秘密倶楽部シリーズ 巨大教師と巨大生徒の秘密の授業  それは突然の報せだった。桜木志保の受け持つ生徒の高山璃子が倒れて保健室へ運ばれたとの知らせが彼女のもとに入った。放課後、保健室に入った志保、彼女の目に飛び込んできたのは、保険医の木越 真由美。志保とは教師になる前からの付き合いで、いろいろ相談相手にもなってくれる間柄だった。 「あの子なら、ベットで寝ているわよ」  真由美はそういってベットを示す様に視線を向ける。心配するように璃子の様子を覗く志保に対して、真由美は間髪入れずに口を開く。 「あなたの可愛い弟子だけどね、魔力の使いすぎよ。このままじゃ身体が持たないわ」  志保や璃子は表向きは、ごく普通の教師と女子高生として日常を過ごしているが、その実わずかな人間にしか扱えない秘術を用いた魔術師である。そして志保たちはそんな立場を隠しながらこの学校で過ごしている。  そんな志保に魔術のイロハを教え込んだのがこの木越真由美であった。 「……、なんとなく分かってましたけど、やっぱりそうですか」 「えぇ、まぁ、あの子もまだまだ未熟だし、それにまだ若いからしょうがないわ」 「でも、まさかこんなにも早く……」 「そうね、彼女、影でいろいろ練習してたみたいだから」  通常、ひとの魔力には上限がある。人によってその容量は様々だが、魔術師といえども無限に魔法を使うことはできない。  魔力がなくなっても、しばらくすれば回復するのだが、気を失うほどに使った魔力が元に戻るのは数か月はかかってしまう。 「可哀そうだけど、来年までは魔法を使わず、魔力をためることね」 「……」  真由美の淡々とした報告に、志保はうつむき、黙ってしまう。  璃子は志保にとって初めての弟子であり、同時に自分の妹のように可愛がってきた存在だ。そんな彼女が倒れたという報を受けて冷静でいられるはずがなかった。  そんな彼女をみて、木越真由美は優しく声をかける。 「なんなら、私たちがやってきた”魔力補給”を彼女にも教えてあげれば?」 「え?あれをですか!?」 「そうね、この子も影で小人の世界に行っては、楽しんでいるみたいだし好都合でしょ」 「でも、あれは……」 「そういって志保もずいぶん楽しんでいたじゃない”魔力補給”」 「もう、真由美ちゃん!」  志保はあまりの恥ずかしさに顔を赤くして抗議する。真由美の言う”魔力補給”、それは使い切ってしまった魔力を回復するもう一つの方法。  どの世界の住人も人間であれば、魔術が使えなくても微量ながら魔力は蓄えていることが多い。よって、良質な魔力を持つ人間を見つけ出して体内の魔力を抽出すればいいのだが、物事はそう簡単ではない。まず、魔力をどの程度持っているか図るには、それを見極める才能が必要だし、何より満足する魔力を持つ人間自体が少ない。多くて数万人に一人といったところだろうか。  ゆえに他人から魔力を奪うことは現実的ではできないとされているが、真由美はある秘策を見つけ出した。質のいい魔力を持つ人間を探し出すことが困難なら、微量でも数多くの人間から魔力を奪えばいい。つまり彼女は質より量を取ることを優先したのだ。  やり方はいくつかあるが、よく志保や真由美がやっていたのは、自らを巨大化させて異世界に渡り、街ごと大量の小人を、自らの粘膜の上ですりつぶして自身の身体に取り込むといった非情なやり方だった。こうして、二人の間ではちょっとした楽しみだった小人遊びが、魔力補給の要となったことで、今まで以上に強力な魔術も使えるようになったし、何より毎日身体の奥から力がみなぎって肌の艶も以前に比べてよくなった気がする。  餌食にされる小人には若干申し訳ない気もするが、自分たちの行為を咎める存在も、止める事もされないので、相変わらず自らの魔力と性欲が満たされるまで、魔力補給の名目のもと小人遊びは継続して行われ続けた。  だが、志保は璃子にそんなことはしてほしくなかった。この子にはもっと普通の生活をしてほしいと思っていたからだ。だから魔力吸収の方法を教えたことはなかった。だが、真由美のいうように璃子も隠れて小人遊びをしているのは志保もよく知っている。  小人遊びをやめるよう言うべきか、それとも自分と同じことをするよう勧めるべきなのか、志保は迷う。  そんな志保を見て、木越真由美は彼女の耳元でささやいた。あなたらしくもないわね、と。そして真由美は、保健室を後にする間際、振り向きながら志保に言った。 「どうするかは、璃子自身に決めさせればいいじゃない」  そういって部屋を出てしまった。  そうだ、どうするかは私じゃない。この子が決めなければならない。目が覚めたら話してあげよう。  そして、しばらくすると璃子は目を覚ました。ベットの上で上半身を起こすと辺りを見渡し、隣で心配そうに見つめていた志保を見つける。志保も元気そうな教え子の姿に嬉しそうな表情を浮かべて抱き着いてき、そんな彼女を璃子は優しく抱きしめ返した。 「先生、私……」 「大丈夫、魔力が尽きて気を失ってただけみたい」 「そうなんですか」 「寝起きのところ悪いけど、そのことについてもう少し話す必要があるわ」  そして志保は、璃子に話した。人の魔力の事や”魔力補給”についても……。 「……なるほど、わかりました」 「でもね、巨人に蹂躙される小人の気持ちも分かったうえで、あなたに選ばせたいの、どうするかを」 「……」  真剣なまなざしで志保は璃子の眼を見る。璃子もそれに応えるかのようにまっすぐと見つめ返した。少しの間、沈黙が流れる。  すると璃子は志保の手を取り、自らの胸に引き寄せた。 「わかりました、先生」 「璃子ちゃん・・・・・・!」  璃子は覚悟を決めたようだ。志保はそんな弟子が自分の考えを理解してくれたことをうれしく思う。 「それじゃ、行きましょうか小人の世界に」 「え?今からですか?」  璃子は突然の提案に驚く。 「そうよ!弱ったままじゃ、体に毒だからね!」  志保は璃子の手を握ったまま、転送魔法を始める。 「先に行っててね、先生も後から追いつくから」  そういって璃子は、光に包まれて消えてしまった。その後、志保もすぐに保健室から出て、自分の移動支度をする。 「さぁ行きましょうか」  転送前に璃子に電話を掛ける。彼女の場所を知るためだ。数回のコールの後、すぐに少女は電話口に出た。 「はい」 「璃子ちゃん?もう着いた?」 「はい、なんだかドームみたいな施設があるとこの近くみたいです」 「OK、予定通りね。それじゃ今からそっちに行くから、動かないでね」 「……?え?何ですか」  志保はすぐさま彼女のいる世界に転送を始めたのだった。 「こんなに大きくなったのは久しぶりね」  志保は巨大化転送が完了すると降り立った世界の様子を見渡した。今の志保の高さからだと顔の付近にうっすらと雲がかかってしまうが、それでも眼下には足元から地平線の先まで灰色の地面が点在していて、その一つ一つは大小様々なビルで埋め尽くされている都会の街並なのだとわかる。所々に緑の部分が見えるが、地べたには小人のビルが密集して遠くまで続いている。志保の予想通り1000倍の大きさで小人の街に君臨できたようだ。    足元の街をよく見ようと志保は腰を曲げて目線を降ろしてみる。指よりも細く短いビルの合間に紐のような細すぎる線が幾重にも張り巡らされており、そこには砂粒のような色とりどりの車がひっきりなしに往来をしている。道路の中には渋滞を避けるため高架化された高速道路のような道も見受けられ、同様に高架化された線路も何本か見つけた。どうやら思っていたよりも都市化が進んだ街らしい。  彼女の足元に広がる都会の空気はきっとゴミゴミして埃っぽいのだろう。それとは反対に上空1600mの澄んだ空気の風を浴びて、志保は髪をなびかせ爽快な空気を感じる。  今日の服装はいつもの教師スタイルとは違い、たまに仕事帰りによるヨガ用のウェアを着ている。体にフィットした灰色のスポーツブラは胸の谷間が上から覗けるような短めのもの。下にはお尻からひざ下までピッタリと覆った黒いレギンス。それを履くと彼女の丸くて大きなお尻が強調される。足は何も履いていない素足のままだが、指先まできれいに手入れされた脚はそれだけで美術品のような美しさを誇る。  何の飾り気もない服装だが、志保の88㎝を超えるバストをはじめとする豊かな体つきによって、男性たちが見入ってしまうような魅惑的な女性らしさが強調され、ピチピチに引き延ばされた生地は、志保の柔らかい体つきを教えてくれる。  以前は、こういった”魔力補給”の際も普段外出する時と同じきちんとした服装で、小人の街に訪れていたのだが、1ミリほどしかない小人見られたからと言って着飾る必要はないし、何より燃え上がってしまえば服などすぐに脱ぎ捨ててしまうのだから、最初から動きやすく脱ぎやすい格好で訪れるようになった。 「うーん、やっぱ入り大きくなると気持ちがいいわね」  志保は両手を頭の上に大きく伸ばして深呼吸する。久々の巨大化で気分が向上している。それにこれからする小人を使った補給を兼ねた遊戯が楽しみなのだ。 「さぁて……どこから手をつけようかな~?」  志保は足元の街を見渡す。今いる場所はビル街のど真ん中らしく、眼下に広がっているのは小人の高層ビル群だ。だが、その大きさは大きくても10センチもないし、ビルの高さはまちまちで統一感はない。目線を遠くに移せば、より大きそうなビルが数棟ほどあり、周りのビルよりも二回りも大きく目立つその姿は、さながらこの街を代表する超高層ビルといった様子だ。だが、それでも志保の膝よりも低い。  何もかもが小さいこの街はまるで1000分の1ほどのミニチュアの街にしか見えないが、ビルとビルの間にミニチュアサイズの道路が張り巡らされ、その上を豆粒サイズの車と小人が通りを走る。この豆粒たちは、自分の意思で動いている。ビルの間を行き交っている人たちのほとんどはスーツを着たサラリーマン風の男たちなのだろうが、中腰の姿勢で見下ろしていても小さすぎて見分けることが出来ない。 「ふふ、小人ちゃんたち初めまして、この世界に来たのは初めてなの……よろしくね♪」  志保は足元の小人たちを見ながら、教師の癖で子供相手に話しかけるようにしゃべる。声をかけられた小人たちは現れた巨大な女性に驚いているのか、呆気にとられて見上げているだけの様だ。もしかしたらこの小人たちは、自分が小人の街をマット代わりにしにヨガをしに来たとでも思っているのだろうか……。志保は自分の格好を見て足元にいる小人から自分がどのように見えているのか想像する。 (本当にヨガだけだったらよかったのにね……♪)  志保はこれからこの街を使い切って盛り上がる『お楽しみ』の事を思うと自然と笑みがこぼれてしまう。  