デスクで仕事をするフリをしながらボーっとするユキ。 そこへツカツカツカとやや早足でお局様がこちらに直進してくる。 眉間にシワを寄せた見慣れた表情。 ロクな用件ではないに決まっている。 めんどくさいなと思いつつ反射的に立ち上がる。 「倉持さん、ちょっといいかしら?」 黒い太ブチなメガネをクイと上げながらお局様様はジロリとこちらを睨む。 そこからはいつものお説教タイムが始まる。 これがまた長い。 心を無にして合気道の達人のようにその口撃を受け流すユキ。慣れたものだった。 (普段からこんなにカリカリしてるから30代半ばで未だに結婚出来ないんじゃないかな…キツめだけど結構美人なのに…) 感情のない死んだ魚のような目でお局様を見つめながらそんなことを考える。 (…言われっぱなしもシャクだしヒマだしちょっと反撃してみようかな…) 思い立ち、お局様の3ケタ近くはありそうな豊満な胸の辺りにむんと意識を少し集中するユキ。 お局様の爆乳を抑え込むセクシーな紫色のブラの内側にどこかの軍隊が縮小召集される。膨大な量の柔肉によって隙間なくパンパンに埋め尽くされる中、乳首によって盛り上がったブラの僅かなスペースに収まるほどの極小な軍隊。 爆乳に見合うほどのややくすんだ色の大きめな乳首が軍隊の目の前に広がっている。 乳口にもまるごと飲み込まれてしまいそうな存在はそれが何かを理解する事なく自分達の持ち得る最大限の火力を相対的にギガサイズな乳首に注ぎ込む。 「ンっ…?!」 右胸の先端にほんの微かな違和感を感じ小さく声を上げるお局様。 その様子を見ながら表情には出さず、心の内でニヤニヤと楽しむユキ。 (あれ、意外と敏感なんだな…それじゃあさらに援軍を送ってあげますか…) 動揺しているお局様にすかさず追撃と言わんばかりに同じ要領でまたどこかの軍隊を送り込む。 今度はお局様の下腹部の辺りに集中する。 ブラと同色のショーツの内部。 異形の超巨大怪獣にしか見えない。 黒ずんだヒダも、びっしりとした密度で生える陰毛も。 ミクロな存在は持ち得る力で必死に抵抗する。 銃撃、砲撃、爆撃がお局様のグロテスクな女性器に撃ち込まれる。 「あふ…ッ」 ビクッと身体を震わせる。 頬を紅潮させて身を捩る。 欲求不満な肉体はミクロな抵抗を敏感に感じとる。 (いけいけ~グロマン怪獣なんてやっつけろ~) 自分達よりも遥かに相対的ギガ巨人なおばさんにお互いが気づかぬまま性的なダメージを与えているシチュエーションに興奮しながらユキはミクロ軍を応援する。 「どうしたんですか。顔赤いですよ。具合でも悪くなりましたか?」 素知らぬフリをしながら問いかけるユキ。 「な、何でもありません!とにかく今後は同じようなミスのないように!」 お説教を早々に切り上げその場をそそくさと離れるお局様。 そのままトイレに駆け込んでしまう。 ははーんとユキはお局様のこれからの行動を予想し能力で監視を続ける。 「あんっ…くぅ…!」 社内の女子トイレの中、快楽で漏れてしまいそうな声を噛み殺しながら自慰に耽るお局様。 (なんで急に会社でこんな気分に…欲求不満なのかしら?こんな事を隠れてしてるなんて知られたら示しがつかないわ…) 部下への説教中に急に襲ってきたムラムラを鎮めるために違和感を感じた右胸と陰部を慰める。 ブラを捲り、自分の手に収まらないほどの胸を揉みしだき先端を人差し指で捏ね回す。 それと同時に、もう片方の手で下着をズラして割れ目に人差し指と中指を重ねてグチュグチュと掻き回す。 その結果、ミクロな軍隊は成す術もなく自分達が目覚めさせてしまった性欲の発散に巻き込まれて跡形もなく壊滅させられてしまう。 「あああッ!!」 自身の肉体の上でそんな事が起こっている事など想像するはずもなく、お局様は絶頂を迎えビクンッと身体を仰け反らせる。 (ふう…いつもよりなんか良かった気が…) 絶頂の余韻に浸りながら、乱れた服を整えてお局様は何事もなかったかのように職場へと戻っていった