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梨奈『大丈夫よ!噛んで食べようとは思っていないから♪。』
高志はほっとした。だがすぐにその安心は消えてなくなった。
梨奈『だって噛み潰しちゃったらもうお仕置き終わりだもんね!まだまだ虫さんには苦しんでもらわないと( ̄▽ ̄)。』
そういうと、高志を口から取り出した。
梨奈『ばっちいから洗ってあげるね!』
梨奈は洗面所に行き、高志の全身を洗った。洗い終わると、全身を拭いた。
梨奈『うん!これで綺麗になったね♪。さて!次のお仕置きをしようかなー♪。』
梨奈は自分の部屋に戻り、高志を自分の机の上に置いた。
高志『今度は何をするというんだ?』
梨奈『次はー、私の手と遊んでもらいます♪。私の手と戦いごっこをしましょうね♪。』
高志『今度は手か、ルールはどうするんだ?』
梨奈『そうねー、制限時間は3分でー、机から落ちるか、参ったって言ったら虫さんの負け、3分経ってもその二つにならなかったら虫さんの勝ちにしてあげる♪。もし勝つことが出来たら元の大きさに戻してあげるね!それじゃー!よーい!どん!!』
対決が始まった。早速高志は梨奈の指を押し始めた。
梨奈『お!虫さん頑張りますねー!でも私の指は動いてませんよー!もっと強く押さないと動きませんよー。』
高志『うおーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
高志はさらに力を込める。すると梨奈がわざと指を後ろに動かし、あたかも高志が指を動かしているかのように思わせる。
梨奈『一分経過!虫さんよく頑張りますねー(*´ω`*)。あと二分耐えれば勝ちですよ!』
高志『俺はこの勝負に勝つ!そして教員生活に戻るんだ!』
梨奈『へー、そしたらまたお姉ちゃんのことセクハラするんでしょ?絶対に許さないから。』
梨奈は少し指に力を入れ始める。すると高志はあっという間に隅側に追い詰められてしまった。
梨奈『はい、二分経過、あと1分です!あと一分耐えれば虫さんの勝ちですよ!頑張ってくださいね!』
高志『くそ!これでもくらえ!うりゃ!とりゃ!』
梨奈『あー!女の子の手を蹴るなんてひどーい!ならばこちらからも!えーい!』
梨奈は人差し指でデコピンをした。するとあっという間に高志は吹っ飛び、あっけなく机から落ちてしまった。
高志『うわーーーーーーーーーーー!』
梨奈『あぶなーーい!』
梨奈は高志を落ちる寸前でキャッチすることが出来た。
高志『助かったのか。』
梨奈『危ないところでしたね、虫さん。』
高志『あぁ、助かった。ありがとう。』
由美『梨奈ー!夕ご飯出来たわよー!食べにおいでー!』
梨奈『ハ━━━ヾ(。´囗`)ノ━━━イ!虫さんも行くよ?』
高志『分かった。』
梨奈『お仕置きの続きはまた明日ですね♪。明日のお仕置きはもっときついかも知れませんよ(*´∀`*)♪?』
高志『お、おぅ…。』
3人は食卓で夕ご飯を食べ始めた。
梨奈『虫さん、お姉ちゃんのご飯は美味しいですか?』
高志『ああ、すごく美味しい。普段一人でコンビニ飯ばかりだからな。』
由美『それは良かったです(*´∀`*)。』
3人はご飯を食べ終わると、今度は三人でお風呂へ入り、風呂から上がると、二人はそれぞれ自分の部屋へ行った。高志は由美の部屋へ行き、机の上で眠ることにした。
次の日の朝、高志と由美は目が覚めた。先にひとりで起きてご飯の準備をした。
その次に梨奈は目が覚めた。
梨奈『お姉ちゃんおはよう♪。』
由美『相変わらず朝から元気ね(笑)。』
梨奈『そりゃそうだよ!虫さんにお仕置きするんだもん!虫さんどこにいるの(*´ω`*)?』
由美『はいはい、今から起こすからご飯でも食べて待ってて(笑)。』
梨奈『はぁーーい♪。』