巨大教師は足元から視線を上げて再び街並みを見渡す。視界の端には地下鉄の入り口が見え、さらに遠くに目を凝らすと何かドーム状の建物が見える。恐らくあそこに一緒に転送した璃子がいるのだろう。彼女には1000倍になった巨人は小人からどのように見えるのか教えてあげないといけない。まずはあそこに行くとしよう。  志保はゴミゴミした街を進むべく左足を上げる。素足の裏に張り付いている巨大なプレス機に圧縮されたようにぺしゃんこになったビルや車の残骸が、パラパラと無傷のビル群に降り注ぐ。  ふと志保は足を降ろそうとしている場所に目を付けた。当然ながらそこにもビルはいくつもあるし、細いが道路も何本もある。それに小人がまだたくさん残っているので、志保が足を降ろしてしまうと彼らは一瞬でぺしゃんこになってしまう。わかっていてもやはりそこに生きている人間がいると思うとちょっと気がひける。  志保の足の幅はこの世界では85mもある。高速道路などであれば少しは幅が広いが、それでも志保の足を収めるには細すぎる。そのため、どこに足を置いたとしても、この世界の街を壊してしまう。でも、何も壊さないで、このミニチュアの街を移動するのには、絶対に無理があった。  このビルと道路の上に足を置くことはやむを得ないと思う。そこに足を着けば、小さな高速道路だけじゃなくて、その隣のビル街も踏むことになる。だからといって、このまま足を上げ続けるわけにはいかない。なにより小人のビルを踏みつける志保が悪いのではなく、小さすぎるこの街がいけないのだ。   「ねぇ、いまからここに足を置くから、踏みつぶされたくなければ逃げてちょうだい」  すでに、いくつものビルをつぶして薄汚れている足の裏を見せつけ、左右に軽く振ってこれから足を置く街に影を落とし、地面に犇めく小人に足の着地地点を示してあげる。  足を道路に近づけ、自分の足と大きさを比べる。道路は4車線の幹線道路だったが、全幅が5,6センチしかなく、親指の幅よりも細い。  頭上に240m近い戦艦のような素足が掲げられ、あれに踏みつぶされるまいと小人たちが逃げ始めた。先ほどまで走っていた車は急停車したり、Uターンをしようと急旋回をしてほかの車とぶつかるなど道路は混乱し始めている。車の多重事故が発生し、4車線あった道路はすぐに渋滞して身動きが取れなくなって車を乗り捨てる人が続出した。やがて動かない車と右往左往する人々によって道路はたちまちマヒしてしまい、小人たちの避難は遅々として進まなかった。  志保は小人相手にわざわざ手間暇かけて、小人に逃げる機会を与えてあげたのだ。規則正しく動けばすぐに逃げられたのに、この体たらく。志保は次第に足を上げ続けることに限界を感じはじめ、逃げ惑う小人たちの上に足を降ろすことにした。 「もう、足もつかれてきたし、降ろすわね」  立ち往生している数十台の車と、その道路脇に建つビル。その頭上にゆっくりと、志保の素足が下ろされてゆく。足裏がビルに触れたとき、僅かにクシャと脆いものが潰れる感触が分かるが、すぐになくなってそのまま潰れる。小人にとってみれば、巨大な空が落下していくような感覚だろう。志保の左足が落とされ、車とビルが完全に地面と同化されるまで踏み降ろされると、舗装された地面は志保の体重でぼこぼことアスファルトが沈み、被害をまぬがれたビルはガラスがビリビリと鳴り、大地が軋むような音が響く。 「はぁ……小人の街をつぶすのって気持ちいぃ……」  志保は恍惚とした表情でため息をつく。さっきまで車が渋滞していた場所は、今や大きな窪地になっており、そこにできたクレーターの中で生きているのは志保だけだった。  しかし、一歩進むだけでこれだけ時間がかかってはいつになっても、あのドーム施設にはたどり着くことはできない。 そう思った志保は足元の街を見渡しビルとその下に伸びている道路にいるだろう小人に話しかける。 「これからまっすぐに歩くので、進行方向にいる小人ちゃんたちは早く非難してね」  どうせどこに足を置いても街が壊れるのだから、いっそのこと移動する予定地を小人たちに宣言したほうが良いと判断した志保は、自らの移動ルートを指さして小人に教えてあげた。  志保はそれから1,2分ほど待つと、右足を上げ、最初に置いた左足よりも少し先のビル群に狙いを定めて、一気に踏みつける。  どぉーーーーーん! !!巨大な衝撃とともにビル群が倒壊する。だが、それだけでは終わらない。今も志保は歩いているのだ。  ずどぉぉぉぉん!!! 続けて左足を上げて、再び別のビル群を踏みつける。この巨人は歩いているだけ、ただそれだけで街が破壊されてゆく。  その後も同じ行為を何度も繰り返して、進路上のビルを破壊しながら前進してゆく。その度に小人たちは、慌てて逃げ出そうとするのだが、志保の進行による地震で満足に動けない。 「ほら、早くしないと潰されちゃうよ~?」  志保は細い道にあふれかえる小人に声をかけつつも、何の迷いもなく足を動かすが、それでも小人はなかなか動かない。なぜなら2ミリに満たない小人は彼女が動くたびに立ってられないほどの振動に揺り動かされ、地面に両手をつくか、音が鳴るほどしなっている電柱や街路樹にしがみ付くことしかできないのだ。  ビルにとどまる小人も同様で、あれほど堅牢なビルも巨人に踏みつけられればひとたまりもないとわかった小人たちは慌てて外に逃げ出そうとするが、何度も揺れる自身でエレベータは停止しているうえ、激しい揺れで階段も下りることが出来ない。  志保はそんな小人のことなど気にも留めず歩みを進める。彼女は小人の心配より、自分の足の下でビルや車がぺちゃんこになる感覚が楽しくて仕方がなかった。 「私が歩く度、潰しちゃって小人さんたちごめんね……」  志保は素足の下に消えてゆく小人たちにとりあえず謝ってはいるが、それは本心などではなく、単に自分の行動によって小人の街が傷つくことを正当化しているだけだ。  それどころか、彼女の足によって次々と踏みつぶされる街と自分が小人の街に刻んだ足跡を眺めて、志保は自分が街を蹂躙しているという快感に酔いしれ始めていた。  そして、志保が歩き始めて1分もしないうちに、ドーム施設にたどり着いてしまった。  その間、志保は小人を何回踏みつぶしただろうか。おそらく100人以上は踏み殺したはずだ。小人の街を歩いた時間はたった1分程度だったのに、志保の素足の爪先から踵にかけて、小さなビルの残骸に交じって小人の死骸が大量に付着していた。 「うわぁ……私ったらこんなにたくさん踏みつぶしちゃって……ちょっと罪悪感あるかも……」  志保はすこし反省しているが、大きさが1000倍なのだから歩けば当然ビルや道路を踏んでしまうし、そもそも自分の足の指よりも細い道路しかない小人の街が悪いのだ。そんな小人のためにわざわざ自分の歩くルートを教えてあげたのだから、少しくらい大目に見てもらってもバチは当たらないだろう。  それに、もうすぐ小人としてこの世界に訪れている璃子に魔力補給の実践演習を見せる予定だ。そのときはこの街も含めて凄惨なことになるのだから気にしたところで無意味なのだ。  志保はドーム施設の入り口の前に立つと、地面にいる小人の中から璃子を探し出すため、むっちりと柔らかい脚を折りたたみしゃがみ込む。  地上に志保の大きなお尻がぐわっと近づいた。黒いレギンスパンツは彼女の丸い肉付きの良いお尻によってミチミチと音を立てながら押し広げられ、パンティラインがくっきりと浮かび上がるまでに生地が伸びる。そのまま志保のお尻がゆっくりと下ろされると、小人たちの視界には巨大なレギンスにに包まれた志保のヒップが頭上をふたをするように現れた。  目の前にある巨大な臀部の割れ目を見ていた男たちは、普段なら興奮するような光景にもかかわらず、すぐ隣のドーム施設の屋根よりも大きい臀部は、あまりのサイズの違いに恐れ慄き、中には失禁してしまうものもいた。 「璃子ちゃんはどこかしら?」  志保は、ドーム施設入り口前の広場にしゃがみ込み、あたりを見渡す。 すると、ちょうどドーム施設の入り口前でこちらに手を振るように大きく動く小人の姿が見つかった。  彼女からは小さすぎて他の小人と判別がつかないが、こんな巨人を前にして逃げずに存在をアピールするのは間違いない、志保の愛弟子の璃子だ。 「璃子ちゃん、見つけた。ここからだとすごく小さくてかわいいわね」  そういって志保は璃子の居場所を確認すると、右手の人差し指を軽く地面に近づける。しかし、今の志保は璃子から見て1000倍の巨人。その指の長さは50mを軽く超え、ビルと比べても大きい。  そんな巨大な指が近づいて驚いたのか、砂粒サイズの璃子は後ずさりしている。 「ふふっ、そっかぁ、そうだよね。この大きさだと指でも怖いよねぇ……。ちょっと、小人ちゃんの気持ちもわかってくれたかな?」  志保は、驚き慄いている1000分の1しかない生徒の姿が可愛く思え、少しだけ悪戯してしまおうかと考えてしまう。そのまま、人差し指を璃子の目の前に突き立てると、軽い力しか入れてないにもかかわらず、志保の手入れがなされ奇麗な爪先がコンクリートに突き刺さる。  ボゴォ!おおきな衝撃とともに地面が抉れ、面白いように指が沈み波紋のような亀裂が指の周囲に走る。小人の世界は恐ろしいほど脆く簡単に壊れてしまう。  志保は、突然の衝撃に驚いて尻もちをついている小人の璃子を眺めながら笑みを浮かべる。 「どう? 小人の気分はわかったかしら?」  志保はそういうと、璃子が反応するよりも早く人差し指を引き抜くと、遠く離れた白いビルを指さす様に持ち上げて、璃子に位置を知らせる。 「あの白いビルが見える?先生、これから小人の街を使って魔力補給の実演するから、あそこまで逃げてちょうだい」  志保はそういうと、璃子がゆっくりとだが多と上がり、指さした方向へと走り出したのを確認し、ゆっくりと立ち上がった。 「早くね!小人の街なんて私たちが動いただけですぐ、道路も使えなくなっちゃうから!!」  志保は逃げ去る小人の璃子の後ろ姿に対して、笑いながら声をかける。それはまるで、ゲームセンターで遊ぶ子供のように無邪気で残酷なものだった。  だが実際、小人の街で蹂躙するとすぐに街は機能不全となり、移動するだけでも一苦労となる。志保は、そんなことを思いながらも璃子ほどの子ならばなんとかしてあのビルまでたどり着くだろうと楽観視している。志保は、自分の教え子である璃子を信じているのだ。  そして、体を振り向き左手を腰にに添えると、小人の街を蹂躙するために一歩踏み出した。  ずどぉーん!! 