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胸の谷間から頭だけ出す俺。
それ以外の部分はまたハルの乳房の間にみっちり挟まれている。
ただ、その圧力はさきほどよりも随分と加減されていた。
やさしく抱かれるが如き心地よさ。
あまりの温かさに心がとろけていくようだ。
ハル 「これが気持ちいいの?」
ハルは谷間から顔だけを出す俺を見下ろしながら言った。
自分の胸の間にほぼ全身を埋めてしまっている兄の姿はあまりにも滑稽で、とてもかわいらしかった。
ハル 「お兄ちゃんを胸の谷間に挟んでるなんてへんな感じ。でも、ちょっと楽しいかも」
自分の胸の谷間から顔だけをちょこんと出す俺を見下ろしハルは笑った。
その顔があまりにも気持ちよさ気なとろんとしたものだったからだ。
このまま眠ってしまうのでないかとハルは思っていた。
実際に俺は眠ってしまいそうだった。
人肌のぬくもり。心地よい弾力。あまりの心地よさに頭がボーっとしてきた。
ハルの胸に挟まれることが、こんなにもリラックス効果があったなんて。
水に浸かる普通の入浴以外に、岩盤浴、森林浴など様々な『入浴』があるが、今後これを『乳浴』と名づけることにしよう。
…。
上手くないな。
そんなどうでもいいことを考えるくらいにまどろんでいた。
が、
ハル 「これっておっぱいを動かしてあげたほうが気持ちよかったりするのかな?」
ハルは兄を挟む胸を掴んでいる手を動かし始めた。
俺は、自分を挟みこむ巨大な乳房がズリズリとこすれあい始めるのを感じた。
シュウ 「うぉ!?」
横を向いて挟まれている俺は、背中側を右の乳房に腹側を左の乳房にこすられた。
柔らかくて張りのある乳房に、全身をこすられていた。
全身を、パイズリされ始めたのだ。
もちろん、股間もである。
体の前面をこすっているハルの左の乳房の肌に、俺は股間をこすりつけている形だった。
モノの先端が、乳房の壁面にズリズリと勢いよくこすられている。
非常に甘美な刺激だったが、非常にヤバイ状態だった。
シュウ 「は、ハル…! やめ……んぐ!」
ハルを止めようとしたが股間への刺激が気持ちよすぎて言葉が途切れてしまう。
俺の分身、ちんぽはすでに発射体勢に入ってしまった。
ハル 「どう? お兄ちゃん」
ハルが無邪気な顔で俺を見下ろしてくる。
罪悪感が募った。
しかし俺はついにその刺激に陥落して絶頂を迎えてしまった。
シュウ 「うっ…」
自身の股間からそれが迸るのを感じる。
妹の胸にパイズリされて、胸にぶっかけてしまったのだ。
冷め行く興奮とは逆に、罪悪感が膨れ上がっていった。
だが、ハルは俺が逝ったにも関わらず手を動かし続けた。
気づいていないのか。とにかく俺は、自分の出したモノですべりがよくなった乳房の肌に更にモノをこすり続けさせられた。
罪悪感など感じる余裕が無いほどの快感が再び押し寄せてきた。
*
*
*
リビング。
ハル 「あはは、ちょっとやりすぎちゃったかな…」
パジャマに着替えたハルは苦笑しながら手のひらの上で横たわる俺を見下ろし言った。
ハルの手のひらの上に大の字になる俺。精魂尽き果てていた。あのあと何回逝かされたかわからない。完全に搾りつくされていた。
ちなみに俺もパジャマを着ている。
こんなものは用意できているのに、なぜ元に戻るアイテムが用意されていないのか。
とにかく、ハルの手のひらの上でしおしおにやつれている俺。
シュウ 「最早 指も動かせん…」
ハル 「んー、じゃあ今日はもう寝ちゃおうか。明日になればアスカさんも元に戻れるようにしてくれるみたいだし」
言ってハルは俺を手のひらに乗せたまま立ち上がり、自分の部屋へと向かった。
*
ハルの部屋。
ベッドに横になるハルと、その顔の横で同じように寝転がる俺。
シュウ 「いや、流石に寝るときくらい一人でも大丈夫だと思うが…」
ハル 「で、でも、お兄ちゃんを動けなくしちゃったのはわたしだし…。それに、久しぶりに一緒に寝るのもいいんじゃない? こんなことにでもなってないと出来ないんだしね」
こちらを向いて寝転がっているハルが手の指を使って俺の胸をトン トンと優しくつついた。
まるで、母が子を寝かしつけるような仕草だ。
まぁ、俺が動けなくなるほどに憔悴したのは、まず俺がヘンなことを頼んだからなんだが。
賢者タイムすらも過ぎ去った今となってはいったいなんであんなことを頼んだのか。
あまりに恥ずかしくていっそ更に縮めて欲しいくらいだ。
電気が消され暗い部屋の中も、目が慣れてくるとそれなりみものが見える。
ハルは、顔の横で寝転がる俺を見下ろして笑っていた。俺も自分の横にあるハルの巨大な顔を見上げていた。
こうして一緒の布団で眠るなど久しぶりの事だ。
もっとも今は夏なので互いに布団などかぶっていないのだが風邪を引くことも無いだろう。
ハル 「おやすみ、お兄ちゃん」
シュウ 「ああ、おやすみ」
挨拶を交わして、互いに眠りに落ちてゆく。
俺はまぶたを閉じて、意識が闇に溶けてゆくのを待った。
アスカのせいでどうなるかと思った一日も、終わってみれば平和なものだった。
誤算があるとすれば、ハルの寝相が悪かったことだ。
ハル 「ん~…」
ハルが艶かしい寝息と共に寝返りを打ったとき、
ズバァン!
シュウ 「ぐっは…!」
体と同時に回転してきた巨大な手のひらが俺に叩きつけられた。
一気に目が覚める俺。
だが何が起きているのか理解する前に、俺に叩きつけられた手は握られ始め、俺はその手の中に捕まってしまう。
そして、
メキメキメキメキ…!
思い切り握り締められた。
まさに握り潰されてしまうような圧力が俺の全身を包み込んでいたのだ。
眠っているせいで遠慮が無い。眠っているせいでとめることも出来ない。
俺がどんなに悲鳴を上げても、ハルが起きる気配は無かった。
そのままハルが今度は反対方向へ寝返りを打つ。その途中で、俺を握っていた手は開かれ、俺は思い切り投げ飛ばされてしまった。
その先が窓で、そこにカーテンがかかっていなければ、俺は窓ガラスに叩きつけられて酷いことになっていただろう。
カーテンにバシンと叩きつけられた俺はその反動でやや跳ね返りベッドの上で仰向けになっているハルの、パジャマをはだけた胸元へと落下した。
風呂場でも挟まれた二つの巨大な乳房が、俺の左右に小山のようにこんもりと盛り上がっている。
そしてまたハルが寝返りをうち、俺はその乳房の間に挟みこまれた。
シュウ 「ぐぅ…!」
乳房と乳房の間。右側に寝転がったハル、その右の乳房を下敷きに、左の乳房がのしかかってきていた。
ひとつ5t以上もの重さのあるものが、俺に遠慮なくのしかかる。
更にそのままもう四半回転しうつ伏せになるハル。すると俺を挟んでいる乳房に更に体重が乗って俺を本気で潰しに掛かってきた。