "そう言いながら巫女さんはあのおっぱいを街に近づけてくる。",
          "zh_text": "巫女说着，把她的胸靠近街道。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "もはやガスタンクとは呼べないほどの視界を埋め尽くす圧倒的な質量の柔肉。",
          "zh_text": "质量压倒性的柔软的肉，填满了我的视野。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "そのデカすぎるおっぱいの桃色の先端部が街の一角を押し潰しながら僕の目の前にドーンと現れる。",
          "zh_text": "那硕大胸部的桃红色尖端压扁了街道一角，咚地出现在我眼前。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "乳首だけでも2、3kmあり並みの山などには負けない大きさだ。先ほどまで自分が押し付けられていたものと同じとは思えない。",
          "zh_text": "仅乳头的大小就超过了2、3公里高的山。这和刚才压着自己的东西不一样。"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「ンッ…ザラザラしててちょっと気持ちいいです…」",
          "zh_text": "「嗯……痒痒的，有点舒服……」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "建物の潰れる感触がこの巨大乳首を満足させたらしい。",
          "zh_text": "建筑物倒塌的触感似乎满足了这个巨大的乳头。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "しかし、それがきっかけとなり次の瞬間彼女の巨大乳首は突然膨張を始める。",
          "zh_text": "但是，这成为了契机，下一瞬间，她的巨大乳头突然开始膨胀。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "ゴゴゴゴ…と地鳴りを立てさらに街のあらゆるものを潰しながら質量を増加させていく。",
          "zh_text": "轰轰地发出地鸣，并且一边摧毁街上所有的东西一边增加质量。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "それがただの乳首に刺激を受けた反応だと僕は途中で気づいた。",
          "zh_text": "我中途意识到，那只是乳头受到刺激的反应。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "巫女さんの乳首が勃起しただけでまたいくつもの建物がそれに巻き込まれ破壊されていく。",
          "zh_text": "只要巫女的乳头勃起，就会有好几个建筑物被卷入其中被破坏。"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "この街に人間がいないのがせめてもの救いだった。快感によって硬く大きくなった乳首が街を占領し支配していた。",
          "zh_text": "这条街上没有人，至少是一种安慰。因快感而变得又硬又大的乳头占领并支配着整个城市。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「んん…結構興奮してきちゃいました。じゃあそろそろ胸で潰しちゃいますね」",
          "zh_text": "「嗯……已经很兴奋了。差不多该用胸压扁了。」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "そう巫女さん告げると空いっぱいのおっぱいがこちらに迫って来る。",
          "zh_text": "巫女这么说着，占据天空的胸向这边逼近。"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "そして彼女の手のひらがおっぱいに押し付けられるとそこで僕の意識は途絶えた。",
          "zh_text": "当她的手掌压在胸上时，我的意就中断了。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "後頭部に弾力のある柔らかさを感じながら僕は目を覚ました。",
          "zh_text": "我感到后脑勺柔软而有弹性，醒了过来。"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "目の前には巫女さんのおっぱいとそれに遮られた彼女の顔がこちらを優しい眼差しで見下ろしている。",
          "zh_text": "眼前是巫女的巨乳和她被巨乳挡住的脸，用温柔的眼神俯视着我。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "気がつけば僕は巫女さんに膝枕をされていた。しかし一体何故こんな夢のような状況になっているのだろうか。",
          "zh_text": "回过神来，我正枕着巫女的膝盖。但究竟为什么会出现这种梦幻般的状况呢？"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "夢…？そういえばさっきまですごい夢を見ていたような気がする。",
          "zh_text": "梦……？这么说来，刚才好像做了一个大梦。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「気がつきましたか？」",
          "zh_text": "「你注意到了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「ええ…よく分からないけどさっきまで夢というか幻覚のようなものをみてましたけど…」",
          "zh_text": "「嗯……我也不太清楚，刚才是在做梦或者说是幻觉……」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "「夢？それは一体どのような？」",
          "zh_text": "「梦？到底在说什么？」"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "「あ…えっと、それはちょっと言いにくいと言うか」",
          "zh_text": "「啊…嗯，这个稍微有点难以启齿」"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "「フフ…とても良かったですよ。貴方を私の胸で玩具にするのは」",
          "zh_text": "「呵呵……非常舒服哦。把你当成我胸的玩具。」"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "おっぱいを摩りながら巫女さんはうっとりとした表情を浮かべる。",
          "zh_text": "巫女一边抚摸着胸部，一边露出陶醉的表情。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "「え、じゃあさっきのは…」",
          "zh_text": "「哎，那刚才那个是…」"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "「はい、全部現実です」",
          "zh_text": "「是的，都是现实。」"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "「じゃあ僕はこの胸に直に触れたって事に…」",
          "zh_text": "「那么我是直接接触了这个胸部…」"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "フラフラと僕は巫女さんのたわわなおっぱいに手を伸ばす。しかし巫女さんの手が僕の手をはたき優しくたしなめられる。",
          "zh_text": "我摇摇晃晃地伸手去摸巫女柔软的胸部。但巫女的手拍了拍我的手，温柔地责备我。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "「こーら、めっですよ。いきなり触ろうなんてしたら」",
          "zh_text": "「不、行，突然去摸什么的。」"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "「す、すいません！でも、さっきまではあんなに僕の事を胸で…」",
          "zh_text": "「对、对不起！但是，直到刚才还用胸对我……」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "「そうですね。私の胸、そんなに魅力的ですか？」",
          "zh_text": "「是啊，我的胸有那么大魅力吗？」"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "「そ、それはもう！あなたのおっぱいは最高です！」",
          "zh_text": "「那、那当然了！你的胸最棒了！」"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "「あら、フフ…正直ですね。ではその…また小さくなってもらえれば私の胸で遊んで差し上げます。",
          "zh_text": "「哎呀，呵呵……真诚实啊。那么……如果你再变小的话，我就让你在胸上玩。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "白状してしまうと実は私…神通力で小さくした人と戯れるのが趣味なんです…軽蔑しましたか？」",
          "zh_text": "坦白说其实…用神通力和变小的人玩也是我的兴趣…你会看不起我吗？」"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "「そんなことないです！あなたみたいな美人の巫女さんに玩具にされるなんてむしろご褒美というか…」",
          "zh_text": "「没有的事！被你这样的美女当作玩具反而是一种奖励…」"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "「まあ…フフ、そこまで言ってもらえるなら。いいでしょう、それではまたたっぷりと過激に…」",
          "zh_text": "「嗯……呵呵，既然你都这么说了。好吧，那我就再刺激点吧……」"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "巫女さんが僕に手をかざすと、強い光と不思議な感覚とともに一瞬でどこかへとワープする。ここは…",
          "zh_text": "巫女向我伸出手，伴随着强烈的光线和不可思议的感觉，我瞬间不知移动到哪里。这里是…"
        },
        {
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          "ja_text": "「私の右の胸の乳腺の中です。今度は中から私を楽しませて下さいね？」",
          "zh_text": "「是我右胸的乳腺里。这次请让我开心一下吧。」"
        },
        {
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          "ja_text": "どこかと考えていると巫女さんの声が回答を与えてくれる。濃いピンク色の壁面の生体的な洞窟。",
          "zh_text": "正想着是在哪里，巫女的声音给出了回答。深粉色墙面的活体洞穴。"
        },
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          "ja_text": "湿った甘く本能をくすぐるような不思議な空気が充満している。",
          "zh_text": "空气中充满了一种潮湿而甘甜的、能撩动本能的奇妙气息。"
        },
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          "ja_text": "ここが巫女さんのおっぱいの中…そんな所に入れているなんて僕は今どれくらい小さくなっているのだろうか？",
          "zh_text": "这里是巫女的乳腺里面…能在那样的地方，我现在到底有多小呢？"
        },
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          "ja_text": "不意に僕の小さな疑問を吹き飛ばすように洞窟全体が大きく揺れる。",
          "zh_text": "整个洞窟突然剧烈摇晃，仿佛要将我小小的疑问抛之脑后。"
        },
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          "ja_text": "「ン…気持ちいいです…胸の中に入れながら…ふぁ…揉むの…」",
          "zh_text": "「嗯……很舒服……一边放在里面……一边揉…」"
        },
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          "ja_text": "この揺れは…巫女さんが胸を揉んでいるのか。",
          "zh_text": "这摇晃…是巫女在揉胸吗？"
        },
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          "ja_text": "小さくした僕の事を興奮の材料にしてるなんて彼女自身も言っていたようにかなりの変態らしい。",
          "zh_text": "就像她自己说的那样，她把小小的我当作兴奋的配菜，是个相当变态的人。"
        },
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          "ja_text": "僕はそんな巫女さんを満足させるべく彼女気がすむまで付き合う事にした。",
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        },
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          "ja_text": "あの出来事から数日、僕は連日巫女さんのいる神社に通い詰め、彼女の変わった性癖に付き合っていた。",
          "zh_text": "那件事发生后的几天里，我连日往返于巫女所在的神社，陪着她古怪的癖好。"
        },
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          "ja_text": "後で調べたらそういう性癖はサイズフェチというマイナージャンルな性癖として存在しているらしいということが分かった。",
          "zh_text": "后来调查得知，这种性癖似乎是作为一种非主流的性癖存在的。"
        },
        {
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          "ja_text": "小さくされているとはいえあの絵に描いたような黒髪美人の巫女さんのおっぱいを間近で見て触れられるというのは僕にとって夢のような事だった。",
          "zh_text": "虽说是变小了，但能近距离地看到和触摸像画一样的黑发美人巫女的胸部，对我来说是梦一般的事。"
        },
        {
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          "ja_text": "時にその相対的な巨体に潰されそうになったり命に関わるようなことにもなるがそこは彼女の持つ神通力で何とかなっている。",
          "zh_text": "虽然有时会被那相对庞大的身体压扁，甚至危及性命，但她所拥有的神通力总能完美解决。"
        },
        {
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          "ja_text": "そして今日も僕は巫女さんのおっぱいを拝みに神社へと向かっていた。自転車を止め石段を登り鳥居を潜る。",
          "zh_text": "今天我也去神社拜见巫女的胸。停下自行车，登上石阶，穿过鸟居。"
        },
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          "ja_text": "するとそこで妙な違和感を覚える。異次元に来たような感覚。振り返ると鳥居は消えていて辺りには見たこともない樹木が鬱蒼と生い茂る密林が広がっていた。",
          "zh_text": "于是，我感到一种奇怪的违和感。有种来到异次元的感觉。回头一看，鸟居不见了，周围是一片郁郁葱葱的密林，树木参天生长。"
        },
        {
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          "ja_text": "樹木は全て同じ種類のようだ。黒くて枝も葉もない直径1m以上ある太い幹の大木。",
          "zh_text": "树木似乎都是同一种。这是一棵黑色的、没有树枝和叶子的、直径达1米以上的粗大树干的大树。"
        },
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          "ja_text": "温かくて吸い込むと妙に性欲を掻き立てられる空気が立ち込めている。まるっきり異空間だ。",
          "zh_text": "温暖地吸一口，空气中弥漫着一股莫名的性欲。完全是一个异空间。"
        },
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          "ja_text": "そしてこれがおそらく巫女さんの仕業だと勘ぐった僕は試しにいつもの要領で彼女に頭の中から話しかけてみる。",
          "zh_text": "我猜这恐怕是巫女干的，便按往常的要领在脑海里对她说。"
        },
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          "ja_text": "「あら、どうしたんですか？フフ、ひょっとしてどこかの密林に迷い込んだのでは？」",
          "zh_text": "「哎呀，怎么了？呵呵，不会是误入密林了吧？」"
        },
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          "ja_text": "するとこの密林全体に響く声で直接返事が返ってくる。この口振りからして間違いなくこの状況を作り出したのが巫女さんの仕業だと確信した。",
          "zh_text": "然后直接用响彻整个密林的声音回答。从这口气来看，我确信造成这种状况的一定是巫女。"
        },
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          "ja_text": "「一体何をしたんですか？」",
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          "ja_text": "「貴方が来るのは分かっていたのでちょっとした罠を仕掛けてみました。鳥居を潜ると私の身体のある部分に転移するように…」",
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        },
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          "ja_text": "「はい。小さな貴方にとっては密林になる所です…ヒントを出しましょうか？」",
          "zh_text": "「是的。对于小小的你来说，这里是一片密林……需要给你一点提示吗？」"
        },
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          "ja_text": "そう彼女が言うとグチュッヌチュッといういやらしい音が密林全体に響きそして",
          "zh_text": "当她这么说的时候，整个丛林里都响起了咔嚓咔嚓的声音，"
        },
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          "ja_text": "「あ…ン…ふぁあ…」",
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        },
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          "ja_text": "という巫女さんのくぐもった喘ぎ声も一緒に聞こえてくる。黒い密林とこのエッチな音がヒントになり自分のいる場所がどこだかが分かった。",
          "zh_text": "巫女含混不清的喘息声也同时传来。黑色密林和这色情的声音给了我灵感，让我知道了自己所在的地方。"
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          "ja_text": "「ひょっとして陰毛の中ですか？」",
          "zh_text": "「难道说在阴毛里？」"
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          "ja_text": "僕が答えを言うとおそらく巫女さんの淫部を指で掻き回す音は止まる。",
          "zh_text": "我说出答案后，用手指拨弄下体的声音停下了。"
        },
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          "ja_text": "「はい、大正解です。いつも胸ばかりだとマンネリになってしまうので今日はサプライズも兼ねて趣向を変えて私の陰毛の森に招待したのですが…どうですか？」",
          "zh_text": "「是的，非常正确。因为总是胸的话会很老套，所以今天为了给你一个惊喜，我改变了主意，邀请你去我的阴毛森林……怎么样？」"
        },
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          "ja_text": "「そうですね…何だか毛ジラミになった気分ですよ」",
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          "ja_text": "「フフ、そんな怯えなくても大丈夫ですよ。さあ、今日は何をしましょうか？」",
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          "zh_text": "（因为平时就这么苛刻，所以30多岁还没结婚吧…虽然很凶残，但还是个美女…）"
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          "ja_text": "（…言われっぱなしもシャクだしヒマだしちょっと反撃してみようかな…）",
          "zh_text": "（…一直被说也很不爽，反正也很闲，试着反击一下吧…）"
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          "ja_text": "思い立ち、お局様の3ケタ近くはありそうな豊満な胸の辺りにむんと意識を少し集中するユキ。",
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          "ja_text": "お局様の爆乳を抑え込むセクシーな紫色のブラの内側にどこかの軍隊が縮小召集される。膨大な量の柔肉によって隙間なくパンパンに埋め尽くされる中、乳首によって盛り上がったブラの僅かなスペースに収まるほどの極小な軍隊。",
          "zh_text": "压制住上司爆乳的性感紫色胸罩内，某处的军队被缩小召唤。在被庞大数量的柔软肉体毫无缝隙地填满的情况下，被乳头顶起的胸罩的一点点空间容纳的极小的军队。"
        },
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          "ja_text": "爆乳に見合うほどのややくすんだ色の大きめな乳首が軍隊の目の前に広がっている。",
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          "ja_text": "「ンっ…？！」",
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          "ja_text": "（あれ、意外と敏感なんだな…それじゃあさらに援軍を送ってあげますか…）",
          "zh_text": "（咦，意外的敏感啊…那再派些援军来吧…）"
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          "ja_text": "「あふ…ッ」",
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          "ja_text": "「な、何でもありません！とにかく今後は同じようなミスのないように！」",
          "zh_text": "「没、没什么！总之今后不要再犯类似的错误了！」"
        },
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          "ja_text": "お説教を早々に切り上げその場をそそくさと離れるお局様。",
          "zh_text": "上司早早结束说教匆匆离开。"
        },
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          "ja_text": "そのままトイレに駆け込んでしまう。",
          "zh_text": "就这样跑进了厕所。"
        },
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          "ja_text": "ははーんとユキはお局様のこれからの行動を予想し能力で監視を続ける。",
          "zh_text": "哈哈笑着的雪预测着上司之后的行动，用能力继续监视。"
        },
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          "ja_text": "「あんっ…くぅ…！」",
          "zh_text": "「啊嗯……唔……！」"
        },
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          "ja_text": "社内の女子トイレの中、快楽で漏れてしまいそうな声を噛み殺しながら自慰に耽るお局様。",
          "zh_text": "公司内的女厕所里，上司一边忍着着快要因快乐而发出的声音一边自慰。"
        },
        {
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          "ja_text": "（なんで急に会社でこんな気分に…欲求不満なのかしら？こんな事を隠れてしてるなんて知られたら示しがつかないわ…）",
          "zh_text": "（为什么在公司突然有这种感觉…是欲求不满吗？如果被人知道了就太糟糕了…）"
        },
        {
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          "ja_text": "部下への説教中に急に襲ってきたムラムラを鎮めるために違和感を感じた右胸と陰部を慰める。",
          "zh_text": "在对部下说教的过程中，为了平息突然袭来的不安，揉搓着感到不协调的右胸和阴部。"
        },
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          "ja_text": "ブラを捲り、自分の手に収まらないほどの胸を揉みしだき先端を人差し指で捏ね回す。",
          "zh_text": "卷起胸罩，用食指揉捏自己一只手都握不住的胸部。"
        },
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          "ja_text": "それと同時に、もう片方の手で下着をズラして割れ目に人差し指と中指を重ねてグチュグチュと掻き回す。",
          "zh_text": "与此同时，另一只手扒开内裤，食指和中指重叠在裂缝处抓挠。"
        },
        {
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          "ja_text": "その結果、ミクロな軍隊は成す術もなく自分達が目覚めさせてしまった性欲の発散に巻き込まれて跡形もなく壊滅させられてしまう。",
          "zh_text": "结果，微小的军队毫无办法地被卷入自己唤醒的性欲的发泄中，被毫无痕迹地毁灭了。"
        },
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          "ja_text": "「あああッ！！」",
          "zh_text": "「啊啊！」"
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          "ja_text": "自身の肉体の上でそんな事が起こっている事など想像するはずもなく、お局様は絶頂を迎えビクンッと身体を仰け反らせる。",
          "zh_text": "上司根本没有想到自己的身体会发生这样的事情，迎来了高潮，仰起了身体。"
        },
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          "ja_text": "（ふう…いつもよりなんか良かった気が…）",
          "zh_text": "（呼…总觉得比平时舒服…）"
        },
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          "ja_text": "絶頂の余韻に浸りながら、乱れた服を整えてお局様は何事もなかったかのように職場へと戻っていった",
          "zh_text": "沉浸在高潮的余韵中，上司整理好凌乱的衣服，若无其事地回到了工作岗位"
        }
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          "ja_text": "第二図書室の魔女",
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          "ja_text": "その日も、いつもと変わらないホームルーム開始の風景がそこにあるように見えた。しかし、木原の隣の机についている人間がいなかった。",
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          "ja_text": "担任の教師が出席を取るのを一瞬だけ止める。佐藤の家から連絡はないらしい、とだけ告げ、またすぐ取り始める。こうして佐藤の不在は日常へと埋没した。",
          "zh_text": "班主任老师只是点名时顿了一下。佐藤家里也没有请假，马上就开始上课了。就这样，佐藤不在的日常就被埋没了。"
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          "ja_text": "木原は、怪訝な顔で体育袋がかかりっぱなしの無人の机を眺めていた。",
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        },
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          "ja_text": "「なあ桜田。きみ、佐藤について知らない？」",
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          "ja_text": "「……えっ？」",
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          "ja_text": "授業の合間の休憩時間、木原はハードカバーを読むクラスメイト、桜田葉子に声をかけた。最近右目の調子が悪いらしく白い包帯を巻いている。背が高校生とは思えないほど小さく、着ている学校指定の紺のブレザーも袖が少しあまり気味だ。",
          "zh_text": "课间休息时，木原向正在读精装书的樱田叶子打招呼。最近她右眼好像不舒服的样子，总是缠着白色绷带。个子娇小，其他人第一次看到她也不会认为她是高中生，连穿最小号的学校藏青色西装外套时，袖子也有点太长。"
        },
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          "ja_text": "「実はさ佐藤、昨日帰りに図書室寄って本返し忘れたって言って別れたきりなんだよね。携帯にかけても連絡ないし。これ外泊とかじゃなくて、なんか……事件に巻き込まれた、とか」",