足が接地した瞬間、ゆっくりと体重をかけてゆき、 先ほどの比ではない揺れが小人の街を襲う。 「さてと、それじゃ久しぶりに小人の街で遊んじゃおうかしら」  志保は、これから蹂躙する小人の街並みを見渡した。高層ビルも各地に存在して程よく発展した都市。このあたりの人口はざっと10万以上はいるだろうか。  程度の違いこそあれどその数ならば、十分な魔力を得るのには難しくない。歩いてきた場所を見れば、灰色のモザイク模様のような小人の街にくっきりと残る志保の巨大な足跡。  5本の指の形もくっきりと残るその黒い地面の回りには、彼女が歩いた衝撃のためか黒煙があちらこちらで上がっている。 (ごめんね、すぐに終わるから……。せっかくのあなたたちの命、無駄にはしないから……。)  志保は、小人に謝罪の言葉をかけつつ、心の中で小人たちの命を弄ぶことに対する罪悪感を覚えていた。しかし、彼女はもう止まれない。  黒いレギンスパンツで覆われている股間の奥が、ジュンと熱くなるのを感じてしまう。口の中もさっきから唾液がドクドクと分泌されている。  心の奥では罪悪感を感じつつも、体は本能のまま目の前に広がる小人の世界を欲しているのだ。  志保は、自分の中の魔女の欲求と倫理観の矛盾に葛藤しながらも、目の前の光景を見て興奮を抑えきれない。  そして、その興奮状態のまま小人の街に向かって歩き出す。  ズシン……、ズシ―ン……1000倍サイズの巨人と化した彼女が歩きだした。  時は少しさかのぼって、巨大化した志保が来訪する数分前。先に目的地の小人の街に転送された璃子は、街の縮尺に合わせ体を小さくした状態で、街の通りに面したベンチに座っている。服装はさっきまで保健室で寝ていた制服姿のままだ。幸いこの世界でも女子高生は制服を着ることが普通のようで、誰も璃子の姿を気にも留めない。  ここに来る前、志保先生に小人を使った”効率の良い”魔力補給の実践教育をすると言われて、そのまま指示通りにこの世界に転送されて来た。その際に、『巨人として蹂躙する楽しみを続けるのなら小人から巨人がどのように見えるのか、知っておいたほうが良い。』そんなことを志保に言われたのを思い出す。  だけど、なんでそんなものが必要なのか、璃子にはよくわかっていない。なんで小人と同じ目線で巨人となる志保を見上げないといけないのだろう。そんなことを考えながら、目の前を行き交う小人の世界の住人たちを眺める。  すると、手元のスマホに着信が鳴った。志保からだった。 「はい」 「璃子ちゃん?もう着いた?」 「はい、なんだかドームみたいな施設があるとこの近くみたいです」 「OK、予定通りね。それじゃ今からそっちに行くから動かないでね」 「……?え?何ですか」  璃子が聞き返す前に、電話は切れてしまった。 (先生、こっちに来るってまさか、もう大きくなってるの?)  少女の心の中に不安が募る。わかっていても巨人となった教師がやってくると思うと、身構えてしまう。  目の前の何の変哲もない平凡な日常が崩れ去る。緊張で口の中が渇きを訴えかけてくる。  いつもやっている小人いじめも自分が蹂躙される側になるというのは、思いのほか恐怖心を煽るものなのだと改めて実感させられる。  焦燥感が体中をめぐり、逸る気持ちが押し寄せてくるが、動くなと言われた以上ここを離れるわけにはいかない。  璃子の中で、1秒が永遠にも感じさせるような緊張が続く。  しかし、その時はすぐに来た。  ドゴォォォォン! 突然、何かが爆発したかのような轟音が鳴り響いた。璃子の体がビクッ!っと、反応し周囲の通行人も一斉に音の方へ振り返り、土埃が立ち上る方向を見上げ驚きの表情を浮かべている。  そして、璃子の視界に飛び込んできたのは、舞い上がる土埃すら文字通り足元にも及ばないほどの高く空にそびえる二本の黒い物体。  あれが、レギンスで覆われた志保の脚だと気付いたのはすぐだった。さらに視線を上げていけば、顔を出している括れた腰とおへそ周り。そして、生地が薄くなるほどまでに押し広げられた巨乳を包む灰色のスポーツブラ。その上には見慣れた恩師の志保の胸像が霞んで見て取れた。  あの人は宣言通り、1000倍の大きさでこの街にやってきたのだ。 「先生、すっごい大きい……」  あまりの大きさに、璃子も言葉が出てこない。周りを見比べても巨大志保の膝どころか、くるぶしより大きなビルなどほとんどない。  この街で一番大きな電波塔でさえ、大目に言っても彼女の膝ほどの高さしかないのだ。 それほどまでに圧倒的なスケール差。それはまるで、巨大な山が突然現れたといっても過言ではない。  その光景は、あまりにも現実離れしていて、夢でも見ているのではないかと思ってしまう。だが、そんなことを思う暇もなく、志保がゆっくりと動き出した。  ゆっくりと、ゆっくりと、左足を持ち上げ、この街のビル群の上を覆う様にかざしている。璃子から見ると230m級の素足は、浮遊大陸のようにも見える。そんな大きさの素足が、今目の前で降ろされようとしている。 『ねぇ、いまからここに足を置くから、踏みつぶされたくなければ逃げてちょうだい』  はるか上空から、志保の声が響いた。それは雷鳴のような衝撃を伴うほどの質量で、遠く離れた璃子の回りの建物の窓ガラスをビリビリと音を立てるほどのものだった。 遅れて、巨大な素足の下にいるであろう市民たちの悲鳴や怒声がこちらにも伝わってきた。 皆、あの薄汚れた足から逃げようと必死なのだろう。 『もう、足もつかれてきたし、降ろすわね』  当の本人は、そんな地上の阿鼻叫喚など聞こえていないのか、気にしていないのか、平然とした表情で足をゆっくりと下ろし始めた。  ずううううぅぅぅぅんんんん・・・・・・!!!!あたりを重低音と衝撃が襲う。当然璃子がいる場所も激しく揺られ、ベンチごと地面に転げ落ちそうになる。  しかし、璃子はなんとかベンチにしがみついて、耐え凌ぐ。  ズシ――ンンン…………!!! 再びの轟音。今度は右足が地面を踏みしめていた。  ズシ―ンンン…………!!!何度も繰り返される、轟音と振動。  だが、それはただ志保が歩いているだけ。そう、ただ歩いているだけだ。  璃子もこの間やった小人蹂躙の際に、港湾エリアでうろついていた蔓延っている小人に言った言葉を思い出す。 ”あんたたち、まだ逃げていなかったの?”  あの時は、いつまでたっても逃げない小人が不思議で仕方なかったが、こうして小人になればその理由がよくわかる。巨人が歩いただけで、小人は地面に倒れ込むほど貧弱で矮小な存在なのだと。  大巨人となった志保が歩く度、街が、大地が、その大重量を叩きつけられて悲鳴を上げるように地鳴りが響いて、揺れ動かされるのだ。これでは、数百メートル移動するだけでも時間がかかってしまう。しかも、その移動距離は巨人の足の長さの半分にも満たない。  璃子は、この光景に圧倒されていた。自分なんかよりもずっと大きくて、圧倒的に強い存在に蹂躙されている小人たち。その光景に、今まで味わったことのない興奮を覚えていた。  そんな巨大教師に小人の無力感を痛感させられつつある状況の中、璃子が座っているベンチが一気に暗くなるのを感じた。  璃子が、そっと顔を上げ、空を見上げると、ついさっきまで、数キロほど遠くにいたはずの志保の足が、すぐ目の前数十メートルもの近距離にあった。巨大すぎるせいで、目の前の物体が何なのか一瞬分からなくなるが、あれは間違いなく志保の足の指だ。  道路に入りきらない4車線道路の倍以上もある足の幅。親指は隣にあるトラックよりも大きく、道路は深い地割れのような亀裂を何本も作り、その亀裂に車が呑み込まれている。  さらに視線を上げていけば、そびえ立つ脚は他の小人の建造物とは違う大きさ、質量の違いを見せつけてくる。  そのあまりに非現実的なスケールに息をすることすら忘れてしまう。 『璃子ちゃんはどこかしら?』  璃子が首を痛くなるほど見上げても、志保の顔は大きな胸が遮ってみることはできないが、おそらく自分を探しているのだろうと思う。そうなれば、急いで自分の存在を教えなければ、ほかの小人同様、あの巨大な素足の下に押しつぶされてしまう。 「先生!!ここだよ!!」  璃子はベンチから立ち上がると、精いっぱい身体を大きく動かして、巨大教師に自分の存在をアピールする。すると、璃子に気付いたのか、志保が顔を少し傾けこちらを見下ろす。 『璃子ちゃん、見つけた。ここからだとすごく小さくてかわいいわね』  こちらを見下ろしている1000倍サイズの志保が喋ると、吐息で大気が震え、突風が地面に叩きつけるように吹きおろし、あたりの空気が志保の吐息の香りに置き換わってしまう。  璃子もその神々しいまでのサイズ差をひしひしと感じていると、自然と体が後ずさりしてしまう。  その時、上空から肌色のビルのような物体が降ってきた。璃子の視界を遮ってしまうほどの大きさの物体。それは志保の人差し指だった。  そのあまりの大きさに、まるで高層ビルが降ってくるような錯覚に陥り、後退りしてしまう。 『ふふっ、そっかぁ、そうだよね。この大きさだと指でも怖いよねぇ……。ちょっと、小人ちゃんの気持ちもわかってくれたかな?』  だが、それは錯覚の光景ではなく、実際に巨大な志保の指が落下してきた。  ドゴォオオオオンン……!!!! 凄まじい轟音とともに、志保の指が地面につくと、さっきまで璃子がいた場所のアスファルトが粉々に散って、大地に爪が突き刺さる。  璃子の目の前に奇麗に手入れがされた志保の爪が、立ちふさがる。衝撃で思わず尻もちをついた璃子は目の前の物体を見上げて思う。これが同じ人間の指先なのか?こうも大きさが違うだけで、その存在に圧倒されてしまう。 『どう? 小人の気分はわかったかしら?』  これでもかというほど、小人と巨人の差を見せつけられ、璃子も声が出ない。すると、地面に突き刺さっていた指が地面から離れ、離れた場所を指さした。 『あの白いビルが見える?先生、これから小人の街を使って魔力補給の実演するから、あそこまで逃げてちょうだい』  はるか上空から志保の指示が飛ぶ。これから前もって聞いていた魔力補給をするのだそうだ。 ”極小の魔力しかない一般人でも、大量に、自分の粘膜で吸収すればそこそこの補給になるの”  璃子はあの時の志保の言葉を思い出し、これから目の前の山のような巨人が始める行為を想像して、生唾を飲み込む。  志保の言うことが正しいならば、今目の前にいる巨大な教師は、小人の街を踏み潰しながら、その巨体に見合う膨大な量の魔力を補充するため、白昼堂々あられもない行為で小人の街を蹂躙しつくすのだ。  そうなれば、急いで指示された場所まで逃げるほかない。