梨奈はご飯を食べに食卓、由美は高志を起こしに自分の部屋へそれぞれ向かった。
由美『先生、起きてください。朝ですよ。』
高志『何だ、もう朝か。』
由美『ご飯の準備が出来ましたから、食べてくださいね。』
高志『いつもいつもすまんな、ありがとう。』
由美『いえいえ、玩具は元気であれば元気であるほどお仕置きのしがいがありますから♪。』
高志『あ、そう…。』
由美は高志をつまみ、食卓へと向かった。
梨奈『あ!虫さん起きたんだ!おはよう☀!』
高志『あ、おはよう。』
梨奈『相変わらず言葉遣いがなってないなー。お仕置きね♪。』
梨奈は高志をつまみ上げると、スニーカーの中に入れた。
梨奈『私の靴の中に入れてあげるね♪。どういい匂いでしょ?』
高志『臭い』
梨奈『はー!?女の子に向かって臭いって言うなんてひどーい!こうなったら逃げ場のない空間で永遠と苦しむがいいわ!』
梨奈はそのまま靴を履き、高志をつま先で挟み込んだ。
梨奈『学校に着くまではこの状態にしておきます!』
高志『く、苦しい!もう少しだけ緩めてくれないか?』
梨奈『ダメですよ!お仕置きにならないのでこのままにします。』
梨奈は高志を靴の中に入れたまま、学校へ向かった。
梨奈『さぁ、着きましたよ!今度は上履きの中に入ってください!』
梨奈は高志を上履きの中にいれ、そのまま上履きを履いた。教室へ行き、授業が始まった。暫く高志は梨奈の足に苦しんでいた。
梨奈『はーあ、暑いわねー、上履き脱いじゃお♪。』
梨奈は上履きを脱ぎ、黒のスクールソックス状態になった。
高志『ふう、ようやく開放されたか。とはいえ、上履きが高すぎて出ることが出来ないな…。しばらく待つとするか。』
やがて学校が終わると、梨奈は充を胸ポケットに入れ、下校した。
梨奈『ただいまーーーー!あれ、お姉ちゃんがいない?』
高志『由美はまだ学校だ。今日は遅くなるって伝言があった。』
梨奈『えー?そうなのー?虫さんと2人きりなんてやだなー。』
高志『だったら出かけたらどうだ?友達と遊びに行くのもいいと思うぞ。』
梨奈『そうしようかなー。』
高志は上手くお仕置きを回避することが出でき、ホットした様子だ。だが、その様子を梨奈は見逃さなかった。
梨奈『と思ったんですけどー、やっぱり虫さんをお仕置きすることにするー♪。』
高志『な、なんでそ〜なるんだよー!。』
梨奈『今日は昨日とは比べ物にならないほど恐ろしいお仕置きするから覚悟してね!』
梨奈は制服のまま、床に高志をつまみあげた。
梨奈『今日は虫さんとかくれんぼをしたいと思います!』
高志『かくれんぼか、随分と子供っぽい遊びが好きなんだな(ボソッ)』
梨奈『虫さん何か言った(^ω^)?』
高志『い、いや、なにもー?それで、この部屋でかくれんぼをするのか?』
梨奈『うん、でもちょっと待ってて。それー!』
梨奈が魔法をかけると、床1面に1/100サイズの街が出てきた。丁度高志と同じサイズの街ができた。
梨奈から見ると、辺が10mの正方形くらいの大きさの街が足元に現れた。
梨奈『今からこの街の中でかくれんぼをします!30分間見つからなければあなたの勝ち!元の大きさに戻してあげる!』
高志『まじか!必ず隠れきってみせる。』
梨奈『でもー、見つかったらー。』
高志『見つかったら?』
梨奈『すごーいお仕置きが待ってるから覚悟してね♪。それじゃあこの街に入って!』
高志は街の中に足を入れた。
高志『すごい、本物の街みたいだ。まるで元の大きさに戻った気分だ。しかし誰もいないんだな。』
梨奈『それはそうですよ!作り物の街だから人なんているわけないよ!中にいるのは虫さんだけ!』
高志『随分と大きい街なんだな。これ、一応お前達の部屋の中なんだろ?』
梨奈『そうですよ。私たちの家は元々が大きいの!ながら部屋の中もそれなりに大きいのよ!』