          "zh_text": "「实际上，昨天佐藤去了图书室，说是要顺便还书。之后啊，手机也联系不到。是在外面过夜，还是什么……被卷入事件，之类的。」"
        },
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          "ja_text": "木原の真剣なトーンに桜田は読んでいた本に栞を挟んで閉じ、椅子を鳴らして立ち上がる。",
          "zh_text": "木原认真的基调令樱田合起了正在读的书，椅子鸣响起来。"
        },
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          "ja_text": "「……見てないよ。確かに昨日は第二図書室にいたけど、佐藤君は来なかったなあ」",
          "zh_text": "「……没有看到。我昨天确实是是第二图书室。可是佐藤没来啊。」"
        },
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          "ja_text": "「そうかあ……ん」",
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          "ja_text": "木原に向かって立つ桜田の背は女子平均より著しく低く、高校二年生男子の平均よりやや高い木原よりも頭ひとつ小さいため、会話は自然と桜田が木原を上目遣いに見上げる形になる。",
          "zh_text": "樱田的个子比女子高中生的平均低，和比高二男生平均个子稍高的木原明显矮了一截，对话时，樱田自然只好抬头看木原。"
        },
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          "ja_text": "なでなで。",
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          "ja_text": "「ちょ、ちょっ。恥ずかしいでしょ？」",
          "zh_text": "「喂，喂呀。你不觉得不好意思的吗？」"
        },
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          "ja_text": "「いや、毎回思うんだけど桜田の頭って撫でやすいところにあるよね。つい」",
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        },
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          "ja_text": "「っばかにしないでよもう！」",
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          "ja_text": "手足を動かしてわたわたと暴れる桜田と彼女の頭を撫でる木原の姿は、高校生の兄と中学生の妹という風情だった。それを周囲が微笑ましい視線を注いでいる。",
          "zh_text": "手舞动足地闹腾的樱田和抚摸她的头的木原，有如高中生的哥哥和初中生的妹妹一样。周围的人都向他们投向乐融融的视线。"
        },
        {
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          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
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          "ja_text": "非日常的な事件に少しの憧れを持つタイプの少年だった木原は、佐藤の件でそれを期待し独自に調査を始めて見はしたものの、結果は芳しくなく、今は疲れて学校の廊下で壁にだらしなくもたれかかっている有様だ。",
          "zh_text": "对非日常事件稍微有憧憬的木原，对佐藤失踪开始独自调查，但都是无功而回，现在因为跑累了而靠在学校走廊上，一副邋遢的样子。"
        },
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          "ja_text": "「なあ、妹よ。成果はどうだ？」",
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          "ja_text": "「ないに決まってるでしょ」",
          "zh_text": "「没有呀。」"
        },
        {
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          "ja_text": "いかにもやる気のなさそうに返事をするのは彼の高校一年の妹、理沙だ。木原の指示で理沙も聞き込みの真似事に参加させられていたのだ。喉が渇いたらしくペットボトルのお茶をごくごくと飲んでいた。飲み終わった後にぺろりと自分の唇を舐めるのが彼女のクセで、それが蠱惑的と言えなくもない。",
          "zh_text": "毫无干劲回答的是他高一的妹妹，理沙。木原指使理沙去打听消息。她现在口渴了，把瓶装茶咕嘟咕嘟喝起来。喝完后伸一伸舌头舔自己的嘴唇是她的习惯，这种无意识的小动作也不能说不引人入胜。"
        },
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          "ja_text": "「で、お兄ちゃんのほうは？」",
          "zh_text": "「那哥哥你呢？」"
        },
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          "ja_text": "「んー、あるにはあったけど」",
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        },
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          "ja_text": "聞き込みの真似事をした結果、どうも急に行方不明になったのは佐藤だけではなく、校内に他に数名いるということが判明した。ただ、肝心の佐藤について、黒服の男に囲まれていたとか、異次元の裂け目に飲み込まれていたとかそういった決定的な証言を得ることはできなかった。",
          "zh_text": "探听的结果，好像除了突然失踪的佐藤，在校内也有其他几名学生不见了。但是，关于的佐藤失踪一事，却只有被穿着黑色衣服的男人包围了啦，被异次元裂缝吞噬了啦这样的证言。"
        },
        {
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          "ja_text": "「黒服の男とかいるわけないでしょ。漫画じゃあるまいし」",
          "zh_text": "「穿着黑色衣服的男人甚么的。是看漫画看太多了吧。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「うーん、でも現実は小説より奇なり、って言うじゃないか。ひょっとしたらおれたちの隣には魔法使いや異世界人が座ってるかもしれないんだぞ？」",
          "zh_text": "「嗯，都说现实比小说更离奇，不是吗。或许我们的旁边就有魔法师和异世界的人也说不定哦？」"
        },
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          "ja_text": "「ラノベの読み過ぎだよそれー。あー、もうこんな時間だ。わたし先生に手伝いあるって呼ばれてるんだよね」",
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        },
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          "ja_text": "「……そうかい。薄情な娘だよ」",
          "zh_text": "「……是吗。真是一个薄情的少女。」"
        },
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          "ja_text": "「おにいちゃんも適当なところで切り上げて帰りなよー」",
          "zh_text": "「我会在适当的时候回来找哥哥你的。」"
        },
        {
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          "ja_text": "兄の戯言など素知らぬ顔で、ぱたぱたと理沙は廊下の向こうへと走っていった。木原はそれをただ見送るばかりだ。",
          "zh_text": "对哥哥的戏言假装听不到，理沙向走廊另一面走了。木原在后面送别。"
        },
        {
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          "ja_text": "「……やっぱ、事件は現場、なのかね」",
          "zh_text": "「……果然，要去一下事件现场。」"
        },
        {
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          "ja_text": "ぼそりと彼はひとりごちる。",
          "zh_text": "这时他周围只有原木自己一个。"
        },
        {
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        },
        {
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          "ja_text": "木原が聞き込みを諦めたとき、すでに陽は沈みかけ校内の人はまばらになっていた。疲れた足取りで木原は第二図書室に向かう。",
          "zh_text": "木原放弃打探的时候，已经到了太阳已经下山下了一半，校园内的人数稀少。木原拖着沈重的步伐前往第二图书室。"
        },
        {
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          "ja_text": "引き戸を軋ませながら開ける。明かりはついていた。第二図書室は第一図書室には入り切らない専門的な蔵書を詰め込んだ教室となっており、一般生徒はレポート課題を済ませるとき以外はめったに立ち寄ることがない。",
          "zh_text": "把门打开之后，他看到灯是亮着的。第二图书室和第一图书室不一样，这边里塞满了专业的藏书，一般学生除了做课题之外，很少会过来这边。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "第二図書室にほとんど足を踏み入れたことのない木原は、狭い教室にみっしりと敷き詰められた本棚とそれに並ぶ固く重苦しく分厚い表紙の本に圧倒される。",
          "zh_text": "木原小心地踏入第二图书室，这间小小的教室铺满了书架和一排又一排沉闷的硬皮面书。"
        },
        {
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          "ja_text": "窓が少ないことも、この部屋の独特な圧迫感を助長していた。明かりがついているということは人はいるのだろう。静謐な空気のなか、絨毯の上を音を立てないように気を払って奥へと進んでいく。",
          "zh_text": "窗户很少也助长了这个房间独特的压迫感。灯是亮的话，代表还有人在吧。静谧的空气中，连踩在地毯上发出的声音都可以听到，木原再往深一层前进。"
        },
        {
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          "ja_text": "本棚に隠れて入り口からは影になっている空間にある机で、桜田が本を読んでいた。脇にはピンク色の魔法瓶と、それから注がれたのであろう温かいウーロン茶が湯気を立てていた。",
          "zh_text": "被书架所挡着从门口看不到的一块地方的桌边，樱田在读著书。旁边是粉红色的暖水瓶，温暖的乌龙茶正冒着热气。"
        },
        {
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          "ja_text": "「……ん？　どうしたの木原くん。佐藤くん探してるの？」",
          "zh_text": "「……嘛？怎么了木原君。在寻找佐藤？」"
        },
        {
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          "ja_text": "「よくわかったな」",
          "zh_text": "「妳很清楚嘛。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「木原くんがこんなところに来るなんて、それ以外考えられないよ」",
          "zh_text": "「木原君会来这种地方，除了这个原因以外，还会有其他吗。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「それもそうか」",
          "zh_text": "「虽然事实是这样。」"
        },
        {
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          "ja_text": "木原は桜田の向かいの椅子へと座る。片目だけで本を読むのは辛くないのだろうか、と彼女の顔を覆う包帯を見ながら思う。",
          "zh_text": "木原坐到樱田对面的椅子。他一边看捂在她脸上的绷带一边想只有一只眼睛读书不会累吗？"
        },
        {
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          "ja_text": "「なんか何人も佐藤みたいにいきなり消えてるらしい。怖い話だよなあ」",
          "zh_text": "「除了佐藤之外，也有几个人突然消失的样子。有点像恐怖故事啊」"
        },
        {
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          "ja_text": "「……ん。そうかもね」",
          "zh_text": "「……也许吧」"
        },
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          "ja_text": "「なんか人事みたいに言うな」",
          "zh_text": "「是因为是别人的事妳才会这样莫不关心吧。」"
        },
        {
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          "ja_text": "「そりゃ実際人事だもん」",
          "zh_text": "「那实际上是别人的事啊。」"
        },
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          "ja_text": "「お前自身がさらわれちゃったり、とか考えないのか」",
          "zh_text": "「说不定妳自己也会被人拐走，妳不会好好考虑一下吗？」"
        },
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          "ja_text": "「どうしたの木原くん。何が言いたいのわたしに」",
          "zh_text": "「怎么了木原君。有什么想对我说的。」"
        },
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          "ja_text": "桜田は本から目を離し、片目だけで不愉快そうに木原を睨みつける。",
          "zh_text": "樱田的眼睛离开了书本，没有被绷带挡住的眼用不愉快的眼神瞪着木原。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "「昨日、ずっと桜田はこの第二図書室にいたんだよな？」",
          "zh_text": "「昨天，一直樱田在这间第二图书室？」"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "「うん。放課後はずっとここで本を読んでたんだよ」",
          "zh_text": "「嗯。放学后一直在看书。」"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「……佐藤がこの第二図書室に入って、出てきたのを見てないって言ってる奴がいたんだよ」",
          "zh_text": "「……佐藤进入这个第二图书室后，就再也没有人看到他出来了。」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "互いに目を合わせたまま、沈黙が続く。木原は緊張に汗を握った。",
          "zh_text": "他们相互对视，持续沈黙。木原紧张得手心出汗。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「……なにそれ？」",
          "zh_text": "「……所以你的结论是？」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "「だからさ。佐藤をさらったのは、ええと、お前が……」",
          "zh_text": "「所以，佐藤，绑架，嗯，你……」"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "だが、木原は言葉を続けようとするとそのあまりのバカバカしさに声がしぼんでいった。学校に拉致を繰り返す謎の犯罪組織が潜んでいて、桜田がそれの手引きをしているなんてひどい妄想だ。口に出すのも恥ずかしい。",
          "zh_text": "木原说话的声音越来越小声。学校是可能有连环绑架的神秘犯罪组织埋伏，但樱田就是组织主脑这种过分的妄想，连木原自己也不好意思说出口。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "「はいはい、言いたいことはわかったよ」",
          "zh_text": "「好了好了，我想你明白吧」"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "桜田はもはや呆れて笑いさえ浮かべている。",
          "zh_text": "樱田感到惊讶而发笑。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「でもそんなこと、わざわざ『犯人』の前で解説しないほうがいいよ。後ろに黒服の男が棍棒構えてるかもしれないよ？」",
          "zh_text": "「但特意在『犯人』面前解说不太好啊。说不定后面会有黑衣男拿木棍出现啊？」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「その……すまん。今言ったことは忘れてくれ。」",
          "zh_text": "「那个……不好意思。把我说的事情忘了吧。」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「いーよいーよ別に。面白かったし」",
          "zh_text": "「啊！不会不会。你很有意思。」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "けらけらと笑う桜田は、学校指定のブレザーを着るというより着られているような小さな少女だった。木原は自嘲する。こんなのが犯罪に加担しているなんてのはフィクションの世界だけだ。",
          "zh_text": "樱田格格地笑时，显得更像一个穿着学校西装外套的小小女生。木原自嘲地想。这样有犯罪组织之类的虚构世界还是算了吧。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「……桜田も遅くなる前に帰れよ。行方不明の生徒がいるってことは事実なんだから」",
          "zh_text": "「……樱田也变得比之前晚回家。行踪不明的学生都是事实，所以……」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "ばつが悪くなり、木原は背を向けて足早に第二図書室を後にしようとする。",
          "zh_text": "太尴尬了，木原只好转过身，快步离开第二图书室。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "クラスメイトを疑った後ろめたさに少々うつむき気味に歩いていると、薄紫色の絨毯の上に何かゴミが落ちているのを見つけた。普段人の立ち入らない第二図書室のような部屋は、埃をかぶることはあっても目立つゴミが落ちていることは少なく、それが違和感を木原に感じさせた。思わず屈みこみ、摘み上げる。",
          "zh_text": "因为对同学怀疑而有点内疚，木原稍稍低头走，突然在淡紫色的地毯上看到有垃圾。平常人是不会进入第二图书馆，所以灰尘和垃圾掉在地毯上显得特别显眼，这不协调的的感觉使木原不由得把垃圾捡起来看。"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "「……？」",
          "zh_text": "「……？」"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "それが何であるか、木原には一瞬わからなかった。糸くずや布切れのたぐいではなかった。数秒して、それが木原が教室に置きっぱなしの黒カバンにそっくりであることに気づいた。",
          "zh_text": "那是什么，木原一瞬间明白了。是线头和碎布之类的东西。几秒后，木原发现是平时学生用的黑书包。"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "ただし、大きさは一センチ程度である。精緻なミニチュアだった。",
          "zh_text": "但是这个书包只有1cm左右。是极为精致的模型。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "なんで、こんなところにこんなものが？",
          "zh_text": "为什么在这种地方会有这样的东西呢？"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "「なあ、桜田――」",
          "zh_text": "「啊，樱田——」"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "木原が振り返ると、いつのまにか近づいていたのかほんの数メートル後ろに桜田が立っていた。右手で、顔の包帯を外して。覆うものがなくなった彼女の右目は、紫色の眼光を放っていた。それを目にした瞬間、木原は胸がざわつくのを感じた。",
          "zh_text": "木原，回头一看，樱田正在不知不觉站在他身后。她用右手把脸的绷带摘下。覆盖她右眼的东西不见后，开始发出紫色的光。那瞬间，木原是胸中有一种不安的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "「見つけちゃったんだ、それ」",
          "zh_text": "「你还是找到了这个。」"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「……右目悪かったんじゃ」",
          "zh_text": "「……妳右眼有什么问题了吧。」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「なんでかなあ。なんでこうなっちゃうのかな？」",
          "zh_text": "「为什么？为什么会这样呢？」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "無表情のまま桜田は木原へと近づいていく。彼女の右目は、反射と言うより発光していた。言葉も忘れじっとそれを注視していた木原は、突発的なめまいに襲われ、身体をよろめかせる。",
          "zh_text": "面无表情的樱田慢慢接近木原。她的右眼，与其说是反光，不如说是正在闪闪发光。木原也忘记说话了，他一动不动地注视樱田，突发感到一阵头晕，身体蹒跚。"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「大丈夫？　まあ、最初はちょっと感覚がおかしくなるんだよね」",
          "zh_text": "「没事吧？不过，最初的感觉是会变得奇怪啊。」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "その声はたしかにクラスメイトの桜田のはずなのに、木原にはまるで別人が喋っているように聴こえた。めまいがおさまり、再び桜田へと向き直る。",
          "zh_text": "那声音确实是樱田的，但木原彷佛听见了她的声音从高处传来。他头晕平稳下来后，再次转向樱田。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「桜田……そんなに背、高かったか？」",
          "zh_text": "「樱田……妳个子有这么高吗？」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "最初、木原はめまいで自分が膝立ちになってしまったのかと錯覚したが、彼は両足でちゃんと立っている。それは桜田も同じだった。背伸びをしているわけでも、何か台の上に乗っているわけでもなかった。",
          "zh_text": "最初木原以自己头晕所以膝盖发软而产生错觉，但是他两脚好好地站着。那是樱田也是一样。没有跷起脚，也不是站在台上。"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "それなのに、木原と桜田の目線は同じ高さにあった。少し前までは、木原のほうが頭ひとつ高かったはずなのに。悪い夢でも見ているように、足場がぐにゃぐにゃと揺らぐような気持ちの悪い感覚を木原は覚える。",
          "zh_text": "尽管如此，木原和樱田的视线的高度是相同的。不久之前，木原还是高很多的。有如恶梦一样，木原的双脚和心情都开始有动摇的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「違うよ。木原くんが小さくなってるんだよ」",
          "zh_text": "「不是啊。是木原君缩小了呢。」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "「そ、そんなことがあるわけ……」",
          "zh_text": "「那，那种事情……」"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "「実際に小さくなってるんだからしかたないよ」",
          "zh_text": "「实际上是缩小了，所以也没办法啊。」"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "再びのめまい。それは最初のよりも軽いものだったが、異常な事態が起こった。桜田の身体が、目の前でゆっくりとせり上がっていく――巨大化していくのだ。背が同じぐらいだった桜田は、今や木原を見下ろしている。",
          "zh_text": "木原再次感到头晕。虽然这次比最初那次轻，但异常的事发生了。樱田的身体在眼前慢慢巨大化。本来个子一样的樱田，现在是俯视着木原。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "木原の目線は桜田の胸元にあった。それだけではない。天井や本棚がどんどん高くなっていた。つまり、木原の視界の全てのものが巨大化しているのだ。自分が縮小しているのを認めざるを得なかった。",
          "zh_text": "木原的视线只到樱田的胸口。天花板和书架也越来越高。也就是说，木原视野内的全部东西都在巨大化。他不得不承认是自己缩小了。"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "「ふふふ、かわいい大きさになったね。木原くん」",
          "zh_text": "「哼哼哼，木原君你现在的大小很可爱哦。」"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "桜田は手を伸ばし、難なく木原の頭をさすりはじめた。",
          "zh_text": "樱田伸出手，轻而易举地抚摸木原的头。"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "「えへへ。なでなで」",
          "zh_text": "「嘿嘿。要摸一摸。」"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "木原は、女の子に見下ろされながら頭をなでられるという倒錯的な状況に意味不明な恥ずかしさを感じ、顔を赤く染めた。呼吸が乱れる。逃げ出そうとするが、背中に左手を回され抱きとめられてはそれも構わない。桜田の表情は愉悦に歪んでいる。",
          "zh_text": "木原被女孩一边俯视一边抚摸她的头。这种倒错的的状况令他感到莫名其妙的害羞，脸红了。呼吸紊乱。木原想要逃走，但背上樱田的左手传给他就算抱住樱田也没关系的意味。樱田的表情因为愉悦而扭曲起来。"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "「は、離せよ！」",
          "zh_text": "「放开我！」"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「だーめ逃げちゃ。木原くん、会う度いつもわたしのこと撫でるんだから、こうして撫で返されたって文句は言えないでしょ？」",
          "zh_text": "「想要逃跑呢♡。木原君，每次见面，总是摸我的头啊，这次我摸回来你也不能够抱怨吧？」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "そんなことを言っている間にも、桜田の顔や胸はゆっくりとではあるが上昇していく。木原の縮小が進んでいるのだ。ひと撫でされるごとに小さくなっていくような錯覚に、木原は必死になって逃れようとするが、小さな女の子の片腕にも抵抗できないでいた。",
          "zh_text": "樱田在说那样的事的时候，她的脸和胸口又开始慢慢上升。其实是木原进一步缩小了。木原有一种被人抚摸就会变小的错觉，想要拼命逃脱，但现在的他连小女孩的一只手也无法抵抗。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "桜田の腕が背中から後頭部へと移動し、木原の顔が桜田の小振りな胸へと押し付けられる。呼吸が苦しくなる。",
          "zh_text": "樱田的手臂从后背移动头部，把木原的脸压向自己的胸部。木原开始呼吸困难。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "「いっつもいっつも小さい小さいってばかにしてたよね。あれすごくいやだったんだよ。木原くんはやめてくれなかったんだけどね。入場券買う時だって制服着てなきゃ小学生扱いされるし。友達の妹には年下呼ばわりされるし。こんな歳不相応の身体じゃ彼氏なんてできるわけもない」",
          "zh_text": "「木原君一直说小笨蛋小笨蛋的，真是非常非常讨厌哟。购买入场券的时候不穿制服就被当成小学生。被朋友的妹妹当成后辈。这样的岁数，有这样不相称的身体，连男朋友之类也没机会有。」"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "桜田の吐き始めた恨み言は本気の情がこもっていて、木原の背筋を寒くさせた。首筋に添えられた桜田の左手に込められた力が強まり、痛みを覚える。",
          "zh_text": "樱田开始说出充满着认真之情的怨言，木原背部发冷了。脖子上樱田左手的力量增强令他感到疼痛。"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "「ねえ。いつも見下ろしてた女の子に逆に見下ろされて頭をなでなでされるって、どんな気持ちなのかな。恥ずかしい？　悔しい？　いつもわたしが感じてたのより強い？」",
          "zh_text": "「呐。被总是俯视着的女孩子反过来俯视摸头是什么样的心情。害羞？懊悔？比平时我感受的心情还要强烈吗？」"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "木原は何も言い返すことが出来なかった。万力のような力――それは桜田の片腕の力なのだ――で顔を押さえつけられしゃべることが不可能だったからだ。鼻と口を桜田の胸に塞がれ、呼吸すらままならずもがく。",