璃子は、よろめきつつも示された白い高層ビルに向かって走り出した。 『早くね!小人の街なんて私たちが動いただけですぐ、道路も使えなくなっちゃうから!!』  後から、轟音で志保から急かされる。言われなくても散々巨人の行動で身動きが取れない小人の街の様子を見せつけられていたのだ。  璃子はもの言いたげな様子だったが、巨大教師が本格的に暴れまわる前に逃げることを優先してあの高層ビルに走り出した。 「さてと、早速遊びたいんだけど、そうすると璃子ちゃんが避難できないから……」  志保はそう言いながら、お尻をゆっくりとビル群に下ろしてゆく。志保のお尻は胸同様、まだまだ成長しており、最後に測った時は90㎝を軽く超えてしまっていた。  ただでさえ特大級の大きさの美人教師のヒップ。そんなお尻も小人の世界では900mクラスの大きさに変わってしまう。当然そんなお尻が収まる広場などこの小人の世界にはない。 「ちょっと失礼するね」  志保は、いくつものビルの屋上を下敷きにするようにして、そのままゆっくりと腰を下げていく。  ズシィイインン……ッ!! 座った際にお尻の下にいくつものビルがあったが、お尻に触れたとたん支えるどころか、砂細工のようにぼろぼろと倒壊して、ビルよりも高さがある巨大なヒップが、ビル群を押しつぶすように着地する。  志保の超常現象クラスの質量のお尻が着地したとたん、街が揺さぶられ、耐久性の低いビルなどはガラガラと音を立て砂塵を舞い上がらせて倒壊してしまう。 「もう、まるで私が重いみたいじゃない」  志保は、少し不満げに呟く。だが、確かに今の巨大すぎる志保の体重は4,000万トン以上にも匹敵するほどの重さがあり、それこそ蟻塚のような小さな小人の建物なら触れずとも簡単に押し倒してしまう。  さらに言えば、軽くあぐらをかいて座る自分の下半身を見ると、かつてそこに存在していたビル群を押しつぶして鎮座している自分の太ももは、10階建てのビルよか遥かに高いことに気が付く。本当に小人の街は小さくもろくて、簡単にこの街並みを破壊することが出来る。  実際、ここまで巨大化すればものの数分で小人の街など跡形もなく破壊できるが、今暴れてしまうと先ほど誘導した璃子がビルにたどり着くことが出来ない。  今の彼女はほかの小人同様、志保が歩くだけで地べたに這いつくばるほどの小さい存在なのだ。  だから今は、教え子が逃げやすいように、ここに座って体の疼きを癒すことにする。 「んふふ~、どれにしようっかな~♪」  志保は、目の前に広がる小人の街に目を配らせながら、一番被害が少なく、お手頃な大きさのビルを探す。  そして、ちょうどいい獲物を見つけると、嬉しそうに身を乗り出して指先で掴む。志保の手の上に無造作に転がされたそれは20階立てほどの高層マンションだった。高さ50mは超えてそうな代物だが、巨大な志保の掌にちょこんと乗ってしまうほどの大きさだ。  暫く手の中でそれを転がして様子を見ていた志保だが、突如飴玉を口に入れるように、口内へマンションを放り込んでしまう。  巨大教師の口腔内に入れられたマンションからは自家発電に切り替わり、窓から漏れる僅かな光で内壁を照らし、鮮やかな赤で輝く粘膜を見ることが出来る。  それだけではない、おびただしい量の唾液の海の下で蠢く、この洞窟の主の巨大な舌が首を擡げる様に洞窟に入り込んだ獲物に襲い掛かってきたのだ。  唾液の滴る舌はマンションをころころと転がし頬に押し当て歯にぶつけ、その貧弱な建造物を嬲るように弄ぶ。  やがて巨大な舌はマンションを歯茎と挟む様にしてお互いの肉をすり合わせる。 舌の間に締め付けられたマンションはメリメリと音を立て、やがて加えられた圧力によってグシャリと潰れた。  マンションが崩れた後も舌は瓦礫を舐めまわし、舌先で残骸を唾液とからめとるように動かす。  志保は、まるで飴でもしゃぶるような恍惚な表情をしながら、その凶悪な舌で瓦礫から出てきた小人をつぶして味わい始める。  口の中でジワリと感じる熱い何か。本来なら車より小さな小人など感じることはできないが、こうして意識を高めると一人一人の小人の極小の魔力が、つぶれて湧き出るのを感じることが出来る。 「ほぅ…」  マンションにいた小人を味わいつくした唇が微かに開き、堪能した吐息が口から漏れる。たった数百人でこれだけの充実感であれば、もっと数を増やせばどれほどの快楽を得ることが出来るだろう。  志保は今にも小人の街に襲い掛かりそうになるのをぐっとこらえ、次の程度の良い高さのビルを見つけて、先ほどと同じように拾い上げる。 「ちょっともったいないけど、気分盛り上げるのにちょうどいいから……」  つまみ上げたビルは先ほどのマンションよりも若干大きい。最も1000倍の志保からはたいして違いが判らないのだが……。  巨大教師はつまんだビルの中身がどれだけ詰まっているかも気にすることなく、そのビルを自分のスポーツブラに覆われている胸先にあてがった。  ブラの下は当然何もつけていない。ビルと乳首を隔てるストレッチ性の高い灰色の生地は、小人のコンクリートを押し付けられた程度で傷つくことはない。むしろ高剛性のワイヤーのような太い繊維が、小人ビルの外壁をゴリゴリと削ってしまうほどである。 「小人ちゃん、おっぱい気持ちよくしてね……」  志保は自分の乳輪を優しく撫でまわすように動かしつつ、時折乳首の先端をビルでこするように刺激させ動かすと、小さく「んっ」と、喘ぎ声を上げる。  乳首に押し付けられたビルは、弾力のある彼女の乳首を最初は押し返す様に耐えていたが、次第にむくむくとブラの外からでもわかるほど乳首が勃起していくにつれ、ビルの外壁が乳首を押し返すことが出来ず、メリメリとコンクリートの悲鳴が聞こえる様になる。 「ふっ、気持ちいい……!」  ビルが擦れるたびに志保は甘い吐息を漏らし始める。  小人が見れば一瞬で絶望してしまう光景。志保はビルに自分の敏感な部分を押し付けてオナニーをしているのだ。  しかも、ただの自慰ではなく、自分の胸に小人ご自慢の高層ビルを押し付けて、彼らに見せつけるように弄んでいるのだ。  これで昂らないわけがない。圧倒的な力を見せつけ、いやでも自分の自慰行為を見せつける背徳的行為にゾクゾクと快感を感じてしまう。  志保は、さらに強く小人ビルへと押し付けると、空いている手でビルを押し付けている反対の乳房を揉みしだき、今度は下腹部の方へ手を伸ばしていく。  レギンスに包まれた股間部分は、お尻を地面につけているのにも関わらず、周りのビルよりも高い位置にある。  志保のレギンスの下にはいているショーツはすでに濡れてぐっしょりだった。彼女は軽く腰を浮かせると、履いていたレギンスを器用に脱いでいく。  そして、小人たちの目線には、巨大な白い三角地帯が姿を現す。  巨大な志保のそこは、まさに絶景。小人にとっては巨大な割れ目が、下着越しにうっすらと見え、さらにその奥からは透明な液が糸を引いている。 志保は、片手でブラを上に持ち上げ、熱く固くなった乳首を小人の街の上空にさらけ出す。 上空のひんやりとした風がツンとした乳首をなぞり、それでさえ感じてしまう。  彼女の上半身で最も敏感な部位は、すでに小人の20階建て程度のビルよりよっぽど大きくなっていた。 「んっ、ふぅ……」  志保は、両手を後ろに付け、体を支えながら上体を倒して、ゆっくりと脚を広げていく。 志保の太ももの付け根の三角地帯が徐々にあらわになり、それに伴い彼女の股間で熟成された熱気がむわっと、小人の街に広がっていった。  しかし、まだ足りない。もっと興奮したい。志保は、自分の大事な部分を熱く、滾るために、乳首にあてがっているビルを強く、さらに刺激を与えるためこすり付ける。  もう志保のピンク色の乳首は、小人のビルごときでは形を変えることはないほどに固くなっている。むしろ、ビルの方が削られてしまっているぐらいである。  乳首のコリッコリッという感覚とともに、20階建てのビルが音を立てて崩れ去る。  それでもまだ物足りないのか、また別のビルを引っこ抜いて乳首に当てて擦り潰す。桃色の乳頭でビルを粉砕するたび、粉々になったビルの残骸が地上に帰ってゆく。彼女からは見えないのだろうが、瓦礫に交じって無数の小人が悲鳴を上げながら落ちていた。  砂粒ほどの大きさの人間の悲鳴など、志保にとってはまったく耳に入らないが、小人の街で起こっていることを考えると、少しだけ優越感に浸ることが出来た。 まるで、ティッシュ箱から紙を取り出すかのように、次から次へ地上のビルをもぎり取っては乳首に擦り付ける巨大教師。 「あん…ふぅ…、もっと……」  ヒートアップしてきた彼女の力加減は曖昧になってゆき、10階建ではあっという間に乳首と指先で圧し潰してしまっている。  ビルをこねくり回して遊んでいた志保は、やがて我慢できなくなったのか、小人の街の一区画ごと鷲掴みにすると、そのまま持ち上げ、胸全体に押し付けてしまった。巨大すぎる胸は、小人の街の一区画よりもはるかに大きく、志保の片胸すら支えられない小人の街。  グシャぁぁぁぁ……。志保の90cmオーバーの特大バストが柔らかく、掌からこぼれんと、ムニュムニュと水風船のように形を変えて揉んでいる。  掌にあったビル群などすでにそこにはなかった。 「ん~もっと盛り上がりたいけど、璃子ちゃんまだビルについてないのよねぇ……」  志保は捜索魔法で教え子の位置を把握しいるが、いまだに少女は指定された高層ビルにたどり着いていない。  あの様子だと、もうしばらく小人の街を走り続けることだろう。 「しょうがない……、おっきなお姉さんともう少し遊んでくれるかしら?」  そういって志保はまだ辛うじて残っている10階建て相当のビルをつまむと、中にいる小人の様子を見るため覗いてみる。  中には、小さすぎて顔の判別がつかないが、先ほどのマンションと同じく小人たちが必死で逃げまどっていた。  志保はその様子に満足げに笑うと、そのビルをそのまま胸先まで持っていき、桃色の乳頭の横にあてがう。  柔らかい乳頭がビルに張り付くと、ピンク色の肉壁がビルの外壁を少し削って、ビルの横っ腹に大きな穴が開いてしまった。  中にいた小人は、その大きな穴から巨大教師の乳首を目の当たりにする。このビルよりも巨大な乳首。ピンク色の流線型は少し汗ばんでいるのか、日に照らされて光っている。 あれだけビルを潰していたにも関わらず、傷一つない若い女の乳首の表面。 「乗って」  上空から女の声が轟いた。小人たちは怯えながら巨大女の顔を見上げようとするも、乳首の隣からだと、豊満な乳房の丸みに遮られ、彼女の顔を見る事はできなかった。 