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そのあとも足の下にズシンと踏みつけてきたり、髪の毛に絡みつかれてしまったり、寝返りの際の裏拳を直撃させられた。
うつ伏せになったハルの顔の下敷きになりほっぺと枕の間に挟みこまれてしまったかと思えばそのあと上半身を咥えられてしまった。
顔を巨大な舌でベロリと舐められ、腰の辺りを前歯で噛まれ巨大な歯跡を残された。
こいつが体を動かすたびに俺は酷い目にあった。
つーか寝相悪すぎだろ…。
俺は広大なベッドの上を、そこで眠る巨大な妹から逃げ回っていた。
ハルの何かが次々と襲ってくる。
それらから逃げ回りながら俺はさきほどの考えがあまかったことを理解していた。
終わってみれば平和。それは間違いだった。
まだ終わってなどいない。これから地獄が始まるのだ。
俺に向かって落ちてくる巨大な足を見上げながら、俺は悲鳴を上げた。
*
翌朝。
ハル 「ふぁ~…」
目を覚ましたハルはベッドの上にペタンと座った格好のまま大きく伸びをする。
ハル 「おはようお兄ちゃん…」
目をこすりながら寝る前に兄のいた場所を見下ろす。
しかしそこに兄の姿は無い。
ハル 「あれ?」
ハルは周囲を探した。
枕元にはいない。手元にはいない。足元にもいない。
どこにいったのだろう。
と、思っていると、そこに何かの存在を感じハッとするハル。
自分の、お尻の下に。
恐る恐る自分のお尻の方を覗き込んだハルの目に飛び込んできたものは…。
*
*
*
アスカ 「おはー。元の大きさに戻る道具が出来たーーー……んだけど、なんでそんなことになってんの?」
玄関前。
元の大きさに戻るための道具を持ってきたアスカは、バツが悪そうに苦笑するハルと、その指先に摘まれた、ペラッペラの俺を見て首をかしげた。
おわり
おまけ
風呂場。
シュウ 「…」
ハル 「…」
アスカ 「はぁーいい湯だわ~…」
俺とハルがジト目で見る横で、当たり前のように一緒に湯に浸かっているアスカ。
シュウ 「いやいや、何 当然のようにウチの風呂に入ってんだよ」
アスカ 「固いこと言いっこなし~、昔は一緒に入ったじゃない」
シュウ 「いつの話だ」
俺はため息をついた。
ちなみに俺は1/20サイズ。同じく湯に浸かるハルの胸の前で浮いている。
つまり俺は妹と幼馴染の間に挟まれて一緒に風呂に入っているわけだ。
如何に気心の知れた仲とは言え、流石に目のやり場に困る。
そんなとき、
アスカ 「ん~…!」
アスカが気持ちよさそーに体をぐぐっと伸ばした。
腕を上に伸ばし、背伸びするように背筋を伸ばす。
すると、
ザバァァァァァアアアアアアアアアア!!
大量の湯を押しのけて巨大な乳房が浮上してきた。
まるで潜水艦の浮上である。
巨乳であるハルよりも更に大きなアスカの胸。
ハルが91cmであるに対しアスカは96cmにもなる。
今の俺から見るそれは、最早 天然の山みたいなものだった。
凄まじい大きさの乳房が急浮上してきたことで湯はうねりを上げて渦を巻き水面を大きく波立たせた。
大波が俺に遅いかかる。
シュウ 「がぼ…っ!」
アスカがちょっと乳房を動かしただけで巻き起こる波に大きく翻弄される俺があまりにも情けなかった。
ハル 「あのアスカさん、もうちょっと気をつけてくれないとお兄ちゃんが溺れちゃうんですけど…」
アスカ 「あ、ゴメンゴメン」
苦笑しながら頭を掻くアスカ。
アスカ 「いやーしっかしよっく小さくなったもんだねー」
お前が縮めたんだろ。と思う俺である。
などと思っていると突如真下から浮上してきた巨大な手によって俺は救い上げられてしまった。
ザバァァァ! 大量の湯が指の間を抜けて落ちてゆく。
俺だけが手のひらの上に取り残された。
手のひらに乗せた俺を顔の前に持っていって観察するアスカ。
俺は思わず股間を隠した。なぜなら今は全裸なのだから。
しかしアスカはそれを気にした風もなく、俺の体をいたるところからマジマジと見つめてくる。
巨大な目が、それも幼馴染の女の子がこうも見つめてくると、否応無く分身が反応してしまう。
アスカ 「ふむふむ、どこにも異常は無いみたいね。計算どおり。サイズも寸法どおりだし」
などと言いながらアスカが俺の体を巨大な指でつついてくる。
頭を撫でられ、胸を触られ、背中をくすぐられた。
その巨大な指が、両手で隠している股間にまで伸びてきたので。
シュウ 「や、やめろ!」
俺は慌てて指を払いのけた。
が、そのせいで大きくバランスを崩し、アスカの手のひらから落ちてしまった。
シュウ 「うわ!」
アスカ 「あ」
手のひらから落下した俺。
その後、アスカの胸でボヨンとバウンドして湯に飛び込む。
シュウ 「ぷはっ! いい加減に…!」
水面に顔を出した俺はアスカを振り返り文句を言おうとしたが、俺の前に浮かぶ、二つの超巨大乳房のあまりの迫力に言葉に詰まった。
まるで鯨か何かがそこにいるかのような、突っ込んでくるかのような迫力がある。
巨大な乳房は、ただあるだけで畏怖の存在だった。
同時に、とてつもなく巨大なその乳房はとてつもなく魅力的な存在でもあった。
男の憧れとも言える存在が、到底手に負えない大きさで、そして当たり前のようにむき出しになって存在している。
湯船にボンと浮いている。
その巨大で張りのある表面に波が打ちつけると飛沫となってはぜる。海に浮かぶ小島のようだ。
ただでさえ大きな胸が、今は小島サイズになって俺の前に二つボボンと展開されている。
そして背後には、こちらもただでさえ大きいのに今や巨大となったハルの胸がズイとせり出されている。
巨乳の幼馴染と妹の間に挟まれている。四つの巨大な乳房が俺を前後から挟みこんでいる。
その威圧感、閉塞感は凄まじい。
胸だけでなく、胸ほどまでしか湯に浸かっていない二人に前後から挟まれ見下ろされているというのは凄いプレッシャーだった。
二人の間で、二人の巨大乳房の間で、俺は縮こまっていた。
不意に、アスカが俺のほうに胸を寄せてきた。
突然前進してきた乳房は俺の左右をズイと取り囲んだ。
そしてアスカが胸を寄せる。