          "zh_text": "木原什么也没能回嘴。虎钳般的力量——那是樱田的手臂的力量啊——，鼻子和嘴巴被樱田的胸压住想要说话是不可能的。连呼吸也变得困难起来。"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "「くすぐったいなあ」",
          "zh_text": "「好难为情啊」"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "桜田は撫でることをやめ、頭から手を離し両腕を木原の尻と背中に回す。がっしりと掴まれ、木原の両脚が地面から離れ、浮き上がっていく。",
          "zh_text": "樱田停止抚摸，把手放在木原的屁股和背上紧紧抓住。木原的双脚开始离开地面浮起。"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "顔が胸から離れ、ようやく呼吸ができるようになった木原は全力で酸素を取り込む。桜田から発せられる女の子特有の甘い香りに胸が一杯になる。桜田の大きな顔が、そんな木原の様子をいとおしそうに見つめている。",
          "zh_text": "脸可以稍微离开胸部之后，终于能够呼吸，木原用全力吸取氧气。樱田的胸发出女生特有的香味。樱田庞大的脸孔，凝视拼命在自己胸部上吸气的木原。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "「もうやめてくれよ木原、離してくれよ！　も、もう満足しただろ！」",
          "zh_text": "「停下来，木原，放开我！你也已经满足了吧！」"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "桜田はゆっくりと、小さな子供に語りかけるような口調で言った。",
          "zh_text": "樱田慢慢地用对小孩子诉说的口吻说话。"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「……ねえ木原くん。きみ、今どれぐらい自分が小さくなってるかわかる？」",
          "zh_text": "「……木原君。你知道现在自己有多小吗？」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "その言葉に木原は戦慄する。自分が、桜田に抱きかかえられてることに気がついたからだ。慌てて両脚をばたばたさせてみても、地面をかすることすらできない。全体重を桜田の両腕に預けていた。",
          "zh_text": "这句话是木原令颤栗起来。意识到自己被樱田抱在怀中。他慌忙挥动双脚，但怎样也碰到地面。全身的体重都由樱田的双臂承托。"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「赤ちゃんみたいだね、ふふっ」",
          "zh_text": "「好像婴​​儿一样啊，呵呵。」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「は、離せよ！」",
          "zh_text": "「放开我！」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "「いいよ」",
          "zh_text": "「好啊。」"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "桜田はぱっ、と両腕を離した。支えを失った木原の身体は投げ出され、絨毯へと落ち、全身を打ちつけてしまう。",
          "zh_text": "樱田放开了双臂。失去支持的木原的身体往下坠，整个人都跌倒在地毯上。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「何すんだよ！」",
          "zh_text": "「你在做什么啊！」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "「離せって言ったのはそっちじゃない」",
          "zh_text": "「是你说要放开你的。」"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "桜田は仁王立ちで、仰向けに倒れた木原を見下ろしていた。直立する桜田の姿が木原には一瞬ビルのように大きく見えたが、それが錯覚なのかもう木原にはわからない。",
          "zh_text": "樱田站起来俯视着仰面倒下了的木原。木原有一瞬间看到樱田的身影有如大楼一样地巨大，是错觉吗？木原已经搞不懂了。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "ただ、桜田が怖かった。そのままの体勢であとずさって少しでも距離を取ろうとして……なにかが、どかんという音と共に木原のすぐ側へと落ちてきた。",
          "zh_text": "他对樱田感到害怕。以这个姿势，在这种近距离下，樱田只要稍微去抓都会……扑通一声，有什么在木原的前方掉下来了。"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "それは、Ａ４サイズほどに巨大化した桜田の携帯電話だった。頭に当たっていたらどうなっていたことだろうか。本来なら指先サイズのうさぎを模したストラップが、手のひら大ほどにも大きく見える。つややかなダークブルーの塗装が、恐怖に固まる木原の表情を映していた。",
          "zh_text": "那是A4尺寸的巨大化的樱田的手机。如果刚刚砸到头的会怎样呢？ 本来只有指尖大小的小兔子挂件，看起来比手掌还要大。有光泽的深蓝色涂装，照映木原凝固恐怖的表情。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「まだ逃げちゃだめだよ。立って」",
          "zh_text": "「还不能逃哦。站起来。」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "木原はのろのろとその場に立ち上がる。縮小は終わっていなかった。木原の目線は、もう桜田の腰ぐらいだ。",
          "zh_text": "木原慢吞吞地站起来。缩小并没结束。木原的视线已经只有到樱田的腰左右。"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "「こうして比べてみると木原くんの小ささがよくわかるね。わたしは大きなお姉さんかな」",
          "zh_text": "「这样比较下，木原君很渺小。而我是大姐姐，明白吗？」"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "あれほど小さかった桜田は、今や四メートル以上の巨大な少女と化していた。桜田は立っているだけでまだ何かをしようとしているわけではないのに、その存在に圧倒されていた。それほど今の彼女は木原にとって大きいのだ。",
          "zh_text": "那么小只的樱田，现在高达四米以上的巨大少女。樱田是只是站着什么都没做已经有压倒性的存在感。现在的她对木原来说是很大的。"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "「……なんで、おれを小さくするんだよ」",
          "zh_text": "「……为什么要缩小我？」"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「見ちゃったからね。わたしの遊びの証拠を」",
          "zh_text": "「因为你看到了我玩的证据。」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "「おれは言いふらしたりなんてしない！」",
          "zh_text": "「我不会张扬的啦！」"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "「信用出来ないよ。それに、もう木原くん、わたしのことを友達だなんて思ってくれないよね」",
          "zh_text": "「不能够相信。而且，看来我不是木原君的朋友，你不是没有考虑过我的事吗？」"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "桜田が目を細める。",
          "zh_text": "樱田眯着眼睛。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "「事故だった。最初から小さくするつもりなんてなかった。佐藤くんだって、この遊びを見られてたりしなければ。……彼氏にも、友達にもなれないなら」",
          "zh_text": "「是不小心。最初我没打算缩这么小的。即使是佐藤他自己想要玩这个游戏，我也没有想过会缩这么小。……你现在做不到男朋友，连朋友也不到的话。」"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "見下ろす桜田の瞳がきらりと怪しく輝く。",
          "zh_text": "樱田俯视着木原的眼睛一闪一闪发出怪异的闪光。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "「……玩具にするしかないよね？」",
          "zh_text": "「……只能做玩具吧？」"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "全身に走った悪寒を、木原は縮小の前兆であることに気づいた。動悸が早まる。",
          "zh_text": "木原又开始全身发冷，他感到这句话是缩小的前兆，立即跑开。他心跳加快。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "「また……どこまで小さくするつもりなんだよ！」",
          "zh_text": "「又……打算到哪里啊！」"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「木原くんは、どこまで小さくされたいのかな？　リクエストがあったら聞くよ。もっとも、わたしの目で見える範囲までだけど……あたし、この右目で見ないと誰かを小さくしたりできないし」",
          "zh_text": "「木原君，想到跑哪里再被缩小呢？我可以听你的要求啊。只要是我眼睛看到的范围……我这只右眼看到的范围。」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "木原の角度では、顎に遮られてもう表情を伺うことはできない。それが彼の焦りと恐れを増幅させる。",
          "zh_text": "从木原的角度，樱田的下巴遮住她的表情，完全看不到。但也使他的焦虑和恐惧大幅增加。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "「ふざけるな、やめてくれ……もう、小さくしないでくれ！」",
          "zh_text": "「别开玩笑了，不要了……已经不要再缩小了！」"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "桜田が自分の唇に人差し指を当てる。きっといたずらっぽく、愛らしい表情をしているんだろうなというのが木原にも察せられた。",
          "zh_text": "樱田的嘴唇碰到食指。一副想要恶作剧的可爱表情，木原也是看得出来。"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "「んー。わかってないよね、木原くん。きみはもう、命令もお願いもできる立場じゃないんだよ？　きみ、今いくつだっけ」",
          "zh_text": "「嗯。不知道啊，木原君。你现在有命令我的立场吗？你今年是多少？」"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "「じゅ、十七……」",
          "zh_text": "「十，十七……」"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "「高校二年生かあ。わたしも同じだよ。だけど、そんなに小さい高校二年生っているのかな？　いま、木原くんは確実に身長一メートルかそれ以下だよね。さっきまで私が読んでた本、『学校保健統計調査』って言うんだけど、これによると高校二年生男子の平均身長は百七十センチなんだって。わたしだって中学一年生女子の平均以下だし、個人差はあるにしてもあまりにもかけ離れすぎてると思わない？」",
          "zh_text": "「高二的学生吧。我也一样啊。但是，有那么细小的高二的吗？现在木原君的身高只有1m以下。刚才我读的书『学校保健统计调查』说，现时高二男生的平均身高是170cm。我的身高也有初中一的女生平均左右，你就算是个别差异也过于悬殊了吧？ 」"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "「だ、だってお前が」",
          "zh_text": "「都是因为你……」"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "「言い訳はいいの。で、幼稚園児・小学生の項目を見るとね。五歳児の平均身長は一一○センチなんだって。幼稚園児より小さいんだよ？　お相撲なんてとったら絶対勝てないよね。つまり今の木原くんは、幼稚園児以下ってこと」",
          "zh_text": "「不要解释了。在幼儿园和小学的项目来看。五岁儿童的平均身高110cm。你比幼儿园的孩子还小呢？和他们相扑之类的话绝对赢不了啊。也就是现在木原君，是幼儿园以下。」"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "興奮した様子の桜田は、木原のことを同じ高校生として、いや同じ人間として見ているかどうか怪しかった。",
          "zh_text": "樱田露出兴奋的样子，可以把同一所高中的木原当成幼童看待令她十分开心。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "「ま、これからもっと、赤ちゃんよりもちっちゃくなっちゃうんだけどね」",
          "zh_text": "「嗯，今后要更比小宝宝更加小宝宝呢。」"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "「うわあああああ！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "発狂したような叫び声を上げて、木原は桜田へと突進した。より正確に言えば、桜田のスカートから伸びる、黒いニーソックスに包まれた両脚へと。本当に頭がおかしくなってしまったのか、「見えない相手を小さくすることはできない」と桜田が言っていたからその死角へと逃げたつもりなのか、それはわからない。",
          "zh_text": "木原发狂般的尖叫冲向樱田。更正确的说，是向樱田的裙子下穿着黑色过膝袜的双脚冲去。樱田也搞不懂是因为脑袋失控了还是木原自己想到樱田说的「看不见对方就不可以缩小」而打算逃向那个死角。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "もしかしたら、押し倒すつもりでタックルを仕掛けたのかもしれない。なんにせよ、全力の突撃は桜田のからだを少し揺らしたぐらいだった。背丈が桜田の半分ほどになってしまった木原の頭は、彼女のスカートに頭をすっぽり隠せてしまう。",
          "zh_text": "或许是打算把樱田推倒也说不定。无论如何这全力的突击令樱田的身体有点摇动。个头只有樱田的一半的木原，完全隐藏在她的裙子底下。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "脚は片方だけで木原と同じぐらいの大きさがある。木原の顔が触れている桜田の下着は、かわいらしい水色のショーツだった。",
          "zh_text": "樱田一条腿就有木原一样的大小。木原的脸接触到樱田的内裤，是可爱的水色内裤。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "「ちょっと、そこから離れてよ、えっちー」",
          "zh_text": "「喂，走开啊，变态！」"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "桜田の声はまったく動揺が見られない。木原の必死な行動も、彼女の目には戯れのアクセント程度にしか映っていない様だった。スカートの中身を見られているのも気にならないらしい。",
          "zh_text": "樱田的声音听起来有点动摇。但事实上，对木原拼命的行动，在她的眼内只不过有如小朋友嬉戏一样。就裙子的内部被他看到也不在意。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "「ま、いいんだけど」",
          "zh_text": "「嗯，好吧！」"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "桜田は少し身を屈ませて、スカートの中にいる木原の姿を視界にとらえる。すると、彼の身体がみるみるうちに小さくなっていった。",
          "zh_text": "樱田稍微屈了一下身体，看到裙子中的木原的身姿。于是，他的身体就缩小了。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "「やめてくれえ！」",
          "zh_text": "「不要！」"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "木原の叫び声がスカートの内側にこもる。縮んでいくことを実感しながら何もできない。木原は必死で桜田の脚へとしがみつく。そうすれば落ちていく感覚に対抗できると思ったのかもしれない。だが、彼なりの努力には関係なくショーツの天井は遠ざかり、目線はどんどん下がっていく。小さくされる度に、人間性が剥奪されていく。そう木原は感じていた。",
          "zh_text": "木原的叫声在裙子的内部传出来。他体会到自己对缩小这件事无能为力，什么也做不到。木原拼命紧紧抱住樱田的脚。这样的话，可以对抗樱田也说不定。但是，在他自己的努力同时，头上的内裤不断远离，视线不断下降。木原感觉到缩小的时候，有连作为人类的资格也被剥夺。"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "悪寒が収まり、縮小が止まる。木原は、自分が脚に抱きつきながら何かに腰掛けていることに気づいた。全身がスカートの影になっていて暗かったが、それが桜田の少し灰色に汚れた上履きだとわかるにはそれほど時間はかからなかった。",
          "zh_text": "发冷停止之后，缩小也停止了。木原发现自己一边抱着脚一边坐在什麽地方上。虽然全身在裙子的影子里很阴暗，但并没有用很长时间就发现那其实是樱田的稍微有点发灰的的室内鞋。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "木原は言葉を失う。以前、教室掃除の時に桜田が机に乗って蛍光灯をハタキではたいていたのを思い出した。その時見た彼女の脚は掌に包めそうなほど小さく、なぜかそれにドキドキしたりもした。",
          "zh_text": "木原己经无法讲话。以前在教室打扫的时候，樱田会站在桌子上用掸子为光管扫尘。现时想起来，当时看了她的脚娇小得连用手都可以包起来，弄得自己内心七上八下。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "それが今は、木原が座れるほどに大きい。いや、彼女の足と同じぐらいに小さいのだ。靴下と上履きに二重に包まれた桜田の足は、木原が全体重を乗せてようやく少したわむ程度には強靭だった。目線はちょうど彼女の膝ぐらいの高さにある。",
          "zh_text": "但是如今，已经大到木原可以坐上去。不，她的脚还是一样小。被木原抱着的樱田那只被袜子和鞋双重包里的脚稍微弯起来。现时木原的视线不正是她的膝盖左右的高度吗。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "「いつまでそこにいるの？」",
          "zh_text": "「要一直待在这边吗？」"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "不意に木原の身体が宙に浮く。前屈の姿勢になった桜田が、両手で木原の両脇を抱え上げ、持ち上げたのだ。木原の身体は、とくに苦労もなく木原の目の前、胸の高さあたりまで運ばれる。",
          "zh_text": "木原的身体悬空。前倾的樱田用双手抱着木原的两边提高举起。把木原的身体，也没有特别用力，运送到胸口附近的高度。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "「あっはは、子猫みたい」",
          "zh_text": "「啊，像小猫一样。」"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "桜田は楽しそうに笑っていた。実際、木原に対する扱いも子猫、あるいは赤ん坊に対するそれのようだった。",
          "zh_text": "樱田开心地笑了。实际上，她对木原的处理也是对小猫，或者对婴儿那般。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "「離……せ、よ」",
          "zh_text": "「放……开我。」"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "「んー、今度離したらさっきよりもっと痛いと思うんだけど。記憶野も子猫スケールになっちゃったのかな？」",
          "zh_text": "「嗯，这次放开掉在地上就会比刚才更痛吧。连记忆也变成小猫一样少了吗？」"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "そう言われて下を見ると、絨毯の地面がかなり遠い。五メートル近くあるように木原には感じられた。",
          "zh_text": "这么说完，木原往下看，发现自己距离地面相当远。木原是感到有五米左右。"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "「た、たかっ……」",
          "zh_text": "「好高……」"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "「高くないよ？　人間にとってはね」",
          "zh_text": "「不高啊？对于人类来说是不高的。」"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "そう言いながらゆっくりと木原を抱える両手を頭上へと持ち上げていく。",
          "zh_text": "樱田一边说，一边慢慢把木原举高过自己的头顶。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "「や、やめろ、高い、高い！」",
          "zh_text": "「住，住手，太高，高！」"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "「え？　これが本来の木原くんの視点なんだけど。木原くんは元の大きさに戻りたくないのかな。子猫みたいにちっちゃいままでいいってこと？」",
          "zh_text": "「诶？这本来的木原君的视点。木原君原本的大小也不想回去了吗。一直像一只小猫细小就可以吧？」"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "「ち、ちが」",
          "zh_text": "「不，不……」"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "確かにその高さは木原のかつての身長だった。かつてと違うのは、両脚が地面からはるかに遠くにあること、小さな女の子に軽々と抱え上げられているということ。それよりも、木原は先の発言に気になる所があった。",
          "zh_text": "确实现在是的高度是木原的以前的身高。和以前不同的是，双脚从远离地面，被小女孩轻松地抱着举高。比起这个，木原更在意樱田之前的发言。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "「も、戻せるのか……？　大きさを」",
          "zh_text": "「回到原来的大小吗……？」"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "「んふふ～。戻そうかな。戻してあげてもいいんだけどな～」",
          "zh_text": "「啊呵呵~要复原呢。把你复原也不是不可以啊～」"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "「戻してくれよ！　頼む！」",
          "zh_text": "「我要复原！求你了！」"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "「それは木原くんの態度次第かなあ。じゃあ今のうちにこの高さに慣れておかないとねえ」",
          "zh_text": "「那就取决放木原君的态度如何？那么现在先习惯一下这个高度吧。」"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "そう笑い、桜田は木原から手を離し、上向きに放り投げた。",
          "zh_text": "笑完，樱田把木原从手上放开向上扔。"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "「わああああああっ！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "「そーれ、たかいたかーい！」",
          "zh_text": "「嗨哟，高高呢！」"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "何度も木原はボールのように桜田の両手と頭上を往復させられた。何度も全身がひっくり返り、ズボンのポケットに入れていたハンカチや携帯電話が落下する。",
          "zh_text": "樱田把木原当成球一样多次接住再往上扔。好几次都全身受到冲击之后，放在裤子口袋的手帕和手机都掉到地上了。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "「……おっとっと」",
          "zh_text": "「……不要了，不要了……」"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "「ひいいっ！」",
          "zh_text": "「好吧！」"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "木原が情けない悲鳴を上げる。桜田が手を滑らせ、両手で木原の身体を受け取りそこねたのだ。幸い、木原の手首をつかむことには成功したので、墜落することはなかった。",
          "zh_text": "木原发出哀鸣声。樱田故意打开双手，让木原的身体在手心滑过。幸运的是，木原抓住樱田的手腕成功，否则就会坠下去了。"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "自分の手と桜田の手の大きさを比べさせられる格好になる。太い指だ。今の木原の手では握ることもできないだろう。全体から見れば少女らしい白く、もみじのように小さな手だというのに。",
          "zh_text": "自己的手和樱田的手的大小相比。她的手指很粗。现在木原的手也不能把她的手指握住吧。从全身来看樱田是白白的少女，而小小的双手就像红叶一样。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "「やれやれ。木原くんにはまだ人間の高さは無理だったみたいだね」",
          "zh_text": "「哎呀哎呀。木原君对人类的高度还是不行的啊！」"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "桜田は木原を抱え直し、机へと戻り椅子へと座り直す。もう、桜田が歩くだけでみしり、みしりと床を軋ませる音が木原には聞こえるようになっていた。実際には音として聞こえないほど小さいのに、縮んだ耳には増幅されてそれが聞こえるのだ。",
          "zh_text": "樱田把木原抱到桌子上，自己重新坐在椅子上。木原是听到了樱田走过时令地板发出吱嗄吱嗄的声音。实际上声音是很小很小听不到的，但是耳朵缩小了就像音量被放大了一样。"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "桜田は木原の身体をスカートの上、お腹の前に置いた。遠目からは人形をお腹に抱いている、何の変哲もない少女にしか見えないだろう。",
          "zh_text": "樱田把木原放到裙子上，自己的肚子前。从远处来看，除了一个把娃娃抱着肚子前，平淡无奇少女以外，其他什么都看不见吧。"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "「それじゃ、もっと小さくなってみようか。猫よりも小さく……そうだね、ねずみさんみたいな大きさはどうかな？」",
          "zh_text": "「那么，你要变得更加小。比小猫还要小……是啊，老鼠先生一样的大小如何？」"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "桜田は、そっと優しくおなかの上にいる木原の頭に掌を添え、撫ではじめた。",
          "zh_text": "樱田温柔地把手放在木原的头上，开始抚摸。"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "もはや抵抗する気力もない。撫でられる度に木原は、桜田の身体の温かさと甘やかな体臭が濃くなっていくのを感じた。視界がぼんやりとにじむ。頭に乗せられた重みも、少しづつ強く大きくなっていく。机の上端が遠ざかっていく。",
          "zh_text": "木原连抵抗的力气也没有。在被抚摸的木原看来，樱田的身体上温暖，甘甜和浓浓的体臭都感觉得到。视野模糊渗透。被放在头上的重量也一点点强起来。桌子似乎离自己远去。"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "ふと、首を上に向けると巨大な手があった。さっきまでは自分の頭より少し大きい程度だったものが、扉のように大きなものへと変貌していた。自分を片手で鷲掴みできそうだ。",
          "zh_text": "突然，把头抬高，看到了巨大的手。到刚才为止比自己的头脑稍微大点的东西，已经变成门一样大。那只手可以把自己一手抓起来。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "「ねずみみたいにちっちゃくなった感想はどう？」",
          "zh_text": "「老鼠那样小的感觉如何？」"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "桜田が天井になっていた手をどける。木原は立ち上がり、数歩膝の方向へ後ずさる。体重をかけてもたわまない深さ数十センチはあるスカートの皺が、歩行の妨げとなる。",
          "zh_text": "樱田拿开了手。木原站起来，向膝盖的方向走几步。体重也无法压弯裙子，深度数十厘米的裙子的褶子成为了步行的阻碍。"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "「いや、まだねずみよりはちょっと大きいかな……十センチぐらい？」",
          "zh_text": "「不，还比老鼠是大一点吧……有10cm左右？」"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "声がライブ会場のスピーカーを通したかのように大きく低く響く。仰ぎ見た桜田はとてつもなく大きい。上半身だけで小さな建物ぐらいあり、その影に木原の周囲はすっぽりと包まれていた。全身ではどれぐらいあるのか、考えたくはない。",
          "zh_text": "樱田的声音好像演唱会的会场通过扩音器加大回响。仰望樱田，她实在是太大了。上半身已经有小型建筑物的大小，影子完全笼罩木原的四周。那她的全身会有多大呢，木原想也不敢想。"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "「なあ……おれを、これからどうするつもりなんだ？」",
          "zh_text": "「你要把我怎麽样啊？」"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "「えー、何？　聞こえないよ！」",
          "zh_text": "「嗯，什么？听不见！」"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "桜田に大声で叫び返され、耳が割れそうになる。どうやら、ここまで小さくなってしまうとボソボソとした喋り方では桜田の耳には届かなくなってしまうらしい。不条理さを感じながら、同じ内容を木原は叫び直した。",
          "zh_text": "樱田大声呼喊，木原耳朵都要破裂了。变小之后用正常的说话方式，声音连樱田的耳朵也传达不到。木原感到不合理，只好把同样的内容呼喊出来。"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "「あ、別に殺したりなんかしないよ？　これ以下の大きさになっちゃうと、ちょっとしたことで首の骨が折れたりしちゃうから、気を遣わなくちゃいけないんだよね」",
          "zh_text": "「并不会要杀掉你或是怎麽样哦。如果变得更小的话，稍微一不注意就会脖子断掉呢，必须要特别小心呢。」"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "けろっとした顔で物騒な言葉が飛び出してきて、木原は震え上がった。本人に怖がらせようとする意図はない様子だ。邪気の感じられない桜田の笑顔が、木原には逆に恐ろしい。",