「言うことを聞かない小人は嫌いよ」  そんな声が響くと同時に、志保は手にしているビルを軽くゆする。その指先につまんだビルと小人の生殺与奪を握っていることをわかりやすく示してあげたのだ。 小人たちは、慌てて彼女の乳首の上に乗り始める。このビルが持ち上げられた時、すでに彼らに志保の目入れに逆らうという選択の余地はない。  一人また一人と乳首を登っていく小人たちを眺めているうちに、志保の乳頭に小さな砂粒のような点がどんどん増えていく。  小さすぎて、細かい動きまでは察知できないが、小さな人間が必死に振り落とされまいと乳輪や乳頭に這い蹲るようにしがみつき、乳首の凹凸に足をかけている。  そんな小人の様子を覗き込む事はできないが、乳頭に無数の小さな動きを感じていた。  自分の数センチしかない乳頭の上に何十人もの人間を乗せている事実。正直、刺激はほとんどないに等しいが、その存在の違いが心地いい興奮へ誘う。  ある程度の数の小人が乳首に乗り移ったころ、もう用がなくなったビルを指ではじいて遠くに飛ばしてしまう。ビルの中にはまだ大勢の小人が居たが、そんなのろまな小人などどうでもいい。  今、志保の興味は、小さな乳首にいる小人だけだった。 「さぁ、小人ちゃんたち、わかってると思うけどそこで私を気持ちよくして頂戴」  乳首に乗せられた小人たちは自分たちのピンク色の地面を見て、これから自分たちが何をしなければいけないか理解したようだ。  だが彼らになにができるのか。ビルを何棟も潰して無傷の乳首を前にして、小人たちは己の無力感に絶望するしかった。 「ほら、頑張ってもらわないと、プッチンしちゃうわよ?」  志保はそう言いながら、乳首の上で固まっていた小人を摘むかのように、人差し指と親指を乳首に近づける。  小人たちは悲鳴を上げながら思い思いの方法で足場と壁である乳首に刺激を与えた。 両手の拳で殴りつけ、足場である乳頭をガンガンと踏みつけるなどありったけの力で、巨大女に抵抗してみる。 「んふふ、痛くないわ。むしろ、こそばゆい感じかしら?でも……」  志保は小人たちがしがみついている乳首に指を近づけ、奇麗に手入れが行き届いた爪先で乳首をカリ、カリ、と軽くひっかく。  数ミリしかない人間でも何十と数が集まって暴れれば、かゆみの素となる刺激になる。志保はそんなわずかな痒みを抑えるために、乳首を優しく愛撫し始めたのだ。  その優しい刺激は、ほんの数秒の出来事であったが、小人たちにとっては地獄の時間だっただろう。  ビルをも引き裂く巨大な爪の壁、いくつものビルを地盤からもぎ取ってきたあの巨大な爪が、すぐ目の前で動いているのだから。  あまりの恐怖に、小人たちはさらに強く乳首に攻撃を加え始めた。それでも、志保が立てた爪の刺激には満たないのだ。 「小人ちゃんたちが頑張っておっぱい、気持ちよくしようとしてくれると思うと、キュンってしちゃうなぁ……」  志保の甘い吐息が谷間に充満すると、その熱気は乳首の小人にも降りてくる。むせ返るほどに甘ったるい巨大教師の吐息。彼女が呼吸をするだけで、小人の頭の奥までピンク色に染まりそうな勢いだ。 「もっと、もっと、お姉さんのこと楽しませてね」  志保はそういうと、今度は乳輪横に指を軽く押し当て、フニフニと乳房を揺らす。その動きに合わせて、白い乳房はまるで粘土のように形を変え、その肉塊は波打ち、乳首全体はプルプルと動いてしまう。  小人は振り落とされないようしがみ付くことが精一杯だった。だが、彼らの必死の頑張りも虚しく、志保の胸の動きはだんだん早くなり、それに比例して乳房の揺れも大きくなっていく。  志保は胸全体を動かすたび翻弄される小人を楽しみながら、乳首を小刻みに揺らす。 1600mの巨大女が織りなす些細な動きは、1.7mしかない人間たちを弄ぶには十分すぎるものだった。  そんな乳首の上で弄ばれる小人を眺めて遊んでいると、志保の下半身の奥底から熱い何かが込み上げてくる。 (あ……、ヤバいかも……)  小人で遊んでいるうちに、小人を貪りたいといった暗い欲望が湧き上がってきた。 さすがに、いつまでもそうやって遊んでもいられない。そろそろ、志保自身も我慢の限界だった。  急いで璃子の位置を探知魔術で確認する。  そこには、先ほどより指定されたビルのすぐそばにまで来ている璃子の姿が見えた。 どうやら、小人遊びをしている間に、ずいぶんと遠くまで走っていたらしい。  出来れば、あの超高層ビルの最上階でこれからすることを眺めてもらいたかったが、もう我慢できない。  肉体の欲望が志保の理性を凌駕していく。志保は腰を上げると、とっておいた高層ビルにゆっくりと歩く。  ズシィン……。ズシィン……。その歩みには、この街に現れた当初の戸惑いや小人に対する優しさは微塵も感じられない。  すでに快楽だけを追い求める超巨大雌獣が小人の街に君臨していた。 「ふふふ、近くで見るとなかなかいい大きさね……」  志保の足元に立つのは、80階建ての超高層ビル。全長300mを超す超大型の建造物も1600mある志保の膝にも満たない。  このビルは、璃子がいるあの白いビルからでもよく見えるだろう。  こうして上空から見てみると、程よい長さと太さをもつ小人の傑作品。中のエレベーターは志保が歩き回った振動で動いていない。ゆえに、中には取り残された小人で満載状態だ。  今からこれを使って、志保の言う”魔力補給”を教え子に見せてあげるのだ。そう思うと、なんだかイケナイことをしているみたいで、全身にゾクゾクした背徳感と、少しの羞恥心が襲う。  志保は自分の足元で怯えているような高層ビルを見つめながら、口元に手を当てて微笑んだ。 「んふっ、それじゃ始めようかしら……」  志保は、腰につけたままのショーツのゴムに手をかけ、ゆっくりと下ろす。 スゥーっと足首へ下りていく下着は、そのまま足を通り抜け、地面へと落ちていった。 するりと脱ぎ捨てたショーツを横にあった別のビルにそっとかける。  志保が履いていたのはただの布切だが、小人にとってそれは巨大な女の秘部を覆うために作られたものなのだ。  その大きさだけで、ドーム球場の天井ほどもある。重さはもちろん数千トンはくだらない。この街の住人たちは脱ぎ捨てられたパンツを動かすことすら出来ない。  そんなものを汚物でも扱うように投げ捨てられたビルの住人たちは、志保の性器の匂いが染みついたパンティで窓ガラスを覆われ外の様子が見えなくなる。 「ふふ、じゃあいくわよ?」  志保は、まず足を振り上げる。そして、その巨大な足をビルの横に下ろす。股下にビルを挟む形となり、手を膝に乗せた状態で、後はゆっくりと腰を下ろし始めた。  すでに彼女のアソコは濡れきって、小人のビルを受け入れる準備はできている。  もう焦らす必要は無かった。  くちゅ……。ビルの屋上と志保の大陰唇が触れる。巨大教師の濡れた秘部から熱い大量の愛液が、糸を引くようにビルの外壁に滴り落ちた。  志保はその愛撫にも似た感覚を楽しむかのように、少しずつ体を落としていく。  ぬるぅ…………ずぶぶっ!! 愛液まみれになった膣壁をこじ開けるようにして、志保の中に高層ビルが挿入されて行く。ビルの硬い表面が志保の膣をゴシゴシと刺激する。 「あん......!っいい……!」  志保はビルをやすやすと飲み込んでゆくとその建造物の先端が子宮口にぶつかった感触を覚える。 「んんっ!」  短く、甘い声を上げて体を仰け反らせ、淫靡な声が街中に響き渡る。ビルのほとんどが膣の中に入ってしまった。陰唇から溢れる愛液は、ビルの壁を伝ってひび割れたアスファルトの表面に広がってゆく。  巨大な女体に備わった、小さなビルを飲み込む大穴。そこでは、志保の胎内で小人たちが必死に逃げ回っていた。彼らの恐怖心や絶望が膣壁を通して志保を感じさせる。 この様子だとざっと2千人は中にいる様子だ。最初の食事にしては十分な数である。  暫く挿入した余韻に浸っていた志保は、ゆっくりと腰を動かし始める。上下にゆっくりと。超高層ビルとその中にとらわれた小人を感じる様に。  腰が上がるのに伴って、粘性のある液体で光るビルの姿が露わになる。ズブッ……、ズブズブッ……、ジュプッ……! 志保の腰の動きに合わせて、彼女の結合部分からは卑猥な水音が響く。  暗い膣から解放された超高層ビル。志保が訪れるまでは、街のいたるところから見上げることが出来るランドマーク的な象徴だった。  しかし今や、巨大な女のためのディルドでしかない。膣からの解放の余韻に浸る暇もなく、すぐに腰を下ろし始める志保。 「ん……んんっ!」  巨大教師の喘ぎが大地全体が地鳴りを上げる。  志保が気持ちよさそうに腰を動かす動きで街が揺れている。  ズドンッ……。ズドォン……。まるで、地面に巨大な杭を打ち付けているかのような衝撃と音。それが街のいたるところで響いている。そのたびに、街は地震のように振動し、建物が破壊されてゆく。  腰の動きが次第に早くなる。それに合わせて志保の巨乳もゆっさゆっさと音を立てて上下に激しく揺さぶる。先ほどまで乳首の上に乗っていた小人は全てどこかに飛ばされてしまっていた。  900mのバストの高速移動は、周囲の空気を巻き込み、すさまじい轟音で地表にいる小人の鼓膜に叩きつけられる。  それだけではない、志保の肌を濡らしていた汗が揺れる乳房の動きによって、傷ついた街に街に降り注ぐ。  彼女の巨大すぎる身体が発する熱気で、気温が上昇していた。それに比例して、湿度が増し、その汗の量は凄まじいものとなる。志保の汗も1000倍になれば、その一粒でさえ小人の車を潰せる質量になってしまう。  そんな自分の汗粒から逃れようと右往左往している地上の小人など露知らず、志保の自慰はヒートアップしてゆく。  自分の快楽の欲望のためだけに翻弄してしまう小人に罪悪感を感じつつも、自分の強大さに酔いしれてしまう。 (あぁん……、璃子ちゃんも見てるのね……先生のエッチなとこ……、んっ!)  そんなことを思いながら、さらにスピードを上げ、高層ビルを何度も抜き差しする。志保の自慰を見ているのは璃子だけではない。何万人もの小人が巨人が織りなす大地震に震えながら、志保のオナニーショーを見上げているのだ。  その事実を考えるだけで、志保の興奮は一層増していった。 「あっ、もう少しで、イキそ……」  志保は小さく呟く。すでに両手は建物をいくつも潰して地面につき、全体重を預けて全力で腰を振り続ける。その瞬間、アソコから続いてきた心地よい刺激が止まってしまう。  ビルは志保の最奥まで貫かれたまま、その天文学的な膣圧によって、構造から崩れ去ってしまったのだ。 「もう!