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しかしその光景は凄まじいものだった。
さきほど違い陰唇を望むことはできなかったが、その中核とも言える場所からはすべてを見ることが出来た。
正面で巨大な手が陰唇をかき混ぜ愛液を掻きだす様も、背後でハルの巨大な上半身が快感に体を震わせるのも。すべてを、その場所から一望できた。
妹のオナニーの、最高の観客席である。
いまや俺から見るハルは身長1600mのとてつもない大巨人である。
このスカートから飛び出る二本の脚もそれぞれ800mという値になり、あの胸板に飛び出る乳房も標高は100m以上もある立派な山だ。
たった一人の人間の体が、地形レベルの巨大さだった。
そんな大巨人となったハルのオナニーはまさに災害レベルに凄まじく、轟々とあふれ出る愛液は大洪水となって股下に広がるだろう。
大地は常にグラングランと揺れている。オナニーの為に小刻みに動かす手の動きに体がつられている。そしてその小さな揺れですら、その体の上に家が建っていたりしたらまたたくまに崩れ落ちてしまうほどの大揺れだった。
最早人間としてのレベルを超えた巨大さである。
まるで神話に謳われる女神の自慰に巻き込まれているようだ。
と、そうやってクリトリスの上からオナニーを鑑賞していた俺の頭上に、ハルの右手が現れた。
指は自身の愛液でべっとりと濡れている。
ぬれそぼる巨大な指が接近してくる様は、怪物が襲い掛かってくるような恐ろしさがあった。
しかし指は俺には触れず、俺の乗るクリトリスをギュウと摘んだ。
今度はここを刺激するのだろう。
だが、それはそこに乗る俺にとってこれから天変地異並のオナニーに巻き込まれるということだ。
そんなことになれば当然この身など持たない。
俺はなんとか体を奮い立たせ、クリトリスの上から下りようとした。
しかし、
ズム!!
そんな俺を、クリトリスを摘んでいたはずの右手の人差し指がそのドームに押し付けた。
指先とクリトリスの間に挟まれる俺。
"ぐは…っ!"
凄まじい重圧が全身に掛かってくる。
"ふふ、ダーメ。お兄ちゃんはちゃんとそこにいてくれなきゃ♪"
ハルの声が聞こえた気がした。
そしてハルは左手でまんこをまさぐり、右手でクリトリスを弄り始めた。
親指と中指でクリトリスをつまみ、人差し指で俺をクリトリスに押し付ける。
くりくり、こりこり。片手の指でクリトリスと一緒に俺の事もこねくり回す。
俺を巻き込むことで一気に加速した快感は、ハルの動きをより激しいものにした。
陰唇に出入りする指は高速で蠕動し、右手はクリトリスをグリグリとこね回している。
より強い快楽を得るために、より強い刺激を得るために。
クリトリスをこねる指先の中央にポツンとある小さな兄の存在を意識して、ハルは今日最高の絶頂を迎えた。
ブシュウウウウウウウ!!!
快感の極みに至ったハルのまんこが盛大に愛液を噴き出した。
まるでダムの放水のような凄まじい威力。股下を、一気に大洪水へと変えていた。
足の指がギュッと握られる。クリトリスを摘む指に思い切り力を込めていた。
快感が雷のように体を走り、ハルはビクンビクンと体を震わせた。
"………ふうううう"
ハルが、盛大に息を吐き出した。
そして右手をクリトリスから離し、そこを覗き込んでみる。
するとクリトリスの上に完全に気絶してしまった小さな小さな兄が横たわっていた
ハルからは見えなかったが、俺は白目を向いて倒れていた。
そんな、自分のクリトリスの上で大の字に転がる俺を見てクスッと笑ったハルは、先ほどまで陰唇をかき混ぜていた左手の指を俺の上に持ってきて、
"はい、おすそわけ♪"
指先から、一滴の愛液をたらした。
直径5m以上もある巨大な愛液の水滴を受けて、俺の体は陰毛の森のほうに流されてしまった。
そんな光景を見ていたアスカは両手を合わせて、言った。
"ごちそーさまでした"
*
*
*
"いやー何はともあれ無事でよかった"
アスカがあっけらかんと言う。
いけしゃあしゃあとこいつは…。
テーブルの上に下ろされた俺は拳をぷるぷる振るわせた。
あのあと、気絶した俺はハルの陰毛の森の中からつまみ出され、それからこのテーブルの上でその目が覚めるのを待っていたらしい。
ケラケラと笑うアスカの横では、ハルが罰が悪そうに苦笑していた。
"あはは、ゴメンねお兄ちゃん、ちょっとやりすぎちゃったかも"
巨大な手のひらを合わせて舌を出すハル。
まだ格好はミニスカートとパンツのみの半裸だった。
正直、ちょっとどころの問題ではなかったが。
"まぁでも、こんな体験した男なんで世界でもあんただけなんだから、もっと誇りに思いなさい"
妹のオナニーで殺されかけることの何を誇りに思えってんだよ。世界一最低な死に方じゃねーか。
"で、ですよね! 今回の発明はもう世界的に大発明ですよ!"
気まずさのあまりハルが俺との会話をぶっちぎるようにアスカを持ち上げた。
"んふーそうでしょうそうでしょう。でも発表とかは無しね。趣味で作ったものだし、悪用とかされたら大変だしね"
アスカが手をヒラヒラと振りながら言う。
まずそれを発明した人間が悪用してるわけだが。
"あーもう、なんでもいいから早くもとの大きさに戻してくれよ。体中痛いしハルの愛液まみれで匂うしべとべとだよ"
"はいはい、わかったわかった♪"
文句を言う俺にアスカが笑いながらスマホのカメラを向けてきた。
が、それをハルが遮った。
"あ、ちょっと待ってください!"
"およ?"
"その…わたしにやらせてもらえますか? お兄ちゃんにも迷惑かけちゃったし…"
ハルが体をモジモジと動かしながら言う。
なるほど、ハル的にも俺に何か償いがしたいわけか。
その意図が分かったアスカはもちろん二つ返事だった。
"いいよー。はい"
"あ、ありがとうございます"
アスカからスマホを受け取ったハル。
"画面の数字をいじると変更後の大きさの倍率を変えられるよ"
"ここですか?"
"そうそう。今のシュウは10分の1を三回重ねて1000分の1サイズだから、そこを1000倍にすればもとの大きさに戻るね"
"わかりました"
ハルは言われたとおりに倍率を1000倍に設定した。
そして、カメラをテーブルの上にいる俺に向ける。
"いくよ、お兄ちゃん"
"おう、早くやってくれ"
カメラをしっかりと俺に向け、ハルはシャッターを切った。
パシャリ
シャッターが切られる音。
だが、同時に炊かれたフラッシュは、カメラを向けられた俺ではなく、その逆の、ハルに向かって炊かれた。
"あれ?"
"およ?"
"ん?"
3人が同時に疑問符を口にする。
"え? どうした?"