          "zh_text": "樱田用若无其事的表情讲出危险的语言飞，木原内心完全震慑。没有故意让他害怕的样子，一点也感觉不到邪气的樱田的笑容，反过来令木原感到可怕。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "「こ、ころ……？」",
          "zh_text": "「杀……杀死？」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "「うん。何回かね」",
          "zh_text": "「嗯。这是第几次呢？」"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "罪悪感を感じています、と言わんばかりに桜田は眉根を下げる。",
          "zh_text": "樱田有点罪恶感地把眉头降低。"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "「思ったより小人さんって華奢で、死んだりしなくても骨を折ったり潰しちゃうことってよくあるの。でも、小さすぎるのが悪いんだよ……？　わたし、弱っちい女の子だもん」",
          "zh_text": "「小人先生比想像的还要纤细，死亡，骨头折断折碎的事情经常有。但是，都是太小的他们不好……？我，我也只是一个弱弱的女孩呀。」"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "嘘の気配の感じられない桜田の口調に、木原は確信した。狂っている、と。",
          "zh_text": "感觉不到樱田的语调有谎言的气息，木原确信她疯了。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "「木原くんをどうするか、って？　そうだねー、うちで飼ってあげようかな？　そんな大きさだとわたしが世話しないと生きて行けないもんね。いま、うちの水槽空いてるからそこでいいよね？　ちゃんとトイレの世話もしてあげるよ」",
          "zh_text": "「木原君怎么办呢？是啊，我养你吧？那样的大小没有我的照顾是活不下去的。现在，我的水槽有空，在那里就可以吧？去厕所也可以好好的照顾你！」"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "「も、戻しては……」",
          "zh_text": "「也会帮我复原吧……」"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "「くどいなあ。あんまりうるさいと、もっと小さくしちゃうよ。叫んでも声が聞こえないぐらいにね」",
          "zh_text": "「啰嗦啊。太吵了，要变得更加小哦。这样就连呐喊的声音都听不到。」"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "「や、やめて！」",
          "zh_text": "「不，停止！」"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "そう絶望的なやりとりをかわしていると、本棚の向こうから戸を開く音が聴こえた。",
          "zh_text": "在绝望的同时，书架对面门发出打开的声音。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "「！？」",
          "zh_text": "「！？」"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "桜田が身体を揺らして驚愕する。",
          "zh_text": "樱田的身体因为惊愕而摇晃。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "「だ、だれかいますかー？」",
          "zh_text": "「啊，有人吗？」"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "遠くから響く声は聞き間違えることもない、木原の妹、理沙だった。",
          "zh_text": "没有听错，从远处回响的声音是木原的妹妹，理沙。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "「ちょっと、どういうことなの？　木原くん」",
          "zh_text": "「喂，是怎么回事？木原君」"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "桜田は明らかに狼狽していた。",
          "zh_text": "樱田显得很狼狈。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "「理沙ーッ！　おれはここだー！　助けてく――」",
          "zh_text": "「理沙ー！我就在这里啊！救——」"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "「バッ」",
          "zh_text": "「刷」"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "木原の全力の叫びは桜田の巨大な指に口を塞がれ、遮られた。",
          "zh_text": "木原的全力的呼声被樱田的巨大的手指堵住。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "「木原くんって本当にばかだよね」",
          "zh_text": "「木原君真是笨蛋啊。」"
        },
        {
          "id_line": 217,
          "ja_text": "呆れと苛立ちの混ざったような表情を桜田は見せた。木原を小さくしてから、始めて見せた怒りを含む感情だ。桜田は閉じていた太ももを開き、その間に木原を落とす。",
          "zh_text": "樱田显出了惊讶和焦躁的搀混的表情。木原变小之后，第一次看到她内在的愤怒的感情。樱田把大腿打开，木原掉了下去。"
        },
        {
          "id_line": 218,
          "ja_text": "ふとももが壁になり、木原の姿はより外から見えづらくなる。ショーツが丸見えというレベルではないが、お互い気にしていないようだ。スカートをまくりあげ、椅子の上にいる木原が見えやすいようにして桜田は話す。",
          "zh_text": "大腿做成的墙壁，使木原的身影更难从外面看到。内裤完全暴露，不过，他们彼此都没有在意。樱田卷起裙子，对椅子上的木原说话。"
        },
        {
          "id_line": 219,
          "ja_text": "「助けてくれるって期待したんでしょうけど。そんなことは絶対にありえないんだよ。いざとなれば木原くんの妹を小さくしちゃえばいいんだから」",
          "zh_text": "「帮助期待那样的事是绝对不可能。一旦有任何情况我只要把木原君的妹妹缩小就行了。」"
        },
        {
          "id_line": 220,
          "ja_text": "「！」",
          "zh_text": "「！」"
        },
        {
          "id_line": 221,
          "ja_text": "狼狽するのは今度は木原の番だった。",
          "zh_text": "这次轮到木原不知所措。"
        },
        {
          "id_line": 222,
          "ja_text": "「それはやめてくれ、頼む！」",
          "zh_text": "「不要，拜托妳了！」"
        },
        {
          "id_line": 223,
          "ja_text": "「んー。どうしようかなあ。絶対にバレるわけにはいかないんだよね」",
          "zh_text": "「嗯。怎么办呢？。绝对不能够暴露的呀。」"
        },
        {
          "id_line": 224,
          "ja_text": "木原が泣きそうになりながら懇願している間にも、理沙の足音はどんどん近づいてくる。桜田と理沙が対面するのは時間の問題だった。",
          "zh_text": "木原快要哭出来的恳求的期间、理沙的脚步声越来越靠近。樱田和理沙见面是时间的问题。"
        },
        {
          "id_line": 225,
          "ja_text": "「お、おれのことならいくらでも小さくしていいから、妹だけは！」",
          "zh_text": "「哦，我的话，缩小多少都可以，只要不要缩小我妹妹可以了！」"
        },
        {
          "id_line": 226,
          "ja_text": "「へえ」",
          "zh_text": "「嘿嘿……」"
        },
        {
          "id_line": 227,
          "ja_text": "桜田が口の端を釣り上げるのを見て、木原はとんでもないことを口にしてしまったと気づくが、もう遅い。",
          "zh_text": "樱田就是为了把这一句钓上来，木原说出了自己也意想不到的事，当注意到时，已经为时已晚。"
        },
        {
          "id_line": 228,
          "ja_text": "「木原くんのこと好きだったし、それぐらいの大きさで勘弁してあげようかと思ったんだけど。小さくしてくれ、だなんて頼まれちゃあしょうがないよね。それにそのほうが、見つかりにくいし」",
          "zh_text": "「我很喜欢木原的，本来就打算缩到现在的大小就停下的呢。既然你求我说怎麽缩小你都无所谓，那也没办法了呢。而且更小的话，也不容易被发现。」"
        },
        {
          "id_line": 229,
          "ja_text": "木原を見下ろす桜田の右目が、凶暴に輝いた。何度体験しても慣れない、浮遊感を伴うめまい。狭かった両脚の間の空間が余裕のあるものになっていく。ぎりぎりよじ登れそうなぐらいだったふとももの丸い壁が、どんどんせり上がっていき、そそり立つ城壁のごとくとなる。",
          "zh_text": "樱田俯瞰木原的右眼，凶暴地闪耀起来。就算体验多少次也不会习惯，浮游感伴随头晕。双腿之间狭窄的空间变得富余起来。连本来可以爬上去的圆圆的大腿所做成的墙壁，也渐渐往上升，如同拔地而起的城墙。"
        },
        {
          "id_line": 230,
          "ja_text": "＜そこでおとなしくしてなさい＞",
          "zh_text": "＜在那里老实待一下吧＞"
        },
        {
          "id_line": 231,
          "ja_text": "桜田の小さな、しかし大きなささやき声とともに、ばふっ、とテント布を広げるような音と共にまくり上げられたスカートが元に戻される。周囲が暗闇へと包まれた。完全にスカートの内側へと隔離されている。",
          "zh_text": "樱田声音很小，但对木原来说已经够大声，呼，如何打开帐篷布一样的声音，裙子回复原状。周围都被黑暗所笼罩。完全被裙子的内侧隔离。"
        },
        {
          "id_line": 232,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 233,
          "ja_text": "「あのー、この教室にお兄ちゃんが来ませんでした？」",
          "zh_text": "「那个，这个我哥哥有没有来这间教室？」"
        },
        {
          "id_line": 234,
          "ja_text": "桜田を発見した理沙が彼女に問いかける。桜田は包帯を再び巻き付け、椅子に座って読書中ですというポーズをとっていた。傍目からは、何の不審な点もない。",
          "zh_text": "发现樱田的理沙问道。樱田再次缠着绷带，摆好坐在椅子上读书中的姿势。从旁观者来看，没有什么可疑之处。"
        },
        {
          "id_line": 235,
          "ja_text": "「え？　わたしはここでずっと本を読んでいたけど、男子が入ってきたらすぐ気づくよ」",
          "zh_text": "「诶？我在这里一直在读书，如果有男生进来的话，我马上会主意到的。」"
        },
        {
          "id_line": 236,
          "ja_text": "「おかしいな。お兄ちゃんなら最終的には事件は現場だ！　とか言ってここに来るかと思ったんだけど。携帯も繋がらないし、どうしちゃったんだろ」",
          "zh_text": "「好奇怪啊。哥哥说最终都要到案发现场！他是说来这里的吧。电话也打不通，怎么了？」"
        },
        {
          "id_line": 237,
          "ja_text": "途方にくれた様子で理沙は桜田の側面の椅子を引いて、それに座る。校内を歩きまわって疲れたのか、額には汗が浮かんでいた。",
          "zh_text": "摆着一副走投无路的样子的理沙在樱田的对面拉开椅子，坐下来。是校内走累了吧，额头上浮现出很多汗水。"
        },
        {
          "id_line": 238,
          "ja_text": "「たまたま電波の通じないところにいるんじゃないかな」",
          "zh_text": "「是走到了电波不通的地方吧。」"
        },
        {
          "id_line": 239,
          "ja_text": "涼しい顔で桜田は言う。もちろん、実際のところは携帯が木原ごと縮小されたせいで、電波の周波数が合わなくなっているだけである。",
          "zh_text": "樱田用凉爽的脸说。实际上是木原的手机被缩小了的原因，电波的频率变得合不来罢了。"
        },
        {
          "id_line": 240,
          "ja_text": "「まったくもう、探偵ごっこに付き合わされたこっちの目にもなってよね」",
          "zh_text": "「真是的，也考虑下陪着他玩什麽侦探游戏的我的感受啊。」"
        },
        {
          "id_line": 241,
          "ja_text": "辟易した様子で理沙は悪態をつく。兄が本当に行方不明事件に巻き込まれているとは想像もできない。一般市民とは、そういうものなのである。",
          "zh_text": "理沙消极地骂人。哥哥真的失踪被卷入事件，完全无法想像。只不过是普通市民，又怎会有这样的事。"
        },
        {
          "id_line": 242,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 243,
          "ja_text": "スカートの内側の空間というのは思春期の男子が一度は夢想する空間だろう。しかし、小さくされてそこに閉じ込められた当人にとってはそれほど喜ばしい場所とは言えなかった。",
          "zh_text": "裙子内部的空间是思春期的男生梦想要到达的空间吧。但是，对被缩小困在那里的本人来说，并不是可喜的地方。"
        },
        {
          "id_line": 244,
          "ja_text": "巨大な少女の代謝による熱気が逃げ場なく閉じ込められているため、身長三センチほどの小人にとっては非常に不快指数の高い場所なのだ。",
          "zh_text": "逃避不了巨大少女的代谢时发出的热气。对身高只有3cm左右的小人来说是不愉快指数很高的地方。"
        },
        {
          "id_line": 245,
          "ja_text": "スカートの天井に覆われて数分、ようやく目が慣れてきた。両側のふとももの壁は五メートル近くあり、さらにこちらがわへ向けて反り返っているので登るだけで苦労するだろう。",
          "zh_text": "裙子覆盖了几分钟，眼睛终于习惯。两侧大腿的墙壁大约有5m，而且还是弯曲的。所以想要登上去只是徙劳。"
        },
        {
          "id_line": 246,
          "ja_text": "登り切った所で、スカートに遮られてそれ以上できることはない。正面方向のショーツにしてもそれは同じ事だった。",
          "zh_text": "就算爬了​​上去，也不能够穿过裙子。也只会是正面是内裤背面是断崖的事。"
        },
        {
          "id_line": 247,
          "ja_text": "興奮していないわけではなかった。両脚の肉に挟まれ、ぎっちりとショーツを盛り上がらせる巨大な陰部が鎮座ましましているうえ、少女の股間から発せられる体臭がフェロモンとなって木原のいる空間に充満しているのだ。だが、当の桜田本人がまったく気にしていないという事実に由来する、男、いや人間扱いされていないという屈辱感がそれに優っていた。",
          "zh_text": "兴奋并不是没有。被双腿的肉夹在中间，内裤把巨大的阴部的线条突显出来，而且从少女的胯间发出臭气形成了费洛蒙充满着木原下榻的空间。但是，此时樱田本人完全没有在意这个事实，因为男性被不人对待的屈辱感远优于那份兴奋了吧。"
        },
        {
          "id_line": 248,
          "ja_text": "「くそっ！」",
          "zh_text": "「可恶！」"
        },
        {
          "id_line": 249,
          "ja_text": "腹いせに、ふとももやショーツを思いっきり蹴ってみる。だがそれは少しも凹むことはなく、逆に強靭なそれらは木原の蹴りを跳ね返した。巨体が身動ぎする様子すらない。あまりにも無力だった。",
          "zh_text": "为了泄愤，木原尽情踢了一下樱田的大腿和内裤。但是一点也没用，相反坚韧的大腿和内裤把木原弹回去。巨大的身体连动也没有动的样子。他也太过于无力了。"
        },
        {
          "id_line": 250,
          "ja_text": "耳をすませると、どうやら桜田と理沙は打ち解けてたわいもない会話をしているらしい。くぐもってよくわからないが、木原に関する愚痴を言い合っているようだ。腹は立ったが、そんな場合でもない。",
          "zh_text": "只有侧耳倾听她们的对话吧，看来樱田和理沙在融洽地说一些微不足道的对话。闷声闷气不是很清楚，不过好像互相说著有关木原的牢骚。木原现在满肚子火，但这样的情况下，也做不了什么。"
        },
        {
          "id_line": 251,
          "ja_text": "木原はここで座して桜田に囚われたままになるつもりはなかった。桜田が理沙に気を取られている今を逃せば機会はない。地面となっている、スカートの裏地の上を股間の反対、膝の方向へと走る。",
          "zh_text": "木原当然没想过就这样端坐着在樱田的内裤前。在不被樱田发现的情况下引起理沙注意也就只有现在了，错过就没机会。木原向胯间的相反方向走，如果在膝盖上走下去的话应该可以走到地面。"
        },
        {
          "id_line": 252,
          "ja_text": "椅子の端から下を覗くと、数十メートル下へ地面が見える。ぞっとしない眺めだが、怖がっている場合ではない。同級生の少女のほうが、よほど恐ろしい。",
          "zh_text": "从椅子的边下望去，可以看到数十米下的地面。是令人不栗而寒的景色，但现在不是害怕的时候。同班同学的少女是相当可怕的。"
        },
        {
          "id_line": 253,
          "ja_text": "木原は意を決して、桜田の左脚、正確には左脚を覆うニーソックスにしがみつく。繊維に両手両脚をひっかけ、膝の側面部分からゆっくりと地表を目指して降りていく。ニーソックスを履いていてくれて助かった、と木原は思う。もし普通の靴下であったなら摩擦の少ないすべすべの脚を相手にすることになっただろうから。",
          "zh_text": "木原立下决心，从樱田的左脚，准确来说是紧紧抱住左脚上覆盖的过膝袜。双手双脚捂住纤维，从膝盖的侧面慢慢以地表为目标而落下。因为穿着过膝袜我得救了，木原想。如果普通的袜子的话，一抱住摩擦少又光滑的脚的话，对方一定知道情况了吧。"
        },
        {
          "id_line": 254,
          "ja_text": "できるだけ下を見ないようにして、着実に脚を伝って進む。脚に接触することで脱出に気付かれないかが不安だったが、その様子はない。小さすぎて感じられないのだろう。",
          "zh_text": "尽量不要下看，稳步沿脚前进。会不会由于接触脚而令樱田注意到逃出而感到不安,不过，这个情况是没可能的。太小了，根本不会感觉得到吧。"
        },
        {
          "id_line": 255,
          "ja_text": "前に公園でアスレチックを遊んだことがあるが、しがみつくソックスごしのやけどしそうな体熱と、スカートの内部ほどではないがほんのりと漂う独特の体臭が、これが無機的なアスレチックではなく女の子の体の一部なのだと教えてくれる。遠目に見れば、今の自分の姿は女の子の脚に取り憑いた卑しい虫けらなんだろうな。",
          "zh_text": "之前在公园也玩过攀岩，不过，现在是紧紧抱住的是袜子隔着快要可以烧伤木原的体热，虽然没有像裙子内部那样,不过这边也有微微飘浮的独特体臭，表现出这个不是无机的的体育用具而是女孩子身体的一部分。如果从远处看的话，现在自己的身体就像是女孩子脚上附着的小虫吧。"
        },
        {
          "id_line": 256,
          "ja_text": "そう自嘲して木原は悲しくなる。オーバーハングになっていて足をかけにくいふくらはぎの部分は、正面に回りこむことでやりすごした。",
          "zh_text": "自嘲之后木原变得更加悲哀。脚裸变成突出的岩石而令攀爬变得很难，只有转到脚背上再过去了。"
        },
        {
          "id_line": 257,
          "ja_text": "数分のようにも数時間のようにも感じられる降下のすえ、地上数メートルほどまで降りた所で足の甲の上へと飛び降りた。部屋ほどの広さの足の上から、そのまま側面へと転がり落ちることに木原は成功した。多少身体は痛いが、問題ないレベルだった。",
          "zh_text": "不知道是过了数分钟，感觉上是过数小时的感觉，在离地几米到的地方从脚背跳了下来。有如房间那么大的脚上，直接从侧面滚落下来，木原成功了。虽然有些痛，身体还是没有问题的。"
        },
        {
          "id_line": 258,
          "ja_text": "「それにしても、でかいな」",
          "zh_text": "「即便如此，还是很巨大。」"
        },
        {
          "id_line": 259,
          "ja_text": "桜田の小さくかわいらしい足は、木原にとっては乗用車のように大きい。上履きを含めた足の厚みだけで二メートル近くはある。そこから伸びる脚はちょっとしたビルのようだ。数十メートル離れたところには、桜田とは別の、同様に巨大な脚が並んでいる。おそらくは理沙のものなのだろう。彼女も巨大になっているということは、やはり自分が小さくなってしまったのだと考えるほかない。木原は、まるでどこかの神殿に迷い込んだような錯覚に囚われる。",
          "zh_text": "樱田小小可爱的脚，对木原来说有车一样大。连室内鞋在内，厚度足足有两米。从那里一直延伸的小腿有点像大楼一样。数十米外的地方，是和樱田同样一样巨大的脚，旁边排列着巨大的物品。恐怕那就是理沙和她的东西吧。她也是十分巨大。就是说，除了是自己变小以外没有其他可能。木原，简直就像是误入哪里的神殿般的破裂错觉。"
        },
        {
          "id_line": 260,
          "ja_text": "机の下の広大な空間と、そこにそびえる二人の少女の脚が、例えようもなく荘厳に見えた。あまりにもこの空間は、木原の知っている日常とは隔離されている。ここがただ、二人の女子生徒が会話をしている足元というだけだなんて思えなかった。",
          "zh_text": "桌子下面广阔的空间，在那里耸立的两位巨大少女的脚，无法比喻的庄严。这个空间，木原知道平常是被隔离的。这里只有两个女学生在对话，而她们的脚正好放在这个空间，其他人不论如可都不可以进入这个私隐的空间。"
        },
        {
          "id_line": 261,
          "ja_text": "呆けている場合ではない。木原は薄暗い机の下の空間を、妹――の足を目指して歩き出す。",
          "zh_text": "发呆的时候。木原在昏暗的桌子下，以妹妹的脚为目标而前行。"
        },
        {
          "id_line": 262,
          "ja_text": "木原はこう考えた。一人で第二図書室を脱出するのは自分にとって気の遠くなるような距離を歩かなければならない。脱出できたとしても、こんな虫のようなサイズで生き延びることができるはずもない。",
          "zh_text": "木原是这么想的。自己一个人逃脱第二图书室来说，就要走太过遥远的距离。即使可以逃脱了，虫子般的大小根本不可能生存。"
        },
        {
          "id_line": 263,
          "ja_text": "ならば、妹にくっついて運んでもらうしかない。気づいてもらうのが一番だが、桜田の目の前でそれは妹を危険に晒すことになる。",
          "zh_text": "那么，只能让黏在妹妹上。在不引起注意下是最好的办法，如果曝晒的话，樱田眼前的妹妹会有危险。"
        },
        {
          "id_line": 264,
          "ja_text": "気づいてもらうのは、妹が桜田の目の届かないところまで行ってからでいい。妹にくっつくちっぽけな兄、という想像に別のベクトルで惨めさを覚えるが、それについては割り切らないといけない。",
          "zh_text": "注意到的是，要让妹妹走到樱田看不到的地方。妹妹身上黏着渺小的哥哥，这样的想像已经足以造成凄惨的回忆，关于这份回忆不除掉是不行。"
        },
        {
          "id_line": 265,
          "ja_text": "障害となったのは、木原の腰ぐらいにまで生えている草原のように広がる絨毯の毛だ。かき分けて進もうにも、意外と強靭でなかなかうまくいかない。強く力を入れないと毛を曲げることもできない。しかし、桜田と理沙、二人の足元を見るとこの頑丈な絨毯の毛を押しつぶし、毛の中に上履きが埋め込まれているのが遠目にわかる。いかに自分がちっぽけな弱い存在になってしまったかを再確認させられ、惨めな気分にさいなまれる。",
          "zh_text": "现在成为障碍的是长及木原腰际的草原般广阔的地毯的毛。木原往中间挤向前进，地毯的毛意外地坚韧，怎么走也走不顺。连用尽全力也不能弯曲。但是，樱田和理沙，两人的脚只是放在地上就把这些坚固的​​地毯的毛压垮，从远处都可以看到毛是如何嵌入室内鞋底的。再次确认自己是如此渺小的脆弱的存在，更被凄惨的心情折磨。"
        },
        {
          "id_line": 266,
          "ja_text": "そんな苦慮と苦難を重ねつつ、どうにか木原は理沙の足元至近までたどり着く。両者に感づかれている気配はない。チャンスだった。",
          "zh_text": "那各种苦思焦虑和苦难的重叠在一起，木原总算是走到理沙的脚下。两个巨大少女都没有注意到的样子。是机会。"
        },
        {
          "id_line": 267,
          "ja_text": "理沙の雑な性格を反映して、彼女の上履きは桜田とは違い所々が黒ずんでいてやや汚い。靴下はくるぶしまでを覆うガーリィな薄桃色のソックスで、この露出した脚を登っていくのはかなり難しいだろう。木原は理沙の右上履きへと取り付き、よじ登り、足の甲の上で息をつく。あとは、理沙が席を立ち、帰路につくのを待つだけ――",
          "zh_text": "反映理沙粗糙的性格，她的室内鞋与樱田不同各处发黑稍稍肮脏。覆盖到脚踝的短袜是淡粉色，这种露出的脚要登上去是相当难的吧。木原爬上理沙右脚的室内鞋，攀登，在脚背上喘息。以后，只要等待理沙离开座位，踏上归途——"
        },
        {
          "id_line": 268,
          "ja_text": "と木原が安心仕切っていると、いきなり木原のからだは宙へと投げ出された。数メートルの空中遊泳のすえ、地面へと落下する。柔らかい絨毯の毛がクッションになり、怪我はない。",
          "zh_text": "和木原的安心相反，突然木原的身体被抛到空中。在空中游泳几米之后，结果掉到地面。还好有柔软的地毯毛，所以没有伤。"
        },
        {
          "id_line": 269,
          "ja_text": "何が起こったのかと理沙の脚の方を見ると、彼女は右足を組んでいた。木原の存在に気づいたわけではない。ただ脚を組むという妹の何気ない行動に、木原が翻弄されただけだ。",
          "zh_text": "理沙的脚发生了什么事的话，看来她是盘起了右脚。不是注意到了木原的存在。只是妹妹无意间组成​​交叉脚的行为，木原只是被播弄了。"
        },
        {
          "id_line": 270,
          "ja_text": "めげることなく木原が左足へとアタックしようとして、組まれた右足が頭上で奇妙な揺れ方をしていることに気づく。不気味な動きに木原が警戒していると――くぐもった轟音とともに、木原は吹き飛ばされた。",
          "zh_text": "不气馁木原向左脚试图进攻，交起的右脚在头顶上鞋子半脱，在做奇妙地晃动。木原警戒着那令人毛骨悚然的动作，突然——闷声闷气轰隆一声，木原就被吹跑了。"
        },
        {
          "id_line": 271,
          "ja_text": "木原が身体を起こして爆風のした方を見ると、すぐそこに例の上履きがあった。理沙が、脱ぎ捨てたのだ。もし、もう少し木原が前進していたならそれの下敷きになっていただろう。",
          "zh_text": "木原往发生爆炸气浪的方向看，看到了一只室内鞋。原来是理沙脱下了室内鞋。如果木原再前进一点点的话现在就在鞋底下了。"
        },
        {
          "id_line": 272,
          "ja_text": "しかし、木原を襲う理沙の無意識の行動はこれで終わらない。木原が呆然としていると、上履きを脱いだ理沙の右足が、ゆっくりと木原めがけて迫ってきていたのだ。頭上の靴下に包まれたベッドよりも広い妹の足裏に、木原は身動きひとつとれないでいた。人間は、本当に恐怖すると金縛りにあったかのように動けなくなる。",
          "zh_text": "但是，理沙的无意识的行动木袭击原不会就此结束。木原在发呆时，刚脱室内鞋的理沙的右脚，就突然这样压在木原身上。被袜子包裹着比床还更宽广的妹妹的脚掌压过来，木原也没有立即跑开。人类被束缚了无法动弹的时侯是会感到很不安的。"
        },
        {
          "id_line": 273,
          "ja_text": "今の彼も同じだった。理沙の右足は所在なさげに空中でぶらぶらと揺れた後、固まっている小さな兄の上へとのしかかった。",
          "zh_text": "现在的木原也是一样。理沙的右脚空中溜达摇晃不定后，再突然定在小小的哥哥的头上再往下压。"
        },
        {
          "id_line": 274,
          "ja_text": "妹の足の下で銀杏の果実のようにすり潰される、ということはなかった。彼女はさして体重をかけていなかったのだ。だが、それでも木原は彼にとってとてつもない重量に圧迫され、骨を軋ませ誰にも届かない呻きをあげていた。木原を苛んでいるのは足の重さだけではなかった。数時間校内を歩きまわった理沙の足は汗をかき、上履きの中で蒸れていた。",
          "zh_text": "说不定会像银杏树的果实一样，在妹妹的脚下磨溃。虽然她的体重没有很重。但是，尽管如此，木原还是被对他来说是重得出奇的重量压迫，骨头吱吱嘎嘎响，发出谁都不能听到的呻吟声。木原发现要承受的不止脚的重量。几小时之间在校内不停转来转去，理沙的脚出了很多汗，再加上在室内鞋内闷蒸。"