あと少しでイキそうだったのに!」  志保は、最後の楽しみを邪魔されて不満そうな表情を浮かべる。  志保の性器には、小人を閉じ込めた高層ビルの残骸が残ったままだったが、彼女はお構いなしといった感じで別のビルの屋上に腰を合わせ、すぐに激しく動かし始める。  ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ……。今度はビルの感触を味わうのではなく、ビルを貪り喰らうように腰を動かし始めた。一度絶頂寸前まできているせいか、いつもより敏感になっていた。  腰を浮かせた状態で、勢いよく腰を落とす。ずぅうううん……。街全体が激しく上下に揺れる。  その動作に合わせるかのように、志保の喘ぎ声も大きくなる。 「ふぅ……、あん……いい……」  志保の秘部からは愛液が止めどなく溢れ出し、彼女が動くたびに飛び散った飛沫があたりのビルの瓦礫を濡らしてゆく。 「あん……もっとぉ……、んっ……!」  志保は、伸ばしている髪が振り乱れることも気にせず、ただひたすらに腰を振る。 「はぁっ、はぁっ」と息を荒げ、額から大量の汗を流し、腰の動きをさらに早めた。  絶頂も近づいている。志保は、ラストスパートをかける。  ズンッ!ズン!巨体が動き回る重い音が響く。巨大な女体の淫靡なダンスはさらに激しさを増した。彼女の汗だまりからは水蒸気が立ち上り、突風が吹き荒れる。 「ああ……イク……、イッちゃいそ……、はぁ……はぁ……、ひゃああっ!!」  ビクンっと体を震わせ、志保は果てる。志保は、今までで一番大きな声で叫び、そしてビルを一気に膣の奥へ押し込んだ。  それと同時に、志保の膣壁がぎゅっと締まる。その瞬間、ビルは耐え切れなくなり、一瞬で崩壊する。 「ああぁぁぁああん!!!」  ずどぉぉおおおん!!!絶頂した志保は足の力が抜け、その巨尻を勢いよく地面に落とした。  その衝撃で、地面には巨大なクレータが形成され、周りにあった建物は全て倒壊した。  街のいたるところで土煙が上がる。志保の体重で沈み込む大地。そこにあった全ての建物が瓦礫と化し、一人の女性を満足させるためだけに無残な姿へと変貌していた。 「ふぅ、ふぅ、はぁー……」  脱力して大地に横たわり、絶頂の余韻に浸りながら巨大なため息をつく志保。しかし、これで終わりではない。  愛液が涎の様に垂れ落ちる、あそこに指を挿入すると、中に残った瓦礫を残さず膣壁に擦り付け、中に隠れている小人もろとも粉砕してしまう。  これこそが、彼女たち魔女の言う”魔力補給”であった。命ある小人を粘膜で吸収して、魔力に変換する。  グチュ、グチュといやらしい音を立てながら、おいしそうに秘部の中にいる小人を堪能する巨大教師。指を動かすたび、熱くはじけるような感覚が来る。それが小人の小さな命が弾けて魔力となる瞬間であった。  志保が咥えこんだ2棟の高層ビルにいた小人は総勢3千人近くに上った。だが、それだけで満足する魔女ではない。もっとたくさんの小人を消費したいと思うが、そろそろ教え子の璃子にもこの後どうするのか、確認しなければならない。  今さっきの志保のような怪獣みたいに小人を貪る魔女になるのか、それとも自身の限りある魔力を使い続ける魔女になるのか……。  璃子の意見を聞くため、気怠い体を起こして、ふらつきながら璃子のいる白い高層ビルへと向かう志保であった。  志保と別れた後、璃子はすぐさま指定されたビルに向かおうと走り出した。だが、揺れる地面に足を取られつつ走るのは、思っていた以上に難しい。璃子は志保に言われた通り、ここから数キロ離れた場所にある白い高層ビル目指して走っていた。  ドーン、ドーンと周期的に揺れる振動を全身に感じながら、人ごみの中をかき分けて移動するが人が多すぎて満足に走ることさえできない。それでも必死になって、前に進むしかない。 (早く行かないと……)  志保が言う魔力補給が璃子の想像する巨大魔女の自慰行為であるなら、これよりもっとひどい揺れが街を襲うだろう。  こんなところで時間をかけていては、間に合わない……。璃子の中で焦りが募ったその時だった。  ズドォオオン……。遠くの方から地響きのようなものが聞こえてきた。それは、1000倍サイズの志保が腰を下ろした衝撃だった。遠くからでもわかる大きなお尻がビル群を押しつぶして鎮座しているのが見える。  あの巨大な女体の全てがこの街のどんな建物よりも遥かに大きい。それを改めて実感させられる。この距離からも分かるほど、彼女の体温は高くなっていた。きっと、彼女は興奮状態になっているに違いない。そんなことを思いながら、再び走り出そうとした時、 『あんっ、ふぅ……』  巨大教師の色気づいた吐息を背中越しに感じた。その声に、思わず足を止める。振り向くと志保が高層ビルをつまんで、乳首にこすりあてているのだ。璃子が首が痛くなるほどの高さのビルをやすやすと摘まみ、気持ちよさそうに乳首に擦り付ける巨大な志保。 「先生、すごい……」  その光景を見て、璃子はごくりと唾を飲み込んだ。志保の胸は、大きさもさることながら、形も良く、とても魅力的だ。なぜかわからないが、璃子は思わずその常軌を逸した光景に見とれてしまう。  艶かしいブラウンの髪を滝のように揺らして、顔をのけぞる志保の姿は、まさに女神そのものの様に美しく、それでいて淫乱な印象を受ける。璃子が見入っている間にも、彼女の手は止まることはない。  ビルの残骸をつかみ、志保の大きな胸に擦り付けていく。そのたびに、彼女の体はビクンっと反応する。彼女の顔が快楽に歪む。  『んっ』と漏れ出す吐息は、街のどこにいても聞こえてくる大音量だ。その表情は、あまりにも妖美で官能的であった。  人間たちが時間と労力をかけたビルをたやすく弄ぶ志保。その姿を見ていると、璃子の中にも何か熱いものがこみ上げてくる。  そして、志保が『あんっ』と小さく喘いだ時、その巨体がブルっと震えた。あの巨大教師が軽く絶頂したのだろうか、その振動で璃子がいる場所も大きく揺れ、周りにいた人々と一緒に地面に手をついてしまう。  足元がグラつく中、璃子はただ黙って志保の痴態を見つめていた。  しかしこのままではいけない。志保の前戯でこの程度の被害なら、本格的にあの巨人が燃え上がってしまうとこの辺りも無事では済まない。  璃子はふらつく身体に鞭を撃って立ち上がり、白いビルまで走り続けた。  やっとの思いで璃子が、白いビルにたどり着くころにはあたりに避難民が押し寄せてきて、ひどい人ごみになっている。  そんな周囲の人間に構わず、璃子はビルのエントランスに入ってゆく。中にはまだたくさんの人間が残っている。彼らも未曽有の大災害にどう対応したらいいのかわからず、ここに留まっているようだ。  そんな人たちをしり目に璃子は、エレベーターホールにたどり着くと一つのエレベーターの前に立つ。こんな災害時にエレベーターなど動いているとも思えなかったのだが、なぜか最上階行のエレベーターだけは生きている。  きっと志保が手を回していたのかもしれない。そんなことを思いつつ、璃子は最上階の70階へ移動する。  70階の展望室に到着した璃子を待っていたのは、展望窓からはるか向こうで聳え立つ巨大な志保の姿だった。志保は到着した璃子に気が付いていないのか、ひたすら高層ビルをおもちゃにして遊んでいる。  彼女は、ビルを持ち上げては、胸に押し当てたり、両手で挟んだりして楽しそうにして時折、体がビクッと反応しているのが分かる。  座っているにもかかわらず、このビルよりも高い位置にある志保の顔。その顔はすでに蕩けてしまっていて、口から甘い吐息が零れている。 (なんてきれいなんだろう……)  そんな彼女を見ていると、璃子の心はどんどん熱くなっていく。璃子は無意識のうちにスカートの中に右手を入れていて、下着越しにあそこを指先でなぞっていた。  しばらくすると、志保の巨体が立ち上がり、ゆっくりと、動き出した。志保はまるで散歩をするかのように軽やかな足取りで小人の街を踏み、ビルを潰しながら歩き始めた。一歩あくごとに、揺れる胸と巨大なお尻。それに合わせて、璃子のいるビルもビリビリと音を立てて震えている。  やがて、志保は街の中でも目立っている超高層ビルの横に立つ。あのビルもここと同じ世界有数の高さを誇る超高層ビルなのだろうが、横に並んだ巨大教師の膝の高さにも満たないし、ビルの太さだって彼女の太腿に比べたらボールペンの様に細く見えてしまう。 (すごい、これが1000倍サイズの先生なんだ……。小人のビルなんかとは比べ物にならないくらい大きい。それに、綺麗……)  巨大教師は、高層ビルの前で立ち止まると、灰色のショーツに手を掛けた。 『んふっ、それじゃ始めようかしら……』  目の前で始められた特大サイズのストリップショー。璃子をはじめとする何万人の小人を前にして、志保はショーツをスルスルと脱いでゆく。  脱ぎ去った下着は、横にあった別のビル上に無造作に落ちた。きっとあの下にもたくさんのビルや小人がいたのだろう。 『ふふ、じゃあいくわよ?』  そういって、志保は高層ビルを跨ぐと、ゆっくりと腰を下ろし始める。ビルよりも遥かに巨大な下半身が高層ビルの上に覆いかぶさっていく。 志保が腰を下ろして股間を押し付けると、巨大な性器がビルの屋上に押し付けられてぬぷぬぷと音を立てながら、その建造物を飲み込んでゆく。  その姿はまさに圧巻だ。志保の性器がやすやすと超巨大建造物を飲み込んでしまっているのだ。 「すごい……」  その光景を見ていた璃子は思わず声を出してしまう。 『あん......!っいい……!』  ビルをずっぽりと飲み込んで蹲踞の姿勢のまま、志保が顎を上げて込み上げる快楽に喘ぎ声を出した。その衝撃で、彼女の足元にあるビルがまた大きく振動する。この振動だけで、多くの建物が倒壊してゆく。  しかし、そんなことお構いなしとばかりに、志保は腰を上げてピストン運動を始めた。 腰が上がるのに伴って、粘性のある液体で光るビルの姿が露わになる。志保の愛液だ。その粘性の高い汁が、高層ビルの屋上をドロっと流れてゆく。  ズシン、という音が響くたびに、璃子が立っているビルも大きく揺れた。揺れ動く璃子の視界に、志保の揺れる大きな胸が入る。それはあまりにも大きすぎるため、揺れているというよりは上下左右に振り回されていると言ったほうが近いかもしれない。  そんな胸の動きに合わせるように、志保の体はびくんと跳ね、甘い吐息を漏らす。  あの胸を触ってみたい。璃子がそんなことを考えていると、さらに腰の動きが加速していく。志保も興奮しているのだろうか、腰を上げる速度も、落とす速さもどんどんと増していき、その動きに比例してビルが悲鳴を上げていく。  