        },
        {
          "id_line": 275,
          "ja_text": "普通の人間が接しているぶんには気にならない程度の汗臭さなのだが、指先ほどの小ささになった木原の嗅覚にはそれが数十倍、数百倍にも増幅されて届く。それを至近距離でかがされているのだ。つんとした臭いが鼻を刺すどころではなく、全身を切り裂くように『痛い』。肺の中が妹の汗で湿った空気でいっぱいになる。",
          "zh_text": "普通人类接触是不在意的程度的汗臭，不过，现时只有指尖大小的木原的嗅觉就好像被放大几十倍，数百倍。以极近距离被迫闻这种刺激性的臭气。而臭气通过鼻子进入到身体，现时全身都像是被撕裂一样的『痛』。肺中满满是因为妹妹的汗而变得潮湿的空气。"
        },
        {
          "id_line": 276,
          "ja_text": "意識は朦朧とし、昼に食べたものを吐き出してしまう。涙と鼻水がとめどなく流れる。のた打ち回りたいが、身体を押さえつける理沙の足がそれを許さない。",
          "zh_text": "木原意识朦胧，中午吃的东西都想要吐出来。眼泪和鼻涕涕泗滂沲。至少想要反个身来，但身体被理沙的脚压住而动不了。"
        },
        {
          "id_line": 277,
          "ja_text": "「理沙！　おれが小さくなってここにいるんだ！　足を、足をどけてくれ！」",
          "zh_text": "「理沙！我被缩小后被压在这里！脚，脚挪开！」"
        },
        {
          "id_line": 278,
          "ja_text": "そう妹に向けて叫びながら、自由になっている手で岩盤のような足裏を痛くなるぐらいに叩く。妹を巻き込まない、という殊勝な気持ちは消えていた。いつまでもここで妹の足に責め続けられていたら本当に命が危ない。",
          "zh_text": "向妹妹一边呼喊，一边用唯一动到的手敲打像岩盘一样的脚掌。想要不把妹妹卷进这种难能可贵的心情都消失了。如果再持续在压在妹妹的脚下的话，真的会有生命危险。"
        },
        {
          "id_line": 279,
          "ja_text": "だが、拳がすり切れるぐらい殴っても、弾力のある足裏の肉と靴下の二重の壁に阻まれ、ちっぽけな木原の存在は理沙には気づかれない。",
          "zh_text": "但是不论拳头如何殴打，在富有弹力的脚掌肉和袜子的双重阻碍下，渺小的木原的存在是不会被理沙。"
        },
        {
          "id_line": 280,
          "ja_text": "無意識の行動が兄を地獄のような環境へ送り込んでいることなど、妹は知る由もない。",
          "zh_text": "妹妹无意识的行为就把哥哥送到阿鼻地狱一样的环境，妹妹也无从知晓。"
        },
        {
          "id_line": 281,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 282,
          "ja_text": "理沙は、桜田と会話しながら空になったペットボトルを未練がましく口の上で逆さにして振っていた。歩きまわったら喉が乾いてしまったのだが、もう中身のお茶を飲み終わってしまったのだ。",
          "zh_text": "理沙和樱田一边对话，一边转动塑料瓶，想要说到口渴的时再喝剩下的一点点的茶。因为刚刚在学校四处走动，现已经几乎喝完。"
        },
        {
          "id_line": 283,
          "ja_text": "桜田の中身の残っていそうな魔法瓶がちょっと羨ましい。なんで兄のためにこんな苦労をしているのだろう。足も蒸れてしまったし、最悪だ。右の上履きを机の下で足だけを使って脱ぎ、足の裏を絨毯に擦りつけて掻く。足裏のかゆいところに、見えないが何かゴミのようなものが当たっていてちょうどいい。右足をそこを中心に往復させていた。",
          "zh_text": "她对樱田的暖瓶内还有东西在感到有点羡慕。为什么要为了哥哥这么辛苦呢。脚也很闷热了，太糟糕了。把右脚的室内鞋在桌子下脱掉，脚底在地毯上蹭。脚心痒痒的地方，有一块垃圾一样看不见什么的东西，正好。右脚擦一下吧。"
        },
        {
          "id_line": 284,
          "ja_text": "そうしていると桜田がいきなり立ち上がった。かと思うと机の下に何か落としたのか、屈んでのぞき込んでいる。",
          "zh_text": "在对话的樱田突然站了起来。似乎是觉得有什么掉到桌子下面，弯着腰潜到桌子。"
        },
        {
          "id_line": 285,
          "ja_text": "「理沙ちゃん、ちょっとその足どけて」",
          "zh_text": "「理沙酱，那个脚挪开一下可以吗？」"
        },
        {
          "id_line": 286,
          "ja_text": "はしたなく足をこっそり掻いているのを見られ、少し恥ずかしいが言われたとおりにどける。四つん這いに机の下に潜り込んだ桜田は、それを摘み取った。",
          "zh_text": "脚偷偷搔痒被看到了，有点害羞的说，只好有脚挪开吧。四肢扒在桌子下面的樱田在理沙脚下捡起了什么。"
        },
        {
          "id_line": 287,
          "ja_text": "「ありがと。消しゴム落としちゃって」",
          "zh_text": "「谢谢你。橡皮掉了。」"
        },
        {
          "id_line": 288,
          "ja_text": "「あ……すみません」",
          "zh_text": "「啊……对不起……」"
        },
        {
          "id_line": 289,
          "ja_text": "先輩の文房具を足蹴にしていたことに申し訳なくなるが、桜田は特に気にしていない様子でつまんだものをブレザーのポケットに放り込んでいた。",
          "zh_text": "用前辈的文具搔痒，似乎做了很失礼的事，但樱田也不是特别在意的样子，看起来反而有点高兴的感觉。她东西放到西装的口袋。"
        },
        {
          "id_line": 290,
          "ja_text": "「ちょっと、お手洗いに行ってくるね」",
          "zh_text": "「我要去一下洗手间。」"
        },
        {
          "id_line": 291,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 292,
          "ja_text": "桜田は女子トイレの個室に入ると、扉を閉め施錠し、ポケットから木原を取り出すと、足元へと置く。その姿は、消しゴムに隠れられそうなほど小さい。",
          "zh_text": "樱田进到女子厕所的单间，把门关闭上锁，从口袋中取出木原放在脚下。那个小小身姿，比橡皮还要小，当然能藏起来。"
        },
        {
          "id_line": 293,
          "ja_text": "「妹さんの足裏は気持ちよかった？　木原くん。涙流してよがってたみたいだけど」",
          "zh_text": "「在妹妹的脚底感觉很好吧？木原君，你好像高兴得眼泪也流出来了。」"
        },
        {
          "id_line": 294,
          "ja_text": "「……」",
          "zh_text": "「……」"
        },
        {
          "id_line": 295,
          "ja_text": "三センチの大きさになって見上げる直立した桜田の姿は、まるで摩天楼のようだった。背後の扉の下の隙間から逃げられそうな気もするが、とてもそんな気力も勇気も木原には残っていなかった。",
          "zh_text": "3cm大小仰望直立的樱田的身姿，简直像摩天大楼一样。似乎背后的门下的缝隙可以逃走的感觉，但木原连这样的精力和勇气也没有了。"
        },
        {
          "id_line": 296,
          "ja_text": "「お、おれの負けだよ桜田。お前のペットにでもなんでもなるから、許してくれよ……」",
          "zh_text": "「是，樱田，是我输了。做你的宠物也好，做什么都好，请你原谅我吧……」"
        },
        {
          "id_line": 297,
          "ja_text": "「それが、ご主人様に対する態度なの？　違うでしょ、木原くん」",
          "zh_text": "「那个，是对主人的态度吗？不是吧，木原君。」"
        },
        {
          "id_line": 298,
          "ja_text": "「え……？」",
          "zh_text": "「诶……？」"
        },
        {
          "id_line": 299,
          "ja_text": "桜田の表情は木原には高すぎて伺うことはできないが、サディスティックな笑みを浮かべているだろうということは容易に察することができた。",
          "zh_text": "樱田的表情在太高的地方了，木原看也看不到，但可以容易想像到她应该是脸上堆满了施虐般的笑容。"
        },
        {
          "id_line": 300,
          "ja_text": "「もっと、わたしに飼われる喜びを表明したりしないの？」",
          "zh_text": "「想要被我饲养，不是要表现得更喜悦的吗？」"
        },
        {
          "id_line": 301,
          "ja_text": "木原の目の前で、桜田の巨大な右足が爪先立ちになり、これみよがしにくねくねと動き出した。その動きに巻き込まれただけでも、木原の命はなくなるだろう。",
          "zh_text": "在木原的面前，樱田的巨大的右脚脚尖开始蜿蜒开动。如果被卷入到鞋底的话，木原那渺小的生命会消逝。"
        },
        {
          "id_line": 302,
          "ja_text": "「ぺ、ペットにしてくれてありがとう、桜田……さん」",
          "zh_text": "「宠物，是宠物，谢谢，樱田…………小姐……」"
        },
        {
          "id_line": 303,
          "ja_text": "ドスンッ！　轟音。桜田が右足を踏み鳴らしたのだ。その振動で、木原は立てなくなりピンクのリノリウムの床へと這いつくばる。",
          "zh_text": "咚！轰鸣。樱田踏响了右脚。它的振动使木原站也站不起来，只好倒在粉红色油毡的地板上爬来爬去。"
        },
        {
          "id_line": 304,
          "ja_text": "「違うよね。考えてみてよ。目上のものに、そんな気安い言葉なんて使うかな？　もう一回チャンスを上げるよ、復唱してごらん。『虫のようにちっぽけな僕を飼っていただき、ありがとうございます、ご主人様』ってね」",
          "zh_text": "「不一样哟。你这是对上司的语气吧，到现在还使用这种语气好吗？再一次给你机会，复述一下。『请养像虫一样渺小的我，谢谢您，伟大的主人。』」"
        },
        {
          "id_line": 305,
          "ja_text": "木原は、恐怖と緊張で喉がからからに乾いていた。本当に殺される。そう予感した彼は、何も考えることなく、それを復唱した。",
          "zh_text": "木原因为恐怖和紧张而喉咙彻底干了。真的被杀死。会这样预感的他，什么也不用考虑，立即就复述一篇。"
        },
        {
          "id_line": 306,
          "ja_text": "「虫のようにちっぽけな僕を飼っていただき、ありがとうございます、ご主人……様」",
          "zh_text": "「请养像虫一样渺小的我，谢谢您，伟大的…………主人。」"
        },
        {
          "id_line": 307,
          "ja_text": "「おー、えらいえらい、よく言えた。拍手拍手。撫でてあげよっか？　と言っても、今の木原くんを撫でたりしたら潰れちゃうねえ。指よりもちっちゃいんだもん」",
          "zh_text": "「哦，不错不错，很会说话哟。鼓掌鼓掌。可以抚摸你吗？但现在木原君以手指还要小，抚摸的话不会压坏吧。」"
        },
        {
          "id_line": 308,
          "ja_text": "木原は、自分の中の人間性が無の闇へとかき消えていくような感覚を覚えていたが、弛緩した雰囲気の桜田に、もうこれ以上ひどい事をされることはないと油断していた。",
          "zh_text": "木原自己已经感觉不到作为人的尊严，内心似乎在黑暗之中一点一点消沈下去的感觉，要时最重要的是弛缓樱田紧张的气氛，再做出格的事的话，就不会这么简单混过去了。"
        },
        {
          "id_line": 309,
          "ja_text": "「さてと、めでたくわたしのペットになれた木原くんだけど――」",
          "zh_text": "「嗯，很高兴木原君成为了我的宠物啊——」"
        },
        {
          "id_line": 310,
          "ja_text": "言うなり、桜田は右目を覆う包帯を再び取り払った。",
          "zh_text": "说完，樱田再次拆了覆盖右眼的绷带。"
        },
        {
          "id_line": 311,
          "ja_text": "「罰を与えなくちゃね」",
          "zh_text": "「要接受惩罚。」"
        },
        {
          "id_line": 312,
          "ja_text": "もう何度目かわからない悪寒が、木原の全身を駆け巡った。",
          "zh_text": "已经体验过好几次这种发冷传遍木原全身的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 313,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 314,
          "ja_text": "ついさっきまでの木原は、桜田の胸元までを視認することができた。それより高い身体部位は、もやがかかったようにしか見えなくなっていた。身体の大きさに対する認識能力の限界なのだろう。それが今は、ちょうど桜田の膝よりも上がぼやけている。",
          "zh_text": "直到刚才的木原还可以看到樱田的胸口。但更高的身体部位，就有点模糊看不清了。这是眼睛对大小认知能力的极限吧。但现在连樱田的膝盖看上去也是模糊不清，似乎比刚才樱田的高度还要度。"
        },
        {
          "id_line": 315,
          "ja_text": "＜これが逃げようとした罰だよ＞",
          "zh_text": "＜这是试图逃跑的惩罚。＞"
        },
        {
          "id_line": 316,
          "ja_text": "桜田の声ももう、どこから響いているのかわからない。上からなのは確かなのだが、左からであるような気もするし、自分の内側から発せられているようにも思える。",
          "zh_text": "樱田的声音不知道从哪里响起。虽然可以肯定是从上面，但好像从左边发出的感觉，又好像是声音直接从自己内心发出一样，可能是因为回音做成混淆吧。"
        },
        {
          "id_line": 317,
          "ja_text": "上履きの厚みは、もう木原の身長の何倍にもなっていた。片足だけでタンカーのように大きい。膝部分までだけで高層ビルの如き大きさだ。",
          "zh_text": "包着樱田小小的脚的室内鞋厚度已经是木原的身高的好几倍。现时樱田一只脚就己经和油轮一样大。膝盖有如高山一样。"
        },
        {
          "id_line": 318,
          "ja_text": "地鳴りのような音が上空から響く。それは、桜田が屈み込むことに伴う衣擦れと大気が移動する音だった。教室のように広い顔が一気に認識可能な距離にまで近づいてきて、それだけで木原は恐慌状態になる。",
          "zh_text": "有如地鸣一样的声音从上空回响。那是因为樱田蜷身下来伴随衣服的磨擦和大气移动的声音。有如大教室一样广阔的脸一下子拉到可以辨识到的距离接，只是这会做成木原的恐慌。"
        },
        {
          "id_line": 319,
          "ja_text": "上を向いた掌が、木原の前に差し出される。乗れ、ということらしい。最初、木原は側面から厚みが自分の体長ほどもあるそれを登ろうとしたのだが、掌の丸みが作るオーバーハングが思いの外きつく、何度も挑戦して無理だと悟った。",
          "zh_text": "手心朝上，向木原伸出手。有一种叫他上去的感觉。最初木原是想从手掌侧面上去的，那边的厚度也就比自己的体长高一点点，大概可以爬上去吧，不过没有考虑到手掌突出的弧度会做成如此大的阻碍，在多次挑战后木原承认连爬上手掌也太困难了。"
        },
        {
          "id_line": 320,
          "ja_text": "その様子を、天にそびえる桜田がにやにやと見守っていた。指先側へと回り込んだ。小指から、丸い爪の裏側を足がかりに、なんとか登ることに成功する。",
          "zh_text": "在高空耸立的樱田微笑地默默注视着他的行动。木原走向指尖的方向。在小指头想办法涉足圆圆的指甲，终于攀登成功。"
        },
        {
          "id_line": 321,
          "ja_text": "道路のような広さのピンク色をした小指を掌方面に歩き、指の付け根の肉の盛り上がりに足を取られそうになりながら、ようやく中央付近のくぼみへと到達する。それだけで木原は汗だくになっていた。石鹸の匂いがただよう。桜田の手のものだろう。",
          "zh_text": "在有如道路般大小的粉红色小指头向手掌方面走，手指的肉在脚底传来热气，一边走，一边觉得意识也快要被抢走了，终于走到中央附近的洼坑。只是那个木原汗流浃背。洼坑弥漫肥皂的气味。这应该是樱田的手心吧。"
        },
        {
          "id_line": 322,
          "ja_text": "木原を乗せた手がゆっくりとせり上がる。桜田が立ち上がったのだ。木原の身体よりも大きい桜田の瞳が、教室のように広々とした掌の中心にいる木原を見つめていた。",
          "zh_text": "木原坐在手心慢慢上升。樱田站了起来。樱田的瞳孔比木原的身体还要大，在教室一样宽敞的手掌心的木原的只有呆呆凝视着。"
        },
        {
          "id_line": 323,
          "ja_text": "＜指先よりちいさいね、木原くん＞",
          "zh_text": "＜比指尖还小啊，木原君。＞"
        },
        {
          "id_line": 324,
          "ja_text": "桜田のささやき声が、お椀状に凹んだ掌の中に鈍く反射する。木原の頭が割れそうになる。",
          "zh_text": "樱田轻轻的说话声，在手掌碗状的凹陷的地方不停反射造成回音。木原的头也要破裂了。"
        },
        {
          "id_line": 325,
          "ja_text": "＜もう、木原くんがどんな顔してるのかわからないや。三センチぐらいのときは、まだかろうじて人間だってわかってたのに。ねえ、わたしのこと、怖い？　わたしはただの高校生の女の子なんだよ。だけど、木原くんみたいにちっぽけだと大怪獣みたいに見えるのかもね。……木原くんが、今ちょうど十ミリメートルぐらいの大きさだとしたら。だいたいわたしは身長二百メートル以上に見えるってことかな。すごいね、東京タワー並だよ。女の子の掌がそんな見晴らしいい場所になるなんて、ちょっとうらやましいかな。……ねえ、聞いてる木原くん？　返事できないの？＞",
          "zh_text": "＜木原君的表情看来是不明白自己是怎样。3cm左右的时候，还勉强可以知道是人类。喂，你在怕我吗？我只不过是一个娇小的女高生啊。但是，木原君这么渺小。我最像大怪兽一样吧。……木原君，现在正好是10毫米大小。我的身高看起来大概有200m以上。好厉害啊，东京铁塔也是这个高度。在女孩手掌中就可以看到东京铁塔一样的景致吧，有点羡慕呢。……喂，你有在听吗木原君？回答不了吗？＞"
        },
        {
          "id_line": 326,
          "ja_text": "桜田の一方的な暴風雨のような声に、木原は返事できないでいた。ただ喋られるだけでも苦痛だった木原は、喉が枯れそうになるぐらいに声を振り絞って桜田へ叫んでいた。あまりにも小さすぎる木原の声は、桜田の可聴域の外にあったのだ。",
          "zh_text": "樱田单方面发出如暴风雨般的声音，木原无法回话。不如说木原因为是太痛苦了，竭尽喉咙的尖叫也被樱田对声音盖过。木原过于细小的声音，对樱田来说是可听区域之外。"
        },
        {
          "id_line": 327,
          "ja_text": "＜はあ、ちょっと小さくし過ぎちゃったのかな。反応がわかりにくすぎるや。……もう、木原くんをペットにするのはやめよう。妹さんに、返してあげる＞",
          "zh_text": "＜啊，有点缩得太小了吗。连反应也太难明白。……把木原君当宠物就算了吧。我会把你还给妹妹的。＞"
        },
        {
          "id_line": 328,
          "ja_text": "ペットにするのはやめる、そう聞いて木原の顔が一瞬だけ希望に明るくなる。それは本当に一瞬のことだったけれども。",
          "zh_text": "不用当宠物，这样一来木原的脸一瞬间有展露出希望的明亮。不过，那真是一瞬间的事。。"
        },
        {
          "id_line": 329,
          "ja_text": "＜だから、もっともっと小さくしちゃお！＞",
          "zh_text": "＜所以，要变得更加小哟！＞"
        },
        {
          "id_line": 330,
          "ja_text": "木原の絶望の叫びが、虚空へと吸い込まれる。",
          "zh_text": "木原的绝望的呼喊被吸入的无尽的虚空之中。"
        },
        {
          "id_line": 331,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 332,
          "ja_text": "歩きにくい程度だった掌のでこぼこが、今では丘のように姿を変えている。知能線や生命線が谷道のようにどこまでも伸びている。遥か彼方にそびえる数十メートルの高さの四つの塔は、一本一本が折り曲げられた指だ。",
          "zh_text": "本来手掌的凹凸的地方也是坎坷难走的程度，但现在变得有如山丘一样的姿态。智能线和生命线像谷道一样地延伸着。在遥远的彼方，有四座高度数十米的塔耸立，每一根都不过是有点弯曲的手指。"
        },
        {
          "id_line": 333,
          "ja_text": "＜んー、何回か試したんだけどここまでが限界なんだよね。人間を小さくできるのって。これ以上は認識不可能になっちゃうからかなー。今の木原くんの大きさ、ゴマ粒とどっこいどっこいだもん。……一ミリぐらいかな？　さっきの十分の一だね＞",
          "zh_text": "＜嗯，试了好几次都没有变得更小，这已经是极限啊。人类变成这么小的话就无办法再变小下去吧？连是不是人类也分不出来。现在木原君的大小，嘛，比芝麻还要小很多很多……比1mm还要小？大约是比刚才的10分之一更加小一点点。＞"
        },
        {
          "id_line": 334,
          "ja_text": "ごう、ごうと、嵐のような風が吹いている。それは、桜田が言葉を口にするたびに、息をつく度に木原へと襲いかかる。木原は桜田の吐息に吹き飛ばされないように、小さな体をさらに小さく屈めなければならなかった。",
          "zh_text": "可恶，可恶，有如暴风雨般的风在头上吹着。那是，樱田每次说话时的喘气，向木原袭击过来。木原会被樱田轻轻叹息吹跑，他只好把小小的身体更加蜷起。"
        },
        {
          "id_line": 335,
          "ja_text": "＜虫みたいにちっぽけだって自分で言ってたけど、虫さんに謝ったほうがいいと思うよ。アリさんやダンゴムシさん、木原くんのことを見たらエサだと思っちゃうよ。ちょうちょは旅客機みたいな大きさになるのかな？＞",
          "zh_text": "＜自己不是说了虫一样渺小，但是现在还是向昆虫先生道歉比较好。蚂蚁先生和土鳖虫先生看到木原君会以为是饲料哟。蝴蝶就好像客机一样的大小吧？＞"
        },
        {
          "id_line": 336,
          "ja_text": "空気を切り裂く唸り音とともに、ロケットのような大きさの左手の人差し指が腹を上に向けて迫ってきた。潰される、と思った木原だが、そのすぐ目の前で巨指は静止した。",
          "zh_text": "周围响起切开空气时的呜呜声的同时，火箭一样的大小的左手食指逼近，指腹压到木原。木原想这次要被毁掉了，但看到眼前巨大手指静止下来，只被手指上薄汗黏住，看来他太小了，连被压死的权利也没有。"
        },
        {
          "id_line": 337,
          "ja_text": "＜妹さんのところまで運ぶから、爪の中に入って＞",
          "zh_text": "＜在把你送到妹妹桑那边之前，先到指甲上吧。＞"
        },
        {
          "id_line": 338,
          "ja_text": "選択権などないことは思い知らされているので、木原は素直にそこへと入る。汚れと汗の臭いがきついものがあったが、妹の足裏ほどではなく、かろうじて耐えられそうだ。手に登るとき足がかりにした桜田の爪は、テラスのように広々としている。",
          "zh_text": "连选择权也没有，所以木原只好直接走到指甲当中。那边也有很浓重的污垢和汗臭混合起来的味道，但比起妹妹的脚掌，还是勉强可以承受。在脚边，樱田的指甲有如阳台一样宽敞。"
        },
        {
          "id_line": 339,
          "ja_text": "見渡すと、爪の左右の端にヘドロのような黒いどろどろとした物質が溜まっていて驚くが、すぐにそれは桜田の爪に溜まった垢だろうとわかった。桜田にとってはわずかな垢でも、埃のような大きさの木原にとってはこれほど禍々しく映るのだ。",
          "zh_text": "放眼望去，被指甲的左右边缘积累着如胶状污泥一样的黑色黏糊物质吓倒，原木马上就知道了那就是樱田的指甲里积存了的污垢吧。对樱田来说，也就是一点点的污垢，污垢和灰尘一样大小的木原相对比照。"
        },
        {
          "id_line": 340,
          "ja_text": "＜傾けるよ。しっかりつかまっててね＞",
          "zh_text": "＜要倾斜了。抓紧吧。＞"
        },
        {
          "id_line": 341,
          "ja_text": "その言葉とともに、世界が揺れ動く。木原は必死に爪の端っこにしがみつく。そうしなければ、左右に溜まる垢の塊に落ち、同化してしまうだろう。それだけは絶対避けなければいけなかった。やがて、爪の入り口が完全に上を向ききったところでがくんと急停止し、その衝撃で木原は爪のヘリから手を離し、指の肉の床へと落ちる。白い爪のスクリーンの向こうに、桜田の顔がぼやけて見えた。",
          "zh_text": "说完这句话的同时，整个世界开始摆动。木原拼命紧紧抱住指甲的角落。如果不这样做的话，就会被左右积存的污垢黏住同化了吧。那绝对是必须避免的。指甲口突然朝天向上之后又紧急停止，因为这个冲击，木原从指甲口的角落放开手，掉到手指肉的地板上。白色的指甲有如屏幕一样，令樱田的脸模糊不清。"
        },
        {
          "id_line": 342,
          "ja_text": "＜あっはは、これが木原くんかあ。爪の垢みたいだね！＞",
          "zh_text": "＜啊，这就是木原君吧。和指甲的污垢一样！＞"
        },
        {
          "id_line": 343,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 344,
          "ja_text": "妹へ返してもらえる。何かおかしいことを言われているような気がするが、あまり考えないほうがよさそうだ。",
          "zh_text": "经歴了这么多事，樱田还能送他回到妹妹身边。似乎有点可笑，还是不太考虑好吧。"
        },
        {
          "id_line": 345,
          "ja_text": "木原は、何度も反故にされた桜田の言葉をとても信じることは出来なかったが、信じるしかなかった。木原の生存の道は、それしかないのだから。",
          "zh_text": "木原多次被樱田的说词骗倒，她的话不太可信，但他也只能相信吧。这是木原的生存之道，也只能这样了。"
        },
        {
          "id_line": 346,
          "ja_text": "この大きさで妹の元に戻ったとして、その先どうするのだろう。妹に飼わ……世話されることになるのだろうか？　桜田の代わりに、山のように大きな妹を見上げながら生涯を過ごすのだろうか。手乗り兄、いや、この大きさだと指乗り兄と言うべきかもしれない。ばかばかしい。",
          "zh_text": "这样的大小，回到妹妹身边，那个以后该怎么办呢。被妹妹饲养……被妹妹照顾吗？那不过是从樱田换成妹妹，难度这一生都要仰望着高山一样巨大的妹妹而度过此生吗？坐在手上的哥哥，不，这种大小，应该说坐在手指上的哥哥。无聊。"
        },
        {
          "id_line": 347,
          "ja_text": "そんな無意味な思索に爪の中で頭を巡らせているうちに、桜田は第二図書室へと戻った。",
          "zh_text": "木原在指甲中被这种无意义的思索围绕，这时樱田已经回到了第二图书馆。"
        },
        {
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          "ja_text": "「あ、おかえりなさーい。紹介してくれたこの本面白いですね。借りてもいいですか？」",
          "zh_text": "「啊，你回来了。你介绍的这本书有趣啊。可以借吗？」"
        },
        {
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          "ja_text": "理沙が座ったまま、『ゾウの時間、ネズミの時間』と題された新書を掲げていた。",
          "zh_text": "理沙坐着在看一本以『大像的时间，老鼠的时间』为题的书。"
        },
        {
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          "ja_text": "「うん、いいよ」",
          "zh_text": "「嗯，好啊。」"
        },
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          "ja_text": "桜田は笑い、自分が座っていた席の前に放置した魔法瓶を手に取り、蓋のカップへと中身のお茶を注ぐ。ややぬるくなっているらしく、湯気は立たない。",
          "zh_text": "樱田笑了笑，走到自己的座位，拿起热水瓶，在盖杯内沏茶。樱田稍微纳凉了茶，没有热气。"
        },
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          "ja_text": "「ところで、これ飲む？　さっき、これを物欲しそうに見つめてたけど」",
          "zh_text": "「喝这个吧，刚才我看到你眼馋，一直凝视我的茶。」"
        },
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          "ja_text": "「あ、気づいてましたか、恥ずかしいなあ。喜んでいただきます」",
          "zh_text": "「啊，注意到了吗，不好意思。太好啊，那我不客气了。」"
        },
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          "ja_text": "「ええ」",
          "zh_text": "「嗯」"
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          "ja_text": "桜田は右手にカップを取り、さりげない動作で左手の人差し指をその上でくるりと回した。",
          "zh_text": "樱田是右手拿起杯，她把左手的伸过去装成纳凉，而食指若无其事地抖了抖。"
        },
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          "ja_text": "木原は状況を把握するのに幾許かの時間を要した。あたりの風景が一瞬にして、爪の中から巨大なプールへと変化していた。プールの岸は数十メートルの高さがあり、溜まっているのはお茶の香りがする温かい湯――木原は、カップの中に落とされたのだ。",
          "zh_text": "木原花了些时间去掌握现在的情况。周围的风景，一瞬间从指甲掉到去游泳池。但游泳池的岸边有数十米的高度，池水是发出茶香的热水——木原掉到杯中了。"
        },
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          "ja_text": "岸壁の端には、桜田の巨大な唇の跡がついている。それは、木原がこれからたどることになる未来を暗示しているかのようだった。",
          "zh_text": "在岸边，可以看到樱田巨大嘴唇的痕迹。似乎是暗示着木原即将要到来的命运似的。"
        },
        {
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          "ja_text": "＜はい、理沙ちゃん＞",
          "zh_text": "＜可以了，理沙酱＞"
        },
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          "ja_text": "＜どうもー＞",
          "zh_text": "＜谢谢！＞"
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          "ja_text": "波打つ水面に、溺れないように必死に泳ぐ。頭上には、視界を埋め尽くす巨大な妹の顔がある。返すとは、そういうことだったのか。木原はついに自分の運命を悟ることとなった。",
          "zh_text": "水面开始波动起来，为了不要沉溺，原木拼命在游泳。头上的视线，填满了巨大的妹妹的面容。是那样吗？木原终于感悟出自己要面对的命运。"
        },
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          "ja_text": "「理沙、おれはここにいるんだ！　気づいてくれ！」",
          "zh_text": "「理沙，我就在这里！请注意到我吧！」"
        },
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          "ja_text": "彼の叫びも虚しく、カップが上昇し、やがて傾けられる。カップの岸にのしかかるように、電車のように巨大な薄紅色の怪物が現れた。それは理沙の上唇だった。",
          "zh_text": "他的呼声也消失在空虚之中，杯子不停上升，不久开始倾斜。杯的边缘出现有如电车一样巨大的淡红色怪物。那是理沙的上唇吧。"
        },
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          "ja_text": "「やめろ、飲むな、飲まないでくれぇ――！！」",
          "zh_text": "「住手，不要喝，不要喝我进去——！！」"
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          "ja_text": "探している人物がまさか自分の手に持っているカップの中で泳いでいるなどとは想像もつかない理沙は、何の容赦もなくカップを傾け、ずずずとお茶をすすっていく。",
          "zh_text": "理沙怎样也想像不到正在寻找的人就在自己手上拿着的杯子中游泳，在木原喊话后，杯子还是毫无宽恕而开始越来越倾斜，把茶喝下去。"
        },
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          "ja_text": "昔テーマパークで体験した急流下りの比ではない。木原は口とは反対方向に泳いでできるだけ離れようと試みるが、カップの中でどれだけもがいても無意味である。角度がどんどん急になり、ぷにぷにと柔らかそうな唇と硬質なカップの間から口の中身がちらりと見える。そこは入れば二度と出られない漆黒の洞窟だ。",
          "zh_text": "和以前在主题公园体验的急流差不多吧。木原尽量向相反的方向游，但在杯如何挣扎也毫无意义吧。倾斜的角度不断加大，可以看到柔软的嘴唇和硬质的杯子之间有一个洞，理沙的口腔隐约可见。那里是进入的话就再也不能出来的漆黑洞窟。"
        },
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          "ja_text": "だが、驚くべきことに木原はまだ諦めていなかった。逆側に泳ぐことをやめ、自分をお茶ごと吸い込もうとする妹の上唇をじっと見据える。そして、飲み込まれるその瞬間、木原は最後の力を振り絞って建物のように巨大な唇へと飛びついた！",
          "zh_text": "但吃惊的是木原居然还没有放弃。不停逆流以游，自己的妹妹每吸入一口茶，都可以看到上唇合起来再吞下去的瞬间。木原竭尽最后的力量，全身扑在有如建筑物一样巨大的嘴唇之上！"
        },
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          "ja_text": "「……やった！」",
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          "ja_text": "理沙がお茶をすするように飲んでいたからこそ成功した作戦だった。眼下では、自分がいたカップに残っていたお茶が一滴残さず理沙に飲み込まれていた。満足したようで、理沙はカップを机に置く。よかった。助かった。木原の全身から力が抜け――",
          "zh_text": "理沙喝完茶后，好像作战成功一样。杯子内一滴茶也没有剩下来，通通被理沙吞下去了。在感到满足之后，理沙把杯子放在桌子上。太好了，得救了。木原刚刚费尽全身力气——"
        },
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          "ja_text": "鯨のように巨大な、唾液に濡れぬらぬらと光る赤い舌がぬうと姿を現し、唇に張り付いていた木原を反応する間も与えずかっさらい、再び口の中へと消えた。",
          "zh_text": "有如鲸鱼一样巨大的，唾液濡湿，又滑又黏，再加上有点反光的红色舌头突然出现，贴在嘴唇上的木原反应不过来，就消失到口腔当中。"
        },
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          "ja_text": "「にしても、お兄ちゃん、どこに行っちゃったのかなあ」",
          "zh_text": "「但哥哥去哪里了呢？」"
        },
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          "ja_text": "その兄をたった今嚥下した理沙は、誰にともなくぽつりとつぶやく。それを桜田は肩肘ついて冷酷に眺めていた。あの大きさでは、食道にひっかかりすらせず胃へと真っ逆さまだろう。",
          "zh_text": "刚刚咽下了哥哥的理沙嘟哝道。这时樱田从肩膀冷酷地眺望。那个大小，连挂在食道上的可能也没有，只会直接掉到胃吧。"
        },
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          "ja_text": "そして今頃は理沙の胃酸で骨も残さず溶かされているはずだ。愛する妹の一部となって死ねたのだから、マシな逝き方だと言えるだろう。かっとなって小さくしすぎたのは本当に失敗だった。三センチぐらいに留めておけば、それなりに長い間飼って楽しめただろうに。",
          "zh_text": "然后木原会被理沙的胃酸熔化得连骨头都没有。成为亲爱的妹妹的一部分而死去是最好的死去方式吧。他以气用事而被樱田缩得太小真是很失败。如果是3cm左右的话，还可以享受相当长时间的照养吧。"
        },
        {
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          "ja_text": "まあしかし、小人のことなんて知らない女の子に不要なペットを処分させるのはなかなか面白い。今度は女子更衣室で脱いだ下着に放置してみるのもいいアイデアかも知れない。",
          "zh_text": "不过，女孩处理无用的小人宠物的方法也是蛮有趣的。把小人放在女子更衣室脱内衣放置一下也许是不错的想法。"
        },
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          "ja_text": "（そのためには、わたしの遊びを目撃したり、背丈を馬鹿にするひとをまた見つけないとね）",
          "zh_text": "（为此，我要找到目击我游玩，或是嘲弄我身高的人吧）"
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          "ja_text": "くすくすという忍び笑いを、桜田は漏らした。",
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          "zh_text": "一个夏日的午后，阳介收到了一封没有地址的邮件。拿出手机，他才看到发件人是麻耶，也就是阳介每天凝视着的背影的主人，他单恋的一位女同学。"
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          "ja_text": "メールにはたったそれだけが書かれていた。なぜ麻耶が自分のメールアドレスを知っているのか疑問だったし、まったく接点のなかったはずなのになぜ、といろいろ疑問はあったが、陽介は従わずにはいられなかった。",
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          "ja_text": "後から考えれば、それらの謎はまったく考える価値のないことだった。だって彼女は、魔女だったのだから。",
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          "ja_text": "黒の通学鞄を片手に下げたまま、空き教室へと向かう。もともとは二年Ｇ組の教室として使われていたが、少子化の影響で生徒が足りなくなり、数年前から使われることがなくなったらしい。普段は鍵がかかっているはずのその部屋の引き戸は、そんな事実などなかったかのように滑らかに動き、陽介を迎え入れた。",
          "zh_text": "阳介带着黑色的书包，向空教室走去。原本作为二年G组的教室，由于独生子政策，招收人数不足，几年前就荒废弃用了。平时应该是锁着的门已经被拉开了一条缝，阳介走上前去，拉开了滑动门。"
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          "ja_text": "使われることのない机が黒板側に寄せられ、半分が逆さになってその上に積み上げられている。そのうちの机のひとつと、どこからか拝借してきた木の椅子で教室の後ろ側に用意した座席に、麻耶が座って陽介を待っていた。さらさらの黒いロングヘアに、こじんまりとしたその体型は、まるでお人形のように見えた。机には、彼女のものであろう通学鞄が腋に吊り下げられていた。",
          "zh_text": "废弃的桌子基本上都堆在黑板下方，其中一半是被倒置的。麻耶就坐在其中一个木质椅子上等着阳介的到来。看着她干爽的黑色长发，娇小精致的身躯，简直就像一个洋娃娃。而麻耶的书包被夹在她的腋下，倚在另一张桌子上。"
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          "ja_text": "「来てくれたのね」",
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          "ja_text": "麻耶はそこから動かず、ただアルカイックな笑みをたたえている。カーテンの隙間から差し込む西日に照らされたその笑顔は、どこか妖艶だった。",
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          "ja_text": "「え、ええ……来ましたよ」",
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          "ja_text": "仮にも意中の女性とふたりきりという空間に緊張した陽介は、同学年のはずの麻耶相手に敬語で応えてしまう。握る拳には冷たい汗が生まれ、心臓は彼女に聞こえるのではないかというぐらい激しく高鳴っている。窓の外から聞こえる、校庭で特訓している陸上部の声が、遠い世界のものに思えた。",
          "zh_text": "和心仪的女孩子独处一室，让阳介有些紧张，他竟不知不觉地对同级生的麻耶用出了敬语。他双手冒汗，紧紧握成拳状。心脏在剧烈地跳动着，似乎让麻耶都能听到。窗外传来学校田径队的训练声，与教室里的寂静对比，让人感觉来到了遥远的世界。"
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          "ja_text": "「ありがとね。ねえ、確認したいのだけど」",
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          "ja_text": "ずりずりと音を立てながら、麻耶は椅子ごと陽介のほうへと向き、じっと彼の顔を見つめる。左の腕はぶらんと垂れ下がり、右手は机のうえに乗せられたままだ。",
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          "ja_text": "心臓を射ぬくような言葉に、陽介は持ちっぱなしだった鞄を取り落とした。流れる汗の量が増える。陽介は見つめ合いながら喋ることに耐えられなくなり、足元のフローリングの木目と麻耶の足の間で視線を往復させていた。麻耶は、陽介のものと同じ下履き用の白底のスニーカーを履いている。黒いドット柄のハイソックスとコントラストを形成していた。",
          "zh_text": "心脏一下子被麻耶的话射穿，阳介手里的包都滑落在地，流的汗也不断增加。阳介无法忍受麻耶直视的目光，眼神在脚下的地板和麻耶的脚上游动着。麻耶穿的是普通的白色运动鞋，和脚上有着圆点图案的黑色高筒袜形成了鲜明的对比。"
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          "ja_text": "期待が半分、不安と恐れが半分といった状態で、彼は正直に言う。どこまで見透かしているというのだろう、彼女は。",
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          "ja_text": "垂れ下がった麻耶の左手指が、くねくねと奇妙に動いている。まぐわりを連想させるような淫猥な動きにも見えた。",
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          "ja_text": "陽介は足元にへたりこんでいた鞄を足で押しやりながら、麻耶と視線を合わせ小さく叫ぶ。麻耶は一瞬だけ月のように唇の形を鋭くし、下唇を舐めた。",
          "zh_text": "阳介踢开脚下的包，站得笔直的他用颤抖的声音答道。麻耶凝视着他，诱人的舌头舔了舔半月一般的漂亮下唇。"
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          "ja_text": "「そう。ありがとう。『ずっと』ね」",
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          "ja_text": "麻耶は立ち上がり、興奮状態の陽介へと一メートルほどの距離まで近づく。依然として左手はいやらしくうごめいていた。陽射しが作り出す麻耶の影が、陽介の足元まで伸びている。",
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          "ja_text": "そう言うと、左手の動きがぴたりと止まった。その時、教室全体が幾筋もの赤い光で電子回路のようにイルミネーションされるのを陽介は見た。天井を壁を床を走る真紅の光条は、ある一点を目指していた——陽介の足元へと！",
          "zh_text": "这么说着，她左手的划动突然停止。这时候，整个教室突然被染成了红色。从电灯开始显现出奇怪的回路，红色的光柱在天花板上滑行，然后集中到一点，到了阳介的脚下！"
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        {
          "id_line": 31,
          "ja_text": "光条が陽介へと収束した瞬間、陽介の視界は真っ白になり、何も見えなくなる。",
          "zh_text": "光条到达阳介的身上，他的视野一下子变得空白，什么也看不见了。"
        },
        {
          "id_line": 32,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 33,
          "ja_text": "ごおお、ごおお、と風が荒れ狂う音が、どこかでしていた。",
          "zh_text": "呼……呼，是风在呼啸着吗。"
        },
        {
          "id_line": 34,
          "ja_text": "瞬間移動、もしくは意識を失っている間にどこかへ運ばれ、放置された経験のある人間は稀だろう。もちろん陽介にもなかった。",
          "zh_text": "是瞬间移动，或者失去意识后被送到什么人迹罕至的地方了吗。当然，阳介并没有遭遇这些事。"
        },
        {
          "id_line": 35,
          "ja_text": "暗い。彼が最初に思ったのはそれだった。それに埃っぽい。先ほどまで会話をしていた麻耶の姿はどこにも見えない。狐につままれたような顔で、目をぱちくりさせているとぼやけていた視界がだんだん明瞭になってくる。",
          "zh_text": "黑暗，是自己昏迷前最后的画面。而现在，面前似乎有灰尘在飘扬。结束之前的对话，自己就看不到麻耶的身影了。而他被麻耶诱惑而迷住的脸逐渐清醒了过来。视线也渐渐明朗了。"
        },
        {
          "id_line": 36,
          "ja_text": "陽介のいる場所のあたり一面には、薄茶色の地面が地平線まで続いていた。果てには真っ白な空が見える。木の床のようにも見えるが、ワックスで加工されていることが靴の裏の感触からうかがえた。そしてどうやら、自分は何か巨大なオブジェの影に包まれているらしいことに陽介は気付いた。どうりで暗いはずである。",
          "zh_text": "阳介正站在一片淡茶色的地面上，尽头是雪白色的天空。地面看起来好像是木质地板，但从踩上去的触感看，好像还打了蜡。然后阳介发现自己周围有些暗，好像被什么巨大的物体的影子包围着。"
        },
        {
          "id_line": 37,
          "ja_text": "その影は、陽介から五十メートルほど離れた距離から発生していた。埃で薄汚れた、フェリーのような白く、曲線だけでかたちどられた巨大な物体が二つ、数十メートルほどの間隔で存在していた。陽介に向けられた先端は丸みを帯びており、やや低くなっている。陽介の身長と同じくらいだろう。",
          "zh_text": "影子的源头找到了。离阳介大概五十米远的地方，有着被薄薄的灰尘包裹，如轮渡一般的白色物体。隔着数十米的两边各有一个，显出巨大的曲线，曲线渐渐低下去，末端大概和阳介一样高。"
        },
        {
          "id_line": 38,
          "ja_text": "彼は、むかし社会科見学で訪れた倉庫街に立ち並んだ白い倉庫を想起する。それらと明らかに違うところはこの広大な空間に二つしかないところと、エナメルのような材質で加工された表面が光を反射していることだ。",
          "zh_text": "这让他想起很久以前，去某个社会科学院参观的时候看到的白色仓库。与那里不同的是，这两个仓库隔得很远，而且表面反射着油漆一样的光泽。"
        },
        {
          "id_line": 39,
          "ja_text": "近づきながら観察している内に、その奇妙な白いオブジェが土台でしかないことに陽介は気づく。ふたつのオブジェの陽介から見て奥のほうから、しなやかな巨木を思わせる黒い物体が天高く生えている。ビルのように高く、首を上に向けて眺めていてもなかなか途切れることがない。",
          "zh_text": "接近观察，阳介发现白色仓库向上延伸着。上方有两个巨大的柱子，像是柔软的巨木一样奇妙。黑色的柱子越长越高，似乎要突破天际。"
        },
        {
          "id_line": 40,
          "ja_text": "ある高さで折れ曲がり、太みを増し角度を変えながらさらに天へと昇っていく。おそらく表面の材質は布だろう。垂れ幕状でもなく、ぺたぺたと貼り付けられているわけでもない。繊維が内側から押され外側へと引っ張られている。そのことから、見た目どおりに壮大で大質量なものを包んでいることが簡単に見て取れた。表面は黒一色だが、一定間隔で白い点があしらわれている——そう、ドット状の模様。",
          "zh_text": "再往上看，柱子就开始弯曲变形了。改变角度不断仰望着，阳介觉得这巨柱表面的材质应该是布料。就像垂下的幕布一样贴在柱子外侧。而且还有弹性的感觉，应该还夹杂了部分纤维。因为外观如此宏伟的物体，其细节可以看得很清楚。幕布表面是黑色的，隔一段距离就有一个圆形的白点。"
        },
        {
          "id_line": 41,
          "ja_text": "ようやく陽介は気づく。空き教室で視線のやり場を失っていた時、ずっと眺めていたものとそっくりすぎると。陽介は尚早に駆られ走ってそれらに接近した。十メートルほどまで近づくと、その威圧感に圧倒される。オブジェを横から見ると、正面からでは角度の問題で見えなかった、粗縄のように太い紐がオブジェの上部を結んでいるのがわかる。",
          "zh_text": "最终阳介观察到，四周的景象居然和空教室差不多。等到他在内心的驱使下跑了几十米之后，他才发现，那些带有威压的物体，好像是鞋子。无法从正面看到什么，但从侧面能看到，粗制的绳子与物体上部相连。"
        },
        {
          "id_line": 42,
          "ja_text": "より近くで観察して陽介は確信を得た——これは、麻耶の履いていた上靴とソックスだ。それも、船のように巨大で、ビルのように高い！",
          "zh_text": "无法相信的阳介终于确认，这个巨大的物体是麻耶的袜子！像巨轮一样大，像大厦一样高！"
        },
        {
          "id_line": 43,
          "ja_text": "気づけば、陽介は全身に汗をびっしょりとかきながら震えていた。両腕で胸を抱えて、無理やり恐怖を鎮めようとする。まだ彼には確かめなければいけないことがある。巨大な両足があるということは、それが支えているものがあるはずなのだ——！",
          "zh_text": "阳介被事实所震惊，汗直往外冒，身体都颤抖起来。他双臂紧紧地抱在一起，希望镇住心中的恐惧。他还必须要去确认，在巨大的两腿之间，是否有支撑的那个物体——！"
        },
        {
          "id_line": 44,
          "ja_text": "麻耶と対面していた時とはまったく別の理由で心臓を爆発させそうになりながら、上を見上げようとすると。",
          "zh_text": "他向上仰望，在和麻耶对视的瞬间，他的心脏都要炸了。"
        },
        {
          "id_line": 45,
          "ja_text": "「陽介くん、どうしたの？　そんなに私の足が気になるの？」",
          "zh_text": "「阳介君，怎么了？　这么在意我的脚吗？」"
        },
        {
          "id_line": 46,
          "ja_text": "——とてつもない大音量が、陽介のいる空間に響いた。あまりにも低く重くはなっていたが、それが麻耶の声であると陽介にはすぐでわかった。スピーカーを何重にも通したかのような突然の大音声に、陽介は驚いて思わずへたりこみ、靴下の上に続いているものを見た。黒のハイソックスははるか上空で途中で途切れ、それとは対照的に白い膝裏と腿裏を露出させていた。ソックスという圧迫から解放された張りのいい麻耶の脚が膨らみを作り、圧倒的な質量を感じさせる。二つの肌色の塔が合流する地点は、テントの屋根のようなプリーツスカートの幕に光が遮られ、完全な暗黒となっていた。雄大な光景に、陽介はこれが一人の少女が作り出しているものだと実感できないでいた。",
          "zh_text": "——出奇强烈的声音在阳介四周回荡，感觉又沉又重。如扬声器一般的感觉让阳介很是惊讶，但他马上听出这是麻耶的声音。从鞋子往上看去，黑色高筒袜占据了大半的天空，与之相对的还有洁白的膝盖和大腿，因为袜子的张力而显得有些紧绷的小腿，给人一种压倒性的力量感。两条腿的终点，是仿佛屋顶瓦片一般的百褶短裙，内部完全被黑暗笼罩。这让阳介感到伟岸的光景，竟然只是少女身体的一部分。"
        },
        {
          "id_line": 47,
          "ja_text": "麻耶の行動は終わっていない。陽介の両側で壁のようにそびえていた麻耶の上靴が、ずずず、と音を立てて遠ざかっていく。それと同時に、力強くまっすぐにそびえていた両足が折れ曲がり、漆黒の天井が徐々に降下してくる。みしみしぎちぎちという、繊維がきしんで悲鳴を上げる音が陽介の聴覚を占有する。巨大な物体が移動することによって起こる風が、陽介の前髪を巻き上げる。",
          "zh_text": "麻耶的动作没有停下来。阳介两边的鞋子突然轰的一声离开了他。同时，强有力的双腿开始弯曲变形，漆黑的天花板渐渐降落。嘎吱嘎吱，木板的纤维发出了鸣叫。同时，巨大物体所带动的风吹动着阳介的刘海。"
        },
        {
          "id_line": 48,
          "ja_text": "——押しつぶされる？！",
          "zh_text": "——要被踩住了？！"
        },
        {
          "id_line": 49,
          "ja_text": "陽介は慌てて麻耶の陰から脱出しようとする。だが、手足が恐怖で言うことを聞かない。麻耶の股間がどんどん迫ってくるのを、呆然と見あげることしか出来なかった。",
          "zh_text": "阳介慌忙地想从麻耶的影子中逃离。但是手脚因为恐惧而没了知觉，麻耶的下体在不断靠近他，而他只能呆呆地看着。"
        },
        {
          "id_line": 50,
          "ja_text": "しかし、陽介がつぶされることはなかった。陽介から見て、二十メートルほどの高さで降下が止まる。単に屈みこんだだけのようだった。いままで光を遮っていたスカートのカーテンが折り曲げられた膝に押し上げられなくなったため、薄暗いながらも股間の様子が把握できた。",
          "zh_text": "但是阳介并没有被压倒。在他看来有二十多米的地方，麻耶停了下来。仅仅是蹲了下来，裙子和大腿也把光线遮住了大半，但还是能看得清麻耶胯股之间的情况。"
        },
        {
          "id_line": 51,
          "ja_text": "淡い桃色の布がスクリーンのように股間を包んでいる。まるで手を伸ばせば触れられそうなほど近くに見えるのに、実際には陽介が何人も肩車しても届かない高さである。屈んだ体制になったことで生地が引っ張られ、ぴんとなっていた。",
          "zh_text": "淡粉色的内裤如幕布一般包裹在下体上。好像伸手就能抚摸的内裤，实际上几个人垒起来也够不着。因为下蹲，她内裤的布料都被拉紧了。"
        },
        {
          "id_line": 52,
          "ja_text": "暑さで汗で濡れたのか、素肌がわずかに透けていた。太ももとの境界線を飾るチュールレースが少女的で愛らしく、だがカーテンレースのように広大でもある。中心部分の股布がささやかに盛り上がり、そこに包まれているものを主張していた。",
          "zh_text": "因炎热而流出的汗水濡湿了肌肤，显得有些透明。大腿根部的蕾丝边内裤让人感受到少女的可爱。中心部分有小小的热烈感，那里包裹的东西让阳介非常渴望。"
        },
        {
          "id_line": 53,
          "ja_text": "ささやかにといっても下着全体と対比してのことであり、陽介にとっては全身をくるんでお釣りが来るほどのものだった。股部分の縫い目は、鷲掴みできるほどに太く見える。",
          "zh_text": "对比来看，阳介身体的大小都不如麻耶的内裤，整个身体也只能填满内裤里的那个小缝。"
        },
        {
          "id_line": 54,
          "ja_text": "頭上に屈みこんだ同級生のショーツがあるという、これ以上もなく卑猥な光景を陽介は卑猥と感じられなかった。そんな精神的な余裕はどこにもなかった。そこに再び麻耶の声が響く。",
          "zh_text": "头上悬挂着同班同学的内裤，这让阳介有着猥亵和下流的感觉。当阳介正幻想的时候，麻耶的声音再次回响起来。"
        },
        {
          "id_line": 55,
          "ja_text": "「早くそこから出てきてよ。うっかり足を動かして、蹴っ飛ばしたり踏みつぶしたくないんだから」",
          "zh_text": "「快点从那里出来啊。我不小心挪动脚的话，你会被踩住或者被踢走吧」"
        },
        {
          "id_line": 56,
          "ja_text": "踏みつぶす。麻耶の口から発せられるのはあまりに現実感の無い言葉だった。",
          "zh_text": "被踩踏。从麻耶嘴里说出的话很没有真实感。"
        },
        {
          "id_line": 57,
          "ja_text": "「う、うぁああー！」",
          "zh_text": "「唔——哇啊啊啊——！」"
        },
        {
          "id_line": 58,
          "ja_text": "大声を上げると、ようやく手足が動くようになった。まだ震えている身体を叱咤し、這うようにして元来た方へと戻っていく。",
          "zh_text": "阳介大声喊着，手脚终于动了起来，他连滚带爬，向着后方狼狈逃窜。"
        },
        {
          "id_line": 59,
          "ja_text": "数分かけて麻耶の陰から脱出すると、陽介はまたぎょっとする。大気の幕に阻まれ薄くぼやけた麻耶の巨大な顔が、屈んだ姿勢で陽介の必死な姿をじっとのぞき込んでいたからだ。はるか上空に座する麻耶からは長い黒髪が紗幕のように垂れ下がり、地面にたどり着き、床を侵食するように広がっている。まるで黒い滝が流れ落ちた瞬間で停止しているかのような幻想的な光景だった。麻耶はその頭部だけで、神話に描かれた神秘的な風景を作り出していた。",
          "zh_text": "几分钟后，阳介逃出了麻耶的影子。但转头一看他又怔住了，水汽形成的幕布遮挡了麻耶巨大的脸庞，弯着腰的麻耶静静的看着阳介拼死逃跑的姿态。遥远的天空中，麻耶的长发如黑色纱幕一般下垂，到达地面然后散开，就好像黑色的瀑布一般。而麻耶的头顶，那幻想性景色的终点，便是神话中描绘的神秘之处了。"