そして先に限界を迎えたのは、志保ではなくディルドと化していた高層ビルだった。  ぐっしゃああああん!!!盛大な音を立て、志保の割れ目の中で脆くも小人のビルが粉砕されてしまったのだ。 『もう!あと少しでイキそうだったのに!』  上空から志保の不満そうな声が響く。  それからは、別のビルの屋上に腰を合わせたかと思えば、すぐに激しく動き始める。腰を浮かせて落とす動作を繰り返すことで、街全体が揺れる。  ズンッ!ズン!ズン!ズン!ズン!ズン!ズン!  そのたびに、璃子のいるビルがミシミシと悲鳴を上げ、璃子も他の人間も床の上で飛び跳ねてしまう。  たった一人の女性の自慰行為に翻弄される小人の世界。  本来なら許されることのない行為。でもどうしてだろう、璃子の中で同じように暴れまわりたい欲望がより、強く、激しく、沸き上がってくる。  そんな時だ。向こうの街で志保が特段大きな嬌声を上げた。 『ああぁぁぁああん!!!』  ずどぉぉおおおん!!!絶頂したのか、志保はその巨尻を勢いよく大地に落とした。 隕石の衝突かと思ってしまうほどの衝撃。激しく揺れる建造物。あたりが大地震と衝撃波にさらされた後、しばしの沈黙が流れた。  倒れていた璃子が体を上げて窓を覗くと、気持ちよさそうに瓦礫の街に横たわる志保の姿。  濡れぼそった割れ目に指を入れて、中に入った小人をかき混ぜておいしそうに貪っている姿は、いつもの教師とは全く違った様子だ。そんな彼女の周りには、まるで噴水のように吹き上がった愛液が広がっていた。  その光景を見た瞬間、璃子の理性は完全に崩壊した。  気が付けば璃子はスカートの中に入れている右手を動かしていて、左手はブラウスの中に入れて下着越しに乳首を摘まんでいた。 (あぁ・・・!私も早く大きくなりたい!!!)  璃子はそんなことを思いながら、右手を下着の中に入れると、クチュクチュと音を立てて激しく動かす。こんなにも大勢の人がいる中でオナニーをしているという事実が、一層璃子を興奮させてしまう。  やがて、志保の巨体がむくっと立ち上がると、ずん、ずん、ずんと大きな足音を立ててこちらに向かってくる。  璃子を迎えるためだろう。志保が提案した小人の気持ちになって、巨大化遊びに歯止めをかけるといった思惑は、むしろ璃子にとって推進剤のようなものになってしまった。  遂にあの巨大な志保が目の前まで来た。もう興奮状態の璃子はリミッターのかけられていた巨大化魔法を難なく唱えられている状態にあった。  そして璃子は、目をつぶって素早く詠唱すると、高層ビルの外の志保の隣にそびえたつ。彼女と同じ1000倍の大きさになって。  志保が白い高層ビルにたどり着くと、足元では逃げ遅れた小人が阿鼻叫喚のさまで蠢いている。こうして何度も小人のパニックをいつも見ているがその滑稽な動きは見ていて飽きることがない。  そんな小人たちを見下ろしながら、志保は隣に自分と同じ大きさの人間が立っているのに気付いた。それは志保の教え子である璃子であった。ここに来るとき勝手に大きくならないよう巨大化のリミッターをかけていたが、彼女が解いてしまったようだ。  その彼女の素質の高さに少し驚いてしまったが、それよりも目についたのは乱れた制服姿だった。  はだけたブラウスからは白いブラが見えて、スカートもたくし上げたのか、皺が寄っている。その璃子の顔はすでに興奮しきっていて、呼吸が荒くなっているのが分かる。 「先生のエッチな姿を見ていたら、我慢できなくなってしまって……」  顔を赤面させて璃子が言う。  その姿を見た志保は、璃子に微笑みかけると、ゆっくりと首に手を回して、優しく抱擁を交わす。 「イケナイ子ね、小人が可哀そうなところを見れば、こんな遊びはやめてくれると思ったけど……。」 「先生がいけないんです……。おっきくなって、あんなこと始めて……」 「そうね、こんなにちっちゃな街で暴れるのは久しぶりだから、ちょっと激しくしちゃったかも」  そういうと志保は、体を離して、今度は璃子の唇を奪った。そのキスは普通の口づけとは違う、大人のキスだった。  舌と唾液を交換するような濃厚なディープキス。  お互いの息が苦しくなるくらいの激しい接吻を終えると、唇を離して呼吸を整える様にしばらく見つめ合う。 「それじゃあ、始めましょうか」  志保の声が響くと同時に、再び街全体が大きく揺れ動く。巨大化した生徒の制服に手をかけると、そのまま手際よく服を脱がし始める志保。 「ぁん……先生ぇ……自分で、脱ぎますから……」  弱弱しく抵抗する璃子。その声とは裏腹に素直に腕を上げると、シャツもスカートも靴下もパンツさえも全て志保の手によって剥ぎ取られていく。  脱ぎ捨てた制服は、まるで自分の寝室の床の様にあたりのビルの上に投げ捨ててしまう。バサバサと大きな音を立てて、天幕のごとくビルに大かぶさる巨大な制服。  その重さで倒壊することはなかったが、興奮した璃子の体臭がビル街を覆ってしまう。 「先生、恥ずかしいです」  そんなことを言う璃子だが、脱がされた下半身の割れ目はすでに濡れぼそっている。 「こんなに濡れちゃって、この様子だとビルの中で弄ってたのかしら?」  志保はそう言いながら、そう言いつつも、志保も興奮しているのは間違いない。なぜなら、志保の股間は大洪水で、太ももを伝って愛液が地面に滴り落ちているからだ。その愛液は、2人の間で池を形成していた。  志保は璃子を地面に寝かせると、割れ目の奥に指を差し入れる。くちゅっという淫靡な音が響き渡ると、璃子がビクンッと反応を示す。その表情は、すでに快楽に溺れきっていた。  そして、璃子が最上階にいたあの白いビルを軽い力でもぎ取ってしまう。そのまま、璃子の割れ目に持っていき、挿入し始めたのだ。ずぶずぶっと音をたてて、璃子と白い高層ビルが合体していく。 「ふぁ……、ぁん、ダメです、先生……」  璃子は、巨大な高層ビルを股間に埋め込まれて、切なく気持ちよさそうに喘いでいる。そんな光景を満足げに見下ろす志保。 「うちの生徒のエッチなとこを見ていた小人にも、見せつけてあげないとね。ほら、もっと力を抜かないと。小人がかわいそうだわ。」  璃子を煽る言葉を口にしながら、志保は璃子の大きな太ももを押しのけ、手にしたビルを璃子の膣壁に擦り付ける様に上下に動かし始める。  ずちゅ!、ずちゅ!、ずちゅ!、ずちゅ!  卑猥な水音を立てながら激しくピストン運動を繰り返す高層ビル。巨大な質量を持ったそれが、巨大な女性器に飲み込まれて行く様が、窓の小人たちからも丸見えだ。 「やあああっ、だめえ!」  羞恥心に身悶える璃子だったが、次第に甘い吐息を漏らすようになってくる。そんな璃子を見て、志保はさらに割れ目の周りの赤く膨らんだところから、形をなぞるようにしてビルの角で擦る。璃子の中は熱くトロトロになっているのがよくわかる。 「あん、あぅん・・せんせ、私、気持ちいいですよぉ……」  璃子は無意識のうちに腰を動かしているようで、ズシンズシンとお尻が大地に落とされるたび地響きが街に重く響く。  高層ビルは彼女の子宮にまで達するほど深く突き刺さっていて、そのたびに志保が璃子の気持ちよさそうなところを探す様に、中に入れたビルをかき回す様にグルんと回しながら抜き出す。 「あぁんっ」  璃子の中でごつごつとした無機質な物体が動いているのがよくわかる。それは夜のおもちゃではなく、中に大量の生きた小人が入ったビル。  きっとあの中にはたくさんの小人が詰まって、窓越しに自分のいやらしいピンク色の肉壁を眺めているのだろう。  璃子がそう考えるだけで、ますます興奮してしまう。 「うふふ、璃子ちゃんの中、とても熱いのね。それにすごく締め付けてくるじゃない」 「だって、先生が激しく動かすから……」 「あら、私のせいにする気?いけない子ね」  そういうと、志保は璃子のクリトリスに手を伸ばして摘まみ上げる。 「ひゃうん!!」  突然の刺激に悲鳴を上げてしまう。その声の大きさに驚いていると、志保はニヤリと笑って、別のビルをつまむとクリトリスに当ててしまう。 「ほーら、ここもいいんでしょ?」 「ああぁっ!!そこ、弱いんです!!!」 「知ってるわ。でも、これはお仕置きなんだから」  そう言うと、志保は璃子の股間から生えた高層ビルに視線を移す。そろそろこのビルも限界だろう。 「フフ、可愛い生徒が逝くまでしっかりしてなきゃだめよ♡」  そう高層ビルに言い放つと、璃子の奥にビルを突っ込んでしまう。 「んっ!あ、あ、あ、あ!!!」  そして、そのまま激しく出し入れを始めたのだ。  今度は璃子のGスポットに的確に当たるよう角度を変えて。  ずちゅ!ずちゅ!ずちゅ!ずちゅ!ずちゅ! 激しいピストン運動に合わせて、結合部から愛液が流れ出る。クリトリスとGスポットの同時責めに、璃子はもう何も考えられなくなっていた。 「先生、お願いします。イかせてください……!」  璃子は志保に抱き着くと、その豊満な胸に顔を埋めて甘えた声を出す。  その仕草に満足したように、志保は璃子の頭を撫でると、再びキスをした。 「いいわ、イっちゃいなさい。璃子ちゃんの大好きな先生のおっぱいに顔を包まれながらね」  その言葉を聞いた瞬間、璃子のアソコがぎゅっと引き締まった。そして、次の瞬間には……。 「先生、好きぃ……イクっ!!!!」  びくんっ!と大きく体が跳ねたかと思うと、高層ビルを粉々にするほどぎゅーと締め付ける。  そして、志保の大きな胸に包まれながら絶頂を遂げた。その表情はとても幸せそうだった。  心地よい疲労感の中、下腹部から熱く力が沸くような気を璃子は感じ取る。高層ビルにいた小人たちの微力な魔力が彼女の中に取り込まれているのだ。  今朝の気怠さが嘘のように取れてゆく。この満ちてゆく感覚は病みつきになりそうだ。璃子は脱力した身体を瓦礫だらけの街に横たえると、その気持ちよさに身をゆだねてゆっくりと息を吐く。 「ほら、璃子ちゃん。休んでないで次いくわよ」 「えっ?まだやるんですか?」 「そうよ!まだ先生だって満足してないし、それに……」  志保は両手を広げて周りの街を指し示す。 「まだまだ小人はたくさんいるのよ?もっと遊ばないと!!」 そういって璃子を寝かしたまま、体を起こしてあたりを見渡す。すでに志保は次の獲物の目星をつけているようだ。  彼女が手を伸ばしたのはショッピングセンター。そこには逃げ場を失った小人たちが身を寄せ合っていた。そんな彼らに志保が微笑むと、小人たちは恐怖のあまり震え上がる。 「ごめんなさい、うちの子を気持ちよくさせるお手伝い、付き合ってくれるかしら」  志保は怯える小人たちに優しく問いかけるが、返事を聞く気はない。  