        },
        {
          "id_line": 60,
          "ja_text": "陽介はその壮大さに再びへたりこみながら、これまでの巨大な肢体が麻耶のものであるとようやく認識することができた。",
          "zh_text": "阳介终于意识到，那让他心惊胆颤的巨大物体就是麻耶。"
        },
        {
          "id_line": 61,
          "ja_text": "震えながらも、陽介はかねてよりの疑問を空にそびえる麻耶にむけて叫ぶ。",
          "zh_text": "怀着疑问，他一边颤抖着，一边朝空中喊去。"
        },
        {
          "id_line": 62,
          "ja_text": "「……な、なんでそんなに大きくなってるんだ、麻耶？！」",
          "zh_text": "「……为、为什么你变的这么大，麻耶？！」"
        },
        {
          "id_line": 63,
          "ja_text": "「違うよ。私が大きくなったんじゃなくて、陽介くん、君が小さくなったのよ」",
          "zh_text": "「不是喔。不是我变大了。阳介君，是你变小了喔」"
        },
        {
          "id_line": 64,
          "ja_text": "「へ……？」",
          "zh_text": "「诶……？」"
        },
        {
          "id_line": 65,
          "ja_text": "想像もしていなかった答えに口をぽかんと開けていると、がさがさという音がし、程なくして細長い長方形の透明な板が降りてきて、陽介の隣へと突き立つ。細長いと言っても、その横幅は陽介が両手を広げた程度にはある。高さは五メートル以上は優にあるだろう。",
          "zh_text": "意料之外的答案让他愣住了。这时，沙沙的声音传来，细长的长方形透明直尺从天而降，落在阳介旁边。那直尺大概张开双手才能够到两边，高度大概有五米吧。"
        },
        {
          "id_line": 66,
          "ja_text": "「気をつけて立ってそこに並んで」",
          "zh_text": "「小心的站在那里，不要动」"
        },
        {
          "id_line": 67,
          "ja_text": "陽介は言われたとおりにする。透明なアクリル板には、黒く目盛りと数字が刻まれていた。身長測定で使われていた測定器具を思い出したが、単位が明らかに違う。陽介の目線より少し上に「５」という数字があった。——これは、アクリル定規だ。",
          "zh_text": "阳介听话地站定。透明的塑料直尺上，有着黑色的刻度线和数字。这让他想起了身高测量的仪器，而单位不同。阳介看到了「５」的数字，但这只是直尺罢了。"
        },
        {
          "id_line": 68,
          "ja_text": "「それが、今の陽介くんの身長——五センチ、だよ」",
          "zh_text": "「那个，现在阳介君的身高，只有5厘米喔~」"
        },
        {
          "id_line": 69,
          "ja_text": "陽介は、にわかにその事実を受け入れることが出来なかった。だが、陽介と麻耶は実際今まで空き教室から一歩も外には出ていなかった。積まれた机や黒板、壁や消灯された蛍光灯は陽介にとってあまりにも遠すぎて、認識することができなかっただけで。",
          "zh_text": "阳介无法接受突如其来的事实。但是阳介和麻耶，实际上根本没有走出之前的旧教室，堆积着的桌椅，黑板和灯都在原地，只不过离阳介太远了而已。"
        },
        {
          "id_line": 70,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 71,
          "ja_text": "ずっとしゃがんだ姿勢でいるのがつらくなったのか、麻耶は栄一に正面を向けて教室の床に座り込み、体育座りの姿勢を取った。陽介の前に、例によって巨大な上靴が整列している。",
          "zh_text": "大概是一直蹲着有些累了，麻耶坐在了地板上，双腿并拢，手部抱在膝盖前，一副标准的体育坐。然后巨大的运动鞋就出现在阳介的面前。"
        },
        {
          "id_line": 72,
          "ja_text": "先ほど麻耶の足元にいたときは感じている余裕がなかったが、少し臭いがきつい。靴特有の埃臭さと、少女の汗の酸っぱい香りが陽介の鼻孔を刺激していた。だが、悪臭であるはずのそれは、なぜか陽介にはここちいいものに感じられた。",
          "zh_text": "刚才因为压迫感没有感觉到什么，而现在阳介感觉到有点臭味。鞋子特有的气味，还有少女酸酸的汗味刺激着阳介。虽然说这可以称得上恶臭了，但阳介闻到这味道，内心却感觉很兴奋，心情很好的样子。"
        },
        {
          "id_line": 73,
          "ja_text": "それはそれとして、陽介には要求しなければならないことがある。",
          "zh_text": "这么看来，阳介好像有这方面的嗜好啊。"
        },
        {
          "id_line": 74,
          "ja_text": "「も、元に戻してくれよ、麻耶！」",
          "zh_text": "「那个，麻耶，请把我恢复成原来的大小！」"
        },
        {
          "id_line": 75,
          "ja_text": "意を決して、折られた膝の向こう側へ懇願する。原理はわからない。なぜこんなことをしたのかもわからない。だが、状況から言って麻耶が何かをしたために自分が縮んでしまったのは確実だった。",
          "zh_text": "下定决心，阳介跪在地上，开始向巨大的麻耶乞求。虽然不知道原理，也不知道为什么这么做，但他知道是麻耶缩小了自己。"
        },
        {
          "id_line": 76,
          "ja_text": "「あら？　元に戻りたいの。なんで？」",
          "zh_text": "「啊啦？　想要变回去，为什么？」"
        },
        {
          "id_line": 77,
          "ja_text": "「なっ」",
          "zh_text": "「那是……」"
        },
        {
          "id_line": 78,
          "ja_text": "「身体が小さいと、何かいやなの？」",
          "zh_text": "「很讨厌身体变小吗？」"
        },
        {
          "id_line": 79,
          "ja_text": "「そ、そりゃ……」",
          "zh_text": "「是、是的……」"
        },
        {
          "id_line": 80,
          "ja_text": "予想もしていなかった問い掛けに、陽介はうろたえる。こんな虫みたいな大きさ、いやに決まっている。",
          "zh_text": "意料之外地被询问着，阳介有些紧张。但是他不愿意就像小虫子一样生活。"
        },
        {
          "id_line": 81,
          "ja_text": "「そもそも、どうやって生活したり学校に行ったりすればいいんだよ。これじゃ、階段だって登れないし、椅子にも座れない。メシだって食えない」",
          "zh_text": "「本来正常情况下，我的生活，比如上学放学都可以。但是这样的话，楼梯都上不去，椅子也坐不上去，饭也没办法吃了」"
        },
        {
          "id_line": 82,
          "ja_text": "「どこかに行きたい時は、私が運んであげてもいいよ。ちゃんと私が隠してあげるから、みんなに見られて恥ずかしい思いをすることもないわ。ご飯のお世話だってしてあげる」",
          "zh_text": "「想去什么地方，我带你去就行了。我会好好把你藏起来，就算被发现了我也不会害羞。吃饭的话，由我来喂养你好了」"
        },
        {
          "id_line": 83,
          "ja_text": "「お、親にどうやって説明すれば……」",
          "zh_text": "「那怎么和父母说明……」"
        },
        {
          "id_line": 84,
          "ja_text": "「家に帰らなければいいじゃない。私の部屋は、陽介くんひとりが住んだところで別に狭くならないし。……別に家族のことなんて、大して好きじゃないでしょう？　いい機会じゃないかしら」",
          "zh_text": "「那就不回家了。阳介君家里小的话，就住我家好了。……另外，你不是和家人关系不太好吗，那就趁此机会远离他们吧」"
        },
        {
          "id_line": 85,
          "ja_text": "丘のように鎮座する両脚の向こうから聞こえる麻耶の声は優しげだったけれども、その言葉は淡々と陽介を日常から切り離していくことを暗に告げていた。",
          "zh_text": "山丘一样的双脚对面，传来麻耶温柔的声音，但这句话却满含黑暗地告诉他，他已经无法回到日常的生活中了。"
        },
        {
          "id_line": 86,
          "ja_text": "だが、麻耶の言葉に陽介はわずかに納得しかけ、じわじわとなぜ小さいのが嫌なのかわからなくなってきた。大きな者の声は、小さな者にとってそれだけで魔法となりえることを、麻耶は知っていた。",
          "zh_text": "为什么阳介会变得这么小，又为什么两人的体型差距这么大还能正常交流。麻耶自己当然知道，这就是魔法的力量。"
        },
        {
          "id_line": 87,
          "ja_text": "それでも、まともな精神の残っている陽介は懸命に五センチの身体がまずい理由を搾り出す。",
          "zh_text": "即使如此，只有5厘米的阳介仍然没有放弃，努力地乞求一线生机。"
        },
        {
          "id_line": 88,
          "ja_text": "「じゃ、じゃあその……おれたち付き合ってるんだろ！　キスとか、その……キスとか、どうするんだよ！」",
          "zh_text": "「那么，那个……我们既然交往的话！　接吻的话，那个……怎么样接吻啊！」"
        },
        {
          "id_line": 89,
          "ja_text": "恋愛経験が皆無の陽介は、そう言うだけで口をもごもごさせて赤面せざるを得なかった。麻耶の両脚が、少し振動したように感じた。陽介にはわからなかったが、麻耶は笑ったのだ。",
          "zh_text": "完全没有恋爱经验的阳介涨红着脸局促地说着。听到这话，麻耶的双脚稍微动了动。阳介不明白这个动作是什么意思，但麻耶却笑了。"
        },
        {
          "id_line": 90,
          "ja_text": "「そう、私たちは付き合っている。キスでもその先のことでも、問題なく可能よ。愛さえあれば、なんだって実現できるの。身長の差なんて、大した問題じゃないのよ」",
          "zh_text": "「没错，我们是在交往。kiss的话也完全没问题。只要有爱，什么都能够实现。身高差也不算什么问题」"
        },
        {
          "id_line": 91,
          "ja_text": "まったく愛など信じていなさそうな顔で、麻耶はうそぶく。",
          "zh_text": "完全相信爱的麻耶，脸上露出了某种狂热。"
        },
        {
          "id_line": 92,
          "ja_text": "「改めて聞くけど、何が不満なの？　付き合っている以上あなたの生活は保証する。面倒なことはすべて私がしてあげる。……もしかして、手を伸ばしても私の膝にも届かないほど小さな身長が、恥ずかしいなんて見えっ張りなことを言うつもり？」",
          "zh_text": "「再说了，你有什么不满吗？　既然交往的话我一定会保证你的基本生活需要的。麻烦的事都交给我来做好了。……还说说，即使伸出手也无法够到我的膝盖，这样的体形会让你害羞，是虚荣心在作怪吗？」"
        },
        {
          "id_line": 93,
          "ja_text": "まるで幼子を諭すような口調で、麻耶は足元の陽介に言う。小さくした理由を一切言わず、ごまかしだらけのその言葉に、陽介はいつしかうなだれていた。確かに彼女の言うとおりかもしれない……それに、どれだけ抗弁しても彼女は元の大きさに戻してもらえないだろう。まさか一生このまま、なんてことはあるまい。",
          "zh_text": "像是在教育小孩子一样，麻耶俯视着脚下的阳介说道。确实有那一部分的理由，阳介不知不觉低下了头。说不定确实像她说的那样呢……而且，她应该有能力把自己变回来，一辈子都这么大应该不太可能吧。"
        },
        {
          "id_line": 94,
          "ja_text": "「さて、付き合い始めたことだし……キスでもしましょう」",
          "zh_text": "「那么，开始交往后……就来接吻吧」"
        },
        {
          "id_line": 95,
          "ja_text": "そう告げると、麻耶はなぜか足だけで器用に右の上靴を脱ぎ捨てる。家のように大きい靴が目の前でぐねぐねと動き、鉄骨が落ちるような音とともに脱ぎ捨てられる。靴を脱がれるだけのことで萎縮していた陽介の頭上に、黒い靴下に包まれた足先をかざした。指の股が、汗が染み込みより暗い色になっている。生暖かい空気が、陽介の周囲を包む。",
          "zh_text": "这么说着，麻耶脱下了右脚的运动鞋。如钢铁落地一般的声音传来，像房屋一样大的鞋子落在了地上。黑色袜子包裹着的巨大玉足出现在阳接口前。脚趾缝那里因为汗液而显现出较暗的颜色。脚底散发的温暖气息包裹住了阳介。"
        },
        {
          "id_line": 96,
          "ja_text": "陽介は思わず手で鼻と口を覆う。目の前の麻耶の足から発せられる臭気は靴に近づいた時の比ではなかった。甘く酸っぱい臭いが刺すように痛い。嗅いでいるだけで意識が飛びそうになる。",
          "zh_text": "阳介用手捂住了鼻子和嘴。麻耶的脚接近之后，臭味也比之前强烈。又酸又甜的气息让阳介的意识几乎要飞出去了。"
        },
        {
          "id_line": 97,
          "ja_text": "そもそも、なぜキスをするのに足指を突き出されないといけないのか。",
          "zh_text": "说起来，为什么接吻要把脚伸出来？"
        },
        {
          "id_line": 98,
          "ja_text": "「だって、私と陽介くんが普通に唇を合わせるなんてできないじゃない。なら、陽介くんに身体のどこかにキスをしてもらおうと思って」",
          "zh_text": "「因为要让我的嘴唇和阳介接触来接吻是不可能的，那么只要阳介亲吻我身体的某个地方就行了吧」"
        },
        {
          "id_line": 99,
          "ja_text": "無茶苦茶な理屈だった。",
          "zh_text": "一点都不讲道理啊。"
        },
        {
          "id_line": 100,
          "ja_text": "「……それとも、陽介くんは私と『キス』もできない意気地なしなの？　なら、私と陽介くんは付き合っていないってことになるのかなあ」",
          "zh_text": "「……还是说阳介对和我『接吻』有意见吗？　那么，我和阳介君真的是在交往吗？」"
        },
        {
          "id_line": 101,
          "ja_text": "陽介の顔が青くなる。この言葉の外に含まれている意味がわからない陽介ではなかった。",
          "zh_text": "阳介的脸吓得都青了。他很明白这话语之中的深意。"
        },
        {
          "id_line": 102,
          "ja_text": "「わ、わかったよ……キス、するよ」",
          "zh_text": "「我明白了……接吻、我做……」"
        },
        {
          "id_line": 103,
          "ja_text": "唾を飲み込み、陽介はそれだけで抱えるほどの大きさを持つ親指の前に立つ。立ち上がって尚足指は陽介の目線より高いところにあったが、麻耶にしてみれば少し足に角度をつけただけにすぎない。かかとは、まだ床とくっついているのだ。",
          "zh_text": "咽了一口唾沫，阳介张开双手，抱住了眼前麻耶的大脚趾。脚趾和他的身体几乎等高，但对麻耶来说只是微微抬起了脚而已，甚至连脚后跟都没抬起来。"
        },
        {
          "id_line": 104,
          "ja_text": "きめ細かな生地で構成されているはずの靴下は、繊維のでこぼこがまるで絨毯のように粗い。丸みを帯びた指の頂部の繊維が爪に押し出され尖っている。布のむこうにあるそれが、陽介にはまるで断頭台の刃のように無情に見えた。",
          "zh_text": "看起来由细致的纤维构成的袜子，在阳介看来是如地毯一般的粗糙。圆形的脚趾头撑着袜子的纤维，而布的内部是如断头台般尖锐的脚趾甲。"
        },
        {
          "id_line": 105,
          "ja_text": "極力鼻で息をしないように注意しながら、親指の腹に唇をあてがう。何をしているのだろうか、自分は？　同い年の女の子の足指に靴下越しにくちづけをするなんて。まるで麻耶に……いや、麻耶の足に隷属を誓っているようじゃないか！",
          "zh_text": "尽量屏住呼吸，阳介吻在了麻耶的大脚趾上。自己在做什么呢……？　卑微地处于同班女孩子的脚下，亲吻着她的脚趾。好像麻耶……不对，自己好像是麻耶的脚奴一样……"
        },
        {
          "id_line": 106,
          "ja_text": "「全然何をしているのか感じないんだけど」",
          "zh_text": "「完全感觉不到你在做什么……」"
        },
        {
          "id_line": 107,
          "ja_text": "陽介の必死さには裏腹に、麻耶の評価は酷いものだった。陽介は震え上がる。この場所でこの状況で彼女の不興を買うのは何よりも恐ろしいことだった。何しろ、もし麻耶が気まぐれに爪先を床につけようものなら……！",
          "zh_text": "阳介鼓起勇气的举动却得到了麻耶残酷的评价。阳介因恐惧而颤抖着，在这个情况下惹她生气，是比任何事情都可怕的。如果麻耶的脚无情地踩下来的话……"
        },
        {
          "id_line": 108,
          "ja_text": "「キスって、唇をくっつけることじゃないのよ。もっとあるでしょ。わかる、陽介くん？」",
          "zh_text": "「接吻啊，不是只把嘴贴上去就行了。还有其他的嘛，明白吗，阳介君？」"
        },
        {
          "id_line": 109,
          "ja_text": "「ううっ……」",
          "zh_text": "「唔……」"
        },
        {
          "id_line": 110,
          "ja_text": "麻耶はまったくお気に召していない様子だった。陽介は試しに恐る恐る舌を這わせてみる。舌先に広がるざらりとした感触、苦くしょっぱい汗の味に涙がこぼれそうになる。今度は吸ってみるが、その拍子に鼻で息を吸ってしまい、強烈な香りにむせこみのた打ち回る。",
          "zh_text": "看起来麻耶完全不满意。阳介战战兢兢地用舌头舔了上去，能感受到粗糙的布料触感。舔完一下之后，苦涩的汗味让阳介的眼泪都要流出来了。用力吸了一口气之后，反差感让阳介觉得麻耶的汗味是香的。"
        },
        {
          "id_line": 111,
          "ja_text": "女の子の足の臭いが、こんなにつらいなんて。いや、そうではない。自分が小さくなって感覚が鋭敏になってるから、足の臭いにすら耐えられなくなっているのだ。この虫けらのような大きさでは、あまりにも麻耶という少女は大きすぎて、ただ存在されているだけで苛まれてしまうのだ。",
          "zh_text": "女孩子脚上的臭味，这么恐怖吗。不对，不是这样的。因为自己太小了，感觉变得灵敏，连脚的臭味都受不了了。对麻耶这样巨大的少女来讲，自己只是一只小虫子，存在的使命就是被她折磨。"
        },
        {
          "id_line": 112,
          "ja_text": "「……はあ。もういいわ。キスもまともにできないなんて思わなかった」",
          "zh_text": "「……哈……算了。没想到接吻都做不好」"
        },
        {
          "id_line": 113,
          "ja_text": "不意に麻耶はそう告げ、脱いだ片方の上靴をそのままに立ち上がる。陽介と会話をしていた麻耶の顔がはるか空の上へと昇っていき、やがて見えなくなる。あまりにも巨大な存在の、かろうじて人間的だった部分が陽介の前から失せ、ひとり取り残されたかのような強い不安感を覚える。",
          "zh_text": "麻耶不经意地说着，不管脱掉的鞋子就站了起来。阳介看到麻耶的脸庞渐渐上升，不久就看不见了。过于巨大的存在，让阳介觉得世界已经不太正常了，一种强烈的不安感弥漫心头。"
        },
        {
          "id_line": 114,
          "ja_text": "陽介は天高くへと叫ぶ。その姿はまるで見えざる神へと慈悲を求めるような、敬虔で哀れな信者のようだった。",
          "zh_text": "阳介朝天空呼喊着，那身姿好像虔诚而可怜的信徒在祈求女神的慈悲。"
        },
        {
          "id_line": 115,
          "ja_text": "「ま、麻耶！　こんどはちゃんとする！　ちゃんとするから！」",
          "zh_text": "「麻、麻耶！　这次我一定好好做！　求您给我一次机会！」"
        },
        {
          "id_line": 116,
          "ja_text": "——だから、置いて行かないで。",
          "zh_text": "——因为，他不想就这样被抛弃。"
        },
        {
          "id_line": 117,
          "ja_text": "「そのくせ、自分は立派に元気にしちゃって」",
          "zh_text": "「那里……很精神嘛~」"
        },
        {
          "id_line": 118,
          "ja_text": "「……！」",
          "zh_text": "「……！」"
        },
        {
          "id_line": 119,
          "ja_text": "そうなのだ。陽介は麻耶の足にくちづけを試みている最中、ずっと自分のものを勃起させていた。陽介は、自分自身が信じられなくなっていた。",
          "zh_text": "是这样的。阳介在舔着麻耶的脚的时候，自己下体的那个东西也跟着勃起了。看到这一幕，阳介自己都不敢相信。"
        },
        {
          "id_line": 120,
          "ja_text": "「そんなに、私の足の下が気に入ったの？」",
          "zh_text": "「啊，那么喜欢我的脚底吗？」"
        },
        {
          "id_line": 121,
          "ja_text": "麻耶がゆっくりと靴下の足を持ち上げると、陽介の身体はその足の影にすっぽりと包まれた。天井のような足裏が、空気を圧縮しながらどんどん迫ってくる。",
          "zh_text": "麻耶抬起了巨大的脚，阳介的身体一下子被她的影子包围。天花板一般的脚底下落，空气也被压缩，逐渐逼近。"
        },
        {
          "id_line": 122,
          "ja_text": "「うああああ！」",
          "zh_text": "「哇啊啊啊！」"
        },
        {
          "id_line": 123,
          "ja_text": "踏み潰される——！",
          "zh_text": "要被踩住了——！"
        },
        {
          "id_line": 124,
          "ja_text": "そして、足裏が無慈悲にぐおおと下ろされ、陽介は押し倒される。全身が床と麻耶の足に挟まれ、身動きがとれない。今まで経験したことのない重量に圧迫され、骨がきしみ、肺から空気が音を立てて逃げていく。顔面は足の親指と人差し指の間の隙間にあったためかろうじて窒息はせずに済んだ。",
          "zh_text": "然后，脚掌无情地把阳介推倒在地。全身被地板和麻耶的脚夹住，动弹不得。他从来没有经历过如此重压，骨头在嘎嘎吱吱作响，肺部的空气被挤走。幸亏阳介的脸在麻耶大脚趾和食趾之间，一部分空气透进来，才能让他不至于窒息。"
        },
        {
          "id_line": 125,
          "ja_text": "だが、それは必ずしもいいことばかりではない。肺から押し出された酸素をふたたび補給するため激しい呼吸をしなければならなかったのだが、それは麻耶の足先の湿り生暖かく、そして臭い空気を取り込まざるを得ないということだった。呼吸するたびにその口からは涎が、目からは涙が垂れる。指の股の間から見える麻耶の巨体がぼやけてきた。無駄だとはわかりつつも手足を動かそうともがいてみるが、麻耶の巨大な足は固定されているかのように微動だにもしなかった。",
          "zh_text": "但是，那只是其中一个问题。由于肺部被挤压，阳介只能急促地呼吸，但呼吸的只能是麻耶脚尖湿润温暖的气息。因为是被迫的，他每次呼吸眼睛都会被刺激得流下眼泪。从脚趾缝里能看到麻耶巨大的身体，但眼眶渐渐被泪水打湿，变得模糊不清。被麻耶巨大的脚趾固定住，他尝试着挣扎，但也只是白费功夫。"
        },
        {
          "id_line": 126,
          "ja_text": "あとで陽介が知ることになるのだが、このとき麻耶はまったく力をかけていなかった。それどころか、本当に押しつぶして殺したりしないように加減をしていたらしい。もし靴を履いたまま同じ事をされていたら、加減がうまくいかず靴自体の重みだけで陽介は潰れていたのかもしれない。一人の少女の身体のほんの一部がそこに存在するだけで、陽介は生と死のはざまに立たされていた。",
          "zh_text": "阳介知道，如果麻耶使用全力的话，他早就被踩死了，所以现在麻耶肯定完全没有用力。或者说，就算麻耶不用力，单凭鞋子的重量就足以压倒阳介。作为一个人，被少女身体的一部分蹂躏着，在脚趾缝里，也是生与死的夹缝中挣扎着。"
        },
        {
          "id_line": 127,
          "ja_text": "陽介が白目を剥きかけたころ、全身にかかっていた重量がフッと消えた。ようやく足がどかされたのだ。",
          "zh_text": "到阳介承受不住，几乎开始翻白眼的时候，麻耶的脚才离开他。全身的重量终于消失了。"
        },
        {
          "id_line": 128,
          "ja_text": "——助かったのか？",
          "zh_text": "——得救了吗？"
        },
        {
          "id_line": 129,
          "ja_text": "それは早計だった。雲の上——陽介の不可視領域——から伸びてきたのは、今度は麻耶の手だった。麻耶の白くきれいな巨指がクレーンを思わせる動きで陽介を裏返し、襟首をひっかける。「ぐへっ」と陽介はカエルのようなうめき声を上げた。",
          "zh_text": "这话倒是说早了。用云端——那看不见的领域中——神秘物体伸了过来，那是麻耶白皙的手指。她用指尖顺着颈部把阳介捏了起来。阳介「呜哇」一下喊了出来，那叫声就像青蛙被抓住一样。"
        },
        {
          "id_line": 130,
          "ja_text": "陽介をつまんだ麻耶の指は急上昇して陽介の三半規管を狂わせ、どこかへと水平移動する。指と陽介が止まった場所は、麻耶が脱いだ靴の穴の上だった。",
          "zh_text": "阳介被麻耶的手指提到空中，然后顺着水平方向移动。当手指停下来了之后，他才发现这是麻耶脱下来的鞋的上方。"
        },
        {
          "id_line": 131,
          "ja_text": "「そんなにわたしの足が好きなら、ここにいてもいいよ。あるいは一生、ね」",
          "zh_text": "「那么喜欢我的脚的话，就在我的鞋子里过一辈子吧」"
        },
        {
          "id_line": 132,
          "ja_text": "なんの確認もなく陽介から指が離れ、靴中へと落とされる。受け身など取れるわけもなく、靴底に顔面を打ち付けてしまう。陽介がぶざまに痛みにもがいていると、頭上でぼふっ！　という音がして、靴の中が暗くなる。あわてて上を見ると、黒い布の天井が靴の入り口を塞いでいた。ドット状の模様のこれは……麻耶が脱いだ靴下だ。",
          "zh_text": "手指一松，阳介就被丢到了麻耶的鞋子里。脸重重地撞在鞋底，身体几乎动弹不得。阳介痛苦地挣扎着，试图向上方呐喊。　刚想说话，鞋子一暗，他急忙往上看，黑色的天花板堵住了鞋口。有着白色的圆形斑点……是麻耶脱下的袜子。"
        },
        {
          "id_line": 133,
          "ja_text": "——閉じ込められた！",
          "zh_text": "——空间被封住了！"
        },
        {
          "id_line": 134,
          "ja_text": "「だ、出してよ麻耶！」",
          "zh_text": "「放我出去，麻耶！」"
        },
        {
          "id_line": 135,
          "ja_text": "「私と付き合っても居ない人間が、軽々しく私の名前を呼び捨てにしないで」",
          "zh_text": "「不是和我交往的人，请不要随便叫我的名字」"
        },
        {
          "id_line": 136,
          "ja_text": "それが麻耶が陽介に最後にかけた言葉だった。",
          "zh_text": "这是麻耶临走之前的最后一句话。"
        },
        {
          "id_line": 137,
          "ja_text": "ずしん、どしんという靴の中まで響く震動と音とが一定のリズムで繰り返され、そして徐々に遠ざかっていき、聞こえなくなる……。",
          "zh_text": "阳介能感受到麻耶离开的时候，地上剧烈的震动和声音，然后越来越远，渐渐消失不见……。"
        },
        {
          "id_line": 138,
          "ja_text": "——置き去りにされた。",
          "zh_text": "——他被遗弃了。"
        },
        {
          "id_line": 139,
          "ja_text": "誰も来ない忘れられた空き教室の、女の子の上靴の中に。",
          "zh_text": "被放在谁也不会来的废弃教室里，放在女孩子的鞋子里。"
        },
        {
          "id_line": 140,
          "ja_text": "静まり返った空間で、陽介の顔からこれ以上なく血の気が引いていく。",
          "zh_text": "寂静的空间中，阳介脸上的血色一点点被抽走。"
        },
        {
          "id_line": 141,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 142,
          "ja_text": "閉じ込められて一時間。",
          "zh_text": "被关起来一小时后。"
        },
        {
          "id_line": 143,
          "ja_text": "人間の世界では日が沈み、夜となっていた。",
          "zh_text": "人类世界中，太阳应该要落山了，夜晚即将来临。"
        },
        {
          "id_line": 144,
          "ja_text": "だが、靴の中の世界には関係ないことだった。暗闇は一様で、時間による変化はない。ポケットに入れていた携帯電話を取り出し、ディスプレイの発光で明かりをとる。陽介と一緒に縮小されていた携帯電話は電波こそ通じなかったが、動作自体は問題なかった。",
          "zh_text": "但是，与鞋中的世界没有关系的。这里一直是黑暗的，时间也没有变化。阳介取出口袋中的手机，借着微弱的灯光，他才能稍微看清鞋内的情况。而手机信号鞋子里传不出去，求救也只能作罢。"
        },
        {
          "id_line": 145,
          "ja_text": "靴は五センチの陽介にとって部屋のように広大だったが、過ごしやすく快適かといえばまったくそんなことはない。靴の中の臭気は靴下よりも強烈で、しかも天井の蓋のおかげで決して臭いが逃げることはない。また、麻耶の体温の余韻が残っており非常に蒸し暑く、いるだけで汗が流れていく。少しは慣れては来たものの、控えめに言ってここは地獄だった。",
          "zh_text": "鞋子只有五厘米高，但对阳介来说已经像房间一样广阔了，把身体完全舒展开来也没问题。鞋子中的臭味非常浓，而袜子堵在出口，他也无法逃出去。麻耶残留的少女体温让这里变得非常闷热，虽然稍微习惯了一点，但这里还是地狱。"
        },
        {
          "id_line": 146,
          "ja_text": "とりあえず、窒息する危険は無いようだった。靴の上に被さっている靴下の繊維の隙間は空気が流れるには十分なものだった。とはいえこの空間は空気が循環しにくく、そこには汚れた空気がたまりっぱなしになってしまう。なので、陽介は息苦しくなると天井の靴下の繊維の隙間から直接新鮮な空気を取り込んでいた。これをするたびに、麻耶の爪先に必死にキスを繰り返していたことを思い出し、陽介は複雑な気分になる。",
          "zh_text": "总之，还好没有窒息的危险。空气能通过袜子的纤维传进来，带着麻耶淡淡的脚味。但是鞋中是一个封闭空间，空气不能循环，所以并没有新鲜的空气。所以，阳介尽量靠近袜子的缝隙，试图得到一些新鲜空气。但是空气的味道却很熟悉，那就是之前阳介亲吻麻耶大脚趾的味道，这样他的心情十分复杂。"
        },
        {
          "id_line": 147,
          "ja_text": "脱出は一時間の間何度も試したが、不可能だった。靴下を持ち上げてその隙間から脱出するというのが簡単そうに見え、実際にやってみると非常に難しいことが判明した。外向きに湾曲した革の壁面によじのぼり、どれだけ顔を真っ赤にして持ち上げようとしても、靴下はまるで何かに縫い止められているかのように動かなかった。考えてみれば当然のことである。片方の靴下の重さはおおよそ五十グラムだが、通常人類の三十分の一足らずの大きさの陽介の体重は二グラム程度しかないのだ。何かの拍子に靴下が靴の中にまでずり落ちてきたら、陽介は靴下に押しつぶされよけい身動きがとれなくなってしまうだろう。自分の二十五人分の重さの物体を少しでも持ち上げるのは、たとえ万全な状態であったとしても無理である。そして、靴下の二十五分の一ほどの価値しかない自分が麻耶に見捨てられるのも道理である。そう陽介は思った。",
          "zh_text": "这一个小时中，阳介也尝试过逃跑。虽然看起来从袜子的缝隙中逃跑很简单，但实际做起来很难。袜子表面的纤维堆在鞋子的内壁，但阳介涨红了脸也无法推动，好像有什么力量阻止了他一样。这是当然的。一只袜子大约五十克，而阳介的身体连麻耶脚的1/3都没有，现在的体重大概只有两克。这样的重量差距，被袜子压得动弹不得也是很合理的。毕竟是比自己重得多的物品，任何人也做不到吧。自己只有袜子1/25的价值，这样卑微的自己被麻耶抛弃也是情有可原吧，阳介想道。"
        },
        {
          "id_line": 148,
          "ja_text": "他に脱出口がないか探してもみた。自分のようなサイズの人間が通り抜けられるような穴が都合よく開いているかもしれない。そう期待して陽介は、舐め回すがごとく靴全体を調べてみたが徒労に終わった。爪先方面へ身を屈めて潜り込んでみたが、そこは特に強烈に臭いの篭っている場所だ。吐きそうになりながら探してみたが、もちろん何もない。",
          "zh_text": "他也探索过其他地方，但只有小小的排气孔，能让自己身体通过的地方是完全没有的。本来期待着的阳介，在探索完整只鞋之后，变得绝望了。他来到了麻耶脚尖的部分，臭味最浓的地方，慢慢躺下蜷缩了起来。即使被刺激得想吐，但什么也没有吐出来。"
        },
        {
          "id_line": 149,
          "ja_text": "疲れ果てた陽介は、ひとまず脱出を諦め眠ることにした。甘やかで過酷な香りに包まれて。",
          "zh_text": "疲惫的阳介，在麻耶的脚尖部分睡着了，伴随着甜美而残酷的气息进入了梦乡。"
        },
        {
          "id_line": 150,
          "ja_text": "陽介の着ていた制服のシャツは、すっかり薄汚れボロボロになっていた。",
          "zh_text": "而阳介的身上，衣服上，早已沾满了麻耶的脚汗和脚垢。"
        },
        {
          "id_line": 151,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 152,
          "ja_text": "早朝。そう携帯電話の時計が示していた。",
          "zh_text": "从手机上看到时间，已经是早上了。"
        },
        {
          "id_line": 153,
          "ja_text": "こんな場所でも疲れていれば寝られてしまうのだなあと感心する。硬い靴底の生地の上で寝たため、全身が痛い。また、昨日から何も食べていないため、腹は鳴りっぱなしだった。だがそれよりも重大な問題がある。",
          "zh_text": "之前因为疲倦，阳介直接躺在地上睡着了，生硬的鞋底让他浑身酸痛。另外，从昨天开始什么也没有吃，这对阳介来说也是个问题。"
        },
        {
          "id_line": 154,
          "ja_text": "陽介の喉はからからに乾いていた。",
          "zh_text": "他的喉咙也很干了。"
        },
        {
          "id_line": 155,
          "ja_text": "人は食料がなくても七日間は生き延びられるらしいが、水がなければ三日足らずで死に至るらしい。",
          "zh_text": "人没有吃的能活7天，但没水喝3天就受不了了。"
        },
        {
          "id_line": 156,
          "ja_text": "水分……なんでもいいから、水分を。ポケットを探る。だが、出てくるのは糸くずばかり。",
          "zh_text": "水分……只要有都可以啊，水分……翻遍了口袋，并没有什么东西。"
        },
        {
          "id_line": 157,
          "ja_text": "ああ、そうだ。思い当たる。この靴にも、水はある。",
          "zh_text": "啊啊，是这样。想起来了。这双鞋里，有水啊……"
        },
        {
          "id_line": 158,
          "ja_text": "だけど、それは……。",
          "zh_text": "但是，那是……。"
        },
        {
          "id_line": 159,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 160,
          "ja_text": "昼。陽介は衰弱状態で、できるだけ体力を減らさないようかかとの部分でうずくまっていた。かかと部分のラバーの靴底は、黒ずんでじゃいたが口に近い分、ちゃんと乾いている。",
          "zh_text": "上午。阳介为了保持体能，尽量处在鞋跟部分减少活动。脚后跟部分，发黑的橡胶那里，水分已经干了。"
        },
        {
          "id_line": 161,
          "ja_text": "助けが来る可能性を、陽介は期待していた。麻耶が自分を置き去りにしたあの時、引き戸を閉める音はしなかった。つまり、この教室は開放されっぱなし。生徒がたまたま入り込み、不自然に放置されたこの靴を発見する可能性はある。廊下の奥で普段誰も来ない教室とは言え、誰かが来ない確率はゼロではない。そうでなくても、教員や用務員が点検に訪れるかもしれない。",
          "zh_text": "阳介也曾期待着谁能来就自己。因为麻耶抛弃自己的时候，并没有拉上门。这样教室就一直打开着，说不定会有学生进来。但不知道会不会注意到这只鞋。教室在走廊深处，平时几乎没人会来。等到教员或者勤务工定期清扫的时候，自己早就撑不住了吧……"
        },
        {
          "id_line": 162,
          "ja_text": "何しろ普段鍵がかかっている教室の戸が開けっ放しになっているのだ。目につかない可能性のほうが、低いのではないか。第一、学校から帰らない自分のことを友人や家族が心配して探しているはずだ。……こうして考えると、助けが来ない確率のほうが低い気さえしてくる。自分の思いつきに胸をときめかせながら、陽介はそれを待っていた。",
          "zh_text": "总之，虽然教室被打开了，但被发现的概率很低。还有，自己也没有什么朋友，家里人也不关心，所以等他们主动寻找失踪的自己也不太可能。……这样考虑的话，基本上没人能帮自己了。只能……乞求麻耶能可怜自己吧……"
        },
        {
          "id_line": 163,
          "ja_text": "結論を言うと、助けはなかった。麻耶は戸を閉めなかったが、その代わりに、人が来ないように強力なまじないを教室全体にかけていたのだ。今、この教室の存在を認識できるものは、陽介と麻耶しかいなかった。",
          "zh_text": "毫无希望的结论。无论麻耶关不关门，也不会有人来救自己。现在，知道自己存在的，只有阳介和麻耶二人。"
        },
        {
          "id_line": 164,
          "ja_text": "どこか遠くから聞こえる生徒たちの歓声が、遠い世界のものとなっていた。",
          "zh_text": "从远处传来的学生的欢呼，仿佛与自己不在一个世界。"
        },
        {
          "id_line": 165,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 166,
          "ja_text": "夕。",
          "zh_text": "下午。"
        },
        {
          "id_line": 167,
          "ja_text": "閉じ込められてから二十四時間が経過しようとしていた。学校から生徒が消えて行く時間帯でもある。",
          "zh_text": "被关在鞋子里已经一天了，学生也陆陆续续离开了学校。"
        },
        {
          "id_line": 168,
          "ja_text": "陽介は限界だった。手足が、言うことを聞かなくなっていた。脱水症状である。もう最後の手段をとるしか無い。ためらいは一瞬だけだった。朝、やろうとしてやめた行動へ移る。陽介は緩慢な動きで爪先へと這って進む。",
          "zh_text": "阳介也到了极限，手脚无力，出现了脱水的症状。为了生存，阳介挣扎着向脚尖部分爬去。"
        },
        {
          "id_line": 169,
          "ja_text": "爪先には、麻耶の汗が気化せずに染みこんで残っている……。",
          "zh_text": "脚尖，会有麻耶残余的脚汗……。"
        },
        {
          "id_line": 170,
          "ja_text": "意を決し、この靴の中でもっとも黒ずみ、湿った部分に舌を這わせる。",
          "zh_text": "下定决心，阳介开始舔舐鞋底最黑的部分，从那一点点潮湿中获取水分。"
        },
        {
          "id_line": 171,
          "ja_text": "ぴちゃり。",
          "zh_text": "好苦。"
        },
        {
          "id_line": 172,
          "ja_text": "ラバーに染み込んだそれはしょっぱかった。むせかえるように苦かった。だが、何よりも……。",
          "zh_text": "橡胶的味道，融入了麻耶的脚汗，舌头被这苦涩刺激着。但是实际上，现在麻耶的脚汗比什么都……。"
        },
        {
          "id_line": 173,
          "ja_text": "「おいしい……？」",
          "zh_text": "「好吃……？」"
        },
        {
          "id_line": 174,
          "ja_text": "その時、世界が大鳴動した。",
          "zh_text": "这个时候，世界开始晃动。"
        },
        {
          "id_line": 175,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 176,
          "ja_text": "靴全体が動いている。誰かが、自分のいる上靴を持ち上げているのだ。靴底の地面が傾き、陽介はかかとへと転がり落ち、頭を打つ。",
          "zh_text": "鞋子在晃动，有什么人把鞋子举了起来。鞋底倾斜，阳介被迫滚到了脚后跟处，头撞在了鞋子内壁上。"
        },
        {
          "id_line": 177,
          "ja_text": "「やっぱり、私の足が好きなのね」",
          "zh_text": "「果然喜欢我的脚呢」"
        },
        {
          "id_line": 178,
          "ja_text": "頭上を見上げて、陽介は心臓が口から飛び出しそうになる。何か言おうとしたが、うまく発声することができない。天井としてふるまっていた靴下が取り払われ、かわりに麻耶の巨大な顔が全天にそびえていた。",
          "zh_text": "仰望头顶，阳介的心脏都要跳出来了。他激动得说不出话，因为天花板上的袜子消失了，取而代之的是麻耶巨大的脸庞。"
        },
        {
          "id_line": 179,
          "ja_text": "「まるで樹液にたかる虫みたいに、私の汗染みを必死にすすってたわね。お前は虫けらなの？　陽介」",
          "zh_text": "「就像以树的液体为生的虫子一样，你现在只有喝我的汗液才能活下来吧。你说是不是啊？　小虫子阳介？」"
        },
        {
          "id_line": 180,
          "ja_text": "白桃色をした麻耶の唇が、容赦なく陽介を責め立てる。麻耶の顔が、今までよりずいぶん近い。息がかかりそうなほどだ。靴を手でもっているからだろう。ある意味では初めて、陽介は麻耶とのスケールの違いを実感できたのかもしれない。ビルの壁面をまるごと使用したポスター広告に映る巨大なアイドルの顔を思い出す。だがこれはポスターとは違い、実在する三次元の少女の顔だった。",
          "zh_text": "淡粉色的嘴唇一张一合，麻耶毫不留情地羞辱这阳介。麻耶的脸离自己很近，应该是她把鞋子举到自己面前了吧。看到如此巨大的麻耶，某种意义上来说这是第一次。这让他想起了巨型海报上某些明星的脸。但与海报不同，这是活生生的少女脸庞。"
        },
        {
          "id_line": 181,
          "ja_text": "「た、たすけて……麻耶……」",
          "zh_text": "「救、救救我……麻耶……」"
        },
        {
          "id_line": 182,
          "ja_text": "「ねえ陽介、お前はなんで生きているの？」",
          "zh_text": "「呐，阳介，你为什么活着啊？」"
        },
        {
          "id_line": 183,
          "ja_text": "「……え？」",
          "zh_text": "「……诶？」"
        },
        {
          "id_line": 184,
          "ja_text": "そして湿る。麻耶が言葉を紡ぐたびに口が開かれ、息がかかる。ごうごうという風に陽介の髪が揺れ、そして湿っていった。吐息には生きている以上仕方ない程度の甘い口臭こそあったが、いままで味わっていたどす黒く濁ったような空気よりもはるかに心地良く、清涼感のあるものだった。",
          "zh_text": "湿气传来。麻耶每说一句话，阳介的头发就摇曳着，呼吸形成了一阵阵风。这种吐息在求生者的眼中是最美味的。一直呼吸着鞋子里污浊的空气，阳介感觉此时麻耶口中的气息是最清新的。"
        },
        {
          "id_line": 185,
          "ja_text": "「お前がいる場所は、どこ？」",
          "zh_text": "「你现在，在哪里呢？」"
        },
        {
          "id_line": 186,
          "ja_text": "「靴の中。麻耶の靴で、麻耶の手の中にある靴の中」",
          "zh_text": "「在……鞋子里，麻耶手上的鞋子里」"
        },
        {
          "id_line": 187,
          "ja_text": "麻耶の顔が近づき、やがて靴の出口が麻耶の口でほとんどふさがれる形になる。喋るたびに開く、てらてらと光る桃色の口の中を見上げていると、まるで自分が麻耶の口の中にいるかの様に思えてくる。",
          "zh_text": "麻耶的脸靠近鞋口，几乎把出口堵住。说话时，嘴巴一开一合，能看到粉色的口腔，好像自己就在她的嘴里一样。"
        },
        {
          "id_line": 188,
          "ja_text": "「お前が吸っている空気は、何？」",
          "zh_text": "「你呼吸的空气呢？」"
        },
        {
          "id_line": 189,
          "ja_text": "「麻耶の……靴下を通した空気、そして、麻耶の吐いた息」",
          "zh_text": "「麻耶的……袜子里的空气，还有麻耶呼出的空气」"
        },
        {
          "id_line": 190,
          "ja_text": "麻耶の吐息を一ミリグラムたりとも逃すまいと、陽介は必死で吸い込む。一度呼吸するたびに、全身が透き通っていくような感覚が陽介の中に走る。",
          "zh_text": "阳介因为之前的缺氧，拼命呼吸着麻耶呼出的气体，一毫克都不放过。呼吸着少女清香的吐息，阳介觉得自己像沐浴在阳光下一样畅快。"
        },
        {
          "id_line": 191,
          "ja_text": "「お前が飲んだものは」",
          "zh_text": "「那你喝的是什么」"
        },
        {
          "id_line": 192,
          "ja_text": "「麻耶、……の……汗、で、す」",
          "zh_text": "「麻耶……的……脚汗」"
        },
        {
          "id_line": 193,
          "ja_text": "口の中に覗く麻耶の舌へ飛びつきたい。潤いをたたえた舌から、麻耶の唾液を直接すすりたい。虫のように。",
          "zh_text": "嘴中又干又燥。好想喝一口麻耶的唾液，来滋润干燥的口腔。就像虫子一样也行啊，只要是麻耶身上的，任何分泌物都会甘之如饴的。"
        },
        {
          "id_line": 194,
          "ja_text": "「お前は、なんで生きてるの？」",
          "zh_text": "「那你为什么能活着呢？」"
        },
        {
          "id_line": 195,
          "ja_text": "「……麻耶」",
          "zh_text": "「……麻耶」"
        },
        {
          "id_line": 196,
          "ja_text": "シンプルで、自明の話だった。",
          "zh_text": "很简单，也是不言而喻的话。"
        },
        {
          "id_line": 197,
          "ja_text": "「……麻耶、麻耶で生きてる」",
          "zh_text": "「……麻耶、因为麻耶我才活了下来」"
        },
        {
          "id_line": 198,
          "ja_text": "場所。空気。水分。認識。すべては彼女のもたらすものだった。",
          "zh_text": "生存的空间。空气。水分。还有认知。一切都是那个女孩子赐予自己的。自己只有靠女孩子的施舍才能活下来。"
        },
        {
          "id_line": 199,
          "ja_text": "「口を開けて。ご褒美をあげる」",
          "zh_text": "「张开嘴，给你些奖励喔~」"
        },
        {
          "id_line": 200,
          "ja_text": "言われた通り、餌を待つ雛のように陽介は上を向いて口を開ける。",
          "zh_text": "他听话的张开嘴，像等待喂食的雏鸟。"
        },
        {
          "id_line": 201,
          "ja_text": "麻耶は口をもごもごさせ、つう、と唾を陽介めがけて垂らす。狙いは寸分違わず陽介の口へと着地した。陽介と麻耶の間に白く輝く糸ができる。まるでキスの後のように。",
          "zh_text": "麻耶的嘴中咀嚼着，不一会，唾液准确地落下，丝毫不差地落进了阳介的嘴里。两人之间被唾液粘稠而透明的线连着，就像接吻之后一样。"
        },
        {
          "id_line": 202,
          "ja_text": "陽介は、麻耶から垂らされた、生暖かくねばねばした塊を飲み込もうとする。小さくなった身体には、唾液程度の粘性と量でも飲み込むにはつらい。何度も喉を鳴らし、やっとの思いですべて嚥下した。麻耶の唾液が、全身に水分として染み渡っていくのが分かる。飲み下してなお、陽介は喉に麻耶の唾液が残っているような感じがした。",
          "zh_text": "阳介一口一口地喝着麻耶吐出来的温暖黏腻的唾液。小小的身体连一点点唾液都不浪费。麻耶的唾液融入他的身体，飞快地补充着丢失的水分。多次下咽之后，阳介的嗓子里都是麻耶唾液的感觉。好像自己的身体都属于麻耶了。"
        },
        {
          "id_line": 203,
          "ja_text": "「いい子」",
          "zh_text": "「乖孩子……」"
        },
        {
          "id_line": 204,
          "ja_text": "麻耶が唇の端をくいっとわずかに上げた。笑ったのだと、陽介には認識できた。",
          "zh_text": "麻耶的嘴角微微上翘。这是阳介熟悉的温暖笑容。"
        },
        {
          "id_line": 205,
          "ja_text": "＊",
          "zh_text": "＊"
        },
        {
          "id_line": 206,
          "ja_text": "麻耶は椅子に座り、はしたなく制服のスカートをたくしあげる。閉じたふとももの上に、陽介は置かれていた。ほおずりしたくなるほどなめらかな丸い肌色の地面からは体熱と少女特有の芳香が放射され、陽介はすっかり魅了されていた。だが、これだけで満足する訳にはいかない。なにしろ麻耶に『キスの続き』を許可されたのだから。陽介が目指すのは、太ももの大地の向こうにあるレースに彩られた三角地帯だ。",
          "zh_text": "麻耶坐在椅子上，捞起充满诱惑力的制服下的短裙，把阳介放在了自己并拢的双腿之上。双腿细腻光滑，地面上有少女的体温，还有少女特有的体香，阳介一下子就被完全魅惑住了。但是，现在不能让他满足，因为麻耶下达了『继续接吻』的命令。阳介这次的目标，是大腿根部，点缀着蕾丝的三角地带。"
        },
        {
          "id_line": 207,
          "ja_text": "麻耶のショーツ地帯へと近づくたび、むんむんとした匂いが強くなる。女の匂いだった。発生源が近くなっているうえ、持ちあげられたスカートの生地が屋根になって空気を閉じ込めているからだろう。ショーツの向こうには、白磁のようなおなかがそびえている。頭程の大きさのおへそがぽっかりと空いていた。",
          "zh_text": "越接近麻耶的内裤，诱惑的气息越强。那是女性的味道。气味源的附近，上方是像屋顶一般巨大的裙子，远处是如同白瓷一般的小腹，下方则是像头一样大的肚脐。"
        },
        {
          "id_line": 208,
          "ja_text": "陽介は、レース部分に足を取られそうになりながらショーツを縦断する。ショーツに乗った時、足の裏でじゅくと湿った感触がした。汗で濡れているのだろう。",
          "zh_text": "阳介靠近了内裤的蕾丝花边。在往那里走的时候，脚下传来蠕动和潮湿的触感。应该是麻耶流出的汗水濡湿的吧。"
        },
        {
          "id_line": 209,
          "ja_text": "腰回りのゴム部分へとたどりつき、ショーツの上端を持ち上げ、脱がそうと試みる。だが、靴下すら持ちあげられない陽介にそんなことができるはずもない。内部に入り込もうと思っても、自分が通れる程度の隙間すら作れやしなかった。陽介は無力感に情けない顔を作る。",
          "zh_text": "来到麻耶的腰间，阳介拼命地想把内裤举起来，但是以阳介小小的身体，连袜子都抬不起来，更不要说钻进内裤里。连进去的缝隙都没有，阳介觉得自己很无力，露出了可怜的表情。"
        },
        {
          "id_line": 210,
          "ja_text": "麻耶は少し尻を浮かせ、脚を少しだけ開きながら身を乗り出す。それだけで陽介の小さな体はショーツを転がり落ち、ふとももとふとももの間にある狭い空間へと落ちる。そして、麻耶はたくしあげていたスカートをふわりと元に戻した。陽介の姿は完全に隠れ、傍目に見ても麻耶が座っているようにしか見えないだろう。",
          "zh_text": "麻耶的屁股稍稍抬起，腿也稍微分开。阳介小小的身体，就滑落到了她的内裤面前，也就是大腿根部的狭窄缝隙里。然后麻耶的裙子盖住了这里，阳介的身姿被完全隐藏在了裙子底下，旁边若是有人的话，根本看不到他吧。"
        },
        {
          "id_line": 211,
          "ja_text": "顔を上げると、左右には太ももの丸い壁がそそりたっている。汗が珠となっていた。まるで今にも自分めがけて転がってきそうな錯覚を陽介は覚える。そして正面にはもちろんショーツが睥睨している。汗でぴっちりと素肌に透けた布地が張り付いて、股間の輪郭を際立たせたその光景はあまりにも淫猥だ。",
          "zh_text": "阳介观察着，左右两侧的大腿就像圆形的墙壁，上面有着粒粒汗珠，给他一种似乎要闷死自己的感觉。然后正前方是麻耶的内裤，汗水让内裤紧紧地贴在阴部上，胯股之间的轮廓给人一种H的感觉。"
        },
        {
          "id_line": 212,
          "ja_text": "汗と新陳代謝の熱気が閉じ込められたサウナのような空間。クロッチに付着した分泌物の匂い。陽介はもうこらえきれなかった。よれよれになった服を脱ぎ、全裸となる。そして、地表近くの皺になってよれている股布部分へと体当りする。そして自分の一物をそこへと押し付ける。陽介はショーツから染み出した麻耶の汗で全身を濡れさせながら、繊維を貫通させんとばかりの気迫で腰を振る。汗で湿った股布のひだひだがこすれ、陽介にこれ以上もない快楽を与える。",
          "zh_text": "汗水和新陈代谢散发的热气让这里像桑拿房一般。看着内裤上的分泌物，阳介忍受不了了，脱光了衣服就走了上去。然后，他把自己整个身体都贴在了麻耶的内裤上。阳介被麻耶内裤上的汗水沾湿，他把自己下体的那个东西掏了出来，就这么蹭在了内裤上，前后扭动着腰部，强烈的刺激感让阳介感觉自己快要升天了。"
        },
        {
          "id_line": 213,
          "ja_text": "「はっ、はっ、あっ、あっ、麻耶あっ！」",
          "zh_text": "「哈、哈……麻耶！」"
        },
        {
          "id_line": 214,
          "ja_text": "陽介が射精に至るまでさほど時間はかからなかった。勢い良く放出したあと、我に帰り麻耶の下着を汚してしまったことに罪悪感を覚える。しかし、陽介の出した白濁液はショーツ全体から見れば一条の白い筋が少し走った程度で、レースの飾りに同化してしまう程度のものでしかなかった。虫けらのような大きさでは、麻耶自身どころか下着すら汚すことはできなかった。",
          "zh_text": "没有多长时间，阳介就射了出来，把麻耶的内裤弄脏好像给他一丝罪恶感。但是，阳介的白浊液在内裤上只是一点点而已，甚至可以被蕾丝装饰同化，都不一定能注意到。像虫子一样渺小的阳介，连污染麻耶内裤的资格都没有。这又给他带来了一种奇异的屈辱感。"
        },
        {
          "id_line": 215,
          "ja_text": "ごろり、と麻耶の股間に寝転び、ふとももとショーツとスカートの屋根を見比べる。陽介が絶頂に至る前と後とで、それらの様子はまったく変わること無く存在を続けていた。人間ごときに犯されることなどない、と言いたげに。",
          "zh_text": "阳介躺在了麻耶的胯下，大腿和屋顶般的裙子还在那里。阳介高潮前后，好像什么也没有改变。对巨大的麻耶来说，自己根本没有被侵犯。毕竟阳介连她的阴部都碰不到。"
        },
        {
          "id_line": 216,
          "ja_text": "もうきっと、ふつうに女の子の部分に挿入することは許されないのだろう。陽介は今更ながらに実感を深めていた。それでもいいのかもしれない。陽はとっくに地平線の下へと潜っていたが、教室は紅く染まりっぱなしだった。まるで夢のように。",
          "zh_text": "……真是可怜的小虫子。不被许可的话，阳介肯定没办法插入眼前巨大女孩子的身体了。阳介对自己的境遇有了更深的认识，但这样的结局应该算是好的了。夕阳渐渐潜入水平线以下，教室被余晖染成红色。没有结束，就好像做梦一样。"
        }
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