悲鳴を上げ駐車場を逃げ回る小人をよそに、志保はショッピングセンターの建屋を握って掴み上げると、それを璃子の唇に近づける。 「やだ……、ダメです、せんせぇ。そんなことしちゃ……」  璃子は志保の手にとらえられた彼らを可愛そうに思いながらも、志保に抵抗することなく小人の建造物を受け入れようとしている。それは、これから行われるであろう快楽の宴を期待しているからだ。  少女が抵抗しないと見るや、志保はその巨大な口の中の前にビルを差し出す。璃子もそれを受け入れるように、大きな舌を伸ばし、哀れなビルを受け入れようとする。ショッピングセンターと比べてもそん色ない巨大な舌が、ビルを舐め、中にいた小人を絡めとり、呑み込んでゆく。  やがて小人のビルは少女の唇で咥えられていた。 「璃子ちゃんの唇、奇麗……」  志保は璃子の口に挟みこまれたビルを見て呟く。そして、そのビルを璃子にしゃぶらせる様に、彼女の口からこぼれないように奥へと押し込んだ。  璃子が口をすぼめてビルを口にくわえ込むと、志保はその閉じようとした唇に自らの唇を重ねる。  チュッ……。志保は璃子の唇をこじ開ける様に舌を挿入した。まるで恋人同士のキスのような濃厚なディープキスだ。彼女の下は璃子の歯茎をなぞり、頬の内側まで丁寧に掃除するように、璃子の口腔を犯し始める。  しかしまだ、璃子の中にあるビルには手を出さない。きっと口腔内のビルからは巨大な舌同士が濃密に絡み合う様子が見て取れているだろう。 「ん、ぁ……、むぁん……、んちゅ……」  唾液を交換するほど2人の貪るキスは続く。その間も璃子の膣内に入ったままの高層ビルが、乱れ狂うレズキスの舌でうねるように翻弄され続けていた。  志保は璃子の柔らかい舌を堪能すると、ようやく小人のビルを弄んだ。二人のディープキスから逃げる様に舌の上をごろごろ転がる小人のビル。だが、二人の舌はまるで獲物を貪るように転がるビルに絡みつこうとする。  ビルは怪物のような舌の猛攻で次第に形を崩してゆく。  半壊しているビル内部に少女の唾液が激流のごとく流れ込む。大量の唾液に押し流される小人たち。そんな彼らの行く末は超巨大少女の口腔内。志保の舌は彼らを一人残らず、璃子の歯茎や頬の内側に擦り付けてしまう。怪物のような巨大な舌で押し付けられた小人はあっという間に弾けてしまった。弾ける小人の魔力、それは璃子の粘膜を通じて彼女の中に取り込まれていく。 「んっ!、あ、ああ……!」  小人を押しつぶしながら吸収された魔力により、璃子は小さく声を上げる。志保の舌で口の中を舐め回されるのも気持ちよかったが、それ以上に小人から吸収する魔力は快感を呼ぶ。  二人の激しいディープキスは、ビルにいた小人をあっという間に消費してしまった。しかし小人が消えてもなお、志保の唇は璃子と密着したまま離れようとしなかった。 「あん、もう終わり?璃子ちゃんの可愛いお口が気持ちよすぎて、先生止まらないわ」  そう言って志保は再び璃子の中にわずかに残った小人たちを蹂躙し始める。璃子は志保の舌で踊らされる小人を自身の舌の上で、崩れ行くビルとともに堪能した。  長い長い二人の接吻が終わった。唇を離したとき、つぅっと唾液の橋が架かって日の光で照らされる。すでに日は傾き始めていた。 「とってもおいしかったね」 「はい、それにすごく、気持ちよかったです……」 璃子の顔を見ると、彼女は顔を真っ赤にして惚けていた。 「それじゃもっと気持ちよくなろっか」  志保は璃子の手を取り立ちあがらせると、まだ被害の出ていない街の方角へ歩く。そこには、まだ被害が少なく高層ビルがいくつも立ち並んでいる。  そこに璃子を仰向けに寝かせる志保。璃子は背中にジャリジャリとビルがつぶれる感触が走り、心地よい刺激に目を細めた。 「じゃあ、あれにしよっか」  志保がそういったのは、長さ300mを超える巨大な電波塔。街のいたるところから見えるその建造物は、小人だった時の璃子もよく目についていた。長い全長を支えるためか、根本付近は太くそして頂点に向かうにつれて細くなる構造。その天辺付近はまだ無傷のままの展望台が張り出して残っている。  志保はその電波塔の根元をつかむとぐりぐりと回転を加え、引っこ抜いてしまった。 彼女の手につかまれた有数の建造物だった電波塔。こうしてみるとまるで、小人たちが彼女たち巨人のために作られたディルドとなのではと思ってしまう。  電波塔を手にしたまま、志保が璃子の上にまたがる。そして、それを自分の股間に入れてしまう。愛液の滴る割れ目はその塔を易々と受け入れ、展望台を上にしてずぶずぶと飲み込んでいった。300mの鉄塔はおよそ半分を彼女の中に呑み込まれた。  璃子は志保の意図を理解して、自分の上にまたがる彼女に期待の目を向ける。そんな彼女の視線に応えるように、志保は両手をついて璃子を見下ろす。そして、ゆっくりと腰を下ろしていった。 「あぁ!!」  ズズズズズズッ……! まるで巨根が挿入されてゆく感覚に、璃子は大きく喘いだ。彼女の膣内は狭く、そして温かい。やがて、彼女の一番奥に到達する。子宮の入り口を叩かれた衝撃に、璃子は体をビクンッと跳ねさせる。 「んぁっ!」  さらに、その振動が鉄塔を通じて志保にも伝わり悶えさせる。今度は志保の悶えた振動が反対に璃子へと伝わり、刺激が快楽となって璃子の全身を走り抜ける。  志保は積極的に動きを璃子に与えて快感を与えようとする。可愛らしく愛おしい、蕩けた顔の璃子の膣内の締め付け具合を堪能すると、今度は前後に動き始めた。  ズブッ、ズブズズ......!2人の股間から鉄塔が音を立てて豪快に抽送されてゆく。無骨な作りの鉄の塔は、ギシギシと強大な力で軋む音を立てて、巨人の挿入に耐えている。鉄塔はすぐに潰れないよう志保がコーティングしているおかげでまだその形を維持していた。  そのコーティングがなければ、小人の電波塔などはすぐに巨人たちの膣圧で潰れてしまっただろう。2人の膣内は、まるで射精を促すかのように、ぎゅうぎゅうと脈動して股間の棒を締め上げていく。 「はあああああっ、ああああああ!!!」  あまりの刺激に、璃子は声を上げながら大きく仰け反った。押し寄せる快感の波に少女は両手を投げ出し爪を立て地面を掻き毟っていた。  雑居ビルほどもある指がもゴリゴリと地面をえぐってしまう。5本の巨大な指が地面をガリガリと削りながら走り回り、周辺にあったビルや家はそれに巻き込まれて粉砕されてしまった。 「どう?気持ちいい?」 「はいぃ……!きもちいいです……!しゅごい、きもちいいです……!」 「ここも気持ちいい?」  志保はそう言うと、璃子のぷっくりと膨らんだ乳房に手を乗せ、快楽で反応した乳首を狙って責め始める。 「ひゃあん!!そっちもいいれすぅ!!!」  璃子は、胸からの刺激にさらなる興奮を覚え、絶頂へと向かうためにくねくねと激しく体を動かし始めた。  巨人たちの唇から鉄塔が出し入れするたびに、じゅぷじゅぷと愛液が気持ちよさそうに噴き出していく。二人の下の唇から溢れた愛液は璃子の股間から肛門へ、尻の割れ目に滴ってお尻の下に水溜りを作った。お互いの濃厚な香りを伴った粘性の液体は、周辺のビルを巻き込み、辺り一面を泥沼のような状態にしてしまう。  すでに2人は周りが見えていないのか、ただひたすらにお互いを求め合い、快感を求めてゆく。  璃子の手は抉りすぎて、つかむものが何もなくなった地面を掻きむしるのではなく、志保の指を絡ませるように握りしめ、志保もそれに答える。そして志保の身体が璃子に覆いかぶさるように倒れてゆくと、お互いの胸がむにゅんと柔らかそうに形を変えて折り重なった。 目と鼻の先の距離の二人の顔。呆けたままの璃子を見つめる志保。そして、どちらからともなく口づけをする。  それはキスというよりも、舌と唾液を交換しあうような激しいものだった。顔を離すと、お互いの顔にはべっとりと糸を引いていた。 「先生ぇ……、私、もう、」 「うん、一緒にイこう」  志保はそういうとラストスパートをかける。今まで以上に力強く腰を振り、璃子を犯す。  パンッ、パァンッ! 肉同士がぶつかり合う音が遠くの街まで響き渡る。璃子の膣内で鉄塔が暴れまわり、子宮を何度もノックされる。  相手をより求める様に、璃子は志保の背中に手を回し、激しく動く志保の身体を受け止める。志保も先ほどまでのセックスとは比べ物にならないほど激しく、璃子の膣内を攻め立てた。 「先生、すごい!先生のおっぱいも、アソコもすごく柔らかくて、熱くてぇ!もう私イッちゃいます!!!」 「いいわよ!私も、もうすぐ!!」  史上最大のレズセックスで街は耐えることなく揺らされ続ける小人の街には、人間の声など聞こえることなく、ひたすら巨人たちの嬌声と肉がぶつかり合う音だけが鳴り渡っている。身体を重ね合う2人の間で、山ほどあるおっぱいが互いを揉み合う。  あの、柔らかそうな胸によって、いくつのビルが葬られたのか……。そんなことを思っている間にも、巨大な身体が絡み合い、乳房の擦れ合い、その振動で大地がぐらぐらと揺れていた。 「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」  2人の喘ぎがシンクロすると、膣内の締まりが一層強くなり、 ビクンッ!ビクンッ!と体が脈打つ。  メキメキメギメギ!!!!同時に、膣内の鉄塔が大きな音を立てて、鉄骨が折れ曲がった。  膣内でひしゃげてゆく小人の建造物を堪能しながら、璃子は体を弓なりにそらせて大きな声で叫んだ。  志保も、璃子に負けないくらい大きな声で叫ぶ。  快感と幸福感で満たされた彼女たちの体はぶるっと震えた。  2人の巨人が体を震わせると、地面には大きな地震が起こったかのように波紋が広がり、やがてそれが収まると、静寂が訪れた。  ずぅうううん!志保が脱力して、璃子に折り重なる。激しい動きで2人の身体は汗ばみ、あたりに蒸発した汗が水蒸気となって立ち込める。  志保は荒い息遣いのまま、自分の下敷きになっている璃子を見る。彼女は璃子を見上げながら微笑んでいた。そして、そのままゆっくりと唇を重ねた。  ちゅっ、と軽いリップ音が響く。しばらくその余韻に浸ると、お互いは眠りについた。  すやすやと寝息を立てている巨人たち。先ほどまでの喧騒が嘘のように静寂になった小人の街は、これ見よがしに避難を始める。  だが、すぐに眠りから覚めた巨人たちによって、再び小人の街の蹂躙が開始されてしまう。 結局、巨大レズセックスによる破壊は明け方まで続き、小人からたっぷりと魔力を補給して、つややかな面持ちで、小人の世界を後にするのだった。